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10/1'15
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(大学)

 今日から秋学期が始まりました.大学の中には(突然)学生が溢れていて,急に活気が出たような感じで,こういうのって悪くないんですが,どうなんですかね? 徐々にそういう感覚もシフトして行かないといけないのかな.

 ていうか,だんだんシフトしてきているので,今の感じだと,半々ってところでしょうか.

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10/1'15b
[200倍の法則]
(世の中, 経済)

 N経の記事に「家、買うか借りるか 「200倍の法則」が判断の目安」という記事がありました.ぴんと来たんですが,まさにこのサイトこの記事の価格家賃比のことで,それが200倍を超えれば買った方がいいとのことでした.実際,この記事を見ると,200倍を超えるとほぼ「黄色」になってます.つまり,私に先見の明があった?

 そうじゃないですよね.要は「ちゃんと考えて計算する」ことが重要ということです.この200倍という目安は,金利や何年住むかなどいろんなパラメータによって変化します.そして,何より,一番大きな変動因子は,言うまでもなく価格の変動ですが,未来のことはわからないので,それはどうしようもありません.

 ということで,そのリスクを回避する最も簡単な方法が「買わずに借りる」ということになるわけですが,上で未来のことはわからないと書きましたが,人口が減っていく中で不動産価格が家を買うという20年や30年スパンで長期的に上昇していく可能性がどのくらいあるのか考えれば,どうすればいいかは明らかですよね.

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10/1'15c
[3年連続最下位]
(世の中)

 都道府県魅力度ランキングで茨城県が3年連続最下位になったそうです.まーこれについては,ここで書いた通りで,こんなのに一体何の意味があるのかってことですが,自治体や観光で飯を食ってる人はそうは行かないでしょうね(可哀想に).私には何の関係もありません(当たり前).

 むしろ,こういうニュースをきくと,表面的なことではなく実利を得ている感じがして得した気分になります.魅力度が低いということは,例えば,便利さとかの実利の割に家賃とかが割安で生活しやすいってことですからね.逆にそういうところを探して住みたいくらいです(すぐ上の,家を買うのではなく借りて住むというのも,持ち家に住んでるという表面的な見栄を捨てれば,実利が得られるわけですからね).

 そういう意味では,つくばは,スポット的にイメージがよくて(多分,茨城とはあまり認識されてない)割安感がそれほどないので,住むなら,つくばより土浦ってのはありかもしれません(大学に行くのも1時間に3本くらい行きも帰りも始発の直通バスが走ってて所要時間も30分くらいか).

 ただ,常磐線は,TXより遅いので,東京に出るのに少し時間はかかりますが,東京に出る機会も(順調に)減ってきてますから,だったら,そんな低頻度のことより,普段の利便性の方が重要ですよね.

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10/1'15d
[世界大学ランク]
(大学, 世の中)

 ランキングついで?に世界大学ランクなるものも発表されて,東大を始め日本勢軒並み下落で,東大はアジアNo.1からも滑り落ち,東工大,阪大,東北大も上位200位から姿を消したとのことです.こんなランキングになんの意味があるのか,と言いたいところですが,都道府県魅力度ランキングとは違って,そんな話でもないですね.

 評価の対象は,いろいろあるんですが,研究に関するところも含まれていて,このサイトで何度も書いているように,日本の大学の研究者の余計な雑務は激増,研究する時間は激減してるのは,事実ですから,研究成果において,日本の大学の国際競争力が低下するのは,当然の成り行きです.つまり,このサイトでこのままではまずいと書いたことがきっちりこのランキングにも現れたってことですね.

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10/1'15e
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(野球)

 今日ライオンズは最終戦で,秋山がマートンのシーズン最多安打の記録(214)を更新したのですが(216),試合には負け,ロッテが勝ったので順位が入れ替わりました.ロッテは,残り5試合あって,2勝3敗だとちょうど勝率5割で並ぶのですが,その場合は,確か当該チーム同士の戦績なので,11勝13敗と負け越していて,ロッテが上に来ます.

 てことで,終わりですかね.もちろん,自分が試合をするのなら,最後まであきらめることは100%ありませんが,他力本願なわけですからね.ていうか,ライオンズそのものが最初から他力本願ですけど.

 でも,結局,この試合がやっぱり分かれ目になったような気がします.単に勝ち負けが入れ替わるだけじゃなくて,当該チーム同士の戦績にも影響を与えるからです.ほーら,言わんこっちゃない.

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10/2'15
[評価されなかったわけじゃない]
(仕事)

 最近,評価されなかったと何度か書いてますが,違いますよね.ていうか,私がそんなこと言うのは,ほんとおこがましいと思います(反省).実際は,充分過ぎるくらい評価していただきました.ただ,最近そんな感じをもってしまったというのは,事実なので,なんでそう思ったかと考え始めました.

 思い返すと,評価されたと一番感じたのは,10年くらい前でしょうか.大地震が発生するたびに強震観測点回りの被害調査に出かけて情報発信をし,それまで見向きもされなかった1-2秒応答が実際の地震被害をあまりに的確に説明するということで,一気に注目されたと思います.いろんな人に会うたびに声をかけていただきましたし,そういう状態がしばらく続きました.

 そして今は...そういうのがない,というか,それが当たり前というか,そういう状態がいわば「定着」したんだと思います.ですから,決して評価されなかった,評価されなくなったわけではないんでしょう.でも,人間が感じることができるのは「変化率」なので,評価されてないと感じてしまった,ということなのかもしれません.

 でも,「定着」と言えば,言葉はいいですが,「停滞」とも言えるわけです.確かに現状は,10年前ほどの「変化率」はないのかもしれません.でも,決して歩みを止めてるわけじゃなくて,必死でいろんなアイデアと成果を出し続けてるつもりですが,昇進したあたりを境に急激に雑務が増えて研究する時間が減ったりして,思うように行ってないのも事実です.

 そうすると,評価されてないと感じたというのは,実は合っていて,実際,それだけのことしかできてない,つまり,更に評価されるには,成果を出し続けるのではだめで,10年前と同じくらいの変化率で成果を出す質と量を増やし続けないといけないということなのでしょう.

 でも,そう考えると,今の私の置かれた状況を考えると,相当厳しいですね.でも,上で書いたように,決して歩みを止めてるわけじゃなくて,とにかく置かれた現状で,できることをやるしかありません.

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10/2'15b
[偉くなると研究できなくなるわけ]
(仕事)

 なんで,「偉く」なると研究できなくなるんでしょうか? いくら雑務が増えたと言っても,研究する時間くらい何とかなるやろ,という感じもしますよね.

 雑務って,簡単に言ってしまえば,会議なんですが,そういうのって,ちょこまかちょこまか入るんですよ.そうすると,時間は全部小間切れになってまとまった時間はほとんどとれなくなります.

 まともに研究したことがある人はみんなわかると思いますが,研究するのには,まとまった時間が絶対必要です(一方このサイトの文章は,小間切れ時間でも書ける).もちろん,そういう状況下でなんとかしようとはするんですが,効率は著しく落ちてしまいます.会議とかの雑務をできるだけ一箇所に集めようという努力もするんですが,他の先生方も予定がびっしりで全然andがとれなくて,これも思うように行きません.

 あとは,人間が打ち込めるのは,やっぱり「たった一つのこと」ということもあるのでしょう.ちょこまか会議が入るという物理的なこともありますが,「偉く」なると,学生とか人事とか専攻とか大学内外のいろんなこととか,とにかく「たった一つのこと」以外のことが頭の多くを占領しまって,どうしても研究に注力できません.つまり,「たった一つのこと」に打ち込める環境というのが非常に重要で,「偉く」なると,それが著しく阻害されてしまうということです.

 ということで,昔はよかったという話はしたくないのですが,研究するのに一番まとまった時間がとれたのはいつかというと,間違いなく大学院生時代です.昔に戻りたいとしたらいつの戻りたいかときかれて,どこにも戻りたくないと書きましたが,敢えて選ぶなら大学院生時代です.つまり,大学院生にとって,やるなら今でしょ,ということです.

 でも,これも現状でできるだけのことをするしかないですね.

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10/2'15c
[雰囲気]
(経日)

 結構びみょーだったんですが,売りました.そしたら,アメリカの雇用統計の数字が悪かったみたいで,夜間下げてるみたいですが,結果論というか,これからどうなるかはわかりません.

 日運を始めて1ヶ月が経って,労力的にはそんなに変わらない(1日10分だけ)のですが,結果がすぐ出るのはいいですね.でも,実は目先の結果に一喜一憂しないのが肝要で,極端に言えば,ほんとはプログラム化してほったらかしたいくらいです(でも,プロ野球の今日の結果を見るみたいに見ちゃうとは思うけど.今日,ロッテ負けたんですね).

 でも,既に書きましたが,現状では,プログラム化はかなり難しいです.私は,材料は見てないんですが,世の中と値動きの「雰囲気」というか,流れは見ています.でも,当たり外れはともかく確信をもてるときはいいんですが,びみょーなときが結構困る.更に厄介なのは,確信がもてるからと言って,確率というか期待値が高いわけではなく,びみょーでも高いリターンがある場合があるということです.

 でも,うだうだ考えてるんじゃなくて,1日10分だけの話です.そういう意味では,どうしよってかなーと考える暇がなくて,10分だけで即断即決しないといけないのは,結構いいと思います.

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10/2'15d
[時が経つのは]
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 昔の記事を読み返してるんですが,仙台で建築学会大会があったときの記事で,地下鉄東西線のことが書いてあるんですが,そのときは,平成27年というと,すごい先のことのような感じがしてましたが,もう今年ですね.

 時が経つのは...

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10/2'15e
[スポーツ選手って]
(スポーツ)

 季節柄,今シーズンで引退する選手の報道なんかがあるんですが,今日,大学からの帰り道で,スポーツ選手ってどういう気持ちなんだろうと考えました.野球やサッカーとかのプロスポーツだけではなく,バドミントンも含めて,あらゆるスポーツが対象です.

 みんな小さい頃からプレーしてるわけで,トップレベルの選手なら,紆余曲折はありながらも,基本的にはできないことができるようになってきたわけですよね.でも,ある時期を境に,逆にできてたことができなくなるわけで,それって相当辛いと思います.

 もちろん,人間誰しも歳をとると衰えるわけで,かく言う私も研究するということについて,この歳になってやっとそういうことが出てきて,そういうのを受け入れるのに相当苦労しているのですが,スポーツ選手の場合は,もっと若い時にそういうことが起こるわけで,私が若い時に,自分が人生を賭けてきたことにそういうことが起こったらどうなるかと思うと,ちょっと想像できないくらいです.

 もちろん,それに逆らうというか,必死で選手寿命を延ばす努力はするでしょう.でも,いつかは,受け入れるしかないわけで,問題は,その時に,受け入れられる状況かということでしょうか.

 要は,やりきったと思えるかってことですかね.つまり,神様がまだまだやれる体力をやるからずっとやれって言われても,もうお腹一杯なんで結構です,ってくらいやったかってことでしょうか.

 私の場合は,たまたまかもしれませんが,もう充分やって満足したと思えたので,それに大分救われた感じはします.でも,自分の全精力を注ぎ込んだかと言われると,とてもそれには程遠いんですが,なんでかわかりませんが,そういう感覚になりました.

 つまり,そう思えるまでは,必死でしがみついてやればいいんだと思います.

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10/3'15
[やっぱり評価されなかった]
(仕事)

 評価されなかった,されたとか書いてますが,もちろん,ここでいう「評価」というのは,いわゆるふつーの評価の話です.ですから,そもそももともとそんなこと気にしてないわけで,どうでもいいっちゃいい話です(もちろん,評価していただければ嬉しいですが,それが目的にはならないという意味です).

 そんなことより,大事なのは,本来の評価というか,実質的な問題です.単純に言ってしまえば,とにかく研究以外の仕事をしているときにものすごい違和感というか,とにかく(本来の意味で)評価されてないと感じるんですよ.

 だって,私の研究が評価されたのなら,もっと研究する時間を与えられて然るべきですよね.でも,「評価」されて昇進もしてどうなったかと言うと,研究できる時間は減ったわけで,これって一体どうなってんの?ってことです.

 でも,実際のところ,大学内外の雑用に巻き込まれず,思う存分研究できる人が果たしているかと言うと...ほとんどいないでしょうね.例えば,ノーベル賞をもらった山中先生でも,「地震動の性質と建物被害の関係を探求し,それを地震災害軽減に結びつけて社会に還元すること」の「地震動の性質と建物被害の関係を探求」の部分は,もうほとんどできてないでしょうし,「地震災害軽減に結びつけて社会に還元すること」は,できてると思いますが,実質的なことというより,研究費集めに奔走って感じですよね.

 そういうわけで,みんなそうだから仕方ないよね,ってことになりそうですが,やっぱり,それじゃまずいでしょう.本質的には,日本という国が学術というものにどれだけ重きを置いているか,ということに関わってくると思うのですが,客観的データから見ると,それは,お粗末そのものです.こんな状況で研究成果上げろって言う方がどうかしてますよ.要は,政治家がしょぼいって話に帰結してしまうんですかね.でも,政治家を選ぶのは,国民ですから,結局,国民の支持が得られてないってことなんですかね.

 いずれにしても,私にはもう時間がありません.こんなアホな世界からさっさと離脱することは簡単ですが,若い人達のことを考えると,そういうわけにも行きません.でも,そういうことも含めて,もう間に合わないし,しばらくはだめでしょう.やっぱり,上の世代の人達にこんなじり貧にならないように何とかしておいて欲しかったというのが正直なところでしょうか.

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10/3'15b
[ノーベル賞のイメージ]
(仕事)

 ノーベル賞の話が出たんですが,来週はノーベル賞ウィークという報道です.ノーベル賞のことについては,このサイトでも何度か書きました.ここ数年,特にそうですが,ノーベル賞に,あんまりいいイメージはもたなくなってきました.

 簡単にまとめておくと,ノーベル賞は,対象分野が非常に偏ってますし(私の分野も関係なし),決して学術の最高の賞ではありません.そもそも「世の中の役に立つ」という学術の概念から著しくかけ離れたものですし,更にそもそも,世の(まともな)研究者は,ノーベル賞とかの賞が欲しくて研究してるわけでは断じてありません.

 とは言え,世間一般の人達は,ノーベル賞受賞者が学術の世界の頂点に立ったという認識なんでしょう.つまり,彼らがメジャーリーグで活躍する(した)イチローとか田中マー君だとすると,私のような研究者は,せいぜい日本のプロ野球で何とかプレーできてるくらいのイメージなんでしょうか.

 冗談じゃない.だって,メジャーリーグと日本のプロ野球は,同じ野球ですが,iPS細胞や青色LEDと地震工学じゃあ,全然,種目が違いますからね.じゃあ,ノーベル賞受賞者が,野球とかサッカーでのトッププレーヤーなら,私は,もっともっとマイナーな競技の世界チャンピオンって感じ?

 それなら,まんざら嘘でもない気もしてきますが(弱気),でもやっぱり,すごい違和感はあります.だって,スポーツも本来はそうでしょうが,学術分野に優劣なんかないからです.

 でも,スポーツがそうであるように,残念ながら,メジャーかマイナーかってことはあります.そして,メジャーな競技の方が競争が激烈なので,トッププレーヤーになる方が難しいのも事実で,それにお金も付いてきます.学術も実はそうなりそうな雰囲気はあって,それは非常に由々しきことです.

 ただ,ノーベル賞は,100年以上前に設定されたものなので,現代においてもメジャーなものが対象分野になってるわけではありません.物理学賞や医学・生理学賞は,現代においてもメジャーと言えるでしょうが,化学賞は,もはやそんなにメジャーな分野ではないでしょう(ですから,ノーベル賞目指すなら,化学賞,それも,あまり人気がない応用化学系をやるのが一番近道かな).

 と書いて来て,気づいたというか思い出したんですが,私が今の分野を選んだのは,自分が興味をもてることを探し求めた末のことだったんですが,結果として,マイナーどころか,今までほとんど手を付けられていなかった新しい分野だったわけで,ノーベル賞のような既存の枠組みに入らないのは,当然だとしても,私が思ったのは,「そういう分野を選んでラッキー」ということだったのでした.だって,誰も競争相手なんかいないわけですからね.

 ですから,ここでメジャーとかマイナーとかノーベル賞がどーだこーだ言うのは,全然違ってて,自ら選んだ道ってことですよね.

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 私の分野は,ノーベル賞には関係ないと書いてますが,果たしてそうなのか,と考え始めました.地震学はいわゆる地球物理でノーベル賞候補になったこともありますし(よく知らないけどもらった人もいる?),耐震工学も世の中の役に立つという意味では,まさにコンセプト的には,ぴったりです.そもそも,構造動力学自体,広い意味で物理学の範疇に入るでしょう.

 じゃあ,(全然そんな気ないけど)私がノーベル賞を目指すとしたら,どうしたらいいでしょうか? まずは,Natureなどの世界のトップジャーナルに論文を載せることでしょうね.Natureの中身なんか(興味もないので)ほとんど見たこともありませんが,水面に平たいアルミ板を投げて一番たくさんバウンドさせる板の形状(いわゆる飛び石)とかで論文が載るくらいですから(通るか通らないかは別にして),Seismic Intensity Measureで,それらしい論文を書くことはできると思います

 あとは,海外のいろんな学会に出かけて,顔を売るとかですかね(めんどくせー).つまり,そうやって,研究者としての地位みたいなものを確立していくということでしょうか.要は,そういう政治的な要素が必要ということです(ほんとめんどくせー).

 でも,ノーベル賞が欲しいかどうかはともかく,そういうことを是として研究活動をしている人は多いんだと思います.とにかく一番を目指せみたいな(^^;.

 こうして考えてみると,私には最初からそういう野心というか,野望みたいなものがかけらもなかったんだなーと思いますね.ただ,純粋に,自分が興味をもてることを見つけて,それを仕事にして,それで食べて行ければよかったんですからね.それでここまで来られたのは,正直驚きですし,まあよしとしなさい,ってとこですかね.

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10/3'15c
[その気になるかどうか]
(生き方)

 こうして考えてみると,結局,その気になるかどうかが全てで,その気になりさえすれば,どんなこともできるような気がします.別に私に限らず誰だってそうじゃないですかね.同じ人間ですから,そんなにものすごい差があるとは思えません.

 ノーベル賞がもらえるかどうかはともかく,その気になりさえすれば,Seismic Intensity Measureで海外のジャーナルに論文を出すことはできたでしょうし,そこから何かが始まったのかもしれません.

 でも,どういうわけか,そういう気にはならなかった.ということは,そういうことなのでしょうし,それが私に才能がなかったというか,私がその程度の人間だったということでしょう.

 でも,そういう「成功」がどれほどのものかとも思いますし,なるようになってる気もします.

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10/3'15d
[気づけるかどうか]
(生き方)

 あとは,「気づける」かどうかでしょうか.幸い私は気づけたので,いい人生が送れたと思いますし,これからも送れると思います.世の多くの人は気づいてないみたいですが,この差は非常に大きいです.

 私の研究室の学生を始めとして,私が接する学生達には,一人でも多く気づいてもらえるように指導したり話をしたりしていきたいと思いますし,このサイトの目的も一人でも多くの人に気づいてもらうことかもしれません.

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10/3'15e
[同じ展開]
(スポーツ)

 サモア戦は,相手のミスに大分助けられたところもありましたが,よかったんじゃないですかね.でも,目標は2勝目じゃなくて,ベスト8,即ち,決勝トーナメントに行くことなんですよね.だったら,上位にいる南アとスコットランドのことを考えたら,あと2トライ獲って,勝ち点1の上積みを狙いに行くべきだったんじゃないですかね.でも,後半は,サモアのディフェンスラインを突破できる雰囲気はなかったからしょうがないですかね.

 でも現状では,懸念された通り?マイアミの奇跡と同じ展開になってます.即ち,初戦で大物食いでブラジル(南ア)に勝ったものの,ナイジェリア(スコットランド)に負けて,その後は,勝ったものの,上位3チームが1敗で並んで,得失点差で3位になって決勝トーナメントに行けなかったという状況になってるんですけど...

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 南アvsスコットランドですが,順当に南アが勝って,益々「同じ展開」になってきました.あとはもう,日本がアメリカに勝つのは前提としても,サモアがスコットランドに勝ってくれるという他力本願しか道はありません.つまり,これも相当厳しいって感じですね.

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10/3'15f
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(日記, 経日)

 野球は今日はロッテが勝って,残り3試合で1勝すればCS進出となりました.もう相当厳しいですね.経日的には,NYダウは大分戻して,CME日経225先物もプラスで引けたようです.

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10/3'15g
[バランスをうまくとって]
(生き方)

 なんでその気にならなかったのかはわかりませんが,結果として,余計なめんどくさいことに巻き込まれず,仕事以外のいろんなことができて,人生を大いに楽しめたとは思いますし,仕事がうまく行った割には,早い段階から第二の人生への準備もできてきて,余計でめんどくさいしがらみもないので,早く次の段階に移行できる可能性もあります.

 つまり,そんなに計算したり意識したりしてたわけではないのですが,無意識にその辺のところのバランスをうまくとって,こうありたいようにしてきたのかもしれませんね(好意的解釈).

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10/3'15h
[考え過ぎ?]
(生き方)

 最近ちょっといろいろ考え過ぎかもしれませんね.つまり,「近く,時々,遠く」的には,遠くを見過ぎなのかもしれません.もう少し近くというか,考えすぎないというか,目の前のことに目をやった方がいいのかもしれません.

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10/4'15
[まあいいですかね(^^;]
(生き方)

 でもまあ,私の場合,考えるのが趣味みたいなもんですから,まあいいですかね(^^;.それより,考え過ぎとか考えることの方が考え過ぎでしょう.そもそも,考えることを放棄することは,できないからと言ってあきらめることと同じです.

 ですから,どうやったら楽しく気分よく生きて行けるかについて考え続けて,その成果?をここで公表したり,学生達に(彼らが欲するのであれば)伝えたりするのでしょうし,それこそが(私にとって)楽しく気分よく生きて行く方法なのかもしれません.

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10/4'15b
[気づくとは]
(生き方)

 わざと漠然と気づけるかどうかと書きましたが,気づくって,具体的にどういうことに気づくことでしょうか? いろいろありますよね.

 楽しむってどういうことかに気づく,考えるってどういうことかに気づく,プレゼンとは,人の気持ちになるとは,無心になるとは,この世の中の資本主義社会の仕組みとは,人類を繁栄させるプログラムとは,生きるとは,死ぬとは,人生とは,例を挙げればきりがありません.中には,気づかない方がいいと思えるようなものありますが,何度も書いているように,そんな人生は,薄っぺらいと私は思います.

 現実の世の中を見ても,騙されたまま気づかずに無病息災的な平凡で幸せな人生を送れてる人なんか見たことありませんし(そういう人は,人生の中で必ず何度か全てを失うような痛い目に会ってる),二極化するこれからは,ますますそうなって行くでしょう.つまり,二極化というのは,究極的には,気づいたか気づいてないかの違いなんだと思います.

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10/4'15c
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(野球)

 今日あっさりロッテが勝って,ライオンズの今シーズンは終了しました.まー今の感じだとCSに出られても勝ち上がるのは難しいでしょうからしょうがないですかね.CSに出るのは,あくまで日本シリーズに出て勝つチャンスを得るためであって,CSに出るだけでは意味がありませんしね.

 うーん,でも,ソフトバンクも日ハムもちょっとおかしくなってきたので,チャンスはあったと思いますが...でも,いつものように,ここまで楽しませてくれてありがとう,ですね.

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10/4'15d
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(スポーツ)

 ラグビーですが,サモアに勝って2勝目をあげたお祝いムードでいっぱいですね.まーそれでいいならいいですが,何度も書いてるように目標がベスト8だったのなら,戦い方が違ったような気がします.

 まず一つは,勝つなら,南アではなく,スコットランドだったでしょう.でも,WCカップが始まる前から,とにかく初戦にピークをもって行くと言っていたのが気になりました.

 つまり,もって行くべきピークは,スコットランド戦だったと思いますが,その4日前に世界ランク3位の南ア戦,しかも初戦でしたら,難しかったとは思います.ここで大敗したら,ダメージが大きいですからね.

 あとは,スコットランド戦で後半粘れなかったことでしょうか.確かに疲れはあったでしょうが,せめて7点差以内で1ポイントゲットできていたら,せめてスコットランドに5トライを許してボーナスポイントをやらなかったら,もう少し展開が違ったかもしれません.

 でもまあ,結果が全てなので,これが実力ということでしょう.次は,日本開催ですから,有利な日程も組めるでしょうし,そこまで更に強化を続けて行くってことですかね(もちろん,今回もサモアがスコットランドに勝つか引き分ければ,まだ可能性はありますが).

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10/4'15e
[じゃあ,具体的にどうしたら]
(生き方)

 じゃあ,具体的にどうしたら,楽しく気分よく生きて行けるかですが,基本的には,やっぱり,やりたいこと,やるべきと思えること,その気になることをすること,つまり,そういう状況を作ることだと思います.そのためには,まず,自分が何がやりたいのか,やるべきと思えるのあ,その気になるのかに気づかないといけないですが,これが実は結構難しいですよね.私も相当苦労しました.

 でも,そういうのも楽しんじゃえばいいんだと思います.私も楽しみました.そして,それを仕事にしちゃえば,大ラッキーでしょう.どうしてもそういうものが見つからなければ,嫌で辛くてしょうがなくはないという消去法でもいいんだと思います.そして,一度決めたら,決めた「たった一つのこと」に打ち込むことはやはり必要です.

 でも,ここまでなら,一応成功した人ならみんなやってることでしょう.問題はここからです.運良くそういうものを見つけられたとしても,そういう情熱を持ち続けることは並大抵のことではありません.

 もちろん,それがある程度できる人もいるのでしょうし,自分にはこれしかないと思って,やり続ける人もいるのでしょう.でも,私にはそれがどうしてもできませんでした.

 それは,ここ数日書いている通り,私の才能のなさというか,どうしようもないところなんですが,楽しく気分よく生きて行くという原点に戻って考えれば,やりたいこと,やるべきと思えること,その気になることをすることをやれればいいわけで,私の場合は,「たった一つのこと」に打ち込まなくても,言い方を変えると,「その時その時に」やりたいこと,やるべきと思えること,その気になることをやる,ということだったわけで,そういう状況を何とか作り上げてきた,ということなのでしょう.そして,やりたいこと,やるべきと思えること,その気になることをすることは,年齢や自分が置かれた立場などによって変化して然るべきものです.

 もちろん,そんなに理想的には行かないのも現実なので,そこところの折り合いを何とかつけるということも大事です.でも,振り返ってみると,何とかうまくやれてきたような気はしますし,基本的にこれからもそうできればと思っています.

 あとは,そういうものが「循環」することもあるので,どれも「辞めない」ことも重要です.これはかなり大変なことですが,これも何とかできてきたと思います(でももう正直大分くたびれてきた).

 でも,これはあくまで私の場合です.その人にとって何がハッピーかは違いますから,一番大事なのは,やっぱり,しっかり自分で考える,ということでしょう.

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10/4'15f
[福岡と大牟田]
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 私が小学校2年から大学に入る前までを過ごした福岡について,何度か書いてきました.基本的には,福岡は好きな街だけど,帰ってそこで暮らしたいとは思わない,ということなんですが,その理由として,福岡という街が変わってしまったからとどこかで書きました.でも,何か違う感じがしてきました.

 昨日だったか,タモリさんが福岡の街を歩くという番組があって,だいたい私が住んでたときの10年くらい前の話だったと思うのですが,それを見て私が思ったのは,私って,(当時の)福岡についてそんなに知らないんじゃないか,ということです.

 私が過ごしたのは,福岡の西の方の住宅街(当時は西区,今は早良区)で,街に出かけるとしたら天神でした.中学高校は,西新だったので,西新周辺はよく知っています.あとは,中学のときの塾があった六本松と浪人してるときの河合塾があった渡辺通り,つまり,私が知っている福岡は,私が住んでいたところ(干隈から野介のあたり)から西新までの国道263号線と天神まで,城南線沿いだけで,他はほとんど知らないんですね.

 年月にしても,せいぜい10年ちょっとです.つまり,東京にいた時間(20年)より全然短いし,つくばにいる時間ともう変わらないんですね.

 だから,そういうことなのかな,と思い始めたんですが,じゃあ,福岡に来る前に大牟田はどうかと言うと,なぜか,大牟田の方が懐かしさというか,帰って住んでみたいという気持ちになります(もちろん,実際にそういうことはないでしょうが).なんでですかね?

 確かに福岡に比べてあまり変わってないということはあるかもしれませんが,住んでた時間は,小学校2年の春までなので福岡より短いですし,生まれて何年かは記憶もありません.やっぱり,生まれたところというのは,何かがあるんですかね?

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10/4'15g
[究極的には,生きてるだけで]
(生き方)

 やりたいこと,やるべきと思えること,その気になることをすることやればいいってことなんですが,じゃあ,のんびり遊んで暮らしていきたいのでもいいのか? ってことになりそうですが,それがやるべきと思えるかってことはあるでしょうね(それで,やるべきと思えること,が入れてある).要は,それで本人が充実感とか生き甲斐を感じればいいってことなんですが,だったら,遊ぶことに生き甲斐を感じるという人もいるかもしれません.

 そんなしょーもない奴のことは,最初から対象外と言いたいところですが,最近,そういう時があってもいいんじゃないか,と思えるようになってきました(もちろん,犯罪とか人に迷惑をかけることはだめですよ).人生所詮退屈しのぎですし,どんなに世の中の役に立つことをしたとしても,よくよく考えるとどれも大したことはありません.

 逆に生きてるということは,多くの人は何らかの仕事をして生活費を得ているのでしょうから,何らかの形で世の中の役に立っているということでしょう.更には,世の中,資本主義社会ですから,充分な稼ぎがなくても,それ以上に意味あることができてる人もいっぱいいると思います.

 更に究極的には,仕事もせず,何の世の中の役にも立ってないとしても,生きているということは,生かされているわけで,生きてるだけで意味があると思うのです.そして,そう考えると,何だか気が楽になって何かしようか,という気にもなってくるものでしょう.

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10/4'15
[世の中をどうしたい?]
(日記, 世の中)

 ラグビーWC騒ぎ?ですが(とうとうアメリカに勝って3勝1敗でも決勝トーナメントに行けないのはおかしいとか言い出した),そっか,オリンピック前年の2019年の日本開催WCを盛り上げるためなんですね.そう考えると,なんだか茶色い感じもしてきます.

 ラグビー関係者にとっては,ファン獲得というか,勢力拡大の千載一遇のチャンスということなんでしょうが,人口が減少する中,人間一人の活動キャパは変わらないという限られたパイの食い合い,つまり,ラグビーファンが減れば,その分他のスポーツのファン,あるいは,スポーツ以外の分野の活動が減るわけで,もっと社会全体の利益に繋がることやった方が...って思うのは私だけですかね?

 とか書いていたら,ノーベル医学生理学賞受賞のニュースが入ってきました.もちろん,おめでたい話なんですが,これもなんだか似た雰囲気を感じますね.みんな嬉しい嬉しいと言ってるところをがんがん流してますがほんとですか? よく知らないどこかの誰かがノーベル賞もらってそんなに嬉しいんですか?

 要は,世の中をどうしたいのでしょうか? 日本がラグビーで勝って,ノーベル賞も獲って,日本人は素晴らしい,だから,みんな頑張って働いていっぱい消費して,経済成長しようって感じ? もっと大事なことがあるんじゃないですか?

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 ノーベル賞ですが,実際に受賞のニュースをきくと,既に書いたように,以前とは全然違う印象をもつようになってきました.もちろん,私にもノーベル賞をよこせってわけはありませんが,一言で言うと,非常な不公平感を感じるというようなことでしょうか.

 だって,少なくともお前の研究は,ノーベル賞をもらった研究より劣っていると言われてるようなものですよね.でも,分野も全く違うのに,誰が何の権利があってそんなことが言えるのでしょうか?

 そもそも,こういうある特定の偏った分野のある特定のごく少数の研究者に大きな賞を与えることにどういう意味があるのでしょうか? これを励みにお前らも頑張れってこと? だとすれば,全く意味ないどころか逆効果じゃないですかね? だって,不公平感こそ感じても,何の励みにもなりませんから.

 ですから,こういうのって「国威発揚」(嫌な言葉だ)というか,一般大衆を騙すのに使われているというのが実情なんでしょうね.それは,世の中全体の流れですが,この件に関して言えば,自分の仕事というか,モチベーションにも影響してくることなので,なんだかいい迷惑だなーという感じですかね.

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 こんなこと書いてると,自分がだんだん「世捨て人」みたいになっていく感じがします.でも,いいんじゃないですかね.ほんと,どんどんおかしな世の中になって行きますから.

 定年で仕事がクビになるのは,確かに腹立たしい限りですが,そんな世の中から遠ざかることができると思うと,ほっとするところもあります.目指すはやっぱ仙人?

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10/4'15b
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(経日)

 手仕舞いました.1%弱の損ですかね.米雇用統計が悪かったことで一旦下げたNYダウですが,その後,利上げが遠のいたということで,切り返して上昇して引けたということです.つまり,これも材料で動いたというより,材料で動く人間心理で動いたということですね.

 あと10年と少しでキャッシュフローを失いますし,社会が評価してくれないということなら,こっちの方も頑張らないといけないですね.

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10/4'15c
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 すみません.私が10代を過ごしたのは,当時は西区,今は早良区ではなく,今は城南区でした.単なる間違いですが,もうそのくらい今の福岡のことに疎くなってるってことですかね.

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10/4'15d
[くさらずに]
(世の中, 生き方)

 世の中や社会に不満があっても,まず現状を受け入れてくさらずにやっていくことが大事と書きました.それは,その通りなのですが,歳をとるとだんだん事情が違ってくるということはありますね.歳とって余計な仕事が増えてやりたいことができなくなった,まだまだ仕事できるのに定年でクビになるっていうのなら,ある意味「くさって」次の準備を始める方が将来に繋がるのかもしれませんし,もうすぐ死ぬのなら,こんなひどい世の中とおさらばできてせいせいするわ,という感覚もあった方がいいかもしれません.

 いずれにしても,人生のある時期を過ぎると,これまで当たり前と思ってきたことがまるっきりひっくり返るようなことが起こり始めて,面白いと言えば面白いです.

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10/6'15
[若気の至り]
(世の中, 生き方)

 と書いたのですが,所詮賞なんてこういうものということなのでした.1年前も似たようなこと書いてますね.こういのってすぐ忘れるんですねー(でもだから書いておくのだが).

 私に当てはめてみれば,学会賞はおろか,賞と名のつくものに応募したことすらありませんし,論文はかなり書いてますが,海外のジャーナルはそんなに書いてないし,アピールが足らないというか,そもそも「アピールする」というような考えは最初からありません.

 ましてや社会的,政治的に動くなんてことは...私の場合だったら,例えば,震度の検討会を早く再開しろとかもっと気象庁にプッシュして震度算定法を変えるとか,政府に地震直後の被害推定システムを整備しろとか言うみたいなことなんでしょうが,そんなのもうめんどくさいし...

 と思ったんですが,40くらいのときそういうことをしたこともあったのでした...(やっぱり忘れる).その時は,自分の研究をアピールするというより,地震発生直後の対応に使われる震度が被害と対応しないことに純粋に危機感をもってて,とにかく変えなきゃだめだと思ったということだったんですが.

 でも今から思えば,若気の至りって感じはしますね.逆に言えば,若気の至りで暴走したことがノーベル賞みたいな世俗的な社会の評価に繋がるということかもしれません.それがいいのか悪いのかはわかりませんが,言えるのは,その時その時でその気になるのならやるしならないのならやらないということです.

 つまり,全ては137億年前に決まってるわけで,後からいろいろぐだぐだ考えても意味がないわけで,単純にその時その時でその気になることをやればいいんだと思います.

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10/6'15b
[何とも厄介]
(日記)

 そうは言っても,この気分の悪さは何なんでしょうね.不公平感というのは,あると思いますが,それにしても何かおかしい.

 やっぱり,今の自分が置かれている状況はあるでしょうね.つまり,もうすぐ定年で自分が社会から必要とされなくなるということに,まだ適応できていないということでしょうか.大学(文科省)からはお前のつまんない研究なんかもうしなくていいから大学のために働け,それが嫌ならさっさと早期退職に応募しろと言われ,あげくの果てには,職員宿舎も出て行けと言われる始末です.

 でも不思議なもんですね.職員宿舎も出て行けと言われる前は,こんなところさっさと出て行きたいと思ってましたし,定年とか早期退職だって,さっさと辞めてやるぜと思っていても,向こうから辞めろと言われると何とも腹立たしい.

 何とも厄介な話ですが,前向きに考えれば,そういう理不尽で矛盾だらけの状況でどうするのか,どうやったら楽しく気分よく生きて行けるのか考えるのは楽しい,ということでしょう.

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 あとは,このサイトに私自身,とても助けられています.今読み返してるのは,ちょうど1年前のあたりなんですが,そっかそういうことだったよね,ということに気づかせてくれます.

 やっぱり,その時考えたことをちゃんと書いて残しておくのが大事ってことですね.

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10/6'15c
[後は野となれ山となれ]
(世の中)

 またノーベル賞(物理学賞)出たんですね.受賞ラッシュってことで,まるでオリンピックのメダルラッシュみたいな報道はちょっと...でも思うことは,昨日とさして変わらない,と言いたいところですが,素粒子関係の物理学賞は,やっぱりちょっと違うかなー.知の最先端だとは思いますからね.でも今回は実験物理なんで,そういう意味では,理論物理とはちょっと違うかな.あとは,やっぱり,ニュートリノに質量があるというちょー各論ですよね.

 受賞ラッシュ?で盛り上がるのはいいんですが,これも既にどこかで書きましたが,今ノーベル賞もらってる成果は何10年も前のもので,今の日本の研究水準を表したものではありません.現状を考えれば,数十年後は悲惨なことになってると思います.

 でも文科省というか政治家としては,今がよければいいんですよね.まさに後は野となれ山となれ,ってことでしょうか.

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10/6'15d
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(経日)

 流れが変わってきたと判断して買いました.買うのは,かなり久しぶりです(7/30以来).日運で買うのは初めてですね.このまま流れが変わってしまうのか,また逆戻りするのかはまだわかりません.

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10/6'15e
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()

 あと思ったのは,もし戸塚先生がご存命だったら,もらったのは,戸塚先生ということになるのでしょうか.そういう意味では,分野の限定性もありますが,ノーベル賞には,存命という限定性もあるわけで,でも,戸塚先生がいつ亡くなろうが,彼の研究業績には変わりはないわけで,ノーベル賞をもらったかもらわなかったか,なんてことは,ほとんど意味はないわけです.

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 さすがに戸塚先生の名前を出してる報道もありますね.でも,生きてるか亡くなったかで研究業績が変わらないというのはそうですが,生きてるだけでというのは,そういう意味もあるとは思いました.

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10/6'15f
[なるようになってる]
(生き方)

 まーいろいろ考えるんですが,結局,なるようになってる感じはしますね.私が評価されなかった,あるいは,ここまでは評価されたというのも,まさに額面通りで,今の評価以上のことができたかと言われれば,とても無理だったし,そんな気にもならなかったと思います.

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10/6'15g
[連帯責任]
(世の中)

 なんでこんなことになって来たかですが,一番大きなのはやはり少子化に伴う人口減少でしょう.もちろん,人口が減ってもちゃんとそれに対応すればいいのですが,これが全くできてないということですね.

 なんで少子化になってしまったかについては,いろいろ理由はあるでしょうが,簡単に言ってしまえば,団塊の世代より下,即ち,私くらいの世代から子供を作らなくなったからで,私の世代が少子化に苦しむのは自分達の連帯責任で自業自得なわけです.実際,私も子供は(まだ)作ってませんからね.

 ですから,給料とか社会保障とかが目減りするのは仕方ないわけで,でも,それを変なことして,「切り抜けよう」とするからおかしなことになります.大学なら単純に仕事と給料を減らせばいいものを,しょっちゅう組織変えとかして,余計で無駄な仕事は増えるばかりです.

 既に書きましたが,18歳人口は,もう18年先まで「確定」しています.そして,それを見ると,向こう18年は,18歳人口はまだまだ減って行きます.つまり,大学内の組織変えとかちまちまやるくらいでは...と思って,あらためて調べてみたのですが...

 

うーーーん,これを見て文科省の役人が今のやり方で何とか「切り抜けよう」と考えるのは,わからないでもないですねー.でも,だとすると,当分は,今のじり貧の余計な仕事ばかりさせられる状況が続くってことですね.こりゃー,さっさと脱出した方が身のためかも...

 でも現実には,まだまだ学生達と楽しく研究して行きたいので,これもやっぱり,理不尽で不合理な中で,どううまく処していくか,ということでしょうか.

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10/7'15
[どんなに取るに足らないことでも]
(仕事)

 ノーベル物理学賞を受賞した梶田先生ですが,彼を知るいろんな人が出てきてしゃべってるのきいてると,辛抱強くコツコツやる人みたいなコメントが多いですね(それにしても誰一人として優秀とか頭がいいとか言わないってのも...).本人がしゃべるのきいててもそんな感じがします.

 多分実際そうなんでしょうし,彼が何かを切り開いたというよりは,小柴先生,戸塚先生が築いてきたものを引き継いでとりまとめたってことなんでしょう.もちろん,それはそれで大変な仕事だったとは思いますが,それでノーベル賞取れるのなら,って感じもしますが,ノーベル賞とか言ったって,そういうものということなんでしょう.そもそも,毎年誰かがもらえるものですからね.

 私は,やっぱり,どんなに取るに足らないことでも誰にもできないかもしれないこと,私にしかできないことをやりたいですし,やってきたという自負もあります.

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 でも,この分野は,一時期志したこともあるので,南部先生のときのようにいろいろ考えることはあります.梶田先生は,私より少し年上という感じですが,私があのまま素粒子物理の道に入っていたらどうなってたのかな,とか.

 もしそうなら,最初は理論を目指したと思うのですが,私の数理脳ではだめだったでしょうから,実験物理に転向して小柴先生の研究室に入った可能性もあるわけで(とか言うと実験物理に失礼だが),そしたら,戸塚先生は,梶田先生ではなく私を気に入ってくれたかもしれないわけで,とか考え...ないですね(^^;.もちろん,私はそれほどの人物ではないですし,何より,上で書いたようなことが理由です.

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 実験物理 vs 理論物理ですが,そりゃー天才的な頭脳が必要なのは,理論物理でしょうが,戸塚先生が,どんなに頭がいい奴らが理論的にはこうだ,とか言っても,それを自然が採用していることを実証するのは実験だ,とか言っておられたのは痛快でした.

 それに,スーパーカミオカンデくらいの壮大な装置になると,金と人を集めて,いろんな難しい問題をクリアしていくのは,相当大変なことで,それこそ,単なる研究者以上の違った能力が必要になるのは明らかでしょう(でも,逆に言えば,そういうことと学術的な評価とは,やっぱりちょっと違う気がする).

 ですから,プロトタイプ的に言えば,理論と実験は車の両輪なんですが,素粒子物理の世界では,それを分業してるというので,どーにも楽しみが半減してしまうような気がするんですね.もちろん,それだけテーマが壮大ってことではあるんですが.

 私は,理論も実験も両方やりたいしやってるし,地震があれば調査にも出かけるし微動観測を行うこともあります.ここまで来るとほんと何でもやり過ぎって感じですが,そこから何かが生まれるという確固たる感覚はありますし,「たった一つのことができない」私にとって,私にしかできないことでもあると思うのです.

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10/7'15b
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(経日)

 早速,2%くらい(pf(証券株)は)上げました.そして,上げたことでより買いの流れになってきたと思います.

 でも,信用買いをしたのは初めてですが,買いは金利が年2.54%,つまり,売り(年1.15%)の倍以上(厳密には売りの場合は金利ではなく貸株料)かかるんですが,見ると結構な額になってます.

 そっか,火曜に買うと,受け渡しが翌週になるので,いきなり3日分の金利をとられるのでした.こんなことなら現物で買った方が,と思って計算したのですが,もちろん,いろんな条件によって変わるのですが,今の玉の大きさなら,6〜7日以上玉が建ってないとやっぱり信用買いの方がコストは低いですね.

 火曜に買った場合は,翌営業日も含めていきなり4日分ですが,それでも2〜3日以上です.ですから,当面は信用買いでいいんですが,もう少し資金が増えてくると,分岐の6〜7日がいきなり4〜5日になりますから,少なくとも火曜に買う場合は,現物の方が安いことになります(と忘れないようにメモしておく).

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10/7'15c
[研究は人のために]
(世の中)

 北里大の大村先生(でも,次の日,また日本人が物理学賞受賞となると,話題的にはいきなり半減ですね)が「研究は人のために」とおっしゃってたのがやっぱり引っかかりますねー(予想通り?).まーその辺のことは,既にこのサイトで散々書いてきたので,あらためては書きません.

 彼は,人のためになることを研究した,と言うんですが,実際には,250億という莫大な特許料を得ているわけですよね.そんだけ儲かりゃ,アフリカに少しくらい無償で新薬の提供くらいするわ,と思う人もいるのでは?

 で,ぱっと思ったのは,ビジネスの世界で成功した人は,みんな「人のためになることをやりなさい」って言ってるということです.要は,人のためになることをやると,回り回って「儲かる」ってことです.そして,同じことを言ってる大村先生も儲かった.ちょっと似た臭いがするような気がしませんか?

 もちろん,彼がすごいところは,ビジネスで成功して莫大な利益を得たことではなく,ノーベル賞を受賞するほどの学術的な成果を上げたということなんですが(そういう意味では,金儲けで一生懸命な奴らはもうほんと形無しって感じですよね),何が言いたいかというと,「人のためになることをやる」というのは,「そういうこと」ということです.情けは人のためならず,ですからね(このびみょーな言い回し,わかってもらえるだろうか?).

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10/8'15
[もやもや感]
(世の中)

 先週からのノーベル賞に関わるもやもや感ですが,不公平感というよりは,やっぱり,世の中が進んでいるおかしな方向みたいなことに対する「もやもや感」なんだと思います.平たく言うと,今の社会って,結局,金と権力構造が支配していて,それを是正するどころか,ますます助長されていく,そして,それが驚くべきことに学術の世界すら支配してきた絶望感みたいなものでしょうか.

 あんまり人のネガティブなところは書きたくないのですが,大村先生のことに関しては,すぐ上で書いた通りです.「人のためになることをしなさい」とは言っても,結局,お金に繋がってるわけで,実際,「人のためになることをしなさい」は,(例えば,松下幸之助を始めとして)お金儲けで成功した人の常套句です.

 梶田先生は,本来,そういうこととは無縁の純粋自然科学をやっておられた(はずな)んですが,実際には,あまりに巨大で巨額な費用を要する実験設備が必要になるので「そういうこと」になってきてしまった感は拭えません.もっと言えば,ノーベル賞を獲ることによって日本の国際的地位を向上させるために,国レベルで金のものを言わせて,そういう装置を作って世界をリードしている,という側面もあり,そうなれば,もう本来の学術とか学問からは,かけ離れた状態と言えるでしょう.

 そして,これは,ノーベル賞を獲るか獲らないかというレベルの話だけではなく,下々?の我々にまで色濃く影を落としています.具体的に言えば,このサイトで何度も書いているように,本来の研究業績ではなく,「いくら研究費を獲ったか」で研究者が評価されるというとんでもないことになっているのです.

 要は,研究者を「長者番付」で評価しているようなとんでもない状態になっていて,今でも専攻の事務室の前に何年か前の外部資金獲得状況が中学校の実力テストみたいに貼ってあるんですが,みっともないのでほんと早く剥がして欲しいです.

 この世の中,なんだかんだ言って,資本主義社会なので,ある程度,お金が絡んでくるのは仕方ないとは思うのですが,少なくともそういうことに無縁とまでは行かなくても,世の中で一番遠く離れたところにいたはずだったものが,最後の「聖域」も瓦解寸前という惨状なわけです.

 じゃあ(私が)どうするか,ですが,私もいっぱい研究費獲ってがんがん実験して,とはなりません.つまり,そういう現状(惨状)の中でもそういうところからできるだけ離れて,「私が」やりたいこと,やるべきと思うことをやって行くということですね.

 でも現実的には,ある程度は対処せざるを得ないでしょう.実際,科研のBくらいなら獲ってるわけで,ある程度は対処もしてるわけです.ですから,そういう現状(惨状)の中でも何とかうまく処していくということなんですが,これからは,できるだけ世の中の流れに逆行して,もっと離れていきたいとは思っています.

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10/8'15b
[社会的要請の高い分野への転換]
(大学)

 関係した話として,文科省が人文社会系の「組織の廃止や社会的要請の高い分野への転換に積極的に取り組むよう」通知を出したことについても書いておかなくてはならないでしょう.というか,ほんと○カも休み休み言え,というたぐいのことです.「社会的要請の高い分野」というのは,世の中の役に立つこと,人のためになることをやりなさい,ということで,まさに今の悪しき流れそのものです.

 そして,理工系はノーベル賞も獲れるしお金になるし,大学からすると研究費も獲れるけど,文系はそうは行かないということで,こうなると,もう学問でも大学でもありません.

 そもそも,人文社会系って役に立たないものですか? 既に書きましたが,人がどう生きて行くのかとか,哲学的なこととか,そういうものが決定的に欠けているからこんなおかしな世の中になって来たんじゃないですか? つまり,こういうのって一番必要だし,「役に立つ」ものじゃないですか?

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10/8'15c
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(経日)

 流れとしては買いなのですが,少し雰囲気が悪くなったので,一旦手仕舞いました.とれたのは,pfで1.2%くらいですが,買いの玉を建てる時地震対策で買ってる建設株を入れると1.6%くらいです.

 あと,日運ですが,始めた頃は「間違え」たりしたのですが,大分慣れてきました.要は,こういう場合はこうするというように自分の「頭の中に」プログラムをしっかり書いておくことだと思います.感覚としては,かなり高度なゲームをやってる感じで面白いですし,「練習」すると上達する感じもします.

 あとは,一日10分だけ,というのがいい気がします.場は日中5時間建ってるのですが,仕事があるのでそんなの見てられるわけないし,見てられても追っかけたら振り回されるだけでしょう.ですから,一日10分だけその時間の中で判断しなければならないという条件で判断した方がより客観的な判断ができるような気がします.

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10/8'15d
[typeZ お亡くなりに]
(PC)

 もう1ヶ月くらい経ちますが,typeZ,とうとうお亡くなりになったようです.調べたら,買ったのは,2010年6月みたいですから,5年ちょっとですか.?ONYの製品は,保証が切れた瞬間に壊れるので有名?だったのですが,その割にはもった方でしょうか.

 症状的には,もう大分前から休止,スリープ状態に入れない(そのたびにバッテリをはずして立ち上げ直す.最近はめんどくさいのでバッテリをはずしたまんま)とかはあったのですが,とうとう作業中に暴走して画面が青くなって立ち上がらなくなる,何度か立ち上げようと試みるが立ち上がらず,たまーーに立ち上がるけど,また作業中に暴走して画面が青くなるということで,もうアウトですかね.

 もちろん,リカバリーディスク使って初期状態に戻して,とかやったらどうにかなる可能性もあるのですが,5年使い倒したし,4Kディスプレイのノートとか出てきてますから,買い換えるにはちょうどいいかもしれません.

 で,ぼちぼち探し始めたのですが,一つ気づいたのは,キーボードとディスプレイがはずせるメリットです.ふつーは,こういうのは,キーボードをはずしてタブレットとしても使えるというのを想定しているのですが,逆にディスプレイをはずして,キーボードだけを使う,具体的には,4Kとかの高精細のディスプレイを大学や家に置いておいて,室内で使う時は,キーボードだけ使えば,ノートのディスプレイはそんなに高精細でなくてもいい(ので軽量のものでも行ける)ってことです.

 もちろん,ふつーのノートでも外部ディスプレイに繋げるんですが,そうすると,くっついてる液晶がどーにも邪魔なんですが,それが取り外せるってことですね.ただ,タブレットとして使えるということは,CPUとかは液晶部分に入ってると思うので,接続とかはずしたタブレットをどこに置くかとかがちょっと面倒かもしれませんね.

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10/8'15e
[私個人としては]
(世の中, 生き方)

 いろいろ思うことはあるのですが,私個人としては,今の世の中の惨状に対しては,もう達観というか,そういう中で何とかやって行くしかないと思ってるし,やって行けるでしょう.このサイトで,世の中のことを好き勝手にいろいろ書くことは,正直,楽しいので,世の中にはいっぱいネタを提供してもらったありがとう,というくらいです.そして,そういう世界からもうすぐ離脱して,自由気ままにやらせてもらうというか,そうできるようにこれから着々と準備して行くのも楽しんで行けると思います.

 でも,私個人としてはそれでいいのですが,気がかりなのは,やっぱり,これからそういう世の中を生きて行く若い人達のことです.私に今の世の中の悪しき流れを変えることはできないですが(というか,私にできないというより誰にもできない),どうやったら,何とかやって行けるか,サバイブできるかについては,折を見てできるだけ話すようにはしてます.でも,親の心子知らずというか,馬を水辺に連れてくることはできても,という感は否めずですかね.

 でも,これもこれで構わないというか,仕方ないですね.私としても請われればやるが,そうでなければ,わざわざ首根っこひっつかまえてまでやることはもちろんありません.でも,もしそういう要請があるのなら,できるだけのことはしたいとは思ってます.

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10/8'15f
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(生き方)

 老後って夜の時間みたいなもんかもと書きました.でもそうだとするとちょっと怖い気もしてきました.

 今日は,そんなには疲れてなかったのですが,〆切間近(というか実際はもう〆切過ぎてて延長になった)の原稿があったのですが,いくつか仕事のメールのやりとりはあったのですが,サッカーちらちら見てたりしたら,気づいたらもう寝る時間でした.つまり,老後もそんな感じで過ごしてしまう可能性もあるわけです.

 と思ったのですが,それでいいと思えればいいってことですかね.寝る時間も(いつ死ぬかも)わからないわけで,あー今日は疲れたなと思って早く寝る(死ぬ)ことだってあるわけですからね.

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10/9'15
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(生き方)

 と書いたんですが,どうなんですかね? 自分の親くらい上の世代の先生にこれからどうやって生きて行くか,とか話されても,ほとんどの学生にとっては,うっとーしーだけですよね.

 ですから,やっぱり,きかれたら話すけど,私からどうこういうことはないです.このサイトには(書きたいから勝手に)書いてますが,サイトですから,嫌なら読まなきゃいいだけの話ですからね.

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10/9'15b
[ひどい世の中?]
(世の中, 生き方)

 ほんとひどい世の中になってきたし,これからますますそうなって行くと何度もこのサイトに書きました.でも,これも既に書きましたが,それは必然というか,止めようがない流れでもあります.つまり,そういう世の中を抜本的に変えたいとか言っても,それは絶対無理だし,そうすべきでないということもあるのです.だとしたらもう,この理不尽な,でもあるべき姿でもある世の中にある程度適合して,逞しく楽しく生きて行くしかありませんよね.

 もちろん,一言で「ひどい」世の中と言ってもいろいろで,その中には,変えなければならないし変えられるものもたくさんありますが(例えば,男女差別とか人種差別とか),そうとも言えないものの一つとして「二極化」があります.

 確かにみんなが幸せに暮らして行ける世の中がいいとは思いますが,現状では,地球上の富に対して,その配分がまだ「足らない」状況なので,どうしても競争が起こります(中国がいい(悪い)例).将来的に核融合に成功するなどすれば,ある程度解消されるかもしれませんが,今生きてる人が生きてる間,少なくとも,既に成人した人が働いているあと3,40年くらいでは難しいでしょう.

 そして何より,人間の持つ本質的な性質があるような気がします.例えば,ほんとに核融合に成功するなどして,地球上の富を地球上の全人類に配分しても余りある状態になったとして,それで,みんな平等に,それこそ共産主義社会のように生きて行けると思いますか?

 やっぱり,何らかの競争は起こってしまいますよね.だって,人より頑張ったら人より優れていたらその分人より評価して欲しいと思うのが(多くの)人間でしょうし,何より,そういう人間が世の中の仕組みを作ってるわけですからね.中国の海外進出も配分が足らないというだけではなく,かつての日本のような「拡大志向」が背景にあるでしょう.

 食べて行けるか行けないか,今の資本主義社会においては,金を稼ぐことで競争が起こってしまってて,競争に負けた人が悲惨なことになってるのですが,もし,富が足りてそういう競争が不要になったとしても,競争は止まらないということです.

 だとすると,どのみち,二極化は起こるわけです.将来,富を配分しても余りある状態になれば,そういう競争に参加せず,世の中の片隅でひっそりと,でもある意味幸せに生きて行くこともできますが,現状では非常に難しいわけで(私はもうそれが可能ですが,それは,ある意味,結果的に競争に勝ったからでしょう(でも私自身は,競争したつもりは全然ないですが)),だったら,最初に書いたように,どのみち,この理不尽な,でもあるべき姿でもある世の中にある程度適合して,逞しく楽しく生きて行くしかないですよね.

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10/9'15c
[依怙贔屓]
(世の中, 生き方)

 上の記事とも関係するのですが,不均質化することによって多様性を産み出し,確率的に人類全体がサバイブするように人間というか生物のDNAには書いてあるわけですから,二極化に繋がるような「差」が生じるのはどうしようもないわけで,世の中的に見ても(騙す騙されるというひどい世の中とこのサイトで何度か書きましたが)騙されている人がいないと世の中成立しないのも事実です.誰かがやりたくない辛い仕事をしないと世の中回りませんし,究極的にゼロサム(にどんどん近づきつつあります)の世界だと,得する人がいれば,その分損する人がいるわけですからね.

 だとすると,そういう矛盾というか,どうしようもない世の中で気分よく楽しく生きていくには,ピンきり(しかない)のピンに入るしかないし,入りたいと思う人が多いのは当然のことなのでしょう.

 で,私なんですが,私自身そういうことを特に意識することもなく,ただ自分のやりたいこと,やるべきと思うことをやってきたら,何とか滑り込むことができたんで,私はもういいんですが,既に書いているように,やっぱり,若い人達のことは気になりますし,どうやったらいいかを伝えたいとも思ってます.

 でも,ゼロサム的に考えれば,若い人達がみんな得することは,原理的にないわけですよね.つまり,言葉は...ですが「依怙贔屓」しなければならないわけです.だとしたら,めんどくさいから,わざわざ話をききに来てくれた人にしか話さないとなるのは,当然の成り行きですし,私の研究室の門を叩いて来てくれた学生達を何とかしてあげたいと思うのもそういうことですね.

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10/9'15d
[一柳慧のピアノメディア]
(ピアノ)

 つらつら見ていたら,一柳慧のピアノメディアの動画!を見つけました.

 この曲は,人間がコンピュータというかシーケンサーになることを「命じた」曲だと思うのですが,初めてきいたのは,もう30年以上前の高橋アキさんのLPの演奏で,あまりに完璧な演奏だったんですが,動画で見ると...いやー厳しい.

 曲は無調の現代音楽なんですが,間違えてもわからないの正反対で,逆にミスタッチはおろか音色や強度のばらつきも全く許されないという大変過酷な曲です.あらためて高橋アキさんのすごさを再認識しました.

 あーでも,ライブと録音の違いはやっぱりありますね.そういう意味で,ライブでこの曲を弾くのは更に大変で過酷なんだと思います.

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10/9'15e
[甲斐説宗のMusic for piano]
(ピアノ)

 全音ピアノピース(^^;繋がりで,甲斐説宗のMusic for pianoです.

 この曲に初めて接したのは,ピアノメディア(は,大学に入ってからの高橋アキさんのLP)より前の高校時代のFMだったと思います.現代音楽というと普通は???なんですが,この曲は,なんか親しみをもてたというか(でも普通の人はやっぱり???),現代音楽って,てきとーに音を置いてるのではなく,そこにその音がある意味が子供なりに何となくわかった曲でしたし,いろんな要素がものすごく凝縮されて入っていて,今聴いても好きですね.

 当時は確か「Music for piano」つまり,「I」は付いてなかったと思います(ヒナステラのピアノソナタと同じ.かと思ったのですが,IIはあるのでしょうか? この5年後に亡くなってますし.と思ったら2もありました).

 プリペアードピアノのことを知ったのも(ケージではなく)この曲だったと思いますし,楽譜は全音ピアノピース(^^;で簡単に手に入ったので,家のアップライトピアノに消しゴム挟んで弾いてました.懐かしいです.

 珍しく弾いてみたいという気になりましたが,ブラックアースのときのことを考えると,人前で演奏することは難しいでしょうから(最後の方のところとか,ほんとピアノの所有者に怒られそうですよね)やっぱやめときます.

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10/9'15f
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(経日)

 買いました(って,結局,毎日のように書いてるか.まー書きたきゃ書けばいいんでしょうし,書く気が失せたらやめるでしょう).今日も結構上げたので,少し取り損なったことになりますが,まーそんなもんでしょ.ていうか,流れを読み間違って売ってたら損したわけですから流れは読み間違ってない?

 実際,昨日の判断もびみょーなところでしたしね.今日の判断は100%ですが,それはもちろん来週100%の確率(って日本語としておかしいか)で上がるということではありません.

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10/10'15
[当分は無理]
(世の中)

 二極化の流れは人間の本能的な性質も背景にあるということなんですが,あまり行きすぎると是正される動きもあるでしょう.実際,既に書きましたが,人間「余裕」が出てくると人に親切にしたくなるものですし,そういう本能?は,生物の中で人間だけが持つ性質という研究もあります.

 でも,現状ではまだそこまで余裕はなくて,行きすぎた競争が起こってるわけで,先進国に加えて,眠っていた中国が「起きて」物欲に目覚めてしまってリソースが足らなくなってるわけです.

 でも,これも結局,先進国の一部の人間の果てしない欲望の結果でしょうね.実際,鎖国である意味幸せに暮らしていた日本を叩き起こしたのもアメリカですし,リーマンショックを救った?のは,中国の極端な経済成長とも言われてますからね.

 ですから,いずれにしても「当分は無理」ということでしょう.

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10/10'15b
[人に好かれようとすること]
(世の中, 生き方)

 このサイトでほんと好き勝手なことを書いてると思うのですが,私ってつくづく人に好かれようとは思ってないんだな,って思います.だって,人に好かれようと思ったら,例えば,このサイトでは,人に好かれるようなこと書けばいいわけですからね.世の中のほとんどのブログってそうなんですよね.

 でも,人に好かれるようなこと書くとか言うとかって,要は,嘘つくってことですよね.テレビの言うことは嘘ばっかりとは何度も書いてますが,それは,テレビは視聴率をとらないといけない(ブログもそう),でも,言いたいことを言えば嫌われて視聴率が下がる,だから嘘をつく,そして,テレビの言うことは嘘ばっかりとなるわけで,結果として,世の中全体もそんな世の中になって行くわけです.

 でも,ほんとはみんなほんとのことを言いたいんじゃないですか? そうじゃなかったら世も末ですが,少なくとも私はほんとのことを言いたいですし,私は別に人に好かれようとは思ってないってというのは言い過ぎですが,そんなことより大事と思うことがあるので,ばんばんほんとのことを書いていこうと思います(もちろん人を傷つけるようなことは書きませんが).

 それで嫌われてもまー別にしょうがないっていうか,もっと大事なことがあるわけで,それにもう第二の人生というか,目指すは仙人(^^;なので,そういうのも修行というか,自分があるべきある方向に向かって進んでいく,ということで,それでいいんだと思います.

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10/10'15c
[低俗化]
(世の中)

 今回のノーベル賞受賞者の出身校が地方大学,それも帝大系ではない,言っては何ですが一流大学ではないということがよく取り上げられています.地方大学出身者に夢を与えたとか,勉強ができるだけが全てじゃない,みたいなことがよく言われてるんですが,うーん,何か違和感ありますね.

 それとなーくここで書きましたが,これまでの受賞者達と明らかに何かが違う感じがします.つまり,ノーベル賞自体が変わりつつある,「世の中の役に立つ」とか「お金」が絡んだ(言葉は悪いが)低俗的なものになりつつあるということでしょうか.それは,今年に限ったことではなく,ここんとこの傾向です.

 とか,思ってるほんとのことを書くと,これも嫌われるパターンですかね.

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10/10'15d
[石井真木のブラック・インテンションIII]
(ピアノ)

 全音ピアノピース(^^;繋がりだとブラック・インテンションIIIもありましたね.

 真ん中くらいまでずーーと同じ感じが続きますが,眠くなった頃,突然...爆...あと,変な音?は,もちろん,プリペアードなんですが,最後の方で聞こえるクラリネットの音は関係ないです.ていうか,演奏中なのにこれはちょっとひどいですね.

 そう言えば,石井真木の「彼方へ」もピアノピースで,出版されたその時に駒場の東大ピアノの会の会室ではなく,なぜか学生会館のアップライトピアノで練習していたのを思い出しました(動画は探したがなかった).

 あと,一柳慧のピアノメディアですが,他にもいくつか動画がありましたが,どれもひどい演奏でした.そういう中,おっ,というものがあったんですが,

確かに,こっちの方がフィジカル的には弾けてはいるのですが,うーん,タンクトップで筋肉むき出しのガテン系というのは「違う」でしょうし,音楽的にもまだ須藤さんの方が「近い」ですかね.それに,ペダルを使ってるところもあるし,演奏もちょっと雑ですかね.

 やっぱり,高橋アキさんの演奏がすごかったと思うのですが,これも探したけどありませんでしたし,LP引っ張り出すのはやっぱり面倒...でも,30年前なので,今聴くとどうかはわかりませんけどね.

 あっ,今でもまだ結構演奏活動してるんですね.ピアノメディアも時々弾いてるみたいです.地方が多いみたいですが,場所と時間が合えば,行ってみようかな.でも,彼女ももう71かー.

 同じ系統のものとして,タイムシークエンス(これもピアノピースだったような気がする.確か東大ピアノの会の会室に譜面が転がってた.誰か弾いていたような気も...阿原だったかな)もあったので,一応,こっちも貼っておきます.

 この人,芸大のピアノ科出身みたいですが,ボディビルダーで○丁目で有名とか,かなり異色みたいです.まーそんな周辺情報は音楽には関係ないですが,音楽的にはあんまり好きじゃないですかね.

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10/10'15e
[地盤震動シンポの原稿]
(仕事)

 11/6の地盤震動シンポの原稿を書いているのですが,なかなか進みません.タイトルは,「この20年の地震動の性質と建物被害の関係に関する研究の進展と課題」というもので,書くことはもう決まってるし,2009年の金井清先生のシンポジウムのときに同じような内容で書いたので,それ以降,即ち,2011年東北地方太平洋沖地震と現在,毛塚君や汐満君がやってる内容を付け加えて,あらためて思った課題(も,もう書くことはだいたい決まってる)を書くだけなんですけどねー.

 でもまあ,こういうのっていつものことって感じもしますし,N埜先生のパペポTVの話(に相変わらずまだ助けられてるが)じゃないですが,みんなそういう産みの苦しみで苦しんでるわけです(私はパペポTV見るみたいに,ここで文章を書くって感じ?).

 でも何と言うか,何か違うというか,何かが変わり始めた感じはします.何がどう変わり始めたのかはよくわからないですが.

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10/10'15f
[受賞者数]
(世の中)

 日本人二人がノーベル賞受賞ということで,週末もすごいぞ日本という報道が多いのですが,気になるのが「受賞者数」という「指標」です.よく報道されてるのは,2000年以降,日本人受賞者数が急増したということなんですが,例えば,去年,三人受賞というのは,三人で一つなので,これを三人と数えるのは,ロンドンオリンピックのときの「メダル数」という都合のいい「指標」と似たいやーな雰囲気を感じます.

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10/10'15g
[人を好きになる経験則]
()

 私は,人に好かれるように行動することを第一義としないと書きましたが,人を好きになることは,もちろんあります.そして,人を好きになることは,それだけで好きになった本人(私)にもメリットがあると書きました.それは,その人のことを思うだけで元気になれるとか,いろいろあるのですが,ここから先は,人によっていろいろでしょう.

 その人のことをもっと知りたくなって(というのが人を好きになるということだという人もいます)つき合いたいとその人にアプローチする人もいるでしょう.でも,私はそういうことはしたことがありません.それは,単に私が奥手というか臆病なだけかもしれませんが,そういう状態で「放置」しておくことのメリットもあります.

 それは,その人のことを好きな状態のままキープ?できるからです.もし,その人とつき合ってその人のことをもっと知るとひょっとしたら幻滅するかもしれませんし,声をかけて断られたら嫌いになることはないでしょうが,そういう気持ちは萎えてしまうかもしれません.

 ここで,関係してくるのは,こっちがどう思ってるのかではなく,向こうがどう思ってるかです.本来,人を好きになるのに向こうがどう思ってるかは関係ないはずなのですが,これがどーも無関係とも言えないような気がするのです.

 これは,単なる私の経験則なんですが,これまで好きになった人を思い浮かべると,こっちが勝手に好きになった人はそんなにいなくて,多くは,何らかの形で向こうから声をかけてくれた人なんですよ.メカニズムはよくわからないんですが(だから単なる経験則),何なんでしょうね?

 こういうメカニズム?もあるんですかね? だとしたら,単に私がずぼらというかめんどくさがりなだけ?

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 あと,「放置」するメリット?としては,私の方のボロが出ないってこともありますね(^^;.もし向こうがそういう風に思ってくれていたとしたら,私が向こうに対するのと同じようにそういう状態をキープできる,ということもあるわけです.

 でもこれは,私が単にめんどくさがりということかもしれませんね.昔はそうでもなかった気もしますが,歳をとるとそういうことがとても面倒にはなってきます.

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10/10'15h
[マイアミの奇跡と同じ結果]
(スポーツ)

 結構惜しかったみたいですが,スコットランドがサモアに僅差で勝って,日本のグループリーグ敗退が決まりました.アメリカ戦で4トライをあげて勝っても勝ち点差1ということですが,逆に言えば,あと勝ち点1とってれば何とかなったかもしれないわけで,結局,ここここで書いた通りになってしまいました.そして,懸念されたマイアミの奇跡と同じ結果にもなってしまいました.ほーら,言わんこっちゃない.

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10/11'15
[]
(日記)

 今日も原稿はあまり(ほとんど)進みませんでした.明日から実大木造の振動実験が始まりますし,細々とした〆切はものすごい数ありますし,なかなかしんどいですね.

 バドミントン部は,リーグ戦終わったと思ったらもうインカレで,団体戦が終わりました.男子は16で去年優勝の中央大に負けてしまったのですが,女子は優勝して二連覇です.

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10/12'15
[爆発]
(日記)

 今日は(世間は)祝日ですが,実大木造振動実験の準備が始まりました(初期?状態↓).

 いつものように,私はほとんど「ただいるだけ」なんですが,おかげで,地盤震動シンポの原稿が大幅に進んでほとんど終わりました(明日〆切).ていうか,ほとんど今日の半日で書いたようなもんです.ずっと何週間も遅々として進まなかったものが,半日で終わるくらいならさっさとやれよ,って思う人もいらっしゃるでしょうが,いつもだいたいこんな感じです.

 でもこれは「追い込まれないとやらない」というのとは(多分)違います.ずっとどう書こうかいろいろ思い悩んでるものが煮詰まって一気に爆発するような感じでしょうか.

 でもそれには,書き出したら止まらない?というか,(自分で言うのも何だが)筆の速さみたいなものは,必要ですね.そういう意味では,普段からこのサイトでしょーもない?文章をいっぱい書いてることが練習というか準備になってるってことはあるでしょうかね(こじつけ).

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10/12'15b
[大丈夫ですか?]
(スポーツ)

 アメリカとの最終戦に勝って終戦となったラグビー日本代表ですが,エディさん辞めるんですね(南アフリカのチームに行くらしい).日本が躍進したのは,エディさんが課したオーストラリア代表なら2週間で音をあげるというハードワークでフィジカルを鍛えたことが大きい,こんなハードワークを課せるのはエディさんしかいないってことなんですが,そんなことで大丈夫ですか?

 これも既に書きましたが,阿部先生もフィジカルを鍛えるのが一番手っ取り早いとおっしゃってましたし,私もその通りだと思います(ほんとバドミントンはへったくそでもフィジカル強い奴には結局勝てませんからね).

 もし,強靱なフィジカルを得るためのハードなトレーニングに耐えられるのが日本人の優位性ということなら,そう割りきって今のやり方を愚直に続けるのはありだと思いますよ.

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10/13'15
[一難去って...]
(日記)

 実大木造振動実験2日目です.昨日,倒壊防止フレームと架台を設置したところまで終わって↓

 今日から試験体を組み立てます.といっても,実際に組み立てるのは大工さんなんですが.

 地盤震動シンポの原稿を何とか書き終わったのもつかの間,今度は,(今もってる科研が今年度で終わりなので)科研の申請書を書かなければなりません(これ以外にも細々としたものもいろいろある).学内〆切は,金曜です.明日は一日中学内業務だし,結構,厳しいですねー.でも,これも地盤震動シンポの原稿と同じような感じなんでしょう.

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10/13'15b
[]
(日記)

 22時過ぎまでかかりましたが,何とか試験体を組み立てるところまで終わりました.

 あれ? イランとアウェイでサッカーやってますね.そんなこと言ってましたっけ? 急遽決まった?

 そう言えば,南野(の世代)がやっと代表に呼ばれましたね.

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(経日)

 手仕舞いました.pf(含む建設株,以下pfcと略)としては,0.5%くらいのマイナスです.

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10/14'15
[騙される人々]
(世の中)

 ラグビー日本代表の活躍?で,五郎丸ポーズをまねる人続出なんだそうです.いやいやいや五郎丸ポーズじゃなくて,ウィルキンソンポーズですよ.つまり,まねのまねってことですね.

 で,ラグビーフィーバーで,日本代表ユニフォームのレプリカ売り切れ続出で,4年前の5倍以上の売り上げだそうです.騙される人っているんですねー.

 東京五輪の1年前のラグビーWCでも盛り上がってもらって,最終ターゲットはオリンピックってことでしょうか.まーでも,こうやって無駄なお金を使ってもらって,そこから僅かにこぼれる税金が私の将来の年金の一部になる(ちょー効率悪)と思えばいいってことですかね.

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10/14'15b
[]
(日記)

 今日は,一日なかなかしんどい学内業務だったんですが,夕方連絡すると,また22時過ぎまでかかるということで,防災科学技術研究所に行って,何とか明日予定通り加振できそうです(みんな頑張りました)↓

 明日入力するのは,耐力が高いほど被害が大きくなるという模擬地震動で,卓越周期0.5秒で1Gというありそうでなかったいわゆる「空白域」の地震動です.はてさて,目論見通りになるでしょうか.

 経日的には,早速今日大きく下げたので,手仕舞うだけじゃなく売っとけば(空売りしとけば)儲かったんでしょうが,ちゃんと(売り抜けて)手仕舞えたのでまあまあでしょうか.

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10/15'15
[視聴率]
(世の中, 生き方)

 ある有名脚本家を取り上げた番組をちらっと見たのですが,まさに「視聴率」というキーワード?のオンパレードでした.彼女は,とにかく視聴率が気になって気になって仕方ないようで,視聴率が悪いと,この世の風景が全て色褪せて見えるほどなんだそうです.

 何度も同じこと書いてるんですが,そういう人というか,そういう仕事って,評価の基準が全て他人,それもド素人にあるわけですよね.つまり,常に人の顔色をうかがって仕事してるわけです.そういうのってしんどくないですか? ほんとは「自分がいい」と思うものを書きたいんじゃないですか?

 でも,おそらく世の中のほとんどの仕事はそうなんでしょうね.民間企業の目的は,言ってしまえば,利潤の追求なわけで,儲けるには人に買ってもらわないといけないわけで,「いいもの」ではなく「売れる」ものを作らないといけないわけですからね.相場で勝つために必要なのも,自分が相場がどう動くと思うか,ではなく,他人が相場がどう動くと思うかを予測することです.

 でも,そんなきれいごとを言っても,飯が食えなきゃ生きて行けないわけで,みんな生きて行くのにいっぱいいっぱいということなのでしょう.この売れっ子脚本家も最初は連ドラの仕事は受けてなかったけど,子供が生まれたのを機にそういう仕事もするようになったと言ってました.でもほんとにそうなんですかね?

 少なくともこの売れっ子脚本家が食べて行くのに精一杯ってことはないでしょうし,このサイトでいつも書いてるように,世のほとんどの人は(騙されて)余計なお金を稼ぎ余計なお金を浪費しています.そして,それは,経済成長を前提とした資本主義社会の仕組みが背景にあることも何度も書いてる通りです.

 ですから,しばらく(数十年から今世紀中)はどうしようもないんですが,いずれは少なくとも今よりはあるべき姿に収束するとは思います.言ってみれば,ここ数百年がバブルみたいなもんってことでしょうか.それともまだまだバブルを膨らませますか?

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 じゃあ,評価の基準が他人ではない仕事って何でしょうね? 私の仕事(研究)は,そういう仕事だと思ってるんですが,だんだん雲行きが怪しくなってきてるのは,再三書いてる通りです.

 昨日,あるメールが届いて,学域から代表的な業績ということで,選んでいただいたのはいいんですが,提出したら本部から賞のような第三者が評価する客観的な根拠を示せと言ってきたとのことでした.

 既に書いたように,私はノーベル賞も含めて何とか賞とかいうものをもらうことに別段興味もなく,応募したことすらありませんから,受賞歴もありません.もちろん,いただけるものなら喜んでいただきますが,自分から「応募」しないといけないってのがちょーめんどくさいし,そもそも変だと思いませんか?(まーでも,応募してもらうというハードルでフィルタをかけないと選ぶ方がちょー大変という事情があるのはわかりますが)

 ということで,上記のメールに対しては,受賞はありません,従って,それで私の業績を評価していただけないのであれば,それはそれで構わないし,代表的な業績から私をはずしてください,と返事しました,と言いたいところですが,そこは,私も大人?なので,*****と書いたのですが,なんだかなーと思いました.

 とは言え,私はもう残り少ないので,こういうのはもう別にどうでもいいっちゃいいんですけどね.でも若い人達のことを考えると,そうも言ってられないのですが,どのみち,「おかしな世の中」ではなく「おかしいのが世の中」なので,そういう中で逞しくしたたかにやって行くしかないのでしょう.

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 あとは,何でしょうね.民間企業が利潤の追求なら,公的機関は社会全体の利益という具合には行ってないですよね.特に最近は,政治家なんか国民の顔色しか見てないですし,官僚は研究者とともに数少ない「聖域」だったと思いますが,メディアに誘導された国民に迎合する政治主導によって,これも大分雲行きが怪しいことになって来ました.

 そういう意味では,視聴率に振り回されるメディアが犯した罪はやはり深いってことなんですが,メディアだって飯を食わないといけないわけで,これも結局,資本主義経済の弊害というところに帰着するわけです.

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 スポーツ選手なんかはどうですかね? 結果は,勝ち負けという非常に客観的なものとして出るわけで,勝つには相手の弱点をつくとかいうことはありますが,基本的には,どうやって自分の競技力を高めるか,そしてそれを試合でいかに発揮するかなわけで,まさに評価基準は自分でしょう.

 ですから,「いい仕事」だとは思うのですが,これも結局,それを見てお金を払ってくれる人がいないと成り立たない,実業団でも企業が儲けてくれないといけないわけで,結局,資本主義の枠組みからは逃れることはできないってことですね.

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10/15'15b
[]
(日記)

 無事最初のシリーズの最初の加振が終了しました.このシリーズは,二層が二棟しかなくて,パラメータを振るというよりは,二層と一層の対応関係を見るものですが,結果は,目論見通り,耐力が高く周期が短い奥の建物の被害(最大応答変形角)が大きくなりました.でも...

 手前の建物の筋交いの脱落防止のパネルをつけ忘れ,筋交いがはずれてしまいました(でもそれでも奥の建物の損傷が大きかったわけで,これは,結果を覆すのではなく増幅するものです).これだけ大人数で見ていて誰も気づかないというのもちょっとびっくりですが,そういうことを防止する手順をちゃんと踏むべきという,汎用性の高い教訓が得られたということで,担当した人は,是非今後に活かしてもらえればと思います.

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 経日的には買いました.結局,昨日下げた分だいたいぴったし戻したので,そのままもってても空売りしても同じだったということですが,一日玉をもってなかったということで,リスク回避的にはまあOKでしょう.細かいところでは火→水という4日分金利がかかるタイミングもはずせましたしね.

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10/16'15
[]
(日記)

 昨日の加振後補修(壁を総取っ替え)をして,加振2日目です.極短周期地震動(2003年十勝沖地震のK-NET広尾)を入れて,やや短周期地震動(2007年能登半島地震のK-NET穴水)でした.ところが,K-NET広尾のときに,画面を操作してサーバがフリーズしてデータがとれないというトラブルが...でも,K-NET穴水では,想定通り,昨日とは全く逆で耐力が低い手前の建物の一階筋交いが全て座屈して全壊したのに対し,奥の合板のものは,ほとんど何ともありませんでした.

 つまり,地震動の周期特性が違うと,どっちが壊れてどっちが壊れないというのがまるっきり逆転するという非常に明確なサンプルが再現できたことになります.

 科研の申請書は,実験の合間に何とか書いてとりあえず提出しました.これも想定通り

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(経日)

 今日は基本的に高かった(特に朝方)のですが,9月期の決算が出始めて,pfの減益となったところが売られ,横浜のマンションの杭データ偽造の影響か建設株も売られたみたいで(もちろん,そんな材料は私の売買には何の関係もありません),pfcは,ほんの少しマイナスといったところです.

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 インカレ個人戦は,加藤・柏原のダブルスが優勝,大久保がシングルで3位に入ったそうです.ダブルスは,力からして優勝して当然だと思ってましたが,考えてみたらインカレ個人戦優勝ですから,すごいことです.筑波大だと仲尾・坂本以来じゃないでしょうか.しかも彼女達まだ2年生ですからね.そして,最初から強かったというよりは,筑波大に入って伸びたと思うので,それが嬉しいです.先日,ちらっと見ただけでしたが,1年前と比べてショットの質がもう全然違ってて,正直驚きました.

 大久保さんの3位も立派です.柴村以来かな.その前だと脇田の準優勝がありますね.でもあの試合はほんとに惜しかった(相手は平山優).村松は個人戦はどこまで行ったんだっけかなー.オールジャパン(総合)でベスト8まで行ったのはよく憶えてるけど.

 でも,トーナメント表の結果をちょっと見てみたんですが,あらためてスポーツの世界って厳しいですねー.半分は1回戦でいなくなり,最後の方まで勝ち残る選手は極々僅かなわけで,でも,インカレ,つまり,全国大会なわけで,出るだけでも大変なことなんですけどねー.

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10/17'15
[]
(日記)

 今日は疲れがどっと出たのか,結局,一日中横になってたような感じです.でも,何の疲れが出たんでしょうね? 実大木造振動実験と言っても,ほとんど「そこにいるだけ」なんですけどね(でもいろいろトラブルはあったけど).その間に地盤震動シンポの原稿や科研の申請書を書いて疲れた?それとも,一日疲弊する学内業務で疲れた?

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10/17'15b
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(ピアノ)

 一柳慧のピアノメディアなんですが,今日久しぶりにピアノを弾いて,そう言えばと思って楽譜を探したら,すぐに見つかったのでちょっと弾いてみました.楽譜はこんな感じです.

 全音ピアノピースなんですが,表紙は他とは違うデザインで↓

 ページをめくると作曲者のメッセージが書いてあります↓

 1ページ目↓

 要は,右手は基本的にずーっと同じパッセージを繰り返して,それと交錯するように左の様相が次々に(びみょーにずれながら)変化していくわけなんですが↓

 技術的には,要は,右のパッセージがふつーに弾ければ,左をふつーに弾けばいいわけで,右は最初はちょっと弾きにくいんですが,2,3分練習したらもうふつーに弾けるので,ちゃんと練習したら意外と弾けちゃうかも,と思いました.

 でも,ノーミスで弾くのはやはり至難でしょうし,そもそも,もうこういう曲を弾き気にはならないですかね.

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10/18'15
[]
(スポーツ)

 ラグビー日本代表監督のエディさんが,上から厳しいトレーニングを課すという日本のやり方では限界があると言ったそうです.でも彼がやったことは,まさにこのやり方ですよね.どういうこと?

 好意的に見れば,彼は身をもって日本のラグビーは,今のやり方では,ここまでしか来られないこと,日本がWCで3勝できたことではなく,3勝しかできずに決勝トーナメントに行けなかったことを示した,ということです.そして,それはその通りでしょう.

 確かに,フィジカルがなければ話になりません.でも,それだけでは限界があるのも当然のことです.じゃあ,何が必要かというと,それは,自分で考えてプレーできることです.私も筑波大バドミントン部の選手達を前に話をすることが時々あるのですが,言うことはほぼこれに尽きます.

 でも,実際のところは,フィジカルがある人間は考えられないことが多いし,考えられる人間はフィジカルが足りないなど,なかなか難しいのが現実です.でも逆に言えば,できない人がほとんどということは,できれば,間違いなくトップレベルに行けるということです.そう考えれば,意外と簡単なことだと思いませんか?

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10/18'15b
[ある時突然]
(生き方)

 50を過ぎて,もう仕事をしなくても何とか食べて行けるところに滑り込むことができたと書きました.でもこれは,生活を最低ラインまで切り詰めて(と言っても基本的な生活スタイルは今とそれほど変わらない),なおかつ,年金が65から今想定されている額もらえたら,かつ,大幅なインフレなどのの経済状況の変化がなければの話です.ですから,現実的には,仕事を辞めることは(まだ)ないのですが,ただ疲弊するだけのつまらない仕事を生活費のためだけにするのなら,そういう選択肢もあるということです.そもそも,今の仕事は,生活費を得るためではなく,学生達と研究活動を続けていくことが目的ですから,そういう意味でも辞めることは(まだ)ありません.

 でも,65になれば,否応なしにクビですし,65でハードランディングではなく,そこまで状況が徐々に変化していきます.実際,50より前までは,どう生活を切り詰めても仕事を辞めることはできなかったのですが,50を過ぎて,それが突然可能になりました(もちろん,それは私一人ならの話ですから,他の誰かを含めると,まだそんな余裕はありません).

 それは,徐々に残り時間(生きていないといけない時間と今の仕事で稼げる時間)が少なくなるとともに貯蓄額は増えていくわけで,時間とともに「そういう傾向」は二重に増幅されるわけです.ですから,50前と後で,状況が一変したように,65でクビになる前に「損益分岐ライン」が交差して,ある時突然,条件が揃うこともありうるということです.そして,計算してみればわかるのですが,それは,意外と早くて,50代後半,即ち,あと数年です.

 そのとき繋ぎ止める何かがあるとすれば,それは,学生達と研究活動を続けていきたい,あるいは,社会全体の利益に繋がる仕事をしないといけない,ということ以外にはありません.

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10/18'15c
[知能]
(生き方)

 知能って何でしょうね.人間と他の生物の違いは高度な知能をもったこと,そして,人間だけが自分の命に限りがあること,即ち,死ぬということを知ってしまったこと,と書きました.

 でも,そんなことなら,知能なんかない方がよかった,とはなりませんよね.知能が(人間ほど)なければ,人間の思うがままにされてしまうわけですからね.人間の世界だって,賢い人間が賢くない人間を支配してるのは,再三このサイトで書いている通りです.

 これを更に知能をもって考え進めれば,「どうせ死んでしまうのだから」の先にも何かあることに気づくことができます.つまり,生きることとともに死ぬことにも意味があるということです.

 実際,歳をとるにつれて思うことは,残り時間がなくなってきたいうだけではなくて,ここまでやってこられたという安堵感や,もうすぐ卒業できるという達成感のようなものです.

 つまり,余計な心配なんかしなくても,なるようになってるわけです.

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10/18'15d
[新常識?]
(世の中)

 肩こりの新常識として,肩こりの原因は肩ではなく肩胛骨にある,だから,ここをほぐせば肩こりは治るというのをやっていました.でも,これって新常識なんですか? 私はもう20年前からやってますけど...結婚する前,これをやると妻が「鷹のポーズ」って言ってたのでよく憶えています.

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10/19'15
[]
(日記)

 誕生日なんですが,思うことは特にないというより,タイムリミットというか,確実に何かに向かって一歩というか一年進んだ気がします.それは,決断というより,決断しない,ということかもしれません.

 なんだか今日は(も)どうしようもなく疲れました.ここんとこは少し体調もよかった感じなんですが,ここ数日また悪くなってきました.

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 手仕舞いました(もう経日的にとか書くのもやめた).pfcは1.6%くらいのマイナスですね.ここんとこどーもぱっとしません.

 材料的には,中国のGDP伸び率が6.9%ということで,7%を切ったのはリーマンショック後以来だけど,予想の6.8%よりは高かったという報道でした.

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10/20'15
[]
(経日)

 買いました.でも昨日とほとんど同じ値段なので,そのままもってたのと(昨日手仕舞わなかったのと)同じようなもんですね(手数料0で金利も同じ).

 うーん,でもさすがに毎回書くのはやっぱめんどくさくなってきた...

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10/21'15
[自己矛盾]
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 ちらっと見ただけですが,なんか今日は,20年前くらい?の映画のBack to the futureでタイムマシンで行った未来の日らしくて,当時描かれていた未来が実際にどのくらい実現しているかをワイドショーで検証?していました.例えば,タブレット端末とか薄型テレビとか,ほとんど実現してて,すごいすごいって自画自賛してました.

 いやいやいや,一番肝心なものが実現してないじゃないですか.それはもちろんタイムマシンです(究極の自己矛盾).つまり,タイムマシンを発明するほどの文明力で行った先の未来でタブレット端末くらいで驚くのがどうかしてるわけです.

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10/21'15b
[順序が逆]
(世の中)

 マイナンバーですが,中小零細企業で,税金や社会保障費きっちりとられたらアウトというところ続出だそうで,既に廃業してるところもあるそうです.で,こんなことになったら,景気に悪影響が出る,って言ってる人がいました.

 いやいやいや,順序が逆でしょう.Aベノミクスって国が国民のためにやってるとでも思ってるのですか? 違いますよね.景気を回復させるのは,税収を回復させるため,そして,借金を返済するためです.つまり,景気が回復しても今のように脱税まがいのことをされたら意味がないわけで,税金払わないところは,どんどん潰れてもらって一向にかまわないわけです.

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(経日)

 上げたんですが,pfで1.4%くらいですから,日経225の1.9%と比べてもパフォーマンスは今一ですね.まー淡々とやって行きます.

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10/22'15
[]
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 実大木造の振動実験ですが,2シリーズ目の等価一層5体(壁仕様変動シリーズ)の同時加振の加振前の状況です.

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 無事,1回目の加振が終わりました.うまく行ったと思います.ちょっとした新しい発見もありました.

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(経日)

 手仕舞いました.とれたのは,pfcで0.5%ですかね.

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10/23'15
[直行直帰]
(日記)

 加振2日目も無事終わりました.うまく行ったと思います.

 5体並べて↓同時加振なのですが,こうやって見るとなんか伏見稲荷の鳥居みたいですね.

 筋交いが座屈して間柱が破断した試験体↓

 で,今日は午後から東京で仕事で,もちろん,実大木造の振動実験やってる間は,そういう仕事は極力入れてないし,入っててもさぼれるものはさぼってるのですが,今日のは,私がプレゼンすることになっていたので,加振終了後,松森さんと小島さんに監督を任せて行きました.

 で,終わって,どこに寄ることもなく直行直帰となりました.最近,だいたいこんな感じです.東京に行ったからって別に用事もないし,人がうじゃうじゃいてごみごみしてて,いるだけでストレスが溜まるようになってきて,帰ってきたらもうぐったりって感じです.

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10/23'15b
[気持ちいいところは危険]
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 職員宿舎を追い出されるってことで,どこに住むかをいろいろ検討しているのですが,大学にお前はもう要らないと言われて,最初は,かなり凹んでましたが,いろいろ探すうちにいろんな可能性が見えてきて少し楽しくなってきました.

 人工的で違和感があるつくばを離れて,東京,ではなく,土浦なんかどうかと考えてると書きましたが,つらつら見てたら,土浦駅の近くではなく,もっと田舎というか自然があるところなんかどうかと考え始めました.

 ていうか,具体的にそういう物件を見つけたということなんですが,どういうところかと言うと,高台の崖上にあって緑に囲まれて,まるで避暑地の別荘みたいな感じなんですよ.でも,土浦市内で位置的にはつくばよりで,バスでも何とか通えるところです.

 都会の喧噪を離れて,そういうところに住んだら気分がいいんじゃないかと思い始めたということです.もちろん,大学には行かないといけないのですが,そこからバスで30〜40分くらいで行けるわけですから,なんだか夢のような話じゃないですかね.でも,あんまり居心地がいいと大学に行きたくなくなっちゃったりして.

 これは,山系だとすると,水系ということで,霞ヶ浦のほとりなんかもいいかもしれませんねー.で,思ったんですが,崖上はもちろん,水系にしても,住んでて気持ちいいところは,危険ということです.しかも,私は,一応,防災関係者なんで,そんな危ないところに住んで被害に会ったら何て言われるか...

 でも,私は,防災関係者である前に,一人の人間ですからね.それに,もう50過ぎたら,(自分の命も含めて)別にもう守るものなんてないでしょう.

 あとは,都会で高層マンションの高層階(も危険という意味では,山系,水系と同じ)に住む人の気持ちもちょっとわかりました.要は,都会では山系も水系も望むべくもないので,せめて山系に近い高層階ということもあるんでしょうね(可哀想に).

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10/23'15c
[これからどうか]
(経日)

 買いました.つまり,昨日から上げた分(数%)は,取り損なったことになります.上げた理由は,昨日の深夜,ECBのドラギ総裁が金融緩和に言及したこととの報道ですが,そんなインサイダー情報なんか事前にわかるわけないし,わかってもそういう材料は関係ないとは再三書いてる通りです.

 基本的な流れ(第一のフィルタ)は,買いであるという判断は間違ってなかったことになりますが,前日の値動き(第二のフィルタ)が売りで相殺ということですね.ですから,第二のフィルタで売らずに損せずに済んだとも言えますし,そもそも値動きを「全部獲る」なんてことできるわけありませんし,問題は,これまでどうか,ではなく,これからどうか,ですからね.

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10/24'15
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(日記)

 今週末は,例年通り,年に一度の全学一斉停電でサーバが止まっています.

 行ってみたんですが,だめですね.少し離れたところに高架のバイパスが走ってるのですが,高台だと(高層建物と同様に)車の騒音がかなりうるさいです.周りの雰囲気はとてもいいんですけどねー.その他,いくつか行ってみたんですが,ウェブとかグーグルマップで見てよさそうでも,実際に行ってみるとだめなことが多いですね.まーぼちぼち探して行きます.

 あーでも,土浦の街中ですが,とても雰囲気がいいところを見つけました.場所を先に決めて,そこで物件を探すというのもありかもしれません.

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(経日)

 今度は中国が金融緩和ということで,NYダウが連日の大幅高でCMEの日経225先物も大幅高で引けたようです.

 経済ニュースでは,中国の原発を導入したイギリスと中国の蜜月ぶりが報道されてますが,ほんとみっともない話ですねー.インドネシアの新幹線も安い中国に日本は負けたみたいで,要は,結局はお金というか,安かろう悪かろうってことですよね.

 何度も書きますが,資本主義経済は,経済成長しなければ回らない自転車操業,つまり,先進国は,経済成長してる中国におんぶにだっこなわけで,でも,その肝心の中国が非常に不安定で危ういわけで,膨らみ続ける時限爆弾を抱えてるようなものでしょう.

 つまり,壮絶なババ抜きが既に始まってるということですね.

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10/25'15
[大丈夫ですか?]
(世の中)

 先日,プロ野球のドラフトがあったんですが,話題はもっぱら,ヤクルトの真中監督が間違えてガッツポーズをしたことに集まってるような感じです.原因は,どちらにも同じNPBのマークが付いていて,当たりの方にだけ選択権獲得という判が押してあるということで,真中さんはNPBのマークを当たりと思ったらしく,紛らわしいからはずれは白紙にすべきとか言ってる人がいるんですが,そんなことより,当たりくじを引いた金本監督の方にはちゃんと選択権獲得の判が押してあったわけですよね?

 つまり,彼は,真中さんがガッツポーズをしたのを見て,自分のくじの確認すらしなかったということで,ちょっと信じられないです.そんなことで大丈夫ですか? 絶対あきらめないことが基本のスポーツで,あきらめがよすぎますし,真中さんが間違える可能性もそうですが,事務局が間違えて当たりを2つ入れたかもしれないわけで,リスクマネージメント的に完全にアウトでしょう.

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10/26'15
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 iPS細胞の山中さんの情熱大陸を見ました(そう言えば,駒場で同じクラスだったS藤が阪教天で同期って言ってたので,同じくらいの歳ってことですね).でも,新しい発見は特に何も...

 思ったのは,この人も(生き方的には)「ふつーの人」なんだな,ということでしょうか.M岡修造さんのカレンダーとかかけてあったし(^^;.

 あとは,この人の研究者人生も,「(ほぼ)終わった」ってことですかね.ほんと他人事じゃないですけど...でも,彼の目的は,研究そのものではなく,人の命を救うことなんですよね? だったら,それを実現する立場になったのですから,しんどいとか言わずにせっせとやりなさい,ってことですかね.

 でも,見てて思ったのは,やっぱりとてもしんどそう,ということです.ほんとは研究したいんじゃないですかね.上で「(ほぼ)終わった」と書いたのですが,「(ほぼ)」が付いてるのは,彼は毎月,アメリカの研究所に行ってるみたいで,そのときだけ研究者に戻れる唯一の安息の時のように見えたからです.

 彼は,アメリカの研究者はみんな楽しそうだけど,日本の研究者はみんなしんどそうと言ってました.それは,アメリカの研究者は,研究に集中できるけど,日本の研究者はそれ以外の雑用が多すぎるってことで,その通りなんですが,それは,アメリカは企業からの寄付などで資金が潤沢にあるが,日本は,まず研究費を稼がないといけなくて,みたいなことを言ってました.そして,彼が今やってることは,まさにそういうことなわけです.ほんと何とかならないもんですかね.

 そもそも,彼がそういうこと,例えば,寄付してくれる企業を回ってペコペコ頭を下げるようなことをしないといけないのでしょうか? iPS細胞を発見したことと,そういうことは,明らかに適材適所になってませんよね.

 でも,寄付する側からすれば,全然知らない事務屋さんじゃなくて,ノーベル賞獲って有名になった本人が来ないと「なんだよ〜」ってなっちゃうわけですよね.つまり,実質的な中身ではなく,そういう御輿になってるだけの話なわけで,やっぱり,つくづく有名になんかなりたくないもんだと思います.

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 で,他人のことはともかく,問題は私がどうするかです.私は,山中さんみたいに有名にならなくてよかった,という話じゃありません.

 私は,私でなくてもできることは,(もう)やりたくないし,やるべきでもない,やるとしても社会全体の利益に繋がる仕事とこのサイトで再三書いて来ました.つまり,私にしかできないことで社会全体の利益に繋がる仕事だったらやる,ってことなんですが,山中さんがやってることって,社会全体の利益に繋がる仕事だし,単なる御輿には違いないんですが,「なんだよ〜」的には,まさに彼にしかできないことなわけです.これって,相当厄介というか根深い問題だと思いませんか?

 私に当てはめればどうなるでしょうか? 例えば,震度算定法を変えたいから協力してくれと言われれば,(もうめんどくさいけど)私にしかできないし社会全体の利益に繋がるので嫌とは言えないでしょうね.このくらいまでなら問題ないです.

 でも,更に話が大きくなって,(そんなことはないとは思いますが)どこかの何とか長とか,防災関係の社会全体の利益に繋がるとりまとめ的な仕事が来たらどうでしょうか? 私の信条的には受けざるを得ない,となるのですが,山中さんを見てると,とてもじゃない気がしてきます.

 そもそも,一見して社会全体の利益に繋がる仕事というのが,結構怪しい話ですよね.実態としては,こいつを担げば一儲けできる的に多くの輩がよってたかって御輿として担いでるだけってこともあるでしょうし,そこまで行かなくても,(ほんとは誰でもいいのに)あなたしかいないとか言って,めんどくさい仕事を押しつけてるだけってことはよくあることです.

 ですから,そういう「見極め」が大事なんだと思います.私にしかできないことは,やっぱり研究でしょうし,社会全体の利益に繋がることもやっぱり研究を通してなんだと思います.

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 と書いたんですが,どうなんでしょうか? 私ってまだまだ研究がしたいんですかね? そりゃあ,私でなくてもできるし社会全体の利益にも繋がらない大学内外のめんどくさい仕事なんかよりは,そうですが,自分が楽しむ的には,もう充分満喫したし,あとは,若い人達に頑張ってもらえればって感じなのが正直なところです.

 ですから,既にどこかで書きましたが,「もう何事も起こって欲しくない」と心のどこかで思ってるわけで,自分でなくてもできるし社会全体の利益にも繋がらないめんどくさい仕事を極力排除しながら,研究室の学生達と楽しく研究して行けたら,ってとこですかね.

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10/26'15b
[超超ローカル]
(世の中, 野球)

 関連するかどうかはわからないのですが,ジャイアンツの高橋由伸さんですが,ほんと気の毒というか可哀想ですよね.確かドラフトのときもこんな感じじゃなかったでしたっけ?

 でも,世間一般から見れば,プロ野球界の盟主,ジャイアンツの監督にあの長嶋茂雄さんから直々に指名されたってことで,こんな光栄なことはないって感じなんでしょう.でも,関連する的に言えば,社会全体の中のスポーツというごく限られた中のプロ野球という中のジャイアンツという超超ローカルな話なわけです.

 なのに,こんだけ注目されてるように報道され,外堀を埋められ,ほんとはもっと現役でプレーしたかったのでしょうが,もうどうしようもなくなったんでしょうね.ほんとに気の毒です.

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10/26'15c
[着々と準備]
(世の中, 経済)

 11/4に上場する郵政株ですが,売り出し価格が決まるなど,ぽつぽつ報道が聞こえるようになってきました.もちろん,私には全く何の関係もないのですが,思うのは,(既に書きましたが)民営化に続いて,これでまた「潰す準備」ができた,ということでしょうか.

 既にどこかで書きましたが,借金まみれの国がとる最後の手段は,国債のデフォルトです.そうするとどうなるかと言うと,国債いっぱいもってる銀行が潰れて,国民の預金がパーになって,借金返済(踏み倒し)となるわけです.

 日本国債がデフォルトになったら経済規模がギリシャなんかとはわけが違いますから,どこの国も助けられませんし,そもそも,日本国債もってるのはほとんど日本国内で,デフォルトになっても海外に困る人はいないわけで,助ける理由がありません.ほんと消費税けちってる場合じゃないですよ>国民の皆さん.

 で,どこを潰すかですが,メガバンクを潰せば,一挙にカタが付いて効率がいいですが,郵政の民営化,そして,株式上場と,ゆうちょも潰す対象として選択できるようになって,着々と準備が進んでるってことですね.

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10/27'15
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 高橋由伸さんの監督就任ですが,どうやら,まず松井さんに話が行ったのを彼が断ったみたいですね.ふーん,なんかいろいろありそーですね.まーどーでもいい話ですが,断わると捨てられる人と断っても捨てられない人がいるわけで,高橋さんは,断わると捨てられる人だから断れなかったってことですかね.

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10/27'15b
[ダブルスの基本の基本]
(バドミントン)

 バドミントンがわからない,と再三このサイトに書いてきました.でも,最近,いわゆる一般のサークルの人達と打ってみて,あまりにひどいプレーというとひどい言い方ですが,基本を逸脱したプレーをする人が多いので,バドミントンがわからない私でもわかってるダブルスの基本の基本をここでまとめておこうと思います.と言っても,別に何か決まったことがあるわけではなくて,「考えればわかること」なんですけどね.

 常総の木内先生が「ダブルスは規定演技」と言われていたのはどこかで書きましたが,ダブルスはとにかくどこにどう打つかは,「ほぼ決まって」います.トップレベルでは,そういう中でのフィジカル勝負になって(しまって)ることも書きました.もちろん,いくら定石とは言え,同じところにばかり打っていたら読まれますので,読まれないように「時々」定石をはずして打つわけですが,基本はあくまで定石です.

 つまり,定石と定石以外の割合をどうするか,8:2にするか7:3にするか,それをゲームの状況に応じてどう変えていくか,あるいは,定石を2回続けて,3回目をどうするか,というのがいわゆる駆け引きということになります.野球で言えば,外角低めが定石で体を起こす内角高めが定石以外ということで,それをどう組み立てるのかが配球ということになります.

 まず,とにかく「上げる」人が多すぎます.もちろん,上げざるを得ない時はしっかり上げるしかないのですが,それは,落とせないときであって,まずは,落として上げさせることを考えるべきです.ダブルスは,いかに「上げさせるか」のゲームとも言えます.

 目的はあくまで上げさせることなので,落とさなくても,例えば,クリアであおったり,前衛を抜いて浅くて低いロブを打って後衛に上げさせてもいいですが,基本は,あくまで落とすことで,そのために必要なのは,とにかく高い位置で球に触ることです.つまり,早く球に触ろうという意識を常にもつことです.早く触ろうとすると自然と前に出るので,後から出てくる「前に出る」にも繋がりますし,早く触れば,早く相手に球が返るので,どんどん有利になってきます.

 これは「考えれば」すぐわかることです.例えば,力がほぼ同じ人の片方が上げるだけにして,もう片方が上からショットを打ち続けたら,どちらが有利かは明らかですよね.もちろん,「はい,落としますよ〜」とわかるように落とせば詰められますから,これも張られないようにしっかり溜めて落とすことが肝要です.

 次に,後ろに下がる人が多すぎます.うまく落とすなどして上げさせることができたら,トップ&バックになるのですが,トップ&バックになったら,できるだけそれをキープが基本です.それは,得点するには,トップ&バックの前衛が打った方が圧倒的に決まる確率が高いからで,いくら後衛が後ろから打ってもそうそう決まるものではありません.

 トップ&バックを崩すのは,仕方なく上げた時はそうですが,それ以外にもいくつかあります.それは,後衛が前に出る時です.そう,ダブルスはとにかく前に出るのが基本です.後ろに下がってはいけません.理由は,考えればわかりますが,後ろに下がりながら打つより,前に出ながら打つ方がショットの威力が増すからで,更に,前に出れば,より決まりやすいトップの位置に入ることができます.

 で,トップ&バックの後衛が前に出る時ですが,甘い球が上がった時は,後衛が打ってどんどん前に出ましょう.そうすると,ショットに威力が増す上に,同じ人が続けて打つことになって,タイミングもとりやすいです.後衛が前に出ようとするときは,前に出る人に優先権がありますので,前衛は後ろに下がって道を譲らなくてはいけません.つまり,前衛にいるときに後衛に甘い球が上がったなーと思ったら,後衛が前に出てくるので,後ろに下がる準備をする必要があります.これが「連携」です.こういうときに,後衛が前に出てこないと前衛はほんとストレスが溜まります(あとは,ここで打ってくれと思った時にカットとか打たれるとき).

 あとは,後衛が崩された時(だいたいは,後から出てくるが,フォアからストレートにサイドにスマッシュを打ったのをクロスに切り返された時)にカバーするために前衛が後ろに仕方なく下がることもあります.カバーしなければ,甘い球を供給するか,ラリーが終わってしまうので,そういうときは,定石を覆すことになります.

 次に,サイドにスマッシュを打つ人が多すぎます.基本は真ん中です.理由は,上でも出てきましたが,サイドに打ってクロスに切り返えされると攻めから守りに一転して形勢が逆転するからです.つまり,ものすごくリスクが大きいショットなのです.真ん中から切り返されても左右の角度がつかないので,何とか対処することができます.サイドに打つとサイドアウトのリスクがありますが,真ん中にはそのリスクがありませんし,二人の間なので,一瞬お見合いして反応が遅くなることも多いです.

 もちろん,ずっと真ん中にばかり打っていたら張られるので,時々はサイドに打つのですが,あくまで基本は真ん中で,8割くらいは真ん中に打ちます.つまり,真ん中は「外角低め」ということです.

 真ん中に打つのは,スマッシュだけではなく,カットや上げる場合も同じです.追い込まれて上げるしかないときは,時間を稼ぐために深くというよりは,高く真ん中に上げましょう.あとで出てきますが,時間を稼げばしっかり構えることができますし,打ち込まれても左右の角度が付かないので左右に大きく振られることはありません.ただ,サイドバイサイドに開いてレシーブするときは,真ん中にばかり上げていたら相手は全く動かずに思い切り打てますので,左右に動かすのが基本ですが,それ以前に何とか隙を見て落とすか切り返すかして上げさせようとするのは上で書いた通りです.

 あとは,ショットの種類ですが,もっと打ちましょう.ダブルスはスマッシュしか打つな,ですよ.もちろん,これもスマッシュばかり打っていたら張られますから,時々前に落としたり,一般レベルだと真ん中に早いドリヴンクリアを打って,体を起こさせることも大事です.でも基本は,打つ,ですよ.

 逆にサイドバイサイドで,レシーブ側になったら,とにかくしっかり構えましょう.しっかり構えれば,そうそう決まるものではないですし,決まる時は,だいたい崩されている時です.そして,レシーブしているときも,ただぽんぽん上げるのではなく,何とか落とすか切り返すなどして,攻守を入れ替えるようにしましょう.

 しっかり構えるのは,レシーブのときだけではなく,攻めてるときもそうです.特にスマッシュを打った後,体勢が崩れる人が多いので,打ったらまたすぐに打てるように,特にレシーブで甘い球が上がってきたら打って前に出られるようにしっかり構えましょう.

 あとは,ダブルスではサービスはとても大事です.これも基本はショートサービスを真ん中に,ですが,いつも同じタイミングで同じ球を打ってると張られるのは他のショットと同じです.サービスは,唯一自分が始動して打てるショットですから,練習もできますし,いろんなことができます.

 当日ショートサービスが入らない時の調整方法ですが,スイングを変えるのは難しいので,立つ位置を変えることをお薦めします.浮く時は前に,ネットに引っかかる時は,後ろに移動します.つまり,普段自分がどの位置からサービスしているのかをちゃんと把握してますか?ってことです.

 ちなみに,サービスというのは,サービス(奉仕)のことです.つまり,本来は,どうぞ打ってくださいとサービスするものなのです.もちろん,ゲームでは,そんなサービスは無用ですが,本来,サービスレシーブをする方が有利なものなので,最初のトスでじゃんけんで勝ったらレシーブを選びましょう(これも一般サークルの人達は,何も考えずにサービスを選ぶ.おそらく,昔,サービス権がないと得点できなかった頃のなごり).

 なんか,長々書いて来ましたが,ダブルスの基本は,上げない(上げさせる),前に出る,真ん中,(スマッシュを)打つ,しっかり構える,のたった5つであることがわかります.簡単だと思いませんか? でも,これができてない人があまりに多いので,これをやるだけで全然違ってくると思いますよ.

 最初はバカ正直にこればっかりやってもいいでしょう.そういう中で,これができるようになったら,時々,意表をついて,定石外しをやりましょう.つまり,定石+定石外しの組み合わせが駆け引きであり,ゲームの最大の面白さなのです.更には,そういう「意図」がパートナー同士で通じ合う時の快感は,シングルスにないダブルスの醍醐味ですし,それこそがダブルスです.

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(経日)

 手仕舞いました.pfcで1.5%くらいのマイナスですね.材料的には,米駆逐艦が南シナ海の中国人工島12カイリ内に入ったことで,中国が反発し米中の緊張が高まる可能性があると報道されると下げたようです.

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10/27'15c
[R-1その後]
(生活)

 ヨーグルトをR-1にしたら風邪ひかなくなったと書きました.そして,1年くらい経ったのですが,まだ風邪ひいてません.だったのですが,昨日,昼間くしゃみが出だして,夕方には鼻水だらだらで鼻が詰まって,少し熱っぽくもなってきました.あーあ,こりゃ完全に風邪ひいたな,ずっと毛布1枚だったのがまずかったかな.そう言えば,敷布団の下に真夏の時に敷く体がひんやりするマット敷いたまんまだった.風邪ひいて一日防災科学技術研究所の震動台のところにいるのはしんどいな.

 R-1の効き目も1年でとうとうアウトか...と思ったのですが,そう言えば,在庫切れで,昨日R-1飲んでませんでした.

 ということで,ご飯食べて,R-1買ってきて飲んで,補中益気湯も飲んで,お風呂に入って寝ました.そして,朝起きると,明らかに症状が改善してます.R-1が効いてる? しかもこんなに早く?

 症状的には,まだ完治はしてないのですが,明らかにもう快方に向かってる気がします.つまり,イメージ的には,免疫力アップでウィルス撃退って感じです(あくまでイメージ).

 そういえば,この1年の間にも,うん?というときは何度かありました.でも,その度にすぐ治る,つまり,風邪ひかないというよりは,ちょっと引きかかってもすぐ治るって感じなんですよ.

 ただ,効果が感じられるのは,これだけです.つまり,R-1飲んだら体調がよくなるとかそういうことは全然ないです.でも,もしほんとに免疫力がアップしてるのなら,体調もよくなってもよさそうなもんですけどねー.

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10/28'15
[石毛宏典さん]
(野球)

 この件で思い出すのは,ライオンズにいた石毛宏典さんですね.彼は,新人のときから大活躍で,同期でセリーグの原辰徳さんとともに新人王を獲得し,その後,黄金期のライオンズを支えたまさにスターでした.ライオンズ球場に行くと,彼の打席の時に彼の背番号が7だったことから,ウルトラセブンの応援が行われていたことをよく憶えています.

 そんな彼にも当然のことながら,衰える時は来るわけで,黄金期が終盤を迎えて森監督が辞める時,今の高橋さんと同じように現役の彼に監督の打診があったのですが,彼はこれを固辞しました.平たく言えば,現役プレーヤーに拘ったんですね.

 でも,結局,活躍することはできず,その後,ダイエーに移籍してもそれは変わらず,そのまま引退となりました.その後,彼がどうなったかですが,例えば,同期の原さん,あるいは,石毛さんと同じようにライオンズからダイエーに移籍した秋山さん,工藤さん,あるいは,その後,ライオンズの監督をして今はロッテの監督をしている伊東さんなどとは比べるべくもありません.

 高橋さんに監督の話があったとき,断ると石毛のようになるぞ,と言われたかどうかはわかりません.でも大概はそうなってしまうんでしょうね.結局は,本人より周りの方が「わかってる」ってことなんでしょうか.

 でも,もちろん,周りがわかってない場合も,わかってても,周りの都合ではめられてしまう場合もあります.なかなか難しいことですが,周りに自分のことをちゃんと見てくれる人がいることなんでしょうか? でも一番はやはり,自分でしっかり判断できることでしょう.石毛さんには,それができなかったということなんでしょうね.

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10/28'15b
[自分自身のこと?]
(生き方)

 高橋さんや石毛さんのことを書いていたつもりなんですが,これって自分自身のこと?と思い始めました.このサイトのどこかで書きましたが,私も非常に似た状況だったからです.

 具体的には,南先生が亡くなった1999年のことですが,なんとお葬式の翌日にある大学のRCのポストに応募するようにと言われました.南先生を失って呆然としていたこともあって,最初は言われるがままに,手続をしていたのですが,どうしても納得が行かず,結局この話は,断ってしまいました.そのときは,正直もう「終わった」と思いましたし,一生,社会の片隅で細々と生きて行くつもりでした.

 でも,実際は,全く違うことになりました.具体的には,その数年後に筑波大で自分のやりたいことができる公募が出て移籍して,全てが変わりました.もしあのとき,言うことをきいてある大学のRCのポストに行ってたらどうなってたでしょうか?

 私はRCの研究室の出身ですし,そこで育ててもらったので,ちゃんと恩返しすべきというのもわかります.つまり,ある大学のRCのポストに応募するように言われたのもRCの世界の中でしっかり仕事してくれよ,ということだったんだと思います.それを断った私は,まさに恩義に反することをしたのでしょう.

 でも,社会全体から見たらどうでしょうか? もし私がRCの中で仕事をしていたら,それなりの仕事はできたと思いますが,とにかく優秀な人材の宝庫であるRCの世界ですから,それは,私でなくてもできることだったと思います.でも,今,私がしていることは,私にしかできないことでしょう.

 具体的に言えば,2000年代に震度6以上の大地震が頻発し,2011年には,最大震度7の東北地方太平洋沖地震が発生したにも関わらず,建物被害がさほど大きくなかった原因について,ちゃんと解明して情報発信する人がいなかったということになります.それって,明らかに社会全体の不利益に繋がることですよね.

 そして,上で恩返しできなかったと書きましたが,これこそが最大の恩返しだと思うのですが,どうなんでしょうか? 実際,青山先生,小谷先生がいらっしゃらなければ,私が地震動と建物被害の関係に興味をもつこともなかったですし,研究者としてやっていく基本の基本を叩き込まれたのは,両先生のおかげに間違いありません.それをRCではなく,(ちょっと)違った分野で恩返ししているということだと思うんですよね.

 で,私が「断わると捨てられる人」か「断っても捨てられない人」かですが,結果だけを見れば,「断っても捨てられない人」なのでしょう(そう言い切れるのは,やはりラッキーなことです).でも実際は,「捨てられた」というか,少なくとも自分の中ではそういうつもりでした.で,そこから何とかした,ということでしょうか.

 ですから,やっぱり,どんな状況でも「自分で考えて何とかする」のが大事だなーと思うのですが,じゃあ,私が何とかなったから,みんなそうすればいいよ,とは言えないですね.それは,私だから何とかなったのかもしれませんし,単に運がよかっただけかもしれませんし,実際,ほんとに際どく危ない場面は何度もありましたし,正直,あんまりお薦めはしません.

 つまり,そういうことも含めて「自分で考えて何とかする」ということなんだと思います.

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10/28'15c
[ピアノプロジェ31]
(ピアノ)

 気づいたらピアノプロジェまであと1ヶ月でした.まずい...もう大分前にI東さんに送ってもらったちらし↓ でも最近なんでいつも私が一番上なの?

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(経日)

 買いました.昨日から1%くらい上げたので,また1%くらい取り損なったことになりますね.

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10/29'15
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(日記)

 いよいよ,最終シリーズ(壁量変動シリーズ)の加振です.「壁量」を去年のように錘の量ではなく,合板の釘の量で調整しています(京大の五十田先生のアイデア).つまり,ぱっと見は,全て同じ合板の試験体です.

 

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 風邪のその後なんですが,すぐ治ったって感じじゃなくて,まだ鼻が詰まってる状態です.ただ,体が怠いってことはないです.だから,R-1との関係については,よーわからんってことでしょうか.

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 模擬地震動の入力が終わりました.想定通り,釘の数が多く耐力が高くて周期が短いものの方が大きな損傷,応答変形となりました.

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 日本シリーズですが,大方の予想通り,これといった見せ場もなく,あっという間に終わってしまいました.ソフトバンクは,内川もいないし多くの選手が調子を落としてる中でこうですからね.まー一部と二部のチームがやってるわけですから当然の結果ですかね.それにしても,山田の三打席連続ホームランはなんだったのでしょうか? 今日も含めてこれ以外はさっぱりですからね.

 でも,ソフトバンク,(金にものを言わせて)強すぎると,周りはどんどんしらけていっちゃいませんかね? ライオンズの黄金時代は,近鉄と熾烈な優勝争いをしたり,シリーズでは,ジャイアンツと劇的な試合を何度もやりましたし,あのときとは,様相が全然違う気がします.

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10/30'15
[今のソフトバンクの違和感]
(野球)

 今のソフトバンクの違和感って,主力に「ソフトバンクの選手」という選手がほとんどいないってことですかね.イ・デホも内川も外国人ピッチャーもFAとか金で獲ってきたようなもんですからね.柳田はまだ活躍し始めたばかりだし,松中はもうソフトバンク辞めるしそれこそ松田と攝津くらいですかね?

 黄金期のライオンズのときは,石毛,秋山,辻,伊東,田邊,東尾,松沼兄弟,渡辺,石井,工藤,西口,清原,松井稼,松坂,外国人でもテリー,スティーブ,デストラーデ,郭泰源とか,みんなまさに「ライオンズの選手」でした.まーこれは,当時は,FAという金にものを言わせて横取りする制度がなかったこともあるんでしょうけど.

 でも,ライオンズもテリーやスティーブがいた初期の頃は,田淵を阪神から引っこ抜いたりして,ちょっとそんな感じだったですかね.でも,日本で活躍しそうな外国人を見極める力とかは必要で,FAで金にものを言わせるのとは違ったかな.

 まー,ソフトバンク強すぎると言っても,まだたった二連覇ですから,これから黄金期になるのか,つまり,今のようなやり方で黄金期を作れるのかってことでしょうか.

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10/30'15b
[本来の定年]
(生き方)

 特に思うことはないと書いたのですが,よく考えたら,「本来の定年」の55まであと1年,今は,大学は早期退職しろと毎年言ってきますが,そうなる前は早期退職できるのは,58からでしたから,そこまでももう4年しかないわけです.

 もちろん,まだ辞めるつもりはないですが,こんな感じだと,はっと気づいたら来年定年という感じでしょうから,着々と準備を進めることは必要ですね.

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10/30'15c
[経日]
(経日)

 経日ですが,逐次,取引を報告するのはやめると書いたのですが,何だかんだ言って多分毎日書いてますよね.書く理由は,自分が考えた数理モデルの有効性や直感の妥当性を証明したいってことなんですが,そんなことに意味があるのだろうかと考え始めました.

 ていうか,そんなの儲けてからにしろってなもんですよね.変な話ですが,ここで書くと○○○で,書かないと○○○みたいなみょーな感じもしてます.そもそも,毎日書くというのがやっぱりめんどくさい(^^;し,そうするとそういうことを楽しむという本来の目的が損なわれてしまうような気がします.

 ということで,毎日書くのは(今度こそ)やめようと思います.もちろん,何か動きがあったとか考えることがあったときなど書きたいときは書きます.

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 で,早速(^^;今日なんですが,今日は,日銀の金融政策決定会合で昼に追加金融緩和をするのか現状維持かの発表があるということで耳目を集めていました.予想としては,現状維持派がやや優勢で,材料的には,追加緩和なら相場は上げる,現状維持なら下げるということだったのですが,蓋を開けたらほぼ予想通りの現状維持で,その後の相場の動きが下図の通りです.

 

 これを見ると,発表後は,想定通り下げたものの,その後,想定に反して大きく上げました.いわゆる織り込み済みってやつですね.

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10/31'15
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(バドミントン)

 明日,バドミントン部の監督会議があって,報告しないといけないということもあって(まだ風邪ひいてる.昨日の博士論文予備審査のときはかなりしんどかった.すぐ治ったと思ったのですが,結局,だめですね.つまり,R-1の効き目ももはやこれまでってことでしょうか.)久しぶりにバドミントン部の練習に行きました.練習自体,防災科学技術研究所での実大木造の振動実験やってることもあり,結局,9/30以来1ヶ月ぶりですね.F原君も卒論が相当タイトみたいで,世界選手権の後は,あまり練習できてないみたいでした.

 怪我の方は,大分よくて,久しぶりに左膝に何も付けずにやりましたが,なんとか大丈夫でした.でも,フィジカルめっちゃ落ちてて,球は全然行かないし,だめですね.ていうか,1ヶ月何もやってないんじゃ当たり前か.

 でも,振動実験も来週終わるし,怪我も大分よくなってきたし,久しぶりにちゃんとできそうなので,また練習行こうと思ってます.

 で,正味1時間くらいしかやってなくて,終わった時は,何ともなかったのですが,しばらくしたらあちこち痛くなってきて,研究室に戻ったら疲れが出て眠ってしまいました.

 練習の後,竹原監督がマズローの法則とモチベーションの話をして,私も何かということでこれに絡めて話をしたのですが,やる気三要素の話,誰も憶えてなかったな...ていうか,話したことなかったかな?

 要は,マズローの法則によれば,承認の欲求が満たされてから自己実現の欲求に到達するということなんですが,そうじゃなくて,承認の欲求なんか飛び越えて自己実現の欲求に行くといいことあるよ,ってことなんですが,こういう話をきいて学生達はどう思うんですかね? どーもその辺がよーわからん.

 講義みたいな感じで一方的に話をするんじゃなくて,一対一とか一対数人とかで「会話」ができるといいんですけどねー.

 そうそう,竹原監督の話の中に,ちょっと面白いデータが紹介されてました.それは,ストレスがかかる作用よりストレスを緩和する作用の方が3倍大きいというのです.それがほんとだとしたらすごいことですよね.

 簡単に言ってしまえば,ストレスなんかどんどんかけてよくて,ただ,溜めたストレスを何らかの形で(1/3だけ)緩和することをやればいいってことです.つまり,疲れたら寝て回復させればいいわけで,いわゆるONとOFF論もそういうことですね.

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10/31'15b
[金融緩和]
(経済)

 ある経済番組で,いつまで続く金融緩和,というのをやってました.いやいやいや,もー基本的に永遠に続くでしょう.簡単に言ってしまえば,もう経済成長なんかできないってことです.それを,今は,新興国にぶらさがって何とかやりくりしてますが,それもしばらくの間なだけで,いずれ終了します.

 つまり,株なんか買っても上がらない時代がそのうち来るでしょうし,今,長期投資をしきりに薦めてくるのは,「そういうこと」なわけです.

 じゃあ,どうしたらいいか,ですが,逆に単純な話で,自分達が生きて行く分だけ働いて,あとは,学術,芸術,スポーツとかやればいいんですよ.

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