A10. 低震度で現在の計測震度を使うことには,全く異議を唱えていません.異議を唱えているのは高震度です.提案する算定法では,高震度を算定するのに応答スペクトルを用いているので,震度算定全体のアルゴリズムをわかりやすくするために,低震度にも応答スペクトルを用いるとすると0.1-1秒となった,ということです.ただ,地震防災上重要なのはやはり高震度における被害との対応性なので,現在の計測震度は,高震度において見直す必要があると考えています.

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