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6/1'14
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(日記)

 やはりあまり調子はよくないですね.いろいろ考えることもあります.

 このサイトに書いていることに嘘はないのですが,全てを書いてるわけはありませんし,書けないこともたくさんあります.

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01b
[勝浦]
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 今日も全国軒並み30度越えの中,最高気温24度だった勝浦ですが,勝浦駅周辺の様子がここにありますね.まあだいたい予想通りかな.

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6/2'14
[日本各地の画像集]
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 勝浦駅周辺の画像があったサイトですが,なんと日本全国(一部海外も)の街並みの様子がアップされています.

 ストリートビューだと意外と手間なんですが,このサイトだとざーっと見ていくとどういう街がわかるので,素晴らしいです.

 あと,研究室の被害調査結果のページの,強震観測点周りの様子(例えばこれ)と似てて面白いです.

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02b
[意識の問題]
(日記)

 あまり調子はよくないと書いたのですが,そんなことないですね.これでいいと思えばこれでOKなわけですからね.つまり,そういう意識の問題ということでしょう.

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02c
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(経日)

 大幅高で,ボックス圏は完全に上に抜けましたね.ここから更に上がるかどうかはわかりませんが,買うのなら早く買わないと間に合わないかもしれませんし,騙しに合うかもしれません.

 

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6/3'14
[勝手な都合]
(生き方)

 私は,金持ちになるとか有名になるとか偉くなるとか成功するとかいった,一般的?な価値基準に興味がないと再三書いて来ましたが,最近ますます,その傾向が強くなってきた感じがします(ただし後述するようにその信念?に従って行動できるかどうかは別問題).

 理由としては,そういった一般に「是」とされることの多くは何かの「勝手な都合」によって決まっていることを再認識してきたということがあります.偉くなるとか世俗的な成功は当然ですが,もっと真っ当な評価ですら,所詮はお前はすごいって言って体よくこき使ってるだけという側面は否定できません.そして,最終的には,人類(という化け物)の繁栄のために「個」が犠牲になる,ということでほとんどのことは説明できてしまいます.

 私ももう50を過ぎ,第二の人生が始まって,そういったしがらみから離脱することも可能になってきました.つまり,願ってもないことになってきたわけです.ほんとにこれからが楽しみです.

 でもその一方で,冒頭で書いたように,全く好き勝手にやりたい放題とは行かないのも確かです.例えば,もう働かなくても食べて行けるからめんどくさい仕事ばっかりになってきた大学なんか辞めてやる,とは行きません.これも単なるしがらみ?

 そうじゃないですよね.研究室の学生達をいきなりほっぽらかすことはできないし,大学に迷惑をかけることもできません.もし私にしかできない社会全体の利益に繋がることがあるのなら,自分を犠牲にしてでもやるのでしょう.

 うーん,でも突き詰めて考えれば,これらも結局は何かの「勝手な都合」という気がしないでもありません.結局はDNAには逆らえないということでしょうか?

 でも逆に言えば,DNAに従えばいいってことで,「その気になる」のであれば,喜んで人類の繁栄のために犠牲になるのでしょうが,「その気にならない」のであれば,やらないってことでしょう.

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03b
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(経日)

 今日も続伸して日経225は15000円に乗せました.予想通り,A生財務相が法人税減税を容認する発言をしたり,GPIFの株式運用比率を8月にも増加させる発言が出たりなど,好材料も出てきました.

 ここから更に上げるには,そういった好材料が出続けるのか,といったことが言われてるようですが,そんなことはあまり関係ないでしょう.何度も書いてるようにもっと上がると人々が思えば上がりますし,上がればもっと上がるかもと思うのものでもありますからね.

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03c
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(サッカー)

 コスタリカ戦ざっと観ました.いいじゃないですか.やるべきサッカーもできてたと思います.でもやっぱり一発カウンターには気をつけないと...本田の力強さ,香川の体の切れは今ひとつですが,これから調整すれば,何とかなるかもしれませんね.でも相手はコスタリカですから,このくらいはできて当たり前かも...

 もちろん,勝負は水物でどうなるかはわかりませんが,3試合あるわけですから自ずと(良くも悪くも)結果は出るでしょう.

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03d
[国際的に活躍]
(仕事)

 スポーツとか芸術に限らず,ビジネスでも何でも,日本でどうとかじゃなくて,海外に出て国際的に活躍しろ,とか言いますよね.学術の世界でもそうです.でも何でもかんでもそうなわきゃないですよね.例えば,日本文学ならどうでしょうか? 専門が日本史や江戸文化だったら?

 そこまで極端でなくても,例えば,日本が世界の最先端の分野なのに,日本から出て行ったらバカですよね.既に書きましたが,私が身を置く地震工学や耐震工学は,日本が最先端です.私は1年間,アメリカのバークレーにいたことがありますが,別にアメリカの方が先に進んでいたから行ったわけではありません.

 でも,アメリカでも盛んに研究は行われていますから,意見交換や交流は必要でしょう.私は鉄筋コンクリート造出身なので,昔はそういうこともありました.

 でも,その後,研究テーマがかなり変わってきて,今は,震度といった地震動強さ指標,そして,必然的に震度が対象としている木造建物に関係したことに取り組むようになってきました.そして,震度は,日本固有のものですし,木造建物についても,これからどうやって耐震性能に優れた木造建物を開発していくか,ではなく,既存の日本の木造建物の耐震性能を調べることが主ですから,海外で同様の研究をしている人はいません.

 必然的に書く論文は,日本のジャーナルになってきます.そして,日本のジャーナルに書く最も大きな理由は,海外に発信するより,日本のジャーナルに書いた方が,より多くの優秀な第一線の研究者の目にとまるからです.

 でも,一般的?に言えば,海外への情報発信や英語の論文が足りないってことになるんでしょうね.変な話です.

 でもまあ,そういう他人の評価はどのみち興味ないですし,業績作ってなんちゃらしないといけないってことももうないですから(私個人的には)どーでもいいっちゃいい話です.

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6/4'14
[加齢による体力の衰えの定量的データ]
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 相変わらずとにかくとても疲れます.でも単に歳をとっただけと考えればそれで済む話なのかもしれません.これも何度も書いてますが,どうしても若い頃のことを基準に考えてしまいますからね.

 でも,歳をとってどのくらい体力が衰えているのかを定量的に把握する必要はあるでしょう.これはなかなか難しいですが,ここにデータがあります

 何を見ればいいかも難しいのですが,握力なんかじゃなくて持久力的なものを見ると,例えば,20メートルシャトルランが一番参考になりますかね.

 

 これを見ると驚いたことにピークは,なんと10代中盤です(女性に至っては10代前半).つまり,20くらいだともう相当衰え始めているということです.そしてこれは思い当たる節があります.やっぱ子供は元気ですからね.

 あと,私は運動部に入って本格的に運動を始めたのが大学からなので,気づきにくかったと思うのですが,筑波大バドミントン部の選手達,即ち,小さい頃から本格的にプレーしていた学生の中に,「体力の衰え」を口にしていた選手はかなりいました.

 で,定量的に,ですが,40でピークの半分というからこれまた驚きです.シャトルランは,回数が増えるとどんどん条件が厳しくなるので,実際の差は半分(倍)以上ということになります.つまり,若い頃(20代)1日8時間働けていたのなら(単純計算で)40過ぎるともう4時間以下しか働けないということになります.それで8時間以上働いてりゃ,そりゃー疲れますわ.

 ただ私の場合,若い頃は,1日16時間,休日も入れてならせば,もっと働いていましたから(でもやりたいことをやってただけなんですけどね),50を過ぎてようやく?人様並みになってきたということでしょうか.

 ていうか,歳をとってこんなに体力が衰えるのに,逆に仕事量がどんどん増えるというのがどうかしています.しかも,年金受給開始年齢引き上げとか言ってるし.ほんと自分の身は自分で守らないと,こき使われて廃棄処分ってことになっちゃいます.

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04b
[リスクをとって機会を増やす]
(経日, 経済)

 買いになって(と私が思って),その後(たまたま)堅調に推移していますが,もちろん,これからどうなるかはわかりません.でも,一般の人達ってどうやって買いの判断をしているのでしょうか? 企業業績とか景気がよくなったきたとか?

 でも,そういう誰にでもわかる材料が出てから買ったのではもう間に合いません.つまり,それ以前に自分の判断で先回りしないといけないわけです.でも,自分の判断が間違う場合もある.

 そこが難しいのですが,ある程度はリスクをとらないとリターンもありません.例えば,倍になる確率と半分になる確率が半々だったらどうしますか? 50%の確率で半分になるんだったらとてもリスクなんかとれない?

 でもちゃんと計算すれば,期待値は2/2+0.5/2=1.25ですから,倍になる確率と半分になる確率が半々なら当然「買い」です.問題は,既に書きましたが「確率の再現性」です.「倍になる確率と半分になる確率が半々」に一発勝負をかけるのは無謀過ぎます.

 それには「機会」を増やして「倍になる確率と半分になる確率が半々」を再現する回数,少なくとも100回くらいは,「機会」を作る,即ち,1年で10回売買するとしても,10年くらいのスパンで考えないといけないということでしょう.

 そして,これも既に書きましたが,複利で回せば,1.25**100=49億倍!!!となります.つまり,現実には「倍になる確率と半分になる確率が半々」なんてことはありえなくて,例えば,「倍になる確率が40%,半分になる確率が60%」なら,期待値は,2*0.4+0.5*0.6=1.1で,それでも複利で回せば,1.1**100=13780倍となる一方で,「倍になる確率が30%,半分になる確率が70%」なら,期待値は,2*0.3+0.5*0.7=0.95なので,複利で100回回してしまうと0.95**100=0.0059,即ち,ほとんど0となります.

横軸: 倍になる確率p(半分になる確率は1-p),縦軸: 100回複利で回したときの倍率

 つまり,その辺のところがひじょーーにびみょーーなんですが,要は,何万倍にもなるところをちょっと間違えると逆に0になることもあるので,リスクをとるのなら,0になってもいいという余裕資金である必要があるということです.

※何度も同じことを書きますが,ここで相場観のようなものを書くとしても当たる確率は1/2で,このサイトに書いたことを基に売買をされる方はいないと思いますが,もしおられて損失を被られても,もちろん責任は取りません.

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04c
[余命と寿命]
(世の中, 生き方)

 健康寿命の件ですが,寿命と余命は違う,寿命は,全ての人の平均だから,幼くして亡くなった人も入っていて,それが平均を押し下げていて,例えば,60まで生きた人があと何年生きるかという余命というと違ってくる,という人もいます.

 確かに,戦前とかは,そうだったんですが,今は医療も発達していて,余命と寿命にそんなに大きな差はありません.例えば,ここを見ると

 

60歳男性の平均余命は23年なので,平均余命は83歳.一方,平均寿命は,80歳なので,その差はわずか3年です.だから,ここで書いたことは,だいたいその通りってことです.

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04d
[異常事態]
(野球, 世の中)

 ライオンズですが,伊原さん(やっと)休養になりましたね.結局,予想通りの結果になってしまいました.

 思うのは,やはりここで書いたことです.やっぱり今の若い人達ってこんなやり方では付いてこないってことですね.背景にあるのは何でしょうか?

 いつの時代も「近頃の若いもんは...」と言われるのが常で,古代ギリシャ時代からそう言われ続けてきたと言いますが,私は今は全然事情が違うと思います.そのくらい今の時代は特殊で異常です.既に書きましたが,人類が文化的な生活をするようになって数千年の間で初めてのことが起こっているのです.

 それは何かというと人口の減少です.世界的に見ればまだ人口は上昇を続けていますが,日本は既に人口減少に転じていて,若い世代に限って言えば「激減」です.こんなことは有史以来(戦時中を除けば)初めてでしょう.

 これだけ人口が急減するとどうなるでしょうか.例えば,大学の入学定員は全く減ってないどころか増えてるわけですから,「うすーく」なるのは当然です.数が相対的に少ないのですから,必然的に大事に大事に育てられて来たのでしょう.モンスター化する親がその典型ですね.

 大事に育てられるのは,もちろん悪いことではないですが,だめなものはだめ,やっていけないことはやってはいけないという厳しさが必要なのは当然です.でも,子供に嫌われるのが怖くて「仲良く」したい親が子供に厳しくできなくなってるわけです.それは親のわがままであって,決して子供のためになってません.

 結果的に,親に怒られたことすらなくて,悪いことをして怒られるとどうしていいかわからずフリーズして何もできなくなる非常に精神的に脆弱な若い人達が増えてきました.もちろん,それでもだめなものはだめと言うのが教育ですが,だめなものはだめと言うとフリーズするのですから,教育のしようがありません.どうしましょうかね?

 それでも何とかやって行くしかないでしょうね.つまり,だめなものはだめとは言わず,なだめすかして何とかやって行くということでしょうか.でもこれって立派な「先送り」ですよね(小中高大とそうやって先送りされてきたわけです).ですから,そういう中でも何とか創意工夫してやって行くしかないでしょう(が自ずと限界はあるでしょうね).

 でも救いなのは,確かにそういう若い人は増えてきてはいるのですが,優秀な学生はいるし,ちゃんとしてる人はちゃんとしてて,指摘を受けてそれを学習してしっかり成長できる学生もいるということです.そして,これからの激烈な総競争社会で誰が生き残るかは明らかでしょう.

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04e
[ありのままで]
(世の中)

 上の話と関係するんですが,「ありのままで」というような歌がヒットしてるようですね.もう大分前ですが,世界に1つだけの花とかも似た主旨の曲です.まあ商業的な話なので売れたかどうかはどうでもいいのですが,こういう曲が受け入れられるというのは,上で書いたことと関係あるでしょうね.

 「ありのまま」の自分を受け入れるというのは,個性が大事と言ってるんでしょうが,今のまま「ありのまま」で成長しなくてもいいんだ,と思ってしまう人も多いと思います.んなわきゃないですよね.つまり,こういうのって結構「危ない」んですよ.

 要は(何度も同じことを書きますが),自分の頭でしっかり考えろってことです.

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04f
[思索]
(生き方)

 これからどうして行くか,具体的には,定年で仕事という最高の退屈しのぎを失って,どうやって退屈しのぎをして行くか,ですが,いろいろ実験をしてるんですが,大分準備ができてきたというか,大丈夫な気がしてきました.

 具体的に言えば,「思索」を続けて行けばいいということです.つまり,知的好奇心さえあれば,それに任せていろいろ考えたり調べたりして行けばいいわけで,ネタが尽きることはないでしょう.生き方自体もそうですし,世の中がしょぼければしょぼいほど高みの見物的にはネタを提供してもらえることになります.

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6/5'14
[信じる]
(世の中, 大学)

 異常事態ですが,私の研究室の学生には,まだそういう学生はいないと(勝手に)思ってます.でも冷静になって考えてみれば,かなり怪しい感じもします.でも冷静になって考えないことも大事かなとも思ってます.

 どういうことかと言うと,簡単に言えば,「信じる」ってことですかね.こいつは問題だ,どうしようもないと思ったとしても,もし私が彼らの親だったら,ほんとはちゃんとした奴で話せばわかると思いたいでしょうし,排除したり事務的に処理したりするのではなく,何とかするしかありませんよね.

 逆に言えば,彼らのことを自分の子供や家族のように思えなくなったときは,もう相当やばいってことでしょうね.

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05b
[現実的なモデル]
(経済)

 どーでもいい話ですが,昨日のリスクをとって機会を増やすで,「倍になるか半分になるか」で年間10回売買というのは,現実的でないので,多少現実的な「2割上がる確率が何%で,1割下がる確率が何%」というモデルにしてみました.結果は以下の通りです(青が昨日の結果,赤が今回の結果).

 数字の極端さが均されたたけで傾向は同様です.でも縦軸はlogですから,相当,横軸に対して縦軸が敏感なことは間違いありません(確率半々でも10年で100倍).逆に言えば,ほんの少し確率(横軸)が上がれば,即ち,そこの見極め次第で劇的にパフォーマンスが上がるということです.

 あとは,これも当たり前の話ですが,(買うのなら)上がる確率がほんの少しでも下がる確率を上回ることが必要です.売るのなら逆(下がる確率がほんの少しでも上がる確率を上回ることが必要)です.

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05c
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 加齢による体力の衰えの定量的データですが,20メートルシャトルランは,息が上がるという類の持久力ですから,筋持久力も入った上体起こしの方が近いかもしれませんね.ていうか,上体起こしの方がより高齢までデータがあるという「都合」もあります.

 

 要は何が知りたいかというと,加齢に伴う体力の低下を「定量的に」知りたい,もっと具体的に言えば,若いとき1日8時間働けるのなら,何歳なら何時間働くのがいいのかを知りたいということです.

 で,見ると,ピークは10代後半なので,より現実的な気もします.そして,50で7割,60で半分,80で1/4ってことですから,50なら1日6時間,60なら4時間,80なら2時間労働ってことになりますね.もちろん,こんな単純な話ではないでしょうが.

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05d
[成功]
(世の中)

 あらためて「成功」って何でしょうね.例えば,ビジネスの世界であれば,何か事業を起こし,世界を席巻するような大企業に成長させて世の中を便利で豊かにする,スポーツの世界であれば,例えば,野球やサッカーでトップレベルまで行ってスター選手になる,小説家なら本が売れて次々とベストセラーになる,ピアニストなら,世界的に認められて一年中世界中を演奏旅行するといった感じでしょうか.

 こうして見ると,そのほとんどが「お金」に繋がっていることに気づかされます.今の世の中,資本主義社会なんだから当たり前? じゃあ,仮にですけど,事業を起こして成功しても,野球やサッカーでスター選手になっても,有名なピアニストや小説家になっても,それがお金に繋がらなかったらどうでしょうか?

 もちろん,食べて行けなければ,生きて行けませんから,生活して行くのに充分なお金は保証されるが,それ以上は,例えば,全部税金で持って行かれるとしたら? そんなんじゃやってられないよ,ということなら,やっぱりお金が目的だったのね,と言われても仕方ないことになります.

 翻って,私の場合はどうでしょうか? 私が身を置く世界は,いわゆる学術の世界で,成功するというのは,業績を上げて偉くなって(分野によっては)ノーベル賞とかもらって,その分野で世界的権威みたいになるってことなんでしょうか.分野にもよりますが,お金もある程度は付いてくるでしょう.

 でも私はそういうことには興味はないし,私がやっている「地震動の性質と構造物被害の関係」に関しては,世界の中で誰よりも真理に近づいてると(勝手に)思ってるので,他人がどう評価しようがそんなことはどうでもいいとは再三書いて来ました.

 つまり,成功とかいったことはどうでもいいんですが,やはり不当に評価されないのは気分がいいものではありません.で,その評価が何なのかということなんですが,上で書いたようにそれは結局お金なのか,ということに話が戻ってくるわけです.

 逆に言えば,お金さえあれば,いいのかってことです.これは,最近よくこのサイトで出てくる話ですが,まず,ある一定以上のお金(研究していくのならある一定以上の研究費も)があれば,生きては行けますから,そこはとても重要です.でも(これも何度も書いてるように)それ以上あってもしょうがない.でも今の世の中,評価がお金という形になってしまうのなら,それはそれで(残念ながら)しょうがないとも言えるわけです.

 要は,何が言いたいかというと,どういう形であれ(もちろん犯罪とかではなく合法的に),多くのお金を得た人は,結果的に,今の(資本主義)社会から「評価された」という側面があるということになってしまうのかもしれません.

 正直言ってなんだかなー,という感じですが,人生を生きていない人はいないのだから哲学が大事というのなら,(たとえそれがしょぼくても資本主義)社会で生きていない人も(山ごもりして自給自足の生活をしない限りは)いないわけですから,そこである程度の「結果」を残すことも必要なのかもしれません.

 いやいや,今頃そんなことに気づいたのかよ? ていうか,今頃気づいてももう遅いやろ,と言われるかもしれませんが,それはそれで大ラッキーでした.だって,お金とかそんなこと意にも介さず,自分がやりたいこと,やるべきと思うことをやってこれたんですからね.

 でも,残念ながらそれができるのはもうすぐ終わりで,その後,何十年と続くかもしれない(そんなに続かないかもしんないけど)膨大な時間をどうやって退屈しのぎをして行くかを考えると呆然とする中で,たった1つ?やり残したことがあるとすると,そう言えばそういうこともあったという程度のことかもしれません.

 でも,私にどういう能力があるのかはわかりませんが,単なる学者というか専門バカではなく,人生や世の中についてずっと考えてきて,社会や人間の心理が今どういう状況にあって,長期的,あるいは,短期的にこれからどうなっていくかを見抜く力があって,それを何かの形に変えられるのなら,そういうこと自体面白いし,それで退屈しのぎして行くのも悪くないかなと思い始めたといったところでしょうか.

 ていうか,そもそもある一定以上のお金があれば,何のしがらみもなく(例えば,スポーツをして行きたい人がスポンサー探しをすることもなく,芸術家がパトロン探しをすることもなく,研究して行きたい人が生活費と研究費を得るために公的研究機関に所属することもなく),ほんとに自分がやりたいこと,やるべきと思うことをやれるわけですからね.

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05e
[経日]
(経日, 経済)

 経日ですが,実は,年初からそれとなーく予行演習的に?書いていました.具体的には,1/27に売りになり2/21に買いになったかなと思ったけど,3/17に売りになって5/27に買いになったということです(正確には,記事を書くのは1日経ってからですから記事の前(営業)日に「そう思った」ということですが).

 当然のことながら表現も「なのでしょうか」といった柔らかめにしてあって,それは,これからもそうです.だって,確実なことなんかわからないし,無責任に断定的なことなんか書けませんからね.

 ここまでは,2勝1敗ってことになりますが,再三書いているように,問題は勝率ではなく,複利による収益率ということになります.ていうか,私は予言者でも予想屋でもありませんから,ここで書くのはあくまで今の世の中の動きを見ていると「そんな感じがする」というような単なる「記事」です.ですから,何度も同じことを書きますが,このサイトに書いたことを基に売買をされる方はいないと思いますが,もしおられて損失を被られても,もちろん責任は取りません.

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05f
[日記]
(日記, このサイト)

 日記こそがライフワークということで,そう言えば,鈴木成文先生の文文日記どうなったのかなと思って,行ってみたらリンク切れでした...本は出てるようですが,最終的に「本」という形にしないといけないのでしょうか? webのままじゃだめなの? まだ媒体として定着していない?

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05g
[本質的に違う]
(生き方)

 成功と関係することですが,世の中で成功した人達,例えば,情熱大陸,プロフェッショナル,カンブリア宮殿に出てくる人達を見てると(でも最近はぼーっとしか見てないけど),最近は,私は「こういう人達とは本質的に違う」という感じがしてきました.

 それはもちろん,私はそこまで頑張れなかった,成功しなかったということではありません.私が取り組んでいることに関して言えば,世界の中で誰よりも真理に近づいてると(勝手に)思ってるのですから,それだけでもう充分成功でしょう(実際,この手の番組から出演の打診が来たこともありました.もちろん丁重にお断りしましたけど).

 じゃあ,何が違うかと言うと,そもそもそんなところ(成功)を目指してなんかいなかったんだなー,ということです.つまり,40代の頃は,みんな頑張ってるなー私も頑張んなきゃなーと思っていたけど,最近は,みんな頑張ってるなー,私はもうそういうの卒業したけど,と書きましたが,最初から全然目指してるところが違ったということですね.

 いや,40代の頃は,みんな頑張ってるなー私も頑張んなきゃなーと思っていたんでしょうから(そう過去の記事に書いてある),その時はそう思ってたんでしょうね(恥ずかしい(^^;).ですから,我に返ったということでしょうか.

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05h
[何のために]
(生き方)

 「何のために」と考えるとよくわかんなくないですか? もちろん,若い人がこれから生きて行く将来のためにスキルを身につけ能力を高めることは必要です.私も若い頃はそうでした.つまり,「何のために」と考えることはありませんでした.

 でも,歳をとり,「将来のために」の「将来」がだんだんなくなってきて,なおかつ,もうその気になれば働かなくても生きて行けるとなると,「将来のために」は「何のために」の答えとして成立しなくなってきました.なかなか厳しい状況です.

 でもよく考えてみると,「何のために」って別に必要ないですよね.つまり,「何のために」っていうのがない,例えば,いろいろ考えてこのサイトに記事を書くとか,ただ単純にやりたいことやればいいわけです(いろいろ考えてこのサイトに記事を書いてもお金が貰えるわけでも将来のために何かの能力が向上するわけでもないですからね).そこが第一の人生と第二の人生の大きな違いかもしれません.

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05i
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 ここのグラフですが,これがもしほんとに体力の差を定量的に表しているのなら,女性は男性の7割くらいしか体力がないってことになります.確かに平均同士を比べればそうなのでしょうが,個人差はありますし,そもそも仕事をする体力となると全然違いますよね.ですから,このグラフは「経年劣化曲線」のような単に同一人物の加齢による体力の変化を規準化して示したものと考えるべきでしょう.

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05j
[お金のためではなく]
(生き方, 経済)

 お金のためではなく,やり甲斐があるから,好きでやってて楽しいから,世の中の役に立ちたいからやるんだ,と言う人がいたら,じゃあ無給でもやりますか?ときけば一目瞭然と書きましたが,無給じゃ生きて行けませんから,別の質問を考えました.それは「10億もらったらやめますか?」です.どうですか?

 そして,今の私にその質問をしたところ,何もやめるものがないことに気づきました.仕事(研究)は,当然ですが,仕事以外にやってることも全てそうです(学生の研究指導など研究に関係したこと以外の大学の仕事は正直辞めたいが,それだけを辞めるオプションは今のところないので).そもそも必要以上のお金なんか要りませんから.

 そして,驚いたことに,例えば,経済や世の中のことを研究,分析してそれを自分で考えた確率や複利の法則に従って運用することも「10億もらってもやめない」ことに気づいたのでした.つまり,やっぱり欲しいのはお金ではなく,自分で考えたことを実践して確かめたい,そういうことを楽しみたいんだと思います.

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05k
[マイナス金利!]
(経済)

 ECB(ヨーロッパ中央銀行)でついに金利がマイナスになりました.どういうことかわかりますか? 銀行にお金を預けると金利が付くどころかお金が減るってことです.そうすると,銀行に(実際にはECBに)お金を預ける人はほとんどいないでしょうから,お金を引き上げて市場にマネーが流通するという究極の?金融緩和ということです.でも実際にはどうなるでしょうね?

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05l
[人はなぜ]
(生き方)

 人はなぜ成功したいと思うのでしょうか? お金が欲しい人は多いと思うのですが,それだけじゃないでしょう.地位や名誉? ほんとにそんなものが欲しいのでしょうか? 私にはよくわかりません.そして,多くの若い人達もそうなんだと思います.

 結局は「人類が繁栄するために個が犠牲になるプログラム」ということなんでしょうかね? つまり,騙されてるってことですね.もちろん,騙されない人もいると思うんですが,世の中,競争社会なので,一部の人間が妄信的に頑張ってしまうと,競争に負けて食いっぱぐれる,だから,仕方なく競争してるってことじゃないですかね?(まさにサバイバル)

 もうこれ以上世の中を便利にする必要もないし,食べて行くために最低限働いて,あとは,スポーツや学術など文化的なやりたいことをやるっていうのでいいんじゃないですか? いい加減もう気づいたらどうだと思うのですが,世の中は,どんどん逆の方向に行ってます.

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05m
[確認できた?]
(生き方, このサイト)

 仕事を失った後のために?思索を続けて行けばいいの練習というわけではないのですが,最近,考えたことをできるだけこのサイトに書くようにしています(もちろん,書けないこともいっぱいあるけど).でも...

 ちょっと大変なことになってきました.今バドミントンの練習を休んでるのでその分時間は回せるのですが,さすがにこんなペースだとちょっと仕事に支障が...ていうか,よくもこんなにいろんなことを考えて,あっという間に文章にできるもんだとちょっと自分でも驚きます(^^;(今日はとうとう「m」まで来た.まあ1つ1つの記事は短いけど).読まれる方も大変ですよね.

 ということで,ぼちぼちまたいつもの?ペースに戻りたいと思います(多分).でも,これで仕事をリタイアした後も大丈夫なことが確認できた?

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05n
[横になると気持ちいい]
(日記)

 とか言いながらもう1つ(^^;.相変わらずとにかくとても疲れるけど,単に歳をとったと考えればそれで済む話なんですが,要は,疲れたり体調が悪かったりしたら休めばいいってことなんでしょう.実際,休日とか,疲れたり体調が悪かったりして横になるととても「気持ちいい」です.そのタイミングが1日1回夜寝るときだったらばっちしなんですけどねー(要は夜までもたないってこと).

 問題は,仕事中に疲れて横になりたくてもそうは行かないってことなんですが,横になるのは無理でもなんとか休む方法を考えればいいんでしょうし,それがもうどうしようもなくなったときは,それこそ仕事を辞めるべき時なんだと思います.

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6/6'14
[10億]
(補遺)

 一応,補足をしておくと,10億というのは,ここここで算出した,経済情勢の激変に対処できる安全率を見込んだ「こんだけあれば何とか生きては行ける」という額のことです(今の物価水準で月20万に対応).ですから大分「控えめ」な額となってますので,10億じゃ足らんという「金の亡者」の方は,100億とか1000億とか無制限に何でも買えるクレジットカードとかに置き換えて下さい(^^;.

 なお,この記事の株主優待で桐谷さんのことが書いてありますが,「株主優待は,配当と同等に権利落ち日の株価を下げる」ので,その方法は意味がありません.

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06b
[既得権]
(世の中)

 規制緩和が進まないのは,既得権益にしがみつく奴がいるからなのですが,既得権って実はみんなもってますよね.私だって今の仕事やめて,0から裸一貫でどのくらい稼げるのかってなると,そもそもこの歳で時給がいい職にありつくのは大変でしょうし,運良くありつけたとしても給料は1/3くらいになっちゃうんじゃないですかね.

 正社員と派遣社員が全く同じ仕事をしているのに給料が倍以上違うというのもそうです.そして,規制緩和が進まないことを見ればわかるように既得権を剥奪するのってやっぱり難しいんですよ.生首は切れませんからね.じゃあどうしましょうか?

 再三書いてますが,やっぱり「頑張るなら若いとき」ということになりますね.つまり,若いときは体や心の仕組み的に頑張れてコスパ的に効率がいいとかいろいろ理由はあるのですが,社会のシステムがそうなってしまってるってことがあります.

 私も若いときは(結果的にですが)頑張りましたが,おかげで今は立派な「既得権所持者」です(^^;.幸いもう仕事をやめても何とか食べて行けるようになりましたが,これもこれまで既得権に守られてきたからでしょう.

 「既得権所持者」というと何か悪者みたいですが,実際は,若いとき頑張った,あるいは,よく考えて行動したからであって,今の世の中が変わらないのであれば,というか,当分は,変わらないどころかますますそうなって行くので,若いときにしっかり頑張ってしっかり「既得権」をゲットしておきましょう,となるわけです.

 もちろん,そんなやり方は嫌だという人は,茨の道を歩き続けるのもいいと思いますが,問題は「何に労力をかけるのか」ということです.やりたいこと,やるべきと思うことに注力できるのならいいですが,実際は,生活して行くお金を得るためにやりたいこと,やるべきと思うことができなくなるケースが多いので,だったら,生活して行くお金は既得権で確保しておいて,ほんとにやりたいこと,やるべきと思うことに注力するのがいいと私は思います.

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06c
[違いますね]
(生き方)

 いろいろ考えてこのサイトに記事を書いてもお金が貰えるわけでも将来のために何かの能力が向上するわけでもないと書いたのですが違いますね.私の目標?は,(自分だけではなく周りも含めて)気分よく楽しく生きて行くことですから,いろいろ考えてこのサイトに記事を書く,つまり,どうやって気分よく楽しく生きて行くか考えることは,将来,気分よく楽しく生きて行くことに繋がってると思います.

 実際,研究の成果というか,年々気分よく楽しく生きて行けるようになってきてますからね.でも実際は,そんなこと考えて,といよりは,ただやりたいこと,やらずにおれないことをやってるだけなんですけどね.そして,それは昔からずっとそうです.

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06d
[ミセス・ワタナベ]
(経済)

 日経新聞に「ECBに勝ったミセス・ワタナベ」という記事が出ていました.要は,昨日のECBのマイナス金利が空振りに終わって,ユーロの対円相場の上昇を見込んだFXの個人投資家(のことをミセス・ワタナベと言うらしい)がユーロを先回り買いしていて,思惑通りユーロは上昇したので,個人投資家の勝利,ということのようです.

 再三このサイトで書いてますが,マイナス金利のような材料が出て市場がどう動くかを予測して先回りすること,ということですね.ただ,それはここまでの話であって,次にいつユーロが売りになるかがわからなければ,(相場観的には)手仕舞うことも売ることもできません(ちょっと相場が動いたところでいちいち手仕舞うような取引をしていたらそもそも仕事なんかできませんし,最終的に勝つことは難しいと思います).つまり,勝負はまだついていないということです.

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06e
[中小証券指数(仮)]
(経日)

 「日経平均反落、終値2円安 米雇用統計前に模様眺め」とのことです.でもこれも何度か書きましたが,実は日経平均(日経225)なんか関係ありません.問題は,対象としている準大手,中小証券株です.と言っても,たくさんあるので,ざっと見るための指数(中小証券指数(仮)(^^;)を計算してみました.

 ただし,日経225みたいにそのまま平均するとユニクロ1銘柄で寄与率10%みたいなとんでもないことになるので(ですから,日経225って指数としてはとっくにお亡くなりになってるんですけど,昔からあるのでわかりやすいということで未だに使われている),多少の補正(と言っても,株価が低い東洋,光世,水戸,高木をそれぞれ,2, 3, 2, 3倍して岡三,丸三,東海東京,いちよしと足し合わせただけ.松井,マネックス,カブドット,SBIは対象にしてるけど,過去のデータが充分でないので指数からは除外)をしたものです.

 以下は,上が1990年からの(横軸: 年),下が今年の年初からの(横軸: 月)225, TOPIX*10, 中小証券指数*2の推移です.全然値動きが違いますね.

 今回については,5/27時点で日経225が14636,中小証券指数が6114,今日の終値が日経225が15077,中小証券指数が6684なので,日経225の上昇率が3.01%,中小証券指数が9.32%となり,中小証券のパフォーマンスは,3倍以上ということになります.

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06f
[錯覚]
(日記, 生き方)

 今の仕事はどんな感じかというと,私の中の気持ち的な中心は,もちろん研究なんですが,講義とか学内外の会議とかその他諸々のお仕事(ものすごい量のメールのやりとり)があって,研究は,実質,学生に対する研究指導ということになってしまっています.もちろん,仕事以外にやってることもこのサイトに文章を書くことも含めていろいろやってるのですが,やはり仕事が中心です.

 そりゃあ,仕事してるんだからそれが当たり前でしょってなことなんでしょうが,どうも違和感というか今ひとつ充実感が感じられません.研究以外の仕事,例えば,大学の講義は,これで時給5000円(研究を趣味と考えれば時給10000円)なら割のいい仕事でしょうし(まさに既得権),教えることは楽しいんですが(でもやっぱりちょー疲れる),これで私の能力が高まるとか,それこそ将来に向けて前に進んでる感じはあんまりしません(ごめんなさい).

 そして危ないのは,仕事は当然責務なわけで,仕事をすると責務を果たしたというか,前進したような錯覚に陥ることです.でもよく考えると講義をすることで(学生達は前に進んでも)自分自身は全然前には進んでない(例えば,研究してわかってないことがわかったというようなことはないし,気分よく生きて行く方法を見つけたということもない).講義以外のいろんな仕事もそうです.

 このままでいいんですかね? まずいんじゃないですかねー.でも既得権を手放してまで前進に向けて行動を起こすことができるでしょうか?

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06g
[結局]
(日記, 生き方)

 今日も結局いっぱい書いちゃいました.もちろん,仕事はちゃんとしてるんですが,講義の演習やらせてる間とかにも(なかなかできないし,ぼーっとしててもしょうがないんで)書いてました(^^;.

 書きたいから書かずにおれないから書くということなんですが,やっぱり,上で書いたようにこのサイトにいろいろ考えて文章を書くことは,将来,より充実して楽しく気分よく生きて行くために前進してる感じがする,ということがあるんだと思います.

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06h
[]
(日記)

 右股関節のその後ですが,整形外科で薬をもらって10日目なんですが,あんまりよくないですねー.痛みは大分引いてきたと思っていたのですが,ここ数日の天気のせいか,またしくしく痛むようになってきました.全日本教職員の要項が来たんですけどねー.いずれにしても明日また整形外科行って薬もらってきた方がよさそうです.

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06i
[]
(経日)

 「株比率上げ、GPIFに前倒しで要請 厚労相」「首相、法人税率下げ「来年度から着手」」「米雇用、5月21万7000人増 景気回復テンポ速まる」「米ロ首脳が9カ月ぶり接触 ロ・ウクライナ首脳も協議」など次々に材料が出てきました.でも,材料が出てくるときって,既に流れが変わった後のことが多いような気がします.今からでも間に合う? それともまた流れが変わる?

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6/7'14
[ザンビア戦]
(サッカー)

 ザンビア戦ですが,9時からと思ってたら8時からで(そういう思い違いは最近よくあるが,これはまあそんなに重要と思ってなかったということでもあるでしょう)後半から,しかも朝ご飯の支度とかしながら途切れ途切れですが一応見ました.

 今一という印象ですかね.まあ本番前であまり手の内は見せられないし,怪我したら全てがパーなのでぎりぎりのところでは一歩引くプレーになる(けど本番はそこが勝敗を分ける)でしょうからね.

 そういうことだったとして,一応勝ったのでまあよしとするって感じでしょうか.全ては本番ですからね.確かに3点も取られたのは問題ですが,監督は点を(沢山)取られてもそれ以上に得点する攻撃的サッカーをすると言ってるのですから,そういうサッカーはできているとは言えるでしょう.

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07b
[]
(日記)

 整形外科に行ってきました.まだ痛みがあるということで2週間分の薬をもらって,その間,安静にすることにしました.

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07c
[きちんと反応]
(経済)

 これの続きですが,日経225vs中小証券というわけではないですが,今年の収益率を比較してみました.

 全体的な傾向としては,中小証券の方が値動きが大きいので,益のときも損のときも率が大きくなるってことなんですが,注目すべきは,3/14〜5/27の収益率で,日経225でマイナスになってるところが大きくプラスになってるってことです.

 つまり,単に値動きが大きいというだけではなく,それ以外の「何か」があるということです.具体的に言えば,連動性というよりは遅効性といったことかと思っていたのですが,グラフを見ると日経225はほとんど下がっていないのに,中小証券は,「ちゃんと」下がってるわけですから「きちんと反応してくれる」というようなことかもしれません.ですから,いつ買うか売るかだけではなく「何を」買うか売るかも大事ってことですね(当たり前ですけど).

 日経225とかTOPIXだと指数先物も上場してますし,公的機関の買い支えとか変な要因がいろいろありますからね.もちろん,単にたまたまかもしれません.

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07d
[]
()

 サッカーのワールドカップが近いということで,成功とか本質的に違うとか何のためにとかと関係することについて考えてみます.

 何をやるかは人それぞれですが,たまたまそれがサッカーだった場合,ほとんど例外なく一流選手になって国の代表になってワールドカップに出たいんですよね? そこのところがどーも私の場合は違うような気がするんです.

 そりゃー研究者だったら,いい研究して今までわかってないことを解明したいと思いますよ.そして,あなたがやってる研究は面白い,素晴らしいって評価されたらそりゃあ嬉しいですけど,それってインパクトファクターがいくつの論文をいくつ書いたとか偉くなって学界を牛耳るとか国際的に活躍するとかそういうのとは関係ないですよね.

 もしサッカーだったら,単にサッカーが好きで上手くなりたいってことです.でもサッカーの場合,上手くなったらより上手い人とプレーしたくなるでしょうから,自然とより上のレベル,そして,ワールドカップに出たいと思うでしょうね.つまり,サッカーというかスポーツの場合は,プレーが「人と対戦する」ことによって行われるというところが違うんだと思います.

 あとは,小さい頃からのイメージはあるでしょうね.サッカー少年ならワールドカップに憧れるのは自然の流れでしょう.でも,私の場合,大学の先生になって好きなことして食べて行きたいとずっと思ってただけの話で,例えば,ノーベル賞もらった人をテレビで見て(私の年代だと江崎先生とかかなあ),私もノーベル賞もらうような学者さんになりたいとか全然思わなかったですからね.

 て書いた思ったんですが,それってやっぱりちょっと不思議ですね.だって,ノーベル賞もらうような学者さんになりたいとは全然思わなかったのですが,歴史に名を残すような大きな仕事はしたいと思ってましたからね(もちろん今でも).やっぱり何か変だ.単に「賞」とかに興味がないだけ? まあいいや.

 ちょっと話がずれてきたので,元に戻すと,ワールドカップなんですが,「ワールドカップに出たい」というのが私の場合,ちょっと違うんですよねー.うまく言えないけど,それより「サッカーが上手い」の方が先ってことかな.もちろん,サッカーがちょー上手ければワールドカップに出れるんでしょうけど,順番が逆ってことです.

 つまり,サッカーがちょー上手くなって,君はちょーサッカー上手いから,国を代表してワールドカップ出てくれない?って言われたら,はい私でよければ喜んで,って感じなんですが,自分から出たい,っていうのは,違うっていうかおこがましいって感じですかね.

 研究に当てはめると,未知のことを解明したいから研究する,面白い結果が出たら論文を書いて世の中に知らせる,それを評価してくれたら嬉しいけど,それは目的にはならない,例えば,震度算定法を変えたいから協力してくれないかと言われれば私にできることなら喜んで,となるが,今の震度は被害と対応してなくておかしいから私に変えさせろ,とは,おこがましくてよう言わん,ってことですかね.

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07e
[嫌いな選手]
(サッカー)

 あまりネガティブなことは書きたくないのですが,サッカーで嫌いな選手がいます.既にこのサイトでも書きましたが,一人はクリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル代表,レアル・マドリッド),そして,もう一人はスアレス(ウルグアイ代表,リバプールFC)です.プレーが嫌いなのではなく,プレー以外の人間的なところです.要は,試合に勝つためには何でもやるってところです.

 そして,そういうことを書いた後,どうなったかですが,多分,最初に書いたときは,二人ともそれほどの選手ではなかったと思いますが,その後,二人とも世界的プレーヤーになりました(ロナウドはスペインリーグ,スアレスはプレミアリーグで13-14シーズン得点王,ロナウドは2013年バロンドール(FIFA年間最優秀選手)獲得).

 要は,勝つためなら何でもやるってくらい腹黒く汚い選手がのし上がるということなのでしょうか.確かにそういう側面はあるでしょうね.でもそうでない選手もいっぱいいると思いますよ.

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07f
[第一の人生と第二の人生]
(生き方)

 再三,第一の人生が終わって第二の人生が始まったと書いてますが,思い返してみれば,第一の人生ってとにかく頑張ればよかったわけで,ある意味簡単な話だったんだなーと思いますね.でも第二の人生はそうは行かない.

 第一の人生で成功する人はたくさんいるけど,第二の人生でも成功する人はほとんどいない.でもだから燃えるというか,なんとかしてやろうと思うわけです.難しいのは,第一の人生は,ただ頑張ればよかったけど,第二の人生は,そこのところが本質的に違うということです.

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6/8'14
[書く理由]
(このサイト)

 さすがにちょっと書き疲れ?って感じですが,なんで書くんだろーなーと考え始めました.ここに何か書いても何がどうなるわけでもないですから,単に書きたい書かずにおれないってからってことなんですが,じゃあなんで,書きたい,書かずにおれないのか考えてみたってことですね.

 人がその気になる理由はいろいろあるでしょうが,やっぱり,自分の能力を発揮できるってことは大きいでしょう.もちろん,今の私にとって,自分の能力が(相対的に)最も発揮できるのは「地震動の性質と建物被害の関係を探求し,それを地震災害軽減に結びつけて社会に還元すること」なんでしょう.

 でも残念ながらそれはもうすぐ終わりです.いやまだもう少しあるでしょ,と言われるかもしれませんが,現状を考えると実質もう終わったようなもんです.実際,もう学生の研究指導という形でしか研究できてないわけですし(でもそれだけでも相当大変ですが),そうなってるってことは,大学とか社会が50を過ぎたらもう研究は終わりって仕組みになってるってことです.

 もちろん,このサイトのこんなしょーもない文章書いてる暇があったらその分研究したらいいやんと言う人もいるでしょうが,このサイトの文章を書いてる1日1〜2時間くらいで何の研究ができるんだってなもんです.ていうか,ここで書いてそういうストレスを解消しないとほんとやってらんない...

 でも,そういうこともあるんですが,やっぱり,これもこのサイトで何度も書いてきたことなんですが,私ってやっぱり「たった1つのことをやる」ことができないんだと思います.なんでかそういうのにものすごい違和感を感じる.

 だって,人はみんな人生や世の中や社会の中で生きてるわけですから,人生や世の中や社会のような全体のことについてちゃんと考えたいじゃないですか.ていうか,そういうことがやっぱり一番大事なんじゃないですか?

 もちろん,食べて行くためにはそんな悠長なことは言ってられないでしょう.今の世の中,社会的分業で成り立ってますから,自分で自分が食べる食料を作ったり調達したり,自分が住む家を自分で造ったりしない限りは,「たった1つのこと」にある程度熟達して,それで給料をもらって生きて行くしかありません.

 でも,50を過ぎて,これまでやってきた研究という「たった1つのこと」ができなくなると同時に,その「たった1つのこと」をやらなくても食べて行ける状況にもなってきました.つまり,再三書いてる第二の人生ですね.

 そして,そういう状況下でも,またあらためて「たった1つのこと」を選ぶこともできるわけで,ですから,あらためて,学生の研究指導という形での研究は続けていきたいとも思ったのですが,「たった1つのこと」でない,もっと広い視野から人生や世の中や社会のことについて考えることもやって行きたいと思ったということです.

 そして,これまで「たった1つのこと」だけではなく,それこそ非常に幅広い範囲のいろんなことをやったり考えてきたりした私にとって,それは,「たった1つのこと」と同じかそれ以上に自分の能力を発揮できるところかもしれないと思ったのも事実です.

 でも,そう思ってるのは,私が勝手にそう思ってるだけの話なんでしょうが,「たった1つのこと」と同様に,別に評価してもらう必要もないし,評価は要らないのに書く気になるというのが何よりの大きなポイントでしょう.

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08b
[評価されなかった]
(生き方)

 上の記事とも関係するのかもしれませんが,なんで自分の専門だけではなく,もっと広い範囲のことについて考えるようになってきたかと言うと,定年が近づいてきて,結局「自分があまり評価されなかった」と思ってるってこともあるような気がします.

 もちろん,評価されるためにやってきたわけではないのですが,50を過ぎるともう研究できなくなってきてしまったという状況や,このまま行けばおそらく定年でクビを切られて,全く研究を続けられなくなってしまう,そして,年金などその後の状況もお粗末という惨状を目の当たりにして,それが現状ということは,それが私に対する評価ということでしょうから,それを甘んじて受け入れると,これまでのように研究だけしてればOKとは行かなくなってきたってことです.

 とは,書きましたが,これまで(50まで)は,ほんとに恵まれてたと思いますから,要は,社会情勢が風雲急を告げて否応なしに対応せざるを得なくなったということかもしれません.体調の悪さなど,50を過ぎての体力の衰えも予想以上のものでした.

 ポイントは,やはり「評価」だと思います.評価は他人がするものですから,自分ではどうしようもありませんし,他人が評価を間違えることも大いにあるでしょう.というか,他人の評価なんてそういうものでしょう.

 ですから,そういう「他人の評価」と無縁のところで,勝負できるというか,そういうことを中心にこれからは活動していきたいということがあるんだと思います.

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08c
[違和感]
(地震防災, 世の中)

 東日本大震災から3年以上が経ちましたが,?HKは未だに頑張って当時のことを取り上げています.結構な話だとは思うのですが,違和感を感じる人もいるのではないかと思います.

 確かに津波で2万人近くの人が亡くなったり行方不明になったりした大災害なのですが,亡くなった人や遺族にとっては,そんなことはあまり関係ないですよね.どういうことかと言うと,例えば,東日本大震災の次の日に起こった長野県北部の地震では3人の方が関連死ということで亡くなっています.東日本大震災に比べれば,全く注目されてませんが,肉親を亡くした悲しみや家を失った辛さは当人達にとっては同じはずです.

 もちろん,ここで書いたように,災害が起こったときは,被害の大きさが違えば,サポートする単位が市町村から国へと変わりますから,そういった対応は必要でしょう.でも,その後の被災者の心のケアに災害全体の被害の大きさによる差があるのは不公平感を感じます.

 じゃあ,なんでそういう「扱い」に差が出るのでしょうか? 穿った見方をすれば,注目度が違うということは,そういうことを一種「利用」しているということはあるかもしれません.東日本大震災発生当時も自分をアピールするためにボランティアに出かけた芸能人いっぱいいましたよね.

 要は,騙されてはいけないということです.もちろん,?HKの場合は,そういうことではないと思うのですが,全ての報道には,一種のフィルタがかかっていることは忘れてはなりません.

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6/9'14
[同じことを書く]
(このサイト)

 これも何度か書いてることですが,このサイトはブログではないので,同じことは書かないのが原則なのですが,量がもう膨大(^^;になってきて(多分もう新書でもう2,30冊分),読む人が過去に書いたことを憶えてくださってるとは考えられないので,「何度も同じことを書きますが」と断った上で,同じことも書くようにしています.何度も書くということは,強調したいってこともあるでしょうからね.

 要は,今日は何をしました何を食べましたみたいなことではなく,その日その時考えたことを書くということですね.私自身も過去の記事のことを全て憶えてるわけではありませんし,過去と今とでは考えてることが違うこともあります.

 過去の記事は読み返すと,あ,この間書いたこととほとんど同じこと既に書いてたと思うこともあるのですが,そういうことも含めて「その日その時考えたことを書く」でもいいんでないかとも思います.

 というこの記事自体も時々書いた方がいいとも思いました(ので,思い出した時に書こうと思います).

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6/10'14
[]
(日記)

 右股関節ですが,ここのところ天気が悪くてあまりよくなかったのですが,今日東京で仕事で,できるだけ歩かないようにはしたのですが,当たり前ですが,そんなわけに行くはずもなく,かなり歩くことになって相当痛めてしまったようです.普段だって全く歩かないなんてのは不可能ですし,こんな感じじゃ,それこそ「入院」でもしないと「歩かない」なんてわけには行きません.

 あと気づいた?のですが,東京に行って帰ってくるだけで結構歩くことになるってことです.つまり,普段電車に乗って通勤してる人は,それだけで結構動いてることになるんだなー,つまり,私は(バドミントンしなければ)普段ほとんど動いていないんだなーと思いました.

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10b
[]
(経日)

 今日はさすがに下げましたね.まあここまでもう相当上げてきてますからこんなもんでしょ.あと,熊谷組がなんか下げてるなーと思ってたら,これですね↓

 マンション傾き転居要請 横浜・西区、業者の施工ミス

 熊谷組と言えば,JR御徒町駅高架下の新幹線トンネル工事の陥没事故が記憶に残ってますが,またしてもって感じでしょうか.

 あと中小証券指数ですが,計算方法がちょっといい加減だったので,ちゃんと8銘柄が均等配分になるように日々比率を修正する形で,8銘柄の中で最も遅く東証一部に上場した光世証券が上場した1991年3月15日を20000として計算し直しました.あと,岡三,東海東京は,準大手証券で中小というのは失礼(^^;なので,名前を非大手証券指数としました.要は,大和と野村を除く(SMBC日興は非上場,みずほは上場廃止)ってことです.

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10c
[あなたが一番ちゃんと仕事してる]
(世の中)

 既得権ですが,仕事で東京に行って,テナントがいっぱい入ってるビルで会議があったりすると,高い家賃払って東京の一等地に入ってる○○法人○○協会とか何の仕事してるのかよくわからない団体いっぱいありますよねー.まさに既得権益.トイレに行ったら,掃除をしてるおばさんがいて,あなたが一番ちゃんと仕事してるよ,とか思っちゃいました.

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6/11'14
[私が偉くなりたくない特殊事情]
(生き方)

 私は偉くなんかなりたくない,と再三書いて来ました.でも,これって私の超特殊事情のような気がしてきました.何が特殊かというと,私の考え方とか性格なんじゃなくて,(たまたま)置かれた状況が特殊なんだと思います.

 普通だったら,例えば,民間企業や官庁などに就職したら,最初は下っ端で,会社とか社会全体ではなく,細々とした末端的,雑用的な仕事が多いでしょう.そして,偉くなって地位が上がるほど,会社全体,社会全体に繋がる大きな仕事ができるわけで,だったら,偉くなりたいと思うのは当たり前ですよね.自営や起業した場合も「偉くなる」を「会社が大きくなる」に置き換えれば同じでしょう.

 私の場合はどうでしょうか? まず,私という前に,研究者だったらですが,例えば,工学系の何かの分野,例えば例えば,建築構造の鉄筋コンクリート造だったらどうでしょうか? もちろん,研究者ですから,純粋に鉄筋コンクリート造部材の挙動のメカニズムを解明したい,そして,その結果を社会に還元したいと思うでしょう.

 鉄筋コンクリート造の場合の社会への還元ですが,具体的には,例えば,RC規準の改定とか新しい指針の策定とかいう形になるでしょう.だとすると,そういう委員会のメンバーに選ばれなければなりませんし,その中で発言力を増して自分がこうしたいということを実現させるには,主導的な役割,具体的には,委員長にならないといけないでしょう.それには,学会や学界で実績を作って「偉く」なる必要があるわけです.

 で,私なんですが,まず,研究分野自体が私が開拓してきたようなものなので,自分が「所属」する分野みたいなものがそもそも存在しません.ですから,自分の研究成果を還元する場所が学会や学界にはなかったということになります.

 これはかなり大変なことで,相当苦労したと思います.結果的に30代はこれの試行錯誤に終始したんだと思います.既往の研究分野に所属していたら楽だったのかもしれませんが,そうしなかったのは,何か理由があるんでしょうね.よくわかりませんが,やはり単純に鉄筋コンクリート造より地震動の性質と構造物被害の関係の方に興味があったということでしょうか.

 ようやく光が見えたのは,これも何度も書いているように1999年台湾集集地震がきっかけでした.地震発生直後に強震観測点周りの悉皆調査をして,実被害データと強震記録に基づいて地震動の性質と構造物被害の関係を検討するというやり方が評価され,成果をどう社会に還元するかについても,震度算定法や地震発生直後の被害推定に辿り着きました.

 でも当時はまだ一介の助手でしたから,東大地震研の纐纈先生や元東大地震研の太田先生に協力してもらって,あるいは,当時気象庁長官の山本さんに直談判したりして,震度に関する検討会を立ち上げたりしていました.そして,私自身もやっぱ「偉く」なんなきゃいけないのかなーと思ったことも事実です.いや(はっきりとは憶えてないんですが),当時は,(震度を変えるために)偉くなりたかったような気がします.

 そういうときに筑波大の公募が出たのですが,これも既に書いたように,当時東大地震研の防災セクションでは,当分昇進枠(准教授以上の枠)無しと言われてましたから,偉くなるのなら外に出るしかありませんでした(あのときから11年!経って今年やっと昇進枠がついたようで楠先生が来られました).

 もちろん,それが理由で筑波大に来たわけではないのですが,ここに来てよかったということは再三書いている通りです.もちろん,一人でちまちまと研究してるのも楽しいのですが,いろいろ苦労はありますが,学生達を指導し育てながら研究室を運営していくのはもっと違った楽しさがありますからね.

 ただ,筑波大に来て11年ですが,その間,いろんなことがありました.被害地震が頻発したこともあって,私が現地に調査に行って,その結果をwebに公開するたびにメディアにコメントを求められ,それが(私の本意に反して)再三に渡って新聞の一面にでかでかと掲載されて,気象庁との関係がびみょーになったり,いろんなところで震度を変えた方がいいとか言うなと(遠回しに)言われたこともあったりして,精神的に相当疲弊したこともありました.

 でも,今にして思えば,いい思い出?ですね.だって,当時は,まさに社会全体に繋がる大きな仕事ができてたわけですから.東大から筑波大に移って,しかも当時はまだ助教授という立場で,でも,成果を出していけば,東大の先生じゃなきゃだめとか教授じゃなきゃだめとか全然関係ないんだなーと思ったのはよく憶えています.

 ただ,これも何度も書いてることですが,結局,(まだ)震度算定法が変わることはありませんでした.気象庁で勉強会が始まって,話が進んではいたのですが,東日本大震災が起こって,津波一辺倒になってしまった(でもそういうのってほんとはまずいと思いますけどねー)などの事情もあります.でもこういうのって「そうなってる」というか,そうなるのには必ず理由があるので,流れに逆らわないことも大事かなとは思ってますし,最近は,そういう「でかい仕事をする」こと自体どうなんだ?とも考えるようになりました.

 でも,私としては,これも何度も書いているように,別に震度を変えるために研究してるわけじゃないし,一研究者として自分が興味があることを研究して論文を書いてしっかり情報発信して行けばいいと思うようになってたのですが,昇進してしてからは,いろんな学内の仕事が急増して,そういう本来的な研究ができなくなって,また思い悩むようになってきました.

 話が長くなってきたので,まとめると,普通は,偉くなると仕事がどんどん「でかく」なってくるわけで,だったらちまちました仕事よりでかい仕事をしたいでしょうから,偉くなりたいと思うのは当たり前,でも,私の場合は(幸いなことに),偉くないときから社会全体に繋がる仕事をしていた(と勝手に思っていた),そして(大学の中で)偉くなると,大学という一組織のために働くことになって逆に社会全体に繋がる大きな仕事ができなくなってしまう,だから(私はもうこれ以上大学の中では)偉くなりたくない,ということになります.

 ここで,私の場合は(幸いなことに),偉くないときから社会全体に繋がる仕事ができていた,と書きましたが,それは,私が運が良かったわけじゃないと思います.というか,勝手にそう思ってただけでしょう.どういうことかと言うと,30代のまだ一介の助手で若造だったときも,地震動の性質と構造物被害の関係で画期的な発見をして,社会や学会をあっと言わせてやる,つまり,社会全体に繋がるでかい仕事をしてると考えていたのはよく憶えているからです.

 なんで憶えているのかというと,(課長)島耕作というコミックがあるのですが,これはどういうコミックかと言うと,最初は初芝電機という大手電機メーカーの課長(厳密には係長から課長に昇進するところから話が始まるので最初は係長)だった島耕作が紆余曲折を経ながらも偉くなっていく(今は確かもう社長)というものですが,

彼が確か取締役のとき,つまり,もう相当偉くなってから,中国で仕事をするようになって,大きな挫折をするとともに,この歳になってここまで偉くなってやっと一つの会社ではなく,もっと大きな社会全体のことを考えた仕事をできるようになった,とかいうことを言っていたと思うのですが,それを読んだ私は,当時の島耕作より全然若いし全然偉くもないけど,もうとっくに社会全体のことを考えて仕事してるぜ,って思ったことを憶えているからです.つまり,勝手にそう思ったもん勝ちってことですね.

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11b
[人手不足]
(世の中, 経済)

 景気が回復してきたためか,企業の人手不足が深刻で,時給を上げても人が集まらないんだそうです.あれ?これから厳しい世の中になってくる,2%の年収2000万と98%の年収200万に二極化していくって話と矛盾するんじゃないの?と思ったあなた.ほんとにそうですか?

 人手が集まらず企業が時給をどんどん上げて行ったらどうなるでしょうか? 企業は値上げに走り,結局消費者に返ってきますよね.つまり,インフレになるわけです.何度も書いてますが,インフレになっても物価が上がればちゃらだし,デフレで給料安くてもチャラなんですよ.

 ですから,結局チャラなんですが,注意を要するのは,インフレでもデフレでも経済情勢が変化すれば「富の再配分」が起こるということです.つまり,インフレにして給料を上げずに企業が儲かるという「芸当」も可能になってくるし,給料と物価が同じ割合で上がればチャラですが,物価の上昇の割に給料が上がらないなんてことがよくあります.

 実際,アメリカのITバブルの時のシリコンバレーでは,給料も上がったけど,それ以上に物価や家賃も上がって,年収500万を越える人でも借りられるアパートがなくてホームレスなんてことになりました.

 もちろん,世の中,悪い奴ばっかとは思いたくないですが,性善説性悪説というよりは,要は,結局「余裕」があるかどうかということも再三書いて来ました.

 そして,今まで先進国が独占してきた富を全世界に再分配しないといけないことを考えると(中国の海洋進出を見ればわかりますよね),日本のような先進国の「余裕」がこれまでよりなくなってくるのは当たり前です.更に,これからバブルにしてインフレにすると言ってるわけですから,儲かる奴は儲かるわけで,その分,多くの人は割を食って,生き残りをかけた壮絶な過当競争が始まるということです.

 でも,何のきっかけもないのに変なことはできない.だったら,インフレにするぞーと言って,給料上げる前にものの値段を上げておいて,うまく行かなかったらそのまんまみたいなこともやろうと思えばできるわけで,余裕がなくなって生きるか死ぬかになれば,いいとか悪いとか言ってられなくなるのが(残念ながら)人間ということでしょう.

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11c
[がん検診]
()

 私はもう50を過ぎてますが,一度も人間ドックに行ったことがありません(とは既に書きました.こういう「人間ドック」で検索すれば一発みたいな過去の記事はすぐに見つかる).で,先日,健康診断(は受けないとすげー怒られる)の後,市役所から郵便ポストに大腸がんと前立腺がんの検診の案内が入ってました(確か1000円くらいで最寄りの内科とかで受けられる).

 どうしよっかなー,とも思ったのですが,仮に初期のがんが見つかったとしてどうするでしょうか? 別に手術とかしないと思うし,そもそもどうするか考えるのがめんどくさい.だったら,受けても意味ないですよね.

 ということで,受けなさそうです(他人事).ここでも書きましたが,人生50年ですから,いつ「はい.ここで終わりー」と言われたら,まあしょうがないかって感じですからね.

 でも,死ぬのは別にしょうがないんですが,体調不良は何とかしたいです.でも,テストステロンを増やす食材を摂り始めてからはどうしようもないくらい体調が悪いということは(まだ)ないです.できるだけ無理しないようにしているということはあると思うのですが,こんな感じなら何とかやって行けるような気もします.でも今は右股関節が痛いのを早く何とかしたい...

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6/12'14
[SDカードアダプタ]
(PC)

 PC間の同期に使ってるmicroSDカード+SDカードアダプタですが,ついに?10個使い切りました.だいたい4年ですね.つまり,1年で2〜3個のペースでお亡くなりになるということです.いいペースじゃないですかね.

 早速,また10個同じものを注文したんですが,4年前は1個480円で,今回は355円でした.技術の進歩(ってことはSDカードアダプタレベルではそんなにないとは思いますけど)ってこともあるかもしれませんが,まだまだデフレってことですかね?

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12b
[人手不足のその先]
(世の中)

 人手不足ですが,これからインフレにしてバブルにするぞー,景気よくなるぞーと言ってるわけで,実際,経済の鏡というか,経済そのものである株価も上がって来ているわけですから(このままうまく行けばですが),当面はそういう状態が続くでしょう.でも問題はその先です.

 30年前もそうでしたが,バブルは必ず崩壊します.そして,そのタイミングはこれも既に書きましたが,おそらく2020年東京オリンピックの数年前でしょうか.とすると,もって高々あと5年ということです.その「終着点」に向けて既に壮絶なババ抜き,つまり,日本ローカルで見れば富めるものはますます富むという富の再配分が始まっているのです.

 過去30年を見ると,5年は景気がいいけど,その後の25年はそのつけを払わされる過当競争の時代ということになりますね.そして,真価が問われるのは,そのときでしょう.ほんとに必要な人以外は,生き残れないでしょうからね.

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12c
[なーんも考えてなかった子供の頃]
(生き方)

 「なーんも考えてなかった子供の頃」というフレーズが聞こえました.ほんとですか? 忘れてるだけでは? 私はほんといろんなこと考えてましたよ(今でも).

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12d
[見極める]
(経済)

 考え方なんですが,もう少し説明すると(でもこれを読んで勝てるって情報じゃないですけど),要は,流れの転換点を見極めるということなのですが,売りから買いになるときは,必ず上がりますし,買いから売りになるときは下がります.つまり,買いなら上がってきたときに売りなら下がってきたときに流れが変わったかどうか見極める必要があるということです.

 これは確信に近いものがあって,上がってきたということは,誰かが買ってるってことですよね.つまり,一番最初に先回りした人です.インサイダーまがいのことも含めて,最も早く正確な情報が得られる人達ということかもしれません.そして,徐々に情報は広がっていき,買う人の数が増えていって株価は上昇を続け,末端の一般市民のところに情報が伝わったときには,相場は終わるということです.

 ですから,一番最初は無理でも,その次くらいのできるだけ早いタイミングでということになるんですが,そうすると騙しに会うこともあるわけです.そうすると,百戦百勝というのは無理で,1勝1敗でも僅かな利益率の差を複利で拡大するという数理モデルが必要になるわけです.

 つまり,相場の動きが変化してきたとき,例えば,ずっと上げてきた,あるいは下げてきた動きが反転し始めた,ずっと膠着状態だったのが上か下かどっちかに動き出した,というときに,社会や経済の状態,そして,特に重要な政治の動きを見て,リスクをとってできるだけ早めに動く,そして,間違えたと思ったらすばやく反対側に切り返す(勝ち馬に乗り換える)ということでしょうか.

 相場はもちろん日中ずっと動いてますが,そんなの見てられないので,一日一回終値ベースで流れというか動きをチェックして,一通りの政治・経済情報を得たら,現状の材料ではなく,これからどうなるかをよく考える,もっと正確には,これからどうなると人々が思うかを考えるってことですかね.終値ベースですから,流れが変わるタイミング的には,数ヶ月に1回(ただし,間違えたと思ったときは早ければ数日)くらいですかね.

 こんやり方では勝てないと思われる人が多いと思うのですが,いかに大局的に将来を見通せるかが勝負ですので,要は,私にそういう先見の明的な力があるのか,ということですね.でも,せっかく感覚的なものですが法則のようなものを見出せたし,超近代で短期の歴史研究をしながら,収益率を複利で拡大する数理モデルと合わせてとりあえずやってみようかなという程度のことです.

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12e
[]
(世の中, サッカー)

 明日開幕するサッカーのワールドカップですが,メディアでは全世界が注目してるという報道ですが,んなわきゃありませんよね.国民的アイドル?と言われるAKBだって,実態は,極一部のヲタクの人達が盛り上がってるだけですからね.私は,多分,平均よりは関心がある方だとは思いますが,それでも朝早い時間の試合を早起きして観ようなんて思いませんもん.まあオリンピック同様,スポンサーのために視聴率獲らなきゃいけないってことですね(大変ですね).

 さて,日本がどうなるかですが,前回のカメルーン戦と同様,やはり初戦が大事ってことになるでしょう.単に初戦が大事ということもありますが,頭一つ出ているコロンビアが1位通過するとなると,力が拮抗している日本かコートジボワールのどちらかが2位通過を争うということになりますからね.

 でもこうして過去の記事を見ると面白いですね.前回股関節を痛めていたのもこの時期だったんですね.

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6/13'14
[利益確定の売り(再考)]
(経済, 経日)

 昨日,今日と下げています.報道的には,利益確定の売りが出ているという説明です.利益確定の売りは意味不明と書いたのですが,実際相場は下げているので再考してみます.

 利益確定の売りにいろいろ理由はあるでしょうが,要は,大分利益が乗ってきたのでここいらで一旦手仕舞っておくか,という全く相場観のない行動です.でも,既に何度も書いているように,問題は,自分がどう思うか,どうあるべきかと思うかではなく,(どんなに間抜けでも)「人々」がどう思うかによって相場は動くわけですから,そういうことも考えないといけないことになります.

 つまり,底値から*割くらい上がったら人々は一旦利益を確定したくなる,というような心理則を見出して,人々がそういう行動をとる前に先回りするということですね.

 でもこれは既に分析されてるでしょうね.ですから,そういう分析をした人よりも更に先回りしないといけないわけで,これはかなり難しいような気がします.それだったら,全体の流れを見る方が楽というかできそうな気がするかなあ.

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 とかお昼のニュースを見て書いていたら,後場急激に切り換えして上げてきたようです.

 

 きっかけが何かはわかりませんが,これですかね?
 
 日銀、大規模緩和を継続 海外経済の判断引き上げ

あるいは,A倍首相が法人実効税率の引き下げについて記者会見すると伝わり、「期待感があっただけに、買いのきっかけになった」という報道もあるようです.

 いずれにしても(相場観なしに)利益確定の売りを出した人がみすみす利益を取り逃がしたことになるわけです.

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13b
[嘘をついている]
()

 WCが開幕して,現地と中継で繋いで,というのをやってたのですが,日本からブラジルに話しかけて届くのに5秒かかると言っています.そして,実際に,こっちのアナウンサーが話して,5秒経ってから向こうにいる記者が話し始める,という感じなのですが...

 これって嘘ですよね.正確には,向こうからこっちに届く時間もあるのですから,日本からブラジルに2.5秒,向こうからこっちに2.5秒で合計5秒というのが正解です.でもそんな説明しても一般の人は???でしょうから,わかりやすく「嘘をついている」ということです.

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13c
[]
(経日)

 A倍首相の会見ですが,「現在35.64%(東京都の場合)の法人税の実効税率を2015年度から数年内に20%台まで引き下げる」「財源の扱いではなお調整が続いている」とのことです.インパクトないですねー.実際,時間外取引の225先物は少し下げたようです.でも問題は「私が」どう思うか,じゃなくて,「人々」がどう思うかです.

 

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6/14'14
[逆株主優待狙い]
(経済)

 「株主優待は,配当と同等に権利落ち日の株価を下げる」ので,その方法は意味がないと書きました.でも,そういうことに気づいている人は僅かで,株主優待どころか,高配当の銘柄を物色するという(バカな)ことをしている人がたくさんいるわけです(「配当利回り」という指標があるくらいですからね).

 とここで,賢い人は気づいたと思いますが,ゼロサムの世界でバカなことをする人がいるのなら「その分」儲けることができるのではないか,ということです.具体的には,株主優待,配当取りする人と逆の行動,具体的には,権利落ち日の前に仕込んでおいて,権利落ち日直前に売ってしまうということです.

 とか思っていたら,今日,?ネーの羅針盤でやってましたね.実際,権利落ち日の数ヶ月から上昇して,権利落ち日に下落というパターンの動きをする株主優待銘柄が多いそうです.ですからこれも気づいてる人は気づいてるってことでそれで儲けようってのは考えが甘いってことですかね.

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14b
[結局経済?]
(世の中, 経済)

 スコットランドがイギリスからの独立投票をやるそうです.考えてみれば,サッカーなんかは別々のチームですし,もともと無理矢理イングランドが併合したみたいなもんですからね.

 アイルランド紛争は有名ですが,ごたごたするくらいなら分離独立もありかとは思うのですが,問題は,独立してやって行けるのかということでしょう.でも先進国がこれ以上むりくり経済成長しなくても身の丈に合った水準で生活をして行けばいいとは何度もこのサイトで書いているとおりです.

 もしスコットランドが独立すると(でも現実には国民投票で独立が過半数を超えることはないだろうとの予想みたいですが)人口500万の小国に成り下がるとのことですが,ノルウェイみたいな小さくても豊かな国家になればいいとも書いてありました.

 でもノルウェイが豊かなのは,北海油田をもったことが背景にあって,スコットランドの独立も北海油田の権益次第ということらしいです.結局経済ってことなんですかね.

 ここ20年で日本の国際的地位の低下が著しいという話はよく出てきますが,結局,バブルが崩壊して,経済が低迷してるって話ですよね.

 なんだかなーという感じですが,かく言う私も,これまではそんなこと意に介さずやりたいことやってきたんですが,定年でキャッシュフローを失うという状況を目前にして,理想空想的なことばかりも言ってられなくなってきたのはこのサイトで書いてる通りです.

 思うのは,やはり中央政府の無策ぶりです.高齢化社会ということなら,元気で働ける人働きたい人は好きなだけ働いてもらえるようにすればいいだけの話なのに,現状では全くそうなってません.まだまだ働けるし働きたいのに年金もらって飼い殺しにされてる人いっぱいいると思いますよ.

 仕事を奪われてキャッシュフローを失い,とても暮らして行けないくらいの年金すら危うい状況で老後に不安をもつのは当たり前で,結果として,お金を使わずに貯め込んで経済が停滞するという悪循環にもなっています.それに貯蓄ではだめでキャッシュフローとは再三書いていますが,月20万のキャッシュフローを得るのに貯蓄だと安全率を見込めば10億必要なわけですから,いくら貯蓄しても安心できないのは当たり前です.

 でも,ここで本来こうあるべき的なことを書いても何も変わりませんし,私にはもう時間がありませんから,とにかく何とかするしかありません.前向きに考えれば,定年間際ではなくまだ少し時間がある時に「気づいた」,また1つ「大いなる退屈しのぎ」の材料をもらったとも言えます.実際,研究してみれば,何でも面白いものですし,あまり研究しない人が多い中で研究すれば,それだけ「得るもの」が多いのも確かなことでしょう.

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14c
[非大手証券指数(最終?版)]
(経済)

 ちょっとめんどさかったんですが,ちゃんと計算した方がいいと思って,1983年1月を起点に新規上場するたびに銘柄を加えていく形で,非大手証券指数を計算してみました.8銘柄に加えて,松井,マネックス,カブドット,SBIまで入っている,即ち,現在は,12銘柄の均等配分平均になっているということです.


上は横軸: 年,下は横軸: 月(2014年)

 ここから1週間経ったので,6/13現在の収益率も計算してみましたが,大分「伸び」が違いますね.

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6/15'14
[たった1つのことだけでなく]
(世の中, 経済, 生き方)

 定年で仕事,即ち,生活して行くのに必要なキャッシュフローを失い,年金などの社会保障はお粗末という状況で,背に腹は代えられない,自分で何とかするしかないと書いていました.しかも,日本の人口,特に若い人などの労働人口の減少,高齢化社会,世界を見れば,人口増加に伴うリソース不足の中,今まで先進国が独占してきた富を再配分しなければならないなど,日本にとって非常に厳しい状況の中で,これからバブルを起こし崩壊させて,ある意味ぐちゃぐちゃにすることで一部の人間がうまい汁を吸って助かろうとしている.

 そのくらいで済めばかわいいもんだが,その先にあるのは,経済破綻かもしれない.実際,終戦直後はほとんどの人が路頭に迷ったわけで,経済破綻してお金がただの紙切れになれば,農家以外の人は食料を調達できずのたれ死ぬことになる.

 そこまでは極端でも,インフレの制御に失敗して,多くの国民が生活に困窮するのは,ありえないことではありません.確率は低いかもしれないけどありうるということで「安全率100倍」と言ってるのはそういうことで,1%の確率でそういうことが起こりうるのなら,現在の物価水準で月20万のキャッシュフローと同等の貯蓄は10億と言っているのもそういうことです.

 でも,私くらいの所得水準でもやばいのなら,世の中のほとんど?の人はやばいってことになりますよね.実際,経済破綻まで心配することはないかもしれません.

 ですから,私が「準備が必要なので準備する」と言ってるのは,そういう最悪の事態を想定して,というのとはちょっと違うのかもしれません.実際,そういう最悪の事態を想定するのなら,米農家になるか自給自足の生活をするのが一番でしょうからね.

 ですから,最悪の事態に備えるというよりは,「そういうこと」に興味があるんだと思います.「そういうこと」というのは,世の中や(現状では(残念ながら)資本主義)社会,社会を構成する人間,人間を動かす心理,そして,最終的には人生でしょう.

 私は,確かに一研究者であり,「地震動の性質と建物被害の関係を探求し,それを地震災害軽減に結びつけて社会に還元すること」という「たった1つ」のことに取り組んで来ましたし,それはこれからもそうです.でも,それだけではなく,もっと広く社会全体のことにも興味をもって取り組んで来ましたし,おそらくそれが他の人にはない私の大いなる特質,かつ,アドバンテージだとも思うので,それについてもこれまでと同様これからも精力的に取り組んで行く,ということなんだと思います.

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15b
[]
(サッカー)

 厳しい結果となりましたね.パスサッカーのスペインがオランダのロングボールに1-5でやられたのを真似されたような見事なパスサッカー封じでした.

 点数は1-2ですが,全体の流れ,シュート数やボール支配率などどれをとっても完敗でしょう.やりたいサッカーができなかったというコメントが多いですが,できるのにできなかったのと,できないからできなかったというのは全然違います.今日見てる限りでは,できないからできなかったように見えました.

 中盤で全然球を獲りに行かないのが,高温多湿の中で体力を消耗しないようにということなら,そういう本来やるべきサッカーをするためのフィジカルが全然トレーニングできてなかったということになります.実際,みるみる動きは悪くなっていきましたからね.

 確かに,4年前より格段にレベルアップはしてますが,既に書いたように,怪我人あがりが多く,本田,香川などの主力の今シーズンのコンディションは充分でないでしょう.実際,本田は一点目を入れたときはさすがだと思いましたが,全体的には,ボールはキープできないしパスミスも多くてよくなかったです.

 これで1次リーグ突破は相当厳しくなったのは事実ですが,やるべきサッカーは,それしかないですから,とにかくコンディションを整えて残り2戦にのぞむしかありません.コンディションの問題ならしっかり調整すればいいし,開き直って中盤を締めてとられたらとられた分だけ取り返すつもりでがんがん行くとか,ちょっとした意識でがらっと変わることもありますから,そこに期待するしかないでしょう.

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15c
[オリンピックと経済]
(経済)

 Aベノミクスでこれからバブルにする,東京オリンピックというわかりやすい目標もできた,過去の例を見ると,バブルの崩壊は東京オリンピックの1,2年前と何度か書いてきました.実際,2008年の北京オリンピックの時はそうでした

 

 でも中国は発展途上国ですから,日本とは大分事情は違うでしょうね.ということで,ロンドンオリンピックとFTSE100も見てみました.

 

 2008年のリーマンショックがあるのでちょっとわかりにくいですが,中国ほど明確じゃないですね.というか,中国のバブル崩壊もリーマンショックの影響と見ることもできるでしょう(というか一般的には多分そういうことになってる).

 じゃあ,2004年のアテネや2000年のシドニーは?となるんですが,そういうことちゃんと調べてる人,やっぱりいるんですね.

 

 ちなみにその後のASXとASEはこんな感じです.

 

 

 ギリシャは,ご存じのように悲惨なことになってますが,ASXは山谷あっても基本的に(まだ)右肩上がりですし,それはFTSE100もそうですね.つまり,同じ先進国である日本も同じパターンを目指すべしということでしょうか?

 以上,見た感じだと,バブルが崩壊するのはオリンピックの*年前,とまで断定的に言うことは難しそうです(そりゃそうだ).でも言えるのは,大きな変動は必ず起こっているということで,そういうときに何もしないのと何か行動を起こすのとでは,大きな差となるのは間違いないでしょう.

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15d
[]
()

 たった1つのことだけでなく,ですが,歳をとってきたということはあるでしょうね.歳をとると,気力や体力や脳力が衰えるということはありますが,これまでの蓄積や経験はありますから,若いときのように,限られた「たった1つのこと」を集中してがつがつやるより,全体を俯瞰して大所高所からものを見て判断できるようになる,従って,マネージメント的なことには長けてくるということはあると思います.

 つまり「なるようになってきてる」とも言えるわけで,そういう自然の流れに従ってやって行けばいいのでしょう.

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15e
[復帰計画]
(バドミントン)

 右股関節痛ですが,夏の全日本教職員まではもう2ヶ月ないので,厳しい感じがしてきましたが,10月のアジパラには間に合わせないといけません.つまり,F原君の相手をすることを考えると9月には復帰する必要があるでしょう.そこで,4年前に右股関節を痛めたときの様子を参考に復帰計画を立ててみます.

 4年前は,痛めたのが2009年12月で,痛いのを我慢してしばらく続けて最後の練習が2010年の1/12,その後,1ヶ月くらいは,休めるのではなくできる範囲で股関節周りを動かすことで回復を図るがうまく行かず,2/16に整形外科に行って,薬をもらって投薬は3/8に終わるものの完全休養で,練習再開は4/13です.その後,6/16に少しずつよくなってるという記述もあるのですが,9/1にはあまりよくないとあり,記述がなくなるのは,2011年になってからです.

 今回は,痛めたと思ったのが4/7で,その後,F原君のアジパラ予選に向けて4/13まで練習して,その後,1ヶ月くらい休んだ後,5/15に練習を再開するもどうにもならなくなって整形外科に行って投薬と安静が始まったのが5/28です.つまり,4年前の2/16が5/28に対応するとすると3ヶ月ちょっとくらいずれてるので,練習再開は,7月下旬ということになりますね.

 ということで,目標は,7月中旬くらいということにしときましょうか.つまり,あと1ヶ月は安静ということですね.全日本もエントリーはするでしょうから,出るだけ(じゃしょうがないんだけど)なら出れるかもしれません.7月上旬くらいから素振りやストレッチとか股関節に負担をかけないトレーニングをしておくことも大事ですね.

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6/16'14
[]
(日記)

 4年前,右股関節を痛めていたときの記事を読んでわかったのですが,全く運動せず「少入少出」(が原因かどうは今となっては疑わしいが)にして調子がいいというか,とても心が平静で過ごせていた時期だったことを思い出しました.

 ということは,今はしんどいけど,もう少ししたらそうなるかもしれないってことでしょうか? でもあのときと今では状況は大分違いますね.もちろん,食べる量は減らしていますが,あのときほど「少入」には耐えられないと思いますし,そうすべきでもないとも思ってます.

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16b
[泣き寝入りしたくない]
(世の中)

 あとはやっぱり,世の中,それも,国の中央政府がとんでもないことをしようとしているのを黙って看過できない,でも世の中自体を変えることはできないという状況の中で,泣き寝入りしたくないってこともあるんだと思います.このサイトにも何度か書いてるように,政府や大企業が国民を騙くらかしてのうのうと生き延びようとしてるの黙って指をくわえて見ているだけってのがどうにも我慢できません.なんだかんだ言ってやっぱ負けず嫌いなのかなー.

 最大の問題は,「敵」が仕掛けてきているのが経済や金融政策ということです.つまり,対抗するには,そういう武器が必要ということです.そして,これまで研究してきたことがそういうことに繋がることに気がついて立ち上がったということでしょうか.

 前向きに考えれば,ゆっくりのんびり余生を過ごすつもりが,戦う敵が現れたことで,退屈しないドラマティック?な人生がまた始まったとも言えます.とにかくその気にさせてくれるものであれば何でもいいわけですからね.

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 でも「戦う」というのは,ちょっと(大分)違うかもしれません.実際は,戦うというよりは,国や大企業が必死で戦っているのを冷静に分析しながら大所高所から高みの見物をして,うまく勝ち馬に乗り換え続けて逆に利用してやるという感じでしょうか.

 そして,その気になる,即ち,面白さを見出せるところは,やはり「冷静な分析」というところでしょうね.それは,全ての研究の根幹にある「原因と結果」,即ち,因果解析そのものですし,対象が「世の中全体」ですから超難しいんだと思いますが,その分,リターンも大きいんだと思います.

 でももちろん目的はリターンではなく,研究そのものを楽しむことです.「地震動の性質と建物被害の関係を探求し,それを地震災害軽減に結びつけて社会に還元すること」で何度も経験しましたが,これはここがこうなるからこうなるんだな,という因果関係を見つけたときの快感は何とも言えないものがあります.

 つまり,一研究者が定年でクビにならない研究対象を見つけたということですね(泣き寝入りしたくない,ってことで書き始めたんですが,結局,ここに戻ってきてしまいました.やっぱり根っからの研究者ですね(^^;).

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16c
[パンの缶詰]
(世の中)

 もう見ても何も感じなくなってきた番組群なんですが,晩ご飯食べるときに見たカンブリア宮殿のパンの缶詰(でも放送は2月(^^;)はすごいと思いました.ビジネスやるならこういうことをやるべきじゃないですか? でも早速注文しようと思ったのですが,放送からもう4ヶ月経っているのに2ヶ月待ちでした...

 こういうときってどうするんでしょうね? 注文に応じるために工場増やしたりするんでしょうか? でも見込み違いでぱったり注文が入らなくなるかもしれない.やっぱりビジネスって博打っていうかリスクが大きいと思います.そういうリスクを減らすような社会システムがやはり必要ですね.

 でもパンの缶詰は確かにすごいと思ったのですが,やっぱり,こういうことも私がやりたいこと,やるべきこととは思えませんでした.

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16d
[既にもうバブル?]
(経済)

 これから経済がどうなって行くかですが,もちろん,わからないのですが,なんとなーくてきとーに予想すると,やっぱり景気はよくなって行くんだと思います.でもインフレも同時に起こりますから,生活が楽になるとは限りません.何年かして,あーこんなことならデフレの頃がよかったと言われるような気がするなー(てきとー).

 景気がよくなっていくというのは,もう背水の陣でAベノミクスで必死こいて何が何でもやるというのもないことはないですが,やっぱり,そういうタイミングというのはあると思います.再三書いてる30年周期ですね.しかも,前回バブルの崩壊のぴったし30年後にオリンピックまで設定されてしまいました.ですから,あと4,5年は強含む可能性が高いんでしょう.

 でも,1983年来の非大手証券指数の推移を描いてみたら,既にもうバブルになりかかっているのに気づきました(ほとんどの人はまーったく実感ないでしょうけど).

 ここから更に上に行くかですが,2005年の小泉郵政解散バブル?のときと状況を比較すれば,そこは越えてくるような気がしますが,もちろん,どうなるかはわかりません.

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16e
[8Kじゃなくて16K?]
(世の中)

 再三,世の中もうこれ以上便利にする必要ないんじゃない?と書いてますが,ハイビジョンになったと思ったらあっという間に4Kとか言ってるのは,ちょっとびっくりですね.カラーテレビからハイビジョンまで来るのにかかった時間を考えると驚異的です.

 とか言ってたらもう次の8Kとか言い出しました.でもなんで8K?正確には16Kじゃないの?

 

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16f
[地球の裏側]
()

 何かのワールドカップの番組で,現地に行ったアイドルが「地球の裏側まで行ってきました」と言ってました.地球の裏側じゃなくて,日本の裏側でしょ.普段は如才なく振る舞ってるようで,そういうところでボロが出るもんですね.

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6/17'14
[全員悪人]
(世の中)

 右股関節を痛めてて,できるだけ歩くなということで,今は車通勤なのですが,信号待ちで止まったときに前のトラックの後ろに「全員悪人」と書いてありました.バカなこと書くバカな奴がいるんだなーと思ったんですが,なんか今の世の中の流れを象徴しているような気もしてきました.

 実際,耐震偽装事件,STAP細胞など,一人前の人間の良識の上に成り立ってるシステムが根底から覆される唖然とする事件が続いていますし,世の中全体を見ても,何度も書いているようにまさに総責任回避社会です.つまり,見かけは善人面していても,中身はまさに「全員悪人」なわけです.なんでこんなことになってきたのでしょうか?

 性善説,性悪説は,何千年にもわたって議論されてる?ことですが,戦争を繰り返して来たという人類の歴史の中で,世の中が便利になり食べて行くのには大分困らなくなってきて,実際,第二次世界大戦を最後に大きな戦争は起こっていない,だとすると,それは大いなる成果だと書きました.

 でも,最近,その流れがおかしなことになってきています.背景としては,何度も書いているように,これまで先進国が独占してきた富をそれ以外の国々に分配する必要が出てきたということがあります.つまり,「大いなる成果」「いいところまで来た」と思っていたけど,それは一部の先進国に限った話だったのでしょう.

 「自分に余裕がなければ(残念ながら多くの人は)他人に優しくできない」と何度か書きましたが,富の再配分によって,先進国にも余裕がなくなり,ぎすぎすした世の中に逆戻りしてしまったのかもしれません.でも,ということは,通るべき道とも言えますね.

 とるべき道は2つあります.1つは,更なる技術革新,例えば,核融合に成功するなどしてエネルギー問題を根本的に解決する,もう1つは,経済成長を前提とした大量生産大量消費をやめることです.私の意見はもちろん後者ですが,世の中は明らかに前者に向かっています.でも核融合の成功はまだまだ先の話でしょうから,当面は,資源の争奪戦が続くのでしょう.まさに自分さえよければいいという「全員悪人」ですね.

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17b
[4K2K]
(世の中)

 8Kじゃなくて16K?ですが,4Kというのが面積ではなく,横の解像度を表してるということらしいです.つまり,フルHDは,Kではなく2Kということですね.

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17c
[矛盾満載]
(世の中)

 コートジボワール戦を落としたことで,厳しくなったWCですが,視聴率を獲らないといけないメディアはそんなこと言ってられません(もう必死).とにかくあの手この手でギリシャ戦には勝てるというデータをもってくるのですが,そういうデータを見れば見るほど,確かにギリシャには勝てるが,コロンビアには勝てない,つまり,どのみち決勝トーナメントには行けない,そして,コートジボワールには勝てたはずという結果が出てきて矛盾満載で思わず笑っちゃいます.こんな子供騙しにみんな騙されるんですかね? でもロンドンオリンピックはみんな騙されちゃいましたからねー.

 全然関係ないですが,私が嫌いなC.ロナウドのポルトガルが私が一番好きなサッカーをするドイツにちんちんにやられてかなり気持ちよかったです(^^;.でもドイツって多分ずっと一番安定した成績を残してると思うんですが,優勝はイタリアのスキラッチが爆発した1990年以来ないんですよね.それに,このときはまだ西ドイツでしたから,ドイツとしての優勝はまだないことになります.今回の優勝は圧倒的にブラジルの予想ですが,そろそろドイツが優勝してもいい頃じゃないですかね?

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17d
[1つの理由で決まるわけでもない]
(生き方)

 私は元々いろんなことに興味があるので,たった1つのことでなく,いろんなことに取り組んで行きたい,限られた狭い範囲だけではなく世の中全体を支配するものに興味があって,(歳をとって)そういうことが大所高所から見えるようになってきた(はず),そして,これから定年で仕事,即ち,やり甲斐のあることとキャッシュフローを同時に失うのを何とかしなくちゃいけない,でも世の中はとんでもないことになってきていて,そういうのをどうにも看過できないなどいろいろ理由がある,つまり,そういうことが1つの理由で決まるわけでもないということでしょう.実際今の仕事も興味があるというだけではなく,社会全体の利益に繋がる仕事ができるとか,それで食べて行ける(そこそこの給料がもらえる)とか,比較的時間が自由に使えるとか,意味なくぺこぺこ頭を下げる必要がないとか,いろんなことを総合的に勘案して選んだわけですからね.

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17e
[もうほんとに関係ない]
(世の中)

 またホワイトカラー・エグゼンプションを導入するとかしないとか言ってるようです.つまり,7年前に既に議論されたのにずっとほったらかしてたってことですね.既に書いたことですが,誰でもできる単純作業でなければ,仕事を成果ではなく時間で評価する方がどうかしてます.でも年収1000万以上が対象とか言ってるんですが,それだと全体のたった3.8%だそうで,そんなんで導入しても意味ないでしょう.

 でも,大学教員は既にホワイトカラー・エグゼンプションなので関係ないということもありますが,ますますもってそういう世の中の動きに距離感を感じるようになってきました.感覚としては,そういう下世話?なことから離れて,でも,淡々と遠くから高みの見物をしてるって感じでしょうかね.だったもうほんとに関係ないですからね.

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6/18'14
[また突然終わった?]
(生き方)

 5年前こういう記事を書きました.ワンクリック(詐欺じゃないよ)してリンク先を読んでいただければわかると思いますが,ある日突然「青春」が既にとっくの昔?に終わっていたことに気づいて愕然としたというものです.でもこの記事を書いたのは,感覚的にもっと前のことかと思っていたんですが,たった5年前のことだったんですね.

 そして,ここ数年のことですが,なんと「青春」どころか「(第一の)人生」が突然終わったことに気づいたのでした.もう唖然ですよね.

 問題は,本人は全くそんなつもりはない,即ち,まだまだ青春(という言葉自体は嫌いだが)だし,人生だってまだまだこれからと思ってるのに,周りの状況が突然そうなってるということです.

 もちろん,はいそうですか,わかりました,とは行きませんが,言えるのは,何度も同じことを書きますが,とにかく人生は短いということです.まだ時間はあるとか思ってるとほんとにあっという間ですよ.

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18b
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(サッカー)

 メディアは視聴率を獲るためにとにかくまずギリシャ戦と言ってますが(それは試合にのぞむ選手もそうですが),決勝トーナメントに進出するには,どのみち(コートジボワールに勝っていても)ギリシャに勝つのはmustで,問題はやはりコロンビア戦でしょう.つまり,コートジボワールに勝っていれば,コロンビアには(実力通り)負けても大丈夫だったけど,コートジボワールに負けてしまったので,格上のコロンビアに勝たなければならなくなったということです(1勝1敗1分けで4チームが並ぶこともありえるがギリシャのことを考えると確率は非常に低い).

 ですから,ギリシャ戦なんかはどうでもいい,即ち,勝って当たり前で負けたら話にならないのですが,視聴率を獲らないといけないメディアはそうは行かないってことです.で,問題のコロンビアですが,今にして思えば,ファルカオが出てこれなくて助かったとは言えるでしょうね.

 問題は,コロンビアとコートジボワールの結果ですが,コートジボワールに勝ってもらって2位をコロンビアと争った方がいいという人もいますがとんでもない.確率としては,2勝1敗で3チーム並ぶ可能性が一番高いと思うので(もちろん日本がコロンビアに勝てればですが),コロンビアがコートジボワールにちんちんに勝ってもらうのがベストシナリオだと思います.

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18c
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(日記)

 右股関節ですが,あまりよくないです.特に寝てる時に痛くて,今朝も痛くて目が覚めました.寝ているときの姿勢は制御できないのが厄介です(ずっと横向いたままでいられるわけない.ちなみに人は平均して1日20回は寝返りを打つし打たなければならない).思えば,痛めたと思ったのも寝ているときでした.横になって脚を曲げてるときはいいのですが,仰向けになって股関節を伸ばすような体勢になると痛いです.

 薬はあと3日で切れます.整形外科に行ったら,また薬をもらって痛みがひくまでじっとしてなさいってなるだけでしょう.4年前もそうでしたからね.

 やっぱり自分で何とかするしかないですね.いろいろ調べてはいるんですが,やはり,ストレッチやトレーニングをして股関節周りの筋肉の柔軟性や筋力を高めるのか有効なようで,それは直感的に私もそう思います.

 もちろん,痛みがひどいうちはだめなのですが,できる範囲で動かしていった方がいいような気がします.今日は学外のどうしてもキャンセルできない仕事(講演)で少し歩いてしまったのですが,先日東京のときのように痛みがひどくなることはありませんでした.痛み止め的なものとしては,グルコサミンとコンドロイチンを飲み始めたので,それで消炎剤的な対応もできると思います.

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18d
[てよかった]
(生き方)

 第一の人生がほぼ終わった(でももう第二の人生が始まってますけど)ということで,人生って何だったのかなあとよく考えます.そういうことを考えると,最後には結局「人生所詮退屈しのぎ」に辿り着くんですが,ここではもう少し一般的というか世俗的に考えてみることにします.

 このサイトで「成功」という言葉がよく出てきますが,多くの人は人生において成功したいわけですよね.言葉を変えると幸せと言ってもいいかもしれません.もちろん,成功も幸せも人それぞれですが,例えば,小さい頃からサッカーが好きで,サッカー選手になって国を代表してワールドカップに出たいと思ったとすると,彼にとっては,まさにワールドカップに出て活躍することが成功なわけですよね.

 そして,もしほんとにワールドカップに出られたら,もちろん本人の努力もありますが,あー,俺にはサッカーの才能があってよかったなー,いろんな環境に恵まれてラッキーだったなーと思うでしょう.あるいは,サッカーというものがこの世のあってよかったとすら思うかもしれません.確かプロゴルファーの青木功さんが,ほんとこの世にゴルフってのがあってよかった,ゴルフというゲームを考えてメジャーにしてくれた人に感謝するよ,というようなことを言っていました.

 これはもちろんスポーツに限らず,全ての分野に当てはまります.東大行って大企業入っていい給料もらってる人は,頭よく生まれて,しっかりした家庭環境で教育してもらってよかったなー,ビジネスで成功した人は,先見の明や商売の才覚があってよかったなーと思ってるでしょうし,美人やハンサムに生まれて芸能界で飯が食えてる人も同じでしょう.

 で,なんで才能があっ「てよかった」,頭がよく「てよかった」,美人に生まれ「てよかった」って思のかって考えて行くと,どうなりますか? それって,結局,それで「飯が食える」からですよね.かく言う私も,スポーツ選手や芸能人のように,自分がやりたいと思うことで飯が食えてきたので,それはほんとに「てよかった」なーと思います.

 でも「飯が食える」って要はどういうことかと言うと,それで「お金が貰える」ってことですよね.私は必要以上のお金は要りませんが,世の中一般で言う「成功」というのは,ただ「飯が食える」というだけではなく,まさに「いっぱいお金が貰えること」なわけです.

 もちろん,国を代表してワールドカップに出れば「名誉」みたいなものも得られるのかもしれませんが,ワールドカップも大事だけど,それよりヨーロッパのビッグクラブでスター選手になって*億という年俸をもらう方がいいって人が多いんじゃないですかね? まだ現時点での話ですが,甲子園で優勝投手になった斉藤佑樹君と甲子園では斉藤佑樹君に負けたけど,その後,日本のプロ野球を代表するピッチャーになって今ではメジャーのヤンキースで大活躍してる田中マー君とどっちになりたいですか?

 そこまで極端じゃなくても,甲子園で優勝投手になるのと,甲子園には行けなかったけどプロ野球選手なってそこそこ活躍できて,それで「飯が食える」のとどっちがいいですか? 私は,必要以上のお金は要らないですが,それでも,甲子園で優勝投手になるより,やりたいことで「飯が食える」プロ野球選手になりたいと思います.

 今の世の中が資本主義社会だからしょうがないんですが,結局,そういうことなんですかねー.だったら,別に「成功」なんかしなくてもお金持ちの家に生まれ「てよかったなー」でOKてことになっちゃいます.もちろん,ただ親の財産を食いつぶすだけの人生が(バカでなければ)楽しいわけないですが,やりたいことがあるのなら,お金がたくさんあれば,やりたいことを思う存分できるわけですからね.まあ実際のところ,人間怠け者ですから,そんな「恵まれ過ぎた」人は大したことできないとは思いますけど.

 というふうに考えてくると,一体人生って何だったのかなあってなってきます.そして,結局「人生所詮退屈しのぎ」に辿り着くわけです.

 でも,こう書いておきながら言うのも何ですが,私自身に関して言えば,単純に楽しかったのでそれでOKです(爆).ですから,人生って何だったのかなあとは思いますが,別にそんなに考え込んでるというようなことは全然ないです(脳天気).

 でも,第一の人生は,結局そういうことだったのかもしれませんが,第二の人生では,そこのところがもう少し見えてくるというか,そういうことを探究して行けたらとは思ってます.

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18e
[頭のよさで金儲け]
(生き方)

 上で書いたこととちょっと関係するんですが,自分が驚異的に頭がいいってことに気づいたらどうしますか? もちろん,頭がいいと言ってもいろいろですが,例えば,ものすごい数理解析力をもってたとしたら? 東大行って研究者になってノーベル賞もらって歴史に名を残すような大学者になる?

 多分,それが普通?というか王道だと思うのですが,なんでですかね? ものすごい数理解析力があったら,それこそ金儲けできる対象はいくらでもありますよ.株や商品先物などの相場もそうですが,競馬でも競輪でもボートでもサッカーくじでも,トップレベルの頭脳をもってすれば,はっきり言って楽勝でしょう.でもそんな人いませんよね?(多分)

 ですから,そういう頭脳をもつ人にとって,その能力を発揮できる対象として「お金儲け」はあまり魅力的に映らないってことなんでしょう.もちろん,単に世間知らずということもあるかもしれませんが,もしそうなら,世の中捨てたもんじゃないと思ってちょっと安心します.

 でも,一時期ノーベル経済学賞を受賞した研究が「私の理論を使えばボロ儲けできますよ」的だったこともあるので,そうとばかりも言えないかな.でも,彼らは自らの理論を駆使して一時期巨万の富を築きましたが,その後,破綻したので,結局,頭のよさだけでは金儲けできなかったということになりますね.お金は必要以上にあってもしょうがないけど,金儲け自体は,結構奥深くて難しいものなのかもしれません.

 でも,いくら世の中,資本主義社会だからと言って,「裾野最大」なのは,お金儲けでないのは言うまでもありません.

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6/19'14
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(サッカー)

 スペイン負けちゃったんですねー.オランダとの初戦大敗と言い,まさに衝撃的です.シャビの最後のWCと言われてますが,一時代を築いたスペインのパスサッカーがあっという間に時代の終わりを告げたということでしょうか.日本は,スペインサッカーを1つの目標にしてきたと思うのですが大丈夫ですかね?

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19b
[株が上がるってどういうこと?]
(経済, 世の中, 経日)

 その後ですが,ちょっともたもたした感じはあったのですが,また大きく上に動いてきました.でも,そもそも株が上がるってどういうことでしょうね?

 

 まず,株価は経済の鏡と言われてますが,このサイトで何度か書いてるように,実際は経済の実態そのものですから,株が上がるということは,景気がよくなるとか経済がよくなるということなわけです.

 でもどうですか? N田さんとA倍さんが国会で衆院を解散すると言った2012年11月14日から株価は日経225ベースで1.7倍,非大手証券ベースでは2.8倍にもなってますが,実感ありますか? 株もってない人にとってはそんなの関係ないですよね.

 つまり,株が上がるということは,単純に株をもっている人が得をするということです.そして,株をもってる人は言ってしまえばお金持ちですから,要は株が上がるとお金持ちが得をするということなのです.そして,世の中を動かしているのもお金持ちですから,お金持ちが得をするように動いて行くということです.

 じゃあ,私はお金持ちじゃないから関係ないや,とは行きません.なぜなら,経済は究極的にはゼロサムなので,お金持ちが得する分だけ,それ以外の人は損するからです.株が上がって景気がよくなってもインフレになって物価が上がるのがいい例です.

 どうしましょうかね? 株を買うしかないのでしょうか? もちろん,これからどうなるかはわかりませんが,(既に書きましたが)資産の一部を株でもつことによって,リスクヘッジしておくことは必要かもしれませんね.リスクヘッジなので,株が下がってもその分景気が悪くなってデフレになれば,とんとんということ,つまり,今の状態で「手を打つ」ということです.

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19c
[そこから先]
(生き方)

 てよかったですが,冒頭で書いているように,もちろん世俗的といったレベルの話です.世俗的というのは何かというと,名誉(って結局世俗的なものだと思いますけどね)とか社会的地位とかもありますが,やっぱりお金ということです.

 世の中,お金が全てではないですが,少なくともお金がある程度あれば,生きては行けるわけです.つまり,自分で食料を調達しなくても何か他の「たった1つのこと」に熟達することで生きて行けるわけです.そして,それこそが資本主義社会を評価できるとしたら評価してもいいところとも既に書きました.

 でもやっぱり問題は「そこから先」ですよね.もちろん,自分が生きて行く,あるいは,家族を養うために働くだけで精一杯という人がほとんどなのでしょうし,それで充分と言えば充分でしょう.でも,私は「そこから先」を大事にしたいと思ってる.ただそれだけのことなんでしょう.

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19d
[排水管が詰まった]
(生活)

 洗面所の排水管が詰まりました.全く流れないというわけではないのですが,少し多く水を流すとあっという間に洗面台に水が溜まっていきます.とりあえずまず,家にあったパイプユニッシュ激泡パウダーを使ってみたんですが今一...次にパイプユニッシュPROっていうジェル状の強力?な奴を買ってきてやってみたのですが,これでもだめ.

 これらのものは,中に詰まってるものを溶かすようなのですが,感覚としては,排水トラップのところに何かが留まっていて,それを押し出してやらないといけないような感じです.細長い棒(菜箸(^^;)でつついたら,少し流れるようになったのですが,まだだめです.

 で,水が溜まってくるのを眺めていたら,水が溜まってるということは,排水トラップのところにあるものをその水を使って押し出せないかと考えました.

 で,ちょうど昨日の講演のときにもらったお茶の500mlのペットボトルがあったので,それに水を満タンに入れて,洗面台の水を流して水を溜めた状態の排水溝にペットボトルを逆さまにして,びゅっと水を一気に押し出しました.そしたら...

 一気に詰まりがとれました(^^)V.ちょーきもちいいー(^^).

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19e
[即刻クビ]
(政治?)

 都議会議員のS村さんがとんでもない酷い暴言を浴びせられた件(ヤジなんかじゃないですよ)ですが,書きたくもないですが書いておかないといけないでしょうか.もうほんとがっかりを通り越して唖然とする「事件」です.J民党は,誰が言ったか特定できないとか言ってますが,見つけ出して即刻クビにしてください.そのくらいとんでもないことですよ.

 ていうか,言った本人はわかってるでしょうから,女性に性的侮辱発言をするのなら「男らしく」堂々と出てきたらどうですか? S村さんは,恋から出身で快くなく思ってる人もいるかもしれませんが,そんなことと今回の件は一切関係ありません.

 でも未だにこんなどーしようもない奴が政治家やってるのかと思うとほんと暗澹たる気分になります.こんなんだから政治家に有能な人材が集まらないんですよ.

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19f
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(このサイト)

 このサイトなんですが,ブログや日記ではないので,その日起こったことや思ったことを全部書いているわけではありません.でも,過去の記事を読み返して思うのは,書いたり書かなかったりすると,当時のことを思い出すのにいろいろと支障があるんですよ.

 ですから,その日起こったことや思ったことを全部とは行きませんが,できるだけ頑張って書こうと思います.

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19g
[年号]
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 学生っていうか,小中高のときの話ですけど,歴史の勉強をするのに年号を憶えましたよね? 鳴くよウグイス平安京(794)とか(^^;.無味乾燥な単なる暗記物というイメージが強いと思うのですが,歴史を理解するのに年号ってやっぱり重要なんですよ.

 一番わかりやすいのは世界史ですよね.世界中至る所でいろんなことが同時進行で起こってるわけですから,そこの辻褄を合わせるのに年号は欠かせません.そして,日本史においても,縦の流れを理解するのに年号は非常に有用です.

 そしてそれは,超近代で短期の歴史研究においてさえそうです.例えば,上で出てきたN田さんとA倍さんが国会で衆院を解散すると言った2012年11月14日,つまり,超近代で短期なので,年号だけではなく日付まで憶えておいて,そのときの社会状況,あるいは,そのとき自分が何をしていたか,何を考えていたかを照らし合わせることができると,そのときのことが鮮明に蘇ります(例えば,小泉郵政解散のときは,宇都宮で全日本教職員の試合のときだった).

 そして,世の中の流れを,川の流れを上から舟に乗って時系列的に眺めていくのではなく,一度に川全体を俯瞰するように見る,つまり,世の中の流れを全部一度に多次元的に頭の中に記憶することで一気に見渡して,そこから何かを見出せたらすごいと思いますし,それこそが「歴史研究」でしょう.

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19h
[小泉郵政解散バブル]
(政治, 経済)

 今の状況が小泉郵政解散バブルに似ていると書きましたが,そう思ってる人,やっぱりいるみたいですね(ちょっと面白くないが,まあこれは気づく人がいるのは当たり前か).根拠のない期待感というか,まさにバブルというか,その後,はじけて負の遺産を残すことになるところとか,確かによく似てると思いますよ.

 でも,ちょっと違うと思うのは,これも既に書きましたが,今の方が30年周期的に言ってもまさにタイミングぴったりで,東京オリンピックというだめ押しまで入ってきたってことでしょうか.それは,もちろんいいことってことじゃなくて,山高ければ谷深しってことでもあるんですけどね.

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19i
[怖くないですか?]
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 小田急線が相模大野で脱線して,一時全線で運転できず,全線開通は今日は無理とのことです.

 思うんですが,世の多くの人は電車通勤してるわけですよね.通勤ですから「ほぼ毎日」です.それって怖くないですか? 地震の時もそうでしたが,電車が止まったら家に帰れなくなるわけですからね.

 私も時々電車で東京に仕事に行くんですが,東京にいる間は,なんとなくいやーな感じはずっとしてます.でも普段の通勤は(今は脚を痛めてて車ですが)バスですが,電車と違ってバスが不通になることはそんなにないでしょうし(ただし渋滞はあるか),歩いて通ってたこともあるので,いざというときも大丈夫です.つくばに来る前は,ずっと徒歩何分というところに住んでたので尚更です.

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6/20'14
[]
(サッカー)

 (ほぼ)終わりましたね.いろいろ言われてるんでしょうが(全然見てないけど)これが(コンディションも含めた)今の実力ということです.実際見ていても,パスやクロスの精度はないし,相手が退場者を出したにもかかわらず,点を取れる雰囲気はほとんどなかったです.例によって?情報を遮断して(^^;朝ご飯食べながら録画で見たんですが,時間がなかったこともありますが,大分.早送りして見ちゃいました.

 堅守のギリシャということですが,コロンビアは3点獲ってるわけで,日本の攻撃力が遥かに及ばなかったということでしょう.ボールは日本が保持していても,ギリシャは引いて守ってカウンターというスタイルで,実際危ない場面は何度もありましたから,印象的にはほぼ互角という感じです.

 確かにいい形になりかかることは何度かあったのですが,すぐにファールで止められてしまってFKになります.でも,本田などのFKのキッカーのコンディションが全然だめなので,ギリシャDFも確信犯的にいい形になりかかったところで削ってくるのは当然です.

 4年間積み重ねてきた,ということが言われてますが,これも何度も書いてますが,重要なのは「今の」コンディションです.これも既に書きましたが,本田,香川などの主力がシーズンずっと不調で,怪我人あがりが多い中でWCだけ調子を上げろと言われてもどだい無理な話だったということですね.

 初戦の負け方といい,2戦目の痛恨の引き分けといい,2006年のときとよく似てます.つまり,嫌な予感は当たってしまったということになりますかね.

 メディアは(視聴率を稼ぐために)おそらくコロンビア戦に大勝すればまだ可能性はあると煽るでしょうが,これも2006年の第3戦のブラジル戦とよく似てます.確かに当時の日本がブラジルに大勝するより,コロンビアに勝つ方が可能性はあるような気はしますが,コートジボワール対ギリシャの結果次第の他力本願ですし,第一,今の日本のコンディションで,コロンビアに勝つのは相当厳しいでしょう.

 ただ,これでコロンビアの決勝トーナメント進出は決まりましたし,もしギリシャがコートジボワールに勝てば,コートジボワールが1次リーグ敗退で,日本とギリシャが勝ち点で並ぶことになって,ギリシャにも可能性が残ったので,ひょっとしたらひょっとする可能性もないことはないです.第1回WBCの奇跡みたいなこともありましたからね.

 今のコンディションでは厳しいとは思いますが(でも今度は少し涼しいところでやるみたいで,日本のサッカーがもう少しできるかもしれないので),期待せずに(^^;(一応録画して)見てみますか.

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20b
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(日記)

 最近の体調ですがあんまりよくないです.とにかく疲れるのは相変わらずで,晩ご飯食べるまでもたずに,晩ご飯前に少し横になってるような感じです.これって普通なんでしょうか?

 これも既に書きましたが,他の人がどうかは実はわからないので,私がどうかに尽きるのですが,こんな感じだと確かにしんどいですが,何とかやって行くことはできるかなという感じです.実際,去年調子が悪かった頃はこんなもんじゃなかったですからね.でも今の仕事を今のレベルでやって行くということだと結構もうぎりぎりという感じはします.

 明日から防災科学技術研究所で実大木造の振動実験なんですが,実験自体は,汐満君が主体となって頑張ってやってるので,私は基本的に監督的な感じで現場にいればいいのですが,逆に言うと,ずっといないといけないので,もつかどうかちょっと心配です.

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20c
[早期退職]
(大学)

 とか書いていたら,大学から「【通知】早期退職希望者の募集について」というメールが来ました.早期退職というのは,私の場合,あと3年で応募できるもので,自己都合退職による退職金の目減りを大学が補填するというものです.

 でもあと3年あるし,そもそも第二の人生が始まって,学生を指導しながらの研究活動は(たとえ無給でも)ずっとやって行きたいと思っているので,そのまま放置していたのですが,体調があんまりよくないとか書いていたら何かちょっと気になってきて,メールに書いてあったURLに何となく行ってみました.そしたら...

 募集実施要項を見たらなんと!私の歳から,つまり,もう今年でも応募できるようになってました.つまり,いつの間にか変更されたんですね.しかも募集人数は60人となってますから,以前より格段に増えたと思います(以前は確か1つの研究科で1,2名程度だった).期限は,7/1の9:00から8/29の16:00までとあります.こりゃあ応募しろってことか?

 もちろん,そんなわけには行きません.でも思ったのは,「あと3年」ではなくて,その気になって周りに迷惑をかけないようにしっかり後片付けさえすれば,もういつでも辞めることはできるんだな,ということと,大学は大学の教員に「頼むからどんどん辞めてくれ」と言ってるということですね.

 こんなことを書くと,この記事は学生も読めるわけですから,学生に悪影響があるのでは,と言う人もいると思うのですが,実際は逆で,ここでも書きましたが,私としては,学生を指導しながらの研究活動はずっとやって行きたいと思っていて,それは,私のためというよりは,やはり学生のためです.だって,最先端の研究活動を行うこと以上のスキルアップの手段なんてないですよ.

 でもこんな感じだと,一体私は何のために頑張って学生の研究指導してるんだろう?ってことになって,だったらもうさっさと辞めてしまうという選択肢も出てくるわけで,私がそういう風に思わないように,学生達には自分自身のスキルアップのためにもっと頑張って研究して欲しいと思うのです.

 やればやるほど間違いなく将来の自分に返ってきますし,そういう学生に対しては,私ができることは何でもしたいと思っています.でもそんな気はさらさらない,単位がとれて卒業できればいいよってことなら,そういう学生の指導は私でなくてもできることですから,私が学生の研究指導に固執する理由はもう全くありません.

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20d
[日本中ががっくしため息?]
(世の中)

 サッカーワールドカップのギリシャ戦で痛恨の引き分けで「日本中ががっくしため息」と報道されています.本当ですか? んなわきゃありませんよね.既に書きましたが,サッカーとかワールドカップとか興味も関心もない人なんていっぱいいるんじゃないですか?

 え?こんな全国民をあげての世界的行事なのに? ほんとですか? もしそうだとしたらそっちの方が怖くないですか? 戦争するぞーって言ったらみんな一斉にそっちの方向向くってことに繋がりかねないわけですからね.

 私は,多分,人並み以上にサッカーが好きでワールドカップも楽しんで見てるし,日本代表にはほんと頑張って欲しいと思ってますが,日本がギリシャと引き分けたって,別にがっくしため息なんかついてませんよ.いくら日本代表と言ったって所詮「他人」のことじゃないですか.選手達が負けたり勝てる試合を引き分けたりしてがっくしため息をつくのはわかりますが,それを自分のことのように思うのは,「他人」に依存しすぎではないですか?

 彼らには日本を代表して頑張ってもらいたいから自分のことはさておいても応援する? そんな暇があったら,もっと自分が頑張った方がいいんじゃないですか? 日本代表という「他人」が成功するより,自分自身が成功した方が幸せでしょうし,社会全体のためにもなるんじゃないですか?

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 ウルグアイvsイングランド戦のスアレス(はもちろん嫌いだけど)の2ゴールはすごかったですね.まさに動物です.今ではなく0.3秒後の風景が3次元的な広い視野の中で見えているような気がします.

 もちろん,人間的には...ですが,単に動物というかガキってことなんでしょうね.そう思えば,かわいらしく愛嬌があるようにも見えてきます(が,全世界から見られてるわけですから,そこんとこはちゃんとやれよ).

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20e
[シンプルに]
(生き方)

 この辺の話の続きですが,まあ別にごたごた理由付けをする必要もないのですが,シンプルに,もうすぐ定年で仕事というキャッシュフローが得られる手段を失うにあたり,これからまだ何十年と続くかもしれない第二の人生で,自分がやりたいこと,やるべきと思うことをやって行くには,なんだかんだ言ってお金が必要ということなのでしょう.

 もちろん,必要以上のお金は要りませんし,それこそお金なんかなくてもちゃんと生活していければいいわけで,それには自給自足の生活というのも選択肢としてはあるのですが,それは単に嫌(^^;というかめんどくせーということです.

 だったら,都会の資本主義社会の中で何とかするしかないわけで,でも今の世の中の不穏な動きを見ていると,お金や資産で何とかするには「100倍の安全率」が必要なわけで,でもそれでも「1倍の安全率」の自給自足より「100倍の安全率」の金融資産の方が楽(^^;で可能性もあるし,ついでに,それそのものにも超近代で短期の歴史研究的な面白さと,そういうことに対する私の能力というか可能性も見出せたということなんでしょう.

 でも,何度も同じことを書きますが,やっぱり重要なのは,そこから先です.つまり,やりたいこと,やるべきと思うことができるお金を確保したとして,やりたいこと,やるべきと思うことは何なの?ということで,研究,生き方や世の中のこと加えて,超近代で短期の歴史研究も「そこから先」の1つになるかもしれないことになってきたというのが最近の収穫ということでしょうか.

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20f
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(サッカー)

 今回のWCですが,結構点が入ると思いませんか? 何となくですが,スペインの惨敗といい,サッカーが変わり始めているような気がします.要は,ボールのスピードはディフェンスする人間より絶対的に速いので,ボールコントロール技術が上がれば上がるほど,長距離で高速のパスがどんどん通るようになって,点が入るというわけです.

 思えば,このときもそう感じましたし,去年のチャンピオンズリーグのバルサの大敗も今回のスペインの惨敗を暗示していたような気がします.今回はもう間に合いませんが,日本も目指すべきサッカーを考え直した方がいいのかもしれません.

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6/21'14
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(サッカー)

 日本がコロンビアに勝てるとしたら,楽観的な見方をするとすると,去年のベラルーシ,セルビアにいいところなく負けた後,オランダに引き分け,ベルギーに勝ったことが思い出されます.つまり,同等か格下相手にしょぼい試合をした後,格上の相手に結果を残す(かもよ)ってことですかね.

 でもギリシャ戦に引き分けたことで他力本願,即ち,ギリシャに頑張ってもらってコートジボワールに引き分け以上の結果を残してもらうしか道はありません.コロンビアには勝ったけど,結局,決勝トーナメントには行けなかった,ってならなければいいですけどね.

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21b
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(バドミントン)

 今股関節を痛めてて車通勤でバスに乗らないので,Nexus5でこのサイトの記事を読むというのがなかなかできてないのですが,2009年のところを読んでいたら12月に股関節を痛める前は,肩を痛めててほとんどまともに打てなくなっていたんですね.このときは,しばらく休んだ後,だめだめながらも練習していて,でも股関節を痛める前くらいには,もうがんがん打てるようになっていたと思います.

 思うのは,もうこの歳になると常にどこか痛いのは当たり前で,そういう中で(やるのなら)やって行かないといけないということですね.実際,今年股関節を痛める前は,とにかくアキレス腱痛がひどかったです.そして,肩を痛めてたとき,あるいは,前回股関節を痛めてたときのことを参考にするのなら,だめだめながらもぼちぼちやって行けば,そのうち(その部位は)回復するってことでしょうか(でもすぐ他のところを痛めるが).

 ということで,股関節の痛みはまだとれてませんが,もう薬も切れたし,できる範囲で動き始めた方がいいかもしれませんね.F原君にやってもらって劇的に効果があった練習があるんですが,それは私も動かないといけないのですが,私が(そんなに)動かなくてもいいやり方もあるような気がします.

 あと,股関節が痛くなるのは,夜寝ているときのような気がします.最初に痛めたと思ったときもそうでした.具体的には,仰向けになって伸ばすような体勢ですね.つまり,歩いて翌朝痛くなったとしても,歩いたのが原因なのか,寝ていて伸ばしたのが原因なのか,歩いて寝て伸ばしたのが原因なのかはわからないということです.

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6/22'14
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 と書いたのですが,これからしばらく防災科学技術研究所で実大木造の振動実験なので,復帰はやっぱりその後ですかね.実験自体は,汐満君や学生達に主体的にやってもらってるので,私は監督的にいればいいのですが,それでもやっぱり疲れるものです(今日はお休みだが疲れて今までずっと横になってた).

 あと思ったのは,痛め止めとか消炎剤って何のために飲むんですかね? 痛くて痛くて我慢できないのなら,痛みをある程度抑えて苦痛を和らげる必要はあるでしょうが,痛みが出るというのは必ず意味があって,多分,痛みを出すことによって傷が癒えるまで無理して動かさないようにさせるってことですよね(疲れさせて体を動かなくさせたり,体調を悪くして無理をさせないようにさせるのと同じ).

 つまり,何とか我慢できるのなら,痛み止めなんか飲まずに,痛いのなら動かさないようにした方がいいんだと思います.痛み止めを飲んで痛みだけ抑えたら,どうしてもその分動かしてしまうでしょうからね.

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22b
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 疲れたり体調が悪かったりするときに横になると気持ちいいと書きましたが,それはもちろん「体の話」です.やりたいことや,やらなきゃいけないことが山積みだったら「気持ちいい」なんて言ってられません.

 でも,やりたいこともやらやきゃいけないこともないのなら,疲れたり体調が悪かったりしたら「気持ちよく」横になってればいいってことになります.もちろん,そんな生活や人生はつまらないですが,歳をとれば,疲れたり体調が悪かったりすることは確実に増えていくでしょうから,それに合わせて,やりたいことや,やらやきゃいけないことを減らして行けばいいってことでしょう.

 やりたいことについては,やりたくても体がきつくてできなければ,それまでの話ですが,仕事とかやらなきゃいけないことはそうは行きません.でも,これももう第二の人生なので,どうにも体がついて行かなくなったら「決断」すればいいだけの話でしょう.

 でももちろん,まだまだ頑張りますよ.でも,何度も書いているように,歳をとると頑張り過ぎないことも大事だと思うんですよね.体を壊してしまったら元も子もないですからね.

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22c
[めざせ2020年のオリンピアン]
(バドミントン)

 ?HKで「めざせ2020年のオリンピアン」というのをやってます.何回か見たことがあるのですが,2020年東京オリンピック,即ち,6年後を目指すまだ無名の,でも非常に将来性のある中高生あたりに元オリンピック選手が直接指導するというものです.

 つまり,まだ無名の中高生にとって,雲の上の存在である人から直接指導してもらえるという「夢のような話」で,それを松岡M優さんとネプチューンのH田泰造さんが煽るという番組なんですが,今日のはバドミントンで,指導される方がY口茜さんで,指導する方がOグシオのS田さんだったんですが,はっきり言って今回は「設定ミス」でしたね.

 だって,Y口さんもう日本ランキング2位ですよ.去年のジャパンオープンは優勝してますし,今年も世界ランク1位の選手にほぼ互角ですから,既に世界のトップレベルで,そういう意味ではもうS田さんより格上でしょう.Y口さんもオファーがあったときは,私?と思ったでしょうし,S田さんも茜ちゃんのところに行くの?と思ったかもしれないですね.

 でもそれでもS田さんがもってるものをY口さんが全てもってるわけはないので,会えばいろいろきくことはあるとは思うのですが,あんまりそんな感じじゃなかったですね.つまり,番組的には相当厳しく(^^;なって,M岡さんもH田さんもテンション上げるのに大変みたいでした.

 でも逆に言えば,Y口さんがそういうところに目覚めれば,もっとすごい選手になるとも思いました.例えば,番組でクロスネットの指導をしていましたが,S田さんは先に面を作っていけば安定するという打ち方を指導していましたが,先に面を作ればその分コースを読まれるので,私は今のY口さんの打ち方で(でもほんとめっちゃ下手でしたね(^^;)いいと思います.問題は,彼女にちゃんとそういう意識があるのか,ということです.

 番組では,S田さんの言うことをきいていたので,そういうことがないとすれば,そういうことをもっと考えて行けるようになればいいと思いますし,そんなこともうわかってるよ,ということなら,そういうことをちゃんと言えるようになった方がいいですね.

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22d
[わからなかった]
(野球)

 昨日のマスクドスラッガーですが,体つきやバッティングフォームからはわかりませんでした.だって,答えは,N嶋一茂さんだったんですが,彼は確かに有名人ですが,野球選手としては...なんで(^^;,そもそも彼のバッティングフォーム自体もほとんど見たことありませんからね.

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22e
[四次元のイメージ]
()

 このサイトの記事を読み返すことですが,当然のことながら超近代で短期の歴史研究に繋がって来ます.というか,これが基本ですね.つまり,自分がそのときの状況を基に,政治・経済などのそのときの状況を把握するわけですからね.

 でも,超近代で短期の歴史研究なんですが,予想以上に大変な作業です.ていうか,今の仕事をしながらだとほんとちびりちびりしか進みません(当たり前か).最終的には,自分の頭の中に「四次元」のイメージを作り上げて記憶しないといけないんですが,その前に頭の中に入れる「マテリアル」を作らないといけませんからね..

 でも,重要な転換点はそんなにたくさんあるわけじゃないので,時系列というよりは,できるところからやって行こうと思っています.

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6/23'14
[結局は金儲け]
(世の中)

 今度はどこかの工場が世界遺産になって,地元はお祭り騒ぎになってますが,観光客が押し寄せて,あきらかに世界遺産の人類が残すべき貴重な文化遺産や自然を保護しようという本来の主旨に反しますし,世界遺産に登録されたからと言って,世界遺産自体が変わったわけでもありませんから,世界遺産になってから行く方もバ○丸出しです.

 そもそも,なんで世界遺産に登録されると(地元は)嬉しいんですか? ○○製糸場が貴重な資源として認められたからですか? 違いますよね.バ○な観光客がうじゃうじゃやってきて金儲けできるからですよね.つまり,世界遺産とか高尚?なこと言ってても結局は金儲けということです.

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23b
[]
(日記)

 痛み止めを飲んでないので寝てる時や歩いたり特に階段を上るときは痛いのですが,椅子に座っているときはほとんど痛みは感じないですし,時々腰痛になるけど,しばらく養生していると元に戻るみたいに過ごして行けばいいのかもしれません.実際,4年前はそんな感じでしたからね.ただ,腰痛よりは大分時間はかかるようです.あとは,寝てる時痛いと痛くて目が覚めたりしてしんどいので,寝るときだけ湿布を貼るとかした方がいいかもしれませんね.

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6/24'14
[議会の華?]
(世の中)

 この件ですが,ようやく今頃「犯人」がのこのこ出てきました.ばれずに済んだら逃げ切ろうとしたが,逃げられないと観念しただけの話でしょう.ほんとにひどい話,そして,しょぼい話です.

 J民党は彼を生け贄として差し出して終わりにしたいのでしょうが,そんなことで済む話ではありません.他の同様の暴言を吐いた(ヤジなんかじゃありませんよ)議員もいるわけですし,周りもそれを平然の見のがしていっしょに笑ってたわけですから同罪ですよ.

 そもそも,ヤジのことを議会の華というのが私には全く理解できません.人が発言しているときにそれに耳を傾けないどころか,それを邪魔するようにヤジを飛ばすことが普通だと思いますか? 自分の子供には,人が話をしているときはちゃんと話をききなさいと言ってるんじゃないですか? 今の国会や議会の惨状を子供達が見たらどう思うと思いますか?

 私の職業だと様々な会議や学会が対応しますが,人が発言しているときにヤジを飛ばすなどということは全くありえません.いやいや,議会なんてーものは,学会とかとは違って,発言と言っても官僚が作った文章を棒読みしてるだけだし,そんなのきいてる方は退屈だからヤジくらい飛ばしたくなるんだよ,ですか? ふざけんな,ですよね.だったら,そんな形骸化した議会そのものをちゃんとしたものにするのが筋でしょう.

 結局,日本の政治というのがこんなレベルということなのです.何度も同じことを書きますが,とにかく「小さな政府」になってください.

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24b
[]
(日記)

 昨日の夜は湿布をしてたので寝てるときは大丈夫だったのですが,朝になって剥がしたので,痛め止めを飲まないと右脚を動かしたときやっぱり痛くて,なんか1ヶ月前に戻ったような感じです.つまり,痛め止めなんか飲んでも痛みを抑えてるだけで実質何も治ってなかったということですね.

 痛み止めを延々と飲み続けるわけにも行かないので,痛いときは,コンドロイチンとグルコサミン飲んでみますか.

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24c
[]
(研究)

 先週末から実大木造の振動実験の準備が始まっています.今回は,入力地震動に加えて建物の周期と耐力をパラメータとして何と4P×1Pの10体同時加振です.今日の朝はこんな感じ↓

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6/25'14
[]
(サッカー)

 終わりました.ギリシャがコートジボワールに2-1で勝ったので,日本はコロンビアに勝ちさえすればよかったのですが,1-4の惨敗ですからそれ以前の話でした.

 そして結果的にですが,見事に予感というか予想が当たってしまって,絵に書いたように前々回の2006年と同じパターンになりました.でも何度も書いたようにとにかくコンディションが悪すぎましたね.日本が目指しているパスサッカーをやろうとしても,調子が悪くてパスが通らなければ,どんなに頑張ってもそれができないのは当たり前です.

 でも逆に言えば,今回の結果で日本のサッカーってまだこんなレベルかよと言われると思いますが,そんなことはなくて,確実に世界との差は縮まってきてると思います.つまり,今回は調整に失敗したということでしょう.WCに限ってかもしれませんが,選手交代など監督の采配も何がしないのかよくわかりませんでした(でもこれも2006年のWCと同じ).

 でも,本田,香川が調子を落としていて,多くの選手が怪我上がりという中で,他に代わりになる選手がいなかったということは,層の薄さは感じましたね.そういうときクラブチームなら普段一緒に練習してる他の選手を使うことができますが,代表だとそれができないのが難しいところです.

 つまり,4年間ある程度同じメンバーでやって来なくちゃいけなくて,主力の海外組がWCのときに調子を落とすと今回のようなことになるわけです.スペイン,イングランド,イタリア,ドイツのように自国にトップリーグをもたないので仕方ないのですが,Jリーグのレベルアップなしには,WCで勝ち上がるのは厳しいでしょうね.大久保がそれを期待されたのでしょうが,結果として何もできなかったわけですからね.

 そういう意味では,Jのチームは最近AFCでも全然勝ててませんから,何か対策が必要かもしれません.でも,一方で今回のWCで,何とスペイン,イングランド,イタリアが1次リーグ敗退ですから,日本も今の状況で何とかやりようはあるということでしょう.

 今回は,高温多湿とかピッチの悪さも災いしたと思うのですが,次はロシアなので,高温多湿ということはないでしょう.でも走るサッカーは高温多湿に弱いとか,パスサッカーはピッチが悪いと不利とか,そういうことじゃやっぱり世界のトップレベルには行けないでしょうね.それに本田はもう28だし,リーダーも含めて次世代がどんどん出てくる必要もあるでしょう.

 既に書きましたが,サッカーそのものが変わり始めてると思うし,走るサッカー,パスサッカー一辺倒ということではなく,いろんな引き出しをもつことも重要だと思います.

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25b
[WCと経済]
(世の中, 経済)

 今回のWCの結果を受けて,視聴率を当て込んでいたメディアを始めとして,WCの経済効果とか,便乗して金儲けしようと思ってた企業は当てがはずれたと思ってるでしょうね.一般の(サッカー好きの)人からしても日本が頑張って勝ち上がったら元気をもらえて頑張れると思ったかもしれません.

 でも既に書きましたが,そんな他力本願でどうするんですか? 日本代表がだめなら自分達が頑張って日本をもり立てて行けばいいじゃないですか.結局,自分を助けられるのは自分自身です.そして,それは経済も同じで,政府や日本代表が何かしてくれる,じゃなくて,まずは自分達が頑張ることです.

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25c
[工シス原論]
(大学)

 私が担当している工学システム学類(学類というのは,一般の大学では学部に対応するものだが,規模は小さくて学科が何個か集まったくらい)に1年生向けの工学システム原論という(必修)科目があります.どういう科目かというと,必修の数学や物理の勉強が大変な1年生向けに,将来やる工学へのモチベーションをもってもらうためにオムニバス的に最先端の研究の紹介をするというものです.

 去年は,主専攻主任ということで,専攻全体の紹介をしたのですが,今年は「地震の揺れと構造物被害の関係を科学して、かつ、社会にも貢献する」という題目で私の研究の紹介をしました.まあこういうことを話すのはいつもいろんなところでやってるので大丈夫なんですが,大変なのは,150人を越えるレポートを全部読まないといけないことです.

 レポートの内容は2つあって,1つは講義の内容のこと(地震動の性質と建物被害の関係について簡潔に述べよ),もう1つは,工学における知的興味と社会貢献について考えるところを述べよ,というものでした.でもレポート課題を出すのはいいんですが,大学の先生はみなさん経験されてるでしょうが,学生の書く(しょーもない)レポートを大量に読むのがとにかく苦痛で...と思ってました.そしたら...

 思った以上にみんなしっかり書けていてちょっとびっくりしました.最近の学生の質の低下が,とも思っていたのですが,ちょっと光が見えてきたようにすら思えました(もちろん,1,2割くらいはしょーもないこと書いてる学生はいるんですが(^^;).4,5年前にもやったと思うのですが,レポートの出来に関しては,明らかに今回の方がよく書けていたと思います.

 面白かったのは,やはり「工学における知的興味と社会貢献」のところですね.多くの学生がそういうことに対する考えをしっかりもっていて,社会貢献よりも知的興味と考えている学生が多かったのにも正直安心しました.もちろん,中にはきっぱり社会貢献と言う学生もいてそれはそれでOKです.模範解答的には,車の両輪,知的興味が優先だが結果的に社会貢献に繋がればベストといったところでしょうか.

 そういう中で,人間は社会の中で生きているのだから,知的興味と社会貢献は乖離するものではない,というところから論理展開をして,最終的には,一人一人が知的興味をもって研究対象を決めていけば,それが社会貢献に繋がるはずと書いていた学生がいて,(非常によく書けていて)ちょっとびっくりしました.もちろん,これ以外にもいいレポートを書いた学生もたくさんいましたし,優秀な学生がちゃんといることがわかってよかったです.

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25d
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(研究)

 今日の様子↓

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25d
[FIFAランク]
(サッカー)

 昔から当てにならないと言われてるFIFAランクですが(でも昔はほんとにそうだったが最近は計算方法は大分改良されている),スペインは負けてしまいましたが,今回のWCの結果を見ると番狂わせは非常に少ないそうです.実際,日本のFIFAランクはグループリーグで一番下で,結果も実際最下位でしたし,1位コロンビア,2位ギリシャ,3位コートジボワールというのもランキング通りです.

 つまり,日本は現在FIFAランク46位ですから,32チームしか出られないWCに出るのがやっとだった(アジアのレベルが低いから出られた.実際,アジア最高位はイランの43位で,それ以外のFIFAランクが日本より低いアジアの韓国,オーストラリアもグループリーグの結果は非常に厳しいことになっている)ということになります.それでも日本のサッカーはこんなレベルじゃないと言う人もいるでしょうが,まずは現状を受け入れて,そこから始めることは大事だと思います.

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6/26'14
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(サッカー)

 代表監督が辞意を表明したようです.当然でしょうね.でもこれもまさにここで書いたように竜頭蛇尾となってしまいました.このときはいくらホームだとは言え,アルゼンチンに勝って非公式(^^;世界チャンピオンになったわけで,まさに「隔世の感」がありますね.

 でも,一昔前だと勝つことはおろか試合にすらならない,というか,試合さえしてもらえなかったわけですから,これも隔世の感があります.ですから,そんなに自信をなくすこともないと思いますよ.大事なのは,やっぱりだめか,ではなくて,とにかく前に進むことでしょう.

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 そんなに見てるわけではないのですが,試合後の選手のインタビューをきいてるとやはりショックは隠せませんね.4年間このWCに向けてやってきたのにと言ってる選手もいます.でも私にはオリンピックほどの悲壮感は感じられません.

 それはやっぱりアマチュア選手におけるオリンピックほどWCに全てを賭けてきたというわけではないからでしょう.彼らはプロ選手で,やはりクラブチームでのプレーが基本です.ぶっちゃけて言ってしまえば,所属クラブで(そこそこ)活躍できれば,食べては行けるわけで,WCで負けても,のたれ死ぬわけではないですからね.実際,WCを「就活」と割切ってる選手もいるでしょう.

 ここで書いたことと関係しますが,クラブでプロサッカー選手として活躍できることと,(ほとんど金にならない)WCで成績を残すことと,どちらか一方「だけ」選べと言われたらどちらを選びますか?ということです.

 もちろん「お金が全て」ではありませんが,お金があれば食べては行けますし,食べて行ければ,サッカーはできるわけですからね.そして,それ以上必要なものなどないでしょう.ひたすら上を目指すのはそれがスポーツ競技そのものであるからであって,それならより高いレベルでプレーしたいと思うのは当然ですが,そうでなければ食べて行けない,サッカーができないというほどのことではありませんからね.

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 でも国を背負ってやってきたと(勝手に)思ってる選手も多いかもしれませんね.そんなことはないんですけどねー.でも一部のサポーター?の中には,暴言を吐いたり,空港で水をかけたりするような輩もいるわけです.でもそんな奴はごくごく少数なわけで,日本代表,即ち,日本で一番サッカーが上手い奴らでも勝てなかったのですから,彼らよりサッカーが下手な奴にとやかく言われる筋合いのものではないでしょう.

 つまり,オリンピックと同様に「だったらお前がやれよ」ってなもんなわけです.逆にクラブチームだとサポーターは金払って観てるわけで,選手はそれでご飯食べさせてもらってるのですから,結果が出なくて糾弾されるのは仕方ないところもあります.でも代表チームはそういうものではありません.

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26b
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(研究)

 今日は,試験体が組み上がりました↓

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6/27'14
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(サッカー)

 そんなに見てるわけじゃなくのですが(今は振動実験の準備中だし),やっぱり,日本のサッカーのレベルは世界からは程遠かったというコメントが多いようです.でも(既に書きましたが),私はそうは思いません.「今」あるいは「今シーズン」の調子が悪かったということが大きいと思います(でも調整に失敗した原因はしっかり解明する必要があるでしょうが).

 でも,既に書きましたが,本田,香川といった主力が不調だと途端にチーム全体がだめになるという層の薄さは何とかしないといけないでしょうね.岡崎は今シーズンよかったですが,ストライカーは,いいパスが来なければどうしようもないですし,ライン上げてるのに中盤で簡単にボールを失ってあとはディフェンスよろしくじゃあひどすぎます.

 あと,スアレス,やっちゃったみたいですね.やっぱガキだなー.

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27b
[]
(研究)

 今日は,錘の設置が始まりました↓

 4P×6Pの実大二層建物を4P×1Pの一層に「凝縮」しているので(それで10体同時加振が可能になった),1体当たりの錘の量が半端ないです.

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27c
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(サッカー)

 グループリーグが終わり,アジア勢は結局1勝もできませんでした.対照的に中南米が好調です(南米はエクアドル以外,中米はホンジュラス以外は全てグループリーグ突破).アジアは大陸枠減らされるかな.でもアジア5位と南米5位の大陸間プレーオフは,多分ずっと南米が勝ってると思うので,プレーオフなくなっても実質同じですね.

 南米が好調なのは確かに地の利はあるでしょう.南米のWC予選は総当たりだし,コパアメリカもあるし,南米の強豪国同士で今回のような厳しい環境でしょっちゅう試合してますからね.南米自体がレベルが高くて,その中でしのぎを削り合ってるのも大きいです.日本はアジアの中でちまちまやっててもしょーがないって声もありますが,アジア自体のレベルを上げるのも大事でしょう.WC予選やアジアカップなど,ある程度はアジアで試合をしないといけないわけですからね.

 ここまでの結果を見る限りは,しっかり守ってカウンターというシンプルなサッカーが結果を残してます.イタリア,イングランド,ウルグアイを抑えて1位通過したコスタリカ(日本がWC直前に勝った相手)もそうですし,ギリシャも然りです.

 ていうか,格下のチームが格上に勝つとしたらこれしかないですよね.そう言えば,4年前の日本もそうでしたし,マイアミの奇跡でブラジルに勝ったときもそうです.つまり,日本はもう格下ではなく,引いて守ってカウンター狙いというサッカーをしなくても勝てると思ってたけど,まだそこまでは来てなかったということでしょうか.

 サッカーのスタイルに流行廃りがあるというのは変な話ですが,世界トップレベルの今現在の技術とかフィジカルとかスピードとかいったもので(WCについては,大会の気候やコンディションも関係する),その時にどういうサッカーが一番適合してるか,ということはあるような気がします.ほんとぎりぎりのところでしのぎを削ってるわけですからね.

 ディフェンスラインを上げて中盤でプレスをかけてボールを奪ってパスを繋いでゴールに向かうという日本が目指したサッカーは,パスの精度はもちろんですが,よかったときの本田のようなボールのキープ力やボールを二人三人がかりで何度も奪いに行く体力,あるいは,ボールを奪われたとき素速く奪い返す技術,あるいは,ディフェンスに戻る体力など非常に高い技術とフィジカルが必要で,少なくとも今のコンディションの日本には技術的にも体力的にもできませんでした.

 問題は,これを続けるのか,しっかり守ってカウンターというシンプルなサッカーに戻るのかですね(でも「走るサッカー」という点では変わりはありません).戻るというと退化するように見えますが,スタイルの問題で,上で書いたような現在の世界のサッカーの流れを見ると,そうなってきたような気がします.単純に考えても,引いて守ってるディフェンスをパスサッカーで崩すのは容易なことではないですし,だったら相手に攻めさせて,切り換えした方がディフェンスを崩しやすいのは,当たり前の話ですからね.

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6/28'14
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(日記)

 振動実験の準備中なんですが,体調よくないです.既に書いたように,監督的にいるだけなんですが,いるだけでもしんどいです.でも汐満君はじめ学生達や技術職員の小島さん頑張ってくれてるんで,そんなこと言ってられません.今日は,錘を乗せ終わり,計測機器の設置が始まりました↓

 右股関節もあんまりよくないです.この日あたりからもう痛み止めは飲んでないんですが,そうするとやっぱり痛いです(代わりにグルコサミンとコンドロイチンを飲んでるけど,飲むと痛みはやや治まる).ほんとこのままじゃどうにもこうにもなりません.今は振動実験の準備で整形外科行けないんですが,どうせ行っても痛め止めもらってじっとしてろってなるだけです.

 ということで,自分で何とかするしかないんですが,前にも書いたと思うんですが,自分の中の感触としては,右股関節の軟骨がすり減って当たって痛いという感じじゃなくて,股関節周りの筋肉がこわばって固くなってるというような感じなんですよ.実際,膝を胸に引き寄せるストレッチをするとめっちゃ痛いんですが,その後は,逆に痛みが和らぎます.

 ということで,リハビリ的に股関節のストレッチをして動かして行こうと思います.とにかくいろいろやってみるしかありません.

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6/29'14
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(経日)

 「経日」なんですが,特に書くことないんですが,書くこと無いときも週に1回くらいは書くことにしますか.

 今週は,軟調に推移したようです.週末になって知ったんですけど,法人税減税などの新成長戦略出たんですね.内容見るとぱっとしませんから,これに反応したのでしょうか?

 

 でも問題は,私がどう思うかではなく,世の人々がどう思うかです.やっぱり,なかなか難しいですね.ただ,何となくですが,まだ大丈夫な気がします(いい加減).

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 あと思ったんですが,こういうことを見通す力があったとして,それがどのくらい「汎用的」な能力なのかどうかと考え始めました.実際,何度も書いているように,今の仕事は定年がくれば,給料がもらえるのは終わりで,その後,どうやってキャッシュフローを得ていくかは深刻な問題です.

 例えば,医者や弁護士など定年がない仕事はありますが,これらは全て「客商売」なので,お客が来なければそれまで,ということは既に書きました.というか,この世の中は,ものすごく細かく社会的分業をしてるわけですから,究極的には,農家,それも,野菜などではなく,それだけ食べれば何とか生きて行ける米を作ってる米農家,あるいは,山に籠もって自給自足の生活をしてる人でない限りは,いつ路頭に迷ってもおかしくないわけです.

 そして,そうなるのはどういうときかというと,はっきり言ってしまえば,経済破綻でしょう.つまり,お金が紙切れになり,実質,物々交換しかできなくなるときです.戦争なんかになってもそうですね.そして,そうなれば,経済そのものがなくなるわけですから,「こういうことを見通す力」も何の役にも立ちません.

 でも,逆に言えば,経済破綻さえしなければ,市場は存在しますので(そういう力さえあれば),医者や弁護士より,ある意味「汎用性」は高いということになります.だって,どんなに不景気になろうが,経済破綻さえしなければいいわけですからね.

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29b
[]
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 何とか計測機器の設置が終わり,明日予定通り加振できそうです.みんな頑張りました↓

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6/30'14
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(研究,日記)

 いよいよ今日から加振が始まります.もちろん,とても楽しみなのですが,体調はあまりよくないです.数日前から,また湿疹が出てきました.2011年のニュージーランドクライストチャーチの地震,そして,東日本大震災のときもそうでした.振動実験,被害調査ともに私にとって最も大事なものなのですが,いろいろ大変なことがあるのも事実です.

 特に今回は(ちょっと専門的になってしまうが),二層の実大木造建物を一層にして,かつ,加振直交方向を縮約しているので,その分,乗ってる錘の量が半端ないです.どういうことかと言うと,とても危険なのです.そして,こういう実験はまだ行われたことはないので,何が起こるかわかりません.もちろん,考えられうる対策は打ちましたが,絶対大丈夫という保証はありません(なので,今回はまだ共同研究者など極一部の人にしか案内を出してません(ここには書いてるけど)).

 それでも,まだ誰もやってないからこそやる意義が大きいのですが,危険を犯してまで,ということに歳をとって体がだんだん耐えられなくなってる感じはしますね.

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30b
[恐れていたことが]
(研究, 日記)

 振動実験ですが,恐れていたことが起こってしまいました.こういう直感って当たるんですねー.具体的には,試験体の1つが(ワイヤーロープで倒壊防止の対策をしていたにもかかわらず)倒壊してしまって,途中で加振中止になりました.あのタイミングで五十田先生がとっさにストップの判断をしてくださらなかったら,あと数体は倒壊してたかもしれません.

 しばし呆然という感じだったのですが,倒壊寸前の試験体が2体あって非常に危険な状態だったので,それをとにかく安全な状態に立て直す必要がありました(↓は右の一番奥の試験体.これと右の一番手前のものも倒壊寸前でこれが最も危険な状態だった).

 ただ危険な作業になるので方々専門業者に連絡するも急では厳しくて,いろいろアイデアを出して考えたんですが,最終的には,技術職員の小島さんのアイデアで錘にワイヤーロープをひっかけて反対側の架台で反力をとってチェーンブロックで引っ張るという方法で何とかできました.やっぱり,こういう現場を知り尽くした小島さんの存在は大きいですねー.

 不思議なのは,一番手前左の最も耐力が低いものは倒壊せず(この試験体は1,2月の試験体と同じ仕様)もっと耐力が高いものがどうして倒壊までしてしまったのか,ということです.このシリーズの大きな目的の一つは,木造の場合,耐力を上げると同時に剛性も上がって周期が短くなるので,耐力を上げることが必ずしも損傷を減らすことに繋がらないこともあることを検証するということだったのですが,そういう意味では,貴重なデータがとれたのかもしれません.

 と最初は思ったのですが,その後,動画や応答変位を見てみると,倒壊しなかったものもかなり大きな変位を記録していて,そこまで行けばもう倒壊してもおかしくはなくて,倒壊した試験体は,錘を増やしてベースシア係数を減らしたものだったため,P-Δ効果などで錘の重さに耐えられず倒壊してしまったということなのかもしれません.実際,動画を見てみると,倒壊防止のワイヤーと止めていたボルトが桁からはずれるほど大きな力がかかったようです.

 でも一番手前の左右の試験体は,右の方が筋交いが1つ多い,即ち,ベースシア係数が単純に4/3倍なのですが,左は倒壊せずに何とか立っていますが,右のものは倒壊寸前まで行きました(下の写真↓は,変形を戻して合板を貼り付けた状態).

 ですから,やはりこれから細かく分析してみる必要があるわけで,いずれにしても貴重なデータがとれたことに間違いはないでしょう.

 でもやっぱり実大の振動実験は怖いですね.今までやってないことをやろうとするのなら尚更です.もちろん,何重にも安全率をかけていて,結果的にかもしれませんが,被害としては,振動台と周辺の穴をふさぐカバーが変形しただけで済みました.でも防災科研の責任者である松森さんには大分心理的負担をかけてしまったと思います.

 やはり,いくら実験期間が確保できなかったからとは言え,一度に10体はやっぱりちょっと欲張りすぎたかもしれません.来年また同じシリーズをやると思うのですが,今度は両側に青い倒壊防止のフレームを立てて,5体ずつというのが精一杯でしょうね.

 でもやっぱり実際にやってみないとわからないことも多いですし,今回の実験でいろいろわかったこともありますし,これからわかることも多いでしょう.

 そしてやっぱり疲れました.湿疹も広がってきてしまいましたし,加振の後,しばらくずっと立って作業をしていたら右股関節がまた大分痛くなってしまいました.

 でも汐満君,宮崎君はじめ,みんな頑張ってるんで,そんなこと言ってられません.とにかく加振できるのは今週いっぱいで,予定通りの加振はもうできないですが,できる範囲でできるだけのことをするということだと思います.

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