KiK-net厚真(震度6弱)
 

・強震観測点周りにある建物は,厚真中学校のみで,
 校舎建物↓は,鉄筋コンクリート造3階建(竣工昭和54年)
・桁行8スパン,梁間1スパンで,スパン長は8m×8m

・北側から見る↓

・KiK-net厚真観測点↓は,厚真中学校の敷地内にあり,校舎の北西に位置する

・校舎とその北側にある体育館と繋ぐ繋ぎ目の損傷↓

・厚真中学校校舎建物には,桁行方向に多量に壁が入って
 いて,そこが損傷を受け,せん断ひび割れが多数↓
・1階の教室と廊下の間の壁のせん断ひび割れ.教室と廊下の間の壁は
 コンクリートブロックのようだ

・2階の教室と廊下の間の壁のせん断ひび割れ↓

・3階の廊下北側の壁のせん断ひび割れ↓.廊下北側の壁は鉄筋コンクリート
 のようだ

・廊下北側の壁のせん断ひび割れを北側(外側)から見る
・1階の廊下北側の壁のせん断ひび割れ↓


・2階の廊下北側の壁のせん断ひび割れ↓

・3階の廊下北側の壁のせん断ひび割れ↓

・南側柱の曲げひび割れ?柱はいずれも60cm角↓

・校舎建物全体が沈み込み周りにダンプ5台分の砂利を埋めた↓,とのこと
・このあたりは,地盤が悪く,沼地だったという話も

・敷地内の官舎に住んでおられる教頭先生の話では,ゆっくり大きく揺れて
 船酔いするような感じだったとのこと
・敷地内の官舎↓

・周りには中学校以外建物はない↓


・中学校の建物は桁行方向に多量の壁が入っており,そこが損傷を受けている.
 この建物がどれだけの耐力を有していたかを算定し(計算に必要なデータを
 収集した),地震動の強さから被害の大きさを説明できるのかを検討する
 予定である.