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8/1'21
[最悪を避ける]

 あらためて老後というか,定年で(今の)仕事を失った後,どう過ごして行くかなんですが,一般的には,定年後も社会から必要とされて働き続ける,死ぬまでそうできたら理想ってことなんですよね.個人的にも,(余計でめんどくさい仕事はしなくてよくて)若い人達を育てながら研究を続けることができれば最高だと思います.

 でも,一方で,そういうのは,社会の都合というか,何度も書いているように,そういうことにして,年金がやばい中で,死ぬまでこき使ってやろう,あわよくば病気にして殺してしまえというのは過激な表現ですが,そういうところはあるわけで,そういう話に安易に乗っからないように気をつける必要があります.

 ていうか,そもそも,「理想」じゃないといけないんですかね?

 理想というのは,ある意味,「最悪」と紙一重というところはあるわけで,歳をとって体や心が衰えているのに,無理して働けば,ぽっくり死ねれば,それはそれで理想ですが,死に損なって要介護になって,辛い老後を過ごすのは,まさに最悪ですよね.

 つまりは,リスクを冒して「理想」なんか目指さずに,安全に「最悪」を避けるという考え方もあるわけで,だとすれば,綺麗さっぱり身を引くというのもありだと思うんですよね.

 でも,そのためには,自分が社会から必要とされないことを受け入れる,あるいは,必要とされたとしても社会との未練を断ち切る必要がありますし,孤独と退屈を受け入れるということでもいいのですが,それはそれで要介護の危険性が高まるので,「一人でも大丈夫」,せめて「一人,時々,みんな」でやって行けるようにいろんなものを整えておく必要があるのは,何度も書いている通りです.

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[自分で決める]

 ポイントは「自分で決める」「自分で決められる」ってことかもしれませんね.

 具体的には,定年後,何か話があるかどうかは,他力本願でどうなるかわからないということもありますし,先方の都合ということもあるわけで,いい話だと思っても実際にどうかはわからないわけです.

 でも,そういう話を全て断ることは「自分で決められる」わけですし,それは,何か起業したり何か始めるのもそうですし,別段そういうことをしないことも「自分で決められる」わけです.

 でも,一方では,「自然の流れに従う」ではないですが,実質,自分では何も決められない側面もあるわけで,なかなか難しいのですが,「自分で決められる」ように準備しておくこと(例えば,もうやりたくないことをして働かなくてもいいようにしておくこととか,仕事を失っても退屈しのぎできるようにしておくこと)は,やはり大事ですね.

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[平和の祭典?]
(世の中)

 この話と関係すると思いますが,オリンピックって「国別対抗」というか「国の代表」として戦うんですよね.それって「平和の祭典」としてどうなの? 逆なんじゃないの?

 選手としては,より高いレベルで,注目される中で競技したいというのはそうだと思いますが,国を代表してとか言われても,ってことはないんですかね? 私もより高いレベルでプレーしたいとは思いますが,世界トップレベルまで行ったとしても,〇の丸を付けてプレーしたいとは思いませんかね.

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(バドミントン)

 女子シングルの決勝,タイ ツーイン負けたんですね.最後の方だけちらっとやっていたので見たんですが,ファイナルの最後の方だったからか,あんまり攻めてなくて,ここで打つかなというところで打たないで繋いでる感じで,でも,タイの方が先にエラーが出てみたいな感じで勿体なかったですね.

 でも,思ったのは,動きにとてもリズムがあるというか,強弱の振幅があって,ものすごく「溜まってる」感じで,特にフォア奥がすごいです.香山もちょっとそういう雰囲気があるんですよね.

 でも,相当フィジカルとか柔軟性がないとああいう動きはできないんですが,ああいうイメージでプレーするのは大事だし,むりやり体を動かすのではなく,復元力を使ってる感じで,運動効率もいいんじゃないですかね.

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[何事も起こらない]

 でも,最悪を避けるもそうですが,自分の中のメンタリティーとして,いいことがあったらいいなとは思う一方で,よくないことが起こる方が怖いというのもありますし,いいことがあったとしても,それに付随するめんどくさいことがめんどくさいということはあるわけです.

 とは言っても,大学を移ったのもそうですし,そういうのを乗り越えることもあるわけで,どうなるかはわからないのですが,デフォルトというか,基本は「何事も起こらない」というか,そういう確率が高いわけで,そういうことを前提に,それでも大丈夫なように,ということですかね.

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 じゃあ,私にとって「いいこと」は何かというと,割と具体的なイメージはあって,それは,定年で今の仕事を失った後もいい話があるというのもないことはないですが,そんなことよりと言うと語弊がありますが,そういうことと全く逆というか,関係ないことで,具体的に何かは書きませんが,それはいいことでもあるけど,とてもめんどくさいことだとも思うんですよね.

 ですから,そういうことが起こって欲しいと思う一方で,もう起こって欲しくないとも思うわけで,でも,そういうことは,まず起こらないので,余計な心配は無用なわけで,めんどくさいことにならずによかったと思えばいいってことですかね.

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 つまりは,もういいことは起こらないのが大前提で,でもそれは,それに付随するめんどくさく大変なこともないわけで,それはそれで悪くないと思いますし,歳をとって体や心が衰えて行くことを考えるとそれが自然というか,それが一番のような気もします.

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8/2'21
[自分にとっての「いいこと」]

 結局は,自分にとっての「いいこと」が何かってことなんですが,いいことなんかなくても,よくないことやめんどくさいことがないのが「いいこと」ってことはあるわけで(実際,いいことだけってことはなくて,いいことには,めんどくさいことが付いてくる),それは,人生の終盤ならなおさらってことでしょうか.

 実際,毎日,おいしくご飯が食べられて,雨露をしのげて,ゆっくり眠れる家があって,体脳心が健全で,やりたくなくめんどくさい仕事をしなくてよくて,日々退屈しのぎできることがあって,一人,時々,みんなで楽しくやって行ければ,(社会から評価されたり誰かから必要とされなくても)それ以上,何を望むの?とは思いますからね.

 でも,そういう自分にとっての「いいこと」というか,望み通りに行くとも限らない,しかも,他力本願ではなく自分で決められることでもそういうところはあるわけで,何とも不思議というか,結局は,なるようになるってことですかね.

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[過去をばっさり切り捨てて]
(このサイト)

 過去の記事の読み返しですが,今年の6月に入ったんですが,何とまだ現在と繋がりません.そう言えば,(昔)こういう記事書いたな,みたいな感じです.これまではそういうことを感じたことはなかったので,最近については,ということなんですが,どういうことですかね?

 端的に言えば,過去をばっさり切り捨てて生きているってことですかね? そう言われると,実際,メンタリティーとしては,そんな感じですからね.

 でも,もちろん,過去に書いたことを忘れてるわけじゃなくて,それを踏まえて現在があり,将来のことを考えているわけで,なんだかちょっと不思議ですね.

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[プロの投手のストレート]
(スポーツ)

 YouTubeちょこちょこ見てるんですが(でも,YouTubeが推してくる近現代ピアノ曲はもうほとんど見なくなった),「プロの投手のストレート」というのを見ました.ブルペンとかすぐ近くで撮ったものなんですが,軽く投げてあれだけ球が行くわけで,動画じゃなくて実際に見たらすごいと思うんですよね.

 私が実際に近くで見て驚いたのは,どこかで書きましたが,1988年に建築学会が神戸であったときにライオンズが優勝するのを見に行った藤井寺球場で,東尾がリリーフで観客席のすぐ前で投球練習をしてて,140kmは出てなかったと思いますが速かったですよ.

 あとは,地震研時代に野球チームでピッチャーをしていたのですが,私自身は,ストレートはせいぜい120kmくらいでてんで大したことないんですが(変化球ピッチャー),よく試合をしていた農グラのすぐ横に東大球場があって,東大野球部が練習試合をしていて,東都の2部校のどこかとやったときブルペンをのぞいたことがあるんですが,(東大ではなく)東都の2部校のピッチャーの球は速かったです.

 バドミントンだと誰かなあ.直接打った相手としては,NTT東京(今のNTT東日本)に練習に行ったとき,当時全日本総合シングル優勝者の西山さんに打ってもらったんですが,相手はたかが東大の院生なんで,100%でスマッシュは打ってないと思うんですよね.

 筑波大に行って打った相手としては,早坂(その後,ユニシスに行って全日本総合8)と打ったことはありますが,そのときも100%でスマッシュは打ってないと思います.練習の中で打った相手の中でスマッシュが速くてとれなくて憶えてるのは朝田かなあ(さすがにレギュラー選手と打つことはほとんどなかったので).

 でも,考えてみたら,私の場合,現役時代(20代)はてんで大したことなくて,40になって40代で全日本の試合に出て勝ち上がったと言っても,40代の選手が相手ですから,試合でそういうレベルの選手の球を受けてないのは当たり前ですかね(吉野君は強かったけどスマッシュが速いという感じではなかった).

 そういう意味では,30くらいのときに東京の文京区のシングルでよく当たった内村(当時全日本社会人でそこそこ上位まで行ったんじゃないかな)のスマッシュが一番速かったってことになりますかね.実際,速かったですし.

 でも,筑波大時代は,自分が受けることはなくても,すぐ横で見てるわけで,そういう意味では,最近だと,西野も速かったですが,やっぱり,高上ですかね.早坂も速かったですが,あれから20年近く経ってレベルも上がってるだろし,やっぱり,高上の方が速いんじゃないですかね(角度もあるし).

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(野球)

 野球は,青柳がまた打たれて(全くもって学習しないですね)またもや(メジャー抜きのアメリカに)薄氷を踏む試合だったようです.先発の田中もシーズンではぱっとしないわけで,どうして「実績」で決めるんですかね? 短期決戦なんだから(勝ちたいのなら)「今」調子がいい選手でしょう.

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8/3'21
[果たして今回は]
(世の中)

 予想通り,金メダルラッシュが終了して(でも,結局,柔道が半分以上なのでそれで荒稼ぎしただけのような),だんだん竜頭蛇尾になってきたオリンピックですが,もし,新型コロナでこういう状況でなかったらどうなってたでしょうね? まさにお祭り騒ぎのどんちゃん騒ぎ?

 そう考えると,もちろん,新型コロナで困ってる人もいると思うので,よかったとは言えませんが,オリンピックで世の中がおかしなことにならなくて,まだましだったと言えるかもしれないってことはないですかね?

 1964年の東京オリンピックの後は,祭りの後ではないですが,日本は高度成長期だったにも関わらず,ものすごい大不況に襲われるのですが,果たして今回はどうなりますかね.

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 今日,(久しぶりに)金メダル2個出たんですね.でも,これまで結構取りこぼしてるし(バドミントンもそうだし競泳とかも),JOCの目標の30個は厳しいんじゃないですかね(知ったこっちゃないけど).

 男子サッカーは惜しかったですね.でも,よくやったんじゃないでしょうか.

 でも,スペインみたいなサッカーをするところには,そこそこやれるけど,ブラジルとかだとやられちゃう気がするなあ(マイアミの奇跡はまさに奇跡だった).

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[ちゃんと弾こうとしてんのか]
(ピアノ)

 ピアノなんですが,何かが変わり始めてる感じがします(気のせいかもしれないけど).

 具体的には,例の方法というか,弾く曲を限定することで繰り返し弾いてると,今までいかにいい加減に弾いていたか,それこそまともに練習なんかしてなかったことがわかったというか,実際,そうだったと思うんですよね.

 それは,もちろん,(単位当たりの)練習量もありますが,意識の部分は大きくて,そもそも,ちゃんと弾こうとしてんのかってことでしょうか(これじゃわかんないか).

 関係することとしては,やはり,暗譜は必須な気がします.暗譜してるということは,自分の中にある音楽を表現するということはもちろんですが,技術的にも,どこに順番に指を置いていくかを憶えていれば,そのように指を置いていけばいいわけで,私の場合,指が回らないということは,よほどの曲でなければないわけで,ミスタッチしてしまうのは,ちゃんと憶えてないからということになります.

 もちろん,暗譜していてもミスタッチすることもあるのですが,一番大きな原因は,音をちゃんと憶えていないこと,そして,その次の段階として,音を置いていく順番,つまり,指の動きを憶えていないということでしょう.そして,私の場合,(理由はあるんですが)暗譜はほとんどしなかったわけですから,それこそ,練習なんかしてなかったとも言えるわけで,練習することは暗譜というか,音とか指の動きを憶えることなわけで(今更),ゆっくり弾くことに意味があるとすれば,それは,音や指の動きを憶えるということでしょう.

 1つの例として,ハチャトゥリアンのトッカータとサイのブラックアースなら,暗譜していて,いつでもどこでも弾けると書きましたが,暗譜しているから弾けるとも言えるわけです.でも,これらの曲もあらためてちゃんとさらうと,かなりいい加減に弾いてるし,暗譜も怪しいところがあるので,まだまだということになりますね.

 こんな感じで,何かが変わり始めたというか,何かに気づいて何かが変わったとは思いますが,問題は,そういう状態で練習を続けられるかでしょう.そんなこと言ってるようでは,ほんとどうしようもないのですが,私にとって何が大事かは明らか,つまり,ピアノが上手くなろうとしてピアノに向かえなくなるのでは本末転倒なので,とにかくピアノに向かう気になることを最優先というのは変わりません.

 そういう意味では,今までいかにいい加減に弾いていたか,それこそまともに練習なんかしてなかったというのもそれはそれで意味があったというか,そういう意欲でしか取り組めなかった,練習なんかとてもじゃなくて,ただ弾くことしかできなかったということなので,それはそれで仕方ないのでしょう.

 でも,そういう練習を,やりたくない辛いだけの練習と感じるのか,そうでもないのかは大きくて,意識を変えることで,そうでもない感じがしてきたのはでかいとは思うのですが,こういう「その気」はいつどうなるかわからないところはあるので,また元に戻ってしまう可能性もあるとは思います.

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8/4'21
[この酷暑で世界新はすごい?]
(スポーツ)

 暑いですね.というのは,季節の挨拶(笑)というか,実際,暑いんでしょうが,個人的には,何度も書きますが,1日のうち23時間50分は空調の効いた室内で快適に過ごしているので,何ともありません.

 でも,考えてみたら,この局所的にピンポイントで暑い時期にオリンピックやってるんですよね.○ホじゃないの?

 でも,競技のほとんどは,室内ですから,そんなに関係ないか(でも,バドミントンは,本来は,風の影響がないように,真夏でも空調をかけずに閉め切った蒸し風呂の中でやってたんですが,いつの間にか,商業主義で(観客のために)空調を入れるようになって,微妙なコントロールで勝負するところがなくなって,かなりつまらなくなった).

 でも,テニスは一時期話題になりましたが,ゴルフとか昼間に屋外で競技するものもあって,やっぱり大変なんじゃないですかね.

 それで,陸上(は夜だけど)で世界新が出てて,この酷暑で世界新はすごいと言われてるみたいです.でも,短距離とか跳躍とか投てきとかの瞬発力系は,気温は高い方が記録は出やすいと思います(ちょっと考えればすぐわかること).でも,そういうことがわかる人は,そんなにいないんでしょうね(体操とかフィギャとかは体が小さくて慣性モーメントが小さい方が有利とか).

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 アメリカ戦で打たれ,シーズンでもぱっとしない田中ですが,1年目の楽天時代,野村監督に「マー君,神の子,不思議」な子と言われたのに,もはや,神通力はなくなったという記事がありました.

 いやいや,見事な「神の子,不思議な子」じゃないですか.楽天1年目のときの田中は,まさに今シーズンのようにぱっとしなくて,でも,打たれても終盤にチームが打って逆転して負けなくて,それを野村監督は「マー君,神の子,不思議な子」と言ったわけで,今回の試合も逆転サヨナラ勝ちですから,まさに神通力は残ってることになります.

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[頭の中で再現]
(ピアノ)

 でも,(あらためて)暗譜って何でしょうね.

 既に書きましたが,暗譜と言っても,憶え方はいろいろで,一番多いのは,鍵盤上で指を置く位置を憶えていく方法で,佐賀の漁師の人の方法は,まさにこれになりますね(楽譜が読めなくてもいい).視覚的に鍵盤の位置を憶えるってことなんですが,視覚情報ではなく,指の動かし方を相対的に憶えていくのも,高田が言っていた手の形で憶えていくというものもこれにになると思います.

 絶対音感があって,なおかつ,複雑な和声を把握できて,それを瞬時に鍵盤にアウトプットできる人は,原理的には,音だけ憶えていればいいので,これは確かに強いと思います(音は割とすぐ憶えられるので).

 あとは,譜面を視覚的に憶える方法もあって,譜面を写真を撮るように記憶して頭の中で譜面を見ながら弾くってことなんですが,これは,かなり特殊というか,特別な能力がないと難しいですかね.

 私が時々使っているのは,音をabcdefghとかの記号で憶えることで,これはかなり有効というか,補遺的に使えて,というのは,上で書いた方法と憶え方というか,右脳左脳的にも違うところで憶えてる感じがするからです.でも,局所的に使えても,これで左脳的に全ての音を憶えるのは不可能ですね.

 つまり,いろんな憶え方をあわせ技的に使って,飛ぶのを防ぐというのが鉄板な暗譜法ということになります.でも,基本は,やはり,一番最初に書いた鍵盤の位置や指の動きを憶えていくということだと思います.

 付帯する情報としては,暗譜しないといけないというより,暗譜しないと弾けない,譜面を見ながら弾けない,練習すらできないという人がいて,まず,譜面を見て憶えてから練習を始めるという人もいます.そこまではちょっと特殊だと思いますが,暗譜というか憶えるというのは,やはり,重要なことということでしょう.

 ここまでことは,既に書いたような気もするのですが,ちゃんと暗譜できたかどうか確かめる方法というのもいろいろあって,例えば,任意の場所から弾けるようにしておくというのがあります.短く切ってわざと止まりながら弾くというのもそうですね.

 勢いで弾くなとよく言われますが,勢いで弾いていたら任意の場所からは弾けないですからね(逆に言えば,忘れて止まったら,少し前の憶えてるところから弾くと何とか通過できることが多い).テンポでは暗譜で弾けるけど,ゆっくりだと弾けないというのは,まさに勢いで何となく弾いてる,つまり,実際は,弾けてないってことなので,ゆっくり弾くことは,練習法としては問題がありますが,暗譜を確かめる方法としては有効ということでしょう.

 先日の,角野さんのことを紹介したウェブサイトに後ろから弾いていくというのがありましたが,これもそれに該当しますね.でも,これは相当難しいですが,できれば,より完璧な暗譜に近づくとは言えますかね.

 いずれにしても,結果として,譜面を見ないで弾けたらOKってことなんでしょうが,本番での緊張とかを考えると,普段の練習で暗譜で弾けてても安心とは行かないわけです.

 じゃあ,完璧な暗譜というのは,どういうことでしょうか?

 例えば,暗譜してるのなら,曲を全部譜面におこせるか,シーケンサーの入力のように鍵盤上でゆっくり再現できるかということはありますよね.そして,勢いで何となく弾いていたら,まず絶対にできないと思います.

 でも,譜面におこせなくても,弾ければいいわけで,鍵盤の位置を完璧に憶えてるかってことなんですが,これは,実は,かなり曖昧です.

 例えば,私の場合,ハチャトゥリアンのトッカータは,暗譜していて,いつでもどこでも弾けるってことなんですが,今,この文章を書きながらというか,ピアノを前にせずに頭の中で,鍵盤の位置を最初からずっと思い出せるかと言うと,3小節目くらいから怪しくなります.でも,ピアノを前にすれば,多分,大丈夫.これって何なんでしょうね.

 でも,やっぱり,完璧に憶えてないんだと思います.逆に言えば,そこをしっかり憶えて行けば,暗譜が完璧になるだけではなく,よりちゃんと弾けるようになると思うんですね.

 これに関しては,一つ思い出というか,記憶があって,確か,宮田に声をかけてもらって,ピアノプロジェに初めて出た時,会場は,大倉山だったんですが,曲は,プロコフィエフのピアノソナタ6番の第1楽章,つまり,二番煎じだったのですが,再現部で第1主題が再現されて,第2主題を再現せずにコーダというか,提示部の第2主題の提示の後に続く部分にとぶところがあるんですが,そこでめっちゃ弾きにくいところがあって,行きの東横線の電車の中でイメージトレーニングというか,頭の中で再現をしてたんですね.

 でも,なかなかそれができず,結局,本番でもうまく弾けなかったと思います.そして,今でもそれができないし,ちゃんとも弾けないんですね.逆に言えば,それをちゃんとできるようにというか,音というか鍵盤の位置を頭の中で再現できるようにしておけば,(指は動くので)それだけでももう弾けるようになる気もするんですね.

 でも,それは,かなり大変だと思うのですが,速くて激しい曲を弾くのはしんどいからピアノを弾く気にならないけど,暗譜をするためにゆっくりピアノ(弱音)で音を再現していく作業ならしんどくなくて,ピアノに向かえるのなら,あるいは,頭の中で再現するだけならもっとハードルが下がるのなら,「これは使える」気がするってことでしょうか.

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[ゆっくり練習]
(ピアノ)

 いや,大倉山でもピアノプロジェでのプロコフィエフのソナタ6番の件ですが,東横線で大分頭の中で再現できるようになったけど,本番ではうまく弾けなくて,この方法ではだめなのかなと思ったことも思い出しました.

 だとすると,結局,ゆっくり練習かよということになるんですが,ゆっくり練習と言うと,最初ゆっくり弾いて,だんだん速くして行けば,脳を騙す的にテンポで弾けるようになるというピアノ特有の練習方法(例えば,バドミントンで少しずつ厳しい球を打ってもらうとか,スキーで少しずつ斜面を急にするのは非常に難しい)なんですが,テンポとゆっくりでは,弾き方が全然違うので,そのままテンポを上げてもだめで,弊害もあるのですが,多くの(ピアノが上手い)人は,この練習をしています.

 でも,実際のところは,練習というよりは,音と指の動きをしっかり憶えてるんだとすれば,意味も効果もあるし,そういうことなら多少なりとも効力感を感じるということでしょうか.

 そして,このゆっくり練習ですが,私の場合,ほとんどしたことがありません.ていうか,まともに練習してなかったわけで,暗譜も含めて,そういうことをすれば,何かが起こるかもしれないというか,伸びしろがあるってことはないですかね.

 とは言え,私の場合,ピアノが上手くなることより,ピアノを弾く気になることが優先なので,そういうことを意識してゆっくり練習することが弾く気に繋がるのかってことで,そこに少し活路を見出してきたということですかね.

 つまりは,そういう練習をすると弾けるようになるというより(実際,そういう練習はとても大変で労力のかかることなので),そういう練習そのものに効力感を見出して,やってたら結果的にってことですかね.そういう意味では,今年はピアノプロジェに出ないし,いつまでに弾けるようにならないといけないというのがないのも大きいですかね.

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 でも,この練習,めちゃめちゃ時間がかかるというか,私からすると気が遠くなる作業というか,今まで全然練習してなかったというか(笑),すぐ通しで弾いてたわけで,それは完成度はともかく,期限までに一通り弾けるようにということでは,一つのやり方だったと思いますが,今は,いつまでに弾けるようにならないといけないってことはないので,先のことは考えず,ちんたらやって行くということでしょうか.

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8/5'21
(日記)

 暑い日が続きますね.と言っても私の場合,1日10分だけですが(笑).つまりは,ものすごく暑いとか寒い日というか時間は,出歩かないってことでしょう.仕事とかでそうも行かない人もいるとは思いますが,満員電車もそうですが,そうしないで済むように,ってことはあると思います.

 でも,どこかで書きましたが,暑い日が続いてもそのうち涼しくなるし,冬寒い日が続いてもそのうち暖かくなるし,そうやってぐるぐるやり過ごしているうちに時が経って人生が終わるのでしょう.

 このサイトの読み返しは,7月に入ったんですが,なんとまだ現在と繋がりません(あー,ここは書いたばっかりだから,ここから先は読まなくていいやとならないということ).どういうことですかね.1ヶ月前でさえも遠い過去ってこと?

 20km競歩の山西,残念でした.メダルランキングは,まだ何とか3位を維持してるみたいですが(でも,ロンドン五輪のときに手前勝手にもちだした総メダル数だと5位なんですけどね),金30個はちょっと厳しいんじゃないですかね.

 

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8/6'21
[本気で]
(スポーツ)

 男子サッカーの三決ですが,メキシコに負けたんですね.まあ,それはそんなもんかと思うのですが(試合は見てないのですが),何となく雰囲気的には,本気で金メダル獲ろうとしてた感じは伝わってきます.何を大それた分不相応なことを,ということなんでしょうが,可能性は0ではなかったと思いますし,本気で優勝する気でやってたというのはいいんじゃないですかね.

 目標は優勝と言う人は多いんですが,本気でそう思ってる人はそんなにいないでしょう.ほんとに本気でそう思っていれば,それは,行動に現れるものですし,そうすれば,確実に何かが変わると思います.

 今回のメンバーで,本気で金獲ろうと思ってた人間がどのくらいいたかはわかりませんが,結構,これからが楽しみかもしれませんね.

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[どうして暗譜するか]
(ピアノ)

 そっか,どうやって暗譜するかって,この時代ですから,インターネットとかにいくらでも情報はあるでしょうね.と思って,ちょっと調べてみたんですが,うーん,特に目新しいようなことはないですね(そりゃそうだ).

 でも,確実にわかったことがあります.それは,暗譜は大変ということです.暗譜のコツとか,こうやれば暗譜できるっていうのは,ゴロゴロあるんですが,そんなのコツでもなんでもないというか,私からすると,そんなめんどくさいこととてもできないということのオンパレードです(笑).

 で,更にわかったこととしては,どうして暗譜するかというか,どうしてピアノの場合は,暗譜が必須になってるのかですかね.コンクールは言うまでもないですが,音大とかレッスンとか,とにかく暗譜はマストなんですが,それは,結局,「ちゃんと練習しろ」ってことなんじゃないですかね.

 つまりは,暗譜することに何か意味があるというより,ちゃんと練習したら,当然,暗譜くらいしてるだろ,暗譜すらしてないくらいの練習でコンクールに出たり,レッスン受けたりすんなってことですかね.もちろん,暗譜することに意味がないことはないのですが,そのくらい練習しないと不安なく人前で弾けるまで行かないというのは確かにそうだと思います.

 ということなんですが,じゃあ,それだけ練習するかと言われると,(怠け者の私は)それは無理なので,方法論的に何とかしようと思うのですが,やはり,ある程度は,やらないといけないでしょうね.でも,やりたくないことを我慢してやることはできないので,そこのところを方法論的に何とかするということでしょうか.

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[平和の祭典]
(世の中)

 今日は,8/6なのですが,わざわざこのくそ暑い時期にオリンピックをやることに何か意味があるとすれば,そういうことかとも思ったのですが,特にそういうことはなかったようで,でも,原爆を投下した当事国が大きく関わる行事ですから,あからさまなことはできないわけで,でも,一体どこが平和の祭典なんやとは思いますね.

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[もうすぐ終わる]

 「もうすぐ終わる」って,悪い感じはしませんよね.例えば,学生時代にもうすぐ授業が終わるとか,もうすぐ就業時間が終わるとか(私の仕事はそんなにないけど,例えば,会議とか授業とか入試監督が終わるとか).

 昔の思い出?というか,よく思い出すのは,高三のとき,何度か書いたようにかなりしんどくて,でも,受験が終わったらすごく解放されるなと思っていたのは憶えています(でも,結局,そうはならなかったんですけどね).

 で,何のことかと言うと,人生もそういうのと似ているわけで,もうすぐ終わるとすると,それはそれでそんなに悪い感じでもない気もしてきます.

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[稼ぐしかない?]
(生活)

 趣味みたいなもの(笑)ですが,定年後,どこに住むかについてまだ時々検討していて(でも,何度か書いたように,だいたい目論見通りにはならないのですが,だから,趣味みたいなもの),熊谷駅から車で5分とかで,回りに家があまり建ってなくて,水害の影響がないところ(は熊谷はかなり限られる)で,本数が多い路線バス沿線なら10分くらいかかってもバスの方が楽かとか考えて,いくつか候補地が出てきたりしてるんですが(熊谷の地理に大分詳しくなった(笑)),何か現実味がないというか,やっぱり,家は買いたくないし,めんどくさいし,そもそも,人生も終盤なわけで,なんだかなあという感じです.

 やっぱ,賃貸ですかね.そもそも,内的熟達的に生きていくのなら,どこに住むかは関係ないわけですしね.それで,熊谷に近いURや東大宮のURは,水害がアウトで,そうすると,大宮近辺で築年数が浅いところは,そこそこの家賃なわけで,もちろん,月10万で30年でも3600万なので,大したことはないんですが,キャッシュフロー(年金)の(一人頭の)半分以上が家賃というのは,経済感覚としてはどうかと思いますね.

 やっぱ,稼ぐしかないですかね.そして,それはそれで悪くない感じです.

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 ただ単に,まだ「解」に到達していないということかもしれませんね.だとすれば,まだかなり時間はありますし,探究を続ければいいということですかね.

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[手の形]
(ピアノ, PC)

 最近,ピアノの記事が多いのですが,やっと今頃,ちゃんと考えるようになったってことかもしれませんね.

 で,今気になってるのは,手の形です.特に左手(ほんと今頃かよ).

 手の形としては,反るとよくないんですが,右はそうでもないんですが,左手が時々,特に手を広げて音がとぶパッセージを弾いたりするときに反るようになることがあるんですね(ほんと今頃).そして,何とピアノだけではなく,PCのキーボードのときもそうなってることに気づきました(でも,このときは,手は広がっていない).

 と言っても急に治るわけではないので,これもしっかり地道に意識するってことですかね.イメージとしては,ピアノを弾くときは,掴むような感じでしょうか.今弾いてる曲だとかなり左手を広げないといけないフォーレのアンプロンプチュの3番(のABAのA)がいい練習になります.

 PCのキーボードは,なぜかピアノでは出ない結合のような現象が出ます.具体的には,左の人差し指で上段のTやRを押すとき,手が反って中指と薬指が上がるような感じです(右は全くそういうことはない).

 何年か前に小指を痛めて,痛みはなくなったけど,動かしにくくなったと書きましたが,それはこの現象のことかもしれません.つまりは,動かしにくいのは小指じゃないってことなんですが.小指が深く曲がらなくなったのは事実なので,その影響なのでしょうか.

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8/7'21
(世の中)

 オリンピックですが,もう最終盤で,やるからには,ちゃんとやらないといけないし,とにかく無事に何とか終わって欲しいと書きましたが,関係者にかなり感染者は出ましたが,感染クラスターとか,大きな事故や事件はなく(1972年ミュンヘンや1996年アトランタは大変なことになった),まあ何とか無事に終わりそうで,正直,ちょっとほっとしています(まだあと1日あるが).

 メダルは,JOCの目標の金30個は厳しいと思いますが,(競技数が増えてる中で金何個とか曖昧なものではなく基準化された指標である)ランキングは,他の上位国も伸び悩んでるようで,3位を維持していて,このまま行けば,もちろん,地元というアドヴァンテージは大きかったと思いますが,日本人選手が活躍したということになるんじゃないですかね.でも,繰り返しになりますが,ロンドン五輪のときに手前勝手に持ち出した総メダル数だと5位で,でも,それでも充分合格点はあげられるでしょう.

 

 あとは,アメリカが中国に負けていて,まさに今の世の中の縮図というか,このままで終わると,アメリカの威信失墜ってことになりませんかね(知ったこっちゃないけど).

 その一方で,世の中では,新型コロナの感染が拡大していて,そのギャップというか乖離がすごいんですが,そういう中で,何とかオリンピックができたというのは,逆に評価されるのかもしれません.

 でも,心中穏やかでないのは国民で,こんな状況でオリンピックやるなんてどうかしてる,だったら,自粛なんかしないで出歩いてやるとかいう人もいるんでしょうが,それはおかしな話で,なぜなら,感染を広げているのは国民自身なわけで,政府を責めても何も解決しないらです.

 結局は,全部自分に返ってくるわけで,誰かに任せて責任転嫁するとかではなく,最終的には,自己責任ということです.

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[これも経済感覚]
(生活)

 稼ぐしかない?ってことなんですが,やりたくない仕事をお金のためだけにやるつもりはない(そんなことするくらいなら,経済感覚を発揮して支出を制御する)ので,そうすると,次の就職先として行きたいと思うところがなければ,何とか運用でということになるのですが,それはそれでリスクはあるわけで(でも,起業とかするのと同じとも言えるけど),そこのマネージメントは重要です.

 ていうか,これまた経済感覚で,定年時にどれだけの資産があるのかはわかりませんが,そこそこはあるでしょうから,それを何とか維持するというか,それが元手になるということでしょうか.運用なので減ることも考えられますが,それはそれで仕方なくて,年金だけでやって行けばいいわけですし,じゃあ,運用なんかしなきゃいいとはならなくて,それは,資産を経済危機や経済破綻から守らないといけなくて,そのための運用で資産が増えれば,その分,キャッシュフローが増えるということですかね.

 でも,これだと定年時,どういうところに住むかが問題になります.とりあえず,最低限というか,年金一人頭の1/3くらいで借りられるところでも充分ですが,仕事がなければ多くの時間を自宅で過ごすわけで,もっと快適に過ごせるところを借りれるお金はあるわけですからね.

 だったら,(あと何年生きるかはわからないけど現金抱えて死んでもしょうがないので)家を建てちゃえばいいとも言えるんですが,買いたくないというか,めんどくさいんですが,仕事辞めたら暇になるでしょうから,何年かかけて準備することはできますかね.

 つまりは,どこか借りて,その間に準備するってことですかね.熊谷に一番近いURは水害で水浸しなんですが,数年だし,3階以上の部屋ならまあ大丈夫かな.あるいは,ずっと賃貸で行くとしても,家を買わない分現金はあるので,年金だけで家賃と生活費をまかなうというのは安全側過ぎというか,家賃は,家を買った場合の額は,年金以外から充てるというのが自然(例えば,家賃10万なら30年で3600万だけど,老朽化すれば,家賃は下がる)でしょうから,大宮近辺のURでもいいのかな(熊谷には車か電車で1時間くらいだし).

 URでなくても,貸してくれるのなら民間でもいいわけで,「楽器相談」にチェックを入れて検索したところ,熊谷駅から車で10分(近くに路線バスも走ってて本数も多い)で水害OKのところにいい物件がありました.〇年後はどうなってるかわかりませんが,まあ探せばあるという感じはしてきました.

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 あるいは,定年までまた〇年あるわけで,一方で,運用というか運保は既に始まっていて,今ある資産は,運用額としては充分なので,これを基準にして,ここから定年までに増えた分は,家を買ったり,家賃の+αにするということも考えられますかね.

 つまりは,資産と年金などのキャッシュフローがいくらあって,一方では,快適に過ごして行くのに合理的に必要な額がいくらかという,まさに経済感覚ということですね.

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[ちゃんとうまい具合にそうなる]

 もうすぐ終わるってことなんですが,そりゃあ,(学生時代の)授業とかやりたくない仕事ならそうだけど,ってことなんでしょうが,授業だって面白いものはあるし,仕事だって,ただ辛いだけってことはないですよね.

 もっと言えば,楽しいことでも,例えば,旅行とか,好きな本を読んだり,音楽を聴いてるときでも,それらが終わりに近づくと,ただ残念なんじゃなくて,どこかほっとするというか,悪い感じじゃないってことはないですか?

 つまりは,何度も書いているように,どんなに楽しいことにもそうでない側面はあるし,それは,辛くてしんどいこともそうだし,正負両面あるわけで,負の面ばかり見ずに正の面を見ればいいってことなんですが,そういう感覚は,歳をとるにつれて強くなってくる感じはしていて,それは,人生に限らず,例えば,ただ楽しいだけのスキー旅行とかでも,だんだんそうなってくるわけで,つまりは,ちゃんとうまい具合にそうなるから,そんなに心配することないんじゃねってことでしょうか.

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[悲願の金]
(野球)

 野球は,決勝で(MLB抜きの)アメリカに勝って,悲願の金メダルとなりました.1984年ロサンゼルスの公開競技では(アマチュア時代の古田とか野茂が出て)金だったのですが,1992年バルセロナから正式競技となってからしばらくは,アマチュア選手の出場で,当時はキューバが強く,2000年シドニーから一部プロ選手が加入,そして,2004年アテネ,2008年北京とプロでチーム編成したにも関わらず(アメリカはずっとマイナーの選手なのに)一度も優勝できず,それ以降は,競技としてオリンピックからはずされたわけです.

 なので,今回の金で日本プロ野球(NPB)の面目躍如というよりは,勝たないといけないのにずっと勝てなかったところをようやく勝てたということで,まさに「悲願の金」なのでしょう.

 でも,今回5戦全勝ということなんですが,危ない試合も多かったですし,日本のプロ野球(NPB)のレベルの高さを示したという感じではないですね.何度か書いていますが,バッターはそこそこですが,今回はそんなに打てなかったし,エース級のピッチャーが山本くらいというのがねー(千賀が本調子なら大分違ったと思いますが).

 でもまあ,これでまた,野球も(ソフトボールも)競技からはずれるわけですから,最後のチャンスを(競技として採用に漕ぎ着けたことも含めて)地元の利を活かして何とかものにしたってことですかね.

 今日は,これ以外に,(想定通り)レスリングでも金メダルを獲って,金27個まで来ましたが,あと1日で3つはやっぱり厳しいかなあ(どうでもいいけど).でも,全体3位は何とかキープしそうで,そうなれば(いろいろ有利な条件設定はされてますが)よくやったってことなんでしょう(だからどうということはないですが).

 でも,野球やソフトボールや新競技は,特別枠って感じだし,従来の競技だと柔道やレスリングなどこれまでも獲ってきた種目で今回大分獲れたということはありますが,最近は,競泳とか,体操とかでもそこそこ獲れているので(バドミントンが惨敗したのは痛かったですが),実のところは,今回,実質的に金メダルが急増してるわけでもない気もします.

 ですから,3番はやはり出来過ぎというか,地元効果で,実質的にはせいぜい5番くらいなんだと思いますが,まあ別に金メダルをたくさん獲るために変なことしないでも,それくらいかもう少し下,具体的には,ドイツとかフランスと同じくらいでも充分じゃないですかね.

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[何も問題はない]
(生活)

 定年で今の仕事を失うとキャッシュフローが給料から年金に激減するということで,年金から家賃を出すことに抵抗はあるのですが,家を買わないのなら,その分現金があるわけで,そこから家賃を出せばいいということでしょう(単純な話).

 結局は,お金の問題ということなら,お金の問題はないというか,お金があっても,お金がいくらあるからいくら使うという使い方はしない,具体的には,いくらお金があっても都心のタワマンとか豪邸には住みたくないわけで,じゃあ,どこに住みたいかと言うと,今のところ,環境や遊びに行くときのことも考えて,大宮周辺か熊谷の駅から離れた,周辺にあまり家がないところなわけで,そして,そういうところに住むのに必要なお金は,賃貸でも家を買うということでもあるわけで,何も問題はないということですね.

 むしろ,重要なのは,お金はあるとしても,それを来るべき経済危機や経済破綻から守らないといけない,つまり,どのみち運用しないといけないわけで,家を買うのかそうではないのかも(単に家を買いたくないこともありますが)それに関係するということでしょう.

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8/8'21
[オリンピック終了]
(世の中)

 オリンピックですが,全競技が終了してメダル数が確定しました.筑波大の梶原(自転車女子オムニアム)は,この種目の世界チャンピオンなのですが,今日は残念でした.日本は,JOCが目標とした金30個には(予想通り)届かなかったのですが,JOCが(勝手に)ライバル視していた英国に勝って全体3位となったので(でも,東京五輪を招致するために持ち出した総メダル数という訳の分からない指標では5位だし英国にも負けてる),「競技結果」としては成功なのでしょうし,大きな事故や事件がなかったことも合格点なんでしょう.あと,最後の最後でアメリカが中国を抜いて何とか1位になりました.

 

 でも,ずっと書いてますが,変なことをしてむりやり招致した段階から,つまり,最初から成功はなかったわけで,実際,不祥事の連続は枚挙にいとまなく,日本が社会的に旧態依然とした後進国であることが全世界に晒され,経済効果も水泡に帰し,新型コロナの感染を抑えることができずに緊急事態宣言下での開催というありえないことになってしまって,オリンピック招致の失敗は現実になってしまいました.

 あとに残ったのは,祭りの後の何とか以上に,感染拡大,莫大な借金,国民の更なる政治不信という有様で,これから大変なことになると思いますが,この国で生活していくのであれば,そういう中で何とかやって行くしかありません.そして,それは,国とか日本人が金メダルを獲るとか関係なく,自分次第なわけです.

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[やってることの濃淡]

 私はいろんなことをやりたくて,実際にやってきたんですが,何度か書いているように濃淡はあります.

 まず,勉強については,やりたくてやった感じではなくて,授業が面白いと思ったことはなくて(ごめんなさい),でも,小学校のときに,理科学習漫画を買ってもらって読んだり,天文にはまったり,低学年のときに高学年の参考書が欲しくて買ってもらって読んだりしたときは楽しかったですかね.

 中学校に入って,福岡市内の各中学のトップクラスの生徒が集まる塾(森田)に行くようになって,中二のときに英語が面白くて勉強して,全体の成績も上がったのですが,楽しかったのは,半年か1年くらいですかね.高校のときも高二の力学のときくらいでしょうか.でも,全然つまらないことをひたすら我慢してやってるというわけではなくて,でも,そこそこ楽しいというくらいでしょうか.

 大学に入っても,建築学科に進学してからも同様ですかね.でも,4年の春,研究室に入って,勉強ではなく研究というものに出会って全てが変わったのは何度も書いてる通りです.大学院時代は,ずっと楽しかったと言いたいところですが,あらためて考えてみるとどうかなあ.

 話は前後しますが,大学院を修了して地震研に就職して,何年かしてから,やるべきことを見失って迷走したと何度か書いてますが,大学院時代もそんなに変わらなかった気もしてきます.学生時代は,先生の指導を受けるわけですが,そこの殻を破ろうと勝手なことをしてたのは同じだったかもしれません.

 そういう意味では,1999年台湾集集地震をきっかけにやりたいこと,やるべきことに辿り着いてからようやくということかもしれませんね.そう考えると,随分長い道のりだったなあと思います.

 ピアノについては,小さい頃は,ピアノの先生に就いて与えられた曲を練習してということなんですが,そこそこ楽しかったとは思います.でも,中二のときに先生に就くのをやめて,自分で弾く曲を決められるようになり,同時に,ベートーヴェンのピアノソナタに始まって,ロマン派,印象派,近現代といろんな曲を開拓して行ったのは,楽しかったですね.

 そして,大学に入って東大ピアノの会に入って,知られざる近現代曲を掘り起こして演奏会で弾くという機会を得て,これも楽しかったです.でも,卒業以降は,ずっとぱっとしないというか,何とか続いてる感じですかね.そういう意味では,ピアノプロジェというか伊東さんと誘ってくれた宮田に感謝ですが,何十年?という時を経て,ようやくターニングポイントが来たような感じもしないでもないです(気のせいかも).

 バドミントンは,大学からバドミントン部に入って始めたんですが,練習はしんどかったですし,そんなに真面目な部員でもなかったです.でも,3年のどこかで4年のときの七帝でS6に入らないと,と思って少し真面目に練習するようになったかな.卒業後もサークルでちんたらやってたんですが,D1の夏に社会人のサークル(プーナ)に入って,最初の文京区大会で当時40代の全日本チャンピオンだった松井さんを見て,大きく変わったことは何度か書きました.

 なので,私が一番練習して強くなったのは,20代後半から30代ですし,松井さんとかいろんな人とがんがんシングルやって楽しかったのもその頃ですね.そして,40になったとき,40代の全日本の試合に出て勝ち上がったりもしたのですが,その後は,転落の一方なんですが,それでも何とかまだ続けているのは,逆に驚きですかね.

 スキーは,大学卒業時の研究室のスキー旅行が最初なんですが,一番楽しかったのは,始めてからしばらく,つまり,大学院時代ですかね.そこから,2級,1級,準指と上達はして行くんですが,単純な楽しさは,減って行ってる気がします.でも,これも数年前,純粋に動きを洗練することに効力感を見出せるようになったんですが,滑走日数が増えるでもなく現在に至るということでしょうか.

 相場研究も始めた頃が一番楽しかったですね.でも,結果は芳しくありませんでした.それでも研究を続けて何とか結果が出始めたのは随分後で,これもよく続いたなと思いますし,単に面白くてやってたことが,何年か前から資産を守る資保が始まって,結果的に今の仕事を失った後,重要な柱になる可能性も出てきました..

 このサイトを開いたきっかけはよく憶えてないですが,最初は遅々として進まず,でも,ある時を境に突然文章が湯水のように書けるようになり,そこからはどんどん書いてる感じで,これもちょっと驚きです.

 こうして書いてみると,いろんなことをやってるけど,濃淡はいろいろというか,いつも楽しく効力感をもってやってるわけじゃないというか,むしろ,「淡」の時期の方が多くて,でも,どれも何とか続いていて,それは驚きなんですが,でも,やりたくないのに我慢してやってるわけはなくて,それも驚きですかね.

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8/9'21
[気象大学校]
(昔話)

 昨日の情熱大陸は,気象研究者で,中身はどうということはなかったのですが,その中で気象大学校が出てきて昔のことを思い出しました.産業医大のことは書きましたが,そう言えば,気象大学校に行った可能性もあったのかな(いや,実際のところはなかったと思うけど).

 というのは,気象大学校を受けて合格していたからです.番組では「難関の気象大学校」という紹介のされ方ですが,当時の偏差値は,東大の理一よりは下だけど理二よりは上だったと思います(今は知らない).もちろん,入試問題の中身とかは違うんですが,おぼろげな記憶によると東大ほどではないですが,それなりにハードな科目設定や難易度で,力学の問題がかなり難しくて,でも,何とか解けて手ごたえがあったのを憶えています.

 気象大学校というのは,どういうところかと言うと,(その実よく知らなかったりするのですが(笑)),大学「校」なので,防衛大学校が幹部自衛官養成校であるように,気象庁の幹部職員養成校ということですかね.なので,授業料を払うのではなく,給料がもらえるわけです.当時は柏にあって(今は知らない),確か定員が10人ちょっとしかなくて,そういうことも難易度を上げてるってことでしょうか.

 じゃあ,どうして気象大学校を受けたかですが,別に気象に興味があったわけじゃなくて(大問題),試験が地元で受けられたんですね.会場は,確か大濠高校だったかな.ですから,東大の滑り止め(ごめんなさい)というよりは,腕試し,模試的な感じだったのでしょうか.

 で,合格したことを友人達に話したんですが,その反応をよく憶えていて,そっか,お前,お天気キャスターになるんやな,みたいなことを言われたと思います.別にお天気キャスターを卑下するわけではないですが,世間のイメージってそんなもんなんだなと思ってがっかりしたというか,もちろん,それで気象大学校に行くのをやめたというわけではないのですが,結局(東大に落ちたにも関わらず)行きませんでした.

 だから,どのみち行ってないんですが,産業医大と同様に,可能性はあった,いや,可能性はなかったと思いますが,行ってたらどうなってたのかなと妄想することはできます.

 当時は,○ホな高校生なので何もわかってないのですが,気象大学校=お天気キャスターなわけはなくて,実は,気象大学校出身で,今私がやってる分野に近い人もいます.具体的には,東大地震研の先生で気象大学校出身の人もいました.京大防災研は調べてないですが,がっつり気象災害やってるんで,いてもおかしくないですよね.

 もちろん,理学系というか,地球物理関係なのですが,地球物理と言っても分野はいろいろで,気象もその一つで,しかも,地震なんかよりよっぽど人気があるんですよ(地震研の理学系の先生と話したときに,いい学生を気象にとられてるとよくぼやいてた(笑)).

 でも,人気なんか関係なくて,やっぱり,自分が気象に興味があるかですよね.うーん,もちろん,何でもやれば面白いんですが,気象に興味をもったことはなかったですかね.でも,気象大学校に行って,地震になら興味をもった可能性はある? いや,何度か書いてますが,私は地震には興味はなくて,興味があるのは,力学なんですね.

 ということで,やっぱり「なかった」ってことなんですが,今となってはどうでもいいとは言いませんが,全て済んだことで,問題はやっぱりこれからですかね.

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[九大じゃなくて東大に]
(大学)

 関連するのかもしれませんが,ある人(九大教授)のFBで,高校生が来ることになってたけど,こういう状況で中止になって残念と書いてありました.大学でやってる実験をやってもらう予定だったみたいで,修猷の九大じゃなくて東大に行くような学生だったのにということでした.

 学生の立場からすると,東大に行こうと思ってるけど,地元の九大の研究室ものぞいてみて,ここでいいじゃんと思ったら,九大に行くこともあり得るわけですよね.私の頃は,そういう機会はなかったのでどうしようもなかったですが,今はそういう機会があって,実際,東大と九大で研究レベルがそんなに違うわけじゃないというか,偏差値的大学間格差は関係ないわけで,九大でも九大以外でもその分野でトップレベルの研究をしている人を見つけて,その研究室に行くことを目的にその大学に入るということを考えていいと思うんですよね.

 でも,それは,研究者になるんだったら,かな.多くの人は,普通に就職するわけで,そうすると学歴社会的に大学の偏差値というかネイムバリューは重要なんでしょうからね(社会というか企業側の問題だけど,世の中はそう簡単には変わらないので現実的に対処することも重要).

 あとは,回りの学生のレベルですかね.私は,東大に行ってよかったと思ってますが,それは,研究者としてやって行くのにということもありますが,優秀な奴もそうですが,変な奴(笑)も含めていろんな意味でいろんな奴がいて面白かったですからね.

 これは,どこかで書きましたが,疑心暗鬼になることがなかったというか,東大に行かないと,(実際はそんな大したことしてなくても)東大はどんなにすごいことしてるんだろうとなりがちですが,東大にいたら「だいたいこんなもんか」というか,大したことないというのがわかるということはありますからね.

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[もっと現実にありえた話]
(昔話)

 もっと現実にありえた話としては,東大受けたけどだめで,滑り止めの私立,具体的には,早稲田の建築とかに行ってたらってことですかね.でも,受験するときは,理論物理をやろうと思っていた(けど何となく違うんじゃないかとは思ってた)わけで,物理なら,東大か京大に行かないと話にならないとは思ってましたからね.

 でも,現実には,東大に落ちた時は,(気象大学校は受かったけど)早稲田とか私立は受けなかったので,だからそのみちそういう道はなかったのですが,これまた,早稲田(だったら物理ではなく工学系.思い出した.東大に落ちた時,早稲田の機械に願書は出してましたが,結局,受けませんでした)に行ってたらどうなってたのかなと妄想することはできます(そんなことしても何の意味もないけど).

 実際,早稲田から大学院で東大に来る人も結構いますし,私の時は,もう共通一次が始まっていたのですが,それより前だと,二期校の横国から来る人もいて,その後,優秀な研究者になった人もたくさんいます.ですから,全然ありだったかもしれませんね.

 だから,研究者としては,全然ありだったと思いますが,それ以外のところというか,要は,学部の4年間を東大で過ごすというか,部活とかサークルとかクラスとかで,いろんな人間と過ごしたというか話したことはやっぱり大きかったと思うんですよね.

 で,気づいたら,なんと京大にいるわけで,一体なんなん?というか,面白いというか,まあありがたい話なんでしょうね.

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[オリンピックが終わって]
(世の中)

 オリンピックが終わって,世の中的にはどうなんですかね?(どうでもいいけど)

 東京招致は,莫大な負の遺産を残して失敗に終わったんですが,スポーツ関係者からすると,オリンピックを東京に招致することでいろいろメリットはあったってことなんでしょう.でも,結局は,お金の問題というか,そんなことより,創意工夫で何とかすることの方がよほど大事だし,それこそがスポーツをやる意味だと思いますけどね.

 お金の問題というのは,よりスポーツにお金(税金)をかけられたってことなんですが,今回の件で,そういうことに国民の同意が得られてないことがいやというほどわかったわけで,判を押したように夢や希望を与えたいとか言ってもだめでしょう.

 今回のメダル獲得数が史上最多とか国別で3位とかいうのも,多額の税金をかけてまで国民が望んでることかと言えば,そうではないわけですし,史上最多とか国別で3位とか言っても,いろいろ有利な条件設定があったわけですからね.

 そういう意味では,2012年ロンドン五輪はだめだったんですが,2004年アテネでは結構獲ってて,つまり,むりくり地元に招致しなくてもやればできるってことですよね.なので,もうバブルは終わったとしても,そういう中で創意工夫でやって行くしかないし,そうすればいいでしょう.

 あとは,オリンピックが終わるたびに書いてますが,どこかの国のようにオリンピックでメダルを獲るために極一部のトップ選手だけにお金や資源を集中するというのはやめてください.スポーツが世の中全体にとって何かいい影響を与えるとしたら,それは,極一部の人間が活躍して夢や希望?を与えることではなく,スポーツが広く国民に普及して,心身の健康に寄与することだと思いますし,そうすると裾野が広がって,(もちろん,指導体制の充実は重要ですが)結果的にトップ選手のレベルが上がるというのが自然な姿だと思いますからね.

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(日記)

 今日は何か変な天気ですね.暗い雲が垂れ込めて風が吹いて,こりゃ雨が降るなという雰囲気なんですが,雨はポツポツという感じでそんなには降らず,こりゃ雨が降るなという状態がずっと続いてるような感じです.

 雨雲レーダーを見ると,降ってるところは降ってるみたいで,たまたまこの近くを雨雲が通ってないってだけみたいです.

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[知らなかった?]

 そっか,大学に入る時点で,東大に行けなくても,他の大学に行って,大学院から東大に行くということは,全く考えなかったというか,そういう方法があることを知りもしなかったかもしれません.実際,研究室に入って,そういうのを見て,坂本とそんなやり方があるなんてずりー(笑)みたいなことを言ってた気がしますからね.

 もし,高校時代にそういうことを知ってたら,行動が変わったってことはありますかね? まあ,今となってはどうでもいいというか,東大の学部での4年は貴重だったし,その後,満足の行く人生が送れたので結果オーライですけど.

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8/10'21
[繋がらなかった]
(このサイト)

 このサイトの記事の読み返しですが,昨日の夜寝るとき,ようやく8月に入りました.眠くなって寝たので昨日の記事までは辿り着かなかったんですが,2, 3日前までは行ったんじゃないかな.でも,結局,「繋がらなかった」です.つまり,8月に入っても,2, 3日前まで来ても,遠い昔とは言いませんが,現在と繋がることはなくて,例えば,オリンピックのことが書いてあって,オリンピックがあったのは最近のことなんですが,それももう過去のことという感じです.なんなんですかね?

 喩えて言うと(でも,喩えとしては違うかもしんないけど),昨日の晩ご飯が何かは思い出せるけど,3日前はもう思い出せない,でも,これまでどういうものを食べてきたかは憶えてるし,それは,過去にこのサイトに書いたことも然りということでしょうか.

 要は,過去を一瞬にして切り離しているという感じもするんですが,時々,過去を振り返るような記事も書いてて(最近だと気象大学校のこととか),よくわからないですね.まーわからなくてもいいけど.

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[左手首痛]
(ピアノ)

 今朝,起きたら,左手首が痛くて,寝違えたかなという感じでした.具体的には,左手首を手前と反対側に曲げると痛いです.で,ピアノが弾けるかなと思いました.

 それで,一日過ごして家に帰って弾いてみたら,まあ弾けるんですが,左手の形のところで書きましたが,手を広げないといけないところでそういう風に弾くと痛くて,つまりは,今までそういう弾き方をしていなかったので,痛くなったのかもしれません.

 思い出したのは,バドミントンで回内の意識付けをするトレーニングというか,ある動きを繰り返すことをしたら,ものすごく回内が使えるようになって,スマッシュがめちゃめちゃ速くなったんですが,肘に負担がかかって,ものすごい肘痛になったときのことです.

 このときは,結局,一瞬の出来事というか,すぐに意識付けもできなく回内も使えなくなって元の木阿弥になる同時に肘痛もとれたんですが(でも,一体何だったのかは未だに謎),今回はどうなるのでしょうか?

 でも,左手首痛がどんどんひどくなるとピアノが弾けなくなるので,それはまずいというか,結局,何かやろうとすると体が拒否るというか,もう歳なんだからやめとけとなるのはいつものことということでしょうか(バドミントンの回内もそういうことだったのかも).

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[つくばの〇年]
(過去)

 で,過去を振り返る的には,つくばの〇年を総括というか,どうだったのかなと考え始めました.そんなことをして何の意味があるのかと思いますが,振り返りたくなったから振り返るというか,振り返ってみて,何かが見えるか見えないかってことでしょうか.

 ざっと書くと,2003年につくばに行って,2010年に昇進して,2011年に東北地方太平洋沖地震が起こって,その年にQ大の話があり,翌2012年あたりから,人生が終了というような記事が出てきます.その年の年末から新生活(一人暮らし)が始まり,2016年に職員宿舎から民間のマンションに引っ越し,2020年に京都に移籍です.

 まず,最初の7年は,自分の研究室をもって,学生達とやりたい研究,やるべきと思う研究をして行ってどんどん成果を出して行くという,ある意味,順調な時期ということですかね.もちろん,それが目的ではないですが,成果を出して東京に帰りたいと思ってた頃でもあります.

 でも,昇進したあたりから雰囲気が変わってきて,いろいろ面倒な仕事が増えて研究できなくなって行って,「人生が終わった」と思いました.それがどういうことかは,ここに書いてありますが,付け加えると,東京に帰ることはないことを悟ったこともあるかもしれません.

 ですから,その後は,生ける屍として生きていくとは言いませんが,少なくとも絶望したわけで,でも,そういう中で何とかやって行くしかなかったわけです.新生活に変わったり,職員宿舎の取り壊しで引っ越すことになったのは,気分転換にはなったかもしれません.でも,あまりいい状態ではなかったですかね.

 でも,そういう中で何とかやっていたと思います.とにかく,学生達の面倒を見ないといけないわけで,逆に,彼らに助けられたと言えるかもしれません.そういう中で降って湧いた京都の話ですが,もちろん,いい話で,研究者である以上,より研究できそうなところがあればホイホイ移って行くのは当たり前なんですが,どこか戸惑いのようなものはあったと思います.

 でも,これもこれまで同様,前に進むしかないというか,何とかその日その日やるべきことをして過ごして行けばいいというか,それしかできないので,それでいいってことですかね.

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8/11'21

 何かが見えるか見えないかってことですが,つくばの〇年というよりは,50を過ぎたあたりで何が起こったのかってことですかね.そして,それは,まさにそういうことなわけで,どこにいたとかは関係ないわけです.

 あまりいい状態ではないとか,順調とかも変な話で,結局は,私の中での周期的なものというか,いろいろ面倒な仕事が増えて研究できなくなってとかいう外部要因は関係ないわけで(研究したけりゃするし,どうしてもできなくなったら大学なんかやめればいいわけだし),そういう中で,できる範囲でできることをやって行けばいいわけだし,実際,そうやって,基本的に楽しくやってきたわけですからね.

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 じゃあ,50を過ぎたあたりで人生が終わったと思ったということが何だったかですが,確かにそう思ったんですが,ある意味,最初から終わってたというか,人生ってそういうものであることはわかってたわけだし,終わったら不幸かというとそういうわけでもないし,結局は,人生所詮退屈しのぎなわけで,ましてや,私は成功する競争なんかしてたわけではないので,別段何も変わらないわけで,今にして思えば,どうということはなかったのかもしれません.

 とすると,ただ単に,やりたくないこと,やるべきではないこと,やっても世の中全体の利益にならないことは,やりたくなかった,ただそれだけだったのかもしれませんね.だったら,大学なんかさっさとやめればよかったわけで,それができなかったのは,やめた時の退屈しのぎの準備がまだできてなかったというだけかもしれません.

 じゃあ,今はどうかですが,大分準備は進みましたが,正直,まだ準備ができたとは言えないですね.で,感覚的には,定年までに間に合うかどうかって感じなので,まだやめられないというか,もっと準備しないといけませんし,大学を移ったのでさすがにもう定年までやめるわけには行かないでしょう(でも何があるかはわかんないけど).

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 とは書いてみたものの,やっぱり,よくわからないですね.別にわからなくてもいいのでしょうし,その日その日できる範囲でできることをやって行くということでいいとは思いますが,気になるというか,何かに到達するかもしれないし(しないかもしれないし),考えることは好きなので,考えては行きます.

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[あらためてすることは何もない]
(世の中)

 オリンピック期間中からそうですが,ニュースとかメディアでは,連日のように感染が拡大して,病床が逼迫してきて,救急車がたらい回しになってると脅して来ます(でも,いつまで救急車がたらい回しとかやってんの? これこそスマホで一発でわかるようにできるでしょ).でも,ほとんど人には関係ないというか,あらためてすることは何もないわけですよね.

 感染を広げているのは,こんな状況にもかかわらず,飲みに行ったり集まってしゃべったりしてる○ホな奴らなわけで,でも,そんな奴は極一部なのに,まるで全国民が○ホであるかのように連日脅しをかけてくるのは,ほんと無駄というかいい迷惑というか,もっと効率のいい方法を考えたらどうですか?

 そこを本気で抑え込んだら飲み屋が潰れる? 何やってんの? 対策がグダグダ過ぎてほんとどうしようもありません.

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(ピアノ, PC)

 左手の形ですが,反るのがよくないのなら,単純に丸めればいいわけですよね.そして,そうやると断然弾きやすいですし,PCのキーボードも結合のようなものは出ません.まだ意識する必要はありますし,違和感もありますが,見比べるとそうやった方が右の手の形に近づきます.ほんと今さらって感じですね.

 あと,左手首痛は,今日は,大分減りました(でも,手首から手の甲にかけて赤くなってるけど).なので,寝違えだった(笑)?

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[街の雰囲気]
(生活)

 賃貸で防音室付きのグランドピアノ入れるのなら,URより「楽器相談」が付いた民間マンションの方が,ある意味,正々堂々と入れられる感じもしてきて(問題は,定年で仕事をやめてからも貸してくれるかだが),大宮周辺の高崎線,東北線沿線で調べてみたら,いくつか出てきたんですが,その中の一つが北上尾の駅近なんですが,ここ雰囲気いいですね(籠原に近い感じ).

 仕事をやめた後は,やっぱり,住んでる街の雰囲気は大事ですよね.雰囲気がよければ,ぶらっとその辺を散歩したくもなるでしょうし,そうすれば,仕事場とかの「出かけるところ」がなくても,家中心で内的熟達的に何とかやって行けるかもしれません.

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[何となくのライン]
(ピアノ, バドミントン, スキー)

 スキーは上手いか下手かのどっちかと書きましたが,実際のところは,私の中で割と明確なラインがあるということで(具体的には,どんな斜面もある程度のスピードで安全に降りられるってこと),まだそこに届いてませんが,もう少しな気もするんですよね(ガリガリのコブの急斜面とかになると年齢的体力的な問題も出てくるけど,そこを技術で何とかしたいとも思う).

 ピアノもその辺のラインが何となく見えて来た気がしていて,これは遥かに届いていません.でも,相対的位置は,スキーよりは,大分上なんでしょうが,これは腕前というよりは,どれだけちゃんと練習するかってことなわけで,だとすれば,絶望的(笑)なんですが,それをちょっと実験中(曲を絞って,意識を変えて少しはちゃんと練習するとどうなるか)ということでしょうか.

 で,バドミントンもそういうラインがある気がしてきました.それは,歳をとっても,若くてそこそこ強いのと(具体的には,学生時代,バドミントン部だったくらいか)ちゃんとプレーできるってことですかね.つまりは,全日本のシニアの50代とか60代で勝つことより,そっちの方が大事な気がしてきたってことで,なぜなら,圧倒的に「普段の練習」がそうなわけですからね.

 そして,そのために必要なことは,タイミングを合わせて体がある程度動くこと(球に届かなければ話にならない)と,ある程度の回内回外の強さでしょう.これがなければ,スマッシュがまともに返せませんし,クリアが奥まで飛びませんからね.つまりは,優先順位的にまずはそこってことで,今は練習がないので,その準備をして行って,練習が始まったときに試してみるってことでしょうか.

 ついでに書いとくと,ゴルフは全然やってないのですが,何となくのラインは,ずっと書いてるように90±10です.これもちゃんと練習すれば,行けると思いますが,練習してないので,全くの絵に描いた餅ですね.

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8/12'21
[まだ人生は終わってない]
(このサイト)

 このサイトの記事の読み返しですが,「現在」まで来たってことは,(とりあえず)終わったということです.多分,2018年くらいから読んだと思いますが,寝る前の30分くらいだけとは言え,結構,時間がかかりました.

 で,これからどうするというか,寝る前の時間をどうするかですが,ちょうどタイミング的には,最近,書いてるように,50あたりの「人生が終わった」と思った頃,どういう感じで気持ちが変遷して行ったかが気になってきたので,2012年,正確には,2011年末の「今年を振り返って」という記事から読み始めました.ちなみに,2011年末の「今年を振り返って」では,ちょっとそういう雰囲気はありますが,まだそこまでではない感じですかね.

 で,2012年1月分を読んだのですが,あまり面白くないです.まだ吹っ切れてないというか,いい子ぶってるというか,若いな,まだ大したことないなみたいな感じがしますね(笑).

 てことは,逆に言えば,この時点では「まだ人生は終わってない」ってことですね.

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 でも,当時の記事を読む前に何となく考えることとしては,その頃,内的外的にいろいろあったということだとは思うんですよね.

 まず,内的には,人生50年ということで,それは,DNAにそう書いてある(人類の存続のために自分が成長して子供を作って何人か育てるとそのくらいの歳になる)こともあるかもしれませんが,「私が」そう考えるとものすごく合点が行ったのでそう思った,ということはあると思います.実際,人類的にはもう生きてる意味はないわけですし,心身ともにいろいろ衰えてきて,できてたことができなくなってきたり,体調がよくないというか体がしんどかったりしたわけですからね.

 外的には,昇進して責任が重く疲弊する(でもやり甲斐もなくつまらない)仕事が増えたということがありますね.それは単にそういう仕事をしたくないということもありますが,社会的にだいたいの結果が出た時期でもあって,充分評価してもらったと思う一方で,評価してもらえなかったというか,実際,研究が評価されたのならもっと研究してくださいとなるはずが実際は全く逆になったわけですからね.

 この頃は,まだ東京に帰りたいと思ってる頃で,でも,それはないと悟ったというか,最初からなかったというか,そもそも,東京に帰ること自体にどういう意味があったのか,意味なんかなかったと気づいたこともあるかもしれません.

 そして,タイミング的には,仕事をやめても何とか食べて行けるところまできたとも言えて,つまり,嫌なら大学をやめればいいという選択肢もあったわけです.でも,実際のところは,そこまでの決断はできなかったわけで,まさになんだかなあ状態だったかもしれませんね.

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[緻密に緻密が爆発]
(ピアノ)

 どこかで書いたような気もするのですが,最近,あらためて感じるのは,ピアノを弾く意味ですかね.それは,私が弾く意味というよりは,もっと全体的なことでしょうか.

 言うまでもないですが,即興演奏でなければ,音は全て決まっています.つまり,鍵盤のどこにどういう順番で指を置いて行くかは,決まっているわけで(そこをはずすと「ミスタッチ」になる),そんな「後追い」行為にどんな意味があるのかってことでしょうか.

 父親はどんなにすごいピアニストでも作曲家を超えることはできないとよく言っていて,私もそうだと(小さい頃は)思っていたのですが,確かに曲がなければ,ピアニストは弾く曲がないのですが,作曲家からしても曲はできてもピアニストがいなければ,絵(譜面)に描いた餅なわけです.

 そして,譜面はあっても,演奏は千差万別で,作曲者の意図を遥かに超える演奏によって,その曲の真の価値,あるいは,それを超える価値が生み出されてきたことは言うまでもありません.

 あとは,作曲は作業だけど,演奏はパフォーマンスということがありますね.これは単に行動の種類の違いで,監督か俳優,選手かというようなことで,どちらが上とか下とかいうよりも何かを生み出すために分業していると考えるのが妥当で,自分がどっちをやりたい,やるべきと思うかは単なる好みの問題でしょう.

 どうして,あらためてそういうことを考えたかというと,実は,メトネルのソナタ(悲劇的)を30分だけ練習しています(やっぱり,やりたいことはすぐやる(笑)).で,何となく聞いてたり,譜面を眺めたりするのではなく,実際に弾くと,音とか構成とかものすごく緻密に考えられてて驚きの連続なのですが(これを暗譜するのは大変),即興演奏では絶対生まれないのは確実で,時間をかけてあーでもないこーでもないってじっくり考えて緻密に作り上げられてるんですね.

 で,それを演奏するとどうなるかってことです.練習する方も大変で,これまた緻密な作業(練習)が必要となるわけです.そして,そういう緻密に緻密が重なったものを10分とかいうリアルタイムの時間で一気に再現されるわけです.

 すごくないですか? 誰かの言葉じゃないですが,まさに一気に爆発するわけですよね(誰かの言葉とは全然意味は違うと思うけど).

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[力学に興味があった?]
(研究)

 私が興味があったのは,地震でも建築でも(防災でも)なく力学と何度か書いてきました.でも,それも何か変な感じがするんですよね.実際,最初に興味をもった高二のときのF=maはそうでしたが,高三の回転とか慣性モーメントとかは,そうでもなかったですしね.

 あるいは,私はRCの研究室出身で,D2D3とNewRCで実験させてもらって博士をとらせてもらいましたし,RCの世界は力の釣り合いといったまさに力学ですよね.でも,そういうことには,そんなに興味がなかったというか,これで飯を食って行こうとは思わなかったわけです.

 RCの実験は独特というか,具体的には,実大の1/2とか1/3とかいったかなり大きなサイズの試験体を作って壊すので相当大掛かりで,1つの実験に対して,計画,試験体の設計,製作,そして,実験,解析とだいたい1年がかりですし,実験室は実験室というよりは,工事現場に近くて,そういう時間スパンとか雰囲気とかになじめなかったことはあるかもしれません.

 でも,私自身は,実験自体は大好きというか,何か仮説を立てて,それが正しいかどうかを実験で検証するというのがまさに研究ですからね.でも,実験ならすぐに結果が欲しいというか,思いついたら実験室に駆け込んで試験管振ってみて(古い?)すぐに検証できるのが本来の実験だよね,とは横国の田才先生がよくおっしゃってました.

 そういう意味では,地震応答解析の方がそういう感覚に近かったかもしれませんね.でも,解析だけでは,研究としては全然評価されないわけで(他者評価は重要ではないが,本質的価値があるかどうかは重要),そこで始めたのが強震観測点周りの被害調査というフィールドワークだったわけです.

 でも,フィールドワークもそうですが,実験自体も嫌いなわけじゃなくて,なんだかよくわかんなくなってきたのですが(笑),言えるのは,興味があることはあるけど,興味がないものには興味はない,そして,そういうことに何か共通項みたいなものがあるような気がするけど,そんなのないかもってことでしょうか.

 実際,仕事以外にやってることに何か力学と共通項があるわけでもないですしね.いや,敢えて言えば,F=maのように数少ない法則で森羅万象を説明できるというようなことはありますかね.でも,これは,興味云々というよりは,そうだったらいいなとか美しい的には,全てのことに当てはまることですよね.

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[そういう状況でどうするか]

 人生歳をとるとどんどんつまらなくなると確かBートたけしが言ってましたが,ほんとそう思いますね.

 体が思うように動かなくなってすぐ疲れて,やりたいこともできなくなる,そもそも,気力が衰えてやりたいとも思わなくなる,異性を見ると心ときめいたのにそういうことがなくなってくる人もいるし,心ときめいたとしても,もう何が起こるわけでもない,そもそも,そういうことが人類を繁栄させるための罠だったことに気づいたりするわけです.

 社会的に成功して偉くなったとしても,一体にそれに何の意味があるのか,というか,意味なんかないわけですし(そうやってこき使われるだけ),多少のお金が貯まったとしても,必要以上のお金は要らないわけですし,欲しいものなんかないわけです.

 もうお先真っ暗って感じですが,逆に言えば,そういう状況でどうするかってことですよね.何もしなければ,ほんとにどんどんつまらなくなっていくわけで,そうならないようにどうするか考えるということでしょう.

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 そう,これってまさに「人生所詮退屈しのぎ」ってことですよね(結局いつもこれになる).人生なんか(何もしなければ)ほんとに退屈でつまらないものでしょう.でも,どうせ生きていくのなら少しでもそうでないものにしたいし,そうするのは,自分自身ってことです.

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[いきなり佳境に]
(このサイト)

 2012年の1月があまり面白くなかったので,何か気になって2月の記事を少し読んだんですが,いきなり佳境(笑)に入ってきました.

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(日記)

 今日は雨で涼しくてよかった(と言っても1日10分だけですが(笑))んですが,夜になるとセミの声がしなくなって虫が鳴いていました.もちろん,このまま秋になるってことはないと思いますが,猛暑と言っても1ヶ月くらいってことですかね.

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[帰りたい]

 どこかに帰りたいのかもしれませんね.

 それは,幼い頃を過ごした大牟田でも,小二から大学に入るまでを過ごした福岡でもなく,東京だったと思いますが,ある時を境に東京に帰りたいとも思わなくなって,帰る先がなくなってしまったわけです.

 それとも,帰る先がどこかに他にあるというか,まだ見つかってない,それを必死で探しているということなのでしょうか.でも,今まで住んだことがないところに帰るというのはどういうことでしょうね.

 原理的には「帰る」ということはありえないのですが,そういう気持ちになるようなところを探しているという感じはします.そして,それは「場所」ではないのかもしれません.

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8/13'21
[場所ではなく人]

 でも,なんか変ですね.東京に帰りたかったと言うけど,じゃあ,ほんとに東京に帰ってたらどうなってたかというと,後になって気づいたように,こんなはずじゃなかったということになってたと思うんですよね.

 あるいは,大学院修了後,東大ではなくどこか違う大学に就職して,そこに拠点を構えて家族ができてりして長い間暮らしていたら,そこが故郷みたいになったかもしれないわけです.でも,つくばには,17年いたことになりますが,そこがそういうところになることはなかったですね.

 あるいは,また別の例として,母親の場合ですが,彼女の故郷は福岡なんですが,福岡に帰りたいというか住みたいという気持ちはあるとは思いますが,もう20年以上,私や妹がいる関東で暮らしていて,それは,私や妹がいるからですよね(私は京都に来ちゃったけど).

 そう考えると,「帰りたい」のは,場所ではなく人なわけで,実際,私が東京に帰りたかったのも,友人や家族が東京にいるからで,上の「大学院修了後,東大ではなくどこか違う大学に就職して,そこに拠点を構えて家族ができてりして長い間暮らしていたら,そこが故郷みたいになったかもしれない」というのもそこに家族がいるからですよね.

 でも,そうすると,やっぱり,私には帰るところがないんだなと思ってしまいます.もちろん,まだ東京近郊に昔の友人達はいますが,もう随分時間が経ったというか,今頃どうしてるかな状態なわけですし,家族も気づいたらそんな感じなわけですからね.

 でも,一方では,内的熟達的に一人時々みんなで楽しくやってはいるわけで,時々そういう気持ちになるのもしょうがないというか,いつも書いてるように,物事には全て正負両面あるわけで,いろいろめんどくさいことがないという正の面を見てやって行けばいいんでしょう.

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[リタイア後の世界]

 そっか,これって,まさに「リタイア後の世界」ってことですよね.

 仕事をやめて社会との繋がりもなくなり,子供達も巣立っていなくなり,配偶者とも死に別れ,同世代の友人達の多くも先に逝ったり,要介護になって施設に入ったりして会うこともままならず(ていうか,自分がそうなってるかもしれず),そういう中で,どうやって楽しく退屈しのぎしていくかってことなわけで,そういう意味では,いい練習ができてるというか,内的熟達的に何とか楽しくやってるってことは,大分準備ができてるってことかもしれませんね.

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[うがい?]
(世の中)

 感染急拡大ということで,メディアでは大々的にやばいぞキャンペーンをやってるんですが,医療がひっ迫ということで,とある救急医療の先生がどこかのワイドショー?で,とにかく,手洗い,マスク,うがいを徹底してください,と言ってました.手洗い,マスクはともかく,うがい?

 うがいがほとんど効果がないことはこのサイトでも何度も書いてきましたが(うがいより嚥下),思ったのは,やっぱり,みんな全然わかってないんですよ.一般市民はおろか医者ですらこの有様ですからね.

 どうやって感染対策したらいいかということで,医者とか専門家?が出てきて,いろんなことを勝手にしゃべってるんですが,彼らってちゃんとわかってるんですか? ていうか,医者って自分の専門の科の病気を治療するのが専門であって,ウィルス感染のメカニズムなんか知らないわけですよね.もっとはっきり言えば,感染学の専門家というか,ウィルス感染のメカニズムがわかってる人ってどのくらいいるんですか? ていうか,ちゃんとそういう人達が感染対策の中核で機能してるの?(とてもそうとは思えない)

 代表格は,何とか分科会の会長の尾身さんですが,この人,ずっと医療行政で仕事してきた人ですよね.つまり,新型コロナウィルスの感染メカニズムなんて全然わからないんじゃないですか? これじゃあ,感染急拡大するのも,対策が後手後手に回るのも当然では? やはり,それを差配する政治家のしょぼさの問題?

 でも,感染メカニズム自体は,専門家じゃなくても考えればわかることですし,だったら,厚労省に優秀な頭のいい人間がいれば,できることじゃないの? そこまで,官僚の人材の質が低下したってこと?

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[帰るところはなくても]

 でも,帰るところはなくても,どこかに住まなくてはいけないわけで,例えば,今は京都に住んでいますが,それは職場が京都にあるからで,それはそれで全然問題ないし,生活もしやすくて快適に楽しく暮らしています.でも,そうやってここで暮らせるのもあと○年で,その後,どうするか決めないといけないわけで,それは○年後では間に合いません.

 それでいろいろ検討してるんですが,帰るところはなくても,ここいいなというか,どこか懐かしいというか,落ち着くところはあると思うんですよね.そういう意味では,東京時代は,何とも言えないホーム感のようなものはありました.逆につくば時代はそういうのはなかったですね.

 じゃあ,やっぱり,東京に帰ればいいじゃんというのは違ってて,それは東京時代は東大にいたからですし,当時の人間関係も期限切れというか,今更帰ってももうお帰りって感じじゃないと思うんですよね.

 ということで,帰るところというか,住むところ探しは続くってことですかね.

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 あとは,人間関係的には,何年か前,あるいは,去年あらためて「気づい」ちゃったのは大きいですかね.一番大きいのは,やはり,私のそういう気持ちが急激になくなったことでしょうか.でもまあこれもしょうがないってことですかね.

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(研究)

 でも,RCの実験が結果が出るのに時間がかかるってことなら,強震観測点回りの被害調査はもっとですよね.ていうか,地震なんかいつ起こるかわからないわけですし,いいデータ(地震動の性質的にも被害データも)がとれることなんてそうそうありませんからね.

 そういう意味では,一番最初というか,1995年兵庫県南部地震だけではなく,周期特性が異なる極短周期地震動の被害データを何とかかき集めて解析して論文を書いたときが一番楽しかったのかもしれませんね.

 でも,それなら,RCの実験データを集めて分析すれば,面白いと思いますが,RCの場合,やっぱり,自分で実験してナンボで,実験して分析して,わからないことが出てきて,こういうデータが欲しいってなって,また実験してって感じで,何年もかけて研究が進んでいくわけで,それはそれで面白いと思うのですが,そういう道は選ばなかったわけで,やっぱりよくわかんないですね.

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[リーダーシップとか発信力]
(政治)

 新型コロナ対策もそうですが,Sさんにはリーダーシップとか発信力がないと言ってる人がいました.まあ,そうなんでしょうが,じゃあ,誰がいるかってなったときにA倍さんがいるじゃないかと言ってました.A倍さん? A倍一強とか,最長政権とか言ったって,彼が一体何をしたというのですか? 新型コロナだって,最初に間違えたのは彼で,Sさんはその尻ぬぐいというか,やばくなる前にA倍さんがトンズラしただけでは?

 そもそも,リーダーシップとか発信力って何でしょうね.国家観という言葉は使いたくないですが,この国というか,世の中がこうなるのがいい,そのためにはどうしたらいいかという理念と手段というか,そういうものがある政治家なんているんですか?

 A倍さんもそうですが,K泉さんも然りで,でも,リーダーシップとか発信力があるように(○ホな人には)見えるというか,そんな感じがするってだけなわけで,中身なんか全然ないわけですよね.

 でも,Sさんには,そういう見かけの威勢のよさも(実際はないけど)中身がありそうな,自分の言葉で語ってるような雰囲気すらないわけで,逆に言えば,政治家というか首相なんて,そんな風に見えるだけでいいというか,単なる看板(まさに選挙の顔)ということなんでしょうね(ひどい話).

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[簡単に言ってしまえば]

 人生が終わったと思ったときのことですが,簡単に言ってしまえば,DNA的なこともありますが,社会的にほぼ結果が出て,その結果に絶望した,具体的には,ちゃんと評価されて昇進したのに,逆にやりたい研究ができなくなって,責任が重くやり甲斐もない仕事をやらないといけないということだったわけです.

 もっと問題なのは,じゃあ頑張れば何とかなるのか,もっと頑張って研究して成果を出せば,あるいは,そういう責任が重くやり甲斐のない仕事をすれば,事態が打開するのかというと,そういうことは全くないわけで,そりゃあ,絶望して人生が終わったと思うのは当然ですよね.もちろん,大学をやめるという選択肢もあったというか,そう考えたこともありましが,大学をやめて研究を続けていくのは,相当厳しいわけで,そういう中で何とかやって行くしかなかったわけです.

 でも,そもそも,どうしてそんなことになってるかですが,やっぱり,社会のシステムの問題だと思うんですよね.研究なんてものは,若くて元気なうちにやるもので,歳とったら管理職になって偉そうにするというか,そういう仕事をまんざらでもない感じでやってる人も,研究しなくなってくる人も結構いて,でも,そんな人達といっしょにしないで欲しいというか,別に偉くならなくても給料上がらなくてもいいので,研究するという選択肢があってもいいと思うんですよね(ずっと助教で頑張るというのは,一つの選択肢だが,それはそれで大変).

 とは言え,世の中は変わらないわけで,ある意味「あきらめて」何とかやってきたわけですが,事態は何も変わってないで,個人的には,大学を移ったので多少はよくなったとは思いますが,大きくは変わってないところもあって,でももうこれで定年まで行くしかないですかね.

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(日記)

 今週は(来週も?)(大学は)なんか変な雰囲気ですね.

 今週は事務が夏季休暇ということで,大学(研究所)の中は休みみたいな雰囲気ですが,入口の鍵は閉まってなくていつも通りな感じなんですが,来週は一斉休業なので(多分)休みってことですよね.

 つまり,実質,2週間休みってこと? まあそれならそれでもいいんですけどね(私は別に関係ないけど).

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8/14'21
[ブラック アースの譜面付き動画]
(ピアノ)

 ファジル サイのブラック アース(黒い大地)の譜面付き動画がアップされていたので貼っておきます.

 でも,ここでも書いてますが(でももう10年以上前か..),演奏と譜面はかなり違います.そして,私の演奏もかなり違うというか,どちらかと言うと,サイの演奏に近いですが,こうして聴いてみると,それともちょっと違いますね.まーこの曲は,即興的な要素がかなりあるので,変な話,その時その時によって多少違ってくるところもあると思います.東大ピアノの会会誌に載っていたもの(演奏から採譜したもの)がサイの演奏に近いと思いますが,それをここに貼るのは,著作権的に問題がありますからね.

 いずれにしても,聞こえる感じとは対照的に意外と音が少ないということでは,ある意味,すごいですよね,とどこかで書いたと思いますが,考えてみたら,ベートーヴェンとかの古典音楽ってそうなので(久しぶりに熱情を弾いたときに,あまりに音がスカスカなのに唖然とした),私が普段いかに音が多いものばかりやってるかってことですかね(ジャワ組曲が異常?).

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[だいたい固まって]
(ピアノ)

 例のレパートリー?というか「短い曲群」ですが,だいたい固まってきました.ここで書いてもしょうがないんですが,こんな感じです(年代順.何とか近現代が半分に収まった? ゴドフスキーは微妙?).

バッハ/パルティータ第5番〜プレアンブルム
ショパン/エチュード Op.25-8
シューマン/クライスレリアーナ第1曲〜
リスト/超絶技巧練習曲第6番
フォーレ/即興曲第3番〜
ゴドフスキー/ジャワ組曲第2集第3曲
バルトーク/ブルガリアのリズムによる6つの舞曲第2曲
プロコフィエフ/ピアノソナタ第6番Op.82第1楽章
ハチャトゥリアン/トッカータ
ラウタヴァーラ/ピアノソナタ第2番第1楽章
カプースチン/8つの演奏会用エチュード第3番
サイ/ブラック アース(黒い大地)

 結局,ほとんどがこれまで弾いた曲になってしまいましたが,できることをできる範囲でということでしょうがないですかね.でも,既に弾いてるということは,ある一定のフィルターはくぐり抜けてるとも言えます.

 多くが1, 2分の短い曲ですが,リスト,ゴドフスキー,ハチャトゥリアン,サイは5分くらい,プロコフィエフは8分くらいかかります.でも,全部通しで弾いても40分くらいですかね.

 もちろん,通しで弾くことはなくて,今日のご飯何にしよっかな,みたいに,その日,弾く気になる曲を弾くということを何となく繰り返していくということで何が起こるかってことですが,プロコフィエフとかは長いので弾くとしても一部しか練習できないですね.

 最終的にはどれも暗譜するってことなんですが,気づいたら,もうほぼほぼ暗譜はできたと思います.でも,実際のところは,まだ全然暗譜はできてないわけで,いきなり人前で弾くとしたら,まだバルトークとトッカータとブラック アースくらいですかね.あと意外と暗譜が早かったというか,完成度は低くてもとりあえずピアノプロジェで弾いたときくらいに弾けるようになったのはリストですかね.

 でも,問題はここからというか,ここからが検証です.つまり,折に触れて繰り返し弾いていくことで何が起こるかってことなんですが,既に気づいたこととしては,何となく弾けてるつもりでも全然弾けてないってことで,要は,今までいかにいい加減に練習してたか,ていうか,練習なんかしてなかったってことですね.そして,これらの短い曲を「練習」したらどうなるかってことでしょうか.そして,何よりの問題は,そういう取り組みがいつまで続くかでしょうか(やっぱり,しょぼい話).

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8/15'21
(日記)

 あまり調子はよくないですね.睡眠はだいたい6〜7時間くらいは続けて眠れて自然に目が覚めるのはいいんですが,眠りが浅いのか,相変わらず夢をかなりはっきり見て,夢の中で頑張ってる感じで,起きた時なんか疲れててしんどいです(何やってんだか).

 何とか起きて朝食を作って食べるのですが,そこでしんどくなって,いつもなら大学に行くんですが,休みだとそこで横になってしまう感じですかね.

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 今は仕事があるので,何とか頑張るってことでいいとしても,リタイアしたらどうなるか心配ってことなんですが,ずっと休日みたいな感じだとしても,それはそれでOKというか,疲れたら休む,休んで回復したら何でもいいので退屈しのぎすればいいというように大分思えるようにはなってきました.

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[2012年(前半)]
(このサイト)

 2012年の記事を読んでるのですが(半分くらいまで来た.調子が悪いみたいで記事の量がそんなに多くなくて進むのが早い),とてもしんどそうです.就職委員長が大変で,それが落ち着いてきたかと思うと,主専攻主任で三学期制から二学期制への時間割の調整をしているときですね.それ以外にも学内外のいろんな仕事があって,研究なんかできんって感じです.でも,そういう中,学生の研究指導をしながら2011年東北地方太平洋沖地震のJMA古川の被害を説明できる20%減衰の1-1.5秒応答を提案する黄表紙とか書くんですけどね.

 でも,体調もすごく悪くてかなり追い詰められてるみたいで,すぐにやめると回りに迷惑をかけるので,あと5年やってどうするか決めると書いてますね.そこから5年というと2017年ですが,そのときは,もうそのことは憶えてなかった?のだとすると,そういうことは忘れるというか,何とかなったってことなんですかね?

 この年は,つくばに来て9年,つまり,もうすぐ(同じところにいられる)節目の10年ということもあったかもしれません.

 バドミントンは,回内の意識付けができ過ぎて肘が激烈に痛くなった時で,記事を見ると何か月もの間,ずっと痛かったみたいで,そういう中,常総の木内先生に誘われて東京都教職員大会に出た年ですね(実質上なくなった東京ちからめしで食った焼肉定食はうまかったなあ).で,まだそこのところの記事まで来てませんが,長野での全日本教職員に出た年でもありますね.

 つまりは,ロンドン五輪があった年で,実際,春先くらいに全然国民の支持が得られてないのに東京にオリンピックを招致するというとんでもないことをしようとしてるという記事も出てきますし,花巻東の大谷も出てきて,いろいろ今に繋がることもあったんだなと思いました.

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[戦争を知らない]
(世の中)

 今日は,日本が手前勝手に起こした侵略戦争に敗北した日ですが,こういう状況で,お盆も母親のところに行くことができないので,昨日,妹もいっしょにZoomで話をしたんですが(家からデザリングではなくスマホのZoomで繋いでみた.パケ的には2時間半で1GB,バッテリ的には50%消費くらいなので楽勝だけど,途中でスマホが一度高温でリセットになった.ビデオをオフにしたら大丈夫になった),戦争を知る最後の世代である彼女が,戦争を知る人がいなくなり,戦争を知らない人だけになるとまた戦争すると言っていたのは重いと思いました.

 このサイトでも何度も書いてますが(そして,母親もそう言ってましたが),そういう雰囲気は,確実に出てきていて,パンデミックもそうですが,衆愚主義の蔓延や全体主義の台頭とかいろんな面で100年前とよく似ています.世界恐慌も起こるでしょうしね.

 まだ,戦争を知る人がいるとは言え,彼らはもう90近くてもう発信はしないわけで,気づいたら,そういうことを決める政治家に戦争を知る人はいないんですよ(年長に近いA生とかN階でも80くらい).

 「そういう雰囲気」ですが,無理やりオリンピックをやって国威発揚というのもそうですが,ワクチン接種を強力に押し進めるというか,むしろ,素直?に言うことをきく国民に危うさを感じますね.そういう意味では,若い人達が言うことをきかずに路上飲みをしたり,ワクチンを打たなかったりするのを見ると,逆にどこかほっとするところもあります.

 国がもしこれを力づくで何とかしようとしたら,それはもう相当やばい状況だと思います.感染が収まらず,今の状況がずっと続いたとしても戦争するよりは1億倍ましなのは言うまでもありません.

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[ワクチン接種 vs 非接種]
(世の中)

 昨日も話に出たのですが,ワクチンを打つのと打たないのとどっちの方が死ぬ確率が高いのかということです.そりゃーワクチンを打った方が低いに決まってる? その根拠は?

 これもいつも出てくる「基準化」問題です.つまり,何を分母にするか,何と何を比較するかです.ワクチンを打つと重症化せず死亡する確率が減るというのは,基準化ができていません.なぜなら,ワクチンを打つことで死亡することを全く考慮に入れていないからです.

 じゃあ,何と何を比較すべきでしょうか.一番簡単なのは,ワクチン接種が始まって新型コロナで亡くなった人の数とワクチン接種後亡くなった人の数を比較すればいいんじゃないですかね.

 まず,ワクチン接種後亡くなった人の数は,厚労省に(こっそり)データが出ています.(どんどん増えてますが)900人くらいだったかな.もちろん,因果関係がどうかということはありますが,半分以上は,その可能性が高いと言われてますし,いずれにしてもオーダーとしてはそのくらいということです.

 じゃあ,ワクチン接種が始まって新型コロナで亡くなった人の数は,どのくらいかと言うと,64歳以下の接種が始まった6月中旬くらいからとするとこの2か月で1000人くらいです.もちろん,ワクチンを接種すると死亡率が下がるというような相互作用はあるのですが,オーダーとしてはそのくらい,つまり,ワクチンを接種してもしなくても,死ぬ確率はそんなに変わらないということですし,基礎疾患がないとかまだ若いとか人と接触する機会が少ない,あるいは,感染対策をしっかりしてる人からすれば,ワクチンは接種しない方が死ぬ確率は低いということになります.

 逆に言えば,人と接触する機会が多いとか飲みに行ってどんちゃん騒ぎをしたいとかなら,その確率は逆転するので,それは各個人が判断すべきことでしょう.つまり,接種しないのなら,しっかり感染対策をすることが条件で,でも,どっちを選ぶかと言われれば,私は,しっかり感染対策をして接種しない方を選びます.

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8/16'21

 もう少しきちんと「基準化」してみると,この2か月で新型コロナによる死者は1000人くらいということですが,5月のピーク時は,1日100人くらい(が2か月続くと死者6000人になる)のときもありました.つまり,ワクチン接種が特に高齢者に対して進んだことで1000人になってるのではないかということです(でも,このことが意味することは,65歳以上の高齢者でなければ,新型コロナで命を落とす確率は非常に低いということ).でも,ピーク時の死者数が2か月続くのは,さすがにやりすぎなので,間をとって3000人(1日50人.今は20人くらい)としましょうか.

 一方のワクチン接種で亡くなる場合ですが,これは,実は,分母がおかしいです.なぜなら,ワクチンを接種しなければ,ワクチン接種で死ぬことはないからです.じゃあ,分母はいくつかと言うと,接種率は3〜4割くらいなので,分母は1/3ということですね.そうすると,900人が2700人になり,更には,新型コロナによる死者の中にワクチンを接種した人も含まれているので,これも含めると両者に有意な差はほとんどないことになりますね.

 もちろん,これでも非常にざっくりした計算ですが,オーダー的にはそういうことということですし,直感的にそんな感じはしますよね.でも,年齢とか基礎疾患とか人と接触する頻度とか感染対策の程度とか,個人の事情によって異なるので,各個人が判断ということには変わりはありません.つまりは,個人的な事情が異なるので,最終的には個人で判断させて欲しい,間違っても一律に強要するようなことは(雰囲気作りも含めて)やめて欲しいということです.

 でもまあ,路上飲みは問題外として,こんな状況で集まって飲んだり,旅行に出かけたりしてるような○ホな奴らがいるので,そういう奴らに対してワクチン打てというのはしょうがないと思うので,そういう奴らといっしょにしないで欲しいということですかね.

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8/17'21
[いい線行ってるかも]
(世の中)

 緊急事態宣言が延長,拡大されたようですが,緊急事態宣言とか言っても効き目ないと言ってる人もいます.まあそうなんですが,実は「いい線行ってる」気もしてきました.

 感染止めたいのならロックダウンすればいいわけですよね.もちろん,今の日本の法律ではできないのですが,国会通せばいいわけです.そうしないのは,経済の問題とか,休業補償する金がないってこともありますが,そういうやり方は日本になじまないと言う人もいます.

 つまり,「お願いベース」で何とかなるのなら,それに越したことはないわけです.そして,政府やメディアは「感染爆発」と言って脅してきますが,実際は,「さざ波程度」なわけですし,極僅かの医療機関にしわ寄せが行ってるということはありますが,それはある意味,医療界の中で調整すべきことで(新型コロナに関わってない医療機関がほとんどというのが現状),ほんとにだめなら,医療崩壊と言うと言葉はですが,それはそれで必然的に国民に返って行って行動に現れるものです(まだそうならないのは,実情がばれちゃってるから).

 そして,何より,ロックダウンというか,専制主義的なものって,日本になじまないというよりは,戦前のそういう雰囲気に繋がりますよね.つまり,逆にそういうことにならないのは,むしろ歓迎すべきこと,これで何とかなるのなら,いい線行ってるのかもしれません.

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 とは言え,それは,専制主義と民主主義のバランス的にちょうどいいということであって,もっとやりようはあると思うんですよね.

 例えば,新型コロナに対応している病院が極僅か(数%)で,ベッドがあっても医療関係者が足りないということなら,中国みたいに病棟を突貫で作るのはともかく,体育館みたいなところを専門病院にすれば,少ない医療関係者で多くの患者を診れるわけで,でも,そんなこともうずっと前から言われてることですよね.

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[上り坂と下り坂]

 若い時というか,40代までは上り坂というか,とにかく頑張ればよかったという簡単な話だったけど,歳をとると下り坂になって,できてたことができなくなるとか,将来にいいイメージをもって生きて行くのが難しいとか,残り時間を意識するとかいうようなことを何度か書いたと思います.

 でも,これも何度も書いているように,全てのことには必ず正負両面あって,下り坂は下り坂でそれなりに楽しくやって行けるというか,実際,自分が社会から必要とされないことを受け入れてのんびりやって行くとか,荷物を処分するとかいろんなものを徐々に畳んで行くとか,それはそれで気分はいいし問題ないと思うんですよね.じゃあ,何が問題かというと,下り坂だと思っていたらまた上り坂になるというか,下り坂と割り切るわけにも行かないということでしょうか.

 具体的には,まだ仕事してるわけですし,研究とか仕事以外にやってることとか,まだまだ上り坂というかやりたいことはいくらでもあるわけで,でも,今の仕事は定年までですし,研究は,大学をやめたらどのくらいできるかもわからないわけです.つまりは,下り坂でもあるし上り坂のものもあるし,どっちやねんという難しさがあるんだと思います.

 あるいは,今の仕事は定年までということで,定年後の準備をしないといけないわけですが,今は今でちゃんと仕事しないといけないし,研究も進めたいということで,精神的に二律背反のものを抱え込まないといけないということもあるでしょう.

 じゃあ,どうしたらいいかですが,上り坂とか下り坂というのは,少し遠くを見るからそう思うわけで,その日その日を過ごしていく,でも,ある日突然定年では,全く準備ができておらずハードランディングとなって,心に大きな穴が空いてしまう,ということで,やっぱり,これも「近く,時々,遠く」ってことですかね.

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8/18'21
[2012年後半(とその後)]
(このサイト)

 2012年後半を読んでいるのですが,とにかく体調が悪いです(ブーブー耳鳴りがしてた時ですね).しかも仕事は忙しくて,かなり辛そうです.今もそんなに体調はよくないのですが,この頃と比べると全然いいです.

 50を過ぎて突然景色が変わったとか人生が終わったとかいう記述も多いので,この頃が転換期だとは思いますが,リンクを辿るとこの時より少し前にもそのような記述があるみたいです.

 あとは,このままでいいのかという記述も何度もあって,でも,どうすることもできない,でも,何となくこのまま定年まで行くとも思えないというようなことも書いています.

 少しフライングすると,翌2013年の2月には,リタイアを決意する,具体的には,4年後リタイアすることを前提に考えていくという記事があって,かなり追い込まれている感じで,その年の8月に体調不良は最悪の状態になりますが,12月に吹っ切れたような記事もあります.その後どうなったかはよく憶えてませんが(これから記事を読めばわかると思いますが.あーでも,〇類長の話があって,すったもんだありましたね),結果的に2013年から4年後にリタイアはしていないので,何とかなったということなのでしょうか.でも,2012, 13年の2年間が最悪期であったとしても結構長いですね.

 あとは,「何となくこのまま定年まで行くとも思えない」というのは,まさにその通りになりました.でも,そういう話があったのは,2019年なので,少し時間がかかったというか,もうそういうことはないだろうと思っていたわけで,実際,戸惑いというかこのタイミング?とは思いましたからね.でも,2013年から4年,つまり,2017年にほんとにリタイアしていれば,そういうことはなかった,つまり,何とか2019年まで「もった」ことでそういうことになったわけですし,これも何となくですが,あと〇年しかないというのもそれはそれでよかった感じもします.

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 思うのは,その時々によって状況は違うのですが,結局は,そういう中でどうするかなわけで,日々できる範囲でできることをして過ごして行く,もっと言えば,何とかやり過ごして行けばいいわけで,そうこうしているうちに(いい意味でもそうでない意味でも)人生が終わるということでしょう.

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[一日家で過ごす]
(生活)

 今日は一斉休業日の最終日ですが,大学にはほとんど誰も来てない感じです.こういう状況なので,どこかに出かけてるってこともないとすると,一日家で過ごしてるってことなんでしょうか.

 私はやっぱり大学に出てきてしまいます.家が近いということもあると思いますが,筑波大のときは,車で15分くらいかかるとしてもそうしてましたからね.つまり,一日家で過ごすというのがどうにもなじめなくて,これは即ち,リタイア後どうするかってことです.

 単に場所を変えればいいのなら,例えば,家は駅から車で5分とか10分のところにあって,駅前にワンルームとかを借りればいいことになりますが,余計なお金はかかるし,だったら,家の中にもう一部屋というか,そういう脳を騙す的な考えもあると思うんですよね.

 でも言えることは,今の生活圏というか居住空間は,家+大学で,リタイア後は,大学の部分がすっぽり抜ける,それは,社会との繋がりもありますが,物理的な居住空間の半分を失うことでもあるので,リタイア後はそういうことも勘案しないといけないのは確かでしょう.

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[将来に対して期待や可能性は感じないけど]

 50あたりを境に何があったかということなんですが,それまでは何となく将来に対する漠然とした不安とともに期待や可能性を感じながら生きていたと思います.でも,それが突然なくなって,将来が急に限定されたというか実質なくなった,つまり,人生が終わった感じがしたんですね.

 正直,それはあまり「いい感じ」ではなかったんですが,どこかほっとするところや,何でもありになって自由になった感じもして,そういう中,何とか過ごしてきて,気づいたら,それはそれで悪くないというか,将来に対して期待や可能性は感じないけど,その日その日をやらないといけないことややりたいことをして淡々と過ごして行けばいいと思える度合いは大きくなった感じはします.

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[期待や可能性を感じるもの]

 ただ,唯一将来(リタイア後)に対する期待や可能性を感じるものがあるとすれば,それはどこに住んでどういう生活をするかでしょうか.そういうことをいろいろ調べたり考えたりするのは,そういうことがあるのかもしれません.

 でも,そういうことを実現すると,もう全くそういうものがなくなることになるってことですかね.でも,それこそ,その日その日をやらないといけないことや,やりたいことをして淡々と過ごして行けばいいということでしょうか.

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 そして,それは今も同じですね.もちろん,今は仕事もあるし,研究もできるし,リタイア後どこに住んでどういう生活をするかというささやかな将来もあるんですが,逆にそういう生き方だと定年で失うものが大きいわけで,そういう崖というかハードランディングを避けるには,準備もありますが,今も「その日その日をやらないといけないことや,やりたいことをして淡々と過ごして行く」ということでしょう.もちろん,やらないといけないめんどくさい仕事はありますが,そこを何とかうまく処理すれば,既にそういう生き方というか過ごし方はできるわけですし,そこそこできてる気もします.

 あとは,リタイア後,どうやってやりたい研究を続けていくかですが,これもぼちぼち考えて行くというか,それこそ,できる範囲でできるだけのことをすればいいってことですかね.

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8/19'21
[開き直る]

 今は寝るとき30分くらい2012年からの記事を読んでるんですが,寝るときすることがない(笑)というか,記事を読むと眠くなる(笑)というか,単純に面白いということはありますかね.

 50くらいのときに人生が終わったと思ったのはどうしてかというような過去のことはどうでもいいのですが,それがわかるというか整理することで未来が変わるというか,これからどう生きていくのがいいかが明確になるのは大きい気がします.

 何となくまとめると,人生50年というかDNAに書いてある的なこともあるとは思うのですが,実際のところは,そこまで本能的とは思えず(そうなら私が以外の多くの人もそう思うはず),社会的要因,即ち,昇進して責任が重く面倒な仕事が増えて思うように研究する時間できなくなり,そういう状況を打破する手段がないという状況で絶望したということがありますし,一方で,定年というゴールが見えて,社会的,あるいは,内的なことでもだいたい結果が出て,それにある程度満足すると同時に,将来に対する不安や期待や可能性を感じなくなったということ,更には,仕事をやめても何とか食べては行ける状態になって,仕事をやめようと思えばやめられる状況になったということもあるでしょう.

 で,どうしたかというと,5年後にリタイアすることを前提にやって行くということで,でも,実際にはそうならなかったわけですが,それは,事態が好転したのではなく,リタイアすることを前提にやって行くことにしたからだと思います.つまり,開き直ったってことですかね.

 そうするとどうなるかというと,どうでもよくなるというか,人生所詮退屈しのぎなわけですし,仕事をやめたらやめたでどうやって退屈しのぎするんだということにもなりますし,何より研究できなくなっちゃうわけですよね.

 一方では,仕事を続けるなら,こんなことやってどうすんだということもやらないといけないわけで,その板挟みというか両天秤なんですが,もうあかんってなったら,ほんとにやめればいいわけで,でも,何とかそこまでは行かなかったってことですかね.

 ぐだぐだ書いてますが,結局は,まずは現状を受け入れて,その中でどうして行くか,つまり,できる範囲でできることをすればいいわけで,できる範囲を超えてしまったら仕事なんかやめちゃえばいいし(何とか食べては行けるでしょう),その日その日をやらないといけないことや,やりたいことをして淡々と過ごして行けばいいわけです.つまりは,人生所詮退屈しのぎと思って開き直るということでしょうか.

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8/20'21
[休むこと=睡眠]

 2012年ですが,とにかく体調が悪くて(でも2013年はもっと悪くなるんですけどね),2010年に股関節を痛めてバドミントンができなくなって,食べる量も減らす「少入少出」のことを思い出して実行してるみたいなのですが,あまりうまく行ってないようです.

 でも,体調を決める上で重要なのは食事というのは確かにそう(「少入少出」というか食べ過ぎないこともそうだし,栄養のバランスや添加物などの余計なものを摂らないことも)ですが,もっと重要なのは睡眠ですよね.つまりは,休むことです.そして,休むこと=睡眠です.

 もちろん,ストレスを溜めるようなやりたくないことを限度(は歳をとると低下する)を超えてやらないことも重要ですが,ストレスや疲労もある程度は必要で,寝てそれらがとれればいいわけです.つまり,そこのところの「収支」を越えなければ何とかなるんですが,超えた時はまさにリタイアするときでしょう.

 実際,2012〜13年の頃は,かなり際どいところまで行ったんでしょうね.その頃に比べたら,今は体調は全然いいんですが(でもそんなによくもないのですが,もう歳と思ってあきらめることですかね),それってどういうことでしょうね?

 一つは,添加物排除というか,そういうことに気をつけるようになったことと,疲れたら休む(寝る)ということをしっかり認識して,できる範囲で実行しているってことですかね.

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 でも,歳をとると眠れなくなってくる,つまり,しっかり休んで疲れやストレスをとることができなくなってくるってことですよね.私も数年前から明け方一度目が覚めることが多くなりました.で,多くの人は,そこで起きるわけですよね.でも,私にはそれができません.つまり,しばらくは(布団の中で)起きてるけど,また寝ちゃうわけです.

 問題は,どっちに分があるかです.4, 5時間寝て,しゃきっと?目が覚めて一日活動できるのならそっちの方が有利?

 これもどこかで書いたと思いますが,私の方が有能なセンサーを有していて有利ってことはないですかね? 原理的に考えても,歳とって衰えてるのに若い時より短い睡眠時間で回復するわけないですからね.つまり,そうやって疲れやストレスがどんどん溜まって行って,病気になるってことはないですかね.

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 少なくとも,体調的には,2013年の夏が最悪で,つまりは,その前のどこかでそういうことがあったわけで,それはいいとして,次に知りたいのは,そこからどうやって脱したか,それがいつ頃なのかってことですかね.

 まあそれは,読んでいけばわかると思うんですが,多分,特に何かしたわけじゃなくて,それこそ,現実を受け入れて,その日その日を過ごしていたんだと思うんですよね.でも,それでも,どこかで吹っ切れたというか,あきらめたポイントがありそうな気はします.

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[そんなことがあっていい?]
(野球, 世の中)

 ここに書くようなことではないのですが,今後どうなるか的に問題があるので,書きたくもないことですが,一応書いておきます.

 NハムのN田ですが,再三批判的なことを書いていましたが,とうとう暴力問題です.それで,K山さんも手におえず放出ということで,何とGャイアンツに年俸も維持して無償トレードということになりました.どう思いますか?

 本来なら引退も考えないといけないところですが,情けをかけてもらってこういうことになって,彼自身どう思ってるのかはわかりませんが,一から出直すとか言ってるみたいで,でも,NハムよりGャイアンツがチームとして上とは言いませんが,そこでほんとに復活して活躍でもしたら,こんなうまい話はないわけで(暴力問題を起こせばいいチームに移れるってこと?),でも,そんなことがあっていいんですかね?(と思ってる人は多いんじゃないですかね)

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8/22'21
[調子が悪い?]
(日記)

 あまり調子がよくないというか,朝起きて朝ご飯を準備して食べた後,体がしんどくなって,平日なら何とか仕事に行くか在宅勤務(が今は新型コロナで推奨)をするけど,休日だとまた横になってしまうってことなんですが,それでいいというかしょうがないのかもしれませんね.

 要は,朝起きた段階で必要なだけ寝れてないってことなわけで,だったら,必要なだけ寝ればいいとも言えるわけです.実際,休日,朝ご飯を食べた後,横になってまた寝た後は,調子が悪いということはないですからね(でも,そんな感じだと,もうほんと大したことはできないと思うのですが,それもしょうがないのでしょう).逆に言えば,平日は,充分に寝てちゃんと回復していない状態で仕事をしているわけで,それじゃあ調子がよくないのは当然とも言えます.

 でも,どんだけ寝ればいいのかというか,そんなに大したこともしていないのに何にそんなに疲れているのかってことですが,やはり,歳をとって衰えていて,それを素直に受け入れるということですかね.でも,考えてみたら,仕事や仕事以外もそうですが,身の回りのことも全部自分でやってるわけですから,自分では大したことしてないと思っていても実際のところはそうでもないのかもしれません.

 問題は,休日は回復するまで寝れるのでいいとしても平日はそうは行かないってことなんですが,定年まであと〇年ですし,まあ何とかやるしかないのでしょうし,もうほんとあかんと思ったらやめればいいだけの話ですからね.でも,休日にしっかり休めれば,何とか大丈夫だと思います.

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[もうリタイアしている]

 上の記事とも関連すると思うのですが,2012年からの記事を読んでていろいろ思い出して思うのは,やっぱり,既に実質人生は終わってるし,私の中では,もう(仕事は)リタイアしているんだと思います.いやいや,まだ仕事してるやんってことなんでしょうが,何度も書いているように,私にとって,学生の研究指導も含めて研究は仕事ではなく,ただやりたいからやってることで,それは,仕事をリタイアしたとかしてないとか関係ありませんからね.

 つまり,リタイアというのは,大学の職をやめるということなわけで,でも,実際はやめていないのですが,おそらく大学の職をやめても,いろいろ仕事というか,やらないといけないことはあるわけで(ないならそれはそれでOK),それは,対価と関係なく,やり甲斐とか責務とか社会的なこととかでどのみちやるわけで,今やってる大学の仕事もそういう位置づけということでしょうか.

 ですから,研究とは全く関係ない仕事,しかも,こんなことして果たして社会や学生の利益になるのかとか,自分でなくてもできるような仕事はもうやりたくないというか,かなりしんどいのですが,そこを何とかやって行ければということでしょうか.

 なので,今は正直ちょっとしんどいのですが,大きなメリットもあって,それは,定年になったとき,そういう「余計なこと」がなくなるだけで,そのままスムーズに定年後の生活に移行できる気がするんですね.つまりは,私の中ではリタイアしてそういう生活が始まっていて,もう準備ができているということかもしれませんし,逆に準備ができていると定年まではちょっとしんどいということかもしれません.

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 こういうことを書くと,もうやる気をなくして,仕事もてきとーにやってると思う人もいるかもしれませんが,全然そうではなくて,むしろ,人生が終わったと思って(しばらくして)もうリタイアしたと考えるようになってからの方が割り切って仕事も含めてやるべきことを淡々とできてると思うんですよね.実際,このサイトを見ていない人からすると,私がそういうメンタリティーで仕事をしているとは思いもよらないでしょう.

 じゃあ,そういうメンタリティーの方がいいかというとそういうわけでもなくて,要は,受け入れたというか,あきらめたというか,開き直ったということでしょうか.でも,何度も書いているように物事には二面性があって,そういうこと(人生が実質終わったことや自分の中ではもうリタイアしたこと)は,必ずしもネガティブではなく,ポジティブな面もあって,いいとか悪いとかではなくニュートラルな感じで,実際,そういうことを受け入れることで,何とかやって行けてるわけですからね.

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[本を読む]

 こんな感じで,リタイア後どうするかについては,大分準備ができてきているというか,私の中では既にもうリタイアしている感じなのですが(でも,もちろん,やらないといけない仕事はきっちりやります),今やってること以外にいくらでもやることあるだろ的には,本を読むということはあるかもしれません(ちなみに,私は,若い頃は,かなり本を読んでましたが,いつからかほとんど読まなくなりました.ていうか,読むより書いてる(笑)).

 先日,東京の高校受験の帰りの新幹線の中で,北杜夫の夜と霧の隅で(正確には,夜と霧の隅でという単行本の中に収録されている夜と霧の隅で以外の短編小説)を読んだということを書きましたが,当然のことながら,どういう中身だったっけ?と思って,久しぶりに読んでみたいと思いました.

 でも,今はこんな状況だし,仕事や仕事以外にいろいろ忙しいし,すぐ近くに大きな図書館もないし(宇治キャンパスにも図書室はあるみたいだけどまだ行ったことない),まあいいやって感じなんですが,リタイアしていて,近くに大きな図書館があれば,行ってみると思うんですよね.そして,そういうことがなくても,大きな図書館に行けば,そこには半無限にいろんな本があるわけで,それこそ退屈しのぎには事欠かないんじゃないですかね.

 思うのは,何かの音楽をちょっと聴いてみたいと思ったら,今はインターネットに繋げばすぐに聴けるんですが,本ってまだそういう状況にないんですよね(著作権が切れた名作的なものは電子ブックであるんですが).

 そして,本ってなぜか本で読みたいというか,図書館とか本屋さんの雰囲気も好きですし,昔は,大きな図書館とか大きな本屋さんが近くにないと生きて行けないというくらいでしたからね.

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[あきらめました]

 上の上の記事と関係するのかもしれませんが,最近「あること」をあきらめました.あきらめるというのは,明らかにすることなので,必ずしもネガティブなことではないと何度か書きましたが,ここで言う「あきらめる」というのは,もっと狭義な意味でのあきらめるということで,とてもとてもあきらめが悪い私にしてみれば,それはまさに「あきらめた」ということでしょうか.

 でも,何と言うか,それはそれでしょうがないというか,さっぱりするようなところもあって,とてもとてもあきらめが悪かった私からすると,ちょっと新鮮な感覚もあって,あきらめるのも悪くないかもと思いました.

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8/23'21
[「一人,時々,みんな」で日々淡々と内的熟達的な生活]

 だんだん思い出してきたというか,むしろ,すっかり忘れていた感じなのですが,2012年あたりって,人生が終わったと思ったこともあったんですが,東日本大震災を境に世の中の雰囲気がどんどんおかしくなって行った時期でもあるんですね(そして,その流れは今なお続いているし,これからも続く).

 そうすると,そういうひどい世の中から離脱したい,距離を置きたいということになってきて,自分の中ではリタイアということとも繋がってきたのかもしれません.そして,いつしか,「一人,時々,みんな」で日々淡々と内的熟達的な生活をしていくということで,これもいつ頃からか,そういう日常生活が快適になると同時に,どこかに出かけるとかの非日常が逆に苦痛というかめんどくさくなっていったと思います.

 ですから,新型コロナで世の中が大変なことになっても,私個人としては全然平気というか,むしろ快適なくらいで,そして,そういう生活スタイルは今も続いていますし,おそらくずっと続いて行くんだと思います.

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[自分と向き合う]

 学術,芸術,スポーツこそ取り組むべき知的活動だと再三書いていますが,まさにこれらに取り組むことが日々淡々と内的熟達的な生活をしていくということで,実際,今の私の生活はそうです.

 もちろん,ずっと一人ってわけではなくて,研究なら学生や共同研究者との繋がりや学会や社会への情報発信もありますし,ピアノなら演奏会で弾くこともありますし,スポーツも誰かといっしょに練習したり試合に出たりすることもあります.

 でも,基本は一人というか,一人というよりは自分と向き合うということだと思うんですよね.そして,そういう時は,まさに(ひどい)世の中から隔絶されたオアシスのような時間で,いっそそれがずっと続けばいいとするのなら,もう完全に準備ができたというか,既にそういうスタイルに移行してしまったということになりますかね.

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[2つに分類されるけど]

 学術,芸術,スポーツですが,活動形態として2つに分類されることに気づかされます.

 1つは,研究して行くとか作品を作って行くようなもので,もう1つは,演奏したりプレーしたりするようなパフォーマンスを伴うものです.面白いのは,研究は,ほとんど前者,スポーツはほとんど後者なのに対して,芸術には,両方のものがあることです.

 絵を描いたり作曲したり執筆したりするのは,前者ですが,演奏したり踊ったりするのは後者ですね.でも,後者もパフォーマンスする時間は僅かで,そのほとんど練習とか準備の時間なわけで,その中身は前者のようなことでしょうし,それはスポーツも然りでしょう.

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8/24'21
[院試]
(大学)

 昨日,今日と院試でした.と言っても,(吉田に)行ったのは今日だけで,午前中,試験監督をして,午後,採点です.

 で,京大建築の院試なんですが,めちゃめちゃハードです.ていうか,日本一ハード? 少なくとも東大より遥かにハードです.

 1日目に,計画系,環境系の筆記がそれぞれ2.5時間,1.5時間で,2日目が構造系の筆記が2.5時間,製図が4時間です.計画系,環境系,構造系に関わらず全員です.英語は,スコアシート提出なんですが,TOEICではなくTOEFLです.これじゃあ,他大学から受験するのは大変ですね.

 東大は,私の時は,1日目が英語,2日目が建築一般,3日目が建築専門(構造系は構造で,計画系は製図みたいな感じ)で3日あったんですが,3日とも午前中で終わる感じでしたし,今は東大も英語はスコアシート提出なのかな?

 ちなみに,1日目の英語で足切りが行われるのですが,確か足切りラインは平均点の半分だったと思いますが,問題は東大入試並みの難度で,東大生は受験英語はめちゃめちゃ得意なので,他大学からの受験者でこの足切りにかかる学生が結構いたと思います.

 そもそも,院試って,今はほとんどの大学で面接なんですよね.筑波大はそうでした.そこでよく言われていたのが学生の獲得競争で(東工大が面接になったからそうしたとかも言われてた),面接にすることで敷居を下げるってことなんですが,やるのは大変だし,受ける方も面接(で数学や物理の試験をする)だと緊張するんじゃないんですかね(ということがずっと言われてたのにずっと面接のまま).

 こんな感じで,京大建築の院試はハードなんですが,やっぱり,筆記試験の方がいいと思いますね.採点基準も明確だし,非常に多くのことを問えるので,いろんな偶然性も排除できて公正な評価にも繋がってると思います.

 でも,上記のようにハードなので,4年生はかなり大変で,院試が終わるまで卒論がなかなか進まないというのがちょっとねー.

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[2013年2月]

 このサイトの過去記事読みですが,2013年2月に来ました.やはり,ここが大きな転換点ですかね.実際,4年後リタイアすることを前提に考えて行くと書いてますしね.このことは何となく憶えていたのですが,この後,じゃあどうするかという記事が次々と続くのは,すっかり忘れてました.

 でも,この時期にリタイアという記事を書いたのは憶えていたので,問題は,というか,知りたいのは,その後,どういう経緯でそれを思いとどまったかというか,いつの間に忘れたかということでしょうか.これも何となく憶えはあるのですが,先入観があると何なので,これからニュートラルな気分で読み進めたいと思います.

 ちなみに,2013年の4年後と言うと2017年で,そこでほんとにリタイアしていれば,ここ(京大)には来てないのですが(いや,一度辞めてもまた就職すればいいからそれは関係ないか.だとしたら,2年くらい休めたことになるので,それはそれでありだったかもしれませんが,やっぱり,一度辞めた人に話は行かないかな),話があったのは2019年で,その時の心境としては,待った甲斐があったという感じでは全然なかったので,そういうことじゃないと思うんですよね.

 つまりは,2013年2月にリタイアを決意というか,自分の中ではリタイアしていて,それは今に至るまでずっと変わってなくて,でも,そういうメンタリティーの中で,ちゃんと仕事も研究もできてるわけで,ですから,上でリタイアを「どういう経緯でそれを思いとどまったかというか,いつの間にか忘れたか」と書いてますが,そういうことじゃないんだと思います.

 でも,何となく,どこかでそういうことに気づいたというか,これでやって行こうと思った瞬間はあったような記憶はあって,それが読んで行けばわかるのかな(わかったからどうということはない気もしますが,何かがわかることがあるかもしれない).

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8/25'21
[欲を高める]

 学術,芸術,スポーツを中心に「一人,時々,みんな」で日々淡々と内的熟達的な生活ということで,リタイアして面倒な仕事もなくなれば,まさに天国なんですが,その一方で,「そういう欲」がなくなっても来ているわけで,実際,ピアノを弾きたい,バドミントンやスキーやゴルフをしたいという欲は確実に低下して来ていると思います.

 もちろん,欲と言ってもいろいろで,金持ちになりたい,ものが欲しい,旅行に行きたい,偉くなりたいという欲は,元々ないし,そんなの要らないんですが,ピアノを弾きたい,バドミントンやスキーやゴルフをしたいというような欲は(私にとって)重要で,でも,そういうものが失われていくとすると,何が残るのかということになります.

 知的好奇心のようなものはまだかなりありますかね.ですから,研究はまだまだ続けて行けると思いますが,自分でしこしこ計算するというよりは,学生とか若い人達にアイデアを提供して,彼らに楽しんでもらって,いろいろアドヴァイスしたり議論したりするのがいいですかね.

 いや,そういうのも楽しいですが,自分でしこしこ計算して行くのも楽しいので,大学を定年でクビになった後も,そういうテーマが見つかれば,研究はして行けると思います.そういう意味では,いろいろ考えて,このサイトに文章を書くことや相場研究もそうですかね.

 でも,そういうのもありますが,おじいちゃん,おばあちゃんになると,孫がかわいいというか,その成長を見守るのが何よりも楽しみというか,そういうのってあると思うんですよね.でも,これも人類を繁栄させるプログラムってことなんでしょうから,本能に従えばいいってものでもなくて,逆に言えば,知的好奇心もそうですが,ピアノを弾きたい,バドミントンやスキーやゴルフをしたいというような欲をどうやって高めるかってことですかね.

 そういう意味では,ピアノは,そういう欲を高めるのに創意工夫というか,四苦八苦した挙句に少し光が見えてきた(けどまだまだ全然)ってことなんですが,どうせ高めるのなら何がいいかってことはあるわけです.バドミントンとかスキーとかのスポーツは,これから体が衰えていくことを考えるとどうよって気もしますが,逆にだから体が衰えないようにやった方がいいとも言えるわけですよね.

 そういう意味では,やはり,知的好奇心というか研究ですかね.

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8/26'21

 知的好奇心をかきたてるというよりは,知的好奇心がかきたてられるものを(再発見も含めて)探せばいいってことですね.対象は無限にありますし,そういう意味でも知的好奇心が一番可能性はあると思います.

 逆にバドミントンとかスキーとかは,対象がもう決まってるので,そういう難しさがありますね(もちろん,興味が湧けば全く別のスポーツをやってもいいのですが).ピアノも同様ですが,(相対的に何とか)弾きたい曲,弾く気になる曲を選ぶということはできるわけですし,練習法的なものもいろいろ試行錯誤をして少し活路を見出しつつはあります.

 そういう意味では,スポーツも,ただ練習するのではなく,体を整える方法やトレーニング法を試行錯誤して行くということですが,これはいろいろやってはいます.でも,練習が(バドミントンなら基礎打ちしてダブルスのゲームとあまり練習にならない形で)決まってしまっているのがやはり問題ですね.

 でも,やはり,基本は重要なので,そういう単調な動きにどれだけ効力感を見出せるのかってことですが,スキーは,何とかこれに効力感を見い出せてる(でも全然行けてないけど)ので,バドミントンも可能性はありますかね?

 そういう意味では,トレーニングというか,体を整える的に一人でしこしこ普段からできることを考案できたらと思います.というか,そういう取り組みは既にしてて,でも,今一というか,もう一息という感じなので,それを何とかして,練習で効果を試して,みたいな感じですかね.

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[ひどい]

 今は2013年の4月あたりを読んでるのですが,ひどいですね.体調もそうですが,外部状況についての絶望感がすごいです.読んでて気が滅入るくらいですが,8月に体調は最悪になるので,まだまだひどくなって行くんですかね.

 でも,そういう記事が多いのですが,日記的に何があった何をしたという記事もあって,それを見ると,表面的には普通にちゃんとやってるみたいで,しんどかったろうなと思います.思います,というのは,そのときの心境的なことをはっきりとは憶えてなくて,しんどすぎると忘れるようになってるってことですかね.

 でも,年末には,何とか回復するみたいなので,しんどいながらも頑張ってればってことなんですかね.でも,頑張ってもどうにもならないのに何のために頑張る? 4年後リタイアするために頑張るってこと?

 ですから,やっぱり,その4年の間に何があったのか,どうして,4年後辞めなかったのかってことですかね.実際,状況は何も変わってないですからね.

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 そういう意味では,大学を移ったんですが,基本的には状況は大きくは変わってないわけなんですが,状況が少しでもよくなるのなら職場を変えると当時の記事にも書いてて,それを実行したとは言えますね.更に言えば,大学を移ってすぐ辞めるわけは行かないわけで,そうすると,もう定年まで行くしかないというか,ある意味,そういういろんなものが一度リセットされたというのは大きいってことでしょうか.

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 じゃあ,大学を移らなかったら,どこかで辞めてるのかってことなんですが,少なくとも4年後の2017年は(無事)通り過ぎたわけで,何とかやって行くということにしたんだと思いますし,それは基本的に今も変わりません.

 つまりは,大学を移ったことは関係なくて,移らなくても何とか折り合いを付けたってことで,それは,まさに今の心境なので,過去の記事を読んでもしょうがないのですが,どういう経緯で,どういうことに気づいて,どう心境が変化したのかってことですかね.

 でも,何かに蓋をして折り合いを付けたとすると,余計なパンドラの箱は開けない方がいいような気もしますが,そんなことより大事なことがあるというか,もっと大事なことを忘れてないかという意味では,やはり,確かめる必要はありますかね.

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[パラリンピック]
(バドミントン)

 パラリンピックが始まりました.このサイトでも書きましたが,(ちょうど今読んでる2012年のあたりから)いっしょに練習していたというか監督をしていた筑波大バドミントン部出身の藤原大輔が出場します(バドミントンは9/1からだけど,組み合わせとかはまだ決まっていない).

 先日,連絡があって1時間くらい話をしましたが,状態はいいようなので,これまでやってきたことを発揮できればというか,パラは他の国際大会と違って,出場する時点で既に世界のトップ6に入ってるということなので,結果はともかく,最高の舞台での試合を大いに楽しんで欲しいですね.

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8/27'21
[内的状況がどう変化]

 2012年から2013年あたりの記事を読んでいて,外的にも内的にもひどい状況で,でも,その頃と,外的状況はそんなに変わってないと書きましたが,確かに忙しいというか,いろいろめんどくさいことが多いのは変わらないのですが,その頃と今は全然違うわけで,それは何なのかということです.

 外的状況が変わらなくても内的なものが変わった,つまりは,何かに折り合いを付けて,何かに気づいて,あるいは,達観してみたいなところはあると思いますが,外的状況はどうかということです.

 具体的には,今はほんといろいろ忙しいというかめんどくさいことも多いのですが,あの頃と比較すると,どうしてこんなしょーもないこと,自分でなくてもできること,学生にも社会にとってもいいことがないことをやらないといけないんだ?という理不尽さはそんなに感じません.実際,めんどくさくても何らかの形で研究に繋がってることが多いですし,学生の利益になるかということについてもそうですね.

 それは大学を移ったからかってことなんですが,確かにそれもあるとは思いますが,移る前も,少なくとも2012〜2013年の頃とは,違ってたと思いますので,それを(このサイトの記事を読んで)確かめたいとは思いますかね.つまりは,外的状況は,2012〜2013年の頃とそんなに変わってなかったと思いますので,内的状況がどう変化して行ったか,4年経った2017年のときにどう思ったかってことですかね.

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 そっか,だったら,4年経った2017年の記事を読めばいいんだと思って,毎年書いてた「つくばに来て〇年」の2017年の記事を見てみました.そしたら,そこに書いてありました.リンクもちゃんと貼ってあって,そこを辿ると,何に気づいてどう心境が変化したかも書いてありますね.

 要は,「地震動の性質と建物被害の関係を探求し,それを地震災害軽減に結びつけて社会に還元する」というやりたいこと,やるべきと思うことをやるために筑波大に来たわけで,何となく東京に帰りたいと思っていたのが何だったんだ?というか,東京に帰れば,逆にやりたいこと,やるべきと思うことができなくなることに気づいたってことですかね.

 でも,当然のことですが,そういうことをすっかり忘れてしまったわけはなくて,何となくそういうことだとは認識していました.まあでも,布団に入って眠くなるまですることがないというか,このサイトの記事を読むとすぐに眠くなるので(笑)(それじゃあ全然進まないけど)何か新しい発見があるかもしれませんし,まあ一応読み進めてみます.

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[自分史]

 これって自分史ってことじゃないですかね.もっとも,自分の歴史になんか何の興味もないんですが,世界史や日本史に学ぶことがあるように,興味はなくても,どういうことがあってどうなったかを分析すると,これから生きていくのに有用なヒントというか法則みたいなものが得られるかもしれません.

 でも,このサイトを読むのは時間がかかるので,世界史や日本史と同様に「年表」みたいなものを作るといいかもしれませんね(興味はないけど).

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[勇気と感動をありがとう]

 オリンピックの時に,メディアが勇気と感動をありがとうとか連呼するのがうざいと書きました.そして,今はパラリンピックをやってます.

 生まれた時からもそうですが,不慮の事故や病気で大きなハンデを抱えることになって,絶望の底から立ち上がってここまで来た彼らこそ,勇気と感動をありがとうでしょう.

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8/28'21
[京大建築100年]
(大学)

 今日は,朝10時半から夕方17時(が延びて18時半)まで,「京都大学工学部建築学教室創立百周年記念行事 / 京大建築会総会・国際ワークショップ・シンポジウム」というのでした.ほんとだと昨年だったのですが,新型コロナで1年延びて今年になったということで,でも,こういう状況で,極一部を除いてオンラインということになりました.

 私は教職員ということで,京大建築会のメンバーになったんですが,こっちに来てまだ1年経ってなくて,よく事情がわかってなくて,出た方がいいのかどうかって感じなんですが一応出ました.と言っても,オンラインで繋いで聴いてただけなんですけどね.

 本来なら,オンサイトというか,行事の後,懇親会をやって,京大建築の卒業生が一堂に会すということで,目的は,母校意識の醸成とか,縦の繋がりを作るということで,5年おきに行われているそうで,今回はたまたま100年という大きな節目だったということです(なので,いつもよりは,いろいろやったんだと思います).

 ちなみに,東大建築は,こういうのやってないですね.どこかで書きましたが,卒業して20年,30年すると,当時お世話になった先生方を招いて同窓会をやるんですが(つまり,先生からすると年に2回,毎年そういうのがあることになる.今年は何年卒と何年卒か,みたいな感じなのかな),学年をまたがってというのはないですね.

 昔の写真や歴代の先生の紹介もずらっと出てきたんですが,いわゆる大先生もたくさんいらっしゃいますし,直接知ってる先生も多くて,私は卒業生ではないのですが,懐かしい感じもしました.

 中身は,京大建築出身のいろんな人が出てきて,大学時代に学んだこととか社会に出てどういうことをしていて,どう活かされているかとか,京大建築がどういうところかわかりましたし,どうあるべきかといったことも議論されて面白かったですね.

 要は,自由というか,批判的精神を大事にして,誰かの言うことをきくのではなく,自らよく考えて本質を追及して行くというようなことで,当たり前のことなんですが,世の中は,どんどん違う方向に行ってるわけで(今日のこの議論をS総理にきいてもらいたいと言ってる人もいました),一体どうなってるんだと思いますね(いつも書いてることですけど).

 あとは,今回に限らず,京大に来て思うのは,京大と京都という街が深く関係しているというか,そう思ってる人が多いということです.京都にあるから京大に来たという人もよくききますしね.東大が東京にあるなんてことを意識してる東大出身者なんかほとんどいないでしょうしね(喩えて言うなら,東大が,例えば,長野とか福島に丸ごと移転してもみんな東大に行くでしょうからね).

 上で書いたように,東大建築ではこういうのはやってないんですが,東大だと,今日のように,京大建築はどういうところか,どうあるべきかということにはならない気がします.親方日の丸的と言えばそれまでですが,まあこれは一長一短ですかね.

 ちなみに,東大建築の卒業生の同窓会は「木葉会」というのですが(なぜこの名前なのかは知らない),京大は「京大建築会」ということですかね.私は,京大建築の卒業生ではないのですが,教職員になったということで,「京大建築会」のメンバーにはなったということで,やっぱり,ちょっと不思議な感じです.

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[経県値]
(地理)

 東大バドミントン部の後輩のS村のFBにあったんですが,47都道府県にどのくらい行ったことがあるかを判定するというのがあって,彼女は,青森以外はほぼ制覇という強者ぶりですが,私もやってみました(どこかで何となく書いたような気はするけど).

 やったのは,このサイトで,S村がやったのとはちょっと違う気もするんですが,まあいいや(S村がやったやつは,確か100点満点だったような).

 結果は以下の通りです.

 ちょっと記憶が曖昧というか,忘れてるところもあるでしょうし(岐阜は,接地したことがないのかとか,鳥取や佐賀は泊まったことがないのかとか,未踏のところはほんとにそうかとか),確実に憶えているところだとこうなるってことで,点数は,これ以上ってことですかね.

 さすがに住んだところはそんなにないですが,泊まったところだとほぼほぼ制覇って感じですかね.具体的には,学会とかセミナーとか地震被害調査とかスキーとかバドミントンの全日本の試合とかで,宿泊を基準にすると満点は,4x47=188点なので,経県値162点だと100点満点で86点なので,旅行を全くしない割にはまあまあですかね(何が?).

 でも,未踏のところも結構あって,しかも集中してますね.一言で言えば,南海地震で被害を受けそうなところでしょうか(南海地震が起こって被害調査に行けば一発解消).

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[関西が強い]
(野球)

 今年は,(私が来たからというわけではないでしょうが(笑)),野球は関西が強くて,阪神が強くてずっと首位とか言ってたら,オリックスも強くて首位で,そしたら,高校野球のベスト4全てが関西勢になりました.そして,決勝は,知弁と知弁和歌山で,隣県だし同じ知弁だし,いくらなんでもちょっと集中し過ぎですかね.

 ちなみに,高校野球ですが,?HKで中継してるんですが,こっちでは,テレ朝系(ABC)でもずっとやってるんですよ.関東では,決勝だけって感じだったので,関西は関東より人気があるんですかね(今年に限らず関西勢強いですし).そっか,甲子園がこっちにあるってことか.

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[ここが肝心]
(体調)

 最近は,そんなにはっきり夢を見ないし,夢の中でそんなに頑張ってる感じでもなくて,割と眠れてて,体調もそんなに悪くありません.もちろん,周期的なものもあるでしょうが,思ったのは「ここが肝心」ということです.

 体調がよくないと体を適度に動かすこともできなくて益々体調が悪くなるの悪循環になりがちなんですが,逆に言えば,何とか体を動かすことができる状態のときに体を動かして体調が悪くならないようにするってことですかね.

 まあでも,疲れたら休むのも肝心ですから,やはり,そこのところのバランスというか判断が難しいですね(周期的なものもあるし).

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8/29'21
(日記)

 とか書いてたら,今日は,明け方一度目が覚めてだめでした.いつものようにもう一度寝るんですが,どうもすっきりしませんし,体も重い感じです.なかなかうまく行きませんね.

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 何となく明後日と思っていたら,ESG(という国際シンポ)の発表が明日でした.しんどかったんですが,何とかパワポを作って動画を(こういう状況でオンラインなので)アップしました.

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 阪神は首位陥落したんですね.でも何とか頑張って欲しいかなあ.少なくともジャイアンツには優勝させないで欲しい.ライオンズはもう厳しいんですが,こっちもオリックスに頑張ってもらって,ソフトバンクには,優勝させないで欲しいですね.

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8/30'21
(日記)

 ESGシンポですが,昨日,動画をアップしたのですが,みんなリアルタイムでしゃべってて,なんなんって感じなんですが,折角アップしたので(楽したいので(笑))動画を再生してもらおうと思ったんですが,なぜか音声が出ず,結局,普通にしゃべりました(まあいっか).

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 いろんなことが重なってばたばたしてると(忙しいと)余計?なことを考える暇がないというか,じゃあ,いつもは暇なのかというと,そんなわけはなくて,なので,そういうことを考えるときとそうでもないときがあるわけで,それは内的なこともありますが,外的には,やはり,社会に引き戻されるようなことがあると余計?なことを考えなくなる傾向があるような気がします.

 でも,それだと,ある日突然,社会から要らないと言われたり,誰からも必要とされなくなったりしたときにおろおろするわけで,気をつけないといけないというか,流されないようにしないとですね.

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[考えること自体が]

 ということで,2013年に起こったことですが,自分がやりたい,やるべきと思う研究をするために筑波大に来たという本来的なこと思い出したということなんですが,何か変な感じもするんですよね.

 具体的には,そういうことを思い出したとしても,それができなくなって絶望したわけで,そうすると,道としては,そういうことができるところに移るか,それができなければ,もうリタイアしてしまうかだったわけです.

 で,冷静になって考えてみると,そういうことができるところなんかない,例えば,(そういうことは最初からなかったんですが)東京に帰ったとしても,それはそれでいろんな(研究以外のめんどくさい)仕事があるわけで,そうするとリタイアするしかないはずですが,そうではなく,何とかここでやって行こうと思ったのがどうしてかってことですかね.

 今読んでるのは,まだ2013年7月なので(すぐ眠くなるのでなかなか進まない)まだその段階には来てなくて,読んで行けばわかるのかもしれませんが,要は,リタイアすることと,リタイアせずに何とかやって行くことを比べて,ということなんですかね.

 でも,比べると言っても,全く等価にはならないし,いつも書いてるように物事には全て正負両面があって,どっちを見るかで全く違ってきます.つまりは,正負の正の面を見ることが大事で(パラリンピック見てるとほんとそう思いますよね),でも,それはとても難しいのですが,それを可能にするのが内的状態で,それをいかに整えるかが重要なんですが,それが難しくて,でも,それを研究というか考えていく(のがこのサイト)ってことですかね(ていうか,考えること自体がそういうことに繋がってる気がする).

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[これも興味?]

 自分史そのものには興味はないけど,これからどう生きていくかは重要というか興味があって,それに寄与する可能性があるのなら自分史を調べるっていうのも,一種の興味ってことになるんですかね? 喩えて言えば,スポーツにおけるトレーニングみたいなもので,トレーニングは嫌だけど,それで競技力が向上するのなら我慢してやるみたいなもの?

 でも,スポーツにおけるトレーニングもそうですが,やはり,それそのものに興味というか効力感を見出すようにするのが無敵だと思うんですよね.そして,そのために必要なのが創意工夫と自分は何になら(多少なりとも)興味というか効力感を見出せるかを知るということでしょう.

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[大した国じゃない]
(世の中)

 オリンピックもパラリンピックも,今回は,ロシアはドーピング問題で,国としての参加が認められず,ROCとかRPCとかでの参加で,でも,実質的に関係ないじゃん(そんなことでいいわけ?)と思うんですが(国別の団体戦も普通にやってたし),国旗や国歌の使用はだめで(たったそんだけ?),それで,ロシアの選手が優勝して,どうなるのかな?と思っていたら,国歌の代わりにRPCの歌?が流れるというので,なになに?と思ったら,チャイコフスキーのピアノコンチェルトの1番でした.どう思いますか?

 もし日本だったらどうなったでしょうか? ロシアにおけるチャイコフスキーのように,あるいは,ドイツだったら,ベートーヴェンの第九のように,世界に誇れる音楽,選手が表彰台の上で誇りをもって聴ける音楽ありますか?

 やっぱり,大した国じゃないなー.

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[神業?]

 オリンピックやパラリンピックもそうですが,選手のプレーを神業とか言ってますよね.それだけ人間離れしたパフォーマンスをしてるってことでしょうし,選手はそのために人生を賭けて練習やトレーニングをしてるわけです.

 でも,例えば,スケボーなら,ジャンプして板を回転させて手すりにテールを引っかけて滑り降りるなんてーのは,まさに世の中の何の役にも立たないことですよね.スケボーに限らず,ゴルフとか野球とかサッカーとかでも同様です.

 いや,それができれば,莫大な収入が得られるというのは,まさにそれに乗っかって飯を食おうとする人間の仕業というか,資本主義社会的なことですが,選手からしても,内的熟達と報酬の関係を考えれば,お金だけが目的では,大したことにならないし,そもそも苦しいわけで,そんなことではなく,どんなに世の中の役に立たなくても,とにかくやりたい,できるようになりたいと思うからやるというのが本来的だし,それでいいと思うんですよね.そして,それは,学術研究や芸術でも同じです.

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[ぱっとしない]
(世の中)

 どーでもいいのですが,メディアがメダルラッシュとうるさいので,一応,パラの方もほんとはどうかを見ておきますか.ちなみに前回のリオでは,何と金メダル0で64位!という大惨敗でしたからね.

 今回は,金はいくつかとってて,でも,いつものようにブロンズコレクターになってる感じで,やはり,今のところ16位ということで,ぱっとしませんね.また,例によって「総メダル数」という3位以上はみな同じという手前勝手な指標を持ち出しますか?

 

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8/31'21
[何かの利益のために]
(世の中)

 新型コロナですが,渋谷に若者向けの予約不要のワクチン接種会場を設置したら大行列で,こうなることはわかってるのに○ホかと言ってる人が多いんですが,わざとじゃないですかね.こうやって,あたかも若者がワクチンを打ちたがってると演出することで,若者の接種を進めようという策略でしょう(さくらもいたりして).

 これに限らず,世の中は,まさに「何か」(は明らかですが)の利益のために多くの人を犠牲にする方向に激しく動いているわけで,騙されてホイホイ乗っかってると,あとで痛い目に会うことになりますよ.

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 こんな世の中なわけで,別に神業まで行かなくても,世の中の何の役にも立たなくても,とにかくやりたいこと(があってそれ)を一人(時々みんな)でしこしこやって行けたらそれでいいんですよね.

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[疲れたら休め]

 2013年の10月中旬まで来たんですが,8月の最悪期を過ぎてだんだん上向いてる感じはします.でも,状況は変わらないわけで,やはり,内的要因が大きい気がしますね.内的要因というのは,「ものは考えよう」ということよりは,単なる「状態」の良し悪しで,そういうものが何で決まるかと言うと,一つは周期的なもの,そして,重要なのは,やはり,睡眠などの休息と食事でしょう.

 内的要因と言ってますが,やはり,体調が占める割合が多いと思います.そして,体調に大きな影響を与えるのも睡眠などの休息と食事です.

 つまりは,8月の最悪期を過ぎてというのも8月に体調が悪すぎて結果的に休むことになって回復してきたとも言えるわけで,やはり,疲れたら(体調がよくなかったら)休めってことですかね.

 あとは,お医者さんに行って,テストステロンの値がちょっと低いと言われたことが書いてあって思い出したんですが(そのうち,記事でも出てくると思いますが),その後,自分で調べて「ある食材」を摂取するようになったら体調がよくなったことを思い出しました.そして,その食材は,今でも摂取し続けています.これも一種の「食事」ってことですよね.

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