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5/1'17
[引っ越して1年]

 5/1ということは,引っ越してから1年ということですね.「その気になる」じゃないですが,この1年で,片付けはほとんど進んでないことからして,当時は,片付けといい,大量の物品の廃棄といい,自分引越といい,よくもまああんな大変なことをしたもんだと思いますね.

 引越先の居住性については,1年季節が巡れば,一通りのことがわかる,例えば,東面が大きく開いていて,午前中日当たりがよくて快適ということなんですが,冬は夜になるとかなり寒いことがわかって,でも,プチプチをカーテンのように1枚付けたらポカポカになって(ついでに目隠しにもなって),という感じで1年過ごしてきて,問題なしというか,かなり快適に過ごせています.

 車の音は,思ったほど気にならなかったってことなんですが,もっと静かならそれに越したことはないんですが,まあそのくらいは,問題ないですかね.ということで,つくばにいる間は,ここに住むということになりそうです.

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5/1'17b
[迷惑]
(日記)

 GWなんですね.と言っても,先週末は,ふつーの週末でしたし,今日,明日とふつーに大学に来てますから,本番?は,今週の水木金ということでしょうか.でも,一頃は,GWが嫌いというか,体調を悪くしたりもしてたんですが,ここ数年は,もうへっちゃらというか,休みなんでそれはそれで嬉しいというか,だんだんソフトランディングできてきた感じがします.仕事をやめれば,まさに毎日(毎週)がGWなわけですからね.

 でも,やっぱり,ちょっと迷惑なことがあります.それは,日運ですかね.今はたまたま玉が建ってないのですが,もし今日とか明日の時点で,建玉すべきと判断すると,水木金と日本市場は閉まっていますが,世界経済は当然動いてるわけで,でも,その間,売買はできないわけで,ほんと何とかして欲しいですね.

 そっか,別に玉が建ってなければ問題ないってことじゃないですね.水木金のどこかで建玉すべきとなるかもしれない(でも建玉できない)わけですから,逆に言えば,今日か明日で建玉すべきとなったとしても,それは,粛々と建玉すればいいというか,そうするしかないってことですね.

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5/1'17c
[余計で無駄なこと]

 最近,度々,「余計で無駄なこと」(はしたくない)というフレーズが出てきます.でも,世の中を支えている時給1000円の辛くてしんどい仕事以外は,学術,芸術,スポーツなども含めて全ては,「余計で無駄なこと」ですよね.もちろん,右にあるものを左に動かすだけとか,単なる足の引っ張り合いとかではなく,何か新しいものを産み出しているかということはあるのですが,別に新しいものなんか産み出さなくてもみんなちゃんと楽しく生きて行けるわけですからね.

 つまり,単に余計で無駄なことはしたくないということではなくて,その気になるやりたいことならやるし,そうでないことは,やりたくないということです.仕事ならそうは行かないということなんでしょうが,問題は,それがほんとに必要なことか,ということです.そして,今の世の中の仕事のほとんどは,無用で余計で無駄なことばかり(大学だと少子化に伴う悪しきサービス合戦的大学改悪とか)ということです.

 そんなことして,無用に経済を回すくらいなら,「時給1000円の辛くてしんどい仕事」的に必要なことだけやって,給料もそれだけもらって,あとは,「余計で無駄」でも,自分がその気になるやりたいことをやりたいということです.

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5/1'17d
[ゆがみ?]

 デフレマインドから脱却できないと言われてる日本ですが,今朝のモーサテで,T大の先生が,日本に住んでる外国人と比較した結果,日本人,特に,若い人達の物価認識に「ゆがみ」があると言ってました.外国人と違うからゆがみですか? 外国人や日本の年寄りの方がゆがんでるんじゃないですか?

 更に,恐ろしいことに,こういう問題を解決する方法として,教育が必要だとのたまっておられました.怖いですねー.まさに洗脳ってとこでしょうか.

 こういうとんでもない奴に騙されることなく,しっかりと経済感覚をもって生きて行きましょう.

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5/1'17e
[その気になったときのために]

 何だったらその気になるかということもありますが,その時はその気になったとしても,今はその気にならないということは,いくらでもあるわけで,なかなか厄介ですよね.でも,なんでその気になるのかわからないのなら,どうしようもないわけで,でも,少なくとも,その気になったとき,そのことに打ち込めるようにしておくことは,かなり重要でしょう.

 つまりは,その気になったとき,そのことに打ち込めるようにしておくために,その気にならないこともある程度は我慢してやっておく必要があるということでしょうか.例えば,練習する気にならないときもある程度は練習しておかないと,その気になったときにパフォーマンスが発揮できませんし,研究とか仕事だって,何らかのラインはあるでしょう.

 そして,そうやって何とかやって行けば,歳をとるに従って,だんだん,その気になることができるようになってくると思います.確かにいろいろめんどくさいことはありますが,少なくとも私は,過去のいかなるところにも戻りたくない(今が一番いい)ですし,これからも益々自由で気ままに(笑)なって行くと思います.

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5/2'17+
[ばからしい戦い]

 でも,世のほとんどの人は,民間企業のサラリーマンとか自営業者ということは,この先生と同じく「騙して」金を使わせる立場なわけで,ゆがんでるのではく,まとも[だと私は思う]感覚をもった若い人達も,そのほとんどは就職して,そういう立場になって行くわけです.

 もちろん,要領というか,仕事では,いかに騙して人々にお金を使わせるかに腐心する一方で,消費者の立場としては,いかに騙されずに無駄なことにはお金を使わないか,ということも考えられるのですが,これって究極の自己矛盾ですよね.

 というか,それがまさに戦い,つまりは,他人にいかに(無駄な)お金を使わせて,自分が儲け(攻める),自分は,騙されずに無駄なお金を使わないようにする(守る)ってことなんですかね.でも,戦争と同じで,互いを削り合うだけで,ほとんど大したものは産み出さず,ほんとばからしい戦いですね.

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5/2'17b
[その気とやる気]

 そういうこと以外にも,例えば,頼まれたら嫌と言えないというか,能力が認められて要請があったらその気になるとかいうことも考えられるのですが,能力が認められるには,それなりのことをしてないといけないわけで,そのためには,その気になってそれなりのことをしておかないといけないわけですから,やっぱり,そもそもどういうことがその気になるのか,ってことに戻っちゃいますね.その気になったときのために普段からある程度練習しておかないと,というのも,あまりに練習が辛ければ(その気にならなければ),やっぱり,厳しいでしょうからね.

 そうすると,結局,やる気三要素になってしまうような気もするのですが,己を知る的に言えば,何に自分が興味があるかということもありますが,自分が内的熟達,人との繋がり,報酬のどれにより多くやる気を感じるのかを知っておくということかもしれません.私の場合は,内的熟達7,人との繋がり2,報酬1って感じなんですが,世の多くの人は,内的熟達1,人との繋がり2,報酬7って感じなんでしょうね.

 それならそれで,己を知る的には問題ないようにも見えますが,報酬を目指しても期待する報酬が得られる場合は少なくて,一方,内的塾達というか,ただ面白くて一生懸命やってたら,結果的に,期待以上の報酬が得られたということが得てしてあるので,そこが注意ってことなんですが,そういう人は,報酬なんかいらないわけですから,欲しい人は得られず,欲しくない人は得られるという,何とも皮肉な結果になるということですかね.

 でも,報酬を求める人は,求めるものが得られない一方で,報酬を求めない人は,欲しくもない報酬が得られてもしょうがないとしても,それ以上に,やりたいことがやれてるわけですから,どっちが「よりよく」生きているかは明らかでしょう.

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5/2'17c
(日運)

 ありゃー,今日上げて,短期で買いになっちゃいましたねー.今週後半は,FOMCとか雇用統計とかフランス大統領選とかいろいろあるんですが,まあしょうがないというか,粛々と判断に従うしかないですかね.

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5/2'17d
[限られたパイの食い合い]

 今までよく使ってた金券ショップですが,つくばセンターのQ'tに移ってきて,便利になったと思っていたのですが,TXの回数券は,すぐ裏にある自動販売機と同じ額に(値上げに)なってました.なんだよ〜という感じですが,センターに近い分Q'tの賃料はかかるでしょうし,でも,その分,使う方も便利にはなったので,まーしょうがないって感じでしょうが,だったら,自動販売機で買ってりゃよかったというだけの話で,これもまさに「限られたパイの食い合い」ってことですかね(自動販売機の方の売り上げが確実に落ちるし,金券ショップの方もこれまでのようには売れない).

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5/3'17
[食って行けん?]
(日記)

 昨日,東大バドミントン部の同期で渋谷で飲みました.渋谷に行くのも随分久しぶりな感じがします.テレビとかで見てると,渋谷は激変してるって話なんですが,今日行った南の方は,東急プラザが取り壊しになってた以外は,ほとんど以前(30年以上前)と変わりはなかったです(よく行ってたリンガーハットもずーっと同じ場所にあるし(笑)).

 来たのは,主将だったM田(は,最近あんまり来ない)と関西にいるH(もさすがに来ない.1回だけ来たことがある)以外の6人なので,いつも来るメンツでは,フルメンバーです.でも,割と久しぶりな気がするなあ.2年くらい前に全体の集まりがあったときには,M田とH高には,会ったけど,てことは,それ以外とは(K野を除けば),それ以上会ってないことになりますね.

 話の中身的には,割とたわいもないことが多かったですかね.半分(3人)は,官僚なので,退職後というか,天下りはだめなので,それがどういうことになってるとか,そういう話は出ました.つまり,そういう歳になってきたということですね.実際,民間企業の一人は,既に退職していて,非営利の何とか法人に再就職していて,でも,今はまだ一番下っ端で,一番上は70過ぎだそうで,ということは,彼は,これからそのくらいまで働くってことなんですね.

 官僚の奴らは,まだ霞ヶ関というか本省にいるみたいですが,少し上の人は,ぼちぼち退職してるみたいで,どうやって,退職後,働いていくかって感じみたいです.残り一人の民間企業のK野もそんなこと言ってて,要は,別に何もしないで年金がもらえる65まで働けることになってるのは,私だけってことみたいです.ふーん.

 私からすると(本来の定年は55だと思ってるので),お前らいつまで働くつもりなんや?という感じなんですが,働かないと食って行けんと言います.ていうか,そう言うとみんなそう言うんですが,そんなわけないと思うんですよね.

 だから,本質的?なこととしては,そういうことにして,働く理由にしているというか,退屈しのぎというか,他にやることがないというか,そういうことなんだと思います.私は,他にやることならいくらでもあるし(笑),研究はずっとして行きたいですが,講義ならまだしもそれ以外の大学のしょーもない雑務には辟易してるし,あと10年も働くの〜?って感じですが,やっぱり,恵まれてるんですかね.

 でも,心の支えとしては,私の研究室で研究がしたいと学生が来てくれて,実際,楽しく充実して研究してくれるということしかないというか,それがなくなったら,もう何とか食べては行けるし,退屈しのぎには事欠かないし,研究や学生の研究指導以外の大学のお仕事はつまんないし,大学にいる意味はないと思います.

 あとは,○○の話が結構多かったですかね.もちろん,本音じゃないと思うのですが,結局,○○かよ,みたいな.仕事を続ける理由も(建前上は)食べて行くためって言ってるわけですからね(ほんとは違うと思うけど).

 私がテレビとか出るときにいくらもらえるのかとか,給料以外にいくら稼いでいるのかとか,そもそも,お前は公務員なのに(実際は,国立大学法人なので,公務員じゃない),なんで副業できるのかとか(大学教員は,兼業届を出せば問題ないけど,官僚は当然だめ),1つ下のMがM井不動産の執行役員になったらしく,この会社だとこのくらいの歳の平均で年収2000万って話だから,執行役員なら3000万くらいもらってるんじゃないか,とか,まあ,たわいもない話ってことですかね.

 でも,確かに年収3000万(かどうかは,ほんとのところはわからないというか,実際のところは,2000万くらいだと思うけど)もらってる人ってそうそういないと思うんですが,みんな1000万以上はもらってるだろうし,数倍ってオーダーだと,(既に書いたと思いますが)まさに五十歩百歩だと思うんですよね.1オーダーというか,1割則というか,年収1億となると何かが変わる感じはしますけど.

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5/3'17b
(日記, バドミントン)

 で,今日は,関東リーグを見に,青葉台の日体大まで行ってきました.先週末は,東京だったんですが,行けなくて,でも,青葉台は遠いし,今回は行けないかなーと思っていたんですが,5/2に渋谷で飲むということで,そっか,その日,相模大野の家に帰れば,渋谷からならつくばに帰るより圧倒的に近いし,青葉台もすぐじゃん(電車で20分.でも,中央林間で乗り換えたら,南栗橋とか久喜行きとかで,ここから一本でそんなとこまで行くの?って結構びっくり),と気づいたのでした.ていうか,なんで今まで気づかなかったんでしょうか?(やっぱり,結構間抜け)

 試合は,今日は「そういう当たりの日」だったみたいで,ダブルスが1つちょっともたついてファイナルになった以外は,男女とも危なげなく5-0で勝ちました.女子は○連覇(ここ数年負けてないので,何連覇してるんだっけ?みたいな感じ)がかかっているのですが,初日に日体大に2-3で負けてしまって,日体大がどこかに負けない限りは自力優勝はないんですが,とにかくやるだけやるしかないし,そうやってると,優勝が転がり込んでくることはありますし,実際,過去にもそういうこともありましたからね.

 女子は,1年の香山がシングル,ダブルに出てて,もう戦力になってる感じですね.安田もシングル,ダブルに出てて,考えてみたら,彼女も1年のときからそうですし,まだ2年ですが,もうエース格ですね.もちろん,圧倒的エースは,加藤・柏原のダブルなんですが,彼女達はもう4年なので,卒業した後は,山中といっしょに安田と香山が中心のチームとして,頑張ってくれると思います.

 男子は,新田が卒業したんですが,メンツ的には,去年とほぼ変わらなくて,牧野とも話したんですが,今年がチャンスだと思います.インカレでまた中央と当たるかもしんないけど(笑)(笑い事じゃない?),西本は卒業したけど,五十嵐は残っていて,でも,ここを何とかしないと上には行けないわけで,でも,何とかできるところまで来てると思うので,頑張って欲しいですね.そのためには,関東リーグは,インカレの前哨戦的なところもあるので,今回優勝して上に上がって,秋には一部でプレーして欲しいです.

 帰るときに,陸上トラックで,ものすごい速さで大勢の学生が歩いていて,これって多分あれですよね(監督さんに見覚えがある).

 そうそう,確か加藤のシングルを見てるときに思ったんですが,やっぱり,脱力のような気がします.でも,ずっと脱力していることは,できないので,動く直前に一瞬どれだけ脱力できるかですね(ぴょこんと飛び上がる選手は多いけど,そんなことしなくても,一瞬脱力できれば,その方が遥かに有効).そう言えば,先日の深夜のget sportsでジャイアンツにいた盗塁の鈴木さん(最後の試合をたまたま見てて,一塁牽制でアウトになって,あれ?と思ったら引退したので,鮮明に覚えている)も似たようなことを言ってました.

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5/3'17c
[無駄と経済]
(政治, 世の中)

 憲法記念日ということで,A倍さんが憲法改正に言及したようです.うん? そっか,何か全てが繋がって来ました.

 最近,K朝鮮絡みでごたごたしていて,何でこんなことになるまで放って置いたのかと思っていたのですが,そうではなくて,TランプもK正恩もA倍さんもみんな「ぐる」というのはともかくとして,要は,やばいぞという雰囲気を出しておいて,国民を洗脳して,憲法を変えてしまおうという算段です.そして,その先にあるのは...

 もちろん,戦争だけは,絶対に避けなければなりませんが,そういうことを理由に軍拡して,要は,経済を回したいわけです.このサイトで,経済を回すには,とにかく無駄なことをすることと書いてますが,戦争ほど無駄というか無意味なことはないわけで,でも,そこまでして経済を回したいのかと思ってしまいます.

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5/3'17d
[医学部指向再考]

 最近の医学部指向の強さというか,理数系の優秀な学生が医学部に一極集中していることの問題点を既に書きましたが,東大バドミントン部の同期と飲んだとき,M田の息子さんもT北大の医学部に行ったみたいで,研究者になりたいとか言ってたのに(M田によると私の影響を受けたと言っていたので,それはちょっと嬉しかったんですが)なーんだと思っていたら,どうやらそういうことではなく,彼は,やはり研究者になりたいみたいで,じゃあ,どの分野の研究者になるかと考えたときに,その分野が医学ということらしいです.なるほどー.

 実際,私もまず研究者になりたいと思って,それで分野探しをして,散々紆余曲折があって,今のところに辿り着いたわけですからね.そして,研究者としてやっていくのは,やはり大変なことで,職を得るのすら難しいわけで,でも,医者なら(M田も言ってましたが)ライセンスがあるわけで,食いっぱぐれはまずないわけです.

 そして,「分野」としての医学を考えたとき,このサイトで何度か書きましたが,世の中を便利にする的なエンジニアリングよりは,これからは,バイオというか,生命というか,人間自身の研究ということはあるわけで,医学部指向もむべなるかなという感じもしてきました.

 うーん,でも,医学部進学者のうち,どのくらいの人が研究指向なんでしょうか? でも,そう言えば,なんですが,東大(理三)の場合は,ほとんど研究者指向なんですよね.だから,なるようになってる?

 うーん,でも,やっぱり,ちょっと違和感はあるかなあ.それは,医学と生命科学ってやっぱりちょっと違ってて,医学というのは,病気や怪我を治すことですから,どうしてもそういうアプローチになってしまうというか,変な話,病気がなくなれば,ハッピーなはずですが,病気がなくなれば,商売あがったりなわけで,どうしても,そういう心理が働くところはあると思うんですよね.

 でも,地震防災もちょっと似たところはあって(でも,地震は絶対になくならない,というか,地震がなくなるときは,地球が死ぬ時),私自身に「そういう心理」が働くことは全くないですし,大学教員が大学で教えて飯を食いながら研究するみたいに,生命科学の研究者が医者として飯を食いながら研究するというのもありかもしれませんね.もちろん,地震防災でも生命科学でも研究だけで飯が食えればそれに越したことはないですが,今の日本の風潮を見てると,そんなことは,もう夢のまた夢って感じですからね.

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5/4'17
[何が違う?]

 人生50年というか,本来的には定年は55で,我々の親の世代はそうだったということを言うと,そんなの昔の話で今は50過ぎてもみんな元気で昔とは全然違うと賛同されないことが多いです.でも,親の世代と我々の世代で何が違うんですかね? 食糧事情とか医学の発展?

 食糧事情については,親の世代は,戦争を体験した最後の世代ですから,戦争やってた何年間と終戦後しばらくは,そういう話もききます.でも,世界一の長寿国と言われるようになった日本ですが,誰が長寿って,彼らとか彼らより少し上の世代なわけですよね.それは,医学の発展という点でも同じで,一方で,現代の食生活や生活習慣の乱れなどにより,これから平均寿命は下がっていくという人もいて,実はあんまり関係ないような気がします.

 ですから,実際のところは,やはり人口ピラミッドの問題で,若い人が少ないから,単純に65からしか年金が払えないというだけの話だと思うんですよね.だとすると,否応なしに働くしかないということになるんでしょうし,平均80まで生きるのに55でリタイアして,20年以上何して退屈しのぎするんや?ということもあるわけで,まだまだ元気な人は,まだまだ働くとか,第二の人生じゃないですが,一旦退職して,また違う仕事を始めるという選択肢もあるというか,多くの人は,そうするってことですかね.

 逆に言えば,もう働かなくても何とか食べて行けるし,仕事以外にやりたいこともあるし,食べて行くためのためにやりたくない仕事をしてまで働きたくない人は,50を過ぎたらリタイアしてもいいんだと思います.

 ですから,結局,これもやること探しというか,どういう風に生きて行きたいか,ということですかね.もちろん,経済的なことはあるでしょうが,ずっと仕事をして行くのも,仕事をするにしても,同じ仕事をして行くのか,仕事を変えるのかということもありますし,仕事以外のことをするのも,(経済的なことが何とかなれば)特に何もせず自堕落に生きて行く(笑)のもありってことでしょうか.

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5/4'17b
(バドミントン)

 リーグ戦ですが,今日が一つの山だと言ってましたが,男女とも3-2で何とか勝ってくれました.プレッシャーがかかるところ,S3の下川と加藤が頑張ったと思います(というか(直接見てないけど)加藤柏原のダブルを落として,安田香山のダブルが頑張ったというか,加藤が自分で取り返したと言うべき?).男子は全勝で,女子は,初日に日体大に2-3で負けたんですが,昨日,日体大は明治に負けたんですね(筑波大は明治に勝ってる).

 ということで,希望が出てきました.でも,とにかく,目の前の試合に集中して,やるべきことをしっかりやることだと思います.そうすれば,結果は自然と付いてるでしょう.

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5/4'17c
(日記)

 たった一日とか二日とかでも,泊まりでどこかに出かけて戻ってくると,随分長い間,旅でもしてたような,なんか変な感じです.というか,そんな感じになるようになってきました.調子もあんまりよくないです.なんなんですかね?

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5/5'17
[そんなことわかってる]
(このサイト)

 相変わらず,好き勝手なことを書いてると思うのですが,おそらくちゃんとした見識をもった人なら,ここで書いてることの多くは自明というか,そんなことわかってるけど,○○ということにして生きてるんだよ,ってことなんだと思います.それなのに,世の中は,そうでない方向に進むというのも...という感じもしますが,そういうものに逆らえないとすると,その中でどうするかということなわけで,それで大きく違ってくると思うんですよね.

 でも,その一方で,じゃあどうすると言っても,頑張る頑張らない含めて全部最初からがちがちに決まってるわけで,だとしたら,そういうものに逆らわないというか,淡々とやるべきことをして毎日を過ごしていくというか,そういうことでいいんだと思います.

 でも,自分のことを振り返ってみると,確かに全ては決まってた感じもしますし,そういう意味では,かなりラッキーな方だったと思いますが,時々,訳もわからず,何かにものすごくその気になることがあって,そういうときは,自分で自分のことを制御できないほどなんですが,そういうことがあったときに,機会を逃さないということは大事なのかもしれません.

 と言っても,そういうことも全部決まってるんですけどね(笑).

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5/5'17b
(日記, 経日)

 今日は,金曜日で,ということは,GWの+αの休みは今日で終わりですから,何とか今年のGWも終わったということでしょうか.と言っても,5/2に渋谷で飲んで,相模大野の家に帰って,5/3にリーグ戦を見に行きましたから,それなりのGWの過ごし方ということですかね? というか,これからはもうGWもGWも関係ない的に生きて行かないといけないし,それは,だんだんできるようになってきたので,もうGWだからと言ってどうこう言うことはないですかね.

 日運的には,3連休の間,特に何かあるでもなく,というか,海外の日経225先物を見てると少し強含んでるくらいなので,何も問題ありませんでした.もちろん,雇用統計とかフランス大統領選とか,これからの材料もありますが,もう金曜の場も閉まってる時間なわけで,それは,いつもの週末と同じですからね.

 そういう意味では,GWとか週末以外の休日だけではなくて,いつもの週末も海外では経済は動いてるわけで,ほんと365日24時間,売買できるようにならないと,とは思いますね.もちろん,働き方改革的には,難しいんでしょうが,実際の取次は,コンピュータがやるわけですから,やろうと思えばできるでしょう.

 でも,当然のことながら,私の方が365日24時間ってわけには行かないのですが,それは,いつものように1日1回10分だけ見て,注文を出せばいいので,何の問題もありません.

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5/5'17c
(バドミントン)

 関東リーグですが,女子は早稲田に3-2で勝って,男子は帝京に2-3で負けて,男女とも4勝1敗になったんですが,男女とも優勝しました.男子は,入れ替え戦なんですが,今週末と言っていたので,すぐです.挑戦者なわけですから,とにかく思いっきりやって欲しいですね.

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5/5'17d
(経日)

 フランス大統領選ですが,世論調査では,中道左派のマクロン氏60%,極右のルペン氏が40%と言ってるので,普通に行けば,マクロン氏なんでしょうが,極右を支持する人が4割もいるということの方が驚きですよね.結果はともかく,これらからも危うく不透明な状態はずっと続くってことでしょうか.

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5/5'17e
[いい人生って]

 いい人生って何でしょうね.それは,このサイトで何度も書いてますが,私の中では,自分の思うように生きる(ことができる人生)ということでしょうか.そして,「自分の思うように」は,人それぞれでしょうから,私の中では,というよりは,だいたいの人がそうなんじゃないですかね.

 つまりは,金持ちになりたいとか,偉くなりたいとか,有名になりたいとか,世の中の役に立ちたいとか,自分の好きなことに打ち込みたいとか,平凡でも家族を大切にしてつつがなく生きて行きたいとか,自堕落に遊んで暮らしたいとか,いろんな人がいろんな人生を望むわけで,その望み通りにどのくらい生きられるか(生きられたか)ってことでしょうか.

 でも,そういうことって実はよくわからなかったりするし,金持ちになりたいとか偉くなりたいと思って頑張って来たけど,実際にそうなったら,自分の望むことじゃなかったってことに気づいたりするわけで,自分がどう生きていきたいかよく考える必要があるというのは,そういうことです.

 私個人的には,お金とか偉くなるとかは,興味がなくて,好きなことに打ち込めるのがいいって感じなんですが,そうすると結果が出て,お金とか偉くなるみたいなものもそれなりに付いてきたりするんですが,もうすぐ仕事を失うにあたって,お金は,あった方がいいと思うようになりましたが(自堕落に生きて行くにはお金が必要ですしね(笑)),偉くなるというのは,全く余計というか,何のメリットも感じられませんでしたかね.

 まあこれに関しては,私がどうしたいというよりは,私がどう評価されるのか,そして,責任を果たすということなんでしょうが,そういう意味では,ある程度評価はしていただいたて責任もそれなりに果たしたということでしょうが,もうこれ以上は...って感じですかね.

 でも,私の場合,好きなことに打ち込むと言っても,そういうのがいろいろありすぎるのが問題なんですが,これはもうしょうがないというか,そういう中でやって行くしかないし,そうできるということが私の生きたい生き方というか,そういう中でいろんな結果も出てくるわけで,でも,結果が目的ではないし,めんどくさくてやりたくないことはやりたくないし,これからも興味をもったことは何でもやって行きたいと思いますが,興味があることがなくなったり,あってもめんどくさくなってきたりしたら自堕落に過ごして行きたい,つまり,これからも自分の思うように生きて行きたいと思います(やっぱり,自分勝手).

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5/6'17
[大きな流れ]
(世の中, 経済)

 去年のBrexit,Tランプ当選からのフランス大統領選での極右の躍進ですが,(まだ結果はわかりませんが),今回でその流れが一旦止まったとしても,大きな流れは変わらないと思います.根幹にあるのは,やはり,資本主義経済の行き詰まりで,これまでは,人口を増やして何とか経済成長してやって来たものが,これ以上,経済成長しないとなると,限られたパイを食い合うしかないわけで,そうすると,自由競争という名の下で,富める者は益々富み,貧する者は益々貧するのは,自然の流れでしょう.

 そうすると,どうなるかと言うと,民主主義では,数が多い方が勝ちますから,貧しい多くの人が反旗を翻すということがあるわけで,それが現実化したのがBrexitやTランプ当選だったんですが,金持ちが黙って指をくわえて見ているわけないですから,手を変え品を変えでいろいろやってくるでしょうね.つまりは,数百年前に革命が起こったように,貴族と民衆の戦いがくり広げられるということなのでしょうか?

 でも,無い袖は振れないではないですが,パイは限られているわけですから,どうしようもないと思いますけどね.つまりは,解決方法としては,資本主義を終わらせて,富と労働の再配分をするしかないのですが,世の中の流れは全く逆,即ち,むりくり経済を回す方向に行ってて,でも,それは,必ず失敗するので,世界恐慌とか経済破綻ということになってしまうのでしょう.

 でも,それは,資本主義経済の終わりの一つの形かもしれなくて,そこで何とかうまく整理というか,ガラガラポンをして,適正な富と労働の再配分をすれば,いい世の中になるかもしれません.でも,そこでも,経済の壮絶な戦いは繰り広げられて,結局,元の木阿弥というか,みんな貧しくなる中で,危機を乗り切った大金持ちが残って,システム的には,これまで通りってことになってしまうのかもしれません.というか,現実的には,その可能性の方が高いですかね.

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5/6'17b
[物理的な考え方]

 医学部指向に理解を示すようなことを書いたんですが,やっぱりちょっと違和感がありますかねー.それは,私の好みというか,考え方の問題なのかもしれませんが,医学というか生物系というか,そういうものに物理のような因果関係というか,そういう要素があまりないような気がするんですよね.

 もちろん,研究と言ってもいろいろなんですが,研究というか,思考というか,そういうものの根幹というか,基本は,やはり,論理や因果関係だし,もっとわかりやすく具体的に言えば,物理とか数学のように数式で表現できるというようなことだと思うんですよね.

 もちろん,これは,好みというか嗜好の問題だとは思うのですが,医学部指向一辺倒となると,そういう思考過程で考えるようなことは現状あまりなされていないと思うので,そういうことに問題というか違和感を感じるんですが,逆に言えば,物理や数学的な考え方ができる人間が医学というか生命科学系の分野で新しい境地を開く可能性がある,というように考えればいいんですかね?

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5/7'17
[復帰]
(バドミントン)

 男子の入れ替え戦ですが,無事明治に3-1で勝って,一部復帰となりました.もちろん,よかったというか,ほっとしたのですが,ここからがスタートですね.実際,一部の結果とかちらちら見てても,そんなに差はないわけで(明治が一部で6位になったのも僅かな差),大いにチャンスはあると思います.

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5/7'17b
[一番考えられるシナリオ]
(世の中, 経済)

 世の中というか経済がこれからどうなるか,ですが,どんなシナリオが一番考えられますかね?

 今の世の中の流れを見てると,二極化がどんどん進んでいきます.つまり,富める者は益々富み,貧する者は益々貧するということですね.そして,貧する者が食べて行けないとなると,背に腹は変えられませんから,革命が起こったり,政権が交代して社会のルールが変わったりするわけです.

 ただ,数百年前の革命と今が違うのは,今は,曲がりなりにも自由競争の結果として,賢かったり考えたり頑張ったりした人間が勝ち組に入ってるわけで,そういう奴らが現状が激変するような事態を放置しておくとは思えません.更には,様々な技術革新によって,今の世の中,食べて行けない(ほんとに飢え死にする)ということは,なかなかないわけで,つまりは,富める者が貧する者から徹底的に搾取するのと同時に生殺しというか,何とか生きては行ける状態にして,自分達が生きてるうちは何とかして資本主義の「延命」をはかるということは大いに考えられます.

 確かに資本主義の崩壊は,時間の問題ではあるんですが,それが30年後か100年後かはわからないわけで,でも,今生きてる人間にとって,100年後のことなんか関係ないわけですからね.

 それでも,世界恐慌や経済危機は何度も起こると思うんですが,そのたびごとに,いろんなものをリセットして何とか持ちこたえて,同じことを何度も繰り返すということですね.これが一番考えられるシナリオですかね.

 だとすると,これから世の中がどうなって行くのか見てみたいと言っても,たかが知れてるというか,世界恐慌とか経済危機とかいろいろ大変なことが起こって激動の時代とか言っても,実際は,大したことは起こってないってことで,そう考えると,ちょっとつまんないですかね(達観しすぎ?).

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 でも,100年後どころか(私にとっては)30年後ももうあんまり関係ないでしょうから,直近というか,この10年でどうなるかってことですかね.これについては,既に書いたと思いますが,相当やばいことになってると思います.

 具体的には,東京五輪に向けてバブルを作ってはじけてということでしょうか.人口は減るのに建設ラッシュで,どう考えても需給バランス的にどこかを境に不動産価格は暴落するしかありません.そして,不動産は一番高い買い物で,多くの人が銀行でローンを組むように不動産と金融は,深く繋がってて,銀行がやばいことになれば,一般の人も無関係ではいられないでしょう.

 30年前のバブルの崩壊を憶えているのに,同じことを繰り返す理由も既に書きましたが,忘れたのではなく,確信犯的にババ抜きをしてることもありますし,買う人がいるから造って売ってるというともっともらしくきこえますが,かなりたちが悪い話だと思います.

 でも,ここまでは,30年前のバブルの崩壊と同じで,家を買わなければいいだけの話ですし,買っていても(大損はしますが)ローンが払えれば何とかなるでしょうし,いくつかの金融機関がやばくなって,公的資金投入となって腹立たしい思いをするくらいでしょうか.ただし,景気は劇的に悪くなるので,リーマンショックのときのように企業は大変なことになりますが,公務員とか,30年前で言えば,たまたま山一證券とか拓銀とかに勤めていなければ,路頭に迷うことはないでしょう.つまり,ここで留まれば,30年前と同じってことですかね.このようなことは,そのまた30年前の1960年代前半にもありました(まさに前回の東京五輪のとき).

 問題は,そこで留まるのかってことですかね.1960年代の30年前は,1929年の世界恐慌ですが,これは,戦争になってしまいました.もちろん,戦争だけは絶対に避けなければなりませんが,戦争をしないでリセットするとすると,経済破綻(お金が紙くず)というシナリオが考えられます.こうなると,公務員とか大企業なら大丈夫なんてことにはなりません.

 まあでも,資産がみんな一律に1/10とか1/100になって,生活水準をかなり落としても何とか生活できるとしたら,それだけの話とも言えますかね.そう考えると,やはり,キャッシュフローというか,景気が悪くなってもリストラされない,しっかり仕事ができる人間であることが大事ってことになりますね.

 ただ,私の場合は,10年するともうリタイアですから,今の仕事で稼ぐことはもうできません.でも,資産が1/10とか1/100になっても,国が破綻しなければ年金はもらえるでしょうし,細々と生きて行くことはできると思いますが,誰かの失態で資産が1/10とか1/100になったりするのは,腹立たしい限りですし,そういうことがあるということは,ゼロサム的に資産を10倍,100倍にするチャンスがあるということでもあるわけですから,世の中とか経済の流れを見極めて対応していこうと思います.もしそれができれば,定年で仕事を失った後も,何とか食べて行く術というか,回りの言うことに騙されず自分で考えることができるということなので,仕事ができるってことになるのかもしれません.

 というか,仕事をリタイアしたら,もう年金と資産しかないわけで,資産を運用する力というのが非常に重要ということに今更ながら気づかされます.多くの人は,リタイアしてから退職金どうしようって感じなんでしょうが,そんなんでは,全然アウトのは明らかで(投信とか薦められていい鴨にされるだけ),ただの興味でやってきたんですが,20年以上にも渡って研究してきて,流れを読む力が備わってきたとすれば,それは,生きて行く的にも大きな意味があったのかもしれません.

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5/7'17c
(日記)

 金曜日の時点で,GWが終わったと思っていたのですが,そこから結構長かったです...なんでですかね? そう言えば,どこかで週末が長く感じると書いたこともありましたね.

 一つには,週末だと海外も休みなので,世の中ウォッチャー(笑)としては,世の中の動きが止まるのが退屈というか,つまんない感じがしてしまうということがあるのかもしれません.

 でも,だとすると,これは,GWに限らず,毎週のことで,仕事をしているうちは,平日仕事で疲れてて,週末お休みってことでいいんでしょうが,準備的には,ちょっと考えた方がいいですね.

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5/7'17d
(野球)

 しばらく前ですが,ジャイアンツの坂本がランナー1塁からのショートフライをバッターが走ってないのを見て,とっさに落としてゲッツーにしたプレイを紹介してました.いいプレイだと思いますが,これは,走らなかったバッターのミスでしょう.

 で,確か,その数試合後の同じような場面で,今度は,ショートにライナーが飛んだことがありました.このときは,普通に捕ったんですが,確か,解説の山本昌さんがまた何かやりそうだった,いいプレイヤーになったと絶賛だったんですが,じゃあなんでわざと落とさなかったんですかね?

 フライのケースは,バッターが走ってればだめですが,ライナーなら,より確実にゲッツーにできるでしょう.ライナーで判断する時間がなかったということなら,まだまだだと思いますけどね(こういうのは,その瞬間に判断するのではなく,こういうことが起きたらどうするということをちゃんと想定して準備しておかないといけない).

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5/8'17
(経日)

 想定通り,マクロン氏が勝ち,日本市場が閉まってたときの分も含めて,日本株は大幅高となりました.つまり,結果的にかもしれませんが,短期的に買いになったという判断は正しかったということですかね.でも,今朝のモーサテ見てると,これで一件落着というか,保護主義的な流れが止まったと言ってる人もいましたが,そんなことはないでしょう.

 つまり,長期的には売りということで,虎視眈々と売るタイミングをはかるということなんですが,上げているうちは,売りになることはありません.

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5/8'17b
[何分の1?]
(経済)

 日本経済の破綻(お金が紙くず)に備えて,米ドルを日本円の1/10だけもっておく,世界経済の破綻に備えて,商品(先物)を1/10だけもっておくと書きましたが,1/10という数字はどこから来てるんですかね? ということで,ちょちょっとパラメトリックに検討してみました.数字は,「そういうこと」が起こったとき資産が何倍になるかで,パラメータは,縦の「何分の1買っておくか」,横の「何分の1になるか」です.

 上の方ほど数字が大きいのは当たり前で,問題は,どのくらい下の方でリスクヘッジができるかということです.これを見ると1/10というのは,なかなかいい線行ってることがわかります.意外なのは,1/20とか1/30とかでも「そこそこ行ける」(例えば,何もしてないと,1/10になったときには1割しか残らないのに対し,1/20だけももっていれば6割も残る(1/20*10+(1-1/20)*0.1=0.6)ってことですかね.

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5/8'17c
[お金が欲しい(笑)]

 また変なことを書いてしまうことになるのかもしれませんが,急にお金が欲しくなってきました(笑).再三,必要以上のお金は要らないと書いてきましたし,それはその通りなのですが,必要以上のお金があるといいことが一つだけあって,それは,やりたくないことをやらないでいいということです.今の世の中,資本主義経済で,お金がたくさんあれば,生きては行けますからね.

 もちろん,やりたくないことをやらないでいいことと,やりたいことができないことは,表裏一体に近いのですが,既にどこかで書きましたが,やりたいことをやりたいよりやりたくないことをやりたくない方がだんだん,というか,急激に勝ってきた感じがするんですよねー.

 とは言え,現実には,それほどのお金は,ありません.具体的にいくらかは,何度か議論してきましたが,安全率を見込めば,10億くらいは,必要でしょう.でも,資産よりキャッシュフローですから,そこそこの資産とそれを運用する力の方が遥かに重要で,それでも数億くらいは必要ですかね.

 てことで,まだまだ働かないといけない(笑)のですが,「運用する力」も,まだまだ磨いて行こうと思います.

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5/8'17d
[しんどく]
(ピアノ, バドミントンとか)

 ピアノのその後なんですが,相当しんどくなってきました.そもそも,これしか弾く気になる曲がなかったとは言え,超難曲過ぎた気がします(でも,そんなに難曲には聞こえない).今は6〜7割くらいの速さで何とか通ってるんですが,とても100%まで行く気がしません.初見で弾けない曲は,最終的に弾けるようにならない的には,弾けるようにならないってことで,なんでそういう曲を弾くのかってことなんですが,ちょっとわかった気がして,そういう壁を突破できるかもしれないと思ったってことでしょうか.

 でも,「わかったこと」は,間違ってないと思うのですが,しんどくて練習できなければ,どうしようもありません.そして,そういうことって他にもいろいろあるんですよねー.バドミントンだって,スキーだって,ゴルフだって,こういう練習をすれば,こういうトレーニングをすれば,劇的に強くなるし上手くなるというのはあるんですが,どうにもしんどくて実践することができません.

 もう歳と言ってしまえば,それまでですが,ほんと勿体ない話なんで,何とかできる範囲でできたらとは思うんですけどね.そういう意味では,6〜7割でも続けて弾いてれば,何か起こるでしょうか? そのためには,6〜7割でも続けて弾いていても,それなりに楽しんで弾けるということが必要なのですが,そこに何とか活路を見出せるかってとこですかね.

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5/8'17e
[研究の世界]
(研究)

 研究自体は,とても面白いものですが,「研究の世界」って,つまらないというか,そういうことを感じるようになってきました.ここで言う「研究の世界」というのは,学会とか学界みたいなものでしょうか.

 このサイトで何度も書いてきましたが,私が研究に不可欠だと考えるのは,新規性と独創性です.そして,私は,ひたすらそういうことを追究して来ました.でも,学界とかを見てるとそんな研究なんかほとんどありませんよね(ばっさり).もちろん,誰かがやらないといけない「仕事」的な研究も必要だとは思いますが,最近はそういうものや,既存の枠組みの中での話に過ぎないものや,やりゃーできるような研究ばっかりだし,そういう研究の方が論文が書きやすかったりもするわけで,そういうことばっかしてる人の方が業績があったり,認められやすかったりもするわけで,そういうの見てると,つまんない世界だなーとも思うわけです.

 こんな世の中なんで(そうなってきてしまったので),しょうがない気もするんですが,一体何のために研究してるんだ?とは思いますね.私はと言えば,もちろん,そんなこと意に介するでもなく,これまで通り,自分が「いい研究」と思う研究をして行こうと思います.

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5/9'17=
[研究本来の姿]
(研究)

 こんなこと↑書くと,世のほとんどの研究者を敵に回した(笑)感じもするのですが,敵意?をもった人は,身に覚えがあるということでしょう.逆に,そうだそうだと言う人は,ちゃんとそういう研究をしてる人ってことになりますね(でも,こういう書き方はちょっとずるいか).

 でも,フォローするわけではないですが,やればできるお仕事的な研究も大事だと思いますよ.実際,真に新規性,独創性のあることなんか,そうそう思いつくわけでもないし,私は,たまたまそういうことに辿り着きましたが,10年くらいに渡って迷走に迷走を続けたわけで,そんなこと誰にでもできることじゃないですからね.

 でも,10年くらい前までは,そういう新境地を開いたような研究をほんとに評価してくれたし,そういうことこそが研究という雰囲気がありましたが,今は,アイデアは面白くても,そんなことして大丈夫かみたいな感じで,もう全然違うんですよね.

 そんなことになった理由は,はっきりしていて,昨今の研究者の中学の実力テストばりの「定量的評価」の大弊害に他なりません.私個人的には,何とかぎりぎり滑り込んだし,そもそも偉くなんかなりたくないし,別段何の問題もないのですが,若い人達は大変だと思います.

 でもまあ,これも「そういう状況」の中でどうやって行くか,ということなわけで,でも,ミイラ取りがミイラじゃないですが,研究本来の姿だけは,見失って欲しくないですね.

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5/9'17b
[お祭りマンボと円ヘッジ]
(経日)

 今朝のモーサテで,VIX指数がものすごく低水準にあることが紹介されてました.VIX指数というのは,恐怖指数とも言われ,リーマンショックの時に急上昇したように市場に対する警戒とか恐怖を表現するもので,それがものすごく低水準ということは,北朝鮮とかフランス大統領選とかいろんな懸案事項が無事通過?して,みんな安心して株を買ってるということですね.

 でも,逆に言えば,リーマンショック前も同様の現象が見られたわけで,天井や暴落が近いかもしれないってことも言われていたんですが,そういう風に警戒してる人もいるということは,大天井ではないのかもしれません.

 今のこの状態を美空ひばりの「お祭りマンボ」のようだと言ってる人もいました.ていうか,お祭りマンボってそういう歌だったんですね(お祭りに浮かれている間に家が焼けちゃったという話.まさに後の祭り).よく知ってる曲ですが,そんな(悲惨な)歌だとは知りませんでした.

 で,その人は,先進国外国債を中心としたpfを薦めていたのですが,そこで出てきたのが円ヘッジです.外債を買うと為替リスクがあるわけで,具体的には,1〜2%のコストを払って(スワップ金利に相当),外債を買った分,円を買っておくということです.

 でも,そうすると,利回りがなくなるので,現金もってるのと変わらないんじゃないですか,と佐々木さんが鋭く突っ込んでいたのですが,その人は,現金だといざというときに何もしてくれないけど,外債なら価格が上昇するので,ヘッジになると言ってました.

 もっともらしく聞こえますが,どうなんですかね? 円ヘッジということは,その分円を買うわけですから,プラマイゼロじゃない?という気もしてきます.具体的に考えてみます.

 例えば,1000万の米国債(簡単のため1ドル100円として10万ドル)を買って,1000万円分円ヘッジをかける,具体的には,10万ドルを売って1000万の円を買うとします.そして,日本経済が破綻し,円が暴落して1ドル1000円になったとすると,米国債は,10万ドルのままの価値としても円換算で1億になります(でも,日本経済が破綻して円の価値が1/10になってるので,実質的な価値は1000万のまま).

 その一方で,ヘッジをかけた1000万の円が100万になるわけですから,900万の損なんですが,米国債が1000万から1億になってるので,900万引いても9100万,破綻前の実質価値にして,現金なら1000万が100万になるところを910万を確保,つまり,1000万のうち900万失うところを90万失うだけで済むということですね.

 逆に日本より先にアメリカがやられた場合ですが,今度は,1ドル10円になって,10万ドルの米国債が実質1万ドルになってしまうのですが,ヘッジをかけた円が1000万から1億になるわけですから,ウハウハですね.でも,アメリカがやられたら日本もただでは済まないでしょうから,このシナリオはありえないかな.

 でも,なかなかうまいことできてますね.ていうか,まさにパズルでかなり面白いです.年間1〜2%のコスト(スワップ金利)を払うのは...という気もするのですが,為替リスクをヘッジして資産が守れるのなら,まさにコストでしょうか.

 うーん,でも,単純に米ドルが買えるときは,米ドルを買った方が簡単だし,金利もとれるし,資産の1/10でいいのなら,ヘッジ効果も大きいですよね.問題は,米ドルが買えないときですが,その時は,この方法も考えてもいいかもしれません.ヘッジ付きのETFも上場してるようなので(運用会社もブラックロック),取引は簡単ですが,信託報酬もあるし,コストは切りたいですよね(でも,信託報酬0.14%は,かなり安い?).

 だとすると,米国債先物とFXを使えば,できるとは思いますが,1/10ではなく,資産の大半をということになると,それはそれでリスクがありますよね.

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 うーん,でも,これからは,運用して資産を増やすというよりは,来るべき経済危機に備えて,いかに資産を守るかということも考えないといけないわけで,そうすると,投資とか運用も一部の金持ちがやることではなくて,ほんの少しでも資産とか預金をもってる人でも,それをどう守るかを考えなくてはいけなくなってきたってことで(貯金が100万とか500万でもそれがある日突然10万とか50万になるのはみんな嫌でしょう.つーか,しこしこ働いてためたお金が一瞬で吹っ飛ぶとしたら,仕事なんかしてないで,そういう研究をするべき?),シビアな世の中になって来ましたね.

 私個人的には,ピンチはチャンスじゃないですが,これまで蓄積した「運用する力」というか,世の中や経済の流れを読む力を発揮して,うまいこと乗り切ってやろうとちょっと萌える(笑)のは,なんなんですかね?

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 ヘッジ付き米国債ETFと米ドルの関係を見てみました.

 

 見事な逆相関ですね.ETFが右下がりの傾向になってるのは,P-Δ効果じゃなくて(笑),ヘッジコストでしょうが(まさにP-Δ効果みたいなもん?),ぱっと見た感じ,やっぱり,ちょっとボラれてる感じはしますね.でもまあ,米ドルを買えないと判断したときは,これを買うのが一番簡単ってことにはなりますかね.売買代金も6000万くらいは出来てるようですから,中小証券株くらいのボリュームはあるということですね.

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5/9'17c
[そもそも貯金とか資産って]
(経済, 世の中)

 そもそもなんですが,貯金とか資産って何ですかね? 太古の昔なら,食料をどうやって備蓄するかということだったと思うのですが,何年分とか老後に備えてとかは,難しいですよね.働けるうちは働けばいいんですが,年老いるとそうも行かなくて,それで若い人達が年寄りを「敬って」面倒を見る仕組みができたと思うんですが(でも,背に腹は代えられないと姥捨て山とかになる),それが今は年金ということでしょう.

 でも,現状,年金だけでは全然足りないし,年金自体もどんどん減らされていて,自分が歳とったときに一体いくらもらえるのか,そもそももらえるのかすら怪しいわけで,何とか働けるうちに貯金したり資産を形成しておこうと考えるのは,宜なるかなってことでしょうか.

 でも,上で書いたように,食料の備蓄もそうですが,本来的には,「貯めておくこと」って非常に難しいものなんですよ.お金なんか,所詮原価数十円の紙切れだし,そういう「お約束」の上に成り立ってるものが,一瞬にして水泡に帰すことは,大いにありうる話です.そもそも,ほとんどコストをかけないどころか(僅かでも)金利を得ながら銀行に預けておけば大丈夫,なんていう「うまい話」がそうそうあるとは思えません(お金が紙くずになる可能性があるわけですから,危険を冒して箪笥預金とかしても当然アウト).

 だとすると,いろいろ考えて,何かしておかないと,貯金や資産は守れないと考えるのが妥当ということですね.

 高度成長期なら,不動産は,自分が住む家も必要だし,有効な資産の「形」だったと思いますが,今は全くだめでしょう.外貨とか外国の債券とかもあるんですが,日本だけではなく,世界経済自体が,というか,資本主義経済自体が変調をきたしてるわけで,資産運用というか,資産を守ることは,非常に難しくなってると思います.

 それでも何とか対策をしておかないといけないとすると,やはり「分散」でしょうか.現金,株式,不動産に1/3ずつというのは,昔から言われてるんですが,今は,不動産も株式も買うのは,やばいわけで,だとすると,外貨や外国の債券ってことになるんですかね?

 私もいろいろ考え始めたんですが,今のところは,米ドルが買えるときは,米ドルを1/10,商品(先物)が買えるときは,これも1/10買っておこうと思っています(今は米ドルは買える状況なので買ってますが,商品はとても買える状況にないので買ってません).米ドルが買えないときは,円ヘッジ付きの米国債ETFを買っておくというのもさっき見つけましたが,これをどうするかは,もう少し調べてみます.

 つまりは,単なる興味とかじゃなくて,それこそ死活問題になってきてしまったということですね(でも,いろいろ調べたり考えたりするのは,やっぱり,何か萌えるけど(笑)).

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5/10'17
[ものすごいヘッジ効果?]
(経済)

 そっか,ヘッジ付きの米国債ETFでも1/10買っとけば,というのは,米ドルと同じですかね.具体的に考えてみます.

 資産が1億あったとして,そのうち1000万これを買って,簡単のために1ドル100円として,投信の中身としては,10万ドルの米国債を買って,10万ドルを売って1000万の円を買っておいて,日本経済が破綻して1ドル1000円になったとします.

 10万ドルの米国債は(多少の利回りはありますがほぼ)そのままで,ヘッジで買った1000万円が100万円に暴落するわけですから,ここで900万のマイナスですが,10万ドルの米国債をこの時点で売って円に戻すと1億円になり,日本円でもっていた9000万も900万に暴落して合算すると,1億円+9000万−900万ってことで,1億ぴったりですから,何もしなかったら90%の損失となるところを完全キープ(実際は,投信の手数料とかのコストで少しだけ目減り.でも,米国債の利回りも多少はあるので,トントンかややプラス?)ってことですね.

 ちょっとまだ半信半疑ですが,これがほんとだとしたら,ものすごいヘッジ効果ですよね(まさに数理パズル?).でも,単純に米ドルを1/10買っておいたら,9%のプラス(0.1*10+0.9/10=1.09)ですから,感覚的にはありうる話かな.でも,ヘッジで円を買ってて,その円の価値が1/10になるのに,全体の損失が非常に限定的というのは,やっぱり,ちょっと不思議です(どこか間違ってるかもしんない).

 でも,感覚的には,買ってるのは,全体の1/10だけで,その1/10の米国債の価値が円ベースで10倍になるわけで,ここで,資産全体と同額をキープで,残りの90%の円が1/10の価値になって,それでも,全体の9%は残り,そして,ヘッジをかけた1/10の円でその90%,即ち,9%だけ損をするわけですから,1+0.09-0.09=1で,やっぱり,計算合ってますかね.

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 で,今日のiシェアーズ 米国債7-10年ETF(H有)(1482)ですが,何と出来高489株(売買代金100万ちょっと)です.昨日がたまたま出来てた? こりゃだめだ(使えない).昔よく使ったCFDも見てみたんですが,こっちもあんまり出来てませんね.

 で,思ったんですが,やっぱり,ETFって投信なので手数料とられるし,運用の中身は,結構不透明で,できれば使いたくありません.じゃあってことで,商品先物より現物みたいな感じで行くと,米国債そのものを買っちゃえばいいわけですよね.で,調べてみたら,日運でバリバリに使ってるSMBC日興証券で取り扱ってることがわかりました.ネットで購入できるのは,ここだけみたいです.

 でも,売るときはオペレータ経由みたいで,要は,売らせない(売るときのハードルを高くしている)ってことですね.まだちゃんと調べてはいないのですが,おそらく結構な手数料をとられるのかもしれません.

 でも,リスクヘッジとしてもつということは,ずっともっておけばいいわけで,一方,円ヘッジとしては,FXで同額のドルを円で売り建てておけばいいわけで,これですかね.つまりは,米国債を資産全体の1/10だけ常にもっておいて,米ドルが買えると判断したときは,FXによる円ヘッジをせず,買えないと判断したときは,円ヘッジをするってことですね.

 今は,米ドルをもっているので,米ドルが買えないと判断したときに米国債を買い,同額をFXでヘッジする,米ドルが買えると判断したときは,FXのヘッジを解消するってことですね(めっちゃシンプル).米ドルが買えるか買えないのかの判断は必要になりますが,年数%のコストを払うのであれば,常にヘッジをしてる状態でもいいと思います.

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 そっか,米国債を買うとなると,米国債自体の分析もしたくなって来ますね.以前,金利先物をやってたことは書きましたが,結構好成績でした(個人を相手にしてくれる会社が東京ゼネラルしかなくてここを使ってたんですが,金融機関以外の個人でやってるのは,私だけと言われました(笑)).日本国債は,完全に「死んでる」(ほとんど変動がない)んですが,米国債は,まだ何とか「生きて」ますし,これから利上げされていくとすれば,尚更ですからね.

 でも,ずっともっておくのなら関係ないか(笑).でも,今は,米ドルという形でもっているので,米国債をウォッチしていて,買いになったと判断したときに米ドルを売って米国債を買うってことですかね.つまり,そのたった1回のために分析するってことになるとちょっと...

 あっそっか,米国債が買いと思ったときは,米国債を買い,米国債が売りと思ったときは,米国債を売って,米ドルを買えばいいんですね.とすると,米国債と米ドルの両方をウォッチしていて,両方買いのときは,米国債買い,米国債売り,米ドル買いのときは,米国債を売って米ドル買い(円に変えずそのまま米ドルをキープ),米国債買い,米ドル売りのときは,米国債を買って円を売るってことですね.問題は,米国債,米ドルともに売りの時なんですが,リスクヘッジ的に言えば,米国債買い+円売りってことですかね(ここがちょっと気になる).

 でも,さすがにちょっとめんどくさくなってきたました.米国債を分析して,日運のように米国債で儲けようとしてるわけではないので(目的はリスクヘッジなので),米国債はずっともってて,ドル円を見ながらFXで米ドルと円を売買するくらいが妥当なところですかね.

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 SMBC日興証券に電話してきいてみました(こういうのは,すぐ行動することが大事).

 まず,今開いてる口座ですぐにでもインターネットで買付はできるそうです.そして,売却するときは,手数料はかからないそうです.更に,売却したときの米ドルをそのまま米ドルという形で口座にキープしておいて,次回購入するときの資金にあててもいいそうです.あっ,そのとき外貨預金という形で金利が付くのかどうかきくのを忘れた(でないと,FXで言うところのスワップ金利が付かない).でも米ドル建てMMFは取り扱ってるので,これを買えばいいのか(ていうか,多分,自動的にそうなるようになってる).

 あとは,売却するときのスプレッドですが,これは,そのときになってみないとわからないとのことでした.ていうか,そう答えるしかないと思うのですが,CFDを見ると0.03%くらいしかないので,これを越えるようならCFDを使った方がいいってことですね.

 てことで,こういうのは,実際に一度やってみないとわからないところもあるので,一度やってみるしかないですね.でも,今は,とりあえず米ドルもってるので,米ドルが売りになったとき(に米国債を買って,円を売る)ってことですかね.

 米国債の分析をするかどうかは,わかりませんが(データはダウンロードしたけど,さすがにちょっと腰が重い),これから利上げすると言っているので,国債は値下がりして行くわけで,そんなに慌てることはない気はします(でも,油断は大敵).

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 でも,こうして書いてみると(読者サイドから見ると読んでみると),かなりめんどくさいですよね.で,多くの人が対応しないんですが,そうすると「そういうこと」が起こったとき,資産の大半を失うわけで,やっぱり,津波警報と似てますね(笑).つまりは,めんどくさいと思ったときに,行動を起こすか起こさないかで天と地ほどの差が生じるということです(自戒の意味も込めて).

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5/10'17b
[VIX指数]
(経済)

 ついでというか,確か昨日のモーサテで,リスクヘッジとしては,VIX指数を買っておくのも一法と言ってる人がいました.なるほどー.

 VIX指数というのは,既に書きましたが,恐怖指数と呼ばれるもので,相場が急落すると跳ね上がります.今はいろんなものが対象になってますが,本来的には,アメリカのSP500を対象に考案されたものです.で,実際に売買できるものもETFだとSP500が対象になってるものがメインで,CFDも見てみたんですが,SP500とEUだけでした(東証のETFに日経平均を対象としたものもあるみたいですが,投信なんで...詳しくは後述).

 で,今はどういう状態かというと,まさに「凪」で,平和ボケというか,安心しきってる状態なわけです.

 でも,「そういうこと」が起これば暴騰するわけで,これを買っておくことがリスクヘッジとして有効ということです.もちろん,相場が読めれば,株式を空売りしておけば,大きな利益が得られるのですが,「売り」の利益は,最大でも100%(2倍)がマックスで,その一方で,損失は無限大の可能性があるわけで,でも,VIX指数の場合は,例えば,リーマンショックのときは,70近くと今の7倍ですから,ものすごいレバレッジ効果があるというか,少しだけ買っておくだけでもリスクヘッジになるということです(買いなので損失も100%がマックス).

 で,実際に売買できるETFを見てみました.いくつかあるんですが,一番出来てるのは,国際のETF VIX短期先物指数(1552)ですかね.かなり活発に売買されてるようで,1000万株,即ち,10億くらい出来てる日もありますし,「そういうこと」を意識して実践してる人が既にかなりいるってことですね.

 で,過去の値動きを見てみたんですが...もうびっくりです.

 

 最初は15000で,今は100くらいですから,なんと,1/150!ってことで,リスクヘッジで買ってた人は,買った分がほとんど消えてなくなったということですね.でも,見方を変えると6年で1/150ということは,1年あたり0.43倍ですから,1/10買ってたとすると年4.3%のコストでリスクヘッジができてたとも言えます.率で見るために縦軸を対数にするとだいたい一定割合で下げてる感じですが,ここ1年くらいは,少し勾配が急ですかね↓.

 

 こんなに下がってるのなら,逆の値動きをするインバースタイプのものはどうなってるかと言うと

 

一応ちゃんと,値上がりしてました.でも,2016年頭から4倍程度で,一方,上の連動タイプは,1/6くらいになってるので↓,かなりぼられてる感じはしますね.

 

 で,もし「そういうこと」が起こったらってことですが,元々のSP500のVIX指数は,リーマンショックくらいだと7倍くらいになるんですが,このETFはそのときいくらになるかですよね.元の15000ってことはないと思いますが,10倍になれば,1/10買っておいてもリスクヘッジになるってことです.

 リスクヘッジというよりは,長期的に売りというか,近いうちに経済危機が必ず来ると考えるのであれば,これを買っておくというのが最も効率が高い投資と言えるかもしれません.でも,東証のETFは,かなり怪しいというか,ぼられてる(コストがかかってる)感じですよね.

 で,CFDを見てみたんですが,SP500のものとほぼ同じ値になっているものがありました.

 でも,先物と同じで1ヶ月ごとにロールオーバーしないといけないみたいだし,そこでスプレッドが生じるので,結局,ETFと同じ感じがします.で,計算してみると,今の値段で期近を売って期先を買うと11.43/12.53=0.912倍なので,これを1年繰り返すと,0.912**12=0.33倍なので,最近の急勾配を考えると上のETFの6年平均0.43倍とだいたい対応しますね.

 つまりは,VIX指数を買うのは,ものすごいリスクヘッジになるけど,その分,コストもバカ高い,具体的には,年30〜40%!くらいは,かかるってことです.でも,それはそれで理にかなってます.だって「うまい話」はありませんから.

 ですから,使うとしても,リスクヘッジとして,常に買っておくのではなく,「売り」と判断したときに買う,そして,目論見がはずれたらすぐに手仕舞うってことですかね.更には,値動きが大きいということは,元々レバレッジが効いてるということなので,例えば,1/10だけ買うということでしょうか.

 でも,そうすると,SP500もウォッチしないといけなくなって,かなりめんどくさいというか,より効率がいいものに集中ということで,非大手証券+中堅建設のpf一本にしたはずが,米ドル,商品(先物),米国債,VIX指数(SP500)と投資対象がまた広がって来てしまって,もちろん,pf以外は,資産全体のリスクヘッジで目的が全然違うんですが,あまり手を広げるのは,よくないですかね.

 あーでも,分散してリスクヘッジするという意味では,理にかなってることにはなります.めんどくさがらずにどれだけ手間暇かけるかで,結果が全く違ってくるってことですからね.

 ということで,今日明日ということはないと思うので(多分),しばらく様子を見るというか,VIX指数(は,ここにある.アメリカ,欧州,日本と3つの指数があるんですね)とCFDや投信の値を見ながら使えるかどうか検討しようと思います.

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5/10'17c
[退屈でなくなって]
(経日, 日記)

 考えた結果,2015年の9月から日運一本ということになって,でも,1日10分だけというのも退屈なところがあったんですが(でも,「待つ力」が必要ということはある),日本経済,あるいは,世界経済の破綻(の可能性は大いにある)まで考えると,日運でいくら稼いでも,日本円が紙くずになっては元も子もないというか,投資とか運用とかに興味なくても,単純にもってるものが誰かの失態でなくなるのは,誰でも嫌なので,対策をいろいろ考え出したら,これはこれで結構面白くて,まさに退屈でなくなってきたわけで,わかんないもんですね(笑).

 でも,さすがに今日は,ちょっと疲れました.でも,こんな具合に,興味をもって調べたり,考えたりし始めると止まらなくなる(笑)のが私の(悪い)癖ですから,まあしょうがないですかね.

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5/10'17d
[秋元さん]

 4月からモーサテに出てる秋元さんですが,なんか,スポーツニュースやってたときより生き生きしてるというか,楽しそうに一生懸命勉強しようとしてる感じがします.スポーツより経済の方が性に合ってるというか興味があるんですかね? 確か最後のスポーツニュースのときに,今度は経済キャスターとして頑張ります!って,「卒業」というよりは,これからが楽しみって感じでしたからね.

 ていうか,スポーツに詳しくなるより,経済のことがわかるようになった方が「お金になる」というか必修科目に近いってことで,それはそれでよくわかります.もちろん,経済というかお金が全てではないですが,少なくとも「お金があれば食べて行ける」わけで,その分,余計なやりたくないことをやらなくてよければ,やりたいことができるわけですからね.

 でも(何度も同じことを書いてますが),もちろん,経済の基本というか,仕組みを勉強してしっかり理解することは必須ですが,世の中とか経済がこれからどうなって行くかを見通すのは,全く別で,勉強なんかしても全然だめですから,これも結局,しっかり自分の頭で考えるということでしょう.

 わかりすい例としては,今日の話で言えば,リスクヘッジとしてVIX指数を買っておくのがいいと経済の専門家が言ったとしても,よくよく検討して考えてみれば,そんな単純な話ではないことが「うまい話はない」的にわかるわけですからね.

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5/10'17e
[VIX指数を売買すると]
(経済)

 もうさっさと寝ようと思ったのですが,なんか寝れないので,VIX指数を売買するとどうなるか見てみました.まずは,日運の過去の売買記録を基に,日経225を売買したらどうなるのか,ちょっと計算してみたんですが,pfに比べればパフォーマンスは,圧倒的に落ちますが,年利7〜8%は出るようです.てことで,日運の判断に基づいて,VIX指数を売買したらどうなるか計算してみました.

 過去のデータは,何と日経平均VI先物がJPXに上場してて,2012年3月からデータがあったのでこれを使いました.ただし,一日数十枚(1枚1万円)しか出来てないので,実際,売買するとなると,東証のETF(NEXT NOTES 日経平均VI先物指数 (2035).一日数千万円くらいは出来てる)を使うしかないと思うのですが,こっちは,2013年の途中からしかデータがなかったです.

 で,結果ですが,全然だめですね.日運で買いと判断したとき売りで,売りと判断したとき買いでも,売りと判断したときだけ買い(実際の使い方はこれになる)でもだめです.

 てことで,VIX指数,使えねーってことですね.ヘッジとして使うとしても,コストがバカ高いし,売りと思ったとき買ってもパフォーマンスが出ないのでは,話になりません.

 てことで,仕事が終わってから,ずっといろいろ調べたり解析したりしたけど,徒労に終わった,ってことはなくて,使えねーってことがちゃんと確認できたし,さすがにもう疲れたので,よく眠れるでしょう(笑).

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5/11'17
[マネージメントの対象]
(日記)

 この時期(季節)は,いつもそうなんですが,朝方一度目が覚めてよく眠れないです.でも,いつもとだいたい同じ時間に起きて,昨日の記事をざっと読み返したのですが(一部,誤字とか間違いがあるのを修正),いやー,たった数時間で,これだけ調べて計算してこれだけ記事を書いたのが信じられないというと語弊がありますが,スイッチが入るといつもこんな感じです(笑).

 でも,やってる最中は,めっちゃ楽しかったですが,結局,VIX指数使えねーってことで,確かに使えねーことをちゃんと確認できたということはありますが,多分,ここまでやる人ってほとんどいないんですよね.

 多くの人は,経済破綻が迫っているのに全く対策すらしてないわけで,対策してる人も経済ニュース見て,専門家がVIX指数使うのがいいと言われて,そういうことを「勉強」して,VIX指数買ってたら,その分,逆にお金を失うことになってるわけで,シビアな世界と言えば,それまでですが,まさに99.9%の人が損をして0.1%の人がボロ儲けというか,勝ち抜けるメカニズムということですかね.

 かく言う私も,別に私は勝ち組だ,というつもりはなくて,でも,自分が何にその気になるかを考え,その気になったときは(たった数時間ですが(笑),昨日みたいに),一心不乱?にやるとことはあって,そして,それは,多分誰でもそうで,やっぱり,そういうことのマネージメントだと思うんですよね.

 でも,そういうことも含めて「全ては決まってる」ところもあるわけで,自分の気持ちというか意欲というか,そういうものに身を任せてやって行くしかないと思いますが,何かにその気になったとき,それに打ち込める状況であるかどうかは,やはり大きいと思います(これがマネージメントの対象と言えるのかも).

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5/11'17b
[うまい話はない]
(経済)

 米国債+円ヘッジですが,ちょっと閃いちゃいました(笑).それは,ドル円の「両建て」はどうかということです.具体的に(いつものように書きながら)考えてみます.

 資産1億のうち1000万でドルを買い,同時に(簡単のため1ドル100円として),10万ドルで円を買っておくということです.で,日本経済が破綻して,1ドル1000円になったとすると,1000万で買った10万ドルは,そのままですが,円に戻せば1億になります.もうこれで答えは出たようなものですが,一方で,10万ドルで買った1000万円は,100万円になって900万のマイナス,米ドルを買わなかった残りの9000万が900万になってて,資産の合計は,..とここまで書いて,何かおかしいことに気づきました.

 昨日の記事もそうですが,1億のうち1000万を米ドルにして,日本経済が破綻して1ドル1000円になったときにこれが1000万から1億になるのは,正しいと思うのですが,総資産は,米ドルにしておいた1億+残りの日本円9000万−円ヘッジした損失900万=1億8100万が正解ですね.そして,この1億8100万の価値が1/10になる(「第二日銀」が一万円札と千円札を交換)わけなので,1億が1810万に目減り,即ち,何もしないと90%の資産を失うところが80%強で済むということです.

 つまり,ここでも「ものすごいヘッジ効果」というような「うまい話はない」わけです.じゃあ,どのくらい米ドルを買っておけば,ヘッジできるかですが,この表を作りかえるとこのようになります(縦軸が何分の1買うか,から,何割買うかになってることに注意).

 まさに「額面通り」ですね.単純に言えば,日本経済が破綻してアメリカ経済が(その時点でまだ)破綻してないとすると,米ドルという形で逃避させていた分がほぼそのまま助かるというだけの話です.

 やり方は,FXで米ドルを買っても,米国債を買っても,米国債を買って円ヘッジをしても,FXで米ドルを買って,同時に米ドルを売って円を買う両建てをしても,そんなに大差はないでしょう.

 うまい話は,(やはり)ありません.

※間違いに気づいたので,慌てて?昼休みに記事を書きました(でも,やっぱり,結構間抜けなところはあるなー).

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 てことで,どうしましょうね(困).単純に日本経済よりアメリカ経済が安全(アメリカが破綻したら日本も一蓮托生)ということなら,できる限り(100%近く),米ドルベースにしておくということはあるでしょう.でも,アメリカ経済だって絶対安全ということはなくて,結局,これもいろんなところに「分散」ということですかね.

 でも,今は,世界経済は,ものすごく綿密に繋がってるわけで,もちろん,アメリカがこけたら世界的にこけるしかないでしょうし,日本がこけたらアメリカも只では済まないでしょうし,なかなか難しいところですが,どちらが「より安全か」となると,それは自明かもしれません.

 そもそも,日本という国を考えたとき,国が莫大な借金をしてるということもありますが(借金してる相手は,銀行とか国民自身だから大丈夫と言う人もいますが,その借金を棒引きにする方法が「お札が紙切れ」ってことです),そもそも,土地は狭くて,資源はないし,政府の無策によって,食料も全く自給できてない状態になってしまったし,もの作って外国に売って,資源や食料を買うしかないわけで,非常に危うく,全く自立できてないわけです.じゃあ,資源もあって,食料も自給できてて,いざとなったら,ちゃんと自立できる国ということになると,やっぱり,アメリカということになるんでしょうか.でも,何度も書いてますが,無理矢理経済を回しすぎて,壮大に積み上がってしまった株の崩壊(経済の崩壊)がやっぱり気にかかります.

 米ドルだって,単なる紙切れなわけですから,いざとなったら「もの」ということだと,既に書きましたが,商品(先物)というのは,あるかもしれません.でも,これもレバレッジ効果については,米ドルと同じなので,1/10とかではなく,相当の割合を買わないといけないのは,同様です.そして,たくさん買えば,その分,リスクもあるわけで,いやー,難しい時代になって来ましたね.

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 でも,「閃いた」ではないですが,両建てって,行けるんじゃないでしょうか.例えば,1ドル100円のときに全財産1億を丸々両建てして,日本経済が破綻して,1ドル1000円になったとすると,1億円を売って買った100万ドルを円に戻すと10億円になり,100万ドルを売って買った1億円はそのままで(でもドルに戻すと100万ドルが10万ドルになってる)合計11億で,これが1/10に目減りして1.1億なので,10%のプラスということになります.実際には,買い方と売り方の僅かなスワップ金利の差を払わないといけませんが,5年後に破綻するとしても(1.1**(1/5)-1)*100=1.92%ってことはないですから,全然プラスですね.

 FXを使えば,レバレッジが効くので,全財産分両建てするのは,簡単にできるでしょうし(米国債を買うのは,こうは行かない),しかも,両建てなので今1ドルいくらかというレートも関係ありません(優待取りみたい).

 うーん,でも,これも「うまい話はない」的にはありえない話ってことはないですかね.ポイントは,FXは,差金決済が原則なので,ドルを売って買って暴落した円も一旦ドルに戻す必要があるってことですよね.で,戻すと100万ドルが10万ドルになるんですが,これを1ドル1000円で更に円に戻すと1億になるので,行けるとは思うんですが...(また間違ってるかもしんない).

 で,これもすぐに思いつくんですが,同じことが商品先物でもできるんじゃないですかね(現物ではだめ).しかも,この場合は,ロールオーバーの際の手数料だけで(スポットで両建てしたら手数料もかからないように思えますが,スポット価格には手数料以上のコストがかかってるのは検討済み),スワップ金利もかかりません.だとしたら,大発見?のような気もするが...(また間違ってるかもしんないけど).

 でも,多分ですが,両建ては,手数料負けするのが原則なので,「そういうこと」になってるのかもしれませんね.「うまい話はない」的には,VIX指数を買っておけば,リスクヘッジになると思いきや,ものすごいコストがかかるわけですしね(まあ「保険」みたいなもんと考えてもいいが).

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 ちょっと調べてみたんですが,FXで両建ては禁止ですね.てことは,商品先物も多分そうですね.2社を使ってもだめなようです.理由は,別にあるようですが,まさに「うまい話はない」というか,そういうことはできないようになってるってことでしょうか(でも理由が違うのでちょっと納得できないが).

 でも,逆に言えば,米国債を買って,米ドルを売れば,両建てとほぼ同じ効果があるわけですから,これですかね.問題は,「そういうこと」が起こってドルが急騰したときにFXでものすごい損が出るので(でも,米国債もそれ以上に急騰してる),米国債を売ってその損を埋めるという手続がスムーズに行くかでしょうか.

 具体的には,例えば,1ドル100円のときに1億円で100万ドルの米国債を買い,同時に,FXで100万ドルを売って1億の円を買うわけです.FXでスワップ金利を払いますが,米国債でも利息が得られるので,そこは相殺でしょうか.で,1ドル1000円になったとき,FXの1億は,1000万になってて,9000万の損失の穴埋めというか,追い証(って言うのかな,FXでも)の差し入れが求められます.一方で,米国債は,ほぼ100万ドルのままですが,これを売って,1ドル1000円で,円に変えると10億になってるので,9000万の損失なんか屁でもないのですが,受け渡しに何日かかかるとか,ちょっと綱渡り的な感じはしますね.

 ですから,全財産丸々ってことではなくて,1/3を米国債,1/3を商品(先物)って感じですかね.商品先物については,これも両建てと同じようなことをするとしたら,金(ゴールド)の現物を買って,銀行の貸金庫とかに置きっぱにして,同時に商品先物を売っておくということですかね.

 もちろん,米ドル,商品相場をある程度読めれば,買いと判断した時は,FX,あるいは,商品先物のヘッジ売りは手仕舞う,売りになったと判断したらヘッジをかけるということも可能だと思います.

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5/11'17c
[危うい状態]
(日記, 経済)

 ということで,ようやく何とか煮詰まってきた感じがします.現状としては,全資産の1/10を米ドルでもってるだけですから,危うい状態ということで,タイミングを見て,この割合を1/3まで引き上げるってことですね.今は,米ドルは買えると判断している(つまり,「そういうこと」が起こりうるということ)わけですから,いつでもOKですが,今少し戻してきているので,ちょっと様子を見たい気分ですが,そんなことしてると...ってこともありますが,こういうのは,慌てずよく考えることも大事です(今回のようなこともあるし).

 商品については,今は買える状態にないので,動かない,ではなく,逆に言えば,両建てする状況で,レートは関係ないので,これもいつでもOKってことになりますね.うーん,でも,やっぱり,腰が重いなあ.でも,これが正常化の偏見というか,津波警報が出てるのに避難しない心理状態ってことですかね.

 資産の1/3米国債を買って,その分,FXでドルを売って円を買い,同じく1/3金(ゴールド)を買って,その分,商品先物を売るとか言うと,そんな危ないことできん,ってほとんどの人が思うわけですよね.でも,これから長期的に確実に下がっていく不動産(家)や,いつ紙切れになるかわからない現金をもってる方が遥かに危ないと思うんですよね.

 ていうか,両建てなんで,危ないってことは,全然ない(米ドルとか商品相場の値動きとか関係ない)んですが,やっぱり,腰が重いですよね.一つは,米国債とか金(ゴールド)とか,現物を買わないといけないってことでしょうか.ていうか,原油は現物無理だし(笑),感覚的には,やっぱり,ちょっと違和感あるかなあ.

 自分の相場観を信じて,米ドルを買えるときはFXで米ドルを買い,商品を買えるときは,商品先物を買うという従来方針,ただし,割合を1/10から1/3に増やすということで行きますか.だとすると,FXは,相場を見ながらタイミングを見て買い増し,商品は,相場を見ていくってことですかね.

 そして,相場が読めたら上の表でいうところの7割くらいに相当するので,日本経済が破綻して1/10になるところを7割確保,世界経済が破綻しても4割くらいは確保といったところでしょうか.もし相場が読めなくても,それは,自分の責任なので,仕方がないわけで,政府や中央銀行が○ホなことしてるのに対して何も対策をせず,指をくわえたまま9割の財産を失うのとはわけが違うでしょう.

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5/11'17d
[安心感]

 でも,1/10だけ米ドルを買ってる以外は,銀行や証券会社に現金(日本円)でもってるわけで(日運で運用してる分も信用取引なので実質現金),それを外貨(米ドル)とか,商品(先物)とかにするというのは,逆に安心感はありますね.もちろん,相場は変動するので,どうなるかはわかりませんが,私の相場観的には,長期的に日本(円)売り,資本主義経済(貨幣)売りですし,そもそも,単純に現金(日本円)に一極集中ではなくなるわけですからね.

 ですから,1/3ずつとか厳格に決めずに,動かせるお金を無理のない範囲で動かすという感じがいいのかもしれません.つまり,これも「バランス感覚」ってことですかね.

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 あーでも,(実質)両建ての数理マジック?は,閃いちゃった(笑)んで,実践したい衝動にはかられますね(理論的には,相場変動のリスクなし).残り1/3あるんで,これでやってみますか.米国債がちょっとめんどいとしたら,少し金利は少ないでしょうが,単純に外貨預金でもいいですしね.でも,商品は,やっぱり現物しかないか.

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5/11'17e
[その時]
(経済, 世の中)

 でも,「そういうこと」が起こる「その時」ってどんな感じなんでしょうね?

 終戦時の玉音放送じゃないですが,A倍さん(がまだ首相だったりして)かK田さん(がまだN銀総裁ってことはないと思うけど)が,「国民の皆様に大事なお知らせがあります.○月○日の○時から?HK総合テレビをご覧いただけますようお願い申し上げます」みたいな感じなんでしょうか.

 なんか,みょーに情景が思い浮かんでしまうのはなぜ?

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5/11'17f
[商品と商品先物の両建て]
(経済)

 やっと終わったと思ったんですが,なかなか終わりません...

 商品と商品先物の両建てなんですが,現物を買って,先物を売るんですが,ロールオーバーが必要となります.つまり,先物を売っている間は,売り玉をロールオーバー,即ち,限月が交代したら,古い限月のものを買って,新しいものを売らないといけないのですが,これって買い玉のロールオーバーと逆ですよね.だって,買い玉のときは,限月が交代したら,古い限月のものを売って,新しいものを買うわけですから.

 で,この記事の図↓

は,買いで期先の(いわゆる単純な繋ぎ足ではなく正確な)繋ぎ足を描いたものですが,売りで繋ぎ足を描くと,こうなりました↓.

 もうびっくりです.一体どうなってんの? ゴムが振り切れてますが,図をクリックすると全体が表示されます.どういうことですかね?

 少なくとも言えるのは,ゴムは,買っていたら損だし,売っていたら損どころか破産ってことです(30倍ってことは,1000万売ってたら3億の損).対照的に,白金と原油は,全く逆で,買ってたらかなり益が出ていて,売っていてもそれほどの損失になってないことになります.金は買い方も売り方も大きな違いはありません.これが意味することは...

 もし商品先物の両建てをしていたらゴムは破産ですが,白金と原油は(両建てなのに)儲けが出てるってことですよね.金は理論通りトントンです.どういうことですかね? ってこれがいわゆるサヤ取りってことでしょうか.もしこの傾向がずっと続くなら,金,白金,原油を両建てしておけば,リスクヘッジどころか儲かるってことですが,これからゴムみたいなことが起こるかもしれないわけで,相場の世界は,ほんとに怖いというか,すごいことが起こってるんだなーと思った次第です.

 で,実際は,商品先物でサヤ取り(両建て)をするわけではないのですが(でも,商品先物で両建ては,禁止はされてないみたいです.取次会社が薦めることは禁止されてるみたいですが),この図を見る限り,現物と先物の両建てなら金が無難な感じはしますよね.ていうか,現物だと金か白金しかもてないわけですし...

 でも,こうして見てみると,自分の相場観を信じて商品先物を買えると思ったときだけ買うというのが無難な気はしますね.売りは損失無限大ですから...日運では,がんがん空売りしてますが,こっちは,余剰資金ですし,日運なので一日一日値洗いをしてますからね.

 商品先物やFXを使うのは,非余剰資金を守ることが目的ですから,儲ける必要はなくて,とにかく安全第一です.でも,それで商品先物を使わないといけないというのが難しい時代ということでしょうか.

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5/11'17g
[げんなり]
(日記, 経済, 世の中)

 さすがにちょっとげんなりしてきました.いろいろ調べたり考えたりするのは,面白いのですが,好きで勝手にやってる日運はともかく,生きて行くための大事な老後資金をなんでこうまでして守らないといけないのでしょうか?

 なんで経済成長しないといけない? なんでこれ以上必要のない自動車を作って売らないといけない? なんで人口は減るのにまだまだ建物を建てないといけない? なんでこれ以上スマホを薄くしないといけない? ほんとに必要不可欠な仕事ってどのくらいありますか? そんなに豪華で贅沢なものがほんとに必要ですか?

 なんでインフレにするためにズブズブに金融緩和しないといけない? なんで景気が悪いからと言って莫大な借金までして景気対策なんかしないといけない? 中央銀行が株価を買い支えるためにETFを買うようなことをして,損失が出たら誰が責任をとる? 金融緩和で国債買いあさって,金利が上昇したらどうなる? 目の前の経済を無用に回すために将来にツケを回すようなことばかりして無責任すぎませんか?

 ほんとげんなりですよね.

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5/12'17-
[特に何も考えなければ]
(経済, 世の中)

 もう終わりにしたいのですが(でも,いかに資産を守るかですから,1,2日ちょちょっと考えただけで名案が浮かぶっていう簡単な話じゃないですよね),単純に考えるというか,特に何も考えなければ,例えば,自分が住む家を買っておけば,住むところはあるわけですし,あとは,年金は激減するとしても,何とか食べて行く(比喩的表現ではなく,文字通り,ただ「食べる」だけ)くらいなら何とかなるだろうというところなんでしょうね.

 確かに何とか生きては行けると思いますが,家(不動産)価格は,どう考えても長期的に下がって行きますから,多くの資産を失うことになります.もちろん,住む家は確保できてますし(でも,それは借りる場合も同様.だって,不動産余りまくって行きますからね),もっているものの資産価値が下がるだけで何の影響もないという感じもしますが,実際は,例えば,1000万の価値しかない(1000万で買えた)ものを4000万で買っている(ローンを組んでいればそれ以上)ので,単純に3000万の資産を失っているということです.

 買ってなければ,その分,家賃を払ってる,ローンを組んでも家賃程度で済むわけだから,買った方がいいと言う人が大勢いるんですが,それは全くの間違いで,不動産屋とか金融機関とかに騙されてるということです.既に書いたと思いますが,家賃というのは,不動産の価格変動分を除いた実質価値の減価償却に対応していて,例えば,4000万のマンションの家賃が20万だとすると,4000万/20万=200月,即ち,20年弱で4000万のマンションの実質的資産価値は減価償却するということです.もちろん,こんな単純な話ではないのですが,管理費とか修繕費とか維持費とか税金とか,いろいろ入れるとほぼぴったり計算は合います.

 これがいわゆる「200倍の法則」で,家賃が購入価格の1/200以下なら借りた方が得,1/200以上なら買った方が得というのは,そういうことですが,家賃が価格の1/200以上するのは,一部の超優良物件くらいのものでしょう.そして,これは,「不動産の価格変動を取り除いた実質価値」の話なので,価格が変動というか,これからは,長期的に確実に値下がりして行きますから,「買ったら損」なのは,確定です.

 もちろん,博打を打つのであれば,投資目的で買うのもありだと思いますが,どこかで売り抜けないと大損することになります.でも,マンションを購入しませんかという勧誘があったり,土地がなくてもアパート経営はできる,とか言ってるというのは,そういう業者が今まさに売り抜けて素人にババを掴ませようとしているということです.

 とは言え,家を買わないとすると,資産を現金(日本円)という形でもたないといけないので,それはそれでリスクがあります.もし日本経済が破綻したときにお札の価値がいくらになるかはわかりませんが,それが1/10だとすると,まさに資産が1/10になるということです.その場合,不動産価格も暴落するでしょうが,1/10ってことはなくて,1/3くらい,その時点で減価償却分を入れても1/5で済むとしたら,現金の2倍の資産が残ることになります.

 つまりは,現金でもつか不動産でもつかは,前者は,経済破綻しなければ1倍,経済破綻すれば1/10,後者は,経済破綻してもしなくても1/5という感じでしょうか.そうすると,経済破綻する確率というか期待値の問題ということになります.何事もなければ,圧倒的に前者に軍配が上がりますが,確率は低くても,「そういうこと」があると,逆になるわけです.

 言い方を変えると,資産を現金でもつのが,ローリスクハイリターン,不動産でもつとのがハイリスクローリターンということですね.だったら,現金でもった方が得じゃんってことなんですが,ローでもリスクがあるので,そこを何とかしておきたいということです.不動産でもつのは,ローリターンなんですが,変な言い方ですが,一か八か経済破綻する方に賭ける(笑)(ハイリスク)みたいな感じですかね.

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5/12'17b
[気づいた]
(経済)

 米国債の解析をしてみました.で,今は「売り」(これから価格が下がっていく,即ち,利回りが上がっていくという相場観をもっているということ)なんですが,値動き自体は,ほんとにちょっぴりです.データは,なんと1962年からあるのですが,レバレッジなしでとれるのは,売りをやったとしてもせいぜい年利0.5%くらいです.以前,金利先物や国債先物を取引してたときは,確か10倍くらいレバレッジをかけていたので,実物を買うということは,レバレッジなし(1倍)なので,かわいいもんです.逆に言えば,いつ買っても売っても,価格が「安定」してるってことです.

 ですから,円ヘッジをするのなら,いつ買ってもいいってことですね.言い方を変えると,為替の影響は,そこそこあるので,ドル円が買いになったときに円ヘッジをせずに買うのが一番いいってことでしょうか.それで,今はドル円は買いになってる状態で,ということは,円ヘッジをする状況ではないので,いつ買ってもいいってわけじゃないとも言えます.ですから,米国債もウォッチしながら,これが買いになったとき,というのは,あるかもしれません.

 てことで,米国債とドル円をウォッチしながらタイミングをはかるということなんですが,米国債の解析をして一つ気づいたことがあります.それは,先物をやってたときは,10倍くらいレバレッジをかけてたってことは,いくら余剰資金とは言え,実質,その10倍の国債を買ったり売ったりしてたってことですよね.つまり,大量に米国債を買うのは,怖いとかいうのは,とんちんかんというか,値動き的には,そんなの全然へっちゃらってことです.

 実際,資産を現金(日本円)としてもつのと米国債としてもつのとどっちが安全かと言うと,普通に考えたら,米国債でしょう.為替リスクはありますが,円ヘッジすれば,問題ないですし,ドル円が買えると思ったときは,ヘッジをはずせばドル円が上がらなくても2〜3%の利回りが付きます.

 てことで,タイミングを見ながら,米国債を買うってことですかね.

 あとは,商品(先物)ですが,感覚的には,半分くらい米国債を買って,商品(先物)は,1/4くらいでもいいかもしれません.現金もある程度は残しておかないと生活できないですしね(笑).

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5/13'17
[なんでこんなことに]
(経済, 世の中)

 うーん,でも,国債ですから,(今までアメリカでは一度もないとは言え)デフォルトという可能性が0ではないわけですよね(日運と同様に,値動きは見ていくので,そのサインに気づく可能性もありますが).だとすると,米国債よりは米ドルということになりそうですが(米国債の利回りが米ドルの外貨預金より僅かに高いのは,その差とも言えるか),米ドルだって,いざとなれば紙切れですからね.そうすると,「有事の円」じゃないですが,日本円でもってるのは,それなりに安全という見方もできるかもしれません.でも,これからアメリカではなく中国中心の世界になって行くとすると,日本ももはや「極東」ではなくなるわけです.

 だとすると,やはり,「もの」ということになりそうですが,金(ゴールド)がいざというときに本質的価値をもつかということもありますし,石油や食料だと備蓄と流通システムをもってないとだめだし,食料は日持ちがしないし,やっぱり,なかなか難しいですね.

 そもそも,なんでこんなことになってしまったのでしょうか? どこまで遡るかということはありますが,例えば,江戸時代は,今より貧しかったと思いますし,いろいろ問題もありましたが,江戸の町の人々は,それなりに楽しく過ごしていたわけですよね.その後,富国強兵の時代,そして,第二次世界大戦後の復興の時代になるのですが,1970年くらいまでは,とにかく生きて行くのに必死ということで仕方なかったと思うのですが,1980年代からバブルの崩壊,そして,失われた??年(??年は,一般には20年と言われているが,実はまだ続いているというか,このままだと永遠に続く)と,どんどん無駄に贅沢というか,海外旅行しないと生きて行けないとか,車を増やすために駅前の商店街を潰して郊外に金太郎飴の大規模ショッピングモールを作るとか,経済を回すために公共事業で要らないものを無理矢理造るとか,要は,生きて行けないなんてことはなくて,単に「景気が悪い」というだけでどんどん借金までして,その額は既に天国的なものになり,経済の大原則である(原価数十円の紙切れが1万円の価値をもつという)「信用」を失墜しかねない非常に危うい状態にまでなってしまったわけです.

 国というか,無能な政治家の舵取りの失敗(既に書きましたが,今思えば,やはり,1994年の国民福祉税が分かれ道だった,つまり,小沢一郎という政治家だけが何とかできた(けどできなかった)のにとは思います)ということもありますが,政治家だって,将来のことなんかより今の自分がよければいいという多くの愚かな人間が投票する選挙に勝たないといけないわけで,結局は,今の自分のことしか考えない国民自身がまいた種ということですかね.でも,それじゃまずいとわかってる人はわかってるわけで,それなのに,そういう○ホな奴らのわがままに巻き込まれるのは,やっぱりちょっと納得行かないですかね.

 そして,これは,日本だけの問題ではなくて,大量生産大量浪費を繰り返して壮大なバブルを積み上げてきたアメリカも問題を抱えているわけで,要は,資本主義経済の問題というか,これまでは何とか回って来たのかもしれませんが,もう「いいところ」まで来て行き詰まったということなわけです.

 とは言え,私自身,よく考えて行動したということはありますが,多くの人より大分いい目を見てきたことは事実でしょう.でも,そういったことが「そういう形」でチャラになるというのもやっぱりちょっと納得行かないですかね.

 ですから,結局,これまでのように,よく考えて行動するということでしょう.それは,言葉は悪いかもしれませんが,(うまく行けばですが)抜け駆けするというか,多くの人が多くのものを失う中で自分だけは助かるということになるのかもしれませんが,私だって,年老いて,その上,もうすぐ仕事を失うという状況の中で,背に腹は変えられないということです.

 とは言え,これはたまたまですが,経済というか,経済だけに限らず,もっと広く世の中全体というか,そういうことについて,ずっと考えてきて,それは,そういうことをするのが面白いというか,楽しいからというだけの話で,今までは,ただそれだけのことだったんですが,それが「そういう形」で実を結ぶというと言葉が...ですが,自分の身を助けることになるのかもしれません(ならないのかもしれません).

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5/13'17b
[ここ5年か10年が勝負]
(経済, 世の中)

 こうして考えてみると,あらためて,ここ5年か10年が勝負というか,いかに重要かがわかります.日本経済が破綻するかどうかはともかく,普通に考えれば,2020年までは,日本だけではなく世界もある程度は協力して何とかしようとはするでしょう.そして,そういったことは,益々経済やマーケットを歪め,その歪みがどこかで大きくはじけるわけです.それが始まるのが,早ければ,2020年の数年前,そして,今から10年以内には,大変なことになってるということです.

 ですから,逆に言えば,今日明日にどうこうということは(多分)ないので,こうやって,いろいろ考えながら,でも,しっかりいろんな準備というか体制を整えていくということでしょうか.

 一方,世界に目を移すと,ヨーロッパは,ごたごたしてるところもありますが,アメリカ経済は,一応は,好調で,これから金融緩和の出口に向かうという段階です.でも,そういうときの方が怖いということもありますし,アメリカがこければ,日本なんか助けてる場合じゃないし,日本も共倒れですから,予想より早く大変なことになるとしたら,こっちの可能性の方が高いかもしれません.

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5/13'17c
[在庫を抱える]
(経済)

 もちろん,非現実的な話なんですが(とかいう書き始めだと,なになになにーってなる?),「在庫を抱える」ようなこと(商売)をするというのがリスク回避に繋がるってことはありますよね.具体的に言えば,すぐ上で,石油が食料は,流通ルートが必要と描きましたが,流通ルート,即ち,仕入れて保管して売るというシステムをもってしまうということです.いざというときのために石油の卸売業者の株を買っておけば,ということは,既に書きました.

 でも,「もの」として一番不可欠な食料は,日持ちがしないので難しいし,石油も大規模な設備が必要になります.ゴールドとかの貴金属は,保管はしやすいのですが,いざいというときに実質的価値がどうか,つまり,換金しようとしたときにちゃんとした価格で売れる流動性がそのときにあるか,ということがあります.

 で,思ったのは,これも既にどこかで書いたと思いますが,自動車です.このサイトで,車なんかこれ以上要らんと散々書いてますが,アメリカや自動車メーカーの策略によって,車じゃなくて公共交通を中心にすべき国土が狭い日本みたいな国も,田舎は車なしで生活が難しくなるように仕組まれたおかげで,車は,もはや必需品となりました.

 じゃあ,車を仕入れて保管して売るというシステムをもってしまうというと何になるかですが,要は「中古車屋さん」ですよね.保管するのにかなりの広さの土地が必要になりますが,田舎なら何とかなるでしょう.仕入れ(買い付け)も今は,中古車オークションというのがシステマチックに行われていて,古物商登録すれば,個人でも参加できて,実際,個人で中古車転売を副業としてる人も多いようです.

 例えばですが,100万〜200万くらいの車を100台扱えば,1〜2億くらいの「在庫を抱える」ことができます.もっと高い高級車を扱えば,効率はいいですが,貴金属同様,いざというときの流動性が気になります.もちろん,売値が買値を上回れば儲けというか,それが目的で商売するんでしょうが,いざいというときのリスクヘッジのために「在庫を抱える」ことが目的なら,儲からなくてもいいし,それこそ「激安」で評判になるくらいかもしれませんね.じゃあ,中古車屋さんやりますか?

 でも,最初に「非現実的」と書いたように,そこまでするのは,ちょっと考えられません.それは,そういうことをするとしたら「車が好き」じゃないと楽しくないと思うからです.私って,全然「車好き」じゃないですからね.

 でも,そういうことを「考える」のは,好きなので,これからもいろいろ考えて行こうと思います.

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5/13'17d
[分散]
(経済)

 もちろん,「その気になったら」中古車屋でも,そういうことを兼ねた何か新しい商売を始めるのも面白いと思いますし,私一人ではできないので,どうせなら若い人達といっしょに組んで楽しく仕事できたらとは思うのですが,現実的には,一人でしこしこと頭を使ってというか,数理解析系というか,楽して(笑)というか,今まで蓄積してきた世の中や経済に対する見識というか見通しを信じて,ということなんでしょう.

 日運は,まさにそういうことですし,それに加えて,非余剰資金というか資産全体を守るということが目的なので,日運のようにだめ元というわけにも行かないのですが,何でも楽しんじゃえ的には,だめ元くらいのつもりの方がいいのかもしれません.要は,守ってなんかいないで,とにかく攻めるってことですかね(ちょっと違うか).

 ポイントは2つあって,1つは,日本経済破綻対策,即ち,日本円を外貨にどうやって逃がすか,もう1つは,世界経済というか資本主義経済破綻対策で,現金とか債券とかいう金融資産をどうやって,現物に逃がすかです.

 中古車屋は(やらないけど),後者に対応しますね.じゃあ,前者ですが,米国債もあるんですが,要は,外貨に変えておくということで,両建ては,禁止ですが,米国債を買ってドルを売って円を買うみたいな実質両建て的なことはできるのですが,自分の見通す力を信じる的に言えば,ドル円相場をある程度読んで,買えるときに買うということはあるでしょう(今は,1/10だけドルを買ってる状態).

 ただ,この場合,ドル円が買えないときどうするかということがあります.もちろん,相場が読めれば,そういうことが起こるときは,ドル円が急騰するので,必ず買いになると思うのですが,やはり,「分散」ということは考えた方がいいかもしれません.具体的には,ドル円が買えなくてもユーロ円が買えるときはあるかもしれないし,単純に分散投資ということにもなります.

 具体的には,米ドル,ユーロ,ポンド,スイスフラン,豪ドル,加ドルの6つくらいをウォッチして,買えるものを買っておくということですかね.買えないと判断したときは,当事国の国債と円ヘッジの両建てでしょうか.ちょっとめんどくさい気もしますが,かつて,いろんなことをやってたときの感覚から行くと,めんどくささは,そうでもない,少なくとも6倍とかには全然ならないし,それはそれで楽しめるし(これが大事),分散すると,それぞれの額はその分減るし,安心感はありますね(どれか1つこけて裏目に出ても被害は1/6だが,米ドル一点だと全て失う).

 そういう意味では,商品も,金(ゴールド)一本よりは,金,白金,原油の3つに分散ということはあるわけです.ゴムはちょっと怖いですが,大豆,コーンとか農作物も入れた方がいいかもしれません.あーでも,ちょっと見てみたんですが,コーンは,そこそこ出来てますが,大豆は全然ですね.昔やってたときは,もっと出来てたと思いますが(昔は,工業品と農作物は,取引所が別だったけど,合併して悲惨なことになったというか,こうなるから合併したってことか).

 ということで,ちょっとやってみますか(これも「その気になる」かどうかの問題).国債と円ヘッジの両建ては,ちょっと面倒そうですが,単に外貨を1/6ずつ買うだけならそうでもないと思います.でも,6つの主要通貨が6つとも買いになったとしたら,それはかなりやばいってことになるんですかね?

 あと,FXで両建ては禁止みたいと書きましたが,そうではないようです.サヤ取りというか,変なことするのがアウトみたいなので,つなぎ売り的にヘッジをかけるのは,別段問題はないみたいです.

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 ちょっと調べてみたんですが,国債が比較的簡単に(SMBC日興証券でインターネットで)買えるのは,米,豪以外には,ニュージーランドとメキシコですね.ユーロは「国」じゃないし,スイスフランは,安全通貨の代表格ではあるんですが(だって,永世中立国ですからね),ということで,国債の利回りが何とマイナスです(そういう意味では憲法9条をもってる日本と似ている).

 でも,日本もそうですが,地理的要因ということなら,豪とNZもまさにそうですよね.でも,こうしてみると,日本というか円が安全と考える人が多いのもうなずけます.でも,安全と思っていたところが実際は...ということが起こるのが経済ですし(実際,去年スイスフランユーロが暴落した),それは,今のところ経済が好調のアメリカも同様で,だから「分散」ということもあるんですが,日本のバブルの崩壊とかリーマンショックとか,そういう肝心というか,大きな流れ的なところについては,多くの人が考えることはもちろん,経済の専門家が言うことは全然当たらないわけで,やっぱり,自分の感覚を信じるってことですかね.

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5/13'17e
[生きて行くため]
(経済)

 こうしてみると,株式以外にも,為替,商品先物,国債(先物)といろいろやってた昔に戻って行くような感じもしないでもないですが,全然違うのは,一つは,世の中や経済の大きな見通しに基づいているということでしょうか.具体的には,日本売り,資本主義経済売りなわけで,実際,日本という国を見たとき,一体何やってんだ感満載なわけですし,日本だけではなく,世界経済というか,資本主義経済自体がやばいことになってきているのも何度も書いてる通りです.

 そして,昔と違うのは,利益を上げるために売り買いをするのではなく,売りはやらずに,買い(外貨買い,商品(先物)買い)のみをやるということで,いわゆる「空売り」はやらず(逆に日運では,空売りが中心ですが),レバレッジもかけないので,増えなくてもリスクヘッジになればいい,場合によっては,年数%程度のコストをかけてもいいという堅実運用ということです.

 もちろん,興味というか,日運と同様に,自分の世の中や経済の見通しを確かめたいというか信じるということもありますが,日運と違うのは,生きて行くためというと大袈裟ですが,一か八かというか,単に面白くてやるのではなく,年老いて仕事を失うにあたって,これからやってくる経済の激変にしっかり備える必要があるということがあります.でも,そういう中でも,楽しむことが大事だし,そうでないと成功もしないと思います(ので,中古車屋はやらないわけです).

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5/14'17
[ようやく何となく]
(経済)

 ようやく何となくこんな感じかなという感じになってきました(ふぅ).今日明日ということは(多分)ないとは思うので,1,2年くらいを目処に「体制」を整えられたらと思います.

 具体的には,為替と国債と商品と商品先物を組み合わせるということですかね.日運と違って,とにかくリスクヘッジを目的とした安定運用です.為替は,ざっと見てみたんですが,あんまり多いのも何なので,米ドル,ユーロ,豪ドルの3つですかね.商品先物も金,白金,原油の3つなのでこのくらいがちょうどいいでしょうか.

 で,今の状況なんですが,米ドルは買いなんですが,何とユーロも豪ドルも買いでした(これって,ちょっとやばい状況ってことですよね).でも,ユーロは,米ドルと同じタイミングで買いになったと判断できて,もう少し上がってますが(でも,ユーロは,マイナス金利なので,買えば逆に金利を払うことになる),豪ドルは,大分時間が経ってるので,3つとも次のタイミングをはかるということでしょうか.

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5/14'17b
[戦い]
(経済)

 でも,繰り返しになりますが,難しい時代になってきましたね.というか,そもそも本来的に蓄財は難しいわけで,人口が増えて不動産や株価が右肩上がりという時代(は既に終わっている)は,明らかに特殊でしたし,そこから安定期(が来るのかなあ)に移る過渡期ということで,経済が何とか安定してて,銀行に現金を預けておけば安心という時代も終わろうとしてるってことなんでしょう.

 ですから,生きて行く上での「必修科目」をどこかで書きましたが,経済的な面に関しては,ちゃんと仕事をして行けることとか,支出をコントロールできる経済感覚とかに加えて,自分の資産を守ることも必要になってきたということでしょうか.

 宵越しの金はもたずとも,死ぬ直前まで働ければいいとは思うのですが,定年もありますし,いつ体がもたなくなるかもわからず,長寿になったからと言って,単純にずっと働けるとは限らないわけで,下手すると働けない状態で何十年も過ごさないといけないかもしれず,ある程度の蓄財は,必要不可欠でしょう.

 でも,当然のことながら,貯めようとする人間がいれば,それを剥がそうとする人間がいるわけで,まさに戦いなわけです.でも,剥がそうとするのが金儲けをしようとする企業ならまだしも,国とか政府というのは,ほんとにひどい話ですよね.

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5/14'17c
[生活必需品]
(経済)

 考えてみたら,別に中古車屋じゃなくても,日持ちがしてある程度(例えば,1〜2億くらい)の在庫を抱えることができる生活必需品の商売なら何でもいいですね.つまり,生活必需品を扱う「商売」をしている人や会社は,そういうリスクヘッジができてることになります.車は,確かに高価ですが,それなりにでかいので,保管は(原油ほどではないですが)意外と大変な方かもしれません.

 そういうもの何がありますかね? パソコンとか電化製品が好きならそういうものは,対象になりそうな気もしますが,やっぱり,あんまり楽しく商売できそうもないですね.中古車は,オークションとかで競り落とすときに鑑識眼は必要でしょうから,そういうスキルを磨くことを楽しむことはできるでしょうが,やっぱり,興味ないかな.

 でも,そういう商売がほとんどないとすると,世の中で商売をしてる人や会社の多くは,生活必需品以外,つまり,なくてはならないものではないもので商売をしてるってことですよね.そして,これがまさに無駄なことして経済だけを回してるってことです.逆に,そうでない生活必需品の商売をするってことは,「在庫を抱えられる」ということもありますが,生きて行くのに必要不可欠なものを扱ってるということで,まさに世の中に真に必要な商売ということにもなりますね.

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5/15'17
[これはというものは]
(日記, 経済)

 生活必需品ですが,なかなかこれはというものは,思いつきませんね.少し専門絡み?としては,防災対策的に賞味期限の長い(5年とかもある)レトルト食品のネット通販というのもあるんですが,うーん,なんか今一.今日の昼ご飯のときに学生にもきいてみたんですが,やっぱり今一.生活必需品だけではなく,世の中を回すのに必要不可欠な材料的なものとか,少し範囲を広げた方がいいかもしれませんね.そういう意味では,金よりは白金の方が実需(自動車触媒やエレクトロニクスなど工業用需要が50%以上)はあるか.

 あと,米ドル,ユーロ,豪ドルの3本(日本円も入れれば4本)かと思ったのですが,ユーロよりポンドかもしれませんね.ユーロって,経済レベルがいろいろの集合体だし,買いだけしかやらないのなら,マイナス金利っていうのは,ちょっと...(でも,相場的に言えば,金利が低いほど値上がり余地があるというのは,不動産価格と家賃の関係と同じ).

 ポンドは,多少金利は付きますし,イギリスって北海油田もってますし,何気に資源国なわけで,Brexitでばたばたしましたが,逆に言えば,そういうところからずる賢く「抜け駆けした」とも言えるわけで,そういうのは,どうあるべきというよりは,単純にどこが儲かりそうか,ということですからね.

 どこの外貨を買うかというのは,ちょっと難しそうな感じもしますが,単純に考えれば,いざとなったら,その国の貨幣をもってるってことは,その国に行って生活できるってことなわけで,何かあったとき,どの国で生活するのがいいかと考えればいいってことですかね.そういう意味では,ユーロ圏のどこかの国よりは,ちょっと離れた島国で資源もあるイギリスということはあるかもしれませんし,アメリカやオーストラリアもそれは同様ということですかね.あーそっか,となると全て英語圏ということになりますね.いざとなったら生活する的にも理にかなってる?

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5/15'17b
[プラスアルファ]
(防災)

 可能性が0とは言えないとは言え,日本経済とか世界経済の破綻にまで備えなくてもいいんじゃない?と考える人がほとんどなんでしょう.これがまさに,確率は低い巨大な恐怖に無意識に目をつぶるという正常化の偏見なんですが,正常化の偏見は,個人を犠牲にして人類が繁栄するための人間の本能なので,これを乗り越えるのは,容易なことではありません.津波警報が出たときの避難率が低い(だいたい10〜30%,東日本大震災で大津波警報が出たところでも50%程度)のがまさにそうなわけで,私が経済破綻に対していろいろ検討してるのは,本能を乗り越えたというよりは,たまたまそういうことが面白いということがあるわけです.

 そういう意味では,津波警報についても,ただ高台に避難しろというだけでは厳しくて,何かインセンティブというか,例えば,高台に上がるとすごい景色がよくて,散歩がてら行きたくなるところとか,そこで快適に過ごせるような設備を整えるとか,津波警報が出て,高台に集まったら,みんなでワイワイやって豚汁とかふるまうとか(笑),なんかプラスアルファが必要なのかもしれませんね.

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5/16'17
[新歓]
(大学)

 今頃という感じもしますが,研究室の新歓でした.新歓は,なぜか(K島さんが教えてくれたおそらくつくばで一番美味い)焼肉屋(秀苑)ということに毎年なっています.でも,最後にカルビクッパ(と石焼ビビンバと冷麺)を頼んだんですが,カルビクッパが激旨で驚きました(辛さと甘さのバランスが絶妙).カルビクッパだけを食べに2週間に1回くらい来たいくらいです(笑).

 今年はなんかみんな(一人熱出して欠席)仏頂面というか,きちっと?してますね(笑).

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5/17'17
[難しい時代]
(経済)

 とりあえず,豪ドルを米ドルと同じだけ買っておきました.で,全資産の1/10のつもりだったのですが,今日,全資産を久しぶりに値洗いしてみたら,かなり増えてて,1/16くらいにしかならないことがわかって,まだまだ買わないといけないことになります.

 そうなると,為替リスクが発生するので,両建てということになるのですが,これは,だめですね.少なくともFXでは,理論通りは行きません.それは,ドル円を買うときは,円を売ってドルを買うんですが,逆のことをするときは,本来的には,ドルを(借りて)売って円を買う,つまり,円ドルを買うんですが,FXでは,円ドルを買うのではなくドル円を売る「仕組み」になってるからです.つまり,ドル円を買って1ドル100円が1000円になれば,10倍になりますが,同時に(円ドルを買うのではなく)ドル円を売れば,1/10ではなく,-9倍,つまり,資金の9倍の損となり,10倍−9倍=1倍ということになります.

 じゃあ,FXではなく,実際にドルを借りて売ったらどうなるでしょうか? 例えば,1ドル100円で1000万を10万ドルに替えて,一方で,10万ドルを借りて,これを1000万に替えます.そして,1ドル100円から1000円になると,10万ドルに替えたドルを円に戻すと1億になります.そして,借りた10万ドルを替えた1000万ですが,これをドルに戻すと,1円が0.01ドルから0.001円になってますので,1/10の1万ドルになってて,9万ドルのマイナスなので,これを補填しないといけなくて,9万ドルは,1ドル1000円になってるので,9000万の支払いとなり,1億−9000万=1000万で同じ結果となります.

 ですから,結局これも「うまい話はない」ってことなんですが(だって,これで簡単にリスクヘッジできるのなら,ゼロサム的に必ずどこかにしわ寄せがいくわけですからね),FXというか為替の場合は,ちょっと不思議な感じです.もし仮に,10万ドルを借りる必要がなくて,初めから自分で10万ドルもってる場合はどうでしょうか?

 1000万+10万ドルをもってるとして,円からドルに替えた1000万円が1億になって,ドルから円に替えた10万ドルが1万ドルになるわけで,資産は,1000万円+10万ドル(1000万円相当)→1億円(1000万円相当)+1万ドル(1ドル1000円で円にすると1000万円なので100万円相当)で,これは結局,円とドルをドルと円に替えずに,そのままもっていた場合,1000万円+10万ドル→1000万円(100万円相当)+10万ドル(1000万相当)と同じで,既に検討したように半分をドルでもっていた分,半分だけ助かったという結果と変わりません.

 円ヘッジ付きの米国債も全く同じです.米国債の価値が相対的に急上昇しても,円ヘッジで莫大な損が出るわけで,例えば,1ドル100円から1000円になれば,米国債の価値は10倍になりますが,円ヘッジによって,買った米国債の9倍の損失が出るので,これも差し引き1倍,1万円札が千円札になれば1/10で,資産を守ることはできません.

 結論としては,やはり,「うまい話はない」ということで,為替変動や商品価格変動のリスクをとらなければ,つまり,保険のようにある程度のコストを払わなければ,リスクヘッジはできないということです.いやー,ほんとに難しい時代になったと思いますが,リスク分散と考えれば,全て日本円ではなく,ある一定の割合を外貨に,更には,通貨ではなく,現物や商品に,ということなんでしょう.でも,日本人なら給料は日本円でもらうわけで,つまり,スタートは,日本円でしょうから,どのタイミングで,これを外貨や現物や商品に変えるかということで,相場を読む必要があるわけで,これって,いわゆる株式投資と同じで,つまり,別に株とか相場とかそういうものに興味がなくても,資産を守るためには,そういうことをしないといけないわけで,いやー,やっぱり,ほんとに難しい時代になったと思います.

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 てことで,どうしましょうね.資産が1/10になってしまうのなら生活して行くのに必要な資金の10倍稼いでおく? ちょっと現実的ではないですが,既にどこかで書きましたが,必要以上のお金は要らないけど,必要以上のお金を稼ぐ意味があるとしたら,安全率ではないですが,そういうこともあるかもしれません.

 でも,現実的には,というか,そもそも資産が1/10になるのは,単純に嫌ですから,日運だけではなく,為替や商品の相場も読んで,然るべきタイミングで買うということでしょうか.そういうことが起こるとしたら,例えば,1ドル100円から1000円になるとしたら,いきなり100円から1000円ということはなく,どこかでドル円が上がり始めるわけで,そのタイミングを掴まえるということです.私は,それはそれで楽しめると思いますが,一般の人はどうしたらいいですかね?

 一つの考えとしては,少なくとも家を買っておくということはあるかもしれません.つまり,1/10になるところを1/5で「手を打つ」ということですね.ただし,何事も起こらなければ,1倍をキープできたものをみすみす1/5になってしまうことになります.ですから,どうせ買うなら安いとき,つまり,これも相場を読むまで行かなくても,ある程度経済状況を見ながら安いときに買いたいですよね.

 で,今の状況を見ると,長期保有をするのなら,今は買いではない(2000万が4000万になって500万に暴落するとしたら,2000万が4000万になろうとしている段階)でしょう.じゃあ,いつなのか,ということですが,Aベノミクスバブル,東京五輪バブルがはじけて,経済状態がやばくなって,「そういうこと」が起こる前ということでしょうか.つまり,商品(先物)と同じタイミングですね.

 でも,これってかなり難しい気がします.そもそも,経済状態がやばくなってから「そういうこと」が起こればいいのですが(普通はそうだと思いますが),「そういうこと」が起こるというか,政府や日銀がそういう決断をするとなると,ひた隠しに隠して秘密裏に事は進められるでしょうから,いきなり「そういうこと」が起こらないとも限りません.

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 一般の人がどうすべきかはともかく,問題は,私がどうするかです.余剰資金で既に日運をやっていて,そこでは,日本経済の私なりの見通しに基づいて運用していて,要は,資産を守るために,そういうことを,pf(非大手証券株+中堅建設株)以外の相場,具体的には,為替や商品についてもやらないといけないということかもしれません.うーん,本腰入れて研究しますか.

 でも,かつで為替も商品先物も取引していたことはありましたが,pfが好成績ということで,これに絞ったわけですから,為替や商品先物は,正直,まだ自信がないというか,研究不足の感は否めず,そういうものを余剰資金ではなく,非余剰資金で運用するというのは,無謀というものかもしれません.

 じゃあ,pfが好成績なのなら,非余剰資金もこれで運用したらどうなるでしょうか? いやー,ちょっと考えられません.日運は,めっちゃハイリスクハイリターンでやってて,余剰資金だからこそ,これにあてられるわけですからね.それに,運用は全て日本円ですから,日本経済が破綻したらどうしようもないわけで,それで,外貨と商品ということがあるわけです.

 一つの考えとしては,資産を「守る」のが目的で,増やさなくてもいい,多少のコストを払ってもいいわけですから,そういうことを「好成績」とするという評価法でやったら,どうなるか,ということはありますね.そういう「評価法」でちょっと研究してみますか.

 でも,日運については,趣味というか,ただ面白くてというか,自分の経済に対する見通しや考え出した数理モデルを検証することが目的だったのですが,為替や商品については,そうも言ってられなくなってきたというか,資産を守るためなら,まさに生きて行くためというか,そういうことにもなってきて,正直,ちょっと気が重い感じもするのですが,生きて行くためなら,やるしかないってことですかね.

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 ていうか,一応,レバレッジなしの買いのみで分析はしたわけですから,まさに安全運用なわけで,とりあえずは,それでやって行くってことですかね.でも,それに従うとすると,もっと外貨を買わないといけないってことですね.

 あとは,私の中の日本経済,あるいは,世界経済(資本主義経済)の見通し的に言えば,長期ではどちらも売りなわけで,これは,即ち,日本円売り外貨買い,通貨売り現物買いなわけで,筋は通ってることになります.ただ,もちろん,一本調子というわけではなくて,多少変動しながらということですから,相場や状況を見て買えると思ったときだけ買うということで,そういう意味では,今は外貨は買い(日本売り),そして,商品は売りと判断してるわけですから,当面は,世界経済は,まだ何とか大丈夫で,でも,その中で日本が相対的に沈んで行くということですかね.

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 あとは,当たり前の話かもしれませんが,働けるうちは働くということですね.資産が1/10になっても,働いてキャッシュフローがあれば,生きては行けますからね.つまりは,いっぱい稼いでおこうと無理して働いて体を壊してはだめなわけで,細く長くではないですが,できれば,死ぬ直前まで(今の通貨価値で)月20万のキャッシュフローが得られるくらいということでしょうか.そういう意味では,既に何度も書いてますが,研究関係以外の仕事を半分とか1/4にしてもらって,給料も半分とか1/4というのがやっぱりいいですね(笑).

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5/18'17
(経日)

 またまた,Tランプリスク炸裂じゃないですが,自分の犯した罪を隠すために?BI長官を解任したというとんでもない疑惑が持ち上がり,韓国の大統領のように弾劾という可能性も出てきて,NYダウが大きく下げて円高になって,日本株も大きく下げました.でも,それが原因なんですかね? 結局は,経済の大きな流れというか(日運では,5/12に売りになったと判断),Tランプラリーでバブったものが剥がれ落ちてきただけのような気がしますけど.

 で,うまい具合に?円高になったので,豪ドルを想定額まで買い増し,白金も買っておきました(でも,米ドルももう少し買いたいし,ポンドは全然買ってないし,まだまだだなあ).下がったら買うという逆張りは,私の投資方針ではないのですが,値上がり益を狙うのではなく,リスクヘッジが目的なので,とにかく「もっておく」ってことで,とにかく買いました.

 でも,非余剰資金に手を付けた?ということで,ちょっと怖い感じもするのですが,FXや商品先物は,レバレッジ20倍以上!まで取引可能で,私が昔やってたときは,為替が6倍,商品先物が3倍でしたから,今回は,レバレッジなし(1倍)ということで,6倍とか3倍とかレバレッジをかけたことを想定すると,そんなに大きな玉が建ってるわけではないので,その辺は,思ったより大丈夫でした(でも,ワンクリックで一瞬で買えちゃうのは,やっぱり,ちょっと怖いかも).

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5/18'17b
[REIT]
(経済)

 あとは,やっぱ,不動産ですかねー.でも,今は買えないし,安くなったところで買うとしても,相場を見る指標が...そっか,REITがありましたね.で,東証REIT指数なるものがあるようです.その推移ですが,

 

市況をきっちり反映していて,既に高値圏にありますね.あとは,2008年のリーマンショックの下げがすごいと言いたいところですが,よく見ると,リーマンショックのとき(9月)には,既にかなり下げていたことがわかります.つまり,株価より大分先行して下げてるわけで,これを見てると「そういうこと」がわかるかもしれません.あっ,東証REIT住宅指数というのもあるんですね.これのグラフはこんな感じです(ただし,2010年から).

 

 こちらも高値圏です.東証REIT指数とほぼ同じ動きで,どちらも2010年頃の2倍以上になってます.もちろん,まだ上がる可能性もあるとは思いますが,どこかで必ず暴落するので,買うのは,まさにババ抜き(しかも,ほとんどの人がババを引く)で,遅くとも数年以内に売らないといけません.

 これをどう利用するかですが,例えば,家を買って,その資産価値をそこでキープしたかったら家の価格と同じだけこれを空売りするということですかね(いわゆるつなぎ売り).東証にもETFが上場しているようです(1595).でも,あんまり出来てなくて,1日の売買代金がせいぜい100〜200万なので話になりません.あー,こっち(1343)ならそこそこ出来てますね.それでも数千万〜数億なので,何日かに分けて売っていくんですかね.

 でも何千万も空売りするのって,やっぱり怖いですよね.優待取りみたいに逆日歩付くかもしんないし.例えば,3000万の家を買って3000万空売りして,家の価格(≒REITの価格)が5000万になったら,2000万の損なので(でも,家の価格が3000万から5000万になってるので,プラマイゼロ),これを埋めないといけないのですが,家を売らずに住み続けたいとすると,2000万を何とかしないといけませんし,自分の家の価格がこの指数と完全に連動するとも限りません.

 ですから,普通の使い方としては,推移を見て市況的に安くなったと思ったところで買うということでしょうか.でも,それはそれで難しいですよね.2010年くらいの価格が目安にはなると思いますが,おそらく,そこより更に下がるわけで,そうすると,買い場なんて来ないってことになってしまいます.

 いずれにしても,買いか売りかを判断しないといけないので,ちょっと分析してみますか.データは,東証REIT指数は,2007年からありました.

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 ざっと見てみました.今は,やはり売りですね.でも,売りと判断できるタイミングは,2013年,2014年,2015年,2016年と4回来ていて,その間,ずっと高値圏で推移して,今が4回目で,既に少し下げてますから,やはり,買える状況にはないですね.

 じゃあ,いつ買うかですが,買いになったと判断できるときということになりますが,またいつ売りになるかわからないわけで,そのとき売って引っ越しするのも面倒なので,REITを空売りするとすると,目論見通り下げれば問題ないですが(また買いになったときに買い戻せば,家が安くなった分の利益が得られるので,資産は減らない),逆に動いたときは,家の価値は上がりますが,その分,REITで損が出ますから,損金処理をしないといけません.

 ですから,家を買うとしても全資産の1/3程度以下で買える範囲にして,それと同額程度の日本円も準備しておかないといけないってことで,リスクヘッジとしては,今一ですね.

 でも,こういう形で不動産市況が定量的に見られるのは,なかなかいいので,これからもウォッチはして行こうと思います.

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 例えば,東京のどこかの優良物件を買っておいて,そこには,荷物はあまり置かずに,いつでも引っ越しできる状態にして(人に貸して家賃をとるのは,やっぱり面倒),売りになったら,さっさと売って引き払うというのは,ありかもしれません.と思ったのですが,やっぱり,これもちょっと面倒ですかね.買ってるときに首都直下地震が来るかもしんないし.

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5/19'17=
[まとめておくと]
(経済)

 ということで,今度こそ,何とか煮詰まって来ましたかね.

 振り返ってみると,余剰資金で一か八かでやってる日運とは別に,非余剰資金を日本経済や世界経済(資本主義経済)の破綻からどうやって守るかということで,まず,日本経済破綻対策として,米ドルを1/10だけ買っておくということは,以前からやっていたのですが,世界(アメリカ)経済破綻対策ということで,商品もということが1ヶ月前の話で,そこから,いろいろ検討してきたわけです.

 例えば,円ヘッジ付きの米国債とかVIX指数とか,経済の専門家?が薦めるものも検討しましたが,全く使いものにならないことが確認できました.両建てのマジックにも気づいたのですが,これは,そういうことが物理的にできないシステムになっていました.でも,これができれば,まさに濡れ手に粟で,でも,そんなことはありえないので,当然の話ですかね.

 あとは,これは,私の単純なミスですが,1/10ではだめというか,1/10のリスクヘッジ効果しかないことにも気づきました(やっぱり,結構間抜けなところがありますね).

 ということで,現段階での結論としては,日本経済破綻対策として,日本円を外貨に替える,資本主義経済破綻対策としては,通貨を商品や不動産に変えるということなんですが,為替,商品,不動産ともに相場が大きく変動するので,相場というか,日本や世界経済の動向をつぶさに観察して,買えると思ったときに替(変)える,買えないと思ったときは,日本円に戻す,即ち,相場を読んで,相場変動リスクをとらなければ,リスクヘッジはできないということですね(まさに難しい時代).

 リスク分散という意味では,外貨は,米ドル,豪ドル,ポンド,商品先物は,金,白金,原油ということで,日本円,あるいは,日運(株式)も入れると,当面は,8つのセクタに分散ということになります.ただし,全部同じ割合というわけではなくて,日本円を2割残しておいて,残りを均等割なんですが,米ドルも日本円と同じ2割にして,その分ポンドを減らして0.68割,残りの豪ドル,金,白金,原油を1.33割ずつという感じでしょうか.

 不動産については,長期的に値下がりして行く上に,外貨や商品先物のように手早く売買できないし,売ったときの引越も面倒なので,できれば買いたくないのですが,市況を定量的に見ていく方法を見つけたので,とりあえず,ウォッチはして行きます.

 あとは,「在庫を抱える」ための生活必需品の物流システムについては,まだ,これはというものが見つかっていないので,これもぼちぼち考えて行きます.

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5/20'17
[すぐ忘れる]
(日記)

 仕事に加えて,いろいろ検討してきたので,活動度は低くないのですが,一区切り付いたということもあってか,調子は今一ですね.特に体調というか,運動してないのに筋肉痛というか節々が痛い感じで,フィジカル的にあまりよくありません.で,体を動かさない→ますます調子が悪くなるという悪循環になるので,できる範囲で体を動かした方がいいということを思い出しました(やっぱり,すぐ忘れる).

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5/20'17
[どこまで行くか]
(経済)

 資産を守るための経済破綻対策ということで,そういう雰囲気?になったときに,日本円を外貨や商品(先物)に変えるってことなんですが,これって,結局,経済情勢を見て,為替や商品の相場を読むってことですよね.で,外貨や商品の相場が上がるってことは,要は,インフレってことです.でも,今の日本を考えると,インフレなんかとても起こりそうにありません.日銀がこんだけジャブジャブにしても目標の2%はおろか,デフレ脱却すらできないわけですからね.

 理由は,明白で,日本のようにものの生産と物流システムができていれば,もので溢れているわけで,それは,人口が減っていくのに供給過剰の不動産も同じで,需要と供給の関係から言って,ものの値段は上がりようがないわけで,そういうことがあるとすると,大して価値がないものに付加価値を付けて,法外な値段で金持ちに売りつけるくらいが関の山なわけです.

 でも,インフレと言えるかどうかはわかりませんが,実質上,そういうことが起きる可能性があることがあります.それは,国家財政の破綻です.消費税は上げないし,景気をよくして税収を増やそうとしてもだめだし,これから団塊の世代の介護が必要になるわけで,このままでは,低負担高福祉の日本の社会保障が破綻するのは,時間の問題でしょう.

 そうすると,国債が暴落して金利が急上昇します.つまり,日本という国の信用がなくなるわけです.国債を買ってるのは,日本の銀行だから,関係ないという人がいますが,日本の銀行のお金がなくなれば,そこにお金を預けている日本国民の預金がなくなるということです.ペイオフで1000万まで国が補償とか言っても,その肝心の国が財政破綻すればどうしようもありません.じゃあ,国債価格が暴落しないように,今まさに日銀がやってるように,国債を買い続けて,ジャブジャブにするとどのみちインフレになってしまいます.

 でも,もし日本国債がデフォルトを起こしても,国内債務だから,日本円を刷ればいいじゃないか,と言う人もいます(でも,もうここまで来るとかなり危うい話ですよね).でも,これって,またまた,結局,インフレなわけです.

 という具合に,政府や日銀の対応によって,いろいろ分かれ道があるような気もしますが,結局は,日本経済,つまりは,日本円に対する信用の問題なわけです.で,それが毀損されれば,相対的に円安になり,ものの値段が上がってインフレになるわけです.つまり,最初のところに戻ると,為替や商品や不動産の相場を見ていれば,そういうことがわかるかもしんない,ということでしょうか.

 問題は,「どこまで行くか」です.これも既にどこかで書きましたが,1ドル1000円とかになれば,日本の輸出産業は,ウハウハなわけで,かなり時間がかかると思いますが,どこかで息を吹き返して,「戻ってくる」というのが考えられます(イメージ的には,リーマンショック程度でも10年かけて今の状態ですから,20〜30年はかかるかも).

 でも,日本経済が破綻したら,世界中に深刻なダメージを与えるでしょうし,日本経済が復活してものを作っても,売るところがなければ,どうしようもないわけで,そんなところも通り越してしまったら,しょうがないとあきらめるのか,そこまで考えて,何か対策をしておくのか,ということでしょうか.

 日本円を外貨に替えておくとか,商品先物を買っておくというのは,「戻ってくる」程度のダメージまでしか対応できないですかね.だって,戻って来なければ,外貨も紙くずになるでしょうし,FXとか商品先物市場自体も機能しなくなるでしょうからね.生活必需品とか自給自足とかは,そこまで考えた対策ということでしょうか.

 でも,確率的には,大変なことになっても,時間はかかっても何とか「戻ってくる」くらいに留まる可能性が高いというか,何がなんでもそうしないといけないと思うのですが,「戻って来た」ときに,ちゃんと対策をしていたかどうかで,莫大な「再配分」の差がつくのは言うまでもありません.

 それに,戻ってくるとしても20〜30年もかかるのなら(イメージ的には,1929年の世界恐慌が起こって,戦争でガラガラポンが起こり,日本が復興したと言える1960年くらいを考えると30年くらい),実質,戻って来ないみたいなものでしょうし,その間,何とか経済システムが維持できれば,できる対策はいくらでもあると思います.

 つまりは,将来が不安だからといって,貯蓄するだけではだめで,それを守ることも同時にしないといけないということです.ほんと,難しい時代になりましたね.

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5/21'17
[一般の人は]
(経済)

 ですから,一般の人も,現在の経済情勢,そして,これから,日本や世界がどうなって行くかを,経済の専門家?の言うことに騙されずにしっかり自分で考えることが必要になってくるのでしょうし,株や商品はともかく,為替くらいはウォッチした方がいいのでしょう.でも,ウォッチしても,いつ買ったらいいかは,難しいので,単純にリスク分散ということはあるかもしれません.

 確かS田紳助さんだったと思いますが,彼は,もちろん,莫大な財産をもってるのですが,それを守るために円と米ドルとユーロの3つに分散してると言ってました.ただ,その時は,ものすごい円高で(なので,引退間際の2011年くらいの話ですかね),

 

めちゃめちゃ損してると言ってましたが,円だけで生活できれば,何の支障もないですし,実際,その後,Aベノミクスで急激に円安が進んだので,元に戻ったってとこでしょうか.

 じゃあ,どうやって買っていくかですが,右肩上がりの高度成長期の時は,株を買うときに,相場を読むのではなく,定期的に一定の割合で買っていけば,平均的に買うことができて,右肩上がりであれば,トータルとしては,儲けが出るということが言われていました.そういう意味では,日本経済が長期的にやばいと思えば,基本的には,円安なわけですから,相場が上がろうが下がろうが,一定のペースで(例えば,給料をもらったときにその何分の1とか)外貨を買っていくというのは,一つの方法かもしれません.そういう意味では,株も高度成長期とは逆に長期的に下がっていくと思えば,一定のペースで売っていく,世界経済(資本主義経済)がやばくなっていくと思えば,商品やものを一定のペースで買っていくということもありですかね.

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 一般的には,そうかもしれませんが,私個人的には,経済や社会情勢を見て,買い時,売り時を見ていこうと思います.何でも楽しんじゃえということもありますし,ピンチはチャンスということもありますし,日運と同様に,自分なりの将来の見通しというか,日本や世界の経済がどうなって行くか,局面局面で,ある程度判断できると(勝手に思ってると)いうこともあります.むしろ,楽しみが増えたというくらいでしょうか(前向き).

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5/21'17b
[戦えば]
(世の中, 経済)

 実際のところは,どうなるでしょうね.既に書きましたが,Aベノミクスとか政府や日銀が余計なことをしなければ,借金を先送りして増やさないで計画的に少しずつ返して行って,その間,ずっと0成長0金利で景気が低迷した状態を受け入れれば,何事もなくやって行くことはできると思います(でも,要らない会社はどんどん潰れますけどね).

 そもそも,現状の何が問題なのでしょうか? 何も問題ないですよね.デフレなら,同じものが安い値段で買えるわけですから,結構な話ですし,給料が下がってもものの値段も下がればトントンです.いやいや,持ち家じゃなくちゃ格好悪いし,車は何年に1回か買い換えたいし,毎日のように飲みにも行きたいし,何千円も出して美味いものを食いに行きたいし,ブランド品も欲しいし,年に何回かは海外旅行しないと人並みじゃない? ○ホちゃうの? ていうか,他にやることないんかい.

 でも,実際のところは,個人的には,現状でOKでも,自分が勤める会社や自営業の立場からすると,そういうわけには行かなくて,究極の自己矛盾状態なわけですが,結局は,無い袖は振れぬじゃないですが,政府や日銀が選挙で勝つために業界団体の圧力を受けて,余計なことをしても,無駄なお金を使わないという方法で国民が戦えば,インフレは起こらないし,そういうことも回避できると書きました.

 でも,どうなんですかね? 実際は,政府や日銀がいくら金融緩和してもインフレにならないとなると,それをどんどん加速させて,気がついたときには...ってことになりませんかね? つまり,政府や日銀が余計なことをしなければ大丈夫なのに,余計なことして変なことになりゃあしませんかね,というか,Aベノミクスとか,実際,そういうことをしてるわけですからね.でも,諸外国との金融緩和合戦ではないですが,そうせざるを得ない面もあって,世界経済の大きな流れというか,そういうものには,逆らえないわけで,とすると,やはり,あまり楽観的な感じはしませんね.

 結局は,国と国民の戦いなのでしょう(守ってくれるはずの国と国民が戦わないといけないのは,嘆かわしい限りですが).何度も書きましたが,国がインフレにしたいのは,国民のために景気をよくしたいのではなく,借金の踏み倒しです.その方法は,国債のデフォルトとかいろいろありますが,インフレにして,通貨の価値を毀損させるのが,一番「穏健」というか,見かけ上は,そう見えるってことですかね.

 でも,インフレになれば,その分,国の借金は減りますが,円の価値が下がって,国民の財産もその分減ります.つまり,そういう形で,借金を踏み倒そうとしてるわけで,対策をしなければ,国にそういう形で召し上げられるとうことです.それに問題なのは,それを徐々にやるのか,どこかで急激にやるのか(借金はいずれは返さないといけないので)ということなのですが,年2%ってことは,徐々にやろうとしてるってことですが,そんなうまい具合に行きますかね(そんなうまい具合に行ったためしはない),ということでしょうか.

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5/22'17
[必ず帳尻が合う]
(経済, 世の中)

 石油埋蔵量世界一を誇るベネズエラがインフレ率1600%!という危機的経済状況に陥ってるそうで,原因としては,前大統領が行ったばらまき財政,具体的には,石油の利権をアメリカから取り返したのはよかったけど,それで教育や医療などを全て無償化したところに原油価格の急落でクビが回らなくなって,「印刷」してしまったとのことです.どこかできいた話ですよね.そう,いい気になって人気取りのばらばきをやったところとか,ギリシャと似ています.

 そして,ばらまきまで行かなくても,将来のことより今がよければいい,消費増税は嫌だという衆愚政治になってしまってるところや,国内債務なのでいざとなったら印刷すればいいというのも日本とよく似ています.さすがに,日本でベネズエラのようなことは,起こらないとは思いますが(多分),1600%まで行かなくても200%,つまり,1年で物価が倍になるとしたらどうですか? もう相当やばいですよね.

 ギリシャやベネズエラほどではないにしても,今の日本の社会保障は,明らかに低負担高福祉です.じゃあ,その「差額」はどこから来てるのかというと借金(国債)で,それがもう天国的な額になってるわけです.

 何度も同じことを書きますが,低負担でいいサービスが受けられるというような「うまい話」は,絶対にありません.どこかで必ず帳尻が合うようになっています.

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5/22'17b
[考えればわかる]

 「うまい話はない」というのもそうですが,考えればわかることっていっぱいありますよね.為替と金利の関係や不動産価格と家賃の関係や株価と配当の関係もそうです.これは,経済理論は全く関係なくて,単なる論理です.もし,金利が高い通貨を買った方が得,人口が減って不動産価格が下がっていくのに借りて家賃を払うより買った方が得,配当利回りが高い株を買ったら得なのなら,みんなそうするわけで,そうするとみんな得することになって,でも,論理的には,そんなことはあり得ないからです.

 でも,そんな単純なことがわからないというか,メディアや経済の専門家?の言うことをよく考えずに信じるというか,いとも簡単に騙される人が多いことに驚かされます.でも,そういう人がいないと儲かる人が儲からないわけで,これもまさに論理ですね.

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5/22'17c
[インフレになるのか?]
(経済)

 経済破綻対策について,いろいろ検討してたということもありますが,なんか最近,経済関係の記事が多いですね.まあ,たまたまで,そのうちいつもの感じ?に戻るでしょう(笑).

 もので溢れている今の日本で雰囲気的にどう考えてもインフレになる感じはしないのですが,国は借金を踏み倒すためにインフレにしたいわけで,国債を買い上げてジャブジャブに金融緩和をしてるんですが,それでもうんともすんとも言わない.じゃあ,どうなったら,インフレになるでしょうか.

 簡単に言えば,円安ですよね.そうなれば,原料も含めて,食料や生活必需品のほとんどを輸入してるわけですから,物価は跳ね上がります.実際,Aベノミクスの初期段階では,急激な円安が進みました.問題はここからです.

 じゃあ,(金融緩和とかじゃなくて,もっと本質的に)どうやったら円安になるかですが,逆にどうやったら円高になるかを考えればいいでしょう.具体的には,自動車とかものを作って輸出すると,代金のドルを社員に給料を払うために円に替えないといけないので,円高になるわけです.そして,そうやって,戦後の日本の輸出産業の興隆によって,どんどん円高が進んできたわけです.

 

 そして,日本の(経済的)全盛期と言えば,バブルの頃で,当時世界2位だった日本のGDPが1位のアメリカに最も肉薄したのは,バブルの余韻が残る1990年代前半でした(でも,将来の経済を映す鏡である株価は既に急落).

 

 そして,1995年には,円相場もドル円で80円を割る円高まで進行しましたが(個人的には,1995年から1年間アメリカに行ったので,かなりいい思いをしましたが,今思えば,ものすごい偶然ですよね),そこが曲がり角となりました.GDPを見ても円相場を見ても,その後は,一進一退というか,もたもたしてるというか,20年以上もの長きに渡って,停滞期が続いているわけです.

 そして,これからどうなるか,ですが,新興国はどんどん経済成長するし,日本の人口は減って行くし,若い人達を見ていると,戦後世代に見られたがむしゃらに頑張るというようなところは全然ないし,どう考えても,日本という国は,経済的に相対的に沈んで行くと考えるのが自然でしょう.

 つまりは,プラザ合意以降,どんどん経済成長して,ばんばんものを作って外国に売りつけて,株価も円も高くなってきたことが1990年代に終焉を迎え,20年くらい(停滞したというよりは)なんとか踏ん張ったけど,これからは,徐々に株安,円安が進んで行くということでしょうか.

 何度も書いているように,経済が全てではないし,余計な無駄なことしてむりくり経済を回さなくても,江戸時代のように貧しくてもそれなりに幸せに暮らして行けると思うので,それはそれでいいと思いますが,株安,円安になれば,国民の資産は,その分,目減りします.

 いやいや,株なんかもってないから関係ないと思ってるあなた,円安になったらどうなりますか? 原料も含めて食料や生活必需品のほとんどを輸入してるわけですから,物価は跳ね上がります(一部の食料品でそういう兆しは既に見えますよね).1年で200%は極端でも,年10%ずつ円安になって行けば,10年で1.1**10=2.6倍です.もちろん,そんな単純な話ではないですが,給料はそのまんまで,物価が2倍以上になるってことです.こうなると年収200万とか300万とか年金だけでは,生活は苦しいですね.

 でも,物価が2倍になれば,貨幣価値は半分ですから,国の借金も実質半分になります.こうやって,国は,国民から借りたお金を踏み倒すわけです.それは,借金そのものである国債をデフォルトにするのではなく,こういう形で,関係ない国民全体を巻き込むのは,ほんとに悪質で腹立たしい限りです.でも,だからこそ,対策をするかしないかで,全然違うことになってくるとも言えます.

 つまりは,外貨を買っておくというのは,日本経済が破綻したときのためにという極端な話でなくても,そこまで行かなくても,穏やか?な円安による物価の上昇による資産の目減り対策でもあるわけです.だって,給料や年金が増えなくて,物価が上がって支出が増えれば,その分,資産を食いつぶすしかないわけですからね.

 この円安によるインフレですが,気づいた人は気づいたと思いますが,資産の一部を持ち家とか不動産でもっていても全然意味がありません.だって,不動産は,「純国産(笑)」,つまり,輸入品ではないですからね.しかも,インフレどころか,人口減少に加えて,経済の低迷も手伝って,資産価値とともに市況的にもどんどん値下がりして行きます.

 こうして考えてみると,全ては,「仕組まれている」ような気すらしてきます.日銀は,物価上昇率2%が目標だけど,それに全然届いてないから,まだまだ金融緩和を続けると言ってますが,本当に届いてないんでしょうか? 食品や日用品の買い物をしたり,外食をしたりしてる人は,わかると思いますが,少しずつですが,確実に値上がりしてますよね.

 だとすると,ほんとにひどい話ですが,対策はとれるわけで,結局,しっかり考えて行動した人間とそうでない人間の間に莫大な差が生じるというのも単純な話ですかね.

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5/22'17d
[易しい時代?]
(世の中)

 難しい時代になったと書きました.それは,自分の資産を守るためにリスクをとって資産運用をしないといけない時代になった(もちろん,そんなことしなくてもいいけど,しなければ,どんどん資産は目減りする)ということだったんですが,実は,易しい時代かも,という気がしてきました.

 戦後の高度成長期は,人口も増えて,みんな頑張って働いて経済成長して,株でも不動産でも買えば,資産が増えたものでした.易しい時代でした.じゃあ,これからは,どうかと言うと,日本という国がどんどん沈んで行くのなら,逆のことをすればいいわけですよね.具体的には,株や不動産は売ればいいわけです.

 でも,株の空売りはやっぱり怖いし,不動産はもってなければ売れません.じゃあ,どうすればいいかというと,円を売ればいいわけです.戦後の高度成長期もずっと円高が進んでいたわけですから,円を買えばよかったんですが,当時はFXなんかありませんから(FXができたのは,日本では1998年),円を買うには,ドルとかの外貨をもってないといけなかったわけで,実質,これはできなかったことになります.

 でも,今は,円を売りたいわけで,日本人ならみんな円はもってるわけですし,FXもありますから,簡単な話ですよね.もちろん,長期的な大きな流れとしては,そうだと思うのですが,一時的な上げ下げはあるでしょう.でも,基本的には,そういう割とイージーなことなんじゃないかと思うわけです.

 もっとも,これは,資産を守る,例えば,物価が2倍になっても円安でドルが2倍になってればトントンということで,儲かるというレベルの話ではありませんし,実際にどうなるかはわからないので,それで損をしても責任はとらないのは,言うまでもありません.

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5/23'17-
[食事のときに]
(生活)

 依然としてあまり体調はよくありません.明け方に一度目が覚めるのも相変わらずです.体は怠いし,筋肉や腱がずっと痛い感じがするのもずっと続いています.休めるものなら休みたいですが,そういう具合には行きませんし,休んだ方がいいとも限りません.体調がよくない→体を休める→血流が悪くなってますます体調が悪くなる,の悪循環になるからです.つまりは,無理しない程度に体を動かした方がいいということなのですが,その無理しない程度の案配が非常に難しいわけです.

 体調のこともありますが,バドミントンのパフォーマンスも気になります.自分が勝手にやってる分には,どうでもいいってことはないですが,自分のことなのでそれはそれで仕方ないのですが,藤原の相手をすることを考えると,そうも言ってられません.先週,久しぶりに彼と練習したのですが,もちろん,彼がどんどん強くなってることもあるのですが,このままだと練習相手にならないということになりかねないと思いました.

 もちろん,彼が強くなってもう練習相手にならないから,プレーするのはもう引退するということにしても(もう歳なので)許されるというかしょうがないとも思うのですが,何かそれだと納得できないというか,もちろん,彼のこともありますが,自分自身についてもこのまま引退するのは,無責任というか,できることなら,少なくとも東京パラリンピックまでは,何とか練習相手になる状態をキープして,私が気づいたバドミントンという運動の本質,あるいは,もっと広い意味での人間的なことも含めて,伝えて行きたいと思うんですよね.

 でも,そうだとすると,このままではだめなので,何とかするしかありません.でも,若い頃ならともかく,歳をとると嫌がる体にむち打ってトレーニングしても怪我するだけで,この過ちを40代以降ずっと続けてきたわけです.

 それで,いろいろ考えて,例えば,無理しない範囲で,バドミントンという運動に効果的なストレッチ的な軽いトレーニングを1日30分でもやるようにしたりしてたんですが,気がつくと体調不良にかまけてできてなかったり,トレーニングした後,たんぱく質というかプロテインというかアミノ酸を摂取するのですが,それが負担というか,カロリーを余計に摂取することにもなってどうしたものかと思っていました.トレーニングをするだけで,アミノ酸を補給しなければ,筋肉や腱に損傷を与えるだけで,単なる骨折り損なわけですからね.

 で,思ったんですが,トレーニングをして食事とは別にわざわざプロテインを補給するのを避けたいのなら,食事の前後に(無理しないで10分くらいでも)トレーニングをすればいいじゃんってことですよね.てことで,昨日の夕食から始めました.普通は,一日三食ですから,10x3=30分は,軽く体を動かすことになります.

 そして,これって,別にバドミントンのパフォーマンスとかだけじゃなくて,単純に健康管理というか,座りっぱなしを少しでも改善することにもなります.で,気のせいかもしれませんが,体調も少しよくなってきたような気がします.もちろん,30分に1回とか,少なくとも90分に1回は,立ち上がった方がいいとかはあるんですが,こういうのは,できないことをやろうとしても結局続かないわけで,まずは続くことをやることから始めるということですからね.

 重要なのは,いかに「習慣化」できるかでしょうか.つまりは,まだ始めたばかりなので,習慣化できるようにしばらく続けてみるということですね.

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5/23'17b
[体と心のバランス]

 体と心のバランスが大事だと思うんですよね.体が元気でもやる気がなかったり,やる気満々でも歳をとって体が動かなければどうしようもないですし,スポーツなら怪我ばかりしたり,仕事なら体を壊して仕事ができなくなってしまうかもしれません.

 伊達公子さんの現役復帰のときに結構行けるんじゃないかと書きました.そして,結果は,期待通りというか,期待以上だったと思います.だって,40過ぎて四大大会に出て何回か勝つなんてことは,尋常では考えられません.でも,最近は,膝の怪我に苦しんでるようで,でも,医者に歳とってから車椅子生活になってもいいのかと言われても,まだまだ続けたいということで,生まれて初めて手術したんだそうです(今年で47).どう思いますか?

 体と心のバランスから行けば,バランスが崩れてると見ることもできます.体が付いてこないのに心がどんどん先走ってるわけですからね.逆に若いときは,テニスをするのが辛かったと言ってますから,体に心が付いてこなかったということで,ほんと難しいですよね.

 でも,敢えて言えば,やはり,体より心なんだと思います.やりたいと思ったときにそれを抑えるのは至難ですし,そうすべきでないとも思います.だって,やりたいときにやりたいことやった方が単純に楽しいですし,何か知らんがその気になったときがチャンスで,それこそが成功の源と思うからです.

 確か横浜市長だった中田さんが言ってたんですが,成功した人というのは,蝶を追っかけていたらいつの間にか山頂に辿り着いた人なんだそうです.めっちゃわかりますよね.結局,自分のやりたいことを見つけてそれにどれだけ一生懸命になったか,というか,やりたいことは一生懸命やるに決まってるので,そういうことを見つけられるか,なわけです.

 でも,若いときはそれでいいですが,歳をとるとそうも行かなくなってきます.心が先走って無理して頑張って体を壊してやりたいことができなくなったら本末転倒ですからね.それに,歳をとって衰えるのは,体だけではなく心も,ということがあります.こういうことは,ほんとは書きたくないのですが,事実は事実として受け入れるべきだし,そこからどうするかということがあるわけで,実際,無理して体を壊さないように合理的にできてると見ることもできます.

 じゃあ,どうしたらいいか,ですが,結局は,「体を整えること」という気がしてきました.「心を整える」ということを言う人もいますが,心を整えるのって難しいですよね.やりたくないことはやりたくないし,それをやりたいと思うようになるのは,至難の業(ていうか無理)ですからね.病は気から,ではなく,気は病から(と書いたらATOKがご丁寧に誤用と指摘してくれました(笑))ということでしょうか.

 体が整ってハードルが下がれば,(歳とって)今までそれなりにやって来たことは,それなりにやりたいことでしょうから,それなりにやることはできると思うんですよね.あとは,時と場合によって,それが変化することもあって,それに従える環境を整えることですかね.

 じゃあ,いかにして体を整えるか,ですが,(歳をとったら)無理をしないということもありますが,無理しなさすぎるのももちろんだめで,結局,これもバランスの問題というか,無理しない程度にちょっと頑張るくらいが丁度いいんですかね.でも,その気になったときは(でも,もう,なかなかその気にならないけど),やっぱり,そういう衝動は抑えられないかなあ(ここに書きたいと思ったら,書いちゃうし).

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5/23'17c
[早い者勝ち?]
(世の中, 経済)

 宅配業者問題?ですが,今朝のモーサテで,ウォルマートがeコマースに進出して(そういう会社を買収して)そういうこと(店舗で荷物を受け取れる)をやってて,非常に評判がよくて,一人勝ちのアマゾンの有力な対抗馬になってきたとのことです.いいじゃないですか,日本の大手小売りもやったらどうですか.家に引きこもって買い物は全部通販で,というのは,どう考えても異常だし,週に何回かは,食料や日用品をスーパーとかに買いに出かけて,ついでに通販で頼んだ荷物をとってくるくらいが自然でしょう.

 それにしても,アマゾンの一人勝ちというか興隆は一体なんなんですかね.なんでも,アマゾン被害者指数(笑)なるものまであるらしく,これは,どういうことかと言うと,店舗を構えず価格を抑えられたということはありますが,経済全体の中では,結局,富が移動してるだけという側面もあるわけです.

 でも,宅配業者が音を上げるほど,何でもかんでも自宅まで届けるのは,いくら何でもやりすぎでしょうから,そこに他の会社がつけ込む余地はあるんじゃないですかね.そして,それができるのは,既に店舗網をもってる大手小売りでしょう.楽天みたいなeコマースが話をもちかけてもいいかもしれません.だとすると,アマゾンがそういうことに乗り出すことも考えられるわけで,消費者としては,もちろん,それでもOKです.つまりは,早い者勝ちってことじゃないですかね.

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5/23'17d
[Tリバゴ]

 アパート経営を薦めるCMもそうですが(でも,土地がなくても頭金が少なくてもアパート経営は「できる」って,そりゃできるでしょ.儲かるとは言ってませんからね),ホテルの宿泊サイトをまとめたとかいうTリバゴなるCMも鬱陶しいですね.いつだったかな,確か,地震学会で名古屋の宿をとったときだったでしょうか,一度,アクセスしてみたんですが,高っ!

 いろんなサイトをまとめて比較してると言ってるんですが,ホテルと結託して高いところだけ集めてそこに誘導してるんじゃないですかね? Yahooとか楽天とかのサイトの方が圧倒的に安いですよ.でも,こんな子供騙しに騙される人いるんですかね? いるんでしょうね.

 ちなみに今年の建築学会ですが,宿(広島)がバカ高いってことで持ちきりです.うちの研究室は,最初学生が探してきて,あまりに高いんで(普通の7千円くらいの宿が1万5千円とか),私がちょちょっと探して,駅前のまあ普通の普通の値段の宿を予約しました(笑).もっと,経済感覚磨けよ〜.

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5/24'17=
[商品⊃外貨]
(経済)

 そっか,商品,少なくとも商品先物市場に上場しているもの(貴金属とか農作物とか原油とか)は,ほとんど全部輸入品ですから,これを買っておけば,円安対策にも世界経済破綻対策にもなるんですね(気づくの遅すぎ).具体的には,世界市場の中での商品自体の価格は変わらなくても,円安になれば,円ベースでの商品価格は,その分ちゃんと値上がりするわけです.

 でも,気になるのは,その値動きの大きさでしょうか.でも,そういう意味では,今は比較的落ち着いている状況ではありますね.でも,白金だけ買いましたが,それ以外は売りなので,買いになった(と判断できた)ときに動けばいいってことですね.

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5/24'17b
[どの位まで沈むか?]
(世の中, 経済)

 日本という国は,経済的に相対的に沈んで行くということなんですが,じゃあ,具体的にどの位まで沈みますかね? こういうことは,既に分析してるところがいろいろあって,結果もいろいろなんですが,5〜10位くらいといった感じでしょうか.つまり,オリンピックのメダルランキングくらい(笑)に成り下がるってことですね.

 じゃあ,円はどうなるかですが,過去の(1970年以前の)GDPのデータがあまりなかったのですが,1970年には既に世界4位,プラザ合意前の1980年には,世界2位ですから,1ドル200円とか300円は,ふつーに考えられる,つまり,給料や年金は,今のままで物価が今の2倍とか3倍になるというのは,ふつーにありえるということですね.年金は,物価にスライドさせるとか言ってるけど,賃金が上がらないのに無い袖は振れませんからね.

 でも,暑さ寒さや雨露をしのげる狭くてもちゃんと住むところがあって,栄養バランスがとれたふつーの食事ができて,やりたくないことをあまりやらずに,やりたいことができれば,それ以上,何が必要ですかね? でも,それができるのは,今の物価水準で年収200〜300万といったところですが,物価が2〜3倍になると500〜1000万くらい必要ということになってしまいますね.でも,経済感覚をしっかり発揮すれば,今の水準で年収100万くらいでも全然行けると思いますけどね.あとは,技術革新による効率化次第ですかね.

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 でも,1ドル300円になれば,輸出産業は,ウハウハでしょうから,ばんばん稼いでまた円高になる,というか,そこまで円安にならないと言う人もいるでしょう.でも,どうですか? 1990年までは,全く逆だったわけですよね.

 つまりは,日本が世界に対して相対的に経済成長して,ばんばん輸出してたから,円高になってたわけで,でも,それが1990年以降,釣り合ったというか,いい線まで来てしまったということでしょう.

 そして,これからは,人口も減り,若い人達はがんがん働きたいとは思ってないし(対照的に,新興国は,人口が増え,みんなもっと豊かになりたくて,がんがん働く),世界に対して,相対的に低下していくのなら,1990年までと逆の動きになると考えるのは,自然なことでしょう.

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5/24'17c
(日運)

 経済破綻対策(→円安対策)ということで,為替や商品の検討が多かったのですが,日運の方も淡々と(1日10分だけですが)やっています.それで,戦績をAベノミクスが始まる前の2012年11月を基準にグラフ化していたのですが(↓の上の図),日運が始まったのは,2015年9月ですから,そこを基準にしたグラフも作ってみました(↓の下の図).

 まだ2年弱しか経ってないので,何とも言えませんが,日経平均のパフォーマンスがほぼ1倍なのに対して,1.5倍以上,年率にして30%くらいは出てますね.もちろん,このまま行くとは限りませんが,Brexit,Tランプ当選という波乱の2016年もうまく乗り切りましたし,ここまでのところは,まあ順調ってとこですかね.

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5/25'17
[経済学的に未解明?]
(経済, 世の中)

 N銀のK田さんが物価上昇率2%達成できないことには経済学的に未解明な点が多いと言ったそうです.○ホか(笑)って感じですよね.そんなこと誰でもわかるでしょう.金融緩和でジャブジャブにしても欲しいものがなければ人はものは買わないし,人口は減るし,年金とか将来に不安があれば尚更のことです.そんなこともわからないんでしょうか?

 んなわきゃないですよね.つまり,確信犯なわけです.人が働く,そして,ものを買うというのは,人の心の問題で,そんなものが経済学だけで説明できるわけがありません.そんなことは,K田さんだってわかってるでしょう(でなきゃほんとに○ホ).だとすると,何のために○ホのふりまでして,そんなことを言うのでしょうか.

 それは,国民を騙して,借金を踏み倒すためでしょう.物価を上げるのって実は簡単で,円安にすればいいわけです.経済学的というか,金融政策的には,金融緩和なんですが,これはもう限界ですし,結局は,外国との金融緩和合戦になってしまいます.じゃあ,どうすれば,円安になるでしょうか?

 それは,日本の輸出産業が停滞することでしょう.つまり,そんなに心配しなくても円安になって物価上昇に繋がると思いますし,既にそうなって来ています.つまりは,物価上昇率が目標に達しないとか言ってるけど,日銀や政府の思惑通りに事は進んでいるということです.そして,最終的に損をするのは,もちろん,日本国民です.ちゃんと対策しましょうね.

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 現実的にはどんな感じでしょうね.日本の輸出産業だって,没落していくのを指加えて見ているわけはないでしょうからね.そういう意味では,1990年以降の失われた20年(ていうか,もうすぐ30年)ですが,没落していくのを必死で何とか踏みとどまってきたと見ることもできます.でも,見方を変えると,頑張るから円安にならずに苦しいわけで,もうちょっとてきとー?にやれば,円安になってもっと楽になると思いますけどね.

 楽観的シナリオとしては,経済破綻とかまでには至らず,穏やかに株安や円安が進むという感じでしょうか.これがベストシナリオですかね.でも実際には,何度かハードランディング的というか,急激な変動は避けられないでしょうね.つまり,リーマンショックのようなことを10年に1回(あるいは,それ以上の頻度で)繰り返しながら,長期的には,株安円安ってとこでしょうか.

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5/26'17-
[円と株の関係]
(経済)

 最近よくきくコメントに「円安を好感して株式市場は上昇」「円高を嫌気して株式市場は下落」というものがあります.日本企業は,輸出産業が中心だから,円安はプラス,円高はマイナスということなのでしょうか.トヨタなんか,1円円高になると利益が400億吹っ飛ぶとか言われてますからね.

 じゃあ,実際は,どうなってるでしょうか? ここ10年余りの日経225とドル円の関係を描いたものが以下のものです.

 確かに両者には相関関係があるように見えます.じゃあ,長期的にはどうでしょうか.

 これを見ると,相関関係どころか,逆相関関係になってる時期もあって,とても円高→株安,円安→株高とは,言えないことがわかります.そもそも,重要なのは,因果関係であって,相関関係ではありません.

 じゃあ,因果関係的にはどうでしょうか? 円安になれば,ドルで同じ売り上げでも円換算で売り上げが増えるのでプラスということなんですが,その一方で,頑張って稼いで売り上げを増やして,社員に給料を払うためにドルを円に替えれば,円高になるわけで,円安→株高,株高→円高,つまりは,円安→円高という因果関係?があるわけで,これっていわゆる「綱引き」関係で,円安だから株高とは,限らないことになります.

 日本経済がこれからどうなって行くか的にも,日本の輸出産業が低迷すれば,稼いだドルを円に替える機会が少なくなって,円安になるんですが,円安になれば,稼いだ分の円としての取り分は増えるので,これも綱引き関係ですね.でも,長期的には,戦後のように,稼ぐ→円高→それでも稼ぐ,の反対,即ち,低迷→円安→それでも低迷となれば,円安株安がどんどん進んで行くことになります.

 実際は,綱引きなので,右に行ったり,左に行ったりで一進一退ということで,それがこの20年だったとすると,そろそろ,綱引きの決着がつくというか,一方向にどーっと流れるということでしょうか.組み合わせとしては,株高円高に流れるということもあるんですが,実際の状況を見ると,(例えば,中国を抜き返すとか)とてもそんな感じはしませんよね.

 ドル円と日経225のオービットを描くと以下のようになります.

 履歴としては,1970年から1990年の高度成長というかバブルで右下から左上へ,バブルの崩壊で左下へ,で,今は,それが少し戻ったところという感じでしょうか.

 最も楽観的?なシナリオとしては,一進一退が続くということですかね.それはそれでOKですが,綱引きなので,行ったり来たりの振れ幅はあるでしょうし,長期的なトレンドとしては,右肩上がりよりは,右肩下がりの可能性が高いような気はします.つまりは,上の図で(100,10000)と(150,30000)の間を行ったり来たりという1990年以降のトレンドをキープするのか,ここからはずれて(125,20000)と(300,5000)の1990年以前のトレンドに逆戻りするのか,ということでしょうか.

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5/27'17
[やってしまいました]
(バドミントン)

 今日の午前中,練習だったんですが,やってしまいました.ずっと違和感はあったんですが,前に飛び込んだ瞬間,左ふくらはぎがピキッとなってものすごい痛みが...よくわからないのですが,軽い肉離れのような感じでしょうか.

 すぐに藤原が氷嚢と足を上げて乗せる椅子を持ってきてくれて,崎原がサランラップ(笑)で患部を圧迫しに来てくれて,そこでアイシングしながらしばらく横になって,みんなの練習を見てました.藤原がタイに国際試合に行くということで直前の実践練習だったんですが,ほんと情けないというか,申し訳ない気持ちでいっぱいです.

 「体を整える」的なことを始めて,もちろん,まだまだですが,ちょっと動けるようになって来始めたと思ったらこれです.ていうか,40代半ばくらいからずっとこんな感じです.もうやめろってことなのでしょうか.

 でも,もちろん,やめる気はありません.でも,もう歳なので,あまり無理はしない方がいいでしょう.幸い(多分),肉離れまでは行ってなくて,えっちらおっちら歩くことはできます(その程度で済んだということ).とりあえずは,怪我が治るまで養生ですが,「体を整える」的なことも,怪我したふくらはぎに負担をかけないものは続けて行きたいと思います.

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5/27'17b
[食べることと寝ることを中心に]

 人生の最大の喜びは,(結局)食べることとどこかで書きました.あとは,疲れて夜寝ることですかね.つまりは,最低でも,おいしいと思って食べられて,夜ぐっすり眠れる場所があれば,何とか生きて行くことはできるとも書きました.でも,食べて寝るだけだと「退屈」ですよね.

 本来的には,食料を得るために,住む家を確保するために働かないといけなかった,そして,それで退屈しのぎができたわけで,働いて疲れることが空腹や夜の快眠にも繋がるわけで,生きて行くだけで精一杯ならそれはそれで何の問題もなかったのです.

 でも,高度成長期が終わり,生きて行くだけで精一杯というわけでもなくなって,逆にいろいろ問題がでてきました.「やり甲斐」なんてものが出てきたのもそういうことがあるわけで,生きて行くのに必死なら,やり甲斐もへったくれもなかったわけです.難しい時代になったものです.定年で仕事を失えば,尚更です.

 でも,そういうことなら何とかするしかありません.やりたいことがあるのなら話は簡単でしょう.そんなにやりたくはなくても「やり甲斐」があるのならそれが次善でしょうか.でも,これって何だか当たり前ですよね.

 ここでは,ちょっと別の角度から考えてみるということなんですが,最初の食べることと寝ることが人生の最大の喜びなら,これを中心?に考えたらどうなるのかと考えました.

 例えば,おいしいものが食べられるところがたくさんあるという理由で東京に住みたい,でも,それにはお金がかかるというのなら,そのために働くというようなことですかね.あるいは,夜ぐっすり気持ちよく眠るためには,疲れないといけないし,おいしいものをたくさん食べるためにはカロリーを消費するために(適度な)運動をする,というようなことでしょうか.

 同じ運動をするにしても,例えば,スキーに行くとかゴルフに行くとか,楽しい方がよくて,でも,それにはお金がかかるのなら,そのために働くというように,食べることと眠ることから始まって,派生的?にいろいろ退屈しのぎを考えて行くことはできるかもしれません.

 うーん,でも,あんまりしっくり来ないですかね.そんなことしてまで働かなくても,充分おいしいものは食べられますし,運動するのにもそんなにお金はかかりませんからね.でも,やりたいこともやり甲斐を感じることも何もなかったら,一つの考え方ではありますかね.

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5/28'17
[「賢さ」の問題]
(バドミントン)

 今,ランキングサーキットというのをやってて(筑波大からは,加藤・柏原のダブルと香山のシングルと下川・安田のミックスが出てる),桃田が復帰したということが話題になってるみたいです.で,インターネット生中継をやってるってことがわかって,たまたま桃田の試合をやってたのでざっと見ました.相手は,早稲田1年の小野寺で,昨年は,インターハイ準優勝,先日の春リーグでも,早稲田の優勝に大きく貢献した選手です.

 もう全然相手にならないというかレベルが違いすぎます.ものすごく力が抜けていて動きがスムーズで余裕があって,プレーヤーとしては,ものが違うという感じですね.問題は,やはり,人間的なところでしょうか.世間では,違法賭博問題で,ということになってますが,それはもちろん問題外ですが,それ以前に,チャラチャラしてたわけで,そこがどうかですね.

 正直,人間的なものが大きく変わるとは思えないのですが,表面的にでもそうでないような態度をとることはできます.そして,(情けは人のためならずですから)表面的にでもちゃんとしてれば,選手としてやって行くことはできるでしょう.つまりは,人間的に大して変わってなくてもバドミントンをやって行きたいのなら,せめてそのためにそういう行動がとれるか,情けは人のためならずの意味がわかるかという「賢さ」の問題ですかね.

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5/28'17b
(日記)

 怪我の具合ですが,痛みがかなり残っていてあんまりよくないですね.「体を整える」のも痛みがなくなるまでは,やめた方がいいかもしれません.

 昨日は,久しぶりに朝まで眠れたと思うのですが,調子はあんまりよくないです.でも,よくないなりに何とか過ごしてる感じでしょうか.時々,左胸のあたりがチクチク痛くなるんですが,なんなんですかね? もう2, 3週間続いてる感じですが,調べてもよくわからない感じです.

 思うのは,やはり,人生所詮退屈しのぎってことでしょうか.何をするにしてもいつかはできなくなる,つまりは,それまでの話なわけで,「何かのために」というのは,あまり意味をもたないし,そういうことでやってると期待はずれに終わることが多いと思います.だとすると,やりたいこと,そのときその気になることをやるのが一番だし,それこそが,退屈しのぎに過ぎない人生を最大限楽しむということでしょう.

 そして,思い返してみると,私の場合,多くの時間をそうやって過ごしてきたと思いますし,これからもそうでしょう.自分勝手だったと思いますが,誰に迷惑をかけたわけでもないし(多分),結果的にあなたがやっていることは,世の中の役に立ってると言っていただけるようにもなりました.

 でも,研究なんか所詮遊びだし,でも,そうでないとつまらないし,成果も上がらないものでしょう.研究に限らず,芸術だって,スポーツだってそうだし,世の中の経済を回すための(多くの)仕事だって,そうでしょう.だとしたら,真に世の中に必要な仕事だけして,あとは,やりたいこと,その気になることやったもん勝ちだと思うんですよね.

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5/28'17c
(スポーツ, 世の中)

 プロボクサーの村田諒太さんが世界戦で不可解?な判定で負けたことが話題になってるみたいです.でも,どうなんですかね? 私もちらちらとでしたが,見てましたが,確かに村田さんが優勢だとは思いましたが,判定になったら何が起こるかわからないというか,そんな余裕ぶっこいて倒さなくて大丈夫かよというか,相手は,圧倒的に押されながらも手数を出してましたし,そうやって必死でしがみついていた相手にむしろ好感をもちましたし,そういうのってやっぱり大事だし,得てしてそういうことが結果に表れたりするものです.

 でも,なんとWBAの会長が自分の採点表まで出して再戦を命じることになって,もちろん,村田さんには頑張って欲しいですが,なんかいやーな感じはしますね.要は,お金の問題というか,これで終わったら,日本のファンが離れるというか,稼げるお金が稼げないというか,再戦やったら稼げるとか,そういうことがあるのでしょう.

 プロスポーツなんだから稼いでナンボという人もいると思うのですが,スポーツというのは,本来断じてそういうものではありません.村田さん自身もその辺はプレッシャーに感じてるところもあるのでしょうが,彼を利用して金儲けしたくて群がってる奴らもいっぱいいるわけですから,そんなに気にないで,ボクシングができることに対する感謝の気持ちを忘れずに,自分のボクシングをすればいいんだと思います(でも,勝ちたいのならもっと手数は必要かな).

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5/29'17
[モチベーション]

 ゴルフの宮里藍さん引退ということで,報道がなされてるんですが,引退の理由は,「モチベーション維持が難しくなったこと」だそうです.この「モチベーション」という単語ですが,スポーツ選手がよく使うんですが,要は,やる気のことなので,ゴルフに対するやる気がなくなったってことですよね.

 つまりは,「モチベーション」とかカタカナ使ったって,結局は,やる気がなくなった,ゴルフがつまんなくなった,やるのがしんどくなったということでしょう.こう書くと,何だか彼女を責めてるような感じもしますが,プロになって15年,小さい頃からだともう30年近くもゴルフゴルフの人生だったでしょうから,そうなるのも仕方ないというか,そういうことも大いにあることだと思います.それでもゴルフをしなければ食べて行けないのならやるしかないですが,彼女の場合,そんなことはないでしょうから,やめたくなったらやめればいいんですからね.

 スポーツ選手が若くして人生のピークを迎え,更には,若くして引退しないといけないことの難しさを何度か書いてきましたが,こういう精神的な疲労というか,一種の加齢というか衰えみたいなこともあるんだと思います.もちろん,これからも彼女の人生はまだまだ続きますが,体力的にも精神的にもゴルフで削られて来たわけで,しばらく休めば回復するとかいうことではないでしょう(休んでも若返ることはないですからね).

 でも,人間その気になったらやるしかないですし,これも彼女が選んだ人生というか,細く長くではなく,太く短い人生ということでしょうから,それはそれでいいんでしょう.「定年後問題」ではないですが,残りの人生をどうやって退屈しのぎして行くかは,難しいですが,ゴルフ関係とか芸能関係(笑)とか,仕事はいろいろあるでしょうから,退屈しのぎには,事欠かないかな.

 ただ,選手時代ほどの充実感が得られることはないでしょう.でも,体力的にも精神的にもゴルフで削られて,疲弊しているのなら,そのくらいが「丁度いい」のかもしれません.つまりは,なるようになってるというか,そこまでやり切ることが大事ってことですかね.

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 翻って私はどうでしょうか.定年後問題じゃないですが,他人事ではないというか,定年で仕事を失った後のことを考えないといけなくなって来たことは再三書いてる通りです.でも,宮里さんじゃないですが,私も歳をとり,ある意味,順調?にくたびれてきた(笑)というか,「そこまでやり切ることが大事」的にも充分満足できるところまで来ることができた感じがします.

 ですから,もういつやめてもいいのですが(笑),宮里さんほどまだ蓄えがないというか,でも,残り少ない的には,何とかなる気もするのですが,彼女と違うのは,ここでやめると(定年までやらないと)「途中でやめた」ってことになるってことでしょうか.そういう意味では,やめ時を自分で決められるのは,ちょっと羨ましいかな.

 でも,それでもやめようと思えば,(少なくとも2年くらいかけて今いる研究室の学生をしっかり卒業させれば)やめられるので,やめない理由は,そういうことじゃないですね.それは,確かに「いい線」まで来たとは思うけど,もう少しというか,まだやっておきたいことがあるということなんだと思います.そういう意味では,定年で無事卒業となったときに,そういうタイミングがぴったり合えば理想ですし,そのためにうまくソフトランディングして行くということでしょう.

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 経済的なことですが,日運は,今のところ順調に推移してはいますし,経済破綻対策?もやり始めたのですが,これも計算すると,このまま行っても「準備ができる」までには,ちょうど?定年の年くらいまでは,かかることになってしまいます.そう考えると,結構先が長いというか,「待つ力」が必要だなあとも思ってしまうのですが,逆に言えば,これもタイミングぴったりってことですかね.

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5/30'17
[結構いる]
(日記)

 今日は大学の健康診断だったのですが,感覚的には,あれ?もう?って感じです.確か1年に1回だと思うのですが,まだ半年くらいしか経ってないような感じですかね.

 で,思ったんですが,行くとかなり混雑してて,多くの大学職員が健康診断を受けてるのですが,(人間ドック⊃健康診断なので)人間ドックを受けていたら受けないでしょうから,健康診断受けてる人は,人間ドック受けてないってことですよね.

 どこかで書きましたが,私って,まだ一度も人間ドック行ったことがなくて,そんなんで大丈夫か?と(例えば,同級生とかと飲んだときに)よく言われるんですが(笑)(でも,全く行く気なし.大学の健康診断もめんどくさいけど,行かないとめっちゃ怒られる),人間ドック行ってない人って結構いるんじゃないかと思った次第です.

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 円高になったので,豪ドルを買い増して,ポンドを買って,これで,豪ドルとポンドは,想定量買うことができました.白金も.あとは,米ドルを買い増せば,「体制」は整うことになりますね.

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5/31'17
[やっぱフィジカル]
(バドミントン)

 ランサー(正式には,日本ランキングサーキット大会.全日本総合に準ずる大会という位置づけだが,国際試合に行ってる代表選手は出ていない)ですが,スポーツニュースで報道されているように,男子シングルは,(違法賭博事件による出場停止明けの)桃田さんが優勝しました.既に書いたように全然ものが違うというレベルですから,優勝するだろうと思ってましたが,決勝は,ちょっと危なかったですね.

 ファイナルの16-18から倒れ込みながらレシーブした球の上田さんのプッシュがアウトにならなかったらわからなかったと思うのですが,逆に言えば,そういうものというか,最終的には,勝つ方が勝つという感じもします.でも,復帰戦としては,上々というか,ここからしっかりやって行けば,かなりのところまで戻るんじゃないですかね.男子シングルは,リンダンとリチョンウェイという世界的スーパースターがいるんですが,彼らも30を越えて,さすがに力の衰えは隠せなくて,次の席が空白的なところはありますから,チャンスはあると思います.

 女子シングルは,昨年,インターハイ優勝の仁平さんが準決で同じトナミの大堀さんに,決勝では,齋藤さんに勝って優勝しました.彼女のプレーを見たのは,初めてですが,どっしりしてて安定感がありますね.ちなみに大堀さんのお父さんがトナミのコーチ?になって,コーチ席に舛田圭太さんと並んで座ってると激似で区別がつかん(笑)とネットで話題になってる?ようですが,彼の現役時代を知る人なら(スーパースターですから)すぐにわかるでしょう(私もわかります).

 筑波大は,加藤柏原が8,香山が16,下川安田が32でした.特に加藤柏原は,去年のこの大会で3位に入って,日本代表入りしたので,残念ですね.でも,彼女達ももう4年で,大学でのプレーは今年が最後ですし,インカレ,そして,総合に向けて頑張ってくれるでしょう.

 香山は,負けた大堀さんとの試合がネットに上がっていたので,見ることができたんですが(あまり余計なことは書かない方がいいと思いますが),そんなに力の差は感じませんでした.というか,もちろん,現時点で力の差はあるのですが,筑波大で科学的に考えられたトレーニングをしっかりやって体を作れば,エラーも減って(クイーンズのときもそうだったけどサイドアウトのエラーが結構あった)化ける気がします.そういう意味では,安田もそうかもしれませんね.

 やっぱり,見てて思うのは,技術的なことはもちろんあるんですが,最終的には,バドミントンってやっぱフィジカルだなーということでしょうか.桃田さんは,長い間,実践から離れていたんですが,その間,フィジカルのトレーニングは,今まで以上にしっかりやっていたという話ですから,そういうところも大きかったと思います.

 あと,今回のランサーで(やっと)わかったんですが,インターネット中継もそうですが,試合の動画がフルHDですぐにネットにアップされるんですね.つまりは,テレビ中継なんかやんなくてもいいわけで,今後もどんどん見ていこうと思います.

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5/31'17b
[その気になる]
(ピアノ)

 ピアノなんですが,相当しんどくなってたんですが,そういうことを気にしないでというか,ゆっくりでもいいからとにかく淡々と練習していたら,何とかなりそうなところまで行きそうな気もしてきました.少なくとも,練習してもこれ以上は弾けるようにならないというところは,越えてきたというか,昨日より今日,今日より明日少しでも弾けるようになってる感触はあります.ですから,結局練習というか,どうやってそういう風にもって行くかということですかね.

 で,それはそれでいいんですが,やっと弾く曲が見つかった気がします.ということで,譜読みからしないといけないので,しばらくは,こっちですかね.でも,めっちゃ弾きやすい(笑).これもかなりの難曲なんですが,今まで弾いてた曲と比べるとほんとシンプルというか,それこそ,初見で一通り通っちゃったみたいな感じです.つまりは,レベル的に演奏会で出せるところまで行くかも的にもこっちですかね.

 でも,「その気になる」じゃないですが,今どういう曲を弾く気になるかって(私の場合だけかもしれませんが),その時々で大きく変わるので難しいですね.今は,いわゆる普通の「クラシック」の曲は,全然弾く気にならなくて,そうすると私的には,近現代ということになるのですが,近現代でも調性的には普通のものが弾きたいというのがあって,そうすると,もう相当限られてくるのですが,その中でも,弾きごたえがないと弾いててつまんないけど,難しすぎるのは,演奏会で出せるレベルまで仕上がらないとか,でも,あまりせわしなくなくて(そういう意味では,今まで練習してた曲はかなりせわしない)大きく流れてるような曲がいいとか,弾きごたえ的に言えば,あまり音楽的でないという語弊はありますが,技術的にただ弾けば音楽になる的な曲がよくて,もちろん,自分がいい曲と思うというか,好きな曲でないと弾く気にならないし,みたいな感じでいつも相当難航するわけです.

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 ピアノに限らず,「その気になる」かどうかってほんと難しいというか,はっきり言って,よくわからないですよね.ですから,重要なのは,その気になったことをできる環境ということなんですが,それは,普通の人よりは,大分確保できてるとは思います.

 でも,もちろん,その時々でその気になることだけやってればいいってもんでもありません.例えば,自分が思うようなバドミントンをするには,フィジカルのトレーニングが必要なわけですからね.

 ですから,そこまで含めたマネージメントというか,要は,結果最大,それも,結果だけではなく,過程を楽しめる的にも最大になるような創意工夫ということでしょうか.

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