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10/1'21

 月が変わるとファイルが変わるので,続きって感じで書きにくいんですが,続きを書くと,懐かしいと感じるケースとしては,東京からつくばへ行った時がありますね.

 でも,この時は,3/1採用で,3月中はいろいろあって,多分,月の半分くらいは東京に行ってたので,懐かしいと思うことはなかったですね.

 なので,懐かしいと感じる条件として,しばらく(半年とか1年とか)離れてから行くとかいうことでしょうか.

 あーでも,つくばに行って,久しぶりに地震研とか,東京で住んでた本郷とか西片あたりに行ったときは,あまり懐かしいという感じはしなかったですかね.

 あと,どこかで書いたと思いますが,いつの頃からか,出張とかで数日出かけて戻ると懐かしいというか,そういう感じになることがあったような気がします.

 ですから,よくわかんないですね.そもそも,私が言うところの「懐かしい」が一般的な「懐かしい」なのかどうかもわかりませんし.

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(野球)

 日ハムの斉藤佑樹さん引退するんですね.でも,11年やったということで,むしろ,そんなにやったのかという印象でしょうか.

 甲子園の決勝で投げ合って勝った田中マー君とは,対照的ということなんでしょうが,当時から,もうあまり伸びしろはなかったと思いますし,大学に行かずにすぐにプロに入っていたらと言う人もいるんですが,結果は変わらなかったというか,むしろ,大学4年間でいい思いをしたんじゃないですかね.

 じゃあ,田中マー君との違いは何かってことですが,まあ素材が違うってことなんでしょうが,じゃあ,そこまでの素材じゃなかったらどうしようもないかと言うと,そんなことはなくて,少なくとも,メジャーはともかく,日本のプロ野球でそこそこやるくらいは,本人次第ってところはあるわけで,そういう意味では,そこまでの素養はなかったってことですかね.実際,あまり評判はよくなかったみたいで,よく11年も雇ってもらえたなという感じですかね(ちょっと厳しいかな).

 でも,彼にはまだまだこれからの人生があるわけで,これまた本人次第です.つまり,これまでのことを踏まえて,どうすればいいのかよく考えるってことでしょうか,

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(相撲)

 白鵬が引退会見をしたようですが,大横綱(ですよ.誰がどう見ても)なのに寂しい感じで,メディアもあんまり取り上げてないみたいです.

 でも,白鵬の問題については,ずっと以前から書いて来ましたが,昔はこんなに嫌われてはなかったと思うんですよね.嫌われていたという点では,北の湖も千代の富士もそうですが,嫌われ方が違うというか,ただあまりに強すぎて憎たらしいという感じで,でも,白鵬は,それ以上の嫌われようで,それって,やっぱり,彼がモンゴル出身だからなのでしょうか?

 もちろん,勝つために手段を選ばない横綱らしからぬ相撲の取り口とか,だめ押しとか,派手なガッツポーズとか,万歳三唱とか,問題はあったと思いますが,彼も○カじゃないでしょうし,どうして,やっちゃいけないことを繰り返したのかというか,どんどんエスカレートして行ったのかとは思いますね.

 いくら勝っても,応援してもらえず,それが自分がモンゴル出身だからだと思って,どんどん意固地になって行ったんですかね? でも,北の湖も千代の富士もまさに四面楚歌の中で相撲をとってたんですが,堂々としていたと思うんですよね.

 でも,大横綱というのは,そういうものだということがわからなかったしたら,やっぱり,「この人,わかってないな」ってことですかね.でも,大横綱とは言っても,一人の青年ですし,そこまで聖人君子になれと言うのは酷な感じもして,ものすごい実績を上げた彼の最後にしては,寂しいなとは思いました.

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10/2'21
[大相撲を変えたかった?]
(相撲, 世の中)

 ひょっとして,白鵬って旧態依然とした大相撲を変えたかった,そして,大横綱となった自分にはそれができると思ったのかもしれませんね.そして,そう考えれば,彼のとった行動も何となく辻褄は合ってきます.

 具体的には,野球やサッカーなど,人気がある日本のスポーツでは,ガッツポーズとか,喜怒哀楽の表現は派手にやって,むしろ,それが受けてるわけですし,勝つために手段を選ばないということなら敬遠の四球だってあるし,世界のサッカーを見れば,かなりダーティーなこと,例えば,マラドーナの神の手とか,まさにそういうことが普通に行われていて,しかも賞賛すらされてるわけですからね.

 でも,野球やサッカーなど他のスポーツでOKならいいのかと言うと,そういうわけじゃなくて,ジャイアンツのクロマティーが万歳三唱したときは,「こいつ何もわかってねーな」ってことですし(いっしょに万歳三唱した観衆も同じ),神の手は言うまでもなくダーティーなことが許されていいわけありません.

 でも,そうだとしても大相撲は違うというか,神事かどうかはともかく,他のスポーツとは違うと思ってる人も多くて,でも,一方では,いやいや,同じスポーツでしょ,と思う人もいるというか,おそらく増えてきてるわけで,そういう人達を取り込まないと大相撲に未来はないという考えもあるでしょう.

 そして,これは「なかなか難しい問題」です.もちろん,これまでの伝統や格式がある大相撲を守りたいというのはわかりますが,興業として成立しなければ,食べて行けないわけですからね.武士は食わねど...じゃないですが,経済的にじり貧になっても,これまでの大相撲を頑なに守るという考えもあるかもしれませんが,それじゃあ力士になりたいという人が来なくなるというのも一理あります.

 そして,白鵬がそこまで考えていたのかもしれないとすれば,彼が不憫というか,しんどい中,一人でよく頑張って来たねと言いたくもなってきます.

 でも,そうだとしても,作戦というか戦略としては,うまくなかったということでしょうね.貴乃花もそれで失敗しましたしね.でも,自分がものごとを動かせる立場になるまでひたすらそう振る舞って,そういう立場になってから大なたを振るうことこそ本来の「出世する目的」ですが,そこまで待てないというか,そうなったときはもう年寄りで若い頃の志はどこへやらというのがほとんどでしょうから,やっぱり,なかなか難しい問題です.

 というか,年寄りが権力をもつ旧態依然とした社会の問題ということでしょう.

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[同じ道を辿るとすると...]
(政治, 経済)

 何気なく宮澤内閣発足当時と雰囲気が似ていると書いたのですが,なんとその時以来,即ち,30年ぶりのK池会からの総裁就任らしいです.つまり,K田内閣もその時と同じ道を辿るとすると,...

 でも,「今の世の中,政治ができることなんか,と思うのですが(残念ながら),影響力は甚大ということなんですかね」と書いてますが,そんなわけはなくて(政治にできることなんかたかが知れてるわけで),じゃあどういうことかと言うと,その直後にも書いてますが,単なる偶然ってことで(K泉政権やAベノミクス然り),でも,きっかけというか節目ということはあるかもしれません.いや,単なる「目印」というだけかもしれませんね.

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[何もわかってないな]

 大相撲を変えたかった?と書いたのですが,もちろん,実際のところは,わかりません.ですから,もしかしたらそうだったのかもしれないというだけの話で,そうでなかったとしたら,やっぱり,「この人,何もわかってないな」ってことですかね.

 でも,こいつ,何もわかってないな,って人,結構いますよね.そして,若い頃の私もそうだったと思うんですよね.そっか,今でもそうかもしれませんね.

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(日記)

 そっか,もう10月なんですね.でも,服装は夏のままですし,冷房も入れてます(でも,ここ数日は,寝る時は消してるけど,起きた時はちょっと暑い感じ).調べたら最高気温が30度,最低が20度って感じですね.例年より暖かい?

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10/3'21
[おかしな世の中]
(世の中)

 ずっと以前から,具体的には,東日本大震災が起こったあたりから,おかしな世の中になってきたと書いてきました.そして,それから10年以上が経ち,どんどん加速している気がします.

 おかしな世の中というのは,人々を同じ方向に向かせる同調圧力といったことでしょうか.東日本大震災後の言いたいことが言えない異様な雰囲気,東京五輪招致のためのロンドン五輪の歪んだ報道と洗脳,衆愚的民主主義,目先の経済を回して次世代に莫大な借金を付け回すAベノミクス,そして,新型コロナ対応然りです.

 新型コロナ対応について言えば,最近だと,ワクチン接種圧力ですかね.日本はまだ大丈夫みたいですが,ワクチンパスポートがないと仕事ができないという国や地域もあるみたいで,とんでもないことですが,逆に,日本では,大多数の人がそういうことに従順で(ワクチン拒否率も諸外国より大分低い),それは非常に危険なことです.

 同調圧力というのは,何かと言うと,悪平等ということです.つまり,感染対策がちゃんとできるかできないかに関わらず,そういう個人の能力を度外視して,一番できない奴と同じことをできる人にも強要する共産主義とも言えますね.

 背景的にあるのは,何度も書いていますが,経済の行き詰まりでしょう.経済は,基本的に人口が増えなければ成長しません.いくら技術革新が進んでも,消費(が経済成長の7割)するのは人間だからです.でも,先進国の人口増加は頭打ちですし,世界全体で見ればまだ人口が増えてると言っても,もうリソースが足りません.

 つまり,経済成長を前提とした資本主義経済は,既に行き詰っているのですが,それでもなおその道を驀進してるわけで,それは,Aベノミクスのように目先の経済を回して次世代に莫大な借金を付け回してるからで,しかも,そういうことを是であるかのようにがんがん洗脳してくるわけです.

 そして,そういう同調圧力の行きつくところは,徴兵制,つまり,戦争ということです.世界全体のパイが拡大しない状態で,自分の国だけは助かろうとすれば,戦争になることは容易に想像できます.おかしな世の中の動きを「戦争をする準備」と考えると,あまりに整合していて空恐ろしくなってきます.

 そんな世の中でどうするかですが,個人的には,とにかく距離を置いてできるだけ関わらないようにやって行くしかないでしょう.ワクチンパスポートについて言えば,飲みに行けないくらいなら飲みに行かなければいいだけの話ですが,まさか大学でそういうことはないとは思いますが,万が一ワクチンを接種しなければ仕事ができなくなるということになれば(毎日,PCR検査を受けろというのも同じこと),仕事をやめざるを得ませんね.

 まだまだ学生達と楽しく研究はしていきたいのですが,背に腹は代えられませんし,もうここまで来たので,定年が少し早くなると考えればいいのでしょうし,定年後に向けていろいろ準備はして来たので,何とかなるとは思います(何とかするしかありません).

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10/3'21
[死期を悟った]

 50を過ぎたあたりで鐘が鳴って人生が終わったと思ったことについて,何度か書いて来ました.それは,生物学的なことや社会的なことなどいくつかの要因があると書いたと思いますが,もっと単純なことのような気もしてきました.それは,「死期を悟った」というようなことでしょうか.

 「人間,生まれながらにして皆死刑囚」なわけで,いつか死ぬことは,幼少期のどこかで知ることになります.私の場合,いつだったかはよく憶えてませんが,そういうことを知った後,大牟田の家の2階の家族がいっしょに寝る部屋で怖くなって眠れなくなった(けど実際はすぐ寝た(笑))ことは憶えてますから,まだ幼稚園くらいでしょうか.

 その後のそういうことの記憶は,福岡に引っ越して小学校低学年くらいで,なぜかサザエさんのエンディングのテーマが流れる時に,自分もいつか死ぬんだなあと思っていたのは憶えています(死ぬんだなあということと,月曜に学校に行きたくないというのは違うので,いわゆるサザエさん症候群ではないですね).

 でも,それ以降,つまり,小学校高学年から30代前半まで,そういうことを考えることはなかったというか,特に気にすることなく過ごしていたと思います.「人間,生まれながらにして皆死刑囚」というフレーズは,何度か書いたと思いますが,当時研究室の助手の田才先生と飲んでる時に彼から言われた言葉ですが,その時は,そりゃそうだけど,だからなんなん?って感じだったと思います.

 実際,10代,20代の若い人達ってそんな感じだと思うんですよね.もちろん,いつか死ぬことはわかっているけど,それは,遠い未来の話というか,具体的なイメージが湧かない感じで,それは,私もそうだったわけです.

 でも,私の場合,30代でそれが逆にしんどくなってしまいました.つまり,人生が長過ぎて,途方もない道のりに思えたんですね.私にとって,30代は,何度か書いたように,仕事(研究)で迷走した時期で,それも関係してたと思いますが,30代後半,やるべきことに辿り着いた頃に,そういうしんどさもなくなって行ったと思います.

 そして,40代は,辿り着いたやるべきことをやって行ったので,人生の残り時間みたいなことはそんなに考えなくなったと思うのですが,いつからか,また少しずつ考えるようになって,50になったあたりで,人生が終わったと思ったということなんですが,要は,「死期を悟った」,つまりは,残り時間をはっきりイメージできたということで,これも既に書きましたが,だいたい半分くらいになると,これまでの時間の長さから残り時間がイメージできるということでしょう.

 つまりは,100まで生きるのなら,50で人生が実質終わる(死期を悟る)わけで,80なら40となります.50でいきなりというよりは,40くらいからだんだん意識が出てきて,(100以上生きることはほとんどないので)50でほぼ100%ということですかね.

 でも,こうして書いてみると,そういう意識は,年齢とともに変化しているので,これからまた変化するのかもしれません.でも,もう人生が終わった思った,という経験を既にしているので,ある意味,無敵とも言えますし,そもそも,人生が終わることも一長一短ですらありますからね.

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10/4'21
[重なる]

 でも,「死期を悟った」(残り時間の実感をもった)ことと「人生が終わった」と思うことは,違いますよね.実際,50を過ぎて,いろんな雑務が増えて研究できなくなっとか,ほぼほぼ「人生の結果」が出たとかで「人生が終わった」と思ったこともあったわけですからね.

 ですから,これらは,別のことだと思いますが,問題は,そういうことがたまたま同じ時期に(50くらいで)重なるということです.更には,体調とか体がしんどくなる時期も重なる.これは,なかなか大変なことで,でも,人生50年というか,生物学的に耐用年限ということですから,「人生が終わった」ことに帰結する感じもします.

 でも,本来的に「人生が終わっ」て,「死期を悟った」ら,まだ半分,つまりは,そういう状態で,しかも,耐用年限も過ぎて,これまで過ごしてきた時間と同じ長さの時間を過ごして行かないといけないかもしれないというのは大変なことで,それを補う何かというか,準備が必要というか,とにかく無理せず,相当気を付けてケアしながらやって行かないといけないということですね.

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[関西にお越しの折には]

 緊急事態宣言が解除され,出張とか長距離の移動ができるようになったということがあるのかもしれませんが,そっち(関西)に行く用事があるから会わない?という連絡がいくつかありました.こういうのいいかもしんない.

 私の知り合いの多くというか大半は,東京近郊にいるんですが,もし,私が東京近郊に住んでいれば,(いつでも会えるので)何かそういう機会がないとわざわざ連絡して会わない?とはそんなにならない気がします.でも,(東京近郊から)関西に行くことがあれば,折角だから会わない?となることもあるわけで,離れて住んでるのに,会う頻度が逆に上がることもありうる?

 ということで,関西にお越しの折には,是非,ご一報ください(笑).

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[横滑り]
(政治)

 K田内閣の顔ぶれが決まったということですが,K田さん自身もそうですが,苦節何年とか,ようやく辿り着いたとか,派閥に入って順番待ちとか,一体,何のために政治家になったんですかね? 首相や大臣になるため?

 でも,○○大臣から○○大臣に「横滑り」の人もいて,要は,横滑りしても務まるような誰でもできる形骸化したポジションなわけですよね.国の行政の中心のはずなのに,ほんと茶色い話ですよね.

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[全く選択肢がない]
(政治)

 J民党は,この体たらくで,じゃあ,野党はどうかと言うと,もっと悲惨なわけで,おまけにK産党と選挙協力するらしいです.K産党というのは,何かと言うとK産党ですよ.

 まさに悪平等の極みで,究極の大きな政府なわけです.そんなところには,とても○○できませんし,J民党もアウトなわけで,全く選択肢がないという惨状です.

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10/5'21
[新しい資本主義?]
(政治, 経済)

 Sさんが総裁選に出ないと言ってから,急上昇した株価ですが,K田さんに決まってから一転して急落し,上昇した分が帳消しになったそうです.そりゃそうですよね(個人的には,うまく乗っかれましたが).

 

 そもそも,彼が言う「新しい資本主義」ってなんですか? 累進課税になってるのに1億円の壁(1億円を超えると逆に実質負担税率が減る)を打破するとか,一部の高所得層に集中してる富を中間層に分配するとか言ってますが,競争原理に基づいて儲かる者が儲かるのが資本主義なのでは? つまりは,彼がやろうとしていることは「新しい資本主義」ではなく,資本主義ではない何かということでしょう.

 具体的には,共産主義に近いもので,だったら,それは野党がやろうとしてることで,つまり,そういうことをやりたいのなら,J民党にいるのはおかしいということになります.

 そもそも,J民党のバックには経済界があって,(目先の経済を回してでも)経済成長する,そのために貯蓄から投資へと言ってるのに,株式売買による利益にかける税率を引き上げるというのは,それと矛盾するものですし,そもそも,株式投資は,誰でもできますから(今は100円とかからでもできる),富裕層がターゲットということにはならないでしょう.

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[生きづらい?]

 よくテレビとかで生きづらい(世の中だ)と言ってる若い人達がいますよね(でも,私の周辺にそういうことを言う若い人達はほとんどいないけど).

 いろんなものが「いい線」まで来てしまって,やり甲斐のあることがないというか,閉塞感がってことなんでしょうが,そもそも,生きづらい(世の中)ってどういうことでしょうか? 少子高齢化で年金とか将来が不安? 経済成長が止まって,給料が上がらなくて今日より明日がよくなるとは思えない? 何をしても食べては行けるようになって,ハングリー精神がなくなって,却って頑張れない? もっともな感じもしますが,勝手な思い込みも多いと思うんですよね.

 例えば,経済成長のところですが,じゃあ,20世紀後半の高度成長期に生まれたらよかったって思いますか? でも,実際は,人口が爆発して,今と比べればほとんど面倒も見てもらえずほったらかし状態でしたし,大気汚染や公害でひどい環境で,政治は汚職まみれで,あの頃がよかったとは全然思わないですね.

 そもそも,「生きていくだけで大変」だったと思います.そっちの方が余計なことを考える暇もないというところはあるかもしれませんが,その方が幸せということなら,そういう状態の新興国に行けばいいじゃないですか.

 少子高齢化についても,だったら,自分達の世代が子供を作ればいいだけの話で,いやいや,今の給料じゃ無理ってことじゃなくて,高度成長期は,みんなそれだけ馬車馬のように働いていたってことですよ.

 いずれにしても,いくら生きづらいと言っても,生きていくのは自分自身です.つまり,誰かがこの生きづらい?世の中を何とかしてくれると思っていても,何も変わりません.

 今は確かにおかしいというか,ひどい世の中ですが,そういうことに騙されず,しっかり考えて,余計なものに散財せず,堅実に働いて行けば,ちゃんと暮らして行けますし,つまりは,生きづらいとか閉塞感を感じるとかいうのは,そういう世の中に騙されてる可能性が高くて,自分がどうしたいのか,しっかり考えれば,今の世の中は,少なくとも過去のどこよりもいい世の中だと思います.

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10/6'21
[政治的]
(世の中)

 例年通り,ノーベル賞ウィーク?で,去年は何事もなく静かでよかったですし,しょーじき,もーどーでもいい感じだったのですが,今年は,物理学賞で日本人受賞者が出ました.しかも,対象が気候変動です.

 もちろん,受賞された真鍋先生には,心からおめでとうございますと言いたいですが(でも,相変わらず,日本人云々というのには辟易),授与の意図は,明らかに政治的なもので,ずっと書いている世の中の不穏な雰囲気というか同調圧力といった流れの中で起こった,誰かが大衆を洗脳(知的水準が低い人間に合わせて悪平等的に一斉に同じ方向に向かせようと)しているというとんでもないことが進行しています(SDGsとかもそう).

 何度も書きましたが,地球温暖化が進行しているのは,「人間が排出する」二酸化炭素が原因だという証拠はありません.真鍋先生の研究は,二酸化炭素が増えれば,温暖化が進むということを大規模コンピューティングで示したこと,そして,二酸化炭素が増えて行けば,地球温暖化が起こるというもので,二酸化炭素が増えているのは,「人間が排出する」二酸化炭素が原因というのは「全く別の話」です.

 でも,既に脱カーボンという流れになってて,今回の受賞がそれを後押しするものになるのでしょう(それが意図ということだが,純粋に学術的評価になってないのは大問題.でも,そもそも,ノーベル賞そのものが非常に政治的なもの).まー私には何の関係も影響もないことですし,目先の経済を回して余計な二酸化炭素を排出することには反対なので,そうなるのは結構な話ですが,実際は,全く逆で,EVとか自然エネルギーとか,「別の形」で「新しい産業」を起こして回らなくなった経済をむりくり回そうとしているのは明らかです.

 そして,多くの人がそういうことに巻き込まれるというか,逆にがんがん乗っかってくるわけで(例えば,気象でも防災でも,地球温暖化と言えば,予算が付く),でも,私個人としては,そんなしょーもない世の中とは,できるだけ関わらないようにして,本来的にやりたいこと,やるべきと思うことをやって行くだけですし,巻き込まれそうになったら,離脱するだけです.

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 真鍋先生がとにかくやりたいことがやりたかったし,そのためにアメリカに行った,研究の原動力は,好奇心であって,世の中の役に立つとかそういうものではないというのは(いつもこのサイトで書いてることで),全くその通りだと思います.でも,そうやって彼が出した成果が結果的に世の中の役に立つ?(?が付いていることに注意)ことに繋がったというか,そういうことに利用されているのは,何とも皮肉なことです.

 言えるのは,地球温暖化を止めないといけないという使命感?とか,そういうことをを利用することに乗っかってくるような人は,(自分の好奇心からではないので)大したことはできないってことです.

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 こんなこと書くと変人扱いというか,地球温暖化(が人間が排出する二酸化炭素だということ)に異議を唱えるとか,(しっかり感染対策をして)ワクチンを接種しないとかとんでもない,なんて非国民なんだということになってくるとしたらどうですか?

 そう,まさに戦前の日本そのものですよね.空恐ろしいと思いませんか?

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 でも,少なくとも,これまでは,私の回りは全然違っていて,要は,世の中一般というか,テレビとかインターネットの世界が現実と乖離していて,そういうことに騙されて○カを見ている人が多い一方で,わかってる人はわかってるわけで,それが激烈な二極化に繋がってるってことなんですが,最近,具体的には,ワクチン接種あたりから,更に不穏な感じもしてきてて(具体的には,自分の回りにも従順にワクチンを接種する人が結構多い.もちろん,事情は人それぞれだとは思いますが),そういう流れが進んでる感じはします.

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[45歳定年制]
(世の中)

 45歳定年制が未だに物議をかもしてるみたいですが,何をそんなに騒いでるんですかね? だって,派遣社員だったら,今30歳で契約期間が5年なら35歳定年制みたいなもんじゃん.つまりは,会社の都合で,いつでも首を切れるというか,そういう流れってことですよ.

 じゃあ,どうしたらいいかですが,誰でもできる仕事ではなく,自分にしかできないスキルを身に着けるしかありません.誰でもできる仕事は,AIとかロボットにどんどん取って代わるでしょうから,自然の流れでしょう.

 でも,それが行くところまで行けば,「人間はもう働かなくていい」,つまり,BIがもらえるようになると思います.でも,急には無理で,その過程で,激烈な変動が起こるわけで,それが数十年にも渡れば(というか,もう始まってるし),不遇の人生を送る人も出てくるわけで,それが嫌なら,自分にしかできないスキルを身に着けるということです.

 あるいは,それが難しいとしたら,誰でもできるけど,世の中に不可欠で(例えば,新型コロナでもなくならない仕事で)AIとかロボットには難しくて,きつくてしんどい仕事ならまだいくらでもあるでしょう(仕事がないとか言っても,その実,楽したいだけ).

 そして,やはり,収入を増やすことより,世の中に騙されずに無駄で余計なものに散財しないことですかね.そんな状況で生きててつまんないってことはなくて,何か(そんなにお金がかからない)楽しみを見つければ,それはそれで楽しくやって行けると思いますよ.

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[VIX先物CFDのファンディングコスト]
(運保)

 VIX指数先物について,何度か書いてきました.最初はこんなん使い物にならんという感じでしたが,いろいろ検討すると,かなり使えることがわかりました.で,実際にCFDで取引を始めたんですが(ほんとは直接取引できればいいのですが,現実的には今のところCFDかETFしかないようです),あまりに価格変動が大きく,建玉中に含み損が一定以上生じると強制決済になることがあったりして,そういう管理も必要になったりして,いろいろ手直しをして,ここ1年半くらいは順調に収益を上げています.

 それで,これも書いたと思いますが,ファンディングコストというのがかなりかかるのですが,だいたいこれくらいという感じで計算していて,これも書きましたが,先日,初めて買いの玉を建てることになって,その額の大きさに驚きました.買いの玉は2回建てて,どちらもかなりの益にはなったのですが,ざっくり計算すると平均でなんと年率で180%!もかかっていました.

 それでも益になったのは,逆に驚きですが,こんなんじゃ,やっぱり,とても使い物にならん,かと思いきや,あらためて計算し直したところ,だいたいこのくらいのコスト(年利5%くらい)という計算と同程度の収益になるのです.

 何が起こってるかと言うと,買いの場合は金利がかかるのですが,売りの場合は,逆に金利がもらえるわけで,それを計算すると,だいたい買いの場合の半分の年利90%!ということになりました.年利90%!? だったら,売ってずっともっておけば,ボロ儲けじゃん,と思った人は,まあまあいい線行ってます.

 実際,これもどこかで紹介しましたが,VIX先物を対象としたETF(1552)があるんですが,これは,ETFなので,コストとか全部価格に反映されるのですが,以下の通りです.

 

 見事な右肩下がりなので,売っていれば儲かるということですね(ちなみにCFDではなく,このETFを使った場合も計算してみましたが,全然だめでした.つまり,いつも書いてるように投信は,莫大なマージンが抜かれてるということですね).

 でも,当然のことですが,そんなうまい話があるわけありません.実際は,VIX指数はたびたび何倍にも跳ね上がるわけですから,そういうときに売り玉をもっていれば,一瞬にして資金が0になった上に,その資金の何倍もの損失を抱えることになるわけです(線路の上に落ちてる1円玉を拾い続けて電車にはねられることに喩えられる).

 つまり,いかにしてそういうタイミングをはずして,売り玉をもち続けるかということになるのですが,これが難しいと思います.そして,更に重要なのは,1回の売りでは,理論上2倍以上にはならないわけで,つまり,もってるだけではだめで,値上がりするタイミングで買い戻して複利で回さないといけない,それなら,理論上無限大の可能性がある買いもやらないといけなくて,でも,ファンディングコストがそんなにかかるのでは,手数料負けするというのが普通の考えなんでしょうが,コスト(金利)がかかるというのは,意味があって,つまりは,金利がもらえるから売るという人が大勢の中で,同じことをしていても勝てるわけはありません.

 話がそれましたが,戻すと,問題は,こんなにファンディングコストがかかっているのに,どうして買いでも収益が上がるのか,更には,売り買いとも金利5%とした場合と同じ計算結果になるのはどうしてかですが,これは,かなり込み入った話で,具体的には,VIX先物のCFDは,以前は先物と同じ1限月でロールオーバーが必要だったのですが,今はロールオーバー不要になっています.

 で,どういうからくりになってるか計算したところ,1限月から2限月に1か月かけて少しずつ乗り換えてるんですね.つまり,そこにコストがかかってるわけです.

 更には,VIX先物を直接取引すると,証拠金をドルで差し入れないといけないので,為替リスクが生じるのですが,CFDの場合は,それを差金決済という形で処理するので,結果的に為替ヘッジができていることもどこかで書きました.

 金利はオーバーナイトでかかるのだから,引けで決済して翌日(と言っても1時間後なので値が飛ぶことはそんなにない)寄付で再建玉しようとしても,スプレッドが大きいのでそれも無理で,ちゃんと「なるようになってる」わけです.

 つまり,莫大なファンディングコストがかかるのは,それなりの理由があるわけで,問題は,それだけコストをかけても収益があげられるかということで,結果的に行けるのならやるべしということにはなるのですが,おそらく究極のハイリスク(損失無限大の売りはもちろん,買いも玉をもち続けると莫大なコストがかかる)ハイリターンなので,マネージメントは必須ということですかね.

 ということで,計算とかいろいろ大変ではあったんですが,やっぱり,結構,楽しませてもらってます(笑).

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10/7'21

 上の文章ですが,(記録的なこともあるので)何か所か加筆,修正しました.

 更に少し検討してみたんですが(と言ってもちょちょっとエクセルで計算しただけですが),今の判断基準で行くと,過去10数年で売り玉と買い玉が建っている日数が3:1という感じでした.つまりは,売買のタイミングもありますが,コスト的には,買いコスト2に対して売りコストが-1なら,コスト的にもトータルでプラスということになっていました.

 でも,売り玉を建てることはリスクが大きいですし,もっと言えば,玉自体が建ってることもリスクなので,要は,できるだけ玉を建てずに,かつ,買い玉より売り玉を多く,少なくとも2倍以上建てて,いかにして収益を上げるかということですね.

 つまりは,なかなかびみょーというか,やっぱり,簡単な話ではないんですが,だからこそ,そこを狙って行くことが肝ということでしょうか.

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[ピアノプロジェ37ちらし]
(ピアノ)

 伊東さんからピアノプロジェのちらしが送ってきたので貼っておきます(私は出ないけど).

 相変わらずコアですが,高久先生のジェフスキは,日本語訳してしゃべりながら弾くってことで,結構,見ものじゃないですかね(少なくとも,世界唯一の演奏でしょう).

 でも,いつもより少ないですね.安藤さんは出られないということでしたが,宮田も鷺谷も出ない? まだ,曲目提出してないだけ?

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[ただ弾くだけ]
(ピアノ)

 で,私は今年は(所用と重なってて)出ないのですが,じゃあ,全然弾いてないかというとそんなことはなくて,結構,弾いてます.具体的には,過去に弾いた曲から曲目を絞ってぐるぐるというのもあるんですが(それは,最近,さぼり気味ですが),新曲(メトネルの悲劇的)をちんたら弾いてます.で,ちんたらというのが結構いいというか,ハードルが下がる感じがします.

 つまり,いつまでにある程度弾けるようにならないといけないということがないわけで,そうするとどうなるかと言うと,むやみにテンポを上げないというか,どんどん先に進まないというか,弾けるようにならないと進まないというか,弾けない状態やミスタッチを放置しないということになって,そうすると,逆に「ただ弾くだけ」に注力できるというか,それはそれで一つの効力感に繋がる感じで,弾けるようにならなければ逆に永遠に楽しめるみたいな何とも不思議な感覚です.

 でも,恐ろしく進みません(笑).10分くらいの曲を30分くらいずつですが,譜読みを始めて2か月でようやく一通り最後まで行って,でも,まだ全然通るとかではないし,通す気もなくて,一体,いつ「弾ける」ようになるか皆目見当もつかない(笑)感じですが,いつまでに弾けるようにならないといけないというのがないので,それはそれでいいわけです.

 そして,ピアノに限らず,何でもそういう風にできたらいいんじゃないかという気がしてきました.

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 そうそう,伊東さんがメールで知らせてくれましたが(笑),ショパンコンクールの本選が始まったみたいです.さっき,ざっと聴いたんですが,うーん,今回は(予備予選とほぼほぼ同じ感じの曲構成ですが),誰がどうとは言いませんが,結構,ミスタッチがあった感じですかね.それに比例して,「曲を表現する」ということについてもでしょうか.

 でも,こういうのって,聴くサイドのコンディションにも依存するのでしょうか? でも,予備予選よりよかったと思った人もいたのでそうでもないのかな.

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[教員自給率とか教員一人当たりの学生数とか]
(大学)

 京大に来て1年近く経ったのですが,思ったことの1つとして,教員に京大出身者が多いということがあります.そんなこと言ったら,東大もそうやろってことなんですが,東大にいた頃は,それが当たり前で逆に違和感がなかったわけで,でも,筑波大にいたこともあるので,そういうことを感じるわけです(ちなみに筑波大の私がいた専攻の教員の出身校で多いのは,東大京大東工大で,その次が筑波大という感じだった).

 もちろん,優秀な研究者を集めたら結果的にそうなったということはあるでしょう.でも,それだったら,東大に京大出身者,京大に東大出身者がもっといてもいいはずですが,実際は,非常に少ない(むしろ,東大,京大以外の旧帝大の方がいる感じ).つまり,そこに何かあるわけです.

 こういうのって,ずっと内部にいると違和感を感じない(私が東大にいたときもそうだった)わけで,そうすると問題意識も生まれないってことですかね.いや,別に問題ないじゃんって感じもしますが,公正な競争が行われているかということはありますよね.

 実際,私自身,京大に来るなど夢にも思いませんでしたし,京大で公募が出て,それが分野的に合致していたとしても,じゃあ,応募しようということには普通はならない,例えば,小谷・塩原研(今の塩原・田尻研)出身のRC研究者が,渡辺・西山研(今の西山・谷研)の公募に応募して行く,あるいは,その逆というのは,ちょっと考えられないですが,実際は,そういうことがあっても全然いいわけですよね.

 それで,そういう「自給率が高い」大学はどこかということで,こういうのがありました.

 

 やはり,東大,京大,東工大が上位に来てますね.そして,それに次ぐのが東北大で,これって,結局,大学ランキング,つまり,結果的にそうなったってことなんですかね.気になったのは,他の旧帝大ってどうなのかなということと,早慶の自給率が高いんじゃないか(そういう印象)ということです.

 で,こういうのがありました.

 

 医歯薬学系が多いですが,これを見ると,早慶は50%ちょっとで思ったほど高くないですね.いや,東北大よりちょっと少ないくらいだからそうでもない? 東大,京大,東北大以外の旧帝大は今はどんな感じなんでしょうか?

 で,ここまでは,前置き?(笑)というか,いろいろ検索をしていたら,衝撃的なデータに辿り着きました.教員一人当たりの学生数というもので,早稲田の人のパワポなんですが,以下のようになっています.

 

 すごくないですか? 国立と私立で差があるとは思いますが,こんなに違う?(授業料は私立の方が高いのに.つまり,明らかにお金がどこかに「消えてる」) あと,京大が意外と低い(教員一人当たりの学生数が多い)ですね.

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[「退屈」というのがいい]

 哲学的には,人生所詮退屈しのぎと何度も書いてますが,やっぱり,「退屈」というのがいいんじゃないですかね.

 退屈の反対は,忙しいってことなんでしょうが,これがやばい気がします.忙しくしてると充実してると勘違いしがちですが,よくよく考えてみると,大して意味のあることをしてないことが多い.仕事に趣味に忙しいというのが一番やばい気がします.

 やりたいことで溢れてて,あれもやりたい,これもやりたいというのも危うい.よく考えないで飛びついてるかもしれないわけですからね.

 でも,退屈だと,何して退屈しのぎしようかなと考える.で,退屈しのぎなら何でもいいわけじゃなくて,どうせなら,よりやりたいこと,やる価値があることは何かと考える,つまり,何をやるべきか考える時間があるのが大事ってことですかね.

 じゃあ,お前はどうなんや?ってことなんですが,うーん,そう考えると,結構,忙しいし,あんまりよくないかもしれません.でも,24時間,365日忙しいわけじゃなくて,時々,何しよっかなあというような時間もあって,それが大事だと思います.

 でも,大概は,やらないといけない仕事ということになってしまうので,それがよくないってことですね.でも,私の場合,そういうのを度外視して,やりたいことをやってしまうので(それでだいたい窮地に追い込まれるのだが)まあまあってとこですかね.

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[一体どれだけ練習したんや?]
(ピアノ)

 ショパンコンクールで弾いてる人を見ると,最近の感じとしては,上手いというよりは,一体どれだけ練習したんや?と思いますね.だって,少なくとも一発本番で全く飛ぶことなく完璧に暗譜してるわけですし,実際,ほぼ一日中練習してるわけですからね.

 記憶力的なことなら,私にも分があるところはあるわけで,でも,未だかつて暗譜して弾いたことすらないってことは,全然練習なんかしてないに等しいってことで,じゃあ,彼らのように練習できるかというと,それは絶対無理なわけです.

 でも,もちろん,一日中は無理ですが,ちんたらただ弾くだけなら,もっと練習できるような気はしてきました.でも,仕事をしているうちは,現実的にはやっぱり無理ですかね.

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10/8'21
[油断した]
(防災)

 昨日の夜,東京,埼玉などの首都圏で最大震度5強の地震がありました.いつものように地震動解析レポートを学生達にアップしてもらって確認して(震度5強なので)それで終わりだと思っていたのですが,深夜になっていくつかのメディアから取材依頼の連絡があります.震度6弱以上の場合だと,サイトを作って,そこを見てくださいってやるんですが,慌てて作って対応しました(要は,今回も1秒以下の短周期地震動で,震度は大きくなるが被害はそれほど出ないということ.しかも,震度5強だし).

 この程度の地震は,地震動解析レポートを見ればわかりますが,しょっちゅう起こっています.でも,首都圏は話が違うということですかね.実際,「被害率」は小さくても,人,建物,インフラ,設備の密集度は桁違いなので「被害量」としては,そこそこ出るということになるわけです.

 で,容易に想像できることとしては,この程度の地震で,こうなるってことは,マグニチュードが1ランク上で(今回のM6からM7でエネルギー30倍),震源がもっと浅いいわゆる首都直下地震が起こったら大変なことになるということです.更に言えば,今回は1秒以下ですが,1-2秒が出れば,それこそ,同じ震度5強でも全壊する建物が出てもおかしくありません.

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 ご飯を食べて,テレビ付けっぱなしでうとうとしていたら,テレビからの自分の声で目が覚めました(笑).

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(野球)

 プロ野球ですが,残念ながら今年はライオンズはもうとっくに終わっていて,でも,そうなる大分前に書きましたが,こっちに来て阪神を応援していたら(中継も多い.そんなに見てるわけじゃないけど),首位独走で,でも,そうは問屋が卸さず,ジャイアンツとヤクルトに猛追されて,ジャイアンツは沈みましたが,今はヤクルトが首位です.

 もちろん,阪神に優勝して欲しいですが,とにかくジャイアンツの優勝は阻止して欲しい(笑)ので,最悪,ヤクルトでもとは思うのですが,今はCSがあるので,それも含めてですかね.

 今年は延長がないので,引き分けが多くて,でも,阪神は引き分けが少なくて,そうすると何が起こるかというと,順位は勝率で決まるので,「ゲーム差」では測れなくなります.今は確か首位のヤクルトと1ゲーム差ってことになってますが,実質2ゲーム差ってことなので注意が必要です.

 一方のパリーグは,ライオンズがだめなら,(関西の)オリックスってことなんですが,これも一時期,首位を独走しかかったのですが,吉田が怪我して,ロッテに猛追されて,でも,今は何とか首位です.でも,こっちもとにかくソフトバンクには(優勝はさすがにもう無理でしょうが),CSの3位以内にも入って欲しくないので,でも,これもほぼほぼ大丈夫そうですかね.

 つまりは,シリーズは,阪神vsオリックスの関西対決になるかもしれないけど,ヤクルトvsロッテの関東対決になるかもしれなくて,あるいは,全部で4通りあるんですが(楽天もないことはないか),やっぱ,ちょっと地味な感じはしますかね.

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 あれ,阪神,ヤクルトとの直接対決,高橋で負けて,ヤクルトにマジックが付いたんですね.

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[一度死んでおく]

 シーズンも終盤ということで,今年で引退とか,引退会見みたいなのも行われてるんですが,何度か書きましたが,まだ若くて,でも人生は続くわけで,なかなかしんどいことだと思うんですよね.

 と書いて思ったんですが,それは,65とかで引退しても然りということでしょうか.年金がもらえるかどうかということはあるでしょうが,それは,働くことで退屈しのぎができなくなるとも言えますし,どのみち下手したら何十年という時間をどうやって過ごしていくかは,なかなかの問題です.

 で,スポーツ選手の(若くしての)引退に話を戻すと,小さい頃からひたすら打ち込んで来たものを失うわけですから,半分死んだようなものとは言いませんが,喪失感,終わった感は大きいと思います.でも,それも人生というか,悪くないんじゃないかと考えるようになりました.

 かく言う私も,何度も「終わった」と思いましたし,何度も書いてるように,50くらいの時に人生が終わったと思いました.その時は,確かにしんどかったんですが,今にして思えば,得難い経験というか感覚でしたし,一度死ぬとそこから何か始まる感じがするのは確かです.

 つまり,一度死んでおくじゃないですが,人生の中でそういう経験を何回できるか,そこで思い直せるかって大事な気がします.

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10/9'21
[オリックスってどういうチーム?]
(野球)

 考えてみたら,今や関西唯一のパリーグのチームとなったオリックスってどういうチームなんでしょうね? ちなみに,昔は,阪急,南海,近鉄と何とパリーグのうち3球団が関西のチームでした.というか,ライオンズ,ロッテ,日ハムは関東なので,関東に3チーム,つまり,関東vs関西という構図だったんですが,ライオンズは,所沢の前は福岡で,ロッテは,川崎から千葉に移って,関東のままですが(でも,川崎の前は仙台),日ハムは,東京ドームから札幌に行きました.

 前身は,阪急ブレーブスということになるのかな.そして,私の中のイメージは,「阪急は強い」です.具体的には,ジャイアンツの全盛期のV9の後,黄金時代というか,一番強かったですし(私の中の一番古い記憶は,長池,その後,山田とか福本とかですかね),ライオンズが所沢に行ってからも強かったと思います.

 でも,南海がダイエーに買われて福岡に行き,阪急がオリックスに買われることになります.その時のイメージとしては,オリックスって何?って感じでしたね.そして,「阪急ブレーブス」のイメージは徹底的に排除されていく,具体的には,紫と黄色というオリックスカラーとか,チーム名もブレーブスからブルーウェイブに変更されました.

 その後のことはあまり記憶になくて,というのは,全盛期のライオンズと熾烈な優勝争いをしていたのは,近鉄だったからです(ブライアントの3連発は今でも悔しい(笑)).でも,オリックスが注目を集めたことがあって,それは,やはり,イチローの活躍でしょう.

 その後,近鉄の消滅危機というか,セとパを統合して,1リーグ10チームになる案が出て,大騒動になったんですが,すったもんだあって,楽天が新チームを立ち上げて,2リーグ制が存続することになって,楽天は,エース投手だった岩隈とか多くの選手を近鉄から譲り受けたので,近鉄→楽天というイメージなんですが,形としては,近鉄とオリックスが統合して,オリックス・バファローズということになって,でも,何やそれ?って感じでしたね.実際,阪急がなくなったときと同様に,オリックスから「近鉄バファローズ」のイメージは徹底的に排除されましたからね.

 ということで,オリックスって何やねん?ってことなんですが,私の中では,まさにそういうごたごたを経たチームで,阪急や近鉄の流れをくむというイメージは全くありません.でも,今はパリーグで関西唯一のチームですし,昔のことは選手には関係ないわけですし,こっちに来たこともありますが,「野球はピッチャー」を一番体現してくれてる(黄金時代のライオンズもそうだった)ので,今は(とりあえず)応援しています.

 そういう意味では,阪神は,やはり,生粋の関西のチームだと思うんですが,昔から(伝統的に(笑))ごたごたというか,しっかりせーよということが多いんですよね.まあ,そこがかわいいってところもあるんでしょうけどね.

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 中田が日ハムからジャイアンツに移籍して,ジャイアンツが大失速したのは当然の報いだと思いますが,日ハムが元気になって,とうとうライオンズとゲーム差なしになりました.全くもって疫病神みたいなものですが,ほんと余計なことをしてくれたものです.

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[ノーベル賞とったるで]

 とあるFBで,研究者を志すなら,若い頃はノーベル賞とったるで,くらいの気概が必要と書いてありました.

 そうですね.若い頃は,何もわかってないところもあるわけで(社会の実態がわかってないということではなく,物事の本質がわかってないというようなこと),志が高いことが,そういう形になってしまうということはあるかもしれません.

 かく言う私も,理論物理学をやりたいと思っていた高校から大学1年の田無の宇宙線研究所のゼミに行くまでは,そう思ってましたからね.どこかで書きましたが,阪大の砂川先生が書かれた物理の教科書の最後のところの参考書の紹介に書いてあった「あわよくば,ノーベル賞をと思ってるのなら」というようなコメントに萌えました(笑)からね(以下に掲載.もってる本はほとんど電子化したのでこういうのも簡単にできる).

 でも,何度か書いたように,大学1年の田無の宇宙線研究所のゼミに出て,一瞬にして興味を失いました(今にして思えば,あれは何だったんだ?とも思いますが,一気にどん底に叩き落されて,一度死んだみたいなもんでしたね).そして,やりたいと思う対象を失って,迷走が始まるというか,平たく言えば,ピアノとバドミントンに明け暮れる駒場時代を過ごすことになります.

 でも,何かやらないといけないし,自分が興味をもてることを見つけて,それを仕事にしたいと思っていたので,やること探しは続けていましたし,何とか建築構造という分野に辿り着き,それが今に繋がって,自分がやってることに関しては,世界中の誰よりも真理に近づいてると勝手に思ってるので,この選択は,100点満点だったと言えるでしょう.

 当時のことを思い出すと,重要なのは,やはり,「興味がもてること」ということでした.実際,理論物理より建築構造に遥かに強い興味がもてましたし,建築構造なんかやってもノーベル賞はとれない(ノーベル賞に該当する分野ではない)なんてことは1mmも考えませんでした.

 あわよくばノーベル賞と考えるのなら,自ずと分野は限られます.理論物理はそうですが,私が最初,理論物理を志したのは,単に興味があったからです.あとは,バイオ系(医学生理学)と化学ですね.意外と狙い目なのは,化学とはどこかで書きましたが(優秀な頭脳は,物理やバイオ系に集まってますからね),一番対象が広いのが化学ではあります.

 そもそも,ノーベル賞がとれそうとかいう理由でやることを決めるというのが私には考えられません.それは,世の中を変えることではなく,首相になることが目的で政治家になるみたいなもんでしょう.

 でも,多くの人は違うんですかね? 要は,何をやるかではなく,どう評価されるか,偉くなったり,有名になったり,金持ちになったりすることが大事で,そういうことがモチベーションになるみたいな.

 私の場合,興味がないことは,どんな報酬があってもできないですし(やる気三要素的に言っても,報酬はモチベーションにならない),そもそも,偉くなっても,有名になっても,(必要以上の金は要らないので)金持ちになっても何もいいことはないですし,(個を犠牲にして人類を繁栄させるプログラムに)騙されてるという気もします(騙された方がいい側面もあるが).

 でも,やりたいことを見つけたら,とことんやりたいですし,それを極めたら,結果的に世界一(というは単なる相対評価なのでほんとは大したことないレベル)になって,やってることがノーベル賞の対象ならもらえるというだけの話でしょう.

 でもまあ,世の中,いろんな人がいて成立するので,そういう人もいていいとは思いますが(というか,そういう人がいて世の中が回るのでありがたい話ですが),逆に言えば,そうでない人も必要,つまりは,自分が本来どういうタイプの人間かを把握することが重要で,それを報酬に目がくらんで捻じ曲げていては,大したことにはならないということですね(まあ,ここでは,そういうことを捻じ曲げる人も1つのタイプとカテゴライズしてるわけですが).

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[自分は他の人間とは違う]

 関連してですが,その人は,京大出身なんですが,今は旧帝大の先生をしてて,京大生は恥ずかしげもなくノーベル賞とったるでとか言ってたけど,〇大生(その人の大学の学生)は,全然そんなことなくて問題と言ってました.まさに,そういうところが,東大京大とそれ以外の大学の大きな違いだとは思うのですが...今は,多分,京大生もそんな感じですよ.

 まだ,京大に来て1年くらいしか経ってないのですが,1年経つと一通りのことはだいたい見えてきます.そして,感じるのは,確かに京大生は優秀ですが,例えば,前任地の筑波大と比べて,決定的に何かが違う感じはそんなにしません.

 具体的な例をあげると,私は,学部・大学院では,建築学科や建築学専攻に属していますが,そこで毎月,拡大教授会や学科会議や専攻会議があるのですが,雰囲気的には,筑波大のそれにとても良く似ています.具体的に言えば,とにかく先生方が教育熱心というか,学生の面倒見がよくて,つまり,そこまでやらないと今の学生はだめだってことですね.

 そして,それは,おそらく東大もそうなんでしょう.私が学生だった30〜40年前の東大の教室会議に出たことはないですが(そりゃそうだ),当時は,こんな感じじゃなかったと思うんですよね.少子化とは言え,どうしてこんなことになってしまったんでしょうか.

 まあでも,極少数でも優秀な人間は優秀ですから,それに期待するしかないですかね.そして,それは,東大京大の学生に限らないわけで,結局は,「自分は他の人間とは違う」とどのくらい思えるか(勝手に思ったもん勝ち)だと思いますけどね.

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[他にやることある]
(ピアノ)

 ショパンコンクールの第1ステージですが,注目されている日本人は,みんな第2ステージに進んだようです(牛田さんは第1ステージからの参加).で,ざっと聴いた感じだと予備予選より...ってことなんですが,考えてみたら,ここから毎週,第1,2, 3, ファイナルへと進むということで,それだけ曲を準備しないといけなくて,当然と言えば,当然ですね.

 で,ファイナルなんですが,今はコンチェルトなんですね(そう言えば,少し前からそうなったような気はする).昔は違ってたと思うけどな(少なくともジメルマンが優勝した頃は).

 でも,どうなんですかね? ショパンのコンチェルトは,2つとも若い頃の作品で,それで決めちゃっていいんですかね? それとも第3ステージまでの演奏も持ち越される? あと,ショパンのコンチェルトで,しかも,ファイナルで,1番じゃなくて2番選ぶ人,どのくらいいるの?

 でも,正直,どうでもいいというか,そんなにちゃんと聴く気はないというか,他の人の(そんなに大したレベルじゃない)演奏聴いてる暇があったら,自分が練習することも含めて,他にやることあるって感じですかね.

 あーでも,今年はすげー奴いるぞってことなら聴くかもしれないですね.逆に言えば,もうそんな奴はいない,みんな小粒ってことですかね.そういう意味では,まさに,ジメルマンのときが最後だったということですかね(その後のブーニンは,違う意味で注目されたけど).

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(経済)

 K田さんの成長だけでなく分配もというおかしな話もありますが,相も変わらず,世界は経済成長してるのに,日本だけデフレで取り残されているので何とかしないといけないという風潮です.でも,(新型コロナはおいておいて)みんなほんとにそんなに困っていますか? 経済成長が是と言うのなら中国とか新興国みたいなのがいいですか? アメリカならいい? でも,ものの値段めちゃくちゃ上がってて大変ですよ.

 そもそも,経済って何?というか,要は,どうなればいいかってことですよね.簡単に言えば,経済というのは,衣食住とかの生活に必要なものをみんなで分業分担して,かつ,技術が進んで世の中が便利になることで余裕ができたら余暇とか娯楽を楽しむってことですよね.

 でも,仕事は一向に減らなくて,それは,余計で無駄なものを欲しがらせてむりくり経済を回しているからで,日本はデフレ,つまり,ものの価格が下がるということは,需要より供給が上回ってる,つまり,もので溢れてるわけで,結構な話じゃないですか.そもそも,何度も書いてるように,技術が進めば,同じものが安く作れるので,値段が下がるのは自然な成り行きで,それをむりくり経済を回してインフレにしようとするからおかしなことになります.

 インフレにしたいのなら話は簡単で,ばんばん印刷すればいいのです(Sナエノミクス).そして,日本以外で経済成長?してインフレになってるのは,そういうことがあります.でも,給料が上がってもものの値段も上がるので,生活ぶりは変わらないか,むしろ,苦しくなりますよ(嬉しいのは,何度も書いてるが,借金を踏み倒したい国だけ).

 そもそも,そんなことしても,膨れ上がるのは金融資産で,でも,それって,最初の経済って何?に戻れば,濡れ手に粟ってことですよね.そんなうまい話があると思いますか? どこかで株や不動産が暴落して世界恐慌になるだけですよ.

 あとは,今回の選挙の争点になると言われている消費税もおかしな話です.野党は5%に減税して消費を刺激して景気を回復して税収を増やすと言ってますが,何度も書きますが,今の莫大な借金を抱えた状態で減税したらどうなりますか? そもそも,今楽したくて次世代に借金をつけ回すという考え自体がおかしいと思いませんか?

 8%から5%というたった3%消費税が減るだけで消費が喚起されると思いますか? 逆に言えば,5%から8%にたった3%消費税が上がるだけで景気減退が起こるというのなら,消費税というやり方を変えた方がいいと思いませんか?

 てな感じで,もうほんと,突っ込みどころ満載なのですが,基本的にはどうでもいいです.何も変わらないと思いますし,いい方向にも行かないと思いますからね.言い方を変えれば,そういう状況を見越してしっかり備えておくということです.

 K田さんの話に戻ると「分厚い中間層の復活」というのもよくわからないですね.今は二極化しているってことなんでしょうが,じゃあ,貧困層が増えてるってことですか? 貧困層の定義は? 年収200万とか300万以下? このデフレで年収200万とか300万のどこが貧困層? 車やスマホがないと,持ち家じゃないと,飲みに行ったり海外旅行に行ったりしないと生きて行けない?

 余計なもの欲しがらせて経済を回そうとするからそんなことになるんじゃないですか?

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 もっと言えば,(本質的)経済成長に必要な人口増加だって余計なことじゃないですかね.急激な少子化は一時的に歪みが生じますが,それこそ,何とか人口を維持するか,徐々に減っていくくらいでもいいのでは?

 そもそも,もうリソースが足りなくなってますし,人が徐々に減って行けば,排出する二酸化炭素も減って,地球温暖化防止にも寄与しますよ(嘘)(爆).

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10/10'21
[わからない]
(世の中)

 正直どうでもいいのですが,ここで書いたことに補足をしておくと,二酸化炭素が増えているのは,「人間が排出する」二酸化炭素が原因というのは「全く別の話」ということに加えて(例えば,温暖化が進むと氷が解けて地中の温室効果ガスが放出されるということもある.でもこれは,鶏と卵),真鍋先生の解析結果を否定するわけではありませんが,CO2がどれだけ増えると地球温暖化がどれだけ進むかを計算するのは,非常に難しいということもありますが,更に言えば,もっと大きな変動因子,例えば,太陽活動の変動要因などがあるからで,そういう条件を排除して,ただCO2が増えると気温が何度上昇すると言っても,それが地球温暖化に直結しているとは言えません.

 じゃあ,全く関係ないかというと,そうとも言えない.つまり,地球温暖化が進んでいる原因は「わからない」というのが正解でしょう(なので,私は別に地球温暖化否定論者ではありません.でも,もちろん肯定論者でもありません).それをあたかも100%わかったことにして,全世界をあげて一斉に一方向に舵を切るのはとても危ないことで,そういう世の中の動きが一番気になります.

 でも,もう動き出してしまってて止まらないので,それこそ世界恐慌とかが起こらない限り爆走するのでしょう.でも,世界恐慌は起こるので,どこかでとん挫すると思いますけどね.つまり,できることとしては,そういう流れに巻き込まれないことと,世界恐慌が起こったときに備えておくことでしょう.

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[その気は残っていた?]

 砂川先生の教科書の参考書リストですが,ラインマーカーとかが引いてあって,かなりチェックした形跡がありました.そして,砂川先生の教科書というのは,大学生向けのものですから,大学に入った後ってことです.

 つまりは,大学1年のしょっぱなの田無の宇宙線研究所のゼミで一気に興味を失ったと書きましたが,ゼミが面白くなかったのはそうですが,それ以降,全く何もしなかったわけではなくて,まだ理論物理に未練はあったというか,その気は残っていたってことですかね.ファインマン物理学とかも全部もってましたしね.

 でも,結果としては,そんなに勉強することはできなかったというか,面白くてどんどん読み進めるということはなかったわけで,だんだん自然消滅的に興味を失って行ったのかもしれません.

 でも,いずれにしても「勉強」というレベルの話ですよね.ですから,「研究」ということになったら,全然違ったことになったかもしれません.でも,理論物理は,最先端の研究のスタート地点に立つだけでも大変ですから,どのみち無理だったかもしれませんね.

 というか,もう実質人生というか,そういうことは終了したんで,今更どうこういうことはなくて,そんなことよりこれからどうして行くかが重要ですからね.

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[ゲーム差と勝率]
(野球)

 現在(10/10の試合前)はどういう状態かというと,ヤクルトが首位,2ゲーム差で阪神が2位です.でも,阪神は引分が少ないので,実質,それ以上のゲーム差があるとは何度か書きました.じゃあ,実質何ゲーム差かってことです.

 

 ゲーム差というのは,平たく言えば,上位のチームが何連敗して,下位のチームが何連勝すれば並ぶのかということです.現状,2ゲーム差ということは,阪神が2連勝してヤクルトが2連敗すれば,並ぶということなんですが,順位はゲーム差ではなく勝率で決まるので実際は違うということです.

 ということで計算してみました(笑).

 

 これを見ると,阪神が3連勝してヤクルトが3連敗すれば,阪神の勝率がヤクルトのそれをぎり上回ります.つまり,現状,実質,3ゲーム差ってことですね.いや,ぎり上回るので2.5ゲーム差かな.いや,それだと届かないので(上の表の一番下のケース)2.99ゲーム差ってとこか.

 てことで,残り試合や今のチーム状態を考えると,もう相当厳しい感じはしますが(少なくとも今日の直接対決で勝つのはmust),まあ楽しませてもらいます.

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 負けたみたいです.これでさすがにもう優勝は厳しいですかね.まあでも,CSもありますし,阪神がだめでもオリックスがCSを勝ち上がれば,シリーズまで楽しめますかね.

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[春祭ソロ版再考]
(ピアノ)

 ストラヴィンスキーのバレエ音楽「春の祭典」,通称「春祭」について何度か書きました.主なものとしては,近現代音楽 いまむかし(20041007)私が好きな曲(20060618),最近(でもないけど)だと,春祭初演100周年あたりの2013010420130204でしょうか.

 要は,大学時代にピアノソロに編曲して東大ピアノの会で2年の秋に第1部,4年の春に第2部,そして卒業演奏会で全曲を弾いたってことですが,ずっとそのままになっていて,初演100周年あたりでやろうかなと一瞬思ったけど,やめて,またそのままってことですね.

 で,最近,とあるところから原稿依頼が来て,その中で春祭ソロ版のことを書いて,またちょっと弾いてみたというか,最近の取り組みとして,自分が過去にやった曲を絞り込んでぐるぐる弾く的なことをやってるんですが,その中に入ってないのはおかしい気がしてきたんですね.

 で,YouTubeでどんな演奏があがってるのか見てみたんですが,どれもほんとひどい.アルゲリッチとバレンボイムの2台とかもあるんですが,これもひどい.で,思ったのは,だったら,「私が」弾く意味があるのではないかということです.

 で,このときの譜面をもう一度ちゃんと見てみたんですが,私が40年くらい前に編曲したものとほとんど変わらないってことはなくて,やっぱり,相当違ってます.でも...

 譜面が見つかりません(ここに写真がある).引っ越しでどこかに紛れた? でも,捨てることは絶対にないので,どこかにあるとは思うんですけどね(そういうことがないようにしっかり整理分類したはずだが,どういうわけか,世界に一つしかない一番貴重なものが見つからない).

 でも,清書する前の2台用の譜面を加工したものはありました.第1部は,それが最終原稿です.で,それを見てると,第2部も何となく憶えてるというか,そもそも,40年前と同じである必要はないし,これは,40年前もそうだったんですが,編曲して譜面におこして練習したのではなく,弾きながら自分の中に音楽を作って,それを譜面におこしたので,だったら,暗譜じゃないですが,譜面はなくても何となく弾けそうな気はするんですよね.

 でも,全曲30分ですし,他に弾いてる曲もあるし,そんなに練習時間がとれるわけでもないし,ほんとに少しずつですかね.でも,最後のところは,だいたいできたので(ちなみのここの部分は,ピアノソロで弾くとオケにはない躍動感が出る.そういうところは他にもたくさんある.2台だと音はとれてもそういうのがどうしても出ない),こんな感じで前に戻って行って,冒頭の部分とか,編曲を思いついたところを,とかいう感じで「いつまでに」という期限なしにちんたらやって行って,いつの間にかということですかね.でも,もう譜面におこすパワーはないので逆に暗譜するしかないですね.

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(日記)

 うーん,調子は悪くないと思うのですが,何か変というか,とにかく「これでいい感」がありません.

 仕事は結構忙しくて,でも,どれも大事な仕事で,こんなことやってどうすんだ?ってことはないですし,仕事以外に何もできないってことはないし,ちゃんと休めてもいるんですが,「これでいい」って感じがしないんですよね.

 何が問題なんですかね.でも,それがよくわからないんですよね.

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10/11'21
[ストラヴィンスキーという作曲家(の人生)]
(音楽, 生き方)

 考えてみたら,ストラヴィンスキーってかなり特殊というか,少なくとも他の近現代作曲家とは違うというか,一線を画す存在ですよね.作風がないことは既に書きました(作風を変えて行ったということではなく,同時期の曲でも「ストラヴィンスキー」らしさというものが感じられないというか,そもそもそういうものがない非常に稀な作曲家).

 で,あらためて思ったんですが,彼の代表作として知られる三大バレエ(火の鳥,ペトルーシュカ,春の祭典)は,30そこそこの初期の作品で,しかも,1910〜1913年という極めて短期間に書かれたものです.

 じゃあ,それ以外の彼の作品ですが,どのくらい知ってますか? 私は,もちろん,いろいろ聴いてますし,いい曲もありますが,正直言って,これといった強い印象はないです.

 一般的評価(はどうでもいいんですが)としては,彼の代表作は,上記の三大バレエということでしょうし,春祭は,最高傑作だと私も思います.でも,彼は,88まで生きましたから,てことは,30にして人生のピークを迎え,それ以降は,いろいろ模索しながらもピークを超えることができず,ずっともがき続けた人生だったということでしょうか? そうではなく,彼の中では,三大バレエを超えるものができたにも関わらず,社会的評価が得られなかったというだけの話?

 他の作曲家はどうかと言うと,30代で亡くなったモーツァルトとかショパンとかはともかく,50代まで生きたベートーヴェンとかドビュッシーは,晩年に多くの傑作を残してますし,近現代だとプロコフィエフの戦争ソナタは晩年のものと言えるでしょうし,ショスタコーヴィッチは,晩年までシンフォニーを書き続けています(どれが傑作かはなかなか難しいが,少なくとも5番をピークに下り坂ということはないでしょう).

 話をストラヴィンスキーに戻すと,もし三大バレエが彼自身の中でもピークだったとしたら,それを超えられない辛くしんどい人生だった? でも,超えようといろいろ模索していたのなら,それはそれで一つの人生? いや,そんなことに頓着すらしていなかった?(何となくこれが一番しっくり来るし,そうだったら,かっこいいと思うけど,実際どうかはわからない)

 でも,考えてみたら,若い頃にピークというのは,大いにありうる話ですよね.スポーツ選手は,ピークどころか引退するわけですし,研究者だって,例えば,ノーベル賞研究の多くは,30代とか若い頃に行われたものです.

 つまりは,人生50年とかじゃなくて,実際は,もっと早く「終わる」(こともある)ってことで,そう考えると,50で終わったと思った私はまだいい方?

 でも,いいとか悪いではなく,どれも人生というか生き方というか,どこでピークが来るかはわからないけど,生き方はそれぞれということですかね.そして,死ぬまでどこがピークかはわからないので,とにかく生きるということですね.

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 じゃあ,私はどこがピークだったのかってことなんですが,一番楽しく研究したのは20代でしょうし,一番成果を出せたのは40代でしょう.そして,50を過ぎて「人生が終わった」.

 でも,20代や40代がピークだったとは思いませんし,その頃に戻りたいとも思いません.なぜなら,今が一番「いい」からです.そして,これからどんどん「よく」なると思うんですよね.

 でも,これってどういうことでしょうね? 感覚的には,どんどん解放されて行ってるというか自由になってる感じはします.そして,死ぬときに全てから解放される.

 やはり,人生所詮退屈しのぎってことですね.

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[帳尻は合っていく]

 こうしてみると,何となく「帳尻は合っていく」感じはしますね.

 歳をとると,心身が衰えたり,残り時間も少なくなって行ったりしますが,だんだん解放されて自由になって行って.簡単に言えば,幸福感は増してく感じで,そんなに心配することもないというか,なるようになって行く気がします.

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[まとも]
(政治)

 ?BSにK田さんが出てました.相変わらず優等生的で話がつまんないというか,話が長くて要領を得ないところはありますが,ちゃんと言うべきことは言ってるし,ちょっと変わった感じはしました.少なくとも,以前のように何言ってるかわからんという感じではなかったです.地位は人を作る?

 あと,これもとあるFBに書いてあったのですが,例えば,A倍さんなんかと比べるとはるかに「まとも」というか,ちゃんとしてる感じはしますね.話せばわかるというか,少なくとも,この人は,話してもわかんないなという感じではなかったです.

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10/12'21
[1億総中流社会]
(政治経済, 世の中)

 昨日のWB?でも,他のニュースでもやってましたが,1億円の壁というか,金融所得課税に手を付けることは見送りになったようです.まあこんだけ株が下げればってことですかね(でも,K田さん,昨日の?BSでは,優先順位があるという論理で(珍しく)ちゃんと説明できてたと思いますよ).

 それにしても,成長と分配という原理的に相反することがほんとにできると思ってるのでしょうか.成長なくして分配なしということはありますが,分配すれば(消費が喚起されて)成長するということは,普通に考えればありえないわけですからね(金融所得課税に手を付けると言った瞬間に株が暴落するのがわかりやすい例).

 じゃあ,困ってる人がいるから分配するということになると,それはもう共産主義に近い考え方で,野党が言ってることと変わらないことになります.そういう意味では,今度の選挙で野党は攻めにくくなったと思いますし,J民党が勝つとは思いますが,経済は低迷しますよ.

 それにしても,野党が言ってる「1億総中流社会」って何ですかね? まさに共産主義じゃない?

 イメージしているのは,日本が(世界の中で相対的に)一番豊かだったと言われている1980年代,いわゆるバブル期のことでしょうが,バブルの崩壊で経済成長もして分配もされてなんてことがあり得ないことがまさに証明されたわけで,一体,何を言ってるんですかね?

 そもそも,バブル期の「1億総中流社会」ってどうでしたか? そんなによかったと思いますか? 給料は増えたかもしんないけど,物価も上がるわけで,具体的には,新宿のワンルームマンションが1億もして,ほとんどの人は,もう家を買うことはあきらめたという雰囲気で(アメリカとか今経済が好調?な国もそうなりつつある),それのどこが「1億総中流社会」なんですか?

 じゃあ,どうしたらいいかですが,経済成長したいのなら,頑張ったら頑張った分リターンがある社会ということでしょうし,でも,それだと競争に負けて食うにも困る人がいるということなら,生活保護とかBIなどのセイフティーネットを考えるということでしょう.でも,それには財源が必要なので,増税するしかないですが,経済成長を妨げない方法を考えられるかってことで(消費税とか金融所得課税ではだめでしょう),でも,それができないから原理的に相反するわけです.

 そんなことより,そもそも経済成長しないといけないのかってことですし,競争に負けても食うに困るということはないというか,そもそも最初からそういう無意味な競争に参画せず,無駄で余計なものに支出せず,年収200万で楽しく気分よくやって行けばいいと思いますけどね.

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 それにしても,二大政党制,つまり,政権担当能力がある(保守系の)政党が2つとか言っていたのに,M主党がああいうことになって,R憲M主党になって左傾化して,気づいたら,野党は保守系でも何でもなくなって,気づけばJ民党すら左傾化していて,この動きは一体何なんですかね?(衆愚の極み)

 多少はましなJ民党と思ってた人もJ民党がこんな感じじゃ,ほんと投票するところがないってことですよね.

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10/12'21
[貧困問題]
(世の中)

 関連するのかもしれませんが,最近さかんに言われている貧困問題って何ですかね?

 ワーキングプアの定義が年収200万とか300万以下というのは,どこかで書きましたが,年収200万でプアというか,生活できないなんてことはあり得ないわけで,それは,収入が足りないのではなく,支出をコントロールできないという生活力の問題と再三書いてきました.

 じゃあ,貧困の定義ですが,年収130万くらいらしいです.この額でも余計で無駄なものに支出しなければ,生活していけないというレベルではないでしょう.でも,数字がおかしいと思いませんか? なぜなら,これって生活保護でもらえる額と変わらないかそれ以下だからです.つまり,貧困なら生活保護を受ければいいという話なわけです.

 でも,実際には生活保護がもらえないから「貧困」なわけですよね.じゃあ,どうしてもらえないのでしょうか? それは「贅沢」だからでしょう.

 よく,大学生の貧困ということが言われていますが,いやいや,大学に来るという「贅沢」ができているのに,どこが貧困やねんということです.いやいや,大学行かないと食べて行けない? んなわけないでしょう.

 似たようなことは他にもいくらでもあります.「文化的」な生活をするためには,パチンコも打ちたいし,晩酌は欠かせないし,たまには旅行にも行きたいし,風呂には追い炊き機能が欲しい.贅沢じゃないですか?

 いやいや,今の世の中,このくらい贅沢でも何でもない? 例えば,大学なら高度成長期の大学進学率は20%程度,バブル期でも30%程度です.でも,今は半分を超えて60%に迫ってて,大学進学は今や当たり前? でも,1/2+1/3の計算もできないのに大学行ってどうすんの?

 ここまで来るとわかりますが,貧困の定義は,あくまで「相対的」なもので,実質的に貧困か(生活が苦しいかどうか)どうかではないということです.大学進学は,昔は贅沢だったけど,今はみんな大学に行くようになったからというのも,結局,「他人と比べて」貧困だと言ってるに過ぎないわけです.

 実際,時給800円の誰でもできる仕事ならいくらでもあるわけですし,それで,1日8時間,週休2日で月22日だけ働けば,貧困レベルを遥かに超える年170万になるわけですからね.それでも「貧困」なのは,働きたくない,やりたいくない仕事はしたくない,やり甲斐のある仕事がしたいというこれまた「贅沢」なわけです.

 じゃあ,どうしてこんなに貧困問題が取りざたされてるのでしょうか? 一つは,選挙というか政治の道具にされてるってことですね.そういう問題を解消?すると言って活動をしてる団体もいろいろあります.メディアが取り上げるのは,世の中には不幸な人がいることを流せば視聴率がとれるからでしょう.

 つまりは,問題の根源は,他人と比べて自分を評価することにあるわけで,そんなことやめればいいだけの話ですが,残念ながら世の多くの人がそうなんでしょう.だとすると,共産主義にしない限りは,どんなに頑張っても,貧困問題は永久に解決しないわけで,それがわかった上で,貧困問題をことさら取り上げるとしたら,それは,貧困問題を解決したいのではなく,そういうことをして自分が得をしたい確信犯ということです.

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[介護脱毛]

 ちらっと聞こえただけですが,「介護脱毛」というのがあるそうです.どういうことかと言うと,結婚してないとかで将来介護してくれる人がいないということで,施設で介護を受けときのことを考えて若いうちから○○○を脱毛しておくんだそうです.

 もうびっくりなんですが,まずは,歳をとったら介護を受けるのが前提で,そうならないようにとは考えないということにびっくりですし,家族ならいいけど,施設の人なら脱毛が必要,つまり,家族だったら,遠慮なく介護が受けられるという考え方にびっくりです.

 家族だったら介護してもらえるのが当たり前? 大事な人なら,余計に迷惑はかけたくないのが普通なのでは? それ以前に歳をとったら介護を受けるのが当たり前? そんなことだから,要介護になるのでは?

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[もうさっさと]

 なんか,世の中どんどんおかしくなるし,自分の回りはまだ大丈夫としても,いろいろめんどくさいというか,関わりたくないことも多いし,もうさっさと離脱して,煩わしくめんどくさいことから解放されて過ごしたいと思いますね.

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(運保)

 VIX指数先物CFDのファンディングコストを考慮に入れて,この図を修正しました(日運+短運は変更なし).ぱっと見,そんなに変わらない感じですが,縦軸がひと目盛くらい縮んでると思いますし(つまり,そのくらいファンディングコストがかかっているということ),結構長い時間買い玉が建っていた8月あたりが凹んでるはずです(でも,あんまりそんな感じもしないけど).

 で,今年は,収益があがってるのですが,主要因は何かなというか,VIX先物以外だとやっぱ原油ですかね.

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[救いたいのは]
(政治)

 現役の財務事務次官(事務方トップ)が与野党の政策をバラマキ合戦とか,このままでは国家財政は破綻すると週刊誌に書いたことが問題になってるみたいですが(このサイトでも何度も書いてますが),全く指摘の通りじゃないですか.

 これに真っ向から反駁するSナエノミクスのT市さんとか,国会議員はみんなかんかんみたいですが,怒るのはまさに「身に覚え」があるということです.つまり,確信犯ということで,救いたいのは国民ではなく,自分自身ということです.

 ほんとにひどい世の中ですね.

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10/13'21
[国民は何を望んでる?]
(世の中)

 でもなんかちょっと変な感じもしてきました.

 国が1000兆円を超える莫大な借金をしていて,なおかつ,税収は国家予算に遥かに届かず,借金は増え続けているのは事実です.理由は明白で,家計でいうところの収入より支出が多いからで,特に社会保障が高福祉低負担となっていて,なおかつ,少子高齢化で益々借金は増え続けるわけです.

 あるべき論的に言えば,サービスを受ける側の国民は,相応の税金を払う,つまり,増税するのが筋ですが,全く逆の消費税減税とかのバラマキをやるのは,選挙で勝つための衆愚政治の最たるものです.

 で,思ったのは,国民はほんとにそれを望んでるのか?(そこまで○カなのか)ということです.もちろん,増税が嬉しい人はいないと思いますが,増税するけど社会保障などの将来不安を一掃しますという公約で選挙に打って出る政党はないのかということは何度か書きました.少なくとも政策論争の本筋的には,減税+自己責任の小さな政府 vs 増税+手厚い社会保障の大きな政府であるべきなのに,全ての政党が減税+手厚い社会保障の大きな政府という財政破綻へまっしぐらのありえない組み合わせになってしまっているわけです.

 とにもかくにも,現状,大赤字なわけで,これを何とかするしかないのですが,それには,支出を減らすか収入を増やすしかないわけで,一か八かさらに借金を増やして経済対策をして目先の経済を回してでも収入を増やそうとしているわけです.目先でも経済を回せば「経済成長」はして見かけ上の税収は増えて,それが一か八かした借金を上回れば,国の借金は減ります.でも,インフレも起こるので,実際は国民生活はよくはならないのですが,そこが国の狙い目(実質的に借金の額も目減りする)ということも何度も書きました.

 で,やっと本題なんですが,それで国の借金も減って,見かけ上給料が上がって(でも物価も上がってほんとは生活は楽にはならずに)何となく豊かになった気になるのなら,もうこの際,それでもいい気もしてきました(投げやりというか,あきらめ?).

 どういうことかと言うと,打ち出の小槌の濡れ手に粟というのはだめですが,目先でも経済が回れば,景気がよくなって,国民は「働く」わけですよね.つまりは,濡れ手に粟ではないという側面もあるということでしょうか.国民は何を望んでいるか?的に言えば,働く気はなくて,ただ減税して欲しい,国に面倒を見てもらいたいと言ってるわけではなくて,「それがどんな仕事でも」働きたい,仕事がしたい,そして,しっかり稼いでその分税金も払って分担したいと思うのなら,まだましというか,もうそれしかないような気もしてきます.

 もちろん,全く生産性のないことで儲けるのは,濡れ手に粟なのでだめですが,世の中にとってそんなに必要のないものでも,何らかの寄与はしてると大目に見てあげる(笑)ということでしょうか.

 ただ,注意を要するのは「散財」はだめです.要は,バブルですね.でも,そこのところのコントロールは,非常に難しいので,かなりリスクはあります.でも,やっぱり,世界恐慌になっちゃうかなあ.

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[全くもって余計なお世話]
(世の中)

 都道府県魅力度ランキングですが,とうとう群馬県知事のY本さんが怒って,法的措置とか言いだしましたね.確かに全くもって余計なお世話というか,どこかのわけのわからない民間企業がてきとーに発表してるわけで,取り上げるメディアもメディアですが,上位だけならともかく,都道府県は47しかないわけですから,47位まで発表するというのは,まさに都道府県魅力「がない」度ランキングも発表してる(ていうか,メディアの取り上げるのはそっちがメイン)ようなもんですからね.

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10/14'21
[死ぬ直前まで働けたら最高?]

 ノジマが定年(雇用上限)80を撤廃したということなんですが,みんなそんなに仕事したいんですかね? 死ぬ直前まで働けたら最高? そんなに仕事が楽しい? でも仕事って何ですかね?

 生活していくために必要なもの? じゃあ,生活していくのに十分なお金があったら仕事しない? いや,ちゃんと社会と繋がって,少しでも世の中の役に立ちたいと思ってるし,評価もして欲しい?

 何度も書いてますが,やる気三要素で説明できることですね.お金が報酬,世の中の役に立つとか評価が人との繋がりです.てことは,内的熟達が欠落してるわけですね.仕事が楽しい,やり甲斐があるとか言ってても,じゃあ,その仕事,無報酬でも,誰も評価してくれなくてもやりますか?ってことです.

 つまりは,これも書いたと思いますが,死ぬ直前まで仕事したいと言ってる人の多くは(全てとは言わない)内的熟達というか,ほんとにやりたいことが見つけられなかった人で,お金も貰えるし社会とも繋がってられるし,仕事でもしとくかってことなんでしょう(毒).

 でも,(怠け者の)私に言わせれば,みんな勤勉というか,真面目だなあと思いますね.朝からオープン前のパチンコ屋の前に並んでるのだって,すごいなーと思いますもん(笑).

 私は,報酬とか評価とかのために頑張ろうとは思わないですね.でも,何か面白いこと見つけたら,それがお金にならなくても,評価されなくても,やりたいと思いますけどね.

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[家業]
(政治, 世の中)

 選挙ってことなんですが,国会議員の多くは二世三世というか世襲議員ですよね.それは,地盤看板鞄が必要ってことなんでしょうが,要は,政治家って「家業」になっちゃってるってことでしょう.

 K田さんは,開成に行ったんだから優秀だったのかもしれない.でも,開成の同期で彼より優秀な人はいくらでもいた.でも,彼しか政治家になれなかったわけで,それは,そういうことがあるわけです.

 国民の声をきくとか言ってるけど,国民の声の代弁者が「家業」を継げる人に限られるのは,民主主義とは言えませんし,だからこそ,永田町が国民の声と乖離して行って,若い人は,政治に関心なんかもてないわけです(年寄りが政治に関心というか,投票率が高いのは,平穏無事に過ごしたくて現状を変えたくないから).

 どうしたらいいかですが,誰でも志ある人なら立候補できる(というか立候補はできるので地盤看板鞄がなくても公正な競争ができるように)すればいい,例えば,地元からは立候補できないようにするとかすればいいんですが,そういうルールを決めるのも国会議員なので,結局,何も変わらないわけです.

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[財政破綻しても大丈夫?]
(世の中, 経済)

 このままでは,国は財政破綻するってことなんですが,それはそうなんですが,もしそうなっても,別段そんなに変わらないというか,どうということはなくて,それを見越してがんがん借金してるってことかもしれませんね.

 どういうことかと言うと,国の財政破綻というのは,要は,国債のデフォルトです.でも,国債を買ってるのは,ほとんどが銀行などの国内の機関投資家ですから,そういうところが潰れるだけです.そうすると,銀行に預けてる預金とか生命保険とかがぱあになるだけですし,実際,国の借金1000兆円に対して,国民の金融資産は1800兆円ですから,全然余裕です.

 ゆうちょとかメガバンクとかの銀行が潰れたら,経済破綻するかというとどうですかね? 民事再生法を申請して,資産を整理しながら,業務はそのまま続ければいいし,経済が回るというか,スーパーに品物がなくなるとかにはならない気がします.

 でも,急激な円安になって,エネルギーとか食料とかの輸入品は高騰するでしょうし,国民の虎の子の銀行預金もなくなります.ペイオフの1000万が補償されるかどうかもびみょーですかね.でも,円安になれば,輸出産業には追い風ですし,そこで頑張れれば,そんなにものすごい円安にはならないかもしれません(円安になるか円高になるかは,輸出入のバランスで決まるので).

 ですから,国が財政破綻しても,明日から食べて行くのに困るとか,ものすごいインフレになってお金が紙くずといった経済破綻までは行かないかもしれませんね.

 でも,あなたが銀行に預けているお金がぱあになるのは嫌ですよね.しっかり,準備しておきましょう(要は,資保的なこと)というのは,そういうことです.

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 と書いて思ったんですが,グラフを載せたように資保が今年になって堅調なんですよ.でも,資保というのは,資産が守ることが目的で,別に儲からなくてもいいんですが,結果的に儲かっちゃってるのが何を意味するかってことです.

 資保というのは,財政破綻とか経済破綻のリスクヘッジですから,つまりは,そういうことが近づいてるってことになりませんかね?

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[そういうことはしなかった]

 ストラヴィンスキーですが,作風がないってことなんですが,要は,同じ(ようなもの)を書きたくなかったということかもしれませんね.

 何度か書きましたが,芸術で最も評価されるべきことは独創性です(学術も然り.断じて世の中の役に立つかどうかではない).どんなにいい曲を書いても,なんかどっかで聴いたことあるぞ,では全く評価に値しないわけです.

 そういう意味では,いわゆる「作風」,例えば,ショパンらしさ,ブラームスらしさ,プロコフィエフらしさ,ショスタコーヴィッチらしさというのは,そういうところがあるわけで,それを一種の二番煎じと言うのなら,ストラヴィンスキーは,全くそういうことをしなかったということかもしれません.

 作風を変えて行ったのもそうですし,わかりやすい例としては,僅か3年余りの間に書かれた三大バレエですら,全く違う音楽なわけです.でも,春祭の後,書こうと思えば,春祭っぽい曲は書けたと思いますが,そういうことはしなかった.だとすれば,見上げたものだと思いますね.

 でも,社会的評価は,結局,若い時の三大バレエということになってしまうのでしょう.でも,それがなんぽのもんというか,生涯,春祭1曲しか書かなかったとしても,それだけですごいと思いますが,人生所詮退屈しのぎなので,春祭1曲だけでは,退屈しのぎはできませんからね.

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(ピアノ)

 ショパンコンクールですが,いつの間にか,2次予選が終わって結果も出ているようです.

 角野さん通ったんですね.すごいじゃないですか(残ってるのは23人で日本人は5人).でも,1次予選をざっと聴いただけですが,予備予選の時より格段によかったと思います(スケルツォの1番とか弾きなれた曲ということもあったと思いますが).反田さんは,予備予選の時の方がよかったと思いますが,それでも通るのはさすがですね.

 あと,1次予選で,小林さんが弾く前に,椅子が合わないみたいで,何度も交換してもらってましたが,大事なことですよ(なぜか,もし,K子さんが出てたら,全く同じ行動をとっただろうなと思った).

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 2次予選もちらっと聴いてみました.バラードの2番は,予備予選のときよりしっかり弾けてる感じでした.でも,ポロネーズが6番(英雄)ってのが.でも,そんなにボロが出ない曲というか,意外と「いい」選曲なのかもしれませんね.でも,3次予選は,立て続けにソナタ全曲と違うポロネーズも弾かないといけないし,ファイナルはコンチェルトで,いやー大変ですね.

 お,古海さん,序奏とロンド,Op.16やるんですね.マイナー曲ですが,好きというか昔よく聴いた曲で,というのは,ホロヴィッツのものすごい演奏(ロンドじゃなくて序奏のところだけど(笑))があるからです(このパターン結構ある.多分,これかな.ライブ録音で,英雄ポロネーズとか,黒鍵のエチュードとか,幻想ポロネーズも入ってて,どれもすごい演奏だった).小林さんは,24のプレリュード全曲ですかー.いやー大変だ.いや,ソナタと違って休み休みというか,気分を切り換えながら弾けるし,技術的にもそんなに高度なわけじゃないし,これも意外とありかもですね.でも,24曲,どれも全然違うしやっぱり大変か.

 でも,思い返すと,ポリーニが(難曲で)当時あまり取り上げられなかったポロネーズの5番であっと言わせたり,ジメルマンがこれもアンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズで,という感じで,ドラマチックというか,センセーショナルな感じもあったんですが,今はもう粗方やり尽くされてるわけで,なかなか難しい状況ではありますよね.

 センセーショナルと言えば,ブーニンのOp.34の3のワルツもある意味,衝撃(笑)でしたが(東大ピアノの会でブーニン弾きとか言ってみんな真似して弾いてた(笑)けど,真似して弾けるんだから大したもんですよね),今にして思えば,ものすごいテンポを上げてマルカートで弾いてるだけなんですが(あとは,対照的な2つ目の部分のスタッカートのところの弾き方とか),ひょっとしてこういうのがショパンの意図だったのかもと当時は一瞬思ったというのは大袈裟ですが,一つの新解釈というか,彼なりに曲を自分のものにした表現だったということですかね.

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 ちなみに,日本人の演奏のことばかり書いてますが,今回は(東大ピアノの会出身の)角野さんが出ているとか,反田さんのことは昔から知ってるということはありますが,別に日本人だから頑張れとかじゃなくて,全部はとても聴けないというか聴く気もないし,情報も多くてある意味「見繕って」くれてるので,というだけの話ですかね.

 うーん,でも,「ショパン」コンクールなんですから,しょうがなんでしょうが,やっぱ,曲目がショパンだけってのは,どうかとは思いますね.

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10/15'21
[単なる「勝負」を見たいわけじゃない]

 ちらっと見ただけですが,2次で落ちた牛田さんのコメントが気になりました.要は,自分が聞こえる音からホールで鳴ってる音がわからなかったと言うんですが,確かにそういうことはあるし,私もよくわかるというか,ほんと難しいといつも思っていますが,大きなホールで何度も弾いたことがあるのなら常識というか,今更そんなこと言うのかって感じです.

 でも,それは置いておいて「そういうこと」って,ピアノに限らずよくあるんですよね.例えば,バドミントンなら大きな大会なら今は空調が入ってるんですが,それに苦しんでる選手は多いと思うんですよね.

 いや,条件は同じなんだから,そういうことも考えてプレーできるかどうかというのはそうなんですが,ものすごい微妙なシャトルのコントロール技術を磨いているのに,そういうことを発揮できなくて,違うところで競技力が決まるのは本来的ではないでしょう.

 ピアノだって,ホールによって鳴り具合が違うというのも,本来なら,できるだけ同じ条件で弾けるようにホール側というか,環境を整える側がやらないといけないというか,そうしないと,折角のいい演奏が台無しになって勿体ないと思うんですよね.

 バドミントンにしてもピアノにしても,観客は単なる「勝負」を見たいわけじゃないですよね.トップレベルの非常に高い技術を見たい,研ぎ澄まされたものすごい演奏を聴きたいのではないですか? それとも,単なる商業エンターテインメントとして,面白おかしく見られればそれでいいということですか?

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[考え事]

 気がついたら考え事をしてることが多いです.例えば,録画したモーサテを見ながら朝ご飯を食べていて,いつの間にか,考え事をしていて,モーサテを全然きいてなくて巻き戻してまた見るとか.そして,そういうことがしょっちゅうです.それこそ,一日中何か考えてる感じで,その対象も非常に多岐にわたります.

 何もしてないのに,どうしてこんなに疲れるんだ?と何度も書きましたが,一日中脳がフル稼働しているのなら疲れるのは当たり前?

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[予想が外れ続けている?]
(世の中)

 現役財務事務次官のY野さんがこのままでは日本は財政破綻するという記事を文春に載せたことで,非難轟轟というか,そんなデタラメ言うんじゃないというか,そういうことを言う奴はこれまでたくさんいたけど,財政破綻なんか起こってなくて外れ続けてるじゃないかといった論調です.私自身,もう大分前から(少なくともAベノミクスあたりには)そういうことを書いてきました.

 でも,「予想が外れ続けている」という指摘は全く当たらないわけで,喩えて言えば,今後30年以内に南海トラフとか首都直下とかの大地震が起こる確率は70%とか80%とか言い始めてもう20年くらい経ったのに,一向に起こる気配なんかないからもう大地震は起こらないと言ってるのと同じです.つまり,そういうことが起こらないから大丈夫なのではなく,借金が増え続けている現状では,大地震と同様,時間が経てば経つほど,発生確率は上がっているわけです(バブルだからそのうちバブルが崩壊するだと言ってるけど,全然そんなこと起こらないじゃないかと言ってたら,ある日,突然,バブルが崩壊するのと同じ).

 経済学的には,いろいろ細かい理論はあるのですが,そんなことより重要なのは,(これも何度も書いていますが)「うまい話はない」ということです.具体的には,払っている税金以上のリターンを受けているのが現状で,税収が足らない分を借金(国債)でまかなって,それを次世代に先送りし続けて,借金がどんどん膨らんで行って,一方では,少子化も含めて経済成長が頭打ちになって税収も増えない中で,財政破綻しないと言う方がどうかしてますし,何より問題なのは,自分たちが払っている税金以上のリターンを受けようとする国民の厚かましさとそれに迎合する衆愚政治なわけで,起こるべくして起こることが起こるのは「当然の報い」ということになります.

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10/17'21
(日記)

 昨日から腰痛で,大腰痛までは行かないですが,寝返りを打つのとか起き上がるのとかはちょっと大変ですが,歩くのは何とか大丈夫で中腰痛くらいでしょうか.でも,今年の5月以来で,半年も経ってないですし,今回は,何もきっかけはないですかね.テンションが落ちて活動度が落ちるので,疲れが溜まってるからちょっと休めってこと,そして,数日で回復しそうというのも前回と似てますかね.

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[所詮商業主義]
(野球)

 日ハムの斉藤佑樹の引退試合とセレモニーが(実績もないのに)盛大に行われたようですが,なんなんですかね? 彼は辞めるのは簡単だったけど,ここまで頑張って来たとか言ったみたいですが,本来的には彼くらいの成績ならとっくにクビになってるわけで,そうやって実際にクビになってきた数多くの選手達はどう思った? やっぱ,スターというか人気者は違う? でも,それってプロに入る前の話なわけですし,そもそも,野球って人気で評価されるものじゃないと思うんですが,まあ「プロフェッショナルベースボール」なんで,所詮商業主義ってことですかね.

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[ピアニストという職業]
(ピアノ)

 ショパンコンクールの3次は,結局,反田さん,小林さんという実績がある2人が残ってファイナルに行ったようです(彼らって,桐朋の音楽教室でいっしょだったんですね).彼らくらいになると,もう実績というか,コンサートとかもかなりやってて,コンクールと言っても,そんなに特別なわけじゃないというか,立て続けにいろんな曲を弾かないといけないと言っても,レパートリーもかなりもってるわけで,むしろ,コンクール向けに少し弾き方を変える(あまり大胆なことはしない)くらいのことかもしれませんね.

 てことは,角野さんは残念だったということなんですが,むしろ,よく頑張ったというか,3次まで来られて上出来じゃないですかね.問題は,これを彼がどう思って,これからどうして行くかでしょうか.競技的に言えば,上には上がいるってことなんでしょうが,音楽ってそういうものじゃなくて,自分が表現したい音楽があって,それができるように,つまり,まだそれができていないと思うのなら,(一生)修練して行けばいいということだと思いますが,そんなの関係なくて,今回の結果を「実績」として,ピアノやそれ以外のいろんな活動をして行きたいというのなら,まあそれだけの話ということですかね.

 角野さんはともかく,反田さんや小林さんは,(おそらく)この世界でやって行くのでしょうが,思ったのは,「ピアニストという職業」でしょうか.それは,普通は,観衆の前でピアノを弾くということなんですが,それってやっぱり大変なことだと思うんですよね.一発本番で,その日のコンディションもあるし,暗譜が飛ぶかもしんないし,プレッシャーというかストレスは相当のものでしょう.そして,それが「本来の」ピアニストかというと,そうじゃないんじゃないかってことでしょうか.

 で,思い起こしたのは,グレン・グールドのことです.彼って,そういうのが嫌だったんじゃないですかね.そして,それは,よくわかりますし,彼ほどじゃなくてもそういうピアニストはいっぱいいたと思うんですよね.

 でも,人前で弾いて,拍手喝采を浴びたい人もいる,そこまでじゃなくても,観客がいることで音楽が作られると言う人もいるわけで,人それぞれなんですが,いろんな人がいていいわけで,自分のやり方でやって行けばいいってことですかね.

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10/18'21
(運保, 経日)

 このファイルを更新したように,大きな流れ的に変化したと思ったんですが,切り返して,また元に戻った感じがします.もちろん,これからどうなるかはわかりません.

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 とか書いてたら,いきなり1日で日運も短運も手仕舞いになりました.でも,大きな流れ的(資保的)には継続です.

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[6連覇]
(バドミントン)

 インカレですが,女子が団体で優勝し,6連覇となりました.よかった.おめでとう!

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10/19'21
[引き際]
(野球)

 松坂の引退試合があったということなんですが,ここで書いた通りですかね.でも,日ハムの斉藤とは違って,単なる人気者というわけではなく,実績がある大投手なので,そこは全然違うのですが,やっぱり,無残な姿は見たくなかったですかね.

 彼は,最後の方は叩かれたり批判されたりすることが多くて,それに耐えられなくなって心が折れたとも言ってたんですが,プロの世界なので,対価に見合う活躍ができてないのなら批判されるのは仕方ないし,そういう状態で,長い間,投げ(てはいないけど)続けるべきではなかったですかね.

 思い返すのは,ヤンキースにいた松井さんが力が衰えてきたとき,ジャイアンツに戻ってプレーする気はあるかときかれて,昔の自分のイメージをもたれてると思うので,それはないときっぱり否定したことでしょうか.

 つまりは,偉大な選手ほど引き際が難しいと思うのですが,どんなに偉大な選手でも単純に野球がやりたい,だから続けられるのなら続けたいと思うのでしょうが,イチローもそうでしたが,引き際が変なことになると,見てる方はがっかりはしますね.

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[疲れたら休む]
(日記)

 今は,2015年前半の記事を読んでるのですが,体調が悪そうです.なので,2013年夏の最悪期を年末に脱した後,よくなったってわけでもないってことですね.でも,それでも2013年の夏よりはいいと書いてますし,今は,2015年前半のときよりもいいと思いますが,じゃあ,体調がすごくいいかというとそういうわけでもなくて,でも,もう若くはないんだし,疲れたら休む,でやって行けばいいんでしょう.

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10/20'21
(世日, 経日, 個日)

 過去の記事を読んでいて思うのは,いわゆる「記事」というか,何かについてどう考えるかを書いたものはいいんですが,日記的なものについては,そのときの様子がわかるものもあるけど,意外とわからないものもあります.ということで,時々,今どんな感じなのかを書いておこうかなと思った次第です(世の中日記(世日)).

 世の中的には,2020年の2月3月あたりから新型コロナ感染が拡大して,株価が暴落したもののあっという間に急回復し,でも,緊急事態宣言が出て下火になって,解除すると再拡大を繰り返して今に至っているということでしょうか.今は下火の状態ですが,冬にまた再拡大するだろうとは言われています.

 経済というか,株価的には,世界的には,ワクチン接種が始まって堅調だったものの,デルタ株の拡大や接種率の伸び悩みで軟調になり,原油の急騰や半導体などのサプライチェーンの目詰まり,海運コストの上昇,人手不足,インフレ懸念などもあるんですが,株価は底堅いというか堅調で,FRBでは来月からテーパリング,そして,その先には利上げもという感じです.

 季節的には,10月中旬まで最高気温30度,最低気温20度という感じで,ずっと半袖でエアコンも付けてたのですが,一気に10度くらい気温が下がって秋になった感じでしょうか.

 個人的日記(個日)としては,「一人,時々,みんな」で快適に過ごしていますが,そんなに快調というわけではありません.でも,これはまあもうそういうものなんでしょう.体調は悪くないと思いますが,中腰痛は,予想通り,数日で大分よくなりましたが,まだ運動できるまでではないですね.

 そういう意味では,もう1か月くらいになりますが,右膝がちょっと痛くて,日常生活は問題ないですが,下り坂で少しチクチク痛い感じで,バドミントンは,まだ練習再開になってないというか,なってるのかもしれませんが,連絡はなくて(ラインやってないし),でも,どのみちまだ無理ですかね.

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[全く何の感慨もない]

 先日,誕生日が来て○○歳になったのですが,大台?ということで,何か思うかと思ったのですが,全く何の感慨もありませんでした(今も).〇〇歳になったとき,朝,目が覚めて一人だったとしたらどうかと若い時きかれて,その時は,そんなの嫌だと思ったとどこかで書きましたが,実際は,いつもと全く変わらないというか,そんなことすっかり忘れていたというか,誕生日であることすら忘れていました.

 これからの目標は?ときいてくれた人がいたんですが,別に目標なんかないですね.敢えて言えば,面倒なことに巻き込まれずに,「一人,時々,みんな」で内的熟達的に心穏やかに過ごして行って,痛いとか苦しいとかなく穏やかに死ぬことですかね.

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[夢も希望もない]

 私には夢も希望もありません.と書くと,一体何を言い出すの?という感じなんでしょうが,文をよく読むとわかりますよね.文字通り,夢も希望もないということです.

 でも,「夢も希望もない」って,普通は,全然違う意味で使いますよね(ということに今頃気づきました).具体的には,例えば,自分の将来が暗澹たるものに思えて夢も希望もない,みたいな.でも,これって夢も希望もないわけじゃなくて,夢や希望はあるのに(例えば,金持ちになりたいとか有名になりたいとか好きな人と結ばれて幸せになりたいとか),それが叶えられる見込みが全くないという意味で使ってませんか? でも,それは「夢も希望もない」ではなく,「夢も希望もあるけど全く叶えられそうにない」と言うべきですよね.

 で,私の場合ですが,まさに文字通り「夢も希望もない」ってことです.もちろん,やりたいことをやりたいとか,いい仕事をしたいとか,好きな人や仲がいい人に会いたいとか,心身とも健全で,面倒なことに巻き込まれずに,「一人,時々,みんな」で内的熟達的に心穏やかに過ごして行って,痛いとか苦しいとかなく穏やかに死にたいとかはありますが,こういうのって夢とか希望じゃないですよね.

 つまり,私は,必要以上のお金は要らないし,これ以上偉くも有名にもなりたくないし,そういう(俗世間的な)「夢や希望はない」のです.好きな人と結ばれたいとは思わないこともないですが,この期に及んでそういうことがあるとしてももういろいろ大変で一長一短なわけで,そういうことを自分から進んで何とかしようとは思いませんし,仕事についても然りですかね(必要とされれば頑張ってやるかもしれないけど自分から進んでどうこうとはもう考えない).

 でも,こういうのってどうなんですかね? やっぱり「夢も希望もない」って感じ?

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[何して「退屈しのぎ」するか]

 人生所詮退屈しのぎ(哲学の世界では常識)と再三書いていますが,その真意は,もちろん,どうせ退屈しのぎなんだから,何やってもどう過ごしても結局同じってわけはなくて,何して「退屈しのぎ」するかが肝要ということです.そして,何なら「退屈しのぎ」として「やりたい」「やるべき」と思うかは,その人の素養で決まるので,その実,非常にシビアなことです.

 でも,つらつら世の中を見てると,ほんとに「退屈しのぎ」しちゃってる人がとても多いです.そして,そういう人ほど「人生所詮退屈しのぎ」とは思っていない,逆に,ほんとに「退屈しのぎ」しちゃってるわけじゃない人ほど「人生所詮退屈しのぎ」ということがわかってる気がします.

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10/21'21
[夢も希望もない 若い頃は?]

 夢も希望もないってことなんですが,それは,人生が実質もう終わったからなのかということで,昔というか若い頃はどうだったかなと考えました.

 若い頃,具体的には,30くらいまでは,やりたいことを見つけてそれで食べて行く,具体的には,自分が興味がもてる研究分野を見つけて大学の先生になるのが夢とか希望でした.それには,東大に行くのが近道だったので,大学に入るまでは,いわゆる勉強が中心だったと思いますが,とにかく怠け者というか,音楽とかスポーツとか勉強以外にやりたいこともあったし,何かの目的のために何かを我慢してやることができないどうしようもない人間なので,なかなかうまく行かなかったですね.

 それは,大学に入ってからも続くのですが,大学4年の春に研究室に入って,ようやくやりたいと思えることに辿り着き,そこからは,ただ研究が面白いからやる,で頑張って,というか,ただやりたいことをやって博士をとって,大学に職を得て,自分が興味がもてる研究分野を見つけて大学の先生になるという夢とか希望を叶えたわけです.

 でも,夢とか希望を叶えるとおかしくなるのが人間です.ていうか,夢とか希望を叶えたら,まさに夢も希望もなくなるわけですよね.研究者なんだから,研究成果をあげて偉くなって有名になって,ゆくゆくはノーベル賞(は対象研究分野ではないが)をとるのが夢,なんてーことは全くなかったというか興味がなかったわけです.

 ただ純粋にどういう地震動が発生したら建物が被害を受けるかに興味があって,そういう研究をしていたんですが,ほとんど見向きも評価もされなかったですね.それでめげたというわけではないですが,興味はあらぬ方向に行くわけで,当時(30代)は,かなり相場研究をしていて,複利で回せば,例えば,年利26%で回せば,10年で10倍だから,20年で100倍,30年で1000倍で,500万が元手だと30年すれば,50億になるなとか取らぬ狸の何とか(笑)みたいなことが夢?みたいなところはありましたかね.でも,じゃあ,50億稼いで何をどうするというわけじゃなくて,つまり,お金が欲しいわけじゃなくて,ただそういうことを楽しんでただけですかね.

 あとは,プーナに入って,文京区大会に出て,松井さんを見て衝撃を受けて,バドミントンを続けることにして,その後,松井さんとシングルをやっていただけるようになったりして,40になったとき,全日本に出て勝ち上がるみたいな夢というか目標みたいなところはあって,実際,練習もトレーニングもしていました.そして,実際,40になったとき,これまた夢を叶えたわけですが,これまた夢を叶えた後は,おかしくなるじゃないですが,競技力はそこがピークになってしまいました(でも,これに関しては,加齢とか練習環境とか他にもいろいろ要因がありますかね).

 こうしてみると,若い頃は,夢や希望があったような気もしますが,それはことごとく裏目に出てるというか,結局は,興味があって,やりたくてやるというのが結果的に結果も出てるわけで,仕事(研究)に関しても,強震観測点周りの被害調査をして,1-2秒応答を提案したのも,別にそれで成果をあげてどうこうということじゃなくて,地震が起こって,自分が提案したことを検証する絶好のデータが得られるのならすっ飛んで行くぜ,てなもんでしょう.

 ですから,私の場合,別に人生が実質もう終わったからとかは関係なくて,昔というか若い頃から基本的には「夢も希望もない」だったんだと思います.でも,じゃあ,つまんない人生だったかと言うと真逆で,夢とか希望というような遠い未来のことではなく,とにかく目の前の興味があることをやることで,大いに楽しませてもらったし,結果的に評価もしてもらえて,「夢も希望もない」のがいいと思いますね.

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[層が薄い]

 余談ですが,やりたいことをやってきただけのに結果的に評価までしてもらったと思うのですが,じゃあ,やりたいことを見つけてやってれば評価されるのかというと,それはそうとは限りません.

 私の場合は,興味をもったことが当時はほとんど見向きもされなかったわけで,でも,その後,注目を集めたということはあると思います.それを「先見の明があった」という人もいるのかもしれませんが,私としては,別に,将来注目されそうだからやったとかいうことは全然ないわけで,あくまで結果的にということでしょう.

 でも,評価なんかされなくても,やりたいことがやれたら,それでいいと思いますし,評価されたからよかったかというと,面倒なことは増えるわけで,これもどっちもどっちということですかね.

 じゃあ,私が興味をもったことが,例えば,理論物理とかバイオとか,いわゆるレッドオーシャンだったらどうなったかですが,もちろん,これはこれでどうなったかはわかりませんが,これだけの怠け者というか,一つのことに興味を持ち続けることができない人間なので,大したことにはなってないでしょう.

 でも,私が興味をもったことは,「たまたま」ほとんどやる人がいなかったブルーオーシャンで,つまり,競争相手なんかいなかったわけで,注目されるようになっても,私しかいないわけです.ある意味,「層が薄い」というか,ペラペラ(笑)なんですが,不思議なのは,注目されるようになっても「新規参入」がほとんどないことですかね(つまり,私の研究室出身の研究者にとっては,未だにブルーオーシャンで一人勝ち状態ということ).

 でも,これはどこかで書いたと思いますが,やってる人がいないということは,研究室もないわけで,(私のように)学生時代の研究室を出てから研究テーマを変えようとする人はほとんどいないってことなんでしょうが,それは,「たった一つのこと」に興味をもち続けているか,「職業研究者」かってことなんですが,後者が多い感じはしますね.

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(世の中)

 先週のJ熱大陸だったと思いますが,新型コロナで在宅医療をしている人が新聞に取り上げられていて,それがエンジェルスの大谷の記事と並んでいて,それを見たその人が世界の大谷と並んでてすげーというか恐縮みたいなことを言ってましたが,いやいや,世の中の役に立ってるという意味では,その人の方が遥かに評価されて然るべきだと思いました.

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(政治, 経済)

 今日のMーサテで,今度の選挙に向けて,果実の分配を,とか言ってるけど,日本ほど中間層に優しい(分配されている)国はないということで,先進各国の年収と税率の表が出てたんですが,日本では税率20%以下の人が80%なのに対して先進各国は,税率20%以下の人なんかほとんどいないわけで,このサイトで再三書いているまさに高福祉低負担になってて,これじゃあ,毎年,赤字国債連発で借金が雪だるま式に膨らんでいくのは当たり前なわけです.

 で,ここで思ったのは消費税です.消費税は,中低所得者層に厳しく逆累進性が強いと言われてるんですが,日本の中低所得者層は,現状,ろくに税金払ってないわけで,ここに少しでも負担をしてもらうということでは,ある意味,「理にかなった」税というか,確信犯的にそういうことをしてるのかもしれませんね.

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 あと,今,原油や天然ガスが高騰してるんですが,増産要請しても応じてもらえなくて,その背景として,世界的な脱カーボンの動きに対する産油国や資源国の「抵抗」があると言ってた人がいました.なるほど,ありそうな話ですよね.

 シェールはどうした?とはずっと思っていたんですが,一時期の低価格で採算が合わないということで,設備の多くが稼働してなくて,じゃあ,高騰したから稼働させるかと言うと,今の脱カーボンの流れということで,それも二の足を踏んでしまうということで,これもありそうな話です.

 ということで,高値はしばらく続くだろうということなんですが,ここ20年の値動きを見ると,原油も天然ガスも今がそんなに高値圏にあるわけではなく,今の2倍以上になったこともあったということらしいです.

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[やればできる?]

 先日,筑波大時代の研究室OGのS葉が京都で仕事があるということで,研究室まで訪ねてきてくれて,3時間くらい(時短営業なので21時まで)近くの飲み屋で飲みながら話をしてたんですが(彼女は「話ができる」ので話してて楽しい),問題は「マスク会食」です.

 つまりは,食べたり飲んだりするときは,マスクをはずすけど,しゃべるときは,マスクをする,というのがどのくらいできるかってことなんですが,これまでの経験だと,酔っ払って盛り上がってくるとそこがだんだんおろそかにってことだったんですが,この時は,全然普通にできたと思います.

 つまりは,「やればできる」ってことですね.

 と思ったんですが,「これまでの経験だと,酔っ払って盛り上がってくるとそこがだんだんおろそかに」というのは,私ではなく,回りがってことで,先日の場合は,私と彼女がちゃんとできたってことですかね.

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[九大と北大]
(大学)

 関係者というか知ってる人も多いので,ちょっと書きにくいのですが,1年くらい前に書いた指定国立大学なんですが(てことは,そろそろ今年の結果が出る?),旧帝大で残るは,九大と北大で,九大は,去年落ちて今年再申請したらしいですが,北大は,申請できなかったとのことです.

 そんなのどーでもええやんとも思うのですが,大学としてはそうも行かないのでしょう.でも,ちらちら漏れ聞こえてくるところによると,実際,九大の地盤沈下は相当なもののようで,ちょっと信じられないこととして,九大に受かっても,MARCH理科大(って何やねん)に落ちるのが日常茶飯事のようで,どうしてそんなことになっちゃったんでしょうね.

 私の頃は,九大とパラレルなのは早慶で,早慶に受かったら中には九大を蹴って早慶に行く学生もいるという感じだったので,今とは雲泥の差ですね.

 一つは,やっぱり,キャンパス移転はあるんじゃないですかね.そんなことで?と思う人もいるとは思うのですが,学生ってそういうもんですからね.でも,北大は,ずっと札幌のほぼど真ん中にあるので(札幌駅から歩いて行けるくらいだから,福岡で言えば,天神とか博多駅から徒歩圏にあるということで,よく考えたらすごいこと),あんまり関係ないのかな.

 対照的に躍進してるのが東北大ですかね.私の頃は,九大より下だったんですけどねー.やっぱり,「東京からの距離」ってことなんですかね.

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[学長への道]
(大学)

 これもとあるFBでの話なんですが,少し前ですが,「学長への道」という記事が載ってました.

 何となくですが,○○長の打診の話があった感じで,でも,その人にとっては,それは光栄なことなようで,頑張りますみたいな感じでした(学長になるには,○○長をやってからみたいな道筋がある).

 もう大分前ですが,こんな私にも○○長の話はあって,でももう断るのに必死だったわけで(なかなかあきらめてもらえなくてほんとに大変で疲弊した.この辺ですかね),こんな(どうしようもない)私からすると信じられないというか,ありがたい話で,そういう人がいるから,何とかなってるんだなと思った次第です.

 そういう意味では,政治家だって,(ほんとどうしようもないレベルですが)誰かがやらないといけないというか,やってもらえるだけでありがたいのかもしれませんね(皮肉?).

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[3連覇]
(バドミントン)

 インカレが終了し,個人戦では,佐川(智)が女子シングルス優勝,栗原が3位,大石長廻が女子ダブルス準優勝となりました.おめでとう!

 佐川(智)の優勝は,香山の連覇から数えると筑波大3連覇ということになります(去年はインカレ不開催).女子団体6連覇もそうですが,個人戦もこういう形で連覇して行けるんだなと思いました.

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 女子団体の勝ち上がりを見たんですが,結構,際どい試合もあって,染谷がS3で頑張ったのがよくわかります.そして,こういう際どい試合って,過去も何度もあったと思うんですよね(絶対的エースだった加藤柏原でもそうだった).

 これってどっちに転んでもおかしくなかった,運がよかったと思う人もいると思うんですが,実際は全然違ってて,要は,この一本で決まるというときに,どれだけ力を発揮できるかが真の力なわけで,そういうことをしっかり考えて普段から練習してるのかってことだと思います.

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(日記)

 腰痛ですが,日常生活には全く問題ないくらいには,すぐに(翌日には)回復したのですが,そこから停滞していて,運動というか体を動かすところまではなかなか戻らない感じです(右膝も痛いし).

 でも,もう年寄りなんだから日常生活に問題ないのならそれでOKというか,それが年寄りってことなんですかね.

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[「弾く曲がない状態」ではなくなった]
(ピアノ)

 メトネルのピアノソナタを聴き始めてから3か月が経ちました.もうとっくに飽きたかと思いきや,まだ聴いています(まだ全容を解明しきれてないくらい).つまり,もうゴドフスキーのジャワ組曲のように「再発見」というところまで来て,「弾く曲がない状態」ではなくなった気がします.

 具体的には,今は,Op.39-5(悲劇的)を弾いてますし,少なくとも,Op.22,Op.25の2,Op.30,Op.38の1,Op.53の2あたりはいつか弾けたらと思いますし,それ以外も(ゴドフスキーのジャワ組曲のように)どれもいい曲なので,全部(14曲)弾いてもいいくらいで,でも,どれも難曲かつ大曲で,一方では,過去に弾いた曲や近現代に限らず弾きたい曲もやって行くことにしたので,メトネルばかり弾くわけにも行かず,でも,逆に言えば,それはそれで,当分は(10年くらいは?)「行ける」気もします.

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[自分の中に表現したい音楽があるのか]
(ピアノ)

 ショパンコンクールは(またいつの間にか)ファイナルが終わってて,結果が出たんですね.反田さんが2位で小林さんが4位で,優勝はカナダのアジア系の人か.

 順位は相対評価ですし,出場者のメンツにも大きく依存するので(オリンピックのように若手のトップ選手が全て出場しているわけでもないので)コメントしづらいですが,少なくとも上位に来た人は,一定水準は満たしてるというか,ある意味,「充分」ってことなんでしょうが,そこから先は,何とも言えないわけで,でも,少なくとも何とか食べては行けるでしょうから,やっぱり,自分の中に表現したい音楽があるのかってことだと思いますけどね.

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10/22'21
[これから]
(ピアノ)

 一夜明けて,ショパンコンクール2位は,日本人として51年ぶりの快挙という報道が多いですね.いつも書いてることですが,日本人として云々というのは,ほんと辟易ですが,視聴率を獲るのが目的のメディアとしてはそういう報道になっちゃうんでしょうね(つまりは,メディアは,視聴率至上主義によって,本来あるべき報道とはかけ離れたことになっているということ).

 で,51年ぶりというのは,1970年の内田光子さんのことですね.1970年というのは,ギャリック・オールソン(バークレーにいたとき,サンフランシスコで聴いた.アンコールで弾いたウェーバーのピアノソナタ1番の終楽章が印象的.要はめっちゃ上手かったってこと)が優勝した時ですが,そのときのことは,2位の内田さんのことも含めて,ほとんど(全く)憶えてません.でも,彼女についても何度か書いてきましたが,(こういう言い方は好きではないですが)実質的には,日本を代表するピアニストと言っていいでしょう(でも,彼女はもう「日本人」じゃないけど(イギリス国籍)).ググるとN村紘子とかT井伸行とかFジコヘミングとかK塚信也とかいう名前が出てきますが,少なくとも彼らとは全く別次元のちゃんとしたピアニストです.

 私個人としては,いつかの段階で内田光子というピアニストの演奏を聴くようになり,その時,そう言えば,ショパンコンクールで2位になったっけなくらいの感覚なんだと思います.

 つまりは,ショパンコンクールで2位になろうが優勝しようが,それ自体は別にどうということはないわけで,敢えて言えば,ある程度,名が売れて集客が見込めるので,それで食べて行けるようになって,そこで生活費をまかないながら,自分がやりたい音楽をやるという真にやりたいことができるということで,要は「これから」ということです.

 そう,つまり,一番重要なことは,自分がやりたい音楽をやるというか,自分が表現したい音楽があるのかということなんですが,○ホな客集めて万人受けする曲や演奏をして金儲けしたい人もいるでしょうから,まあ人それぞれってことですかね.

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 1970年当時のことを憶えてないってことですが,まだ小学生だったので,単に知らなかった,つまりは,リアルタイムでショパンコンクールを見てたのは,1975年のジメルマン(今はツィマーマンと呼ばれてる)の優勝のときが最初ってことですかね.

 実際,1960年優勝のポリーニ,1965年優勝のアルゲリッチを知ったのも,音楽を聴くようになったというか,吉田秀和が書いた「世界のピアニスト」を読んだときでしょうから,小学生から中学生くらい,つまり,1970〜75年あたりだと思いますしね.

 逆に言えば,彼らの演奏を聴くようになったとき,彼らは(これからが期待される若手の)「世界のピアニスト」だったわけですが,それは,ショパンコンクールで優勝したからではなく,そこから10年以上経った段階で,ということなわけです.

 ちなみに,吉田秀和の「世界のピアニスト」ですが,今でも売ってるみたいですね.でも,表紙とかは全然違って,当時は(どこかで書いた気もしますが),「世界のピアニスト」の写真がぎっしり載っていて(白黒写真の中に黄色の背景でタイトルが書いてあったと思う),その中でも若手の注目ピアニストということで,ポリーニとアルゲリッチがクローズアップされました.

 今はもってないので,どこかで捨てたのかもしれませんが(でも,自分の人生の中でかなり重要な本だと思うんですが),中身は,吉田秀和がいろんなところに書いた記事を集めたものなので,吉田秀和全集の中のどこかにあるんだと思います(なので捨てたのかもしんない).

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 当時の「世界のピアニスト」の表紙ですが,ググったらありました.なつかしー(笑).

 

 こうして見ると,すごいメンツですね.それに比べて今は...ていうか,今,こういう本を書くとして10人選ぶとすると誰になる? そんなに選べる?

 これは表表紙で,裏表紙にも同じくらいの数の写真が載ってたと思います(この本では,この10人も含めて29人が取り上げられていた).

 ポリーニとアルゲリッチは,そこには載ってなくて,確か,表紙をめくって最初のところに1ページ全面を使って,二人の写真が載ってたと思います.

 あれ? 1976年発行と書いてありますね.ということは,小中ではなく,中高あたりですかね.何となく中学の授業中に読んでた(笑)記憶があるんですけどね.

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(ピアノ)

 「弾く曲がない状態」ではなくなったのはそうですが,メトネルのピアノソナタをゴドフスキーのジャワ組曲のように何年にも渡って(ジャワ組曲は3年だった)弾いて行くかどうかはわからないですね.

 これまでのようにとにかく「新曲」を演奏会で弾いて弾きっぱなしにすることはしないことにしたわけで,これまで弾いた曲や近現代以外も含めた全体を考えてということなので,具体的には,ここであげた曲(に春祭ソロも加わった)よりメトネルの悲劇的以外のピアノソナタが優先度として先に来るのかということになるわけで,そう考えるとバランス的にもなさそうな気もしてくるのですが,ジャワ組曲を弾いたときのように,(なぜか)それ以外の曲を弾く気にならないのなら否応なしということもあるかもしれません.

 でも,今は悲劇的を弾いていますし,1回30分ずつという牛の歩みで,演奏会で出すとしても1年以上先(あるいは,次回シューベルトをやるのなら,更にその先)なので,何年も先で,その時に,メトネルの悲劇的以外のピアノソナタを弾く気になるかどうかは甚だ怪しい気もします.

 でも,その曲しか弾く気にならないのなら否応なしで,「その時」相対的に一番弾く気にならなくはない曲を弾くということでいいと思いますが,これまでと違うのは,演奏会で弾いたらそれで終わりでないので,そういう条件も勘案するということですね.

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(野球)

 阪神とヤクルトの優勝争いですが,厳しい状況には変わりなくて,最後の直接対決で引き分けた時は終わったと思いましたが,ヤクルトが最近今一で,ヤクルトが負けて阪神が勝ってということもあって差が縮まってきました.でも,現状0.5ゲーム差ということなんですが,引分の数が全然違うので,実質的にはもっと差があります(でも,メディアはそういうことは一切言わない).

 10/10のときは,2ゲーム差だけど,実質,2.99ゲーム差ということだったんですが,試合数を消化して,状況が変わったかもしれないので,再度,チェックしておきます.

 以下が現在の状況です.

 

 それで,10/10時点と同様の計算をすると以下のようになります.

 

 これを見ると-1ゲーム差でぎりぎりひっくり返るので,実質1.49ゲーム差ということになりますね.10/10時点では,2ゲーム差のところ,実質2.99ゲーム差で,その差が0.99だったのですが,今は,0.5ゲーム差のところ,実質1.49ゲーム差ということなので,その差0.99は変わらないということになります.

 ただ,残り試合は,ヤクルトの方が2試合多いので,そこを1勝1敗とすると,ゲーム差そのままで残りがともに3試合となって,実質1.49ゲーム差のところ,2勝1敗と1勝2敗では,1ゲームしか縮まらないので,ヤクルトが1勝2敗でも阪神は3連勝か2勝1引分するしかないことになります.

 わかりやすくするため,ヤクルトは阪神より残り試合が2試合多いのですが,それを連敗したとしても-0.5ゲーム差でヤクルトが上に来るので(↑の一番下),ここからともに3試合で阪神はヤクルトより成績で上回らないといけない(同じではだめ),つまりは,ヤクルトは残り5試合で2試合阪神より余計に負けられるということで,阪神が3連勝しても5試合中3試合勝てば優勝というのがM3ということです.

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[自分のため]
(世の中)

 ワクチン接種ですが,社会のために,感染を広げないように接種しましょうという雰囲気が気になります(そういうCMも流れている).いやいや,ワクチンを接種するのは,社会のために,感染を広げないように,ではなく「自分のため」ですよ.なぜなら,ワクチンは,接種することで抗体を作って感染した場合の重症化を防ぐもので,感染を防ぐものではないからです.

 むしろ,ワクチンを接種したからといって,感染対策を怠ると感染はどんどん広がりますし,実際,接種が進んでいる欧米ではそうなっています(でも,重症者は減っているので,医療施設の圧迫は防げるという効果はあるが,それならそう言うべき).

 じゃあ,どうして,自分の身を守るため,ではなく,社会のために,感染を広げないように接種しましょうというのでしょうか? これって立派な同調圧力じゃないですか?

 つまりは,ろくに感染対策(自分のためにも人に感染させないためにも)をしない上にワクチンも接種しない奴らがいるってことですよね.でも,そんな奴らに,社会のために,感染を広げないようにとか言ってもだめなのでは?

 いずれにしても,感染を広げないためには,ワクチン接種なんかより,しっかり対策をすることです.そして,そういうことをちゃんとやってる人間にワクチン接種を強要するようなことは(そういう雰囲気を作ることも)やめてください.

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 いや,何か変ですね.ろくに感染対策をしない上にワクチンも接種しない奴らにワクチンを接種しろと言ってもだめなわけで,じゃあ,どういう人にワクチンを接種しろと言ってるかというと,ちゃんと感染対策してる人に対してで,じゃあ,どうしてそういう人にワクチン接種させたいかというと,活動させて余計な金を使わせて経済を回したいからなわけです.

 全く以てひどい話です.

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10/23'21
[何か変]
(日記)

 仕事はちょこちょこめんどくさいことはあるんですが,なんでこんなことやらなあかんねんということはないし,死ぬほど忙しいということもないし,仕事も含めて,日常生活も,「一人,時々,みんな」で内的熟達的に快適に過ごせてるし,世の中の動きは,ほんとにひどいと思いますが,ほとんど関係なく距離をとって過ごせていて,何の問題もないんですが,何か変ですね.

 これでいいのに,これでいいのかという変な(余計な?)本能が心の平穏を乱すというか,全く以て余計なことすんなって感じですが,まだまだ精神修養が足りないというか,そう思ってやって行けばいいってことですかね.

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[もう一つの]
(野球)

 ヤクルトが負けて阪神が引き分けたため,ゲーム差なしになったんですが,実質はまだ0.99ゲーム差ヤクルトがリードしています.つまり,ここから更に阪神が勝ってヤクルトが負けるとようやく阪神がぎりぎり上に来るわけです.

 残り試合は阪神が2,ヤクルトが4ですから,阪神が0.99ゲーム差をひっくり返して上に来るには,ここから阪神2勝0敗に対してヤクルト2勝2敗,阪神1勝1敗だと,ヤクルト1勝3敗ということになります.

 そして,もう一つの○○争いというのもあって,それは,パリーグの最下位争いです.中田を放出して元気になった日ハムが強くなって(そして,中田を受け入れたジャイアンツが大失速して),ライオンズに肉薄してきた(一時は逆転した)んですが,こちらは,現在0.5ゲーム差ですが,引き分けは日ハムが多いので,その点は,ライオンズが有利です.

 勝利5割を超えると引き分けが多い方が有利ですが,5割以下だと引き分けが少ない方が有利です.でも,残り試合は,ライオンズ1,日ハム4と日ハムが多いですし,ここのところは勝ち越してますから,ちょっと厳しいかもしれません.

 優勝争いの方は,オリックスが首位なんですが,残り試合がオリックスが1,ロッテが5で,ロッテにマジック4が付いています.つまりは,次の試合,オリックスが勝っても,ロッテは,4勝1敗なら優勝ですが,3勝2敗では届かないことになります.

 あ,日ハムの残り4試合は,ライオンズとの直接対決が1で,ロッテ戦が3なんですね.てことは...オリックス優勝とライオンズ最下位とどっちを選ぶ(笑)?

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[政治の問題]
(政治)

 選挙に行きましょうとさかんに言ってるのですが,もちろん,政治に関心がない人向けなんでしょうが,政治に関心があっても,投票する先がないという悲惨な状況です.

 でも,そもそも,政治に関心がないってどういうことでしょうね? 現状に満足してるってことじゃないですかね? だって,暮らして行けないような状態なら現状を変えたいと思いますからね.でも,現状を変えたいと思っても,その受け皿がないわけで,結局,今もひどいけど,それより悪くなるのは避けたいということで,現状維持というか,政治に無関心ということになるわけで(実際,投票率が下がれば与党に有利になる),国民の問題というよりは,政治の問題なわけです.

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10/24'21

 つまりは,現状ほんとに困ってる人はそんなにいない,いるとしても少数で,そういう少数の人が投票しても何も変わらないわけで,政治に関心がなくなるのは当然の成り行きということになります.

 もちろん,現状,何の問題もないわけじゃないし,むしろ,ひどい世の中だと思いますが,もっとよくするということを「実現性」を含めて提示しているところがない,野党は消費税を減税するとか言ってるけど財源はどうすんだということで,そんな簡単な話じゃないことはみんなわかってるわけです.

 つまりは,今の政治に不満はあるけど,野党になるより100倍ましで,でもJ民党に入れるのも癪だしということで選挙に行かないということになるんだと思います.

 でも,敢えて言えば,J民党に大勝ちさせていいのか,A倍政権みたいなやりたい放題になっていいのかということはあるわけで,そうすると,与党が勝つとしても勝たせ方はあるわけで,J民だけで単独過半数はまずい,今より議席数は減らさせないとまずいと思うのなら,野党に政権を任せられはしないけど,投票するという考え方もあるでしょう(あくまで一般論で,野党に投票しましょうと言ってるわけではありません).

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[聴く曲の「レパートリー」]
(ピアノ, 音楽)

 メトネルのピアノソナタを聴き始めて3か月経って,まだ聴いてるってことですが,もちろん,そんなに毎日何時間も聴いてるわけじゃない(せいぜい昼ご飯を食べるときに時々何となく聴いてるくらい)ってことはありますが,やっぱり,ただ聴くだけだと,その曲の全貌というか曲の構成とか各箇所の音の作りとか隅々まではなかなか把握しきれないところはあるわけです.

 そういう意味では,譜面を見るのはやはり重要で,実際,メトネルのピアノソナタを最初に聴いたのはもう20年以上前(あるいはもっと前,大学時代には既に聴いてたかもしんない)だと思いますが,そのときは,譜面を見てなかったので,その魅力に気づかなかったのかもしれませんし,それは,ゴドフスキーのジャワ組曲の場合もそうでした.

 一番いいのは,やっぱり「弾く」ことですね.実際,悲劇的は今弾いてますが,弾いて初めて,なるほどここがこうなってるからこう聴こえるのかということがあるわけです.でも,弾くのはちょー大変だし,メトネルの14曲のピアノソナタをこれから弾くとすると,他の曲もあるので1回30分くらいだと(毎日は弾かないので1日30分ではなく1回30分),それこそ10年くらいかかっちゃうんじゃないですかね(でも,それはそれで悪くないかも).

 じゃあ,どうしたらいいかですが,やっぱり,譜面を見ながら何度も聴くことでしょう.譜面付きの動画は便利ですが,今弾かれている部分しか見えないので,全体の構成がわかりづらいということはあります.つまり,全体の譜面を入手して,ちゃんとアナリーゼをして何度も聴くということですね.それでも結構な時間がかかると思いますが,時間がかかるということは,「やることがある」とも言えるわけで,それはそれで悪くない気がします.

 つまりは,そうやって,これはと思った曲を絞り込んで何度も徹底的に「聴いて」(単に「聴く」のではなく,それこそ実際に弾くイメージ),弾く曲と同様に聴く曲の「レパートリー」を作って行くという考え方もあるかもしれません.そして,そういう「レパートリー」の中から,実際に弾くレパートリーが生まれてくるということでしょうか.

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 こういう動画がありました↓(ただし,この曲の演奏は,やっぱり,ギレリスのものがすごい).

 作曲と言っても,構成(ここではソナタ形式)とテーマと動機をどう組み合わせて作るかということがわかりますね.

 でも,ちゃんと聴くと,なんだ,ここはこうなってるだけかみたいなところもあるわけですが,そういうところも含めて全貌を把握ということでしょうか.

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 あとは,「聴く」わけですから,ピアノ曲だけではなく,オケ曲にも「使える」ことになります.つまり,「レパートリー」が格段に広がるわけですね.

 思い返すと,私がオケ曲を一番聴いていたのは高校時代だと思いますが,いいと思った曲は,フルスコアを買ってきて見ながら聴いてました.

 同じ曲を何度も聴いて飽きないのか?と言う人もいるかもしれませんが,もちろん,好き嫌いもありますが,同じ曲を何度聴いても,聴くたびに新しい発見があるというのが優れた作品なわけで,逆に言えば,そういう曲を「レパートリー」にするということで,それは,弾く「レパートリー」も同じです.

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 思ったのは,ベートーヴェンの32のピアノソナタです.これを聴いていたのは,小中の頃ですが,ほぼほぼ全曲を「把握」しています.当時,譜面を見ながら繰り返し聴いていたということはありますが,一体いつ勉強してた(笑)?というか,若い時の記憶力は全然違うというか,メトネルの音作りが遥かに複雑とかいろんな要因はあるとは思うのですが,「今まで弾いた曲をぐるぐる」じゃないですが,(中一のときの予言通り?)いつかベートーヴェンの32のピアノソナタに「戻る」ようなことがあるのかもしれません(ないのかもしれません).

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 メトネルのピアノソナタですが,やっぱり,ちょっと不思議ですね.というのは,彼のピアノソナタ以外の曲もいろいろ聴いてみたんですが,そんなに魅力は感じませんでした(20年以上前,あるいは,大学時代もそんな感じ).傑作とされているピアノコンチェルトの1番とか2番もそうですね(まあ,好みの問題は大きいと思うが).

 彼の音楽の特徴としては,急速に音楽がデフォルメする方向に変化して行った時代において,古典,ロマンから続くやり方を踏襲しながらも,その枠組みの中で音楽を更に発展させるというか,練りに練ってより精緻化して行ったという感じで,ある意味,その時点での一つの到達点とすら思えるほどです.

 同時代には,スクリャービン,ラフマニノフ,ラヴェル,バルトーク,ストラヴィンスキーとかフランス六人組とかがいるんですが,ラフマニノフ以外は,いわゆる近現代の道を行くわけで,そういう意味では,ラフマニノフと比べられることが多いのはわかるのですが,(既に書きましたが)私は全然違うと思っていて,ラフマニノフは,古典,ロマンの延長上というよりは,そういうやり方で,彼独特の(泥臭いとかポピュラーな)音楽を作ったという感じですからね.

 でも,メトネルの全ての作品にそういうこと(古典,ロマンから続くやり方を踏襲しながらも,その枠組みの中で音楽を更に発展させるというか,練りに練ってより精緻化して行った)を感じるわけではなくて,ピアノソナタの多くにそういうことを感じるということなんですが,それ以外はそうでもないとすると,「よくわからない」ということになります.

 個人的には,弾く気になる曲があれば,それでいいんですが,ひょっとしたら(20年前のように)「まだ気づいていない」だけかもしれないわけで,そういう意味では,いろいろ聴いていくとか,開拓して行くとかだけではなく,より深く聴いていくことが必要ということかもしれません.

 でも,「ちゃんと」聴くのなら,それはそれでかなりの時間と労力がかかるわけで,でも,やることがあるというのは,悪くないということですが,今はまだそんなに時間はとれないですかね.

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[今日の結果]
(野球)

 今日の結果ですが,セリーグは,阪神,ヤクルトともに勝って,0.99ゲーム差は変わらず,阪神は残り1試合で,これに勝っても,ヤクルトは残り3試合で2勝すれば優勝(M2)となりました.次の試合は,どちらも明後日(10/26)です.

 パリーグは,ロッテが日ハムに勝ち,こちらもオリックスは,残り1試合で,これに勝っても,残り試合4のロッテは,3勝すれば優勝です.そして,試合はいずれも明日(10/25)です.

 ライオンズと日ハムの最下位争いは,ライオンズが残り1試合,日ハムが3試合で,現状,1ゲーム差ですが,引き分けがライオンズが少ないので(勝率5割以下なので),実質1.01ゲーム差なので,ライオンズが勝てば,日ハムが3連勝しても届かず(ライオンズが負けても,日ハム2勝1敗でも届かず),マジック1です(笑).

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[その日その日をしっかり生きる]

 PロフェッショナルとかJ熱大陸とか,一応見てはいるんですが,得るものはないし,見てもあまり意味ないんですが,よく出てくることの中に「その日その日をしっかり生きる」というようなことがあります.うーん,どうですか?

 例えば,何かを成し遂げようとするのなら,今日はやりたくないなと思ってもやらないといけない,いや,仕事なら何かを成し遂げようとしようがしまいがやらないといけない.大学に受かるために頑張って受験勉強しないといけないし,スポーツなら,試合に勝とうと思えば,人より練習しないといけないし,ピアノも1日何時間も練習しないといけない.

 でも,私自身を振り返ってみると,若い頃は,そういう意識もあったような気もしますが,実際のところは,全く「その日その日をしっかり生きる」というようにはできませんでした.そして,いつしか,そんな意識すらなくなってしまったと思います.

 やりたいときだけやりたいことをやるという,まさに自堕落な人生を送ってきたわけですが,こんなんでほんとよくここまでやって来られたもんだなと思います.でも,振り返ってみると,そこそこ結果も出ていて,こんなんでいいんかなというか,こんなうまい話あるんかとも思いますが(でも,もっとちゃんとやれば,もっと圧倒的な結果が出たような気もしますが,それができないのがまさに私なので,まさに身の丈ってことですかね),「うまい話はない」わけで,じゃあ,どうしてこうなった?ということなんですが,単に運がよかったということはあるでしょうが,考えられるのは,〇〇(何度も書いたと思うのでもう書かない)ということですかね.

 でも,これまでのことはもうどうでもよくて,問題はこれからで,でも,これまでこれで何とかなったのなら,それで続けて行けば,これからも何とかなるってことなんですかね? というか,そういうやり方は変えられないので,そうするしかないんですが.

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[たちが悪い]
(世の中)

 音楽とか美術とかの芸術やスポーツで金儲けをしようとする人がいます.そういう人が声を揃えて言うのは,裾野を広げたいとか,みんなを元気にするとかして世の中の役に立ちたいということです.そして,うまく行って売れると,自分の価値が高いと勘違いして,売れなくなったり,批判されたりすると,世の中がおかしいとか言います.確信犯的ならまだしも本気でそう思ってる人は,ある意味,たちが悪い.学術は,そこまでひどくはないですが,世の中の役に立つと言う人はいるし,この人,一体何のために研究してるのかなということもあります.

 学術にしても芸術にしてもスポーツにしても,決して世の中の役に立つものではないし,世の中の役に立つという価値基準では絶対に大したことはできません(つまり,売れるものは大したことないもの).もし幸いにも金儲けまで行かなくても,それで何とか飯が食えているのなら,世の中の役に立たないことで飯を食わせてもらってこんなにありがたい話はないわけなので,ゆめゆめ勘違いしてはいけません.

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[仮説?を確かめたい]
(ピアノ)

 ピアノなんですが,音楽的なことは置いておいて,弾けるようになるということは,決められた順番に指を置いていけばいいわけなので,それを憶えて再現すればいいだけの話で,それができずにミスタッチしてしまうのは,(指が動くのなら)単に練習量が足りないだけと書きました.

 喩えて言えば,理想的に足を置いていけば,100mを10秒で走れるとしても,足を置いていく場所に正確に足を置いていけなければ,100mを10秒では走れないということでしょうか.

 私の場合,指は動くわけで,具体的に言えば,ショパンのエチュードなら25の6以外なら「弾ける」でしょう.でも,テンポで「弾け」てもミスタッチはなくならない.つまり,実際には,弾けないわけです.

 じゃあ,練習すれば,弾けるようになるのかってことですが,それには練習が必要.でも,そんなに練習できるわけでもない.でも,この仮説?を確かめたいというか,そういうことがモチベーションにはならないですかね?

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10/25'21
[違う楽器]
(ピアノ)

 最近,ピアノ(というかメトネル?)に関する記事が多いんですが,気になる動画があって,以下のものです.曲は,メトネルのOp.53の1のピアノソナタ(ロマンティカ)の第2楽章のスケルツォです.どう思いますか?

 上手いんですが,なんか「弾いてる感じ」があまりしませんよね.おそらく,電子ピアノ(音はフルコンのサンプリング)のような気がします.そうすると,まさに「ただ押さえれば」音が出るわけで,そういうことを最大限利用して,省力化?して弾いてる感じです(このレベルの難曲を電子ピアノでここまで弾いた動画はなかなかない).

 ちなみに,普通?のピアノで弾くと,こんな感じです↓.

 もちろん,全然違うわけで,実際のピアノで上の動画のように弾いたのでは,絶対にこういう音は出ません.要は,何が言いたいかというか,電子ピアノは「違う楽器」ということです.でも,上の演奏を聴けばわかるように,これはこれで一つの演奏で,これに特化して技術を磨くというやり方もあるのかもとは考えました.

 そうすると,どうなるかと言うと,何より大きいのは,いつも「自分専用」の楽器で弾くことができるということです.電子ピアノの中には,持ち運べるものもありますからね.もちろん,実際のピアノの方が弾きやすいし,タッチを変えていろんな音を出すことができますが,そこまでの技術があんのか?ということもありますし,会場によってピアノが違うことで,いつもと違う弾き方をしないといけないことは,ピアニストの大きな悩みではあります.そして,上の動画を見て思ったのは,弾きやすさも慣れれば電子ピアノの方が弾きやすいのかもしれないということです.

 そして,家に防音室付きのグランドピアノを置く必要がなくなります.持ち運びできるくらいですからね.それこそ,ワンルームは極端でも,1LDKでも行けるんじゃないですかね.24時間,夜中に弾くこともできます.

 でも,そうすると,例えば,演奏会で弾くとすると,グランドピアノが置いてあるのに,わざわざ自分の電子ピアノを設置して弾く(笑)みたいなことになるんですかね.それはちょっとあり得ない感じですが,思ったのは,普段,電子ピアノで練習していて,演奏会では,実際のピアノを弾くとして,もちろん,弾き方は変えないといけないのですが,それは,普段,自分のグランドピアノで弾いていてもそうで,どのみち同じこととは言いませんが,少なくとも,どういうことになるのかとは思います.

 もっと言えば,普段,電子ピアノで練習することで,余計な力を使わずに弾けて,それが技術的に何らかのメリットをもたらすことがあるということはないのか,ということでしょうか.

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 でも,これって考えてみたら,大学時代からバークレーから帰ってきて防音室+グランドピアノをゲットする前の時期(20代から30代半ばまで)の状態です.大学時代は,家に電気ピアノ(電子ピアノではなく,打弦して音を増幅するもの)があって,時々,東大ピアノの会の会室のピアノや貸ピアノ屋や武蔵野音大や芸大に行って弾く,卒業してからは,ピアノはそんなに弾かなくなりましたが,グランドピアノが置いてある近くの後楽園のスタジオに時々行ってました.

 その時,考えていたことは,家にグランドピアノがあるのが理想だけど,そうも行かないので,仕方なくそうしていて,バークレーから帰ってきて,ようやく理想の状態になったということですが,それから劇的に何かが変わったかというとあんまりそういう感じはしません.

 つまりは,何らかの思い込みみたいなものもあるような気もするんですね.もちろん,普通に考えれば,本番(演奏会)で弾くピアノに近いピアノで弾いた方がいいということなんでしょうが,それが落とし穴というか,バドミントンだって,羽を打ってるだけでは,絶対に強くならないですからね.

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 何度か書いたと思いますが,私の中のプライオリティは,もはや人前で弾いたり,ピアノが上手くなることではなく,普段の日常の練習が楽しいというか,効力感をもって取り組める,とにかく弾く気になるということです.そして,普段弾くピアノがグランドピアノから電子ピアノに変わることで,そういうことに変化があればとも思うわけです.

 一つは,いつでも弾けるってことですが,これは一長一短かもしれません.今は弾ける時間が限られるのですが,だから弾けるときは弾いておこう,というところもありますからね.

 ただ,もう大分前から書いてますが,「ピアノを弾くのがしんどい」という感覚はずっとあって,特にバーンバーンという激しい曲がしんどいです.でも,電子ピアノなら,「そっと指を置いても」というのは極端としても,そんなに力を入れなくてもそこそこの音は出るわけで,それは,一番上の動画を見てそう感じました.

 電子ピアノでしか練習しなければ,「ピアノが上手くなる」ことはないとしても,「電子ピアノの中で」上手くなることはできるわけで,そして,人前で弾くことを前提とせず,自分の中で楽しんで行けばいいのなら,それもありなのかもしれません(そして,そういうことが「逆」裏目に出て,事態が好転するというか,そういうこともあるかもしれませんし,そういうことは,これまで何度も経験してきました).

 そして,「いつでも引っ越しできる状態」というか,身軽になって,防音室+グランドピアノを入れる必要がないとなると,住むところの選択肢も格段に広がりますし,もう風呂敷を広げる人生から畳んでいく人生へ的にも流れに沿ってる感じはします.

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[今日の結果]
(野球)

 今日の結果(笑)ですが,(今日はM田と飲んだので,帰ってきてから確認した.話ができる人と話してるとやっぱり楽しくて,油断してたら終電で危なかった),オリックスが山本で勝って,ロッテが負けて,オリックスは全日程終了,ロッテは,残り3試合で3連勝するしかなくなりました.今日も負けてるし,かなり厳しいと思いますが,どうでしょうか.いずれにしても,オリックスは,やるだけやったわけで,果報は寝て待てじゃないですが,これはこれでいいんじゃないですかね.

 それで,山本に投げ負けた楽天の田中マー君ですが,今シーズンは,4勝9敗という結果になりました.当初はMLBを蹴って日本球界に復帰という報道でしたが,実際は,かけ離れていたというか,ある意味,日本に帰ってきて「正解」だった(日本野球でこのくらいの成績をあげるのがやっとというレベルだった)ということですね.

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10/26'21
(野球)

 セリーグは,阪神が負けてヤクルトが勝って,あっさり,ヤクルト優勝となりました.シーズン前半の独走を考えると,大失速のA級戦犯がいるってことなんでしょうが,CSもありますからまだまだ野球は続きます.でも,オリックスにしてみれば,阪神が優勝したら全部そっちに持っていかれるから,どこかほっとしてる?

 でも,阪神とオリックスがシリーズやったら関西ローカル過ぎて逆に盛り上がらない? だったら,オリックスとヤクルトの方がまだ盛り上がる?(まだ,ロッテの可能性もあるが)

 パリーグの最下位争いは,ライオンズが直接対決に負けてゲーム差なしになったんですが,引き分けが少ない分,まだライオンズが上です.日ハムは残り2試合なので,2連勝するか1勝1分するしかありません.そして,その相手は,優勝には3連勝するしかないロッテです.

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10/27'21
[金の使い道]
(世の中)

 先日,M田には話したんですが(このサイトに書いたと思ったけど書いてなかったみたい),日本や世界の大金持ちってみんなこぞって宇宙に行こうとしますよね.どうしてだと思いますか? 少年のような心を持ち続けてるから? んなわけねーじゃん.

 金の使い道がないんですよ.現時点では,おそらく宇宙に行くことが一番短い時間で多くの金を使うことができますからね.金の使い道がないのに金儲けに一生懸命って○ホやんという感じですが,まさにその通りで,彼らも金が欲しくて金儲けをしてるわけじゃないんでしょう.でも,それがほんとに厄介ですし,私からすれば,人生の貴重な時間を何に費やしてるんだと思いますけどね.まあこれも素養の問題ですかね.

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 でも,金儲けは簡単とは言いませんが,そんなに難しいことではなくて,それは,ほんとに能力が高い人は金儲けになんか興味がないので,あるレベル以下の人間の中での競争になるからですし,能力というよりは,どれだけ人がやりたがらないめんどくさいことをするかという側面が大きいですからね.

 でも,金儲けより遥かに難しいのが,何に金を使うかです.大金持ちの金の使い道が悲惨なのは,あるレベル以下の人間なのでしょうがない気はしますが,じゃあ,ほんとに能力が高い人だったら,どういう金の使い方をするかってことなんですが,そういう人は,お金持ちではないわけです.

 でも,すぐに気づくことは,能力は高くない金持ちが能力が高い人に資金援助をすればいいわけですよね.これがいわゆるパトロンで,昔はこれで何とか回っていたと思うのですが,これも結構難しいというか,高い能力をもってるかどうかを見抜かないといけないわけですからね.

 今はどうなんでしょうか? 投資というのがそうでしょ?というのは,全然違っていて,投資というのは,金儲けがしたいある一定レベル以下の人間が目論見通り儲けられるかどうかを判断するもの(でも,百発百中である必要はなくて,むしろ,だめ元で一か八か的なものを入れながら全体をリスクマネージメントすることが重要)ですからね.

 でも,これもかなり難しいわけで,意外に思う人もいるかもしれませんが,直接金儲けするより遥かに難しいと思います.でも,逆に言えば,直接金儲けするより遥かに儲かるという側面もあるわけで,でも,その分,リスクもあって,これが資本主義経済を危うくしてるとも言えるわけです.

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 金の使い道については,何度か書いたと思いますが,私は金持ちではありませんが,必要以上のお金は要らないと何度も書いているということは,それ以上のお金の使い道がないということになります.今の仕事(研究)を続けて行くために研究所を作るということも一瞬考えたこともありましたが,めんどくさい方が先に立ちます(一人でしこしこやって行く方が楽だし,「研究グループ」の方が現実的).

 あとは,がんの特効薬が数千万というニュースが流れた時は,そういう使い道もあるかもなとは思いました.長生きしたいとはそんなに思いませんが,痛いのや苦しいのは嫌ですからね.

 でも,この話が進むと,DNAを操作してテロメアの回数券をリセットするとか,若返りというか,見かけはともかく,やる気やエネルギーげ満ちている状態になれるとかいうこともあながち非現実的でもない気もしてきます.でも,数十年オーダーでは無理だと思いますし,やる気やエネルギーげ満ちていた若い頃に戻りたいかと言われると意外とびみょーな気もするんですよね.

 ただ言えるのは,今は金の使い道がないかもしれないけど,将来的にどういう「金の使い道」が出現するかわからないということです.つまりは,目先の宇宙旅行とかに散財してる場合じゃないってことですね.あとは,これもどこかで書きましたが,金は金を生むので原資は減らしてはいけないということもありますかね.

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(野球)

 今日,ロッテが負けて,(こちらもあっさり)オリックスの優勝が決まりました.こうしてみると,阪神といいロッテといい,追う方のこらえ性がないのか,ここまで食らいついたと言えるのか,よくわからないですが,昔のいい思い出じゃないですが,ライオンズと近鉄(正真正銘のバファローズ)が優勝争いをしていたときは,どちらも全然負けずにすごかったですけどね.

 CSはどうなるかはわかりませんが,筋的に言えば,優勝チームが日本シリーズに出るべきで,だとすると,ヤクルト対オリックスですかー(びみょー(笑)).阪神に頑張って欲しいとは思いますが,阪神対オリックスの関西シリーズってどうなん? いずれにしても,ジャイアンツには出て欲しくないですね.なので,とにかく1stステージ阪神頑張れ!

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10/28'21
[演奏会で弾くことを第一義としない理由]
(ピアノ)

 メトネルのピアノソナタ(の少なくとも半分くらい)を弾くのかですが,ここであげた曲群と比較してどうかってことだと,少なくとも今はバランス的にどうこう言う前に,単純にメトネルを弾きたい気分です(1年後はわからないが).そもそも,人前で弾くことを第一義としないわけですから,古典からロマン,印象派,近現代とバランスよくレパートリーをもつ必要もないし,とにかく(やる気なしなので)全体の99%を占める普段の練習で弾く気になることが最優先です.

 そういう意味では,今は悲劇的を弾いてるわけですから,それで全然問題ないわけで,問題は,悲劇的が「終わったとき」でしょう.終わり方はいくつかあって,一つは,なかなか弾けるようにならず,かつ,この曲を弾くのに飽きて途中で放り出す場合(これが一番多い),もう一つが何とか人前に出せるようになって(あるいは出せるレベルまで行ってなくても),演奏会で弾いて,それ以降弾かなくなることです.

 前者はよくあるというか,まあわかるんですが,問題は後者です.これがよくわかりません.何とか演奏会で弾いたのはいいものの,演奏会が終わった途端に折角練習してある程度弾けるようになったのに,それ以降,全く弾かなくなることがほとんどです.

 これを裏返して考えると,演奏会で弾くために練習してた(というか,練習というのには程遠くて,ただ通しで弾いてただけ)ということになり,それでは,演奏会で弾くという目的を達成した途端に練習しなく(弾かなく)なるわけで,これに大いなる疑問を持ち始めたということでしょうか.

 論理的に考えれば,演奏会で弾くために練習するのでなければ,演奏会で弾くことでその曲を弾くことをやめることはなくなるわけですし,実情としては,「弾ける」には程遠い状況で,演奏会に出しているわけですから,そこで弾くのをやめてしまえば,それ以上は弾けるようにはならない一方,演奏会に出さずに弾き続ければ,もっと弾けるようになるかもしれないわけで,演奏会で弾くことを第一義としないというのは,(私の場合,いつまでに弾けるようにならないとというのがだめというか,普段を気分よく過ごしたいというのもありますが)そういうこともあるわけです.

 問題は,演奏会で弾かなくても,「なかなか弾けるようにならず,かつ,この曲を弾くのに飽きて途中で放り出す場合」ですが,今の私の最優先事項は,1%の演奏会ではなく,99%の普段で何とか弾くことなので,弾いてる曲が弾く気がなくなったらそれはそれで仕方なくて,他に弾く気になる曲があれば,そっちに移行すればいい,そんなことでは,ものになる曲なんかないというのはその通りですが,弾きたくないのに頑張って弾くことはしないというか,そうすると全くピアノを弾かなくなってしまうので,それは避ける,何でもいいから,とにかく弾くことを最優先と考えるということです.

 とは言え,既に弾いた曲や途中で放り出した曲をリスト化して並べておいて,その中に何とか弾く気になる曲があれば,ぐるぐる時々弾いて行けば,ほんの少しずつでも弾けるようになって行っていつの間にか,ということがあるかも(ないかも)ということでしょうか.

 ということで,ぐだぐだ書いてますが,要は,とにかく弾くになれば弾く,弾きにならなければ弾かないということで,それは,メトネルのピアノソナタも然りということで,結局,「やりたいときにやりたいことをやる」で行くし(それしか私にはできないし),それでどこまで行けるかということでしょうか(何ともお気楽な話ですが,ピアノに限らず,これで今まで何とかここまでやって来たし,これからも然りということ).

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[物価(賃金)と借金]
(経済)

 国や世の中は,デフレを脱却して物価や賃金を上げるのに躍起ですが,何度も書いてますが,インフレになって物価が上がれば,賃金が上がっても±0なわけで,暮らし向きがよくなるわけではない,逆に,給料が上がらなくても物価も上がらなければ同じことだし,デフレなら暮らし向き的には,なおよしなわけです.

 でも,誰かが「おっ」と思うことを言ってました.それは,インフレにならないと学生時代に奨学金を借りた人の返済が大変だと言うのです.なるほどー.

 具体的には,例えば,500万の奨学金を借りたとして,インフレになって物価が2倍,給料が2倍になったとしたら,実質,奨学金は半分の250万てことですよね.つまり,国や世の中は,苦学生のためを思って,インフレにしようとしてる?

 んなわきゃないんですが,言えるのは,インフレになれば「借金した方が得」ということです.そう,見えてきましたね.結局,国の莫大な借金をインフレにして減らしたいわけです.

 ただ,インフレになって(見かけ上)経済成長すると金利が付くわけですから,インフレになってから借金するのでは遅くて,借金してからインフレにしないといけないわけです.でも,無利子の奨学金が借りれれば,この場合も借金した方が得ということになりますね.

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(運保)

 また大きな流れ的に変わって来た感じがするのですが,9/30,10/15,そして,今日と目まぐるしいですね.

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10/29'21
[そういう考え方もある]

 今週のKンブリア宮殿の関家具の社長さんですが,もう80近くで,でも,仕事が楽しくてしょうがなくて,バリバリトレーニングしてて体も元気で,127まで生きて生涯現役で行くんだそうです.どう思いますか?

 日本電産の永守さんもそうですが,そういう人っていますよね.そういうあふれ出るエネルギーというかやる気はどこから来るのかと思いますが,そういうのって人それぞれだし,基本やる気なし(笑)の私からすると,そういう風には生きられないし,生きたいとも思わないですかね.

 でも,一つ思ったのは「そういう考え方もある」んだな,ということでしょうか.どういうことかと言うと,多くの人は死ぬのが怖いというか嫌なんですよね.でも,歳をとって平均寿命の年齢が近づいてくると,例えば,平均寿命をだいたい80とすると,70になったときは,あと10年くらいかーとか,あるいは,40になったときでさえ,あと半分かーと思うわけです.

 でも,病気や事故がなければ,人間,理論的には,120くらいまでは生きるということですし,実際,その年齢近くまで生きてる人もいるわけです.そうすると,平均は80だけど,(特に元気な人は)120まで生きるかもしれないとは言えるわけで,そうすると,70でもあと50年あるし,80でも40年です.

 でも,じゃあ,ほんとに120まで生きるとして,100とか110になったときは,あと10年かーとか,20年かーとかなっちゃうじゃんってことにはならなくて,なぜなら,ほとんどの人は,実際には,80とか90で死ぬからです.

 つまり,死にたくない人は,自分は120まで生きると勝手に思っちゃえばいいってことですね(堀江さんの最終電車の話とちょっと似てる).もちろん,実際に80とか90とかで死ぬときは,間際になって死期を悟るんだと思いますが,それは短い時間で済むということはあるでしょうし,おやすみと言って寝て起きてこなかった的に死ねれば,死期を悟ることすらないってことですかね.

 逆に言うと,ほんとに100とか110まで生きてはだめで,120まで生きると思って,80とか90とかで死なないといけないわけです.ちょっと面白くないですか(笑)?

 もっとも,「この考え方」を適用できるのは,死にたくない人の場合ですけどね.

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[不穏な雰囲気]
(運保, 経日)

 昨日,また大きな流れ的に変わって来たと書いたのですが,更にその流れは進んで,短運が全面売り(日運は既に売り),資保の大手総合商社+建設株を全て手仕舞いました().こういう状態になるのは,去年の10月以来ですね.VIXも買ったし,不穏な雰囲気ではありますね(もちろん,騙しの可能性もありますが).

 でも,日本株は全面売りだけど,VIX以外は,アメリカ株はまだ売りにはなってないし,外貨も商品も然りということだと,これって要は「日本売り」ってことですよね.そう言えば,今週末は選挙ですが,何か関係あるんですかね?

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[とにかくやることにする]

 (死ぬのが嫌なら)自分は120まで生きると勝手に思っちゃえばいい(けど80とか90で死ぬのがいい)ってことですが,私の場合,(穏やかに死ねれば)死ぬことに対する抵抗感はそんなにないというか,それはそれでありだと思ってるんですが,何度か書いているように,120まで「生きてしまう」かもしれないわけで,一種のリスクとも言えるわけです.

 もしそういうことになっても,痛いとか苦しいのは嫌ですし,要介護になって尊厳を失うようなことになったり,認知症になって自分が自分でなくなるのは耐えられないと思いますし,益々以て,リスク満載なわけで,なかなか大変なわけです.

 そして,これらの条件を全てクリアしたとしても,最大の問題は,どうやって退屈しのぎして行くかです.生涯現役という人もいるんでしょうが,私の場合,めんどくさい仕事はめんどくさいですかね.

 そうすると,「一人,時々,みんな」で内的熟達的に生きて行くということなんですが,その中身を何とかしないといけないのがまさに「準備」なわけで,最近,ピアノにどう取り組んで行くかという記事が多いのですが,まさにそういうことについて検討しているということです.

 ピアノ以外にもいろいろあるんですが,生活の質を向上させることや,いろいろ考えてこのサイトに記事を書くことや運保とかは,今のままで別に問題ないでしょう.スポーツとか運動は,今は練習に行ってないということもありますが(まだ腰の調子が全快してないし右膝も痛い),これは何とかしないといけないと思いますが,ピアノのようにいろいろ考えて一日のある一定の時間をかけられるようにできればと思いますし,要介護になりたくなかったら,ある程度はやらないといけないでしょう.

 意外と難しいのは研究ですかね.要は,一人でしこしこやって行けるようなことをやるってことですが,テーマ自体は,いくらでも思い浮かびますが,問題は,大学を辞めて,社会との接点が希薄になった状態で,どのくらいその気になるかってことです.

 その気にならなければ,もう仕事じゃないんだし,やらなきゃいいだけじゃんとも思うのですが,そうすると,何もやらなくなるというか,そういう意味では,ピアノとかも同じで,でも,そういうことにならないように,とにかくピアノは弾くことにして,じゃあ,どうすれば,弾く気になるかといろいろ考えてるわけです.

 つまりは,研究も同じで,定年で大学をやめた後も,研究は続けていくことにして,どうやって,その気になるかを考えるってことですかね.

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10/30'21
なぜか一番
(研究)

 そういう問題じゃないですよね.研究以外にもやることはいくらでもあるわけだし,研究する気にならなければ,研究以外のことをやればいいし,研究だって「主として地震動の性質と建物被害の関係を探求し,それを地震災害軽減に結びつけて社会に還元すること」より興味があることをやればいいだけの話でしょう.

 つまり,私が「主として地震動の性質と建物被害の関係を探求し,それを地震災害軽減に結びつけて社会に還元すること」をやる意味は何かですが,それはまさに私にしかできないからでしょう.このテーマについては(おそらく)誰よりも真理に近づいているのに,でもまだまだやることがあって,その道筋も見えているのに,そんな宝物をもっているのに,定年で大学をクビになるくらいで,しかも,大学とか会社とかの組織に所属してなくてもできるのに,みすみす放り出すことはあり得ない気がしてきました.

 じゃあ,何が問題かと言うと,一人でしこしこ内的熟達的にやって行くことができないってことでしょうか.もちろん,一人でしこしこ内的熟達的にやって行ってもいいのですが,面白いことを思いついて研究して面白い結果が出た時どうするかです.ピアノは,人前で弾くことを前提とせず,一人でしこしこ内的熟達的にやって行くにはどうしたらいいかと考えて,何とかそれで行けそうに感じがしてきました.でも,研究はそれだと厳しいような気がします.

 具体的には,面白いことを思いついて研究して面白い結果が出た時,あー面白かった,で終わりとは行かないと思うんですよね.具体的には,面白い結果が出ましたよ,地震災害軽減に結びつく結果が出ましたよ,と学界や社会に知らせる必要があるわけです.

 じゃあ,どうしたらいいかですが,話は簡単で論文を書くことでしょう.査読論文を書くのはめんどくさいので,ウェブ公開でもいいと考えたこともありますが,ウェブ公開だけだと「盗まれる」可能性もあるので,やはり,論文にしておく必要があります.

 問題は,大学をやめて,あるいは,この期に及んで,今更論文なんか書くかってことなんですが,どうもそこのところの感覚が変というか,世の中の業績主義的な変な風潮があって,でも,論文って本来そういうものじゃなくて,単に「面白いこと思いついて研究したら面白い結果や地震災害軽減に結びつく結果が出たのでお知らせします」ってことですよね.

 そして,やりたいならすぐやる的には,別に大学をやめてからとか関係ないわけです.今は学生もいますし,現実的業績主義的には,私が書くより若い人達に書いてもらった方がいいので,できるだけそうしていますが,それは極一部で,大量の査読論文になってない研究が放置されてるわけで,でも,私がやってきた研究の中に業績を積むためにやった研究なんか一つもないわけで,でも,それを「ちゃんと知らせる」という意味で,論文にしておくことは重要な気がしてきました.

 もちろん,既に行われた研究を論文にすることより,新しい研究テーマに取り組んだ方が楽しいし,だからこそ,大量の査読論文になってない研究が放置されて来たんですが,大学をやめるまでは,新しい研究テーマは,学生や若い人達にやってもらうことができるので,今のうちに大量に放置された査読論文になってない研究を査読論文にしておくことはありかもしれません.

 そんなめんどくさいこと,とも思うのですが,私ってそういう作業はそんなに嫌いじゃなくて,実際,大量の査読論文を書いてるわけですし,そのこと自体が楽しいというわけじゃないのですが,そういうことをしている時が(なぜか)一番充足感があって,完成したときの達成感も大きいんですね.

 じゃあ,やれよってことなんですが,やっぱりめんどくさいし,いろいろ忙しいし,やらなくても別段問題もないわけで,そうすると上の記事じゃないですが「とにかくやることにする」というのはありかもしれません.

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 でも,現実を見ると,大学をやめてからも査読論文を書いてる人はほとんどいないし,もっと言えば,(忙しくなるということもあるとは思いますが)昇進して50を過ぎてからですらそうです.研究がしたくて研究者になった人が多いとは思いますが,論文を書くのは,業績を出して昇進というか食べて行くため,つまり,「業績を積むための研究」という場合も多くて,だとすれば,昇進して50を過ぎれば,あるいは,仕事をやめたら論文を書く意味がないわけですよね(歳をとって気力も体力も衰えたということもあるのかもしれませんが).

 つまりは,「何のために研究しているのか」が如実に現れるわけで,非常にシビアというか怖い話で,そういうことが試されてる感じもするのですが,私の場合,最大の問題は,やっぱり,怠け者でめんどくさがりってことなんですが,それを「自分のやってることは業績を積むための研究ではない」という一種の尊厳のようなものが上回れるかってことでしょうか(でも,あんまり大上段に構えない方がいい気もするけど).

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 もっと単純に考えれば,いいのかもしれません.具体的には,「面白いこと思いついて研究したら面白い結果や地震災害軽減に結びつく結果が出た」「私にしかできないことをやった」という状況を放置できるのかってことですね.

 でも,やっぱり,私の場合,自分を追い込むとだめなので,その気になったらやります(笑)くらいがいいとは思います.

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[本業ってそういうこと]

 先日,宮田と飲んで,メトネルのピアノソナタの話になったとき,高久先生が書いた科研の基盤(C)の報告書のことを教えてくれて,後日,中身を見てみました(ニコライ・メトネルのピアノ・ソナタの批判校訂版楽譜の作成).と言っても,サマリーなので,校訂の中身まではわからないのですが(この結果を基に全音の楽譜が出版されたのかな.あと,ピアノプロジェで知られざるメトネルの何かを弾いたと思いますが,それもこのときの収穫物?),要は,現地に行って参照できる限りの版の楽譜を照合することで「批判校訂版楽譜の作成」するということで,大変な労力で,私だったらとてもそんなことまでできないと思ったんですが,考えてみたら,彼はこれが本業なわけです.

 つまり,私だったらとてもそんなことまでできないと書きましたが,それはピアノとか音楽の話であって,私の本業(主として地震動の性質と建物被害の関係を探求し,それを地震災害軽減に結びつけて社会に還元すること)だったら,そのくらいのことは全然やるというか,それこそ必要な情報が手に入るのなら(犯罪とか人の道に反することでなければ)何でもやるでしょうから,要は本業ってそういうことなんだなと思いました.

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 あと,思ったのは,そういう観点から自分にとって「本業」とは何かと考えた時,研究はもちろんですが,それに近いものが何かがわかった気がしました.それが何かは書きませんが,それこそ,必要な情報が手に入るのなら(犯罪とか人の道に反することでなければ)何でもやったような気がします.

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[42年ぶり]
(野球)

 (中田が抜けて元気になった)日ハムがロッテに連勝して,ライオンズは最下位でシーズンを終了しました.あーあ.結局,最後の直接対決で僅差で(0-1で)負けたのが効きましたね.なんと42年ぶりとのことです.42年前? そっか,まさにライオンズが福岡から所沢に行った年ですね.でも,あのときは,もっと悲惨でしたけどね.

 でもまあ,逆に言えば,42年も長い間,最下位になることがなかったってことですよね.黄金期もありましたしね.

 まあどのみちどうこういうことはないですかね.所詮他人事ですから(冷).そして,それは黄金期も然りです.人の応援してる暇があったら自分が頑張れってことですからね.

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 あと,パリーグで言えば,特筆すべきことは,やはり,ソフトバンクの不調でしょうか.ここ数年の強さは桁違いで,日本シリーズでジャイアンツを2年連続4-0で下したのは記憶に新しいですからね(でも,これはジャイアンツが弱過ぎるのか).

 先日,山本が関西での仕事のついでに訪ねて来てくれたんですが,彼は,ソフトバンクファンで(私からすると裏切者(笑)なんですが,福岡に多くのベースがある奴はまあしょうがないですかね)結構ショックを受けてました(笑).

 でも,あんまり強すぎると顰蹙というか,最近はそこまでの強さだったので,敢えて「調整」してるような感じもしたのは,ちょっと勘繰り過ぎですかね?

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[何のために働くのか]

 ちらっと聞こえたのですが,何のために働くのかと言うと,働かないためだそうです.どういうことかと言うと,一生懸命働いて,さっさとリタイアして悠々自適な暮らしをする,そのために働くわけで,生涯現役なんてことはあり得ないんだそうです.

 まあ人それぞれでいいんですが,そうだとすると,その人は働いている間は,ずっと我慢してやりたくない仕事をしてたってことですね.お疲れさまです.

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10/31'21

 私には全くわからないのですが,世の中の多くの人がそうなんでしょうね.つまりは,働くのは生活や贅沢をするためで,家がたまたま金持ちなら一生遊んで暮らす,宝くじが当たったら仕事なんかやめて遊んで暮らす,そうでなければ,やりたくない仕事をするしかないみたいな.

 そこのところが成功するかしないかの差で,ほとんどの人は成功しないのでしょうから,そんなもんなんだと思います.でも,別に成功する必要なんかないですが,極一部の(親が)金持ちとか宝くじに当たるとかじゃなければ,多くの時間を仕事に費やすわけで,そこを楽しんじゃえばいいとは思いますけどね.

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[これからは自分のために生きて行く]

 昨日は,止まっていた針が動き出したというのは,ちょっと大袈裟ですが,定年で大学をクビになった後も研究を続けて行けて,それが「今」に繋がった感じもしたのですが,(予想通り)突然何か大きな変化が起こった感じはしません.でもまあそんなもんというか,できる範囲でやって行けばいいのでしょう.

 でも,いくつか思ったことがあって,一つは,「これからは自分のために生きて行く」ということでしょうか.

 若い頃は,そうだったと思うんですが,30くらいから自分のためには生きて行けないというか,頑張れなくなりました.それは,今もそうなのですが,これからは定年で大学をクビになるし,自分を必要としてくれる人もいないわけですから,自分のために生きて行く「しかない」わけです.

 そして,「一人,時々,みんな」で内的熟達的に生きて行くというのがそういうことなんですかね.

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[形にする]

 あとは,論文を書く意味ですが,ここで書いた通りですが,「形にする」ということもあるんじゃないですかね.

 何か面白いアイデアを思いついたところで,実のところ,研究の根幹部分は終わってるのですが,その仮説を検証するのは大変ですし,それを論文という形にするのもそうです.でも,それはそれで意味があって,仮説が正しいとは限らないし,検証して行く過程で違うことを思いついたり,全く別の展開になることは往々にしてあります.そして,それは論文を書くときもそうで,しっかり,論理構築ができて,明解に説明することができなければ,研究そのものが危ういわけですし,論文にする段階で研究が「進む」ことも往々にしてあります.

 そして,これは,研究(学術)に限った話ではなくて,何でもそうですよね.音楽や美術でも頭の中でイメージが浮かんだ時点で,ほぼほぼ終わってると思うのですが,実際に作品という形にする段階で研究と同じようなことが起こるでしょうし,スポーツにおける競技力の向上も同様です.

 このサイトに文章を書くことだって,最初は,何となく思いついたことがあって,とにかく書き始めるのですが,書きながら考えるというか,文章という形にすることで考えが整理できたり,いろいろ思いついて考えが進むわけですからね.

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[実際に日々弾いててどうか]
(ピアノ)

 「聴いてる曲」ですが,今はメトネルのOp.22のソナタを聴いています.譜面を見ながら何度も聴いてるといろいろ見えてくることもあります.そして,私の中での評価というか,弾いてみたい度合いは高くなってる感じですかね(最初は,Op.25-2の方がいいと思ったけど逆転した).

 でも,今は悲劇的を弾いてるし,1回30分ずつなので当分は終わらないわけで,Op.22を弾くことも当分はないってことですかね.でも,これってどういうことですかね? やりたいならすぐやる的にはすぐ弾くんじゃないの?

 まあ,やりたいことがキャパを超えれば全部今すぐできるわけじゃないので,やりたいことの「順番待ち」ができるのは,現実的には,しょうがないってことですが,思うのは,そういうことが起きるのは,すごく久しぶりな感じというか,少なくともピアノに関して言えば,ずっと弾きたいと思う曲がなくて,1年に1曲絞り出すのがやっとだったわけですからね.

 でも,やっぱり,何か不思議ですね.メトネルのピアノソナタは,20年以上前,あるいは,学生時代にも聴いたと思いますが,その時は,そんなに強い印象はなかったというか,おぼろげな記憶では,どちらかというと地味な印象で,でも,今は,むしろ,派手というか,ものすごくピアニスティックで劇的に聞こえます.

 とにかく綿密に作りこまれているんですが(なので,弾くのはめっちゃ大変だし暗譜も至難),ものすごく感情的というか,ドラマチックというか,第1主題と第2主題の対比も印象的で,ものすごい感情の起伏というか,くさい言い方ですが,心の叫びのようなものすら感じられます.

 でも「曲がいい」とか「好き」というだけでは弾く気にならないところもあって,わかりやすい例としては,ドビュッシーの沈める寺とかは,いい曲なんですが,定期的に弾いてレパートリーにするのは逆にしんどい感じがします.

 どういうことかと言うと,これは(最近の)私の傾向かもしれませんが,一つは,練習曲的というか,動きがあって弾いてて練習になるというか,そういうことに効力感が欲しいというか,そういう意味では,沈める寺は厳しいわけです.

 具体的には,ここであげた曲群,例えば,スクリアビンのファンタジーを差し置いて,(悲劇的に加えて)メトネルのOp.22を弾くかってことなんですが(そっちの方が弾きたいならそうすればいいってだけの話ですが),「実際に日々弾いててどうか」,動きがあって,「日々」弾くこと自体に効力感が見いだせるかということがあると思います.そういう意味では,Op.22も含めてメトネルのピアノソナタの多くは,その条件を満たしています.ジャワ組曲もそうですが,練習曲的ではないですかね.

 練習曲的というと,言葉は...ですが,そういう要素が一番強いのは,実はバッハだったりしますし,ベートーヴェンのピアノソナタもそうですね.ショパンとかシューマンとかは,そうでもないですが,リストはそうですし,シューベルトは,技術的にはそんなに難しくはないですが,そういう要素はあります.

 あとは,「どこを切ってもいい」ということですかね.全体にいい曲だと思っても,いいところもあるけど,そうでもないところもあるわけで,「日々」練習して行くことを考えると,そうでもないところがないのが重要だったりします.上と関係することとしては,動きがあるところはよくても,緩徐部分というか緩徐楽章というか歌うところというか,そういうところは(私の場合)逆にハードルが上がります.

 そういう意味で,一番完成度が高いと思うのは,ベートーヴェンの熱情なんですが,メトネルのピアノソナタって完成度が高くて(少なくとも半分くらいは)そういう感じですし,動きがあるところもそうですが,第2主題とか中間部とか,緩徐的なところも切なくて好きですね(でも,ものすごく考えられてて複雑でかなり弾きにくいけど,それが効力感的にいいのかも).

 何年か前,スクリアビンのファンタジーを弾いてて,途中でしんどくなったことがあったんですが,もちろん,全体としていい曲だし,スクリアビンの中で一番好きな曲なんですが,部分的に今一というか,弾いててしんどいところが結構あるんですね(そういう意味では,ソナタの7番とか9番とかの方が可能性があるかもしんない.5番もいい曲だけどファンタジーと傾向は似てる.でも,いずれも練習曲的ではないですね).

 でも,こうして書いてみると,最近というか,こういうピアノに対する取り組み方って,かなり安易というか,音楽的でない感じもしてくるんですが,やる気なし的には,プライオリティー的にとにかく弾く気になることが最優先ってことですかね.

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[自分のため]

 選挙の結果がほぼ出ました.J民単独で過半数ぎりぎりということなので,だいたい想定通りですかね.

 選挙のたびに同じことを書いてると思うのですが,それは,投票先がないということもありますが,やはり,自分には「たった一票しかない」ということです.つまり,この一票で何がどう変わるわけでもないわけですし,投票先がないということは,変えようと思う何かもないわけです.

 それでも,私は選挙で棄権したことは(少なくとも国政選挙では)一度もありません.それは,与えられた権利を放棄することはないということですし,それは,自分がやるべきことをちゃんとやってるという内的熟達的なことがあって,つまりは,投票するのは「自分のため」ということです.

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 今は20時にすぐ結果が出るのでつまらない(昔は,数時間しないとわからなくて,選挙速報は,一大エンターテインメントだった)のですが,ご飯を食べながらちょっと見ただけですが,最初に全体の情勢をやった後は,ずっと地元のことをやってました.そうだっけ? これまでずっと首都圏にいたので気づかなかっただけ?

 で,思ったのは,地元はI新が強いですね.新型コロナ対応とか,Y村さんの功績が大きいってことですが,まあそうなのかな.でも,一度,彼とH下さんが話してるのを見たことがあるんですが,Y村さんの「子分感」がすごくて別人みたいで,ちょっとびっくりしましたけど.

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 いずれにしても,今は選挙はもう何の高揚感もなくて,M主党はああいうことになりましたが,政権交代が起こった時は,ドラマチックで期待感はありましたし,それは,1993年のときもそうでしたし,K泉郵政解散のときも(これまたああいうことになってしまいましたが)その時は,何かが起こるんじゃないかという期待感みたいなものはありましたからね.

 でも,政権交代もK泉郵政解散もどれもどうしようもないことになったわけで,「どのみち」ってことですかね.世も末って感じですが,政治なんか関係なく自分が頑張ればいいってことで,でも,ほんともう何もしなくていいので,せめて余計なことはしないで欲しいですね.

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[生まれて初めてカレーを作りました]
(生活)

 今日,多分,生まれて初めてカレーを作りました(笑).基本,自炊なのですが,カレーは外食で簡単に食べられるし,15分で作れるものしか自分では作らないので.

 でも,カレーって煮込むので作るのに時間がかかるイメージですが,肉と野菜を炒めて水を入れてルーを溶かしてちょっと煮込めば10分くらいでできるわけで,市販のルーは添加物まみれだし,外食のカレーも然りで,生活クラブで無添加のルーを売っていたので,野菜をどさどさ入れて自分で作って,たんぱく質は,別に摂れば,味噌汁とかオムライス(も私は卵の中に野菜をどさどさ入れる)みたいにオールインワン的にできると思いました.

 でも,今日は,あまりうまくできなかったですかね.分量が難しい.煮込んで蒸発することを考えて水を多めに入れたんですが,丼ぶり一杯になって量が多すぎて,でも,半分スープみたいな感じでこれはこれでいいんですが,味がコクが足りない感じでした.

 ということで,次は,水の量を減らしてみようと思いますが,カレーって煮込んでる間もかき混ぜないと,底が焦げ付くんですね.水の量を減らすとなおさらなので,煮込むというよりは,炒める感じでしょうか.

 でも,こうして少しずつレパートリーを増やして行って,しっかり「準備」していきたいと思います.

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[それで充分]

 その後,開票が進んで,J民党単独で過半数から上積みしそうな感じですね.でも,別にどーでもいいですかね.考えてみたら,以前は,何かが起こるかもしれないという高揚感があったってことですが,実際は何も起こらなかったし,それどころかどんどんグダグダになる一方ですからね.

 これじゃあ,若い人達が政治に関心がなくて,未来にも希望がもてないって報道なんですが,じゃあ一体何が希望なんでしょうか? 金持ちになって偉くなって有名になりたい? そこまでじゃなくても,いっぱい給料もらって,タワマンに住んで高級車乗ってブランド品とか欲しいもの買って年に何回も海外旅行に行くような生活がしたい? ○カじゃないの? 金儲けしたい奴らに騙されてるってどうして気づかないんですかね?

 やりたいことを見つけて,それを仕事にできれば最高ですが,それは厳しくても,何とか生活に必要な分だけ働いて,やりたいことをやって行ければ,それだけで充分じゃないですか.私はそれで充分でしたし,そこそこ成功したのはたまたまですが,それで充分と思ってやってたからそこそこ成功したのだと思いますし,「何とか生活に必要な分だけ働いて,やりたいことをやって行く」だけで,充分楽しい人生が送れたと思いますよ.

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