波形が公開された防災科学技術研究所K-NETおよびKiK-netによる地動最大加速度,地動最大速度および計測震度を以下に示す.
観測点名 PGA PGV 計測KiK-net玉山(IWTH02,震度6弱),K-NET種市(IWT001,震度6弱),K-NET八戸(AOM012,震度6弱),KiK-net九戸(IWTH12,震度5強),K-NET岩泉(IWT019,震度5強)の加速度波形(水平2方向ベクトル和最大方向)を示す.
IWTH02
IWT001
AOM012
IWTH12
IWT019
また,弾性加速度応答スペクトル(減衰定数5%,水平2方向ベクトル和)を過去の強震記録と比較して示す.
提案する算定法による震度を以下に示す.提案する算定法による震度は,0.1-1秒(計測震度=人体感覚,室内物品の動きに対応),0.5-1秒(建物の中小被害に対応),1-2秒(建物の大きな被害に対応)という3つの周期帯ごとの地震動強さを震度という共通の指標で見ることができるものである.
観測点名 計測 0.1-1秒 0.5-1秒 1-2秒 提案得られた強震記録から計測震度分布,被害と対応した1-2秒震度分布,予測される被害分布図を以下に示す.予測方法はこちら
計測震度分布↓ 計測震度による予測全壊建物数(棟/km2)↓ 計測震度による予測死亡者数(人/km2)↓ 1-2秒震度分布↓ 1-2秒震度による予測全壊建物数(棟/km2)↓ 1-2秒震度による予測死亡者数(人/km2)↓被害と対応した1-2秒震度によれば,全壊家屋,死亡者数ともに0となっている.
謝辞