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7/1'14
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(研究, 日記)

 体調も悪いし湿疹が出てきて全身痒いし股関節は痛いし,恐れていたことが起こって1日経って,どういう状態かというと,逆に少し持ち直したような気がします.ていうか,そんなこと言ってられなくなったということかもしれません.

 確かに「事が起こった」とき,被害地震が発生したような「スイッチが入る」感覚はありました.とにかく何とかしないといけないですし,想定外のことが起こったということは,研究的に見れば,まだまだわからないことがあるということで,研究者としては「もえ」(燃,萌)えることですからね.問題はこれをどう解釈するかです.

 もちろん,やらなきゃいけないならやるしかないですし,「もえ」もするのですが,「人類が繁栄するプログラム」的に言えば,歳をとって無理できない体になってきてるのに,センサーをおかしくして,体をむしばんでまで人類が私に何かをやらせようとしてる,と見れなくもないです.

 でもまあ何度も同じことを書きますが,歳をとって無理がきかなくなってることをしっかり自覚してセーブしつつも(そうした方が結果的にいい仕事ができるので),やりたいこと,やるべきと思うことをやっていくということですね.

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01b
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(世の中)

 小保方問題ですが,彼女に参加させて,STAP細胞ができるかどうかの再現実験をやるんだそうです.メディアは,彼女にSTAP細胞を再現してもらって起死回生の逆転満塁ホームランをという風潮ですが,(何度も同じことを書きますが)万が一彼女がSTAP細胞を再現できたとしても,彼女が論文の不正投稿をしたこととは何の関係もありません.つまり,既にゲームセットになっていて,起死回生の逆転満塁ホームランなどないのです.

 もちろん,彼女の人生はまだまだ続きますから,そのことは考えないといけないでしょう.でも,研究者としてやって行くことはもうできません.(何度も同じことを書きますが)画像を偽造するようなことをした人の言うことはもう誰も信じないからです.当たり前の話です.

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01c
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(研究)

 今日の状態です↓

 倒壊した左の奥から2番目の試験体を撤去し,右の一番前と一番奥の2体の錘をはずしました.その後,ステップ加振をして入力後の損傷状態を測るデータをとったところで今日は終了です.今後は,大きな損傷を受けた左の一番手前と一番奥(2層)の錘を外して合板で補強して,残り5体の強度が高い試験体を補修して初期状態に戻して(厳密には,1体は仕様を変える)金曜に大きな変形を生じない極短周期地震動を入力するというように方針を変えました.でも木造の場合,耐力が高いとその分周期が短くなるので,それなりの損傷が出るのではないか,そういう貴重なデータもとれるんではないかと思います.

 大きな方針転換となりましたが,こういうのって何がどう転ぶかわかりませんからね.これもまずは現状を受け入れるところから,ということでしょうか.

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7/2'14
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(世の中)

 ローソンの新浪さんがサントリーの社長に,というニュース,驚きましたね.日本もやっとそうなってきたかといった感じでしょうか.声をかけられた新浪さんにしてみれば,まさに「評価され必要とされた」わけで意気にも感じるでしょう.

 でも,こんなことを言うと世の多くの人を敵に回すことになると思うのですが,「所詮ビジネスの世界での話」とは思ってしまいます.それに世の中全体ではなく,サントリーという一企業がどうやって生き残るか発展するかという超ローカルな話でもありますからね.

 でも職業に貴賎無しですし,それぞれの分野でそれぞれの人達が頑張れば,結果的にそれが世の中全体をよくすることにもなるでしょうから,いい話と言えばいい話だとは思います.

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02b
[バランスおかしくないですか?]
(世の中, 経済)

 NK新聞にボーナスが増えそうだけど使い方に注意という記事?がありました.そこでの例として,ボーナス増額を当て込んで旦那さんが前からずっと欲しかった5万円くらいのパソコンを買い換えたいと奥さんを説得したまではよかったけど,出費は結局5万円を大きく上回ってしまって,奥さんに怒られたというものです.

 その例だと,住宅ローンでボーナスは10万円消えるし,子供の教育費やなんやらかんやらで,と話は続くのですが,その辺の本題のことはどーでもよくて,私が???と思ったのは,5万円のパソコンが欲しくても買えないのに住宅ローン払ってるってことは家はおもちなんですよね? バランスおかしくないですか?

 何度も同じことを書きますが,その辺のところのお金の計算ができない人がとにかく多すぎます.これも書きましたが,家を買って,戦後の高度成長期のような爆発的な不動産価格の値上がりがなければ,借りるより買った方が劇的に「損」です.住宅ローンを組んだ場合,不動産価格が変わらなければ,借りた場合のだいたい倍くらいの出費になります.不動産価格が下がればその差は更に開きます.みんな騙されてるんじゃないですか?

 もちろん,お金に余裕があって家が欲しければ買うのは個人の自由だと思いますが,5万円のパソコン我慢するくらいの経済状態の人が金利を払う借金までして年収の何倍という「買いの玉を建てる」というバランス感覚?が私には信じられません.

 ただ,今に限って言えば,Aベノミクスで不動産価格は値上がりすると言われてますが,目先の短期の話で,その後バブルは崩壊するわけで,これから何十年と住み続けるのであれば,人口が減少していくのですから,箱である家の価格が長期的に下がっていくのは誰が見ても明らかでしょう.

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 私の中での感覚だと,家を買うのは金銭的には明らかに損なので,買うとしたらそれ以上の何かが必要になります.例えば,既に書いたように,万が一の経済破綻に備えて,雨露をしのぐ箱は確保しておこうというようなことでしょうか.

 でもそうだとしても,これも既に書いたように冷蔵庫やテレビを買うように耐久消費財と割切ることでしょうね.その際に出てくるのが「10%則」「1%則」です.住むところという必要性が非常に高いものを買う場合ですから,10%則を適用するとすると,5000万のマンションを買うんだったら5億もってないといけないってことですかね.そんなお金をもってる人はほとんどいないでしょうから,だったら借りて住めばいいだけの話でしょう.

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02c
[自分で何とかするしかない]
(日記)

 右股関節ですが,痛み止めの薬は切れたのですが,6/28に書いたように整形外科には行かず,グルコサミンとコンドロイチンを飲みながら,機を見てとにかく膝を胸に引き寄せるストレッチをするようにしています.感覚としては,痛みに耐えてリハビリ(はしたことないが)してるような感じでしょうか.

 そしたら,少しずつですが確実に痛みが減ってきました.この日は,何時間か立ち続けで作業したので,かなり痛くなったのですが,それでもめげずにストレッチを続けたら,前より確実によくなってきたと思います.

 これでよくなるとしたら,整形外科に行ったのは何だったのか?ってことになりそうです.もちろん,痛め止めの薬をもらってしばらく安静にしていたのがよかったのかもしれませんが,言えるのは,やっぱり基本的には自分で何とかするしかない,ということです.だって,究極的には自分のことは自分が一番よくわかるわけですからね.

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02d
[原風景?]
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 振動実験をしている防災科研の大型震動台の前なんですが,こんな風な原生林?みたいになっています.

 わざわざ植林したものではなさそうですから,ここに研究学園都市ができる前,こういう森林が広がってて,それを切り開いて街を造ったってことでしょうね.つまり,ここにちょこっとずーっと昔のつくばが残ってるわけです.

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02e
[妄想]
(世の中)

 もうこの問題については書きたくないのですが(これが最後になるといいのですが),小保方さんがSTAP細胞再現実験に参加することに理研内部からものすごい反発が出ているそうです.当然です.

 何度も同じことを書きますが,画像の偽造をした時点で研究者としては終わっていて,それは,そんなことをする人間の言うことは誰も信じないからです.

 つまり,彼女のSTAP細胞はできたという発言自体が信用できないということになり,再現実験をやるという発想自体がとんでもないことです.もし万が一,今後,STAP細胞(のようなもの)ができたとしても,それは,彼女が発見したのではなく,彼女が適当に吐いた虚言を実現させた人が第一発見者ということになります.

 もういい加減,彼女の妄想に莫大な労力や国の税金を使うのはやめるべきです.

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02f
[人生について考える仕事]
(生き方)

 介護の仕事をしている友人が,30年後の自分の姿を見ているようで人生について考えさせられると言っていました.それをきいて「人生について考える仕事」をしていて素晴らしいなと思いました.

 人生について考える,あるいは,そういうことに繋がることを仕事にしてみたかったということは,このサイトで何度か書きました.哲学や芸術,学術なら生命に関わる研究をしている人ならそういうことは考えますよね.宇宙,地球の成り立ちの探究などもそうかもしれません.

 でもそう思ったときはさすがにもう間に合いませんでした.今やってる仕事を拡大させてそういう方向にもって行こうとしたこともあったのですが(例えば,地震防災が進まないことの背景にある人間心理を突破口に広げていくとか),さすがに無理がありました.でも,仕事が「人生について考える仕事」だと私にはちょっと荷が重い感じがしたのも事実です(そう思うことにした).

 ということで,仕事は仕事,人生について考えることは人生について考えることと割り切って,人生のことはこのサイトで勝手に気ままに研究することにしてたんですが,もう第二の人生ということで,仕事とか仕事でないとか,もうそういう区別は意味なくなったんで,もうこれでOKです.

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02g
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(経日)

 その後ですが,あっと言う間に戻して,非大手証券も堅調だったのですが,今日,岡三,マネックスが売られていてなんでかな?と思っていたら,N村證券が目標株価を引き下げたんだそうです.

 ふーん,こういう「人の言うことに従って」売買する人いるんですねー.それで儲かるなら誰でも儲かるわけで,でも誰でも儲かるわけないですから,そういう人は損する人ということになりますね.

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7/3'14
[これも正常化の偏見?]
(世の中)

 小保方騒動ですが,書きたくないのに書かずにはおれない書かざるを得ないということでしょうか,これっていわゆる「正常化の偏見」で説明できますね.

 正常化の偏見というのは,火災報知器が鳴っているのに機械の検査か故障と勝手に思ってしまって避難しない,大津波警報が出ているのに津波は来ないと勝手に思ってしまうという人間心理です.「そうであって欲しい」という思いが「そうである」に化けてしまうわけで,まさに「偏見」なのです.

 今回の件については,小保方さんは,STAP細胞ができて欲しい,メディアは小保方さんを一度ヒロインとして持ち上げてしまったのでヒロインであって欲しい,という思いがあり,それが実際にそうだったに化けてしまったわけですね.もちろん,勝手にそう思っても,津波は来ますし,できてないものはできてないのは当たり前です.

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 あと思うんですが,もし万が一検証実験で,STAP細胞ができてしまったら理研はどうするのでしょうか? 過去のことは,彼女の妄想だったとしてもこれからSTAP細胞なるものができる確率は限りなく0ですが全く0ではありませんからね(おそらく彼女もそれに全てを賭けてる).

 まさか彼女の論文不正投稿を不問に付すなんてことはないですよね.そんなことになったらもう日本の学術の世界は終わりです.STAP細胞ができてたかどうかと論文不正投稿は全く別問題です.つまり,不正をして研究者として終わっている人間に再現実験をやらせるということ自体がそもそも大問題なのです.

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03b
[ここも?]
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 気づいたら大学の駐車場の北側にも原生林?が広がっていました.ここもそうなんですかね?

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7/4'14
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(研究)

 今日は加振最終日です.と言っても(3日の予定が)2日目ですが.

 既に書いたように倒壊した試験体を撤去し,補修が不可能なレベルまで大きな損傷を受けた試験体の錘を外して合板で固めて,残りの5体を補修して,大きな損傷がないであろう極短周期地震動を入力します.

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 無事終わりました.予想通りほとんど損傷はありませんでしたが,耐力が高い建物はその分周期が短いのでそれなりに応答したので(これも予想通り),いいデータがとれたと思います.

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04b
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 テレビのニュースで,A倍政権が推し進める女性が活躍できる社会を実現するための一環として,本省で女性4人が一挙に局長になったと報道されていました.せっかく昇進したのにA倍さんのおかげってことにされるのもどうかと思いますが,まあ結構な話なんじゃないですかね.男性より女性の方が優秀で勤勉ですし,まだまだ女性の割合が増えていいと思いますよ.

 で,4人の名前が並んでいたのですが,そのうちの一人,M像直子さんという名前に目がとまりました.あーこういう名前の人いたなー.文系でしたが,Z会であまりに圧倒的な成績だったので憶えていました.だいたい同世代で東大入った人はみんな憶えてるんじゃないですかね.それくらい有名人だったと思います.

 でもZ会の成績ってペンネームしか出ませんよね(彼女のペンネームは確か,○ちあほやし).それでなんで彼女の名前がわかったかというと,確かなんかの座談会みたいのに出ておられて,本名(とお顔も.美人でした.でも今のお顔を見ると当時の印象とは大分違うような)が明らかになったと思います.でも多分それがなくても,例えば,高校(O蔭)や駿台模試や東大模試の成績からわかったくらい成績がよくて有名でした.

 彼女がその後どうなったかは知るよしもなく,というか,ほんのさっきまで彼女の存在すら忘れていましたが(当たり前),彼女のような,それこそ全国でトップクラスというくらい「極めて優秀な人」(勉強ができる人)がどうなったかというと,官僚になって偉くなってたということで,あーなるほどねーと思った次第です(それだけです).

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 文系が「○ちあほやし」なら理系に○グランジェという人もいたのを思い出しました.調べたら今は脳外科のお医者さんだそうです.理系だと勉強できすぎる人は理IIIに行っちゃうんですねー.やっぱり問題ですねー.でも,○○過ぎればただの人ってこともあるか.

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 でもこうして,ぱっとしなかった高校時代を思い出すと,隔世の感?というかやっぱり不思議な感じがしますねー.あの頃のことを考えると,よくここまで来られたなーと心底思います.

 でもそういうようなことはそもそも目指してもいなかったわけで,かつ,もう第二の人生ということで,そういうことから卒業もしちゃいましたから,誰が偉くなったとか,どうなったとかほんとどーでもいい(^^;というか,まさに高みの見物ですね.

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04c
[QS]
(野球)

 ヤンキースの田中マー君がQS(クオリティースタート,先発6回以上投げて自責点3点以下,先発ピッチャーの安定度を測る指標)のデビューからのメジャー新記録を逃したと報道されてます.でも4点目をとられたのは7回ですから,記録達成させたければ6回で降板させればよかったんじゃないですか? つまりその程度の「記録」ってことでしょ.

 そもそもQSなんてきいたことありますか? イチローの200本安打もそうでしたが,盛り上げるためになんかわざわざ新たな指標をむりくり持ち出してくる感がありますねー.

 ただ,QS自体は,先発ピッチャーの安定度を測る指標として非常に的確なものだと思います.たとえ0点に抑えられなくても崩れず試合を作ることが先発ピッチャーの役割ですからね.そして,田中マー君がQSに優れているからこそ,昨年も含めて勝利数を積み重ねたわけです.

 でもだったら,勝利数でいいような気もしますね.彼自身も言ってましたが,やはりチームが勝つピッチングということだと思います.そういう意味では,今日7回にとられた1点は,7-3とリードした状況での1点ですから,QSは逃しても確実にリードを守って勝ったことの方が価値があると思いますよ.

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7/5'14
[寝ているときに痛めてる?]
(日記)

 右股関節ですが,昨日あたりからまたよくないです.でもたくさん歩いたとかいうような外部要因はないですから,まあ一進一退ってことですかね.ただ,痛めたときもそうだったのですが,寝ているときの体勢によって痛めてしまうような気がします.具体的には,仰向けになると股関節を伸ばしてしまって痛めるということです.

 もちろん,仰向けになっただけで痛めるってことはないはずですが,寝ているということは長時間その体勢になるということで,それがまずいってことなんだと思います.たとえば,頭の下に手を入れて寝ていてもどうってことはないですが,その状態で何時間も経てば手はぎんぎんにしびれちゃいますからね.

 問題なのは,眠っているときは自分で意図的に体勢を制御できないということです.でも変な体勢だったら,例えば,頭の下に手を入れて寝ていたら,眠っていても無意識に体勢を変えるものですが,その辺のことが(歳をとって)できなくなってるのかもしれません.

 あと,最近の記事を読み返していて思ったんですが,痛めたのは4月と思ってたのですが,去年の11月に既に痛いという記述がありました.

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05b
[何者でもなかった高校時代]
(生き方)

 昨日のことをきっかけに,突然,ほんとに何者でもなかった高校時代を思い出すと,やっぱりいろいろ考えちゃいますね.よくここまで来られたと書いたのですが,というか,それはほんとにそう思うのですが,それってどういうことですかね?

 このことについては,このサイトで何度も書いたと思います.

 要は,「ここまで来られた」で書いたことに凝縮されると思うのですが,昨日感じたのは,副次的なこと,即ち,社会的地位とか外的評価みたいなものでしょうか.このことについても既に書いていて,それについては,対照的にここまでしか来られなかったと書いています.でも昨日は,そういうことですら「ここまで来られた」と思ったわけです.どういうことですかね?

 単純に言ってしまえば,ほんとに何者でもなかった高校時代を思い出したとき,ここまでしか来られなかったと思っていたことでさえ,「ここまで来られた」と思えるくらい,当時とのギャップを感じたということですね.ですから,内的なこと,即ち,「ここまで来られた」で書いたことについては,それ以上の大大大ギャップなんだと思います.

 言えるのは,今は何者でもなくても,何十年かしたらとんでもないことになることもあるわけです.でも自分のしてきたことを振り返ると,別に高い志というか夢や目標をもち,それを目指して頑張って来たわけじゃなく,ただやりたいことをやってただけで,そう考えると,やっぱり夢や目標なんか要らないって心底思いますね.

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 じゃあ,「○ちあほやし」さんや「○グランジェ」さんと私を比較するとどうでしょうか? 少なくとも高校時代は天と地ほどの差があったと思います.かたや全国トップレベルで,かたや東大に受かるかどうかも怪しい,それどころか現役(高校)時代は,遥かに合格ラインに届いてなかったわけですからね.

 いやいや,全体から見れば,東大に受かるか受からないかというレベルでも相当のもんでしょ,というのは全然違います.世の中,対数正規分布ですから,上に行けば行くほど裾野は果てしなく広くなって,ほんとどうしようもない差になってくるからです.要は,偏差値70と90の差は,偏差値,50(平均)と70の差と同じなんですよ(そういう意味では,偏差値というのも,差を表すのにまことに以て適切な指標.ちなみに偏差値70だとせいぜい全体の3%なのに対して,偏差値90は全体の0.003%.でもどのみち相対的な話).

 じゃあ,今はどうでしょうか? これはなかなか難しいですね(と書いた,つまり,そう思った時点で,当時と今を比較すると,圧倒的に差が縮まってるというか,どっちがどうとか言えなくなってるってことですけど).かたや中央官庁で女性初の局長となりニュースで取り上げられるほどの大活躍です.私はどうでしょうか? 社会的地位としては,しがない一応帝大系国立大学の単なる教授ってだけじゃん,てなもんでしょうか(でもニュースで取り上げられる回数なら多分私の方が多いか(^^;).

 一番 vs 独創性で書きましたが,社会的地位だけ考えるのなら,どっちが難しいかと言えば,間違いなく女性初の本省局長でしょう.でもこれも既に書きましたが,ものすごい激烈な競争を勝ち抜いたのはそうですが,誰かがなれるわけですよね.しがない一応帝大系国立大学の単なる教授(^^;だってそうですが,ていうか,競争的にはもっと楽勝でしょうが,私がここまで来られたと思ってるのは,そんな話ではなくて,地震動の性質と構造物被害の関係という分野に対して,「ここまで来られた」ということです.つまり,しがない一応帝大系国立大学の単なる教授という社会的地位ではなく,もっと内的な本質的なことということです.

 だとしたらそれは,単なる内的な話であって,だったら,てめえで勝手に「ここまで来られた」って思ったもん勝ちじゃん,というのは,確かにその通りで,それこそが「ここまで来られた」ってことなんですが,百歩譲って,じゃあ,この世の中で,誰が「地震動の性質と構造物被害の関係」の本質に一番迫っているかというと(自分でこういうことを書くのはほんとに憚られるし,書かない方が評価を上げることもわかっているのですが,そんな他人の評価なんかより,ことの本質に迫る方が私の中でのプライオリティが高いので敢えて書くと)自分だと思います(まあこれも自分で勝手にそう思ってるだけってことでは同じことですが).

 実際,大地震が発生したとき誰よりも数多く現地に足を運んで被害データを収集し,分析しているのは間違いないですし,例えば,東日本大震災のような大きな地震が発生しても構造物被害が少ないとき,その真の理由がわかっていて,かつ,その理由を最も的確に説明できる人は,私以外にいないでしょうし,だからこそ,いろんなところから私のところに話が来るんだと思います.

 ですから,そもそも他人と比較するとかそういうことは別にどーでもいいんですが,敢えて比較するとしても,少なくとも自分が選んだ「たった1つのこと」については,この世の中の誰にも劣っていない,つまり,職業に貴賎無しなので,この世の中の全ての人間と比較しても誰にも負けていないと思えるということで,これってよく考えるとすごいことなんじゃないかと思った次第です.まあ結局これも「思ったもん勝ち」ってことではあるんですけどね(^^;.

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 と頑張って書いてみたんですが,自分のことを良く書くのって,やっぱりあまり気分がいいものではないですね(自己嫌悪).じゃあ,どうして書いて,なおかつ公開までするのかっていうと,やっぱり,今は何者でもなくても,自分が何をやるべきか何ならその気になるかをしっかり考えて,やるべきことその気になることをやっていけば,その分野の第一人者になれるし,この世の中の全ての人がそれぞれの分野の第一人者というのが理想の社会だと思うからです.

 つまり,一番言いたいのは,「競争なんかじゃない」ってことですかね.

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05c
[とうとう木造まで]
(研究)

 今週,東京理科大のN野先生が来月振動実験を行われるということで,振動台まわりを見に来られたんですが(私は,学生実験など大学の仕事でその場に同席することはできなかったんですが),N野先生が「境先生,とうとう木造まで始められたんですねー」とおっしゃってたそうです.

 確かにー.ほんと風呂敷広げすぎですよね.強震動シミュレーションもやり始めたし,やってる対象の広さでは間違いなく地震工学界で最大でしょう.

 でも私の目的はあくまで「地震動の性質と建物被害の関係の探求」ですから,木造の地震時の動的挙動とか,木造建物の耐震性能をどうやって向上させるかに興味があるわけではありません(と書いたのですが,木造の振動実験をやってみて,ものすごく不思議で面白くて,そういうことにも興味が出てきちゃいました.まずいな...).

 でも私は,東大の青山・小谷研(今の塩原研)出身ですから,根っこは鉄筋コンクリート造です.ですから,振動実験やるにしても,なんで鉄筋コンクリート造じゃなくて木造なんだ?って思われる人も多いと思うんですが,理由はただ1つ,実際の被害データが鉄筋コンクリート造より木造の方が圧倒的に豊富だからです.平たく言えば,まだ1000万棟近く存在するとも言われている古い耐震基準で建てられた木造の方が耐震性が低いので,地震が起これば被害が出るということです.

 でも,鉄筋コンクリート造も超縮小模型やってますし(開発に10年かかった.今年からやっと振動実験ができそう),RCもどんどんやって行こうと思ってますよ(でもやっぱり手を広げすぎか).

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05d
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 これ関連?ということで,森田でいっしょだったS井君がどうなったかも調べてみました(今はネットでわかっちゃうわけだからある意味怖いかも...).

 以前調べたときは,まだ東大医学部にいたと思うのですが,今は○○医科大学の先生でそこの総合医療センターの眼科の診療科長さんですね.彼に会ったのは,確か高校3年の時の河合塾の東大模試が最後だと思いますが,あれから,30年以上経ったんですねー.

 当時の彼の顔はもちろんはっきり憶えてますが,今会ったら(お互い)全くわかんないかもですね...

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7/6'14
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 昨日書いたことなんですが,はっきり言って書かなくてもいいことを書いたと思いますが,言えるのは,誰が何と言おうが思おうが,私は勝手にそう思っていて,結果的にですが,自分なりに考えたやり方でやってきてよかったなーと純粋に思えたということなんです.そして,言いたいのは,私が成功した(と勝手に思ってる)ということではなく,別にしゃかりきになって他人と競争なんかしなくても成功することもあるということです.

 でもこれは私のやり方であって,そうすれば,誰でも成功するというものではありません.中には人と競争して勝つことに快感を感じる,競争して順位がつかないとやる気にならないという人もいるでしょうからね.つまり,何度も同じことを書きますが,とにかく自分の頭でしっかり考えるということです.

 でも,若い人達のの中にそれができない人がどんどん増えている.そうすると,上から与えられたたった1つの尺度で競争させられ評価されて,これからの壮絶な二極化社会の中でどんどん脱落者の判を押されていくと思うんですよね.

 逆に言えば,そういう人が多い中でしっかり考えて行きさえすれば,確実に生き残れるし,充実したいい人生が送れると思うのです.

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06b
[泣きわめく県議]
(世の中)

 会見で泣きわめいた県議のことがニュースで流れていますが,メディアは,彼は平常心を失ったと言ってますが確信犯ですよ.つまり,自分に都合の悪いことを泣きわめいて相手をびっくりさせて,そっちの方に意識をもって行かせて,肝心の問題をうやむやにするという戦略ということです.おそらくこれまでこのやり方でやってきて味をしめてるんでしょう.実際,メディアの報道も彼の不正経理疑惑ではなく,泣きわめいた方に集中してますから,まんまとひっかかってるわけです.

 そんなとんでもないことする奴はそんなにいるわけじゃないですが,確実にいると思います.成績不良学生の面談をしたときもいきなりわんわん泣き出した(ふりをした)のいましたからね.

 学生と県議じゃ,全然わけが違いますが,映像が全世界に流れて,日本の政治はおろか,国のイメージまで失墜させようが,彼にとってはそんなこと全然関係ありません.ほんとに自分のことしか考えてないのですから.

 思うのは,こんなとんでもない奴がどうして当選したのか,ということです.西宮の有権者は,ほんとに猛省して欲しいと思います.でも小保方問題といい,その辺の「人を選ぶシステム」がおかしくなってる気はしますね.

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06c
[あくまで過去の話]
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 あとはここで書いたことは,あくまで過去の話であって,これまでの人生を振り返って自分なりに満足できるものだったなということなんですが,ただそれだけの話です.つまり,問題はこれからということです.でもこれまでのことに満足すると幸せな気分にはなれますが,そうすると逆にこれから頑張ろうという気にはなりません.

 私の場合,もう第二の人生なので,それもありかとは思うのですが,やっぱり退屈でつまらない人生は嫌ですから,その気になるものがあればまだまだ頑張って行きたいとは思っています.そして,それが自分の中から沸き上がってくるものなのか,あるいは,外からの要請によるものかはまだわかりません.

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06d
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(研究)

 ここの話の続きですが,ちょっとネタばらしになってしまうかもしれないのですが,多分誰も真似できないと思うので書いてしまうと,最も説得力のある実際の地震被害データと振動実験や構造実験などから得られるデータを理論的に結びつけたいということです.つまり,どういう地震動が発生するとどういう構造物がどういう被害を受けるのかという物理的力学的メカニズムを解明して,地震→地震動→構造物被害を力学的に再現する物理モデルを作りたいということです.

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06e
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 ていうかそもそも(でも変なこと書くと後から自己フォローするのが大変だなー),私が要するに偉くなるとか社会的地位とかいうことに無頓着というか拘りがなさ過ぎるんでしょうね.いろいろ不都合なこともあるし,大学という組織の中にいる以上はある一定の責務も果たさないといけないので(仕方なく)教授にはなりましたが,○○長の話は(大地震が起こったら被害調査に行かないといけないという私の特殊事情があったことはありますが)断ったわけですしね.

 これも既に書きましたが,研究者なら教授とか准教授とかいう肩書きは要らないし,それこそ肩書きは「研究員」というだけで,あとは業績が全て,でいいと思うんですよねー.そして,その業績もネイチャーに論文が載ったとかインパクトファクターがどうとかじゃなくて,論文の中身が全てでしょう.

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06f
[二極化した方が経済は回る]
(世の中, 経済)

 日本経済ですが,これからどうなって行きますかね? インフレにはなるけど,A倍さんが言うようにそれ以上給料が上がってみんなハッピーになりますかね? そんなうまいこと行くとは思えませんよね.

 再三書いているように,これからの流れとしては二極化です.つまり,金持ちはますます金持ちになり,貧乏人はますます貧乏になるということです.そして,金持ちの割合はますます少なくなり,極端な言い方をすると2%の年収2000万以上と98%の年収200万以下に二極化すると既に書きました.

 そういう中でどうやって経済を回すかですが,二極化した方が経済は回ると思いますよ.だって,金持ち相手にした方が儲かりますから.実際もうそういう動きが出てきてますよね.例えば,大手自動車メーカーは,これからは大衆車より高級車に力を入れると言ってます.それは,高級車の方が無駄に値段が高い,即ち,利益率が高いからです.どう考えても1000万の車が100万の車の10倍の価値はありませんからね.

 そうするとどうなるかと言うと,貧乏人があくせく働いて高級車を作って金持ちに売って,会社から微々たる給料を貰うことで経済が回るということです.これって何ですか? そうまさに(お金を介した)奴隷制度ですよね.

 そんなんでいいと思いますか? いいわきゃありませんよね.でもこの悪しき流れはもう誰にも止められないでしょう.背景にあるのは,何度も書いているように,いろんな「余裕」がなくなって来てるからでしょう.

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06g
[PK専門ゴールキーパー?]
(サッカー)

 WC準々決のオランダvsコスタリカですが,PK専門ゴールキーパー?が出てきたのには驚きました.でもよく考えたらありなんじゃないですかね? キーバーは換えが効かないので3人メンバー入りするのが普通ですし,だったらとにかくPKに(だけは)強いキーパーを3人目として入れておくということです.戦略的にはじめから引き分けPK戦狙いだってできますからね.

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06h
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(野球)

 ライオンズの方は,伊原さんが辞めて田辺さんになって(彼は黄金時代のショートで確か私と同い年(とずっと思ってたが,調べたら彼の方が下ですね))明らかに流れが変わりましたね.でも今シーズンはさすがにちょっと厳しいかな.でも今のシステムだと後半追い上げて3位以内に入れば何かが起こるわけですからね.でもやっぱりちょっともう厳しいかなー.

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7/7'14
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 何者でもなかった高校時代からするとよくここまで来られたということなんですが,確かにそう思うのですが,そんなに大したことじゃないかもしれません.

 どういうことかと言うと,同世代の中での相対的な位置なんかは大した問題ではなくて,自分がまだ高校生だったとき,より大きな問題だったのは,同級生に勝てるかどうかなんかより,最先端で社会を動かしている人達を見て,自分がそういう人達にとってかわれるかってことで,そっちの方が遥かにレベルが高く大きな問題だったからです.

 ですから,「その時点での」自分との圧倒的な差を目の前にして自分にはとても無理だと思ってしまう人が多いと思うのです.でもこれもよく考えてみたら,大した問題ではありません.なぜなら自分より上の世代の人達はそのうちいなくなるからです.

 スポーツの世界を考えればよくわかりますよね.自分がその世界に入ったとき,圧倒的なチャンピオンがいて,自分がどんなに頑張っても勝てないと思ったとしても,そのチャンピオンは10年もすれば既にいなくなってるか確実に力は衰えてるでしょう.

 だからどのみち「今の状況」を見て悲観する必要は全然ないんだと思います.と書いておきながら,私の場合,別にそんなこと気にも留めずにやりたいことやってきただけなんですけどね.

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07b
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 と書いたのですが,そうやってうまく循環していたのは,中学2年,大学院時代と40代くらいのもので,高校から大学2年生くらいまでや,30代の頃は,そういうことを考えて苦しかったと思います.何が苦しかったって,何をしたら自分が最先端に行けるか,自分がその気になるもの頑張れるものがわからなかったということです.

 そして,50代,またそれがよくわからなくなってきました.もちろん,これまでのことを続ければいいのでしょうが,それでいいとはどうしても思えません.そして,それは,黙って受験勉強だけしてればいいと思えなかった高校時代,大学院時代の鉄筋コンクリート構造の研究を続ければいいと思えなかった30代とよく似ています.

 要は,上で書いた「何をしたら自分が最先端に行けるかがわからなかった」の「最先端」が「今」の私にとって何かということです.高校〜大学2年時代の答えは,建築構造でしたし,30代の答えは,強震観測点周りの被害調査を行って「地震動の性質と建物被害の関係を探求し,それを地震災害軽減に結びつけて社会に還元すること」でした.

 50代の答えは,もちろんまだわかりませんが,キーワードはやはり「人生」なのかなーと思っています.あとは,あくまで副次的なものですが,自分がもうすぐキャッシュフローを失うことやこれからやってくる経済状況の激変などから,経済やお金のことも考えて行かなくてはならないでしょうね.

 もちろん,強震観測点周りの被害調査を行って「地震動の性質と建物被害の関係を探求し,それを地震災害軽減に結びつけて社会に還元すること」は,これからも続けて行きます.ただ,それだけやってればいいとは思えないということです.

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07c
[無理するのかしないのか]
(生き方)

 自分の目の前に困難が立ちはだかったとき,無理して頑張ってその困難に立ち向かうかですが,若い頃であれば,無条件に立ち向かうべきだと断言できます.ただ問題は,その対象がその人にとってやるべきと思えるか,その気になるか,面白いと思えるかが重要で,そうでなければ,困難を克服することは難しいでしょう.

 なんで「若い頃であれば」なのかも既に書きました.若い頃はとにかく無理がきくし,無理してダメージを負ってもそれを回復させる機能が備わっていて,なおかつ,そこで大きく成長できるからです.歳をとると無理がきかなくなるので,若いうちに頑張っておかないと後から追いつくことはまずできませんし,今の社会のシステムもより若い頃頑張った方が圧倒的に得するようにもなっています.

 問題は,歳をとってからです.歳とってからも頑張ることはできるのですが,もう若い頃のように活性酸素を除去する機能はないので,無理をすれば必ずダメージが残り,結果的にいい仕事ができなくなってしまいます.無理しすぎれば病気になって命を落とすこともあるでしょう.

 ですから,歳をとったら無理しないということなんですが,もちろん全く無理しないのでは大したことができるわけもありません.幸不幸相対論的に言っても楽ばかりしたら不幸になるだけです.

 ですから,そこの案配ということなんですが,これが果てしなく難しいです.でも,若い頃の感覚としては,これ以上は無理と思ってもまだそこから伸びしろがありましたが,歳をとると,ここまではできるだろうと思っても,その少し手前で自制しないとあとから大きなダメージとなって返ってくる気がします.

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07d
[不勉強]
(経済, 世の中)

 NK新聞にK谷さんなど4人の投資家?が株主優待について語るみたいな記事がありました.みんな騙されてるんですねー.既に書きましたが,いくら株主優待があってもその分株価が下げるわけですから,だったら,優待を行使する手間の分だけ「損」だし,彼らの話だと100%優待を行使することはできないそうなので,もう明らかに大損です.

 でもこういう人達がいないと儲けられる人が儲けられないわけですからこれでいいのか.騙す騙されるというのはあんまり気分がいいものじゃないですが,このレベルのことなら騙されるというよりは,不勉強ということでしょうから,だったらしょうがないってことですかね.

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07e
[その後のキーボード付きタブレット]
(PC)

 その後,Surface pro 3をはじめ,キーボード付き,あるいは,Bluetoothのキーボードを付けられるタブレットがいろいろ出てきたんですが全く食指は動きません.それは,少なくとも私にとってどういうものが欲しいかがわかったからで,これらは私が欲しいものではないからです.

 

 例えば,Surface pro 3は,Core i7,12インチフルHDでキーボードを入れても800gなので,VAIO 11proと比べても遜色ありませんし,キーボードをはずせば,もっと軽くなるでしょう.

 でもいくらキーボードがはずせても,少なくとも私の場合は,キーボード入力を伴う作業が必要になる可能性が大きいわけですから,キーボードをはずして家に置いてくるということはありえません.だったら,ノートPCのように常に付いてていいわけで,あとはタブレットとして使うときのために,液晶がぐるっとキーボードの反対側まで回転すればいいわけです.

 もちろん,頻繁にタブレットとして使うのであれば,キーボードの分だけ軽くなった方が多少は使い勝手がいいでしょう.でも,そうすると液晶部分にCPUなどのPC本体をもって来ないといけないので,ノートPCとして使うときに,液晶部分が重くなって,何か支えるものが必要で,より利用頻度が高いノートPCとしての使い勝手が悪くなってしまいます(そういう意味では,Surface pro 3で液晶の角度が何段階にも変えられるようになったのは評価できる).

 ということで,私が欲しいのは,液晶がキーボードの裏までぐるっと回転できるタッチ機能付きのノートPCで,液晶は10インチくらいがベスト.重量は,500g台まで行けば御の字で,あとはバッテリのもちと,液晶の解像度もフルHDくらいあれば充分です.そういうの作ってもらえませんかね? 技術的にはすぐにでもできると思いますけど.

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7/8'14
[もっと本質的な問題]
(生き方)

 50を過ぎて感じている違和感,具体的には,ある程度予想されたこととは言え,雑務の急増ぶりにやりたいこと,やるべきと思うことができなくなり,それに伴ってか体調はすぐれず,体を壊すからこれ以上頑張るなというDNAの叫びのようなものもきこえるようになり,人生50年,即ち(第一の)人生が終わったことを悟ったということなんですが,もっと本質的な問題のような気もしてきました.

 今までの人生を振り返るとほんとに楽しかったし充実もしてたと思います.それは,自分が打ち込める「たった1つのこと」を必死で見つけて,その「たった1つのこと」に打ち込み,内的にそれを大いに楽しんで外的にもそれなりに成功することができた,ということでしょう.そして仕事だけではなく,仕事以外のこともいろいろ楽しむことができました.現代社会において,絵に描いたような?成功例と言えるかもしれません(自画自賛).

 でもそうやって(それなりに成功した)人生を終えてみて,強烈な違和感も感じているのです(自分で持ち上げておいてたたき落とす).思い返してみれば,今に始まったことではなく,ずっと感じてた違和感だったと思います.それは「たった1つのこと」に打ち込む違和感です.

 もちろん,現実には「たった1つのこと」に打ち込まなければ,成功はおろか何者になることもできないでしょう.極めて分業が進んだ現代社会においては食べて行くことすら非常に困難です.でもよく考えたらそれってちょっと怖くないですか?

 少なくとも数百万年という人類の歴史上,そういうことになってきたのは,高々ここ数百年のことですし,「たった1つのこと」的には,ここ数十年の現代社会は異常です.いくらサッカーが上手くて何十億という年俸を貰っていても,ノーベル賞を貰うような研究をしたとしても,一国の首相や大統領であっても,その「潰しのきかなさ」,つまり,それをとったら何が残ると言うのでしょう? つまり,この世の中のほとんど全ての人は,半人前どころか,一人では何もできない非常に不完全かつ吹けば飛ぶような存在なのです.

 そういうことを実感した理由の1つに,去年から始めた「新生活」があると思います.基本的に身の回りのことは全部自分でやるようになったのですが,そのあまりの気分のよさと安心感に正直驚きました.そして,それこそが人生,つまり,「ただ普通に生活していくこと」こそが人生とすら感じています.

 そして,おそらくみんなそうなのに,極めて細かく分業化した現代社会,「向上心」という名の人類を繁栄させるプログラム,資本主義社会という枠組みの中でのお金をめぐる競争といった,非常に歪んだ社会の中で踊らされているだけなのかもしれません.でも今の総競争社会の中で「ただ普通に生活していくこと」は非常に難しいのが現実です.

 でも現実には与えられた条件の中で逞しく生きて行くしかないですし,踊る阿呆じゃないですが,同じ阿呆なら踊った方が楽しいのも事実で,実際,これまでの私の人生もそうでした.今の世の中はおかしな方向にどんどん進んでいますが,世の中を変えるのは容易なことではないですし,最終的には変えるとしても当面は無理に方向転換しない方が賢明といった大人の判断も必要でしょう.

 ですから,やっぱりとにかく今の世の中の枠組みの中で頑張ってみるということなんだと思います.そして,頑張るのがしんどければ,50までを目標にすればいいでしょう.ていうか,70まで頑張れと言われるより却って元気が出ませんか? そして,50まで頑張れば,そこから先,第二の人生,即ち,「ほんとの人生」を送れるようになってるでしょう.

 そして,50になったとき,「ほんとの人生」を送れるようになった状況で,あらためて今の仕事を続けていきたいと思えれば続ければいいし,リタイアして「ほんとの人生」を送ってもいいし,「ほんとの人生」をまだ送れなくて否応なしに今の仕事を続けるのも,会社や大学などの組織の中で偉くなるという道を選ぶのもありでしょう.

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 さて,私ですが,50まで頑張ったので,結果的に「ほんとの人生」が送れるようになりました.そして,あらためて「地震動の性質と建物被害の関係を探求し,それを地震災害軽減に結びつけて社会に還元すること」は続けて行きたいと思うことができたので,これは社会が許してくれる限り続けて行きたいと思っています.

 でも,あくまで感覚的な話になってしまうのかもしれませんが,「ほんとの人生」,即ち,「ただ普通に生活していくこと」を基本にこれからはやって行きたいと思っています.

 つまり,人生が終わったのではなく,やっとほんとの人生が始まるということです.それは,「たった1つのこと」,即ち,打ち込めること,その気になることを見つけられて,これまで(それなりに)打ち込んで来たからなのでしょうが,別段頑張るという意識もなくただやりたいことをやってきただけでこうなったのはほんとにラッキーでした.

 そして,更にラッキーだったのは,これまでやってきた「たった1つのこと」をこれからも続けて行きたいと思えたことでしょう.つまり,「たった1つのこと」はもはや「たった1つのこと」でなくなったということになります.

 一番いいのは,とにかく「たった1つのこと」,即ち,打ち込めることを見つけることでしょう.でも,それが見つけられなくても,50まで頑張れば,おそらく多くの人が「ほんとの人生」が送れるようになってると思いますから,そういうことを目標に頑張ってもいいと思います.

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08b
[ただ普通に生活していくこと]
(生き方)

 「ただ普通に生活していくこと」と書きましたが,具体的にどういうことでしょうね? 基本的には,自分の身の回りのことは自分でやるということなので,家事全般,即ち,買い物,料理,後片付け,掃除,洗濯となります.そして,これらをちゃんとやるだけで結構大変なことです.

 具体的なイメージは,ここに書いてますが,ただ同じことを毎日繰り返してもつまらないでしょうから,そこはどうするかと言うと,一言で言えば「生活の質の向上」かなと思ってます.例えば,料理なら同じメニューでも,よりおいしくするにはどうしたらいいか研究するでしょうし,レパートリーも開拓して行くでしょう.生きて行く上での喜びは何だかんだ言ってやっぱり食べることですから,一日三回の食事が生活の基本となると思います.

 若い頃は,寝食を忘れて仕事に打ち込むということもあるでしょうし(でも私の場合,徹夜の連続は何度も経験しているが,食べることを「忘れる」ことはなかった),そういう時期も必要だと思いますが,「人間本来的に」言えば,やはり異常なことだったのかなあと,今にして思えば思えます.

 そして,その次に来るのが住環境快適性の向上かなと思ってます.一言で言えばより快適に生活できるように住環境を整えるということで,汚れていて不快なら掃除したり,必要なものがすぐ取り出せるように整理したりするのでしょう.これも既に書きましたが,人生の後半ということで徐々に「畳んで行く」ことも必要です.いつもいる部屋の日当たりが悪くなれば部屋を変えるとか,部屋の中だけではなく周辺の環境が変化したり飽きたりしたら引越すことになるかもしれません.

 こうして考えると,いろいろ面倒で大変そうですが,時間的幸不幸相対論的に言えば,そういう「やらねばならないこと」が多少あることで,「勤労の後の喜び」も感じることができるわけです.

 そして,そういうことっておそらく太古の昔から人間がやってきたことだと思うんですよね.ですから,本来そういうやるべきことをやる,ということですかね.

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7/9'14
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(サッカー)

 WC準決のドイツ−ブラジルの結果は衝撃でした.もちろん,エースネイマールとキャプテンチアゴ・シウバの欠場などいろいろ原因はあるでしょうし,一概には言えないとは思いますが,一昨年のCLといい,何かが変わり始めてる気がします.

 話は広がってしまいますが,このサイトで再三書いている極一部の先進国が独占してきた富の再分配の話ですが,サッカーみたいな超ローカルなところもでそういったことが起こり始めてるのかもしれません.つまり,「発展途上国」の日本にもチャンスがあるってことじゃないですかね.

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09b
[腸腰筋]
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 右股関節ですが,腸腰筋のような気がしてきました.具体的には,ずっと座っていて腸腰筋が短く縮こまって固くなっているということです.実際,脚を開いて腸腰筋を伸ばすストレッチをすると痛いです.もしそうなら,H内の指摘が当たっていたってことになりますね.

 腸腰筋が短く縮こまって固くなっている状態で,バドミントンという激しく腸腰筋を使う(太股を引き上げる)運動をすればそりゃ痛めますわな.

 対策としてはいくつか考えられます.1つはまず,腸腰筋を伸ばすストレッチをして,短く縮こまって固くなってる状態をほぐす,そして,もう1つは,逆に腸腰筋を縮めるストレッチ,あるいは,太股を引き上げる運動を徐々にして,腸腰筋をリハビリ的なところから鍛えるということです.

 まあ何でも実験ですから,とにかくやってみることにします.

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 でも何か変ですね.バドミントンでは,右脚を大きく踏み出す,即ち,太股を引き上げて腸腰筋を縮める運動をするわけですから,腸腰筋が縮こまっているのが原因というのはおかしいです.それに,ずっと座っているため腸腰筋が短く縮こまってるということなら,右だけじゃなくて左もそうでないといけないことになりますが,左は何ともないです.

 ということで,伸ばした方がいいのか縮めた方がいいのかよくわからなくなってきました.ただ,事実としては,腸腰筋を縮めるストレッチ,あるいは,縮める方向に動かすとその時は痛いですがその後痛みが軽減します.しかし,伸ばすストレッチをしても痛いのは同じですが痛みが軽減する感じはあまりしません.

 でもバドミントンで痛めたとすると,縮めたときに痛めたということですから,伸ばすのが理にはかなっています.それに,腸腰筋を縮めるストレッチをするとその後痛みが軽減しますが,よくなってきてる感じはあまりしません.

 ということで,何でも実験ということで,伸ばすストレッチをやってみますか.というかストレッチというのは,伸ばすということですからね.

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09c
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 「ただ普通に生活していくこと」こそが人生と書いたのですが,やっぱりそれだけじゃつまらないですね.でも周りの状況が否応なしにもうそうなって来てしまってるわけです.何とかならないものでしょうか? ていうか何ともならないから「ただ普通に生活していくこと」こそが人生と思わないといけないってことなんでしょうか.

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7/10'14
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(サッカー, 世の中)

 もう一方の準決は,アルゼンチンがオランダをPK戦で下しました.結果論ですが,PK専門ゴールキーパー?のカードを切るのは,ここだった(あるいは優勝するつもりなら決勝だった)かもしれませんね.「切り札」は1回しか切れませんから,一度切ってしまうと,二度と切れないどころか,同じ状況になったときに心理的影響がとても大きいです.

 でも思いついたらやってみたいのが人間ですから,早く「行使」したかったのはわかります.そしてそれが賭博師的には未熟だったということでしょう.つまり,PK戦になった時点でオランダは半分負けたようなものだったわけです.それを見越してアルゼンチンが徹底的に守備を固めて0-0狙いで行ったとしたら大したものです.

 決勝は,ドイツとアルゼンチンということになりました.私の予想はブラジルではなくドイツだった(でも優勝?したときではなくこの時点で書いてるってことは...)んですが,その予想が当たるとしてもまさかこんな悲劇的なものになるとは思いませんでした.

 でも,ブラジルサッカー史上,あるいは,ブラジル建国史上?最悪の日とまで言われるのかもしれませんが,ベスト4には入ってるわけで,もし日本がベスト4に入ったらそれこそ大喜びでしょうから,まさに幸不幸は相対的なものなわけです.

 いやいや,ブラジルにはサッカーしかない(ってことはないと思いますが)と言う人はいるかもしれません.じゃあ,日本には何があるんですか? 経済? 日本のピークは,1980年代後半のバブル黄金?期だと言われてますが,ほんとにそう思いますか? ていうか,またそれを目指そうとしてますが,そんなことでいいんですか?

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10b
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(研究)

 建物耐力を変化させた実大木造の振動実験ですが,後片付けも含めてようやく今日終わりました.汐満君,宮崎君はじめみんなよく頑張ったと思います.五十田先生,松森さん,荒木さん,小島さん,御子柴さんはじめいろんな人達にも助けていただきました.ありがとうございました.成果は,今秋の地震工学シンポに出せればと思っています(〆切まであと1ヶ月だけど汐満君が頑張ってくれるでしょう).

 私の方は,ほぼずっとノートPCを開いていろんな仕事をしながら振動台の制御室に詰めてる感じだったのですが,作業的には,実験担当者や小島さんや業者の人達がやってくれるので,何もしてないようなものです.でも体調が悪かったこともありますが,とにかく疲れました.ていうか,やっぱりなんでこんなに疲れるんでしょうか?

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10c
[高等遊民]
(生き方)

 S都大のK山先生のページに「高等遊民」のことが紹介されていました.「こころ」など漱石の小説に出てくる,先生と呼ばれる超エリートなのに仕事もせずにブラブラしている人のことで,これはとりもなおさず苦悩する漱石自身であり,K山先生の解釈によれば,「帝国大学で教育を受けたエリートが物事を深く考えて突き詰めた結果、社会の抱える矛盾とか自己の為すべきことの虚無性とかに気付いてしまって、なにごとかを為そうという気概を失ってしまう」ということです.

 そこまでは行かなくても,誰とは言いませんがそういう人は今でも確かにいますよね.というか,これはまさに私自身だと思いました(私は超エリートではないですが).ドロップアウトして自堕落に生きて行きたいと何度か書きましたが,そういう欲求のようなものが常に潜在的にあるんだと思います.

 私が最初にそういうことを強烈に感じたのは,就職して数年経った30代前半だったと思います.既に書いたように,この世の中の不条理や人生の無意味さに気づいて絶望しました.30代のことについては,このサイトで再三書いて来ましたが,仕事や研究は(もちろんちゃんとやってはいましたが自分の中では)低調でした(でもそれはそれで意味があったことに最近気づきましたが).

 でも,そのときは食べて行くには仕事は続けて行かなければなりませんでした.ただ,いろいろ思い悩んで仕事をやめることも考えたのは憶えているのですが,どう考えて仕事を続けることにしたのかははっきり憶えていません.結果的には,30代後半の1999年台湾集集地震を契機として再び精力的に研究するようになりました.

 そして今です.30代のときとは状況は大分違います.自分が何をすれば,少しでも世の中の役に立てるか,自分の何が最も能力を発揮できるかもわかっています.でももうそれが許されない.一体この世の中どうなってんだ?と思います.そして,再び人生に絶望し,実質人生がもう終わったと思いました.

 そして30代のときと大きく違うのは,もう仕事をやめても食べて行けるし,社会的に見てもリタイアするのが少し早いだけ(というか本来的にはほんとはもうリタイアするべき年齢)ということです.つまり,ほんとに「仕事もせずにブラブラ」することもドロップアウトして自堕落に生きて行くこともできるのです.厄介ですねー.

 過去を振り返ってみると,私が実際に「高等遊民」にならずに済んだのは,大学,大学院時代にはまだそういうことに気づいておらずに研究活動に没頭できたからでしょう.40代のときは,気づいてはいましたが(理由はよくわかりませんが)なぜかまた研究に打ち込むことができました(と書いたんですがどうですかね? 20代も40代も研究ばかりしてたわけではありませんから潜在的にはずっと「高等遊民」だったような気がします).

 その結果,とりあえず一仕事はできたなという実感はあって,それはとてもよかったと思いますが,これからどうするか的に言えば,逆に人生の中で一番「高等遊民」に近づいているとも言えます.更に言えば,このサイトのおかげで,ある程度,自分なりの考えを吐き出すこともできるわけで,このサイトの存在も私が「高等遊民」になるのを後押ししているのかもしれません.

 でもまあ,何度も同じことを書きますが,これも自然の流れに逆らわずに,ということなのでしょう.10代,30代が低調,20代,40代が好調というのも単にそういう流れだったんだと思います(でもこの流れで行くと50代は...).

 ですから,結局,これも何度も書いてますが,私が世の中全体から必要とされるのかどうかってことで,もう必要とされないのなら,若い頃と違って正々堂々と「高等遊民」になることもできるわけです.そして,そんなことを考えていると,「世の中から必要とされない」が「世の中から必要とされたくない」に変化してきたりもします(だからなるようになってる?).

 もちろん,世の中全体ではなく,大学や研究室の学生などから非常にローカルには必要とはされてるのでしょうから,そこは何とかしなくてはいけません.でも,これも大学については,いろいろめんどくさい仕事をして欲しいということでしょうし,研究室の学生についても,ただ単に卒業,修了できればいいということなら,私でなくてもつとまる仕事ですから,これも既に書いたように,数年あれば何とかうまくソフトランディングできると思います.

 というようなことも既に何度か書いてるのですが,現実にはなかなか難しいですかね.確かにもう第二の人生ということで,なんでもありにはなったのですが,そういう状況下でも「地震動の性質と建物被害の関係を探求し,それを地震災害軽減に結びつけて社会に還元すること」は続けて行きたいと思えましたし,今いる学生達のことを考えると,とても辞めるというわけには行きません.

 でも私は潜在的に「高等(かどうかはわからないが)遊民」であると思うので,何か事が起これば,「なにごとかを為そうという気概を失ってしまう」可能性はあると思います(実際,ここ数年何度か危うい場面はありました).そして事が起こればもう後戻りはできませんから意外とあっけなく終わりを迎えるのかもしれませんし,そうなることをどこかで望んでいるようなところもなきにしもあらずかもしれません.

 でも何と言うか,そっか自分は(潜在的に)「高等?遊民」だったんだと思ったらなんだかとても気楽になりしました.K山先生ありがとうございます,ですね.そして,(潜在的に)「高等?遊民」だったにもかかわらず「ここまで来られた」のは,やっぱりラッキーとしか言いようがないです.でもそれは多分「仮の姿」で,本来の「高等?遊民」になれるときが刻一刻と迫ってるということでしょうか.もう一頑張りですね.

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10d
[]
(日記)

 腸腰筋を伸ばすストレッチですが(まだ1日しか経ってませんが)なんか変ですね.寝ているときは伸ばして痛くなるわけですし,座ってて縮こまってるのなら左も痛くならないと辻褄が合いません.

 そして,前回(4年前)も伸ばすと痛い,伸ばすのではなく逆に股関節を押しつぶすようにするとよかったことを思い出しました.バドミントンで太股を引っ張り上げるときに痛めたこととの辻褄ですが,例えば,腕を振るとき,肩の筋肉が引っ張られて伸ばして痛めることを考えれば方向的にも合っています.

 つまり,バドミントンで右脚を大きく踏み出すために右太股を引っ張り上げ過ぎて伸ばして痛めたということですね.縮めた方が痛みが軽減するので,感覚的にも合っています.

 ということで,伸ばすストレッチはやめて,昨日までやっていた縮めるストレッチに戻したいと思います.

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10e
[未来はない]
(世の中)

 私が高等遊民かどうかとかは大した問題ではなくて,要は,世の中とか社会がどうなんだ?ということでしょう.これも既にどこかで書いたと思いますが,自分が優れていること,できることが何かに気づき,それを世の中をよくするために使いたいと思ったとき,それを発揮する場を提供できない社会に未来はないと思います.そして,今の世の中は,残念ながらどんどんそういう方向に向かっています.

 そういう中でどうして行くかは非常に難しい問題です.少なくとも当面は世の中を変えることはできそうもありません(例えば,東京オリンピックをやめることはもうできないでしょう).

 そうすると,結局,今の世の中にある程度迎合してやって行くしかないのでしょうか.でもそうすると,今の悪しき流れを益々助長することになってしまいます.もうどうしようもないんですかね?

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10f
[ちょっと違う]
(世の中, 生き方)

 でも,世の中や社会のせいにしててもしょうがないのも事実で,実際,根拠なく世の中を信じることも大事とも書きました.ですから,私が高等遊民というのもよく考えるとちょっと違うかもしれません.人生に絶望したのはそうですが,それは世の中に失望したことが原因というわけじゃないですからね.つまり,人生とは何かというか,もっと本質的な問題で,ということは,もっと深刻な問題だったわけです.

 でもこれについても,対処法というか,やり方的には同じで,そういう現実を受け入れた中で,どんだけ楽しめるかというか,そうするしかないってことでしょう.でも,まず受け入れるのが重要ですから,「考えない」とか「忘れる」というのとは違います.

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7/11'14
[重なる]
(日記)

 なんでこんなに疲れるかですが,一言で言えば,「重なる」からでしょう.例えば,振動実験をしているときですが,やってることは,もちろん振動実験だけではありません.ノートPCを開けば,他の学生から研究に関する相談や,人事関係,担任関係,入試関係,学外の仕事など夥しい数のメールが届きます.講義や学生実験もありますし,学期末なのでいろんな科目の試験やレポートの採点や集計もあります.

 1つ1つは大したことなくても,それが10,20と重なるととんでもないことになります.向こう側から見ると私は一人ですが,私から見ると何十人もの人を一度に相手にしてることになるわけです.そりゃー疲れますわな.

 ちなみに,届いたメールにいちいち対応していたら,仕事にならないということで,メールチェックするのは,一日一回と決めている人もいるそうで,私も試しにやってみたことがあるのですが,メーラーを開いた瞬間,百通以上のメールが届いていていきなり戦意喪失...という惨状ですので,今はメールが来たらできるだけその場その場で対処するようにしています(それでも一日から数日遅れくらいが精一杯ですが).

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11b
[這い上がる]
(生き方)

 高等遊民ですが,例によって?K山先生からweb上で「お返事」がありました.ありがとうございますm(_ _)m.でも今回は,内容が内容なので書きにくいだろうな,申し訳ないことしたかなと思っていましたが,その辺のところもうまく書いてありました.さすがですね.というか,気を使わせてしまってすみません.

 この記事の後に,いくつかフォローの記事でも書いたように,本来の「高等遊民」というのは,当時の時代背景を伴ったものですので,私が「高等遊民」だったというのは,本来の「高等遊民」をK山先生が言われるところの「物事を深く考えて突き詰めた結果、社会の抱える矛盾とか自己の為すべきことの虚無性とかに気付いてしまって、なにごとかを為そうという気概を失ってしま」った人と拡大解釈したことになります.

 更には,「社会の抱える矛盾とか自己の為すべきことの虚無性」のところもそういったことに限定しないで,要は,「物事を深く考えて突き詰めた結果、この世の中の不条理や人生の無意味さに気づいてしまって、なにごとかを為そうという気概を失ってしまった」ということになるでしょうか.

 で,そう考えたとき,これはまさしく私自身だと思ったのです.そして,非常に生きにくくなっている現代社会においてそういう人はとても多いのではないかと思うのです.そういうことに気づかず,あるいは,蓋をしてばりばり仕事をして世の中で「成功」している人も多いと思うのですが,そうではなくそういったことに思い悩む中で懸命に生きている人の方が私は好きです(私は私自身のことはあまり好きじゃないけど).

 でもそうでありながら,実際に私が「高等遊民」になることはありませんでした.実際,ばりばり仕事もしてます.これってどういうことですかね? それは「この世の中の不条理や人生の無意味さに気づいて絶望した」のですが,そこから逃げずにそういう事実を受け止めてどん底から這い上がってきたんだと思います.

 とかいうとちょっと格好良すぎますが(^^;,そうではなく,つまり,必死で頑張って這い上がってきたのではなく,全ては150億年前に決まっているとか,人生所詮退屈しのぎとか,どちらかと言うと,ちょっと投げやりというか,達観するというか,力を抜いてリラックスすることだと思います.

 でも「どん底から這い上がってきた」と書きましたが,まだ這い上がってる途中で這い上がり切れてないんだと思いますし,何度もどん底に落ちては這い上がる,を繰り返しているのかもしれません.そして,それが人生なのでしょう.

                 -----------------------------------

11c
[何でもいい]
(生き方)

 じゃあ「物事を深く考えて突き詰めた結果、この世の中の不条理や人生の無意味さに気づいてしまって、なにごとかを為そうという気概を失ってしまった」ときどうするかですが,やるのは別に何でもいいんだと思います.

 もちろん,打ち込める「たった1つのこと」が見出せればいいですし,それで飯が食っていけるのなら最高ですが,何もしないで悶々としているくらいなら,今の世の中,結局金だからと思って金儲けに走ってもいいでしょうし,「たった1つのこと」で飯が食えないのなら,何とか我慢できる仕事で最低限のお金を稼ぎながら「たった1つのこと」に打ち込んでもいいでしょう.時には,頑張り過ぎてエネルギーがなくなっているのならしばらく休んだ方がいいのかもしれません.

 何が言いたいかと言うと,結局,人間ってその気になったことしかできないと思うんですよね.いや「人間って」て書きましたが,他の人のことはわからないので,「私って」てことかもしれません.そして,そうやってなんとかここまでやってこられたとも思うのです.

 例えば,私は今,このサイトに(しょーもない)文章を書いていますが,純粋に書く気になったから書いてるわけです.仕事じゃないですから,別に給料がもらえるわけでもありませんし,自分にとって何の意味があるのかわかりませんし,世の中にとってなら尚更でしょう.

 でもそれでいいんじゃないですかね.何が何の役に立つのなんかわからないし,何かの役に立つために何かをするわけでもないし,何かの役に立つために何かをしても実際に役に立つというわけでもありません

 研究なんかまさにそうですし,高等遊民?だった漱石がその思いを小説という形にしたものが結果的に傑作と言われるようになっただけかもしれません.あるいは,私がこのサイトに,てきとーでいい加減なことを考えるに任せて自己満足のために書いていたとしても,それが読む人の何かの参考になったり,極端な話,人生や生き方の本質に迫っていて,生き方に苦しむ多くの現代人の悩みを解決するのかもしれません(んなわきゃないか(^^;).

 でも,万が一そうだとしても,私は別にこの世の救世主になろうと思ってこの文章を書いてるわけはなくて(そりゃそうだ(^^;),ただ書きたい,書かずにおれないから書いてるだけの話なわけです.で,別にそれでいいんでないかと思うのです.

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11d
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(野球)

 田中マー君,残念ですね.まさに好事魔多しでしょうか.でも私の懸念がこういう形がになるとは思いませんでした.不慮の事故ならともかく,いくら活躍しても怪我をしてしまったのでは(全く活躍できないのですから)意味がありません.

 何が言いたいかというと,それも含めての成績ということです.このサイトで何度も書いているように,結果最大となるように,頑張り過ぎずある程度マネージメントすることも大事ということですね.もちろん,怪我の仕方にもよりますが,しっかりマネージメントすれば防げる怪我は多いですから.

 でも彼の場合,登板しろと言われれば,それに従わざるを得ないですから,仕方ない面もあります.でも,多分ダルビッシュとかはそうだと思うんですが,時々,変な?理由をつけて登板を回避することがあります.あれって,彼なりに工夫してそういうマネージメントをしてるのかもしれません.

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11e
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(経日)

 今週は大分下げました.原因としては,「ポルトガルの銀行で経営不安問題が表面化し、欧米株が下げた前日からの流れ」とのことですがどうなんですかね?

 下げ幅は,日経225やTOPIXはそうでもないですが,非大手証券の下げの方がきつくて,5/27からの上昇を大分吐き出して,上昇率的にも225やTOPIXと変わらなくなってきました.

 潮目が変わったと見る向きもあるようですがどうなんですかね? まだそんな感じはしませんけど.

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7/12'14
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(世の中)

 某大手証券会社がNISAで株式投資をして,将来子供とアラスカでオーロラを見たり,ケニアでキリンと朝食を食べるという夢を叶えましょう,みたいなCMを流しています.世の多くの人はそういうことに夢とか明るい未来を感じるんですかねー.全く理解できません...

 私だったら,地震被害を正確に推定できる地震動と構造物被害の関係の本質的な何かを見出したり,バドミントンがどうやったら強くなるか,ピアノやスキーやゴルフがどうやったら上手くなるかとか,経済や世の中を動かす人間心理のメカニズムとか,普段の日常生活をいかに気分よく楽しく過ごして行くことの方が圧倒的に興味がありますけどね.変ですかね?

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 百歩譲って?子供が喜ぶからというのはわからないでもないです.でも子供が喜ぶことをしてあげるのが親のつとめですかね? 一日中家でテレビゲームしてたいって子供が言ったらそうさせるのがいいってことですか?

 いろんな体験をさせてあげたいというのもわからないではないですが,一人何十万も大枚はたいて極北の地やアフリカまで行く必要ありますかね? お金を使わせて金儲けしたい奴らに乗せられてるだけでは?

 私が子供の頃,連れて行ってもらったところと言えば,一度九州を一周したことがありますが,あとは九重とかせいぜい九州の山での登山くらいでしたけど,ほんとにそれで楽しかったし,どこか遠くに連れて行って欲しいとか思ったことはなかったと思います.それより,近場で魚取りとか昆虫採集とか,コンサートによく連れて行ってもらったことの方が思い出として残っています.変ですかね?

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7/13'14
[現状を受け入れる]
(生き方)

 このサイトで何度か「現状を受け入れる」と書いてますが,それはもちろん,「まず現状を受け入れたところから始める」ということで,現状を受け入れたまま何もしないということではありません.

 その現状に不満があるのなら頑張ればいいでしょう.でも,現状に満足している,あるいは,現状を変えるのに要する労力に見合う結果が得られないと判断するのなら,何もしないという選択肢もあります.

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13b
[なぜ人は必要以上のお金を稼ぐのか]
(世の中, 生き方)

 京大卒のニート?haさんのことが取り上げられていました.彼が出した話として,ある田舎に漁師がいて,自分が食べるのに必要な魚をとる以外は,のんびり好きなことして遊んで暮らしているところに,MBAもった経営コンサルタントが,もっと魚をたくさん獲って事業を起こしたら大金持ちになれると言ったのに対して,そうするとどういういいことがあるのか?と漁師が尋ねると,コンサルは,事業で成功した暁にはのんびり好きなことして遊んで暮らして行けると答えて,そんなことなら今と変わらないじゃないかと漁師は答えたというのです.

 全くその通りですね.このサイトで再三書いている必要以上のお金は要らないと言っているのはそういうことです.ですから,必要以上のお金を稼ぐために,働きたくないのを我慢して働くのはばかげてると思います.

 じゃあなんで多くの人は,あくせく働いて必要以上のお金を稼ぐのでしょうか? 1つは,今の世の中がそうなってしまってるということですね.具体的には,会社に就職すれば厳しいノルマが与えられ,自分が必要な分だけマイペースで仕事をするということはできません.?haさんや彼の周りにいる人達の中にも一度は一流企業などに就職したけど,働きすぎて体を壊して会社を辞めたという人が多かったと思います.

 そしてその背景にあるのが(何度も書いているように)競争社会です.働く本来の目的は,食べて行く分を稼ぐということだったはずなのに,競争に勝つために食べて行く以上を稼ぐことになり,一方競争に負けた方は,会社が倒産して食べて行くことすらままならないなど悲惨なことになります.これが二極化です.ほんとばかげてると思いますが,これからますますそういうことになって行くでしょう.

 そして,そんなばかげた競争社会から離脱したのが?haさんということになるのでしょう.いいんじゃないですかね.でも人生退屈しのぎですから,何かしないと楽しく生きて行けません.彼は,働きたくないめんどくさいと言いながらも,そういう人達のコミュニティを作っていて,実は結構頑張ってるように見えました.

 そう,それが人が必要以上のお金を稼ぐ2つ目の理由で,働くのも必要な金を稼ぐというよりは,自己実現というか,それそのものを楽しんでるという面があるわけですよね.実際,成功した人のほとんどは,お金が欲しいというより,仕事が面白くて頑張った人でしょう.そして頑張るのは,別に「仕事」である必要はないのです.

 結局,「人生所詮退屈しのぎ」なんだし,食べてさえ行ければ,何やってもいいんだと思います.今は世の中の役に立つことをやれという風潮ですが,そもそも何が世の中の役に立つかなんかわからないし,究極的には,別に世の中の役に立つ必要もないんだと思います.

 そして,何でもいいから,その気になることやとことん打ち込めることをやっている中からとんでもないすごいことが起こったりするんだと思います.

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13c
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(生き方)

 最近ますます「人生退屈しのぎ」だと感じています.自分がつくづくそう思うということもありますし,ほとんどのことはこれで説明できるし,まさに人生の本質だと思うからです.

 例えば,過去に偉大な業績を残したりすごい仕事をした人を調べてみると,頑張って苦労して立派な仕事をしたという感じはあまりしなくて,とにかくやりたいことその気になることを思いに任せてやってただけという感じがするのです.つまり,どんだけやりたいことをやって大いに退屈しのぎできるかなんだと思います.

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13d
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(サッカー, 世の中)

 WC3決ですが,いつの間にか(^^;終わってました.結果は,ブラジルがいいところなく負けました.まああの惨敗の後じゃーねー.

 でも地元開催でこんなことになって散々のブラジルですが,一部暴動が起きたみたいですが,思ったよりそんな大騒ぎになってる感じはしませんがどうなんですかね? でもそうだとしたらブラジルも50年前よりまともになってきたってことなんじゃないですかね? だってサッカーで負けたくらいで自殺者が出るとかいう方が異常でしょう.

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7/14'14
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(サッカー)

 WC決勝ですが,一応予想通りドイツが勝ちました.でも延長1-0ですから,どっちが勝ってもおかしくなかったとは思いますけどね.

 何が起こるのかわからないのがサッカーですが,歴代WC優勝国を見ると奇跡の優勝といったものはありません.その辺が何とも不思議なところです.

 誰かがサッカーは面白くない.だって,90分もやってて得点シーンなんか全体からしたら数分でしょ? サッカーが123対85とかだったら見るよと言ってましたが,既に書きましたが,逆にそこがサッカーの魅力なんだと思います.

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 日本はどうするんでしょうね? 日本人特有のアジリティーを活かして組織でプレーする走るサッカーというのは間違ってないと思います.サッカー協会は,そういうサッカーに近いメキシコで監督をしていたアギーレさんを招集(というかほぼ決まり?)との報道です.

 一方で,日本独自のサッカーを目指すのなら,日本人監督をという声もあるようです.確かに今回といい,ジーコのときといい,最後の最後の微妙なところでの意思の疎通がうまく行かなかったようなところはありましたね.

 でも,日本人監督を推す理由として,歴代優勝国の監督は全て自国監督だから,というのは論理的でないです.だって,それは自国監督が指揮したから優勝したんじゃなくて,単に優勝したのが強豪国だったから自国から監督を出せたということでしょうからね.

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7/15'14
[論理的]
(サッカー)

 上の続きです.ですから日本人監督を推す理由として出すデータは,優勝国が全て自国監督というデータではなく,自国監督の場合の成績(例えば,ホンミョンボが監督をした今回の韓国なども含めて)を示すのが論理的ということになります.

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15b
[(しょぼい世の中の)高みの見物]
(世の中)

 「サッポロ「極ZERO」、第三から発泡酒に 各社追随 」というニュースが流れていました.これに対して,どこかの大学の先生(専門家)が,美味しいビールを開発しようという本来あるべき競争ではなく,単なる日本の税制に振り回された意味のない開発競争をしている,このままでは,日本のビールが国際的に全く通用せずにガラパゴス化してしまうと言ってました.

 ほんとそう思いますよ.ていうか,そんなこと最初からわかってたことじゃないですか.一体,何やってんですか? 開発者はやってて虚しくなりませんか? ビールメーカーなら純粋に美味しいビールを作りたいって思わないんですか? それとも金が儲かりゃそれでOKですか? しょぼすぎませんか?

 もちろん,一番無能なのは,こんなひどい状態を放置している中央政府ですが,メーカーサイドもせっかく頑張って第三のビール開発したのに,今更税率揃えられたら努力?が無駄になるとか言ってたのでは,今のひどい状態が変わるわけありません.

 でも私個人的にはビールは(というかアルコール自体)普段はほとんど飲まないので,関係ないというか,この件も別にどーでもいい話なんで,これもまあ「(しょぼい世の中の)高みの見物」なんですが,会社や国の勝手な方針で振り回されてる開発者の人達はほんとに気の毒というか可哀想ですねー.やるべきことをやれるちゃんとした世の中にしましょうよ.

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7/17'14
[時間の問題]
(生き方)

 やっぱり時間の問題という気がします.どういうことかと言うと,もう仕事をしなくても食べて行けるので,やりたくない仕事,社会全体の利益に繋がらない仕事しかできないのなら,さっさとリタイアしてしまうこともできるのですが,そういう話を他の人にすると,じゃあ仕事辞めてどうするの?と言われます.

 そうなんですよね.現状では,仕事を辞めて生じる膨大な空白の時間を埋められるとは思えません.でも,これってやっぱり時間の問題ですよね.つまり,定年が来ればどのみちそうなるわけで,今仕事を辞めて生じる膨大な空白の時間を埋められないのなら,10年経っても同じなんじゃないでしょうか.

 つまり(まだ10年の時間はあるが),たとえ仕事を辞めてもそれに代わる何かが(定年後何十年も生きてしまう「リスク」を考えれば)絶対必要なわけで,逆に言えば,それがあるのならやりたくない仕事,社会全体の利益に繋がらない仕事しかできないのなら,ほんとにもういつでも仕事を辞めることができるわけです.

 そして,上で「現状では,仕事を辞めて生じる膨大な空白の時間を埋められるとは思えません」と書きましたが,着々と準備は進んでると思います.つまり,何度か書いているようにあと3年くらいが1つの目安になるのかなとは思ってます.

 つまり,実際どうするかはともかく,あと3年,つまり,3年経ったときに辞めようと思えば辞められる状況を整える(仕事に代わる何かを確立する)ことを目標に頑張って?みようと思います.

 つまり,仕事をしなくても食べて行けるという状況になって第二の人生が始まって,あらためて,仕事の中の研究活動は(無給でも)続けて行きたいと思えたように,仕事を辞めて生まれる莫大な時間も埋められるという更に厳しい条件下でも研究活動を続けていきたいと思えるかどうかがその時にわかるということでしょうか.

 そして,その時に研究活動や社会全体の利益に繋がる仕事ができない状況になっていれば,もうほんとに何の問題もなく仕事を辞めることができるわけです.

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17b
[鶏と卵]
(生き方)

 というようなネガティブ(でもその実,私の中ではめっちゃポジティブ)なことを書くと,このサイトは誰でも見られるわけですから,研究室にいる,あるいは,これから来ようと思っている学生の志気に影響すると思われる人もいるかもしれません.私もそう思わないこともないです.

 実際,ここ数年,研究室の卒研配属志望者数(でも学外の大学院志望者は逆に増えててそれで±0という状況),あるいは,研究室の研究活動度は確実に落ちてます.でもこのサイトで書いているネガティブ(でも実際はポジティブ)なことが影響してるのかどうかはわかりませんし,研究室でも,頑張ってる学生は頑張ってます.それに例えば,来年卒業するM2の学生が私が5年後に辞めるとか辞めないとかは関係ないでしょう.

 そもそも,このサイトに文章を書くという精神活動なしには,もう精神的バランスがとれない,つまり,このサイトに文章を書くことによって生じる不利益を越えるところ,今の職場にもうそこまで固執していないというところまで来ているということなのでしょう.つまり,このサイトでずっと書いているように,私はそういう損得勘定なんかしないということです.そもそも損得勘定なんかしても思惑通りになんかなりませんからね.

 ですから,これまで通り,書きたいこと,書かずにおれないことがあったらどんどんこのサイトに書いていくんだと思います.

 ただ,何度も同じことを書きますが,今いる学生,これから来たいと言ってくれてる学生を放りだして大学を辞めることは絶対にありませんし,最先端の研究を通して自分を成長させたいと思ってる学生に対しては,できる限りのことはしてあげたいと思ってます.

 つまり,鶏と卵ではないですが,ここでネガティブ?なことを書く→学生が来なくなる,学生の研究活動度が落ちる,という流れではなく,学生が来なくなる,学生の研究活動度が落ちる→私が大学にいる意味を見出せなくなってここでネガティブ?なことを書く,という流れもあるということです.

 ですから,私がやる気をなくさない程度くらいにはちゃんとやってくれよ,ということですかね.そして,私がどんなに頑張っても研究室での研究活動がそんなレベルでしか行われなくなってしまったときが,まさに大学を辞めるときということですね.

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 と書いたのですが,何か変です.感覚としては,ほんとはそう思ってないのに,そう書いちゃってるような感じです.ほんとは違う,みたいな.

 単に疲れてるだけかもしれません.でもなんでこんなに疲れてるんでしょうか? その原因がよくわかりません.

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7/18'14
[私だけ?]
(生き方)

 なんでこんなに疲れてるか,ですが,こういうことと思ったのでした(すぐ忘れる).でも(ちゃんと仕事してる人なら)みんなこんな感じなんだと思います.ですから,あくまで相対的な話なんですが,なんで私だけ?がこんなに疲れるのかってことでしょうか.

 いやいやみんな疲れてる? 疲れて体はぼろぼろになりながらも,体にむち打って頑張ってる? そうなのかもしれません.でもそれってどうですか? そこまでして自分の体を蝕んでまでやる意味ありますか?

 やってる仕事は社会全体の利益に繋がる仕事ですか? 競争社会の中で,自分が頑張れば他の誰かがその分,割を食うという非生産的な仕事じゃないですか?(例えば,学生を確保するために,明らかに将来学生のためにならないレベルまで手取り足取り指導することでサービスアピール合戦をする大学とか,自分の会社の製品が売れればその分,他の会社の製品が売れなくなるとか)そもそも人類(という化け物)が繁栄するプログラムに尊厳ある一個人が犠牲になってませんか?

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18b
[人類繁栄とは真逆]
(世の中)

 人類が繁栄するプログラムに尊厳ある一個人が犠牲になってみんな頑張らされてるってことだとしても,50までは,頑張る方も楽しく退屈しのぎできるのでそれでもいいんですが,50を過ぎてそんなことしてたら,実際みんなどんどん病気になって,医療費が膨らみ続けて国の財政を危機的なものにしているわけで,人類繁栄とは真逆のことになってるわけです.

 つまり,ほんとに人類の繁栄というか社会全体の利益を考えたら,50過ぎて無理するとすぐに病気になって莫大な医療費を浪費する人を無理矢理こき使うより,そういう人達の仕事は徐々に減らして,もちろんその分給料も減らして,とした方がどう考えても合理的で社会全体の利益に繋がるでしょう.どうしてそうしないのでしょうか?

 それはやっぱりみんな騙されてるからでしょう.1つは人類が繁栄するプログラムに騙されて,もう無理できない体なのに無理してしまうわけで,でも結果的に病気になったりして,本人が苦しいのはもちろんですが,その上,莫大な医療費がかかって(何百万という医療費がかかっても本人負担はごく僅か)人類の繁栄の足かせになってしまってるわけです.

 あとは,一部の人が頑張ってしまうと,それ以外の人が競争社会,資本主義社会の中で食いっぱぐれてしまうから仕方なく頑張らないといけないってことなんでしょう.

 ほんとに効率が悪く生きにくい社会になってきてしまったとつくづく思います.10年前はこれほどではありませんでしたから,この10年で劇的に変化したということですね.そして,これからますますそういう社会になっていくわけで(私はもういつでも離脱できるので別に構いませんが),若い人達のこれからを思うと,ほんと何とかしないと,と思います.

 でも,あと数十年は無理でしょうね.ですから,私にできることは,少なくとも私の研究室に来てくれた学生達がそういう非常に厳しい社会でもやっていけるように教育,指導をしていく,ということでしょうか(でも,まさに親の心子知らず的な学生もいるわけで,そこまではとても面倒見きれません).

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18c
[辻褄]
(生き方)

 まあいろいろ思うことはあっても,私はもう第二の人生なのですから,現状を受け入れて,その中でできる範囲でできるだけのことをすればいいのでしょう.そしてそれは,若い人達に対して私ができることも含めての話なわけです.つまり,いろいろ辻褄は合ってるということですね.

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7/19'14
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(経日)

 今週は,前半は堅調に推移していましたが,後半,ウクライナでのマレーシア航空撃墜事件で大きく売られました.最近は「有事のドル」ではなく「有事の円」なので,円高になるというのもありますね.非大手証券の上昇率もとうとう225やTOPIXを下回ってきました.

 でも,確かにあってはならない大事件で,起こった瞬間は大きく売られるのもわかりますが,結果的にそこが売りなのかどうかはわかりません.逆に事態が収束すれば,その後上がることの方が多いです.実際,日本市場が閉まった後のNY市場は大きく反発しました.ですから,まあ買いを持続ですかね.売りになるなら,さっさと売りになってもらってもいいんですが,まだそんな感じはしませんね(でもこれ以上下げると潮目が変わるかもしれません).

※何度も同じことを書きますが,ここで相場観のようなものを書くとしても当たる確率は1/2で,このサイトに書いたことを基に売買をされる方はいないと思いますが,もしおられて損失を被られても,もちろん責任は取りません.

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7/20'14
[単に老化?]
(日記)

 昨日,今日と編入試験の採点や面接といった入試業務だったのですが,労度的にはほんと大したことはしてないと思うのですが,なんでこんなに疲れるんでしょうか? 昨年末から摂っているテストステロンを増やす食材(玉ねぎ)もずっと摂ってるのですが,明らかに「効かなく」なってきたような気がします.これも「感覚の慣れ」じゃないですが,体が慣れてしまったということでしょうか.

 でも,何度も書きますが,いくら検査してもどこも悪いところはありません.とすると何かと考えて,思い当たるとしたらやっぱり「老化」ですよね.50やそこらでこんなにも?とも思うのですが,老化ですから個人差があるわけで,つまり,私が普通の人よりも激しく消耗して急速に老化している,とは考えられないか,と考えました.

 つまり,年齢は50ちょっとですが,体はもう60とか下手したら70くらいまで老化してるってことですね.そう思って顔を見ると,ものすごくやつれててそんな感じもしてきました.70にもなれば,そりゃあすぐ疲れるわけですし,ばりばり働いてる人なんかほとんどいないでしょうし,中には寝たきりの人だっているわけですからね.なんで私が?とも思うのですが,冷静に振り返ってみれば,これまで仕事や仕事以外のことも含めて普通の人の何倍もの活動をしてきたわけですからその分消耗も激しいことは考えられます.

 でも,だとすると,ほんと無理してしんどい体にむち打って頑張るのは無謀というものでしょう.こんな感じじゃ社会全体の利益に繋がる仕事がしたいとか言ってもとんでもない話で,それどころか,幸いもう仕事をしなくても食べては行けるし,逆にリタイアすることも考えた方が現実的かもしれません.

 でもまだ何とか大丈夫だと思います.今週末は休日出勤になってしまったのでしんどかったのもあるでしょう.幸い明日は休日で,もしそうでなかったらほんとにきつかったと思います(でもほんと大した労度ではないのですが).

 そもそも,研究室では10人以上の学生をかかえてますし,1年生の担任もしてますし,今すぐどうこうと言うことはありません.でもこんな状態がずっと続くようならちゃんと考えないといけないかもしれません.

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20b
[自分のため]
(世の中)

 何とか夕食を食べて疲れて横になって目が覚めたら夜中の2時過ぎでした.ちょうどゴルフの全英オープンが終わったところで,解説者の人が優勝者の話をしていて,彼はマスターズで負けてその後南米にボランティア活動に行って,自分がいかに恵まれているかを実感して自分をリセットすることができて優勝することができた,そういうことができる彼は偉い,というようなことを言ってました.

 ありそうな話でよくわかるのですが,何のためにボランティアに行ったのかなと思ってしまいました.結局自分のためじゃないかと思ったわけです.もちろん,そういうことを何もせずにのうのうとのさばってるより,少しでもそういうことをやった方がいいのはわかりますが,少なくともそういうことができるのが「偉い」というのは違うんじゃないかということです.

 でもそれでも自分のためでもやらないよりやった方がいいでしょう.情けは人のためならずですからね.でもそれが「偉い」というのは違うし,少なくとも「してやってる」ではなく「自分のためにやらせてもらってる」という意識は必要でしょう.

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7/21'14
[これからどうしていくか]
(世の中)

 これからどうしていくか,と言っても,私のことではなく日本とか世界とか世の中のことですが,週末の入試業務の合間で同僚の先生達とそういう話になったとき,考え方としては,綺麗に2つに分かれる感じですね(既にどこかで書いたと思いますが,大学の先生というと世間知らずで好きな研究だけやってると思われがちですが,世の中の本質的なことについてちゃんと考えてる人が多いと思います).

 1つの考え方は,理想論的というか,もう「いいところ」まで来てしまったことをちゃんと認識して,無理矢理経済成長するのなんか辞めて,そういう中でみんなが幸せに生きて行く方法を模索していくべきということ,そして,もう1つは,理想論的な考え方を認めつつも,現実を見ると中国などの対外圧力に対抗するには結局経済力が必要という考え方です.ロシアがあんなことしてもエネルギーを止められると困るという理由でEUは制裁に踏み切れないわけですからね.

 で,私の考え方はどっちかと言うと,このサイトで書いているように理想的には前者なんですが,現実にはそうも言ってられないのも事実です.ですから,どっちか片方ということではなく,両方の絶妙なバランスが必要なわけで,それをマネージメントするのが政治の役割なわけです.

 でも我々が何を言っても,それでどうなるわけでもないので,だとすると,後者に偏りすぎてる現状を見ると,主張するのは前者ということになるのでしょう.

 でも全体のバランスや世界全体の実情を考えると,しばらくは,具体的には,発展途上国の経済成長が収束するまでは,今の流れは止められないと思います.ですから,あと数十年,下手したら今世紀中は,この流れで行くんでしょうね(まさに「市場原理」).

 ただ,この(悪しき)流れを大きく変える可能性を大学の先生というか,研究者はもっていて,それは,エネルギー問題を抜本から解決することです(例えば,核融合に成功するとか).でもそれもあと数十年,あるいは,今世紀中は無理でしょう.

 ですから,少なくとももう私(の世代)には今の流れの中でどうするかという選択肢しか残されてないことになります.まあそれはそれで仕方ないし,そういう状況でやって行くしかないのでしょう.

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21b
[やれているうちは大丈夫]
(生き方)

 疲れやすい,体調が悪いということなら(もちろんそういう状況を改善するべくいろいろ行動することはしますが),そういう現状の中で,できる範囲でできるだけのことをやればいいのでしょう.ただ,当然のことながら若い頃のようにやりたいことを何でもかんでもやることはできなくなりますから,プライオリティの高い,やりたいこと,やるべきと思うこと,その気になることからやることにはなります.

 つまり基本的には,自分がどうしたいか,何をやりたいかに従って,やって行けばいいわけです.なんて恵まれてるのでしょう.もちろん,仕事をしている以上は(多少は)やっても意味がない,社会全体の利益に繋がらないような仕事もしなければならないこともあるでしょうし,それ以前に,社会の中で生きていればいろいろ意味なくめんどくさいこともあるでしょう.

 幸不幸は相対的なものですから,多少そういうことがあった方が幸が感じられるということもありますが,そういうことより,それ以外の,やりたいこと,やるべきと思うこと,その気になることが何とかやれているうちは大丈夫だと思います.

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21c
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(日記)

 右股関節もあまりよくないですが,これもできる範囲で動かして行けばいいのでしょう.先日,一日中歩き回ることがあって,その日の夕方は痛くなってまともに歩けないくらいになりましたが,翌日は逆に少しよくなった感じがしました.つまり,できる範囲で動かして行って股関節周りの筋肉を鍛えた方がいいってことかもしれません.練習も来週から再開することにしました.

 実際,これまで膝とか肘とか腰とかアキレス腱とかいろんなところを痛めましたが,痛めた直後は安静にした後は,徐々に動かしているうちにいつの間にか痛みがなくなっていたような感じでした.

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7/22'14
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(経済)

 今日から一部の銘柄(JPX100の対象銘柄)に対して0.1円刻みの株価が適用になりました.例えば,これまでみずほFGは,1円刻みでしたので,200円の次は201円で,なんと0.5%というスプレッドです.それが0.05%になるわけですからその効果は絶大です.以下はこの一週間の時系列ですが,一目瞭然ですよね.取引も格段に成立するので,出来高も増えてるような気がします.

 

 でもPFは非大手証券なのでほとんど対象外ですし,唯一対象とだったみずほFGは(最近値動きが悪いので)はずしてしまったので,個人的にはもう関係ありません.それより(既に書きましたが)現在検討されている夜間取引の方が大いに関心があります.というかやらなきゃだめでしょう.それこそ24時間開けたっていいんじゃないですか?

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7/23'14
[アルバイト]
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 何日か前にK山先生のサイトにY田学園のことが書いてありました.なんでも彼の出身高校が野球の都大会で対戦して負けた相手がY田学園とのことでした.Y田学園と言えば,ジャイアンツの阿部捕手の出身校として有名ですよね.つまり野球強豪校なわけです.でもドラフト前,中央大にいた阿部さんの出身がY田学園と知ったとき,Y田学園がそれほどの強豪校とは知りませんでした.だって,当時はまだ甲子園に出たこともなかったですし,学校は都心にあって,グラウンドとか設備もそんなにちゃんとしてる感じじゃなかったですからね.

 で,Y田学園ですが,K山先生のページに書いてあったように,博士課程の学生だったとき夜学の建築科でK山先生が教えていて,彼がU都宮大に助手として就職したとき,その後を私が引き継いだわけです.ここで出てきた「専門学校の夜学」というのがY田学園のことです.ですから,専門学校ではなく,高校(あるいは工業高校かな?)というのが正しいですね(よく知らない(^^;).

 私はそれまで「アルバイト」というものをしたことがなかったので,そのときが初めての「アルバイト」で,しかも最初で最後の「アルバイト」でした.なんでバイトしたことがなかったかと言うと,奨学金が充分もらえていたのでやらずに済んだというのは確かにあるんですが,やっぱり時間がもったいなかったからです.

 バイトって要は,「時間を売ってお金を得る」ようなものですよね.確かに社会勉強的側面はありますが,無給ではやりませんよね? 当時の私は,研究が楽しくてしょうがなかったですから,「時間を売ってお金を得る」より「お金を払って時間を買いたい」くらいでした.

 そして今にして思えば,大学院時代にアルバイトして,しこしこ小金を稼ぐより,そのとき研究に没頭したことが結果的にその後大きなリターンとなって返ってきたことは言うまでもありません.ですから,学生達には,やらないと食べて行けないのならしょうがないのですが,そこまででもないのなら,最先端の研究を対象とした研究活動を通して,非常に高い問題解決能力を養う機会を活かして欲しいと思うわけです.

 でもY田学園の仕事は,「アルバイト」というよりは,研究室の仕事って感じでしたから,K山先生から話があったときは(ちょっとめんどくさいなとは思いましたが)割りとすんなり引き受けました.そして今にして思えば,貴重な経験でしたし,楽しかったですね.そのときの学生で今でも連絡をとりあってる人もいます.給料もそこらのバイトよりはちゃんとした額をもらえたと思います(高校の先生なんで当たり前).

 そして,これも今にして思えば,「仕事」というものがどういうものか,具体的には,労働に対する対価としてお金がもらえるという「感覚」がわかったのもこのときですね.逆に言うと,私はこれまでずっと大学で働いてきましたが,ごく最近までは,そういう「感覚」はほとんどなかったと思います.好きなことやりたいことやらせてもらって給料がもらえてたというほんと信じられないような境遇だったということですね.

 ですから,そういう「アルバイト」も少しならやるのも意味はあるということですかね.ちなみに,このY田学園の仕事は,週1回で2,3時間程度で,学校がやってない夏休みとかは休みでしたから,ほんとに「少し」でした.

 実は,この「アルバイト」ですが,私がT大J震研に就職してからも2年くらい続けていました.あとを引き受けてくれる人がいなかった(研究室の後輩の現T北大のM田先生に頼んだけど,彼は塾講師のバイトとかいろいろ忙しかったみたいで引き受けてくれませんでした)というのもありますし,まあ私が続けてもいっかと思ったというのもありますね.

 でも就職して2年くらいしたとき南先生にもう辞めといた方がいいんじゃないかと言われて辞めました.で,青山小谷研で後を引き受けてくれる人がいなくて困った(内容的には,鉄筋コンクリート造建物を実際に構造設計する演習的なもの)んですが,そのときT大J震研のH野研(H原研?)にいたN橋君がやってくれるということで,彼に頼みました.その後,どうなったかは(彼の所在も含めて)わかりません.

 Y田学園は,両国国技館のすぐ裏にあって,住所は「横網」になります.つまり,トリビア的に言うと,『国技館の住所は「横綱」ではなく「横網」』となります(^^;.あと,バドミントンでNTT東京に練習に行ったとき,当時の体育館がこのすぐ近所でした.ちなみにY田学園のY田はY田財閥のY田です(Y田財閥の創始者のY田○○郎が創設した学校).

 ですから,あの近辺も私にとっては「懐かしい場所」です.私は,本郷三丁目から春日通り沿いを走る都バスに乗って通ってたのですが,途中通る厩橋とか本所で曲がって最寄りのバス停で降りてY田学園まで歩いて行くところの情景とか今でも憶えてますし,機会があったら今どうなってるかちょっと行ってみたくなりました.

※グーグルマップで「行って」みました.思ったほど懐かしくは...(^^;.行ってたのは夜だったので印象が違うというのもありますかね(昼だと両国国技館も今はスカイツリーも見える).

最寄りの石原一丁目の交差点↓

厩橋↓

から今はスカイツリーが見える↓

 でもグーグルマップ,以前より使いにくくなりましたね.地図が大きく表示できずに細かい位置指定ができないし,いきなりびゅっと進むし,高速道路に飛び乗るとか実際に歩いたり車で移動してるのならありえないこと起こるし.

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23b
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 これ関係?ということになりますかね? 今度は南先生のお嬢さん(とここで書いても特定できる人はほとんどいないでしょうから書いちゃうけど)が女性初の副長官秘書官というニュースを目敏く見つけた人が知らせてくれました.みんな偉くなりますねー.彼女とは地震研の伊豆の夏合宿でよくいっしょにテニスをしたので懐かしいです.

 先日,入試業務の時,先生達といろいろ話をしたときに,政治はもちろん,今の日本には,有能な人材の受け皿がないという話も出ました.昔は官僚がそういう受け皿だったけど,今はメディアの官僚叩きで,有能な人材が集まらなくなってるんじゃないかという話にもなりました.

 でも,少なくとも私の世代や,J子さんとか一回り下くらいまでは,有能な人は官僚になってて,そういう世代が今どんどん偉くなって中枢部に入って来たということですから,あと20年くらいは何とか大丈夫かもしれませんね.ていうか,志ある有能な人ならメディアが叩こうがそんなの関係ないですよね.

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23c
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(経日)

 どうもぱっとしませんね.でもPFのパフォーマンスはそんなに悪くありません.PFは基本的には非大手証券なんですが,買いの時は大地震対策(大地震が起こって市場のほとんどが暴落しても建設株は暴騰する)で準大手建設も非大手証券の1/4の玉を建てています.1/4という数字は,1995年兵庫県南部地震と2011年東北地方太平洋沖地震のデータに基づきます(1/4という数字から,全体の暴落に比べて,建設株の暴騰がいかにすごいかがわかります).

 ですから,準大手建設は保険みたいなもんなので±0でいいんですが,これが結構上がってるみたいです.このとき下げた熊谷組もあっという間にそのときの下げ分を大きく上回ってきました(このときの「材料」で売った奴が損を出してるわけです).

 

 ということで,準大手建設もグラフに加えてみました(転換点となった5/27でだいたい(^^;基準化).

 確かに先週末あたりから暴騰してますね.保険のつもりが何が幸いするかわかんないものです.

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 過去の推移もプロットしてみました.1983年年初でだいたい非大手証券と同じに基準化してあります.

 これを見ると準大手建設もかなり値動きが大きいですね.そして,バブルの頃に比べるとまだかなり安値に放置されてるというか,出遅れてる感じはしますね.まあ順序的には循環物色の「最後の業種」とは言われてますが.

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7/24'14
[全日本教職員の組み合わせ]
(バドミントン)

 全日本教職員の組み合わせが決まったんですが,初戦はなんと静岡のM田先生でした.こんなことってあるんですねー(誰かが仕組んだ?まさかねー).

 M田先生は京大のOBで,昔(今でも?),東大バドミントン部のシングル選手権によく出ておられて,40くらいのときは,東大の現役レギュラー選手といい試合してましたから,相当強かったと思いますが,最近はどうなんでしょうか? 確かいつかの全日本教職員で話をしたのがもう大分前ですね.

 でも右股関節の具合はよくないし,そもそも4月からまともに練習してないので,正直もう棄権を覚悟していたのですが,それだと彼に申し訳ないし,せめて彼のウォーミングアップくらいにはなるように出るだけは出てみようという気にはなってきました.会場がWSや40WSや30MSと同じみたいなので,磯下や村松や谷藤先生や吉澤先生や中岡君や西島君や純平君に会えそうですしね.つーか,今の状態じゃ彼らの応援に行くようなもん?

 とにかく来週から練習を再開することにしましたから,そのときの様子を見て,ですかねー.でもそこから2週間しかないんですけど...

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7/25'14
[体内時計]
(日記)

 相変わらずあんまり調子はよくないです.でも一日中しんどいというわけではなくて,一日の中に波があるような気がしています.午前中は基本的にしんどいですし,夕方もそうです.特に大学の帰りに買い物をして家に帰るとき,とにかく歩くのもしんどいです.

 これってこの歳ならもう普通のことなんでしょうか? 確かにすぐそこなのにすぐタクシーに乗る人いますよね.それで済むならそれだけの話ですが,そんなことしてたら体はどんどん衰えますよね.

 で,一日の中に波の話ですが,体内時計が関係してるんじゃないかとはずっと思っています.体内時計って,実はまだよくわかってなくて,要は,根本的にずらせないという説もあるようです.

 つまり,時差がある海外に行くなんてことは本来とんでもないことで,行ったらずっと昼夜逆転状態が続いてるってことです.私は1年くらいアメリカにいたことがありましたが,そんなにも長い間,昼夜逆転の生活をしていたことになります.そして,確かに調子はずっと悪かったです.

 そして,日本に生まれながら何らかの理由で日本標準時間から体内時計がずれているとしたら,そりゃー生まれてこの方ずっとしんどいですよね.確かに私は午前中はずっと基本的にあまり調子はよくありません.つまり,体内時計が少し後ろにずれてるってことですかね.だとすると,夕方しんどくなるのは,普通の人が午後2時くらいに眠くなるというのと対応してる?(人間の体内時計の周期が25時間というのはまた別の話)

 原因が何かはわかりませんが,後ろにずれてるってことは,本来はもっと西で生活しなければならなかったということですから,私のルーツ?が西の方(大陸)にあるということですかね? だとすれば,移住するしかない?

 でも日本より東には海しかありませんから,ルーツ的に言えば,みんな体内時計は少し遅れ気味ってことじゃないですかね? だとすると,夏時間じゃないですが,一律に少し時計を遅らせれば(だから夏時間ではなく冬時間的なこと)みんな多少なりとも調子がよくなって効率が上がるってことはないですかね?

 でも,サラリーマンじゃなければ,自分が好きな時間に起きて好きな時間に寝ればいいだけの話かもしれません.確かに日の光や気温の変動と少しずれが生じますが,そんなものより自分の体内時計の方が大事でしょう.

 つまり,リタイアしたら思う存分そういう生活ができるということですね.リタイアしてからがほんとの人生というか本来の生活と書きましたが,そういうこともあるかもしれません.

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7/26'14
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(日記)

 いやー暑いですね(と言っても,ほとんど一日中,空調が効いた部屋の中にいるので,外に出る一瞬の話ですが).梅雨明け何日と言いますが,全国的に35度を超えるところ続出ですし,つくばも30度を大きく超えています.

 で,注目?の勝浦はどうなのかな?と思って見てみました

 30度超えてないですね.全国的にこの猛暑で,位置的には首都圏の南の方にあって30度以下はやっぱりすごいです.

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26b
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(経日)

 今週は前半ぱっとしなかったのですが,後半大分持ち直したようです.

 ただ,非大手証券は,日経225やTOPIXに比べて「出遅れてる」感はありますね.でも最終的には,売りになったときにどうかなんで,別に今どうこういうのは関係ないです.対照的に堅調というか,ものすごいのは準大手建設ですね.1/4の建玉で非大手証券の「出遅れ」をカバーしてしまってるほどです.

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26c
[猛暑と幸不幸]
(日記)

 外は暑いので,このまま家にいようかとも思ったのですが,冷房による電気代もばかにならないし(でも実は大したことない.この件については後述),大学に出てきました.

 暑い,即ち,外にいたのは,家からセンターまでの10数分くらいと大学のバス停から研究室までの1分くらいのものですが,いやー予想以上に暑かったですねー.もちろん,日傘はさしてるし,緑が多くて日影も多いのですが,人工的な街であるつくばは地面がタイルで敷き詰められているので,照り返しがすごいです.

 でも,短い時間でも「ちょー暑い」という不幸を経験することで,「あー涼しい」という幸を感じることができるわけです.問題は,「ちょー暑い」という不幸が占める割合がどのくらいか,ですが,ものの10数分くらいなら全然OKですし,それで幸せを感じられるのならむしろお得でしょう.逆にずっと涼しい部屋にいたら,涼しさも幸せも感じられなかったでしょうからね.

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26d
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(経日)

 準大手建設のパフォーマンスがいいのなら,非大手証券の1/4とかけちくさい?こと言ってないで,もっと割合を増やせばいいじゃん,ってことはすぐに考えますよね.ということで,Aベノミクス相場が始まった2012年11月でだいたい基準化して比較してみました.

 これをみるとまだ非大手証券の方が上ですし,準大手建設は,ここのところの暴騰でようやくそれに追いついてきたってことでしょうか.ですから,別に現状のままでいいってことですね.ちなみに2013年半ば過ぎの準大手建設の暴騰が東京オリンピック招致決定のときです.

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26e
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(日記)

 ずっと調子よくないって言ってますが,歳をとってこれが普通なのにそうじゃないって勝手に思ってるだけかもしれません.つまり,普通の人は,歳とって疲れやすく調子が悪いのは歳だからと受け入れているのに,私はまだ受け入れられてないってことですかね?

 実際,検査してもどこも悪くないのですし,そういう気もしないでもないのですが,なんか違う感じもするんですよね.ていうか,問題の本質は,自分がどうかであって,普通の人がどうとかそういうことは関係ないですからね.

 でもそもそも論として,私はもう第二の人生なので,調子が悪ければ悪いなりにやって行けばいいので,別段問題はありません.実際,このサイトで調子わりーって書いても,最近はそれなりに楽しくやっています.

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26f
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 バスに乗ってる時間や待ち時間は,このサイトの過去の記事,特に最近の記事を読み返すようにしています.今日大学に来るときはK先生の会のあたりだったのですが,なんで彼とうまく行かなかったのかちょっとわかったような気がしました(というか前からわかってたことなんですが).

 基本的には私のわがままなんですが,私って,要は誰かの下についてその人の言うことをきくってことがだめなんですよ.でも,私に限らず多くの人は,会社とか大学などの組織に入ったら,誰かの下につくのは当たり前ですよね.ですから,私はまさに社会の不適合者で,そんなんでよくここまで来られたものだと思います.

 30代は苦しかったと書きましたが,そういうことはあったと思います.実際,南先生が亡くなったり,筑波大に来て上司という存在の人がいなくなってから思う存分仕事ができたというのはありました.既に書きましたが,父が亡くなった後も(しばらくはだめだめでしたがその後は)そうでした.

 そして,そういう人って結構いるんじゃないかとも思うんですよね.よく大学の講座で教授と准教授が仲が悪くなるっていうのもそういうことじゃないですかね.大学の先生,即ち,研究者なら自分がやりたいことやりたいでしょうし,准教授は,上司である教授の言うことなんかききたくないでしょうし,めんどうな仕事を回されるのも嫌でしょう.

 問題はそこに何らかのgive&takeが成立してるかってことですね.上からすると,自分の仕事を下に回せるとか,言うことをきかせるとか,下からすると,研究費の面倒をみてもらえるとか,昇進させてもらえるとか言ったことでしょうか.

 南先生といっしょのときは,そういうgive&takeがなんとなく成り立っていたような気がします.彼とは大分歳が離れてますし,学生時代から面倒見てもらったまさに「先生」でしたからね.

 でもK先生とは歳も近いですし,先生というよりは研究室の先輩で,上司と部下という感じではありませんでした.そういうびみょーな関係は難しかったですね.

 でも世間的にみれば,教授と助手ですから,天と地ほどの差があるわけで,黙ってお前が言うこときけよ,ということだったのかもしれません.それは,全く私の不徳の致すところということですね.

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26g
[両雄?並び立たず]
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 上と関係する話かもしれませんが,今大河ドラマで,本能寺の変のあたりをやっています.まさに日本史のクライマックスで,私は大河はほとんど見ないのですが,本能寺の変のあたりはやっぱちょっと萌えます(^^;.で,今だけちょっと見てるわけです.

 大河を見たのは,確か国盗り物語が最初(で実質ほとんど最後)だったと思いますが,高橋英樹が信長というまさにはまり役でした(と当時は思っていたのですが,今の私の信長のイメージは大分違ってて,今の大河は,確か江口洋介さんだったと思いますが,こっちの方が近いですね).

 で,何の話かというと,今の大河は黒田官兵衛が主人公で,彼の秀吉の軍師,即ち,参謀としての活躍ぶりを描いているのだと思いますが,彼みたいな人生ってどうですか?

 彼は信長や秀吉に仕えることで,名声を高めたと思いますし,信長が亡くなるまでの秀吉もそうだったと思うのですが,そういうのってどうですか? 実際本人がどう思っていたかはわかりませんが,今は仕えているけど,そのうち首を取ってやろうと思っているのならともかく,ずっと仕えたままの人生ってどうですか?

 もちろん,時代の違いはあると思いますが,私だったらそういう人生は嫌ですね.で,上のK先生との話になるんですが,やっぱりそういうことがあったんだと思います.

 私が「雄」であったかどうかはともかく,両雄並び立たずですから,立場が下の者が仕えるのが世の常なんでしょうが,これもまさに私の社会への不適合性ということになるのでしょう.

 でもこんな社会への不適合者でもなんとかここまで来ることはできましたから,やり方次第ってことなんだとは思います.

 でもこれも人それぞれということでしょうね.つまり,己をわきまえて,そういう人生を選ぶのも1つのやり方で,私はそうではなかったということです.

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26h
[ものの値段]
(世の中)

 私はいくらお金があるからいくら使うというお金の使い方をしないと書きました.それには,お金を使うとき,それがどのくらいの価値があるのかという判断が必要ということになります.

 相対的には,例えば,200万の車と1000万の車があったとき,1000万の車が200万の車の5倍の価値があると思うのなら,1000万の車を買うかもしれませんが,実際はとてもそこまでの価値はないので,買わないわけです.

 でも絶対的な評価はなかなか難しいですよね.例えば,200万の車は200万の価値があるのかどうかということです.

 で,考えたんですが,やっぱり,生きて行くのに必要なものの値段が基準になるのかなあと思っています.まずは食料です.もちろん,いくらでも節約も贅沢もできますが,普通に食べれば一食500円ちょっとくらいが最低ラインでしょうか.つまり,一日2000円くらいってことですかね.

 住むところはどうでしょうか.一人で住むんだったら,頑張れば家賃3万でも行けるでしょうが,まあ7,8万としても一日にすれば,2000〜3000円くらいです.

 この辺まで来るとだんだん見えてくるですが,これ以外の諸々の経費を加えても,生きて行くのに必要な額はだいたい一日5000〜1万円くらいあればOKで,宵越しの金はもたずに(^^;単純に一日でそれだけ稼げば生きて行けることになります(年収にしたら一人頭300万くらい).

 で,例えば,200万円の車ですが,10年乗るとすると,単純割り算で,一日500円ちょっととなります.これ以外にガソリン代とか車検とか保険とかありますが,オーダーとしてはまあこんなもんということになります.そしてこれを高いと判断するか安いと判断するかは人それぞれでしょう.でも,食べる,住むというだけで一日5000〜1万円ならその1割以下ですから,まあありかなと判断はできますかね.

 で,上で出てきた冷房による電気代ですが,私は最近は家にいる間は寝ている間も含めてほとんど付けっぱなしにしています(でも私の場合,設定温度は28度でOK.というかそれ以下だと寒い).それでも電気代は,1kWh30円(値上がりして去年の1.5倍近い)で計算すると一日で100円行くことはないです(ただし,これはエアコンの表示なのでちょっと当てにならないが倍としても一日200円は行かないことになる).

 もちろん,平日昼間は大学に来てますが,エアコンがあるのが居間の隣の寝室なので,起きてるときは,二部屋分冷やさないといけないということはあります.つまり,朝数時間と夜数時間は二部屋,寝ている時間は一部屋分ということで,かなりの時間付いてることになります.

 これで一日100円だとすると,食べる,住むというだけで一日5000〜1万円に占める割合はわずか数%,もっと具体的には,1回の食事の値段が100円高い,例えば,600円の定食を700円の定食にしたみたいなものなわけで,これで一日快適に過ごせるのなら充分にありということになりますね.

 ちなみに,年配の人で冷房が体に悪いと思ってる人が多いのですが,それは全くの間違いで,暑いのを我慢してる方が体に悪いのは明らかです.ですから,寝ている間も付けっぱなしの方がいいくらいです.

 なんでそういう誤解があるのかというと,単純に温度設定ができてないってことですね.そりゃあ冷やしすぎたらだめですよ.確かに昔のエアコンはその辺の制御がうまくできませんでしたが,最近のエアコンなら全く問題ありません(もし家に古いエアコンしかなくて買い換えようかどうしようかと思ったら,何年使うとして電気代がいくらで,と上述の計算すればいいわけです).あとは,エアコンの風を直接体に当てないようにするのもよくないので,それは注意しましょう.

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26i
[芸能人のプライバシー]
(芸能)

 ある番組で,芸能人のプライバシーについて芸能人がしゃべってました.よく有名税とか言われるけど,有名でも全然いい思いなんかしてないのになんで有名税を払わなきゃいけないのかって誰か言ってました.全然わかってないですねー.

 何度も書いたように,芸能人などのテレビとかに出ることによって飯を食ってる人は,自分をさらけ出すことによってお金を得ているわけですから,プライバシーがなくなるのは当たり前のことです.テレビに何度も出たら面が割れるのは当たり前だし,面が割れたらプライバシーがなくなるのも当たり前です.

 そもそも有名になりたくて,テレビに出たくて芸能人になったんですよね? つまり,顔が割れてるから街中を歩けないとか言ったって,そうしてるのは,自分自身ってことです(そのくせ,私は誰?って街中できいてわかってもらえないと凹む).

 それが嫌なら芸能人になんかなってはいけないのです.スポーツ選手は,有名になるためにスポーツしているわけじゃない人も多いでしょうからそれは気の毒とも思うのですが,スポーツで飯が食えるってことは,プレーを「見せて」お金をもらってるわけだから,これも致し方ないところはありますね.

 これも既に書きましたが,私は有名になんかなりたくないし,ほんとはテレビにも出たくはありません.地震被害を減らすためにほんとのことを伝えるために(依頼があれば)出てるだけです.

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7/27'14
[暴論]
(経済)

 景気ですが,これからどうなると思いますか? 私の予想は「景気はよくなる」です.もっと正確に言うと「景気はよくなったということにする」ですね.理由は,消費税を10%に上げるのはmustだからです(ほんとは10%でも足らない).8%に上げたときの景気への影響が少なかったということも後押しするでしょうね(でもこれも後述するように影響が少なかった「ことにしてる」だけかもしれない).

 景気を示すいろんなデータがあると思うんですが,そんなのどーとでもなりますよ.そして,それを強力にバックアップするのが再三このサイトで書いている二極化です.だって,一般の人達の生活感を向上させることなんかより,一部のお金持ちにもっと儲けてもらうようにする方が簡単だし,統計がわかる人はわかると思いますが,データは「大きい値」に引っ張られるからです.

 例えば,話を簡単にするために日本の人口が3人だと考えて,それぞれの年収が200万,300万,1億とします.平均年収はいくらになりますか? 答えは3500万です.つまり,平均年収が3500万もあるんだから額としては充分だろ,という暴論が成り立つわけです.

 てな具合に「景気はよくなったということに」して,消費税を上げるんだと思います.

 で,私ですが,もうほんとなんでこんな世の中になってきたんだとつくづく思いますが,ここでどうすべきだとか書いても何も変わらないし,このサイトを見ればわかりますが,もう徹底的に乗っかることにしました.

 理由はいろいろですが,まず第一に,定年が近づいてきて仕事と同時にキャッシュフローを失うという背に腹は変えられない状態になってきため,そして,これまで世の中の動きをつぶさに見て来て,その将来の動きが何となく見えるようになってきたのに,それをただ指をくわえて見てるだけなのが勿体なくなってきたため,そして,これが一番大きいと思うのですが,要は退屈しのぎというか,そういうことが面白いからです(定年後も死ぬまでずっと楽しめる).

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27b
[自分自身のため]
(大学)

 ある大学の先生が学生に発表させて議論をするというセミナーで,学生から質問が出ずに困り果てているとぼやいておられました.まったくですねー.

 私の大学は少しはましのような気もしないでもないですが,本質的には似たようなもんです.大学院セミナーという院生が研究内容を発表して質問するというのがあるんですが,院生なので,さすがに質問はどんどん出ますが,実は一人一回は質問しないと不合格になるということになっています.つまり,そういうしょーもないルールがあるってことが全てを物語ってますよね.

 研究室会議でも一人一回は必ず質問するようにと言ってますが,これも同じですね.もちろん一人で何度も質問する学生もいますが,大半は「ノルマ」の一回しか質問しないといった惨状です.

 そういうときに私が話すのは,単位をとるとか卒業するとか,そんなしょーもない話じゃなくて,みんな社会に出て働くわけで,そこで会議があったときに,人の発表をきいてしっかり理解して,積極的に質問したりして議論できることが必要なわけで,そういう訓練をしている,つまり,自分自身のためなんだよ,ということなんですが,事態があまり変わらないってことは,全然そういうことがわかってないのでしょう(社会に出てから気づく).

 そもそも,何時間という長い時間の中で,人の話をぼーっときいてたってつまんなくないですか? 人が一生懸命何か結果を出してプレゼンするわけですから,ちゃんときけば面白いし,と同時に,いっぱい疑問や突っ込みどころもあるでしょうから,疑問をそのままにしていたら気持ち悪いし,突っ込みどころを見つけたら黙って言わずいる方が難しくないですか?

 でもなんとなくですが,そういう「当たり前」とも言えることが,彼らの中では「当たり前」でなくなってきてる感じはしますね.既に書きましたが,これまでの(おかしな)教育で余計なことを言わずに黙ってるように「飼い慣らされてる」ってことでしょうか.

 これも既に書きましたが,それには理由があって,要は,これから厳しい世の中になって行く中で,年寄り達が若い人達の不平不満を封じ込めて,奴隷のようにこき使おうとしてるってことです.それでいいんですか?

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27c
[その気になることしかやらない]
(生き方)

 もう第二の人生ということで,いろいろ考えるのですが,だんだん考えは煮詰まってきていて(正しい使い方),それは「その気になることしかやらない」ってことです(すぐ上で,いろいろ考える,と書きましたが,要はこれも大いなる「その気になること」).だって,もうやりたくないことしてまで働く必要がないんですからね.極論すれば,体がしんどくて一日中寝ていたければそうすることもできるわけです.なんて幸せなんでしょう(^^).

 とは言え,現実的には,そうも行かないのは百も承知です.例えば,一日中寝ていたくても食べなければ生きてはいけないので,買い物に行ったり食事を作ったり食べたりすることは必要でしょう.トイレにも行かなければなりません.

 あるいは,「その気になること」の1つに学生の研究指導を通して,彼らを仕事ができる人間に成長させて,かつ,研究を進めてそれを社会に還元するというのがあるのですが,それをするためには,(現状では)大学に籍を置いておかないといけないので,それに付随するいろいろ面倒なお仕事もやらなくてはなりません.これ以外にも,別に働かなくても社会や人間関係の中で生きて行くには,(人道的に見て)やらなければならないことはあると思います.

 でもよくよく考えてみると,そういうことの多くは無駄なことで,一体何やってんだかということに溢れていることも事実で,そういったことを個人的に極力排除することはできると思うのです.

 今まではそんなことしたら,クビにはならないにしても,職場に居づらくなるとかいろいろ弊害はあったと思うのですが,いざとなれば仕事を辞めればいいわけで,もう怖いもんなしなわけです.で,実際にそういう風に行動してるんですが,意外と大丈夫というか,全然へっちゃらなことにちょっと驚いています.

 でもまあこれは,別に生き方が変わったというよりは,これまでのように「自分がやりたい,やるべきと思うことをやる」というような信条的なものを,より明確にしっかり意識してやって行けるようになったということですね.いずれにしても,ますますハッピーな話なわけです.

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27d
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(サッカー)

 ようやくアギーレさんの代表監督就任が発表されたようです.彼は実績とかネームバリューとかではなく,チーム構成で人選をするということですから,誰を代表に招集するのかちょっと楽しみです.

 でも代表チームは寄せ集めですから,スペイン,イタリア,ドイツ,イングランドのような自国でトップリーグをもってるところとまでは行かなくても,その次くらいを目指すのなら何か戦略は必要でしょうね.

 これは前から言われてることだと思うのですが,問題の1つはJリーグに「ビッグクラブ」と言えるようなクラブがないことです.もしJに圧倒的な力をもつクラブがあれば,例えば,ドイツのバイエルンやスペインのバルセロナのようにそのチームを中心に代表チームを編成して,海外で活躍する日本人選手をクラブチームの助っ人のように呼ぶということはありですよね.問題はどこがビッグクラブになり得るかでしょうか.必要なのは,もちろん戦力もありますが,やっぱり資金力でしょうか.

 ぱっと思いつくのは,浦和,鹿島,横浜,名古屋くらいですかねー.でも,今年は浦和の調子がいいようですが,Jの成績を見ればわかるように,群雄割拠状態というか,どこかのチームが圧倒的な力をもつというには程遠いです.

 と,ここで気づいたんですが,イングランドってトップリーグもビッグクラブもありますが,WCの成績は芳しくありません(今回はグループリーグ敗退).実際,代表チームもスペインやドイツのようにどこかのクラブチームが核になってるわけではなくて,寄せ集め的になってしまってます.それは,イタリアもそうですよね(イタリアも今回はグループリーグ敗退).勿体ないような気もしますが,要は,トップリーグもビッグクラブももってるけど,活躍してるのは外国人選手ってことですかね.

 まあ,WCがサッカーの全てじゃないし,考え方はいろいろだと思いますが,世の中楽しんだもん勝ちなんで,何かあっと驚くようなアイデア出して,一か八か勝負した方が面白いんじゃないですかね?(例えば,ドイツとか海外リーグに日本人ばっかりのチーム作ったら面白いとか思うけどこれは制度上無理か)

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7/29'14
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(バドミントン)

 久しぶりに練習に行きました.5/24以来だと思うので,2ヶ月以上ぶりですね(この時期はいつもですが,インハイ前で高校生がいっぱい練習に来てました).その間,基本的に安静ですから,運動しないはおろか歩くこともできるだけ避けて,という感じでしたが,(整形外科の言うことなんか信じないで)できる範囲で動かした方が,と方針転換?してからは,できるだけ歩いたり,この1週間は,一日30分くらいですが,素振りとかスクワットのような軽いトレーニングはしてました.

 で,どうだったかですが,基礎打ちしてパターン練習したくらいまでは,もちろん,痛くて動けないところはあるんですが,まあ何とか練習相手にはなるかという感じでしたが,フリーになると全くだめですね.ということで,現状ではまだ厳しそうで,2週間後の全日本もこのままじゃ話になりません.

 でも,基礎打ちしてパターン練習なら何とかF原君の相手にもなるようですから,できることからやって行くしかないですね.実際,4年前もそうでしたし,肘が痛くてしょうがなかったときも,アキレス腱が痛かったときもそうしてるうちにいつの間にか痛みはなくなりました.

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7/30'14
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(バドミントン)

 F原君のアジパラ(アジアパラリンピック@インチョン10/18〜24)出場が決まりました.全日本の強化合宿でシングル1番だったので大丈夫とは思っていましたが,やはりほっとしました.また,ダブルスも2番で行けることになりました.

 彼はどんどん強くなってるし(練習相手をするようになった半年前とはもう全然違う),でもまだまだ課題はある,即ち,伸びしろもあるので,私も脚が痛いとかは言ってられません.

 まだフリーの相手はできないのですが,パターン練習(もちろん,単なるパターン練習ではなく,パターン練習の中で何を意識するかが重要.何を意識するかはもちろん秘密)の相手ならできるようなので,アジパラに向けてやって行こうと思います.

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30b
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(日記)

 昨日2ヶ月ぶりに練習して,今日ですが,もちろん疲れは残ってるのですが,思ったほどではないです(ただ,右脚の付け根は痛い).あと,何となくですが,体調が有意に違うような気がします.つまり,(私の場合)(激しく)運動しないと体調がよくないってことなんですかね.

 確かに,30年以上そういう生活をしてきたわけですからね.でも70, 80過ぎてそういうわけにも行かないでしょうから,これも仕事と同様,徐々にソフトランディングしていくことが必要ということでしょうか.でも少なくとも今はまだそんなこと考えなくてもいいでしょう(脚は痛いけど).

 と書いて思ったんですが,運動がそうなのに,仕事の方がもうソフトランディングして行くことを考えないといけないと思ってるのはなんでかと考え始めました.普通に考えれば,歳をとることによる体の衰えは,(激しい)運動の方が影響が大きいでしょうからね.

 でもこれは明らかですね.つまり,私の仕事とバドミントンのレベルが全然違うということでしょう.仕事は,少なくとも研究は最先端のレベルでやってますから,バドミントンで言えば,それこそ,筑波大バドミントン部の現役選手どころか,世界のトッププレーヤーがやってるようなことをやってるわけです.

 それに比べれば,現在の私のバドミントンのプレーヤーとしてのレベルは,てんで大したことはありません.つまり,もう充分に,というか,とっくの昔からソフトランディングし始めてるってことですね.

 ていうか,仕事だって,これからソフトランディングしていくのは,研究ではなく,研究以外のお仕事のことで,研究はより高く深く追求して行きますから,全然ソフトランディングなんか考えてないってことです.

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30c
[]
(経日)

 非大手証券の1/4の建玉の準大手建設のパフォーマンスが全然違うということで,非大手証券+準大手建設/4のPFも計算してみました.なお,PFの中の建設は,熊谷,飛島,若築,東洋の4つなんですが,熊谷は準大手ですが,飛島,若築,東洋は,中堅ってことで(熊谷には申し訳ないんですが(^^;),名称を中堅建設と変更しました.飛島も名門なんですが,経営支援を受けたこともあり(それは熊谷もそう),近年の売り上げ規模では,準大手とは大分開きがあります(でもこれ見るといわゆる大手5社って飛び抜けててやっぱすごいですね).

 

 だいたい(^^;5/27で規準化しています.あと,売りの時は中堅建設は建てないので,5/27以前は参考値です.これを見ると中堅建設は非大手証券の1/4の建玉なんで,あんまり大きな影響はなくて,現段階ではやっと225やTOPIX並み(7〜8%)といったところですね.

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