4/04'06

 また更新が滞ってしまいました.いつの間にか4月になってますし(^^;.別に何かあったわけではありません.でも考えてみたらこのコーナーに「ちょっと思うこと」を設けて(もうなくなりましたが(^^;),更新の連続の走りとなったのが去年の4月9日ですから,それからちょうど1年ですねー.うーん,やばい.そろそろ「飽きて」くる時期ではあります.もちろん書くことはまだいくらでもあるのですが,「やる気」が...

                 -----------------------------------

内的熟達vs人との繋がり
4/05'06

 30過ぎたら(ある時期を過ぎたら)自分のためには頑張れない,と何度か書いてきました.実際私はそうでしたし,その通りだと思うのですが,このことは,自分のために頑張れないけど,人のためになら頑張れるということです.例えば,30過ぎる頃は普通?なら結婚して子供ができて子供のために家族のために頑張れる,ということを言う人はとても多いです.私の父もそういうことを言っていました.「頑張れる」って幸せなことですよね.つまり「幸せになりたかったら普通が一番」ということでしょう.普通でなくても仕事のレベルがどんどん上がってきて,社会に役立つような仕事ができるようになれば社会のために世の中を少しでもよくするために頑張れる,そしてそれに幸せを感じるということもあるでしょう.

 この手の「頑張る」をやる気3要素に照らし合わせてみると,「人との繋がり」ということになります.あるいは,子供ができて食べさせなきゃいけないとか,娘の結婚式で課長と紹介されるより部長とか取締役とか紹介されたい(^^;(もちろん娘のために)とかいうことを考えると「報酬」とも関わってきます.つまり,この手の「頑張る」に「内的熟達」はあまり関係していないことに気づきます.言い換えると,「報酬」は辛くても仕事を頑張るということですし,「人との繋がり」も仕事そのものを純粋に楽しめているとは言えないのではないかと思います.

 最近こんなことがありました.おそらく私が哲学論議をする最高のパートナーの1人である某大学の某先生に子供が産まれて(これで誰かわかっちゃう人はわかっちゃいますね(^^;),もちろんそれ自体はとてもめでたいことで,彼もとても幸せを感じているようですが,私は彼がこれを機に「頑張れる」かどうかにとても興味がありました.それで半分トラップをかけるつもりで(頑張れると答えたら,以前からいっしょにやろうと言っていた仕事をせっつくつもりで)やる気が出てきたかどうかきいてみました.

 反応は今一でしたね(それともトラップに気づいたか(^^;).まあ彼の場合は順調に昇進してますし,そういう報酬系は充分満たされているでしょうから,子供が産まれたことがそういう下世話な報酬を得るための動機付けにはならないだろうということもあります.まあ大学の場合は頑張ったから昇進できるとか給料が増えるとかいうことはないですからね.ですから,「子供が産まれたら頑張れる」という単純な話でもないわけです.

 やる気3要素の「報酬」はともかく,「人との繋がり」と「内的熟達」のどちらがやる気に繋がるかはいろいろ議論があるところです.「無気力の心理学」では内的熟達が上と言っていますし,私もそう思いますが,中には人との繋がりが上という人もいます.まあ「頑張れるかどうか」という観点に立てば車の両輪とも言えるものですが,どっちが「気分がいいか」という観点に立てばその差は歴然でしょう.苦しくてもいっしょに頑張れる仲間の存在は絶大ですが,苦しいことに変わりはありません.いくら「最大の幸福は仕事の後の休息である(カント)」とは言え,ほとんどの人は起きている時間の大半は仕事をしているわけですから,仕事があまりに辛いのは「気分がいい」とは言えないでしょう.もちろん幸不幸は時間的に相対的なものなので「多少は」辛いこと苦しいことはとても重要ですが,仕事なんですから楽しいことばかりでないのは当たり前ですし,仕事が辛くなくてどうしよう?なんて心配は無用でしょう(^^;.

 私の人生の目標?は「気分よく生きていく」ことなので(^^;,私はやはり内的熟達を追求していきたいと思っています.内的熟達はそれそのものの面白さということで,じゃあ仕事が面白くなければしょうがないじゃん,と言われる方もいらっしゃるでしょうが,私は面白さは「見出す」ものだと考えています.つまり,面白さを見出すように努力しましょうということです.また「面白さ」とは違う「内的熟達」続き)があることも既に述べた通りです.内的熟達と人との繋がりを厳密に分離することに拘る必要もないでしょう.人との繋がりの中に内的熟達的な部分もあります.例えば,人と一緒に仕事をしていて,人をどう動かすかということも技術でしょうから,内的熟達と言えないこともありません.そういう広い意味で「何でも楽しむ」ということでしょうか.

                 -----------------------------------

4/11'06

 またまた(^^;大分ご無沙汰してしまいました.まあ忙しいというのはあるのですが,ここんとこN工大のU先生とメールでずっと哲学論議をしていてそっちの方が楽しい(^^;というのもあります.いつもだと何か用事?があってそのついでに何回かメールで哲学論議をしてどっちかが(だいたいはU先生が)返事をしなくて立ち消えになることが多いですが,今回はもう1ヶ月以上もほぼ毎日(^^;続いています.しかも今回は明らかに向こうの方がレスポンスが早く押され気味(^^;です.

 全ては150億年前に決まっているの最後に書いている不確定性原理,あるいは,その後の現代物理学に関して相当調べてくれたようです.でもM理論とか超ひも理論とかカオス理論のバタフライ効果とかシュレディンガーの猫実験とかエヴェレット解釈とかパイロット解釈とか難しすぎてようわからん(^^;.で,それらによるとどーも「全ては150億年前に決まっていない」とするのが主流のようです.でもなんかどれも複雑怪奇,かつ,アクロバティックで本質をついてるとは思えないんですよねー.

                 -----------------------------------

コンピュータの使用環境(1)
キーカスタマイズのすすめ
4/12'06

 新シリーズ(^^;というわけではないのですが,私が使っているソフトウェアやコンピュータ環境でいいと思うものを紹介して行こうと思います.まずは「キーカスタマイズのすすめ」です.

 これはいきなり思い出話になるのですが,私がまだ大学院生で確か博士課程の1年の時だったと思います.当時はまだ「98」が世の中の主流で,竹中工務店の奨学金が当たって(ありがとうございましたm(_ _)m),98で初めてのノートタイプのパソコン「98note」が出て(いわゆるIBMコンパチのダイナブックは既に出ていましたが),飛びつくように買ったと思います.パソコンが「持ち運べる」なんて夢のようでした(まあ当時は今ほど気軽に持ち運べるものではありませんでしが).

 で,喜び勇んで買ってきてセットアップして使おうとしたら,いきなり茫然としました.カーソルキーがとても使いにくいところにあったのです.というか使いものにならなかった.当時はまだ,文章を書くときは,ワープロ(当時は「松」.一太郎はとても反応が遅く,私のタイプスピードでは全く使いものにならなかった)かエディタ(当時はMIFES)を使うのですが,カーソルの移動はカーソルキーを使っていました(今でもカーソルキー使ってる人いませんか?).ですからカーソルキーの位置はとても重要だったのです.文章を書いていてカーソルを動かすたびにホームポジションをはずしていたのでは効率悪いこと甚だしいですし,ものすごいストレスが溜まります.

 いくら奨学金とは言え,何十万もしたものを無駄にしたくはありません.そこでどうしようもなくてやむにやまれず思いついたのが「キーカスタマイズ」です.具体的にはコントロール(Ctrl)キー+J,K,L,Uをカーソルキーに割り当てます(当時はCtrlキー+Iは何かに割り当てられていて使えなかった).そしてそれで文章を打ってみると...最初は「脳のトレーニング(^^;」みたいな感じでしたが,慣れるとめちゃめちゃ快適でした(^^).最初は我慢が必要だけどしばらくするとめっちゃ快適という点はブラインドタッチと似てますね.手をホームポジションから全くはずさずにばんばん打てます.こりゃいいこと思いついたと逆に感動しました(^^).まさに転んでも只では起きないというのはこのことですね.

 他のいろんなキーも割り当ててCtrlキーでほぼ全ての操作ができるようにしました.そして当然のことながら今でも使っています.今の割り当て(WZエディタ)は以下の通りです.一部は普通?に割り当てられているもの(例えばロールアップ,ロールダウン)をそのまま使っています.

IDM_MAIL_SEARCH_SWITCH = ^F(検索)
IDM_INSERTPARA = ^N(1行挿入)
IDM_SEARCHCONTINUE = ^G(検索継続)
IDM_DELETELINE = ^](1行削除)
IDM_UISAVE = ^@(保存)
IDM_SELECTBOX = ^B(箱型選択開始)
IDM_JUMPFILEENDLINE = ^M(最下行へジャンプ)
IDM_JUMPFILETOPLINE = ^I
IDM_JUMPLINETAIL = ^O(行末へジャンプ)
IDM_JUMPLINETOP = ^Q(行頭へジャンプ)
IDM_SELECTUP = ^U(上)
IDM_SELECTRIGHT = ^L(右)
IDM_SELECTDOWN = ^K(下)
IDM_SELECTLEFT = ^J(左)
IDM_SELECT = ^A(選択開始)
IDM_DOWNHIGH = ^S(ロールダウン)
IDM_UPHIGH = ^W(ロールアップ)
IDM_DELETEPREV = ^H(バックスペース)
IDM_DELETECHAR = ^Y(削除)
IDM_CUT = ^X(カット)
IDM_COPYQUIT = ^C(コピー)
IDM_PASTE = ^V(ペースト)
IDM_UNDO = ^Z(アンドゥ)
IDM_PREVWINDOW = ^E(前のウィンドウ)
IDM_NEXTWINDOW = ^R(次のウィンドウ)
IDM_UICLOSE = ^T(保存終了)
IDM_JUMPTAG = ^D(タグジャンプ)

 ですから私が文章やプログラムを書くソフトを選ぶときはキーカスタマイズができるというのが絶対条件になります.エディタは今WZを使っていますが秀丸でもできます(昔は秀丸を使っていた).ワードやエクセルでも同様の設定ができます(normal.dot, peronal.xls).ただし,ごく一部の機能は割り当てられませんでした(選択開始など.誰かやり方知りませんか?).IME(私はATOK)にも区切り位置の変更などをカーソルキーと同様の割り当てをしています.

 だまされたと思って一度使ってみてください.やみつきになって手放せなくなりますよ.私がタイピングしているのを横で見ていると「自動的に」カーソルの位置があっち行ったりこっち行ったりするのでなんか手品を見ているような感じだそうです.

 キーカスタマイズする唯一の欠点?は他人やどこかに置いてあるようなパソコンが全く使えない(^^)ということです.いきなりCtrl+Kでカーソル動かそうとして何回それ以降の文字を消したことか(^^;.まあ気をつければどうと言うことはありませんが,そういう時はキーカスタマイズしていないパソコンが如何に効率が悪いか実感できます.逆に他人は私のパソコンは全く使えません(^^;.でもまあノートパソコンは持ち歩いているので実害は全くありません.あとこれは当然のことですが,DOS/V機(とはもう言わんか?Windows機?)はCtrlキーが変なところにあるので,CapsLockとCtrlキーを入れ替えるソフトは当然使いましょう.これもそのうち紹介しますが私はALTIMEを使っています.

                 -----------------------------------

 暗譜なんですが,大分考え方が変わってきました.やっぱ暗譜した方がいいかも...(^^;.というのは,暗譜したら鍵盤が見れるんですよ!(ATOK君が「ら抜き表現」と注意してくれるのですが,私にはこちらが自然という感覚なので「間違って」いようがあえて使います.だって言語ってそういうもんですよね)ということは私は今までほとんど鍵盤を見ずに弾いていたことになります(^^;.鍵盤を見て弾くと...ミスタッチが減る!(当たり前(^^;?)

 というかこの辺は別に大したことはないんですけど,もっと重要なことがあって,それはまた別途「練習」というテーマで書きたいと思うのですが,練習って要するに「記憶」なんですよ.つまりちゃんと弾けるという状態を如何に「記憶」するか,ということなんですね.ですから当然暗譜した方がいいことになります.これはピアノに限りません.スポーツの練習だって正しいフォーム,より効率的な体の動かし方を如何に「記憶」するかなのです.そう言えば,西鉄ライオンズの大投手だった稲尾さんも現役時代そういうことを言っていたという話を聞いたような気がします(当時それを聞いた周りの人達は意味がわからずポカーンとしたらしいですが(^^;).

 これは何を意味するかというと「練習はとても注意を要する」ということです.つまり,練習方法を間違えば,効果がないどころか逆効果ということもしばしばあるということです.悪い癖がつくというのがまさにそうです.例えば,ピアノでミスタッチを気にしないで通しで何度も弾いてしまったら,ミスタッチするという状態を「記憶」してしまいます.スキーも間違ったフォームで滑っていたらそのフォームがどんどん定着して,練習すればするほど下手になるわけです.怖いですねー.

                 -----------------------------------

コンピュータの使用環境(2)
ランチャとタグジャンプ
4/13'06

 キーカスタマイズの次は何でしょうかね?ランチャですかね.まあこれは使っている人も多いと思いますが,デスクトップにいっぱい(^^;ショートカットを並べている人をよく見かけます.でもコンピュータを使い始めるとデスクトップって実はほとんど見えない(^^;ですよね.私もWindows機を使い始めた頃はいろんな壁紙をダウンロードして喜んでいましたが,実際には常に複数のウィンドウが開いていてほとんど見えないので今は「草原」です(^^;.何かソフトを立ち上げるたびにウィンドウを最小化するのはとても面倒です.ランチャを使えばどういう状態でもすぐにソフトを立ち上げたりファイルを開いたりできますし,そういうものを綺麗に整理できます.

 ランチャにはいろんなものがあるのでVector窓の杜で自分が使いやすいものを探してダウンロードして使えばいいと思います.ちなみに私は最近はこれらのサイトに探しに行くことはあまりなくなりました.やはりGoogleなどで目的を絞って直接検索する方が欲しいものに辿り着けることが多いです.

 さて私が今使っているランチャはOrchisです.今までいろんなランチャを試しましたが一番気に入っています(と言っても使い始めたのはもう大分前ですからその時点でです.でも全く不満はないので使い続けています.).単にソフトを立ち上げるというだけではなく,よく使うファイル(例えばtodoリストや予定表や今書いてる論文など)をそのまま登録しておきます.そしてランチャの立ち上げやファイル登録の頭文字にA〜Zを割り当てることによって,ランチャとランチャからのソフトの起動やファイルのオープンも全てキーカスタマイズしています.ですから私のコンピュータ操作は基本的にソフトの立ち上げなども含めて全てキーボードで,かつ,手をホームポジションから全くはずさずにできるようになっています.

 これと似たような環境を実現できるものにタグジャンプがあります.私はある1つの仕事が始まる(降ってくる(^^;)と1つのフォルダを作ってその中にタグジャンプ用の「参照ファイル」を作ります.「参照ファイル」の中身はこんな↓感じです(表層地盤の増幅特性の簡便評価法の検討の場合).何が何だかわからなくならないようにソースの右にコメントを書いておきます.

wgen.f     位相ランダム地震波作成
mke.for     eq作成
msl.dat     表層地盤データ
par.for     表層地盤パラメタ計算
slp.dat     表層地盤パラメタ
all.bat     ms.bat : msl : dnq.bat : ere.bat
ms.bat     eq.dat作成
s-s.dat     大崎モデル
msl.for     dnq入力データ作成→input\*.input
mdi.for     dyneq_input?.txtとeres_input1-5.txt作成
dea.bat     dnq.bat + ere.bat
dnq.bat     それぞれのレベルでdnq
dyneq.for    dyneqのソース
ere.bat     それぞれのレベルでeres
eres.for    応答スペクトル計算コード(極稀)
eres0.for    応答スペクトル計算コード(稀)
以下延々(^^;と続く

 そして,この「参照ファイル」をランチャに登録しておけば,まずランチャからこのファイルを開いて,作業をしようというところにカーソルをもっていって(Ctrl+j,k,l,u),タグジャンプ(Ctrl+d)すればそのファイルが開きます.編集を行った後,ファイルはCtrl+tで閉じますので,こういういろんなファイルのオープン,編集,クローズの繰り返しという一連の操作が全てホームポジションをはずさないキー操作のみで行えることになります.

                 -----------------------------------

コンピュータの使用環境(3)
ウィンドウの制御
4/14'06

 一般的なお勧めソフトというよりは,私が個人的に拘っている系のソフトの紹介(^^;ということで,次はウィンドウの制御です.みなさん複数のソフトを立ち上げて作業するときってどうしてます?ソフトをいくつか立ち上げてマウスでドラッグして動かして「てきとーに」配置してませんか?そういうのってストレス溜まりません?美しくないし(^^;,デスクトップのスペースも有効に使ってるとは言えませんよね.特にワープロとかエディタの場合はできるだけめいっぱいウィンドウを広げたいですよね.

 そこでウィンドウを制御するソフトです.具体的にはソフトによって開くウィンドウの位置をピクセル単位で決めておきます.私はだいたいメーラー,ブラウザ,ファイラーは左半分,エディタは右半分に開くようにしています.論文を書くときはグラフソフトを左半分,ワープロを右半分,計算するときは,DOS窓を左に置いて(プラットホームはキーカスタマイズができないのでエディタを使ってコマンドはDOS窓で入力しています(^^;),エディタを右半分という感じです.今はホームページを書いているので,左にブラウザ,右にエディタです.最初はちょっと設定が面倒ですが,ぴたっと収まって美しい(^^;し気持ちいいですよ.デスクトップも全く無駄なスペースができません.ちなみに私はWindowsのタスクバーは左に縦に表示させています.だって左右より上下の方がスペースが欲しいですからね.

 私が使っているのは,Maximize Assistantです.本来的な目的はウィンドウを全て「最大化」するというソフトですが,ソフトによってウィンドウのサイズと位置をピクセル単位で設定するという使い方もできます.ただ,このソフトには完全には満足していません.もっと効率よくウィンドウのサイズと位置を設定できるといいですし,設定情報を保存したいです(ノートとデスクトップで当然設定が変わるので).あと,もちろんCPUは大して使ってないと思うのですが,ほとんど実質CPUを稼働していない状態でこのソフトが立ち上がっていると(当然常に動いている)CPU使用率が30%!というのも気になります.時々思い出したように他に何かいいものないかなと探すのですが,今のところ(というか1年前?くらいの段階では)見つかっていません(いいのがあったら教えてください.Position-Spiceというのは使ったことがあるのですが使いにくかったです).

                 -----------------------------------

4/15'06

 ちょっと時間が経ってしまいましたが,私が最もまともな政治家だと認める小沢一郎さんが民主党の党首になって大分政界の雰囲気が変わってきましたね.このコーナーで何度も書いていますが,私が望んでいるのは政界再編です.それには自民党にも壊れてもらわなくてはいけません.もちろん民主党もです.

 目指すのは小沢氏がずっと言ってきた2大政党制ですが,前回の1993年のときと比べると自民党の保守色が薄れて2つには分かれにくい状況になってますね.いずれにしても政権担当能力をもつ2つの大きな政党ということです.イデオロギー的には今のところ自由民主主義しかないでしょうから,その中でより保守的かより革新的かで分かれるしかないですね.

 前者であれば社会福祉やサービスに重きを置き,かつ,高い税金,後者は基本的には自己責任社会で小さな政府ということになるでしょう.でも最近は自民党も改革とか小さな政府とか言ってるわけですから,やはりなかなか難しいところがあります.そういうところが自民党のずる賢いところです.いずれにしても最後のチャンスだと思うので,小沢さんには是非頑張って欲しいと思います.

                 -----------------------------------

自己中心至上主義?
4/17'06

 NHKでこういう報道がなされました.

兵庫県尼崎市にあったクボタの工場の周辺で住民がアスベストによる健康被害を受けている問題で、クボタは被害者に対し1人当たり最高で4600万円の「救済金」を支払うことを明らかにしました。公害問題をめぐって企業側が裁判を起こされる前にみずから事実上の補償に踏み切ったケースとして注目されます。

 今までですと裁判で勝てたら儲けものという考えが主流だったので,確かに注目すべきことだと思います.しかしクボタ側としても裁判で勝てて補償額が減ることよりも,自ら申し出ることにより企業イメージのアップということも計算しているでしょう.しかし,私はそれはそれでいいのではないかと思っています.

 「自己チュー」という言葉があります.自分のことばかり考えて他人の気持ちをかえりみずとても身勝手な行動をとる人(企業)のことです.でもよく考えてみれば,そんな行動をとれば損するのは自分自身です.ですから,ほんとに「自己チュー」であれば,「自己チュー」な行動はとらないものです.逆に言えばみんな「ほんとの意味で自己チュー」になれば,みんな「自己チュー」な行動はとらなくなるので,社会はとてもスムーズに動くと思います.

 ということで,どうせ「自己チュー」やるなら徹底的に「自己チュー」になりましょう.ただ,言うまでもないことですが,「自己チュー」を越えた自己犠牲があること,そして,そういう行動がとれる人(企業)もいます.しかし,これも自分を犠牲にしてでも社会の役に立つこと,人を喜ばせることが当人の喜びにもなるわけですから,「自己チュー」の枠組みに入ってしまうのかもしれません.

                 -----------------------------------

 昨日は建築学会大会の〆切でした.今年は全部で5編(他研究室も入れると7編)出しました.だんだん数が増えてきて来年もっと増えると思うのでマネージメントするのも大変です.今度は連休明けに地震工学シンポの〆切があります.

 大会論文の提出というといろいろ思い出があります.何年か前からWEB提出になっていますが,昔?は郵便で消印有効でした.ですからT大時代は,本郷郵便局に夜中の0時に何度も駆け込んだものです.大学院の時は工学部11号館に研究室がありましたから,本郷郵便局はほんの目と鼻の先でしたが,私や周りも含めて何度も23時58分頃,螺旋階段を全力で駆け下りたものです(^^;.

 でも一番の「武勇伝」は,地震研時代のK谷澤研にいたH井君(現,大成建設)でしょう.地震研は本郷キャンパスの北の端(厳密には弥生キャンパス?)にあるので,正門近くにある本郷郵便局とは500mくらい離れています.でも500mなんで普通はやばいと思っても走る?かせいぜい自転車の距離です.その距離を彼はなんとタクシーで乗りつけた?のです.地震研から本郷通りに出てほんとにやばいと思ったらしく,タクシーを必死で止め「本郷郵便局まで!」「え?すぐそこですよ」「いいから早く行って!!!」.なんとか間に合ったので500mをタクシーに乗って正解だったようですが,10年以上経った今でも語り継がれることになっています.

                 -----------------------------------

4/23'06

 なんと1週間も空いてしまいましたm(_ _)m.まずい.いろいろ思うことはあったのですが,ここに書くべきかどうかということもあって,結局書かないことにした,ということもあります.ここで書いていることはもちろん私が思うことを書いているのですが,ほんとに思うことの半分も書けてはいません.ホームページという一応誰もが読めるものなのでその辺が制限されるのは致し方のないところです.とても限られた表現の中で曲解してしまう人もいるようです.ということで,私の本音が知りたい人(がいればですけど)は私と直接話をして確認してくださいね.

                 -----------------------------------

 昨日は高校のクラブ(ブラスバンド)の同期で集まりました.13時にマンダリンオリエンタルの最上階でランチ,その後,渋谷の中華料理屋に移動して22時過ぎまで食べて飲んでました(正味9時間以上!).今回は行方不明(^^;になっていたY本とどういうわけか東京にいるのに声がかかってなかったM尾さんも初参加ということで東京近郊にいるほとんどが集合しました(ていうか同期のほとんどが東京近郊にいるので,これでほとんど全員に近い).

 もう高校を卒業して20年以上経つんですけど,全く話題に欠くことなくとても楽しい時間が過ぎていきました.時間が過ぎてるという感覚すらないほどです.気づいたらこんな時間になってたという感じですね.ただ私は最近とても疲れていて,途中30分くらい寝てしまいました(^^;(まあその間ずっと飲んでますし).


                 -----------------------------------

 そして今日は川上昌裕さんのオールカプースチンの演奏会にサントリーまで行って来ました.演奏会に行く機会もとんと減ってしまって多分高久先生に誘われてカザルスにリベッタに行って以来ですから何年ぶり?という感じです.時々見てるとあるホームページに情報が出ていてネットで予約するとチケットを送ってくれるというシステムになっていたので,試しにそういうのをちょっとやってみたというのもありました.ただ席が選べるのかと思っていたらいつの間にか(^^;自動的に決められていて少し不安だったのですが,行ってみたら,前から4列目の中央からやや左の手が見える一番いいところでした(ただ座ったときはそう思ったのですが,後述するようにもう少し後ろの方がよかったかもしれません).

 2日連続休日に東京だとさすがにちょっと疲れますね.でも14:30開演で13:11つくば発の電車で充分間に合うのでやはり便利になったものです.サントリーに行くのも結婚する前,妻の友人が出てた読響の演奏会に妻と行って以来(いやあのときは確か手違いで入れなかったか)ですから10年以上ぶりです.

 会場は8割方は埋まっていたと思います.カプースチンも随分普及?したものです.ただ演奏会,しかもこういうかなりマニアック(^^;なものでは必ず誰かに会うものですが,誰にも会わなかったです(少なくともこっちは気づかなかった).T大ピアノの会関係者は間違いなくいたとは思いますが単に私が疎くなったということですかね.

 演奏会ですが,川上さんは写真と比べると意外と細面ですらっとした感じでしたね(^^;.ふつー?のスーツ姿で現れて1曲目は上着を着たまま演奏していましたが,さすがに2曲目からは上着は脱いでおられました.私もいつも悩むのですが,ふつーのスーツだと上着のすそがおしりと椅子の間に挟まって邪魔なんですよー.燕尾服って多分それを防ぐためにあーなってる?んだと思うのですが,燕尾服着て演奏するわけにもいかないですしねー.

 さて演奏の方ですが,ピアノやホールの関係もあったのかもしれませんが,終始「どこかで鳴ってる」ような違和感があって,とてもダイナミックレンジが狭いように思いました.まあ曲自体がそういう傾向はありますが,前の方だと舞台の位置が高くて音が上に行ってしまうということもあるかもしれません.

 演奏も上手いことは上手いし,手の形とか見ていてもとても綺麗でしっかり弾いてらっしゃったのですが,だーっと弾いてるような感じがしてしまって特にプログラム前半はそうでした.後半はちょっと雰囲気が変わった感じがして,最後のソナタ12番の終楽章は熱演だったと思います.全体を通してあぶないところも数回ありましたが,曲そのものがそういうところもあるので(^^;.ああいうところで止まらずに上手く乗り切る(ごまかす)のも技術ですねー.

 CDではちょっと叩いてるようなところがあって気になっていたのですが,そういうところは全くありませんでした.むしろ盛り上がるところではもっと叩いて欲しいと思ったくらいです.でも全体にどうなんですかねー.調子悪かったような印象を私はもちましたが.アンコールもバガデルを1曲だけでした.

 でもこういうオールカプースチンみたいなプログラムはやっぱやる方は大変ですよね.めりはりをつけにくいですし,あんな難曲揃いを1時間半くらい暗譜で弾き続けるのなんか気が遠くなるような話です(^^;.曲探し的にも半分くらいは初めて聴く曲で,世界初演も何曲かありました.ていうかそれが目的でこの演奏会に行ったのですが,おっ!と思うものはありませんでした.カプースチン自身も引退宣言をしたようですし,私が今把握している以上に何か新しいものはもう出てこないような気もします.

 まあいろんな意味で収穫は今一でしたが,まあ演奏会ってそんなもんですからね.世界の超一流のピアニストの演奏会にも何度も足を運びましたが,感動するほどの演奏に出会えたのは数えるくらいしかありません.帰りは秋葉によってシャトルを3本買って,そそくさ?とつくばに戻ってきました.

                 -----------------------------------

コンピュータの使用環境(4)
メーラー(スパムメール対策?)

 今回はメーラーです.ていうかメーラーに特にこだわりはありません(^^;.昔はAl-mailを使っていましたが,EdMaxが出てからはこちらの方が使いやすいので乗り換えました.メーラーには特にこだわりはないと書きましたが,とてもいいメーラーですよ.ただ言うまでもないですがO\\\\\\を使うのはやめましょう.M\\\\\\\\のものは攻撃の対象になることが多いので避けて通るに越したことはありません.

 さて本題?はスパムメール対策です.ここで書いたように最近スパムメールが大量に届くようになりました.すぐに私のメルアドをテキストで載せてるサイトは全て削除してもらったのですが,やはり手遅れでした.なんかどんどん増えてきて件名を見るだけでも不快なので対策を講じることにしました.

 最初に探したのは「スパムメール対策をするソフト」です.つまりメールサーバレベルでフィルタをかけてそれと思われるものを削除するものです.でも試したのですが,フィルタが不備で大事なメールが削除されてしまうかもしれずやっぱりちょっと不安じゃないですか?私のパソコンは,ランチャ,ウィンドウの制御,キーの入れ換え,時計合わせ,IMEの状態表示,メッセンジャー,ファイラー,ブラウザ,メーラー,FTP...などもの凄い数のソフトが常時立ち上がっていてあまり数を増やしたくないというのもあります.

 ということで,メーラーについているフィルタでどの位行けるかやってみることにしました.スパムメールはとても不快なものですが「何でも楽しんじゃおう」じゃないですが,対策そのものも創意工夫が必要で内的熟達にも繋がるものです.試しに使った「スパムメール対策をするソフト」も随分参考になりました.

 結果は...まだ稼働を始めて2,3日ですが,ほとんど届かなくなりました(^^)v.最初はそういうメールが届くたびに特徴を分析してフィルタをどんどんきめ細かく設定していきました.どういうフィルタを使っているかはもちろん秘密です.時々「ゴキブリホイホイ」を開けるようにフィルタを解除してロードして大事なメールが紛れてないか確かめていますが,ものすごい数です(大漁(^^;).ついでに無料登録などをしていて拒否できないダイレクトメールもフィルタリングで届かないようにしました(転んでもただでは起きない).更にフィルタの精度を上げて100%を目指したいと思います(結構楽しんでる(^^;).

 ただ,私が入っている某学内委員会のメーリングリストがなんと大学のホームページに載っていてそこに届くものもあるのでさすがに苦情のメールを出しておきました.ほんとメルアドをテキストでWEB上に勝手に載せるのはやめて欲しいです.自分のメルアドもそうですが,こういうメーリングリストもあるのでほんとに注意が必要です.

                 -----------------------------------

 千葉7区の補選ですが,予想通り?投票率は低調だったようですね.まあ1人動いたところで大勢に影響はないわけですが,選挙区の有権者にとっては1票は総選挙と同じだけの価値をもってるわけですからね.やはり「今のままじゃ駄目だ」という危機感がないと「変える」ことは難しいと思います.将来,国民の目を引く可能性があるものと言えば「消費税」ですが,これを攻撃することは小沢さんが主張していることと反するのでやはり難しいです.つまり自民党は与党の強みを活かして小沢さんがやろうとしていることを先回りしてやることで攻めづらくするという戦法に出るでしょう.郵政民営化もそれで成功しました.民主党としては対立軸を出すには反対するしかありませんからとても攻めづらいですし,自民党はその辺がとてもずる賢いです.

                 -----------------------------------

4/25'06

 おとといの修猷ブラスの集まりで,TG大で留学生に日本語を教えていて日本語の研究者であるS木さんと日本語論議?になりました(なんて無謀な戦い(^^;).でもほんとに勉強になりました.言語がどうあるべきか,正しいか正しくないかではなく,実際にどう使われているかを把握するところから入るのというのは言語はそういうものなので当然のことで,私がいつも考えていることです.それを第一線の専門家を通して確認できたのでとてもすっきりしました.S木さんから時々「〜を使って例文を送って下さい」というようなアンケートが来るのかも納得できました(今頃?).これからは堂々と「ら抜き表現」を使います(^^;.「お送りします」も堂々と書きます(^^;.

                 -----------------------------------

コンピュータの使用環境(5)
ブラウザ(ブックマーク)

 今回はブラウザです.これはメーラーとともに使ってない人はいないでしょう.ていうか使わないとこのページ見れないし(^^;(早速ら抜き表現炸裂(^^;).そして多くの人はIEを使ってるのではないでしょうか?IEもOut\\\\ほどではないですが,攻撃対象になることが多くあまり使いたくはないですよね.実際何年か前,IEをターゲットとしてブラウジングをするだけで感染するというウィルスが大流行しました.まあWindowsを使っていれば初めから付いているのでどうしても使ってしまうということもあります.

 私もついこの間までは(仕方なく)IEを使っていました.というのは私がブックマーク(お気に入り)代わりに愛用しているリンクを書いたページがネスケ系(Netscape, Firefox, Lunascapeなど)ではどういうわけかうまく表示できなかったからです.

 皆さん,よく使うURLをどうやって登録してます?ブックマーク(お気に入り)って使いにくくないですか?縦にだーーって並んであっという間にいっぱいになってしまうし,階層化するとぱっと全体が見えないしどこのフォルダにあるのかわかんないし辿り着くときのマウス操作が結構びみょーで「よっとっとっと」ってなりますよね(^^;.

 私は前述のリンクを書いたページを作っていてそれをホームに登録しています.一部分ですがこんな感じです↓.

学会 AIJ JAEE SSJ JCI ATC EERI JSNDS ISSS
機関 K-NET COSMOS JMA 国交省 推本 JSHIS 内閣府

 こんな感じで横に並べて何行も書けば,普段よく使うものは1ページにまず収まります(私は現在300くらい登録してますが1ページに収まっています).更に頻繁に使うものは赤色にしておいて目立たせるといったこともできます(上で言えばK-NET).登録するのもブックマークほど手軽ではないですが,このページにコピペするだけです.まあ単なるリンク集ですが,ポイントは,何のURLかを短く表現して,同じものを分類して横に並べるということですかね.ファイルはサーバーに置かずに自分のPCに置いておけばいいです.

 ところがこういう風にして作ったリンクファイルが,どういうわけかIE以外のネスケ系ではうまく表示できませんでした.それで仕方なくIEを使っていたわけです.IEはタブブラウザではないので複数のページをあっちこっち見るときにいくつも立ち上げないといけないのも難点でした.

 これを一挙に解決してくれたのがOperaです.タブブラウザですし,このリンクファイルを表示できて,当然IEではありません(^^;のでセキュリティもIEよりは高いと思われます.その他いろいろ便利な機能もついていてカスタマイズの自由度も高いので現在ではこのブラウザを愛用しています.このリンクページをホームにしておいて,ホームのボタンをバーに登録しておけば(こんな感じ↓),クリック1回でこのページが表示されます.


                 -----------------------------------

4/26'06

 日曜の川上さんのオールカプースチンについて川上さん自身のブログが更新されたようです.やっぱ大変だったんですねー(^^;.意外だったのはオールカプースチンは初めての試みだったということです.カプースチン自身のコメントも興味深く読みました.Op.53のプレリュードを「スタイルは現在私が書くものとはいくぶん異なる」と書いているところとか.そうかー.私はこの頃のものの方が好きだなー.

                 -----------------------------------

コンピュータの使用環境(6)
コンピュータそのもの(^^;(バックアップ)

 なんか話が思いっきり前後しちゃうんですけど,コンピュータそのものです.私は大学にデスクトップ1台とノートパソコン2台を使っています.大学のパソコンは,何年か前,NECから水冷パソコンが出たとき飛びつきました.ほんと静かでいいですよ.昔は1年経つとクロックが倍になったもので,毎年のように買い換えていましたが,最近は2,3年はもつようです.というか筑波大に来てから(3年)一度も買い換えてはいません.しかも当分は今のもので充分です.

 ディスプレーは地震研時代からずっとSONYの30万!くらいするUXGAのやつを使っていましたが,最近,DellのUGXAの液晶に変えました.これ安いしいいですよ.ずっとSONYの30万のやつを使っていたのは,液晶のものはこれに比べるとどうしても文字や画像の鮮明度が劣っていたからなのですが,Dellのものはとても安かったので,だめならだめでいいやと思って買ったら思いの外,綺麗でびっくりしました.

 ノートパソコンはPanasonicのLet's noteです.Y2とR3を使っています(大亀小亀みたい(^^;)↓.家で仕事するときはY2,東京や出張に出かけるときはR3という感じで使い分けています.PanasonicのLet's noteは他のノートパソコンと比較して重量,性能,バッテリ稼働時間どれを取っても群を抜いています.私の周りを見ても8割方はLet's noteですね.

 余談になりますが,私は随分前からノートパソコンはPanasonicです.というのは,昔はポインティングデバイスがタッチパッドではなくトラックボールでとても使いやすかったからです.そのときは,デスクトップのパソコンもキーボードの前に横に長いトラックボールを置いてノートパソコンと同じ環境にしていたほどでした.ただ,ノートパソコンにトラックボールを仕込むと厚くなってしまうので,今ではタッチパッドの製品のみになってしまいました.私もそりゃ厚いより薄い方がいいのですし,タッチパッドの操作にもなれたのでこれはもうOKです.

 でもよくノートパソコンにマウスを繋いで使っている人がいますけど,せっかくタッチパッドがあるのに勿体ないです.なんか見てると,キーボードのホームポジションをはずして人差し指とかでぐりぐりやってる人いますけど,タッチパッドはキーボードのホームポジションに手を置いた状態で,手の付け根付近をパームレストからはずさずここを中心に手を回転させて,右手の親指でぐりぐりやって左手の親指で左クリックするものですよ.そうやればホームポジションをはずさずにキー入力はもちろんのことマウス操作もできるわけで,とても便利です.でも最近はクリックボタンがパッドの手前に来ているので昔のようにパッドの向こうに置いて欲しいです.多分,スペースバーと押し間違えるとかいう苦情が来たのかもしれませんが,そんな人はホームポジションをはずして操作する人なのでタッチパッドは使えずマウスを繋いでいるので関係ないと思うんですが.

 大学のデスクトップとノートパソコンを使っているので,当然,両者のファイルを同期させる必要があります.私が使っているのはReal Syncです.まあ特に優れているというわけでもないのかもしれませんが,以前いろいろ調べたときはこれが最も使いやすく,今でも特段問題はないのでそのまま使っています.つまり,ほぼ毎日学校に来るので来たとき帰るときの1日2回,実際は夕御飯を食べに一度帰るので1日4回,重要なファイルを「バックアップ」していることになります.

 みなさん,重要なファイルのバックアップはまめにとっていますか?ハードディスクはクラッシュするものですよ.博論,修論の提出直前にハードディスクがクラッシュしたという例をいくつも知っています.別にマーフィーの法則が成り立っている(^^;わけではなく,バックアップを取る暇がないほど忙しいということは,それだけハードディスクを酷使しているわけですから,クラッシュする確率も上がるわけです.ということで最低1日1回はバックアップをとりましょう.私はデスクトップとノートパソコンを併用することで自然に重要ファイルのバックアップが取れていることになります.もちろん,講義の成績や個人情報などはノートパソコンには入れず,外部メディアにバックアップを取っています.

                 -----------------------------------

4/27'06

 バドミントンのトマス杯・ユーバー杯が始まりますね.2年に1回開かれ,文字通りバドミントン世界一を決めるの世界最高の大会です.サッカーで言えばワールドカップのようなものです.それが今年は日本で行われるわけです.前回日本で行われたのは,私が大学に入る前の年でした.その時は,トマス杯(男子),ユーバー杯(女子)交互開催で,ユーバー杯が日本で行われ日本が優勝しました.これもどこかで書きましたが,近藤さんが第一シングルを獲ったのをよく憶えています.

 私は大学に入ってバドミントンを始めたので,その時が「競技としてのバドミントン」を見たのは初めてでした.そのときは自分がバドミントンを始めてしかも20年以上プレーするなんてことは夢にも思いませんでした(^^;.大学に入ってバドミントンを始めたのも単にいろんな偶然が重なったからなのですが,今にして思えば,このときユーバー杯を見たことが影響してるかもしれません.そういう意味では思い出深い大会です.

 トマス杯・ユーバー杯ですが,そのとき日本がユーバー杯で優勝して以来,つまり,20年以上,中国,マレーシア,インドネシアのわずか3ヶ国で優勝を独占しています.インドネシアとマレーシアはとてもバドミントンが盛んなところで国技とも言えるものです.筑波大バドミントン部監督の吹田先生に前回大会のインドネシアvsマレーシアのビデオを見せてもらったのですが,ものすごい声援と応援でお祭り騒ぎのようでした(^^;(サッカーで言えばブラジルvsアルゼンチンのようなものです).しかし最近は特に女子は中国が強いですねー.バドミントンはヨーロッパでも盛んで(バドミントンの発祥地はイギリスで,プーナではないとするのが定説ですよ>プーナの皆さん(^^;)デンマークは有名な選手を数多く輩出しています.

 仙台で予選が行われ,決勝トーナメントは東京なので見に行きたいところですが,今年はなんと5/8にこれも4年に1回の地震工学シンポの〆切が設定されていてきびしいかもしれません(T_T).この時期は例年だとスキー場にいるのですがそれも諦めました(T_T).

                 -----------------------------------

4/28'06

 昨日は研究室の新歓でした.今年は新人が卒論3人,大学院1人,計4人も入って大分賑やかになり,研究室らしくなってきました(^^).私は研究室の雰囲気はとても大事だと思っています.多くの時間を過ごすわけですから雰囲気が悪いよりいい方がいいというだけではなく,研究室に行くと楽しい→だからとりあえず行く→行ったから仕事する,みたいな好循環になればと思っています.私の中の理想の雰囲気をもった研究室は私が大学院時代を過ごした青山・小谷研究室です.とても活気があって休日でも夜中でも行けば誰かいました.だからちょっとでも仕事をする気になると誰かいるだろうと思ってとりあえず行きました.そんな感じで結果的に多くの仕事をすることができました.

 だから私の研究室もそういう雰囲気になってくれたらと思います.昨日の新歓でも話したのですが,「大変だけど楽しい」のと「楽勝だけどつまんない」のとどっちがいいかということにも関係してきます.もちろん,研究室以外でバイトやサークルなどいろんなやることはあると思いますが,少なくともそういったことよりは遥かにハイレベルな最先端のことができて自分を成長させることができるのが大学の研究室ですし,そうでなければならない,そうであるように私も努力しないといけないと思っています.

 もちろん,仕事「だけ」ではつまんない,というのは私の生き方(^^;でもあるので,学生には仕事以外のことも自由にやってもらうようにしています.私も学生時代はそうしていました(今もそう(^^;?).そういうことをマネージメントすることもとても大事なことです.そしてそれは仕事にとってもプラスである(私にとっては)ことはこのコーナーでも書いている通りです.

 いずれにしても研究室の雰囲気をよくするのも,有意義な学生生活を送るかどうかも全ては学生自身にかかっています.私はもちろんできるだけのことはしますが,最終的には自分自身の問題であることは言うまでもありません.

                 -----------------------------------

コンピュータの使用環境(7)
モバイル環境

 4,5回で終わるかな(^^;と思っていたこのシリーズですがもう7回目ですね.10回くらいは行きそうです(^^).今回はモバイル環境です.東京にいた頃は,大学(≒自宅)から例えば建築学会まで都営三田線で15分くらいだったので(^^;,そんなに気にならなかったのですが,つくばに来てからは東京に出かけるときに(だいたい週2回くらい)ノートパソコンをもたずにということは100%あり得ません.つくばエクスプレスが来てからも目的地に着くまでかれこれ1時間はかかりますし,つくばエクスプレスが来る以前は,行きは高速バスが首都高の渋滞で時間が読めず土浦から常磐線で行っていたので,2時間は見ておく必要がありました.おかげ?で,なにかしゃべることがあると行きの電車の中でパワポ作成という感じでした(^^;(T_T)(つくばエクスプレスが来てからは行きの電車の中だけではちときびしい).

 ノートパソコンはコンピュータそのもの(^^;(バックアップ)で書いたようにPanasonicのR3です.実はしばらくはY2で頑張っていたのですが,電車の中で広げるにはちょっと大きいんですよ(重さは1.5kgなのでさほど気にならない).それでR3を東京,出張用に買い足したわけです.R3の最大のメリットは何と立った状態でも左右の親指で入力できることです.以前はsigmarionも使っていたのですが,R3を購入してからはこれで充分ですね.

 電車の中で仕事をするときに左右から覗き込まれないようにノートパソコンには2台ともプライバシーフィルターを貼っています.液晶保護も兼ねています.でも打ち合わせなんかするときは画面を見せるのに私の背後(^^;に来てもらわないといけないのでちょっと不便ですかね.

 東京に行くときは膝の上に鞄を置いて,その上にノートパソコンを乗せて使いますから気になりませんが,地方出張やスキーに行くときの新幹線の中では膝の上の直接乗せるのでノートパソコンが発する熱が気になります.そこで威力を発揮するのが化学式ノートPCクーラーです.私はA4のものを使っています.実はR3って小さすぎて直接膝の上に乗せると「内股」になっちゃうんですよ(^^;.これを使えばそれもOKです(こんな感じ↓).


 あとはやっぱりネット環境ですね.つくばに来てしばらくはb-mobileを使っていました.これは東京にいた頃から使っていて,生協で「製品を購入する」という形で買えるので面倒な手続きがいらず便利だったということもあります.でもPHSなのでそんなに速くないですし,エリアも限られていて(2000年鳥取県西部地震のKiK-net日野を探しているときに繋がらず山を下りて役場近くまで来てやっと繋がった),しかもちゃんと計算したら結構高いので,エリアが広がってきたこともあって今はFOMAを使っています.

 FOMAはPHSに比べればそのスピードは段違いです.でも2004年新潟県中越地震の被害調査の時,調査結果を現地からアップロードしまくったら電話代が10万円もかかりました(T_T).FOMAもまだまだ山の中に行くと繋がらないことが多いですが,そういう場合はデュアルネットワークを使えばmovaと切り換えられます.

 FOMAとノートパソコンは専用の接続ケーブルで繋ぐしかなく(PCカードのものもあるのでそれを使うことも考えたこともあるのですが,FOMAカードの差し替えがとても面倒だし,差してみるととても出っ張るのでやめました),これが結構取り回しが面倒だったのですが,最近,巻き取り式のいいやつを見つけてこれを使っています.でもFOMAは電話機とパソコン通信と併用する人も多いと思うのでこういうのをFOMAでも作ってもらえませんかね?(要はFOMAカードの抜き差しが簡単にできればいいんですが).

 ちなみにFOMAはP901iを使っています(リンクを貼ろうとしたらもうない!まだ1年も経ってないのに...).単に一番軽いというのが理由ですが,私は携帯は「ストレート派」です.infobarやtalbyが出たときはあこがれました(ドコモで言うとmovaだったのでスピードが遅くてやめましたが).そうしたらようやくFOMAにもストレートタイプのものが出ました.でも重さはP901iとほとんど変わらないですねー.カメラなんて要らないのに(携帯に付いてるカメラは性能が悪すぎるのでデジカメを常時持ち歩いている).

 そうそう,デジカメはPanasonicのFX01を最近買いました.被害調査行くと建物全体を撮ることが多いので広角側のものが欲しいと思っていたのですが,28mmまで撮れるものが出たので飛びつきました(いつ地震来るかわからないので).なんかこうして見ると私の周りにはPanasonicの製品がどんどん増えています.ノートパソコンもそうですし,ハードディスクレコーダも3台ありますが全てDIGAです.mpegをSDカードで持ち出せるものはDIGAしかありませんでした.欲しいものを作ってくれるので買う,ただそれだけの話です.

                 -----------------------------------

4/30'06

 コンピュータのモバイル環境ということで,ウルトラモバイルPC Smart Caddieのコマーシャルをしていたので,早速検索をかけてみました(ここ).しかし...ホームページを格好良く?作るのはいいのですが(私はこういうのは全然格好いいとは思いませんが),必要な情報に全然到達しません.それなのに最初から「ご購入はこちら」としつこく表示してきます.どんなものかわからないのに購入はできません.なんとかわかったのは,重さ880g,バッテリ2.5時間駆動でいわゆるTabletPC版のWindowsXPを登載したタブレットPC?ということです.重さ880gではR3と大して変わりませんし,2.5時間駆動では使いものになりません.

次の月へ
上のページへ