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1/1'10
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(体調)

 年が明けましたね.今年もよろしくお願いします.体調も何とか普通に回復しました.もちろん,「体調がいい」というほどではないのですが,一度体調を崩したところから回復すると,体調が「普通」というだけでこんなにも違うのかというのを実感します.やっぱり,健康第一ですね.

[今年の抱負]
(仕事)

 今年の抱負,というわけではないのですが,「今年は仕事をしたい」と思っています.もちろん,去年までは仕事をしていなかったということではなくて,自分の年齢とか,研究の進み具合とか,取り組んでいるテーマの中での絡みとか,自分を取り巻く状況とか,いろんなことを総合的に勘案して,今わかっている範囲で,とりあえずSeismic Intensity Measureについてまとめておこうと思っています.

 やることのプライオリティを考えると,今のままではいつまで経っても「査読論文を書くこと」までプライオリティが降りてきませんし,「ある事情」によりこれから雑事が増えるような状況にもなってきました.そういう中で,いい人生だったなー,と「気分よく」死ぬのが最終目標だとすると,もしここで人生をを終えると考えたとき,少なくとも「今のままでは終われない」と思いました.もちろん,今日命が尽きればそれはそれで仕方ないことですが,このまま10年経ったと考えたとき「今のままではまずい」と思いました.

 具体的には,国内外で査読論文やジャーナルを数編書くことになると思います.これ以外に,投稿中,執筆中,執筆待ちの査読論文が少なくとも7編はありますから,今年は「論文を書く年」になりそうです.

 業績を残す,とかいうことは,今更もう大した問題ではないのですが,これから世界的に地震ハザードを評価しようというときに,被害と対応した地震動強さを測る指標がない(そういうものが使われていない)のはとても問題で,もしそれを提供できるのなら,社会的責務としてやるべきことでしょう.

 実は,Seismic Intensity Measureについてまとめておきたいとは,既にここここで書いています.しかし,その数ヶ月後,2007年能登半島地震のJMA輪島でこれまでにない1.5〜2秒という周期が卓越した地震動が発生し,建物の大きな被害と相関をもつ周期帯の見直しを余儀なくされました.それはそれでネタをもらったとも言えますし,それで去年論文も書きました.ですから,そういう「流れ」だったんでしょうし,今年になってやっとまとめられる段階になってきたとも言えます.

 というようなことを考えて,「今年」かなー,と思ってるわけです.でも私は怠け者なので,ここでこういうことを書いて(勝手に)宣言しているということもあります(そういうことはあまりしないのですが).

 でももう歳ですから(^^;,死ぬほど頑張るのではなく,無理はしないでできる範囲で頑張りたいと思います.でも,頑張る度はともかく中身的には「3回目」ということになると思います.というか,中身的には1,2回目(志望大学に受かる,自分の好きなことを仕事にする)より遙かに大きな意義があるでしょう.それには,まず,体調を管理することが重要ですし,雑事をてきぱき片付けることも肝要ですし,仕事以外のいろんなことも仕事を頑張れるようにやって行きたいと思います.

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1/2'10
[父の命日(の前日)]
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 1日早いですが,明日は父の命日です(もう31年前なんですねー).つまり,だいたい,父が亡くなった歳までは生きられたことになります(父は9月生まれ,私は10月生まれなので,厳密にはあと1ヶ月くらいある).父のことについては,既に何回か書いてきましたが,私に一番大きな影響を与えてくれたことは,「とにかく楽しそうに仕事をしていた」ことです.それを見て,私も大学の先生になりたいと思いました.そして,それは間違ってなかったと思います.何やったらいいかわからないという若い人はとても多いと思いますが,迷ったら親と同じことをやるというのも1つの選択肢ということも書きました.

 ただ,父は,最初から大学の先生だったわけではありません.卒業大学は九州大,そして,大学院修士卒ですが,当時は,近代文学は学問として認められておらず,講座があったのは古典のみで,先生から古典をやれと言われて大げんかをして研究室を飛び出したそうです(血は争えない?).そして,しばらくは,定時制高校で教師をすることになります.その頃のことをよく話してくれたのですが,定時制高校の授業は夜あるので,普通の人が働いている15時くらいまでの時間は自由で,その間に思う存分,勉強や研究ができた,とても楽しかったと言っていました.

 そういう平和?な日々を送っていた父に転機が訪れたのは,妹が産まれたときだったそうで,そのとき,大学の先生になろうと思ったそうです(と彼が私にくれた手紙に書いてありました).それで,出身研究室をぶらっと訪ねると,大げんかした先生はもう退官されたのかおられなくて代替わりしていて,あっさり有明高専の職を紹介されたそうです.

 高専(高等専門学校)については,ロボコンもありますし,これを知らない人はそんなにいないと思いますが,学校の格付け?的に言えば,高校ではなくて,大学相当(高専の先生は「教諭」ではなく「教授」)ということを知っている人はそんなにいないと思います.つまり,彼は,あっさり「大学の先生」になったわけです.でも,おそらく定時制高校時代に相当頑張って,既にかなり業績があったんでしょうね(なんと卒論!が本になってるくらいですから).

 その後,彼は,福岡大に移り,あっという間に教授になりました.そして,最後は「東京進出」して,無理をしたのか,体を壊して亡くなってしまいました.東京進出しようとしたときも含めて,彼は出身大学が東大ではなく九大ということでいろいろ苦労したみたいで,私には「東大に行け」とよく言っていました.実際,当時の九大の先生の出身大学はほとんど東大だったと思います.それを信じたのかどうかはともかく,大学の先生になりたい,そのためには東大に行かないと行けないと思って高校までを過ごしました.

 結果的に東大に入ることができましたが,これに関しても行ってよかったと思います.実際,行ってみた感想としては,多分行った人のほとんどがそう思ってると思いますが,「ふーん,東大東大って言うけどこんなとこなのか」ということです.これはいろんな意味が含まれているのですが,言えるのは「行ってみないとわからない」ということです.そしてその差は大きいと思います.

 と,何だか,単なる思い出話みたいになってきましたけど,彼が生きた時間と私が生きてきた時間を重ね合わせると結構重なるところがある,ということに気づかされます.でも,違うところもかなりあります.実は私と彼はDNA的には結構違うと思います.実際,彼は見事な禿頭でしたが,私は何ともありません.これは余談ですが,今にして思うのですが,父が亡くなったとき沢山の同級生が来てくれてほんとに慰められたのですが,見事な禿頭の父の遺影を見て「境君も将来は禿げるんだろうな」と思った(異性の)同級生もいたんじゃないかと思うんですよね(^^;.

 あとは,彼は亡くなる10年近く前から大病をしていたのですが(私が小学生のときに夜中に大量に吐血して病院に担ぎ込まれた),私は病気という病気は全くしていませんし,今も何ともありません(体調は悪いが...).これも既に書きましたが,父よりは母のDNAが優性という感じがしています.実際,母の男兄弟を見ると禿げてないとか,セロトニンが足りてなさそうとか,自分と共通する点がいろいろあります.

 母の父は私が産まれる直前に亡くなったのですが,理系で三井東圧化学で武器製造の責任者をしていたらしく,戦後,戦争犯罪人として職に就くことができなかった(くらい偉かったということ?)そうです.母方には心臓疾患のきらいがあり,母の父も心臓発作で突然亡くなったそうです.私も今は何ともありませんが,高校から大学に入るくらいまで,つまり,バドミントンを始めるまでは血圧がとても高かったと思います(やっぱりバドミントンはやめられないか...).

 母を見ていても普段の体調は悪そうで,しんどそうにしていることがよくありますが,大きな病気は特になく,ここまで80年近く生きてきています.私もおそらくそんな感じなのではないかという予感は何となくあります.ですから,体調が悪いとき,不調のときをどう過ごすか,それらとどうつき合って行くか,ということになると思います.

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02b
[サスケ]
(日記, スポーツ)

 昨日放送されたサスケを(ちらちら)見ました.もー何でこんなに長いんだ?(放送時間5時間近く)と思ったら,ファイナル進出者があれだけいたわけですね.でも長野さんがファーストステージで脱落したときはさすがに一気に見る気が失せましたけど...完全制覇した漆原さんは,ほんとしっかり準備していて,きっちりやることやったという感じですが,どうなんですかね?完全制覇することが全てならそれでいいとは思うんですが,サスケってそういうものではないですからねー.

 放送ではしきりに世代交代を煽っていましたが,いわゆるオールスターズと言われる人達には,いろんな意味で(結果がなかなか伴わないことも含めて)そう言われるだけの華がありました.でも彼らがいなくなって,次の世代?の人達だけが残って,番組として成立しますかね?(視聴率獲れますかね?)彼らがオールスターズを駆逐?することによって,自ら出番をなくすなんてことにもなりかねません.

 そういう中,第3ステージで脱落しましたが,最初に出てきた田島さんのパフォーマンスは,目を見張るものがありました.長野さんが出てきたときのような衝撃でした.完全制覇者が出たということでセットも新しくなるでしょうが,そろそろ曲がり角という気もしないでもありません.

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1/3'10
[気が強い「女性」]
(世の中)

 このCMですが,なんかちょっと変わったような...「気が強い人」ではなく,わざわざ「気が強い女性」と修正したようです.もちろん,益々嫌いになりました.このビールを飲むことはないでしょう(って,私は家では全くアルコールは飲みませんが(^^;).

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03b
[何か変]
(ピアノ)

 ピアノなんですが,何か変です.というか,不調なのかな?とにかく弾く気にならないし,弾いていても何かつまらないです.側座核的にはとにかく弾き始めれば楽しくなってくるものですが,弾いていても途中でどんどん萎えてきます.

 この傾向は,今に始まったことではなくて,弾く曲がないときもそうでしたし,苦肉の策として,練習メニューを組んでいたもということもあります.でも今はその練習メニューですらしんどいです.

 こういうときは何か新しい曲をということで,いろいろぱらぱら弾いてみたりしているのですが,ちゃんと弾けるようにちゃんと練習しようというところまで気分が全然行きません.敷居を低くするために既に弾ける曲や技術的に比較的平易な曲を弾いたりもしてるのですが,これも今一.ヴィラ=ロボスの野性の詩も結構弾けたんですが,これもちゃんと弾けるようにちゃんと練習しようというところまで気分が行きません.

 とにかく,「自分がピアノを弾く→音楽が生成される」というプロセスに気持ちよさや効力感が感じられません.ピアノ以外については,特に効力感を失っている感じでもないので,ピアノ特有の問題だと思います.うーん,どうしましょう?

 もちろん,「ピアノを弾かなくなる」という選択肢もあると思うのですが,もう一生弾かない,とは考えられないので,ここをどうするかですね.しばらく完全にやめるか,そういう状況下で腕が落ちないようにある程度指を動かし続けるにはどうしたらいいかを考えるのか,でしょうか.

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03c
[自分を見つけた]
(スポーツ, 生き方)

 サスケの魅力って何でしょうね?もちろん,単にテレビ中継があるということはあるでしょうね.今やってる箱根駅伝なんか,確かに伝統はあるでしょうが,関東の大学だけというとても限られた中で行われているもので,全国大会でもないのに,日テレが(風物詩的に)丸2日も中継するから注目されるわけです.あとは,いわゆるスポーツエリートではなく,名も無きアスリートにスポットが当たるということもあるでしょうね.優勝者を決めたり,順位を付けたりする「誰かができる」ものではない,ということもあるでしょう.

 観る方はともかく,やる方にしても,何でこんなに思い入れるんだ?というほど思い入れが強い人も(オールスターズのように)かなりいます.これはまあ平たく言えば「自分が輝ける場所を見つけた」ということでしょう.要は「自分を見つけた」ということなわけです.そういうときって自分でも信じられないくらいの努力や創意工夫ができるものですからねー.

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03d
[ガチンコ対決?]
(日記, スポーツ)

 そう言えば,(鬱陶しい)年末年始も今日で終わりなんですね.今回は,年末寝込んだこともあってあっという間でした.めでたしめでたし?

 年末年始,トップアスリートと芸能人のど素人がガチンコ対決という番組が結構放送されてます.でも,ガチンコで勝負になるわけありませんから,実際はガチンコでも何でもありません.こういう番組の趣旨?は,トップアスリートがいかにすごいかを見せるものだと思っていたのですが,どうも違うようです.もしそうだとしたら,てんで相手になんかならないど素人の芸能人では,差がありすぎてトップアスリートのすごさが全くわからないからです.

 ものすごいハンデがあって,アスリートは全力でやってるように見せていますが,実は全然手を抜いています.バドミントンで「イケシオ」とテニスの杉山さんと芸能人の誰かがやっていましたが,「イケシオ」は相手が打つ球はほとんど上げてあげてましたし,ネット際に甘い球を上げて杉山さんにスマッシュを打たせてあげていました(点が入ったのは21点中その2点だけ).

 ですから,こういう番組の趣旨は,ど素人がトップアスリートを打ち負かして?彼らの人間的なところを引き出して,親しみをもってもらう,ということにあるようです.アスリートの方も自分の競技の普及のためとか,引退後の就職とか,人気取りとかいろいろ思惑があるんでしょう.大変ですね.

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03e
[景気が悪いを連発する人達]
(世の中, 経済)

 世の中,景気が悪いを連発してる人ばかりのようです.でもそれって,景気が悪いのは人のせいみたいな言い方でおかしくないですか?景気がよくなるために何かしていますか?仕事がないのに仕事もできない?何で仕事がないのですか?景気が悪いのは,お金を使わない自分達のせいですよね.

 いや,給料も下がったし,仕事もないし,これからどうなるのか不安なのでお金なんか使えない?だから景気が悪くなるんですよ.景気をよくしたければどんどんお金を使えばいいだけの話です.いや,自分は使いたくない,でも,他人には使って欲しい?そんな虫のいい話がありますか?

 つまり,景気が悪いを連発してる人達は「自分だけは助かりたい」と思ってる人達ということです.

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03f
[景気をよくするには]
(世の中, 経済)

 じゃあ,景気をよくするためにどうするか,つまり,みんないっせいにお金を使わせるにはどうしたらいいかですが,これは実は簡単です.相続税100%は既に書きましたが,もっと簡単な方法は「印刷」です.今デフレなんですから,尚更です.実際,アメリカはリーマンショック以降,どんどん「印刷」してます.「印刷」しても貯金するだけというのなら,例えば,今年中という有効期限付きのお札を出してもいいでしょう.

 でも日銀はどうしてもそうしない.つまり「何か」あるわけです.もちろん,コントロールを間違えばハイパーインフレになる(と経済学者はみんな言う)ということもありますが,そうしないのは,そうしないと「得する人」がいるからです.当然のことですが,「印刷」すればお金の価値が下がります.つまり,得する人というのはお金持ちのことで,お金持ちがお金持ちでいるように今の政策がとられているということですね.

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03g
[スキーも...]
(スキー)

 ピアノを弾く気にならなくなったと書いたのですが,スキーもちょっと萎えてきました.今週末,クラブの行事で検定員が足りないらしく,総会のときは多分大丈夫ですから行けると思います,と話していたのですが,土日祝2泊3日という長さにはとても耐えられそうもない気がしてきました.うーん,1泊2日が限界かなー.

 でも,先月,ガーラに行ったんですが,先シーズンほとんど行かなかったこともあってか,技術的にはもうかなりやばいです.少なくとも去年までは何とかあった,準指に受かったときの感覚がわからなくなってきました.ですから,もうスキーに行かないというわけには行かなさそうです.幸い,暖冬予想もはずれたようで雪はもう充分のようですし.

 でも,これも無理することなく,隔週くらいで日帰りか長くても1泊2日くらいでぼちぼちと行きたいと思います.でも,ピアノといい,スキーといい,要は今年は「仕事の年」ってことですかね?ちなみに,バドミントンは,そうでもない(そんなに萎えていない)と思います.ゴルフは既にもう相当萎えています(ていうかそもそも全然行ってないし).

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03h
[アナログ放送の終了]
(世の中)

 年が明けて,2011年7月のアナログ放送の終了まであと1年半ちょっととなりました.でも,今のアナログ放送を続けてもらうわけには行かないんですかねー.はっきり言ってそんなに変わらないし,アナログ放送で全然OKなんですけど.

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1/4'10
[最近の「歳をとるということ」]
(生き方)

 最近は,そうでもありませんでしたが,「歳をとる」ということについて,何度も書いてきました.

 そして,これは最近もちょくちょく書いていることですが,父が亡くなった歳,あるいは,人生50年を1つの節目と考えてきました.でも「それに向けて」は,結局何もできませんでした.

 今その節目にさしかかって思うのは,歳をとる,ということよりも(これも何度も書いていますが)ここまで生きて来られた,ということです.それは感謝しないといけないと思いますし,実際,(これは意外だったのですが)感謝の気持ちが感じられるようになってきました.

 年が明けて「あけましておめでとうございます」と言いますが,何が目出度いかというと,1つ歳をとった(昔は正月にみんな一斉に1つ歳をとった)ということは,また1年生きられたということだからです.昔は生きていくだけで大変だったということですが,それは今も本質的に変わらないと思います.

 そして,「節目」にさしかかって,ここまで生きて来られたと思うということはどういうことかというと,これからは,「生かしてもらえる」,という言わば「おまけの人生」ということです.

 私は30を過ぎた頃から「自分のために」頑張れなくなったと書きましたが,それはこれからもそうで,節目にさしかかり,そして,それを過ぎると,これまで以上に,自分が生きているというよりは,生かされているということになるわけです.今年は仕事をしようと思ったのもそういうことかもしれません.少なくとも,仕事以外にやっていることで,ピアノやバドミントンやスキーやゴルフは,それが仕事をする活力になるという以外は,基本的に「自分のために」やることですからね.

 つまり,「歳をとる」ということは,体が衰えていくというような悪いことばかりではなく,むしろ,それだけ生きて来られたといういいことでもあるわけです.そして,感謝するのであれば,恩返しをして行かなくてはなりません.

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04b
[最近の心境]
(生き方)

 最近の心境としては,「節目」を迎えて,これまで生きて来られたことに感謝して,これからの,言わば「おまけの人生」「生かされる人生」を,自分にできることをできる範囲でしっかりやって過ごしていきたいということでしょうか.ただ,これからの人生を考えたとき,平均年齢の80くらいまで生きるとして,定年の65まで仕事をするとすると,その前後は,かなり違う「状況」となります.

 簡単に言ってしまえば,仕事ができるのは前半の15年だけです.そして,前半の15年を「仕事したなー」という満足感をもって終えないと,後半の15年を心穏やかに気分よく過ごして行けないような感じが今更ながらしてきた,ということでしょうか.つまり,そのときではなく,その後に感じられる気分のよさをどれだけ想像できるか,ということですね.

 仕事なんて一生懸命やったって定年で終わりだし,老後のために何か「残る」わけでもないし(お金はある程度残るが,やった仕事に対してそんなに差があるわけではない.お金を沢山残したかったら「金儲け」をする必要がある),これに対して,例えば,ピアノやスキーやゴルフを練習しておけば,それは技術として自分に残り,老後もピアノやスキーやゴルフを楽しめるじゃん,金儲けしたら老後が豊か?に暮らせるじゃん,とかいう考え方もあるとは思うのですが,ちょっと考えてみれば,自分の能力が最大限に発揮できること(で社会に貢献する(と思える)こと)以上のことはそうそうないでしょう.

 でもそれだとしんどいこともある.それで,「未来に視点を置く」的には,心穏やかな老後(後半)を送るために,多少しんどくても前半頑張る,ということでしょうか.もちろん,これは副次的方法であって,あくまで王道は「それそのものを楽しむ」です.でもやっぱり単純に「純粋な喜びの一つは勤労後の休息である」(カント)ということはあると思います(人間の本能?).なんかよくわからんがとにかく仕事したら(後から)気分がいいのは否定できません.これはその日その日,その時その時もそうですし,これからの人生の前半と後半でもそうなんだと思います.

 やるべき仕事が何かもしっかり考えて行く必要があるでしょうね.残すべきは「仕事より人」というのは確かにそうですが,それはあくまで結果であって,人は育てようとして育てるものではないことは,教育後継者で書きました.でも私もそうでしたが,学生の頃,研究室の先生達や綺羅星のようなOB達を見てほんとにすごいと思って尊敬してたし(もちろん今でも),だから頑張れたと思います.ですから,やっぱりまず私自身がしっかり生きていくということなんだと思います.

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1/5'10
[仕事(研究)の優先順位]
(仕事, 研究)

 「今年は仕事をする」と書いたのですが,すぐ上で,やるべき仕事は何かしっかり考えて行く,とも書きました.ここでいう仕事というのは,研究のことです.

 まず,学生の研究指導があります.これは全てに優先します.でもこれはこれまでもずっとそういうつもりでやってきたので,その点ではこれまでと変化はありません.そうするとそれ以外の研究,例えば,Seismic Intensity Measureについてまとめておくこと,あるいは,その他諸々の「待ち」になってる論文に優先順位をつけるとすると,つまり何からやるかとなると,どうなるでしょうか?

 やはり,被害調査結果をまとめてちゃんとした形にしておくことは,優先度が高いと思います.なぜなら,これは研究というよりは,調査結果という「事実」であり,大地震という滅多に起こらない自然現象に対する貴重なデータであり,極言すれば,人類の財産とも言うべきものです.これをしっかり整理して,後世に残しておくことは使命でしょう.もちろん,誰かがやってくれるのならそれでOKですが,少なくともここ数年の大地震の強震観測点周りの被害データは,我々しかもっておらず,我々がやらなければ,未来永劫失われるかもしれず,そういうことは絶対に避けなければなりません.

 ということで,まず,直近3地震の被害調査結果の論文からやることにしました.これをまず片付けてから,Seismic Intensity Measureの論文の取りかかろうと思います.でも,こんなことをここで書くということ自体,何か今までとちょっと違うような感じがしますね.

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1/7'10
[危ないCM]
(日記, 世の中)

 確か,瞬間接着剤のCMだったと思うのですが,接着剤をつけてクレーンで2階建てバスの屋根を持ち上げる,というのがあります.2階には乗客が乗っています.持ち上げた後,バスは天井がないまま発車して動いていきます.

 

 もちろん,ほんとにやってはいないと思うのですが,もしほんとにやってるとしたら大問題です.実験を繰り返してメーカーは接着剤の性能に絶対の自信があるかもしれませんが,もし何かが起こって途中で屋根が落ちてきたら大惨事になります.接着剤の性能云々以前の問題です.もしほんとにやってないとしたら「偽装広告」です(屋根が落ちてきても安全な軽いものだとしても同様).いずれにしても非常に問題です.

 このメーカーは昔から奇抜?なCMを作り続けていますが(でもCMが奇抜な割には接着剤の性能は...),今回は悪のりが過ぎたようです.多分作った当人達はそういうことに気づいていないのでしょうが,それが問題ということです.

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07b
[溝上先生]
(仕事)

 溝上先生亡くなったんですね.何度かお話させていただいて,何回か年賀状のやりとりがあったくらいでそんなにつき合いがあったわけではありませんが,癌だったとは知りませんでした.73歳ですか.私も「残り時間」がそんなにあるとは限らないので,やはり,できるうちにやるべきことをやっておかないといけないと思いました.

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1/9'10
[股関節の調子]
(日記, 体, バドミントン)

 どーも,股関節の調子がよくありません.日常生活や座るとき,ずっと気をつけているのですが(基本的に背もたれは使わず,股関節が伸びないように畳んでいるのでこれは結構しんどい.でも,1日中リラックス?して座っているより体的にはいいと思う),バドミントンの練習をすると一発でやられ(痛くなり)ます.しばらくやるなってこと?あるいは,(これまでのように)騙し騙しやるしかない?(そうすればいつの間にか何とかなる?)

 でも40前までは怪我という怪我なんかほとんどしたことなかったんですが,最近は,ほんとプレー以前に「怪我とのと戦い」になってきました.

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09b
[ピアノ, スキー, バドミントン]
(ピアノ, スキー, バドミントン)

 ピアノですが,何かいい曲ないかな的な曲探しをしたり,普段から作ってる「弾く曲候補リスト」を眺めたり,既にある程度弾ける曲を弾いてみたりといろいろやってみてはいるんですが,どうしても弾く気になりません.考えてみたら,そもそもピアノの練習って,譜読みから始まって一通り弾けるようになるだけでも大変な作業です.今はそれがよくこんなことやってたな的な途方もない長い道のりに見えます.まあバドミントンも全くやる気がなくなってやめてしまったときもありましたから,そういう時期もあるってことですかね?

 スキーについては,萎えたかとも思ったのですが,研修会でもらった課題を意識して,一番大事な「力学的真上に乗る」ことが意識できていなかったことに気づきました(これは実はブーツを忘れたことがかなり大きかった).そんなに行けるわけでもないので「一番大事なこと」をしっかりやることに注意すれば,そこそこのモチベーションは維持できるのでは,という気がしてきました.

 バドミントンに関しては,少し頑張ろうという気になっているのですが,いかんせん,故障続きで(今は股関節)トレーニングすることも走ることもできません.最低,練習だけはと思っているのですが,ここでもスキーと同様,「一番大事なこと」(そういう風に動くこと)が意識できていないことに気づきました.意識しようとはしているのですが,「無意識に意識」できていなくて,いつの間にか,だめだめな動きになってしまっています.でもこれも今は練習に出るのが精一杯ですから,当面は「一番大事なこと」を意識することに集中してやっていくことにしようと思います.

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1/12'10
[日航法的整理]
(世の中, 生き方)

 日航問題ですが,私の主張通り?法的整理となるようですね.やはり,高額な企業年金の減額が問題になっているようですが(問題はそれだけじゃないと思いますけどね),会社がOBに「お願いする」という点では,筋は通したと思います.でも現役社員の2/3の同意はとりつけたようですが,OBはまだ必要な2/3には達していないようです.でも,同意が得られなければ年金自体が解散となるので,減額幅はもっと広がります.つまり,損得計算すれば同意した方が得となります.それでも同意しないOBが大勢いるということはどういうことなのでしょうか?

 T大J研時代に誰か言っていて,印象に残っている?言葉があります.「人間,意地になったら損得なんて関係ないからね」.つまり,意地かどうかはともかく,損得を越えた「何か」がOB達にはあるんでしょうね.それがお金より大事なものならば,別にそれでいいんじゃないですかね?巻き込まれる現役社員は大変でしょうけど.

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12b
[人工シャトル]
(バドミントン, 世の中)

 Mズノが開発中の人工シャトルですが,日本バドミントン協会が依頼したらしいですね.開発しても公認されなければ使われない(試合で使えなければ練習でも使われない)でしょうから,そういうことはとても重要です.意外?だったのは,「結構まともじゃん」ということです.少なくとも,天然シャトルの飛びに近い人工シャトルの開発競争をしてもらって,安くていいものができれば,第三のビールの開発競争なんかより遙かに意義があります.

 でも,先日の練習のときにきいたんですけど,羽の枚数が1枚少ないらしいですね.つまり,奇数ということです.これだと「1枚おきに羽の先を折る」とかして,飛びを微妙に調整することができませんね...(^^;.

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12c
[やっぱりお金?]
(世の中, 生き方)

 日航OBの2/3が年金減額に同意したようですね.やっぱり,お金が大事だったということでしょうか.そんなもんなんですかねー.そんなもんなんでしょうねー.

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12d
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(バドミントン)

 オグシオの小椋さんが引退表明をしたようですね.北京オリンピック後,ロンドンを目指す気になれないと言っていた潮田さんがミックスでロンドンを目指し,ロンドンを目指すと言っていた小椋さんが引退というのは皮肉な結果になってしまいました.ダブルスはプレーもそうですが,それ以外のところもやっぱり難しいですねー.

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12e
[股関節]
(バドミントン, 体)

 股関節の具合がよくありません.練習しながら騙し騙しやってるうちに,とも思ったのですが,どうにかなる感じが全くしません.恐る恐るしか動けないし,そもそもとにかく一歩目が全く動けないし,思わず反応して動くと一発で痛めるという有様です.もう1ヶ月になりますし,年末年始は休んで(寝込んで)これですからね.肩がおかしくなったときのようにしばらく休むしかないのでしょうかね.故障するということは,耐久性を越えているのでこれ以上やるなということでしょうから,素直にそれに従いますか.でもよくなったら,耐久性を増すためのトレーニングをしないといけませんね.

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1/13'10
[ミックスジュース]
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 ミックスジュースですが,M尾さんからサンマルクカフェで発見!との情報が入りました.すごーーい!でかした!サンマルクカフェと言えば...マークが,ん?これってスタバ?じゃないよね?って店ですよね(^^;.早速リサーチしました.これですね

 写真見るともっと黄色かったよーな気もしないでもないが...(ゆずスムージーの方が色だけは近い?).つくばには,イーアス(いい明日.べたやねー...)という最近できたショッピングモールにあるみたいです.まだ行ったことないし行ってみるか...

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13b
[]
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 具体的に何かは(まだ)ここでは書けないのですが,かなりショックなことがあって,動揺しています.こういうときはどうしたらいいんですかね?逃避して集中するしかないのでしょうか?それが簡単にできれば世話ないか.でもここでも書いているようにまずはしっかり受け止めることが必要です.

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1/14'10
[日航株]
(経済)

 おととい67円から37円,そして昨日7円へと暴落した日航株ですが(額面5円),デイトレーダーにはたまらない状況になってきましたね.何がたまらないかというと値幅です.値動きの最小単位は当然のことながら1円ですから,1円動くだけで何と10数%の変動です.今日の午前だけで安値が6円で高値は10円までつけているようですから,1日で倍半分!というとんでもない値動きです.法的整理で株券が紙くずになるかもしれない,という状況のときはいつもこうなります.前回はいつどこの会社だったかな?ぱっと思いつかないので,こういう状況は久しぶりなんじゃないですかね?

 でも,相場の世界は究極のゼロサムなので(厳密には胴元の取次会社がわずかな手数料をとる),儲かる人がいればその分損する人がいます.つまり,単に超ハイリスクハイリターンということですね.もちろん,私には,何の関係もありません.

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14b
[不景気でも?強い]
(経済)

 ファーストリテイリング(ユニクロ)の柳井社長が日本一の富豪ということになったそうです.100年に一度の大不況(と言われてますが,そうなんですかねー?そうはとても思えない.もっとすごいことがこれから起こるかも...)でも,大きな収益をあげ続ける会社ということで,いろんな会社が取り上げられてるようで,ユニクロもそうですが,例えば,自動車のスズキもよく取り上げられてるようです.でも,これって,これらの会社の経営が素晴らしいのでしょうか?

 もちろん,そういう面もあるでしょうが,例えば,スズキの場合は,軽自動車が主力で,要は,景気が悪いときはみんな節約して大型車より軽自動車を買う,ってことが大きいでしょう.ユニクロの場合も同じです.つまり,「不景気でも強い」ではなく,「不景気には強い」というのが正しい評価でしょう.これらの会社は,景気がいいときに収益をあげてこそ評価されるべきなわけです.でも,もう20年くらい景気はよくない(2002年2月〜2007月10月の戦後最長の景気拡大は,少しずつ景気拡大して単に時間が長かっただけで,この間,景気がよかったと思ってる人はまずいないでしょう).つまり,そういうこと(もう景気が大きく拡大することなんてない)を見越してそういう経営をしている,ということなら,見上げたもんですけどね.

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14c
[股関節を痛めるわけ]
(体)

 股関節ですが,とにかくじっと伸ばさないようにしているのですが,(まだ2日しか経ってませんが)このままでは一向によくならない気がしてきました.どこかで書きましたが,「原因のない結果はない」わけですから,なんでも研究ということで,どうしてバドミントンをすると股関節をすぐ痛めてしまうかについて考えてみます.

 まず,因果関係の前に相関関係について考えてみます.つまり,股関節を痛めるようになった12月以降とそれ以前と何が違うのか?ということです.ぱっと思いついたのは,ある作業をするために定期を買ったので,ほとんど歩いていないということです.

 それで,歩くと股関節がどうなるか意識して歩いてみました.まさに,股関節を引っ張るのではなく押しつぶすような感じでした.もっと具体的に書くと,足を踏み出すときに使う股関節を広げる筋肉に軽いエキセントリック収縮(筋肉は縮もうとするのに反対側に動く)が起こっています.

 (一応の)結論はこうです.動き出すときに使う股関節周りの筋肉が普段あまりに使わず衰えている状態で,突然(週2回という低頻度で)バドミントンのフットワークで激しく使うので痛める.つまり,普段から,歩くなどして股関節周りの筋肉を使う必要がある,ということです(なんて当たり前の結論).

 股関節周りの筋肉を使えれば,歩く以外の運動でもいいのですが,注意深く意識していろんな運動(ジャンプとかスクワットとか)をやってみましたが,歩く以上に股関節周りをエキセントリックに使うのは難しいです.もちろん,歩くより走る方がもっと効果的で,走ることは運動の基本ということを再確認したことになりますが,今の痛めている状態で走ると,余計痛めてしまうので,痛めない程度のところから.つまり,歩くか軽いジョギングくらいから徐々にリハビリしていく,ということですね.

 でも,まともに走れないくらい衰えてるというのは,情けない限りですが,要は週数回という低頻度で激しいスポーツをやるより,普段から体を動かすことが大事ということですね.

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14d
[ハイチの地震]
(仕事)

 ハイチの地震ですが,大変なことになってきましたね.M7,震源の深さ10km,震央から15kmの横ずれ断層ということですから,まさに15年前に起こった1995年兵庫県南部地震と似ています.シミュレーションも含めて波形をいくつか見ましたが,パルス状の波形のように見えます.そして,決定的に違うのは,建物の耐震性です.1995年兵庫県南部地震でもあれだけの被害が出たのですから,南北アメリカの中で最貧国と言われているハイチの建物の耐震性は比較になりません.でも今はどうこう言ってる場合ではなく,とにかく1人でも多くの人命を瓦礫の下から助け出すことです.リミットは72時間です.

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1/15'10
[普段から体を動かす]
(体)

 普段から体を動かすことが大事と書いたのですが,これが難しいんですよね.手術で10時間立ちっぱなしの外科医は極端としても,仕事上やっぱりデスクワークが多いですからね.椅子の座り方を工夫するだけではさすがに厳しいでしょう(バランスボールを買って座ってみたが,椅子で背もたれを使わない場合と変わらなかった).

 通勤を自転車にするとか走るとか歩くとかいうのは1つ考えられます.去年の5月〜6月に1ヶ月くらい歩いていたんですが,片道45分くらいかかるので,その間,何をするかが結構難しいです.そもそも1ヶ月しか続かなかったわけですからね.これも無理しないで,できる範囲でできるだけのことをする,ということですね.

 少なくとも定期が2月始めには切れますから,これは更新しないことにしようと思います(当初は,寒い間は回数券ではなく定期にして,1日2往復の2往復とも最寄りのバス停を使おうと思っていたが).でもあと2週間くらいありますね.

 走りますか.もちろん,ゆっくり無理しない程度にですけど.これは私の経験というか感覚ですが,続けるコツは「着替えること」です.例えば,部屋の片隅にマシンかなんか置いておいて,いつでも思いついたときにぱっとできる,だとだめです.やるには「着替える」などの「障害」が必要です.もちろん,その障害が高すぎてもだめです.

 走るのはしんどいけど,着替えるのならできますよね.で,一旦,着替えてしまうと,そこで走るのはやめよう,とは普通はなりません.バドミントンの練習に行くのだって,「練習に行く」という障害があるからでしょう.つまり,お風呂に入る前,ちょっと汗をかくくらい走ることにしようと思います.でも10分では厳しいでしょうから(今の状態で10分で汗をかくような強度の運動だと股関節を痛めてしまうでしょうから),30分くらいは必要ですかね?これも何分必要か試してみます(というような探求心?をあおるモチベーション?をまた無理矢理設定する).

 あとは,昼間のどこかの時間で,少し体を動かせたらいいですね.これは「着替える」のはちょっと難しいし,どうやったらいいか思案中です.

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15b
[ゴルフは...]
()

 ピアノ, スキー, バドミントンについては,ここで書いた通りですが(でもバドミントンはしばらくお休み,ピアノも全く弾いてない),ゴルフはどうしましょうね?目指す?レベルとしては,大人のスポーツで書いたように,素人同士で行ったときには一応上手い部類に入るというくらいのレベルでしょうか.具体的には90±10という感じですかね.そこまで練習しないでどうやって行くのかということです.

 練習しないのですから,練習しないでもできることを中心に考えることになります.練習しないでできることは,50y以内のアプローチ,物理に基づいたパッティングです.その次にそこそこできるのは,ドライバーを短尺にして,距離をキャリーで200yくらいに抑えてフェアウェイ付近に飛ばすことでしょうか.すると,マネージメント的には,無理してパーオンは狙わずアプローチ勝負ということになります.

 具体的には,パー4だと,2打でグリーン周りに運んで,アプローチ勝負で2パットで行ける位置にボギーオンする,が基本で,ミスしてダボと,上手く行き過ぎる(例えば,2打目が8I以内の距離の場合は,パーオンを狙って成功して2パット,アプローチが上手く行きすぎれば1パットもある)数を同じにすれば90ということになります.

 そうすると,課題はやっぱり2打目ということになります.8Iより短いクラブもそこそこ打てますから,7Iより長い距離をどうするかということになります.2打目は,グリーンオンしなくても,グリーン周り残り50yくらいまでもってきて,そこからアプローチ勝負なのですから,正確性よりは,とにかく前にある程度の距離を確実に(トップしたりダフったりしないでちゃんと当たって)飛ぶことです.

 パー4の距離は,レギュラーティーで300〜400yくらいですから,ドライバーで200yちょい運んでも,残り50y以内まで持ってくるには,150y以上運ぶことが必要になることもあります.ただ,ドライバーで200y強しか飛ばさないというマネージメントをするということは,距離より方向性重視ということですから,2打目は200y飛ばさなくてよい,つまり,ウッドなら7Wより長いものは要らないということになります.

 1つの方法は道具です.これはずっと研究してます.ユーティリティ,それも,9I相当まであるものを使ったこともありますし,13W, 15Wなんてのも使ってました.

 まず,ユーティリティですが,一言で言えば,アイアンとウッドのあいのこ(ハイブリッド)ということなんですが,シャフトは短く,とても打ちやすいと思います.ヘッドもそこそこ大きいのでラフからも打てます.普通は,5I相当より長いロングアイアン代わりのものしかありませんが,上述のように9I相当まであるものを(格安で(^^;)揃えて,ゴルフを始めて半年ちょいで100を切りました.

 でも,その後,キャディーバッグがカートから脱落してクラブの大半が修理に出たり(もちろん,ゴルフ場が全額保証してくれました),いっしょにコースに出ていた友人が転勤になったりして,コースに出なくなりました.それで,また少し行くようになって久しぶりに使ってみると...ヘッドがどっち向いてるのかわからないようなみょーな違和感を感じるようになり,全く安心して打てなくなりました.

 それで使うようになったのが,9Wより短いショートウッドです.これは,ちゃんと当たって球が上がるということに関しては一番易しいと思います.確かにシャフトはアイアンやユーティリティより長いですが,その分ヘッドも大きいですし,シャフトが長ければその分スイングスピードも要りません.距離,方向性とも正確性はアイアンやユーティリティより落ちますが,グリーンオンしなくても,アプローチ勝負でグリーン周りに運ぶのなら,それでOKです.でも,それでもある程度の練習が必要なんですよね.

 以前から思ってるのですが,ショートウッドのヘッドって横から見るとめっちゃ薄いんですが,構えて上から見ると全然そう見えないんですよ.それで球との距離感が掴めず,ダフったりトップしたりする一因になってるのではないかという気がしてきました.そして,何でそう見えるのか考えてみたんですが,思ったのは,ヘッドが丸いからでは?ということです.しかも色が黒いので,丸いと上から見たときヘッドの厚さの感覚が全然わかりません.

 それで気づいたのですが,ユーティリティで感じたヘッドがどっち向いてるのかわからないようなみょーな違和感もヘッドの形が丸いというか,半円形を押しつぶしたようなどっち向いてるかわからないような形なんですね.

 ということで,四角いヘッドならどうか?と考えました.四角いヘッドのクラブは方向性安定のため,ということでいくつか出ています.いずれにしても「何でも研究」ですね.

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15c
[走りました]
(運動)

 ということで走りました.と言っても,ほんとにゆっくり,股関節を痛めないようにですけど.でも途中で時計を見たらだいたい5km30分ペースでした.なんだ別に普通に走れるじゃん.ていうか5km30分ペースってこんなに遅かったっけ?1.25kmの周回コースの2周目くらいまで,全く汗一つかきません.ところが...1.25kmの周回コースの4周目くらいから脚は重いし体はきついしフラフラになりました.つまり,股関節云々以前に基礎体力が全く衰えている,ということですね.

 汗をかくまでは予想通り30分かかりました.確かに寒い!というのはありますけど,左右のフットワークでは同じ条件で10分しかかからずもっと汗だくになったわけですからね.つまり,5km走ったということです.でもこれじゃあ股関節のリハビリというよりは,体そのもののリハビリじゃん.ただ,股関節との関係については,よくわかりませんでした.走るときには股関節の痛みは全くないのですが,脚を広げて股関節を伸ばすと痛みは依然としてそのままです.でも走ることによって痛める感じはしません.でも,走った後の爽快感はありますし,定期が切れるまでとりあえず2週間は走ってみますか.寒いのは完全防備すれば大丈夫でした.

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1/16'10
[犯罪者でも?]
(政治, 世の中)

 小沢さんですがどうなりますかね?ただ,メディアは大騒ぎしてますが,今の状況としては,去年の選挙前の3月だったか,公設第一秘書が逮捕されたときと変わらないと思います.その後,小沢さんは党首は退きましたが,実質選挙を主導してM主党は大勝しました.ですから,今の状況で留まれば,小沢さんが幹事長を退くことがあっても参院選にそんなに影響はないと思います.M主党の支持率は確かに落ちてますが,それ以上にJ民党がしょぼすぎます.少なくとも,M主党の揚げ足取りに終始しているようでは絶対にだめです.このままではほんとに潰れますよ.まあJ民党が潰れて(守旧派を一掃して)M主党が割れて政界再編が起こるのが理想ではありますが.

 ただ,小沢さん自身が逮捕される(正確には有罪になる)ということになれば,話は別です.私は「人間としてちゃんとしてることが一番大事で,どんなに仕事ができても人の道にはずれることをする人は評価しない」という考えです.この辺については,T大生研のM黒先生がまだT大地震研にいた頃,飲んでいて大激論になりました.彼は,類い希なる才能の持ち主ならたとえ犯罪者でも活躍の場を与えるべし,と主張し,私はそれに真っ向から異議を唱えたわけです.

 ですから,小沢さんは,現状ではその価値を最も認める政治家ですが,犯罪者ということになれば,支持するわけにはいきません(ただ,小沢さんも言ってるようですが,検察が力を持ちすぎているのではないかとは私も思います).彼は田中角栄をすぐそばでずっと見てきたわけですから,その二の足は踏まないと思うのですが.

 いずれにしても,問題の本質が「選挙に金がかかる」ことにあることに間違いはありません.それは小沢さんもわかってるでしょうが,彼の「残り時間」を考えると,ある程度現実的に物事を考えないといけないのも事実です.いずれにしても,もし小沢さんがいなくなったときにどうなるのかが心配です.でもこれも国民が新政権に失望したら大変なことになると思ったけどそうでもないかもしれないということと同様にそうでもないかもしれませんね(だったらいいのですが...).

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16b
[走るのか?]
(運動)

 昨日走ってほんとに疲れて(でもたったの30分),今日,目が覚めたら10時近くになってました...つまり,9時間以上眠り続けたことになります(まだまだ若い(^^;?).でも...股関節が痛い.やっぱり,動かすとよくないのか?でも動かさずにじっとしていても何も変わりません.やはり病院に行くべき?

 肩を痛めたときは,下半身は何ともなかったので,その間,トレーニングをすることができました.でも今は痛めているのが股関節なので,厳しいと思ってました.

 ただ,昨日走ってわかったのは,股関節が痛くてバドミントンはできないが,走ることはできるということです.で,今頃?気づいたのですが,痛いのは右の股関節ですね.バドミントンではフットワークの最後に右足を大きく踏み出します(その大きさがめっちゃ重要).つまり,走るくらいの歩幅ならそんなに股関節は使わないということかもしれません.

 ですから,走ることが股関節のリハビリになるかどうかは不明なのですが,ゆっくりなら走ることはできるし,昨日走って,基礎体力が決定的に衰えてることがわかったわけですから,やっぱり走るのかな,と思ってます.股関節が痛いと言っても,広げれば痛い(バドミントンをすれば痛い)ということで,日常生活には何の支障もありません(走れるわけですからね).

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16c
[残すのは]
(生き方)

 楽天の前監督の野村さんが,辞めるときに,金を残す,仕事を残す,人を残すと3つあったときに,金を残すのは最低,仕事を残すのは意味があるが,人を残すことが最も重要,そういう意味では,私もプロ野球界に貢献できたかなと思ってる,というようなことを言ったようですね.私も人を残してなんぼだと思います.

 でも彼が残した最大の功績は,人なんですかね?客観的に見れば,人というよりは,野球にデータという考え方をもちこんだことでしょう.でもそれほどの人だから彼を見て人が育ったとも言えるわけです.有能な人材は育てるというよりは,勝手に育つものですからね.つまり,仕事を残すことと人を残すことに本質的な違いはないのかもしれません.

 と,書いたのですがやっぱり違いますね.残る仕事は「結果」に過ぎません.人が育つのに重要なのはその「過程」です.つまり「生き方」ということですね.

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1/17'10
[阪神・淡路大震災から15年]
(仕事)

 阪神・淡路大震災から15年経ちました.震災直後,新幹線,在来線と自転車を担いで乗り込み,東工大の山田先生や学生だった鄭さんといっしょに何時間も自転車を漕いで被災地に入り,三宮駅前の歩道橋の上から見た衝撃的な光景は今でも脳裏に焼き付いています(どこかで見た文章?でもこの文章の通りなんですよね...).

 研究室のページに阪神・淡路大震災から15年という記事を書きましたので,よろしければご覧下さい.

 地震防災のプライオリティという記事も書きました.

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17b
[家族?]
(人)

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17c
[田中貞二先生]
(人)

 田中貞二先生の訃報は,日本地震工学会の理事のMLには流れていたのですが,「故人のご意思に沿って、ごく近親者によって葬儀を執り行いたい」ということでした.葬儀も終わったことで,さきほど,学会員宛のMLにも流れていました.

 田中先生は,私が地震研に赴任したときは,もう退官しておられませんでしたが,談話会や地震火山災害部門の様々な催しにはよく来られましたから,何度もお話させていただきました.ただ,いつからかお体の具合がよくない,ということで,あまりお見えにならなくなりました.最後にお会いしたのはいつでしょうか?もう大分前のような気がします.

 学会宛のMLに「日本地震工学会誌に名誉会員インタビューが連載されていますが、その第1回(Vol.9、2009年1月)において、田中先生が地震工学への思いや会員へのメッセージを語っておられます。この機会にぜひご一読頂ければと思います。」とあったので(このとき私は編集委員をしていました),あらためて読んでみました.

 SMAC型地震計もそうですが,まさに地震工学の黎明期,発展期,そして,第2次世界大戦という大変な時代を生きてこられたんだなー,と思いました.私も仕事をやめて,自分の半生を振り返るときが来ると思います.そのときに,田中先生のようにいろんな苦労話やエピソードが語れるようでなければ,あまりに寂しいと思いました.

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17d
[大学教員への評価]
(仕事)

 先日,妹とその息子(私の甥),母親とスキー+温泉に行ってきました.上の写真はそのときのものです.Do you have a family?という言うときは,結婚してるのか?子供はいるのか?という意味だと思うのですが,これもまた1つの家族?なんですかね?(それでタイトルが家族?となってる)

 車の中でいろんな話をしたのですが,妹が「大学の先生って給料安いと思わない?」というようなことを言ってました.ほんと安いんだよー(T_T),と言いたいところなんですが,実際のところはどうなんでしょう?私は当事者なので「世間の人」がどう見ているのかはよくわかりません.ただ,なんとなくですが,社会的地位は高くてそこそこいい給料もらってんじゃないの?というようなイメージはあるような気がするんですが...

 ということで,(全くの興味本位で(^^;)調べてみました.今は(真偽はともかく)インターネットにこの手の情報はいくらでも転がっています.

ってやるといっぱい出てきますね(^^;.変なのもいっぱいあるので,まあ参考になるかな,というのは,これこれ(でもゴールドマンサックスってのは...(^^;)あたりでしょうか?

 こうして見ると,結構もらってる方じゃないですか(^^;.これは,自分の大学の給料だけの話でしょうから,他のいろんなところで教えたり,諸々の副収入(もちろんちゃんと兼業届出してやってますよ)や研究費もありますし,自分のやりたいことを仕事にして,時間もかなり自由になって,やっぱりこんないい商売なかなかないと思いますけどねー.

 まあ,ここまでは余興?というか,大したことではなくて,問題?は,これが対価として適正かどうかでしょう.もちろん,一言で「大学教授」と言ってもぴんきりなので,その中でもトップクラス(と言う言い方はどうかとは思うが)というか,要は,最先端の研究者に対する評価がどうなのか?ということです.つまり,「知の最先端」を走っている研究者に対する評価が,年収ランキングで「結構もらってる方」くらいでいいのか?ということです.

 もし,それが正当な評価ということなら,答えはやはりNoでしょう.妹が「大学の先生って給料安いと思わない?」と言ったのもそういう意味だったんだと思います.でもそれが「資本主義社会」の評価であることも事実です.要は「金になるのかどうか」ってことが評価基準なわけですからね.逆に言えば,金になる研究って研究のレベルとしては大したことないと思います.

 宇宙の成り立ちを解明してもポアンカレ予想を解いても一銭にもなりません.何百年後かにひょっとしたら役に立つかもしれない,とか言ってるのは,世間一般の人にそう言ってるだけの話であって,少なくともそういうレベルの研究をしている人は,純粋に真理を知りたくて研究しているわけです.金儲けのために研究してる研究者がいるとしたら,それは大したレベルの研究ではないでしょうし,そもそも金儲けしたければ,大学教授を職業として選んだ時点で(素養として)アウトでしょう.

 じゃあ,研究のレベルに見合った対価を支払うことにしましょう,となったらどうでしょうか?うーーーん,くれると言うならもらうかもしれませんが(^^;,直感的にですが,別に今くらいでいいような気がします.上で書いたように,お金のために研究してるわけではないので,評価を完全にお金でするということになると変なことになって来そうな気がします.世の中やっぱり資本主義社会なので,いっぱい給料もらえば,それ相応のデューティーや責任も付いてくるでしょうからね.

 うーーん,何て言うのかな,「やりたいことやらせてもらって,それで給料がもらえるなんて,申し訳ない.なんてありがたいことなんだ」という感覚をもっていたいんですよね.仕事は趣味(ここで言う意味の趣味ではなく,hobbyという意味です)でやりたい,ってことですかね.というようなことを書くと怒られそうですが,まさにそういう怒られるような状況でいたいんですよ(実際にそういう状況かどうかが問題なのではなくて,というか,実際は,そういう状況ではないと思うので,そういう風に思っていたい,ということです).

 研究で大事なのは,それが役に立つということも必要ですが,やはり面白さというか興味というか,純粋な知の探究なので,そこに評価とか,お金という報酬とかが入ってくると,いい研究,レベルの高い研究ができなくなると思うのです.そういうことがない中で,ある意味「気楽に」研究できる,という環境も,いい研究をするのにとても大事なことだと思うのです(でもこれは,なかなかわかってもらえないかなー).

 もちろん不当に扱われるのは心外です.そういうことからすると今の水準はまあいい線行ってるような気がするんですよね.でもくれるというなら,もうちょっともらってもいい気もするかな(^^;.

 ということで,この点に関しては昔から現状に満足するようにしています.これはもちろん,肝心なところで絶対に現状に満足しないため,これは大した問題ではないのでまあいいや,と棚上げにしている,ということもあります.

 でも,念のため書いておくと,これは,あくまで私がこう思ってる,こう思うことにしている,ということであって,一般論としては,研究者はその仕事のレベルの高さに比して不当に扱われている,もっと給料を上げろ,ということになると思います.

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17e
[趣味で仕事]
(仕事, 生き方)

 仕事は趣味でやりたいと書いたのですが,要はお金のためにやりたい研究はしたくない,ということです.理由はすぐ上で書いた通りです.もし,お金のために研究をすると,どういうことになるのでしょうか?

 大学の教員は残業代は一切出ませんから,お金のために研究してるとしたら,残業は一切しないことになりますよね.でも,そんなことでは,いい研究なんかできるわけありません.例えば,ある週末,特に予定はないとしましょう.さて何をするか.もちろん遊びに行ってもいいのですが,(どういうわけか)仕事がしたいと思ったとします.でもお金のために仕事をしているのだったら,週末仕事しても一銭にもなりませんから,仕事がしたいのに仕事ができない,もちろん,できないことはないですが,折角の仕事をしようという思いは,相当削がれるんじゃないですかね?それって,ちょー勿体なくないですか?

 じゃあ,大学の教員に残業代が出るようになったらどうか,となると,これも変なことになるのは,上で書いた通りです.

 要は,やりたいときにやりたいことをやりたいということです.だって,そっちの方が気分よく楽しく過ごしていけるじゃないですか.そして,私がやりたいことの第一位は,やっぱり研究なんですよ.

 ただ,食べては行かないといけないので,大学の教員という職業を生業としているということです.大学の教員ですから,研究だけしているわけには行きません.講義や学内,あるいは,様々な学外のお仕事もあります.研究以外の仕事も確かに結構大変ですが,研究以外の仕事「だけ」で給料をもらっていて,研究は趣味,って考えたら,やっぱりこんなお得な職業そうそうないと思います.そう考えれば,研究費だって,極端な話,ゴルフ好きのおじさんがゴルフクラブを買う費用をもらうようなもんですよね(^^;.だから,仕事は趣味でやりたいんですよ.

 もちろん,実際は,研究以外の仕事「だけ」で給料をもらってるわけではなくて,研究業績も残すことが必要なのですが,「趣味で研究」していたら,そんな必要最低限のレベルなんか遙かに超越する業績が上がると思います.だから,やっぱり「趣味で研究」したいと思っています.

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17f
[四角ヘッドと呪文?]
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 昨日ですが,四角いヘッドのユーティリティが来たので1ヶ月ぶりに練習場に行って打ってみました.1ヶ月ぶりなので,「感覚の慣れ」がとれているというのもあったと思うのですが,思惑通りでしたね.ヘッドがどこにあるのかどっち向いているのかよくわかります.100を切ったとき使っていたユーティリティも打ってみたのですが,こっちはうまく打てませんでした.でも,ショートウッドはやはり打ちやすいので,こっちも捨てがたいですね.でも,9Wならまだしも,13W,15Wってのは,やっぱりちょっと恥ずかしいか...(^^;.

 ついでに短尺の四角ヘッドのドライバーも打ってみたのですが,これもとても打ちやすい.でも打球は全てスライスでした...でもこれはシャフトの硬さが合ってないだけかな?

 ということで,「(あまり)練習しないで」上手くなる方法,即ち,主として道具を工夫してゴルフを簡単にする方法について,引き続き研究していこうと思います.実際,ボーリングだって,アベレージ160くらいで,しょっちゅう200アップしてたときだって,年に数回しかプレーしてなかったわけですからね(もちろん練習なんかしてない).ただ,とにかくスペアをとるためのストレートボールを投げるのに,私の中でのルーティンというか,呪文(^^;のようなものがあったので,ゴルフでもそういうものが確立できればと思います.

 まずは,道具もありますが,感覚の慣れを作らない練習の頻度ですね.でも,それが1ヶ月に1回だったら,次は1ヶ月後になっちゃう...

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17g
[騙し騙し]
(運動)

 おととい走ったときにヘロヘロになって,昨日は久しぶりに練習場にも行ったし,もう歳なので無理をしないで,昨日はお休みにして今日また走りました.股関節は大丈夫そうだったので,3年前,バドミントンをやめていたときくらいの8割方くらいのペースで走りました.

 今日は,別にヘロヘロになることもなく,普通に走れました.でも,後半,右の股関節が痛くなってきてしまいました.どうしましょう?でも,じっとしていても治らないし,どんどん衰えていくのなら,騙し騙しやるしかないですね.ただ,バドミントンはまだ無理なので,騙し騙しやることが今はランニングということです.まあ無理しないで1日おきくらいですかね.あと,日常生活の中で,できるだけ体を動かすこともやっていこうと思います.

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1/18'10
[カンブリア宮殿 小沢一郎]
(政治, 世の中)

 1/4に放送されたカンブリア宮殿の小沢一郎さんの回を見ました.面白かったですねー.言ってることは非常に明解でわかりやすく,首尾一貫していたと思います.筋が通っているのは,これも昔からずっとそうですが,とにかく「自分の頭でしっかり考える」ということです.これは私が学生にいつも言ってることです.田中角栄のことをあえて反面教師と言っていたのですが,これも彼の考え方と整合します.

 でも彼は「誤解されている」と村上さんも言っていました.そうだと思うのですが,なんでですかね?みんな彼の話すことをちゃんときいてるんでしょうか?彼が口下手だから?ちゃんと伝えないメディアの責任?ちゃんときこうとしない国民の責任?

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18b
[情熱大陸 石井一男]
(生き方)

 昨日放送された,情熱大陸 石井一男(画家)さんの回も見ました(こっちは,朝ご飯のときだからだいたいリアルタイム).これもすごかったですね.トイレ共同風呂なし家賃3万のアパート暮らし的に理想的な生活,あるいは,一人で生きて行ければ無敵的な生活を送っている人を現実に見た思いです.彼が描く絵もディスプレイを通してですが,とてもいい絵でした(ちょっとルオーっぽい).でも素人がぱっと見てよさを感じるくらいということは,そのくらいのレベルということでしょうか(でもそれでも相当のレベル).

 うーん,でも私には現実的には難しいかなー.仕事(研究)は,もちろん,とても面白いし,これがプライオリティの一番に間違いないのですが,それ以外を排除できるかどうかが私の最大の課題です.というか,排除できないと思います.ですから,私は私の生き方をしていくしかないですし,それでいいんだと思います.

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18c
[やっぱり痛い]
(体)

 やっぱり右股関節が痛いです.おとなしく整形外科行った方がいいですかね?でも,普通に走れるし,痛いのは右脚を上げたり,大きく踏み出したときだけですから,どういう「治療」をするんでしょうかね?いつものように,何かの痛み止めか塗り薬のようなものをもらって,運動は控えてしばらく安静にしていてください,となるのはわかってる?ほんとにそうなのかどうか確かめることを目的に行ってみますか(^^;.

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18d
[残りを考える割合]
(生き方)

 人生(多分)半ばも過ぎたと言うことで,「残り時間」ということについて,何度か書いてきました.でも,そういうことを意識するのって,いつ頃なんですかね?少なくとも私は最近になってからですし,昨年,出身高校で講演+同窓会に行ったときも同級生達はそういうことを言ってました.

 で,今5km走ってるんですが,1.25kmの周回コース?を4周します.そのとき思ったんですが,2周目まではまだまだあるなー,っていう感じなんですが,半分を過ぎて3周目に入ると,なんだか急にゴールが近づいたような気がします.

 これは,子供の頃,父から無理矢理本を読まされていたときのことですが,どの位読んだかなと思って,本を立てて上から見ますよね.で,半分行ってないと,あーまだまだあるな,って思ってました.でもこれも半分を過ぎると,お,大分読んだな,って感じがしてました.

 これを人生に当てはめると,何歳まで生きるのかはわからないのですが,何となく平均寿命かそれ+σくらいかな,という意識はあって,だとすると,苦しかった30代が,半分よりちょっと前のまだまだあるなー,ってところと対応しますし,「残り時間」を考え始めた最近の年齢が,だいたい,半分かそれを少し過ぎたくらいであることに気づかされます.ですから,これくらいが「残りを考える割合」なんでしょうね.

 ただ,走る場合も,本を読んでいたときの場合もそうですが,半分を過ぎて,ゴールが見えたとか,大分読んだと思っても,実際は,そこから結構長かったりします.ですから,私の人生の「残り時間」も感じているより結構長いのかもしれません.

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18e
[「あの」ミックスジュース]
(食)

 M尾さんがサンマルクカフェで発見してくれたミックスジュースですが,研究学園(つくばから一駅)は近くて遠く,なかなか足が向かなかったのですが,今日仕事で東京に来たときに,なんとなく秋葉のヨドバシのところにあったよーな気がして行ってみたら...ありました!もちろん,大阪ミックスジュースも!

 で,飲んでみたのですが...私が昔よく作っていたいわゆるバナナミルクでした(-_-;...でもなんとなくそんな予感はしてました...あれで440円かー.中身は,バナナとミルクとはちみつですね.

 ただ,M尾さんの情報によると,「あの」ミックスジュースには,みかん缶+黄桃缶が入ってるらしく,これがポイントだと思います.ってことは,考えてみたら自分で作れるってことですね.分量とかいろいろ変えて,あーでもない,こーでもないってやれば,「あの」ミックスジュースに近づけることもできるわけです.

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18f
[股関節痛]
(体)

 右の股関節痛ですが,東京行って歩いていたら,とうとう歩くときも痛くなってきてしまいました.やっぱ,整形外科行った方がいいですね.

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18g
[理想?のUMPC?]
(PC)

 理想的な大きさのUMPCですが,F士通から出ちゃいましたね.もともとLOOX Uで最初にUMPCを出した会社ですしね.

 

 うーん,でもこの会社には,一度ひどい目に会ってますからねー.まあ,タッチパネルはついてますが,typePと比べて劇的に何かが違うということもありませんしね.どうせならもう少し小さくて400gくらいを目指して欲しかったかな.つまり,PMが不具合がなくてちゃんとしていて,キーボードの1段目がずれてなければよかったということですかね.うわっ.USBコネクタやLAN/CRT変換コネクタが前面はないんじゃないの?

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18h
[最大の恐怖]
(生き方)

 一番怖いものって何ですか?死ぬこと?これは再三書いてきましたが,私は死ぬこと自体は別に怖くはありません.私がもっと怖いのは,むしろ死ねない状況です.例えば,何かの病気か事故が原因で,痛くて辛くてどうしようもない状態になり,かつ,全く回復の見込みがないのに,体も動かず,全く意思表示もできない状態になったらどうしますか?そっちの方が怖くないですか?

 でももっと怖いことがあるかもしれません.それは理性を失うことです.もちろん,ちゃんと理性を保ってこそのちゃんとした人間ですが,「理性を失わせる病気」というものもあります.具体的には,脳に障害が生じる病気です.認知症やアルツハイマーなどもそうですが,もう少し範囲を広げて,うつ病のようなものも入れてもいいかもしれません.アルコールも実はかなり危ういと思います.

 自殺だけは絶対にしてはいけないと書きました.理由はそこで書いた通りです.つまり,ちゃんと理性的に判断したら,自殺だけは絶対にしてはいけないのです.でも,「理性を失わせる病気」になってしまったら...

 最近,よく知る若くてとても有能な研究者が自らの命を絶ちました.うつ病だったそうです.うつ病でも自殺だけは絶対にしてはいけないのに,とても理性的でちゃんとした人なのに...そういう話が少しでもできていたら...でも,「理性を失わせる病気」だったということですね.残念で仕方ありません.

 やはり,自殺だけは絶対にしてはいけません.つまり,どんな極限状態でもほんの少しでも理性を保っていられるようにしなければいけないと思いました.

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1/19'10
[これもLOOX U]
(PC)

 F士通から出るUMPCですが(でもこれも名前はLOOX Uだったんですね(^^;),早速レビューが出ています.で,キーボード配列を見てびっくり!

 アルファベット部分の配列,つまり,1段目が左にずれていてちょー打ちにくくなってるのはPMと同じじゃないですか!(普通はこんな感じ)この大きさに押し込めるとどうしてもこうなってしまう?んなわきゃありませんよね.実際に打ってみてるんでしょうか?それともこの大きさでブラインドタッチはできない(両親指入力)と決めつけている?USBコネクタやLAN/CRT変換コネクタが前面に付いていることからも,両手で持った状態を想定してそーですね.もしそうならもっと決定的に小さくないと...ある程度の大きさもある「理想的な大きさ」というのは,机や膝に置いて両手でブラインドタッチ「も」できる,ということですからね.これで完全に購入対象からは,はずれましたかね.

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19b
[みかん缶ではない?]
(食)

 「あの」ミックスジュースですが,M尾さんから早速,みかん缶のみかんだったら,どんな高性能なミキサー使ってもつぶつぶが残る,との鋭い!指摘をいただきました.確かにー.30年以上前のデパ地下にそんな高性能なミキサーなんかあるわけないですしね.

 そこで,MLの中で登場したのが缶詰のシロップを使ってたんじゃないか説です.これも結構鋭いのですが,それだと黄色ではなくて少しオレンジっぽい色が出ないんですよねー.で,思ったのは,みかん缶ではなく黄桃缶?ということです.色的にも重なります.

 大分絞り込まれてきたので,ちょっと検索してみました.

 やはり,シロップも含めてみかん缶は入ってそうですね(でもつぶつぶは...).黄桃缶も.これもトライアンドエラーっていうか,研究対象?

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19c
[やっぱり人間]
(世の中)

 昔,もう20年くらい前でしょうか,秋葉のちょっとはずれに「*TEP」というPC販売店があったのを覚えておられる方もいらっしゃるでしょうか?そのお店の方針?は,4つのNo(だったのかな?)というもので,何がNoかと言うと,展示,説明,返品...(あとは覚えていない)のNoというもので,要は,お店での製品の説明などの余計?なものを全てカットして徹底的に合理化して,その分,価格に反映します,ということで,激安で有名でした.要は,例えば,製品の説明が必要ないなら,店員教育は必要なく,アルバイトで誰でもいいということでしょう.

 私も何度か行ってみたことがあるのですが,その「Noの徹底ぶり」は激烈でした.横で見ていたのですが,客が何か質問しようとすると間髪入れずに「いやうちは製品説明はいっさいしていませんので」とびしゃっとマニュアル通りに切り返すわけです.でも,その分,値段は安かったですねー.

 その会社がそのどうなったかというと,少なくとも今はありません(多分).一時はとても有名になって大繁盛で,店の中は満員電車のようでした.でも,あっと言う間に消えてなくなったような気がします.

 その会社がどうこういうことではなくて,要は,やっぱり人間なんですから,マニュアル通りまるで機械のように動かれればとにかく要領を得ないし,いい気分もしない,と言うことです.

 最近,そういう対応がとても多くなってきたような気がします.昨日も秋葉のYドバシで,ちょっとした買い物をしたのですが,店員さんはとてもてきぱきしていて,頑張って働いてます!って感じだったのですが,対応がとてもマニュアル的なんですよ.去年もほんと普通にできることを普通にやれよということの連続でした.

 要はめんどうなことが起こらないように,末端?の店員やオペレータに「判断」をさせない,ということで,こうなってるのでしょう.でも,ちゃんと自分の頭で考えて行動できる人がいないのでしょうか?そんなわけありませんよね.

 顧客と直接接するのはそういう末端?の人です.そんなことしてたら*TEPと同じ運命を辿るかもしれません.そんなことより,そんな使われ方をして人が仕事にやる気や生き甲斐を見出せるわけがありません.まさに派遣社員的人の使い捨てです.つまり,これもそういう会社の辿る運命も...ということですね.

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19d
[整形外科に行きました]
(体)

 ということで保健センターの整形外科に行ってきました.もう歩いても痛いので,三エリから大学西までバスで行きました(大学西より大学会館前の方が近かった.だから帰りは大学会館前からたったバス停2つ分).結果は,予想通り,しばらく安静にして様子を見て下さい,とのことでした.レントゲンも撮ってもらいましたが,特に大きな異常はないとのことです.でも,当然ですけど,全然マニュアル的な対応じゃなくて,待合室で上の記事を書いていたので,なんか気持ちよかったです.

 結果は予想通りだったんですが,安静にする目安として,2〜3週間,痛くなければ走っていい,歩くのも痛ければ歩かない方がいい,要は,痛みを感じるかどうかがやっていいかどうかの目安,と言う明確な指示をいただきました.そのようにしたいと思います.つまり,騙し騙しやろうとしたけど,私自身の体が歩いても痛いという「やっちゃだめ」信号を出した,ということですね.でもできれば,定期が切れる2月上旬までに目処が立つといいなあ.

 あと,これも予想通り,股関節が(というかおそらくあらゆる関節が)とても硬いということだったのですが,普段からストレッチをしてください,と言われました.これもその通りなんですが,やり過ぎると今回のように痛めてしまいます.でも,これもトレーニングと同じですね.つまり,怪我しないようにトレーニングやストレッチをしないといけないのですが,どのくらいやるかが(歳をとると特に)重要なわけです.

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19e
[隠れ体専]
(大学)

 上の続きです.これは余談なんですが,診て下さったH先生がSTUDENTS:つくばスチューデンツに書かれた記事が貼ってあったので待ってる間,読んでみました.記事は,自転車事故のことなんですが,その最後の余談?というところに,自転車事故で保健センターの整形外科に来る学類のランキング?というのがあって,一位はダントツで工シス(私が教えている学類)で,二位は体専だそうです.H先生は???ということでしたが,私はよくわかります(^^;.

 工シスって「隠れ体専」とも言われていて,いわゆる体育会系の学生がとても多く,箱根駅伝で学連選抜で区間賞とった学生もいましたし,今,バドミントン部の主将をしているK村君も工シスです(彼は埼玉出身ですが,高校時代バドミントンをするためにU和ではなくK越東に行ったという強者です.そう言えば,T大J震研にも,サッカーするために京大ではなく神戸大に行ったと言ってたT野というのもいましたね).私が担任をしている学生達もよく部屋に来るのですが,運動部の学生が結構います.

 学生全体を見ても,実験とか調査とかばりばりやって,体動かす方が好き,っていうような学生が多いと思います.工学系って結局体力勝負のことが多いですからね.そういう学生達のことですから,自転車なんか絶対ぶっ飛ばしてると思うんですよね(^^;(私もそうです(^^;).でも,怪我するほど,つまり,自分のコントロールの範囲を超えるほどぶっ飛ばしてはだめですよ(私はその点は大丈夫です).

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19f
[法って何?]
(世の中)

 別にこの点に関して,小沢さんを擁護するわけではありませんが,法って何?とは思います.法は社会の秩序を保つために作られるものですよね.でも人間が作るものです.悪法もまた法なりではありますが,それが金科玉条のように,そこしか見ない運営の仕方はどうかと思います.でも最近の裁判を見ていると,裁判官が法に厳格に照らしてというより,そもそも,犯した罪の重さとしてどうなのか,という判断をするようになってきた感じがしていて,裁判員制度もそういう意図があるわけですし,それは自然なことだと思います(一方で危うい面もあるが).それは,継ぎ接ぎだらけの政治資金規正法なら尚更です.

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19g
[オレンジジュース]
(食)

 「あの」ミックスジュースですが,このサイトを見たN大学のN先生からオレンジやオレンジジュースはどうか?とのご提案がありました.はい.考えました.でも以下の理由で対象からはずしました.

 まず,オレンジやオレンジジュースでは,酸っぱくて,あの甘さが出ないと思ったからです.これは飲んだことがある人しかわからないかなあ.あとは,オレンジジュースは当時はなかったからです.そんな時代なんですよ(^^;.当時,オレンジジュースと言えば,Fァンタ(今のとは全然違ってまさにオレンジ色)かBヤリースの着色料系しかなかったです.ポンジュースはまだなかったような気がする.でも,考えてみたら,みかんを潰してジュース作ってるんだったら,当時なくても似た味が再現できる可能性はあるとは思いました.あるいは,ほんとに(当時の)Fァンタオレンジを入れていた?(でもこれは今となっては不可能?)

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19h
[最大の経済損失?]
(世の中)

 最近の日本の1年間の自殺者は3万人と言われています.どう思いますか?いかに景気が悪いかとか世相が暗いかとか将来に夢や希望がもてないかとか,この辺まではまあプロトタイプな分析?ですが,中には,人が死ぬこと,しかも,生涯を全うするのではなく,まだまだ働ける状態で,病気や事故なら仕方ないとしても,自ら命を絶つのは,最大の「経済損失」だ,と言っていた人がいました.

 ちょっと極論というか,損失を経済的なものと捉えるのはどうかと思いますが,一理あると思っています.逆に言えば,人一人生きていたら,その人が生きて働くことによって,必ず何かを産みだして,経済的にだけではなく,世の中に何かプラスになる世の中でないといけないということです.そして,そういう世の中になれば,自殺者は激減するでしょう.存在意義があるわけですからね.

 今の世の中はどうでしょうか?仕事がない,生活保護者の激増というのは,まさにそうではない,ということですよね.

 その一方で,人一人誕生する,しかも,誕生は必ず,丸々その人の一生分の残り時間があるのですから,これはもう無条件にプラスなことで,やっぱりすごいことだと思います.これだけ精巧な「ロボット」を作るのはとてつもない(というか現段階では無理)ことで,でもそんなことしなくても,ああいうこと(^^;をすれば,できちゃうわけですからね.

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19i
[日航経営破綻の原因]
(世の中, 経済)

 日航経営破綻の原因ですが,よく言われている不採算路線や企業年金なんかより,不動産投資に失敗したとか,為替差損とか,燃料の先物取引に失敗したとか言われているようですが,不動産投資の失敗はともかく,為替予約とか燃料の先物取引とかって,日航のような会社なら別に普通にやってる,というかやるべきことでしょう.

 つまり,1ドル170円で為替予約したということは,これ以上円安になると困るから,つまり,この水準なら何とかやって行けると判断したからであり,燃料を今の5倍で先物買いしたのも同様です.ですから,そこから円も商品先物も暴落して損した,というのは違うでしょう.つまり,その水準でなら何とかやって行けると判断したのにやって行けなかった経営体質の問題なわけです.

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1/20'10
[最悪(^^;のケース]
(日常)

 これも全くの余談?なのですが,昨日の整形外科の診察料は,1010円でした.で,財布を見るとお札と5円玉が1枚です.私は1円玉は財布に入れないので,最悪(^^;のケースです.仕方なく千円札2枚を出して990円のお釣りをもらいました.あー財布が重い...

 それで,今日は学食のラーメン屋さんで,野菜醤油ラーメンを食べました.私はとんこつでなければラーメンにそれほど拘りはありません.値段は覚えてなかったんですが,390円でした(つまり,たまたま今日食べたいメニューが野菜醤油ラーメンだったということ).一気に財布が軽くなりました(^^).

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20b
[一時的に理性を失っても]
(生き方)

 理性を失うことが最大の恐怖と書きました.自分で自分の行動を制御できないようになる,ということですから,社会的責任においてこんな恐怖はないですよね.例えば,うつ病の場合,自らの命を絶つのは,うつ状態に耐えられないということもあると思うのですが,そういう自分で自分の行動を制御できない状態を「回避」するために本能的に命を絶ってしまう,ということもあるのではないか,と思いました.そういう意味では,「プログラム」が働いているのかもしれません.

 それでも,自殺は絶対だめです.その理由は,もしうつ病ということなら,それは病気ということであって治癒することができ,一時的に理性を失っていても必ず回復できるからです.

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20c
[別に大学の先生に限った話じゃ]
(生き方, 仕事)

 仕事は趣味でしたいと書きました.それを読んで,けしからん!不景気で民間企業は利益を出すのにどんだけ苦労してると思ってるんだ!とお怒りになられた方もいらっしゃるかもしれません.あるいは,大学の先生はお気楽でいいよなー,うち(企業)はそうはいかないんだよ,と思われたかもしれません.それは,それで,思惑通り(^^;なのですが,書いたことは別に大学の先生の特殊事情というわけでもないと思っています.

 つまり,仕事を「楽しむ」ってことです.いや,仕事つまんないし...いやいや,楽しいかどうかではなく楽しむということです.でも人間やっぱり好き嫌いや向き不向きはあります.職場環境があまりにひどいということもあるでしょう.そういうことにあまりに合致していなければ,何年か食らいついてもどうしても違うということなら,仕事を変えましょう.大学の先生っていいなー,と思うのなら,いつからでもなることができます.例えば,鷲田小彌太著の「大学教授になる方法」を読めば具体的にどうすればいいか書いてあります.

 でもこの本を読めば,その道のりがいかに長いか,半端な決意ではとてもじゃない,少なくとも,トイレ共同風呂なし家賃3万のアパート暮らしをするくらいの覚悟が必要なことはすぐわかります.つまり,「楽しても楽しめない」ということなのです.でも,私もそうでしたけど,そういう時代,具体的には,大学院時代ですけど,ほんと楽しかったですよ.

 もちろん,私のプライオリティの一番は仕事じゃない,あるいは,仕事が(ある程度)辛くなければ休みが楽しくないので仕事は(ある程度)辛くなければならない,という考え方もあるかと思います.それはそれで「あり」というのは既にどこかで書きました.

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20d
[暖かくなると]
(日常)

 今日は暖かかったですね.明日からまた寒くなるようですし,もう春というわけはありませんが,暖かくなるとなんか「いい感じ」です.私はスキーをするので,春になって暖かくなってシーズンが終わるのは寂しいはずなのですが,それでもなんか「いい感じ」がします.それは本能的?なものもあるとは思うのですが,過去,春先になんか「いいこと」があったというパブロフの犬的なところもあります.

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20e
[景気がいいって]
(世の中, 経済)

 カンブリア宮殿に小沢一郎さんが出られていたとき,村上さんが小沢さんに経済対策のことで政府は株は上げられませんよね?つまり,景気をよくすることはできませんよね?というようなことを投げかけたとき,小沢さんは,GDPの大半は個人消費で,なんで国民の皆さんが消費を控えているかというと,国の借金だ,年金はどうなるだ,仕事はないだ,で将来に不安をもっているからで,政府がこういう心配のない安心できる社会や仕組みを作っていけば,景気もよくなると思うんです,とおっしゃってました.明解な答えでした.

 政府ができることはそういうこと,という意味でそれはその通りだと思ったのですが(「印刷」をするのは日銀なので),GDPの大半は個人消費,というのは本質的にどういうことなのでしょうか?というか,これはこのサイトで散々書いていることですよね.つまり,単なる経済のからくりということです.景気がよくなれば,給料も上がるけど物価も上がる,悪くなればその逆,だから,別にとんとんなわけです.

 ただ,急に景気が悪くなったりよくなったりすると,労働の再分配がうまく行かず,失業者が急増したり,人手不足になったりするということです.

 でも景気がいいのはいいこと,悪いのは悪いこと,ということになっています.つまり,経済活動が活発になる=お金を使うのがいいこと,ということになってるわけで,お金を使うことが「活動度」と比例するということになってるわけです.

 個人消費が多い,ということは,お金を使うということで,とすると,使ってもらう相手がいるわけです.つまり,「仕事」ですね.例えば,服を買う人がいれば,服を売る人がいる.出かける人がいれば,鉄道を動かしたり,飛行機を飛ばしたり,出かけるのに必要な車を作ったり,乗り物を動かす電気を作ったり,ガソリンを卸したり,高速のサービスエリアでお土産を売ったりする人がいるわけです.消費が増えて,そういう人達の仕事が増えると景気がよくなる.そういう人達も仕事で稼いだお金を使う.こういう感じで,いっぱい働いていっぱい使って,お金がどんどん回る.めでたしめでたし?

 資本主義社会ですから,そういう面は確かにあります.でも,お金なんか使わなくても,「活動」することはできます.これも散々書いてきた学術,文化,芸術,スポーツなんかがそうです.幸いこれで競争して負けても,仕事のように食いっぱぐれることもありません.

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20f
[行くとこまで行くと]
(世の中, 経済)

 世の中を便利にするのはもうそろそろいいんじゃない?ということも何度も書いてきました.でもその流れは止まらず,このままどんどん進んでいくとどうなるでしょうか?

 大きな傾向としては,仕事が減ると思います.つまり,今まで人間が汗水たらして働いていたことをどんどん機械やロボットやコンピュータが肩代わりしてくれるということです.仕事が減ると失業する人が出て景気が悪くなります.実は今起こっている不景気?は,リーマンショックとかいうことだけではなくて,そういう大きな流れもあると思います.不景気のあとの?はそういう意味です.

 それが行くところまで行くとどうなるでしょうか?これは容易に想像がつきます.仕事がなくなるということです.正確には,生きていくために仕方なくやってる仕事.つまり,機械やロボットやコンピュータがやってくれたら便利だな,という仕事はなくなる,ということです.

 いや,機械やロボットやコンピュータは開発できてもそれを動かすエネルギーはどうするのよ?忘れていけないのは,地球上はゼロサムではないということです.つまり,太陽が核融合を続ける限りは莫大なエネルギーが地球上に降り注ぎます.エネルギー問題は,この半ば無尽蔵に降り注ぐエネルギーをどう活用するかと言ってもいいでしょう.

 これは別に太陽光パネルという直接的方法に留まらず,水力だって,太陽エネルギーによって,水が蒸発して位置エネルギーの高いところに運ばれるからですし,植物が育つのも太陽エネルギーがあるからで,それを食べて動く動物,更にその動物を食べて動く動物もそうす.長い目で見れば,石油だって,太陽エネルギーなしには生成されなかったでしょう.

 つまり,エネルギー問題が解決するのも時間の問題ということです.核融合自体に成功するかもしれませんしね.そしたら,E=mc2ですから,それこそ莫大なエネルギーを取り出すことができます.

 そうすると,仕事は激減ですから,行き着くところは,ものすごい不景気ということになります.え?そんなに便利になったのに?何か変じゃないですか?ほーら,私の言った通りになったでしょ.つまり,景気ってそういうものなんですよ.

 そういう「仕事しなくていい」状態(ものすごい不景気?)になったら,経済活動なんかではなく,「人間として」やることをやればいいんだと思います.上で書いた,学術,文化,芸術,スポーツなんかがそうです.もちろん,機械やロボットやコンピュータがやってくれたら便利だなという仕事はなくなりますが,機械やロボットやコンピュータなんかにやらせたくない,人間がやりたい,(まだ)人間にしかできないというような仕事はなくならないでしょう.

 学術,文化,芸術,スポーツはもちろんそうですし,教育,あるいは,旨いラーメンを作るとか,笑いを提供するとか,どこまで行ってもゴールがないようなものは残るでしょう(そういうものを総称して文化と言うこともできますかね).つまり,機械やロボットやコンピュータでもできることからどんどん淘汰されて,(まだ)人間にしかできないクリエイティブなものだけが残っていくということですね.いや,まだまだ大丈夫と思ってませんか?結構,あっという間かもしれませんよ.今の不景気?ってまさにそういうものですからね.

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20g
[活動度]
(このサイト)

 なんか最近いっぱい書いてますよね(自分で言うのも何だが).もちろん,暇なわきゃーありません.今日は修論の〆切で直前になってばたばた持ってくるし,1人タッチの差?で間に合わずに事務の人に締め出されて泣きついてくるし,学内外なんだかんだいろんな会議はありますし,今年は論文書きます宣言をしたんで,論文も書いてます(とりあえず報告的なものからですけど).つまり,「活動度」が高い状態になってるわけです(でも,怪我してるので体の活動度は落ちてるか...)

 これも既に書いたと思うんですけど,そういうときって「全て」の活動度が上がるんですよ(私の場合).だから,このサイトの更新が多いときは,仕事してるときでもあるわけです(でも,お金は使ってないので経済的には何の貢献?もしてません).逆に,更新が少ないときは,「活動度」が落ちてるときなんですが,忙しすぎて物理的に更新できないときもあります...と書いたのですが,どんなに忙しくても「活動度」が高ければ,更新するでしょうね.ですから,やっぱり「活動度」次第ということです.

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1/21'10
[「隙間」がない1日]
(大学, 仕事)

 今日は,専攻会議→講義→学類会議→クラス担任連絡会という感じで,全く「隙間」がない1日でした.昼ご飯は講義3限と4限の間の15分で,学食のカレー屋さんで買ってきたカレーを食べました.まあこんな日もありますね.でも,ノートPC持ち込んで,メッセ繋いで学生とやりとりして,結構仕事(内職)してました(^^;.講義はさすがに無理ですが,普通?の会議ならCPU占有度的にはそのくらいがちょうどいいです(会議の内容も把握しつつ仕事も充分できるということ).

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21b
[やっぱり人の数]
(世の中, 経済)

 中国のGDPが日本に追いつき追い越すということがニュースになっているようです.でも人口が全然違いますからね.13億以上と言われてますから日本の10倍以上です.つまり,景気とか経済とか言ってるけど,やっぱり,人の数なんですよ.人が仕事をすれば何かを生み出すわけですからね.

 実際,日本の高度経済成長期は産めや増やせやで人口も急増した時代

でした.ですから,最大の経済対策は少子化対策ということになります.でもこれも再三書いてますが,それがハッピーな道かというと,そんなことより,経済を中心にした社会や生き方を変えた方がいいと私は思います.一人っ子政策の中国が「行き着く」のも時間の問題です.

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21c
[やっぱり当てにならない]
(世の中, 経済)

 じゃあ,1人当たりのGDPはというと,ここ

にありますね(縦軸がログ!なのに注意).石油掘ってそれを売っても「生産」ですから,資源がない国としては,頑張ってる方じゃないですかね.でも金融で右にあるものを左に動かしても「生産」ですけどね.それは,バブル期の日本を見ればわかります.

だからこれも相当当てにならないということです.

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1/22'10
[その後の右股関節]
(体)

 その後の右股関節ですが,あんまりよくないです.歩くのはそれほど痛くないのですが,右脚を少し大きく開く,例えば,少し大股になったり,階段の上りを一段飛ばし(私はいつもそうしている)すると痛いです.でも,軽く走るのなら大丈夫です.要は,脚を開かなければいいってことか.逆に言えば,バドミントンなんかとてもとても...

 実は,ランニング中でもできることを(ついに)見出しました.このままではどんどんなまるし,走る気満々なんですが,どうしましょうかね?このときみたいに痛めるかもしれませんしねー.約束通り?2週間は我慢しますか.それとも痛くないことはやっていい,を信じる?

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22b
[プーナのブログ]
(バドミントン)

 東京(文京区)時代に所属していた(ていうか所属は今でもしてる(のかな?))クラブのプーナのブログが開設されたそうです.おめでとうございます(^^)(ここです(見てね)).

って入れると一番上に来るのが目標,ということで,誰かやってみたら42番目...だったそうです.で,実際に検索してみたら...私のページが5番目に出てきちゃいました(^^;.このページを最初に作ったときのまんまなので,もう7年くらい更新してないんですけどねー.

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22c
[公式サイト]
(バドミントン)

 プーナのページで紹介してあったのですが,日本リーグの公式の動画サイトがあるそうです.で,見てみました.早坂と脇田に久しぶりに「会えて」嬉しかったです.

 上から映すより,こっちの方が迫力ありますね.特に音が.でもその場にいたらこんなもんじゃないですけどね.

 で,思ったんですけど,日本のトッププレーなのでもちろんすごいんですが,何て言うか,こういう風に動けるはずなのになー,みたいな,妙?な感覚がありました.もちろん,動けるはずなのに体は付いてこない.でも体さえ何とかなれば.って当たり前ですけど,それだけのスピードを出せる運動能力があれば,というより,スピードに耐えうる耐久性さえあれば,という感じがしました.もちろん,実際には無理に決まってますけど,そういう「意識」で動くと,スピードが全然違うと思うんですよね.

 あと,特に男子,特にダブルスを見て思ったんですけど,フォームがとてもコンパクトになって来てるように見えました.悪く言えば手打ちなんですけど,それで,つまり,回内回外,内旋外旋だけであれだけのスピードのあるショットを打ってるわけです.

 これは,フィジカルの強さというのもあるとは思うんですが,用具もあるかな,という気がしています.最近,超軽量ラケットに変えたと書きましたが,これにガットを硬く張るとものすごく弾くんですけど,打ち方が違うんですよ.大きく振るよりコンパクトに振る,体全体というより,できるだけラケット周りだけで振る(イメージとしてはもちろん体全体は使うけど,鞭振りの度合いがより先端に集中する感じ)方が球が行くし,相手も取れない気がしました.

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1/23'10
[「活動度」次第?]
(このサイト)

 「活動度」次第と書いたのですが,確かにそういう面もありますが,もちろんそれだけじゃないですね.運動は怪我してるので仕方ないですが,ピアノは全然弾いてません.つまり,活動度が上がると全体のパイが増えるのはそうですが,それを何にどれだけ配分するかは,また別の話ということです.ってごくごく当たり前の話になってしまいました.

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23b
[ちょっと疲れが]
(日記)

 なんか最近,ちょっと頑張りすぎてる感じだったんですが,予想通り?ちょっと疲れが...こういうときどうしたらいいか,なんですよね.休めばいい?どうやって?

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1/24'10
[試しに?]
(日記)

 試し?に半日休んでみました.ていうか,しんどくて横になってたということなんですけど...少し回復しました.やはり疲れたら休む,ですかね?当たり前過ぎ?

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1/25'10
[お医者さんという職業]
(世の中)

 最近,お医者さんという職業がかなり気になっています.何が気になっているかというと,職業としてのお医者さん(以下,医者と略.始めからそうすりゃいい(^^;?)です.

 医者については,既に何回か書いてきました.こことかこことかこことかこことか.一言で言えば,お医者さん(にやっぱりなっちゃった)ありがとう,ということです.でも,これも既に書いたように,私自身は医者になろうと思ったことはありませんでした.それは今でも変わりません.むしろ,あんな大変なこと私にはとてもできない,ならなくてよかったと思えるほどです.ここまでは既に書きました.

 と,同時に,最近,彼らが何であんなに頑張れるのだろう?とも考え始めました(まあ医者と言ってもいろいろ(^^;でしょうから頑張ってる医者は,ということですけど.).そうすると,医者に「有能な人間」の心を満足させるいろんなもの,というか,そういうもののほとんどが詰まっていることに気づかされます.

 やる気三要素的に言えば,まず内的熟達ですが,これまでのいろんな診断法,治療法を学び,更には,新しい治療法の習得,あるいは,未解決の病の治療法の開発にも取り組み,臨床を通して,日々その知識や技術を仕事をすること自体を通して磨いているわけですから,まさに内的熟達で,例えば,外科医が磨いていく技術は,知的要素が非常に強いと同時に職人芸という境地のものでしょう.つまり,内的熟達的要素が強い職人と研究者の両方の要素をもっているということでまさに最強なわけです.

 次に人との繋がりですが,これは説明は要らないでしょう.目の前の命を助ければ人との繋がり的にこれ以上目に見える成果はないですし,助けられた方にしてみれば命の恩人なわけで,「先生,助けてくれてありがとう」と言われれば,よしまた頑張ろうと思えるでしょう.命を助けるまで行かなくても病の苦しみを取り除いてくれるだけでそのありがたさにまさるものはそうそうありません.

 目の前に人がいなくても,例えば,不治の病と言われるものを何とかしようということに向けて,そのメカニズムを解明すること,その解決に少しでも近づけるデータをとることなどは,あまりに目的が明確です.そもそも,人の命を預かるわけですから,これほど倫理観,道徳観が求められる職業はないわけで,有能な人にとっては,まさにやり甲斐のある仕事でしょう.

 最後に報酬ですが,年収ランキング(^^;を見てもわかるように彼らは概して高給取りです.ついで?に言えば,社会的地位も高いと言えるでしょう.おまけ?に医学部の先生になれば私がもっとも「お得」と思った大学の先生になることもでき,同時に大学病院で臨床医をすることもできるわけです.も1つ付け加えると,医者には定年もありません.こうして書いてみると,能力が高い人にとっては,ほんといいことづくめですね.

 ということで,医者という職業を考えたとき,頑張れる要素的には「ほとんど全てが揃ってる」ことがわかります.そりゃー頑張れるわけです.「何でも揃ってる」職業の理系の代表が医者だとすると,文系の場合は弁護士ですかね.弁護士も社会的に困っている人を法律を駆使して助ける,という仕事ですから中身的にも医者とよく似ています.理系,文系のトップクラスの人材がこれらに流れるのもよくわかります.

 こうして分析?してみると,正直,羨ましいとも思うのですが,だったら,なりゃーよかったじゃん,いや,その気になれば今からでもなればいいじゃん,となると...ここまで頑張れる要素が揃ってるのになぜかそうは思わない...というか,実際ならなかったわけですからね(東大には入れたので学力的にはどこかの医学部には入れたでしょう).理由は,よくわかりません.やっぱり,そういう役回りだったということでしょうか?

 でもこれでは,(私にとっては)なんの分析にもなってませんから,もう少し考えてみます(いつものように文章書きながら考えてる).

 私がそこまで有能ではなかった,ということはあるかもしれませんね.これは,いろんな意味があって,基本的に怠け者の私にはとても務まらない,ということもあります.それどころか,毎日満員電車に乗って会社勤めするサラリーマンですら,私にとっては「大変」なことです(ほんとお気楽な大学の先生くらいしか務まらない?).まあ実際どうかはともかくとして,もしそうだったら気が楽になるのになあ,というところは確かにあります.

 でもそうは言っても,私が特に大した仕事もしていないのか,ということになると,それを肯定するわけには行きません(周りがどう見ているかは無関係).とすると,逆に大した努力もしてないのに,成果は上がっていて(これも周りがどう見るかは無関係),それって無能どころかめっちゃ有能ってことなのでは?

 という,まるで両極端な結論?が出てきていますが,多分どちらも当たらずといえども遠からずといったところでしょうね.ただ,今の職業が私には合ってるということは言えるでしょう.つまり,基本的には怠け者だが,やる気になったときは,めっちゃ頑張る(その割合がどのくらいかは秘密(^^;)という性格だと,普通のサラリーマンをやるには厳しいでしょう.そしてそれは医者もそうですよね.

 医者の場合は,自分の意志とは関係なく,患者が向こうからやって来るわけで,それを拒否することはできません.そういうプレッシャーに何十年も耐え続けることはとても私にはできそうもないです.

 ですから,そういう役回りだったというよりは,私には向いてなかったということでしょうか.ただ,高校の時,ここまで考えて医者を選択肢からはずしたわけではなかったと思いますから,直感というか,結果オーライということですかね?要は単純に面白いこと興味があることをやりたいということで子供だったということですね.そしてそれは今でもそうなんですけどね.

 ただ,これもどこかで書きましたが,「基本的には怠け者だが,やる気になったときは,めっちゃ頑張るというやり方」は,最近はあまりやらなくなってきました.それは,歳をとって無理が利かなくなってきたということがあって,無理して体調を崩すよりは,毎日少しずつやった方が結果的に成果も上がるようになってきた気がするからです.つまり,やっと(いろんな意味で)「大人」になってきたということですかね?

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25b
[ケアレスミス]
(私)

 今日とあるメールを専攻のM田先生に送ったとき,ちょっとしたケアレスミスがありました.ほんと何でもないミスなんですが,M田先生(結構仲がいい)からのメールに「境先生らしからぬ」とありました.それを見てはっと気がつきました.私って実はこういうケアレスミスがとても多い人間なんですよ.学生時代や受験なんかもそれで結構失敗してます.父もそういうものを「ポカ」と言っていて,それが命取りにならないようにとよく注意されました.

 でもそういうことをすっかり忘れていました.これってどういうことですかね?忘れていたということは,最近はそういうことが少なくなっていたということですよね.ということは,私はケアレスミスがとても多いということを「無意識に意識」できていて,そういうことがないように自然に対処していたということでしょうか.

 例えば,メールを送るときは,必ず読み返してから送るのが癖のようになっていますし,このサイトもそうです(でも時々読み返すと結構書き間違いを見つける(^^;).いろんなところに原稿を書いていますが,誤字脱字が驚異的に少ない,ということはよく言われます.

 そもそも,「ケアレスミスしやすい人間」というのも変な話で,要はちゃんとチェックしてないだけだろ,ということですね.いずれにしても,その昔?そういう人間だったことは確かなので,再認識しないといけないと思いました(M田先生ありがとう).研究とか論文とかでケアレスミスしたら大変なことになってしまいますからね(いつも学生にそういう話をしてる).

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1/27'10
[医者にならなかったわけ]
(生き方, 私, 昔話)

 ここで書いたことですが,お医者さんが頑張れる要因に関しては,書いた通り(でもこれも医者それぞれ,つまり,内的熟達に面白さを見出す人もいるでしょうし,人との繋がりにやり甲斐を感じる人もいるでしょうし,お金儲けがしたい人もいるでしょう)ですが,私がどうして医者になろうと思わなかったかについては,違う気がしてきました.

 小さい頃から今の道に進むことを決めるまで,私が考えていたことは,何が面白いか,何に興味がもてるか,ということです.そういうものをずっと必死で探していました.これは,即ち,私という人間がどういう人間であるか,という自分探しだったわけです.つまり,小さい頃からやる気三要素の中で内的熟達を追い求めていたわけですね.そしてそれは今でもそうです.

 今の仕事を選んだわけで書いたように,理系か文系かは割とすぐ確信がもてました(ただ,これに関しては今はよくわからない.つまり,自分探しはまだ続いているしこれからも続いていくことは再三このサイトで書いている通り).小学校低学年くらいで理系(という言い方は当時はまだ知らなかった)と確信したと思います.ただ,特に何か行動を起こすことはなかったですかね.

 それは中学のときもそうで,ただ受験勉強をしてたということでしょうか.ただし,中学の時,英語にとても興味をもったのですが,将来これを仕事にしたいとは全く思いませんでした(あるいはそういう話を父にしたら,例によって?けんもほろろに英語は単なる道具とか言われただけかも).これは後で考えてみたら,英語とかその背景にある文化とかに興味をもったのではなく,英語という言語体系とか記号的側面が面白かったわけですから,やっぱり理系だったわけです.

 高校の時の物理の授業で,自然現象を数式で表現できる,ということに感動したと書きましたが,これは2年の時で,1年の時の理科は,地学と生物でした.これには特にびびっと来るものはありませんでした.2年の時の化学についてもそうです.つまり,理科(物理,化学,生物,地学)の中で興味があったのは,物理,それも力学だけだったわけですね.何てわかりやすいというか,限定された部分に興味をもったんだろう?という気もしますね.

 数学は嫌いではなかったんですが,音楽や美術などの芸術と同様,特別な才能が必要な気がして,トップレベルでやっていくのは,私にはちょっと無理かなあという感じでした.それは,既に書きましたが,高校2年のとき授業中に(^^;隠れて読んだ「大数学者」という本で20で決闘で死んだガロアのことを知り,確信に変わりました.

 そこから,つまり,力学から建築の中の構造力学,そして,構造物を対象とした構造動力学に来るまでは大変だったのですが,これ(力学)が医者に繋がらなかったということはあると思います.つまり,生物とか人体とか人間に(当時は)あまり興味をもてなかったということなんだと思います.

 あとは,上でも書いたようにとにかく面白そうなもの興味がもてそうなものを探していた,ということで,医者という職業を(子供が)考えたとき,まず来るのは,病気の人を治してあげる,という社会的側面ですよね(あとはお金持ち(^^;くらい).その内的なところまでは考えが及ばなかった,というか,社会的部分の印象が強すぎたということでしょうね.こう考えるとやっぱり子供だったんだなー,と思いますね(今でもそう?)

 といったところが「私が医者にならなかったわけ」でしょうか.まあここまではいいとして,その前の段階の,なんで力学に興味をもったんだろう,と考えると...よくわかりません(^^;.単なるDNAの問題?ただ,思い込みだったとしても,そういうものに出会えたのは幸いだったと思いますけど.

 私という人間を,どういうものが好きかという観点から分析するとキーワード的にはこんな感じでしょうか.「数字,固い,図形,記号,冷たい,定量的,丸より四角,偶数より奇数,暖色系より寒色系,目で見えないものより見えるもの,形があるもの...」つまり,曖昧なものより明確なものということでしょうか(でも奇数と偶数はよくわかりません.奇数は2で割り切れないから丸いより尖ってるというイメージ?でも奇数って冷たくて色で言えば青とか緑の寒色系のイメージがあります).これって力学に繋がりますかね?

 でも,こうしてみると血も涙もない冷血人間みたいですけど(^^;もちろんそんなことはないですよ.いや,今はそんなことはないですが,昔は,特に小さい頃はそういうところもあったかもしれません(そっちが真の姿?).

 ただ,少し細かい話ですが,今でもよくわからないことがあって,それは,建築の構造という道を選んで,4年の春に研究室に入ってからのことなんですが,私が入ったのは鉄筋コンクリート構造の研究室でした.そこではどういうことをやってたかというと,大まかに分けて,鉄筋コンクリート造の部材実験をやって,その挙動や設計について研究すること(こっちがメイン),そしてもう1つは,鉄筋コンクリート造の建物全体の地震時の挙動をコンピュータを使って解析するということで,私が今やっていることは後者に近いのですが,M1,そして,博論(実質はD2〜D3)は,前者(高強度コンクリートを使ったRC柱の挙動)をやりました

 博論のテーマは,当時の花形だったし,そういう仕事を任せてもらって嬉しかったし,一生懸命やりました.でも,何というか,「RC部材の挙動」というものにはあまり,というか,結果的にどうしても興味がもてませんでした.実際,卒業後は地震研に就職したということもありますが,それ以降,RC部材の挙動といったテーマに取り組んだことはありません.RC部材の挙動の解明というとまさに力学ですし,実験自体は大好きなので,これについては今でもよくわかりません.あー,ただ,同じ現場的なものでも実験よりは調査やフィールドワークの方が好きかもしれません.

 なんか昔話みたいになって話も長くなってきたので,そろそろやめようと思うのですが,やっぱり私という人間がよくわからない,ってことなんですよ.ここだけ読むと自分の好きなことだけやっていたい人間嫌いの冷酷?な理系人間って感じがしますが,実際は全然そんなことなくて,30代何とか今の仕事を続けられたのは,内的熟達というよりは,地震災害で亡くなる人の数を1人でも減らしたい,という思いでしたし(でもこれに関してはまた内的熟達に戻りつつある),昔はそうではなかったのですが,今では誘われればホイホイ出かけてしまうほど,人と会って飲んで話すのが大好きになりました(これはここ10年くらいか).このサイトでがんがんこんな文章を書き始めたのもここ5年くらいの話です.

 だから,やっぱりよくわからない,自分探しの旅は続く,ということになるのですが,最近,いろんなところで「心境の変化」を感じていて,要は,「自分」というものが(歳とともに)変化していく,ということもあると思います.

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27c
[単なる股関節日記]
(日記)

 単なる股関節日記です.まだ痛いです.というか,全然変わってません.ていうか,大分いいかなと思っても,何かの拍子ですぐぐきってなってすぐ痛めてしまいます.こんな感じだとずっとこのまま?だとしたら,そういう状態でやっていくしかない?でもまあとりあえず,あと1週間は何もしないで様子を見ます.

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1/28'10
[興味]
(生き方)

 心境の変化(その?)では,ないですが「興味」って何なんですかね?単なる好みで扁桃体で決まってるもの?それならそれで仕方ないのですが,それが変わるっていうのが厄介...扁桃体で「決まってる」のになんで変わるの?

 建築の構造分野に興味をもって,それを維持し続けられたら30代あんなに苦しむことはなかったでしょう.あまり効力感を失うこともなかったバドミントンも2年前に突然やる気を失って一度やめてしまいました.40年以上弾き続けてきたピアノですが,今は全く弾いていません.

 でも逆に?仕事に関しては,今年はちょっと頑張ろうかな(別に今まで頑張ってないってことじゃないけど),という感じです.要は,「興味が向かうパイの大きさ」が決まってるということなんでしょうか?

 でもそういうことはこれまで感じたことがありませんでした.つまり,あれも面白そうならこっちも面白そうみたいな感じで,全体のレベルが上がると(ドーパミンが出ると)「興味が向かうパイの大きさ」が大きくなる感じでした.ですから,最近の心境の変化?というか,傾向はとても奇異な感じがします.

 でも一番大事なのは仕事だから,これでいいのかな?つまり,私もようやく?「仕事だけでは生きていけない」から卒業?するということなんでしょうか?うーん,にわかには信じられん...(^^;.

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28b
[仕事と...]
(生き方)

 すぐ上で「でも一番大事なのは仕事だから」と書いたのですが,これはもちろん,「仕事」と「仕事以外にやっていること」の集合体の中での話です.これら以外に大事なものはもちろんあります.例えば,家族とかいろんな人間関係とか.やっぱり,愛する人の存在はとても大きいですよね.私の場合は,愛することに意味があると書きました.ですから,好きな人がいれば,向こうが私のことをどう思ってようが,(あまり)関係ないということだったんですが(それはそうなんですが),

 と,ここまで書きましたが,ここから先はやっぱりここでは書けませんね...この愛すると愛されるに関しても,最近,ちょっと変化があって,これに関しては,そのうち書きたいと思います.

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1/29'10
[バスと乗用車]
(世の中)

 通勤で使ってる路線バスですが,普段はノートPC開いてしこしこ作業するので後ろの方に座るのですが,大学から東京に行くときはTXの時間がぎりぎりになったときに早く降りれるように前の方に座ります.今日は,超久しぶりに一番前の左の席に(そこしか空いてなかったので)座りました.で,びっくり!

 大パノラマ(^^;じゃないですかー(思わず写真撮っちゃった).見とれて?そのまま何もせず席から前方の移りゆく景色?をぼーっと見ていました.子供が将来バスの運転手になりたいって言うのよくわかります(私も子供の時はそうだったかも.ていうか今でもちょっと運転してみたいかも).

 で,思ったのは,景色がいいってことは,とても見通しがよいということです.運転席に座ったら感覚としては真後ろ以外はぐるっと見渡せてるんじゃないですかね?これは,バスが公共性の高い乗り物ということで,安全性に最大の配慮がなされているということだと思うのですが,乗用車もどうしてそうしないのでしょうか?

 そうすると格好悪くなる(あと,空気抵抗の関係で多少燃費が悪くなる?)ってことだと思うのですが,そんなことより安全性,気持ちよく運転できることの方が重要でしょう.少なくとも同じような車ばっかしなんですから,1台くらいそんなコンセプト?の車があってもいいんじゃないですかね.

 あと,携帯で写真撮ったとき思ったんですが,なんでシャッター音ってオフにできないんですかね?おそらく盗撮防止とかいうことなんでしょうが,じゃあビデオはどうなん?こういう,ざる的無意味なことって結構ありますよねー.

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29b
[私の特殊性?]
(生き方, 私)

 「興味」の話の続きなんですが,これから書くことって多分,私の特殊事情なので,読んでる方にはあまり参考にならないかもしれません(私自身の自分探しのために書きます).

 私という人間を周りから見ると,とても「多趣味」な人間ってことになるんだと思います.実際,そういうことをよく言われます.仕事は研究者(大学教員)で理系ですが(でも,工学,特に,地震防災というと世の中との繋がりも大きいので理系とばかりは言えませんけど),仕事以外にやってることは,ピアノをかなり弾くので(でもここ1ヶ月は全く弾いてない)芸術系,運動(バドミントン,スキー)をかなりするので体育系,このサイトで,人生や世の中のことを考えていろんな文章は書いているので文系といったところでしょうか.

 でも,これは当たり前の話ですが,いろんなことやってると言っても全体からすれば,ごくごくごく一部に過ぎないわけです.ただ,これは誰が何をやるにしても避けられないことで,私の特殊性ではありません.

 私が普通?の人と違うと思うことはいくつかあって,まず1つ目は,普通の人が普通にやる,例えば,例えば,映画,旅行,読書,音楽鑑賞といったことにほとんど興味がないということです.

 生まれてから見た映画の数なんて,10本にも満たないでしょうし,旅行は15年くらい前,アメリカにいたときに妻とちょっとしましたが,それ以外はもう何十年もしたことがありません(ただし,出張はかなりしてる).本もほとんど読みません(小さい頃は嫌と言うほど読まされたが).ピアノで自分の弾く曲を探すために聴くということはしますが,「音楽鑑賞」はほとんどしません.テレビドラマも見ないし(これも見た数は生涯10本くらい?),テレビゲームも全然しない(でもこれは,パソコンというものが世の中に出現したときにやり倒した?),ていうかもってません.車の免許もつくばに来るまではもってませんでしたし,そもそも車は私にとっては単なる移動手段です.アルコールも何かの行事か,たまに友人達と飲むくらいで家では一切飲みません.

 これってどういうことですかね?こうして書いてみると,森博嗣さんの言うところの,インプットよりアウトプットが好き,ということはあると思いますけど,それにしても特殊というか極端ですよね(そうでもない?).

 もう1つの特殊性は,興味の対象は広いが狭いということです.なんか日本語として???ですが,要は,広い範囲にごく小さな点状に分布しているということです.例えば,理科の中で物理,物理の中で力学に興味をもったと書きましたが,そこから少しはずれると急激に興味がなくなるんですよ.電磁気学や熱力学も力学と同じ物理だから結構好き,ってことは全然ありません.地震動の性質と構造物被害の関係には興味があるけど,鉄筋コンクリート造部材の力学挙動にはあまり興味がないとも書きました.これってどういうことなんですかね?

 と,結局,事実を書いただけで,何の分析,原因解明もできないのですが,私がそういう人間ということを再確認した,ということでしょうか.自分探し的にはそれでOKで,じゃあ,私はそういう人間である,ということで,それを踏まえてどうしていくか,ということですからね.言えるのは,興味が局所的ということは,何かの拍子?にそれがちょっとずれると,途端に興味を失うってことで,やっぱり注意を要するというか危ない,ってことですかね.でも,これも気をつけようにも気をつけようがないですね.

 ただ,ここまで書いて,ん?と思うことはあって,それは,何でもやってみればそこそこ面白い(って思ってる)ってことなんですよ.これって上で書いたことと矛盾してるんですが,これもまた事実なんですね.なんかますますよくわからなくなってきましたが,これも事実として,認識しないといけません.

 でもこれは私の性格というよりは,全ては150億年前に決まってるどうせ生きていくのなら気分よく生きていきたいという私の哲学?によるものです.そうか,ということは,性格なんて考え方によって変わるってことですね.というか,どっちがプライオリティというか支配力が大きいかということなんですが,私の場合は後者ということです.

 つまり,普通の人がやることなんかやらなくても,仕事以外にやってることも急に興味を失ってやらなくなったとしても,それで気分よく生きて行ければOKなわけです.でも何かしないと(退屈しのぎをしないと)生きてはいけないので何かはしないといけない.仕事に完全に忙殺されるのならそれはそれでOKで,そうでなければ,「プライオリティ的にやる気にならない度が低いもの」からやればいいってことですね.

 そして,それが何でもいいのなら,やっぱり仕事(研究)ってことになるんでしょう.理由は,既にどこかで書きましたが,なんだかんだ言って(少なくとも仕事以外にやってることと比べれば)一番高いレベルにあるし,それは,その奥行きというか面白さ的にも他のものとは別次元にあるということですし,その分,社会に貢献できるかもしれない,ってことです.そして,幸い何を研究するかを自分で決めることができるので,興味の対象がどんなにピンポイントだとしても,それを選べばいいだけの話なわけです(一応,結論のようなものに達した?).

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29c
[やる気三要素と職業]
(生き方)

 医者にならなかったわけの補遺ですが,最初のパラグラフで「内的熟達に面白さを見出す人もいるでしょうし,人との繋がりにやり甲斐を感じる人もいるでしょうし,お金儲けがしたい人もいるでしょう」と書きました.これはこの通りなんですが,やる気三要素のどれに重きを置くかでなる職業が変わってくる,ということはあるでしょう.

 それぞれの典型的?な例をあげると,内的熟達や面白さを求める人は研究者になるでしょうし,人との繋がりや社会性を重要視する人は,利潤ではなく公共の利益を追求する官僚や政治家(ただし,政治家に有能な人材は集まらなくなっている.今の状況では官僚も危ない)になるでしょうし,報酬,例えば,お金儲けがしたい人は,給料がいいところ,端的に言えば,金融セクターに行くということでしょうか.

 もちろん,こんなに単純な話でもなくて,世の中をよくしたいと思って,起業する人もいるでしょうし,金儲けにも内的熟達的要素があると書きました.ですから,ここで書いているのは,やる気三要素的に極端?な例ということでしょうか.

 見方を変えると,この3つのバランスを重要視する人もいるわけです.というか,それが世の中のマジョリティでしょう.医者や弁護士がそういう人の受け皿になりうるということでしょうし,昔,研究室にいたときに,大手ゼネコンの構造設計や技研に行った奴はそういうことを言ってました.でも(報酬的に)バブル期ならともかく今は...でもそういう時こそ行くチャンスだと思いますけどね.

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29d
[走ると歩く]
(体)

 股関節日記です.今日,仕事で東京に行ったので,少し歩きました.そしたら,また痛くなってしまいました(T_T).整形外科に行く前の日も仕事で東京に行って,歩いて痛くなったので,その時と全く同じです.ていうか,10日前に戻ったってことか...

 TXでセンターに戻ってきて,歩いても痛いので,そこから土浦行きのバスに乗ろうとしたんですが,あと5分(時間通りは来ないので7,8分)というびみょーな時間でした.しょうがない,とえっちらおっちら歩き始めたんですが...

 やっぱり痛い.で,どうしたものかと思ったのですが,なぜか軽く走ってみました(破れかぶれ?).そしたら,(そんなに)痛くありません.どういうこと???

 で,走りながらしばらくじっと観察してたんですが,歩くより軽く走る方が歩幅が小さい!んですよ.いや,歩幅というのは,正確じゃないですね.正確には,歩いたり走ったりするときに広げる脚の幅が小さいということです.

 ご存じのように歩くの定義?は,両足を同時に地面に付けた瞬間があるってことです.でも,走る場合は,どちらか一方の脚しか地面に付いていなくて,多くの時間は両方の脚が地面から離れていて,いわば「飛んでる」わけです.つまり,脚をそんなに広げなくても「一歩」を大きくできるんですね.

 ということで,整形外科の先生も痛くなければやっていいということでしたので,歩くところは走ろうと思います(ていうかそうしないと痛い).そう言えば,1年前くらいにやってましたね.そのとき調子も悪くなかったみたいですし,とにかく今のままでは体がどんどん錆び付いてしまうので,定期が切れたらしばらくはこれでリハビリですね.

 p.s. 試しに軽く走るくらいの「歩幅」で歩いてみました.ほとんどその場で足踏みしてる感じ(^^;でした.

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29e
[他人を責めない(幸せな)人]
(生き方)

 しばらく前のことですが,家の近くの横断歩道で小さな子供を連れたお母さんが渡ろうとしていたので,片側の車が止まって渡らせようとしていました.母子は渡り始めたのですが,もう片側の車が突っ込んで来ました.危ない!と言う間もなかったです.

 で,その母子はどうなったかというと,車もそんなにスピードも出ていなかったし,渡り終わりかけではあったので,母子はひらっと車をかわし,あぶないあぶない,という感じでまるでドッジボールでボールを避けたように,二人できゃきゃっという感じで走っていきました.車はプリウスだったのですが,中を見るとおじいさんが,真っ直ぐ前を見たまま,つまり,母子には全く気づかず,悠然と走り去っていきました.どう思います?

 横断歩道では歩行者絶対優先ですから,渡っている人がいるのに突っ込むなんていうのはとんでもないことです.実際,母子が避けなかったらぶつかってたと思います.もし,母子ではなく,父子だったら,お父さんは怒り狂って,車を運転していた人に猛然と抗議したかもしれません.

 結果的に何ともなかったからよかったのですが,お母さんはどう思ったのでしょうか?少なくとも私が見ていた感じだと,車を運転していた人を責める,あるいは,その人がけしからんとか思ってる様子は全くなかったです.その人が脳天気というかどうかしてるだけ?もちろん,そんな人ばかりではないでしょうが,そういう人っているんだなー,と思いました.

 確か,女優の赤城春恵さんだったと思うのですが,幸せに心穏やかに暮らす方法は,とにかく他人を責めないこと,どんなことがあっても自分が悪いと思うこと,ということを言ってました.なかなかそれができないのでしょうが,その通りだと思いました.やっぱり,人を憎むのは不幸なことです.これも全ては150億年前に決まってる的考え方ですね.

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29f
[週末]
(日常)

 そっか,今日は金曜ってことは明日から週末なんですね.でも全然そんな気がしない...

 1つは,いつもは金曜は練習日で,練習して疲れて帰ってきて(一応)週が終わった,という感じなのですが,今は練習してないってこともあります.あとは,学生の修論発表練習(今年は4人)もあるでしょうし(昨日1回やったが,とてもこのままでは...),週末も普通に仕事する気ですからね(ただし,もう歳なので疲れたら休みます).

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1/30'10
[普段から適度に体を動かすような何か]
(生活)

 歩くところは走ると言ったって,歩く機会がなければ走れないわけです.私の場合は仕事で東京に行かなければ普段はそんなに歩くこともないかなー.ということで,いかに普段から体を動かすか,ということになるわけです.

 そういう生活をしている人は別に何もすることはありません.体を動かす仕事をしている人はそうですし,主婦も家事で結構適度に体を動かしますよね.仕事で体を動かさなくても,食事に行ったり,買い物に行ったり,何かの用事で出かけたりすれば,ある程度は体を動かします.満員電車で通勤してる人はそれでOK(^^;?

 つまり,普通に生活する,ってことですね.車社会になるとそこがどんどん普通でなくなる,つまり,世の中が便利になるとそうなるということです.インターネットで買い物すれば,ずっと家にいることだってできるわけですからね.

 だから,わざわざ運動したりしないといけなくなって,スポーツはその受け皿にもなっている.でも,スポーツって自己実現的に追求していくと,どんどん激しくなってきますし,一般社会人にとっては,週数回のプレーが精一杯でしょうから,普段から体を動かす,というには,頻度が少なすぎて,逆に,(歳をとると)強度が強すぎます.で,すぐ怪我とかする.

 ということで,スポーツではなくて,普段から適度に体を動かすような趣味があれば,ということになります.例えば,園芸とか家庭菜園とかそうですかね.散歩が好きなら散歩でもいいのか.ただ散歩の場合は,最大の課題はどこを歩くかで,それがつくばでは厳しいとは再三書いてきました.うーん,何かないかな.趣味ならもちろんそれに興味がないといけません.あー,でも何でもやれば面白いか.だったら,実益を兼ねたものでもいいわけですね.部屋の整理とか掃除とか?いろいろ考えてみます.そういうことを考えるのも楽しいものです.

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30b
[成功者の言うこと]
(生き方)

 先週のプロフェッショナルで,ミシュランで三つ星を獲得した寿司職人の小野二郎さんの再編放送をやっていました.82歳で現役というのもすごいですが,体の動きや話しぶりなど,とても82には見えません.やはり「働くこと」以上のことはないと思いますねー.問題は,サラリーマンはそういう状況をどうやって獲得するかです.

 話の中で前回の放送ではなかったか私が聞き流したのかもしれませんが,彼が「自分を仕事に合わせる」と言っていたのが印象に残りました.つまり,これは自分に向いていないとか,やり甲斐がないとがぐだぐだ言ってないで,与えられた仕事を天職だと思ってやり遂げろ,ということで,同様なことはこのサイトでも何度か書きました.

 このことはもちろん正しいというか,その通りなのですが,一方で,こういう成功者の言うことを鵜呑みにしてはいけないのも言うまでもないことです.その人がそうしたからその通りすれば成功するというわけないですからね.

 小野さんの場合がどうだったかはともかく,「自分を仕事に合わせ」て必死で頑張って成功した人がいたとしても,もしかしたら,与えられた職がたまたま合っていて,才能にも恵まれていて,いわば天職だった,つまり,運がよかっただけかもしれないからです.よく,「私はこうして成功した」という話をする人がいますが,よくきいてみると単に運がよかっただけ,という場合はままあります.そして,本人もそれに気づいていて正直に「運がよかった」と言う人もいます.

 ですから,人の話をきくだけではだめで,結局は,「自分の頭でしっかり考える」こと,ということになります.これは,私が学生達にいつも言っていることです.そして,考える力は,いくら人から教わっても,いくら勉強なんかしても,ハウツー本なんか読んでも絶対に身につきません.それを身につけるには,とにかく自分で考えるしかないのです.そして,考えること以上に楽しいことなんかそうそうないと思います.

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1/31'10
[卒研配属]
(大学)

 S都大のK山先生のホームページに書いてあったので,気づいた,というか,認識はしていたけど,そう言えばそうだったと思ったのですが,私の大学の私の学類(学科のようなもの)の卒研配属もこの時期です.今年は担任でもあったので,配属する側の立場でもありました.

 私が担当する学類は,工シス(工学システム学類)というところで,名前見ただけだとなんかようわからん,という感じですが,ホームページの下の方に関係する分野がありますが,要は,工学系はだいたい入ってます.筑波大には,工シスの他に工学系に関する学類として,応用理工学類と社会工学類があります.

 工シスは2年から4つの主専攻に分かれますが,実質は,コミュニケーション,ロボット工学,システムデザインの知的工学,機能工学の2主専攻とインフラストラクチャ,環境,エネルギーの環境開発工学,エネルギー工学の2主専攻の2つです.これらが大学院の専攻(前者が知能機能システム専攻,後者が構造エネルギー工学専攻)にほぼ対応していて,大学院では,これにリスク工学専攻が加わるという仕組みです(こうして書いてみるとやっぱり結構ややこしいですね.わかります?).

 多分,他大学もそうだと思うのですが,工シスの卒研配属もかなり熾烈で,つまり,人気があるところとそうでもないところがかなりくっきり分かれるので,毎年,ものすごい駆け引きがあるようです.研究室一覧表が貼り出されてそれに名前を書くのですが,GPA順,即ち,成績順で決まって,第一志望優先ですから,まるで東大の進振り並み?の駆け引きです.それは,〆切直前まで続き,一覧表を剥がすときには,その前に学生が100人くらい押しかけていたそうです.

 で,何を「そう言えばそうだったと思った」のかというと,私がいる工シスというところは,昔的な言い方で言うと,建築学科や建築工学科ではないということです.そりゃあ,昨今,大学もいろいろ改組してますから,そういうとこもありそうな気もするのですが,少なくとも,私がよく知る他大学の先生方の顔をつらつら思い浮かべた限りでは,そういうところはほとんどありません.北大,東北大,新潟大,信州大,東大,東工大,早大,理科大,千葉大,首都大,横浜国大,名古屋大,名工大,豊橋技科大,京都大,大阪大,神戸大,広島大,九大,名前こそ違えど,どこも「建築」という枠組みだったと思います(ただ,豊橋技科大は,高専編入生が多いのでエンジニアリング的色彩が強いか).金沢大や埼玉大のように土木しかなくて建築そのものがないところも結構あります(ただ,埼玉大は,一級建築士受験資格認定を受けようとしてるとはどこかでききました).

 こういう中で,私が知る限り,慶應だけは,ずっと「建築」がなくて,10年くらい前にシステムデザイン(SD)ができた(違ってたらごめんなさい)ときにK川先生が行かれたりして,その中に建築ができて,でもSD自体は,建築以外にもいろいろありますから,工シスに近いですかね(ただ,SDには有名建築家の先生も何人かいて,工シスには構造系の先生しかいないので,そういうところは違う).でも,こういうところは,私が知る限りでは慶應のSDだけです.なんでそんなことになってるんですかね?

 つまり,「建築」という枠組みがなくならない理由が何かあるわけです.1つは,上で既に出てきましたが,一級建築士受験資格でしょうか.あとは,建築の持つ華やかさ?ですかね.でも要は,業界がそういう枠組みになってるってことでしょうか.

 ただ,言えるのは,「建築学科」に来る学生のほとんどは意匠設計,即ち,建築家志望ということです.ですから,建築という枠組みの中での建築構造は人気がなく,建築家の夢破れた学生が来るところという側面は否めません.それは東大もそうで,私は,始めから構造志望だったのですが,そんな変わり者?は,50人くらいいて多分私1人だけでした.構造力学の講義で教室が満杯になる,なんてのは,普通の建築学科ではありえないんじゃないでしょうか?

 筑波大の場合は,建築家志望の学生は,芸専(芸術専門学群)に,都市計画志望の学生は社工(社会工学類)に行きますから,工シスには,建築家志望は(多分)いないわけです.つまり,工シスの建築志望の学生は,みんな始めから構造というかエンジニアリング志望ということです.公募に応募して筑波大に来たときは,そういうことは深くは考えなかったのですが,これは大きかったと思います.どうせ来てくれるのなら第一志望で来て欲しいですからね.

 では,工シスという枠組みの中での私の研究室はどうでしょうか?私の研究室は,地震防災・構造動力学研究室と名乗っていますから,建築構造というわけではないのですが,おかげさまで?結構人気があって,毎年,優秀な学生が来てくれています(卒研配属は成績順で決まるので).もちろん,優秀な学生を集めるための努力もしていますが,これは,別に方法論的なものがあるわけではなくて,しっかり仕事をして,しっかり学生向けにもわかりやすくそれを発信する,ということに尽きるんだと思います.

 ただ,人気があるとは言え,卒論生がとれるのは1学年で3人がマックス(普通は2人だが希望が多いところは3人までとれる)ですから,研究室に来る学生の数自体はそんなに多くはありません.でも,1学年3人で,ほとんど大学院に進学してくれますし,他大学から大学院に来てくれる学生もいるので,研究室全体で10人くらいになります.一人ずつ面倒見られるのって,正直言ってこのくらいが限界なんですけど,他大学の話をきくともっと全然多いですよね.皆さん,どうやっておられるのでしょうか?

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31b
[長かった...]
(日記)

 今日で1月も終わりですね.でも...なんかこの1ヶ月とても長かった...なんで?今年は仕事します宣言なんかしちゃったから(^^;?何とか相対性理論(退屈度が低ければ時間が経つのが早い)に反する?

 でもなんかいろんなことがあったような気がする1ヶ月でした.それは,外面的というよりは内面的にですかね.実際,このサイトで書いた文章もかなり多かったと思います.でもこれも何とか相対性理論に反しますかね?だからこそ,不思議な感覚で,ですから,わざわざここで書いてるわけです.

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31c
[教員の出身?大学]
(大学)

 上の上の記事でリンクを貼るときに専攻の教員一覧を見たんですが,何と!出身?大学が記されているのに気づきました(今頃(^^;?).ていうか,前から書いてあったの?出身?大学が書いてあるのって珍しいんじゃないですかね?

 私のざっとした印象だと,どこかで書きましたが,東大京大出身が半分くらいかと思っていたのですが,数えてみると...32人中11人(東大が10人)しかいませんね.しかも,かなり構造・防災に偏っています.意外?と多かったのが,筑波大出身でもう7人もいらっしゃるんですね.でもこれはそうあるべきというか,どんどん増えていくべきでしょう.あとは,東工大,名大,阪大,慶應といったところですね.でも何か変だな...

 少なくとも私が知る限りは,N岡先生,S司先生,K田先生は,東大出身です.あー,そっか,工学博士とか博士(工学)の後に書いてあるから,博士をとった大学になってるんですね.だから,出身大学ではないってことですね.そうすると,少なくともこの3人を加えれば,14人にはなるので,東大京大出身が半分くらい,というのは,だいたい(^^;合ってたことになります.

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