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10/1'10
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(野球)

 ひっそりとライオンズの最終戦が行われ,これには勝って,ホークスとゲーム差なしの2位となりました.ほんと僅差だったわけです.なんか,ブライアントの3連発に沈んだ1989年を思い出しました.あのときも確かもう1試合残っていて,これも勝ったんですよね.でもあのときは全てが終わりましたが,今年はまだ終わってません.でも,中継ぎと抑えをなんとかしないと厳しいとは思いますけどね.

 それで,CSの対戦相手ですが,何とまだ決まっていません.昨日,ロッテが最終戦で勝つか引き分けるとロッテ,負ければ日ハムということでした.ロッテが引き分けると日ハムと勝率で完全に並ぶのですが,そういう場合は,直接対決の成績で決まるらしいです.すごいことになってますねー.

 セントラルは,昨日,阪神の抑えの藤川が最下位横浜の村田に逆転3ラン食らって,マジック消滅,かつ,中日にマジック点灯で,今日,阪神が負ければ中日の優勝という,こっちもすごいことになっています.でも,これももうさすがに中日で決まりでしょう.

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01b
[やっぱり痩せてる?]
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 誰かに(しばらくぶりに)会うたびに「痩せた?」と言われると再三書いてきましたが,痩せるってどういうことでしょうね? 体重が減ること? だとしたら,体重は減ってないので痩せてません.でも,明らかに痩せたように見えるわけですよね.

 で,思ったんですが,重さじゃなくて「体積」が減ってるんじゃないかと.人は,抱えて軽いと思うんじゃなくて,目で見て「痩せた」と判断してるわけですからね.そう言えば,ズボン(という言い方は親父臭い?)のベルトの穴の位置は,半年前に1つ内側に移動しましたし,先日,ちょっとびっくりしたのは,腕時計のベルトの穴の位置も1つ内側に移動した方がちょうどいいことに気づきました.先日,久しぶりにプーナに行ったときは,S根君が「あ,境さんだ,と思ったんですけど,足がすごく細い気がして違うかなって思ったんですよ」と言ってました.つまり,足も細くなってるんでしょう(これは測ってないので厳密にはわからない).

 あらびき団で,動物の体は円柱の集まり,って歌ってた東工大の教授がいましたが,腕,足,胴体の「円柱」の径が全て小さくなってるってことですね.そして,顔もそうなんでしょう.でも,体重は変わらない,とすると,物理的(というほどでもないが)には,密度が高くなってないと辻褄が合いません.

 密度を測るのは,大変ですし(実際には,すれすれまで風呂桶にお湯をはって入ってあふれたお湯で体積を量る),これまで一度も測ったことないので比較のしようがないですが,体脂肪率って関係あるんですかね? 体脂肪率が低いと筋肉量が多い,筋肉は脂肪より密度が高い,ゆえに,密度が高くなってる≒体脂肪率が低くなってる,となるのでしょうか?

 で,私の体脂肪率ですが,確かに低くなってます.だから,辻褄は合う? でも,これって痩せてるって言う?

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01c
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(野球)

 セは,阪神が負けて中日の優勝が決まったようです.阪神が残り9試合でマジック8とかで優勝したらすごいと思ってたんですが,脆かったですねー.でも...中日優勝をニュースでやってたんですが,大阪地検の前特捜部長が逮捕されて,落合監督の会見も途中で中断され,そのまま番組が終わってしまいました...そして,パリーグ最終戦でロッテが勝ってCS進出も決めたようですが,放送さえされませんでした...そんなもんですかねー.

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 H道ステーションではやってました.でも西岡が優勝するチャンスがまだあると言ってましたが,優勝はソフトバンクでもう決定です.わかってませんねー.選手がそんなことでいいわけ? 正確には,日本シリーズにでるチャンスがある,日本一になるチャンスがある,です.

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01d
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 大学のwebサーバが攻撃されてるようで,sshが学内からしか繋げないので,しばらく更新が滞るかもしれません.と,思ったんですが,VPNがありました(^^;.

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01e
脱力
(何でも?)

 先日,脇田とも話したんですが,何が大事ってやっぱり「脱力」ですよね.バドミントンのストロークにしてもトラヴェリングにしても,気をつけなければいけないことを列挙していったら,それこをあっという間に100は越えるでしょう.ピアノだってそうですし,一見単純に見えるゴルフのスイングだってそうです.

 でも,プレー中,意識してできることなんてほとんどありません.頑張っても1つがせいせいで,じゃあ,何か1つだけ意識するとすると,やっぱり脱力のような気がします.思うようなプレーができないときは,だいたいどこかに余計な力が入っています.セリーグの投手タイトルを総なめしそうな広島の前田健太も脱力の仕方がわかったからそういうピッチングでできるようになったわけですからね.

 そして,この「脱力」ですが,プレーに留まらず,気持ちの持ち方というか,精神面でも重要だと思います.勝ちたいとか勝たなきゃとか思ってガチガチになるのは,気持ちの脱力ができてないということです.普段の練習でも,強くなりたいと思い過ぎて練習に変な力が入りすぎてもフォームを崩したり故障したりして,いろんな弊害が出てくるでしょう.リラックスすると言ってしまえばそれまでですが,それがどういうことかわかっていて,しかもそれができる人はほとんどいないと思います.

 昔,千代の富士が大横綱になる前,確か朝潮との優勝決定戦のときに「無心になるというのがどういうことなのかわかった」というようなことを言っていたと思いますが,今連勝を続けている白鵬も,それに近い状態のような気がします.というか,脱力ができるかできないか,というようりは,脱力がどういうレベルまでできるのか,ということなのでしょう.ですから,究めていけば,いくらでも究められるし,どこまで行ってもまだまだ奥が深いということですね.

 そして,更に,人生とか生き方とかもやっぱり「脱力」ですよね.スポーツのプレーも気持ちの持ち方もそうですが,脱力するのは,力を(効率的に)入れるためです.つまりは,めりはりということですね.人生や生き方の脱力は,いろいろあるでしょう.休むべき時はしっかり休むというのもそうですが,気持ちの持ち方的には,人生所詮退屈しのぎ,あるいは,全ては150億年前に決まっているというのはそういうことかもしれません.要はあんまり思い詰めずに,気楽に考えることも必要ということですね.

 でも,繰り返しになりますが,脱力するのは,力を(効率的に)入れるためです.人生所詮退屈しのぎ,とか,全ては150億年前に決まっているとか考えるのは,脱力するときで,力を入れるときは,頑張らないといけません.でも,スポーツにしても気持ちの持ち方にしても人生や生き方についても,この「脱力」がやっぱり超難しいし,これができれば,達人ということですね.

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01e
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(PC)

 今,学外からsshが繋がらないので,VPNを使っているのですが,学内だと当然「繋がったまま」で,WinSCPをいちいち立ち上げ直さなくていいので,めっちゃ快適なことがわかりました.これからもずっとこれで行こうと思います.まさに怪我の功名?ですかね.

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10/2'10
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(バドミントン)

 右股関節が相変わらずあまりよくないのですが,昨日の練習で,久しぶりにまともに動けなくくらい痛くなってしまいました.W所さんと久しぶりに大分長いこと半面シングルやってましたからねー.で,どうしたものかと思ったのですが,ストレッチ,厳密には,股関節をストレッチする(伸ばす)のは,痛める方向なので,縮める,つまり,臀部を伸ばすようなストレッチをしたら,なんとか続けることはできました.こうやって騙し騙しやるしかないんですかねー.

 でも,今朝起きたら,というか,寝ている間,ずっと痛かったような感じです(寝ているので記憶は曖昧).普通に寝ると股関節は,だいたい伸びますからね.で,横向いて畳むようにして寝るのですが,というか,もともといつも横向いて寝ているのですが,寝返りを打つ内にいつのまにか仰向けとかになって股関節が伸びで痛い痛いとなってたような感じです.

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02b
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 じゃあ,なんで脱力した方がパフォーマンスが上がるかなんですが,わかりやすく?描くと以下のようになるのかな,と思います.

 まず,脱力なしと脱力を見ると,脱力なしは,力を入れ始める前に力が入っています.それで,球に与えられる力積(力×時間),即ち,運動量は,決まっているので,ピーク時の高さが全く違います.そして,更に,脱力+溜めというのを見ると,力を入れ始める時間を遅らせる,つまり,できるだけ溜めることで,ピークは更に高くなります.ここでは,「溜め」と言っていますが,それだけ脱力してる時間が長くなるので,これも「脱力」でしょう.マエケンの0から100というのは,こういうイメージなんですかね.

 そして,更に,もしこれが球技だったどうでしょうか? バッターは,ピッチャーが投げる球を単純にバッティングセンターのように打っているのではありません(それでは間に合いません).ピッチャーが動き始めたときからのフォーム,リリースという一連の流れの中でタイミングを合わせています.で,上のグラフで脱力なしと脱力+溜めとどっちがタイミングを合わせやすいですか? そりゃー,脱力+溜めの方が合わせにくいですよね.これは,合わせるタイミングの幅が小さいということもあるのですが,(上のグラフでは表現しきれてませんが)合わせる関数形の次元が高いということが大きいと思います.

 タイミングを合わせるとき,脳は,どういう作業をしているかと言うと,微分方程式を解いているわけです.で,その解である関数形が1次関数のような単純な形だったら,せーの,ってやればタイミング合っちゃいますよね.でも,高次の2次,3次,4次関数だったら大変です.WBCのとき松坂が打ちにくい理由として,フォームがゆったりしているから,と言っていた確かアメリカの選手がいましたが,ゆっくりしたフォームから速い球が来るということは,動きが加速度的で関数形が高次ということです.

 ごたごた書いてきましたが,要は,力を入れる瞬間以外は,できるだけ力を入れないように意識することがパフォーマンス,例えば,ショットの速さにも繋がるし,相手にもタイミングを合わせられにくい,ということで,一石二鳥ということです.そして,意識する関数形は,加速度的高次関数です.でも,これがとても難しい,でも,これが極意なのかなと思います.

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02c
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 今日,大学に来るとき,(土浦から来る)バスを待っていたのですが,待てども待てども来ません.ん?ひょっとしたら...そう,今日は,土浦の花火大会の日です.この日は,もう大変なことになります.はっきり言えば,つくばと土浦の間は,ずっと車が詰まってるような感じです.でも,つくばは何事もないので,センター発のバスで来るときは普通に来たのですが...

 帰りもなかなか来ません.そっか,土浦からバスが来なければ(へたすりゃ3時間くらいかかってる?),「箱」がないわけですからね.ちょうどK藤先生といっしょで,どうしましょうか,とか話していたのですが,反対側の筑波大学中央行のバスが*時間遅れ?で通っていったので,それから10分くらいして来ました.でも,土浦の花火大会ということには気づいていて,土浦から来るバスだけではなく,反対方向のバスも影響を受ける,ということまで考えられなかったのはちょっと悔しいですね.

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02d
[無意識ではなく無意識に意識]
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 どこかで書いたと思いますが,やはり,「無意識」ではなく「無意識に意識」だと思います.例えば,脱力が重要なら無意識に脱力ができたらいいな,と思いますか? でも,既に書いたように,これは,できるできない,ではなく,どこまでできるか,というレベルの問題です.だとすると,無意識にある程度できるようになったとしても,レベルはそこで止まってしまいます.それに,人は忘れるので,どんどんできなくなっていきます.

 でも,無意識に意識できていたら,いつも,「より」脱力しようとするわけですから,レベルも上がっていきます.でも,無意識に意識って,気づいたら意識できてなかった,という感じで,とても難しいです.ルーティンというのは,そのためあるわけで,それは,日常生活,即ち,人生や生き方についても同じと言うことです.

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10/3'10
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(野球)

 セリーグで優勝した落合監督が,そんなにいい野球をしたわけでもないのに優勝してしまって変なシーズンだった,というようなことを言っていました.そうですね.優勝したとは言え,80勝にも到達していないわけですからね.つまり,それだけ多くのチームによる僅差のデッドヒートだったということです.優勝とか勝利とかは,あくまで相対的なことですからね.

 それは,パリーグも同じで,ライオンズは,優勝できませんでしたが,最終的にはゲーム差なしだったので,こんな感じで優勝してもおかしくなかったわけです.でも,結果的には優勝できなかったわけですが,見方を変えると,CSもどうなるかわからない,ということです.第2ステージの優勝チームのアドバンテージは確かに大きいですが,終盤に3連敗してるわけですから,その逆が起こるとするなら,全然「ありうる」わけです.

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10/4'10
[デフレ]
(経済, 世の中)

 世の中,少なくとも,メディアでは,デフレは悪いことと言われています.でも,今まで100円したものが80円で買えるなら結構なことじゃないですか.でもそうは行かない,なぜなら,給料も減るから,というのが論調です.でも,そうだとしても,給料が減っても物価も下がって±0なので,これは説明になってません.つまり,これまでずっと,経済が拡大して,ものの値段も上がるが給料も上がる,というのに慣れてしまっているというだけの話でしょう.

 経済の拡大というのは,どこかで既に書きましたが,人の経済的,即ち,お金を使う行動の活動度が上がることです.単純に言ってしまうと,沢山働いて沢山稼いで沢山使うということですね.一人当たりの活動度は増えなくても人口が増えれば全体としてのGDPは増えます.でも,それがもう「いいところ」まで来てしまっているとは再三書いてきました.これからは,人口も減っていきますし,これ以上,「お金を使う行動の活動度」を上げる余地がどこにあるのでしょう?

 世の中を便利にするというのも,もうそろそろいいところまで来たと再三書いてきましたが,例えば,100年前から今を見ると,飛行機が飛び,新幹線や高速道路が走り,高層ビルが建ち並び,洗濯や掃除は機械がやってくれて,食料は冷蔵庫で保存できて,エアコンで快適に過ごせて,スイッチを入れればテレビが映り,みんな携帯電話をもっていて,インターネットで世界中が繋がっている(物質的に豊かな)夢のような世界だとは思うのですが,じゃあ今から100年後を見たとき,今より遙かに(物質的に豊かな)夢のような世界になってるとは思えません.ていうか,今とそんなに変わらないんじゃないですかね.

 そんな夢も希望もない話って思いますか? でも,経済というのは,あくまで『「お金を使う行動」の活動度』であって,「活動度」ではありません.つまり,お金なんか使わなくても活動度は,いくらでも上がるし,活動度そのものの上がる余地はまだいくらでも(無限に)あると思います.学術,芸術,文化,スポーツがそういうものということは既に書きました.

 実際,世の中を見渡しても,政治家や経済評論家なんかより,世の人々の方がそのことに気づき始めてるように思います.ボランティア活動がこれだけ盛んになったのもそうですし,いろんなものが「ボランティアベース」になりつつあります.食べてさえ行ければ,余計なお金は要りませんし,お金という対価より,「ありがとう」という感謝や「さすが」という評価でしょう.犯人がなかなか捕まらなくて警察が懸賞金なんか提示しても,もう人々はお金では動かなくなっています.

 でも,そうなると経済はどんどん縮小していきます.でも,それでいいじゃないですか.

 ただ,今のデフレは,そういう大きな流れの中ということの他に,ちょっと特殊な要因はあると思います.それは,周辺の発展途上国から圧倒的に安い人件費によって作られた安価な製品が大量に流れ込んでる,ということです.ただ,これは,国と国との間の経済格差がある間の話です.それがなくなれば,これらの国の成長もピークアウトし,日本と同じ状態になると思います.

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04b
[査読]
(仕事)

 上のこととちょっと関係するかもしれないのですが,今,11月につくばである,日本地震工学シンポジウム(JEES)というのの準備を手伝わせてもらってるのですが,このシンポジウムは,4年に1回,行われるもので,今回でもう13回目なのですが,これまでずっと査読付きだったものが今回から査読なしになりました.そのときに,いろいろ議論があったのですが,要は,査読なしにすると,投稿論文が増えるのか,減るのかということです.

 研究者の人はわかると思いますが,査読論文というのは,査読を通った質の高い論文ということで,業績としてカウントされます.逆に査読がない論文は,基本的にはカウントされません.だって,査読がないということは,出せば誰でも通るわけですからね.

 ですから,JEESも査読なしにしてしまうと,出しても業績にならないから,そんなんじゃ出しても意味がないと考える人が多くて,投稿論文が減るんじゃないか,という意見がある一方で,出せば通るわけですから,じゃあ出そうと考えて(気軽に)出す人がいて,増えるんじゃないか,という意見もあったわけです.そして,結果はどうだったかと言うと...

 投稿数は,劇的に増えました.あまりに増えたので,参加費を値下げしたほどです.つまり,後者の意見が勝ったわけですが,どう分析すればいいでしょうか? 単に出せば通るから出しただけ?

 私なりの(善意の)解釈はこうです.それは,人々が業績とかそんなちまちましたことなんかより,自分が何か研究して何か結果が出た,その結果をとにかく論文という形で出して,みんなに知らせたい,知って欲しい,という純粋な気持ちが現れたのではないかと.だとしたら,素晴らしいことですよね.

 これは,前から思ってるのですが,査読システムというのは,数人のその分野に優れた(?)研究者が論文にいろいろいちゃもんをつけるというものなんですが,いくら,その分野に優れたとは言え,あらゆる点で論文執筆者の能力を超えてるなんてことはありえませんし,ましてや,その研究の内容について,より深く理解しているとも考えられないのに,圧倒的に査読者有利の「勝負」ですから,基本的に「言うことをきく」しかありません.もちろん,反論してもいいのですが,査読者の能力不足のため,査読者が論文執筆者の言うことを理解できず,不採用となることもあります.

 ですから,別に査読なんかやめて,どんどん載せちゃえばいいんだと思います.変な論文を書いて恥をかくのは,当人ですから,「判定」は,読者がすればいいことです.そんなことしてたら,論文集がどんどん分厚くなるよ,という人もいるでしょうが,もう電子媒体の世の中ですから,そんなのもう関係ありません.

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04c
[OIN]
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 今日,東京の委員会からTXで帰るとき,大量の本とノートが入ったバッグをもった女子高生が隣に座りました.バッグを見ると「OIN」と書いてあります.おいん? あー,桜蔭ね.そう言えば,いかにもそういう感じ(どういう感じ(^^;?)の制服かも...でも,一気に親近感をもったのは言うまでもありません.桜蔭というのは,(知ってる人は知ってるでしょうが)毎年東大に60〜70名くらいの合格者を出しているNo.1女子進学校です.確か,菊川怜も桜蔭ですね(東大建築の木葉会の名簿にそうなってたよーな気がする).

 最初は,TXで桜蔭に通うなんて大変だなー,と思ったのですが,最寄りの駅は水道橋でしょうから,秋葉接続は結構便利かもしれませんね.で,予想通り,ノートを取り出して勉強を始めました.でも,これも予想通り,襲いかかる睡魔には勝てず,船を漕ぎ始めたのですが,いつもは,隣にそんなのが座ってるとうっとーしーなー,という感じですが,今日に限っては,疲れてるんだね,よしよし,という感じです.

 でも,これ以上は無理と思ったのか,突っ伏して眠ってしまいました.どこで降りるのかな?大丈夫かな?と思っていたのですが,なんと終点のつくばまで乗っていました(途中で起きてまた勉強してた).つまり,つくばから水道橋まで通ってるんですねー.大変.

 と,思ったのですが,学校が終わって,17時半の快速に乗って,18時15分には,つくばに着くわけですから,全然ありか.でも,毎日ですから,やっぱり大変かな.

 でも,つくばに住んでて,地元の土浦一高(こちらも毎年東大に20名以上の合格者を出してる公立では全国トップレベルの進学校)ではなく,わざわざ電車で桜蔭まで通うということは,やっぱ東大目指してるんですかね.だとすると,もうそれだけで応援したくなってきますが,考えてみたら,私が結婚したときくらいに子供が生まれていたら,多分,彼女くらいの歳ですね.なんか,みょーな気分になってきました.ていうか,つくばから通ってるのですから,下手したら私が知っている人のお嬢さんかもしれませんね(ここで変なことは書けないかも).あと,ちょっと気になったのは,降りるとき,何か私が座ってたのと反対側の方を何だか睨み付けてたような感じがしたので何かトラブルでもあったんでしょうかね?

 あー,でも,思い出しましたが,つくばから土浦一高に通うのも結構不便で大変みたいですね(Y田先生がそうおっしゃってました).だから,TXで桜蔭に通うのとそんなに変わらない?

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04d
[VAIO X]
(PC)

 今日の委員会で隣の席だったK纈先生(でもこれじゃあ全然伏せ字?になってないな,別に伏せる必要もないけど)のノートPCがVAIO Xになってました(前回は確かLOOX Uでその前はtypeP).VAIO Xは,もちろん店頭で触ったことはありますが,あらためて見るとほんとペラッペラですね.結構,笑えた?のは,RGB端子がほとんど「入りきらない」ほど本体が薄いということです.つまり,RGB端子を付ける限りもうこれ以上は薄くできないってことですね.下手すりゃUSB端子すら危ない? そのくらい,薄かったということです.

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04e
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(政治, 世の中)

 O沢さん,2回目の検察審査会でも起訴相当となり,とうとう強制起訴となったようです.これについては,ここで書いたことがそのまま当てはまります.市民感覚って一体何ですか? メディアがあいつは悪い奴だと言うことをそのまま鵜呑みにすることが市民感覚ですか? 鵜呑みとまでは行かなくても,そういう影響を全く受けていないと言い切れるのでしょうか?

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04f
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 ここんとこ雨が多く,たまに晴れても飲み会とかで,この辺から2週間くらい走れていません.そうするとやっぱりプレーにはっきり出ますね.そして,一旦そうなると,なかなか腰が重くなってしまいます.つまり,まだ全然ルーティンになってないということですね.はてさて,このままフェードアウトしてしまうのか,思い直してまた再開するのか(他人事?).

 結局は,「その気」になるのかどうかということです.その気にならなければ,本人がそれでいい,即ち,それだけのプレーしかできなくてもいい,と思う,ということでしょうから,それは,それでいいわけです.もちろん,その気にもならないで,それだけのプレーができる,なんて虫のいい話があるわけはありません.ですから,その気になるのかどうか,ということなのです.

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04g
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(政治, 世の中)

 O沢さんですが,検察審査会のコメントが地検を批判してることから,大阪地検の不祥事も影響してるでしょうね.もしそうだとしたら,これも繰り返しになりますが,そういうことに影響されていいんでしょうか? 人を罰するというのは,怪しいとかおかしいとかそんなに軽々しくは絶対にできないものです.市民(ド素人)にプロができない判断が簡単にできるのなら,プロって一体なんですか? 法の運用ってそんなものですか? そんなんなら法学部なんて要らないことになりませんか?

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10/6'10
[産業の空洞化?]
(経済, 世の中)

 円高,あるいは,安い人件費を求めて,日本企業が生産拠点をどんどん海外に移していることが,産業の空洞化だと言って問題視する人が多いようです.でも,これも国益とか本来本末転倒なことを考えるからですよね.世界全体として考えれば,むしろプラスでしょう.

 つまり.これまで,一部の先進国がうまいところを独占してきただけということです.それを世界全体に再分配すれば,相対的に先進国の地位が下がるのは当たり前のことです.ですから,そういう流れは,世界全体への再分配がほぼ完了するくらい,つまり,多分,今世紀中くらいは続くんじゃないですかね.

 見方を変えると,経済原理が働いているとも言えます.よく考えると,発展途上国の人件費が圧倒的に安いって変ですよね.人間そのものに大きな能力の差はないわけですから.つまり,経済状況が違うだけなのです.ただ,経済状況が違うと人件費が全然違う,そうすると,そっちに,産業や技術が流れる,そうすると,発展途上国が経済発展して,富が分散する.結構な話じゃないですか.

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06b
[生き残る?]
(経済, 世の中)

 例えば,百貨店が生き残りをかけて,大改装に打って出た,とか報道されてます.でも,それって何なんでしょうね? 百貨店の売り上げがどんどん落ちてるのは,百貨店が人々に必要とされてないからです.だったら,百貨店という形態に拘っていては,だめでしょう.

 「生き残る」という言い方をしますが,もちろん,生き残らないと死んでしまうので,生き残る必要があるのですが,重要なのは,百貨店で働いている人が生き残ることで,百貨店が生き残る必要はないわけですよね.つまりは,何が必要とされているのかをしっかり考えて行動するということでしょう.

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06c
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(世の中)

 街は外国人で溢れている?と書いたのですが,彼らが外国語を話していたら,外国の人だ,と思いますよね.でも,流暢に日本語を話していたら,中国や韓国の人ならわからないかもしれません.それってどう思いますか? やっぱり怖いですか?

 実は,そういう人は昔から沢山います.いわゆる「在日」という人はそうですね.ほとんどの人が知ってる超大物芸能人,プロ野球のスーパースターにも沢山います.彼らが芸能界,プロスポーツ界やいろんな分野を支えていると言ってもいいくらいです.そのくらい,有能な人が多いです.

 これは知ってる人は知ってることですが(当たり前か),もし知らなくて,こういう話をきいて怖いと思いますか? これも別にいい,というか,結構な話じゃないですか.

 国って何?とは思いますが,民族も(私にとっては)同様です.もっと言えば,家族もそうです.別に国籍がどうとか何人とか血縁がどうとか,そんなことより,その人とつき合いたいと思うかどうかだけじゃないんですかね? もちろん,これもお互いにそう思う,ということが前提ですが.

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06d
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(野球)

 200本安打を達成したマートンですが,イチローの日本記録を塗り替えたことで,さすがに取り上げられるようになってきました.でも,マートン自身も言ってますが,イチローのときとは,試合数が全然違います.1試合当たりにすれば,イチローの記録には及びません.でも,そんな細かい?こと計算する人はそんなにいないでしょうし,そもそもそういうことを言い始めれば,安打数が指標としてはよくわからないということが逆にクローズアップされてしまうでしょう.

 つまり,記録というのはそういうもの,つまり,記録じゃなくて,やっぱり,記憶ということです.そして,イチローも,記録ではなくて,記憶に残るプレーヤーということです(彼自身は,その辺にまだちょっと気づいてない節はあるが).

 野球のバッティングには,いろんな指標があるのですが,よく知られているのは,打率,打点,本塁打数です.この中で,もっとも指標として公正なのは,打率でしょう.それは,「率」だからです.「数」は,試合数などの影響を受けますからね.

 でも,試合の勝ち負けと関係ないところでヒットを量産するより,チャンスに強い方がアメリカでは評価されるので,日本ではあまりクローズアップされない打点が重要視されます.でも,ホームランは野球の華と言われるように,記憶に残る選手は,やっぱりホームランバッターですよね.ベーブルースに始まり,ハンク・アーロン,そして,日本の王.日本の安打製造機は,張本,メジャーは,ピート・ローズでしょうが,やっぱりちょっと影が薄いですね.

 打率もホームランも打点もトップになれば,三冠王ということになるのですが,実は,これらを総合した指標があります.長打率というのですが,要は,打率に塁打数を重み付けしたもので,数学的には,まことに適切な指標です.でも,知ってる人はほとんどいませんよね.

 だから,結局,記録より記憶ということになるのですが,じゃあ,どうして,ホームランバッターでないイチローが記憶に残る選手なのでしょうか? 実はそこが彼のすごいところなのですが,記憶に残る,って言ったって,まだ現役でばりばりプレーしているので,今のところは,記憶に残す必要はありません.でも,ということは,彼の偉大さがわかるのは,彼が引退するときということになります.間違いなく考えられないような記録を残して引退するでしょうし,今までに存在しなかった,今後二度と現れないかもしれない選手として記憶に残るでしょう.

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06e
[サザエさん]
(人生?)

 K山先生がK俣さんのYの扉のDVDを本人からゲットしたみたいです.来週会うから頼んでみようかな.でもまあいっか.でも,K山先生のページにも書いてありましたし,N古屋大のF和先生もおっしゃってましたが,めっちゃかっこよかったそうです.Yの扉ってそう言えば,サザエさんの裏なんですね.

 サザエさんというと,私はあんまりいいイメージはありません.というのは,多分,小学校2年生の時,多分,生まれて初めて人生の虚しさを強烈に感じたと思うのですが(早い?遅い?),そのときの鮮明?なイメージが,なぜかサザエさんが終わって,エンディングが流れて,ピクニックかなんかで例の家に家族が飛び込んで,家が上へ横へ変形する画像と被ってるんですよ(いわゆるサザエさん症候群とは多分違う).

 

 でも,これも最近は,平気になりました.まあ,これは,このサイトで再三書いてることですが,人生がそういうものだということをちゃんと受け止められるようになったからだと思います.

 で,K山先生のページに書いてあったのですが,番組の中で,K俣さんは,地震災害で亡くなる人を一人でも減らそうと頑張っている,とおっしゃってたということでした.これに対して,K山先生は,それとは違った側面,即ち,RCの物理の探究を行っている,これは,個人的な欲求だけど,それが,結果的に地震被害軽減に繋がれば,と書いておられました.

 これは,まさにこのサイトでずっと議論してきている「内的熟達vs人との繋がり」そのものです.で,「現在のところの」私のスタンスは,K山先生に近いですが,一応,これらが「両輪」だと考えています.前半の「地震動の性質と建物被害の関係を構造動力学を用いて探求し」が内的熟達,後半の「それを地震災害軽減に結びつけるための研究をしています」が人との繋がりですね.

 実は,私も地震災害で亡くなる人を一人でも減らそうと頑張っている時期がありました.筑波大に来てしばらくの40代前半でしょうか.もちろん,めっちゃ頑張るんですが,やっぱりとてもしんどいんですよ.で,私の場合は,それで結構疲弊して,内的熟達という研究の原点に戻ることで,何とかまた頑張れるようになりました.まあ,心理学的にもまず内的熟達ですからね.それに,「いい研究」をするのなら,やはり,結果ではなく,知的興味だと思いますから.

 でも,工学ですから,世の中の役にも立たないと行けない.だから「両輪」ということです.でも,まず第一義に考えることは,やはり,知的興味です.その方が,心理学的にやる気にもなるし,いい研究もできるのであれば,結果的に,社会に還元もできるわけですからね.だた,これは,人によりけりかもしれませんね.

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06f
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 日本人のノーベル賞受賞者が出たことでお祭り騒ぎですね.もちろん,めでたいというか結構な話ですが,なんかWBCで優勝したときのような騒ぎ方はちょっと...すぐ上でも書いたことですが,賞は「報酬」なので,内的熟達,人との繋がりの下に来るものです.K首相の,これを機によし私もノーベル賞を取るために頑張ろうと子供達が増えたらいい,というコメントは,しょぼかったですねー.

 あと,ことさら役に立つとかそういうことばかり取り上げるのもちょっと...サイエンスの真の面白さや魅力というのは,上でも書いたように第一義的には,内的熟達,つまり,知的興味ですからね.

 でも,17,18人目とか言ってますから,やっぱり,こういう数え方をするんですねー.あと,北大出身ということで,(政治的?には)残りは帝大系では,阪大と九大ということになりますかね.

 そうそう,この間,専攻会議があって,旧帝大+筑波大+東工大+早慶でRU11(だったかな?)という集まり?があるんだそうです.だとすると,早慶もまだということになりますね.

 あとは,コメントを求められた田中耕一さんが白髪が増えて,とても歳をとられたように見えたのが印象的?でした.やっぱ,ノーベル賞なんかもらった日にゃ人生終わった(^^;ようなもんってことですかね.

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06g
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(野球)

 中日が優勝してからのセントラルですが,結局,その後,阪神は勝ち続け,結果的に明日の最終戦に勝つと,中日に勝率で完全に並ぶことになります.でも,既に中日の優勝が決まってるのは,両者の直接対決の結果ですね.ですから,パリーグと同様,こっちもめっちゃクロースだったわけです.

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10/7'10
[イチロー]
(野球)

 じゃあ,なんでホームランバッターでないイチローが記憶に残る選手なのか,ですが,一言で言えば「格好いい」からでしょう.そして,それは彼の「スピードとしなやかさ」にあると思います.

 まずは,足の速さですが,確かに内野安打自体はあまり格好良くはないですが,その格好良くない内野安打を足の速さでヒットにしてしまうのが格好いいのでしょうし,盗塁,そして,守備範囲の広さに代表される外野守備にも繋がります.彼はピッチャー出身なので,肩も強いです.外野からの「レーザービーム」でランナーをアウトにする様は,確かに格好いいです.それは,単に地肩が強いという感じではなくて,体のしなりを使って投げる投球フォームがまた格好いいです.これらは,彼の身体能力の高さというか体のしなやかさにもよっていて,フェンスをよじ登ってホームランをもぎ取るのもそうですし,あらゆる守備機会,バッティングフォーム,走塁という全ての局面で発揮されます.

 要は,簡単に言ってしまえば,走攻守揃った選手ということで,スモールベースという時代にマッチした申し子のようなものなのですが,それだけではないのは,上で書いた通りです.何より,そういったことを世界最高レベルでできること,そして,WBCの決勝打,オールスターのランニングホームランのように「もってる」こともありますね.

 更に,彼のいろんな発言をきいていると,単に動物的にプレーしているのではなく,いろんなことを考えてプレーやトレーニングをしていることがわかります.いわゆる「自分で考えられるプレーヤー」ということですね.彼が体のしなやかさを維持するために,特殊なマシーンを使ってトレーニングしていることやプレーで最高のパフォーマンスを発揮するために,生活自体をルーティン化していることは有名です.

 このように彼は記憶に残るプレーヤーなので,記録にそんなに拘る必要もないと思う,というか,記録なんて自然とある程度付いてくると思うのですが,彼自身は,結構記録に拘っていて,でも,それは,単に記録に拘っているのではなく,自分の精神的なコントロールなども含めて,プレーヤーとしてどうしていくのか,というこを考えた挙げ句のことでしょう.そういうところが見えるのも彼の大きな魅力の1つです.

 そう言う意味では,彼が引退するとき,どういう記録を残すのか,どういう記憶を残すのかは,ある意味楽しみですが,私が個人的に一番興味があるのは,やっぱり,いつまでトップレベルでプレーできるか,ですね.いつまで現役を続けられるのか,ということもありますが,技量が落ちてきたときにどういう判断をするのか,しがみつくのか,あっさり引退するのか,ということもあります.そして,再三書いている「40代半ばの壁」を破れるのかどうか,でしょうか.

 「数」は,公正な指標ではないと書きました.でも,年間試合数は,決まっていますが,いくつまでプレーできるか,つまり,生涯試合数は,本人次第なので,これに関する「数」は,重要な指標だと思います.彼には,ピート・ローズの生涯安打数などとは言わず,ピート・ローズに日米のレベルの差なんて言わせないように,メジャーだけでピート・ローズの記録を抜くくらいやってもらえればと思います.

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07b
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 crocsのサンダルですが,大ブレークですね.知らない間にいろんな種類が出てますし,そこかしこでみんな履いてます.この間,Aけどんも履いてました.でもAけどんもそうでしたが,見るのは,ほとんど甲の部分にポツポツと穴が空いたものです.

私がもう2年以上履いてるのは,ぱっと見革靴に見える?というYukonというものです.

 でも,革靴に見えるかどうかはともかくとして,2年以上履いてると結構汚れてきました.で,この間,神田を歩いていたら,もっと革靴に見える?ものを発見しました.

 即買いかと思ったんですが,小さいサイズしかなくて,キッズ用?とその時は思ったんですが,調べるとちゃんと普通サイズもありますね.でも,全く穴がないので,これじゃあ靴と変わんなくて涼しくないか...

 と思ったら,横穴が付いた奴(Specialist Vent)もあるみたいです.これかな.

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07c
[ノーベル賞って]
(世の中, 仕事)

 今回のノーベル賞受賞報道で思ったんですが(もちろん前から思ってますが),それは,ノーベル賞って分野が偏ってるなー,ということです.ノーベル賞って,物理学,化学,医学・生理学,文学,経済学,平和の6つなんですが,自然科学系の3賞を見ても,理工系全体から見れば,ごくごく一部です.数学がはいっていないのは,ノーベル賞の世の中の役に立つことという趣旨に反する?とかいうことで入っていない,というのは,きいたことはありますが(でも数学が世の中の役に立たないってのは変ですよね),要はもう100年以上前に設定された,ということが大きいでしょう.そして,受賞者が審査員になるわけですから,その分野は,ずっと固定されたままになります.

 いや,ノーベル賞は,物理とか化学とかの純粋?学問が対象で,工学的なことは対象にならない,ということなら,そもそも,世の中の役に立つことという趣旨に反しますし,今回の研究なんか,まさに工学そのもので,実際,お二人とも,理学部化学科ではなく,工学部応用化学系の研究者です(鈴木先生は,出身は理学部だが,工学部の先生,根岸先生は,東大工学部の応用化学科出身.そう言えば,北大は,これを機に大々的に北大アピールを展開していますが,根岸先生が東大出身ということはほとんど取り上げられてませんね.まあ,今更,東大がアピールする必要もないってことか).

 じゃあ,工学系の中で,ノーベル賞の受賞対象となる分野がどのくらいあるかと言うと...物理工学とか応用化学とかのごくごく一部に過ぎません(最近ようやく少し医工連携のようなことが行われるようにはなってきたが).私がやっていることも全く対象外です(多分).

 ですから,日本人からノーベル賞受賞者が出ると,研究者に夢を与えた,他の日本の研究者も頑張れみたいな風潮なのですが,ほとんどの研究者,少なくとも私や私の周りにとっては,全然関係ないのです.それは,私がやっていることがノーベル賞に値するかどうかということではなく,単に分野違い,対象外ということです.イチローがどんなに素晴らしいプレーをしてもノーベル賞はもらえませんからね.

 私個人的には,ノーベル賞をもらうなんてことのために研究なんかするわけないことは再三書いてきましたが,私自身は,少なくとも私が取り組んでいる分野,テーマに関しては,世界の中で誰よりも独創的で進歩的でありたいし,真理に近づきたいし,そして,世の中の役に立ちたいと思ってやっています.そういう中で,ある特定分野の研究だけが取り立てて大きな評価を受けているのを見ると,何だかなー,という気分にもなるわけです.

 そもそも,K首相の言うように,よし,将来は,ノーベル賞がもらえるような立派な科学者になろうと,子供が思ったとして,彼あるいは彼女が,実際にそれに向けて具体的に行動を起こすとすると,進路は,大きく理工系ということではなく,その中でも非常に限定された特定分野になるわけです.変な話,ノーベル賞が取れる分野の研究偏重なんてことにもなりかねず,そんなんでいいわきゃありません.

 そもそも,理学と工学の境目って何でしょうか? 理学は,真理の探究,工学は,役に立つことと,というのが一般認識でしょうが,実際は,全然違います.理学的なことがどんどん世の中の役に立つことに結びついてますし(でないとノーベル賞該当者はなしということになる),工学研究者だって,意欲の源は,やはり,知的興味ということは,昨日も書きましたし,このサイトで散々書いている通りです.

 じゃあ,だから,対象をもっと広く設定せよ,と言っているのではなく,まあ,あんまり,ノーベル賞,ノーベル賞って,特別扱いするのもどうよ? という程度のことです.でも,ノーベル賞が特定の分野に偏っているとはずっと思ってきたのですが,今回は,これまでと違って,そういうことを特に強く感じてしまいました.どうしてでしょうね?

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07d
[もし私だったら]
()

 受賞者コメント,特に,次代を担う子供達や若い人達へのものも流れていますが,今回は,あんまり面白くないですね(僭越).一昨年の益川先生は面白かったけどなー.で,もし私だったら子供達に向けて何て言うかなと考えてしまいました(超僭越).もし,私だったら...

 研究って面白いよ,だから,みんなもっとやろうよ.うん?勉強が嫌い? 実は私もなんだよ.でもね,研究って勉強とは全然違うんだよ.勉強って,もう答えがわかってることを憶えるだけだよね,そんなのつまんないじゃん(この辺は問題発言になると思われる).でも,研究ってまだわかんないことを追求していくことだから超面白いよ.

 今,何やってて一番面白い? 野球? ポジションは? ピッチャー? すげーじゃん.だったら,もっと速い球投げたいって思うよね.どうやったら速い球を投げられるようになるか考える,それが研究なんだよ.どう?面白そうでしょ?

 でも,考えるって言ったってどうやって?と思うよね.そのために物理とかちょっと勉強した方がいいかな.つまり,勉強は,研究するための道具ってことだね.

 今は野球が面白いかもしんないけど,世の中には,他にも面白いこといっぱいあるよ.どれにしようか迷うくらい.そういうのの中から自分がやりたいと思うことを決めたらいいよ.でもね,私も苦労したんだけど,やりたいと思うことを探すのも結構大変なんだ.でも,それはそれで面白いから,楽しんで探したらいいよ.

 って感じですかね(だーっと書いたんだけど,意外と長くなった).

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07e
[走りました]
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 いちいちご報告することではありませんが,走りました.思ったんですが,右股関節が動けなくなるほど悪くなったのも走ってなかったからで,その前,動けなくなるほど悪くなることがなかったのは,走っていたからでは,と.意外と体は軽く,タイムも思ったほど悪くなかったです.

 とにかく,週2回,ちんたらダブルスやってるだけじゃお話にもなりませんし,それ以前に,ちゃんと体を管理しないといけませんからね.

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10/8'10
[内助の功?]
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 ノーベル賞報道がまだ続いていますが,必ず出てくるのが,「内助の功」です.でも,鈴木先生の奥さん(という言い方もどうかと思うが)が,「内助の功って言われても,ただ,家事して子育てしただけですから」って言ってました.そんなもんでしょう.彼女には彼女の人生があるはずです.まあ,これも少子化対策ってことでしょうね.

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08b
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(サッカー)

 今日は,本来なら練習日なのですが,学園祭で体育館が使えないということで,お休みで,アルゼンチン戦を見(ながら仕事をして)たのですが,素晴らしかったですね.南アワールドカップ直前に主力が入れ替わり,更に,新戦力も加わって,いい状態ですし,新監督もこれまでの外国人監督より熱意を持って真剣に取り組んでくれているのがよく見えてとても好感がもてます.

 順調なスタートと言えるでしょうが,竜頭蛇尾にならないようにしてくださいね.でも,中継中ずっと,オーニッポンとか歌ってるのは,やっぱりちょーうっとうしい.応援するのもいいけど,ちゃんとゲーム見たらどうでしょう?

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08c
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(野球)

 昨日,阪神が負けて,今日,ジャイアンツが勝てば,という状況だったのですが,ジャイアンツも負けてしまって,結局,阪神が2位のようです.今年のプロ野球がセパともにめっちゃクロースなのは再三書いてるのですが,なんかみんな揃って勝負弱いというか,勝たなきゃいけないという試合でみんながちがちになって負けちゃってクロースになってしまってるような気がしますねー.

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08d
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 食べる量が足りない?ということで,最近,少し頑張って食べるようにしてるのですが,今日,久しぶりに体重計に乗ったら1kgくらい増えてました(67kg台).でも,体脂肪率は増えてないですね.ウエストは少し増えたかな.

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10/10'10(10並び(^^;)
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(バドミントン)

 昨日は,金曜日練習できなかったこともあり,東京までプーナの練習に行きました.昨日は人がいっぱい来ていて,みんなから久しぶりって言われました(^^;.でも,ダブルス何試合かやったんですが,やっぱり面白かったですねー.その後,飲みに行ってT中Aちゃんとも話したんですが,ダブルスの面白さって,例えば,組んでいたら,ここにこういう球打つから,そしたら,ここにこういう球かそこにそういう球返ってくる,こっちは張るからそっちは頼む,という,無言の会話なんですよ.

 それは,相手についても同じで,相手がどういうことを想定してどういう球を打ってくるのか,その想定をどうやって崩したり,裏をかいたりするかということなんですね.そのためには,相手についてもパートナーについてもある程度「意図」がわからないといけないのですが,常総の木内先生が言われてたように「ダブルスは規定演技」ですから,ある程度,そういうものがあるわけですし,それができないと,あるレベル以上では全く通用しません.

 そういう「定石」をどの程度実行できるかということもありますが,そもそも,ちゃんと「意図」を持ってプレーしているか,ということです.そういう意味では,プーナの上のレベルのプレーヤーは,そういうプレーをしているので,いっしょにプレーしていてほんとに楽しかったです.あー,これがダブルスだよなー,と思いました.というか,私のバドミントンの多くが形作られたのは,ここと松井さんとかここを含めた文京区のプレーヤー達の中だったんだなーと思いました.やっぱり,何とか最低月1回くらいは行きたいですねー.

 でも,昨日は,買い物もあったので,お昼くらいの電車に乗って,買い物してプーナに行って,その後は,(当然)飲みになりますから,ほぼ1日を要することになります.でもまあ月一くらいならいいか.月二くらいでもいいか.

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10b
[]
(野球)

 CSですが,あっさり終わりました,序盤リードするものの終盤,中継ぎ抑えが打たれて逆転負けという,相も変わらずの同じパターン,ペナントレースとも同じパターンで何か対策をしたのか?と思わせる,言ってみれば惨敗ですね.なんか久しぶりに情けなくもなりました.でもまあ,今年はソフトバンクの年なんでしょうから,ソフトバンクに頑張ってもらいましょうか.

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10c
[やりたいことを仕事にする]
(世の中)

 昨日飲んでるとき,話に出たんですが,有効求人倍率が1倍を大きく下回っていて,要は,不景気で就職先がない,仕事がないということらしいです.でも,実際は,そうでもないみたいです.求人はいっぱい出てますし,人が来てくれなくて困ってるという企業もたくさんありますし,極端な話,コンビニのアルバイト募集の貼り紙はいつもしてあります.どういうことでしょうか?

 どうやら,みんな望みが高いというか,えり好みしてるというか,要は,「やりたいことを仕事にしたい」って思ってるみたいです.今の若い人達は,小さい頃からやりたいことをやりなさいって言われてきていて,そうでなきゃいけない,って思い込んでるような気がします.でも,やりたいことを仕事にできる人なんて一握りでしょう.そんな生やさしいものじゃないですよ.

 私もこのサイトで,今の世の中,食べては行けるからやりたいことやったらいい,とは再三書いてきました.でもこれは,やりたいことを仕事にする,ということとは違います.やりたいことがあって,でも,それで食べて行けないなら,(やりたいことをやりながら)やりたくないことを仕事にするしかありません.でも,やりたくはなくても,とてもやりたくなくはない,やるのが苦痛でしょうがない,ということでなければ,何とかなるものです.そして,それが仕事というものでしょう.

 つまり,別にやりたいことを仕事にする必要もないし,やりたいことを見つけないといけない,ということもないわけです.やりたいことを見つけた方が,やりたいことを仕事にした方が楽しいとは思いますけど,それはやっぱり大変なことだし,そう簡単なことではありません.

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10/11'10
[労働コストがかからない?]
(大学)

 ノーベル化学賞を受賞された鈴木先生が,大学では学生が仕事をしてくれるから労働コストがかからない,とおっしゃっていたのがずっと気になっています.研究は,学生達との共同作業ですから,自分の研究成果は,自分だけのものではないということはわかるのですが,私の中では「順番」が違います.

 鈴木先生も含めて,世の中の多くの大学教員は,自分のやりたいことがある→それを学生にやってもらう という順番ということなんでしょうが,私の場合は,順番が逆です.つまり,私の研究室の門を叩いて入ってきてくれた学生達に研究してもらうのは,私がやりたいことをやらせるためという前に,彼ら自身の成長のためだと思っています.そのために,やる意味や意義がある奥が深い最先端のテーマを考えなければいけないということで順番が全く逆なのです.

 ですから,もし,私の研究室に魅力がなくなって,学生が来てくれなくなったら,別にそれはそれで構いません.むしろ,多くの学生一人一人に研究テーマを与えないといけない現状より楽になるでしょう.つまり,相手次第ということです.私が何がやりたいとか,私自身のことは,もう別にいいです.でも,私の研究室に来てくれる学生がいる限りは,彼らに対してできるだけのことはしていきたいと思っています.

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10/12'10
[]
(バドミントン)

 入れ替え戦ですが,さすがに女子は大丈夫だったようですが(でも,あのメンツで入れ替え戦に出てるようでは...),男子は2-3で明治に負けてしまったようです.残念.でも1部での結果を見る限りでは,充分通用していて,もう少しという感じなので,頑張って欲しいです.それよりまず本番のインカレですね.

 それで,入れ替え戦の結果をつらつら見ていたら,東大の男子が3部に復帰したみたいです.おめでとうございます.女子も5部に上がったようですが,これは,K子とI井がいて,なんでまだ6部のいたの?って感じですかね.

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12b
[円高]
(経済)

 ドル円相場ですが,あっさり,介入前の水準を割り込み15年ぶりの円高となったようですが,全く想定通りでしょう.ノーベル化学賞を受賞された鈴木先生(よく出てくるなー(^^;)は,日本は資源がない国だから,ものを作って売らないと食べて行けない,とおっしゃっていましたが,経済の大原則は,物々交換ですから,売って(輸出)ばかりだと,どんどん円高になるのは当たり前です.売って稼いだ分を何かに使わないと経済は回りません.

 でも,買いたいもの,お金を使いたいものなんて別にありませんよね.だったら,作って売るのを減らすしかありません.でも,経済はどんどん縮小しますし,デフレにもなります.でも,それでいいじゃないですか.それはそれで幸せにやっていけると思いますし,再三書いているように,そういう方向性で模索していくべき,ということでしょう.

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12c
[補足]
(大学)

 と書いたのですが,補足が必要な気がしてきました.

 別に私がやりたいことがない,というわけではありません.もちろん,ここで言う「やりたいこと」というのは,何度も書いているように,学問分野や世の中全体を考えて「私がやるべきことと考えること」と言った方がいいかもしれません.例えば,大地震が発生したとき,強震観測点周りの被害データを集めること,そして,その人類の財産とも言うべき貴重なデータを使って様々な分析をすることなんかはそうです.これも含めて,私の研究室が地震防災の分野でいい仕事をしていくことは,とても重要なことだと思っています.

 ですから,自分のやりたいことを学生にやってもらう ということではなく,そういう取り組み甲斐のある重要なことを研究室という1つの共同体として,研究員である学生達といっしょに頑張ってやっていこう,ということでしょう.そういう中で,学生達は,様々な紆余曲折,試行錯誤を通して成長してくれたらと思ってますし,最先端の研究に取り組むことは,いろんな意味で彼らが成長する格好の機会だと思うのです.

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12d
[世紀の救出劇?]
(世の中)

 トンネルが貫通し,成功すれば,世紀の救出劇とメディアで大騒ぎのチリ鉱山の落盤事故ですが,何かおかしくないですか? これは,自然災害などではなく,落盤事故を起こしたこと自体が問題であって,もし救出に成功しても拍手喝采ではなく,鉱山関係者は,重い責任をとるべきでしょう.救出に成功すればOKみたいな今の風潮に騙されてはいけませんよ.でも,最近いろいろ突っ込み過ぎですかね? ていうか,突っ込みどころ満載すぎ?

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12e
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(バドミントン)

 今日の練習の時,何か撮影をしてるなと思ったら,信太郎君が何か教本を出すみたいで,住田とか奥井を入れて打っていました.で,しばらく見ていたのですが,やっぱり全然違いますねー.ほんとに何気なく打っているときも,自然とものすごく溜まっていて(と言っても微妙な差なんだがその差がめちゃめちゃ大きい)ほんとタイミング合わせづらいし,ショットも読めません.これじゃあ,無意識とか無意識に意識とかいう以前の問題だなー.勝手に写真撮っちゃったんですけど,これじゃあ誰が誰だかわかんないからまあいいか.

 で,私の方は,普通に練習していて,W所さんとシングルとかやったんですが,ほんと動けなくて,特に一歩目が全く動き出せず(でもこれは動ける動けないというよりはタイミングの取り方の問題だと思うが),信太郎君のプレーを見た後だけに,そのあまりの違いに私がやってるこの「これ」(バドミントンとは書けない)は一体何なんだろうと思い始め,あまりに情けなく,さすがに悲しくなってきました.こんなことやってないで,仕事してた方が世のため人のため,ですかねー.とか書いてたら,まためんどくせー,って怒られちゃうかな.つーか,比べる相手が悪すぎるとは思うのですが,今日はとても自己嫌悪ですねー.

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10/14'10
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(野球)

 パリーグのCSファイナルですが,第1戦は,ロッテが勝ちましたね.でも優勝したソフトバンクには1勝のアドバンテージがあります.だから,これで1勝1敗で並んだと報道してますが...ちゃうちゃう.まだソフトバンクにアドバンテージがあります

 でも,ソフトバンク大丈夫かなー.CSファイナルではずっと泣かされてますからね−.それに,「今年はやらんといかんばい」って言いよったとに(急に博多弁),優勝のビールかけで川崎が「今年はやったばい」っていいよるし.まだやっとらんやろ!

 でも,もしここで負けても今年のパリーグの優勝はソフトバンクです.勘違いしないよーに.CSは,あくまで日本シリーズへの出場権を争う「ポスト」シーズンの試合です.

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10/15'10
[全学停電]
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 今週末,また,恒例の全学停電なので,このページも見られなくなりますし,メールも届かなくなります.ただ,このページは,私のストレスのはけ口?でもあるので(^^;,なにかあったら,いつもの臨時サイトにアップするかもしれません.

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10/17'10
[微妙?]
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 停電が復旧しました.結局,臨時サイトは今年も使いませんでした(そりゃそーか).

 それで,昨日は,東京で(かつての)スキー仲間と飲んだのですが,I田さんがこのページを見て,私が久しぶりに会う人に痩せたと言われる,ということを知っていて,会うのが楽しみとか言ってたのですが,会ってみると...別に変わんないじゃん,だそうです(^^;.最近ちょっと頑張って食べているので少し戻った? いずれにしても,実際の体重は±1kgくらいの変動ですし,微妙な差なんだと思います.

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10/19'10
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(野球)

 いやー,ソフトバンク負けましたね.「やったばい」とか言うから...やっぱり,CSは鬼門のようです.王手をかけてから3連敗ですからね(まるでどこかのチームのようだ).でも,今シーズンのパリーグチャンピオンは,ロッテではなく,ソフトバンクです.勘違いしないよーに.

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19b
[人の振り見て我が振り直せ]
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 明日の朝までに科研の申請書書かないといけないので,ほんとはこんなこと書いてる暇ないんですが,一応だだだーっと書いておこうと思います.

 今日,F島県立F島高校から大学の研究室見学に来てもらったのですが...ひどかったですねー.まず,最初にもう3ヶ月前くらいに筑波大バドミントン部OBの一人から連絡が入りました.彼は,卒業後,旅行代理店に勤めていて,F島県立F島高校から研究学園都市の見学会を請け負い,その1つとして,筑波大の広報に研究室見学を申し込んだのですが,人数が多すぎると断られたそうです.それで,私のところに連絡してきたわけです.

 彼がバドミントン部にいたときはよくいっしょに練習したし,しっかりしていて印象もよかったし,そういう彼が困って泣きついてきたのですから,助けてあげるのが筋でしょう.ということで,何とかすると返事したのですが,その後,全く連絡がありません.もうその日まで1ヶ月を切り,おそらく話はなくなったんだろう,でも,何も連絡してこないなんて,ひどい話だなと思っていました.

 そしたら,つい先日,お願いします,と突然連絡してきました.さすがに間に合わないと思いました.160人もの人数(それで大学広報に断られている)が見学できる研究室を探してお願いしてプログラムを組んで段取りして,というには,時間がなさすぎます.正直,断ろうかと思いましたが(今思えば断るべきだったかもしれません),やはり,とても困っているようなので,間に合うかどうかわからないけど,やるだけやってみる,と返事をしました.

 それで,学類の中の研究室や,いっしょにバドミントンをしているW所さんを通してPラズマセンターなどにお願いしてなんとかなるところまでもってくることができました.かなり大変でした.でも,何とかなりそうで,やれやれ,と思っていました.

 それで,今日なんですが,くれぐれも遅れないようにと念押ししたにも関わらず,なんと30分も遅れてやってきました.こっちはちゃんと段取りしているのにそれではもう台無しです.結局,前半をキャンセルして途中からの見学となってしまい,頭を下げてお願いした先生方に多大なご迷惑をかけることになってしまいました.そして...遅れて来たのに,すみませんの一言もありません.先生が引率してるのですが,「旅行代理店の責任者は後のバスに乗ってますので」と,まるで,旅行代理店が悪いと言わんばかりです.

 そして,その旅行代理店の責任者は,結局,遅れたことを謝るどころか挨拶にすら来ませんでした.そして,今回の研究室見学を頼んだ彼は,同行すらしていなかったそうです.もう,がっかりです.こんなことなら,助けるんじゃなかったとすら思いました.残念で仕方ありません.

 研究室の学生達に各研究室の誘導をしてもらったのですが,彼らには,「人の振り見て我が振り直せ」という話をしました.そういう意味では,まさに格好の教材でした.高校の先生は,旅行代理店に頼んだ(要は丸投げ)んだから,あとは知らない,何かあったら責任はないと思ってるのかもしれません.でも,見学を受け入れているのは,生身の人間です.つまり,受け入れる方の人間の立場が全然わかっていないということです.そして,それは,旅行代理店の人達も同じです.Pラズマセンターの見学を担当して下さったH田さんは,自分たちの生徒のことなのに,代理店に丸投げした時点でもうアウトですよね,とおっしゃっていましたが,その通りだと思いました.

 そういう人達は,結局,そういう行動が回り回って自分に戻ってくる,ということがわかっていません.つまり,不幸なつまんない人生を送るのだと思います.ですから,許しました.ただ,今回の見学会をお願いしてきたバドミントン部OBの彼はそうは行きませんので,「お叱りのメール」を送りました.

 そのメールを見て,彼がどう思うのかはわかりません.でも,どうとも思わないとしたら,彼も上の人達と同じということになります.かつて,いっしょに練習して見所もあると思っていた人間がそうなってしまったのは残念ですが,それはそれで仕方ありません.もちろん,そうでないといいとは思いますが,そうであれば,私にとっては,彼はもう赤の他人ということになる,つまり,「こっち」から「向こう」に行ってしまったということで,それはそれで仕方ないですし,許すこともできます.

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19c
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 そうそう,今日(もう昨日だが),誕生日でした.講義の準備もあるし,明日査読対応の〆切の論文もあるし,科研費の申請書書きもあるしという中,上記の見学会もあって大変な日だったのですが,別に書くことは...でも,家では赤飯を炊いてくれましたし,研究室の学生達がケーキを買ってきてハッピーバースデーを歌ってくれましたし,妻からはメールが来ましたし,それで充分です.でもケーキはやっぱKートダジュールが旨いなー(^^;.

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10/21'10
[消去法]
(生き方)

 S都大のK山先生のホームページに誕生日おめでとうと書いてあって(ありがとうございます.お互い歳をとりましたね(^^;.今日の岡田先生の日本建築学会大賞受賞記念祝賀会でお会いできますかね?),私が再三このサイトで取り上げている「やりたいもの探し」のことが書いてありました.そして,彼が今のことをやるようになった経緯が書いてあって,とても興味深く読ませていただきました.でも,製図,特に,駒場製図の大変さを思い出して,昨日,そういう夢を見て(夢の中で私は既に教員という立場なのだが,なぜか,3年の後半の製図を必修じゃないと思ってやってなくて,調べたら必修になっていて,この部屋では講義をしないといけない一方で,隣の部屋では,その3年後半の製図の講評があって,そっちにも出なくてはいけなくて,でも,全然やってなくてどうしよう?というsituation),あんまり寝起きがよくないです(^^;.

 彼は,そこで「積極的に今の専門を選んだというよりは、消去法によってたどり着いた」と書いていたのですが,それが正解なんだろうな,と思いました.

 私は,このサイトで再三,今の世の中,食べて行けないことはないから,どうせやるならやりたいことやったらいいと書いてきました.少なくとも私はそういうスタンスでやってますし,世の中の成功した多くの人が同じようなことを言っています(それはそれでちょっと気分はよくないが).でも,やりたいことを仕事にするで書いたように,それにあまり拘ることはないとも思っています.

 そもそも「やりたいもの」が見つかるかどうか,ということがあります.世の中の偉い人や学校の先生はみんな「やりたいことを見つけなさい」と言ってますが,そんなに簡単に見つかるものではないです.というか,これだ!というものが見つけられる人なんてごくわずかでしょう.でも,そういう人がテレビとかに出てきて「やりたいことを見つけなさい」とか言うもんだから,そうしなきゃいけないと思っちゃうんでしょうかね.

 でも,そんなもの見つけられなくても,それなりに楽しい人生は送って行けるでしょう.今の世の中,一部の人を除けば,幸いまだ働かないと生きていけませんから,働くことで充分「退屈しのぎ」をして行けます.そして,例えば,仕事は辛くて大変だけど,家族のために汗水垂らして働く,みたいな感じで,幸不幸的には,そっちの方が幸せな人生を送れると思います(人のために何かするのは自分のためですからね).

 ただ,仕事というのは,起きている時間の大半を費やすものですし,あまりに仕事が辛いのは,もたないですから,そこまで辛くはない,何とか頑張ればやって行ける,という仕事を選ぶことが何より肝要です.つまり,やりたいことかどうか,なんてことよりそういうことの方が大事なのです.だって,何十年も働いていくんですから,やりたことだと思ってもそれを持続するのなんか至難の業ですし,仕事ならやりたいことだけやれる,なんてことはないですからね.つまり,K山先生が言うところの「消去法」が正解ということです.

 辛くて辛くてしょうがない,というほどでもなければ,何とかやって行けると思います.そして,そういうものを消去していくことで,「やりたいもの」が見つかるのかもしれません.そして,辛くて辛くてしょうがない,というほどでもなければ,基本的に何でもとことんやれば楽しいと思います.つまり,まずはとにかく今やるべきことをやることです.

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21b
[なんで動けないか]
(バドミントン)

 信太郎君が来た日,自分が全く動けないのが情けなくて,ずっとなんで動けないか考えていました.その過程をここに公開しようと文章も書きました(というか,書きながら考えました).そして,こういうことなのかな,という自分なりの結論を得ることができました.もちろん,それをここで書いてもいいのですが,「書くと忘れる」(ことってありますよね)ということもありますし,ごたごた言ったり書いたりする前に実践して実際に動けるようになってみろ,ってなもんでしょう.

 ということで,ここには敢えて書かず,とにかくまず実践してみることにします.そして,目に見える形で結果が出たら,その暁に,ここで公開することにします.別にもったいつけてるわけじゃなくて,やっぱり,ほんとにそうなのか,自分の体を使って実験してからじゃないと,無責任なことは書けない,ということもありますからね.

 ただ,言えることとしては,動けるようになるためのトレーニングを抜本的に変える,というか,そういうのはやめる,少なくとも今やってるやり方はやめるということになると思います.単にフィジカルを強くするのではなく,例えば,ピアノやダンスの練習みたいにできることをできる条件で繰り返してそれを体に覚え込ませるということでしょうか.

 でも,書かないで忘れてしまったらしゃれにならないんで,私が忘れたときの思い出すヒントを書いておくと,やっぱり,タイミングの問題,そのためには,スムーズな動きを産み出す接触時間が長いインパクト,そして,脱力ということですかね,

 最後のところに関しては,スムーズな動きさえできれば,インパクトの時間は短いほどいいのですが(トッププレーヤーはそういう動きを自然と身につけている),そういう動きができなかれば,まず,インパクトを長くするところから始める必要があるということです.ここで言うインパクトというのは,もちろん,ラケット面が羽を捉えるインパクトのことではありません.簡単に言うと,コートの中で人が動いて球が行き来するという三次元空間の中で,タイミングを合わせて「演技する」,そのためにどう動くかということでしょうか.

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21c
[いったい何をしてきたのか?]
(世の中)

 最近,よく考えることがあります.それは,人類は今まで一体何をしてきたんだろうか?ということです.人類が誕生したのは,500万年前とか言われてますが,そこから数えるのは,ちょっと酷なので,ちゃんと考えて文明というようなものをもてるようになったここ数千年くらいを対象にしましょう.

 なんで,こんなこと考えるのかというと,1つは論語を読んだこと(になるのか?)があります.2500年も前に書かれたものなのに現代社会でもほとんどそのまま通用するということにあらためて驚くと同時に,一体この2500年もの間,人間は何をしてきたんだ?とも思うわけです.簡単に言ってしまえば,何千年もの時間を経たにも関わらず,人間が生きていく上で,どうすべきかという人の道の体系化とその教育体制があまりに未発達,未整備ということです.

 もちろん,そんなことより大事(だと当人達は思う)当面の問題が多すぎたんだとは思います.とにかく,生きていかないといけない.そのために,人類は文明を発達させ,世の中を便利にはしてきました.これは相当頑張ったと思います.でも,それで幸せになれたんでしょうか? 自分の生まれた村で田畑を耕し,家族や仲間達と暮らし,ひっそりと死んでいく,というので充分だったと思いませんか?

 でも,そういう平和な生活をしていても,隣の村で生きていくための食料が確保できなくなれば,背に腹は変えられませんから,田畑を狙って侵略されてしまうかもしれません.そう,人類が何をしてきたかというと,やっぱり戦争ですよね.人類のこれまでの歴史は戦争の歴史と言ってもいいくらいです.それに伴って,科学技術も進歩したという側面もあります.

 ただ,このサイトで再三書いているように,そういう「人類の発展」が大きな曲がり角というか,ある意味,終焉に来ている感じがしています.それは,もうこれ以上,世の中を便利にする必要なんかないんじゃないか,ということもありますし,もうこれ以上劇的な発展は厳しそうということもあります.そういう中で,特筆すべきは,もう60年以上,大規模な世界戦争は起こっていない,ということです.そして,これはあくまで感触ですが,そういうことが起こりそうな感じはあまりしません.少なくとも,日本がかつてのように何かの目的で侵略戦争をしかける必要とか意味なんて全くありませんからね.それは,やっぱり,そんなことしなくても何とか生きていけるからでしょう.

 もし,生きていけないから仕方なく戦争をしていた,世の中が便利になって何とか生きていけるのなら戦争はしない,ということなら,それは,大きな成果だと思います.そして,それこそが世の中を便利にする意味や意義だったとも言えるでしょう.

 でも,そういうレベルに達しているのは,世界の中でもごく一部に過ぎないのも事実です.まだ,そういうレベルに達していない国が「生きるために」戦争をしかけてくる可能性は0ではありません.ですから,「人類の発展」が「終焉」を迎えるのにはもう少し時間がかかるかもしれません.でも,多分,もうすぐです.

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10/22'10
[]
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 昨日の岡田先生の会ですが,参加者400人を越える大盛会でした.しかも,青山先生のときもすごかったですけど,偉い人ばっかし(^^;.民間の人が結構多くて,私が直接面識があるのは,全体の半分か1/3くらいなんですが,それでも100人以上で,全員と話をするのはさすがに厳しかったですね.こういう会だとどんどん動いていろんな人と話をするのですが,昨日は,探しても全然見つかんない,って感じでした.しかも,私は次々に人に話しかけていくというのは,あんまり得意じゃないので,結局,ほとんど向こうから声をかけてきてくれて,って感じでしたね.

 懐かしかったのは,私が学生時代の「岡田研」のメンバーが勢揃いしていて,彼らと話ができたことでしょうか.北山先生とは,会の終わり際にちょっと話しただけでしたが,やっぱり「痩せた?」って言われました(お約束?).会の最後の方は,秋山先生とずっと音楽の話をしていました.この間の建築学会でもちょっとお会いして,その時,シューベルトの最後のソナタを弾いているという話をしたのですが,ほんとに美しい曲ということに禿同していただいて,かつ,彼は,Op.120がほんとに美しいと言っていて,それも同感でした.あとは,ずっとベートーヴェンの後期のソナタの話をしてましたね.

 で,出際にみんな並んで順番に岡田先生と話したときに,弟子を早く育てなさい,ということを言っていただきました.ありがたい話です.そうですね.私ももうそんなに先が長いわけでもないですし,今している仕事は1000年計画ですから,やっぱり後継者は育てておかないといけませんね.

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10/23'10
[ロト6]
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 SMAPの香取慎吾がやってるロト6のCM面白いですね.うん億円を当てて,確か,最初は,キリンを買って,次は,家の廊下をベルトコンベアにして,今度は,家の前で人工雪を降らせて雪合戦して,雪玉の自動発射装置も特注したんですよね.つまり,うん億円当てても,使い途なんてそんなもんということをロト6自ら吐露しているところが面白いわけです.

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23b
[飛び込み営業]
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 最近はそうでもないですが,それでも時々,不動産屋から電話がかかってきます.ほんとに得なら,見ず知らずの人になんか勧めるわけありませんから,それだけでアウトで,そういう電話かかってくるだけでうっとーしいことこの上ないですが,確かS都大のK山先生だったと思いますが,なんと,そういう業者が直接部屋にまで訪ねてきたそうです.もうほんととんでもない話ですが,考えてみると,不動産業者はともかく,営業の人がいきなり部屋にやって来ることがよくあります.旅行業者とか印刷業者とか出版社とかメーカーとか設備業者とかいろいろですし,これはしょうがないのかもしれませんが,教員や職員の人でもいきなり部屋に来る人もいます.学生には,必ずメッセで「今いいですか?」と送るように言ってるのですが,これも時々ですが,いきなり来ることもあります.

 我々研究者は,とても知的で集中力を要する仕事をしていて,そういうことで一瞬でも仕事が中断されるとものすごくストレスを感じますし,かなりきわどい思考の境目にそういうことがあると,もう台無しになってしまうことすらあります.今のような感じだと,それこそ,電話回線を切断(K山先生はそうしてるらしい)して,部屋のドアの鍵を閉める,ということをしないといけないかもしれません.少なくとも,ドアノブのところに「飛び込み営業禁止」の貼り紙でもしときますかね.

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23c
[人類の財産]
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 人類の財産って何でしょうね.もっと端的に言えば,真に価値あるものってなんでしょうか? つまり,冒頭で「人類の」財産と書いてしまいましたが,「人類の」とかいうしょぼいレベルじゃなくて,もっと普遍的価値をもつもの,例えば,地球が滅亡するとき,全宇宙のことを考えて,何らかの形で残しておく価値のあるもの,ということになるでしょうか.

 キーワードは,「普遍性」でしょう.つまり,人類が豊かに暮らして行ける便利なものといった超ローカルなものは,大した価値をもたないことになります.そういう意味では,地球上のみならず,全宇宙に対して普遍的に成立する理論物理学は,価値があるでしょうね.学術的なものにはそういう側面があります.

 あとは,芸術作品でしょうか.今,シューベルトの最後のピアノソナタを弾いてるんですが,弾きながら,ほんとそれだけの価値があると思うんですよねー.秋山先生とも,作ったのは,シューベルトとかモーツァルトという「人」ではなく,神様(は地球じゃなくて宇宙全体が対象でしょうからね)が彼らを使って作ったという話をしました.

 でも,音楽にどのくらい普遍性があるでしょうか? 空気がなければ音はしませんし,音を感知する器官がなければ感じることもできません.でも,そういうことも含めて,普遍的価値があると感じてしまいます.そのくらいありえないレベルの奇跡的なものだと思うのです.

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23d
[学習しない人]
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 大学には掃除のおばさんがいて,トイレを毎日きれいに使うことができるのは,彼女達のおかげです.でも,1つ気になることが...毎日,トイレ掃除をしてくれるのはいいのですが,コピー用紙のダンボールに袋を入れたごみ箱がいつも,手を洗うところの入口にあって邪魔なんですよ.それで,私は,毎日,朝一で使うとき丁寧に?少し奥に移動させるのですが,翌日,掃除をした後,必ず,また元の位置に戻っています.

 掃除をしてくれるのは,彼女達ですが,使うのは我々です.つまり,その使用者である我々がここじゃなくて,あそこがいい(もし,これが私の個人的な都合なら私がごみ箱を移動させた後,次の日の掃除の前に元に戻す「使用者」がいるはずですが,そういうことは一度もありません)と思って移動させるのなら,それを優先すべきでしょう.そういうことがわからないのでしょうか? それとも単に学習しないだけ?

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23e
[100年後]
(世の中)

 再三,世の中を便利にするのはもういいとか,経済成長なんかする必要ないと書いてきました.100年後は今とそんなに変わらないのではとも書きました.でも,それでは元気が出ないという人もいます.でもそれは,単なる慣れの問題だと思うのですが,一応,あと世の中を便利にするとか経済成長する余地があるとしたら何か,例えば,100年後というか,将来(物質的に)何を目指すのかを考えてみます.

 1つはエネルギー問題はあるでしょうね.太陽エネルギーなどクリーンなエネルギーの活用とか,資源の争奪戦とか言っていますが,こういったものは,核融合に成功すれば,一気に解決します.そもそも,太陽エネルギーって,核融合で得られたものですからね.ただ,今のところ実現までの道のりは遙か彼方に見えます.100年後に何とかなってるでしょうか?

 でも,今のエネルギー問題は,核融合ではなく,自然エネルギーの活用と言ったものが主流になっています.やっぱり,まず,できるこからということでしょうか.というより,やっぱりいろんな思惑があるんでしょーねー.少なくとも日本は堂々と?「資源のない国」と公言してるのですから,核融合の開発を前面に押し出して国策として取り組んでもいいくらいだとは思うんですがね.

 あとは,錬金術でしょうかね.これに成功すれば,中国のレアアース問題のような資源の偏りといった不公平もなくなります.でも,これも結局核融合が必要ですから,ここをクリアしないといけません.果たして100年後どうなってるでしょうか?

 でも,言えるのは,やっぱり「いいところまで来てる」ということです.核融合に成功し,無尽蔵なエネルギーとあらゆる物質を誰でも手に入れることができれば,少なくともみんな充分豊かに生きてはいけますから,戦争をしたり,国と国の間で争ったりといったことは,変な思惑さえなければなくなるでしょうから,これは結構な話だとは思います.そして,そうなった暁に,人類が何をして「退屈しのぎ」をしていくかは,これも再三,書いている通りですね.

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10/26'10
[市民感覚]
(世の中)

 裁判員裁判で,死刑が求刑されたことがメディアで盛んに取り上げられています.ある専門家は,ボーダーラインで難しいとかしゃべっています.そんなことでいいんですか? 裁判員の人達は,監禁されてるわけじゃないし,さすがにテレビはあえて見ないようにしているとは思いますが,メディアで勝手なことを報道しすぎじゃないでしょうか? ていうか,やっぱり,そもそも「市民感覚」ってなんですか?.これだけメディアが誘導していて,メディアに操作されない「純粋な」市民感覚なんてあるんですか?

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10/28'10
[不便]
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 人間って「不便」ですよね.暑さ寒さに弱いというのもそうですし,何日か飲まず食わずでも数分間呼吸ができないだけでも死んじゃいます.でもこれは大方の動物はだいたいそうでしょうから,人間の不便さって言うと,よく思うのはトイレというか排泄です.

 動物なら,したくなったらその場ですればいいだけの話です.でも,人間はそうは行きません.もちろん,トイレがあればトイレに行けばいいだけの話かもしれませんが,なかなか厳しい状況も少なからずあります.移動中はそうですし,被害調査中なんかも結構厳しいです.それは,人間が「社会」というものを作ってしまったからでしょう.不便ですねー.

 私は,幸いまだ「やらかした」ことはありませんが,しんどい思いをしたことは何度もあります.そして,ほとんどの人がそうなんじゃないでしょうか? そういう話は意外としないもんですが(そりゃそうか),先日の能登半島での調査中,もよおして,地元の人にトイレを貸してもらって,田舎の人は優しくて助かりましたと言っていた学生もいましたし,B笑問題のT中さんが何度もやらかしてることをテレビで話してましたし,先日は,C原ジュニアさんが駐車場で突然もよおしてやらかした,と言ってました.芸能人,しかも,そういうことを公然と言える芸人ってそういう「役割」もあるんですね.

 小学校とか小さいときにやらかした生徒が,からかわれたり,いじめられたりということはあったと思うのですが,実は,歳をとるとトイレが近くなると言われるように,大人の方が実際のところは厳しいのかもしれません.そして,大人の方がやらかした場合の社会的恥辱も大きいですからね.よく,歳をとって長距離の移動ができなくなるという話をきくんですが,そういうこともあるんじゃないでしょうか?

 で,私の話なんですが,歳をとってトイレが近くなったとはそんなには思わないんですが(でもこらえるのがだんだんしんどくなってきた気はする),昔から,つまり,中学生くらいのときから,ものすごく近くなることが時々あるんですよ.それは,どういうときかと言うと,一言で言えば,ものすごく「活動度」が上がっているときです.

 今でもはっきり憶えているんですが,まだ中学生で市内の各学校のトップクラスの生徒が集まってるような進学塾に通っていたとき,数学のテストで600点満点で600点満点をとったことがあったんですが(もちろん,満点なんて全クラスで私だけでしかもダントツの成績だった.そのときだけは...),多分,4回くらいトイレに行ったと思います.あんまり頻繁に行くんで,「疑惑」の目が向けられてたと思うんですが,科目が数学なんで,トイレでカンニングすればできる,なんてもんじゃないですよね.

 そして,そういうことは,今に至るまで時々あるんですよ.感覚としては,頭が冴えてるとか,集中力が高まってるとか,そういうことではなくて,効力感を感じて活動的になってる,というような感じです.そういうことと排泄(だいたい小さい方)と何か関係があるんでしょうかね?

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28b
[ドラフト]
(野球)

 斎藤佑樹君ですが日ハムのようです.うーん,「もってる」と言ってますが,やっぱりピークは,甲子園の決勝再試合だったんですかねー.実際,ここ数日,ドラフトということで,彼の決勝再試合のピッチングのVがよく流れてるんですが,最近のフォーム(なんか背中が丸くなってる)と比べると,このときの方が躍動感があって球も全然行ってます.もちろん,話題にはなると思いますが,これからどうなるのか,つまり,彼が「自分で考えられる」プレーヤーかどうか注目して行きたいと思います.

 ライオンズは,六球団競合で大石君引き当てたんですね.渡辺監督,相変わらず引きが強いですねー.彼は,早稲田で抑えやってましたから,今年の状況考えたら,もうほんと即戦力じゃん(^^;.一方で,3回続けて外れくじ引いたオリックスの岡田さんは...(^^;.

 で,去年は誰だっけ?と一瞬考えてしまいました.雄星君は,そのくらい,もう影が薄いです(今シーズンは結局デーブ大久保に罰金とられて話題になったくらい?).高卒なんでしょうがないところはあるんですが,大石君もせっかく引き当てたのに,てなことにならないように願っています.

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