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3/1'07

 いつの間にか?3月になっちゃいましたね.このまま雪も降らず春になってしまうのしょうか?(なってしまうのでしょう)でも暖冬なのは地球温暖化のせいだと盛んに言ってますが,まあそれもあるとは思いますが,去年はとても寒くて豪雪でした.確かに今年は暖冬ですが,少なくとも去年の豪雪のときの映像と比較するのは,ちょっと詐欺紛いでしょう(^^;.地球誕生からの長いスパンで考えればここ数千年は,奇跡的に気候が安定しているので,このくらいは,単なる「ばらつき」の問題という気もします.

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 バドミントンを再開して週1くらいのペースで練習してますが,プレーそのものはだめだめですねー.まだ肩は痛いし,ほとんどまともに当たりません.でも何とか続けては行けそうです.なかなかちゃんとは当たらないのですが,当たったときはシャトルをインパクトする快感みたいなものもまた感じられるようになってきました.でも強くなるためにトレーニングしようという気には(まだ)なりません.先日,東大バドミントン部の後輩のS村が学会がつくばであるということで,大学まで訪ねてくれたので,筑波大バドミントン部の練習を見せてやろうと思って連れていったら,シャトルラン(Yo-Yo間欠性回復力テスト)をやっていて,2年前くらいまではあーいうのを見ると私もいっしょにやりたくなって実際にいっしょにやっていたのですが,その時は,とてもそんな気にはなりませんでした.でも逆に言えば,「趣味」でバドミントンを続けて行けそう,ってことですかね?

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 うっかり忘れるところでしたが,3/1ということは,つくばに来てちょうど4年ということになります.なんで思い出したかというと,今日天気も良くてそんなに寒くなかったので自転車通勤を再開したのですが,帰るときに,つくばに来たばかりでまだ車がなかったときに自転車で通っていたときのことを思い出したから思い出したのでした.自転車通勤は久しぶりでしたが,明らかに脚力が衰えてる感じがしました.

 4年ですかー.なんか随分経ったような気がします.つまり,つくばに来てからまだ4年しか経ってないのかー,という感じですね.実は,中学からの友人であるY本とメールのやりとりをしていて,どこに何年住んでいたかという話になり,数えてみると,大牟田に7年半,福岡に13年,駒場に4年,本郷に9年.バークレーに1年,西片に7年,つくばに4年となりました.場所的に累計で一番長いのは本郷界隈の16年ということになりますが,こうして書いてみて気づいたのは,同じ場所に続けて10年は住んでないということですね.福岡の13年(小学校2年から大学に入るまで)は唯一の例外ですが,まあまだ子供でしたからね.

 同じ職場には10年が限界とどこかで書きましたが,住むところもそうということになりますね.とすると,つくばに住むのもあと6年が限界ということになります(^^;.筑波大はどうですかね?好きなようにやらせてもらってるし,とても恵まれてると思いますが,4年も経つとさすがにいろんな雑事が増えてきて.何の文句もないとは言えなくなってきました.でも,ここ以上の環境のところはそうそうないと思います.でも10年が限界ということは,6年後には何か考えないといけないということですね.地震研時代のように1年くらい海外に行くのも1つの方法ですが,私は基本的に出不精ですからねー.少なくとも住む場所だけでも変えるなどして何か変化をつける必要はあるでしょうね.ていうか,東京での仕事が週の半分以上を占めるようになってしまえば,東京に住んじゃうのが自然ですしね.まあいずれにしても当分はここで頑張るしかないですが,これからどうなるかは誰もわからないし(決まっていますが(^^;),その場その場で自然の流れに従うしかないですね.

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 のだめカンタービレのテーマ曲だった?ベートーヴェンの7番のリストによるピアノソロ編ですが,1日30分くらいちんたら(^^;練習してます.編曲が気に入らないところは大分修正?しました.特に,リストにはありがちなのですが,演奏効果を上げるために?無意味に?オクターブを上下させるのはちょっといただけません.もう一通りは弾いているのですが,やっぱ長いーので,ちんたらやっていたんでは,なかなか人前に出せるところまでは行きそうもありません.

 ていうか,この曲ちゃんとした人前?に出すことがあるのだろーか?と考え始めました.まあ,受け狙いに近いわけですから,音楽に造詣が深い人達よりは,のだめを見てこの曲に興味を持ったような「一般の人?」が対象になると思われます(^^;.そういう人達は,果たして1楽章だけで15分近くかかる曲を最後までちゃんと聴いてもらえるのか少し不安になってきました.

 ということで,短縮版なるものを考え始めました(音楽的に問題があるのは承知の上(^^;).序奏は,最初のオクターブのスケールが続くところが終わったところから,2回目のオクターブのスケールが続くところが終わったところに飛べば問題ないでしょう(と書いてどの位の人がわかるのだろーか(^^;?).展開部はばっさり行くとして(でも私は個人的にはベートーヴェンの展開部はあまり好きでないものが多い(^^;のですが,この曲の展開部はかなり好きなので勿体ないです)問題は提示部のどこでさりげなく再現部に飛ぶかです.再現部の途中で転調するので,それ以前に飛べばカデンツ的にはスムーズです.ということで,第一主題の提示部の途中で第一主題の再現部に飛ぶことを考えました.うーん,でもこれだと第一主題が終わって,いきなりマイナーで木管のソロがあるところになるんですよねー.それにやっぱ,ソナタ形式で提示部は重要ですしねー.そうすると,序奏(短縮版)→提示部→コーダという最も安易な短縮版になるのですが,問題は,転調,即ち,提示部からコーダにどう繋げるかです.ということで思案中です.いいアイデアがあればお寄せください(^^;.

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 I田さんからスキーの話題がないわよ!とメールが来たので,一応スキーのことも書いておきますか.今シーズンですが,予想通り?準指に受かった次の年ということで,あんまり行ってません(^^;.でもまあ,ちょこちょことは行ってます.今月もまだまだ行きますよ(でも雪がいつまであるかなー).でも2月は,卒論,修論でいっぱいいっぱいで結局一度も行けませんでした.うちの研究室は成果さえ出せばいいといういわゆる成果主義でやってるのですが,結局,いつもぎりぎりになってとてもしんどい思いをしてしまいます.来年度からは,ある程度は「縛った」方がいいかもしれませんねー.

 スキーと言えば,トリノオリンピックで工事用ヘルメット(^^;を被ってモーグルで銅メダルを獲ったドーソンの実の父親が見つかって対面したというニュースが流れていました.彼は何とオリンピックでメダルを獲って有名になれば実の親が見つかるかもしれない,ということでオリンピックに出た,という強者?らしいです.でもどうですか?血縁ってそんなに重要なんですかね?

 私はもちろん親のことはとても大事だし,妹のことも大好きですが,それは血が繋がってるからということではないんですよねー.そんなこと言えば,妻とは全く血は繋がっていません.子供がいれば全然違うよ,という人も多いかと思いますが,まあそれはそうでしょうけど,自分が死ぬときのことで書いたように,血が繋がっているかどうかより,どれだけ後は任せたと思えるか,自分と同種の人間と思えるか,自分の考えを理解してくれるか,お互いにわかり合えるか,考え方を共有できるか,ということなんですよね.血が繋がっていればDNAは近いわけですからそういう確率は高いと思いますが,逆に言えば,そうであれば別に血なんか繋がっていなくてもいいわけです.で,そういう人がいないかと常に探しているわけです.なんかスキーの話題じゃなくなっちゃいましたね(^^;.

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3/3'07

 さて,その後の?ゴルフですが,実は1月に3回目のコースに行っていました.場所は2回目と同じ城里ゴルフ倶楽部です.目標は,前回130台だったので120台,具体的には,グロスで72の1.75倍の126に設定しました.パー3を+2,パー4を+3,パー5を+4で回ればOKです.つまり,パー3はパー5,パー4はパー7,パー5はパー9と思ってプレーしました.まあ,ショットも8割方はだいたい標準の9割の距離でほぼ半径10〜20ヤード以内に飛んでたし,城里の難易度もやや易しく,しかも2回連続同じところなので目標達成はできると思っていました.

 ただ,当日は朝からあまり精神的な調子がよくなくてちょっと(かなり)しんどかったです.でもラウンドが始まると,普段通りのショットが打てて,いっしょに回ったY本をリードするくらい(^^;でした.最初はダボペース,即ち,そのまま回れば108という感じで回っていました.でも寒くて体は動いていないし,なんで調子がいいのか不思議でした.しかし...

 突然,当たらなくなりました.トップしてチョロか大だふりの連続で,フェアウェイは50ヤードずつ(下手すりゃ10ヤード)しか進みません.でも100ヤード以内(ウェッジ,アプローチ)が何とか安定していたので午前中のハーフは50台で持ちこたえました.しかし,午後に入ってもショットのだめだめは修正できず,結局スコアは130ということで非常に不本意なものでした.まあ目標は120台だったので,ほぼ目標達成だったのですが,最初の108ペースの貯金があったから130で収まったものの,その後は,それこそ150ペース(午前が50台で午後が70台)でしたので,コースデビューの1回目に戻ったようなものでした.

 最初の108ペースが出来過ぎだったのかもしれませんが,まあ,普段通り普通に打てればその位では回れるわけです.でもゴルフだから突然おかしくなることもある.実際,練習場でも突然当たらなくなることがあります.でも一番問題だと思ったのは,おかしくなったときにその原因を解明して修正できなかったことです.いっしょに回ったY本もその場で見てくれて原因を考えてくれましたが,結局修正はできませんでした.打てないのなら練習するしかありませんが,練習では打てているし,コースでも最初はその通り打てているのに突然崩れるのでは対処が難しいです.でもそうなることもあるのがゴルフですから,対処法を考えないといけません.ということで,一応目標はほぼ達成したもののとても課題の残った結果となりました.

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 ということで,先日,4回目のコースに行ってきました.実は,修論・卒論が終わってすぐ行く予定だったのですが(月一では行くことにしているので),いっしょに行ってるY本が急遽都合が悪くなって延期になっていたのでした.

 今回は,前回が不本意だったのでリベンジの気持ちが強かったです.場所は,仕事仲間で高校からの友人でもあるK研のF山ご推薦(^^;のおかだいらゴルフリンクスで,霞ヶ浦沿岸のほとんど地元のコースでした.難易度はゴルフダイジェストによると3.0なのでまあ標準,城里よりはやや難しいといったごく平均的なコースでした.

 前回の教訓を生かし,念入りに準備をして行きました.即ち,小さなメモ帳を用意して,ショットを1打1打記録すると同時に,スイングの際に気をつけないといけないチェックリストを見開きで準備していきました.この方法は,スキーの時に使っているやり方で,私は今でもチェックリストをリフト券入れの裏側に入れていて,おかしくなってきたなと思うと,リフトに乗っているとき,リフト券入れをくるっとひっくり返して,眺めることにしています.準指検定の本番のときも直前にチェックリストをチェックしてスタートしました.

 スキーもそうですが,ゴルフも気をつけないといけないことをリストにすると膨大で(^^;,でも何もリストがないとすごく大事なことなのに忘れていることが結構あるんですよ.もちろん,それらが体にしみ込んでいるくらい練習できればいいのですが,練習場で週に何回か練習して,月一でコースに出るくらいが精一杯の私にとっては,そんなことは望むべくもありません.というか,がんがん練習すれば上手くなるのは当たり前なので(でもほんとはそうではないのですが),短い練習時間で工夫して上手くなってなんぼだし,それはそれでとても楽しいものです.

 目標は,ほぼダボペースの112に設定しました.ダボペースだと108となるのですが,パー5では+3もOKとすると112となります.私は100ヤード以内に比べてミドルアイアン〜ウッド,ドライバーがまだ安定していないのでそう設定しました.前回130で次がいきなり112かよ?という感じもしますが,普段練習している感じだとその位では回れると思っていました.

 で,結果ですが,回り始めた当初は不調でした.でも徐々にいつもくらいのショットが打てるようになってきました.これは行けるかも.と,思い始めた途端,また,前回同様にトップしてチョロか大だふりの連続が始まります.あー,また始まったか.午前の6番ホール(パー3)で,何と8(+5)も叩いてしまいました(T_T).でもここで崩れたら前回と同じだし進歩がありません.そこで,準備したリストを見て1つずつチェックして行きました.そして,今回は何とか持ち直すことができました.できていなかったのは,「しっかりと体重移動すること」です.なんと当たり前のことか,と思われる方も多いと思いますが,そんな当たり前のことが突然できなくなって,それができなくなっていることに気づかないことがあるんですよ.でもチェックリストがあれば気づくことができます.

 実際,その後,「しっかりと体重移動すること」だけを意識して回りましたが,結果は,おそらく初めて午前より午後の方がいいスコアになり,結果は午前58,午後56の114でした.目標の112には少し届きませんでしたが,ほぼ目標達成と言えるでしょう.OBも池ぽちゃなどのロストボールもありませんでした.でも満足とまでは行きませんでした.崩れかけて持ち直せたのは一番の収穫でしたが,崩れない,崩れても1ホール丸々ではなく1,2打ですめばそれに越したことはないわけです.実際,スコアを整理してみると,全体のほぼ半分の8つがボギーで,ダボが2つ,+3が3つ,+4が4つ,そして,崩れた+5が1つでした.+5は上で書いたようになんとパー3のホールです.ここで書いたようにボギーとダボを半々で回れば100を切るわけですから,+3以上の大叩きをしなければ(まあそれでも叩いてしまうのがゴルフですが,その分パーを取ってもいいわけです)100が切れるわけです.

 ということで,まあ要はショットが安定すれば100は切れると思うので,練習すればいいのですが,そんなに練習できるわけでもないので,練習方法も工夫しながらやって行きたいと思います.でもまだ始めて4ヶ月のゴルフですが,100を切るという当面の目標が少し見えてきました.

 そして,コースから戻ってきて,Y本に選んでもらってようやくマイクラブを購入しました(^^;(これまではずっとY本に借りた奴で打っていた).実は先日,フェアウェイウッドだけは購入していたのですが,今回,ドライバー,アイアン,パターとまとめて購入し,ようやくフルセットとなりました.でも,ウェアウェイウッドは新品ですが(Y本がM越で大バーゲンやってるから行こうと誘ってくれて1本1万くらいでゲットした(^^).11Wなんてのもある(^^;.Y本は13W!なんてのも買っていた.)ドライバー,アイアン,パターは,全て中古です(^^;(ドライバーは新古品,実質新品だったかもしれない.でも2万円(^^;).でも私はスキーの板同様,最新モデルとかそういうのには全く拘りはないんですよねー.最新モデルを買うくらいなら中古や型落ちをいくつか買ってその中から自分に合ったものを選びたいです.ということで,全部で8万くらいしかかかってないと思います(^^;.パターに至っては2000円です(^^;.ヘッドに縞縞が入っていて,真っ直ぐ引きやすいと直感して買ったのですが,ちょっと打ってみたらいい感じです.ドライバーも打ってみたら全然違うし,アイアンも安定して打てるように思いました.

 ということで,ゴルフも続けていくことは決定ですね.当面の目標はここで書いたように100を切ることです.ただ,ここからが近くて遠いということはよくききます(百十の王(^^;).でもできるだけ早い段階で目標達成して「一人前?」になりたいと思います(^^).

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 株が下げ止まらないようですね.今までの経験から行くと,楽観論があるうちは下げ止まらないことが多いです.今回は,初日に下げたときは,調整は一時的なものだろうというコメントが多く,そのときはまだ下げるなと直感しました.下げ止まるのは,だいたいいったいどこまで下げるのだろうと総悲観論になるときです.

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3/5'07

 ここで書いたように,先日,東京六大学OB・OGリーグというのに明大前の明大(^^;まで行ってきました.東京六大学というのは,今更言うまでもないですが,法政,早稲田,慶應,明治,立教,東大の6大学です.この6大学で2,3年くらい前からOB・OG+現役リーグというのをやっていて,私も駆り出されることになったわけです.ただ,神宮の六大学野球同様?バドミントンでも周りは全て格上です.私の現役時代も,関東リーグで法政,早稲田,慶應は1部校でしたし,明治,立教も確か2部で,東大は3部でした(今はもっと差がついている).実際,当時のインカレチャンピオンとか現役選手,あるいは,数年前まではトッププレーヤーだった選手なんかも来ているわけです.オーダーは全てダブルで,一般(無差別)が2つ,あとは,30代,40代,50代,60代が1つずつの6ダブルスでした.

 私は,2週間前から半年ぶりにバドミントンを再開したばかりなので,コンディションがかなり不安でした.40代は私とMさんの2人しかおらず,でもフルエントリーはしんどいだろうということで(でも私個人的には1日でダブルス5試合くらいなら全然平気でしたが)50代の先輩方が出てくれて4試合に出場でした.

 最初の試合は,Mさんと組んで相手は立教でした.Mさんは,私同様大学からバドミントンを始めて何とリーグ戦のレギュラーにまでなったという,私にとってまさに憧れの存在でした.そういう人とダブルスが組めて嬉しかったです.実際,Mさんのプレーは,あらゆる状況でどこにどういうショットを打ったらいいかの選択が的確で,しかもそこに正確にシャトルを理想的なスピードでプレースメントする技術の高さは目を見張るものがあり,とても勉強になりました.ゲームの方も,ファーストは27-25で何とか取り,セカンドも21-12くらいで勝つことができました.よかった(^^).これでリハビリ中(^^;にもかかわらず何とか少しは役に立つことができました.実際,もしこのポイントがなかったら東大は最下位になっていたのでした.

 ただ,それ以降の対慶應,法政,明治はだめだめでしたね.法政戦以降は膝の具合が悪いということでMさんがリタイアされて彼と組めなかったのも痛かったです.でも男子のトッププレーヤーのものすごいスマッシュの打ち合いを久しぶりに間近で見られて(筑波大バドミントン部の男子はここ数年推薦生が入ってこないし,ランキングサーキットは少し距離があった.)楽しかったですし,50代,60代の先輩方の老獪なプレーを見られてとても刺激になりました.というか,正直,50代,60代の先輩方のプレーのレベルの高さに驚きました.私なんかまだまだ若僧ですね(^^;.

 試合終了後,懇親会となり,その後,東大チームで明大前の中華料理屋で2次会となりました.Mさんにまたダブルスを組もうと言っていただいて嬉しかったです.現役の学生達と話したり,50代,60代の大先輩方のお話をきけて楽しかったです.そして,50代,60代の大先輩方が私以上のトレーニングを日々重ねておられることがわかりとても刺激になったし,やっぱり,続けることの重要さを再認識しました.ということで,長かったけど楽しい1日でした.

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3/12'07

 なんかぼっとしていたら?1週間も空いちゃいました(^^;.書きたいことが次々浮かんでくる日もあれば,特にない日もあるわけです.もしこれが仕事なら,書きたいことが浮かばない日は無理矢理捻出する必要があるわけです.そうすると,ほんとはそんなに書きたくないことや,ほんとはそうは思ってないようなことまで書いてしまうこともありうるわけです.

 思いつかないのに無理矢理捻出するのは大変だし苦しいことで,でも,仕事は(多少)辛い方がいいということもあるので(仕事が(多少)辛ければ,それを終えた後に幸せになれる),それは別に悪いことではないのですが,問題はそれをやる必要があるのか(自分にとって,あるいは,世の中にとって),やり甲斐があるのかということです.少なくともこのコーナーは仕事ではないし,その点に照らし合わせて書きたいこと,書くべきと思うことを書いていきたいと思います.

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3/13'07
格差社会

 先週末は,同じ専攻のY本先生の退職記念講演会+パーティーでした.これまではこの手のものはあまりいい思い出はなかったのですが,去年の工藤先生の退官記念講演会+パーティーあたりから割とポジティブに捉えられるようになってきました.Y本先生の講演も難しい材料の話ではなく,いかに現場でのコンクリートの品質を確保していくかというとても重要なことに尽力されてきたことがわかり感動すらしました.でもこの手のパーティーはやっぱりちょっと苦手ですかねー.自分がそういう立場になったときのことを考えると,とてーーも気が重くなります.

 講演会+パーティーに来られていたのは,それこそコンクリート材料の錚々たる顔ぶれでしたが,ほとんどが土木関係者で建築関係者はごくわずかでした.Y本先生と私が同じ専攻であるように,私が所属する専攻では土木とか建築とかの区別は全くないのですが,世の中はまだまだそうではなく,土木と建築の「溝」みたいなものをちょっと感じてしまいました.

 パーティーが終わりに差し掛かり,Y本先生がJCIの「日本のコンクリート100年」という本を自腹で10冊購入されて10人の人に抽選でプレゼントするというY本先生自身が考えられたなかなかナイスな企画があり,本の紹介があった瞬間,欲しい!と思ったのですが,抽選が始まって何と私の番号が最初に呼ばれて,Y本先生がそれこそプレゼントしてくれたような感じが(勝手に)してとても嬉しかったです.ずっと大事にもっていようと思います.

 さて,パーティの最中に同じ専攻のS木先生と「格差社会」の話になりました.その時はそんなに深い議論にはならなかった(しなかった)のですが,最近とみに話題になってる?格差社会について私が考えていることを書いておこうと思います.

 世の中の風潮としては,「格差社会はけしからん」ですよね.小泉改革?の負の?遺産として現在の格差社会がある.これを是正しようというのが安部内閣,あるいは,民主党の自民党に対する攻撃材料のようです.まあ,世の中の「分布」が上の方に裾野が広い対数正規分布であること,つまりは,選挙権を持つ人の大部分は「中流以下」であることを考えると下の方に重きが来てしまうことは選挙対策として致し方ないところはあります.では果たして本当に「格差社会はけしからん」のでしょうか?

 これはもちろん「格差社会」の定義の問題になるのですが,「格差社会」でない社会が格差がない社会だとしたら,それはまさに共産主義社会ですよね.どんなに頑張っても頑張らなくても何も変わらない.私は競争させれば成果があがるという単純な考えには反対ですが,結果平等社会はいくら何でもつまらなすぎるし,社会も活性化しないでしょう.頑張った人はそれなりのリターンがある,才能がある人はその才能を活かして世の中に貢献する義務があり,それは結構大変なことなので多少のリターンある,という仕組みはごく自然なことでしょう.

 実際のところ,日本では格差社会,格差社会と騒がれていますが,客観的に見れば諸外国と比べればまだまだ日本ほど格差が小さい社会はないでしょう.それなのになぜ格差,格差と騒ぐのでしょうか?1つは,上で書いたように単なる政治家の選挙対策です.少数のお金持ちより多数の貧乏人の方が圧倒的に票が稼げますからね(^^;.あるいは,マスコミが政治家を攻撃する視聴率稼ぎという見方もできます.あとは,機会の平等より結果の平等を求めるという日本人の国民性もあるでしょうね.まあこれらは別に目新しいことではありません.

 これらに私なりにこのコーナーで書いていることを絡めて付け加えるとしたら,やはり,幸不幸は時間的空間的変化率ということでしょう.ここでは空間的変化率ということになります.つまり,ホリエモンとか松坂大輔のような規制緩和によって?巨万の富を得た人を見て,相対的に自分が不幸になってしまったと思ってしまうわけです.もちろん,実際に自分の収入が減ってしまった人もいるでしょうが,それでも戦後の高度成長期の中流程度の生活水準は充分キープできているはずです.それなのになぜ不満をもつかというと,他人と比較してしまうからでしょうし,高度成長期のように将来に希望がもてないからでしょう.世界中を見渡せば自分より恵まれていない人はいくらでもいるのに幸せを感じられないのは,外国では遠くて空間的変化率が小さいからというのもここで書いたとおりです.

 格差があるのは仕方ない,でも,必要最低限の生活はできるようにすべきだ,という人もいます.これに関しても,「トイレ共同風呂なし家賃3万のアパート暮らし」で書いたように五体満足であれば(もちろん五体満足でないことがいけないことだと言っているのではありません),今の日本では必要最低限の生活ができるだけ(年収100万程度)稼ぐことは充分にできます.できないと言っている人は仕事を選んでいるか,生活するのにあまりに創意工夫がないか,必要最低限以上の生活を望んでいる人でしょう.

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日記こそがライフワーク?
3/17'07

 今日は,ここで書いた東大建築の卒業20年会でした.去年同窓会(みたいなもの?)にいろいろ出たのですが,なぜかここでも書いたように東大建築の連中は20年前とほとんど変わらなくてみんな元気いっぱい?でした.

 いろいろ「収穫」もありました.当時の先生方をご招待していろんな話をしていただいたのですが,もちろん私の恩師であるA山先生,O谷先生,T才先生のお話もそうなのですが,S木H之先生のお話がとても印象に残りました.

 まず1つは,S木S文先生が日記を公開していてそれが本になったという話をされて,それを受けて,H之先生が永井荷風を引き合いに出されて「日記こそがライフワークなのではないか?」と言われたのにはとても勇気づけられました.ほんとにそうだと思いました.私が今している仕事は,とてもやり甲斐もあるし,ずっとやっていくと思いますが,定年になればクビになります.でもこのコーナーを書いていくことはそれこそ指先だけ動けば死ぬ直前までできるわけです.というか,仕事をする以前にまず生きていかないといけないわけですし,生きていくのは(今の私にとって)ただ生きていくのでは意味はなく,何のために生きていくのか,どうやって生きていくのかを考えながら生きていくことこそ生きていくことなわけです.ですから,このコーナーは,単なるブログや余興や受け狙いなどでは断じてないわけで,実際私の中ではとても重要な位置を占めているわけです.ただ,一方では貴重な時間を使ってこういうことをやっていてもいいのか?という疑問もあるわけですが,これでいいんだと後押ししてもらったような気がしました.

 あと,いろんなことをやっていくのに,例えば,人間関係の幅を広げるために何か行動をするのではなく,何か行動することで人間関係が広がるものというようなことを話されていたのも全くその通りだと思いました.要は,何かやるときに自分の中でどうしたいのか,どうすべきかを考えて,自分が思うようにやっていけばいいということを言われてこれもとても勇気づけられました.

 当然のように2次会,3次会となって,3次会で隣りに座ったH草といろんな話をしたのですが,彼女もH之先生の話が一番印象に残ったと言っていました.彼女と話したのはそれこそ20年ぶりだったと思いますが,というか,こんなにちゃんとした話をしたのは初めて(^^;?だと思いますが,モチベーションのこと,定年のこと,モラルとコンプライアンスのこと,仕事,即ち,社会との繋がりのことなど私がいろいろ普段考えていることと同じようなことを彼女も考えていて,とても嬉しかったですねー.提案震度の話もしたら,とても共感してくれて,実現すると信じてやっていれば必ず実現すると言ってくれて,これもとても勇気づけられました.彼女は,設計事務所を主催しているのですが,お施主さんから家が震度いくつまで大丈夫か?ときかれて今の震度は建物強度と理論的な対応がないので答えようがないのに困っていて,でも提案震度を使えばきっちり理論的に答えられるわけです.定年記念パーティーのことも気が重いという話をしたら,がんがん仕事してすごい業績残せばいいだけじゃん,とあっけらかんと(^^;言ってくれて気持ちよかったです.

 彼女はもう15年くらい前から独立して設計事務所をやっていて,それだけでもすごいと思うのですが,そういう仕事をしっかりやってるというだけではなく,いろんな意味で生きていくのが難しい時代,ただ生きていくのだけなら簡単だけど,だからこそちゃんと生きていくのが難しい時代をどう生きていくのかということを考えていて,そういう人もちゃんといるということ,しかも東大建築の同期にいて頑張ってるということ,短い時間でしたが,そういう人と考えることを共有できてとても気持ちよかったし幸せでした.

 ということで,今日思ったこともしっかりこのコーナーに帰りに電車の中で書いているわけです.思うことは,書かなければほとんど消え去ってしまうわけですし,これからも思うことがあればこのコーナーにどんどん書いていこうと思います.でも,3次会がどういうわけかカラオケで,大声を張り上げてしゃべっていたので(カラオケを熱唱したからではなく(^^;),少々喉が痛いです.

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3/18'07

 今日から,PASMOが導入されたようです.でも,多くの(ほとんどの?)人は既にSuicaをもってるでしょうから(でも今でも時々ケースからSuicaを取りだしてかざしてる人いますね(^^;.昔は結構いました.あとパスネットで券売機で切符を買っていた人とか(^^;),PASMOが導入されたというよりは,Suicaが私鉄,地下鉄,バスでも使えるようになったということでしょう.つまりは,JRサイドの勝利?ということですかね.実際,「Suicaはここまでになりました.」と勝利宣言?のようなCMが流れています.

 Suicaに使われているICタグはその導入当時からこれからのこの手のIT技術で大きな役割を果たすとはずっと前から言われていました.東大バド部同期のH高(法学部卒にも関わらず某最大手通信会社に入社して今は理系?ICタグの本も書いている)も,もう随分前からそういうことを言ってました.ですから,なるべくしてこうなったということでしょう.むしろ遅いくらいです.

 でもやっとこれでSuicaとパスネットを使い分ける必要がなくまりました.今日早速Suicaで地下鉄に乗れるかどうか試してみようかなとも思ったのですが,まずは,手持ちのパスネットを使い切ってからですね.実はこの間カードを整理していたらIOカードも出てきてしまったので,これも先に使い切らないとですね.そして,最終的には運賃に限らず「全てこれ1枚」になればと思います.

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 昨日の東大建築の20年会で話したとき,設計事務所を経営している同期はみんな,大学の教員が定年まで身分や給料が保証されているという状況が信じられないと言っていました.私も信じられません(^^;.恵まれていると言えば恵まれているのですが,不幸といえば不幸です.だって,よほどのへまをしなければクビにならないどころか,降格も給料も減ることがないということを裏返せば,どんなに頑張っても状況はさほど変わらないということだからです.もちろん,昇進や給料が上がることが目的で仕事している大学の教員がそんなにいるとは思えませんが(結構いるのかな?),やはり何らかの「評価」(「報酬」ではなく)は必要だと思います.今のままでは,若手のやる気がどんどん削がれることになるでしょう.実際,今私がいる専攻の若手(助教授以下)は,とても優秀でアクティブな人ばかりですが,その一方で,そういう不満は相当くすぶっていると思います.

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 筑波大に来て4年になりますが,幸い研究室のメンバーはどんどん増え続け,来年からは10人の大台に乗ります.筑波大は学生1人当たりの教員の数が多い大学で,卒論は最大3人までしか取れませんので,1研究室10人というのは,私が所属する専攻の中では最も多い部類に入ると思います.1人で10人の面倒を1人1人見ていくのはかなり限界に近いです.もちろん他大学では私大などもっと学生の数が多い研究室はいくらでもあるでしょうが,そうなれば1人1人面倒を見ていくという「今のやり方」を変えないといけないでしょうね.

 というわけで,というわけでもないですが,私も40代半ばを過ぎていっしょに研究室を運営して仕事をしていくパートナーが欲しいと思うようになりました.もちろん,今の状況ですぐにというわけには行きませんが,いずれはそういう形にしたいと思ってますし,そうなったとき慌てて探すのもなんなので,ぼちぼちそういう人を探していこうと思っています.私が今やっているような地震動の性質と建物被害の関係を構造動力学を用いて探求し,それを地震災害軽減に結びつけるための研究に興味をもってくれていっしょに仕事をしたいという人がいればもちろん嬉しいですが,そういうことには特に拘らず,何をやるべきかということも含めていっしょに議論していければいいと思います.

 年格好から行けば,私より10〜20くらい下になるでしょうか.ですから,もうドクターを取ってこの世界に入ってきているか,まだドクターの学生といったところでしょうか.今までそういう観点?で若い研究者の人を見ることなどなかったのですが(というより,そういう年格好の人がようやく学会などで発表する年齢になったということでしょう),これからはそういう観点?からも観察?して行こうと思います(とか,ここに書いちゃっていいのかな(^^;?).

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3/19'07

 昨日,来年からメンバーの数が10人になると書きましたが,1人減って9人となりました.他大学から大学院への入学予定者が辞退したからです.そのことを知ったのは,今いる学生を通してでした.追いコンがあるのでよかったら来ませんかと誘ったら,いきなり入学を辞退することにした,ということらしいです.

 辞退するのはもちろん本人の自由なので仕方ないことですが,あまりに「人の道」からはずれていると思いました.私には何の連絡もありません.でもそんな奴ならほんと来ないでよかったと実はかなりほっとしています.もちろん,研究室に来れば性根を叩き直すくらいのつもりでやらないといけませんが,来なければ何の関係もないし,関わり合いたくもありません.

 約束を守らない,都合が悪くなっても連絡しない,謝るべきなのに謝らない,連絡しても連絡がつかないなど「人の道」に反することを繰り返す人間には,必ずその報いが返ってきます.私の研究室の学生にも研究指導は当然のことながらそういう「人の道」に反することに対して私は一番強く反応します.最先端の研究を通して様々なスキルを身につけてもらう以前に人間として「ちゃんとしている」ことが何よりも重要だと思うからです.私は「ちゃんとしている」学生にとっては,とっつきやすくて親しみがもてる優しい先生(^^;だと思いますが,「ちゃんとしていない」学生にとってはとっつきにくくてとても厳しい先生だと思います.人間として「ちゃんとしている」ことはそんなに難しいことではありません.相手の立場に立って相手が不快に思わないか,相手に迷惑をかけていないかと考えればわかることだと思います.

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3/21'07

 ここで紹介したe-mobileですが,CMもがんがん流れてますし,秋葉のヨドバシなんかでかなり大々的に宣伝しています.CMで松下奈緒さんが出てくるのもちょっと気になっています(^^;.松下奈緒さんが相沢紗世さんとかなり「被ってる」と思うのは私だけでしょうか?実は最初は相沢紗世さんの方に注目?していて,そしたら,松下奈緒さんが出て?きて,後発?で被っていてどうなるのかと思っていたら,今はもう松下さんの方がメジャーになってしまったような感じがしますね.

 話をe-mobileに戻すと(^^;,とりあえず首都圏は23区だけですが,1年後には音声通話と同時にdocomoによるローミングも始まるようですから,使うとしてもそれからですね.端末も触ってみてかなり使いやすかったのですが,あれで携帯を兼ねるのはやはり「でかい(^^;」感じがします.まあこの1年でいろいろ状況も変わるでしょうしね.

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3/22'07
格差社会(の続き)

 格差社会の続きですが,今週のカンブリア宮殿で連合の高木剛さん(ほんとは「高」の字が違うと思うのですが,どーーしてもパソコン上では出てこない)が出ておられて格差社会のことが話題になっていました.番組の中でMCの村上龍さん(私は「まとも」かどうか,「ちゃんとしてる」かどうかが人間としてとても重要だと度々このコーナーで書いていますが,彼はとても「まとも」だと思います.カンブリア宮殿を見ているのは,毎回呼ばれる出演者の発言もありますが,むしろ村上さんが言われることの方が「ほう」と思うことが多いような気がします)が縦と横の格差があるとおっしゃっていて,縦とはここで書いた成果や頑張りや能力による格差で,これはあって当然で,横とは,例えば,正社員とパートや派遣で仕事の内容は同じなのに給料が全然違うという格差ということで,なるほどと思いました.

 幸不幸相対論的に言っても,すぐ横で全く同じ仕事をしていて給料が全然違うのでは,ものすごい空間的変化率(^^;ですから,不公平感を感じて不幸になってしまうのは当然のことです.ただ,見方を変えると,横で同じ仕事をしているのに給料が全然違うから不公平感や不幸を感じてしまうわけで,自分がしている仕事が対価に見合ったものかどうかということはまた別の話なわけです.

 でもこれって「格差」って言うんですかね?不公正とか不公平と言った方が的確だという気がします.これは大問題だし,あってはならないことだと思います.でもこれを「格差」とか「格差社会」と言ってしまうのは違うと思うし,問題の所在を歪めてしまう可能性があります(それが狙い?で意図的にそうネーミングされた可能性もある).

 問題の所在は明らかに「格差社会」ではなく,安い給料で正社員と同じ仕事をさせている経営者側の都合でしょう.なんでそんなことになってるのでしょう?これはやはり,「格差社会」というよりは,「既得権益」の問題だと思います.市場原理が働けば,仕事の中身が同じなら支払われる給料も同じであってしかるべきですが,そうなっていないのは,既得権益をもつ人間がそれを手放さないからです.

 ただ,既得権益をもつ人間にも言い分はあって,例えば,大企業の正社員というのは,一流有名大学を卒業している人が多くて,一流有名大学に入るのに勉強もしたし,苦労もした.就職活動も頑張った.そうやって苦労して手に入れたものである.一方,会社が潰れたり,リストラされたりして派遣やパートで働くようになった人は,就職するときに自らそういう会社を選んだわけで,そうなったのは自己責任である,というようなことでしょう.まあ一理ありますが,それだと大学入試,あるいは,大学卒業時の就職活動で「全ては決してしまう」わけで,一度躓いたら挽回不可能ということになってしまい,それでは誰も冒険しなくなるし,社会も活性化しないでしょう.そして,それは既得権益をもっている人にとっても不幸なことであるのは,ここで書いたとおりです.

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 昨日は,筑波大バドミントン部の追いコンでした.もう筑波大バドミントン部の練習には出てなくて関わりも薄くなってきてしまったし,どうしようかとも思ったのですが,私が筑波大に来て,筑波大バドミントン部の練習に混ぜてもらうようになったとき同時に入学した「同級生」達が卒業するということで,もうあんまり会えなくなるだろうし,声をかけておきたいと思って行って話をしてきました.

 一通り思い出話をして(^^;,その後に何を話すかということでしたが,手を変え品を変えいろんな話をしても仕方ないので,やはり私が今,というか,ずっと重要だと思っているモチベーションの話をしました.なんだかんだ言っても結局は「モチベーションの問題」という気がするんですよねー.このコーナーでも書いている私がこれまでいろいろ研究?してきたことについても話したのですが,私自身もこの問題にずっと苦しんできたし,それは今でもそうだし,だからこそ考えてきたわけです.ですから,私自身が何か明確な「答え」をもっているわけではないわけです.

 実際,去年私が突然「燃え尽きて」バドミントンをやめた話,また再開した話もしたのですが,なんで燃え尽きたときに「やめる」という選択を取らざるを得なかったというと,私のバドミントンに対するモチベーションに「特に問題がなかった」からなんですよねー.つまり,バドミントンに対するモチベーションに苦しむことは不思議となかった.でもそういうものに対して一旦モチベーションを失うと,どうしたらいいかわからずやめるしかなかった.

 でも,たとえ半年でもやめてしまったことを今ではとても後悔しています.実はその気になったらいつでもまた始められるさ,と高をくくっていたところもあるのですが,この歳にして半年のブランクというのはあまりに代償が大きかったです.ですから,モチベーションがなくなってきたときにどうするか,ということも大事ですが,モチベーションがあるときからそれをどうキープするか,そのためには,そもそもなんで今モチベーションがあるのかなどをしっかり分析しておくことが重要,というような話をしたと思います.ただ,どのくらい伝わったかはよくわかりません.こういうのは何か「反応」があるわけではないので,その「効果のほど」がよくわからず,毎回時々こういう会に出ていってえらそーに話をするのはもうやめようと思うことになります.

 ただ,半年全くプレーをしなかったことで全く思うようなプレーができなくなったバドミントンですが,転んでも只では起きないのが私の性格なのでいろいろ考えていることはあります.バドミントンをやめるということで始めたゴルフですが,バドミントンにもいろいろ参考になることがあります.

 まず1つは「フォームで球を打つ」ということです.何を当たり前のことを,という気もしますが,ゴルフって遠くに飛ばす前に真っ直ぐ飛ばすのが重要ということもあるのですが,とにかくフォームがとても大事です.普通のスポーツだとドライバーを飛ばしたいと思うとトレーニング,スマッシュを速くしたいと思うとトレーニングということになると思うのですが,ゴルフの場合は力任せに打っても曲がるし(^^;,逆に力を抜いて打つと真っ直ぐ遠くに飛んだりするんですよー.それは,おそらくバドミントンも同じなわけで,私はフォームはなかなか変えられないのでスマッシュを速くするにはトレーニングと思っていたのですが,フォーム改造に取り組んでみようという気になりました(というか,今のフォームだと肩に負担がかかりすぎてもたない).

 で,もう1つのゴルフの特徴は物理的にとても明解なことです.それは他のスポーツもそうなのでしょうが,止まっている球を打つという非常に決められた動きの中で勝負するスポーツですから,より精密さが求められ,細かい物理的分析がより有効になります.これは当然上で書いた「フォームで球を打つ」と密接な関係があります.つまり,物理的にどういうフォームで打てば速いスマッシュが打てるかを研究してフォームを改造して行こうと思っています.ゴルフは別に相手がいるわけではありませんが,バドミントンはコートの向こうに相手がいるわけで,物理的に合理的なフォームで打つことはショットを読まれにくくするしそういう効果もあると思います.

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 どーも最近天候が不順ですよねー.3月になってからは,朝天気が良くて天気予報が1日晴れなら自転車で大学に行っているのですが,夕方突然雨ということが今日でもう2回目です.まあ帰るのは,土浦駅行きに乗れば,竹園1丁目までバスが行くのでそこから自宅まで徒歩1分なのですが(おまけにバスの中でこうして文章も書けるわけですし),問題は大学に置いてきた自転車です.前回はバスで大学に行って帰りに自転車に乗って帰ってきました.あるいは,車で行って自転車を積んで帰ってくるかですね.でも,何回か車に自転車を積んだことがあるのですが,今乗ってる自転車は結構でかくてぎりぎりだし結構重くて大変なんですよー.わざわざもう1台折りたたみ自転車を買うのもなんですしねー.T大J研に置いてある折りたたみ自転車と交換するかな?でもそれはもっと大変ですね(^^;.

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3/26'07

 地震被害調査で能登に来ています(ここに速報があります(^^;).前回の被害調査は2005年8月の宮城県沖ですから,考えてみれば,このコーナーを毎日のように更新するようになって初めての被害調査ですね.1年半ぶりの被害調査で,それ以前に年に何回も行ってましたから久しぶりという感じですが,1年半で久しぶりと感じるというのは,いかに最近の地震活動が活発かということですね.

 でも,ここで大きな被害の発生を「予言」して,ほんとに対応した被害が発生しているのか,ちょっとどきどきしながら現地に入ったのですが,予想通りの大きな被害でした.でも,やはり大きな被害,被災された方々を目の前にすると予言が「当たった」という気持ちはどこかに行ってしまい,古い木造家屋などの既存不適格建物をなんとかしないと,という思いにかられてしまいます.

 テレビA日から連絡があり,H道STATIONに出演?したのですが,テレビに映る自分の姿を見て歳とったなーと思ってしまいました(^^;.マスコミ関係からはいろいろ取材を受けることが多く,なかなか自分の意図を上手く伝えてもらえないこともあるのですが,今回はキラーパルスという用語をどうしても使いたいということはどうかとも思ったのですが,とてもうまくVを作っていただいて感心しました.震度の問題点にも特に触れることなく(そういう感じで苦心してしゃべりましたが)助かりました.いつもこうだといいんですがねー.

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3/28'07

 現地から戻りました.いつものことながら4時半起床,1時半就寝が3日続きました.今回の被害調査でも「何かが私を動かしている」を痛感しました.2日目にFOMAとPCを繋ぐケーブルが故障するというトラブルがありましたが(これがないと現地から速報をアップロードできないし,地図もダウンロードできない),なんとか予定通り調査を終えることができました.いっしょに調査した4年生3人もとても頑張ってくれました.被害は強震記録の解析から予測していた通り大きかったと思います.あれだけの全壊家屋がありながら,それが原因で亡くなった方がいなかったのは奇跡的ですし不幸中の幸いだったと思います.しかし,命を確保できたのは何よりですが,住むところを失ってしまってこれから生活していくのは大変だと思います.日本国中いつどこで直下地震が起こっても不思議ではなく,全く人ごとではありません.

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3/30'07

 さすがに疲れています.頑張りすぎると後で必ずしわ寄せが来るのですが,地震被害調査だけは仕方ないですね.問題はどのくらいで回復するかですが,いつものことながら調査結果を整理するのに加えて,全てをほっぽり出して出かけるのでそのしわ寄せも相当なもので,なかなか休んでもいられません.

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 何か好きなことや大切なものを1つ見つけて,それを一生懸命頑張りなさい,とか言いますよね.うーん,どうですか?私にとって「何か好きなことや大切なもの」って何でしょうか?仕事は好きですし大切ですが,私の場合それだけではだめなんですよねー.まあ人それぞれってことでしょうし,誰か偉い人?が「こうしなさい」と言ったとしてもまあその人はそう思ったということでしかありませんからね.結局は,誰でもそうでしょうけど,自分が思うようにしか生きていけないし,自分が思うように生きていけばいいと思います.というか,やはり自然の流れに身を任せて「何かに動かされる」ままに生きていくということですね.

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 今日,セリーグが開幕して巨人vs横浜の始球式でH野S一さんが投げたのをちらっと見たのですが,彼は何かの外資系の保険のCMでも投げていて,さすがにとても綺麗なフォームでいまだになかなかいい球を投げていてすごいなと思ったのですが,今日は...全然違いましたねー.Y本K二さんのバッティングも...(選手時代の姿が目に焼き付いているので...).CMはCGだったんですかねー.

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