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10/1'23
[欲を選択的に励起する]

 このサイトの目的である気分よく楽しく生きて行くには,ということなんですが(もちろん,自分さえよければいいということではなく,そういうことは,必ず自分に返ってくるので,回りも含めてということ),社会的尺度や他者評価なんか関係なく,やりたいことやって行けばいいってことなんですが,やりたいことなんかないというか,やりたいと思ってもやりたくない時もあるしみたいな感じで,それをどうするかということなわけです.

 で,思ったのは,やっぱり,欲のコントロールなんじゃないかということです.「やりたいことをやる」というのの「やりたい」というのがまさに欲なわけですからね.あるいは,物欲,権利欲,お金が欲しい,評価されたい,偉くなりたいという欲(以下,社会欲と総称)をかき立てて,そんなにやりたくないことを頑張るという人もいるでしょう.でも,それが危ういわけで,要は,何でも欲をかき立てればいいのではなくて,欲を選択的に励起することが重要なんじゃないかということです.

 プリミティブなものから行くと,食欲,睡眠欲,性欲ですが,食欲は,あった方がいいですが,あり過ぎるとまずいことになります.でも,ないと生きて行けないので,その制御は重要です.あり過ぎる場合は,だいたいストレスが原因で,社会欲に押されてやりたくないことをしてストレスを溜めてる場合が多いので,そこを考え直すことでしょう.

 睡眠欲もあった方がいいですが,これは,昼間,しっかり活動して,適度に疲れることですかね.これも過度に疲れると逆に眠れなくなりますし,ストレスの影響も大きいので,社会欲の制御を考えた方がいいです.

 性欲もあった方がいいですね.単純にその方が楽しい(笑)ということもありますが,性欲は,テストステロンというか,活力とか意欲と関係があって,どうしたらいいかですが,テストステロンを増やす食材もありますが,やはり,たんぱく質の摂取が重要で,これは食欲と関係してきますし,活力があれば,昼間活動できて,睡眠欲にも繋がって来ます.

 つまり,何が上流か的には,食欲というか,(添加物などを排除して,たんぱく質重視で適量をバランスよく)食べることが重要で(食欲がないときは(無添加の)プロテインを使うという手もある),体調に直接繋がって来ますし,体調を整えて,しっかり活動して,しっかり休む(睡眠をとる)ってことですね.

 次の段階は,いわゆる社会欲なんですが,これは,意外と難しいのかもしれません.金持ちになりたい,偉くなりたいとか言う人に,金持ちになったり,偉くなったりしてどうすんの?とか言っても,はぁ?そんなの当たり前じゃん,って感じでしょうからね.

 でも,そういう人は,実は,いろいろで,最初からそれが当然と思ってる人もいれば,金持ちとか偉くなってしょうがないのは,わかってるけど,じゃあ,何して生きて行くの? 何かして行かないと退屈なんやから,どうせならバリバリ仕事して,お金も社会的評価も得て,いい暮らしして気分よく楽しく過ごした方がええやんという人も多いです.

 まあ,人それぞれでいいと思うんですが,お金や社会的評価を得るために,やりたくないことをするのは,(私は)しんどいですし,割に合わないと思っていますし,一般的にもストレスがかかるので上で書いたようにプリミティブな欲に影響して,体調不良や病気になってしまいます.じゃあ,どうするかですが,やりたいことやればいいわけです.

 やりたいことを仕事にすれば,やりたいことやって,結果的にお金や社会的評価が付いてくることも多いです.もちろん,やりたいことを仕事にするのは大変ですが,そうでなくても,生活に必要な分だけ働いて,残りの多くの時間をやりたいことをすることもできると思うんですよね.重要なのは,やりたいことやってるとストレスがないってことでしょう.

 でも,最大の問題は,やりたいことがない,あるいは,あっても,やりたくない時もあるってことで,この「やりたい欲」をいかに励起するかに創意工夫をすることになります.これは,何をやるかやその人の性格によっての変わるので,各自考えればいいかと思いますが,知的好奇心は必須な一方で,意外と形式的なことが重要だったりします(例えば,ゲーム性をもたせるとか).

 こうしてみると,欲はいろいろで,でも,その中でかき立てたものがいいものとそうでないものがあるわけで,まさに欲を選択的に励起するということなんだと思います.

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[ピアノ人生の何かが終わった]
(ピアノ)

 そっか,いわゆる難曲はもう弾かないということだと,例えば,ラヴェルの夜のガスパール(のスカルボ)とかは,いつかその気になったら弾こうと思っていたのですが,もう一生弾くことはないってことですね.他にそういう曲は何かなと思って,リストをつらつら眺めていたんですが,列挙すると,最近,ちょっとその気になってたものとしては,シューベルトのさすらい人幻想曲もそうですし,リストの超絶技巧練習曲は,6番とか8番とか,いくつか弾いたのですが,これらも含めて,もう弾くことはないってことですね.メフィストワルツの1番も昔少し練習しましたがもう弾くことはないですし,ピアノソナタやダンテや2つの伝説の波を渡るパオラの聖フランチェスコも,アルカンのエチュードのいくつかもそうですね.

 ブラームスのパガニーニヴァリエーションは,最初からないか(笑).ムソルグスキーの展覧会の絵は,音楽的に意外と重要という個人的発見?もあって,全曲弾こうと思って練習したこともあったんですが,これもなくなりましたかね.アルベニスのラベーガもイベリアも消えたっぽいですが,イベリアは,弾きやすい曲がいくつかあるので,可能性は残しておきますか.ゴドフスキーのジャワ組曲も弾きやすい曲もあるんですが,そういう曲を弾くことはないですかね.いや,ガムランやボイテンゾルグの植物園ならあり? でも,夜明けのブロモ火山と砂の海は,レパートリーにしようと思って練習したこともあったんですが,ちょっと厳しいかな.

 ラヴェルのクープランの墓のトッカータも,メトネルやバーバーのソナタも,ヴィラ=ロボスの野性の詩も,カプースチンのエチュードやソナタやパラフレーズもそうですかね.ラウタヴァーラのソナタの2番もちょっとしんどいですかね.他にもまだまだいろいろある気がします.

 そっか,ベートーヴェンのソナタも23番(熱情)とか21番(ワルトシュタイン)とか32番も消えたことになりますかね.ショパンやシューマンは,ピアニスティックでない曲にそんなに魅力を感じてないので(例えば,ショパンのノクターンとかマズルカとか),これも実質消えたってことでしょうか.そっか,シューマンの第3ソナタの終楽章も消えたのか.

 こうして見ると,人生が終わったとは言いませんが,ピアノ人生の何かが終わったことは確実で,でも,それでも弾く曲はいくらでもあるわけですし(でも,探すのはかなり大変そう),そういう中から何かが起こるかもしれないですし,50くらいに(社会的)人生が終わった時のように,何かが始まる感じもしないでもないです.

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(ピアノ, 日記)

 また一週間ぶりにグランドピアノを弾きました.でも,先週とは,かなり違う感じでした.

 グランドピアノが弾きやすいというのは,変わらないのですが,自分の技量が落ちてるというか,ちょっと下手になって弾きにくくなってる感じがしました.でも,グランドピアノが弾きやすいのに変わりないので,その分,弾けるのですが,それが充分活かせないというか,弾き方がちょっと変わってしまった感じでした.

 グランドピアノは,表現力が全然違うのに,それが充分に活かせない,こう弾けばもっと弾きやすいのに,そういう弾き方が少しできなくなってる感じでしょうか.

 ということで,普段電子ピアノで,週一グランドピアノは,あまりよくないかもしれません.というか,当たり前ですよね.ほんとは,グランドピアノだけを弾いた方がいいに決まってますから.

 でも,グランドピアノがしんどくて弾けないのなら,電子ピアノでも弾かないよりはましなのも当然で,要は,できるだけグランドピアノを弾くけど,弾けないときは,電子ピアノでもいいから弾くということですかね(当たり前の話).

 でも,今日は,グランドピアノを弾くのがしんどいという感じはあまりなかったです.なので,とりあえず,週一よりもう少し頻度を上げるということでしょうか.

 でも,結論を出すのはまだ早いかもしれなくて,単にピアノが変わった違和感ということもあり得るからです.そういう意味では,本番では,ピアノがいつもと違うということで,必ずそういう違和感はあるので,どういうピアノでも何とか弾けるようになっておくということで,ピアノを変えながら弾くこと自体は悪くないと思います.

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10/2'23
[人前で弾くことを何となく想定するように]
(ピアノ)

 ピアノなんですが,一つ気づいたことがあります.それは,昨年というか,少なくとも昨年のピアノプロジェの時は,もう人前で弾くことを前提とせず,家で内的熟達的に練習することだけを考えるということだったんですが,いつの間にか,人前で弾くことを何となく想定するようになって(戻って)いました.

 でも,家で内的熟達的に練習することが中心なのは変わらなくて,人前で弾くことを想定すると言っても,何か特定の演奏会というよりは,遠い将来,いつかちゃんと弾けるようになったらそういうこともあるかもしれないけど,おそらくちゃんと弾けるようにはならないというか,そうなることが目的ではないので,あくまで想定だけというか,でも,それでもそういうことを考えるだけで何かが違うという感じでしょうか.

 とは言え,ピアノプロジェでは弾くので,現実的には,人前で弾くことを想定するわけですが,これまでと違うのは,そこで弾いて終わりではなく,遠い将来,ちゃんと弾けるように練習を続けていく,そういう曲を選んで弾いていくということですかね.

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 ついでに思い出したんですが,昨年のピアノプロジェの時は,もう人前で弾くことを前提とせず,ということで,でも,シューベルトのOp.120のソナタは弾いてるわけで,でも,そんな感じなので,ちゃんと練習もせず(それは,ずっとそうだが,昨年は特に),そんな感じで弾いたのでは,うまく弾けなかったのは,当たり前ですよね.

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(野球)

 ウェイクフィールド(レッドソックスでナックルボーラーとして,MLB通算200勝)亡くなったんですね.

 57歳は,もちろん,若いと思いますが,現役を引退(リタイア)したのが45歳,亡くなったのが57歳ということで,リタイアして10数年「老後」を過ごして,というのは,○くないのかもしれません.

 それにしても,ナックルボーラー,全然見なくなりましたね.日本だと日ハムにいた多田野が最後? いや,彼でも投球のほとんどがナックルというわけではないので,ナックルボーラーとは言えませんね.

 そういう意味では,日本には,もともとナックルボーラーはほとんどいないわけで(ナックルとナックルカーブは違う.ナックルは,やっぱり,超低速でないと),敢えて言えば,「ナックル姫」くらいでしょうか.

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 MLBのレギュラーシーズンが終了して,大谷のアリーグホームラン王が確定したようです.WBCに始まって,今年は,まさに「大谷の年」で,でも,終盤に怪我してしまって「完走」できなかったのは,残念ですが,何とか逃げ切った感じですかね(マラソンだと完走しないと成績なしなので,前半とばして独走して貯金を作って,最後は歩いてゴールして優勝した感じ).でも,これからどうなりますかね.

 打者と投手の両方をやるとは思うのですが(でも,来シーズンは打者のみ),やっぱり,心配なのは,怪我ですよね.もちろん,日本人とか関係なく,野球史上,空前のレベルの選手に間違いないですが,プロは,継続的に結果を残してナンポということはあります.

 振り返ってみると,そういうレベルでシーズンを通して,結果を残したのは,これまで10年のシーズンで,ざっと半分くらいです(日ハム時代,2015年に投手として,2016年に投手と打者として,MLBでは,2018年打者として,そして,この3年).

 もちろん,こんな感じで半分くらいのシーズンで実績を残すだけでもすごいんですが,怪我しないように制御して継続的に結果を残すとか,投手か打者かどちらかに専念するということはしないんでしょうし,本人がそうしたければ,(途中で壊れてしまっても)それでいいんだと思います.

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[貯蓄から投資へ?]
(経済, 世の中)

 今朝のモーサテで,貯蓄から投資へというのをやってました.またまたそうやって庶民をカモをしようとしてるわけで,というわけでもないんですよね.

 現状,円安になってる要因は,相対的に日本が沈んで行って,輸出より輸入が増えてとか,アメリカとの金利差とかもあるんですが,大きいのは,そういうことを見越して,既に大量の円が海外に流出している,平たく言えば,既に「貯蓄から投資へ」動いている人がいる,そして,その投資先は,日本株ではなく,外貨や外国(アメリカ)株ということです.実際,円安になってるわけで,その大きな要因はこれだという指摘もあります.

 現状,2000兆円とも言われる日本人の膨大な個人資産ですが,その半分が日本円,要は,預貯金で,そのうち僅か数%海外に流れる(日本人が外貨や外国株を買う)だけで,日本の年間貿易黒字が吹っ飛ぶと言うのです.これが何を意味するかわかりますか?

 そう,既に何度か書きましたが,まさに早い者勝ちってことですよね.貯蓄から投資へとか言われて,そんな口車に乗るかとか言ってると,どんどん円安になって,物価が上がって,現金の価値は,どんどん下がっていくわけで,それが進行している,しかも,既に外貨や外国株を買った人の割合は,まだそんなに多くないとすると,これから益々加速する可能性があるということですし,それが続くと(みんな外国に投資するわけですから),日本はどんどん沈んでいくわけです.

 じゃあ,今すぐ外貨や外国株買えばいいかと言うと,そんな簡単な話でもないわけで(でも,大分前から,少なくとも2017年くらいから,外貨や商品を買ておきましょうと書いてきましたが,それはその通りになりましたし,大きな流れは変わってないと思います),難しい時代になった,デフレの「失われた30年」は,平和だったなあと思いますね.

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[元に戻った?]
(世の中)

 新型コロナが明けて?というか,5類へ移行して,元に戻ってしまうのが心配と書きました.で,どうなったかですが,世の中的には,ほぼ元に戻ったってことなのかもしれませんが,私の周辺は,全然戻ってないと思います.会議の多くは,オンラインのままですし,このまま最後(定年)まで行って欲しいものです.

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[最初の判断を間違えるとこうなってしまうの典型]
(世の中)

 某男性アイドル事務所ですが,被害者補償と経営を分離し,現事務所は,被害者を補償した後廃業,経営は別会社を立ち上げる(別会社なので当然名前は変わる)ということで,ほぼここで書いたあるべき形になったようです.でも,名称も変えずに存続という全くあり得ないことで生き残れると思った常識のなさも信じられないですし,結局,経営サイドは,こういう形で全てを失ったわけで,最初の判断を間違えるとこうなってしまうの典型ですかね.

 新会社の名前は,ファンの公募で決まるようですが,まさか現事務所の何かを連想させるようなものになることはないですよね(ファンの民度が問われるということ).

 でも,ここで書いたこと,即ち,未成年者をセックスシンボルとして使って金儲けするということが変わらない限り,また同じようなことが起こる可能性はあると思います.

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[疲れたら休む]

 体調も心調もそうですが,調子や気分がいいとか悪いとか言っても,何か(外的)原因というよりは,内的要因で,それは,周期的に変化するものなので,疲れたら休むということでいいとは,再三書いてることです.人生に限りがあるとか,残り時間とか,逆にこれから長すぎてしんどいとかいうのも同様で,そう思う時は,疲れているので,休めばいいってことですかね.そして,歳をとれば,疲れやすくなるので,活動より休息が多くなるのも自然なことでしょう.

 問題は,疲れているのに休めない場合で,もしそういう状況なら,そういう状況を変えないといけないことになります.仕事だからそうは行かないとか言っても,仕事は,生きて行くためにしているわけで,それで体や心を壊してしまっては,元も子もありません.

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10/3'23
[杓子定規に決めることもない]
(ピアノ)

 もう難曲は弾かない,そして,その境目は,ハチャトゥリアンのトッカータとかファジル・サイのブラックアースくらいと書きましたが,もちろん,そう杓子定規に決めることもないとは思います.実際,今,弾いているラフマニノフのエチュードは,明らかにこれらより難しいですからね.

 なので,いろんな要素を総合的に勘案して,弾くか弾かないかを決めるということでしょう.そして,一つ気づいたこととしては,いつの間にかいつか人前で弾くことが前提に戻ってると書きましたが,実際にそうすることはなさそうということを考えると(弾けるようにならなくてもいいので),対象範囲が広がるとは思いました.

 一番重要なのは,持続的に(家で)弾いて行けるかですからね.

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[どんどん整っていく]

 生きて行くというのは,どういうことかってことですが,もちろん,いろいろあるんですが,意外と盲点だったのは,歳をとって行くということです.

 そりゃー,人間,歳をとって行くんだから当たり前? そういうことじゃなくて,歳をとらずに生きて行くということは,生きて行くことではない,ということかな.

 じゃあ,歳をとってどんどん衰えて行くのが人生ってことかと言うと,そんなことはなくて,体や脳はそうでも,いろんなものを蓄積して成長していくということは,あるんですが,最近感じるのは,どんどん「整っていく」という感覚です.

 いろんなものが見えてきて,要らないもの(もちろん,実際の「もの」ではない)をどんどん捨てていくということもありますし,逆に増えるものもあって,でも,総じて言えるのは,シンプルになっていくというか,「死ぬ準備」ができて行くとも言えますね.

 それは,終活とかいうことではなくて,人生がそういうものというか,人間,生まれた時から終活というか,実際,最初から死に向かって生きてるわけで,でも,若い時は,そういうことをあまり考えないのですが,それは見てないというか見えてないという感じで,それが見えてくるというようなことでしょうか.

 そして,それは,悪くない感覚で,でも,実際のところは,生まれてすぐ終活(笑)ってことはないでしょうし,じゃあ,いつぐらいからがちょうどいいのかですが,これはよくわからないです.私は50くらいだったと思いますが,今の社会に適合するのなら,もっと遅い方がいい気もしますが,そうすると,体を壊してしまったかもしれなくて,むしろ,もっと早い方がよかったような気もします.

 いずれにしても「どんどん整っていく」という感覚は,悪くないです.

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[自分に何でもできる能力があったら]

 ふと,自分に何でもできる能力があったら,と考えました.全く以て非現実的で荒唐無稽な妄想ですが,そう仮定すると,自分がどうしたいかというか,どうしたかったかがわかるかもってことでしょうか.わかりやすく言えば,自分に大谷翔平以上の野球の能力があったら,彼のようにプロ野球選手になってMLBに行くのかってことです.

 そりゃそうだろと多くの人は,思うのでしょうが,私は,違いますかね.というか,自分に大谷翔平以上の野球の能力「しか」なかったらそうしたかもしれませんが,「自分に何でもできる能力があったら」なので,野球以外もそういう能力があるってことですからね.

 何でもできるというと漠然としてるので,まず,分野分けをすると,学術,芸術,スポーツ,ビジネス,社会活動の5つって感じでしょうか.と書いて驚いたんですが,たった5つに分類できるんですね.他にこれ以外の何かあります?

 社会活動というのは,簡単に言えば,世の中の役に立つことをするというようなことで,具体的には,政治家とか官僚とか弁護士とかボランティア活動とかですが,これらにもビジネス的な要素はありますし,民間企業の研究所に行って研究するのなら,学術的なことも入ってくるなど,複合的なものも多いですし,「何でもできる能力がある」のなら,それをフルに活かして,多くが重なることをやるのも考えられますが,それなら,MLBでプレーしながら,最先端の研究もして,ピアノも弾いて,ビジネスで金儲けすることもできるので(「何でもできる能力がある」のなら強靱な体力や精神力もあるでしょうから(笑)),そういうことは考えない,つまり,どれか一つを選ぶのならということでしょうか.

 まず,スポーツは,はずれますかね.それは,それで飯を食って行くのが一番難しいというか,いや,何でもできるなら世界のトップなわけで,それなら行けるやろってことなんでしょうが,メジャー行って,年間160試合は,きつくないですか.拘束や制限が多いのもしんどいですし,何より若い時しかプレーできないですからね.そっか,「何でもできる」のなら,リタイアして,違うことをすればいのか,でも,これは,上で書いた「兼業禁止」に引っかかりますかね.「何でもできる」的には,歳とっても衰えず一生プレーできるとしても,拘束や制限が多いのは厳しいです.

 ゴルフとかテニスとかの個人競技なら,拘束は少ない気もしますが,実際は,ツアーに参加しないと罰則みたいなものもありますし,どんどんランキングも落ちて行って,予選とかシード下から出場みたいに条件はどんどん不利になるわけで,「無敵」なら関係ない気もしますが,めんどくさいのは嫌ですからね.

 芸術はどうですかね.例えば,世界トップレベルのピアニストになったとして,でも,これもしんどそうです.拘束や制限は,スポーツよりは少ないと思いますし,年老いてもできるということもありますが,世界中を演奏旅行するのは,ちょっときついですかね.でも,画家とか彫刻家なら,基本,アトリエでの製作活動が中心なので,ありかもしれませんね.

 ビジネスや社会活動は,いろんなしがらみやめんどくさいことに巻き込まれるのは確実というか,そういうしがらみやめんどくさいことを解決するのが仕事ですから,やっぱ,パスですかね.でも,大学卒業時は,何となく研究者か官僚と考えてたわけで,官僚になってたら,とてもじゃなかった(私にはとても務まらなかった)わけで,結構,危ないところだったのかもしれません(ここでは,能力があるという設定ですが,どんなに能力があっても,めんどくさいことはめんどくさいので(笑)).

 そっか,医者や歯医者や薬剤師は,どこになりますかね.何か技術を身につけて,それを磨きつつ,社会活動をして対価を得るということですよね.そういう意味では,6つ目として,技術職というのを入れてもいいかもしれません.医者や歯医者や薬剤師以外にも,エンジニアや職人もそうでしょうし,民間企業だとゼネコンの構造設計者とかもそうですよね.

 これは,結構いいかもしれません.でも,開業とか民間企業に就職となると,ビジネスの要素も入ってきて,いろいろ面倒なことはありそうです.でも,この分野で「何でもできる能力」ってどういうことでしょうね? 神の手的な外科医のイメージ? うーん,でも,自分にそういう能力があったとして,そういうことをしたいとはあまり思わないですかね(ていうか,実際,医学部行ってないし).

 やっぱ,(自分の場合は)学術かなあ.でも,学術で「何でもできる能力」があったら,理論物理に行って,宇宙の成り立ちの謎を解明して,ノーベル賞をもらうような研究がしたい,とも思いませんかね.そんなことになったら,これまた,めんどくさいことに巻き込まれるのは確実で,というか,それ以前に,複雑怪奇な現代理論物理に失望して今の分野に来たわけですからね.

 てことで,結局,今が一番いいってことになりました(笑).まあ,そう考えるようにしてるというところはありますが,そうじゃなかったらとリアルに想像すると,結構,しっかり確認できたりするものです.

 ただ,私の場合,(兼業禁止に抵触しますが),もっとピアノが弾けたら,バドミントンが強かったら,スキーやゴルフが上手かったら,とは,思いますかね(敗者の弁.いや,ゴルフは全然練習してないので当たり前か).でも,逆に,自分に(今の分野で)もっと研究できる能力があったらとは思いませんし,それは,相場研究や生き方研究もそうですかね.

 ピアノもバドミントンもスキーだって,できる範囲というか大してやってるわけじゃなくて,能力云々以前の話で,それでも充分楽しめるくらいはできるようになって楽しめたので,それでOKですかね(むしろ,能力より,やりたいという意欲が欲しい).

 でも,「めんどくさい」を連発してますが(笑),要は,結局,(どこかで書いたと思いますが)自分が何をめんどくさいと思わないかってことで,そういうこと(やりたいこと,興味があること)を選べばいいわけで,これは,能力のあるなしは,関係ありません(やっぱり,能力より,やりたいという意欲が欲しい).

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[いつくらいから将来のことを考えるようになったのかな]

 いつくらいから将来のことを考えるようになったのかなと考えました.将来のことを考えるというのは,これからどうして行こうかなというよりは,自分がいくつになった時,どうしてるかなと想像するということです.どうして,そういうことを書こうと思ったかですが,そう考えた時,将来のことを考えたことなんかほとんどなかったことに気づいたからです.

 具体的に書くと,記憶にある中では,そういうことを最初に考えたのは,小学生の時,朝,学校に行く途中だったと思いますが,友達と話していて,21世紀というキーワードが出てきて,21世紀になった時,いくつになってる?というような話をしたことで,計算して30代後半かーとなって,でも,何のイメージも湧かなかったですね.

 次が確か中学で,ノストラダムスの大予言というのが流行って,これは,1999年7月に地球が滅亡するという話で,つまり,上の21世紀になった時と対応する年齢はだいたい同じで,でも,この時も何のイメージをなかったです.

 その次が大学の研究室に入って,どこかで書いたと思いますが,60歳になった日に,朝,目が覚めて,部屋に独りぼっちだったらどう?ときかれて,そんな寂しいのは絶対嫌だと思ったので,その時が,初めてリアルな?イメージをもったということになるのかもしれませんが,実際は,寂しいとは全然思わなかったので,全く想像できてなかったことになりますね(笑).

 で,そこから先は,ほとんど記憶にありません.つまり,ここ数年,いや,もうちょっと前くらいから,60とか70とか80とか90とかになった自分を非常にリアルに想像するようになるまでは,全くそういう想像はしたことなかったんですね.

 だから何なの?と言われれば,それまでの話ですし,それがよかったのか,そうでなかったかもわかりませんが,結果オーライ的には,まあいいんですかね.ちなみに,今はめちゃめちゃリアルに想像します(笑)し,割と的確に想像できてるような気がするというか,そうなるように準備やキャリブレーションをして行くということですかね.

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10/4'23
[構造動力学というか,どういう地震動が建物に大きな被害を引き起こすのかに辿り着くまでの岐路の数]

 何をめんどくさいと思わないか,そういうこと(やりたいこと,興味があること)を選べばいいと思うのですが,私の場合,どうして構造動力学というか,どういう地震動が建物に大きな被害を引き起こすのか,だったのかですが,全くわかりません.つまり,単なる好き嫌いなわけで,だから探すしかないわけです.

 でも,明らかなのは,蓼食う虫も好き好きってことですね.つまり,自分がやりたいことがたまたま多くの人と同じだったら,激烈な競争に晒されるわけで,それは,やっぱり,大変でしょう.

 でも,実際のところは,注目されてるから,みんなが面白そうと言ってるから,将来性がありそうだから,人気があるからということで,それがやりたいと錯覚してる人が多いと思うんですよね(多くの人がかわいいとか格好いいと言ってる異性(場合によっては同性)をかわいいとか格好いいと思うのと同じ).

 逆に言えば,自分の好みが多くの人と重なってしまったのなら,どんなに大変でもやるしかないでしょうし,でも,やりたいことがやれることに変わりないので,それでOKですよね.

 特にやりたいこともないしという場合は,敢えて人気がないところに行くのはありかもしれません.もちろん,全く将来性がないところは,食べて行けるかどうかわからないですが,ほんとのところは将来性なんてわからないし,食べ行くくらいはできるでしょう.

 特に学術というか研究者の場合は,分野に優劣はないので,人がやらないことをして研究して行くのは,コスパがいいと思いますよ.

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 私が構造動力学というか,どういう地震動が建物に大きな被害を引き起こすのかに辿り着いたのには,いくつか岐路があって,経緯は何度か書いていますが,その「岐路」がいくつあったか数えてみることにしました.

 小さい時から数えると大変なことになるので,とりあえず,大学入学後からということで,最初は,大学入学直後で,何度か書きましたが,田無の宇宙線研究所のゼミに行って,現代の理論物理に失望したことです.でも,じゃあどうするということにはならなくて,勉強もしなくて,進振りが近づく中,何か見つけないと,ということで,東京大学工学部何とかという黒い本で建築に構造という分野があることを発見して,建築学科に行くわけです.

 次の岐路は,どこの研究室に行くかで,秋山先生のところか,青山先生,小谷先生のところかということで,その時,たまたま秋山先生が総合試験所に出向?されてて,本郷キャンパスからちょっと離れてて寂しそうだったので,何だか楽しそうな青山・小谷研にしたことも書きました.

 次の岐路は,卒論のテーマで,実験より解析的なことをやりたいと思って,最初は,杭基礎の耐震性というのを選びました(これは,多分,初めて書く).よく憶えてないのですが,同期の坂本が地震動の破壊力だったような気がします.

 でも,何か違和感があって,卒論のテーマ交換しない?って坂本に話して,彼がいいよと言うので,交換してもらいました.まだ,5月とかの最初の時期だったと思います.

 地震動の破壊力は,最初は,M2の定本さんといっしょに地震研の南先生のところに週一で行って,1968年十勝沖地震の八戸高専の地震動を計算して,八戸高専の被害を再現するというもので,定本さんを毎日質問攻め(笑)にして,ものすごく勉強させてもらったことは書きました.

 そして,八戸高専波ができると(9月くらいか),私一人で週一で南先生のところに行って,地震動の破壊力というテーマで指導していただくことになったことも書きました.

 ただ,このテーマは,卒論までで,M1の時は,助手の田才先生の実験を手伝って(途中から私が実験して)エボキシ樹脂による補修の実験でJCIに論文を書いて,あとは,何かのプロジェクトでフレーム構造の地震応答解析をやっていたと思います(委員会の資料を作って委員会で説明してた).

 M2の時は,卒論の時にやった,いろんな表層地盤で地震動を作成して,それをいろんなフレーム構造に入力して,どういう地震動が被害が出るかとか,梁曲げ降伏を先行させるために柱の動的増幅率をどのくらいに設定する必要があるかというのをやって,要は,その時,使われていた既存のEl-CentroとかTaftとか八戸港湾とかではなく,表層地盤によって地震動が変わることでRC造の応答がどう変わるかということを自分で考えたやったってことですね.

 なので,この時,既に,いろんな条件で発生する地震動は大きく変わること,それが鉄筋コンクリート造建物の応答にどう影響するかに興味をもったということでしょうか.おぼろげな記憶ですが,生産研の岡田先生の授業のレポートで,表層地盤とかで地震動が変わることで建物被害がどう変わるかをこれから研究して行きたいというようなことを書いた(でも,それってどういうレポート課題?)ような記憶があります.

 修士を終わって博士に進学して,D1のときは,鉄筋コンクリート造のフレーム応答解析をして,構造工学に論文を書いたりしてました.その時の意気込みとしては,ちゃんと入力地震動を考えて設計しないといけない,つまり,鉄筋コンクリート造の設計用入力スペクトルを提案したりしてました(生意気すぎ).

 そして,D2になって青山先生が委員長だったNewRC(高強度材料を使って鉄筋コンクリート造で超高層建物を実現する総プロ)の実験を任せていただけることになり,研究室の細川先生,田才先生,大林組の勝俣さん,材料研の野口先生,フジタの田中さん,いっしょに担当したB4の日比さんを始め研究室の学生達とか,いろんな人に助けてもらって,ものすごく大規模な実験(2000t試験機で軸力をかけながらその中に設置したフレームで正負交番水平載荷を行う)をやって,何とか博士をとることができました.

 つまり,D2, 3の2年間は,RCのど真ん中の部材実験をしたわけで,それは,得がたい経験で,地震動に興味を失ったわけではないですが,RC(の部材実験)で食っていくんだと思ってました.

 その時期,思い出した一つの記憶として,この研究は,当時,B4だった日比さんといっしょにやってたんですが,彼は,非常に優秀で,彼じゃなかったら,うまく実験を進められなかったと思うくらいですが,ある日,田才先生に「境君は,実験が好きじゃないんだね」と言われたんですね.どういうことかと言うと,夜,日比さんが一人で11号館の地下の実験室で作業をしていた,つまり,彼一人にやらせていたと思ったみたいです.

 でも,実際は違っていて,田才先生にちゃんと話したかどうかは憶えてないのですが,その日は,もう実験というか試験体製作は終わりだったんですが,日比さんが自主的に(私に何も言わずに)実験室で作業を進めてくれてたんですね.もうほんとすごいというかかわいい奴って感じなんですが,私によからぬ容疑?がかかるとは,夢にも..ってことですかね(もちろん,私は実験が好きじゃない,なんてことはないです).

 で,就職先ですが,D3の7月くらいにQ大の話をいただいたことは何度か書きました.でも,あろうことか,それを断ってしまったわけで,ちょっと考えられないのですが,こういうのって何かあるんですよね(自分勝手な解釈).

 Q大は,私の出身地にある大学ですし,当時は,まだ親は福岡にいましたし,普通に考えれば,最高の話ですよね.しかも,これは,初めて書きますが,そこにおられたS野先生は,その後,NewRCの高強度コンクリートの応力歪関係を提案されたので,博論の内容から言って,まさにどんぴしゃだったわけです(私の博論の内容は,靱性能に乏しい高強度コンクリート柱にどれだけ横補強筋が必要かを定量的に示すというもので,横拘束力だけではなく,横拘束剛性という概念を入れて,拘束コンクリートの応力歪関係を提案して,それを使って,水平力を受ける柱の荷重変位関係を出して,建研の平石さんや清水の佐藤さんが指摘していた軸歪みが急増する点を応力度歪み関係の面積が最大になる点と一致することを幾何学的に指摘して,限界変形点を計算するというもの).

 でも,これも何度か書きましたが,私の中では,福岡に帰るというのは,あり得ない選択肢で,当時は,東京近郊にいたかったというのもありますし,福岡に帰ることは(なぜか)夢破れて故郷に帰るイメージだったわけで(その後,2回目のQ大の話も断ってるし),でも,普通に考えたら,お前なんやねんって話ですよね.

 でも,当時の私の中での第一希望は,横国の壁谷澤先生のところで,ポストが空くこともわかってましたし,そこに行きたかったというのが大きかったですかね.つまり,Q大じゃなくて,横国の壁谷澤先生のところに行きたかったのですが,そういうことにはならず,Q大の話を断って,当然のことながら,その後,話は来なくなり,就職先がないかも(泣)と悶々とした日々を送っている中,12月になって,地震研の南先生から研究室に電話がかかってきて(その時,遠藤さんが横にいたのを憶えてる),「おめー,まだ就職決まってねーんだってな.うち来るか?」「行きます!!」となったわけです.

 何気なく書き始めたら長くなっちゃいました(書き始めて1時間弱経った).こういうことは,既に書いたとも思うのですが,まだ書いてなかった新情報?的なこともあるとは思います(読んでる人は,どうでもいいと思いますが(笑)).ということで,一度小休止.

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 地震研に行ってからは,南先生の仕事を手伝いながら,鉄筋コンクリート造のフレーム地震応答解析をやって,D1の時にやった鉄筋コンクリート造の設計法とか設計用入力スペクトルについて検討していました.当時のRC造の設計用クライテリアは,El-Centro 50kineで最大層間変形角1/50で,一方で,設計用入力スペクトルは,耐力(ベースシア係数)で与えられるわけで,でも,クライテリアが変形なら,耐力ではなく剛性が重要なんじゃないかということで,そういう構造指標の提案とかしてましたかね.でも,全く評価されない感じでしたし,何かの日米のWSで,夜飲んだ時,京大の渡辺先生に動解なんかやってもしょうがないと言われたことはどこかで書きました.

 そんな感じで,だんだんめげていくのですが,この頃の一つの出来事として,1993年釧路沖地震があって,この地震は,久々の大地震で,しかも震度6を記録して,でも被害はそうでもなくて,田才先生や隈澤先生や柏崎さんと被害調査に行ったんですが,とても辛くて,でも,最後に釧路地方気象台に行って,強震記録を見せてもらって,萌えたのは憶えているので,やっぱり,地震動というか,どういう地震動が建物に大きな被害を引き起こすかに興味があったってことですかね.

 その後は,ずっとぱっとしなくて,でも,今にして思えば,かなり面白いというか,どういう地震動が建物に大きな被害を引き起こすかということについて,かなり本質的な研究をしてるんですが,ほとんど評価されなかったですかね.でも,それは,RCの世界での話であって,例えば,工藤先生が主催された何かの地震動の研究会で入倉先生に興味をもっていただいて,防災研に呼んでもらって講演会みたいなので話させていただきました.思えば,その時が防災研に行ったのが初めてで,その何十年後かかに防災研に来ることになるとは夢にも思わなかったですかね.

 そんな感じで悶々とした日々を送っていた中,南先生が亡くなってしまって,某工大の話をいただいたんですが,どうしても体が言うことをきかず,この話も断ってしまって,全てが終わったと思いました.実は,ここが重要な岐路で,もしちゃんと言うことをきいて某工大に行っていたらどうなってかですが,そこは,バリバリのRCのポストだったので,RCの研究を続けることになったというか,そういうポストを紹介されたということは,RCをやれということだったと思いますが,行っても大したことはできなかったと思うんですよね.

 そして,全てが終わってしまったので,益々悶々とした日々を送っている中,1999年台湾集集地震が起こって,纐纈先生に誘ってもらって被害調査に行って全てが変わったことは何度も書きました.要は,それまでの解析的な研究に実被害データというリアルな証拠が付いたわけで,たったそれだけのことで事態が一変するわけで,何が起こるかわからないものです.

 次の岐路は,筑波大への移籍で,その頃は,やりたいことというか,構造動力学というか,どういう地震動が建物に大きな被害を引き起こすのかというやるべきことに辿り着いていたので,ずっと助手(助教)でも地震研でそういうことをやって行ければいいと思っていたんですが,公募には,まさに「構造動力学」と書いてあって,そういうことができる唯一無二のポストに思えましたし,金久保先生や建研の福山さんが誘ってくれたということもありますが,直感的にこれは行くんだろうなと思って行きました.

 でも,どこかで書きましたが,裏?では,妨害というか,いろいろあったようで,それが何かは何となくはわかるのですが,結果,無事,行くことができたので,なるようになったということでしょうか.

 でも,ずっと筑波大にいるつもりはなくて,でも,結果,ずっといることになって,いや,Q大の話が7年目くらいでまた来て,また断ったので,そこも岐路ですね.で,今度こそずっといるのかと思っていたら,防災研に来ることになって,みたいな感じですが,これが岐路と言えるかどうかは,まだ何とも言えないのですが,筑波大に長くいたことは,かなり大きかった気がしていて,それがわかったのも移籍したからですよね.

 でも,こうしてざっと振り返ってみても,大学入学以降だけでも,入学直後の理論物理への失望,建築に構造という分野があるのを見つける,何とか進振りで建築学科に進学,研究室配属で秋山研ではなく青山・小谷研に行く,坂本と卒論テーマを交換,就職でQ大の話を断る,地震研に就職,某工大の話を断る,1999年台湾集集地震が起こる,纐纈先生が被害調査に誘ってくれる,筑波大に移籍,Q大の話を断る2,防災研に移籍と13個の岐路があって,今のところに辿り着く確率は,それぞれ半々とすると,(1/2)**13=0.01%,1999年台湾集集地震が起こって纐纈先生が被害調査に誘ってくれて,構造動力学というか,どういう地震動が建物に大きな被害を引き起こすのかに辿り着くまででも10個で(1/2)**10=0.1%で,そのどれかで違うことになっていたら,全然違うことになってたわけで,いやー,やっぱり,人生をやり直そうとは思いませんね(笑).

 でも,なるようになってる気もしますし,どこかで違う道に進んだとしても,それなりの人生だったとは思いますし,過ぎ去ったことは,どうしようもないので,結局,これからどうするかってことですね.

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[音色を変えるとタッチも変わる(感じがする)]
(ピアノ)

 電子ピアノ(GP-310)ですが,やっぱ,電子ピアノメインで週一グランドでは厳しい,具体的には,弾き方が違うので,グランドピアノで弾けてたところが弾けなくなるってことなんですが,試しに音源を変えてみました.

 GP-310には,ベヒシュタイン,スタインウェイ,ベーゼンドルファーの音源があって,それぞれbrightとかmellowとか3種類ずつ,つまり,グランドだけで9種類(+他にグランドだけでいくつか)の音源があって,音色は,驚くほど全く違います.

 それで,買ってから2週間は,スタインウェイのbrightを使ってたんですが,理由は,一番「鳴る」ので,叩かないで済むということです(イメージ的には,アシュケナージの弾くピアノの音色に近い).で,試しに他のものにしてみたんですが,音色が全く変わるのは,当然なんですが,何とタッチというか,弾きやすさが変わる感じがしました.

 もちろん,実際にタッチが変わるわけないのですが,そういう感覚になったということです.そして,タッチというか弾きやすさが変わると,それがグランドピアノに近づくというか,具体的には,スタインウェイのbrightからスタインウェイ(何もなし.normal?)にすると,グランドピアノに近づいた感じがして,電子ピアノの弾きにくさが軽減した感じがしました.

 更に言えば,ヘッドホンにするかどうかも含めて,音色をいろいろ変えると,タッチとか弾きやすさとか「ピアノが変わる」わけで(グランドピアノ以外の音色もいろいろある),それは,面白いというか,音色(タッチ)を変えながら練習すると何か効用があるのかもしれません.ないのかもしれませんが,いろいろ,試してみる価値はありそうです.

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10/5'23
[誘われたらホイホイ乗るけど]
(自分)

 昨日,構造動力学というか,どういう地震動が建物に大きな被害を引き起こすのかに辿り着くまでの岐路の数を(いろいろ余計なことも)書いて思ったんですが,あらためて思ったのは,私って,誘われたらホイホイ乗るけど,そうしろというか,そうしたらと言われたらその気にならないみたいに見えます(笑).

 具体的には,断った最初のQ大の話,某工大の話はそうですし,受けた地震研,筑波大,防災研は,直接,よく知る先方の当事者から誘いがあったものですからね.被害調査も,行ってきてと言われると気が進まないけど,1999年台湾集集地震の時のようにいっしょに行こうよと言われたらホイホイ行くわけです.

 ただ,唯一の例外は,2回目のQ大の話で,直接,K野先生からお誘いいただきました.でも,K野先生は,専門が違ってて,お会いするのは,その時が初めてで,お仕事的に話をいただいてる感じはしましたかね.実際,その公募は,もっと早い段階から出てて,最初の段階で話をいただいていたらもっと考えたと思いますからね.

 じゃあ,逆に1回目の時に,S野先生から直接お誘いを受けていたら,ということですが(もちろん,当時学生だったので,実際には,あり得ませんが),S野先生とも直接の親交はありませんでしたが,もしそういうことがあって,直接誘われたら考えたかもしれません.

 でも,もちろん,誘われたら何でもホイホイ乗るというわけではないですし,社会の中で誰かがやらないといけなくて,自分の役回りということなら,その気にならなくてもやらないといけないことはやらないといけません.

 で,もちろん,いろいろ考えはするのですが,ほとんどは,話が来た時の直感というか,結果的に,ほとんど即断だったような気もします.

 でも,この期に及んで,いろいろあったけど,もうそういうことは,終わりって感じで,それは,正直,ほっとするところはあります.

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 そうそう,そう言えば,Q大の話が来て,親に話した時,(普通の親なら喜ぶところを)あまり喜んでない感じだったのを憶えています.それは,私のことをわかってくれてるというか,私と同じような考えだったんじゃないですかね.全く以てできた親というか,親に恵まれてると思いますね.

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[直感と論理]

 直感という言葉が出てきたのですが,直感って何でしょうね? というか,直感というくらいですから,よくわからないものですよね.そういうよくわからないもので,物事を判断するのは,危うすぎる?

 でも,直感とは言っても,脳の中では,(右脳で)いろいろな思考が瞬時に起こっていて,結果的に,長い時間考えて判断するより,正しい判断をすることもあるということのようですが,それは,あくまで結果というか,たまたまな感じもします.

 なので,やはり,直感と論理の組み合わせだと思うんですよね(まさに右脳と左脳を使うということ).つまり,最初の直感で一度判断するけど,ちゃんと時間をかけて論理的に考えて,最終結論を出すということでしょうか.

 わかりやすいのは,研究で,ひょっとして,こうやったらうまいこと行くんちゃう?というのは,直感ですよね.でも,それで研究できて論文が書けるわけはなく,その「仮説」が正しいかどうかを実験や観測や解析などで検証するのが研究なわけです.そして,多くの場合,やっぱあかんかー,あるいは,全然違う展開になるわけで,最初の直感がいかに当てにならないかってことですが,最初の直感がなければ,何も始まらないので,やはり,両方必要ということでしょう.

 あと,結構,怖いと思ってるのは,直感と論理の混同です.具体的に言えば,アンケート調査とかをして,それを分析した研究がよくあるんですが,アンケートって直感に近いものもありますよね.でも,アンケート結果という形で,それが定量的データに化けると,あたかもそれが実験結果や観測結果のように取り扱われる.もちろん,実験や観測にも曖昧さはありますし,アンケート調査の分析もそういうことをちゃんと考慮に入れた分析もありますが,結構,危ういものも多いと思うんですよね(でも,そういう手段でしかデータを得られない研究もあるので仕方ない面はあるが).

 私の場合で言うと,被害調査で被害レベルとか全壊の判定とかを行うのですが,確かに曖昧さはあるのですが,決して直感で判断してるわけではなく,保有水平耐力を失っているかという明確な基準があります.ほぼ,岡田・高井チャートのD4と対応しますが,時々,残留変形が残っていなくても,たまたま垂直に建ってるだけで,筋かいなどの水平抵抗部材が破断して保有水平耐力を失ってることがあるので,そういうものも含める必要があります.

 なので,研究を進める上では,直感を排除することが不可欠ですし,途中で,直感的にこうかなと思っても,ちゃんと論理的に検証しないといけないのも同様です.でも,日常生活というか,例えば,何か話が来た時に受けるかどうか,この人と結婚するのかどうか,ここでスマッシュを打つのか,あるいは,もう一本,カットやクリアで繋ぐかとかは,論理的に考えることは,難しいというか,直感的なところはありますよね(特にスポーツの場合は,一瞬の判断が必要なので).

 でも,これもやっぱり,直感と論理の両方なんだと思います(スポーツもデータをとって分析しておいて,こういう時は,こうすると準備をしておくことが必要.でも,それは定石で,相手の裏をかくために,時々敢えて定石外しすることも重要).でも,恋は盲目(笑)ってことはありますが,これは直感とは違うか.

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 うーん,でもどうですかね.「直感」と言っても,瞬時にいろんなことを論理的に考えてる気もするし,結局,言葉の定義の問題というか,各人のもつその言葉に対するイメージの違いの問題かもしれませんね.

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[貯蓄から投資へとか,これからは,投資の時代とか]
(世の中, 経済)

 さかんに貯蓄から投資へとか,これからは,投資の時代とか言ってますが,どういうことでしょうね.

 インフレになって,現金の価値がどんどん目減りするから? でも,インフレになるのは,(日本の場合)円安が原因ですよね.そして,円安になるのは,国力の低下なので,日本株が投資先になりますかね?(というか,ならないから,海外に資金が流れて円安になってる)

 ていうか,インフレになるからということなら,20世紀後半の高度成長期が経済成長もして人口も増えて,まさに投資の時代だったわけで,「これからは」投資の時代というのは,変な話です.

 いや,その頃は,金利も高くて,銀行に預けていれば,よかった? だとすると,じゃあ,これから日本の金利がどうなるかなわけです.そして,何度か書いたように,もし,日本の金利が上がるとめちゃめちゃやばいことになるので,N銀にそれはできないと何度も書きました(でも,どこまで売り圧力に抗えるかということはある).

 つまり,金利は付かないのに(円安で)インフレになるのが「投資の時代」ってことですかね(大変な時代です).でも,日本に投資できないのなら,海外に投資するしかなくて,それで益々円安が進んで,ってことなんですが,円安というのは,日本企業にとってハンデをもらうようなものなので,それがどこでバランスするのかってことですかね.

 でも,普通は,経済成長していくのに,経済後退して行くわけで,なかなかないケースというか,やっぱり,難しい時代ですね(でも,ほんとずっと前から言ってた通りになってきた).

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[春と秋は,元々短い]
(生活)

 春と秋がなくなって,夏と冬だけになってしまったと言っています.

 そんな感じもしないでもないですが,じゃあ,元々というか,具体的には,40年とか50年前はどうだったかなあと考えました.

 何となくのイメージとして,春は3, 4, 5月,夏は6, 7, 8月,秋は9, 10, 11月,冬は12, 1, 2月という感じだと思うのですが,3月は,春分の日くらいまでは,結構,寒いし,9月も秋分の日くらいまでは,結構,暑い(暑さ寒さも彼岸まで).なので,最初の区分から20日くらい後ろにずれてる感じでしょうか(ずっと昔から).

 でもそうすると,秋が12/20までになってしまいますが,さすがに12/20が秋ってことはなくて,つまり,秋って,元々短いってことなんじゃないですかね.そして,春は,6/20くらいまでとなりますが,この時期は,梅雨でそんなに暑くはないんですが(実際,40年以上前の記憶として,中高では,6月から夏服になるんですが,しばらくはちょっと寒い感じでした),梅雨になると,春とは思いませんよね.つまり,春とか秋って,元々短いってことじゃないですかね.

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 そっか,てことは,冬って長いんですね.具体的には,11月下旬から3月下旬までの4ヶ月が冬(寒い)ってことでしょうか.それは,ちょっとしんどいな(今更).

 逆に,夏というか,ほんとに暑いのは,梅雨明けしてからなので,せいぜい7月中旬から9月中旬までの2ヶ月しかないわけです.

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[推し活]
(世の中)

 推し活ブームと言ってます.そして,推し活のことを「自らの趣味を深く追求すること」と言ってました.はあ?

 まあいいでしょう.もしほんとに推し活が「自らの趣味を深く追求すること」なら,どんどんやってもらえればいいと思いますが,「自らの趣味を深く追求すること」とお金を使うこととは,何の関係もないですからね(実際は,推し活ブームということにして,○ホな奴を騙くらかして金を使わせて金儲けしたいってこと).

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10/6'23
[4, 50年前のと今の気候の違い]
(地理)

 今から4, 50年前の小さい頃や学生時代と今の気候の違いですが,備忘録?的に憶えていることを書いておこうと思います.

 まず,夏は暑かったです.でも,最高気温が35度を超える日が連続して続くようなことは,そんなになかったですかね.今のようにエアコンがどこにでも入ってることはなかったので(学校には入ってなかった),ほんと暑かったですが(冬も寒かった),それでも何とかなったくらいだったということでしょうか.

 いや,そういう過酷な状況を受け入れざるを得なかったということですかね.何かの放送で,今の教室の様子が映っていましたが,小さい机に固い椅子に何十人という生徒が押し込められているのは,今も昔も同じで,監獄?と思ってしまいました.

 夏というか,暑いの定義は,よくわからないですが,最高気温が25度を超える(夏日)ということだと,そういう日は,4月の新学期が始まった直後にも時々あった記憶があります.

 どの辺から涼しくなるかですが,9月上旬は,まだ暑かったと思いますが,福岡は,結構,台風が来て,台風が来る度に空気が入れ替わって涼しくなっていった感じでした.

 大学に受かって上京したのですが,3月までは,まだ寒くて,でも,もうすぐ暖かくなるからということで,その時は,暖房を買わずに過ごしたことを憶えていて,でも,寒かったです.

 冬がいつくらいから寒くなるかですが,記憶にあるのは,11月下旬(勤労感謝の日あたり)の駒場祭でピアノを弾いて,打ち上げで,ぞろぞろと駒場から渋谷まで歩いて行くのですが,もう結構寒くて(でも,最初の年は,東京が16時半くらいから暗くなるのに驚いた),でも,ぎりコートを着ずに済むくらいだったので,その辺が「秋の終わり」ですかね.

 あとは,スキーブームの1990年代は,ずっと暖冬で,雪がなくて,年末年始は,まともに滑れるところは,ほとんどなかったと思います.

 そうそう,まだ小学生だったと思いますが,テレビでよく「異常気象」と言っていました.なので,もう50年くらい前から,ずっとそういうことを言ってたわけです.

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 感覚的に話をするのも何なので,定量的データを見ると,例えば,ここにあります.

 暑い寒いの判断基準は,最高気温が25度を越える(夏日)と暑い,最低気温が5度を下回ると寒い(ちなみに,冬日の定義は,最低気温が0度未満だけど,それは,いくらなんでもだし,東京に冬はないことになってしまう)と考えると,夏は,6〜9月,冬は,12〜3月となって,春は4, 5月,秋は10, 11月となりますね(要は,3月はまだ寒いし,9月はまだ暑いってこと).

 これもいくらなんでもってことかもしれませんが,春と秋(暑くも寒くもない)が元々短いということは言えそうです.

 あと思ったのは,どこかで書いたと思いますが,人間の気温に対する脆弱性(服装で調整しても快適に過ごせるのは,10〜25度という極めて限れた範囲)ですね.

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[どうして,RCをやらなくなったか あらためて]

 構造動力学というか,どういう地震動が建物に大きな被害を引き起こすのかに辿り着くまでの岐路の数とか,昨日の記事とか,読む人にとっては,全く以てどうでもいい,余計なことを書いたと思いますが,こういう記事を書くと,見えてくることはあって,今回思ったのは,どうして,RCをやらなくなったかです.

 そういうことは,よくきかれて,ここでも何度か書いて,自分にできること,やるべきと思うことをやりたかったとかいう感じなんですが,どうもしっくり来なくて,今回,記事を書いて,いろいろ思い出して,思ったことがありました.

 当初は,私としては,RCの世界でずっとやって行くつもりでした.でも,就職先が地震研になって,実験することができなくなって,そういう中,興味があったということもありますが,いろいろ解析をして,RC建物の設計法とか応答予測とか設計用入力地震動とかスペクトルとかの研究をしてたわけです.

 でも,それがRCの世界では,なかなか評価されず,だんだんめげて行ったということはあると思います.一方で,地震動や防災の世界では,結構,評価されて,だんだんそっちに心が動いて行ったということでしょうか.

 転機は,何度も書いている1999年台湾集集地震ですが,台湾の建物は,RCがメインなので,この時の研究は,RCの範疇に入るものです.でも,反応は,地震動や防災の方が全然大きくて,RCの中では,そうでもなかったと思います.でも,これは,当たり前で,RCは,部材実験をしてナンボなわけですからね.

 じゃあ,部材実験ができるRCの研究室に移ればよかったわけで,某工大の話が来た時は,そういうチャンスだったと思いますが,そんな感じじゃなくて,お前はだめだという烙印を押された感じがしました.

 つまり,もうRCの世界ではやって行けない,RC以外に活路を見出すしかなかったということもあったということです.でも,結果的にそれがいい方向に行ったわけで,何がどうなるかわからないものです.

 まあでも,繰り返しになりますが,いろいろあったけど,全部済んだことで,もうすぐ社会からクビで,そういうことも関係なくなるわけで,だからこういうことを書けるというか,書く気になるのかもしれません.そう言えば,こういう「余計なこと」を書き始めたのも,そういうことが実質終わった10年くらい前からのような気がします.墓場まで持って行くという考えもありますが(まあ,そんなたいそうなこと書いてるわけじゃないですが(笑)),私はそうじゃないみたいです.

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 でも,思ったのは,「研究の評価」ってなんや?ってことです.同じことをしていても,RCの世界では評価されないけど,防災の世界で評価されるってどういうことですかね? 単なる専門違い?

 でも,RCの世界は,部材実験やってナンボなんですが,RC建物をどう設計するか,入力地震動をどう設定するかは,重要ですよね.私がやってたことがそういう中で評価に値しなかったのならしょうがないですが,そんな感じでもないというか,それは,まさに,RCの世界は,部材実験やってナンボってことなわけです.

 でも,評価なんか気にせずやればいいじゃんってことはあるんですが,うーん,どうなんですかね.RC建物をどう設計するか,入力地震動をどう設定するかの研究をするなら,それが実際の設計に反映されなければ,あまり意味ない感じがします.

 それは,どういう地震動が建物に大きな被害を与えるかも同じですが(地震被害推定や地震被害想定に活かせる),それそのもが結構楽しめるというか,面白いわけで,でも,RC建物をどう設計するか,入力地震動やスペクトルをどう設定するかは,評価されなくても,やってて面白いから,めげずにやり続けるというほど面白いとは思わなかったのかもしれませんね.

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[問題は「これから」]
(世の中, 経済)

 貯蓄から投資へとか,これからは,投資の時代とかいう雰囲気で,でも,じゃあ,日本株はともかく,外貨や商品や外国株を買えばいいかというと,そんな簡単な話ではないわけです.だって,問題は「これから」どうなるかですからね.

 敢えて言えば,今頃になって,これからは投資の時代とか言われて,外貨や外国株を買っても,もう遅いわけで,買うなら,遅くても数年前だったわけです.でも,今さらそんなこと言ってもしょうがないし,先回りして買った人は,儲かったと思いますが,これからどうなるかはわかりません.

 具体的には,まだまだ円安が進むのか,外国(主としてアメリカ)株がまだ上がるのか,まだインフレが進むのかを見極めないといけないわけで,それは,先回りした人もこれからやる人も同じで,どこかで反転して,円高になったり,デフレになったり,アメリカ株が下落したりする可能性だってあるわけですからね.

 でも,それを見極めるのは難しくて,やっぱり,大変な時代になったと思うのですが,個人的には,そういう能力を磨いてきてよかったなとは思いました.もちろん,うまく行くかどうかはわかりませんが,自分なりの考えでやることはできるわけで,たとえ失敗しても,投信買うとか人任せににして失敗するのとは,全然違いますからね(失敗して人のせいにするのは最悪で,たとえ失敗しても自分で責任をとれることが重要ということ).

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[気分がよくない夢といい夢]
(生活)

 最近,夢をはっきり見て,あまり気分がいい夢じゃないことが多くて,起きた時,気分が悪いと少し前に書いたと思いますが,そう言えば,最近は,そうでもないというか,夢は見るんですが,あまり気分がよくない夢ってことは,そんなにない気がします.

 それで,今朝は,気分がいい夢で,具体的には,好きな人に会えていっしょに過ごせたというか,ある人に会っていっしょに過ごせて楽しかったというか,夢なのでよく憶えてなくて,誰か特定の人というわけではなく,そういう人ができて,いっしょに過ごして楽しかったということだったかもしれませんが,起きた時の気分はどうだったかと言うと...なんだ,夢かとがっかりしてしまいました...

 なので,いい夢もそうでない夢もどっちもどっち,じゃなくて,いい夢でもそうでない夢でもない,当たり障りのない夢,あるいは,夢なんか見ない(ことはないので,見ても忘れる)のがいいんですかね?

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[めんどくさくて助かってる]

 でも,夢なので純粋に楽しかったですが,実際にずっといっしょに過ごすと,それなりに大変というか,いろいろ面倒なこともありそうで,そう考えると,がっかり感も大分薄らいできました(笑).

 歳をとるといろいろめんどくさくなるのですが,それでいろいろ「助かってる」こともあるわけです.

 寂しいと思っても,めんどくさくなくていい面もあるわけですし,自分に声がかからなかったり,何かの仕事からはずされたり,評価されなかったり,ないがしろにされたりしても,めんどくさくなくてラッキーと思えますもん.

 つまりは,自分が誰かから,あるいは,定年でクビになって社会から必要とされなくなっても大丈夫という「準備」ができて来てるってことですかね.

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[ちょっとしんどくなってきました]
(ピアノ)

 ピアノなんですが,グランドピアノを弾くのがしんどいとか,普段と違うピアノにも対応できるようにとかいうことで,電子ピアノを買ったりして創意工夫をして,何とかそれなりに弾いてたんですが,ピアノプロジェまで3ヶ月を切って,曲もエントリーしてということになって,ちょっとしんどくなってきました(こっちは,めんどくさいのデメリット).

 問題は,ここからどうして行くかですね.去年までは,あまり意識することなく,弾ける範囲で弾くということだったのですが(弾かないよりはましなので),全然うまく行ってなくて(そりゃそうだ),じゃあ,それなりにうまく行くようにと思うとしんどくなるわけで,どうしようもないんですが,これも創意工夫というか,何に効力感を見出すかという意識のもって行き方ってことでしょうか.

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 と考えると,今日は,(弾きたくないのを我慢してではなく)何とか弾けました.

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10/7'23
(日記)

 最近は,あまり気分がよくない夢ってことは,そんなにないとか書いたら,今朝は,とても不快な夢を見ました.でも,起きた時,気分が悪いという感じじゃなくて,夢でほっとしました.てことで,よくわかんないですね(笑).

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 昔からというか,昔の友人とか知り合いで,(どういうわけか)誕生日を憶えている人が結構いるんですが(でも,そのほとんどはもう何十年も会ってない),その日になるとその人を思い出します.昨日は,そういう人の一人の誕生日でした.

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[なるようになってる]

 あと,めんどくさくて助かってるってことですが,もちろん,昔(若い頃)は,そうでもなかったと思うんですが,でも,それでも,普通の人よりは,めんどくさがりで,評価とか人にどう思われるかとか,そんなに気にしない方ですが,全く気にしないということはなくて,でも,自分がどう思われるかというよりは,社会やコミュニティーの中での役割分担はあるということでしょうか.

 でも,年(歳)とともに,だんだん,めんどくさくなってくる,どうでもよくなってくるのは事実で,でも,年老いて,社会やコミュニティーから必要とされなくなってくるわけですから,それはそれで理にかなってるというか,なるようになってるわけです.

 なので,それに素直に従えばいいとも言えて,それが「準備」ということでしょうし,それに逆らうと老害とかになっちゃうわけです.

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[どんどん楽になって行くけど]

 人間歳をとるに従ってというか,生きて行くうちにどんどん楽になって行くとは思うんですよね.

 具体的に言えば,20代くらいまでの成長期って,今から考えると,とんでもない大変な時期で,成長期というくらいですから成長しないといけない,具体的には,全く何もできない状態から,一人前にならないといけないわけで,それは大変なことで,でも,それを何とか乗り越えられるエネルギーもあったとは思いますが,危ない橋は何本も渡ったと思いますし,理不尽なこともたくさんありましたし,学校生活は,当時は楽しかったですが,今思うと,親とか学校の管理下におかれて思うように行動することはできず,学校は,狭い教室に集団で押し込められて,一日中,固い机と椅子に縛り付けられてつまんない授業(ごめんなさい)を受けさせられて,状況は,今も変わってなくて,今そういう情景を見ると,監獄に見えてしまいます.

 就職して,30代,40代の活動期になると,大分自分のことを自分で決められるようになって,楽というか自由になりますが(そういう意味では,大学に入って一人暮らしをするようになって,一気にそういう状態に近づいたとも言えます),社会とか組織の中のしがらみとか,やらないといけないことは,いろいろあって,私の場合,いろいろ紆余曲折もありましたから,やっぱり,大変でしたかね.でも,まだ若くて元気もあって,仕事も仕事以外のこともいろいろやった時期でもありました.

 50代になると,本来は,もうリタイアで楽になるはずなんですが,実際は,活動期が続くわけで,楽になるはずが,逆にしんどいというか,難しい時期なんじゃないですかね.私は,たまたま,研究というやりたいことを仕事にしたので,仕事を続けてますが,生活をして行くために仕事をするということだったら,とっくに仕事はやめてると思います.

 そして,ほんとにリタイアするとほんとに楽になるわけなんですが(そして,最後は死んで,最高に楽になるというか,そういう死に方をしたいものです),歳をとると体も脳も心も衰えるわけで,そういうこととのバランスの問題で,それは,若い頃というか,生まれた時からずっとそうだと思うんですよね.

 つまり,それがうまくバランスしている時は,いいのですが,それが少しでも崩れるとしんどいことになります.私の場合,10代までは,しんどかったと思いますし,30代,50代もしんどかったですね.でも,時々,瞬間的にエネルギー量が上がるというか,何か面白いこと見つけて夢中になるときもあって,それで何とかなった感じで,でも,トータルで見ると,結構,ぎりぎりだったような気がします.

 つまり,時々,何か面白いこと見つけて瞬間的にエネルギー量が上がることがあったから何とかなったけど,そういうのがなかったら厳しかったと思います.それは,お金を使って人が作ったものに乗っかって消費するようなインプット的なものではなく,自ら何かを作り出すアウトプット的なものだったから何とかなったと思うわけで,結局,そういうものにどのくらい出会えるというか,見つけられるか(何かを生み出すということと,自分が興味をもてるという2つの条件が重なる必要がある)ということかもしれません.

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 で,今なんですが,結構,しんどいです.だって,状況は,50代と変わってないわけですし,50代よりさらに衰えてるわけですからね.ただ,食事とか生活の仕方とかをいろいろ考えてやってるので,何とかなってる感じでしょうか.

 あとは,(感染して後遺症に苦しんだり,亡くなった方には申し訳ないですが)新型コロナの時期,社会や組織のいろんな面倒で無用なことの多くが吹き飛んだのは,ほんとに助かりました.そして,その一部は,今も続いていて,それも助かってます.そういう中,大学を移ることができて,それもいい気分転換になりましたし,いろいろゼロクリアになったので,それも助かりました.

 でも,最近は,元に戻って来てるものも結構あって,新型コロナというサバティカル?も終わった感じで,社会復帰じゃないですが,それはそれで,しんどいわけで,いろんな,こんなことやってどうすんの?こんなことまでやらなくてもいいんじゃない?的なことが再認識されたとも言えて,そういうのが以前にも増して苦痛に感じるようになってきました.

 研究や学生の研究指導(学生がちゃんと研究すればですが)は,楽しいですし,全然,苦痛じゃないので,何とか続けたいと思いますが,学生が研究しなかったり,研究以外の仕事というか,いろんなことが増えてくると,ちょっとしんどいですね.

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10/9'23
(スポーツ)

 所用で見られなかったんですが(でも,所用がなくても見たかどうかわかんないけど),ラグビーWC,日本,アルゼンチンに負けたんですね.でも,可能性はあったとは思いますが,実力通りかな.

 これで,4年前は,日程とか地元開催の利を活かして8入りできたけど,4年後は,厳しいと4年前に書きましたが,その通りになりました.しかも,余裕のある日程が組まれることになったにも関わらず,勝ち上がれなかったので,言い訳の余地はないでしょう.

 でも,上で書いたように実力通りですし,直前の大丈夫かよ感からすると,よく持ち直したし,よく頑張ったんじゃないですかね.

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 あらためてラグビーWCの参加国とかランキング上位国を見ると,結構,面白いですね.一つは,イギリスが全部(4つ)出てるってことでしょうか.いやいや,北アイルランドが出てないやんけというあなた,鋭いですが鋭くないですよ.今回出ているアイルランドというチームは,アイルランド(国)と北アイルランド,つまり,アイルランド島のチームですからね.

 あとは,南半球のニュージーランド,オーストラリア,南アフリカとか,フィジーとかサモアとかトンガとかの南の島の国が強いってことでしょうか.これで上位国のほとんどを占めてるわけですから,ある特定の国や地域に著しく偏ってるということですかね(野球もそうですが),何でも強いドイツが上位に入ってませんしね.

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(バドミントン)

 バドミントンのインカレが終わって,男子3位,女子優勝となりました.女子は,優勝の常連ですが,男子が3位に入るのは久々というか,少なくとも,男女合わせて最高の成績に近いんじゃないですかね.

 でも,私は,まだ筑波大バドミントン部の構成員というか,教職員会議のメンバーで,総会とかにも(オンラインですが)出てますが,筑波大を離れてもう3年ということで,直接知る選手は,もういなくなってしまって,でも,それはしょうがないですかね.

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(経済, 運保)

 2017年の記事を読んでるんですが,この年は,資保(資産を守るために,買えると思った時に,外貨や商品や五大商社株を買う)が始まった年なんですが,こんな記事がありました.そして,6年後,その通りになりました(自画自賛).

 ちなみに,当時から,米ドルは1.5倍,ゴールド,五大商社株は3倍になりました.それは,単に儲かったということではなく,日本経済がそういう流れということです.

 でも,既に書いたように,問題はこれからで,この流れがまだまだ続くのか,そろそろ反転するのかです.それは,もちろん,わかりませんが,その流れが反転したという判断は,まだしていません(まだ上がるという意味ではありません.もう少し下げて,反転したと判断することもあるわけですからね).

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(世の中)

 そう言えば,ノーベル賞ウィーク,いつの間にか終わったんですね.今年は,日本人受賞者がおらず,静かで穏やかな一週間でした.でも,今の日本の人材や研究環境を考えると,何十年かしたら,いや,もっと早く,それが「いつものこと」になるんでしょうね.

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10/10'23
[思い違い2連発]
(大学)

 今日から,大学院の都市災害管理学の講義で(と言っても,3人で分担なので5回だけですが),桂まで行かないといけないので,それが面倒です.行きは,ちょうどいい時間の連絡バスがあるので30分ですが,帰りは時間が合わず(ていうか,宇治と桂の連絡バス,1日3便しかない.もっと増やして欲しいけど,そんなに利用者がいる感じじゃないので無理か),路線バスと電車で1時間かかります.

 で,授業は,レポートをやめて(でも,講義全体でのレポートはある),今年から最後に15分くらいの小テストということにして,うまく時間配分できるかなという感じだったんですが,うまく行って,よしよしと思っていたのですが,小テストの途中で次の授業の池田先生が教室に入ってこられて,もう次の授業が..とおっしゃいます.え?

 どうやら,時間を15分間違えてたみたいで,15分余計に長く講義をしていたことになります.これが最初の思い違いです.

 で,思ったのは,この講義は,もう3年目で,これまでずっと15分余計に講義をしてたわけで(次の池田先生の授業が同じ教室になったのは今年というか今日から),何か損した気分というか,学生は気づいてるんだろから言ってよって感じで,でも,これからは,15分早く終われて,帰りの路線バスも,JRだけで電車の乗り換え回数も少ない桂川行きのバスに乗れると思って(桂経由だと,近鉄,地下鉄,JRと乗り継がないといけない),その経路で宇治に帰ってきたんですが,手帳(PC上のファイル)を見ると,ちゃんと本来の15分前になっています.

 つまりは,これまでずっと15分余計に講義してたと思ってたんですが,そうではなくて,「今日だけ」だったみたいです.これが2つ目の思い違いです(でも,どうして,今日だけ15分間違えたのかなあ).でも,次の授業が同じ教室で池田先生でなかったら(そうなったのは今年から),気づかずに,学生も何も言わずにずっと15分オーバーで授業したことになった?

 という,しょーもないどーでもいい話ですが,歳をとると,こういう思い違いが増えてきて,ってのも,もう大分前からの話で(ていうか,若い時から),結局,なんなん?

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[三冠王?]
(野球)

 (日ハム→)ソフトバンクの近藤が三冠王を逃したという記事がありました.

 三冠王? 近藤が? 近藤は,いい打者ですが,アベレージヒッターという印象で,でも,三冠王ということは,ホームランと打点もってことですよね.そう言えば,ホームランもそこそこ打ってた印象はありますが,いくらなんでもホームラン王ってとこまでは...

 と思って,調べてみたら,ホームラン26本ですね.だいたい,印象通りです.でも,てことは,今年のパは,26本でホームラン王ってこと? ていうか,打率は,ギリオリックスの頓宮ということだったと思いますが,ギリ3割くらいですよね.

 つまり,今年のパは,そのくらい異常な投高打低だったってことなんでしょうか.でも,そんな印象もないなあ.

 ということで,投手成績を見ると,規定投球回数に達したのは,9人で,防御率1点台のオリックスの山本は別格ですが,2〜7位は,2点台という感じで,そんなに極端に投高打低って感じでもないですね(でも,メジャーに比べたらかなり低い).要は,分業化が進んで,中継ぎ,抑えが頑張ったというか,そこが勝敗を分けるようになったってことですかね.

 あとは,突出した選手が(メジャーに行くことも含めて)いなくなって,どんぐりの何とか状態になってるってことですかね(相撲もそんな感じ).

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10/11'23
[戦争というのは,国と国がするものではない]
(世の中)

 また戦争が始まってしまいました.きっかけは,GザのHハマスのIスラエルへの攻撃ですが,背景的なものは,単純ではないですが,RシアのUクライナ侵攻同様,どんなことがあっても「暴力」(戦争)はだめです(でも,そこまで追い込んだ西側の問題が大きいのもRシアのUクライナ侵攻と同じ).

 で,思ったのは,戦争というのは,国と国(今回は,Pレスチナ自治区)がするものということになってますが,実際は,そうではないということです.

 戦争は,国と国がするものではなく,国の政府というか上層部の一部の人間が(指揮下にある軍を使って)するものということです.RシアとUクライナもそうですし,今回もそうです.でも,最大の問題は,その極一部の人間の暴走に一般市民が巻き込まれることです.ほんと,どこか別の場所で勝手にやってくれよってことですよね.

 でも,国の上層部は,民主的?に選挙で選ばれたということになってる場合が多いわけで,そうすると,何をやっても大義名分的なものはあって,実際,今回もそうですが,世論獲得のために眼を外部に向けされるために敢えて戦争を仕掛けるなんてこともあるわけです.

 なので,国民には,選挙を通して国の上層部を選ぶ責任もあるわけで(そうでない国もありますが),しっかり監視することもそうですが,騙されて乗せられて戦争に巻き込まれないようにすることが必要です.

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[英語と日本語の東大と京大の違い]
(大学)

 先日,総合防災セミナーというのがあって,年1回ですが,学生全員が発表します.昨年までは,原則英語だったのですが,B4とかはちょっと厳しいという意見もあって,日本語もOKだが,その場合は,パワポは英語で,ということになりました(でも,その辺の伝達が不徹底でパワポも日本語の学生もいました).背景的には,総合防災グループの学生の多くが留学生ということがあります.

 最後に私が締め?の挨拶をさせられたのですが,その時も,話したんですが,英語がそんなにしゃべれない,日本語がそんなにしゃべれない学生にいきなりやれと言っても,なかなか難しいわけで,でも,パワポなら,今は自動翻訳も大分使えるようになってるわけで,そういうものを準備することはできると思うんですよね.プレゼンって,結局,聴く人に言いたいことが伝わってナンボで,そういうのってめちゃめちゃリアルに現れるわけで,中には,左右で日本語と英語の両方のパワポを用意した留学生もいて,そういうことは,とても大事なことです.

 英語と日本語については,一つ思ったことがあって,それは,東大と京大の違いです.京大は,総合防災セミナーが英語で発表というように,日本人学生は頑張って英語でしゃべれって感じなんですが,東大は(少なくとも私が学生の頃の私の研究室は)全く逆でした.

 具体的には,研究室に留学生はたくさんいて,でも,彼らが一日目に小谷先生(は,10年以上アメリカとかカナダの大学にいて英語ペラペラ)に言われたのは「英語禁止」です.そういう状況下で彼らは苦労して,でも,あっという間に日本語がしゃべれるようになるので,それは,(折角,日本に来てるんだから)とてもいいことなんですが,日本人学生にとっては,英語をしゃべる機会を奪われてるとも言えて,つまり,東大の日本人学生は,英語がしゃべれるようにならないけど,京大の日本人学生は,しゃべれるようになる(でも,留学生は逆)ってことです.

 でも,ほんとは,日本人学生と留学生の両方にメリットがあるちょうどいいバランスポイントがあるといいなとは思いますね.

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[ここに住んで暮らして行けるか]
(生活)

 総合防災セミナーが行われたのは,鳥取県の山奥の町で,町おこし的なことに関わっておられる先生のつてということがあったんですが,今回は,みんなで貸し切りバスで行ったのですが,電車だと行くのがかなり大変なところです.

 その昔,林業で栄えたということなんですが,ということは,今は厳しいことになってて,そういう中でかなり頑張ってるということではあるんですが,夜飲んでる時に話に出たのは,ここに住んで暮らして行けるかというようなことです.

 それはちょっと厳しいという感じだったと思いますが,私は,結構,行けるかもと思いました.どこに住むかとか外部環境に依存せず,内的熟達的に生活していくことが大分できるようになって来ましたからね.

 でも,敢えてここを選ぶことはないですかね.同じくらいの田舎でも,もっと都心に出やすいところはありますし,田舎過ぎると逆に社会的というか,人付き合い的に面倒なところもあるわけで,やはり,都心から電車で1時間程度がちょうどいいってことでしょうか.

 

 

 

 

 

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(ピアノ)

 電子ピアノですが,グランドピアノより弾きにくいということはあるのですが,逆に言えば,特にヘッドホンをしたときですが,ある意味,正確に弾かないといけないと弾けないとも言えて,そういう意味でも,電子ピアノで弾けるようになっておけば,ということはあるかもしれません.

 でも,もちろん,弾き方が違うので,電子ピアノで正確に弾ければ,グランドピアノでもうまく弾けるということにはならないので,どういうところを電子ピアノで練習するか,具体的に言えば,はずさず正確に,重音の場合は,そのバランスもを考えて練習する(それ以外のところは,電子ピアノでは練習できない)ということでしょうか.

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[いくら必要?]
(運保)

 ということで,まだわからないのですが,家では,電子ピアノで,週一とかでスタジオにグランドピアノを弾きに,ということで行けるとすると,家を買わなくてよくなって,一生,賃貸暮らしで行けるわけです.

 でも,キャッシュフローが給料から年金に激減して,そこそこの家賃を払うのは,やはり,抵抗があって,やっぱ,お金はあった方がいいのかなあって感じです.

 もちろん,現実には,何とかなる額はあるとは思うのですが,資産が減って行くのは,後退してるみたいで抵抗がありますし,そうすると,収支をプラスにする必要があって,最低限,それだけの額を運用で叩き出さないといけないってことですね.

 具体的には,必要な額が300万とすると,年利30%で回せるなら1千万,年利3%で回せるなら1億,年利0.3%なら10億ってことになりますね(って,どこかで書いた気がするけど).

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[どうしてめでたい?]
(世の中)

 将棋の藤井七冠が王座戦に勝って,史上初の八冠ということになったんですね.でも,羽生九段のときは,七つしかタイトルがなかったので,史上初と言うのは,オリンピックで競技数が増えて全体のメダルの数が増えたのに,日本人選手が史上最多メダルを獲得と言ってるのと同じ臭いを感じるなあ(笑).まあでも,彼が空前の強さなのは,間違いないとは思いますけど.

 思ったのは,彼が八冠になったのが「めでたい」という雰囲気なのがどうしてなのかってことです.だって,藤井七冠は勝っても永瀬王座は負けたわけで,オリンピックのように日本人選手が勝ったわけでもないわけですし,そもそも,いつも書いてますが,本人や関係者以外は,別に何も関係ない話でしょう.

 一つは,ニュースになるので,視聴率が獲れるメディアがそういう雰囲気を作ってるってことはあるでしょうね.そして,ニュースになるということは,珍しいということで,みんな毎日が退屈ってことなんですかね.

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10/12'23
[年利3%で回せるのか]
(運用)

 必要なキャッシュフローを得るのに資金がいくら必要?ですが,必要な額が300万とすると,年利30%で回せるなら1千万,年利3%で回せるなら1億,年利0.3%なら10億って,そんなの当たり前の話で,ここで書こうと思ったのは,年利いくらで回せるのかってことでした(書いてるうちに忘れた(笑)).

 一つのヒント?というか目安となるのは,10兆円ファンドです(笑).これは,10兆円という元手で運用して年利3%で回して,その利益3000億円を認定された大学に分配するというもので,今年,東大京大が落ちて,東北大が条件付きで受かったのですが,まさに取らぬ狸ではないですが,年利3%で回せんのかよ,実際,今年は損失出してるしってことなんですが,長期で運用すれば,年利3%は十分可能ということになっています.問題は,それがどういうことなのかってことです.

 一つの根拠は,過去のデータで,実際,NYダウは,過去100年くらいで均すと年利7%くらいで上昇してきてますし(でも,ブラックマンデーのように1日で20%も下げたこともある),債券というか金利ももちろん変動しますし,これまでのように行かないとしても3%くらいでなら回るやろというのは,わからないでもないです.実際,今は,5%近くですからね.

 でも,金利が高いというのは,景気がいいということでインフレなわけで(実際,今がそう),これも何度も書いてますが,給料が増えても物価が上がれば±0ってことです.つまり,1億を年利3%で回して,必要な年300万を得たとしても,物価も上がるので,300万じゃ足りないってことです.

 それで,債券だけではだめで,もっと値動きが大きい株式もpfに入れる必要があるんですが,当然,値下がりリスクもあるわけで,やはり,簡単な話ではないということです.過去100年,NYダウは,基本的に右肩上がりだったとしても,それが未来永劫続くわけはなく,バブル崩壊後の日本のように30年近く長期低迷するかもしれませんし,周期的にも世界恐慌から90年を過ぎて(だいたい10年おき,その3倍の30年おき,その3倍の90年おきに小中大の経済危機が起こる.2008年のリーマンショックは,「小さな」経済危機),そういうタイミングでもありますし,実際,世界情勢は,どんどんやばいことになってきてますからね.

 じゃあ,どうしたらいいかですが,はっきり言えば,年利3%で確実に回すのは,非常に難しいということです(とも何度か書いた).なので,地道に働けってことですかね(笑)(でも,インフレや経済破綻対策として,ゴールドなどの商品を買っておくのは,ありだと思いますし,現金も日本円だけではなく外貨ももっておくことは必要).

 でも,若い人はそれでいいですが,年寄りはそうは行かないわけで(でも,若い人もいずれ歳をとる),何度も書いてきた団塊〜団塊ジュニアは姥捨て山論?が現実味を帯びてきましたね.

 定年までしこたま働いて貯金しても切り崩すだけで,経済危機になれば,資産のほとんどを失うってことなんですが(これからは,貯蓄から投資へとかいう口車に乗って,投信とか買ったらもっと痛い目に合う可能性も大きい),しっかり体と脳のケアをすれば,年寄りもできる範囲で働くことはできるでしょうし,それは,運用能力についても然りということでしょうか.

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[京大防災研の○○]
(大学)

 先日,?HKの?スペで(?は同じアルファベット),京大防災研の○○さんという人が出てきたんですが,確か,建築系の集まりで,誰?ってなりました.つまり,多くの先生は,知らなかったんですが,京大防災研の○○という形で番組には出てたわけです.

 でも,こういう世の中なので,検索すれば出てくるわけで,非常勤講師の方でした.そして,その認定の時にサインしたので,私は思い出しましたが,他の多くの防災研の先生は知らないわけです.

 で,思ったのは,「所属」なんてそんなもんってことです.教授であろうが,特定教授であろうが,非常勤講師であろうが,客員研究員であろうが,みんな京大防災研の○○なわけです.肩書きとか所属なんて,ってことはあるんですが,社会的に所属は必要ということだと,所属していれば,肩書きなんて関係ないとすれば,教授が一番「割に合わない」かもで(笑),逆に言えば,所属していれば,肩書きなんて何でもいいってことでしょう(ほんとは,所属すら要らないと思うけど).

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[もうすぐ終わる]
(大学)

 こっちに来て3年目で,私の研究室(正確には,研究室は,講座制ですが,准教授の先生は火災が専門で,私は構造系,彼は環境系と,別枠で学生募集)もようやくM2からB4まで揃って,1学年2人という定員はほぼ埋まってる状態なんですが,今のB4は1人です(つまり,M1,M2は2人ずつで合計5人ってこと).

 そのB4の学生は,非常に優秀で,何より研究が面白いと言ってくれてるので,是非,進学して欲しいと思っていて,でも,彼は,東京出身で,東京に帰りたいと言っていて,でも,今やってる研究が面白いってことで,悩んだみたいですが,東大も受験して受かったので,そっちに行くことになりそうです.

 もちろん,私の研究室に進学してくれれば,東大なんか行くより,遥かに得られるものは大きいと思うのですが,東京に帰れるということもあるでしょうが,やっぱ,学歴社会ってことなんですかね.いずれにしても,私がどう思うかより,彼の意向が最優先なのは言うまでもありません.

 で,気づいたこととしては,「もうすぐ終わる」ってことです.

 と言っても,まだ○年ありますし,彼がこっちの大学院に来ると言ってくれても全然大丈夫なのですが,それ以降,つまり,来年のB4は,まだ大丈夫ですが,その次からそういう制限が入ってくるってことです.

 というのは,私の研究室というか講座は,上で書いたように,准教授の先生と専門が違うので,私が定年でやめたら准教授の先生に引き継ぐってことができないわけで,つまり,講座制だけど,実質,講座制じゃないわけで,私は定年までに研究室を畳まないといけなくて,そうすると,「もうすぐ終わる」ってことに気づいたわけです.

 まあでも,実際は,そういうことになったら,専門が近い構造系の先生にお願いして,私が実質指導するようなことはできるとは思いますし.実際,前の大学から移る時もそうしましたが,形式的には,もう終わるというか,そういうことなわけです.

 それは,もちろん,寂しいところはあるのですが,研究が終わるわけではないし,まだまだやりたいというか,やらないといけないこともありますし,何かが終われば何かが始まるということで,定年後,一人になって,何人かいる共同研究者といっしょに研究して行くとすると,それは,定年後ではなく,もうすぐそうなるってことで,定年まで移行期間があるとも言えて,それはそれで悪くないです.

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[政治家の勇退]
(政治)

 思ったのは,「政治家の勇退」です.

 政治というのは,目先のことだけ考えてはだめで,でも,目先のことしか考えない政治家ばっかだから,世の中,どんどんぐだぐだになって行くわけです.

 例をあげるときりがないのですが,ドイツのメルケルは,非常に評価されて長期政権になったんですが,当時進めた経済の中国依存やエネルギーのロシア依存で,今大変なことになってるわけです.でも,そういうことは,あまり言われないわけで,まさに勇退ではないですが,目先いい時にやめたもん勝ち的なところはあるわけです.

 C国のXも任期中にものすごい経済成長をして長期政権になったんですが,それは,それ以前の政策の果実を享受したことが大きくて,2期で勇退しておけばよかったものの,むりくり延ばした3期目で,大変なことになるかもしれません.RシアのPーチンもよく似てます.

 A倍さんは,ああいうことになって,それは気の毒だったのですが,在任中にやったことは,Aベノミクスとか,まさに目先の経済を回して,後世に莫大なツケを残すことで,でも,まさにいい時に勇退して,彼のそういうネガティブなことを言う人はそんなにいないという惨状なわけです.

 こんな感じだから,政治家は,目先のことしか考えなくなるわけで,もっとちゃんと長期的視点で評価しないと,どんどんぐだぐだになって行くと思います.

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[世の年寄り達を見ると,みんな,結構,楽しそうに過ごしてるから心配ないでしょ]

 昨日,ちょっと思ったこととして,もうすぐ仕事という最高の退屈しのぎを失って,人生の残り時間も減っていって,楽しく老後を過ごせるかってことなんですが,いやいや,世の年寄り達を見ると,みんな,結構,楽しそうに過ごしてるから心配ないでしょ,と言う人も多いんじゃないかと思いました.

 まあ,多くの場合,そうだと思うんですが,人は人,自分は自分なわけで,(失礼ながら)世の多くの人は,仕事がすごく楽しいわけではなかった(少なくとも無償ではやらなかった)ということなら,やはり,「私は違う」ということになります.

 でも,そんなことは,百も承知で,いろいろ考えて,準備もしてきましたから,大丈夫だとは思います(多分).

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[(東大と京大の?)飲み会の違い]
(大学)

 こっちに来て,3年近くになりますが,飲み会というか,何となくの「夜」のイメージなんですが,予想と大分違う感じです.

 東大と京大の違いというわけではないでしょうが,東大時代は,その日の流れで飲むかってなって研究室で飲んで,その後,外に繰り出すみたいな感じで,夜になると,あちこちの研究室で飲みながらワイワイやってたんですが,こっちは,全然そんなんじゃなくて,夜になるとみんな帰って人がいなくなる感じです.

 でも,飲み会は,結構あって,予めきっちり設定されるってことです.そういう意味では,筑波大も同じでしたが,飲み会の数は,こっちの方が全然多いです.

 でも,時代の違いはありますかね.あとは,新型コロナの名残というか,それでこうなって元には戻らないということがあるのかもしれません.

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10/13'23
[もてたい]

 多くの人は,もてたいんですよね.「もてる」ってなんや?ってことは,ありますが,多くの異性(場合によっては同性)に好かれるってことですかね.つまりは,典型的な他者評価なわけで,何度か書きましたが,そう行動すればいいので,もてるのは,ある意味,どうすればいいか的には簡単ではあるのですが,めんどくさくて大変ですし,どうすべき的なことも曲げないといけないことも多いので,そんなことするくらいなら,もてなくてもいいと私は思います(こういうことを書くこと自体,もてないことは,百も承知(笑)).

 でも,そういう感じで行動してると,結構,声がかかったりして,結局,もてようとして,いろんななことしてもしょうがないと思うのですが,そもそも,もててどうするんやってことありますよね.もてないと仕事にならない芸能人ならともかく,一般人がもてても,変な奴が言い寄ってきて,うざいだけだと思うんですよね.

 なので,これもいつも書いてる個を犠牲にして人類を繁栄させるためのDNAの刷り込みだと思うのですが,人それぞれというか,蓼食う虫も好き好きなわけで,結局,ありのままの自分をちゃんと示して,それが好きと言ってくれる人は必ずいるというか,いなければ,しょうがないというか,それが嫌なら,単純に自分を高めることが必要で,でも,それは,もてようとすることとは,違うと思うんですよね.

 でも,ありのままの自分ということでいいとは,思うのですが,恋愛というか好き嫌いも人間関係なので,そういう中で,ちゃんとしてるというか,相手を尊重するというか,思いやりというか許容するというか,そういうことは,やはり,大事だと思います(偉そうなことは,言えませんが).

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[ボウリング大会]
(スポーツ)

 職場でボウリング大会をやるみたいで,4人一組ということで,先日,総合防災セミナーの後のBBQで学生が話していたのですが,人数が集まらず,私に話が来ました(笑).久しぶり(20年以上ぶり?)にやるかと思ったんですが,建築の拡大教授会でした...(昨日は,20時半までかかった).

 でも,20年以上ぶりにやったらどうなるんですかね? 先日の研究室の新歓のときのバスケットは,40年以上ぶりにやったけどふつー?にできたので,ボウリングも大丈夫? でも,ボウリングの方がもっと繊細というか,感覚的なものがあるので,いきなり本番はきつくて,ちょっと練習しないと(1ゲームくらいは投げないと)とは,思いますかね.

 でも,いつが最後だろ? 記憶にあるのは,つくばに移る少し前くらいの地震研時代の東大全学のボウリング大会で,何百組って出て,地震研の酒井慎ちゃんと三浦さんと組んで全体で3位になったことはどこかで書いたかな? 私と酒井慎ちゃんは,200アップしたと思います.これが最後だとすると,20年ちょっと前ってことですかね.

 でも,ボウリングなんか,普段は,そんなにするもんじゃないし,小学校の頃は,結構,やってたと言っても,年に数回だし,記憶にあるのは,大学で東京に行って,福岡に帰ってくると,つまり,これも年に数回,山本となぜか必ず(笑)西新パレスにボウリングに行って,二人で紙を全部埋めて(なので20ゲームくらい?),その時のアベレージが160くらいで,何ゲームか200アップする感じでしたかね.ハイスコアは,236なんですが(2×3=6なので憶えてる(笑)),いつだったかなあ.大学以降とかじゃない気がします.

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[久しぶりに練習に行きました]
(バドミントン)

 涼しくなったということで?久しぶりに練習に行きました.もっとも,「練習」と言ってもダブルスのゲームをするだけなんですけどね(私の中では,ゲームは練習ではない).

 記録によると,5/26(金)以来なので,5ヶ月近くぶりですね.そして,何となく5ヶ月近くぶりでも打てるんじゃないかと思ってましたが,(もちろん,久しぶりということで大分抑えてやったということはありますが)まあ何とか打てました.

 少なくともストロークは問題ないです.でも,トラヴェリングは,無理しなかったということもあって今ひとつなんですが,こんなもんですかね.でも,少し強い人とちゃんとやると動くことになって,最後は,右脚の付け根が,結構,限界でした.

 なので,もう少しちゃんとやろうとするのなら,右脚の付け根回りをしっかりトレーニングというか,整えないといけないのですが,やり過ぎると傷めるので(というか,最近,ちょっとやり過ぎて傷めた状態だった),なかなか難しいところです.

 でも,ずっと,それこそ,40代中盤から昨年くらいまで,動こうと思っても動けなくて,でも,今はそういう「はまらない」ということはなくなったというか,動く(動き出す)ということがどういうことかわかったと思うので,フィジカルの範囲ではありますが,そこそこ動けると思います.こんな感じで,体を整えながら,二週一くらいで行って,徐々に戻していくという感じでやって行きますかね.でも,さすがに明日は,筋肉痛ですかね.

 話は前後しますが,どうして,5ヶ月近く空いたかですが,暑いということもありましたが,その気にならなかったってことです.今日は,何とか行く気になったので行ったんですが,その気がなくなったらまた行かなくなるってことですかね.

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 ありのままの自分ということでいいと書いたのですが,若い頃は,そうでもなかったような気もします.いや,「もてたい」と思ったことはないですし,基本的な考え方は,変わらないのですが,好きな人ができたら,その人となんとかならないかなとは思いますよね.

 でも,何をするでもなく,それとなく,その気があることがわかるようなことをするくらいで,それでも何とかなった(?)ってことですかね.いや,結局,何ともなってないのか.

 いずれにしても,そういうことも,もう全部終わってしまった話ということですね.

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[恵まれてる]

 東京五輪のとき,新型コロナで大変なのにスポーツとか五輪なんかやってる場合か,と世論が否定的だったことが辛かったと言ってる選手がいました.

 わかるんですが,当時も書きましたが,スポーツって,本来,そういうもの,つまり,世の中の役に立つものではなくて,そういうことを思いっきりやらせてもらってるというだけで,恵まれてるわけで,そういうことがわかってるかどうかで,メンタルの状況が全然違ってくるわけで,スポーツができるだけというのは,非常に危ういことなわけです.

 研究も同じで,スポーツと同様,世の中の役に立つものではなくて,そういうことをやらせてもらってるというだけで,恵まれてるというのも同じです.でも,研究以外の仕事は,きっちりやらないといけないので,「思いっきり」というところまでは...というのが,ってことですが,それでも,やっぱり,恵まれていると思いますよ.

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10/14'23
(バドミントン, 体, 日記)

 一晩明けて,筋肉痛は,そうでもないです.というか,ほとんどないかな(これからどうなるかまだわかりませんが).全身の疲れもそんなにないですが,腰回りとか下半身が少し痛いくらいでしょうか.

 でも,右脚の付け根の痛みが...でも,練習前から,ここんとこずっと(動かすと)痛かったですし,筋肉痛というよりは,少し傷めたというという感じですね.

 一方,上半身というか,肩回りがほとんど何ともないのが驚きで,でも,これは,普段から,まめに肩回りを動かすようにしていて,それがよかったってことですかね.

 これを敷衍すると,右脚の付け根も,同様のことができればってことですよね.そういうこともやってるのですが,やり方を変えた方がいいってことですかね.実際,肩回りと違って,バドミントンのフットワークに繋がるような動きになってませんからね.

 あと,昨日は,そんなに動いたわけではないのですが,前回,何年かぶりに打った時のように息が上がることもそんなになくて,これもちょっとやってるというか,気をつけてることがあって(一日に何度か心拍数を少し上げる.具体的には,移動する時に少し運動強度を上げる),そのおかげだとすると,これも継続ですかね.

 こんな感じで,パズルがうまくはまれば,打つのは時々(二週一とか月一とか)で体を傷めず,普段,体にほとんど負荷をかけずに整えながら,という感じでやって行けば,まだまだバドミントンもやって行けるってことでしょうか.

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 と書いたのですが,夕方くらいになって,肩回りも少し痛くなってきました.でも,まだ大したことないです.

 何度か書きましたが,歳をとると筋肉痛が遅れて来るのは,歳のせいではなく,運動強度が低くなるからで,昨日は,大分抑えてやったので,筋肉痛が少し遅れてくることは,あり得ることだと思います.

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[将棋の世界]
(世の中)

 八冠となった藤井八冠ですが,これからどうなりますかね.

 まだ21と若くて,しばらく彼の時代が続くというのが一般的な考えなんでしょうが,まだ若いからできたとも言えるわけで,ここをピークに下り坂になることも考えられるわけです.

 そうすると,スポーツ選手もそうですが,若い頃にピークを迎えて,人生のほとんどは,下り坂の人生,いや,スポーツの選手寿命は,もっと短いので,第二の人生ということもあるのでしょうが,棋士の場合は,現役時代は,もっと長くて,でも,その大半は,下り坂ということなのでしょうか.

 もちろん,歳を重ねれば,いろいろ見えてくるものもあるとは思いますが,将棋は,冷酷に勝敗がつくので,それは,なかなかしんどい世界という感じがします.

 でも,スポーツもそうですが,やりたいと思ったら,そんなの関係ないですよね.その辺の大衆は,藤井八冠のことをすごく努力した人と言うんですが,そうではなく,彼は,ただ,やりたいことをやってただけですよ.

 もちろん,やりたいことをやれば,必ず成功するってことはなくて(少なくとも将棋の世界は,相対評価ですし,いわゆる社会的成功もそう),でも,彼の将棋をやりたい度は,群を抜いてるんだと思いますし(野球の大谷もそう),別に社会的に成功しなくても,そんだけやりたいことがあって,それが思う存分できて,何とか食べて行ければ,それで充分ですし,それ以上の成功はないでしょう.

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[28度と18度]
(生活, 気候)

 急に涼しくなって,秋がなくなったという会話が多いんですが,もともと秋は短いとは既に書きました.

 とは言え,秋がなくなったというのは,これまでと比べてということなのでしょうから,もともと短いけど,もっと短くなったということもあるかもしれません.でも,少なくとも今はまだ冬ではないですよね.なので,秋がなくなったというのは,言い過ぎな感じがします.そもそも,秋の定義って何なんでしょうね.

 で,研究室のエアコンのパネルに,省エネのために温度設定は,冷房は28度以上,暖房は18度以下にしましょうと貼ってありました.私の場合,夏28度で大丈夫ですが,冬18度は,ちょっとしんどくて,22度,せめて20度ですかね.これは,個人差があって,夏28度はしんどくて25度,でも,冬は,18度でもOKという人もいるでしょう.

 思ったのは,いずれにしても,人間が快適に過ごせる気温の幅の狭さです.夏は薄着,冬は厚着でも,私の場合,22〜28度,人によっては,18〜25度という感じで,6, 7度しかないわけで(最大限?でも18〜28度),それじゃあ,秋や春が短いのは,当然で,涼しくなって,時間によって20度くらいを切ってきたら,もう暖房が必要な人もいて,秋がなくなったと思ってしまうってことかもしれません.

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[2週間ぶりのグランドピアノ]
(ピアノ)

 先週末,総合防災セミナーで弾けなくて,2週間ぶりにグランドピアノを弾きました.

 最初に弾き始めた感じは,「ぼよんぼよんして弾きやすい」で,今までの1週間ぶりとは,また違った感触です.ぼよんぼよんというのは,返りがあるということで,電子ピアノでうまく弾けないところも弾ける感じがありました.でも,逆に弾きにくいところもあったりして,どういう箇所かによる感じです.でも,全体としては,やはり,グランドピアノの方が弾きやすいです.

 でも,最初は,弾きやすいけど慣れない感じで,でも,しばらく弾いてると慣れて違和感はなくなって,弾きやすさだけになった感じです.なので,2週一でも行けるのかもしれませんが,そんなまどろっこしいことしないで,グランドピアノが弾ける時は,グランドピアノを弾いた方がいいと思いますが,現実的には,まあ,週一ですかね.

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10/15'23
[私にとっての故郷]
(日記)

 朝,MGC(マラソン・グランド・チャンピオンシップ,たいそうな名前で,もうオリンピックでは勝てないので.代表選が日本のマラソンのピークってことですが,代表になっても勝てない競技を仰々しくやるのは,箱根駅伝のように風物詩的なものにして,何とかしようってことですかね)をやってたんですが,雨で大変だったみたいですね.

 で,思ったこととしては,福岡国際マラソンのように街並みが映るのですが,MGCって,そう言えば,東京を走るんですね.てことで,東京の街並みが映るのですが,どこも見慣れた風景で,懐かしいというか,そういう感覚は,福岡国際よりある感じがしました.

 つまり,私にとっての故郷は,もはや,福岡ではなく,東京ってことですかね.考えてみれば,福岡で暮らしたのは,10年ちょっとで,しかも,10代とかだったので,行動範囲も全然狭くて,一方,東京は,20年以上暮らして,いろんなところを行き来してましたからね.

 そういう意味では,東京の次に長く暮らしたのは,福岡ではなく,つくばなんですが,つくばの街並みをテレビとかで見ると,懐かしいというか,そういう感覚にはなります.なので,第二の故郷は,つくばで,福岡は,その次に成り下がった?ってことなんですかね.

 でも,東京の都心に住むことは,もうないでしょうし,それは,つくばも福岡も然りで,もう死ぬまで,まさに「ふるさとは遠きにありて思ふもの」ということでしょうか.そして,それはそれで悪くないです.

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(バドミントン)

 まだ10代の将来性のあるアスリートを取り上げて,というのをやってて,バドミントンの選手が出てました.まだ19で,同世代No.1ということで,トナミの新人選手なんですが,全日本社会人で勝ち上がって,筑波大卒業生の西野とやってました.西野のプレイ,久しぶりに見たなー.

 試合は,西野が勝って,8入りしたようですが,今年の全日本社会人,京都だったんですね.見たら,牧野や香山も8入りしてますね.見に行けばよかったかなあ.あーでも平日か.

 それに,上記の西野の試合の様子というか,会場には,観客席もなく,関係者しかいない感じで(サブアリーナっぽい感じ),見に行くとか,そういう感じじゃなかったですね.

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[食糧自給率 意外と大丈夫かも]
(世の中)

 少し前ですが,福島原発の処理水放出で,C国が日本の海産物の輸入を止めて,ホタテが行き場を失ったということだったんですが,だったら,日本国内で消費すればいいとは思いますよね.実際,そういう運動?もあったようですが,日本国内だけではちょっと厳しいみたいでした.

 で,思ったのは,日本は食糧自給率が低くて,いざという時,やばいってことなんですが,余ってるというか輸出してる食材もあるわけで,玄米なら完全食品である米は余ってるし,牛乳が余って騒ぎになったこともありましたし,今はみんな贅沢で食べたいものを食べてるけど,いざとなったら,意外と大丈夫かもとは思いました.

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[こんちくしょうと思って,戦って来た]

 こんちくしょうと思って,戦って来たという人がいました.

 (社会的に)成功した人に,そういうことを言う人が多いのですが,私は,こんちくしょうとか,戦うとか考えたことはないです.そっか,それで大して(社会的に)成功しなかったんですね(笑).ていうか,(社会的に)成功したいと思ってないってことか.

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[その先に行きなさい]

 何かに打ち込んでいる人が,どうしてやるの?ときかれて,やりたいからと答えたら,まだまだね,その先(人を喜ばせるとか社会的なこと)に行きなさいと言ってる人がいました.

 いやいや,その先なんかないでしょう.あったとしても,やっぱり,やりたいからやるに戻ってくるというか,やることが結果として社会的なことに繋がるということでしょう.

 まあでも,(上の記事もそうですが)人それぞれなんでしょうね.なので,私はそうというだけの話で,人それぞれということは,社会的に成功した人の真似をするのではなく,みんな自分で考えないといけないということでしょう.

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[グロインペイン症候群]
(体, バドミントン)

 右股関節というか,右脚の付け根の痛みですが,グロインペイン症候群というのがあって,サッカー選手がよくなるんだそうです.バドミントンもフットワークで(右利きだと)右脚を振り出すので,これですかね.

 でも,基本的には,安静というか保存療法で,治癒しにくいとのことですが,鼠径部回りの筋力強化をする運動療法が効果的とのことなので,傷めたら痛みが軽減するまで休んで,動かすってことですかね.

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10/16'23
[未来がなくても気分よく楽しく生きて行けるか]

 夢や目標なんか要らないと何度か書きましたが,もっと言えば,未来がなくても気分よく楽しく生きて行けるかってことかもしれません.

 いやいや,そんなの厳しすぎる? でも,若い時は,それでもいいかもしれませんが,歳をとるとともに確実に「未来は減って行く」わけで,どこかで,それこそ,ある日突然,人生が有限であることを実感するわけですからね.

 もし,夢や目標をもって,(明るい?)未来をイメージしないと生きて行けない,としたら,論理的に,人生のどこか(中盤くらい)で行き詰まってしまうことになります.

 じゃあ,どうしたらいいかですが,何か目標を立ててそのために努力するとかではなく,その日その日を生きるというか,(やるべきことはちゃんとやって)やりたいことをやるというか,内的熟達的にやって行くということでしょう.そして,結果として,何かが生まれるかもしれないってことでしょうか.

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(野球)

 パのCS第三戦は,すごいことになったみたいで,0-0で延長に入って,10回表にソフトバンクが3点入れて,その裏にロッテが4点入れてサヨナラ勝ちしました.

 で,思い出したのは,もう50年くらい前ですが,当時は,確か太平洋クラブライオンズで,9回表に3点入れられて,9回裏に竹之内が満塁ホームラン打って,逆転サヨナラで勝った試合があったと思います.

 今日の試合は,同点3ランで追いついて,ということみたいですが,負けたら終わりのCSですからね.でも,中継もないし,ニュースでもそんなにやってないし,そんなもんなんですかね.

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(日記, 体, バドミントン, ピアノ)

 体の痛みというか,筋肉痛的なものは,昨日の夕方(2日後)がピークだったようです.今日は,もうほとんどないので,半年ぶりくらいにやっても,3日目には,もう回復するってことですかね.

 ピアノは,土日とグランドピアノを弾いて,今日は,電子ピアノに戻ったんですが,やっぱ,弾きにくいですね.なので,やっぱり,グランドピアノを弾いた方がいいんですが,週一とかなら大丈夫ですが,それ以上の頻度で弾くのは,しんどいですかね.

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10/17'23
[民度の低さに愕然]
(世の中)

 某男性アイドル事務所の名前がようやく(今頃)変わるということなんですが,昨日は,最後の日ということで,それを惜しんで,関○。○∞という名前が付いたグッズが買えるのが最後なので,ショップに買いに来ましたとか,被害を受けた人のことを考えるとしょうがないと思いますが,とか言ってて,もうほんと民度の低さに愕然とします.

 ○。○ーという名前を見て,何とも思わないんですか? 何十年にもわたって未成年者に性加害を繰り返して来た大犯罪者ですよ.名前を見たくもききたくもないというのが真っ当な人間,せめて,関○。○のO倉君とかメンバーは大好きで,これからも応援して行きたいけど,グループ名は完全にアウトだから早く名前を変えて,というのが真っ当な人間なのではないですか?

 もちろん,ファンと言っても,そんな○ホな連中ばかりではないと思いますが,そういう奴等がこの大犯罪の一端に加担してたとは言いませんが,熱狂的に支持されて,自分が絶対的存在で性加害でも何でもやっていいという壮大な勘違いをした側面もあるかもと思わせるほどの民度の低さだと思いました.

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[結婚相手には家庭に入って欲しい]
(世の中)

 まず最初に断っておきますが,というか,このサイトの記事を読めばわかると思いますが,私は,男はこうあるべき,女はこうあるべきというのにものすごく違和感をもっていて,女も男も同じ人間という考えです.

 少しはそういう考えの人も出てきたとは思うのですが,実際は,全然まだまだで,平気で男女差別的なことを言う人が多いのに愕然とします.でも,それとは,全く逆のことも言われていて,それがおかしな方向に行ってる気もするんですよね.

 例えば,結婚したい男が,自分が一家を養う分だけ働くので,結婚相手には,家庭に入って欲しいとか言おうものなら,もう袋叩きです(笑).でも,それは,ちょっと違うと思うんですよね.

 もし,相手が働きたくない,家で家事をしていたいということなら,それはそれで契約成立なわけで,別段問題ないでしょう(今時,働かないで家庭に入りたいなんて奴おるんかってことはありますが).女が働いて男が家庭に入るのも同様です(男女入れ替わっても成立するものは,男女差別ではないということ).

 あるいは,とある芸人の男が,自分は,家事を手伝いたいと思ってるけど,どうしたらいいかわかんないですよ,とか言ったら,そもそも「手伝う」とかいうのが間違ってる,二人でやるんだよ,と回りの女性から袋叩き(笑)なんですが,その芸人の配偶者が働いているならその通りですが,働かず家事をするということなのなら,上の例と同様です.

 つまり,働く男からすると,外で自分だけ頑張って働いて,家に帰ってきたら,家事も半分やれとか言われたら,割に合わないと思うでしょうし,結婚なんかしたくないって思うんじゃないですかね.

 とは言え,現状は,やはり,女性に多くの労度がかかっているのは,間違いないので,それを少しでも是正すべく,極端なことが言われてる側面があるわけですが,それを額面通り受け取る生真面目な人もいて,結婚なんかしたくないとなって,そういうことも少子化に繋がってるってことはないですかね.

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[受験産業の弊害]
(世の中, 大学)

 いくつかの大学を渡り歩いて,あるいは,学会とかいろんなところで学生とか出身者を見ていて思うのは,明らかに大学間格差がなくなってきてるということです.

 具体的に言えば,東大京大だからと言って優秀とは限らないし,それ以外の大学,旧帝大とか早慶に限らず,そこそこのレベルの大学,あるいは,もっと偏差値が下の大学出身の人でも優秀な人は優秀なわけで,もちろん,昔からそういうことはあったんですが,益々そうなってきたってことです.これじゃあ,肩書き的には,どこの大学行っても同じというか,会社がそういうことに気づいて学歴フィルタなんかかけなくなれば,○○大卒という学歴だけのために偏差値が高い大学に行く意味なんかなくなりそうな感じすらします.

 問題は,どうしてそんなことになったかですが,受験産業の弊害ってことはないですかね?

 昔は,とか言うと年寄りっぽいですが(でも,実際に年寄りなのでしょうがないですが(笑)),例えば,東大を受けようと思った時,何をどう勉強するかを考えるのは大変というか,自分で考えて何とかするしかなかったわけで,でも,それはそれで大きかったというか,そういうことを自分でくぐり抜けた人間とそうでない人間が全然違うのは明らかで,逆に言えば,受験産業とか,ドラゴン桜のように誰かに指導してもらって言う通りに勉強して,東大とか京大に受かっても,その後,全然大したことにはならないわけですし,もっと言えば,受験なんて,所詮,既にわかっていることを勉強するというだけの話ですからね.

 社会に出て,必要とされるのは,自分で考えて自分で何とかできる人間で,結局,どこの大学とか関係なく,実質,上位者がそういう人間で,受験産業とか誰かに助けてもらって入れてもらった人間が大学に関わらず,実質,下位者ということになってるってことはないですかね.

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[ピアノプロジェ39のちらし]
(ピアノ)

 伊東さんからちらしが送ってきたので(ありがとうございます)貼っておきます.相変わらず,コアなプログラムです(笑).

 

 今年から会場が変わります.前の会場のピアノは,とてもとても弾きにくかったので,一安心なんですが,今度の会場のピアノがどんなかもわからないので,まだ何とも言えませんね.

 伊東さんも言ってましたが,来年は,40回なんですね.初期の頃は,年に何回かやったこともあったみたいですが,ここ20年くらいは,年一だと思うので,それだけ長く(30年くらいは)続いてきたということで,すごいというか,伊東さんのおかげですね.

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[何もいいことなんかなくても]

 未来がなくても気分よく楽しく生きて行けるですが,何かいいことが起こりそうとか思えなくても,実際に何もいいことなんかなくても気分よく楽しく生きて行けるってことかもしれません.だって,やりたいことができていれば,それ以上にいいことなんかないわけですからね(むしろ,評価されるとか必要とされるとか,何か「いいこと」があると,逆にやりたいことができなくなるかも).

 うーん,そこまでの境地に達することができれば,「一人でも大丈夫」とともに,「無敵」な感じはしますね.

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10/18'23
[メディアの意識が低い]
(世の中)

 一晩明けて,会社名は,変わったのに,まだ○。○ーズって言ってるメディアがあります.もう見るのも嫌なので,ほんとやめてください.

 結局,ファン(の一部)のみならず,メディアの意識が低いってことですね.

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[これからは難しい時代になる→そうでもないかも]
(経済)

 これからは難しい時代になる,具体的には,この30年は,金利は付かないけどデフレで,資産は現金(銀行預金)でもっておけばよかった,あるいは,バブル崩壊前は,高度成長期で,銀行に預けておけば高い金利が付いた,家を買えば値上がりしたけど,これからは,そうは行かないってことですが,そうでもないかもしれません.

 それは,「銀行預金する」「家を買う」という「デフォルト」が変わるだけと言えるかもしれないからです.じゃあ,何が「デフォルト」になるのでしょうか.

 キーワードは,インフレと日本の地盤沈下でしょうか.日本ではなく世界全体で言えば,インフレということは,経済成長ということで,これは,日本は人口が減っていくけど,世界的には,まだまだ人口も増えるし経済成長するということですかね.

 そして,これに対応するデフォルトは,現金ではなく商品,円ではなく外貨ということになりますし,アメリカ株や世界のいろんな国に分散投資するグローバル株ということになるでしょうか.

 つまり,給料もらって,そのうちの幾ばくかを貯蓄するのなら,そのまま普通預金に置いておくのではなく,ゴールドとかの商品買ったり,米ドルとかの外貨買ったり,アメリカ株やグローバル株とかのETF買ったりというのが「デフォルト」になるってことでしょうか(もちろん,リスク分散で日本円もある程度残しておく).

 いやいや,そんなめんどくさいことってことなんでしょうが,行動を起こす人とそうでない人で激烈な差が生じることになるので,これまた二極化の流れですかね.でも,そんなに難しく考えることもなくて,ゴールドとか外国株を買えば,外貨を買うことにもなりますし,グローバル株と言っても,世界経済は,アメリカ経済次第なので,アメリカ株(SP500)一本でもいいかもしれません.

 でも,ちょっとした手間をかけるかどうかも大きくて,具体的には,ファンドラップとかロボアドとか投信とか買って年に数%も手数料とられたら元も子もないですし,それは,外貨預金も同様です(言い方を変えると,これまで金融機関は,金利で稼いでたけど,これからは,投信や外貨預金や運用の手数料で稼ぐということ).外貨を買うのなら,FXで買うべきですし,アメリカ株買うならほんとは,CFDや先物がいいんですが,そこまではちょっとということなら,新NISAもありますし,手数料が安いSP500のパッシブの上場投信(ETF)でもいいかもしれません.

 理想は,「買えると思った時だけ買う」なんですが,その判断は難しいので,どこかで書きましたが,毎月一定額,例えば,給料の何割という感じで,買っていくということですかね(まさに積み立て).暴落は怖いですが,その時も一定額を淡々と買っていくことになります(暴落は,大バーゲンセールなのでいっぱい買える).ただ,給料日直後は,みんな買って少し割高になるでしょうから,できれば,給料日前がいいですね.

 そして,30年くらいしてリタイアする時に資産がどうなってるかですが,何もしなかった人とは,おそらく数倍から10倍以上の差がついてると思います.

 とは言え,これからは,インフレとか,日本の後退とか,世界経済はまだまだ成長する,とした場合の話です(どこかで世界経済が破綻して,第三次世界大戦が始まるかもしれないし).この見込みがはずれれば,思惑通りにはならないですが,今の大きな流れは,上で書いたような感じだと思います(流れが変わったと思ったら,ここでまた書きますが,この記事もそうですが,もちろん,責任はとりませんけど(笑)).

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[家をどうするか 振り出しに戻る?]
(生活, ピアノ)

 先日,楽器店に行って,電子ピアノを買ったのですが,その時も書きましたが,電子ピアノだけではなく,スタインウェイとかベヒシュタインとかヤマハのC3とかいろんなグランドピアノを弾かせてもらったんですが,家のピアノより弾きやすいとは,思わなかったんですね.

 もちろん,スタインウェイとかベヒシュタインのフルコンの音は全然違うので,タッチというか弾きやすさの話ですが,要は,家のピアノは,非常に状態がいいってことです.

 で,思ったのは,あと○年で引っ越しなんですが,その時,グランドピアノ+防音室は畳んで,電子ピアノ+スタジオのグランドピアノでもいいかも,と思い始めてたんですが,スタジオのグランドピアノの状態は,よくないことが多いので,やっぱ,グランドピアノ+防音室はキープした方がいいかもってことです.

 でも,そうすると,振り出しに戻るじゃないですが,URで賃貸というわけにも行かなくなって,ということなんですが,防音室は,さすがにもう買い換えですかね.いや,素材そのものが老朽化していることはなくて,パネルの間の隙間をどうしっかり埋めるかなので,施工の問題という気がしますが,そこのところの施工がしっかりできる業者をどうやって見つかるかですね(東京とかつくばの時の業者は,優秀だったけど,もう結構,歳だった).ていうか,見ていたので,自分でできる?

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 ちょっと不安になったというわけではないですが,ちょー久しぶりに調べてみました.

 籠原,熊谷周辺で「楽器相談」とやれば,駅から離れれば(駅から離れるのは全然OK),かなり安い家賃で,結構,出てきますね.何年か前,いろいろ調べた時と状況はそんなに変わらない感じですし,その時にチェックしておいた物件もまだありました.更に「高齢者相談」とやると激減するのですが,ないことはないです.

 なので,とりあえずは,何とかなりますかね.

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 あとは,家を建てるというのも復活?したことになるのでしょうか(でも,やっぱ,めんどくさい).

 でも,こっちから引っ越す時,いきなりは,厳しいと思うので,とりあえず,近くを借りて,現地で探して,いいところがあればって感じですかね.でも,借りたところが気に入れば,そこに住み続けちゃうかな.

 どっちが得か的にも借りた方が得なんですが,仮にそこをイーブンとしても,例えば,4000万で家を買えば,4000万の「元手」がなくなるわけで,4000万で家賃以上,具体的には,200倍の法則で月20万以上,運用で得られれば,つまり,年利6%以上で回せれば,買わずに借りた方が得となります.

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[定年で大学をクビになったら研究できなくなる→全く逆]
(研究)

 あと○年で定年で大学はクビで,研究室もなくなって,学生の研究指導もできなくなって,これまでのように研究活動ができなくなるってことなんですが,全く逆のような気がしてきました.つまり,定年で大学をやめたら,今までより研究できるんじゃないかってことです.

 まずは,当たり前のことですが,大学の研究以外の仕事がなくなります.これはでかいです.収入は,給料から年金に激減するんですが,いろいろ準備してきましたし,まあ大丈夫でしょう.

 最大の問題は,学生の研究指導ができなくなることで,これは,純粋に(無給でも)やりたいことなので,正直,痛いですが,それと研究は別というか,学生の研究指導というやりたいことができなくなるというだけで,研究ができなくなるわけではないですし,学生もみんなちゃんと研究するわけでもないので,大学をやめた方が研究は進むような気もします.

 ただ,重要なのは,何を研究するかです.具体的には,大規模な実験設備が必要だったり人手がかかるようなことはできなくなるので,そうでないことになるのですが,そういうことの中に,まだまだやりたいこと,やらないといけないことが(私の場合)たくさんありますし,その多くは,震度算定法とか地震被害推定・予測(地震発生直後,あるいは,これから起こる大地震で,どこで大きな被害が出るか)といった,広く耳目を集めるものなので,いい研究をして行けば,注目され続けるとも思います(実際に研究するかどうかはともかく,研究するかどうかは,定年で大学をクビになるという状況の問題ではなく,自分の問題ということ).

 ただ,それにも準備が必要で,でも,あと○年あるので,何とかなるでしょう.ていうか,準備が整ったら,定年なんか待たずにさっさとやめちゃった方がいいのかもしれません.

 もちろん,今いる学生は当然ですが,これからも学生が来るのなら,やめることはありません.研究指導というやりたいことができるわけですからね.でも,研究室に学生が来なくなったら,大学にいる意味はないですし,さっさとやめちゃうのもありかもしれません.でも,現実には,あと○年だし,折角呼んでもらってやめるのも申し訳ないし,何とか最後まで行ければとは思いますが.

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10/19'23
[「いいこと」って何?]

 でも,何もいいことなんかなくてもの「いいこと」って何でしょうね.

 好きな人が自分のことも好きで付き合うことになった,自分の仕事や能力が評価された,ビジネスとかで成功して儲かったというような感じでしょうか.

 確かにどれも嬉しいことだとは思うのですが,共通するのは,どれも「外部要因」ということです.もちろん,仕事とかは,自分次第ということもありますし,恋愛も自分を高めることが大事的には,多少は関係ありますが,外部要因ということは,評価するのは他人と言うことですし,評価されていいことばかりでもないと思うんですよね.

 例えば,自分の仕事が評価されて昇進したけど,ちょっと地位と給料が上がったくらいで,それ以上にめんどくさく疲弊する仕事をしないといけなかったりするわけですし,そもそも,他者評価を基準に行動すると,ほんとにいいものは生み出せないと思います(もてようとするほどもてない(笑)のも,儲けようとするほど儲からないのも同様).

 なので,何となく「何かいいことがあったらいいな」と思うのはわかるというか,私もまだまだで,何となくそう思ってしまいますが(笑),それは,やっぱり,個を犠牲にして種を繁栄させるDNAの刷り込みなので,排除するとまで行かなくても,そういうことを行動規範にするのではなく,自己評価,つまり,自分でよく考えて,「自分」がいいと思うことを基準にすることだと思います.

 言い方を変えると,「何かいいことがあったらいいな」の「いいこと」を外部要因ではなく,内部要因に求める,具体的には,仕事なら他者評価ではなく自己評価を基準にする,他人が何と言おうと自分がいい仕事ができたと思うことが大事で,いい仕事(自分がそう思う仕事)をしようとして,そういう仕事ができた時に「いいことがあった」と思う,ピアノなら人前で弾いて上手いと言われることではなく,自分の中でいい音楽を演奏できるようになることに効力感を見出すというようなことでしょうか(なかなか難しいですが).

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 すぐ上の記事に関係することとしては,あくまで自分がいい研究と思う研究をして行くということで,それが広く耳目を集めるからとかは関係なくて,もしそうなれば,それは,あくまで結果ということでしょう.

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[もうほんと何やってんだか状態]
(大学)

 10兆円ファンドに唯一受かった東北大ですが,何が評価されたかと言うと,大講座制への移行などの抜本的な組織改革なんだそうです.そんだけのことで?というか,そんなこと言ったら,多くの大学は,とっくに大講座制なわけで,つまりは,こういうのは,中身ではなく,それ以外の政治的な要因で決まるってことで,もうほんと何やってんだか状態ってことですね.

 まあでも,善意?に解釈すれば,東大や京大は,そういうことがものすごく硬直的で,お前らもさっさと大講座制にしろってことですかね.

 あと,先日来ずっと工学を横断的に学べる新学科の新設が検討されていて,紛糾して(10兆円ファンドも当たらず)頓挫したのですが,今度は,(部分的に)大くくり入試が議論されていて,びっくりしたのは,カリキュラムをいじらずにやろうとしたみたいで,そんなの無理に決まってるんですが,前の大学では,もうとっくにやってることなわけで,同じようなことを同じように議論をして同じように紛糾するということを繰り返していて,これまた,一体何やってんだかってことですよね.

 そう言えば,前の大学を皮切りに全国的に導入すると(M科省が)言ってた学位プログラムもどうなったんですかね.

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(野球)

 CSのファイナルが始まったのですが,昨日は,セパともに中継してて,でも,これは,多分,阪神とオリックスが出てるから関西ではやってたってことですよね.

 で,今日は,?HKでセはやるみたいで(パはやらない?),でも,これも関西だけみたいです.

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[一般的には]
(経済)

 これからは難しい時代になる→そうでもないかもですが,そういうことで,実際,インフレ,商品高,円安,株高になってきたんですが,今の状況としては,欧米は,インフレで金利が高いけど,もう大分落ち着いて来ていて,これから景気は後退して,金利はピークアウトして,そのうち利下げに転じる,つまり,今が分岐点で,ここで商品や外貨や外国株を買うのはどうか,というのが,今の一般的な経済の見通しでしょう.

 でも,そういう判断は,まさに「いつ買うか,いつ売るか」なので,それがわかれば世話ない(誰でも相場に勝てる)わけで,そうなるかどうかは,何とも言えないと思います(個人的には,資保は,大分前に建てた買い玉をそのままもってる状態ですが,売りになれば売るという状態).

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10/20'23
[優勝?]
(野球)

 野球(NPB)のCSは,セは阪神が勝って,日本シリーズ進出となりました.でも,3連勝ですから,ほんと強いですね.ていうか,先発もそうですが,中継ぎ,抑え投手のレベル高いですね.

 それで,一つ気づいたんですが,「優勝」と出ていて,ちゃうちゃう,また間違えてる(阪神は既に優勝している)と思ったんですが,CSの優勝ということでした.

 なるほど,これまで「優勝」と言っていた(間違えていた)のは,ペナントレースの優勝ではなく,CSの優勝と言ってたってこと? まさかね.

 オリックスも今日は勝ったようですし,独走して優勝したチーム同士の,本来あるべき日本シリーズにしてもらいたいものです.

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10/21'23

 今日,オリックスも勝って,無事,(独走して優勝した)優勝チーム同士の日本シリーズとなりました.58年ぶりの関西のチーム同士の対戦と報道してますが,そうなんですね.

 昔は,パは,関西には,阪急,近鉄,南海と3球団あった(今は,オリックスだけ)ので,要は,セの阪神がなかなか優勝できなかった(弱かった)ってことですね,実際,弱かったですからね(それでも,人気チームというか,弱くても応援し続けるファンがけなげというか).

 そういう意味では,ここ数年もそうですが,阪神,昔に比べたら強くなったと思いますよ.対照的に,ジャイアンツが弱くなったとも言えますが.

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10/22'23
[まさにその通りになりました]
(経済, 世の中)

 今は,2018年の記事を読んでるのですが,外国人観光客をどんどん呼んで金儲けとかしてると悲惨なことになって,莫大な税金が投入されて財政破綻に近づくと書いてますが,新型コロナで何と100兆以上の税金が投入されてまさにその通りになりました.そして,また同じことを繰り返そうとしています.

 いやいや,新型コロナは,予測できない想定外の事態だった? いやいや,じゃあ,世界恐慌や日本のバブルの崩壊やリーマンショックは予測できたんですか?

 日本だけでなく,世界的に財政出動して借金して経済を回すという流れなので,日本もその流れに乗るべきと言ってる人もいますが,世界経済全体が破綻に近づいているとは,どうして考えないのでしょうか? 欧米の後追い(猿まね)は,もうやめた方がいいでしょう.

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(日記, 生活, 体)

 夜寝て朝起きる通常の睡眠時間で充分に寝られなくて,昼とか夕方とか夜とか,疲れて眠くなったら眠れるのなら眠る,ですが,調子がいいのか悪いのかわかりませんが,結果,活動量(点数)は増えています.

 たまたま周期的にそういうタイミングなのかもしれませんが,疲れて眠れば回復するので理にかなってるとは思います.もちろん,平日の昼間は,疲れて眠くなったら眠るとは,行かないことも多いですが,仕事をリタイアすれば,できるわけですしね.

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10/23'23
[日運を日経225先物にしてすっきりする]
(運保)

 日運というか,日本株ですが,以前は,相場全体と連動して,かつ,値動きが大きい非大手証券+地震対策で中堅建設ということだったんですが,かつてのような証券業界と相場の連動性が失われた(かつては,株式売買手数料が売買代金の数%と非常に大きかったが,ネット証券の普及でそういうことがなくなった)と判断して,対象を全体に広げてpfを組んでやっていたのですがうまく行かず,更に,値動きが大きいということで,マザーズ(グロース)銘柄を対象にしてpfを組んでしらばく運用しましたが,これもあまりうまく行っていません.

 ということで,見直しをしていたのですが,マザーズ(グロース)は,マザーズ指数先物をやってるので,これと被ってて(マザーズ指数先物のパフォーマンスは,そんなに悪くない),分散投資的にどうかということもあります.

 また,pfを組むと売買する銘柄が多くなって,発注が大変ですし,個別銘柄の事情で,全体と無関係に変な方向に動いたり,成長して上の市場に出て行ったり,逆に上場廃止になる企業もありますし,売る時は,信用取引銘柄に限られますし,グロース銘柄は,頻繁に空売り規制が入るなど,いろいろ面倒なことも多いです.あとは,引けとか寄付とか,発注して出来るのに時間があると,板というか,発注情報を見られてしまうわけで,いわゆる高速取引に中抜きされる(その情報がで流れて手数料が安くなってる側面がある)こともありますかね.

 個別銘柄ということだと,pfを組まないと,出来高がある大型株になって,資保で五大商社を買えると思った時だけ買っていて,これを使うことも考えられるのですが,これも資保と被ってリスク分散にならないこともありますし,売りもやるので,資保の方針に反するということがあります.

 それで,相場というか,経済全体の動きと連動するということなら,普通に考えれば,日経225やTOPIXなどの指数先物ということになって,TOPIX先物は,10年以上前くらいまでやってたこともあるのですが,値動きが小さいので,レバレッジをかける必要があって,でも,これもその時はうまく行きませんでした(日経225は,検討段階でうまく行かなかった).

 それで,あらためて,最近考えた手法でもう一度検討したところ,この方法で2倍程度のレバレッジで日経225先物でそこそこのパフォーマンスが出ることがわかったので(あくまで見込みですが),今建ててる玉が手仕舞いになり次第,これに乗り換えようと思います.

 ついでに,マザーズ指数先物も出来高が足らずに一部pfを組んでるのですが,今の資金量だと分散発注すれば,まだ何とかなるので,これも先物一本に戻そうと思います(ただ,資金が増えると出来高が足りなくなるので,pfの計算も継続していく).

 もちろん,これでうまく行くという保証は,全くないのですが,すごく「すっきりした」感じはします.日経225先物とマザーズ先物ということで,ヴァリューとグロースの分散もできてることになりますし,日経225先物は,出来高が大きいので,値が飛ぶ心配は全くないですし,一番有名な指数なので,過去との比較とか,経済全体の状況を把握するのにも適してますし,現物株のように空売り規制や信用売りに上乗せされる手数料も信用取引の金利もかからないですし,祝日も取引しているのも大きいです.

 でも,そうすると日運も指運になって日運が実質なくなるってことですが,日運の名前の由来は,「日々運用」だったんですが,「日」本株の運用ということだと,日経225先物は,日運と言ってもいいので(語呂合わせ(笑)),そう呼ぶことにします(日経225先物がうまく行かずに,また中身が変わるかもしれないし).

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10/24'23
[稼げてないのだから生活が苦しくなるのは当たり前]
(経済, 世の中)

 円安でインフレになって,給料も上がらず,生活が苦しくなってきているので,ガソリン代に補助金を出したり,減税するとか言ってますが,おかしな話です.だって,円安になってるということは,日本全体として稼げてないのだから(もうすぐドイツに抜かれてGDPは4位に転落するそうです),その分,収入が減って,生活が苦しくなるのは,当たり前で,補助金とか減税してばらまいても何の解決にもなりません.

 円安にならないように金利を上げようとしても,これまでしてきた莫大な借金に金利がかかるので,N銀が金利が上げられなくなってるわけで(ほーら,言った通りになったでしょ),「全ては繋がってる」のです.

 じゃあ,どうしたらいいかですが,もっと働くか,支出を抑えて生活水準を下げるしかありません.いや,働きたいけど,仕事がない? ほんとですか? 仕事はいくらでもありますよ(ものすごい人手不足なわけですからね).楽な仕事をしたいだけでは?

 でも,生活水準を下げると言っても,50年前に戻ればいいだけの話です.つまり,ガソリン代が高いなら,自家用車とか贅沢なものをやめればいいわけですし,物流コストがかかるということなら,家でポチッとやれば品物が届くという贅沢をやめることで,いやいや,宅配の方が安いということなら,物流コストが価格に反映されて,そのうちそうではなくなるということでしょう.

 国や政府の無能ぶりはひどいですが,無用な経済対策を打ち続けて借金まみれになったのは,国民(経済界)の要望だったわけで,こういう状況になってしまったのを国や政府のせいにしても何も変わりません.変えるのは,自分達自身です.でも,これ以上働きたくないし,辛い仕事もしたくないということなら,生活水準を落とせばいいだけの話で,でも,生活水準を落とすと言っても,ちゃんと経済感覚を発揮して無駄なものに散財しなければ,全然楽勝のはずです.

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[泥船から脱出するほど泥船は沈む]
(経済, 世の中)

 上で,円安でインフレになってるのは,日本全体として稼げてないからと書きました.それは,その通りなのですが,それだけではなくて,それは,そうなることを見越して,既に大量に円を売って外貨やゴールドなどの商品を買った人がいるからで,そういう流れは増幅されて,泥船から脱出するほど泥船は沈むということです.

 でも,これから益々,円安,インフレが進むのか,ここらで巻き返すのかはわかりません.でも,円安は,日本と海外の「相対的」な話ですが,インフレ(貨幣価値の毀損)は,世界経済全体の流れという感じはします.

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[少しずつそういうことが受け入れられるようになってきている感覚はある]

 歳をとるに従って,自分の歳に近い人の訃報に接することになります.私の歳だと,同世代はまだそんなに多くはないですが,親くらいの世代から少し上の人の訃報は増えて来てますし,これからそういうことがどんどん増えて行って,そのうち同世代の人のそういう知らせも,と考えると精神的にしんどいというか,そういう中でやって行けるのか,ということをどこかで書いたと思います.

 それは,基本的に変わらないのですが,徐々に違った感覚も出てきていて,つまり,自分が歳をとるということは,そういう人達も歳をとるわけで,つまり,そういう人達もそれなりの歳になっていて,少しずつそういうことが受け入れられるようになってきている感覚はあります(もちろん,長生きしたらの話で,そうでなければ,それはそれでこういうことは問題にならない).

 それがいいのかどうかはわかりませんが,そうでないと,やっぱりしんどいので,これまたなるようになってるというか,そんなに心配することもないかもしれません.

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10/25'23
[連帯責任]
(経済, 世の中)

 稼げてないのだから生活が苦しくなるのは当たり前ですが,昨日のWBSにK田さん出て説明してました.ほぼ番組の大半の時間,しゃべってたんじゃないですかね.でも,この人の言うことは,昔から(首相になって少しはましになった感じはするけど)全くもって何が言いたいのかわからない感じなので,全部早送りで飛ばして見てないのですが,今朝のモーサテで内容と伝えていて,税収が増えた分を減税でお返しする,今はインフレに賃金の上昇が追いついてないが,来年になれば,賃金も上昇してくると思うので,それまでの繋ぎとして,補助金を出すということだったみたいで,これはこれで明解だなとは思いました(でも,30秒で終わる内容を30分かけてしゃべったことにはなるか).

 もちろん,税収が増えたんなら,莫大な借金の返済に回すべきとか,ほんまに来年は賃金が上昇するんかとか,いろいろ突っ込みどころはあるんですが,選挙というか,総裁や衆院の任期が迫ってることを考えると,ある程度,その対策も必要でしょうから,まあそんなもんかってとこですかね.

 でも,そんなことより,日本経済というか,日本という国が総体としてどうなっていくかですよね.自分が頑張れば,日本全体なんか関係ないということはあるのですが,為替だけは,日本全体の結果で決まるわけで(まさに連帯責任でほんとうざい),円安になれば,食料やエネルギーの大半を輸入してる日本では,インフレになってしまうわけですからね.

 平たく言えば,Tヨタ頑張れってこと(他力本願)なんですが,EVシフトでこれまでより厳しくなるのは確実で,つまり,その分,何か他のもので外貨を稼がないといけないわけで,でも,現状,それができなくて,1ドル150円という円安まで没落したのですが,円安になればなるほど,外貨獲得のハンデをもらったことになるので,ここから巻き返すかここで均衡するか更に没落するかということですが,現状,大きく巻き返すという期待は.もてないのですが,じゃあ,海外はいいかというと全然そんなことはないので,為替は所詮相対評価ということで,ここから巻き返すも可能性もないことはない?(いずれにしてもしょぼい話).

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 連帯責任というのは,甚だ迷惑な話なんですが,対策はあって,それは,外貨を買っておくことです.昔から資産を3分割して,円を米ドルとユーロに1/3ずつ替えておけとはよく言われたんですが,もしそうしていれば,円安になってもどうってことないわけです.

 米ドルとかユーロだけではなくて,豪ドルや加ドルやポンドとかもありますし,南アランドとかの新興国通貨もあります.私は,これらの通貨を買えると思った時だけ買ってるのですが,それは,判断が難しいので,株式のように毎月一定額を積み立てていくのも一つの方法かもしれません.

 でも,それをリスク分散という考えだと言う人がいるんですが,それはおかしくて,なぜなら円高になることもあり得るわけで,でも「外貨を買う」という行為は,長期的に世界の中の相対的位置として,日本が後退していくということと対応してるからです.

 もし,日本が躍進するということはなくても,多少は,ここから持ち直すと考えるのであれば,逆に外貨を円に替えないといけないのですが,手持ちの外貨がなければ,それは無理,ではなく,FXを使えば,それも簡単にできるわけです.

 でも,その判断が難しいのも同様で,つまりは,株式を一定額積み立てていくのは,人間が何らかの経済活動をして,何かを生み出していくのなら,長期的には,株価は上昇していくということが前提となっているように,外貨を一定額積み立てていくのも,日本が長期的に世界の中で相対的に沈んで行くことが前提ということで,でも,それは,普通に考えれば,そうだとは思います.

 ゴールドなどの商品を積み立てていくのも同様で,人間が何らかの経済活動をして,何かを生み出していくのなら,長期的にはインフレで貨幣価値が毀損されていくということが前提になってるということですね.

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10/26'23
[今はもう怖い]

 何かの番組で,うちの奥さんは,料理がうまいし,子供達もみんなかわいくて幸せだと言ってる人がいました.確かに幸せだと思うのですが,将来,例えば,老後のことは,考えないんですかね.

 私は,そういう「他人に依存した幸せ」は,(昔はともかく)今はもう怖いです.

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(野球)

 今日ドラフトだったんですね.今年は,花巻東の佐々木がアメリカの大学に行くということで,目玉がいないという感じなんでしょうが(でも,花巻東の佐々木は,目玉かなあ),ライオンズは,國學院の武内を1位指名で行くと公言していて,でも,3球団競合になって,引き当てたみたいですが,即戦力としてやってくれますかね.

 ていうか,1〜5位指名が投手で,まさに...って感じなんですが,むしろ,この中から(オリックスの山本のように)化ける選手が出てくるといいなと思いますが,オリックスの投手陣は,すごいので,そこを切り崩すのは,なかなか厳しいですね(ていうか,一人前になっても,みんなFAで出てっちゃうし.そっか,オリックスの山本ももう出て行くんですね).

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10/27'23
[ネイチャーで指摘]
(大学)

 日本の研究レベルが没落して,もはやワールドクラスではないということが,具体的なデータを基にネイチャーで指摘されたと紹介されてました.全くねー.

 具体的なデータというのは,研究費とか研究時間とかサポート体制なんですが,深刻なのは,やはり,研究時間で,文科省の2020年の分析によると,大学の研究者が科学研究に費やす時間の割合は2002年から2018年にかけて47%から33%にまで減少しているとのことで,これは,まさに実感です(うーん,でも,どうかなあ,何とかまだ半分は確保できてると思いますが,こっちに移ったことは,大きかったかもです).

 でも,そんなことは,もう10年くらい前からわかってたことで,何とかしろと言っても何ともならないわけで,というのは,背景として,日本の経済力の低下とか少子化があるわけで,つまり,ないものは配れないわけですし,それは,予算だけではなく,給与水準を維持するのなら余計に働く必要があって研究時間が減るわけで,少子化で,「顧客獲得競争」のために全く以て学生のためにならない余計な仕事も増えてるわけです.

 ということで,日本を脱出するのでなければ,不平不満を言ってもしょうがなくて,現状でできることをするしかありません.一つは,大学以外はどうかですが,大学教員に講義や学務などの研究以外の仕事があるように,公的な研究所は,行政関係の仕事がありますし,民間企業の研究所も業務があって,いろいろ話をきく限りでは,大学は自由で,総合的に見て,研究するには(まだ)一番いいと思いますし,これは,人によると思いますが,学生を育てられるのは,何物にも代え難いと思うんですよね.

 でも,それでもやってられるかとなったら,やめるしかないと思うのですが(フリーの研究者になるとか),食べては行かないといけないので,じゃあ,やめてどのくらい稼げるかですが,大学教員の時給は,3〜6000円(助教〜教授),半分は,研究というやりたいことをさせてもらってると考えると,実質時給は,その2倍(6000〜12000円)じゃなくて,上のデータによると,研究できるのは,現状1/3みたいなので,4500〜9000円ってことで,いや,研究に残業も何もないですから,結局,時給は,最初の3〜6000円ということだとしても,それより稼げるのなら,やめればいいと思いますし(ただし,研究費とか設備とかも考慮に入れる必要),時給というよりは,仕事の内容もありますから,こうしてあらためて考えてみると,大学教員は,(まだ)恵まれてると思います.

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[ずっとこうだったらいいんですけどね]
(研究)

 今日が〆切の地盤震動シンポの論文を宇大の中澤先生や院生の亀井さんと共著で送りました(と思ったけど,ちょっと未完のところが残って差し替えが可能か,とりまとめの鉄道総研の津野さんに問い合わせ中).

 ぎりぎりまで大変でしたし,結果が出て,どうしてこうなるんだろう?とか,どうやって書こうかとか,考え込むこともしばしばなんですが,そうやって考えて,論文書いてる時は,やっぱり幸せですね.ずっとこうだったらいいんですけどね.

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10/28'23
[何も怖がることはない]

 他人に依存した幸せはもう怖いんですが,じゃあ,どうしたらいいんでしょうね.

 例えば,何らかの形で生活に必要なお金を確保して,何かやりたいことを見つけて,内的熟達的に取り組んで行くというようなことでしょうか.でも,生活費を稼ぐのに全く他人と関わらないわけには行かないでしょうし,内的熟達的に取り組んで行くとしても,研究にしてもピアノにしてもスポーツにしても,完全に一人で閉じるのは,難しそうです(地盤震動シンポの論文は,講演依頼があったから書く気になったということはありますし,ピアノも年一回だけですが,人前で弾いてますし,バドミントンは,相手がいないと打てませんからね).

 でも,生活費を稼ぐのだったら,年金とか運用なら他人に依存せずにできるわけですし,普通の仕事も,請け負った仕事を自宅で淡々とやるようなそれに近いものもあるかもしれません.

 研究は,別に依頼がなくても,論文書けばいいわけですし,読まれるかどうかということはありますが,だったら,読まれるようないい研究をすればいいわけで(でも,いい研究かどうかの判断は,他者評価ではなく自己評価が重要),ピアノは,人前で弾くと言っても年一で,しかも,今の自分には,それくらいがちょうどいいし,バドミントンも相手が必要と言っても,クラブの中の社会的ルールをちゃんと守って,ある意味,淡々と内的熟達的に練習すれば,いいとも思いますからね.

 あとは,日常生活ですかね.というか,「他人に依存した幸せ」というのは,まさにそういうことで,好きな人ができて,多くの時間をいっしょに過ごしたいと思えば,いっしょに暮らすわけですよね.でも,怖いのは,それがずっと続くとは限らないことで,それは,不仲になるとか,そういうことではなく,いずれどっちかが先に逝くわけですし,かわいい子供達もいずれいなくなるわけで,失うのが怖いというよりは,いずれ必ず失われるわけで,それは,10mの高さまでジャンプできるとしても,10mの高さから着地する衝撃に耐えられなければ,10mジャンプしてはいけないとかいうのは,やっぱ,臆病ですかね.

 とは言え,現実的には,そういうことは,もう起こらないと思うので,それはそれで心配ないわけで,怖いと言っても,何も怖がることはないってことです(笑).

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 いや,結婚生活も同居生活もしたことがあるわけですから,既に失ってるというか,着地してるってことですかね.でも,今何とかやってるわけですから,ハードランディングではなく,何とかソフトランディングできたということかもしれません.でも,当時は,何とかソフトランディングできたけど,これからはどうかと考えると,なかなか厳しい感じはします(でも,もうそういうことは起こらないと思うので,心配無用なのには変わりなし).

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 当時のことを思い出すと,もちろん,楽しかったですし,食事とか家のことをやってもらって,ありがたいのは当然なんですが,一方では,この人がいなくなったらどうなるんだろうという何とも言えない不安や,こういう状態ではだめなんじゃないかということはあったと思います.

 そして,その後,身の回りのことは全部自分でやるようになったのですが,何とも言えない気持ちよさと安心感を感じたのは憶えていて,それは今でもそうです.

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[体力が必要]
(ピアノ)

 今日は(先週末キャンパス公開で仕事だったので,また)二週間ぶりにグランドピアノを弾きました.違和感はないですし,むしろ弾きやすいくらいですが,汗だく(笑)になってしまいました.

 やはり,グランドピアノは,弾きやすいけど,体力が必要で,これからは,徐々に頻度を上げていって,演奏会前は,グランドピアノ中心にした方がいいですね.問題は,仕事で疲れて弾く気になるかですが,これも徐々にやって行けばということでしょうか.

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(野球)

 日本シリーズ第1戦は,阪神が勝ちました.山本は,いい投手なんですが,シリーズとか短期決戦では,勝てないというか,いいピッチングができないですね.でも,それって「プロ」ってことだとも思うんですよね.

 プロとアマの違いについて,どこかで書きましたが,オリンピックとか甲子園とかの一発勝負というか短期決戦で結果を出すのがアマで,年間140試合とかの長丁場で,持続的に結果を出すのがプロです(レベルは関係ありません).なぜなら,4年に1回仕事しても稼げないわけで,稼ぐなら年間140日とか働いて,そこで結果を出さないといけないからです.

 つまりは,山本は,まさに「プロ」で,マラソンは速いけど,100mはそうでもないみたいな種目違い的なところがあるのかもしれません.そう言えば,昔,ジャイアンツに斎藤雅樹というピッチャーがいて,2年連続20勝するような今の山本のような大エースだったんですが,日本シリーズでは,いいピッチングをした記憶はないですね.

 ていうか,そもそも,レギュラーシーズンで何勝したとか過去の実績じゃなくて,その時のコンディション次第なわけで,当時,プロ野球ニュースで,大エース斎藤で2勝は固いみたいなことを言ってて,んなわけねーじゃんと思ったのは憶えています.

 で,今日の試合なんですが,整体から帰ってきて,もう5回で,村上と山本だろうから0-0かなと思ったらそうで,でも,直後にヒットを打ったサトテルがいきなり盗塁して雰囲気が変わって,1点獲ったんですが,その後,確か1アウト1, 2塁でバントが小フライになって,山本がそれをダイレクトでとったんですね.

 確か解説の鳥谷も言ってたと思いますが,そこでわざととらずにゲッツーにできたと思うので(確か,昔,阪神のキャッチャーの矢野が実際にやった),これもどこかで書きましたが,こういうのは,その場で判断はできないので,1, 2塁でバントで小フライになったらこうすると準備しておかないといけないんですよね.

 そうすれば,その後の近本のタイムリーはなくて,1点でおさまって,試合はどうなったかわからないわけで,でも,フライをとったのは,山本自身なので,しょうがないですかね.

 どっちが勝つかですが,チーム力的には,オリックスが上ということなんでしょうが,今年の阪神は,勢いというか,ついてるというか,チャンスをものにして僅差で勝ちきるようなところがあって,勢い的には,1985年の(忌まわしい)記憶が蘇らないでもないです.

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 ラグビーWCは,ようやくもうすぐ南アとNZの決勝ってことで,結果的に,ベスト4に日本が入ったグループのイングランドとアルゼンチンが残ったので,日本は厳しいというか,2位までのレベルが一番高かったグループだった(他のグループに入れば,決勝トーナメント(ベスト8)までは,行けたかもってことかもしれませんが,世界ランク8位には入ってないわけで,まずはそこからということでしょう.

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[何か「ここいいな」と思ってしまいます]

 テレビとかで全国のいろんな街の情景が映るんですが,東京のどこか,例えば,渋谷のスクランブル交差点とか,福岡のどこかが映っても何とも思わないのですが,京都の四条の鴨川のあたりが映ると何か「ここいいな」と思ってしまいます.どういうことですかね?

 以前は,あんまりそう思うことはなかったと思うので,単に今(近くに)住んでるってだけの話ですかね? そう言えば,つくばの街は,あまり出てこないですが,出てきたら懐かしいと思うんですかね?

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10/29'23
(日記, スポーツ)

 ラグビーWC決勝は,南アが勝ったんですね.史上初の連覇で優勝回数4回も最多と言ってますから,名実ともにオールブラックスを上回ったわけでよかったんじゃないですかね.オールブラックスは,昔は好きだったんですが(ニュージーランドに行った時,オールブラックスのジャージとか買ったかも),ハカの問題に気づいてから嫌いというか,少なくとも応援したくはなくなりました.

 日本シリーズ第2戦は,昨日と全く逆のスコア(8-0)でオリックスが勝ちました.これで並んだことになりますが,こういう極端な逆の結果が続くのは珍しいですね.力が拮抗していてもちょっとしたことでどちらかに大きく動くということですかね.

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[私にとって何が大事?]

 歳をとると気力や体力が衰えて行くなどネガティブなこともありますが,長く生きてる分,中身的には成長したり(でも,これは人によるかな),いろんなことが見えてくるなどポジティブなこともあるというか,そういう風に生きて行かないと,しんどい老後を過ごすことになると思うんですよね(生活して行くには,ある程度,経済的なことも).

 他には,少なくとも自分に関してですが,心が穏やかになって来てる感じはします.若い頃は,かなり尖ってましたし,些細なことにむかついたり落ち込んだりしたと思いますが,最近は,そういうことは,そんなにないと思いますからね(嫌なことやめんどくさいことは,いろいろありますが).

 それは,単純に残り時間が少なくなって来て,いろいろどうでもよくなってくるということはあると思いますが,それよりは,大局的なことや自分にとって何が大事かが見えてくることの方が大きいかもしれません.

 つまり,何でもかんでもどうでもいいってことではなくて,自分にとって何が大事か,何がそうでもないかが重要なわけで,それは,やはり,そういうことをちゃんと考えてきたかということはあると思います.

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 じゃあ,私にとって大事なものは何でしょうか.

 もちろん,人間関係というか人との繋がりは大事ですが,定年で仕事を失った後のことを考えると,やはり「退屈しのぎ力」だと思うんですよね.人間関係は,制御が難しい他人が対象ですが,「退屈しのぎ力」は,自分次第ですからね.

 つまり,一人でもこれやってたら楽しいというものがあるか,そして,それを持続できるかで,あとは,やはり,自分で自分の面倒は見られるということで,これができないと他人に頼らざるを得なくなってしまいます.

 でも,実際のところは,なかなか難しいですよね.なので,あくまでそれを目指すということですが,やはり,話ができる人の存在は重要で,バランス的には,「一人,時々,みんな」がいいんだと思います.

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 うーん,でも,どうかなあ,人間関係より退屈しのぎ力の方が大事というよりも,人間関係は,制御が難しいというか,もちろん,できるだけのことはしますが,どうにもならないこともあるわけで,自分のこともどうにもならないこともあるのですが,より可能性はあるでしょうし,うまく行かなくても自分の責任というか,自分が引き受ければいいということはありますね.

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[いろんなことが耐えられなくなってきました]

 歳をとったからかどうかは,わかりませんが,いろんなことに耐えられなくなってきてると思います.具体的には,何度か書きましたが,寒いのに耐えられなくなってきてるというのもそうです.

 あとは,狭いところに長時間閉じ込められるのが厳しくなってきました.具体的言えば,飛行機で10時間のフライトとかは,もう無理だと思います.先日,総合防災セミナーにみんなで3時間くらいかけて貸し切りバスで行ったのですが,行く前,ものすごく苦痛で,電車で行こうといろいろ調べたんですがとてもじゃないので,仕方なくバスに乗って,結果的に大丈夫だったのですが,こういうのももうしんどいですね.

 何かトラブルとかめんどくさいことに巻き込まれるのももうだめだと思います.なので,とにかくそういうことにならないように気をつけてます.

 パーティーとか,人がわいわいいるところも,ちょっとしんどくなってきました.他にもいろいろあると思いますし,これからそういうことが増えることはあっても減ることはないと思います.

 こうしてみると,だんだんもう社会に適合できなくなってきてる感じで,でも,もうすぐ社会に適合する必要もなくなるわけで,なるようになってるというか,何とかぎりぎり逃げ切れるかってところでしょうか.

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10/30'23
[洗濯槽クリーン]
(生活)

 久しぶり?の生活というか,身の回りのことネタです.

 私は,洗濯はどうしてるかというと,洗濯機のすぐ横にコンパクトな物干し台を置いて,そこに干して,乾燥機とサーキュレーターで乾かして(夏なら数時間,冬でも一晩で乾く),乾いたら仕舞ったりせず,そのままそこからとって着るという省力体制でやっています.

 で,最近,洗濯物に黒いカスみたいなものがちょこちょこ付くようになって,そういえば,洗濯槽クリーン,しばらくやってなかったなあと思って,やったら,ものすごい量の黒いカスが出てきて,綺麗になったと思ったんですが...その後,洗濯すると,洗濯槽クリーンをやる前より黒いカスが出てくるようになってしまいました.

 インターネットで調べると,長い間,洗濯槽クリーンをやってない状態でやると,汚れが浮いた状態になって逆効果という記事もあって,どうしたものかと思ったのですが,分解掃除するしかないとあって,値段を見ると2万近くします.そのくらいならどうってことないのですが,2万やったら新しいの買った方が早いんじゃね?と思って調べると,2万5千円くらいでありますね(最低限の機能しか要らないし).

 今の洗濯機は,もう15年くらいは使ってるし,早速,ポチッと買おうとしたのですが,設置費とリサイクル料金で1万かかると言ってきます.まあ,それでも大したことないのですが,そうすると,分解洗浄+1.5万ってことですよね.そもそも,まだちゃんと動くのに洗濯槽が汚れただけで廃棄するのもどうかということもあります.

 そこで考えたんですが,これから洗濯する度に黒いカスが出てくるとしても,それが永遠に出てくることはないわけで,どこかで全部とれるか,とれなかったとしても,くっついててとれないってことで,そういう場合ももう出てこないってことですよね.

 じゃあ,洗濯槽クリーンをそれこそ10回くらい繰り返せばいいんじゃないかと思いました.洗濯槽クリーンは,100円ショップでも売ってるので,10回やっても1100円なので,1.5万よりは全然安いわけで,だめ元でやってみる価値はあると思って,とりあえず,3本買ってきました.

 それで,1本目を入れてつけ置きして,その後,標準で1回回すんですが,最初の「洗い12分」が終わったところで,待てよ,洗濯槽クリーンを10回繰り返さなくても,この洗い12分を10回繰り返せばいいんじゃね?と思って,やってみたら,最後の方は,黒いカスが出てこなくなった感じはしました.

 それで,その後,実験用に使わないタオルケットを入れて,1回回すんですが,最初の洗濯槽クリーンの後に回した時は,いっぱい黒いカスが付いてしまって,それを入れて1回回しました.そしたら...

 回す前に付いていた黒いカスもろとも綺麗さっぱりとれてました(^^)V.つまり,たった110円(+少しの電気代と水道代)で済んだことになります.というか,お金の問題というより,こういうことを考えることでクリアできたのが,やっぱ気持ちいい(笑)です(余った残りの2本は,次と次にやる時に使えばいいでしょう.

 洗濯すると黒いカスが出てくるようになったという人は,お試しを...

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[IスラエルのGザへの侵攻とUクライナ戦争]
(世の中)

 IスラエルとGザの問題ですが,雰囲気としては,Gザの人が可哀想だからIスラエルの侵攻を止めるべきという感じですよね.

 もちろん,戦争自体がだめなことは言うまでもありませんが,仕掛けたのは,Hマスの方なわけで,これをUクライナ戦争に当てはめると,先に仕掛けたのは,Rシアなので,Rシアに批判が集まってるわけで,じゃあ,どうしてHマス(Gザ)ではなく,Iスラエルを止めようとするんですかね(Aメリカがどっちに付いてるかは,両者は逆の構図).

 いやいや,Gザは,ずっとIスラエルに虐げられて来たということなら,それは,Rシアも同じで,?ATOの東方拡大の脅威にさらされて来たわけですからね.

 一つは,Rシアは大国で強いけど,Gザは弱いということはありますかね.後は,Uクライナは,主として国内で戦ってるけど,Iスラエルは,国境を越えようとしてるということでしょうか.でも,UクライナもRシア領内への攻撃をするようになりましたし,結局,雰囲気的に,どっちが人々に感情的に支持されるかみたいな,変な感じのことになってる気はしますよね.

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[整体]
(体)

 右股関節ですが,一日の多くを座って過ごす(ただし,時々,立ち上がって軽く体を動かす)私的には,そんなに問題なくて,階段を一段飛ばしで上がる時とかしゃがむ時にちょっと痛いのと,バドミントンすると痛くなるくらいで(あと,細かいところでは,スキーのブーツの右の外側のバックルを締めるのがしんどい),老朽化でもう治らないので,こんな感じで騙し騙しやって行くしかないかなと思ってました.

 でも,最近,歩くと疲れるというか,ちょっと痛くなったり,そう言えば,何人かの複数の人にどこか脚が悪いんですかと言われたりして,無意識にかばってるけど,自分が思う以上に,悪いのかもしれないと思うようになりました.いろいろ調べてグロインペイン症候群に辿り着いたのですが,そのサイトがいわゆる整体のサイトなので,一度,診てもらうことにしました(整形外科には,何度も行きましたが,消炎剤もらって安静と言われるだけだし,バドミントンはやめなさいとも言われる).

 最初は,今ちょうど桂に講義に行ってるので,その途中にある整体に行こうと思ったのですが,1回で済むとは思えないので(桂での講義はもうすぐ終わる),近くで探してそこに行くことにしました.

 整体は保険がきかずに結構高いというのは何となく知ってましたが,結構,高いです.でも,整体ってそこらじゅうにあって,どこもだいたい同じくらいの相場で,つまり,多くの人が使ってる,そして,なくならないということは,効果があるってことですよね.

 でも,もう10回くらい行ったのですが,施術は,指圧と電気と円皮鍼です.これで1回7000円くらいですかね.でも,施術の後は,痛みが軽減して,可動域も広がるんですが(太股を引き上げる方向と脚の内旋),1日経つと元に戻るというか,1回30分の施術を10回とか20回やったくらいで治るようなことはない感じで,でも,それは,整体の人もそう言ってて,指圧する場所とか,ストレッチの方法とかを教えてもらって,それを自分で少し工夫してやって,更には,明らかに右の脚力が落ちてるので,トレーニング的なこともやって,ということで,少しずつですが,改善の方向に動き出した感じはします(あと,股関節が引っ張られる方向に力が加わるのがよくないと思ったので,机の下の床の位置を10cmくらいかさ上げしました).

 そもそも,もう15年くらいになるわけですから,普段から自分で指圧とかストレッチとかトレーニングというか,地道にリハビリをして,1年とか2年かけて,ということですかね.

 腰痛に関しては,「解が見つかった」というか,あるストレッチをまめにするようになって,全くならなくなった(少なくともそれを始めて2年くらいはなってない)ので,右股関節についても,そういうルーティンが見つかればと思います.

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 しゃがむのが,ってことで,和式だと厳しい感じで,でも,いい時は,ぎり行けるくらいまで行ったこともあって,それが一つの目安?だったことを思い出しました.

 でも,今時,和式なんかあんの?って思いますよね.これが京大には,結構,あるんですよ(結構,びっくり.筑波大にはもう全くなかったと思う).古い建物は,わかるんですが,新しいとか,改装したような建物にも,結構あります.どういうことですかね?

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[もうそろそろいいかという感覚]

 とある先生のサイトに「もういいかという感覚」という記事がありました.どういうことかと言うと,高校時代のクラス会で同級生達が「もうそろそろいいか」ということを言っていて,要は,ここまで頑張って来て達成感を感じて「もうそろそろいいか」という歳になってきたということで,その先生と同様,私も全く同感ですし,何にも束縛されずに自由気ままに生きていいという期待感を感じるというのも同感です.

 私がそういう感覚になったのは,50くらいで人生が終わったと思って,リタイアすることを前提にやって行くということにした頃で,「もうそろそろいい」と思ったんですが,その後,しばらく不調な時期が続いた後,じゃあ,0ベースで何をやって行くかということで,研究はして行きたいと思ったわけで,結局,大学をやめることはなかったんですが,それは,まさに何某かの一つ人生が終わって,また違った人生,つまり,第二の人生が始まった感じでした.

 でも,リタイアという記事を久しぶりに読みましたが,そう考えないと暗澹たる未来しか思い描けず,元気が出ないと書いてるので,ここまで頑張って来て達成感を感じて「もういいかという感覚」とは,違う感じですね.いや,そういう達成感は,もう少し前に感じてたと思います(こういう記事がありました).

 じゃあ,どうして暗澹たる気持ちになったかと言うと,そこでほんとに定年だったらよかったんですが,実際は,まだまだ先で,研究以外の仕事が大変になって研究する時間がなくなって行く状態で,定年(リタイア)するしかなかった,「もうそろそろいいか」と思ってるのに,まだやめられる歳ではなかった(ので自分でやめるしかなかった)ということでしょうか.

 じゃあ,ほんとに定年が近づいて来た今はどうかと言うと,「もういいかという感覚」には変わりないのですが,何にも束縛されずに自由気ままに生きていいとすると,あらためて研究したいから研究してるってことでしょうか.でも,研究関係以外の大学の仕事は,まさに「もういいかという感覚」です(笑).実際,10年前に,もうリタイアしようと思ったのを何とかここまでやってこられたわけですからね.

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10/31'23

 でも,そのクラス会で「もうそろそろいいか」という言葉が出たのは,実際に定年とかになる歳になって,ここまで頑張って来て,社会的にも,「よく頑張った,もうそろそろやめてよし」という状況になって達成感を感じてってことですよね.なので,私が10年前に感じたものとは違うのかもしれません.

 じゃあ,私が感じたものは,何だったんでしょうか?

 (まだ)よくわからないのですが,私は,「よく頑張った,もうそろそろやめてよし」というところまでは,頑張れなかった,実質,途中でドロップアウトしたということかもしれません(全く以て,怠け者のだめ人間です).

 そして,実際にドロップアウトした,即ち,(4年後に)リタイアすると思って頑張ることで,何とか今の歳までやってくることができたという点では同じですが,大学やいろんな学外の仕事だけでは厳しかったでしょうから,やはり,研究というものに助けられた,この研究室で研究したいと言って来てくれる学生達に助けられたということですね.

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[2日続けての]
(大学, ピアノ)

 昨日は,吉田,今日は,桂と2日続けて講義でした.

 私が担当している講義は,前期が学部一コマ,後期が大学院一コマで,どちらも複数人で分担,あと,全学の科目一つを防災研の構造系の教員全員で分担という感じなので,講義が2日続くのは,珍しいというか,瞬間最大風速のようなものですが,吉田や桂まで出かけないといけないということもありますが,2日続けて,1限ずつ講義しただけで疲れてしまいます(もう歳).

 とか言うと,私大の先生に怒られそうですが,2日続けてというのは,もう一つあって,昨日は,講義の後,東大ピアノの会の同期の宮田の研究室に行って,いろいろピアノの話をして,今日は,私の後の時限で講義をする池田先生といっしょに昼ご飯を食べて,また,ピアノの話をいろいろしました.

 そういうレベルでピアノの話ができる人は,なかなかいないので,話してて楽しいし,時間がいくらあっても足りない感じで,こういうのの2日続けて,ならいいんですけどね(笑).

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[一体,日本の教育は,この40年,何をしてた?]
(世の中)

 昨日も今日も話に出たのですが,今のピアニストって,ほんとみんな上手いですよね.それは,世界的なピアニストは言うまでもなく,その辺の音大生とかでもブラームスのパガニーニヴァリエーションくらい弾いちゃうわけで,もうほんと嫌になっちゃいます.

 似たようなことは,バドミントンにもあって,どこかで書いたと思いますが,20年前くらいまでは,バドミントン部出身とかいうくらいじゃ大したことないやろって感じでしたが,いつの間にか,もちろん,私が歳衰えたということはありますが,サークルレベルでもものすごくレベルが上がってて,ほんと嫌になっちゃいます.

 それは,日本のバドミントンレベルが上がったというか,底上げがあって,結果,トップは世界レベルになったってことなんですが,バドミントンに限らず,そして,日本に限らず,世界記録は,どんどん更新されてるわけですよね.

 つまり,ピアノとかの芸術分野,スポーツは,どんどん進歩しているわけで,じゃあ,学術はどうなんやと思うわけです.もちろん,最先端の研究は,どんどん進んでるわけですが,底上げという観点からすると,大学の講義は,驚くべきことに,40年前と同じようなことを教えてる惨状で,それどころか,学生のレベルが落ちて,むしろ,後退してると思えるほどです.

 一体,日本の教育は,この40年,何をしてたんでしょうか? 最先端は,どんどん先に行ってるわけですから,大学入学までにやらないといけないことは,増えてないといけないんじゃないですか? いやいや,内容に変わりがないのなら,人間の理解力が40年くらいで成長するわけじゃない? いやいや,同じ内容でも,それをどう効率的に教えるか勉強するかという研究をして,それを現場にどんどん反映させないといけないんじゃないですか? つまり,40年前と今と大学入試問題のレベルが同じではまずいんじゃないですか?

 とは言え,私はもうすぐクビで,何をどうすることもできません.研究室の学生に今のままじゃまずいぞという話とかしても,まさに老婆心というか,余計なお世話ってことなんでしょう.

 余計なお世話はともかく,私個人に関しては,もう社会からクビになるから関係ないってわけでもなくて,日本というか社会が劣化していけば,年老いて自分で自分の面倒を見られない人間は,姥捨て山に捨てられるわけで(金なんかいくらあっても人手がなければどうしようもない),しっかり,準備しておかないとということですね.

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[いつの間にか亡くなってる]

 少しずつそういうことが受け入れられるようになってきている感覚はあるですが,こういう言い方は,ものすごく問題かもしれませんが,「いつの間にか亡くなってる」というのがダメージが少なくて済む感じがします.

 例えば,いっしょに暮らしてる人が,あるいは,普段からよく付き合ってる人が亡くなるとそのダメージは計り知れないわけで,でも,いつの間にか疎遠になって,いつの間にか亡くなってたというようなことだと,お世話になった人や親しかった人なら,それは,やはり,ショックなのですが,ダメージは少なくて済む感覚はあって,翻って自分のことを考えると,自分もそういう風に人知れず逝ければいいなと思います.

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