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4/1'23

 月をまたいでしまいましたが,確かに死んだら自分ではどうすることもできないのってものすごく厄介なんですが,どうすることもできないものは,どうすることもできないので,そういうことは,さっさとあきらめることが肝心です.

 というか,そもそも,自分が死んだ後のことを考えて何かをするというのは,「人生所詮退屈しのぎ」に反するわけで,そんなこと考えずに,結局,今を生きるというか,今やりたいこと,その気になることをやればいい(結果は知らん)ってことでしょう(ただし,何をやりたいと思うのか,何にその気になるのかは,非常に重要.でも,その人の素養で決まるので,どうしようもなくて,結局,それに従うしかない).

 でも,そうやって,結果を求めずにやると結果的に結果が残ることが多くて,でも,今回のケースの場合,(死んだ後なので)結果が残ってもしょうがないんですが,結果が残ることによって,(自分ではどうしようもないけど)自分がそういう形で(勝手に)生き続けてしまうのなら,結果的に結果が残るのも悪くないというようなことが最近,ふと思ったことですかね.

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[調子]
(日記)

 今日は,週末だったということもあって,二度寝をしてみましたが,そんなに調子がいいというわけではありませんでした.なので,二度寝をした方がいいのかよくわかんないですね.

 でも,そもそも調子ってなんですかね.

 単に疲れるというか,しんどくなったら休むということでいいんじゃないですかね.つまりは,疲れてしんどくなって体が休めと言ってるのに休まないとずっと疲れて調子が悪い状態が続くわけで,そうしないようにすればいいだけの話という気がしてきました.

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[みんなやりたいことやればいいというのはそういうこと]

 今朝,宇宙飛行士の最終選考に残った10人の最終選考の様子が放送されてました.採用になった諏訪さんも米田さんもそうですが,みんな絵に描いたような優等生で,優秀で人間的にも素晴らしいんだと思います.

 でも,何かもの足りないというか,何とも言えない凡庸さを感じてしまうのはなんなんでしょうね(毒).これまで宇宙飛行士になった人達もそんな感じで,優秀で与えられたミッションは遂行するけど,これまでにない新しい何かを生み出すって感じではないですよね.

 米田さんの宇宙に興味がない人にも興味をもってもらえるような宇宙飛行士になりたいというのも意味がよくわからないです.自分が向井さんの伝記を読んで宇宙飛行士になりたいと思ったことがあるのだとは思いますが,そもそも,宇宙に興味をもつことと,宇宙飛行士になることは,全然違うと思うんですよね.

 私も小学生のとき,めちゃめちゃ宇宙に興味をもちました.天文学者になりたいと言って,父親に天文で飯が食えるかと一喝されたことはどこかで書きました.でも,宇宙飛行士になりたいとは,全く思わなかったですね.

 でも,多様性ではないですが,この世の中にはいろんな人がいて,やりたいことがみんな違って,違うことをやることで世の中が成立するので,これはこれでいいんでしょう(みんなやりたいことやればいいというのはそういうこと).

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[死ぬまで働かないといけないというのも悪くない]

 昨日は,年度終わり,そして,今日は,新年度ということで,定年,あるいは,定年より少し早く退職して,これまでありがとうございましたとか,新年度でこれからよろしくお願いしますとかのメールがいろいろ来ます.私もあと○年なので,いろいろ思うことはあります.

 定年,あるいは,定年より前でも今の大学をやめてそれからどうするかについては,いろいろ書いて来ましたが,道は大きく2つで,再就職するとかして仕事を続けるか,年金(+蓄え)で,仕事以外のことをして過ごして行くかです.

 今の仕事というか,若い人達を研究指導を通して育てながら研究活動をして行けるような仕事なら続けて行きたいと思いますが,そんなうまい話,そうそうないでしょうし,それならもういいかなとは思います.

 でも,仕事以外のことをしながら,年金(+蓄え)で気分よく暮らして行けるんですかね? いや,これまた多様性じゃないですが,それで全然行ける人もいるでしょうから,私がどうかということです.

 最近の感触としては,厳しい感じがしています.それは,仕事をしてない,つまり,(年金以外の)収入がないということは(歪んだ資本主義の中での話ではありますが),社会から必要とされてないということなわけですからね.

 もちろん,社会から必要とされてないとは言っても,ほんとは,地震防災の研究を進めることで地震災害を減らせるわけで,でも,そういうことが金にならなければ,どうしようもないというか,それが歪んだ資本主義の中での話ということなわけです.じゃあ,自分で勝手にやればいいと言う人もいる思うのですが,それもまた厳しいと思うんですよね.

 あとは,単純に経済的なこともありますかね.何度も書いてるように,必要以上のお金は要らないですが,年金だけでは,何とも心許ないですし,多少の貯蓄があったとしても,(私には子供とかの後を託せる人もいないので)それを切り崩して行くような「負勾配」の生き方は,やっぱり,不安だと思うんですよね.

 そうすると,今の大学を定年でクビになった後も稼いで行かないといけないってことなんですが,歳をとって行くので,歳をとってもできる仕事じゃないといけなくて,つまりは,またどこかに雇ってもらっても時間の問題で,それなら早い段階で次に移行した方がいいってことはあって,結局,自分で何とかするしかない,ってことなんですが,子供もいるし,年金+蓄えでのんびりやって行けばいいや,というのもいいなとは思いますが,まだまだ,というか,死ぬまで(無理しない範囲でやりたいことをやって)働かないといけないというのも悪くない気はします.

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4/2'23
[現状では「みんな」は無理]

 これも何度か書いていますが,みんなやりたいことやればいいと言っても,現状では「みんな」は無理です.具体的には,野球がやりたくても野球で飯を食って行ける人は,極一部ですし,それは,ピアニストや研究者も同様です.しかも,野球なら年間140試合以上は,多すぎるし,ピアニストなら自分が弾きたい曲より一般受けする曲を弾かないといけないし,研究者だって,大学教員でも国や民間の研究所でも研究以外の仕事があるわけです.

 つまり,そういう特殊な職業の人も一般の人とそんなに違わない面はあって,純粋にやりたいことをやる以外の「やらないといけないこと」があるわけで,でも,現状,そういうことを「やり過ぎ」だと思うんですよね.

 それは,金儲けをしたい奴が必要以上に稼ぎたいために余計なことをして無駄に経済を回すとか,それ以外にもいろんな要因で余計なことをしないといけないことになっていて,みんなやりたいことやればいい,というのは,余計なことのためにやりたくないことやらんでもええやろということけです.

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(スキー)

 気づいたら4月ということで,スキーシーズンも終わりですかね.昔は,4月もGWやGW以降も行ったこともありましたが,最近は,もうそんなことはないですからね.

 1月に金沢回りで新幹線で飯山経由で野沢温泉に行ったんですが,先日,今度は,同じ方法で志賀に行ってみました.久しぶり(10年ぶりくらい?)で,ジャイアントのリフト乗り場と蓮池の駐車場の間に(変な三連)ゴンドラがかかっていたり,ジャイアントのリフトが新しくなっていたのですが,低速ペアになっててがっかりしたり,横手山に行ったら,渋峠と繋がってたり(昔からそう?),いろいろ変化はあったのですが,相変わらず,懐かしいという感覚にはなりませんでした(何度も来てるところにまた来たという感覚).

 でも,こっちに来て1年目は,びわ湖バレイや奥伊吹が結構近くてちょこちょこ行ったんですが,去年は,ほとんど行かず,でも,今年は,野沢と志賀と神立に行ったので,去年よりは行ったことになりますね.で,思ったのは,やっぱり,誰かといっしょに行くってことですかね.

 でも,平日に予定を合わせるのはなかなか難しいですし,「一人でも大丈夫」になっておきたいってこともあるわけで,じゃあ,どうして,1年目は行ったびわ湖バレイや奥伊吹に去年や今年は行かなかったというか,行く気にならなかったかってことなんですが,野沢や神立や志賀に行って思ったのは,やっぱ,コースが全然違うってことです.平たく言えば,びわ湖バレイや奥伊吹は,滑るところがないというか,やっぱしょぼい(笑)ってことですかね.

 じゃあ,もう少し足を伸ばせば,もっとましなところはないかってことですが,勝山とか高鷲ダイナなら車で3時間ですね.びわ湖バレイや奥伊吹の1時間とか1時間40分に慣れると3時間は..と言っても,滑るところないんじゃ話にならないわけで,そういう意味では,つくば時代,車で3時間だったハンターに行ってたのは,やっぱり,滑るところがあったからで,てことで,来シーズンは,勝山とか高鷲ダイナに行ってみますか.

 うーん,でも,朝早起きして行くのは,もうしんどいので,前乗りですかね.そういう意味では,勝山は,ゲレンデに(高鷲ダイナにも近くに)ホテルがあるので,まあ,何でも一度やってみるってことですかね.

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[akadexit]
(大学)

 ある人からある大学の助教を退職しますというサイトを紹介されて読みました.研究者としてやって行く上で大学をやめるのが流行みたいで,そういうのをacadexitと言うんだそうです.

 その人が大学をやめて民間の研究所に行く理由として,周りに議論できる人がいなくて研究者として成長できる感じがしないとか,雑事が多くて研究する時間がないとか,学生の面倒を見るのが大変とか,給料が安いとかいうことなんですが,額面通りとると,研究者としてやって行くなら大学なんかにいてもだめだということになりそうです.

 でも,確かに以前より雑事が多くなって研究する時間がなくなってきてて,それは非常に由々しき事態ですが,周りに議論できる人がいなくて研究者として成長できる感じがしないというのは,ちょっとしょぼいですかね.

 その大学のことは,よく知ってるのですが,いわゆる大講座制で一教員一研究室なので,助教でも教授とか准教授にとやかく言われることなくやりたいことができる,そして,助教にして学生指導ができるわけで,それをデメリットと感じるというのは,その人自身が誰かに面倒を見てもらわないと研究が進められないというように見えました.給料が安いというのは,その人の専門は,IT系なので,民間に行けば,もっと稼げるということなんでしょうが,助教なら年500万くらいは貰ってるのでしょうし,お金が欲しいというか,そういうのを他人と比べる人ってことですかね.

 とは言え,まだ30代なんでしょうから,そんなもんかもしれませんね.その人に限らず,テニュア助教で研究を進められず,厳しいことになってる人は,結構いるので,教授や准教授がまだ面倒を見ないといけないってことなんですかね.でも,ほんとに優秀な人なら,とやかく言わずにほっとくのが一番いいと思うんですけどね.

 実際,私も30代は,苦しんだんですが,私の場合,このケースと全く逆というか,自分でやりたいことがあって,そういうことをやってたんですが,なかなか認められずいろんなことがままならなかったってことですからね.

 でも,acadexitじゃないですが,これが世の中の流れなんでしょうね.研究者なら単純に研究したいわけで,収入面はともかく,大学より研究する環境がいいところがあれば,移るのは当然のことで,私もそういうところがあれば,いつでも移りますよ.でも,(金にならない)研究だけしてればいいなんてことはないわけで,もし研究が金になるのなら,それは研究というよりは事業ってことで,いろいろめんどくさいことも付いてくるわけで,うまい話はないと思いますけどね.

 ただ,確かに大学は,以前ほど国や民間の研究所に対する優位性はなくなってきてると思いますが,大学にしかない決定的な優位性は,やはり,学生の研究指導ができる,つまり,人を育てることができることでしょう.その人は,助教にも講師並みに学生をあてがわれて大変と言ってましたが,そういう人は,大学には向かないってことですかね.

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 とは言え,今の大学の状況がいいとは全く思っていません.このサイトで何度も書きましたが,この10年くらいで事態はどんどん悪くなってますし,その状況は,大学を移っても大きくは違わないことを確認することになったわけで,つまりは,もう日本の大学は,どこも厳しくなってきてるってことでしょう.

 じゃあ,大学より研究できるところがあるかというとそんなことはないわけで,つまりは,研究そのものがこの国ではできなくなってきてるわけで,こんな国に未来がないのは明白ですし,海外に脱出する人がいるのもどうしようもないってことですかね.

 それで,私なんですが,あと○年で定年でクビってことなんですが,これってacadexitなのかもと思いました.つまりは,研究を続けて行きたいのなら続けて行けるわけですし,大学の研究以外のめんどくさい仕事をしなくてよくなるなら結構な話ってことですよね.

 問題は,どうやって稼ぐかってことなんですが,逆に言えば,稼げればいいわけで,結局,今の状況に嘆いてもしょうがないわけで,その中でどうするか考えて何とかするしかないわけです.

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4/3'23
[研究という金にならない世の中の役にも立たないやりたいことをやらせてもらえて,そこそこの給料をもらえるというだけでありがたい]
(大学)

 でも,よく考えてみれば,研究という金にならない世の中の役にも立たないやりたいことをやらせてもらえて,そこそこの給料をもらえるというだけで,何の文句があるの?ってことですよね.

 ここ10年くらいで,いろんな雑事が増えて,研究できる時間が圧迫されて来てるとは言え,研究する時間が全くないかというと,そんなことはないわけで(私はずっと記録を付けてるのでわかりますが,半分を切ることはないです),研究以外の仕事も裁量労働なので,これを効率よく片付ければ,研究する時間も増えるわけです.

 でも,研究自体が仕事とか,それで給料をもらってるとか考えるとおかしなことになってきます.つまりは,研究という金にならない世の中の役にも立たないやりたいことをやらせてもらえて,そこそこの給料をもらえるというだけでありがたいと考えるというか,そう考えた方が得ってことですかね.

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 でも,そうすると,あと○年で大学をクビになる私は,そういうありがたい恩恵を受けられなくなるってことですが,これまた,そういう状況を嘆いてもしょうがないわけで,その中でどうするか考えて何とかするしかないってことです.

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4/4'23
(日記)

 今日は,建築学会大会の〆切でした.大学を移ったことによる「端境期」がようやく終わりつつあって(あと1年)通常状態に戻ってきたというか,学内外で5編(それでも以前の半分程度)投稿することができましたが,学生がみんな「ギリギリ君」で,もうちょっと普通にやって欲しいですかね.

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[これも一種の「死後の世界」?]

 結果が残ることによって,(自分ではどうしようもないけど)自分がそういう形で(勝手に)生き続けてしまうですが,何か変な感じがしてきました.だって,ほんとは生きてないのですから.

 私個人的には,自分がどう評価されるかとかはそんなに気にしないのですが,生きていれば何らかのフィードバックがあるわけですよね.例えば,あなたのやってる研究は素晴らしいと言われるとか,いい仕事をするとめんどくさい仕事が増えちゃうとか,逆に,変なことをすると悪口を言われるとか(と書いて思ったんですが,悪口なんか本人の耳には入らないものだし,そんなの気にしなけりゃいいのに,SNSなんかやってわざわざそういうことする人の気がしれませんね).

 でも,死んじゃえば,そういうフィードバックは,一切ないわけで(当たり前),じゃあ,「結果が残ることによって,(自分ではどうしようもないけど)自分がそういう形で(勝手に)生き続けてしまう」なんてことはなくて,それは,あくまで自分が「生きてる間」にそう感じるというだけで,ほんとのところは,死んだらそんなの関係ないわけです.

 でも,生きてる間は,そういうことが「想像」できるわけで,何とも厄介というか不思議なんですが,これも一種の「死後の世界」ですかね.

 いやー,何とも変な感じですが,「死後の世界」同様,生きるのに何らかのポジティブ(なのかなあ?)な要因があるのなら,積極活用?ってことですかね.

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[新幹線とは]
(地理)

 東京から東海道新幹線に(駅弁と飲み物買って)乗って(富士山見て)地方に行きましょう的なCMが流れています.私も東京,東京近郊にいたときは,仕事で東海道新幹線や東北新幹線で地方に,あるいは,上越新幹線や北陸新幹線でスキーに行ったりしましたが,京都に住んで思うのは,新幹線とは,東京から地方に行くものではなく,地方から東京に行くために使うものということです(なので,上記のようなCMが流されるってことか).

 どのくらいデータがあるのかわかりませんが,実際のデータは,どうなってるんですかね? というか,そういうデータあるんですかね?(東京から地方に行く場合も地方から東京に行く場合も行って帰るので,上りと下りのデータを見てもわからない)

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4/5'23
(経日)

 その後なんですが,どうなんですかね.svbなどが破綻して大騒ぎになったんですが,一応,落ち着いて来たと言う人もいる一方で,まだ始まりに過ぎない,リーマンショックやそれ以外の経済危機もそうだったと言う人もいます.

 まあ,人がどう言うかは,関係ないんですが,私自身の判断としては,大分売ってる感じです.日運は中立ですが,マザーズ,Nasdaq100は売り,VIXは買い(というのはSP500を売りということ),外貨ももう買ってるのは,ユーロだけですが,大手商社と中堅建設は,まだもっていて,商品は,原油は売りましたが,ゴールドプラチナはまだ買い建てです(でも,ゴールドはやばいときは逆に買われる).

 でも,今日は,ちょっと下げてるみたいですが,全体にそんなに下げてる感じではないですね.つまり,ここからどうなるかってことでしょうか.

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[(必要以上の)お金があるメリット]
(経済)

 死ぬまで働かないといけないというのも悪くないんですが,そうすると稼いでしまうわけで,でも,必要以上のお金は要らないので,何やってんだか的なことはあるわけです.

 そもそも,(必要以上の)お金があるメリットってなんでしょうね? というか,そういうことをむりくり考える必要があるということでしょうか.

 そりゃあ,やりたくないこと,そんなことやってどうすんだ?というやり甲斐のないことをしなくていいというのが最大のメリットでしょうが,そうすると,年金と持ち家や貯蓄(ただし,しっかり経済危機に備える必要あり)で暮らして行けばいいとなってしまうので,それは置いておきます.

 いろんな(ちゃんとした)人と話をしてきて,(本質的な価値のないものに散財はしない)そういうちゃんとした人が言ったことの中で印象に残っているのは,住むところと食べ物です.

 要は,うまいもん食って,広い家に住みたいってことで,それは,本質的価値に近いと言えなくもないですかね.でも,私の場合,うまいもん食いたいというよりは,その時食べたい安全なものを食べたいということですし,家も広くないといけないということもないですし,立地も昔は東京都心に住みたいと思ってましたが,今はそうではありません.

 でも,豪邸とかは要らないんですが,家の中に体を動かせる広いスペースがあった方が体を動かすハードルは下がるでしょうし,ピアノを弾くにしても,集合住宅よりは一戸建てでしょうし,一戸建てでも隣家と接しているようなところではなく,広々としたところの方が気分よく生活して行けそうな気はします.

 でも,ぽつんと一軒家では,さすがに不便でしょうし,そういうところを東京近郊で探すと,結構,お金がかかるような気もします.そして,それに全財産をぶっ込むと稼ぐ元手がなくなるので,資産の極一部でそれを入手しないといけないということは,相当稼がないといけないということになりますね(とむりくり考える).

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[ピアノプロジェの会場が変更]
(ピアノ)

 そうそう,ピアノプロジェの会場が変更になりました.よかったー.

 あそこは,オーナーさんは,とてもいい人なんですが,ピアノは,スタインウェイなんですが,古くてぼよんぼよんしていて,とても弾きにくくて(シューベルトでは,完全にやられた),会場の鳴りも普通と逆で,弾いてるところでは鳴ってないのに,会場では鳴ってるという感じでしたからね.

 会場は,いつもI東さんがとってくれているので,変えてくれとは言えないし,でも,I東さんから変えましょうかという提案があったので,彼女もそう思ってたのかもしれませんね.

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[どれだけボランティアというか無償でもやりたいと思うことをしてきたか]

 やりたいことがどれだけできたかが人生の成功だと(私は)思うと何度も書いて来ました.つまりは,やりたくないことを我慢してやって名声や巨万の富を得てもそれは成功した人生とは言えないということです(でもまあ,こういうのは人それぞれなので,私はそうだというだけの話ですし,何をやりたいと思うかが非常に重要で,しょーもないことをやりたいと思うのならしょーもない人生にしかならない.でも,そういうのは,その人の素養で決まるのでどうしようもないところはある).

 言い方を変えると,どれだけボランティアというか無償でもやりたいと思うことをしてきたかということですかね.ボランティアを強要されることや無償でやりたくない仕事をやらさせられることもあるので,あくまでやりたくてやったかということです.

 そして,何がやりたいかは,人それぞれで,いろんな人がいろんなやりたいことをやって世の中が回るのが理想ですが,現状は(まだ)そうなってないので,ある程度,やりたくないけどやらないといけないこともしないといけないのですが,その「ある程度」をどれだけ少なくできたかということですかね.

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[めんどくさいけどやりたいこと]

 再三,やりたいことと書いてますが,ただやりたいことをやってても大したことにはならないわけで,もう少し具体的に言うと,「めんどくさいけどやりたいこと」ということですかね.端から見ると,めちゃめちゃめんどくさそうに思えるけど,やってる本人は全然そんなことないというか,めんどくささよりやりたさが勝っちゃうようなことってことですかね.

 実際,仕事にしても研究にしてもピアノにしてもスポーツにしてもボランティア活動にしても多くのことは,めんどくさいことばかりで,でも,めんどくても,無償でもやりたいと思うほどやりたいかってことで,そういうものを見つけられるかってことですかね.

 振り返って見ると,よーそんなめんどくさいこといろいろやって来たな(笑)って感じですが,大いに楽しませてもらいましたし,やっぱり,ラッキーでしたかね.でも,最近は,そういうのがどんどんめんどくさくなっていってる感じですかね.

 例えば,ピアノは,弾く気になる日もありますが,弾く気にならない日の方が多いですかね.でも,じゃあ,バドミントンというか,スポーツをするとしても,毎日は,やらないわけで,週数回ってことでもいいんですかね.でも,そんなこと言ったら,バドミントンは,週数回どころか,もう何ヶ月も練習に行ってませんからね(暖かくなってきたしそろそろ行こうとは思うが).

 スキーも出かけるのがめんどくさかったんですが,これは,誰かといっしょに行くのなら全然そんなことはないですし,やっぱり,状況を作ることですかね.でも,ピアノは,今以上の状況はないと思うので,ちょっと厳しいですかね.でもまあ,その気になったらやる(その気にならなかったらやらない)ということでいいし,しょうがないんでしょう.

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[新NISA]
(経済)

 ほんとしょーもないNISAですが,2024年から新しくなるみたいで,特徴としては,制度の恒久化(これまでは5年で終わり.なんやそれ),年間限度額の引き上げ,そして,生涯非課税限度額の設定(要は,売却したらその枠を再利用できる.つまり,これまでは一度売ったら終わり,つまり,売らせないというとんでもない制度だった)ということです.大きいのは,売却したらその枠を再利用できるってことで,何とか使える制度になったってことですかね.

 とは言え,年間たった360万円で,これを5年分,つまり,全体でもたった1800万ですし(年金2000万円問題の2000万とほぼ対応(笑)),しかも,120万と240万の積み立て投資枠と成長投資枠で,成長投資枠は,原則何でもOKですが,積み立て投資枠は,投信を買わないといけないわけで,しょーもないというか,これは明らかに投信の手数料で稼ぎたい業界要望ということでしょうね.

 でも,1800万という枠内ではありますが,(儲かったら)非課税になるわけで,使わない手はないですかね.私の場合,すぐに使えそうなのは,買いしかやらない資保(大手総合商社+中堅建設)の一部で,これを成長投資枠ってことですが,問題は,積み立て投資枠(投信)を何にするかですね(ほんとめんどくさい).

 そっか,投信ってことは,上場投信でもOKなんですかね.つまりは,VIX指数先物連動投信(1552)でも行けるってことなのでしょうか(でも,VIX買うってことは,実質,空売りするわけで成長投資でも何でもないわけで一種の抜け道とも言える).とは言え,120万x5じゃあ,どうしようもないのですが,(めんどくさいけど)使わないよりは使った方がってことですかね.

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(日記)

 なんか疲れてますね.大会論文を提出した(学生達に提出させた)ということもあるかもしれませんが,単に周期的なものかもしれません.何度も書くように,大したことはしてないと思うのですが,疲れたのなら休むということでしょう.

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4/6'23
(日記)

 休むと明らかに「回復」する感じがします.それは,体だけではなく,心というか気力のようなものもそうです.

 なので,疲れたら休む,その気にならなかったらやらないってことでいいと思うんですが,問題は,疲れても休めない,その気にならなくてもやらないといけないって時で,もちろん,仕事はそうなんですが,自ずと限界はあるわけで,でも,もうあかんと思ったら,やめてしまえばいいわけで,でも,現状,何とか大丈夫だと思います.

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(運保)

 新NISA活用法?ですが,どのみち全然枠は足りないわけで,その上,積み立て投資枠と成長投資枠を使い分けるのも面倒で,だったら,いっそ全部,VIX指数先物連動投信(1552)に使っちゃう(それでも全然枠が足りないが)というのが楽かもしれませんね.でも,多分「現物」で買わないといけなくて,だとすると,手数料が安い別の証券会社を使わないといけないってことですかね(でもNISA口座は開設済みだったと思う).

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[そんなに高いんだったら買わないよでいい]
(経済)

 物価高ということですが,どこかで書きましたが,そんなに高いんだったら買わないよ,でいいと思うんですよね.そうすると,需給関係で価格を落ち着いて来るのが市場原理です.

 でも,そうでないものがあります.それは,不動産です.

 どうしてかと言うと,不動産価格は,需給関係で値段が決まるものではないからです.どういうことかと言うと,この物件がこの値段?というほどの高値でも,もっと値上がりするかもしれないと思えば,買って値上がりしたところで売れば儲かるからです.つまり,投機の対象になるものは,(狭義の)需給関係では,価格は決まらなくて,それは,株式もそうですね.

 でも,ババ抜きという単なるマネーゲームですから,どこまでも価格が上がり続けることはありません.1990年代のバブルの崩壊がそうでしたし,今もそういう状況です.でも,我慢できなくて実需で買っちゃうと悲惨なことになるのは,1990年代のバブルの崩壊と同じですね.

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(日記)

 休んだら明らかに回復すると書いたのですが,それは確かにそうなのですが,まだまだですね.でも,0から100に急に回復するわけではないので,徐々にということで,これはこれでいいんでしょう.

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[ほんとにそう思うかと言われると,全然そんな感じはしません]

 70過ぎくらいで亡くなる人は結構いますし,そうすると,私に残された人生もそんなに長くはないんだなと思うと書いたと思いますが,実際のところ,ほんとにそう思うかと言われると,正直,全然そんな感じはしません.

 もちろん,人間いつ死ぬかはわかりませんが,それは,歳をとったからとかは関係なく,どんなに若くてもそうなわけで,結局は,確率の問題ってことですよね.

 いや,今の私の年齢と若い頃とは違うやろと言われるかもしれませんが,何度か書いたように,大きな病気をしたわけでもないし,今も若い頃も体の状態はそんなに変わらないんですよね.

 いや,そういう歳なんだから,いつ突然,何か重篤な病気にかかるかもしれないというのもそうなんでしょうが,それも若い頃もそうなので,これも確率の問題ですよね.

 でも,一番大きいのは,やっぱり,そういう風にプログラムされてるんじゃないですかね.なので,多分,いくつになってもそうなのかもしれません.ということで,そういうことは,別段,気にすることないってことなんですが,問題なのは,やっぱり,あと○年で今の仕事を失って,その後,どうやって退屈しのぎして行くかなわけで,長い老後になればなおさらです.

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4/7'23
[第二の人生で成功する条件 その2]

 老後というか,リタイア後の第二の人生の成功の条件として,第一の人生で成功しないということがあると書きました.だって,仕事で成功して,定年でクビになって,最高の退屈しのぎである仕事を奪われた状況で,それ以上のやり甲斐を見出すのは至難だと思うからです(上野千鶴子さんもそんなことを書いてた).

 でも,第一の人生で成功したから,第二の人生で成功することを諦めるわけにはいかないというか,単純に楽しい第二の人生を過ごして行きたいわけですし,至難だからなんとかしようとも思うわけです.

 で,思ったんですが,第二の人生で成功する条件として,「社交的でない」ってこともあるんじゃないですかね.

 もちろん,リタイアしても地域活動とかボランティアとか,いろいろ人との繋がりを求めれば,そういうこともあるとは思いますが,そもそも「お前はもう社会には要らない」と言われるのが定年なわけですし,老害とまでは言いませんが,年寄りの冷や水的なところはあると思うんですよね.

 そして,リタイア後も快適に楽しく過ごしている人達を見ていると,歳をとっても仕事をしているとか,コミュニティーに顔を出してるとか,いろんなところに出かけているという人もいるんですが,そういう人よりも,多くの時間を(一人でもできる)自分のやりたいことをして家で過ごしている,「一人でも大丈夫」な人達が強い気がします.もちろん,前者のような人達も楽しそうではあるんですが,どこかの時点でそういうことができなるわけで,そうなると途端に元気がなくなる感じです.

 で,私はどうかですが,30〜40代くらいの時は,仕事も大学だけではなく,いろんな学外の仕事をしたり,仕事以外にいろんなことをやってて,いろんな人との付き合いがあって,社交的と言えるかどうかはともかく,そういうことが楽しかったと思います.

 でも,私って元々そういう人間ではなくて,もちろん,話のできる人と会って話をするのは楽しいですが,何度か書いているように「一人,時々,みんな」くらいがちょうどいいんですね.なので,第二の人生で成功する条件は,満たしているような気もします.

 そういうわけで,というわけではないですが,50を過ぎたあたりから,本来?の自分に戻って行った感じもしないでもないですし,ひょっとしたら,無意識にリタイア後の準備をしてきたのかもしれませんね.

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[お金の心配をしなくていい]
(経済)

 (必要以上の)お金があるメリットですが,住むところどうこうと言うよりは,やっぱり,「お金の心配をしなくていい」ってことですよね.それは,どんな贅沢もできるということではなく,普通に人間的文化的な生活をして行く上で,ということです.

 今もらってる給料は,そんなに多くはないですが,少なくとも「お金の心配をしなくていい」額ではあります.でも,それを定年で失うのが最大の問題なわけで,再三書いているキャッシュフローの重要性(貯蓄ではだめ)ってことです.

 でも,定年でクビになる状況を変えられないのなら何とかするしかないわけで,多くの場合,年金+貯蓄ってことなんでしょうが,それでは,心許ない(お金の心配をしなくていいには程遠い)わけです.

 そうすると,年金(の額)はどうしようもないので,貯蓄ってことになるんですが,いくらあれば「お金の心配をしなくていい」と言えるでしょうか.年300万として30年生きるとしても1億でカツカツってことですし,インフレとか経済危機なんか起こればひとたまりもないわけで,そうすると,年金+貯蓄で,「お金の心配をしなくていい」なんて人は,ほとんどいないってことで,結局は,定年で今の職場をクビになっても働き続けるしかないってことなんですかね.

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 関連する?話として,先日,何かの番組で,とあるお笑い芸人が,俺は,金があったら仕事やめると言っていて,じゃあ,いくらあったらやめるのかときかれて,10億じゃ心許ない,100億ならやめると言ってました.

 その芸人は,40くらいだと思いますが,少し話を盛ってるとは思いますが,いい線行ってるんじゃないですかね.私は,何度か10億が目安になると書きましたが,それは,定年で仕事をやめる時の話で,40くらいならそれじゃ心許ないですし,しかも,10億を元手に運用するならということですからね.

 でも,100億はともかく,10億だって,普通に働いたのではどうしようもないわけで,そうすると,死ぬまで働き続けるしかないってことなんですかね.

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 関連する?のかどうかわかりませんが,先日,報道された10兆円○ァンドですが,10兆円を配っていくのではなく,運用して得られる年3000億円を配っていくんだそうです.もうびっくりですが,数字を見ればわかるように年利3%で運用できると思ってるってことですね.

 アメリカでもやってるので,日本でもできると思ってるんでしょうが,日本とアメリカでは,状況が全然違います.日本では金利が全然低くて,金利を上げれば,日本経済がやばいことになりますし,外債買えば為替リスクがあるわけですからね.それとも,日本という国は沈んで行くので長期的に円安になると確信してるってことですかね(これは,10兆円○ァンドの主旨に反するが,リスクヘッジになってるとも言えるか(笑)).

 既に書いたと思いますが,今の日本の状況で確実に年利3%で回すのは至難で,リスクをとって年利30%で回す(回そうとする)しかないわけで,その結果,年利3%になれば万々歳ってことですが,当然のことながらマイナスになることもあるわけです.

 でも,25年プランということなので,そうすると年に3000億ずつ25年配ると7.5兆なので,2.5兆損失を出して,残りを予定通り配ってスッカラカンという想定?ってことですかね.

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[やりたいというわけではないけど,やりたくなくはないやることがあればいい]

 やりたいことやったらいいとは思うのですが,やりたいことなんてそうそう見つかるもんでもないし,歳をとるとめんどくささの方が勝ってくるわけで,でも,何とか退屈しのぎはして行かないといけないわけで,そうすると,やりたいというわけではないけど,やりたくなくはないやることがあればいいとは思うんですよね.それにやらないといけないという要素が付けばなおよしなんですが,それがまさに仕事なわけです.

 でも,定年で仕事を失うという状況で,そういうものが必要ということですが,一つは,身の回りのことをやることでしょう.これを開拓?したのは,50代の大きな成果だったかもしれません.あとは,単にやりたいからやってたことにやらないといけない的な要素が付いて運保になったこともそうかな.

 大分いい線まで来てるとは思いますが,もう一息な感じはしますかね.でも,「やりたいというわけではないけど,やりたくなくはないやること」なら,原理的にいくらでもあるとは思うわけで,つまりは,「やりたい」(けどめんどくさい)という基準ではなく,「やりたくなくはない(+やらないといけない)」という基準で消去法で,下からスクリーニングして行けばいいってことですかね.

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 とか書くと,まだまだ仕事したいみたいな感じですが,やりたくないめんどくさいことはもうしたくないですし,でも,仕事ならそうそううまい話はないわけで,「やりたいというわけではないけど,やりたくなくはないやること」を自分で見出すというか,作り出すことが必要ってことですかね.

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 出かけるとか体を動かすとかしなくていいハードルが低いことの中から,ということはあるかもしれませんね(ある程度,体を動かすことは必要だが,存外,必要ない気がする).ピアノは(私の場合)出かけなくてもいいんですが,ピアノを弾くこと自体は,かなり体を酷使しますからね(今頃気づく?).

 アウトプットよりインプットの方が楽ということもありますが,やっててつまんなければやらないでしょうからね.でも,やってて楽しければ,何でもいいのかな.

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(日記)

 なんだかまだ疲れてますね.ゆっくり眠れた時は,回復する感じはするのですが,そうでないときは,疲れが残る感じですし,少し回復してもまた疲れるというか,疲れる原因は,何となくわかってきたんですが,仕事をしている以上は,避けようがないので,なんとかやって行くしかないってことですかね.

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[大学で教えること]
(大学)

 N銀のK田さんがやめるというニュースが流れていました.彼がやってきたことについては,散々書いて来たので,敢えてもう書きませんが,彼はデフレを脱却できたと言ってましたが,今のインフレは,彼がやってきたこととは関係ないわけで,後世に莫大な負の遺産を残していい気なもんです(次の人は大変だ).

 で,ここで書くのは,そういうことじゃなくて,今後どうするかときかれて,彼は,もう78らしく,この歳になってもうフルタイムで働くことはないけど,大学で教えるようなことはしたいと言ってたことです.

 まず,思ったのは,この人は,78までフルタイムで働いたということですね.やったことは...ですが,社会からの要請はあったわけで,でも,やったことは...なわけですから,社会からの要請と言ってもそんなもんってことでしょうか.

 あと,「大学で教えること」は,彼の中ではフルタイムじゃないってことなんですね.まあ,週に何コマか講義するだけならそうか.おそらく,そういう話が来てるってことなんでしょうが,非常勤講師ってことはないでしょうから,何ともお気楽な話って感じですかね.でも,私立の文系とかだとそういうこともあるんですかね.

 理工系だと,なかなかそうも行かないと思うんですが,考えてみたら,研究室をもって研究指導しなくても,週に何コマか講義するだけというのでも成立するかもしれませんね.私の場合だと,構造力学や材料力学をわかりやすくというか,単に問題の解き方を教えるのではなく,力の釣り合いが基本という本質的なことを理解してもらえるように講義できると思いますし,それは,振動学や力学とか数学でもそうですね.一方で,もっと高度な,非線形という現象が建物被害にどう結びつくかということを,地震防災という実学に近い形でわかりやすく話すこともできると思います.

 うーん,でも,大学で研究して行くためにお仕事としてならやるというか,やって来たという感じですから,今の大学を定年でやめた後,そういうことをやって行きたいとは思わないですかね.

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4/8'23
[レコード芸術]
(音楽)

 先日,都立大の北山先生のサイトに6月に「レコード芸術」が休刊すると書いてありました.レコード芸術...懐かしいです.あれ? 懐かしいと思った.どこに行っても昔のことを思い浮かべても懐かしいと思わないと書きましたが,もの?に対しては,懐かしいと思うんですかね.でも,これまでの「懐かしい」とは,やっぱり,ちょっと違う感じです.まあいいや.

 レコード芸術というのは,その筋?の人にとっては,超有名な雑誌でして,私は中学時代から読んでました.と言っても,買うことはなくて,毎月,本屋で立ち読みをするんですけどね(ごめんなさい).

 で,レコード芸術で,何がわかるかと言うと,広告で新譜がわかるんですよ(例えば,グラモフォンからミケランジェリのドビュッシーのプレリュード第1集が出るとか).なので,ほんと毎月楽しみでしたね(PCを使うようになった大学から地震研時代に,新しいPCやソフトウェアを把握するためにASCIIを毎月読んでたのと似てる.ASCIIは買ってたけど).

 でも,立ち読みだったんですが,年に一度だけ買っていて,それは,12月号(だったかな.1月号だったかも)に付録として,Record Year Bookというのが付いてきて,なんとその年に出た新譜の全てのレコードがカタログになっていて,しかも,曲の演奏時間とかの詳しいデータが載っていたんですね.自分が何か曲を弾こうと思う時,演奏時間がどのくらいかというデータは,当時はなかなかなかったので,非常に貴重でした(東大ピアノの会では,演奏時間制限があったし,プログラムを組む時,演奏時間が必要だし,そもそも,練習する前にどのくらいの長さの曲か知る必要があるし).

 これは,いつぐらいまでかな,少なくとも20年以上は,買い続けたと思います.年末に神田のスキー街に行って,福のれん(現由○)でラーメン食べて三省堂でレコード芸術を買うのが年末の恒例行事?みたいな感じでしたかね(と書いて思ったんですが,当時のことをあまりにリアルに憶えていて,やっぱり,懐かしいとは思わないですかね).つくばに行ってからもしばらく買ってたような気がします.つまり,20冊以上のRecord Year Bookが私の家の本棚に並んでいたわけです(本体のレコード芸術はすぐ廃棄してたけど).

 でも,「レコード」芸術というくらいですから,時代は流れ,CDになって,でも,媒体がレコードからCDになっても,新譜という形で新しい演奏が出るのは変わらないわけで,でも,雑誌の名前をCD芸術にするわけはなく,更に時は流れて,もうそういう時代じゃなくなったということですかね.

 実際,YouTubeに行けば,大概の演奏はあるわけですし(しかも譜面付き),演奏時間だってわかりますからね(しかも,いろんな人の演奏がある).私がもっていたRecord Year Bookも,確かつくばで職員宿舎が取り壊しになって引っ越した時に全て廃棄したと思います.

 でも,新譜は,今でも出続けてるとは思うんですよね.それをどうやって知るかですが,私はもうそういうのには興味がないので,いいんですが,これも情報サイトみたいのがあるんですかね.でも,私が一番そういうことをしていた小中高大の時は,何度か書きましたが,ケンプやホロヴィッツがまだいて,ミケランジェリやグールドが現役バリバリで,ポリーニやアルゲリッチが颯爽と登場したというような演奏界が非常に華やかな時で,今はそんな感じじゃないですよね.

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[京大の赤門?]
(大学)

 メディアとかで東大と京大が取り上げられる時に,安田講堂と京大の時計台が出てくることもありますが(でも,こっちに来て思うのは,東大と京大は,似ているところもありますが,やっぱり,全然違うってことですかね),東大の場合,赤門のことも多いですよね(でも,何度も書きますが,赤門は,東大の正門ではないよ).

 じゃあ,東大で赤門が出てくる時に京大では何が出てくるかなんですが,最近,気づいたんですが,宇治キャンパスの車の出入り口で守衛さんがいるところ(私が毎日通るところ(笑))がなぜかよく出てくるんですね.

 ここが「京大の赤門?」ってこと? ていうか,様になる風景?が吉田にない?(そう言われるとそんな感じもする)

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[高校>大学?]
(受験)

 YouTubeとか見てると,受験ネタがいろいろあって,灘校から理三に行ってというのもそうですが,逆に灘校行って落ちこぼれたとか,いろいろあるんですが,そういう中で灘校の偏差値が理三より高いというのがありました.その動画の中では,灘校の中でも上位しか理三に行けないのにそんなアホなと言ってましたが,そんなこともないと思うんですよね.だって,どちらも「その時点」での話ですから.

 どこかで東大の出身高校ヒエラルキーのことを書いたと思いますが,高校がどこかって,重要視する人は重要視するみたいで,今でも(なぜか)憶えているのは,大学時代,正確には,大学院時代のバドミントンのサークルで(大学時代はバドミントン部で,卒業してサークルに入った),女の子は,東大ではなくお茶女なんですが,その中の1年生の誰かが志望校に受かったのは嬉しいけど,浦和一女でなくなったのが残念と言ってたんですね.つまり,彼女の中では,浦和一女>お茶女だったわけです.

 実際,東大とか京大に入るより,灘とか筑駒に入る方が難易度が高いんじゃないですかね.論理的には,灘とか筑駒に入っても東大や京大に行けない人もいるのですが,逆に,灘とか筑駒に落ちて東大とか京大に入る人もゴロゴロいるわけですからね.

 で,思ったのは,私の出身高校(修猷館)です.福岡の人はわかると思いますが,地元では,超名門というか,トップ校です.福岡市には,学区が3つあって,それぞれのトップが修猷と福高と筑紫丘なんですが,東大京大の合格者数は,修猷が圧倒的に多いので別格という感じでした.

 でも,実際は,そんなに大したことなくて(毒),東大京大に入るのは数十人くらいですし,九大も百数十人くらいですかね(九大合格者数は,福高,筑紫丘とそんなに変わらない).1学年450人でしたから,東工大,一橋,医学部,旧帝大,早慶とか合わせても,下位半分は,そういうレベルの大学には行けないわけで,まさに,高校>大学というか,イメージ的には,修猷>九大って感じすらします(実際は,そんなわけないですが,修猷なら東大京大に行ける「かもしれない」感がそれを醸し出してる?).

 特に女子はそんな感じだったような気がします.まず,当時は,数自体が少なくて(100人ちょっと),その上,制服は,普通のセーラー服なんですが,後ろの襟のところに修猷の校章である六光星がでかでかと付いていて,街中を歩いていると,修猷生というのがすぐわかって「すげー.格好いい」ってなるんですよ(対照的に,男子は,普通の学ランで,女子のような目立ったものなし).なので,今にして思えば,彼女達は,修猷生であることが,誇りというか,そういう意識は強かったんじゃないですかね.

 
※インターネットで画像を探してきたけど,こうして貼るといかがわしいなんとかショップみたい(笑)

 でも,卒業すると,浦和一女じゃなくなるみたいに修猷生ではなくなって,しかも,半分は,いや,女子は(当時は)そんなに浪人しないので,もっと多くが,九大レベルの大学には行けないわけで,自分が一番輝いていたのは,修猷生時代という人も多いのかもしれません(とか書くと,怒られそうですが,その後,高校時代以上に活躍してる人もいっぱいいますし,そういうことが人生の成功とは限らないのも言うまでもないです).

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[自衛しないとやばい]
(世の中)

 K田さんが国会で,突然,花粉症を何とかするとか言ったそうです.今頃? ていうか,今まで何もしてなかった?(そんなわけなくて,農水省は寝耳に水とか言ってるし) 何でも,花粉症による労働効率の低下による経済損失は1日2000億以上にもなるそうです.でも...

 経済を回すことを考えたら,製薬会社や医者やマスクメーカーは,花粉症の人が多い方がいいというか,これまた一種の経済効果なわけで,そういうことでまともに対策する気なんかないってことでは?

 資本主義ということは,世の中をよくする,ではなく,自分や自分の所属する組織が得するように行動するわけで,ほんとひどい話なんですが,一時が万事で,地球温暖化というか脱炭素だって,何だって,それこそ「経済がよくする」ことだって,そういうことなわけで,しっかり騙されないように自衛しないとやばいことになるということです.

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 ちなみに花粉症ですが,私は何ともありません.でも,花粉症の人,ほんと多いですよね.風潮としては,花粉をまき散らすスギが悪いという感じですが,ほんとにそうなんですかね?

 一種のアレルギーなわけで,つまり,免疫の過剰反応ということですが,そういう体のシステムがおかしくなってるってことですよね.そして,人間の体を決めるのは,食べ物です.つまり,食べ物に問題があるんじゃないですかね.

 日本の食べ物は,添加物まみれとは,何度も書いてきましたが(コンビニ,スーパーで買えるものはほとんどない),そういうことが関係あるんじゃないですかね(これも上で書いた資本主義的なことに繋がる).花粉症が日本で異常に多いことや癌の罹患率が高いこととかとも重なりますし,ほんと自衛しないとやばいと思います.

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[こんな日本に誰がした?とか言ってないで失われた30年を取り戻そう]
(世の中)

 こんな日本に誰がした?とか言ってないで失われた30年を取り戻そう,と言ってるCMがありました.よく言われるんですが,失われた30年ってどういうことですかね?

 1990年のバブルの崩壊から日本経済は低迷を続け,国際競争に敗れ続けて世界の先進国の中からもどんどん立ち後れて行った30年ということでしょうか.

 それは,そうなんですが,そんなの知ったこっちゃないですよね.少なくとも,私はなーんも関係なかったですし,いろいろ大変で紆余曲折もありましたが,ほんとに楽しく30年を過ごしてきたと思います.

 つまりは,日本という国がどうとか関係なくて,自分がどうするかですよ.でも,会社とかに就職して,日本の経済がだめでその会社が儲からなかったら自分が頑張ってもどうしようもなくて巻き込まれちゃいますよね.逆に言えば,そういう影響を受けない自分次第というところに就職というか,そういうところでやって行けばいいんじゃないですかね.

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[何が起こってるんですかね?]

 レコード芸術を買ってた頃のこととか,修猷時代のこととか,リアルでつい先日のことのようで,逆に懐かしくないくらいなんですが,そう感じるようになったのは,割と最近のことなんで,以前はそんなことなくて,思えば遠くへ来たもんだと感じることもあったんですよね.

 でも,若い頃のことがつい先日のことのようでも,実際は,もうこんな歳なわけで,そのギャップに愕然とするんですが,一体,私の内面で何が起こってるんですかね? ていうか,何も起こってないのか.

 でも,そういうこととは,関係ないかもしれませんが,私の中での価値観的なものが大きく変わろうとしていることは確かで,どんどん浮世離れしていくような感じはしますかね.

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[いつが人生で一番輝いていた?]

 高校>大学?じゃないですが,名門高校に行って,その後,ぱっとしなくて,そこが人生で一番輝いていたという人もいるかもしんないってことなら,むしろ,東大とか京大に行ったけど,そこがピークだったという人の方が多いのかもしれませんね.実際,「受験のゴール」は,大学入学で,そこで燃え尽きる人もいるでしょうからね.

 じゃあ,私のピークというか,一番輝いていたのは,いつなのかなと考えました.そんなこと言ったら,輝いてたことなんかなかったって感じもするのですが(笑),あくまで私の中で相対的にですかね.

 少なくとも言えるのは,東大時代(1年から3年までの学生時代)ではないですね.つまり,東大に入って燃え尽きることはなかったってことなんですが,東大に入って,物理に失望して進路を見失ったわけですから,低迷したという点では似たようなもんか.

 でも,建築に構造という分野があることを見出して,進振りで建築に行って,4年のとき研究室に入って,研究の面白さに開眼して全てが変わったので,輝いたというか,運命が変わった(でも運命というのは変わらないものなので運命が変わったというのは変)とは言えますかね.

 大学院時代は,研究という勉強とは全く違う面白くてやるべきものに出会って楽しかったので,輝いていたんですかね.それは,地震研に就職してからもしばらくはそうだったのですが,やるべきことを見失って,またしても低迷するわけですが,1999年台湾集集地震で全てが変わったことは何度も書きました.

 筑波大に移ってからは,研究を進めて,学界でも認められるようになって,輝いていたんですかね.でも,昇進して大学の仕事に忙殺されるようになって,人生が終わったと思いましたかね.でも,何とか思い直して,研究を続けて,今のところから話があって,移ってきて現在に至る,ですかね.

 こうして,書いてみると,「輝いていた」というのがどういう意味かってことなんですが,名門高校に入るとか,東大に入るとか,一流企業に入るとか,出世するといった社会的評価だとすると,今が一番輝いていることになるんですかね? いや,東大地震研に就職して将来を嘱望されてた?時?

 でも,一番研究して成果を出していたのは,筑波大の助教授,准教授時代だったと思いますし,研究することが一番純粋に楽しかったのは,大学院生時代だったと思いますし,30代は,研究は低迷したんですが,いろんなことをして楽しかったですし(それは,大学1, 2年のときもそう.というか,ずっとそうか),ずっと輝いていたというか,楽しかったと思うんですよね.

 そして,何度も書いているように,今が一番幸せというか,一番いい(過去のどこにも戻りたくない)ので,まあよしなんですが,それは,そうなるようにプログラムされてる感じもして,おそらく,みんなそうなんじゃないですかね.なので,高校時代,大学時代が一番輝いていたって人も(口ではそう言うとしても)ほんとはそんなことないんだと思います.

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4/9'23
[全ての時間と空間を同時に生きている]

 何とも不思議な感覚ですが,これまで生きてきた時間,これまで行った場所をかなりリアルにイメージできるので,それらを「全て同時に」生きているような感じです(なので,どこに行ってもいつのことを考えても懐かしくない).でも,実際は,そういう時間的空間的広がりの中の「現在」かつ「今いる場所」という非常に局所的なところに「いる」わけですが,そういう状況で,全ての時間と空間を同時に生きているような感じでしょうか.

 でも,不思議ではあるのですが,だからなんなん?とも思うわけで,大した意味はないのかもしれません.

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(日記)

 まだあまり調子はよくないのですが(でも,グラフを見るとそろそろ底打ちな感じのするけど),10年くらい前,一番体調が悪かった時は,しんどくて横になりたいというような状態が続いたんですが,痛いとか苦しいとか辛いわけじゃなくて,横になったらすげー気持ちよくて,だったら,横になってればいいわけで,もちろん,仕事はしないといけないし,そういう状態で仕事しないといけないのは,しんどかったので,それがずっと続くのなら仕事をやめるしかないし,もう仕事しなくても何とか食べて行けるようにはなっていたので,そうすればよかったということだったと思うんですよね.

 今は,その時ほどしんどいわけではないというか,全然今の方が体調はいいですし,10年くらい前と同様,痛いとか苦しいとか辛いわけじゃなくて,休めば気持ちいいし,休日は休んで,平日はそんなに無理しないで過ごして,これでいいと思えば別段問題ないということでしょう.

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 もっと言えば,調子がいいとかよくないとか,もう関係なくて,これでいいと思って生きて行けばいいってことですかね.そして,そういう状況から,何かが起これば,それに従う,何も起こらなくてもそれはそれでよしということでしょう.

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[全く以て○○○○○]
(経済)

 失われた30年と言うけど,この10年は,Aベノミクスで株価も不動産価格も上がったし,経済はよくなったんじゃないの?と言う人もいるんでしょうか? だとしたら,全く以て○○○○○ですね.

 Aベノミクスでやったことは何かというとまさに異次元の(とんでもない)金融緩和です.金融緩和してジャブジャブにすれば,株価や不動産価格は上がるのは当たり前だし,株価に至っては,ETF買いまでして買い支えたわけで,それで経済がよくなったとか言うのは,○○○○○な話です.

 まあ敢えて言えば,金融緩和で円安にして,後進国に成り下がることで,これで勘弁してくださいって諸外国に許してもらったってことで,全く以て情けない話なわけで,別に経済というか稼ぐ力が上がったわけではないし,最大の問題は,後世に莫大なツケを残したことでしょう.

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 じゃあ,どうしてそんなことになったかですが,それは,バブルを作って壮大な無駄遣いをして,それを崩壊させて莫大な借金を作って,その後始末に追われたわけで,しかも,その莫大な借金を返済するどころか,更に膨らませて,また同じことをしようとしてるのですから,ほんとどうしようもないですね.

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4/10'23
[将来を嘱望されてた?]

 (輝くというのを社会的評価だとすると)一番輝いていたのは,東大地震研に就職して将来を嘱望されてた?時?と書いたんですが,そうなんですかね?(なので,嘱望されてたの後に?が付いてる) たまたま,ポストが空いただけって気もします.実際,D3の夏頃,Q大の話があったわけで(でも,あろうことか,それを断ったんですが),別に将来を嘱望されてたわけではなかったと思います.

 当時は,助手(今の助教)になるのは,多くの場合,ポストが空いたのでポストを埋めるためにその辺にいる奴をあてがうという感じで,その辺にいいのがいないと周辺に声をかけて探すみたいな感じでしたからね.当時は,助手になるのに博士をもってなくてもよかったので,修士卒で助手になる人やポストが空いたので博士を中退してなる人も結構いました.

 なので,その研究室の助手になったから,将来,昇進して,助教授(准教授),教授になっていくということはほとんどなくて,どこかで講師や准教授のポストが空くまでの腰掛けみたいな感じでしたかね.

 なので,私も別段将来を嘱望されてたわけじゃなくて,ポストが空いたので,なっとけってことだったんだと思います.そもそも,博士を出たばかりで,博士論文は評価されたとは思いますが,まだ何の実績もないわけで,真の評価を受けるのは,就職して一人前の研究者になってからですからね.

 つまり,博士を出て,いろんなところに就職して,そこでも実績が評価されれば,戻って来たり,よりいいポストに着くことができるみたいな感じで,それは,今と同じですかね.

 でも,助手でも,そこでの仕事ぶりが評価されれば,この研究室でやって行くか?となることもあり得るわけで,私の場合,そういうことを言われたこともありました.でも,そういうケースは,ほとんどなくて,実際,私も(いろいろ難しい事情もあったんですが)そうならなかったわけですからね.

 でも,「輝く」に話を戻すと,そういう社会的評価なんかより,やっぱり,本人がハッピーなことが大事で,社会的評価を受けることが全てという人もいるんでしょうが,私はそうではないので,地震研にいた時がハッピーというか,一番輝いていたということはないでしょう.

 いや,最初の数年は,やりたいことを見つけてそれを仕事にできたということもありましたし,社会的評価も自分の中の充実感もはまって,輝いていたのかもしれませんね.でも,数年経つと,いろいろしんどくなってきたわけで,その辺については,既に書きました.

 でも,総合的に考えると,紆余曲折を経て,やりたいこと,やるべきと思うことにようやく辿り着いて,自分の研究室ももって一番仕事もできたし,単なる社会的評価ではなく,もっと実質的な評価をしてもらった筑波大の助教授,准教授時代(40代)が一番輝いていた気もするのですが,超忙しくて体調は悪くてしんどかったですし,バドミントンもだめだめでスキーにも行かなくなって行ったわけで,一方,30代は,仕事は迷走したんですが,仕事以外は楽しくて充実してたわけで,まさに一長一短というか斑模様というか,言い換えると,仕事だけではなく,他にもいろんなことをしていたので,仕事がうまく行かない時も何とか乗り切って来られたと思うんですよね.

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 上の文章を書いて気づいたこととしては,D3のときのQ大の話もそうですし,南先生が亡くなった時に来た話も,筑波大に行った時もそうで,要は,上からお前はこうしろと言われるのがとにかくだめで,もちろん,それがうまくはまればいいんでしょうが,そうでないことが多くて,全然言うことをきかずにやってきた感じで,よくもまあこんな感じでやってこられたもんだなと思いました.

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[いつでもすぱっとやめられるのとそうではないのとどっちがいいか]
(大学)

 とあるよく知る先生が定年を待たずに大学をやめられました.それは,突然のことで,正直,びっくりしたんですが,何があったんでしょうね(いい話が来て,少し早めに移ったという感じでもない).理由について,本人にきいてみたい気もするんですが,怖くてきけない感じもするというか,きかない方が(知らない方が)いい気もするんですよね.

 それで,思ったこととしては,私はどうなんやということです.再三,書いてるように,働かないと食べて行けないということはもうないですし,学生の研究指導も含めた研究というやりたいことができないのなら,大学にいても意味はないので,もう10年以上前から,そういうつもりでやっています(でも,実際はやめてないということは,まあ何とかなってるということでしょう).でも,私の場合,そう簡単な話ではないんですね.

 そのやめた先生の場合ですが,小講座制なので,やめても准教授の先生がいるので,極端に言えば,「ある日突然」やめることができるわけです.でも,私の場合は,そうは行かない.

 具体的には,前の大学は,大講座制,つまり,一教員一研究室だったので,私がやめれば,学生達は路頭に迷ってしまうので,やめるには,まず,募集を停止して,在籍している学生を卒業させてからになるので,2, 3年はかかることになります.

 今いるところは,小講座制ですが,私がいる講座は特殊で,准教授の先生の専門は火災で,私とは違うので(実際,学生の募集も私は構造系で,彼は環境系),実質,一教員一研究室みたいなもので,やめるには,2, 3年かかるというのは,大講座制と同じなわけです.

 と思ったんですが,実際は,こっちに来る時,前の大学に学生を残してきたわけで,でも,たまたま新型コロナという状況ではあったんですが,毎週のようにオンラインで指導して卒業させることができたので,できるのかもしれませんね.

 でも,それは,まあ,大学を移ったという特殊事情ということで,もうやめたいからやめるというのは,私の場合,難しいと思うわけで,考えたのは,いつでもすぱっとやめられるのとそうではないのとどっちがいいかということです.

 うーん,まさに一長一短というか何とも言えないんじゃないですかね.もうほんとはやめたいけど,学生がいるので,あと数年はとにかく頑張るということで,頑張ってたら何かが変わることもあるわけですし,実際,10年前はそうだったと思いますからね.

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[弾いてて単純に気持ちいいというか,機械的,運動的要素があるもの]
(ピアノ)

 ピアノなんですが,何とか弾いてはいますが,弾く気になる日とそうでない日があって安定しませんね.

 で,その気にならないのを我慢して弾くのではなく,どうやったらその気になるのかを考えるのが先で,そういう意味では,やっぱり,どういう曲を弾くかということになります.

 つまりは,どういう曲を弾きたいと思うかですが,あまり深く考えずに弾きたくなった曲を弾くことが多かったんですが,それがまずい気もするんですよね.

 だいたいのパターンとしては,弾く気になって,譜読みを始めて,どんどん弾けるようになっていく段階はいいのですが,だんだん頭打ちになってきて,曲自体というか,その曲を弾くことに飽きてきて放り出すわけです.

 ピアノが上手い人≒ピアノの練習を長時間できる人,とは,何度か書きましたが,私は,それができない,つまりは,ピアノが下手くそなわけで,それは,一日何時間も練習できないということもありますが,一つの曲を練習し続けることができないということもあって,でも,そうすると,私は,その曲は弾けないということなわけです.

 それなら,頭打ちになったり飽きたりする前に何とか弾けるようになる難度の曲を選ぶべしということなんですが,そういう曲は,難度がそんなに高くなくて,効力感を感じられず,そもそも,そんなに弾く気にならないということなわけで,なかなか難しいわけです.

 でも,考えてみたら,私の場合,もう人前で弾くことよりは,日々,効力感をもって弾くことが重要なので,弾けるようにならなくても,どんな難曲でも弾けばいいし,飽きたら放り出せばいいし,しばらくしてまた弾く気になったらまた弾けばいいとも思うんですが,問題は,年1回のピアノプロジェで何を弾くかなわけです.

 なので,結局は,人前で弾くことより日々効力感をもって弾けるものをとは言っても,そういうことも考える必要があるわけです(なんか,話がぐるぐるしてる).

 で,いろいろ実験をしてるのですが,最近,取り組んでるのは,飽きにくい曲ですかね.これは,人それぞれだとは思いますが,私の場合,どこかで書きましたが,ロマンとかより,近現代や古典のような(感情的でない)「音楽そのもの」で「かっちりした」もの(でわかる?)がいいような気がします.具体的には,エチュードとかトッカータみたいな一見単調で同じ音型の繰り返しみたいなものですかね.

 言い方を変えると,弾いてて単純に気持ちいいというか,機械的,運動的要素があるものがいい気がします.曲の中に変化があるものよりそういうものが,というのは,意外な感じですが,そういう曲なら何でもそうかと言うと,それは,全然違いますし,結局は,そにかくそういう曲に(再発見も含めて)巡り会うための旅は続くということでしょうか.

 まあでも,何でも実験ですし,今たまたまそうなだけで,基本的には,弾く気になる曲を弾く気がなくなるまで弾く,で行こうと思います.ピアノプロジェについては,伊東さんから催促が来る8月くらいになって,その時の状況で考えます(結局,成長なしというか,いつもと同じ).

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[難易指数]
(ピアノ)

 成長なしでは何なので,少し具体的に考えてみます.

 難易度をどう測るか,どのくらい弾けるようになったらよしとするかとか,いろいろあるんですが,まあ人前に出せるかなというくらいまでに要する練習時間/演奏時間が一つの目安になると思うんですよね.具体的には,5分くらいの曲を30分ずつ週に4回練習して,3ヶ月くらいかかるのなら難易度30*4*4*3/5=288ということです.

 でも,難易度288と言われてもぴんと来ないので,目安としては,例えば,東大ピアノの会時代に年に2回,10分くらいの曲を弾いてたことを考えると,その頃は,週に4回,1時間ずつ練習してたとすると,準備期間を4ヶ月として,難易度60*4*4*4/10=384くらいの曲を弾いてたということですかね.

 で,思いつく具体的データは,2017年に弾いたジャワ組曲の第1,2集ですね.この時は,今より更にやる気なし状態で,通しで1回弾くことしかできなかったのですが,時間を測っていて記録があるわけです(何が何に使えるかわかんないもんですね).

 で,記録を見ると,練習期間は,4ヶ月半で演奏時間は,30分くらい.でも,最初は,3倍以上の演奏時間がかかってて,下に凸なので平均すると2倍の60分,これで週4で練習してたとすると,難易度は,60*4*4*4.5/25=173ですね.意外と低い感じもしますが,緩徐楽章的な曲もありますし,完成度は低かった(それでも弾いちゃうというのが...)ので,こんなもんかもしれません.

 ここまで来ると何となく見えてきて,難易度200とか300が目安になるんじゃないですかね.例えば,5分の曲を週4で1時間ずつ練習するのなら,1ヶ月で難易度60*4*4=192なので,1ヶ月経っても目処がたたない上に飽きてきたらそろそろやばい,2ヶ月だと,384まで行ってしまうので,そこで何とか人前に出せるところまで行かなければ,弾けるようにならないと思って,放り出すってことですかね.

 逆に言えば,そういう時間練習しても飽きないというか,まだ効力感をもって練習できるような曲を探すということですかね.少なくとも積算練習時間を記録して行って,しんどさとの兼ね合いを測ることは意味がありそうです.

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 この難易度というか難易指数(と命名)って何かというと,要は,その曲何回弾いたら弾けるようになるの?ってことですよね.つまり,300なら300回弾いたら弾けるようになるってことです.どう思いますか? 少なすぎない? しかも,実際は,最初は,譜読みもしないといけないし,いきなり演奏時間(テンポ)では弾けないわけで,ジャワ組曲1, 2集のように2倍平均だとその半分ってことです.

 もちろん,ジャワ組曲1, 2集のように通しで弾くわけではなくて,弾けないところは何回か繰り返し練習するわけですが,それにしても少なすぎる.できないことも2万回繰り返せばできるようになる,じゃないじゃないですが,2桁違うわけですからね.

 これが意味することとしては,やっぱり,私って練習しないというか,練習できないってことですね.つまりは,難易指数というのは,何かというと,その曲何回弾いたら弾けるようになるの?ではなく,その曲何回練習できるの?ってことで,私の場合,300回くらいが限界ということでしょうか.

 と思って,今練習してる曲の積算練習時間を計算してみました.そしたら,もう300に達してました.確かにそろそろしんどくなってはきたんですが,もう少し行けそうですし,そもそも,まだ全然弾けません.確かに難曲なんですが,500くらいを目指してみますか.つまりは,難易指数(と言えるかどうかとは思いますが),これがいくつに達するまで効力感がなくならない曲を弾くべしとも言えますかね.

 ちなみに,この難易指数ですが,その人の技量に依存するのは言うまでもありません(ちなみにいきなり初見で弾けたら難易指数1).つまり,ある曲を何回弾くとどのくらい弾けるようになるかで,その人の(ピアノが上手い人≒長時間練習できる人ではない)「真の」技量がわかるのかもしれません.

 違った見方として,演奏時間の300倍は,さすがに少ないとしても,だらだら弾くのではなくて,この曲だったら,演奏時間の500倍では弾けるようにならないといけないというつもりで,しっかり丁寧に練習するという考え方もあるかもしれませんね.

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[運用できる資金量には限界がある]
(運保)

 以前から思ってるんですが,最近,特に思うこととして,運用できる資金量には限界がある,ということです.

 具体的な例をあげると,以前,非大手証券+中堅建設でpfを組んでたことがあったんですが(日運),どの銘柄もそんなに出来高がないので,資金量が増えてくると値が飛ぶようになってしまうんですね.

 同じようなことは,他にもあって,商品先物は,原油とプラチナは,もう限界に近いですし,マザーズ先物は,もうだめで,信用取引できる個別銘柄でpfを組んでいますし,銘柄を非大手証券+中堅建設からグロースに変えた日運も今はまだ大丈夫ですが,資金が増えたらどうするか考えないといけません(でも,おそらく,信用取引できる全銘柄まで行くしかない).VIX指数先物もCFDだと値が飛ぶ感じがしますし,LINE証券でFCなしで買い建てできるのはいいんですが,既に建玉制限を超えていて1552を使わないといけないわけですし,1552もそのうち限界が来ると思うんですね.

 なんとか,ずっと大丈夫そうなのは,資保の大手総合商社とNqsdaq100先物くらいですかね(でも,Nqsdaq100先物もCFDなので,そのうち限界が来るのかも).FXは,全然,楽勝なんですが,ここは,主戦場じゃないというか,値動きが小さくて大してとれないというか,資保なんで,日本経済破綻のリスクヘッジ的なことなわけで,それは,大手総合商社も同じですからね.なので,やっぱ,10億くらいがせいぜいなんじゃないですかね(ただし,複利で回せなくなるだけで,儲かれば,線形的には資金は増えていく).

 で,思うのは,莫大な資金を運用してる人はどうしてるの?ってことです.デイトレとかやってるんでしょうが,そういうのでちょこまかとるしかないってことなんですかね(私には無理だし,そんな時間もないし,そうする気もない).

 でも,今のやり方でどこまで行けるかですが,まあ行けるところまで行くしかないですね.もし,資金量が増えて,やり方を変えないと行けないとなった時に,変えてしまうとドツボにはまるような気がします(取らぬ狸かもしれませんが).

 言い方を変えると,225先物とかもそうですが,普通に売買できる有名な会社の株とかで長期投資とかやっても勝てない(ゼロサムの中で勝てるのは極一部で,ほとんどの人は負ける)と思うんですよね.でも,多くの人は,そうしてるわけで,負けるのは,ある意味,必然のような気がします.

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 全く逆の考えとして,資金量が膨大であれば,225が丸々買えちゃうわけですから,裁定取引で儲けられますね.そういう意味では,10兆円○ァンドも行けるってことでしょうか(なんと10億の1万倍!).

 じゃあ,裁定取引するのにいくら必要かですが,株価を1000円として1000株ずつ225銘柄だと2億ちょっとなので,このくらいなら個人でもできそうですが,証券会社などの東証会員は,東証直結のコンピュータで高速プログラム売買をしてるわけで,個人が勝てるわけありません(裁定取引には,相場観はないので,そういう条件で勝敗が決まる).

 逆に言えば,そういうところをしっかり抜かれた残りで個人は勝負しないといけないので,ゼロサムどころかマイナスサムってことですね(10兆円○ァンドも,そういうところに結構な手数料払って運用を任せるのでしょう).

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[持続不可能な生き方]

 いつの頃からか,多分,(第一の)人生が終わったと思った50過ぎくらいから,持続「不」可能な生き方をするようになったと思います.どういうことかというと,人生には限りがあって,第一の人生という意味では定年もあって,そのゴールが何となく見えてきた中で,そこに向かって倒れ込むように生きて行くということでしょうか.

 若い頃は,そういうことは考えないというか,持続可能な生き方,つまりは,人生が永遠に続くような生き方をしていたと思うんですよね.でも,ある時を境にそれが一変するわけです.

 それがいいのかそうでないのかはわかりません.でも,死ぬまで持続可能な生き方をするのは,効率が悪すぎます.将来のことを考えて,何かを身につけたり,備えたり,準備したりしても,その将来が(そんなに)なければ,そんなことやっても意味ないかもしれないからです.

 そして,よくよく考えてみたら,それは,若い時も同じですよね.1000年生きるような生き方はするなというのは,そういうことでしょう.でも,若い時からそういう生き方をしている人はしてるわけで,私は,それが50過ぎだった(遅い?早い?)というだけかもしれません.

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4/11'23
[持続可能とか不可能とか関係ない生き方]

 うん? でも,定年後の準備が必要とか言ってなかった?と思った人もいるかもしれません.

 そうですね.なので,ここで言う「持続不可能な生き方」というのは,定年までのことを想定した定年までの仕事を中心に考えた生き方と言えるかもしれません.そして,定年を過ぎたらどこかの時点で,最終到着点を想定した持続不可能な生き方になるのかもしれません.

 でも,それは,そうなの(かもしれない)ですが,持続可能とか不可能とか関係ない生き方があって,それは,再三書いているように,やりたいことをやることです.やりたければ,将来的にそれが役に立つかどうかとか関係ないわけですからね.

 でも,再三書いているように,何をやりたいと思うかが重要で(でも,その人の素養で決まるので制御は難しい),それが(あくまで結果として)持続可能な生き方になるということはあるでしょう(それが素養ってことかも).

 私が定年後どうするかいろいろ考えるのも,何か目的があるというよりも,そういうことを考えたいからで,結局は,単に考えて楽しんでるだけのような気がします.

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[その気をマネージメントするのに,結構,有効]
(ピアノ)

 難易指数ですが,この指数としての妥当性はともかく,その気をマネージメントするのに,結構,有効な感じがしています.

 まず,思ったのは,今練習してる曲の難易指数が既に300に達していて,まだ全然弾けないのなら,もう弾けない(ほどの難曲)ってことですよね.つまり,この指数を難易指数と捉えるのであれば,これ以上練習しても無駄だからさっさと練習するのをやめるべきとなります.

 でも,私がピアノを弾く目的は,(今はもう)曲が弾けるようになることではなく,その日その日,弾きたいと思ってピアノを弾くことそのものです.つまり,究極的には,弾けるようにならなくても弾く気になれば,それでいいのです.

 じゃあ,どうして弾く気になるかですが,(その曲の場合)単に指を動かしているのが気持ちいい,面白いというところがあるのかもしれません.でも,矛盾しますが,まだ弾けないけど,少しずつでも弾けるようになってる感じがするということが大きいと思います.

 つまりは,難易指数なんか関係なく,練習すれば,まだ弾けるようになると思えるかってことなんですが,どこかで頭打ちは来るので,その時,難易指数がいくつになるか,その数字が大きいほど難度が高いということで,この曲は,(私にとって)300では弾けない,でも,練習すれば,まだ弾けるようになるということは,難易指数は300より遥かに大きい難曲ということでしょう.

 なお,どこかで頭打ちは来るので,その時,難易指数がいくつになるか,と書きましたが,その時点で,どのくらい弾けるようになってるか,ということもあります.最終的に人前に出せるほど弾けるようにならなければ,正確な難易指数は,その時の数字以上ということになります.

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 なお,既に気づいている人も多いと思いますが,難易指数は,一つの目安で,厳密には,いろんな調整が必要です.具体的には,繰り返しや同じ音型があれば,その分,実質の演奏時間は短くなりますし,テンポが速い曲と遅い曲の基準化も必要かもしれません.テンポが遅い曲は,演奏時間が長くなるので,難易指数は低くなりがちで,ジャワ組曲は,ものすごく複雑な難曲ですが,テンポがそんなに速くないので,低く出ているということはあると思います.でも,テンポについては,それも「込み」でいいような気もします.

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[修行僧]

 大谷翔平のことをよく取り上げています.その中で,野球に打ち込む姿を見て,彼のことを修行僧のようだと言った人がいました.

 こういう喩えは,修行僧のイメージが人によって違うので,非常に危険なんですが,おそらく,その人は,大谷のことを,修行僧のように,やりたいことを我慢して野球に打ち込んでいる偉くて奇特な人ということが言いたかったのでしょう.

 いやいやいや,何度も書いてますが,彼は,野球というやりたいことをやってるだけですよ.そのどこが偉いの?

 逆に言えば,やりたいことを見つけた人は,無敵ということです.だって,やりたいことができる上に,偉いとまで言われるわけですからね.

 いやいや,それは,大谷レベルまで行けばの話,というのは,全然違ってて,(生きて行くのに必要な分だけ働いて)やりたいことは誰にでもできますよね.それだけで充分じゃないですか(やりたいことやったらいいというのはそういうこと).

 そういう意味では,修行僧だって,やりたいことをやってるわけですよね.でも,大谷もそうですが,修行僧も回りから見ると,よーそんなことやるなと思うわけですよね.でも,それがやりたいことということでしょう.

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(経日)

 最近の経済や相場の動きですが,動きがなくてつまんないですね(このファイルもほとんど変化なし).

 状況としては,svbの破綻やクレディ・スイスの危機で一時騒ぎになって相場は下げたけど,当局の迅速な対応で落ち着いて来て,でも,不安もまだくすぶってるし,(欧米の)インフレもまだ予断を許さない状況で,リセッションの可能性も指摘されていて,でも,そうすると,金利の上昇に歯止めがかかるかもしれなくて,それは,市場には悪くない,実際,svbの破綻が起こったことによる対応で,市場に資金が投入されて,一種の金融緩和状態になってるので,相場は下がらないと言う人もいます.

 要は,いろんな状況が入り交じっていて,まさに正負両面ということで,そういうときは,相場は崩れないことが多いです.でも,相場が動かないのは,単純につまんないし,とれないということにもなります.

 でも,そういう時は,(つまんないけど)待つしかないってことですかね.今は,全体としては,売ってる(VIXは買ってる)感じですが,相場は少し上げていてそこそこの含み損がある状態です.でも,建玉してずっと含み損状態だったけど,相場が動いて,手仕舞ったら益になってたということは,結構あるので(特にVIX),やっぱり,待つというか,損とか益とか関係なく,次の転換点を見極めるということですね.

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[よーそんなことやるな,でも,私は興味ないかな]
(世の中)

 直接話をすることもありますが,いろんな媒体を介して,いろんな人がいろんなことに興味をもっていろんなことををやっています.そして,その多くは,よーそんなことやるな,でも,私は興味ないかなというものです(笑).

 でも,それでいいんじゃないですかね.多様性じゃないですが,いろんな人がいろんなことに興味をもっていろんなことををやることで世の中は回るわけですからね.でも,問題は,それがどのくらいの人に「はまってるか」で,やりたいことやったらいいというのはそういうことです.

 でも,ちょっと問題があるとすれば,私はこういうことやって楽しかったというのはいいんですが,それを他の人にも勧めるのはまだしも,半ば強要するようなことですかね.その人は,楽しくても,他の人はそうでないこともあるわけですからね.

 もちろん,若い頃は,まだ未熟で,やれば楽しいのにやってないだけということもあるかもしれないので,難しいところですが,結局は,本人の責任ですし,自分の若い頃のことを考えると,最終的には,自分が考えたことが正しかったかどうかはともかく,というか,正しいかどうかなんかわからないわけで,結局は,納得するかどうかで,つまりは,自分で決断することが大事なんだと思います.

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[ディズニー開園40周年]
(思い出)

 ディズニーが開園して40周年と報道してたんですが,思い出したことがあります.それは,まさに40年前のことです.

 私は大学生で,給付の(返済しなくていい)奨学金をもらっていました.そして,奨学生間の親睦を深めることを目的として,奨学生の集まりが年に1回あったんですが,奨学金を出してくれる財団がお金を出しくれて,いろんなところに行って遊んで,夜は食事をご馳走してくれるという誠に以てありがたい話でした(つくば万博もこれで行って,10?年後の自分に葉書を書いたことはどこかで書きました).

 そして,40年前がまさに開園したばかりの東京ディズニーランドでした.行きたかったですねー.行きたかったですねーというのは,行けなかったってことですが,会には,他大学の学生と交流できて楽しかったですし(女子学生も結構いた),だいたい,毎年行ってたんですが,その年は,たまたま,バドミントン部のリーグ戦と重なってて,レギュラーじゃなくて試合に出るわけでもないのに行けなくて,とても残念でした(奨学金の集まりがあるので,行かないといけないと言うこともできたと思うのですが,実態がディズニーに行って遊ぶということで良心の呵責が(笑)).

 とは言え,その後,私は,ディズニーに行ったことは一度もないので,その時,行きたかったというのは,なんだったのか?ってことですが,まだ若くて,そういうものに流されていたってことですかね.でも,今までにないものが開園して,只で行けるのなら普通は行きたいと思いますよね(笑).

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[レーザーテック]
(経済)

 いろんなものを対象として運用してるのですが(別にお金が欲しいってわけじゃなくて,ただやってて面白いからやってたんですが,定年でクビになることを考えると,もはや生業とも言えるものになってきた),始めた頃(もう30年くらい前)は,日本株のいろんな銘柄を調べたりしてたんですが,証券株中心になってからは,全然見てなくて,最近,日運を見直すということで,ちらちら見てると,よく知らない会社が時価総額や売買代金の上位に来たりしていて,そういうものの中にレーザーテックという会社があります.この会社知ってますか?

 私は,名前はよくきくなーくらいで,なんでも,半導体製造装置メーカーということです.で,その株価の推移を見て,おったまげました(古)(笑).

 なんとこの10年で株価が100倍!になってたのです.年利にして60%近くというとんでもない化けようです.

 

 こんなことあるんですねー.というか,きいたことないな.アップルやアマゾンやテスラでも,これほどじゃないんじゃないですかね.

 でも,こういう銘柄を探し当てるのが株式投資の王道なんでしょうが,私は,そういうのは,興味ないですかね(そもそも,持続性がないし,売り時もわからない.実際,今は,直近の高値から半値).

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 いやいや,万馬券なら10年と言わず,一瞬で100倍やで,と思ったあなた.博打好きですね(笑).

 でも,ちゃんと確率というか,期待値を計算する必要があります.

 まず,何度も書いてますが,競馬は,半分を胴元が持って行きますので,その時点で,期待値は1/2になります.そして,レース,単勝,複勝,連単など組み合わせは膨大で,その中から万馬券を探し出すのは無理というか,オッズの高さは人気のなさで決まる,つまり,万馬券を探す根拠というかフィルタがないわけで,それだと宝くじを買うのと同じです(胴元半分なので,フィルタがない,つまり,ランダムで買えば,期待値は,必ずマイナスになる).

 株式の場合,上場している会社は,せいぜい数千なので,その中に「万馬券」があるとすれば,かなりの高確率と言えるかもしれません(少なくとも競馬よりは).そして,何より馬券は,はずれれば紙くずですが,株式は,その会社が倒産しない限り紙くずになることはないですし,これはあかんと思ったら,売って違う会社に乗り換えることもできます.

 とは言え,私は,別に株式投資を薦めているわけではありません.競馬よりはましという程度のことです(外れ馬券裁判とかの問題もあるし).

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[まさに難易指数]
(ピアノ)

 (難易指数は)その気をマネージメントするのに,結構,有効と書きましたが,指数が300に達した曲の練習をやめることにしました(根性なし).もう,譜読みは終わって,一通り「音を憶えた」状態ではあるので,試しにテンポで弾いてみた(弾こうとしてみた)んですが,全く弾けませんでしたし,練習して弾けるようになる感じもしませんでした.つまり,「初見で弾けないものは最終的には弾けない」的には,練習しても弾けない曲だったということですね.

 ということで,難易指数は,その気をマネージメントするのに,結構,有効なのではなく,弾けるか弾けないかを判断できる,まさに難易指数ということになりますね.

 この曲は,いつか弾きたいと思ってたんですが,譜読みがめちゃめちゃ大変な曲で,でも,ひょんなことで,譜読みをする気になって一通り弾いて,意外と弾けそうな感じもしたんですが,難易指数で評価することで弾けないことを確認できたので,それはそれでよしとしましょう.

 で,代わりにと言ってはなんですが,ちょっと練習していたのですが,飽きて放り出していた曲を久しぶりに弾く気になって弾いてみたんですが,間隔が空いた割に意外と弾けるし,こっちの方が可能性がある感じがしたので,あっさり,乗り換えることにしました.こんなことでは,まともに弾けるようになる曲なんかない気もしますが,そんなことより,弾く気になることの方が重要なので,これもこれでよしとしますし,こうやってぐるぐる回しているうちに何かが起こるかもしれません(起こらないかもしれませんが,それはそれで仕方ない).

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4/12'23
(経日, 運保)

 ウォーレン・バフェットが五大商社株をまた買ったとの報道で,これらの株価が上昇してるみたいです.私も(今は)もってるので,恩恵に被ってるわけですが,何度も書きますが,五大商社株に眼を付けたのは,私の方が先ですからね.

 でも,逆に言えば,もうばれちゃったわけで,ほんといい迷惑なんですが,これは資保で,運保のメインではないので,まあいいんですが,将来的に資金が増えた時の受け皿になるかもしれないので,それまでには何とかしないとですかね(杞憂かもしれませんが).

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[ばれたら終わり]
(運保)

 新NISAですが,枠がたった1800万なので,正直,使っても大したことにはならないのですが,どうせならうまく使うというか,何がいいのかつらつら考えています(考えることは楽しい).

 条件は,いくつかあって,まず,現物の買いしかできないこと,益を出さないとうま味がないので(損益通算はできないので)勝率が高いこと,積み立て投資枠と成長投資枠に分けるのはめんどくさいので投信になること,そうすると,信託報酬が低いこと(せめて0.5%)などがあります.

 買いしかできないということだと,変動の大きさもありますが,成長性ということになって,五大商社株は,この条件を満たすのですが(でも,もうばれちゃったので,これからどうなるかはわからない),投信枠が使えません.まあ,普通に考えるとマザーズ投信(2516)ですかね.玉石混交ではあるんですが,値動きは大きいし,○○性があるので,転換点を読みやすいということがあります.

 で,思い出したのは,ひふみ投信です.で,ちょっと調べてみたんですが「終わってる」みたいです.要は,注目されて資金が集まって機敏に動けなくなって,最近は,全然パフォーマンスが出てないみたいです.

 結局,「ばれたら終わり」ってことですね(なので,研究を続けていくことが必要ってこと).

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[仕事ってそんなもん]

 定年でクビになるので,背に腹は代えられないということはあるのですが,もはや,運保が生業化してきた感じがします(でも,それ自体,楽しいけど).でも,そんな海のものとも山のものともということが生業というか仕事ってどうなん?と思いますよね(でも,経済というか世の中全体に繋がることではあるが).

 でも,何度か書きましたが「仕事ってそんなもん」という気がしてきたんですね.

 大学教員だって,その実,研究で給料もらってるわけじゃなくて,それ以外の教育の部分なんですが,もちろん,重要な仕事ではあるんですが,やってることは,全然学生の利益にならないことがどんどん増えてきてるわけですし,大学行政的なことは言わずもがなでしょう(研究指導は,学生に莫大な利益がありますが,これは,研究に該当).

 つまり,仕事なんて,何とか食べて行く分,稼げれば,何でもいいというか,それこそ,いかに効率よく稼ぐかという気がしてきました.

 でも,重要なのは,そうやって,何とか食べて行く分を稼いだ残りの時間で何をするかなわけで,大学教員なら学生の研究指導を含めた研究なわけですし,一般的な仕事だと世の中をよくしたいというようなことで,それと仕事が重ねられるのが理想ですが,現実は,そうなってないことが多くて,だったら,仕事は仕事,やりたいことやるべきことは,やりたいことやるべきことと分けるのもありってことでしょうか.

 そして,研究とか芸術とかスポーツなどの,やる価値はあるけど,世の中の役に立たないものって,それで稼ぐというか仕事にするのにそぐわないわけで,そういうことをすると,すぐ世の中の役に立つ近視眼的研究とか,一般受けする芸術とか,年間ものすご試合数をこなして選手が消耗するとか,質がどんどん劣化すると思うんですよね.

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[ウィンウィン]
(研究)

 そうすると,仕事ではない(儲からない)私にとってのやりたいこと,やるべきことの中の研究をどうやって続けていくかということになります.

 これもいろいろ考えてきて,研究所を作っちゃうというのは,上で言う「仕事と重ねる」ことになってしまうわけで(運営するのにいろんな研究以外の仕事をしないといけないので),じゃあ,私が運用とかで稼いで給料を支払うというのも現実的ではないし,で,今のところは,こんなイメージですかね.どこかで書いたと思いますが,

 「博士取得のための研究指導を(無償で)します」

 という感じでしょうか.具体的には,無償で研究指導をして,いくつか査読論文を書いてもらって,(私がよく知る先生を紹介して)社会人博士のコースがある大学で博士を取得してもらう(いくつか査読論文を書いていれば,既に業績を有しているということで,そんなに負担なく1年で博士を取得できる),そして,大学教員になりたいということなら,公募に応募してもらうってことですかね(もちろん,博士取得だけでもOK).

 日本は,とにかく博士取得率が低くて,でも,海外では,博士もってないと全然相手にしてもらえない仕事も多くて,社会に出て博士の重要性を認識する人も多いでしょうし,でも,研究者になるのでなければ,修士出て博士課程に行くのは,ハードルが高いと思うんですよね.

 大学の商売敵?のような気もしますが,そうではなく,大学の社会人博士のコースに優秀な人材を送り込むわけですから(大学の博士定員充足率にも寄与),ウィンウィンじゃないですかね.

 でも,誰も来なければ,それはそれでしょうがないですし,それは,大学の卒研配属も同じなわけで,それならそれで,のんびりやって行けばいいんだと思います.

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[どうして難曲ばかり弾くのか?]
(ピアノ)

 難易指数が300に達したということで,違う曲にあっさり,乗り換えたんですが,この曲も大変な難曲で,人前に出せるところまで弾けるようになるかどうかはわかりません.そして,正確な記録は,残ってないのですが,ざっと計算すると,この曲の指数も(過去に分散しているので割引いていいとは思いますが)既に400くらいになっていました.

 別に人前に出せるところまで弾けるようにならなくても,日々,効力感をもってピアノを弾ければそれでいいのですが,だったら,乗り換える必要もないってことになります.まあでも,弾けそうにないということではなく,しんどくなってきたので,乗り換えるのならそれでもいいのか.

 思うのは,どうして,難曲ばかり弾こうとするのかってことです.若い頃は,これまで弾けなかったような難曲に挑戦して,何とか弾くことで上達?したとも思うのですが,もうそういうのはしんどいんですよね.

 でも,あっさり弾けるような曲は,弾いててつまんないわけで,なかなか難しいんですが,何とか弾けるようになる曲で,弾いてて効力感を感じるような絶妙なバランスの曲を探すしかないってことなんですが,それがないから弾く曲がないってことなわけで,だったら,難曲でも何でも弾くしかないってことなんですかね.

 いや,難曲じゃなくても,弾く気になる曲なら何でもいいんですが,そういう曲がどんどんなくなって行ってる気がします.既に弾いた曲は,過去に弾く気になった曲ということで,そういう曲をぐるぐる回したこともありましたが,今は,ほとんど弾く気にならないです.

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[その気になるにはどうしたらいいか考えて何とかその気を絞り出す]
(ピアノ)

 今日は,弾く気にならないなあ,と思っていたのですが,上の記事を書いたら何とか弾くことができました.つまり,何度か書いているように,その気になるには,どうしたらいいか考えることがその気に繋がるわけです.

 あとは,そんなに難しくはないけど,弾いてて効力感を感じる曲が(今は)何とか一つあって,その曲は,練習を始めた難曲と繋がっているので,まずその曲を弾いて,その勢い?で,次の曲を弾くということもあるかもしれません.

 こうやって,いろいろ考えたり,創意工夫をして,何とかその気を絞り出してやって行くしかないってことですかね.

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[どんなピアノかわからない]
(ピアノ)

 まあ,そうやって何とかやって行くってことなんでしょうが,現実問題として,ピアノプロジェの会場というかピアノが変わることになって,去年までの会場は,スタインウェイだったんですが,古くてぼよんぼよんしてて弾きにくかったので,よかったーと思ったんですが,考えてみたら変な話ですよね.

 だって,新しいところは,どんなピアノかわからないわけで,ひょっとしたら,もっと弾きにくいかもしれないわけで,そういう意味では,去年までのピアノは,弾きにくかったですが,どういうピアノかわかっているので,そのピアノでも弾ける曲を選ぶこともできたわけですからね.

 てことで,むしろ,やばいというか不安というか,どうなるかわかんない感じもしてきたんですが,ピアノが変わったので,電子ピアノ対策はいっかとか思ってたんですが,むしろ逆ってことで,やっぱ,対策しないといけないんですかね(めんどくさい).

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4/13'23
[初見で弾けないものは最終的に弾けるようにはならない]
(ピアノ)

 弾けるようにならなくても,その日その日,弾く気になる曲があればいいんですが,そういう時は,弾く気になる曲がないことが多いですし,弾けるようにならないよりは,何とか弾けるようになった方がいいわけで,逆にそういうことも利用できるとも思うんですよね.

 そもそも,「初見で弾けないものは最終的に弾けるようにはならない」ってことなんですが,そんなわけはなくて(でないと,難易指数1のものしか弾けないことになる),実際は,どういうことかと言うと,音や動きを憶えても弾けない,そういう風に指が動かないものは,練習しても最終的には弾けないということでしょう(ショパンの25-6の三度のエチュードがわかりやすい一つの例).もちろん,そういう技術そのものを練習することで向上させるということもありますが,3ヶ月後に演奏会で弾くのに弾けるようになるのかということだと,そうも行きませんからね.

 なので,最初にやるべきは,まずは譜読みして,一通り弾いてみて,練習すれば(ここで言う練習とは,技術の向上ではなく,音というか,指をどう動かすかをを憶えるということ.暗譜までは必要ない)弾けるようになるか判断するということでしょう.

 でも,これは,結構,難しくて,例えば,動きが複雑で,初見では,とても弾けないけど,丹念にゆっくり弾いて指の動きを憶えさえすれば,弾けるようになることもある一方で,動きは単純で,練習したら弾けそうでも,最終的には,どうやっても弾けないこともありますからね.

 多くの場合,何とか弾けそうだなと思って,練習しているうちに弾ける度合いの上昇が頭打ちというか,練習するのがしんどくなってくるわけで,いやいや,しんどくなってもそこから更に練習するんだよと「ピアノが上手い」人はみんな言うんですが,私にはできないのでどうしようもないわけです.

 なので,結局,そんな感じでも何とかそれなりに弾けるようになる曲を弾くしかないのでしょうし,しんどくなって放り出して,しばらくしてまた弾く気になって練習するを繰り返しているうちに何かが起こるかもしれない(起こらなければ,それはそれで仕方ない)ということですかね.

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[いろいろ考えることがあるから楽しめる,うまく行かないから面白い]

 うだうだ書いてますが,ピアノに限らず,いろいろ考えることがあるから楽しめる,うまく行かないから面白いとも言えますかね.何でもちょっと練習してできるようになったら,「退屈」だと思いますからね.定年で仕事を失って,どうやってキャッシュフローを得るかだって,そんなことで大丈夫か?というようなことだとしても,うまく行かなかったら,そこでまた研究すればいいわけですしね.

 これは,何にでも言えて,仕事もそうですが,もっと大きく,生きることそのものもそうですよね.単にうまく行く行かないだけではなく,やる気になるかどうか,やらないといけないのにやる気にならなかった時,どうやってやる気を出させるかもそうですし,やる気にならないのなら,そういう状況で,現実的にできる範囲は,どのくらいか,どのくらいならやれるかというのもそうですね.

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[無用な達成感]
(野球)

 阪神の村上が7回までパーフェクトだったのに,代打を送られて交代したことが議論?になってるみたいです.でも,そんなとやかく言うようなことですかね.

 この村上という投手ですが,私はよく知りません.つまり,そんなに実績がない投手なわけで,そんな選手がいきなり完全試合なんかやったらどうなりますか? どこかで中日の近藤が初登板でノーヒットノーランやって,その後,ぱっとしなかったことは書きましたが,実績がない選手なら,フロックで大記録を作ることなんかより,まず,しっかり実績を積んで「野球で飯が食えるようになる」ことが本人にとっても大事なことでしょう.

 当人のことを考えれば,試合に勝つこと優先とかいう以前のもっと重要な話で,そこが中日の日本シリーズでの山井のケースとは違うわけで,実績のない選手だからこそ,ここで完全試合なんかやって,無用な達成感を感じてはいけないということもあると思うんですよね.

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[可哀想な大学ランキング]
(大学)

 YouTubeの受験ネタで,ほんとは名門で難関校なのに知名度が低い可哀想な大学ランキングというのがありました(全く以て余計なお世話).まあ,想像は付くのですが,東工大,一橋,医科歯科,東京外語,ICU,国際教養大,農工大,名工大,電通大,大阪公立というような予想通りの大学が並ぶ中,都立大が入っていたのは,意外でしたが,説明によると,一時期,首都大学東京という訳のわからない名前になったことが知名度を下げたと言ってたんですね.全く以て,I原さんも余計なことをしてくれたものです.

 で,当然,筑波大も出てくるやろと思ってたんですが,出てきませんでした.まあ,その動画を作った人の勝手な判断なので,どーでもいいんですが,その動画では,ここで取り上げられてる大学は,実際は,名門で難関校なわけで,ほんとに可哀想なのは,この動画にも取り上げられない大学と言ってました(笑).まあ,でも,さすがにそういうことはないか.

 でも,いつか,芸能人か誰かが「難関国立大」の大学院に入学という記事があって,どこの大学かと思ったら,筑波大でした.東大京大は,ともかく,それ以外の旧帝大のことを「難関国立大」とは言わないですよね.と書いたのですが,世間一般の認知度って,阪大とか東北大とか名大とか言ってもよくわからない人も結構いるので,これらも「難関国立大」と言うのかもしれませんね.

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[運保だけでは,退屈しのぎは,できない]
(運保)

 いろいろ考えることがあるから楽しめる,うまく行かないから面白いのですが,運保に関しては,日運と短運を見直して統合して,その後は,まあ順調ですし,日運と短運は,銘柄ごとに判断してて,結構,面倒だったのですが,今は,日運と短運を統合した上に,全部まとめての判断で,更に売買頻度もかなり減って,途端に「退屈」になった感じです.

 もちろん,順調でない方がいいということも,面倒な方がいいということもありませんが,見直したとしても,すぐに結果が出るわけでもなくて,しばらく様子を見ないといけないので,言えるのは,運保だけでは,退屈しのぎは,できないってことですね.

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 もっと極端だと,レーザーテックみたいな銘柄を見つけて,もちろん,仮にですが,10年保有し続ければ,株価が100倍になることがわかったとしたら,10年間,何もすることがないわけですよね.

 これって何の話かと言うと,「お金持ち」のことですよね.それは,お金をいっぱいもってるってことじゃなくて,都心駅前とかのいくらお金を出しても買えない安定的に家賃収入が得られるような優良物件を保有してるとかで,つまり,お金がお金を産む状態で,まさに左団扇なんですが,めっちゃ退屈ってことですよね.

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[将来(今の仕事をリタイアしたら)どこに住むか]
(生活)

 最近は,将来(今の仕事をリタイアしたら)どこに住むかという記事を書いてないのですが,何となく煮詰まって来た感じはするんですよね.

 もちろん,(うまい話はないとは思いますが)いい話が来れば,どこでも行くとは思いますが,そうでなければ,友人や家族が多い東京近郊に「帰る」ってことで,主な候補は,熊谷から車で5分くらいの広々としたところに家を建てるか,籠原から徒歩圏か,大宮近くの駅前か(この2つは,家を建てるかもしんないし賃貸も.大宮近くならURもある),もっと東京に近いところ(この場合は賃貸か)の4つですかね.

 でも,東京に近いところ以外は,割と明確にイメージできるようになってきたのですが,家を建てるのは,めんどくさいし,とりあえずどこかに住んで,そのままずるずる行っちゃう気もするんですよね.そうすると,籠原か大宮近くのURって感じですかね.

 でも,その気になったら何でもやるのが私なので(笑),瞬間最大風速的にその気になればってことはありますかね.

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[一体,どうしてこんなことに]
(大学, 世の中)

 筑波大でもそうだったんですが,京大でも学科では,学務とかいろんな仕事が大変です(そして,防災研は防災研でいろいろ大変).つまり,筑波大が(教育熱心で,文科省がいろいろめんどくさいことを言うので)特に大変なんじゃなくて,京大も同様ということです.じゃあ,東大はどうなんだということなんですが,京大と大きく違うことはないでしょう.

 で,思うのは,青山先生や小谷先生は,どうだったのかなあということですが,今とは,全然違ったと思うんですよね.私自身も40代の頃は,50代と比べて全然違ったと思いますからね.

 経済が右肩上がりでなくなり,少子高齢化で人口が減っていくとは言え,一体,どうしてこんなことになってしまってるんでしょうか.時代の流れということで,いろいろちゃんとやらないといけないってことなんでしょうが,とにかくどうしてこんなことやるのかということが多すぎます.

 そして,これは,大学に限った話ではなくて,官僚も今の事務次官は,昔の課長がやってたような仕事をしているとか言いますし,それは,民間企業も同様なわけです(なので,acadexitすればいいという問題ではない).

 つまりは,日本全体がやばい状態ということなんですが,じゃあ,どうしますか? 日本を脱出するのも一法でしょうが,それもacedexit同様,それで解決するという話でもなくて,結局,与えられた条件下で,何とかうまくやって行くしかないってことなのでしょうか.それとも,そういう世の中からexitするのもあり?

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[それって大学の利益なんですかね?]
(大学)

 ○ズリーチのCMを見て思ったんですが,民間企業なら有能というか,会社が稼ぐことに寄与してくれる人に来て欲しい,そういう人間を引っこ抜きたいと思うわけですよね.野球のチームだって,純粋に戦力になる選手が欲しいわけです.

 じゃあ,大学は?

 もちろん,有能で優秀で研究業績があるというか,これからも研究して成果を出して行ける人(+教育もできて人間的にもちゃんとした人)ってことなんですが,それって「大学の利益」なんですかね?

 大学というか,実際に選考する学科とか専攻からしてみると,自分達の利益を考えるのであれば,めんどくさい仕事をしてくれる人の方がありがたいってことはないですかね?

 でも,実際の人事では,そういうことではなく,やはり,研究業績や能力が評価されます.これって,よく考えたらどういうことでしょうね?ということです.

 大学は,目先の利益を考えるのではなく,もっと将来的というか,本質的に重要なことをちゃんと考えてる? いや,特に何も考えず,これまでやってきたことを踏襲してるだけ? でも,大学が目先の利益を考えるようになったらどうなる? というか,このままでは,そういう危険性というか,可能性もある?

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[そういう準備を始めてるということはないですか?]
(世の中)

 話題のChatGPTですが,禁止する国まで出てきたり,日本の大学でも使用禁止にする動きもあるみたいです.でも,既に書きましたが,ChatGPT(という既存のものを集めただけのAI)にできるようなことをレポート課題として出すこと自体,意味ないわけで,そもそも,教育というものが何なのかを抜本的に見直すいい機会なんじゃないですか.

 でも,そんなことより,もっと危険なのは,みんなChatGPT使うようになって,みんなそれが正しいと思うようになったらどうなりますか? やばくないですか? ChatGPTに日本は戦争をすべきですか?ときいて,はいと答えたら,それに従うわけ?

 AIというか,中身はどうなってるかわからないものなわけで,つまり,何らかの人為的加工を施すこともできるわけで,そういう準備を始めてるということはないですか?

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4/14'23

 青山先生や小谷先生の頃は,今とは,全然違ったと思うんですが,じゃあ,その頃は,大学は天国だったかと言うと,確かにそういう側面はあったと思いますが,じゃあ,青山先生や小谷先生が楽してたかというと,そんなわけはなくて,大学とかいう枠を超えて,業界や社会の中でリーダーシップを発揮していろんな仕事をしないといけなくて,それは,大変なことだったと思うんですよね.

 もちろん,今も東大や京大の先生は,そういう役割が求められていて,でも,大学内部の雑事が増えすぎてて,ままならない一方で,業界や社会にかつてのような勢いはないわけで,なるようになってる気もするのですが,何度か書いているように大学教授自体がサラリーマン化,教師化しているわけで,そして,それは,大学に限らず,官庁や民間企業もそうなわけで,じゃあ,どうするかなんですが,やっぱ,起業なんですかね.

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[全部入りにするか,ミニマムにするか]
(生活)

 将来,どこに住むかというか,どういう感じで暮らして行くかですが,二極化というか,選択肢としては,大きく2つだと思うんですよね.

 それは,家を建てるか建てないかとも言い換えられるかもしれませんが,全部入りにするか,ミニマムにするかということでしょうか.

 家を建てて全部入りにするのなら,周りに住家がないようなところで,更に家の中に防音室を作ってグランドピアノを入れることもできますし,家の中で体を動かすスペースを作れば,一日中家で過ごすことも可能になります(もちろん,散歩とか,出かけたくなれば,出かければいいし,「一人,時々,みんな」で,人に会うこともできる).多少お金はかかりますが,熊谷などの新幹線停車駅から車で5分くらいなら何とかなるでしょう.

 一方のミニマムということだと,URとかの賃貸住まいということなんですが,私の場合,防音室+グランドピアノをどうするかなんですが,実際のところは,そんなに弾くわけでもないし,(高級)電子ピアノでもいい気もしてきたんですよね.もちろん,それだけでは,だめなので,だったら,週一くらいで,近くのスタジオとかに行けばいいわけで(1時間で1000〜2000円くらい),そうすると,都心まで行かなくても,そこそこ街中に住まないといけないのですが,大宮周辺なら全然楽勝でしょう.

 体を動かすのだって,その実,畳一畳のスペースがあればできますし,バドミントンの練習に行くことも(1回500円),ゴルフの練習場に行くことも(せいぜい1回1000円),冬は,新幹線でビューってスキーに行くこともできますし(交通費とリフト券で1日1万はかからない),お金的にもほんと大したことありません.

 とか,書いてると,俄然,ミニマムの方に傾いていく感じで,ほんと必要以上のお金は要らないんだなと思いますね.

 ただ,ミニマムの場合,細かい条件が重要で,具体的には,日常の買い物もそうですが,ピアノが置いてあるスタジオ(ピアノの状態も含めて)やバドミントンでできるところ(サークルの状況や雰囲気は結構重要)やスキーやゴルフの練習場に行くのにハードルが高くないかが重要で,そして,このハードルの高さの感じ方が結構微妙で,例えば,距離は近くなくても電車や車で簡単に行ける方がハードルが低いとか,そこそこ歩いて行かないといけないとしても,その途中が散歩がてら気持ちよく歩いて行けることもあるので,相当,綿密に調べないといけないですし,実際の生活をイメージできるかという想像力も大事ですね.

 ということで,どっちもめんどくさいわけですが,どっちのめんどくささの方が(私は)めんどくさいと思わないかですかね.

 ただ,ミニマムの場合,想像と違ったとしても,引っ越せばいいというのは,やはり,アドヴァンテージがありますかね.

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 一方,一軒家にも分があるとすると,リスクマネージメント的なことがあって,これから来る経済危機や災害に備えて,一軒家なら電気とか水とかを自給できる体制を作れるということはあるかもしれません(太陽光+蓄電池+αのシステムや循環型貯水槽を合わせても数百万程度).あと,よく食べる野菜くらい自分で作ってもいいかもしれません(屋外の畑じゃなくて,室内の工場的なのがいいかな).

 賃貸ではなく,持ち家だと住むところを確保しているという安心感もあるというのは,賃貸でもURなら問題ない気はします.あとは,リスク分散で資産の一部を不動産でもつということもあるかもしれませんので,資産の1/10くらいで家がもてればということは,どこかで書きました.

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[やっぱ早慶?]
(大学)

 でも,東大京大以外の旧帝大でも知名度が今一ということだと,一体どこに行けばってことですよね.東大京大に行かないといけないというのは,いくら何でも厳しすぎるし,東大京大って,やっぱ,特殊だと思うんですよね.

 そう考えると,(どこかで書きましたが)やっぱ,早慶ってことになるんじゃないですかね.実際,知名度というかイメージは,東大京大以外の旧帝大以上だと思いますからね.

 じゃあ,難易度はどうかですが,うーん,同じくらいかな.でも,だったら,やっぱ早慶?

 昔は,東大京大以外の旧帝大の方が早慶より上だったと思いますが,私の頃から,九大と早慶,両方受かったら早慶に行くという人が出始めて,今は,既に早慶の方が上なんじゃないですかね.実際,イメージも知名度も上なわけですし.

 しかも,私立は,推薦枠も多いし,受験科目が少なくて,狙いやすいということも,ありますし,いろんな学部も併願できますからね.でも,文系はそうですが,理系は,そうは行かないかな.ていうか,早慶の理工が第一志望なんてきいたことないし(だいたい東大京大東工大の滑り止め).あとは,授業料ですかね.

 つまり,難易度が同じくらいで,対策も併願もしやすく,知名度やイメージが上なら,文句なしに,早慶がお買い得ってこと?

 でも,学生の数は半端ないし,国立と私立は,やっぱり,全然違ってて,本質的中身的なものを求めるなら旧帝大でしょうし,研究者になるならなおさらで,ここで書いてるのは,結局,知名度とかイメージの話なので,あくまで,そういうことが目的ならということです.

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4/15'23
[あなたと暮らせるなら全てを捨ててもいい]

 何かのCMであなたと暮らせるなら全てを捨ててもいいと言ってる人がいました.

 わかるというか,そういう人がいるのなら,私もそう思うと思いますが,それでうまく行くかどうかはわかりません.というか,多分,うまく行かないと思うんですよね.

 でも,うまく行く方法もあると思います.でも,それは,いっしょに暮らすことではないと思うんですよね.

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[今どこにいる感]

 「今どこにいる感」について書いたことがあったと思います.

 要は,東京にいるときは,そういうことに違和感を感じたことはなかったけど,つくばにいる時は,そういうことに違和感をずっと感じていました.

 で,今なんですが,そういうことを(不思議と)感じないと書いたと思いますが,それは,「今どこにいる感」そのものを感じなくなったからとも書きました.

 でも,最近,時々,あれ?と思うようになってきました.そして,よく考えてみたら,そりゃそうだって感じですよね.

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4/16'23
[難関国立大学10校合格者数ランキング]
(受験)

 受験ネタです.難関国立大学10校合格者数ランキングなるものがネットニュースに出てました.難関大学の定義は,旧帝大+東工大,一橋,神戸だったかな.神戸が入って,筑波大や横国が入ってないところを見ると関西系?ですかね.上位はどうなってると思いますか?

 1位は,西大和という奈良の高校です.東京の人は,あまりなじみがないと思いますが,近年躍進して,東大京大にも多数の合格者を出してるところで,今回も5位から1位へ大躍進とのことです.で,ちらちら話をきくと,めっちゃ勉強させられる感じで,要は「面倒見がいい」ってことですかね.

 2位は,大阪の北野で,京大合格者数1位をずっと続けてる県立高です.ここ出身で京大に行った人は私の周りにも結構いて(今研究室の学生にも一人いる),南研に来た中山君や地震研時代,いっしょにバドミントンの練習をしていた吉野君もそうですね.

 で,3位が修猷なんだそうです.ほんとにー? でも,記事によると,「東大や京大などの難関大を目指す「英数クラス」や医学部を目指す「医進クラス」を設けていることから、東大13人、京大21人など、他地域の大学にも強い、福岡のトップ校だ」とあって,「面倒見」がよくなったんかなとも思ったんですが(私の頃は,3年で理系と文系に分かれるだけ),「九大合格者が115人」とか「東大13人、京大21人」とかは,昔とそんなに変わらないし(ただし,昔は,京大にこんなに行ってなくて,東大が二十数人,京大は,一桁って感じだった),本質的は,変わってないんじゃないですかね.

 でも,そもそもこの「難関国立大学10校合格者数ランキング」自体,なんなん?って感じですよね.

 まず,「合格者数」ランキングなので,生徒数が多い県立高が相対的に上に来るのは,当然でしょう.あと,3位以上は,みな同じというオリンピックメダルランキング同様,10校を全部均等に評価するのも変な話です.

 でも,思ったのは,開成は,生徒数が県立並みに多いし上位に来てもよさそうなんですが,6位なんだそうです(昨年は1位).じゃあ,どうして,6位なのかと言うと,まだ,東大,京大,一橋大のデータしかないようで,もうここまで来ると,このランキングの信頼性もへったくれもないですね.

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 ここまで来ると「正当に」評価する指標はどうすればいいかということになってきそうなんですが,国立だけではなく早慶とか私立の難関校も入れて,あとは,医学部医学科も入れないといけないでしょうね.で,すぐに思いつくやり方としては,偏差値(-50)で重み付けして,ダブりを防ぐために一人の生徒が合格した一番偏差値が高い大学だけ採用ですかね(でも,これは公表されてないと思うので,いろいろ仮説を立てて推定する必要あり).偏差値は,国立と私立でギャップがあるので(併願ができる私立の方がかなり高めに出る),それも「取り組み」を使って補正しないといけません.場合によっては,生徒数による基準化もした方がいいかもしれません.

 でも,そこまでやりますか?ってことですよね.結局,東大合格者数ランキングくらいがいいところで,でも,1位の開成より,灘や筑駒の方が全然格上なのは,知ってる人は知ってるし(でも,あくまで大学受験の話),まあ,そんな程度のことでいいじゃんってことですかね.

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[起業ではない]

 やっぱ,起業なんですかねと書きましたが,そうじゃないですね.起業って,結局,金儲けなわけで,そんなことではなく,金は儲からないけど,やる価値があると思うことをやるにはどうしたらいいかってことですからね.

 でも,そもそも,「金は儲からないけど,やる価値があると思うこと」なんかない人がほとんどで,でも,それはそれでラッキーかもしれなくて,というのは,世の中(まだ)仕事をして食べて行かないといけないわけで,仕事になる「限られた」ものの中から相対的にやりたいこと,やりたくなくないことを選べばいいわけですからね.

 私も,結局,そういうところはあって,何度も書きましたが,まず,仕事をして食べて行かないといけないということがあって,そういう中,父親が楽しそうに仕事をしているのを見て,自分も大学の先生(研究者)になりたいと思って,自分が興味がもてる分野を探し出して大学教員になったわけですからね.

 でも,大学4年で研究室に入って,勉強とは全く違う研究の面白さを知って,そこからは,食べて行くために研究するということはなくなりました.でも,大学教員なので,研究以外の仕事をしないといけないというか,それで食いぶちを稼いで,研究は趣味というか,やりたいからやってきたということですかね.

 ここまで来るとわかるのですが,要は,何とか食いぶちを稼いで,やりたいことはやりたいことでやるということでしょう.もちろん,これらをある程度重ねることはできますが,完全に重ねることはできなくて,だったら分けて考えるのも一法ということで,でも,それは,起業ではないでしょう.

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[自分にとって,研究というものが何かわかってきた]
(研究)

 何となくですが,自分にとって,研究というものが何かわかってきたような気がします(今頃?).

 言えるのは,仕事ではないってことですかね.つまり,ピアノやバドミントンやスキーやこのサイトや運保と同様,やりたいからやってることということになりますし,そういう意味では,これらと並列的なものということですかね.

 もちろん,枠組み的には,大学教員の仕事の一部ということですし,研究の中にも仕事的なものもありますが,それは,研究ではなく仕事ということですかね.

 そんな感じでやってきて,よく成果を出せたなとも思いますが,そんな感じでやってきたから出せたような気もします.でも,研究に比べたら,ピアノやバドミントンやスキーは,全く成果を出せていないので,才能というか,能力的なものが違ったのかもしれませんが,何度か書いたようにピアノは,1日8時間なんか全然練習できませんが,研究は,1日8時間は楽勝なので,やっぱり,一番やりたかったことってことなんですかね.

 でも,それでも,やっぱり,いろんなやりたいことの中の一つという感じはします.結果が出たのは,他のものより仕事になったので,多くの時間をかけたということがあるわけで,そういうことを除けば,やはり,いろんなやりたいことの中の一つということかもしれません.

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[宝探しのようなもの]
(ピアノ)

 ピアノなんですが,弾く気になるけど弾けるようにならない難曲を弾くというのもなんなので,やっぱり,弾けるようになりそうで弾く気になる曲を探すということですかね.弾けるようになりそうということでは,自分に合ってるというか,自分が弾きやすいかってこともあります.

 でも,そういう曲は,滅多にないので,宝探しのようなものですが,それはそれで楽しめそうな気もしてきました.そういう観点から曲探しをしたことは,あまりなかったので,新しい何かが始まるのかもしれません.

 そして,早速,一つ見つけました.探せばあるものです.でも,そんなに好きな曲じゃないかな.でも,弾けるようになりそうで弾く気になる曲ということは,弾きたいとか好きな曲とかは度外視ということですが,さすがに嫌いな曲は,弾けないと思いますが,嫌いな曲って,その実,ほとんどないとも思うんですよね.

 問題は,「弾けるようになりそう」でも,実際に「弾けるようになる」かどうかはわからないということです.でも,これは,難易指数が目安になるでしょうし(300になったとき目処が立たなければ,そこで潔くあきらめる),そういうことを繰り返しているうちに,「弾けるようになりそう」かどうかの判断精度が向上して行く,要は,私の「真の」技量がわかると思います.

 でも,おそらく,弾きたいと思う曲はほとんど弾けなくて,このくらいの曲しか弾けないということを思い知ることになりそうですが,なんかそれでもいい気もしてきました(日々,効力感をもって弾けることが最優先なので).

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[問題は,自分が子供を作るかではなく,自分の子供が子供を作るか]
(世の中)

 少子高齢化が進む日本をどうして行くかということがよく議論されてますが,よく言われる少子化対策は,だめだめなものばかりですよね.ていうか,そんな体たらくなので,ずるずる少子高齢化が進んで来たわけですからね.

 そもそも,少子高齢化自体は,悪いことばかりではなくて,そういう中で,どうするかを考えるのもありだと思いますが,今のように急激に進むと若い人達の年金や社会保障の負担が大きくなってしまうのは問題です.

 そういう世代間のバランスを考えた時,それは,親子の世代間ではなく,孫の世代がどのくらいいるかということに気づかされます.つまり,問題は,自分が子供を作るかではなく,自分の子供が子供を作るかということで,実際,団塊の世代までは,たくさん子供(団塊ジュニアまで)を作りましたが,団塊ジュニア以降の世代が子供を作らなかったので,少子化になってるわけです.

 つまり,原因という言い方はどうかと思いますが,そういういうことがあるとすれば,子供を作らなかった団塊ジュニア以降が原因なのではなく,団塊ジュニア以降を育てた団塊の世代から少し下の世代までが原因ということになり,それなら,その原因を作った世代の年金を削るというのも一理あることにもなってきます(自分は子供を作ったのに年金削られるのはおかしいと言うのなら).

 じゃあ,どうして団塊の世代から少し下の世代までが,自分の子供を子供を作らないように育てたかというか,そうなってしまったかですが,親の背中を見てということで,団塊ジュニア以降が自分の親を見て,自分も子供をもちたいという気にならなかったということでしょう.そう言われて胸に手を当てて考えてみると,思い当たる節はないですか?

 でも,それも一つの生き方だとは思いますし,個人が社会の犠牲になる必要もないと思いますが,自分で自分のケツは拭くというか,そういうことになった以上,私自身も含めて,歳をとっても孫の世代の世話にはならず,自分の面倒は自分で見るという気概は必要でしょう.

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4/17'23
[既存政党が自分達の勢力を維持するためにそういう仕組みを維持して活動をしている]
(世の中)

 K田さんのテロ未遂事件ですが,どう思いますか? A倍さんのことがあったのに一体何やってたんだってことなんですが(犯人を取り押さえた漁師を英雄視してますが,犯人が自爆テロを起こしたらどうなってましたか?),ちらっと見た感じだと,選挙活動は,不特定多数の人とふれあわないといけないので仕方ないという論調もあるみたいです.

 でも,選挙活動って何ですかね? 意味ありますか? 自分達がどういうことをやろうとしてるかなら,いくらでも伝達手段はありますよね.大衆の意見をきくためには,市井に出て直接話をしないといけない? でも,物見遊山で街頭演説に集まる人や自分の利益のためにすり寄って来る人の意見が国民の意見と言えますか? そんなことだから,少子化問題みたいに実情とずれまくった対策しか打てないのでは?

 選挙活動とか言っても,所詮,自分達が選挙に受かるための活動であって,ずっと言ってますが,街頭演説や街宣車で候補者の名前を連呼するだけの騒音になんか意味ないわけで,公平性ということなら,そんなもの全面禁止にすればいいだけの話ですが,その実,既存政党が自分達の勢力を維持するためにそういう仕組みを維持して活動しているわけで,自業自得とは言いませんが,もっとちゃんとやりましょうよ(無理か).

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[左の上腕の外側に鈍い痛みというか,いやーな感じ]
(体)

 何年か前から,左の345(中指,薬指,小指)が動かしにくくなったと書きました.その状態は,今でも続いていて,ピアノもそうですが,PCのキーボードもそうです.

 で,最近,左の上腕の外側に鈍い痛みというか,いやーな感じがするようになって,ずっとではないのですが,そういう感じになると,かなりしんどいです(しびれとかはない).原因はわからないのですが,血行障害みたいな感じです(あくまでイメージ).そういう時は,腕を上げると症状が緩和する感じはします(でも,血行障害を調べると,症状は違うので血行障害ではない感じ).

 思い当たる節としては,左を下にして横向きで寝ることが多いので,左上腕外側が圧迫されてる,なんてことがあるんでしょうか.

 症状がひどくなったら,病院に行った方がいいとは思いますが,現状は,まだそこまでではない感じです(日常生活は問題ない).でも,記録として,ここに書いておこうと思います.

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 なんでもないとすると,原因として考えられるのは,左の345が動かしにくいので,力が入って,左上腕が筋肉痛みたいになってるということです.つまり,脱力すればいいというか,実際,脱力すると動かしやすくなるのですが,脱力って,やっぱり,難しいですよね.

 でも,じゃあ,そもそもどうして左の345が動かしにくくなったのかということがあるわけで,鶏と卵的なところもあるわけです.

 でも,とにかく,脱力を意識ってことですかね.

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[どうするか決めるのは,T湾の人達]
(世の中)

 T湾問題,頭が痛いですね.日本が巻き込まれるということもありますが,そんなことより,Uクライナを見ればわかるように,軍事衝突は何としても避けなければなりません.

 Uクライナのケースだって,軍事侵攻したRシアが一方的に悪いという論調ですが(もちろん,軍事侵攻したRシアのしたことが許されないのは当然ですが),Uクライナを巻き込んでそれを煽ったのは,○○○○なわけですし,まさにUクライナを盾にして犠牲にしてうまい汁を吸ってるわけですからね.

 これをT湾問題に置き換えれば,まさに日本は盾として利用されるわけで,へーこら言うこときいてる場合じゃないと思いますけどね.

 でも,Uクライナの全く逆のケースとして考えられるのは,T湾で親C政権が誕生して,T湾の人達が自らそういう道を選ぶのなら,どうしようもないわけですよね.もちろん,C国の圧力に屈することはあってはならないですが,どうするか決めるのは,T湾の人達ですし,C国の一部になったとしても,戦争するよりは百倍ましです.

 そこまでは,ということなら,とにかく現状維持を目指すことで,間違ってもUクライナのように反C勢力を煽ったりせず,独立なんてもってのほかで,そんなことになれば,軍事衝突は避けられないですし,とにかくC国を刺激して口実を与えないことでしょう.

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[引き続けられる曲]
(ピアノ)

 弾けるようになりそうで弾く気になる曲を宝探しのようにってことですが,言い換えると,「引き続けられる曲」探しなのかもしれません.

 私はこれまで(近現代曲を中心として)いろんな曲を弾いてきましたが,演奏会などの人前で弾いた後も,引き続けている曲は,一曲もありません.一曲もです.

 よく考えると,これは,驚くべきことで,もちろん,既に弾いた曲を弾くより,まだ弾いてない曲を弾いてみたいということもあるとは思いますが,それにしても極端すぎるというか,これって,結局,そういう曲を弾いていない,そういう曲に出会えていないということかもしれないわけです.

 じゃあ,どうして出会えてないかというと,そういう曲(引き続けられる曲)を弾いてないからで,それは,弾きたい曲を弾いてきたからかもしれなくて,逆に言えば,弾きたい曲を弾いてはいけないというか,違った観点で弾く曲を選ぶ必要がある,そして,それが「引き続けられる曲」を弾くということかもしれません.

 でも,そういう曲は,ほとんどなくて,まさに宝探しようのようなものですが,1年に1曲ずつでも見つけて増やして行けば,どんどん増えていきます.なぜなら,引き続けるからです.

 この新しい試みですが,どうなるかはわかりません.でも,引き続けるということは,弾く気になるということなので,それでうまく行けば,それでOKです(極端な話,毎日,同じ曲を弾くことになっても.でも,さすがにそれはないかな).

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[一度ミニマムになる]
(生活)

 リタイア後,どこに住むかというか,どうするか(家を建てる全部入りか賃貸でミニマムか)ですが,なかなか悩ましいのですが,その時点での資産の1/10で家を建てられて,かつ,その気になれば,という風に決めておくというのはありかもしれませんね.

 つまりは,○年後の資産状況がどうなってるのかってことですかね.そういう意味では,あと○年というのは,いい線行ってるかもしれません.

 ただ,現実問題として,既にグランドピアノ+防音室を有しているので,これをどうするかですね.これまでは,職員宿舎や楽器OKの物件を何とか渡り歩いてきましたが,これからは,そうも行かない感じはしていて,それなら,ピアノも防音室も古いし,長距離の移動にかなり費用もかかるし,いきなり,家を建てるのは,大変なので,一度手放すのもありかもしれません.

 具体的には,ピアノと防音室は,こっちで処分して,まずは,賃貸でミニマムの生活を始めて,そういう中で,上の条件を満たしていれば,じっくり場所を探して,いいところが見つかれば,ということでもいい気がします.

 つまり,一度ミニマムになるってことですが,ミニマムになったら,それが快適でやめられなくなるかもしれなくて,でも,それはそれでOKですかね.

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 でも,何か変ですね.リタイアした時点での資産の1/10で家が建てられれば,とか荒唐無稽な話ではなくて,リタイアすれば,今のキャッシュフローを失うわけで,一度ミニマムになるとかじゃなくて,ミニマムにならないといけないんじゃないですかね.そして,それはそれで悪くない感じもします.

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4/18'23
(ピアノ)

 引き続けられる曲を弾くということもありますが,取り組み方の問題という気もします.具体的には,演奏会で弾くことを目的とすると,演奏会が終われば目的を失うわけで,弾かなくなるのは,当然だからです.

 最近は,演奏会で弾くことを目的とせず,ただの通過点というつもりでやってはいたんですが,実際は,そうなってないので,演奏会で弾くと,どうしてもそうなっちゃうってことなんでしょうか.

 じゃあ,演奏会で弾かなければ,引き続けられるかといういうとそういうわけでもなくて,最近だとピアノプロジェに出てないときに弾いていたメトネルの悲劇的がそうですし,年の前半,ピアノプロジェとは関係なしに弾いてる曲もそうですが,どこかで飽きるというか,仕上がらない状態で放り出すわけです.

 なので,演奏会で弾くかどうかというよりは,やはり,「弾き続けられる曲」ということで,それは,飽きる前にそれなりに仕上がる難易度の曲ということもありますし,(自分にとって)弾きやすいというか,弾いてて効力感を感じるというか,この曲弾くのはしんどいなあとならない曲ってことになるんですかね.

 そんな曲ばっかり弾いてたら上達しないってことはあるかもしれませんが,もうこんな歳ですし,年に1回は演奏会でも弾くので,多少の困難はあっても弾きたい曲も弾くでしょうし,まあなんとかそんな感じでやって行くということですかね.

 つまりは,バドミントンがそうだったように,強くなるために頑張るのをやめるというか,ピアノなら難しい曲に挑まないのも大事というか,その方がバドミントンのように,力が抜けて却ってパフォーマンスが出ることもあるのかもしれません.

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[忙しい=いいこと?]

 忙しいですか?

 忙しいの定義というか,基準は,人それぞれでしょうが,自分で忙しいと思ったら忙しいんですかね?(幸せと似てる?)

 でも,それでも,何となく相場みたいなものは,あるんでしょうか.そして,忙しい=いいことみたいなイメージがあるんですかね? 忙しいということは,だいたい仕事で忙しいのでしょうから,それだけ,その人が会社や社会から必要とされてると見る向きもあるでしょうし,芸能人なんか,それが全て的なところはありますよね.

 でも,仕事は稼ぐためにするものということなら,忙しくて稼ぎが多いのは,当たり前で,ほんとは,忙しくなくて稼ぐのが効率がいいというか,時給が高いってことで,そっちの方がすごいんじゃないですかね.

 で,私が忙しいかどうかですが,基準が人によって違うので,忙しいとか,そうじゃないとか言っても意味ないことになります.でも,私の中で,いつが忙しかったかの比較はできるかもしれません(でも,これもちょっと曖昧かも).

 で,一番忙しかったのは,40代から50代前半ですかね.学内もそうですが,学外の仕事もかなりありましたし,仕事以外のことも今より全然やってたと思いますからね(でも,多くの学内外の会議が新型コロナでオンラインになって,そう錯覚してるだけかも).

 で,忙しいのがいいかどうかですが,いいってことはなかったですが,40代は,自分が請われていろんな仕事をさせてもらってる感覚はありましたかね.でも,50代は,学内のいろんな仕事に巻き込まれて,研究できなくなって,忙しい=いいとは全然思えなかったですね.

 人それぞれというか,いろんな人がいるわけで,手帳にびっしり予定が入ってないといけないというか,そうでないと落ち着かないという人もいるみたいですが,私は,そうではないです.でも,忙しくなるとそんな感じ(手帳にびっしり)になるんですが,そういうのは,もうしんどいですし,むしろ,予定のない「空白の日」があると,なんだかほっとします.

 そして,リタイアすれば,毎日が「空白の日」になるわけですよね.以前は,それが信じられないというか,受け入れられないというか,一体,どうやって退屈しのぎするんやという感じだったんですが,空白の日があると,なんだかほっとするようになったということは,大分,準備ができてきたってことですかね.

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[ミニマムが基本]
(生活, 経済)

 やっぱり,ミニマムが基本なんじゃないですかね.

 資産ではなく,キャッシュフローが基本,つまり,リタイアしたら,年金「だけ」で生活して行けることが基本なんだと思います.そして,それは,可能だと思います.

 具体的には,リタイアしたら,職場の近くにも都心にも住む必要はないですし,グランドピアノ+防音室を畳んで,都心から電車で1時間くらいのところのURを借りれば,今の生活水準そのままで,やりたいことをやりながら,全然行けると思います.

 そうすると,資産は,余剰資金ということになって,逆に自由に運用できるとも言えますし,どこかのタイミングで(万が一)資産の1/10で家が建つのなら,その時,考えればいいことでしょう.

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4/19'23
(日記, 体)

 左上腕外側の痛みですが,よくないですね.手を机に乗せて作業しているときはいいのですが,歩くときは,手を下げると痛いので,少し持ち上げてないといけませんし(上げてないといけないと痛いというのは,右股関節の状態が一番悪かった時と似てる),体勢的に寝ている時に痛いことが多くて,よく眠れない感じで,体調そのものに影響しますし,痛みそのものでテンションも落ちます.

 いろいろ調べてもこれといった情報はなくて,病院に行っても,痛み止めとかもらって安静ってなるだけのような気がします.股関節の時もそうでしたしね.

 ただ,対処法的なものは,少しわかってきて,動かさないのがよくない感じで,時々,左肩をしっかり動かすと痛みが軽減する感じがします.あと,左指の345が動かしにくいことと関係あるかと思ったんですが,関係ないような気もしてきました.

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[何倍もの費用をかけても,リターンは,何倍にもにはならない]
(生活, 経済)

 ミニマムが基本だと思うんですが,じゃあ,全部入りというか,家を建てることのメリットは何ですかね? いざという時のことを考えると,持ち家の方が住むところを確保できてる安心感ということだと,賃貸でもURなら全く問題ないでしょう.

 電気とか水とかを自給できる体制を作れるということも,水なら循環型貯水槽とかなくても,飲用水は,ペットボトルの水(賞味期限2年)を使いながら,備蓄すればいいし,飲料水以外の水も,シャワーだけじゃなくて,時々湯船に浸かって,その時の水を溜めておけばいいと思うんですよね(ペットボトルはこっちに来てやってなかったので,早速やらないと).

 電気(+ガス)は,どうなんですかね.ガスについては,既に大量のカセットコンロ(使用期限無期限)はありますが,最低限(冷蔵庫+αくらい何とか動く500Wくらい)の電気を作れるくらいのシステムなら,賃貸でも行けるような気もします.

 いずれにしても,ミニマムを基準として,その何倍もの費用をかけても,リターンは,何倍にもにはならないわけで,やはり,ミニマムが最も高効率で基本ということですかね.

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4/20'23
(日記, 体)

 左上腕外側痛ですが,昨日,寝る前に痛み止めを飲んで寝たんですが,あまり効かず,よく眠れませんでした.で,何とか昼間を過ごし,家に帰ってきてピアノを弾こうとしたんですが,痛くて弾けなくなりました(何日か前は,痛みはあったけど何とか弾けた).

 で,ピアノは関係ないと思ってたんですが,このいやーな感じの痛みって,腱鞘炎かもと考えました.腱鞘炎は,普通は,前腕がなるんですが,上腕もあるみたいです.でも,腕が上がらなくなるのではなく,逆に下げると痛い(上げると和らぐ)ので,違うのかもしれませんが,腱鞘炎なら,動かさない方がいいですね.ていうか,痛みがあるのなら,動かさないのが原則です.

 ということで,ピアノは,しばらく弾けないですかね.PCのキーボードは,どうしようもないですが,痛くて打てないということはないです.

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4/21'23
(日記, 体)

 昨日も左腕の痛みでよく眠れず,今日もずっと不調でした.腕がちょっと痛いだけなんですが,それだけで何もする気がなくなる感じで,体調だけでなく心調的にもその影響は甚大です(最近,あることをするようになってなってないけど,腰痛の時もそんな感じ).

 さすがに病院に行こうと思って整形外科を調べたりもしたんですが,行ってもしょうがない(行ったから治るということはない)と思うんですよね.

 じゃあ,どうするかですが,自分で何とかするしかないんですが,痛みがあるのなら,動かさないのが原則ということで,とにかく左手を使わないようにして養生するということですね.そうすると,少しずつですが,痛みが軽減してきたような気はします.でも,心調的なダメージの方が大きくて,そっちの回復の方が大変そうです.

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[好事魔多し]
(経日)

 最近の相場は,日経平均が8連騰したりして,材料的にも雰囲気的にもいい感じみたいです.でも,好事魔多しじゃないですが,そういう時は,危ないと言う人がちらほらいます(それも結構まともなことを言う人が).確かに好材料(新型コロナが終息?とか,svb破綻騒ぎが落ち着いたとか,東証がPBR1倍割れ起業へ改善要求とか,新NISAとか,バフェット効果とか)は出尽くして,もう出るのは悪材料しかない気もしますが,どうなんですかね?

 個人的には,今月の初めくらいからそんな感じがしているので,今更?って感じで,でも,なかなか下げないなあという感じなんですが,ようやくそろそろなんですかね.それとも,まだまだなんでしょうか.

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4/22'23
[疲れている?]
(日記, 体)

 昨日も左腕の痛みでよく眠れなかったんですが,今日は休日で,特に予定もなかったので,眠くなったら寝ることにしました.

 でも,そもそも,左腕の痛みの原因がよくわからないんですよね.腱鞘炎になるほどピアノの練習してるわけじゃないし,バドミントンも運動も特にしてないし,先日,研究室の新歓で40年ぶりくらいにバスケットをしたんですが(40年ぶりくらいで,しかも,もうこんな歳なのに,40年前と同じように?動けるのは不思議な感じもしたけど,動けるやろなとも思っていました),その時は,既に痛かったですからね.

 で,思うのは,腰痛ですね.あることを始めて,もう大分長い間,腰痛になってないんですが,以前は,時々,腰痛になっていて,そうすると,今回と同じように,痛いというだけではなく,全体に何もする気がしなくなるんですが,疲れてくると,そうやって,休まないといけないように仕向けているという気もしないでもないです.実際,最近,疲れるようなことが多かったと思いますしね.

 あるものを摂取するようになってから,風邪もほとんどひかなくなったんですが,風邪もひかず,腰痛にもならず,ということで,休む機会がなくなって,それが左腕に出たというのは,ちょっと変ですかね.でも,もしそうなら,「痛い」んじゃなくて,「体がしんどい」(横になったら気持ちいい)とかにしてもらえませんかね.

 でも,そういうことなら,とにかく休むということですね.で,休んでいると,痛みも心調的なものは,少し回復してきた感じもしないでもないです.でも,まだまだって感じで,腰痛のことを考えると,数週間はかかるので,でも,さすがに数週間休むことはできないので,何とかやらないといけないことはやって,活動度を落としてGWまでやり過ごせればってことでしょうか.

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[電気が止まったら]
(生活)

 電気とか水とかを自給できる体制ってことですが,賃貸でも行けると思ったんですが,どうですかね.

 そもそも,自給できる体制と言っても,完全に自給できることを目指すわけじゃないというか,そこまでするのは,非効率で,災害などが起こった時,数週間くらいは,大丈夫というのが現実的でしょう.実際,一軒家に循環型貯水槽を導入したとしても,貯水槽の水がなくなるまでの話ですからね.

 あとは,持続性の問題があって,災害時の非常用では,だめということです.つまり,普段からできることじゃなくとだめで,そういう意味では,水は行ける(飲料用は,賞味期限2年のものを使いながらストックして,それ以外は,湯船の水)ことになります.

 問題は電気です.調べたところ,2kWhくらいの蓄電池+太陽光パネルは,数十万くらいで入手できるみたいですが,これを普段どう使うかです.冷蔵庫に繋ぐのは,さすがに厳しいですし,照明は,別系統だし,エアコンは,ワット数が厳しいし,そもそも,春秋は使わないし,それこそ,テレビとPCくらいしかなさそうです.

 普段は使わず,災害などの非常用ということなんでしょうが,普段から使ってないとちゃんと動くかどうかわからないですし(でも,被害調査に持って行けるかもしれないし,2kWhくらいの蓄電池+太陽光パネルは,買っておくのがいいかもしれません),そもそも,災害などで電気が止まって問題なのは,やはり,冷蔵庫ですよね(冷凍庫には大量の冷凍食品が入ってるし,冷蔵庫のものも含めてそれが全部だめになると食べるものがなくなる).でも,2kWhくらいだと半日ももたないですし,天気がよくても2kWhを半日で充電するのは,賃貸のベランダに置けるくらいの太陽光パネルでは不可能でしょう.

 で,ここで気づくんですが,冷蔵庫が止まるリスクって災害だけじゃないですよね.それは,故障です.そして,その確率は,災害より高いと思うんですよね(平均耐用年限は10数年くらいでとっくに過ぎてる).冷蔵庫が壊れて,慌てて新しいのを買ったとしても,そのままドアを開けずに保冷状態が保てるのは数時間らしいので,それまでに新しい冷蔵庫が来なければ(ていうか,数時間じゃ無理でしょう),中にある食材は全滅です.お金の問題というよりは,やはり,食べるものがなくなるのが痛いです(ほとんどが生活クラブの食材なので,回復するのに数週間はかかる).対処法としては,ドライアイスを入れるというのもあるんですが,夜とかなら,すぐにドライアイスを入手するのも難しそうです.

 ということで,思ったのは,冷蔵庫をもう1台用意しておくことです.え? じゃあ,冷蔵庫を2台? そうですね.それはそれで非効率ですよね.でも,私の場合,家にあるものの他にもう1台冷蔵庫あるんですよね.それは,研究室です.

 つまり,いざとなったら,研究室に(数分かけて)持ってきて入れればいいということですかね.でも,大きさが足りないし,もう大分古いので(研究室のものの方が家のものより更に古い)少し大きいのに買い換えた方がいいかもしれません.

 でも,この手が使えるのも,あと○年ということになります.最終的に,ミニマムか全部入りにするかはわからないのですが,とりあえず,一旦,ミニマムになるので(そして,それがずっと続く可能性もあるので),どうするか考えないといけません.

 水はそのまま行けるでしょう.電気については,冷蔵庫は,小さめのを2つというのは,ありかもしれませんね(片方が潰れたら,片方にぱんぱんに詰めて凌ぐ.つまり,普段,半分程度ずつ入れる).でも,横に並べないといけないので,細身のものがいいですかね.いや,小型のものを縦に重ねるか.でも,やっぱり,ちょっと不便だし,そこまですることはないのかな.それよりは,バックアップ用に少し小さめのものをもう一台買って,物置部屋みたいなところに置いておく方が現実的ですかね.

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 でも,一つ思ったことはあって,それは,必要以上のお金は要らないですが,お金で解決できることもあるんだな(当たり前)ということです.

 具体的には,冷蔵庫が壊れて中の食材がだめになると,経済的損失(お金の問題)よりは,非常に不便で面倒なことになるわけですよね(食料を廃棄すること自体,心が痛いし).でも,そういうときのために冷蔵庫をもう一台買って,どこかに置いておくことはできるわけで,これは,置いておくスペースも含めて,お金があれば済む話です.

 そういう意味では,家を建てるのはめんどくさいですが,数百万程度のお金をかければ,電気を自給するシステムを構築することはできるわけで,お金で買える心の平穏みたいなものもあるということでしょうか.

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4/23'23
[新型コロナ明け疲れ?]
(日記, 体)

 左腕痛ですが,昨日もよくは眠れなかったのですが(起きてる時より寝ている時の方が体勢を変えにくくて痛い),とにかくできるだけ動かさないように,そして,全体としても体を動かさないように,要は,(何もする気がしないので)何もしないようにしてると,少しずつ痛みは引いてきた,少なくとも,一番しんどかった時よりはよくなってきたと思います.ほんと,大腰痛になって回復していく時のような感じです.

 メンタル的には,まだだめですが,明日から仕事というか,やらないといけない仕事がいくつかあるので,やるしかないですが,何とか片付けて来週を乗り切れば,GWなので,まだだめならまた休めますしね.

 でも,疲れてたので休むべしということだと思うのですが,何度も書きますが,そんな大したことしてないのに,一体何に疲れたんだ?とは思います.でも,こっちに来て,すぐに慣れたというか,何事もなかったように過ごして来て,でも,そんなわけなくて,新型コロナが明けて?いろいろ面倒なことも出てきて,今頃,疲れが出てきたのかもしれませんね.いや,新型コロナ明け疲れかも.

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 でも,リタイアして,仕事というやらないといけないことがなくなっても,やることはいくらでもありますが,やらないといけないわけではないので,やる気にならなければやらないわけで,でも,それはそれでもやって行けるというか,やる気にならなければどうしようもないわけで,そういう意味では,なるようになるというか,なるようにしかならないとは思いました.

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4/24'23
[冷蔵庫の件?ですが,お金の計算をすると]
(生活, 経済)

 冷蔵庫の件?ですが,お金の計算をするとどうなりますかね.

 まず,冷蔵庫の中に入っている食料の総額がいくらかですが,すぐには計算できないですが,せいぜい数万円というところじゃないですかね.

 もうこれで結果は出たようなものですが,冷蔵庫は,今使ってる400Lのものはちょっと大きいとしても2〜300Lくらいでも5〜10万はします.バックアップ用も入れるとその2倍で,場所もとります.

 なので,お金のことを考えれば,冷蔵庫の中の食料がだめになるのはしょうがないと考えるのが妥当ということですね(現状は,研究室に小さい冷蔵庫はあるので,少しは助かるし,少し大きいものに買い換えれば,ほぼ助かる).

 でも,お金の問題ではなく,貴重な資源である食料をみすみすだめにするのは,地球の損失とも言えますし,私が使っている(無添加の)食材は,すぐに手に入るものではないので,しばらく不便な思いをすることになります.

 なので,結局,そういうことにお金では測れない価値を見出すかということですね.

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 同じことは,家を建てることにも言えて,家を建てて,エネルギーを自給できるようにしておけば,災害など,いざという時も大丈夫という安心感もあるわけですし,それは,経済破綻の場合も然りです.既に書きましたが,食料は備蓄ができないのが最大の問題ですが,住むところは「備蓄」できるということですね.

 でも,そこに全財産,あるいは,ローンを組めば,その何倍もの額をぶっ込むのは,リスクが大き過ぎます(ここ10年は,金利が低くてたまたま不動産価格が上昇していたというだけの話).なので,資産のせいせい1/3,できれば,1/10ということですかね.

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[5年以上住むなら家を買いましょう]
(経済)

 5年以上住むなら家(マンション)を買いましょうと言ってる人がいました.

 根拠として,5000万の家を買うとして,5年後に価格が4800万になったとしても5年で200万の家賃を払ったことと同じで,一方,家賃が20万(200倍の法則からしても妥当な設定)なら20x12x5=1200万払うことになって,買った方が(諸経費を考慮しても)得だからとのことです.問題は,これから5年で不動産価格が暴落しないかですが,金利が急上昇することはないだろうし,都心とか駅近とかの条件がいいところなら大丈夫でしょう,と言ってました.

 一理あるようにも見えるんですが,注意しないといけないのは,どこかで書いたと思いますが,新築を買ってはいけないということです.5年後売却することを考えるのなら,車で言えば,新古車,つまり,築浅の中古物件がいいでしょう.

 でも,もっと大きな落とし穴は,「これから5年で不動産価格が暴落しないかですが,金利が急上昇することはないだろうし,都心駅近とかの条件がいいところなら大丈夫でしょう」のところです.それがわかれば,世話ないわけで,この株を5年もってれば,必ず値上がりすると言ってるのと大差ないわけです.

 不動産価格は,ここ10年は,ほぼ右肩上がりで上昇してきましたから,「結果的に」借りるより買った方が得だったことになったというだけの話で,それは,株も同じで,じゃあ,「これからも」それが続くという保証は全くありません.

 そうなると,これからの相場を読むしかないんですが,それは,非常に難しいでしょう.そもそも,家を買う人の多くは,ずっと住むために買うわけで,どこかの時点でこれから価格が下がると思ったとしても,売る人はそんなにいないんじゃないですかね(しかも,下がると思っていても引っ越すのはめんどくさいので売らないという正常化の偏見も働きそう).

 逆に言えば,そういう投機目的で家とかタワマンとかを買ってる人もいるわけで,そういう人間は,下がると思えば売るわけですし,逆に,まだ上がると思って投機的に買ってる人がいるから(今はまだ)マンション価格は上がり続けてるわけです.

 でも,投機なので,バブルの時のように,どこかで必ずピークアウトして,そこからバブルの崩壊の時のように壮絶に価格は暴落して行きます.そして,それが今から5年以降なんてことは誰にもわからないし,そこで売り抜けたとしても,たまたまで,いろんな人がいろんなタイミングで売る中で博打に勝つ奴がいるというだけの話です.

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[私は投資をしていて儲かっています]
(世の中, 経済)

 関連する話ですが,芸能人とかに「私は投資をしていて儲かっています」という人結構いますよね(一般人でも).中には,こうやれば,成功するとかいう本を書いたり,講演会をしたりして投資を薦めている人もいます.

 その多くというか,ほとんどは,株式や不動産の買いだけをやる人で,でも,ここ10年は,株式も不動産も基本的に右肩上がりの相場だったわけですから,買いだけしかやらないのなら「誰でも儲かる」状況だったというだけの話です.それを「自分は」儲かったというのは,単なるラッキーを自分の能力と勘違いしているわけで,必ず来るバブルの崩壊で,ほとんどの人はやられるでしょう(30年前もそういう人,いっぱいいました).

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[ツケはどこかで払わないといけないという至極当然のこと]
(世の中, 経済)

 じゃあ,どうしてこの10年,株価や不動産価格が右肩上がりだったかと言うと,莫大な借金をしてAベノミクスとか新型コロナ対策とかでジャブジャブにしてむりくり相場を持ち上げて来たからで,そんなことがいつまでも続くわけはないのは明らかです.

 でも,まだ上がると思う人もいるわけで,そういう人が買えば価格はまだ上がります.でも,どこかで,もうやばいということになって,そこでピークアウトするわけで,じゃあ,それがどういう状況で起こるかですが,いくつかあるんですが,一つは金利の上昇です.

 そんなことになったら,大変なことになるので,N銀は,金利が上昇しないように必死で国債を買ってるんですが,そんなことがいつまでもできるわけはなく,実際,海外のヘッジファンドが壮絶に売りを仕掛けていて,金利が上昇してしまうのは,時間の問題でしょう.

 じゃあ,金利を抑え込み続けると何が起こるかというと円安で,実際,最近の急激な円安でエネルギーや食料などの輸入品も暴騰してインフレになったわけで,まさに前にも後ろにも行けない立ち往生の状況なんですが,そんな悲惨な状況になってしまったのは,経済云々という以前の話として,大借金をしてむりくり経済を回して来たツケはどこかで払わないといけないという至極当然のことでしょう.

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[痛いのには耐えられない]
(日記, 体)

 左腕の痛みですが,少しずつ引いてるとは思いますが,まだだめですね(体的にも心的にも).寝ている時に痛くてよく眠れないのも問題で(朝起きた時が一番痛い),痛いというだけでほとんど何もできなくなります.

 歳をとって衰えていくのは,仕方ないと思いますが,「痛い」のには,ちょっと耐えられそうにないです.

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[やり直したいのはどこかということなら]

 私は今が一番いいので,過去のどの時点にも戻りたくないと何度か書きましたが,戻りたくはないですが,やり直したいのはどこかということなら,高校時代かもしれません.そのくらい一番だめだめだったと思うんですよね.

 じゃあ,やり直せるとしたらどうするかですが,音楽に夢中になったのは,どうしようもなかったでしょうから,ブラスに入らずにピアノ一本で,帰宅部でもっとちゃんと勉強して,というのもあったかもしれませんが,どのみち勉強なんかしなかったと思うので,だったら,ブラスもピアノも音楽も何でもやって,もっと徹底的に遊べばよかったのかもしれません.

 そしたら,高三になった時,逆に腹をくくって勉強できた気がする,と書いたんですが,高二の正月に父を亡くしたという状況で,それができた感じもしないですかね.

 なので,やり直したいとは思いましたが,やり直しても,結果は,おそらく変わらないわけで,だったら,だめだめだった高校時代をだめだめな状態でもう一度過ごして,父が亡くなることにまた遭遇するのは,さすがにきついので,やっぱり,やり直さなくていいです,ってことですかね.

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 同じことは,30代にも言えて,だめだめだったのも,仕事以外の(いろんな)ことに夢中になったのも,大失恋をしたり,南先生を亡くしたとかの辛いことがあったこととか,共通点が多くて,それは,もしやり直せてもうまく行くとは思えないということも然りですかね.

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4/25'23
[そんなことだからこんなことになった]
(世の中, 経済)

 ツケはどこかで払わないといけないという至極当然のことなんですが,じゃあ,どうしたらいいかですが,ツケを払うしかありません.具体的には,例えば,インフレになって,生活が苦しくなるのを受け入れないといけないというのもそうですし,経済が破綻して,自分の銀行預金がぱあになるかもしれません.でも,ちゃんと働いてキャッシュフローが得られれば,何とか食べて行くことはできるでしょう.そして,それで充分じゃないですか.

 いやいや,国やN銀が何とかしてくれる? そんなことだからこんなことになったんですよ.自分の面倒は自分で見るしかありません(国やN銀が何とかしてくれると思ったら大間違いで,むしろ,いかにして国民から搾取するか考えている敵とも言えます).

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[子育て中の女性でも働きやすい環境を]
(世の中)

 ちらっと「子育て中の女性でも働きやすい環境を」というフレーズがきこえました.

 はぁ? それって,子育ては女性がするってことが前提ってことですよね.そんなことだからダントツの男女差別国の烙印を押されてるわけで,こんなことでは少子化が止まるわけありません.

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[国やN銀が何とかしてくれると思うな]
(世の中, 経済)

 そんなことだからこんなことになったというか,状況は非常にまずいのですが,どうしたらいいでしょうね.そうするしかない的には,何度か書いたように,経済成長をあきらめて半永久的に低金利を続けることです.実際,N銀の新総裁も異次元の金融緩和を続けると言っていて,その判断は,間違ってないと思います.

 でも,それだと,昨年から今年のように海外で金利が上がってしまうと円安になって,エネルギーや食料などの輸入品が値上がりして(賃金が上がらないのに)インフレになってしまいます.平たく言えば,後進国に逆戻りってことですね.

 問題は,海外の高金利がいつ収まるかですが,金利を上げたことによる景気後退懸念も出てきていて,そうすると金利を下げることになるので,何とかそれまで円を今くらいの水準で持ちこたえさせるってことで,結局は,他力本願ってことですかね.

 でも,円安を止める王道は,やはり,しっかり働いて外貨を獲得することです(売れるものを作って売って,エネルギーや食料を買うイメージ).国やN銀が何とかしてくれると思うなというのは,そういうことでもあります.

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(体, 日記)

 左腕の痛みは,少しずつですがよくなってると思いますが,体も心も平常時に戻るには,もう一息ですかね.ピアノもまだ弾けないというか,弾く気にならないです.でも,休むべしということで,しょうがないとは思いますが,ピアノ一つでもやることがなくなると途端に退屈を感じてしまいますね.

 記録としては,顎を上げるというか上を向くと痛みが増すことがわかりました.検索すると,該当するものが出てきますが,特にこれといった治療法がないことに変わりはないです.

 左の345が動かしにくいのは,相変わらずで,頑張って動かそうとすると,力が入って,該当部分に負担がかかる感じがします.なので,やっぱり,これが原因ですかね.

 でも,動かしにくいのは,どうしようもなくて,力が入らないように脱力するってことなんですが,これがやっぱり難しくて,でも,それしかないってことですかね.

 でも,このまま動かしにくいままだと,かなり不便なんですが,PCならタイプスピードが遅くなるってことなんですが,ピアノだと,弾けてた曲が弾けなくなるってことなんですかね.

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[この人,お金持ってるなあ]
(世の中)

 この人,お金持ってるなあ,って思うことありますよね,という記事がありました.

 要は,羽振りがいいというか,いろんなものにお金を使っているのを見て,この人,お金持ってるなあって思った,ってことなんですが,お金を使うこと=お金を持ってる ですか?

 もちろん,ないお金は使えませんが,お金を使うこと=お金を持ってる じゃないことは明らかで,むしろ逆というか,そういう人って,余計なものに散財して,すっからかんで,その実,お金をもってないことも多いですし,中には,自分を金持ちに見せたくて無理して人前でお金を使う,中には借金までして見栄を張る人もいるくらいですからね(なにやってんだか).

 ほんとにお金をもってる人は,余計なものにはお金を使わないものですし,ぱっと見,意外と渋チンなんじゃないですかね.

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[一体何を騒いでるんですかね?]
(世の中)

 ChatGPT騒ぎ?が続いてますね.でも,使うべきとか禁止すべきとか,一体何を騒いでるんですかね?

 使えるものは,使えばいいじゃないですか.でも,高々インターネットに転がってる,つまり,誰でも見られるいい加減な情報を掻き集めて学習しただけの代物ですよ.逆に言えば,それで事足りるような(しょぼい)ことならAIにやらせればいいし,それでできちゃう仕事やレポートは,もう人間がやる意味も価値もないってことですよ.

 うん? それでも使った方がいいかどうかわからない? じゃあ,いっそのこと,ChatGPTは,使った方がいいですか?禁止した方がいいですかってChatGPTにきいたらどうですか?(爆笑)

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 少し穿った見方をすると,大学のレポート作成の際にChatGPTの使用を禁止するのは,ChatGPTでできちゃうような(しょぼい)レポート課題を出せなくなるという大学側の都合なんじゃないですかね.

 つまりは,授業をやってレポート出してしゃんしゃんみたいな大学教育?は,もうやっても意味ないわけで,でも,そんなことになったら,しょぼい大学は学生に来てもらえないわけで,これまた,騙されてはいけませんよってことですかね.

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[AIが普及しても生き残るものは何か]
(世の中)

 関連するかもしれませんが,AIが人間の代わりに仕事をするようになると,どういう仕事がやばくなりますかね.って,そういうこと,もう大分前に書きましたね.その時は,医者とか弁護士とか教師とか,知的で社会的地位も高い仕事が意外とやばいというようなことを書いたと思います.

 逆に生き残るものとしては,AIにはできなくて人間にしかできないことはそうですが,意外なものとしては,これも書いたと思いますが,「人間と人間の対戦を見せるもの」があります.スポーツもそうですし,AI絡みで言えば,将棋とかもそうですね.

 でも,これって変な話で,AIが強くなって,人間がAIに勝てなくなっても,つまり,人間のさす将棋がてんでしょぼくても,将棋自体は生き残るわけで,それは,自動車より全然遅いウサイン・ボルトが人類最速とか言ってるのも同じです.

 思い返すと,5年前に佐藤天彦名人がポナンザに負けた時,将棋は,もう終わったと言う人もいましたし,実際,雰囲気的には,ほんとやばかったですよね.

 でも,その後,どうなったかと言うと,藤井聡太というスーパースターが現れて,メディアも大騒ぎで,羽生さんが出てきた時みたいに,逆にフィーバーしてる感じで,しかも,あろうことか,その藤井さんが強くなったのは,AIのおかげなわけですから,筋的にはもう滅茶苦茶なんですが,逆に「人間と人間の対戦を見せるもの」は生き残ることを示したとも言えるわけです.

 つまりは,本質的にどうかではなく,人間という(しょぼい)枠組みの中での相対評価によって決まるものは,生き残る(生き残ってしまう)ということですね.大谷翔平だって,結局,人間の中で,しかも,野球という非常にローカルな領域で相対的に優れてるだけですが,これだけもてはやされてるわけで,そういう意味では,金儲けだって,建前上は三方よしとか言われていても,結局は,競争なわけですからね.

 逆に本質的というか,人間という(しょぼい)枠組みの中での相対評価ではないものとしては,学術とか芸術があって,宇宙や生命の謎を解き明かすというようなことは,人間という(しょぼい)枠組みの中でどうとかいうレベルの話とは本質的に違うわけで(誰かがもらえるノーベル賞とかも関係ない),人間が既に解き明かしたことを学習したに過ぎないAIにそれができないのも言うまでもありませんし,スポーツだって,ただ勝った負けたというのではなく,どうやったらフィジカルや競技力を上げられるか研究するのは,学術的で本質的なことですし,将棋だってそういうところがあるわけです.

 でも,ここまで来ると何を以て「生き残る」とするのかですが,資本主義社会の中においては,それで飯が食えれば生き残るってことになってしまうんですかね.つまりは,レベルはともかく,人間と人間が対戦するのを面白いと思って,金を払う人間がいれば生き残る,そういうことも含めて,金になれば,金儲けできれば,生き残るってことなんでしょうか.

 でも,逆に言えば,金にはならないけど,もっと普遍的な価値があると思うことをやる人はやるし(学術,芸術だけではなく,スポーツや将棋も本来はそういうもの),そういうことで何とか食べて行けるくらいは,お金を出すという人もいるというか,そういう人達がいなくなったらまさに世も末で,そうならないことを願うというか,そうなったら人類は終わりでしょう.

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4/26'23

 いや,将棋が生き残るのは,AIとかではなく生身の人間がやることに意味があるからで,それは,スポーツも然り,と言う人もいるかもしれませんが,それは,(生身の)人間と人間の対決を見せることに金を払う人がいるという商業的なことでは,そうですが,宇宙や生命の謎を解き明かすというのとは,本質的に違います.

 要は,本質的価値というのは,「今まで誰もできないことをやったのか」ということで,そういう意味では,それがたとえAIでも,ポナンザがやってしまったわけで,藤井聡太が人間の中でどんなに相対的に強くなっても,所詮それだけの話ということですし,それは,大谷翔平も然りです.

 でも,スポーツは,例えば,野球やバドミントンなら,まだAIを登載したロボットが人間に勝ったわけではないですから,そういう点では,まだ当分大丈夫とは言えますが,商業的に生き残るかどうかは,人間と人間の対決を見せることに金を払う人がいるかなので,どのみち関係ないことです.

 逆に言えば,商業的に生き残るかとか,そんなことより,自分がやる価値があるかを考えればいい,要は,やりたきゃやればいいってことです.でも,本質的価値を見出すには,単に勝つか負けるか,つまり,人間の中で相対的に上に行くことではなく,スポーツや将棋なら,どうやれば,自分の競技力が向上するかを追究することだと思います(スポーツも将棋も,どうやったら,人間の体や脳を使って競技力を上げるかという意味では,生命の謎の解明に繋がってる).

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 ちなみに,私は,ChatGPTを使ったことは一度もありません.出た時,アクセスはしてみましたが,ChatGPTにきいてみたいことや,やらせてみたいことは,何一つ思い浮かびませんでした.

 単なる情報収集ならネット検索で充分ですし,所詮それだけのものということでしょう.逆に言えば,ChatGPTにやらせたいことがいっぱいある,仕事がすごく楽になったという人は,今まで一体何をやってきたんだ?と思いますし(毒),その人自身がもうすぐお払い箱になるということです.

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[表現の追究]

 このサイトでよく出てくる,本来,世の中の役に立たなくて,金にもならないけど,やる価値があるという学術と芸術とスポーツですが,学術が真理の探究だとすると(スポーツもそれに近い),芸術は何ですかね.美の追究と書いたこともありましたが,美は対象の一部で,なんかしっくり来ませんよね.

 それは,「表現の追究」なんじゃないですかね(とふと思いました).そして,スポーツもそういう側面がありますね.

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[久しぶりにピアノを弾きました]
(ピアノ, 日記)

 左腕の痛みも大分引いてきて,心的にも何とかその気になったので,久しぶりにピアノを弾きました.記録を見ると一週間ぶりですね(痛みが出てからは10日).

 でも,おとなしい曲から弾き始めたんですが,途中で痛くなってきて弾けなくなってしまいました.まだだめかなとも思ったんですが,しばらく左腕を痛くならないポジションにして痛みがおさまったらまた弾くという感じでその曲は,何とか最後まで弾きました.

 次に,ちょっと激しい曲をどうしよっかなあと思ったんですが,弾いてみると,その曲は,右手中心の曲ということもあってか,これも何とか弾けました(と言っても,練習を始めたばかりの曲なので,そんなに激しくは弾けないが).

 ということで,こんな感じで,少しずつ復帰ということですかね.

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[生きて行くのに必要なもの]

 あらためてなんですが,生きて行くのに必要なものは,月20万のキャッシュフローを得るのに必要な,そんなに辛くない仕事,それをするための心身の健全に加えて,(そんなにお金がかからない)ちょっとした楽しみといったところでしょうか.

 どうですか? それでいいのなら楽勝? でも,それ以上に何が必要ですか?

 仕事は,そんなに辛くないということに加えて,やり甲斐や面白さもあった方がいいでしょうし,ちょっとした楽しみもいろいろあったり,ちょっとしたという以上のものであればなおよしでしょうし,家族や友人などの人との繋がりもあった方がいいですが,あくまで最初の3つが基本でしょう.でも,心身の健全は,歳をとると,結構,難しいかもしれませんし,定年後は,月20万のキャッシュフローもそうですね.

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[楽しかった]

 高校時代がだめだめだったので,やり直したいのはどこかということなら高校時代と書きましたが,ろくに勉強もしないで,確かにだめだめでしたが,高一,高二(の父が亡くなるまで)は,楽しかったですね.なので,同じ結果になるとしても,やり直せるのならやり直してもいいかな(でも,同じ結果になるのなら,やり直すとは言わんか).でも,高三というか,高二の冬に父親が亡くなってからは,全く楽しくなくなったというか,まるでその日を境に全てが一変したような感じでしたかね.

 同様に,30代も楽しかったんですが,この時期も辛いことが何回もあったので,やっぱり,戻りたくはないですかね.

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[私の今の仕事に定年がなかったら]

 ふと,もし自分が医者とか歯医者とか弁護士みたいな定年がない仕事をしていたらどうするのかなあと想像してみました.

 どういう仕事であれ,いろいろ考えてその仕事を選んで,ずっとやって来たわけですから,続けられるのなら続けると思うんですよね.でも,歳をとればしんどくもなってくるわけで,でも,定年がないとやめ時が難しいですよね.

 開業していて,後継者みたいな人がいれば,少しずつ任せていって,自分は週何回の回数を減らして行くこともできるとは思いますが,そうも行かないとどこかで決断しないといけないってことなんですかね.

 じゃあ,私の今の仕事に定年がなかったらですが,定年がない仕事と同じように続けられるのなら続けるとは思いますが,何度か書いてるように,研究や学生の研究指導以外の仕事はもういいですかね(週何コマか講義するくらいなら全然大丈夫ですが).そう考えると,定年という形で否応なしにやめないといけないのも悪くないのかもしれませんね.

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4/27'23
[大学教師は不要]
(大学, 世の中)

 ChatGPTの普及で,大学教師は不要になると言ってる人がいました.

 ほらほらー,ずっと言ってることじゃないですか.授業してレポートや試験で単位を認定して卒業証書を出すなんてことは,もうとっくに(ChatGPT以前から)時代遅れなんですよ.背景としては,大学教師が自分達の職を守るため,大学が威厳?という既得権を守るために,学生や世の中の利益にならないことにしがみついてるだけです.

 じゃあ,大学がどうなるかですが,ずっと書いてますが,座学なんかやめて最先端の研究をしましょうよ.もちろん,最先端の研究をするのに必要な勉強はしないといけません.でも,それは,授業のような,非常に効率の悪い方法ではなくて,学生が教科書とか,(ちゃんとした)動画とかで自分で勉強すればいいし,ChatGPTも(正解を出すのなら)どんどん使ったらいいじゃないですか(学士の認定が必要なら,大学は,試験だけやればいい).

 何度も同じことを書きますが,最先端の研究をすることは,最高の「教育」で,社会に出て仕事をして行く上で身につけないといけないことが,極めて高いレベルで,全て詰まっています.

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 じゃあ,小中高の教師はどうなるの?と思った人もいるかもしれません.

 そうですね.状況としては,大学教師と同じですね.でも,小中学生に自分で勝手に勉強しろと言っても厳しいでしょうから,小中の教師は,必要でしょう(高校は微妙).

 でも,旧態依然とした授業という形態は,やめた方がいいというのは,大学と同じです.つまり,教師は(これもずっと書いていますが),勉強を教えるのではなく,勉強の仕方を教えるのです.そして,それこそが最高の教育でしょう.

 具体的には,ちゃんと教材を整えたら,授業なんかしなくて,生徒がその教材に従って各自勉強すればよくて,教師は,そこにいて,教室を回って,一人一人,質問に答えたり指導したりすればよくて,生徒同士,教え合ったり議論し合ったりするのもいいでしょう.

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 見方を変えると,このChatGPT騒動ですが,世の中を大きく変えるのかもしれませんね.

 それは,AIが人間の代わりにいろんなことをやってくれて便利になるとか,いつかAIが人間を支配するとかいうことではなくて,大学の授業が不要となるように,「誰かに(お金を払って)与えてもらう」のではなく,「自ら勉強するなどして獲得しに行く」のが普通になるという意識変革が起きるかもしれないということです.

 でも,現実的には,そこまでは,ちょっと楽観的すぎますかね.でも,既に「そういう意識」をもっている人が成功するのは当然ですが,今回のことで意識変革が起こった人も成功するとすると,成功する人が増えることにはなるわけで,一方,何も変わらない人は,益々やばいことになっていくということですね.

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[変な欲を出すとおかしなことになるのかも]

 生きて行くのに必要なものですが,変な欲を出すとおかしなことになるのかもしれませんね.

 仕事にやり甲斐や面白さを求めるのはまだしも,いっぱい給料をもらいたいとか偉くなりたいとか考えると,仕事が辛くなってしまうかもしれませんし,体を壊してしまっては,働くこともできなくなってしまいます.

 仕事以外にちょっとした楽しみがあれば充分だったのに,どんどんお金を注ぎ込むようになってしまって,いっぱい給料もらわないといけなくなると,これまた,仕事が辛くなったり,体を壊したりするのかもしれません.

 人脈とか言って,無用に人との繋がりを求めてしまって,厄介な人間関係に巻き込まれてしまうのもそうかもしれませんね.

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[ほんとのリタイア]

 今の仕事を(定年,あるいは,延長戦も含めて)やめることをリタイアと言ってますが,「ほんとのリタイア」は,全然違うと思うんですよね.

 今の大学の定年を過ぎても,仕事をやめても,いろんな活動の中の一つである仕事がなくなっただけで,まだまだ活動は続くわけで(多分),つまりは,「ほんとのリタイア」というのは,仕事だけではなく,仕事以外のいろんなことも含めて,ほとんど活動をしなくなった時で,実質的に社会から消えるというか,人前にもほとんど顔を出さなくなるんじゃないですかね.

 イメージ的には,要介護になるというのはそうですが,そこまで行かなくても,体を思うように動かせなくなったり,外出するのに不自由なことが生じたり,会話したりするのもままならなくなってしまうのかもしれません.

 それがいつになるかはわかりませんし,そうなる前に死ねれば,それはそれでハッピーかもしれません.でも,いつになるかわからないということは,そういう状態で長い時間を過ごすことになるかもしれないということです.

 でも,そういう状況でも,何とか楽しく過ごして行けたらというか,活動してるとは言えなくても,それこそ生きてるだけでも意味はあるということでしょうか.でも,体は動かなくても,脳的なものが衰えると,やっぱり,ちょっと厳しいので,そこだけは何とかしないと,ということですかね.

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[私が東京近郊で生まれ育ったとしら東京に故郷は感じない気がする]

 私は,福岡の大牟田で生まれて,福岡の福岡で小二から大学に入るまでを過ごしたので,出身は福岡ということになります.でも,何度か書いているように,いつか福岡に帰りたいと思ったことはなくて,「帰るところ」がないわけで,でも,東京で生涯一番長い時間を過ごした後,つくばにいたり,今は京都にいるので,帰るところがあるとしたら東京近郊なのかも,とは書きました.

 でも,じゃあ,もし東京近郊で生まれ育ったとしたら,東京近郊が故郷というか,ほんとの帰るところになるのかなあと想像してみたんですが,何か違和感を感じたんですよね.そもそも,東京近郊で生まれ育った人に故郷感はあるんでしょうか? いや,あるんでしょうが,もし私がそうだったとしたら,あんまりそんな感じがしないんですよね.

 じゃあ,出身が関西とかだったらと考えたら,それは,違和感がないというか,それが一つの理想というと変ですが,関西出身で仕事とかで東京に出てきて,東京で暮らしてるけど,故郷は関西というのは,なんかいいんじゃないですかね.

 じゃあ,私が福岡に対して,どうしてそういう感覚にならないかですが,いくつか理由を書きましたが,それに加えて,単純に東京から遠すぎるということがあるのかもしれません.関西なら新幹線で数時間ですが,それとそれ以上の時間の差は,大きい気がします.それは,京都に数年住んでわかったというか,感じたことですかね.

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4/28'23

 要は,(私にとって)東京とは,(既に書きましたが)仕事をするところで,大学に受かって東京に行くのも,研究者になるためだったわけで,そういうところに最初から(生まれて育つ時から)いるという感覚がよくわからないということでしょうか.

 でも,つくばに行って,仕事をしたかったので,ずっと東京に帰りたかったんですが,50を過ぎたあたりからそういう気持ちがなくなって,それは,もう仕事ができる時間が残り少なくなったということもあるのかもしれませんが,昇進して仕事(研究)ができなくなって,それは,東京に帰ったらなおさらってことだったんでしょうね.

 そして,今なんですが,帰るところがないのは,相変わらずです.でも,「どこにいる」という感覚すらなくなったので,どこにいても同じということは,「帰る」という概念そのものが消滅したということでしょうか.

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[難易指数ですが,そんなの関係ない気がしてきました]
(日記, ピアノ)

 左腕痛ですが,日常ではもうそんなに気にならなくなってきたのですが,ピアノを弾くと,最初は,まだ結構痛いです.でも,しばらく弾いてると痛くなくなる感じで,もうずっと前ですが,アキレス腱痛の時,走り始めてしばらくは痛いけど,しばらく走ってると痛くなくなるのと似てる感じがしました.これって,麻痺してるだけなのかもしれません.でもまあ,こうやって,騙し騙しでもぼちぼちやって行けばいいのでしょう.

 それで,ピアノの難易指数ですが,そんなの関係ない気がしてきました.弾けるようになるかどうかは,今の私にとっては,どうでもよくて,何度も書いてるように,日々弾く気になることが重要というか全てで,弾く気になって弾いてるうちに(そこそこ)弾けるようになる曲もあれば,(そこそこ)弾けるようになる前に弾く気にならなくなる曲もあるわけで,結局,何でもいいので,弾く気になる曲があれば,弾けるようになろうがなるまいが,とにかく弾けばいいってことです.そして,(そこそこ)弾けるようになる曲は,ピアノプロジェとかの演奏会で弾けばいいってことですかね.

 でも,それが基本というか原則なんですが,現実には,ピアノプロジェには,出たいので,弾く気になる曲で(そこそこ)弾けるようになりそうな曲も弾く,そして,演奏会前は,ちょっとは頑張って練習するってことですかね.

 あとは,いつでもどこでも弾ける曲をいくつか用意しておきたいとは思いますかね.でも,いつでもどこでも弾ける曲ってことは,いつも弾く気になるというか,少なくとも時々さらう気になる曲でないといけないので,そういう曲探しは続くということでしょうか.

 そして,そういう曲を一つ見つけて練習してたんですが,左腕痛になってしまって(その曲のせいで左腕痛になったわけではないと思う),少し時間が空いて,つらつら「そういう曲探し」もしていたんですが,また一つ見つかって(こうしてみると,探せば結構あるってことか),別にそれまで弾いてた曲を弾く気がなくなったわけではないのですが,新しい曲の方が可能性がある感じがして,あっさり乗り換えました.普通だとあり得ないのですが,弾く気になれば,何でもいいので,別にこれでOKです.

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4/29'23
[添加物が気になりだしたのはいつか]
(生活)

 このサイトの読み返しですが(何度も書きますが,寝る時読んでるんですが,すぐ眠くなって全然進まないんですが),どこかで書いたと思いますが,10年くらい前,体調が悪くて,テストステロンを増やす食材を摂るようになって回復した感じもしたんですが,やっぱりだめで,その後,どこかの時点で,添加物が気になりだして,添加物排除生活を始めたら,体調がよくなったんですが,添加物が気になりだしたのがどこの時点がわからなかった(検索してもうまくヒットしなかった)んですが,ようやく辿り着きました.

 それは,2014年の秋でした.つまり,2013年の夏が最悪で,年末くらいにテストステロンを増やす食材を摂るようになって回復して,でも,しばらくするとだめで,という段階ですね.

 でも,これは,気になりだした段階で,添加物排除生活と言えるのは,まだ先ですし(SJJが出てくるのは,2018年10月),生活クラブの食材を使うようになったのももう少し後(2019年2月)ですからね.

 ということで(なかなか進まないけど)もう少し読み進めてみます.

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[金儲けにも大義名分]
(世の中)

 今週のKンブリア宮殿は,宿泊のサブスクを運営する会社で,まさにビジネスというか,金儲けというか,要は,サブスクって運営する側が儲かる,つまり,サブスクを利用する人間は,損する仕組みで,ひどい会社だなあと思いながら,見てました.

 でも,番組の後半の方で社長が言うには,サブスクに入ったら損しないように無理してでも旅行に行かなくちゃって思いますよね.私は,そうやって,楽しみを提供したいんです,とか言ってて,まさに余計なお世話というか,金儲けにも大義名分とも思ったんですが,世の中って,そう風に人から騙されるというか,はめられるというか,ある意味,搾取されないと楽しく生きて行けない人が多いんだろなとも思いました

 このサイトで,再三,やりたいことを見つけてやりたいことをやればいいと書いてますが,やりたいことを見つけられる人なんか,ほとんどいないのかもしれません.そうすると,何となく働いて,休日はゲームとかして,また働いてみたいな感じで,過ごして行くうちに気がつくと歳をとって人生が終わってしまう,そんなことなら,騙されてでも金がかかっても何でもいいので,旅行でも推し活でももとにかく何かやる方がましってことなんですかね.

 かく言う私も,歳をとってからは,スキーに行く気がしないとか言ってるわけで,だったら,シーズン○日行くのをノルマにするとかいうのも,サブスクに入ったら損しないように無理してでも旅行に行かなくちゃ,近い考え方ですよね.

 でも,私の場合,やりたくないことを我慢してやるのは,性に合わないというか,やりたくないことは,結局,やらないわけで,つまり,やりたくないならどうやったらやりたくなるかと考えればいいわけで,スキーは,やっぱり,誰かといっしょに滑るということで,今年は,そこそこ行きましたし(でも,まだ全然だけど),ピアノもとにかく弾く気になることを最優先で考えてるわけですからね.

 なので,やっぱり,考えるというか,創意工夫ということなんだと思いますが,それできないというか,そういう風に考えない人が多いんだろなとは思います.

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[GW]
(日記)

 今日は,いつものような週末なんですが(でも,午後は,トルコの地震の速報会をオンラインできいてましたが),GWってことなんですよね.要は,来週の水木金が休みってだけの話で,あんまりGWって感じでもないんですが,どのみち,GWと言っても,普段とそんなに違うわけじゃないので関係ないか.

 でも,新型コロナがあけた?ということで,京都の街は,ごった返してるんですかね? でも,京都の街中に出かけることもほとんどないので,これも全然関係ないですね.

 でも,左腕が痛くて活動度が落ちて,仕事が溜まってる感じなので,ちょっと仕事しないとですかね.

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[NP問題と量子コンピュータ]
(数学, 世の中)

 NP問題ってありますよね.巡回セールスマン問題のようにしらみつぶしにやらないと解けない(ということになってる)問題です.これが障害となって,世の中の様々な問題が解けないということもありますが,一方で,そのおかげで暗号が成立したりするわけです,

 で,思ったんですが,量子コンピュータです.NP問題自体は解けなくても,量子コンピュータが開発というか,もっと性能が上がったらNP問題そのものを解いちゃうってことはないのでしょうか?(ちなみに量子コンピュータではない,今の普通のコンピュータの性能をどんなに上げてもNP問題そのものは解くのは原理的に不可能).

 そうすると,暗号が簡単に破られたり,地球を一瞬で吹っ飛ばすような兵器が簡単に作れちゃう? AIが人類を支配じゃないですが,何かいろいろ世の中が曲がり角に来てる感じ?

 と思って,ちょっと調べたんですが,そういうことを言ってる人もいますね.一方で,そんなことはないという人もいるんですが,それは,量子コンピュータがまだ完成していないからということもあるわけで,つまりは,AIや核兵器もそうですが,人類が手に入れてはいけないものを手に入れてしまうということにならないでしょうか.ていうか,もう大分前に書きましたが,世の中を便利にするのって,もうそろそろこの辺でいいんじゃないでしょうか.

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4/30'23
[(ぐるり回って)そうでもない(わけでもない)]
(ピアノ)

 弾けるようになるかどうかは,今の私にとっては,どうでもよくて,何度も書いてるように,日々弾く気になることが重要というか全てと書きましたが,それはそうなんですが,(ぐるり回って)そうでもないということかもしれません.

 どういうことかと言うと,日々弾く気になることが重要というか全てなんですが,弾く気になって日々弾いていても,しばらく(難易指数300くらいか)弾いていて弾けるようにならないと弾く気がなくなるわけで,そうすると,そのくらいの間に(そこそこ)弾けるようになる曲でないといけないとなって,弾けるようになるかどうかは,今の私にとっては,どうでもいいわけでもないとなるわけです.

 でも,これってどうなんですかね? まともに弾けるようになるまで練習した曲がんほとんどないというどうしようもない状態なんですが,じゃあ,そこそこ弾けるようになった曲は,弾く気にならなくならなかったかと言うと,あまり関係ない(どのみちそのうち弾く気がなくなる)気もします.

 でも,だったら,そこそこ弾けるようになる方がいいじゃんとなるのですが,私の中での最重要なのは,やはり,日々弾く気になることで,そこそこ弾けるようになっても弾く気がなくなれば意味はなくて,でも,「そういう曲」にまだ巡り会えてないだけかもしれなくて,それを追い求める旅を続けるということですかね.

 いやいや,古今東西のほとんどのピアノ曲に出会ってきたのに,今更そんなもの見つかるのかということはあるのですが,何度か書いている「再発見」ということはあって,実際,最近,可能性を感じた曲に最初に出会ったのは,中学の時で,つまり,その後,50年近く気づかなかったというか,そういうことがあるから面白いというか,探究の旅は続くということでしょうか.

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