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3/1'17b
[つくばに来て○年]

 昨日,気づいたんですが,3/1ってことは,つくばに来て○年ってことです.で,毎年,思うことをここで書いて来たと思うのですが(去年),もうそういうことは,超越しちゃった感じですかね(笑).

 実際,もうつくばに来て何年経ったからどうこういうことは全然ないし,それよりむしろ,あと何年という感じです.ちなみに,つくばに来て14年で,いるのは(最長で)あと10年で,ここにいる時間の方がもう短いわけですからね.

 つまり,私の視点の中心は,既にその後に行っていて,その準備期間として,これからがあるし,それまでにやっておかないといけないこととか,将来に視点を置くからこそ,今やるべきことがあるという感じですかね.

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 3/1の「つくばに来て○年」の記事を読んで行くと,心境がどう変化していくのかわかるってことなんですが,2012年とか2013年がターニングポイントだったと思うのですが,その後に,またターニングポイントがあって,それは,2015年とか2016年ですかね.

 つまりは,2013年は,最悪の時期で,とにかく移籍したいとかもう辞めたいとか言ってたけど,この辺から何となく気づき始めてここに来た意味を思い出してやりたいこと,やるべきと思うことをやるには,ここにいるのがベストという結論に至ったということでした.

 ですから,今は(2回ターンして)いい状態と言えると思います.もちろん,全てがOKという単純な話でもないし,最大でもあと10年しか今の仕事ができないことを考えると,仕事が全てに優先というわけにも行かなくなって来たのですが,それはそれで面白いというか,そういう中でどうやって行くかということなわけですからね.

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3/1'17b
(経日)

 買いました.つまり,また流れが変わった(と判断した)ということですかね.目まぐるしいというか,材料的に言えば,Tランプ氏の議会演説を市場は好感し,Tランプラリーは,まだしばらく続くということなのでしょうか.

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3/2'17
[女性は定年にも強い]

 先日の退職記念パーティーでT本先生が,定年は卒業みないなもんだが,違うのはその後がないこと,と自虐的に言われて,結構受けてたんですが(笑),単純に考えれば,ないなら作ればいいとなります.でも,仕事である程度成功した人は,定年後,それ以上のものを作ることはかなり難しいということでしょう.

 この定年後問題?ですが,いろんな人に話すんですが,あまり話したがらない人も多いし,話しても何だかなあという感じのことが多いのですが,女性に話すと心配してないというか大丈夫と言う人が多いです.もちろん,仕事をしてないのなら,定年がないので当たり前ですが,仕事をしてる人もそうです.

 何して退屈しのぎするの?ときくと,手芸とか刺繍とかそういう手仕事が好きという人が何人かいます.そう言えば,母親もそうですね.学術・芸術・スポーツ的に言えば,芸術ということになるでしょうか.もちろん,今までにない芸術性というところまで行かなくても,楽しく退屈しのぎができて,それなりに達成感が感じられればいいわけですからね.そういうもの(趣味とは違う)をもってる人が男性より女性の方が多い気がします.

 あとは,やはり,男性より女性の方が社会的地位とかに拘りがないですね.ですから,どれだけ偉くなったかとか仕事をしたかというのにも執着がないし,定年で仕事を失うダメージも小さい感じがします.いろんな面で男性より女性の方が強いと思うのですが,定年に関してもそうということでしょうか.

 でも,社会的地位とかに拘りがないとか,仕事以外の「そういうものをもってる」とか,私も多分に女性的(笑)であることに気づかされて,それは,何だかほっとします.ただ,私の場合,仕事以外にやってることと言っても,趣味とも手芸みたいなものとも違うのが...って感じなんですが,私は私で自分のやり方を考えればいいんだと思います.

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3/2'17b
[消費]
(経済)

 GDPの6割とか7割とかを占める消費なんですが,消費が拡大せず,経済成長に繋がらないと言っています.一方では,AIやロボットが仕事を奪って行くので,BI(ベーシックインカム)を考えないと消費する人がいなくなるとか言ってる人もいます.でも,そもそも何かおかしくないですか?

 消費が拡大しないのは,必要じゃないからですよね.だったら,要らないものは作らなくていいじゃないですか.なんで,経済「成長」しないといけないんですか? 経済分野の人達は,いろんな「思い込み」があって,でも,経済だけ見ててもだめで,もっと世の中全体を見てちゃんと考えた方がいいんじゃないですか?

 まあ,実態は,いかに騙して無駄に働かせて無駄に消費させて金儲けするかってことなんですけどね.

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 最高値を更新したNYダウですが,2万ドルから2万1000ドル上昇に要した24日というのは,1000ドル上昇にかかった日数としては,史上最速と言ってます.○ホか.これも立派な「基準化間違い」ですね(2万ドルから2万1000ドル上昇するのと2000ドルから3000ドルに上昇するのは全然違う).いや,確信犯か(こうやって騙すわけです).

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3/3'17d
[巧妙というか悪質]

 ちゃんと「基準化すれば」上昇速度は,幅ではなく率なので,1000ドルじゃなくて,5%と言うべきなのですが,そんなこと言われても,一般の人は???なわけで,好意的に見るのなら「わかりやすく」1000ドルと言ってるわけです.実質,2000ドルから3000ドルはともかく,最近の話なら,例えば,16000ドルから17000ドルなら,率もそんなに大きく違うわけではありません.

 でも,そういうのが確信犯的というか,意外と大きな間違いや誤解を産むことになると思いますし,騙すと言っても,嘘をついて騙すのではなく(最速で1000ドル上げたことは事実ですから),正しいことを言って騙すというのが巧妙というか悪質だと思います.

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 関連するのかどうかわかりませんが,最近気になってることとして,ネット通販とかで買い物するときや何かの取引するときに,契約事項みたいなものがだーーっと出てきて,同意しないと買い物や取引ができないことがあります(あるいは,サイトのどこかにこっそり書いてあるとか).買い物や取引をするたびにあんなに大量の文章を読んでなんかいられませんが,あの中にこっそりとんでもないことが書いてあるかも知れないわけで,これってかなり問題なんじゃないですかね.

 近い将来,何かトラブルになって,業者はちゃんと書いてあったと言うでしょうし,消費者サイドは,そんなの全部読んでられるかみたいになって,裁判とか起こりませんかね.ていうか,早くそういう裁判が起こって,ちゃんと判例を作っておいて欲しいものです(ひょっとしたらもうあるのかもしれませんが,相変わらず,だーーっと出てくるので実質対応していない).

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3/3'17b
[熊本地震でわかったこと]
(研究)

 もうすぐ熊本地震から1年ということで,メディアからの問い合わせがぼちぼち来てて,いちいち対応するのはめんどくさいので,熊本地震でわかったことという記事を(ちょちょっと1時間くらいで)書きました.よろしければご覧ください.

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3/3'17c
(経日)

 手仕舞いました.2%弱のプラスなので,まあまあですかね.とにかく動き始めたというのは,朗報です.

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3/3'17d
[飲まなくなった]

 昨年5月に引っ越して以来,飲まなくなりました.理由は,飲むときは夜遅くなってバスがなくなるので,車で帰らないといけないからです.もちろん,タクシーとか代行とかを使ってもいいのですが,そこまでして飲む必要性を感じなくなったというか,何度かノンアルコールビールとかにしてみたら,テンション的にはそんなに変わらないというか,充分飲んだ気分になることに気づいて,だったら,もうこれでいいやという感じです.

 ただ,全く飲まなくなったわけではなくて,泊まりで出かけて飲む機会があるときは,飲むことができるので飲みます.ですから,ほんと年に何回という頻度かもしれません.

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3/3'17e
[向こう次第]

 人を好きになるのは,勝手に好きになればいいし,好きになった人には,幸せになって欲しいので,向こうがどう思っているかは関係ないと書きました.それは,確かにそうなのですが,ちょっと違うというか,ちょっと変わって来たのは,やっぱり,向こう次第ってことでしょうか.

 つまりは,向こうが何とも思ってなければ,それがその人にとっての幸なので,それでOKですが,もしそうでないとしたら,それに応えることがその人にとっての幸だとしたら,応えるべきということです.

 でも,どのみち,向こう次第には違いないわけで,私としては,別段何が変わるわけでもありませんし,そういうことがなければ,何も起こらないわけです.でも,そう考えると,何だかすっきりするというか,また一歩,一人でも大丈夫というか,無敵?というか仙人?に近づけた気もします.

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3/4'17
[真の評価]

 定年までここにいるしかないなら,ここにいることに意味を見出すということなんですが,一つは,既に書きましたが,(最近はギョームが急増して厳しくはなって来てるけどそれでも)自分の思うような研究ができるということがあります.もうそれだけで理由としては充分という気もしますが,背景としては,私は,鉄筋コンクリート造,鉄骨造,木造といった従来の枠組みに入らないことをやっているので,建築という既存の枠組みでない今いる組織にいるメリットは大きいです.極端な話,今やってることををすっぱり辞めて全く違うことを始めても許容されるでしょう.

 ここまでのことは,既に書いたことだと思うのですが,先日,ある委員会の後の飲み会で,東大,京大,東工大の先生達と話していて気づいたんですが,東大,京大,東工大といった日本のトップの大学に所属しないことに意味があるような気がしてきました.もし,こういった大学の先生だったらどうでしょうか? もうそれだけで評価されたということでしょうし,立派なもんですよね.

 でも,そうでなかったら,評価されるには,いい研究,いい仕事をするしかありません.そして,どこの大学かとか肩書きとか,そんなものがなくても評価されることこそが真の評価と言うものでしょう.もちろん,評価を受けたくて研究するわけではありませんが,純粋にいい研究,いい仕事はしたいと思ってますからね.

 そして,これって,定年後にも繋がって行くことに気づかされます.つまり,定年で仕事や肩書きを失っても評価されるのか,社会から必要とされるのか,その人にしかできないことがあるのか,ということなのでしょうし,もっと広くは,生き方というか,社会から必要とされなくても楽しく充実して生きて行けるのか,ということです.

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 鉄筋コンクリート造,鉄骨造,木造といった従来の枠組みに入らないことをやっているということで,いろんなめんどくさい仕事に(それほど)巻き込まれずに済んだということはあるでしょうね.そして,大地震が連発して,被害の起こり方が私の言った通りになるということで,結果として,認めていただくことにもなりました.

 でも(既に書いているように),そういったことももう卒業という心境です.問題は,これまでではなく,これからですからね.

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3/4'17b
[親の思い描いた通りの人生?]

 正月だったか,妹と話したとき,彼女が親戚の誰かに「○○ちゃんと○○ちゃん(我々の名前)って○子さん(母親の名前)が望む通りになったっちゃね」と言われたと言ってました.どういうことかと言うと,母親はとても教育熱心で,自分の子供をこういう風にしたいと思っていて,私と妹が母親の言うことをきいてよく勉強して(笑),いい大学に入って,社会に出てからも成功して,まさに母親の思い描いた通りの人生を歩んでるやねーってとこでしょうか.ほとんどはやっかみ(笑)だと思いますが,親の言う通りの人生で何が面白いんやと思ってるところもあるのでしょう.

 もちろん,実情は全く違うのですが,親戚の中で完全に突出してる(ていうか,完全に浮いてる(笑))のは事実でしょうし,端から見るとそういう風に見えるんでしょうね.ですから,どうでもいい話なんですが,実際のほんとのところは,どうだったかなと考え始めました.

 小さい頃は,親の影響を大きく受けますし,勉強しろと言われたというか,うまい具合にそういう風に仕向けられた感もあるので,それなりに勉強はしていたと思いますが,全然大したことなかったと思いますよ.実際,成績もそんなによくなかったし,受験も失敗してますからね.

 でも,どこかで大きく変わったポイントはありました.それは,やはり,父が亡くなってからでしょうか.私より妹の方が大きかったかな.それまで,のほほーんと育てられたところに,いきなり放り出されたようなものなので,とにかく自分で何とかしなきゃという意識が芽生えて,これから自分で生きて行くには,何をしたらいいかということを真剣に考えたと思います.何となくのほほーんと文系だったのが,それじゃ飯が食えんということで,化学や薬学といった理系に180度方向転換することを決断したのも彼女自身でしたからね.

 彼女は,九大の化学を卒業して,とある有名大企業に就職するのですが,その後も一大決心をする場面が訪れます.それはここでは書きませんが,まさに苦渋の選択だったと思います(本人はそうは言わないと思いますが).

 私は,何度か書いているように,父が亡くなってしばらくやる気をなくして,かなり情けなかったのですが,何とか気持ちを奮い立たせて浪人して東大に滑り込むことはできました.でも,そこからの紆余曲折の話は,何度も書きましたね.大学に入って,当初やろうと思っていた理論物理に絶望して迷走が始まり,力学を使った何かがやりたいということに思い至り,建築に建築構造という分野があることを見出して,建築学科に進学して,青山先生,小谷先生の研究室に入って博士をとり,東大地震研に就職したところまでは,順調でしたが,そこからまた大迷走が始まり(ほんと懲りない奴ですね),30代後半の1999年台湾集集地震で自分がやるべきことをようやく見出したような始末です.

 こうしてみると,私も妹も母親の言う通り,なんてことには程遠くて,人生の中で何度も大転換を強いられる場面に遭遇したんですが,正直,その場にもう母親はいませんでした(当たり前).言い方を変えると,彼女は,学生時代,ずっと「あんたのやりたいようにやんなさい」と言ってくれていて,それはとてもありがたいことでした.ですから,結局,私も妹も「自分で考えて何とかした」ってことですし,そうでなきゃ(親の言う通りにやってたんじゃ),とてもここまで来るのは不可能だったでしょう.

 でも,私と妹が成功したかどうかはともかく,楽しくはやっているので,そういう意味では,「親の思い描いた通りの人生」かもしれませんね(笑).つまり,自分の子供に自分の思い描くような人生を歩ませようと思ったら,つべこべ言うなってことですかね(笑).もちろん,つべこべ言わなければ成功するってわけはないので,結局は,親は親,子供は子供の人生ってことなんだと思います.

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 と書いたんですが,どうなんですかね? そもそも,成功って何? 世間的には,いい大学入って,いいところに就職して,偉くなっていい給料もらうってこと? でもそんなことに大した価値がないってことは,そうなった人が一番わかってるわけで,そのことを確認するために成功するようなもん?

 ていうか,そんなもん成功でもないですよね.じゃあ,成功とは何かですが,簡単に言ってしまえば,思ったように生きられることでしょう.ここで重要なのが「思ったように」がその人にとって何かということでしょう.つまり,そこをしっかり考えることが重要なわけです.

 いい大学入って,いいところに就職して,偉くなっていい給料もらいたくて,そうなれば,成功ということになりそうですが,そういうことは,得てして,よく考えもせずにそうだと思い込んでるわけで,そうすると,人生の途中,あるいは,終盤でこんなはずじゃなかったということになるわけで,結局,ここでも「しっかり自分の頭で考える」ことが重要ということになるわけです.

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3/4'17c
[迷走?]

 懲りずに何度も迷走と書きましたが,定年の後をどうするか,そのためにそれまでどうしていくかってことで,実は今また懲りずに迷走してる(笑)のかもしれませんね.全く懲りずに何度もという感じですが,迷走?した後は,必ず展望が開けて,新しい展開が始まるので,やっぱ,迷走?すべしってことですかね.

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3/4'17d
[宇宙]

 宇宙ってどうですか? ていうか,どういうイメージですか?

 どこかで書いたと思いますが,小学生の頃,宇宙にはまったことがありました.理科学習漫画のことは書きましたが,それの姉妹編みたいに宇宙シリーズみたいのもあしました.その中では,既に宇宙ステーションが実用化されていて,地球外の惑星への行き来も始まってましたし,学習漫画なので,単なるSFではなく,例えば,円盤状の宇宙ステーションが回転することで重力を作り出しているとか,火星に行くのにホーマン軌道で行くとか,光子ロケットの説明の中で相対論的な話も出てきてたかな.

 ちょうど火星が地球に大接近してるときで,天体望遠鏡を買ってもらって天体観測をしたり,天文の本を買ってきて,いろんな恒星とか星雲とかについて調べたりしていました.天文学者になりたいと言ったら,父に天文で飯が食えるかと却下されたことは書きましたね.

 でも,天文と宇宙は違うし,実は,私が今いる専攻の一つの分野に宇宙があるんですが,そこで宇宙と言うと,ロケットとかで,そう言えば,私は,宇宙に興味はあったけど,ロケットに興味をもったことはありませんでしたし,宇宙飛行士になりたいと思ったことも全くありませんでした.

 小学校の時は,ともかく,私にとって,宇宙と言えば,今は,天文とかロケットではなく,宇宙の起源と終焉といった物理です.つまり,宇宙に「行く」ことには興味はないけど,宇宙そのものにはずっと惹きつけられてるわけです.

 それは,地球も含めて,我々がいるのが宇宙だからでしょう.そして,夜空を見上げれば,そこには満天の星があり,まさに宇宙と繋がっているわけです.それは,当たり前の話なんですが,そういったことに気づかせてくれた人がいました.

 その人は,宇宙に興味があると言うのですが,なんで?ときくと,興味をもったときの話をしてくれて,それは,夜空を見上げたときにそこに宇宙があることに気づいてどんどん引き込まれたと言うのです.面白いですねー.

 生命の神秘については,既に書きましたが,それと並ぶかそれ以上の神秘は,やはり宇宙でしょう.でも,宇宙という日本語がどこか安っぽくきこえてしまうのは,なんなんですかね? 英語だったら,spaceとかcosmosとかuniverseでめっちゃcoolで格好いいんですけどね(笑).

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 というか,結局,全ては宇宙だと思うんですよね.研究室で取り組んでいる「地震動の性質と建物被害の関係を探求すること」だって,震源から伝搬,地盤,地震動,構造物,被害に至る宇宙ですし,音楽然り,バドミントンのコート内での空間も,世の中や社会,経済の動きもまさに宇宙でしょう.

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3/5'17
[MAX月収]

 たまたまテレビを付けたら,MAX月収うんちゃらかんちゃらと言うのをやってました.街の人達にMAX月収いくらかをきいていくと,まあそんなもんか,という感じなのですが,中には,若くして○百万という人もいます.で,何をやってるかと言うと投資なんだそうです.なーんだって感じですよね.

 投資なので,儲かることもあれば損することもある,で,儲かったときは月収○百万てことで,そんなの当たり前の話ですよね.つまり,MAX「月収」ってとこがミソで,瞬間的にいくら稼いでもほとんど意味はないわけです.しかも,それで高い買い物してたんじゃ,○ホかって感じでしょうか.

 その後は,月収が高そうな職業クイズみたいのがあって,医師,弁護士,公認会計士,大学教授,歯科医師,パイロット,客室乗務員みたいのが並んでていかにもって感じなんですが,結果は,パイロットがダントツでした.2位は医師で,大学教授は4位だったかな.こうして見ると上位は大変な仕事ばっかりで,大学教授は,やはりコスパがいいとは思いますね(笑).

 もちろん,こういう情報は結構いい加減で,大学教授も大学の教員という意味なら,教授,准教授,助教で給料は違うし,年齢も違うので,年寄りの大学教授だけを平均するのなら高くなるのが当たり前ですが(そういう意味では,パイロットもそうですね),額は,はっきりは憶えてませんが,50〜60万くらいだったので,准教授,助教も含めた平均,つまりは,割とちゃんとした調査結果を基にしてたんだと思います.

 でも,こういうの見て思うのは,やはり,世の中の多くの人の関心事は,お金であり,いくらもらってるか稼いでるかで,その人の価値が決まると思ってる人が多いんだなということでしょうか.でも,実際に稼いでみると,付加価値のある(それだけの価値がない)高価なものを買うことくらいしか,金の使い途はないわけで,あくせくしんどい思いして病気になるまで働く前に気づけよ,って感じですよね.

 でも,実際のところは,サッカーが好きで上手くなりたくて必死で練習してたら年収○億とかになっちゃうわけで,そこまで極端ではなくても,どんな仕事でもみんないい仕事はしたいでしょうし,そうすると,結果的に出世したり稼いだりしてしまうわけで,「承認の欲求」というか「人類を繁栄させるプログラム」は,厄介だなーとも思うわけです.

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 理想としては,やりたいこと,やるべきと思うことを見つけて,それに打ち込めると同時に,それ以外のやりたくない,やるべきと思えない無用なこと,誰かがやらないといけないとしても(でもそういうことの多くは無駄なことが多い)応分以上の負担を排除することでしょう.でも,現実には,前者に後者がびったり付いてくるわけです.前者と後者は,ほぼ比例すると言ってもいいかもしれません.

 でも,逆に言えば,そこをいかにマネージメントするかで,人生の豊かさが全く違ってくるわけで,意識が高い人が前者を求めるのは,当たり前のことですが,後者をもっと考えた方がいいということでしょうか.

 でも,実際には,そこがなかなか難しいんですよね.

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3/5'17b
[すっかり歳をとってしまったよ]

 何かのアニメで,おじいさんが昔の恋人?に対して夢の中で「すっかり歳をとってしまったよ」と言ってる場面がありました.今の私の心境もそれに近いですね.外見もそうですが,内面もそうで,「歳をとる」って一体どういうこと?とも思うのですが,そういうことも全部引っくるめて「すっかり歳をとってしまったよ」って感じです.

 何度か書いているように,外見はともかく,内面の本質は30代くらいから変わってないと思うんですが,やっぱり,「歳をとった」という感じがしてしまいます.でも,それが何なの?というか,歳をとるのは当たり前だし,それを受け入れてそこからどうするかということから全ては始まるので,別にどうと言うことはありません.

 ただ,昔できてたことができなくなって来てることは間違いないし,それでもやらないといけないという状況を免れたというか,そういうことを見越していたわけではないですが,結果的に何とかなりそうなのは,やっぱり,ここまでちゃんとやって来てよかったなあということでしょうか.

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 でも,その一方で,競技レベルでスポーツをするとか,徹夜で仕事するとか,疲弊するようなストレスフルなことを無理してするようなことをしなければ,つまり,普通に生活する分には,若いときとそんなに変わらないわけですから,別段そんなに気にすることはないでしょう.というか,このくらいの状態を何歳まで維持できるかが重要ということですかね.

 70?80?90? もちろん,今と全く同じというわけには行かないでしょうが,日常生活で自分でできることは自分でやれる状態を何とか維持できれば,それで充分でしょうし,でも,大半の人がそれができてないってことは,ちゃんと「準備」しないといけないということでしょう(ほんと無理してあまり意味のない雑務的な仕事なんかやってる場合じゃない).

 こんなこと書くと,何て自分勝手でわがままな奴だって感じなんでしょうが,病気になったり,要介護になったりして,社会保障を圧迫したり,周りに迷惑をかける方がよっぽど自分勝手だと思いますけどね.

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3/6'17
[はめられてる]

 時々、平日朝早く電車で東京に行くことがあるんですが、(私は始発駅乗車なのでのんびり座っていくのですが)ものすごいラッシュです.感覚的に何か変というか,そこまでしてあくせく働く必要あるんですかね? いやいやいや,お前は○○かもしんないけど,ふつーの人は毎日満員電車で1時間以上かけて通勤して必死で働いてカツカツなんだよ,ってほんとですか? 何度も同じこと書きますが,誰かに騙されてほんとは必要でないものにお金使ってませんか? そして,そのために余計に働いてませんか?

 とは言え,例えば,どこかの会社に就職すれば,働く時間を減らして,その分給料減らして欲しいという選択は難しいですよね.そんなこと言えば,出世にも影響するでしょう.出世しないという選択もありますが,会社の場合,下っ端のままでは,やり甲斐のある仕事はできないでしょうし,時給も安いでしょうからね.

 つまりは,騙されているというよりは,「はめられてる」ということでしょう.じゃあ,はめてるのは誰ですかね? それは,会社ということなんでしょうが,会社としても競争に勝って儲けて社員に給料払わないといけないわけで,じゃあ,競争社会とか資本主義経済ですかね.更には,承認の欲求とか人類を繁栄させるプログラムでしょうか.

 だとしたら,なかなか変えるのは難しいですね.そうすると,そういう中でどうしていくかということになるのですが,逆にそこで大きな差がつく,うまいことやれば,得られるものは大きいということになりますね.

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 満員電車でぎゅうぎゅう言ってる人達を見ていたら,私も2年ちょっとだけ電車通勤(正確には通学)していたことを思い出しました.どこかで書いたと思いますが,駒場から本郷に進学した2年の秋から4年の冬に本郷に引っ越すまで,駒場から本郷まで通いました.理由は,バドミントン部の練習が駒場だったからです.

 と言っても,代々木上原か代々木公園から根津までの20分くらいですし,代々木上原は始発なので座れたと思いますし,そもそも毎日大学(本郷)に行くわけでもありませんからね(笑).気分転換に渋谷回り(本郷三丁目⇔赤坂見附⇔渋谷⇔駒場東大前)の定期を買ったこともありましたが,渋谷で井の頭線に乗るとき,ものすごいラッシュで,すぐやめたかな.

 で,帰りは根津から乗るのですが,夜遅いと通勤ラッシュと逆方向なのでがらがらで座れるんですが,公務員試験の勉強,具体的には,国家一種の問題に近い一級建築士の問題集をやってたことを思い出しました(勉強自体もクイズみたいで結構楽しかった).えーーって感じですよね.

 このサイトで何度か書きましたが,私が東大に入ったのは,研究者,即ち,大学の教員になるのが目的でした.でも,その一方で,官僚になるということも考えていたわけで,エール出版社から出ていた,私の東大合格作戦?の姉妹シリーズの私の国家一種合格作戦というような本を出るたびに毎年読んでいたと思います(その中に,建築職は一級建築士の問題集で勉強すべしと書いてあった).

 ですから,正直に書くと,研究者一本というわけではなかったということですね.官僚というのは,叔父さん(母の弟)が通産省(今の経産省)の官僚だったということもありますが,東大卒の就職先としては,王道中の王道というか,実際,官僚になる奴はとても多かったです(特に文系).

 じゃあ,なんで官僚にならなかったかと言うと,研究室に入って,研究がめっちゃ面白かったからで(国家一種の申し込みは,研究室に入る前だったので,申し込みはしたけど受けなかった),研究者志望だったけど,今一確信がもてなかったんでしょうね.

 確信というのは,研究者としてやって行けるかどうか,ではなく,単純に面白いと思えるかどうかです.物理をやろうとしてたけど,大学に入って実際に最先端の物理に接したら(私にとっては)面白くなかったという苦い経験がありましたからね.

 結果的に,研究が面白いと思えて,研究者になれて,ここまでやってこられて,大正解でした.というか,研究を面白いと思わせてくれた青山先生,小谷先生,そして,南先生(には,4年生のときに卒論を見てもらった)にほんとに感謝しないといけません.

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3/6'17b
[三本目]

 先日スキーに行ったとき,ストックが三本あるので,何で?といっしょに行った人がききました.理由は,折れるなど壊れた時用です.私は,スキーは,板もブーツもストックも二セットもってるのですが,ストックは全く同じものを買いました.そして,その片方のセットの一本が壊れたので,一本だけ残り,三本になってるわけです.

 で,先日,めでたく?また一本が壊れました(ストックはすぐ壊れる.今回は気づいたらリングがなくなってた.滑りが激しすぎる(笑)?).本来なら,一本壊れただけで二本買わないといけないのですが,今回は,三本目を使用することで,思惑通り(笑)というか,事なきを得たということです.

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3/6'17c
[修猷館同窓会誌「菁莪」原稿 その2]

 ある原稿というのは,出身高校の同窓会誌で,以前一度書いたことがあって,(地震災害とはどういう災害か?(修猷館同窓会誌「菁莪」原稿)),その後の東日本大震災,熊本地震を受けて,また依頼が来たわけです.で,内容的には,ここで書いたような感じで,おとなしく?自分の専門のことだけを書けばいい,という心境にはなりませんでした.つまり,ちょっとまずいかなと思いつつも,まあいいやって感じで(笑),最初だーっと描いたものをほぼそのまま送りました.

 そして,冊子が先日送られてきました(何と同期の堀内(フィンスイミングの第一人者)の原稿がお隣さん(笑)).前回のときは,いろいろ反応があったけど,今回は何もないですね.つまり,やっぱり,顰蹙だったのでしょうか?

 でも,そういうのももう別にどうってことないですね(大分精神修養ができてきた(笑)).わかってくれる人はわかってくれるし,わからない奴はわからないと思いますからね.でも,ほんとのこと言われるとまずいなーと思った人が一番多いか.もちろん,私だって大人の事情がいろいろあるのはわかりますが,今の状況は,いくらなんでもひどすぎます.

 顰蹙覚悟?で,前回同様,ここにも原稿を載せておきます.でも,普段,このサイトを読んでくれてる人にして見れば,いつも書いてることじゃんって感じでしょうか(笑).

この10年の地震防災と社会の変化

 10年前,「地震災害とはどういう災害か?」というタイトルでここに文章を書かせていただきました.その時の原稿を読んでみたのですが,たった10年の間に,社会情勢や世の中の様子が激変していて,地震防災に関しても「書いておかないといけないこと」が大きく変わってしまったことに気づきました(ので,頑張って顰蹙?覚悟でそういうことを書くことにします).

 地震防災という観点からこの10年の間に起こったこととしては,東日本大震災(2011年東北地方太平洋沖地震)があります.地震防災のみならず,世の中の考え方や風潮を大きく変えることになりました.想定を大きく越える大津波が発生して,2万人近くの尊い命が失われ,原発事故まで引き起こしてしまいました.そういう悲劇を二度と引き起こさないことが重要なのですが,その後の社会の動きを見ていると,悲観的にならざるを得ません.

 まず,私が専門としている地震の揺れによる建物被害についてですが,東日本大震災は,マグニチュード9.0,最大震度7という巨大地震であったにも関わらず,全壊・大破などの建物の大きな被害は(一般には,あまり知られてないかもしれませんが),限定的でした.その理由として,よく言われているのは,東北地方は地震が多く,耐震対策が進んでいたというものですが,実際は,全く違います.テレビとか新聞でもう何十回も言ったり書かせてもらったりしているのですが(でも,一般の人まではなかなか伝わっておらず,メディアって意外と無力だと気づいて,面倒くさいし,最近は,あまり出ないようにしています),震度は同じでも,どういう揺れ方か,がたがたと短い周期で揺れるのか,ゆっさゆっさと少し長い周期で揺れるのかで,被害の大きさが全く違ってくるからです.

 震度は,どれだけ被害が出るかではなく,「人がどれだけ強い揺れを思うか」を測っています.そして,人は,がたがたという短い周期に敏感なので,震度は,1秒以下の短い周期の揺れの強さから計算するのですが,被害を引き起こすのは,もう少し長い1〜2秒です.つまり,1〜2秒の成分がどれだけ含まれているかが重要なのであって,震度の大きさは,関係ないのです.震度を建物被害と対応させないといけない震度6弱以上は,1秒以下ではなく,1〜2秒で測るように算定法を変えましょうということで,気象庁に働きかけもして,委員会が始まっていたのですが,東日本大震災が起こってそれどころではなくなり,未だにそのままになってしまっています.そして,東日本大震災で発生した揺れは,震度が大きくなる1秒以下の成分は多かったものの,1〜2秒の成分は,ほとんど含まれておらず,大きな被害は生じないものでした.つまり,耐震対策が進んだからではなく,(人間ではなく)「建物にとって」揺れが弱かったということなのです.

 でも,そんなこと一般の人は,知りませんよね.テレビCMで「震度7でも大丈夫」というようなフレーズを耳にしますが,震度7と言っても,東日本大震災のような1秒以下の揺れしか含まれてないものなら,建物の耐震性能が低くても壊れないのは当たり前で,同じ震度7でも,1〜2秒の成分を多く含んだ1995年兵庫県南部地震や2016年熊本地震の益城町の揺れに対して耐えなければ,「震度7でも大丈夫」とは言えないのです.この1〜2秒の成分を多く含む揺れですが,発生するのは,7, 8回に1回程度です.2016年熊本地震の益城町で発生した揺れは,まさにこの1〜2秒の揺れで,あれだけ甚大な被害が生じてしまいました.つまり,東日本大震災とは逆で,決して熊本や九州の建物の耐震性能が東北より低いわけではないのです.7, 8回に1回ならまあいいやと考えるのは,非常に危険です.なぜなら,東日本大震災のような残りの6, 7回で安心して耐震対策を怠ると,7, 8回に1回の1〜2秒の揺れが来た時,却って大きな被害が生じてしまうからです.後述しますが,津波警報についても同じようなことが起こっていて,逆に被害を拡大させることになってしまっています.

 この10年での大きな変化ということでは,嘘とは言いませんが,そういう騙しのようなものが平然とまかり通るようになって来たと思うのは,私だけでしょうか? 世の中全体を見渡しても,例えば,社会保障を何とかすべきということで,世論の支持が低かった東京五輪を招致するために,実際は遥かに目標に届かなかったロンドン五輪を,三位以上は皆同じ「総メダル数」という指標?を持ち出して,日本選手大活躍ということにして支持率を上げて無責任に招致したこととか,最近は,豊洲新市場問題とか枚挙にいとまありません.

 地震防災というか建築構造についても,他には,例えば,今は免震マンションブームで,免震なら安心と思っている人が多いと思いますが,免震というのは,地震を「免」れるものではなく,実際には,(若干の減衰を付加して)単に建物の周期を伸ばしているものです.つまり,確率は低くても長い周期の揺れが発生すれば,却って被害が大きくなるのですが,そういうことを免震マンションを買う人にちゃんと説明しなくていいのでしょうか? 免震建物や超高層建物に被害を引き起こすレベルの長周期の揺れは,これまで海外では,1999年台湾集集地震や2015年のネパールゴルカ地震で観測されていましたし,日本でも,2016年熊本地震の西原村で,そういうレベルの揺れが発生してしまいました.でも,これも一般の人は,全く知らないですよね.

 あとは,津波警報ですが,多くの人が気づいておられると思いますが,津波警報が出ても実際に大きな津波が来る確率は高くはありません.具体的には,津波警報が出た予報区に,人命の損失に繋がる1m以上の津波が来るのは,8回に1回です(1〜2秒の揺れが生じるのと同じくらいの確率ですね).それは,津波警報が出ていないのに大きな津波が来てしまうことを避けるために,安全側にしているということもあるのですが,そうすると,人々は,津波警報が出ても津波なんか来ないと「学習」してしまい,結果として,津波警報が出ても多くの人が避難せず,8回に1回の東日本大震災のようなことが起こると大惨事を招いてしまうのです.東日本大震災であれだけ多くの人命が失われてしまったのは,想定を越える高さの津波が発生したからというよりは,こういう背景があります.更に,そういう大惨事が起こった後ですが,想定外を作らないということで,例えば,南海トラフの三地震,更には,日向灘まで連動するかもということで,考えられる最大限まで考えた被害想定が出されました.一見するともっとものような感じがしますが,自治体や住民の多くは,お手上げ状態となって,そんなことが起こったらもうあきらめるしかないと言う人も出てくる始末です.

 ここまで来ると,どうしてこういう世の中になってきたかだんだんと見えてきます.責任逃れと言うと言葉は悪いですが,何かあったときに自分が責任問題に巻き込まれないようにと多くの人が考えるようになってしまった感は否めません.その背景にあるのは,何でしょうか? 話は大きくなりますが,これまでずっと続いてきた経済成長がもう「いいところ」まで来てしまった(だってもうこれ以上欲しい「もの」なんかありませんよね)という閉塞感の中,拡大しないパイを(騙し合いまでして)食い合うしかないのでしょうか? 私は,そんなに悲観することはないと思っていて,無駄なことまでして経済を拡大するのではなく,みんなが気分よく仕事をして,正当な対価を受けて,充分人間的文化的な暮らしができればいいという原点に戻ればいい(共産主義とは違う)と思うのですが,どうでしょうか? 年寄りは,なかなか頭の切り換えができないみたいですが,学生達と話すと,既にそういう考えになって,彼らの方がこれからの時代に既に適合しているとすら感じます.この10年ということでは,2008年のリーマンショックのようなことは(100年に一度ではなく)これから何度も起こるでしょうし,あのとき,仕事が激減した人は,本質的に必要のない仕事ということを認識して,必要な仕事にシフトして行く,更には,全体として,仕事を減らして再分配して行くことも必要でしょう.現実的な問題として,急激に経済成長をしてきた中国などが対外的に圧力をかけてくることがあったのですが,思ったより早く成長が鈍化してきて,つまり,こういうことは,日本だけではなく,世界全体の流れで,それを受け入れて,その中でどううまくやって行くかだと思いますけどどうでしょうか? ただ,心配なのは,浪費を繰り返して経済を回し続け,壮大なバブルが積み上がってしまったアメリカ経済の崩壊でしょうか.ここをうまくソフトランディングさせないと,それこそ,世界恐慌になってしまいます.

 なんだか,最後は,地震防災の話ではなくなって来てしまいましたね.多くの修猷卒業生が読まれるのに,随分,勝手で生意気なことを書いたのかもしれません(私の修猷時代をよく知る人は,相変わらずだなと思ったかも).でも,地震防災という,世の中全体からしたら非常に限られた分野の中にも社会全体の影響が色濃く現れていて,それは興味深いというよりは,考えなければならないことだと思いました.学生達を見ていると,正直,こいつら大丈夫かよ,と思うことも多いのですが,これからは,彼らの時代なので,我々がどうあるべきと思うかではなく,草食系とか出世欲がないとか言わずに,彼らにとって,どういう世の中になるのがいいのかを考えることも大事でしょう.現実には,今の流れを止めることは,誰にもできないのかもしれません.かく言う私もここでこんな戯言(であればいいなと思ってます)を書いたり,ひたひたと忍び寄る世界恐慌に備えて,自分ができる準備をしたりするくらいしかできないわけで,そういうことがまさに総責任逃れ社会を作っている原因かもしれません.でも,若い人も年寄りも,そういう中で,現実から目を背けず,いかに逞しく楽しくサバイブして行くか,世の中の騙しに会わず,自分の頭でしっかり考えて行くことが大事なのだと思います.

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3/7'17
[東京→小倉を13000円強で]

 JRのダイヤ改正で東京→小倉を普通列車で1日で行けるようになったとのことです.駅スパで調べてみるとこんな感じです(笑)↓

 ものすごい乗り継ぎで,それはそれで楽しそうです(絶対やんないけど.でも,一箇所でも列車の遅れが出たらアウトじゃないですかね.ほとんどが乗り継ぎ時間数分って感じだし).で,運賃は13000円強とのことですが,その値段なら,新幹線乗っちゃいますよね.これも一種の経済感覚でしょうか.

 まあ,実際には,青春18きっぷ使うんでしょうが,そうすると,1回あたり2370円なので,若くて体力自慢で(青春18きっぷ自体に年齢制限はないけど,若くないと体力的にきついでしょうし,金欠も条件?),テッチャンならやる? あとは,個人的には,博多じゃなくて小倉までというのが惜しいというか残念!って感じですかね.

 でも,確か昔深夜発の大垣行きの夜行というのがあったと思いますが,夜中の0時を過ぎていれば,「1日」としてカウントされるとすると,値段的には,変わらないことになりますね.

 ですから,今回の件は,壮大な乗り継ぎによって,東京から小倉まで一気に行けるようになったというダイヤのパズル的なことなんだと思います.もっとも,上で書いたように,途中で列車の遅れなどで破綻しなければの話ですが.ですから,実際にやってみるだけじゃなくて,実際にやってみたらちゃんと成功した!というのも一つのポイントになるでしょうか.

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3/8'17
[大きな意義(笑)]

 その道のプロ?(テッチャン?)にきいてみました.「18切符は、首都圏ほかの特定エリアは終電まで、ほかは24時を過ぎて最初に停まる駅まで有効」なので,大垣行きの夜行は,2枚必要となるので,「前日の24時までの分、1560円くらいを別に購入して1枚で大垣から先に行くのがマニアの間では常套手段」だったそうです.

 てことは,始発からその日の終電までで一気に東京から小倉まで行けるようになったというのは,「大きな意義」があるということですね(笑).

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3/8'17b
(スキー)

 スキーなんですが,ぼちぼち行くようにはしてるんですが,先日,ガーラに行って(大宮回りで行ったこともあったけど,ほとんど意味ないことがわかって,これからは上野回りで行きます),もう歳なので,滑りすぎないように注意しないと,と思いながら滑ってました.具体的には,(力学的真上に乗って,速く切り換えて長く舵取りすることを意識して)下山コースで回すんですが(ゴンドラ乗って,リフト1本上がって,北エリアを降りて,リフト1本乗って,下山コースなので,1回回すと30分くらいかかる),午前中3回回して,ご飯にして,3回回して休憩して,あと2回は回せそうだったけど,思いとどまって,中央エリアのコースを何本か降りて,下山コースで降りてきました.

 下山コース自体は,降りるのは,5分くらいしかかからない(人もほとんどいないしほんと快適)んですが,あんまり飛ばさないようにのんびり滑るようにしました.実際,1本目,結構飛ばしたら,すぐ脚に来て,こりゃまずいと思ったのもあります.

 いつもは,最後は,電車の時間まで中央エリアで滑ってて,ゴンドラで降りてくるんですが,今回は,16時まで下山コースが開いていたので,滑って降りてきたんですが,電車の時間まで大分時間が余っちゃいました.まあ,セイブするという意味では,このくらいでいいかと思ってました.

 そしたら,帰りの電車とかで疲れたのを通り越して,具合が悪くなって来ました.えー,たったこんだけで? 滑った総量としては,下山コース7回,1kmくらいの一般のコースを10回くらいのものです.下山コースは,2.5kmということなので,1kmくらいのコースを総計27本くらい降りたに過ぎないんですけどねー.30代の頃は,50本くらいは平気で降りてたんですけど,やっぱり,もう歳ということなのでしょうか.

 あるいは,ゆっくりでも下山コースを一気に降りるのがまずい? それとも,こんな感じで行ってれば,そのうち「競技力」が付いてくる?

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 ていうか,風邪ひいたような気がします.何か熱っぽいし(今日の練習どうするかな).でも,このとき以来ですかね.つまり,R-1を飲み始めたのが(最近は「食べ」てるけど)2014年の10月くらいで,そこから2年半で2回目(でも,前回はすぐ治った)ってことですかね.今一? それとももう歳なんだから,上出来?

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(バドミントン)

 かなり具合悪いし(多分熱がある),どうしたものかと思ったのですが,研究室の学生達と昼ご飯を食べに行くとき,バドミントン部の森(+新入生)に会って,今日の午後,練習にいらっしゃるんですよね,ってにこって言われたので(笑)(てのが理由ってわけじゃないけど),来週,藤原は大阪に行くし,頑張って行きました.

 感触としては,熱があってふらふらするのって,練習してしんどくてふらふらするのと同じようなもんなので(笑),多分大丈夫だと思ったのですが,もちろん,パフォーマンスは落ちるんですが,何とか大丈夫でした.ここまでは,目論見通りですが,問題はこれからというか,しっかり休んで休養をとろうと思います.

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 帰ってきて熱測ったら38.5度ありました.まーしょがないですね.悪寒はしますし,昨日から咳やくしゃみも出るんですが,食欲はあるし,体のだるさもそうでもないので,このまま活動しながら,自然治癒するのを待ちます.今日は,とにかくさっさと寝ます.

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3/10'17b
(日記)

 その後,ですが,おととい(3/8)布団被って寝て汗をかいたら,翌朝は,割とすっきりしてて,熱も37度ちょっとまで下がっていました.で,昨日(3/9)午前中○○関係の仕事があって,そのくらいまでは大丈夫だったんですが,午後になってまた熱が出てきました.で,夕方頃測ると,39度を超えています.

 ご存じのように,風邪を治す方法は,まだ発見されていなくて,しっかり食べて水分とかVCとって暖かくして安静にしているしかないし,そうすればいいんですが,インフルエンザだとそうはいきません.というか,人に移す危険性があるので,急遽病院に行くことにしました.

 夕方,研究室会議があったので,学生にうつさないようにマスクをもってきてもらって,終わって,病院に行きました.熱は,まだ39度以上あります.結果は,インフルエンザではありませんでした.で,薬もらって,また寝たら,今朝は,36度台まで体温は下がっていました(でも,さっき測ったら,また37度ちょっとになってた).

 記録としては,現状こんな感じです.思うのは,体調を崩すと,ほんとにしんどいので,健康というか,体調がいいということのありがたさを感じますね(でも,喉元過ぎれば...でもあるんですが).

 おととい,熱があったかもしれないのに練習に行ったことについては,もう歳だし無理しないとか言ってるのに,何やってんだという気もしますが,その気になったら何でもやるのが私なので,まあしょうがないですね.何か〆切があって,それに間に合わせるために徹夜の連続になって,その後,体調を崩すとわかっていても,やろうとするのなら,それはそれでしょうがないですからね.

 39度を超える高熱を発したのは,随分久しぶりな気がします(忘れてるだけかもしれませんが).これも既に書いたかもしれませんが,節目節目,具体的には,何か大きな山を越えた直後に必ずと言っていいほどそうなってました.具体的には,大学受験の後(このときは,上福岡の叔父さんのところで奥さんのY子さんにものすごく世話になりました),博士論文を出した後,1995年兵庫県南部地震が起こったり,結婚したり,スキーの1級をとったり,ばたばたしてバークレーに行った後(このときは,たまたま同じEERCにいた東野さん(現竹中技術研究所所長.彼の奥さんは,高校の同級生,というか,森田でも同級生)にものすごく世話になりました)

 つくばに来る直前も,千葉の東大生産研の振動台で実験してたり準指受けてたり試験場一発で免許をとってたりで,結構大変だったのですが,そのときそうなったかどうかは,よく憶えていません.その後は,ざっと調べたら2004年の全日本教職員の直前に40度の高熱を発してるみたいですし,2006年の11月に風邪とかインフルエンザ以外で高熱を発したことはありました.ちなみに,インフルエンザにかかったのは,生涯で(多分)1回だけ(確か地震研時代)です.

 私は元々そんなに風邪をひく方ではないのですが,つくばに来て,というか,40を過ぎて歳をとってからは,体調が悪くなることが多く,風邪もよくひくようになってしまったのですが,2年半前からR-1を摂るようにしてからは,ほとんど風邪をひかなくなりました.でも,今回の件で,全くひかないというわけではない(そりゃそうだ)ということになりますが,少なくとも2年半以上は,ひいてないわけですから,やはり,効果はあるんだと思います.

 体調については,別によくなるわけでもないと思っていたのですが,2年半前ということは,ターニングポイント的には,そういう時期ですから,関係あるのかもしれません.体調がよければ,効果があると思うものですが,体調が悪くなることが少ない,だと,そう感じにくい(無病息災に幸福を感じにくい)わけで,でも,実際の効果は絶大なわけですからね.

 最近,研究室の学生達もR-1食べるようになったみたいで,花粉症の症状が劇的にやわらいだと言ってる学生もいました.1個130円は,ちょっと高いですが,近所のスーパーで何曜日に安売りしてるみたいなことを調査すると100円以下(そのときにまとめて1週間分買う)で買えるようです(私は,87円(税込93円)で買ってる(笑)).

 あとは,例の?活動度のグラフを見ると,最近は,かなり高くなっていて,そういうのってやっぱり「帳尻が合う」ようになってるだなとは思いました.ですから,理想としては,活動度が上がってきたら,自主的にセイブすることですかね.

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3/11'17
(日記)

 熱は,だいたい36度台に下がったのですが,時々,37度台に上がることもありますし,体は怠いし,鼻が詰まってて,まだ咳も出るし,節々も痛いし,あまり体調はよくありません.幸い食欲はずっと何とかある(39度の熱の時も)のですが,夜眠れない(何度も目が覚める)のがかなりしんどいです.

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 WBCですが,メジャーリーガーの参加がほとんどなく(特にピッチャー),事前の強化試合で2勝3敗ということで,心配されたのですが,1次リーグは,全勝で抜けました.めでたしめでたし?

 よくよく調べてみると,結構,胡散臭い話はあるみたいですね.ていうか,結局,お金の話なんですが,WBCで盛り上がってるところで稼げるところって日本と韓国くらいで,肝心のアメリカでは,オープン戦扱いなんだそうです.今回,日本人メジャーリーガーの参加が非常に少なかったのは,K久保監督の求心力のなさもあるかもしれませんが,日本人メジャーリーガー達が向こうに行って,そういう事情がわかったってこともあるんじゃないですかね.

 そして,一番収益をとれるのが日本らしく,つまり,日本に勝ってもらわないといけないんですね.なーんだって感じですが,テレビで電気代だけで見られるので,一応,見ることは見るとは思います.でも,オリンピック同様,一歩引いた感じにはなると思いますが,それはそれでOKです.

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 似たような話に,日本の高校が全米チアダンス選手権を5連覇したという報道が流れています.ほんとですか? 怪しいと思ったのは,この高校が「全米制覇」した実話を映画化したものが公開されるとのことです.益々怪しい.

 で,よく見てみると,優勝したのは,「インターナショナル・チームパフォーマンス部門」とあります.これって...ですよね.つまり,「全米制覇」,即ち,アメリカの全てのチームに勝ったわけじゃないんじゃないですか?(全米チアダンス選手権そのものを調べようとしても宣伝まがいのゴミのような情報しか出てこない)

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 対照的に,世界選手権男子モーグルで堀島さんの優勝,しかもモーグルとデュアルモーグルの二冠は,すごかったですね.でも,そういう選手がいるというのは,不覚にも全く知りませんでした.

 でも,滑りを見たんですが,うーん,どうなんだろ? 以前のような圧倒的なパフォーマンスに見えなかったのは気のせいですかね? 全体にレベルが落ちてきてるってことはない? もちろん,それでも,この時点で世界一には違いありませんが.

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3/11'17b
(繰り返される)

 3.11ですから,あの日から6年経ったことになります.もう6年?まだ6年? 当時の記事を読み返してみたんですが,感覚的にはもう随分前のような気がします.

 メディアでは,さかんに特集番組をやっています.でも,やらないと誰かに怒られるからやってるって感じですかね.こんな感じでは,また同じようなことが起これば,同じような被害が繰り返されると思います.

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3/12'17
(日記)

 体調は,昨日と変わらず,回復に向かってる感じがしません.今日は,○○で出勤だったんですが,こんな状態で○○するとまずいので,○○は交代してもらいました(でも○○業務はふつーにやりました).

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3/12'17b
[仕方ない?]
(世の中)

 もちろん,気づいてなくて騙されてる人が大半なんでしょうが,気づいてて騙されてなくても,現状,仕方ないという人も多いんだと思います.実際,世の中のほとんどの人は,(人を(ある程度)騙して儲けないといけない)民間企業で働いてるわけですからね.

 騙すまで行かなくても,例えば,これから人口が減っていくわけで,世の中的には,これ以上無駄な建物なんか建てるべきではないと思っていても,(誰かに騙された)客が欲しいから造ってくれと言って来たら,据え膳食わぬは,じゃないですが,建設業界としては,造るんでしょうし,自動車業界とかビール業界とか,他の業界も似たような構図なんでしょう.

 ですから,これも徐々にというか,ソフトランディングさせて行くということなんですかね(でも,やっぱり,ハードランディングになっちゃうかなあ).

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3/13'17d
(日記)

 まだ少し鼻がぐずぐず言ってますが,ようやく今日は,大分回復してきました.ですから,4日くらいかかったことになりますかね.

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3/13'17b
(野球)

 昨日のWBCのオランダ戦は,すごい試合でしたね,と言いたいところですが,どうなんですかね.常に日本がリードしてオランダが追いつく展開で一度も逆転はされてませんしね.

 つまりは,ピッチャーがもうちょっとちゃんとしてればってことでしょう.ロッテの石川は,ライオンズも苦手にしてるし,いいピッチャーだとは思うのですが,日本代表の三本柱の一つとまでは...則本もいい球は投げるんですが,何か単調なんですよねー.変化球の時のフォームも微妙に緩むし.

 でも,キューバにまた何とか勝てば,準決には行けるでしょうから,前回同様,このメンツでベスト4は,何とかノルマを果たしたと言えるんじゃないですかね.

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3/13'17c
[他にやることないんかい]
(世の中)

 豊洲市場問題のI原さんが記者会見ですが,俺が責任をとると言えば格好いいのに,言い逃ればかりでみっともない限りですが,豊洲は安全なのに移転させないK池さんが問題というのは,一理あるでしょうね.原発問題もそうですが,とにかく「政争の具」が多すぎます.

 「政争の具」に限らず,世の中,あるいは,大学の中を見ても,無駄で意味のないことが多すぎます.他にやることないんかい.

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3/14'17
(日記)

 体調的にはほぼ戻ったと思うのですが,どうも調子よくないです.つまりは,まだ戻ってないってことですかね.

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3/15'17
(野球)

 WBC2次ラウンドですが,昨日(キューバ),今日と勝って,準決勝進出を決めました.これで,(このメンツで)何とかノルマは果たしましたね.興行的にもOKなんでしょう.

 今日のイスラエル戦は,途中まで打てる雰囲気がなくて,点数の割にかなり競ってたんですが,筒香の一発で一気に雰囲気が変わったのはさすがでしたね.イスラエルと言っても,ほとんどがユダヤ系アメリカ人の3Aの選手ですし,オリンピックで3A中心のチームに負けたこともありますし,実際,3Aの選手が日本のプロ野球で大活躍してますからね.

 でも,8-0で9回に牧田を登板させたのはどういうことですかね? 彼を抑えとして考えるのなら,この点差で登板させる意味はないですし,彼もどういうモチベーションで投げていいかわからなかったでしょうし,既に厳しい場面で何度も投げてるし,休ませるべきだったのでは?

 これで,史上初の全勝での準決勝進出ということなんですが,ほんとに強いチームとは,やってませんよね.今日のイスラエルは,確かに強いとは言え,3Aの選手中心のチームですし,そういう意味では,メジャーの選手がかなりいたオランダに何とか勝ったことが大きかったということですかね.

 準決は,メジャーリーガーがうじゃうじゃいるドミニカかプエルトリコかアメリカってことですから,向こうのプールの方が全然レベルが高い気はしますね.つまりは,ここまでは順当だけど,ここからは...ってことなんですが,興行的には,煽っていくんでしょうね(笑).まあ,何があるかわからないのが野球なんで,だめ元で応援はしますけど,田中でもダルビッシュでも大谷でも,一線級のピッチャーが参加できてたらとは,やっぱり,思っちゃいますね.

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3/16'17b
[やっとかないと]

 やるたいこと,やるべきと思うこと,というフレーズをよく使ってきました.そりゃあ,やりたきゃやるでしょうし,そんなにやりたくなくても,やるべきと思うのなら,やるということもあったと思います.でも,残り時間みたいなものを考えると,こういうのがだんだん変化してきた感じがします.

 具体的には,「やっとかないと」というような考えが台頭?してきたということでしょうか.例えば,今の仕事ができるのがもうあと10年しかないとすると,その間にやっとかないといけないことがあるとか,もっと長いスパンでは,死ぬまでにやっとかないといけないことがある,例えば,ちゃんと身辺整理をして周りに迷惑をかけないようにしとかないといけない,みたいな感じでしょうか.

 これらは,広い意味では「やるべきこと」ではあるのですが,やるべきという以上にやっとかないといけないという意味で,より強い外的要求になってるような気がします.もっとも,じゃあ,実際にどうなるかは,正直わからないですが...

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3/16'17b
(経日)

 FOMCとかオランダ総選挙とかで,3.15危機とか言われていたんですが,別にどうということなく通過したようです.でも,同じようなことは,Brexitやアメリカ大統領選でも言われてたわけで,懸念材料があるとかないとか,結果がどうなるとかは,関係ないってことなんですけどね(日運的には,買いました).

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3/16'17c
[いつもならこの程度で頭打ち]
(ピアノ)

 ピアノなんですが,わかってきたと書いたのですが,「そういう意識」だけでは,劇的な効果とまでは...というか,とりあえず予定通り,いつもならこの程度で頭打ちというところまでは来ました.つまり,問題というか勝負はこれからということでしょうか.つまり,「そういう意識」というか「そういう練習法」で,この頭打ちを破れるかどうかですね.目安としては,半月か1ヶ月くらいでしょうか(ということで,ここで記録として書いておく).

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3/16'17d
[老後も安心]

 リタイアした後,どこに住むか,いろいろ考えているんですが,まあ,実際のところは,どうなるかわかんないし,考えてもしょうがないというか,だから,本質的には,そういうことを通して,物事の本質を考えることが目的なのですが,やっぱり,お金がいくらあるからどこに住むとか,そういうのは,違うと思うんですよね.経済感覚のところでも書きましたが,人間一人が本質的に稼げる額ってせいぜい1日1万で,つまり,支出できる額も住居費も含めて,そのくらいがせいぜいで,仕事をリタイアした後なら尚更です.

 そう考えると,年間300万程度で生活するのが本質的で,それでも,東京から1時間以内には,住みたいとか,防音室付きのグランドピアノはキープしたいとか,冬は天気がいい日はスキーに行きたいとか考えると,自ずとどこに住むかは決まってくるような気がします.

 具体的には,60平米の日当たりのいいマンション(リタイア後は公団がいいか)が6〜8万円くらいで借りられる都心から電車で北西方向に1時間くらいのところで,高崎線なら大宮と熊谷の間,東上線なら川越から森林公園の間って感じですかね.頑張って荷物を減らせば,50平米くらいでも行けるかもしれません.

 あとは,街の雰囲気とか,買い物とか食事とか生活の利便性とかですかね.電車の始発駅だと東京に行くときに便利だとは思うのですが,仕事をリタイアしたら,東京に行くことって,そんなにしょっしゅうあるわけでもないと思うんですよね(冬場は,多分,逆方向にスキーに行く方が多い).

 だったら,もっと田舎というか,地方に住んでもいいってことになるんですが,そういうところのバランスが「東京から電車で1時間」ってことですかね.具体的には,家族や友人達と会う頻度ということでしょうか.

 もちろん,日運がどうなるかわからないし,これがないものとしても,ふつーの人の経済感覚からすると,もっと贅沢な暮らしができるんじゃない?って感じなんでしょうが,やっぱ,そういうのが「気持ち悪い」んですよ.

 例えば,都心の家賃20万のマンションに住んだとしても(何度も書いてるようにマンションを買うという選択肢はない),自分が送りたい生活を送るのに,必要なコストとして,明らかに無駄というか,キャッシュフローとして,月○万の年金しかない人間の住むところではないですよね.

 とは,書いたものの,10年後どうなってるかは,わかりません.でも,今の経済感覚としては,そういうことです.家賃6〜8万まで行かなくても,感覚的には,せいぜい家賃10数万くらいのものでしょう.でも,逆に,だからこそ,「老後も安心」なわけです.

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 逆にいえば,生活の基盤となるところ以上は,何らかの「バブリー」なところであって,そこと生活の基盤となる部分をしっかり切り離すということなんだと思います.そして,そのバブリーな部分は,逆に何でもありというか,それこそ,ぱーっと散財しても,博打に注ぎ込んでも,一か八かのハイリスクハイリターンにぶっ込んでも,好きなようにすれば,ってことでしょう.

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3/17'17
[変な拘り]

 定年後問題?ですが,だんだん煮詰まってきた(正しい使い方)ような気がします.まず最初の問題は(残念ながらというか,資本主義経済の世の中なので仕方ないんですが),経済というかお金の問題でしょう.要は,定年で仕事をクビになった後のキャッシュフローをどうするかで,年間300万必要としても年金だけではとても足りません.

 貯蓄をしておくとか,家を買っておく(というのも一種の貯蓄)というやり方もあるのですが,これから起こる経済の激変を考えるとそんなに単純な話ではありません(壮絶なインフレが起これば現金の価値は毀損されますし,バブルが壮絶に崩壊すれば,家の価値も暴落します).でも,そういう「収入」から考えるのではなく,「支出」をしっかりコントロールすること,つまり,自分にとって何が大事か,どういう生活をして行きたいかをしっかり考えることで無駄なものに支出しないということですね.そして,これは,既に実践していることなので,これを続ければいいだけの話です.逆に言えば,今は,やりたいことができているし,そういう生活が仕事を失った後も送れるということです.仕事がなくなれば,尚更です.

 次の問題が仕事というキャッシュフローだけではなく,やり甲斐を伴ったことを失うことをどうすかでしょう.仕事で成功した人ほどそれに代わるものを見つけられず,あまりよくない第二の人生を送ってしまうことは再三書いてる通りです.

 でも,これも単純に考えれば,仕事と同等,あるいは,それ以上のやり甲斐のあることや単にやりたいことを見つければいいだけの話です.それがなかなか見つからないということであれば,その人は,それだけ仕事に人生(の全て)をかけてきたわけで,それはそれで一つの人生でしょうし,仕事を失った後,生ける屍のように生きるのも一つの生き方でしょう.

 それが嫌なのなら,何とかするしかないですし,それがその人の重要な素養とすら言えます.つまり,仕事で成功したから人生が成功した,なーんて思ってたら,とんでもない思い違いなわけで,まだまだ勝負?はこれからとも言えます.

 でも,一つ目のお金の問題が何とかクリアできるのなら,二つ目のやり甲斐に関して言えば,仕事のように稼ぐ必要もないわけで,だったら,単純にやりたいことやればいいだけの話でしょう.それでも,下手の横好きでは嫌だ,承認してもらわないとやり甲斐を感じないという人は,そういうことをやればいいとは思いますが,ほとんどの人はうまく行ってないようですから,あんまりそういうことに拘らないことが肝要だとは思いますけどね.

 ここまで来ると,結構単純な話で,お金の問題を何とかクリアしさえすれば,やりたいようにやればいいってことで,何てハッピーな状況なんだということに気づかされます.それなのに,やり甲斐や生き甲斐を感じられないというのは,定年という社会システムの問題というよりは,本人というか,本人の生き方の問題ということなのでしょう.

 つまりは,まさに定年後にその人の生き方というか考え方のようなものが問われるわけで,それはそれで,シビアな状況だとは思うのですが,結局は,どんな生き方をしようと,自堕落にだらだら生きようが(周りに迷惑さえかけなければ)本人がハッピーであればいいわけで,繰り返しになりますが,「変な拘り」を捨てることだと思いますけどね.

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3/17'17b
[退職記念パーティ]

 上の話と関連するのですが,再三このサイトで「退職記念パーティ」に対してずっとネガティブなことを書いて来ました.それは,辞められる先生方が無事「卒業」できて晴れやかというよりは,まだまだ仕事できるのに定年という社会の仕組みでクビになるのが残念というか無念というか,一抹の寂しさのようなものをどうしても感じてしまっていたからで,これは,否定のしようがありません.

 そして,私もいずれそういう立場になることを考えると,とてもいたたまれないというか,想像できないというか,正直,そういう場には立ちなくないとずっと思っていました.でも,それが問題なんですよね.

 つまり,仕事を辞めることで一抹の寂しさを感じる方の問題というか,感じさせる方の問題というか,辞める人が「ほんとに」晴れやかであれば,いいわけで,そうであるようにしっかり「準備」をして行くし,辞めるときには,もう(今の)仕事をやり尽くしてせいせいしたというか,もう完全に次の段階に視点が行ってるというか,そういう風に感じさせないといけないということでしょう.

 つまり,上の話と完全にリンクするわけですね.でも,そう考えると,逆にハードルが上がってくる気もするのですが,そんなにたいそうなことではなくて,結局,これも「変な拘り」を捨てるということなんでしょう.研究なんか,本来,成功とか認められるとかそういうものとは無縁のもののはずですからね.

 思えば,50を過ぎて,第一の人生が終わったというか,仕事とか世の中で成功するとか,そういうのは卒業したというか,そういうことに対する拘りが(元々そういうのがない上に)なくなったと書きましたが,そこから「準備」が始まったんだと思います.そして,仕事を辞めるところに向かって徐々にソフトランディングして行くということでしょう.

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 ということで,実際には,どうなるかはわからないのですが,どんな話をするのか,考えてみました(笑).

 最初に,言わないといけないのは,やはり,「地震動の性質と建物被害の関係を探求し,それを地震災害軽減に結びつけて社会に還元すること」という既存の枠組みにないことをやらせてくれた,路頭に迷っていた私を拾ってくれたこの専攻に対する感謝でしょう.前任地でのこととか少しは興味深い思い出話もできるかもしれません.○○長の話を断ったこととかの懺悔?をするかどうかは,まだちょっとわかりません(笑).まあこれに関しては,仕事ができる人間に仕事が集中する問題とか,あらぬ方向に話が行っちゃいそうですしね.

 そして本題というか,掴みとしては,この退職記念パーティーというものにずっとネガティブな印象をもっていたことをぶち上げて,ぎょぎょってなったところで(まさに掴みはOK?),定年後問題の本質というか,話をきいている私より若い先生方(退職記念パーティなので,全員が私より若いわけです)が希望がもてるというか,研究というものの本質とか,そもそも何のために研究するのかとか,社会から認められることは(あまり)意味がないとか,そういうことが今までにないものを産み出すとか,変な拘りを捨てるとか,そういうこと自体が人それぞれなので,何が自分にとって大事かを考えることの重要性とか,そういう考え方もあるのか,じゃあ,私も定年後に向けてしっかり準備しよう,そして,定年までは,頑張っていい仕事をしようと思ってもらえるような話ができればと思っています.

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 そういう意味では,50を過ぎて定年で辞めるまでというか,昇進し切って,もう上がない状態から,10数年あるというのは,そういう「準備」期間ということもあるのかもしれませんね.私は,元々そういう拘りはなかったので,もう準備できちゃった(笑)みたいな感じもするのですが,業績を積んで社会や学界に認められて,それが評価されて昇進して,みたいなことを中心にやってきた多くの人は,そこから先は,モチベーションがないわけで,実際,雑務が増えることもあって,急激に研究しなくなる人も多いのですが,定年でクビ,即ち,積み上げてきたものが0になるところに向けて,徐々にソフトランディングして行くと見ることもできるわけです.

 でも,実際のところは,うまく行ってない人が多いわけで,そんな単純な話でもないのでしょう.というか,変な拘りを捨てるという単純な話なんですが,そういう拘りを捨てられない人が多いってことですかね(断捨離的なことと似てる?).まあ,ずっとそれで生きてきたんだからしょうがないかとも思うのですが,それができるかどうか(あるいは,最初からもってないか)ということが重要な素養なんでしょうね.

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3/17'17c
(野球)

 WBCでドミニカやプエルトリコが強いってことで,メジャーリーグに占めるアメリカ人の割合はどのくらいか,という話になりました.どのくらいだと思いますか?

 ここにありますね.結果は,アメリカ人が7割で,ドミニカが1割,その次に多いのヴェネズエラでした.そこから下はぐっと減って,キューバ,プエルトリコ,カナダといった感じでしょうか.

 もちろん,単なるメジャーリーガーというだけじゃなくて,トッププレーヤーということだと割合は少し変わるでしょうが,だいたいこんなもんということでしょうか.

 うん? オランダが一人だけだな.イスラエルなんか一人もいないし(笑).つまり,これは,出生地で,WBCでどこの代表になるかという基準はもっと緩い(両親のどちらかが国籍を有していればOK)ので,そうすると,アメリカ以外の割合がもっと増えるのかもしれませんね.

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3/18'17
[制限の中で]

 定年後問題もそうですが,結局,全てのことには「制限」があって,そういうことをまずは受け入れて,その中でどうするか,どうやったら最大の結果が得られるか,ということだと思うんですよね.もちろん,その「制限」の幅を拡張させようとすることもありなんですが,例えば,人は最終的には必ず死ぬとか,歳をとって衰えて行くとか,定年が来ればクビとか,現状どうしようもないものがほとんどなわけですし,加齢なんかは,アンチエイジングとか言って,抵抗するほど逆に歳衰えるという側面もあるわけです.

 あるいは,能力の衰えを,財産とか,人脈とか権力とか,そういうことで補っていくということも考えられるのですが,なんかそういうのってしっくり来ないというか,結局は,そういう付随するものじゃなくて,その人そのものの求心力だと思うんですよね.

 そういう制限を考えたとき,10年周期じゃないですが,10年とか15年とかそのくらいの周期でそういう状況が変わってくることに気づかされます.私の場合,これから定年まで10年ということは,今の仕事ができるのは,あと10年しかないわけですから,やっとかないといけないことをやっとこうと思うのなら,ここしかないわけです.

 そして,仕事を辞めた後ですが,いくつまで生きるかはわからないのですが,体がちゃんと動くのは,そこから10年,長くても20年くらいのものでしょう.もちろん,この場合は,そういう「制限」を広げられるようにやるべきことはやりますが,必ずその時はやってきます.つまり,体が動くうちにやっとかないといけないこと,やっときたいことがあるのなら,この時期にやるしかありません.

 そして,最後は,体が動かなくなってからどうするかですが,体が動かなくなってもできることはいくらでもあるし(例えば,こうやって文章を書くこととか),そうなったら,そうなったで,そういう制限の中でできることをやって,最期の時を迎えればいいんだと思います.

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3/18'17b
[私という人間がいかほどのものか]

 これも既に書いたことのような気がするのですが,私という人間がいかほどのものか,ということを時々考えます.幼少期から学生時代までのことも既に何度も書きましたが,勉強はそれなりにできたとは思いますが,どう見ても怠け者というか,やりたくないことを我慢してやるということができないし,正直大したことはなかったと思います.

 何とか浪人して東大に滑り込むのですが,大きな転機は,建築に構造という分野があることを見つけ,青山先生,小谷先生の研究室に入って,研究というものの面白さに開眼したことでしょう.結果として,別段頑張るでもなく,ただやりたいことをやっていたら,博士をとって,東大に職までありつけました(と書いたのですが,青山・小谷研の6年間は,確かに楽しかったんですが,実験とかいろいろ苦労はやっぱりありましたかね).

 本来?の私からしたら,まさに出来過ぎだったと思います.当初は,将来を嘱望され,このまま上に上がって行くみたいな感じもしたのですが,そうは問屋が卸さないというか(笑),迷走?が始まるわけです.RCの研究をふつーにちゃんとやってればよかったのかもしれませんが,どーしてもそれができず,独自の道?を行こうとするも,どうしたらいいかわからなくなって,研究そのものにモチベーションを失った(というか,研究以外に興味が移った)こともありました.

 それでも,南先生は昇進の話を進めてくださったりもしていただいてたのですが,当時の地震研の状況(文科省の方針として,防災は,京大防災研でやるので,東大地震研は,防災はやらない)とか,南先生が亡くなったりして,非常に厳しい状況にもなったのですが,私自身は,1999年台湾集集地震をきっかけにようやくやるべきことに辿り着いた感じはしていて,そういう折に筑波大で公募が出て,そういうことができる唯一無二の選択肢で,無事公募に受かった移ってきたわけです.

 筑波大に移ってきてからは,優秀な学生達にも恵まれ,その間,たまたま大地震連発で,しかも,1-2秒応答など,私が提唱した通りの被害になって,急激に認めていただけるようになりました.

 こうして振り返ってみると,「私という人間がいかほどのものか」という観点から行くと,やっぱり,出来過ぎな感じはしますね.確かにRCという既存の枠組みではなく,地震動と構造物被害の関係,それを単なる地震応答解析ではなく,実被害データと結びつけたということは,自分でもよくやったもんだなと思いますが,南先生が亡くなって呆然としているところで纐纈先生に誘われて1999年台湾集集地震に被害調査に行って,その後,同じような調査をK-NETとかで始めて,大地震が連発して,ということですから,ほんとたまたまという気がするんですよね.

 実際,私という人間を考えてみると,非常に優れた頭脳をもってるわけでもないですし,やりたくないことを我慢してやる努力家には程遠い怠け者ですし,「たった一つのことに打ち込めない」という,成功するには決定的な欠陥をもってるわけですし,人がやりたがらないことをやるようなことも,めんどくさいとりまとめ的な仕事を率先してやるわけでもないですし,人の先頭に立って世の中を引っ張って行くようなリーダーシップも行動力もないですし,そもそも偉くなって,学界や業界を引っ張って行きたいとか思ってないし,ほんと大した奴じゃないと思うんですよね.

 ですから,東大に就職したときではないですが,またどこかで帳尻が合うような気がします.でも,極端な話,ここまでやって来たことが消えることはないので,まさに勝ち逃げということですかね.

 でも,そう思う一方で,筑波大に来た時は,10年以内を目処にどこかに移籍しようと思ってたわけで,実際,そういう話をいただいたこともありましたが,移りたいと思えるところからは,話は来なかったわけで,そういう意味では,結局,評価していただけなかったとも思うわけです.

 でも,そのまた一方で,(今にして思えば,そういうことは初めからなかったと思うのですが)もし東大に戻って来いという話があったとしても,今から考えるととてもじゃないというか,学界とか業界とかのいろいろめんどくさいことを取り仕切っていくみたいなことは勘弁というか,興味がないというか,もう次の段階というかもっと広い世界に興味が移ってるわけで,なるようになってる気もします.

 ですから,「私という人間がいかほどのものか」と考えると,まさに「額面通り」というか,そういう評価そのままだと思うんですよね.というか,評価は自分ではなく,第三者がするものなのですから,甘んじて受け入れるべしということですね.

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 仕事というか,研究に関しては,上で書いた通りですが,もっと広い意味で「私という人間がいかほどのものか」と考えると,またちょっと違った感じがしています.具体的には,仕事ではある程度成功したけど,それだけでは終わりたくないというか,「たった一つのことに打ち込めなかった」私としては,逆に,それ以上の他の誰ももってない何かがあるのではないかとは思ってます.

 それがどういう形になるのかは,まだわからないのですが,仕事や研究ほど形になってないのも事実なので,要は,これからってことですかね.でも,当然のことながら,これも時間制限はあるので,現実的には,あと10年が勝負でしょうか.

 こうして考えてくると,これから10年って,仕事でも仕事以外でも,実は,かなり大事な時期であることに気づかされます.でも,私の場合,あんまりそういう風に考えない方がいいというか,やらないといけないからとか考えるとだめなんで,これに関しては,忘れることにします(笑).これも「私という人間がいかほどのものか」をしっかり把握すること(そんなに大した奴じゃないことをしっかり認識すること)の重要性でしょうか.

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3/18'17c
[クイーンズサーキット]
(バドミントン)

 クイーンズサーキットというのを今日から3/21まで筑波大の第一体育館でやってます.実業団,大学,高校の若手のトップレベルの女子選手達が参加する大会です.さっきちらっと見てきたんですが,いつもの体育館が人でわーっとなってて,違う場所みたいでした(写真の左の方に(一応)観客席がある).今日はダブルなんですが,明日のシングルを間近で見られる方が楽しみですかね.

 このレベルになると,みんな基本に忠実というか,この状況では,ここにこういう球を打つべしという定石+定石外しがしっかりできていて,そういう中でのショットの質とかエラーの差で勝負が決まる感じですね.

 でも,いつも書いてることなんですが,「動きの洗練」度合いについては,あーここで,緩いショット打つのにフォームもちょっと緩んでて惜しいとか,そういうのが結構あります.でも,このレベルだと,そういうのもみんなある程度はできてるわけで,ここから先,フィジカルとかフォームとかメンタルとか,どこをどうするのかは,かなり難しい問題だと思いました.でも,やっぱり,(フィジカルは当然として)「動きを洗練」するのが一番早道(多分意外とそういう練習をしてない)ような気がするなあ.

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3/18'17d
(相撲)

 新横綱の稀勢の里は(ここまでは)順調ですね.千代の富士の「無心になるということがどういうことかわかった」じゃないですが,どうやったらメンタルのコントロールができるかがようやくわかったということですかね.そうだとすれば,元々自力はあるわけですから,これからが楽しみです.

 彼の弟弟子で,いっしょに稽古している高安も急激に力を付けてきています(とにかく立ち会いの当たる力がすごい.彼も茨城(土浦)出身).もう実力は大関以上でしょうか.でも,照ノ富士もそうでしたが,とにかく怪我をしないことですかね.

 でも,彼って確か,両親のどちらかがフィリピン人だったと思いますが,大関とか横綱になるときに日本人とか日本出身がどうとか言われるんでしょうか? そんなことどーでもいいと思うんですけどねー.

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3/18'17e
[高みの見物]

 自分がどうありたいかというか,これまでのことはもうどーでもいいので,これからどうして行きたいか考えると,もちろん,定年までの10年は,応分の負担は当然としてもそれ以上のいろいろめんどうな仕事をできる限り排除して,学生達とやるべきと思う研究をやって行きたい,そして,10年という時間制限や(これが最大の問題だが)私がその気になる範囲で論文を書くなどしてそれなりに成果をまとめて行きたいと思うのですが,定年後も含めたもっと大きいスタンスとしては,一言で言えば「高みの見物」で行きたいと思っています(笑).

 つまりは,これからは,(できるだけ)ゆるーくのんびりと過ごし,従って,社会から必要とされず,評価もされず,でも,そういうことに全く動じることもなく,でも,物事の本質は,しっかり見えていて,しゃかりきになって右往左往する人々を高みの見物してるような感じでしょうか.そして,折に触れ,そういうことをこのサイトに書いていくんですかね.

 だとすると,まさに嫌われ者(笑)というか,怠け者の王道といった感じですが,逆に言えば,そういうことを受け入れることによって,そういうことが実現するというか,まさに自分がどうありたいか,何が自分にとって大事かってことでしょうか.

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3/18'17f
[現実的解決策?]
(世の中)

 JR九州とか西日本の豪華観光列車で,中には一泊100万以上するものもあって,誰が乗るんやって感じですが,何ヶ月先まで予約でいっぱいなんだそうです.今の流れからすると壮絶な二極化はどんどん進んで,それは誰にも止められないとすると,無駄に働いて無駄に稼いだ人のお金の使い途を用意して巻き上げて,その分を庶民に回す必要があるわけで,これも一種の現実的解決策?ということなんでしょうか.

 ちょっと考えればわかりますが,ひじょーーに非効率なこと甚だしいですよね.でも,人間に承認の欲求がある以上は,そして,今の世の中で承認の多くの部分がお金ということになってしまってる以上は,しょうがないってことでしょうか.

 確かに世の中全体としては,どうしようもない面は,ありますが,何度も書いているように,しっかりと経済感覚をもって,そんなしょぼい世の中から距離を置くという方法もあると思いますよ.

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3/18'17g
[考えること]
(スポーツ)

 世界ジュニアフィギャーですが,本田さん残念でしたね.でも,今の彼女ができる最高の滑りはしたと思うので(でもどうかなあ.全体にちょっと慎重だったような気もするけど),しょうがないというか,一位のロシアの選手がすごすぎたということなんですが,何とジャンプが全て後半で,そのジャンプも全く余裕というか,フィジカルが全く違ってて,まだ14歳なんですが,来年の平昌に出られるようなので,このままだと勝ち目はないですね.

 さあ,どうしますか? 大事なのは(勝ちたいのなら)考えることです.既に書きましたが,そうやって,キムヨナさんは,浅田さんに勝ったと思いますからね.

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3/19'17
[自分勝手?]

 こういうことを書くと,何て自分勝手な奴だということなんでしょうが,別にどう思われようが関係ないわけですし,自分勝手と思われた方が余計で無駄なことに巻き込まれもしないので,むしろwelcomeでもあるのですが,そういう確信犯的なことと言うよりは,信条的なことが強いですかね.

 再三書いているように,今の世の中,無駄で意味のないことが多すぎます.背景には,資本主義社会があるのですが,人口増加や経済成長が止まって来たにも関わらず,それを受け入れるどころか益々助長する有様で,拡大しないパイを騙し合いをしてまで食い合うことが平然と行われていて,近年のその傾向は,目を覆うばかりです.

 世の中全体のそういう悪しき流れは,少子化に伴う悪しきサービス合戦を繰り広げる大学や,震度7でも大丈夫とか,何も知らないド素人に免震マンションを売りつける建設業界など,私の身の回りにも確実に起こっています.そして,この流れは,残念ながら誰にも止めることはできません.

 では,どうしたらいいかですが,このサイトでずっと書いてること的には,そういう現状を受け入れてどうするのか,ということになるのですが,多くの人が,そういう世の中に迎合してやって行ってるのに対して,私はそうしない,そういう世の中と距離を置いてやって行くという道を選ぶということです.

 もちろん,現実には,いろいろ難しい問題もあります.大学に籍を置いている以上は,応分の雑務(ほんとにまさに雑務)やこんな学生のご機嫌をとるようなことやってたら学生のためにならないと思うようなこともやらないといけません.でも,そういう中で,自分の教育信条的に絶対に譲れないところは,譲りませんし,少なくとも研究室の学生達には,彼らの将来に最大限プラスになるように指導して行きたいと思ってますし,それができなくなるときは,大学を辞めるときでしょう.

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3/19'17b
[項目別?に比較検討]

 定年後問題ですが,具体的に項目別?に比較検討してみました(笑).

 まずは,キャッシュフローがあるかないかですね.単純な話です.職場という「行く場所」がなくなるというのも大きいです.でも,逆に言えば,その分,定年前は,面倒で疲弊する仕事をしないといけないということでもあります.

 私の場合,大学に籍を置いているのは,研究するため,学生達を研究指導するためなので,定年後は,それができなくなるのは,大きいです.でも,学生達といっしょに仕事をするのは,確かに楽しいですが,いろいろ大変で疲弊することがあるのも事実で,もーほんとふつーにできることをふつーにやってくれよということも正直あります.

 ○○大学教授という肩書きがなくなるということについては,そんなの関係ないというか,関係してるとしたら,私が中身のない肩書きだけの人間だったということですし,そうでないようにすればいいというだけの話ですよね.

 こうして,項目別?に比較してみると,どの項目も正負両面あるわけですし,1つ目は,結局は,お金の問題というか,そこを何とかすればいいだけの話ですし,2つ目は,要は,やること探しの問題なわけで,これは,実は,定年前定年後は関係ありません(関係あるとしたら,真にやりたいこと(無給でもやること)が見つけられてないということです).

 ということで,あまり心配するようなことではないというか,問題の本質がずれないように注意すべしということですかね.

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3/19'17c
(バドミントン)

 クイーンズサーキットのシングルを見てきました.やっぱり,シングルの方が見応えがあるというか,トップレベルの選手とそうでない選手の違いがわかりやすいですね.簡単に言えば,しっかり動けてしっかり打てる(笑)ということなんですが,じゃあ,なんでしっかり動けてしっかり打てるのかと言うと,もちろん,フィジカルはあるんですが,それだけじゃなくて,これも既に書きましたが,「そういう風に動いている」ということはありますね.

 つまり,動きが既にかなり洗練されてるということなんですが,逆に言えば,やっぱりそこで,そこをもっと洗練していくことをすれば,競技力ももっと上がるということです.そして,どう動けばいいかは,骨格とか体つきとかによって一人一人違うということで,そういう意味では,指導者云々というだけではなく,自分の中での感覚は大事だと思います.

 あと,シングルについて言えば,やっぱり,フォア奥ですかねー.強い選手は,例外なく,フォア奥にしっかり踏み込めてしっかり溜めてしっかり打つことができます.

 ちょうど筑波大の新入生が一番手前のコートで試合をしてたので,見てたのですが(多分,このとき森といた子.山中にきいたら倉敷中央で加藤の後輩だそうです),まだ高校生ってことなんですが,みょーに落ち着いているというか,結構大人のプレーができていて,感心しました.試合も1ゲーム目は,かなりサイドアウトが多くて落としてしまったのですが,2,3ゲーム目は,ちゃんと調整できてましたし,最後もかなり競ったんですが,落ち着いていました.大久保(今日来てた)が抜けた後の戦力になるんじゃないですかね.

 でも,世の中は,どんどんおかしな方向に行くのですが,こうしてバドミントンの世界は,もちろん,お金の問題と無縁というわけには行かないのですが,そんなこと意に介さずというわけではないでしょうが,バドミントンの競技力の向上や指導やマネージメントに打ち込んでる人達がいるわけで,そういう意味では,なんだかほっとします.

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3/19'17d
[問題の本質]

 てことで,定年後問題?の本質ですが,やる気三要素的に言えば,内的熟達,マズローの法則的に言えば,承認の欲求の排除なんだと思います.要は,定年などの社会システムの問題によって社会的地位を失うなどして,承認されなくなったとしても,そんなことは意に介さないというか,そんなものなくてもへっちゃらというか,それだけのものがあるのか,それを定年までに確立できるのか,ということですかね.

 仕事で成功した人は,それ以上のものを確立するのは難しい感じがしますが,ポイントとしては,以上か以下かは,社会とか誰か他人が決めるものではなく,自分自身ということでしょう.つまりは,評価されない自分の問題ではなく,しょぼい世の中や社会の問題であって,そんなこと気にせず,自分自身が楽しんで生きて行けるか,ということですね.

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3/20'17
[承認の欲求の排除]

 承認の欲求の排除ということなんですが,それがなかなか難しいということなんでしょうね.でも,だとすると,そこに向けて精神修養する必要があって,そうして行くこと自体が効力感とか達成感を生むということになるわけです.

 ただ承認の欲求を排除するだけなら,(成功しなかった多くの人にとっては,むしろ)簡単な話なんでしょうが,第一の人生で成功して,なおかつ,第二の人生をそういう形で成功させることが難しいということでしょう.

 もちろん,ただ承認の欲求を排除するだけではだめで,もう一つのキーワードは,内的熟達です.つまり,外的承認や評価など目もくれず,内的に充実すべしということなんですが,ちゃんとした経済感覚をもってすれば(変な拘りとか見栄を捨てるという意味では,これも一種の承認の欲求の排除と言えるか),(第一の人生で成功していれば)お金の問題はないでしょうし,だとすれば,自分が気分よく充実して過ごして行けるやりたいことをやって行けばいい,そういうものをいくつ確立できるか,ということですかね.極端な話,自堕落にだらだら過ごしていても,生きてるだけで意味はあるし,それでいいと本人が思えれば,それはそれで一つの生き方ですからね.

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 もちろん,これは,第一の人生である程度成功して,第二の人生にどうスムーズに移行するかの話であって,若い人達は,とりあえずは,第一の人生を頑張ってください(笑).でも,パターン1〜3で書いたように,「成功することを第一義とした人生」というものにどうしても違和感を感じるとしたら,バターン3でもありだと思いますし,パターン1や2でも,人や社会から認められることを第一義とするのではなく,承認の欲求を排して,自分がやりたいこと,やるべきと思うことをやることは,成功の一つの鍵だとは思います.

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3/20'17b
(バドミントン)

 クイーンズサーキット3日目(最終日)ですが,さっき行ってきたら,ちょうど決勝が終わったところです,となってしまいました(泣).まーしょうがないですね.でも,(多分,昨日見た)筑波大の新入生が決勝まで行ったそうです.決勝も1ゲーム目はとったそうなので,惜しかったですね.今日はプレーを見てないので何とも言えませんが,やっぱり,戦力にはなりそうですね.

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3/20'17c
[センバツ]

 センバツ高校野球やってますね.センバツを見るといつも思い出すのは,大学のバドミントン部時代の春合宿です.夏合宿のことは,既に書きましたが,春も千葉の検見川で結構長い間(1週間くらい?もっと?よく憶えてない)朝から晩までバドミントンとかトレーニングするわけです.

 で,だいたいセンバツの時期と重なってて,昼ご飯のときに食堂のテレビでやってて,それを見て誰かが「またいつの間にかセンバツが始まってるな」と言ってるのをみょーに憶えているんですね.つまりは,センバツがいつ始まるかなんて意に介さず,バドミントンやってたってことですね.

 ということかどうかわかりませんが,私のセンバツの記憶というのは,正直,あまりありません.過去の名シーンとか,優勝校がどことかいう話も出てくるんですが,憶えてない(ていうか,そもそも見てない)ことが多いです.

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3/21'17d
[籠原(東京 vs 郊外)]

 仕事をリタイアした後,どこに住むかですが,これまでは単純に東京に帰りたいと思っていたのですが,そもそもどうなん?と考え始めました.東京に住んでいれば,ぶらっと出かけられるところもいくらでもあるし,日常生活も退屈しないと思っていたのですが,じゃあ,具体的にどこに住むとか考えると,意外とここに住みたいという街はないし,そもそも,仕事でよく東京に行くんですが,別に用事ってそんなにないんですよね.

 そして,最大の問題は,住居費でしょう.つまり,月に何万円も(下手したら10万くらい?)余計に住居費かけて,いつも書いてる経済感覚じゃないですが,それだけの価値があるの?ってことです.それに,つくばに住んで,もう14年になるんですが,時々,東京に行くと,なんか息苦しいというか,ごちゃごちゃしてて窮屈と感じるようになってきました(大地震なんか起こったらもう大変).

 つまり,職場が東京にあるとか,そういう事情でもない限り,高い住居費払って東京に住む意味を感じられなくなってきたんですね.仕事をリタイアしたら,そもそも,(仕事で)東京に行くことも激減するでしょうし,スキーとかゴルフとか遊びに行くのなら,むしろ郊外の方が便利です.

 ということで,リタイア後も都心ではなく,郊外でいいかなと考えるようになってきました.一番心配なのは,日常生活を楽しく退屈せずに送れるかですが,意外と大丈夫というか,詳しく調べると,生活に必要なものは,むしろ,都心より揃ってる感じがしています.

 今調べているのは,籠原です.高崎線の始発駅で,熊谷の一つ高崎寄りですね.住所的には,熊谷と深谷の間なんですが,イメージ的には,深谷の方がいいかな(笑).ていうか,深谷の方に生活に必要なものはいろいろあるみたいです.

 上野まで1時間くらいですが,新幹線使えば40分くらいです.新幹線だと,回数券使っても往復6000円かかるんですが,毎週行ったとしても(そんなに行かない)24000円ってことで,上野との家賃差10万には遠く及びません.ていうか,在来線なら行きも帰りも始発なので,1時間座ってればいいのなら,往復2000円ちょっとなので,つくばと変わんないですね.

 あっ,熊谷⇔大宮だけ新幹線使うって手はあるかもしれませんね(熊谷⇔大宮の回数券はないみたい).そうすると片道2000円ちょっとですね(在来線だと1144円).時間的には,籠原⇔熊谷が6分,熊谷⇔大宮が新幹線で13分,大宮⇔上野が19分ですから,熊谷⇔上野で新幹線使う(と片道3000円近くかかる)のと時間的にはそんなに変わりません.要は,新幹線の大宮⇔上野が遅い上にバカ高いってことですね.でも,2回乗り換えはやっぱりちょっと面倒?(1時間座ってた方が楽?)

 新幹線でスキーに行くのもめっちゃ楽です(笑).今は,7時前の電車に乗らないといけないのですが(東京でも7時半くらいか),8時半くらいの電車でのんびり行けるので,歳をとって体がしんどくなる分をお金を使ってハードルを下げるどころか,お金も安くてハードルが下がるわけで,冬場は,まさに晴耕雨読的な生活?も送れそうです(笑).ちなみに,岩鞍とかも車で下道で2時間ちょいくらいで行けるみたいですし,近くにゴルフ場もいっぱいあるみたいですし,熊谷から秩父鉄道も走ってて,自然が豊かというか,結構楽しめそうです.

 でも駅前は,なーんもありません(笑).ということで,こりゃだめだと思ってたのですが,よくよく調べてみると,車で行ける範囲に必要なものは,ほとんど揃ってることがわかってきました.去年の5月に引っ越して,通勤以外は車移動が増えたんですが,これはこれで結構快適なんですよ.東京(あるいは,大宮とか川越とかでも)と違って,道も広々してますし,なんかこういうところの方が自然というか,普通な感じがします.

 あとは,承認の欲求を排して,しょぼい世の中と距離を置いて生きて行くという意味でも,東京のど真ん中より,そういうところから距離を置いた郊外に住むというのは首尾一貫してる?ような感じもします.

 そして,あくまで計算上のことなんですが,ここに住むのなら,○歳まで生きるとしても,(ハイパーインフレなどの経済の激変がなければ)もう仕事を辞めても何とか食べて行けるんですね(笑).もちろん,それでもう仕事を辞めるということはありませんし,10年後,実際どうするかもわかりませんが,生活の基盤となるところは確保したという安心感というか,ここはがっちり確保して,それ以外のバブリーなところは,切り離して別に考える,そこがなくなっても大丈夫というのは,何かいい感じです.

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3/22'17c
[だんだん「準備」ができてきた]

 こういう検討?は,過去にも何度かしたことがあって(例えば,4年前の2013年),でも,そのときは,そういうことを想像することで,今の幸せを実感できる,逆に言えば,リタイア後が心配ということだったんですが,今は大分違ってきた,つまりは,だんだん「準備」ができてきた感じはしました.

 理由としては,4年経って,経済的裏付けができてきたこと,世の中や大学がどんどんおかしな方向に行く中で,そういうことから離脱する喜びみたいなものも感じられるようになってきたってことでしょうか.

 でも,まだ準備万端ではありません.もう少し新しい柱も開拓したいですし,「やっとかないといけないこと」もまだありますし,何よりまだ学生達と最先端の研究をして行きたいです.

 でも,あと5年とか10年あれば,何とかなりそうな感じはしてきました.つまり,順調にソフトランディングできてきたということでしょうか.

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 東京から心が離れてきたということも,ここで書いたように,街のこともあるんですが,東京に帰りたかったというのは,そういうことじゃなくて,東京で仕事をしたかったわけで,でも,そういうことからも心が離れてきたということはあると思います.

 具体的には,例えば,今,県の被害想定の委員をしてるんですが,結局,国の○央防災会議の手法と違うことはできないわけで,でも,私から見れば,突っ込みどころ満載なわけで,でも,大人の事情じゃないですが,現在の強震動予測の精度とか被害関数とか震度とかいろんなことを総合的に考えると,現状こうするしかないというのもわかりますし,結局,何やってるのかと言うと,政治的な話というか,「研究」じゃないんですね(原発の安全性の議論とかもまさにそう).

 じゃあ,○央防災会議の専門委員会のメンバーになって,手法を抜本的に見直してくれと言われても,そういう問題じゃないというか,こういう会議は,結局,政治的なことで決まるわけだし,そうすべきところもあるわけで,でも,だとしたら,そういうことには興味がないというか,めんどくさいというか,私がやりたいのはそういうとりまとめ的な仕事ではなく,もっと先というか,やっぱり,最先端の研究なんですね.

 ということで,東京に戻って,日本,あるいは,世界の地震防災を変えるような仕事をしたいと思ったこともあったのですが,そういうことは,所詮幻というか,たとえそういう立場に立ったとしても,実質的なことはできないわけで,だとしたら,50年後,100年後に真実が明らかになって,日本や世界の地震防災が変わるような仕事をしておくことが遥かに重要な気がしてきた,ということはありますかね.

 とは言え,そういうことができるのも長くてあと10年ですし,これまでで道は付けたというか,ある程度のことはできたと思いますし,与えられた条件,限られた時間の中で,学生達とできる範囲でできることをやって行く,そして,(しょぼい)世の中からお前はもう要らないと言われたら,世の中から距離を置いて,喜んで「高みの見物」させてもらうということですかね.

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3/22'17b
(野球)

 WBC準決のアメリカ戦,惜しかったですね.というか,実情は,力の差がある中,日本のピッチャーはよく投げましたし,「何とか格好は付いた」って感じでしょうか.でも,相手の得点は,2点とも日本のエラー絡みですし,何度も書いてますが,こういう試合では,ミスした方が負けます.

 アウェイというか,エラーの要因もそうですが,グラウンドの状況とかに慣れてるかどうかというのはあったでしょうね.でも,菊池の(エラーを取り返す)ホームランは,ともかく,次々出てくるメジャーでも一線級の動くボールを投げるアメリカのピッチャーを打てる雰囲気は,ほとんどなかったですね.

 ですから,点差の割に力の差はあったと思いますし,そういう意味では,このメンツでベスト4は,前回同様,ノルマを果たしたと思いますし,営業的?にもまあOKなんじゃないでしょうか.WBCの興行的にも,そろそろアメリカに優勝してもらった方がいいってこともあると思いますしね(今日の試合だって,球場ガラガラだし).うーん,でもプエルトリコも強えーし,明日の決勝楽しみですね.

 でも,前回の内川といい,今回の松田といい,A級戦犯的な選手が出てくるのは,ちょっと可哀想ですかねー.菊池も予選ラウンドでの守備はすごかったんですが,今日(の固いグラウンドで)は,エラー2つで,メジャーでは通用しないことを証明しちゃったみたいな感じですかね.

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3/23'17
[「順調」]

 「準備」ができてきた,ということですが,定年が来れば,社会から必要とされなくなるという現状を受け入れて行く,そして,正負両面的に言っても,世の中や大学がおかしな方向に行くこと,そして,個人的には,経済的な状況が整うことによって,やりたいことやるべきと思うことがやれることより,やりたくないことやるべきと思わないことをやらなくていいことの方がプライオリティが高くなってきたということですかね.

 つまり,なるようになってきてるというか,ある意味,「順調」ということですね.

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3/23'17b
[日本のプロ野球のレベル]
(野球)

 想定通り,アメリカが勝ちましたね.でも,球場は空席が目立ったし,やっぱり,あんまり盛り上がってませんね.ていうか,野球で飯を食うプロの選手にとってみれば,レギュラーシーズンの方が大事なのは,当然のことでしょう.WBCで怪我して,食いっぱぐれるようなことになったら一体誰が補償してくれるんだってことでしょうからね.何度も書いてますが,お国のために,なんていう時代じゃない,っていうか,そもそも,そうあるべきものじゃないですからね.

 でも,今年は,アメリカもメジャーのオールスター「級」の選手を集めたってことなんですが,どうなんですかね? 少なくともオールスター「級」であって,オールスターではないですよね.具体的には,WBCやる前から知ってる選手どのくらいいました?

 そもそも,今のメジャーにスター選手ってそんなにいるんでしょうか? 具体的には,かつてのケン・グリフィーJr.とかバリー・ボンズとかA.ロッドとかマダックスとかリベラとかジーターとか,普段,メジャーの試合を見ない人でも知ってるくらいの選手っているんですかね? 少なくとも,今回のWBCのアメリカチームには,いませんでしたよね.

 ですから,例えば,サッカーのワールドカップとかと比べると,やっぱり,全然違うんだと思います.もちろん,歴史が浅いってこともありますが,ずっと言われてるのは,開催時期の問題ですね.シーズン前じゃあ,選手なら誰だって,レギュラーシーズンが気になっちゃいますよね.じゃあ,ポストシーズンはどうかということになるんですが,ポストシーズンに行われたプレミア12を見れば,明らかですよね.

 そもそも,野球の世界大会って意味あるんですかね? 強豪国は,日米韓以外だとドミニカ,プエルトリコ,キューバ,ベネズエラと中米に固まってますし,ベスト4に入ったオランダも実質そう(キュラソー島とか)ですからね(イスラエルもほとんど3Aの選手).

 そして,それらの強豪国から選手が集結してるのがまさにメジャーであって,だったら,メジャーのワールドシリーズ優勝チームが世界一のチームということでいいじゃん,とアメリカ人が思うのは,当然のことでしょう.

 ただ,唯一,事情が違うのが日本です.日本のトップレベルの選手がメジャーに行けないようにNPBが「規制」をかけてるわけで,それは,日本のプロ野球を盛り上げるためというか,金儲けなわけで,でも,井の中の蛙と言われないために,日本のプロ野球のレベルの高さを証明しないといけないわけで,それがまさにWBCなわけで,日本だけが盛り上がってるとか本気(笑)とか言われるのは,そういうことです.

 でも,どうなんですかね? メジャーに行った選手が多く参加した第1回,第2回では,(かなりラッキーもあって)優勝できましたが,国内リーグの選手中心でのぞんだ第3回,第4回(今回)は,ベスト4止まりだったわけで,まさに,日本のプロ野球のレベルを見事に定量的に示したことになってるんじゃないですかね.それでも,メジャーのレベルには及ばないけど,おらが街の?贔屓のチームが勝てばそれでOK?

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 あれ? WBC終わったと思ったら,WC予選のUAE戦,今日やるんですね.大忙し(笑)というか,まさに退屈しのぎには事欠かない? そう言えば,ちょっと目を離した?間に相撲は稀勢の里は全勝キープで,高安は連敗したんですね.そっか,センバツもやってるんですね(まさにそんなの見てる暇ない?).

 今は仕事してるんで,全部見てる暇なんかないんですが,こんな感じだと仕事をリタイアした後も退屈しのぎには,事欠かない? でも,やっぱり,見るだけではつまんない?

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3/24'17
(日記)

 おとといが研究室の追いコンで,今日が,卒業式,修了式でした.

 いつものことながら,無事送り出せてほっとするのと寂しいのと両方ですかね.でも,これもいつものことながら,とにかく元気で楽しくやってくれれば,それ以上望むことはありません.

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 先日,大学の研究室の後輩のI川さんが母校の教授になるということで,挨拶に来たいということで(律儀でかわいい後輩ですね),そんなのいいから飯でも食おうということで,(どのみち)つくばまで来てもらいました.彼については,そういう話は,以前からあったんですが,ようやくそういうことになってよかったと思います.

 それで,いろんな話をしたんですが,彼が私がRCをやらなくなった理由を知りたいと言ってきました.彼が修士の学生だったとき,私は博士課程で,NewRC(高強度材料を使ってRCで超高層建物を造ろうという国家プロジェクト)の実験をやってましたし,それで博士をとりましたから,卒業した後も,その研究を続けるのが普通ですよね.

 このことについては,既に書きました.1つは,就職先が地震研だったということはあると思います.つまり,暗に地震動をやれと言われたような感じもしたし,そういうことに私も興味がありましたからね.見方を変えると,就職先が,例えば,当時Y国大におられたK先生のところだったら,RCの研究を続けたのかもしれません.

 でも,地震研に行って,地震動をやるにしても,RCの枠組みの中で,ということで,地震応答解析やフレーム解析を続けていたけど,あまり評価されず,だんだん行き詰まって来たことは,既に書きました.中でも決定的だったのは,やはり,京大の渡辺先生に言われたことですかねー.

 と書き始めて,渡辺先生のことを思い出して,リンクを貼って,リンク先を読み返したら,これから書こうと思ってること?が全部書いてありました(笑).

 ということで,ここで終わるのですが,思ったのは,この記事書いたのがもう6年前(2011年)ってことです.こういうことを書くというのは,「ある覚悟」というか,「決心」のようなものがあるわけで,2011年の時点で,もうそうだったんだな,とは思いました.

 でも,今となっては,そういうことももうどうでもいいというか,超越してるという感じですかね.結局,過去のことは過去のことだし,そんなことより,これからどうしていくかですからね.

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3/24'17b
[ファミマに宅配ロッカー?]
(世の中)

 宅配業者の件ですが,その後,いろいろ動きがあるんですが,「ファミマに宅配ロッカー」という報道がありました.??? コンビニ受け取りは,既にあるわけですし,人はいるわけですから,駅ならともかく,コンビニにお金かけてわざわざロッカー設置する意味あるんですかね?

 やっぱり,何か問題がずれてる気がします.インターネットで買い物をする理由は,家まで運んでくれるから,が全ての理由ではなくて,ぶっちゃけ(店舗を構える必要がなくて)安いからじゃないですか? つまりは,宅配をデフォルトとするのではなく,コンビニ受け取りをデフォルトにして,家まで持ってきて欲しい人は,ほんの少し料金を払うとかしたらいいんじゃないですかね? つまりは,宅配業者の問題ではなく,インターネット通販業者の問題では?

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3/25'17
[ものになるか]

 センバツなんですが,二十一世紀枠が悲惨ですね.擁護するような報道が多いのですが,これは,メディア特有の視聴率至上主義,即ち,衆愚主義でしょう.つまり,二十一世紀枠の背景自体がそういうものがあるということですが,スポーツの全国大会なので,不公平があってはなりません.

 でも,こういったことは,(今の歪んだ)世の中では,ままあることですし,あまり議論するつもりもないのですが,思ったのは,二十一世紀枠の高校とそれ以外の高校でこんなにも力の差があるのか,ということです.二十一世紀枠とは言え,県大会で優勝あるいは準優勝をしてるくらいのレベルなんですが,試合をちらっと見た感じだと,強豪校相手だと,大人と子供とは言いませんが,力がもう全然違います.

 高校野球って,単なる高校の全国大会のはずなんですが,実情は全然違っていて,要は,プロに繋がってるわけで,そうすると,どうなるかは目に見えていて,つまり,そういうところを本気で目指している人とそうでない人とは,月とスッポンくらいの差があるわけです.

 差があるというのは,練習量とか練習環境というよりは,もともとその人がもってるポテンシャルみたいなものですかね.実際,体つきもフィジカルも野球センスももう全然違うわけで,そういうのを集めてがんがん練習させる高校が甲子園の多くを占めてくる中で,二十一世紀枠とかいう普通の高校が放り込まれても,話にならないのは当然のことです.

 で,考えたのは,私ってどうなんだろう?ということです.甲子園に出てプロ入りした野球エリートかどうかはともかく,この分野では,一応,そういうレベルにはいることになります.実際,小さい頃は,大したことなかったと書いてますが,東大に入るくらいではあったわけで,サッカーと並んで層が厚く,金になるという意味では,それ以上の野球という分野以上に,層が厚いのが「勉強」ですからね.

 でも,何度も書いているように,研究者としてやって行くには,ただ単に勉強ができるくらいでも,東大に入るくらいでも話にならないわけで,単なる大学の教員という以上の研究者なら尚更のことです.でも,今は東大に入るまでは必要ないかもしれませんが,勉強ができないのに研究者になれるわけもなく,そういう意味では,野球選手と同様,というか,それ以上にポテンシャルみたいなものは,必要なのかもしれません.

 つまり,「ものになる」かどうかって,実はものすごくシビアで,努力すれば,誰でもプロ野球選手とかピアニストとか研究者になれるってことはないわけです.

 とか書くと,身も蓋もないってことなんでしょうが,要は,結局,何が自分にとって「ものになるか」をよく考えるということでしょうね.研究者は,プロ野球選手とかピアニストより潰しが効くとは思いますが,言い方を変えると,そういうことをよく考えるってことなんだと思います.実際,私も,ここまで来るまでにものすごい紆余曲折というか,試行錯誤がありましたからね.

 なので,ここまで来られたのは,ラッキーとかたまたまとか書いてますが,来るべくした来たというか,実際,いろんな人の発表をきいたり,研究の話をしたりしても,こいつはすげーとか,こいつにはとても敵わないとか思うことはありませんからね.こんなこと書くと,まさに傲慢ということなのでしょうが,そのくらいじゃないと,トップレベルでやって行くことなんか夢のまた夢でしょうからね.

 といういつもと全然違うこと書くと,なんだよ,それが本心かよと思う人もいると思うのですが,ラッキーとかたまたまとかいうのももちろん本心で,結局,そんなことどーでもいいんですよ(笑).ただ,やりたいこと,やるべきと思うことを探して,見つけて,ただやって来たってだけですからね.

 それに,今となっては,そういうこと自体,もうどうでもいいというか,興味がないというか,「そういう人生」に見切りを付けたというか,第一の人生が終わったというか,既に次のフェーズに入った感じがしています.それは,別に燃え尽きたのでも枯れたのでもなく,まさに「次の段階」ということです.

 そして,これまで「そういうこと」を別に意に介するわけでもなく,やって来たわけで,それは,これからも変わらない,つまり,やりたいこと,やるべきと思うことをやって行くということです.ただし,これまでは,そうするためにそうでないいろんなことを(多少)我慢してやって来ましたが,これからは,そういうことは(できる限り)排除して行く,というか,ようやくそうすることができるようになったということでしょうか.

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3/25'17b
(日記)

 今日は,筑波大バドミントン部の追いコンでした.卒業するのは,4年生とM2,そして,男子監督の竹原さん(もM2というか医学の6年)なのですが,4年生に関しては,藤原の相手をするようになって,また体育館によく行くようになった時の1年で,久しぶりに1年から4年までずっと練習を見てきた学年ということで,彼らが卒業するのは,ちょっと感慨深いものがあります.

 と書いたのですが(追いコンでもそういう話もしたのですが),どうなんですかね? 私はずっと彼らを見てきたつもりですが,彼らにとって私って,別に大した存在じゃないというか,時々体育館に来て藤原と打ってるか,総会とかそういうところでえらそーに話をするとか,それだけの存在なわけで,私が彼らに何をしたわけでもなく,こっちが勝手にそう思ってるだけの話ですよね.

 ですから,しょうがないというか,まあそれだけの話ということですね.こういうことを考えると,寂しさを感じるというか,もっとできることがあったんじゃないかとも考えるのですが,仕事とか他のいろんなところでもそうですが,そうならなかったのは,そういう要求がなかった,私にそれだけのことがなかったということでしょうから,それはそれで仕方ありません.

 そして,「次の段階」的に言えば,寂しいというよりは,めんどくさいことを免れてラッキーという側面もあるわけで,まあなるようになってる感じはしますね.もちろん,仕事とか仕事以外でも,こんな私でもできることがあればできるだけのことはしたいと思ってますが,(何度も同じことを書きますが)自分からしゃしゃり出てやらせろということは,もうありません.

 研究室についても,研究したい,研究を通して仕事ができる人間になりたいということなら,私ができることは,何でもしたいと思いますが,そうでない学生をその気にさせて頑張らせようとまではもう思わないですかね.

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3/25'17c
[学術的でなくても研究対象になりうるもの]

 ということで,次の段階というか,そういうことが逆にだんだん楽しみにもなって来るのですが,まだ準備万端ではなくて,もう少し新しい柱が,ということなんですが,やっぱり,「研究」かな,とは思ってます.研究というのは,「地震動の性質と建物被害の関係を探求し,それを地震災害軽減に結びつけて社会に還元すること」でなくても,何でもいいですが,「地震動の性質と...」も当然対象の1つになります.

 でも,実験装置とかお金がなくても,一人でしこしこできることに限られますね.人手や体力が必要な被害調査もちょっと厳しいですかね.ていうか,別にこれで飯を食わないといけないわけでもないので,「地震動の性質と...」でなくても何でもありでしょう.

 大きな意味では,「生き方研究」というか,(気分よく)生きて行くにはどうしたらいいかを考えること自体が研究ですし,少し小さくは,どうやったら日々の生活を快適にするかもそうですし,どうやったら,ピアノが上手くなるか,バドミントンが強くなるか,スキーやゴルフが上手くなるかも研究ですが,体を使うことはだんだんできなくなるでしょうし,種目的には,かなりいっぱいいっぱいなので,やはり,学術というか,「地震動の性質と...」以外に何か新しい研究テーマを見出せたらいいですね.

 そっか,経済とか相場研究がありましたね.でも,これは,これまで結構やって来て,今はその成果を試している時ですし,成果が出るのに時間もかかりますし,リタイアしてからは,あまりリスクはとりたくないので,リタイア後も研究を続けるというイメージは湧かないですかね.

 ですから,やっぱり,学術的な何かですかね.でも,いわゆる研究者が研究することではなく,逆に言えば,そういうことは,何らかの形で金になったり,役に立ったりするものなので,そうでないもの,つまりは,学術的でなくても研究対象になりうるものみたいなイメージで,そういうものは,いわゆる研究者は研究しないので,結構,いろいろ放置されてる感じはします.そういうものの中から,興味を持てるものを探して行くということですかね.

 でも,もちろん,今は,「地震動の性質と建物被害の関係を探求し,それを地震災害軽減に結びつけて社会に還元すること」でしょう.それは,人手もお金も(それなりに)あるということもありますし,成果を出せば承認されるということも(少しは)ありますが,何より学生達と楽しく研究していけるということですね.

 ですから,あと10年しかないですが,その間は,学生達と楽しく研究して行きながら,次の段階に向けて,次の「研究テーマ」を探して行くということですし,それはそれで楽しみです.

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3/25'17d
[何もいいことがない]

 でも,正直,あんまりいい気分ではないというか,いい状態ではないですね.できる範囲でできるだけのことはしてると思うのですが,自分のことはともかく,他人のことまでは,どうしようもないところはあります.そういうこともあって,一人で生きて行くということを原則として考えて行こうと思ってるのですが,それには,いろいろ「準備」もしないといけませんし,「精神修養」も必要です.

 うーん,でも,現状の中で,できる範囲でできることをして行くしかないってことですかね.でも,そうやってやっていても,何もいいことがないというと語弊があるかもしれませんが,何もそういうことがないと,さすがにだんだん疲れてくるものです.

 そもそも,私にとって「いいこと」って何ですかね? それがわからないと言いたいところですが,実は,こういうことがあったらいいな,と思うことは,かなり具体的にいくつかあります.でも,現実には,そういうことは,全く起こらないですし,ひょっとしたら,もう死ぬまで起こらないのかもしれません.

 そう考えると,もう生きる希望も...ということなのでしょうが,それが現実なのなら,そういう中でどうして行くか考えないといけないということなのでしょうか.なかなか,しんどいことですが,まだ一縷の望みというか,最後の望みというか,そういうものがないこともないので,もう少し頑張ってみますか.でも,おそらく,それが時間的にも「最後」になるような気がします.

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 できる範囲でできるだけのことはしてると書いたのですが,果たしてそうなんでしょうか? そうやって考えてみると,できる範囲でできるだけのことはしてるには,程遠いような気もしてきます.

 でも,結果が全て的に言えば,現状やってることが全てなわけで,それ以上のことをやるのは,無理というか,無理してやろうとすると,必ず体がおかしくなるわけで,そこのマネージメントが難しいというか,そういうことも含めて,やるだけのことはやってるってことで,結局,しょうがないということになってしまうわけです.

 つまり,現状がどうであれ,全てを受け入れて,(何もいいことがなくても)やって行くしかないってことなんでしょうか.まさにそういう「精神修養」が必要ってこと? それとも,こうやって,できる範囲でできるだけのことはしていれば,何かいいことがあるんでしょうか?

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3/25'17e
[見事に重なる]

 ケータイ大喜利終わっちゃったんですね.それ自体は,別にどうってことないですが,思うのは,オーギリーガーというか,レジェンドにとっては,これで「報酬」も「承認」も得られる場がなくなったということですね.つまりは,「内的熟達」だけでやって行けますかね?

 そう考えると,さすがにムリー(泣)ということになりそうですが,定年で仕事を失うこととみょーに,というか,見事に重なるのは,何なんですかね? ほんと他人事じゃない? それとも,「内的熟達」だけでやって行ける? というか,そこを目指さないといけない?

 そう考えると,やはり,途方もなく難しいことがよくわかりますね.実際,(仕事で成功した)ほとんどの人がうまく行ってないわけですからね.でも,だからこそ,何とかしてやろうとも思うのですが,何とかするというか,何ともしないというか,ゆるーく,あまり深刻に考えないことも必要なので,ほんとそこのところが難しいですね.

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3/26'17
[考え過ぎ?]

 いろいろ余計なことを考え過ぎなんでしょうか? でも,いろいろ考えることが(私の)生きる道?なので,それはそれでいいんですが,その時その時の考えることというか,気分というか,そういうことにとらわれないことが肝要ということなんだと思います.

 例えば,一人で生きて行くとして孤独を感じるとしても,それは,自ら選んだ道というか,いろんなことを考えてそうするのに,孤独を感じるときに一人で生きて行かないデメリットを忘れているわけです.つまりは,その時,直感的に感じることに流されず,そこに至るまでに論理的に考えたことをしっかり思い出す必要があるということです.

 それに,一人で生きて行くと言っても,もちろん,完全に一人なわけはなくて,要は,「一人時々みんな」なわけで,だとしたら,これまでと別段何も変わらないわけで,つき合いたい人とはこれまで同様つき合って行くし,何が違うかと言うと,つき合いたくない人とは無理してつき合って行かないということなわけで,だとしたら,デメリットなんかないわけですからね.

 そもそも,できる範囲でやるだけのことはやってる(はず)ですし,これでいいというか,しょうがないわけで,つまり,これでいいと思えばそれでいいわけで,別段これじゃだめだとか気にしなければいいだけの話なのかもしれません.

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3/26'17b
[悪いことばっかりでもなかった]

 ここでも書いたのですが,30代の頃,自分の研究が認められなくて迷走したってことなんですが,よくよく思い出してみると,そんなことばっかりでもなかったと思います.例えば,これも何かの日米のセミナーだったと思うのですが,会場は,確かUCバークレーのEERIの会議室で,1995年に在外研究員として行く前なので,1993年か1994年くらいだと思いますが,話の内容は,地震動の破壊力と発生確率の関係で,事前にすごい内容だけど,高度すぎてアメリカの連中は付いて来られないかもよ,と言っていただきましたし,地震研の何かの研究会で,地震動と構造物被害の関係は,君が一番よくわかってると言っていただいたこともありました.

 ですから,そんな悪いことばっかでもなかったんだと思います.でも,なぜか記憶に残ってるのは,悪いことばっかで,それは,既に書いたと思いますが,成功するための重要な条件でもあるのですが,それで,めげてしまっては,元も子もありませんよね.

 でも,思うのは,やっぱり,そういう「外部状況」は,関係ないってことでしょうか.そして,どういう外部状況であれ,私が結果を出せなかったとしたら,私がそれまでのことだったということですし,30代は,やっぱり,あまりいい状態ではなかったのかもしれません.

 でも,そこで「終わらず」に何とか30代を乗り切ったので,40代にそれなりの仕事ができたということでしょう.

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3/26'17c
[経営]

 何かの番組で,どこかの球団の経営を劇的に成功させた人が話をしていました.どれもなるほどという内容ですが,きいてて,結局,「どうやって人に(無駄な)金を使わせるか」,即ち,「どうやって騙すか」というようにどうしてもきこえてしまいました.

 何度も同じことを書いてますが,経営というか,要は,「儲かる」というのは,そういう側面があります.側面と書くと,大分,ソフトな感じですが,「真に実質的に成長」することが限りなく難しくなってきた現状では,ほとんどが「そういうこと」になってきてしまってるわけです.

 とか書くと,世の民間企業で働くほとんどの人を敵に回す(笑)ことになると思うのですが,もちろん,何をしようが自由なので,私がとやかく言うことではないのでしょう.でも,少なくとも,私は,そういうことには,興味がないのだな,とは思いました.

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3/26'17d
(相撲)

 怪我をしたときは,だめかと思いましたが,稀勢の里の逆転優勝,すごかったですね.内容はともかく,この状況からあきらめずに,2場所連続優勝を果たしたわけですから,これでもう正真正銘の横綱と言っていいでしょう.

 メンタル的にも何かを掴みましたかね.これまでいろいろ苦労したと思うのですが,こういうのって,メンタルトレーニングとか,人からいろいろ言われるとかそういうことじゃなくて,結局,自分で気づくか,ということですからね.

 次は,白鵬が戻って来た場所で,これからはもう自分の時代というくらいの圧倒的な力を見せつけて優勝して欲しいですね.

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3/26'17e
(ピアノ)

 ピアノのその後ですが,まだ10日しか経ってないし,その間,弾かない日も結構あったんですが,全然違いますね.つまり,いつもならこの程度で頭打ちというところを明らかに抜けてきた感じがします.

 ていうか,結局,どの指がどの音を弾いてるかをしっかり意識して,弾けないところをてきとーに放置せずにしつこく練習するという単純な話のような気もしてきました.

 と言っても,単にまだ頭打ちまで来てなかっただけかもしれないし,もう少し続けてみます.ていうか,ここまでということで途中でやめる意味もないですからね.

 要するに「練習せい」ってことなんですが(笑),(私の)練習論的には,「できることを繰り返す」ことが重要なわけで,それをいかに実行するか,ということでしょうか.

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3/27'17
(世の中)

 稀勢の里の奇跡の大逆転優勝ですが,会場もメディアも稀勢の里礼賛一色というのは...と思っていたのですが,そうでもないようです.具体的には,14日目に立ち会いの変化で勝った照ノ富士が非難されるのなら,千秋楽の本割の立ち会いで変化した稀勢の里も同様だと言う人がいるらしいです.照ノ富士だって膝を怪我してますからね.どう思いますか? 私はなんだかほっとしました.

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3/27'17b
[モチベーター]

 経営者というか,組織をまとめて行く人に今一番必要なものは何でしょうか? 経営ならビジネスモデル,即ち,そもそも何でどうやって金儲けするのかでしょうし,コストカットというようなお金の計算も必要でしょう.でも,今一番必要なものは,そういうことじゃなくて,社員をどうやってやる気にさせるか,即ち,モチベーター足りうるかだという人がいます.全くねー...

 研究室は中小企業,そして,指導教員は,その社長によく喩えられますが,ほんとは,研究室だったら,まずは,何を研究テーマに選ぶか,そして,それを研究員(学生)に与えて,指導し問題解決させながら,同時に彼らを成長させながら,成果を出して,学界や社会に発信していくということが一番必要なことなはずですが,それ以前に,まずどうやって学生をやる気にさせるか,ということになってしまってるわけです.なんだかねー.

 そういったことは,本来,研究者の領分ではないのですが,そういうこともやらないといけないんでしょうか.でも,私個人的に言えば,その辺のことは,例えば,やる気三要素とか,このサイトで再三書いているように,いろいろノウハウというか方法論的なものももってますし,学生達には,そういう話もよくします.

 でも,今の学生は精神的に脆弱だから,とにかく褒めて褒めて,とか言うのは,学生のためにはならないでしょう.自分の仕事を学生をおだててやらせたいのなら,そうした方が早道かもしれませんが,それでは,学生が社会に出て,厳しい局面に遭遇した時に潰れてしまうでしょうからね.

 でも,ある程度は,そういうこともして行かないといけないんでしょうね.まあ,これも一種の研究対象というか,どこかに最適解があるというか,そういうことも含めて,楽しんで行くということでしょうか.

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3/27'17c
[ただ死ぬのを待ってるだけでも]

 何もいいことがないとしても,極端な話,ただ死ぬのを待ってるだけでも,何とか生きては行けるでしょう.そして,どうせ生きて行くのなら,つまんないより楽しい方がいいし,できる範囲でできることをして行けばいいだけの話でしょう.

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3/27'17d
[よく考えたら変な話]

 歳をとると体が動かなくなるとか,疲れるようになるとか,若いときはもっと頑張れたとか,よく考えたら変な話ですよね.だって,今は今できることをすればいいだけの話ですからね.じゃあ,何で歳をとると...と思うのかと言うと,若い時のことを憶えていて,それと比較するからでしょう.

 でも,そんなことしても意味ないわけで,例えば,女性は,男性より体力面では,少し劣ると思うのですが,そんなの最初からわかった話で,でも,女性は女性でできることをすればいいし,男性よりできることもいっぱいあるし,つまり,若いときは,100mが12秒で走れたけど,今は14秒かかるとしたら,それでできることをすればいいだけの話なわけです.そして,それは,14秒が20秒になっても,1分になっても同じことでしょう.

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3/27'17e
[凡人]

 私は「たった一つのことに打ち込む」ことは,できなかった,でも,そうでないことから何かが生まれるかもしれないと書きました.でも,要は,単に私が「凡人」に過ぎなかったってことなのでしょう.

 いずれにしても,私が非凡か凡人かなんか,私にとっては,どうでもいいことです.私は私がその気になることをやるし,そうしかできないし,それがたまたま「たった一つのこと」で,それが世の中にとって,大きな意味をもつかもたないか,ということであって,それは,私にとって,大した意味はもちません.

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3/28'17d
[意外と最近のこと]

 考えることは生きることと書きましたが,いつからそんなことになったんでしょうか(笑)? そう考えてみると,若い頃は,脳天気だったし,このサイトを開設したとき(40くらいか)もそうでもなかったし,意外と最近のことのような気がしますね.ですから,意外と一時的なことかもしれませんね(笑).

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3/29'17c
(経日)

 記号を見るとわかりますが,最近,動きというか,売買がかなり活発になってます.はてさて,どちらかに大きく動くのでしょうか? 上に行かないとすると下しかない?(ちなみに今は中期的には売り,短期的にも売りと判断)

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3/29'17b
[低糖質]

 最近,低糖質をうたったものが多いですね.現代人は,デスクワークの人が多くて,運動せずに体重の増加を抑えたいというのは,わかりますが,そんな簡単な話じゃないでしょう.究極的には,寝たきりで摂取カロリーを減らして体重維持しても不健康そのものですからね.

 ですから,運動まで行かなくても,ある程度,体を動かすことでカロリーを消費する,つまり,低糖質とか変なことしなくても,収入と支出のバランスがとれる生活を送ることでしょう.

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 関連するのかもしれませんが,リタイア後の(体を動かす)生活ですが,毎日,一定時間,散歩とかして体を動かすのがいいとは思うのですが,そういうのってめんどくさいですよね.つまりは,やりたくないことを我慢してやるのではなく,我慢せずにやる方法を考えるということですかね.

 私の場合,冬場は,晴耕雨読(笑)的にスキーに行く,そのために(ハードルを下げるために),スキーに行きやすいところに住むというのは,一つの方法かもしれません.そして,そういうものが他にもいくつかあるといいですね(スキーは冬しか行けないし).ゴルフは1年中行けるし,結構歩くので,そういう意味でも意外といいかもしれませんね.

 ただ歩くだけだと,実は,あまり運動にならないので,スキーもゴルフもそうですが,多少「ただ歩く」より強い負荷をかける必要があります.それで思いつくのは,山登りですね.もちろん,そんなに本格的なものでなくても,ゆっくり日帰りで行けるような山でいいし,山まで行かなくても,ハイキングくらいな感じでもいいかもしれません.

 そういう「出かける日」を週に何日か(2日くらい?)作るというのは,ありかもしれませんし,ハードルを下げるために行きやすいところに住むとすると,やはり,東京よりは,郊外ということになりますね.

 逆に東京だと,ランチとかおいしい店とか探して食べに行って,街をぶらぶら歩いて帰ってくる(夕食なら歩いてお腹空かして(笑)食べて,かな)みたいなのも楽しいかもしれませんね.うーん,でも,これは,平凡かなあ.

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3/29'17c
[10]

 またまた関連するのかもしれませんが,誰かが仕事をリタイアして生まれる莫大な時間を埋めるには,10以上の趣味が必要と言ってました.10以上!?と思う人が多いと思うのですが,(このサイトで既に書いたと思いますが)私の中の感覚としては,「10」という数字は,割としっくり来ます.というか,ほんとにそのくらい必要だと思いますよ.

 「新しい柱」と何度か書きましたが,要は,そういうものをそのくらい準備するということでしょうか.そして,だんだん準備ができてきたけど,もう少しというのは,もう少しで10くらいにはなるということですかね.

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3/29'17d
[Android5]

 「通知」がうっとーしーので,Androidを4から5にバージョンアップしたのですが,失敗でした.私は普段「機内モード」にしているのですが,スイッチを押したときに出るメニューが「電源を切る」だけになってしまって,これについては,アプリをインストールして何とか対処したのですが(でも,アプリのアイコンの位置をまた調整したりとか,ツツーンツンとかいうリズムが変わるので,慣れるのに少し時間がかかりそう),機内モードから復帰したときにLTEを掴むまでにかなり時間がかかってしまいます.ダウングレードする方法はあるのですが,かなりめんどくさいし,不具合が生じるのだけは避けたいですからね.

 で,いろいろ調べて,「不要なAPN設定をすべて削除」してみたら,何とか大丈夫になりました.それにしても,バージョンアップしたのに,使いにくくなるというのは,一体どういうことでしょうか.

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3/29'17e
(ピアノ)

 しつこく練習するというよりは,田園のときに,ちんたらでもいいなら弾くか,となったように,ゆっくりちんたらでもいいのなら弾くか,というモチベーションの問題?もあるような気がします.つまりは,モチベーション的には(まだ)今一で,そういう中で,練習論という以前に,とりあえず,どうやったら練習する気になるのかという練習するための方法論の一つになってるということかもしれません.

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3/30'17
[全部関西]

 センバツですが,ベスト4に大阪二校(大阪桐蔭と履正社)と兵庫(報徳)と熊本の(何度かこのサイトで書いてる)高校が残りました.メディアでは,関西と九州と言ってますが,実質,全部関西(ほぼ大阪)ですよね.

※熊本?の高校ですが,また準決で負けて,決勝は,大阪同士となりました.

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3/31'17
(経日)

 入国制限,オバマケア代替法案に続いて,メキシコ国境の壁建設も(議会の抵抗にあって)予算先送りとなったようで,これじゃあ,散々大きなこと言っておいて,結局何もできないじゃんてことになりそうです.てことで,筋としては,Tランプラリーで上げた分は,帳消しってことになりますかね(今日も大分下げてる).

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3/31'17b
[愕然とする]

 ほんと今更なんですが,私という人間がようやくわかってきたような気がします.要は,「たった一つのことに打ち込めない」に象徴されるのですが,一つのことをコツコツやり続けることができないんですね.そんなんで,よくここまでやって来られたと思います.ですから,どれか一つ選ぶとしたら音楽と書きましたが,音楽だけでは生きて行けないということでしょう.

 そんなこととっくの昔にわかっていたことのはずなのですが,そういうことに従って生きて行けてないというか,そういうことに逆らおうとしてることに(今日)気がついて,一体何をやっているんだ?と愕然とするわけです.何なんですかね?

 もちろん,仕事をしているうちは,仕事はちゃんとやるのは当然ですが,もうここまで来たわけですから,そういう自分を受け入れて,生きたいように生きればいいんだと思います.

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3/31'17c
[使い回す]

 愕然とするんですが,そういう自分だからこそ何とかやってこられた感じもします.具体的には,例えば,やりたいことや興味があることが10くらいあるとして,当然のことながら,10のことに同時に同じ強度で情熱をもつわけはなく,時期によって,どれかにある程度打ち込むわけで,そうすると,そのときは,それが心の支えになるわけで,そうやって,いろんなものを「使い回して」何とか退屈しないでやって来られたということはあります.

 でも,こういうやり方は,一般的には,お薦めできないですね.まず第一に成功しません.でも,それでも,成功したかどうかはともかく,今くらいのところまで来られたのは,ラッキーだったんでしょうが,いろんなことをうまくマネージメントできたということはあるかもしれません.うーん,でも,やっぱ,たまたまの結果オーライかな.

 でも,成功とかそんなことどーでもよくて,要は,楽しくやってこられたからそれで充分ですし,問題は,これからなんですが,これからもそういう風に生きたいように生きていけばいいのでしょう.条件としては,これまでよりこれからの方が整ってくるわけですしね.

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3/31'17d
[誤解?]

 このサイトで,いわゆる「成功」を第一義とする必要はないと何度か書きました.でも,多分ですが,誤解してる人が多いと思うんですよね.いわゆる「成功」を目指す必要はないけど,「結果的に」成功した方がいいですよね.ここで言う成功というのは,出世して偉くなるとか金持ちになるとかいうことではなく,楽しく充実して人生を過ごすということです.

 そして,そのためには,やりたいこと,やるべきと思うことを見つけて,それに打ち込むことでしょう.ほとんどの人は,働かないと食べて行けないでしょうから,人生の大半を仕事をして過ごすわけで,だったら,仕事とやりたいこと,やるべきと思うことを重ねるのが効率がいいです(パターン1).でも,やりたいこと,やるべきと思うことがどうしても仕事と重ならなかったら,パターン2でもいいし,やりたいこと,やるべきと思うことがどうしても見つからなかったらパターン3もありと書きました.

 でも,やっぱり,パターン1がいいとは思いますよ.つまり,パターン2や3は,よっぽどの場合ということかな.じゃあ,何を仕事として選ぶかですが,仕事になることの中からやりたいこと,やるべきと思うことを選ぶのですが,私の場合は,学術の中から選びました.それは,ものすごいいろんな「種類」があるからです.そして,ほんとに苦労したし迷走もしたけど,全体からしたらものすごく限られた局所的な分野とに辿り着くことができたというか,新しい分野を開拓することができました.

 そういう意味では,芸術やスポーツだって,いわゆる仕事だって,いろいろありますよね.でも,私の場合は,まさにそうでしたが,生半可なことでは,そうそう辿り着くものではないですよ.それこそ,新しい仕事を開拓するくらいのことでなければ,成功はないかもしれません.

 もちろん,成功を第一義とする必要はありませんが,楽しく充実して人生を過ごすというのも生半可なことではできないってことかもしれません.でも,新しい分野を開拓するというのまでは大変だとしても,できる範囲で,自分にとってこれだというようなものを探して行くのがいいんじゃないですかね.

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