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8/1'11
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(日記)

 また出てきた湿疹ですが,皮膚科に行って,強い薬に戻して塗っていたら大分おさまってきて,ようやく半袖もなんとか着れるようになってきました(最近,涼しいが).でも,問題はここからですね.ここで手を緩めるとまた復活しそうな気がします.実際,またちょこちょこ出てきました.今度は出た途端に叩くという感じでやってますが,一生薬を塗り続けるのは嫌なので対策を考えて行こうと思ってます.

 体調に関してもあんまりよくはないのですが,何とかこの位で底を打ってくれればと思います.もうとにかく何とかつき合って行くしかないですね.

 ついでに,最近の様子をざっくり書いておくと...

 仕事は,まあ普通にやってます.震災直後のばたばたや,あっちこっちでしゃべるとかいうのは,大分おさまってきたのですが,頼まれた原稿や報告書の〆切がやってきたり,査読論文が返ってきたりして,なかなか今回の震災で見出した新ネタにとりかかれない状況です.でも,遅くとも10月〆切の地盤震動シンポには出したいと思っているので,夏休み中には目処をつけたいです.

 「あること」に関しては,目処が立つ立たないというより,何とかやって行きながら,これも研究テーマの1つとして検討していく,これもある意味つき合って行くということかなと思います.

 ピアノは,あんまり弾けていなかったのですが,ピアノプロジェもあるし,週数回,30分ずつくらいは弾くようにしています.

 バドミントンについては,トレーニングは,体調も悪いし暑いし全くできてません.でも,練習で,この辺で始めた「意識するポイント」をとにかく意識するようにしています.これがしっかり意識できたときは,パフォーマンスが劇的に変わるのがわかります.つまり,これが安定してできさえすれば,劇的に強くなるということです.

 ただ,悲しいかな,長くやってると「分母」が大きく,「無意識に意識」までなかなか行きません.でも,これは,とにかくやり続けるしかないですね.これをいつもやるには当然フィジカルが必要になるので,無意識に意識できるようになったときは,トレーニングが必要になると思います.涼しくなってトレーニングできるようになる頃までにそこまで行けばいいなと思いますが,相当時間がかかりそうな感じはします.

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8/3'11
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 と書いたのですが,意外と早いかもしれません.最近の練習なんですが,意識すべきことをしっかり意識してしっかりそのようにプレーできれば,劇的にパフォーマンスが上がることは既に書きました.

 そういうプレーができると,私自身のパフォーマンスが上がるのはもちろんですが(気のせいかもしれませんが),相手が勝手にミスするし(ほんとうまく意識してプレーできたのに勝手にミスしないでよーと思うくらい),ダブルスならプレーしやすくなってパートナーのパフォーマンスも上がるような気がします.そのくらい劇的に違います.

 でも,最近,時間が経つに連れてパフォーマンスがどんどん落ちていくんですよ.この原因が時間が経つと,意識できなくなっていくのか,意識すべきことを意識したプレーに必要なフィジカルが足りないのかは,まだわからないのですが,練習が終わって帰ってくると,最近はもうへとへとです.

 今までは,練習の後,シャワーを浴びて(そこでアイデアが浮かぶことも多いので)一仕事できたのですが,今はとても無理です.疲れが翌日まで残ることも多いです.

 で,どうするかですが,できないことを無理してやろうとしても長続きしないので,暑くなってやめていた「トレーニングではないこと」は再開しようと思います.

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8/4'11
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 今,仕事で東京に行く電車の中ですが,なんかめっちゃ疲れています.見上げると,「がんばろう!日本」って書いてあります.めっちゃうっとーしーです.

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04b
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 これからどうして行こうかな,と考えることは何度か書きました.仕事や研究がメインではありますが,とにかく(生きていくのであれば)生きていくという範囲では,何でもありだとは思います(特にこれからは).でもまあここでは,とりあえず,仕事や研究に限ることにします.別に限る必要はないのですが,なんでそう思ったかというと,なんで今やっているようなこと(地震動の性質と建物被害の関係を探求し,それを地震災害軽減に結びつけるための研究,特に,地震被害推定システムの開発)を今やってるのかなあと思ったからです.ということで,ちょっと振り返ってみることにしました(なんだか長い話になりそう...東京に着くまでに書けるかな...).

 高校時代,物理学者を志していたにもかかわらず,建築構造に転身?した理由は既に書きました.転身というよりは,自分のやりたいことが理論物理ではなく,建築構造のような力学を応用して何かをする,ということだということに気づいたということですね.

 最初の岐路は,卒論の研究室選びだったと思います.その辺のこともどこかで既に書きましたが,秋山先生の研究室ではなく,青山先生,小谷先生の研究室を選んだのは,たまたまでした.でも,今考えると,ここが1つの分かれ道になっていることに気づかされます.秋山先生は鉄骨,青山先生,小谷先生は,鉄筋コンクリート造ということもあります.少なくとも,それから6年間は,何らかの形で鉄筋コンクリート造に関わる研究をすることになりました.というか,学生の立場ですから,それが私の研究者としての土台となったわけです.

 卒論は,地震動の破壊力に関する研究というタイトルで,地震研の南先生のところに通っていました.この辺のことも書きました.毎週毎週南先生に個人授業をしていただいたわけでほんと恵まれていたと思います.そして,地震動とそれが構造物に与える影響というものに興味をもったのもこのときということになります.

 秋山先生もエネルギー論など地震動について,精力的に研究なされてますので,そこに行っても地震動に興味をもったかもしれないのですが,少なくとも地震研と繋がりをもっていたのは,青山・小谷研でしたので(大沢先生も南先生も青山小谷研の前身の梅村研の出身),南先生と繋がることはなかったかもしれません(でも,秋山先生と南先生は仲がよくて,南先生は,俺が筑波大から東大に戻ってきたときに歓迎会をしてくれたのは,秋山先生だけだったとよくおっしゃってました).

 私の方は,大学院に進学してからは,しばらくは,鉄筋コンクリート造建物の設計法や地震応答解析をやってました.委員会絡みの大事な仕事も任せていただきましたし,修論も梁降伏先行型崩壊機構を実現するための柱の動的増幅率や設計用スペクトルなどで書きました.D1のときまではそれを続けて構造工学などに投稿していたと思います.

 そして,D2のときにNewRC(当時ようやく実用化された高強度材料を用いて鉄筋コンクリート造でも超高層建物を実現させようというプロジェクト)で高強度材料を用いた鉄筋コンクリート造柱の部材実験をやることになったことも書きました.鉄筋コンクリート造の研究室ですから,普通は,部材実験ばりばりやるんですが,私の場合は,D2にして初めて自分がチーフになって実験をしたわけです(M1のとき,当時助手だった横国の田才先生のエポキシ樹脂による補修の実験をやらせてもらってJCIなどに論文を書きましたが).

 実験は,とても大規模で大変なものでしたが,細川先生や大林組の勝俣さんや卒論生の日比君や研究室のみなさんに助けてもらって,なんとかやり遂げて,ドクターももらうことができました.この辺のことも既に書きましたね.そして,鉄筋コンクリート造に関わることを一通り全て経験させてもらって,卒業後も地震研で職を得て,とても順調な研究者生活をスタートさせたわけです.ただ,ここからが紆余曲折の始まりでした.

 というか,就職先が地震研だったというのが何かの間違い?の始まりだったような気もします(秋葉に着いたので続く).

 地震研には,当時は実験設備はありませんでしたから,鉄筋コンクリート造の研究者としてやって行くには,なかなか微妙でした.でも今思えば,その気があれば,11号館の地下2Fや博論の実験をやった大型構造物試験室はありましたから,どうしても実験がやりたければ,できたとは思います.そこまでしなかったのは,部材実験,要は,鉄筋コンクリート造の力学挙動にそれほど興味がもてなかったのかなあ,とは思います.

 でも,就職先が地震研ではなく,普通?の鉄筋コンクリート造の研究室,例えば,当時,横国におられた壁先生の研究室に行っていたらどうなってたかなあ,とは,考えます.なお,これ以降,そういう岐路で「このとき〜していたらどうなったのかなあ」というフレーズが頻出すると思いますが,全ては137億年前に決まっているので,ほんとは全然「このとき〜していたらどうなったのかなあ」とは思ってません(^^;.要は,1つの岐路だったということです.

 そういう鉄筋コンクリート造の研究室に行っていたら,例えば,博論でやりきれなかった高強度材料を用いた鉄筋コンクリート造部材実験を続けるなどして,鉄筋コンクリート造研究者としての道を歩み続けたかもしれません(と書きましたが,ほんとはそう思ってません(^^;).

 で,地震研で何をしていたかと言うと,鉄筋コンクリート造のフレーム設計法の研究や,地震荷重での南先生の仕事を手伝わせていただいたり,という感じでした.あとは,地震応答解析関係のいろんな外の仕事もあったので,かなり忙しくはしていました.地震荷重は,1992年に出た本を作っていてその作業をして私が資料を作って,南先生がそれを持って行って説明するという感じでしたが,これが結構評価していただいて,当時委員会メンバーだった筑波大の松島先生から,筑波大にどうですかという話が来ました.

 その話が来た時は,まだ地震研に来たばかりでしたし,折角来たのにもう行くの?という感じでうだうだやっていたら,もう決まったということだったのですが,このとき決まったのが金久保先生だと思います(さすがにもう時効でしょうから).このとき,私が「行きます」と即答してたらどうなったのかなあ,このとき,筑波大に行っていたらどうなったのかなあとも思います(前述).

 そうこうするうちにだんだんおかしくなっていったということも既に書きました.理由としては,既にどこかで書いたように,好きなことを職業にするという小さい頃からの目標を達成したとか,当時つき合っていた人と結婚できなかったとか,単なる研究バカ?から急に視野が広がって他に興味があることが出てきてしまったとか,ある意味人生の虚しさに気づいてしまったというようなことがあったとは思うのですが,もっと狭い意味で,つまり,研究ということに限っても行き詰まるようなことがあったと思います.

 いろんな外の仕事をしていたと書きましたが,その中の1つのある委員会の日米のワークショップがあって,確かサンディエゴで会議があったと思うのですが,私も地震応答解析を使った鉄筋コンクリート造建物の設計法の発表をしました.反応は今一でしたね.はっきりは言われないのですが,建研(現高知工科大)の中田先生にそれとなく言われましたし,夜,飲んだとき,(当時)京大の渡辺先生と話をさせていただいたのですが,そのとき言われたことは,今でも鮮明に覚えています.

 先生は,動解(と彼は動的地震応答解析のことを呼んでおられました)なんかやってもしょうがないとはっきり言われたと思います.彼は鉄筋コンクリート造部材の基礎的な実験をバリバリやられていて,私がドクターのときにそういうことをやっていたことも憶えておられて,要は,動解なんかやってないで,部材実験やろうよ,と言ってくださったんだと思います.ありがたい話です.

 でも,当時の私はどうしたらいいかわからなくなってしまいました.今にして思えば,渡辺先生の言う通り,当時やっていたフレームの地震応答解析を続けていてもしょうがなかったと思います.でも,地震研でまた鉄筋コンクリート造の部材実験というわけにも行かず,途方に暮れました.

 でも,もちろん,何かやらないといけないので,何をやっていたかというと,地震動をサイン波一波に置き換えることで,地震動の構造物に与える影響を抽出するというような,要は,今やっているようなことを単に解析的にやっていたと思います.でも,評判はあまりよくなかったですねー.

 当時の私としては,いろいろ発見があって,これは面白いんじゃないかと思ったこともあったのですが,例えば,小谷・塩原研の研究会(LSD研)で話しても,それが何なの?という感じでしたし,地震研の研究会でしゃべったときも千葉大の村上先生にかなり噛みつかれて大喧嘩みたいになったこともありました.そんな感じでどんどんやる気というかモチベーションを失って行ったと思います.

 でも,思い返してみると,この時やっていたことって,地震動の構造物に与える影響という点では,かなり本質に迫っていて,私が今やっていることは,対外的にもかなり評価されていると思うのですが,本質的には,そのときやっていたこととそんなに変わらないんですよ.今やっていることは,自分で汗水垂らして集めて被害データという裏付けがある,でも,当時はなかった,それだけの話です.むしろ,今やってることで説明できない事象がいくつかあって,今回の東北地方太平洋沖地震でもいくつかの強震観測点でそういうことがあったのですが,当時,考えていたことでかなり説明できるのでは,ということに最近気がつきました.

 でも,当時は,周りに叩かれて,評価もされず,それでもこれで行くんだ,というまでのパワーはなかったですかね(帰りの電車の中で書いていたのですが,つくばに着いたのでまたまた続く).

 前述のように,南先生の私に対する評価は,最初の頃は,悪くはなかったと思います.2年くらいしたときに,後はお前に任せるというようなことも言っていただきました.でも,これもどこかで書きましたが,そう言われたとき,私は,もちろん嬉しかったんですが,何か先が見えてしまったような感じもしてしまいました.これもやる気を失ってしまった原因の1つかもしれません.

 そうこうするうちに,どこでもいいからアメリカに留学に行って来いということになりました.これも上に上がるのに必要だから,ということもあったと思います.それで,行くときに研究業績リストを置いていくように言われたのですが,当時は,太田先生が退官されたときで,いろんなところに声をかけるが,もしかしたらお前になるかもしれないと言われました.

 そして,バークレーにいるときに壁先生から連絡があり,サンフランシスコに来てるから会えないかということで,会いました.そこで,来年から彼が地震研に行くことになりそうだからよろしくと言われました.そう言われた瞬間は,嬉しかったですねー.壁先生は,学生時代からずっと尊敬してたし目標にもしてた人ですから,ただ単純に彼といっしょに仕事ができるんだと思いました(その時は).でも,彼と別れてバークレーの自宅に帰ってきて,よくよく考えてみると,じゃあ私はどうなるんだ?ということに気づきました(気づくのが遅すぎ?).

 翌年,地震研に戻り,壁先生は予定通り来られました(ちなみに,千葉大の中村先生,豊橋技科大の真田先生がそれぞれ壁研のD1,M1の学生として来たのもこのときです.広島大の神野先生がM1の学生として工藤研に来たのも同時ですね).そして,南先生からも壁先生からも,こういうことになったので,一度どこかに出るようにというようなことを言われたと思います.こんなはずじゃとも思ったのですが,当時の私からするとまあしょうがないですね.でも,何か話が来るわけでもなく,時間が過ぎていったと思います.私の研究活動自体は,今一のままでした.

 そして,ある日,南先生に,上に上げるから論文を書くようにと言われました.え?とも思ったのですが,そう言っていただけるのは嬉しいことなので,頑張って書きました.でも,ほんとにしんどかったです.上に上がるという報酬ではモチベーションは上がらないというやる気三要素を身を以て体験することになりました.

 でも,結局,また,南先生に呼ばれて,その話はなかったことに,ということを言われました.南先生としては,頑張ってかけ合ってくださったのだと思いますが,要は,私の力不足ということですから仕方ありません.

 そして,南先生は亡くなってしまわれました.そのショックは,計り知れなかったのですが,今でも忘れられませんが,その翌日には,今**大学で公募が出ているので応募するようにと**先生に言われました.まだ南先生が亡くなったショックの整理もつかない状態でどうして?と思いましたが,なすがままに準備をして,何人かの先生から推薦状までいただきました.

 でもこの公募には,結局,応募しませんでした.というか,さすがにどうしてもできませんでした.つまり,反旗を翻したわけです.これで終わったと思いました.これまで散々お世話になった青山・小谷ファミリーもクビになったと思いました.

 南先生が亡くなられて,壁先生と私だけになったのですが,うまく行かなかったですねー.彼が地震研に来るまではとてもいい関係だったと思うのですが,来られてからずっとなんでこんなにすれ違うんだろう?というようなことの連続だったと思います.もちろん,そのほとんどは,私が悪いのですが,こと壁先生に対してだと,どうしてそういうことになってしまうんだろう?という感じでした.

 こうやって書いてみると,当時は,まさに最悪で絶望的な状況だったことがわかります.自分で書いていて,よくもこれだけ過去の苦く嫌な思い出を明け透けに書けるもんだなと感心するくらいです(^^;.ただ,そういう中で研究に関しては,わずかに光が見えるというか,その後の私の研究活動を一気に変えることが起こりました.1999年台湾集集地震です.

 南先生が亡くなったのが9/8で1999年台湾集集地震が9/21ですから,まさに直後の出来事でした.この地震の最大の特徴は,数多くの強震記録がとれてなおかつその周辺に多くの被害建物があったこと,そして,様々な周期特性をもった地震動が1つの地震で同時に発生したことです.ただ,当時はそういうことにはまだ気づいてませんでした(もう寝るので今日はここまで.でも予想通り?とてもとても長くなってしまいました.でもなんで突然こんなことを書きだしたのかはよくわかりません.書き終わったときにわかるでしょうか?).

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8/5'11
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 とうとう日をまたいでしまいました.やらなきゃいけないこといっぱいあるし,こんなこと書いてる場合じゃないとも思ったのですが,これからどうするか?ということを考えるために書き始めたのですから,とても重要なことですよね.それに,突然なんでこういうことを書き始めたのかも知りたいですしね.

 1999年台湾集集地震が起こったときは,その直前にトルココジャエリ地震も起こっていて(そのため,南先生が亡くなった日は,壁先生や工藤先生は被害調査に出かけていて日本にはおられなかった),あーまた海外で大きな被害地震が起こってしまったな,という感じでした.いくつか強震記録が公開されて解析して,若手地震工学研究者の会のMLでいろいろ議論していたのを憶えています.でも現地に調査に行くということは,あまり考えてませんでした.

 今私がこんなこと言っても誰も信じてくれないと思うのですが,当時の私は,被害調査というものが正直嫌で嫌で仕方ありませんでした.お仕事なので仕方なく行くという感じでしたね.

 最初に行った被害調査は,1993年釧路沖地震でしたが,とても辛かったです.ただ,調査の最後に釧路地方気象台に行って強震記録を見せてもらったときにちょっと萌えた(^^;のは憶えています.でも,この年は,北海道南西沖地震,グアム島地震と調査に行きましたが,お仕事なので頑張って行ったという感じでした.

 被害調査は,被害の状況を後世に残しておくという意味でとても重要な仕事です.でも,報告書は書けても研究にはならないことが多いです.いや,当時はそういう調査の仕方をしていたということですね.もちろん,研究にならなくてもデータを残すという意味で重要なら誰かがやらないといけないのですが,なんでいつも私のところにばかり話が来るのか,負荷が集中しすぎではないかという不満はあったと思います.

 今は地震が起こると被害調査には必ず行ってて,「皆勤ですね」ということはよく言われますが,当時も同じようなことを言われていました.でも,大きく違うのは,当時は,お仕事で仕方なく行ってたんですよ(これも今となっては誰も信じてくれないか).

 そんな感じで,被害調査にはだんだん行かなくなっていました.さすがに1995年兵庫県南部地震には行きましたが,お仕事としての被害調査は,1994年ノースリッジ地震が最後でしたかね.その後,1997年の鹿児島の地震やいくつかの海外の被害地震も話はあったと思うのですが,結局,行きませんでした.

 そういう状況でしたので,1999年台湾集集地震のときも(よく憶えてないが)行くつもりはなかったと思います.そして,地震が起こってしばらくしたある日だったと思います.纐纈先生が私の部屋にいらして,「境君,東京都の調査で台湾行くんだけど,いっしょに行かない?」と誘ってくださいました.纐纈先生にしてみれば,東京都のおそらく宮崎さんから打診があって,誰か若いのをもう1人くらいということで,私に声をかけてくださったという感じだと思うのですが,「被害調査に行って来い」ではなく「被害調査にいっしょに行こう」というのは,気持ち的に全然違いましたね.興味があった地震ということもありますが,二つ返事で行きますと言ったと思います.

 その後,どうなったかは,既にどこかで書いたと思います.この地震の被害データと強震記録に基づいた解析を基に地震動強さ指標としていわゆる「1秒応答」を提唱し,その後,日本で地震が起こる度に被害調査に出かけて,強震観測点周りのデータを地道に集め続けて,1-2秒応答や震度算定法の提案を行いました.ただ,これも最初はなかなか受け入れてもらえず,苦しみましたが,以前のようにそれでモチベーションを失って研究しなくなるということはありませんでした.

 どの辺から認められるようになったのかはよく憶えてませんが,確か,2004年新潟県中越地震の12月の被害調査報告会のときに,会場で京大防災研の入倉先生にお会いしたときに先生に「境さんの1-2秒震度はもうすっかり定着して有名になりましたね」と言っていただいたのは鮮明に覚えています.当時は,私はそこまでの自覚はなかったので,とても嬉しかったのは言うまでもありません.これ以外にも,例えば,青山・小谷研の先輩方,例えば,首都大の芳村先生や大林組の勝俣さんや名古屋大の勅使川原先生などいろんな方に学会などでお会いしたときに「最近いい仕事してるよね」というようなことを言っていただいたりして,あーようやく少しは認められたのかなあと思いました.

 自分がしている仕事がどう評価されてるのかって実はなかなかわからないと思うのですが,やっぱりわかるものです.というか,いいときもそうでないときも,そういうことをちゃんと言っていただける青山・小谷研の先輩方や若手地震工学研究者の会で知り合った人達や地震動関係の研究者の人達など,ほんとありがたいと思いました.

 こうして振り返ってみると,やはり,1999年台湾集集地震は,大きな転機となりましたし,被害調査に誘ってくれた纐纈先生は恩人だと思います(彼自身はそんなつもりは全然ないでしょうけど).ただ,その前後で日本で強震観測網が整備されたこと,たまたま被害地震が連発したことなども(被災者の方には大変申し訳ないのですが)私にとっては幸運なことでした.

 大分ゴールが近づいてきたと思うのですが,筑波大に移ったときのことも書いておく必要がありますね.私が地震研から筑波大に移ったのは2003年ですから,1999年台湾集集地震から数年経ってからです.その頃は,台湾の解析や広島大の神野先生や纐纈先生といっしょに日本の過去の強震観測点周りの被害データを使った地震動強さ指標や震度算定法の論文を書いていましたので,もうバリバリ仕事をしていたと思います.ですから,そのまま地震研にいてもモチベーション的には大丈夫だったかもしれません.

 でも,上で書いたような状況でしたので,上に上がるのは絶望的でした(そのとき,防災系は当分新規枠なしというようなことが言われていたと思います).でも私の中では,再三このサイトで書いているように,上に上がるとかいうのはそんなに興味がなくて,ずっと助手でやりたい研究,あるいは,やるべき(と自分が思える)仕事をして行けたらそれでいいと思っていました.

 そういう状況下で,筑波大の話が来たわけです.ただ,話が来たと言っても公募が出るから応募してみないか,というものでした.最近は,大学の教員はほとんど公募ですが,当時は,公募のものもあれば,そうでないいわゆる一本釣りというものもありました.公募と言っても名ばかりで,誰をとるかは決まっているというものも多いですし,それは,今でもそうです.

 ただし,筑波大に関しては,ずっと純粋公募です.今は内部にいるのでその仕組みはよくわかっています.もちろん,この人に来て欲しいなという人がいたら,公募が出るので応募してみてと言うことはあるでしょうが,純粋公募なので,その人を越える人が応募してきたらそちらが選ばれます.当時私に来た話もそういうものでした.

 話は建研の福山さん(彼とは高校時代からの友人で今ではHPFRCCを使った縮小模型の共同研究までしていることも再三書きました)から来ました.金久保先生と福山さんは研究テーマが近いということで,とある委員会かなんかであったとき,そういう話が福山さんにあったそうです.つまり,少なくとも金久保先生は,私がいいんじゃないかと思っていただいて,高校時代からの友人の福山さんに打診してくださったことになります.ありがたい話で,そういう意味では,金久保先生も恩人の1人と言えるかもしれませんね.

 ただ,この話が来たときは,びみょーだなとは思いました.研究自体が,もう順調に動き出していたこともありますし,別にずっと助手でもいいと思ってましたし,研究していくのなら,上に上がるより助手の方がやりやすいということもありましたから.ただ,なんとなくこれは行くんだろうな,と思ったのも事実です.結果的には,公募に応募しました.理由としては,直感的にこれは行くんだろうなと思ったというのもあるのですが,やっぱり,個人的にはずっと助手でもいいけど,自分さえよければいいということではなく,世の中全体のことを考えて,ちゃんと昇進して後進を育てることも必要と思ったということは大きいです.

 今でも憶えているのは,その年(2002年),JCIがつくばであったので,そのときにつくばの街をいろいろ下見?したのと,今井先生にも挨拶しとかなきゃと思って,JCIの会場のJCIの年次大会のとりまとめをしている幹部の部屋に行ったのを憶えています.挨拶をしたら,先生には,え?応募するの?と結構驚かれてました.

 そして,公募に応募し,結果的には受かって採用していただいたのですが,そこまでいろいろありました.青山・小谷研の夏の閉室パーティのときに**先生に部屋の隅に連れて行かれて,別の人をとることになるらしいから,次を考えておくようにと言われる一方で,最初から私に決まっているという噂が立ったりしました.なんか私のあずかり知らぬところでいろいろ動きがあったんでしょうね.でも,私は何も知りません.ただ,公募が出たから応募して受かったので移ってきただけです.

 筑波大の話が来たとき(公募が出たとき)は,びみょーと思ったのですが,結果的には,ほんとに来てよかったと思います.それまで20年くらいずっと東大にいましたから,来た時は,正直かなり都落ち気分を味わいましたし,それは,今でもそうですが,ずっと東大という井の中にいた私にはそういうことが必要だったと思います.

 誰かに世話をしてもらってではなく,純粋な公募を勝ち抜いて,言わば自分の力で来られた(実情がどうだったかはともかく)というのも大きかったですね.地震研は,そのほとんどが理学系で工学系(防災)は肩身が狭く,私自身もあまり評価されていなかったのですが,ちゃんと評価してもらえるところもあることを確認できたということもありますし,何のしがらみもないので,ほんと自由にやらせてもらってます.

 来たところは,いわゆる建築ではなくて,機械,防災,材料,エネルギー,流体,宇宙といったバリバリの工学系の集まりで,防災も1つのセクションとしてちゃんと尊重されているのも嬉しかったですし,何のしがらみもなく,自分の独立した研究室をもてたことはとてもよかったです.確かに,全く0から研究室を立ち上げるのは大変で,1年に3人ずつしか学生をとれなので,学生の頭数がそろうのに数年かかりましたが,誰から何をどうしろというようなことは全くありませんでしたので,自分の思うようにやることができました.

 ただ,学生を抱える,研究室をもつということは,やはり大変なことで,もし,あのままずっと地震研で助手をやっていたらどうなってたかな,とは,時々考えます.筑波大に移るときには,もうバリバリ仕事をしていて,モチベーション的には大丈夫だったかもと書きましたが,多分,違いますね.とてもとても怠け者,あるいは,いろんなことに興味がある私ですから,そのうち,またやる気をなくして,あるいは,他のことに興味をもって研究しなくなったかもしれません.

 でも,研究室をもっていたら,学生を抱えていたら,そんなわけには行きません.筑波大に来て8年になりますが,その間,出た論文の数も半端ないですし,おそらく対外的には,極めて順調に成果を出し続けてきたように見えると思います.でも,私の中ではいろいろありました.

 やっぱり,怠け者だし他のものにも目が行くので,モチベーションに苦しみ続けているのは,実は,ずっと変わっていません.でも,学生がいる以上,毎年どんどん学生が来てくれる以上は,そんなことは言ってられません.毎年,毎年,新しい研究テーマを考えて行かないといけないのは,ものすごいプレッシャーです.ここまでは,何とかずっと新しいテーマを産み出し続けているのですが,よくもまあこんなに新しいことを次々と思いつけるもんだなと自分でも感心すると同時に,もし,そういうことを思いつけなくなったらと思うと...

 でも,言い方を変えると,これもどこかで書きましたが,怠けがちな私ですが,学生がいると,そういうわけにはいかないということで,学生に助けてもらってるという側面もあるわけです.

 とまあ,こんな感じですかね.最初は,なんで今やっているようなこと(地震動の性質と建物被害の関係を探求し,それを地震災害軽減に結びつけるための研究,特に,地震被害推定システムの開発)を今やってるのかなあと思って書き始めたのですが,ちょっと話がずれちゃいましたかね.

 ただ,いろいろ紆余曲折はあったにせよ,なるようになってるという感は否めません.途中,いくつかの岐路で,あのときああだったら,例えば,就職先が地震研だったというのが何かの間違い?の始まりだったような気もします,と書いたのですが,もちろんそんなことはなくて,あのとき,鉄筋コンクリート造研究者としての道を歩き始めたとしても,結局,ここに来ている気はします.ですから,就職先が地震研だったのは,私にとってほんとにラッキーで,でも,それを充分に活かせなかったのは,私自身の責任であることは言うまでもありません.

 もし,就職して鉄筋コンクリート造研究者としてやって行っていたら,そこそこの成果は出せたと思いますし,順調に出世してたかもしれませんし,何をするかということで,あんなに思い悩むことはなかったかもしれません.でも,そういうところを通り抜けることができたからこそ,今があるのですし,今まで誰もやってなかったようなことがやれているんだと思います.

 でも,やっぱり30代は辛かったなーとは思います.でも,そういう中でもそれなりに楽しくやってたような気もするのですが,今と比べるとやっぱり今の方が全然いいです.

 これはどういうことかと言うと,今は,何をしたらいいかわからない,やる気にならない,なんかやってることがつまらないと思っていても,何かをきっかけに事態が急変することはあるので,あきらめずに頑張りましょうということでしょうか.今の私を見ると,これまでずっと順調にやってきたと思う人も多いと思うんですが,実際は,全然そんなことないってことです.

 そして,これからの私がどうなるかも全くわからないってことですね.私自身は,私のことは別にどうでもいいので,つまり,この分野で研究成果を上げてどうしてやろうとか,そんなことは,別にどうでもいいので,ある日突然,もういいやと思ったら,やる気を失ってしまうかもしれませんし,他にやりたいことを見つけたら,そっちに走っちゃうかもしれません.でも,研究室の学生を抱えている以上は,そういうわけには行きませんから,それで繋ぎ止められているということかもしれません.

 そもそも,こういうことを書こうと思ったのは,なぜかということですが,バドミントンをやめたときのように,やっぱり,何か区切りというか,ターニングポイントがまた近づいているという感じがしているのかもしれません(続く,のかな?).

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(経済)

 株が下げてるようですね.悲観的に見る人はまだあまりいないようですが,結構まずいんじゃないですかねー.

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05c
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 一応,最後?まで書いたのですが,わかったこと,つまり,なんでこういうことを書いたのかですが,これからどうして行くか「ある覚悟」ができたということかもしれません.ここであったことも関係してるでしょうか.ある意味,自由になったとも言えますね.

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8/6'11
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 やっぱり,どうしてこういう自分の利益にならないようなことを書いたのかなあと思っています.でも,書いたのには理由があるし,そうなることは「決まっていた」ことです.でも,こうやって振り返ってみるといろいろ気づくことがあります.

 1つは,30代はやる気をなくして不毛に過ごしたと思ってたんですが,こうして見ると不遇?というか,既存の枠組みにないことをやろうとしてなかなか評価されない厳しい状況の中でいろいろ考えて,もがいて,それなりによく頑張ってたじゃん,と思いました.ただ,やっていることがなかなか評価されず,うまく回転していかなかった,評価されないことなんかものともしないだけのパワーはなかったということでしょうか.

 これと似た経験は,1-2秒応答や震度算定法でもしているのですが,自分がやってることは正しい,わかってないのは周りの人達だという自信があったので,そのときは,評価されなくても,ものともしませんでした.確かに苦しかったことは苦しかったですが,まだ誰も気づいてないこと,やってないことやるんだから,最初は,受け入れられなくても当然くらいに思ってました.この違いは何でしょうか?

 それは,「だから何なの?」ということに対する答えかもしれません.30代にやっていた研究は,今の私から見ても,かなり面白いと思います.でも,「だから何なの?」に対する答えは,かなり理学的なもので,地震動の構造物被害に与える影響の本質に迫ったというようなものです.これだと工学的には評価されないかもしれません.

 でも,これを震度算定法や地震被害推定,地震被害想定に適用するとなると,「だから何なの?」に対する答えは明確です.工学は,やはりそういうことが求められるということなのかもしれませんが,今となっては,30代の若造のそういうことに対する説明が難しい研究を多少評価してあげてもいいのではとは思うのですが,どうでしょうか.

 今にして思えば,1999年台湾集集地震で全てが変わったと書きましたが,そうではなくて,30代にやっていた地道で目立たなく評価もされない研究が,実被害データ+強震記録という証拠の出現によって,突然説得力を増した,30代の地道な研究が一気に開花したということなのかもしれません.

 まあ,そこまではちょっと言い過ぎかもしれませんが,少なくとも,この文章を書くことで,今までずっと暗くて苦しい30代と思っていたのですが,そうではなく,今の私にとって必要な不可欠な地道な下積み時代だったんだとちょっと思うことができました(のでよかったです).

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06b
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 で,これからどうして行こうか,ということに対する結論?ですが,再三,このサイトで書いているように,結局,自然の流れに逆らわずにやっていこう,ということです.ですから,これまでと変わらないのですが,今いるところにずっといることは想像できない,同じ職場には10年が限界と再三書いてきて,筑波大に来て9年目で,職場を変えるのならそろそろというタイミングで,実際,そういう話も来たりしたのですが,自然の流れとして,ずっとここにいることがありなのなら,ありかなあとも思うようになったということでしょうか.実際,今以上の環境のところってほとんどないと思うんですよねー.

 つまり,自然の流れ的に移るのなら移るけど,同じ職場には10年が限界的に,無理して不自然に移る必要もない,要は,全てを0ベースで考えるということでしょうか.

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8/7'11
[空売り規制]
(経済)

 先日,ある銘柄を空売りしようとしたら,空売り規制に抵触するとのメッセージが出てきて注文が受け付けられませんでした.ちなみに,空売りというのは,これから下がるという相場観をもったときに行う合法的な売買行為です.不動産なら買って売ることしかできないので,これから相場が下がると思っても,不動産をもっていなかったらどうしようもありませんが,株式なら売りから入ることができるわけです.

 で,この空売り規制ですが,何となくきいてはいました.どういうものかというと,50単元,例えば,1000株が最低売買単位なら5万株より大きな空売りをしようとすると,規制がかかるというものです.例えば,成行の注文は通りませんし,下げ相場では現在値-1円での売買もできません.つまり,実質売買できないのです.

 そもそも50単元というのもわけわかりません.例えば,株価が100円で売買単位が1000株ならたった500万ですよ.最近は,売買単位が1株なんて値がさ株もありますから,株価が10000円ならたった50万です.それでどうやって株価操作なんかするんですか?

 この規制はどういうところから来たかというと,相場は売り手と買い手の戦いという話はどこかでしましたが,相場を意図的に下げるために現在値より安い値段で売りたたく相場操作を取り締まるものです.

 これも再三このサイトで書いてきたことですが,ごくごく一部の悪いことしようとしてる人間を規制するために,大多数のまともな人間が大迷惑してしまう事例と言えます.でもどうですか? それ以前に,何か変だと思いませんか?

 売り手を規制するのなら,買い手も規制すべきでしょう.空売りで相場を下げようとする人がいれば,空買いで相場を押し上げようとする人もいるでしょうからね.でもなぜか空「売り」だけを規制する.つまり,売り手より買い手を有利にしていて,株価操作をしているのは,政府自身なわけです.

 そういうことは,昔からよく行われていました.いわゆるPKOですね(peaceではなくprice keeping operation).そういうことをすれば,相場自体が歪みますから,必ず反動となって思惑とは正反対のことが起こります.ちょっと調べてみたのですが,貸借取引貸株料も上乗せされているようですし,時限措置も東日本大震災を理由に延長されたようです.でも,そんなことしてたら,売りたいときに売ることを規制するわけで,どんどんしわ寄せが行って売りが一気に集中して逆効果,つまり,株価を支えたいという政府の思惑とは正反対に大暴落が起こってしまうということにどうして気づかないんでしょうかね?

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8/8'11
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 でも,自然の流れで,って何でしょうね.というか,これが難しいんだと思います.

 例えば,バドミントンの話なんですが,去年,前いたサークルでとても嫌なことがありました.で,自分でもとても意外だったんですが,ぶちっと切れるみたいな感じで,衝動的にその日のうちにやめてしまいました.でも,他で練習できるところがあるわけでもなく,すぐにものすごく後悔しましたし,しばらくは相当落ち込みました.実際,しばらく練習できませんでした.

 で,その後,どうなったかと言うと,今練習させてもらってるところにいるんですが,今から思うと,今の方が格段にいい環境(前いたところよりレベルが高いし,見ていて参考になるプレーヤーが多いし,いろんな人がプレーしに来る)で練習できてますし,練習の中身的にもいろいろもっと考えてプレーするようになったし(何か試そうと思ったときも,それを試して確かめられるだけのプレーのレベルの高さが今のサークルにはある),移ってよかったと思ってます.結果的にそうなってるだけかもしれませんが,結局,どういうことかと言うと,やっぱり,「全ては決まってる」ということなんじゃないかと思います.

 またそれかよ,と思う人も多いと思いますが,「全ては決まってる」というのは,起こったことには必然性や理由や意味があり,まずそれを受け入れる,そして,一本道で逆戻りは絶対にできないので,とにかく次に進むということです.

 衝動的に前いたサークルをやめてしまった以上は,次を探すしかありません.つまり,1つ選択肢が減ったという状況下で最善の策を尽くすしかないわけで,実際にそうして今があるということです.

 端的に言うと,多分,これから「変える」「変えない」という岐路が何度か来ると思うのですが,そこで,直感的にどちらかを選ぶということですね.時には衝動的に?「変える」方を選ぶかもしれません.そして,選んだ以上は,その道を進むということです.

 今にして思えば,前いたサークルですが,どこかでここにいてもだめだという思いがあって,それが,ある日の出来事をきっかけに爆発したような気がします.ですから,「変える」岐路が来た時に,そう判断するだけのものが熟成していたということかもしれません.

 なんだか,文章だけ読むと,とてもとても当たり前のことを書いたような気がするのですが,文章の意味がわかることと,その真意がわかることには,ものすごい差があることは,再三,このサイトで書いていることです.

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08b
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(経済)

 とか書いていたら,あっという間に下げてきましたね.そうなるのには,理由があります.為替介入もやったときは,うまく行ったと自画自賛でしたが,結果的に屁の突っ張りにもなりませんでした.そんな小手先では,事態は改善しませんよ.

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8/9'11
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(経済)

 暴落ですね.S&Pのアメリカの国債格付けの引き下げが原因と言われていますが,もっと本質的な問題でしょう.オバマ大統領は,格付け会社を非難したようですが,あんなまさに先送りをやっていては,格下げされて当然でしょう.

 リーマンショックのときにできかかっていた「三尊天井」ですが,見事にそうなってます.これを見ると6K以下までは下げるってことでしょうか(前回,8Kまでは下げるかと書いたのですが,見事にそうなってますね).

 つまり,経済の中心であるアメリカを端に発した壮大な世界的なバブルの崩壊が始まったということでしょうか.

 問題は,単なるバブルの崩壊なのか,経済というシステムのバブルの崩壊なのかですね.後者だったら大変なことになります.でも,紙を刷ればお金になるという経済のシステム自体がバブルですから,とてもとても危ういものであることは,再三書いて来た通りです.

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8/10'11
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(経済)

 少し落ち着いてきたようですが,どうですかね? こんなんで済みますかね?

 今回に限らず,株が暴落すると,**(例えば,政府とか)は一体何をやってるんだ?と他人を責める人が多いです.でも,お門違いも甚だしいですよね.株をもっているということは,買いの玉を建てているということであり,本人が株が上がると思っているから株をもっているのですから,株が暴落して損するのは,株が上がると間違ってる本人に原因があるわけで,まさに自業自得です.株が上がると思わないのなら,株なんかもたなきゃいいし,株が下がるという相場観をもつのなら,株を買うのではなく,売るべきでしょう.

 さて,肝心の,こんなんで済むかどうかですが,紙切れ一枚が価値をもつ経済というシステムの危うさもありますが,これも既に書きましたが,経済って,要は,(どんなに無駄なものでも)沢山作って沢山消費すれば,拡大するんですよ.例えば,10年乗れる車を毎年新車に買い換えれば,毎日毎日肥満になるほど高カロリーのものを食べ続ければ,経済は「発展」します.そうするには,給料も上げなければいけませんが,それが鶏と卵,つまり,とにかくまず消費すれば,ものが売れて給料が上がるわけです.

 でも,それって発展ですか? 少なくとも,アメリカの大量生産大量消費は,感覚的にどう見ても異常です.そして,そのバブルが積み上がったのが,今のNYダウ↑で,中国を筆頭に新興国と言われる国々がそれに続こうとしていて,アメリカや日本もそれに乗っかろうとしています.

 でも,そんなむりくり経済を回しても必ずどこかで行き詰まります.毎年新車に買い換える,というのを突き詰めていっても毎日新車を買い換える,にはならないし,満腹以上は食べられませんからね.

 対照的に日本では既にバブルが崩壊し,株価は,ここ30年で底値圏にあります.これって,日本経済が停滞してるってことでしょうか? 経済は,上で書いたようなものなので,確かに「経済は」停滞してるかもしれませんが,元気がないというよりは,無駄なものを作って無駄に消費することをやめたってことではないでしょうか.つまり,今の日本の姿がむしろ正常なのでは?

 1990年のバブルの崩壊は,日本が世界に先駆けて,そういうことに気づいていろんなことをリセットしたということかもしれません.そうだとすれば,他の国の人達も気づいてもよさそうなものでしょう.アメリカ人の中にもぼちぼちそういうことに気づき始めてる人がいるんじゃないですかね?

 だとすると,行き着く先は,日本と同じようにバブルの崩壊です.ただ,気をつけないといけないのは,ハードランディングさせると血が流れるということです.実際,今の日本が正常な姿と書きましたが,バブルの崩壊というハードランディングになってしまったため,いろんな弊害が出ました.

 でも,ハードランディングをソフトランディングにするのは,とても難しいです.おそらく,経済がバブルということは,多くの人が気づいていると思います.でも,ハードランディングさせると大変なことになる.だから,そうならないように,バブルを大切に大切に育てて,要は,事態を先送りしていて,いつの間にか,とんでもないところまでバブルが膨らんでしまったということでしょう.

 今回が,そういう大きな流れの中のことかどうかは,わかりません.でも,今年か来年か5年後か10年後か100年後かはわかりませんが,時間の問題だとは思います.そして,膨らんだのがバブルなのなら,はじける,つまり,ハードランディングしかありません.あるいは,「みんな目を覚ませ」と声高に叫んで,世界中の人々を支持を集め,システムを緩やかにソフトランディングさせるような天才的指導者でも現れますかね?

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8/12'11
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(経済)

 歴史的?円高ということで,またまた日本の製造業がピンチだから何とかしてくれと言っています.でも,これも再三書きましたが,そうなるのには,理由があります(自分自身の問題ということです.そもそも,対策だってできるわけですしね).

 このままでは,中国に工場を移さざるを得ないとも言ってます.移せばいいじゃないですか.日本の技術が流出する? そんな了見の狭いこと言っててどうするんですか(ただし,国単位で物事を考える政府は,そうは行かないでしょうけどね).了見が狭いのは中国の方? 確かにそうですが(^^;,相手がそうだからこっちも,では,反則されたから仕返すというのと同じでしょう.

 いや,中国の元は,固定されていて,そういう市場原理が成立していないという人は,1ドル360円時代のことを忘れています.プラザ合意まで1ドル360円で日本の産業は守られて発展しました.自分達はその恩恵を受けたわけですから,まだ発展途上にある中国が今度は守られる番というのは一理あります.世界第3位のGDPと言ったって,人口13億ですから,1人頭にすれば,まだまだですし,豊かになったのは,一部の富裕層のみです.

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8/13'11
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(バドミントン)

 とある大衆紙のサイトを見ていたら...バドミントンの世界選手権のことが載ってました.バドミントンも(陣内さんや小椋潮田のおかげで)随分メジャーになったもんです.世界選手権やってるのは知ってましたが,北京オリンピックでブレークした?末綱前田(スエマエと言うらしい(^^;)がまだ残ってる(ベスト4)ようです.

 彼女達のことは,先日,NHKで取り上げていたので,ちょっと見ました.なんでも今じゃあ世界ランク2位らしいです.すごいじゃないですか.ただ,世界ランク1位というのが,鉄板で(1人は北京五輪で優勝した于),番組では,そこに勝つために「攻撃的レシーブ」というのを課題として取り組んでいる,と言われていました.攻撃的レシーブ?

 多分,メディアが一般の人にもわかりやすい?勝手なネーミングをしたんだと思いますが,要は,決定力のある前田が前に出て決めるということです.ダブルスは前に出るのが基本なんで,世界トップレベルのペアが今更そんなことを課題にするのか?と驚いたのですが,前田がどうしても後に下がって上から打ちたい,前に出ても抜かれる球や後が気になるらしいです.もうびっくりですね.

 でも,そんなもんかもしれません.これもどこかで書きましたが,トップレベルとそうでないプレーヤーの差って,やっぱりフィジカルなんですよ.つまり,自分で考えられるプレーヤーは少なくて,そういうところは,監督やコーチ任せってことです.スポーツの一番面白いところを放棄していて勿体ないです.確か,為末大さんが似たようなことを言ってたと思います.

 で,世界選手権ですが,その大衆紙のサイトに書いてあったのですが,佐々木がリンダンに負けたとあったのですが,なんと,既に一度勝ってるとも書いてありました.世界ランクも15位くらいまで来てるそうです(田児より上).びっくり.彼のことは,どこかでひょっとするかもしれないと書いたと思うのですが,その通りになって嬉しいです.

 ということで,バドミントン界の現状?について,ちょっと調べてみました.脇田のダブルスがいいところ(日本6位,世界28位)まで来てますね(世界ランクは14位くらいまで行ったこともあるみたい).頑張ってオリンピックとか出てくれないかなー.

 で,日本バドミントン協会のページを見ていたら,全日本教職員のことを思い出しました.終わったばっかみたいです.私は,出ようかとも思ったんですが,会場が松山に変わって,というか,ほんとは,まだまだ調整不足で断念しました(来年は出ます).

 つらつら,結果を見ていたのですが,中岡君のペアベスト8に入っててすごいじゃないですか.というか準々で優勝ペアに負けたようなので,当たりがよければ総合の予選の可能性もあった? お,純平君のところは,また,4に入って総合の予選に出れるみたいです.おととしがフロックじゃなかったことを証明しましたね.今年は,総合の予選を抜けて本選に出れるよう頑張って欲しいです.西島君は,30に出てるようですが,なかなかちょっと厳しいようですね.

 で,女子シングルを見ると...村松が優勝してる...ていうか,出てる.母校に戻ったというのは,風の便りにきいていましたが,そっか,教職員出られるんですね.村松レベルが来たんじゃ,そりゃ優勝するでしょう.でも決勝の松村戦は,ファイナってますね(何年か前,年賀状が来て,確か話がしたいみたいなことが書いてあって,何か悩みを抱えているのかなとずっと気になっているのですが,元気にやってますかね?).準決は,磯下だったようです.金山も8に入ってますね.

 ダブルスは,南出のペアが準優勝だし,谷藤先生も4で,総合ですね.あー,則ちゃんと松井のところは,準々決で谷藤先生のところに負けたんですね.惜しかったねー(ここに勝てば総合予選).則ちゃん,震災後,練習できるところがなかなかないらしくて,私が練習してるクラブに練習来た時は,めっちゃ不調だったけど,何とか調整できたんですね.

 男子シングルは,40で江藤さんまた優勝なんですね.一時期ちょっと衰えたかと思ったのですが,すごすぎます.50は,高岡さんが優勝なんですねー.江藤さんといい,(その年代での)上の方の人が優勝するのは,すごすぎます.逆井さん,須田先生,上野さんは,残念でした.

 さて,私ですが,出てもいないんですから,ほんと話にならないです.でも,来年は出ますよ.プレーの方は,もちろん,まだまだなんですが,クラブを変えたのを機に何かが変わった感じがしています.少なくとも,どうすればいいのか,それにはどういう意識をもてばいいのかが少しわかった気がして,ほんとにほんとに少しずつですが,でも,間違ってない方向に向かい始めたと思います.

 震災が起こったり,体調が悪かったりで,今年「試して」みることは,できませんでしたし,来年に間に合うかどうかはわかりませんが,「できることをできる範囲でやる」しかありませんし,それが全てです.

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 昨日は,義理の母の納骨式で,お葬式のときは,あまり話ができなかったのですが,このサイトで何回か登場してる義理の妹といろいろ話ができて面白かったです.彼女は,30代にして旧帝大の教授になったという強者で(妻が私より8つ下なので妹は更に下でまだ30代),そういうことを目標としてバリバリ頑張ってて,それをあっけらかんと言うのは,清々しさすら感じます.でもちょっと頑張り過ぎなのが心配で,彼女の夫(も大学教員)も同じことを言ってました.でも,こういう人って,頑張る=生きるみたいなもんなので,頑張るなと言っても無理ですね.

 でもこれは,「成功」する典型で,良きにつけ悪きにつけいろんな意味で今の大学システムに適合しているとも思いました.つまり,私とは正反対のタイプですね(^^;.

 ただ,彼女と話していて,ほんとにそうなのかな?とも思い始めました.私は,出世とか社会的成功には,興味がないと再三書いて来ました.私が大学の教員になったのは,研究するためであって,偉くなって研究できなくなるんじゃ本末転倒です.でも,これも再三このサイトで書いていますが,自分がどうしたい,どうありたいって,実は,よくわかってないんですよ.義理の妹が偉くなるのが目標と言って憚らないのだって,そう思うとかいう以前に,とりあえずそういうことにしておく,そう思い込むことによって頑張れるという側面もあるわけです(ただ,対象がビジネスや(体を人に委ねる場合は)スポーツではないのですから,そこだけでほんとに意味でのいい研究をするのは,難しいと私は思いますけど)

 もちろん,頑張らないという選択もあるのですが,人生所詮退屈しのぎですから,退屈よりは楽しい方がいいですし,だったら,うだうだやってるより,がんがん頑張った方が楽しいに決まってます.

 それで,ちょうど?私がこれまで,どういう風に出世してきたか(出世してこなかったか)を書いたので,これを読んでみると,やっぱり当時の辛い状況が思い出されてしんどいのですが,かなり客観的にも見られて面白いです.で,客観的に見ると,やっぱり,やりたいことをやりたいのが第一義なのは,間違いないですが,出世するのは,そんなに嫌いでもないように見えました(自分でもかなり意外).少なくとも自分のことがちゃんと評価されるのは,嬉しいみたいです(なんか他人事(^^;).でもこれは多分ほとんど誰でもそうなので当たり前ですかね.

 ただ,出世するとやりたいことができなくなるという二律背反に耐えられないのかな.というか,怠け者でめんどくさがりなので,いろいろ面倒なことが嫌ってことでしょうか.

 なんだか,書いていてよくわからなくなってきました.でも,よく考えたら,別に「わかる」必要はないですよね.とにかく,現環境下で,できるだけのことをする,何か岐路が来たら,直感的に判断する,自然の流れに従うしかありませんから.

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(政治, 経済, 世の中)

 ようやく終わりが見えてきたK政権ですが,次は,増税するかしないかでもめてるようです.増税するという人は,とにかく財政再建,増税しないという人は,経済状態から判断する必要があるとか言っています.

 増税しないと言ってる人は,いわば国民目線です.増税なんか誰だって嫌ですからね.政治家は,国民が選ぶものなので,致し方ない面はありますが,国民の言うことばかりきいていたら政治家なんかいる意味がないことは再三書いて来ました.

 政権を失ってでも決断をしなければいけないときがあります.経済が回復するのを待っていたのでは,間に合いませんよ.

 と,書いたのですが,もう手遅れかもしれませんね.未来の経済を映すという株価,世界経済の中心であるアメリカのNYダウは,今のところ,大暴落に向かっています.アメリカ経済が破綻すれば,日本がどんなに頑張っても無理でしょう.もちろん,そうならないことを望みますが,これから頑張れば何とかなるのでしょうか? そういうことがわかっていも,もう何ともならないとしたら,人間どうしても物事を先送り先送りしてしまうってことで,やっぱり,全ては150億年前に決まってるってことですかね.

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8/14'11
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 とか書いていたのですが,私も充分?ワーカホリックなんだそうです.まあ確かにそう見えるでしょうね.でもほんとは違うんですけどね(本人がそう思ってるだけ?).

 ただ,言えるのは,私の場合は,これもどこかで書いたと思いますが,仕事と仕事以外のことにそんなに区別がないんですよ.確かに無気力で何もする気がしないときもありますが,だいたいは,何かに夢中になってます.でも,それは仕事とは限らないってことでしょうか.

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14b
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 ほんと暑いですね(言うなってか).でも,これもどこかで書きましたが,人間ってほんと温度適応能力が低いですよね(高々±10度くらい).逆に言えば,そういう非常に限られた条件下からしか人間という絶妙のバランスというか知能をもった生物は生まれ得なかったということでしょうか.

 このとき買ってずっと愛用してきた日傘なんですが,今年も大活躍で(^^;でも活躍しすぎて(雨傘としても使えるので要はずっと鞄に入っている),さきほどお亡くなりになりました(もうほんとぼろぼろ).すぐにまた注文しましたが,お盆休みだし,ここ2,3日を乗り切らないと...

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8/17'11
[大学間格差?]
(大学)

 今週なんですが,月火が一斉休業日で,水木金が夏期休暇をここでとるように(無理矢理ではないが,ここでとらない場合は理由書の提出が必要)とのことで,実質,休みなのですが,普通に(でも少しのんびり)出てきて仕事しています.

 今年の夏は,電力不足ということで,どこもいろいろ大変みたいですね.うちの大学も節電(でも再三書いてるように必要なのは節電ではなく,ピーク対策です)してくださいとのことで,照明は消えているところが多いですし,何ヶ月か前に電力節減計画書みたいのを出させられました(要は,部屋の照明やPCを半分消しますみたいなこと).

 でも,先週,レベル1:使用電力超過注意報とかいうのが送られてきましたが,基本的には,(大きな声では言えないが)ほぼ普段通りに不自由なく仕事できています.でも,他大学の話をいろいろきくともっと大変みたいです.上からの締め付けはもっと厳しいようですし,輪番で電源を落としてるところもあるみたいです.この格差?はなんなんでしょうか?

 いろんな話を総合すると大学間格差,つまりは,嫌な言い方ですが,大学の(偏差値的な)レベルと相関があるような感じがしています.ですから,多分,東大なんかは,うちの大学よりもっと普段通りにやってるんだろうと思います.なんかいやーな感じですが,これがまさに大学間格差ということでしょうか.あるいは,このくらいの「レベル」の大学にいてよかったと思うことにしましょうか.

 こういう「大学間格差」ですが,いろんなところに見られます.この間,妹が(義理じゃなくて本物?の方)が大学の研究室まで来たのでそういうことを話したのですが,例えば,学食が何時まで営業してるかで大学のレベルがわかりますよね.東大の学食は夜までやっていて,私も普通に夕食は学食で食べて,その後も仕事していましたが,今の大学は,夕方までです.

 あとは,コンビニがどれだけ繁盛するかとか.私が学生の頃には,東大周辺にはコンビニがなく,できたら大繁盛するのに,コンビニはちゃんとマーケティングしてるのか?といつも話していたのですが,しばらくして,正門前にファミマがオープンして,ものすごい大繁盛状態になりました.今は確か学内にありますよね.うちの大学も,学内にコンビニをという話はあるのですが,できても結局ペイしないらしいです.

 要は,どんだけ夜遅くまで研究してるかってことです.東大から別の大学に移ってくると,夜,周りの研究室に電気がついてなくて暗くて寂しい,そういう中で自分だけ頑張るのはやっぱりしんどいと言う人は多いです.東大なんて(霞ヶ関みたいに)まるで不夜城ですが,うちの大学は,ぱらぱらと明かりが点いてる感じですかね.でも,夜は真っ暗,あるいは,締め出されてしまうなんて大学も多いようですから,まだいい方なんでしょう.(本物?の)妹は九大出身ですが(ちなみに義理の方は京大出身),うちの大学を見て,だいたい同じくらいの感じ(実際,偏差値的にも同じくらい)かなと言ってました.

 こういう格差は,いかんともしがたいでしょうが,実は,とても重要です.周りが頑張ってれば,それが普通と思って特に違和感もなく頑張れちゃいますからね.つまり,大学間格差がなくならないのは,(普通にやっていたのでは)当たり前ってことです.

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8/18'11
[成功した人生]
(人生,生き方)

 TBSの情熱大陸,NHKのプロフェッショナル,テレ東のカンブリア宮殿など,最先端で頑張っている人を取り上げた番組群ですが,一応見てますが,ますます意味ない感じがしてきました.それは,私にとっては,ここで書いたようなことですが,例えば,これから未来がある(私には未来ないというわけではないが)若い人達にとってはどうでしょうか?

 こういう「成功」した人達が(こういう番組で)言うことはだいたい決まっています.夢や目標をもてとか,その気になれば何でもできるとか,とにかくやってみろとか,要は,どうやったら「成功」できるか,ということです.でも,これって「みんな「成功」したい」ということが前提ですよね.少なくとも彼らはそのことに何の疑いももってません.

 でも,今の若い人達が苦しんでるのは,「成功」したいけどどうしたらいいのか? ではないでしょう.「成功」することにどういう意味があるのか,そういうことを目指さないといけないのか,目指さない生き方もあるのではないのか? ということでしょう.そして,それは,このサイトで再三書いているように私もそうです.

 私の(今のところの)答えはこうです.別に「成功」なんかしなくてもいいけど,人生つまんないよりは,楽しい方がいいし,気分よく生きていきたい.それには,やることなくて退屈だと人生つまんないので,何かやることを見つけることが必要,

 やることは,苦痛で苦痛で仕方ないものでなければいいと思います.つまり,消去法で選んでもいいのです.それが仕事なら,起きている時間の多くを退屈しのぎできますし,食べていくだけの給料ももらえるのでなおよしです.

 更に,苦痛で苦痛で仕方なくはないよりは,少しでも楽しくて面白くて社会の役にも立つならなおなおよしでしょう.こうやって,一番底辺の「人生所詮退屈しのぎ」まで降りれば,思い直して上がって来れます.そして,もっと面白く,もっと楽しく,もっと社会の役に立つことと考えて行くと,必然的に「成功」するでしょう.もちろん,「成功」なんかしなくても,面白かった,楽しかった,社会に対して何かできた,と思えれば,もうそれだけで充分成功(カギ括弧なし)した人生です.

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(経済)

 株価ですが,ここ数日は,ちょっと落ち着いて来たように見えます.VIX(恐怖指数)なるものを持ち出して,リーマンショックのときとは違うと言ってる人もいます.でも,(まだ)このときほど下げてないのですから,そんなの当たり前です.こういう指数を持ち出すともっともらしくきこえますが,問題はこの指数にどれだけ「先行性」があるかでしょう.VIXは,結局ボラティリティー(要はどれだけ相場が激しく変動しているか)ですから,先行性はありません(先行性があるのならこれを見れば下がる前に売れるということになりますからね).

 そもそも,「三尊天井」が成立するのなら,ピークは,リーマンショックのときということなので,今回は言わば「2番底」(正確には底ではなくピーク)です.でも,「三尊天井」が成立するのならここ数十年の大相場が終わることになるので,これから大きな下落へと繋がって行きます.これが成立しないようにするには,直近の高値の12Kを抜く必要がありますが(例えば,1985〜1990年にそういうところが見られますね),それだけのエネルギーがあるでしょうか? というか,むりくりそうなったとしても,更に事態を先送りしてバブルを膨らませるだけなので,将来,もっと大変なことになるのは,目に見えています.

 そして,アメリカが大丈夫なら日本も大丈夫とはなりません.問題を先送りしているのは日本も同じですし,日本には日本にしかないいろんな問題もありますからね.

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18c
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 いやー,今日も暑かったですね.と言っても,私の場合,大学の行き帰りの外を歩いてる10分くらいですが...でも,たった10分でもちょー暑いというくらい暑いということです.

 日傘なんですが,このとき買った折りたたみでないものを使ってたんですが,だめですね.というのは,帰りに絶対大学に忘れる(^^;.昼間はどんなに「土砂降り」でも,帰りはもう夕方なので「雨」は確実にあがってますからね.折りたたみなら使っても「濡れて」いないので,すぐそのまま鞄にしまえるので忘れることはありません.バスの中でPC広げたりしてると長い傘もってるとやっぱりうっとうしいですし.

 でも,注文してた日傘が今日到着しました.前のと同じでよかったんですが,在庫切れだったので,これにしました↓.

 なんか普通ぽくなっちゃったんですが,実物見たらなかなかいい感じでした.でも,明日から涼しくなりそうでもうそんなに出番はないかな(それに越したことはない).

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18d
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 上で暑い暑いって言ってますが,私の場合,(ほんとは)どんなに暑くても実は全然へっちゃらです.それは,バドミントンしてるからです.この猛暑の中でももちろん普通に週2回はやってます.暑い上に激しく動くわけですからもう汗だらだらですし(ウェアは2時間で3枚は変える.水分はVAAMを2リットルくらいは摂る),体温も相当上がってるんじゃないですかね.シングルなんかなったらもう...

 実は,これは,どういうことかと言うと,運動してるから暑いのがへっちゃらということではなくて,普段から今年の猛暑のような厳しい(体に悪い)ことやってるってことで,そのときのこと思えば,気温36度の中を普通に歩くくらいどーということはないという単に「相対的」な問題ということです.

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18e
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(経済)

 というようなことを先日,高校のクラブのメンツで飲んだとき話したら,じゃあどうしたらいい?ときかれました.うーーん,どうしましょうか.株もってるのならさっさと売った方がいいとは思いますが(でももうちょっと遅いか),それ以外には...自給自足できるようにしといた方がいいかなとかは言っていたので,田んぼの話はしました.でもなかなかそこまではねー.

 シナリオとしては,いくつかあるかもしれません.どこかでリセットされるのは避けられないとしても,このままハードランディングするのではなく,ソフトランディング,要は,徐々にゆっくり下がっていくということですね.でも,これができたら天才的で,やっぱりちょっと難しいかなー.

 ただ,日本のバブル崩壊もそうでしたが,一本調子に下げ続けるのではなく,波のようにある程度変動しながら下がっていくことはありえます.ですから,どこかで一時的に反転することもあるってことですね.それがわかればこれまた天才的で,ふつーは,そこで振り落とされるのですが,逆に言えば,下がっていても「相場は死なない」ということです.

 バブルが完全に(いやまだかも)崩壊した日本にしたって,景気がよくなれば,株は上がりますし,景気が悪くなれば,下がります(下の図はここ10年の日経225).つまり,高度成長期のように上がり続けるのがおかしいのであって,ある定常状態の中で,上がったり下がったりというのが本来の相場ということでしょう.

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(生き方)

 と書いたので,じゃあ私は(具体的に)これからどうして行くんだ?となるでしょうか.まあ,直感的に自然の流れに従ってやってくしかないのですが,正直にとりあえず白状?すると,今の仕事にはそんなに拘ってません.爆弾発言? 問題発言? でも,そういうことは再三書いて来ましたよね.

 もちろん,今の仕事は,私の中で間違いなく一番大事なものだし,主たる生計はこれで立てていますし,何より(自分で言うのも何ですが)「余人をもって代え難い」レベルまで来ていると思うので,自分がどうしたいとか言う以前に社会的使命もあるでしょう.

 でも,私の中では,これも再三書いているように,仕事も仕事以外にやってることもそんなに大きな区別はないんですよ.つまり,どれも人生を豊かにするために必要なものであって,仕事もその中で一番大事で大きな柱であるあるが,一つの柱に過ぎない,ということです.これは,言い方を変えると,今の仕事は,仕事以外にやってることがそうであるように,それが仕事であろうがなかろうが,やっていくということです.

 例えば,私が何らかの形で,今の仕事以外のことで生計を立てることができたとします.でもだからと言って,今の仕事をやめることはありません.それは,仕事以外にやってることと同様に,ただやりたいからやってるからです.今週は,ずっと休暇なのですが,休暇なので何をしてもいいので,一番やりたいこと,即ち,仕事をしているということです.

 つまり,今の仕事に拘ってないというのは,仕事以外のことならやりたくなくなったらやめればいいだけの話ですが,仕事ならそうは行かないから,続けて行く,ということはないということです.

 なんかだんだん禅問答のようになってきましたが,要は,今の仕事は,とても面白いと思ってるしやり甲斐も感じているけど,もしそう思わなくなったら,続けて行くことに拘らないのは,仕事以外にやってることと同じということです.

 もちろん,食べては行かないといけないので,何らかの生計を立てるものは必要ですが,今の世の中,そんなのなんとかなるでしょうし,だったら,一番やりたいこと,やりたいことがなかったら,一番やりたくないことではないことをやった方がいいじゃないですか.

 今のところ,それは,仕事ですが,面白くなくなったらやめちゃうかもしんないし,もっと面白いことができたら,そっちに行っちゃうかもしんない,ということです.実際,仕事をやめるところまでは行かなくても,仕事ばっかりしてるわけじゃなくて,仕事以外のこともやってるわけですからね.

 確かに仕事以外にいろんなことやるのは大変だし(最近また一生続けて行くと覚悟を決めた「柱」がまた1つ増えてしまいました),全精力を仕事につぎ込んだ方が仕事でもっと「成功」すると言う人は多いんですが,私の場合,今のやり方しかできないし,今のやり方の方が結果的に仕事でも大きな成果が残せると勝手に思っています.というか,そういうやり方しかできないということは,選択の余地はないので,そう思うしかありません.

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18g
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(野球)

 今年のライオンズは,ほんとひどいですね.中村はホームラン王へ独走してますが,エースの涌井では勝てないし,中島がメジャー行ってたらどうなってたか...現在最下位で,もうほんと勝てる気がしないです.ソフトバンク強すぎるし,普通だととっくに「終わって」ます.でも,それでもCSに出れる3位までならまだ5ゲームくらいなんですよ.可能性がある限りは,ひょっとしたらと思って楽しむことができます.まさにCS様々ですね(今日,菊池雄星君が完投勝利したようですね).

 ちなみに,シーズン前に期待していたジャイアンツの沢村ですが,あまり勝ててはいなかったのですが,そういう中でよく投げてる(た)と思いますよ.新人ですからね.でも,こうも打線の援護がないとさすがにちょっと切れかかってきましたね.ここが正念場でしょうか.

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18h
[国]
(世の中,経済)

 このサイトで再三,いい加減,国単位でものを考えるのやめたらいいと書いてきました.つまり,世界中の国境をなくして,通貨も全て同じにして,関税も全て撤廃するということです.現にヨーロッパは一部を除いてそうなりました.そうすれば,食糧自給率とか資源確保とかで疑心暗鬼になることもないですし,円高とか言って騒ぐこともありません.世界全体で共通の土俵で自由に競争すればいいことになります.

 でも,現状ではまだ無理です.それは,まだ国の間に大きな経済格差があるからです.でも徐々に解消されていくと思います.

 実は,円高で日本の状況が苦しくて技術が流出するというのは,そういう市場原理が働いているのです.経済格差があるということは,低い方が賃金が安いということで,でも人間の本来もつ能力にそんな大きな差はないですから,ものが安く作れる人件費が安いところに技術が流れるわけです.つまり,日本はもう充分豊かになったんだから,それをちっとは海外に再配分せえってことです.

 ただ,これも急激にやると,例えば,日本の農家がいっせいに食いっぱぐれるなどの「血が流れ」ます.ですから,これもソフトランディングが必要ということになり,それをうまくマネージメントするのが政治の果たすべき役割ということになります.

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18i
[大連立]
(政治)

 候補者乱立の様相を呈してきた,M主党の代表選挙ですが,そんなことより,野党との大連立の方が気になりますね.いいんじゃないですかねー.こんな状況で足の引っ張り合いしてる場合じゃないってこともありますが,大連立の先にあるのは,どう見ても政界再編でしょうからね.

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8/19'11
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(経済)

 とか書いたら,また大きく下げてきましたね.確かにリーマンショックの時のような大騒ぎにはなってませんが,ゆっくり階段を下りるように下げるときの方が結果的に大きな下げ幅になることもあります.でも,それがソフトランディングってことですかね(違うか).

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8/20'11
[体調?]
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 相変わらず,体調はあまりよくないです(最近は悪悪というほどでもないが).発疹は何とか少量の薬でおさまってる感じですが,体全体の皮膚の痒みはずっとあります.

 このサイトで度々書いてきたように,40を過ぎたあたりから,ずっと体調の悪さに苦しめられてきました.いろいろ検査してもらったりもしたのですが,どこも異常なしです.健康診断の数値も全て正常範囲内です.

 もう歳ってことか,歳をとるってことは,こんなにしんどいものなのか,体調,即ち,体の調子なので,調子がいいときもあるし悪いときもある,だから,これから死ぬまでずっとつき合って行くしかないのか,と考えるようにもなってきました.でも,やっぱり今の感じだとちょっとしんどいです.

 ということで,体の不調をあらためていろいろ箇条書きにして,その症状があてはまるものをいろいろ調べてみました.そして,全ての症状があるところに収束することに気づきました.これなんですかねー? これに関する検査結果は全て白なんですけどねー.

 でも,健康診断で黒になったときはもう「病気」ってことですよね.これもどこかで書きましたが,私の体が弱くて,言い方を変えると,敏感でいいセンサーをもっていて,初期段階から症状として警告を発してくれているかもしれないわけです.いずれにしても,あまりにもよく当てはまるので,対策をとることにしました.

 普通なら医者に行けってなもんでしょうが,病気になる前から行っても,食事に気をつけて適度な運動をという感じで,ちゃんと診てくれないですし(いくつか行ったところはみんなそんな感じ),そもそも,医者って何々科ってなってるように,様々な体の不調や症状を個別に抑えるという対処が多いです.今回の皮膚科だって,わーって発疹が出たときは薬をくれて何とかおさまってほんと助かりましたが,発疹が出る原因をおさえないと治ったことにはならないですし,また同じことの繰り返しです.最近では,総合何とか科みたいなものもあるようですが,少なくとも近所にはないです.それに,どのみち,「人任せ」には違いありませんからね.

 結局は,全ては自己責任なわけで(医者が誤診をして訴えて裁判で勝っても壊れた体は元には戻らないですからね),お医者さんは,もちろん大きな助けとなりますが,「他人」を「外」から診てるわけで,素人が「自分」を「内」からみて総合的に分析することはできるわけです.

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20b
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(野球)

 なんとなくかちゃかちゃ(と音はしないが)チャンネルを回していたら,チバテレビでライオンズ戦をやっていたので,ちょっと見てしまいました.

 そうそう,つくばってチバテレビ(ちなみに千葉テレビじゃなくてチバテレビ)が入るんですよ.東京にいた頃,テレビ埼玉がかろうじて見られたので,よくライオンズ戦を見ていたのを思い出しました.日テレのジャイアンツ戦とかと違ってちゃんと試合終了までやってくれます.

 でも,チバテレビの場合は,中継があるのは,当然,マリーンの試合,つまり,ロッテ戦です.でも,試合が終わったとき,アナウンサーがテレビ埼玉と***をご覧の方は,*時*分でお別れとなりますとか言っていたので,ライオンズ球場の試合をチバテレビでやることもあるのかな(もちろん,マリーンでの試合があればそっちが優先されるでしょうが).

 スポーツニュースではなく,中継を生で見たのは久しぶりですが,ライオンズの半分は,あまりよく知らない若手選手でした(知ってたのは,浅村くらいかな).これじゃあなかなか厳しいですね.でも,若手にとってはチャンスでしょうから,そこからのし上がる選手が出てきて欲しいものです.

 牧田が抑えになって生で見たのも初めてですが,いいじゃないですか.今日のマリーンズの先発は,渡辺俊介で,彼のことをこれまで見たアンダースロー投手の中でフォームが一番格好いいとどこかで書いたと思いますが,牧田も格好いいですよ.ていうか,瓜二つ? ていうか,渡辺俊介,確かにフォームは格好いいんですが,ワインドアップで投げるときに,左足を後に引く前にぴこって前に出すのがちょっとダサい(^^;.だから,今では牧田の方が格好いいです.ていうか,球全然速いし.アンダースローであの速さなら体感は相当速いんじゃないですかね.今日も何とか勝てたし,CSまで引っ張って欲しいです(もちろん,その先も).

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20c
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(野球)

 今年の夏の甲子園も優勝旗が白河の関を越えることはありませんでした.でも,何というか,昔ほど,どこの県とか地方がということはなくなって来てると思います.少なくとも私の中ではそうです.というのは,**県代表と言ったって,地元出身の選手ってそんなにいないんですよ.ダルビッシュ有する東北高校さえ優勝できなかったと言っても,ダルビッシュ自身,大阪出身なのは有名な話です(今日決勝で負けた光星学院の選手もほとんど大阪出身です.一昨年の菊池雄星有する花巻東は地元出身選手が多くて逆に話題になったほど).

 私自身,福岡出身で,昔は,福岡代表を応援していましたが,最近は,ほとんど関係ありません.どこかで書きましたが,前田,山之内を有して福岡第一が準優勝したとき(1992年だったか)が最後でしたかね.

 で,なんで地元の選手が少なくなってるかと言うと,甲子園出るのが目的なら出やすい県の方が有利なわけで,つまり,そういう「市場原理」が働いているわけです.ここで書いたことと似ています.そうやって「市場原理」が働けば,「格差」は,是正されていくわけです.

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20d
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 ここで書いたことですが,まあ当たり前のことなんですが,病気になって医者に診てもらう,じゃなくて,病気にならないようにする方が遙かに有効だし重要です.でも,病院って「病」院て書くように,病気になってから行くものですよね.確かに予防医学という分野は存在するのですが,全体からすると,やっぱり病気になってからの話ばかりです.健康診断だって,数値がやばくなってからの話で,そうなったときはもう遅いんじゃないですか? 

 要は,病気にして薬漬けにした方が医療費が稼げるってことですかね? でも,健康保険の財政状況は,かなりやばいことになっています.財政を立て直しすには,医療費を削る,それには,病気にならないようにするのがいいに決まってますが,そういうことを決めるのは,政治家,そして,それに圧力をかける圧力団体ですからね.

 ですから,結局,少なくとも自分の身は自分で守るしかないってことですね.

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8/21'11
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 今日もどうにも体調がよくありません.対策するのも大事ですが,やっぱりちょっと無理しすぎなんでしょうか? 自分では,全然そんなつもりはないんですけどけどねー,記録を見てもそうだし.でも,一時的に頑張っても,結局,トータル的には,時間を有効に使えてないことが多いです.

 私の場合,仕事と仕事以外のことに明確な差はないので,仕事で頑張るのと仕事以外で頑張るのに違いはありません.ですから,頑張るというのは,仕事と仕事以外のこと全部含めてのことです.これは,どういうことかと言うと,じゃあ,結局どこで休んでるの?ということです.

 でも,これもどこかで書きましたが,休むのって本質的に寝ることによってしかできないし,寝るのは,体調が悪くて横になってるのも含めて,時間はとるようにはしています.でも,最近は,あまりちゃんと寝れていない感じはします.

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21b
[技術は人のために?]
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 「技術は人のために」という言葉があります.もっと広く「学問や技術は人のために」と言われることもあるようです.意味は明解で,どんなに優れた技術も人の役に立たなければ意味がない,学問も然り,ということでしょう.特に工学は,そういう側面があります.そして,最近,特にそういう傾向が強いと感じています.それは,震災以降,更に顕著になってきています.

 でも,どうですか? 技術はともかく,学問や学術がそれでは,目先のことばかりになって,面白くないつまらない研究になりませんか? それじゃあ,研究者と言うよりは,単なる便利屋?

 宇宙や地球や人類,生命の起源を知りたいというような知的好奇心こそが研究意欲の源ですし,そういうことを探究できることが人間の人間たる所以でしょう.これができるとこんないいことがあるとか,これで一山当ててやろうとか,ましてや,ノーベル賞もらおう,なんてことでは,「出世」はできても,いい研究ができるはずがありません.

 私がやっていることは,確かに社会の役に立つと思いますが,それだけが目的ではないし,いい研究をするために,あえて学術的に取り組んでいるということは既に書きました.いい研究ができれば,結果的にその方が,社会の役にも立つものです.

 そもそも,すぐにでも社会の役に立つことなら,それで儲かるわけですから,そういうことは,市場原理でやればいいんじゃないですか? 少なくとも,大学のような高等教育研究機関では,人の役に立つとか立たないとかそんなレベルではなくて,もっと高尚?な知的探究をして行くべきではないでしょうか.

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 でも,普通の人だったら,やっぱり「技術は人のために」って考えますよね.どんなに面白いと思うこと,自分が好きなことをやっていても,こんなことやってて役に立つんだろうか?と考えるのが普通の人でしょうからね.実際,震災が起こったとき,多くのスポーツ選手は,そういうことを考えたと思います.

 逆に言うと,そういうことを「乗り越えられる」ほど,やっていることを面白いと思える,あるいは,そんなことなんか何とも思わない浮世離れした変人?が人類がまだ到達していないような領域まで踏み込んでいけるということでしょうか.

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8/22'11
[体調とか健康って?]
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 ずっと体調がよくないということなんですが,そもそも体調とか健康って何でしょうね.もちろん,癌とか心臓病とか糖尿病とか本物の病気になってしまえば,健康じゃないし体調も悪いでしょうが,その前段階として,例えば,健康診断の数値(血圧とか血中コレステロールとか尿糖とか)が云々とか,メタボかどうかとか,体が動くかとかいうことはあるのかもしれません.

 でも,私の場合は,そういう数値は全て「健康」だし,体重だって若い頃と比べてほとんど変わらいし,運動すれば,同世代の人達に比べたら圧倒的なパフォーマンスを発揮すると思います.でも体調は悪い.一方では,「この間の健康診断の**がやばくてさあ」とか「若いときに比べたら*十キロも体重が増えてもう完全にメタボだよ」とか「階段登ったら息上がってもうだめ」とか言いながら,バリバリ仕事してる人もいる.

 つまり,私にとっては,健康診断の何とかいう数値とか,若い頃と体重が変わらないとか,運動してるとかそんなのは,どうでもよくて,ということはないですが,もしも願いが一つだけ叶うなら,とにかくこの体調の悪さを何とかしたい.極端に言えば,この体調の悪ささえ何とかなれば,不健康で薬漬けでも構わない.でも,実際には,不健康で薬漬けなら,今は体調が悪くなくても悪くなるのは時間の問題でしょうし,ある日突然,本物の病気にもなるでしょうし,ぽっくり逝く(のは悪くないか)かもしれないわけです.

 ですから,とにかく今の状況を健康的にとか言わずにとにかく手段を選ばず的にでも何とかするしかないですね.どこかで書きましたが,体調が悪い中で頑張るのは果てしなくしんどいので,まず,体調を悪いのを何とかするのに頑張る,そして,それから頑張るというのが効率的だと思います.

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22b
[なでしこ]
(スポーツ)

 なでしこ(というのは,大和撫子を連想させるので私はあまり好きではないです.でも,大和撫子自体に,一歩下がって男を立てるという意味は,本来ないはずですが)フィーバーが続いているようです.何とか賞とか国民栄誉賞とかオリンピック予選とか日程的に隙間がなくて,いい?巡り合わせにもなってることもあるでしょう.

 でも,どうですか? 確かにワールドカップ優勝というのはすごいことですし,勝ち方も劇的でしたが,冷静に考えてみると,男子サッカーとは,天と地ほど層の厚さが違います.でも,同じサッカーワールドカップということで,過大評価されてる感は否めないでしょう.実際,例えば,女子バレーがワールドカップで優勝しても今回のようなフィーバーまでは起きないでしょうからね.でも,救いなのは,その辺のことは,彼女達自身もわかってるような感じがすることです(何人かそうでもないのもいる?).

 今回,いろんな環境面で恵まれない彼女達が快挙を成し遂げたことで,もっと金銭的な補助を,という声もきこえてきますが,それが彼女達にとっていい結果に繋がるかどうかは疑問です.というか,彼女達自身にとっては,そんなことより,お客さんを呼べるいいプレーをする,ということに尽きるでしょう.

 テレビ中継とかやらないんですかね? 女子サッカーは,私は,もちろん,今回のワールドカップよりもずっと前から見てますが,結構,面白いですよ.確かに,男子のようなスピードはないですが,男子みたいにガツガツ削りに行ったりしないので,パスも通るし技も決まる感じで,高校サッカーがかなり楽しめるのとちょっと似ています.

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8/23'11
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 被災地への物資の輸送をサポートするための中型車以上の高速無料化ですが,これを悪用する車が後を絶たないという報道がありました(水戸インターでUターンするらしい).国交大臣もトラック協会も趣旨を理解してやめるように通達を出したそうです.そしたら...

 報道を見て,そういう手があるのかと思った輩が出てきて,逆に増えちゃったそうです.頑張ろう日本,とか言っててこのざまですか.海外から地震直後の冷静な対応を見習えという報道もあれば(これについては,確かによかったと思いますが,要は,日本人のおとなしくて従順という国民性もあると私は思いますけどね),こんなしょーもない奴もいる.日本もまだまだってことでしょうね.

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23b
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 今日から,早稲田で建築学会大会なのですが,やっぱり,久しぶりに誰かに会うと痩せたと言われます(実際は,体重は全然変わらないので,顔だけが痩せたということ).今日は,広島大の神野先生にやつれたと言われました.前回会ったのは,南先生のお墓参りのときでしたから,1ヶ月ちょっとしか経ってないですね.やっぱり,何かおかしいのかな? というか,体調悪いし,何とかしないとまずい気がしてきました.

 で,いろいろ調べて対策を講じようとしてるのですが,結局は,加齢だと思うんですよね.例えば,癌にしても心臓病にしても糖尿病にしても病気と言うよりは,細胞や臓器や血管の老化が根本原因ですからね.要は歳ってことですが,こういう言い方をすると,じゃあ仕方ないじゃん,ということになりがちなんですが,そうじゃないんじゃないかと思い始めました.

 人間の体っていつがピークかはわかりませんが,少なくとも40過ぎたらもう確実に下り坂です.そして.50年が耐用年限ですから,何もしなければ,あちこちおかしくなってくるのは,当然なわけです.

 ですから,まずとにかく,生き方というか生活の仕方を変えることが必要だと思い始めました.考えてみたら,体はこんなに衰えてきているのに,若いときより確実に忙しくなって来てる.これじゃあ,おかしくなるのは,当たり前です.

 これは,組織とか社会がそうなってるからいかんともしがたいところはあるのですが,そういう中でも,できるだけ余計な特に消耗するような仕事はしないようにするしかないですね.

 あとは,加齢対策でしょうか.「健康のためなら死ねる」と言った人がいましたが,不健康でしんどい思いして生きていくくらいなら,早く死んでもいいから,健康というか,気分よく体調よく生きて行ければ,それもありかなと思うんですよね.まあ,一か八かですかね.

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8/24'11
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 結局は,自分の限界を越えるとかいうレベルで頑張れるのは,若い間,少なくとも40代前半くらいまでということでしょうか.実際,ノーベル賞級の研究ってほとんど若い頃になされたものばかりです.私の今やってる研究もほとんど30代にやったことが元になっています.歳とって偉くなって活動度が落ちる人を批判的に見るむきは多いですが,そういうこともあるのかもしれませんね.

 でも,年寄りが高い給料だけもらって仕事もしないで,若い人達のお荷物になるという状況は,どう考えても好ましくありません.少なくとも私自身は,そんな人間にはなりたくありません.どうしましょうか?

 1つの選択は,引退でしょうね.リターンに対応する働きができないのなら,やめるのが筋です.ただ,今の世の中,一度昇進してしまうと仕事しなくてもクビにならないどころか降格もないのは,いくらなんでも非常に問題とは再三書いて来ました.これは,引退まで行かなくても降格して給料減らしてその分しか働かない,という選択を奪っていることにもなります.

 私自身はどうでしょうか? 少なくとも給料に見合った働きはしてると思います.というか,そんなしょぼいレベルでやってるわけありません.むしろ,今の給料の何倍ももらってもいいと思ってます(実際は,資本主義社会という枠組みでこの辺の判断はなかなか難しいところだが).ですから,給料の見合った分しか働かないという選択はありそうです.でも,それもほんとしょっぼい話ですよね.ていうか,そもそも,今の仕事は,給料もらうためだけにやってるわけじゃありませんから.

 でもやっぱり「働き方」は,変えていく必要はあると思います.少なくとも自分でやった方が早いとか言ってないで,もっと若い人に任せるべきということでしょうね.逆に言えば,若い人は,いくらでも無理がきくし,自分の限界を越えるくらい頑張って自分の能力を伸ばすことは,若いうちしかできないので,とにかく「今」頑張って欲しいと思います.

 私も若い頃は頑張りました.そして,今の私(というほど大したもんでもないが)があるのは,そのとき頑張ったからです.もし,頑張れる若いうちに頑張らずにこの歳になってたらと思うとぞっとします.この歳になると,もう無理はききません.もし,若いときに頑張って,単に知識や経験が蓄積されただけでなく,能力が高まって,高いレベルで仕事ができるようになってなければ,とても今の仕事のレベルをキープすることはできなかったと思います.

 話が少しそれましたが,私自身のこれからですが,再三書いているように,もう無理はきかないので,できることをできる範囲でやって行くしかないでしょう(繰り返しになりますが,若い人はそれではだめですよ!).それでも,私には頑張り過ぎてしまう悪い癖があるので,少し過剰にセーブするくらいでちょうどいいんだと思います(多分,そのくらいセーブしても普通の人に比べたら全然頑張ることになるでしょうからね).そしてこれは,仕事だけでなく,仕事以外にやってること全て含めての話です.

 これも再三書いているように,私の生き方は,気分よく楽しく,ということです.これは,自分勝手に楽していこうということではなく,人や社会のために何かすると気分がよくなるということも含んでいます.でも,自分の体調が悪くなるまでやってしまっては,やっぱり楽しめませんし,気分よくとは行きません.

 歳だからもう頑張らないということではなく,歳をとって自分や周りなどいろんな状況が変わっていくことを素直に受け入れて,その中で,最大の結果を得るための「最適な頑張り方」で頑張るということでしょう.

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24b
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 ↑ということに加えて,加齢対策をするということで,ようやく準備が整ったので,これも始めることにします.とりあえず1ヶ月が目処です.1ヶ月後に結果をご報告?します.

 でも,こういうときって,いろんなことを平行してやるので,どれが効果があったのか,どれとどれが複合的な効果をもっているのかなど,つまり,因果関係はわからなくなります.もし,これが研究なら,他の条件を同じにしてどれか1つだけ,あるいは,どれとどれを組み合わせて,って感じで人体実験をやるんでしょうが,それでも,それ以外の条件(食事とか行動とか)は絶対に揃わないので,結局,実験は不可能です.ですから,とにかく組み合わせてやるってことですね.それくらい切羽詰まってるということかもしれません.

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24c
[金太郎飴]
(政治,世の中)

 M主党の代表選候補者ですが,これからのエネルギー政策について,金太郎飴みたいにみんな同じこと,即ち,原発をだんだん減らしていくが当面必要,でも,いずれなくして代替エネルギーを開発する,と言っていて,めっちゃ気持ち悪いです.要は,単なる世論迎合なんじゃないですか?

 ていうか,世論自体も,原発事故が起きて,原発不要って誰か(メディアが)言い出すと一斉にそれに乗る,でも,当面は必要と言うと,一斉にそれはそうだと言い出すと行った具合に,これもまるで金太郎飴です.みんなもっと自分の頭でしっかり考えましょうよ.

 そもそも被害が起こてると注目して対策するみたいなことしてたら,後手後手のその場しのぎになって,バランスがおかしくなるのは目に見えてます.そういうメディアや大勢に流されがちな一般市民を正しい方向に導くのが指導者なのに,迎合してどうするんですか?

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8/26'11
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 建築学会大会が終わりました.今年は,場所が早稲田なので通いました.地方開催だと夜は飲みって感じなんで,なんか全然違いますね.でも3日通ったので,やっぱり疲れました.ていうか,みなさん普段はこれを毎日やっておられるんですよね(日本人男性の平均通勤時間は79分らしい).私にはとても無理です.

 でも,つくばからだとまだ,泊まり?通ってるの?とかきかれますね.つくばから早稲田まで行くとだいたい日本人男性の平均通勤時間くらいなんですけどね(しかも,TXは行き帰り始発なので,電車ではだいたい座ってる).つまり,つくばは,いまだに遠い陸の孤島というイメージなわけです.まあこれに関しては,そう思われた方が得なことが多いので,そういうことにしときます.

 ちなみに,私の今の通勤時間は20分です(でもだいたい2往復してるが).これもどこかで書きましたが,ここ20年で最も長いです.車だと10分ですが,あえてバス通勤にして,通勤手当がでない1往復はセンターまで歩いたり,バスの中でこの文章を書いたりしています.

 学会の方ですが学生の発表は10件近くあるし,司会も2つあって(去年は3つ!),やっぱ,ばたばたしますね(これにPDなんかが加わるともう大変).でも,ぽかっと時間が空くようなときもあって,そういうときは,久しぶりにいろんな人と話とかしてました.でも,東京開催だと(今回は関東ではなく東京です),東京近郊の人は,用があるときだけ来るみたいな感じであんまり人がいない感じでしたね(私もそうだけど).ローテーションから行くと,来年は名古屋(名大らしい),そして次が北海道です.

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26b
[ばれた]
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 昨日の昼,千葉大の中村先生と研究関係の打ち合わせをしながら昼飯を食べたのですが,会場に戻るエスカレータ(が大学の中にあるのは,やっぱなんか違和感ありますねー)で,彼女が突然笑い出しました.何? 

 どうやら私がサンダル履きだったのがばれたようです.でも,逆に言うと,それまでずっと,ばれなかったということです.というか,エスカレータに乗って下から見てやっと気づいたということは,そこを凝視しなければわからないってことですね.実際,ぱっと見にはわからないと思いますよ.

 ちなみに私が今履いてるサンダルは,

です.

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8/27'11
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(政治)

 M主党代表ですが,国民的人気が高い?M原さんという雰囲気になったときは,これでまた何年の時が失われるのかと絶望的心境になりました.M原さんのことは,何度かこのサイトでも書いたと思うのですが,この国難を乗り越えるリーダーなんてとてもとても...彼の話をきくたびに思うのは,何がいいたいのかわからない,というか,その「何か」があるのか?ということです(多分ない).筋道立てて話すのも下手で,頭がいい感じも全くしません.

 そもそも,国民的人気って何ですか? もしほんとに彼に国民的人気があるとしたら,彼の話をきいたことがないか,日本国民は,見かけの格好良さでリーダーを選ぶということでしょうか.そうだとしたら,この国にしてこの政治家ありですね.

 それにしても,代表選に立候補した顔ぶれを見ると,再三このサイトで書いているように,ほんと政治の世界って人材がいませんよね.どうして,こんなことになっちゃったかというと,これも再三書いているように,政治家という仕事に魅力が全く感じられず,ほんとに優秀な人が政治家になろうなんて思わないからです.

 政治家を叩くメディアに責任があるということもあるでしょうが,叩かれるようなことばかりしてるから叩かれるわけで,まさに悪循環です.で,どうするかですが,これも再三書いているように,とにかく小さな政府です.つまり,政治の力を極限まで小さくして,優秀な人が集まる民間,地方主導で世の中が動くようにするしかないということです.今の何もできない政治家を見ていると,官僚主導の方が100倍ましとも思います.官僚には,まだ優秀な人達が集まってますからね(でもこれもどんどん集まらなくなっていくような気がする).

 でももう時間がない(もう時間切れかも)ですから,とりあえずは,O沢さんの操り人形しかないでしょうね.彼を強制起訴したのは,いわゆる「国民世論」ですが,それでこの国にもたらされたダメージの大きさを思うとまさに自業自得ということでしょうか.彼がいるうちにとにかく小さな政府にしてもらいたいです.

 なお,O沢さんについては,このサイトで何度も言及していますが,私は,彼のことを全面的に支持しているわけではありません.ただ,今のメンツを見ると,私が見る限りまともな政治家は,彼だけですし,その能力は(彼が人間的にどうかということは置いておいて)圧倒的です.つまり,それだけ政治の世界に人材がいないということですね.

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8/28'11
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(政治)

 代表候補者の討論会?なるものをやっているので,ちょっとだけ見たのですが,(予想通り)つまんないですねー.まず,司会者が候補者に質問して答えてるだけで全然「討論」になってません.でもこれはいつものことです.自由に議論させればいいじゃないですか.時間制限があるのは,わかりますが,それをうまくマネージメントするのが司会者の役割でしょう.それに質問も答えも今更わかりきったことばかりです.

 そして,そんなことより,候補者達が言うこことが模範解答みたいなものばかりでほんとつまんないです.私は,他の候補者とここが違うということを言うべきなのに,そういうところを指摘されると,他の候補者と同じ考えと修正する始末です.

 そもそも,こういう討論?って意味あるんでしょうか? 言うことはみんな同じと上で書きましたが,今のこの情勢でやるべきことはもう決まってると思います.つまり,大事なのは,私が代表になったらこうしたい,という「絵」を語るのではなく,とにかく実行力です.そして,それができるのは,(残念ながら)現状ではO沢さんしかいません.

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28b
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(バドミントン)

 あまり体調も良くないのでどうしようかと思ったのですが,久しぶりに東京まで練習に行くことにしました(今電車の中).ほんの少しずつだけど,確実にいい方向に向かっていると書いたのですが,最近の調子は今一です.まあ,3歩進んで2歩下がるって感じですかね.それでも,少しずつでもよくなっていけばいいわけです.

 それで,ここ4ヶ月くらい記録を付けているので(電車の中で)プロットしてみました.まさにほんの少しずつって感じです.あまり統計的意味はないのですが,近似曲線も引いてみました.すると,傾き0.0023となりました.って,言われても縦軸の単位が何かがわからなければなんのこっちゃ?となるわけですが,説明が難しいですが,縦軸が1違うと優位に違うレベルとなります.横軸の単位は日ですから,1年,即ち,365日経つと,0.84向上することになり,優位によくなるということになります.

 まあ,そんなに計算通り行くわけありませんが,ちょっと面白いので,記録を付けながら観察?は続けようと思います.

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8/29'11
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(政治)

 N田さんになったようですね.M原さんではなく,N田さんというところにかすかな希望をもちました.私が見る限り,彼は信用できる人物だと思いますし(彼の演説だけちょっときいたのですが,過去のいろんな苦労話をしていてちょっと感動しました.K江田さんのは,つまらなくて途中できくのをやめました),彼が言っていることは,とにかく財政再建で,まさしく正論です.今やるべきことは,(このサイトで再三書いているように)これしかないでしょう.問題はそれが実行できるかどうかです.でも,経済は停滞しますよ.でも,そんなことより大事なことがあるでしょう.

                 -----------------------------------

8/30'11
[]
(政治)

 N田さん,どうですかねー.世間一般では,知名度が低く,誰?って感じみたいですが,私の中でのイメージは,悪くはないです.あんな風貌(失礼!)ですが,言ってることは首尾一貫していて,話もうまいですし,少なくとも悪いことは考えてなさそうで信用はできます.ああいう風貌で(再び失礼!)外見的にはぼくとつとしていて,人柄もよさそうで叩かれにくくて意外と意外とするかもしれませんね.というか,そうあって欲しいものです.

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8/31'11
[デフレ脱却?]
(政治, 経済, 世の中)

 課題山積の政治経済ですが,よく言われることの中に「デフレ脱却」があります.デフレというのは,言うまでもないですが,普通は,経済が低迷して起こるものです.逆に経済が活発になるときは,インフレになりがちなので,注意が必要です.

 つまり,今のデフレの原因は,みんな元気がなくなって経済が低迷して起こってるということになってて,それを何とかしようと多くの人が言うわけです.でもほんとにそうですか?

 今,ものの値段が安いのは,どう考えても中国から安い輸入品がばんばん入って来てるからですよね.つまり,日本経済の低迷というよりは,かつての日本が1ドル360円でそうだったように人民元が実質固定されていて,中国が安い値段で物を輸出できる状況になってるのがデフレ(と言うのだろうか? 少なくとも物の値段が安いということ)の原因でしょう.

 つまり,これは既にどこかで書きましたが,景気悪くて給料下がって大変とか言ったって,物の値段も下がってるわけですから,別にとんとんなわけで,がたがた騒ぐようなことではないわけです.そんなことより,もっと騒がなきゃいけないことが他にあるでしょう.

 円高だって,製造業などの輸出業者は大変ですが,逆に輸入業者はほくほくなわけで全体としては±0なはずです.そうでないとしたら,輸出入のバランスが偏っているということで,これを是正すべきですし,少なくとも,大変だと言う輸出業者だけを取り上げて,がたがた言うメディアもちゃんと公正な報道をすべきでしょう.

                 -----------------------------------

31b
[不調って?]
(バドミントン)

 記録ですが,ここ数回,かなり不調で,あっという間に傾き0.0007となりました...まあそんなもんでしょう(でもそれでも4年すれば1ランクアップとなる).

 不調というと,あー不調なのね,ということで終わってしまいがちですが,そんな単純な話ではありません.最近思うのは,体の不調というのも確かにありますが,やっぱり,頭というか意識の問題なんですよねー.

 思うようなプレーができないときは,だいたい,意識すべきことを意識できなくなっています.で,しっかり意識づけしてプレーすると,途端によくなる.でも,またすぐ意識できなくなるんですよ.つまり,脳の持久力がなくなってる感じでしょうか.

 じゃあ,どうしたらいいかですが,やっぱりルーティンというか,このサイトで再三書いてる「無意識に意識」ですね(「無意識」ではないのに注意).「練習とは記憶」と書いたように,記憶するには忘れて憶えるですから,忘れて(不調になって)憶えてを繰り返しながら,つまり,波打ちながら緩やかに上昇していけばいいんだと思います.

 ただ問題はやっぱり歳ですかねー(^^;.今やっているようなことを若い頃やったら間違いなくものすごく強くなったと思います.でも歳とると「分母」が大きくなって,今までの「遺産」もキャンセルしながら意識づけして行かないといけないので,とてもとても時間がかかります.でも,地道に続けるしかないですね.「記録」がその助けになってくれればと思います.

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