1.地震動の破壊力指標の検討
 
震度などの地震動の破壊力指標と実際の建物被害の関係について検討し,建物
被害と相関をもつ地震動の破壊力指標を提案しています.また,これを用いた,
計測震度の修正案を提案しています.
 
現在の震度の問題点と修正案を専門以外の人にもわかりやすく?解説した
2002年地震研究所一般公開の時のパネル(パワーポイント):震度って何?
 
■現在取り組んでいること(すみません,まだ工事中です)
 
・建物被害と対応する計測震度の修正案の提案
 
 共同研究者:神野達夫(防災科学技術研究所)
       纐纈一起(東京大学地震研究所)
 
■このテーマに関する最近発表の論文,報告書(すみません,まだ工事中です)
 
境有紀, 纐纈一起, 神野達夫, 建物被害率の予測を目的とした地震動の破壊力指標の提案, 日本建築学会構造系論文集, 第555号, 85-91, 2002.
 
境有紀, 吉岡伸悟, 纐纈一起, 壁谷澤寿海, 1999年台湾集集地震に基づいた建物被害を予測する地震動の破壊力指標の検討, 日本建築学会構造系論文集, 第549号, 43-50, 2001.
 
境有紀, 津野靖士, 纐纈一起, 神野達夫, 地震動の破壊力から見た改正基準法による設計用入力地震動, 第29回地盤震動シンポジウム 改正基準法の地震動規定を考える, 111-122, 2001.
 
境有紀, 纐纈一起, 神野達夫, 強震記録と周辺建物被害データを用いた地震動の破壊力指標の検討, 強震観測ネットワークに関するシンポジウム, 日本地震学会, 25-32, 2001.
 
Sakai, Y., Damageability of Strong Ground Motions, Japan-Slovenia Workshop on Performance Based Seismic Design Methodologies, 2000.
 
境有紀, 過大な地震力を受ける建物の応答と破壊力の指標, 第28回地盤震動シンポジウム「震源近傍の強震動と設計用入力地震動」−トルコ・コジャエリ地震, 台湾・集集地震の経験を踏まえて, 97-108, 2000.
 
境有紀, 建築物被害と地震動の破壊力指標, 弾塑性地震応答の関係, 1999.9.21台湾集集地震:強震動に関する勉強会, 2000.
 
境有紀, 南忠夫, 壁谷澤寿海,構造物の弾塑性地震応答を考慮して地震動をサイン波1波に単純化する方法,構造工学論文集, Vol. 45B, 81-86, 1999.
 
境有紀, 構造物被害と地震動 −どういう性質の地震動が大きな被害をもたらすか−, 日本地震学会研究討論会 より信頼度と精度の高い強震動予測をめざして, 67-80, 1999.
 
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