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7/01'09
サプリメント再考
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 スポーツは体に悪いで書いたように,私は30くらいのときからサプリメントを自分自身で考えた処方箋でずっと使っていました.そのおかげかどうかはわかりませんが,これまで病気という病気はしたことがありませんし,健康診断でも何1つ引っかかったこともありませんし,40くらいまでは,体力にとても自信があり,例えば,バドミントンの全国大会に出ても,相手が同年代であれば,それこそ体力勝負に持ち込めば何とかなるというほどで,(40の割りには)桁外れの体力と若さがあったと思います.

 しかしながら,ここでも再三書いているように,40くらいを境に体力はどんどん衰え,バドミントンもどんどん弱くなって(同年代に対しても)全日本で勝てなくなり,自分の体力や若さに自信がもてなくなりました.実際,最近ここで再三書いているように体調がよくないこともしばしばです.

 そんなこんなで,ここ数年はあまり積極的にサプリメントを使わないように,それこそ本来の使い方である「補助的に」しか使わないようになりました.「サプリメント処方箋」と題する記事も書いていたのですが,公開しなかったのは,その効果のほどに自信がもてなくなったということがあります.ただ,最近あまりに体調が悪いことが多く,しかしながら,いろいろ検査をしてもらってもどこも悪いところはなく,八方塞がりの状態で,どうしたものかと考えるようになりました.

 私が「サプリメント処方箋」の使用をやめたのは,その副作用が気になったからです.もちろん,普通に使う分には全く副作用はありませんが,私の「サプリメント処方箋」というのは,スポーツは体に悪いで書いたようにかなりの量を使用します.一部のものを除いては,多くの量を使用しても全く副作用はないのですが,例えば,人工的に合成したビタミンCは,光学活性が天然のビタミンCと対称で吸収率が高いという報告もあり,それを大量に摂取し続けると天然ビタミンCの吸収能力が阻害されるかもしれないなど気になることもありました.また,つくばに来てからは,食生活が充実していて,東京で一人暮らしをしていた頃よりは,サプリメントに依存しなくてもいいのでは,ということもありました.

 いくら「サプリメント処方箋」を使用すると言っても,基本は「食事」であり,サプリメントに依存することは避けたいと思っていました.ただ,あまりに体調が悪く,背に腹は変えられなくなってきました.

 「1万年生きるような生き方はするな」という言葉があります.私の人生も「人生50年」に近づき,ここから先は,もし生かされるのなら「おまけ」のようなものですから,「あまり将来のことを考えない生き方」もありだと思うようにもなりました.自己破滅的な生き方をしてしまうのではないか,という思いがありと書いたのですが,死ぬときに完全に燃え尽きるのが理想と考えれば,それは,「限りがある人生」の真っ当な生き方とも言えるでしょう.

 ということで,最近また「サプリメント処方箋」を使うようになりました.「サプリメントに依存」することになっても,残りの人生,最大でもせいぜい数十年ですし,そもそも「おまけ」なのですから,それで体調が悪くなければOKなわけです.とにかく体調悪悪で生きていくのはしんどいです.

 実はこのようなことを考えるきっかけの1つとして,ある方から「サプリメント処方箋」の中身が知りたいとの問い合わせがあったことがあります.上記のような理由で「サプリメント処方箋」は公開していなかったのですが,これも近いうちに公開したいと思います(ただし,効果がなくても何かあっても自己責任でお願いします).そういう意味では,きっかけをいただいた方に感謝したいと思います.

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01b
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(経済)

 今回は(短期)金利の話です.ここ10年は,いわゆるゼロ金利政策で短期金利はほとんど0近くに貼り付いています.

 下の図は,上場来のユーロ円金利3ヶ月先物の期近繋ぎ足です.上場来で20年くらいですから,だいたい右半分がここ10年です.(10000-縦軸)/10000が金利に対応します.

 確かにここ10年はほとんど動いてませんねー.問題はこれからですが,これから下がる,即ち,金利が上がるというときにが本格的な景気回復ということになるのかもしれません.

 ちなみに「ユーロ円金利3ヶ月先物」のユーロというのは,円通貨のことをユーロ円と呼ぶことから来ていて(取引がヨーロッパで始まったことに由来するらしい),通貨のユーロとは何の関係もありません.そもそも通貨のユーロよりもずっと以前からユーロ円金利先物は存在するわけですからね.

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7/02'09
サプリメント処方箋
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 サプリメント再考で書いたように,これは以前書いていた記事に若干の修正をしたものです.予めことわっておきますが,効果のほどを保証するものでもありませんし,何かあっても自己責任ということでお願いします.

 スポーツは体に悪いで書いたように,私はサプリメントを使用しています.サプリメントとは,栄養補助食品と訳されるように,本来食物から摂取する栄養を「補助的に」補給するというものです.ある特定の栄養素が不足するといわゆる「欠乏症」(例えば,ビタミンCが不足するとに壊血病なる)となり,それを防ぐというのが本来の目的でした.

 しかしながら,近年,これをもっと積極的に摂取して,活性酸素による酸化や老化を防ぐという研究が進んできました.そして,「レモン100個分のビタミンC」とかいうフレーズに現れているように,食品ではとても摂取できない量の栄養素を摂取できるのがサプリメントの特徴の1つであり,また,それだけの量を摂取しないと抗酸化作用は期待できないとする研究もあります.

 スポーツは体に悪いで書いたように,30を過ぎたくらいから体がもつ抗酸化能力は衰えていくので,スポーツのように大量に活性酸素を発生させることを30を過ぎても続けていくには,あるいは,もっと一般的な意味でも,酸化によって体が錆びていくのを防ぐために大量の抗酸化物質が効果があるのでは,という研究もされています.

 そこで,私なりにいろんな研究結果を調べて,「サプリメント処方箋」を作りました.一般的に使われているものとそんなに大きな違いはありませんが,抗酸化作用に効果を発揮するために,かなりの量を摂取します.

 まず,ビタミン群の1日摂取量を以下に示します.

・ビタミンB群 B1で10mg×4
・ビタミンC    700mg×4
・ビタミンE    100mg×4

 量的には,推奨される量の2〜3倍に相当しますが,この程度の量では副作用は全く報告されていません.抗酸化作用を期待するには,最低でもこのくらいの量は必要との報告が多いです.もっと多くてもいいかもしれません.

 ポイントは,水溶性ビタミンB, Cは,1日1回など一度に大量に摂取してもだめで,まめに摂取する必要があることです.これらは,一度に大量に摂取してもすぐ流れ出てしまいます.理想としては,3時間に1回くらいですが,さすがにそこまでは難しいでしょうから,毎食後+夜寝る前で1日4回です.ビタミンCには,徐々に吸収させる加工をしたものもあるようですが,使ったことはありません.要は「効き目が持続するのは3時間」ということで,これらを摂取すると体に何か「いい変化」があるというよりは,水や空気や(ある程度の)カロリーのように常時補給しないといけないもののように使うということです.

 ビタミンA,あるいは,ベータカロテンは,過剰摂取した場合の弊害の報告があること,ベータカロテンを単独で摂取させた実験で,摂取した方が平均余命がわずかに短くなった(有意な効果が見られなかった)という結果があること,そして,ビタミンA,ベータカロテンのサプリメントはとても高価であることから処方箋からはずしています.その代わりに,人参系(充実野菜か野菜生活)あるいは,トマト系(これは食塩無添加のものなら何でも可)の野菜ジュースをよく飲んでいます(ただし,人参系の野菜ジュースの半分は果汁なので果糖の過剰摂取に注意).

 これ以外には,私は次のようなものを使っています.これらは,プラスアルファとして摂取しているものですから,各自,自分に何が必要かを研究して付け加えればいいと思います.例えば,私がEPAを摂っているのは,若い頃,(おそらく遺伝のため)コレルテロール値や血圧がやや高かったためですが,このおかげか?ここ20年くらいは全く正常値です.

・カルシウム+マグネシウム
・亜鉛
・EPA
・マカ

 これらは,そんなに多量には摂取していません.だいたい,所要量か少し多いくらいでしょうか.マルチミネラルというのも摂っていたことがあります.よくカルシウムを取ると尿管結石になるんじゃないかと言う人がいますが,全く逆です.カルシウム不足が尿管結石を引き起こす一因にもなります.

 メーカーは変なところでなければどこのでもいいと思いますが,私は今はファンケルを使っています.摂り始めた頃はアムウェイ(くらいしかなかった),ネイチャーメイドが発売になって以降は,ネイチャーメイドを使っていました(つまり,ネイチャーメイドがこの世に出る前からサプリメントを摂っている).海外のメーカーのものも使ったことがありますが(とにかく量は多いので(^^;),やっぱ送料と時間がかかるんで...(ファンケルはインターネットで注文して2日くらいで来る).DHCが本格参入した後は,単価が一番安いのはDHCであることが多いです.一時DHCに変えたこともあったのですが,宅配ボックスに入れてくれず,何度も不在票を入れるので,今はファンケルを使っています.ただ,先日,DHCにしかないサプリ(マカ)を注文したとき,宅配ボックスに入れる,という選択肢ができていたので,ちゃんとそうしてくれるなら順次DHCに変えていこうと思っています.DHCは種類も多いので,またいろいろ研究して(人体実験して)そういうことも「楽しんで」いきたいと思います(要はごまかしごまかしでやっていく?).

 あとは,運動するときと運動直後にアミノ酸(運動するときはVAAM,直後はウィダーのアミノタブレット)を摂取しています.アミノ酸には,運動によってできた筋肉の損傷を修復し超回復させるという役割もありますが,セロトニンの前段階物質であるトリプトファンやフェニルアラニンなど,精神的な効果をもたらす(かもしれない)ものもあります.ウィダーのアミノタブレットを選んだのは,トリプトファンやフェニルアラニンが多く含まれていたこと,単価が比較的安いこと,そして,VAAMはその調合が絶妙で(明乳に調合をきいたら,さすがに企業秘密ということでしたが,多い順番は教えてくれました)明らかに他のものより効果がある(気がする)ということがあります.

 昨年の冬,体調がとても悪くなったときに,体がかゆくてしかたなくなって,漢方の当帰飲子を使ったついでに?補中益気湯も摂っていたことがあります.体調が悪くなったときは,補中益気湯と十全大補湯も(ごまかし)使用候補ですね.

 以上のような感じですが,サプリメント再考で書いたように,基本は食事ということは忘れてはいけません.サプリメント摂ってるから,食事はてきとーでいいや,となれば本末転倒です.

 さて,処方したサプリメントを実際にどうやって摂取するかですが,送られてきた袋やネイチャーメイドの瓶なんかを全て持ち歩くのは大変ですよね.数十粒ずつ入れておくというケースでもかなりの量ですし,これだと摂取するときに何は何粒何は何粒という感じでとても面倒です.マルチビタミン・ミネラルといったいろんな栄養素をバランスよく配合した(とメーカーが言っている)総合剤というのもあります.でもちょっと調べればすぐわかることですが,とても割高で(ビタミンAが入っていることが理由の1つ),かつ,それぞれの成分の量はとても少なくて使いものになりませんし,いろんなものをくっつける「接着剤」も気になります.

 私はどうしているかというと,↓のような箱に

どばどばどばと入れておいて,1日の始めに(だいたい朝ご飯食べた後)↓のような小さなケースに

しゃかしゃかしゃかとティースプーンで入れていきます(1分くらいで終わる).出張などのときは,↓のようなケースに

何日か分入れて持って行きます.

 最後に,サプリメント再考でも書いたサプリメント依存症?というか,人工的に合成したものを摂取することについてですが,実は,サプリメントを摂取していなくても,そういうものは,そこかしこの食品に入っています.例えば,ビタミンCは酸化防止剤としての役割を果たすので,ペットボトルで売っているお茶系の飲料には必ず入っています(もちろん人工的に合成されたもの).つまり,山の中に籠もって自給自足の生活をしない限りは,今の世の中,ある程度「サプリメント依存症」となることは避けられないということです.「あきらめる」しかないですね.

 冒頭に書いたように,効果のほどについてはわかりません.いろいろ研究もなされているようですが,決定的なものはないようです.一番の問題は,何十年という長期間に渡って,摂取した場合としない場合の人体実験ができないことです.何十年という期間の長さもありますが,対象が人間ですので,それ以外の条件を全く同じにすることは不可能ということもあると思います.自ら抗酸化物質(ビタミンC)の大量摂取を提唱し実行したポーリング博士(ノーベル化学賞,平和賞のダブル受賞)は93まで生きたそうですが...あと,競艇の笹川良一さんもアムウェイのビタミンCを1日中ぼりぼり食ってた,という話もきいたことがあります(彼は95まで生きた).でもそういうことを実行する人は,健康に気をつけてる人ですから,摂取しなくても長生きした可能性は高いわけですけどね.ただ,一番古くからあるのはビタミンCで(私の子供の頃には,タケダから既に錠剤が出ていた),いろいろ検証がされたのもビタミンCです.

 ですから,信じるしかないということなりますが,一度きりの限りある人生,私の場合は残りいくばくもない人生なので,無難に無難に生きても仕方ないと思いますけどね.ていうか,私の場合,背に腹は変えられなくなり,覚悟を決めたということもあります.別に長生きしたいとは思いませんが,体調が悪くてしんどいのや病気で苦しむのは嫌ですから.

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7/03'09
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 何日か前,確か横浜の京急の駅近くで,2歳くらいの女の子のひき逃げ事故の報道がありました.もちろん絶対に許されないことで,人一人轢いておいて気づかないわけはありませんが,女の子は母親のすぐ後ろを歩いていたようでブレーキ痕が全くないことから,轢くまでは運転者は全く気がついていなかったのでは,という気がしています.

 私も車を運転するのでわかりますが,車ってなんでこんなに車の周辺の状況が把握しにくいように作られているのだろう?と思うことがしばしばあります.とにかく運転席に座ると,周りをフレームで囲まれ,車の周辺に何が存在するかはとても感知しにくいです.私は車を運転するとき,特に,車と人の動線が交わる交差点などは,とにかく気をつけています.言い方を変えると,相当気をつけないと危ないのです.そういう感じで運転しているので,自分が車を運転しているときはないのですが,自分が横断歩道を渡る歩行者のとき,右折してくる車に突っ込まれそうになったことは何度もあります.

 フロントガラスの脇のフレームが太いとその陰に人1人隠れてしまうこともありますし,後方は尚更で,そのためにサイドミラーやルームミラーが付いているのですが,後ろを全く見ないでミラーだけで現在状態を完璧に把握できる人はほとんどいないでしょう.普通車ですらそうなのですから,大型車になれば尚更です.しかも,雨が降れば,サイドミラーはすぐに見づらくなってしまい,ドアウィンドウすら外側に水滴がすぐ付いて見通しが悪くなってしまいます.夜になれば尚更です.

 ハイテクを駆使した安全対策や格好いい?車体デザインなんかより,このようなもっと身近というか,根本的な安全対策が必要なのではないでしょうか?車体を設計する人が街中を運転するときの実情がわかっていない?というか車ってそもそもだだっ広くて人もいないアメリカの道路を運転するようにしか考えられていない?要は,周りに何もないオープンカーのような状態にどれだけ近づけられるかということでしょう(全面ガラス張りのドラゴンボールのスカイカーのようにする?).

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7/04'09
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 体調ですが,特にバドミントンの練習の次の日に悪くなるような気がしています.金曜は練習日なのですが,土曜日はとにかく体調悪悪です.飲んだ次の日が体調が悪いように運動した次の日も体調が悪い?要は飲むのも運動するのも体に悪い?

 でも飲むのもそうですが,バドミントンしてるときは全然どうってことないというか疲れないし,基礎打ちしてダブルスのゲームやってるだけですからねー.でも次の日とても体調が悪い...

 それで,過去の記録をちょっと調べてみました.結果は,ここ1ヶ月くらいはそうですが,それ以前は特に関係ありませんでした.

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7/05'09
[辻井伸行さんフィーバー?のその後]
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 辻井伸行さんフィーバー?もようやく少し落ち着いてきたようですが,少しまとめて彼の演奏と動画を見る機会がありました.上手いと思いますよ.それにこれも散々言われていることですが,音も綺麗でとても素直な演奏だと思います.でもそんなことは(私にとっては)ずっと以前からわかっていたことです.ですから,クライバーンに優勝したからと言って別に何が変わったということはないわけです.

 ただ,今回の一連の報道(騒動?)でよかったと思うのは,彼が全盲であるということを取り立てて取り上げていなかったことです.ずっと以前,梯剛之さんが注目されたときはそういう報道のされ方だったと思います.もちろん,辻井さんの努力は健常者のそれとは比べものにならいものだったと思いますが,聴く側にしてみれば,ピアノの上手い下手に目が見えるかどうかなんて関係ないですからね.彼の演奏レベルは,彼が全盲であるということなんか関係ないところにあることは確かです.

 彼の動画を見ていてちょっと気がついたことがあります.全く見えないのに,跳躍があるところをどうやって弾いているのだろう?と思っていたのですが,よく見ると一瞬鍵盤を「探って」いることがわかります.それってものすごい技術で,そうすることによりここが正しい位置だと確かめてから弾くのでミスタッチは減るし,そこから手を離さずに打鍵するので「叩く」ことがなくなって音色が綺麗になります.

 ただ,彼がどういう演奏をしたいのか,どういう音楽をやりたいのかは,よくわかりませんでした.ですから,やっぱり「これから」ということですね.

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7/10'09
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(バドミントン)

 最近のバドミントンですが,肘は相変わらず痛いのですが(でも原因はバドミントンだけではなくゴルフもという気もしてきた),シャトルの飛びの変化,要は,シャトルが痛んで飛びが極端に変化する,というのは,季節の変わり目を過ぎてもひどい状態です.使っているのはYネックスのNew Officialですが,何か材料や製法に変化があったんですかね?

 これも既に書きましたが,球技の面白さとして,球が打ち出された初期条件で落下地点を瞬時に予測して(微分方程式を解いて)先行して動く,ということがあります.しかし,シャトルの飛びがばらばらだとそれが全くできず,パフォーマンスが落ちるということもあるのですが,それ以前に,面白くなくなります.気候が安定してきたらシャトルの飛びも安定するかと思ったら,全くそんな気配すらありません.ていうか,やっぱりここ1年くらいの「壊れ方」は明らかに以前と違う...

 で,どうしたものかと思っていたのですが,先週の情熱大陸でビーチバレーに転向した(正確にはインドアを引退してしばらくしてビーチバレーを始めた)菅山かおるさんが取り上げられていたのですが,同じバレーでもインドアとビーチは相当違っていて,バドミントンのシャトルの飛び方が変わるのも,まあ「違う競技」と考えるのも一法かと思い始めました.そもそも対戦形式のスポーツなので条件は相手も同じ訳ですからね.実際,試合でもシャトルがちゃんとしてない,体育館に空調が入っていて風が吹いているなど,ひどい条件のこともしばしばあります.ただ,インドア→ビーチバレーのように?慣れるのには相当時間がかかると思いますが.

 それにしても,バドミントンのコートが人間工学的に広すぎるということも既に書きましたが,ビーチバレーってインドアのコートより一回り小さいくらいの広さで(インドアが18x9m,ビーチが16x8m),インドア6人のところを人数はたった2人で,下は足場が悪い砂で,屋外で風などの気象条件も変化するし,紫外線はきついし(^^;,ほんとハードなスポーツですよね.

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10c
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 体調の方ですが,以前のようにサプリメントを摂り始めてからは,少なくとも横にならないといけないほど体調が悪いということはなくなりました.既にサプリメント依存症?になっていたということですかね?

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10d
[第3のビール]
(世の中)

 「第3のビール」が売れているそうですね.理由は税率が低くて値段が安い,ということだと思います.メーカーは,酒税法の隙を突いて,発泡酒,第3のビールと開発競争を続けていて,これに成功したキリンが久しぶりにアサヒを逆転したそうです.でもこれって「何か新しいものを産み出す」という生産的なことでしょうか?

 「制限」がアイデアを生み出すとどこかで書きました.でも酒税法って(たかが)人間が作ったものですよね.ですから,これまでにない新しく旨いビールを開発したというのとは本質的に違います.ですから,ここまで発泡酒,第3のビールが普及する以前に,ビールとの税率の違いを解消するのが筋で,要は政治が無能ということですね.

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7/12'09
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(仕事, PC)

 先日,武田先生のお通夜に行ったとき,東京での委員会から東村山まで行って,また東京に戻ってくる間,ずっとT大のS原先生といっしょで,それこそずっと(4時間くらい?)研究の話をしていて(最後は神田の蕎麦屋で一杯やって打ち上げた(^^;),彼が考えていること,その周辺の状況などいろいろわかってとても面白かったです.

 彼はずっとMACの愛用者なので,当然のようにiPhoneを使いこなしていて,電車で虎ノ門から東村山に行くときも刻一刻と変化する状況(^^;に対応して,ささっと乗るべき電車を検索してました.メールなんかもソフトウェアキーボードで親指2本で器用に入力していて,これもありかなと思うようになりました.

 親指2本入力を基本とするなら,何とか使えそうなPDA代わりになる携帯は既にいくつか出ています.実際に触った感じだとシャープのものが軽いし(140g,HTのものは172g)キーボードも一番打ちやすそうです.ただ,S原先生がソフトウェアキーボードを使うのを見て,東芝のもの(サッカーの中田がCMに出てるの,劇団ひとりがdocomoのCMで使ってるのもそう?)もありと思うようになりました.で,昨日,触ってみたのですが,でかくてうすーーい!

 でかいのは携帯性という点では劣るのですが,それだけ画面が大きいわけですし,重さはなんと129gですから(つまりそれだけ薄いということ),ソフトウェアキーボードも大きいんではないかと思いました(昨日触った店ではソフトウェアキーボードは立ち上げられなかった).電車が秋葉に着いたのでつづく(^^;.

 秋葉のヨドバシで触ってみました.うーーん,ちょっと厳しいか.結構くせがあって(指の腹を使うならやや右を押す感じか?),慣れれば,というか,それも1つの技術習得と考え方もあるかもしれませんが...S原さんも結構ミスタッチするって言ってたし...

 実は,ソフトウェアキーボードがありなら,WindowsマシンであるbruleのVilivもありかと思ったのですが,やっぱちょっと厳しいか.でも,おかげで?新宿12時の待ち合わせに遅刻です(^^;.そして...高校のクラブのメンバーで集まったのですが,また9時間以上飲んでみんなしゃべり続けた...

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7/13'09
[サプリメントの副作用]
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 昨日もちょっと話題になったのですが,サプリメントの副作用についていろいろ言われているようです.最も多いのは,過剰摂取すると,それを体外に排出するために肝臓に負担がかかるということでしょうか.後は,接着剤などの栄養素以外の不純物の影響ですかね.これについてもサプリメント処方箋で書いたことと全く同じことが言えます.つまり,サプリメントの効用と同様,副作用についても根拠のあるデータはありません.サプリメントが肝臓に負担をかけるからやめるべきなら,当然,飲酒もやめるべきということになりますし,そうやって突き詰めていくと「1万年生きるような生き方」になり,そもそも何のために生きているのか?ということにもなってきます.

 ただ,結局体外に排出されるものを摂取しても意味はありませんから,どの位の量をどのくらいの時間間隔で摂取すればいいかは,検討する価値があると思います.いずれにしても,サプリメントよりは食事,一度にまとめてよりは何度もこまめに,体に蓄積される脂溶性よりは水溶性,人工合成物よりは天然物,単独の栄養素よりは食品由来ということは疑う余地はあまりないでしょう.

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13b
[つくばとんこつ?]
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 以前からちょっと気になってる店が秋葉にあって,「つくばとんこつ」と銘打っているラーメン屋なんですが,秋葉にあるのになんで「つくば」なんだ?とか,でもそんなに旨くなくても,そこそこいければ秋葉にあって駅から近いし便利だな,とか思っていたのですが,ついに?今日,委員会の帰りに行ってきました.

 ちょっと奥まったところにあるのですが,(見かけは)綺麗なちゃんとした店です.で,券売機を見ると,一段目がしょうゆ,二段目がみそとなっています.?????いくら探しても「とんこつ」の「と」の字もありません.たまりかねて店員に「とんこつはどれですか?」ときくと「全部とんこつ」と片言の日本語.更に詳しくきくとカウンターから出てきて,「しょうゆ」と「みそ」と書いてあるボタンを全部指して,また,「全部とんこつ」と片言の日本語.なんじゃそら?

 「わかりました.もういいです」と言って店を出てきましたが,随分ひどい話です.ちなみに客が食べてるラーメンをちらっと見たら,単なる背脂ちゃっちゃ系でした.

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13c
[やりたいことを見つけなきゃいけない?]
(生き方)

 これも昨日話題になったことで,「やりたいこと探し」のことなんですが,M尾さんが,最近の子供達を見ているとやりたいことを見つけなきゃいけないと言われすぎてるんじゃないか,ちょっと追い詰められて焦ってるような感じ,と言ってました.うーん,確かにそうかもしれません.メディアに出てくる「成功」した人のほとんどはそういうことを言ってますし,学校の先生も「やりたいことを見つけた人」でしょうから,そういう風に子供に話すでしょうね.

 これもどこかで書きましたが,別にやりたいことなんか見つからなくても仕事は仕事として淡々とやっていくのもありだと思います.もちろん,好きなことやりたいことが仕事にできれば最高ですけど,そうでなくても「とても苦痛」でなければ,やっていくことはできますし,それこそが仕事でしょうし,日々仕事を終えた後の幸福感もあるでしょう.「選手と観客」的に言えば,観客がいなければ選手は「成立」しないわけですし,選手と観客とどっちが幸せかと言えば,どっちもどっちともどこかで書きました.

 ただ,私は,例えば,研究室の学生とか,高校や大学の後輩とか,筑波大バドミントン部の学生には,観客ではなく選手になれる可能性があるし,社会的責務もあると思うので,やはりやりたいこと探しはして欲しいと思います.でも探して行くことに意義があるので,「見つけること」には(そんなに)拘らなくてもいいと思います.つまり,一生それを楽しみとして続けていけばいいわけです.私だってまだ探していますし,これからも探していきますよ.

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7/14'09
[ニュートリノの質量]
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 ヒューマン ドキュメンタリー「物理学者・戸塚洋二 がんを見つめる」(去年がんで亡くなった素粒子物理学者・戸塚洋二さん。死の直前まで自らのがんを客観的に分析し、ブログにつづり続けた。宇宙の誕生と死を自らの命と重ね合わせた男の物語。)はせつなかったですね.でも彼は「研究者の悲しい性」と言ってたようですが,自らのがんを客観的に分析することを(私の言うところの)「楽しんだ」んだと思います.

 意外だったのは,戸塚先生が死後の世界があるのかどうかを確かめたいと言われていたこと,そして,花園大学の佐々木先生に仏教の教えでも死ねば無になると言われて,それが一番怖いと言われていたことです.科学的にはどう考えても「死ねば無になる」でしょう.死後の世界は,死への恐怖を和らげるために人間が考え出したものだと思います.でも,科学者の中の科学者である戸塚先生ですらそう考えるということは,それほど死ぬのは怖いということなんでしょうか?

 非常に興味深かったのは,彼が発見した「ニュートリノに質量がある」ということが,(彼の死生観に反して)膨張を続けると考えられている宇宙がいつしか収縮に転じて終焉を迎えるということの可能性を示唆していることです.つまり,つまり,このコーナーで何度も書いているように,全てのものには始まりと終わりがあり,それは宇宙も例外ではないということです.ていうか,宇宙が終われば全てが終わりますからね.つまり「直感」的にはニュートリノには質量があるんだと思います.

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7/15'09
[死ぬほど頑張る]
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 夏休み前ということで,予備校の夏期講習のCMが流れていますね.今まではそういうのを見ても特に感慨はなかったのですが,最近は受験時代を思い出してちょっと懐かしいです.

 いろんなCMがあるんですが,「夏の思い出を作ろう.死ぬほど勉強したという思い出を」というのはちょっとくさいんですが,私は結構好きです.夏休みという短い期間でも「死ぬほど何かに打ち込む」というようなことに結構憧れます.でも,「憧れる」ということは,私にはできなかったということなんですが...

 高2の冬に父が亡くなり,やる気をなくして勉強しなくなって成績がどんどん落ちていって,高3の夏休み前になった頃,当時は(も?)「夏休みを制するものは受験を制す」と言われていたので,よし頑張ろうと思ってかなり無謀とも思える計画を立てました.でも計画倒れで実際には全く実行できませんでした.要は単に怠け者ということなんですが...

 昔からやる気とかモチベーションに苦しんできたと何度か書いてきましたが,こんな怠け者の私でも,自分なりによく頑張ったかなー,と思える時期は何回かあります.最初が中2の英語にはまっていた頃,次が浪人してT大に受かる前の年,そして,研究室に入っての6年間,特に,博士論文提出前の半年です.ただ,中2と大学の研究室時代のほとんどは,単に面白くて頑張ってた,つまり,自分では頑張ってるという意識なしに(周りから見れば)頑張ってたという状態でしたから,頑張らなくてはいけないという状況で自分をコントロールして頑張れたのは,大学受験前と博士論文提出前の2回だけそれもそれぞれ1年くらいということになります.

 南先生は,生前,そういう「死ぬほど頑張る」ときが人生に3回は必要だ,とおっしゃっていました.大学受験,博士論文と既に2回そういうことを経験していた私にもう1回頑張れとおっしゃってくださってたのだと思います.でもそのときはどうしても頑張ることができませんでした.そして,現在に至る,です.つまり「3回目」は,未だ訪れず,ということです.大学受験とか博士論文提出とか「そういう状況」にならない,ということもあるでしょうか.そして,「そういう状況」はもうないでしょうね.

 ただ,冒頭に書いたようにそういうものに対する憧れはあります.でもどうなのかなあ?T大J研の最後の数年,そして,T波大に来てからはそれなりに頑張ってるような気もしないでもないです.これは,少し時間をおいてみないとわからないのかもしれません.それにもう歳ですし,1年とか半年とか短い期間,死ぬ気で頑張ってその前後の10年ものけのからになるよりも,少しずつでもそれなりに頑張った方が効率がいいのかもしれませんね.

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[幸せそう?]
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 T大J研時代の後輩達(の一部?)の間で,私が幸せそうだ,ということになってるらしいです(^^;.うーーん,意外.幸せの定義は「自分が幸せと思ったら幸せ」でしょうから,問題は私がどう思っているかですが,「幸不幸は他人が決めるもの」という側面も確かにありますから,(実際どうかはともかく)そうだと思って頑張ってみますか.

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7/16'09
 勉強ではなく研究
(仕事, 大学)

 勉強と研究は似ているようで全然違う,むしろ正反対と書きました.で,ここでも書いたのですが,勉強とは既にわかっていることを学ぶことなので,いくら勉強ばかりしていても何も産み出すことはできません.つまり,単なる「準備」に過ぎないわけです.

 森博嗣さんは,確か「インプットとアウトプット」という単語を使われていたと思いますが,インプット(勉強)は,何も産み出さず,要はいかにアウトプットするかなわけです.そして,いくらインプットしてもアウトプットできるようにはなりません.そこのところがわかってなくて一生懸命勉強ばかりをしている学生もいます.

 上で「勉強は準備に過ぎない」と書きましたが,準備なしに研究や仕事ができないかというとそんなことはありません.というか,実際に研究や仕事をしながらやる勉強の方が遙かに身につくし,断然興味も湧きます.そういう理由で私の研究室では,研究室に入るといきなり最先端のテーマに取り組んでもらっています.もちろん,最初は何が何だかわからないでしょうけど,必死で自分で何かを産み出そうとしなければ,自分で何かを産み出せるようにはなりませんし,そういう中で研究の面白さに気づいてもらえればと思っています.

 勉強することは,自分が知らない何か新しいことを学ぶことなので,それ自体に面白さを感じるのはわかりますが,研究の面白さは,そんな程度のことではありません.そして,研究とは別に研究者だけがすることではなく,仕事も含め,世の中の知的作業のほとんどは「研究」なのです.

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7/17'09
[ミックスジュース]
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 これも先日の修猷ブラスの集まりで話題になった(ていうか私が話題にした)ことなんですが,「ミックスジュース」ってわかります?うん?ミックスジュースでしょ?ちゃうちゃう.「あの」ミックスジュースです.って,わかんない人はわけがわかんないと思いますが(^^;,多分,一部の方々には「あー,「あの」ミックスジュースね」とわかっていただけるはずです.先日のメンツにもわかっていただけた人がちゃんといました.

 どういうのかというと,バナナベースなんですが,色はオレンジ色に近くて私が小さい頃(ひょっとしたら今でも?),デパート(おそらく福岡天神の岩田屋?)の地下でミキサーで売られていました.あの味が忘れられないのですが,こっち(東京)に来てからついぞ出会ったことがありません.で,ちょっと小耳に挟んだことがあるのですが,どーも起源は関西にあるようで,大学時代,「こっちにはミックスジュースがない!」と嘆いていた関西人がいたよーな記憶があります.

 ということで,本場の博多ラーメンに加えて,「あのミックスジュース」探訪もしなければ,という気になってきました.とりあえず,関西在住のY本に探査指令(^^;を出しました.何か情報がありましたら(特に関西出身の方)よろしくお願いします.

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7/22'09
[テンションとか衆院解散とか日食とか]
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 ここ数日,考えること書くことはあるのに,書く気にならないという感じです.何というかテンションが低い.憂鬱とか無気力というのではなく,ただテンションが低い.淡々とやるべきことをやってる感じでしょうか.「心穏やかに気分よく」過ごしていきたいと何度も書いてきましたが,「心穏やか」ではあるが「気分よく」ではない,という奇妙な感じです.

 と,何とか書いたので,ついでに?いくつか書いておきますか.

 ようやく解散した衆院ですが,今更感はありますね.選挙まで40日もあるし.まあそれがJ民党の作戦なんででしょうけどね.とにかく,「選べる」ように二大政党制,そして,一度政権交代をした方がいいとずっと以前から何度も書いてきましたが,やっとそういう流れになりました.

 ただ,今回M主党が政権をとるかどうかはともかくとして,二大政党制については,形の上ではもう既に実現したようにも見えます.でも,M主党のマニフェストを見ると,耳障りのいいものが並んでいる感は否めません.これから40日もありますから,J民党はおそらくそこのところ,つまり,政権担当能力をアピールしてくるでしょうし,後出しじゃんけんでマニフェストも出してくるでしょう.だから,意外とどうなるかはわかりませんが,それでもやっぱり一度政権交代した方がいいでしょう.そして,「二大政党制については,形の上ではもう既に実現した」と書きましたが,真の二大政党制には,政界再編が必要です.

 あと,日食なんですが,「非日常」なことですから,楽しんだらいいとは思うのですが,日食グラスを通して見て,どのくらい「現実感」があるんでしょうか?それこそテレビやビデオを見るのと変わらない?それより,その場の雰囲気がどうなるかの方が興味がありますが,要は太陽光が激減するわけですから,短い時間の間に曇ったり夕方になったりするのと同じなんですよね.うーん,夢がない(^^;?

 あと,今日が皆既日食なら,前日や翌日も多少は欠けるのか,それとも近くを通るくらいで全然かすりもしないのか,調べてみようと思ったのですが,よくわかりませんでした(主なサイトにはほとんどアクセスできない).

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22b
[日食]
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 46年ぶりの皆既日食ですが,あいにくの天気で直接見ることは難しいところが多かったようですね.でも,上で書いた「その場の雰囲気」的には,もともと曇っていて暗いので,皆既日食の時点ではかなり暗くなって,却って実感があったかもしれません.でもテレビの中継では,真っ暗になった!と言っていましたが,カメラがちょっとわかる人はわかるでしょうが,絞りや感度を調節すれば,その辺のところはどうとでもなる(^^;ので,実際にどうだったかは,それこそその場にいた人しかわかりません.

 つくばでは,6割程度の部分日食だったのですが,若干暗くなってきたような気もしたのですが,曇り具合の誤差範囲ですかね?光には「回析」という性質がありますから,それこそほとんど皆既日食でなければ,目で見てわかるほどの明るさの変化はないでしょうからね.

 それでも,一部で太陽を直接見られたところもあったようです.でも,これが皆既日食の瞬間!とか,ダイヤモンドリング!と中継されてテレビを通して見ても,これまで散々見てきた映像と何ら変わりはないわけです(やっぱり夢がない(^^;?).まあ盛り上げようと頑張るのはよくわかるのですが...

 次回は26年後で,人並みに生きれば生きてるでしょうし,しかも,北陸・北関東ということですから見てみますか.今がどうこうより「将来に何かある」方が人間楽しみに思えるものですからね.でも,ほとんど毎年,世界のどこかで見られるものなので,別に日本で見ることに拘る必要はないと思いますけどね.

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22c
[修猷ベスト4]
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 先日,講演した私の出身高校である修猷館ですが,野球部が県大会でベスト8ということで,かなり盛り上がっていたのですが,

今日の準々決勝も勝ってベスト4入りしました!すごい!すごすぎる!しかも大接戦でサヨナラ勝ちです.これまでも強豪相手に接戦をものにして勝ち上がってきていて,これはひょっとしたらひょっとしませんかね.

 実は,わたくし(修猷のSNSには書いたのですが),昔から「修猷が甲子園に出るとどうなるか」という妄想(^^;があって,例えば,

・甲子園に地響きのような館歌※1が鳴り響くと世間の人はどう思うかとか
・伴奏は要らん!とか言ったらどうなるかとか
・勝って彼の群小※2歌ったらちょー気持ちいいだろーけど,ひんしゅく買わんかいなとか
・修猷みたいな学校自体は古豪中の古豪※3でも甲子園初出場だと爽やかで初々しいとか言われるんだろーか,とか...

 うーーん,でも,今日頑張ってくれた選手達も(多分)間違いなく,私の講演をきいてくれていたのかと思うと,やっぱり嬉しいです.そのときも話したのですが,あと2試合とにかく「楽しんで」欲しいです.

※1 修猷館では校歌とは呼ばず館歌と呼ぶ.(昔は)伴奏なしで全校生徒1000人以上が力一杯叫ぶように歌うので,ものすごい音量と迫力になる
※2 全国大会での勝利など,大敵難敵を倒したときに歌われる歌.私の記憶では,高校3年のとき(32年前),ラグビー部が福岡工相手に4-3で勝って,花園に行ったとき歌われた
※3 何と創立225年

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22d
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(PC)

 最近(今頃?)ちょっと気がついたことがあります.iPhoneとか,それを意識して?作ったdynapocketってPDAじゃん.しかもdynapocketの東芝ってGENIOっていう,電話にもなるPDAを作ってましたから,要は先祖帰り?

 ただ違うのはちょっとした使い勝手や宣伝効果なんですよね.当たり前ですが,機能的にはPDAの方が全然上です.売れる売れない,流行る流行らない,ってそういうちょっとしたことなんですよね.

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23b
[革命的な会社?]
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 6/22, 29のカンブリア宮殿でメガネの21を取り上げていて,内部留保を一切せず利益を全て社員に分配するとかとか,社員は家族とか,管理職がないとか,革命的な会社という取り上げ方でした.私は民間企業で働いたことはありませんし,経営者の経験もありませんが,私の感覚からすると,これが普通というか,別にこうすればいいんじゃない?という感じです.つまり,この会社が革命的ということは,私の中の普通という感覚とかけ離れた経営を世の中のほとんどの会社はしている,ということなんですね.

 私は,経営者の経験はないですが,研究室の運営はしています.研究室は,小さな会社によく喩えられますが,その目的は民間会社のような利潤の追求ではなく,研究室として研究成果を出すことです.そして,構成員は社員ではなく学生なので,ただ,研究成果を出せばいいのではなく,そのことを通して学生を教育し成長させることが非常に重要です.

 会社でいうところの「給料やるから働け」を研究室に当てはめると「卒業したければ研究しろ」となるのですが,そんなしょぼいレベルで研究して欲しいとは全然思ってません.そんなことより,最先端の研究という格好の材料を通して,問題解決能力などの様々な重要なスキルを磨いて成長できる,研究成果を出して社会に貢献できるという貴重な機会を活かして欲しいし,それを楽しんで欲しいと思っています.

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7/29'09
[体の慣れ]
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 また大分間が空いてしまいました.こういうときは,死ぬほど(^^;忙しいか「不調」のときです.今回は死ぬほどは(^^;忙しくはなかったのでまあ不調ということですね.

 以前のようにサプリメントを摂り始めてからは,少なくとも横にならないといけないほど体調が悪いということはなくなったのですが,だんだん元に?戻ってきました.少なくとも先週末,特に土曜日ははとても体調が悪かったです.要は「体が慣れてきた」ということでしょうか.

 思うに,こういうものにも慣れがあるような気がします.つまり,(慣れてきて)効果が(あまり)なくなってきたらやめてみるというのも一法かと思います.

 確かにフル稼働しないで6割から8割くらいのペースで恒常的に使ってやるということもあると思うのですが,人間は機械とは違って,夜になれば眠るように,ある一定の周期で活動度が高い状態と低い状態を周期的に繰り返すようになっています.振動論的に言えば,1次から高次までいろんな周期がありますから,そういういろんな周期を見つけていくことでしょう.ただ,「山高ければ谷深し」ですから,振幅(^^;に注意,つまり,(歳とってからは)頑張るときに頑張りすぎないことは必要だと思いますけどね.

 問題は1日より長い周期がどのくらいの周期かということですが,それは実験していくしかないですね.でもこれも1つの楽しみ方です.今回は,数週間くらいでした.つまり,一日,一週間,一月という周期をうまく使い分けていくということで,長年?の経験から,そういう単位は決められているのかもしれません.ただ,一日,一週,一月,一年という単位が万人に合っているとは限らないので,自分に合った周期を探していくということです.

 まだちゃんとデータをとったわけではないのですが,私の場合は,一日と一週間の間には少しギャップがあり,一月は少し長いような気もします.振動論的にも構造物(^^;の各次周期の比は数倍くらいです.一日という周期は絶対的なものなので,その次は数日,その次は数週間という感じがしています.

 あと,バドミントンの練習の次の日に体調が悪くなるような気がするということで,練習後にあるものを摂取するようにしているのですが,これは(まだ)劇的に効いています.とにかく,翌日ほとんど疲れを感じません.ということで,これはまだしばらく続けようと思います.ちなみに,体調が悪かった先週の土曜日は,後述するセミナーのため前日の金曜の練習はありませんでした.あ,そっか.疲れたなーと思ったら,別に運動してなくても同じ物を摂取するのも一法かもしれませんね.

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29b
[十勝沖地震40周年記念セミナー]
(仕事)

 先週,青山フォーラム 十勝沖地震40周年記念セミナーというのがありました.青山フォーラムというのは,梅村・青山研出身の研究者が青山先生を中心に定期的に行っている研究会です.今回,私や大成の坂本のような「下っ端」にもようやく声がかかり初参加となったわけです(ちなみに一番のぺーぺーは東北大の前田先生で私と坂本は下から2番目).

 今回は,十勝沖地震40周年記念セミナーということで,場所は,東大の工学部1号館の15号講義室という円形階段教室で,かつて,私もここで博士論文の発表を行った懐かしいところです.そして,梅村・青山・大沢・岡田・南・小谷研究室出身者が一同に会したものすごいメンバーでした.

 セミナーでは,青山先生,岡田先生を始め,そうそうたる大先生方から講演がありました.一連の講演を聴いていて思ったのは,1968年十勝沖地震が起こった頃は,まだよくわかっていない鉄筋コンクリート造という構造物を耐震的にしていくためにみんな一致団結して取り組んでいた時期で,とても大変だけど,とてもいい時代だったんだなーということでした.

 今回のテーマの主要なものの1つでもあった,被害を受けて取り壊されることになった八戸高専のフレームの実大加力試験なんですが,もちろん,以前から実験そのものについては知っていたのですが,半年くらいかけて実験したのかなあとなんとなく思っていたのですが(ていうか普通にやったらそのくらいはかかる規模の実験)驚いたことにわずか数週間で実験が行われたということです.そして,被害調査報告書(いわゆる黒本)も何とその年のうちに発刊されています.すさまじいエネルギーですねー.

 その後,場所を移して懇親会となりました.移動する途中で東大構内に消防車がいっぱい来ててヘリコプターとかも飛んできて一応写真を撮った(^^;のですが↓

別に何でもなかったみたいですね.懇親会ではいろんな先生方といろんな話ができて楽しくかつとてもためになる話もきけたのですが,何というか「何者でもなかった」学生時代に戻ったような妙な感覚になってしまいました.ていうか別に今でも何者でもないってことですかねー.それとも単に私がもう鉄筋コンクリート造について(あまり)やってないってことなんでしょうか.そういう(私が)場違いというか,妙な居場所のなさのようなものを(勝手に)感じてしまいました.去年の芳村先生の会の時は全然そんなことなかったんですけどねー.単に私の「調子」の問題?

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29c
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 ベスト4に入った修猷野球部の準決勝ですが,散々報道されているように福岡はものすごい豪雨でずっと順延されていたのですが,先日行われ,大接戦だったのですが,延長10回サヨナラ3x-2で惜敗してしまいました.残念.でも,進学校ですから,朝は補習授業に出て,それから試合に出るという感じで,県のベスト4(参加数133校)ですから,ほんと大したもんだと思います.

 ネット配信があったので,彼らの実際のプレーも見ることができました.基本がしっかりできていて,その上でちゃんとプレーしていて,これが甲子園の試合だとしても全然遜色ないレベルの試合内容でした.ほんと大したもんだ.

 決勝に行けば59年ぶり(だったかな?)とか言っていたので,決勝まで行ったことあるんですね(ちなみにベスト4は20年ぶりらしい).つまり,県下有数の進学校ながらよくやってるんだと思います.

 ただ,決勝は,修猷に勝った筑陽と九州国際大付属(確かオグシオの潮田さんや信太郎君の出身校,いや今はイケシオか(^^;)で,九州国際大付属が9-0の圧勝で,ここが今期は強くて,春の九州大会でも優勝(何とセンバツ優勝の長崎の清峰にコールド勝ちしている)してますから,優勝は難しかったかもしれませんね.やっぱり何にしても一番になるのは大変です.

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29d
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(ラーメン, PC)

 今日は午前中東京で委員会で,帰りにリンガーハットで昼ご飯を食べて帰ろうとしたら創立祭?とかで長蛇の列で(というか,東京の街中の昼飯時ってどこも人がいっぱいで私にはとても耐えられません),仕方ないので秋葉まで来て,何かまた新規開拓しようとしてうろうろしていたら「鹿児島ラーメン」というのを見つけました.店構えはラーメン屋というよりは,なぜか明治の西洋風?

 ラーメン750円!ですが,大盛も同じ値段ということなので,替え玉100円とすると実質650円なので,東京ではまあ普通です.で,肝心のラーメンですが,どこかで書いた「南に行くほど濃くなる」の法則通り,出てきた瞬間「色は」濃くてとても期待しましたが,スープを一口飲むと,ちょっと違うかなーという感じです.でも太麺でちゃんぽん食べ損なって,ここで食べられた(^^)みたいな妙な満足感はありました.

 まあ,豚骨ラーメンという枠組みに拘らなければ旨いと思います.ただ,にんにくがかなり乗っていて,しかもすりごまがあるのにかけるのを忘れたので,にんにくなしですりごまをかけるとどうなるかをまた試したいと思います.

 あと,接客の女性店員さんが何というか,単にマニュアル通りに動くのではなく,ちゃんとやるべきことを考えて動いている感じがしてとても好感が持てました.ということで,秋葉にあるしこれからも時々行くと思います.

 その後,これまでの目的とはちょっと違う,とある目的で現在PDAみたいなものを探していて,ヨドバシに寄ってうろうろしていたらすごいの見つけました.

 写真だとふつーの電子辞書に見えるのですが,実物見たら多分びっくりですよ.片手に収まるくらいの大きさ...(名刺入れサイズ).で,すごいのはそんなとこじゃなくて,その機能です.私が今探しているもの(音声再生とビュワーとメモ機能)に加えて,それこそちょっとしたPC並みの機能をもっています.惜しむらくは,サイズがむしろもう少し大きくて頑張れば何とか両手でブラインドタッチができるくらいだと完璧だったんですけどねー.でも2,3万くらいですし,とりあえず買いですね.

 あー,だめだ.IMEが付いていない(ひらがなかカタカナでしか入力できない).これまでのいろんな製品もそうですが,なんで,ここまでやっておいて,肝心な何かがないんでしょうかね?とりあえず,後継機にIMEが乗るのを待ちます.

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29e
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(PC)

 これはキター!と思った,iriverのD5ですが,よく考えてみたら,親指入力しかできないわけですから,例えば,シャープのSH-04Aとかと変わらない(重量も同じくらい)わけですし,こちらの方が携帯にもデジカメにもなるし機能は多いわけです(でも値段は全然違うかな).やっぱ飛びついちゃだめですね(ポメラのときも飛びつかずに正解だった).

 飛びつかなかったという点に関しては,typePがやはりいいなーと思ってます.画面のレゾリューション的広さは,現在使っているtypeTより広いですし(なんと1600!!!x768),CPUはさすがに遅いですが,充分であることは既にテスト済みです.WWANモデルも既に出てますし,これはまさに待った甲斐あって,256GBのSSDでも驚くほど安いです(一頃はSSDというだけで30万以上した).XPモデルも出ているようです.買いかなー.でもtypeT買ってまだ1年半経ってないからなー.

 でもtypePって世間で散々騒がれてる?と思うんですが,周りでもってる人はまだ見たことないですねー.

 ちなみに最低スペックだと6万ちょいです.やしー...

 あー,XPを選ぶとこれになっちゃうのか...するってーと,CPUを一番速いのにしてHDDを80GBにしてWWANをつけると...89800円!やしー...これか?でもメモリ1GB,HDD80GBはきついな...やっぱSSDで256GBは魅力的...(^^;.あー,今キャンペーン中なのね.やっぱ買い?

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29f
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 先日の全英オープンで石川遼さんと回ってともに予選落ちしたタイガー・ウッズですが,ひどかったですねー.何がひどいかというとプレーではなく,プレー態度です.思うようなプレーができずに苛立つのはわかるのですが,クラブを投げるわ,叩き付けるわ,わめくわで,彼がずっと憧れのプレーヤーだった石川遼さんにしてみれば,相当なショックだったと思います.で,誰かが,ずっと憧れてきたプレーヤーがあれじゃあ,遼君もショックが大きくてしばらくだめなんじゃないかと言ってました.でも,だとしたら,それだけのことでしょう.

 少なくとも予選を自力で勝ち上がり,全く同じ土俵でプレーしているわけですから,未だに本気で憧れている,そして,そのプレーヤーが(人間的に)大したプレーヤーじゃないとわかって,自分のプレーに大きく影響するようでは,マスターズ優勝なんか遙か彼方の話です.つまり,彼がどれほどのものなのか,今まさに注視すべきということですね.

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7/30'09
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 T大J研時代の癖?で,未だに公募情報をいろいろ見ているのですが,最近は,例えば,鉄筋コンクリート造の公募だとリサイクルとか耐久性みたいな形で出してくるところがほとんどです.これは,高度成長期に建造された鉄筋コンクリート造の構造物が一斉に耐用年限をむかえていて,これへの対処が急務という背景があります.つまりこれはこれで大事なことなんですが,こればっかりということでいいんですかね?

 こういう状況だとそういうことをやってる人でないとほとんど研究者としての職がない,つまり,そういうことをやれと言われているようなものです.工学なので仕方がない面もありますが,学術研究というのは,一見どんなに些細に見えることでもどこかで誰かがやってないといけないものだと思います.大学なら尚更です.

 全体を見ても,地球温暖化,新エネルギー,ロボット,宇宙などにメディアや社会が注目するのはわかる(ただし,地球温暖化については問題があることは既に何度も書いている通り)のですが,それに文科省や大学が迎合してどうするんだ?とは正直思います.でも現実を見れば,そういうことをやってないと(あまり物事を深く考えない)学生は集まらず,大学の経営が成り立たない.

 つまり,これも結局,再三書いている資本主義経済の問題に帰着するわけです.しかし,資本主義経済社会の中でそういう枠組みを超えた活動は必要で,学術研究というのはその最たるものでしょう.

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30b
[大学説明会]
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 今日は大学説明会でした.説明の様子↓

振動台に乗って,揺れの周期が違うときの感じ方の違いを体験↓

ついでに振動台に取り付けられた超縮小模型用の建研式!加力装置↓

お隣の金久保・八十島研究室によるコンクリートピース潰し↓

と,たまにはブログっぽい記事も書いてみる.

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7/31'09
[地方分権]
(政治)

 何か今一盛り上がらない?衆院選ですが,道州制導入とか地方分権も1つの焦点になってる(のかな?)ようですね.まあ結構な話だとは思うのですが,これって要は,地方は地方で独立採算でやるということで(もちろん完全には無理でしょうけど),一種の規制緩和ですよね.つまり,小泉改革?の轍を踏みませんかね?大都市のように独立してやっていけるところはいいでしょうけど,そんなのは極々一部でほとんどの地方はとても無理でしょう.霞ヶ関解体なんかしても何の解決にもなりません.

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31b
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(PC)

 テキスト入力ができる電子辞書レビュー記事が出ています.

 なんとかブラインドタッチもできそうです.うーん,でもやっぱり358gはでかいな.それに辞書機能なんか要らないし.ポメラのヒットをきっかけに類似のものが出てくるような気もするので,やっぱとりあえずスルーですかね.

 でもポメラのヒットに見られるように,メーカーって意外と世の中のニーズを把握してないんですよねー.そんなもん?ちゃんとマーケティングしてるんですかね?ていうかちゃんと仕事してるんですかね?

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