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4/1'14
[使い物にならない]
(世の中)

 年度初めからこんな記事で始まるのはひどい話ですが,このとき書いたこと,要は,画像に偽装の跡があることがようやく理研から発表されました.思うのは,何度も同じことを書きますが,一体の何のために研究してるのか?ということです.もちろん,目的は人それぞれでしょうが,そういうことが目的の人は,研究者になるべきではないと私は思います.ていうか,今回のケースは,それ以前のレベルの話ですけどね.

 世間の関心事は,STAP細胞がほんとにできてたかどうかのようで,本人は,ちゃんとできてたと異議申し立てをして,理研は1年かけて調査すると言ってます.でも,そんなかったるいこと言ってないで,ほんとにできたのなら,ちゃちゃっともう1回作ってみせればいいだけの話じゃないですか.

 でもそうしないということは,そうできないからで,だったらそんな再現性がないもの,そもそも使い物にならないでしょう.

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01b
[飼い慣らされてる]
(大学, 世の中)

 今日は年度初めで,ようやく(ほぼ)全員揃って研究室会議がスタートしました.ていうか,まだ全員揃ってなくて,でももう全員揃うまで待ってられないんで,スタートさせちゃいました.

 毎年,最初に話すことは決まっていて,要は,学生というよりは,一人前の研究員として,「地震動の性質と建物被害の関係を探求し,それを地震災害軽減に結びつけるための研究」を行い,社会に情報発信して行く一翼を担うこと,そういう最先端の研究活動という絶好の機会を活かして,自分自身を大きく成長させること,そして何よりそういうことを大いに楽しんで欲しい,というようなことです.

 でも今年は,それに加えて+αというか,余計?な話まですることになりました.どういう話かというと,このサイトで何度も書いている,これからの世の中がどうなって行くのかということです.

 最先端の研究をやるという絶好の機会を活かして,自分自身のために仕事ができる人間になって,大きなアドバンテージをもった状態で社会に出ようという話をすると,多くの学生は頑張る気になってくれると思うのですが,とーきどき,いや自分は仕事できる人間になんかならなくてもいいから,のんびりてきとーにやって行きますよ,という学生もいると思うんですよね.

 私としては,研究室の門を叩いて来てくれた以上は,卒業した後も元気で活躍して欲しいし,そのために私ができることはできるだけしてあげたいと思うのですが,いや自分はそんなのいいっす,と言われれば,首に縄をつけてまで,とは思いません.でも,今の世の中を見ているとそんなことも言ってられなくなってきました.

 要は,再三書いているように,これから激烈な過当競争による壮絶な二極化が起こり,極端に言えば,2%の年収2000万もらう人か98%の年収200万しかもらえない人みたいなことになるわけで,のんびりてきとーにやっていたら間違いなく年収200万の方に入るわけです.そんな世の中はほんとばかげていると思うのですが,Aベノミクスを始め,世の中全体がそういう風に大きく舵を切ってしまった以上は,もう後戻りはできないし,だったら,そういう世の中でサバイブしていくしかないでしょう.

 じゃあ,98%の年収200万に入らないようにするにはどうしたらいいかは明白で,それは「その人にしかできない仕事ができる」ことに尽きます.誰でもできる仕事しかできないのなら,いくらでも代わりはいるわけで,同じ仕事を半分の給料でやってくれる外国人が来れば,職を奪われるのは当然の流れです.

 そして,「その人にしかできない仕事ができる」のに必要なのは,何度もこのサイトで書いているように「考える力」「自分で何とかする力」です.そして,これはまさに最先端の研究活動をすることによって養うことができるわけで,そういう絶好の機会が目の前にぶら下がっているのに,やらない手はないでしょうということです.

 という余計?なことまでしゃべったのですが,学生達はどう思ったかはわかりません.

 でも,最近の学生を見ていると,10年前と比較すると明らかに何か変化が起きていて,もちろん優秀な学生は優秀なのですが,そうでない学生というか,要は,自分の頭で考えようとしない,というか,なかなかできない学生の割合が確実に増えてきました.相対的に「薄まった」というよりは,それ以上の「質の変化」を感じてしまいます.

 背景にあるのは,やっぱり今の世の中のおかしな動きというか,要は,今まで先進国が独占していた地球の富をこれから全世界に再配分していくため,相対的に日本に配分される富が激減するという流れの中で,再三書いているように,世の中の上層部というかお金持ちというか,世の中を動かしている連中が,若い人達に冷や飯を食わせて自分達だけはぬけぬけと助かろうといろいろよからぬことをしているということです.

 若い人達の草食化とか政治への無関心とか自分で考えようとしないとか,でもみんな素直でとてもいい子ばかりで,言われるがままに文句も言わずに奴隷として働かされるように飼い慣らされているとさえ思えてしまいます.

 しっかり自分の頭で考えて行動できる人間にならないと,一生奴隷のようにこき使われて捨てられるだけですよ!

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01c
[やっぱりちゃんとアップしないと]
(バドミントン, 日記)

 今日は,上で書いたような感じで,研究室会議が11時から始まって,途中ちょっとの休憩を挟んで17時くらいまでかかって,もう劇疲でした.

 今日は(今は週1回になってしまった)練習日だったのですが,家に帰ってきてさすがに疲れて行くのをやめようと思ったのですが,虫の知らせ?で8時半頃行ったら,まだ3人しかいなくて,私が来てやっとダブルスができる状態になったという危ないところでした.

 で,アップもそこそこにゲームが始まって,でも劇疲で全然だめだめだったんですが,途中でストレッチとかちゃんとやってアップ?してからは動けるようになって,もちろん劇疲だったというのはありますが,やっぱりちゃんとアップしないとだめですね.

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4/2'14
[やらせる]
(世の中)

 第三者がどうやっても再現しないSTAP細胞がほんとにできてたかどうかですが,実験というのは非常に高度な技術が必要で,それこそ名人芸というレベルの研究者が世界の中にはいるので,ほんとはできてないのに「できそうだ」という全くの目論見でデータを偽造して論文を書き,再現実験をそういう研究者に「やらせて」,でも発見者は私,といういいとこどりというか,とんでもないことをする奴がいる,と学類の先生が言ってました.

 今回のケースがどうなのかはわかりませんが,(何度も同じことを書きますが)もしそうだとしても「一体何のために研究してるんだ?」ということになります.

 そういう人は,名声を得るために研究をしているわけですよね? 有名になんかなりたくない私からすると,ほんと全く理解できません.名声とか名誉というのは,そういう大発見をしたことに対して与えられるもので,でも実際は大発見なんかしてなくて,それで名声を得てどうするんでしょうか?

 喩えて言えば,ドーピングして金メダル獲るようなもので,もし誰にもばれなかったとしても,それで本人は満足で幸せなんでしょうか? 金メダルとれば,一生食べて行けるような国の選手がそういうことをするのは,単にお金のためということなのでしょうが,だとすれば,大発見を偽装する研究者もお金のため? でもお金のためだったら,儲かる仕事は他にいくらでもあるんで,研究者を職業として選んだ時点でもうアウトでしょう.

 いや,不治の病を治したいというのは本心からで,でもその理由が,それが実現したら莫大なお金が手に入るから,ということなのでしょうか?

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02b
[力を入れていないのに速く動ける]
(バドミントン日記)

 今日も疲れてはいますが,それほど疲れは残っていません.昨日のことを記録しておくと,最初は劇疲でしかもアップをしてなくて,当然のことながら体が全く動かず,いつもなら,動かない体を動かそうとしてどんどん力が入ってますます動けなくなるんですが,とにかく脱力ということで,別に気にするでもなくちんたらやってたので,それが奏功したのかもしれません.

 ですから,途中でアップというかストレッチなどをしたことがどうだったのかの因果関係は不明です.でも言えるのは,やっぱり脱力は難しいということです.当然のことながらほんとに脱力だけしてもだめで,要は余計な力を入れないということなのですが,これがやっぱり難しい.

 できたときの感覚としては,力を入れていないのに速く動ける(実際にはそんなことはありえないので,実際はほとんどの時間脱力していて,一瞬にしてぱっと力が入るというイメージ)というものですが,そのときのイメージをいかに「記憶して再現」するかなので,そのことを後から思い出せるようにここに「文章」として書いているわけです.

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02c
[大学の自治]
(大学)

 首都大の北山先生が大学の自治について書かれていました.全く同感で非常に重要な指摘をされているので,別の観点から私も書いておこうと思います.

 大学の教員になるのに教員免許は要りません.ですから,ある一定以上の研究業績をあげれば(よっぽで変な奴でなければ)誰でもなれますし,なってしまえばそれこそ好き勝手に教育をすることもできます.これは,国がオーソライズする教員免許が必要な小中高の先生からしたらとんでもないことかもれしれません.

 でも裏を返せば,これは大学の教員たるもの(国が教員免許というお墨付きがなくても)それだけの高い見識と信念をもっていて然るべきということです.つまり責任重大なのです.

 昨日,最近の学生が「飼い慣らされてる」と書きました.これは,高校までの(学校に限らない)教育によるところが大きいのでしょう.その背景に世の中の不穏な動きがあるとも書きました.

 でも,小中高の先生は,こんな教育はおかしい,もっとこうした方がいいと思っても学習指導要領に反することはできません.ゆとり教育なんかいい(悪い)例でしょう.つまり,がちがちに拘束されてしまっているのです.

 でも実際のところ,これまでは多かれ少なかれ,大学に入るまでは基礎学力を付けるためにしっかりお勉強しなさいということでなんとかやってきたんだと思います.そして,ほんとの勉強というか,自分で考えるとか,自分で何とかする能力を養うとか,社会に出て使いものになる人材になるために,(ある程度放任して学生の自立を促す意味でも)大学が果たした役割は大きかったと思います.

 つまり,今の中央政府の無能さ加減と「飼い慣らされた」学生が来るようになってきた現状で,高い見識と信念をもった大学人が,ほんとはこう教育すべきだという教育を学生達に施すのはもう最後の砦なのです.そのために無能なお上のお達しが大学をも脅かすことがないよう,大学の自治は何が何でも守らなければならないのです.

 でも,その最後の砦がもう崩壊寸前なのは,既にこのサイトで何度も書いている通りです.STAP細胞の件も,こんなとんでもないことをする極々一部の奴がいるおかげで,無能なお上が全く余計な干渉をする絶好の機会を与えることになってしまうでしょう.

 これも何度も同じことを書きますが,一部の悪いことする人間がいるために全ての人間に縛りをかけて余計なことをさせると非常に効率の悪い社会になり,どんどん衰退していきます.つまり,いくら法で縛っても全然だめで,最後は,人間一人一人の道徳,倫理,良識などによるところが大きいわけです.そして,そのために必要なのが教育なのです.

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02d
[もし]
(世の中)

 事実が不明の状態で,人を批判したり擁護したりするのは問題なので,可能性として,もしほんとにSTAP細胞ができてたとしたらどうか,ということについても書いておこうと思います.

 おそらく何かの偶然でたまたまできた(と確か本人も言っていた)としたらどうでしょうか? そりゃー偶然でもなんでも,できたときの喜びというか達成感はものすごいものがあったと思いますし,できた!できた!と周りに言いふらしたくもなりますよね.でも,何度同じことをやっても再現しないとしたらどうでしょうか?

 そりゃー焦りますよね.そんなばかな,そんなばかなと必死で何度も何度も実験すると思います.でもどうやっても再現しない...問題はここからです.

 ちゃんとした研究者なら,何かの間違いだった,自分が勘違いした,二度と再現しないんじゃどうしようもないと思うはずです.そして,再現するまで,またこれまでのように実験を繰り返すしかないでしょう.

 でも,一度はできたんだから,誰かが再現してくれるかもしんないから,と画像を偽造して論文まで書くでしょうか? やっぱり全く理解できません.そもそも,絶対にやってはいけないことですし,いくらほんとに一度はできたとしても,それ以前に一人の研究者として完全に失格です(「もし」の場合は擁護できるかと思って書き始めたのですが,それでも擁護できないという結論になってしまいました).

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02e
[責任転嫁]
(世の中)

 少し前になりますが(私がここにこういうことを書いていいのかとも思ったのですが),地震動の地動最大加速度の想定を540cm/s2から620cm/s2に,津波の高さの想定3.5mから約5mに引き上げたことで,川内原発を優先審査との報道がありました.じゃあ,620cm/s2以上の地動最大加速度,5m以上の津波が来たらどうするんですか?

 これでは,想定内とか想定外とか,福島と全く同じことの繰り返しで,ここで書いたような対策,つまり想定外の620cm/s2以上の地動最大加速度,5m以上の津波が来ても最悪の事態は回避できるような対策ができてるとは全く言えません.

 要は,目先の経済優先で「とにかく動かす」ことが前提になっているわけで,原発を動かす方は,審査する専門家に責任転嫁し,審査する専門家は,「今の人類最高の学問水準」に責任転嫁するわけです.

 これも最近の悪しき世の中の流れの一環で,これでは,生い先長くない偉い年寄り達が自分達が生きてる間のことしか考えずに行動している,と言われても仕方ありません.

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02f
[エンジニアリングの想定]
(世の中)

 上とも関係することですが,今のほとんどのエンジニアリングには,必ず想定があります.なぜなら,想定しなければ何も設計できないし作れないからです.それは(私もエンジニアなので)よくわかります.

 でも,日本のエンジニアって,一度想定してクライテリアを設定すると,そこしか見えなくなる,というか見なくなるんですよ.これが私はどうしても理解できません.

 もう大分前ですが,アメリカから研究者達が来てワークショップを開いたことがあったのですが,一人のアメリカ人研究者が,柱が破壊したときに建物が倒壊しないように,もう一本予備の柱を設置しておくという発表をしました.

 まさに腰壁垂壁がない場合,いざというときその役割を果たすものということで,私は面白いと思ったのですが,とある国の研究所の研究員の人が,我々は建物が倒壊しないように研究したり設計したりすべきなのに,なんで倒壊するときのことを考えるのか?と猛烈に噛みついたのです.

 なんでそんなことになってるのかはよくわかりません.でもこれもあまりに近視眼的なことだと私は思います.

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02g
[10年前の記事]
(このサイト)

 ここ数年のこのサイトの記事を読み返して,(自分で言うのも何だが)あまりに示唆に富んでいたので,いっそ最初から全部読み返そうと思って,通勤時にスマホで読んでるのですが(Nexus5大活躍),10年前の記事は,ここ数年のものに比べたらそうでもないというか,まだまだ浅いねっていう感じでしょうか(そのまま残ってるのがちょっと恥ずかしい感じ).そもそも,生き方とかいう哲学的な記事はそんなにありません(ていうか,ここ数年が多すぎ).

 でも逆に言えば,この10年の成長?が確認できたと言えるかもしれません.もしそうだとしたら,それはやはりずっと考え続けたからでしょう.

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02h
[気楽]
(このサイト)

 いやー,でもこのサイトで好き勝手なこと書いて,我ながら気楽なもんだなーと思いますね.もし自分が組織の長や理事で,組織の誰かが論文を偽装したり,原発を動かすかどうかの審査員だったりしたらと思うとぞっとします.ほんと偉くなんかなりたくないものです.

 もちろん,再三書いているように,社会全体の利益に繋がることなら,それが大変なことでも身を粉にしてもやるべきだと思いますが,不適格者の尻ぬぐいや一部の組織への利益誘導や茶番のようなしょーもない仕事はほんとやりたくありません.

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4/3'14
[責任をとりたくない]
(世の中)

 なんでかわからないと書いたのですが,明らかですよね.それは,やはり「責任転嫁」が背景にあるからでしょう.つまり,みんな責任をとりたくないのです.今の世の中の変な動きも全てこれで説明できます.

 そうすると,自分に与えられた仕事だけやってりゃいいとなって,全体のことなんか考えてなくなって,社会全体はどんどんおかしなことになって行きます.福島の大惨事はそういうことが背景があったのに,また同じことを繰り返そうとしている.

 問題は,なんでみんな責任をとりたくないか,ですね.そりゃー誰だって責任はとりたくないですが,最近の傾向としては,社会が信頼できなくなってきていて,「情けは人のためならず」という心の余裕を失ってきてるからでしょう.

 そうすると法で縛るみたいなことになってきて,でも,何度も書いているように,そんなことで社会がもつわけありません.これまではそれ以外の道徳とか良心とか責任感とか,そういうことでもってきた社会がそれではもたなくなってきていて,一部のとんでもないことをする人間が続出して,でもみんな心に余裕がなくなっていて,とにかく自己防衛に走ってるわけです.

 社会全体のことを考えないといけない政府は,背景に経済の停滞があると思ってAベノミクスなんかやってますが,そういうことじゃないのは明らかでしょう.なんでこんな世の中になっちゃった,そして,なって行くんでしょうか?

 というかそうなって行くので,その中でサバイブするしかないのでしょう.でもこれも一種の責任転嫁ですよね.でもそうするしかないのでしょうが,自分の力が及ぶ範囲では,責任をもって,社会全体のことを考えて行動することは何が何でも続けて行くつもりです.そして,もしそれができなくなるときは,身を引くときということになります.

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03b
[うまくやっていく]
(世の中)

 今の世の中の進もうとしている方向を考えると,非常に危機感,というかもう絶望感すら感じていて,このサイトでいろいろ書いてるんですが,やっぱりそういうのってあまり気分がいいものではありませんね.

 じゃあ,Aベノミクス万歳! 株やってお金儲けして,お金いっぱい使って,経済活性化だ!とか,大学はもう研究なんかやめて,学生を手取り足取り(立派な歯車や奴隷になるように)教育するんだ!と世の中に迎合した方が気分よく生きて行けるでしょうか?

 んなわきゃないですよね.でも世の中に不満しかもたないのではしんどすぎるし,ある程度は,うまくやって行かないともたないでしょう.そもそも,お前が政治家になって世の中を変えろって言われてもまっぴらごめんですからね(でも今はもう政治家になんかなっても世の中なんか変わりませんから,余計なことをしない小さな政府になれとずっと言ってるわけです).

 つまり,そこのところをうまく折り合いをつけていくことはやっぱり大事で,ある程度は,世の中を信じることも必要です.

 ですから,そういう風にやって行くんだと思いますし,実際,そうやってるわけで,このサイトで毒を吐くのもその一環なんでしょう(自分勝手).

 でもやっぱりなんか釈然としませんが,そういう矛盾というか「何か」を抱えて生きて行くのが人生という気もします(うまいことまとめよった).

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03c
[津波注意報]
(地震防災, 世の中)

 今日は,昨日チリでM8.2の大地震が起こったということで,朝からずっと津波注意報がテレビのテロップに出ている状態でした.でも思うのは,悲惨な被害への「準備」が始まったということでしょうか.つまり,騒げば騒ぐほど「なんだよ.騒いだ割に大したことなかったじゃん」となって,悲惨な被害への「準備」となるわけです.

 じゃあ,どうしたらいいかですが,さすがに情報を出す気象庁が「津波注意報や警報が出ても実際に津波が来るのは*回に1回ですよ」と言うわけにはいきませんから,誰かがほんとのこと,そして,どうしたらいいかを言わないといけないんだと思います(私もできる範囲でできるだけのことはしていきます).

 でも責任転嫁とか責任回避的に行動すれば(ほんとのことがわかっているのに)誰も何も言わないということなんでしょう.つまり,これも今の世の中の悪しき流れの一環なわけです.

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4/4'14
[やっぱり何か変]
(世の中)

 何とかうまく折り合いをつけてやっていくしかないと思うのですが,やっぱり何か変なのは,私の周りにいるちゃんとした人達と話をすると,だいたいみんな私と同じように考えているんですよ.おそらく,このサイトを読んで下さってる方もそうなんだと思います.

 でも,世の中は全然違う方向に動いていく.政治の世界に有能な人材が集まらなくなったとか,上司にごますって出世した会社の上層部がバカとかいうことはあるとは思うのですが,やっぱりちょっとひどい話ですよね.

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04b
[全然わかってない]
(世の中)

 小保方さんですが,STAP細胞はちゃんとできた!と言っていて,弁護士を立てて理研と全面的に争うそうです.全然わかってませんね.

 STAP細胞がちゃんとできてたかどうかなんて問題ではないのです.論文に加工した画像を掲載したことが問題なのです.これじゃあ,一研究者という以前に何もわかってない子供ですね.

 でも,構成員がしでかした不祥事に対して,全く生産性のない無用な仕事をしなければいけない理研の幹部は,ほんとに徒労というかやってられないですねー.野依先生なんかノーベル賞受賞者ですよ.そんな人にこんなことやらせて社会のリソースの浪費だと思いませんか? ほんとにほんとに偉くなんかなりたくないものです.

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04c
[半人前]
(世の中)

 彼女もそうですが,思うのは,こういう「何もわかってない半人前の人間」がこれからどんどん増えていくということです.そして,大学とか研究所とか会社とかそういう組織には,何百人,何千人,何万人という人間がいるわけですから,不祥事を起こす人間は確実に出てくるわけで,組織の長になれば,その尻ぬぐいが仕事みたいなものでしょう.

 尻ぬぐいどころか,半人前のくせに,自分がやってることは正しいとかぬかして,裁判まで起こす.ほんとこれじゃあ,偉くなんかなりたくないと思うのは当たり前ですよね.

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04d
[外部記憶媒体]
(PC)

 私が大学院生時代,そして,地震研に就職した頃は,パソコンの進歩は目覚ましく,それこそ1年でスピードが倍になってるくらいでした.確かそのころソフトバンクの孫さんだったか,このまま行けば20年後には,コンピュータで人間が作れるとか言っていたような気がします.2の20乗は100万倍以上ですからね(でも計算してみたら天文学的数字になるかとおもったらそうでもなかった.でも2の10乗が1024だから当たり前か).

 でも実際は毎年倍になんかなるはずもなく,ほどなくスピードダウンして,当時からちょうど20年くらい経ちましたが,ここ10年くらいは,もう相当頭打ちな感じですよね.

 でも,PCのスピードと対照的にまだまだ走り続けているのは,外部記憶媒体でしょう.私がmicroSDカード+SDカードへのアダプタで,PC間の同期をしていることは既に書きましたが,今は32GBのものを使ってるのですが,だんだん容量がいっぱいになってきました.

 でもそういう事情に合わせるかのように外部記憶媒体も進歩してきてくれていて(実際,32GBの前は16GBを使っていた)ほんと助かるのですが,調べてみたら今はもう1TB!!!のSDカードまであるようです.ていうか,これじゃあまるでHDD?

 もちろん,256GBとか512GBのSDXCの値段を見ると(^^;って感じですが,64GBとか128GBなら数千円って感じなんですよ.USBメモリーなら256GBでも1万5000円です

 

 そう言えば,何ヶ月か前,重さ160gくらいの2TBのコンパクト外付けHDDを2つ買ったのですが,1台1万円ちょっとという感じでした.もうびっくりですよね.

 

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 それで,typeZでSDXCを認識するかちょっと心配だったのですが,3000円くらいなので,とりあえずmicroSDXCの64GBを注文しました.これも既に書きましたが,SDカードだと何回も抜き差ししているうちに接触が悪くなるので,あえてmicroにしてSDに変換するアダプタにさして,そのアダプタを定期的に交換するようにしています.ところが...

 まず,認識するはずのデスクトップに付いているアダプタで認識しません.VAIO pro11でもだめです.これは初期不良かと思って,アダプタをはずしてスロットがmicroのMiix 8にさすと認識しました.それで,デスクトップに付いているアダプタにアダプタをはずして(ややこし),microをさすと...認識しません.

 で,よく調べてみると,デスクトップに付いているアダプタ(BSCRA51U3)は,SDXCには対応してるが,microSDXCに対応とは書いてありません.でもmicroSDXCをSDアダプタにさしたらSDXCになるんでないの?

 

 よくわからないのですが,考えてみたらmicroSD→SDのアダプタって500円するわけで,その6回分の3000円でSDXCの64GB買えちゃうんで(何年か前にSDにするアダプタを10個くらい買ったのがもうなくなってきたし),注文しちゃいました.

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 あと考えられる方法としては(というか今はとりあえずそうしているのですが),常に同期する必要があるファイルはそんなにあるわけじゃないので(メールをGmail+imap4にしたので大分減った),常に同期する必要がないファイルは,別フォルダに移動して256GBのUSBで時々同期して,常に同期するmicroSDカードの容量を節減するというのはありです.

 ノートPCは,256GBのSSDでそんなに容量がないので,本体には同期せず,どこにでも負荷なく持ち運べる(鞄に入れっぱ)USBメモリーという形で携行ということにすればいいでしょう(ていうかノートPC本体のSSDとUSBメモリーの容量が同じかよ(^^;).同期がバックアップを兼ねる的には,デスクトップとUSBメモリーの2箇所に同じファイルが存在している状態です(ちなみにSDカードで同期しているファイルだとPCの数+SDカードなので,今はデスクトップ,typeZ,VAIO pro11とSDカードの4箇所!(^^;).

 それなら,256GBのUSBメモリーで全部同期すりゃいいじゃん,というのも考えたのですが,USBの端子ってそんなに抜き差しに耐えられなくて(確か1000回くらい),あとは,SDカードならさしっぱなしにできますが,USBはノートPCにさしたとき邪魔なのが問題です.

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04e
[「ただの」アルトバイエルン]
(生活)

 ウィンナーなんですが(いきなり何の話?),やっぱりシャウエッセンが一番うまいと既にどこかで書いたような気がするのですが,いつも行くセンターのイオンでは,シャウエッセンは2袋で498円なのに対して,アルトバイエルンは398円でした.

 少し回り道をすれば,シャウエッセンを西友で398円で買えるのですが,ちょっとめんどいし,焼き方を工夫したらアルトバイエルンもまあ行けるんで,ここんとこはずっとアルトバイエルンにしてました.

 そしたら,これも消費増税に伴う(消費増税前からの)便乗値上げの一環なんでしょうが,アルトバイエルンはなくなって,グランドアルトバイエルンと名を変えて,498円で売られるようになってしまいました.なんだよー.今までの「ただの」アルトバイエルンは,どうなったの?(少なくとも今はもうイオンでは売ってない)

 値段が同じならシャウエッセン買っちゃうよ〜.で,どうせ買うのなら安い西友へ行きました.そしたら...たまたま特売で321円!でした(^^)v.でも内税かと思ったら税別ですね.だから,実質347円です(でも,消費増税後,明らかに税別表示が増えましたね.でもイオンは税込み税別両方表示しているのに,西友は税別しか表示してなかった.多分).

 今日はよかったんですが,これからどうするかですね.まあいつも同じ道を歩いていくのも飽きるし,時々,違う道を通って西友で買い物するのもいいか(こうやって客が離れていく).

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04f
[なんでデフレが続いたか]
(世の中)

 なんでこれまでデフレが続いたかについて,経済界のトップ?の人達がもっともらしいことをいろいろ言ってましたが(あまりにプロトタイプで記憶にすら残ってない),そんなことより単にもう「ものが要らなくなった」ってことでしょう.だって,お金を出して買いたいものなんかなーんにもありませんからね.

 そんな根本的なことに気づかなくて,ほんとにインフレにできますかね? 何とかだまくらかして欲しがらせるつもり? そっか,そういう問題ではないんですね.2%, 98%論的に言えば,一部のお金持ちにだけターゲットを絞って,株価をつり上げてバブルにすればいいので,一般庶民はもう眼中にないってことですかね.

 でも,そんなテクニカル?なことなんかより,これならお金出してもいいってものを産み出すことが最重要で本質でしょう.お金は必要以上にあっても仕方ないものですが,余って貯金してもっててもしょうがないので,お金を出す価値があるものがあるのならお金を出す人はいくらでもいると思いますよ.でもそれはもう「もの」ではないでしょうね.

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4/6'14
[メンタルの強さ]
(バドミントン, 生き方)

 F原君の怪我ですが,もう来週末が強化合宿で,おそらくそこでアジアパラリンピック選考のための試合があると思うので,昨日から練習を再開しました.怪我は指先だけなので,その間,彼はしっかりトレーニングはしていたはずです.

 でもゲームやラリーはやってなかったでしょうから,この1週間でどれだけ戻せるかといったところですが,昨日打った感じでは,全然大丈夫ですね.つまりしっかりトレーニングしてたんでしょうし,実際に打たなくても打つイメージを持ち続けるようにとは言っていたので,それもできてたんだと思います.

 ただ,実際にラリーをやって動くと,やっぱり違いますから,***ってきて,そこのところをこの1週間でしっかり調整することですね.

 練習の後,彼にメンタルの強さの話をしたのですが,参考になると思うので(誰に?)一応ここで軽くまとめて書いておこうと思います(自分のためにも).

 メンタルの強さって何だと思いますか? 例えば,オリンピックのような4年に一度の檜舞台とかワールドシリーズ最終戦の9回裏で,ここを抑えれば世界一だけど1点差ノーアウト満塁でマウンドに上がるとか,そういう極度の緊張を強いられる場面でも力を発揮できることがメンタルの強さみたいなことですよね.そこまで行かなくても,一般の人でもここで絶対失敗できない,うまく行くと人生が変わるとかいう場面はありますよね.

 イメージとしては,肝が据わってるとか心臓に毛が生えてるとかいう感じですが(そういう人も極稀にいるでしょうが),私はちょっと(大分)違うと思ってます.要は,どうやって開き直るかでしょう.具体的に言えば,オリンピックで失敗してもワールドシリーズ最終戦の9回裏ノーアウト満塁で打たれても,別に命までとられるわけじゃないし,まあいっか,って考えられるかなんじゃないでしょうか.

 だから,そんな究極の場面でも,今日の晩ご飯何食べよっかなーとか,全然関係ないことを考えられるか,そういう心の余裕をもてるかなんだと思います.要は,再三このサイトで書いている(ここでは心の)「脱力」ですね.

 もちろん,これも再三書いているように脱力だけではだめで,脱力するのは,力を入れるためですが,そんな場面ですから,心配しなくても力は絶対入るわけで,だから,とにかく脱力を意識すべきということです.

 とか書くと,結果なんか気にせずにてきとーにやればいいってこと?と思う人もいるかもしれませんが,それも違います.どうしてもそういう場面で力が入ってしまう人,つまり,性格が真面目というか,ちゃんとした人はそうで,いい加減でてきとーな人は逆効果ということになります.

 ここまで来ると,お気づきだと思いますが,メンタルが強い人って,要は,性格がてきとーでいい加減というと語弊がありますが,そういう側面があるんだと思います.でもただいい加減でてきとーなだけの人は,そもそもオリンピックとかワールドシリーズとかいう場面に立つことすらできない.つまり,真面目といい加減の両面を時と場合によってコントロールできることが成功する条件となります.

 でもこれがかなり難しいんですけど,わかるときは簡単にわかるわけで,千代の富士さんが(確か)朝潮さんとの優勝決定戦で勝って優勝したとき「無心になるというのがどういうことかわかった」と言っていたと思いますが,彼はそのとき「気づいて」,だからこそあそこまでの大横綱になったんだと思います.

 そして,これは,別にバドミントンとかスポーツとか仕事に限らず,生き方そのものに当てはまることに気づかされます.もちろん,基本的には,真面目に一生懸命生きて行くのですが,ずっとそんなだと疲れるしもたないでしょう.ですから,近くを見たり遠くを見たりで,重要な局面ほど直感で判断するというか,まあいっかとかてきとーに考えることも必要で,人生所詮退屈しのぎとか全ては137億年前に決まってるというのもそういうことなのです.

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4/7'14
[気楽に]
(生き方)

 上の続きなんですが,そりゃあ,オリンピックとか野球とか相撲ならそれでいいかもしんないけど,人の命がかかっているようなこと,例えば,大手術中の外科医とか,ここで頑張らないと命を落とす場面とかはそうも行かないでしょ,と言う人もいるかもしれません.

 うーん,でもそれでも(不謹慎と言われるかもしれませんが)敢えてそういう場合も同じと言いたいです.だって,「結果が全て」なわけで,力が入って失敗するより,まあいいやと思ってリラックスして成功した方がいいに決まってますからね.

 そもそも,全ての問題は大した問題ではありませんから,気楽にやればいいってことです.でも,気楽にやって失敗したら目も当てられないのは言うまでもありません.

 つまり,最初から気楽に適当にやるってことでは断じてなくて,力が入ってしまうときにそうコントロールするということです.追い込まれて絶望的な心境になったときも同様です.

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07b
[64GBのSDXC]
(PC)

 64GBのSDXCが来たので試してみたら,pro11もtypeZもちゃんと認識しました(^^).じゃあ,64GBのmicroSDXC+SDアダプタはどうして認識しなかったんだろう?と思ってもう1回やってみたら...認識しました....???

 よくわからないのですが,まあいっか.でも,デスクトップに付いてるアダプタは認識せず,これは,大容量に対応していないということなんですかね? ということで,デスクトップに付けるアダプタだけ注文ですね(これも3000円くらいか,と思ったら1000円くらいだった).

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07c
最後は結局お金
(世の中, 生き方)

 このサイトを普段から読んでいただいてる方は,タイトルを見て「えっ?」と思ったかもしれません(掴みはOK).もちろん,そんなわきゃありませんが,この歳まで生きてきて「最後は結局お金」と思うようになりました(ほんとに?).どういうことかと言うと,今の世の中,自給自足の生活でもしない限りは(必要最低限の)お金なしでは生きてはいけません.でも逆に言えば,ある程度のお金さえあれば,生きては行けるということです.

 じゃあ,生きて行けるとしたら何して生きて行くの?ということが最大の問題となるわけです.つまり,何して人生退屈しのぎして行くか,ということです.もし生きて行くのに必要なお金があったとしたら,だらだら遊んで生きて行きますか? そんなのつまんないですよね.どうせ生きて行くのなら,楽しく気分よく,それには,幸を感じるために「意図的に少しだけ不幸」になる必要があり,どうせ「少しだけ不幸」になるのなら,自分が生きて行ったり家族を養ったりするのに必要なお金を稼いだり,自分を成長させたり,人や社会の役に立つことしましょう,というのが私が言うところの幸福論です.

 つまり,お金があればだらだら遊んで無意味に生きて行くような人でなければ,お金さえあれば,自分のやりたいこと,やるべきと思うことができるわけで,「最後は結局お金」ということになるわけです.

 そして私の場合,もう定年が近づいてきて(まだ大分あるじゃんと周りの人は言いますが,自分としては全くそんな気がしません),ますます「最後は結局お金」となってきました.それは単純に定年で職を奪われることによって貴重なキャッシュフローを失うからでしょうし,まだまだ自分がやりたいこと,やるべきと思うことをやって行きたいと思ったとき,必要なのは,結局お金だったということもあります.これから来るであろう,経済情勢の激変を考えれば尚更です.

 もちろん,ほとんどの人,特に若い人は,生きて行くのに必要なお金は(まだ)ないと思います.ですから,仕事をするわけですし,どうせ仕事をするのなら,楽しくてやり甲斐がある方がいいし,上で書いたように自分を成長させたり,人や社会の役に立つことができるものを選べばいいでしょう.

 そして,何より大事なのは,自分がやりたいことやるべきことを見つけることです.それさえあれば,お金があってだらだらと生きて行くこともできるという「過酷な条件」下でも,楽しく気分よく生きて行けるということで,「最後は結局お金」という「厳しい」状態になっても「全然大丈夫」ということになります.

 そして,私も含めて全ての人達がリタイア後そのことが問われることになるんだと思います.

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4/8'14
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 要は何が言いたいかというと,「最後は結局お金」のわけはなくて,そうではないからこそ,使われるべきところに必要なお金が行くべきで,でも実際は,全然そうなってなくて,無駄なお金が大量に浪費されているということです.

 でも実際はなかなか難しいでしょうね.高邁な理念をもった極めて有能な政治家がいたとしても,実際に世の中を変えていくのには,今の資本主義社会という枠組みでは莫大なお金が必要なわけですし,研究するのにだって研究費は必要です.

 でも,政治資金や研究費を集めたりすることが仕事みたいになってくるとどんどんおかしくなってくる.つまり,一番最初の世の中をよくしたいとかまだ誰も解明してない未知の領域を開拓して行きたいということがぶれないのなら「最後は結局お金」ということなのですが,悲しいかな多くの人はどんどんぶれてくるわけで,「私も含めて全ての人達がリタイア後そのことが問われることになる」というのもそういう意味もあるわけです.

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 でも(上で書いたことと反するのですが),リタイアしたらもうそんな高邁なこと考えんでも,のんびりお気楽にやって行けばいいんでない?というのもありですよね.

 つまり(ひじょーにプロトタイプな言い方になってしまいますが),物事には全て二面性があるわけです.昨日書いた「メンタルの強さ」もそうですし,お金が必要なこと,そして,人生が終わることもそうですね.

 じゃあ,どっちなんだ?ということではなくて,どっちもなのです.それが人生の難しさでもあり,面白さでもあります.

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08b
[功名心]
(世の中)

 小保方さんの件ですが,どーも議論がずれてきた感じがしますね.何度も同じことを書きますが,STAP細胞がほんとにできてたかどうかは,全く関係ありません.画像の取り違えはともかく,加工した画像があるのは明らかに故意なので,もうそれだけで完全にアウトです.それがわからないとしたら完全に倫理観が欠如していて,やってはいけないとわかっててやるよりたちが悪いですし,だから猛烈に反発もするわけです.

 でもどうなんですかね? 一人前の社会人としては,完全にアウトですが,もしほんとに偶然でも何でもSTAP細胞ができていたら研究者としては,大発見者として評価されるべきなのでしょうか? その辺のところは,私とは分野が違うのでよくわからないのですが,やはり彼女が最初に出てきて,まだメディアにもてはやされていた時にこのサイトに書いたように,私はとても違和感を感じます.

 彼女は確か病気で苦しむ人を助けたい一心でこの世界に入ったって言ってましたよね.だとしたら,いくら偶然STAP細胞を発見したとしても全く再現できないんじゃ話にならないじゃないですか.それでも偶然でも何でもできたから「これは私が最初に発見したんだー」とつばを付けときたいんですかね.それって,病気で苦しむ人を助けたいんじゃなくて,単なる功名心なんじゃないですか?

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 あと思うのは,もちろん数は少ないと思うのですが,どうしてこれがいけないことなの?という感じの若い人は確実に増えてると思います.どうしてこんなことになってきてしまったのかと思うと暗澹たる気分になります.

 つまり,こんなことくらい考えりゃわかるだろ,が通用しなくなって来てるんですよ.そうするとどうなると思いますか? 法とかルールでがちがちに固めてますます効率が悪く生きにくい世の中になって行くでしょうね.

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4/9'14
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 小保方さん,今日会見を開くようですが,どうなるでしょうね? 彼女は「法的」に争おうとしているようです.つまり,論文に加工した画像を意図的に載せたことが「犯罪」に当たるかどうかですが,それは私は法律の専門家でないのでわかりません.

 でも,研究の世界ではそれが退場を意味する「犯罪」であることは誰が考えても明らかなんじゃないですか? 少なくとも,まともな研究者ならそう考えると思います.だって,そんなことが許されるのなら「大発見した!」と嘘の画像を載せれば,誰でも大発見できるわけですからね.

 そんなことになったら,膨大な虚偽の論文が提出されて,論文を審査するのも研究者ですから,それを見抜くのに絶望的な時間と労力が浪費されて,研究活動は完全に停滞するでしょう.実際,彼女の母校である早稲田の理工では,全ての博士論文を再審査するそうです.ほんと時間と労力の無駄で,審査するのはもちろん研究者,つまり大学の教員なのでほんといい迷惑ですよね.

 何度も同じことを書きますが,法やルールでがちがちに縛るだけでは絶対社会なんか成立しません.じゃあどうしたらいいかですが,これはもう,ちゃんとした人間教育しかありません.でも教育には時間がかかりますから,しばらくは(数十年は)厳しいことになるでしょうね.

 ていうか,倫理観に欠如した若い人が増えてるという現状を認識して,もっとちゃんとした教育をすべきという具体的な検討はなされているのでしょうか? ここでもやっぱり中央政府の無策ぶりが...目先の経済なんかより教育の方が遥かに重要なんじゃないですか?

 具体的にどうしたらいいか,ですが,「小さな政府」的に言えば,初等中等教育の教員に有能な人材が集まるような仕組みを作って,学習指導要領のような縛りを撤廃,ですかね.でも,人間教育は,学校というよりは,やはり家庭で,それがいろんな事情でないがしろになってるということなら,そういうシステムを作る必要があるでしょう.

 でもこれは,「小さな政府」的な考えには反しますね.あるいは,経済原理的に民間主導でそういうことを教育してくれるところを作ったらお金を払ってまでそういうところに行かせるということになりますかね? 習い事や課外活動的なものがそういう役割を果たしているかと言えば,現状を見る限りうまく機能していないわけですからね.

 あるいは,(まだ)少数の倫理観に欠如した人は,そういう活動をしていないという調査結果のようなものがあるのなら,そういうことを必修にするというようなことにすれば,ある意味,現状の枠組みの中で,つまり,ルールで縛ることでルールで縛らなくてもちゃんとやって行ける人間を育てる,ということにもなりそうです.

 でも,やっぱり,そんなことしないといけないことになってしまってる,そういう社会になってきてしまってるということが釈然としませんし,暗澹たる気分になりますね.

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09b
[生きることに熟達]
(生き方)

 過去のこのサイトの記事をバスの中とかで最初からぼちぼち読み返しているのですが,40代は今よりやりたいことできたし楽しかったと書いたのですが,当時の記事を読み返してみると,今の感覚からするとかなり大変でしんどそうです.40代がよかったんなら40代に戻るか?と言われたらちょっと勘弁して欲しいって感じですね.

 つまり,50を過ぎてやりたいこと,やるべきと思うことができなくなったとか言ってたって,今の方が格段に幸せで(既に書きましたが),人生の中でも今が一番幸せです.そして,おそらくこれからもどんどん幸せになって行くんだと思います.

 どうしてなのかは,よくわかりません.単にそう思うようになってるだけかもしれませんし,幸せとは現状に満足することなので,もうある程度満足して見切りを付けていろんな意味であきらめ始めているのかもしれません.でも,生き方をずっと考えてきてはいるので,嫌なことがあった時とかピンチの時とかにどう考えてどうするかとか,いろんな場面や局面において,どんどんうまく対処できるようにはなってきていて,ある意味,生きることに「熟達」してきてる感じは確かにあります.

 でも毎日がルンルンで楽しいかというとそんなことはなくて,実際,世の中や大学の現状やこれからのことを考えると暗澹たる気持ちになりますし,そういう外的状況とは関係なく気分が悪くなることもあります.でもそれでも,過去の自分,あるいは,世の中の自分以外の誰と比較すると,相対的には「今の自分」が一番幸せです.つまり,結局は「相対的な問題」ってことですね.

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4/10'14
[ちゃうちゃう]
(世の中)

 また担任をやることになり,さしま少年自然の家というところに昨日から泊まりがけで新入生オリエンテーションに行っててました.(一部の)最近の学生は...とかいうのはあるんですが,大部分の学生はちゃんとしてるわけで,全体的に言えば思ったよりみんな元気というかしっかりしてる印象です.

 ということで,小保方さんの会見がどうなったかはよくわからないのですが(ていうか別に興味はないけど),webをちらっと見た感じだと,予想通り,STAP細胞がほんとにできたのか,再現できるのかといったことが記事になってます.

 ちゃうちゃう.何度も同じことを書きますが,問題はそんなことではありません.意図的に画像に手を加えたことが大問題,というか問題外なのです.そしてそれは,研究自体の信憑性を根本から失わせるものです.何度も同じことを書きますが,STAP細胞がほんとにできてたかどうかなんてことの問題ではないのです.

 問題は彼女の今後でしょうか.まだ若いしここで研究者生命を失うのはほんとに可哀想だとは思うのですが,もう彼女が言うことはまともな研究者なら誰も信じないでしょうから,研究者としては既に終わってると思います.それだけのとんでもないことをしでかしたということです.

 百歩譲って,ほんとにSTAP細胞ができていたとしても,もう彼女にその研究を続ける資格はないと思いますから,彼女に良心が残っているのなら,今彼女がもっている情報を誰かにしっかり引き継いで,彼女は身を引くべきでしょう.第一発見者の名誉に浴することもできません.でも研究ノートもまともにないんじゃ,どうやって引き継ぐんだ?とも思いますがね.

 研究者としてはアウトですが,彼女の人生はまだまだ続くわけで,その点については,どこかでひっそり生きて行ってもらえればとは思います.でも今の世の中,資本主義社会ですから,彼女が「金になる」と考えるところが出てくれば,「捨てる神あれば拾う神あり」かもしれません.でも「捨てる神あれば拾う神あり」の本来の意味とは著しく異なることは,もしそういうことがあれば,拾うのは「神」などではなく,金の亡者ってことでしょうね.

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10b
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(経済)

 その後ですが,順調?に下げてきて,もう14000円割れ直前まで来ました.問題はボックス底値の14000円を割れるかどうかでしょうか.つまり,ここでの攻防戦(ほんとに売り手と買い手が戦う)が行われるわけで,便乗する人はどっちに「乗るか」ということですね.

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4/11'14
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(経済)

 とか書いていたら,今日1日だけであっという間に14000円割れました.いわゆる「底抜け」ってことですかね.

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11b
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(世の中)

 何度も同じことを書いてるような気がするのですが,なんで原発ゼロとか原発推進とかいう議論ばっかりで,どうやって原発を安全にするかという議論がないのでしょうか?

 原発ゼロは,とにかく原発廃止,原発推進は,ここで書いたように安全性度外視で原発を動かす.いったい何やってるんでしょうか?

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11c
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(世の中)

 小保方問題ですが,彼女のような決定的に倫理観が欠如した若い人が数は少ないけど確実に増えてきていると既にどこかで書きました.ここで言う倫理観の欠如というのは,これも既に書きましたが,やってはいけないと思いながらもやってしまうという「悪人」ではなく,やっていいことといけないことがわからない「バカ」ということです.そのうち殺人を犯して,どうして人を殺しちゃいけないんですか?とかいうのまで出てくるかもしれません.

 絶望的なのは,そういう人にどうしてそういうことをしてはいけないのか説明しても,その人は全く理解できないということです.なんでそんなことになってしまったのかわからないですし,そんな彼女がここまでやってこれたというのも不思議でしょうがないですが,再教育するのは大変というか,ほとんど不可能かもしれません.

 そういう絶望的な状況の中でどうするかですが,人を殺したら犯罪になるみたいに法でがちがちに固めるしかないのでしょうか? そうだとすると,あーコピペはだめなんだな,データや画像を加工してはだめなんだな,と広く知らしめたという意味で,今回の事件は,「いい見せしめ」になったのかもしれません.

 でも逆に彼女が万が一研究者として生き残るようなことがあれば,これはもう完全にモラルハザードが起こるでしょうね.世間の論調を見てると,コピペしたことや画像を加工したことではなく,STAP細胞がほんとにできてたかどうかに焦点を移そうとしている(そんなことが問題じゃないのに)のは,そういうことに対する予防線と見ることもできますが,そこまで考えてやってるわけないか.

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4/12'14
[第二の人生再考]
(生き方)

 昨年くらいから「第二の人生」というキーワードがよく出てきますが,最近,またあらためて「要はどういうことなんだ?」と考えています.

 第二の人生というのは,本来的には,仕事が定年でクビになった後の人生のことで,仕事という最高の「退屈しのぎ」を奪われた後,どうやって気分よく楽しく生きて行くかというのが最大の問題だったわけです.

 でも私の場合,50を過ぎて急激に雑事が増え,「地震動の性質と建物被害の関係を探求し,それを地震災害軽減に結びつけるための研究」というやりたいこと,やるべきと思うことができなくなる一方で,もう無理して働かなくても食べて行ける状態になり,大学という一組織ではなく社会全体の利益に繋がる仕事,私にしかできない仕事ができないのであれば,もうリタイアしてしまうこともできるという状況になって,実質第二の人生が始まったということです.

 そして,そういう状況下においても,学生達といっしょに彼らを育てながら「地震動の性質と建物被害の関係を探求し,それを地震災害軽減に結びつけるための研究」がまだ何とかできるのであればやって行きたいと思えた,ということでした.

 ということで,何とか学生を指導しながらの研究活動ができるうちは,今の仕事を続けるということなのですが,本来的,即ち,仕事が定年でクビになった後の人生については,実は何も解決していないわけです.

 仕事,あるいは,それに代わる何かをあらためて始めるとすると,定年まで指をくわえて待ってるのでは間に合わないでしょうから,今の仕事にさっさと見切りを付けることも必要になってきます.実際,高校や大学の同期に会うとそういう人もぼちぼち出てきました.

 でも冷静になって考えてみれば,今の私の仕事のうち「地震動の性質と建物被害の関係を探求し,それを地震災害軽減に結びつけるための研究」に関して言えば,私ができることの中で,私が最も能力を発揮できて,社会からも評価され,かつ社会に貢献できることなんだと思います.でも,定年が来ればもう続けることはできなくなる.

 そうすると,普通に考えれば,いかに今の仕事をより長く続けるかということに腐心することになりますし,実際,そうしている人が多いのですが,私は何か違和感を感じてしまうのです(人と同じことするのが大嫌いですしね).

 要は,第二の人生,即ち,人生を二度生きられるのなら,違った生き方をしてみるのもいいのではないかということです.つまり,社会から必要とされ評価もされるのが第一の人生だとすると,それはもう充分に満喫したので,社会から必要とされず評価もされない人生も生きてみたいということでしょうか.第一の人生のときは,若くて元気でしたが,第二の人生は,歳をとって体も衰えるという外部状況にも適合しています.

 問題は,社会から必要とされず評価もされない人生で気分よく生きて行けるかでしょうか.一般的に考えれば,これは非常に難しいとなりそうですが,最近いろいろ考えていてそうでもないかも,という気がしてきました.もしそうならある意味「無敵」です.

 どういうことかと言うと,社会から必要とされ評価もされるって実は大した意味はないのではないか? 結局は,めんどくさく大変な仕事をお前は仕事ができるとか優秀とか言って,体よくやらせてるだけってことじゃないの? 究極的には,人類(という化け物)が繁栄するためのプログラムに過ぎないんじゃないの?ってことです.そもそも,社会からの要請とか評価とか言ったって,所詮他人の評価なわけで,そんなことより大事なのは,自分の中でどうなのか,ですからね.

 つまり,これからは社会からの要請や評価とか気にしないで,自分がやりたい,やるべきと思うことを仕事,仕事以外に関わらずやって行けばいいんじゃないか,ということです.実際,これまでも別に社会から評価されるために「地震動の性質と建物被害の関係を探求し,それを地震災害軽減に結びつけるための研究」をしてきたわけじゃないですからね.

 そうなると,最大の問題は,自分が何をやりたい,やるべきと思うか,ですね.自分がどれだけ社会から評価されるか社会の役に立てるかということを全く度外視して,自分が何をやりたい,やるべきと思うか考えたときにそれが「地震動の性質と建物被害の関係を探求し,それを地震災害軽減に結びつけるための研究」でない可能性も大いにあるわけです.でも「地震動の性質と建物被害の関係を探求し,それを地震災害軽減に結びつけるための研究」は,定年までしかできませんから,これ以外のことをやりたい,やるべきと思えれば,それはそれで「朗報」なわけです.

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12b
[教育]
(生き方)

 先日,高校の同期でC央大のI村と飲んだんですが,以前彼と話したときは,彼は11コマ!の講義をもっていて(一時期は16コマ!!!!もやってたらしい),研究なんかできんし,もう体がもたんと言っていたのですが,これからどうすんの?ときいたら,それでも大学に勤めると言っていて,理由をきいたら教育が好きだからとの答えで,なるほどと思いました.

 私も学生を指導するのは好きですし,講義するのも嫌いではありません.つまり,ほんとは研究や社会全体の利益に繋がる私にしかできない仕事がしたいけど,それが叶わないのなら,研究以外の仕事も含めて今の仕事をやって行くというのは,ありなのかもしれないのですが,すぐ上で書いたようにも思うわけです.

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12c
[大学教員のストレス]
(大学)

 このサイトに何度か書きましたが,私は研究がしたいのなら大学教員になるのが一番いいと思っていて(だからなったわけですし),社会の荒波?から最も遠くてやりたいことを自由にできる大学は,ストレスも相対的に少ないと思っていました.でも,先日の新入生オリエンテーションで,いろんな先生と話す機会があったのですが,そうは考えていない先生も多くいらっしゃることがわかり,話をきいてそうかもとも思い始めました.

 大学教員の何がストレスかというと,この10年で雑事が急増して研究できなくなってきたこともそうですが,やっぱり一番は,「学生を預かる」ということでしょう.ふつーのことをふつーにできる学生ばかりならともかく,そうでない学生も少数ながらいて,しかも急激に増えてきていて,コピペはだめとかちゃんと大学に出てこいとか,なんでこんなしょーもないことまで言わなきゃならんのだと思えば,一体私は何をやってるんだ?なってストレスが溜まるのは当たり前です.おまけにそんな学生がとんでもないことをすれば,責任まで追及されてしまいます.

 なんでこんなことになってしまったのでしょうか? 何とかしないとまずいんじゃないでしょうか?

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12d
[大幅値下げ]
(世の中)

 消費増税から10日ほど経ちましたが,増税前の駆け込み需要の反動で家電製品とかの売り上げ激減で,どこも大幅値下げなんだそうです.ほーら言った通りになったでしょ.

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12e
[わかるのは]
(経済)

 ウォール街の大物?とかいう人が日本に来ていて,日本株に強気見通しをもっているとか言ってました.彼が言うには,ウクライナ情勢も中国経済も楽観視できるとのことです.どうしてそんなことがわかるんですかね?

 わかるのは,彼が日本株を買ってるんだな,ってことですかね.つまり,そういうことを言うことで鴨に買ってもらって,自分が得しようということですね.

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4/13'14
[問われる]
(生き方)

 もう第二の人生ということで,これからは社会からの(あまり意味のない)要請や評価とか気にしないで,自分がやりたい,やるべきと思うことを仕事,仕事以外に関わらずやって行けばいいってことなんですが,どう思いますか? よく考えたら夢のような話ですよね.ほんと幸せです.

 そういう状況になれたのは,これまで頑張って来たからなんでしょうが,頑張ったいうよりは,基本的には,これまでも自分がやりたい,やるべきと思うことをやってきただけなんですよ.もちろん,仕事を選ぶときに熟考に熟考を重ねたり,紆余曲折があったりとか,その後もどうやって生きて行くか考え続けたというのはあるんですが,それにしても話がうますぎますよね.ほんとにこんなんでいーんだろうか?と怖いくらいです.

 でも,これまでもそうですし,これからは,これまで以上に「社会からの(あまり意味のない)要請や評価とか気にしないで」よくなるわけですから,何が「自分がやりたい,やるべきと思う」のかが問われることになると思います.

 でももちろん,「自堕落に生きて行く」のも含めて,とやかく言われる筋合いのものではないですから,ほんと好き勝手に生きて行っていいのですが,人間自由になればなるほど不自由になりますから,そういうことまで含めて「問われる」ということでしょう(でも究極的にはもう何でもあり).

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13b
[また右の股関節]
(日記)

 また右の股関節(かどうかはよくわからないが,要は右脚の付け根)を痛めてしまったようです.昨日,大学から帰るとき,歩いてる途中で歩くのも痛くてしんどくなる感じで,今日大学に来るときも似たような感じでした.

 最初が何だったかは,はっきりしないのですが,先週,さしまに新入生オリエンテーションに行ったとき,敷布団が固くて(というか薄くて)あまりよく眠れず(こういうときにちゃんと,例えば,敷布団2枚敷くとかめんどくさがらずにやらないといけませんね),変な格好にになって股関節を伸ばしてしまったような感じがします.

 翌日のドッチボール(^^;では,痛くてうまくしゃがめない感じでした.と,ここで思い出しましたが,前日の野外炊飯のときは,既にうまくしゃがめなかったような気もする.だから,その前の練習ですかね?

 帰って来たその日が練習日で,週末にF原君の強化合宿が控えていたので,無理して練習に行ったのもちょっとまずかったですかね.でも逆に言えば,そのときは何とか練習相手できて,強化合宿に向けて話はできたので,それはよかったです.

 でもこんな感じだと,強化合宿も終わったし,ちょっと休んだ方がいいかもしれません.アキレス腱痛のときもそうでしたが,痛いときは,とにかく動かさず安静が絶対原則です.そういう意味では,少しストレッチみたいなことをしたのが却ってよくなかった気もします.

 あとは,前から試そうと思ってること,具体的には,コンドロイチンなんか飲んでも医学的には効果は期待できないということらしいんですが(そりゃあ普通に考えれば,経口投与したものが吸収されて血管を通って対象となる部位まで届くとは考えにくい),東大地震研の纐纈先生んちの老犬が立ち上がれなくなって,コンドロイチンを投与したらぴんぴんした(犬なのでプラセボなし(^^;)という実例をきいていたので,ずっとこうなることを待ってたってわけじゃないですが,だめもとで飲んでみようかなとは思っています.

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13c
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(野球)

 プロ野球が開幕して2週間経ちましたが,ライオンズは悲惨ですね.誰?っていう選手ばっかで戦力的にも相当厳しいです.それでも今の戦力で何とかやるしかないですが,今年からまた伊原さんが監督で,でも最初からめっちゃ厳しい雰囲気で,どうかなと思ってたんですが,今時の若い人達はそんなんじゃ付いてこないってことですかね.

 でもなんか最近はあんまり勝敗に拘らなくなったというか,ライオンズが負けたときはスポーツニュース見なかったんですが,今はまあ普通に見れますね.

 あと,最近外国人選手の移籍がすごいというか,ちょっとせっそうなさ過ぎじゃないですか?

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13d
[このくらいの仕事でこのくらいの給料なら]
(大学)

 この記事ですが,私は,確かに教えることは嫌いじゃないですが,研究やめて教えるだけになるつもりはないです.もっと言うと,研究や研究活動を通した学生指導なら無給でも(多分)やるでしょうが,講義や大学に出てこない学生の生活指導や大学行政に関する仕事は,無給ならやりません.それは(多分)I村もそうでしょう.

 ですから,結局,このくらいの仕事でこのくらいの給料なら(仕事やめても他に特にやることがなければ)やるか,ってことですね.つまり,リタイア後も含めて生活していくのに充分すぎるお金があればやらない,そんなことしてる場合じゃない,他のやりたいこと,やるべきと思うことをやるということです.

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4/14'14
[(しょぼい)社会から評価なんかされなくても]
(生き方)

 社会からの要請とか評価とか言ったって,所詮他人の評価なわけで,そんなことより大事なのは,自分の中でどうなのかなわけで,社会から必要とされず評価もされない人生でも気分よく生きて行けると書きましたが,もう少し説明すると,どんどんおかしな方向に行く社会になんか迎合することなく,高い信念をもって自分のやりたいこと,やるべきことをやって行けば,(しょぼい)社会から評価なんかされなくても(仙人のように)楽しく気分よく生きて行けるのではないかということです.

 ただもちろん,生活に必要なキャッシュフローを得ることも含めて,現代社会において,全く社会と関わらずに生きて行くことはできませんから,そこのところのびみょーな案配が非常に重要になってくるわけです.そして,ほとんどの人は,そこにがちがちに縛られてるわけですが,第二の人生となれば,そこのところの距離感をかなりとることができるということです.

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 ↑というように考える,とか書くと,何か投げやりというか自分勝手というように映るかもしれません.でもこう考えることで,気分がすっきりして実際は投げやりとか自分勝手とは正反対方向の行動パターンになることが多いです.

 重大な局面に遭遇したときに敢えていい加減に考えることで成功するというのとちょっと似ています.つまり開き直るってことですね.でもほんとは違うんだけど,じゃ,だめなんで,ほんとにそう思わないといけないんですが,そういう意味では,ほんとにそう考えてますよ.

 人生所詮退屈しのぎだし,全ては137億年前に決まってるし,この世の中の全ての問題は大した問題ではないですからね.

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14b
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(日記)

 右股関節ですが,とうとうまともに歩けなくなってしまいました.というか,ゆっくり歩くのは大丈夫ですが,右脚で階段が昇れません.具体的には,右脚を上の段に踏み出して右脚で左脚を引っ張り上げようとするとズキンとものすごい痛みが走るので,階段を昇るときは,まず左脚で上がって,次に同じ段に右脚を置いて,また左脚で上がっての繰り返しになります.階段じゃなくて,ゆるーい上り坂でも似た状況になります.

 で,部位ですが,股関節じゃなくて,太股の付け根付近の筋肉のような気がします.明日,保健管理センターの整形外科に行こうと思ったのですが,学生の健康診断でしばらくお休みですね.

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14c
[東大落ち組]
(大学)

 先日の新入生オリエンテーションで,何人か自分達のことを「東大落ち組」と言ってる学生がいました.要は,前期で東大落ちて後期で筑波大に来たってことなんでしょう.で,思ったのは,みんな結構元気で意欲的な感じだったことです.頑張って欲しいですね(もちろん,「東大落ち組」以外も).

 ここでも書きましたが,一度そういう挫折を味わって立ち上がった人は強いと思います.私だって,何度も挫折しましたし,東大だって浪人して入ってるんで,「東大落ち組」みたいなもんです.

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4/15'14
[第一の人生と第二の人生]
(生き方)

 社会から必要とされ評価もされるのが第一の人生だとすると,それはもう充分に満喫したので,社会から必要とされず評価もされない人生も生きてみたいと書いたのですが,ずっと「社会から必要とされず評価もされない人生」では,さすがにしんどいですよね.ですから,「社会から必要とされ評価もされる第一の人生」が送れた(と勝手に自分で思ってる)から,「社会から必要とされず評価もされない人生も生きてみたい」と思えるのでしょう.

 でも,私の場合,第一の人生も別に「社会から必要とされ評価もされる」ためにやってきたわけじゃなくて,(ほぼ)ひたすら自分がやりたいこと,やるべきと思うことをやってきただけです.それが結果として「社会から必要とされ評価もされた」のなら,これはもう社会に感謝というか,ほんとに「世の中捨てたもんじゃない」ということです.

 ですから,(しょぼい)社会から評価なんかされなくても,これからも自分がやりたいこと,やるべきと思うことをやって行くことに変わりはないのですが,どこかで世の中を信じてるというか,何かが起こるとは思ってるんだと思います.

 でもそれでも,何も起こらなくてもそれはそれでOKで,だとすると,一歩だけ仙人(^^;に近づいたような気もして,それはそれで気分がいいです.

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15b
[100%じゃない]
(生き方)

 上で『ずっと「社会から必要とされず評価もされない人生」では,さすがにしんどい』と書いたのですが,もちろん,ぐーたら生きてて「社会から必要とされず評価もされない」のならしょうがないのですが,そうではないのに,つまり,本質的に価値あることをしているのに(歪んだ)資本主義社会から(あまり)必要とされず評価もされない状態で,ずっと頑張ってるというか,そういう人っていっぱいいると思うんですよ.

 そういう人ってほんとにすごいと思いますね.私は,確かに「社会から必要とされ評価もされる」ためにやってきたわけじゃない」のですが,既に書いたように,自分がやりたいこと,やるべきと思うことは,「全て」から選んだわけじゃなくて,それで何とか食べて行けるものの中から選びました.

 ですから,少なくともこれまでは,100%自分の信念を貫き通してたわけじゃないんだと思います.よく言えば,バランス感覚に優れていて要領がいい,悪く言えば,ある程度社会に迎合していたということでしょう.

 でもだからこそ,もう社会に迎合する必要がなくなった第二の人生では,自分の信念を100%まで行かなくても,これまで以上に貫きたいということかもしれません.でも,今までがそうであったように,それは,事実上かなり難しいのかもしれません.

 でもどうやって生きて行くかって,いろんな要素がほんとに複雑に絡み合っていて,しかも,全ての局面に正負両面あって,ほんとに難しいんですが面白いですね.あまりに複雑なんで,逆に何も考えないというのもあり(^^;だと思うのですが,それだとよほどの直感力があるか単にちょー運がいいかでないと大破綻の危険性があると思います.

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15c
[人生とよく似ている?]
(経済)

 その後ですが,日経225レベルで14000円の攻防が続いてますね.もちろん,ここから上に行くのか下に行くのかはわかりません.自分が買ってるとか売ってるからと言って自分が得するようなことは言いませんし,そんな影響力もありませんが,自分の相場観,つまり,どちらに動くと思うのかというのはありますし,この辺から相場観通りに下げては来ているわけです.

 でも私は予言者ではありませんし,相場を当てることが目的でもありませんし,当てたら儲かるわけでもありません.当たらなくても,1勝1敗でも,勝つときの利益率が負けるときの損失率をわずかでも上回って複利で回せば,雪だるま式に増えていくという,自分で考え出した数理モデルを試している,ということでしょうか.

 ですから,ここで相場観のようなものを書くとしても,それが当たる確率は1/2,つまり,上がるか下がるかなので,ランダムにてきとーなことを言ってるのと大差ないわけです(でももちろん,世の中の動きはつぶさに見てますから,東京オリンピック招致のときのように見事的中することもあるわけですが,そんなことはしょっちゅうあるわけではありません).

 でもそれでも儲かるのだとしたら,重要なのは,負けたと思ったときの逃げ足の速さと勝馬に乗り換える身軽さ(「騙し」に会ったら負けを素直に認める),逆に勝ったと思ったときは,しつこく粘って大勝ちするしぶとさで(大きく動いた流れは急には変わらない),ちっちゃくたくさん負けて,大きく勝つというのは,人生とよく似ていて面白いです.

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15d
[]
(経済)

 異次元?の金融緩和で国債を大量に買い続けている日銀ですが,とうとう昨日は,『2000年12月以来約13年ぶりに、満期10年の国債(333回債)の売買が成立せずに値がつかず、市場価格をもとに算出される長期金利が決まらなかった』そうです.こんなことしてて大丈夫ですかね?

 商いが薄い中,(本来は株価が上昇して下がるべきだった)国債価格が暴落して、金利が急上昇して,日銀,即ち,日本という国,即ち,日本国民が巨額の負債を抱える,なんてことになりませんかね? もっと具体的に言えば,日銀が買って買って資金力がなくなってきたところで,海外のヘッジファンドの格好のターゲットになりませんかね?

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15e
[]
(日記)

 右脚太股の付け根痛で,歩くと悪化するのでとにかく安静ということで,今日は幸い講義とか会議とか大学での予定もなかったので,ずっと家にいることにしました.整形外科に行こうかとも思ったのですが,昨日よりは少しよくなった感じで(家の階段で試したら右脚で昇っても大丈夫だった)安静を優先させました.

 バドミントンはさすがに無理なんで,強化合宿も終わったし練習もお休みにしてもらいました.強化合宿の選考試合なんですが,結果は全勝で.練習やいろんな取り組みの成果が出てほんと嬉しいです.先週,ちょっと無理して練習に行ったんですが,その甲斐があったというものです.

 でもずっと安静と言っても,結局一日中いろんな人とメールのやりとりをしてずっと仕事してたような感じです.今日来たメールと返事を出したメールを合わせると100通以上です.一体なんなんですかね.でも見方を変えると,ノートPCさえあれば,どこにいても仕事できるってことですね(それもどうかと思うが).

 でも,とにかく痛みが治まるまでは安静第一なんですが,体を動かさないと体調が悪くなるのが心配です(もうちょっと悪くなりかけてる).なんとか今週中くらいに歩き回れるくらいにはなって欲しいです.

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4/17'14
[信頼]
(世の中)

 この話題が多くなってしまうのは全く以て不本意なのですが,小保方さんの共著者で理研の上司に当たる方が会見されたそうで,彼は,研究ノートをもってきて見せろと言える立場になかったとか言ってるみたいで,それに対して理研の管理体制はどうなってるんだ?という論調みたいです.はぁ?

 小保方さんは,もう一人前の研究者(だった)わけですよね.だったら,実験データをしっかり管理するとか,論文にコピペした文章は載せないとか,画像は加工しないとか,そんなこと当たり前の話じゃないですか.そんなことまで上司が管理しろということなら,それこそ付きっきりで見ていないといけなくなってしまって,仕事になんかならないでしょう(でも,これだけの大不祥事ですから,上の人間は,何らかの責任はとらざるを得ないでしょうね.それが仕事みたいなもんですから.ほんと偉くなんかなりたくないものです).

 そもそも,今回の件に限らず,会社でも大学でも,部下や学生をある程度信頼して,仕事を任せなければ,人なんか育ちませんし,上からがちがちに縛られるのではなく,ある程度現場の判断で自由に仕事ができなければ,本人もやる気になんかならないでしょう.

 今回の事件をきっかけとして,組織内の管理体制?が問われるようなことなれば,たった一人の大馬鹿者のためにますます生きにくく効率の悪い社会になって,研究活動は著しく停滞することになります.それは,たとえSTAP細胞を発見したことがほんとだとしても,その何万倍もの悪影響を社会に与えた,ということになります.

 それにしても,彼女がそんな大馬鹿者であったにも関わらず,ここまで何とかやってきたということが私は不思議でしょうがありません.社会全体のことを考えて,何か対処すべきことがあるとすれば,STAP細胞がほんとにできてたかどうかなんかより,そっちの方が重要でしょう.

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17b
[ヒナステラのピアノソナタ]
(ピアノ)

 相変わらず弾く曲探し中ですが,とりあえずこれ弾いとこかな的にいくつかぱらぱら弾いてみたりはしています.で,弾く曲探ししてるうちにいろんな曲に出会うわけですが,ヒナステラの2番と3番のピアノソナタがアップされていて,久しぶりに聴きました.

 ヒナステラのピアノソナタ(の1番)のことを書いたとき,2番と3番はあんまり好きじゃないと書いたのですが,今聴くとそんなに悪くないですね.ていうか(臭みを消せる)演奏次第? 一応リンクを貼っておきます.

2番↓

 

3番↓

 

 でも両方とも譜面は既にもってて,ちょっと弾いてみたんですが,げべげべすぎでちゃんと弾く気にはならなかったです.ていうかグリッサンド痛すぎ(T_T).

 あと,1番の譜面付きのものもあったのでこれも(1楽章↓)

 

4楽章↓

 

 でも演奏は今一ですね.既に書きましたが,テレンス・ジャッドのものが秀逸です.これもあったので貼っておきます.

 

 この曲は,大学1年のとき初めて弾いて,それ以降,人前で弾いただけでも5回くらいは弾いてると思うのですが,最近は全然弾いてないので,聴くと懐かしいです.

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17c
[レジリエンス]
(生き方)

 レジリエンスって用語が流行ってる?みたいですね.もともとは,ストレス(応力)による歪を跳ね返す力といった意味で,心理学で逆境を乗り越える力,インフラや社会工学分野で,災害や金融危機などに対する都市や社会の強靱さという意味で使われてるみたいです.

 ここで言うのは2番目の心理学におけるレジリエンスで,?HKの番組でやってて,メンタルの強さで書いたこと,ほぼそのまんまだったんで,ほうと思った次第です.

 はっきりは憶えてないんですが,レジリエンスというのは,強靱な精神力をもってるということではなくて,楽観的に考えられることとか,自分に自信をもってることとか,感情の起伏が少ないこととか,(あとは自己効力感だったかな?)まさにここで書いたようなことでしたね.

 じゃあ,どうやったら楽観的になれて,自分に自信がもてて,感情の起伏が小さくできるかというと,一種の達観というか,冷めてるというか,世の中の問題に大した問題はないというか,まあいっか(^^;,というかそういうことじゃんじゃないかと思いますけどね.

 ですから,成功はするけど,それが幸福感に繋がるかどうかは,別問題ってことです.でも,成功せずに不幸だとそういうこともわかりませんから,一度そこを経験するかしないかは雲泥の差だとは思います.

 あと,感情の起伏をコントロールするために,血糖値の変動を抑えるように,3時間おきに少量ずつ食事するというのは,なるほどと思いました.体調もうまくコントロールできるかもしれません.でも実際にやろうとすると結構難しいかな.

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17d
[]
(日記)

 右脚の痛みですが,股関節ではないですね.太股の付け根に近いところの筋肉だと思います.この日一日安静にしてて,家の階段は昇れるようになったと思ったんですが,大学の階段はまだだめですね.

 でも,すこーしずつですが,確実に快方に向かってる感じはします.とにかくしばらくはできるだけ動かさず安静ですね.

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4/18'14
何か自分にとって一番大事なのか
(生き方)

 何か自分にとって一番大事なのかわかったような気がします(ちょっと物騒?な雰囲気).それが何かはここでは書きません(書けません)が,結果としての自分の行動を考えたら当たり前のことのような気がします.実際は,いろんな状況から一番大事なことを最優先できるわけではないのですが,第二の人生ということでそれが可能な状況にもなってきました.

 でも一番大事なことがわかったから,それを最優先して他を排除する,とはならずに,逆にそれ以外のことも一番ではない,つまり,二番,三番ということを認識すると,逆に,二番,三番ということでならやってもいいか,と思えるから不思議なものです.

 そして,上で「結果としての自分の行動を考えたら当たり前」と書いたのですが,これはどういうことかというと,結果が全て,ということです.つまり,自分に正直にやりたい,やるべきということをやればいいわけで,それは,その時々によって変化もします.

 ですから,今一番大事だとしても,これからずっとそうであるとは限らないし,今は二番,三番のものが一番になることだってありうるということです.

 つまり,自分の直感を信じ,原則としては,自然の流れに逆らわずにやって行くのですが,どこかで大きく舵を切ることがあるのかもしれません(ないのかもしれません).

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18b
[]
(生き方)

 と書いたのですが,もちろんそれだけじゃないですね.とにかくやってることが楽しくて楽しくてしょうがないときもありますし,根拠のない自信があってどんな逆境でもなんとかなるさと思えて頑張れるときもあります.

 でも,そういうのって若いときの特権で(でも逆に言えば,若いときにそういう経験をするかしないかでその後の人生で雲泥の差がつくことは言うまでもありません),それでずっと最後まで行くものでもないし,行くべきでもないと思うんですよね.

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4/19'14
[]
(生き方)

 何か自分にとって一番大事なのかわかったと書いたのですが,ちょっと違うかもしれません.自分にとって一番大事なことは,言うまでもなく「生き方」,つまり,どうやって生きて行くか,自分だけではなく周りも含めて気分よく生きて行くということです.

 そして,そのためにやることが「一番大事なこと」なんですが,それは時と場合によって違うわけで,だったら,何か自分にとって一番大事なのかわかったというより,その場その場で,やりたいことやるべきことをやればいいってことです.

 もちろん,そうも行かないのが(第一の)人生ですが,私は幸いもう第二の人生なので,それが相当程度可能なわけですが,もちろん100%そうなわけではないし,やりたいことやるべきこと以外のことはやらなくていいということでもありません.

 だから(まだ)ちょっとめんどくさいと思うこともあるのですが,それが一番ではないことを認識することで,逆にやってもいいかと思えるのが面白いというか,ポイントということでしょうか.

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4/20'14
[騙し合い]
(世の中)

 消費税増税に伴う便乗値上げがほんとひどいですね.でも気づいてない人は気づいてない感じがします.

 先日,野菜ジュースがちょっと安く売ってるなと思って買ってきてたんですが,今日,前の奴がなくなったんで取り出して手に持った瞬間になんか違和感が...ちょっと細い?

 で,よーく見てみると,内容量が激減してました.そして,腹立たしいことにパッケージとかはまーったくそんまんまで,裏に内容量を書いたちーーさい文字のところだけがこっそり変更されていたのです.

 買ったときは気づかなかったわけで,今日は,前の奴に続けてペットボトルを握ったから気づいたんだと思います.

 こういう「騙し合い」みたいなことが平気でまかり通るというか,ほんとひどい世の中になって来たもんだと思います.振り込め詐欺の被害もものすごいみたいですが,世の中がこんな感じじゃ,やってる方は,騙される方が悪い,くらいにしか思ってないわけで,世の中がこんなじゃ犯罪が減るわけありません.

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20b
[消費税が2回に分けてアップされるわけ]
(世の中)

 あと気になるのは,消費税が2回に分けて上げられることです.つまり,便乗値上げをする機会がまたあるわけです.ほんとは,1.08/1.05=2.86%,そして,1.1/1.08=1.85%値上げするのが筋ですが,3%,そして,2%値上げすると1.03*1.02=5.06%と本来の1.1/1.05=4.76%より大きく値上げできますし,実際は,それ以上の便乗値上げが行われるんだと思います.

 例えば,初乗り160円が今回170円に値上げされて,これだけでもう本来の値上げ率を大幅に上回っているのですが,次の消費税率アップのときにどうなるか,本来はもう値上げされないのが筋ですが,そうなるのかどうかですね.

 でもAベノミクス的に言えば,便乗値上げ大いにどんどんやってくださいということになります.それは,Aベノミクスというのは,まず大企業に収益をあげてもらって,その結果,給料がアップして,景気がよくなると言ってるわけですから,第一段階としては,国民を騙して便乗値上げしても大企業が儲かればOKなわけですからね.

 そう考えると,2回に分けた理由は,景気に配慮ということだけではなく,実は,企業に便乗値上げをする機会を2回与えたということかもしれません.そこまで考えてますかね? いずれにしても「騙し合い」といった低レベル,かつ,非生産的なことに間違いはないです.

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20c
[元気]
(生き方)

 まあいろいろ考えて,自分なりに納得というか,達観もしてきて,実際幸せなんですが,あんまり元気が出る感じはしませんね.感覚的には,セロトニンは出てるけどドーパミンは出てない感じでしょうか.

 でもこれでいいんでしょうし,これでいいと思えることが仕事が定年でクビになった以降の生き方への「適合」なんだと思います.つまり,だんだん準備ができてきたということですね.

 でもどうなんですかね? そもそも元気が出るってどういうことでしょうか? 

 もう第二の人生ということで,何でもありなんですが,そういう0ベースで考えたとき,今やってる仕事のうち,研究(ただし,雑事が増えすぎてもう自分で研究することはできなくなったので,せめて学生達を指導しながらの研究活動)は続けていきたいと思いましたし,元気も出ました.でも残念ながら,それは定年までの話です.そう考えると,元気も出なくなる.

 つまり,元気を出したいのであれば,それに代わる何かが必要ということで,それは,お金にならなくても,社会から必要とされなくても評価されなくても構わないのですが,それはまだ見つかっていない,これから探していくということでしょう.

                 -----------------------------------

4/21'14
[今]
(生き方)

 じゃあ,(リタイア後)具体的に何をやるかですが,既にいくつか考えていることはあります.でも,それが(リタイア後に)やりたいことやるべきことだとしたら,既にどこかで書きましたが(私の場合)やるのは「今」です.

 だって,ほんとにやりたいやるべきなのなら「今」やりたいはずで,リタイアまで待てるのならそんなにやりたくないってことでしょうし,これから平均余命の30年あるいはそれ以上生きる(生きてしまう)としたら,もう定年前より定年後の方が長いわけですから,さっさとそちらに軸足を移す方がトータルとしては,よりよい第二の人生になるからです.

 そうすると,何が一番重要か的に言えば,今やってる仕事ではなく,リタイア後にメインとしてやっていくこと,ということになってしまうのですが,一方では,定年でクビになるまでは,研究(学生達を指導しながらの研究活動)はできるわけですから,それは純粋にやって行きたいと思います.ていうか,もし定年なんかなければ死ぬまでやって行きたいです.でも社会がそれを許してはくれない.

 と,なかなか悩ましい状況なのですが,ここまで来ると私の中での結論ははっきりしていて,それは「ほんとにやりたい,やるべきなのなら全部やる」です.そして,これまでもそうしてきました(大変だったけど).

 ですから,これまでと同様に,これからも超欲張りにそうして行くんだと思います(もちろん,歳はとるのでその辺のところは気をつけて).でも,今やってる仕事ができるのは,定年までなので,定年後にメインになることの比重がだんだん大きくなってくるのは仕方ないですし自然の流れでしょう.

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4/22'14
[ハードルを下げる]
(生き方)

 上で書いたことは,その通りだと思うのですが,じゃあ,リタイアしてからとかじゃなくて今何がしたいの?ということになるわけです.そして特に何も...となれば,ある意味「ずるずると」今の仕事を続けることになり,そうすると,定年で仕事を奪われた後に待っているのはハードランディングでしょう.

 ですから結局は「やりたいこと探し」が続くわけです.それはこれまでもそうだったし,だからこれからもそうということなんですが,これまでとこれからでは条件が大分違ってきます.

 1つは,これまでは食べて行くために仕事をしなければなりませんでしたが,これからはそうではないというある意味「過酷な」条件の中から選ばないといけません.つまり,それをやらなくても食べては行けるという条件でもやりたいことですから,よっぽどやりたいことでないといけないわけです.これはかなりハードルが高いです.

 もう1つは,やはり歳をとって衰えていくことでしょう.(多少)やりたいと思っても体がしんどければ,まあいいやと思っちゃいますよね.例えば,明日スキーとかゴルフに行こうと思ったとしても,朝起きたとき体がしんどかったら(仕事のように行かなくてはいけないということはないので),今日はいいやと思ってしまうかもしれません.

 1つの方法としては(既に書きましたが),やらなくてはいけない状況を作るということでしょうか.例えば,スキーとかゴルフなら誰かといっしょに行く約束をしていたら,朝起きたときしんどくても行かなくてはなりません.そして,頑張って行けば楽しいに決まってます.

 もう1つの方法としては,ハードルを下げる,つまり,そういうものをやるということでしょうか.例えば,去年から始めた身の回りのことをやるということは,今でもやってますし,これからもずっとやって行けると思うのですが,それは,やらなきゃいけないことということや,自分の身の回りのことくらいは自分でちゃんとやるということが気持ちがいいということもありますが,(仕事に比べれば遥かに)ハードルが低いということはあります.

 例えば,買い物,食事の準備,後片付けや洗い物は,それなりに面倒ですが,たった一人分で,このくらいのハードルなら越えようという気になりますし,時間的幸不幸相対論的に言えば,「解除できる不幸に一時的になるのに」ちょうどいいです.

 つまり,去年,身の回りのことをやる,という「新規開拓」をしたように,これから少しずつ,そういうものを「新規開拓」して行けばいいってことでしょうか.

 例えば,ピアノを弾くのは大変ですが,音楽鑑賞ならぐっとハードルは下がりますよね.自分で文章を書くのではなく,人が書いたものを読む読書もそうです.研究だって,単なる勉強の方が楽でしょう.

 でも問題は,やっぱりそういうものをやりたいと思うかどうかですね.つまり,やりたい度とハードルの高さのバランスが重要ということで,これまでは,やりたい度重視だったけど,これからは,ハードルの高さ(低さ)もかなりの割合で考えて行かないといけないということでしょうか.

 でも,音楽鑑賞なんかより自分で演奏した方が断然楽しいし,それは文章を書くことだって,研究だってそうです.

 ですから,やりたい度重視は変わらないとしても,これからは,やらなくても食べて行ける,歳をとって衰えていくことを考慮して,ハードルの高さ(低さ)も考慮していく,ということでしょうか.

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4/23'14
[(究極的に内的熟達的な)生き方]
(生き方)

 「生き方」と称していろんな記事を好き勝手に書いてますが,言うまでもなく対象は「私の」生き方です.もちろん,他の人が読んで参考になることも多いとは思いますが(そうだといいのですが),客観的に見れば,世間一般からは,相当乖離しているのでしょう.でもサイレントメジャーじゃないですが,私みたいに考えてる人って,実は結構いるんじゃないかとも思うんですよね.

 例えば,「一人時々みんな」とかどうなんでしょうか? 私は基本的には一人が好き,でもずっと一人は嫌で,時々,自分の都合がいいときだけ,限られたわかり合える友人や家族と会うとか.私の周りには,同調してくれる人は結構います.

 あるいは,このサイトを読んでいただければわかるように,私は,仕事以外にいろんなことをしていますが,なんだかんだ言ってもやっぱり「仕事人間」です.でも世間一般からすると,仕事なんかより家庭の方が大事という人の方が多いんですよね?

 あとは,お金ですかね.必要以上のお金は要らない,余計なお金を稼ぐ暇があったら,お金になんかならなくてもお金で買えない価値のあることがしたい,というのも世間一般から見たら相当変わってるのでしょう.

 そして,そもそも「生き方」について,こんなに考えて,文章にまでしている人もそうはいませんよね.

 でも,そういうふつーの人は,このサイトなんか読んでないでしょうし,たまたま読んだとしても「なんじゃこりゃ」でしょう.でもだとすると,今この文章読んでるあなたもふつーじゃないってことですかね(^^;?

 でも,こういう生き方,特に,仕事人間である私が定年で仕事を奪われようとしている状況を前にして,これからどうやって生きて行くかについて,考えれば考えるほど,ふつー,即ち,人類が繁栄するためのプログラムからますます乖離してきて,どんどんおかしくなる世の中やめんどくさい無用な人間関係とは一定の距離をもって,極端に言えば仙人のような生き方がしたいと思うようになってきました.

 もちろん,人との繋がりを排除するということではなくて,でも,人間関係は,ほんとにわかり合える限られた友人達や家族との繋がりだけの「一人時々みんな」でいいし,そのためには,基本的に「一人でも大丈夫」になりたい,ということでしょうか.

 そうすると,最後は,究極的に内的熟達的な生き方になってくるんだと思います.

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4/24'14
[]
(日記, このサイト)

 昨日は,朝からずっと会議で,夜は専攻の新人歓迎会でした.あれだけ多くの専攻の先生方が一度に集まった飲み会は久しぶりじゃないですかね? みんないろいろ思うところがある?(のだといいのですが)

 いろんな話ができてよかったのですが,I部先生が,彼の研究室の学生達がこのページを読んでいるみたいで,私が病気なんじゃないかと心配するので余計なことは書かない方がいいのではないかと言ってくださいました.ありがとうございます.

 ただ彼は,このページが,例えば私の講義をとると,否応なしに見えてしまうというようなことを言っていましたが,そんなことはないです.だから,学生達がわざわざ見つけて読んでるんだと思います(この記事も読んでる?).

 で,話を戻すと,最初はよく意味がわからなかったのですが,どうやら体調のことのようです.それなら(事実なので)しょうがないですね.でも,これも何度も書いてますが,どんなに体調が悪くても,ちゃんと仕事はしてますし,学生達には一切迷惑はかけてないし,それこそここで余計なことを書かなければ,何もわからないでしょう.

 で,学生達が心配するから書かない方がいいのかということですが...よくわかりません.でも自分の研究室の学生ならともかく他の研究室の学生なら別に関係ないような気もします.自分の研究室の学生も,全く迷惑はかけてないどころか,普段の私を見てるわけですから,このページには体調が悪いって書いてるけど,全然元気じゃんって思ってるくらいでしょう(だって,体調不良で休む学生はいっぱいいますが,私は休んだことないですからね).

 だから,しんどいしんどいと言いながらめちゃめちゃ頑張ってるというのが実態なわけです(でももうほんと歳なんで,そんなのやめた方がいいと思うのですが).じゃあ,しんどいしんどいとか泣き言言わずに黙ってやれよ,ということになるんでしょうが,それはちょっとしんどいですねー.ここで書いてストレス発散して肉体的精神的バランスをとってるってところはありますからね.

 あとは,例えば,私の研究室に来ようと思ってる学生がいて,このサイトを見つけて,先生調子悪そうだからやめとこうかなって思いますかね? それもよくわからないです.そして,わからないのなら,そんなこと気にしてもしょうがないですし,必ず生身の私には会うわけで,会ってみたら全然元気じゃんってことはわかるはずです.

 だから,結論的に言えば,ここでほんとのことを書くことはやめないんだと思います.もし何らかのデメリットが私にあるとしても,それはそれで受け入れるということですし,それは,そういうデメリットよりこのサイトにほんとのことを書くことの方が私にとって大事ということなのでしょう.

 でも思ったことは,I部先生は,学生達から間接的にきいてるわけで,それだと印象的には大分違って伝わるのではないかと思いました.つまり,学生達は実際はそんなに心配してるわけじゃないけど,間接的に伝わったI部先生の方が却って事態を深刻に受け止めてしまうこともあるのかな,ということです.

 なお,私が病気かどうかですが(既に書きましたが),いくら検査しても何も悪いところはないので,病気ではありません.ただ,テストステロンの値が少し低いということで,半年くらい前からある食材を摂り始めてからは,少なくとも仕事のない日は一日中横になってないといけない,ということはなくなりました.

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 あと,(このサイトをよく読んでくださってる)F野先生が,最近の記事を読んで,私がほんとは地震防災の仕事をしたいと思ってる,と言ってくださったのは,嬉しかったです.というか,気づかされました.

 話しているときは,そんなことないって言ったんですが,彼にそう言われて,後からいろいろ考えたら,やっぱりそうなんだろうなと思いました.

 でも,そうだとしたら,状況はもうかなり厳しいです.(それこそこんなこと書かない方がいいんでしょうが)ほんとどこかに地震防災の仕事できるところないでしょうか?

 ただ,ここでは書けませんが(つまり,ここで書くことに偽りはないが,全てを書いてるわけじゃない),今の状況で何とか学生達と楽しく仕事をして行く「作戦」はいろいろ考えています.ですから,研究室の学生達は何も心配することはないですし,それは,これから来ようと思ってる人もそうです

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4/25'14
[有名]
(世の中)

 家のハードディスクレコーダーがいっぱいになってきたので,整理していて,むかーし一応撮っておいて見てないものが出てきたりしてるのですが,2年前のプロフェッショナルの高倉健スペシャルというのがありました.なんで見てなかったのかわかりませんが,多分興味がなかったんでしょうね.

 で,ご飯を食べながら退屈しのぎに見ました.意外だったのは,彼って普段はとてもおしゃべりなんですね.でもやっぱり格好いいし,とても81には見えなかったです.あとは思ったのは,大スターって大変だなー,有名にはなりたくないなー,つまり,有名にならないといけない仕事はしたくない,そういう仕事でなくてよかったなー,ということでしょうか.

 これも何度も書いてますが,いい仕事をすることと有名になることは基本的に全く関係ありません.でも,芸能界とかスポーツの世界だといい仕事をすると有名になることは避けられませんよね.

 研究者もそうじゃないの?と思う人もいるかもしれません.もちろん,その業界では(それなりに)有名にはなりますが,世間一般にまで知られるようになるには,メディアにいっぱい出るとかノーベル賞もらうとかしなければ大丈夫でしょう.そして,メディアにいっぱい出ることといい仕事をしてることは全く関係ありません.

 あとは,あそこまでカリスマ的大スターになってしまうと,周りもみんなそう扱うわけですから,やっぱり大変で,なりたくないなーと思ってしまいます.ビートたけしさんが言ってましたが,まさに孤独なんだと思います.ちなみに,私は「一人時々みんな」主義(とうとう主義が付いちゃった)ですが,一人と孤独は全く違います.そもそも「時々みんな」ですしね.

 あと思ったのは,有名ってなんだろう,ってことですかね.私はもちろん高倉健さんのことを知っています(顔と名前が一致します)が,彼が出た映画は一本も観たことがありません(私は映画をほとんど観ないので).ですから,彼の演技がどうこうとかもわかりません.でも知ってる.これってどういうことですかね?

 結局,メディアとかそういうものを通して「人づて」に見聞きしてるだけってことですよね.だから,有名とか言ったって,所詮はそんな程度のことなんだと思います.

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25b
[TPP]
(世の中)

 結局,日米共同声明までに大筋妥結もできなかったTPPですが,どうなりますかね? でも,オバマさんが言っていた,自国の市場を開放しないで,相手国にそれを要求するのはおかしい,というのは,その通りだと思います.客観的に見ても,日本の関税のかけ方に理不尽なものはあるし,とても閉鎖的な国という印象は拭えません.まあ所詮島国根性ですからね.

 そもそも,聖域を設けて一部の製品には関税をかけるということ自体,TPPの考え方に反するわけで,今のようなことになるのならTPPになんか参加しなければよかったということになります.でも国際社会でやって行くのなら,そういう選択肢はなかったでしょうから,結局は(既に書きましたが),日本の農業を守るのなら関税とは違った形でやるしかないでしょう.

 例えば,農家の皆さん,いざというときのために大事な食料を生産してくれてありがとうと国民が思うのなら,お礼として給料を払う(補助金を出す)ということですし,財源はどうすんだ?ということなら,増税するしかないでしょう.つまり,日本国民が自腹を切ってまで,食糧自給率を守りたいと思うかどうかということです.

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25c
[GW]
()

 ゴールデンウィーク始まるんですね.このサイトで私はGWが嫌いと散々書いてきましたが,ここ1,2年で大分印象が変わってきました.というか,GWが嫌いなんて言ってられなくなりました.だって,仕事をリタイアしたら毎日がGWなんですからね.つまり,GWを楽しく気分よく過ごせることが問われるわけで,もちろん,今はいつも通り普通に仕事をすればいいんですが,リタイア後は,そういうわけには行かないので,そういう「練習」をしとく必要もあるということです.

 もちろん,いろいろ予定を入れればいいんですが,GWに出かけても人がうじゃうじゃいるだけだし,リタイアしたら毎日がGWということは,毎日予定を入れるわけにもいかないので,要は,仕事をしないで,特に予定も入れないで,楽しく気分よく過ごす「練習」をするということです.

 あーでも,世間が休日か平日かによって,いろんな条件が違う(例えば,外が人で混んでるかとか場が立ってるかとか)んで,GWで「練習」するのはちょっと違うかもしれませんね.

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4/26'14
[]
(日記)

 GW初日ということですが,今日はまだいつもの週末って感じですね.それに「練習」と言っても,こんな感じで,過ごせばどうということはありません.まあ今は,午前中家でゆっくり過ごして,午後からのんびり大学に来て,夜はいつも通り過ごせばいいわけですからね.ですから,リタイアするまでに「午後を過ごす家以外のどこか」を作っておくということでしょうか.

 問題は「これでいいと思えるかどうか」ですが,昔に比べたら大分そう思えるようになってきたような気もします.もう大分「準備」ができてきた,というか,いろいろあきらめ始めてるんでしょうか?

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26b
[]
()

 「お金」なんですが,要は,これまではやりたいことを仕事にすることができて,何も考えずただやりたい仕事をしていればよかったということなのでしょう.でも定年が見えて来て,それ以降のことを考えると,年金だけでは全然足らない.

 世の多くの人は,家を買ったり,貯蓄したりしているわけですが,そう意味では,私も(世の多くの人に比べれば)全然大丈夫なんでしょうが,何度も書いているように重要なのは,やはりキャッシュフローです.

 ですから,大学時代にやりたいこと探し,即ち,何を仕事にするか模索したように,今まさに仕事をリタイアしてから何して退屈しのぎするか,どうやってキャッシュフローを得るかについて考えて行けばいいのでしょう.

 その2つを同時に得られるのが仕事ですから,何か今の仕事に代わる仕事を始めるのも一つの方法でしょうし,それぞれ別のことでもいいのでしょう.

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4/27'14
[やりたいことがないのなら]
(生き方)

 定年で仕事を奪われる,でも仕事以外にやりたいことがないというのなら,まず「やりたいことを探すこと」をやればいいんでしょう.やる気にならないときは,気力を振り絞って頑張るより,まずやる気を出すにはどうしたらいいかを考えた方が急がば回れ,というのと似てますね.

 更に私の場合は,もう無理して体を壊してまで働かなくてもいいのですから,その都度その都度,気力体力とハードルの高さのバランスポイントを徐々に修正しながらやって行けばいいんだと思います.つまり,体調が悪ければ無理せず休めばいいってことです.そして,それが結果的に仕事も含めて「結果最大」に繋がると思います.

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27b
[ライオンズとホークス]
(野球)

 私は福岡出身で,ライオンズが1978年まで福岡にフランチャイズを置いていてこともあり,小さい頃からのライオンズファンですが,ホークスが福岡に行ってからは,福岡の人達がみんなホークスファンになってしまって残念ということを書いてきました.

 でももし,私がずっと福岡に住んでいれば,やっぱりホークスファンになっちゃう(ならざるを得ない)と思うので,まあしょうがないんですが,私は福岡に帰る気はさらさらないので(別に福岡が嫌いなわけじゃなくて,ていうか大好きですが),平然?とライオンズファンを続けているわけです.

 でも,ライオンズとホークスですが,1982〜92年のライオンズの全盛期はともかく,ここ10年はちょっと押され気味です(非常にわかりやすい図があったので掲載↓),

 ライオンズ↓

 ホークス↓

 でもこうして見てみると,ライオンズの1982〜1992年の全盛期はやっぱりすごいですね.11年間で8回日本一で,1989年のブライアントの3連発がなかったら1994年まで入れれば,パリーグ10連覇!でしたから,巨人のV9を越える可能性もあったわけです.

 で,ライオンズとホークスに話を戻すと,ここ10年を比較すると,戦績的には思ったほど変わらないですね.ほぼ互角? でも戦力補強的,もっと具体的に言えば,チーム別年俸ランキングでは,ホークスが12球団中3位で,ライオンズは8位ですから,そういう中でライオンズはよくやってるってことでしょう

 戦力補強的ということでは,時代背景みたいのはあるでしょうね.というのは,ライオンズの全盛期というのは,いわゆるバブルの時期とだいたい重なっていて,当時はオーナーの堤義明さんが西武王国を築いて,総資産額で世界一となったこともありました(その後,総会屋事件や証券取引法違反などで,西武は上場廃止に追い込まれるが,先日,再上場を果たした).

 そして今は,ホークスのオーナーは,時代の寵児的存在の孫正義さんで,総資産額は日本一だそうです.うーん,結局,お金ってことなのか,そんなこともないのか.いずれにしてもライオンズに頑張って欲しいのですが,今年は相当厳しい感じですね.

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4/28'14
[]
(世の中)

 小保方問題(断じてSTAP細胞問題ではない)ですが,理研の調査委員会委員長の過去の論文に画像の「切り貼り」があったということで,辞任したそうです.小保方さんの弁護士は,鬼の首を取ったようなコメントですが,彼がやったから小保方さんもOKとならないのは言うまでもありません.つまり,「全く関係ない」ということです.もし調査委員会委員長の人がやったことが小保方さんと同じ「捏造」に当たるのなら彼も研究者としては終わりでしょう.

 ただ,ここまで来るとまさにもうワイドショーネタで,小保方サイドが問題を「画像の切り貼り」という一般の人が同じイメージをもってしまう1つの言葉に矮小化することで,理研に対して事を優位に進めようとしているのは明らかで,要は,「仕掛けた」ということかもしれません.ほんと非生産的でしょーもないことだと思いますけど,研究者生命を絶たれる方は生き残りに必死で揚げ足取りでも何でもするということでしょうか.

 でも問題は,小保方vs理研などではありませんし,何度も書いているように,STAP細胞が実際にできてるかどうかも関係ありません.実験データを意図的に加工するような人間は,研究者として失格,即ち,即退場,ただそれだけです.当たり前の話です.

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28b
[冗談じゃない]
(世の中)

 何とiPS細胞の京大の山中さんまで過去の論文の画像の疑義を指摘され,お詫び会見まで開いたそうです.一体どうなってるんですかね? 彼は今,日本の研究に対する信頼が損なわれてきていると言ってましたが,冗談じゃない,いっしょにしないでください(でも有名になっちゃうとほんと大変ですね,同情はします).

 もう大分前(1970年代後半)ですが,当時芸大教授でヴァイオリニストだった海野義男が受託収賄罪で逮捕され,ヴァイオリンを弾く人間はみんな悪者にされて,地下鉄でヴァイオリンケースをもってるだけで,小学生の女の子まで罵声を浴びせられたというとんでもないことがあったことを思い出しました.

 しかしながら,研究プロジェクトは,ますます大規模化,かつ,分業化してますから,意図的な捏造は問題外としても,単純ミスを防ぐのは,非常に難しいのも事実です.いくらなんでも指導教員が学生が作ったプログラムの隅から隅までチェックするのは不可能です.

 でも,どんな論文でも重要なのはその再現性ですから,おかしな結果を載せて,それが再現しなかったら,論文の著者の信用は一気に失われ,事実上,研究者生命を奪われるのは必然の流れでしょう.

 世論?は,研究者は,これを機会に襟を正して,しっかり証拠となる記録を残しておくことが求められるという風潮ですが,対外的には「論文が全て」なんだと思います.つまり,ここはおかしいから,証拠のデータを出せ,と言われた時点で,その論文は不完全なものということです.

 これをいい機会として,というと語弊がありますが,今こそ,なんでこんなことになってきたのかをしっかり考える必要があるでしょう.そしてその背景に,激烈な競争をさせることで研究成果を出させるという知的探究に全くそぐわないやり方,すぐに役に立つものばかりを求める悪しき風潮,研究費獲得競争,そして,人を信じないでみんなが自己保全に走っている世の中,ぎすぎすした効率の悪い社会があることは明らかでしょう.

 でも残念ながら,世の中は,Aベノミクスを始めとして,これらをますます助長する方向に進んでいます.そして,当分は,その流れは変わらないでしょう.これではみんな自己保全に走るのは当たり前です.一体どうなってるんでしょうか?

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28c
[どーでもいい]
(世の中)

 いろいろ批判的なことを書いていますが,要は,世の中や社会だけではなく,学術の世界も残念ながら研究者の著しい(成果出すとかいう以前のもっと本質的な)「劣化」が進んで来ているということなのでしょう.

 でも,なんかどーでもよくなってきました.私には関係ないことですからね.世のため人のため,ノーベル賞をもらうため,地位と名声を得るため,お金儲けのために研究したい人は勝手にそうすればいいでしょう.

 私はそんなことには目もくれず,自分がやりたいこと,やるべきと思うことを,(どんどんおかしくなる)世の中や社会の評価なんか全く意に介することなく,学生達やいっしょに仕事をしてる研究者達といっしょに楽しくやって行きますよ.そしてそれが「結果的に」世の中の役に立つと信じています.

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4/29'14
[背に腹は]
(世の中)

 なんでこんな世の中になってきてしまったか,ですが,いろんな要因があると思います.

 人口増加や経済成長が止まった状況に対応できず,一方で,途上国の経済成長が始まって,今まで日本などの一部の先進国が独占してきた地球上の資源を再分配する必要が生じ,中央政府の無策により国は莫大な借金を抱え,少子化が進んで高齢化社会にまでなってきました.

 こんだけ厳しい状況が重なれば,みんな余裕がなくなっていっせいに自己保全に走ってしまうのは当然の流れです.そうすると,ものすごい競争,騙し合い,足の引っ張り合いによる激烈な二極化が進み,どんどんぎすぎすした非常に効率の悪い社会になっていきます.そして,それをコントロールすべき中央政府がAベノミクスのようなそれを煽るようなことばかりしている有様です.どうしましょうか?

 再三書いているように,もうこの流れは誰にも止められないでしょう.さすがにもう「やっぱり2020年の東京オリンピックは辞退します」とは言えないでしょうからね.ですから(残念ながら),もうこの状況でやって行くしかないんだと思います.つまり,自分の身は自分で守るしかないってことですね.

 私に関して言えば,もう第二の人生で,これから悲惨なことになっていく世の中からさっさと離脱することも考えられるのですが,よく考えたら,定年で仕事をクビになってキャッシュフローを失うという状況は,これから厳しい世の中を生きて行く若い人達よりシビアなのかもしれません.

 でもそう考えると,何とか生き残ってやろう,生き残るどころか逆にうまく波に乗ってのし上がってやろうと燃えてくるものです.でもこれって結局,ここでえらそーなこと書いてても,私も結局自己保全に走るしかないってことなんですが,それがどうしたと開き直るとこれまた逆に気楽で幸せにさえなってくるから不思議なものです.

 でもこうして,ますます世の中どんどんおかしくなって行くんでしょうね.でももうほんと背に腹は代えられなくなってきたと思います.

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29b
[]
(日記)

 今日大学に来る途中のところで工事が始まっていました.昔駐車場だったところで,ずっと前から「ヨークベニマル」ができると掲示が出ていたのですが,やっと始まったってことですかね.看板を見ると「ヨークタウン」と書いてあって,こうしてみるとかなり広いですね(向こうの方に見えるのは多分建設中のマンション).

 センターからの帰り道の途中にあるし,家から近いし,ちょっと便利になるかもしれません.でもこのくらいの広大な土地がセンター近くに(なぜか)まだゴロゴロありますから,うまくやれば結構住みやすい街になるんじゃないですかね?

 ついでに新種?発見↓?(40種類目くらい?)

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29c
[これでいいと思えばそれでOK]
(生き方, 日記)

 どーでもいいとか,もう背に腹は代えられないとか考えると,意外なことに,結構気分がいいというか,すっきりした感じでちょっと驚いています.まあたまたまそういう周期なのかもしれませんが.

 でも,いつもならものすごく調子が悪くなるGWも,普通に気分よく過ごせているし,いろいろ不満というか,おかしいと思うことがあったとしても,まずは現状を受け入れて,その中で(でも世の中に迎合することなく)やって行けばいいのでしょう.

 これまでずっと,このままじゃだめだ,もっと頑張らなくちゃと思ってやってきたのですが,50,即ち,体の耐用年限を過ぎ,無理して体を壊してまでやるべきことじゃないのなら,別にこれでいいと思えばそれでOKなわけです.

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29d
[さらばfirefox]
(PC)

 私はブラウザはずっとfirefoxを使ってきました.理由は,IEが嫌ということもあるのですが,タブグループマネージャーというアドオンがあったからで,でも,既に書きましたが,このアドオンは,途中からfirefoxのバージョンアップに対応しなくなりました.

 それでもこのアドオンを使うために,firefoxをダウングレードしてまで使ってきたのですが(そのくらい必須),今日,IEの脆弱性の報道でfirefoxの旧バージョンを使うこともまずいことに気づきました(やっぱり結構間抜け).

 でも,タブグループマネージャーに代わるアドオンを探したのですが,どうしても見つかりません.で,ブラウザを変える,具体的には,クロームはどうかと考え始めました.過去に何度か乗り換えを考えたこともあったのですが,当時は,タブグループマネージャー的な機能はなかったと思います.

 で,今日探したら何とかありました.Session Buddyというものです.これとMaximize Assistantを組み合わせれば,タブグループマネージャーと同様のことをやることができます.ということで,ようやくクロームに乗り換えることができました.

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4/30'14
[やるべきこと,やりたいこと,やれること]
(生き方)

 要は,自分が考えることを信じ,やるべきこと,やりたいこと,やれることのバランスを考えてやって行けばいいのでしょう.

 やるべきことに関しては,社会や大学,あるいは,学術の世界もどんどんおかしなことになってくる中で,何が正しいのか,何をすることが一組織や単なる自己保全ではなく社会全体の利益に繋がるのかをしっかり考えることが肝要でしょう.

 やりたいことに関しては,自分に正直に,というとプロトタイプな言葉になりますが,まさにそれでいいんでしょうし,幸いこれまである程度仕事はできたと思いますし,社会や大学が理不尽な要求をしてくるようになってくる中,これまでより(多少)わがままになってもいいんだと思います.

 そして,やれることについては,歳をとって衰えていく中で(あまり)無理しない,そうした方が結果的にいい結果に繋がるということでしょう.

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