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4/1'17
(日記)

 4/1ということで,新年度なんですが,土曜日なので,別に...でも,去年の記事を見てみたら,あと10年と書いてありました.ん? 今日からあと10年じゃないのかな? まあいいや(結構いい加減).

 で,周辺の記事をつらつら読んでみたのですが,引越先を探してる時期で,今住んでるところに決めて,引越の準備をしてたら熊本地震が起こって,って,結構大変な時期だったんですね.

 でも,引越後の荷物の整理は,結局,ほとんど進んでません.まあ,ちゃんと暮らせてるし,他のことがプライオリティが高いってことで,まあしょうがないですかね.でも,このままだと次の引越まで,ってことになりそうなので,やっぱり,ちょっと整理したいですね.

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 例の点数を付けてるんですが,高熱を発したときはしょうがないとしても,回復した後も,点数がずっと低迷したままです.感覚的には,それ以前とそんなに違う感じはしないんですが,何なんですかね? ていうか,点数というか,定量的評価は正直?

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4/1'17b
(バドミントン)

 バドミントンもあまりできてません.藤原が練習したいと言えば,頑張って行きますが,そうでないと,まあいいやというか,サークルの練習とかに行っても,ダブルスのゲームなんで,だったら,それこそ二週一くらいでいいかなという感じです.

 でも,怪我の具合は大分いいし,今年は,久しぶりに全日本教職員にも出てみようかなとも思ってるし,そうなれば,しっかりトレーニングして調整しようという気もあります.ですから,それに向けてということなんですが,だとすると,しっかり体作りというか,まずは体を動かすことから始めた方がいいですね.

 もちろん,ちゃんと練習できれば,それが一番いいんですが,そうでないのなら,そういう中でどうするか,ということですからね.

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4/2'17
[ハードルの低さ]

 こうして考えてみると,バドミントンって,当然のことながら打つ相手が必要だし,レベルも含めてどういう練習をするかというのも相手次第で,例えば,サークルとかに行くのならそこのやり方に従わないといけないし,いろいろ制約がありますよね.

 そういう点からいろんな「種目」を考えてみると,スキーなら一人でも行けます.でも,やっぱり,ある程度滑れて,話ができる(一日中いっしょにいるので,いろんな話をする)人と行った方が楽しいかなあ.ゴルフも一人で練習はできますし,コースにも行けますが,こっちも似たような感じですね.

 ピアノだったら,完全に一人でできます.というか,二人以上でやるのが逆に難しいです.もちろん,年に何回か人前で弾くこともありますが,中心はあくまで普段の一人での練習です.

 しかも,私の場合,防音室付きのグランドピアノを自宅にもってるわけですから,練習環境もハードルの低さも申し分ないですよね.バドミントンだったら,練習内容の問題もありますし,練習に「行か」ないといけませんし,スキーは,スキー場まで出かけて行かないといけません.それは,ゴルフでコースに出る場合も同じですし,車で5分の練習場でも,自宅の防音室付きのグランドピアノに比べれば,そこそこのハードルの高さはあります(特に冬はやっぱり寒い).

 こうして,考えてみると,この中でやるべき?は,ピアノかもしれませんね.うーん,でも,そういう様々のハードルの高さがある中で,それらを差し引いてどれをやる気になるかってことですかね.

 でも,もっとハードルが低いのは,研究だったりします.だって,仕事で大学に来ないといけないですし,もちろん,いろんな雑務はありますが,そうでない時間は,いわゆる「ハードル」というものはないわけですし,仕事をリタイアした後なら,雑務もなくなるわけですからね.

 ただ,リタイア後は,学生を指導して成長させながら研究を進めないといけないというようなものはなくなりますから,結局,そういうことなんですかね.ですから,これも上で書いたように,ハードルの低さだけではなく,結局,そういうことがやりたいかどうかってことですかね.

 そういう意味では,いろいろ考えて,このサイトに文章を書くことは,一番ハードルが低いのかもしれません.今だって,15分くらい時間があれば,今書いてる記事くらいは書けますからね.

 研究も,学生を指導して成長させながら進めるのは楽しいですし,それが大きなモチベーションになるのは否定できませんが,それができるのは,リタイアまでで,だとしたら,リタイア後は,一人でしこしこできることを探すということですかね.

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4/2'17b
[なんで考えるか]

 なんで考えるか,ですが,考えるのが楽しい(笑)ってこともありますが,考えないといけないってことはあるでしょう.例えば,いわゆる定年後問題ですが,いろんなことが言われてるんですが,一般的にこうしたらいいということのほとんどは全く参考になりません.

 例えば,仕事だけでなくいろんな人との繋がりを大事にしなさいとか言われてるんですが,私個人的には,再三書いているように,めんどくさい人間関係なら,むしろ,うっとーしいだけだし,だったら,一人で(正確には,一人時々みんなで)楽しくやって行ける方法を模索したいわけです.これ以外にも,仕事で成功したかどうかによって,リタイア後の過ごし方が全然違ってくることは,再三書いてる通りです.

 つまり,こういうことは,「一般的」に論じられるものではなく,各個人によって,どうしたらいいかは,全く違ってくるわけで,だったら,自分で考えるしかないわけです.

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4/2'17c
[何かいい感じ]

 定年後問題ですが,各自によって違うということもあるのですが,やっぱり,この問題そのものが非常に難しい問題なんだと思います.具体的には,これまでは,一生懸命仕事して,リタイアして,しばらく余生を過ごして,ということでよかったんでしょうが,ここ数十年で,急速に寿命が伸びて(寿命が伸びただけで,多くの人は,要介護になってしまうという問題も一方ではあって)単なる老後ではなく,いわゆる「第二の人生」として考える必要が出てきたことがあります.

 つまりは,若いときに,どうやって生きて行くか,仕事として何を選ぶかを考えたときと同じくらい,リタイア後どうするかを考えることは,重要ということです.仕事として,何を選ぶかは,何が仕事になるか,自分が何が優れているかというような「制限」の中から選ばないといけなくて,それが選択の難しさを下げることにもなったのですが,リタイア後は,何でもありなのが,むしろ選択を難しくしてると思います.

 逆に言えば,そういう「制限」なしに何がしたいのかが真に問われるということなのですが,もちろん,やりたいことは,仕事以外にもこれまでいろいろやって来て,そういうものの中から選ぶというか,そういうことを続けるということもありなんですが,種目が足らないということもありますし,何か新しいことを開拓するというか,そういうものを探して行くというのが「何かいい感じ」がします.

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4/2'17d
(野球)

 プロ野球が始まって,どのくらい盛り上がってるかはよくわからないのですが,WBCで何とかノルマを果たして,まあ何とかって感じなのでしょうか.個人的には,戦力的には,結構厳しいと思うのですが,やっぱり(辻が監督になったし)ライオンズを中心に見て行くんですかね.

 てことで,最初のシリーズは,昨年,日本一の日ハム相手に何とか勝ち越しました.でも,ダイジェストとか見ても,勝っても負けても大谷の打席中心ってのは...

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4/2'17e
[効率化]
(経済)

 誰かが新しい経済の仕組みが必要だと言ってました.その通りだと思います.でも,今のところ,世の中は,旧態依然とした仕組みのまま経済を拡大しようとしていて,このままでは,経済破綻という形を招くしかないとは再三書いて来ました.

 じゃあ,新しい経済の仕組みって何でしょうね.一つのキーワードは,効率化でしょう.つまりは,とにかく無駄なことして経済を回すという今と正反対のことをすることです.そして,AIとかロボットとかウーバーとか民泊とか,そういう動きは見られますよね.

 技術の進歩は,もう大分いいところまで来てしまいましたが,これは大いにやったらいいと思います.そして,これも効率化に繋がります.効率化して浮いた時間は,消費とかそんなことではなく,学術,芸術,スポーツのような,そんなにお金がかからないで自己実現に繋がることをしたらいいし,競争がしたい人もそこですればいいでしょう.

 でも,そうすると,経済は縮小するんですが,軍縮と同じで,別にそれでいいというか,そっちの方がいいってことです.「付加価値の付いた」無駄に高級なものを作ることも,そういうものにお金を使うしかないほど無駄に働くのも,無駄だからさっさとやめましょう.

 問題は,経済破綻ではなく,どうやってそういうところにソフトランディングさせるかですね.そこが政府や中央銀行の腕の見せ所ですが,実際には,全く逆のことをしているわけで,やっぱり,ハードランディングになっちゃうかな(これも軍縮が難しいのと同じか).

 でも,ハードランディングになっても,そこから,また無駄なことして何とかしようとするのではなく,新しい経済の仕組みというか,無駄なことしても儲からないというか,無駄なものは欲しがらないというか,そういうことが肝要で,これも今の若い人達を見てると(私も同じ),そういう流れだと思います.

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4/2'17f
[永遠]

 全てのことには始まりと終わりがある,それは,人生も宇宙も,ということなんですが,果たしてそうなんだろうか,と考え始めました.人生は,今のところそうですが,宇宙については,観測事実から推測したビッグバンとか宇宙の終焉という実証主義というか,単にそういうことなわけですよね.

 一つの例として,二次元の地球の表面上をいくら歩き回っても果てがないんですが,それは,この世の中が三次元(以上)であるからで,だとしたら,時間という次元についても永遠かもしれず,それを示す観測事実がないというか,見出せてないというか,相対性理論を提唱したアインシュタインのような想像力が今の人類にないだけの話かもしれません.

 もちろん,何の証拠もないし,今の時代を生きている人には,おそらく,何の関係もないことだと思うのですが,何となくそういうことを考えてしまいました.なんでそう思ったかと言うと,将棋のAIが名人に勝ったと報道されてたからでした.

 将棋とかAIとかいうことは,既に何度かこのサイトで書きましたが,AIが人間に勝つのは,時間の問題というか,当たり前の話というか,でも,それ自体は,自動車が人間より速いというくらいのことで,大した意味はもたないのですが,AIというかコンピュータと人間の違いって,コンピュータは,疲れを知らないってことですよね.

 実際の将棋というゲームというか競技は,単に将棋の技術を競っているのではなく,消耗戦というか,人間が疲れていくことが前提なわけで,それは,スポーツも全く同じです.つまり,将棋もスポーツも,人間同士が競技するから意味があるわけで,AIが人間に勝とうがそんなことは,どーでもいいのです.

 でも,思ったのは,人間は疲れるけど,コンピュータは,疲れない,つまり,「時間」って,そういうことじゃないかと思ったわけです.疲れるというのもあるし,歳をとるというのもあります.人間だけでなく,銀河や星も同じです.

 でも,コンピュータは,疲れない.もちろん,エネルギーを供給する電気が無限ならの話なんですが,疲れないコンピュータやロボットの出現で,上で書いたようなことを何となく考えた次第です(何のこっちゃって感じ?).

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4/2'17g
[何が面白い?]

 バドミントンとかスキーで「動きを洗練する」ということを書きましたが,やっぱり,そういうことが面白いというか,効力感に繋がる感じがします.トレーニングするのもそういう動きをするための筋力や持久力が必要ってことですしね.

 ゴルフなんか,もっと極端ですよね.究極的には,(番手によってプレーンを変えるだけで)いつも全く同じスイングができれば,完璧なわけですからね.そして,チェック項目が100以上あるとしても,全ては,そういうたった一つのことが目的なわけです.

 ピアノもそうですね.ある曲を弾くということは,もちろん,その場で多少のアドリブというか,一つとして同じ演奏はないのですが,基本的には,音は全て決まっているわけですし,それをできる限りミスタッチなく再現するためにひたすら練習するわけです.もちろん,音楽的なことはありますが,ある程度,音を外さずに弾けるのは,大前提でしょう.

 私はやらないのですが,ダンスとかフィギャーとかもそうですよね.(動きを洗練させることを意識しながら)同じ動きを何度も繰り返して,何が面白いんや,って思う人もいるんでしょうが,それが面白いんだと思います.

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4/2'17h
[社会からの要請]

 もう仕事を辞めても何とか食べて行けるとしても,まだ働く理由としては,カツカツでは心許ないということもありますし,まだ研究したい,学生の研究指導をしたいということもあるんですが,大きな意味でも社会からの要請があるか,ということがあるんだと思います.

 つまりは,私が学生の研究指導をしたいと言うよりは,私の研究室で研究がしたいと言って学生が来てくれるということが大きいということですね.それができるのは,定年までですが,それ以降も何らかの社会からの要請があれば,それに応えたいとは思うのでしょう.

 うーん,でもどうかなあ.そういうことに注意しないといけない(体よくこき使われるだけってこともある)とは,既に書きましたし,これまでと違う生き方をしてみたいとも思いますし,まあ,これは,そのときになってみないとわからないですかね.もちろん,社会からの何の要請もなければ,喜んでやりたいようにやるだけですし,正直,それを望んでいるところもあります(社会自体がどんどんおかしくなって来てますからね).

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4/3'17
[vs AI]
(経日)

 新年度ということで,番組再編とかあるんですが,モーサテもちょっと変わった感じです.具体的には,時間が長くなって,サブキャスター?が秋元さんになって,さすがにぱっと花が咲いた感じですね.でも,彼女,ずっと夜のスポーツ番組やってて,昨日の夜も出てたと思うので,ほとんど徹夜? 働き方改革的に問題にならない(笑)?

 彼女は,テレ東の看板アナの一人だと思うんですが,このポストは,よく知らない若手男性アナ(失礼)がやってたってことで,時間延長とともに,この番組に力を入れるってことなのでしょうか.でも,力を入れるのは,まあいいんですが,時間延長は,単純に見なきゃいけない時間が長くなるので,ちょっと迷惑ですかね.

 今日は,初日ということで,内容的にも頑張ってやってた感じでした.その中でよく出てきたのは,AIです.つまり,AIを使って株価や為替の予想をしようということです.

 これについては,既に書きましたかね?(書いてない?) 個人的には,まさに戦う相手になるということで,戦々恐々というか,これからどうなるか不安と言いたいところですが,もちろん,全く何の不安もないということはないですが,こういうのって,別に今始まった話じゃなくて,実はずっと昔からあります.つまりは,番組の解説で○ネックスのH木さんが言ってたように,AI革命ではなく,データ革命というのが事の本質でしょう.

 でも,私は,バーチャル空間に存在する膨大なビッグデータをいくら分析しても相場には勝てないと思っています.それは,既に書きましたが,相場は,材料によって動くのではなく,材料によって動く人間の心理によって動く(と思う)からです.好材料が出たのに材料出尽くし感で,株価は下げることがあるのがいい例でしょう.ですから,AIなんか別に全然怖くないというか,怖いとか怖くないとかじゃなくて,そういう自分の信念を貫くというか,それに賭けるというか,それでだめなら(余剰資金がなくなるだけで)仕方ないというか,そんな感じです.

 もちろん,インサイダーはともかく,情報を他の人よりいち早く入手できるのなら,有利にはなると思うのですが,既に書きましたが,90%以上の「平常時」は,それで勝てても,相場が激変する「有事」では通用しないと思うんですよね.実際,そういう情報をいち早く入手できるプロ?達は,日本のバブルの崩壊もリーマンショックも,最近では,去年のBrexit前やTランプ当選前の株価の下落も予想できなかったわけですからね.そして,最終的な勝敗を決めるのは,平常時ではなく有事であるのは,明らかです.ほとんどの人は,平常時しこしこ稼いだ儲けを有事で一気に吐き出すわけですからね.

 これも私の経験なんですが,データって結構怖いというか,具体的には,データを細かく分析すればするほど,真理からどんどん離れていくような感覚があって,そういう意味では,ビッグデータというのもあんまり信用していません.木を見て森を見ずじゃないですが,全体を俯瞰して直感的に判断するのが重要だと思うんですよね.

 この番組で,今日の株価や為替の予想レンジというのを出すんですが,そういう予想の出し方は,あんまり意味がないですよね.これを参考に売買する人なんかいないと思うのですが(いたりして),予想レンジでは,どう売買するかは難しいですからね.でも,今日からAIによる今週末の日経平均とTOPIXの上昇か下落かを予想するというのをやっていて,それは,ちょっと面白いと思いました.これを信用して売買するのなら,上がるという予想なら週明け寄付で買って週末の引けで売ればいいわけですからね.今年1年やって,勝敗を出して欲しいですね(痛烈な皮肉).

 私だったら,出す情報としては,pf(非大手証券株)の今日の終値が前日の終値を上回るかどうかの一点ということになります.それ以上の予想はできません(正直).一週間先も難しいと思いますし,ましてや今年どうなるかなんて,絶対無理です(断言).中立(上がるか下がるかわからないので売買しない)という日も40%以上あります.しかも,予想が当たる確率は半々か半々よりやや高いくらいです.その確率を少しでも上げて,複利で回して拡大する数理モデルというのが私のやり方ですからね.

 そして,その予想の情報は(気づいている人は気づいていると思いますが),記号というか暗号でこのサイトにずっと書いています.判断は,その日の終値と現在の状況でしているので,朝や昼の時点で書いてなくても,私が寝るまでに書かれることもあります.具体的には,買ったとき,売ったとき,手仕舞ったときをそれぞれ記号で書いていて,何も記号がない日は,前日の状態を継続ということになります.

 ちなみに,今は,3/29に売りになったと判断していて,その状態が続いているので,今日も売り(先週の金曜のpfの終値より今日のpfの終値が下がると予想)ということになります.もちろん,この情報を基に売買する人がいたとして,失敗したとしても,一切責任はとりません,というのもモーサテと同じです(笑).

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 夕方の番組もゆうがたサテライト(ゆうサテ?)となって,こちらも看板アナの一人の狩野さんがやるということで,ちょっと期待したのですが,こっちは,ただのふつーのニュース番組でした(経済情報はほとんどなし).

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4/3'17b
[とにかく死ぬまで働く]

 定年後問題ですが,全く逆?の発想としては,「とにかく死ぬまで働く」というのもありかもしれませんね.ちゃんとした経済感覚をもってすれば,余計に無駄に働く必要はないのですが,何度も書いているように,仕事こそ最高の退屈しのぎですし,少々めんどうなことがあっても,それなりにやり甲斐があって,食べて行くために必要なお金が得られるのなら,定年後もそんなに無理しない程度に働くのは,いいシナリオではあるでしょう.

 ただし,定年がある仕事は,定年が来ればクビですから,そうすると,定年後問題は,定年後の仕事を探すこと,となります.つまりは,今の仕事をとったらお前に何が残るんやということが問われるわけです.

 でも,いざとなったら,変な拘りさえ捨てれば,時給1000円の仕事をすればいいだけですし,そういうことも含めて,人間力が問われるということでしょうか.実際は,死ぬまで働くことはできないでしょうが,死ぬ直前まで働ける状態をキープするために,しっかり体と脳の管理をすることも求められます(これは,なかなかいい方向性).

 でも,これって,先祖返りというか,極々ふつーの考えで,これまでと違う生き方をしてみたい的には,ちょっとつまんないですかね.まあ,見方を変えれば,定年後は,何らかの形でお金は必要なわけですから,それをどうするか,という点では,どのみち的なことではありますけどね.

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4/3'17c
[ベストシナリオ?]

 てことで,「私にとっての」ベストシナリオって何なんでしょうか? まずは,とにかく食べて行かないといけないので,お金は必要です.でも,これは,今の生活を続けるのであれば,経済の激変でもなければ,大丈夫でしょう.

 でも,経済の激変は,間違いなくあるでしょうし,カツカツというのも何ですし,お金があったらあったに越したことはないでしょう.でも,疲弊する無駄な仕事をしてまで,余計なお金を稼ごうとは思わないので,そうでない方法で稼ぐとしたら,○○しかないですよね.ですから,これで成功することが一つ目のベストシナリオでしょうか.

 でも,これだけではだめで,今の仕事に代わるというか,そういうことも全部超越して,何でもいいから,やりたいこと,それをやることで,楽しく充実して毎日を過ごして行けることを見つけることでしょう.何とか食べて行けるお金があるのなら,それで食べて行けるものでなくても何でもいいわけです.

 もちろん,私は,仕事以外にいろんなことをやってるので,それで何とかなるような気もしますが,何か他にあるんじゃないか,というか,「新しい柱」が欲しいと書いてるのは,そういうことです(もちろん,今やっていることの中に再発見的なことがあってもいいです).

 ということで,「私にとっての」ベストシナリオとしては,○○で成功するというのは,実は,どーでもよくて(成功したら成功したでそれはそれでいいけど),やっぱり,それで食べて行けなくてもいいから,何でもいいから,楽しく充実して毎日を過ごして行けることを見つけること,ということになりますね(これはこれで,ふつーというか,当たり前の結論).

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4/4'17
[割といい仕組み?]

 こうして考えてみると,資本主義というか,働いて稼いで消費して退屈しのぎするっていうのは,「割といい仕組み」であることに気づかされます.具体的には,まずは,単純に食べて行かないといけないので,働かないといけません.

 で,それがいい線まで来て(来てないというのは,収入が足りないというより支出のコントロールができてない場合が多い),いい車に乗りたいとか,海外旅行に行きたいとか,お金がかかるものを欲しがらせて,(無駄に)働かせるわけですが,ほんとに必要なものだけを得るためだけに働くとすると,多くの人は,することがなくて,退屈なわけです.

 つまりは,お金がかかることがしたい,欲しいとなって,そのために働かないといけないわけで,それはそれで退屈しのぎにはなるし,仕事なら報酬とともに,承認の欲求とか,世の中の役に立ってると勝手に思うこともできたりして,それなりにうまいことできてるわけです.

 つまりは,特にやりたいことがなければ,ぼーっとしててもしょうがないし,まずは,食べるために,そして,それプラス何か(余計に)欲しいものを得るために働くか,ということで,何とか経済を回して来たのでしょう.

 でも,一方では,そういう「仕組み」に若い人達は,騙されなくなってるわけで,騙されたなら騙されたで,それはそれで,ハッピーだったのかもしれませんが,気づいちゃったもんはしょうがないですし,騙すとか騙されてるというのは,やっぱり,あんまりいいことじゃないですよね.

 ここまで来ると大分見えてくるんですが,「特にやりたいことがなければ」ってところがポイントですかね.逆に言えば,やりたいことがあれば,無駄に働いてる暇なんかないでしょうし,やりたくないことだってやりたくないですよね.つまりは,結局,やりたいこと探しってことですね.

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 つまりは,仕事で成功した人にとっての定年後問題は,仕事をしかにして続けるか,仕事をやめないといけない,あるいは,やめるとしたら,その代わりに何をするのか,お金があって働かなくていいのなら,何して退屈しのぎをするか,何がやりたいのか,ということなんですが,定年間際になって,今更,何か新しいやりたいことなんか見つかるのか,ということはあるかもしれませんね.

 でもまあ,まだ10年ありますし,あきらめずに探して行きますか.やりたいこと探し自体がやりたいことってところもありますからね.

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4/4'17b
[お金が死ぬほど(笑)あったら]

 もちろん,これが答えじゃないんですが,お金が死ぬほど(笑)あったら,そこまで行かなくても,今の10倍とか100倍あったら,何かが変わるかもしれませんね.少なくとも「お金がかかる」という障害はなくなるわけで,例えば,郊外の家だけではなく,東京のど真ん中にも家をもって,新幹線で行き来することもできますし,研究を続けたければ,研究所を作って人を雇うこともできるわけですからね.

 でも,経済感覚的に言えば,そのためにやりたくないことして働くのは,ばかげてるわけで,そういう意味では,○○の存在意義は,やはり,大きいですね.これ自体がやりたいことでもありますしね.

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4/4'17c
[もし定年がなかったら]

 全くの架空の話なんですが,今の仕事にもし定年がなかったら,というか,理想としては,どういうのがいいかな,と考えました.というか,考えるまでもないのですが,定年である日突然クビというハードランディングではなく,徐々にソフトランディングというのがいいですよね.

 具体的には,50くらいで(研究以外の)仕事も給料もピークアウトして,そこから,(研究以外の)仕事もだんだん減らして行くみたいな感じでしょうか.研究は続けて行きたいですが,それも減らせ,具体的には,とれる卒論生を3人→2人→1人というように減らして行け,と言うのなら,それはそれでも(定年でいきなりクビになるよりは)構いません.

 例えば,50で年収1000万で,その給料をそこから15年キープする(実際は,55までは上がり続けて,63でがくんと下がるので,15年でだいたい1年平均1000万)のではなく,まずは,本来の定年である55で給料半分の500万で仕事も半分,65で更に給料半分の250万で仕事も更に半分にするとすると,1000*5+500*10+250*15=13750<1000*15=15000なので,80まで働いてもお釣りが来ることになります.

 と書いたのですが,ソフトランディングして行っても,80まで働くのは,やっぱちょっとしんどいかも(笑).てことで,どのみち架空の話ですし,現実を受け入れて,「これまでと違った生き方」を模索する,ということでいいかな(笑).

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4/4'17d
[何か全然違うこと]

 割といい仕組みだと思うのですが,それじゃあ,やっぱりつまんないし,一研究者としての人生を貫き通すというのも,性に合ってないというか,それはそれで,ふつーだし,要は,何か人と全然違うこと,違う生き方がしてみたいんだと思います.

 例えば,世の中から完全に隔絶して引きこもる(けど,めっちゃ楽しく生きて行く)とか,だらだらと無意味に自堕落に生きる(けど,めっちゃ楽しく生きて行く)とか,今の仕事を(定年で)すぱっと辞めて(それまでに準備万端整えて),あっと驚くような転身を遂げる(笑)とか.

 でも,実際には,右でも左でも上でも下でも,こんな極端ではなくて,なんとなく,そこそこみたいなことになりそうで,それが嫌というか,何か違和感があるんですかね.

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4/5'17
[定年が待ち遠しい?]

 定年後問題なんですが,もちろん,私にとってどうかが問題なわけです.つまり,一般的にどうこうというのは,関係ないわけで,私がどうか,ということ,即ち,私がどういう人間であるかが重要ということです.で,定年後問題の根幹は,定年で仕事を奪われてできる穴をどうやって埋めるかってことなんですが,そもそも,私にとって,そんなに仕事って大事なんでしょうか?(と考え始めました)

 再三書いているように,私はとにかく自堕落で怠け者です.やりたくないこと,興味がないことは,やりたくありません(正直).仕事や仕事以外である程度成功したのは,ただやりたいことをやってただけで,そういうことを見つけられたということはありますが,たまたまというか,まさに奇跡みたいなものでしょう.

 一方で,仕事をしないと食べて行けないので,仕方なくやっている仕事(研究以外の大学の雑務とか)もあるわけですが,定年でそういう仕事をしなくてよくなるのは,万々歳なわけで,もちろん,お金の問題はありますが,やりたくない仕事を我慢してやるくらいなら,無駄なお金を使わない方を選ぶと何度も書いてますし,定年まで働けば何とかなるでしょう.

 だとすれば,研究とか,仕事以外にやってることとか,やりたくてやってることやって過ごして行けばいいだけの話で,そういう種目が足りないので,開拓したいと書いてますが,そもそも,怠け者の私が,やらなくてもいいことをそんなに一生懸命やるとは思えません.つまり,余計な心配というか,全くの杞憂のような感じもしてきました.

 つまりは,いくつかあるシナリオの一つとして,自堕落にだらだら,でも,楽して楽しく過ごして行けるんではないか,仕事で成功した人は,何かやってないと気が済まなくて,精神的にそういうことに耐えられないと言われてるのですが,私は意外と大丈夫かも,ということです.結局,「これでいい」と思ってしまえばいいだけの話ですからね.幸い,責務を果たす的にも何とか一仕事できたと思いますし,もちろん,やりたいことがあるのならやればいいわけですが,無理してやりたいことを探す必要なんかないのかもしれません.

 そう考えると,逆になんか定年が待ち遠しくなってきました(笑).更に言えば,お金が何とかなるのなら,めんどくさくやりたくない(研究以外の)仕事なんかしてないで,さっさと大学なんか辞めてしまえ,ということも考えられるのですが,現実には,そうはなりません(多分).

 一つは,研究や学生の研究指導がまだしたいからで,もちろん,研究以外のやりたくない仕事とか得られる収入とかとのバランスもあるんですが,カツカツでも大学を辞めてもやって行けるとしても,じゃあ,もう大学辞めるとならないのは,私の研究室の門を叩いてくれる,来たいと言ってくれる学生がいる以上は,それに応えたいということがあります.

 あとは,専攻に迷惑をかけられないというのもありますし,大学を辞めるということは,研究をやめるということなので,それまでにやっておきたいというか,形にしておきたいこと,具体的には,書いておかないといけない論文を書くまでは,辞められませんかね.論文を書くことは,大学を辞めてからもできるんですが,大学を辞めるということは,研究をやめることということは,大学をやめたらもう論文なんか書く気にならない感じがするんですよね(やっぱり,怠け者).

 ということで,現状,変わりはない(笑)というか,(多分)定年まで働くんですが,定年が来るのが待ち遠しくなってきたというのは,welcomeな状況というか,そうであるようにまさにソフトランディングしながらやって行くということですかね(ちょっと丸く収まりすぎ?).

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4/6'17
[理想?]

 こういう風に考えられるようになってきたということ自体が順調にソフトランディングできてきたってことですよね.第一の人生は,やりたいことを見つけ,それを仕事にしてバリバリ働いて成功し,もう充分やり切ったと満足したところで,定年とかでリタイアして,その後は,悠々自適に過ごしていくというのが理想ってことでしょうか.

 ポイントは,「もう充分やり切ったと満足」できるかですかね.つまり,言葉はどうかと思いますが「燃え尽きる」ということです.それが定年ぴったりだったら,理想なんでしょうが,現実には,定年より前に燃え尽きてしまったり,定年で燃え尽きられなくて,まだまだ仕事がしたいけど現実にはできないという状況に葛藤したりするわけです.

 定年でぴったり燃え尽きるようにマネージメントするのは,容易ではないでしょうが,できるだけそれに近づくというのがソフトランディングということですかね.ただし,あくまでソフトランディングなので,定年までごうごう燃えていた火が突然消えるとハードランディングになってしまうので,そこは気をつけないといけません.

 そういう意味では,定年は65なんですが,実際は63で,そこから2年は再雇用みたいな感じ(給料もがくんと減るし,大きな仕事も多分回ってこない)なので,最後の2年が「いい調整期間」になるような気がします.逆に言えば,定年で辞めるときに,やり切った,「仕事に関しては」燃え尽きられるように,63までは,しっかりやって行くということですかね.

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 でも,現実には,そうそううまく行くものでもないですし,社会の中で生きてる以上は,自分で全てを勝手に決められるわけでもありません.具体的には,何らかの形で社会から要請があって,それに応えたいと思ったら,やっぱり,やるんだと思います.

 逆に言えば,そういうものがなければ,安心して喜んでリタイアさせてもらって,悠々自適でやらせていただきます,ということでしょうか.もちろん,今やってる研究もできる範囲で続けて行くと思いますが,いろんなめんどうなしがらみは一切排除できますし,ほんとにやりたいことだけをやればいい,やりたくなければやらない,ということでしょう.

 そして,そういう条件が「整う」のは,定年のときとは,限りません.こういう仕事ならやってもいいかなという話が来れば,定年後も働くかもしれませんし,私の研究室の門を叩いてくれる学生がいなくなったり,研究指導以前の生活指導みたいなことになって来たり,大学の雑務が今以上に増えて研究できなくなったり,経済的な条件が整ったりすれば,リタイアを前倒すこともありうるということでしょう.

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4/6'17b
[経済的条件が整う]

 リタイアを前倒す「経済的条件が整う」というのは,具体的にどのくらいですかね.既に書きましたが,がっちり確保する部分と余剰資金は,完全に分けて考えるわけですから,○○による余剰資金が対象になります.つまり,死ぬほどは,極端としても,大学を定年前に辞める「経済的条件が整う」というのは,どのくらいかということです.

 一つの基準としては,大学の給料なんか要らんわいということですから,これも一割則で大学の給料の10倍の1億の収入,年利30〜50%で回せてるとすると,余剰資金が2〜3億ってとこですね.

 一方で,がっちり確保の東京郊外の生活に加えて,東京のど真ん中で生活するコストですが,家賃20万として,その他諸々で年500万かかるとすると,これも一割則で5000万の収入があれば,そのくらい惜しくないわいってことで,上の半分の1〜1.5億あればいいことになります.

 どこかで,10億という数字を出しましたが,それと比べると遥かに現実的な数字ですね.

 でも,当然のことながら,最大の問題は,年利30〜50%で回せるかってことです.それをこれから5年とか10年(正確には,2012年11月から,もっと正確には,日運が始まった2015年9月から)で試すということでしょう.そして,その結果,上記の額に資金が達すれば,「経済的条件が整う」ということになりますかね.

 もちろん,その資金額に達しても,その後,想定の利回りで回らなくなるということもありうる話ですが,だったら,東京生活を引き払って,がっちり確保の東京郊外一本にすればいいだけの話です.

 更に言えば,経済的条件が整うことは,大学を辞める条件の一つに過ぎないわけで,それ以外の条件,即ち,大学の雑務がこれ以上増えずに何とか研究できるとか,私の研究室で研究したいという学生が来てくれて,彼らが(彼ら自身のためにも)しっかり楽しく研究してくれるのなら,大学を辞めるわけないですし,もちろん,それが望むところです.

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4/6'17c
(経日)

 その後ですが,ようやく順調に下げて来ました.なんか去年と似て来た感じがします.

 去年も,戦績的には,3月くらいまでは,一進一退で,4月くらいからBrexitまで相場が下げるとともにパフォーマンスが出ました.でも,Brexit以降切り返されてパフォーマンスが低下し,Tランプ当選以降は,Tランプラリーに乗っかって,1年トータルでは,37%くらいのプラスという結果でした.

 年利26%で10年で10倍なので,37%は上出来ですが,目標的には,一応50%以上(58%で5年で10倍,10年で100倍.まさに複利のマジック)ということでやってます(笑).

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4/6'17d
[バラエティ]

 最近,時々ですが,バラエティを見るようになりました(ネブリーグとか海砂利の上田さんが司会してる何とかとか).もちろん,録画してわざわざ見るわけはなくて,大学から帰ってきて,ご飯食べるときたまたまやってたらって感じですかね.見てもほんと意味ない(笑)というか,文字通りただ時間が潰れるだけというか,休憩できるってことなんですが,ただ単におもしろおかしいというか,そういう時間の過ごし方?もできるようになったということでしょうか(これも準備の一環?).

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4/7'17=
[世界一つまらない市場?]

 WBSですが,相変わらずほとんど見るところないんですが(早送りで10分程度で見終わる),昨日,解説の人が日本市場に言いたいことがあると言っていて,世界一つまらない市場だ,なぜなら,ETF買いで市場を支えたり,もっと言えば,日銀がやった異次元の金融緩和も市場を歪めるもので,本来,市場というものは市場原理に任せるべきもの,つまり,経済がよくないときは下げて然るべきで,余計なことをすると,市場がどんどん歪んでつまらなくなるし,それだけの価値がないのに価値以上に買われることになって,企業の力が弱体化するなど経済にとってもよくないと言ってました.その通りだと思いますよ.

 Aベノミクスは(過度な円高を是正した一本目の矢以外は)失敗だったわけですから,相場は,上のグラフで言えば,14年半ばからは下げなければいけませんでした(私はそう考えて売りました).それを異次元の金融緩和とか言って無理くり持ち上げてしまったために市場が大きく歪み,更には,今はETF買いをしているわけで,その歪はどんどん溜まっていってます.

 じゃあ,それが世界一つまらない市場かと言うと,それは違うかもしれません.なぜなら,買い支えれば買い支えるほど市場は歪み,その歪みは,いつか必ず解消されるわけで,要は,壮絶な大暴落が起きるわけです.ですから,市場としては,つまらないというよりは,面白いと言うべきでしょう.

 でも,面白いのは,市場であって,経済にとっては,全然いいことないわけで,つまりは,政府や日銀が将来ではなく,目先の自分達の実績を作るためにとんでもないことしてるわけで,ほんとに一体,何やってんだって感じです.

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4/7'17b
[あぶく銭にはあぶく銭]

 食べることこそ人生最大の楽しみと何度か書きました.このことを否定する人はまずいないでしょう.なんでいきなりそんなこと言い出したかと言うと,リタイア後の(自堕落な)生き方のヒントになるかもしれないと思ったからです.

 仕事をリタイアしたらああしたいこうしたいと思っていても,ままならないことが多いのは,やはり,歳をとって体が動かなくなったり,気力がなくなったりするからですよね.例えば,気持ち的には,スキーに行きたいと思っても,早起きして何時間もかけて出かけていって寒いところで運動するというハードルを越えられなくなることは,大いに考えられます(ていうか,既にそうなって来てるし).

 そもそも,やりたいことがあるとか言っても,そういう情熱のようなものを持続させる困難さは,いやというほど思い知ってるわけで,でも,食べることなら,最大の楽しみなので大丈夫というか,そもそも,食べないと生きて行けないわけですからね.実際,2013年8月,体調不良でほとんど何もできなかった時に思ったのは,睡眠欲と食欲があれば,何とか生きて行けるということでした.

 じゃあ,これをリタイア後の生活に「適用」するとするとどうなるかと言うと,ここの最後で書いたようなことですかね.具体的には,東京のど真ん中に住んで,日々おいしい店を探して出かけて行くみたいな感じでしょうか.なんか平凡でつまらないですが,これも「準備」の一環ということかもしれません.

 でも,そのためには,お金が必要です.額的には,定年までしこしこ働けば何とかなるとは思いますが,再三書いているように,経済感覚というか,何かにお金を払うときに,それが本質的にそれだけの価値があるかが重要で,そういう意味では,食べに行くお店がたくさんあるという理由だけで,月に10万以上の家賃を余計に払うのは,ばかげてるでしょう.

 でも,汗水垂らして働いたお金ではなく,あぶく銭ならどうでしょうか.ここまで来ると明らかですが,○○で稼いだ金ならまさにあぶく銭なわけで,しかもその一割で済むのならありかもしれません.つまりは,あぶく銭にはあぶく銭ということでしょうか.○○の目的は,お金ではないのですが,副産物というか,○○をやる意味をまた見出した感じがします.

 もちろん,実際,どうなるかは全くわかりません.でも,10年,早ければ5年すれば,結果は出てるでしょうし,それがどういう結果であれ,だめなら予定通り,東京郊外に住めばいいわけですし,そうでなければ,そういう金の使い途もあるということでしょうか.

 でもどうなのかなあ.おいしいものが食べたいとは言っても,心身とも健康であれば,「食」欲がない,つまりは,そのとき食べたいものが食べられれば,何食べてもおいしいわけですし,調子が悪いときも,何でもいいから(栄養のバランスだけ考えて)食べればいいって感じになるし,意外とはまらないのかもしれません.まあ,まだ時間はあるので,ぼちぼち考えて行きます.

 でも,運動したり,遠くに出かけたりするより,ハードルが低いことは確かでしょう.

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4/7'17c
[ビットコイン]
(経済)

 ビットコインについて,取り上げてる番組があって,ようわからん,電子マネーと何が違うの?みたいなことを言ってる人がいました.単純な話ですよ.「ビットコインとは通貨です」.これが全てです.ますますわからなくなった?(笑)

 通貨というのは,円とかドルとかユーロのことです.ビットコインもそれと同じで,違うのは,国が発行してるものではないというだけです.通貨なので,為替レートが時々刻々変化します.ビットコインが投機の対象になるというのは,そういうことです.

 要は,特定の国の通貨ではなくて,ビットコインという世界で通用する通貨を作りましょう,そして,それで電子決済できるようにしましょうということです.

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4/7'17d
[あぶく銭2]

 でも何か変ですね.ほんとは,お金にあぶく銭もあぶく銭でないもなくて,同じお金ですからね.でも,言えるのは,やはり,お金はお金に過ぎないということでしょう.食べて行くのにある程度のお金は必要ですが,それ以上は,あまり意味がないものです.

 問題は,食べて行く以上にお金が必要になる場合でしょうか.再三書いてるように,豪邸,高級車,ブランド品などは,全く意味のないものですが,例えば,研究するのに研究費がかかるとか,世界トップレベルの競技力をもっていたら,海外に試合に行きたいって思うわけですよね.

 もちろん,そういうことに賛同して協力してくれる人がいたり,税金とかを通してそういうものが得られるというような仕組みがあるのは,世の中,捨てたもんじゃないと思いますが,誰のどういうことにお金を出すかというのは,難しい判断で,そこのところがどんどんおかしくなって来てる(役に立つ研究とかノーベル賞がとれそうな研究に力を入れたり,東京五輪でメダルが獲れそうな競技だけを強化したりとか)わけです.

 で,研究するより研究費獲得することがメインみたいな本末転倒なことにもなって来てるわけで,もう何やってんだかという感じなんですが,そういう意味では,まさにあぶく銭というか,お金ってそういうものというか,そういうお金の方が意外と有効に使えたりするのかもしれません.

 お金の使い方のポイントとしては,ケチケチすんなというのがあって,もちろん,それだけの価値がないと思うものには,ビタ一文払わなくても,価値があると思えば,湯水のように使うというのが正解ですからね.そして,それはあぶく銭であれば,尚更でしょう.でも,ほとんど人は,そうではなく,あぶく銭を(豪邸,高級車,ブランド品みたいな)あぶく銭的なものに使ってしまうわけで,まさに,お金を使うことは,お金を稼ぐことより遥かに難しいということでしょうか.

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4/8'17
[終わってる]
(日運)

 最近,いろいろ考えるうちに,日運の存在意義が増してるような気がするんですが,リタイア後,これが中心になるとは,考えにくいです.それは,リタイアしてからは,あまりリスクはとりたくないということではなく,研究自体は,もう「終わってる」からだと思います.

 随分長い間,具体的には,就職した年から20年以上に渡って研究してきた(もちろん,ずっとやってたわけではなくて,それなりにやってたときもあるし,何年にも渡ってただ運用するだけだったときもある)んですが,運用自体は,なかなか結果が出なくて,それでもめげずに,というか,実際は,単に面白いのでやって来て,2009年くらいにようやく「わかった」感じがして,徐々に結果が出だして,2012年くらいからほぼ今のやり方になったのですが,2014, 15年と日銀バズーカにやられて,もう一度考え直して,2015年の9月から日運が始まったわけです.

 そして,気がついたら,定年まで10年あまりで,もう時間がないということもありますし,これ以上はもう無理(私が無理ということではなく,原理的にこれ以上のパフォーマンスを出すのがおそらく無理ということ)というか,2015年9月からの日運以降は,比較的順調に推移してる(さっき計算したら何とか最低ラインの年利26%)ということもありますが,これから5年,10年は,とにかく今のやり方で,結果が出るかどうかを確認する,そして,これでだめならもうしょうがないという心境なんですね.僅かな利益を複利で拡大する数理モデルだと,結果が出るのに最低でも5年,長くて10年はかかりますから(待つ力が必要),実質,もうこれが最後ということもあります.

 ですから,研究としては,「もう終わってる」ってことなんですね.もちろん,これまでのしつこさ?を考えると,今のやり方で5年,10年してだめだったら,あきらめずにまた研究することも考えられなくもないのですが(笑),うーん,さすがにもうそれはないかな.

 で,今やってることは,何を売買するかは,完全固定(非大手証券+中堅建設株のpf)ですから,一日10分だけ,買うか,売るか,手仕舞うか,何もしないかをその日の状況を見て判断するだけで,これだけだととても「退屈」で,とてもリタイア後の柱になるとは思えません.

 もちろん,売買の判断には,経済がこれからどうなって行くかが最重要なので,世の中の動きをつぶさに見ていくことは,必要不可欠で,そういうことは,ずっとやって行きます.でも,日々いろんなことが起きて,そういう材料で相場が動くと思ってる人が多いんですが,私はそうは思ってなくて,もっと大きな流れを見極めることが大事で,そうすると,これも「退屈」というか,そんなにやることはないんですね(これまた待つ力が必要ってこと).

 ということで,研究はもう終わってて,日運は,続けて行きますが,1日10分だけというのは,おそらくずっと変わりなくて,これだけでは,とても「退屈」で,今は仕事をしてる身としては,1日10分だけだからできてるってことなんですが,リタイア後は,それが逆に裏目に出る?ということですかね.

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 5年,10年してどうなるかということで,具体的に決めとこうと思いました.2015年9月を起点に2020年8月末,そして,2025年8月末ですね.2020年8月末と言うと,東京五輪・パラが終わったとき,2025年8月末は,定年の前々年かな.

 まずは,2020年8月末でスタート時の何倍になってるか,でしょうか.目標は,10倍(年利58%)ですが,年利26%だと3倍強ですね.まあ,それでもよしとしますか.もちろん,実際どうなるかは,全く不明で,0ってことはないでしょうが,○倍どころか,資金を減らしてる可能性だってあるわけで,でも,余剰資金なので,生活に支障はありません.

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4/8'17b
[何のために?]

 とか書いてたら,そもそも何のためにそんなことやるんだ?という気がしてきました.ということで,あらためて,もう一度整理しておくことにします.

 最初は,単に面白いから,やりたいからやってたというだけでした.つまり,立派な研究対象だったわけです.でも,それはもう(実質)終わってしまった.だから,そもそも何のために?と考えたわけです.

 一つは,いろいろ研究して行くうちに,わかってきたというか,他の人には見えていない,でも,自分には見えてるものがあると(勝手に)思っていて,そういう世の中とか経済に対する見通しが正しいかどうかを確かめたい,あるいは,自分で考えた数理モデルとかアイデアとか,そういうものを形にしたいということはあるでしょう.

 そして,定年が近づき,もうすぐ職を失う身としては,何とかキャッシュフローを,ということもないことはないですが,日運なんかやらなくても,経済の激変がなければ,今の生活を続けることはできると思います.でも,逆に言えば,経済の激変は,必ずあるので,それに備える必要があるということはありますかね.

 あとは,リタイア後の退屈しのぎ対策もあるでしょうか.でも,1日10分じゃあ,屁の突っ張りにもってことなんですが,成功すれば,例えば,(あぶく銭で)東京で生活できるとか,副産物的に退屈しのぎ対策になるかもしれないことはあるでしょうか.

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 もちろん,結果がどうなるかはわかりませんが,資金が,例えば,5年,あるいは,10年で10倍になるというのは,どういう意味があるでしょうか?

 一つは,私の将来の社会や経済を見通して,それを形にする能力が「証明された」ということはあるでしょう.

 そして,資金が10倍ということは,同じ利回りなら利益も10倍ということです.つまり,経済的条件が整うことに近づくということですね.

 もちろん,それで大学を辞めるということはありませんが,そういうことも含めて「どうなるか」見てみたい,というのは,あるかもしれません.

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4/8'17c
[やりたいvsめんどくさい]

 定年後問題ではなくて,やりたいvsめんどくさい,即ち,やりたいこと,やらないといけないことと,それをやるめんどくささやしんどさとの戦いというか,大小関係の問題なんだと思います.

 つまりは,歳をとったら単なるやりたいこと探しではだめで,どんなにやりたくても,やるめんどくささやしんどさが勝ってしまってはやらないわけで,逆に言えば,そんなにやりたくなくても,そんなにめんどくさくなければ,やるかもしれないわけです.

 もちろん,どんなにめんどくさくてもしんどくても,やりたいことがあれば,やるでしょうし,それこそまさに成功の源だと思いますし,若いときは,そうやって来ましたが,これから,新たにそこまでやりたいことを新規に開拓するよりは,今までやってきたことのめんどくささを減らすこと,あるいは,そんなにやりたくなくてもめんどくささやしんどさがそれほどないものを探すのも一法と思った次第です.

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4/8'17d
[何をやるべき?]

 でも,万が一,経済とか世の中がどうなって行くか見通せていて,日運で成功することがあったしたら,資本主義社会の中で成功したとか評価されたということになるのかもしれませんが,ほんととるに足らないというか,大したことじゃないですよね.でも,それでも,やりたいからやることはやるんですが,私がやるべきことは何なのでしょうか?

 やっぱり,地震動の性質と建物被害の関係を探求すること? これは,もちろん,やって行きますよ.でも,できるのは,残念ながらあと10年しかありませんし,それも拡大する大学の雑務の合間を縫って,ということなので,それこそ,来てくれる学生次第ってことですかね.

 仕事以外にやってるいろんなことも,やりたいからやって行くんでしょうが,地震動の性質と建物被害の関係を探求することに比べれば,てんで大したレベルではないですから,「やるべきこと」ではないですよね.

 そう考えると,やるべきというか,やる価値があるかもしれないこととしては,このサイトでしょうか.要は,どう生きて行くか考えるということです.これがどのくらいのレベルとかいうよりは,「私が」よりよく,より楽しく,より気分よく生きて行けるという「成果」が期待でき,もし,成果があがれば,「私が」いい人生を送れるということがあります.

 そして,これがどのくらい汎用性があるのかわかりませんが,そういうことがあるのなら,誰かの役に立つのかもしれません.でも,誰かの役に立つためにやるわけではないですし,もし,そんなつもりでやるとしたら,ほんと使いものにならないどうしようもないものしかできないでしょう.

 ですから,これも結局,やるべきというよりは,単にやりたいからやるということで,でも,それでいいんだと思います.

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4/9'17
[ハードルを下げたとして何をやるか]

 でも,問題というか,肝心なのは,ハードルを下げたとして,何をやるかですよね.極端な話,ずっと家にいて寝っ転がってテレビとか見てるのが一番ハードルが低いというか,ハードルを下げる必要もないわけですからね.

 逆に考えると,ハードルが高いけど,工夫次第,あるいは,お金によってハードルが下がるものが対象となることに気づかされます.例えば,スキーやゴルフがしたい,それも遊びではなく,技術を向上させるという自己実現を目的としてやるのなら,東京ではなく東京から電車で1時間くらいの高崎線沿線に住むというのがお金をかけずにやる工夫の一つと言えるかもしれません.

 お金によってハードルが下がるものとしては,ピアノを弾くために防音室付きのグランドピアノをキープしてるのがそうですし,将来的には,東京に住むということがあります.リタイア後も楽しく充実して過ごして行くには,体や心を整えることが重要で,家でゴロゴロしてるのではなく,ある程度,出かけて体を動かすことは必要でしょう.そして,食べる店や街も含めて,出かける先が一番豊富なのが東京ということになります.

 あるいは,リタイア後も地震動の性質と建物被害の関係を探求することを続けて行きたいと思えば,一人でしこしこできるようなことを探すのも工夫の一つでしょうし,お金で人を雇って,研究所のようなものを作っちゃうことも考えられます.

 でも,私は今,お金を払うのではなく,逆にもらって学生の研究指導をしてますが,それは,自分がやりたいことを学生にやらせているのではなく,最先端の研究を通して,彼らが特定の研究分野に習熟するだけでなく,汎用性の高い仕事ができる能力を身につけてもらうということがあります.

 つまり,彼らにとって大いなるメリットがあるわけで,お金を払うのではなく,もらって当然だと思ってますし,それ以上のことが学生達に提供できてると思ってます.つまり,そういうことを私がお金を払ってまでやるというのは,やっぱり抵抗があるんですよね.出かける先がいろいろあるという理由だけで,東京に住むというのも経済感覚的にはペイしないでしょう.

 でも,日運で稼いだ「あぶく銭」なら,それが変わるかもしれない(変わらないかもしれない)と思ってるわけです.松下幸之助が松下政経塾を作ったのだって,あぶく銭とは言いませんが,有り余るお金があったからでしょう.でも,私の場合,ただお金を出すだけでは全く意味ないですけどね.

 でも,こればっかりは,どうなるか全くわかりません.でも,何と言うか,運命を天に任せるというか,流れに従うというか,そういう心境で,それはそれで悪い気分ではありません.うまく行かなくても,ある意味,予定通りというか,経済感覚を発揮して,東京から電車で1時間くらいの高崎線沿線(めっちゃ具体的(笑))で,ひっそり,でも楽しく暮らして行けばいいってことで,それはそれで,目論見通りです.

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 でも,こうして書いてみると,日運で成功してハードルを下げて,リタイア後も何かを精力的に?やって行くより,成功せずに予定通り?東京郊外でのんびりと自堕落に暮らす方がいいなとか逆に思っちゃったりしますね(笑)(そっか,別に成功しても東京と郊外を行き来しながら,のんびり自堕落に過ごしてもいいのか(笑)).

 似たようなこととして,自分がどうしたいというより,何らかの形で要請のようなものがあれば,それに応えたいという気持ちはあって(ただし,体よくこき使う系に注意),でも,もうめんどくさいから,そういうことはもう勘弁と思ってる節もあるわけです.

 まあ,これもどうなるか,流れに従うということでしょうか.

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4/9'17b
[プロスポーツも]

 プロ野球が開幕して1週間経ったんですが,プロスポーツってそもそも何なんでしょうね? 見る側からすると,娯楽の一つということなんでしょうが,そうすると,見るのに払うお金が選手の給料とか運営費になるわけです.

 プレイする側からすると,野球が好きでものすごく得意なら,それで飯が食えたら最高でしょうし,プロスポーツは,そういう場を提供してることになります.つまりは,そういうwin-winの関係でめでたしめでたし?

 でも,飯を食うのに年俸何億も要らないわけで,そこのところのバランスがどんどんおかしくなって来てますよね.金が欲しくてスポーツをする奴もいるのかもしれませんが,ただ純粋にスポーツがしたい,そして,その競技力を高めてより高いレベルでプレイしたいというのが本来のスポーツ選手でしょうし,そうでなければ,トップに行くことはできませんからね.

 ですから,これも一種のバブルということですかね.人口増加が止まって,いろんな技術がいいところまで来て,効率化によって,経済が縮小して行く,ある意味,そうあるべき流れの中で,プロスポーツも例外ではないというか,そういうことになっていくでしょうか?

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4/9'17c
[これまでと違った生き方?]

 でも,自堕落に生きるかどうかはともかく,これまでと違った生き方をしてみたいってどういうことですかね?

 これまでの生き方というのは,第一の人生的な生き方というか,仕事を中心として,仕事をすることで認められたり,偉くなったりみたいなことでしょうか.でも,私って,これまでそんな生き方をしてきたわけじゃないですよね.

 でも,仕事はしてきたわけで,でも,私の場合,やりたいこと(研究)を仕事にしたんですが,もちろん,ただやりたいことをやってたわけじゃなくて,仕事をしてればいろいろあるわけで,研究に関しても,例えば,1-2秒応答が最初は認められなくて,でも,大地震が発生するたびに認められるようになったり,震度算定法を変える変えないみたいなこともあったり,こういうのって,言葉は何ですが,「いかにもー」みたいな感じですよね.

 で,今の心境としては,もうそういうのは,どーでもいいというか,そんなに大した意味はなかったということに気づいたというか,もちろん,要請があれば考えますが,自分からしゃしゃり出てやらせろなんてことはないし,もうそういうのは,卒業したって感じなんですよね.

 ですから,私がそういうことを続けるとしたら,地震動の性質と建物被害の関係をもっと深く探求して行くことで,それが何かの成果になるとか,認められるとか,震度が変わるとか,そんなことは,関係ないというか,関係なくやって行くということでしょうか.

 ここまで書いてくると,だんだん見えてくるんですが,やる気三要素的に言えば,より内的熟達的に生きて行くということで,承認とか報酬とかと,これまで以上に無縁に生きて行くということでしょうか.

 もっと言えば,もうこれからは内的熟達的に生きる必要もなくて,単純に生きたいように生きるということですかね.もちろん,これまでも,できる限り,そういう風に生きてきたんですが,これからは,益々ということで,これって,別に「これまでと違った生き方」じゃないじゃんとも思うのですが,「これまでと違った生き方」と感じるということは,意外とこれまでは,生きたいように生きてきたわけでもないのかな,とも思ってしまいました.そして,生きたいように生きる生き方が自堕落に生きるということ,それで私が満足できるのなら,それも一つの生き方なのでしょう.

 いずれにしても,仕事をしなくてももう何とか食べては行けるし(食べて行けるのに大学を辞めないのは,学生の研究指導をしたいからですからね),これからは,ほんとに生きたいように生きられると思いますし,それは,やっぱり幸せなことです.

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4/10'17
[終わってない?]
(日運)

 終わってるというわけではないのかもしれません.これまで,ずっと研究して来て,そのたびにこれでできた(終わった)と思って,やってきてて,でも,うまく行かず,また研究して,またこれでできた(終わった)と思って,の繰り返しだったわけです.最近でも,2012年以降,順調に推移してたものが2014, 15年の日銀バズーカに対応できなくて,また研究して,2015年9月から日運が始まったわけですからね.

 ですから,またうまく行かなくなったら,また研究するのかもしれませんが,もう時間がなくなって来てることも避けようがない事実で,しばらくうまく行かないことがあっても,信じて5年,10年続けることが重要なのかもしれません.実際,2009年以降は,「考え方」的には,ほぼ間違ってないことは,確認できましたからね.

 言い方を変えると,今のやり方で,そこそこうまく行ってる間は,また研究しないといけないということはないので,そうすると,結果的に「終わってる」ということになるわけです.実際,今のやり方が始まった2015年9月以降の1年半余りは,何とか順調に推移しています.もちろん,うまく行かないよりうまく行く方がいいんですが,「退屈」にはなってしまうわけです.

 でも,これ以上は,多分(原理的に)厳しいと思うし,これを何とかしないと食べて行けないというわけじゃないし,もうそろそろいいかなという感じですかね.

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4/10'17b
[単純に考えれば]

 単純に考えれば,定年の前とか後とか関係なくて,(やらないといけないことはやらないといけませんが),何とか食べて行ければ,楽しく気分よくやって行ければいいわけです(表現が重なったぎこちない日本語になってますが,こうとしか書けないので,敢えてそのままにしています).世の中の役に立つとかいうのは,非常に胡散臭い話で,その人がやりたいことや得意なことに思いっきり打ち込むことこそが大きな結果を産み,結果として,世の中の役に立つものでしょう.

 何がやりたいかは人それぞれで,一生かけてたった一つのことに打ち込み続けたい人もいれば,私のようにそれができない人もいるでしょう.世の中の役に立つことがやりたい人は,そういうことをやればいいと思いますが,そういうことがやりたいからやる,つまり,自分のためにやってるということをゆめゆめ忘れはいけません.

 私のように,一つのことに打ち込み続けることができない人は,「種目」は多い方がいいですかね.それは,単にいろんなことに興味があるということもありますが,いろんなことをやっていれば,どれかが「その時」やりたいことに引っかかるということがあります(引っかからない場合もある程度やってレベルをキープしないといけないのは,ちょっとしんどいですが,それも一種の「やらないといけないこと」になるとも言えます).

 どれも引っかからなければ,新規に探すのもいいでしょうし,そういこと自体が「やること」の対象になります.そういう意味では,いかに楽しく気分よくやって行くかを考えること自体も「やること」の対象になるわけで,このサイトがまさにそうですね.

 仕事は,数ある「種目」の中で,最初の「何とか食べて行ければ」という前提条件を満たす上で,不可欠のものですが,定年後これを失っても,「何とか食べて行ければ」という条件を満たせれば,数ある「種目」の一つに過ぎないとも言えるわけです.でも,仕事という枠を取っ払っても,研究して行きたいと思えば,あらためて,それを選ぶこともできるでしょう.

 ただ,歳をとって,いろいろ衰えてくることは,避けがたい事実で,それに無理に抵抗することなく,できる範囲でできることをしていくのがいいんだと思います.そういう意味では,どれだけやりたいかだけではなく,やるハードルの高さ(低さ)も重要で,(例えば,いろいろ考えてこのサイトに文章を書くことのように)ハードルが低いものをやってもいいし,ハードルを下げる方法を考えるのもありでしょうか.

 ハードルを下げる方法としては,例えば,金のものを言わせる(笑)というやり方もあるのですが,そうすると(何とか食べて行く以上の)金が必要で,そのために稼ぐ方法を研究するというのも,「やること」の一つになって,結果として「種目」が増えることにもなりますかね.

 でも,稼ぐこと自体のハードルが高いと,結局やらない(笑)ので,日運のようなハードルの低さ(1日10分)も重要です.そして,そうやって稼いだ金は,あぶく銭ということになるのですが,あぶく銭は,あぶく銭ならではのメリットがあることは既に書きました.でも,これに関しては,正直,一か八か(笑)なんで,これで生計を立てるとかそういうことじゃなくて,単なる「種目」の一つということでしょう.

 まあ,こんな感じで,単純に考え,自然の流れに従って,その時その時やりたいこと,やり甲斐を見出せることに無理せず取り組んで行けたらいいですかね.

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4/11'17-
(日運)

 昨日の記事を修正したので,今日のところに記事を移動しました.

 「記号」が(過去の記事を探してリンクを貼るときなど自分にとっても)わかりにくいので変更することにしました.今月の分は,月初めから付け直しました(それで,対応関係がわかる?).

 ちなみに,今は中期的には(短期的にも),売りと判断しています.

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 原理的にこれ以上は無理と書いたのですが,そんなことはないような気もします.つまり,もっと研究して,もっと成果をあげるというか,あげようとすることもできると思います.でも,(今は)そういう気にならないということですかね.

 逆に言えば,将来,そういう気になって,また研究するのかもしれません.でも,もしそれなりに好調に推移するのであれば,そんなに稼いでもしょうがないですから,目的は,内的熟達というか,研究そのものってことですかね.

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4/11'17b
[浅田真央さん]

 浅田さん現役引退の報道がすごいですね.彼女のことは,それこそ彼女が10代前半の頃から見てきたし,思うことは,あらかたもうこのサイトに書いたと思いますから,あらためて書くことはそんなにないですかね.

 世界的に見ても,伊藤みどりさん以来,あるいは,それ以上の天才の出現だったと思います.天才というのは,一般的には漠然とした意味で使われていますが,正確に言えば,天賦の才能をもった人ということでしょう.つまり,「ようわからんけど」トリプルアクセルが跳べたってことです.しかも,ただ跳べるだけではなくて,(既に書きましたが)彼女のジャンプって,躍動感とか勢いとか美しさとか,とにかく他の選手と全く違いますよね.

 でも,天才であること,即ち,「ようわからんけど」跳べたということが,彼女を苦しめることになります.具体的には,成長して体が大きくなることに対処できなかったですね.そういう意味では,天才ではなかったキム・ヨナさんの方が成功したかもしれません.でも,ぎりぎりトリノに出られなかったこととか,バンクーバ五輪で,ジャンプする前にエッジが引っかかったこととか,不運というか,そういうイメージはありますかね.

 選手が引退するときは,いつも思うのですが,ほんとこれからどうするのでしょうか? 定年後問題じゃないですが,ここでもう第一の人生が終わってしまったわけで,あまりに長い「老後」ですよね.もちろん,次の目標というか,何かをしていくとは思うのですが,これまで以上に彼女が輝くことはないでしょう.そう考えると,やっぱり,とても切なくなります.

 でも,それも含めての人生ですし,とにかくできる限り,充実して楽しくやって行くしかありませんよね.そして,そこでは,「ようわからんけど」というのは,もう通用しません.でも,選手生活後半で苦しんだことが,逆にいい方向に出るかもしれません.実際,彼女のことを天真爛漫とか言う人が多いんですが,最近の言動とかをちらちらきいてる感じだと,今はもう全然違いますからね.

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4/11'17c
[芦田愛菜さん]
(芸能)

 芦田愛菜さんが女子学院(JG)と慶應女子に受かって,慶應に行ったことが話題になってるみたいです.理由は,慶應の方が芸能活動ができるからとか言われてますが,そもそも,彼女は,何のために芸能活動をセイブしてまで勉強して進学校受験をしたのでしょうか?

 もし彼女が将来,東大とか京大とか医学部に行きたいと思うのなら,JGに行きますよね.でも,慶應を選んだということは,そうではないということでしょう.つまり,何のために芸能活動をセイブしてまで勉強して進学校受験したのかがおのずと見えてくるということでしょうか.

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4/11'17d
[アウトプットできればいい]

 いろいろ考えて行くうちにだんだん見えてきたんですが,(あくまで私の場合ですが),どんな形でもいいので,とにかく「アウトプットできればいい」,それさえできれば,(定年で仕事を失っても)やって行けるような気がしてきました.

 インプットとアウトプットという表現は,森博嗣さんが使われていたものだと思いますが,勉強したり本を読んだり音楽を聴いたりするのがインプットで,研究したり自分で考えたりして発信するのがアウトプットということになります.もっと広くは,旅行するのはインプットで,音楽を演奏したり,スポーツをするのは,アウトプットでしょう.

 そして,(これもあくまで私の場合ですが),アウトプットした情報(みたいなもの)が広く伝わることは,(あんまり)関係ありません.とにかく,言いたい,書きたいことを何らかの形で残しておければいいって感じでしょうか.

 そういうことを感じたのは,例えば,この記事で,PDで言いたいことが言えなくて,かなりストレスが溜まったのですが,このサイトに書いたら,そのストレスは,解消してしまったんですね.別に専門的なことに限らず,世の中とか経済とか生き方とかについても,思ったことや気づいたことがあると,ここで書きたくなりますし,そういうアウトプットをすることで,(それなりの)達成感を感じるというか,「何かしている」実感が得られます.

 このサイトを読んでくださってる人は,そんなに多くない(せいぜい100人程度か)と思うのですが,数は少なくても,(このサイトを飽きずに?読んでるってことは相当に)意識の高い少数の人達にわかってもらえたら,それで充分というか,むしろ,何もわからない変な奴(笑)には読んで欲しくないですし,極端な話,とにかく何かの形で残しておけば,いつか「発見」されるかもしれないし,それでもいいような気がするんですね.

 このサイトに限らず,例えば,ピアノだと,時々,人前で演奏することはありますが,日々の練習によって,自分の技術や表現力が高まる,あるいは,スポーツでも技術や競技力が高まるという「アウトプット」が大事だし,演奏会や試合は(私の場合),それをとーきどき確認するくらいの意味合いしかもちません.

 研究だって,重要なのは中身で,査読論文を何編書いたかとかは,どーでもいいんですが,これは,仕事なので,それなりにそういうこともやって来たということでしょうか.でも,これからは(これからがある学生には,査読論文も書かせますが),そういうこととは,関係なくやって行けばいいのでしょう.

 ただし,当然のことながら,インプットよりアウトプットの方がハードルは高いので,そこをどうして行くかですね.そういう意味では,このサイトに書くことは,ものすごくハードルが低くて(笑),それこそ,指先さえ動けばできるわけですから,最後の最後までできることのような気がします.

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4/11'17e
[何を見てた?]

 そんなに見てるわけじゃないのですが,浅田さんがいかにすごい選手だったかということで,世界選手権やGPファイナルで金メダルを何回とったとか,トリプルアクセルを何回決めたとか,彼女をよく知るスケーターに彼女のすごさを語らせたりとかやってるんですが,いやいやいや,そんなんじゃなくて,彼女の演技を見れば一発でわかるじゃないですか.ジャンプを決めるとか決めないとか,何点とったとかじゃなくて,ジャンプの質がもう全然違います.こんなものがこの世に存在するのかと思えるほどです.

 でも,そういうことがわからない人が多いんでしょうか? だとしたら,一体,彼女の何を見てた?

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4/11'17f
(バドミントン)

 バドミントンというか,日記的な話ですが,先日,マネージャーの牛木(彼女のお姉さんは,東大バドミントン部だったらしい)が新入生を連れて部屋まで挨拶に来てくれました.綿矢がマネージャーのときもそうでした.てことは,3年前? 要は,マネージャーがしっかりしてるときは,しっかり挨拶に来させるってことですかね(笑).

 全部で8人くらいだったかな.体専じゃない子は1人だけだったんですが(例年はもう少しいる),なんと工シスでした(佐川).木村以来かな.彼女も県で2位だし,それ以外の子も最低でも県で何位というくらいで,推薦(+今年はACも1人いる)だと全国で上位ですから,最近はずっとそうですが,みんな一定レベル以上って感じですね.

 私がいっしょに打ってた頃は,私とやって勝ったり負けたりというレベルの選手も結構いたんですけどね.でも,女子だと県で何位というくらいなら,勝ったり負けたりだったかな.もう10年以上前の話ですけど(笑).

 先月のクイーンズサーキットのときに書いた子(香山)も来てました(ていうか,全員来てたので).きいたら,シングル,ダブルともインハイで4だそうです.そりゃあ,強いわけですね.脇田とか村松は,インハイ優勝だったと思いますが,最近は,8くらいの子が多いので(最近は,インハイ優勝レベルは,直接実業団に行くようになった),例年よりちょっと強いのが入ったって感じでしょうか.

 でも,4ということは,総合に出てるわけで(そういう意味でも4と8は,やっぱり違う.奥もインハイ4だったかな),そういえば,総合と推薦の試験の日程が重なってしまって,ACでとったと吹田先生が言ってました.てことで,今年も楽しみです.

 香山は,加藤の後輩で(倉敷中央),そういう意味では,勝山からまた一人入って来てくれました(鈴木).つまり,綿矢や牧野の後輩ということになります.そういうのって,何かいいですよね.ちなみに,鈴木って,試験の時に,馬場に勝ったそうです.もちろん,力的には馬場の方が上なんだとは思いますが,力がなければ,番狂わせ的なことも起こらないわけで,そのくらいの力はもってるということです.

 話は少しそれますが,山口茜さんの出身校ということで,有名になった勝山高校ですが,別に全国から強い選手を集めてるわけじゃなくて,みんな地元出身で地元で強くなったんだそうです.すごいですね.牧野の話だと,選手より指導者の方が多いくらいだそうです(笑).

 で,何か(ためになる?)話をしてください,ということなんでしょうから,一番大事なこと,即ち,3年前?もそうだったんですが,しっかり考えて,自分で何とかできるプレーヤー,そして,人間になるように,大学4年間というのは,まさにそういう時期で,それができるようになるかならないかで,その後の人生が全く変わるという話をしました.

 でも,いきなり,考えろと言われても,難しいと思うのですが,それでもまず考えることが大事だし,考え方にもいろいろあって,普通は,経験的にしか考えないんだけど,論理的に考えるとか,バドミントンに関しては,物理的に考えるのが非常に有効という話もしたんですが,F=maとか積分とか出てきたのは,ちょっと難しかったかな(笑).

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4/12'17
[目白押し?]
(経日)

 経日の方は,かなりさぼり気味なんですが,アメリカというかTランプ関係のごたごたからの米中首脳会談中のシリア空爆からの北朝鮮問題からの円高,国内は,一頃の森友問題はしょーもない話なんですが,事が首相(夫人)絡み,即ち,政治リスクに繋がるわけで,経済としては,東芝問題もあって,もうほんと材料が目白押しなんですが,何度も書いてますが,個別の材料は関係なくて,重要なのは大きな流れなんですが,これだけ雰囲気が悪ければ,誰だってわかりますよね.

 問題は,悪くなってからではもう遅いわけで,悪い方向に流れが転換する瞬間を(私の場合一日単位で)捉えるということなんですが,中期的に流れが変わったと私が判断したのが3/22ということになります.その後,短期的に2回手仕舞い+建玉(3/28+3/29,4/7+4/11)があったんですが,基本的にはずっと売りということです.

 ですから,今は,ただ売り玉をもってて何もすることがないんですが(ある意味,イージーで退屈な状況),当然,またどこかで流れは変わるわけで,それを注意深く見て,1日10分だけ考えて判断するということになります(考えるのが一日10分だけっていうのがポイントかもしれませんね.ていうか,今はそれしかできないし).

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4/12'17b
[一銭にもならない]

 アウトプットとか言ったって,いろいろ考えてこのサイトに文章を書くこととか,そんな一銭にもならないことしてどうすんの?と言う人が多いんでしょうね.でも,そんな一銭にもならないことができるってのが一番だと思いませんか?

 そもそも,研究だって,音楽だって,スポーツだって,何だって,本来的には,一銭にもならないことばかりだし,たくさんお金がもらえることが本質的価値があるわけでもありません.世の中の役に立つ研究をしたいとか,いい音楽を作ったり,いいプレーをしたりして,世の中の人を元気づけたいとか,わけのわからないこと言うから勝手に苦しくなっておかしなことになります.やりたいからやる,自分のためにやるでいいわけで,そうやってがんがんやりたいことやってたら,ものすごいことになって,結果として,役に立つとかいうことに繋がってくるものでしょう.

 もちろん,食べては行かないといけないので,ある程度は働く必要はありますが,それ以上の余計なお金を稼いでる暇があるんだったら,やりたいことやった方が楽しいし,結果的にその方が世の中もよくなると思うんですよね.

 そして,定年で仕事を失うということは,食べて行くために(やりたくないことをして)働く必要もなくなるわけで,よく考えてみたら,(自分がどうしたいか,何がやりたいかが明白なら)めっちゃwelcomeな状況なわけです.

 もちろん,研究するのにお金がかかるとか,いろいろ制限は出てくると思いますが,制限の中から生まれるものもありますし,そういう制限の中から選べばいいわけで,仕事だって,「それで飯が食える」という制限の中から選んだわけで,またあらためて,自分が何がやりたいかを考えればいい話でしょう.

 仕事にするには,それで飯が食えるというある程度のレベルの高さが要求されたのですが,これからは,そういうことも必要ありませんし,まさに一銭にもならないことをやってもいいわけです.

 とは言え,とても怠け者の私ですから,実際はどうなるかわからないのですが,それならそれで仕方ないというか,一つの生き方でしょうから,そういうことも含めて受け入れるということでしょうか(一銭にもならないけどやりたいことができるという状況は,逆に非常にシビアな状況で,そういう中で何をやるかで,その人の真価が問われると書いたこともありましたが,そういうのはしんどいというか,そう考えずに,もっと楽観的に将来の自分に期待するということでしょうか).

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 とか書いておきながら,一方では,一か八か(でも,しっかりリスクマネージメントもして),世の中や経済を見通してpfを売買するという儲かる(かもしれない)こともしてるわけで,一貫性がないというか,バランス感覚というか要領がいいようにも見えますが,これも単に「やりたいこと」なんで,ちゃんと一貫してるんですね.

 違いは,それが金になるか,ならないかということだけで,そういうことは,本質的な意味はもちません.私の場合,やりたいことを仕事にしたので,仕事も然りということになりますね.

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4/13'17='
(経日)

 朝方のTランプのドル高牽制発言を受けて,円が110円を割る円高ということで,今日も下げたのですが,短期的に少し流れが変わったと判断して手仕舞いました.でも,今日は,判断が難しかったです(正直).時々ですが,こういうことがあります(前回は,1/27).結果としては,売りを継続でよかったと思います.こういう場合は,記号の右に「'」を付けることにします.

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4/13'17b
[金儲けを中心に回ってる]

 モーサテとか経済ニュース見てると思うんですが,今の世の中って,ほんと金儲けを中心に回ってるんですね(今更?).経済に限らず,一般的な例でも,例えば,最近の話題だと,浅田さん引退ってことで,いかにして彼女を「金にするか」という動きがものすごくて,ほんと見苦しい限りです.

 そこまで露骨でなくても,世のほとんどの人は利潤の追求を目的とした民間企業に勤めてるわけで(世のほとんどの人を敵に回した(笑)?),もちろん,自給自足の生活でもしなければ,金がなければ食べて行けないわけですが,食べて行けて充分文化的な生活をするという以上の余計な部分があまりに多すぎます.

 背景にあるのは,資本主義経済のもとの自由競争で,やらなきゃやられるってことなんでしょうが,もういい加減,無駄なことやめた方がいいでしょう.と言っても,軍縮と同じでなかなか難しいですかね.私としては,そういうことから最も離れたところにいて,そんなことなど全く意に介さずやってこられたのは,ほんとにラッキーでしたし,それは,これからも然りです.

 全然関係ないですが,モーサテのAIによる日経平均の寄付予想は,全く意味ないので,早くやめて欲しいですね.為替やアメリカ,ヨーロッパ株の終値や日経先物の値がわかってるわけで,AIじゃなくても誰でもある程度わかりますし,寄付ということは,それまで場が閉まってて,わかったところでどうしようもありませんからね.

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 イオンの岡田さんが,脱デフレは国家目標にさえなってるが,全くのイリュージョン(幻想)だったというようなことを言ったそうです.全くその通りだと思いますよ.インフレにしてどうするんですか? 価値が同じものなら安い方がいいに決まってます.

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4/14'17-
(日運)

 昨日,手仕舞うべきでなかったので手仕舞ったということで,今日,どうなるか(10分だけ)見てたのですが,あらためて売りと判断ということで,1日で元に戻りました.戦績的にもほとんど影響なしです.

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4/14'17b
[地政学的リスク?]

 緊迫の北朝鮮情勢ということなんですが,どうなんですかね.一般的経験則的には,やばいとなったときは,だいたい大丈夫なんですが,去年の例がありますからね(しかも二発).てことは,去年のことは,みんなさすがに憶えているので,いつもよりやばいとは思ってるってことは言えますかね.もちろん,どうなるかなんかわかりませんが(一人だけわかる人はいますが).

 でも,今回の件で一つ思ったことがあるんですが,よく使われてる地政学的リスクって,よくわからない言葉ですよね.geopoliticalという造語の訳だと思いますが,geopolitical自体が意味不明です.純粋にpoliticalじゃないの?

 なんでそう思ったかと言うと,「有事の円買い」というのは,よく言われるというか,実際,そういう行動がとられるのですが(今回も然り),要は,日本って極東にあって,中東とかがばたばたしてても,遠く離れてて,相対的に安全ということだったと思うんですが(でも,これだと,政治的ではなく,単に地理的),今回は,北朝鮮なので,それは当てはまりませんよね.

 じゃあ,なんでそれでも円が買われるのかって言うと,地理的要因ではなく,単に政治的要因,つまり,日本って「非当事者」って思われてるってことなんじゃないですかね.つまりは,アメリカとどこかが戦争しても,日本は,うんたらかんたら言って,ほとんど関わらずにやって来たわけで,これって政治的な話ですよね.

 少なくとも,「地政学的リスクから円が買われて」というのは,変な話じゃないですかね.要は,こういう言葉って,よく意味も考えずにてきとーに使ってる(どこかで何かが起これば,すぐ地政学的リスクが高まったって言う)ってことですね.

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4/15'17
[私の運用スタンス]
(日運)

 既に書いたとは思うのですが,私の投資というか運用スタンスを整理しておくと,普通は,投資というとこれから値上がりするものを探すということなんでしょうが,そういうやり方とは全く違うということです.具体的には,対象は,世の中や政治経済全体です.全体の動きを表すものとしては,日経225(日経平均)などがあるのですが,それと連動し,かつ,もっと値動きが激しい非大手証券株のpf(ポートフォリオ)を作ってこれを売買しています.買いの時は,大地震対策でpfの1/4の中堅建設株も買建てます.

 そして,日本の政治経済,あるいは,もっと広い意味で,日本という国や社会,あるいは,世界がどうなって行くかを長期,中期,短期で見通して,pfを売買します.売買の判断をする時間は,1日1回10分だけで,買いか売りか手仕舞うか何もしないかを判断して実際に売買します.ですから,こんなに仕事が忙しくても何とかやって行くことができます.というか,うだうだ考えると,逆に変なことになってくるので,1日10分だけ直感的に判断するという制限があるのが,いいんじゃないかと思ってます.

 で,短期は,数日程度,中期は,数日から数ヶ月程度で流れが変わるので,そこを見極めるのが肝心なのですが,長期は,売りを中心に考えています.理由は,既に書きましたが,日本という国や経済は,バブルで一時的に持ち上がることはあっても,長期的には沈んで行くと思うからです.もちろん,そうならないことを望みますが,現状を冷徹に分析すると,残念ながらそう判断せざるを得ません.

 そんな悲観的なことでどうするの?と言う人もいるとは,思うのですが,大津波警報が出て大津波がすぐそこまで迫ってきているのに,家でぬくぬくとして避難しないことと楽観的とは全く違います.もちろん,私自身は,やるべきことをしっかりやって行きたいと思っていますが,政治や経済など,世の中を動かして行くのは,私以外の人々なので,その人達がどうするかは,私の力では,どうしようもありません.

 つまりは,私の中には,これからの日本,あるいは,世界は,こう行くべきというものがあったとして,でも,実際の世の中は,全く違う方向に動いていると判断する限りは,「売り」ということになるわけです.それで,実際に相場が下げて行くかどうかは,わかりませんが,実際にそうなるとしたら,私がそう判断した後に,私以外の多くの人達が私の判断を後追いするということですから,それは,「ほーら,私の言った通りになったでしょ」ということで,悪い気分ではないでしょう.本当は,ちゃんとまともな方向に行って欲しいのですが,残念ながら,そうならないという確信もあります.それは,世の中を動かす人達がどうこうするという以前に,もっと大きな抗えない力というか流れがある思うからです.

 つまりは,生き方ではないですが,自然の流れに逆らうのではなく,そういうものに従って生きて行く,世の中も流れていくということなのかもしれません.

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 日運というか,pfの売買については,上で書いた通りで,これは,言ってみれば,超ハイリスクハイリターンですから,私の全資産の○%という極一部の余剰資金というか,感覚的になくなっても生活に支障がないものを当ててやっていますが,それ以外の部分については,少し書きましたが,日本円の1/10だけ米ドルが買いと判断したときだけ買っています.

 不動産については,上で書いたことと関係しますが,これも長期的には売りだと思っているので,家を買うということはしていません.できることなら,一生買いたくないと思っていますが,定年で仕事を失った後どうするかは,悩ましい問題で,でも,これは,その時また考えます.少なくとも,それまで家を買うことはありません.

 ということは,資産の大部分は,日本円ということになります.上で書いたように長期的に日本という国は沈んでいく,つまりは,超低金利とかデフレは続くわけで,儲けようと思って,余計なことをしないことがある意味正解です(株とか為替とか金とか不動産とか,投資をしたいけどどうしたらいいかときかれると私はそう回答しています).ただし,これが行き過ぎて,日本経済そのものが破綻して円が暴落するリスクヘッジで,1/10だけ米ドルが買いと判断したときだけ買ってるわけです.

 とは言え,私の場合は,余剰資金で超ハイリスクハイリターンの運用をしているわけですが,そんなことは,とてもお薦めできません.でも,なくなってもいいと思う分だけ,一か八かぶっ込んでみるというのは(絶妙なバランス感覚は必要ですが),これはこれで,結構楽しめます.でも,これは,そういうことが楽しめる精神?でないと難しいのではないかとも思います.

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4/16'17
(スキー)

 スキーですが,何とか最低?ノルマの5回(5日)行って,シーズンロッカーから荷物を引き上げてきました.ということで,それなりの達成感はあるんですが,実際のところは,5回じゃあ,最低どころかお話しにもならないわけで,でも,ここ数年,それ以下だったので,少しはましになったということでしょうか.

 実際,12月から4月で5回ということは,一月に1回ってことですからね.でも,今年は,1月に大腰痛になったし,タイヤを履き替えなくて新幹線一本だったし,現状だとこれくらいが精一杯ということですかね.2週間に1回行けば,計算上は,10回は行けるはずなので,来年は,そのくらいを目標にしますか.

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 5回行くと,2000円の只券をくれるので,でも,使う日が5日目の1日しかないので,頑張って?2000円分の昼ご飯を食べました(笑).と言っても,いつもは,1200円のカツ丼(高っ)なのですが,これに豚汁300円と450円のグリーンサラダを付ければ,これで1950円です.高っ(いつも学食で付けてる30円の豚汁と味はそんなに変わらない.グリーンサラダは,それなりに豪華).でも,思ったことがあります.

 2000円の只券があるというのは,(2000円までは)お金が余って余ってしょうがない状態なわけで,そうであるのなら,こういう形で,お金を使うことはできるのだなとは思いました.実際,豚汁とサラダを付ければ,栄養バランス的には,カツ丼だけよりは,整うわけですからね.逆に言えば,そんなもんかという感じでもありますが.

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4/16'17b
[アメリカが]
(経済)

 日本経済が破綻するリスクに備えるということで,現金の1割を米ドルが買いと判断したときだけ米ドルでもつということなんですが,そういうことを話したら,じゃあ,アメリカ経済が破綻したらどうなるの?と言った人がいました.シンプルですが,鋭い指摘ですね.このサイトでも,壮大なバブルが積み上がったNYダウが怖いと何度も書いてますしね.

 でも,答えは明らかで,アメリカ経済が破綻したら,世界経済が破綻するということです.日本も当然巻き込まれます.つまり,現金の1割を米ドルでもつというのは,アメリカ経済が破綻せず日本経済が破綻するリスクを回避するということなわけで,一方で,日本経済が破綻しないでアメリカ経済が破綻するという組み合わせは存在しないので,論理的には,これでいいことになります.

 そこまでなったら,もうしょうがないというのも一つの考えですが,アメリカ経済が破綻することに対しても何らかのリスク回避ができたら,とは,考えますよね.自給自足できる体制を作っておくとかは,あるんですが,そんなこととは関係なく,何らかの形で資産がある以上は,それをどう守るかということはあるわけですからね.

 やっぱ,「もの」ですかねー.金(ゴールド)は,今高値圏にあるんですが,不動産となると,市況全体が長期的に値下がりしていく中で,優良物件を探すのは,途方もなく難しく思えます.

 と,ここで,当然のように気づくんですが,もし日運で空売りをしておけば,ボロ儲けですよね.もちろん,ちゃんと売り時を判断できればの話なんですが,私の投資スタンスは,基本的には,売りですから,確率的には,ヒットする可能性はあると思います.

 でも,既に書きましたが,そこまでのことが起こると,経済システムそのものが破綻するわけですから,そんなに単純な話ではありません.例えば,空売りしてる状態で,株が大暴落して,ほとんど0になるとすると,単純に資産は2倍になります.でも,肝心の日本円が1/10に毀損すれば,2/10ですから,1/5ですね.

 アメリカ経済が破綻するということは,米ドルでも同様のことが起こるわけですから,1/10を米ドルでもっていても何の効果もありません.ですから,1/10になるのが1/5に留まるという程度のことですね.

 うーん,やっぱりちょっと考えた方がいいですかね.ていうか,やっぱり,不動産? 確かに長期的に値下がりしては行くのですが,お札のような紙切れではないので,ある日突然1/10ということはないでしょう.

 でも,少なくとも今は買えませんね.買うとしたら,東京五輪バブルがはじけて,がんがん値下がりして,日本経済,そして,アメリカ経済が破綻する前のどこかのタイミングということでしょうか.でも,正直,これは,難しいですね.

 うん?待てよ.日本経済,そして,アメリカ経済が破綻したら,不動産価格も暴落しますよね.だったら,そのとき買えばいいんじゃないですかね.そんな単純で簡単な話?と思った人は,既に日本円が1/10になってることを忘れてます(笑).つまり,実質,不動産価格は,10倍になってるんですね.もちろん,不動産価格も暴落しますが,1/10にはなってなければ,実質,値上がりしてるということで,やはり,経済破綻前に買っておく必要があります.

 もちろん,それでも,半値とか1/3にはなるとは思うのですが,これも1/10になるのを1/2とか1/3に留めることができるという程度の効果しかないということになりますが,株式の空売りの1/5よりは,ましということでしょうか.うーん,何かもっといい方法ないですかね.

 やはり,金(ゴールド)でしょうか.確かに今高値圏にはあるのですが,逆に言えば,既に書きましたが,それだけ,通貨の価値が毀損してる,つまり,経済破綻のリスクが高まってるということですからね.

 具体的には,資産全体のどれだけもてばリスクヘッジになるでしょうか? 経済破綻したときに通貨が何分の1に毀損するかはわからないのですが,日本円/米ドルで想定している1/10とすると,金(ゴールド)も日本円の1/10だけもっておくというのは,ありかもしれません.

 もちろん,経済が破綻しているのですから,当面は,金を売って現金化することはできませんが,「資産を守る」ことが目的ですから,それは問題ないでしょう.うーん,めんどくさいけど,ちょっと解析してみますか.

 めんどくさいという意味では,経済システムが破綻することを想定しているので,商品先物とかじゃなくて,実物を買わないといけないということですね.そうすると,銀行の貸金庫とか保管場所も確保しないといけないのか(1年で1〜2万はかかるみたいですが,これはまあ経費ってことですかね).更には,売買するときも,実物を店頭に持ち込んだりしないといけないってことですかね.あーめんどくせ.

 それに,実物を売買するときは,手数料とかかなりとられるんでしょうね.で,調べてみたら1kg以上は,無料とあります.そんなわけは...で,更に調べてみると,ものすごい「スプレッド」ですね.具体的には,売値/買値が1.0178くらいですから,実質手数料が1.78%,つまり,1回売買するたびに1.78%ずつぼられるわけです(でも,昔の証券会社の手数料ってこのくらいでしたよね).

 うーん,ますますめんどくさくなってきました.でも,逆に言えば,これって,津波警報が出てるのにめんどくさくて避難しないというのと同じ心理メカニズムですよね.うーん,やっぱり,ちょっと解析してみますか.でも,頻繁に売買するのではなく,買いになったと判断したときに買って,基本的には,リスクヘッジとして,ずっともっておくということですかね.あるいは,米ドルと同じくらいの数年に1回くらいの売買ならありでしょうか.これも解析してみればわかりますね.

 あと,ヘッジすべきなのは,非余剰資金だけではなく,余剰資金についても同じですね.いくら,余剰資金とは言え,無能な政治家や中央銀行のせいで,一瞬にして1/10になってしまうのは,嫌ですからね.

 でも,確かに,ちょーめんどくさいんですが,ちょっとだけやってやろうかという気になってきました.まあ,背に腹は,というか,やるしかないってことですし,これも一種の研究対象なわけで,そういうのって,やっぱり,ちょっと萌えますよね(笑).

 商品先物のつなぎ足だと限月ロールオーバーの補正がめんどくさいのですが,実価格ならそれも必要ありません(でも,ドルベースになっちゃうかな).それに,おぼろげな記憶ですが,商品先物だと金はあまりうまく行かなかったような気がします(確かプラチナとかの方が成績がよかった.てことは,プラチナ現物もあり?).

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4/17'17=
[危うい]
(経済)

 うーん,でも,やっぱり思うのは,まさに1億の貯蓄ではなく,月20万のキャッシュフローってことですね.もっと具体的には,一切貯蓄せず,宵越しの金をもたなければ,経済破綻しても(仕事がなくならなければ)どうってことないわけですからね.でも,若くてバリバリ働けるのならともかく,歳衰え,定年で仕事を失った年寄りは,そうは行きません.やはり,今の仕事を定年でクビになった後もしっかり健康管理して(死ぬまで)働き続けるってことなんでしょうか.

 ここまで来ると,経済破綻の一つの側面が見えてきます.それは,若い人達の一種の「反乱」なんじゃないかということです.年寄りは,小金溜め込んで,しかも,少子化で若い人達が過重に担する年金でぬくぬくと暮らしやがって,ってことですね.若くて元気なら,経済破綻しても働けばいいわけですからね.

 あと,思うのは,やはり,資本主義経済という仕組みの危うさですかねー.原価たった数十円の紙切れに1万円の価値があるということにしてるのは,ほんとに怖い話です.90%とか99%の平常時じゃないですが,日運でしこしこ10年で10倍にしたとしても一瞬にして1/10になって元に戻るわけで,やはり,何か対策は必要という気がしてきました.

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 それで,金価格をちょっと調べてみたんですが,うーん,やっぱり,違和感ありますね.具体的には,まさに経済破綻したときに,金の延べ棒なんか,実質的価値はないわけで,もっと,リアルな「もの」にすべきなんじゃないか,ということです.具体的には,人が生きて行くのに必ず必要なものということでしょうか.

 そういう議論は既にしていて,まずすぐに思いつくのは,食料なんですが,資産の1/10を日持ちがしない食料でもつというのは,非現実です.それは,日持ちするお米でもそうですし,半永久的に保存できるわけではないので,仕入れて売るという流通ルートも必要です.

 ガソリンはどうでしょうか.車は,ガソリンがなければ,只の箱なわけで,それは,東日本大震災のときに実感しましたし,ガソリンがなければ,まさに流通が止まるわけで,それこそ死活問題でしょう.つまり,何らかの形で,具体的には,資産の1/10をガソリンという形でもっておけば,ってことです.そうすると,経済破綻して現金の価値が1/10になったとしたら,ガソリンの価値は10倍になるわけですから(もちろん,市況は悪くなるので,不動産と同様,ある程度,値下がりはするでしょうが),リスクヘッジとしては,非常に有効です.

 でも,商品先物ではなく,ガソリンという実物を常に資産の1/10もっておくのも至難の業ですよね.ていうか,めっちゃ危ないし(笑),どのくらい「日持ち」がするのかはわかりませんが,これも平常時に仕入れて売るという流通ルートも必要になります.ですから,実質,無理なんですが,要は,リスクヘッジとしては,そういう「もの」である必要があるということです.

 ガソリンの現物は,無理ですが,商品先物ならどうでしょうか.もちろん,経済破綻したときに商品先物市場が機能してるのかということはあるのですが,先物価格は,現物価格と物理的にリンクしているわけですから,いずれ先物と現物の決済をする必要があります.ですから,少なくとも,ガソリン,あるいは,原油の先物が買いになったと判断したときだけ,資産の1/10だけ買っておくというのは,意外と現実的かもしれません.

 あーそっか,ガソリンの現物という意味では,莫大な在庫をもってる石油元売り(JXTGとかコスモとか昭和シェル+出光とか)が経済破綻に強い,つまり,これらの株を買いになった(というか,経済全体が売りになった)と判断したときに買っておくというのは,ありでしょうか.でも,経済破綻したときに,ちゃんと10倍とかに暴騰してくれますかね? そもそも株式市場が機能してるかということもありますし,それだと結局,商品先物と同じです.

 でも,こうしていろいろ考えてみると,何かパズルみたいで面白いですね(笑).でも,ほんと,笑い事じゃない?

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 今のところですが,ガソリンに限らず,商品先物を買いと判断したときだけパッケージ(金とかガソリン以外にも大豆とかコーンとか食料もある)で買っておくというのが現実的ですかね.取引も昔やってたので,解析はできると思うのですが,限月交代を含めたデータを整備するのがやっぱ面倒ですかねー.

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4/18'17
[飛んで火に入る]

 先行き不安で,一方では,超低金利で,資産を預金でもっていてもほとんど増えず,株式投資を始める人が急増してるそうです.まさに飛んで火に入る何とかですね.ずっとデフレなんですから,現金もっていれば資産価値はどんどん上がりますよ(ただし,経済破綻に注意).

 先行き不安で,将来,日本経済は厳しい状況になるというのは,その通りです.そうすると,収入が減るからそれを補うために,株式投資や投信などの資産運用が必要と解説してる人もいますが,経済が厳しいことになるのに,株や投信買ったらどうなりますか? そんなの考えればすぐわかりますよね.

 まずは,経済の勉強が必要と言ってる人もいますが,勉強なんかしたって,何の役にも立ちません.ド素人を騙して株や投信を買わせようとする人間がやる何とかセミナーみたいなとこ行ったら鴨にされるだけです.そんなことより,しっかり考えることです.

 どうしても,やりたいということなら,経済は悪くなっていくのですから,買いではなく売りを中心にやるしかないでしょう(日本売り).でも,これも売買のタイミングを見極めるのは,至難の業ですし,逆に動けば,損失無限大です(買いなら資金が0になるだけなので,損失は有限).でも,リスクをとらないとリターンを得られませんから,そういう意味では,まさに辻褄は合ってますね.

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4/18'17b
[リスクとリターンのコントロール]

 将来や老後に備えて資産運用をするのなら,年利20%とか30%を目指すのではなく,年利3%を目指すべきと言ってた人いました.これは,正論だと思います.でも,今の投資対象に年利3%というものは,存在しません(米国債が年利3%あったときもあったと言う人もいますが,これは為替リスクを忘れています.金利が高い分,通貨は安くなっていくのが単純原理です.でないと金利が高い通貨を買えば誰でも儲かるわけで,そんなことは,ありえないからです.つまり,株式の配当利回りと同じ原理ですね.経済は関係ありません.単純な論理です).銀行預金のような超低金利か,株や不動産などのハイリスクハイリターンの二者択一で,その中間のものがないんですね.

 ないなら作ればいいでしょう.具体的には,全資産の1割で年利30%を目指せば,全資産の3%の利回りを目指すことになります.もちろん,実際に全資産の1割で年利30%,即ち,全資産の3%の利回りが得られるとは限りません.でも,「目指す」ことはできます.

 具体的には,最初,全資産の1割で運用を始めて,運良く30%で回ったら,1年後は,0.9+0.1*1.3=1.03倍になります.そして,2年目は,この1.03倍の1割で30%目指して運用したら,2年目は1.061倍になって,というようなことです.

 でも,これは,30%の利益を1/10しか再投資しないということですから,複利の原理も1/10しか威力を発揮しないので,面白味はその分減りますね.もちろん,リスクを減らすというのは,面白味が減るということなんですが.

 でも,こういうやり方で,リスクとリターンはコントロールできるということです.

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4/19'17-
[指定国立大学法人]
(大学)

 指定国立大学法人なるものを決めるらしいです.申請した大学が全部で7つあって,どこだと思いますか?(知らない人は,考えてみて(笑).答えは,ここにありますが,単純に旧帝大とはなってません).要は,日本のトップの7大学を「決める」ってことなんですかね?

 答え?は,リンクをクリックするとわかりますが,旧帝大から北大と九大がはずれ,そして,筑波大もはずれ,東工大と一橋大が入っています.筑波大もそうですが,北大と九大も「残念」って感じなんでしょうが,みょーに納得しちゃったのは,なんなんですかね.

 一つは,やっぱり,同じ旧帝大でも,格差はあって,東京から離れれば,その差は,いかんともしがたいということでしょうか.筑波大は,東京からは一番近くて,一応旧帝大「系」ということになってますが,やっぱり,んなわけねーじゃん,ですよね.

 しかも,自分の大学を悪く言いたくはないですが,ここ数年の内部のどたばたを見てると,一体なにやってんだ?って思いますもん.少なくとも,教員が研究に打ち込める環境は,急速に失われつつありますからね.

 でも,以前,例えば,10年前だと,こんなことがあると,私個人的にもちょっと残念な気分になったと思うのですが,今は,もうそんなの関係ねー,って感じでしょうか(笑).重要なのは,自分がどういう大学に所属しているかではなく,自分自身がどうか,ですからね.そして,もう定年まで10年を切ってるわけで,今更,自分が今所属している大学がこれからどうなるか,なんか知ったこっちゃないってことでしょうか(笑).

 もちろん,大学ではなく,専攻には,自分がやりたいこと,やるべきと思うことをやらせてもらった,そもそも,路頭に迷っていた自分を拾ってもらったという恩がありますが,大学の上層部がやっていることは,ひどいもので,もちろん,詳しい事情は,わかりませんが,結果として,今回のような結果になったわけで,それは,彼らの失態として,糾弾されるべきだとすると,むべなるかなという感じです.

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4/19'17b
[スイッチが入る]
(バドミントン)

 バドミントンなんですが,藤原が相談したいことがあるということなので,じゃあ,久しぶりに打つかということで,今日練習に行きました.正直,体調もそんなによくないし,ここ数日,結構いろんな予定が詰まってて,かなり疲れ気味なんですが,藤原の相手をするとなると,なぜかスイッチが入る感覚があります.なんなんですかね.

 一つは,要望があるならそれに応えたいというのはあるでしょう.それが日本でどうとかいうレベルじゃなくて,国際大会とか世界とかに繋がってるのなら尚更です.でも,それだけじゃないような気もするんですよね.

 動きを洗練するとか,このサイトでいろいろ書いてますが,バドミントンという運動を考えたとき,こうやれば,こういう練習すれば,パフォーマンスが上がると私が考えることがあって,それを伝えたいということはあるかもしれません.実際,藤原の動きは,みるみる洗練されて来てますし,それが全てではないと思いますが,結果も出ています.

 そして,そういう「いい練習」をすることは,相手をする私も同じわけで,私の競技力向上にも繋がるはずなんですよね.でも,こっちの方は,おまけというか,そんなの別にどうでもいいという感じですが,どんどん強くなる藤原の相手をするには,私も強くならないといけないというか,こんな歳なので強くなることは難しいとしても,ちゃんと体を整えれば,かなりのところまで戻せるとは思っていて,そういう意味でも,私も競技力を上げたいとは思ってるわけです.

 とか書いたんですが,よくわかんないですね(笑).でも,とにかく,スイッチが入るというか,要は,「その気にさせてくれる」のは,welcomeです.それは,別にバドミントンに限らず,何でもそうです.

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4/19'17c
[よくわかんない]

 でも,よくわかんないって書いたように,何でその気になるのか,スイッチが入るのかって,よくわかんないですよね.さっき,早稲田の二十歳の女子学生が2年とちょっとで,探検家グランドスラム(七大陸最高峰登頂+南極点,北極点到達)を世界最年少で達成したというニュースが流れてて,彼女が話すには,どうしても達成したいとか冒険したいという強い気持ちがあれば,ということで,めっちゃわかるんですが,問題は,どうやったらそういう強い気持ちになるのか,ってことですよね.

 それは,多分,彼女にもわからないんだと思います.つまり,なんかよくわかんないけど,とにかくやりたくてやりたくてしょうがないわけで,要は,そういうものに遭遇するかどうかってことですよね.もし,そういうものに遭遇できたら,大大大ラッキーなんですが,ただ待ってるだけでもだめで,やっぱり,探さないといけないし,見つけてもただやればいいってもんでもなくて,やり方というか,そういうこともよく考える必要があるんだと思います.

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4/20'17=
[医学系]
(世の中)

 ラ・サールが東大進学校から医学部進学校に変貌?したということは,書きましたが,世の中全体の流れとして,東大とか京大なんか行くより,(地元の国立の)医学部を目指すということになってきてるらしいです(芦田愛菜さんも医学系志望だそうです(笑))(でも,これって私が中学の時の進学塾で目の当たりにしたことですけどね)

 もちろん,お医者さんは必要だし,現状,全然足りてないし,やり甲斐と収入面とか定年がないとか,いろいろ考えると,理系の優秀な人材がある程度医学系に流れるのはしょうがないとは思うのですが,優秀な人材が一極集中的に流れるのは,大きな違和感を感じます.

 背景としては,シャープとか東芝を筆頭?に,技術系のメーカーの体たらくとか,メディアの官僚叩きとか,これまでの有能な人材の受け皿がどんどんなくなってきてるところがあります.大学とか研究所も,急速に研究環境は悪化してますしね.

 これも既に書きましたが,有能な人材の受け皿がない社会に未来はないと思います.てことで,(残念ながら)これも「日本売り」の一つの根拠ということですかね.

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4/20'17b
[早慶(再)]

 早慶は,東大,京大や東工大,一橋に落ちた人が行くところと書きました(と書くと,何をーと言う人も多いと思うのですが,詳しくは,というか,真意は,リンク先をご覧ください(笑)).ちゃんと事情がわかってる人で,このことに異論を挟む人は,そんなにいないと思いますが,それは,早慶の中でも上位の人達で,社会に出て活躍して,早慶の名を高めているのは,そういう人達が多いと思うのですが,数的には,早慶が第一志望の人の方が多いわけですよね.

 なんで,こういうことを考え始めたかと言うと,この記事を書いたからで,要は,東大,京大,東工大,一橋に次ぐレベルの大学が東京には,早慶という私学しかないんですね.その辺のことについては,ここで既に書きました.東大,京大って,研究者になりたいとか,官僚になりたいとか,極一部の特殊?な人間が行くところという側面はあって(そういう意味では,医学系も同じ.あと,東大には,ただ入るのが一番難しいからという理由で来るような奴も結構いますが,社会に出てからそれなりに活躍してたりします),早慶は,世の中を動かしている数多くの普通?でちゃんとした優秀な人の受け皿になってると思います.

 でも,私学なんで,授業料は高いし,そういうレベルの国立の大学が(繰り返しになりますが)もうちょっと東京にあってもいいのかなとは思うわけです.あるいは,国立大学なんかやめて全部私学にするって手もあるとは思いますけどね(アメリカはそれに近い).

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4/21'17+'
[これからは商品先物?]

 その後ですが,新学期が始まったりして,なかなか進んでいないのですが,過去のデータの限月交代の補正までは何とか終わりました.対象としたのは,出来高のある金,白金,原油,ゴムの4つです(データ自体は,1983年からもってるけど,掘り返すのがめんどくさい.1992年以降ならTOCOMのページから手に入る).下のグラフは,1992年くらい(原油は2001年くらい)を100としたときの値動きですが,すごいですねー.金が高値圏にあることは,既に書きましたが,そんなの吹っ飛ぶくらいの原油や白金の値動きです(怖っ).対照的にゴムはじり貧ですね.

 でも,2008年のリーマンショックの暴落もすごいんですが(そう言えば,このときは,まだ商品先物をやっていて,白金を売ってかなり益が出たことを思い出しました.まあ今思えばたまたまですかね),ゴムを除けば,基本的に値上がりしてきてる感じがしませんか? 値動きが小さい金が一番わかりやすいですね.でも,デフレなのにどういうことなのでしょうか.

 単純に考えると,貨幣の価値が徐々に毀損されてきている,即ち,経済破綻に向かっているということになりませんかね.ものは,ぐるぐる回して作り出せますが,資源は,実質的に有限で(そういう意味では,ゴムは,ゴムの木からとれる,つまり,太陽が照り続ける限りは作れる),貨幣の価値が毀損される分,値上がりして行くは,自然の成り行きとも言えます.つまりは,一昔前は,多少上下はしても「株は右肩上がり」だったように,これからは,多少上下はしても「商品(先物)は右肩上がり」という時代が来る(既に来てる)ということかもしれません.

 ということで,アメリカ(世界)経済の破綻のリスクヘッジとして検討を始めた商品先物ですが,(一般の人にとっては)それ以上に,株に変わる有効な投資先ということかもしれません(そうでないのかもしれません).

 一般的にはそうですが,私個人的にも,全体の1割で買いだけやるということで考えて行きたいと思うのですが,思い返してみると,一時期は,株式,株式先物,株式オプション,商品先物,為替,金利先物と手広くやってたのですが,米ドル1割から商品先物1割ということで,また徐々に復活してきた感じでしょうか.

 でも,あくまで中心は,日運ですし,為替(米ドル)と商品先物は,リスクヘッジが目的で,買いしかやりませんから,運用方針は,全然違います.具体的には,昔は,レバレッジが商品が3倍,為替が6倍でしたが,今回は,どちらも0.1倍(笑)で,買いだけですからね.でも,このところ日運がちょっと退屈だったので,(経済破綻に備えるのに)なんだか楽しくなってきました(笑).

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 と言っても,メインは,あくまで日運で,でも,日本経済やアメリカ,即ち,世界経済の破綻ということを考えて,米ドルや商品先物を買うということなんですが,具体的には,どういうシナリオが考えられますかね.

 いきなり経済破綻ということは多分なくて,その前に,株の大暴落といった恐慌になりますよね.そして,その後に来るのが,日本経済の破綻でしょうか.具体的には,お札が紙くずとまでは行かなくても,1/10とかになるわけです.で,ある日突然ということはなくて,その前に株の大暴落が起きるわけですから,そうなってから動くというのもありかもしれませんね.

 それは,その次?に来るアメリカ,即ち,世界経済の破綻も同じで,まず株の大暴落が起きるでしょう.そして,上のグラフのリーマンショックのところを見ればわかるように商品先物も大暴落します.ですから,動くのは,これもそうなってからというのもありかもしれません.日本経済の破綻の前にアメリカ(世界)経済の破綻が起こる場合も同様ですね.

 具体的には,資産のほとんどを日本円で,でも,米ドルを1割もっておくと,日本が経済破綻して,日本円の価値が1/10になると,相対的に米ドルの価値が10倍になってトントン,即ち,日本経済の破綻というリスクを回避できたことになります.

 更には,商品先物を買いで1割もっておくと,世界経済が破綻して,世界中の通貨の価値が1/10になったとすると,商品先物の価格は,理論上10倍になるので,これもトントン,即ち,世界経済の破綻というリスクを回避できたことになります.

 米ドルと商品先物(金+白金+原油のpfがいいか)の値動きをウォッチしながら,買いと判断したときだけ買っておくというのがいいとは,思いますが,経済恐慌になって,株価が大暴落した後,どのタイミングで買うかは,なかなか難しいので,それぞれ全資産の1割ずつ常にもっておくというのもありかもしれません.それだと,日本経済の破綻,世界経済の破綻の前にやってくる経済恐慌で傷手を被りますが,全体の1割なので,リスクヘッジとしては,大したことはないでしょう.

 でも,そんな簡単な話ですかね? 分かれ道としては,経済恐慌というか,株の大暴落は,たびたび(10年に1回くらい)起こると思いますが,そこから,立ち直るのか,経済破綻に向かっていくのか,ってことですよね.ですから,株というか,経済全体の流れをしっかり見極められれば,とも思ったのですが,経済破綻すれば,株は更に奈落の底へ落ちるのに対して,(シナリオ通りに行けば)商品は反転して暴騰するわけで,まさに分かれ道というか,どっちに行くかの判断は,非常に難しいと思います(これがわかれば,底値で株が買えるわけで,株式投資なんか簡単ということになってしまう).

 でも,株が大暴落したときに商品先物を買うこと自体は,株の大暴落から経済がもちなおしても,経済破綻してもOKなわけで,意外とイージーというか,簡単な話みたいに見えるのですが,果たしてほんとにそうなんでしょうか?(やっぱり,半信半疑)もしそうなら,ほんとにこれからは,商品先物ですよね.

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4/21'17b
(日運)

 買ったのですが,またやってしまいました.確かに微妙ではあったのですが,後から見直すと,そのまま中立と判断すべきところでした.10分だけというのは,いいんですが,こういう間違いが時々起こります.でも,短期的には買い(中期的には売りだけど)なのでまあいっか.

 なんか,最近,集中力がなくなってるというか,判断ミスというか,そういうことが増えてきたような気がします.歳をとって,脳力がピークアウトしたと感じるのもそういうことがあります.もちろん,脳トレじゃないですが,脳を使う的に「楽をしない」ようにはしてますが,これも自然の流れというか,あまり気にしないことも大事でしょう.

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4/22'17
[何もできなかった]

 これまでいろんなことをしてきたと思うのですが,おそらく人生の大半を終えて思うのは,結局「何もできなかった」ということでしょうか.「全く何も」ではないのですが,全体からすると「ほとんど何も」に近いと思います.

 仕事に関して言えば,学術の中の地震動と構造物被害の関係を探究するという極々限られた分野を手がけたに過ぎませんし,大学教員という職業についても,教育全体からすると研究室出身の学生はせいぜい数十人,講義をした学生もたった数千人程度でしょうか.

 職業としては,研究者,教員以外にも,政治家,官僚,医者,弁護士など法曹関係,文筆業,芸術家,スポーツ選手,芸能関係と他にもいくらでもありますし,数的に一番多い民間企業に勤めるサラリーマンでも,金融,商社,メーカー,情報通信,建設など,これもいくらでもあるわけで,他にも自分で会社をやったり,お店をやったり,あるいは,農林水産業の自営業者とか,これだけたくさん仕事はあるのに,そのほとんど何もできませんでした.

 仕事以外でも,例えば,芸術分野なら,クラリネットやサックスも中高と少しやりましたが,まともにやったと言えるのは,ピアノくらいで,でも,私が手がけた曲なんか,この世に存在する大傑作を対象としても極々一部で,それも私よりピアノが上手い奴は掃いて捨てるほどいるわけで,その上,ピアノ以外の楽器とか,作曲とか指揮とか,あるいは,音楽全体,更には,美術とか音楽以外の芸術を考えると,ほんと,何もやってないに等しいでしょう.

 スポーツだって,まともにやったと言えるのは,バドミントンとスキーくらいでしょうが,全国優勝したわけでもオリンピックに出たわけでもないし,レベル的には,てんで大したことなくて,しかも,サッカーとか野球とかテニスとかゴルフとか他にものすごい数の種目があるわけで,これもほとんど何もやってないってことですよね.

 人間関係だって,私がつき合ったことがあるどころか,話をしたことがある人なだって全体の極々一部というか,ほとんど誰も知らないに等しいですよね.

 でも,そんなこと言ったら,世の中のほとんどの人,いや,間違いなく「全員」が何もできなかったということになりますし,何かで大成功したとか言ったって,全体からすれば,極一部のほんとに大した話じゃないわけで,ですから,しょうがないというか,どうしようもないのですが,言えるのは,やること探しとか言ってるけど,やることなんかいくらでも,それこそ無限にあるということです.

 逆に「たった一つのこと」に打ち込む特殊性というか難しさも感じます.成功するには,「たった一つのこと」に打ち込むことが必要なんでしょうが,それ自体が大きな才能みたいなものでしょう.これだけたくさんの「やること」があるわけで,なんで「たった一つのこと」に打ち込めるのかってことでしょうか.

 でもまあ,「たった一つのこと」に打ち込んで大成功したとしても,いろんなことをやって,どれも成功したとしても,五十歩百歩というか,どのみち,ほとんど何もできてないというか,大したことはないわけで,結局,その人がやりたいようにやればいいってことですかね.

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4/23'17
[後付け?]

 現代社会というのは,ものすごく細かく社会的分業が進んでいて,全体からすると(とるに足らない)僅かな部分を分担するだけで食べて行けるようになってるわけで,それは,人口が増えて,多様な才能をもった人間の集団としては,理にかなってると思います.でも,やっぱり,何か違和感はありますよね.

 原始人まで行かなくても,人間というか生物本来的に言えば,狩りをしたり田畑を耕したりして食物を確保し,雨露をしのぐ(簡単な)住居を作って,家族やある一定の集団で生活して行くということなわけで,でも,現代社会では,そのどれにも全く関わってない人がほとんどで,それどころか,そういうものと全く関係ない「たった一つのこと」に打ち込むことで,大きな成功を収めたりするわけです.

 私は,たった一つのことに打ち込むことができなかったんですが,どこかでそういうことに違和感を感じていたのかもしれない,というのは,後付けですかね? 実際,普通の人よりいろんなことをしてきたとは言え,それでも全体からすると極僅かなことには変わりないですし,別に自給自足の生活に憧れてるわけでもありませんからね.

 でも,何と言うか,まだ漠然とした言い方ですが,これまでと違った生き方をしてみたいとは思います.それは,これまでが「不自然」だったとしたら,「自然」というようなところはあるでしょうか.

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4/23'17b
(ピアノ)

 ピアノなんですが,その後,あんまり弾いてないというか,違う曲を弾きたくなって弾き始めたりして,結局,例の練習法がどうなのかは,あまり検証できてません.でも,違う曲が弾きたくなったというか,ちょっと飽きてきたというか,結構激しいところもある曲なのでしんどくなってきたというところはあるわけで,やっぱり,結局,「どれだけしつこく練習できるか」ということかもしれませんね(単純な話).

 ですから,練習法の問題というよりは,どうやったら「その気になるのか」の問題なわけで,そういう意味では,違う曲を弾き始めたということは,ピアノを弾く時間そのものは,そんなに減ってはいないので,(ピアノが上手くならないといけないわけではないので)まあこれでいいんですかね.

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4/23'17c
[今弾きたい曲]
(ピアノ)

 今弾きたいのは,どういう曲かというと,そんなに激しくなく,そんなに速くもなく,一定のテンポで淡々とメカニカルに流れる,音楽的にもどちらかと言うと「ただ弾けばいい」的な曲でしょうか.メカニカルなので,ある程度の技巧は必要ですが,そんなに難しくない方がいいです(笑).

 で,そういう曲探しをずっとしてるのですが,これが意外とないんですよねー.こういう感じだと,曲の種類としては,トッカータなんでしょうが,トッカータって,速くて激しいんですよね.4月の上旬から弾き始めた曲というのがそういう曲に近いのですが,めっちゃ難しいんで,もっと易しい方がいいかな.でも,易しすぎても退屈というか,それだとメカニカルじゃないし,達成感も得られないので,そこの案配の問題でしょうか.

 でも,難易度というか,難しくても,それ以外の要素が重要なので,今は(とりあえず)そういう曲を(まだゆっくり)弾いてるわけです.

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4/24'17+
(ピアノ)

 イメージとしては,意外と古典というかバロックというか,具体的には,バッハの平均律とかイギリス組曲のプレリュードとかゴールトベルクとかが近いかもしれません.ベートーヴェンのソナタならワルトシュタインですね.でも,バッハとかベートーヴェンは,ちょっと演奏会では弾く気にならないし,そういうことで,C.P.E.を(多分)弾いたわけですからね.つまりは,その頃(数年前)とテンション的にはそんなに変わってないってことですかね.

 ロマンとか印象派には,こういう曲は,そんなにないでしょう.ウェーバーのソナタ1番の終楽章はそういう曲かもしれませんが(やや曲調が安易ですが(失礼)),ちょっとせわしないかなー.

 ちなみにこの曲は「そういう曲」としてかなり有名で(アンコールで聴いたこともある),ゴドフスキ編もあります(笑).でも,このケースは,めっちゃ弾きにくくなってる割に,そんなに変わり映えしないかな(笑).

 そうすると,近現代ということになるわけで,でも,音楽的には近現代でなくてもいいんで,ということで探してるわけですが,まーなかなか見つからないということですかね.そう言えば,トゥールのソナタは,そういう曲だったとも言えますかね(譜面付きの動画がアップされたのでこれも貼っときます.演奏的には,私だったら,もっと淡々と流れるように弾きたいですかね).

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4/24'17b
[結果オーライ]
(経日, 日運)

 フランス大統領選で,極右と極左という最悪の組み合わせが回避され,中道系独立候補と極右の決選投票になって,そうなれば,中道系独立候補が勝ってEU離脱を免れるという想定されたメインシナリオとなって,株価も大きく上昇しました.金曜日にフライング?で買ってしまったのですが,今日,あらためて買いになったと判断できたので,結果オーライというか,ほんの少しだけ得することにもなりました.

 でも,結果オーライというのは,やっぱまずいですね.ほんとちゃんと気をつけないと.

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4/24'17c
[その気になる]

 結局,その気になるかどうかなんですが,どうやったらその気になるかがよくわからないわけです.確かにやる気三要素というのはあるんですが,「その気」というのは,ちょっと違う感じがしています.

 何か知らんがやりたくてしょうがないとか,何か知らんが得意でできてしょうがないとか,やりたくないけど,何か知らんがしょうがねーなー,やってやるかという気になるとか,アイデアが浮かんだらそれを実現したくてしょうがないとか.

 でも,こうして書いてみると,まさに「何か知らんが」なわけで,だとすると,どうしようもないですね.たとえて言うなら,好き嫌いみたいなものでしょうか.いくらやる気三要素に当てはめても,嫌いなものを好きになるのは,至難でしょうからね.

 できることがあるとすれば,その気になるものをやれる状況にするというか,そういう環境に身を置くというようなことでしょうか.これは,結構大事なことで,でも,多くの人ができてないと思います.私は,(その気にならないことはやりたくないので)そればっか考えてきたみたいな感じでしょうか(笑).

 あとは,その気になることが「たった一つ」かそうでないかということもありますね.私の場合は,後者ですが,そっちの方が対処が難しいと思います.でも,何とかやってきた感じはしますかね.これも結果オーライ的なところもありますが(笑).

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4/25'17
[全ては最初から決まってる]

 その気になるというのは,怒り心頭とか,絶対許さないとか,復讐に燃えるとか,負けたくないとか,意地になったら損得勘定なしとか,ネガティブなものもありますね.私は,そういうことはほとんどなかったと思うのですが,そういうことでエネルギーを発揮する人もいるのでしょう.

 こうして考えてみると,やっぱり,全ては「最初から決まってる」感じがしますね.蟻の話じゃないですが,いろんな人がいて,いろんなことにその気になったりならなかったり,才能があったりなかったり,頑張る人もいれば,頑張らない人もいるわけで,一見,自由に競争してるように見えて,結果は,最初からがちがちに決まってるわけです.

 でも,勝敗と幸不幸はあまり関係なかったりするわけで,肝心なのは,自分がどうしたいか,どうありたいかをよく考えることですかね.得てしてそういうことを世間の尺度で判断して「無駄な努力」をしている人がとても多いような気がします.でも,これも含めて,「決まってる」感じもするので,結局,これもなるようになってるってことですかね.

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4/25'17b
[学術資本主義]

 研究費をいくら獲ったかで,評価されるというとんでもない事態になって来てると再三書いてますが,午前中の学内の会議の時にお金の話が出てふと思ったんですが,これって,要は,資本主義ですよね.

 どういうことかと言うと,もちろん,ほんとのほんとのところは(多分),やりたいことがあって,でも,そのためには,莫大なお金がかかるわけです(例えば,スーパーカミオカンデとか,超巨大な震動台などの実験設備とか).そうすると,研究費を獲らないといけない,そのためには,研究業績を上げないといけない(もう順番がめちゃくちゃ).で,どうなるかと言うと,研究費をゲットするために研究するということになるわけで,これって,まさに金儲けと全く同じ思考回路ですよね.

 ひどい世の中になってきたものです.そんなのもう学術でも何でもないわけで,だったら,いっそのこと(例えば,莫大な予算をかけて新薬を開発したら,それでボロ儲けできるみたいに)そういうことと,純粋学術を分けてもらえませんかね.

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4/25'17c
[有機体]

 資本主義自体は,終焉に向かいつつあるわけで,そんな中で,学術は,それに逆行するかのように資本主義化が進んでいて,一体何やってんだ(○ホちゃうか)という感じなんですが,資本主義というか,経済自体は,既に効率化に舵を切っていて,資本主義の見直しというか,ある意味,なるようになって来てる気がしてて,まさに,経済自体が一つの有機体のように賢く変化してきてる感じがします.

 でも,膨大な人がそれに乗り遅れて大変な目に会うことになるのは明らかで,でも,これもシナリオ通りというかなるようになってるってことですかね.

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4/25'17d
[現在の状況]
(経済)

 商品先物ですが,いろいろ忙しいということもあるのですが,なかなか腰が重いというか,めんどくせーという感じだったのですが,何とか一通り分析してみました.

 もちろん,ざっと見てみただけなので,まだ何とも言えませんが,少なくとも今は,買える状況ではありませんでした.具体的には,金と原油は売り(でも,売りはやらないから買わないというだけ)で,白金は,買いなんですが,買いになってもう1年以上経っていて,少し押してる感じなので,買っても面白いとは思うのですが,今はもう状況が変わってる可能性があります.

 そもそも,経済破綻(お金が紙くず)のリスクヘッジなら,株が暴落した後動けばいいわけですからね.逆に言うと,株の大暴落ということが起こらず,いきなり経済破綻するなんてことがあるとしたら,どういう状況でしょうね?

 あとは,商品が(今は)売りということは,目先,経済は悪くないとも言えるわけで,実際,日運は,買いになりましたし,そういう使い方?もできるのかもしれません(でも,何だかややこし).

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4/26'17
[消えたハサミ]

 先日こんなことがありました.いつも使っているキッチンハサミが忽然と姿を消したのです.まあありそうなことで,どこかで使って置きっぱにしただけで,そのうち出てくるだろうと思ってました.でも,周辺を探してもどこにもありません.どこで何に使ったか一生懸命思い出そうとしても全く思い出せません.まさに「忽然と姿を消した」という表現がぴったりで,四次元空間に紛れ込んだのかもとすら思いました(んなわけねーじゃん(笑)).

 どーにも気持ち悪いので,結局,家中を探すことにしました.そしたら,何と玄関先の棚の上にあったのです.ここまでもありそうな話ですが,問題は,ここからというか,何で玄関先にあるのか,玄関先で何に使ったのかが全く思い出せないのです.表現としては,ハサミが台所から玄関に勝手に移動したみたいな感じです(んなわけねーじゃん(笑)).

 で,実は,30秒くらいで思い出しました(笑).スキーの板をガーラから送って受け取ったとき,送るときに袋がビリビリに破れていたので,テープでぐるぐる巻にしていて,それを解くのが面倒で,ハサミをもってきて袋を切ったのでした.

 ということで,別に何と言うことはない話ですが(ほんとに(笑)),短い時間とは言え,まさに「ハサミが消えた」感覚になって,それは,薄気味悪いというか,何とも嫌な感覚でした.こうやって,脳力が衰えて行くのかとも思いましたが,こういうことが著しく進行すると認知症ということになるのかもしれません.

 もちろん,まだそういうレベルではないと思うのですが,最後のところで,玄関先で何にハサミを使ったかが思い出せなくなると,もうやばいですよね.今回は,何とか思い出せたのですが,かなり際どいというか,結構,一生懸命思い出そうとして思い出せたという感じでした.

 関係するのかどうかわかりませんが,既に書いたとは思いますが,いわゆるマルチタスクができなくなってる感じがします.テレビを見ながら何かをしていたら,その部分だけテレビの内容が飛んだりしますし,何か考え事を始めると,そのとき,何かしていたら何をしたか記憶がなくなる感じですかね.

 じゃあ,マルチタスクをしないように,ではなく,それでも頑張ってマルチタスクをしようとすることが脳トレになるので,そういう風にやって行こうとは思いますが,だんだん衰えて行くのは,仕方ないでしょうね.これも体の場合と同様にむやみに否定するのではなく,認めることも重要です.そして,体と同じく,最期の最期まで自分で何とかできるくらいはキープできればと思います.

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4/26'17b
[スポット取引とか投信とか]

 商品先物ですが,何度か書いているように限月交代のロールオーバーが面倒です.具体的には,先物には,限月というものがあって,それまでに必ず,決済しなければなりません.もし,最後までもってるとその時点の現物価格で強制決済され,こういう形で,先物と現物は物理的にリンクしているわけです.

 4/25の時点で,金なら期先は2018年2月物,期近は2017年4月物で(昨日がちょうど納会日,即ち,今日から限月交代したみたい),一番取引が活発なのは,期先です.つまり,今買うとすると,2018年2月物を買って,最長で2018年2月下旬までもって,そこで,2018年2月物を売って,その時の期先を買うというロールオーバーをしないと買い玉を維持できないということになります.


 でも,期近は出来高が少なく,値が飛んだり,下手したら取引が成立しないこともあるので,2ヶ月ごとに期先に乗り換えていく(ロールオーバーする)のが普通でしょう.なので,面倒なんですが,乗り換えるたびに売って買うので,往復の手数料もかかります.

 ということで,スポット取引なるものがあります.金は,既にありますし,タイミングよく?白金も今年の3/21に上場したようです.これを使えば,買いたいときに買って,売りたいときに売ればいいので楽です.でも...

 楽なのには,必ず,理由があります.ということで,調べてみました.具体的には,金のスポットが上場した2015年5月7日と2017年4月25日の金のスポット価格とロールオーバーを続けた場合の価格を比較してみました.具体的には,2015年5月7日時点でスポットが4567円,1992年1月を基準にした期先が4447.50円,2017年4月25日時点で,スポットが4513円,期先が4437.27円です.2015年5月7日に対する2017年4月25日の比率にすると,スポットが0.988,期先が0.998です.これにロールオーバーのコスト,即ち,手数料を加味すると,例えば,北辰物産だと片道340円なので,2年で340*2*6*2=8160円となり,金だと1枚400万として,手数料率は,0.00204,つまり,期先の比率0.998は,0.998*(1-0.00204)=0.996となります.

 これは,どういうことかと言うと,2015年5月7日にスポットで買った場合と期先を買って取次会社に手数料を払いながらロールオーバーして行った場合,前者が0.988倍,後者が0.998倍で,もちろん,後者の圧勝です.つまり,スポットとか言っても,実際は,ロールオーバーしないといけないので,それをTOCOMがバカ高い手数料でやってあげますよ,ということなわです.わかりやすいですねー.

 こういうことって他にもいろいろあります.一番わかりやすいのは,投信ですね.日経平均に連動するとか,何とかかんとかファンドとか言っても,実際は,がんがん手数料とられて,どんどん目減りしているわけです.そもそも,投信って,売ってる方が手数料で食うためのものですからね.

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4/26'17c
[自分がどうしたいか]

 自分がどうしたいか,どうありたいか考えることが大事と言っても,これもよくわかんないですよね.私もよくわかんなくて(笑),ずっと考えてきたんですが,ようやく少しわかってきたような感じでしょうか.でも,振り返ってみると,結果的に,ですが,だいたいどうしたいか,どうありたいかと(今)考える通りの人生を歩いてこられたような気がします.

 じゃあ,「私が」どうしたいか,どうありたいか,ですが,このサイトに再三書いてますが,出世して偉くなるとか,金持ちになるとかいうことには興味がなくて,今の仕事を選んだのも,やりたいことを見つけて,やりたいことで飯が食えるということで充分でした(ただし,やりたいことを見つけるのにかなりの紆余曲折があったのは,何度も書いてる通り.それは今でもそう).

 ただし,やりたいことが(たまたま)研究だったので,研究というのは,とことん探究して行くことなわけで,自分なりにそれをやった結果,それなりの社会的地位とかお金的なもの付いてくることになりました.でも,これに関しては,今にして思えば,どんなに偉くなってもならなくても,五十歩百歩というか,ほんと大した話じゃなくて,今更ながら,そんなこと意に介さずやってきて正解だったなと思います.

 あと,私のおそらく他の人とかなり違うところとしては,興味をもったことは何でもやらないと気が済まないということでしょうか.つまり,「たった一つのこと」に打ち込むことができないってことですね.これに関しては,何でそうなのか,さっぱりわかりませんが,全ては最初から決まってるのですから,どうしようもありません.

 結果的に,普通だとちょっと考えられないくらい多くのことを,片手間にやったにしては,これもちょっと考えられないところまでやることになりました.そして,これも結果的にですが,時間のマネージメントがかなり自由にできる職業を選んだことが幸い(かどうかはわかんないが)したと思います.

 あと,最近気がついたというか,最近そうなってきた感じがするのは,やりたいことをやりたいより,やりたくないことをやりたくない方が勝ってきたということで,でも,振り返ってみると,昔からそうだったと思います.もちろん,仕事をしている以上は,そんなわけにも行かないし,若いときは,やりたくない仕事も我慢して引き受けてたと思うのですが,歳をとるに従って,それがどんどん自由になって来たのは,なるようになってる感じはしますね.

 人間関係的には,仕事や仕事以外にもいろんなことをやってたことから,一時期は,非常に多くの人とつき合いがあったと思いますが,これもだんだん絞られてきたというか,「一人時々みんな」,つまり,限られたわかり合える家族や友人達と時々会うくらいがちょうどいいと思うようになって,実際,そういう感じに,つまり,自分がこうしたいと思う状況になってきたと思います.

 こうして考えてみると,自分がどうしたいかをずっと考えながらやってきて,結果的にかもしれませんが,ほぼ自分がどうしたいかと考えた通りに生きて来られたし,歳をとるに従って,どんどんそういうことになっていて,ですから,これからもそうやって生きて行くのがいいんだと思います(ので,こうやって考えて,このサイトに記事を書いてるわけです).

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4/26'17d
[やりたいことよりハードルが低いこと]

 先日,スキーに行ってるときにリフトの上でふと思ったんですが,歳をとって,これから体も気力も衰えて行くことを考えると(そういうことに抗うのではなく,受け入れるのも大事),単にやりたいことをやる,やりたいことを探すのではなく,そんなにやりたくなくはないけどハードルが低いことをやる,そういうことを探すのがいいのかもしれません.

 例えば,スキーをやりたいと思っても,早起きして何時間もかけて寒いところに出かけていくとなるとハードルが高いわけで,もちろん,大宮と高崎の間の高崎線沿線(笑)に住んでハードルを下げるという方法もあるのですが,例えば,東京のど真ん中に住んで,おいしいものを食べに出かけるという,そんなにやりたいことではないけど,ハードルが低いことをやる,というようなことでしょうか.

 そういう意味では,いろいろ考えてこのサイトに文章を書くことは,超ハードルが低いのですが,一日せいぜい1〜2時間程度なので,そういうものの「種目」を増やす,即ち,そういうものを探して行くということで,東京に住んで...は,そういうものの一つと言えます.

 あー,でもこの場合は,あぶく銭が必要なので,アイデアとしては,今一ですかね.

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 でも,そんなことでよかったら,テレビを見る,本を読む,音楽を聴く,インターネットを見る,ゲームをする,スポーツ観戦をする,映画を観る,コンサートや美術館や博物館に出かける,街や田舎にぶらっと出かける,旅行をするとか,やることは,いくらでもあるわけです.多少お金がかかることもありますが,ほとんどかからないものだけでもかなりあります.

 でも,そうすると,そんなことやるだけでつまんなくないんかとなって,最初に戻ってしまうので,これも結局,やりたいかとハードルが低いかのバランスというか総合評価ってことですかね.

 となると,至って平凡な結論ということになってしまうのですが,そういう中でも,歳をとるに従って,やりたい度よりハードルの低さを徐々に重要視していく,ということですかね.

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4/26'17e
[自分の何が優れている?]

 ふと,自分の何が優れているのか,何が評価される(べきな)のかと考えました.東大出て,一応旧帝大系の大学教授になったんだから頭がいいんでしょ,なんてことは,てんで大したことじゃありません.そもそも,私より頭がいい奴なんて掃いて捨てるほどいるのは間違いないですからね.

 じゃあ,地震動と構造物被害の関係という地震防災上,重要だけど,今まであまりやられてなかったというか,よくわかってなかったことに目を付けて,強震観測点周りの悉皆調査による実被害データと構造動力学という理論的な面から真理に近づけたことでしょうか.確かにこれは,(いろんな面でラッキーだったこともありますが)自分でもよくやったと思いますし,評価していただいたとも思います.でも,これが自分が一番優れているところなんですかね?(問題発言?)

 再三書いているように,研究者という仕事は,食べて行けるものの中から一番やりたいことということで選びましたから,何を研究するか,即ち,地震動と構造物被害の関係という研究テーマも然りということになります.そもそも,「たった一つのこと」的に言えば,地震動と構造物被害の関係なんか,地震防災や建築構造学の一分野に過ぎず,地震防災や建築構造学ですら,数ある学術分野の一つに過ぎないわけで,更には,(知の最先端ではありますが)学術ですら,人類全体の活動からすれば,極々一部に過ぎないわけです.

 じゃあ,研究者としてではなく,最先端の研究テーマを通して,学生達を「自分で考えて自分で何とかできる人間」になるように指導してきた教員として優れている? これについては,正直,もっと評価されていいと思っていますが,指導した学生の数は,せいぜい数十人ですし,そもそも評価されようと思ってやってることではありませんからね.

 じゃあ,仕事以外にいろんなことをやって,そのどれもそこそこできるといったオールマイティー的なところが優れている? これも言わずもがなですが,仕事に比べれば,仕事以外のどれ一つとっても,てんで大したレベルでないのは,火を見るよりも明らかでしょう.

 という感じで,だんだん,なんだ結局,優れたところとか,評価されるべきところなんかないじゃん,とくらーい感じになってくるのですが,上でつらつら書いて来たことを消去法的に消して行って,残るものを考えると,いろいろ考えてこのサイトに文章を書くことと,これからの世の中や経済を見通して,それに基づいて,実際に売買をすることが消去法的に残ることに気づかされます.

 まず,このサイトですが,いろいろ好き勝手なことを書いてますが,テーマは,哲学というか「生き方」ということで,これって,「人類全体の活動からすれば,極々一部に過ぎない」ことではなくて,まさにど真ん中の壮大なテーマですよね.ここで書いてることは,ほとんどが私のオリジナルというか,自分で勝手に考えたことですが,これが評価に値するのかどうかはわかりません.

 でも,目的は,あくまで「私が」よりよく生きて行けるかなので,評価なんか関係ありません.でも,いろいろ考えてここでいろいろ書いた結果として,「私が」よりよく生きて行ければ,それが最大の「評価」ですよね.

 あとは,これからの世の中や経済を見通して,それに基づいて,実際に売買をすることですが,世の中や経済もかなり「人類全体の活動」の中心に近いものでしょう.つまり,私がもしこれからの世の中や経済がどうなって行くかを見通せるとしたら,それは,私の優れているところと言えるのかもしれません.そして,その見通しに基づいて,実際に売買して利益が得られるようなことがあれば,それが「評価」ということになるのでしょうか.

 もちろん,どうなるかはわからないのですが,こうして書いてみると,「全ては繋がってる」ような気もします.例えば,世の中や経済を見通すのに,オールマイティーというか,いろんなことをいろんな側面から見ることは重要で,つまり,経済のことばっか見てても経済の動きなんか絶対にわからないし(と何度も書きました),逆にいろんな分野のいろんなところに,共通する考え方があって,それは,とても興味深いというか,これだけ多くのことをかなりのレベルまでやると見えないものが見えて来る感じは確かにあります.

 その一方で,極々一部のことをとことんやることも非常に重要なことは言うまでもありません.そして,それは,私は,仕事というか研究でやったと思います.実は,何のテーマかは,秘密ですが,とある研究テーマに取り組んでいて,その問題を解決できたときに,これとほとんど同じ考えで,経済というか,世の中がどう動いていくかが見通せることに気づきました.こんなことってあるんだなあ,と思ったというか,こんなことばっかりのような気もします.

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4/27'17=
[なんで今更ながら]

 また何か変な記事を書いてしまったと思うのですが,なんで今更ながら,自分の何が優れているのか,何が評価される(べきな)のか,とかどーでもいいようなことを考え始めたのでしょうか? 人生が終盤にさしかかるに当たって,これまでの自分の人生を肯定したいだけ?

 そうじゃないですよね.自分の何が優れているのかと考えるのは,まさにこれからどうやって生きて行こうかと考えること,即ち,人生が終盤どころか,むしろ,若いときに考えるべきことです.それは,今の私も同じで,つまり,これからどうやって生きて行くのかと考えるということなわけです.

 もちろん,今の仕事をしているうちは,今の仕事を中心に生きて行きますが,考えないといけないのは,今の仕事をやめた後なわけです.そう考えて,上の記事をあらためて読み直してみると,自然と何となく結論みたいなものが出ていることに気づかされて,ある種の発見的なものがありますね.

 でも言えるのは,基本的には「変わらない」ということでしょうか(爆).つまり,何をやるのかは変わったとしても,その時やりたいこと,やるべきと思うことをやるということに変わりはないわけで,その根幹にあるには,「どうやって行くか」を考え(続け)るということです.

 実際,これからどうやっていくかと考えることは,今更考え始めたわけではなくて,若いときというか,小さい時から考えていたことで,その時その時の結論に従って,やって来て,それなりに自分の思うような人生を歩んで来られたと思います.

 ですから,「これからどうして行くか」は,これからもずっと考え続けるのでしょうし,それ自体が「どうする」の一つというか,むしろ,根幹であることは,既に書いた通りです.

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 具体的にはどんな感じでしょうね.まずは,全ては決まってる的に言えば,「己を知る」ことでしょう.自分の何が優れているか考えるというのは,そういうことの一つです.あとは,自分の特質としては,興味をもったら何でもやりたいってことですかね.ですから,やりたいことを探して行って,その時その時やりたいことをやればいいのでしょう.

 これも私の中での話ですが,その時その時やりたいことをやるというのは,「その時は」「たった一つのこと」に打ち込むことになるので,それはそれで,(成功するためには)大事なことです.でも,大事だからやるんじゃなくて,やりたいからやるというのがいいんじゃないですかね(成功するとかいうことはどうでもいいんで).

 と,同時に,いろんなことをやることで,「たった一つのこと」をやっていては見えないことが見えてくるので,それはそれで楽しいですし,これも成功に繋がるのかもしれません.でも,再三書いてるように,成功するとかいうのは別にどーでもよくて,ただ,その時,やりたいことがやれるというのが最高ですよね.

 もちろん,食べて行くには,経済的なことも必要になりますが,それもやりたいことというか,やるべきことに含まれます.でも,私だったら,余計でやりたくないことしてまでして稼ぐくらいなら,支出をコントロールして,そんなにお金がかからないことの中からやりたいことを探したいとは,再三書いている通りです.

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4/27'17b
[そう言えば]
(日記)

 点数的には,回復してるのですが,これは,単に新学期が始まって忙しくなっただけということでしょう.そして,この時期は,いつもそうですが,朝早く一度目が覚めてしまいます.で,また寝る(笑)んですが,私の場合,一度目が覚めると,やっぱりあんまり調子がよくないです.

 そう言えば,ですが,去年の今頃は,引越の準備とか熊本地震とかで大変だったんですね.「自分引越」じゃないですが,今から考えると,よくもまああんな大変なことしたもんだなと思います.

 やっぱり,なんで「その気になる」のかってよくわからないですね.でも,その気になったら,何でもやるんだと思います.でも,逆に言えば,なかなかその気にならないってことなんですけどね(笑).

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4/27'17c
[拡大]
(経日)

 日銀が景気判断を「拡大」に上方修正したとの報道です.拡大という表現を使ったのは,9年ぶりだそうです.でも,9年前というと...2008年,即ち,リーマンショックが起こる前の話ですよね.ということは...

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4/28'17
[実感]
(経済, 世の中)

 日銀が景気判断を「拡大」に上方修正したとの報道なんですが,ニュースを読んでるアナウンサーも言ってましたが,実感がない人がほとんどみたいです.だからー,もう景気とか経済が実質的に「拡大」することなんかないって言ってるじゃないですか.9年前のときも,「実感なき景気拡大」とか言われてたんじゃなかったでしたっけ?

 人口も増えないし,物欲もない(「もの」消費から「こと」消費みたいな詭弁を言っても全然だめです),そもそも「天丼二杯は食べられない」(「こと」消費的には,一日でスキーにもゴルフにもサーフィンにも行くなんてできない),技術革新は進むでしょうが,それは経済を拡大するどころか,効率化を進めてむしろ縮小する方向ですからね.あるとしたら,バブルというか,株とか(一部の優良)不動産とかが上がって,金持ちとか大企業が儲かるくらいの話ですよ.

 でも,景気が悪くなって,経済が縮小するなんて,夢も希望もないですか? 無駄で余計な仕事を死ぬほどさせられて,ストレス溜めて飲んだくれたり,無駄で余計な消費をすることのどこが夢や希望なんですか? ちゃんと労働の再配分をして,必要な分だけ働いて,あとはやりたいことやる,でいいじゃないですか(でも,絶対そうならないという確信もあり).

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 じゃあ,なんで,そうならなんですかね? これも既に書いたと思うのですが,既得権益をもってる人がそれを手放さないからでしょう.既得権益とまで行かなくても,例えば,自分が今,何かの仕事で飯を食ってて,でも,時代の流れで,その仕事が必要ないとなったら,そうじゃないってことにするために,無理矢理無駄な仕事をこさえて,その仕事が必要だってことにするわけです.

 いい?例が,1990年代にパソコンが爆発的に普及して,事務作業が大幅に軽減すると言われてましたが(いわゆるOA化.今や死語?),実際は,全くそうはならず,それは,事務作業で飯を食ってる人(おそらく莫大な数)が「抵抗」した(逆に仕事を増やした)からに他なりません.

 これは,事務職に限らず,どこにでも見られる現象?です.先日,専攻の先生と話をしていてこんなことがありました.

 今時,寺子屋じゃあるまいし,「講義」ってやり方は無駄が多い,質問ないかときいても質問する学生なんかほとんどいないし,ただ授業をするだけなら,大手予備校がやってるみたいにビデオ見てもらえればいい話だし,インターネットに素晴らしい講義の動画はいくらでも転がってるわけで,そもそも,勉強なんて,人から教えてもらうものではなく,自ら獲得しに行くもので,その方が断然楽しいし,身につくし,教育的観点から言っても,一番最初にそういうことをしっかり教育すれば,学生自ら獲得しに行く習慣が身について,講義なんかせずに勉強の相談に乗るとか質問に答えるとかのケアくらいでいいというようなことを言ったら,そんなことしたら,我々の仕事がなくなるじゃないですか,と言われました.これが全てを物語ってますよね.

 私だったら,講義とかいろんな雑務(これも無駄というか,最先端の研究者でなくてもできることがほとんど)しなくてよくて,労働時間も給料も半分と言われれば,喜んで受け入れますよ.教育という観点からしても,研究テーマを与えて,必要なものは,自ら調べたり勉強したりする,もちろん,質問とか相談には乗るし,何か結果が出たら,いっしょに考えて議論して研究を進める,という以上の教育はないと思っています.

 つまり,少なくとも,ある一定レベル以上の大学は,研究一本に大学院化すれば,研究も劇的に進むし,優秀な人材もどんどん育つし,言うことなしだと思うのですが,実際は,全く逆行してるわけで,一体何やってんだかということなんですが,それには,そういう理由があるわけで,つまり,明らかにこうした方がいいということがあったとしても,社会は絶対にそういう方向に動かないということにもなってるわけです(ほんとなにやってんだか).

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 じゃあ,どうしたらいいか,ですが,現状が変えられないのなら,その中でやって行くしかないわけで(あきらめが肝心.現状を変えようとして,ミイラ取りがミイラにならないように),そこが腕の見せ所というか,そういうマネージメント?能力の違いによって,莫大な結果の差が出るんだと思います.

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4/29'17
(日記)

 昨日は,仕事がいろいろ忙しくて,そうするとなんかもう疲れてだめですね.ほんとは,うまいこと均等化すればいいんでしょうが,こうやってちゃんと?調整が入れば,均せば同じとも言えるので,やっぱり,疲れたら休めですかね.

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4/29'17b
[野心?]

 自分が何が優れているかと考えるということは,これからどうやって生きて行くか考えるということということは,自分の何が優れていると思うかというよりは,とにかく,「よりよく」生きて行きたい,気分よく楽しく生きて行きたいということですよね.そして,それに優れているというか,それを達成することができれば,よりよく生きて行けるわけで,それこそが人生の目的というか,最も普遍的というか,何にも勝る優れている点ということになります.

 もちろん,どうして行くかという普遍的なことを考えた結果,たった一つのことに打ち込むという結論に至ることもあるわけで,実際,そうしている人もいると思います.でも,ほとんどの人は,そこまで考えてないような気がしていて,そうすると,やっぱり,ちょっと薄っぺらい感じが(私は)しちゃうんですよね.

 もちろん,どういう人生を送ろうが,人それぞれなわけで,本人が幸せというか,満足すれば,あるいは,満足しなくても,とにかくお迎えが来るまでちゃんと生きさえすれば,それで充分と言えば充分でしょう.

 ですから,私自身も「よりよく」生きるというよりは,単純に自分が生きたいように生きたい,それがどのくらい実践できるかということなわけで,でも,問題は,自分がどう生きたいかがちゃんとわかってるか,ということが問題なわけで,そこをしっかり考えるということですかね.

 そういう意味では,私は,たった一つのことに打ち込むことはできないわけで,それは,己を知る的にはどうしようもないわけで,だとすると,それが私が生きたい生き方ということになるわけです.

 あるいは,たった一つのことに打ち込んでその分野を極めるという以上のことをやりたい,成し遂げたいってことなんでしょうか? そんなとんでもない野心?があるのかなあ.でも,実際のところは,(できるだけ)ただやりたいようにやってるだけで,やりたくないことを頑張ってやってまで成功したいとは思ってない(やっぱり怠け者)わけですから,野心というのとは違いますよね.

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4/29'17c
[心配ない]

 いろいろ考えるのですが,おそらく心配ないと思います.例えば,定年で仕事を失ったらどうしようというのも杞憂ですね.それは,定年で仕事をやめる頃には,もう充分仕事をしたと思えて,仕事をやめたくなってると思うからです.つまり,立派に文字通り卒業ということですね.

 こういうのって他にもいろいろあって,それは,(既に書いたと思いますが)死ぬこともそうですね.つまり,死ぬ頃には,もう死にたくなってるというと語弊はありますが,もうお腹いっぱいというか,もう充分生きたというか,そういう心境になってると思うんですよね.

 言い方を変えれば,そうなるように,しっかり生きて行きましょうということですかね.

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4/30'17
[やりたいこととは]

 やりたいことをやりたい,やりたくないことはやりたくないと再三書いていますが,何て自分勝手な奴なんだと思ってる人も多いのでしょう.まあ,それはその通りなので,否定はしませんが,結局みんなそうなんだと思うんですよね.

 例えば,自分がやりたいことをやるより,自分を犠牲にしても世の中や人の役に立つようなことをやりたいと言う人がいますが,その人は,やりたいことをやってないのでしょうか? ていうか,世の中や人の役に立つようなことを「やりたい」って言ってるのですから,やりたいことをやってますよね.私が言う「やりたいこと」というのは,そういうことです.

 あるいは,何かちょーめんどくさい誰もやりたがらない仕事が来て,その時,自分にしかできないし,やるしかないかと思ったとしたら,それは,やりたいとまで行かなくても,そういうことでしょう.

 そして,世の中には(DNAの掛け合わせによって)多様な人がいるわけで,それぞれの人が「やりたいこと」をやれば,世の中うまく回ると思うんですよね.もし,そうでないとしたら,誰かが何かを仕組んで,世の中をよからぬ方向にもって行くとか,そういうことに騙されて,自分が何がやりたいかを見失ってるってことで,ほんとに自分が何がやりたいか,どうしたいかをよく考えましょうと言ってるのはそういうことです(でも,やっぱり,それがなかなか難しいんですけどね).

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 じゃあ,逆に,やりたいことなんかないとか,やりたいことは仕事なんかしないで遊び呆けることとか言う人はどうでしょうか.でも,世の中そんな具合には行きませんよね.それをある程度コントロールしてきたのが資本主義で,何らかの「やりたいこと」を探さないといけないのですが,今の世の中の風潮としては,とにかく世の中や人の役に立つようなことをやりなさいということになって来ていて,それをとても危惧しているわけです.

 なんでそんなことになってきてるかは明らかで,人口増加や経済成長が止まって来た中で,資本主義経済が行き詰まり,拡大しないパイの中で,世の中を騙して儲けようとしてる奴らがいるわけで,その一方で,少子化とかゆとり教育(も今にして思えばそういうことだったのかも)のせいかどうかはわかりませんが,人材の質の低下は凄まじくて,そこがある意味,はまって来ているというか,思うつぼになってきてるわけで,そうならないように,やっぱり,しっかり考えましょうということです.

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 でも,結局は,全ては最初から決まってるわけで,つまりは,しっかり考えられる人は考えられるし,考えられない人は考えられないんですが,ほんのちょっとしたきっかけで,何かが変わる(というのも実は最初から決まってるんですけどね)のは,事実で,研究室の学生達とか,私の周りにいる若い人達に,そういうきっかけを与えたいとは思ってるわけで,でも,それでも気づく人とそうでない人がいるのは,まあしょうがないんですかね.

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4/30'17b
[マクロとミクロ]

 たった一つのことに打ち込むとか打ち込まないとか言ってますが,それは,ミクロとマクロというか集中と分散というような単純な話なんですが,私は,その両方に興味があって,マクロとミクロの両方というのもまさにマクロなわけで,一方では,ミクロの中に小宇宙のようなマクロ的なところもあるわけで,そういうことをミクロとマクロとかいう既存の枠組みではないやり方で何とかしたいってことなんですが,そんなに深く考えてるわけでもなくて(笑),ただ興味があることをやりたいし,興味がないことはやりたくないってことでもあるわけです.

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4/30'17c
[持続性]

 1億の貯蓄ではなく20万のキャッシュフローってことなんですが,ポイントは,やはり「持続性」ってことでしょう.スポーツにおけるプロとアマの違いについてどこかで書きましたが,それは,レベルというよりは持続性の問題で,一発勝負のオリンピックで金メダルを獲ることよりも年間100試合以上もして何年間にも渡ってコンスタントに成績を残すことの方が難しいというか,金になるということです.

 お金で言えば,宝くじとかに当たっても,コツコツ貯金したとしても,あるいは,一時的に稼いでかなりの額を貯めたとしても,使っていけば,どんどん目減りするだけです.高度成長期ならどこかに預けるだけで数%で運用することもできたでしょうが,これからはそうは行かないでしょう.

 逆に言えば,コンスタントは難しくても平均年利○%で回す方法,具体的には,これから社会や経済がどうなるかをある程度見通すことができれば,それは,働いてキャッシュフローを得るのと同じように,持続性があるスキルと言えるのかもしれません.でも,実際のところは,これから社会や経済がどうなるかを見通すのは,並大抵のことではないとも思うのですが,メディアとかで経済の専門家?が言ってることをきいていると,彼らの言うことがあまりに○○○○で,おそらく,世の多くの人もそれに追従するとすると,ひょっとして行けるんちゃう?と思ってしまうのはなんなんですかね.

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 でも,普通に考えたら,そんなことはありえないんでしょうが,私の中では,確信に近いものはあって,やっぱり,それを試したいんでしょうね.もちろん,確率的にどうなのかはわかりませんが,もし失敗しても大丈夫なようにマネージメントはしてますから,一か八かというのとは違いますかね.

 方針については,再三書いてますが,やはり,売りが基本ですかね.つまり,そういうタイミングを見計らって,売りを仕掛けるということで,確実に来る(と思う)暴落前にそれができるか,その兆候を読み取れるか,ということでしょうか.

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