提案する算定法による震度,地震動の破壊力指標を計算するプログラム
 
※最新版を公開しました.
 
提案する算定法による震度は,提案する地震動の破壊力指標(大破以上の建物
被害率と最も相関が高い,水平2成分ベクトル和による減衰定数5%の1〜2秒の
弾性応答スペクトルの平均値)と現行の計測震度と最も相関が高い,水平2成
分ベクトル和による減衰定数5%の0.1〜1秒の弾性応答スペクトルの平均値に基
づいています.
 
プログラム本体:psi.for
計算する地震動名を書いた入力ファイル:eqp.dat
サンプル入力地震動ファイル:imvelcns.eq, imvelcew.eq
※入力地震動ファイルのヘッダの意味はpsi.forに記載
出力ファイル(水平2成分ベクトル和による減衰定数5%の1〜2秒の
       弾性応答スペクトルの平均値):a12.dat
出力ファイル(提案する算定法による震度):psi.dat
 
震度算定アルゴリズムを以下に示します.
 


 
周期1〜2秒の平均値V1が提案する地震動の破壊力指標です.過去の日本で発生
した地震で観測された強震記録と記録が取れた地点周辺の実際の建物被害デー
タに基づいています.詳しくは,下の引用文献をご覧ください.
 
提案する震度算定法は,暫定的なものですが,高震度(震度6以上)の部分,
および提案する地震動の破壊力指標(水平2成分ベクトル和による減衰定数5%
の1〜2秒の弾性応答スペクトルの平均値)は,確定です.現在,低震度の部分
(震度5以下)について最終的な方法を策定中です.7月中には作業を終える
予定です.
 
疑問な点などありましたら,境までご連絡ください.連絡先はトップページ
(リンクが一番下に貼ってあります)にあります.
 
プログラムは使用も改造も自由ですが,その結果を使ったものを報告書,論文
などに公表される場合は,メールで結構ですからご連絡ください.引用文献は,
下記の2つをお願いします.
 
引用文献
境有紀, 神野達夫, 纐纈一起, 建物被害と人体感覚を考慮した震度算定方法の
提案, 第11回日本地震工学シンポジウム論文集, CD-ROM, 2002.11.

 
境有紀, 纐纈一起, 神野達夫, 建物被害率の予測を目的とした地震動の破壊力
指標の提案, 日本建築学会構造系論文集, 第555号, 85-91, 2002.5.

 
謝辞
プログラム本体におけるsubroutine respは,「大崎順彦:新・地震動のスペ
クトル解析入門, 鹿島出版会, 1994.」掲載のものを使わせていただきました.
 
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