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4/1'16
[新年度,というか...]
(大学, 生活)

 今日から新年度ですね.でも,実際のところは,何が変わるでもありません(私の研究室は,3月から新年度で,4年生はM2がまだいる3月中に勉強しながらしっかり引継するシステムになってますから).でも,気づいたら(定年までいるとしても)もうぴったり10年ということなのでした.いやー,もうびっくりというか,50になったときは第四コーナーを回って,突然がらりと景色が変わったと書きましたが,ここまで来ると,もう最後の直線という感じですね.

 で,これから10年どうやって過ごして行くか,ですが,これまでと変わらず,仕事(研究,というか,最近はもう学生の研究指導)を中心に(できるだけ)気分よく充実した生活を送っていきたいと思っています.

 そう,大事なのは「生活」なんですよ.もっと言えば「日常生活」です.何でもないふつーの日々をどうやって気分よく充実して過ごして行くか,ということです.そういう意味では,どこに住むか,即ち,今度どこに引っ越すかはやはり重要です.

 住む場所の環境もありますが,大学からの帰り道が結構重要です.私の場合は,大学から帰る時,今日の夕飯何食べよっかなーと考えて,その時,食べたいものを食べるために,料理する食材などの買い物したり,中食を買ったり,外食をしたりするわけで,そこの動線がスムーズというか,ストレスが溜まらないというか,気分転換になるというか,そういうところがいいなと思っています.

 流れてしまった職員宿舎が,問題がないこともなかったと書きましたが,そういうこともありました(場所は選べないですからね).具体的には,センターより北にあったので,センターで買い物をするとわざわざ戻って来ないといけないし,今一番よく使ってる○ークベニマルがあるセンターの南の方に行けば,今住んでるところより却って遠くなるということがありました.今住んでるところは悪くないんですが,買い物して真冬に寒々とした真っ暗な夜道をとぼとぼ帰ってくるのは,結構辛いとは既に書きました.

 でも,おそらく,センターで一度下車して,買い物などをして,一息ついて,家に帰ってくるということだと思うので,センターも含めて家までの動線の中にいろんなパターンがとれるところに住む,ということだと思います.

 まあ,まだ1年半あるので,じっくり探して行きたいと思いますが,今回の件で,大分準備も進んだし,いいところがあれば,さっさと引っ越そうと思ってます.場所は,だいたい目星を付けてますが,バスで何とか通えて,バス路線沿いからちょっとはずれてもいいので,田園風景が広がるようなのんびりしたところにある一軒家(できれば平屋)があったらいいですねー.

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4/1'16b
[これから10年]
(生き方)

 突然?あと10年ということで,またちょっと景色が変わった感じがします.もちろん,わかってはいたのですが,実際に「そこ」に来ると,やっぱり全然違うわけで,不思議なもんですねー.ということで,これから10年どうして行くか,もちろん,目標とかはないんですが,展望というか,どんな感じで過ごして行けたらいいかなあ,とか考えてみます.

 仕事(研究)は,基本的には,今まで通り,学生の研究指導を中心にやって行きたいと思いますが,最後の10年ということで,それなりにまとめていくというか,何となくここまではやっておこうというところまではやりたいと思ってます.具体的には,既に書きましたが,論文を書くということですね.でも,実際の状況を考えると,学生の研究指導でいっぱいいっぱいってとこですから,研究以外の仕事をいかに排除できるかがポイントになるかもしれません.

 仕事以外についても,もう歳なので(と無理しないように言い聞かせる)できる範囲でやって行くということでしょう.というか,これは仕事も同じですね.その方が(歳をとると)結果最大になりますから.

 そして,全体に言えることは,やはり準備というかソフトランディングでしょうか.既に書いたように,「社会から必要とされなくても大丈夫」という状態になっていくということでしょう.具体的には,仕事以外にやってることは,社会から必要とされてるわけではない,即ち,社会から必要とされなくてもやるので,対象はやはり仕事ということになります.

 でも,仕事には,研究と研究以外があって,研究は,社会から必要とされなくてもやるわけですから,対象は,研究以外の仕事ということになり,これについては,大学に籍があるうちは,やらなきゃいけないことは否応なしですが,正直,経済的なこと以外にやる意味を見出せるものはそんなにないので,別に(精神的に)ソフトランディングして行く必要もないわけで,だとしたら,二つ上のパラグラフに書いたように,そういう社会全体に利益を考えれば,あまり意味のないものは,できるだけ排除して行けばいいのでしょう.

 そして,総じて言えるのは,やはり,日々の日常生活を大事にするというか,その日その日を気分よく充実感をもって過ごして行きたいということです.つまり,仕事とか仕事以外にやってることの前に,まず「生活」があって,そこが大事ということですね.そうすれば,リタイア後もスムーズに移行できるでしょうし,それこそがソフトランディングなのかもしれません.

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 あとは,やはり体調を何とかしたいですね(でも数年前に比べると大分いい気もするが,そう思って調子に乗るとすぐやられる).これも(もう歳なので)無理をしないということが重要なんですが,だらだら自堕落に過ごせばいいというものではもちろんありません.

 もちろん,歳をとってもある程度,体を動かすことが大事で,でも,やり過ぎると逆に体を痛めてしまうので,そこの案配がとても難しいです(特にバドミントン).具体的には,バドミントンはやるでしょうから,それ以外のところをどうするか,ですね.

 歳をとると体を動かすことに対してものすごくハードルが上がるので,でも,そのハードルを無理して跳び越えようとせずに,ハードルが低い体の動かし方を考えて行くということでしょうか.バドミントンの練習に行くというのは,そういう側面がありますし,バドミントンの競技力向上のために繋がるもので,そういうものを創意工夫できたらいいなと思います.

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4/1'16c
[いつでも引っ越しできる状態]
(生活)

 引っ越し先をどこにするかですが,場所的にどこがいいか,具体的にどの物件にするかはなかなか難しいですよね.建物形式?としては,隣に家が建ってない一軒家がいいとは思ってますが,鉄筋コンクリート造の集合住宅の方が快適なところもあるのですが,隣にどんな人が住んでるかわからないというリスクもあるわけです.私はこれまで一度もないですが,貸し主とのトラブルもあるかもしれません.

 で,これを機会に荷物を大幅に減らしたいと思ってて,それは「いつでも引っ越しできる状態」にする(そういう状態で生活することが快適ということ)ってことで,そしたら,もし引っ越したところに問題があれば,さっさと引っ越せばいいわけです.荷物を減らして整理収納できていて,いつでも引っ越しできる状態なら,引越も面倒ではないですし,引っ越し代も家賃1ヶ月分くらいでお釣りが来るでしょう.

 そう考えると,家やマンションを買うとかいう「大冒険」なんか,とてもとてもできません.おまけにこれから長期的に資産価値はどんどん下がっていくわけですからね(ほんと騙されてる人が多い).

 でも,ここでネックになるのが,私の場合,やはり,防音室+グランドピアノですかねー.それ以外の荷物を減らしても,ここで家賃数ヶ月分の引っ越し代がかかってしまうわけですからね(でも作業は全て業者がやるのでお金がかかるだけで面倒さは全くない).

 実際のところ,ピアノなんか週に数回30分ずつくらいしか弾いてないわけで,これを手放して,高性能の電子ピアノとかにしちゃえば,ほんと家賃1ヶ月分でお釣りが来るくらいで引越できちゃうわけです.今回の別の職員宿舎への引越は流れましたが,最悪2年しか居れないとしても,防音室+グランドピアノがなければ,引っ越せたわけですからね.

 うーん,どうしましょう? 畳んで行く的には,畳み時か? でも,これは,結局,ピアノを弾くということが私にとって,どれほどのものか,ということですかね.でも,上で「高性能の電子ピアノとかにしちゃえば」って書きましたが,いくら高性能の電子ピアノでも,本物のグランドピアノとは,全っ然っ違うんですよ.それがわかっちゃうってことは,やっぱしょうがないのかなー.

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4/3'16
[ストレスは体に悪くない?]
(生き方)

 見た人もいると思いますが,昨日のある番組で,ストレスは体に悪くないと言っていました.俄には信じがたいですが,言うには,ストレスは体に悪いと思うことが悪いのであって,ストレスは体に悪くないと思い込めれば,むしろ体にいいということでした.これが本当ならすごいことです.でも...

 話をきいてみると,例えば,仕事をリタイアして家でのんびりしてると副交感神経が過剰に優位になってしまって,欝病になりやすいとか,言ってることは何を今更的なことで,要は,既にこのサイトで何度か書いていますが,一日の中で昼間しっかり活動して,夜はしっかり休む(眠る)という交感神経と副交感神経のめりはりを付けることが大事ということです.

 そもそも,実験結果?がどういう人が対象なのかがよくわかりません.具体的に言えば,40より前の若い人なら,ストレスなんかいくらかけても大丈夫ですし,むしろ,がんがんストレスがかかるくらいのことやらなければ,大したことはできないでしょう.

 でも,歳をとるとそうは行きません.実際,そういうことが原因で病気になったり,命を落とす人もいるわけです.

 上で「若い人なら,ストレスなんかいくらかけても大丈夫」というのもストレスによるでしょう.自分で望んでスポーツ選手になって,普段きつい練習をしたり,大きな試合で緊張やプレッシャーで押し潰れるといったストレスなら全然平気だし,なりたくて研究者になって,思うような結果が出なくてうんうん唸ってる場合も同様です.

 でも,辛くて辛くてしょうがないこと,やりたくないこと,やり甲斐のないことを意味なくやらされるストレスなら間違いなく害でしょう.ていうか,単純にやりたくないこと,やり甲斐のないことはやりたくありませんよね.

 ここまで来ると気づくのは,ストレスは体に悪くないとか言って,ストレスがかかる面倒なことをやらせようとしてるという,「誰か」のよからぬ意図があるのではないかということです.そう言って,若年層をこき使い,中高年は,年金が足らないので,倒れるまで働かせ,あわよくば病気にして殺して年金払わずに済めばラッキーみたいな.騙されないようにしないと,ですね.

 もちろん,交感神経を優位にする,ある程度のストレスは必要ですし,同時に,ストレスがかかった後は,しっかり休んで副交感神経を優位にすることも必要です.かけるストレスは,若い時は,大きくても大丈夫ですが,歳をとると徐々にハードルを下げる必要があります.

 でも,その案配がほんと難しかったりします.つまり,騙してこき使おうとしてるのは,よからぬことを考えている「誰か」というよりは,(これも再三書いている)人類を繁栄させるためのプログラム(本能)なのでしょうから,逆らうのは大変です.

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4/5'16
[大会論文〆切]
(研究)

 今日は,建築学会大会論文の〆切でした.学生から見て私は1人でも,私は5人(今年は大分減った)を同時に相手にするので,いつものようにちょー大変です.1人10回近く手直しするのですが,ただ直すのではなく,学生に考えさせて,どう書けば読む人に伝わるかという技術を身につけさせるということで,ずっとやってて,でも,今年はほんと大変で,上で「いつものように」と書きましたが,いつも以上に大変で,ここ数年は,どうだったのかなと思って,記事を探したのですが,見つかりませんでした.どういうこと?

 で,なんで今年はいつも以上に大変だったかと言うと,このくらいやればこのくらいできるというマネージメントができない学生が増えてきてる感じがすることですかね.あとは,こうでしょと説明してるのに,それが伝わらないみたいな.「ただ直すのではなく,学生に考えさせて,どう書けば読む人に伝わるかという技術を身につけさせる」ということでやってきたのですが,結局,〆切が来てしまって,ほとんど私が書き換えてしまったようなケースもありました.

 なんでそういうことになって来たかはわかりませんが,現状の中でやるしかないですね.このサイトで,学生の質の低下と何度か書いてますが,私の研究室の学生には,そういう学生はいませんし,ちゃんと話せば,みんな優秀でしっかりしてる学生ばかりだと思ってます.

 もちろん,ほったらかしておいても大丈夫というレベルの学生は,そうそういるものではないですが,指導の仕方によっては,ものすごく成長する学生も多いので,要は,私の指導次第ってことですね.

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4/5'16b
[情熱大陸 稲垣えみ子]
(生き方)

 先週の情熱大陸の稲垣えみ子さんの回を見ました(予想通り(^^;?).彼女は50で仕事(朝日新聞論説委員)を辞めて,自由気ままな節約生活を送っているのですが,仕事を辞めたのは,肩書きから解放されたかったからというのは,ほんとよくわかります.私もほんともう「大学教授」なんていうしょーもない肩書きから解放されたいです.何度も同じことを書きますが,大学にいるのは,学生達と楽しく研究をするためだけです.

 彼女は,会社を辞めた理由として,これまで得ること,拡大することばかり考えて生きてきたけど,人生の半ばを過ぎて,来るべき死に向かい,閉じていくこと,手放すことが必要だと思うようになった,と言っていて,これも禿同,というか,数年前から,ずっとこのサイトで書いてることですよね.

 でも,これもこのサイトで何度も書いたように50を過ぎたら第二の人生ですし,私も無駄なことにお金は使いませんが,彼女のように電気代が月に200円というような生活はしたくないですし,私も仕事をやめて彼女のような生活がしたい,とは思いません.というか,そう思うんだったら(やろうと思えばできるので)そうしてますよね.もちろん,大学を辞めたら,学生達と研究して行くことができなくなるということもあるんですが,それだけではありません(具体的には,これ以上は書かない).

 でも,基本的な考え方には,禿同です.でも,仕事は辞めないし,彼女のようには生きないということです.最後に彼女は幸せかどうかが問題というようなことを言っていましたが,(これも再三書いてるように)私にとって,幸せかどうかは大した問題ではありません.でも,最近(歳のせいか)幸せになってもいいかなあ,とは思うようになってきました.

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4/5'16c
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(世の中)

 あれ? H道ステーション終わったんですね.いいんじゃないですかね.公共の電波を使って,大衆に迎合する衆愚社会を助長するようなコメント?ばかりを垂れ流すようなことは,ほんともうやめましょう.

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4/6'16
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(経日)

 久々(^^;の経日です(いつ売っていつ手仕舞ったかは(既に気づいてる人もいると思いますが)秘密?の記号?でずっと書いています.ただし,乗っかるのは勝手ですが,損失が生じても一切責任をとらないのは言うまでもありません).いつ以来かな? やっぱ,いちいち書くのは,めんどくさいんですが,あとから振り返って当時の雰囲気がわかるように書いとかないと,ですね.

 簡単に復習しとくと,昨年の12月中旬から(報道によると原油安が原因で)がんがん下げて,2月上旬を底に一旦持ち直したけど,3月末から下げに転じ,4/1に暴落した後も下げ続けてるという状況です↓

 

 私の中での大きな流れは,何度も書いているように「売り」ですし,中期的にも売りです.つまり,(基本的には)下げれば下げるほど儲かるんですが,間違えたり(経日を書くのは,この日以来でした)して一進一退だったんですが,ここのところの急速な下げで,大分収益が改善して,また日経225にキャッチアップしました↓.3度目のトライですが,これからどうなるかは,もちろんわかりません.

 で,なんで経日を書くかですが(既に書いてますが),一つの理由は,上で書いたように,今の雰囲気を記録しておくことです.あとは,自分の世の中や経済のこれからの読みを形にしておく,ということですかね.儲かればお金(もちろん,損すればマイナス)という形にもなるのですが,そんなものより,経日という「形」の方が遥かに意味があると思うんですよね.

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4/6'16b
[私の投資?スタンス]
(経日, 世の中)

 既に何度か書いていますが,私の投資?スタンスについてまとめておこうと思います.私の投資?スタンスは,基本的に「売り」です(つまり,いわゆる「投資」ではないってことなんですが,私がそういうことしているのを知ってる人の中に,株が下がると大丈夫ですか?と心配?してくれる人もいるのですが,そういう意味では,全く心配無用(^^;ってことです).なんで「売りが基本」なのかは(これも既に書きましたが),これから日本という国は沈んでいくと思うからです.なんでそう思うかも既に書きました.

 もちろん,そうならないことを望みますが,今の政治家の無能さ,大企業を始めとする経済界のしょぼさ,あるいは,もっと広く,世の中や社会の現状とこれから,人口の減少,人材のすさまじい質の低下を冷静に考えるとそう判断せざるを得ません.そうであるならば,自分が乗った船が沈むのを指を加えて見ているわけには行きませんので,仕方なくこういう形で自己防衛しているということもあります.

 大きな流れは売りですが,そういう中で,中期と短期の波はあるので,その転換点を見極めて売ったり,手仕舞ったり,時には買ったりということになります.空売りしているというと,お前はヘッジファンドか!と思う人もいると思うのですが,空売りして相場を押し下げる資金力なんか私にあるわけはないので,結局,そういう流れを読んで下がる「前」に売る必要があるわけです.

 これは正直難しいですが,(1日10分だけですが)直感的に判断したら躊躇なく実行することでしょう.つまり,なくなってもいい余剰資金であることが重要です.そういう中で,機会を増やして1勝1敗でも,1勝の収益率が1敗の損失率を僅かに上回ることで複利でその差を拡大する数理モデルもポイントでしょうか.でも,これも一歩間違えれば,拡大どころか0になるので,やはり余剰資金で,ということですね.

 どう「直感的」に判断しているかは,もちろん秘密です(私の頭の中にしかありません)が,これも既に書いたように,基本的には「順張り」です.つまり,上がったらまだ上がる,下がったらまだ下がるということです(もちろん,そんな単純な話ではないですが).

 話を冒頭の総論に戻すと,これから日本という国は沈んでいくと書きましたが,もっと大きな考えとして,資本主義経済が終焉に向かう(と私は思う),ということがあります.つまり,日本に限った話ではなく,世界全体の話でもあるわけです.

 ということを書くと,不安に思う(特に若い)人も多いと思いますが,何度も書いているように,資本主義経済は終焉に向かうべきだし,結果的には,「いい世の中」になると思います.そうなったときにどう生きて行ったらいいかも既に何度も書きました.そして,多くの若い人達は,バブルで浮かれた中高年世代なんかより,そういうことがよくわかってると思います.

 ただ,これから数十年スパンで考えると,激動の時代というか,いわゆるハードランディングが起こってしまうことは避けられないでしょう.このままでは,世界恐慌になってしまうでしょうし(リーマンショックなんかかわいいもんですよ),そうすると20世紀のように,戦争になってしまうかもしれません(というか,それだけは何としても回避しなくてはいけません).

 そうならないようにするのが,政治や中央銀行の役割なのですが,ここがしょぼいのが最大の問題なわけです.Aベノミクスや日銀バズーカでむりくり経済を持ち上げようとしても失敗するのは目に見えてましたし,そういったことは,より激しいハードランディングを招くだけです.

 もちろん,今を何とか乗り切らないといけないという喫緊の問題もあるということも既に書きましたが,そこをうまく調整しながら軟着陸(ソフトランディング)させるのが腕の見せ所なのですが,今の日本の政治や経済を動かしている人達は,とにかく経済を拡大させようとしてる○カばっかりですから,とてもじゃない無理そうです.

 世界に目を向ければ,世界全体の資本主義経済が終焉に向かうとしても,何とかしてハードランディングは避けられないかということです.ここでも政治家や中央銀行などの手腕がかかっているのですが,鍵を握っているのは,中国もそうですが,やはり,壮大なバブルを積み上げてきたアメリカでしょう.

 アメリカは金融緩和を脱出して利上げに踏み切ったのですが,ようやく「気づいて」バブルを徐々に退治し始めたとしたら,これは明らかに好材料でした(と書きました).でも,最近は,大分日和ってる感じで,またちょっといやーな感じになってきました.

 なんか,話が「私の投資?スタンス」とは,大分ずれてきたような感じもするのですが,要は,日本や世界の経済について,悲観的にならざるを得ないということです.そして,それは,世の中がよくなる的に言えば,決して悪いことではありません(お金なんか関係なく,もっと本質的価値のあることをすればいいだけの話ですからね).つまり,問題は,どうやってソフトランディングさせるか,ってことなんですが,どのみち「売り」に変わりはありません.

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4/6'16c
[世の中の役に立つこと]
(世の中)

 ずっと書いてますが,世の中の役に立つことををよしとする風潮にはほんと辟易してますし,それに乗せられて,世の中の役に立つことをやりたいとか言ってる人間も,ようそんなこと堂々と言うもんだなとか見てて思うのですが,何をやろうが人の勝手ではあるので,それはまあよしとしましょう.

 でも,言えるのは,世の中の役に立つことがやりたい人は,それが世の中のためではなく,「自分のため」ということ,自分のために,自己中心的に世の中の役に立つことをやりたいということをゆめゆめ忘れてはなりません.ボランティア活動が,「やらせていただく」もの,自分がいい気分になるために自分のためにやるもの,というのと同じことです.

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4/6'16d
[5年]
(生活)

 引っ越し先ですが,10年住むかもしれないと思うとちょっと慎重になってしまいますね.でも,3月にも書いたと思うのですが,5年と考えればいいってことか.5年経って,あと5年ここに居てもいいと思えればいてもいいわけですしね.

 私の場合,ネックになるのは,やはり,グランドピアノ+防音室です.これだけで20万くらい引っ越し代がかかるのですが,5年いるのなら,一月あたり3000円ちょっとなので,全然大丈夫です.

 つまり,これから5年住むところを探すということでいいんだと思います.

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4/7'16
[]
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 そもそも,世の中の役に立つことをやりたいとか言ってる人は,ほんとに世の中の役に立つことをやりたいのでしょうか? 甚だ怪しいですよね.そういうことを言わないといけない世の中の雰囲気は大問題ですが,そうである以上,そういう中で仕方なくそう言ってるだけってことがほとんどのような気がします.

 そうでなければ,世の中に役に立つことを「やりたい」のは,自分なわけで,結局,自分のためってことですから,自分は自分のやりたことやりたーい,って恥ずかし気もなく言ってるようなもんなわけですからね.

 問題なのは,自分の頭で考えることができず,それを鵜呑みにして,世の中の役に立つことをやらないといけないと簡単に洗脳されてしまう○カな人達ってことですかね.まあ,騙される方がしょぼいというか,損するのは自分ってことですかね.

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4/7'16b
[わかりやすい例]
(バドミントン)

 なんかチャラチャラしてる奴だなー,こいつ大丈夫か?と思ってたらこのざまです.バドミントン界に衝撃という報道ですが,何となくこんなこともあるような感じがしていた人もいるのではないでしょうか.

 スーパーファイナルで優勝してインタビューされたとき,賞金1000万の使い途をきかれて,バドミントンをメジャーにしたい,派手な生活をして,そんな生活がしたいと子供に憧れられたいとか言ってたみたいですが,全く何もわかってない大馬鹿者ですよね.

 でも,そういう大馬鹿者は(プロ野球選手とかサッカー選手見ればわかりますが),いくらでもいます.つまり,トッププレーヤーと言ったって,野球やサッカーやバドミントンをとったらただのガキんちょと変わらないわけです.

 今回の件を彼らの特殊事情とは,考えない方がいいでしょう.程度の差こそあれ,「危なっかしい」選手はいくらでもいます.ひたすらバドミントンに打ち込んできたのだから,バドミントンをとったら何も残らん,では,ほんとに自分の身を滅ぼすだけですよ.

 これも何度も書いてますが,noblesse obligeの一言に尽きると思います.nobleというのは,辞書をひけばわかりますが,「高貴」という意味です.それって何だよ?と思う人も多いでしょうが,その人が(プレー中や練習してるときではなく,普段の生活の中で)「高貴」に見えるかどうかは割とはっきりわかりますよね.

 結局,これも自分の頭でしっかり考えられるかどうかってことなのでしょう.法令遵守とか言ったって,何が法に反するのかわからない奴はわからないですし(今回の件もおそらくそうなのでしょう),それ以前の倫理的,道徳的,人間的なことなら尚更です.実際,若い人達の中に,そういう善悪の区別がつかない人が急速に増えてきています.

 でも,そういうものは,全て自分に返ってきます.そういう意味では,今回の件は,とてもわかりやすい例でした.

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4/7'16c
[出版]
(仕事)

 S都大のK山先生のページに「鉄筋コンクリート構造保有水平耐力計算規準(案)・同解説」が出版されたことが書いてあって,思い出しました.

 私の方?も,日本建築学会から「地盤震動と強震動予測 −基本を学ぶための重要項目−」が出版されました(画像がちっちゃくて見にくいな).

 

 各項目数ページずつになっていて,どこから読んでもよく,(珍しく?)わかりやすい本となっております.私が担当したのは,11章 地盤震動の理解に必要な建物応答および被害に関する知識というところで,ここを読めば,建物応答および被害に関する基本的知識がほぼ得られます(多分).講習会は...もう終わっちゃったかな.

 ついでに,筑波大学出版会から,巨大地震による複合災害−発生メカニズム・被害・都市や地域の復興−というのも出版されました(こっちは画像が少し大きい).

 

 ここで私が担当したのは,第2章 地震の揺れと被害で,地震の揺れと被害の関係をわかりやすく書いています.

 って,ここで書いてもしょうがないか.

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4/7'16d
[消費]
(経済, 世の中)

 GDPの何と6割を占めると言われる消費ですが,経済学者や経済の専門家は,どうやったら消費を刺激できるか,会社の経営者は,いかにして人々が消費したくなるような製品やサービスを提供するか,と言うんですが,これって要は,どうやって大衆を騙すかってことなわけで,ほんと,とんちんかんな話です.

 何度も同じことを書きますが,もうこれ以上,(そんなに)世の中を便利にする必要もないし,欲しい「もの」なんかないし,そもそも,天丼二杯は食べられないし,車も毎年は買い換えないし,余計に仕事して余計に消費するくらいなら,必要な分だけ働いて,ストレスも溜めて飲み歩いたりせずに,残った時間を本質的に価値ある(お金なんかかからない)ことしたらいいだけの話ですよね.

 でも,これも何度も同じことを書きますが,急にそうしたら,食べて行けない人続出でハードランディングになっちゃうわけで(でも,結局そうなっちゃうでしょうけど),でも,そろそろみんな(特に若い人は)気づき始めてますから,そういう意味でも,(経済は)「売り」なわけで,いずれは資本主義経済は,終焉を迎えるということです.

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4/7'16e
[いい方向]
(生き方, 経済)

 余計な仕事なんかしないで,本質的に価値ある(お金なんかかからない)ことしたらいいってことなんですが,代表格は,学術,芸術,スポーツと再三書いて来ました.私はそのどれもやってますが(ていうか,学術は仕事にしちゃったし),そんな人は極稀で,どれか一つでも(ちゃんと)やってる人でさえ,意外と少ないのかもしれませんね.

 そもそも,この3つのどれかを仕事にできた超ラッキーな人はごく僅かでしょうし,そうでない人は,仕事でストレス溜めて,アルコールで(お金使って)洗い流したり,非日常?を求めて,大枚はたいて海外旅行とかに行くのでしょう.ほんと思うつぼって感じですよね.

 ここでも,しっかり自分の頭で考えましょうってことですかね.学術,芸術,スポーツのどれかを仕事にするのは難しくても,趣味にならできるでしょうし,別に学術,芸術,スポーツでなくても,本質的価値がそんなになくても,そんなにお金なんかかけずにできることなんかいくらでもあるでしょう.少なくとも,いくらお金がかかるかと,どれだけやりたいかは,全く相関関係はありませんからね.

 でも,最大の問題は,やはり,「適度に働く」という選択肢が事実上ないことです.これは単に社会のシステムの問題なので,政治や経済界,企業がやればいいだけの話ですが,資本主義経済,競争社会がそれを阻害しているわけです.

 だとすると,(既に書きましたが)戦って行くしかないのですが,戦うと言うと大変な感じがしますが,意外と簡単で,それは,騙されずに無駄なお金を使わないこと,少なくとも,それだけの価値がないと思うものにお金を使わないことです.そうすれば,景気が悪くなって仕事が減って「いい方向」に行くと思いますし,実際,そうなって来てますよね.

 もちろん,そうなれば,要らない会社はどんどん潰れますし,使えない人間はリストラされますから,これも結局,その人しかできない仕事ができる人間になっておくこと,しっかり自分の頭で考えて自分で何とかできる人間になっておく,ということです.

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4/7'16f
[それだけの価値があるか]
(生き方)

 それだけの価値があるか,ということなんですが, なかなか判断が難しいという人もいるんでしょうね.まさにそれが経済感覚で,それがなくてみんな騙されてるわけですからね.でも,単純な話だと思うんですけどねー.例えば,食べるものとか住むところとか,基本的なことを考えれば,だいだいわかりますよね.

 使う方もそうですが,稼ぐ方から考えてもいいと思います.生きて行くのに一日に必要なお金が本質的に5000円〜1万ってことは,年収にして300万くらいということです.子供を育てたり,それ以外諸々考えてもせいぜい500〜600万あれば充分ということです.それ以上稼ぐために働くのは無駄だし,それ以上のお金が必要だとしたら,それは,騙されて無駄な支出をしているってことです.

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4/8'16j
[バドミントンもメジャーになったもの]
(バドミントン)

 昨日から今日と軒並みトップニュース扱いで(ある意味)すごいですね.バドミントンもメジャーになったものです.そして,その立役者は,まさに桃田さんや奥原さんだったわけで,彼は,バドミントンをメジャーにしたいと言っておきながら,バドミントンがメジャーになることによってその責任を大きく問われることなるという皮肉な結果になりました.

 でも,言うまでもないことですが,バドミントンがこれだけメジャーになったのは,彼が高級腕時計やアクセサリーを身につけたりしたからではなく,彼がすごいプレーをして,世界のトップレベルまで行ったからです.そのことに彼自身が気づいてなかったというのは,ほんとどうしようもありません.

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4/8'16b
[もう大したことはできない]
(日記)

 調子ですが,これまた予想通り,回復してきました.ですから,周期的なものということですね.で,ここで調子に乗るとまたやられるので,セイブすることが肝要です.具体的には,次の谷であるGWまで何とかもたせるということですね.

 でも,こんな感じだと,もうほんと大したことはできないなと実感します.でも,もう仕方ないですね.つまり,できる範囲でできるだけのことをして結果最大にするしかありません.

 でも,なんかもうあきらめがついてきたというか,清々しい気分でもあります.50を過ぎて人生が(実質)終わったと書きましたが,そんな気分ですし,そう考えると何だかとても安心というかほっとします.

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4/9'16
[ゆるーく,元気なく]
(日記, 生き方)

 上の続きですが,感覚的には,人生ってつまらないなーと思った時,人生所詮退屈しのぎと考えると,ほっとするのに似ています.ですから,結局は,これが人生の本質というか,本来の姿ってことですね.

 でも,実際のところは,なんか知らんがその気になってバリバリ仕事したこともあったし,仕事以外にも(他の人から見たらめちゃめちゃ)精力的に取り組んで来たこともありました.そして,これからもそういうことがあるのかもしれません(でも,それに身を任せると結果最大にならないので,これからはそういうことを律することが必要).

 でも,そういうのって,ほんとは違うというか,本来的じゃない気がしてきたというか,ようやくこの歳になってそういうことに気づいたというか,この歳になるまで気づかなくてよかったというか,そんな感じです.

 挨拶?として,元気ですか?ときかれるのですが,返事の挨拶としては,元気でやってます,なんでしょうが,挨拶でなければ,元気ではありません,なんだと思います.でも,それでいいというか,それを受け入れられるようになったというか,それでいいと思えるようになったというか,これからは,(もちろん,仕事や仕事以外などやるべきことはしっかりやりながら,でも私でなくてもできることや,こんなことやってどうすんの?的な意味のないことはできる限り排除して)ゆるーく,元気なく,でも,悪くない気分で生きて行けたらなあと思っています.

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4/9'16b
[どこに引っ越す?]
(生活)

 職員宿舎への引越が流れたというか,あと5年でも職員宿舎に移るということ自体がなくなったので,本腰を入れて引っ越し先を探さなくてはいけなくなりました.と言っても,これまでやってきたことを続けるだけってことなんですが,やっぱり,なんか違いますよね.

 一度,不動産屋に話をききに行こうと思っていて,というのは,以前住んでいた西片の家というのが,大家さんがちゃんとした人に貸したいということで,不動産屋が隠し持っていた物件で(なので,条件の割にとても格安だった),インターネットではなく,そういう物件があるかもしれない,期限までまだ1年半あるということで,条件を出しておいて,それに見合う物件が出たら連絡してもらうというやり方もあるのではと思っていました.

 で,試しに近所の不動産屋に行ってきたんですが,今はもうインターネットの時代なので,新規の物件が出たら不動産屋に連絡が来るより先にネットにアップされるんだそうです.つまり,インターネットに出てるものが全てってことですね.考えてみたら,西片の家に住んでたのは,1996年からですからまだインターネットもそんなに普及してない頃でしたかね.

 ということで,インターネットでチェックする日々がこれからも続くというか,もっとまめに本気でチェックする必要がありますね.条件に見合うものはまだありませんが,今決めろと言われれば,ここかなという物件はあります.

 問題は,どの時点で「手を打つ」かですね.遅くとも来年の4月には決めたいですが,いい物件が出たらさっさと決めようと思います.

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 条件としては,隣家に隣接していない,できれば平屋の一軒家がいいと思っています.居住性は,マンションとかの方がいいし,家賃も割安ですが,壁一つ隔てたところに赤の他人が住んでて,もちろん,ちゃんとした人なら何の問題もないですが,そんなの博打のようなものですから,だとしたら,そういうリスクを避けるに越したことはありませんからね.

 問題は,やっぱり,防音室+グランドピアノを入れるってことなんですが,音に関して言えば,防音室を入れるので問題ないでしょう(全く音がしないことはないが,テレビとかの日常の音くらい).重量的にも,防音室の広さが7.2平米で,グランドピアノ300kg,防音室600kgとしても,平米あたり125kgなので,建築基準法の平米当たりの積載荷重180kgを下回っていてこれも問題ありません.でも,これに関しては,木造よりは,RCの方が安心ですかね.

 そうすると,もし,マンションが戸建より家賃が2万割安なら,1年住めば防音室+グランドピアノの移動費は出るので,一か八かマンションという手もあるかもしれません.物件も断然マンションの方が多いですしね.なかなか悩ましいところです.

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4/10'16
[選択の余地はない?]
(生活)

 なんかどうしたらいいかわからなくなって来た感のある引っ越し先ですが,やはり,最大のネックは,防音室+グランドピアノなんだと思います.というか,今更ながらそんな感じがしてきました.防音室付きのグランドピアノを入れたのは,前に住んでいた西片の家でしたが,鉄筋コンクリート造の戸建の1階で,大家さんが2,3階に住んでて,不動産屋さんにちゃんとした人を紹介してと言ってて,東大の先生のようなちゃんとした(^^;?人に借りてもらってラッキーと先方も思ってるような状況でしたから,私にとっても非常に運が良かったんだと思います.

 そして,今住んでるところは,いわゆる官舎で,これも戸建が2戸くっついたほぼ戸建のRC造で,隣はずっと空いてるような状態で,これも非常に幸運でした.それで,そういう状況を作らないといけないと思って,昨日,不動産屋に行ったのですが,今は,もうインターネットの時代で,ただ機械的に不動産屋が貸し主と借り主を仲介してるだけという状況なわけです.

 それで,どうしたもんだかと考えながら,インターネットを見ていたのですが,条件のところに「楽器相談」という項目があることに気づきました.私の場合は,防音室を入れるわけですから,音は問題ないと思うんですが,不動産屋を通すとそういうのって意外と伝わらないものですし,音は問題なくても,防音室の重さはピアノの2倍あるわけですから,木造の戸建だとそれが逆に大丈夫かよ?ということにもなってくるわけです(前のところ,今のところは,戸建のRCだったわけで,そんな物件は,ほとんどありません.つまり,これも超ラッキーだったということです).

 で,「楽器相談」にチェックを入れてフィルタリングをすると...驚いたことに,というか,ある意味,当然かもしれませんが,何百とあった物件が数えるくらいになってしまいました.防音室+グランドピアノをキープしたいのなら,これが現実ということを思い知った次第です.

 じゃあ,週に数回,30分くらいしか練習しないのなら,そんなのさっさと売り払って高級電子ピアノとかにすればいいじゃん,てなもんで,実際,そういうことも考えたのですが,ここで大事なのはやはり想像力です.今は,防音室+グランドピアノをもってるからその有り難みがわかってないわけで,それがなくなるとしっかり想像すると,とてもじゃないことに気がついて自分でも驚きました.つまり,今はそんなに弾いてないけど,ピアノってやっぱり私にとって,かけがえのないものなんだなーと気づいた次第です.

 もちろん,学生時代のように,キープするだけの財力がないのなら電気ピアノで仕方ありませんが,幸い何とかなるのなら,それも一つの「お金の使い途」ということでしょう.つまり,お金なんかより週に数回でもグランドピアノが弾けることが私にとって遥かに大事でプライオリティが高いということです.

 それで,残った数軒の中に一つだけ路線バスで何とか通えるという条件を満たしたものが目に止まりました.というか,もうこれしか選択の余地はないようにさえ思えました.それで,まずグーグルマップで「行って」みたところ,入居者募集の看板が出ていて,番号が不動産屋のものと違っていたので,直接大家さんに連絡がとれるということなのかもしれないと思いました.

 で,今日,早速行ってみました.周辺の様子を調べるためにしばらくうろうろして,電話すると,予想通り,直接大家さんが出て,今マンションの前まで来てますと言ったら,1階の○○というお店に来て下さいということで行っていろいろ話をききましたし,部屋も見せてもらいました.不動産屋を通さずに直接来たということで,不動産屋に2年おきに仲介料払わずに済んだねとか,感じのいい老夫婦で,ピアノの件も快諾してくれました.これは常識ですが,大家さんが1階に住んでいるというのは,ポイントが高いです.

 ということで,もうここにするしかない,というか,選択の余地はない気がしてきました.今住んでるところよりいいのは,日当たりで(今住んでるところも日当たりは悪くないが南に防音室を入れてしまったので),しかも南東がメインなので,朝ご飯を食べて出かけるまで,つまり,働いている人間にとって,太陽の光が部屋にさす時間の日当たりがよくて,というのもポイントが高いです.ただ,問題がないこともなくて,ですが,そんなに気にすることはないかもしれません.でも,今住んでるところより全然新しいし,RCということは,居住性もいいでしょうし,何と言っても防音室+グランドピアノについて,大家さんのお墨付きが得られたということで,もう選択の余地はない気がしてきました.

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4/10'16b
[たかがそれだけのこと]
(世の中)

 田児さん,桃田さんの処分ですが,予想されたことですが,非常に厳しいものとなりました.オリンピックで金メダルが獲れるかもしれないのに,逮捕や起訴されたわけでもないのに,なんでそこまで?と思う人がいるとしたら,世の中のことが全くわかっていませんし,そう思うとしたら,彼らと同じ轍を踏む可能性があります.

 敢えて厳しい言い方をすれば,バドミントンが世界一強いとかいうのは「たかがそれだけのこと」なんですよ.そしてそれは,他のスポーツでも,学術でも芸術でもビジネスでも何でもそうです.ノーベル賞をもらうような研究をしようが,人類の財産とも言えるような芸術作品を残そうが,世界を一変させるようなものすごいビジネスモデルを思いついてそれを実現させようが,人間的にちゃんとしてること,社会的に一人前であることが大前提であり,これに反すれば,全ては一瞬にして吹き飛ぶのです.怖いですねー.

 これは考えてみれば,当たり前のことです.人間的にちゃんとしてなければ,社会的に一人前でなければ,周りに迷惑をかけます.法律は,それを制御するために大きな役割を果たしていますが,完全ではないので,道徳や倫理といったものまで対象は広がります.

 でも,バドミントンが世界一強い人がいなくても,青色発光ダイオードがなくても,ほんとに困る人はほとんどいませんよね.つまり,社会とはそういうものであり,そういう中で,何か「たった一つのこと」を思う存分やらせてもらってるとしたら,それはものすごくありがたいことで,社会のルールを守るのは,当たり前のことなのです.

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4/10'16c
[シーズン終了]
(スキー)

 はっと気づいたら,ハンタマのコブ斜面もガーラの下山コースもクローズで,もうシーズン終了となりそうです.結局,研修会の2日とハンタマに一度行っただけという悲惨なシーズンになりました.と言っても,ここ数年はずっとこんな感じです.でも,ガーラの方は,いっしょにシーズンロッカーを借りてる友人が,とある事情で行けなくなって,一度も行かずで,こんなことは初めてですかね.

 でも,ハンタマに一度行った時,やっぱり,スキーは面白いと思って,また行こうとタイミングをはかっていたんですが,体調が悪くなくて,終日予定が入ってなくて,天気が悪くなくて,とかいくつか条件が重なると,行ける日が実質ほとんどなくなるってことですかね.

 でも,これでいいとは全然思ってないので,作戦というか,行くハードルを下げる何かを考えないと,ですね.

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4/11'16s
[人生を奪う]
(生き方)

 桃田さんがしてしまったことは弁護の余地はないが,彼は,バドミントンに人生をかけていたわけで,彼からバドミントンを奪うことは,人生を奪うことに等しい,そんなことまでしていいのか,と言ってた人がいました.

 気持ちはわからないでもないですが,人生を奪うってどういうことですか? 彼に死ねってこと? でも,命を奪われるどころか,刑務所にすら入ってませんよね.つまり,実際のところは,彼からバドミントンを奪うことは,彼から人生を奪うことでもなんでもないのです(そういう点では,小保方さんのケースと似てる).

 もし,彼からバドミントンをとったら何も残らないとしたら,「そういう生き方」をしかして来なかった彼自身の責任でしょう.そして,ここまで来れば明らかですが,「そういう生き方」,つまり,バドミントンをとったら何も残らないような生き方をして来たから,今回のようなことが起こったということです.

 銭谷さんは,東京オリンピック出場の道は残したから這い上がって来て欲しいと言ってましたが,どうでしょうか.わからない奴は,結局,わからないと言う人もいますし,それは一理ありますが,彼がどうなるのか,バドミントンが強いだけじゃだめということの「本質」に気づくのか,気づかずに表面上だけ繕って戻ってくるのか,このままだめになってしまうのか,注目して見て行きたいと思います.

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4/11'16b
[過度に評価する問題]
(世の中)

 あとは(これも既に書きましたが),バドミントンに限らず,どの分野でも,著しい成果を上げた人を(特に経済的に)過度に評価するのは問題だと思います.何度も同じことを書きますが,お金なんか必要以上にあっても仕方ないものだし,スポーツ選手のような若い人に大金を与えても有用なお金の使い途がわからず,ブランド品とか高級車とか買ったり,ひどい場合は,今回のようにギャンブルですったりするだけですよ.

 もともと彼らの多くは,お金が欲しくてプレーしているのではなく,ただひたすら競技力の向上を目的に厳しい練習やトレーニングをしているわけで,競技力の向上が形として現れて,試合に勝つ,大会で優勝する,オリンピックで金メダルを獲る,ということで,充分評価されたと思うでしょう.芸術家や研究者だって同じです.

 それなのに,「金になる」ことに気づいてしまうと,それが目的化してしまう人もいて,そうすると,本来の目的を忘れてしまって,お金が欲しいとなってしまい,それは,本人にとって不幸なことでしょう.

 もちろん,ある程度のお金は必要ですが,思いっきり競技や研究に打ち込めて,ちゃんと生活できれば,それ以上何が必要なんですか?

 要は,スポーツで金儲けをしようとする悪い大人達が彼らを食い物にしてるということです.これも(何度も書きますが)資本主義社会の弊害ということでしょうか.

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4/11'16c
[たった3000万]
(世の中)

 あと報道を見てると,バドミントンの国際大会の賞金が近年急増していて,桃田さんの獲得賞金が3000万とか言ってました.確かに一昔と比べると考えられないような額ですし,20そこそこの若者がそんな大金を手にしたらどうなるか,というのもわかりますが,3000万って大金ですか? 「たった3000万」じゃないですか.

 「年収300万で生き残る方法」ではないですが,カツカツの生活をしてもたった10年で使い切る吹けば飛ぶような額ですよ.20そこそこなら,30で使い切るわけで,しかも,スポーツ選手ですから,いつまでプレーできるかも,その後どうなるかもわからない状況で,舞い上がってぱーっと高級腕時計とかギャンブルとかに使ってしまうというのは,お金の計算(3000÷300=10)が全くできないってことです.

 宵越しの金は持たない,じゃないですが,そんなケチケチしててどうすんの?という人は,自分にとって何が大事かがわかってません.桃田さんにとって一番大事なのは,バドミントンですよね.だったら,そんな余計な金使う暇があったら,練習するなりトレーニングするなりしっかり体を休めるなりするべきではないですか? あるいは,今思いっきり競技に打ち込むために,引退後の心配をしなくていいように,ちゃんととっておくべきお金なのではないですか?

 つまり,ここでも「バドミントンとったら何も残らない」とどうなるか,ということが如実に現れているわけです.

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4/11'16d
[「食」欲がない]
(日記)

 最近,「食」欲がありません.えーー!大丈夫?と思ったあなた,大丈夫です(でも,心配してくださったのでしたら,ありがとうございます).

 「食」欲がないというのは,食欲がないということではなく,むしろ,食欲があるということなのです.どういうことかと言うと,何食べてもおいしいんですよ(でも,量は食べられない).

 でも,そうすると,どうなるかと言うと,お腹減って何食べてもいいから,食べるのは何でもいいや,となるのです.もちろん,栄養のバランスは重要なので,それには気をつけますが,食べるもの自体は...てきとーというと語弊はありますが,高くて美味いもん食いたいというような「食」に対する欲がない(「食」欲がない)ということで,結果的に,かなり安上がり(^^;で済んでます.

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4/12'16b
[○○バカ]
(生き方)

 じゃあ,逆にバドミントンにしか興味がない,バドミントンに限らず,野球でもサッカーでも,スポーツ以外の研究でもピアノでもビジネスでも,仕事にしか興味がないとしたらどうでしょうか? いわゆる○○バカって奴ですね.

 そりゃあ幸せでしょう.でも,それで飯が食えなければ,バイトとかしないといけないので,それは辛いでしょうし,バイトするなら社会の中で生きて行くわけで○○バカってわけにも行かないでしょう.

 でも,桃田さんのように,あるいは,そこまで行かなくても,バドミントンとか研究とかに思う存分打ち込むことができて,それで充分生活して行けるとしたらどうでしょうか? 幸せ過ぎますよね.そして,それこそが「成功」する条件でしょう.

 でも,桃田さんの例を見ればわかるように,それってやっぱり非常に危ういんですよ.いくらバドミントンにしか興味がないと言っても,社会の中で生きていればいろんなことがあるし,いろんな誘惑もあるでしょう.そこで,しっかり自分で考える力をもっていなければ,彼のようになってしまう可能性があります.

 協会は,これを期に何とか講習会をやるとか言ってますし,テニスとかは,そういう制度もあるようですが,大事なのは,やはり自分で考える力をもつことなので,抜本的な解決にはならないと思います.実際,テニスも他のプロスポーツも不祥事が絶えませんからね.

 そして何より,○○バカ的な人生って,成功はするかもしれませんが,つまらないというか,薄っぺらい人生に私は見えてしまいます.人はみなスポーツ選手,研究者,職業人である前に人間であり,人生を生きていない人はいないので,哲学者であるべきだと思いますからね.

 とか言うと,小難しい感じがしますが,難しく考えることはないです.とにかくまず考えること,例えば,誰かと話をするときに,自分がこういうことを言ったら相手はどう思うか,ツイッターにこういう記事を載せたら世の中の人はどう思うか,先輩にギャンブル行こうよと誘われてついていったらどうなるか,想像力を働かせてしっかり考えることです.

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4/12'16b
[歳をとるとお金で解決]
(生き方)

 防音室+グランドピアノですが,週に数回しか弾かないのなら,そんなの売り払って,高級電子ピアノを入れて,でも,時々グランドピアノ弾きたいのなら,レンタルスタジオみたいなところ行けばいいじゃんとも思いますよね.実際,東京に住んでて,グランドピアノ入れる前はそうしてました.

 でも,今そうすると(想像力を働かせて考えると),もうピアノ弾かなくなると思うんですよね.だったらもうそんなにピアノを弾きたいと思ってないってことだから,それはそれでいいじゃんということにもなるのですが,そうすると,どんどんつまらない人生になって行きます.

 例えば,今シーズンスキーは結局3日しか行かなかったのですが,もちろん,仕事が忙しいとかいろいろ事情はあるのですが,行きたい気持ちはあるわけで,もし若くて元気だったらかなり無理してでも行ったと思います.でも,今は肉体的,心理的めんどくささとか,歳をとって無理すると必ず後で調子が悪くなるので,そういうものがどうしても勝ってしまって,ものすごくハードルが上がってしまいます.

 ですから,つまらなくない人生を送るには,そういうハードルを下げる必要があるわけで,多少コストがかかっても防音室+グランドピアノを入れるということになるわけです.スキーなら,例えば,朝早起きして何時間も運転して,滑って疲れてまた何時間も運転して帰ってくるのではなく,高速使えるところは使っちゃうとか,前の日からゆっくり入ってどこかで前泊する,あるいは,後泊してゆっくり休んでから帰ってくるとか,もっとお金があれば,田舎に別宅とかみたいなことが考えられますね.

 つまり,歳をとると肉体的精神的ハードルが上がるのをお金で解決するということで,でも,歳をとると給料は増えるわけで,そういう「仕組み」になってるということです.逆に言えば,歳をとると(つまらなくない人生を送りたいのなら)予想以上に「お金がかかる」わけで,ましてや仕事をリタイアすればキャッシュフローを失うわけで,備えることは,相当大変ということです.

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4/12'16c
[人生は終わったけど]
(生き方)

 人生が(実質)終わったと何度か書きました.それはそうなんですが,それは,私の話であって,私の周りにいる学生達とか,若い人の人生はまだまだこれからです.つまり,そういう人達に対して,私が何ができるか,ということなわけで,何かできることがあれば,私の人生は(実質)終わったけど,私の人生は,まだ続いて行くということになるわけです.

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4/13'16
[自分のために]
(生き方)

 具体的には,大学にいる間は,研究(+生き方?)指導という形で,私の研究室に来てくれた学生を指導することができますし,バドミントン部の顧問として,とーーきどき話をしたり,講義の中で折に触れてそういう話をすることもできます.ありがたい話です.

 つまり,自分のために,自分が生きていくためにやっている,というか,そういう意識をもつことが大事ということで,そういうことに対する見返りみたいなものは当然のことながら全く要りませんし,うるせーじじいだなと思って,無視してもらっても全く構いません.

 問題は,やはり,大学を辞めた後ですが,そういう意味でも,このサイトの存在意義は大きいですね.最近の記事を見ると,広く一般的にというよりは,若い人達へのメッセージ的なものが増えてるのもそういうことだと思います(でも,正直,私も歳をとったもんだなーと思いますが,事実なので,まー仕方ないですね).

 そして,これも説教くさくてうぜーなと思ってもらっても一向に構いません.だって「自分のために」(自分がやり甲斐を感じるために)書いてるわけですからね.もちろん,中身自体が自分本位ではなく,真摯に若い人達のことを考えてのこと,というのは,当たり前のことです.つまり,若い人達のご機嫌をとるために耳障りにいいことしか言わない,なんていう自分本位なことはしないということです.

 でも,実際のところは,これも結局,自分のためなわけで,そういう意味では,どっこいどっこいですが,だったら「自分が正しいと思うことに従う」ということになります.

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4/13'16b
[]
(経日)

 「記号」では書きましたが,昨日,流れが変わったと判断しました.中期的には3/16以来ですね(でも,リンク先を貼って気づいたが,このときも記号で書いただけだった.しかも,記号で短期と中期の区別はないので,これじゃあ中期的な流れの転換はわからないですね.ちょっと考えます).昨日の上げで含み益の1/3がなくなりましたが(逆に言えば2/3はとれたということ),今日は上げているようです.

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4/13'16c
[体の痛み]
(バドミントン)

 昨日練習だったのですが,アキレス腱痛は相変わらずで,ためしにテーピングをしてみました.確かに負担軽減効果はありますね.でも,全然動けない...

 というか,全然動けなくて,練習中なんでかなとずっと考えていて,テーピングしてるからだと気づきました(すぐ気づけよ).テーピングしてる分だけアキレス腱への負担は減りますが,可動域は狭くなります.つまり,バックスイングを小さくしてボールを投げようとしても遠くに投げられないのと同じことです.膝を痛めてサポーターで固めていたときも同じことが言えますね.

 ということで,何か対策を考えないといけません.いろいろ調べると,アキレス腱,あるいは,アキレス腱痛を軽減するためのふくらはぎの柔軟性を高めるためのストレッチがあるようなので,まずはこれですかね.

 それにしても,アキレス腱痛もそうですが,股関節とか膝とか,体の痛み具合が尋常ではありません.(バドミントンを続けるのであれば)アキレス腱痛だけではなく,何か対策を考えないといけませんね.これさえ(ある程度)なくなれば,もっと全然動けるし,パフォーマンスも劇的に変わると思ってます(実際,ピンポイント的にそういうときがあって,そのときは,パフォーマンスが全然違う).

 サプリメント系としては,コンドロイチンとかグルコサミンとか,最近だと,プロテオグリカンとかあるんですが,うーん,どうなんでしょうか.コンドロイチンとかグルコサミンについては,単なる消炎作用ということは既に書きました.プロテオグリカンについては,直接軟骨成分の増加に寄与するとかありますが,どーも胡散臭いですよね.

 もちろん,加齢による衰えを素直に受け入れるというのもありなんですが,そうすると,どんどんつまらない人生になって行きますし,藤原君の練習相手をしている以上,勝手にもうやーめた,というわけには行きません(でもこれに関しても,2つ前の記事と同じで,ありがたい話だと思ってます).

 やっぱり,しっかり体のケアとトレーニングをするってことなんでしょうが,トレーニングに関しては,やるとすぐ怪我するということを繰り返して来ていて,歳をとるとその強度や頻度のマネージメントが非常に微妙で難しいです.でも,これも創意工夫の対象というか,結果最大を目指してやるしかないですね(昨日から,あることを始めていて,しばらくはこれを続けてみます).

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4/13'16d
[ピンポイント]
(生活)

 「食」欲がない,でも,食欲はあって,何食べてもおいしいということなんですが,じゃあ,毎日毎食カレーでも300円弁当でもいいってことではありません.というか,これは,私の場合,昔からなんですが,「その時」食べたいものは,ものすごくピンポイントなんですよ.

 例えば,学食とか行って,ずらーっと並んだ10種類くらいのメニューの中で,「その時」食べたいと思えるのは,1つあるかないかです(なければ,他の食堂に行く).新生活が始まって,今日の晩ご飯何食べよっかなーって考えられて,その時食べたいものが食べられるのがめっちゃいい(そうでないとしんどい),というのはそういうことです(朝出かける時,今日の晩ご飯何にする?ときかれても困る).でも,「その時」食べたいものがその時々によってめっちゃばらけるので,結果的に,例えば,一月を通してみれば,いろんなものを食べてることになります.

 これってどういうことですかね? よくわかんないけど,結果オーライってことで(多分,私の食に対する欲が非常に健全ということで(^^;)まあいっか.

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4/13'16e
[将来に対するイメージ]
(生き方, 生活)

 引っ越し先ですが,選択の余地はないということで,決断するしかないですし,そこに住んだとして,より充実した生活を送るためにいろいろシミュレーションとかもしてるんですが(これは結構楽しい),正直に書くと,職場も含めて,ここにあと10年と考えると,憂鬱な気分にもなります.既に書きましたが,人間やはり将来に対するいいイメージをもてることが大事で,でも,少なくとも住むところと職場に関しては,これから10年間「変化なし」なわけですから,ちょっとしんどくなるのは当然のことです.

 つくばに来てからずっと何となく東京に帰りたい,ここで頑張っていれば,東京に帰れるかもしれないと思ってたと書きましたが,今となっては,なんでそう思ってたかはわからないのですが(だって,やりたいことやるためにここに来たわけですからね),漠然と将来に対する変化のイメージをもとうとしてたのかもしれませんね.そういう意味では,東京に帰りたい,帰れるかもしれないと思っていたことは,結果的にそうならなかったとしても,それでよかったんだと思います.

 でも,これから10年は,そういうこともなくなるわけで,やはり,ちょっと考えないといけないですね.もちろん,あまり遠くを見ずに,近くを見て,その日その日をしっかり過ごすというのもありなんですが,それだと5年が限界ですかね.

 そういう意味では,あと10年とは考えず,あと5年と思って過ごす,5年したらまた考える,というのがいいのかなと思います.

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4/13'16f
[順繰り]
(生き方)

 でもどうなんですかね? 若い人達の人生はこれからと言っても,彼らも何十年かしたら歳をとるわけで,そしたら,今度は彼らがその時の若い人達のために(と彼ら自身は考えて)ってことなんでしょうか.つまり,そうやって,順繰りバトンを渡していって人類はずっと存続するけど,一人一人の人生は,実質数十年で終わってしまう,ということなんでしょうか.

 というか,そういうこと,つまり,それが人生の本質ということです.そう考えると,何だかなーとも思うんですが,そういうものだからしょうがないというか,人生所詮退屈しのぎって考えると,逆に安心するというか,まあいっかって思えるから不思議なものです.

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4/13'16g
[人生の達人]
(生き方)

 人生の達人ってどういう人でしょうね? 夢や目標に向かってどんな状況でも明るく前向きに頑張ってる人,そして,夢や目標を達成した「成功者」のことでしょうか? でも,そんな人ほんとにいるんですかね? もしいたとしても,それじゃあ,何だか薄っぺらい人生って感じがしませんか?

 実際のところは,いつも夢や目標がもてるわけでも,明るく前向きに頑張れるわけでもないし,そもそも,生きてることにどういう意味があるのかとか考えるものだし,そういう中で,どう生きて行ったらいいか思い悩みながら生きてる人の方がちゃんとしててまともだと私は思います(「逃避」するのも一つの方法ですが,逃避するということは,一度はしっかり向き合ってそこから逃避するということなので,一度はしっかり向き合ってるということですからね).

 そして,いろいろ考える中で,自分なりの生き方を見出して行く人こそが人生の達人なのでしょうし,私もそういう人を目指している,ということなのでしょう.

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4/13'16h
[微分の微分?]
(生き方)

 将来に対する変化のイメージという意味では,リタイアしたときは,大きな変化でしょうから,最後の5年は,そういうイメージをもって過ごせるような気がします.ということは,最後の5年,即ち,今から5年後は,今とは違うわけで,これも将来に対する変化のイメージがもてるってことですかね?

 なんか,微分の微分?のような三段論法のようなみょーな感じですが,結局は,あと5年と思って,ってことか.

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4/14'16
[一体みなさんどうされて]
(大学)

 そうそう,実大木造の振動実験の科研が去年で終わったので,違うテーマ(強震動シミュレーション)で申請をしてたのですが,無事通りました(でも,実大木造の振動実験の次が強震動シミュレーションって,やっぱ,幅広すぎ?).これで3年は何とかなりそうです.

 去年あたりから,校費ががんがん削られていて,今年は福岡で建築学会で,学生をみんな連れて行くと30万くらい吹っ飛びますし,大地震が起こって被害調査に行ってもそのくらいかかりますから,科研とらないと厳しいです(もちろん,いざというときのために外部資金のストックはありますが,これもどんどん目減りしている).

 科研の採択率は,2,3割ってとこですし,とにかくお金がかからないことをやってる私ですらこんな状況ですから,一体みなさんどうされてるんでしょうか?って思っちゃいます.

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4/15'16j
[熊本で震度7]
(仕事)

 熊本で震度7の地震が発生してばたばたなのですが,ですかねー.震度7を記録した益城町の地震動強さは,ざっくり言うと,建物に大きな被害を与える1-2秒の成分は,2004年新潟県中越地震のJMA小千谷程度(震度にして6.07,つまり,6弱と6強の境目くらいで,木造家屋の8%が全壊するレベル)で,東日本大震災の3倍,阪神・淡路大震災の半分です.

 あと,がんがん電話かかって来てるみたいですが,ちゃんとここ見て下さいね〜(って,ここで書いてもしょうがないけど).質問の答えも全部書いてあると思いますよ.

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4/16'16
[また地震]
(仕事)

 また地震あったんですね(おととい夜遅くて,昨日朝一から講義だったんで,もう寝てて,朝起きて気づいた).ていうか,こっちが本震だと気象庁は言ってるようです(でもこういうのは,どれが前震でどれが本震とかは,あとになってみないとわからないものだが).出かける準備をしていたのですが,熊本空港がターミナルビルが被害を受けて閉鎖になったようですし,ちょっと仕切り直しですね.

 防災科学技術研究所で公開された記録を見ると,建物の大きな被害に結びつく1-2秒は,今回の方が大きいようです.

 でも,何と言うか,こういうことがあると,以前のようにいてもたってもいられないという感じではなくて(10年前だったら,もう現地にいるでしょう),無理しない範囲で,できることをやるという落ち着いた感じになってきました.いろんな(面倒な)仕事でがんじがらめになってるとも,歳をとったとも言えますが,まあしょうがないですかね.

 メディア対応も今回はうまく行ってると思います.例の件?があって以来,電話には一切出ませんし(ていうか,いちいち出てられません),ちゃんとルールを守って,まずメール連絡してくださったところにだけ対応しています.本部や事務を通して,連絡して欲しい,なんて言うところにも当然こっちから連絡することはありません.というか,そんな暇あるわけないし,お願いするのに「電話してくれ」は,非常識ですよね.

 逆にルールを守って連絡くださったところには,しっかり綿密に対応できたと思います.記事や内容もチェックできましたし,ものすごい多くのところにガサツに対応して変な情報流されるより,こっちの方がいいと思いました.

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 報道もそうですが,波形を分析すると,1995年兵庫県南部地震ほどではないにしろ,もう2004年新潟県中越地震以上の被害になってる可能性があります.2011年東北地方太平洋沖地震は,揺れによる被害はそれほどではありませんでしたが,甚大な津波被害がありましたし,そういう状況で,のこのこ研究者が被災地に土足で上がり込むようなことはするべきではありません(そう言えば,2011年東北地方太平洋沖地震のときも似たような記事を書いたのを思い出しました.これですね.).

 ということで,行く準備をしていましたが,少し様子を見た方がいいかもしれません(とか書いていたら,災害委員会幹事の首都大の北山先生からML宛てにそういうメールが届きました).余震も続いているようですし,学生達を連れて行くので,彼らを危ない目に合わせるわけにも行きません.

 熊本空港も閉鎖されてますし,福岡から行くにしても高速道が不通や大幅な速度規制では,移動もままなりません(2004年新潟県中越地震のときはほんとに大変だった).先見調査で入った九大の先生達の情報だと益城町周辺は大渋滞のようです(1995年兵庫県南部地震のときもそうでした).

 行くタイミングですが,何を目安にするかはなかなか難しいですが,少なくとも,救出作業などが続いているうちは,1995年兵庫県南部地震や2011年東北地方太平洋沖地震のときのように地元や地元出身の研究者だけにした方がいいような気がします.

 でも,急に雰囲気が変わって,いつ行ける状態になるかもしれないので,準備だけはしっかり進めて行く必要はあります.

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4/18'16
[延期]
(仕事)

 明日から出かけるつもりで準備を進めていたのですが,いっしょに調査をする九大の先生と話をすると,本震が起こったこともあって,現地の状況は,こちらから感じる以上に深刻のようで,彼と相談して,少し様子を見ることにしました.残念ですが仕方ないですね.というか,残念というよりは,そうすべきということでしょう.

 でも,今回は何とも不思議な感覚です.もっと若い頃ならいてもたってもいられないって感じだったと思いますが(でも,そう思ったとしても,ちゃんと状況を考えて行くべきでなければ行かない,実際,阪神・淡路大震災のときも東日本大震災のときもそうした),今はそうでもない,というと語弊がありますが,そうならないというか,変な?スイッチが入らないようにコントロールしてるようなところがあります.

 それは,そうしない方がいいってこともあります.実際,東日本大震災のときは,相当大変で,スイッチを入れて気合いで乗り切ったような感じでしたが,その後,体調を崩して,全身に湿疹が出て,半年くらいおさまらなくて,大変な目に会いました.

 しかも,どうやら今月中に引越ってことにもなりそうで,普通に考えたら,地震と合わせるともう大変な状況なのですが,何と言うか,変なスイッチを入れずに,心のゆとりをもって,少し抑え気味に動いた方が,歳をとった今の状況では,結果最大になるような気がします.

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4/18'16b
[明暗]
(世の中, 経済, 経日)

 こんな状況で不謹慎?かもしれませんが,先週の土曜日,即ち,場が閉まってから本震が起こったこともあって,今日は,株は暴落で,阪神・淡路大震災,東日本大震災のときもそうでした(と既に書きましたよね).私個人的には,東日本大震災のときと同様,4/15に売り抜けたので(地震が起こることがわかってたわけではないですよ(笑))何の影響もなかったのですが,全体は暴落する中で建設株だけは,というのは今回もその通りになりました↓.

 どうですか? まさに明暗というか,ほんとシビアで血も涙もない世界だと思いますよね.そういうことも考えて,買いの玉を建てる時は,1/4建設株も建てるようにしてるのですが,ちゃんと計算したわけではないですが,今回は,1/4では足りなかった感じがしますね.つまり,純粋?に地震だけの影響以外の要因があるのかもしれませんし,阪神・淡路大震災や東日本大震災の時と比べるとそんな感じもします.

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4/19'16b
[シビアな状況]
(日記)

 引越先の契約をしてきて,引越日も決まりました.熊本に現地調査にも行くので,段取りはできているとは言え,実質,そんなに準備する日はありません.かなりシビアな状況になってきましたが,敢えて(変な)スイッチを入れずに心のゆとりをもって,乗り切る,というか,さらりとかわず?ことができるでしょうか?

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 ていうか,シビアな状況と思うから,(変な)スイッチが入るわけですから,そう思わないってことですね.もちろん,非常に高度なマネージメント力が必要になりますが.

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4/19'16b
[案ずるより]
(日記)

 引越先が決まり,またまた新生活?が始まるということで,今度住むところは,居住性は,今よりよさそうだし,センターからは少し離れますが,そこのところは,一日の行動パターンにヴァリエイションがあるように考えてて,行動範囲も広がると思うのですが,熊本に調査に行く合間を縫って,これから引越の準備ということもあるし,段取りというかイメージはしているのですが,その通りに行くかわからないし,引越先は快適そうだけど,不安材料がないことはなくて,実際に住んでみるとどうかはわからないし,なんか気が晴れないというか,ちょっと憂鬱な気分です.

 でも,前回,新生活が始まった時も最初は調子よくなかったですが,その後は,快適そのものになりましたし,将来のことを漠然と不安に思っても仕方ないし,大概は杞憂のことが多いので,まあ気にしないってことですかね.というか,もう決まったことなので,そういう条件下で,できるだけのことをするしかないし,そうすればいいんだと思います.

 結局,いつもこれなんですが,逆に言えば,これが一番大事ってことでしょうね.

 ということで,この文章を書き始めた時は,ちょっと憂鬱な気分だったけど,書き終わる頃には,少しは気分が晴れた?

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4/20'16
[段取り八分(十分)のほんとに意味]
(生き方)

 熊本にも行かないといけないので,引越の準備をしないといけないのですが,なかなか進まない,というか,とりかかることができません.それは,地震関係とかそれ以外でいろいろ忙しいということもあるのですが,敢えてとりかからずに頭の中で段取りをしているというところもあります.

 このサイトで何度か段取り八分,いや,実質的には,段取り十分と書いて来ました.一般的に言う,段取り八分というのは,文字通りそういう意味です.でも,それ以上のもっと深い意味があるような感じがしてきました.

 例えば,これも時々書いていますが,N埜先生のパペポTVの件(と言って,どのくらいの人がわかるだろうか(笑)?)とか,私も同じような状態になることは,そういうことなんじゃないか,ということです.

 具体的には,講演とか執筆の仕事を頼まれて,パワポとか原稿の準備する時とか,なかなか作業に着手できずにうだうだ?することがあるんですが,それって,別にうだうだしてるわけじゃないんですよ.実際は,どういう構成にしたらわかりやすいかとか頭の中でいろいろ「段取り」をしてるんですね.で,それが煮詰まって作業に入ると,ほんとあっという間に終わります.逆に「とにかく始める」と遅々として進みません.

 そういう高度な知的作業ならそういうことが重要なのもわかるのですが,今回の引越の準備のようなそうでもない?ことについても同じような感じがしてきました.具体的には,「とにかく始め」てみても,すぐに作業は止まってしまいます.つまり,段取りが「100%」できてないと,そうなってしまうし,そうなってしまうということは,まだ段取りができていないので,まずは,段取りをすべし,ということなわけです.

 でも,こういうのってやっぱり憂鬱ですよね.ですから,非効率でもとにかく始めてしまうというやり方もあるのかもしれません.でも,それだと非効率なので,限られた時間の中で逆に間に合わなくなってしまうかもしれない.そこのところが非常に難しくて,非常に高度なマネージメントを要するというのは,そういうことです.ですから,単にこうすればいいという単純な話ではありません.

 でも,やっぱり憂鬱.でも,こと引越に関しては,いつも「ほぼ同じ」なので,そういう段取りをしておけば,次に引っ越す時は,格段に憂鬱度は減ると思います.そして,「いつでも引っ越しできる状態」というのは,そういうことです.

 でも,確かに憂鬱ではありますが,こういうことがこの歳にしてわかるというのも奥が深いというか,面白いものですねー.

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4/20'16b
[嘘が蔓延]
(仕事, 世の中)

 大震災になったということで,メディアの報道も(東日本大震災のときほどではないですが)相当おかしなことになってきました.でも,多くの人は,それに気づかず騙されてるんでしょうね.

 雰囲気的なことについてもそうですが,専門的なことについてもそうです.例えば,先日,あるメディアから取材があって,今回の地震は前震と本震があったことや大きな余震が多いことで,本震では大丈夫だったのに余震で倒壊した建物がある,つまり,大きな揺れが何度も襲うことで被害が拡大しているということを放送したいので,協力して欲しいとのことでした.

 それに対して,私は,揺れの回数はあまり関係ない,木造や鉄筋コンクリート造の被害は「最大値」でほぼ決まる(というのは,建築構造が専門なら常識.でも,専門家と思われるような人でも,かなり間違っていることを平気でどんどんしゃべってる人が多いのは問題)ので,余震で倒壊したとしても,それは,本震で致命的なダメージを受けていたからであって,余震が原因で倒壊に至ったのではない,とほんとのことを申し上げました.

 そうすると,その人は,思惑がはずれたような感じで,しばらく話した後,わかりました,ではまたご連絡させていただくかもしれません,みたいな感じで,そそくさと電話を切られました(こっちも余計な仕事を免れて助かった).

 これはどういうことかと,予め(視聴率が獲れる)番組のストーリーが考えられていて,真実とは違っていても,それありきで番組というものは作られているということです.怖いですねー.

 こういうことは,阪神・淡路大震災のときもありました.柱が鉛直方向に潰れて倒壊した鉄筋コンクリート造建物が多数あったので,上下動で壊れたと解説してる専門家???がごろごろいたのです.もちろん,これも全く間違っていて,水平動で致命的なダメージを受けた状態で軸方向力によって,鉛直方向に潰れたということで,上下動ではなく水平動による崩壊とするのが正しいです.柱は縦に長い形状をしてますから,縦方向と横方向とどっちに強いかは,自明ですし,専門家でなくてもわかることで,ほんとにひどい話です.

 そして,専門的なことに限らず,一般的なことについても,同様の「嘘」がもう相当蔓延しています.メディアも視聴率獲らないとご飯が食べられないので,致し方ないところもありますが(これも資本主義社会の問題点),報道番組が事実を曲げる(自分達に都合のいいことだけを言ってくれる専門家???を探してくる)のは,大問題です.

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4/20'16c
[劇的]
(バドミントン)

 被害調査が延期になったということで,どうしようかとは思ったのですが,練習に行きました.もちろん,ちょー忙しくて,そんな暇あるんかい?と思われる人もいるとは思うのですが,そうすると,どんどん地震一色になって行って,心のゆとりがなくなるというか,結果として,あんまりよくないことになると思うんですよね(ここで文章書くのもそういう意味も大きい).

 それで,「あること」,具体的には,股関節,僧帽筋,アキレス腱,ふくらはぎのストレッチをまめにすることの効果ですが,練習中,あるいは,練習直後の,股関節やアキレス腱のものすごい痛みが劇的に緩和されました.やはり,練習だけではなく普段から「動かす」ことが大事なんだなと思った次第です.

 ただ,パフォーマンスについては,だめでした.一週間,間が空いているということもありますが,下半身については,痛みが減った分だけは動けたくらい,上半身については,全然だめで,僧帽筋のストレッチだけではなくて,直接ストロークに繋がることもやる必要がありますね.

 もちろん,最終的には,ストレッチ程度では,話にならなのですが,現状としては,まず体を整えるというか,そこをクリアしないと,トレーニングしても体が痛んで逆効果なので,まずは,これということだと思います.

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4/20'16d
[延期]
(日記)

 引越なんですが,やはり,防音室+グランドピアノがネックに...具体的には,一人では運べない荷物を運んでもらう引越屋と2tトラックを借りる日は,確定していたのですが,検討してもらっていた防音室+グランドピアノを運んでもらう業者から連絡があって,今月中の移設は難しいとのことでした.しかも,GWに入るので,GW明けになるとのことです.うーん,それならそれで仕方ないですが,これをどう「解釈」するかですね.

 要は,「全ては137億年前」的(笑)には,熊本の地震で大変なことになってるし,被害調査にも行かないといけないし,無理せず,引越を延期しろと神様?に言われてるのかなあ,ということです.最初は,延期しても,ただの先延ばしになるだけだし,防音室+グランドピアノだけ残して,さっさとそれ以外は引越してしまおうとも思ったのですが,「もう歳だし(笑),どうするか迷った時は無理しない」則的に考えて,延期することにしました.

 でも,引越屋は,一度変更してもらってて,また変更してもらうのは,申し訳ないので,これはそのままにして,その時,生活で必要なものだけ車で運んで,生活拠点は,予定通り移ろうと思います(つまり,しばらくは,双方を行ったり来たりしながら,優雅?に二軒暮らし(笑)).実際にしばらく暮らすと何かわかるかもしれませんしね.

 そして,GW明けに2tトラック借りて,粗大ゴミとかいろんなものを大量に廃棄して,残りの荷物を運んで,防音室+グランドピアノを移設してもらって全て完了ということですね.まあのんびりやります.

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4/21'16
[危なかった]
(生活, 生き方)

 もし引越を延期しなかったら,つまり,防音室+グランドピアノの移設が今月中は無理という連絡がなかったら,熊本地震対応や講義や実験の合間を縫って,被害調査に行く前に粗方準備が終わってないといけなかったわけで,でも,今日(多分,明日も)の感じだと,なんだかんだでいろいろ取り込んでて,とてもじゃなかったです.つまり,防音室+グランドピアノの移設が今月中は無理という連絡があったときは,何だよ〜,と思ったのですが,逆に助けられたわけです.わかんないもんですねー.

 というか,こういうのが「自然の流れに従う」ということなんですが,まだまだ「頑張って乗り切ってやる」というような若い頃の癖が残っていて,危なかったなーと思った次第です.

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4/21'16b
[肩書き]
(生き方)

 被害調査に行くということで,名刺が切れていたのでちょちょっと200枚印刷したのですが,〜大学教授って書いてありました(笑).この記事では,「大学教授なんていうしょーもない肩書きから解放されたい」と書いたのですが,一般社会からすれば,大学教授って,官僚とか会社役員とか医者とか弁護士とかと並んで,たいそう立派な肩書きなんですよね.私も世間知らずではないですから,そのくらいのことはわかります.

 でも,もともと私はそういうことにはあまり興味はないし(研究ができることの方が大事だし,研究するために大学教員になったので),大学教授と言ってもピンきりで,大学教授とひとくくりにされると,単なる大学教授という以上の研究実績があると思ってる身としては,ものすごく自分が過小評価されてる気がするとは既に書きました.

 でも,最近は,もうそういうのも通り過ぎて(笑),ほんともう肩書きなんかどうでもいいというか,肩書きなんかより,中身次第なわけで,つまり,自分から大学教授という肩書きをとったとしても,存在価値がある人間でありたいと思ってるわけです(逆に言えば,肩書きに固執する人は,自分の中身に自信がないということなのでしょう).

 ていうか,定年になれば,確実に肩書きは失うわけで,それ以降が勝負ということで,なるようになってるというか,そういう意味では,キャッシュフローを失うのは痛いですが,肩書きを失うと考えれば,悪くないことかもしれませんね.

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4/22'16
[防音室+グランドピアノのコスト]
(生活)

 今回,引っ越すと言うことで防音室+グランドピアノがやっぱりネックというか,コスト的にもこれに大分費用がかかるわけで,でも,グランドピアノが弾ける環境というのが私にとって,欠かせないものということも再認識できましたし,ある意味,有意義なお金の使い途とも言えるわけですが,一体,防音室+グランドピアノという,普通の人からすると,かなり逸脱?した環境にどのくらいのコストがかかっているのかちょっと計算してみます.

 まず,ピアノ(ヤマハのG3E)は,110万くらいでした.アメリカから戻ってきた時,妻(プロのピアニスト)の紹介で,とても状態がいい中古のものを格安でゲットしました.防音室は,これも書きましたが,音友の「譲ります」のコーナーで,これも中古のものを格安(20万)でゲットしました.でも運送費に20万かかったので,計40万ですね.

 その後,つくばに移る時に20万,そして,今回もそのくらいってことでしょうか.これから引越先に10年住むとすると,2026年(って書くと何か随分先のような感じがしますが,多分,あっと言う間なんでしょうね)までで,アメリカから帰ってきたのか1996年ですから,分母は,2026-1996=30年となり,その間にかかるコストがピアノ110万,防音室が20万,ピアノと防音室の移動費が60万,計190万で,1年あたり,6.33万,一月あたり5278円となりました.

 でも,ピアノも防音室も売れば,それなりの値段で売れるでしょうから,これを1/3としても一月4074円,一日にすると136円ということになり,本質的?なコスト,例えば,車の維持に一日500円かかることを考えると,全然大したことありませんね.

 と,ここまで書いて,肝心?なことを忘れてました.防音室+グランドピアノを入れるには,6畳弱の広さ,即ち,丸々一部屋余計に借りる必要があります.「楽器相談」というところでないとだめということもありますし,ピアノと防音室の重量(防音室はピアノの2倍の重量)を考えて木造一軒家では厳しいとすると,それなりのちゃんとしたRC造である必要もあります.

 個人的には,これまでずっとRC造の一軒家を格安で借りられて,今回の引越先も,ピアノ+防音室を入れることで余計な費用は全くかかってないというか,むしろ,条件の割に格安なくらい(住居手当とか考えると今の宿舎+1万もかからないし,最初移るはずだった宿舎と変わらない)ですが,一般的な話としては,6畳分広い物件を借りる,具体的には,2LDKが3LDK,あるいは,50〜60平米が60〜70平米になるってことで,土浦駅から徒歩15分以内だと,5〜7万が5〜9万ってとこなので+1万,東京だとこの倍くらいで,+2万って感じですかね.

 そうすると,一月4000円強のコストがいきなり1.4万(東京だと2.4万)に跳ね上がり,1日当たり500円弱(東京だとほぼ800円)となって,車とほぼ同じ(東京なら1.6倍くらい)ってことになり,一日あたりの総コストが5000円〜1万円ですから,まあこのくらいなら,全然OKって感じでしょうか.

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4/23'16
[歯医者さん]
(世の中)

 今月の頭くらいから歯が痛くて,でも虫歯じゃなくて,昨年末もそうだったのですが,ずっと昔に治療して神経の処置をしたところが時々痛むという感じで(合計すると24時間のうち1時間くらいで,食事の時や,寝る時に痛む),どうしたもんかと思ってたのですが(痛む時は痛むが,おさまると喉元過ぎればって感じになる),少しずつ痛い時間が増えてきて,食事も辛くなってきて,熊本に被害調査に行くということで,向こうでひどくなると大変なので,治療に行ってきました.一度は,痛みがおさまらなくて,もう一度行って,処置を進めてもらったら,痛みは大分なくなりました.

 で,思ったんですが,もしこの世に歯医者さんがいなかったらどうなってたんだろうということです.最後の方は,もう食事するのが辛いくらいだったので,そのうちまともに食べられなくなって,大昔なら死ぬしかなかったかもしれません.まー何度も書いてますが,それならそれで仕方ないですが,あんまりいい死に方じゃないですよね.

 命に関わる病気なら,同じようなことは,お医者さんについても言えるんですが,そこまでのことはそうそうあるものでもなくて,でも,歯医者さんって,実は,命に関わるというか,歯に問題があれば,生きていくための食事ができなくなるわけで,もっと,広い意味では,食べることは人生最大の楽しみですし,歯医者さんの存在価値というか,お医者さんと同等以上の重要性をひしひしと感じた次第です.

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4/23'16b
[経済感覚]
(生き方)

 この記事,あるいは,昨日のこの記事もそうですが,細かい?お金の計算的な記事を時々書いてます.充分な給料もらってんだから,そんな,ちまちましたこと気にすんなよと思う人も多いと思いますが,再三書いているように,今の私の給料とこれからの経済や社会の状況,あるいは,いつ何らかの事情で働けなくなるかもしれないことを考えてちゃんと計算すると,実際は,そんなに余裕があるわけではありません(余裕があると思ってる人は,騙されてる人で,あとで手痛い目に会うのでしょう).

 それに,世の中の金を使わせる罠に騙される,即ち,それだけの価値のないものにそれ以上のお金を払うのが嫌というか,むかつく(笑)ということもありますが,単純に「それだけの価値があるものにそれだけのお金を払うのが自然」ということがあるんだと思います.

 一つは,「稼ぐ」と「使う」のバランス,つまり,1万円使って得られる快適さと1万円稼ぐ大変さが釣り合ってるか,ということで,それが釣り合ってなければ,それだけの価値がないということになります.

 そして,もう一つは,自然な経済感覚というか,この記事で書きましたが,人一人が生きて行くのに,日本だとだいたい一日に5000円〜1万円必要で,例えば,時給1000円で5〜10時間働けば,その額が得られるわけで,そのオーダーを著しく逸脱することは,「不自然」だと思うんですよね.

 具体的には,連日のように何千円もの飲み代がかかるとか,家や車のように毎日長い時間使うわけでもないもの(例えば,ブランド品)に何十万も何百万もかけるとか,僅か数日で何十万も必要な海外旅行に行くとか,家や車でも必要充分な機能をもったものの10倍以上の値段のものを買うとか.

 いや,普通の人の10倍以上の収入があれば,それでいいんじゃない?という人もいると思うのですが,そういうのが本質的に変というか,おかしい気がするのです.普通の人の10倍の能力,というか,その評価としての収入が10倍だとしても,それは,明らかに過大評価で,瞬間最大風速的なところがあるわけで(例えば,若い頃のプロスポーツ選手とか,売れた芸能人とか,ビジネスが一発当たったとか),まさにバブリーで,それを基準にするのは,非常に危うい状況だと思うのです.

 実際,そういうバブリーな状況がいつ終わるやもしれませんし,それどころか,何かの病気や事故で体が不自由になったりして,公的援助を受けなければならなくなることも大いにありうるわけで,そういう補助で生活できる水準からかけ離れた生活しかできないのは,やっぱりおかしい,普通に働いて普通に稼いで普通に生活することからあまり逸脱することが気持ち悪いというか不自然ということがあるんだと思います.

 でも,ものやもの以外の価値というのは,人それぞれで,他人からすると全く価値のないものに価値を見出すこともあるわけで,それこそがある意味,有効なお金の使い方ということになるのでしょう.私の場合だと,被害調査に行ったり,振動実験する試験体にかかる何十万,何百万ものお金は,全然惜しくないわけですし,防音室+グランドピアノだって,普通の人にしたら全く価値のないものでしょう.

 つまり,お金の使い方で「その人がどれほどの人かがわかる」ってことですかね.少なくとも,豪邸とか高級車とかブランド品とか豪遊とか海外旅行とかにお金を使う人は,何度も書いているように,お金の使い途がわからない人だと思います(だって,そういうお金の使い方なら誰だってできますからね)し,私は,そういうお金の使い方はしないということです.

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 でも,私の場合,だんだん「残り時間」というのも見えてきて,抱え込んで死んでも仕方ないということはありますが,一方では,まだまだ長い人生が続く可能性もあることを考えると,とてもじゃない足りない可能性もあるわけです.

 でも,少なくとも,平均,あるいは,普通に生活して行くのに必要な額の2,3倍の収入があるくらいでは,それだけの価値を見出せないものに使っちゃう気にはとてもなりません.では,平均の10倍,100倍の収入があったら,更に,歳をとってもっと残り時間がなくなってきたらどうでしょうか?

 それは,(そうならないと思いますが)そうなってみないと,そして,その時になってみないとわからないですが,何かが変わる可能性はあるかもしれません.というか,(そうならないと思いますが)そうなった時までに,有効なお金の使い途を考えておかないと,ということですかね.

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4/24'16
[要は]
(生き方)

 ごたごた書いてますが,要は,快適で充実した生活を送るのに,お金はそんなに必要ないし,余計に働いて余計なお金を稼いで大して価値のないものに余計なお金を使うより,哲学,学術,芸術,スポーツやわかり合える人との繋がりなどによって内的充実を得ることを選びたい,そして,そのためにも大したお金は必要ないということですね.

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4/25'16j
[被害調査終了]
(仕事, 日記)

 熊本地震の被害調査が終わりました.ずっと雨で大変な中,みんなよく頑張ったと思います.今回は,震度6弱以上を記録した点の数が多く,また,阿蘇方面など今回行けないところも多かったということもあり,九州大学の神野先生の研究室との共同調査となりました.急な申し出にも関わらず,強震観測点周りの被害調査の意義にご賛同くださり,お引き受けいただいた神野先生に感謝しています.

 この調査は,地震が起こり続ける限り,建物が時代とともに変化していく限り,続けて行かないといけないものですが,私の研究室でこのような調査ができるのもあと10年を切りましたので,技術というかノウハウというか,調査そのものも含めて,少しずつバトンタッチして行かないといけないので,そういう意味でも意義あるものだったと思います.

 調査結果ですが,益城町震度計周辺の木造全壊率は,50%にも達するという大変な被害であることがわかりました.新耐震以前の建物が多かったのですが,被害の大きさとしては,1995年兵庫県南部地震のJR鷹取駅周辺以来,最大最悪ということになります.

 その一方で,益城町震度計から650m離れたKiK-net益城周辺は,木造全壊率7%でした.この値も決して小さいものではないのですが,震度計周辺とは,大きな差があります.

 震度計の波形がまだ公開されていないので,確定的なことは言えませんが(さきほど公開されたという連絡が複数の方からありました.ありがとうございます),KiK-net益城周辺は,新耐震以前の比較的新しい建物が多く,耐震規定の違いが原因である可能性が高いです.

 しかしながら,新耐震の建物で大きな被害を受けたものも見られましたので,それだけの破壊力はあったということになりますし,これまでそういう例はいくつかあったのですが,地震計周辺でそういうことがあったのは,私が知る限り初めてですので,学術的には貴重なデータとなった可能性があります.

 一方で,益城町以外の強震観測点回りは,震度7の西原村も含めて,大きな被害はほとんどありませんでした.つまり,全体には,極短周期地震動が発生したにも関わらず,益城町にだけ大きな1-2秒の成分が出て,被害が集中したということになります.

 今回の地震は,マグニチュードの大きさとか横ずれ断層の直下地震とか,1995年兵庫県南部地震と似ている点が多いのですが,いわゆる1-2秒パルスではなく,極短周期地震動の中に1-2秒が益城町で多く含まれるという点では,かなり異なりますので,そういう分析も必要になるでしょう.

 益城町の地震計周辺の様子(木造建物の50%が全壊)↓

比較的新しい木造建物の中にも大きな被害を受けたものがある中で,低層壁式鉄筋コンクリート造(いわゆる団地の建物)は,ほとんど被害なし↓

 益城町以外の地震計周辺で,大きな被害を受けていたのは,(筑波大の調査では)K-NET宇土の脇の市役所建物のみ(九大の調査ではいくつか存在)↓

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4/26'16
[史上最悪]
(仕事)

 益城町震度計の本震の記録が公開され,解析した結果,これまで最も破壊力のある地震動だった1995年兵庫県南部地震のJR鷹取を遥かに上回る1-2秒応答,つまり,史上最悪の地震動であることがわかりました.被害調査をしたとき,木造全壊率50%というのが信じられないというか,ほんとなのかとずっと思っていたのですが,地震記録と1-2秒応答がそれを証明することになって,もやもやはすっきりしたものの,そういう地震動が1995年兵庫県南部地震からまだ20年しか経ってないのに,再び,発生したこと,そういう地震動に遭遇された人のことを思うと複雑な気分です.

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4/26'16b
[ソフトランディングさせないと]
(日記)

 熊本で地震が発生して,変なスイッチ?が入らないようにしてた,と言っても,そんな具合に行くはずもなく,初日は,4:40つくば発羽田行きのバスで9時に熊本空港入りしてずっと調査,2日目は,益城町周辺の渋滞を避けるのと,住民の人達にご迷惑をおかけしないように4時出発で夜明け前に入って,雨の中ずっと調査で,3日目は,2日目より1時間だけ遅く出発して調査したものの,つくばに戻って来た時はもう夜中で,今回は,学生主導でやってはもらったんですが,車はずっと私が運転しないといけないし,活動度的には,もうかなりやばい状態になってきました.

 今はほとんど疲れを感じていないのですが,こんな状態が続くはずもなく,これから引越もありますし,どこかでハードランディングにならないように,うまくソフトランディングさせないとほんとにやばいことになるような気がします.

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4/27'16
[そっか]
(仕事)

 そっか,「期限」を1年前倒しして,引越をするということは,「そういうこと」なんだと今更ながら気づきました.つまり,私なりにできる範囲で頑張って来たと思うけど,残念ながら,結局,そういう評価は得られなかったということになるわけです.

 もちろん,再三書いているように評価というのは「そういう」評価でしかないのですが,世の中を信じる的に言えば,信じて頑張って来たけどだめだった,ということになりますね.さすがにいい気分ではないですが,これが私に対する評価ということなのでしょうから,それは,甘んじて受け入れないといけないということでしょうね.

 ただ,いろいろめんどくさいことに巻き込まれるということはなくなったわけで,そういう意味ではよかったとは言えますかね.もうそういうことには耐えられなくなってる,というか,意味を感じなくなってますし,ある意味,怖い物なし状態になったとも言えます.それに,それが世の中の評価なら,世の中に対して果たすべき責任もないということなので,もういろいろ勘弁で行けるということにもなります.あと何年生きるかはわからないのですが,普通に考えると,もうリタイア後を中心に考えるべきところに来てますし,リタイアは予想以上に早く来る感じもしますしね.

 というか,振り返ってみると,仕事ばっかりやって来たわけでもなく,仕事以外のこととかいろいろ好き勝手にやってきたわけで,その割には,うまく行ったというか,成功した方だとは言えるでしょうし,なるようになってるということでしょうか.

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4/27'16b
[そっか]
(生き方)

 そっか,つまり,仕事というのは「そういうもの」ということなんですね.私の場合,研究も仕事の一部なので,わかりにくいということはあるとは思うのですが,仕事ということは,給料や評価などの対価をもらうわけで,そういうものから逃れることはできないわけです.実につまらない話です.

 そういう意味では,もうすぐリタイアで,そういう呪縛から逃れられるのは,私的にはウェルカムだし,リタイア後を中心に考えるというのは,仕事をやめたらどうするかとかいうレベルの話ではなくて,もっと本質的なこと,つまり,他人の評価なんか関係ない状態で,何がやりたいか,何ををしていくかということなわけです.

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4/27'16c
[エンブレム]
(世の中)

 東京オリンピックのエンブレムですが,あれだけ大騒動して,結局,またかよってことになったみたいですね.情報が事前に漏れたとか,国民から意見をきくと言っておきながら,始めから(人気のない)A案に決まっていたとか,散々の言われようです.

 もちろん,誰かが足を引っ張ってるってことはあるかもしれないですが,そういうことがあるのも,再三書いているように,元々,国民の支持が得られないのに,経済優先で,ロンドンオリンピックで詐欺まがいのことをして無理矢理招致したことが事の始まりです.

 もうほんと,どんどん茶色いオリンピックになって行きますが,一番迷惑してるのは,選手達であることは言うまでもありません.ほんともうちゃんとやれよ.

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4/28'16s
[全ての元凶]
(経済, 世の中)

 ほんと何度も同じことを書いてると思うのですが,全ての元凶は,経済成長しなければならないという資本主義の問題です.人口が減って行くのに,経済成長させようとするのは,(天丼二杯は食べられないので)どう考えてもむりくりな話で,たとえできたとしてもバブルなので必ずはじけて莫大な負の遺産を残します(あーアメリカの壮大なバブルが怖い).

 つまり,人口が増えない日本のような先進国は,オリンピックを招致して経済成長なんかしようとしてもどだい無理な話なわけで,政府が狙ってるのは,バブルとその崩壊による借金の踏み倒し(国民がツケを払う)というのも再三書いてる通りです.

 折しもGPIFの運用成績のことが報道されてました.これもいろんな見方ができますね.GPIFが株式運用の枠を広げたということは,既に報道されてる通りですが,普通の見方は,運用することによって,あわよくば年金を増やそう,あるいは,GPIFが株を買うことによって,株価をつり上げようというPKOでしょう.

 でも,実際は,株は何度も暴落し,昨年度のGPIFの運用実績はマイナスになることが確実です.これってどういうことかと言うと,あなたの受け取る年金が減るということです.ほーら,こんな形でも国民にツケを払わせるんですねー.

 じゃあ,どうしたらいいのよ,年金資金が100兆円以上もあるのに,国債の利回りは0どころかマイナスだし,どうやって運用したらいいのよ,と思ったあなた,それが全ての元凶,即ち,経済成長しなければならないという資本主義の問題なのです.

 国債の利回りが0とかマイナスってことはどういうことですか? 経済成長しないってことですよね.それは,株式も同じで,これも既に書きましたが,株価も長期的にはもう上昇せず,下がっていくだろうということです(これも既に書きました).

 じゃあ,どうしたらいいのか,ですが,別に運用なんかしなければいいのです.年金というのは,世代間援助ですから,下の世代が働いて,上の世代を支えるということです.自分で払って貯めたものを使っているわけではありません.ですから,GPIFがもってるストックは,何かあったときのためのもので,本来的には必要のないものです.

 でも,実際には,莫大なストックがありますから,経済成長すれば,インフレが起こって貨幣価値が下がるので,そういう場合は,運用が必要になります.でも,経済成長しなければ,そんなことする必要ありません.むしろ,デフレになれば(というかなってますし,その傾向は,これからも変わりません),じっともっていれば,逆にどんどん資産価値は上がっていきます.

 つまり,これから長期的に株価は下がっていくのに,株買って資産減らして,一体何やってんだってことですね.

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4/29'16
[引越開始]
(日記)

 昨日は,防音室+グランドピアノの移設についてカワイ音響の人に引越先の状況を下見してもらい,今日,業者さんがエアコンと温水洗浄便座の取り外しに来て,引越が始まりました.明日は,冷蔵庫,洗濯機などの大きなものを引越屋さんに運んでもらって,それ以外の生活に必要なものを自分の車で運んで,向こうでの生活が始まります.

 あとは,防音室+グランドピアノの移設と2tトラックを借りて,要らないものを大量に廃棄して残りの荷物を運んで完了です.防音室+グランドピアノの移設がGW明けにずれ込んだことでこういうことになりましたが,まあのんびりやれってことなのでしょうから,そうすることにします.

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4/29'16b
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 Hの体育会TVで,フィンスイミングのマスターズ日本代表選考会をやってた(随分前の録画を見た)のですが,最後の50mサーフィスでオードリーの春日が泳いだレーンの次,つまり,春日の後ろに(多分)H内が映ってました.ていうか,考えてみたら,充分想定されることですね.

 そう言えば,フィンスイミングが「こういうこと」になって,H内がどう思ってるかきいてみようとか思ってたんですが,まだきいてないってことは,大分長いこと(1,2年くらい)会ってないってことですね.なんか,会社(H立)辞めてからの方が忙しそうな感じですしね.

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4/29'16c
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(経日)

 記号を見るとわかると思いますが,その後,4/12に買いになった後,4/15に一度手仕舞い4/19にまた買って4/25に手仕舞っていたのですが,4/28に売りになっています.戦績的には,ここのところは,割と順調に推移していますが,まあ,たまたまでしょう.

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4/30'16
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(日記)

 今日は,自分では運べない冷蔵庫や洗濯機とか大きくて重たいものを引越屋さんに2tトラック一杯分(3万円ぽっきりで(笑))運んでもらって,当面生活に必要なものや布団や衣類や台所用品を車で運んで,一応,引越先での生活が始まりました.でも,自分で運んだのは,せいぜい布団とダンボール10個くらいのものですが,結構疲れました.もう歳ってことなんでしょうか.重いものをもつことによる体への負担がかなりあるような気がします.

 防音室+グランドピアノの移設のときくらいに,2tトラックを借りて残りの荷物を運ぶ(というか,大量に粗大ゴミを廃棄する方がメイン)のですが,思った以上に大変かもしれませんね.でも,今でこうならもっと歳をとるともっと大変になるでしょうから,そうなる前にできるだけ荷物を減らして身軽になっておきたい,少なくとも,今度こそ「いつでも引越できる状態」にしておきたいと思います.

 こちらでの生活は,快適だと思うのですが,通りに面しているので,やはり,車の音がかなりします.これに慣れるのか気にならないのか気になるのか,がポイントでしょうか.音自体は,気になるほどの大きさではないのですが,気にしだしたら気になるのが音ですからね.でも逆に,しーんとしてるより,車とか電車の音とか少し生活の音がした方が逆に落ち着くというようなところもあります.

 でも,いろんな点でとても条件がいいところなんですが,選択の余地はなかったとは言え,短い時間で決めてしまったってこともあって,契約してからずっとここでよかったのかなあ,と思ってるようなところがあります.もうここでやって行くしかないと腹をくくらないといけないとは思うんですけどね.

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