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6/1'17
[打ち出の小づち]
(世の中, 経済)

 月が変わって,今日から電気・ガス,郵便,ビールなどが一斉に値上げだそうです.こんな感じで徐々に...で,気がついたときには...ってことでしょうか.

 今朝のモーサテで,バーナンキの懺悔ということで,金融緩和をやれば,インフレになるという単純な話でなかったことを認めたということを紹介してる人がいて,じゃあ,今度は財政出動だと感じなんですが,そんなに簡単に打ち出の小づちみたいに行くわけない,そもそも,今の日本を見れば,人口は減る,社会保障は脆弱,日本企業の国際競争力も低下ということで,多くの日本国民が将来不安をもっているわけで,(今の日銀みたいに)どこかの偉い人が言ったことをやってるだけだと,後から懺悔されて終わりみたいなことになるわけで,そんな打ち出の小づちじゃなくて,痛みを伴う抜本的な改革をやるべき,実際,1990年以降そういう改革をやったスウェーデン,オーストラリア,ニュージーランド,ドイツなどは,それ以降経済が回復してきたと言ってましたが,その通りだと思いますよ.

 財政出動ということは,借金して,今の景気を無理矢理押し上げるということなので,借金が増えて将来不安が増すわけで,でも,この30年近くそれをずっとやってきて,どうしてこんな簡単なことがわからないのでしょうか.というか,わかってて「今がよければよし」でやってるわけで,ほんとにひどい話だと思います(こういうのも「日本売り」の材料).

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6/1'17b
[既にバブル?]
(経済, 世の中)

 今日のMプラス11で,面白いデータを出してました.株価指数として一番有名なのは,日経225,いわゆる日経平均ですが,この指数は実はかなり問題点があるということで,経済全体をもっと的確に表すという日経500種平均というのがあって(ここに採用銘柄がある.要は,日経225採用銘柄に加えて,東証一部の上位500銘柄の平均),それを見ると,日経225は,今,バブルの最高値の半値くらいの水準なんですが,日経500は,バブルの最高値の20%くらい下まで上昇してきてると言うのです.20%下ってことは,日経225で言えば,もう3万円という水準なわけで,東証一部2000社余りの上位500社だともうそういうことになってるわけです.

 で,すぐに気づくと思うのですが,じゃあ,日経500の+αの275銘柄だとどうなってるのか,ってことですよね.要は,日本を代表する企業で上位226〜500位くらいの準大手クラスの日経275(仮称)を計算して描いてみました(ただし,厳密な計算には,株価と指数の倍率を表す「除数」が必要なのですが,2000年以降は,データが手元にないのでとりあえず2000年以降は一定値として計算).

 

 驚いたことに,日経275(仮称)は,既にバブルを越えてきていて,そういうことは,2000年とか2006〜2007年のリーマンショック前にも起こっています.問題は,これをどう見るかです.(実感はないけど)日本を代表する企業ベースでそんなに景気がいいなら,まだまだ上がると思うのか,もうバブルを越えてきてるのなら,そろそろやばいんじゃないかと思うのか,ってことですね.私は,もちろん...と思いますけど.

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6/1'17c
[驚くべき時代?]
(世の中, 仕事)

 最近の若者は...じゃないですが,人手不足で売り手市場ということもあるでしょうが,若者の離職率が高く,彼らが望んでいるのは,給料の高さより残業がないとか休みが多いとか転勤がないとかいうことで,驚くべき時代になってしまったというような報道がされてました.でも,驚きなんですかね? 当然のことなんじゃないですかね.だって,このサイトで再三書いてるように,楽しく充実して生きて行くためには,必要以上のお金なんか要らないですし,金儲けが目的のやりたくないつまんない仕事させられることの方が楽しく充実して生きて行くことを大きく阻害しますからね.

 でも,思うのは,そういう多くの人達は,やりたいことが(仕事の中に)見つけられなかったんだな,ということでしょうか.だって,やりたいことが仕事なのなら,無給でも残業代なんか出なくてもやるでしょうからね.

 そして,そうやって仕事(研究)してきた私は仕事に中にやりたいことを見つけられてラッキーだったなと思います.なんだかんだ言って,世のほとんどの人は,起きてる時間の大半は働かないと食べて行けないわけで,だったら,やりたいことを仕事にするのが効率がいいのは明らかですよね.

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6/2'17+
[どっちもどっち]
(世の中)

 アメリカ(Tランプ)がパリ協定から脱退したことが物議をかもしてますが,アメリカ(Tランプ)も,脱退に反対している方もどっちもどっちでしょう.そもそも,何度も書いているように,地球温暖化の原因が人間が排出する二酸化炭素だという証拠は全くないわけで,結局は,地球温暖化対策と声高に叫ぶ人達も目的は,別にあって,要は,そういうことで金儲けしようと思ってるわけです.

 そして,それは,アメリカ(Tランプ)も同じですから,まさに,どっちもどっちということです.

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6/2'17b
[2万円]
(経日, 日運)

 日経平均が大きく上げて遂に?2万円を突破しました(でも,実際は,こういうことなんですけどね).つまり,○ブドット証券の社長の日経平均が年内に2万円を越えないという予想は,見事にはずれたことになりますね.

 個人的には,売っていたので,久しぶりにかなり(5%くらい)もって行かれました.でもまあ,最近は,ちょっと順調過ぎるくらいだったので(百戦百勝はありえないので),こういうこともあるかというか,逆にちょっと安心するところもあるわけです.

 でも,普段の私の金銭感覚からすると,考えられないような大きな額が動いているわけで,そう考えると,例えば,ものすごい借金をして大きな会社を経営とかしてるとかだと,心労というか,要求されるメンタルって尋常じゃないわけですよね.私も今日は何だかとても疲れました.たかが,お金なんですけどねー.

 もちろん,リスクをとらなければ,リターンはないわけで,でも,充分楽しく充実して生きて行けるのなら,そんなリスクなんかとらなくてもいいわけで,これって何なんでしょうね.結局は,人類を繁栄させるプログラム(本能)ってことなんでしょうが,その気になったのならやるしかないってことなんでしょうか.

 問題は,これからですが,節目を抜けて大相場になるかもしれないと言ってる人もいますが,そんなことわかるわけありません.でも,とりあえず流れは変わったので,乗り換える必要はあります(ので,乗り換えました).

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6/2'17c
[なんてことになってしまったら]

 やっぱり,「その気になるのか」どうか,ってのがとても気になります.例えば,今日,プロ棋士でまだ中学生の藤井さんがデビュー以来,20連勝というニュースが流れていて,彼は,とにかく将棋が好きでそのことばかり考えて研究してここまで強くなったんでしょうが,極端な話,ある日突然,例えば,明日,朝起きたら,そういう将棋に対する情熱を失ってしまった,なんてことになってしまったら,どうしたらいいのでしょうか?

 先日のボクシングの村田さんの話じゃないですが,本人がやりたくなくなったら,勝手にやめるというわけにも行かないのも事実で,多くの人は,そういう「しがらみ」に縛り付けられて,情熱を失いそうになっても,自らを奮い立たせて,必死で頑張ってるわけで,でも,そういうのって,やっぱり苦しいですよね.

 でも,そんなこと言ったら,生きて行くために仕方なくやりたくない仕事してる人もいっぱいいるわけで,そんな人から言わせたら,情熱とか,何甘っちょろいこと言ってんだ,てなもんかもしれません.

 でも,将棋でもスポーツでも研究でも芸術でも,そういうレベルでやって行くのは,大変なことで,そういうのって,やっぱり,情熱のようなものがないとやって行けないのも事実で,だとすると,情熱を失えば,そういうことをやめて,情熱なんか必要ない「普通の仕事」を淡々とやって行くという選択肢もあるということでしょう.

 ですから,もうどうしようもなくなったら,きっぱりやめるというのでいいというか,そうするしかないと思うのですが,一度やめると,復帰することは難しいでしょうから,やっぱり,なかなか難しいですね.

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6/3'17
[その気にならない]

 続きです(やっぱり,気になる).私自身のことを考えると,まさに「その気になる」かどうかによって,大きくパフォーマンスが変わるというか,それが全てという感じすらします.そして,何に「その気になる」かは,何となく傾向があるような気もするのですが,全くないようなところもあるし,一度その気になったとしても,その気にならないこともあるし,ほんとに厄介です.

 でも,羽生善治さんではないですが,情熱を維持し続けることは「果てしなく難しい」わけで,伊達公子さんのように一旦それを失って,引退して10年以上経って,取り戻すこともあるし,一度やめてもその気になったらまたやればいいのですが,やっぱり,やるべきときにその気になるのが理想ではありますよね.

 私としては,やるべき的には,仕事がそうなら一番ですが,仕事以外でもその気になるものがあれば(犯罪や倫理的に問題があることでなければ)何でもいいんですが,自分自身のこれまでを振り返ってみると,基本的には,やる気にならないというか,無気力に悩まされ続けてきたという感じです.その気になったときは,一心不乱にやるところはあるんですが,逆に言えば,興味をもてるやりたいと思うことがほとんどなくて,そういうものをずっと探し続けている中,たまに見つけるとここぞとばかりに飛びつくということかもしれません.

 具体的な例?として考えてみると,まず小さい頃は,勉強ですかね.時々,面白いと思ってその気になることもちょっとはあったとは思いますが,ほんとに「時々」で,でも,そういうときは,例えば,中二で英語に興味をもったときとかは,自分で参考書買ってきて半年くらいで勝手に中学の内容は終わったり,高二で力学に興味をもったときもそんな感じでした.

 でも,受験とか,そういう「目的」的なことが入ってくると全然だめで,東大に受からないといけないから勉強しなきゃ,という感覚には,全くならなかったというか,そういうことでその気になることはなかったです.つまり,高二の冬に父親を急に亡くして,やる気を失ったとか書きましたが,元々やる気なんかなかったってことですね.

 大学に入ってからも同じで,物理学者になるということに失望してからは,ほとんど勉強しなくなりました.でも,単位はとらないといけないというか,進振りがあるので,できるだけいい点をとらないといけないのですが,どうにもやる気にならなくて,数学の教科書をもって,山手線に乗り込んで(他に何もできない状況を作って),渋谷から何周もぐるぐる回ったこともありました(何やってんだか).

 転機は,建築に構造という分野を見つけたことで,建築学科に進学してからは,少しは勉強してたと思いますし,研究室に入って,研究というものの面白さに開眼してからは,「その気になった」と思います.大学院時代は,割と順調に過ごしましたし,そのおかげか,職にもありつけましたが,数年すると,また迷走が始まります.

 迷走というか,それまでの延長線上で研究して行くことに疑問も持ち始めたというか,研究テーマとして,自分がやりたいことというか,やるべきことがわからなくなったということでしょうか.でも,これも1999年台湾集集地震を機にやりたいこと,やるべきことを見つけて事態は好転します.その後,筑波大に移って,現在に至るということで,こうやって振り返ってみると,何とかここまでやって来られたのが不思議という感じがします.

 仕事に限らず,他にもいろんなことに興味をもって,いろんなことをやって来たのですが,例えば,ピアノは,3歳くらいに始めたときは,すぐに投げ出しましたが,小学校で再開したときは,それなりに続けることができて,中二で先生につかなくなってからは,自分でいろいろ開拓していって,それは,とても楽しかったです.東大に入って,東大ピアノの会に入ったときも,知られざる近現代音楽を発掘して披露するという活動意義?を見出して,かなり精力的にやってました.でも,大学を卒業してからは,それこそ細々と続けてるって感じでしょうか.でも,考えてみたら,これも現在に至るまで何とか続いているというのは,ちょっと驚きかもしれません.

 バドミントンは,大学から始めて,サークルではなくバドミントン部に入ったのですが,大学時代は,そんなに一生懸命に取り組んでる感じじゃなかったですね.むしろ,卒業して,しばらくして,文京区の社会人のサークル(プーナ)に入って,全日本シニアの当時40代シングル優勝者の松井さんを見て,スイッチが入った感じがしました.その後,40になったら,全日本に出て勝ち上がるという目標みたいなものができて,これもそれなりに頑張ってやってたと思います.でも,40になって,目標を達成?してからは,さっぱりですね.そういえば,40代半ばくらいに突然バドミントンに対する意欲を失って半年くらいやめたこともありました.

 スキーは,研究室のスキー旅行が初めて,つまり,大学を卒業するときから始めて,そのとき,いきなり一通り滑れるようになって,自分にはスキーの才能がある(笑)というか,面白いと思って,大学院時代は,いろんな人と出かけたりしていたのですが,社会人1年目くらいで2級をとって,その数年後にスキークラブに入って1級をとって,準指を受けないかと言われて,だんだんはまって行ったと思いますが,東京での準指受検時代は,なかなか受からなかったし,しんどかった思い出の方が強いですかね.で,今は,シーズン何日という感じで,これもさっぱりって感じでしょうか.

 相場研究,そして実際の取引は,大学院を修了して,社会人になる年に始めたのですが,ただ純粋に面白かったですね.でも,そこから20年くらいは,成果が出ず,しんどかったはずなんですが,そんなことにめげずに20年にも渡って,研究を続けられたのは,やはり,驚きですね.思うのは,やはり,儲けるというような目的的なことではなく,ただ純粋に分析するのが面白かったということがポイントでしょうか.

 このサイトに文章を書くことは,ここを見るとわかりますが,つくばに来る前の2002年から始まってて,今の大量生産状態になったのは,2006年くらいからですかね.で,そこから,10年以上,大量生産状態は,続いてるわけで,これもちょっと驚きですかね.

 これ以外には,例えば,ある日突然?その気になって,自転車でつくばから東京まで行ってみたりとか,去年引越するときに,これもなぜかその気になって「自分引越」をやってみたりとか,その気になると何をしでかすかわからない(笑)けど,その気にならなければやらないというか,もう自転車でつくばから東京まで行くことも自分引越もやらないでしょうし,実際,この1年,引越の後片付けすら進んでないわけですからね.

 でも,こうして書いてるうちに,無気力と言いながら,振り返って見ると,十人並みというか,それなりに「その気になって」いろんなことをやって来た感じもしてきて,でも一方では,ずっと「その気にならない」というか無気力に悩んで来たわけで,これってどういうことですかね? もちろん,その気にならなくても,仕事ならやらないといけませんし,仕事でなくても回りに迷惑はかけられないというか,どんなコミュニティーでも果たすべき責任はあるので,そういうことは,それなりにやってきたとは思うのですが,そういうことを含めても,とにかくいろいろめんどくさいというか,その気にならないというのは,ずっとあるんですよね.単に怠け者というだけの話なのでしょうか.

 でも,こうやって,好き勝手に書いて来たら,少し楽になってきたというか,振り返ると怠け者なりにそれなりにいろんなことやって来たし,ここまで来れば,もうあとは何とかなるだろうし,私という人間がその程度のことだったということで,自己満足すればいいというだけの話かもしれません.そもそも,ここにこうやって,文章を書くということなら,何とかその気になったということでもありますからね.

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6/3'17b
[自分のことではない]

 その気にならないというか,歳をとるとともに体力だけではなく,気力の衰えも顕著だと思うのですが,そういう中で,その気になることがあるとしたら,それは,もう自分のことではないでしょう.つまり,ただの押しつけ仕事ではなく,私にしかできなことを要請されれば,その気になるということでしょうか.

 具体的には,私の研究室で研究がしたいという学生がいる限りは,できるだけのことをしたいですし,バドミントンを続けているのも,藤原のことが大きいと思います.他には,例えば,どこかから,私が研究してることについて,話をして欲しいとかの要請があったときもそうですし,学生が研究して何かもって来たり,研究室会議で面白い結果を出したり,藤原から練習相手をして欲しいとメールが来ると,スイッチが入る感覚があります.

 でも,逆に言えば,これは,私が「それだけのものをもってるか」ってことですよね.もし,そういうものをもってなければ,そういう要請はないわけで,それはそれで仕方ないのですが,どのみちそういうことは,定年が来れば終わりなので,「自分のこと」で,その気になることを探して行かないといけない,でも,怠け者の私としては,なかなかハードルが高いということが問題ということでしょうか.

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6/4'17
[その気にならないのにも意味はある]

 結局は,その気になろうがなるまいが,やらないといけないことはやらないといけないんですが,できないことはできないというか,できることをできる範囲で無理せずやればいいのでしょう.若い頃なら,できないと思うことを無理してやることは必要だし,私自身,そうやってできないことをできるようになってきましたし,そういう快感というか,そういう癖がなかなか抜けないのですが,歳をとると,それは逆効果のことが多くて,そのキャリブレーションに苦しんでるということかもしれません.

 そして,これは,若いとか歳をとるとかは,本来,関係ないというか,歳をとるといろんな面で体力も気力も脳力も衰えてくるのは,否定できない事実なので,その中で,できるだけのことをするということで,そういう意味では,その気にならないのにも意味はあるということですかね.

 つまりは,その気にならないのは,DNAはやるなと言ってるわけで,歳をとって無理ができなくなってるのはそういうことでしょうし,それは,若いときも同じで,どうやってもその気にならずに何かをやることができなかったら,それはそれで仕方ないというか,それだけの話だったということですね.

 確かに私は,若いときから,その気にならないというか,怠け者というか,やる気なしというか,そういうことが多かったと思うのですが,それは,私の能力そのものですし,そういう中で,できることしかできないわけで,振り返ってみると,まさに額面通りというか,私が今までやって来たこと以上のことができたとは,とても思えないです.

 そして,それは,これからも同じで,その気になるとかならないとかじゃなくて,これまで通り,その気になることしかできないし,それはそれでしょうがないし,そうやって行けばいいのでしょう.もちろん,仕事とかその気にならなくてもやらないといけないことはあるのですが,どうしても嫌になったらやめればいいわけですし,そういう耐性は,若いときより落ちてると思いますが,嫌ならやめられる状況にもなってきているので,そこはうまいことなってるわけです.

 でも,歳をとって昇進とかすると,余計でつまらない(けど責任は重い)仕事が増えてしまって,そういう仕事は,ほんとにもうやめたいのですが,私の研究室で研究したいという学生がいるのなら,それは「その気になる」ことなので,そうである以上は,今の仕事をやめることはありません.

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6/4'17b
[できる範囲でできるだけのことをする]

 できる範囲でできるだけのことをする,というフレーズがよく出てくるようになりました.若い頃は,随分無理をしたものですが,歳をとると無理がきかないというか,無理をすると必ず後で調子を崩して結局無理しない方がトータルとしては,結果がよかったということになるので,歳をとると,無理せずできる範囲でできるだけのことをするということにしているわけです.

 でも,最近の若い人達を見ていると,まだ若いのに,既にみんなそんな感じですよね.これってどういうことなんでしょうか? 単に最近の若い人達が無理がきかなくなったというか,既に年寄りみたいなことになってる?

 これは,既に書いたと思いますが,やはり,時代背景があると思います.だって,そんなに無理しなくても食べては行けますからね.つまり,日本という国全体が歳をとったということでしょうか.成熟してきたとも言えますが,若い新興国に追いつかれたり抜かれたりはするので,世界の中での相対的な位置は,低下していくことになると思いますが,それはそれで仕方ないことだと思います.

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6/5'17=
[10万km]

 昨日だったか,一昨日だったか,遂に?(やっと?)車の走行距離が10万kmに達しました(笑).

 リーチ

 カチャッ

 買ったのは,つくばに来た2003年で,走行距離4万ちょっとの中古車を買ったので,14年で6万kmも走ってないことになりますね.途中からバス通勤なので,当たり前か.でも,引っ越してから買い物とかは車で行くようになったので,使用頻度は,増えたと思います.

 てことで,そろそろ買い換えてもいいんですが,まだ全然ふつーに走るし,「いい車」乗りたいとか全然思わないし,走れば15万kmくらいまでは,今のままでいいかな.

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6/5'17b
[みょーな感じ]
(バドミントン)

 さっき,久しぶりに東京時代のバドミントンサークル(プーナ)のページに行ったら,「筑波大学バドミントン部のサーキットトレーニング」が紹介されてました.なんかみょーな感じ(笑).

 でも,やってるの誰だろ? 柏原? でもなんか感じが違う...横でサポートしてるのは,綿矢だと思うので,少し前に撮ったやつですかね.

 この記事のすぐ上に,シンガポールオープンの奥原とシンドゥ(リオオリンピック準決の再現)の動画も貼ってありました.ファイナルで奥原が14-20とマッチポイントを握られたところから,驚異的な粘りを見せて追いつくのですが...


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6/5'17c
[なるほど]
(経済)

 今朝のモーサテで,このときと同じT大の先生が物価は安いほどいいという誤解がある,物価は安定的に2%程度は上がっていく方が個人にとってもいいことなんだということを教育する必要があると言ってました.なるほど,要は,経済の専門家というのは,どうすれば経済がよくなるか,経済成長するかが全てで,実際の社会とか人々の生活の本質的なことはどうでもいいってことなんですね.

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6/6'17-
[よくわかんない]

 できる範囲でできるだけのことをすると言うと,ほんとにできる範囲でできることしかやらなくていいと考える人もいると思うのですが,実際は,全然違いますよね.つまり,できる範囲でできるだけのことをすると考えることでメンタルやモチベーションのコントロールをしているわけで,そこでまず,そういうことを回復させるのが最大の目的なわけです.

 誰でも好不調の波はあるわけで,好調の時は,別に問題ないんですが(でも,歳をとると好調の時にやり過ぎないことも必要),問題は,(メンタルやモチベーションが)不調のときで,そのとき,あまりやらなくちゃと考えすぎると逆効果のことが多いので,できる範囲でできるだけのことをすると考えることでメンタルを回復させるということです.

 でも,これも結局,当人がどう考えるかですよね.ほんとにその道を究めたいのか,何かを成し遂げたいのか,そのためにどのくらい精力を注ぎ込む覚悟があるのかということで,そこまでしてならいいやと思えば,それまでの話ですし,それはそれで(周りに迷惑をかけずに生きて行ければ)問題ないでしょう.

 ですから,結局,その人が「どれほどのものか」ということですかね.そして,いろんなことも込み込みでその人が「どれほどのものか」は,初めから決まってると思います.でも,得てして人は,自分のことを過大評価しがちなので,そのギャップに苦しむことになりますが,だとしたら,その評価を正しく修正することも必要ということでしょうか.でも,その人が「どれほどのものか」って意外とわかんないもんですけどね.

 私自身に関して言えば,まさに額面通りという気もしますが(これは,そう考えるようにしているということもありますが),やりたくないことを我慢してやるということがどうしてもできないという怠け者の性格とか,大学2年くらいまでの大したことなさを考えると,よくここまで来られたもんだという気もしますし,でも一方で,まだどこかで,私自身想像もできないようなとんでもないことができるような気もしていて,やっぱり,よくわかんないですね.

 でも,一つだけ言えるのは,やっぱり,評価なんか関係ないということでしょうか.とにかく,その時々でやりたいことを探して行って,やりたいだけやるということですかね.結果は関係ないです.でも,そういうことが結果的に結果に繋がっているのは,間違いありません.

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6/6'17b
[いつも結構難儀]

 「食」欲がないと書きました.それは,何食べてもうまいということなんですが,その反面,じゃあ,その時何が食べたいかというと何でもいいってことはなくて,むしろ,それは,非常に限られます.例えば,昼ご飯を学食に食べに行くとメニューは10種類近くはあると思いますが,その中で,「これを食べたい」と思えるのは,1つあるかないかで,1つもないときは,他の食堂に行くか,消去法で選びます.晩ご飯も似た感じですね.

 誰かと共同生活していて,家に帰るまで今日の晩ご飯が何かわからないのが非常にストレスで,今日は,肉食べたいという気分の時,魚が出てきたりすると絶望的(笑)というか,人生の大きな喜びを奪われた気がするというのは,そういうことです.つまり,何食べてもおいしく食べられるのですが,何を食べるかにいつも結構難儀するんですよ.どういうことですかね?

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6/6'17c
[どこへ行く?]

 東京(新宿)で仕事だったんですが,南口から甲州街道沿いに西に歩いて行くんですが,ずっとしばらく人の渋滞です(時刻はもう10時近い).

 一体,みんなどこへ行く?

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6/6'17d
[疎遠]
(バドミントン)

 駒羽会(東大バドミントン部OBOG会)の会報が送られてきて,春リーグの結果とかOBの観戦記が載ってました.そっか,東大もリーグ戦出てるんですね(当たり前).しかも,今回は,男女とも駒場が会場だったようで,考えてみたら,筑波大のリーグ戦を見には,何度も行ってるけど,東大の方には,一度も行ったことないですね(薄情者?).会場も駒場なら青葉台より全然近いわけですしね.

 まあ,レベルが全然違うので,観戦?というか,見る対象としては,筑波大というか,一部のプレーを見た方が面白いということはあるのですが,逆に言えば,そういうレベルのプレーをずっと見ているというか,私自身,バドミントンという「運動」について,ずっと考えてきて,いろいろわかってきたことも多いし,東大の方に行けば,力になれるようなこともあるような気もしないでもないですが...ていうか,筑波大にとって,リーグ戦は,インカレの前哨戦ですが,東大にとってリーグ戦は,一番重要な試合ですからね.

 ということで,なんだか,みょーな気分になってきました.でも,よくよく考えてみたら,当たり前ですかね.私は,今,筑波大バドミントン部に籍を置いてるわけですし,選手達の練習もしょっちゅう見てますが,東大の現役選手達のことは,全然知らないわけですからね(行かないから知らないってこともあるんだけど).

 でも,そう言えば,なんですが,石井とか金子がいたときは,全然知らないってことはなかったし,筑波大バドミントン部の練習にも何度か来てもらったりしてたし,最近,疎遠になってる感じはしますね.あーでも,これも私が行かないからか.ですから,なんで最近,疎遠というか,行かなくなったのか,ってことですかね.

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 なんでって,ちゃんと練習もプレーもしてないんで当たり前ですよね.

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6/6'17e
[自分のやり方]

 先日,2000本安打を達成した中日の荒木さんが「よくても悪くても毎日毎日同じことを繰り返す才能が自分にはあった」とか言ってました.確かに,彼の印象と言えば,守備と,あとは,足もあるってことで,彼ぐらいのレベルで(失礼)2000本というのも意外な感じですよね.まあ,長くやったということもあるか.

 でも,自慢じゃないですが,私には,「よくても悪くても毎日毎日同じことを繰り返す才能」はないですね(笑).でも,私なりのやり方でここまで来ることはできましたから,やはり,「自分のやり方」ということでしょう.

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6/6'17f
[世の中の役に立つことがしたい≒]

 どこかで書きましたが,ビジネスの世界で成功するために必要なビジネスの王道として,松下幸之助とかいろんな経営の神様が言ってることは,儲けようとするな,世のため人のため,利他の精神が必要ということです.そうやってれば,回り回って儲かるということで,結局は,儲かることが目的なわけです.

 私がいるのは,ビジネスの世界ではありませんが,世の中の役に立つ研究をしたいと言ってる研究者が時々います.ほとんどの場合,例えば,そう言って予算をとるためとかが目的で,本心ではないのですが,中には,ほんとにそう思ってる人もいるのでしょうか? でも,そんなモチベーションでは,いい研究はできないと思いますけどね.

 私も含めて,多くの研究者が研究する目的は,知的探究でしょう.でも,そんなこと堂々と言ったら,税金泥棒と言われかねません.でも,そうやって,知的探究をしていたら,いい研究ができて,結果的に世の中の役に立つわけで,この仕組みってビジネスの王道と似てるんですが,世の中の役に立つことをしたら儲かる,というのと,知的探究というやりたいことをしていたら,世の中の役に立つというのは,真逆ですよね.

 そもそも,世の中の役に立つというのは,どういうことでしょうか? 世の中の役に立つと人々は感謝してくれますよね.そして,お金という対価をくれるわけです.つまり,世の中の役に立つ≒儲かる,なわけで,世の中の役に立つことがしたいと言ってる人は,儲かりたいと言ってることと≒なわけです.

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6/7'17
[面白いと感じる力]

 体調が大事なのですが,心の面では,面白いと感じる力というか,やり甲斐があると思う力だと思うんですよね.どんなことにでもそこそこ面白さややり甲斐を感じられることが重要ですが,何か一つだけでもそういうものがあるというのでもいいと思います.

 前者の場合は,例えば,人がやりたがらないめんどくさく大変なこともそれなりにこなせるでしょうから,仕事で成功する可能性が高いと思います.東大生にこのタイプは多いです.後者の場合も,たった一つのことに打ち込んで極めれば,成功するでしょう.それで,飯が食えなくても,仕事は生活費を稼ぐためと割りきって,最低限やって,残りのできるだけ多くの時間をそのことに費やせば,成功する可能性は高いですし,成功しなくても,楽しくていい人生が送れるでしょう.

 私の場合は,興味がなくやりたくないことはやりたくないので,前者は当てはまらないと言いたいところですが,いろんなものにそこそこ興味をもてるところはあります.めんどくさそーな仕事でも,どうやって処理するかを工夫することで結構楽しめたりするものです.でも,最近は,そういうのがだんだんだめになってきましたね.

 後者に関しては,散々,たった一つのことに打ち込めなかったと書いているので,これも当てはまらないと言いたいところですが,そういうものがたくさんあるというだけの話かもしれません.ここまで来ると,どっちもあって,大成功の人生と言いたいところですが,一度面白いと思っても,急激に興味を失うところもあるし,なかなか難しいところです.

 そもそも,「面白いと感じる力」ってどうやったら得られるんでしょうね.もちろん,最初からつまらないと決めつけずに,面白さを見出そうとすることは必須です.でも,それだけで何とかなるもんでもないですよね.

 結局,「面白いと感じる」のは,自分ではどうしようもないということですかね.じゃあ,どうしたらいいかってことですが,やはり,面白いと感じることを探すことでしょうか.(私の場合の)ポイントは,その時々によって,変わるので,その時「面白いと感じる」ことをその時々で探して行くということですかね.そして,見つけたらやるので,(できるだけ)やりたいと思ったときにやりたいことがやれる環境を構築しておくということはありますかね.

 でも,やりたいときにやりたいことだけやってても,大したことにはならないので,これも現実的な範囲でどうマネージメントするかですかね.そして,歳をとるに従って,その「調整ライン」を微妙に修正していくことも必要でしょう.

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6/7'17b
[プライム会員]
(世の中, 経済)

 アマゾンが低所得者(食料配給券受給者)を対象に急ぎ発送などができるプライム会費(月額10ドルちょっと)を半額にするというニュースが流れています.どう思いますか?

 私の中の感覚は,低所得者なのにプライム会員?です.私自身,プライムサービスなんか使ったことないですし,1日や2日早く届いたり,アマゾンが登録した動画が見られるくらいのことに低所得者なのに月に1000円以上も払う経済感覚がどうかしてます.

 でも,やるってことは,「勝算がある」ってことでしょう.つまり,何度も書いてるように低所得者の多くは,収入が少ない「恵まれない」人達ではなく,まともなお金の使い方ができない人達ということです.日本のワーキングプアの定義は,年収200万らしいですが,年収200万あったら,(私だったら)楽勝で生活できますよ.

 ほんとみんな簡単に騙されるんだなあと驚きを隠せませんが,日本でも生活保護費でパチンコしてるわけですし,低所得でも考える力がなければ(でも考える力がないから低所得ということでもあるんですが),サービスしてるように見せかけてがっつりむしり取られるわけで,商売とは言え,さすがにいい気はしませんね.

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6/8'17
(資保)

 昨日,また円高になったので,米ドルを買って,これで,外貨,商品の中で唯一フルに買えてなかった米ドルの買うべき量の2/3を買えたことになるんですが,今朝,売りになってる(と判断すべき)ことに気づきました.ということで,米ドルは全部売りました.昨日より少しドル高になってるので,結果的に少し益が出たことになりますし,去年の11月に買った分も少しだけ益が出たのですが(でも,外貨と商品はリスクヘッジが目的で益を得る必要はないのですが),ちゃんとやらないとまずいですね.でも,なんで気づかなかったんだろ?

 あー,そういうことか.なかなかパズルですね.ちなみに,記事のカテゴリー,資産を守るための為替と商品に関することは,日運でも経日でもないので,(これまた意味不明の)「資保」(資産保全)という造語にしました.

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6/9'17
[急落?]
(経日)

 元FBI長官の証言と英議会選挙ということで,元FBI長官の証言は,無事通過した?ようですが,英議会選挙は,出口調査で与党が惨敗という結果になったということです.それで,朝方目が覚めて(まだこの時間に一度目が覚める)モーサテ見ると,もう大騒ぎで,大変なことになった,ポンドが急落してると言っています.

 資保ということで,少しポンドを買っていたのですが,裏目に出たかなー,というか,目的は,資産を守ることなんだから,相場が動く可能性がある材料があるときは,手仕舞っておくべきだったかなとか思って,どのくらい急落したか見たんですが...

 

 確かにチャートを見ると,出口調査結果が出た日本時間の朝6時過ぎくらいにものすごい陰線で「急落」してるんですが,率にすると1〜2%程度です.こんなん株に比べたら,ほんとかわいいもんで,1〜2%で急騰,急落だったら,株式市場は,それこそ連日急落急騰ですよ(笑).

 ということで,どうってことなかったのですが,それは,もちろん,為替の値動きが小さいということもありますが,やはり全くレバレッジをかけてないからでしょう.もしレバレッジ20倍なら,1〜2%は,20〜40%に対応しますから,一瞬にして資産の該当部分の半分近くを失うことになります.

 あと,思ったのは,やはり,「メディアは騒ぎたがる」ということでしょうか.大したことないのに大変だ大変だと言うわけで,理由は,もちろん,視聴率を獲るためです.

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6/10'17
(バドミントン)

 藤原がタイ国際から帰ってきたので,久しぶりに練習しました.ちなみに成績は,シングルスが3位,ダブルスが優勝です.いろいろ課題はあるのですが,シングルスの1位,2位のインドの選手は,世界ランク2位,3位ですが,以前より差は縮まってると感じましたし,競技力は,確実に上がっていると思います.今日,打ったときもそう思いました.

 私の方ですが,怪我してから2週間ぶりでした.怪我は,応急処置がよかったようで,2週間でほぼ完治しました.でも,練習後半また少し痛くなってきたので,今度からは,練習後,しっかりアイシングした方がいいですね.

 で,実は,今年の全日本教職員が福島(郡山)ということで,近い方だし,久しぶりに出てみようかと思って,Y縄先生にメールしていたのですが,なかなか返事が来ず,そしたら,怪我して,これは,やめとけってことかなと思って,ほっておいたのですが,先日,返事が来て,出ることにしました.いつ以来かな.東京でやったとき以来だから,3年ぶりかな.

 思い返すと,あの時は,とにかく右股関節が痛くて動けなくて,ひどかったというか,どうしようもなかったですね.そう考えると,今はあの時よりは,大分ましだと思います(3年前が10〜20/100とすると,今は,40〜50くらいか).でも,時々,藤原と打ったり,教職員の練習に行ってダブルスのゲームをやるくらいで,練習もトレーニングもほとんどしてませんから(特にシングルスの全面のゲームはもう何年もやってない),今のままでは,勝ち上がることはできないでしょう.

 でも,2ヶ月あるので,何とかできるだけのことはしようと思いますが,そうするとすぐ怪我するわけで,そこのところを無理せず,できる範囲で,ということですかね.

 あとは,筑波大バドミントン部のOBOGとかいろんな人に会えるでしょうし,自分と同年代のプレーのレベルというか質を見て,まだ何とかなると思えるか,もう何ともならないか確かめたいというのもありますね.

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6/11'17
[早くもしんどく]
(ピアノ)

 ピアノなんですが,弾く曲が見つかったと書いたのですが,早くもしんどくなってきました(やっぱり怠け者).最初は,弾きやすいと思ったのですが,罠にはまったというか,やっぱり,難曲ですよ.思い返せば,ベートーヴェン−リストの田園のときもそうでした.

 シンプルと思ったのは,その前にやってた曲があまりにリズムが複雑だったからそう感じただけでしょうし,和声的には,頑なに四声をキープしていてむしろ相当複雑で,しかも,一応近現代で,動きが全く定形化してないので,なかなか憶えられません.

 うーん,でも,他に弾く曲ないし,1日おきに1時間くらいなら何とか弾く気になるし,ある意味,「ちんたら」でもやって行くのかな.

 でも,この曲(集)なんですが,あらためて聴いてみると,こんなにいい曲だったのかと思うというか,まさに(シューベルトのD.960のように)「再発見」ですね.最初に聴いたのは,バークレーにいてCDを買いあさったときですから,もう20年以上前ですけど,そのときは,タイトルがとても印象的な割に,それほどとは思いませんでしたし,その後,何回も聴いたときもそうでした.

 アルベニスのイベリアと比較される(というか,同じような構成になってる)んですが,イベリアの方は,私の中では,いい曲もあるけど,あまり好きでない曲もあるって感じなんですが,こっちの方は,12曲どれをとってもそれぞれにいい曲というか,できれば,全部弾きたい(でも全部弾くと50分.しかも全部難曲)という感じです(これでわかった人はわかったでしょう).

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6/12'17
(日記)

 明け方に目が覚める件ですが,なかなか正常に戻りません.最近,この時期は,こうなると書きましたが,もう「この時期」は,大分過ぎたような気がします.さすがにちょっとしんどくなってきました.

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6/13'17
[ビットコイン]
(経済)

 今日は,久しぶりに明け方目が覚めずに普通に?眠れました.でも,疲れてたってことかな? 逆に言えば,毎日疲れる(までしっかり活動する)ことが必要ってことですかね.

 何かと話題のビットコインですが,通貨としての意義とか通り越して,もう完全に投機の対象となっている感があります.でも,そんな危ないもの...とは,なりません.危なければ危ないほどリターンもあるからです(ハイリスクハイリターン).ということで,○○師?としては,今更ながらですが,ちょっと調べてみました.今更ながらと書いたのですが,ただ指をくわえて待っていたのではなく,ヒストリカルデータがある程度揃うのを待っていたということがあります.

 まず,肝心のヒストリカルデータですが,ざっと探しただけですが,使えそうなものはないですね.ここに過去1ヶ月の日足はあるのですが,1ヶ月じゃ話になりません.

 

 で,日足を見てどう思いますか? ものすごいボラティリティですよね.先日,ポンドが1〜2%下がったくらいで急落と言ってましたが(でも,昨日またちょっと下がったみたい),BTCは,毎日急騰急落です(笑).というか,10%以上もざらですね.これが「危なければ危ないほどリターンもある」ということなんですが,問題は,「日足でいいのか」ということです.つまりは,1日の中の値動きですね.

 実は,日運のpfは,BTCほどではないですが,これに近い変動があります.でも,1日の中の値動きはそうでもありません.というか,日本の株式市場が開いているのは,9時から15時で,11時半から12時半は,お休みなので,1日の中の僅か5時間だけです.でも,BTCは,24時間,しかも,FXと違って,365日開いてるんですよ.

 ですから,日足じゃだめで,1分足,5分足,せめて,1時間足が必要ですね.でも,ざっと探してみましたが,そういったものは,見つかりませんでした.日足も長期のものはないくらいですから.

 でも,もし,分足で分析して,「行ける」ってなったら,どうなりますかね.要は,分単位でウォッチして,売買しないといけないということですよね.しかも,24時間365日.この時点でもうアウトですかね.

 ただ,私の中の感覚としては,1分単位でウォッチしていれば,相場に勝てるとは思ってなくて,1日とか敢えて,相場から離れて,俯瞰的に見ることが意外と重要で,実際,日運では,そうしています(1日10分だけ).

 確かに日々のBTCの値動きは大きいですが,長期的に見ると,そうでもなくて,中期的な流れの変化があるように見えます.

 

 ですから,日足でも解析してみる価値はあるかもしれません(でも,データがなければどうしようもないけど).でも,これもあくまで感覚ですが,やはり,日足では,ちょっと足らない感じがします.1時間とは言わないですが,せめて数時間くらいは必要?

 でも,そんなことより,もっと大きな問題がありました.それは,スワップポイントです.FXでも付くものですが,BTCでは,何と買いでも売りでも0.04%/日のスワップポイントが「とられる」んですよ.0.04%/日と言うと,年に換算すると14.6%というとんでもない金利です.高利貸しか!

 調べてみないとわからないもんですねー.もう,この時点で完全にアウトなのは,言うまでもありません.要は,1日中モニタに張り付く非生産的なデイトレを対象としてるわけで,もちろん,私は,デイトレなんかやりたくもないし,やれるはずもありませんし,そもそも,デイトレなんかやっても,最終的には,ほとんど勝てないと思ってるので.ビットコインは「やらない」ということになります.

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6/13'17b
[その何かに興味がなければ]

 モーサテの週一?のコーナーに○ーダーの栞というのがあります.ビジネスの世界で成功した人が,自分の人生を変えた,これはという一冊のビジネス書を紹介すめるというものです.いかにもな企画ですが,そもそも,一冊の本でその人の人生が変わる,成功しないものが成功する,なんてことがあるのでしょうか?

 つまり,ビジネスって,所詮その程度のもの,つまり,千円やそこらの本を読んで,感銘を受けて,それを座右の銘とかにして,実行に移せば,成功するということなんでしょうか?

 そもそも,成功ってなんですかね.ビジネスの世界の成功というのは,結局,儲かるってことですよね.もちろん,中には,世の中の不便を解消するとかもっと便利にするというようなことはあるでしょうが,結局は,そういうことを見つけて,あとは,何かアイデアを出して,それをどう「ビジネスにするか」なわけですからね.

 もちろん,何にその気になるかは,人それぞれですし,結局は,その気になることしかできないですから,別にいいと思うんですが,私は,興味ないですかね.

 ただ,注意しないといけないのは,世の中の不便を解消したい,ではなく,金儲けするためにビジネスになる世の中の不便を探す,という順番だと,失敗する可能性が高いと思います.理由は,何度も同じことを書きますが,結局は,その人のその気というか興味だからです.金儲けに興味があると言う人もいると思いますが,金儲けのために何をするかが肝心で,その何かに興味がなければ,結局は,成功しないでしょう.

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6/13'17c
[FANG]
(経日)

 ここ数日,FANGと言われる,FB,Amazon,Netflix, Google(アルファベット)などのアメリカのハイテク株が急落してることが注目を集めてます.でも,専門家?のコメントとしては,PERとか見ても2000年のITバブルのときとは全然違う,短期的な調整に過ぎないということなんですが,そりゃあ,株が上がって欲しい人(株をもってる人や手数料で稼ぎたい証券関係者)は,そう言いますわな.

 じゃあ,私がどう思うかですが,そんなのわかるわけがありません(正直).でも,pfは,今は,売り建ててる状態です.つまりは,確率は半々ですが,暴落する可能性があると思ってるということです.

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6/13'17d
[最近弾いてる曲]
(ピアノ)

 これの答えは,(わかってる人はわかってると思いますが)ゴドフスキーのジャワ組曲です.何ともそそられる(笑)タイトルというか,中身が想像されるというか期待させるというか,そんな感じですよね.実際,最初の曲は「ガムラン」で,遠くからガムランの音色が聞こえてくるとても印象的な曲です.

 最初に聴いたのは,既に書きましたが,20年以上前,バークレーにいて,近現代のCDを買いあさったときで,その中にありました.演奏は誰だったかな.ガムランが印象的だったのは,憶えてますが,とにかく長いし(全12曲),ゴドフスキーなんで,超難曲なんだろし,その割には(ショパンの53の練習曲のように),演奏効果は,今一だろし,弾く気にはならなかったですね.

 で,話を最近に戻すと,弾いていたのは別の曲でした.具体的には,年初からしばらくは,いろんな曲をちんたら弾いてて,しばらくして,ようやくカプースチンのピアノソナタ1番の4楽章に取り組みました.弾きごたえがあって,でも,そんなに難しくなくて,しかも,そんなに音楽的でなくて(失礼),とにかく何とか弾けばというもので辿り着きました.7〜8分くらいの曲ですが,1ヶ月くらいで通るようにはなったかな.

 簡単に(いい加減な)解説?すると,最初は,ババーンと派手に始まって↓

テンポアップして,4小節ちょっとの序奏の後,第1主題が提示されます↓.ジャズなんですが,ちょっとクールで躍動的でシンコペーションが効いたリズムで格好いい(笑)ですねー.

こんな感じで怒濤のように駆け抜けていくんですが,しばらくすると静かになって,第2主題が提示されます.第1主題同様,シンコペーションが効いてて,これも格好いいです.ジャズっぽく弾くには,リズム感が難しいとか言われてるんですが,意外とそれっぽく弾けるもんだと思います(多分).

 その後,第3主題が出てくる↓のですが,ジャズというより,歌謡曲(笑)というか,とてもポピュラーなメロディーですね.

 提示部が終わって,展開部に入ります↓が,

展開部は,そんなに長くなくて(2ページちょっとくらい),最後の方で,ものすごい勢いでスケールが駆け上がっていくところがあったりして↓盛り上がって(笑),再現部に戻ります.再現部は,提示部よりやや省略されていますが,第1主題,第2主題,第3主題がデフォルメして再現され,

再び,第1主題が再現されて,怒濤のコーダに突入し↓,盛り上がって,終わります.第2主題と展開部でやや「休憩」的なとこもありますが,ほぼ全力速回しで駆け抜ける感じですね(あらためて,通しでどうぞ(笑)).

 弾いてみて思ったのは,演奏効果の割には,弾きやすくて,でも,弾きごたえも充分にあって,ちょうどよかったですね(最初は).もちろん,弾きやすいと言っても,エチュードとかに比べたらの話ですが,指定のテンポで弾くと,ちょっとせわしないというか,カプースチン自体,「速回しのジャズ」と(一部で)言われてるところもあって,気持ちゆっくり目で弾いても様になるというか,そっちの方がしっくり来る感じもして,それなら,演奏会に出せる気もしました.でも...

 弾いててだんだんしんどくなって来ました.出だしのバーン,バーンというのもそうですが,気持ちゆっくり弾くとしても,全力で駆け抜ける感は拭えず,そういうのって,何かもうしんどいんですよね.しかも,演奏会で弾くとなると,かなり複雑なので,もっと弾き込んで完成度を上げないと間違いなく破綻するでしょう.

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 ということで,もっとのんびりしてて,でも,ある程度,弾きごたえのある曲はないかと思って弾き始めたのが,同じカプースチンの8つのエチュードの6番「パストラール」です.

 ベートーヴェン−リストからの田園繋がり(笑)ではないですが,パストラールというか,雰囲気的には,大分ほのぼのしてます.8つのエチュードは,1番と3番は,弾いたことがありますが,こっちの方が弾きやすいかなと思いました(最初は).でも...

 とんでもなかった...こんなにほのぼの?してるのに,めちゃくちゃ難しい,ていうか,なんでこんなにリズムとか音が複雑に交錯してるの? 上の動画で行くと,1ページ目は,大丈夫ですが,2,3ページ目になるともう相当やばいです.おそらくですが,難曲揃いの8つのエチュードの中でも最難曲じゃないですかね.

 たった2分半くらいの曲ですが,譜読みというか,一通り通るのにどのくらいかかったかな? 2週間くらいかかった? で,このテンポではとても無理で,3分くらいで一通り通るようになるのにも1ヶ月くらいは,かかったと思います.

 でも,この曲も3分くらいのテンポで弾いても充分様になるというか,むしろ,その方がしっくり来るくらいで,もう少ししつこくしっかり練習すれば,人前に出せるようになるかもしれません(でも,とにかく複雑極まりないので,本番で破綻しないためには,相当弾き込まないとだめでしょうね).でも,やっぱり,ちょっとしんどくなってきてしまいました(やっぱり,怠け者).ピアノに関して言えば,私にとって重要なのは,ピアノを弾くのが楽しいことであり,辛い思いをしてピアノを弾くのが嫌になるのは本末転倒というか,それだけは,絶対に避けなければいけないことです.

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 ということで,辿り着いたのがゴドフスキーのジャワ組曲ということになります.カプースチンのパストラールを弾いてたときですから,めっちゃシンプルで弾きやすく感じましたし,何よりカプースチンのソナタやエチュードと比べると,全体にゆったり流れている曲が多くて,そういうせわしなさのなさに惹かれました(笑).

 譜面付きの動画があるので貼っておきます.解説は,めんどくさい(笑)ので,こちらを

 題名の通り,ゴドフスキーがジャワ島を旅行したときの印象をもとにして作曲したとされていて,現地のエキゾチックな音楽とか自然とか遺跡とか,いろんなものを題材としています.全12曲からなり,アルベニスのイベリアのように3曲ずつ4巻から成っているのですが,各巻だいたい急緩急となっていて,それぞれに組立があって,構成は,こちらの方が明解ですかね.

 12曲もあって,全曲演奏すると50分かかるので,抜粋ということになりそうですが,この中から何曲か選んで,というのは,難しそうです.最初の第1巻第1曲「ガムラン」は,やはり印象的です.第3巻第2曲の「ボイテンゾルグの植物園」は,甘美で独特の雰囲気があります.1曲だけ弾くとしたら,ガムランの音も聞こえて,いろんな要素が入っている一番長い第4巻第1曲の「クラトンにて」かな.でも,この曲は,大変な難曲です(静かに穏やかに始まるのですが,その雰囲気をキープしつつ動画で言うと3ページ目とかもうほんとやばい).

 最初のガムランの次の「ワヤン・プルウォ(影絵人形劇)」も異国情緒というか,もの悲しさというか,何とも言えない寂しさがあります.その次の「偉大な日(ハリ・ブザール)」も,いかにもという感じで,いい曲なんですが,これは,相当難しいです.一通り譜読みはしたのですが,「まさに脳トレ」です(笑).そして,これ以外の全ての曲に共通するんですが,華やかできらびやかな中にも,必ず,どこかもの悲しい部分が入っていて独特で,目一杯盛り上がらないところとかは,ゴドフスキーらしいですかね.

 第2巻第1曲の「聖湖ウェンデットのけたたましい猿たち」もちょっと面白くて,純粋に楽しくて軽快な曲です.各巻の最後を飾る曲「偉大な日(ハリ・ブザール)」「夜明けのブロモ火山と砂の海 」「旧バタヴィア市街にて」「ソロの宮廷行列 」は,どれも華やかで技巧的で弾きごたえがありますし,第3巻第1曲の「3つの舞曲」というのも,12曲の中の1曲が更に3つに分かれているのも面白いです.

 第4巻第2曲の「ジョクジャカルタの水の宮殿跡」もラヴェルの水の戯れのような雰囲気があります.ぱくり?的な感じもしますが(笑),そんなこと言ったら,ラヴェルの水の戯れは,リストのエステ荘の噴水のぱくりでしょうし,この曲は,ゆったり流れてて,それが今の私にはしっくり来ますかね.でも,ショパンの10の2のエチュードみたいな感じで,技術的には,かなり難しいです.残るは,第2巻第2曲の「月夜のボロブドゥール」なんですが,この曲は,その次の「夜明けのブロモ火山と砂の海 」と対になっていて,結局,こんな感じで,どの曲もはずせないんですよ.

 ですから,弾くとしたら,第何巻という感じでしょうか.でも,ほんとは,やっぱり,全曲通しで弾くべきというか,そう思わせるほど,曲が揃っていると思います.モチベーションがキープできるなら,今年第1巻を弾いて,来年は,第2巻みたな感じで4年かけて弾くというのもありかもしれませんが,間違いなく4年モチベーションというか,この曲に対する思い入れが継続することはないでしょう(笑).

 でも,音楽的にはどうなんですかね? ジャワを題材にしたということはありますが,音楽的には,同じメロディの繰り返しが多いし,そんなに新しいところはない気がします.ですから,イベリアのような新しい世界を開いたというほどではなくて,佳作といったところかもしれません.でも,それでも,どれも「いい曲」と思わせるのは,なんなんですかね.カプースチンのエチュードも似たところがあります(褒めてんだかけなしてんだか(笑)).

 で,今は,どれ弾こっかなー,みたいな感じで,いろいろかじってる感じなんですが,最初感じた「弾きやすさ」は,どこかに行ってしまいました(泣).やっぱり,パストラールがあまりに難しかったというだけの話なんですかね? そもそも「ゴドフスキー」なんですから,弾きやすいわきゃーないんですが(笑).

 ですから,これもいつまで続くのかわからんという情けない話なのですが,とにかく弾いてて楽しい間は,ちんたらでも弾いていくことはできると思います.

 ちなみに,ゴドフスキーで一番有名なのは,やはり,ショパンの53の練習曲でしょう.これも東大ピアノの会の会室に楽譜が転がってましたが,確か高田が革命を左手だけで弾くというのを弾いてましたかね.動画を貼っておきますが,ほんととんでもないものばかりです(笑).なのに,労力の割には...って感じですかね.ゴドフスキーの編曲物ってそういうのが多いですよね.まあ,本人が上手すぎたんでしょうけど.

 ここから↓再生すると譜面とともに全曲?再生されるようです.ちなみに,最初の曲をこんなやすやす弾いてるのは,もちろん,アムランだからですよ(笑).

 53曲もあるので,いろいろなんですが,学生時代に弾いてみようと思ったことがあるのは,10の5(黒鍵のエチュード)と25の9のカデンツ(いわゆるコード)が同じということで,その2つを重ねて弾いた47番↓ですかね.

 もちろん,元気で若かった頃の話ですけど(笑).でも,こういうのは,リベッタくらいの技術があって,楽々弾かないと様にならないですかね.でも,楽々弾いてるせいか,逆にすごさがわからないというか,2つの曲が重なってる感じがあまりしませんよね(これもゴドフスキー的(笑)).

 こんな感じで,ゴドフスキーは,超絶技巧の編曲物が多くて,自作の曲は,意外と少ないです.ジャワ組曲は,そういうものの一つですが,これ以外には,パッサカリアとピアノソナタくらいですかね? パッサカリアは,ホロヴィッツに腕が3本あっても足りないと言わしめた曲です↓.


 ちなみに最初の主題,何かわかりますよね?(答えは,こちら

 で,ジャワ組曲に辿り着いて思ったのは,やはり「探し続ける」ということでしょうか.と言っても,この曲自体は,20年以上前から知ってる,でも,今聴くと,当時とは,全く印象が違うわけで,まさにシューベルトのD.960がそうだったように,「再発見」というか,そういことがあるので,輪廻のように同じところをぐるぐる回る必要がある,そうすると,曲の数は,限られているようで,実は,ある意味,「無限」にあるとも言えて,退屈しのぎには,事欠かないということでしょうか.そういう意味では,ゴドフスキーも含めて,古今の偉大な作曲家達に感謝ですね.

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6/14'17
(日記)

 今日は,また明け方一度目が覚めてしまいました.ですから,まだだめですね.そのまま眠れないので起きちゃうという年寄り(笑)も多いと思うのですが,私の場合は,そうじゃなくて,また寝るわけで,で,いつもの時間に起きるんですが,途中一度目が覚めるとちゃんと眠れた感じはしないですね.

 昨日は,久しぶりにピアノに関する記事をいっぱい?書いたので,それでお腹いっぱいになったのか,練習する気になりませんでした(笑).でも最近(歳をとると)いろんなものが「一日おき」くらいがちょうどいいという感じになってきていて,だからまあしょうがないというか,これでいい(と思うしかない)んでしょうね.

 カプースチンのソナタやエチュードなんですが,しんどい,つまり,普段弾くときにしんどい思いをしたくないというのもあるんですが,本番に出すとどうか,というのも大きいです.具体的には,テンポが速くて,音やリズムが複雑なものって,やっぱり,破綻しやすいと思うんですよね.私の中の記憶では,もう何十年も破綻(例えば,一度止まるとか)したことはないと思うのですが,際どい場面は,何度もありましたし,そういうのって,やっぱもうしんどいんですよね.

 テンポというか,流れがゆっくりしていれば,難易度に関わらず,しっかり準備できていれば,本番という要因が加わることで,破綻する確率が増すということは,あまりないような気がします.

 アメリカのIT関連株の急落は,収まったとの報道です.でも,これもいつものことです.急落した,やばい,となり,でも,回復して,なんだ大丈夫じゃんとなって,またどこかで急落して,というのを繰り返して(こういうのを騙しと言う),安心感が広がったところで,がーんとやられるわけです.リーマンショックがまさにそうでしたね.つまり,壮絶な駆け引きが既に始まってるということです.

 じゃあ,どこが本物かわかんないじゃん,ってことなんですが,その通りです.絶対にわかりません.でも,相場に勝つ方法はあると思っていて,それは,やばいと思ったら,やっぱり,仕掛けることですかね.でも,騙しに会うこともあるので,そう判断したら,即刻撤退する,というのを繰り返すことでしょうか.そうすると,勝率は落ちるんですが,勝率なんか関係なくて,1勝1敗でも,極端に言えば,1勝100敗でも,最終的に収支がプラスになればそれがほんとの「勝ち」ですからね.

 世の多くの人は,全く逆のことをしていて,勝率は高くても一度の暴落でやられてしまうわけです.もっとも,これは,私の考えであって,これでほんとに勝てるのかどうかはわかりません(今身を以て(笑)証明してる最中なわけです).

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6/14'17b
[ほんとの夢]

 eスポーツのことは,既に書いたと思います.今朝のモーサテでも取り上げられてましたが,スポーツのようにゲームでも飯を食えるようになるとすると,子供にゲームばっかりするなって言えなくなりますね(笑)と言ってましたが,そんなわけないでしょう.そもそも,順番が違います.

 ゲームに限らず,スポーツでも将棋でも研究でも音楽でも,やる意味は何ですか? それで飯が食えるから? プロになって活躍すれば,有名になって大金持ちになれるから? もしそうだとしたら,成功するのは,難しいでしょうし,成功したとしても,つまんない人生でしょう.

 それは,成功するためじゃなくて,単にやりたいからですよね.ゲームが将棋がスポーツが面白くてやりたいからやるわけで,望むことは,それで成功することではなくて,それを思う存分できる,つまり,何か別の(やりたくない)仕事をしながらではなくて,仕事にしてしまって,やりたいだけやるってことで,それこそが「やりたいことで飯を食う」の本来的な意味のはずです.

 ですから,ゲームばっかりやってる子供に注意して,子供がこれからはゲームでも飯が食えると言い返したら,じゃあ,飯が食えるレベルまでゲームをやり倒す覚悟があるか,そこまでゲームが好きでやりたいのか,ということでしょう.

 スポーツだって何だって,同じことです.小学校低学年くらいの子供が,将来はプロ野球選手とかサッカー選手になりたいとか言ってるのは,かわいいもんですが,高学年くらいになれば,本気でその気があるのなら,相当の覚悟が必要ですし,やる気と才能の面からしてそこまででないのであれば,将来,しっかり自活できるような地道なことをやるべきということになります.

 そんなんでは,夢がない? でも夢って何ですか? 繰り返しになりますが,社会的経済的に成功することではなくて,やりたいことが思う存分できることこそが夢でしょう.その夢を実現するためには,ゲームとかスポーツなら,極々一握りのレベルの人間しか,それで飯を食えるというところまでは,行かないわけで,そのために,やりたいことをやるために覚悟して頑張るというのが正しい順番のはずです.

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6/14'17c
[このままでは出場できない]
(サッカー)

 昨日のWC予選のイラク戦を観たのですが,よくなかったですね.奇しくも本田の31歳の誕生日だったらしいですが(笑),何度も同じことを書きますが,昨日は,彼自身は,そんなに悪くはなかったですが,今の彼がチームの中心にいるくらいのレベルでは,WCで勝ち上がることはもちろん,出場すら危ういと思いますよ.

 久保,原口,大迫あたりの攻撃の(やや)若手が出てきたのが,朗報ではあったのですが,昨日は,よくなかったですね.事情は,よくわからないのですが,多分芝のせいなのか,とにかく球のコントロールができてなくて,決定的なチャンスを何度もふいにしました.つまり,そういう対策が全くできてなかったということですね.失点した場面も,ディフェンスはセイフティーファーストという大原則が守れなかった非常に基本的なミスでした.

 結局,世界ランク120位で,国内事情が不安定で既に圏外のイラクに引き分けるのがやっとで,これが今の実力なんですが,視聴率を獲りたいメディアは,アウェイ(と言っても,イラクの国内事情で実際はテヘランなので中立地)で勝ち点1をとり,首位に立って,次のオーストラリア戦で勝てば決まるので王手をかけたと言ってますが,3強の日本,オーストラリア,サウジのうち,オーストラリア,サウジ戦を残しているのは,日本だけですから,実質的には3位,つまり,このままでは出場できないというのが実情でしょう.

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6/14'17d
(日記, バドミントン)

 昨日,イラク戦を観ながら,トレーニングというほどではないのですが,軽いストレッチ系の少し筋肉に負担をかけることをやっていたのですが,先日痛めた左ふくらはぎがまた痛くなってしまいました.ほんとなんなんですかね.もう歳だからやめとけってことなんでしょうか.

 ちょっとトレーニングぽいことをやるとすぐに痛めるということで,ほんと恐る恐るじゃないですが,低負荷のものからやってるつもりなんですが,そのハードルがどんどん下がってる気がします.これじゃあもうどうしようもないというか,それこそ,全く何もしないで,例えば,イメージトレーニングだけして,試合にのぞんで,そこで怪我しないことにかけるみたいなやり方しかできないってことなんでしょうか.

 さすがにテンションが落ちますが,仕方ないというか,受け入れてやって行くしかないんでしょうね.でも,これもできる範囲でできるだけということで,できないのならやらなくていいと考えれば,ある意味,楽にはなるんで,そういう風に考えますか.

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6/15'17
[了見の狭い話]
(経日)

 注目されていたアメリカのFOMCですが,利上げが予定通り行われ,出口への行程が明示されたということで,株も為替も大きな反応がなくてよかった,無事通過したということみたいですが,経済指標が下向きかけているのに利上げとか出口とかありえないと言う人もいるみたいです.でも,いずれにしても,経済がどうかとかいう「了見の狭い話」なわけで,世の中全体から見れば,もっと別の考え方をすべきでしょう.

 何度も書いているように,大量生産大量浪費を繰り返して天国的高さに積み上がったNYダウをどう軟着陸させるかなわけで,人口も増えず,技術革新もいいところまで来て,これからそういうことがあるとしても,その多くは,自動運転とかAIとかシェアリングといった経済を縮小させるものばかりという本質的なことを考えれば,持続的に2%のインフレとか経済成長とかをむりくりやろうとする方がどうかしてます.

 つまり,多少,経済が悪くなっても,株価が調整局面に入っても,ハードランディングを避けるために利上げやFRBの資産縮小をやるということなら,大いに評価できることで,むしろ,どんどんバブル退治をやってもらいたいくらいです.

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6/15'17b
[確定拠出年金]
(経済, 世の中)

 確定拠出年金の加入者が若い人達を中心に劇的に増えてるという報道がありました.でも,こうやって,年金が「削られている」ってことにどうして気づかないんですかね? 結局は,運用成績次第なわけで,株が下がって運用が失敗すれば,「そういう方法」で,年金を減らせる,もっと大きくは,資産を奪うことができるわけですからね.

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6/15'17c
[○○の子は○○?]
(大学)

 以前も書きましたが,バイトしてる学生が結構いて,もちろん,事情はいろいろなんでしょうが,しないとやって行けないという学生もいるみたいです.でも,既に書いたように,将来というか,トータルで考えれば,今やるべきは,バイトなんかして小金を稼ぐことではなく,将来に向けて,しっかり研究して,「仕事ができる人間」になって社会に出ることでしょう.何度も同じことを書きますが,論理的思考,問題解決能力,問題発見能力,プレゼンテーション能力,更には,忍耐力といった人間力まで磨いて「仕事ができる人間」になるのに,最先端の研究に勝るものはありません.そうやって頑張れば,将来,何倍にもなって返ってくるのです(身を以て体験済).

 でも,家庭の事情というか,結局は,親次第ということなんでしょうね.先日,大学の同級生と話したとき,彼は「バイトは禁止」ときっぱり言っていて,さすがだと思いました.お子さんは,国立大学の医学部在学中ですが,ほんとバイトなんかしてる暇あったら,いい医者になるためにしっかり勉強せえ,ってことですよね.

 結局は,○○の子は○○ということなのでしょうか.でも,そういう中にもやり方はあるし,創意工夫というか,しっかり考えることが大事で,そういうことも普段から学生には話すようにしています.そういうことも学べるのが(私の)研究室でもあるんですが,学ぶか学ばないかは,結局は,学生次第です.これも結局は,○○の子は○○ということなのでしょうか.

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6/16'17=
[体が痛い]
(日記)

 やっぱり,まだ明け方目が覚めますね.あとは,これは,ここ数年?ずっとなんですが,「体が痛い」です.怪我というか痛めたところもそうですが,関節とかそうでないところも痛くなることがあります.どういうときに痛くなるかと言うと,長い時間座ってて動かずにいたときとかですかね.ですから,日常的に体を動かした方がいいんですが,やり過ぎると逆に痛めるわけで,「ちょうどいい」ところの案配が非常に難しいです.

 でも,やっぱり,そこを探して行くんでしょうね.若いときは,そんなことには,無頓着ということはないですが,そんなに気にすることもなかったんですが,老朽化すると相当綿密にメンテナンスしないといけないということで,それをやるかやらないかで,状態が全く変わるということでしょう.

 そういう意味では,実は,若いとか年寄りとか関係なくて,若くても,そういうことをするかしないかで,全然違うわけで,がんがん練習もトレーニングはするけど,こういうことがいい加減という選手は結構いるので(2〜3時間平気で座りっぱなしとか食事の中身とかタイミングとか),勿体ないというか,それも含めて競技力の向上ということでしょう.

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6/16'17b
(資保, 日運)

 「急落」したポンドですが,今度は「急騰」(笑)して(と言っても,僅か数%),あっという間に元に戻りました(ほーら,言った通りになったでしょ).でも,日運の方は,最近は,ぱっとしませんね.でも,そういうこともあるというか,想定済みということでしょうか.とにかく,ちょっとでも兆しがあれば,躊躇なく売る(場合によっては買う)を繰り返していくしかないですね.

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6/16'17c
[AI]
(世の中)

 最近,AI,AIってほんとうざいですよね.何でもAIで,って言えば,最新みたいな感じで,これじゃあ○カ丸出し(笑)です.そもそも,AIって何ですか?

 AIというのは,訳せば人工知能となります.ですから,本来的には,人工的に造られた知能のようなものは,AIと呼べることになります.でも,そんなこと言ったら,プログラムもソフトウェアもアプリもAIということになります.実際,AIとは何ですか?という質問に,コンピュータプログラムのように...という説明がなされる始末です.

 ここまで来れば明らかですが,要は,最初は,プログラムと呼んでたものをソフトウェア,そして,アプリというように呼び方を変えて目新しいように見せかけて流行らせたように,今回もそういうことで金儲けしようとしてるってことですね.騙す方も騙す方ですが,騙される方も騙される方ってことでしょうか.

 でも,本来的には,AIは人工知能ってことなんですが,今みたいないい加減な使い方をされる前,どういうものをAIと言ってたかというと,「学習する」ということだったと思います.つまり,実際の人間のように学習して成長するものということですね.例えば,プロ棋士に勝った将棋ソフトのポナンザは,いろんな棋士やポナンザ自身と対戦することで強くなっているので,(本来的な)AIということになります.

 そういう意味では,ほとんどのプログラムやソフトウェアやアプリは,AIではないんですが,AI自体もプログラムで書かれるので,そこの線引きは,実は,難しかったりします.そして,AI研究者の主たる興味は,AIを開発してそれを使って何かをするという(しょぼい)ことより(予算をとるためには,そういうことをやると言った方が,○カな役人を騙せますが),そのことを通して,人間の脳の仕組み,更には,そもそも知能とは何かということを解明すること,ということは,既に書きましたし,それこそが知的探究というか,本来あるべき研究でしょう.でも,こんだけ世間が騒がしくなっては,そんなわけにも行かなくなったってことはないですかね.

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6/18'17
(日記)

 疲れてるんですかね? 急激に体の具合が悪くなって来ました.とにかく体が怠く,食べるとか寝るとか仕事とかそれ以外のやらないといけないこととか,そういうこと以外は,ほとんど何もできない感じで,横になれるときはなりたいという点では,2013年の8月に近い状態です.問題は,これをどう考えるかですね.

 疲れているのなら休めばいい,横になりたくて横になれるのなら横になればいいということでしょう.それならそれで問題ないですが,問題は,なんで疲れてるのかということでしょうか.そんな疲れるような大したことしてないと思うんですよね.

 でも,それは,若いときが基準になってるだけで,歳をとっていろんな能力が衰えたと考えるべしということかもしれません.なんだかなあとも思うのですが,あきらめが肝心ということでしょうか.あとは,やはり,最近,明け方目が覚めて,いい睡眠がとれないということがあるのですが,これは,どうしようもないところもあるので,もうしばらく様子を見るということでしょうか.

 あとは,研究とか学生の研究指導以外の大学内外の仕事がとても苦痛に感じるようになってきました.その多くは,私でなくてもできることばかりだし,ちょっとしたトラブルというかめんどうなことがとても疲弊するというか疲れるんですよねー.そういう意味では,研究室関係の研究以外のことも同様です.

 まあでも,とにかく,無理せずできることをできる範囲でやって行くということでかね.研究関係以外の仕事がもうどうしようもなく苦痛になってきたら,仕事をやめればいいだけの話ですしね.

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 もっと言えば,大学が存続するために,そこで働く人間が食べて行くために意味のないことをするように,騙す騙されるといった殺伐とした状況,特に,年寄りが若い人達を騙して,自分達だけ生き残ろうとするような世の中全体のひどいというか,とんでもない動きに辟易しているというか,疲弊してきたというか,そんな世の中からもう離脱したいという心境ですかね.そして,もうそれも可能なところまで来てる感じもします.

 いずれにしても,あと少しというか,もう一頑張りというところですかね.

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6/19'17
[心が貧しい]
(世の中)

 既に書いたと思うのですが,世の中の(ひどい)状況については,まあしょうがないんでしょう.正直,もっと賢くやれと思いますが,世の中の実態としては,多くの賢くない自分勝手な人間が目先の自分のことしか考えずに行動してるということなんでしょうからね.それを説得してまとめて行くのがリーダーであり,政治家であったはずですが,衆愚政治というか,彼ら自身が賢くない自分勝手な人間に成り下がってるわけで,どうしようもないわけです.

 ですから,世の中を変えようと思っても無理な話で,そういう中でやって行くしかないのですが(これも結局自分勝手),根本的には,世の中の大前提というか,状況の急激な変化に付いていけない(賢くない)んでしょう.大型タンカーに急に右に曲がれと言っても無理な話ですからね.

 そういう意味では,高度成長の幻想をもっている年寄りが生き残っているうちは無理かもしれませんね(ライバルは1964年とか○ホなこと言ってるし).少子化にしても,団塊ジュニアが子供を産まなかったことが少子化の大きな原因とされてますが,今の状況で,子供を産み育てて,彼らが将来幸せに楽しく暮らして行けるかと言われてもそんな気にならないのは,当然の話です.

 そもそも,物質的に豊かな暮らしが幻想であったことに気づいちゃったわけで,それがどのくらいの世代かと言うと,まさにこのくらいの世代なんじゃないですかね.それより上の世代でも,成功した人ほど,その成功にあまり意味がなかったことに気づいてる人は多いわけで,そういう人は,子供に頑張って勉強して東大に行け(笑),とか言わないわけで,今の若い人達が,偉くなったり金持ちになったり成功したりすることに欲をもたなくなるのは,当たり前だし,自分の子供には大甘なのに,会社とか仕事では,もっと野心を持てとかハングリーになれと言ったり,物欲をもってもらってうちの会社の製品を買って欲しいとか言ってもだめに決まってます.

 でも,退屈な人生は(若い人も)送りたくはないでしょう.ですから,興味がもてることとかやりたいことやり甲斐のあること探しは,これまで以上に意味をもってくると思います.そして,それと仕事を重ねられたらやっぱり最高ですよね.

 でも,そういう選択肢も残念ながら狭まって来てはいますかね.例えば,頭脳明晰で優秀な東大生の受け皿だった中央官僚もそうですし,大学の教員にしても,研究だけに没頭できる状況は,どんどん失われつつあります.最近,公募はよく出てるのですが,その多くは,「先方の都合」によるもので,要は,研究以外のめんどくさい仕事をやってくれる人募集(笑)ってことで,研究がやりたいなんて人に来てもらっては困るという感じです.

 結局は,経済成長が止まり,余裕がなくなって,目先の経済を回すのに精一杯ってことですかね.でも,その一方で,大金持ちは増えてるわけで,でも,彼らの金の使い途がしょぼくて,豪邸や高級車やブランド品は論外としても,自分のビジネスを拡大することくらいがせいぜいで,学術とか芸術とかそういうものに価値を見出す高尚な人間が今の大金持ちには,ほとんどいないというか,まさに成金で,金だけ持ってて,心が貧しいの典型ということでしょうか.

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6/19'17b
[別のやり方]
(研究)

 でも,世の中が変わらないのなら,そういう中でやって行くしかないですね.私はもうすぐ卒業ですから,何とか滑り込みましたが,もし,私が30若かったらどうしたでしょうね? まあそれでも,大学の教員にはなったかな.確かに状況はどんどん悪化してますが,他の仕事に比べたら(研究がしたいのなら)まだ遥かにましでしょう.

 でも,全く別のやり方もあるとは思います.現状では,研究者=大学の教員か国か民間の研究所の研究員という感じですが,全くフリーの研究者というのもありなんじゃないですかね.つまり,大学の教員が大学の研究以外のお仕事で給料をもらって,研究してるように,何か別の形で,例えば,極端な話,時給1000円のアルバイトをしながら,生活費を極限まで切り詰めて,残りの時間で研究するみたいな.

 もちろん,どういう研究をするかにもよりますが,大規模な実験装置とかお金がかかるものではなくて,頭脳勝負みたいなものなら何とかそれでもやって行けると思います(例えば,文系とか芸術系).問題は,大学の教員と比べて,どっちが研究できるか,効率がいいかということなんですが,現状では,時給1000円のアルバイトより,時給5000円(研究する時間が半分あるとすると実質時給1万円)の大学の教員の方がまだいいってことなんですが,研究以外の仕事がどんどん増えて,極端な話,研究できる時間が全くなくなったら,時給1000円のアルバイトの方がまし,ということになるわけです.

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6/19'17c
[ほーら]
(経済)

 とか書いてたら,いきなり,アマゾンがホールフーズを買収というニュースが流れてました.ほーら,言わんこっちゃない.ぐずぐずしてるとみんなアマゾンにやられちゃいますよ.

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6/19'17d
[最後の手段?]

 「その気になる力」じゃないですが,その気になるものが何もなかったら,あるいは,あったとしても,その気がなくなってしまったらどうしましょうか? 想像するだけで怖いというか,それだけは,避けなければいけないというか,生きて行く上で何とかしないといけないんですが,自分ではどうしようもないところもあるわけで,対策?を考えておくことが必要かもしれません.

 一つは,既に書きましたが,ハードルを下げることでしょうか.例えば,スキーに行きたいけど,早起きして寒いところに行くのはめんどくさいということなら,スキー場に近いところに住んで,晴耕雨読的に天気のいい日だけ行くとかいうことですかね.でも,防音室付きのグランドピアノをもってるという究極にハードルが低い状態でも,ピアノ弾く気にならないときはならないわけで,ハードルの低さより,やはり,「その気」ってことでしょうか.

 そういう意味では,もっとプリミティブなこと,ということはあるかもしれません.だとすると何ですかね? ぱっと思いつくのは,寝ることと食べることですかね.心身ともに健康であれば,何を食べても美味しいのですが,そのとき「最も」食べたいものが食べられれば,それに越したことはないわけで,例えば,東京に住んで,そのとき食べたいものを食べに行く(自分で作ってもいいけど,そうするとハードルが上がる),美味しいものをたくさん食べるために,夜ぐっすり眠るために運動する,更には,お金も必要なので,今のうちにしっかり稼いでおく,あるいは,歳をとっても働くということでしょうか.

 うーん,でも,これもそこまでする意味あるか,というか,ペイするか,ということはあるでしょうね.でも,その気になるものが何もなくなったら,(しょぼいけど)そういうことに生き甲斐?を見出していくというのも最後の手段としては,ありということでしょうか.そこまで極端じゃなくても,例えば,のんびり旅行をするとかいうのは,そういうことなのかもしれませんね.

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6/19'17e
[大学教員の悪平等]
(大学)

 別のやり方ではないですが,一つのやり方としては,大学教員の悪平等を何とかするというのはどうですかね? というか何とかしてもらえませんかね?

 再三書いているように,大学教員と言ってもピンきりで,第一線で研究してる人もいれば,研究なんかしてない人もいます.そして,一流大学だろうが三流大学だろうが給料とか条件は変わりません.もちろん,大学は,教育機関ですから,教えることも必要ですが,だったら,いっそのこと,研究する人と教育する人を分ける(ほんとは,学生を指導しながら研究を進めることこそ,学生にとって最高の教育なのですが,ここでは,そういうことと講義とか入試業務とかを研究と教育という形で分ける)ということです.

 大学教授という肩書きがあってそこそこの給料を払えば,ばんばん講義とか業務とかしてくれる人もいるんじゃないですかね.研究をやる重点化大学とか大学院大学を作ってもいいのですが,全くうまく行ってない(教育や業務の負担がそのままで研究しろと言われるだけ)ので,大学の中で研究する教員と教育する教員を分けるってことで,前者は,やりたいことやるんで,研究費さえあれば,薄給でもやる人はいるでしょうし,もし,競争になれば,それこそ論文書いてIFの累積値で決めたっていいですよ.

 そんなやり方は,本来的には,とんでもないことと再三書いてますが,研究者にとってのモチベーションは,やはり,研究ができることですから,そのためと割りきって,IFの高い論文をがんがん書こうとするかもしれませんし,そうなれば,日本の大学のランキング(笑)も上がって,お上も嬉しいんじゃないですかね.

 でも,私はもう関係ないですけどね.

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6/19'17f
(日記)

 体が痛いってことなんですが,なんかだめですね.怪我というか,痛めたところも左のふくらはぎというか,太股の裏まで広がって来たような感じです.何も動かしてないんですけどね.もう腹をくくって徹底的に動かさないようにするしかないってことでしょうか.

 ピアノも,なぜか全く弾く気にならなくなりました.この記事を書いてからですから,もう1週間くらいになりますかね.練習しなきゃということで,弾きたくないのを我慢して弾くことはできると思うのですが,そうすると,益々ピアノを弾くのが嫌になるような気がして,それも怖いんですよね.

 どちらも「回復する」あるいは「その気になる」までじっと待つしかないってことでしょうか.あるいは,このままずっと回復しない,あるいは,その気にならないってこともあるんでしょうか.

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6/20'17
(経日, 日運, 資保)

 NYダウが史上最高値を更新し,日経平均も年初からの高値を抜いてきました.でも,どうなんですかね? 「Xデー」は,刻一刻と確実に近づいているような気がしますけど.ちなみに,日運の現在状態は,中期が売り,短期が買いで±0で中立です.なので,いつ暴落が起きてもOKなんですが,できれば,掴まえたい(暴落する前に売りたい)ですねー.

 あと,資保の方ですが,こちらは益を出す必要はないのですが(でも,「そういうこと」,即ち,ヘッジしているリスクが顕在化すれば,莫大な利益を生む.でも,経済破綻したらトントン),比較的順調に推移しています.商品(白金)は,やや弱含んでいますが,外貨でそれ以上の益が出ている状態です.あとは,具体的には,ここでは書いてませんが,FXを使った別の運用?みたいなこともやり始めて,これもちょっとパズル的で面白いです.

 いずれにしても,為替や商品のその日の値動きも見るようになったので,プロ野球だけでなく,サッカーとかNFLも見るようになった(笑)みたいに,楽しみが増えたというか,単純に(少しは)「退屈」でなくなったということですが,1日10分が15分になったくらいの話ですかね.

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6/20'17b
[一本道]

 最近,人生ってほんと一本道なんだなあと感じます.というか,そういう風に(私が)生きてきたということでしょうか.既に書きましたが,私は,あの時に戻れたらと考えることはないですし,人生がもう一度あったら?とかきかれても,また同じことが起こるだけで,同じことを繰り返しても意味ないし,かなり危ない橋を渡ってきて,何とか(相当奇跡的に)ここまで来ることができたので,過去のいかなるところにも戻りたくありませんし,今が一番幸せです.

 というか,繰り返しになりますが,そういう風に生きてきたと思うんですよね.つまりは,しまったと思って引き返してやり直すようなことは全く考えないというか,不可逆的というか,何とも表現が難しいんですが,ちょっと軽い言い方をすると「ラッキーで切り抜ければそれでOK」みたいな感じでしょうか(笑).

 そして,それは,これからも変わらないと思います.なんかようわからんという感じですが,全てを都合のいいように全肯定するというか,単に楽天的で脳天気なだけかもしれませんね.

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6/21'17-
[大転換]
(経済, 世の中)

 ロボットやAIの発達で,今の仕事の多くがとって代わられると言われていて,そうすると,どうなるかについては,既に書いたと思います.多くの人が仕事を失って路頭に迷うと言う人が多いのですが(過渡的にはそうなるとは思いますが),いずれは,めんどくさく大変で,でも必要な仕事をロボットやAIがやってくれるわけですから,人は仕事をしなくてよくなって遊んで暮らせるようになる,でも,人は,遊んで暮らしてハッピーになるようにプログラムされてないので,そうなったら,学術とか芸術とかスポーツの意義が大きくなると書きました.

 ここでは,そういうことじゃなくて,また別の側面というか,これも先の話ではなく,割と中短期の過渡的な時期の話なんですが,今朝のモーサテで面白いことを言ってました(ほとんどは,とるに足らない情報というか,ツッコミネタばかりですが,時々こういうことがあります).それは,先進国の企業は,これまで労働力が安い海外でものを作ってたけど,AIとかロボットが普及すれば,そういうことをしなくなる,つまり,国内に帰ってくると言うのです.

 これは,どういうことかと言うと(ここからは,私が勝手に考えたことですが),これも既に書きましたが,新興国の労働力の安さを利用するという形で生産拠点を新興国に移して,新興国が経済成長したり,技術が流出したりして,富の再配分が行われ,経済格差が縮まって行って,いずれは,国というものがなくなるというこれまでの流れが変わるということです.これってまさに大転換ですよね.

 つまりは,今の流れと全く逆行して,また昔のように先進国と(新興国ではなく)後進国に二極化していくということなのでしょうか.AIとかロボットによって,人が勤労とか世の中の役に立つとかいう根源的なものを奪われるように,社会とか世界の流れについても,そういうことが起こるのでしょうか.実際,保護主義とか反グローバリズムとか,そういう兆候は確実に見られます(今日も東芝のメモリー事業の売却先が技術流出を理由に政府主導の連合になったとの報道).

 AIとかロボットとか言うと,単なる流行的なところも確かにあるのですが,そこで「先進国」になれるかどうかで,天と地ほどの差がついてくるのかもしれません.ロボットはともかく,AIというのは,何度も同じことを書きますが,今の流行的なことではなく,もっと本質的なこととしては,まさに「知性や知能の研究」なわけですから,そこを制するものが全てを制するのは,ある意味,当然のことかもしれません.

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6/22'17
[AI問題]
(世の中)

 AI問題ですが,世の中は,ブームというかまさに浮かれた状態で,でも,ずっと以前からロボットとかAIが人間を支配するとかいうことは言われてるんですが,そんなこと以上に問題は意外と深刻な気がしてきました(と脳天気に考える(笑)).それは,上の記事の最後にありますが,AI研究が単なるAI研究ではなく,知能そのものの研究だからです.これって何なんでしょうか? というかそういうことですよね.

 つまりは,「考える」という人間が人間たる所以の根幹部分が揺らぐ話なわけです.わかりやすい例で言うと,人間が一生懸命将棋なんか指しててもAIから見たらしょぼい話なわけで,もちろん,車で行けばあっという間なのにわざわざ人間が走るマラソンという競技が成立するように,人間同士で戦えば,いいんですが,知の最先端というレベルの話では,そういうことになってしまうわけです.

 例えば,デビュー以来破竹の28連勝で歴代1位に並んだ藤井さんですが,彼が自分が将棋が強くなるのにコンピュータを駆使しているという話で(3台使い分けてる),もちろん,現状では全くルール違反ではないですが,そういうことが進むと,結局,そういうことで勝負が決することになると思うんですよね.

 もっと言えば,世のほとんどのものは,「AIでも何でも持ち込み自由の試験」みたいなものなので,例えば,研究の世界なら,本来的には,アイデア勝負というか頭脳勝負なんですが,研究対象のアイデア勝負じゃなくて,いいアイデアを生むAI開発競争に全てが一本化されてしまう,そして,これは,ビジネスとかスポーツ(のトレーニングとか練習方法)とか,全てに繋がる話で,そうなると,まさに危機感というか,絶望的つまらなさを感じます.

 個人的には,研究に関しては(もうあと10年しかないので),全然大丈夫だと思いますが,日運に関しては,やはり,危機感は感じますね.でも,現状のAIの株価予測はかなりしょぼいので,これもまだまだ大丈夫ですが,急いだ方がいいというか,この10年が勝負ですかね.あとは,AI自体のブラックボックス的なところというか,中身はようわからんけど,がんがん学習させてどんどん賢くなる的危うさも感じますね.

 更に進めば,AIの開発競争自体をAIがやるようになって,まさに無限ループというかある一線を越えると超加速度的に事態が急進する可能性があると思うんですよね.そうすると,人間のやることが「全く」なくなるわけで,正直もうこの辺でやめておいた方がいいというか,いろんな意味で,人類滅亡に確実に向かっている気がするのですが,この流れは,誰にも止めることはできないでしょう.

 もちろん(おそらくですが),今生きている人は関係ない大分先の話なんでしょう.似たような危機感としては,量子コンピュータ(AI開発にも必要不可欠)があったんですが(でも,量子コンピュータとAIでは,その深刻度は全く違う),もう7年も経つのにその後どうなった?というか,とんとご無沙汰という感じですからね.ですから,ある意味,人生に限りがあってよかったという哲学的な話にもなってきますし,ここで,こんな記事を書いててめっちゃ楽しいし(笑),こういうことも含めて退屈しのぎには事欠かないわけです(でも,AIがもっと賢くなれば,ここでこういうことを考えることすら意味がなくなる.あーこわ).

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 大分先の話で,今生きてる人には関係ないと思うのですが,もしそういうことになったらどうするんでしょうね?(と,勝手に考えるのは,めっちゃ楽しい(笑)) 一つは,意味のないことに意味があると思い込むということでしょうか.例えば,将棋の世界という小宇宙を追究するのは,卓越したAIから見たらしょぼい話だとしても,それを人間がやることに意義があると「思い込む」ってことですかね.

 要は,スポーツのように人間同士に競わせれば,競技としては成立するわけで,技術や技能を磨くのにコンピュータやAIを使うということはあるんですが,そんなこと言ったら,スポーツにおける戦略的なこととかトレーニングや練習方法の探究など,既に現状でも行われていることですからね.

 ですから,AIの世界と人間の世界をいかに「分ける」かという話になるような気もするのですが,そういう「思い込み」がどのくらいできるかですかね.つまりは,上で書いた人間の生きる喜びとか考えるとか根源に関わる問題です.思い込むというのは,考えないということですから,実は,かなり難しいというか,やっぱり,深刻なのかもしれません.

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6/22'17b
[逆に]
(世の中)

 デビュー以来破竹の28連勝で歴代1位に並んだ藤井さんですが,メディアの騒ぎようを見ると,逆に胡散臭くも見えてくるのは,穿った見方ですかね.もちろん,彼自身が飛び抜けた人材であることには間違いないでしょうし,将棋に一途でお金にも興味がなくて,バドミントンのM田さんのようにチャラチャラしたところもなく,しっかりしてる(ように見える,つまり,実際どうかともかく,そう振る舞う賢さはもっている)のもまあOKだと思うのですが,それに乗っかって利用する回りが哀れみたいな感じでしょうか.昨今の将棋界を見れば,トップ棋士がAIに負けるなど,まさに絶望的状況で現れた救世主みたいなもんでしょうからね.

 奇しくも藤井さんの初戦の相手になった加藤さんですが,これも奇しくもちょうど現役引退ということにもなって,そういう巡り合わせ的なこともありますが,一頃,彼がブレーク?したのは,「アウト」だったからなわけで,実際,彼がしゃべってるのをきいてもほとんど意味不明(笑)です(まともな解説を彼にさせるメディアは,まさに視聴率狙いということ).

 そもそも,連勝記録自体には,そんなに意味はないでしょう.今のフィーバーぶりは,羽生さんが出てきた時を思い起こさせますが,30年前に神谷さんが28連勝したときは,どうでしたか? それに,デビューしたてということは,最初は弱い相手が多いわけですから,公正な評価にはなってないでしょう.

 将棋界が食っていくためには,お金を払ってくれる「お客さん」が必要なわけで,そのために,斎藤佑樹さんが出てきたときのように,そのときを盛り上げるためにいろんな「不穏な動き」はあるわけで,これも経済原理じゃないですが,まさに拡大しないパイの食い合いってことでしょうか.

 いずれにしても,注目すべきは,連勝記録などではなく,竜王戦の決勝トーナメントが始まるこれからでしょう.そういう意味では,彼は,非公式ながら既に羽生さんにも勝ってますし,これも非公式ながら上位者との対戦でも圧倒的強さを見せてますから,期待はもてると思います.

 でも,世の中の動き的には,彼がコンピュータを駆使して強くなったことでのAI礼賛とか,加藤さんをフィーチャーして,年寄りもっと働けみたいな,不穏なものは感じますね.

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6/22'17c
[早速]
(世の中)

 早速というわけではないですが,今朝のモーサテで,アマゾンジャパンが(ヤマトとかを切って)独自の配送網を開拓と出てました.ほんと行動に移すのが早いですねー.

 あとは,清水建設が来年から現場労働の7割!をロボットに置き換えるんだそうです.7割ってすごいですよね.

 先の話とか思っていても,意外とその日は,早くやってくるのかもしれませんね(高みの見物).

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6/22'17d
[糖質制限]
(世の中)

 最近,急に世の中が糖質制限とか言い出した件ですが,いろんな背景があるでしょうね.一つは,糖質という安価で効率が高いエネルギー源に頼らなくてもいい「飽食の時代」になったということはあるでしょうか.でも,糖質を摂取しないで必要なカロリーを摂取しようとすると,例えば,白飯に相当するカロリーを肉とかで摂取しないといけなくて,相当の経費がかかるので,貧乏人には無理ですね.あとは,糖質の過剰摂取が老化を含めた全ての病(糖尿病は言うに及ばず,がんも心臓疾患も脳疾患も認知症も虫歯も歯周病も精神疾患も)の根源的なことがわかってきたということでしょうか.

 ただ,これに関しては,なかなか難しいところはありますね.糖質がだめなら,白飯やパンはおろか,ラーメンもうどんもそばもパスタも焼きそばも寿司もオムライスも(笑)果物も菓子類も全てアウトなわけで(ちなみに,私は果物は食べますが,菓子類はほとんど食べません),食べることが人生最大の喜び,人は生きるために食べるのではなく,食べるために生きている的に考えれば,何のために生きてるかわかんないみたいなことにもなってくるわけです(ケトン食とか,糖尿病でもないのに厳しい食事制限をしてるようなもん?).

 そもそも,人類というか,動物が酸素という(活性酸素を発生させる)猛毒を摂取して爆発的なエネルギーを得るということと引き替えに個体は滅んでも子孫を残すことで存続するという選択をしたように,糖質という高効率なエネルギー源を獲得したわけで,そう考えると,これもまさに哲学的?な話でしょうか.

 でも,がんとか糖尿病とか病気になってまで,オムライスを食べるのは,さすがに割に合わないでしょうし,病気まで行かなくても体調が悪いのは嫌ですから,これもバランスの問題ですかね.つまりは,文字通り糖質を「制限」するということでしょうか.そういう意味では,私は,例えば,もう20年くらい,定食を食べるときは,ご飯は「小盛」ですし,糖質を過剰摂取してることは元々ないです.でも,今よりもう少し糖質を制限するのは,割に合うかなとは思いますし,そのくらいは「行ける」と思います.

 あとは,糖質の吸収を抑える方策を考えるというのはあるでしょうね.例えば,血糖値の急上昇を抑えるのに野菜から食べるとかいうのはあるんですが,これももう20年くらいやってます.あとは,食後の血糖値の急上昇を抑える食材を摂取するということもありますかね.私が時々使ってるのは寒天ですが,市販の寒天ゼリーとかはカロリー0でも大量に糖質が含まれてるのでだめですよ(蒟蒻ゼリーも).

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6/23'17=
(日記)

 明け方,目が覚めるのは相変わらずですし,調子はあんまりよくないですね.左脚のふくらはぎ痛も,できるだけ負担をかけないようにしてるのですが,全くよくならないです.試しにちょっと負担をかけようとするとかなり痛みます.何なんですかね?

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6/24'17
[現状を変える?]

 今日(今朝)は,久しぶりに明け方目が覚めずに(7時間くらい?)続けて眠れました.関係ないかもしれませんが,左足の痛みも軽減したような気がします.で,気づいたんですが,休みの日とか,目覚ましをかけずに寝るときは,明け方目が覚めずに眠れるような気がします.つまりは,何時に起きないといけないというのがあると,それよりずっと早く一度目が覚めてしまうという精神的な問題?

 でも,だとすると,仕事をしているうちはアウトということになるので,問題解決にはならないですね.というか,仕事を(もう歳なので)やめるべしということでしょうか.そういう意味では,本来的には,もうリタイアする年齢なわけで,辻褄は合ってる気もします.

 でも,現実的には,そういうわけには行かないので,何とかしないといけないというか,何ともしようがないので,(もう歳なので)無理せず体をいたわって(騙し騙し)やって行くしかないということですかね.

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 調子があまりよくないってことなんですが,ちゃんと眠れないというか,それ以前に必ず原因があるわけで,つまり,なんでちゃんと眠れないかということです.簡単に言ってしまえば,「何か問題がある」ということです.

 具体的に言えば,歳をとっていろんなことができなくなってきたとか,めんどくさく責任の重い(でもつまらない)仕事が増えてきたとか,まだまだできるのに定年という形でクビを切られるのが腹立たしいとか,仕事を失った後,どうやって退屈していけばいいのか,とか,思い悩む対象は,いくらでもあるわけで,でも,それは,みんな同じなわけで,「考えないという解決法」もあるんですが,そうすると,あとから大変なことになるのは,目に見えてるわけです.

 でも,結局は,どうしようもないというか,変えられない現状は変えられない(例えば,歳をとるとか定年でクビとか)わけで,そういう中でどうして行くかなんですが,思い切って現状を変える(変えようとする)という選択肢もあるわけです.

 例えば,仕事が定年でクビというのが気に入らなければ,その後も,仕事すればいいわけです.例えば,私の場合だと,今のうちからいろんなめんどくさい仕事をしてコネを作って大学を辞めた後,どこかに雇ってもらうというのは,めんどくさいので,自分で会社とか作るとか勝手に何か始めるのが性に合ってるような気はします.

 というか,具体的には,既に書いたことがありますが,研究所みたいなものを作って運営していくということでしょうか.でも地震建築防災研究所みたいのってどうなんですかね? 確かに世界中で私しかもってない能力を活かせるし,現実的だとは,思うのですが,あんまり萌えない(笑)というか,やっぱ,これまでと違うことをしてみたいと思うんですよね.そもそも,私って,地震にも建築にも防災にも,そんなに興味ないんですよ(問題発言).

 私が興味があるのは,例えば,地震動という入力に対して,構造物が被害を受けるといった物理的因果関係であって,そういう意味では,もっと広い意味での世の中の仕組みというか,例えば,世の中のいろんな情勢がこうで,そうすると,人々の暮らしががこうなって,経済がこうなる,みたいなのに興味があるのとも繋がってくる話です.

 で,思ったのは,地震とか建築とか防災とか,そんな了見の狭い話ではなくて,もっと広い意味で,純粋な知的探究をして行く,そして,そういうことが急速な勢いで廃れつつある中で,フリーではやっぱり大変なので,そういうことをやって行きたいという人の受け皿を作る,つまりは,心が貧しいしょぼい奴らばっかしとぼやくのなら,てめえでやれってことでしょうか.

 なんだか,急に話がでかくなってきましたが,当然のことながら,先立つものは,お金ということになります.いくらくらいかかるかは,計算したことがあったと思いますが,年500万の給料(何の雑用もなく,やりたいことを思う存分できるのなら充分でしょうし,充分でないという人は,知的探究以外に興味がある人なので対象外となります)で10人を30年雇えば,15億かかるので,まあだいたいそのくらいの額ということでしょうか.

 そして,たとえ15億準備できたとしても,30年で終わりでは意味ないですから,持続性というか,何らかの方法で「稼ぎ続ける仕組み」が必要なわけで,じゃあ,世の中の役に立って稼げる地震とか建築とか防災となると元に戻ってしまうというか,主旨が違ってきてしまう,やりたいのは,資本主義経済の中でお金にならなくても,やるべきと考える高度な知的探究(を支えること)なので,違う方法を考えないといけないのですが,すぐに思いつくのは,やはり,日運ということになります.

 でも,そんなのうまく行くかどうかなんてわかんないし,今の余剰資金でやってる範囲で15億まで到達する可能性は,0ではないですが,あと10年しかないというのもあります.じゃあ,余剰資金じゃなくて,全財産をぶっ込むということも考えられる(実際,何かビジネスを始めようという人は,全財産どころか,莫大な借金までして事業を始める)のですが,バランス感覚的には,やはり,リスクが大きすぎる感じがします.

 で,ここまで来ると,もうだんだん結論が見えてくるのですが,要は,現状でできる範囲で,この10年間で,準備して行くということでしょうね.そして,10年後もできる範囲でできることをすればいいのでしょう.日運がうまく行って,ある程度の資金が準備できていれば,できる範囲で始めればいいわけです.

 そして,日運がうまく行ったということは,稼いで行けるという持続性が証明されたということですから,それを続けて行けば,30年だけでなく,半永久的にそういう人達に給料を払い続けられるわけです.もちろん,今の私のやり方が半永久的に通用するとは思えないので,研究は続けていくわけで,ということは,そのこと自体がまさに知的探究の対象なわけで,「研究所」の中にそういう「部門」を作ってもいいでしょう.

 そもそも,持続性的に言えば,その「部門」で稼いで,他の稼げない(けど,知的探究するだけの価値がある)部門の研究をサポートしないといけないわけで,しかも,私はそのうちいなくなりますから,私がいなくなった後も続いて行くように(日運がうまく行ったのなら)そのやり方というか,私の考え方を継承しておくことも必要でしょう.

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6/24'17b
[従えばいい]

 というようなことを昼ご飯を食べながら考えていたら,もちろん,突拍子もないことで,実現するかどうかは全くわからないのですが,それでも将来に希望がもてたというか,元気が出てきたような感じもしたんですが,しばらくしたら,逆に急速に具合が悪くなってしまいました.なんなんですかね?

 でも,これも必ず理由があるわけで,考えた結論としては,やはり,そんなとんでもないこと無理してすんなとDNAが言ってるってことでしょうか.わかりやすいですねー.

 ですから,結論としては,結局これになるんですが,無理せず,できる範囲でできることをやって行くということでしょう.つまり,日運の余剰資金を全財産にまで拡大することはないし,これを実現するために日運で成功しないといけないということもないし,たまたまうまいこと行って,なおかつ,10年後もその気になれば,やるというくらいでいいんだと思います.

 そして,これは,全てのことに繋がっていて,やりたいことはやるし,やりたくないことはやらないと言うと,わがまま勝手のようにきこえますが,ある意味,そういうことが重要というか,もちろん,周りに迷惑をかけないというか,ある程度,しっかり責任を果たしつつも,(歳をとってもうここまで来たら)体とか調子のサインに素直に従えばいい,無理せずやって行けばいいということでしょう.

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6/24'17c
[調子って]

 調子がいいとかよくないとか書いてますが,そもそも調子ってなんでしょうね?

 それは,私のポテンシャルというか,私がどれほどの人間かということにもよりますが,振り返ってみると,幼少期とか小中高大は,中二とか高二のときに一瞬その気になって萌えたこともあったんですが,基本的には,勉強もそんなに面白くないし,やる気もなくて,てんで大したことなかったわけで,研究室に入って,勉強とかしょぼい話じゃなくて,研究というものに出会って,それまで眠っていた?能力が開花?というか,やる気というかその気になった感じもするんですが,ドクターとって何年かした後の30代は,またやる気なしというか,何をしたらいいかわからなくなって迷走して,30代後半に今のテーマに辿り着いてからは,仕事したような気もしますが,振り返ってみると,そんなに調子がよかったわけじゃないというか,やるだけのことやった感はそんなにないですかね.

 というような感じなので,私のポテンシャルというか,私がどれほどの人間か的に言えば,まさに「こんなもん」ということで,要は,調子がよくないとそんなに思い悩むほどのことはない,私自身,そんな大したもんじゃないってことでしょう(笑).

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6/24'17d
[「練習」しない]
(ピアノ)

 ピアノなんですが,どーにも弾く気にならないということで,「練習」しないことにしました.どういうことかと言うと,「ただ弾くだけ」ということです.そうすれば,辛うじてピアノに向かう気になるというか,全く弾かないよりはましというか,そういう話です.

 ただし,私の練習論的には,弾ける状態を繰り返す,即ち,弾けない状態を繰り返してはならないわけですから,どんなにゆっくりでも「弾ける」状態で「ただ弾くだけ」ということですね.こんなやり方で弾けるようになるかどうかはわからないのですが,まだ時間はあるし,しばらくは,これでやってみます.

 ちなみに,今日は,通しで標準時間の3倍かかりました.これを繰り返して行くうちに,だんだん時間が短くなって,標準時間に近づいていけば,という寸法ですかね(またまた忍者は...みたい).

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6/24'17e
(芸能)

 久々の芸能ネタですが,総選挙で結婚宣言した○ホなアイドルがめっちゃ話題になってて笑えます.禁止されて我慢できる恋愛は恋愛じゃないというのはその通りですが,だったら,先にアイドルをやめるのが筋でしょう.サッカーしてて,手でゴールして,せっかく手があるのに使わないなんてありえないとか言ってるようなもんで,ルールは守らなければなりません.

 まあ,まだ子供な上に恋愛すると舞い上がってほんと回りが見えなくなるんで(私も経験有),こういうこともありうるとは思うんですが,そういう奴をビジネスという大人の世界に出す危うさは感じますね.実際,総選挙自体は,他にいろいろ注目点はあったようですが,もう台無しって感じみたいです.

 ていうか,まさにこのビジネス自体が危ういってことですよね.いい歳したおっさんがガキみたいなアイドルに大枚注ぎ込んで,挙げ句の果てには,結婚宣言までされて,騙された,金返せって...そういう意味では,目を覚ますいい機会になったというか,このビジネスがここを境に壊れていくかもしれないというか,そうやってむりくり経済を回すことの虚しさに早く気づけって感じですかね.

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 小林麻央さんの訃報は,そういう日が来ることが想定されていたとは言え,さすがにいたましいですね.このサイトでも書きましたが,昔,空騒ぎを見ていて(なんで,見るようになったかは,よく憶えていないが,東大時代にセンター試験の監督をしたとき,めっちゃかわいい子がいたと思ったら,空騒ぎの高校生スペシャルに出て,レギュラーの方にも出て,MVPまでとったのは憶えている),彼女が出ていたのも憶えています.

 特に好きというわけではなかったのですが,かわいいとは思いましたし,その後,芸能界入りというか,アナウンサーになって,歌舞伎役者と結婚して,みたいな経緯は知っていました.要は,スタートが空騒ぎだったかどうかは,わかりませんが,かわいい,でも普通の女の子がそういうことをきっかけにそういうことになって行ったわけで,34年という人生は,短かったと思いますが,太く短く生きたとも言えるかもしれませんし,彼女自身もそういうことを言っていたみたいです.

 でも,太く短くというのは,どういうことでしょうね? というか,そういうことですよね.つまりは,太く生きれば,短くなる(かもしれない)ということです.実際,芸能界で若くしてがんになる人は,とても多い気がしますし,生き残り競争はもちろんのこと,自らを晒して金をもらう仕事は,やはり,ストレスフルだと思います.ですから,本人は,無念だったと思いますが,自らが選んだ人生でもあったということはあるでしょう.

 でも,34は,やっぱり若いかなあ.私がもし34で死んでいたら,ほとんど何もせずというか,何も残せずに死んだことになると思いますから,その差は,あまりに大きいですね.そういう意味では,彼女は,彼女なりに,よく頑張ったんだと思います.

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6/25'17
[まずいんじゃないですかね]
(芸能, 世の中)

 もちろん,そんなにちゃんと見てるわけではないのですが,メディアの報道を見てると小林麻央さんは,末期がんという絶望的な状況にありながら,ブログを通して世の中に元気を与え続けた,がんで命を落とさないためには,早期発見が重要で,彼女のブログを読んで,検診に行ったという人がたくさんいた,という感じなのですが,なんだかねーという感じでしょうか.

 評価というのは他人が勝手にするものなので,それはそれで仕方ないというか,どうしようもないんですが,彼女がブログを始めたのは,自分のためでしょう.つまりは,そういうことをすることで自分を奮い立たせるということなわけで,それを読んだ人が元気になれば,というのは(建前的には,そういうことにするでしょうが),あくまで結果であって目的ではありませんし,ほんとに世の中の人達を元気づけるためにやっていたとしたら,そんなことで世の中の人達を元気づけることなんかできないでしょう.

 あとは,がんで命を落とさないようにするには,どうしたらいいかですが,それは,早期発見などではなく(医者と保険会社が儲かる仕組み),騙されて大した価値のないものを欲しがらされて(例えば,総選挙に投票するためにCDをたくさん買ったり),それを手に入れるためにやりたくない意味のない仕事をするという,経済をむりくり回すことをやめることでしょう.

 それにしても,メディアの報道ってなんでこんなに薄っぺらいんでしょうか? 視聴率至上主義というのなら,世の中の大多数の人は,ほんとにこんなに薄っぺらいってこと? そんなわけないと思いますですけどねー.

 ほんとのところは,そうは思ってないけど,余計なこと言って,ネットで叩かれたくないから,ちょーつまんないけど,ありきたりな,バリバリ建前の嘘満載ってことなんじゃないですかね.なんだか戦前の日本とかK朝鮮みたいです.むりくり経済を回すことについても,ほんとは,多くの人がそういうことの無意味さに気づいているのに,現状どうしようもなくてどんどん流されている(例えば,免震は万能じゃないとわかっていても,万能ということにして,マンションを売るとか)ってことじゃないですかね.

 まずいんじゃないですかね.

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6/25'17b
[めんどくさがりでよかった(笑)]

 世の中が変えられないのなら,何とかうまくやって行く方法としては,2つあって,1つは,そういう中で,いろんなものを誤魔化して要領よくやって行くこと,もう1つは,そういう世の中から離脱するか,そこまで行かなくても,ある程度の距離を置くことでしょう.

 自分自身に関して言えば,資本主義というか,金儲けというものから一番遠いところにある仕事を選んだのは,まさに大正解でした.あとは,私って,ちょーめんどくさがりというか怠け者で,もしそうでなかったら,いろんな意味でもっと成功したとは思うんですが,これも結果的にですが,めんどくさがりでよかった(笑)とも思います.

 もし,もっと勤勉だったなら,もっといろいろ疲弊する重要な仕事をたくさんやる羽目になったでしょうし,それはそれで,責務を果たすということはあるのですが,おそらくですが,めんどくさがりで怠け者という私のポテンシャル?からして,もしそういうことになっていたら,とてももたなかったと思いますからね.

 そう考えると,まさに結果が全てで,全てが丸く収まってる感じがするんですよね.

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6/25'17c
[自分のために]

 この話ですが,(めんどくさがりの私が)何で突然?そういうことを考えたんですかね? それは,やっぱり,仕事をリタイアしたら,退屈だと思ったからでしょうか? それとも,目先の世の中の役に立つことばかりがもてはやされる惨状を何とかしたいと思ったからでしょうか?

 めんどくさがりの私のことを考えると,後者ではないと思います.問題発言?のようにきこえますが,まさにここで書いたこと,つまりは,どんなことでも「自分のためにやる」,そういうことをしっかり自覚することが大事ということです.だって,誰かのためにやってやってるなんて思ったら,ろくなことできないでしょうし,つまりは,自分のためにやれることをやるべし,そうでないことを我慢してやるなということにもなって来るわけです.

 ということは,前者になるわけで,だったら,そんなめんどくさいことしなくても,退屈しなければいいわけで,自堕落にだらだら,でも,退屈せず楽しくやって行く方法を考えた方が楽だし,現実的ですよね.

 ということで,そういう方向でもいろいろ考えて行きたいと思います.でも,めんどくさがりの私でも,その気になりさえすれば,やることもあるわけですから,どうなるかはわかりません.つまりは,結局,そういう問題なわけで,なるようになるってことなんですが,何もその気にならず,自堕落にだらだらと(それで楽しければそれでもいいですが)退屈しながら生きるのは嫌なので,まあぼちぼち考えて行きます.

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6/25'17d
(日記)

 NスペのAIなんちゃらというのを見ました.でも,特に目新しいことはなかったですね.ブラックボックスのことをしきりに言ってましたが,そんなの当たり前の話(既にここで書いたこと)ですよね.

 今や東証の取引の8割がAIによるものということには,正直驚きましたし,どれだけ優れたAIを開発できるかどうかにかかっていると言ってましたが,具体的な理由は(ネタバレになるので)書きませんが,そこで使われているAIで勝てるとは思えませんでした(強気).

 というか,既に書きましたが,私のやり方は,別に誰かに,例えば,AIに勝たないといけないわけじゃなくて,(誰が勝つかは実は決まっている)誰かに「乗っかる」こと(これが流れを読むということ)なので,たとえ,どこかのAIが相場を席巻しようがしまいが,そんなことは関係ありません.

 でも,やっぱり,便利にはなるけど,つまんない世の中になる感じはしましたかねー.羽生さんは,AIから学ぶことで人間も賢くなれると言ってましたが,それは,そうだと思いますが,というか,将棋はそうだと思いますが,学術の世界もそうなんでしょうか?

 まあ,あと10年は大丈夫でしょうし,私が生きてるうちも関係ないかな.

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6/25'17e
[高校時代]

 私は過去のいかなるところにも戻りたくないと何度も書いてますが,もちろん,全てがうまく行ってきたというわけではありません.例えば,受験は,基本的にうまく行ったことはないですし,就職してから30代も迷走しました.

 受験について言えば,中学,高校受験もありますが,やっぱり,大学受験ですよね.中学,高校受験で失敗しても大学で第一志望校に入れれば,全てチャラですからね.で,思い出すのは,やはり,高校時代でしょうか.

 高校は,地元で一応No.1の県立高校(修猷館)で,ラサールや久留米付設は受けませんでしたし,父が単身赴任してた東京の高校も一応受けましたが,だめ元というか,一応受けてみただけみたいな感じだったので(結果は不合格),一応,第一志望に行ったみたいな感じだったんですが,成績的には,大分余裕があったので,勿体ないというか,もっとレベルが上の高校に行ってればというのは,正直,ありましたかね.でも,選択肢がないので仕方ないですし,修猷から東大に20人くらいは入るので,自分次第ということはありました.

 でも,高校時代は,勉強しなかったですね.ていうか,一応は,してたとは思うのですが,つまんなかったというか,今でもよく憶えているんですが,1年のとき,授業がほんとつまんなくて(ごめんなさい),部活のブラスに行くのが唯一の楽しみというか,ただひたすら時間が経つのを待ってるような感じでした.

 成績もよくなかったですね.定期的に何かのテストがあって,成績上位者は貼り出されるのですが,450人中10何番とか20何番とかそんな感じだったと思います.もちろん,このままじゃあ,東大の理Iに入れるかどうかは,びみょーなんですが,まあ,3年になって頑張ればいいやみたいな感じでしたかね.

 でも,部活のブラスは,1年のときにやめてしまって,ぶらぶらしていたんですが,2年のときは,文化祭で劇をやった連中(だいたいみんな部活に入ってないメンツ)で遊んでいて楽しかったですし,夏休み前に,ブラスの女の子が教室まで,バスクラ吹いてって誘いに来てくれたのが嬉しくてほいほい戻って(笑),夏休みは,ずっと練習してましたかね.

 成績は,相変わらずぱっとしなかったんですが,冬休み頃になると,そろそろやばいなという感じになってきて,ちょっと勉強を始めた感じだったのは,憶えています.で,まさにそういうときに父が亡くなりました.言葉はどうかと思いますが,まさに出鼻をくじかれた感じはしましたかね.というか,やっぱり,受けた精神的ダメージは大きかったですね.

 高3時代は,男クラ(当時,450人中,女の子は100人ちょっとしかいなくて,しかも,理系は,少ないので,理系の5クラス中,3クラスが男子のみのクラス.ちなみに,私は,1,2年のときは,男女クラス.1,2年のときは,まだ理系と文系に分かれないので,半分くらいが男クラだったかな.ちなみに,今は,女の子が増えて,男クラは消滅したらしい)になってしまったこともあって?,というか,やはり,さすがに受験モードで,とにかく暗いというか,成績もどんどん落ちていったし,いろいろしんどかった思い出しかありませんね.勉強しなきゃいけないけど,やる気にならないみたいな.

 で,結局,東大には浪人して何とか入るのですが,思うのは,じゃあ,高校時代に戻って,ちゃんとやり直したら,浪人せずに東大に入れたのか,ってことなんですが,結局,また同じことを繰り返すだけだと思うんですよね.だとしたら,父が亡くなった場面とか,辛い高3時代とかをもう一度経験したいとはとても思えません.

 同じことは,30代も言えますかね.つまりは,結局,全ては最初から決まってるというようなことで,その気になるときはなるけど,ならないときは,どうしようもないってことです.

 じゃあ,どういうときにその気になるのがいいのか,ってことなんですが,もちろん,そんなことコントロールしようがないのですが,やっぱり,大学受験前は大事かもしれませんね.そういう意味では,私の場合は,タイミングがよくなかったと言えるかもしれません.

 でも,人より遅れましたが,何とか第一志望には,滑り込んで,次の重要な時期というのは,やはり,何を仕事にするか決めるときでしょうか.これは,自分で言うのも何ですが,うまく行ったと思います.物理に失望して,建築構造に何とか辿り着いたのは,ラッキーでしたし,青山先生・小谷先生の研究室に入って,研究というものに目覚めて,おそらく生まれて初めてその気になったと思います.

 そして,無事に仕事にもありつけたのですが,そこからまた迷走が...結局,仕事に関しては,いろいろ期待してもらったとは思うのですが,30代は,大したことはできませんでした(すみません).何を仕事にするかを決めて就職した後は,まずは,一人前になるというか,ちゃんと実績を挙げるという重要な時期を半ばふいにしたことになるのかもしれません.

 でも,それが結果として,全く違う分野というか,それまであまりやられていなかった分野を開拓するようなことになり,しかも,これもたまたまそういうことが注目されることにもなって,40代で大逆転?というか,少なくとも一仕事できたと思えることに何とかなりました.

 そして,50代,なんだかまた迷走してる(笑)みたいな感じもしますが,これもこれまでのように,来るべき60代というか,仕事をリタイアした後に向けての準備ということでしょう.

 こうしてみると,いつその気になるのがいいのかというか,ある大事な時期にその気にならなくても,あとから挽回する機会はいくらでもあるというか,大学受験で失敗しても,就職で成功すればいいし,逆に大学受験で成功して東大入っても,就職で失敗したら意味ないし,それは,就職した後も同じで,実際,東大卒でも(あくまで仕事とか成功とかの話ですが),その後,ぱっとしない奴はいくらでもいるわけで,後になればなるほど重要というか,要は,今が大事ってことですよね.

 何の話でしたっけ?(笑) 最初は,高校時代を振り返っておこうと思って,書き始めたんですが,要は,全ては決まっているってことですかね.それは,別に決まっているからつまらないということではなくて,そういう中で,そういうことを受け入れて,できるだけのことをするってことですかね.

 でも,その気にならないというか,迷走するときは,やっぱり,しんどいですよね.でも,迷走してるときも,ただ何もせずに時間だけが流れてるわけではないというか,とにかく何かしていれば,それが何かに繋がるような感じはします.

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6/26'17-
[ずっと準備]

 こうして考えてみると,人生「ずっと準備」という感じがしますね.幼少期から小中高大は,一人前になって食べて行けるようになる,私の場合は,それ(仕事)とやりたいことを重ねるための準備だったと思いますし,一人前になったら,人によっては,バリバリ仕事して偉くなって出世していっぱい稼ぐことっだったり,好きな人と結婚して家庭を作って家族を大事にして行くことだったりするんですが,私の場合は,まさにそこが(30代で)わからなくなったということですかね.

 1999年台湾集集地震をきっかけにやりたいこと,やるべきことに辿り着いたと何度も書いてますが,それが本質的にどういうことだったかは,未だにわかりません.ただ,単純に「その気になって」,バリバリ仕事をして,結果として,業績を上げて認められるようにもなりました.それは,もちろん,嬉しかったんですが,そういうことが目的ではないので,それが何なのかというか,大して意味がなかったような気もします.でも,一応責務は果たしたというか,達成感や満足感はありますし,何よりとても楽しかったので,それで充分ですかね.

 そして,気がついたら,もう定年まで10年くらいしかなくて,今度は,その後のことについての「準備」をしなくてはいけなくなりました.そして,それは,悪くない感情です.正直,今は,めんどくさくてつまんない仕事が多くなって来ていて,何だかなあという感じなんですが,そんなのさっさと卒業して,次の時期をどう楽しく気分よく生きて行くかについて考えて準備して行くと大分気持ちが晴れます.

 そして,リタイアしたら,今度は,また次の準備です.それは,おそらく死ぬ準備ですね.とか言うと,ネガティブにきこえるかもしれませんが,どう死んでいくかって,多分,人生の中で一番重要ですよね.でも,多く,というか,ほとんどの人がうまく行っていない.だからこそ,何とかうまくやりたいと思ってます.

 今を楽しむことは,もちろん大事ですが,将来のことというか,将来に向けて何かやる,準備するのって,希望がもてるというか,元気にはなりますよね.そして,究極的には,人間の行動は,全て将来に向けての準備なんだと思います.研究するのは,今はわからないことを将来解明したいからですし,ピアノを練習するのも今よりうまくなってよりいい音楽を演奏したいからですし,練習したりトレーニングしたりするのも,今より少しでも強くなりたいからですよね(と,同時に,研究,ピアノ,バドミントンそのものが今楽しめているかということも重要).そうやって,ずっと将来に向けての「準備」をして行きながら,気づいたら,人生の最終盤ということでしょうか.

 もちろん,歳をとると,その将来がだんだんなくなっては来るのですが,いつ死ぬのなんかわからないし,それが10年後でも1年後でも,究極的には,明日死んでも今日があるわけですから,若くても年寄りでも本質的な違いはないというか,単なる「時間の問題」なわけで,でも,逆に言えば,明日のために今日を生きるというのは,将来に向けて準備すると同時に,今日を生きることでもあるので,「ずっと準備」ではあるのですが,「今日を生きる」ことでもあるというのが奥深いですね(「近く,時々,遠く」ともちょっと違う.近く,かつ,遠く?).

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6/26'17b
[もしあのときああなってたら]

 私は,もしあのときああなってたらとは考えないのですが,昨日,この記事を書いていて,一つ思い出しました.高校受験のときに,ものは試しに受けた東京の高校(とある国立大学の附属高校)ですが,試験が終わったら答案を伏せて退席して,その後,回収するみたいな感じだったんですが,ふと振り返ったら,私の答案が風で飛ばされたのか,机の上になかったんですよ.

 その時,どうしたかは憶えてません.一度は拾って,机の上に乗せたのか,乗せてもまた飛んでしまったのか,今となっては...という感じです.もちろん,それで答案がなくなって不合格になったということはないと思うのですが,こういうのってどう思います? もっとちゃんと対処しておけば違ったことになった?

 あくまで私の場合ですが,全ては決まってる(また出た(笑))というか,そういうことだったというか,それが結果的にベストという気がするんですよね.

 もし仮に,あのとき,私の答案が飛ばされずに,というか,その高校に合格していたらどうなったでしょうか? おそらく,家族で東京に移住して,父は,単身赴任から解放されて健康状態もよくなって,その2年後に亡くなることもなく,私ももっとレベルが上の高校に入れて,東大にも現役で入れて,めでたしめでたし?

 なんか,そんな感じがしないんですよね.私がその高校に不合格になったのも,父が亡くなったのも,やる気をなくして勉強しなくて,浪人したのも,その時は,確かにネガティブなことだったんですが,全部意味があったと思うし,結果として,今のところまで来ることができたし,もし,そういうネガティブなことがなかったら,今のところまで来ることができなかったかもしれないというより,逆に間違いなく,来ることができなかったと思うんですよね.

 というようなことが「全ては決まってる」ということです(わかってもらえるのだろうか.まあ別にわかってもらえなくてもいいけど(笑)).

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6/26'17c
[浪人]

 ネガティブでも意味があったこととして,父の死については,既に書いたと思います(要は,解き放たれたという意味合いもあったということ).ここでは,浪人について書きますが,一言で言うと,楽しかったんですよ.一日中机に縛り付けられて,退屈な授業をきかないといけないわけでもないし,勉強方法とか全部自分で考えて計画してやることができたんですね.もちろん,予備校に行ってもいいんですが,そういうのも自由意思というか,自分で選んでやることですからね.

 そもそも,大学にさえ受かれば,別に勉強しなくてもいいわけですし,ものすごく自由というか,実際,かなり遊んでましたし,小中高とずっと学校に通ってたことからすると,まさに「自由になった」という感覚がありました.もちろん,大学に受かるために勉強もしないといけないのですが,そういうことをマネージメントするのも自分自身ですし,そういうのも楽しかったですね.

 そして,そういう自由なのがいいなあというのが大学の教員(ってなんだかんだ言ってやっぱ自由ですよね)を職業として選択することに繋がったところもあると思います.更に,定年で仕事をリタイアした後は,まさに自由な浪人時代というか,しかも,大学に受からなくてもいいわけで,そういう(自由にだらだら過ごすことが楽しみみたいな)メンタリティーを既に経験しているとか,浪人の経験が活かせるとも思うんですよね(要は,そういうことが結構楽しみだったりする).

 もちろん,わざわざ浪人することはないですが(笑),もしそういうことになったとしても,それはそれで意味があるというか,ネガティブに考えないというか,ポジティブな要素も必ずあるので,それを活かすということですかね.

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6/26'17d
[やりたいことやったらいい]

 AI問題ですが,もうすぐ仕事はAIやロボットがするようになって,人間は仕事しなくてよくなったらどうやって退屈しのぎしていいかわからなくて困るという若い人達が結構いるみたいです.いいじゃないですか.まともな考え方ですよ.でも,このサイトで何度も書いてますが,そうなったら,やりたいことやったらいいんですよ.

 いやいや,仕事に勝るやり甲斐のあることはない? ということで,学術,芸術,スポーツをお薦めしてるわけです.仕事(ビジネス)なんかより,やり甲斐も面白さも奥行きも全然ありますよ.AIで仕事がなくなる的に言っても,一番最後まで残るのもこういったものでしょうから,そういう職業を選択しておくというのも賢明なことでしょう.

 でも,AIがどんどん進化したら,学術も芸術もスポーツも危ない? わかりやすい例としては,(学術的要素も芸術的要素もスポーツ的要素もある)将棋は,もうAIが人間を追い越しちゃいましたからね.でも,AIが強くなったら,将棋って廃れると思いますか?

 確かに藤井さんという絶好のタイミングで現れた救世主にしがみつく連盟やメディアはみっともないこと甚だしいですが,多分大丈夫だと思いますよ.もし(じゃなくて現実に)世界のトップレイヤーがAIになったとしても,というか,そうなる前から,世界のトップより全然レベルが低い人で将棋指して楽しんでる人はいくらでもいるわけで,要は,そういうトップレベルのプレイヤーが人間からAIになるというだけの話でしょう(昼ご飯に何食べたとか生い立ちとかでメディアは騒げないけど(笑)).

 つまりは,これまで人間のスーパースターのプレーを楽しんでたように,AIのスーパースターのプレーを楽しんで,羽生さんが言うように,彼ら?からいろいろ学べばいいわけで,それはそれで,楽しんで行けるんじゃないですかね.でも,人間の棋士の地位は低下するでしょうし,取り分というか,収入みたいなもんも減るかな.でも,将棋自体は,なくならないというか,AIが新たな世界を切り開いて行くんじゃないですかね.

 同じことは,他の学術,芸術,スポーツでも言えるわけで,世界のトップレベルより全然下手くそでも,楽しくピアノ弾いてる人も,バドミントンしてる人もごろごろいるわけですからね.スポーツに関しては(将棋も),人と人が勝負をすれば,レベル的にAIやロボットより全然下でもそれはそれで充分楽しめるでしょう.だって,車とかより全然遅いのに陸上競技とかやってるわけですからね.まあ一種の階級制みたいなもんですかね.

 ですから,仕事なんかなくなっても,全然大丈夫で,やりたいことやったらいいと思います.というか,めんどくさくて大変な仕事しなくていいんだったら,最高じゃないですか(ポジティブ).遊んでだらだら過ごすのが嫌なら,学術,芸術,スポーツは,充分その受け皿になると思いますよ.

 でも,遠い?将来は,こういうことになるでしょうから,学術,芸術,スポーツも今の将棋のようになってしまうかもしれません.でも,将棋が上で書いたような理由で残るということは,学術,芸術,スポーツも然りということですね.自分が世界のトップに立つという快感?は,得られないことになりますが,(AIに傅いて)楽しんで行くことは,できると思います.

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6/26'17e
[gmail]
(IT, 世の中)

 gmail使ってる人多いですよね.私も使ってます.でも,こんなニュースが流れてました.Googleがgmailからターゲット広告の極めて有用な情報を得ていて、大きな収益源になってるが,個人情報を保護するということをアピールするために(長い目で見て儲けるために)それをやめるというのです.どう思いますか?

 もちろん,そういうことは考えればすぐわかることですが,gmailを使ってる人は,超個人情報であるメールの中身がGoogleに丸見えということです.でも,そういうものは,見えても見ないと建前上は言うのが大原則というか,少なくともそういうことにしておかないといけないことなのに,そういうことを堂々と?言うのは,結構とんでもないことですよね.

 じゃあ,どうしたらいいかですが,実は,問題は深刻です.だって,これは,gmailに限った話ではなくて,メールというものがメールサーバを通して配信される以上は,絶対に誰かに見られるということですからね.喩えて言うなら,郵便を出すときに,郵便局の人は,誰でも(物理的に)開けて中身を見られるというようなことなわけです(葉書だとほんとに丸見え).

 どうしましょうね? というか,メールを使う以上はどうしようもないですね.ですから,メールで送るのは,誰かに見られてもいいことだけってことですかね.そういう意味では,街中は,監視カメラだらけですし,そういう世の中になってきたということですかね.まあ,犯罪は減るし,悪いことばかりでもないとは思いますけど.

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6/26'17f
[努力とか負けず嫌い]

 藤井さんやりましたね.これで,メディアも将棋界も万々歳(笑).ちょうどニュース番組の中で決着が付いて,メディアとしては,最高の展開だったんじゃないですかね.

 で,例によって,いろいろ好き勝手なこと言ってるんですが,努力とか負けず嫌いとかいうことにしたいのがありありで,ほんとこういうのは辟易しますね.加藤さんの言うことは相変わらず訳わかんないんですが,藤井さんの師匠の杉本さんがちゃんとまともに話していて,彼が別に努力とか負けず嫌いとかじゃなくて,ただ楽しくてやりたいからやってたんですよ,というまさに本質的なことを言ったんですが,全く無視という感じでした(笑).

 でも,わかったこととしては,藤井さんは,いい師匠に恵まれたんだな,ということです.そうですよ.楽しいことやればいいんですよ.

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6/27'17
[それこそ]
(経済)

 最近,金利のイールドカーブのフラット化がよく言われています.簡単に言うと,長期金利が上がらず,長期金利と短期金利が変わらないという経済原理的には,おかしなことが起こっているということです.普通に考えれば,長くお金を借りたり預かったりするのなら,高い金利を付けるのが筋でしょうからね.景気後退の予兆ではないかといろいろ言われてるんですが,どうなんですかね?

 単純に考えれば,長くお金を借りてそれで事業をしたり投資したり運用したりしても,収益が上がらないってことなわけで,これって(このサイトでずっと書いてる)資本主義の行き詰まりってことじゃないですかね.そこまでは言い過ぎ?

 でも,もうどうやってもこれ以上(無駄なことをしてぐるぐるお金を回すのではなく真の意味で)経済成長することは,難しいでしょう.Aベノミクスの三本の矢ですが,いつまで経っても成長戦略が出てこないわけで,これって,現政権が無能ということもあるのですが,もう成長戦略なんかないってことでもあるわけです.

 そんな絶望的なこと言うな,じゃなくて,別に絶望的なわけじゃなくて,経済成長できないのにむりやり目先だけ見てどんどんクビを締めること(もう株が下がるとN銀が債務超過になるレベル)をやめて,そういう中で,どうやって行くのがいいのかということだと思いますが,まあ,現実的には無理でしょうから,そうすると,行き着く先は,ハードランディングしかないですね(それこそ絶望的).

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6/28'17
[車の価値]
(生活)

 走行距離が10万kmを越えたからというわけではないですが,車どうしよっかなーと考え始めました.もちろん,今の車で何の問題もないし,特に欲しいと思う車がなければ,買い換える必要はないのですが,逆に言えば,欲しいと思う車があれば,買ってもいいってことです.

 じゃあ,どういう車なら欲しいと思うかですが,私の場合は,余計な付加価値?が付いた高級車には全く興味がないので,実質的にそれだけの価値があると思える車ということになります.

 まずぱっと浮かんだのは,ずっと以前に書いたと思いますが,運転席がスライドドアになってる車です.駐車場って結構狭いので,普通の開きドアだと,出るときちょっとめんどくさいですよね.で,(以前調べたことはあったのですが)また調べてみたんですが,ないですね.以前は,プジョーにあったのですが,既に生産中止になってますし,その車もあんまりぱっとしないというか,確か四駆はなかったかな(スキーに行くので四駆はマスト)(ちなみにポルテは助手席のみがスライドドア).

 

 あと,既に考えていたものとしては,フリードがありましたね.今の車と同じ車幅で,ぎりぎり5ナンバーなので,駐車場の乗り降りもそんなに問題ないでしょう(でも,車高が低いのは,ちょっと格好悪いかな).で,昨日,同じ専攻のS司先生と(リスクのI井川先生も)とある県の委員会に行ったときに彼の車で行ったんですが,フリードでした(笑).つまり,「試乗」できたわけですが,うーーん,意外と狭い感じはしましたかね.今の車と幅は同じなんですが,それより狭く感じました.つまり,思ったより,今一だったということですかね.さすがにオープンカー(笑)というわけにも行かないので,考え直しでしょうか.

 そもそも,買い換えるというか,今の車にないものをもってる車で,それだけの実質的価値があるものとしては,何があるでしょうか.単純に大きくて広ければ,快適性は多少は増すとは思いますが,駐車場の乗り降りとかで逆に不便ですよね.ハイブリッドとかPHEVとかだと燃費はいいんですが,相当乗らないとペイしませんよね(S司先生のフリードは,ハイブリッドでしたが,リッター14kmということでした.ワゴンタイプは,やはり燃費がよくないみたいです).

 衝突安全性が高いというのは,ポイントが高いかもしれません.昔は,安全ということで,ボルボやベンツに乗ってる人もいましたが,今は,一般車の衝突安全性は,かなり高くなっていて,車の値段ほどの差はないようです.安全性という意味では,アイサイトとか,制御系で安全性が高いものは,候補になるかもしれませんね.

 そういう意味では,やはり,自動運転ですかね.せめて,高速だけでも完全自動運転にしてくれたら,大分楽になると思います.その観点からは,一番実用化が進んでるのは,日産なんですかね? でも,まだ完全自動運転までは行ってませんよね.

 ということで,今の車が何とか走るうちに,そういう車が出るといいなあと思います.

 ちなみに,今の車が明日ぶっ壊れて,すぐに何か買わないといけないとしたら,おとといまでは,フリードだったんですが,フルフラットにならないみたいだし,それなら,別に普通のSUVでいいし,車の形というか格好良さとかアイサイトが付いてるとか衝突安全性とか考えると,今ならスバルのXVですかね(ちょっとでかいけど).

 

 でも,金は(多少は)あるんで,500万でも1000万でも,実質それだけの価値がある車が出たら買いますよ.逆に言えば,車に限らず,実質それだけの価値があるものが世に出せなくなってる,技術的にいいところまで来てしまってるというのが今のどん詰まりの状況ってことですかね.

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6/29'17
[どういう人生がいい人生か]

 どういう人生がいい人生かは,もちろん,人それぞれでしょうが,やりたくないことを(そんなに)やらずにやりたいことがやれるのが(私は)いい,と書きました.やりたいことだけやるだけなんて自分勝手だ,やりたくなくても世の中の役に立つ重要なこともあるんだと言う人もいるでしょうが,それは,やりたくなくても世の中の役に立つ重要なことが「やりたい」ってことです.つまりは,当人がどういうことに価値とかやり甲斐を見出すかということなわけで,それが「適材適所」になった人がいい人生を送る,そうなるように自分で環境を整えていくことが重要ということです.

 でも,何がやりたいか(多くの場合は仕事)によって,いろいろ条件は変わってきます.例えば,何か事業を起こそうと思ったときは,自分一人ではできないので,いろんなことに巻き込まれる,平たく言えば,人間関係の問題が生じます.そして,めんどうで疲弊するのは,だいたいこれですよね.理由は,はっきりしていて,他人はコントロールできないからです.もちろん,そこをどうするかにも創意工夫の余地はありますが,自分が頑張りさえすればいいというのが早いかもしれません.

 そういう意味では,やはり「内的熟達」的に生きるのがいいのかなあとは思います.学術,芸術,スポーツ,いずれもそれが(ある程度は)可能です.もちろん,完全に一人というわけには行かないので,まさしくこれも「一人,時々,みんな」でしょうか.やる気三要素的に言えば,「内的熟達,時々,人との繋がり」ですかね.

 そして,これは,リタイア後の生き方の大きなヒントとなるでしょう.一般的には,老後は人との繋がりが大事と言われてるんですが,それ以前に「一人でも大丈夫」なことがもっと重要ということです.でも,「内的熟達的な生き方」って,回りから見るとつまんない人生に見えるかもしれませんね.もちろん,そんなことは知ったこっちゃないですが,例えば,その人が,絵を描くことに人生最大の価値を見出すのであれば,働きもせず,ご飯を食べたりといった生活に必要なこと以外は,一人で家に籠もって絵を描き続けるのが最高の幸せでしょうからね.

 つまりは,そういうことを見つけられるかどうかがその人の人生の(その人にとっての)価値を決めるってことですかね.例えば,絵を描くという一点集中なら一番幸せなんでしょうが,私のようにそれができなければ,そういうものをいくつか(たくさん(笑)?)集めてもいいかもしれません.でも,多くの人は,そういうものが見つけられていないのでしょう.

 そして,その原因のほとんどは,「探していない」からとも何度も書きました.今の将棋のような何とかフィーバーというのがまさにそうで,メディアが取り上げれば,それに飛びついて,それをきっかけに将棋の世界に入っていく人もいるのかもしれませんが(今の大学の私の学類だと,入学時はロボットやりたいという学生がほとんど.これからしばらくはAIかな.ほんとしょぼい),藤井さんが出てくる前から将棋界は厳然として存在してて,ちゃんと探せば見つかるわけで,そういうものは,他にいくらでもあるのです.

 話を戻すと,問題は,「働きもせず」というところですが,もちろん,食べては行かないといけないので,(家が大金持ちとかでなければ)ある程度は,働かないといけないのですが,仕事をそれに重ねるのがパターン1ということになりますし,これを実現するには,一握りのトップレベルにならなといけないので大変なんですが,いろいろ余計なことも付いてくるので注意が必要です(例えば,絵を売って生計を立てるとすると,売れるけど描きたくない絵を描かないといけない,大学なら研究以外のお仕事があるとか).それならいっそ,パターン2,つまり,必要最低限だけ働いて,支出を切り詰めて,残りの時間をやりたいことに注ぎ込むというのもありでしょう.

 お金は,必要以上に必要のないものですが,お金があれば,やりたくないことをやらなくてよくて,やりたいことができるということは,あるわけで,つまりは,お金があるといいことは,ほぼその一点に集約されるということです.

 そして,リタイア後は,まさに働かなくていいわけですから,そういうことに思う存分打ち込めるということになりますし,逆に,そういうことがない人は,ある意味,幸せではない人生を送ることになるとも言えます.

 そして,これは(仕事はAIやロボットがするようになった)○十年後も同じです.学術,芸術,スポーツをお薦め(笑)しているのですが,もちろん,レベルは高い方がより多くのものが見えるので,高いに越したことはないですが,低くても関係ありません.でも,重要なのは,鑑賞ではなくプレイすることでしょう.学術なら,勉強ではなく研究ということです.

 それは(今の時代なら),レベルが上がれば,それで飯が食えるので,パターン1,即ち,やりたくないことして働かなくてもいいということがありますが,働かなくていい世の中,あるいは,老後なら,そんなことは関係ないわけで,単純に未解明なことを解明したい,ピアノや絵やスキーがうまくなりたい,バドミントンが強くなりたい,そうすれば,見えないものが見えてくる,そのために練習し研鑽して行くということでしょう.

 今の将棋フィーバーで言えば,将棋が面白いと思ったら,たとえ弱くても,将棋の奥深さをもっと知るためにもっと強くなりたい,そのためにトッププレイヤーの棋譜を研究したり,竜王戦を見たりするわけで,藤井四段の扇子やクリアファイルを並んで買うのとは,全然違うことです.

 でも,(今はまだ人間の)トッププレイヤーに将棋に打ち込んでもらって更にレベルアップしてもらって,将棋の新たな世界を開拓してもらうためには,彼らに飯を食わせないといけなくて,そのためには,なんらかの仕組みが必要なんですが,扇子やクリアファイルでは,あまりに効率が悪い(経済効果があるというのはそういうこと)ので,もっと効率がいい仕組みが必要かもしれません.

 でも,逆に言えば,お金をかけずに(下手でも)将棋に打ち込むことはできるわけで(よく知らないけど,棋譜なんかは,インターネットでいくらでも手に入るのでは),そういうものは,他にいくらでもあると思いますよ.

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6/29'17b
[それはそれで一つの結論]

 AI研究なんですが,もちろん,全く専門外なのでよくはわからないんですが,AIの根幹というか,インターフェース的なこと以外の頭脳に関しては,もうそんなに研究することないんじゃないですかね? というのは,確か何年か前だったと思いますが,いろいろ研究してきたけど,結局,AI研究というか,元のプログラムをどう書くかじゃなくて,そこは多少しょぼくても,とにかくディープラーニングで徹底的に機械学習させれば結果が出る,人間が考えるより人間が(割とてきとーに)考えてプログラムを書いたAIをがんがん学習させた方が賢くなる,例えば,将棋が人間より強くなることがわかったみたいな話で,だとすると,やることは,AI研究ではなく,半導体をいかに集積して,よりでかいメモリーを積んで高速なコンピュータを開発するかなわけですからね.

 言い方を変えると,昔ソフトバンクの孫さんが,20年後にコンピュータで人間が作れると言ってたと思うのですが,いろんな意味でその臨界点を越えてきたということですかね.そうだとすると,やっぱり,つまんない世の中になってきたなあ(実際は,まだ大分先でしょうが)と思いますね.

 でも,逆に言えば,AI研究は,知能の本質の研究だと書きましたが,知能って結局そんなもん(要は,いかに学習するか)ということで,それはそれで一つの結論ということかもしれません.つまりは,アイデアとか独創性とか新規性とか言ってても,それは,どこかで何らかの形で既に「学習」したものということで,そう言われると,そんな感じもしてきます(弱気).

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6/29'17c
(経日)

 NYダウが大きく上げて,日経平均も上げて,そろそろやばい,いやまだまだ行けるとかいろんな声が聞こえてくるんですが,どうなんですかね? 私は,直感的には,もうちょっともたせる感じはするんですが,いつそうなってもおかしくないとも思っていて,しきりに売ってるんですが,日運の方は,ここんとこぱっとしません.でも,資保でポンドと豪ドルが大分上がってるので(あのポンド急落は何だった?),大分穴埋めはしてくれてますが,こっちは,別会計ですからね.

 でも,まだまだ行けると言う人の説明は,無理があるものが多いです.例えば,証拠として過去のデータを出してくるんですが,だいたいがせいぜい5〜10年くらいのもので,でも5〜10年は,景気の拡大期だったので,大丈夫なのは,当たり前ですよね.

 ちなみにポンドが上がってるのは,早期利上げを示唆する英中銀総裁の発言がきっかけということらしいですが,要は,為替というか,どの通貨が上がるかって,単純にその通貨で暮らせる国の景気がいいかってことかもしれませんね.利上げするのは,景気がいいってことですし,その国で暮らしたいと思えば,その国の通貨に替える必要があるわけですからね.そういう意味では,「この国は沈んで行く」的に考えれば,日本円を売って外貨を買っておくのも理にかなってるわけです.

 でも,これは,たくさん配当をもらえる株を買う(株というのは,本来は,配当をもらえる権利を売買するもの),そのために業績がいい会社を探すというのと同じ考えなので,そんなに単純に行かないのが相場の世界ではあります.

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6/29'17d
[AIが賢くなりすぎて]

 あと,AI問題の別の側面として,AIが賢くなりすぎて,人間が支配されたらどうするかってこともよく言われるんですが,それって,別に今に始まった話じゃないですよね.実際,今の世の中,既に賢い者が支配してるわけで,それはそれで理にかなってるわけです.もし賢いAIが出てきたら,それこそ,意味なく経済を回すのをやめてくれるかもしれません.

 もちろん,一種の賢い人間が原爆を作ったように,賢いと言ってもいろいろで,でも,そういうことは,AIだろうが,人間だろうが問題として既に存在するわけです.それどころか,犯罪者とかISのように,悪いことする奴もいっぱいいて,そういう問題も,既にあるわけで,これに関しては,別にAI云々いう話ではないでしょう.ほんとに賢いAIなら,ちゃんと話をきいてくれるでしょうし,説得して論破されたら,逆に従うしかないでしょう.

 ですから,問題は「ほんとに賢いのか」ということでしょうか.

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6/30'17
[将棋]

 藤井フィーバーがすごいんですが,私自身,将棋にどのくらい造詣があるかと言うと,多分,高校以降指したことはないと思いますが,小学校のときに,かなりのめりこんだ時期はありました(こうして見ると,小学校のときに,昆虫採集とか天体観測とか理科学習漫画とか人口統計とか電子ブロック工作とかピアノとか他にもいろんなものにのめり込んでたんだなあと思いますね.そう言えば,水泳教室に通ったことがあったのも思い出しました.あと空手もやってたか.他にもいろいろありそう.そうそう百人一首もボーリングもあった).当時は,大山康晴 vs 升田幸三の時代で,彼らが書いた本を買ってきて読んでましたし,一時期,父と毎日のように指してた時期もありました.

 でも,正直,あまり強くなかったと思います.私がどのくらい「頭がいい」かはわからないのですが,学校の成績が私より下でも将棋が強い奴は強いわけで,やっぱり,独特の何かはあるような気はしますね.でも,どうやって強くなるのかがよくわからなかったということはありますかね.言い方を変えると,頭がいいかどうかというよりは,そういうところにはまるかどうかの問題というか,例えば,野球が上手いかどうかって,もちろん,本人の運動能力はあるんですが,いい指導者や練習環境に出会うかということが大きいわけで,それが小学生なら尚更でしょう.

 で,そのうち,あまり強くなれないのでめげたのか飽きたのか,あんまりやらなくなったと思いますが,今でも憶えてるのは,中学の時,当時仲がよかったN田君(高校は久留米付設に行って今はお医者さん)と将棋を指すことになって(紙に駒を書いて,消しゴムで消して書き直しながら駒を進めて渡して,という感じで,中学の授業中とか塾(森田)に行く途中とかにやってた),確か私が4連勝くらいした後に,1回負けて,なんかそれがすごく悔しくて落ち込んだのは憶えています(笑).ですから,結構,負けず嫌いだったのかもしれませんね.

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 こうして今から考えてみると,小学校時代にいろんなことやってたんだなあって思いますね.ていうか,何でそんないろんなことができたんでしょうね? 暇だった? あるいは,エネルギーが今とは全然違う?

 小学校2年生の春に,大牟田から福岡に転校したんですが,転校してしばらくは,ぱっとしなかったというか,基本的には,小学校時代は,ずっとぱっとしなかったと思います.学校の成績もそんなによくなかったかな(クラスで何番という感じ).

 勉強はそんなにしてなかったと思いますが,テストの成績は,(母)親に見せなくていけなくて,点が悪いとものすごく怒られたのは憶えています.でも,共働きだったので,学校から帰ってくると,毎日のように近所のY田君やC竈君やK追君と空き地で野球してるような感じでした(まさにカツオ君みたいな感じ(笑)).

 でも,カツオ君と全然違うのは,そういう合間を縫って?いろんなことをしてたってことで,今からするとやっぱりちょっと不思議ですね.でも,どれも全然大したレベルじゃないので,結局,いろんなことをやって,あきたらやめるって感じで,何一つまともに打ち込んだものがなかったってことですかね.

 いずれにしても,当時は,それなりに楽しくやってたとは思いますが,じゃあ,当時に戻りたいかと言われると,とてもじゃない御免こうむるって感じですかね.だって,今の方が圧倒的に楽しいですもん.

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6/30'17b
[イメージ]

 いつだったかな,確か今週か先週のネプリーグだったと思いますが,熊谷と那覇と8月の平均気温で暑いのはどっちだ?みたいな問題がありました.答えは,考えるまでもないのですが,確か,熊谷と答えた人が多かったと思います.熊谷と言えば,毎年,38度とか39度を越える最高気温を記録していて有名なので,そういうイメージがあるんでしょう.

 答えは,もちろん,那覇です.というか,那覇どころか東京より熊谷の方が「涼しい」んじゃないですかね.理由は単純で,熊谷が暑いのは,13〜15時の間だけで,朝夕は涼しくて,8月の平均気温も実は結構低いからです.つまりは,13〜15時の間,外を出歩かなければいいだけの話ってことで,実際,この時間,外を出歩くことってそんなにないですよね.

 見方を変えると,そういうイメージがあるというか,誤認があるということは,熊谷は,住みやすい街としては,過小評価されてるってことですから,お買い得ということにもなりますね.

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6/30'17c
[売る側から買う側]
(経済, 世の中)

 今日は,プレミアムフライデーだったってことですが,もう誰もそんなの憶えてないんじゃないですかね?

 デフレというか節約モードというか,消費支出が10何ヶ月連続でマイナスで,会社は,あの手この手で財布の紐を緩めようと必死みたいですが,結局,会社という売る側から消費者という買う側になったとき,ほんとに欲しいものを売ってるかって,胸に手を当てて考えてみれば,売れるわきゃないのは,明らかですよね.

 ですから,結局は,人を騙して自分だけが儲かりたい,助かりたいということなわけで,そんなことでは,世の中,ぎすぎすしてくるのは,当たり前のことでしょう.

 じゃあ,どうしたらいいかですが,こういうむりくり経済を回すことを(みんないっしょに)やめることですが,それは自らは(絶対に)できないので,どこかでハードランディングという外的なことになるのでしょう.

 私としては,そういうハードランディングに備えつつも,こういうぎすぎすした世の中から離脱するというか距離を置くというか,そんな感じでやって行けたらと思ってます.

 そういう意味では,大学という,そういう世の中から最も遠いところに身を置けたのはラッキーでした.でも,少子化に伴う悪しきサービス合戦による無駄な雑事の急増とか,大学もそういうものに巻き込まれてきているんですが,もう10年を切ったので,あと一踏ん張りというところでしょうか..

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6/30'17d
[豊かな人生?]

 小さい頃とか若い頃は,いろんなものに興味があって元気だったなあと思うんですが(ここで書いた以外にも,折り紙とか凧揚げに夢中になったこともあったし,なんか歯車をぐるぐる回していろんな図形を描く奴とかもあった.運動は,野球だけじゃなくて,毎朝2kmくらい走って学校行ってたし,ドッチボールとかどんさい(ってわかります?)とかサッカーもやってたしバスケにはまったこともあった.竹馬にも乗ってたし縄跳び大会とかでも頑張ってたし,ブランコ思いっきり漕いでどこまでジャンプできるか競争してたこともあった(めっちゃ危ない),父に山登りとか魚取りとかコンサートとかにもよく連れて行ってもらった.そうそう,仮面ライダーカード(笑)とか酒瓶の王冠を夢中で集めてたこともありました.まだ他にもいろいろありそう),というか,要は,「そういうこと」ということかもしれませんね.つまりは,歳をとるに従って,元気がなくなるだけではなく,興味をもてるものにもてなくなってくるのも自然の流れということでしょうか.

 でも,逆に今まで興味がなかったものに興味が出てくることもあるわけで,要は,歳をとるに従って,興味の赴くままに,やることを変えていくのが自然ということですかね.じゃあ,興味の対象がどう変わっていくかですが,一つの傾向としては,各論から総論,部分から全体という感じはします.

 ですから,「たった一つ」のことに打ち込むことがずっとできるというのは,歳をとらないというか,ずっと若さをキープしてるってことで,それはそれですごいことだと思いますが,歳をとって衰えて行く方が自然というか,ずっと同じ生き方ではなく,歳をとるに従って生き方を変えていく方が,ある意味,豊かな人生だと思うのは,負け惜しみですかね?

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6/30'17e
(日記)

 なかなか調子が上がらないのですが,考え方次第というか,いろいろやってみる的に***と考えてみることにしました.思い返してみると,昇進の話があったとき,昇進したら研究できなくなるから,今のうちに論文書いたりして,いろいろ片付けておこうと思って,結果として,仕事が進んだことがありましたからね.

 もちろん,研究自体は面白いのですが,論文,それも査読論文を書くとなると,正直,めんどくさいのは,事実です.若いときは,業績を積まないといけないということもありますが,私はもうそんなの関係ねーですしね.

 でも,あと10年を切ったということは,それまでにまとめて世に出せるものは出しておかないといけないということでもあるので,なかなかやる気にならないけど,そう考えれば,昇進前のように仕事が進むかも(進まないかも)ってことでしょうか.

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6/30'17f
[つまんない]
(野球)

 ライオンズの調子は,そんなに悪くないんですが(現在,何とかCS圏内の3位.でも,今日は,エースの菊池で負けた.ていうか,いつから菊池がエースになった? やっと使いものになるようになったと思ったら,どっか行くとか言い出すし),なんかプロ野球がつまんないですね.金にものを言わせるソフトバンクもそうなんですが,今首位の楽天って,結局,とってきた外国人が打ってるからですよね.つまり,日本のプロ野球のレベルってそんなもんってことです.

 でも,そんなこと言ったら,ライオンズの黄金期だって,テリーとかスティーブとかデストラーデが打ったからで,結局は,そういうことなんですが,要は,中身はともかく楽しんだもん勝ちというところはあるわけです.

 つまりは,物事の本質が見えてくるほどつまらなくなるということはあるわけで,なかなか難しいんですが,やっぱり,騙されるのは嫌なので,つまんないものはつまんないでいいですかね.今は,その気になれば,MLBも見れるんですが,そこまでして(野球を)見ようとは思わないですかね.

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