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3/1'11
[トータルとして]
(生き方)

 私の人生の目標?は「気分よく生きていくこと」と書きました.そして,このサイトの目的は,そのためにはどうしたらいいかについて考えて行くこととも書きました.それはそうなのですが,当然ですが,いつも気分よく,とは行きません.ですから,そういう中で,トータルとして,気分よく生きて行ければ,ということになると思います.具体的には,気分が悪くなったら,それをどう考えて解消するかとか,脳や体のメカニズム的にそういうこともあるということをちゃんと認識してやり過ごす,とかいうことですね.

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01b
[入試漏洩?問題]
(世の中)

 京大などで入試問題が試験時間中に漏洩したということが世の中を騒がせていますが,起こるべくして起こった感は否めません.私は何度も入試監督をしていますが,こんなんでは完全に不正を防げないとずっと思ってました(もちろん,監督はちゃんと指示通りに厳格にやってます).例えば,写真票の照合をするのですが,写真と実物を見て同一人物か違うのかを100%判別するのは,不可能です.双子は当然ですが,ちょっと似てる兄弟姉妹くらいでもこいつは別人だ,不正だ,と断定することはできないでしょう.

 じゃあどうするか,これもこのサイトで何度も書いたことですが,耐震偽装事件のときみたいに,一部のとんでもない人間を対象に世の中の仕組みを作って行ったら,どんどんめんどくさく生きにくい社会になってしまいます.それこそマラソンや駅伝を実施することもできなくなります.ですから,法などの枠組みの問題では無理で,やはり教育とかモラルの問題ということになります.

 でも,不正が「明確な形」として起こってしまった以上は,対処しないといけないでしょうね.なんか相撲の八百長問題と似てます.ただ,八百長問題の場合は,そういうものもあるだろうと思いながらも見てそれなりに楽しめればよかったのかもしれませんが,公正が絶対である入試ではそうは行きません.でも,携帯で不正が行われたのなら,コンサートホールに設置されてる携帯の電波を入らなくする装置を使えばいい,というのは安易ですねー.携帯以外にもいろんな装置があるわけですからね.

 ただ,今回の件は,入試の不正というよりは,入試というシステムの不備への挑戦のような気がしないでもないです.すぐばれる「知恵袋」にわざわざ投稿してるわけですからね.いつか,空港で乗り継ぎで逆行すれば,機内に凶器を持ち込めるという不備を再三指摘したにも関わらず,相手にしてもらえなくて,それを「証明」するために,実際に,ナイフを持ち込んでハイジャックまでしてしまったとんでもない奴がいましたが,心理状態は似てるのかもしれません.ハッカーなんてのも,コンピュータのセキュリティシステムの不備と自分のハッキング能力を誇示するためにやっているようなものですからね.

 厄介なのは,金儲けと同様に,こういうことが一種の「内的熟達」に繋がってしまうことです.振り込め詐欺(もう「振り込め」とは全然言わない.対策が後手後手に回っている証拠)がどんどん巧妙になっているのも,そういうことを楽しんでいる節すらあります.厄介ですねー.

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01c
[完走]
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 東京マラソンですが,7時間では完走とは言えない,と書きました.だって,分速100mで「歩けば」いいんですから.で,こういうことを「思いつく」とやってみたくなるのが人情です(心理的には入試漏洩問題と似ている?が,別に犯罪や不正ではないのでもちろん何の問題もなし).当然のことながら,何のトレーニングもせず,当日は,全く普段の格好でコートでも着て(これも一種のコスプレマラソン?).で,ちょっと調べてみました.

 参加費は,10000円なんですね.思ったより安いかも.でも,問題はやっぱり競争率(7.5倍)ですね.もちろん,私はほんとは実際にやってみる気なんか全然ない(^^;んですが,誰かやってみませんか? 「東京マラソン完走した!」って言えますよ.で,実わね,って話すと酒の肴にもなりますよ.

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3/2'11
[メディア対応]
(仕事)

 ニュージーランド クライストチャーチ直下で発生した地震のメディア対応もようやく少し落ち着いて来た感がありますが(FジのTくダネは,企画の主旨が間違ってて,最初は,企画そのものを正そうと思ったが,さすがにそこまではめんどくさくなってやめた.そのうち変な放送があるかも),今後のために?ちょっとまとめておこうと思います.

 数的にはいつもくらいかと思っていたのですが,今回は,海外の地震ですから,その割には多かったかもしれません.で,なんでかなーと思ったら,まだ被害調査に行ってないから,ということに気づきました.国内の地震ならこの時期は被害調査に出かけていますから,大学にかかってくる電話には出れないわけで,それで大分「助かってた」わけです.私はもう研究室の電話番号はホームページには,載せていないのですが,大学の広報や事務室経由でかなり問い合わせがありました.

 で,今回も結局,いろいろ出ることになってしまったのですが,それは,今回の被害は日本で起こりうるから対岸の火事と思うな,ということを伝えなくては,という1点に尽きます.でも,メディア側は,キラーパルスとかそういうことに食いつきがよくてなかなか苦労しましたし,結局,使われたのはそこの部分が多かったとは思うのですが,インタビューで何回もしつこく言ったので,全体の構成としては,既存不適格建物を取り上げて今回の被害が日本で起こりうるという形になっていたものが多くて,もちろん,私がしつこく言ったからかどうかはわかりませんが,頑張った甲斐があったと思うことにします.もちろん,それで対策が進むかどうかは,わかりませんが,そこから先は手が届かないので,つまり,やるだけのことはやった,ということです.

 でも,これはいつものことなんですが,やっぱり,何やってんだか感というか後味の悪さは残りますねー.まず,先方の態度は,もちろんとても丁重なのですが,基本的には,こういうことに変わりありません.そして,やっぱり,メディアに出るとかいうことは,本来私がやりたいことではないということです.でも,やるべきとは思ったので,仕方なく頑張って出た,ということです.

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02b
[森博嗣さんの本]
(生き方)

 先日,本屋さんでぶらぶらしていたら,週間ベスト10の棚の中に森博嗣さんの自分探しとか人生を楽しむとかいうタイトル(よく憶えていない)の新書がありました.まさに,このサイトでずっと話題にしていることで,中をぱらぱら見たのですが,以前にも書いたと思うのですが,内容的には,例えば,悩むんだったら悩み続ければいいとか,どれも禿同するものばかりで(というのもちょっと気持ち悪いが),彼のブログが終わって彼の考えに接する機会がずっとなかったのですが,自分と考え方が似ている人がいることを確認できてというか,私はミステリーは全然読まないので,こういう形で彼の存在を確認できて,ちょっと嬉しかったです.

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02c
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(バドミントン)

 風邪ひいて体調が悪いので,ここ1週間,練習に行ってないのですが(地震で忙しいからではないよ),練習場所を変えて,5年くらい前によく打ってたI坂君とかS谷君とかの20代の若者(^^;とまた打つようになって,彼らがこの5年で強くなっているのは,驚くほど(あるいは,私が弱くなっただけかも)です.

 I坂君とは,以前(5年前)から,よくシングルをやったのですが,少なくとも5年前(当時,彼は大学生だったか)は負けることはなかったと思います.そして,私とシングルやって負けると,彼は私にこんなことを言っていました.「境さん,もう20年バドミントンやってるんでしょ,僕まだ10年もやってませんから」.いやいやいや,そりゃー違うでしょ.20年やってるっつったって,こんな歳なんだから(^^;.よっぽど,くやしかったんでしょうね.

 でも,今は,立場が逆転して,私は,少なくとも今のコンディションでは,彼に勝つことができません(3連敗中).で,最近,彼が言ったことです.「境さん,もうすぐ50なんですか? それでそんだけ打てて動けるってめっちゃすごいじゃないですか」

 くやしーーー! このままでは終われんかも.実はやっぱり負けず嫌い?

※I坂君の(人間的)名誉のために補足しておくと,50近くでそれだけ打てて動けるのはすごいと言ったのは,別に私をからかったのではなく,本心だと思います(真顔で言っていたので).つまり,ほんとに思ったことを余裕をもって言えるほど,彼が強くなったということです(ネットだとやっぱいろいろきー使いますね).

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02d
[つくばに来て8年]
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 そうそう,そう言えば,3月になったということは,つくば(筑波大)に来て8年が過ぎたことになったのでした.でも,去年もそうでしたが,もう特にこれといった感慨は...ただ,なんかどんどん「取り込まれてる」感じはしますねー.少なくとも,去年,昇進してしまったので,さすがにすぐどこかにというわけには行きません.でも,そう考えるということが「取り込まれてる」ってことなんでしょうね.うーん,これでいいのだろうか? と言っても,再三書いているように,自然の流れに従うしかありません.

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3/3'11
[しょぼかった]
(世の中)

 入試漏洩?問題ですが,あっという間に犯人が捕まり,自分が合格するために一人でやったと言っているそうです.それがほんとだとすると,しょっぼい話ですねー.でも,大学としては,何か対策をということになるでしょうね.ほんとめんどくさく迷惑な話です.

 何度も書いているように,ほとんどの人はちゃんとやってるわけで,一部のとんでもない奴を基準に社会のシステムを作っていくと,どんどん生きにくくとんでもない社会になって行きますよ.昨日だったか,東大の総長が言っていた「教育者としては,受験生を見たら泥棒と思え,とはいかない」が全てだと思います.

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3/4'11
[豚丼]
(日記)

 今日のお昼なんですが,学食でうまいと評判の豚丼を初めて食べました(と言ってもわかるのは学内の人だけでしょうが(^^;).どこかで書きましたが,私の部屋から近い学食は,第三エリアと第二エリアのもので,第二エリアは,ふつーの学食ですが,第三エリアは,結構充実していて,ふつーの学食に加えて,洋食屋,パン屋,うどんそば屋,カレー屋,ラーメン屋,定食屋というフードコートみたいになってます.で,その中で,唯一,第三エリアのふつーの学食には行ったことがありませんでした.

 理由としては,そんなにメニューがないというのもあるんですが,なんか,一人だと入りづらい雰囲気があるんですよねー.で,そこの看板メニューである豚丼を食べるために,筑波大に来て8年にして初めてこの食堂で食事をしたわけです(^^;.なんか不思議な感覚でした.

 豚丼自体は,まあうまいんですが,思ったほどじゃなかったかな.量的には,子豚丼でいいかも.ただ,サラダがつくのですが,食堂に調味料としてマヨネーズがあったのは,マヨラーの私としてはポイントが高いです.食堂の雰囲気は,実際に食べてみると,一人では食べづらいというほどのことはなかったです.ですから,これからは時々行こうと思います.

 ちなみに私は普段は昼ご飯は一人で食べてて,でも,週2回くらい学生とご飯というのも試しにしばらくやってみたのですが,やっぱめんどくさいとか,混んでる食堂で10人以上席を占拠するのがひんしゅくというか大変とかで,今は,また一人でご飯に戻っています.

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04b
[そこまでしますか?]
(大学)(世の中)

 京大のカンニングを許した試験監督体制に批判が集まってるようです.まあわかるんですが,極言すれば,それは,万引きを許したスーパーの警備体制,犯罪を許した日本の警察を批判するようなものです.完全にカンニングさせないようにするには,写真票ではなく,それこそDNA鑑定,そして,試験場では,受験者一人一人にぴったり寄り添うように監督者を配置するしかないでしょう.そこまでしますか?

 でも何もしないわけにはやっぱり行かないでしょうね(ほんと八百長問題と似てる).監督者を増員というのは,勘弁してください.もうほんと1年中試験監督やってるんで.そもそも,なんで試験監督が教員でないといけないのでしょうか? 適材適所的に明らかに非効率です.それこそプロの警備員でも雇えば? 携帯を持ち込ませないというのなら,探知機みたいのを使えばできるんじゃないですかね?(でも携帯以外に小型の盗撮機とかいろいろありますけどね) 人を雇ったり,装置を導入してお金がかかるのなら,受験にコストがかかるわけですから,教員の労度にしわ寄せをせず,受験料を値上げするのが筋でしょう.

 でも,そんなことより,やっぱり,そこまでしますか?

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3/5'11
[忙しくなると]
(生き方)

 地震直後の様々な対応とか,被害調査に行くことになり,その準備とか,学期末で試験の採点とか成績とか,就職委員の仕事とかその他もろもろかなりへびい,要は,忙しい状態です.そういう風になってくると,以前はほんといっぱいいっぱいという感じだったんですが,ここんとこはそうでもないです.ものすごい細かいスケジュール管理をしないと破綻するというのは変わらないのですが,忙しいから何なの?という感じです.だって,どっちみち「何か」してないと「退屈しのぎ」はできないわけですからね.

 超多忙な状態でどう考えているかというと,「じゃあ,忙しくなかったら何するの?」ということです.修論,卒論,地震の対応でずっと忙しくて疲れてるから休みますか? 何かして遊びますか? まあそれもいいんでしょうが,ピアノを弾いたり,運動したり,ここで文章書く時間なんてわずかですし,ある程度の睡眠さえ確保できれば,それ以外の時間は,ぼーっとしてたってしょうがないし,やっぱり「最大の敵は退屈」なんですよ.で,「退屈しのぎ」できるんであれば,結局は何でもいい,で,それが仕事,やらなきゃいけないことなら,むしろ,なおよしでしょう.

 更に,それが楽しければ,むしろ望むところでしょうが,実は,そこまでは必要ありません.辛くて辛くてしょうがない,ということでさえなければ,充分ですし,そうであれば,その中に充分,楽しさや面白さを見出すことができます.例えば,それがやっててつまんないことなら,つまんなくならないように創意工夫すればいいし,そうしようとすること自体が既に楽しんでいるということです.

 これは,自分のやりたいこと,やりたい仕事を見つけるのは大変でしょうが,辛くはない仕事なら,見つかるのでは?ということにも繋がってきます.そして,そういうことを見つけたら,とにかくしばらくは,その中に面白さや楽しさを見出そうとすることです.

 既にどこかで書いたと思いますが,これは,ある友人が言っていたことです.彼女は,「仕事は別に楽しいというほどでなくてもいい,楽しいとまでは行かなくても辛くなければ充分だし,実はそれが一番大事なこと」と言っていました.全くその通りだと思いました.そのときから,彼女は私の中で「話のできる貴重な存在」になりました.つまり,忙しくなっていっぱいいっぱいになってくると,彼女の言葉に助けられてるわけです.

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3/6'11
[やっぱり人生所詮退屈しのぎ]
(生き方)

 上の話の続きです.では,なぜ「仕事は楽しいというほどでなくても辛くなければ充分だし,実はそれが一番大事」なのでしょうか? それは,人間(まだ)起きている時間の大半を仕事をして過ごすからです.これもどこかで書きましたが,例えば,私の場合,ピアノを弾くこと,バドミントン,スキーなど運動すること,ここでこういう文章を書くことは,大好きですが,これで食べさせてやるから1日6時間以上やれと言われたらどれもだめです.でも今の仕事なら大丈夫です.

 ただ,私の場合,今の仕事を選んだ理由は,「楽しいというほどでなくても辛くない」からではありませんでした.ほんとに長い時間をかけて,自分がやりたいこと,自分がやれること,職業としての様々な条件を勘案して決めました(でも今にして思えば自然とそうなった感もしないではないが).ですから,大学に教員になって「やりたいことで飯を食う」という夢を実現したときはほんとに嬉しかった.でも,そんな私でも,仕事に楽しさや面白さを見出せない時期が続いたことがあって苦しんだことは何度もここで書きました.

 それは,頑張ってやりたいことを仕事にしたんだから,やりたくないことや楽しくないことがあると「話が違う」と思ってしまったのかもしれません.でも仕事なんですから,そんなわけありませんよね.そして,人生所詮退屈しのぎと考えられるようになり,退屈しのぎと考えれば,仕事でも何でも,退屈しのぎと言うのは,ほんと勿体ないほどのことで(そりゃそうだ),それほどのことをやらせてもらってるとすら感じます.ですから,しんどくなってくると,結局,「人生所詮退屈しのぎ」に戻ることになるわけです.

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06b
[犯罪の計画性]
(世の中)

 大学入試で不正行為をした受験生ですが,ニュージーランド クライストチャーチ直下の地震の次はこれ,という感じで,ほんとメディアというかワイドショーにしてみれば,まさに飯のネタといった感じです.それで,ここんとこの風潮としては,騒ぎすぎというような同情が集まってるようです.まあ,わからんでもないですが,少なくとも大ばか者には間違いないです.

 すぐにばれるインターネットに投稿したこと,携帯から投稿したとしたらIPアドレスですぐにばれてしまうことなどちょっと考えればわかることで,そんなこともわからなかったとしたら,成績がどうとか有名大学に受かる受からない以前にアウトです.親に負担をかけないよう国立大学に入りたかったと言うなら,京大ではなくて地元の国立大学に行けばいいじゃないですか.要は自分が有名大学に行きたかっただけの話でしょう.

 今回やったことは,犯罪としては,人を殺したわけでもないし,そんなに騒ぐのはおかしい,という人もいますが,確かに現行法で罪はそれほど大きくなりませんが,罪の重い軽いの問題ではありません.重要なのはその計画性です.どんなに軽い罪でも,これは悪いことだとわかっていて,綿密に計画を立てるような人間は,明らかに倫理観が欠如しています.はずみで突発的に人を殺してしまった人よりたちが悪いかもしれません.私は罪の重い軽いの判定にもっと計画性を重要視すべきだと思います.

 でも今回の事件で,苦虫をかみつぶしているのは,もっと計画的かつ大規模に既に不正行為を行っている(かもしれない)人間でしょう.そういう意味では,こういうしょぼい形で問題が浮き彫りになったのは,悪くないと考える人もいるでしょうが,やっぱり,どんどん生きにくい窮屈な世の中になって行くなーと思いますね.

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06c
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(野球)

 いつになく豊作と言われる今年のドラフト,特にピッチャーですが,ダントツなのはやっぱりジャイアンツの沢村でしょーねー.球が速いとか,いろいろ言われてますが,彼には「自分で考える」というところを感じます.心配なのは怪我ですが,しっかりトレーニングしてるので,怪我もしなさそうです.1年目にして沢村が沢村賞となりますかね.

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3/7'11
[とにかく一度やってみる]
(バドミントン)

 もーいろんなことが錯綜していてかなり大変なことになってきましたが,そういう中でもできるだけ普段通りに過ごすことを心がけています.こんな状態でもここに文章書いてますし,頑張って30分はピアノを弾こうと思います.昨日は(半ば無理矢理)東京まで練習に行きました.久しぶりに北千住経由で千代田線で行きましたが,メトロでもMzoneが入るようになっていました(でも駅だけ).でもプレーはぱっとしなかったなー.やっぱり今のままじゃだめだ.

 練習中,机の上にある資料をぱらぱら見ていたらN嶋君が都大会のダブルス(45歳以上)でベスト4に入ったことがわかり,彼とはもう20年以上いっしょにプレーしてますから,何か嬉しかったですねー.あと,バドマガぱらぱら見ていたら,ストレッチのやり方みたいなところにW田がいっぱい載ってて(プレーヤーとして紹介されるときの写真より多いくらい(^^;)これも久しぶりに会えたみたいな感じで嬉しかったです.

 帰国の日程を考えると確定申告も済ませていかないといけなくて,先日,etaxでできるようにしたんですが,会計事務所やってるK村さんにきいたら,「やめた方がいい」とのことでしたので,素直にやめることにしました(^^;.

 練習の後,軽く飲みながらいろんな話をしたんですが,やっぱり,話をするといろいろ思うことがわかるというか,再認識されますねー.T中Aちゃんには,いつも励まされるというか,いろいろ言ってもらうんですが(私も言うけど(^^;),やっぱり,今のままではだめだと思いました.

 考えてみたら,私が一花咲かせる?としたら,チャンスは,もうここ1,2年しかないということに今更ながら気づきました.ここ1,2年というのは,50になったときです.これを逃すと次はもう60で,60で全日本でどうこうつったって,どうなのよ?って感じですよね(もちろん,実際はそんなことはないでしょうが,今はそんな感じがしてしまいます).つまり,やるなら今しかないわけです.

 でも,歳をとると練習やトレーニングすればいいってもんでもない,ということを再三ここで書いてきました.でも,どうですかね? ほんとにそうなんでしょうか? いくら体を「いたわって」「意識」したってフィジカルが基本だし,あれこれ考えるだけなら,まるで,どうやったら効率よく勉強できるかということばかり研究してあんまり勉強しなかった高校時代みたいです.つくばに来てから不調不調とか言ってるけど,東京にいたときより全然練習もトレーニングもしてないじゃん.

 でも,もちろん,そんなにがんがん練習やトレーニングできるわけでもないのですが,少なくとも「歳をとると体をいたわって練習やトレーニングをしない方がいいこともある」とは考えるのは,とりあえずやめることにします.歳とってもトレーニングした方がいいか,やっぱりやめた方がいいか,とにかく一度やって確かめることにします.私が50代で出るのは,来年なので,来年からでは間に合わない可能性があります.つまり,それまでに確かめておく必要があるのです.

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07b
[自己嫌悪]
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 最近,いつもだいたいそうなのですが,いろんな人と飲んで話して,帰ってきて寝るくらいの時にものすごく自己嫌悪になります.飲んで話すこと自体はとても楽しいし,別にいつも通りなんですが,その後,なぜかそういう気持ちになって,アルコールが入って眠りが浅くなってることもあってか悪い夢を見ます.

 理由はよくわかりませんが,酔っぱらって余計なこととか,調子のいいこととかを言ってはいないと思うのですが,言ったと思ってしまうというか,要は,飲むといつもと少しでも違う状態になるということが気に入らないのかもしれません.私は飲んだからと言って,いつも言わないことを言うというようなことはないと思うので(ていうかそもそもそんなに飲まない),何でそう思ってしまうのか不思議です.

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3/8'11
[なんで自己嫌悪になるか]
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 なんで,自己嫌悪になるか,ですが,ずっと以前からこういうことがあることに気づきました.それで,既にどこかで書いたと思って検索をかけたのですが,「自己嫌悪」では,出てこないですねー(まだ書いてない?).

 どういうときに自己嫌悪になるかと言うと,例えば,講演をした後や飲んだ後など人前でしゃべったり,人としゃべったりした後です.で,どうして自己嫌悪になるかというと,もっといいことをもっと面白いことをもっと気に効いたことをもっとわかりやすくもっと明解にもっと格好よくしゃべれたんじゃないかとか,思っちゃうんですよね.論文や文章を書いたりするのは,ある程度,考える時間があるんですが,しゃべるのって瞬間的判断なので,どうしても満足の行く「パフォーマンス」ができません.というか,できなかったと後からどうしても思ってしまうんだと思います.

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08b
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 大学入試の不正対策ですが,携帯を回収とか,鞄に入れさせるとか,そんなことしたって,ダミーの携帯使って,もう1台,袖の下とかに隠し持ってたらアウトじゃないですか.ですから,「対策してる」ということを見せてるだけ,ってことですね.

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3/10'11
[大事なこと]
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 ちょー久しぶりにドラマというものを見ています.T井咲さん(いっせいに売り出した感がありますね)が出ているということもあるし,最初は「高校教師」を思わせる雰囲気で面白かったんですが,なんかどんどんつまんなくなって行きますね(もう早く終わって欲しい).「大事なことは全て君が教えてくれた」とずっと言っているのですが,大事なことって「そういうこと」だったんですかね?

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10b
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 被害調査のためクライストチャーチに向かう飛行機の中です.前回行ったときは,オークランドまで直行便だったのですが,直行便は週数便しか飛んでないということで,シンガポール経由となりました.でも,オークランドまで直接行っても,どのみちそこで乗り換えだし(成田からクライストチャーチへの直行便はない),ニュージーランドまで直行だと10何時間も乗ってないといけないので,途中,シンガポールで1回休憩?するのも悪くないかな,と思っていました.ところが...

 時間をよく見ると,前回は夕方出発で翌日午前着だったのですが,今回は昼出発で同じく翌日午前着です.つまり,かなり余計に時間がかかるわけです(トランジットは1時間くらいしかない).で,地図をよく見ると...シンガポールってかなり西にあるんですね.で,成田,シンガポール,ニュージーランドを三角形で結ぶと,成田→シンガポールは,ニュージーランドに対してほとんど「横に移動してるだけ」でした(T_T)...つまり,シンガポールで乗り換えたところから,ニュージーランドまでの10時間というフライトが待ってるわけです.こりゃーしんどいなー.

 ちなみに,航空会社はシンガポール航空で,私の(昔の)記憶によると「世界一の機内サービス」とか言ってたような気がしたんですが,全然そんな感じじゃないですね.他の海外の航空会社と同様,客室乗務員はかなりがさつです.食事を出す下げるタイミングも何やってんの?って感じだし,アイスクリームかっちかちやし.

 私はエコノミーの一番前の席(K纈先生に二人でビジネスで行くか,学生を連れてエコノミーで行くかときかれたので,学生を連れてエコノミーにしました)で,前が広いのは足が伸ばせてとてもラッキーだったのですが,すぐ横にカーテンがあって,そこを客室乗務員が通るたびにカーテンが体に当たってめっちゃうっとーしい.寝ててもそれですぐ目が覚める.何回注意してもやらかすので,最後は,開けっぱにさせました.

 向こうにしてみれば,神経質でめんどうな客がいる,って感じなんでしょうが,そうじゃないだろ! お前らが無神経なんだよ!(これは,実は,昔,妻が言っていたセリフです.彼女は,神経質だと言われることがよくあるみたいで,それに対して,彼女は,そうじゃなくて,そう言う方が無神経だと言っていて,何か胸がすくような思いがしました)

 あと,例の女性客室乗務員の民族衣装?ぽい衣装も,言ってみればボディコンで体型の維持管理は大変でしょうが,私にとっては,何の色気もないですね.そもそも,あんな床に付きそうなスカート丈でいざというとき機敏に動き回れるんでしょうか?

 ということで,出発早々,結構気分が悪いのですが(ここで書いて発散してる(^^;),1つ朗報が...コンセントが各座席についてました(あとでK纈先生にきいたら最新機種ということだったらしいです).ほんとこれから10時間もどうしようって感じで,ノートPCのラージバッテリ2本フル充電でも厳しいかと思っていたのですが,これは助かりました.

 あと思ったんですが,飛行機の中ではPCは使えてもインターネットには繋がりません.何かちょっと調べようと思って,すぐにインターネットで調べてというのにもう完全に慣れきっているので,みょーに落ち着かないものです.

 で,シンガポールでトランジットのときに,K纈先生に何とかラウンジというのに連れて行ってもらって,インターネットに繋いでメールチェックしました.たった,半日でこんなにも大量のメールが...これから10時間のフライトです.

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 で,シンガポール→クライストチャーチですが,コンセントありませんでした(T_T).夜行便なので寝るしかないか.でも,寝れたことは寝れたんですが,もちろん,ぐっすりよく寝たとは...歳だしもう夜行便はきついなー.

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3/13'11
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 飛んで,帰りの飛行機の中です.が,一応順番を追って書いておこうと思います.

 3/11の朝10:30頃,クライストチャーチに着きました.レンタカーしてそのまま調査です.最初に行ったのが,REHSという観測点で,大きな被害を受けて立ち入り禁止になっている地区のすぐ北です.

 ここから3,400mくらい離れたところには倒壊した鉄筋コンクリート造建物もあります.記録を見ると,我々の研究室で提案している被害と対応した指標である「1-1.5秒応答」で1995年兵庫県南部地震並みというもので,周辺には大きな被害が予想されました.そして,実際に行ってみると,周辺は住宅地,あるいは,商店街なのですが,

全壊した家屋や商店が多数あり,提案する指標の妥当性を確認することになりました.全壊率は,速報値で15.5%です.

 調査は初日で2〜3点回れればと思っていたのですが,その後,順調にというか,観測点周りに多くの建物がある点がそんなになくて,なんとか4点回ることができました.そして,ホテルへ向かいます.その途中で,纐纈先生の携帯に三宅さんから電話が入ります.

 最初は「宮城県沖地震」が起こったらしいということでした.はー,帰ったらすぐにまた被害調査か.まあ発生確率99%だからそのうち来るとは思ってたけど...最初はそんな感じでしたね.でもその後,何度かやりとりがあり,マグニチュードが8.9とか茨城県沖とか言っています.どういうこと?

 ホテルに着いて,インターネットに繋いだりして情報収集すると,だいたいの様子はわかりました.大変なことになってしまいました.M8.8というのは,日本の近くでは史上最大ですし,南海トラフではなく,三陸沖から茨城県沖まで全部割れるなんてことは,地震学者は誰も予想してなかったそうです.

 ニュージーランドのテレビもCNNもトップニュースで,「JAPAN EARTHQUAKE」と題して,ずっと津波被害や福島原発や市原の石油タンク火災(2003年十勝沖地震でも起こったことですが,こうなるとわかっていてやっぱりこうなっちゃうんですねー)のことを取り上げてました.海外から見ると東洋の1つの小さな島国が...という扱いでは全然なかったですね.でも,今調査に来てるニュージーランド クライストチャーチの地震もそうですが,ニュージーランドって言ってもいろいろなわけだから,「ニュージーランド地震」というのも失礼な話で,私は,あえて長くても「ニュージーランド クライストチャーチの地震」と呼んでいたのですが,やっぱり「JAPAN EARTHQUAKE」となってしまうんですね.小さな国だからしょうがないか.でもアメリカで地震が起こったら「アメリカ地震」とはならんだろ.単に広さの問題? でも1986年のメキシコMichoacan地震は,「メキシコ地震」って呼んでましたね.

 実は,私と飯塚君がクライストチャーチに行ってる間に地震が起こったら,という話を学生達の間でしていたそうです.どうしましょう? と言っても慌ててもしょうがないですね.調査はあと1日ですし,すぐに帰っても1日早く帰れるだけです.それに,まずやることは,K-NETの記録を分析して,どこでどのくらい被害があるのか把握し,被害推定を行って,調査計画を立てることです.これは,学生達はもう何度も経験してますから大丈夫でしょう.そもそも,1995年兵庫県南部地震のときもそうでしたが,これだけの巨大地震だと,逆にすぐに被害調査というわけには行きません.

 しばらくして,研究室の林君から電話がかかってきました.なんと大学が全て停電でなんとか電気が繋がってる汐満君の家で作業しているそうです.そして,K-NETそのものがダウンしているとのことでした.電話の向こうではかなりパニクっていて,とにかく調査に出かけるとか言っていたのですが,それをやめさせて,K-NETが繋がったらまずしっかり分析するように指示しました.

 そもそも,これだけ大きな地震だと当分は被害の分析とかいう感じにはならないと思います.ていうか,K-NETの記録がないんじゃ何の分析もできません(でも大学の電話は鳴りっぱなしか.くわばらくわばら).ただ,地震そのものについては,早急な分析や対応が必要で,纐纈先生は,1日早く日本に戻りました.日本建築学会のチーム(河野先生,中埜先生,前田先生,真田先生,石川さん)も来てるはずですが,災害委員会のメンバーは早めに帰らざるを得ないでしょうね.前田先生はご自宅の様子も心配だと思います.京大の川瀬先生のチームはこれからだと思うんですが,それどころじゃなくなったかも.ただ,地盤震動的には,クライストチャーチの地震は重要ですから難しい判断を迫られますね.

 その後,インターネットなどで情報収集していたのですが,驚いたのは,宇都宮で震度6強,東京でも震度5強,そして,なんとつくばで震度6弱ということでした.茨城や福島は大きな地震はないところという認識だったんでしょうが,日立でも震度6強です.心配になって,家にメールしようとしたのですが,インターネットには繋がってもメールが繋がりません(このときは,もう日本への電話は全く繋がらなくなっていた).

 そっか,大学が停電ということは,メールサーバが落ちてるってことですね.こういうときのために,メールを全てYahooに転送してるのですが,そこを開けると「15:40」を最後にそれまで嵐のように入っていたメールがぱたっとなくなっています.Yahooからメールを入れて,しばらくして妻から返信が来てみんな無事ということを確認しました(ほっ).このアドレスは,ほとんど誰にも教えてないんですが(だって,普段は全く使ってませんから,ここに送られても気づかない),憶えてる友人もいて,心配メールも入ってました.でも,就職委員で,3/11の正午が大学推薦の本調査の〆切でその結果を他の就職委員の先生方に送ることになっていたのですが,大学のメールサーバが落ちたのでは,彼らにメールの送りようがありません.

 思ったのは,インターネットって脆いなということです.メールはメールサーバが落ちれば,終わりですし,いつものようにホームページで情報発信しようとしても(でも今回はまだ何も発信するものがないけど),WEBサーバが落ちて終わりです.K-NETだってそうです.ただ,携帯電話はすぐに繋がらなくなりましたが,纐纈先生の携帯のメールやgmailはずっとさくさく動いていたそうです.私のYahooメールもずっと動いていました.ですから,インターネットがどうこうということではなくて,サーバのバックアップの問題ですね.

 そして,2日目の調査を無事に終えて,帰路につき,現在に至る,です.

 今回のことで思ったんですけど,大変なことになったことがわかったとき,パニックになるというよりは,「テンションが落ちる」感じがしました.もちろん,大変なことが起こってショックとか,立て続けに被害調査というのがしんどい,というのもあるのかもしれませんが,じたばたするのではなく,一度落ち着いてじっくり考えるような意識が働いているのかもしれません.

 現在の情報では,死者,行方不明者が1000人を越えるということですが(地震の規模を考えるとそのくらいで済むでしょうか),どうしようもなかったんですかねー.心配したことが現実に起こったなんてことはなかったんでしょうか? 今回は,奇しくも海外でこういう経験をして(でも,2000年鳥取県西部地震のときもスロベニアにいたのでこういうのは2回目),世界中の目が日本に注がれていると感じました(2日目の調査中は,被災された住民の方々から逆にお悔やみの言葉をもらうほど).巨大地震で大津波が発生したが,先進国でシステムが完備しており,事前に津波警報が発令されて住民はみんな避難していてほとんど無事だった,となったら「すごい国だ」となったと思うんですが...遠くの巨大地震に威力を発揮する(はずの)緊急地震速報は,どのくらい機能したのでしょうか?

 あと,気になるのは,その後,内陸直下地震が相次いでいることです.もう完全に地震活動期に入ったかもしれないですね.どこかで書いたと思いますが,前回の活動期は,1940年代でこの10年で東南海,南海,三河,鳥取,福井など1000人以上の死者を出した地震が5回起こっています.70年周期説によれば,次は2010年代ということになります.

 とか,いろいろ書いても,大学のWEBサーバが復帰しなければ,こういう情報発信もできないわけです.この記事が皆さんの目に触れるのもいつになることやら.

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 トランジットでシンガポールに着きました.シンガポールの災害救助援助隊と同じ飛行機でした.

帰りはここで,乗り継ぎ時間なんと6時間です.仕方ないので,ずっと座りっぱなしということもあり,飯塚君と巨大なターミナルをお散歩です.そしたら,まさに犬も歩けば棒に当たる,フリーのインターネット端末を見つけました.Yahooメールに繋いでメールを読んだり出したり(ただし英語しか打てない),情報収集をしました.

 つくばは,ライフラインが止まっていて思った以上に深刻で,大学も立ち入り規制されていて,後期入試も中止になったようです.つまり,つくば自体,筑波大自体が被災してしまったわけです.ただ,成田からの交通は何とか動いているようです.でも学生からのメールを見るとK-NETが動かずまだ何もできない状況のようでした.つまり,慌てて帰ってもどうしようもなかったわけです.

 被害情報については,犠牲者数万人という数字も出てるようです.やっぱり,何とかならなかったのかと思ってしまいます.地震が起こって津波が来るまで最短30分とありますが,逆に言えば,30分はあったということです.結局,コラムで再三警告していたこと心配したことが現実に起こってしまいました.震度6もの揺れを感じて海岸近くにいたらとにかく高台に避難です.平地で避難する場所がないなら造っておくべきだったでしょう.でも,多分,2008年岩手宮城内陸地震のときと同じような揺れで今回も大丈夫と思ってしまったんでしょうね.

 そうです.だいたい,5回中4回,いや,10回中9回は大丈夫かもしれません.でも10回中1回は今回のようなことが起こります.そのために,10回中9回の「無駄足をしっかり踏めるか」なんですけど,そこまでは防災教育が行き届かなかったということでしょうか.返す返すも残念で仕方ありません.

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3/14'11
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 朝7:30頃,成田に着きました.トランジットを入れると24時間くらいかかったことになります.家に電話したところ,今朝からようやく水も出始めたということでした.で,電車の運行状況とかを調べようとしてインターネットに繋ごうとしたら,成田って無線LANが普通に入るんですね.シンガポールで無料インターネットPCが置いてあったのですが,私にとっては,こっちの方がありがたいです.

 さて,ここからつくばまでどうやって戻るかですが,電車はほぼ復旧したとのことだったんですが,計画停電の影響が...つくば行きのリムジンバスの時刻表を見ると10:40発と大分時間があります.電車は,武蔵野線が動いていないので,TXまで乗り継げません.で,学生に電話して迎えに来てもらおうと思ったんですが,ガソリンスタンドが閉まっていてガソリンが足りないかもと言います.

 そうか,一旦東京に出るという手がありました.で,JRは動いていないので京成に行くと,東京まで行くかどうかわからない,途中で止まるかもしれないと言います.やばいなー.10:40まで待つしかないか,と思ってカウンターに行くと9:10発がありますけど,と言います(あと5分くらいで発車).なんだよ,でも京成まで行って引き返して正解でした.で,無事につくば行きのリムジンバスに乗ってこの文章を書いています.何とか家まで辿り着けそうです.

 実は,今日の夕方東京で委員会なんですが,TXが午後計画停電で止まるみたいなので無理ですね.メールを送ったのですが,まだ返事がありません(ありました.やはり中止とのことです).

 株価が大暴落してるみたいですね(先日,奇跡的に売り抜けました).1995年兵庫県南部地震のときもそうでしたが,そういう中,唯一建設セクタだけが暴騰したんですが,今回はどうですかね?(やっぱりそうみたいです)でも,もっと影響は深刻な気がします.しばらくはまともな生活はできないと覚悟した方がいいでしょう.

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 無事,つくばに戻ってきました.帰りのバスの中から景色を見てたのですが,屋根瓦の損傷がかなり見られました.てことは,短周期? でも震源からこの距離で短周期成分が残ってるというのは,ある意味すごいことかもしれません.あと,ガソリンスタンドがほとんど開いてなくて,開いてるところは大渋滞となってました.つくばセンターに着いたときは,普段と全然変わらないというか,思ったほど何事もない感じでした.

 でも,たった4泊5日だったのですが,こういうことがあったので,随分,久しぶりな感じで(でも調査自体はあっと言う間だった),いつも見ている景色がかなり違って見えました.

 帰りのバスの中で首都大の北山先生のページを見てたのですが,東京も相当揺れたみたいですね.北山先生自身の部屋もそうですが,東大の塩原先生や藤田先生の部屋の散乱具合が...つくばは震度6弱ですから,私の部屋がどうなってるかと思うと...一応,棚は壁に固定してあるし,本は飛び出さないように横棒がついてるんですが...

 北山先生は,帰宅困難者となられたようで,まるでドキュメンタリーのように当日の様子が書いてあって,思わず読み入ってしまいました.そう言えば,青山先生のフォーラムの日だったんですね(私はニュージーランドにいて欠席).でも,地震があっても平然とフォーラムやって,浅瀬川で飲むってやっぱ尋常じゃないんじゃ...今井先生どうやって帰ったんでしょうかね? 自宅がつくばにある研究室OGの福川さんは2日後にようやく帰れたそうです.

 家の方は思ったほどではなかったです.でも,相当揺れたみたいです.テレビは何度も落ちたそうなんですが,ふつーに動いてました(^^;(結構頑丈なんですね).でも,これは予想通りですが,2階の私の部屋のカセット,CDの棚が...

 まあこれは積んであるだけなんで,今までこうならなかった方が不思議ってなもんでしょう.

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 一応,大学に様子を見に行ってきました.建物は立ち入り禁止になっていて,今日は,片付けることだけのために開けてるみたいです.入口の受付のところで鈴木先生に会ったので,メールサーバの話をすると当分はだめでしょうとのことでした.動かしても計画停電があるので,そのたびに止まることになりますし(その後,連絡が来て,計画停電以外のところは動かすそうです).

 受付?で名前を書いて,自分の部屋に行き,おそるおそるドアを開けると...あれ? 別に何ともないじゃん.本棚はそのままだし,本も飛び出してません.横棒付け忘れた(^^;棚の本も少し飛び出してるくらいですから揺れはそれほどでもなかった?

 目立った?ところと言えば,ディスプレイがぱたんと倒れてたことくらいでしょうか.

 ただ,このディスプレイは,お客さんが来た時にくるっと回して見せられるように回転台の上に乗せているので,ぐらぐらで倒れて当然です.

 よくこのくらいで済んだな.去年,本棚の固定工事が一斉に行われたんですが(でも私はその前から突っ張り具を付けていた),それが効いたみたいですね.事務室に行って専攻長の山田先生と話をしたんですが,相当揺れたそうです.机の脚がとれたり,事務室や専攻長室は水浸しになったみたいです.就職関係で亀田先生と話したんですが,天井が落ちてきて死ぬかと思ったそうです.それだけ揺れてこれで済んだのはラッキーだったなー,と思ってました.しかし...

 じゃあ,仕事するかとPCの電源を入れると...

 モニタが死んでました(T_T).

 ぱたんて倒れただけなのに...30インチの2560x1600なので10万ちょいがぱーです.一番高価で肝心なもの(ってわけでもないか)がやられてしまいました.まあ片付ける労力ではなく,お金で済んだと思いますか.でもすぐにでも注文しないと.

 しょうがないので,ノートPCで仕事始めようとしたんですが,ネットが繋がってない,テレビもアンテナが不具合でまともに映らない,水も出ないということで,大学では仕事にならないので,そそくさと家に帰ってきました.やっぱり「被災」してるんですねー.

 帰りのバスで阿部先生といっしょになり,今回の件で,いろんな話をしました.やはり,福島原発がどうなるかが気がかりですね.最悪の事態を避けなければならないのは当然ですが,今後のことを考えると,現状では,原子力なしでは日本の電力需要をまかなうことはできませんから,「そういうところ」がうまく収束することを願っています.でもそのためには,とにかくどんな想定外のことがあっても最悪の事態は絶対に避けられるという信用を獲得するしかありません.

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3/15'11
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 昨日夕方メールサーバが動き出し,今朝,WEBサーバも動き出したので,ニュージーランドへの行き帰りの飛行機の中などでずっと書いていたものをアップしました(この辺から).茨城県は,計画停電の対象から外れたそうです.要は,「被災地」と見なされたということですね.

 今日は,学生の部屋の片付けでした.学生の部屋も思ったほどひどいことにはなってなかったです.

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15b
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 今日もなんだかとても長い日になりました.学生の部屋を学生に片付けてもらって(って自分たちの部屋だから当たり前だけど),余ってるフルHD(フルHDが余ってるってのもどうよ?という感じですが,学生達はだいたい2枚並べて使ってる)のモニタを自分の部屋にもってきて,とりあえず仕事できる状態にはなりました.ネットワークも繋がったようです.

 でも,大学はまだ水が出なくてトイレも使えないし,福島原発のことも気になるので,学生達も私もそそくさと帰ってきました.帰りの車(今日は車で来た)の中から見てるとコンビニや飲食店は閉まってるし,やっぱり尋常じゃないですね.

 でも,私は地震発生時にニュージーランドにいて,揺れは体験してないし,それで,帰ってきたらこうなってて,なんか現実感がないというか,とても変な気分です.単に疲れているのかもしれませんが.

 飯塚君が頑張ってニュージーランド クライストチャーチの地震の被害調査速報をまとめてくれたので,修正・加筆してアップしました.K-NETがようやく公開されて,これも学生に解析レポートを作成してもらっています.もう少し時間がかかりそうですが,ざっと見たところでは,短周期のものが多く,振動による建物被害は思ったほどではないかもしれません.

 今できたと連絡が来ました(中泉君,新井君頑張ってくれました).やはり,短周期ですね.これだけの巨大地震で短周期というのは,ω-2則からするとどういうことなんでしょうか?(これもアップしました

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3/16'11
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 昨日の深夜(4時くらいだったか)にニュージーランド クライストチャーチ,そして,2011年東北地方太平洋沖地震の地震動解析ができてアップして寝たのですが,8時には目が覚めてしまいました.やっぱり,スイッチが入った状態なんですかね? でも,修論,卒論,ニュージーランドクライストチャーチ,そして,東北太平洋ともう2ヶ月もそんな状態です.

 そろそろ,一休みしないともたない気もしますが,とてもそんな具合には行かないし,逆に気を抜くと突然壊れるような感じもします.ただ,2011年東北地方太平洋沖地震の地震動解析結果は,正直,ほっとしました.沿岸が津波であれだけの被害になっていて,内陸部が震動で甚大な被害を受けていれば,もう破滅でした.今回はとにかくまず津波災害と原発です.

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 さすがに今日は,ちょっと一息つきたいと思っていたのですが,大変な1日になっていまいました.

 朝,携帯が鳴って,建研の福山さんから電話がかかってきました.なんでも,建研の先遣隊が帰ってきて,震動による構造物被害がないということで,本省(国交省)に報告するんだけど,定量的なデータが欲しいから,強震観測点周りの調査をして欲しいと言います.うーーー,どうしようって,彼は高校時代からの友人ですし,これは行けってことでしょう,ということで,急遽,行くことに.

 でも,すぐに準備しないといけないし,纐纈先生にニュージーランドの書類送らないといけないし,構造力学の成績も出さないといけないし,という感じで,もうどたばたです.でも,何とかやらないといけないことやって,着の身着のまま?食料もあまり掻き集められず,13時頃出発しました.

 結果的に回れたのは,2点だけでした(途中でガソリンスタンドの前の長蛇の列を何度も見ました).3点くらい行けるかと思ってたんですが,観測点間の距離がかなりあるので,つくば→鉾田→笠間と行ったところで日没となりました.どちらも震度6強ですが,大きな被害は全くありません(まあいつものことですけどね).でもこれで,地元茨城の報告という責務も何とか果たせたかな.

 さきほど,報告をまとめてアップしたんですが,さすがに疲れてきました.もうほんとちょっと休まないとやばいかもしれません.

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3/17'11
[アンラッキーはラッキー]
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 今日は一休みしたいと思いましたが,当然,そういうことにはならず,でも,昨日,ほんと久しぶりにふつうにぐっすり寝たら,大分すっきりしました(まだまだ若い?単に気のせい?).

 今日は,久しぶりにバスで大学に来たのですが,右回りに乗ったつもりが,なぜか左回りに...なんで? 休日ダイヤになってる? 仕方ないので,大学中央で降りて,てくてく歩いていくと,第二エリアの(立ち入り禁止の建物の)カレー屋さんに電気がついてる...

 で,昼ご飯ですが,バナナとか菓子類みたいのしかもってこれなかったんですが,ダメ元で第二エリアの(立ち入り禁止の建物の)カレー屋さんに...すると,「OPEN」とあります.びっくり.もちろん,おいしくカレーをいただきました.

 思ったんですが,これって,普通に何事もなく右回りのバスに乗っていたらわからなかったことですよね.つまり,そのときは,アンラッキーと思ったことでも,ラッキーになることがあるということです.で,得てしてそういうことはとてもとても多いです.

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17b
[津波映像]
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 これは,予想されたことですが,今回の地震による津波の映像が数多く記録されいくつかはメディアでも放送されていました.とても,貴重な資料になると思うのですが...思ったことは,スマトラ島沖地震による津波の映像を見たときと同じです.つまり,津波自体は,びっくりするほど迫力がないというか,とろとろ流れてるような感じです.実際,そばで見ている人とか,おっとっとという感じです.でも,だからこそ怖いというのは,このとき書いた通りです

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17c
[心配なこと]
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 震動による構造物被害が小さそうなのは,不幸中の幸いだとは思うのですが,逆にそれで心配なこともでてきました(研究室のコラムのページに書きました).マグニチュード9.0,最大震度7にも関わらず,震動による構造物被害が少なくなったからと言って,それは,決して日本の,東北地方の建物の耐震性が高いからではありません.

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17d
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 モニタですが,同じものをすぐに買い換えるというのも癪なので,フルHDで作業してます.思ったより大丈夫です.これでOK? ていうか,転んでも只では起きない性格なので,アンラッキーはラッキーと行くようにできればと思っています.

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17e
[また来た.でも...]
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 また来ました.でも...今回は,Suicaカード作っておいたので,ちょちょっと何回かクリックして終わりです.でも,今年はあんまりえきネット使わなかったので,雀の涙でした.

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17f
[東北関東vs東日本]
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 今回の地震の名前ですが,気象庁による正式な名称は,「平成23年(2011年)年東北地方太平洋沖地震」です.これは,「平成7年(1995年)兵庫県南部地震」に対応します.これに対して,「震災」の名前,つまり,阪神・淡路大震災に対応するものですが,これは,別に公式なものはありません(多分).それで,見てるとNHKが「東北関東大震災」と言ってるのに対して,民放は「東日本大震災」と言っていて,明らかに対抗してますね.はてさてどっちが「勝ち」ますかね? 私はどっちも使わないと思うので,どういでもいいですが,東日本はちょっと広すぎるんじゃ...

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3/18'11
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 バスですが,やっぱり土休日ダイヤで運行ということらしいです.

 でも,茨城は計画停電はないので,計画停電のためではなく,燃料節減のためということですね.こういう状況なのでしょうがないですが,計画停電で大混乱になってる首都圏の電車もそうですが,サービスは明らかに低下しているので,運賃とかに反映しなくて,例えば,値下げしなくていいんですかね?

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 事務室に郵便物などを取りに行ったら,EIZOから「期間限定3月31日まで 大学研究室様向けハイエンド液晶モニターのご案内」が...まるで,私のモニタがお亡くなりになったのを知ってるかのような...(^^;.

 でも,中身を見たら最高で2560x1440なので,だめですね(Dellのものは,2560x1600でだいたい同じ値段).

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 卒業式が中止になったそうです.被害が出ているところもあって,全学的には物理的に無理ということのようです.残念ですが,しょうがないですね.

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 やっぱり,なんか体の具合がよくないです.やっぱり,もう若くない?

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3/19'11
[192点!]
(仕事)

 テレビですが,民放は通常に戻り,NHKも地震以外の放送を始めました.地震発生後1週間ですが,そんなもんですかね.1995年兵庫県南部地震のときもそのくらいだったと思います.

 いつもは,大きな地震が起こると,ほとんど直後に現地に入るのですが,今回はそういうわけにはいきません.1995年兵庫県南部地震のときもそうでしたが,これだけの被害だと調査とか何とか言う前に,今はとにかく復旧です.

 ということで,しばらく様子を見ようと思っていたのですが,解析してみると震動による構造物被害はさほどでもないという結果になり,ぼちぼち,そういう情報も入ってくるようになってきました.

 ということで,そろそろ動き出す準備を,ということで,「震度6弱以上」といういつもと同じ基準でリストアップしてもらいました.そしたら...192点!と相成りました.今までで一番多かった2004年新潟県中越地震でも20点くらいですから,まさに「桁違い」です.1日で回れるのはせいぜい5点くらいですから,単純計算でも38日!かかります.それに,おそらくそんなに被害はないですから,被害率0のデータばかり沢山集めても仕方ありません.

 ということで,いろいろフィルタを変えて絞り込みをしてみました.試行錯誤を重ねて,震度6強なら波形が既に公開されている,あるいは,公開される可能性が高いK-NET, KiK-net, JMAで周りに建物が20棟以上,波形が公開されない可能性がある震度計なら100棟以上,震度6弱なら,波形が既に公開されているK-NETで周りに建物が100棟以上+被害と相関が高い提案する1-2秒震度が6弱以上で周りに建物が20棟以上(細かい)としました.そうすると,何とか40点まで絞り込むことができました(ここで公開してどうする?).

   県  観測点    種類 震度 1-2s 棟数  津波
  1 宮城 MYG004(築館)   K 6.67 5.58 20 50 なし 
  2 宮城 MYG006(古川)   L 6.30 0.00 297 70 なし 
  3 宮城 MYG012(塩竈)   K 6.02 5.28 200 70 可能性
  4 宮城 MYG013(仙台)   K 6.38 5.89 25 30 なし 
  5 宮城 MYGH10(山元)   I 6.07 5.21 40 50 あり 
  11 宮城 MYG010(石巻)   K 5.93 6.20 190 70 あり 
  14 宮城 MYG015(岩沼)   K 5.99 5.80 90 70 可能性
  16 宮城 MYG017(角田)   K 5.83 5.80 100 70 なし 
  18 宮城 涌谷町新町    J 6.30 0.00 200 70 なし 
  19 宮城 登米市米山町   S 6.30 0.00 200 70 なし 
  20 宮城 登米市南方町   S 6.30 0.00 200 50 なし 
  21 宮城 大崎市古川三日町 J 6.30 0.00 297 70 なし 
  22 宮城 大崎市鹿島台   S 6.30 0.00 200 70 なし 
  23 宮城 名取市増田    S 6.30 0.00 250 70 なし 
  25 宮城 山本町浅生原   S 6.30 0.00 100 70 なし 
  26 宮城 東松島市矢本   S 6.30 0.00 150 70 なし 
  49 福島 FKS016(白河)   L 6.30 0.00 300 70 なし 
  50 福島 FKSH10(西郷)   I 6.00 4.90 25 30 なし 
  52 福島 FKS001(相馬)   K 5.85 5.42 120 70 可能性
  54 福島 FKS023(会津若松) K 5.86 5.15 180 70 なし 
  59 福島 須賀川市八幡町  S 6.30 0.00 300 70 なし 
  60 福島 二本松市針道   S 6.30 0.00 300 70 なし 
  61 福島 鏡石町不時沼   S 6.30 0.00 250 50 なし 
  62 福島 楢葉町北田    S 6.30 0.00 100 50 なし 
  64 福島 大熊町下野上   S 6.30 0.00 100 70 なし 
  66 福島 浪江町幾世橋   J 6.30 0.00 200 70 なし 
 106 茨城 IBR003(日立)   K 6.46 5.19 30 30 なし 
 107 茨城 IBR013(鉾田)   K 6.41 5.34 22 70 なし 
 108 茨城 IBRH11(岩瀬)   I 6.24 5.21 20 70 なし 
 110 茨城 IBR002(高萩)   K 5.98 5.69 40 30 あり 
 116 茨城 IBR014(土浦)   K 5.63 5.30 115 70 なし 
 122 茨城 笠間市中央    S 6.30 0.00 93 70 なし 
 123 茨城 筑西市舟生    J 6.30 0.00 50 70 なし 
 150 栃木 TCGH16(芳賀)   K 6.50 5.65 45 30 なし 
 152 栃木 TCGH13(馬頭)   K 6.14 5.08 25 70 なし 
 155 栃木 TCG006(小川)   K 5.97 6.20 40 70 なし 
 160 栃木 宇都宮市白沢町  S 6.30 0.00 100 70 なし 
 161 栃木 真岡市石島    S 6.30 0.00 100 70 なし 
 162 栃木 高根澤町石末   S 6.30 0.00 250 70 なし 
 172 岩手 IWT007(釜石)   K 5.74 4.55 100 70 可能性

 これなら何とか行けるかな.でも,報告は2編になるでしょうね.

 ということで,まずは近場からということで,先日の2点に加えて,今日,2点行ってきました.あとは,少しずつ北上して,ということなんですが,そうすると,福島原発からの距離が気になってきます(というか,私は別に構いませんが学生のことを考えると..).明日は午後から雨の予報もありますし.

 ということで,いきなりここで,小休止となりそうです.3/24は,NHKが車を出してくれるということなので,それまでに何とか落ち着いてくれればいいんですが.

※VPNが死んでるみたいでアップできません.
→アップできました.なぜか,64bitWindowsのVPNだけ動いていないようです.

                 -----------------------------------

3/20'11
[被害推定結果]
(仕事)

 VPNがtypePしか繋がらず,ちまちま作業しています.

 被害推定結果が出たので,アップしました(中泉君,新井君頑張ってくれました).1秒以下の短周期が卓越して,震度の割には,揺れによる建物被害はさほどでもないというのは,そうなのですが,なにせ,範囲が膨大で,人口が集中してる仙台や石巻市,東松島市,大崎市などの被害はかなりあって,トータルとしての被害は,やはり相当のものになるという推定結果になりました.

                 -----------------------------------

20b
[津波映像?]
(地震)

 津波映像ですが,ほんとにそうなのか?という気がしてきました.どういうことかというと,映像として残っているということは,撮影できた,助かった人が撮影したということですよね.つまり,実際は,やはり,もっとものすごいものではないか,ということです.

                 -----------------------------------

20c
[20年前のクライストチャーチ]
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 そう言えば,学生の部屋を片付けたときに段ボール箱が1つ落ちていて,その中にアルバムが入っていました.見ると,20年前,クライストチャーチに行ったときの写真が.これは,スキャンして公開?しろってことかなと思い,スキャンしておいたのですが,すっかり忘れていました(当時はそれどころじゃなかった).

崩壊してしまったカテドラル

青山先生,パーク先生と

ポーレー先生宅で.ファイファール先生もいっしょだったんですね.

今井先生とMt.クックまで行ったときの写真

羊といっしょに写真を撮ろうと懸命wだったんですが,警戒心が強く,近づくとものすごい勢いで逃げていくので,このくらいが精一杯でした

                 -----------------------------------

3/21'11
[風評被害?]
(世の中)

 茨城のほうれん草や福島の牛乳で暫定基準値の3倍を超える放射性ヨウ素が検出された,でも,実際は,暫定基準値は,全然安全な量なので,安心して食べてください,というのもわけわからないですね.風評被害と言ってる人もいますが,安全だとわかっていてもわざわざ食べる人はいないでしょう.こういうのは風評被害とは言わないのでは?

                 -----------------------------------

 出荷自主規制を要請したと報道されました.ますますわけわからないですね.

                 -----------------------------------

21b
[一句]
(世の中)

 被害調査中,ガソリンスタンドの前に並ぶ大行列を何度も目撃しましたが,ガソリン不足が深刻ですね(改善の方向との報道もありますが).ある意味,今回の地震による最も深刻な影響の1つかもしれません.

 「自動車もガソリンなければただの箱」

                 -----------------------------------

21c
[放射線量]
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 こういうサイトがあるんじゃないかと探してみたら,やっぱりありますね.

 産総研 茨城県

 つくばは,ずっと平時時の0.05(μSv/h)程度だったのですが,今日は雨で少し値が大きくなっているようです(が,人体に影響がある値ではありません).

 ガソリンも

                 -----------------------------------

21d
[40]
(バスコレクション)

 そう言えば,もう大分前(ニュージーランドに行く前),明らかな新種を発見していました.日付を見ると3/6ですね.ずっと前まで二人掛けです.数も大台?の40に乗りました.でも,こんな状況で,それがなんなんだ?って感じですよね.

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21e
[想定外?]
(地震)

 研究室のホームページ「想定外?」という記事を書きました.今回の大津波災害で,津波関係者は,まるで1995年兵庫県南部地震のときの構造関係者のように大バッシングにさらされることになるかもしれません.でも,1995年兵庫県南部地震の場合,その後の調査で,大きな被害を受けたのは,規準を満たしていない既存不適格建物で,当時の規準を満たしている建物で大きな被害を受けたものはほとんどないことがわかり,1995年兵庫県南部地震がむしろ当時の耐震規定の妥当性を証明することになりました.ですから,今回の津波災害も早計な判断を下すべきではないでしょう.でも,東海・東南海・南海が連動して起これば,今回の規模に匹敵する可能性があるので,のんびりはしていられないと思います.

                 -----------------------------------

21f
[無力感]
(仕事)

 考えてみたら,多忙な状態から,更に,2011年東北地方太平洋沖地震が起こり,そして,建築学会大会論文の〆切(4/3)も迫ってきて,大変なことになってきました.こんな状態でも「じゃあ,忙しくなかったら何するの?」で,乗り切れますかね?(やってみます) 

 でも,何か違う感じがするのは,やはり,日本で大災害が起こり,何万人もの人の命が奪われてしまったことです.このショックは,計り知れませんし,おそらく,多くの人が同じ気持ちだと思います.

 それにしても,この無力感は何でしょうか? 数年前から,こういうことが起こるかもしれないとずっとコラムで書いてきました.そう,充分想定できたことなのです.津波の大きさは想定外だったかもしれませんが,亡くなる人の数はもっと圧倒的に減らせたはずです.でも結果的に,何の役にも立ちませんでした.

 津波は,私の専門ではありませんでしたが(でも津波関係者はほんとに忸怩たる思いだと思います),専門である地震動と構造物で,散々警鐘を鳴らしている既存不適格建物や震度算定法のことで,同じようなことが起こったら...さすがに厳しいことになるかもしれません.やはり,内的熟達だけ,というわけにも行かなそうです.あるいは,そういうことを仕事として選んでしまった,ということでしょうか.

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3/22'11
[一研究者として]
(仕事)

 このことに関しては,2004年新潟県中越地震で懲りてから,一研究者として,正しいと思うことを淡々とやって淡々と発表していく,というスタンスでやってきました(ここここここここ).ですから,これからもそういうスタンスでやって行けばいいだけの話かもしれません.でも,それでいいんですかね? というか,そうするしかないんでしょうが...単に疲れているだけですかね?

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22b
[節電ダイヤ]
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 明後日の東京でのとある委員会ですが,電車がこんな状態なのでどうなのかと思っていたら,やるそうです...で,つくばエクスプレスですが,4〜5割で全て鈍行という節電ダイヤで運行中ということなのですが,肝心のダイヤが公開されてません.で,研究室のMLに投げると,こういうのを送ってきました.

 なーんだ,こういうのがちゃんとあるなら,公開しろよ,と思ったのですが,なんと,研究室の林君が電話してきいて作ったんだそうです.やるじゃん.

 でも,問い合わせ殺到でしょうから,手書きでも何でもスキャンしてWEBにアップしたらいいと思うんですけどねー.

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3/23'11
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 せっかく?のTXの節電ダイヤですが,今日から快速なしの8割運転になったそうです.で,今度はネットにあるのを汐満君が見つけてきてくれました.こういうのを作って公開してくれる人がいるんですねー.世の中捨てたもんじゃないと思います(というか,そういう人はいてくれるだろうとも思ってましたし,世の中捨てたもんじゃないとも思ってます).

 

 なんでTXそのものが公開しないんだ?という感じですが,そういうことすると変更があったとき混乱するとかごにょごにょ言っていたそうです.要は責任逃れですね.

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23b
[無力感 ではない?]
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 無力感と書いたのですが,書いてからずっと違和感をもっています.そういうことじゃないんじゃないかと...研究の目的は,地震防災ですが,できることはできる範囲でやってきたと思いますし,***ですからね.だから,この負の感情は,何なのかなーと.もちろん,何万人も人の命が奪われたこと,その何十倍もの人が被災して苦しんでるということはあるんですが,それ以上の何かを感じてしまうのです.

 それで,私自身が防災関係者ということかと思ったのですが,そういうことのような気もするし,それとは違うような気もする.単に疲れてるだけかも.でも,確かに忙しいですが,そんなに疲れてるわけでもないと思うんですよねー.

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23c
[あの頃に戻りたい?]
(生き方)

 ここの写真を見た友人から「若い!」(まあこれは予想通りの反応かなー)というのと,最近,しんどそうにしてるので,「この当時の笑顔を完全に忘れてませんか?」とメールが来ました(どうもありがとう).でも...

 よく憶えてます(^^;.あの頃は,やりたいことで食べて行けるという夢を叶えてほんと幸せでした.でもあの頃と今とでは何もかもが違うし,あの頃に戻りたいとは全然思いません(て書いたけど,何もかもが違うのかなあ.「私の中では」何も変わってない気もするけど).

 実際,ここまで来るのは大変でしたし,よく来れたなとも思いますし,今は今の違う幸せがあると言うか,やるべきことがあると思います.だから,そういう中でやっていくしかないし,そういう中に楽しさや面白さを見出して行きたいとは,ずっと書いていることです.

 喩えて言えば,今の文明を捨てて,江戸時代,いや,原始時代に戻れば幸せになれるとしても戻りたいとは思わないし,戻れるべくもないということでしょうか.いや,これはこれで捨てがたいか.

 じゃあ,プロ野球選手が野球教室で子供に教えて,野球を始めた頃の楽しさを思い出して初心に返ったというのはわかるんですが,だからと言って,厳しいプロの世界で結果を残さないといけないという現実は変わらないわけですよね.だから,そういう中でやっていくしかないし,そういう中に楽しさや面白さを見出すべきですし,そういう人が結果を残すし,充実した楽しい人生を送れると思います.

 つまり,どこかで書きましたが,「大変」というのと「楽しい」とか「充実」とか「面白い」というのは,何か相関があるんですよね.対照的に,「つまらない」とか「面白くない」と繋がって来るのが「退屈」です(でも,全てを捨て去ってお気楽?人生を送りたいという願望も否定はしませんが...(^^;).

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3/26'11
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 昨日は,卒業式,修了式,は,地震の影響で中止になったのですが,それじゃあんまりなので,研究室の追いコンをやりました.M2の新井君と鈴木君が花をもって挨拶に来てくれました.

 もちろん巣立ってくれるのは嬉しいのですが,やっぱり,寂しい方が強いかな.でもほんと元気で楽しくやってくれれば,それで何も言うことはありません.

 で,夜は,追いコンだったのですが,翌日,つまり,今日は,被害調査に行くことになっていました.前もこういうことあったなーと思ったら,2007年能登半島地震のときがそうですね.確か,追いコンの日に地震が起こって,翌日から調査に行きました.

 今日は,NHKが車を出してくれる(サイエンスゼロという番組らしい)というので,頑張って3時出発で栃木や茨城の北の方と6点まわってきました.3時出発っていうとびっくりされる人が多いと思うのですが,被害調査は日が昇っているときしかできないので,時間を最大限有効に利用しようとすると,夜明け前に出発して,最初の観測点に到着したときに夜が明ける,そして,最後の観測点を調査し終わると日が暮れる,というのが理想です.

 被害調査は,ずっとこんな強行軍でやってるんですが,さすがににもうしんどくなってきました.明日,2点ほどまわるとようやく茨城と栃木が終了します.これでまだ全体の1/3.茨城,栃木は日帰りで行けるんで,学生は交代で回してるんですが,私は当然全参加なので,ちょっともたないですね.早く後継者を育てないと...岡田先生にもそう言われましたし...

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3/27'11
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 今日も被害調査でした.でも2点だけなので,午後から出かけました.土浦市役所では,まさかねーとは思ってましたが,土浦市役所勤務のI坂君とばったり会いました.土浦市役所ってあんなとこ(高台の上)にあるんですねー.

 でもこんなところに震度計置いたら...

 これで,日帰りで行ける茨城と栃木はほぼ終わりました.問題は,宮城,福島にいつ行くかですが,4月中旬から新学期が始まりますから,それまでには片付けたいなー.でも,やっぱり現地の状況次第ですかね.沿岸部はともかく,それ以外は,少しは落ち着いてきたとは思うんですが.

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27b
[英雄視]
(世の中)

 大変なことになった福島原発ですが,現場で必死で頑張ってくれてる人達にはほんとに感謝したいと思うのですが,メディアや世の中がそういう人達をことさら英雄視するのは,危険な感じがします.どういうことかと言うと,日本,あるいは,世界がどうなるかが彼らの手にかかっているのは,確かにそうで,うまく行けば英雄なのでしょうが,穿った見方をすると彼らを英雄にすることで「やらせている」感も否めません.戦時中の特攻隊と似た雰囲気を感じてしまうのは私だけでしょうか?

 で,学生と話していたとき思ったんですが,宇宙飛行士ってそういうことなんじゃないかと.宇宙飛行士って,とても危険で危ない仕事ですよね.私は絶対に嫌です.で,彼らを英雄視することで,そういう「人がやりたがらない」仕事を「やりたがる」ようにしむけているのでは,ということです.

 いずれにしても,他人が英雄視するからとかじゃなくて,ちゃんと「自分の頭で考えること」が大事ということですね.

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3/28'11
[安全率]
(世の中)

 長期戦の様相を呈してきた福島原発ですが,今回のことで気づいた,というか,確認したことがあります.それは,これまでものすごい安全率がかかって様々な情報が出されていたということです.それは,外国人が次々に日本を脱出していることからわかるように放射線はほんの少しの量を浴びるとたちまち癌になって死ぬというような認識を生んでいます.

 でも,あれだけの大惨事だったチェルノブイリ原発の影響をちゃんと調べたことがある人だったら,それが少なくとも科学的根拠に欠けるのは明らかです.今の状況でこういうことを書くべきではないかもしれませんが,チェルノブイリ原発事故の放射線被ばくが周辺住民に与えた優位な健康被害は,小児の甲状腺癌の増加のみというのが科学的見解です.

 実際,今回の事故をきっかけとして,航空機で海外に出かけたり,検診でX線照射する方が遙かに多くの放射線を浴びていることになるなどの情報が一般にも出てくるようになりました.つまり,放射線というのは,本来,そこら中に溢れているものであり,これ以外にも健康被害を与えるものは,いくらでもあるわけです.でも,原発から漏れる放射線はこれらとは違ってなぜか特別で,ものすごく過敏になる.実際は,原発から漏れるわずかな放射線よりも食品添加物や無用なストレスの方が遙かに健康被害を与えるでしょう.様々な電子機器から発せられる電磁波だってその人体への影響はわかっていません.

 ただ,だからと言って,原発からわずかに漏れる放射線くらい大した問題ではないとはなりません.じゃあ,どのくらいならいいのかとなると,「よくわからない」ということでしょう.実際,人体に放射線を当てて,何十年にも渡って観察するなんていう人体実験なんてできるわけありませんからね.「よくわからない」となるとどういうことになるかというと,「ものすごい安全率」をかけることになります.

 そして,そのものすごい安全率がかかった基準?は,今回越えてしまった.そうするとどうなるかと言うと,いや実はまだまだ全然安全なんですよ,というわけのわからない説明になります.

 ただ,人体実験ができない以上,より所となる「データ」は,チェルノブイリしかありません(もうスリーマイルは越えてしまったでしょうからね).だとすれば,現在の周辺地域の放射線量は,何らかの影響を与える量でないということになります.そうすると,いくつまでは大丈夫か,となるのですが,それはわかりません.でも,そこまではまだ相当の開きがあります.

 つまり,これからどうなるかと言うと,まだ大丈夫,まだ大丈夫と基準値をどんどん上げていって,もうさすがにやばいとなる前に事態を収束させようということでしょうね.つまり,「よくわからない」中でどうするかという非常に高度な判断が求められているわけです.そして,そういうことはよくあることです.

 でも,そこまでして,「よくわからない」まま,「よくわからないこと」をやる必要があるのか?とは,思います.これもどこかで書きましたが,超高層建物は,確かに安全な建物ですが,それはあくまで「計算上」のことです.今回,想定を超える,つまり,安全率を超えた高さの津波が来て福島原発がこのような事態に陥ったことは,肝に銘ずるべきでしょう.計算上安全な超高層建物も当然「ある想定」に基づいたものです.

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28b
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(世の中)

 例の?趣味の悪い照明の階段ですが,今はこうなってます.これでいいじゃん.てゆーか,こっちの方がいいじゃん.

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28c
[大学の事務]
(大学)

 今日,大学の事務でこんなやりとりがありました.まだ,被災地の状況次第ですが,そのうち,現地に被害調査に行きたいと思っています.でも,新幹線は不通ですし,高速バスはどれももう満席です.現地のレンタカーもガソリンの状況などから予約が厳しくなってます.

 それで,何とか自分の車で行けないかと考えました.もちろん,普通ならだめというのはわかっているのですが,こういう状況ですから,何とか許してもらえないかと思ったわけです.結果は...

 とても事務的なものでした.新幹線は不通でも新潟回りの迂回路があるとか,でも,この場合も特別な許可が必要とか,もうほんとがっかりです.じゃあ,休暇を取って自費で行けばいいかときくと,どうぞどうぞ,その代わり費用は自己負担です,とのことです.じゃあ,それで行きますけど,何かあったときはどうなるんですか?ときくと,それはちょっと困るとか言います.つまり,単なる責任逃れということですね.

 大学の事務って何のためにあるのでしょうか? 大学の教員は,研究者ですから,研究,あるいは,それに伴う調査などは何にも増して最優先すべきものです.それをサポートするのが大学の事務の役割では? それを邪魔するのが役割ですか?

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28d
[電子媒体vs紙媒体]
(世の中)

 私は,当然電子媒体派なのですが,先日,とある委員会の帰りにH大のM川先生と帰りのバスでいっしょで,いろんな話をしたのですが,彼は,重要なデータは紙媒体で残すべきと言っていました.例えば,昔の地震被害報告なんかは,紙媒体だから残っているんであって,電子媒体だとどこにあるかもわからず誰の目にも触れないかもしれないと言うのです.

 なるほどと思いました.実際,私は,卒論をPC,即ち,ワープロで書いた最初の学年でしたが,ある程度書きためると不安になって,ドットマトリックスプリンタで何時間もかけて印刷していました.預金という超重要なデータをもつ銀行もバックアップの方法の1つとしてプリンタ出力をしているという話はきいたことがあります.そういう「形」になれば,火事で燃えない限りは,残るわけで,誰かが「発見」する可能性があります.でも電子情報だとフォーマットもどんどん変わるし,埋もれてしまう可能性はあります.

 でも,今回の津波被害で,お金では買えないかけがえのない思い出のアルバムが流されてなくなってしまったのが悲しいと言っている人がいました.もし,それが電子媒体だったら,例えば,どこかのサーバに保存されていたら...もし,そのサーバがやられたとしてもどこか離れた場所にちゃんとバックアップされていたら...

 要は,一長一短で両方を使い分けるべきということでしょうか.でもそれでも私は電子媒体に拘っていきたいとは思っています.だって,「書類の山」って単純にほんと嫌なんで(^^;.

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28e
[がんばろう日本]
(世の中)

 今回の大震災(でも,大震災というよりは,津波災害では?)の復興のスローガンですが,「がんばろう日本」というフレーズがよく使われています.これってどうなんでしょうか? 中部地方や西日本の人達はどう思ってるんでしょうか? ちなみに,1995年兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)のときは,「がんばろう神戸」でした.えらい違いです.

 要は,結局,東京,首都圏中心ということでしょうね.でも,こういうことを苦々しく思ってる人も結構いるのではと思います.首都圏に住んでる私だってあまりいい気はしません.

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28f
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(バドミントン,スキー,ピアノ)

 とにかく一度やってみようと思ったのですが,その後,ニュージーランドに出かけ,その最中にこの大震災で,当然のことながら,何もできていません.ただ,これは私個人の事情ではなく,クラブ自体が活動をストップしています.私が所属するクラブだけではなく,つくばの他のクラブや東京のクラブもほとんどそういう状態です.それは,被災して体育館が使えなくなって物理的に活動できないということもありますが,みんなそんな気分じゃないってことでしょう.

 ただ,筑波大バドミントン部は,体育館など大学の施設が使えなくなり,彼らにとってバドミントンは,仕事のようなものですから,それは,とても気の毒でした.こういう時期と重なり,追いコンもなくなってしまってとても残念です.

 バドミントンに限らず,スキーだって,私は,もちろんこの状況で行けるわけありませんが,それ以前に,そういう気になりません.そして,今年は,まだまだ雪があるのにも関わらず,多くのスキー場が軒並み営業を終了していて,それは,電力需要とかそういうこともあるとは思いますが,みんなやっぱり,スキーなんかする気にならないから客が来ないということでしょう.

 記録を見てみたのですが,ピアノももうニュージーランドに行く前から全然弾いてません.3月にシューベルトを弾こうと思っていたファミーユも,結局,私はそれどころじゃなくなっちゃいましたけど,ホールが使えず,演奏会自体が中止になりました.私もそうですが,みんなが「喪に服してる」という感じなのでしょうか.

 でも,こういう状態がずっと続くのは,まずいでしょうね.つまり,どこからかまた活動を始めないといけないわけです.問題はその気になるかどうかですね.でも,無理することはなくて,その気になるまでちょっと待てばいいのかなとも思います.そして,そうなるのにもう少しかな,という気もしています.そして,そうなったとき,たとえ,まだクラブが活動を再開していなくても,それは,私次第です.そういう意味では,厳しい環境に置かれてしまったバドミントン部の選手達も同じなわけです.その気にさえなれば,やることはいくらでもあるはずです.

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28g
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 ここんとこずっと非常事態の緊張状態が続いていたような感じですが,少し落ち着いてきました.それで,ここんとこ暫定値でしか記録してなかった調子のグラフを描いてみました.そしたらびっくり.ちゃんと調子が落ちていました.つまり,無意識に少し休んでいたんですね.そのおかげで,少し落ち着いてきたんだと思います.

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3/29'11
[本当のこと]
(世の中)

 原発ですが,次々に「本当のこと」が出てきますね.今度は,プルトニウムが検出ということですが,自然界に常時存在しているものと同程度の濃度なので大丈夫と言っています.でも,プルトニウムは,本来は,自然界,少なくとも地球上には存在しないものです.じゃあ,なんで存在しているかというと,50年くらい前にアメリカが行った核実験のときできたものが全世界にばらまかれているからです.

 でも,「自然界に常時存在しているものと同程度の濃度なので大丈夫」なんてことは言えるはずもなく,例えば,肺がんになった人の原因がアメリカがばらまいたプルトニウムじゃないとも言えないわけです.つまり「大丈夫」なんじゃなくて,その位の量は既にある(既に汚染されている),全世界みんなそうなんだからしょうがない,というのが正しい客観的表現でしょう.

 要は,福島原発から漏れる放射能は,実は大したことない,あるいは,既に地球全土が放射能(に限らず様々なものに)汚染されている,のどちらかが「本当のこと」ということでしょう.つまり,騒いでいるほど大した問題ではないというのが実情なのでしょうし,そういう方向にもっていくのでしょう.

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29b
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(大学)

 自分の車で被害調査に行けないか,ですが,ここで書いたようなことを言ったら,

「勤務場所から目的地まで公共交通機関(鉄道・バス等)を利用することができない場合、又は迂回するため所要時間がかかり不便な場合が、やむを得ない場合に該当し、自家用車での出張が可能となりますが、損害賠償保険に加入し対人対物無制限など承認に必要な事項を満たした上で、添付書類とともに申請し、服務監督者(研究科長)の承認を得て自動車による出張が可能となります。」

との回答がありました.まさに今回のケースじゃないですか.今時,対人対物無制限の損害賠償保険に加入してないなんてことないでしょうし,これで認められるのなら,なんで,最初から出さなかったんでしょうか? めんどくさいからだめと言って引っ込んでくれたらラッキーということでしょうか?

 でも,旅費は,500kmで3400円だそうです.なんて時代錯誤な.いや,リッター150円で計算するとこの費用で行くには,燃費が22.7km/リットル必要ですから,最先端のハイブリッドカーを先取りしてたということでしょうか(^^;.

 これじゃあ,めんどくさい手続きをとっても大したメリットはないから,休暇を取って自費で行った方がましとも思うのですが,何かあったときのことを考えるとやっぱり出張手続きするんでしょーねー.

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29c
[ここまで来た]
(生き方)

 この記事を書いてからずっと違和感を感じています.ここでは,「ここまで来るのは大変でしたし,よく来れたなとも思いますし」と書いていますが,ここでいう「ここまで」って何なんでしょうか? 少なくとも,例えば,旧帝大系と言われるいわゆる一流国立大学の教授になれた,とかいうことでないのは明らかです.そもそも,これもどこかで書きましたが,こういうのって必ず誰かがなれるものですから,ほんと大したことじゃありません.じゃあ,何なんでしょうか?

 もう答えは明らかですが,地震動の性質と構造物被害の関係という,それまでほとんどやられてなかった(ことはないがアプローチの仕方が全然違っていた)分野に興味をもち,その重要性を認識し,それに取り組んで,その本質にかなり迫るところまで来られた,ということでしょう.もちろん,どのくらい本質に迫れたかと言うとまだまだだとは思いますが,少なくとも,例えば,今回の地震で,これだけの広範囲で大きな震度や加速度を記録していて,どうして震動による構造物被害がこれだけ少ないのか?という疑問に対して,私以上に明確に答えられる人はいないと(勝手に)思ってますし,だから,いろんなところから話が来るのでしょう.ですから,「必ず誰かがなれるもの」とは全然次元が違うと思うのです.

 と,ここまで読んでいただいて,何自慢してんだよ,うぜーな,と思われる人も多いでしょうが(敢えてそういうことを書く理由はここにあります),もちろん,自慢しているわけではありません.それは,こうなったのは,私が頑張ったとかすごかったというわけではないと思うからです.どういうことかと言うと,要は「単にラッキーだった」という感じがするのです.

 ただ,ここまで来るのは大変だったというのは,確かにそうで,岐路や偶然は沢山ありました.東大という途中で進路変更が可能な大学に入学したこと,入学後,本来やりたいことが物理ではなく力学ということに気づいたこと,建築の中に力学分野を見つけたこと,建築学科に進学できたこと,研究室配属で,東大地震研の南先生に就けるテーマをたまたま選んだこと,青山先生,小谷先生という世界的な大先生に指導していただくことができたこと,大学院というおそらく研究者人生の中で一番頑張らなければいけない時期にたまたまスイッチが入って,それまで(それ以降も?)とは別人のように頑張ることができたこと,博士修了時にたまたまポストが空いて,東大地震研に就職できたこと,一度は結婚したいと思った人と結婚できなかったこと,人生に絶望したこと,南先生といろんな話をして人の道を説いてもらったこと,1993年釧路沖地震が起こり,大加速度地震動が発生したこと,何をしていいかわからず苦しみ抜いたこと,1995年兵庫県南部地震で1秒程度のパルス地震動が起こり甚大な被害が発生してしまったこと,妻と出会い結婚したこと,南先生が亡くなってしまったこと,東大地震研時代に,工藤先生,壁谷澤先生というその分野の第一人者の先生方といっしょに仕事をさせていただくことができたこと,1999年台湾集集地震が起こり,纐纈先生に誘っていただいて被害調査に行ったことをきっかけにやることを見つけたこと,防災科学技術研究所のK-NETやJMA,震度計観測網が整備されたこと,1999年台湾集集地震をきっかけに強震観測点周りの被害調査を行うようになったこと,高校からの友人である建研の福山君と何かいっしょにやろうと話して,HPFRCCを使った縮小模型が始まったこと,東大地震研時代,工藤研や壁谷澤研の学生だった人達の多くが研究者の道に進み,その後,いっしょにいろんな仕事(例えば,名工大の梅村先生と復元力特性モデルの開発,千葉大の中村先生と1994年Northridge地震の解析や強震観測点周りの調査,広島大の神野先生と震度算定法の開発,豊橋技科大の真田先生と縮小模型の開発など)をすることができたこと,震度が計測震度になり,被害と対応しなかったこと,震度算定法の問題を指摘し代替案を提案するが最初は全く認められなかったこと,いろんな事情から東大地震研を出ることにしたこと,筑波大から公募が出て受かって移ったこと,地震が頻発し提案する震度算定法の正当性が証明され認められるようになったこと,研究室に優秀な学生が沢山集まって多くの成果を残してくれたこと...

 なんか,ざっと書くだけでこんなにもなってしまうんですが,あらためて思うのは,「私が自分の力で何とかした」ものはほとんどない,ということです.どれも,偶然そうなったものばかりで,そういう偶然が重なりに重なって何とか運良く「ここまで来た」と思うわけで,だったら,あの頃に戻りたいとは思いませんよね.もちろん,あの頃に戻ったら,また違ったいい人生があるかもとも思うのですが,生来の怠け者の私ですから,確率的にこれ以上の偶然が重なって今以上のところにまた来れるとはとても思えないのです.

 でも,そう思うと同時に,これで満足かというと,全然そういうことはないし,逆に,今もってるものを全て失って0に戻るとしても,それもありかな,とも思うわけです.何なんでしょうね?

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29d
[丸投げ]
(世の中)

 今日もとあるメディアの取材でした.と言っても,今回は,某東京23区のケーブルテレビ(要は区役所)です.でも,この局の取材を受けるのは2回目ですが,散々取材を受けているいわゆる民放キー局よりよっぽどちゃんとしてると思います(だから2回目も受けた).

 メールで連絡が来て,日時を決めて,その時間に来ていただいて,ちゃんと段取りされていて,撮影は1時間足らずで終了し,その場で,前回同様に領収書にサインして謝礼(もちろん源泉徴収済)を置いて行かれました.とてもちゃんとされているのでこういう仕事なら受けていいと思いますし,単純にこの労度でこの額なら「お仕事」と割り切ることもできます.前回もそうだったのですが,後日,DVDをちゃんと送ってくださるとのことです.民放キー局に比べてこの違いは何なんでしょうか?

 理由は明らかで,大手民放は,番組制作を制作会社に丸投げしているからです.テレビ局に限らず,東電や保安院の今回のどたばたも,現場の3K的な仕事をみんな下請け孫請けに丸投げしてることが大きいでしょう.東電や保安院の上層部の人達は,どのくらい現場のことがわかってるんでしょうか?(先日,保安院の検査官がやっと現場を見に行ったみたいです) そして,これは,日本の上層部(政治家)にも全く同じことが言えますね.ていうか,彼らが日本の「上層部」かと思うと...

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29e
[浦安の液状化]
(地震)

 最近,今回の地震で浦安が液状化して大変なことになってる,とよく報道されてます.でも,大きな地震が来ればここがこうなることはわかっていたことです.私が修士の学生の時(もう20年以上前),軟弱地盤の代表選手として浦安のデータを使っていましたが,すごいとこだなーと思ってました(ちなみに岩盤の代表選手は福島県双葉郡,つまり,福島原発のサイト).こうなるとわかっていてなんで住むんですかね? わかってなかったとしたら,あまりにも勉強不足では? というか,それ以前に,こういうところに平気で家を建てて売る人間がいるということですよね.こういう例は,他にもいっぱいありますよ.

                 -----------------------------------

29f
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 今日は,久しぶりにピアノを(20分だけ)弾きました.去年から始めたあることもまた少し始めました.徐々に元に戻りつつあるような気がします.

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3/30'11
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(生き方)

 最後が何なんでしょうね?となっているので,ずっと考えていたんですが(でもちょっとルール違反ですが,「ここまで」が何なのかは,どうもしっくり来ないので,ちょっと書き換えてしまいました),要は,これまでこのサイトで散々書いてきた,損得とか幸不幸とか考えずに「自然の流れに身を任せて」やってきたしこれからもやっていく,ということかなと思っています.

 だから,これも繰り返しになりますが,「私が何かする」ということじゃなくて,大きな世界の中で私が生かされていて,どうなるかは決まっていて,それに素直に従うということでしょう.もちろん,そういう中で,いてもたってもいられなくなることもあるでしょうし,スイッチが入ってものすごいエネルギーでばりばり仕事をすることもあるかもしれません.でも,そういうのもやっぱり「私が何かする」んじゃなくて,「そうなってる」だけ,という感じがするんですよね.

 ですから,現状に満足できなくて,もっとばりばり仕事をするか,何かをきっかけに全てを失うか(決まってはいても)わかりませんが,それはそれで仕方なくてそれに従うしかないし,そうなったらそうなった状況の中で,「楽しんで」生きていくということです.

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3/31'11
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(生き方)

 なんでこんな記事を書いてしまったのかなあ,と思っています(これも一種の自己嫌悪か).ほんとは削除したい気分ですが,普段からこのサイトを読んでいただいてる人のほとんどは,もう読まれたでしょうから,今更削除しても手遅れでしょう.

 「ここまで」が何かはともかくとして,要は,私自身は,「ここまで」来られたのはラッキーと思っていて,そうであるなら,昔には戻りたくない,ある意味,今が人生の中で一番幸せということです.そして,これからも(たとえ,全てを失って0に戻ったとしても)今以上に幸せになっていくんだと思います.これってやっぱり自慢ですかね? 宝くじに当たったら「当たったぜー」って言うのも自慢なのかな?

 ただ,何というか,私って昔から「運がいい」って勝手に,ほんとに勝手に思ってるところがあって,その場では,普通は,運が悪いとしか思えないようなことがあっても,転んでもただでは起きないというか,禍福はあざなえる縄のごとしというか,まあいっか(^^;というか,そんな感じなんですよ.そもそも,全ては既に決まってて,今の人生が唯一でベストなわけですからね.

 それもまた自慢か?と思われるかもしれませんが,そう思った方が,気が楽だし幸せだし楽しくやって行けると思いませんか? だから,自分は運が悪いとかうまく行かないとか楽しくないと思ってる人がいらっしゃるんだったら,あんまりそういうことは気にせずに,自然の流れに身を任せて,できる範囲で楽しくやって行けばいいんじゃないかというのが言いたいことなのです.

 そしたら,(多分)何かが変わると思いますし,結果的に結果もついてくると思います.そうならないとしても,ちゃんと「楽しんで」人生を過ごせたのなら,別にそれはそれでいいじゃないですか.

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31b
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 追いコンの時の写真です.

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31c
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 地震動の性質と構造物被害の関係という,それまでほとんどやられてなかった(ことはないがアプローチの仕方が全然違っていた)分野に興味をもち,その重要性を認識し,それに取り組んで,その本質にかなり迫るところまで来られた,ということでしょう.もちろん,どのくらい本質に迫れたかと言うとまだまだだとは思いますが,少なくとも,例えば,今回の地震で,これだけの広範囲で大きな震度や加速度を記録していて,どうして震動による構造物被害がこれだけ少ないのか?という疑問に対して,私以上に明確に答えられる人はいないと(勝手に)思ってますし,だから,いろんなところから話が来るのでしょう.ですから,「必ず誰かがなれるもの」とは全然次元が違うと思うのです.

と書いたのですが,わかったこと,私がやったこと,私が言ってることってそんな大したことじゃなくて,別に当たり前の話だとも思うんですよねー.でも,世の中のほとんどの人はそう思ってない,私がやったこと,言うことは斬新で面白いというのなら,そうなんでしょうか? その辺のところは,正直,よくわかりません.でも,これも再三書いてきましたが,どう評価されるかとかそういうことは別に関係ないです.

 ですから,結局,私は別に,自然の流れの中で,やりたいこと(≒やるべきこと)をやって,その結果,正しいと思うことを淡々と主張していく,ということなんだと思います.

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31d
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 現地の人ではなく,こっちから被害調査に行ったという話もぼちぼちきこえてきたので,そろそろ出かける準備をしています.我々の調査は,地震計の場所がどうしても見つからないときに役場の人に教えてもらうくらいで,現地の人とはほとんどコンタクトをとらないので,そんなに迷惑はかけないと思いますし.というか,我々の推定では,構造物被害はそんなにないんで.

 ただ,どうやって行くかについては,まだ,いろいろ問題があります.自分の車で行くとしても現地のガソリンの状態がまだまだ...そしたら,今日,昼ご飯のとき,(マラソンを3時間以内で走る)武若先生といっしょになって,福島南部まで津波の調査に行かれたようで,つくばでレンタカーしてプリウスで行かれたそうです.プリウスなら満タンにして行けば900kmは走れるということでした.なるほどー.これならつくばから宮城まで行って帰って来られます.事務的にも問題ありません.

 これかな,とも思ったのですが,次なる問題は宿です.宮城県内はちょっと無理ですね.で,今こっちから行っておられる人達は山形ステイだそうです.うーん,大変かも.と思ったのですが,山形から仙台って高速で40分くらいなんですね.1週間後はどうなってるかわかりませんが,少なくとも山形ステイなら行けそうです.でも,山形から蔵王通って仙台ってプリウスで大丈夫かな?

 ん?待てよ,と思って調べたら,山形はもうガソリン大丈夫みたいです.ということは,山形ステイにすれば,自分の車でも行けるわけですね.

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