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12/1'22
[振動実験終了]
(研究)

 先週からの振動実験が終わりました.共同研究者の汐満先生,五十田先生,ありがとうございました.日塔さん,江口さん,藤田さん,頑張りました.川崎さん,岡田さん,宮町さん,ありがとうございました.

 今年は,昨年,開発した試験体(JR鷹取で全壊)に,まだ世に認識されていないものの,解析的に大きな破壊力があると予想される2秒程度の繰り返し回数が多い地震動,具体的には,2003年十勝沖地震のKiK-net厚真で記録されたもの(ただし,この周辺にはほとんど建物がなく被害データはない.唯一ある学校建物は,基礎が大きな被害を受けて取り壊し)を入力して,実際の木造建物がどの程度被害を受けるのか確かめるというものです.

 それで,加振は,一昨日だったのですが,そこそこ被害は出たものの全壊までは行きませんでした.うーん,こんなもんかとも思ったのですが,ステップ加振による弾性周期を見ると,ベースシア係数が0.2にも関わらず0.3秒以下と,とても短いんですね.

 原因を考えたところ,倒壊防止で付けているHD金物が弾性範囲から効いてるんではないかと思いました.それで,補修して,ステップ加振で新品に戻ったことを確認して,HD金物を「緩める」という技?を思いつきました.具体的には,ある一定の隙間を空けておくということです.それで,昨日,もう一度,加振したんですが,最初は,隙間は5mmくらいにしたのですが,なんか足りないような気がして,加振しようと昇圧してから,急遽ストップして,もう一度考え直して,五十田先生と相談して12mmまで拡大しました.結果は...

 大正解でした.試験体は,繰り返す周期がやや長い揺れで内外装材が脱落,両筋かいが座屈して全壊し,この(まだ知られていない)地震動が危険なことが実験的に証明されました.荷重変位関係を見ると,HD金物が効き始めているのは,筋かいが座屈した後の変形角で1/15くらいで,5mmだったら本来このくらいの建物には付いていないHD金物がもっと小さな変形から効いてしまったことになります.

 ということで,現場でかなりアクロバティックな技,しかも,加振直前でHD金物を緩める大きさを変更したことが奏功したわけで,重要なのは,やはり,最後まで直前まで考え続けることだと実感した次第です.

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[どういうピアノを弾いてきたか]
(ピアノ)

 単なる思い出話です.ピアノが変わると全然違うってことなんですが,実際,どんな感じだったか,小さい頃からの記憶を辿ってみることにしました.

 私がピアノを始めたのは,3歳くらいというのは,どこかで書きましたが,いやになって何年かしてやめて,福岡に引っ越してしばらくして小3くらいからまた始めたんですが,家にはアップライトピアノがありました.ピアノの発表会では,グランドピアノを弾くんですが,ピアノの違いを感じることはなかったですかね.あーでも,本番ではうまく弾けたなという記憶はありますかね.

 でも,中学に入って,音楽の中村先生と仲良くなって,学校の音楽室のグランドピアノで練習させてもらえることになったくらいから,ピアノの違いを感じるようになりました.具体的には,グランドピアノは弾きやすくて,学校で練習して,家のアップライトを弾くと弾きにくいと思いました.

 大学に入ると東大ピアノの会に入って,駒寮の会室には,グランドが一台,アップライトが二台あったと思いますが,グランドは,確かヤマハのG3だったと思いますが,かなり古くてちょっと硬い感じで弾きやすくはなかったですが,弾きにくくもなかったです.

 家には,電気ピアノ(電子ピアノではなく,ハンマーアクションでちゃんと打弦する)がありましたが,ピアノの会の会室のグランドピアノが弾ける時は,そっちで練習してました.

 東大ピアノの会では,年に2回演奏会があるんですが(正確には4回だが,五月祭と秋の駒場祭の2回がメイン),そのときのピアノは,いつも「鳴らない」感じで,弾きやすいと思ったことはなかったですね.

 東大ピアノの会を卒業してからは,あまり弾かなくなったんですが,時々,後楽園とかのグランドピアノが置いてあるスタジオとかで弾く時のピアノも弾きやすいと思ったことはないですね.そうそう,ピアノの会時代もそうですが,江古田の武蔵野音大と上野の芸大の練習室に潜り込んで練習してたこともありましたが,芸大より武蔵野の方がピアノはちゃんと整備されてましたね.

 ファミーユに入って,東京文化の視聴覚室のスタインウェイ(なんとホールのフルコンのおさがり)を弾くようになったんですが,弾きやすいという感じではなかったです.でも,先日のピアノプロジェで感じたほど弾きにくいということもなかったです.

 こうして書いてみると,「弾きやすい」と感じたことはあまりない感じですが,弾きやすいと感じたことが2回あって,1つは,ファミーユに入って,ビオラの岡本さんの家で弾き合いみたいなのをしたときのことですが(そこでK子さんと出会った),めちゃめちゃ弾きやすかったです.確か岡本さんのお兄さんが芸大のピアノ科で,彼のピアノだったと思います.

 もう1回は,ファミーユの別府さんの家に遊びに行った時で(なんと超ご近所),彼女の家のピアノもめちゃめちゃ弾きやすくて,確か彼女のお姉さんが桐朋のピアノ科だったと思います(本人は確か留学中で不在).

 こうしてみると,ピアノをトップレベルで弾く人は,家のピアノをものすごくちゃんとチューンしてるってことですかね.

 ピアノプロジェに出るようになってからもいろんなホールのピアノを弾きましたが,弾きやすいと思ったことは,あまりないですね.でも,新橋のベヒシュタインサロンでやってたときは,そこのピアノは,かなりちゃんと整備されてたと思いますし,タッチもスタインウェイよりはヤマハに近かったと思います.

 あと,何度かアップライトピアノで弾く機会もあったんですが,やっぱり,グランドピアノとは,全然違ってて,弾きにくかったです.

 バークレーに行った時は,向こうで一軒家を借りて,グランドピアノをレンタルで入れたんですが,どこのメーカーかは忘れましたが,可もなく不可もなくって感じでしたかね.そうそう,そのピアノを借りたのは,オークランドの楽器店でしたが,そこにベーゼンが置いてあって,めちゃめちゃ弾きやすくて,値段をきいたら結構安くて最初それを借りようと思ったんですが,書類を書いている時に,一桁違った(笑)(多分,monthlyをyearlyの値段だと思った)ことに気づいてやめたことを思い出しました.

 あと,確かバークレーに行く前だったと思いますが,その時,一番,タッチがグランドピアノに近い(タッチが一番重い)コルグの電子ピアノも買って(確か,バークレーにもっていくつもりだった),バークレーから帰ってきてからもつくばに行ってからも家にあって,時々弾いてましたかね.大学時代の電気ピアノも本郷のアパート,つまり,バークレーに行く前まではもっていました.

 で,今,家にあるピアノですが,バークレーから帰ってきて買った,かなりいい状態の中古(ヤマハのG3E)で,東京にいた頃は,ちゃんとした調律師さんに半年に1回調律してもらってましたが,これもそんなに弾きやすいというほどではないです.今にして思えば,GよりCの方がタッチが軽くてぼよんぼよんしててスタインウェイに近いかなという感じはします.実際,ヤマハとか山野で試し弾きしたことは何度かありますが,家に入れるんだったらC3が一番しっくり来る感じはしますし,岡本さんと別府さんの家のピアノもC3だったような気がします.

 でも,既に書いたように,家のピアノが弾きやすくてそれに慣れてしまうと,外で人前で全然違うピアノで弾く時に対応できないわけで,こうして思い返してみると,昔は,いろんなところでいろんなピアノを弾いてたわけで,でも,今は,基本,家のピアノしか弾かないわけで,電子ピアノ作戦?は,ありかもしれません(なしかもしれません).

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12/2'22
(サッカー)

 いやー勝ちましたね,というか,グループステージ突破しましたね(と言っても,4時起きするわけはなく,録画して結果がわからないようにして見ましたが,充分楽しめました).でも,もう片方のドイツ−コスタリカも含めてほんとに際どい勝負でした.実際,もし引き分けたらグループステージ敗退でしたし(まさにドーハで再びドーハの悲劇),三苫のエンドラインぎりぎり1mm?のセンタリングが勝負を分けたということでしょうか(そして,一時は,コスタリカがドイツをリードしてスペインすら敗退の可能性があった).

 試合展開は,ドイツ戦とよく似てて,前半は,スペインに球を回されて防戦一方ってことですが,ドイツ戦よりよかったと思います.具体的には,しっかり守ってカウンターという「格下サッカー」ができてましたからね.ただ,ロングボールを入れられて,高さがある選手にヘディングで決められたんですが,センタリングする選手や最終ラインのマークが甘かったですね.

 ドイツ戦とちょっと違うのは,後半すぐ逆転したことで,逆に残り時間守りきれるかってことですが,これがなんとかできたってことですね.うーん,でも,全体として見れば,スペインとは,やはり,力の差はあったと思いますし,スペインとしても,決勝までブラジルと当たらないように,できれば2位で通過したいということもあって,実力で勝ったというよりは,やはり,番狂わせでしょうね.

 実際,何度も書いてますが,日本の世界ランキングは,グループの中で3番目で,順当に行けば,コスタリカに勝ってドイツとスペインには負けるところをドイツとスペインのどちらかと引き分ければ,グループステージ突破の可能性があるということでしょうからね.そういう意味では,日本が真の実力国になるには,普段から結果を残してランキングを上げて,まずは,2番目のポッドに入ることが必要なわけです.

 うーん,でも,グループステージの組み合わせが決まった時,まさかドイツとスペインの両方に勝つとは(そして,コスタリカに負けるとは)思いもよりませんでした.というか,誰も予想できなかったでしょう.

 ここまでのところは,一番期待された鎌田がよくなくて,堂安や三苫の活躍が目立ちますね.筑波大出身の三苫は,もちろん,ずっと注目してて,彼のドリブルは,世界に通用すると思うんですが,今日のぎりぎりのセンタリングもそうですが,浅野に出した決定的なパスやディフェンスでもしっかり仕事をしてて素晴らしかったですね.でも,今日の試合もそうですが,主力が怪我で結構抜けてて,それでもスペインに勝てたわけですから,層が厚くなってきた感じはします.

 そして,これで,1998年の初出場以来,グループステージ敗退と決勝トーナメント進出を交互に繰り返す法則がようやく崩れ,最終目標は,次戦のベスト16の壁ということですが,一つ階段を登ったのは間違いないでしょう.

 実際,何度も書いてますが,全体に強豪国と下位国との差がなくなってきてる(実際,日本以外でもサウジがアルゼンチンに勝ったり,オーストラリアがグループステージを突破したりしてる)と思いますからね,

 次戦は,前回準優勝のクロアチアということですが(確かWCでもう2回やってて勝ったことはないけど結構クロース),ドイツ戦やスペイン戦のような「格下サッカー」をやるということでしょう.そういう意味では,1位通過のモロッコよりよかったんじゃないですかね.

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[「自分にもできる」の限界]

 うーん,でも,何度も同じようなことを書いてますが,勇気と感動をありがとうとかは全然思わないですね.だって,成し遂げたのは彼らであって,自分ではないですし,そんなことにお手軽に便乗せずに,自分が頑張れってことなわけですからね.

 日本がドイツやスペインに勝って,日本人でもできることが証明されて,自分にもできる,つまり,できた人がいるんだから自分にもできるのではないかというのでは,大したことはできないでしょう.だって,既にできた人がいるってことなわけで,どんなことでもいいので,まだ誰もできてないことをやるというのが大きな何かを生み出すと思いますからね.

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[この一週間]
(日記)

 この一週間,先週末は,久しぶりに対面で委員会,シンポジウムと,これまた久しぶりに建築学会まで行って,東京に泊まって(多分,初めての地方からの東京出張(笑)),翌日,ピアノプロジェに出て,これまた(引っ越しのときを除いて)初めて母親が(今)住んでいるところに行って,一方では,大学では振動実験をやっていて,準備等は,汐満先生が中心になって進めてくれたんですが,加振のときは,いろいろあって,でも,何とかうまく行ってという感じで過ごしてきて,その間,いろんな人に会って,夜は連日飲みになって楽しかったんですが,ちょっと一息つきたい感じはしますかね.

 ていうか,連日飲みということで,測ってはいないですが体重が...でも,普段の食事を少し減らせば,すぐに戻ると思います.あと,生活クラブとかの食材がオーバーフロー気味なのを何とかしないとですね(冷凍食品が冷凍庫に入りきらず,遂に?製氷室(は使ってない)に進出).

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(ピアノ)

 ピアノプロジェが終わって,あんな出来では,当然,何の達成感も解放感もないのですが,逆に言えば,しばらくピアノに向かう気にならないということもなく,普段,そして,ピアノプロジェ直前と変わらず,その日に弾く気になった曲を弾くことはできるわけです.

 つまり,今弾く気になる曲は何とかあるってことですが,これが来年のピアノプロジェまで持続するわけはありません.でも,新曲,既曲,いろいろ弾いてるうちに,9月くらいの曲目提出のときにどういう曲がその時たまたま弾く気になっているかということなんでしょうし,何もなければ無理して出なくてもいいし,それでいいんだと思います.

 でも,最近は,何とか弾く気になる曲は見出せるようにはなってきたのですが,弾きたくなって弾いていても弾いてるうちにだんだん弾きたくなくなるのは何なんでしょうね.弾ける度合いが頭打ちになるからということなら全ての曲がアウトになってしまいます.

 一縷の望みとしては,弾きたくなくなって一度放り出しても,また弾きたくなることがないこともないということでしょうか.いや,昔はそういうこともないこともなかったですが,最近はそういうこともあまりないですかね.

 つまり,今の取り組み方というか,ピアノを弾くことの何に効力感を見出してるのかという本質的な問題かもしれませんね.

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[全く以て無謀な挑戦]
(ピアノ)

 でも,負け惜しみの最たるものですが,全く以て無謀な挑戦だったのかもしれません.具体的には,ブレンデルとかシフとかのいろんな世界的なピアニストが弾くシューベルトのOp.120の演奏が全く気に入らず,自分だったらこう弾くというのがあって,そういう演奏が存在しないのなら,自分でやるしかない,もちろん,演奏の完成度では遥かに及ばないとしても,D.960のときのようにどういう演奏をしたいかがわかるくらいはできると思ったわけですからね.

 でも,実際のところは,ピアノが変わっただけで全く音を制御できず,というか,ピアノが同じだとしても,普段弾けてたかというとそうではないわけですし,おまけに普段弾けてたところすら弾けず,ちゃんと音を再現することすらできず,音楽云々以前の話だったわけですし,じゃあ,ちゃんと練習したのかと言うと,全然なわけで,全く以てお話しにもならないわけです.

 じゃあ,どうしたらいいかですが,そんな無謀なことをやるのではなく,現実にできることをやるということなんでしょうね.でも,これはピアノに限らないのですが,そういう無謀なことじゃないとその気にならないところはあって,なかなか厄介なんですが,じゃあ,できないのなら(ピアノなら)人前で弾かなきゃいいだけなので,やっぱり,やりたいようにやるというか,そうしかできないんでしょうね.

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12/3'22
(サッカー)

 韓国がポルトガルに勝って,決勝トーナメント行ったんですね.これでアジアから3つ行ったことになりますし,アフリカからもモロッコとセネガルが勝ち上がって.カメルーンは,ブラジルに勝ったし,やっぱり,南米とヨーロッパの一部の国が席巻していた構図が変わりつつありますね.

 問題はこれからで,過去にもアフリカ旋風みたいなことはあったんですが,それこそ「旋風」で終わりました.つまり,構図を変えるには,ランキング下位国が上位国を食って勝ち上がるのではなく,アジア,アフリカ勢がランキングそのものを上げる必要があるわけで,現状は,まだそこまでは行ってません.

 でも,それには,何度か書きましたが,常時,南米やヨーロッパの上位国と対戦して勝たないといけないわけですが,ヨーロッパのクラブでプレーしている選手が増えれば,現地での代表の試合もどんどん組めるようになるはずです.

 あとは,次回からWCの出場枠が32から48に増える,アジア枠も5から8に増えるのがどう影響するかですね.イメージとしては,出られるか出られないかという国がだいたい出られるようになって,日本は,予選を抜けることに一喜一憂する時代は終わって,やはり,WCで勝ち上がることを意識するようになるでしょう.

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[2009年あたり]
(日記, このサイト)

 昨日,久しぶりに体重計に乗ってみたんですが,(ここのところ飲みが続いていたんですが)そうでもなかったです.

 このサイトの読み返しですが,2008年あたりから考え方の変化が見られて,2009年あたりでなんとなく収束してる,つまり,今の考え方に近くなってきた感じですね.2009年は,母校(修猷館)で講演して,昇進の話があって,股関節を傷めて,父が亡くなった歳なって,ピアノプロジェに久しぶりに出て,股関節が悪い中,志村と組んでダブルス選手権に出たという感じで,憶えてることも多いです.「パンドラの箱」開いたとも書いてあって,要は,今に始まった話ではないわけです.世間的には,政権交代が起こりました.

 でも,この辺りのこととしては,とにかく忙しくて,体調も悪くてという感じで,記事を読むとしんどそうですが,そういう中で,まあ楽しくやってたとは思います.でも,体調は,明らかに今の方がいいと思います.

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[生きて行くのに最低限必要なもの]

 家を買うメリットとして,エネルギーを自給できるということがあると書きましたが,要は,懸案として,経済も含めて,これから世の中,大変なことになるかもってことがあるわけです.もちろん,働ければ働けばいいんですが,もうすぐ定年でクビになるし,今は若くてまだまだ働ける人もいずれ歳はとるわけですし,何か仕事をするとしても,その仕事が本質的に必要とされるものでなければ,世の中が大変なことになったときは,アウトなわけです.

 生きて行くのに最低限必要なものとしては,食料と住む家とエネルギーだと思いますが(着るものは今もっているもので何とかなる),(経済的に損をしても)家を買っておけば後ろの2つを確保できるとも言えます.食料も自給できるに越したことはないですが,これは,非常にハードルが高いので,現実的にできることをできる範囲でやるということでしょうか.

 あとは,世の中というか経済がやばくなって,極端な話,いくら金を積んでも誰も何もやってくれないことも考えられるわけで,例えば,引っ越しを引越屋に頼めなくなるとしても,家があれば,もう引っ越しはしなくてもいいわけですからね(でも,これは,URとかの賃貸でも同じ).

 そういう意味では,要介護にならずに,自分で自分の面倒を見られて,ちゃんと自活できることが,やはり,一番重要ですね.

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[私には,やはり,無理だった]

 何かの番組で主夫が家のことや子育てがいかに大変かという話をしていました.当然のことなら,主夫が大変なのなら主婦が大変なのも同じです.

 そして,思ったのは,子供を作って育てるのは,私には,やはり,無理だったなということです.主夫が大変なら仕事をしながらは不可能ってことですし,かと言って,妻にやらせるということはできなかったと思いますし,結局,どうやっても無理だったということですね.

 そして,これは,私に限らないのでしょうし,第一線で仕事してて何とかなってる人は,やっぱり,女の人が相当頑張ってるんでしょう.でも,こんな感じだと,やっぱり,少子化がどんどん進んでしまうのは,当然の成行ってことですかね.

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[ルールを知らない無知な人]
(サッカー)

 スペイン戦の決勝点をアシストした三苫のラインギリギリのセンタリングですが,未だにどう見てもボールは出ていると言う人がいるみたいです.そうですね.中継では,どう見ても出ているよう見えましたよね.私も見ている時は,出たように見えました.

 でも,ルールでは,ボールが出ているとするには,ラインから完全に出ないといけません.そして,出ているかどうかは,真上,あるいは,真横から判断する必要があります.

 私は,そのルールを知ってましたし,バドミントンで線審をするとき,シャトルのインとアウトを判断するのですが,かならず,ラインのところに視点をもってきて(首を入れて)見ないとインかアウトはわかりませんから,ラインの内側から見て出ているように見えても,実際は,出ていないことはあると思いました.

 つまり,未だにどう見てもボールは出ていると言う人は,ルールを知らないか,見る角度によって,ラインにかかっているかどうかが変わるということを知らない無知な人ということになります.

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12/4'22
[故郷に錦を飾る]

 あれ? 福岡国際マラソンやってますね.確か,去年で終わったと言っていたような.まあいいや(調べたら,去年でなくなったけど,あらためて協賛する企業が集まって開催できるようになったとのことです).

 福岡国際マラソンについては,何度か書きました.私が小さい頃からやってましたし,当時は,日本の男子マラソンが世界トップレベルだったこともあって,今より全然注目度は高かったですよ.何ならオリンピックよりこっちの方が真の世界一決定戦みたいな感じでした.

 当時は,確か,雁ノ巣折り返しだったと思いますが,いつの頃からか,西の方を通る周回コースとなり,今となっては,私の出身中高(西南と修猷)があってなじみがある西新とかの街並みが映るので,見るとやはり懐かしいですね.

 で,今日も見ようかなと思ったんですが,気づいたらスタートから10分過ぎてて,やべーやべーと思っていたら,もう西新まで来てました.はやっ.

 でも,今となっては,MGCの予選的な位置づけで,しかも,MGCは,オリンピック日本代表選考会,つまり,予選で,しかも,今の日本のレベルでは,オリンピックで上位に入ることは夢のまた夢というレベルですから,世界の上位国でなくなった国の予選の予選ってことで,昔とは雲泥の差ですね(実際,上位争いそっちのけで,日本人トップがどうこうということになるわけです).

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 福岡ということで思い出したんですが,先日,五十田先生と汐満先生と飲んだ時,私がQ大の話を断った話になって,このサイトで書いてるようなこと,つまり,福岡は好きな街だけど,私にとって福岡に帰ることは,東京で夢破れて?帰る感じがするということを言ったら,故郷に錦を飾るとも言うじゃないですか,と言われました.

 「故郷に錦を飾る」.考えたこともなかったです.で,考えてみたんですが,やっぱり,「故郷に錦を飾」りたいとは思わなかったですね.ていうか,「故郷に錦を飾る」ってどういうことでしょうね?

 よくわからないのですが,私は,ただ研究をしたくて,そして成果を出すというか,いい仕事をしたくて,そのためにいい話があれば,どこでも行くという感じで,大学を移ってきました.Q大に(2回話があったにも関わらす)行かなかったのも,別に夢破れて帰る感じがするとかじゃなくて,いい仕事をするための環境的なことに繋がらない感じがしたというだけのことだったと思います.

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 でも,そういう「旅」にも終わりが近づいてきました(五十田先生ともそういう話もしました).もちろん,いい話があれば,どこでも行くというのは,変わりませんが,逆に言えば,そういう話がなければ,旅はもうすぐ終わるということで,いい話が来るかどうかは,まさに他力本願というか,話が来たとしても,それが「私にとって」いい話かどうかはわからないというか,いい(うまい)話はないのでしょうから,そういうことを前提に準備をして行かないといけないと思いますし(具体的には,やはり,自分が社会から必要とされなくなることを潔く受け入れるとともに,めんどくさく責任の重いことからも解放されると思うというメンタリティーの問題が大きい),それは徐々にできて来てると思います.

 思い返すと,何とか一仕事できたと思いますし,仕事以外でもいろんなやりたいことをやって,それを通していろんな人と仲良くなって,大変でしたがほんとに楽しいいい人生でした.このサイトの昔の記事を読むと,ほんとに大変(笑)で,よーそんなことやって来たなと思うのですが,逆に言えば,今はそんなのとてもムリーなわけで,そのこと自体がうまくメンタリティー的にソフトランディングできてきてるということだと思うんですよね(でも,またいつ何がきっかけで変な?スイッチが入るかわかりませんが(笑)).

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 「故郷に錦を飾る」ですが,福岡に家族や親戚や友人や知り合いがいっぱいいたらそういうこともあるんですかね? でも,私の場合,親や兄妹や家族は,みんな東京近郊にいますし,それは,中高時代からの友人もそうです.親戚は,いますが,親戚付き合いはほとんどありません.

 なので,そういうことなのかもしれませんが,でも,そうでなかったとしても,やっぱり,ぴんと来ませんね.そもそも,福岡は,私にとって故郷なんでしょうか?

 事実としては,小二から高校,浪人時代を過ごしたところということになりますが,あんまり,「故郷」という感じはしません.そういう意味では,生まれて小二までいた大牟田の方が懐かしさを感じますが,もちろん,大牟田に帰りたい(住みたい)とは思わないですね.

 そういうことで言うと,つくばに行って10年くらいは,東京に帰りたいと思ってましたし,東京が(第二の)故郷というのは,割としっくり来る感じでした.実際,一番多くの時間を東京で過ごしましたしね.

 でも,そういう東京に帰りたいという感情もいつしか消えてしまい,かと言って,どこか帰りたいというか,故郷のようなところがあるわけではなく,まさに根無し草のような感じで,でも,だからこそ,京大の話があったときも二つ返事で来ることができたと思うんですよね.

 だから,もう死ぬまでそんな感じなのかもしれませんが,問題は,次どこに住むかで,それこそ,仕事でも何でも,これまでのように何か拘束条件があれば問題ないのですが,ないとすると,何でもありになって,逆に非常に厄介な感じはします.

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[新型コロナ様様]
(体)

 40代,あるいは,50代の頃より体調がいいってことなんですが,どうしてかなと考えました.

 1つは,いろいろ無理をし過ぎていたのを今はもうあきらめて無理しないようにしてるということはあるでしょう.あとは,体の変化というか,それまで衰えを感じなかったところに突然そういことが起こって,対処できなかったということもあると思います.更には,50代のどこかあたりで,添加物とか口にするものに気をつけだしたということもありますかね.

 ここまでは,既に書いたことだと思いますが,それ以外に気づいたこととしては,一人で暮らしているということがあるような気がします.具体的には,いっしょに暮らしている人がいると「入口」が増える,例えば,家族が5人いれば,いろんな病原菌の感染経路が5倍になるわけで,実際,一人で暮らしてなかったときは,そういうことが原因で体調を崩すこともあったと思います.

 加えて新型コロナです.それで,しっかり感染対策をしていて,実際,新型コロナが流行して以来,新型コロナはもちろん,風邪や発熱すらしてないわけで,まさに新型コロナ様様ってことでしょうか.何とも皮肉な話ですが,要は,新型コロナが終息しても,そんなの関係なく,今やっているようなことは続けた方がいいってことですね.

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[あきらめたから]

 徐々に「準備」ができてきた(ような気がする)と書いたのですが,どうしてかなと考えました.そして,それは「あきらめたから」じゃないかと思いました.

 ずっと仕事がして行けたらいいな,支え合って行けるパートナーや「一人,時々,みんな」の「みんな」がいたらいいなと思っても,そんなの他力本願というか,自分ではどうしようもないわけで,だったら,そういうものは得られないことを前提として「あきらめて」受け入れて,それで何とかやって行くしかないわけですからね.

 そして,そうやってやって行くうちに何かが起こるかもしれないし,そういうことがあれば嬉しいですが,一長一短というか,めんどくさいこともあるわけで,何も起こらなくても,何とかやって行くしかないし,何とかやって行ければってことでしょうか.

 とは言え,やはり,現実には,なかなか難しいんですが,目指すことはできるし,目指せば近づくこともできるでしょうし,目指すということだけで何かが違う感じはします.

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12/5'22
[マスオさん]
(世の中)

 第一線で仕事してて何とかなってる人は,やっぱり,女の人が相当頑張ってるんでしょうと書いたのですが(それはそうなんですが),何とかなってる人の多くに一つのパターンが見られます.それは,「マスオさん」です.

 マスオさんまで行かなくても(養子でなくても),妻さんの実家,あるいは,その近くに住んでる(住んでもらってる)とか,要は,女性に多くの負担をかけてしまうのなら,男も譲るところは譲らないといけないというか,家庭に入ってもらって,しかも,姑と暮らせというのでは,お話にもならないわけです.

 で,私(の親)は,どうだったかと言うと,もう60年以上も前の話なので,母は,普通に父の実家に嫁いで,そこには姑さん(父の母で私の祖母)がいました.でも,母は,小学校の教諭として働いていて,家に入ったわけではなかったです.

 でも,私が小二のとき,そこを離れて福岡に引っ越すわけで,「そういうこと」がなかったとも言えないということはあったと思います.でも,そうなると,父も母も働いてるわけで,子育てや家のことはどうなるん?ってことなんですが,なんと曾祖母が福岡に来ていっしょに住んでくれたんですね.

 曾祖母は,祖母(父の母)の姑にあたるので,そういうこともあったとは思いますが,今にして思えば,まさにウルトラCみたいなもんで,それで何とかなったということでしょうか.でも,逆に言えば,そういうアクロバティックなことがないと,現状,なかなか厳しくて,男も女も働いて,子育てや家のことをして疲弊して,では,やっぱり,少子化は進んでしまいますよね.

 話を私の(親の)場合に戻すと,曾祖母は,しばらくいっしょに暮らしてくれて,まだ幼かった私や妹の面倒を見てくれたのですが,5年くらいしたくらいか,突然,大牟田に帰りたいと言って帰ってしまいました.そして,母は,小学校の教諭をやめることになって,その因果関係は,何とも言えないですが,やっぱり,働きながら家のことや子育てをするのは大変なことで,そこを何とかしないと少子化は止まらないと思いますね.

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(日記, サッカー)

 とか書いていたら具合が悪くなって来ました.今日は練習に行こうかなと思っていたんですがやめて,晩ご飯を食べた後,眠ってしまいました.

 寝たら少しよくなったんですが,みょーな感じは残ったままで,サッカー(クロアチア戦)は,びみょーな時間で,具合もよくないので,例によって録画して見ることにして寝ようと思っていたんですが,少し寝たので前半はリアルタイムで見ました.前半の前半は,押され気味で,ディフェンダーのミスで,結構,危ない場面はあったんですが,何とか無失点に抑えて,徐々に盛り返して,前半終了間際に前田のゴールで先制しました.

 後半に入ってすぐに追いつかれ,そのまま延長でも点が入らず,PK戦で負けました.惜しかったとは,思いますが,実力の差だと思いますし,PK戦もそうですが,今日は,動きが硬いというかちょっと消極的な感じはしましたかね.

 でも,よくやったというか,(ランキング24位だし,グループステージでのランキングはグループの中で3番目だったし)16でも実力以上の結果だと思いますし,問題はこれからで,WCで実力以上の力を出して番狂わせで勝ち上がるのではなく,今回がフロックでないことを証明するというか,ちゃんとランキングを上げて順当に勝ち上がるということでしょうし,それに近づいてるとは思います.

 で,やっぱり,具合が悪いのでもう寝ます(発熱したので(何年ぶり?)明日の講義は,オンラインにしました).

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12/6'22
(日記, サッカー)

 一晩寝て,まだちょっと変な感じはありますが,大分よくなりました.熱ももうないと思います(多分).何だったんですかね?

 サッカーは,一晩開けて,世間がどういう受け止めかはわからないのですが,日本のPKのキッカーはひどかったですね.なんせ4人中3人が止められてるわけですから.ちらっときいたんですが,蹴りたい人間から蹴っていったって本当ですか? じゃあ,試合に出たい人間から出すんですか?

 普段,クラブチームでPKを蹴るのはエースですから,欧州クラブに所属する選手が増えたとは言え,エース級はいないってことですよね.ていうか,WCの決勝トーナメントは,PK戦があるわけで,しかも,そうなる確率は結構高いわけで,実際,そうなったわけで,どのくらいちゃんと対策というか練習したんですかね.

 とは言え,PKはくじ引きのようなものというのは事実で,それは,キーパーは,蹴って反応してからでは間に合わないので,一か八か左右どちらかに飛ぶからです(それを見越して時々敢えて真ん中に蹴る場合もある).

 つまり,コインの裏と表のどちらが出るかということはあるわけですが,そういう中にもキーパーのタイミングをずらすとか,ぎりぎりまで溜めて,キーパーがどっちに動くか見極めるとか,いろいろ技術的なことはあるわけですからね.

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 うーん,でも,ドイツとスペインに勝ったのは,すごかったですが,逆に言えば,すごいとか言ってるうちは,まだまだってことですよね.確かに日本サッカーは進歩してますし,強豪国との差は縮まってはいますが,「歴史的番狂わせ」が起きないと勝てないレベルではあるわけで,やはり,レベルそのものを上げて行く必要はあって,でも,それは,一朝一夕にはできません.

 どうしてもベスト8の壁が破れないとか言ってるのも当然の話で,ベスト8に入るには,順当に行けば,世界ランキングで8番に入らないといけないわけで,それを今の実力で何とかしようというのは無謀というか,それこそ大ラッキーでもなければ,無理なわけですからね.

 つまりは,ベスト8に入るには,世界ランキングで8位以内に入るのが先やろってことなんですが,それは,現状,途方もないことです.でも,普段のクラブチームとWCは別と言うことならやり方はある,具体的には,ラグビーのように代表合宿や試合を増やして,代表の活動を増やすってことですが,サッカーの場合は,普段はクラブチームでの活動がメインなので,それは,現実的でなくて,そうすると,やっぱり,普段のクラブチームの中で個のレベルを上げていくってことですかね.

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 大分よくなったと書きましたが,昨日寝る時,発熱したときよりはましってことで,昨日の今くらいの具合が悪い状態に戻ったくらいですかね.

 それで,○○の可能性もあるので,病院に行こうと思ってあちこち電話したのですが,発熱外来やってるところは,ほとんどなくて門前払いって感じで,こういう状況ってどうなんですかね? これじゃあ,そうこうするうちに重篤化して死ぬ人が出るのも当たり前ってことですよね.

 今日はもうどこも閉まってしまいましたし,どこか救急はやってるんでしょうが,症状としては,そんなに重篤ではないし,でも,そうこうしてるうちに重篤化する可能性もあるわけですよね.明日の朝,また電話しようとは思いますが,それまでにそういうことになったら,それはそれでしょうがないってことですかね(このくらいのしんどさで○○○のならそれはそれで悪くない?).

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[他にやることあるだろ]

 世間がどう思ってるかってことなんですが,日本サッカーって,世界の中で見れば,今は,世界ランク24位ということで,後進国とは言いませんが,強豪国と比べると全然まだまだなわけで,でも,サッカー以外のもっとメジャーなもの,例えば,GDPでは,世界3位なわけですし,オリンピックのメダル数でも,(並べるのはどうかと思いますが)ノーベル賞受賞者数でも10位以内に入ってるわけで,つまり,サッカーなんかよりもっとメジャーで重要な活動においては,立派な「強豪国」なのに,弱いサッカーでちょっと勝って勇気と感動をありがとうとか言うのも変な話で,全然大したレベルでないサッカーに肩入れするより他にやることあるだろ,サッカーで飯を食いたい,金儲けしたい奴等に騙されるなってことですかね.

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12/7'22
(サッカー, 日記)

 再三に渡ってベスト16の壁を破れず,何が足りないのか,どうしたらいいかわからないと言ってる選手がいました.いやいやいや,世界ランク24位(過去はもっと下)でベスト8に入ろうとしてるのがどうかしてるわけで(そういう意味では,今回も含めて4回ベスト16に入ってる方が奇跡的),しっかり力を付けて,まずは,世界ランクを上げることですよ.

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 もう熱は下がったのですが,そういう問題じゃないというか,○○だとまずいので,何とか発熱外来を見つけて行ってきました.抗原検査とインフルエンザは陰性で○○○検査は,結果が出るのは明日だそうなので,それまでは,人との接触は避けた方がいいですね.

 それにしても,感染経路がよくわかりません.人と接触もしてませんしね.単なる風邪の可能性が高いのですが,コロナウィルスには違いないわけですからね.でも,感染経路がよくわからないってことは,感染対策がちゃんとできてないってことですよね.

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 ある人から連絡があり,新型コロナ陽性と判定されたそうです.その人とは,先週,(飲みが続いた時に)飲んだのですが,症状が出た時,そこから5日くらい経ってるのですが,調べたら潜伏期間は,1〜14日で平均5日なので,感染経路は,これかなとも思ったのですが,オミクロンの潜伏期間は2〜3日のようですし,抗原検査は陰性なので,関係ない可能性もあります.いずれにしても明日の結果待ちですね.

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 感染経路がどうだったかはわからないのですが,思ったのは,感染を完全に防ぐことは難しいということです.いや,それはできるんですが,自分だけではどうしようもないということでしょうか.

 感染経路は,大きく分けて2つあって,1つは接触感染(何かに触れた手で目鼻口あそこなどの粘膜を触る)で,もう1つは人から人への感染です.多くは前者なんですが,その対策がちゃんとできてる人は少なくて,なので感染が広がるのですが,逆に言えば,これをちゃんとやれば,感染を防ぐことはできますし,私はそれはできてると思います.

 でも,後者は,人と接する限り難しいです.具体的には,マスク会食をすればいいんですが,自分がやっても,相手がやってくれなければ,どうしようもありません.でも,最近は,マスク会食なんかやらないというか,全体に緩んでるというか,もういいや的なところはありますよね.

 どうしますかね? 感染してもこの程度で済むのなら飲んじゃうってのも一つの考えですが,現状,新型コロナに感染すると,いろいろまだめんどくさいことも事実で,飲む相手が感染していないという保証はないわけで,ちょっと考えた方がいいかもしれませんね.

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[結局,誰も何者でもない]

 WCが(日本は)終わって,よくやった,感動をありがとう,幾多の困難や苦労を乗り越えた彼らを讃えるって感じなんですが,何度も書いてますが,彼らは,別に何か苦労をしてるわけではないですよ.だって,サッカーという世の中の役に立たないやりたいことをやってるだけですし,苦しかったらサッカーなんかやめて地道に働けばいいだけの話です(サッカー以外何もできないわけありません).

 いやいや,彼らは,(日本という限られた)世の中に感動を与えたので,世の中の役に立ってるとかいうのは,まんまと騙されているというか,そもそも,彼らが本気でそう思ってサッカーをしてるとしたら,それは思い上がりだし,そんなことでは,人を感動させることなんかできないわけで,純粋にサッカーをやりたくてやってる,楽しそうにサッカーをやることが何よりも大事なことです.

 そういう意味では,研究者も同じです.なので,私は,別に世の中の役に立つことをやってくれてありがとうと言ってもらいたいなんて全然思ってないし,それこそ,やりたいことをやってるだけです.でも,やりたいことをやっていたら成果が出て,それが結果的に世の中の役に立つことはあるわけで,でも,それは結果に過ぎなくて,決して目的ではありません.

 もっと言えば,結局,誰も「何者でもない」んじゃないですかね.

 WCで大活躍して年俸何百億もらおうが,世界の大富豪になろうが,ノーベル賞をもらうような研究をしようが,結局は,やりたいことをやってるだけなわけで,その人がすごいとか評価するとかいうのは意味がないというか,そうすることに何か他のよからぬ企み(そうやって下々の人々をその気にさせて頑張らせてこき使う)があるわけです.

 そんな他者評価なんかはどうでもよくて,結局は,何度も書いてますが,本人がやりたいことがやれてるかの方が遥かに意味があるわけで,でも,やりたいことがやれているのなら,そんなハッピーなことはないわけで,それを讃えるのはおかしな話なわけです.

 結局,誰も「何者でもない」ということでは,WCで大活躍して年俸何百億もらおうが,世界の大富豪になろうが,ノーベル賞をもらうような研究をしようが,それは一瞬の出来事というか,所詮バブルでそのうち終わる話で,私の場合だと,○大教授とか言ったって,定年が来れば終わりなわけですし,それは,みんなそうですよね.

 そんな社会的地位とか肩書きじゃなくて,やってる研究の中身の方が遥かに重要というのはそうですが,それだって,上で書いたようにやりたいことをやってるだけなわけで,なんら賞賛や評価されるようなものじゃないわけで,結局,誰も「何者でもない」ってことじゃないですかね.

 そうすると,いつものように人生所詮退屈しのぎという哲学的本質に来るんですが,それはまさにその通りで,だったら,どうせ退屈しのぎなのなら,やりたいことやって楽しく退屈しのぎすりゃいいじゃんというのもいつも書いてる通りですかね.

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 なお,ここ数日,サッカーWCについて,というか,サッカーWCについての(その実,極一部の)国民の反応についての報道について批判的なことを書いていますが,私は,サッカーは結構見るし,大いに楽しませてもらってもいるし,選手達を批判しているわけではありません.

 でも,彼らを利用してよからぬことを企む悪い大人はけしからんというか,選手達は若いので,彼らも騙されないようにというか,勘違いしないようにとは思いますかね.

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 スペインは,モロッコに(PK戦で)負けて,今大会の驚きは,日本ではなくモロッコということになりそうですが,日本が歴史的?勝利したドイツもスペインも(日本も)消えてしまったわけで,結局,日本がいたグループは,死の組でも何でもなかったってことになりませんかね.

 あと,PK戦でモロッコのキーパーがスペインを3連続で止めた,つまり,スペインのPKキッカーは,日本以上にひどかったってことなんですが,モロッコのキーパーが蹴る前に左右に動いてどっちに飛ぶかわからないようにしていましたが,あれってOKなんですかね?(OKならみんなそうすりゃいいじゃん)

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12/8'22
(サッカー)

 ちらっと見ただけですが,記者会見で,PK戦で惨敗したことで批判を受けてることについて,主将の吉田が,いやいや,今のやり方でオリンピックでニュージーランドには勝ってるわけで,うまく行かなかったときだけ批判してるだけで,今のやり方でいいんじゃないかと言ってました.どう思います?

 いやいや,相手が強豪国のクロアチアと(WCにも出られてない)ニュージーランドじゃ,全然ちゃうやろと思いますよね.代表の主将ともあろうのに,そんなレベルの考える力でいいわけないというか,サッカーのフィジカルとか技術以外の知的レベルがそんなもんかと思うと正直がっかりするというか,そんなもんなんでしょうね.

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(日記)

 PCR検査の結果は陰性でした.それはそれでめんどくさいことにならなくてよかったですし,連絡をくれたいっしょに飲んでその後陽性になった人から感染したわけではないこともよかったんですが,新型でない普通のコロナ(いわゆる風邪)には感染したわけで,私自身の感染対策に穴があったことになって,それは,対策というか,もっと気をつける必要があるということですね.

 いや,風邪かどうかは,まだわかりませんね.

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 でも,発熱したのは一瞬で,一晩寝たらもうほぼ回復しましたし(病院に行ったのは,具合が悪いからではなく,新型コロナかどうかを調べる必要があったため),免疫力的な対策は,ある程度,できてるのかもとは思いました.

 いや,これもまだどうなるかわからないか.

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 そもそも,風邪ってどうしてひくんでしょうね? インフルエンザや新型コロナは人などからの感染ですが,それは,風邪も同じはずで,でも,人から感染しなくても「風邪をひく」ことってあるわけですよね(例えば,雨に濡れてほっといたら,寒いところに長い時間いたら風邪をひくみたいな).

 ちょっと調べたところ,風邪を引き起こすウィルスにはいろんなものがあって,その中にコロナウィルスがあるようです.だとすると,やっぱり,感染なので,寒いところに長い時間いたら風邪をひくというのは,おかしいんですが,ウィルスはそこらじゅうにいて,寒いところに長い時間いて免疫力が落ちると発症するというようなことなんですかね.

 だとすると,風邪の感染対策は難しくても,風邪をひかない,あるいは,ひいても軽症で済むようにするには,免疫力を高めておくしかないということでしょうか.

 そうすると,今回風邪ひいたのは,免疫が低下していたってことなんですかね.で,どうして,免疫が低下していたかですが,久しぶりに出かけて,いろんな人に会って連日飲んだのは楽しかったんですが,やっぱり,ちょっと疲れたってことですかね.なんかもうって感じですね.

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12/9'22
[弾く曲の候補]
(ピアノ)

 ピアノプロジェが終わって,あんな出来では何の達成感も解放感もない代わりに,プロジェ前と同じ日常はそのまま続いてる,つまり,ピアノにもまあそこそこ向かえてるんですが,でも,実際は,いろいろ忙しくて,発熱もしたのでそうでもないのですが,潜在的意欲(控えめな表現)としてはそんな感じということです.

 で,何を弾こうか的には,いろんなパターンが考えられるわけです.まず,知られざる近現代曲の紹介ということでは,一つあって,それは,ドゥコーの月の光です.と言っても,知ってる人はほとんどいないと思うのですが(なので,紹介する意味があるのですが.でも,それがYouTubeに譜面付きでアップされてるというのが今の時代というか,驚きですが),出版は,1913年ですが,作曲は,1900年から1907年で,その時期としては,かなり前衛的な響きがします.

 曲は,4つからなっていて,というよりは,それぞれが月の光1番〜月の光4番となっていて,第2, 3, 4曲には,路地,墓地,海というタイトルが付いています(作曲は,それぞれ,1902, 1907, 1903年).第1曲には,譜面を見る限りは,タイトルはないのですが,「真夜中過ぎ」というタイトルが付いてるような情報もあって,最初に書かれたのが第1曲で,作曲は1900年となっています.1900年と言えば,ピアノ音楽史上,重要というか,明確な調性からの乖離が見られたラヴェルの水の戯れの1901年より1年早いわけで,しかも,ラヴェルの水の戯れより明らかに前衛的です.

 譜面は簡単に手に入ったので,ざっと弾いてみたんですが,もちろん,かなりの難曲なんですが,無秩序に音が配置されてるわけではなくて,練習すれば,何とかなる感じはします.

 次のパターンは,面白い編曲見つけた,ですかね.人生は春夏秋冬を書いた時,ヴィヴァルディの四季に言及しましたが,この曲を弾けば,「人生は春夏秋冬」を表現できるかも?と思いました.でも,ご存じのようにこの曲は,弦楽合奏によるヴァイオリン協奏曲なので,ピアノソロで弾くには,編曲が必要なんですが,編曲はいろいろあって,その中でかなりよくできてるものを見つけました.

 そして,譜面を手に入れて弾いてみたんですが,編曲,つまりは「ピアノ曲」じゃないということで弾きにくいところが結構あるし,ヴァイオリン独特の高速パッセージも頻出するし意外と難しいです(もっと易しい編曲もあるが,よくできてるってことは,要は,原曲に近い,つまり,音が多い(笑)ってこと).しかも,全曲演奏すると40分以上かかるので,やるとしたらかなり大変でしょうね.

 でも,あらためて聴いて(弾いて)みると,いい曲じゃないですか.春夏秋冬どれをとっても,よくできていて,抜粋ではなく,全曲通しで弾くことに意味があると思いました.ていうか,でないと,「人生は春夏秋冬」を表現したことになりませんからね.そして,過去にこんな感じのことあったなと思ったんですが,ゴドフスキーのジャワ組曲ですね(これもいつか全曲通しで弾けたらと思いますが).

 近現代とかロマン派,あるいは,古典でもベートーヴェンあたりは,ちょっとしんどい感じがしていて,でも,バッハとかモーツァルトのようなメジャーなものをちゃんとした人達の前で弾くのは厳しいので,編曲物という手はあるかもと思いました.でも,やっぱり,全曲40分以上は,ちょっと厳しいですかね.もちろん,今から準備すれば,なんとかなるのかもしれませんが,1年間,同じ曲を練習し続けることは,間違いなく無理でしょうからね(1ヶ月,長くても3ヶ月が限度).

 その次は,いわゆるアニバーサリーということで,来年は,プロコフィエフの年です(1893年生まれ).そして,私自身,プロコフィエフをスルーすることは,難しそうで,じゃあ,何をやるかですが,ほんとは7番をやりたかったんですが,安藤さんが今年1楽章を弾いたので,だとすると6番ですかね.1楽章は,何度か弾いてますしね.でも,長いし,やっぱり難曲です.

 特に4楽章は,超難い.弾いてみたことは何度かあるんですが,そのときは,意外と弾けるな感はあったのですが,あのめまぐるしいパッセージを本番で引っかけず破綻なく弾くイメージは湧かないですね(K子さんもこれ厳しいねと言ってた).

 一方,あらためて弾いた感じでは,3楽章(緩徐楽章)めっちゃいい.6番以外でも5番,7番,8番の緩徐楽章もいいですよね.つまり,プロコのソナタの緩徐楽章って「いい」んじゃないですかね.なので,これだけやるって手もあるかもしれません.

 最後のパターンは,「弾ける曲をちゃんと弾く」ですかね.それで何かなと思ったんですが,バルトークの技術的にそんなに難しくない曲を弾くのは,どうかなと思いました.具体的には,アレグロバルバロ,6つのルーマニア民俗舞曲,6つのブルガリア舞曲(ミクロコスモスの最後の6曲)あたりですかね(そんなに難しくないけど結構演奏効果は高い).ソナタはちょっと難しいですが,パッセージ的なところは少ないので,あそこのピアノでも破綻しにくいと思いました.

 で,これもざっと弾いてみたんですが,昔感じていた弾きやすさは,そんなになかったです...(それじゃあ,弾ける曲をちゃんと弾くとはならない).

 ちなみに,弾きやすさを除けば,私が好きなバルトークのピアノ曲は,エチュードOp.18の第1曲とか,Op.14の組曲,あるいは,戸外にての夜の音楽と狩ですが,エチュードは激ムズだし,狩は,ちょっと弾いてみて,意外と弾きやすかったんですが(でも,右がランダム過ぎて憶えられない(そこまで練習できない)),ああいう曲をやる若さ(パワー)がもうないですかね...(夜の音楽は,あそこのピアノじゃ絶対弾けないし).

 という感じで,(その気になりさえすれば)弾く曲満載(笑)って感じで,何年か前までの弾く曲がない状況からすると夢のような話?なんですが,問題は,やはり,その気になるかということで,全く以てどうしようもない状況なのですが,弾きたくないのに頑張って練習することはないというか,それは,今の私にとって意味のないことなので,弾く気になった曲を弾く気になったときだけ弾いて,その結果,どうなるかは知らんってことですかね.

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[もう人生は終わってる]

 人生所詮退屈しのぎと思うと,気が楽になるというか,心が落ち着くと何度か書いてますが,最近は,もう人生は終わってると思うと,同様にどこか安心しますね.

 夢も希望もないとしても人生が終わってるのなら当たり前というか,仕方ないことですし,こうなったらいいなと思って,でも,そんなこと叶わないとしても,これまた人生が終わってるのならどうしようもないことで,受け入れるしかないわけですからね.

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[自分がどうしたいかがよくわかった]

 発熱して,念のため,講義をオンラインにしたり,私は陰性だったので関係なかったようですが,会食した人が新型コロナ陽性になって,これも念のため,対面の会議出席をオンラインにしてもらったり,欠席させてもらったものあったりして,研究室にいるのも短い時間にするようにして,今週は,タイトじゃない感じで過ごしたのですが,快適というと怒られるかもしれませんが,大分楽に過ごせました.つまりは,もうそういうモードがいいというか,予定がぎっしり詰まっているのは,もうしんどい感じですかね.

 一方で,学生が研究に関係した連絡をしてくれば,すぐに対応というか,何が問題かを考えたりして,そういうことは,まだまだやって行きたいわけで,要は,自分がどうしたいかがよくわかったということでしょうか.

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12/10'22
(サッカー)

 ブラジル対クロアチアはすごかったですね.ていうか,クロアチア強い! 日本はよくこんな強いところと引き分けたもんだ.

 ちらちら見てた感じですが,ほとんど互角だったんじゃないですかね.そういう中,延長前半終了間際にブラジルが先制するんですが,ネイマールのワンツーの連続で中央の密集地帯でパスを繋いで抜けての角度がないところからのシュートはすごかったです.でも,延長後半終了間際にクロアチアが追いついて,PK戦でクロアチアが勝ったわけですが,1-0でブラジルが勝ってもおかしくなかったし,このレベルになると,ほとんど力の差はないのかもしれませんね.

 じゃあ,クロアチアと引き分けた日本もこのレベルか,つまりは,強豪国の仲間入りをしたのかと言うと,それは全然違います.試合結果を見て,ブラジル≒クロアチア,クロアチア≒日本なら,ブラジル≒日本とはならないわけで(実際,去年だったか思いっきり格下サッカーをして0-1で負けるのがやっと),韓国はブラジルにちんちんにやられてますが,韓国≒日本なわけですし,4年前だって,日本は,ベルギーに惜敗し,そのベルギーは,ブラジルに勝ちましたが,日本がブラジルとやったらちんちんにやられてたでしょうからね.

 つまりは,今の日本のレベルは,格下サッカー(しっかり守ってカウンター狙い)をすれば,強豪国と戦える「こともある」というレベルだと思います.もちろん,それでも,長足の進歩ですけどね.

 じゃあ,ほんとの強豪国とどこが違うかというと,やっぱり,世界的レベルの選手がいないってことですかね.クロアチアにはモドリッチがいますし(でも,モドリッチめっちゃかわいいと思ってたけど,さすがにちょっと歳をとったかな),ブラジルは,ネイマールをはじめとしたタレント揃いですからね.実際,今日の試合で同点に追いついたシーンもモドリッチのパスから攻撃が始まってますからね.

 モドリッチがすごいと思ったのは,その運動量というか,とにかく球に触る機会が多いわけで,でも,彼に球を集めてるわけではないというか,ブラジルだって徹底マークしてるわけですが,彼はとにかく動いて,ディフェンスもそうですが,球が出るところにいるというか,そこがすごいですよね.

 鎌田は,今回,期待された結果を残せなくて,というか,そもそも,球に触る機会もそんなになくて,でも,モドリッチとの差は,そういうところなんじゃないですかね.

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[間に合わなかった]
(ピアノ, それ以外)

 弾く曲はいろいろあるんですが,実際は,そうではないというか,それは,技量が足りないというよりは,はっきり言ってやる気の問題で,そんなこと言ってるようでは話にならないんですが,それは,ある意味,どうしようもない現実なんですよね.

 私の場合,そういうことは,ピアノに限った話ではないので,そういうこともありますが,歳のせいかどうかはわかりませんが,例えば,技巧的で激しい曲は,そもそも取り組むこと自体に(若い時に比べて)ものすごいハードルの高さを感じるわけで,でも,技術的には,昔より弾けるようになってる感覚はあって,でも,弾けるのに弾く(練習する)気にならないということでしょうか.

 でも,これもどうやったらバドミントンの競技力を上げられるかわかったときには,年老いていたということと同様に「間に合わなかった」ってことですかね.

 でも,何とか弾く気になる曲があるうちは,何とか弾くことはできると思います(何年か前まではそこすら危なかった)ので,何とか弾く気になる曲を弾いていくしかないってことですかね.

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12/11'22
(サッカー)

 モロッコがポルトガルに勝って,アフリカ勢初のベスト4となりました(決勝点となったヘディングの高さはすごかったですね).でも,モロッコって,アフリカなんですかね.もちろん,それはそうなんですが,やっぱり,ナイジェリアとかカメルーンとかセネガルとかコートジボアールとかとはちょっと違う感じはしますよね.そういう意味では,中東もアジアに入るわけですしね.アジア勢でベスト4には,日韓WCのときに韓国が入ってますから(地元の応援をバックに瞬間最大風速というか神がかり的だったけど),アジアの方が先だったってことですね.

 アルゼンチンがオランダに勝ち,フランスがイングランドに勝ったので,4強は,アルゼンチン,クロアチア,フランス,モロッコになりました.普通に考えれば,アル ゼンチンとフランスの決勝になりそうですが,ブラジル負けたし,何が起こるかわから ないのがサッカーですからね.

 そう言えば,ブラジルって,日韓のとき(大五郎カットのロナウドを擁して)優勝して以来勝ってませんね.その後の優勝国は,イタリア(マテラッツィが汚い言葉を吐いてジダンが頭突き),スペイン(イニエスタのトラップ後に浮いた球をボレー気味に打って決勝ゴール),ドイツ(ゲッツェのサイドからのセンタリングを胸トラップからの決勝ゴール),そして,前回のフランスですが,順番的には,そろそろアルゼンチン(1986年のメキシコ大会でマラドーナが大活躍したとき以来優勝なし)ということかもしれません(メッシが今回が最後とか言ってるし).でも,前回のようにフランスがしたたかに格下サッカーやったらどうしようもない感じはしますよね.そういう意味では,準決で格下のモロッコに足元をすくわれることはないですかね(ないか).

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12/12'22
[弾く曲リストと食事のメニュー]
(ピアノ)

 弾く曲はいろいろあるのとは別にレパートリー的というか,普段から弾く曲リストもあって,これは,食事のメニューから発想を得たもので,どんなに好きなものでは,毎日は食べられないけど,二週一くらいでは,食べたくなるように,弾く曲のメニューを作れないかということでした(もう弾く気を起こすのに必死).

 でも,考えてみたら,食事は,(今は)朝昼は,ほぼ同じものを(おいしく)食べてるわけで,やっぱり,弾く曲は,食事のメニューのようには行かないってことなんですかね.せめて,月一で弾く気になれば,それなりに維持できるってことなんですが,実際は,月一でもしんどい感じです.ていうか,それこそ,もう何十年も弾いてない(弾く気にならない)曲がほとんどなわけですからね.

 やっぱり,再発見も含めて「新曲」を弾いていくしかないんでしょうか.ていうか,とにかく,その時,弾く気になる曲を弾くということですかね.

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[目が覚める]

 「目が覚める」ことってありますよね.もちろん,朝,目が覚めることではなく,何かに夢中になっていたけど,突然,熱がさめて,どうしてそんなことに一生懸命になってたんだろう?とか,好きな人がいたけど,これも突然冷めるみたいな.

 若い時に多いような気もしますが,歳をとってからも,それこそ今でもあります.何かに夢中になるとか,誰かのことを好きになるとかは,どうしようもないので,どうしようもないのですが,そういうことがあった方がいいのかない方がいいのかは何とも言えません.

 どうして,そんなことにそんなに夢中になったんだろうというようなことがなければ,何事も成し遂げられないと思いますし,人を好きになることの効用?についても何度か書きました.

 でも,「最終的」にはどうなんですかね? 例えば,ピアノとか何かのスポーツに夢中になって,練習してすごくうまく強くなったとしても,ある日突然,その気を失って全く弾かなくやらなくなってしまったら(その間,退屈しのぎができたとは言えますが),その日以降は,過去一生懸命練習したことは,何の足しにもならないわけですよね(ピアノを弾かないのにピアノが弾けても,バドミントンしないのにバドミントンが強くてもしょうがない).

 そういう意味では,金儲けは,なにがしかの金が残っているかもしれない? 子育てなら子供(そして,孫)が残る? だとしたら,一時でも,ある人のことを好きになって子供を作ることには意味がある? 仕事だったら,一仕事できたのならそういう充足感が残る? だったら,ピアノとかスポーツとかも同様? そういうものを通して,何らかの成長ができていたら,その後の人生にプラスになる?

 こうしてみると,何に夢中になっていたかが重要ってことになりますよね.平たく言えば,何かに夢中になって,目が覚めて夢中になったことをやめたとしても,その人の成長というか,何かがその人に残るかということでしょうか.そういう意味では,金儲けしたい奴等に騙されて,大して価値のないもの(夢中になってもその人の成長に繋がらないもの)に夢中になる,そして,そのために大して価値のない仕事をして金を稼ぐことがいかに無駄でもったいないかがわかります(金が残ってもそれ以上の何かを失えばマイナス).

 とは言え,夢中になれば,それをコントロールすることは非常に難しいわけで,それがその人の素養と言ってしまえば,それまでですが(どういう人を好きになるかもそうかも),そういう意識をもつこと(目が覚めて夢中になってること(人)をやめてしまっても何が残るか)は大事かもしれません.

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 と書いたのですが,もう(そんなに)未来がない,ていうか,実質人生が終わった年寄りにしてみれば,そんなこと考える必要がないというか,その時,その気になることをやって(退屈しのぎをして)行けばいいわけです.

 と思ったのですが,じゃあ,若い頃は,将来のためのことを考えて,やりたくないことを我慢してやってたかと言うと,そんなことないわけで,なーんだ,結局,昔も今も変わらないじゃんってことに気づくわけです.

 でも,その時,その気になることだけやっていたのでは,話にならないかというと,まあ何とかなったわけで,結局,やっぱり,何にその気になるかで決まるってことですかね.

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12/13'22
[何の曲を弾くかは重要]
(ピアノ)

 田村さんが先日のピアノプロジェの録音を送ってくれたのですが(いつもありがとうございます),正直,なかったことにしたいのですが(笑),現実を受け止めないといけないということで,聴いてみました.

 まず,思ったのは,当日は,ピアノがもの凄く鳴る感じで,それを抑えるのに必死だったのですが,録音を聴くとそんなに鳴ってないというか,だったら,もっと普通に弾けばよかったのかもしれないと思いました.弾いてるところでは鳴ってないのに観客席では鳴っていて叩いてしまうことが多いのですが,逆のパターンもあるということですね.

 それにしても,いつもの何十倍もミスタッチが出るのはしょうがないとしても,3楽章がどうして当日あんなに弾けなかったのかは,よくわからないです.でも,考えてみたら,こう弾きたいということがあったのは,1, 2楽章なので,そういうのがない3楽章は,弾くべきではなかったのかもしれません.

 緊張とかはもうそんなにしないんですが,こう弾きたいというのがないと,あー弾きたくないなと思いながら嫌々弾いてる感じで,そうすると練習もしないし,だいたいぼろぼろになりますね.

 何の曲を弾くかは重要だなと思った次第です.でも,そうすると,弾く曲がなくなってしまうんですけどね.

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 というか,家で自分で勝手に弾いてる分には,何を弾いてもいいんですが,人前で弾くのなら,弾く曲は限られるということですね.そして,それは,現状では,僅か数曲という感じです.具体的には,ほとんど(全く)不安なく弾ける曲ということで,逆に言えば,そこまで行かなければ,人前で弾いてはいけないということです.

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 いや,ちゃんと練習さえすれば,ほとんど不安なく弾けるようになる曲もあるんだと思います.でも,これが最大の問題です.

 ほんとどうしようもない話なんですが,弾きたくないのを我慢して弾く意味はないわけで,どうしようもないんですが,こう弾きたいとか,紹介したいとか,そういうことがなくても,とにかく「練習する気になる」曲というのもあるのかもしれません.

 それって,要は,弾きたい曲なんじゃないのって気もするんですが,ちょっと違うような気もするんですよね.

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 いや,そんなことじゃなくて,自分が弾けないこと,要は,下手くそであることをちゃんと自覚すべきなのかもしれません.

 でも,下手くそなのに難曲を弾くわけで,どうしようもないんですが,でも,全然弾けないなら弾かないわけで,つまりは,弾ける「こともある」わけです.でも,そんなことでは,普段と全然違うピアノを弾く一発本番ではまず再現しない.だったら,再現確率を上げるように練習しろよってことなんですが,練習もしないわけでどうしようもないんですが,だったら,そういう曲は,やはり,人前で弾いてはだめってことですね..

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12/14'22
[イメージできるか]
(ピアノ, バドミントン, それ以外)

 想像力というか,イメージできるかってことかもしれません.

 例えば,いつでもどこでも弾ける曲が何曲かあると書きましたが,そういう曲は,いつでもどこでも弾けることがイメージできます.と書いて気づいたのですが,そう思える曲は一曲だけ,しかも,一部分だけですね.

 そういう意味では,シューベルトのOp.120は,どういう風に弾きたいというのがどんどんなくなって,わからなくなって行って,そして,弾けてたところが弾けなくなっていって,でも,まあ弾くだけなら何とかなると思ってました.

 でも,当日,リハでピアノを触った瞬間,ピアノが変わっただけで,全く弾ける気がしなくなった.

 つまり,想像力が全く足りなかったということですね.実際,暗譜というか,頭の中でどの鍵盤をどう押さえるかイメージjしようとしても全くできない状態だったわけで,そういうことが曖昧だったところで確実に躓いてる,つまり,一か八かで弾いてしまっていたことになります.でも,これからは,そういうことも加味して想像,イメージすることができるわけで,そうすると,相当余裕をもって弾ける状態でないと人前には出せないことになりますね.

 じゃあ,そこまで練習するかというと,もちろん,その気になればしますが,そういうことはないでしょうから,やはり,もう人前で弾くことは前提としないということですね.

 一つの考え方としては,譜面を見ながら弾くのを前提とするということはあるかもしれません.というか,そんなに練習できないことを考えると,もうそれは大前提でしょう.つまり,そういう弾き方というか曲しか弾かないということですね.

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 でも,何か変ですね.今回は,(そんなに緊張したわけでもないのに)とにかく普段からすると考えられないようなミスが頻発したんですが,ということは,これまでは,そこまでではなかったってことですよね(そう言えば,ジャワ組曲の第3集を弾いた時,突然,タブレットが反応しなくなって,そういうことがありましたが,今回は,そういうトラブルもないのにそういうミスが頻発した).ピアノは確かに弾きにくかったですが,他の人はちゃんと弾いてましたし,私だって,今回のピアノを弾くのは初めてではありません.もちろん,以前から弾きにくいとは思っていましたが,今回は,特に弾きにくいと感じました.

 それが何かですが,単純に考えれば,「私が弾けなくなった」ということかもしれません.実際,突然,飛んでわからなくなるようなことが頻発したわけですし,技術的なことだけでなく,脳的なことも含めて衰えて来てるというか,急激に衰えたということかもしれません.

 でも,それならそれで仕方ないですね.もちろん,できる範囲で,その気になる範囲で練習はしますが,それで弾けなければしょうがないというか,弾ける曲を弾けばいいだけですし,弾ける曲がなければ,弾かなければいいだけの話でしょう.

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 イメージできるかですが,ピアノに限らないわけで,バドミントンもそうですね.

 バドミントンは,新型コロナでやらなくなり,こっちに来て数ヶ月だけやってたんですが今一で,また新型コロナで1年以上やらなくて,最近,またぼちぼち練習に行き始めたんですが,練習に行く前,まあそこそこ打てるんじゃないかというイメージはありましたし,それは,実際に打ってみてもそうでした.

 今,過去の記事を読んでるのは,2010年あたりの右股関節を痛めて全然動けなかった頃ですが,いろいろ書いてますが,もちろん,右股関節を痛めて物理的に動けないということはあったと思いますが,動けるイメージが全然なかったと思います.

 スキーもそんなに行ってませんが,行けばまあそこそこ滑れるんじゃないかというイメージはありますし(でも,すぐ疲れるとは思いますが),ゴルフは全然やってませんが(練習場にも行ってませんが),その気になって数週間くらい調整すれば,そこそこ打てるイメージはあります.

 もっと一般的なことでも,自転車には,もう何年も乗ってませんが,乗れば乗れると思いますし,バドミントンの練習に行く前は,車の運転もほとんどしてませんでしたが,全く不安はありませんでした.ボーリングももう20年以上やってないと思いますが,これもちょっと練習すれば,そこそこできるんじゃないですかね.

 あーでも,いつだったか,職場の飲み会で2次会がカラオケで,これもかなり久しぶり,それこそ20年ぶりくらいでしたが,うまく歌えませんでした.でも,今にして思えば,うまく歌えるイメージはなかったですね(でも,これも少し練習すれば,歌えるようになるとは思いますが,練習する気はないですかね).

 で,ピアノに戻ると,じゃあ,今ならOp.120を弾けるイメージが湧くかというと,全くです.音楽的以前に音がちゃんと並ぶかというレベルでです.それじゃあ演奏会で弾けないのは,当たり前の話なわけです.

 逆に言えば,そういうイメージが湧く曲を弾けばいいことになりますが,そういう曲を練習する気になるかどうかはまた別の話です.でも,いろいろ弾く曲がある中で,イメージできる曲とそうでない曲はあるので,人前で弾くのならそういう曲を選ぶということはあるでしょう.

 それで,この「イメージできるか」が一体何なのかですが,よくわからないですね.でも,イメージしなければ,イメージできないので,やはり,イメージするということでしょうか.

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[平穏な2年間]

 新型コロナが終息してきて(でもほんとにそうなのかなあ),会議とか講義とか委員会とか学会とかいろんなものが対面になってきたんですが,もちろん,バドミントンの練習が再開したり,いろんな人に会って話ができたり,オンラインより対面の方がいいところはもちろんあるんですが,全体としては,ほとんどのものがオンラインだった2年間は,平穏でよかったなあと思いますね.

 そして,既に書いたと思いますが,これって,リタイア後の準備が大分できてるってことですよね.なので,そう思うということでいいんだと思います.

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12/15'22
[地震工学会大会]
(仕事)

 地震工学会大会で札幌でした.私の研究室は,建築学会大会は必修なのですが,去年のB4(今のM1)2人が(研究室開設以来初めて)提出できなくて,ほんとなら留年なんですが,武士の情けというか,今回の地震工学会大会を「追試」として認めたということです.でも,まさかの札幌開催で,しかも,この寒い時期に対面ということで,出かけることになったわけです.折しも大寒波到来で,最大瞬間風速30m以上の暴風雪という予報だったのですが,行ってみれば,小雪が降ってる程度で,天気予報ってこんな感じですよね.

 それで,ふつーに伊丹から千歳に飛ぶんだろと思ってたんですが,片道5万とか出てきます.これじゃあ,3人で飛行機代だけで30万じゃん.しかも,京都から伊丹ってめっちゃ行きにくいというか,ものすごい数の乗換です.なんなん?

 で,ちょっと調べてたら,関空からジェットスターが飛んでて片道1万とか出てきます.なんなん? ジェットスターは,確か一度だけ使ったことありますが,搭乗口が混むとかあまりいい印象はないのですが,5万と1万ならどっちを選ぶかは明白でしょう.で,問題は,関空への交通ですが,なんと京都から直通の特急(はるか)が出てて1本で行けるんですよ.もうこれで決まりじゃん.

 でも,実際に乗ってみた感じだと,特急は特急なんですが,結構ゆっくりです.実際,京都から関空へ駅スパをかけると,新大阪まで新快速で行って,そこから乗れと出てくる始末で,実際,京都を出て,ものすごいスピードの新快速にあっという間に追い抜かれる始末でした.

 まあそれでも乗り換えなしは楽かなあ.あーでも,はるかのホームは,結構離れているので,まじで新大阪まで新快速(は途中高槻にしか停まらない.もちろん,特急料金もかからない)の方がいいかもしれませんね.ちなみに,はるかの車両は,キティーちゃんで(笑),そう言えば,先日,桂からの講義の帰りに桂川の駅でこの電車がちんたら走っていくのが見えました.

 行きは,学生と同じ飛行機で行って,その夜はジンギスカンでした(笑).うまい店調べといてねと言ったんですが,うーん,今一でしたかね.いつか建築学会大会で来た時,確か樋口がジンギスカン屋を調べてくれていて,有名店というよりは,地元のひなびた?お店だったんですが激旨で,やっぱり,ちゃんと調べることが重要ってことですね.ちなみにその時の店も調べたんですが,昔のことなので,よくわからなかったです.

 上でも書きましたが,大寒波到来ということだったんですが,全然大したことはなくて,でも,もううっすら雪は積もってましたし,雪も降っていましたし,気温はずっと氷点下でした.

 学生は,こんなところでは暮らせないとか言ってましたが(でも,都会の積雪を見るのは初めてみたいで,結構,テンション上がってましたけど(笑)),どうなんですかね.家の中は暖房で暖かいし,慣れればそんなに問題ない気もします.うーん,でも,若い頃ならいいけど,歳をとると寒いのは堪えるので,これからは無理かなあ(やっぱ,南の島?).

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[東京近郊から大阪近郊の間のどこか]
(地理)

 今回,関西から札幌まで(初めて)移動したのですが,感覚的には,関東というか東京近郊とそんなに変わらない感じでした.そっか,東京近郊に代わる大阪,京都,神戸の言い方がないですね.関西と言っても,和歌山とか京都や兵庫や滋賀の北部だと全然違いますからね.そっか,大阪近郊でいいのかな.

 で,思ったのは,やっぱ,東京近郊から大阪近郊の間のどこかには住んでおきたいかなあということでしょうか.この外側,例えば,札幌とか仙台とか広島とか福岡とかだと日本のどこかに行くとして,場所によっては,なかなか大変な感じがします.要は,東京近郊から大阪近郊の範囲が位置的にだいたい日本の真ん中あたりってことですが,そこに新幹線が走ってるってことも大きいですよね.

 日本の中心というと,東京ってことなんでしょうが,それこ40年近く東京近郊に住んでて考えたこともなかったですが,位置的には,東京ってちょっと東にあって,大阪より西に行くのは,ちょっと遠い感じがします.そういうことだと,名古屋あたりが一番「重心」に近い? そう言えば,「日本の重心」というところがあったと思いますが,確か名古屋の近くのどこかだったような気がします.

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(サッカー)

 サッカーWC準決勝は,地震工学会大会で見てないんですが(一応録画はした.でも,録画だし見ないかなあ),予想通り(というか,ふつーに考えればそうなる)アルゼンチンとフランスが勝ちました.決勝もこれまた予想通りというか,順番から言ってアルゼンチンになりますかね?

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[人生をどこで過ごして来たのかな]

 ふと,人生をどこで過ごして来たのかなと思いました.「どこ」というのは,住んでる街とか場所もありますが,職場とかプライベートとか,あるいは,誰とということもありますよね.

 場所で言えば,一番長いのは東京で,次がつくば,そして,福岡ですかね.福岡は,小中高と過ごしたところなので,人生を過ごしたというのとはちょっと違いますかね.そうすると,東京かつくばかということになるんですが,何度か書いてますが,つくばで過ごしたという感じがあまりしないんですよね.

 つくばというか,筑波大では一仕事できたと思いますし,バドミントン部とかバドミントン関係とか,いろんな人との関わりもありました.でも,かなり長い間いた割には,あっと言う間だったというか,そんなに長くいたのかなあという感じです.

 そういう意味では,東京で暮らしたという実感はありますし,いろんなことがありましたし,つくばの時以上にいろんな人との関わりもありましたが,今となっては,人生の多くを東京で過ごして来たという感じはあまりしません.

 こうしてみると,人生を過ごして来たところがないというか,だからこそ,人生をどこで過ごして来たのかなと思ったわけで,これってなんなんですかね? 過ごして来たところがないってことは,一体,自分の人生は何だったんだ?ってことになりませんかね?

 そう思うと,何だかなーという感じもしてくるのですが,人生所詮退屈しのぎなわけで,それなら,一体何だったんだ?という人生もまた人生なりということでしょうか.

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[スキーには「雪のないところ」から行きたい]
(日記, スキー)

 でも,たった一日(一泊二日)でしたが,何だか随分長い間いたような変な気分です.一面銀世界というか,別世界だったから? うーん,違うような気がするなあ.

 で,一つ気づいたことがあります.学会は明日までで,そこまでいて,週末,スキーに行くこともできたと思うんですよね(出張の後に休暇をとるか,たまたま週末の場合は,日曜に帰って来ることは,その間の宿泊費を自前で負担すれば事務的に可能).でも,そういう気にはなりませんでした.

 もちろん,スキーをもっていくとかいろいろ面倒ということもありますが,じゃあ,札幌に住んだらスキーに行くかというと,そんなにテンションが上がらないんですよね.どういうわけかわからないのですが,スキーには「雪のないところ」から行きたいのです.もっと言えば,暖かいところから行きたい.

 出かけるところが雪があるところだったり,寒いところだったりすると,あー行くのがめんどくさいなあってなっちゃいます.でも,雪のないところから行くのは可能ですが,暖かいところから行くのは難しいですかね.

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12/16'22
[普通だと考えられないようなことが起こってる]
(日記)

 そうそう,帰りの札幌から千歳空港までの電車の中から,北広島の日ハムの新球場が見えました(行きはもう暗くて見えなかった).

 外観は,ぱっと見,「巨大な家」(笑)ですね.家と言うには,あまりに巨大すぎるということなら,巨大な体育館でしょうか.そのくらい異質というか,普通の球場とは違います.あとは,北広島の駅の近くだと思っていたのですが,結構,離れてるってことですかね.

 札幌ドームがあるのに(いろいろもめて),新球場を強行建設とか,西九州新幹線の(これまたいろいろもめて)強行離れ小島開業とか,なんか普通だと考えられないようなことが起こってるなあと思うのは私だけでしょうか.

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[東大京大は遅れている]
(大学)

 先日,都立大の北山先生のウェブサイトに来年の卒研配属が決まったと書いてありました.羨ましいです.筑波大もとっくに説明会は終わり,研究室訪問も始まってて,1月始めには決まると思います.京大は,決まるのはなんと4月に入ってからです.しかも,院試が非常に厳しいので,実質とりかかるのは,秋風が吹き始めてからという惨状で,全体にそういう雰囲気があるのも問題です.東大は,雰囲気的には少しはましだったと思いますが,決まるのが4月に入ってからというのは変わりません.

 何度も同じことを書きますが,最先端の研究活動ほど教育効果が高いものはありません.それを半年以上も放棄するのは,学生にとってあまりに勿体ない話です.優秀な大学教員はそういうことがわかっているわけで,できるだけ多くの時間を卒研に当てようとしますし,それ以外にも学生の成長のためのの多くの創意工夫をしています.そして,そういう傾向は,東大京大の次のレベルの大学に顕著で,今の状況だと社会に出た時に逆転されると思います.

 それでも,(かつての)東大京大の学生は優秀で,大学が面倒を見てくれなくても自分で何とかしたものです.もちろん,今でもそういう学生はいますが,非常に少なくなっていて,東大京大だからと言って自分が優秀だと思っていると,社会に出てこんなはずじゃなかったとなるのは目に見えています.

 (東大)京大の教員サイドとしては,それでもいい,学生の自立性を尊重して面倒を見るということはしない,勉強しない研究しない学生は自己責任ということでほっとくということなら,そういう学生を就職が決まったからという理由で卒業レベルに達してないのに卒業させるのは無責任な話で,ちゃんと面倒を見るか,レベルに達しない学生は卒業させないのどちらかが筋だと思います.

 就職が決まれば卒業できるということだと,とにかく卒業できればいいという学生が確信犯的に卒論とか修論なんかやらずに就活にうつつを抜かすのは目に見えています.

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[それが今の私の惨状]
(ピアノ)

 今年のピアノプロジェの演奏があまりにひどかったということで,いろいろ考えていろいろ書いてるんですが,簡単に言ってしまえば,あまりに準備不足というか,普段の練習で,ほとんど何も考えずにただ弾く気になる曲を弾いて,「〆切」に間に合わせることもせずに,これまたほとんど何も考えずにただ弾いただけだったということですかね.そこまでのその気しかないのなら,それはそれでしょうがないとも言えて,それは,今回に限った話ではないのですが,それで何とかなったこともあったというのが単なる偶然だし罠だったということでしょうか.

 いや,それなりに準備というか,例えば,ジャワ組曲の第1,2集を弾いた時は,この時もまともに練習することができず,ただ弾くだけだったんですが,そういう中でも演奏時間を毎日記録して,それが徐々に本来の演奏時間に近づいていることを確認はしてました(ていうか,これもその気を引き起こす苦肉の策ということでしたけど).

 で,最近思ったこととしては,何ヶ月か練習して,その曲がある程度(何とか人前に出せるくらいには)弾けるようになるのかという「検討」をしていないということですね.もちろん,人前に出すという制限をかけると弾く曲がなくなってしまうので,とにかく弾く気になる曲を弾くということはあるんですが,それを演奏会で弾くかどうかは,別の話です.そして,そういうところまで行くには,初見である程度弾けることが必要なわけです.

 ただ,ここにも落とし穴があって,シューベルトのOp.120は,初見である程度弾けたと思います.でも,「なんとなく」だったんですよね.割と早い段階で譜面を見ないでも弾けるようになったと思いますが,じゃあ,頭の中で音を置いていくと3小節目くらいから怪しいし,実際,そこで躓きました.

 でも,この曲を頭の中で音を置いていけるところまで憶えるのは,至難だと思います.つまり,今の私の練習量では,この曲を弾くのなら譜面を見ながら弾くという選択をすべきだったということになります.でも,演奏は,譜面を見ずに音楽に集中して弾いた方が遥かに思うような演奏はできました.でも,音を完全に憶えていない状態で暗譜で弾くのは,譜面を置いていても危うすぎます.なぜなら,瞬間的にわからなくなって時点で譜面を見ても全然間に合わないからです.つまり,自分が思うような演奏をするのが目的だったのなら,この曲は「弾けなかった」ということになりますし,実際,その通りになったということですね.

 つまり,現実問題としては,プロジェで弾くのなら,譜面を見ながら弾くような曲を選ばないといけない,そして,「〆切」にある程度間に合うような曲で,しかもそれをある程度マネージメントしないといけないということですね.

 なんとも当たり前の話で,情けなくもなってきますが,それが今の私の惨状ということでしょう.そういう状態で演奏会で弾くのがどうかしてるということなら,演奏会では弾かなければいいだけの話です.

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(スキー)

 スキーには「雪のないところ」から行きたいってことですが,理想は,やはり,雪のない(暖かい)ところから電車(新幹線)で,びゅーっと行くということでしょうか.新幹線なら車より圧倒的に速いですし,車だと自分で運転しないといけませんが,電車なら寝ててもいいわけですからね.

 でも,そうすると場所は限られますね.スキー場が駅の近くにないといけないので,それこそ,首都圏から越後湯沢に行くくらいでしょうか.泊まりで行くのなら,北陸新幹線(飯山,長野)も使えますかね.京都だと逆方向になりますが,前日入りすれば,何とか行ける感じでしょうか.

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[これもまた一つの人生]

 ある人がテレビに出ていました.見たのは久しぶりな感じでしたが,老けたなーと思いました.そして,その人が話をしたんですが,仕事がとにかく大変で,命を削るようにして必死で仕事をして生きてきたと言ってました.その瞬間,老けたなーと思っていた顔が一瞬にして愛おしく素敵に見えました.歳をとるというのは,そういうこともあるんだなと思いました.

 私は,全然そういう風には生きて来なかったです.でも,人生をどこで過ごして来たのかなではないですが,そういう生き方しかできなかったと思いますし,これもまた一つの人生ということでしょう.

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12/17'22
[過去ピアノプロジェで弾いた曲]
(ピアノ)

 普段はその時弾く気になる曲を弾くということでいいと思いますが,演奏会に出るのなら,(恥をかきたくないのなら)数ヶ月前くらいから練習すべきでしょう(何とも当たり前の話).そして,どのくらい練習するかは,弾く曲の長さにもよります.

 一つの具体的な例としては,東大ピアノの会時代は,演奏会は実質年2回で,演奏時間制限は7分とか10分くらいで,これも数ヶ月前からという感じだったと思います(しかも若かった(笑)).なので,数ヶ月前くらいから練習するとすると,演奏時間10分くらいが限度ということですね.

 で,過去のピアノプロジェで何を弾いたかを(多分初めて)リストアップしてみました.どこかで書きましたが,最初に出たのは,もう30年近く前の大倉山でやってた頃ですが,しばらく出てない時期があって,2008年からまた出だしたので,それ以降です.ついでにここも久しぶりに更新しました(笑).

2008 サイ/黒い大地(ピアノ独奏のための, 1997)
   リスト/超絶技巧練習曲より第6曲「幻影」
2009 リスト/超絶技巧練習曲より第6曲「幻影」
   バッハ/イギリス組曲第4番よりプレリュード
   バルトーク/ミクロコスモス第6巻のブルガリアのリズムによる6つの舞曲より第2曲
   スクリャービン/24のプレリュードOp.11よりNo.14
2010 シューベルト/ピアノソナタ第21番 D.960
2011 モソロフ/ピアノソナタ第2番より第1楽章
2012 フランク/プレリュード,コラールとフーガ
2013 C.P.E. バッハ/クラヴィーアソナタ W.49/1
2014 バーバー/バラードOp.46
   C.P.E.バッハ/クラヴィーアソナタW.55/4 より第一楽章
   ラウタヴァーラ/プレリュードOp7 より
2015 エリッキ=スヴェン・トゥール/ピアノソナタ
2016 ベートーヴェン−リスト/交響曲第6番「田園」
2017 ゴドフスキー/ジャワ組曲 第1巻, 第2巻
2018 ゴドフスキー/ジャワ組曲 第3巻より第2, 3曲
   モンポウ/ショパンの主題による変奏曲
   ラヴェル/水の戯れ
2019 ゴドフスキー/ジャワ組曲 第4巻
   ヴィラ=ロボス/野性の詩
2020 (新型コロナで中止)
2021 (仕事と重なり不参加)
2022 シューベルト/ピアノソナタOp.120

 それ以前のピアノプロジェで弾いた曲は,何年に何を弾いたかは憶えてませんが(だいたい,1990年代の後半か)弾いた曲は,

プロコフィエフ/ピアノソナタ第6番Op.82より第1楽章
ブロッホ/海の詩
ジョリヴェ/5つの典礼舞曲より第2曲「英雄の踊り」
プーランク/即興曲第15番

 などです.

 最初の頃は,ほとんどやる気なしというか(でも,それは今でもそうですが),2009年に至っては,出ないというのを伊東さんに説得されて(笑),週に数回30分くらいずつちんたら弾いてる練習メニューをそのまま弾いた感じです.

 転機は,2010年ですかね.とにかく弾く気になる曲が全くない中,どういうわけか,シューベルトのD.960を弾きたくなって,弾いたんですが,当時の記録を見ると,割と早い時期からちんたら弾いていて,でも,だんだん弾かなくなって,数ヶ月前になって,これしか弾く気にならないから弾くかという感じでした.でも,演奏時間40分以上という長大な曲ですが,まあ何とか弾きました.

 その後は,弾く気になる曲を何とか絞り出してという感じですが,次の転機というか,長大な曲をやるようになったのは,2016年の田園からですかね.これもシューベルトのD.960のときのようにどういうわけかこの曲(しか)弾く気にならなくて,という感じでしたし,次の年の2017年のジャワ組曲(1, 2集)もそうですかね.

 でも,2018年はうまく行かなかったですね.ジャワ組曲の最後のところでタブレットが反応しなくなったというトラブルはあったんですが,水の戯れもうまく弾けなかったですね.今でもはっきり憶えているのは,この年から今の会場になってピアノが変わって,リハでジャワ組曲の第3巻第2曲(ボイテンゾルグの植物園)を弾いたら,ものすごく弾きにくくて,全く弾けるイメージがなくなって,というのは,まさに今年と同じでした.

 でも,次の2019年は,何とか弾いたと思いますし,今年や2018年のときのような異様な弾きにくさは感じなかったと思いますから,何が起こったのかよくわからないですね.

 でも,こうして振り返ってみると,2018年と今年以外は,まあ何とか弾いていて,逆に2018年と今年,何が起こったのかということですかね.2018年は,いろいろやり過ぎな感じはしますが,そんなこと言ったら,2019年もやり過ぎですし,今年は,全然やり過ぎでもないですからね.

 ということで,分析?したら何かわかるかと思ったんですが,よくわからないですね.

 ただ,今年の問題点としては,当初,2020年に弾くつもりで,それを2年引っ張って,でも,その間,練習してたわけはなく,直前になって,それこそざっとさらう感じで,弾く意欲というか,どういう風に弾きたいというのもなくなった状態で,まあ何とかなるやろ的に全く準備不足で弾いてしまったということですかね.

 あーでも,事故?が起こってるのは最近ということで,だんだん「どうでもよくなってきてる」ということはあるかもしれません.少し前までは,一応,人前で弾くんだから,それなりにちゃんと練習しなきゃという意識(だけですが)はあったと思いますが,最近は,今弾ける範囲で弾けばいいやという感じになってきてる感は否めません.

 他者評価なんか気にしないと言えば,それまでですが,本人がそれでいいと思えばそれでいいってことですかね.でも,こういうことを考えると,ほんともう人生実質終わってるんやなあと思いますね.

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12/18'22
[楽して生きる]

 最近の雰囲気としては,やりたいことは見つからないけど,やりたくないことはいくらでもあるとよく言われるというか,そういう感じは,ありますよね.論理的に言えば,やりたくないことを消去法でどんどん消していって残ったものが(相対的に)やりたいことになるはずですが,そうは考えないんですかね?

 まあいいでしょう.でも,やりたくないことはいくらでもあるわけですから,やりたくないことをできるだけやらないという生き方もあるというか,要は,いかに楽して生きるかってことでしょうか.でも,何度か書きましたが,そういう生き方もできると思いますよ.

 それは,余計で大した価値のないものに浪費することなく支出を切り詰めて,必要最小限しか働かないことです.そんな風に生きて行って何が楽しいの?って思う人が多いのでしょうが,てことは,そういう人は,何か楽しいことはある,つまり,できるだけ楽して遊んで暮らしたいってことですよね.でも,遊ぶのにお金がかかってしまうのなら,そのお金を稼ぐために働かないといけないので,それって金儲けしたい奴に騙されてることになってしまいます.

 つまり,(そんなに)お金のかからないことに楽しみを見出せばいいわけで,そういうものって今の世の中いくらでもありますよね.図書館に行けば,只でいくらでも本が読めますし,テレビもインターネットもそんなにお金はかかりませんから,映画もドラマも情報番組もバラエティーもアイドルも音楽もゲームもお笑いもスポーツ観戦もそんなにお金をかけずに楽しめるんじゃないですかね.

 そういうインプットだけではつまらないということなら,そんなにお金がかからないスポーツはいくらでもありますし,それは音楽や美術などの芸術も然りです.研究というところまでは難しいでしょうが,勉強というか,数学でも物理でも歴史でも地理でも図書館でもインターネットでも,いくらでも学べますよね(でも,これはインプットか).

 でも,何事か成し遂げたいと思うのなら,そうは行きません.でも,何事か成し遂げたいと思ってる人なんかどのくらいいるんですかね? ほとんどいないのでは?

 じゃあ,どうしてみんなそんなにしゃかりきになって働くんですかね? もっと楽して生きて行けばいいんじゃないですかね.やっぱり,何かに騙されてる(お金とか社会的地位とか評価とかを欲しがらされてる)んじゃないですかね?

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(日記, サッカー)

 M-1は,ウエストランド(というか,ウエストトランドの井口?)が勝ったんですが,うーん,どうなんですかね? 毒舌が吐けない今の閉塞した空気を打破して欲しいという志らくのコメントに引っ張られた感じもしないでもないです.あと,審査員の山田邦子はちょっとひどかったですね.

 サッカーのWC決勝は,すごい試合になりました.前半は,アルゼンチンがずっと押してて2-0で折り返してこのまま行くかとも思ったんですが,後半のPKで一気に流れが変わり,エムバペのゴールで2-2とフランスが追いついて,延長戦になり,延長後半で,メッシが決めた時は,決まったと思いましたが,そこからフランスがまたPKで3-3に追いついて(エムバペハットトリック),PK戦で決着ということです.これで,一応,予想通り,アルゼンチンの優勝となりましたが,ほんとどっちが勝ってもおかしくない試合でした.

 でも,これでようやくメッシがWCのタイトルを獲ることになったというか,そのくらいすごい選手(なのにこれまで獲れなかった)ということなんですが,エムバペは,ほんとにすごい選手になったと思います.スピードは,4年前のときからすごかったですが,それに技術も付いてきて,しかも,まだ,23とかですよね.でも,逆に言えば,メッシもそのくらいからこれまでずっと世界のトップレベルでプレーしているわけで,それもすごいことです.

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12/19'22
(サッカー)

 サッカーなんですが,今頃気づいたんですが,キックオフがいつの間にか変わってますね.昔は,一度必ず相手側に出さないといけなかったので,キックオフの時は2人いて,1人が少し相手側にいて,もう1人がちょんと出して,相手側にいる人が味方にパスしていました.でも,ものすごく形骸化していたので,今のような形になったんでしょうね.同じようなものに,既に書きましたが,キーパーへのバックパスがありました.つまり,そういうあまり意味のない決め事は,変えていけばいいんだと思います.

 で,やっぱり,引き分け延長後のPK戦もどうなんですかね.結果的にアルゼンチンが優勝したんですが,フランスが「負けた」という感じがしないというか,両者の間に差はないわけで,あまりに「結果が違いすぎる」感じがしてしまいます.どこかで書きましたが,延長はして,それでも決着が付かなければ,それまでの累積勝ち点とか得失点差とかの方がまだましな気がしてしまいます.試合が始まる前の状況を一度完全にリセットして,全くのイーブンで試合をするというのはわかるのですが,累積イエローで出場できないというのと矛盾しますよね.

 でも,思ったんですが,PK戦には,「ドラマ」があって(イタリアのバッジオとか),それはどういうことかというと,商業的効果があるということです.つまり,選手サイドではなく,サッカーを使って金儲けをした人間,ひいては,サッカーを見て楽しみたい側の論理ということですね.

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[何がまずかったか]
(ピアノ)

 ピアノプロジェの反省というか,何がまずかったかをいろいろ分析?してるんですが,非常に単純なことを言えば,3年ぶりだったということ,東京の仕事のついでに行ったので,ちゃんと直前の準備ができなかったこと(前日は,一日中シンポジウムでピアノにも触れなくて,できる範囲で指を動かすようにはしていたが結果としては効果はなかった?),そして,3年前に弾くつもりの曲だったので,もう弾く気がなくなっていたのをろくに練習しないで嫌々弾いたということはあったでしょう.あとは,こっちに来て防音室内の音響をデッドにしたので,違うピアノを弾いた時ものすごくライブに聞こえてしまったということはあるかもしれません.

 問題は,それを受けてどうするかですが,もちろん,もう演奏会とかでは弾かないというのもありなんですが,そうでないのなら,やっぱり,ある程度は,普段から人前で弾いた方がいいでしょうね.2つ目は,意外と難しくて,でも,対策は考えていて,演奏会前に近くで練習できるスタジオはチェックしていました(リハは1人5分しか弾けない).でも,まあいいやと思ってやめてしまったので,やっぱり,ちゃんと準備ができてなかったということですね.3つ目については,なかなか難しいんですが,弾く気になった時練習して,その時,演奏会があれば弾く,弾く気になる曲がなければ弾かないということでいいとも言えます.4つ目については,普段の部屋をもっとライブにすることはできると思いますが,音が大きくなるので,ちょっと躊躇しますね.でも,ピアノは調律した方がいいかな.

 あとは,ピアノが変わることの対策として,敢えて時々電子ピアノも弾くというのは,やってみようと思います(が,当分は,違うピアノで弾くことはないと思うので,今すぐということはないかな).でも,今思ったんですが,これってピアノのデッドorライブ対策にもなるかもしれませんね.暗譜については,部分的にでも暗譜で弾くのなら完璧に暗譜しないといけなくて,そうでないのなら,譜面を見ながら弾くということでしょう.

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 でも,ちょっと弾く気になっても数ヶ月すると(場合によっては数週間くらいで)その気がなくなるというのは厄介ですね.昔はそこまででもなかったと思うので,歳をとってからの傾向でしょうか.

 シューベルトのOp.120もそうですし,1年くらい前にメトネルのピアノソナタにはちょっとまったというか,弾きたいと思った時期があって,実際,悲劇的は,一通り練習しました.でも,今は全然弾く気にならないです.ジャワ組曲のときは,消去法ではあったんですが,一応,何年か続いたのかな.でも,これも今は弾く気にならないですかね.

 問題はそれが何なのかってことです.一つはその時の気分ってことですが,そうすると,気分は変わるのでどうしようもないってことで,演奏会で何か弾くのなら,その数ヶ月前に弾く気になった曲を弾くしかないってことですかね.

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 でも,ピアノはちょっと難しいというか,例えば,バドミントンなら,あんまり練習に行きたくないなと思っても,何とか行けば,パフォーマンスはだめだめでも何とかプレーはできますし,それは,スキーやゴルフも同様ですかね.でも,ピアノは,演奏会にエントリーして,弾きたくないなと思っても弾かないというわけには行かないですからね.

 ピアノの演奏会に相当するものとしては,バドミントンなら試合なのかもしれませんが,試合も団体戦とか,出ないと迷惑をかけるわけではないのなら,棄権することはそんなに問題ないですし,試合したくないということで棄権するのなら,そもそもエントリーしないと思います(実際,もう何年も試合には出ていない).

 そう考えると,現状は,そもそも,演奏会にエントリーするような状況ではないのかもしれませんね.なので,その日,弾く気になるのなら弾くという日々を過ごして,演奏会数ヶ月前のエントリー〆切のときに決めるってことですかね.

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[楽して生きてきた]

 楽して生きるですが,私の場合,何事か成し遂げたいと思ってやってきたので,楽して生きてきたってことはない,と言いたいところですが,それこそ「楽して生きてきた」とも思うんですよね.

 具体的には,研究というやりたいことを仕事にしたわけで,仕事してきたといっても,やりたいことをやってきたわけですし,もちろん,大学の教員をしている以上,研究以外の仕事もしないといけなくて,もちろん,それは,ちゃんとやってきたと思いますし,それなりに楽しんだとも思うのですが,感覚としては,余計なものに支出することなく,最低限しか働きたくないところを,大学にいないと研究できないので,余計に働いてきた感じがするんですよね.

 で,問題はこれからですが,研究は定年後もできれば続けて行きたいですが,そういう環境が整わなければどうしようもないので,それこそ「楽して生きる」を地で行けばいい(笑)気もします.でも,何事か成し遂げたいという意識は変わらないので,(今大学でやってる)研究以外にそういうものを見出してもいいですし,今大学でやってる研究の中にもそういうものがあるかもしれません.

 いずれにしても,もうやりたくないことはやりたくないということですかね.もちろん,やりたくなくてもやらないといけないことはやらないといけないですが,何度も書いてるように世の中の非常に多くのやらないといけないことは,ほんとはやらなくていいこと,そんなことやってどうすんだ?ってことですからね.

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[やりたくないことはやりたくないのでやらないを究極まで進めれば]

 やりたくないことはやりたくないのでやらないを究極まで進めれば,具体的には,仕事もしたくないし,ピアノも弾きたくない,バドミントンとかスキーとかゴルフも,出かけるのさえめんどくさいのでやらないとなって,そうすると,まさに楽して生きるを地で行くというか,ずっと家にいて,食べる,寝る,食事の準備などの家事や,要介護にならない程度に体や脳を動かすというやらないといけないこと以外は,興味のおもむくままにテレビやインターネットを見たり,何か思うことがあれば,このサイトに好き勝手なことを書いたりという感じで,そんなんで何のために生きているのかってことだとしても,始めから人生所詮退屈しのぎだったわけで,それこそ,ただ生きてるだけで死ぬのを待ってるというのでもいい気もしてきます.

 もちろん,そこまで極端ではなくても,いざとなれば,(定年後は)そうすればいいと思えば,「人生所詮退屈しのぎ」と同様,まさに底辺まで想定しておいて,そこから何かしようという気になればすればいいと考えればいいのかもしれません.

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[最初から家族のようなもの]

 メッシもそうですが,幼なじみとか,中学高校とかで付き合ってそのまま結婚して家族をもって,という人いますよね.私はそうではないので,よくわからないのですが,まさに最初から家族のようなものというか,その人以外考えられないというか,そういうのっていいのかもしれません.

 私はそうではなかったのですが,出会いは,かなり電撃的でしたし,この人以外いないとずっと思ってましたし,一生この人と添い遂げるものだと思っていました.でも,自分がそう思っていても相手がそう思っていなければ,そうならないのは言うまでもないですし,「そういう仕組み」がわかってきたということもあって,全てのことには二面性があるわけで,それはそれでありですかね.

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12/20'22
[既にそうなんだと思います]

 やりたくないことはやりたくないのでやらないを究極まで進めればですが,別に定年後ではなく,既にそうなんだと思います.もちろん,今は仕事をして給料をもらっているので,やりたくない仕事もしないといけませんが,やりたくなくてもやらないといけないことは,定年後も存在するので,単にそういう問題ということですね.

 で,そこを基準というかデフォルトと考えて,やりたいことがあればやればいいし,そういう意味では,学生達を指導しながら研究したり,いろんな共同研究者と研究できるのは,超ラッキーなことなわけで,それができるうちは,ありがたくやらせていただくということですね.

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[今頃気づいた]

 今頃気づいたんですが,高二から高三にかけて勉強できずに大学受験で失敗して浪人して東大に入ったってことで,過去のことはどうでもいいとは言え,あの時,もう少し何とかできたんじゃないかとか,どこかで引っかかってるところはあるわけで,でも,じゃあ,もしそうではなかったら,何とかうまく行っていたらどうかと考えました.

 もしそうだったら,博士課程を終えた時,どうなったでしょうか.吉澤さんはまだ定年前なので地震研のポストはありませんでしたし,横国だってまだ李さんがいらっしゃいましたからね.そして,地震研に行ってなかったら,ずっとRCの世界にいたのでしょうし,それはそれでありだったとは思いますが,地震動の性質と建物被害の関係といった今まで誰もやってなかったようなことはできなかったでしょうし,そうすると,大きな震度が記録されてもどうして被害がないかを説明できる人もいなかったわけで,なるようになってるというか,大学受験で失敗して浪人したから今があるということになるわけで,まさに禍福は..ということですね.

 とは言え,過去のことはどうでもいいというか,問題はこれからなんですが,これからもそういう目先の禍福には目もくれず,人生所詮退屈しのぎとか,やりたくないことはやりたくないのでやらないとかの「底辺」を基準にそこからプラス思考でやって行けばいいんだと思います.

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 じゃあ,高校時代と並ぶ?低迷期である30代はどうだったでしょうか?

 何度か書いたように,地震研に就職して,やりたいことを見つけてそれを仕事にするという小さい頃からの夢を実現できたのはよかったのですが,夢は実現すれば色褪せるというか,そこから低迷が始まったわけで,でも,バドミントンとかスキーとか相場研究とか仕事以外のことはかなり精力的にやっていたので,単に仕事を怠けたというだけの気もします(それが高校時代とは違うか).

 それはともかく,まあ何とか仕事をして,地震研で昇進してずっと地震研にいたらってことです.実際,そういう話は何度かありましたし,南先生に言われて業績リストを出したことも2回ほどありました.でも,多くは私自身の不徳の致すところではありましたが,それ以外にもいろんな難しい事情もあって,そうはならなかったのですが,そうなってたらどうかってことです.

 一つは,何度か書きましたが,東大の先生ってやっぱり大変で,私には務まらなかったというか(それは,京大に来てからもそう思います.つまり,あと○年だから何とか頑張れると思いますが,20年,30年は,私にはきつかったと思います),何とかやったとしても疲弊して30代のような低迷期に逆戻りした可能性もあって,具体的には,1999年台湾集集地震をきっかけに地震動の性質と建物被害の関係というやりたいこと,やるべきことを見つけてからは,とにかく研究がしたかったわけで,でも,そういう既存の枠組みにない研究を東大の先生というか,いろんなとりまとめ的な仕事をしながら進めて行くのは,難しかったというか大変だった気がします.

 あとは,誤解を恐れずに正直に書くと,壁先生とうまくやって行けたかということもありますかね.それは,もちろん,壁先生の問題ではなく,私の問題で,私って,とにかく,誰かの言うことをきくというのがだめなんですよね(ほんとどうしようもない奴です).

 なので,公募に応募して筑波大に行って,既存の枠組みにないことでも何でも好きなことができて,しかも,一教員一研究室で,誰の言うことをきく必要もなくて,優秀な学生が,建築という枠組みではなく,エンジニアリング志向で,構造や防災を第一志望で来てくれるという環境は最高だったと思います.

 つまり,30代で何とか仕事をして地震研で昇進していれば,思うようなことはできなかったわけで,30代にいろいろしくじったことが結果的にそういう方向に行ってるわけで,やっぱり,禍福は..ってことですかね.でも,自分はそれでよくても回りにいろいろ迷惑をかけてしまったことは申し訳なかったと思います.

 まあでも,高校時代にしても30代にしても,うまく行っていたらそれはそれでまた別の展開もあったでしょうし,結局は,(過去のことは)いいように都合よく考えるってことですが,そういうことって結構大事な気はします.

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12/21'22
[どの大学の先生になるのがいいか]
(大学)

 どの大学の先生になるのがいいかと言っても,思うようになるものではなくて,具体的には,この大学の先生になりたいと思っても,どんなに業績があって優秀でも,たまたまそういうタイミングでポストが空かなければどうしようもないわけなんですが,一般論というか,四方山話的に考察?してみたいと思います.

 まず,東大や京大の先生はいろいろ大変と再三書いてますが,全体として見るとどうなんでしょうね.東大や京大の先生が大変なのは,学会や業界のリーダー的とりまとめ的な仕事をいろいろしないといけないということなんですが,逆に言えば,そういう役回りというか,東大や京大の先生になったということは,そういう資質を見込まれたということで,それを意気に感じて仕事をするというか,そう思える人は,まさにはまり役でしょうし,実際,東大京大にそういう先生は多いです.

 東大と京大を比較すると,学外の仕事は,やっぱり,東大の方が多いと思います.だって,委員会とかのほとんどは,東京で行われるわけですからね.京大は,移動が大変ということはありますが,昔からそうですが,そういう学外のとりまとめ的な仕事は東大にやらせて,京大は研究するみたいなところはありました(昔,某委員会で京大の○○先生は,堂々とそういうことを言っていた).

 授業とかの負荷は,学生に対する教員数が多いので,他大学に比べて少ないと思いますが,学部はそうでもないですかね.でも,東大や京大には,地震研,生産研,防災研といった研究所があって,そういうところの授業とか学務的は負荷はかなり小さいです.でも,研究所には,研究所なりのいろいろ大変なところはあって,でも,全体としては,学内の仕事は,学部よりは少ないと思います.

 じゃあ,東大や京大の研究所が一番いいやんってことですが,そうですね,全体としては,やはり,そうだと思います.実際,私もこうやってほいほい来たわけですから(笑).

 でも,もちろん,いいことばかりではなくて,具体的には,東大の研究所は,学生は大学院からしかとれなくて,多くの学生は卒論をやった研究室で大学院に行くので学生集めは大変です.防災研は,4年生から来るんですが,東大同様,学部の研究室に行く学生が多い傾向は否めません.地震研は,他大学から学生をとることができますが,京大ももちろんできるんですが,院試のハードルが高いので少数です.

 東大京大に次ぐ,あるいは,匹敵する東工大も事情は似ています.でも,今頃,気づいたんですが,東大や京大は,東大や京大だから行くみたいな動機が不純な学生もいて,そういう学生は入学後何やったらいいかわからなくなることが多いという中で,東工大って,割と何をやるかの明確な意識をもった学生が多いってことはないんですかね.だとすれば,結構いいのかもしれません(東京にあるし).

 東大京大以外の旧帝大も,結構お買い得かもしれませんね.ただ,研究所はほとんどなくて,学部ということになるので,授業や学務的負荷は,そこそこあると思います.あとは,地方になるので,学外の仕事のときの移動が大変ですかね.それは,京大も同じで,そういう意味では,東北大や名大は結構いい気もしますが(そっか,そういう意味では,京大は近い方ですね),東京からの距離が離れれば,その分,そういう仕事も減るとすれば,どっこいどっこいですかね.

 あとは,筑波大,横国,都立大,千葉大,神戸大などの旧帝大,あるいは,それに次ぐレベルの東京大阪近郊の大学ですね.でも,東京近郊の大学は,学外の仕事が結構あります(でも,筑波大は,電車が来るまでは,陸の孤島というか,半分地方というイメージなので,ちょっと負荷が小さい感じはする).

 ていうか,実質の狙い目は,やっぱり,ここら辺なんじゃないですかね.とにかく東京近郊ということが大きいですし,学生も充分優秀ですし,そんなにめんどくさいことに巻き込まれることもないと思いますからね.早慶とかの私立もあるんですが,やっぱり,学生が多くて,しっかりある程度の数の学生を指導しながら研究を進めるというのは,難しい感じがします.そういう意味では,地方の旧帝大以外の各県No.1の国立大学も狙い目でしょう.

 とまあ,思いつくままに書いて来たのですが,こうしてみると,結局,だいたいいわゆる大学ランキング通り(笑)って感じですかね.でも,東大京大の研究所とか,東京近郊か地方かとか,東京の私立よりは,地方の国立とか(でも,東京に住めるのは,いろいろメリットもある.デメリットもあるけど),部分的にお買い得度が逆転してるようなこともありますが,大学の人事は,とにかくポストが空かないとどうしようもないので,結局,思い通りにはならないというか,しっかり仕事をした上で,行けるところに行くってことですかね.

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[全ては一長一短]

 うーん,でも,こうしてみると,どこの大学の先生になるかは一長一短というか,東大や京大だと研究環境は恵まれてる分,いろいろ大変なことはあるわけで,逆に,こうい言い方はどうかと思いますが,下の方のレベルの大学は,それはそれで大変だとは思いますが,給料はそんなに変わらないし,社会的責務のようなものはそんなにないとも言えるわけです.

 そして,これは,どこの大学の先生になるかに限った話ではなくて,人生そのものですよね.優秀で仕事ができれば,いい会社に入って大きな仕事ができていい給料がもらえると言っても,その分,仕事は大変で責任も重いわけで,そんなに頑張って働かなくても,のんびり生きて行った方が幸せということはあるでしょう.

 もちろん,人は能力以上のことも能力以下のこともできないので(能力以上のことができないのは言うまでもないですが,自分に何かの能力があることがわかったとき,それを眠らせてしまうことも非常に難しくて,大変だとわかっていてもやらずにはおれない),その人の能力にあったところで仕事や仕事以外のことができないのは,不幸なことで,つまりは,能力のあるなしは,幸不幸とは関係ないってことになるわけです.

 ただ,そういう中でも,差が付くところはあって,それは,やはり,「よく考える」ことでしょう.これは,勉強ができるとか,数学や物理ができるとか,スポーツや芸術の能力が高いとか,仕事ができるとかとは別の話で,仕事ができても,その分,大変なのは上で書いた通りなわけで,学術や芸術やスポーツの才能がなくても,仕事がそんなにできなくても,よく考えることで世の中や人類繁栄のDNAに騙されず,お金とか社会的地位とか評価とかを無用に欲しがらなければ,結構,幸せな人生が送れるんじゃないかと思いますし,それは,何かの能力がある場合も同じでしょう.

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 関係するのかもしれませんが,先日,オンラインで研究室のOBOG会があって,とあるOGが転職をして,その会社は裁量労働制で,彼女は仕事ができるので,多くの人が残業している中(でも,裁量労働制なので,残業は全員一律月30時間しか付かない),さっさと仕事を片付けて毎日定時に帰ってるんだそうです.

 つまりは,彼女は仕事ができるというだけではなく,それを活かすにはどうしたらいいか「よく考えて」裁量労働制の会社に移ったわけで,そういうことって大事だと思うんですよね.そういう意味では,大学は究極?の裁量労働制ですから,自分は仕事ができると思うのなら大学はいいと思いますよ.

 逆に自分は仕事が(あまり)できないと思うのなら,敢えて自給いくらというところで働くということはあるわけで,これまた「よく考えて」そうするのなら,それはそれで,有能と言えるかもしれません.

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12/22'22
(日記, ピアノ)

 先日,事務から年休取得が足らないので年内に最低限(5日)取得してくださいというのが来て,今週からもう休暇です.でも,実際は,(のんびり)大学に来てるんですが,来なくてもいいので来てるということで,そういうのって悪くないです.

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 ピアノを調律してもらおうと思って,防音室の片付けというか,防音も兼ねてピアノの上に積んでいた布団を運び出しました.音がデッドになっていたというのは,このことです.そして,シューベルトのOp.120を弾いてみたら,まさに先日のピアノプロジェで,ピアノがライブ過ぎてコントロールできずに弾けないということが起こりました.

 つまりは,ピアノを防音のためにデッドにしていたのが問題だったということですかね.いずれにしても,いろいろもっとちゃんとした方がいいことが多いので,(少しは)ちゃんとやろうと思います.

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[仕事なんて所詮そんなもん]

 先日,地震工学会大会で札幌に行って,M1二人とジンギスカンで飲んだんですが(実際は,運動部の学生がいて,新型コロナの関係で飲むと大会に出られないと言うので飲まずに食っただけですが),その時,医者と言ってもいろいろで,金儲けが目的で医者になったような奴もいるわけで,そんなんで医者になっていいのかという話になって,M1の一人が,診てもらう側としては,そんなの関係なくて,腕がよければ,ちゃんと診てくれればそれでいいと言ったんですが,その通りだと思いました.

 これってどういうことですかね?> どんなに人間として最低でも,ちゃんと仕事すればOKってこと? そして,それは,医者に限った話ではないわけです.人間として最低なら,付き合いたいとは思いませんが,医者と患者というそれだけのドライな関係なら問題ないわけですよね.

 思ったのは,「仕事なんて所詮そんなもん」ということでしょうか.つまりは,仕事ができることは,本人にとって,いろいろメリットはありますし,世の中の役に立つこともあると思いますが,そんなの大したことではなくて,人間的というか哲学的,信条的なことが遥かに重要で,でも,そういう重要なものがなくても成功できる,成功しちゃうのが今の世の中ってことですかね.逆に言えば,今の世の中では,後者より前者の方が重要ということになっちゃってるってことですかね.

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 でも,実際のところは,人間一人でできることはたかがしれてるわけで,誰かといっしょに仕事をするとなると,人間的なことは,やはり,重要です.でも,仕事によっては,一人でもできることもあるでしょうし,一人ではできないとしても,仕事上のドライな付き合いさえできれば,やって行けるとも言えます.

 でも,そういう人生ってどうなの?ってことですかね.仕事が人生の全てではないですからね.

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(スポーツ)

 あれ? 今日,全日本フィギャーの女子のSPだったんですね.実質世界トップのロシア勢がいないのにグランプリシリーズも世界選手権もないわけで,それに繋がる全日本も然りだとは思うのですが,四回転とトリプルアクセルを跳ぶ島田さんは見たかったですかね.まあ,フリーは見るようにします.

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[これもまたゼロベース]

 全ては一長一短とか二面性があるということで言えば,「この人以外いないとずっと思っていた.一生この人と添い遂げるものだと思っていた」というのもそうですね.でも,少なくともこれまでずっとそう思ってやってこられたのは,やはり,ラッキーだったし感謝しないといけないと思います.

 でも,問題は,やはり,これからで,でも,そういうタイミングかどうかはわかりませんが,「そういう仕組み」に気づいたということもありますし,それこそ,どうなっても一長一短なわけで,一人は一人で楽しいというかめんどくさいこともないですし,なるようになるというか,どうなってもそれを受け入れてやって行けばいいということでしょう.つまりは,これもまたゼロベースというか,誰からも必要とされないことをデフォルトとして,そこから何か+αがあるのなら,それはそれで喜んで受け入れればいいということでしょう.

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12/23'22
[亭主元気で留守がいい]

 亭主元気で留守がいいって言いますよね(死語?).

 意味としては,その昔,専業主婦の本音を表現したもので,亭主は元気でしっかり働いて稼いでくれれば,家にいない方が世話もしなくて自由に過ごせるのでいいといったところでしょうか.

 でも,これって,その昔の専業主婦に限らない話というか,一般的に言えることじゃないですかね.つまりは,誰かといっしょにいていろいろストレスを受けるより,一人でのんびり過ごす方がよくて,でも,ずっと一人は寂しくて,つまり,「元気で留守」くらいがちょうどいいってことでしょうか.

 別に夫婦でなくても,親でも子供で孫でも友人でも,例えば,子供が成長して巣立っていなくなっても,どこかで元気で暮らしてくれていればそれでよくて,それは,子供以外も然りで,このサイトで再三書いてる「一人,時々,みんな」もこれに近いかもしれません.

 でも,人間には,「寂しい」と思う本能があるので,そこを理性的に考える必要があります.まあそれがなかなか難しいんでしょうが,それができれば得るものは大きい気がします.

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[だんだん一人に適合して行ってる]

 あと思うのは,(私の場合)だんだん一人に適合して行ってる感じがするんですよね.「一人でも大丈夫」が無敵とか,「一人,時々,みんな」がいいとか言ってますが,若い頃は,もっと「みんな」がよかったと思ってたと思いますからね.

 理由はよくわかりませんが,状況に否応なく適合して行ってるのかもしれませんし,本能というか,そうなるのが自然なのかもしれません.いずれにしても,悪くない傾向だとは思います.

 あとは,寂しいと思った時には,誰かといっしょにいる時の(楽しいけど)めんどくさいこともあること,歳をとってから人と会うとなぜか疲れるようになったことをしっかり想像するようにしていて,そういうスキルを訓練によって身につけてきたこともあると思います.でも,誘われれば,ほいほい出かけるので,そこはまだまだですかね.

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[弾いてるうちにだんだん弾きたいと思う気持ちがなくなってくるのをどうするか]
(ピアノ)

 この曲を弾きたいと思って弾いていても弾いてるうちにだんだん弾きたいと思う気持ちがなくなってくるってことですが,もちろん,そうなったら弾くのをやめて,他に(相対的に)もっと弾きたい曲があれば,そっちに乗り換えればいいというか,現状そんな感じで,でも,そうすると,まともに仕上がる曲なんかないわけで,でも,人前で弾かないのならそれでもいいのですが,年に1回でも,人前で弾くのなら,ちょっと考えた方がいいかもしれません.

 いやいや,弾きたくなくなっても我慢して練習するんだよと多くの人は思うでしょうが,私はそうは思わないというか,それならピアノは弾かない,あるいは,人前では弾かないとなるわけで,それは,弾きたくないのを我慢して弾いても楽しくないし,上手くもならないと思うからです.

 じゃあ,どうすればいいかというと,弾いてるうちにだんだん弾きたいと思う気持ちがなくなってくるのを何とかするってことですよね.つまり,その要因を分析する必要があるわけです.

 まずは,そもそもその曲を弾く気になるかどうかなんですが,これはなかなか難しいです.でも,現状,とりあえず弾く気になる曲(弾き始める気になる曲)はなんとかあるので,ここでは,どうやってそれを持続するかということを考えます.

 まず,弾き始め,具体的には,アナリーゼをして指を付けながら譜読みをしてるくらいは問題ありません.ていうか,ここが一番楽しい.で,しばらくは,弾く度にどんどん弾けるようになっていくのでその辺も問題ないですかね.曲の長さにもよりますが,5分とか10分くらいの曲なら数週間から1ヶ月くらいでしょうか.

 でも,そのくらいを過ぎると弾けるようになる具合が対数関数的に頭打ちになってきて,だんだんしんどくなってきます.そして,多くの場合,そこで放り出して弾かなくなる,他に弾く気になる曲があるなら乗り換えることになります.

 一つの考えとしては,その段階でほぼほぼ弾けるようになっていれば,演奏会前なら少し頑張れば,なんとかなるでしょうか.つまり,そのくらいの時間で弾けるようになる曲を選ぶということですね.

 思い返してみると,一時期,そういう風にやってた,つまり,一通りざっと練習すれば弾けるようになるくらいの難度の曲を選んで弾いてた時期もありました.それで行けるのなら問題ないし,まさに分相応ということでしょう.

 でも,いつの頃からか,そういうフィルタをかけると,弾く気になる曲が見つからないということになってきてしまいました.そして,そういう曲より遥かに難度が高い曲なら何とか弾く気になるということになると(弾く曲がないので),そういう曲をやることになります(例えば,ゴドフスキーのジャワ組曲とか).でも,そういう曲を未完成のまま演奏会で弾くと...というのが現状ですかね.

 で,それを何とかしたいということなんですが,難度が上がる,あるいは,曲が長いということなら,当然のことながら,それだけ多くの時間,練習しないといけないわけで,それをどうするかなんですが,一つの例としては,ジャワ組曲の第1, 2集を弾いた時は,毎回,演奏時間を記録していました(練習する気にならないので,ただ通しで弾くだけだったということもあった).今にして思えば,子供っぽいというか,ちょっとあり得ないんですが,それで少しは弾く気になるのなら,毎回は極端でも,時々,通しで弾いて,演奏時間を記録していくというのはありかもしれませんね.

 弾ける具合が頭打ちになってくるというのは,感覚の話で,でも,演奏時間という一つの定量的な指標でそれを評価できれば,対数関数的に頭打ちになっていても,少しでも確実にまだ弾けるようになってることがわかるわけですからね.この場合は,もちろん,タイムを縮めるために急いで弾いてはだめで,しっかり,音楽を表現できることを最優先するのは言うまでもありません.

 そして,その伸び具合を外挿して本番に間に合うかというのもジャワ組曲の第1, 2集のときはやってたんですが,もし外挿通りにならなくて,本番でテンポで弾けなくても,それなりのテンポで弾けば,それなりの演奏にはなる気はします.

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[かっちりした曲かふわっとした曲か]
(ピアノ)

 弾いてるうちにだんだん弾きたいと思う気持ちがなくなってくるのをどうするかという以前に,そもそもどういう曲を弾く気になるかはなかなか難しいです.でも,これは,どういう曲でもとにかく弾く気になる曲があれば,なんとかなりますよね.それで飯を食うのなら,観客が聴きたい曲(ショパンとかベートーヴェンとかポピュラーな曲とか)を弾かないといけませんが,そうでなければ,何を弾いてもいいわけですからね.

 そういう意味では,ピアノプロジェでは,アニバーサリーというので弾く曲を決める風習みたいなのがあって,アニバーサリーというのは,生誕120年とか没後70年とかいうことで,だいたい毎年,それなりの数の作曲家が引っかかります.ちなみに来年は,プロコフィエフの生誕130年です.

 で,思うのは,アニバーサリーで弾く曲を決める人は,弾きたい曲がいっぱいあるんだなということです.つまり,いっぱいあり過ぎて決められないからアニバーサリーというフィルターをかけるということですかね.でも,私は,弾く気になる曲がほとんどないというか見つけるのが大変なので,そんな余裕はないわけです.

 ピアノ曲と言っても様々で,それは,時代(古典,ロマン,印象派,近現代)もありますし,速いかゆっくりか,難しいか易しいか,メジャーかマイナーか,派手か静かか,感情的か無機的か,単に好きかそうでもないか(嫌いってことはほとんどない),オーソドックスかエキセントリックかとかいろいろあって,これらの組み合わせは,まさに無限で,その時,ピンポイントではまらないといけないのが厄介なんですが,なんか知らんけど,突然,この曲を弾く気になったみたいなこともあります.

 でも,ざっくり言うと,かっちりした曲かふわっとした曲かというのは,ありますかね.かっちりした曲というのは,古典,それもバッハ,モーツァルト以前(ベートーヴェンも該当するものもありますが,そうでないものも多い)のものに多いですが,近現代にも結構あります.対照的にふわっとした曲というのは,ロマン派はだいたいそうですし(あーでもショパンはそうだけど,シューマンやブラームスはそうでもないか),ドビュッシーもそうですかね(でも,ラヴェルはそうでもない).

 弾いた曲で言えば,シューベルトのOp.120は,まさにふわっとした曲で,D.960やD.894もそうですね.つまり,そういう曲を弾く気分の時にそういう曲を弾くのはいいんですが,そういう気分でないときにそういう曲を弾くと今回のように大変なことになるわけです.

 つまり,今は,かっちりした曲を弾きたい気分ということですかね.そういう意味では,ここであげた曲だと,ドゥコーの月の光は,近現代ですが,ふわっとした曲になりますかね.それより,プロコの6番の方がかっちりしてる感じはします.

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[ピアノを調律]
(ピアノ, 日記)

 ピアノを調律してもらいました(今日も有休.上の文章も調律してもらってる時に書いた).音がものすごくずれてたので,ようやくちゃんとしたピアノになった感じでしょうか.

 それで,タッチを軽めにということでお願いしたのですが,それは,そんなに変わりませんでした.できる範囲でやってはもらったんですが,やり過ぎると返りが悪くなるなどの弊害があって,ウェイトを付けるなどの調整法もあるんですが,それも同様で,やはり,このピアノ(ヤマハのG3E)に合った調整にするのがいいということで,それは私もそう思いました.

 つまりは,ヤマハのGは,元々タッチが重いってことなんですが,私個人的には,嫌いではないです.でも,何度か書いているように,外で人前で弾く時,多くの場合は,スタインウェイで,ものすごくタッチが軽くて,感覚が変わって全然弾けなくなるので,普段からそれに合わせておいた方がいいということです.

 今のピアノは,バークレーから戻ってきた1996年に中古で状態のいい数年落ちくらいのものを格安(100万ちょっと)でゲットしたんですが,今にして思えば,C3とかタッチが軽いものにしておけばよかったのかもしれません.

 で,調律師さんといろいろ話したんですが,ピアノは,100年くらいはもつけど,40年くらいでオーバーホール,具体的には,弦の総張り替えとかが必要で,このピアノは,もう30年くらいにはなるので,そろそろ,買い換えを考えてもいいかもしれませんね.あるいは,そもそも,グランドピアノじゃないとだめというレベルというか意欲もなくなって来た感じもしていて,グランドピアノも防音室も売り払って,電子ピアノ一つで身軽になるというのもありでしょうか.

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 あと,調律が終わって,ちょっと弾いてみてくださいとなって,アルペジョとかスケールとか弾けばすぐにわかるわけで,音はともかく,ここでタッチをどうこう言っても始まらないので,それでいいんですが,「そういう場合に弾く曲」がないなと思いました.

 これは,最近,ずっと思ってることで,例えば,先日,桂川のイオンの島村楽器で電子ピアノを触った時もそう思いました.昔だったら,いつでもどこでも弾けるハチャトゥリアンのトッカータとかプロコフィエフの6番のソナタとか,今すぐに弾ける曲ならラウタヴァーラのエチュードとか,サイのブラックアースとか,シューベルトのOp.120もそうなんですが,なんかそういう曲をそういう場面で弾く気にならないというか,うまく弾けない感じがしてしまうというか,実際,うまく弾けないんですよね.

 これって何なんでしょうね.実際,弾けなくなってるってことなんでしょうか?

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 備忘録的に書いておくと,何年か前に左の小指を痛めてから(ヴィラ=ロボスの野性の詩を弾いた時だから2019年か),左がうまく動かなくなった感じはしてます.パソコンのキーボードもそうです.でも,小指だけではないので,小指を痛めたことは関係ないかもしれません.なんかこわばる感じがするんですよね.具体的には,ピアノだと下りのスケールが(もともと弾きにくいんですが)弾きにくいですし,シューベルトのOp.120の第3楽章は,下りのスケールが頻出するので,実は,かなりしんどかったです(でも,練習になるとも言える).でも,2年前,弾き始めた頃は,そんなに弾きにくくなかったと思うんですよね.

 でも,動かせなくなってきてるのならそれはそれでしょうがないのですが,ポイントはやっぱり脱力で,パソコンのキーボードのときは,まさに脱力すると,かなり打ちやすくはなります.なので,ピアノも同様ってことですかね.

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[弾ける曲が変わって来てる]
(ピアノ)

 弾けなくなってきてるところも確かにあると思いますし,それならそれで仕方ないんですが,弾く気になるかどうかもそうですが,弾ける曲が変わって来てる感じはします.

 具体的に言えば,ジャワ組曲なんか,あまりに複雑,かつ,長大過ぎて,昔は,弾く気にもそれこそ譜読みする気にもならなかったと思いますが,弾く気になる曲がない中,どういうわけか,この曲だけは弾く気になったわけで,それは,ベートーヴェン−リストの田園もそうでした.

 で,思ったんですが,単に難しいとか難しくないとかじゃない別の要因があって,一つは,弾くのに瞬発的に大きなエネルギーを要するかそうでないか,そして,破綻しやすいかしにくいかということでしょうか.ジャワ組曲は,確かに難曲かつ長大ですが,割とゆったり時が流れてる感じはあって,せわしなくなくて,弾くのに瞬発的な大きなエネルギーは要しないというか,ハードルはそんなに高くなくて,破綻もしにくい感じはします(ただし,第3集の第3曲は,せわしなくて,実際,そこで破綻した.それは,田園も同様ですが,第4楽章の嵐は激しくて破綻しやすくて,でも,これは何とか乗り切った?).

 なので,そういう曲で弾く気になる曲を丹念に探していくことですかね.でも,そうすると弾く曲を見つけるのは,大変かなあ.でも,ここであげた曲だと,プロコフィエフのソナタの6番の第4楽章は,かっちりはしてますが,めまぐるしくて破綻しやすい一方,ヴィヴァルディの四季やドゥコーの月の光は破綻しにくい感じはします.バルトークだと,ピアノソナタは,難しいんですが,パッセージ的なところはそんなにないので,弾けるようになっちゃえば,破綻しにくいと思いますし,あそこのピアノ(スタインウェイ)でも割と対応できる感じはします.

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[人生が終わってるか終わってないかの違い]

 ピアノの調律師さんに来てもらって思ったんですが,彼女は,ピアノの調律で生計を立てていて,しっかり一生懸命働いているわけです.

 つまりは,このサイトで何度か書いてるように,人生が(実質)終わってるか終わってないかで言えば,終わってないわけで,おそらく,それがいつか終わるということは考えてないというか,今を必死で生きてるってことで,それはそれで幸せな状態なんだと思います.つまりは,生きて行かないといけない,そのために働かないといけないということなら,まだ人生は(実質)終わってないということなのでしょう.

 実質どうかはともかく,お金とか社会的地位とか承認とか評価とか見栄とか結婚とか子供ができたらちゃんと育てないといけないとか,そういうことに拘りというか,何かそういう「でないといけない」ということがあって,ただ(楽して)生きて行けばいいというわけではないというのは,そういうことですよね.

 でも,私の場合は,ある時期,だいたい50くらいで,そういうのが明らかに反転したというか,景色が変わって,突然「人生が終わった」と思いました.そして,それからいろいろ考えて行くうちに,そこで何か大きな変化があったというよりは,人生って最初からそうだったというか,じゃあ,50前までは何だったのかというと,何かに取り憑かれていたというか,バブルのようなものだった気もして,でも,その割には,変な拘りなく生きて来られたなとも思ったんですが,それはたまたまという気もして,よくわからないんですが,うまく行ったんだから結果オーライでいいのかというか,過去のことはどうでもいい的にはいいんでしょうが,これから先は,そうは行かないんですが,こんな感じなので,まあ何とかなるんでしょう.

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(日記, バドミントン)

 今日は寒かったですね.気温は(防災研の玄関ロビーのパネルによると)最高気温3度,最低気温0度で,先週,雪の札幌に行った時は,氷点下6度とかだったんですが,体感的には,今日の方が寒いくらいでした(湿度の関係).

 今日は,今年最後の練習日だったんですが,月曜に練習に行って,週二は,まだ体に負担があるかもしれないし,今日行っても行かなくても,来年までしばらく空くので(ほんとは寒さに負けて)行くのをやめました.

 でも,若い頃は,行くか行かないか迷ったら行ってたんですが,最近は,行かないようにしています.大分,そういうことが「できる」ようになってきました.

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[同じ曲を練習するから飽きる?]
(ピアノ)

 思ったんですが,同じ曲を練習するから飽きるんじゃないですかね.いやいや,練習なんだからそれが当たり前?

 確かに勉強もそうですが,憶えたら忘れないうちに復習しないといけなくて,ピアノの練習も同じこと? でも,飽きて(やらないといけないことではないので)練習しなくなったら元も子もないわけですよね.

 つまりは,飽きる前に弾けるようになるというよりは,なかなか弾けるようにならなくても飽きないようにそんなに練習しないというのもあり? 具体的には,何とか弾く気になる(でもまだ弾けない)いろんな曲を用意しておいて取っ替え引っ替え弾いていく感じ? あるいは,何か弾こうと思ってる曲を弾いてて,ちょっと飽きてきたなと思ったら,違う曲を弾いて,弾く気がなくならないように何とかコントロールするってことですかね.

 まあ何でも思いついたらやってみるというか,そうやって何とかやって行くしかないというか,やる気がないのを何とかするのも大変です.でも,何やってんだかという感じもしますかね.

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12/24'22
[社会性があるものは厳しい]

 ピアノプロジェで全く弾けなかったこともありますが,最近,ピアノの記事が多くて,中身的には,とにかくどうやって効力感を維持するかです.それは,効力感を維持できれば練習するので,弾けるようになるということもないことはないですが,それよりも(リタイア後の)退屈しのぎの確保に必死ということが大きいです(ほんとみっともない).

 もちろん,研究は続けていきたいと思ってますし,仕事以外にもいろんなことをやってます.でも,現実問題,厳しいことが多いと思うんですよね.

 研究は,それ以外のものに比べて全然違うレベルにはあるとは思いますが,非常に社会性の高いことをやっているので,自分の中で研究して満足するのは,難しいと思います.大学をやめても研究して論文を発表し続ければいいじゃないかとも思うのですが,なんか「老害」的な雰囲気を感じるんですよね.

 仕事以外にやってることも,バドミントンやスキーは,やはり,体力的な問題がありますし,バドミントンは,誰かと打つ必要があって,そうすると,強い弱いとか勝敗とかの社会的評価がどうしても付いて来ます.スキーやゴルフも誰かと行けば同様です.そして,社会的評価は,年齢とともに確実に低下して行くわけで,そんなの気にしなければいいのかもしれませんが,だったら,そういう余計な評価を受けないことやった方がいいじゃんとも思うんですよね.

 つまりは,「社会性があるものは厳しい」感じがするということです.ピアノは,(加齢によって下手になっていっても)とにかく家で一人で日々弾いてて楽しければ,それでいいわけで,無敵というか,やはり,(このサイトや相場研究や身の回りのことを自分でやることとともに)何とか「確保」しておきたい種目だと思うんですよね.

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 そういう意味では,スポーツというか体を動かすことも,そういう感じでできることを開拓することはあるかもしれません.もちろん,走ったり,泳いだりというのは,すぐにでもできますが,やってて楽しい的には,球技のようなゲーム性は欲しいですね.ゴルフは,それに近いですが,運動強度が低いのが問題です.でも,連続して振ると,かなり運動強度は高いんですが,どのくらい全身運動になってるかということはありますかね.

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[苦しいのを頑張って乗り越えれば,達成感や解放感を味わうことができる?]

 研究にしろ芸術にしろスポーツにしろ,世の中の役に立たないやりたいことやってるわけで,それは,とてもありがたいことなので(嫌ならやめればいいだけの話),やってる人がやらせてもらってることに感謝するのはともかく,苦難を乗り越えて栄冠?を獲得した人を崇め奉るのは,おかしな話というか,そうやって下々の人間を働かせてこき使って金儲けしたい奴等の策略と書いてきました.

 でも,トップレベルで大観衆の前でものすごいプレッシャーを受けてプレーすること,そのために尋常ではない練習やトレーニングをすることは,やはり,大変なことで,そんなことしても世の中の役には立たないけど,そういうことを通して当人は成長できる,幸不幸相対論的にも,苦しいのを頑張って乗り越えれば,達成感や解放感を味わうことができると言う人もいるかもしれません.

 まあ,いいんじゃないですかね.そういうのって,人それぞれですからね.でも,自分には無理というか,そういう風には考えないし,やって来なかったってことですかね.

 じゃあ,自分はどうしたかというか,自分だって,これまでずっと楽しく研究したりピアノ弾いたり,バドミントンやスキーしたりしてきたわけはなくて,研究は,30代は低迷したと思いますし,ピアノは,ずっとそんな感じだし,バドミントンも40過ぎからは,ずっとだめだめですし,スキーも東京で準指を受けていた頃はしんどかったですからね(でも,ピアノの最近の記事を見るとわかるように,どうやったら楽しいと思えるか,効力感を見出せるかは考えてきた).

 そういう時,どうしたかですが,辛いのを我慢して頑張ることはしなかったということなんですが(そういう意味では,高校大学受験もそうですね),嫌ならやめればいいだけの話ではあるんですが,仕事はやめると食べては行けないわけで,やり過ごしたと言うとどうかと思いますが,そんな感じですかね.つまりは,やめれば全てが終わってしまうので,できる範囲で何とか続けたってことですかね.なので,結果として,大したことにはなってないわけで,でも,それはそれで自分の責任ということで受け入れればいいとも言えます.

 でも,スポーツの場合,シニアの世界ならともかく,現役のトップレベルはそうは行かないですよね.「期限」がものすごく早いですからね.でも,これも,それはそれで自分の責任ということで受け入れればいいというのは同じですかね.

 そして,そう考えるのは,もちろん,私が怠け者というか,やりたくないことを我慢して頑張ることができないということなんですが,そう考えることで,効力感が上がって,結果が逆に付いてくるということがあります.でも,これは人ぞれぞれというか,他の人のことはわかりません(楽しいことが嫌いと言う人もいるので).

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[あきらめた]

 いろいろ書いてますが,要は,あきらめたというか,ようやくあきらめることができたということかもしれません.あきらめるというと,残念というか,できなかったという感じですが,どこかすっきりするところもあって,あきらめがついたという感じでしょうか.

 でも,あきらめても,退屈しのぎは,して行かないといけないわけで,つまりは,人生は続くわけで,そこで何かが起こるかもしれないわけです.でも,何かが起こることを期待して何かをするというよりは,そういうことは意に介さないということで,でも,だからこそ何かが起こる可能性があると思うんですが,やっぱり,そういう期待はしないというのがあきらめたということでしょう.

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[急激に自信がなくなってきた]
(ピアノ)

 ピアノなんですが,急激に自信がなくなってきたというか,実際,ピアノプロジェでは全く弾けなかったし,それは当日のピアノやコンディションの問題というよりは,私自身の本質的な問題というか,実際,その後,家のピアノでも島村楽器の電子ピアノでも弾けないし,それは,シューベルトのOp.120に限らず他の曲もそうで,ピアノを調律してもらった後,弾く曲がなかったのは,既に書いた通りで,要は,現実に指が思うように動かなくなって弾けなくなってるということです.

 練習さえすれば,どんな曲でもとは言いませんが,(完成度はともかく)大概の曲は弾けるようになるという感覚だったのが一転して,どんなに練習してもどんな曲もまともに弾けるようにはならない感覚になったような感じです.

 じゃあ,どうするかですが,逆に言えば,それでも弾く気になるのなら弾けるわけで,そんな腕前では人前で弾くことはしないとしても,そんなの年に1回で,家で自分で弾いてる分には関係ないわけで,逆にそういうコンセプト?というか信念?はすごいというか,無敵かもと思いました.そして,そうやって弾いてるうちに何かが起こるかもしれないというのも上で書いた通りです.

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[もし自分がまだ若かったら]

 (何度か似たような記事を書いたような気もするのですが),もし自分がまだ若かったら,例えば,20代前半の就活の時期だったらどうかなと考えました.もちろん,自分が若い時の時代に戻っても同じことを繰り返すだけなので,今の時代にそのくらいの年齢だったらってことでしょうか.

 まず思ったのは,それは勘弁して欲しいということでしょうか.それは,自分が若い時の時代に戻った場合も同じですが,そこから今のところまで来るのは,途方もない道のりに思えて,ほとんど不可能な感じがしますし,今の時代なら尚更ですかね.

 でも,それでも,もし,自分が今20代前半だったらどうしますかね.いやー,大変だなあ(というのが先に立っちゃう).でも,やっぱり,研究者(大学の教員)になりますかね.もちろん,分野はいろいろですが,今やってる分野もまだまだやることはありますからね.ていうか,自分がやることを開拓したのか(笑).自分が過去に開拓したことをやるのは,御法度ということなら,木造や地震動ならまだやることはありますし,地下構造すら不明ですからね.

 でも,全然違う道もありかもしれませんね.それは,平たく言えば,楽して生きる,具体的には,研究はするとしても,大学の教員にはならず,支出を制御して必要最低限しか働かないでやって行くということでしょうか.でも,そうだとしても,何かやることは必要で,つまりは,研究するなら何を研究するかです.今やってる分野は,(大学の教員とかにならずにやるのは)難しいですかね.

 それこそ,「生き方研究」でも「人生や世の中のこと」でも「経済や相場研究」でもいい? そっか,これって,もし自分がまだ若かったらではなく,まさに今の私というか,これからどうするかってことですね(しかも,これから途方もない道のりってわけでもないし,年金ももらえる).

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(日記, スポーツ)

 全日本フィギャーの女子フリーを見ました.と言っても,実質,島田さんを見たってだけですかね.でも,冒頭の3アクセルと4回転は,いずれも転倒でした.でも,その後,しっかり立て直して3位に入ったのはすごいと思います.

 うーん,でも,どうですかね.まだ中学生ということで,体が子供で,これから成長して体が大きくなって慣性モーメントが大きくなったときどうかですね.実際,浅田さんもそれで苦しみましたからね.でも,次のオリンピックはまだ年齢制限で出られないみたいなので,8年後ってことですよね.そうすると,もう20を過ぎてるわけですからね.

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12/25'22
[しっかり想像することが大事]

 やっぱり,しっかり想像することが大事な気がします.

 具体的には,もう10年以上前から仕事という最高の退屈しのぎを失ってしまう老後が心配と書いて来ました.そして,最初の頃は,想像するだけでやばいというか,とても心穏やかに楽しく過ごして行けるとは思えませんでした.

 でも,そういう「想像」をずっと続けてきた結果,もう大分大丈夫というか,むしろ,楽しみにすらなって来ました.もちろん,考える中でアイデアを出したりしていろいろ対策をしたこともありますが,その実,実質,そんなに大きな状況的変化があったわけではなくて,変化したのは,やはり,私の内面だと思います.

 それは,だんだん自分が必要とされないことを受け入れてきたとか覚悟してきたとかいうこともありますが,しっかり想像してみると,その実,最初からそうだったというか,これまでがバブルというか,勘違いというか思い込みというか,何かに取り憑かれていたとは言いませんが,一種(変な)「スイッチが入った状態」だったような気がします.

 そういう内面も変化もあるでしょうし,それでもまだしんどいとか寂しいと思うとしても,例えば,まだまだ学生達を指導しながら研究していきたいと思ったとして,もちろん,それは,楽しくてやり甲斐もあることですが,よくよく考えてみると,楽しいだけではなくていろいろ大変でめんどくさいこともありますし,一人だと寂しいと思ったとしても,ずっと誰かといっしょにいれば,それはそれでいろいろめんどくさいこともありますし,そういう「いいこと」の「いい面」だけではなく,「いいこと」の「よくない面」も,特に「いいこと」がないときにしっかり想像すれば,何とかやって行ける感じもするんですよね.

 もちろん,これからも,大学を定年でやめた後も,私が仕事やそれ以外の個人的なことで必要とされることがあるのなら,できる範囲でやりたいと思いますが,それは,あくまで「ベースライン」からの+αで,そういうことが何もなければ,それはそれで「楽して」のんびりやって行けばいいということでしょう.

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(ピアノ)

 手がこわばった感じで指がうまく動かないってことですが(特に左手)どうしましょうかね.全く動かないわけではないので,動く範囲で弾ける曲を弾けばいい?

 それでもいいですが,ツェルニー30番じゃないですが,小さい頃に戻ったと思って,脱力を心がけて,また練習するというのもありかもしれませんね(ツェルニー30番はやらないと思うけど(笑)).

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12/27'22
[久しぶりのつくば]
(日記)

 建築研究所での外国人研修生相手の講義で,久しぶりというか,京都に来て初めてのつくばでした(去年,一昨年はオンライン).初めての帰省の時のように,めちゃめちゃ懐かしい感じがするのかと思っていたんですが,全く...でした.TXに乗った時もそうですし,つくばに着いてつくばの街に出た時もそうでした.十何年もいたのに何なんですかね? あまりに懐かしくないので,逆に変な感じがしたくらいです.

 でも,つくばセンターのあたりは,この2年で,結構変わってました,講義前日夜遅く着いた時,サンクスでR-1を買おうとしたらファミマに変わってましたし,講義初日,晩ご飯を食べて,うろうろしてみたんですが,西武百貨店の跡は,ケーズ電機とかニトリが入ったトナリエという新しい商業施設になってて,入口に今流行?のストリートピアノが置いてあって,誰か弾いてました.

 講義は丸2日,両日とも一日中なので,誰かに会う時間はないなと思っていたのですが,考えてみたら,1日目の夜は空いてたのでした(結構,間抜け).でも,気づいたのが当日で,いきなり当日連絡しても迷惑でしょうから,結局,誰とも会わずに帰ってきました.

 でも,新型コロナが落ち着いて来たのはいいですが,先月末から毎週のように出かけてて,これからもこんな感じが続くと思うとちょっとしんどいですかね.

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12/28'22
[どこに住んでも同じ]

 久しぶりのつくばだったんですが,懐かしいと思うと思ってたら全くで,十何年も暮らしたつくばというところは,私にとって何だったんだ?とも思ったんですが,そういうものかもしれませんね.

 私は別につくばに住みたいと思って移住したわけではなかったですし,じゃあ,どうして住んだかというと単に自分がやりたい,やるべきと思う仕事(研究)をするために大学を移って,その大学がたまたまつくばにあったというだけの話なわけです.つまり,私にとって住む街自体はそんなに意味がなくて,それこそどこでもいいわけで,それは,今もそうで,京都に来た時すぐ慣れたのもそういうことで,要は,内的熟達的生活をしていれば,どこに住むかは関係ないというか,どこに住んでも同じで,そうすると,(内的熟達的に過ごした)過去に住んだところに久しぶりに行っても別段懐かしいと思うこともないってことですかね.

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 逆に言えば,内的熟達的に過ごさなかった過去に住んだところに久しぶりに行くと懐かしいと思うってことなんですかね.具体的には,大牟田,福岡,そして,東京でしょうか.確かに10年とか20年前くらい前は,そう感じたかもしれません.

 うーん,でも,どうなのかなあ,今行ってもあんまり懐かしいとは思わないかも.それは,「今」内的熟達的な生活をしてるから? でも,だとすると,10年前は,つくばにいたので,矛盾する?

 そういう意味では,つくば時代は,最初から内的熟達的な生活をしていたわけではなくて,ある時期から,それこそ10年前くらいからですかね.そうすると,懐かしいと感じるかどうかは,その場所で内的熟達的に過ごしたかではなく,行った時に内的熟達的に過ごしてるかってことなんですかね.だって,内的熟達的に過ごしていれば,どこにいるかは関係ないわけですからね.

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[東京に帰りたいと思わなくなった理由]

 つくばに行って10年くらいは,ずっと東京に帰りたいと思ってたけど,ある時期からそう思わなくなったと何度か書きました.で,それがどうしてか,深く考えてなかったんですが,ある人と話をしてぴんと来たというか,そもそも,どうして東京に帰りたいと思っていたかというと,友人の多くが東京にいたからなわけです.そして,つくばに行って10年くらいは,ずっと付き合いはありました.

 でも,10年くらいしたあたりから,そういうのが(どういうわけか)なくなって行ったんですね.理由は,よくわからないです.でも,内的熟達的な生活になって行った頃と対応するので,上で書いたようなことが関係してるのかもしれません.

 でも,実際のところは,誰とも付き合わず,内的熟達的に一人でやって行きたいと思ってるわけではなくて,でも,頻度的には,「一人,時々,みんな」くらいがちょうどいいですかね.そうすると,別に東京に帰る(住む)必要はなくて,それこそ電車で1時間くらいがちょうどいいわけで,そういうことで,東京に帰りたいと思わなくなったということですかね.

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[今年の記事を1月から読み始めた]
(このサイト)

 例年通り,(そこを読むだけでその年の様子がだいたいわかるように)今年を振り返ってという記事を書くために今年の記事を1月から読み始めたのですが,気分よく生きて行く上でいきなり核心?というか,示唆に富んだ記事続出(笑)という感じなのですが,やっぱり,量がすごいので,結構,時間がかかります.,

 でも,「今年を振り返って」だけではなく,ある程度,コンパクトにまとめておいた方がいい気がします.でも,いつもそう思うんですが,実際には,めんどくさくてなかなかやらないのですが,やっぱり,「書いて忘れる」のでは大したことなくて,私の中に染みこんでないといけないってことですかね.

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 と思ったんですが,最近の「ベースライン+α」とかは,その延長線上にある感じなので,ちゃんと染みこんで凝縮されて行ってるような気もするので,まあいいですかね.

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12/29'22
[結局,強くなるしかない?]
(バドミントン)

 筑波大バドミントン部のFBに全日本総合の(OBOGも含めた)「最終結果報告」が載っていました.大会はまだ続いていますので,「最終」結果報告ということは,みんな敗退してしまったということですね.

 最も上位まで行ったのは,女子シングルの栗原の8ですかね(でも,現役で女子シングルで総合で8に入ったのって,久しぶりなんじゃないですかね.ひょっとして村松以来?).もちろん,出るだけですごい大会なわけで(各種全日本大会で上位入賞して決まるランキング上位に入り,本戦に出られるのは32人,ペア),ここで勝ち上がるのは大変です.

 期待していたのは,仁平に勝って全日本社会人で準優勝したOGの香山ですが,なんとまた仁平と当たって,今回は負けて16止まりでした.もちろん,残念なんですが,試合なので勝ったり負けたりということはあるわけで,でも,総合が「本番」だと思いますからね(この大会やランサーで4に入ると代表への道が開ける).

 でも,次の「本番」までは,1年あるわけで,でも,そこで少しでもいいところに入るためにコツコツ試合に出てポイントを重ねていくということでしょうか.

 と思ったんですが,どうなんですかね.総合で4に入るには,奥原,山口,高橋,大堀の一角を食わないといけないわけで,今回,香山と仁平は,奥原の山に入ったんですが,奥原が棄権したことで仁平が4に入りました.

 なので,いろいろ考えるというよりは,結局,「強くなるしかない」ってことですかね(超シンプル).でも,藤原のときもそうでしたが,全日本の上位に来ると,対戦相手は,非常に限られてくるので,相手のことを徹底的に研究することは必須でしょう(藤原のときは,当時,絶対的存在だった末永さんを研究した).

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[めちゃめちゃ格好いい.でももてない]

 録画なので少し前ですが,ある番組である人(哲学者)が何か発言して,それが事の本質をついていたのか,女性司会者がめちゃめちゃ格好いいって言ってました.そして,続けて,でも,もてないでしょ,とも言ってました(笑).

 全くその通りだと思います.「もてる」って,結局,そういうことですからね.

 そういうことを言う人って,世間一般的には,理屈っぽいとか言われてうざがられることが多いですし,もてるのは,そういう無粋なことを言わなくて,優しい,そして,どちらかと言うと,だめなかわい気のある人でしょう.

 ここまで来るとおわかり?だと思いますが,これってまさに私自身ですよね(笑).ていうか,このサイト自体がそういうもので,まさにめちゃめちゃうざいものでしょうからね.そして,私自身,そういうことがよくわかってるわけで,つまり,私は,もてようなんて考えてないってことですね.

 でも,人のことは好きになるし,そういう人が自分のことを好きだとしたら,それは嬉しいことです.でも,だからと言って,自分の本質を偽るようなことはしない,そんなことしても,いつか本性が現れて却って不幸になるだけだと思いますからね.

 じゃあ,実際問題,どうだったかと言うと,すごいもてたというほどのことはなかったと思いますが,そんなに数は多くないですが,ある一定数の女性からは,もてたというか,アプローチはあったわけで,私に何かがあるとして,それをわかってくれる人が一定数,極端な話,一人いればOKなわけで,それ以上,何を望むのかとは思いますね(とか正論を書くこともうざいんですけどね(笑)).

 でも,どうなんですかね.実際のところは,このサイトで書いてるようなめんどくさいことをそういう話ができる人以外と話すことはないですし,実は,結構気をつけてる感じはしますかね.でも,それは,もてたいとか嫌われたくないとかいうことではなくて,単にいろいろめんどくさいというか,どうでもいいってことですかね.

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[年末年始]

 気づいたらもう年末ですね.とは言え,年末,正月と特に何があるわけでもないので,普段通りに過ごせばいいのですが,GWとは違って,気分的に普段と違う何かはあります.でも,それもこういう風に過ごすものだという刷り込みだと思うんですよね.

 課長島耕作だったか,年末年始は,自殺者が多いらしく,それは,家族といっしょに過ごせる人はいいけど,そうでない人,課長島耕作では,確か水商売の独身女性という設定だったと思いますが,年末年始は,男が家族の元に帰るので,ものすごく寂しくなって自殺する人もいるんだそうです.でも,それこそ刷り込みというものでしょう.

 もちろん,家族といっしょに過ごすのもいいですが,一人でのんびり過ごすのも悪くないわけで,つまり,どっちもどっちなわけで,それをことさら年末年始を家族と過ごさないのは寂しいと刷り込むのは,まさに個を犠牲にして人類を繁栄させるプログラムということですかね.

 でも,どっちもどっちなら,いっしょに過ごす人がいるのならそうすればいいと思いますし,私もそういう人がいればそうすると思います.でも,今は(もう10年くらいは)そういう人はいないのでそうしないというだけで,でも,一人は一人で悪くないので,寂しいというようなネガティブな気分になることはないですかね.

 とは言え,めっちゃ楽しいというわけでもないのですが,これはこれでOKというか,平穏というかニュートラルということですね.

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12/31'22
(日記)

 もう年末とか言ってたら,もう大晦日じゃないですか.やばい...「今年を振り返って」という記事を書くための今年の記事を読み返してるんですが,まだ半分ちょっとです.

 筑波大バドミントン部の栗原が女子シングルで代表入りしたという知らせが来ました.総合では8だったので,ちょっと厳しいかなと思っていたんですが,よかったです.現役(大学生)の段階で代表入りしたのは,ランサーで4に入った加藤・柏原以来ですかね.ここが目標ではなく,ここから更に上を目指して欲しいですね.

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[誤植とかの修正]
(このサイト)

 過去の記事を読み返していて誤植とかを見つけるんですが,修正するとタイムスタンプが変わって,その時書いた証拠が消えるので,敢えてそのままにしていたんですが,当時のファイルは,そのまま残しておいて,月のファイルの最後尾にリンクを貼っておいて(こんな感じ),修正することにしました.

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[今年を振り返って]

 今年を振り返って,という記事を書くために今年の記事を読み返したんですが,1日で何ヶ月分も読むのはしんどかったです.読み始めるのが遅かったと思うので,それこそ12月に入ったら,せめて中旬くらいから読んで行かないと...

 それで,読み返して思ったのは,キーワードとしては,ニュートラルとか,一長一短とか,二面性とか,いいことのいい面だけを見ないとか,どっちもOKってことですかね.仕事でもプライベートでも自分が必要とされるのなら頑張りたいとは思いますが,そんなのどうなるかわからないし,それはそれで大変でめんどくさいという側面もあって,だったら,自分がもう社会からも個人的に誰かからも必要されることはないことも想定して,いつ死んでもいいようにしっかり準備(○備)して「一人,時々,みんな」で心穏やかに過ごしていつものように寝たら死んでたを目指すというようなことが書いてありました.

 とか書くと,およよという感じなのかもしれませんが,実際のところは,悪くない気分で,要は,人生所詮退屈しのぎとか,自分が必要とされないとか,そういうベースラインを基準に考えて,そこからは+αというか,おまけということで,そう考えると心が落ち着くというか,やっぱり,哲学は無敵だなと思うわけです.

 ○備と関係することとして,毎日,このサイトを更新することにして,何も書くことがない日は,日付だけを入れるということにしました(このサイトが更新されなかったら私に何かあったということ).何とかずっと続いていますが,それで何か心境の変化があったということはないですかね.実際,○備自体はあまり進んでませんしね.

 仕事というか研究では,学生が研究しないので,そんなことなら大学にいる意味はないので,もうさっさと辞めたいということも書いてあって,でも,これは,私もできるだけのことをすることは必要ということで,報告するのを二週一から毎週にしたところ,事態は少しは好転したような気がします.

 仕事はどうなるかはわかりませんが,プライベート的なこととしては,あることをきっかけに,これまで何となくうやむやにしていたことに決着がつきました.私としては,この人しかいないと思ってたんですが,よくよく考えてみると,とんでもない状況だったわけで,それではもうやって行けないとはっきり伝えました.

 仕事以外では,ピアノの記事が多かったですね.そして,それは,不調ということだったんだと思います.つまり,弾く気にならないからそれをどうするか,指が思うように動かなくなって弾けなくなって行くのをどうするかということを書いてるわけで,そして,実際,ピアノプロジェで全く弾けませんでした.

 思い返すと,バドミントンの記事が多かった時も,全く思うようなプレーができず,どうしたらいいかをこのサイトに記事を書きながら考えていたということだったと思います.バドミントンは,10月から練習に1年半ぶりに行き始めたのですが,こちらは順調とは言いませんが,それなりにプレーできてる感じはしていて,でも,もうそんなに無理しないということはあると思いますが,重要なのは「イメージができるか」ということがあると思います.

 それで,ピアノをこれからどうするかですが,不調というよりは,衰えて弾けなくなってるということかもしれないのですが,これも無理しないってことですかね.つまり,弾きたくなければ弾かなくていいし,弾く気になった曲を弾く気になった時だけ弾くということでやって行くしかないし,それで人前に出せるところまで行かなければ,人前では弾かなくてもいいってことでしょう.

 運保は,前半は順調だったんですが,後半は低迷し,4月5月から個運や個短を始めたんですが(そして9月に日運と短運をやめた),よくなかったですね.でも,マザーズ先物やNasdaq100先物を見直して,これらのパフォーマンスは,向上して,後半の後半少し持ち直して何とかプラスになった感じでしょうか.あとは,VIX指数先物のCFDの取扱いがなくなるのは痛いんですが,どうしようもないですね.

 7月くらいに財産税のことをいろいろ書いてるんですが,一つだけ実行に移した方がいいことがあるとは思ったんですが,少し問題もあって,結局,特に何をしているわけでもないというか,現状でそれなりに対策できてるとも言えますかね.

 世の中的には,やはり,RシアのUクライナ侵攻ですかね.でも,メディアの報道というか,世の中の動きは相変わらずひどくて,経済的には,(欧米の)インフレとか円安とかなんですが,それは,新型コロナでジャブジャブにしてインフレになったからなわけで,それを抑えるために金利を上げて,N銀は金利を上げられなくて円安なったってことですかね(年末に買いオペ金利幅を0.25%から0.5%にしてサプライズで円高になったんですが,実際はかわいいもんですし,国債の売り圧力に耐えられなくなってきたってことはないんですかね).

 生活的には,新型コロナが落ち着いて来た(ことにして)いろんなものがオンラインから対面になってきて,会いたい人と直接会って話ができるようになったのはいいんですが,オンラインで済むものはオンラインで済ませたいとは正直思いますね.

 昨年からの活動度のグラフは,こんな感じ(茶色が活動度の移動平均)↓ですが,概ね80〜90で推移していて,そんなに悪くないと思います.

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