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11/1'21
[京都に来て1年]

 11/1ということで,こっちに来て1年が経ちました(でも正確には,昨年の11/1は日曜だったので,11/1に荷物を出して,この日は,車で豊川まで移動して泊まって,11/2にこっちに着いて荷物と辞令を受け取ったんですけどね).

 でも,あれから1年かー.と言っても,意外と感慨はないですね(笑).随分前のような気も,ついこの間のような気もしませんが(どういうこと?),やっぱり,こうして京大防災研にいることが不思議というか,未だに変な感じですかね.そして,このまま定年まで行っちゃいそうな気もします.

 1年して,一周して,一通りの様子はわかったと思いますが,予想通りのことも予想外のことも,思ったよりいいこともそうでもないこともあるって感じでしょうか(と書くと実質何も書いてないに等しいけど(笑)).

 でも,1年経ったことが関係してるのかどうかはわかりませんが,おととい書いたことは,やっぱり心理的に大きい気がして,具体的には,定年が単なる通過点にしか見えなくなったというか,むしろ,余計で面倒な仕事から解放されて,研究も含めて思う存分やりたいことができるというか,そんな感じにはちょっとなりました(でも,あくまで気持ちの問題なので,実際にどうなるかわからないのが私なんですけどね).

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 でも,1年経ったということは,あと〇年ということで,定年までもう時間がないんだなとは思いました.でも,定年が一つの通過点に過ぎないのなら,そんなの関係ないか(逆効果?).

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[受け皿になった]
(政治, 世の中)

 I新の躍進ですが,単にY村さん人気というわけじゃなくて,無責任に口当たりのいいことしか言わない野党もそうですが,J民党も同じようなことを言ってるわけで,財政規律を重視する保守の受け皿になったと言ってる人がいました(実際,R憲M主は議席数を減らしてるし).

 いいじゃないですか.このサイトで何度も書いていますが,口当たりのいいこと言って借金を将来に付け回すのではなく,しっかり無駄を排除した上で,必要な負担はするということが将来不安を払しょくするわけですし,その上で,悪平等のK産主義ではなく,小さな政府で自己責任というのがいいと個人的には思いますけどね.

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(経日, 運保)

 どーでもいいと書いたのですが,そうも行かなかった(笑).具体的には,JK(なんか〇子高生みたい(笑))が安定的な政権運営をできるということで日本株(日経225)は大幅高となり,売り建てていた分がもって行かれました(泣).

 と思ったのですが,額的にはそうでもないですね.具体的には,日運や短運のpfである証券株の値上がりはそうでもないですし,野村に至っては大幅に下げています.ルールというか法則に従ってある程度手仕舞いましたが(リスクマネージメント),大きな流れ的には,まだ売りで,絶好の売り場になったかもしれません(がそこまではしない).

 果てさてこれからどうなりますかね?

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[何事かを成し遂げようと]

 おととい書いたことは,やっぱり心理的に大きい気がして,定年が単なる通過点にしか見えなくなったってことなんですが,(定年とか関係なく)「何事かを成し遂げようと」してる感覚があるのがいいような気がします.

 研究について言えば,地震動の性質と建物被害の関係を探求し,未だ不明なことが多い現存する建物の耐震性能を解明して,地震発生直後,あるいは,将来発生する大地震の被害推定,予測をし,そのシステムを開発するということで,大分進んではいますが,まだまだやることはあるし,アイデアも次々に浮かびます.少なくとも,定年で終わりでは勿体なさすぎます.

 研究以外についても同じですね.日々淡々と内的熟達的に過ごして行く中にも何かに向かってる(ピアノならピアノが上手くなる,弾けない曲が弾けるようになる.スポーツなら競技力を向上させる)ということはあるわけで,まさに「近く,時々,遠く」ということでしょう.

 なので,命ある限りは,何かに向かって何事かを成し遂げようと過ごして行くのですが,どこかで「はい,終わりー」とはなるわけで,でも,それはそれでしょうがないというか,それまで楽しく退屈しのぎさせていただきますってことですかね.

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(日記)

 意外と感慨はないのですが,去年の今日の今頃は,家と研究室の荷物を出して,夕方,つくばセンターで最後の晩ご飯(ステーキ)を食べて,車で京都(豊川)に向かって出発して,東名を走ってたってことですよね.

 あれから1年かー.でも,やっぱり,随分前のような気も,ついこの間のような気もしませんね(笑).文字通り1年前って感じでしょうか.

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[気分が変わった]

 何事かを成し遂げようとですが,よくよく考えたら当たり前のことで,でも,そういうことって意外といつの間にか忘れるんですよね.まあでも,「気分が変わった」くらいで,突然やる気になるかと言うとそうでもなくて(笑),でも,気分が変わったのは,大きいとは思います.

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[経済(成長)の目的]
(経済, 世の中)

 目先の経済を回して見かけ上経済成長して賃金が上がっても物価も上がるから意味ないと再三書いてきました.でも,経済学者とか専門家は,口を揃えて「経済成長しないといけない」と言いますよね(ちなみに,国やN銀がそう言うのは,借金を踏み倒したいから).

 じゃあ,どうして経済成長しないといけないのかときかれると,途端にわけのわからないことを言います.もう5年くらい前ですが,Nスぺかなんかで阪大の先生が答えてたのは,とにかく成長しないといけないから,例えば,オリンピックで記録が全く更新されなくなったようなもので,それじゃあますいからみたいな.意味わかんないですよね.

 スポーツで記録を更新したり,競技力を向上させたりするのは,それが目的なわけですが,じゃあ,経済成長というか,経済の目的は何ですか? 経済成長が目的ではないですよね?

 それは,人々の暮らしが豊かになることでしょう.雨露や暑さ寒さをしのぐために家を建てたり,衣服やエアコンを作ったり,必要なエネルギーを調達したり,食物を効率的に生産して流通させたりとかは必要なことでしょう.三種の神器じゃないですが,洗濯機やテレビや冷蔵庫もあった方が便利でしょうし,高速鉄道,自動車,航空機,最近だとインターネットやPC,スマホもまあいいでしょう.

 でも,これ以上,何が必要ですか? タワマンとか高級車とかブランド品もそうですが,連日飲んだくれたり,大枚はたいてうまいもん食ったり,海外旅行に行ったりして観光しないと生きて行けませんか? 趣味にそんなにお金をかける必要がありますか? 新幹線をリニアにして,東京−名古屋の1時間半を40分にして,そんなに何かが劇的に変わりますか? ほんとに車をEVにしないと地球温暖化が止まりませんか? DXを普及させたらそんなに暮らしが便利になりますか?

 でも,AIとかロボットが,誰かがやらないといけないので誰かがしょうがなくやってる仕事を肩代わりしてくれれば,人々の暮らしを豊かにしてくれるとは言えるでしょう.最初に実現しそうなのは自動運転でしょうか.

 でも,これも書きましたが,人々がやってる仕事をAIとロボットがやるわけですから,人々は仕事を失うわけで,これって経済成長ではないですよね.でも,人々の暮らしが豊かになるので,それでいいわけです(でも,BIもらって,勤労の後の休息という最大の喜び(カント)を失って大丈夫ですかね?).つまり,経済成長させるにはどうしたらいいかではなく,人々の暮らしを豊かにするにはどうしたらいいかなわけです.

 でも,そんなの関係ないところで無理やり目先の経済を回して経済成長させるとどうなりますか? 借金だけが膨らんで,財政破綻したり,世界恐慌になったりするだけではないですか?

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11/2'21
[根幹的に何を是とするのか]
(世の中)

 こうしてみると,根幹的に何を是とするのかが重要ということがわかります.経済成長を是としてしまうと,本来の経済成長の目的を忘れて,経済成長するために経済成長するみたいなわけのわからないことになります.2%のインフレ目標というのもそうですね(ただものの値段だけ上げてどうする).

 そういう意味では,「人々の暮らしが豊かになる」も怪しいです.実際,人々の暮らしが豊かになった先進国が新興国より幸せかというとそうではないですし,AIやロボットが人間がする仕事を全部やってくれて,人間はBIもらって遊んで暮らすのが幸せかどうかも危ういし,もっと言えば,「幸せ」すら怪しい.

 ここまで来ると,じゃあ,一体何が「是」なのかということになって来るんですが,いくつか,かなり自明なことはあって,例えば,戦争はしない方がいいとか,病気とか怪我で痛いとか苦しいとかはない方がいいとかはそうですよね.手前味噌になりますが,災害で命を落とす人が一人でも少ない方がいいというのもそうです.

 ですから,世の中をよくするというか,成長戦略的なものがいろいろある中で,本質的に重要なのは,資源争奪が戦争に繋がることを考えると,エネルギー問題の解決なのかもしれません.それは,ゲームチェンジをして目先の経済を回すゼロカーボンなどではなく,核融合などの技術開発とか,再生可能エネルギーの開発もいいと思いますが,すぐには無理なので,現実的には,原子力をいかに安全かつ経済的にするかということかもしれません.

 そういう意味では,経済成長にダイレクトに繋がる人口増加も問題で,つまりは,少子化対策というのも実は危ういことになります.もちろん,急激に人口が減るのは問題ですが,現状維持くらいがちょうどいいのかもしれませんし,まさに経済成長は是ではないということにも繋がってきます.

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[だからと言って]

 気分はよくなったけど,だからと言って,急にやる気になるわけでもなくというのは,なんか変というか面白いですね.ていうか(怠け者の)私らしい?

 単純に言えば,研究というものの本質を考えた時,定年で大学をクビになることなんか何とも思わなくなったってことで,それは純粋にプラス材料でしょう.でも,だからと言って,それでどうこういうこともない.

 つまりは,定年で大学をクビになろうがなるまいが,そんな外部要因は関係なく,研究がしたいのか,何事かを成し遂げようと思うのかという私の中の内部要因の問題なわけで,何事かを成し遂げようとは思っていても,実際にどれだけ行動に移すかは,これまた,自分次第なわけで,めんどくさいし,そんなのもういいやと思ってしまえば,それまでの話なわけです.

 ただ,定年で大学をクビになると研究できなくなる,なんてことはない,そんなの関係ねーとは思ったということですから,そういうマイナス面が排除されたわけで,プラス要因とは言えるでしょう.

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[何となくの予想]
(運保)

 昨日上げて絶好の売り場かと思ったんですが,ルール的に売りを継続するところまではせず,でも,結局,今日また売りになって,何となくの予想は当たっていたことになりますね.でも,何となくの予想はだいたいはずれるので,今回はたまたまということでしょう.

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[永遠に弾けるようにならなくても]
(ピアノ)

 メトネルの悲劇的を1回30分くらいずつ弾き始めて3か月半経ったのですが,なんか不思議な感じです.もう(3か月くらいしたところで)一通り最後までは行ってるのですが,通しでは一度も弾いてないし,弾く気もないし,10分くらいの曲で,再現部が提示部の途中までと同じで,その部分の1分を除くと実質9分くらいということで,まだまともに弾けるところはそんなにないので,弾けないところを2, 3回繰り返しながら弾くとだいたい30分になります(冒頭の和音の連打で弾き始めるのはしんどいので,再現部の提示部の途中までと同じところが終わったところから弾き始めて,そこから最後まで弾いて,冒頭に戻って,展開部の終わりまで弾く).

 そして,この30分は,まだ充分に効力感をもって弾くことができます.だんだん弾けるようになってる途中,つまり,昨日より今日,多少なりとも弾けるようになってるので,効力感が維持できる段階ということはあるとは思いますが,変な話,こんな感じで,永遠に弾けるようにならなくても,ていうか,永遠に弾けるようにならない方が淡々と1回30分ずつ弾いて行けそうな感じがするんですね.そして,1回ごとにほんの少しでも弾けるようになれば,いつか(それなりに)弾けるようになるとも思うんですよね.

 で,残りの30分は,過去弾いた曲の中で,その日に弾く気になる曲をぐるぐる弾いてます.シューベルトのOp.120もその1つという位置づけで,今は3週間に1回ですかね.さすがに所々暗譜が飛ぶとか弾けなくなるところが出てくるのですが,毎日弾いてると何となく弾けちゃうけど,3週間に1回というフィルタをかけると危ういところが浮き彫りになるので,これはこれでありかもしれません.

 それで,今日は,ショパンのポロネーズの5番を弾いたのですが,もうほとんど初見みたいなもんですが,技術的に難しいというか,練習が必要なのは,中間部のマズルカから再現部に戻る直前の駆け上がるアルペジオくらいで(でも,ここも今日弾いたら以前より弾きやすくなってる感じはした),あとは音さえ憶えればそれなりに弾けるわけで,こんな感じでぐるぐる弾いて行けば,(ちゃんと弾けるようにはならなくても)それなりに効力感をもって弾いて行ける感じもしました.

 見方を変えると,ほんとに繰り返し練習しないといけないところは,極一部のような気もしてきて,そういうところを「集めて」練習すれば,意外と多くの曲が弾けるようになって弾ける状態をある程度維持してレパートリーが増えるのかもしれません.

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11/3'21
[断片とか短縮版]
(ピアノ)

 最近,ピアノの記事が多いんですが,「一人,時々,みんな」で内的熟達的に日々淡々と楽しく過ごして行くための柱の一つになりそうというか,そうするのに必死ということですね.

 で,ショパンのポロネーズ5番ですが,やっぱ長いですよね.と言っても,ポリーニの演奏で11分なんで,この曲群の中の1つとしては,まあいいんですが,もう1つのこっちの方だと,10分は長くて,いろんな曲をたくさん的には,5分でも長い,できれば,1分,せめて,3分ってとこでしょうか(そういう意味では,プロコフィエフの6番も長くて,リストの超絶技巧の6番(幻影)やゴドフスキーのジャワ組曲のブロモ火山もちょっと長い).

 でも,そうすると,それはそれで曲が限られるわけで,で,最近やり始めたのは,曲の一部しか弾かないということです.いやいや,そんなんじゃだめでしょというのは,その通りなんですが,人前で弾くことを第一義とせず,日々「自分が」効力感をもって弾けることが最優先なので,そんなの知ったこっちゃないわけです(まあでもそれなりに長い曲を弾く的には,メトネルの悲劇的を弾いてるわけですしね).

 実際,この中には,そういうものが既に入っていて,シューマン/クライスレリアーナ第1曲やフォーレ/即興曲第3番は,最初の2ページだけです(これについては,右手と左手の練習になるという要因で選んでいるということもあるが).

 バッハ/パルティータ第5番〜プレアンブルムについては,もうやめていて(三日坊主),今弾いてるのは,原点?に戻って,イギリス組曲の4番のプレリュードなんですが,これも5分くらいあるので,最初の1ページ(≒最後の1ページ)だけです.超絶技巧も6番は(しんどいし)あまり弾かなくなって,最近は,1分で終わる1番を弾いてますし,カプースチン/8つの演奏会用エチュード第3番も最初の1ページだけです.ラウタヴァーラ/ピアノソナタ第2番第1楽章は,そういう切り出しが難しいんですが,エチュードの1番の出だしのところなら,いつでも弾けると思います.

 なんかもう滅茶苦茶な感じですが,こんな感じで行くとどうなるのかなと考えたんですが,人前でどうこうはどうでもいいんですが,ストリートピアノもいいんですが,ある日突然,そこにピアノがあって,ちょっと弾いてみてってなったら,めっちゃ対応できますよね(笑).

 でも,そんなことより,何となく想定してることとしては,将来いつかピアノを買う(買い換える)時です.スタインウェイやベーゼンが欲しくなって買うのか,逆に電子ピアノでもいっかってなるかはわかりませんが,試し弾きをするわけで,でも,そのときに弾く曲というか断片って意外と難しくて,でも,これもめっちゃ対応できそうです(もちろん,それを想定して練習してるわけはありませんが(笑)).

 で,話をショパンのポロネーズ5番に戻すと,この曲,とにかく長いんですが,中間部のマズルカは好きなのでいいんですが(多分,マズルカの中で一番好き.つまり,ショパンが「マズルカ」として書いたどのマズルカより好き.でも,日々弾こうとは思わないかな),そこに入る前のところが弾いてて退屈なんですよね.で,ずっと以前,ベートーヴェン−リストの交響曲7番の第1楽章の短縮版を作ったときのように短縮版が作れないかと考えました.

 というか,これは簡単ですね.具体的には,冒頭から弾いて退屈なところ(笑)に入らず,最後のところに飛ぶか,中間部のマズルカから戻ったところから最後まで弾くかすればいいわけですからね.この曲の一番の難所である中間部のマズルカから再現部に戻る直前の駆け上がるアルペジオも回避できます(笑).時間にすると,前者が3分20秒,後者が2分30秒ですね.普通に考えれば,前者ですが,ちゃんと曲の一部を切り取ってるだけということだと後者ですね.

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[気持ちいい]
(ピアノ, スポーツ)

 どうして,ショパンの5番のポロネーズをこっちからこっちに格上げ(格下げ?)しようと思ったかですが,単純に(切り出す部分は)弾いてて気持ちいいんですよね.そして,弾いてて気持ちよければ,日々効力感をもって弾けるんじゃないかということです.練習曲的というのもそういうことかもしれません(でも,ショパンの5番のポロネーズは,練習曲的じゃないけど).

 考えてみたら,バドミントンならシャトルをインパクトする感触の気持ちよさ,自分が思ったようなプレーができる気持ちよさ,スキーなら板をコントロールして滑走する気持ちよさのようなものが超重要ですからね.

 短い曲や断片というのも,弾いてて気持ちいいところだけを「抽出」してるということはあるわけで,もちろん,音楽的には大問題ですが,とにかく「「一人,時々,みんな」で内的熟達的に日々淡々と楽しく過ごして行く」ために最適化して行くというか,そうじゃないとやらなくなっちゃうってことですかね(そっか,そういう意味では,プロコフィエフの6番のソナタも弾いてて気持ちいいんですが,これも長いということなら(人前で弾くわけじゃないし)そういうところだけ弾けばいいわけですね).

 でもまあ,曲全体をちゃんと的には,今はメトネルの悲劇的を弾いてるわけですから,それはそれでよしとしましょう(笑).と言っても,これも練習してるというよりは,ほんのちょっとずつちんたら弾いてるだけなんが,これもそうすることで効力感が何とか維持できているので,ということです.

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[120まで生きてしまうかもしれないと考える]

 120まで生きたいとかは,全然思わない(笑)んですが,何度か書いてるように,120まで生きてしまう「リスク」はあるとは思うわけです.

 そして,それは,大変なリスクというか,最悪なのは,自分で自分のことも面倒みられなくなって,こんなんで生きててどうするんやという状態で生き続けることです.もうほんと考えただけで恐ろしい...

 じゃあ,どうしたらいいかですが,そういう「リスク」にしっかり備えておくことで,まずはとにかく自分のことは自分でできる状態をキープし続けること,そして,「一人,時々,みんな」で内的熟達的に日々淡々と持続的に楽しく過ごして行く方法を確立することでしょう.でも,これって至難なことで,前者もそうですが,後者もピアノ一つとっても検討しまくり(笑)なわけですから(でも,私の場合,難しい方が萌えるところはある).

 でも,それが研究も含めて何とかできれば,定年で大学をクビになることも何ともないわけで,実際にその気になるかどうかはともかく,定年で大学をクビになる腹立たしさもなくなるというか,気分は悪くなくなるわけで,でも「120まで生きたい」とは思えないので,「120まで生きてしまうかもしれない」と考えることにして,そうなっても大丈夫なように準備して行くということですね.そして,実際には,もっと早く死ぬわけですが,しっかり準備しておけば,穏やかに死ねる確率も上がるということでしょうか.

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[聴く曲のレパートリー]
(音楽)

 弾く曲だけではなく,聴く曲もある程度絞り込んで「レパートリー」みたいなものを作ってはどうかと書きました.聴くだけなら何でも聴けるわけだし,弾く曲もそうですが,弾く場合も,まだ聴いてない私が知らない「いい曲」はないものかという感じで,これまでやって来たわけです.

 でも,弾く曲同様,もうなかなか,いい「新曲」にはめぐり合わないわけですし,これも弾く曲同様,じゃあ,既に知っている「いい曲」は聴いてるのかと言うと,例えば,ピアノコンチェルトは,ブラームスの2番とプロコフィエフの3番とバルトークの2番(+ラウタヴァーラの1番も)が好きとか言ってるのに,ブラームスの2番なんか,もう何十年も聴いてない気がします.そして,そういう曲,ものすごい数あると思うんですよね.ベートーヴェンの32のピアノソナタも聴くだけなら楽勝です(笑).

 で,必要なのは,やはり,弾く場合と同様に絞り込みとリスト化ですね.テキストファイルで用意しておけば,YouTubeの検索欄にコピペすれば一発ですし,だいたい譜面付きのものもあります.ということで,これもぼちぼち「準備」して行こうと思います.弾く場合のレパートリーと違って,すぐに「弾ける」(聴ける)し,誰一人,一人では演奏できないオケ曲もすぐに「弾ける」(聴ける)というのも,ある意味,すごいかもです(笑).

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11/4'21

 とか書いたんですが,仕事もそうですが,今はやること多すぎて,とてもじゃないですね.これも一種の「順番待ち」?

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(運保,経日)

 PウエルFRB議長のテーパリング(でも利上げはしない)発言の最中にアメリカ株が急伸して最高値更新ということで,また逆に動いちゃいましたね.日運や短運は大したことないんですが,やっぱり,VIXの値動きが大きいし,原油も大きく下げました(Nasdaq100は買いを持続ですが,VIXの値動きの方が遥かに大きい).

 とは言っても,今年全体からすると大したことはなくて(というか,今年がここまで右肩上がり過ぎ),VIXや原油はこれで流れが変わったとは思ってないので,自分の中の判断基準に従って淡々とやればいいしそうするしかありません(どこかできいたセリフ.つまり,一種の人生訓ということですね).

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[優勝なんか目指さず]
(野球)

 新庄の日ハム監督就任,ちょっと驚いたんですが,優勝なんか目指さず,1日1日,地味な練習を積み重ねて,シーズンを迎えて,何げない1試合,何げない1日を過ごして,勝ちました,というチームを目指していきたい とか言ったみたいで,ほー,わかってんじゃん,という感じで,意外と面白いかもしれませんね.もっとも,選手がそういうのに付いて来られるかとは思いますが.

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[しんど過ぎる]

 120まで生きてしまうかもしれないと考えると書いたのですが,そう考えるとだめですね.しんど過ぎる...

 てことで,そうは考えず,これまで通り,とにかく,いくつになっても歳をとっても自分のことは自分で面倒みられる状態を維持して,「一人,時々,みんな」で内的熟達的に日々淡々と持続的に楽しく過ごして行けるように(無理しない)ということですが,研究については,ここで書いたように,面白いことを思いつく間は,若い人達にアイデアを提供しながらも,自分でやらないといけない分は,(そうするとなぜか一番充足感があるので)論文書いて,という感じでやって行けたらと思いますし,それは,大学を定年でクビになってもできるので,定年が通過点にしか見えなくなったというのは,そうだと思います.

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11/5'21
[話がずれてる]

 なんか話がずれてますね.きっかけは,この記事で,この記事に繋がって,120まで生きたいとは思わないけど,生きてしまうリスクはあって,でもそうすると,ちゃんと自分で自分の面倒を見れる状態を維持して,なおかつ,楽しく退屈しのぎして行けるようにしておかないといけない,ということで,この記事,つまり,研究をどう考えるかということになって,やりたいとかやってて楽しいかどうかはさておき?なんかわかんないけど,研究したりいろいろ考えたり論文書いたりしてるときが一番充足感があるので,とにかくやることにするとすると,定年で大学をクビになることなんか関係ねーとなったわけで,120まで生きるかどうかなんて関係ない話で,いつまで生きるとか関係なく,とにかく,ちゃんと自分で自分の面倒を見れる状態を維持して,「一人,時々,みんな」で内的熟達的に日々淡々と持続的に楽しく過ごして行けばいいってことですね.

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[油断していた]
(日記)

 〇暦ってことで,全然実感はないのですが,前任地にはまだたくさん学生がいて,もうすぐ研究室のOBOG会が(オンラインで)あるのですが,そのとき〇暦祝いをするとか言うので断固拒否(笑)して,やれやれと思っていたんですが,今日,総合調整会議と部門会議が終わって,准教授の西野先生が京大建築式に載せる研究室全体の集合写真を撮りましょうということで,学生の部屋に行ったんですが,部屋は暗いし,私を先に入れようとするし,何か変な感じです.そしたら...

 そういうことでした(笑).全く油断していたというか,ちょっとびっくりしました.前任地のときも毎年誕生日の前後でそういうことをしてくれてたんですが,それと同じような感じで,でも,〇暦って書いてありました(笑).もちろん,ありがたい話ですし,こういう状況で,西野研の学生とも対面で話す機会もそんなになかったので,それはよかったと思います.

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(野球)

 CS始まるんですね.でも,考えてみたら,今シーズンは,こっちに来たら阪神が首位を独走して,オリックスが交流戦あたりから上位に来て,とか言ったって,肝心のライオンズが全然だめで,挙げ句の果てには42年ぶりの最下位ですから,散々のシーズンだったってことですね.しかも,オリックスは何とか頑張ったけど,阪神は後半失速してヤクルトに大逆転優勝をさらわれました.

 で,CSなんですが,何はともあれ,ジャイアンツが勝ち上がることだけは阻止して欲しいですね.そもそも,2位の阪神と11ゲーム差がいきなり「ゲーム差なし」ではいくらなんでもひどすぎます.パリーグの1stステージはどっちでもいいけど,こっちはオリックスに勝ち上がってもらって,セリーグは,本筋的にはヤクルトなんですが,実は,最終結果はゲーム差なし(でも,実質0.99ゲーム差)なので,まさにアドヴァンテージ1勝分なので,阪神が勝ち上がってもそんなに顰蹙でもなくて(勝手な解釈),そうすると,関西対決になるんですが,オリックスとしては,やっぱり,阪神とやって勝ちたいんでしょうね.

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11/6'21
[みんなちゃんとやってる]

 私はドラマはほとんど見ないのですが,たまたまいくつか深夜ドラマ(含むアニメ)を見かけてちょっと面白そうとか出演者に興味があるとかで,(録画して)見てます.で,その中に受験生を描いたものがあるのですが,見てて愕然とするんですが,何に愕然とするのかと言うと,みんなちゃんと真面目にやってるってことです.別にドラマに限らず,みんなちゃんと働いてるわけですよね(働いてなくてもパチンコ屋には朝から並ぶし).

 思い返すのは,私の受験時代で,ほんとちゃんとやってなかったというか,一体何をしていたんだ?と思いますね.確かに,高二の冬に父を亡くしてやる気をなくしたというのはあるんですが,じゃあ,その前はちゃんとやってたかというと全然なわけですし,そもそも,どういう状況であれ,自分を律してやらないといけないことはやらないといけないわけで,でも,そういうことが全然できてなかったと思います.

 そして,驚いたことに,それは,今でも変わらないってことですかね.ただ,当時と違うことは,やらないといけない仕事をやらないと回りに迷惑をかけるわけで,それはしっかりちゃんとやるわけですが,でも,それだけの話じゃんってことです.

 逆に受験もそうですが,やらなくても自分に返ってくるだけのものは,結局どうでもいいというか,何かのために我慢して頑張るということはできなくて,やるとしたら,何かのためという目的がなくても,何か知らんけどその気になる場合だけで,でも,そういうことは,非常に限定的で,やっぱり,よくこんなどうしようもない人間がここまでやって来られたなと思います.

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 でも,非常に限定的ではあったけど,何か知らんけどその気になることを徹底的に利用したということですかね.普通は,それだけでは何ともならないわけで,ですから,大して成功もしてないのですが,別に成功したいと思ってやってきたわけでもないので,これでOKというか,充分でしょう.

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[「近く,時々,遠く」の意味]

 この話ですが,おそらく人生というか生き方の根幹というか,一番重要なことだと思うんですが,「近く,時々,遠く」と何度も書いてるんですが,これがどういうことかってことですよね.

 言えるのは,(時々)遠くというのは,120まで生きてしまうかもしれないとかいうことじゃなくて,何して退屈して行くのかってことが「遠く」なわけです.そして,それを(時々見直したり方法論的なことを考えたりしながら)決めたら,後は「一人,時々,みんな」で内的熟達的に日々淡々と持続的に楽しく過ごして行けばいい(そして,そうするために,日々の生活とか体を整えることも含めて)ってことが「近く」なわけです.

 定年で大学をクビになるとかの外部要因はあるんですが,そこのところがちゃんとしてれば,全然何ともないわけで,そういうことが試金石にもなるとも言えるんですが,そんなことすら気にせずやって行けばいいし,そんな気にならなくても自分に返ってくるだけの話なので,できる範囲で,その気になる範囲でやって行けばいいのでしょう.

 途中のどこかで「時間切れ」になることもまさに「外部要因」なんですが,定年同様,受け入れるしかないというか受け入れればいいし,それでどうするかってことでしょう.そして,外部要因も含めて物事には正負両面あるわけで,いいとか悪いとかじゃないのは,定年も時間切れも同様です.

 つまりは,基本は「近く」で,(「一人,時々,みんな」で内的熟達的に)日々淡々と楽しく過ごして行けばいいってことですね.

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11/7'21
[思い当たる節]

 と書いたのですが,そこまではちょっと言いすぎかもしれません.ほんとどうしようもない奴ではあったんですが(今でもそうですが),(回りに迷惑をかけるわけではなく自分に返ってくることで)やりたくなくてもやらないといけないことも何とか(少しは)やっていたとは思いますからね.

 でも,やらないといけない,ここでやらずにどうするという状況でもどうしてもできなかったことは(学生時代とか受験時代とか30代とか)いくらでもあって,それはきっちり自分に返ってきたんですが,私なんかよりもっとちゃんとやってる人も優秀な人もいくらでもいるわけで,やっぱり何か不思議な感じがします.

 と言っても,実際,大したことにはなってないのですが(笑),私が他の人と違うところはどこかと言うと,とにかくやりたいようにやるというか,やりたいこと優先というか,そのためにとにかく自分で考えたというか,世の中的な尺度で物事を考えることはなかったというか,そのくらいしか思い当たる節はありません.

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 でも,やっぱり,一番大きいのは,運がよかったってことですかね.これを言ってしまったら話は終わるんですが(笑),自分が興味をもった分野がたまたま当時あまり注目されてなかったというか,人気があるわけではなかったことは大きいですかね.でも,これって実は,人気があるとか将来性があると言われているとか,世の中的な尺度で考えることがなかったということに繋がってくるんですけどね.

 でも,自分が興味があった分野がたまたま注目を集めてるところとか人気があるところということはあるわけで,実際,理論物理をやりたいと思っていた時期もあったわけですからね.

 もし,自分が興味があった分野がたまたま注目を集めてるとか人気があるところだったらどうなったでしょうか? 理論物理がどうしてもやりたくて何とか物理学科に滑り込んで,でも落ちこぼれて不遇な人生を歩んだ? いや逆に実験物理に目覚めて,今頃,ノーベル賞もらってる?

 そういう問題じゃないというか,そんなの関係なくて.研究者になれなかったとしても,理論物理をやりたいのなら,何かの仕事をしながら,極端に言えば,支出を切り詰めて,バイト生活で年収200万でも,やりたいことはできるわけですし,理論物理というやりたいことに巡り合えてそれを思う存分できたのならそれで充分だったと思うんですよね.

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 人生を楽しんだ的には,もちろん,仕事(研究)もそうですが,それ以外にいろんなことに興味をもって,それらも思う存分やったことは大きかったですね.でも,そう考えると,仕事(研究)がそこそこうまく行ったのが,なおさら不思議な感じもしてくるんですが,まあ,これもうまく行ったとか成功したとか,そういうことじゃなくて,仕事(研究)もそれ以外のやりたいことも思う存分やれたのでそれで充分ということでしょう.

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 でも,多くの人は,そういう考え方じゃなくて,まず最初に,成功したい,有名になりたい,金持ちになりたいというのが来て,そのためにどうするか,自分にはどういう能力があるのかという順番なんですよね.まあ,人それぞれなんで,とやかく言うことはないですが,成功するためにやりたくないことやって,しんどく辛い思いもして,それで成功したとしてどうするんですかね?

 巨万の富を築いたものの,金の使い道がなくて宇宙旅行に行くとかしかない? そこまで行かなくても,しんどい仕事して人よりちょっと稼いでちょっといい家に住んでちょっといい車に乗ってちょっといいもの食ってどうする? 割に合わなくない?

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(野球, スポーツ)

 阪神,あっさり,巨人に連敗して,1stステージ敗退したんですね.なんだよー.

 でも,阪神は最後まで優勝争いをして削られた一方で,ジャイアンツは,早々に脱落してCSに照準を合わせることができたわけで,でも,これってやっぱり変な話ですよね.

 とにかく,ヤクルトに頑張ってもらうしかないですね.あるいは,勝ち抜けたとしても,パリーグのチームに(去年,一昨年みたいに)ボコボコにしてもらいますか.でも,今年はそうは行かないかなあ.

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 ここんとこジャンクスポーツが面白くないことが多いですね.選手を買い物に連れて行ったり,ゲームをやらせてどうする? でもまあ,ネタがないんでしょうね.でも,2, 3分で早送りして見ずに消去するだけなので,時間の節約?にはなります.

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(経済, 世の中)

 成長と分配とか言うけど,まずは成長でしょ,そのためには,借金してでも景気をよくして経済成長するのが先と言ってる人が結構います.そういう人の中で,借金という言い方がよくない,会社だって株式を発行したり,融資を受けたりして「借金」して,儲けて借金を返して,そこから更に儲けてるんだから,投資とか融資とか言うべきと言ってる人がいました.どう思いますか?

 こことかここに既に書いたことですが,結局,何のために成長するのか,ほんとに成長してるのか,ただお金をぐるぐる回してるだけじゃないかってことですよね.

 会社なら,自分のところが儲かればいいかもしれませんが(実際,アマゾンが儲けた分,割を食ってるところはいくらでもある),国も同じってことですか? じゃあ,世界全体ではどうなる? 世界全体で経済成長すればいい? でも,消費が7割を占める経済で,実質的に経済成長するには,人口を増やすしかなくて,でも,これ以上人口を増やすと地球上のリソースが足りなくなりませんか?

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[そういうこと]

 先日のCOP26で石炭火力発電を廃止するようにということになったみたいですが,(人間が排出する二酸化炭素が地球温暖化に直接繋がっているかどうかは置いておいて)だったら,火力発電で排出される二酸化炭素を処理する技術を開発すればいいんじゃないですか?(原発を安全にするのと同じ) 石炭はまだいっぱいあるんだし,貴重なエネルギーは有効に使った方がいいでしょう.

 結局,自然エネルギーの開発に有利な○○がゲームチェンジをして不利な状況をひっくり返したいだけですよね.この件に限らず,スポーツとかもそうですが,○○って,自分達が不利になると,すぐルールを変えますよね.

 つまりは,地球温暖化とか脱カーボンとか言ってるのは「そういうこと」なわけです.

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11/8'21
[人口は増えなくても]
(世の中, 経済)

 いや,人口は増えなくても,ITとかAIとかロボットを使って,一人一人の仕事をする能力,更には,消費する能力?も高めれば,まだまだ経済成長する?

 でも,何度も書いてますが,天丼二杯は食べられませんからね(でも,リンクを貼って思ったんですが,20年前からこういう話してるんですね.全く以て進歩がないですね.世の中が).つまりは,生身の人間の消費には限界があるわけですし,これも何度も書いてますが,AIとかロボットがこれまで人がやっていた仕事を肩代わりするようになると,仕事が減る(なくなる)わけで,でも,AIとかロボットで成功した会社がガッポガッポ儲かって,いっぱい税金納めて,多くの人達は,BIもらって遊んで暮らすということにいつかなる(でも,当分は無理)のかもしれませんが,そうなったとき,経済成長してるのか,もっと言えば,人々は幸せになってるのかってことです.

 人一人一日24時間という制限の中で,消費には限界があるわけで,しかも,働かなくていい状態で,いっぱい消費して遊びまくるような人ばかりとも思えず(実際,今は仕事でストレスを溜めてもらって,そのストレスを発散させることで消費させるという悪魔のサイクルになっている),そうすると,会社がAIとかロボットを使っていくら生産してもしょうがないわけで,どこかで経済成長は頭打ちになるということでしょう.

 でも,まだそこまでは行ってないわけだから,経済成長余地はあるということなんでしょうが,これも何度も書いてますが,もうかなり「いいところ」まで来てしまっていて,実際,食べるに困ることはもうほとんどなくてハングリー精神もないのに必死こいて,やりたくないことをやるとも思えず,乾いたタオルを絞ってるようなもので,そもそも,BIもらって遊んで暮らすことで,人々が幸せになるかというのも危ういわけで,もういい加減この辺にしといたらということです.

 でも,個人としてはそう思っても,会社としては,資本主義という枠組みの中での国際競争に敗れるわけには行かないわけで,結局,流れは止まらないのですが,どこかで否応なしに止まるというか,それが経済破綻とか世界恐慌とか,経済が行き詰るということになるんですかね.

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[DPRI Newsletter]

 そうそう,先日,突然,DPRI Newsletterの原稿依頼が来て,書いて出したら,過日発行されました.このサイトを読んでくださってる方々からしたら,どこかで見たぞ(笑)ということでしょうが,一応,リンクを貼っておきます(他の方の記事もお楽しみください).

 で,余談なんですが,春祭の譜面,ちゃんと撮り直そうと思って探したんですが,見つからないですね.どこに行ったんだろ? 記事に載せてるものは,大分前に撮った写真で,これがなかったら,跡形もなくなったことになった?

 でも,音楽自体は,私の頭の中にありますから,その気になれば,再現することはできますし,最後のところは,だいたい再現できるようになった(「演奏」にするには,まだ練習が必要だけど)と思います.

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(運保)

 何度か書いているように,ここ1年くらい日運と短運の成績がよくありません.マザース先物もそうかな.それをVIX先物とかNasdaq100先物とか商品先物とか大手総合商社とかFXのパフォーマンスが遥かに上回ってるってことですが,これが何を意味するかです.

 これも何度か書いていますが,私の基本方針は(VIX以外は)順張りです.理由は単純で,その方がパフォーマンスが出るからです.でも,日運と短運(日本株)については,ここ1年くらいは逆張り優位なんですね.

 それで,ここ数日,逆張りだとどういうパフォーマンスになるかいろいろ検討したんですが,どうやってもパフォーマンスが出ません.でも,今は逆張り優位.問題はここでどうするかです.

 結論から言えば,何も変えないということですね.資保も含めて全体としては,収益が上がってるわけですしね.つまり,今はたまたま(と思う)ということでしょうか.そもそも,どうして順張り優位と思うかというと,単にパフォーマンスが出るということもありますが,もっと本質的には,多くの人が逆張りだからです.そして,多くの人が損をしてるわけですからね(人の行く裏に道あり花の山).

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[練習に行こうとは思わない]
(体)

 腰痛はもう大丈夫ですし,右膝も大分いいかな.でも,じゃあ,練習に行こうとは思わないですかね.(LINEをやってないので)練習再開の連絡は来ないのですが,こっちから連絡して確かめようとも思わない.

 体を適度に動かすことについては,ある方法を思いついて(先日,山本が来てくれたときに話したことがヒントになった)それをやってて,体の健全性維持が目的ならこれで充分だと思うんですよね(でも,これって,実は,大分前にやってたことで,要は,いつものことながら,いつの間にか忘れてるわけです).

 もちろん,もうバドミントンをやめるってことではないんですが,高頻度に練習して体を痛めるより,普段から体を整えておけば,時々でもそこそこのプレーはできると思いますし,また競技レベルでやるとしても,いきなりプレーするのではなく,怪我しないためにも,しっかり,体を作る方が先だと思いますからね.

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(ピアノ)

 ピアノなんですが,まだ何とかある程度の効力感をもって弾けてると思うのですが,メトネルの悲劇的は,ちょっと飽きてきました.でも,まだ全然弾けないんですけどね.仕上がりで言えば,50%くらいで,いつもだと,そろそろ放り出す時期(笑)ですかね.つまりは,これまでと変わらず放り出すのか,何かが変わってまだ行くのかってことでしょうか.

 で,たまたまですが,今は2016年の記事を読んでいて,ベートーヴェン−リストの田園をちんたら弾いてる頃で,こんな感じでちんたら弾いて,演奏会に出さなければ,ずっとこの心地よい音楽と接していられると書いてあって,その頃,既に,そういうことは考えてたんですね.

 でも,結果的に,その年のピアノプロジェで弾いたわけで(でも,1日30分の練習で1時間の曲をよく弾いたなあ(笑)),その結果どうなったかと言うと,それ以降,全く弾かなくなったわけです.そういう意味では,今年は,ピアノプロジェに出ないので,悲劇的がずっと接していたい音楽なら,このまま弾けないなりにずっと弾いて行けることになるのか,どうかってとこでしょうか.

 まあ,ちょっと飽きて放り出しても,もう「ぐるぐる」の中に入るとは思うので,また弾く気になったときに弾けばいいわけで,そうこうするうちにってことがあるのか,ないのかってことですかね.

 それで,聴く方としては,メトネルのその他のソナタも聴いてるんですが,だんだんふるいにかけられてきたというか,Op.22はやっぱりいいと思いますが,それ以外は,ちょっと厳しい感じはしてきました.

 Op.25-2の「夜の風」は,実は,一番いいと思っていて,でも長い(30分)のが難点だと思ってたのですが,何度か聴くと,確かに前半の5/4拍子のところと4/4拍子になってしばらくのところまではいいんですが,そこから長いというかだれるというか,音楽の作りも単調な感じで,ちょっとしんどくなりますね.

 Op.53-2の「ミナチオーザ(嵐)」もいいんですが,中盤のフーガがしんどいですね(個人的にフーガがあまり好きじゃないってこともあるかも).テーマのヴァリエーションもそんなにないですしね.

 そういう意味では,Op.30は,短くて,弾く候補になり得るとは思いますし,音楽的にも不協和音的な響きが強くて(特に展開部終盤の不協和音的な響きから突然協和音的な響きに変化して夜が明けるようなところや,コーダでデュティーユのソナタ終楽章の第2変奏の右のパラパラという感じのパッセージが印象的)好きなんですが,Op.22の方がいいというか,完成度が高いですかね.

 そういう意味では,Op.38-1の「回想」は,これらの激しい音楽と対照的な,でもメトネル独特の切なさがが詰まった緩徐的な音楽で,技術的にもそんなに難しくないので,これはこれでありかもしれません.でも,そういう要素は,悲劇的の第2第3主題にもありますからね.

 ということで,どのみち弾くとしても先の話で,その時,どう思ってるかなんてわからないし,悲劇的を弾く気になるうちは,それ以外のソナタを弾くことはないと思います.

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[まだ一周してない]
(大学)

 こっちに来て1年が経って一周したと書きましたが,まだですね.具体的には,明日から5回分,大学院の講義をしないといけないのですが,これは当然,去年はなかったことですし,卒論もこれからですからね.

 ですから,3月の年度末でようやく一周ということですかね.

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[故郷って?]

 何度か「故郷」について書いて来ました.そして,私にとっての故郷は,福岡ということになるんだろうけど,いつか福岡に帰りたいとは思わないとも書いてきました.理由は,いろいろ考えてきて,一番最近の見解?としては,私の中に,故郷に帰る≒夢破れて帰るというイメージがあるというようなことも書きました.

 でも,別に夢なんかなかったわけだし,それも変な話です.そもそも,そういうことだとしても,仕事をリタイアしたら,もうそんなの関係ないですよね.

 そもそも,故郷とかそういうことじゃなくて,仕事とかそういう条件が外れた時にどこに住みたいかってことですよね.故郷で過ごしたことが懐かしいというか,それが心地よかったから,リタイアしたら帰って住みたいということでしょう.

 そういう風に考えると,私にとって,そういうところはどこかと言えば,福岡というよりは,東京だったんだと思います.実際,福岡より圧倒的に長い時間というか,人生の中で一番長いを過ごしましたし,やりたいことに出会えたのもここでしたし,とにかく楽しく過ごせましたし,家族や友人達がいるのもここですからね.

 実際,つくばに行って,10年くらいは,ずっと東京に「帰りたい」と思っていました.いつしかそういう気持ちはなくなったんですが,それは,やりたい仕事をするためにここに来たということを思い出したということはあります.でも,リタイアしたら仕事は関係なくなるわけで,そうすると,帰る先は,やはり,東京なのでしょうか?

 うーん,あんまりそんな感じもしませんね.それは,仕事のことを除外すると,20年前ほど東京に住む意味がなくなってきたことも書きました.欲しいものは,もう何でもインターネットで手に入りますからね.

 でも,じゃあ,リタイアしたらどこに住むかと言うと,いろいろ検討はしてるのですが,どうも決め手がないというか,むしろ,誰かに決めて欲しいくらいです.実際,これまでは,仕事をするところを転々としてきたわけで,リタイアとかせずに,仕事を続ければ,また仕事をするところに住むんだと思います.

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11/9'21
[胡散臭い]
(世の中)

 結局,そういうことで,全て話は繋がってくると同時に,世の中全体がものすごく胡散臭いということで(新型コロナとかワクチンとかもまさにそう),まさにメディアの言うことは嘘ばっかりなわけです.でも,世の中は変わらないし(世の中を変えようとか言ってる政治家が一番胡散臭い),そういう中でやって行くしかない.

 そうすると,いつも書いてるように,そういう世の中とできるだけ関わらないということになるんですが,なかなか難しいですよね.でも,やりようはあって,具体的には,とにかくお金に関わらないということでしょう.いい給料もらっていい暮らしがしたいというのが一番やばいパターンです.就職先は,民間企業よりは公的機関ということなんでしょうが,民間企業の中でも大企業の方が公的機関的な要素は強いと思います(今は全く逆のことが言われていてこれまた胡散臭い).

 そんなにお金がかからないやりたいことや生き甲斐のようなものを見つけて,支出を制御して食べて行くのに最低限必要な年収200万というのでもいいと思うのですが,大企業や公的機関でそんなに苦痛じゃなくてそれなりに楽しめる仕事を淡々とやって行くのでもいいかもしれません.

 そう,大事なのは,やりたいことや生き甲斐のようなものもそうですが,何か「人生の楽しみ」を見つけることですよね.それが仕事ということもあるんでしょうが,胡散臭い世の中とどれだけ関わるのか,そんなに関わらないで済む仕事はないのか,つまりは,自分の中のあるべき論的に魂を売らないで済むのかは重要だと思いますけどね.

 だって,どんなに儲かっても有名になっても評価されても,こんなことやるのはおかしい,こんなことやってどうすんだ?ということを毎日何時間もやらないといけないのは苦痛じゃないですか?(でも,精神の安定より,儲かったり有名になったり評価されたりすることが大事って人もいるんでしょうね)

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[どれだけの量の曲をそこそこ弾ける状態でキープできるか]
(ピアノ)

 この記事というか,5年前の田園のことを思い出して(でも,5年前か.もっと前のような気がするけど),何か変な気がしてきました.その時,既に,弾けるようにならなくてもちんたら弾いて行けば,ずっとこの心地よい音楽と接していられると思ったんですが,実際は,演奏会で弾いて,それから全く弾かなくなって,それがどういうことかということです.

 ずっとこの心地よい音楽と接していられるということなら,演奏会で弾いても,というか,演奏会で弾いたということは,そこそこ弾けるところまでもって行ったわけで,じゃあ,どうして,全く弾かなくなったのかということです.

 単純に言えば,飽きたってことですよね.どんなにいい曲で好きな曲でも,食事と同様,毎日食べれば(弾けば)飽きるわけですし,演奏会で弾いたということは,それなりに練習したのでしょうからなおさらです.つまりは,演奏会で弾かなくても,どこかで飽きるわけで,実際,途中で放り出した曲は数知れません(つまりは,放り出したのは,弾けないからではなく飽きたからということ).問題はここでどうするかです.

 やっぱり,食事のメニューのようにある一定量をぐるぐる回すってことですかね.もちろん,これまでのように「新曲」を開拓し続けるということでもいいんですが,それはもうしんどいというか,弾く気になる曲もそうそう見つからないわけですし,一度弾いた曲は,そういうフィルタをくぐり抜けてるし,ある程度,弾けるということもあるわけで,もう一生弾かないというのは,やっぱり,勿体ないです.

 問題は,飽きが来ないためにどのくらいの量が必要かです.多ければ多いほど飽きは来ないでしょうが,弾ける度を維持するのは,難しくなります.でも,今,シューベルトのOp.120で実験してるのですが,存外,しばらく弾いてなくても弾ける感じで,それこそ月一くらいでも行けそうです(今は3週1).

 そうすると,まさにベートーヴェンの32のピアノソナタを1か月で回してってのが奇しくもだいたい対応してて,30曲くらい行ける,正確には,20分の曲を弾けないところを繰り返し練習しながら弾いて1時間とすると,10分の曲なら60曲,5分なら120曲行けるってことですかね.

 もちろん,新曲も30分くらいは,やりたいですし,月一ではなく,もっと頻繁に弾く曲もあっていいと思うので,実際はもっと少ないと思いますが,どれだけの量の曲をそこそこ弾ける状態でキープできるかというのも一つの目安になるかもしれません.

 まあでも,今は,その日その時に弾く気になる曲を新曲よりはできるだけ既に弾いた曲から選んで弾いてる感じで,そうすると,ぐるぐる回す曲が自然に増えてくるんですが,それがどこで「収束」するかってことですかね.

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[びっくり]
(ピアノ)

 チャイコフスキーの交響曲第6番,いわゆる「悲愴」の第3楽章スケルツォのフェインベルクによるピアノソロ編曲について,何度か書いたと思います(もう何十年も前ですが,高久先生に譜面をもらったので,恩返し?にいつか弾かないと,と思っています(笑)).古今東西の編曲の中で特に秀逸だと思うのですが,ちょっと面白い動画を見つけたので,リンクを貼っておきます.

 どう思いますか? 演奏は,ソン・ヨルムという韓国のピアニストです.上手いですね.簡単そうに弾いてますが難曲で,最初のところの5度や3度が混じるところは,特に弾きにくいです(譜面付きの他の人の演奏↓).それをこのテンポで弾いてるわけですからね.

 私がこの曲を最初に聴いたのは,ベルマンの演奏で,今でもこれが好きですが,その後,いろんな演奏を聴いた中でも秀逸だと思います(最終盤のグリッサンドの処理も上手い).でも,そんなことよりびっくりすることないですか?(ピアノがヤマハってことじゃないですよ(笑)).

 いきなり,最初の字幕で出てきますし,しばらくして会場の様子も映し出されるのですが,2011年のチャイコフスキーコンクールの演奏なんですよ.つまり,彼女は,この曲を弾いて,そして,2位に入ったのです.もうびっくりじゃないですか?

 何にびっくりって,いくら原曲がチャイコフスキーとは言え,曲の一部の編曲物がコンクールで弾かれたというか,弾くことが認められたってことです.そんなんあり? それだけこの曲が曲として認められてるってこと?

 チャイコフスキーコンクールは,ショパンコンクールみたいに,演奏するのはショパンの曲のみってことはないんですが(ベートーヴェンとかショパンとかリストとかにチャイコフスキーの曲を加えたプログラムという人が多い),チャイコフスキーのピアノ曲って,これはというものがなくて(個人的には,Op.37のピアノソナタ嫌いじゃないが長いか).何か一つ選ぶのなら,それこそ,この編曲って感じすらします.でも,編曲物はやらないというか,普通は,ご法度でしょう.

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[チャイコフスキーという作曲家]
(音楽)

 考えてみたら,チャイコフスキーってどういう作曲家なんでしょうね.ショパンがポーランドを代表する作曲家だからショパンコンクールがあるように,チャイコフスキーがロシアを代表する作曲家だから,チャイコフスキーコンクールがある? うーん,でも,チャイコフスキーがロシアを代表する作曲家なんですかね?

 確かに,白鳥の湖,くるみ割り人形,ピアノ協奏曲の1番といった超有名曲というか,ポピュラーな曲を作ったってことだとは思いますが,私の中のイメージは,どちらかと言うと大衆作曲家に近い感じですかね.ラフマニノフとかもそうかな.

 音楽史というか音楽的に言えば,チャイコフスキーと同時代のバラキレフ,ボロディン,リムスキー=コルサコフあたりは,ちょっとマイナーだとしても,ムソルグスキーの音楽は,面白いと思いますが,やっぱり,ちょっと影が薄いというか,品行方正的に問題があるか(笑).

 でも,私の中では,近現代というか20世紀に活躍したスクリアビン,ストラヴィンスキー,プロコフィエフ,ショスタコーヴィチとかの方が音楽史的には重要というか(さすがにメトネルまで入れるのはどうかと思いますがもっと評価されていいと思います),存在的には圧倒的に大きいですが,やっぱり,昔の人の方が偉いってことですかね(なんだかんだでベートーヴェンよりバッハの方が偉いってことなんだろし).

 そういう意味では,ムソルグスキーは,チャイコフスキーとほぼ同い年ですが,さすがにムソルグスキーがロシアを代表する作曲家ってわけには行かないでしょうが,チャイコフスキーの音楽と比べると,逆に彼が書いた音楽の先進性がよくわかります.

 でも,国民栄誉賞ではないですが,広く親しみがもてるわかりやすくポピュラーな音楽を作ったということで,そういう人が「国を代表する」ということなんでしょう.

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[体内時計]
(体)

 今週からアメリカは冬時間(というか,夏時間が先週で終わったと言うべきか)で,ほとんどの人はそんなことは関係ないと思いますが,アメリカ市場が開いてる時間が1時間ずれます.と言ってもその時間(場が閉まるのが朝の5時半から6時半になる)はまだ私は寝てるので,私も関係ないんですが,私と同年代か一回りくらい下の世代の人って大概早起きですよね.

 都立大の北山先生のサイトにも書いてありましたが,早起きは三文の得ということで,実際,今の日本の時刻設定だと夜明けが(特に東日本では)とても早いので(でも日暮れも早い)日が昇るとともに起きて活動するのが自然というか,それは,日照だけではなく,気温と体温の変化の連動とか,いろいろあって,そもそも,太古の昔は,昼しか活動できなかったわけで,人類が誕生したのを20万年前とすると,高々数千年のオーダーでDNAが書き換わるとは思えませんよね.

 で,私も早寝早起きにしようかなというか,試験監督とかスキーに行くとか,時々,早起きするのが苦痛で,だったら,普段から早寝早起きにしておけばいいわけで,1日は24時間だし,寝る時間をずらすだけの話です.でも,どこかで書きましたが,これがどうやってもうまく行きません.

 具体的には,早く寝ると必ずと言っていいほど,起きるべき時間より早く目が覚めてしまうんですよ.じゃあ,そこで起きればいいじゃんってわけには行かず,もし起きてもしばらくすると体がしんどくなってまた寝てという感じで,結局,いつもの時間に寝た方がよかったということになってしまいます.

 それで,これもどこかで書いたと思うのですが,体内時計って,実はよくわかってないことが多くて,一つの説として,体内時計は動かせないということがあります(だとすると,夜勤とか,海外に行くなんてことはもってのほかで,移住するのは,ずっと昼夜逆転の生活をしてるようなもの.実際,バークレーで過ごした1年はずっと調子が悪かった).そして,私の先祖というか起源は,今住んでいるところよりも少し西にあって,今の日本の標準時間から数時間遅れてるんじゃないかということです.実際,ずっと昔から午前中は,調子がよくないですしね.

 でも,仕事をしているうちは,どうしようもないこともあるわけで,そうすると,いつも頑張って数時間早起きしないといけないわけで,なかなかしんどいんですが,リタイアすれば,晴れて自分のリズムで生活できるとも言えるわけです(そういう意味では,今は新型コロナで在宅勤務が推奨されてるので,午前中は,家で仕事してることが多くて助かってる.ほんとこれがずっと続いて欲しい).

 でも,世の中に合わせた方が便利なことも多いので,数時間くらい何とかならないものかとは思って,時々チャレンジするんですが,うまく行った試しがありません.一気に数時間は無理としても,1時間ずつとかでもだめで,こうなったら,10分とかすこーしずつずらして脳を騙すとかしかないですかね.でも,体内時計は動かせないのなら,それもだめってことですよね.

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11/10'21
[性格の問題?]

 体内時計ですが,ここにだいたい書いてますね.

 で,問題は,ほんとに体内時計は動かせないかですが,研究成果が出るのを待ってられないというか,そんなことより「私の問題」です.脳を騙すじゃないですが,勝手に今何時と思うとか,自分は朝型人間と思ってしまうというようなことはあるわけです.

 思い返してみると,少なくとも高校時代までは,一応朝型で生活してたわけですし,確かに午前中は今一だった気もしますが,断片的な記憶としては,中学のときは,毎朝7時4分発の西新行のバスに乗って,学校で授業が始まる前に野球をしていたわけで,そのときは,朝6時過ぎには起きてたってことですよね(でも,だとすると,冬はまだ暗かったと思うけど全く記憶にない).

 あとは,浪人して大学に受かった年は,予備校(河合塾)に行ってて,ちゃんと規則正しい生活をしていたと思いますし,調子も悪くなかったと思います(自分に返ってくることとは言え,やらないといけないことを自分を律してできた数少ない(笑)事例).

 じゃあ,いつ頃から,朝早く起きなくなったかですが,大学に入って授業に出なくなった時なのかなあ.でも,そんなに夜遅くまで起きていた記憶もないんですよね.

 夜遅くとい言えば,やはり,研究室に入って研究というものに出会ってからでしょうか.正門が0時に閉まるので,その横の壁を乗り越えて帰っていた時,何とも言えない幸せな気分になったことは何度か書きましたが,研究室で研究していて,夜遅くなることはしょっちゅうでしたし,それは,もちろん,研究が面白いからで,面白いことしてるのに,途中で辞めて家に帰って寝ようとか思いませんよね.

 そして,研究者になったわけですから,その延長上にいるわけで,やっぱこれですかね.でも,回りを見ると,規則正しく仕事(研究)している人は多いわけで,体内時計というよりは,性格の問題ですかね.

 つまりは,私は,何度も書いているように怠け者でやる気なしで,そういう人間がなんとかやって行こうと思うと,規則正しい生活をして毎日コツコツではだめというか,そういうことができないわけで,じゃあ,どうするかというと,たまに来る「なんか知らんがその気になるとき」に一気にやるしかないわけです.

 とは言え,もう歳なんで(笑),そんなことしてたら体がもたないわけで,やっぱり,ちょっと考えた方がいいですかね.

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[お金はないよりあった方がいい]

 やりたいことって何だ?ってことですが,それは,「そんなことやってどうすんの?」がないことと何度か書きました.そんなことやっても儲かるわけじゃないし,何の得もないし,やってもしょうがないけどやりたいことが真にやりたいことってことですね.

 もちろん,やりたいことをやればいいとは言っても,それがやる価値があるかどうかはまた別の話で,つまりは,やる価値があることをやりたいと思うかどうかが肝というかその人の素養ということも何度も書いてきました.

 そうすると,何をやりたいと思うかは,まさに人それぞれで,素養はちょっと低いけど,金になることをやりたいという価値観もあるわけで,つまり,そういう人はそういう人なりに「やりたいことをやってる」とも言えるわけです.

 そういう人がよく言うのは,「お金はないよりあった方がいい」ということです.何かの研究分野で新しい発見をする,今までにない音楽を作る,何かのスポーツで競技力を高めてトッププレーヤーになるというのは,価値あることだと思いますが,評価基準が曖昧ということがあって,ただやりたいというだけでは,しんどい,でも,それがお金という形になれば,わかりやすいということなのかもしれません.

 そういう意味では,偉くなるとか有名になるとかいうのもいいことばかりではないわけで,「お金はないよりあった方がいい」というのは,そういう曖昧さがないわけです(宝くじに当たって人生が暗転するとかいうのは,また別の問題).

 でも,何度も書いているように,必要以上のお金があってもしょうがないですし,天から降ってくるならともかく,稼ぐのには大変な労力を要するわけで,そんなことするくらいなら,必要以上のお金は要らないという考えもある一方で,いやいや,自分はお金を稼ぐことがやりたいことだから,ただやりたいことをやってるだけで,それは苦労でもないんだよということかもしれません.

 ここまで来ると,まさに人それぞれというか,その人の素養の問題で,でも,素養を変えることは容易ではないので,もうそのまま行くしかない感じもしますし,自分の人生は自分が引き受けるしかないわけで,まあ別にいいんじゃないですかね.

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 もっと言えば,そういうことが「たまたま」お金になることもあるわけですよね.研究して成果が出たら昇進して給料が上がるとか,何か大発明をしたら特許料でボロ儲けとか,野球やサッカーのトッププレーヤーになったら法外な報酬がもらえるとか(そういう意味では,商業芸術ではない真の芸術は,お金にならないことが多くて,逆に言えば,そういうことこそ真にやる価値があるのかもしれません),世の中の問題を解決するシステムを作ったら儲かったとか(でも,この場合は,大概,お金が先かな).

 私の場合なら,研究して成果が出たら昇進して給料が上がるというのは,割に合うのかってことはありますが,単に興味があって面白くてやってる世の中や経済や相場の研究は,結果的にお金に繋がるわけですからね.

 ですから,そんなに目くじら立てるようなことでもない気もしますし,そもそも,素養はなかなか変えられませんから,結局,その人がやりたいようにやったらいいし,そうしかできないんだと思います(私も含めて).

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[歳をとって衰えた?]

 再三,歳をとって衰えたと書いてますが,そうなんですかね? 確かにバドミントンの競技力の低下は見る影もないですが,それなりのプレーはできると思いますし,普段生活する分には何の問題もないですし,ちょっと疲れやすくなった気はしますが,気力の衰えとか言ったって,若い頃からずっと基本的にはやる気なし(笑)なわけですし,若い頃と比べて実はそんなに変わってない気もします.こんな感じで死ぬまで行ければと思うんですが,それは,やっぱり,難しいんですかね.

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11/11'21
[新しい資本主義]
(経済, 世の中)

 K田さんの言う新しい資本主義ってなんだ?ってことがよく言われています.でも,これも資本主義がどうこうじゃなくて,本質的に何が根幹なのかってことなんですよね.

 そういう意味では,資本主義そのものがどうよってこともあるんですが,「新しい」資本主義と言ってるので,資本主義という枠組みは残すということだと,それって,経済の自由競争ってことで,でも,野放図にやると貧富の格差が拡大するので,分配と言ってるわけです.

 つまりは,やる気や能力がある人は,どんどんやってくださいという一方で,競争に負けて,あるいは,参画しない人も何とか生活して行けるように税金とかの仕組みで再分配するという単純な話なわけで,別に新しくもなんともないってことでしょう.

 でも,いくつかポイントがあって,一つは,自由競争だけどルールは必要,そして,何より公平じゃないといけない,でも,K産主義的な結果平等ではなく,機会平等ということです.

 そして,あとは,再配分のさじ加減でしょう.今のままだと格差が大き過ぎるということなら,もう少し傾斜を変えるってことですが,これはなかなか難しいと思いますけどね.

 ただし,傾斜は「一次元」でも「単調増加」でもないので,ある程度,選択と集中は必要でしょうし,やり方の問題もあります.極端に言えば,頑張るのは,やる気や能力がある人だけで,それ以外の人は,BIもらって悠々自適に過ごすというのも将来的にはありうると思いますが,そんなんで健全な社会と言えるのかってことはありますよね.

 結局,K田さんがやろうとしていることは,別に新しいことではなくて,ですから,一種のスローガン?みたいなものということでしょうか.

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[格差が大き過ぎる?]
(世の中)

 上の記事とも関連するかもしれませんが,今ってほんとに格差が大き過ぎるんですかね? 確かに格差,つまり,上と下の差は大きいのかもしれませんが,問題は,そんなことじゃなくて,下の人がどのくらい困ってるかですよね.

 何度か書いているように年収200万でワーキングプアとか,スマホは必需品とか,地方は車がないと生きて行けないとか,被災者住宅に追い炊き機能を付けて欲しいとか,全体の水準が上がってどんどん贅沢になってる,そして,下の人間が上の人間と比べて貧乏だと言ってるだけなんじゃないですか?

 いやいや,都会にはホームレスの人もいっぱいいる? でも,ほんとに困っているのなら生活保護もあるわけで,勤労意欲とか,そういう問題なんじゃないですか?

 つまり,こういうのって,政治とかNPOとか慈善団体とかの道具にされてるわけで,地球温暖化とか脱原発とかカーボンゼロとかSDGsとか,世の中は,胡散臭いことで溢れているわけで,それが世の中の主流になるようでは,まさに世も末というか,とにかくそういうことと関わり合いをもたずにやって行きたいと思いますね.

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[京大建築式]
(大学)

 先日の〇暦のときの写真です(お揃いの白黒のトレーナーも作ってくれていました).この研究室全員の集合写真を撮るということが名目?だったわけですが,この写真が使われるのは,京大建築式という京大建築のことをわかりやすく紹介するサイトで,その中の研究室紹介で使われるということでした.

 サイトは,まだ西野研になっていて,写真も川瀬・西野研時代のものが使われているんですが,西野先生に言われて,研究室と教員紹介のところの自己紹介の原稿を書いたことを思い出しました.西野先生のものに倣って書いたんですが,簡単でざっくばらん?だけど,ある意味,集約されてる感じもしたので,ここに貼っておきます(笑).

 福岡県大牟田市生まれ,小二から福岡市で過ごす.理論物理を志して東大に入るも複雑怪奇な素粒子物理に失望してやりたいことを見失い,ピアノ(東大ピアノの会)とバドミントン(東大バドミントン部)に明け暮れる.やりたいことが力学と気づき,建築構造という分野があることを知り建築学科に進学.研究室で研究に出会い,これで飯を食っていくことを決意し,博士取得後,東大地震研に職を得る.その後,再度,やりたいことを見失うものの,力学を使って建物が地震動で被害を受ける現象を解明し,地震防災に繋げる研究に辿り着き,筑波大を経て2020年11月より現職.仕事以外には,ピアノは近現代曲を中心に取り組み,バドミントンは年代別全国大会で上位進出の経験があり,スキーはSAJ準指導員だったが,今は地に落ちた感あり.

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[リアルな私]
(自分)

 再三,自分のことを怠け者でやる気なしと書いていますが,まあ,それはそうなんですが,あんまり額面通り受け取ってもらっても,というか,リアルな私を知ってる人は知ってるというか,と書いたんですが,リアルな私のことを知ってる人なんているんですかね? 興味ないか(笑).私も興味ないです(笑).

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[人生の普遍則]

 お金はないよりあった方がいいではないですが,結局,やりたいことでなくても報酬でも評価でもその気になれば何でもいいとは思うんですよね.てことは,やっぱり,やる気なしってことなんですが,退屈なのは嫌なので,何かするしかなくて,もちろん,やりたいと思える時とか,何か知らんけどその気になった時とか,やらなきゃいけない時は,それでいいんですが,多くのそうでない時は,消去法ってことになるんじゃないですかね.つまりは,よりやりたくなくはないことをやるってことです.

 考えてみたら,食事で何を食べるかは,これが食べたいということもありますが,だいたいは,毎回,用意したメニューの中から一番食べたくなくはないものを選んでる感じですし(でも,毎回おいしいと思って食べる),ピアノで何弾くかもそうですし,体を動かすことも最近そういうこと(より体を動かすことがめんどくさいと思わない方法)に活路を見出しつつあります.

 こうしてみると,これって人生の普遍則というか,生きる術というほどのことかもしれませんね.やりたいことを仕事にしたいけど,やりたいことが見つからないというのなら,よりやりたくなくはないことを仕事にすればいいわけです.

 つまり,その時その時で,(仕事とかやらないといけないこと以外は)よりやりたくなくはないことを選択して生きて行けばいいということで,これは,リタイアして仕事を失った後に威力を発揮することになると思います.

 そして,その背景にあるのは,やはり,人生所詮退屈しのぎでしょう.哲学は無敵ですね.

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11/12'21

 よりやりたくなくはないことを選択して生きて行けばいいってことなんですが,仕事をしているうちは,そんな選択の余地はないというか,多くの時間を仕事に費やすことになるので,(私の場合は)リタイア後の話ということで,でも,ある日を境に定年で大学をクビになるとハードランディングになるので,今はそういうことを想定して練習しておくというか,実際,仕事以外全く時間がないわけはないわけですし,どういう仕事を選ぶかということも含まれるので,誰にでも当てはまることなわけです.

 結局は,仕事も含めて「人生の時間」を何で埋めていくかということで,もちろん,やりたいこと,やり甲斐のあること,やる価値があると思うこと,成し遂げたいことで埋めて行ければいいんですが,それで埋まらなかったら,よりやりたくなくはないこと,よりやり甲斐のないことでないこと,よりやる価値がないとは思わないこと,より成し遂げたくないわけではないことで埋めればいいというか,そこのところのプライオリティーを自分の中でよく考える,そして,やりたくないなどのハードルを下げる創意工夫をするということでしょうか.

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(このサイト)

 今は2016年の前半あたりを読んでるのですが,研究以外の大学の仕事が嫌で嫌でしょうがなくなった(その時まではそうでもなかった)と書いてますね.じゃあ,今はどうかと言うと,もちろん,やりたいことではないですが,嫌で嫌でしょうがないということはないです.

 それは,こっちに来て,なんでこんなことせにゃあかんのや?ということが減ったことはあるとは思いますが,私の中のメンタリティーの変化はあるでしょう.じゃあ,どうして私の中のメンタリティーが変化したかですが,よくわかりません.というか,こういうことは,周期的に変化するものなので,しばらくやり過ごしていれば,ということで,でも,それでも何ともならないときは,仕事を辞めるとか,抜本的に考えるということでしょう.

 でも,私の場合,もうあと○年なので,何とか最後まで完走するしかなくて,そういう意味では,大学を移ったのは,よかったと思うのですが,と書いて思ったんですが,ほんとは,大学なんかさっさと辞めた方がよかったのかもしれませんから,よかったかどうかなんてわかりませんよね.

 でも,もし大学を移ってなかったらという架空の話は存在しない一本道なわけで,つまり,いいも悪いもないというか,いいに決まってる(1 of 1)ということでしょう.

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 あとは,この頃の記事を今読むと,もうそんなに新しい発見はないというか,憶えているというか,そんなことわかっとるわってことが多いです.でも,その時は,新しいということではなくても,そこまででいろいろ考えてきて,その時点で思うことをある意味総括して日々書いてるわけですよね.そして,それが現在まで続いている.

 このことが意味することとしては,もう大分煮詰まってきている(正しい使い方),つまり,これからどうやって行くかが見えて来ていて,それは純粋にいいんじゃないですかね.

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(野球)

 CSファイナルですが,無事,オリックス,ヤクルトと優勝チームが勝ち上がったってことで.まあ,よかったんじゃないですかね(ジャイアンツも負けたし).

 でも,結局,どちらも4-0というか,引き分けも含めて,1敗もしなかったんですね.そして,どちらも前年度最下位チームということで,何が起こってるかというか,要は,上位と下位の戦力の差がなくなってるってことですかね.圧倒的な力をもったスター選手がいなくなったってことか.オリックスの山本は,日本のエースと言えると思いますが,今の,あるいは,それ以上の状態をどのくらい続けられるかですかね.

 そういう意味では,エンジェルスの大谷は,まさに投打に大活躍でしたが,これも今年,あるいは,それ以上の活躍を来年以降もできるのかってことですよね.もっとも,彼の場合は,野球が(打つのも投げるのも走るのも)楽しくてやってる感じで,それがやっぱりいいですよね.つまりは,怪我さえしなければ,野球ができれば,それでいいんじゃないですかね.

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11/13'21
[羨ましい]

 東大建築のMLですが,割と頻繁にメールが飛び交っていて,多くは,O山の近況報告に対して,何人かリプライするという感じで,そんなにちゃんと読んでるわけじゃない(笑)のですが,O山は悠々自適で,本人もリタイアモードになってきたと言っていて(職場は確か某最大手鉄鋼メーカー),その一方で,O川は,某大手総合商社の最高幹部でまだまだ仕事が大変で,お互いがお互いのことを羨ましいと言ってるのが面白かったです.

 もちろん,「大人の発言」ということはあるとは思いますが,一つの本音だとも思うんですよね.じゃあ,ほんとに羨ましいのなら,お互いの立場を入れ替えるかというとそうは行かないというか,ほんとにそうしたいわけでもない.まさに人それぞれで,その人にとって何が大事かということでいいとは思うのですが,どこかでないものねだり的なところはある.

 そして,これって,このサイトで何度か書いた,第一の人生で成功したいのか,第二の人生で成功したいのかってことですよね.第一の人生で成功すれば,第二の人生で成功するのが難しく,第一の人生で成功しなくても,第二の人生で成功する可能性があるということにもつながってきます.

 で,私なんですが,やっぱり,どちらでも成功したいです.そして,ある程度,できてきたとは思いますし,第二の人生で成功するために着々と?準備もしています.でも,こういうのってものすごく危うくて,虻蜂取らずというか中途半端になることが多いんですよね.

 でも,私の場合,成功とは言っても,社会的成功は要らないわけで,つまり,やりたいことを仕事でも仕事以外でもやりたいってだけの話で,これも一つの価値観で,それが実現できれば,私にとっての成功ということです.

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 リプライが続いていて,「隣の芝生は青い」と言ってた人がいました.そうなんですかね?

 かたや,大手企業の最高幹部,かたや悠々自適,それぞれにメリットがあるように見えますが,前者は,仕事をやめれば,いつでも後者になれるけど,後者が前者になるのは難しいでしょう.てことは,やっぱり,社会的に成功した方が優位?

 でも,実際のところは,前者は今の状況を放り出すことはできないわけで,充足感はあるかもしれないけど,しんどさもある.これってなんなんですかね? 結局は,いいも悪いもなくて,だったら,頑張らずにてきとーに楽してやって行くのが正解?

 そうは思っても,やらずにおれないというか,なんか知らんけど,その気になっちゃうことはあるんですよね.そして,それを抑えるのは,やりたくないことをやることより難しい気がします.

 でも,その気になってないのい,こんなことやりたくないのに,こんなことやっても誰得?なのにやるのは,ばかげてると思いますけどね.

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 関連するのかもしれませんが,DPRI Newsletterですが,結構,読んでる人がいるみたいで(でも,原稿依頼のときは,中高生が対象とか言われたけど),仕事以外にいろんなことやってて○○○ですねーというようなことをちょこちょこ言われます.でも,原稿の真意は,仕事以外のところは前振りで,結局「何でも趣味」,つまり,研究は趣味ってことなんですけどね.

 それで,今回に限らないのですが,仕事以外にどういう趣味があるのかって話になることは結構あって,そういう時に思うのは,成功している人の多くは「無趣味」ってことです.イチローが無趣味なのは有名ですが,確か大谷もそうですよね.私の回りの研究者にもそういう人が多い,趣味があったとしてもほんとに「趣味」ってことが多いです.

 でも,これは当たり前ですよね.だって,趣味になんかにかまけてないで,より多くの時間と労力を「たった一つのこと」に集中した方が成功する確率は上がりますし,そんなことより,研究者なら研究,イチローや大谷なら,野球が一番やってて楽しいからやるわけで,つまり,彼らは無趣味でも何でもなく,仕事が趣味ということでしょう.

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 問題は,仕事の多くには定年があって,「趣味の仕事」を定年後,どうやって続けて行くかですよね.そういう意味では,研究は,優位な点が多いですが,莫大な資金や設備が必要なものもあるので,何でもOKとは行きません.民間企業の事務系は,難しい気もしますが,それまでのいろんな知識や経験や人脈を活かして起業するとか,次の職場を探すとかも方策はありそうですが,最大の問題は,ほんとに「仕事が趣味」(無報酬でもやりたいことか)だったのかってことですね.

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 でも,「仕事が趣味」というわけでもなかったとしても,定年+αまでは,がっつり仕事して,ある程度成功して,その後,切り換えて,悠々自適と行けば,それはそれでありというか,ある意味,理想的な気もするのですが,なかなかそうは行かないだろうということがあるわけです.理由は単純で,仕事で成功して評価される快感を知ってしまった人間が,ほとんど評価されない趣味で,されてもそれこそ趣味の範囲での評価しか得られなくてやって行くのは難しいだろうということです.

 でも,このサイトの研究成果?として,まず現状を受け入れて(定年で仕事をクビになったことを受け入れて),その中でできることをする,そして,やりたいことがなくても,よりやりたくなくはないことをやって行くということはあるわけで,そんなに深刻に考えないことも大事なのかもしれません.

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[いかれてる]

 学術にしても芸術にしてもスポーツにしてもビジネスにしても何にしても,何かの分野で成功するって,やっぱどこか「いかれてる」と思いますね.

 だって,ノーベル賞をとるような研究だろうが,どんなに人々を魅了する芸術だろうが,何かのスポーツで圧倒的なパフォーマンスをしようが,何かのビジネスで大成功して巨万の富を築こうが,よくよく考えてみれば,どれもほんとにとるに足らないことで,まさに「こんなことやってどうすんの?」なことなわけです.

 でも,本人はそう思ってないわけで,勝手に世の中の役に立つとか思ってる人もいるかもしれませんが,多くは,世の中の役に立つとかもどうでもよくて,とにかく何か知らないけど,やりたくて,極めたくてしょうがないんですよね.全く以てどうかしてるというか,まさにいかれてるわけです.

 でも,本人は,楽しくてしょうがないわけで,これ以上の幸せはそうそうないでしょうし,そういう感覚になったときは,それを失いたくないと思うでしょうし,でも,それを失わずに維持し続けるのは果てしなく難しいわけです.だって,いかれてるわけですからね.

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(政治)

 K田さんって,総裁選のときよりはいいと思いますが,やっぱり,普通で平凡でつまらなくて,でも,真面目で実直というか,普通だったらこうするということは普通にちゃんとやってる感じはしますよね.そういう意味では,A倍さんやSさんは,ひどかったというか,普通じゃなかった(普通以下だった)と思いますね.誰かが言ってましたが,やっぱり,学歴というか,そういうのって大事なんですかね.

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11/14'21
(日記)

 最近は,割と続けて眠れてると思うのですが,なんかすっきりしないというか,具体的には,目が覚める前に夢を見ていて,それがあまりいい感じの夢じゃなくて,目が覚めた時の現実とのギャップが大きくて,余韻?が残る午前中は特にそうですが,ずっとなんか変な感じです.そして,それは,昼間の気分ともリンクしていて,つまりは,なんかもやもやするというか,そういう状態が続いてるような気がします.

 でも,外部状況としては,もちろん,ちょこちょこめんどくさいことはあるんですが,何か大きな問題があるわけでもなくて,そうすると内部状況ってことで,そうすると,やり過ごすてことなんですかね,

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[株を買って持ち続けるということ]
(経済)

 リタイア後のキャッシュフローをどうするかってこともありますが,ある程度の資産は有しているわけですから,それをどういう形で保有するか(守って行くか)ということはあるわけです.特に何もしなければ,現金(+持ち家)ってことなんでしょうが,この低(0)金利で現金では,ほとんど何も生み出さず,ただ切り崩すだけというだけではなく,インフレや円安が起これば,その価値は著しく毀損しますし,財政破綻,経済破綻すれば,そのほとんどを失うことになりかねません.

 もちろん,何らかの形で運用するということはあるんですが,普通の人が,丸腰で戦場に向かうようなもので,でも,ある程度リスクをとるのは仕方ないとしても,何かやりようはないかとは思うわけです.

 すぐに思いつくのは,株式で保有するということです.でも,最大の問題は,値下がりリスクですよね.つまりは,長期的に株価が(せめて数%でも)上昇していくのかということでしょう.

 今はアメリカ経済は好調で最高値圏にあるのですが,ここで買って大丈夫なのか?とは多くの人が思うことでしょう.でも,そういう時に言われるのが,過去100年を見てみろ,時々,ブラックマンデーやITバブルの崩壊やリーマンショックや新型コロナのような大きな調整はありながらも(でもこうして書いてみると結構ありますね),長期的には,右肩上がりだったじゃないかということです.でも,じゃあ,これからもそうとは限りませんよね.

 実際,30年前,日本のバブルが崩壊した時,全く同じことが言われていましたが,何と日本株はその後20年以上に渡って下げ続け,30年以上経った今も当時の水準を回復していません.それと同じようなことがこれからアメリカ株で起こらないとは限らないわけですし,30年という時間は重くて,30年後,私ならもう生きてるかどうかわからないし,30歳でも60なのでもうすぐリタイアする歳です.でも,だからと言って,現金ではリスクが大きい.

 じゃあ,株価が長期的には少しずつでも上がり続ける,少なくとも変動しながらも何とか水準を維持する,つまり,せめて,配当分(年利数%)くらいは行けるんじゃないかと考えられる要因を考えてみると,一つはどこかで書きましたが,成長戦略でも目先の経済を回すでも,とにかく人間は働いて経済活動をするわけだから,何かは生み出していく,均せば年数%くらいは成長して行けるんじゃないかということはあります.

 次に,本質的経済成長の大原則である人口増加ですが,世界的に見れば,まだ増えているところもありますし,経済成長して消費もする余地がある新興国を生産,消費両面で開拓して行けば,実質的にまだしばらく人口は増えると考えていいかもしれません.

 そして,株価が上昇していくかですが,株価が上昇するのは,買う人が売る人より多いってことで,じゃあ,株を買う人が増えて行くのかってことです.アメリカ株が上昇を続けている大きな要因の一つとして,資産のある一定割合を株式でもつことが普通になっていて,これは,小さい頃から学校などで資産運用などの教育(洗脳)をしていることがあって,そうすると,学校を卒業して稼ぐようになってその一部で株を買うことになると,株を買う人が「純粋に増え続ける」ことになるわけで,なおかつ,全体の人口が増えれば(アメリカは,この30年で人口を1.5倍に増やした),株価が上昇していくのは,当然の成り行きという気もしてきます.

 問題は,日本がどうかですが,実は,2022年,つまり,来年!から高校の家庭科で金融教育(洗脳)をすることになっていて,教育(洗脳)された若い人達が働くようになって「これから」株を買うようになれば,買う人が純粋に増えることになりますし,なおかつ,現状では,既に莫大な現金が眠っているわけですから潜在能力?はあって,バブルの時のように投資ブームとかが起こる(起こす)かもしれません.

 でもじゃあ,株を買うとして,問題は,いつ何を買うかですが,いつ買うかについては,これがわかれば,相場で勝てるわけで,そんなの簡単にわかるわけないのですが,毎月,給料の一部で一定額(一定株数ではない)買っていけば,いつ買うかのリスクは平準化することができることは既に書きました.

 例えば,私が働くようになった30年前から株式をこの方法で買い続けたらどうなったかですが,当時は,バブルが崩壊して,そこから30年株価は低迷したんですが,ずっと一定額を買い続ければ,リーマンショック後の底値でも買えた,しかも一定額なので多くの株式を買えたわけで,今たまたま高値圏にあるということはありますが,かなり,利益が出ている状態になったことになります.

 何を買うかについては,これもわかれば,世話ないって話なんでしょうが,年利数%(株価維持)を目指すのなら,何でもいいというか,それこそリスク分散で,大企業をランダムに買っていくのでもいいと思いますし,大企業は,何をしているかなじみがあるでしょうから,自分が将来性があると思うところを買うというくらいの冒険(研究)はしてみてもいいかもしれません.

 そういう意味で,有能な人材が行っていて,設備投資も不要で,その時儲かるものを足で稼いで世界中から探してきて機敏に対処できる大手総合商社は一つの選択肢なんじゃないかというのは(バフェットが気づく前に)このサイトで書きました.ただ,今は,エネルギーバブル的に上昇している側面はあるので,少し注意が必要かもしれません.

 じゃあ,そうやって,資産の一部を株式でもったとして,使う分はどうするの?ってことですが,働いているうちは,キャッシュフローがあるわけですし,リタイアしてからは,配当があります.と言っても,何度も書いてるように,配当の分だけ株価は下がるので,配当もらっても,資産の一部を切り崩しているに過ぎないんですが,株を売らなくてもそういう形で自動的に現金化されるということです.もし,配当の使い途がなければ,それを再投資することもできます.

 とまあ,資産の多くの現金でもつリスクを回避するための一つの手段として「株を買って持ち続けるということ」について,考察?してみましたが,うーん,どうなんですかね? 個人的には,日運や短運や資保をやっているので,株を「買って持ち続ける」ことはないですが,資保の基本である,「買えると思ったときだけ買う」,つまり,空売りまではしないというのは,意外とありかもしれませんし,実際,今のところ,日運や短運のような空売りをするものより,空売りをしない資保の方が好成績ではあります(でも,それは,たまたまここんとこ上昇相場だったからですが).

 もちろん,ここで書いてることをそのまま実行する人はいないと思いますが,あくまで参考意見ということで(投資はあくまで自己責任で).

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 ものは試しに,私が博士をとって就職した1991年から30年間,日経平均を毎日均等に買い続けた場合(月1回でも似たようなもんでしょう),つまり,この30年の日経平均の平均を計算すると16290.06円となり,先週末の終値が29609.97円ですから1.82倍となり,株価は配当分下げているのでそれを年1.5%としてそれも含めると複利で1.56倍,つまり,2.84倍になったことになりますし,これは,同じ「株数」を買い続けた場合に対応するので,同じ「額」(例えば,月に10万円とか)を買って行けば,購入単価は下がって,この倍率はもっと大きくなって,1.82倍が1.99倍,配当分を含めると3.1倍,つまり,月に10万円ずつ30年買った3600万が先週末時点で1億1175万になってることになります.

 もちろん,今高値圏にあるということはありますが,こうしてみると3.8%くらいでは回ってることになって,まさに「年利数%」にはなってることになります.アメリカ株は確か7%くらいだったかな.

 じゃあ,Aベノミクスが始まる前の2013年9月30日時点(日経平均は14455.80円なのでほぼ半値)で評価するとどうかですが,1.99倍は1.08倍,配当分入れても1.52倍となるので,一変しますね.ですから,ここ7, 8年の急激な株価上昇が大きいってことで,やっぱり,そんな簡単な話じゃないってことでしょう.

 また,これと同じようなことなら,積み立てNISAとか投信を買えばできると思った人もいると思いますが,これらは,がっぽり手数料でもって行かれますから,注意が必要なことは何度も書いた通りです.

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[骨抜き]
(世の中)

 COP26ですが,ほとんど骨抜きになって終わったんですね.いいじゃないですか.地球温暖化とかカーボンゼロとか,確たる証拠もないのにもっともらしいことを言って,自分たちが不利な状況をゲームチェンジをしてひっくり返そうとしてるわけですからね.

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[薄いというか中身が何もない]
(日記)

 今週のJ熱大陸は,女優のH瀬すずさんだったんですが,先週もやってましたよね.どうして二週連続? 特別扱い? でも,嫌いな女優さんではないですが(好きでもないですが),中身が全くないというか(まあでももうほとんど得るものがないのはいつものことですが,今回はいつもにも増して薄いというか中身が何もない),どうして(特別に)二週連続でやった? 人気女優だから視聴率が獲れる? 何かの宣伝?(どうでもいいですが)

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 このやり方ですが,リーマンショック後の2008年10月27日のバルブ以降最安値(7162.90円)を付けた時点で計算してみると0.48倍,配当分入れても0.62倍なので,その時点では,それまで注ぎ込んだ額の4割を失ってることになりますね.

 そりゃあ,最安値なんで当然なんですが,そこでめげずに,その後も淡々と一定額を購入し続ければ,今の時点ではってことなんですが,結局は,相場が上がらないと話にならないってことですね.

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11/15'21

 でも,バブル後最安値時点では,いくら何でも悲観的過ぎで,この場合,何を想定しているかというと,株価は右肩下がりに下げ続けるということで,さすがにそれはないとして(でも,日本ではバブル崩壊後,20年そうなったんですけどね),右肩上がりというのも楽観的過ぎるとすると,もっともありうるシナリオとしては,景気の波やバブルとその崩壊やリーマンショックのような金融危機やパンデミックなどの変動はありながらも長期的に見れば,今の水準を維持するということだと,検討した3ケース(現在,Aベノミクス前,バブル後最安値)の中では,Aベノミクス前がだいたい対応することになりますね(24000円くらいでスタートして,7000円近くまで落ち込んで,14000円くらいまで戻したところ).それで,1.52倍(年利1.8%,つまり,配当分だけは株価は「上昇」する)ですから,まあありなのかもしれませんね.

 でも,こうしてみると,重要なのは,長期的に上がって行くか下がって行くかというよりは,変動があることに気づかされます.具体的に言えば,リーマンショックでどん底になったとしても,そこでも淡々と買って行けば,そこから回復したとき,利益が出てトータルとしては,元に戻らなくてもプラスになってるわけですからね.そして,長期的に上がって行くか下がって行くかはわかりませんが,変動はあるという気はしますよね(まあでも,それもわかんないか).

 いや,違いますね.変動が全くなくて,株価がずっと一定だとすると,実質的には,配当分は,株価が上がっているわけですから,結局は,長期的に見て,年数%くらいは上がって行くのか(配当落ちも含めて株価を維持できるのか)ってことですね.

 今の低成長ではそれも厳しいとしても,つまり,株価が全く上がらなくても(配当分下げるとしても)現状維持なわけで,リスク分散できたということになるんですかね.でも,現金が紙くずになるようなことが起これば,株価がどうなるかもわからないわけで,だとすると,結局,年数%の経済成長に賭けるかどうかってことで,でも,株価の大きな値下がりが怖いのなら,こういう方法で,それは,平準化できるということでしょう(でも,リーマンショック後のような状況でもルールに従って淡々と一定額買っていく強靭なメンタルは必要?).

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 同様の検討は,伊藤忠(8001)を対象にここでしてますね(一部図を修正).でも,時期や売買対象は違いますが,本質的には,だいたい同じ結果でしょうか.

 でも,今回の検討の新しい成果?としては,要は,何を期待というか想定しているかが年数%の実質的値上がりということですし,時々来る大暴落に対してどう対処するかというか考えるかというか,平準化という考え方ということでしょうか.

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[問題がずれてる]
(世の中)

 COP26とか地球温暖化がどうとか,とにかく問題がずれてる(意図的にずらしている)ということでしょう.つまり,とんちんかんなことを全世界あげてすったもんだやってて,一体何やってるんだ?ってことです.

 本筋的に言えば,地球環境は守るべきだし,余計なものは二酸化炭素でも何でも排出しない方がいいに決まっています.それをエネルギーを化石燃料からクリーン???な電気にすればいい,自動車をEVにすればいいというのがどうかしてます.

 つまりは,もういろいろ「いいところ」まで来たわけだし,そろそろ経済成長そのものを見直すというか,そんなことしたら,これから経済成長しようとする新興国が黙ってないということなら,ちゃんと先進国が再配分すればいいわけで,それを,むりくり変な理屈をつけて(自分達に有利という理由で)火力発電をやめろとか言うのがどうかしてるし,非効率すぎます.

 こうしてみると,人類って,一体これまで何をしてきたんでしょうね.産業革命に始まっていろいろ便利になってきたとか言ってるけど,昔の人に比べて,今の人が幸せになってるわけでもないし,それどころか,多くの人が閉塞感とか将来に不安を抱えていて,そういうもっと本質的なところから考え直した方がいいでしょう.

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[これから日本はどうする?]
(世の中, 経済)

 相変わらず,これから日本はどうする?という議論があります.でも,そんなこと議論してどうするんですかね? 日本がどうこうじゃなくて,自分がどうするかでは? アメリカ経済が好調とか言っても,実際に稼いでいるのは,一部の限られた企業で,実際,Tランプ支持者のようにあぶれてしまってる人はたくさんいるわけですからね.

 ただ,そういう「国」というものが自分の生活に関係してくるとしたら,それは通貨でしょう.つまり,日本という国というか,企業の集合体として,輸出が不調で輸入が増えれば円安になって,(給料が上がらずに)ものの値段が上がって生活が苦しくなることになります.

 でも,だったら,円を外貨に換えておけばいいだけの話ですし,もっと言えば,日本(の産業)がアメリカや他の国との競争に負けて沈むのなら,アメリカなどの企業の株式を購入しておけばいい(外貨を買うことにもなる)というだけの話でしょう(まさに資保).

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11/16'21
[○ホな奴が対象]
(世の中)

 会社名を連呼するCMとか,見てて不快になる(すぐチャンネルを変える)とか,普通に考えると,どうしてこんな○ホなことしてるんやろ?ってことがとても多いですよね.でも(多分)そうした方が儲かるからそうしてるわけで,それが何を意味するかというと,○ホな奴が対象,つまり,世の中の多くは○ホなわけです(毒舌満開(笑)).

 実際,目先の経済を回すとか,地球温暖化とか,新型コロナとかワクチンとか,どうしてみんなこんなに簡単に洗脳されるのかと思いますが,金儲けというかビジネスの基本は,いかに騙すかなので,騙す方も必死なわけです.

 で,思うのは,やっぱり,そんなしょーもないことには,とにかく関わりたくないってことですね.スポーツ選手,研究者,芸術家は,そういうことに関わらなくていい数少ない職業ですが,そういうことを使って金儲けしようとすれば(スポーツや芸術は世の中に必要とか,役に立つ研究とか),がっつり関わるわけで,いかにして巻き込まれないようにするかってことですね(ちなみに,何度も書きますが,私が給料をもらってる対象は,研究ではなく教育です).

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[欲をコントロールすること]

 仙人への道(笑)ですが,やはり,欲をコントロールすることかなと思います.でも,コントロールするというと,抑えるみたいですが,抑えない方がいいというか,かきたてた方がいい欲もあります.

 それは,内的熟達的欲(自己実現欲)でしょう.リタイア後,「一人,時々,みんな」で楽しくやって行くにはこれがどうしても必要です.対象はやってて楽しければ何でもいいのですが,お金がそんなにかからないとか,持続性を考えると,自分の中で何かが熟達して行く要素がどうしても必要です(評価は要らない).

 根源的な欲としては,食欲や睡眠欲も重要です.ただ,食欲については,うまいもんが食いたいということは無用というか,むしろ邪魔で,安全でバランスがとれた食事を毎回おいしく食べられればそれでOKですし,それ以上は,逆に弊害が大きいです.

 性欲については,人生を豊かにする的にはどんなに歳をとってもあった方がいいと思いますが,その実,人類を繁栄させるためにDNAに書いてある罠なわけで,そういうことがわかっていれば,変なことにはならないわけで,さすがにここまで来ると,綺麗なものは綺麗だと思いますが,そういうことをしたいというのとは違ってくるわけですからね.

 あとは,承認欲でしょうか.これは,真っ当な欲のように見えて,その実,これまた人類を繁栄させるための罠的なところというか,社会的に言えば,評価することでおだててこき使うという側面は大いにあります.

 じゃあ,それがどれだけできてるかですが,大分できるようにはなってきたとは思いますが,例えば,こっちに来る話があったときは,ホイホイ乗っかってきたわけで,これは,自分が必要とされるならということもありましたが,より研究できそうという内的熟達的要素もあったわけで,こういう複合的なことがあるのに注意が必要です.性欲だって,単なる性欲ではなく,その人の人間的なことに惹かれることもあるわけですからね.

 じゃあ,どうしたらいいかですが,よく考えるというよりは,やっぱり,直感ですかね.とか言うと,身も蓋もないですが,基本的には,この期に及んで何かが起こるようなことはもうないでしょうし,それをデフォルトとして考えて行けば,おかしなことにはならないと思います(多分).

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11/17'21
[○ホな奴ばっかり]
(世の中)

 ○ホな奴が対象と関連するのかもしれませんが,もちろん,それが誰かは言えませんが,ある(非常に頭がよくて有能な)人が「世の中,ほんと○ホな奴ばっかりや」と吐き捨てるように言ったことが印象に残っています.言葉は...ですが,私はそれをきいてなんかものすごくすっきりしたし,心の支えというと大袈裟ですが,ちゃんとわかってる人はわかってるんだなと思いました.

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[何日に買えば]
(経済)

 このやり方ですが,じゃあ,20年に渡って低迷した日本株じゃなくて,これまで100年間,右肩上がりだったアメリカ株買えばいいじゃんというのは,違っていて,もちろん,「これから」日本株よりアメリカ株の方が上昇して行くと考えるのなら,アメリカ株を買うということでも(自己責任ということで)いいんですが,これまで100年起こったことがこれからも起こるとは限らない,つまり,アメリカ株がバブル崩壊後の日本のようにこれから数十年に渡って低迷する可能性もあるわけで,そういう状況をこのやり方で日本株でシミュレートしたということです.

 ですから,結局,「これから」株価は長期的に上昇していくと思うのかの1点に尽きるわけで,時々やってくる暴落が怖いのなら,毎月,一定「額」を淡々と買って行けばいいということです.

 ちなみに,毎月買っていくのなら,何日に買えばいいのかということはありますよね.普通に考えたら,給料日? ○ホですね(毒).

 普通に考えるとそうなるということは,そうする人が多い,つまり,その日は,株価が上がって割高になるわけです.そして,給料日に限らず,月末締めとか,いろいろ季節的というか,月次的な要因はあるわけで,過去数十年の中で何日に買うのが一番割安かを調べたらいいんじゃないですかね(データがあれば,すぐに計算できる).

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 ここにありますね.これによると16日に買うのがいいみたいです(でも,そんなに大きな差があるわけではないが).ていうか,給料日って何日でしたっけ?(よく知らないというか,いくらあるからいくら使うというお金の使い方はしないので,気にしたことない)

 調べると公務員は17日ってなってますね.てことは,16日は,給料日前の一番金欠のときで,ここで買うのが一番パフォーマンスがいいというのは,なるほどですね(つまり,給料日前に金欠になるような経済感覚がない奴は投資でも成功しないということ).

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[この100年は右肩上がり?]
(経済)

 アメリカ株はこの100年は右肩上がりと書いたんですが(基本的にはそうですが),詳しく見て行くとそうでもないことがわかります.この図

 

がわかりやすいと思うのですが,日本株ほどではないにしろ,10年とか20年に渡って株価が低迷というか,乱高下しながら長期的にほとんど上昇しなかった時期が何回もあります.具体的には,1900〜1920年,1920年〜1940年(世界恐慌を挟んで20年),1960〜1980年,そして,2000年〜2010年(ITバブルから同時多発テロを経てリーマンショック後まで)ですね.そして,全体として見れば,むしろ,ほとんど上昇しない時期の方が長くて,その合間に,時折,急激に株価が上昇する時期があるというのが実態で,そして,今はその状況であることがわかります.

 つまり,これから10年,20年に渡って,アメリカ株が低迷する可能性はあって,そして,10年,20年は,決して短くはありません.私なら,10年,20年後,生きてるかどうかもわからないというか,むしろ,まだ生きててそれまでに資産を減らす方が問題だし,働き始めて,老後の資金をどうやって貯蓄,運用して行くかという若い人達も,今30なら,40とか50で,50ならもうリタイア後のことを考える頃でしょう.

 でも,それでも,長期的に(20年,30年スパンで見て,つまり,20年,30年に渡って一定額を買い続けて)どうかということで,低迷や乱高下はすることはあるかもしれないけど,平均的すると年5.5%(120年で600倍)+配当(7%くらい)のパフォーマンスは得られる,運が悪くてもトントンということなんですが,これまた過去に起こったことが未来も起こるならの話なわけです.

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[気づいた?]
(世の中, 経済)

 Mーサテとか?BSとかの経済ニュースを見てると,アメリカは,物流の停滞とか半導体不足とかインフレや人手不足が深刻で,人手不足の背景として,新型コロナで仕事をやめた人が戻ってこないんだそうです.日本でも半導体不足はそうですが,居酒屋のアルバイトが全然足りないとか言ってますよね.

 今回の新型コロナをきっかけに何が大事か気づけと何度も書いたと思いますが,そういうことに気づいた人もいるんじゃないですかね.つまりは,余計なことして余計な金を稼いで余計な消費をする無意味さです.アメリカでは,トラック運転手は,年収1000万でも応募がないみたいで,一方で,その労働条件は過酷で,だったら(いつもこのサイトで書いてるように)そんなしんどい思いして,余計な金稼ぐより,やりたいことやって,働くのは必要な分だけでいいと考えるのは,もっともなことだと思いますけどね.

 でも,もしそういうことになると,経済は停滞すると思いますが,別にそれでいいじゃないですか.

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11/19'21
[55兆円]
(世の中, 経済)

 55兆円というこれまでの中で最大規模の経済対策との報道です.どう思いますか? これで景気もよくなって嬉しい? ○ホですね(毒).

 55兆円というのは,何かというと「国のお金」ではなく「あなたが払った税金」です.つまり,「自分のお金」なわけで,しかも,実際は赤字国債を刷って借金するわけですから,「自分の借金」ってことです.平たく言うと,1億人が借金までして55万円ずつ拠出した55兆円を何に使いますか?ということです.だったら,余計なことなんかしないで,55万円ずつもらった方が,つまり,そんな税金払わない方がましだと思いませんか?

 いや,新型コロナでこういう状況になって困ってる人もいるし,そういう人に使って欲しい? それならわかります(ほんとに有効に使われるのなら).でも,そういう人ってどのくらいいるんですかね?

 つまりは,55兆円の経済対策ときいたとき(それが有効に使われるのなら),自分には少し余裕があってお金を出すから,困ってる人の一助になって欲しいと思う人と,冒頭で書いたように,いやいや,自分には余裕なんかないから自分は恩恵を受ける方だという人の割合です.

 後者ばかりになったら(ていうか,実際,そうなってる),国の財政はどうなりますか?

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[R憲M主党]
(政治)

 野党第一党のR憲M主党が選挙で負けてE野さんが辞任して代表選挙をやるみたいですが,この党に未来はあるでしょうか? 政権担当能力がある対抗勢力と言ってるんですが,少なくとも,もうO沢さんが目指した二大政党制は,完全に崩れてしまいました.

 R憲M主党の何が問題だと思いますか? ちらちらメンツを見るにつけ,かつてのM主党が露呈した政権担当能力のなさはあるとは思いますが,やっぱり,急速な左傾化じゃないですかね.K産党と組んだのは,選挙協力ということはあったとは思いますが,ばらまきとか悪平等とか,急速に社会主義的,共産主義的な臭いはしてきました.

 思い返すのは,戦後,即ち,20世紀後半のJ民党全盛時代のS会党(今のS会M主党)です.S会党は,歴然とした野党第一党でしたが,その名の通り,社会主義政党で,与党の批判はするけど,そして,J民党の批判票の受け皿ではありましたが,とてもじゃない政権を担当できる政党ではありませんでした.そして,そのS会党が辿った末路が今のS会M主党です.

 じゃあ,どこがJ民党と対抗する勢力になりうるでしょうか? 今回の選挙で躍進したI新? それとも,R憲M主党から分かれたK民M主党?

 イデオロギー的には,R憲M主党よりは可能性はあると思いますが,まだまだ数が足りませんし,ずっと書いていますが,J民党も含めた再編が必要でしょうね.

 でも,私にはもう時間がないというか,関係ないというか,自分勝手的に言えば,現状が大きく変わるような余計なことはして欲しくないということになります.でも,若い人達のことを考えると,どんどん借金をして目先の経済を回す今のJ民党のやり方はまずいでしょう.

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[あと〇年]

 主として寝るときに読んでるこのサイトの記事ですが,今は,2016年前半ですが(すぐ眠くなるので全然進まない),引っ越しのところに来ました.このときは,2016年熊本地震と重なって大変だったんですが,将来に対するイメージという記事が目に留まりました.

 このタイミングで(つくば市内に)引っ越すってことは,あと10年,つまり,定年までここにいるってことで,そう考えるとしんどいので,とりあえず,あと5年と思うことにすると書いてあります.

 で,どうなったかですが,結果として,引っ越し先にいたのは4年でした.わからないもんですねー.

 じゃあ,こっちに引っ越すときはどうだったかですが,もちろん,新天地ということも,研究環境がよくなるだろうということもありましたから,しんどくなることはなかったのですが,面倒なことに巻き込まれないかという懸念はあったと思います.

 でも,定年までもう〇年なわけですから,そういう意味でも,あと〇年的なことはほぼほぼクリアしてるわけです.

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 こういう記事もありました.うーん,どうなんですかね? 評価されたってことなんでしょうか?

 そうなのかもしれませんが,今となっては,もうそんなこと関係ないというか,実際もう定年まで〇年なわけですしね.

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 あと,この時の引っ越しを期に大量に荷物を処分したんですが,去年の引っ越しの時もまた,大量に荷物を処分しました.つまり,どんどん処分していて,確実に荷物は減ってるのですが,正直,まだまだという感じもします.

 でも,次の引っ越しは,いつになるかわからないということはないので,あと○年で,またどれだけ荷物が減らせるかってことなんですが,少なくともこの1年は,ほとんど進んでないので,また○年後になっちゃうんですかね.

 いや,前にいたところに引っ越したときも引っ越して1年くらいして,なぜかその気になって,一気に進んだこともあったので(スチール棚を処分したとき),これもその気になったときということでしょうか.

 でも,どこかで引っかかってるような変な感じはずっとあるので,やるならさっさとやった方がいいですね.

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[どうしてあんなことを言ったのかな]

 いろんな場面でいろんな人と話をして,どうしてあんなことを言ったのかなとか,もっとちゃんとしたことが言えたのにとか思って,後から気分が悪くなることありますよね.そのほとんどは,そんなに大したことではなかったとは思いますが,中には,大袈裟に言えば,その一言で自分の人生を変わったようなこともあったかもしれません.

 でも,そうだとしても,おそらく大した問題じゃないような気もします.なぜなら,その時は,自分にとってネガティブなことだしても,逆にポジティブなことだとしても,それがどう転ぶかはわからないからです.具体的に言えば,こいつはあかんと思われて,余計なことに巻き込まれることを免れる一方で,こいつは使えると思われて,余計なことに巻き込まれることもあるかもしれません.

 まさに禍福は...ってことですし,このケースは,禍福は...と言う前に,それがその時点で禍か福かもよくわからない(自分が勝手に禍と思ってるだけかもしれない)ことなので尚更です.なので,そんなに気にすることもなくて,そもそも,全ては137億年前に全ては決まってるわけで,「どうしてあんなこと言ったのかなとか,もっとちゃんとしたことが言えたのに」というのもあり得ないことで,最終的には,全てを甘んじて受け入れればいい話です.

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[これはこれであり]
(野球, 世の中)

 エンジェルスの大谷の満票でのアリーグMVPですが,いいニュースだとは思いますが,やっぱり,日本人の誇りとか元気をありがとうとかいうのは辟易ですかね.だって,MVPをとったのは彼で,それ以外のほとんどの日本人は関係ありませんから.でも,問題は,これが持続するかですよね.日ハム時代も投打両方で活躍した年があったと思いますが,1年だけでした.最大の懸案は,やはり,怪我ということで,その辺のマネージメントで何かを掴んだかどうかということでしょうか.

 あとは,彼の野球だけではない,それ以外のところでのこともよく取り上げられています.要は,いい奴というか,人間的にも素晴らしいってことなんでしょうが,実際のところはわかりませんよね.

 でも,もしそうでないとしたら,つまり,ほんとは自己中だとしても,とても賢くて,「情けは人のためならず」ということがよくわかっているということになり,これはこれでありでしょう.

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[早起きは...]
(日記, 体)

 今日から振動実験が始まって,しばらく(いつもよりは)早起きが続きます.で,早起きは三文の得ということなんですが,少なくとも今日は,ずっと調子が悪かったです.まあ単純にいつもとリズムがずれているので当然ではあるんですが.

 そもそも,早起きは三文の得というのも変な話で,だって,一日は24時間で,早く起きてもその分早く寝れば,同じことですからね.そして,なんとなくの自分の(動かせない)体内時計と早寝早起きがずれてるのなら尚更でしょうか.

 まあでも,ものは試しということもありますし,体内時計が動かせないと決まったわけでもないので,しばらくは続けてみますか(でも,明日明後日は休日なので,いきなり元に戻るかも).

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11/20'21
(日記, 野球)

 昨日は,いつもより早く寝て,7時間半続けて眠れて自然に朝早く目が覚めて,朝食を食べたんですが,やっぱりだめですね.結局,しんどくなって,(平日なら頑張って仕事するんでしょうが休日なので)そこからまた寝てしまいました.

 夜は,研究室のOBOG会だったんですが,出席者は少なかったですね.もうオンラインだと集まらないってことですかね.

 研究室のOBOG会をやってたので,日本シリーズは,ちゃんと見られなかったですが(でも,オンラインなのでちらちら見てた),すごい試合になりました.戦いは昨日から始まっていて,オリックスの中嶋監督が山本で行くと明言したのに対して,ヤクルトの高津監督が無言で返して,これは,絶対的エースの山本を回避して奥川は第2戦かと思わせておいて,ぶつけてきました.

 その思惑は当たって,先に点をとられたのも降板したのも山本が先で(1-0),でも奥川も打たれたんですが(1-1),村上がホームランを打って3-1となって,オリックスが大エースの山本で初戦を落とすかというところから,9回裏に3点獲って大逆転サヨナラ勝ちです(4-3).なんか久しぶりに日本シリーズらしい名勝負になったんじゃないですかね.

 で,考えてみたら日本シリーズの先発ピッチャーってまさにオーダーですよね.バドミントンで言えば,3複4単です(ホームゲームが2単でアウェイが3複,そして,ホームに戻ってきて2単).つまり,7試合の中で誰を起用するかで勝敗は大きく変わるわけで,山本と奥川の力の差を比べた時,奥川を第2戦というのは,オーダーとしてはありだったわけで,でも,それをぶつけて落としたのは,裏目に出たことになります.実際,エース同士が取り合って,3番手4番手勝負になることは多いわけですからね.

 でも,日本シリーズの何となくの決まり事として,上から順番に出していくことになっていて,つまり,オーダー勝負はしないことになっているわけです(そう言えば,落合がオーダーはずしをしたような記憶はあるけど,シリーズじゃなくて開幕戦だったかも).でも,開幕投手もそうですが,エースのプライドを傷つけるとか,初戦をとって勢いをつけたいということもあるかもしれませんが,やっぱり,プロスポーツ(商業スポーツ)ということはあるんでしょうね.

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11/21'21
(日記, 野球)

 今日は,いつも通りというか,少し遅く寝て少し遅く自然に目が覚めて,だったんですが,昨日と同じでした.なので,早寝早起きとかじゃなくて,単に疲れているというか,調子がよくないのかもしれませんね.でも,いつも書いてますが,そんな大したことしてないのに,一体何に疲れてるんですかね? まあでも,記録を見ると最近,活動度が上がって来ているので,単に周期的なものですかね.

 日本シリーズは,2番手同士が当たって,今回はヤクルトが勝ちました.つまり,オーダーで1番手をはずした場合と同様,1勝1敗になったわけです(でも,力的には宮城が上だったと思いますが,今日の高橋の出来というか,ちょっとしたことでそうなったということですかね).でも,初戦より第2戦に勝った方が有利と言われてるんですが,どういうデータなんですかね? 同じ1勝1敗でも初戦をとるより第2戦を勝った方がシリーズで勝つ確率が高いということ?

 調べてみると,そんなデータはないみたいですね.

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11/22'21
[極一部]
(このサイト)

 2016年の引っ越しの記事まで来て気づいたんですが,実際に引っ越したところは,別の職員宿舎に引っ越すことで準備していたのをやめた後,グランドピアノ+防音室を入れられるところは,床耐荷重の関係で木造の一軒家ではだめで,しかも,「楽器相談」でないとということで,急転直下決まったというか,ここしかないということだったんですが,退去の話が来て1年くらい,いろいろ検討して,つくばとか土浦とかいろんなところを実際に見に行って,どういうところに行ったか,どういう物件が候補だったかまで,今でも鮮明に憶えていて,そういう記事が出てくると思っていたのですが,ほとんど出てきませんでした.

 で,思ったのは,やっぱり,このサイトに書いていることは,「極一部」ということですかね.まあ,当たり前っちゃあ当たり前ですけど.

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[音楽に向き合う]
(ピアノ)

 ショパンコンクールで2位になった反田さんが今後のことについて話しているのをききました.結論から言うと,この人は(も)(生涯をかけて)音楽に向き合っていくのではないのだなと思いました.

 彼は,マネージメントに興味があるみたいで,既に自分のオケをもってて,性格的にも親分肌らしくて人望もあって,将来は,学校を作って,自分が成しえなかったショパンコンクールの日本人優勝者を出したいんだそうです.ショパンコンクールをサッカーのWCに喩えているのもそうですが,「音楽的」な話ではないですね(ビジネスに近い).

 でも,そういうことを第一義としてやりたいということなら,ショパンコンクールで2位にはなれても,(音楽に向き合う)ピアニストとしてやって行くことは難しいでしょうから,まさにこれも素養の問題ということですが,やりたいようにしかできないのが人間なので(私も然り),それはそれでしょうがないということでしょう.

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11/23'21

 とか書いてたら,来週のJ熱大陸は彼みたいですね.予告編を見ると,ショパンコンクールで2位になって人生が変わったとか言ってたし(いやいや,ちゃんと音楽に向き合ってるのなら何も変わらんやろ),正直,見たくない気もするんですが,一応は見るのかな.

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 でも,普通に考えたら,親分肌で人望があるというのはポジティブなことですよね.問題は,ピアニストにとってどうかってことです.ピアニストだって人間だし,社会の中で生きて行くのだから,社会性はあった方がいいでしょう.

 でも,時間やエネルギーは有限なので,そういうところに労力を傾ければ,その分,自分が音楽に向き合う時間とエネルギーはなくなります.研究者なら一人でできることは限られるので,社会性を発揮してチームを組んでということもありますが,ピアノは自分一人で弾くものですからね.

 いや,仕事(研究)以外にいろんなことをやってるお前が言うなということはあると思いますが,それは確かにそうで,ですから,私は大して成功しなかったというか,研究という「たった一つのこと」に時間とエネルギーを集中していたら,もっと大きな成果が出たかもしれませんが,そうとも言えないこととして,研究はアイデア勝負なわけで,そういう意味では,仕事以外にやってることが何らかのいい影響を与えたこともあったかもしれないとは思うわけです.

 じゃあ,音楽がどうかですが,アイデアとかインスピレーションとかいうことならいろいろ経験した方がいいとは思いますが,いろんな人と接していろんな話をして,あるいは,(資本主義)社会の荒波にもまれて,それが自分が表現したい音楽にいい影響があるでしょうか? 何もいいことはないとは言いませんが,弊害が大きい気がします.

 つまり,ピアノというか,音楽というか,芸術というのは,そういうところがあって,非常に孤独だけど,いろんな雑音を排除して得られる究極的なことがあるわけで,もちろん,ほとんどの人は,ぱっとしないとか,独りよがりとかになってしまうのですが,極々少数の限られた人が何かに到達することはあるわけで,問題はそこを目指すのか,自分はそこまでの可能性はないと見切りを付けるかということはあるわけで,彼が後者なのなら,それはそれでありなんでしょう.

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 でも,音楽と向き合っていくというか,自分が表現したい音楽を表現するために一生修練していくのって,自分がそういうところに達することができるのかできないのか,とかじゃないと思うんですよね.ただ,そうしたいから,やらずにおれないからやるみたいな.

 なので,やっぱり,素養の問題ですかね.ここで,「素養の問題」と書くと,素養がない奴を侮蔑してるようなところもないことはないですが,人の素養は,なかなか変えられなくて,本人の責任ではないところも大きいので(特に生い立ちとか家庭環境とか),仕方ないところはあると思います.

 逆に言えば,素養がなくてもちゃんと生きては行けるし,社会的にはむしろ成功することも多いので,とやかく言われる筋合いのものではないでしょう.でも,これがないと決定的に到達できない「何か」は確実にあって,それは,そもそも素養がないとそういうものに価値を見出さないからで,それは,社会的な成功以上の成功なんですが,わからない人にはわからないと思うので,どうしようもないですかね.

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 でも,世の中の大部分を占めるそういう人のおかげで,極一部の人間が芸術とか研究とかスポーツとか,世の中の役に立たないことで飯が食えてるわけですから,金が儲かるとか有名になるとか偉くなるとか社会的に成功するくらいのことでめんどくさいことをやってくれるのなら,全く以てありがたい話ということですかね.

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[九大が指定国立大学に]
(大学)

 九大,指定国立大学に指定されたんですね.おめでとうございます>...でも,筑波大に遅れること1年ということですから,ランキングは変わりません(笑).てか,どーでもいいけど.

 でも,去年,九大を落として,文科省としては,旧帝大に線引きをするつもりが九大が食い下がって,結局,元の木阿弥というか,これだけすったもんだやって,一体何だったんだ?ってことですよね(ほんとあほらし).旧帝大では北大だけが取り残されたことになりますが,大学ランキング的には,以前からそうですし,北大のお買い得度がまた高まった感じがしますけどね(評価なんてそんなもん).

 結果としては,結局,北大を除く旧帝大+東工大,一橋,東京医科歯科,筑波大ってことで,全く以て妥当な結果というか,だったら,こんなめんどくさいことする意味なかった感じもしますが,多くの人にとっては,(北大が落ちて,九大に先んじて)筑波大が入ったのは,意外なんですかね?

 世間一般的には,東工大,一橋,東京医科歯科(は間違いなく,東大京大以外の旧帝大や早慶より格上)ですら知らない人も多いので,そういう奴はほっといて,ちゃんとしたレベルの人にとってどうかですが,そういう人達でも筑波大は,旧帝大より下と思ってる人は多いので(ていうか,筑波大生や教職員ですらそう思ってる人も多い),多少は意味があった? でも,そもそも,指定国立大学なんか知らない人が多いからやっぱりほんど意味なしですかね.

 こういうのって結局,文科省の単なるマウンディングというか,自分達の存在意義をことさら誇示するためのもので,逆に言えば,もう存在意義がないわけで,指定国立大学どころか,国立大学自体を廃止したらいいんじゃないですかね.

 そうすると,私大みたいに授業料が上がって,というか,私大にだって補助金は入ってるわけですから,単純に行けば,(アメリカみたいに)今の私大の数倍の授業料ってことになるんですが,それだけのお金を払う価値があると思うのなら払う人は払うでしょうし,お金がない人のためには,成績優秀者の授業料免除とか奨学金で対応すればいいことでしょう.

 でも,現実的には,(当面は)そういうことはないとしても,そもそも,大学間でそういう競争?をさせることがどうかしてます.だって,軍隊みたいに大学全体として行動をしているわけはない,自分の大学のランキングを上げようと思って研究してる研究者なんかいるわけないですからね.ほんと○ホというか,とんちんかんな話です.

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(野球, 相撲)

 日本シリーズは,今日(第3戦)もすごい試合になりました.でも,オリックスのことをバファローズと呼んでるのは,やっぱり違和感あるなあ.バファローズと言えば,近鉄ですからね.

 違和感あるということでは,オリックス(当時はブルーウェイブ)とヤクルトの対戦は,1995年以来と言っていて,その時のことがよく紹介されるんですが,全く記憶にありません.というのは,アメリカ(バークレー)にいたからで(当時はまだインターネットが普及する前),結果だけサンフランシスコのジャパンタウンにある紀伊国屋に新聞のコピーが貼ってあって,あー今年はヤクルトが勝ったんだというだけでしたからね.

 あーでも,そういう意味では,逆に「記憶に残ってる」と言えるかもしれませんね(松岡修造のウィンブルドンベスト8も全く知らなかったし,こっちは,知ったのも日本に帰ってきてずっと後になってから).

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 日本シリーズもそうですが,退屈しのぎにはなるというか,今は仕事をしているので,そんなにがっつり見るわけじゃないですが,今,相撲をやっていて,こっちも夕食時に録画して早送りしながら10分くらいで見てる感じですが(動画もあるけど,この方が遥かに臨場感がある),リタイアして時間があれば,リアルタイムで見るかもしれません.

 そう言えば,浪人時代,この時間になるとなぜか駿台の基本英文700選(笑)というのをやりながら相撲を見ていましたのを思い出しました.つまり,大学受験前という多忙?なときも見ていたわけですね.

 幕内と言っても,注目の取り組みというのは,数番くらいしかなくて,ほとんどの力士は,それ以外の「盛り立て役」ってことなんでしょうが,通しで見てるとそれぞれの特徴とか今場所の調子とかわかってきてそれなりの見所があるものです.

 まあでも,リタイアしてどんなに暇になっても人がやってるのを見ることが中心になることはないですかね.

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[新興国に戻った?]
(経済)

 世界は経済成長して物価も賃金も上がってるけど,日本はそうなってなくて,賃金は既に韓国に抜かれ,日本は先進国から新興国に戻ってしまった,このままでは,日本は世界から取り残されてしまうから何とかしないといけないと最近さかんに言っています.でも,何度も書きますが,賃金が上がらなくても物価も上がらなければ,暮らしぶりは変わらないし,実際,(格差はできたが平均的に見れば)この30年で生活が苦しくなってるということは全くありません.

 じゃあどうして,経済成長しないのに暮らしぶりは変わらないのかというと円安になってないからです.もし日本が新興国に戻っているのなら,円の水準も経済成長する前に戻ってないといけませんが,その頃は,1ドル360円の固定相場でしたし,プラザ合意後も200円を切るまでにかなりの時間を要していて,そこのところが今とは全く違います.

 なので,今の日本がやるべきことは,賃金を上げることではなく,円安にならないようにすること,つまりは,しっかり生産して(輸入を上回る)輸出をすることでしょう.でも,アメリカの利上げが時間の問題となる一方,日本は財政破綻しないようにするには,国債に金利が付かないようにゼロ金利,つまり,ゼロ成長を維持するしかないわけですから,円安になるのが自然の成り行きで,そうすれば,輸入しないといけない食料などの生活必需品(がエネルギーなど間接的なものも含めて大部分を占める)の値段は上がってインフレになって,生活は苦しくなります(賃金は上がらずに物価が今の2倍とか3倍になるイメージ).

 つまり,ずっと書いてるようにこの国は沈むということですが,国は沈んでも,これから円安になってほんとに新興国に逆戻りするとしても,今の暮らしを続けて行きたいのならここで書いたようなこと,もっと言えば,世界恐慌も見据えたもっと抜本的な「資保」をしないといけないということになります.

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11/24'21
[マネージメント]
(ピアノ)

 (私は出ないけど)ピアノプロジェの今年のプログラムです.でも,何はともあれ,今年は何とか開催できてよかったです.

 

 私の方は,新しい取り組み方ということで,何とか弾いてるんですが,やっぱり,数か月同じ曲を弾いてると飽きてきますね.そして,そういう時は,無理せず放り出すことにしてます.

 それじゃあ,何も変わってないやんってことなんですが,ちょっと違うこととして,そうやってある程度弾けるようになった曲をある程度キープするためのマネージメントを始めたということでしょうか.

 具体的には,シューベルトのOp.120のソナタがわかりやすいのですが,最初は2週間に1回弾くようにしてたのですが,今は1か月になってます.月一では,さすがにもう暗譜では厳しいですし,弾けなくなってるところも所々出てくるのですが,まあ何とか弾くことはできます.でも,1年とかほったらかすとほとんど弾けなくなるので,その差は大きいと思うんですよね.

 そして,そういうことを続けて行くうちにある程度の量を蓄積すれば,ベートーヴェンのピアノソナタを一日一曲ではないですが,いろんな曲をぐるぐる回して,その気になったらちょっと集中的に練習して,その気にならなくても月一くらいなら何とか弾いて,ということを繰り返していると,いろんな曲をそれなりに弾ける状態になって「食事のメニュー」のようになるんじゃないかという目論見です.

 つまりは,メトネルの悲劇的もある程度弾けるようになって飽きたら,シューベルトのOp.120のソナタと同じ扱いになるということなんですが,まだそこまでは行ってないというか,そこまで弾けるようになってないってことで,そこのところのバランスが関係してるってことですかね.

 曲の難易度や長さ,弾く気になる度によっても「間隔」は変化すると思うので(食事のメニューと似ている),これもマネージメントですかね.で,昨日は,ジャワ組曲のブロモ火山を1か月ぶりに弾いたんですが,かなり弾けなくなってて,でも,まだ何とか大丈夫でした.つまり,この曲は月一では厳しいってことですが,思ったのは,1か月ぶりに弾いても何とか弾ける,暗譜もしてるというのは,レパートリーの一つの基準になるかもしれませんね.

 あとは,弾く気になるのにわざわざ間隔を空ける必要はないので,いろんな意味で(弾く気になるというだけではなく練習になるとか長くないとか)定常的に弾く気になる曲というのに巡り合えたらとは思いますね.

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[勿体ない]

 関係することとして,何かをやる理由が必要ということで,「勿体ない」ってことはありますよね.上の例で言えば,折角ある程度弾けるようになったのに,放り出して全く弾けなくなるのは勿体ない(のでせめて月一では弾く)ということです.

 敷衍すると,折角バドミントンやスキーをかなりのレベルでやってきたのにやめるのは勿体ない,(条件のいい)仕事をしているのにやめるのは勿体ないので続ける,生きてるのに死ぬのは勿体ないので生きる,というようなことでしょうか.

 ていうか,多くの行動がこれに支配されていることに気づくわけで,逆に言えば,注意を要する,よく考える必要があるってことですが,一つの基準は回復性で,死んだらそれで終わりで回復性は0なので,考える余地はないですが,ピアノならまた練習すれば,弾けるようになるわけで,そういうことも含めてということですね.

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(日記, 野球)

 今日(第4戦)は,接戦ではありましたが,すごい試合というようなことはありませんでした.でも,オリックスが0-1から宗のライト前ヒットをサンタナの緩慢なプレーをついて(エラーは付いたが,明らかに緩慢なプレー)1塁から福田がホームインしたのは,かつてライオンズがジャイアンツとやって,辻(現監督)がセンター前ヒットでクロマティの緩慢なプレーの間に1塁から一気にホームインしたのを思い出しました.というか,宗の打球をサンタナがのそのそ取りに行くのを見て「これ1塁からホームインするんちゃう?」と思った瞬間にエラーしました.つまり,こういうのって「繋がって」るんですね(エラーすべくしてしてるということ).

 でも,接戦続きなんですが気づいたらヤクルト3連勝で王手なんですね.もちろん,第5戦とったらヤクルトの勝ちなんですが,ここをオリックスがとれば,山本,宮城で連勝もあり得るので,明日が勝負ですかね.

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11/25'21
[加振終了]
(研究)

 振動実験が(加振は)無事終わりました.汐満先生,江本さん,江口さん,頑張りました.川崎さん,岡田さん,宮町さん,ありがとうございました.

 今回の実験は,実大の2階建建物を加算則で1層縮約試験体で再現できるかというもので,今回の試験体は,E-ディフェンスでJR鷹取で倒壊したA棟を模擬したもので,つまり,倒壊するってことなんですが,まず,同じ震度6強の2003年十勝沖地震のK-NET広尾を入れて,内外装材に少し損傷が出た程度で,構造体はほとんど何ともなく,内外装材などを補修してJR鷹取を入力したんですが,こうだったもの↓が

こうなり↓ました.

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[どこにも住みたくない]
(生活)

 今住んでるところにいられるのは〇年しかないわけですし,その後,そして,おそらくずっと住むであろうところはどこがいいかなあといろいろ考えるんですが,敢えて言えば,「どこにも住みたくない」ですかね.

 考えてみたら,私ってここに住みたいと思って住んだこと,一度もないんですよ.生まれてから大学に行くまでは,親が住んでいるところに住まないといけなかったわけですし,大学に行ったら大学がある東京,そして,就職もそう,筑波大に行ったらつくばに行って,京大に行ったら京都に行って,みたいな.

 そして,それが性に合ってるというか,住むところなんかどこでもいいわけで,定年で仕事がなくなって,好きなところ,住みたいところに住んでいいといわれても今更というか,別にーというか,そんな感じなんだと思います.

 でも,どこかに住まないといけないんですよね.めんどくさいなあ.

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[システムを構築した]
(ピアノ)

 ピアノなんですが,新しいやり方とか言っても,よく考えたら,単に弾く気になる曲を弾いて,弾く気がなくなったら放り出すということで,別に何も変わってないわけです.でも,変わったこととしては,以前より多少は弾いてるってことで,それは,効力感に変化があるわけではなく,弾く気になるというか,相対的に弾く気にならない度が低い曲を見つける「システム」を構築したということで,でも,それだとちゃんと弾けるようになるまで練習はしないわけで,ピアノが上手くなるとか弾けるようになる的には,何も変わらないのですが,それで果たしてどうなるかってことですかね.

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(日記, 野球)

 今日は,振動実験の打ち上げで(明日片付けが残ってますが,山形チームは明日帰るので)見られなかったのですが,第6戦は,すごい試合になって,オリックスが勝ったんですね.これで五分というか,わからなくなったと思います.

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11/26'21
(運保)

 今日は大きく下げました.昨日,短運で目一杯買っていて,資保でも大分買ったのでそこは損になったんですが,10/28に買ったVIX先物がようやく跳ねました.でも,VIX先物の買いは,目一杯建てる分,ファンディングコストが半端ないので,とれたのは半分くらいですかね.でも,それでも短運や資保の損の何倍もの益にはなるんですが,日々積み重なるファンディングコストの額を考えると,あまり長く買い玉はもちたくないですね.

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 世界的な大きな株価下落の原因は,南アフリカであらたな変異株が見つかったということのようです.なんでもワクチンが効かないという報道もあるみたいです.

 でも,変異株ってウィルスが完全に死滅しない限りは,ある一定の確率で生まれ続けるわけですよね.つまり,こんな感じだと,いつまで経っても感染は終息しないってことになりませんかね.

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[うまくやって来た?]
(経済)

 この話,つまり,この30年,世界は経済成長したのに,どうして日本はそれができなかったかですが,教育とか人材育成に失敗した,生産性が低い,労働環境に問題があるとかいう議論があるみたいですが,じゃあ,どうして円安になってないのかってことです.

 給料が上がらず,世界に比べて相対的に所得が低くて貧乏なのなら,円安になって物価が上がって暮らしぶりが悪くならないといけないのでは? いや,暮らしぶりが変わらないのが経済成長してないってことで,海外はもっとウハウハになってるってこと? でも30年前と比べてほんとにそんなにウハウハになってますか? 結局,給料が上がった分,物価も上がって,大して暮らしぶりは変わってないのでは?

 見方を変えると,日本は経済成長をせず,でも,円安にならないように,しっかり輸入する以上に生産して輸出して,暮らしぶりも変わらず,うまくやって来たということじゃないですかね.

 でも,それはこれまでの話で,これからはわかりません.というか,ほんとに日本がこの30年だめだめだったのなら,円安になってないのが奇跡みたいなもので,その帳尻がこれから合うということなら,まさにこの国は沈んでいくということになります.

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11/27'21
[汎用的な仕事]
(世の中)

 新型コロナでこういう状況になって,ほんとに世の中に必要な仕事がわかったはず,つまり,今回,厳しいことになった仕事や会社は,ほんとに世の中に必要な仕事でないことを認識すべきと書きました.

 そして,もっと言えば,今回のパンデミックも「極一面」に過ぎません.つまり,今回助かったからと言って,また違う危機がやってきたときも大丈夫とは限らないということです.そういう意味では,多くの会社は,世の中のいろんなことの「極一部」のことをやってるに過ぎないわけで,例えば,自動車メーカーは,自動車を作ってるだけなわけで,その実,非常に危ういことに気づかされます.

 でも,今の流れとしては,多角化より専業化ですよね.それはそれでわかるというか,多角化は多角化で危ういわけで,それはいろんなことに精通することは難しいからです.

 じゃあ,どうしたらいいかですが,それ自体が汎用的な仕事ってあると思うんですよね.例えば,事務系の仕事ならどういう会社にも必要という汎用性はあったんですが,これからは,AIとかにとって代わられていくでしょうしね.

 逆にプログラマーとかシステムエンジニアは,需要が増えて行くとは思いますが,20年後,30年後はわかりませんし,歳をとって若い人にプログラミングで太刀打ちするのは,スポーツ選手と同じでなかなか厳しいでしょう.商社なんかはそれこそ何でもやってる感じですが,何かのスキルがあるということではありませんよね.

 研究者はどうでしょうか? ていうか,もともと研究という世の中の役に立たないことをやってるわけで問題外なんですが,大学教員は,教育もしていて,そういう点では,意外と汎用性があるのかもしれませんし,手前味噌ですが,建設系は本質的に必要な仕事で,そういうところに人材を育てて送り出すところなわけで,実際,大学の建設系の学部の新設は結構多いですし,大学教員のポストもかなりあります(むしろ,人手が足りないくらい).

 でも,そういうこと(汎用的かどうか)で自分の仕事を決めたりしませんよね.私だって,たまたま興味をもったことがそういうことだったというだけの話です.

 つまりは,何かの仕事に固執するのではなく,柔軟に変えていける(ただし,やりたいことがコロコロ変わることはないので,あくまで食べて行くための仕事の話)ことだと思うのですが,これは,ずっと書いてる,自分で考えて自分で何とかできる能力で,でも,今の日本だと職を変えるのは,まだまだ難しいですよね.

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(野球)

 ありゃー,ヤクルト勝っちゃいましたね(でも,寒そうだったなあ.実際,今日はこっちは急に冷え込んで寒かった).今日の試合は防災研の70周年行事が終わってからちらちら観てましたが,ミスが多くて,それも負けたオリックスに多かったですかね.最後の決勝点もキャッチャーのパスボールがきっかけですからね.

 ヤクルトの先発は,奥川ではなく,山本を回避して明日の試合を取りに来た感じでしたが,そういう試合で負けたのでは話になりません.でも,今日の先発投手もそうですが,初戦の先発投手が誰かもヤクルトの高津監督に大分揺さぶられてた感じはしますね.

 でも,歴史に残る大接戦という報道ですが,4-2ではそういうことにはならないですかね.全般的言えば,ヤクルトの先発投手の出来がシーズンと全然違ってて,やっぱり,野球はピッチャーということですかね.あるいは,オリックスの打線がヤクルトのピッチャーを打てなかったってことか.

 これで今年のシーズンは終わったんですが,ライオンズは,47年ぶりの最下位,こっちに来て,阪神とオリックスを応援してましたが,阪神はヤクルトに大逆転優勝をさらわれ,オリックスは何とか優勝しましたが,シリーズで負けて,結局,だめだめなシーズンってことですが,まあ,所詮他人事なんで.

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11/28'21
(ピアノ, 日記)

 情熱大陸の反田さんの回を見ました.まず,驚いたのは,コンクール直前にカメラを入れて取材を受けてたことですね.このことが意味することとしては,やはり,今後の「そういうこと」を見据えてということなんでしょうか.

 でも,中身的には,特に思うことはなかったですかね.この時とはちょっと違って,ずっとピアノを弾いていきたいとは言ってたんですが,やはり,いろんなことはやりたいようで,でも,どのくらい音楽に向き合って行くのかってことなんですけどね.

 あと,自分の世界での位置がわからないのでコンクールを受けたと言っていたのは,そんなわけないでしょう.人の演奏は聴けばわかるわけですからね.ですから,何か客観的?な評価が欲しかったということでしょう.

 全体の印象としては,普通の人というか,生き方的には,社会的にある程度成功するかもしれないけど,今までにない新しい音楽を生み出してくれそうな感じはしませんでしたが,人それぞれというか,その人なりの生き方があるわけで,かつ,そういう生き方しかできないと思うので(私も),まあいいんじゃないですかね.

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[話にならない]
(スポーツ)

 女子フィギャーですが,オリンピック直前のタイミングでワリエラがシニアデビューとなり,とんでもないことになってて,4回転を手をあげてばんばん跳んで,男子のトップ選手以上の得点です.

 驚くのは,かなり体が大きいことで,調べたら160cmですね(思ったほど大きくはなかったけどフィギャー選手では大きい方).かなり,細身なので,それで慣性モーメントが抑えられてると思いますが,オリンピックで今の演技をされたら,もうほんと話にならないですね.

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11/29'21

 そう言えば,ワリエラが手を上げてジャンプしていたら,もう手を上げないとジャンプできなくなってたと言っていたのを思い出しました.もちろん,手を上げる方が技術的に難しいし,実際,得点も高くなるのですが,彼女のジャンプを見てると,手を上げることで明らかに慣性モーメントが小さくなってることがわかります(まるで一本の棒のようになっている).

 つまり,細身な上に肩関節が柔らかくて,ジャンプするときに手を上げることで慣性モーメントを極限まで小さくすることに成功してるんじゃないですかね(まさに力学).

 彼女の場合は,たまたまだとは思いますが,こういうのって,別にフィギャーのジャンプに限った話じゃなくて,まさに技術でフィジカルをカバーするというか,フィジカルではどうにもならない領域に技術で踏み込むことを可能にしているわけで,どんなスポーツでも,あるいは,あらゆる分野で,そういうことを考えて行くことは重要なことでしょう.

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(このサイト)

 2016年の記事を読んでるのですが(でも相変わらずすぐ眠くなるので全然進まない),あんまり面白くないです.というのは,この頃から,その日読む人のことを考えて,つまり,その日の記事だけ読んでもわかるように過去に書いたことも繰り返し書くことにして,そうすると,後から読み返すと,同じような記事の繰り返しになってしまいます.

 それでも,所々,新しいことも書いてあるのですが,やっぱり,そういう記事とそうでないものが後からわかるようにした方がいいと思いますが,ちょっとめんどくさいですかね.

 この年は,引っ越しと熊本地震が重なってりして大変でしんどそうで,体調もあまりよくなさそうなんですが,当時のことを思い返すと,そうでもなかった気もするのでなんかギャップはありますね.あと,藤原の練習相手をするようになって,久しぶりにかなり練習していた頃だと思いますが,股関節とか膝とかアキレス腱が痛そうで,それは大変でした.でも,練習する「意味があった」とも言えて,それは,ある意味,藤原に感謝ですかね(今は自分が練習しなくても自分が引き受ければいいだけの話).

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11/30'21
(運保)

 月末ということで,というわけではないですが,急落(と言っても,今年全体からすると僅か)した後の推移ですが,こんな感じです.

 ここでも書いてますが,日々淡々と自分の判断に従ってやってるだけですが,ここ数日は,新型コロナの新株騒ぎで乱高下していて,短運や商社株は今一で,商品先物も下げてますが,VIX先物がカバーして余りあって大分戻してきました.

 今年は残り1か月ですが,このまま行くと,額的にはこれまでで最大の収益になるでしょうし,昨年,あるいは,それ以前の損も全て吸収してしまうかもしれません.

 でも,だからと言って,別段何も変わることなく,日々淡々と自分の判断に従ってやって行くだけですけどね.

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 何となく「昨年の損」と書いたんですが(そういうイメージだったんですが),ここを見るとトータルではプラスとありますね.だから,プラスだったのかな?(いい加減)

 そう,いい加減なんですよ.もちろん,日々判断して売買してますが,結果には無頓着というか,どうでもいいというか(笑).でも,確定申告するときに書類は作らないといけないので(ほんとめんどくさい.取次会社にマイナンバー出してて,税務署には売買履歴は行ってるわけだから向こうで勝手に計算できるはず)その時には,一応きっちりした数字は出ます(多分,去年は,その数字が建玉の関係でマイナスになってたんだと思う).

 あと,このまま行くと,額的にはこれまでで最大の収益になるってことですが,VIX先物が好調ということもありますが,これは数年前に資保が始まって資金全体が元手になり,今年たまたま資保のパフォーマンスが出たということでしょう(日運や短運は相変わらずぱっとしない).

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[死ぬときのこと]

 これまで,定年後のこといろいろ考えていたんですが,最近は,そこも通り過ぎて?死ぬときのことを考えます.別に死ぬのが怖いとか嫌とかそういうことじゃなくて,「どう死ぬか」です.

 具体的には,痛いとか苦しいとかいうことなく心身とも穏やかに死にたいとか,死に損なわずに「ちゃんと」死にたいってこともあるんですが,社会的なこととして,死んだ後のことが気になります.死ぬときは,孤独死でいいんですが,回りに迷惑をかけないように,誰かに気づいてもらう必要があります(死んだら自分では何もできないので).仕事をしているうちは,誰かが気づくでしょうが,仕事をやめると途端にそこが危うくなります.

 いっしょに住んではいないけど,家族がいるうちは,家族なんでしょうが,毎日,連絡し合ってるわけじゃないし,ていうか,全然,そんなに連絡してないし,私にそういうことがあっても全然気づかないと思うんですよね.

 つまりは,同居している人がいるか,毎日のように連絡を取り合う相手が必要ってことなんですかね.普通は,子供なんでしょうが,子供がいない人は結構いるでしょうし,子供がいても毎日のように連絡を取り合ってるとは限らないですからね.そういう人は,施設に入るとかしないといけないってこと? でも,(何とか自活できれば)それは避けたいなあ.

 一つのアイデアとしては,そういう人が集まって連絡網的なものを作っておくとかですかね.うーん,でも,何か違うかなあ.

 法律的なことだと,家族がいるうちは,最終的には,家族に連絡が行くでしょうから,私にそういうことがあったとき,家族に連絡してもらう人が必要ってことですね.そして,家族が誰もいなくなったときに(志村が言ってた)弁護士に代理人的なことを頼めるなんでしょう.

 つまり,毎日,何らかの形で連絡して,連絡がつかなかったとき,対応してくれる人をお金を払うとかして「雇う」ってことなんですかね.あるいは,そこまでしなくても,例えば,このサイトを毎日更新することにして(何も書くことがなければ,日付だけ書くとかして),更新がなかったときに,家族に連絡してもらう人,つまりは,家族の連絡先を知らせておけるような信頼がおける(家族同様な)人を決めてお願いしておく(お願いするだけではなく,私も相手に対してそういうことをする)とかなんですかね.

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[眠ることが重要]

 睡眠なんですが,入眠はあっという間なんですが,4.5時間とか6時間で一度目が覚めるのは相変わらずです.6時間なら充分という気もするのですが,そこで起きると,やっぱり,調子がよくありません.

 ということで,朝早くに仕事とかが入ってない限り,布団に入って8時間は起きないことにしました(つまり,二度寝も三度寝もする).そうすると,割と調子がいいです.やっぱり,「眠ることが重要」ってことですかね.

 昔は,6時間でも4.5時間でも,あるいは,3時間でも大丈夫だったんですが,もう歳というか,深く眠れなくなってる感じで(実際,夢をよく見る),そうすると,時間で稼ぐしかないってことでしょうか.こんな感じでは,もう大したことはできないと思うのですが,まあしょうがないですかね.

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