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7/5'11
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 どうにも調子がよくありません(でもここで文章は書けるようにはなったので少しは回復傾向か?).発疹はだいたい治まってきたのですが,発疹が出たときに相当消耗してしまった感じです.ステロイドは,まだ少し使っていますが,昨日,また少し発疹が出てあちこち痒くなってきました.部屋は(エアコンを使わずに)涼しくしているのに夜もぐっすり眠れない感じです.

 今回の全身に広がった湿疹もそうですが,40を過ぎてからの体調不良にはずっと苦しめられてきました.人体の耐用年限は50年と再三書きましたが,ほんとそんな感じです.耐用年限の50年で人生が終われば,それはそれで丸く収まる?のですが,平均余命まで生きるとするとそこからまだ30年くらいあるわけです.

 で,いろいろ調べたりしているんですが,やっぱり,40〜50歳が体の節目という記述が多いです.このくらいの年齢で体が変わる,厄年が来る,そして,死ぬ人は死ぬということでしょう.死ぬ場合は,そういう体の変化に対応できなかったというケースが多いようです.

 交感神経,副交感神経については,このサイトでも何度も書いてきましたが,最近読んだ免疫に関する本によると,40くらいを境に交感神経優位から副交感神経優位に体が変わるのだそうです.つまり,それまでバリバリ働いていた状態から,のんびりクルージングに変わるということなのですが,それに対応できずにそのままバリバリ働き続けると癌になったりして,命を落とすということです.思い返せば,父もそんな感じでした.

 私に当てはめてみると,それが体調不良という形で現れているのかもしれません.確かにしんどいですが,癌などの大病となるのではなく,センサーが敏感でそうなる前にちょこちょこと体が無理するなとストップをかけていると見ることができる,とも既に書きました.

 ですから,やっぱりもう歳ということで,無理するなということなんだと思います.「もう歳」というのは,いわゆる決まり文句で,そういうものを使った途端に思考停止になってしまうので危険ということも書きましたが,その意味をしっかり考える必要があるということですね.そして,これもどこかで書きましたが,がんがん頑張れるのは40くらいまで,人生そんなに長いと思うな,ということです.

 ただ,上であげた本には,副交感神経,即ち,のんびりリラックスに傾きすぎてもいけない,要は,めりはり,そして,交感神経と副交感神経のバランスが大事ということが書いてあって,これも既にこのサイトのどこかに書いたことです.ただ,面白いと思ったのは,本の中で免疫反応が過剰に出るアトピーや花粉症などは,副交感神経にバランスが崩れた状態で出るということです.現代人は,もはや厳しい自然の中で食料を確保して生きていく必要がないので,甘やかされて副交感神経優位になっているので,そういう症状が出ると言うのです.

 わかる気がしますが,今回の私の湿疹がアトピー性のものだとすると,のんびりし過ぎということになってしまいます.これは意外でした.大地震連発でもう大変で頑張りすぎてストレス過多では,アトピー性の湿疹なんか出ないってことです.あるいは,そういうストレス下から一段落して解放されて,副交感神経優位に傾きすぎたってことでしょうか? だったら,逆にまた頑張ればいいってこと? でもやっぱり,体調悪いときは,無理しないということでしょうね.というか,物理的にもう無理はできません.

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05b
[ある話]
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 ここで書いていいのかどうかわかりませんが,最近「ある話」がありました.「ある話」では,何のこっちゃわからないでしょうが,そういうこともあるんだなーと思いました.話が来た瞬間には,直感的に無理だと思ったのですが,折角来た話ですし,悪い話ではないので,家族など周りに相談したりしてちゃんと検討しました.それで,いろいろわかったことや確認できたこともありました.

 結果的には,やはり無理なので何も変わることはなかったのですが,上で書いたようにそういうことがあるということを確認できたのはよかったと思います.今回は,タイミングとかいろんなことから無理だったのですが,次にそういう話が来た時には,というか,今後もそういう話が来るようにしっかり仕事をして行こうとは思いました.

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7/6'11
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 体調が悪いとき,いつも思うことがあります.やらなければならない仕事があって助かってるなーと.もし,そういうことがなかったら,横になって寝てるだけかもしれませんし,ただでさえ怠け者の私ですから,うだうだ過ごしてしまって,気分も悪くなって体調もどんどん悪くなってしまうでしょう.あー老後が心配.仕事以外にやることがいくらあっても,体調が悪ければ,「横になる」には勝てないでしょうからね.

 でもなんとかなってるからなんとかなってるのであって,そこのところのバランスが崩れると大変なことになりそうです.ここんとこの体調不良は,国内外の大地震の発生とその後のいろんなことがあって,その辺のバランスが崩れてしまったんだと思います.もう少しなんとかやり過ごせれば,なんとか普通になるでしょうか?

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7/10'11
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 昨日は,南先生の13回忌のお墓参りでした.確か前回は,7回忌だったと思うので,このとき以来ですかね.このとき同様,沢山の懐かしい人達が集まりました.私自身,南先生に久しぶりに会えたような気がしてとてもよかったです.大堀さん,坂上さん,どうもありがとうございました.

 6年前の時は,どうだったかよく憶えてないのですが,お墓参りの後,小田原の料亭でみんなで食事した(飲んだ)後,工藤先生や目黒先生など10人くらいで近くの飲み屋で大堀さん,坂上さんご苦労さん会をして(飲んで),帰りの電車の中でグリーン車の一区画貸し切りみたいにして飲んで,東京駅でまた飲んで,という感じで,結局,昼食の14時くらいから22時過ぎまでずっと飲んでました(^^;.湿疹が増えたような感じで,原因はこれかとも思ったのですが,今朝には,昨日の朝くらいの状態に戻ったので,違うかな?

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10b
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(サッカー)

 昨日の帰りの電車の中で,坂上さんが「女子サッカー(ワールドカップ)どうかね?」と言うので,こう答えました.目標がメダルなのなら,イングランド戦が一番重要だったのにそこで負けたのは致命的.なぜなら,それでグループリーグ2位になって,決勝トーナメント1回戦で3連覇を狙う世界ランキング2位のドイツ(しかも開催国)と当たるから.でも,目標が金メダルなのなら,どうせどこかで当たるので関係ない.厳しいでしょうけど,サッカーは番狂わせが多いスポーツだから,何があるかわからない,と.結果は...

 やってくれましたね.これで逆に世界ランキング1位のアメリカとは,決勝まで当たりません.つまり,今度は,番狂わせが起きなければ,メダル確定となります.でも,目標は,メダルじゃなくて金メダルなんですよね? それが次の試合でわかります.

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7/11'11
[なんで電気?]
(世の中)

 今年も暑くなりそうですね.これでまた節電節電ということになりそう(なってる)ですが,必要なのは節電ではないですよ!

 それにしてもなぜ電気なのでしょうか? 例えば,ソーラーパネルや天然ガスで発電した電気でお湯を沸かすとか暖房に使うのってどう考えても非効率でしょう.ガスなら一度電気に変えるのではなく,直接,沸かしたり暖房した方が遙かに効率的です(ていうか,燃料炊いてお湯沸かして蒸気でタービン回して発電した電気でお湯沸かすって何?).さすがに原子力で自家発電とは行きませんが,都市部なら各家庭に都市ガスは来てますよね.

 こういうこと言うと,電気はCO2が出ないけど,ガスは出る,という人がいるのですが,そういう人は,発電するときにCO2が発生していることを考えていません.

 要は,節電とか新エネルギーとか短絡的にではなく,ちゃんと考えましょうということです.津波災害や原発事故に「便乗」する人に騙されてはいけません.

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7/13'11
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(世の中)

 福島第一原発がなかなか収束しないことに政府の対応のまずさも相まって,反原発の色合いが濃くなってきました.でもどうですか? 原発ってほんとに危ないのでしょうか? ちゃんと考える必要があるでしょう.

 例えば,交通事故で1年に数千人の人が亡くなっています,高度成長期には1万人を越えていました.航空機事故が起これば,一度に数百人の人が亡くなります.今回の原発事故は,社会的影響は甚大ですが,亡くなった人はまだ一人もいません.でも,車も航空機も危ないから反自動車,反航空機とは誰もいいませんよね(これはこれで問題なのは既に書いた通り).

 車や航空機は,どうしても必要だが(車や航空機がほんとに必要か?ということも既に書きました),原発は,他の発電方法という代替手段があるということでしょうか? 原発に全体の30%も依存している現状では厳しいと言われていますが,実は,火力発電をフル稼働させれば,まかなえます.でも,燃料代がかかりますから,今より高額の電気代を受け入れる必要があります.これは,家庭で払う電気代だけではなく,様々な産業で使うものも含まれますから,日常生活に必要な様々な物品も含めてです.それでもいいですか?

 これについては,社会的経済的影響という点では,(いつも書いていますが)自動車や航空機がなくなると自動車メーカーや航空会社やそれにぶら下がる業者が困る,ってことでしょう.原発がなくなっても,困るのは業種的にはある程度限られますからね.

 車や航空機は,危ないと思えば,乗らなければいいが,原発は,大事故が起これば放射線が否応なしに降ってくる,ということはあるでしょうね.でもどうでしょうか? 1000年に1回の大地震が発生して想定を越える大津波が来て電源が全て失われ,絶対に回避しなければならなかった水素爆発まで起こして最悪のレベル7となった今回の大事故で,年間1mSvを越える地域が出てきてしまったのですが,それでも半径20〜30kmくらいです.

 そもそも年間1mSvという設定値があまりに安全率を含んだものであることは,既に書きました.発がんリスクで規準化すると,例えば,喫煙者は,年間32mSvの放射線を浴びているのと同じです.それ以外にも,食品添加物や有害な電波など世の中,放射線で溢れているようなものでしょう.発がんリスクではなく,放射線に限定しても,ラジウム温泉に代表されるように微量の放射線が体に有害どころか有益という面もあります.つまり,なぜだか,「原発から漏れる」放射線には過剰に不自然に敏感なのです.まるで,明治時代には,写真を撮られると魂をとられると思っていたみたいな感じです.

 ということで,どうも何か先入観というか偏見のようなものを感じます.反原発と言うことによってなんかしようとしているよからぬ意図も感じます.まあそういうことは,さておいても,1つの考えとして,「使えるものは有効活用する」ということはあると思います.これから設備投資が必要なのならともかく,既に原発があって,ちゃんと安全性さえ確保できるのであれば,半無限にあると言われる安価な「燃料」を使わない手はないと思います.もちろん,安全性が確保できれば,というのが条件ですが,自動車や航空機だって完全に安全性が確保されているわけではないので,原発アレルギーや偏見をもたずに0ベースで冷静に検討することが必要だと思います.

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7/15'11
[確信犯?]
(世の中, 政治)

 K首相の脱原発宣言驚きましたね.いや,もう今更驚かないか.現状で原発なしにまともなコストで必要な電力がまかなえるのなら誰も苦労しません.物事をちゃんと考えられる人ならそんなことはわかっています.一見口当たりのいいことを言えば,支持が得られるのなら首相なんか誰でもできますよ.いっそのこと,原発やめて,全て自然エネルギー発電にして,消費税も撤廃して,学校や病院も介護も全て只にして,年金も今の倍支給する,とか言ったらどうですかね(^^;.

 ただ,何を言っても説得力がない人が脱原発とか言うと,逆に,あーそっか,やっぱり原発必要なんだな,と思ってしまうってことないですかね.反原発運動してる人も首相が脱原発って言ってるんじゃ,逆に白けちゃいますよね.つまり,確信犯なんじゃないかということです.彼が,と言うよりは,彼にそう言わせることによって,反原発の流れを押さえ込もうと政府が考えている,というのは,考えすぎですかね?

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7/17'11
[*年に1回]
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 今回の大震災(津波被害)は,1000年に1回の大惨事と言われています.政治家の中には,1000年に1回の国難に立ち向かうと言っている人もいます.でも,それは全然違います.1000年に1回というのは,あの規模の地震が「あの場所」で起こる頻度です.それも,約1000年前に貞観の津波が来たというだけのことに基づいています.

 つまり,1000年に1回の大震災が,「あの場所」以外で,例えば,東海・東南海・南海連動地震,あるいは,首都直下地震が来年起こっても全然不思議ではありません.実際,500年に1回と言われる阪神・淡路大震災が起こったのは,たった16年前です.

 こういう「分母間違い」は,他にもいろいろあります.例えば,おととい,日本女子ゴルフツアーで有村智恵さんが1ラウンドでアルバトロスとホールインワンを同時に達成したという報道がありました.確かに限りなく起こりえないすごいことだと思いますが,なんと3万年に1回の出来事だそうです.んなわきゃありませんよね.こういうのは,プレーヤーのレベルとかゴルフ用具や技術の向上やゴルフ場の条件などを全部無視しています(多分).

 これ以外にも,野球とかですごい選手が出てくると,10年に1人の逸材とか言いますが,多分,ここ10年で,10年に1人の逸材が少なくとも10人くらいは出てますよね(^^;.要は,大袈裟に言って注目を集めようというメディアや政治家のやり方ということでしょう.でも数字を出す以上は,やはりちゃんとした根拠が必要でしょう.

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17b
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 発疹なんですが,大分おさまってきて,お医者さんが言うようにそれに合わせて徐々に薬も減らしていったのですが,また大分出てきました.体のあちこちが痒いですし,このくそ暑いのに,未だに長袖です(でも,長袖は,暑いのには,意外と大丈夫だった).今年の夏は,半袖に手を通さずに過ぎてしまうかも.

 でも,調子自体は,大分戻ってきました.でも,いろいろやることがあって,仕事(研究)はあまり進んでいません.

 ただ,(涼しくしているのに)ぐっすり眠れないのは,ずっと続いています.明け方くらいに,必ず一度目が覚める感じですかね.去年,おととしの日が長くなり始めた5月くらいにもそうなったことがありました.

 単に歳ということかもしれませんが,目が覚めて起きて何かしようとすると,しんどくてまた寝てしまうんですよ.年寄りで朝が早い人は,そのまま起きちゃうんですよね? だから,歳というのとは,ちょっと違うような気がします.

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7/18'11
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 今日も明け方に目が覚めました.どうせこのままは起きれないから,また寝ようと思ったのですが,女子サッカーがどうなったのかなと思って,テレビを付けてみました.ん? まだやってる?

 点数を見ると1-1となっています.よく見ると延長,そして,右上にLIVEと書いてあります.これは見ろということだなと思って見始めました.個人的には筑波大の安藤さんに活躍して欲しかったんですが,もうベンチに下がってました.しばらくしてワンバックに勝ち越しゴールを決められましたが,その後,沢さんの同点ゴールで追いつき,PK戦を制して(最後のPKを決めたのは筑波大の熊谷)優勝,世界一になったのは,ご存じの通りです.やりましたね.

 男子サッカーの世界の壁の高さを思うと,女子が先に世界一になったのはすごいと思います.去年の男子WCのときに書きましたが,とにかく走って全員で守って攻めるパスサッカーを女子が先に体現したことになります.

 思うのは,男子女子含めて,一部の国が突出した力をもつ時代は,終わりつつあるということです.今回は,女子は確かに世界ランク4位で,男子よりも世界の中では格上ですが,男子も今は世界トップクラスの国と試合をしても昔ほど絶望的な差はありませんし,ひょっとすればひょっとするところまでは来ています.

 チャンネルを変えるとNHKでコパアメリカをやっていました.開催国アルゼンチンは既に敗退したのですが(それにしてもメッシは代表では結果を残せませんね.彼自身というより周りの問題?),ブラジルもPK戦で敗退しました.南米は少し前からブラジル,アルゼンチンがWC予選などで苦戦する状態が続いていたのですが,とうとうこういう形になりました.

 世の中全体に目を移しても,新興国の躍進が目立ち,一部の先進国が世界の富を独占していた状態は終わりつつあります.そういう時代なんだなと思いました.もちろん,いいことだと思います.

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18b
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 ここのところ,久しぶりにあること(ではなんのこっちゃわからないでしょうが,あとから読み返して,あのときそうだったんだなとわかるように自分のために書いています.すみません)に取り組んでいたのですが,ようやくなんとか目処が立ってきました.取り組んだきっかけは,「悪いこと」で,それに対処するために仕方なく始めたような感じでした.面白いと思ったのは,きっかけが「悪いこと」ということもありますが,取り組む中で,何度か「間違い」をして,でも逆にそれで事態が好転することがあったことです.

 目処が立ったと書きましたが,実際のところは,まだわかりません.「結果」が出るのには,しばらく時間がかかるでしょう.でも,久しぶりに時間を忘れるような感覚もありましたし,うまく進まず,もう歳だなと思うこともありました.でも,やっぱりちょっと(かなり?)疲れました.それに,これからちょっと忙しくもなりそうです.

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18c
[大科学実験]
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 ちょっと一息ついたので,7時のニュースの後で,「大科学実験」というのをやっていたので,見ていました.でも...こんなの実験じゃないですよ.みんな,「すごいすごい!」とか「どうしてどうして?」とか言ってますが,(私から見れば)どれも当たり前のことばかりです(まさか,ここで,当たり前と思うことが危ないと突っ込みを入れる人はいませんよね).

 そもそも,どうなるかわからないことをやるのが実験であって,どうなるかわかってることをやっても実験にはなりません.科学の面白さは,わからないことを解明することであり,百歩譲って,わかっている科学を学ぶためのデモンストレーション(実験ではない)だとしても,それを行う際の理論や計算こそが科学であり面白さであり,そうなることだけを見せても,それは,実験ではなく,単なるショーです.科楽の実験も同じです.

 でも,ショーとしては,面白いと思います.科学嫌い,科学離れが叫ばれて久しいですが,こういうところでまず惹きつけて興味をもってもらおうということでしょうか.要は,きっかけは何でもいいってことなんでしょうか? なんか違うような気がします.少なくとも,興味をもって取り組む人は増えたとしても,有能な人は集まらないでしょう.

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7/19'11
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 目処が立ったと書きましたが,まだだめですね.というか,同じ過ちを繰り返してます.でもいい加減疲れてきたし,もうそろそろ終わりにしたいです.湿疹もまた出てきたし,今日は,体調も悪くてしんどかったです.

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7/20'11
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 まあ予想通りなんですが,大フィーバー(^^;ですね.女子がワールドカップを制して,嬉しいということもあるんでしょうが,それに乗っかる人や,更にそれに乗っかるメディアとか,こういうのを相乗?効果って言うんですかね.

 彼女達もずっとメディアに出っぱなしという感じですが,彼女達自身の方が冷静な感じがします.私はだいたい安藤さんを見てるんですが,彼女は,代表には欠かせない存在で,ずっと先発してたと思うのですが,今回ほとんどFWにいて,でも得点にあまり絡むことがなくて,いろいろ思うところはあるんじゃないですかね.

 安藤さんのことは,何年か前,担任をしていた女子学生が女子サッカー部だったのでちょっときいたことがあるんですが(工シスは隠れ体専と言われていて運動部に所属してる学生がかなり多い),筑波大の女子サッカー部はインカレでベスト4に入るくらいの力をもってるんですが,それでもやっぱり全然レベルが違うらしくて,男子と練習してるとか言ってたと思います.

 話を戻すと,メディアでは,ほんと嬉しい,感動した,元気をもらった,私も頑張るとか言う人を流してるんですが,これでほんとに元気をもらって頑張れるのなら,結構な話だと思います.でも,もちろん私だって嬉しいですが,別に自分が何か成し遂げたわけじゃないし,これで何がどうなるということはありません.逆にいろいろ考えさせられてしまいます.

 安藤さんも含めて彼女達は,いろんなものを犠牲にしてサッカーというたった1つのことに打ち込んできたわけですよね.私にはそれがどうしてもできません.だから,彼女達が世界一になったからではなく,そういうことができているということが羨ましいです.

 確かにいろんなことをやってると面白いんですが,とても大変で疲れるし,エネルギーが分散していることは否めません.私にはどうしてたった1つのことに打ち込むことができないのでしょうか?

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7/21'11
[問題は]
(生き方)

 上の続きです(また発疹が広がってきたので病院に来て,待合室でこの文章を書いています).これに関しては,このサイトで既に何度か書いてきました.ある分野で何かを成し遂げるには,その分野に興味をもつことや才能があるだけではなく,それ以外の分野の才能がない,興味がもてないことも必要とも書きました,そういう意味で,私に決定的に「才能がない」ことは明らかです.どうしてそんなことになってるのか,たった1つのことに打ち込めないのかはわからないのですが,できないものは,しょうがありません.

 でも,たった1つのことしかできないよりいろんなことができた方がいいに決まってますし,私は,ただ純粋にその分野でその道を究めたいと思ってるだけで,世の中的に成功したいとか世界一になりたいとかは思ってないので,あるたった1つの分野で世界一になるために,それ以外のことを犠牲にする必要もないわけです.

 ですから,問題は,なんでたった1つのことに打ち込めることを羨ましいと思うかですね.

 まあ,単なるないものねだりという気もします.要は,一長一短ということですね.でも,それでは,話が面白くないので,もう少し考えてみます.

 要は,私がどういう人間かということになるのですが,やっぱり,怠け者というかめんどくさがりなんですよね.いろんなことをやってると,うまく回ってるときは,それが相乗効果を産むのですが,ほんの少しでもバランスが崩れるともう大変なことになります.しかも,それぞれベクトルが違う方向を向いているので(でも,これに関しては,共通の「何か」というのを追求していきたいし,そういうところも徐々に見てくるようにはなってきました),マネージメントがもう大変です.そういうのが(面倒なときは)とても面倒なんですよ.

 でも,やめたきゃやめればいいだけの話なんで,退屈でつまらない人生より大変でも楽しく充実した人生ということでしょうかね.

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7/23'11
[クレー展]
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 先日,東京で仕事のついでにクレー展に行ってきました.実は,1ヶ月くらい前にKKR竹橋で委員会があって,近代美術館はすぐ隣なので,これは行けということかと思ったのですが,発疹が一番ひどいときで病院に行くことにして帰ってきたのでした.

 でも,クレーには何回も行ってると思うのですが,今回は,面白くなかったですね.いかんせん,まともな作品(下の「花ひらいて」他数点)がほとんど来てない.ほとんどが素描や版画で,その制作過程とかを詳しく説明していたのですが,クレーの絵を見に来てるのであって,別にクレーのこと勉強しに行ってるわけじゃないですからね(そんなことは美術展でやらなくてもいい).事前にちゃんと調べてとくべきでしたかね.でも,こういうのは,調べようがないのが問題なんですが...本と同じ(読んでみないとわからない)ですかね.

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7/25'11
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 ここ数日(久しぶりに)体調がよくないです.とにかく体が重くだるいです(単なる日記).

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25b
[なんでたった1つのことに打ち込めることを羨ましいと思うか]
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 なんでたった1つのことに打ち込めることを羨ましいと思うかですが,要は,シンプルに生きていきたいんだと思います.

 起きる,ご飯を食べる,働く,遊ぶ,休む,寝る,みたいな.

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7/27'11
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 静岡に瓦屋根調査に行ってました(と言っても,私はただの引率).

 で,気づいたんですが,役場の入口に「ここは,海抜*m」と書いて貼ってあります(御前崎は高台にあるので,標高があるが,榛原は,確か4.7mだった).

 2年前,被害調査に行ったときはなかったので,3月の大津波を受けて貼られたんでしょうね.

 今,津波警報が議論されてますが,それ以前に(何度も同じことを言いますが),海岸近くで大きな揺れを感じたら,とにかく高台に避難ですよ.防災意識が高い東北でさえあれだけの人的被害になってしまったのですから,東海(東南海南海)が来たらどうなるかと思うと...でも,さすがに今地震が来たらちゃんと逃げてくれるでしょうか...

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7/31'11
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 とある日本の地方オーケストラの演奏を聴く機会があったのですが驚きました...上手い...ほんと普通に上手い.こんなことは,私がよく音楽を聴いていた30年前くらいではちょっと考えられないです.

 確か,私が大学院生か東大地震研の助手になったばかりくらいのときですから,今から20年くらい前ですが,東大の青山先生にN響の定期公演に誘っていただいて,聴いたことがあったんですが(青山先生は,N響の定期会員だったと思う),そのときも普通に上手いのに驚きました(最初の曲は,私が好きなプロコフィエフの5番だった).

 でも,N響は,芸大卒のエリートの集まりですから,そんなもんかな,日本のレベルも上がったもんだなと思っていたんですが,考えてみたら,芸大,桐朋,国立,東京音大といった一流音楽大学は,毎年,相当のレベルの演奏家をこの何十年にも渡って世に送り出してきたわけで,オケに入れるのは,そのうち更に一部ですから,日本のオケのレベルが劇的に上がって当然なわけです.

 この20年くらい,日本は一体何をしてきたんだ?とよく言われますが,こと音楽(の演奏家)に関しては,(底上げ的には)ものすごい進歩をしたということを実感した次第です.

 そして,同じようなことは,学術分野にも言えると思いました.大学教授のサラリーマン化が進んでいると書きましたが,これは,どういうことかと言うと,音楽と同様,学術も一部の上流階級のものではなく,実力さえあれば,誰でもなれるようになったということで,実際,昔に比べれば,そのレベルは,もう世界のトップに近づいてきてると思います.

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