1/1'07
2通りの休み方

 年が明けましたね.今年もよろしくお願いします(去年と同じフレーズ(^^;).ただ,今日は1日体調が悪く,ほとんど何もできませんでした.でもまあこんな日もあるでしょう.一日一生だと一生を棒に振ったことことになりますから(^^;,一日一生はやっぱりいくらなんでもしんどすぎますよね.

 ただ,もちろんやらなければならないことがある日に体調を崩すこともありますが(そういうときはほんとにしんどい),体調を崩すのはこういう「何もしなくてもいい日」か「今日はゆっくりしようかな」と思う日が多いような気がします.そうならないように適度に休むことが必要なのですが,要はやっぱり休むのが下手ということですね.今年はうまく休むのを課題にしましょうかね.少なくとも去年のような頻度で体調を崩していたのではほんともちません.

 ただ,休み方には2通りあると言われています.1つは,文字通り休むこと,もう1つは,例えば,普段仕事をしている人なら週末は仕事以外のことをするといった「休み方」です.前者は休んでいますが,後者は少なくとも体は休んでいません.でも人によって前者,後者のどちらの「休み方」が適しているかは決まっているそうです.

 よく平日ずっと仕事していて,週末はほとんど寝ないで早起きして遊びに行って(私じゃないですよ!),休みの日もずっと「活動」していてよく体がもつなあという人がいますが,そういう人は後者の「休み方」が合ってる人です.そういう人は,ほんとに休んでしまうとリフレッシュできません.前者と後者とどっちのタイプかを判定する方法があったと思いますが忘れました(^^;.私は厄介なことにちょうど中間だったと思います.どーすりゃいいのよ.でもまあ実際のところは両者の中間のような休み方をしてますね.

 いずれにしても今年こそは頑張りすぎずに適度に休んで体調を崩さないようにうまくマネージメントしていきたいと思います.もちろんやることはやらないといけないですが,体調を崩せばしんどいですし,結局,トータルで見れば使える時間も少なくなるわけですからね.

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1/3'07

 年末年始は,結局体調もすぐれず,大したこともできずに終わりました.休もうとするとこうなっちゃうんですよねー.やっぱ「休まない」方がいいんですかねー.ていうか,「休んですること」がない...私の中では仕事以外にやっていることは,「休んでいる」という感覚はありません.もちろんレベル的には仕事に比べればてんで大したことはないですが,どれも技能系なので「練習」しなくてはいけません.買い物とか部屋の片づけとか掃除とかは,生活していく上で「必要なこと」なので「休み」ではないですよね.やはり「心休まる趣味」が必要ですかね?でもようやくこれで嫌いな年末年始が終わりました.明日からやっと大手を振って仕事ができます.

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 いちいちご報告するのもなんですが(^^;,先日,2回目のコースに行ってきました.今回は,城里ゴルフ倶楽部というところで,難易度はゴルフダイジェストによると2.9なのでどちらかと言うと易しいコースということでした.実際,コースデビュー桂が丘と比べるとグリーンはまあ普通だし,フェアウェイも(多少)広かったし何より前回に比べたら平らだったと思います.でもOBがフェアウェイやグリーンの近くにあったり,横が林になっていて木の影にボールが行ったりして結構落とし穴がありました.

 デビューではやや難しいコースで140台だったので,今回はコースがやや易しいこともあり目標は120台に設定しました.1ホールあたり平均+3打で回れば126になります.つまり,パー3のホールはパー5,パー4のホールはパー7,パー5のホールはパー9と思ってプレーしました.もちろんショートホール以外のティーショットでいきなりアイアンを抜くなんてことはせず,全く安定しないドライバーを敢えて練習しました.

 OUTスタートで前半は,何とか目標+3打(66)で回れました.ショートホールでは初パー(本物の)も取れました.この調子で行けばなんとか目標達成?しかし,INに入って崩れ,結局130台でした(T_T).ていうか今回は(と言ってもまだ2回目だが)はっきり言ってだめだめでしたねー(T_T).コースデビューの後,2週間くらい体調を崩してほとんど練習に行けてなかったので実質前回と腕前は変わらないわけで,スコアが140台から130台になったのは,単にコースが易しかっただけでしょう.

 ということで,すぐに120くらいは行くと言っておきながら,始めて2ヶ月(でも実質は1ヶ月)経ってもまだ130台です(T_T).次回こそは目標達成したいと思います(それにはまず体調を崩さないことですね(^^;).ただ,ゴルフのすごい?ところは,130台で回ってもいっしょに回ってる人に(多分(^^;)そんなに迷惑をかけることもなくいっしょに楽しく回れるということです.これがスキーだったら上手い方は待ちぼうけで下手な方は死にものぐるい(^^;?しょうし,バドミントンだったらそれこそ相手にもなりません.やっぱりゴルフは「特殊」なスポーツだと思います.

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 先日の筑波大バドミントン部の納会で私がバドミントンをやめたという話をして,その後の女子団体インカレ連覇の祝勝会で,「どうしてバドミントンをやめたんですか?」ときいてきた1年生がいました.彼はずっとバドミントンの指導者になるつもりでやってきたそうなのですが,他にも道があるのではないか?と考えることがあるそうです.とてもまともだしいいことだと思いました.

 人間何に才能があるか,というより,何をやったら面白い,楽しいと思えるかなんてやってみないとわかりません.そして,何でもやってみると面白いし,そこそこはできるものです.何の疑問もなく1つのことをやり続けるのももちろん悪くないですが,違う世界にはまた違った考え方やいろんなヒント,面白さがあるので,今取り組んでいること以外のこともやってみるのはとてもいいことだと思います.

 私も「他に何かあるんじゃないか?」という不安?にかられて(というわけでもないが(^^;)仕事以外にいろんなことをやってきたし,今もやっているのですが,今やっている仕事のレベルと比べると残念ながらどれをとっても大したことないのは言うまでもありません.それで,やっぱ仕事やるしかないのかなー,と思って仕事に戻ってくるわけです.でも,戻ってきたときは,また違った新鮮な気持ちで仕事に取り組めるものです.

 ただ,上で「何の疑問もなく1つのことをやり続けるのももちろん悪くない」と書きましたが,私個人的には,「人生の必修科目?」にしてもいいんじゃないかと思うものがいくつかあります.まあ,仕事の他にスポーツと芸術系の何か1つずつは,やることを強く勧めますが,やはり,「人生や世の中のこと」について考えることをおいて重要なことはないでしょう.とても仕事ができる人とそういうことについて話をしたときに,「あー,この人はただ仕事をしてるだけなんだな」という感じがしてしまうと,とてもつまらない人に思えてしまいます.一方では,ぐーたら(^^;生きているように見えて実はこういう哲学的なことをいろいろ考えている人と話をすると,とても楽しいですし,やはり(私は)一目置いてしまいます.

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1/5'07
悔しい

 「悔しい」ってよく言いますよね.試合に負けて悔しい.試験に落ちて悔しい.自分の考えや意見が認められずに悔しい....英語だとregrettableとかになっちゃうと思うんですが,「悔しい」とただ「残念だ」というのとはちょっと,いや,かなり違うと私は思っています.広辞苑にはこう書いてあります.

くやし・い【悔しい・口惜しい】
形 くや・し(シク)
@後悔される。取返しのつかないことで残念である。万一五「ぬばたまの夜見し君を明くる朝(アシタ)逢はずまにして今そ―・しき」。「開けて―・い玉手箱」
A(相手にはずかしめられたり、自分の無力を思い知らされたりして)腹立たしい。しゃくだ。いまいましい。梅暦「今途中で聞いた喧嘩のやうす、―・しからうがコレ米八、マア気をしづめてよく聞かツし」。「負けて―・い」

 うーん,これだと単に「残念だ」に近いですね.Aの「しゃくだ」というのも単に「その場の」感情の起伏ですよね.

 私は,「悔しい」には「残念だ」という気持ちに加えて,「次はなんとかしてやる」という雰囲気をとても感じます.もちろん「次」がない場合もあるのですが,そこで人生が終わるわけではないですから,そういう場合も,例えば,他の分野で挽回することもできるわけです.そして,「人生で成功」する人は,とてもそういう感情が強く,それがモチベーションに繋がっているんではないか,おそらく「悔しい」という気持ちに一種の「快感」すら憶えているような気がします.

 ですから,思うような結果が出なくても「悔しい」という気持ちがあれば大丈夫だと思います.諦めなければ,「終わる」ことはないですし,「負け」が確定することもありません.何より何かに向かって頑張れることこそ幸せでしょう.

 でも,そんな人生はしんど過ぎる,「人生の成功」がなんぼのもの?,そこまでして「人生で成功」しなくてもいいという人もいるでしょうし,それはそれで1つの生き方だと思います.

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 年末に薬が切れて病院に行ったとき,コーヒーやお茶などのカフェインを含んだ飲み物はひかえるように言われ,一応実行しています.最近,体調が悪い?(要は体が怠い)のはそのせいもあると思います.ていうか,今まで体調が悪いのをカフェインで無理矢理元気にしていたということになりますね.確かにそんなんではどんどん疲れが溜まっていっていつかほんとに体調を崩すでしょう.

 でも,コーヒーを飲んで(少し)元気になる(ような気がする)のは,カフェインのせいなんでしょうか?これには私は以前から疑問をもっていて,例えば,エスタロンモカのようなカフェインの錠剤を摂取するよりも,同じ量のカフェインを含んだコーヒーを飲んだ方が明らかに元気になるような気がしました.他のカフェインを含む飲料(例えば,お茶など)についても同様で,同じ量のカフェインを含んだお茶や紅茶よりコーヒーの方が「効く」気がします.つまり,コーヒーにはカフェイン以外の元気にする成分,あるいは,カフェインの効き方を高める成分があるような気がしています.

 まあいずれにしても,コーヒーもお茶も日常的に飲むのとはやめることにしました(と言っても,これまで食後に1杯ずつ飲んでただけですが).まあ「いざというとき」は使用すると思いますけど(^^;.

※つくばセンターのライトニング↓(本文とは何の関連もありません(^^;.しかも写真を撮ったのも去年(^^;).

 携帯でフラッシュなしで撮ったのでピンぼけですね.ちなみにピンぼけを止めるテクニックの1つとして,タイマーを時間を短く設定して使うという方法があります.カメラのシャッターを押すときカメラが動くことが多いからです.もちろん,携帯にタイマーは付いていません(多分).だからピンぼけ.

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スパムメール対策 その2?

 スパムメール対策ですが,国内から来るものは,とあるフィルタをかけることで届かなくなり,その後もほとんど全く届いていません.ところが,最近になって海外からのスパムメールが頻繁に届くようになりました.まあ海外のものは国内からのものと違ってタイトルを見ただけで不快になるようなものではないのですが,頻繁に届くとさすがに鬱陶しいものです.試しにメルアドで検索をかけてみると,大大特の報告書が東大地震研で公開されていて,そのpdfファイルにメルアドが載っているようで,「こらこらー!削除して!」とはちょっと言いにくい状況です.

 ということで,海外からのスパムメール対策を考えてみました.まずは,ここで紹介したEdMaxのフィルタ機能を使うということですが,プログラムを組んで海外からのスパムメールの「共通性」を調べたのですが,国内からのものと比べて巧妙で,国内のスパム用と同じフィルタではきびしいことがわかりました.しかも,EdMaxのフィルタって100個までしか設定できないことが最近になってわかったんですよ.

 ただ,「海外からのメール」を識別するのは,実は簡単で,つまりは,メールのヘッダ,本文に漢字やひらがなが含まれていないことをアスキーコードで判定すればいいのです.でもそういう設定ってメーラーのフィルタでは(少なくともEdMaxのフィルタでは)できないんですよ(OutlookとBecky!ではできるらしい).それに,当然,海外の知人からもメールは来るので,「本文に漢字やひらがなが含まれていない」というだけで削除するわけにもいきません.

 ということで,久しぶりにネットで探してみました.英文メール駆逐艦 雪風というのがありました.「簡単設定」ということでしたが,ほんとに簡単で(^^;,簡単すぎても少しきめ細かく設定させて欲しいと思うくらいです.

 ただ,このソフトは他の同類のソフトと同じく,メーラーではなくてサーバーにアクセスしてスパムメールを直接削除するので,海外の知人からのメールをどうするのかということですが,削除しないメルアド,即ち,知人のメルアドは予め登録しておけば削除されません.万が一必要なメールが削除されてもログが残り,外部で携帯でもメールがチェックできるように.forwardしているyahooにはメールが残っているので,そこからリカバーする,ということにしました.

 使い始めて数日ですが,完璧に駆逐しています.しかも,フィルタがとてもよくできていて国内のスパムも撃墜しているようです.設定がとても簡単なので使いやすいソフトだと思います.

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1/6'07

 やっと年末年始が終わったと思ったら,いきなり連休です.私が「世間が決めた休み」が嫌いなのは既に書いたとおりです.年末からずっと調子を崩しっぱなしです.

 そうそう,助手が助教になることは,既にご紹介?しましたが,助役もめでたく?副市長となるようです.でも助教同様ぱっとしませんね.どうして,助とか副とか「半人前」的な名前にするんですかね?助教授は教授を助ける役目?副も同じような意味です↓.

ふく【副】
@そうこと。主なものに付きそって、その助けとなること。また、そのもの。「―知事」「―食物」「―業」 ⇔正。
Aつけ加わること。ある事のついでに起ること。「―因」「―作用」「―産物」
B本物のひかえ。「―本」
(広辞苑)

 筑波大では,助教授は(講師も)独立した研究室をもっているし,別に教授を助けているわけでも,教授の半人前でもありません.ですから,助手同様,助教授という肩書きにもものすごく違和感を感じています.准教授になっても同じことです↓

じゅん【准】
(「準」の俗字)
@なぞらえること。そのものに次ぐこと。「―后」「―尉」
Aゆるすこと。「批―」
(広辞苑)

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1/7'07
定年がない仕事

 定年がない仕事が羨ましいと書いたのですが,実際のところはなかなか難しいかもしれませんね.なれるかなれないかは問題ではありません.どんなものでも「その気にさえなれば」なれると思いますし,そういうものを目指せること自体がとても幸せなことです.ただ,そういう職業に就けたとしても,例えば,医者,弁護士,芸術家,作家,自営業,どれをとっても大変だと思うのは,「お客さん相手」ということです.もちろん,いい仕事をすれば「客は付く」ものでしょうが,そう一筋縄では行かないのは,このコーナーで散々「資本主義社会のひずみ」ということで書いているとおりです.

 その点から行けば,「サラリーマンは気楽な稼業と来たもんだ」(^^;となるのかもしれません.でもサラリーマンには残念ながら定年があります.

 では,「お客さん相手」でなくて,定年もない仕事ってないんですかね?なかなか難しいと思います.でもないことはないですね.例えば,プロスポーツ選手なら試合で活躍さえできれば稼ぐことができます.でも定年を過ぎた年齢でプロスポーツで稼ぐのは至難の業でしょう.例えば,ゴルフのシニアツアーは結構さかんですが,70,80までとは行きませんよね.

 そういう中で思いついたのは,仕事と言えるかどうかはわかりませんが,相場師なんかは,「お客さん相手」でなくて,定年もない仕事と言えるかもしれません.相場がこの世にある限り,注文なんかインターネットでできるわけですから,それこそ死ぬ直前までできるでしょう.この他にもパチプロとかもパチンコがこの世にある限りは食べて行けますね(この場合は,パチンコ屋まで行く必要がありますが(^^;).

 でもこれらの仕事?は,何も産み出さない金儲けであるので,仕事をすることの重要な要素である,人との繋がりや世の中の役に立ってる(と思える)ことが決定的に欠落しています.ですから,これだけでは精神的バランスをとることはできないでしょう.

 でもこれで何とか食べて行けるだけ稼げれば,残りの時間をほんとに自分がやりたいことに費やすことはできそうです(なんか年金なんか貰えないのが前提になってますね(^^;).自分がほんとにやりたいことはもちろん趣味などではなく,内的熟達を追求することができ,人との繋がりが感じられ,世の中の役に立ってる(と思える)「仕事」です.でも残念ながら「いい仕事」をしてもお金にはならないかもしれない.でも何とか食べて行けるだけのお金が稼げれば,ほんとにやりたい仕事ができる.めでたしめでたし?

 でもやはり,いい仕事をしてもお金にはならないかもしれないというのは,釈然としないものはありますね.この世が資本主義社会である以上は仕方ないということですかね.

 実はこの文章を書きながら,今の私の仕事がまさにここに書いている通りであることに気がつきました.つまり,食べて行くだけのお金は,大学の,あるいは,その立場?を維持するための学外の様々な雑事的な仕事で稼ぎ,残りの時間をほんとにやりたい研究活動(含む学生の指導)に当てているということです.前者の割合が増えてくると,それこそ何のために今の仕事をしているのかわからなくなります.ですから,どんなに雑事が増えようとも研究活動(含む学生の指導)の時間は何としてでも確保しなければなりません.もし,それができなくなったときは大学をやめるときでしょう.そのためにも(定年後のことを考えてというだけでなく)食べていく術を身につけておくことは必要ということですかね?でもやっぱり何か釈然としませんね.

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1/8'07
定年がない仕事 の続き

 昨日の定年がない仕事を書いてから思ったのですが,何とか食べていくことができれば,ほんとにやりたい「仕事」をすることはいくらでも可能という気がしてきました.それはインターネットがあるからです.

※これ以降,仕事と「仕事」の違いにご注意(^^;ください.仕事は文字通りそれで食べて行ける仕事(≒職業)を指し,「仕事」も本来的には仕事足りうるものですが,世の中の役に立っている,存在価値があるとしても(資本主義社会のひずみによって?)お金にはならないかもしれない,でもとても重要なもの(例えば,学術研究や芸術文化活動など)というやや広い意味で使っています.

 例えば,今やってる仕事は定年が来て大学をクビになればできなくなると思っていたのですが,考えてみれば研究そのものが何とか続けられてその成果を発信さえできれば定年後もずっと続けられるわけです.大規模な研究設備が必要な研究なら厳しいかもしれませんが,私が今やってる研究は,振動実験など設備が必要なものもありますが,パソコン1台あればやっていけるものもあります.それに莫大な研究費が必要な研究をしてると,研究費獲るために申請書書くのが仕事?とか,研究費稼ぐために受託研究ばっかりやって自分の研究は?みたいなまさにミイラ取りがミイラ状態になるのは目に見えています.第一,いい研究はかけた研究費に比例するようなものでは断じてなく,お金なんかなくても頭脳勝負でできることはいくらでもあります

 これまでは,問題はいかに研究成果を発信するかでした.もちろん論文を書けばいいというだけの話ですが,定年後も精力的に論文を発表し続けている人は実際はとても少ないのが現状です.それに論文は「成果を業績にするもの」という側面は否めず,その体裁を整えるのが結構大変で,「明らかにわかっていない」査読者に難癖をつけられたり揚げ足をとられたりすることもしばしばです.

 インターネットであれば,そんなこと気にすることなくどんどんそれこそリアルタイムで情報発信することができます(もちろん情報の正確性,再現性に細心の注意が必要なのは言うまでもありません).ホームページでは全く業績にはなりませんが,定年過ぎて業績もくそもないでしょう.というか,私はそもそも業績といったものにはあまり興味がありません.とても興味深く有益な情報となるような結果が出たらインターネットならどんどん情報発信できます.地震被害調査速報など既にそういう形で情報発信しているものもあります.私の研究室のホームページには,常時1日100〜200アクセス(大地震が起これば1日3000アクセス以上)はありますから,論文なんか(^^;書くよりよほど多くの人の目にとまる可能性は大です.

 こうして考えてみると,今やってる仕事でなくても「情報発信」という形でできる「仕事」ならインターネットを使えば定年後もいくらでもできることに気がつきます.このコーナーもそうですよね.このコーナーも常時1日50〜100アクセスはあります(もっと目立つところに置けばアクセス数はもっと増えるかもしれませんが,今のところはあえて目立たないところに置いています).インターネットというと「情報を得る」という印象が強いのですが,もちろんその効果も絶大ですが,裏を返せば「情報を発信する」のにもものすごい威力を発揮することがわかります.

 何か希望が見えてきました(^^).なんでまだ20年以上もあるのに定年後のことなんか考えるのか?と思われる方も多いと思いますが,人間(少なくとも私は)将来に対して「何か明るいイメージ」がもてないと明るい気分にはなれませんしモチベーションもあがりません

 ただ,これらの「仕事」では(資本主義社会のひずみのために?)食べて行けるとは限らないので,これとは別に定年後も食べて行けるだけは稼がないといけませんね(やはりここでも年金は貰えないのが前提(^^;).そのためのスキルを磨くことも同時にやっていかなくてはいけません.老後の蓄え(^^;をすればいいじゃんという人もいるかと思いますが,蓄えほど当てにならないものはありません.例えば,インフレとかデフレとか経済破綻なんかすればイチコロです.莫大な財産なんかより少しずつでも稼げることが何百倍も重要なことです.でも定年後もできるそういうスキルを身につけることはもちろん大変なことですが,やり甲斐さえあれば(「その気にさえなれば」)どんなに大変なことだってへっちゃらです.

 いい「仕事」をしてもそれでお金を稼げるわけではないというのは,ほんとに資本主義社会の欠陥だと思いますが,そこは割り切るしかないですかね.ただ,「仕事」を仕事にすると大変な面も実際あります.例えば,研究という「仕事」を仕事にすると,大学内外の莫大な雑事が付いてきてしまうわけです.あるいは,このコーナーを読んでいただいている多くの方からとても面白いから出版社に売り込んだら?というご提案をいただいているのですが(^^;(ありがとうございますm(_ _)m),もしほんとにそうしようとすれば,いろいろ大変なこともあるでしょうし(やっぱりちゃんとした「形」にするのが一番大変でしょう),「仕事」を仕事にする,即ち,売れるものにするのはそんなに簡単で甘いものじゃないでしょう.というか,そういう仕事に伴う雑事はほんとこりごりです.食べてさえ行ければ,自分のペースで自分がほんとに「いい」,「やるべき」と思う「仕事」をして行きたいです.

 ただ,やっていく「仕事」は,ボランティア活動もいいですが,できれば自分でないとできないことをやっていきたいです.それが私の役回りだと思いますし,それこそがやり甲斐というものでしょう.

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 「ほぼ毎日5kmランニング」ですが,体調を崩して全治3ヶ月と診断されて中断してから2ヶ月近くが経ちました.「ほぼ毎日5kmランニング」をしていた頃は体調もよく,従って?精神的な調子もよかったのですが(ちゃんと記録をつけている),やめてからはだめだめですねー(T_T).でもこういうのは,「ほぼ毎日5kmランニング」をしているから調子がいいのか,調子がいいから「ほぼ毎日5kmランニング」をしているのかわからないのでなかなかその効果のほどを判断するのは難しいです.ただ,これから修論,卒論が「佳境(^^;」に入ってきますし(今年もほんとやばい.本人にやばいという自覚があるならまだしもどう見ても自覚がないのがいるのがほんとにやばい),夜走るのは寒いし(^^;,スキーシーズンだし,ゴルフも始めたばっかりだし,少なくとも再開するのは全快して暖かくなってからにしようと思います.

 ただ,2ヶ月もまともな運動をしていないので,増えてるだろうと思って先日体重計に久しぶりに乗ったのですが,体重は少し減ってました(ただ体脂肪率は増えてました(^^;).なんでだろ?やっぱり病気だから?

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 ゴーグルを実際に使用しての実証実験ですが,全く問題なしです(^^)v.すきま用テープの耐久性を心配してくださった(^^;方もいらっしゃったのですが,よく考えたらすきま用テープが雨風で接着力が落ちたらまずいですよね.だから楽勝なわけです.スポンジの肌に当たる感じもとてもよいです.

 実験(^^;を行ったのはGーラ湯沢スキー場でしたが,ここのゴンドラまた客を上に残したまま止まったようですね.全く学習しないスキー場だ(^^;.緊急用でもいいから下山コースを整備した方がいいのではないでしょうか?石打に抜けるコースもあるのに.

 ちなみに,このスキー場は同伴者がいれば,指導員資格を持つ人はリフト券が只になるので,その点はありがとうございますm(_ _)m.早速「行使」させていただきました(^^).どんなリフト券が来るのかなと思っていたのですが,全くふつーでした.でもよーく見るとびみょーに違いが...(^^;↓(上が只のリフト券,下が普通のパックのリフト券).

 でも字が金色なんで,うまくスキャンできてませんね.違いは2箇所です(間違い探し(^^;?).

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1/10'07
PDA考

 このコーナーでも時々書きましたが,ノートパソコンよりは小さいモバイル端末,いわゆるPDA(のようなもの)をずっと探しているのですが,これだ!というものには出会えていません.私が作業をする状況は3つあります.まず1つ目は,研究室の机でデスクトップを使って作業,2つ目が家で,あるいは,外出時に電車に「座って」,あるいは,学出先でノートパソコンを使って作業です.ここまでは問題ありません.問題は,3つ目の状況,即ち,電車で「立って」作業,人と話しているときなどにスケジュールをチェックして編集,アイデアを思いついたときに即座にメモ,という場合に対応でき,常時携帯できるPDA(のようなもの)を探しているわけです.

 私がPDA(のようなもの)に求めるものは,携帯性(重さ,大きさ),即時アクセス性(使いたいときにすぐに使える状態になるか),バッテリ持続性(1日もてばいい),パソコンとのデータ連携の手軽さ,そして,テキストファイルの編集ができること(含む,キーボードなどの入力)です.メール,インターネットなどの通信機能,デジカメ,動画再生もできればそれに越したことないですが,上で挙げたものの方がプライオリティが高いです.

 いくつか試したものもあります.まず,シグマリオンIIは相当使いました.キーボード付きで,しかも,充分ブラインドタッチできますし,Windows CE用のWZエディタ(キーカスタマイズできる)もインストールできたので,文章を書くときの使い勝手はノートパソコン並でした.取りだして蓋を開ければ即座に立ち上がりますし,バッテリのもちも充分でした.立った状態でも,左右の親指で快適にタイピングできます.

 でもこれは,PDAというよりは,小さなノートパソコンといった感じですね.重さ500g弱で横に長いので,頑張れば(^^;上着のポケットに入らないことはないですが,常時携帯するのはさすがに厳しいです.そして一番の問題はパソコンとのデータのやりとりでした.ケーブルを繋いで同期するのですが,RS232Cだったのでとても時間がかかりました.ていうか,ケーブルを繋がなければならないのは,パソコンとのデータ連携の手軽さという観点からは「アウト」です.

 そこで,つくばに来るときザウルスを買ってもってきました.型番は違いますが,こんな感じの奴です.キーボードは,とても小さいですが,左右の親指でかなり快適にタイプできます.でもほとんど使いませんでしたね.やっぱりパソコンとのデータの同期が面倒だったのと,びみょーにでかいんですよ.最近のザウルスも検討しました.性能的にはかなりノートパソコンに近いものがあるのですが,その分でかくなってしまって常時携帯とは行きません.

 そうそう,こういうのも使ったことありました.欲しいと思ったとき既に生産終了だったので,オークションで4000円くらい(だったかな?)で落札しました(後にも先にもオークションを使ったのはこの1回だけです).これは携帯性は抜群でした.でも...データの同期に時間がかかるし,ファイルの編集は実質できない(できることはできるが液晶に出てくるキーボードはほとんど使いものにならなかった)代物でした.

 という感じで,結局R3を持ち歩いていましたが,ノートパソコンなのでさすがにポケットには入りません(^^;.しかも最近になってW5に一本化してしまいました.ということで,現在はPDA(のようなもの)は使用していません.私はずっとスケジュール管理などは全てPC上で行っているので手帳は基本的に使っていません.だってスケジュールに関する連絡はほとんどメールですからPC上を主体にした方が格段に高能率です,ですから,外出先でスケジュールの確認が必要になったらノートパソコンを鞄から出す必要がありますし(外出するときはノートパソコンは必ずもっていきます),学内なら部屋に戻る必要があります.それは普段のスケジュール管理に比べればわずかではありますが,その時はやっぱり面倒です.

 で,W5に一本化したのを機に最近また物色してみたのですが,やっぱりこれはというものはないですね.私の要件は,上に書いたとおりなので,イメージとしては,最近とみに普及しだした電子辞書(コンパクトなものはパスポートサイズで重さ100g台)にテキストエディタを載せたようなものがあればとりあえずは,いいなと思います.データリンクは,SDカードスロットがついていれば,パソコン側はバッチファイルを作っておいてクリック1つで同期,SDカードを抜いて電子辞書(みたいなの)にさす.電子辞書(みたいなの)はSDメモリを直接編集,というようにすれば,とりあえずは事足ります.

 とか思っていたら,たのみこむに同じようなことを考える人がいるみたいですね.作ってくれませんかね?辞書機能は要らないです(爆).

 まあここまでは,私の個人的な要望なんですが,PDAって今一普及してないし,使ってる人も一時期よりずっと少なくなりましたよね.それはそれで理由があるわけです.大きな理由の1つはやはり携帯電話の普及でしょう.携帯は普通?は常時携帯するものですし,これをPDA的に使っている人も多いと思います.

 私はPCを主体にしてますので,携帯はそれほど使いませんし「携帯」もしていませんが,東京などに行くときは必ずもっていきます.ていうか鞄の中に常時入っています(だから「携帯」はしてない(^^;ということです).外出時のメールチェックは携帯から.forwardしているYahooメールに繋いで行います.

 でも,ということは,どういうことかというと,もし「理想のPDA」が出現したとしたら,私は出かけるとき,ノートパソコン,PDA,携帯の3つを鞄の中に入れてもっていくことになります.そう考えると,ちょっと「がっちゃがっちゃ」しそうですよね.つまり何が言いたいかというと,携帯は必ずもっていくので要は携帯が進化してPDA的な使い方ができるようになればいいわけです.そして,そういう動きが実際にあります.ウィルコムから出たesはそれに近いものです.これはずっと興味をもっていて,でもどこの店に行っても,キーボードがちゃんと押せない奴ばっかで,キーボードの使い勝手がわからなかったのですが,先日,ついに(^^;秋葉のヨドバシでキーボードがちゃんと押せるものが置いてあったので触ってみました.かなり行けます.少なくともVAIO typeUのキーボードよりは遥かに使いやすいです.ただ,ウィルコム(ピッチ)というのがなー.FOMAに比べるとデータ通信はかなり遅いでしょう.FOMAからこういうの出してくれないかな?esがこれだけヒットしたのでドコモも密かに開発してるんじゃないかと期待しているのですが.

 あとは,PDA(的なもの)が携帯電話「にも」なる,というのもありです.ZERO3やドコモのM1000はそれに近いです.でもM1000の最大のネックはキーボードをもたないことです.あとは,携帯の最大のネックはPCとのデータリンクですね.ケーブルを繋ぐというのはアウトです.赤外線でデータリンクするというのも試してみたのですが,携帯サイドでいちいちパスワードを入力しないといけないのでこれもアウトです.miniSDはついているのでそれを使う手もありますが,miniSDをSDにするのにアタッチメントみたいなのを介すのが結構面倒なんですよね.

 実は私は今もってる携帯(P901i)を少しPDA的な使い方をしているのですが,データリンクはどうやってるかというと,メールです(^^;.メールだと全く無線(^^;なので結構楽なんですよ.つまり,PCから携帯にテキストをメールで送り,必要であれば編集する.携帯ではいわゆるメモ機能は使わずメールにメモを書いてPCに送るという使い方をしています.でもメモ帳としては使えますが,スケジュール管理には使えませんね.スケジュール管理してるPCのファイルが更新されるたびに携帯にメールするのはさすがに面倒です.

 パスワードロックしたスケジュールのファイルをサーバにアップロードして携帯からWEBで見るというのも一時期やってたのですが,いちいちアップロードするのも面倒だし,でもこれはその気になれば自動アップロードにすればいいのですが,携帯でiモードに繋いで,パスワード入れて,というのが面倒です.第一,携帯からは編集ができません.

 理想としては,朝学校に来たらクレードルに携帯をさすとPCと繋がってファイルを共有でき充電も行う,外出のときは「かしゃっ」て携帯をはずしてもっていけばいい,というのがいいですね.そうすっとやっぱりPDA(的なもの)が携帯電話「にも」なる方が可能性ありますかね?昔調べたとき,東芝のGenioがそういう使い方ができる(スロットにコンパクトフラッシュのFOMAをさす)のがあったと思うのですが今はどうなんですかね?でもGenioにはキーボードはついてないんですよねー.やっぱりだめだあ.

 ということで,未だに理想のPDA(みたいなもの)には出会えていないのが現状です.技術的にはできるでしょうからニーズがないってことですかね?

 大分前ですが,カンブリア宮殿に「超」整理法や「超」整理手帳の野口悠紀雄さんが出ておられて,手帳に優るものはないとおっしゃってましたが,現状ではそういうことになってしまうということですね.だからPDAが普及しないのでしょう.でも,私は「超」整理手帳が世に出るずっと以前から「超」整理手帳のようなスケジュール管理をやってます(実は,「超」整理法のような整理法も「超」整理法が世に出るずっと以前からやってる(^^;).今はPC上でスケジュール管理してますが,昔は自分でWordで作った手帳を印刷して持ち歩いてました(なんでみんな自分の理想の手帳を自分で作らないんですかね?).だから,PC上で管理してるスケジュールが「スムーズに持ち出せて携帯できて編集できれば」完璧なんですけどねー.このコーナーのファイルも持ち出せれば「隙間時間」に書くこともできます(^^).

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1/11'07
ホワイトカラー・エグゼンプション

 ホワイトカラー・エグゼンプション(ある一定以上の収入のある人を対象として完全成果主義にしてその代わり残業代を一切払わない制度)がマスコミで話題になってますね.マスコミでは「残業代なし」が全面に押し出されて,成果主義のところはほとんど報道されず,人件費のカットだと騒いでいます.でも私は成果主義は大いに結構な話だと思います.そもそも人によって仕事処理能力が違うのに一律に労働時間の長さに応じて報酬を払う方がおかしいでしょう.

 問題があるとすれば,仕事を報酬に対して均一に分配することができるかどうかですね.そうでないと,仕事ができる人に仕事がどんどん集中して仕事ができる人ほど報酬の割に多くの仕事をさせられることになってしまいます.あとは,仕事と報酬のバランスでしょうか.会社全体で報酬以上の仕事をさせられることもあるかもしれません(おそらくこれが今一番懸念されている).その点は人材が流動化すれば,そんな会社からはさっさともっと条件がいい会社に移ればいいわけです.これらさえクリアできれば,成果主義は最も理にかなった制度だと言えます.

 実は,大学の教員は,とっくの昔に「ホワイトカラー・エグゼンプション」です.極端な話,1日かかる仕事を午前中に終えてしまえば,午後は遊んでいても,もっと極端な話,1年でするべき仕事を1ヶ月で終えてしまえば,残りの11ヶ月は遊んで暮らしてもいいわけです.おまけに「するべき仕事」を決めるのも本人です.その代わり,給料はまあ「そこそこ」ですが,残業代は一切つきません.つまり,完全自己裁量制というわけです.でも現実には,いろんな雑事もあったりして,なかなかそうは行かないものですが,他の職業,少なくとも,あらゆるサラリーマンの中では最も自由がきくし,自分の能力や努力次第であることは間違いないでしょう.そして,これが私が大学の教員を職業として選んだ大きな理由の1つです.

 でも一番重要なのは,そういう「制度」の問題ではなくて,やっぱり仕事の中身ですよね.残業代をくれなきゃこんな仕事やらないよ,という人は自分のやってる仕事が嫌なのでしょう.それはやっぱり不幸なことだと思います.ほんとに仕事がやりたければ残業代なんか貰わなくたってやるものでしょう.大学の教員の仕事(研究)は,そういうものです.だから残業代なんか出なくてもみんな夜遅くまで仕事してるのですし,それこそが私がこの職業を選んだ1番の理由です.

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1/12'07

 歳をとったと思うことと思わないことで,歳をとったと思うことの理由を体調を崩すことが多くなったなどいくつか書いたのですが,やっぱり一番感じるのは,「とても疲れやすくなった」ことです.とにかく疲れる.何やってもすぐ疲れます.最近は講義を2限(筑波大は1限75分)やっただけでも疲れて,しばらく休まないと次の仕事にはとりかかれません.でも,休む暇なくそういう仕事が続く場合もあります.そうするとほんと疲れます.

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1/13'07
やりたいこと探し

 このコーナーで何度か「人生やりたいこと探し」と書いてきました.世間では,さかんに「夢をもとう」とか言われてますが,今の世の中,やりたいことを見つけるのはとても難しいですし,やりたいことがないのに夢なんかもてるわけがありません.ですから,やりたいことがない人は,やりたいことが見つかることを「夢見て」やりたいこと探しをしましょうというのが私の考えです.そして,やりたいことは探さなければ見つかりません.つまり,じっとしていたのでは何も変わらないということです.

 私自身も大学に入ってやりたいことを見失ってしまったときはとても苦しかったですが,他のことをやりながら(^^;,やりたいこと探しはずっと続けていました.そして,進振り直前にようやくやりたいことに辿り着くことができて現在に至っています.今考えてみれば,就職してからも随分長い間,やりたいことを見失っていたという気がします.そのときも他のことをやりながら(^^;,やりたいことを模索していたと思います.そして,1999年台湾集集地震をきっかけに現在の地震動の性質と建物被害の関係を構造動力学を用いて探求し,それを地震災害軽減に結びつけるという「やりたいこと」に辿り着くことができました.

 でもここまでの文章からは,「自分でやりたいことを見つけた」と言っているように見えますが,よくよく考えてみると全然そんなことはないことがわかります.どの分野にするかは自分なりに考えたと思いますが,研究者という職業を志したのは,小さい頃,楽しそうに仕事をする父の姿を見てということなので,まあ「気がついたら」大学の先生になりたいと思っていたという感じです(^^;.今やってることだって,強震観測網が整備されて大地震が起こると強震記録が得られるようになったからこそなわけです.つまりは家庭環境や何らかの外部要因で自然に?そうなったということです.でもそういう人は結構多いのではないでしょうか?

 そして,そういう人は,(私はともかく)それぞれの分野で一流(という言い方もどうかと思うが)と言われる人達にとても多いと思います(必要条件であって十分条件ではないのに注意).なぜなら,同じやるなら,まだ自分で何をやるのかを判断できないほんとに小さい頃からやった方が絶対有利だからです.一流のスポーツ選手なんかは例外なくそうですよね.芸術家にもそういう人はとても多いです.一流の研究者だって,気がついたら小さい頃から人より勉強してた(させられてた)という人が多いでしょう.つまり,それぞれの分野で一流と言われる人の中にそれをやるということを自分でしっかり考えて決めた人はほとんどいない,というとても皮肉なことになっているわけです.

 よく考えるとこれは非常に問題なような気もします.でも,私はまあそれでいいんじゃないかと思っています.なぜなら,何をやるかは実は大した問題ではなくて(^^;,とにかく何でもいいから何か1つとことんやってみることが大事だと思うからです.何でもやってみれば面白いものだし,どんなものにも奥深さがあるものです.ですから,世襲制でも何でもやることが小さい頃が決められている人はある意味ラッキーとも言えます.もちろん,それ以外にやりたいことがしっかり見つかれば(親の反対を押し切って)それをやればいいわけですから,それはもっとラッキーなことです.

 ですから,やりたいことが見つからない人は,やりたいこと探しをする一方で何でもいいからとにかくとことんやってみることも必要だと思います.でもやってみてこれは違うということもあるわけですし,いろんなことをやってみる方が可能性も広がりますし,仕事にもプラスになりますから,やりたいこと探しは必要だと思います.私の今の「やりたいこと」もいつまで続くかはわかりません.私は人生10年周期だと思っていて,今のテーマに取り組み始めてからもう6年くらい経ちましたからあと4年くらいしたら「次のこと」をやっているかもしれません.そして,次に何をやるかはずっと考えています.逆に言えば,少なくともあと4年くらいは今のテーマに取り組んで行きたいと思っていますし,その間に,何らかの形にすることも必要だと思っています.

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 PDAですが,PDAに接続して通話が可能なCFカードがあるようです.これを使えば,携帯とPDAを兼ねることができるわけです.でもウィルコムなんですよねー.スマートフォンといい,ウィルコムは先手先手を行ってるような気がします.これもウィルコムですしねー.でもやっぱエリアが...ドコモのM1000の次機種に期待するしかないですかね.

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 ゴルフを始めてから改めて思うのはそのメジャーさですね.週末は必ずテレビでゴルフ番組をやっています.今までは全く見ることはなかったのですが,ゴルフを始めてからはさすがにちょこちょこ見るようになりました.もちろん,プロゴルファーのプレーも参考になりますが,素人のプレー(が結構よく出てくる)も,男性でこのくらいの年齢でこのくらいの力量だと,残り何ヤードで何番アイアンなのか,とか初心者の私には参考になることが多いです.テレビで,そういう番組をしょっちゅうやってるのってほんと恵まれてると思いますよ.

 バドミントンなんか,テレビでやるのは年1回の全日本総合のそれも決勝の一部くらいのもんですからね.唯一トッププレーヤーのプレーを見ることができたSカパーも今月で終了してしまいます(T_T).まあ,筑波大バドミントン部の練習に行けば,女子のトップ選手のプレーなら生で見られますけど(^^;.

 ただ,スポーツメジャー度ランキングによると,ゴルフはサッカー,野球,スキーに次いで第4位なのですが,プレーヤーの幅広さという意味では実質第1位かもしれませんね.実際,スキーは第3位ということになっていますが(まあこのランキングがどうか?という話もあるが(^^;),スキー番組と言えば,むかーーし(バブルの頃),サロモンがスポンサーになってテレ東で「SKI NOW」というのをやっていたのと,深夜にアルペンのワールドカップを時々やってるくらいですかね.でもSKI NOWは私がちょうどスキーを始めた頃やっていてほんと食い入るように見ていたと思います.Technical Instructionとかもビデオに録って何回も見ましたもん(多分まだもってる).

 ランキング?1位と2位の野球とサッカーは,もちろん超メジャースポーツで,試合のテレビ中継もとても多いですが,よく考えてみるとプレーヤーは,プロ,学生,いわゆるノンプロがほとんどで,やるスポーツというよりは,観るスポーツという側面が強いです.野球やサッカーをやったことがある人は多いでしょうが,学生の頃,野球部やサッカー部に所属していた人は少数でしょうし,実際,硬式ボールで野球をしたことがある人はそんなにいないでしょう.そういう意味では,ゴルフはおじさんでもおばさんでも「プレーヤー」になれる数少ないスポーツで,それがプレーヤーの幅広さに繋がっています.そして,そんなに本格的にやらなくても充分プレーできる?というのがゴルフの最大の特徴であることは既に述べたとおりです.

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1/14'07

 ゴルフのメジャーさの続きですが,メジャーだということは,ゴルファーを相手にした商売も成り立つわけで,テレビ番組をやっても視聴率がとれるわけです.改めて驚くのは,練習,プレーする場所の多さですね.ゴルフ場はほんとに沢山ありますし,もっと驚くのは練習場(いわゆる打ちっ放し)の多さです.それこそそこら中にあります.しかも,基本的に1人でプレーする(例えば,バドミントンのように相手が要らない)という性格から,ちょっと時間を見つけて練習しようと思えば練習場に行けばいいわけです.

 ただ,私もそうでしたが,最初の一歩はなかなか敷居が高いと思います.まあ私の場合は敷居が高かったというよりは敢えて封印していた(既に.スポーツだけでバドミントンとスキーの2種目やってた)というのもありますけど(^^;.例えば,バドミントンとかならクラブとかサークルのようなものが沢山ありますが,ゴルフにはそういうものは少ないようですね.まああまりに競技?人口が多いので(接待に使われるくらいですから(^^;),そういうのを作って集まらなくてもそれこそ友人同士で行けちゃうというのもあるでしょう.

 あと驚くのはその「練習器具」の多さです(例えば,ここ).もうほんとによくいろんなこと考えるもんだなと感心します.でも詳しく見てみるとなんかどれも今一(^^;という感じもしないでもないです.むしろ,自分でいろいろ考えて工夫することが大事だし,楽しいと思います.少なくとも私はそんなに練習時間はとれないし,スクールに入ってる余裕もないし,コースに出れるのも月一くらいだし,Y本にいろいろききながら,自分で考えて行けるところまで行ってみようと思います.そういう意味ではゴルフはとても物理的で,いろいろ考える余地もあるし,研究しがいがあると思います.

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1/17'07
ゴルフの手軽さゆえの難しさ

 ゴルフは誰でも手軽にできて,早い遅いという差はあれ,誰でも100近くまでは行くのでは?と書きました.まあ基本的にはそうだと思うのですが,一方で,その「手軽さ」故の難しさもあると思います.

 最近の私の状態はと言うと,もうドライバー以外,即ち,アイアンとフェアウェイウッドは,だいたい8割方はほぼ真っ直ぐ標準ヘッドスピード(40m/s)の9掛けくらいの飛距離を飛ばせるような感じでした.ドライバーも「まず真っ直ぐ飛ばすこと,それから遠くに飛ばすこと」という格言?に従って,ほんとに軽く振って飛距離を200ヤードくらいに押さえれば多少曲がるもののこれも8割方はフェアウェイの範囲内に飛ぶようになっていました.アプローチもだいたい10〜30ヤードを10ヤード刻みくらいでほぼ安定して打ち分けることができます.パッティングも1mくらいのストレートラインならだいたい入っていたと思います.

 ということで,次回は目標の120台では回れるのではないかと思っていました.まあ,それはそうだと思うのですが,先日,いろいろゴルフの面倒を見てもらってるY本に久しぶりにフォームを見てもらいました.もちろん,そこそこの球は出ているわけだし,格段に進歩していると言ってくれたのですが,一方で,フォームに相当駄目出しをされました.というか,もう最初からやり直しって感じです(T_T).

 彼が言うにはこうです.「今の腕前なら120くらいでは回れると思う.そして,アプローチとパッティングがある程度安定したら100くらいまでは行くと思う.でもそれ以上は今のフォームでは無理だよ」.つまりは,簡単に言えば,手打ちになっているわけです.彼は今のフォームではどうして駄目なのか,安定した球を打てる合理的なフォームはどうなのかをとても理路整然と説明してくれました.携帯で動画を撮ってくれて見せてくれたのですが,私自身も自分のスイングを見て愕然としました.自分ではY本のアドバイスやいろいろ調べたり何より自分なりに考えてやっていたつもりですが,これじゃあ生まれて初めてのときと大して変わらないじゃんとも思いました.

 確かに,これまで他のスポーツでかなりトレーニングをしてきた割には飛距離が出ない(まだスリークウォーターで振っているものの標準の9掛け)ので変だと思っていました.むしろ,体の捻転を使えていないのに腕力だけで標準の9割も?飛ばしていたわけです.そんなんでは,いつか壁にぶつかるのは目に見えています.

 ということで,やり直しですね.まあでもそんなもんかな.むしろ,まだ始めて実質3ヶ月経ってませんし,早い段階で修正できてよかったと言うべきでしょう.でもやっぱりかなり凹んでいます.と,同時に「練習」の難しさを痛感しました.更には,結果から原因を判断することの危険性,いい結果が出ているからいい練習ができてるとは限らないということもあるわけです.これはかなり厄介です.ゴルフの場合は,既に書いたように,フォームが少々どうであろうとも結果がそこそこ出るので特に危険です.

 そういう意味では,多少回り道でも結果を求めないことも必要かもしれませんね.結果を先に求めて基本的な重要なところを疎かにしていると,ある程度のところまでは器用さや体力で行けても必ず壁にぶつかります.そして,その危険性は,器用さや体力があるような場合に増します.なぜなら,器用さや体力で合理的でないフォームである程度上手くなって壁にぶつかったときは,「癖がついて」いて,それ以上上手くなるには,まず癖をとることからやらないといけないので,結局とても回り道になってしまうからです.例えば,スキーだと合理的なフォームでなくても脚力があれば,例えば,後傾でもある程度は滑れちゃうわけですが,そんなんでは,2級も受からないでしょう.でも後傾で滑り慣れてるとそれを正しいポジションに直すのはとても大変です.

 でも結果を求めないで我慢するのは結構辛いことです.どうするかは人それぞれの問題です.つまり「そこまでして上手くなりたいか」ですね.これもY本と車の中で話したのですが,例えば,ゴルフは大好き,上手くもなりたい,でも,練習は嫌いだし,フォームがどうのこうのとか難しいこと考えるのもめんどくさい,そんなことするくらいなら,今のレベルでいいから楽しくゴルフしたい,という人もいると思いますし,それはそれで1つのやり方です.話は発散しますが,これはそのまま人生や生き方にも当てはまりますね.つまりは,平凡で幸せな人生を送りたいか,苦労しても何かを目指したり,世の中を変えたりする人生を送るかということですね.

 私はどうしましょうかね?ゴルフに関してはまあ今のような感じでやっていくと思います.上手くはなりたいけど練習が辛いというところまでは追い込みたくはないです.今のところ趣味でやってるわけですから(仕事以外にやってることに書くには他のものと比較するとまだまだ遙か彼方です),楽しくなかったら意味がありません.スクールに入るのを勧めてくれる人が多いのですが,自分で考えるのが好きでそれが面白いし(今のところ)スクールに入るつもりはないです.幸いY本がいろいろアドバイスしてくれるので(ほんとにありがとう),今の私にはそれで充分だし,それが最も効率的です(練習時間もそんなにとれないし).使う「言語のレベル」が私の感覚にとても近くて理路整然としているし,それこそ惜しげもなく情報をくれるのでほんとに感謝しています.月1回くらいですがいっしょにゴルフに行ってフォームもチェックしてくれます.まあそんなペースでのんびりやりたいと思います.

 スクールはもちろんレッスンプロが教えてくれるわけで信頼性は高いのですが,効率がいいとは言えないと思います.多人数だと最大公約数的なレッスンになるし,もちろんお金を払えば個人レッスンも受けられますが,教える方も「プロ」なので,「小出し」にするのは目に見えています.

 実はY本がゴルフを教えてくれるバーターで私は彼にスキーを教えることにして先日行ってきました.彼のレベルは年1回?くらいのペースでもう10回くらいは行っていてここ数年は行ってないとのことですが,スクールに入ったことはなくまだ初心者レベル(プルークボーゲンで緩斜面なら滑れる)ということでした.私はちゃんと教えればスキーは1日で中斜面のパラレルまで行くと思っていて,ゴルフの面倒を見てくれているお礼に1日でパラレルで滑れるようにしてやるよ,と豪語(^^;していました.そして,実際に1日で彼はなんと急斜面!をパラレルで降りられるようになりました(^^)V.もし彼がスクールに入っていたとしたら,1日目はそれこそプルークボーゲンやって終わりでしょう.そして,パラレルを教えてもらうまでには何回もスクールに入らないといけないでしょう.でもちゃんと教えられる人が相手の力量や上達具合を把握してその人に合った的確なアドバイスを与えていけば1日でパラレルまで行きます.でもスクールの先生という立場だったら,そんなことしたら自分で自分の首を絞めることになります.私の場合は,Y本に早く上手くなってもらっていっしょに滑れた方が絶対楽しいのでさっさと上手くなってもらいたいわけで,最短距離を辿ることができるわけです.

 話をゴルフに戻します.まあ上で書いたような感じで,Y本のアドバイスを受けつつ自分で調べたり考えたりしながらのんびり,でも,効率的に,なおかつ楽しくやっていきたいと思います.でもフォームチェックは自分でもやった方がいいでしょうねー.自宅で鏡に映して時々見ているのですが,それだとそんなにおかしくはないんですよ.やっぱり,実際に球を打つのと素振りだと違うのかな?やはり「自分がどう動いているのかがビデオを見なくても感覚的にわかる」というのはとても大事です.この能力がスポーツではとても大きな比重を占めます.スキーだと自分の滑りをビデオで見るとだいたいみんな愕然とします(それはゴルフもそうなのかな?).まあよりよいイメージで滑ったりスイングしたりするのが大事で,愕然とするのは実際よりいいイメージで滑ったりスイングしたりしているのでいいことなのですが,実際はどうなのかわかるのはとても大事です.でもなかなか難しい.だから,ビデオを使うしかないんでしょうね.そうしているうちにキャリブレーションもできてきてだんだん見なくてもわかるようになってくるということもあります.

 まあゴルフはそんな感じ,即ち,楽しめる範囲で上手くなろうとするという感じでいいと思いますが,もっと重要なのは,生き方や仕事の方ですよね(^^;.でもまあこれもこのコーナーで再三書いているように,自然の流れに逆らわず自分ができることをできる範囲で精一杯やっていくということでしょうね.そして「何かが私を動か」せば,自分の命を削ってでも動くこともあるでしょうし,そういうときはそれが私の役回りなので,それに逆らうことはできないし,それが自然だし,150億年前からそう決まっていたということです.

 でも何か全く新しいことを始めるのは楽しいものですね.小学校低学年のとき昆虫採集にはまって図鑑をぼろぼろになるまで見ていたときのこと,母親に高学年の参考書を買ってもらって勉強したときのこと,火星大接近をきっかけに天文にはまっていたときのこと,ほんとに小さい頃習っていたけどやめたピアノをまた習い始めたときのこと,空手に通い始めたときのこと(とか書いていたら小さい頃はこの他にもいろんなものにはまっていたのを思い出してしまいました(^^;がとても書ききれないので割愛します),レコードをこつこつ集めてピアノ音楽を開拓していったときのこと,中学のとき英語が始まって自分でどんどん勉強していったときのこと,クラブに入ってクラリネットを始めたときのこと,高校のときFMを毎週チェックしてピアノ以外のクラシック音楽を開拓していったときのこと,大学に入って近現代音楽を開拓していったときのこと,バドミントン(は最初はしんどいことの方が多かったかな(^^;)を始めたときのこと,研究室に入って研究の面白さに開眼したときのこと,大学を卒業してスキーを始めたときのこと,大学院時代イカ天をきっかけにハードロックにはまっていったときのこと,大学院を出て**ようになり最初いろいろ勉強したときのこと,そして,研究してプログラムを開発したときのこと,ホームページを開設してこのコーナーを書き始めたときのことなど(多すぎ(^^;?)を思い出します.できればそういう「何か新しいこと」が常にあるといいですね.だいたい数年で飽きる(^^;ので(でも数年はまれば相当のレベルまで行く),これを数年おきに繰り返せばまだ相当たくさんのものにはまれますね(^^;.でも種目がどんどん増えていくのでキープするのは大変でしょうね(^^;.

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1/20'07

 S田S助のNッポンチャチャチャというのをなんとなく仕事をしながら見ていたら,このコーナーで何度か登場している(こことかここ)柳田先生がスーパーシニアアスリートとして出ておられました(^^).お元気そうでしたね.というか思ったより全然衰えておられなくて正直驚きました(私の方がよっぽど衰えたと思えるくらい).シングルで松岡修三さんがぼこぼこにやられてました(^^;(当然ですが).場所が昔よく練習した文京一中だったのも懐かしかったです.

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1/22'07

 AるAる大事典が大変なことになってますね.まあ以前から情報の信憑性について疑問視する意見がとても多かった番組です.ほとんどの人がまだ知らないようなとても有益な情報をネタを変えながら毎週提供し続けるのは至難の業ですし,最先端の研究者が何年もかけて研究しているようなことをおいそれと実験できるほど研究の世界は甘いものではありません.

 地震防災対策(って日本語は変だという意見もあります(^^;.だって防災と対策が被ってる.正しくは地震防災,あるいは,地震対策?)関係で,私のところにも何度か話が来たのでわかりますが,番組を作っているのは実質小さな番組制作会社です.つまりは肝心の番組の中身はほとんど丸投げってことですね.まあこれはAるAるに限らずほとんどの番組がそうなのでしょう.AるAるではないですが,私のところに企画書をもってきたところで,ほんとこんな感じで何千万人という人の目に触れるかもしれない番組が作られてるのかと愕然とするようなこともありました.でもAるAるのとき私のところに相談に来た番組制作会社の人達は素人なりにとても頑張っておられて,熱心に実験とかしてましたよ.でも研究成果と言えるほどのものでは...ていうか,あんな短期間でできちゃうのなら,我々もほんと苦労しません(^^;.

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1/26'07

 今日,新宿で午後から委員会だったので,みよし@歌舞伎町で昼飯を食ってからと思って行ってきました.が!改装工事中でした(T_T).ていうか,もうつぶれた?やはり本格的なとんこつラーメンは東京では受け入れられないということですかね.代わりに近くの博多天神に行きました(^^;が,ここのはなんか薄くて(関東随一の濃度と謳っているのに)今一でしたねー.

 委員会が予定通り15時に終わったので,以前から懸案となっている東京で地震が起こったときのためのある方策のために,急遽Kムさんに連絡をとってほんと久しぶりにT大地震研に行ってきました.T大地震研もそうですが,あの近辺まで行くのも久しぶりでなんかすごく懐かしかったです.旧館(2号館?)の耐震補強工事が始まっていました↓.

 新館になって行くのは初めてでした.やっぱり新しい建物はいいですねー.でもKムさんの部屋は5階なんですが,免震で5階であの柱の太さです(^^;.Kムさんに会うのは久しぶりでしたが,やっぱり「痩せました?」ときかれました.久しぶりに会った人にはまず例外なくそうきかれます.でも体重は全然減ってないんですけどねー(もちろん増えてもいない).

 実はこの間,机の引き出しをがさがさやっていたら,地震研時代の身分証明書が出てきました.その写真を見ると...顔の輪郭が今と全然違います.頬のあたりの膨らみ具合が全く違う.もちろん昔の方が頬のあたりがふっくらしています.このとき(高々5年くらい前)の印象をもっていると今の私の顔を見たらそりゃー「痩せた」と思うでしょーねー.でも今の方がまあふつーに引き締まって?いて(昔よりは)いいと私個人的には思うんですけどねー.頬がこけてやつれたように見えるんですかねー?

 Kムさんとの用事が済んだ後,他に誰かいるかなと思って5階をうろうろしていたのですが,K谷澤先生もK纈先生もF村先生もS上さんも誰もいなくてちょっと寂しかったです(まあ急に思い立って行ったのでしょうがないですが).S田もいなくなったし,地震研の知り合いもどんどん少なくなってきてやっぱりちょっと寂しいですね.

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スパムメール対策 その3?

 私の研究が足らないのかもしれませんが,スパムメール対策 その2?で紹介した英文メール駆逐艦 雪風ですが,だめですね.とにかくチェックに時間がかかってCPUを圧迫します.2分おきにチェックとかにしておくとほぼ常時走っています.しかも,ノートのときは大丈夫なんですが,デスクトップPCで常駐しているとなぜかしょっちゅう「オーバーフローしました」というエラーが出て止まります.ホームページを見ましたが,FAQには対処法は書いてありませんでした.メールで問い合わせるのも面倒だし,フリーソフトで開発者に負担をかけるのもなんなので違うフリーソフトを探してみました.

 探してみたというよりは,雪風のときに既に見つけてダウンロードしていたSpam Mail Killerというのを使ってみることにしました.実は以前インストールして使おうとしたのですが,機能が多すぎて使いづらくて放り出していました.でも他に見当たらないので少し頑張ってヘルプでキーワード検索などをしてまあなんとか使い方を把握しました.海外からの英文スパムメールを駆逐することもできます.1週間ほど使っていますが,これでOKですね.

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 PDAのような携帯(携帯のようなPDA?)ですが,M1000の次ってhTcZなんですかね?法人向けということになっていて,早く個人向けに発売されないかなとずっと思っているのですが,考えてみたら私の携帯って法人向けなのでした(^^;.問い合わせてみるかな?問題はPCとのデータリンクですが,できそうな雰囲気はありますね.でもとにかく現物を触ってみないと話になりません(特にキーボード).法人向けの製品は店頭にものがないし,やはり個人向けに発売されないといろんなノウハウ的な情報も入ってきません.端末自体はNOKIAのE61が好きなんですが,キャリアがソフトバンクじゃーねー.eshTcZのキーボードって,両手でもって左右の親指でタイプするのを想定していると思うんですが,E61って,両手でも片手でも押せそう(実際にやってみないとわからないが)というのがすごいと思います.電車の中で立って片手で作業ができるって結構でかいんですよねー.

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 とにかく疲れています.肉体的にというよりは,精神的にです.精神的なエネルギーが枯渇してきた感じです.だから休み方も難しいです.何が原因ですかね?卒論と修論がピンチの学生がいるのは確かにしんどいです.でも,やるのは彼らですし,私ができることは限られています.自分のことなら自分が頑張ればいいのですが,この場合はそうは行きません.でも私にも大きな責任があります.こういうのってほんとに疲れます.

 でも彼らには,この「修羅場」をくぐり抜けて,大きく成長して欲しいし,大きな達成感を味わって欲しいです.私ができることは限られてはいますが,10人近くの学生に1人ずつ最先端のテーマを与えてマネージメントするのはほんとに大変です.来年は更に数が増えるのでもっと大変になります.でも大学内外のいろんな雑事に比べれば,「大変な思いのし甲斐」はあります.研究が進むとかそういうことではなくて,研究を通して彼らが確実に大きく成長してくれるからです.でもそのためには,最先端の困難なテーマを考えてそれに取り組ませなければなりませんし,頑張らせないといけないわけですし,うまくマネージメントしないといけないわけで,とてもとても大変で疲れるわけです.

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1/28'07
なんでとにかく疲れているか?

 なんでとにかく疲れているか,ですが,疲れること自体は悪いことではありません(最近歳のせいか?同じことをしても疲れやすくなったとは思いますが).疲れることは,充実感,満足感に繋がるものだと私は考えています.そもそも疲れない程度のことをして大したことができるわけがありません(まあこの辺は2つの幸せのどっちを選ぶかという問題もありますがそれはとりあえず置いておきます).大変ではありますが学生の数が増えるのは大歓迎だし,私が疲れ果てるくらいがんがん研究を進めてそれを通して成長してもらいたいです.ですから疲れること自体は全く問題ないし,むしろ望むところです.別の例をあげると,なぜ筋トレすると筋力がアップするかというと,一旦「疲れて」筋繊維を壊していわゆる超回復をさせているからなわけで,疲れなければ成長もないわけです.

 つまり,「とにかく疲れている」と感じるのは,疲れて,その疲れから回復していないということで,それが問題なわけです.要は休み方の問題なわけです.筋トレだってちゃんと休んで蛋白質を補給しなければ効果はないどころか,筋力はどんどん落ちていきます.

 交感神経,副交感神経があるように,いわゆる「ON, OFFの切り換え」が重要なわけです.でも私の場合は,四六時中何か考えていますし,ずっと職住接近でやってきているので,切り換えは難しいです.というか,やっぱりそういうことが下手なんですよね.でも,例えば,スキーに行ったときに,昼間はがんがん滑っていて,宿に帰ってきたらぐーぐー寝ていて(^^;,「境さーん,ONとOFFの切り換えが激しいですねー」とかは,昔よく言われてたんですけどねー(それは今もそう?).唯一他のことが何も考えられなかったバドミントンをやめたのは大きかったですかねー.

 仕事以外にやってることも「ただ遊びでやってる」ことは何1つないので「休み」にはなってないと思います.ですから休んでいるのは寝ているときとご飯を食べてるときくらいですかね.ご飯を食べてるときも何か考えていますから,寝ているときだけか(^^;.いや,寝ているときも何か考えている?要は休んでいるときも休んでる気がしません.やはり心休まる趣味が必要なんですかね?

 ただ,私の場合も疲れていればそりゃ休もうとします(もちろん休む時間があれば,ですが).そういうときは,ぼーっとテレビを見ているか,寝ているかですかね.でも,そういう風に休んだときいつも感じるのは「休んだ感じがしない」ということです.疲れもとれていないし,なんかやはり無駄な時間を過ごしたような気がするのです.

 「山高ければ谷深し」というようにONとOFFのONの頑張りが足らないのかもしれませんね.疲れがとれないから頑張れない,頑張れないから山が低くなって谷(休息)も浅くなるの悪循環のような気がします.これは幸福論とも整合します.要はいかに充実した日々が送れているかということですね.充実した日々が送れていれば,どんなに疲れても回復するものです.よく「疲れを感じない」というのは,疲れていないのではなくて,疲れてもしっかり回復できているということなのだと思います.

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 プロからアマに転向してオリンピックを目指したY本KIDですが,あっさり負けましたね.まあそんなもんでしょう.どんなにプロで活躍していても転向して半年で勝てるほど甘いものではありません.つまり,プロだからアマよりレベルが高い,なんてことはないわけです.

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1/30'07

 Y沢伯夫厚労大臣の「女性は産む機械」発言についてやはりコメントしておかないといけないですかねー.ていうかほんとコメントする気にもならないほとひどい発言です.このコーナーで再三書いてきましたが,仕事はできるけど,人生や世の中のことを全く考えていない,あるいは,とても浅い考えしかもっていないという人は結構多いです.特に仕事ができる男性の中に女性に対する考えがとんでもない,という人はかなりいます.まあ仕事ができるのなら世の中の役に立つでしょうから,それなりの評価に値するのでしょうが,私はそういう人を見るとどんなに仕事ができてもとてもつまらない人間に見えてしまいます.

 Y沢さんもちまたでは有能な政治家と言われていましたから,この人もそういう人だったんですねー.でも政治家なわけですから,世の中のことに対する考えや認識がこれほど浅はかでは話になりません.そういう人が評価されて「上に上がってくる」政界自体にも多いに問題があります.

 ただ,マスコミの報道を見ていると「産む機械」とか「機械の数は決まっている」とか,フレーズの一部しか伝わってこないので,発言全体をきいてみないと彼の言いたかった真意はわかりません.でもたとえ真意は他にあるのだとしても喩えがひどすぎます.つまり,百万歩譲って喩えが悪かったとしてもこの喩えをきいて女性がどう思うかが全く想像できていないわけで,大馬鹿者ということになりますから,その場合は「仕事ができるがそれ以外の考えが浅い」のではなく「仕事ができない」ということになるわけで,どっちにしてもアウトです.

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 どうにも体調が悪いです.休み方云々というレベルの話ではない気がしてきました.

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1/31'07

 どうにも体調が悪く,食後にどうしようもなく怠くなるなど以前から気になっている症状があるので,薬局で検査紙というのを買ってきて検査?してみました.結果は...全く白でした.ほっ(^^).でもだとすると何が原因なんですかね?やっぱり単に疲れているだけ?

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 とうとう今日で,Sカパーの卓球・バドミントンが終了してしまいました.まあもうプレーはしていないのでそれはまあいいんですが,筑波大バドミントン部を出てトップレベルで頑張ってる卒業生達に「会えなくなる」のがちょっと寂しいですねー.

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