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11/1'16j
[今までと違った生き方をしたい]
(日記)

 やっぱりまだあまり調子はよくないですね.ていうか,加齢が原因ということなら,これからもずっとこんな感じなのでしょう.だとしたら,そういう中で,どうやっていくかということになります.

 思うのは,やはり,「今までと違った生き方をしたい」ということです.今までは,自分が成長するために頑張る,やらなければならないことをやる,それが結果的に世の中の役に立てば嬉しい,そして,ある程度成果を上げて評価もされ,それなりの対価も得た,というようなことだったと思います.確かに大変なこともたくさんありましたが,それはそれで楽しかったし,生来の怠け者の私がよくここまで来られたものだと思うと満足もしています.

 でも,だとすると,これからは,そういうのとは,違った生き方をするというのもありだと思うんですよね.もちろん,こんな私でも必要としてくれる人がいるのなら,体にむち打ってでも頑張りたいと思いますが,正直,あんまりそんな感じはしていません.

 確かにいろんな仕事の依頼は来るのですが,その中には,私でなくてもできることや社会全体の利益に繋がらないこと,もっと極端に言えば,一部の人間の利益にしか繋がらないめんどくさい仕事をただ押しつけてるだけというものもあります(もちろん,私にしかできない社会全体の利益に繋がる仕事もあります).幸い,もう生活費を稼ぐためにそういう仕事をしないといけないということはないので,だとしたら,そういうしがらみから離脱するのは,ありだと思うんですよね.

 逆に言えば,単純にやりたいこと,そして,(そんなにやりたくはなくても)私にしかできないことで社会全体の利益に繋がることは,まだまだ,というか,死ぬまで続けて行きたいと思います.ただ,これもそういう要望があるのなら,という話であって,私がしゃしゃり出て行って,そういうことをやらせろ,ということは,ありません.

 つまり,そういう要望がなければ,もう無理せず,できる範囲で,「ゆるーく(笑)」生きて行きたいって感じでしょうか.もちろん,大学に籍を置いている以上はやらないといけない仕事はやらないといけませんし,研究室に来てくれる学生がいる以上は,できるだけのことはしたいし,首都直下地震とか南海トラフの地震とか起こったら変な?スイッチが入ってしまうかもしれませんが,気分というか,センチメントとしては,そんな感じということです.

 実は,そういうことを言っていた人がいたんですが,(本人の名誉?のために誰かは書きませんが,N先生ではありません)ずっとそのことが頭に残っています.でも,今からもう10年くらい前の話ですから,本人は,まだ30代だったと思うんですよね.それをきいたときは,意外というか,結構哲学者だなあとは思いました.でも,そういうこと言う人に限って,やるべきことはちゃんとやるんですけどね.てことは,私もここでこんなこと書いてますが,結局,やるべきことはちゃんとやるのかな?(他人事)

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11/1'16b
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 やるだけのことはやった,とは,とても言えないと書きました.確かにその通りで,研究でもピアノでもバドミントンでもスキーでも,もっとやってれば,もっと成果が出たのは間違いないでしょう.でも,そうでないものもあります.

 例えば,相場研究ですが,やればやるほど成果が出るというものではないんですよ.これが何とも不思議なところで,結果が出るようにやればやるほど結果が出なかったりします.そして,この世界の人でそういうことを言う人は結構います(表だっては,言わないですが).

 実際,研究を始めて10数年は,結果が出るようにフィルタを精緻化していて結果は出ませんでした.で,思い切って,ちょっと「いい加減」でアバウトなものにすると逆に結果が出たりして,何とも不思議というか面白いです(でも,これは,数値解析的には,いわゆる「裾野の広がり」で説明できるんですけどね).

 そして,そういうことは,他のことにもあるんだと思います.例えば,バドミントンは,40代は,体力の衰えに抗うようにトレーニングをしていた時期もありましたが,結局,怪我をしたりして,逆効果でした.研究だってピアノだって,そういうことがあるのかもしれません.

 ですから,加齢に伴う衰えに適合するというだけではなく,「ゆるーく」生きて行くのにも何かしらのメリットはあると思うんですよね.というか,もうそういう風にしか生きられないということはあると思いますが.

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11/1'16c
[デフレ心理?]
(経済)

 日銀の黒田さんが「デフレ心理は簡単には払拭できない」「デフレの方がよいということは全くない」と述べたそうです.いやいやいや,何度も同じこと書きますが,デフレって何ですか? ものの値段は需要と供給の関係で決まる? それだけですか? 技術が進めば,同じものが低コストで生産できて安く買えるのは当たり前だし,いいことじゃないですか.

 経済関係者とか経済学者ってなんでこんなに○カなんですかね? 世の中を見ずに経済だけを見るからこうなるわけです.というか,彼らもほんとは○カではないでしょうから,要は,(悪い)企みがあるということです.何度も書きますが,政府や日銀が狙ってるのは,インフレを起こして借金を踏み倒すことですが,なかなか騙すのは難しいようで,それはそれでいいことじゃないですかね.一方では,ハロウィンで仮装したりして簡単に騙される奴もいるわけで,まさに二極化ということですかね.

 このことに限らず,いろんな世の中の不穏な動きを見ていても,今までと違った生き方をしたい的にも,そういうものから離脱するというか,できるだけ関わらないで,どこかでひっそりとゆるーく生きて行きたいとも思いますね.

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11/1'16d
[ハロウィン]
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 ハロウィンですが,20年くらい前にアメリカに住んでたときのことを思い出しました.スーパーには,かぼちゃが山積みされて売られてて,そういう飾り付けをしたり,子供達が仮装して「trick or treat」と言って家々を訪ねて回ってお菓子をねだる,というものだったと思います.もっとも,多くの人は,そういうのがめんどくさいので,玄関先にお菓子を置いておくって感じでしたかね(うちもそうだった).

 そう言えば,アメリカに留学していた日本人学生がハロウィンで見ず知らずの他人の家を訪ねて,「freeze」の意味がわからず,射殺されたという事件もありましたね.ですから,結構,危ない風習?なんだと思います.

 いずれにしても,いい歳した大人が仮装して街中に繰り出すものでは,全然ないわけで,バレンタインデーのチョコレートみたいに,誰かが仕組んで,○カな人達が騙されてるって構図ってことですかね.

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11/1'16e
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(野球)

 日ハムがシリーズで勝って,10年ぶりの日本一と言っていたのでちょっと調べてみましたが,驚くべきことが起こっていました.具体的には,10年前,即ち,2006年に日ハムがパリーグで優勝して以来,優勝してるのは,ほとんどがソフトバンクか日ハムで,2008年にライオンズが一度,2013年に田中マー君の24勝0敗という大活躍で楽天が一度優勝しただけだったのです.

 しかも,現状の戦力を見ると,ソフトバンクと日ハム以外のチーム以外が優勝するのは,限りなく難しい気がします.そんな状況なのに,ドラフトで一位指名が集中した田中正義をソフトバンクが引き当てる有様で(MLBは確か下位チームから指名できる),こんな感じだと,力の不均衡はどんどん広がって行くんじゃないですかね.まあ,ライオンズも1980年から2010年くらいまでずっと優勝争いをしてて,いい目を見てきたので,弱くなってから文句言うなって感じもしますが(笑).

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11/1'16f
[夢から覚めた]
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 何だか夢を見ていたような気がします.とてもいい夢でした.でも,現実に立ち返ってよく考えてみると,そんなことがあるはずもなく,今は(結構長い)夢から覚めたような気分です.正直,残念な気もしますが,どこかほっとするような,これでよかったような感じもします.

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11/1'16g
[平気]
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 今までと違う生き方と関係するのかもしれませんが,寂しいとか,退屈とか,つまらないとか,歳をとって衰えるとか,うまく行かないとか,そういう負の感情がだんだん平気というか,大丈夫というか,受け入れられるようになってきた感じがします.そして,これって,ある意味,「無敵」ってことですよね.

 もちろん,寂しい方が,退屈な方が,つまらない方が,うまく行かない方がいいってことはないですが,そうであるのなら,そうであることを受け入れて,で,受け入れてみると,意外と平気なことに気づいたってことですかね.

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11/2'16
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 と書いたのですが,やっぱり,嫌なことは嫌なことだし,嬉しいことは嬉しいし,そんなに単純な話じゃないですね.例えば,今日,車のヘッドライトの球が切れかかっていたので,Yエローハットに交換に行ったのですが,店員さんがものすごく感じがよくて,しかも,てきぱきしていて,帰る際も,店から道路に出るとき,車がさっと道を譲ってくれたりして,たったそれだけのことでもいい気分になります.一方では,運転してる途中で前にいきなり割り込んでくる車もあったりして,ちょっとしたことですが,気分を害することもあります.

 こういう不特定多数の人達と関わることは,どこかで自給自足の生活でもしない限り,避けられないのですが,仕事とか仕事以外のいろんなことを通してのつき合いとか,家族や友人達とか,ある特定の人達との関わりについては,例えば,嫌な思いをするような人とはつき合わないとか,ある程度は,コントロールすることができます.

 でも,いろんな人達と関わっている以上は,いいことも嫌なこともあるわけで,でも,そういう外部要因に左右されずに心穏やかに生きて行きたいとは思うんですよね.そうすると,できるだけいろんな人達とは関わらないとなってきて,でも,一方では,寂しいというような負の感情に耐えなければならないわけで,でも,たったそれだけ克服すれば,(いいこともないけど)嫌なこともなくなって来るわけです.

 要は,いいことも悪いこともある波瀾万丈な人生と,いいことも悪いこともない凪のような人生とどっちを選ぶかってことなんですが,これまでは,前者を満喫したので,これからは,後者もありなんじゃないか,そこまで極端でなくても,だんだんそうなってくるのが自然なのかも,ということでしょうか.

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 と書いたのですが,(幸福論で書いたように)全くの凪では,(変化率である)幸が全く感じられなくなるので,幸不幸の振幅を小さくして行くってことでしょうね.実際,歳をとると,大きな不幸に耐えられなくなってくるので,リスクをとらず,小さな不幸に抑えて,小さな幸を得ていくということでしょうか.

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 というか,歳をとって,昔のように無理はできなくなってるわけで,自然とそうなってくるということでしょうね.問題は,定年退職のような急激な外的要因の変化をどう緩和するか,つまりは,どうソフトランディングして行くか,ということでしょう.

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11/2'16b
[アニマルスピリット]
(経済)

 デフレ心理ですが,消費者サイドではなく,生産者サイドについても経済以外の世の中全体としてのことがあるんだと思います.金融をずぶずぶにしても,アニマルスピリットと言うような投資をしようという気分に生産者がならないのが問題だと,経済関係者は言うんですが,経済的なことというよりは,このサイトで再三書いてますが,「いろんなことがもういいところまで来た」と思うんですよね.

 もちろん,技術革新はまだまだこれから進んで行くんだと思いますが,例えば,自動運転にしてもウーバーにしても,経済を拡大させるものではなく,効率化してむしろ縮小させるものですよね.つまり,何度も書いてるように,経済成長を前提とした資本主義経済が終焉に向かいつつあるんだと思います.

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11/2'16c
[この30年]
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 先日の力学の講義が15分くらい早く終わってしまって,どうしたものかと思ったんですが(最後に毎回小テストをやるので,早く終わるというわけにも行かない),教科書の巻末にBASICのプログラムが載っていたので,当時というか,30年くらい前のコンピュータ環境の話をしました.

 具体的には,NECからPC-8001という個人が所有できるパソコン初めて出て(私が買ったのは,PC-8001mkIIだった.使用目的は,譜面はあるものの音源がない近現代音楽のシーケンサー.ジョリヴェの第3ソナタを入力したのは憶えている.もちろん,ゲームもやったけど(笑)),プログラムの保存はカセットテープだったこと,大規模な計算は,Fortranで書いてプログラム一行で一枚のカードを読み込ませて大型計算機で計算してたこと,皆さんが机の上に置いてるノートPCは,それより遥かに高性能であること,その後,PC-8801を経て,PC-9801が出て,OSが16bitになって,日本語の処理ができるようになって,私の学年が卒論を手書きで書かなかった最初の学年になったこと,PC本体と640x480のディスプレイとフロッピーディスクドライブで60万円以上したこと(私が買ったのは,5インチのフロッピーディスクドライブが内蔵されたPC-9801F)などです.

 私は講義と全く関係ない雑談はそんなにしないのですが,結構目を輝かせて?きいてる学生もいましたね(笑).で,思ったのは,やはり,この30年(正確には,今から10年前までの20年くらいか)のコンピュータ環境の著しい発展です.講義中に学生が机の上に置いてるノートPCのことを考えると,ほんと隔世の感があります.

 でも,これももう「いい線まで来てしまった」ということでしょうね.例えば,量子コンピュータのようなブレイクスルーが起こったとしても,人間工学的に,ノートPCやスマホをこれ以上小さくすることはできないし,普段使い的には,多少さくさく動く程度のことだと思うんですよね.

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11/2'16d
[これから起こる]
(経日, 世の中)

 昨日手仕舞ったのですが,今日,いきなり大きく下げたようです.背景としては,来週のアメリカ大統領選をひかえて,(ヒラリー・クリントンのメール問題が影響したのか)トランプの支持率がクリントンを逆転したということで,経済の不透明性が増した,というような説明がなされています.確かにトランプが言ってることは,かなり滅茶苦茶で,自己中心的に強いアメリカを目指すという,言わば,Brexitのアメリカ版みたいなものですからね.

 そう言えば,じゃないですが,6/24のBrexitのその後,ですが,どうなったんですかね? 当日は,ものすごい大暴落で,世界恐慌になると言われてましたが,その後,基本的には,弱含んで推移してますが,世界恐慌という感じではないですよね.つまり,もう危機を脱した?(んなわけねーじゃん)

 これもリーマンショックが参考になりますね.何度も書きますが,リーマンショックの本質は,リーマンブラザーズが潰れたことではなく,それ以前の数年に渡るサブプライムローン問題です.つまりは,Brexitがサブプライムローンに対応するとすると,リーマンブラザーズが潰れるようなことは,これから起こるということになります.

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11/2'16e
[どうしたものか]
(バドミントン)

 昨日も練習だったのですが(大久保に昨日走ってたよね,って言ったら,見られたんですか?恥ずかしー(笑)って言ってました(笑)),大分抑えめでやったにもかかわらず,(それ以前2週間くらいやってなかったので)まだ大分疲れが残る感じです(でも,先週の金曜よりは大分まし).で,どうしたものかと考え始めました.

 定期的に週2回以上ちゃんと練習するのが一番いいとは思うのですが,仕事とか体調とかで,なかなかそうも行かないのも事実です.藤原の練習相手もしたいと思うのですが,海外遠征や合宿とかで,定期的に練習できるわけでもないし,そもそも,彼がどのくらいそういう要望をもっているのかよくわからないところもあります.

 どこか別のところに練習拠点を,ということも考えるのですが,どこも基礎打ちやったらダブルスのゲームという感じで,ちゃんと練習できるところって,ほとんどないんですよね.

 ということで,ちゃんと練習できるところがないのなら,そういう条件下でどうするかを考えないといけません.で,思ったのは,基礎打ちやってダブルスのゲームをやるだけなら,週一か二週一くらいで充分なわけで,だとすると,それ以外をどうするかですね.

 一つには,週一か二週一くらいでも基礎打ちやってダブルスのゲームをやって,体に疲れが残るのなら,そうならないように,普段からトレーニングして体を動かしておく,ということがあります.実際,週2回くらい基礎打ちやってダブルスのゲームをやっても,全然強くなんかならないし,それこそ体に疲れが残るだけって感じがします.バドミントンの競技力もそうですが,体調的にも普段からしっかり体を動かしておくことは大事ですからね.

 ということで,そのためにどうするかを考えて行こうと思います.それで,しっかり競技力を維持して体調も管理して,藤原が練習したいって時は,相手をする,藤原がいないときは,週一か二週一くらいで職員や地域のクラブの練習に行く,という感じですかね.

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11/2'16f
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(ピアノ)

 ベートーヴェン=リストの田園ですが,10月末までに何とか通るように,ということだったんですが,まさに「まあ何とか通る」ようにはなったとは思います.ですから,「当日ごめんなさい」は,何とか回避できそうです.ていうか,1時間も穴を開けたら大顰蹙ですからね.でも,とにかく長いし,(歳のせいか)一瞬わからなくなること頻発で,リカバリの嵐で,ほんとまさに「まあ何とか」って感じですかねー.

 ほんとは,グールドみたいにゆっくり弾きたいんですが,ゆっくり弾くのって,思いの外難しくて難儀してます.目標?は,1時間なんですが,ちょっと油断して気ー抜くと50分とかになっちゃいます.

 でも,何と言うか,練習するのは大変なんですが,この曲にほんと助けられてる感じがします.ほんとにすごい曲で,リストの編曲もよく考えられてて,この曲を「弾ける」幸せを感じながら弾いてます.特に4楽章の嵐が過ぎ去って,薄日が差し込んでくるように5楽章が始まるところになると,毎回ものすごくほっとした気分になります.

 この曲は,全5楽章で,4楽章が嵐なんですが,そこはとても短くて,ほとんどは,まさに田園的な雰囲気がずっと続いていて,これからは,こんな人生を送って行けたらなあ,みたいな感じでしょうか(笑).

 でも,演奏会は,11/26なので,考えてみたらもう1ヶ月はないですね.ちゃんと弾くにはちょっと間に合わない感じですが,それはもう,できる範囲ということでしょうがないでしょう.それより,この曲といっしょにいられるのもそれまでと思うと,そっちの方がちょっと寂しいですかね.

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11/3'16
[保守的に]
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 単に歳をとって保守的になってきてるというだけかもしれませんね.保守的というとあまりいいイメージはないですが,残り時間が少なくなってきて,一方では,守るべきものは増えてきていて,リスクマネージメント的に考えれば,至極当然のことかもしれません.

 「負の感情」についても,いろいろあって,例えば,「嫌なことがある」と「寂しい」は,相反するもので,積極的にいろんな人と関わって行けば,寂しくはないけど,嫌なことがある確率は増す一方で,そういうことをしなければ,嫌なこともないけど,寂しいわけです.で,「嫌なことがある」と「寂しい」とどっちを選ぶか(選ばないか)と言うと,昔は,多少嫌なことがあっても,どんどん積極的にいろんなことに関わって行ったわけですが,歳をとって落ち着いて来ると,嫌な思いをするくらいなら,寂しい方がまし,となって来るわけです.

 見方を変えると,これも歳をとって,体や心が変化して行くことに「うまく適合している」ということかもしれません.そう考えれば,これも決してネガティブではなく,ポジティブなことなんだと思います.

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11/3'16b
[休日出勤]
(大学)

 今日は,祝日だったのですが,「休日出勤」しました(もちろん,残業手当などは,一切付かない).なぜかと言うと,毎週木曜は,研究室会議の日なんですが,今週は,祝日で,どうしますか?と学生が言うので,「学生の間で,都合のいい日を調整して連絡して.そのまま祝日にやってもいいけど」と言ったら,学生間で調整して「じゃあ,いつも通り,木曜(祝日)で」となりました.

 つまり,休日に研究室会議を設定したのは,学生達自身で,しょーじき,休日に出てくるのは,ちょっとめんどくさい(でも,実際は,だいたい休日も来てるけど)と思ったのですが,もちろん,悪い気分ではありません.

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11/4'16
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(野球)

 ワールドシリーズは,(山羊の呪いが遂に解けた?のか),カブスが何と108年ぶりに優勝しました.それにしても,108年ぶりというのは...カブスが優勝したのを見て憶えている人は,地球上に存在しないってことですよね.

 でも,例年だと,日本シリーズよりワールドシリーズ(ちなみにワールドシリーズのワールドは「世界」という意味ではない,即ち,世界一決定戦ということではありません)が先に終わってた気がしますが,なんか日程変更があったんですかね?

 それにしても,見てると,やっぱり,球場の雰囲気というか,鳴り物で声を合わせて応援してる日本より,こっちの方が「大人」というか,ちゃんと野球を見てる感じがします.プレーのレベルもそうですが,日本の野球は,まだまだベースボールに完敗でしょう.

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11/5'16
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 東大卒の若い女性社員が某大手広告代理店で残業100時間させられて,過労死自殺したことが問題視されているようです.そもそも,残業100時間ってどのくらいなんですかね? 一月は休日を入れれば30日ありますから,1日平均3時間ちょっとということですよね.いやいや,勤務するのは,20日しかないというのなら,1日5時間ということになりますが,土日は休みってことだし,平日1日5時間残業としても,夜の22時か23時くらいまでってことですよね.

 自分のことを考えると,夜中過ぎの2時3時まで仕事してたことなんかいくらでもありましたし,中央官庁なんかもっとすごいんじゃないですかね.今日は,夜が明ける前に帰れたとか言ってるような感じでしたからね.ですから,私の中の感覚としては,残業100時間という量自体は,てんで大したことないですし,そんなことで過労死自殺しないといけないのなら,私は,とっくの昔に過労死自殺してることになりますし,そう言う人は多いと思います.そもそも,この世の中,競争社会なので,大したことしないでいい仕事などできるわけがありません.

 でも,だからと言って,残業100時間くらいで過労死自殺した彼女に問題があったということにはなりませんし,私は,そういうことを他人に強要したりはしません.だって,私が夜中過ぎの2時3時まで仕事してたのは,自分がそうしたいからそうしてたわけで(でも,〆切間際で追い込まれて,ってこともあったけど),中央官庁の奴らもやり甲斐というか,そういうことも含めてそうだと思うんですよね.

 つまりは,本人がやりたいことを思いっきりやりたい,どんな苦労をしてもいいからいくらでも頑張って成功したいと思ってやるのなら,残業400時間(毎日朝9時から夜中の1時まで仕事するとそうなる)にだって耐えられると思うのですが,会社の利益のために上からやれって言われてやりたくもない仕事をやるのだと,とても苦痛で耐えられないと思うのです.

 じゃあ,どうしたらいいですかですが,一番いいのは,やりたいことを見つけて,それを仕事にしてしまう,そして,自分でやることを決められる環境に身を置くということでしょうね.研究者は,数少ないそういう職業の一つですし,自分で会社を起こすのも一つの方法かもしれません.でも,会社を起こすこともそうですが,研究者も,博士課程まで行かないといけないし,修了後もポストがあるとは限らないし,どちらも,結構大変で,少なくとも,楽な方法ではありません.そんな大変な思いをするくらいなら,多少,上から理不尽な仕事させられても,普通の会社に入った方が楽と思う人が多いのが実情でしょう.

 でも,今の世の中,資本主義経済の自由競争社会で,会社は,そういう中で利益を上げないといけないわけで,更には,何度も書いているように,これからは,もう経済成長の余地はほとんどありませんから,そういう中で,サバイバルするための命を削り合うような戦いが繰り広げられて行くわけで,「優良」な大企業ほど,上からのノルマはどんどん過酷になって行くと思います.そして,そういう中で,彼女のような犠牲者が出てしまったのでしょう.

 今回の事件をきっかけに,残業をさせないように,会社は,社員の働き方を見直すべきとかいう意見もあるようですが,今の世の中,資本主義経済の自由競争社会ですから,そんなことしたら,会社が潰れるわけで,そういう社会の根本が変わらない以上は,どうしようもありません.

 やりたいことを仕事にするのも,普通に会社に就職しても大変ってことになると,一体どうしたらいいでしょうね? 私としては,それでもやはり,やりたいことを見つけてそれを仕事にするのを薦めます.確かに苦労はしますが,どうせ苦労するのなら,人からやりたくないことさせられる苦労よりは,自分で選んだ苦労の方が遥かに耐えられるからです.

 キーワードは,「金儲けじゃないこと」ですかね.研究者は,まさにそうですし,これ以外にも「金儲け」的要素が小さい仕事は,資本主義経済の自由競争からの距離がありますから,そういう中で理不尽で無駄な仕事を強要される度合いは,(多少は)少ないと思います.確かにそういう職業にも,資本主義経済の自由競争の悪しき影響が及んで来ていますが,他の職業よりは,まだましでしょう.

 ここまでは,パターン1ですが,パターン2や3もありというのは,既に書きました.つまり,仕事を自分の生き甲斐とか人生や活動の中心に置かないという考え方ですね.

 ただ,これはこれで大きな決断が必要になります.それは,「優良」企業はおろか,普通に正社員として就職することはできないからです.なぜなら,今の日本社会で正社員は,全てフルタイムで働くことが前提になっていて,パターン2や3の場合は,やりたくもない疲弊する無駄な仕事をするくらいなら,その分,無駄な支出をしない方を選ぶということで,それには,現状では,アルバイトか派遣社員になるしかありません.

 でも,それも変なプライドとか見栄を捨てればいいだけの話だと思いますが,現実には,そこまで決断するのは,それはそれで大変かもしれませんね.だとすると,普通に就職して,その中で,上からの厳しいノルマに耐え続けて行くしかないのでしょうか.そう考えると,まさに「夢も希望もない」ってことになって,今の世の中の閉塞感に繋がってるってことになりそうですが,いずれにしても(パターン1,2,3のどれを選ぶかにしても)よく考えて,「決断」することだと思います.

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11/6'16
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 上の話の続きですが,「金儲けじゃないこと」(金儲けからできるだけ遠いこと)を仕事にすべしってことなんですが,資本主義経済の世の中ですから,ほんとは金儲けできなきゃ食べて行けませんよね.どういうことでしょうか?

 それは,金儲けにはならないけど,やる(やらせる)価値があると世の中が(ある程度)認めているものが存在するということでしょうか.例えば,研究は,本来的には,金儲けなんかできないものですが,極一握りの最先端の研究くらいなら(いくばく?かの雑務をやれば),税金で雇ってさせてやってもいいか,ということでしょうか.(プロ以外の)スポーツだって,ほんとのトップレベルまでくれば,それで何とか食べて行くことはできます.

 そう考えると,世の中まだまだ捨てたもんじゃないとは思いますが,その辺がだんだんシビアになってきてるのも事実です.本来は,金儲けできないもの(そうあるべきもの)なのに,この研究は,こういう成果が出ると世の中の役に立つ(金儲けができる)とかしきりに言ってたり,スポーツをプロ化して,金を払って見る価値があるものを思わせて,金儲けしようとしてるのは,そういうことでしょう.

 いずれにしても,研究者になるにしろ,スポーツ選手として飯を食っていくにしろ,そうできるのは,極々一握りの人なので,そこで競争が生じるわけで,民間企業に就職して,上からこき使われる苦労と変わらないと思えば,そうすればいいでしょう.

 ただ,私は(だめ人間で),人からあーしろこーしろと言われるのが果てしなく苦痛で全くだめなので,前者を選んだということですかね.それに何度も書いてますが,私自身,競争に勝ったという感覚は全くなくて,ただやりたいことを探して見つけてそれをやったというだけの話です.それがたまたま人がやらない新領域の分野で,またまたたまたま大地震が頻発して,これまたたまたま震度が被害と合わないということが起こって,それなりに注目されたってことなんですが,そんなことは,どーでもよくて,要は,人があまり注目しないようなところに研究のネタはいくらでも転がってるし,そういうものを丹念に探して行けば,興味をもてるものは,きっと見つかると思うんですよね.

 それは,研究に限らず,仕事全般についてもそうなんだと思います.つまり,そういうことに手間暇をかけることをどれだけ惜しまずにやれるかってことなんですが,多くの人は,人気企業ランキングの上位に来るような会社をよく考えずに選んでいるわけで,でも,そういうところは,競争も激烈なわけで,敢えて人がやらないことをやる方が楽だと思うんですよね.

 いや,楽なんかしたくない,敢えて苦労がしたいと言うのなら,話は別ですが,私は,しても大して意味のない苦労は,したくないですし,そういう苦労を避けるためにする苦労の方が楽しいですね.

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11/6'16b
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 (多少)寂しくても嫌な思いをするくらいなら一人の方がましという考えもあると書きましたが,これって,私が歳をとって保守的になってきたというよりは,世の中全体の傾向ですよね.実際,若い人達を見てると,確実にそうなって来てる気がします.どういうことですかね?

 それは,再三書いてる「もういいところまで来た」ということでしょう.これ以上しゃかりきに頑張っても,経済成長する余地はほとんどないし,むりくり経済成長させたとしても資源などのリソースが足りないわけで,ほんとにもうどん詰まりというか行き止まりに来たんだと思います.

 そうなると,人が集まって何か大きな仕事をしたり,男と女が一つ屋根の下に住んで,そんな気になってそういうことをして子供を作って,人口を増やすということに自然とブレーキがかかるのは,至極当然のことです.

 こういうことを言うと,古い人間は,なんて嘆かわしい,まだまだ頑張って経済成長するんだ,って言いますが,再三書いてるように,別に経済成長なんかしなくても,楽しく充実して人生を過ごして行けますよ.

 多くの若い人達もそう考えてると思うのですが,最大の問題は,今の社会を作って動かしているのが古い人間達で,そういう考えに,全く適合できてないってことです.つまりは,パターン1か負け組になるしかないわけで,パターン2や3を選べるような社会にすることなんだと思います.

 でも,残念ながら,社会は急には変わらないので,やはり,重要なのは,現状の中でどうするかをよく考えることで,そうすれば,必ず答えはあると思います.

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11/7'16
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(経日)

 今日は,ヒラリー・クリントンのメール問題の捜査終了の報道を受けて,株価は大きく戻しました.一体,何だったんですかね? でも,確実に言えるのは,誰かがどちらかに結果を誘導しているということです.そして,それが誰かは...明らかですよね.

 投開票はもう明日で,日本時間だと,明後日の昼ぐらいには大勢が判明するということですから,まさにBrexitと同じような状況ですね.今回も高見の見物という具合に行くでしょうか?

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 思うのは,やっぱり,どうなるかは決まっているというか,そうなるようにいろいろ仕組まれてるってことですかね.アメリカ大統領選も,ほんとにトランプがなったらまずいと散々言われてるんですが,ついこの間,誰もがまさかと思ったBrexitが起こって,そういうことをみんな憶えているから,今度もそういうことが起こるかもしれない,というようなことも誰かが仕掛けてる感じがするんですよね.

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11/7'16b
[鬼十則]
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 某大手広告代理店ですが,「鬼十則」なるものがあるそうです.調べたら,以下のようなものでした.

1. 仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。
2. 仕事とは、先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。
3. 大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。
4. 難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。
5. 取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。
6. 周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。
7. 計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
8. 自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚味すらがない。
9. 頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。
10. 摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。

 こういう時代錯誤な古い企業体質が問題という報道が多いのですが,どう思いますか?

 普通の人にはできない何か大きな仕事を成し遂げようと思うのなら,こんなの別に当たり前の話ですよね.実際,どれも,プロフェッショナルとか情熱大陸とかカンブリア宮殿とかに出てくる成功者達が言ってるようなことです.そういう番組では,こういうことを礼賛する一方で,D通のような事件があると全く正反対のことを言うメディアの(視聴率を獲ればいいという)節操のなさが端的に現れたいい(悪い)例でしょうか.

 でも,繰り返しになりますが,こういうのは,人に強制することじゃないでしょう.みんながみんな頑張りたい,成功したい,ってわけじゃないでしょうからね.それが古い人達はわからないんでしょうね.

 でも,別に成功なんかしたくないからのんびりやらせてくれということなら,パターン2か3を目指すわけですから,「そういうところ」,例えば,大企業とか中央官庁とか研究するところとかには,行かない方がいいでしょう.

 でも,そういう人は,どんどん増えてるわけで,そういう人を雇っていかないと企業もやって行けないってことなんでしょうね.研究者もそのうち,一日8時間以上は,研究しちゃだめってなるんですかね?(あほらし)

 やっぱり,この国は,沈んでいくと思いますね.

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11/8'16
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 結局,やりたいことを仕事にしたって人なんかほとんどいないってことなんでしょうね.いやいやいや,私はやりたいことを仕事したって言うんだったら,その仕事,無償でもやりますか?ときけばわかるとは,既に書きました.無償ならやらないということなら,程度の差こそあれ,やりたいからではなく,お金を稼ぐためにやってるってことですからね.私は,研究や学生の研究指導なら無償でもやりますし,実際,残業手当なんか一切つかなくてもやってるわけですからね(でも,それ以外の大学の仕事は,無償ならやりませんけど).

 ですから,やっぱり,私は恵まれてるだなとは思います.でも,何度も同じことを書きますが,そういう状況を得るのは大変でしたし,相当紆余曲折はありましたから,めんどくさいと思ってもそういう手間暇を惜しむかどうかってことなんですが,やりたいことなら,めんどくさくも手間暇を惜しむこともないわけで,やっぱり,そこがスタートですかね.

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11/8'16b
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(経日)

 明日は,いよいよ?アメリカ大統領選挙の投開票ですが,結局,中立のままで玉は建っておらず,今回も高見の見物です.でも,本心としては,結果がどうなるかというよりは,相場がどちらかに動くと読んでいて,玉が建っていた方が面白いんですけどね.ていうか,中立ってことは,そこが読めないというよりは,どっちになっても(今日明日は),大したことにならないって読んでるってことなんですが,Brexitのときのようなこともありますから,やはり,玉が建ってない方が安心ですかね.

 で,どっちが勝つかは(決まってはいるけど)わからないのですが,ヒラリーが勝っても(もちろんトランプが勝っても)めでたしめでたしとならないのは,間違いないでしょう.トランプがたとえ負けてもこれだけ躍進したことは事実で,その問題は残り続けるわけですからね.つまり,Brexit,アメリカ大統領選,そして,次に何が起こるのか,ということですかね.

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11/9'16s
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 いやー,まさにBrexitと同じ展開になりましたね.やはり,誰かがシナリオを書いてる気がします.

 いずれにしても,大変な時代になってきましたね.でも,ずっとこのサイトで書いて来たことがこんなにも早く具現化して行くとは...もう誰も助けてくれませんよ.自分で何とかしてサバイブするしかありません.

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 いろんな報道がありますが,これからどうなるでしょうね.

 まず,単純に(初の黒人大統領に続いて)初の女性大統領が誕生しなかったことは,残念と言ってましたが,私もそれはそう思います.でも,ヒラリーは,やっぱり好きじゃないので,それがヒラリーじゃなかったことは,まあよし?ですかね.

 トランプは,様々な暴言で有名ですが,地球温暖化なんかでっち上げだと言ったんですね.それは,当たってるじゃん.

 トランプがアメリカ大統領になったから,どういうというよりは,そうなった背景というか,いろんな深刻な問題を抱えているということなわけで,それを排他的に不法移民のせいにして熱狂的支持を得て,というのは(誰も言わないけど),ヒトラーと似た臭いを感じますね.

 もし,彼がほんとにそれが原因だと思っていて,ほんとに保護主義的な政策を実行すれば,「再び強くて偉大」どころか,アメリカは没落しますし(もちろん,日本も共倒れ),一番喜ぶのは中国でしょうね.

 いずれにしても,やっぱり,大変な時代になってきたと思います.それは,トランプがアメリカ大統領になったから,ではなく,そういうことが起こる状況になって来てるってことで,それは,ヒラリーが勝っていても同じだったでしょう.

 こんなこと書くと,不安を煽るようなこと言うな,という人もいると思うのですが,何度も同じことを書きますが,事態が深刻なのに楽観的に考えよう,ではだめなわけで,それは,大津波がそこまで来てるのに,そんなの来てませんよ,安心して下さい,じゃ,だめなのと同じです.

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11/10'16j
[ガラスの天井]
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 ヒラリーさんが敗北宣言で,ガラスの天井を破れなかった,と言ったみたいです.いやいやいや,あなたの場合,「女性だから大統領になれなかった」わけじゃないでしょ.

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11/10'16b
[自分の中で定めたルール]
(経日)

 今日は,昨日と一転して大幅高となりました.というか,昨日,暴落した分を帳消しにして,更に少し上がった感じでしょうか.昨日の暴落は,売り抜けて回避できましたが,下げた後,順張りで売っていた分は,しっかりもって行かれました(7%くらい).でも,まさか,ここで書いた情報を基に売買されてる方はいらっしゃらないとは思いますが(いても責任はとりませんよ),寄付から(NYダウ高を受けて)高かったので,いても実害はなかったと思いますが.

 ここで売るのは,何となく怖いなーとは思ってたのですが,そんなことでどうするかを決めていては,精神的にもたないですし,そもそも最終的に負けますし,とにかく「自分の中で定めたルール」に愚直に従ってやって行くしかないですね.今年は(売り中心で)順調に推移してたのですが,利益の何割かが一日で吹っ飛んだことになります.でも,まあ,なくなってもいい余剰資金でやってるので,こんなこともあるかな,という感じですかね.

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11/10'16c
[似てる]
(政治, 経済)

 次期アメリカ大統領のトランプですが,K泉さんと似てるかもしれませんね.異端児で,J民党をぶっ壊すとか威勢がよくて,閉塞感を打破するような何かをやってくれそうで,実際,日本株は,当時かなり上昇しました.でも,その結果,どういう社会になってしまったかは...株価もその後大暴落ですしね.

 トランプバブルどこまで続きますかね.つまり,バブルは必ずはじけるってことですけど.

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11/10'16d
[役目を終えた?]
(バドミントン)

 バドミントンですが,急激にモチベーションというか,そういうものがなくなってきました.なんでかなあってつらつら考えてたんですが,「役目を終えた」ってことかもしれない気がしてきました.何のことかと言うと藤原のことです.

 彼と最後に練習したのは,確かインカレ前で,インカレの時,大久保が勝ち残ってるから彼が千葉に残るということで,一度練習が流れて,その後,彼が肩を怪我して練習してなくて,でももう,肩の怪我は大丈夫みたいなんですが,連絡はなくて,で,私の方は,競技力を維持するために練習しないといけないわけで,で,たまたまですが,職員のクラブの練習に行ったんですが,バドミントン部も同じ場所で練習してるので,藤原が練習してるのは見えるわけです.

 で,彼が練習してるのを見て気づいたというか,以前とは何かが違っていて,要は,以前と比べると明らかに格段に強くなっていて,つまり,私が相手をしなくても,もう普通にバドミントン部の中で練習できてるんですね.たまたま部長の齊藤先生もいらっしゃってたとき,彼も「強くなりましたねー」っておっしゃってました.

 彼の練習相手をするようになって,ちょうど3年くらい経つと思うのですが,その間,ひたすら愚直に「動きを洗練する」練習をしてきました.それは確実に形となって現れていて,いわゆる「高次の動き」,平たく言うと,動きが柔らかくなってきたと思います(目指すところまではまだまだですが).そして,その結果かどうかはともかく,筑波大バドミントン部の中でも普通に混じって練習できる水準に達したということです.

 そこまで来れば,別に私が相手をしなくても,私より競技力が高い練習相手はいくらでもいるわけで,つまり,藤原が「相手をしてもらう」ではなく,相手にとっても藤原と練習する意味が出てくるわけで,だとすると,私はもう「役目を終えた」ということかなと思った次第です.

 それは,正直,寂しい思いもあるのですが,一方では,どこかほっとするような解放されたようなみょーな安心感もあるわけで,でも,バドミントンを「やらないといけない」というモチベーションは,当然のことながら,急激に失われてしまいます.逆に言えば,もう歳で,しんどいところを,彼の相手をするということで何とかここまでやって来られた,つまり,彼に感謝しないといけない,ということかもしれません.

 ただ,バドミントン自体をやめるつもりはなくて,でも,バドミントンを「やらないといけない」という意識は急激になくなって,要は,体がしんどかったり,やる気にならないときは,やらない,つまりは,二週一くらいでもいいかなという感じです.

 でも,二週一だと体の痛み方がひどいので,そうならないように適度に普段から体を動かしておくことは必要なんですが,今は,体がしんどいのを押して,藤原の相手をするためにではなく,自分がプレーするためにバドミントンをしに行くよりは,普段から適度に体を動かす方がハードルが低いと思えるようになりました.

 ということで,そういう感じで(のんびり?)やって行こうと思います.もちろん,要請があれば,いくらでも相手はしますが,そうでなければ,「自分のために」というのは,当面は,このくらいでいいかな.

 でも,結果的にどうなるかは,意外とわからないと思っていて,要は,基礎打ちやってダブルスのゲームをやる練習なら,それは,二週一か週一くらいにして,普段からそれなりに(トレーニング的に)体を動かした方が競技力は上がる可能性もあると思っていて,でも,それは,あくまで結果論というか,モチベーション的には,今は(藤原の相手をしなくていいのなら)そういう感じでやろうかなという感じです(とか言っておきながら,体調悪くてそれすらできなかったりする可能性もありますが...).

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11/10'16e
[「流れ」としては,そんな感じ]
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 バドミントンもそうですが,それ以外のことについても,「流れ」としては,そんな感じなんだと思います.仕事ももうすぐ定年でクビになるわけで,要は,もう社会や周りの人から必要とされなくなって,それは,正直,寂しいけど,それはそれで仕方ないし,その一方で,どこかほっとするところもあるわけです.

 で,今3年生の担任をしていて,ということは,今年は卒研配属の担当で,担任間でいろいろ議論をしてるんですが,私個人的には,これまでは,私の研究室に来てくれれば,他の研究室よりいいものを与えることができるから,何とか自分の研究室に多くの優秀な学生が来て欲しいと思ってやってきたのですが,ここ数年は,以前より明らかに結果は低調で,それは,このサイトで書いたようにいろいろ要因はあるんですが,それでいい,つまりは,生い先短い私のところなんかより,若くて将来がある先生達のところに人気が集まった方がいいという思いが強くなって来たんですね.

 もちろん,歳はとっても,というか,歳をとったからこそ,私より若い先生達にはないものを私がもっているのは,厳然たる事実だし(そう言える人生を送ってきてよかったと思います),要請があれば,私がもってるものは,いくらでも与えたいと思うのですが,学生にその気がないのに,やらせろ,ってことは,もう全然ないわけで,要は,人任せというか状況任せで,必要とされないのなら,心のどこかで,もうそろそろ少し楽をしたい,と思ってるところは,正直あるんですね.

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11/10'16f
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(野球)

 メキシコに負けたんですね.だからー,4番は,中田じゃなくて筒香だって言ってんじゃん.それに,サッカーだけじゃなくて,野球もレベル落ちてきましたかね.実際,メジャーに行って通用する選手少なくなって来ましたしね.

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11/11'16
[資本主義の「王道」]
(政治, 世の中)

 ヒラリーさんですが,「女性だから大統領になれなかった」わけじゃないけど,女性でここまで来る(M主党の大統領候補になる)のは大変だったというのは,その通りでしょう.でも,だとしたら,既にガラスの天井は破ってるってことになりますから,やはり,「あなたの場合,女性だから大統領になれなかったわけではない」となりますね.

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 トランプさんの経済政策に期待して(日本株はともかく)NYダウは上昇してるようですが,どうなんですかね? もちろん,単に目新しいということで,根拠のない期待感もあると思うのですが,彼の言うことに一理あるかもしれません.

 要は,彼は,古きよき?アメリカじゃないですが,昔に戻るって言ってるわけですよね.今更,昔になんか戻れるわけないという人もいるかもしれませんが,そうでもないと思います.具体的には,高度成長期で作ったものが老朽化していて,それを新しく作り直すと言ってるわけで,これは意外と盲点だったかもしれません.だって,今の時代,ものが溢れてものは要らなくなったと言っても,古くて使えなくなったもので必要なものは,必要ですからね.

 つまり,バブルは30年周期じゃないですが,30年周期でものをリプレースしないといけないとすると,30年周期で「同じこと」を繰り返して,ある意味,永遠に経済を回すことができるわけです(でも,現実には,技術が進めば老朽化度合いも減っていって,将来的には,やはり,経済は回らなくなって,資本主義経済は崩壊する).

 でも,これって経済「成長」ですかね? いや,経済が「回れば」経済成長というのならそうですが,実質何も「成長」はしてませんよね.他には,例えば,自動運転システムは,(このサイトでも書きましたが)逆に人の雇用を奪うので,経済成長には繋がりませんが,便利にはなるので,これこそが「成長」ですよね.

 つまりは,トランプさんは,技術革新的には,成長どころか後退させることで,無駄なことをして経済を回すという,まさに資本主義の「王道」(この痛烈な皮肉わかりますよね)を行こうとしてるってことです.ですから,当面は,株価は強含むし,経済も回るかもしれません.でも,これは,本質的には,後退であって成長ではないし,後世に莫大な借金を残す可能性が高いので,そんなことしていいのかと言う人は多いと思います.

 ただ,これを一種の(資本主義経済の崩壊へ向けての)ソフトランディングと見なすこともできないこともないです.でも,要は「先送り」ですから,ソフトランディングしようとして,逆にハードランディングになってしまうリスクも増えることになりますけどね.でも,そのときは,トランプは,もうアメリカ大統領でないどころか,もうこの世にはいないでしょう(まさに後は野となれ山となれ).

 あとは,「分断したアメリカ」をどうするのか(各地で暴動まがいのことが起きてる),ということは,あると思いますが,トランプさんも○カじゃないでしょうし,長いものには巻かれろじゃないですが,決まった以上はしょうがないし,権威にすり寄るというか急速に「丸め込み」の動きは起こるでしょうね.つまりは,意外とみんなコロッと「騙されてしまう」のかもしれません.

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 と書いたのですが,アメリカの田舎の女性に対する偏見はすさまじくて,単に「女が大統領になるのが気にくわん」という人はいっぱいいるらしいです.確かにそうかもしんないですね.アメリカの田舎では,というよりは,アメリカのほとんどは田舎ですからね.

 これも既にどこかで書きましたが,アメリカって実は,世界の中ではグローバルどころか非常にローカルなところです.身近なところだと,アメフットで盛り上がってるのなんかアメリカだけだし,交通標識はマイルだし.

 つまりは,そういう意味でも,トランプは,「昔に戻る」と言ってるわけで,それに古い化石のような奴らが自分達のことだけを考えて乗っかったってことですかね.そして,経済が回るかどうかについて言えば,そっちの方が回るという側面もあるわけです.だって,便利で効率化すれば,人は仕事を失うわけですからね.

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 でも言えるのは,(良くも悪しくも)閉塞感を打破した(ように見える)ということはあるかもしれません.つまり,これからしばらくは,(これも良くも悪しくも)面白くなるかもしれないということです.

 面白いというのは,敢えて不謹慎に書いてますが,Aベノミクスと同様に,壮大なバブルが積み上がって崩壊するかもしれない(あるいは,いきなり崩壊する可能性もまだあるかも...)わけで,乗っかれば「一山当てられる」かもしれない(逆に失敗すれば,すってんてんになるかもしれない)ということです.

 ということで,私個人的には,(不謹慎に言えば)かなり面白くなってきました(いきなり大負けしたけど).と言っても,これまで通り,自分の頭の中にあるルールに従って,粛々と売買するだけですし,「全てを失った」としても,余剰資金の範囲内ですから,実際には,すってんてんになることもありません.

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11/11'16c
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 いろいろ書いてますが,じたばたせず,自然の流れに任せて,でいいのかもしれませんね.歳をとって衰えたら,無理せずできる範囲でできることをやればいいわけですし,お前はもう必要ないと言われたら,はい,そうですか,わかりました,って感じで,のんびりやればいいわけです.

 もちろん,あなたが必要だと言われれば,それなら頑張ってやるか,という気になるものですが,ほんとにそうなのか,単にめんどくさい仕事を押しつけようとしてるのかの判断が難しいところですが,それも,それなら頑張ってやるか,と思うかどうかで判断できるんだと思います.

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11/12'16
[ほんとに役目を終えた?]
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 役目を終えた?と書いたんですが,どうなんですかね? 確かに藤原は強くなって,バドミントン部の中でちゃんと練習できるようになったということはあると思いますが,そうなったのは,私がこれまで相手をしてきたから,練習の中で体の使い方とか意識のもち方とかいろんな話をしたり,バドミントン以外のもっと広い意味での考え方とかそういう話をしてきたからかもしれません.

 もちろん,そんなこと全く関係なかった,私が寄与したことなんて実際はなかったのかもしれません.でも,私がこういう意識をもって体をこう動かせと言ったことが,確実にできるようになってて,それが競技力の向上につながってる,あるいは,プレー以外の社会の中での会話についても,以前よりは,格段にしっかり受け答えはできるようになって来たので,何もなかったということはないでしょう.でも,仮にそうだとしても,それは「これまで」の話であって,「これから」について,もう私から学ぶものがないと彼が判断するのであれば,それはそれまでの話です.

 これは,別に藤原だけではなく,全てに当てはまることですね.藤原以外のバドミントン部の学生や研究室の学生,あるいは,地震防災とか社会全体についても全く同じことが言えます.私は,バドミントンの競技力はそんなにないけど,トップレベルの選手に一番欠けてる,そこをちょっと何とかすれば,いろんなことが劇的に変えられる考え方のようなものは,提供できると思ってますし,私の研究室に来てくれれば,他の研究室ではできない「自分で考えて自分で何とかする」教育ができると思ってますし,震度を被害とした算定法に変えることもできます.でも,学生達や社会にそういう要求がないのなら,めんどくさいし,別にいいやと思ってしまいます.

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11/12'16b
[無責任?]
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 でも,そういう風に考えて行くと,世の中どうなりますかね? 多分,昔は,年寄りはおせっかいで口うるさくて,若い人達にいろいろ説教してたんだと思います.でも,今はそういうことをすると嫌われるし,親にしてみれば,自分が長生きして要介護になったときに面倒見てもらわないといけないし,なんか親が子供にご機嫌とってるみたいな感じですよね.

 でも,既に書きましたが,それって,若い人達のことを考えてるのではなくて,実は,自分のことを考えてるわけで,まさに無責任で自分勝手なわけです.そして,そういう悪い連鎖が世代をまたがって繋がって行って,人材の質の低下ということになって来てるのかもしれません.

 ですから,私も「役目は終えた」とか,要請があればやるけど,ないならやらないとか言ってても,結局は,自分が楽をしたいという,自分勝手で無責任ってことなんだと思います.

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 なんでそんなことになってきたかというと,何度も書いてますが,もういろんなことが「いいところ」まで来てしまって,経済成長や人口増加が止まり,限りなくゼロサムになって来た中でのパイの食い合いしないといけないわけで,みんな他の人の面倒を見ようという余裕がなくなって来たってことでしょう.Brexitとかトランプの勝利とかまさにそういう流れですからね.

 そして,それは,年寄りが既得権を手放したくないから借金をしてそれを若い人につけ回すということになってます.そんなことでいいわきゃありませんが,そういうことをせずに,自分のケツは自分で拭く,次世代に受け継ぐべきものは(説教して)しっかり受け継ぐってやると,若い人達に嫌われるというエクスキューズまであるわけで,今のこの悪しき流れを変えるのは,容易なことではないかもしれません.

 逆に言うと,若い人達は,このままぼーっとしてると,何も要請がないのなら,もうのんびりやらせてもらうよ,と言ってる年寄りをこれ幸いと隠居させてると,将来大変な目に会うことになるということです.

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 でも,そういうことも含めて,なるようになる,なるようにしかならないということでしょうね.つまりは,歴史は繰り返すし,全ては137億年前に決まっているということでしょう.

 学生達と話していると,みんないい子で,それは昔と全然違うし(私の若いときなんか,もっと生意気で尖ってた),じゃあ,何も考えてないかというと,そんなことはなくて,話してみるとちゃんと考えててしっかりしてるんですね.

 でも,ちょっと気になるのは,じゃあどうしようというか,自分からしゃしゃり出て行ってどうこうしようというのがあまりなくて,そういう意味では,「今の私」とよく似てるんですね.それは,年齢というより時代背景があると書きましたが,過ごしてきた時代背景は違うわけで,例えば,このままじゃ騙されて戦争行かされるぞとか言うと意外と嫌な顔しないんですね.

 既に書きましたが,私の親は戦争体験者の一番下の世代で,その親に育てられた私は,戦争がどれだけ無意味で悲惨なものか徹底的に刷り込まれてると思います.ですから,私は絶対戦争なんかしませんし,もしそうなるのなら,死んだ方がましくらいに思ってます.

 でも,若い人達は,いざとなったら戦争くらいするぜ,って思ってるんですかね? とか言うと違うって答えると思うんですが,中国とか北朝鮮が攻めてきて,刺すか刺されるかってことになったらどうですか? それとも,やっぱり,そこまでは考えてない? アメリカとか年寄りとか誰かが守ってくれると思ってる? でも,んなわきゃないことは,(例えば,このサイトを読んでれば)わかりますよね.

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11/12'16b
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 でも,そういうことも含めて,なるようになる,なるようにしかならないということでしょうね.つまりは,歴史は繰り返すし,全ては137億年前に決まっているということでしょうか(気づいた人もいると思うけど,上のセクションの冒頭のパラグラフの(ほぼ)コピペ(笑).つまり,結局,そういうこと,そういう中で,どうして行くかということなんでしょう).

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 トランプ勝利で,ドル円や株が乱高下したことで,いろんな分析?がなされていますが,結局,選挙前に書いたことだと思うんですよね.分析?では,トランプが勝利宣言でしおらしかった(笑)ことで,意外とまともじゃん,と思って買い直されたって言ってるんですが,実は,そんなことは,百も承知というか,彼は結局誰かに操られている御輿に過ぎないわけで,要は,世の中を動かしている人間は別にいるということです.

 ですから,トランプが何かをどうにかしてくれるってことはなくて,それは,ヒラリーも同じで,どっちが勝ってもめでたしめでたしとはならないというのは,既に書いた通りで,これから大変な時代になって行くんだと思います.

 まあ,この70年が奇跡的に安定していた(でも,実際は,不安定な上の安定というか,経済をむりくり拡大することで安定してるように見せてた)ということで,それ以前の戦争を繰り返した暗黒の歴史に戻るということでしょうか.でも,私個人的には,戦争は絶対反対ですが,そういう中で,どうしていくか,どうサバイブして行くかという意味では,退屈な安定よりも(不謹慎な言い方をすれば),波瀾万丈で大いに楽しめるかもしれません.

 私はそういう風に考える(考えてしまう)のですが,今の若い人達の多くは,そういうことを楽しむというか,難しいものに敢えて挑戦するようには,育てられてませんから,みんな精神的に参っちゃって,結局,何度も書いてますが,この国は沈んでいくということになるんだと思います.

 ただ,これも既に書きましたが,(一部の優秀な人間によって)「技術で解決」できるかも,ということはあって,例えば,日本には資源がないので,自由貿易することで生き残るしかなかったのですが,周りにブロック経済を張られても大丈夫なような技術を開発する(例えば,核融合に成功するとか)という道はあるかもしれません.でも,多分,間に合わないですね.そういう意味では,当面は,やはり激動の時代になると思います(て書いて,不謹慎だけどちょっとわくわくする(笑)のはなぜ?).

 まあ,いざとなったら,経済的に没落しても,(天下泰平の)江戸時代に戻ればいいじゃん.そのためには,高級食材とかではなく,普通の米や野菜を作ったり酪農を営んだりする「普通の農業」を大切にしないといけませんよ.

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11/12'16c
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(野球)

 今日,何とかオランダに勝った日本代表ですが,どうなんですかね? 前回のWBCのときは,打順を見て日本代表って感じがしないって書きましたが,今回は,打者はそれなりに揃ってる感じがします.でも,逆に肝心のピッチャーが...

 何度も書いてますが,野球はピッチャーです.そして,日本がこれまでWBCで成績を残せてきたのは,数は少ないけど世界トップレベルのピッチャーがいたからでしょう.でも,今の日本には...そこそこのピッチャーはいっぱいいますが,世界で通用するとなるとそれこそ大谷くらいしかいませんよね.

 ダルビッシュや田中マー君などのメジャーリーガーがどうなるか,ってこともありますが,怪我というかコンディションの問題の方が大きいですかね.岩隈はそれなりに安定してるようですが,前田はちょっとコンディション落としてますしね.

 てことで,なかなか厳しいかもしれませんね.実際,メキシコとかオランダ相手にひーひー言ってる感じで,確実に差は縮まってるし,それこそ,メキシコとかオランダの方に,メジャーリーガーがゴロゴロいる感じですからね.つまりは,日本シリーズとかで盛り上がってても,世界の中では,レベル的には取り残されてきてるのかもしれません.

 こういうのって,野球だけじゃなくて,って思うのは,私だけでしょうか.

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11/12'16d
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(日記)

 と書いたのですが,今のところ,「普段からそれなりに(トレーニング的に)体を動かすこと」は,できてません.だからと言って,練習に行く気になるわけでもなく,結局,三日坊主どころか,一日もできてないことになりますね.

 でもまあ,それでいいと思えば,それでいいのでしょう.そういう生き方もしてみたいし,私って元々そういう自堕落でだらしない人間なので,若いときは,その気になってちょっと頑張ったりしたことはあったけど,やっと本来の自分に戻れたような気もしないでもないです.

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11/13'16
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 週末のワイドショー(?系の番組)は,(ちらっと見ただけですが)トランプがアメリカ大統領になって,これからどうなるんだ?一色って感じですが,既に書きましたが,トランプが受かったからどうなるとかいうことじゃなくて,ヒラリーが受かっていても,どのみち大変なことになるってことです.

 私はもうそんなに先があるわけじゃないですが,これから生きて行く若い人達はどうしたらいいかと言うと,何度も書いてるように,自分が必要とされる,即ち,自分にしかできない仕事とかスキルを身につけられるか,もっと具体的には,20年後,30年後どうなってるか,自分がやろうとしている仕事がまだ残っているか,ということをよく考えるべし,ということですね.

 20年後,30年後のことなんかわからんというのは,確かにそうですが,だとしたら,急激に変化していく社会に対応できるような環境に身を置けるか,ということですかね.つまり,大企業とか官公庁に入ったら安心みたいには,考えない方がいいってことでしょうか.

 でも,どうなったとしても,とにかく考えること,即ち,考える力を付けておくことが一番大事だし,それさえあれば,大丈夫でしょう.このサイトだって,へーそうなんだと鵜呑みにするのではなく,そう考える人もいるのか,じゃあ,私は,と考えるきっかけにしてもらえればと思います.

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11/13'16b
[そんなに違いはない?]
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 ここ数年,私には(若い人に比べれば)そんなに先がないということを再三書いてます.そんなネガティブに考えるな,と言う人もいるかもしれませんが,何度も書いているように,事実は事実なので,(大津波が来てるのに逃げないわけには行かないので)それを受け止めることから始めないといけません(ので,実際には,ネガティブではなくポジティブ).

 もちろん,いくつまで生きるかによって,若いときとの残り時間の差はわからないのですが,いつ死ぬのかなんてわからないし,例えば,それを80とか90とか100とかに設定したとしても,じゃあ,90で死ぬとしたら80になったらもう10年しかないってことになるわけで,そう考えることは,あまり解決にはなりません.

 先のことは考えない,今しか考えないということがよく推奨されてますが,確かにそれも必要なことですが,それだけでは,だめなこと,即ち,近く,時々,遠くで,遠くを見ることも(しんどいけど)必要なのは当たり前のことです.

 一つのポイントは,やはり,「いつ死ぬのかわからない」ということですかね.80とか90過ぎたら,そろそろかなという感じにはなってくるとは思いますが,あと10年だとしても,10年って結構長いし,どうせ生きるのなら10年でも充実して気分よく楽しく生きて行きたいですよね.

 そういう風に考えてくると,実は,若くても歳をとっていても,将来とか未来に向けて生きて行くということには,そんなに違いはないのかもしれません.ただ,違うとしたら,やはり「仕事をしないといけないのかどうか」ですかね.私が20とか30のときは,生きて行くには,とにかく仕事をしないといけませんでした.そして,それはそれでハッピーだったと思います.

 でも,50を過ぎるとそこのところが急激に変わってくる.仕事ができる時間はもうそんなにないし,と同時に,仕事をしなくても食べて行けるようにもなって来る.そういう点では,辻褄は合ってるのですが,だとすると,仕事を失った後どうするかをしっかり考えておかないといけないということです.つまり,再三書いているように,生き方を変える必要があるということです.

 そして,これってまさに将来とか未来に向けて生きるってことですよね.つまり,私の場合,仕事を失った後どうするかを考えることが,生きる原動力になってるってことで,今しか考えないの逆を行ってるってことですね.

 いや,そんなことしてる暇があったら,今やらないといけない仕事やれよ,っていうのもわかるし,正直,そっちの方が楽というか,やらないといけないことはやらないといけないので,どうしてもそっちに流されてしまうんですが,私にしかできない社会全体の利益に繋がることでないことは,私がやる意味もそんなにないし,社会全体にとっても利益にならないし,そんなことやっててもしょうがない,私がそれなりの給料をもらえるという意味?しかないと思っちゃうんですね.

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11/13'16c
[資本主義経済と私]
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 変なタイトルですね.まあいいや.このサイトで,再三,資本主義を批判的に書いて来ました.実際,私は,若い時,これから自分の人生の多くを過ごす仕事を選ぶ際,給料とかお金ではなく,単にやりたいかどうか(+時間のマネージメントが自由にできるかどうか)で選びましたし,それは大正解だったと思いますし,その考えは,ずっと変わりません.そして,結果的にですが,(私が就職するときは,まさにバブルで,金融関係に就職した同級生もたくさんいましたが,その後,バブルが崩壊して)経済的にも相対的にもそこそこの給料はもらえることになりました.

 でも,ここまでだと,世間知らずのふつーの大学の先生って感じですよね.私がふつーでないとしたら,それは,仕事以外のこともいろいろやって来たことでしょう.そして,その中に世の中とか経済とか,それを映す相場の研究というものがあります.それは,単に研究対象の一つとして興味をもったというだけの話なんですが,結果的には,資本主義はけしからんと言っておきながら,ちゃっかり,資本主義社会のど真ん中のところにも関与していたということなります.そう考えると,なんて現実主義的なんだと嫌悪感すら憶えますね.

 もちろん,この世界は,非常にシビア,おそらく,全ての世界の中で一番過酷なもので,結果的にどうなるかはわかりませんし,実際,30代,40代と大分損をしたので,トータルでは(ここ数年で大分取り返して来ましたが),まだマイナスだと思いますが,将来に向かって生きる的に言えば,これからはがんがん稼いでやろうと思っていて,正直,その間は,資本主義経済が崩壊してもらっては困ります(笑).

 つまりは,資本主義を散々こきおろしておきながら,それが当面は必要悪というか,崩壊しないことを見込んで,ちゃっかりそれに乗っかることも考えていて(あるいは,崩壊するならするで,それにも乗っかるつもりで),もちろん,結果がどうなるかはわかりませんが,要領がいいと言うと言葉は,ですが,嫌な奴ですよね.

 でも,これは,私が二重人格とか自己矛盾なのではなく,上で書いたように,単に研究対象として面白かったというだけなんですが,結果的にそういうことになってるというのは,何とも不思議というか,人生ってわからないもんだなーとは思いますね(言い訳?).

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11/13'16d
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(野球)

 野球の国際試合なんですが,いつも必ず言われるのが,ボールが違うとか,ストライクゾーンが違うとか,マウンドが違うとか,ボークのとり方が違うとかいうことです.WBCで世界一を目指すんじゃないですか? そしたら,何で国内野球を国際基準にしないのですか? 大人の事情があるということなら,ミズノにそういうボール作らせりゃいいじゃないですか.

 今,ちょっと見たら1回表,2アウト2塁で4番の中田で,先制点が重要ならヒットを狙うべきなのに,レフトスタンドしか頭になくて,しかも,ホームラン出る雰囲気なんか全然なくて,もし,筒香なら,何とかしてくれそうで,想像しただけで,全然違うと思うんですけどね.それは,監督もわかっていて,でも,4番にしないと中田がすねる? なんじゃそりゃ.

 あーそっかそっか,国際球は飛ばないから,試合が地味になって観客が入らないってことで,何年か前すったもんだがありましたね.つまりは,ここでも資本主義の弊害が,ってことですね.

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 今日もピッチャーが打ち込まれて,大幅リードされたところを打って何とか追いついて延長戦でやっと勝ったんですね.ちらっと見た程度ですが,やっぱ,チャンスで中田が凡退して,次の回,ランナーなしで筒香から始まるみたいな感じでした.こんだけ打ったのに,ハイライトで中田全然出てこないし.確か,代打送られたら打線が爆発したんですよね.

 でも,やっぱり,バッティングというよりは,ピッチャーですよね.左がいないってことなんですが,石田も田口も悪いピッチャーじゃないんですが,国内リーグのチームのエースでもないし,ましてや,日本を代表するピッチャーでもないですからね.

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 浅田真央さんもちらっと見ただけですが,明らかに体が重いというか,やっぱり,慣性モーメントが...体が大きくなり過ぎましたね.で,気づいたらもう26ですかー.

 もちろん,どうするかは,本人次第なんですが,もしやめるとしても,こうやって力が落ちて勝てなくなって,というのは,逆にちょっと羨ましい気がしました.衰えて辞めていく選手を見てそう思ったのは,おそらく初めてですが,どういうことかと言うと,私の分野は,勝てなくなったわけでもないのに定年が来たら否応なしに辞めないといけないからです.実際,若い人達に負ける気は,まだ全然しませんからね.

 こいつには,もうどうやっても勝てんって引導を渡すような奴出てきませんかねー(やっぱり,生意気).

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11/14'16b
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 そっか,そっか,そういう生き方を変えるんでしたね.なかなか悪い?癖が抜けませんね.

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11/14'16b
[メディアの言うことは]
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 メディアがトランプ当選をはずしたということで,バッシングされてるみたいですが,再三書いてるように,「メディアの言うことは嘘ばっかり」ということです.その背景には,視聴率至上主義があって,視聴率が獲れるような報道に偏りがちということがあります.

 あとは,私もよく取材されるのでわかるのですが,もちろん,ちゃんとしたところはちゃんとしてますが,こんなんで番組作ったり,記事書いたりするんだと驚くほどいい加減なところは多いです(特に民放).だいたい,番組制作会社に丸投げで,番組制作会社ってどういうところかと言うと...実態を知ってる人は知ってますよね.

 更には,これも再三書いてますが,やはり「ほんとのほんとのこと」は,報道されないと思います.更には,今回もそうだと思いますが,世の中の大きな流れを作っているのは,表面には現れないところにあるので,そういうことも報道されることはないですね.

 ということで,「メディアの言うことは嘘ばっかり」くらいに思った方がいいでしょう.もちろん,全てが嘘というわけではありませんが,その判断は,視聴者次第で,そこでも,しっかり考えられるかどうかということが,大きく左右することになってきます.

 いや,そんなことわからんし,ということかもしれませんが,一つの判断材料は「客観的か」ということでしょう.数字が出てくると,客観的と思いがちですが,その数字がどこから来てるのかとか,結局,これもよく考えるということですね.

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11/14'16c
[幻想?]
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 トランプがある意味,閉塞感を打破したかもしれない(そう見えるのかもしれない)と書きましたが,見方を変えると,人々は,良くも悪しくも変化を求めるのかもしれませんね.つまりは,いろんなことがいいところまで来て,何事もなくのんびり平和に暮らしていく,なんて世界は幻想ということなのでしょうか.

 学術でも芸術でもスポーツでも,あるいは,ビジネスでも何でも,打ち込むものを見つけられた人はいいのかもしれませんが,そんな人は少数派で,多くの人は,その日暮らしというか,特に目的もなく生きていて,そういう人達(もそうでない人と全く同等の選挙権をもってる)の心をどう満足させるかは,なかなか厄介ということでしょうか.

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11/14'16d
[非常に危険なもの]
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 最近,高齢者ドライバーの事故が立て続けに報道されてますが,別に高齢者に限った話じゃないですよね.車を運転する人ならわかると思いますが,免許をもってるくらいの技量をもった人なら100%事故は起こさない,というようには,車も道路も交通設備もできていません.つまりは,資本主義の都合とか経済を回すために,本来,非常に危険なものを世に放っているというのが現状です.ですから,(多少)運転技量が低い(認知症ではない)高齢者が事故を起こす頻度が多いというだけの話でしょう.

 ひどい話ですが,なんとかしないといけないでしょう.まさに後付けの泥縄的に安全装置や自動運転の開発をやってますが,これも間に合わないでしょうね.ということで,これも当面は「大変な時代」になる,ということでしょうか.

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11/14'16e
[東ロボくん]
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 東大合格を目指していた人工知能「東ロボくん」が東大合格を断念したとの報道です.で,よくきいてみると,全国センター模試で,東大以外なら多くの大学で合格可能性80%とか言ってます.はぁ?

 東大合格を目指すならセンター模試なんかやっててもしょうがないじゃん.センター試験なんかいくら高得点とっても,それこそ満点とっても,東大には受かりませんよ.だって,センター試験と前期試験の割合は,1:4で,前期試験は,どの科目もばりばりの記述式ですからね.つまり,本気で東大合格を目指すのなら,東大以外の有名大学の延長線上ではなく,全く違うことをしないといけないのです.

 そんな実情もわかってないのかと思って,ちょっと調べてみたら,関わってる人に東大関係者がほとんどいないんですねー.どういうこと? 東大に受からなかった東大コンプレックスをもった人達が東大合格を目指して開発してる?(超失礼)

 まあ,そんなことはどうでもいいとして,思うのは,AIってどうして「人間の世界」を基準に考えるのでしょうか? チェスとか将棋とか碁もそうですよね.

 コンピュータには,コンピュータ独自の人間にはない,人間が不得意なものが得意なところもあるわけですから,そこを活かせば,「人間の世界」にない,もっと違った新しい何かが生まれると思うのですが,どうでしょうか? でも,そうすると,AIが人間を越えてしまうからまずい?

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 まあ,東大合格が目標というのは,研究費獲るために,単に一番難しい大学に合格することを目標とする(単に大学受験とか国立とか難関校合格とか言ってもぱっとしませんからね)として申請したというだけの話で,はなからほんとに東大に合格させようとは思ってないってことでしょう.じゃあ,何が目標なのでしょうか?

 上で「人間の世界」と書きましたが,そういうことなんだと思います.つまり,AIの開発ではなく,人間の知能のメカニズムの解明が目的なんでしょうね.つまりは,Googleが自動運転技術の開発を行うのとは,全然見ているものが違うということです.だとしたら,よくわかります.

 でも,そんな基礎研究では,研究費獲れないから,「嘘ついてる」わけです.ほんとは地球の解明をしたいのに,地震予知ができる(かも)と言って,研究費獲るのと同じですね.私だって,地震防災は,あくまで結果であって,目的ではないですからね(そうでないと,いい研究は絶対できない(断言)).

 でも,こういうの,ほんとめんどくさい話です.

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11/15'16
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(ピアノ)

 伊東さんからピアノプロジェのプログラムが送られてきました(ありがとうございます).何となくいやーな?予感はあったのですが,トリですね.

 まあ,これだけの大曲,かつ,難曲ですからね.最大の問題は,ちゃんと弾けるかどうかですが,ていうか,ちゃんとは弾けないと思いますが,まあ,弾くことはできるでしょう.

 既に書きましたが,今にして思えば,今のコンディションで,なんで,こんな大曲,かつ,難曲を選んでしまったのか,ということですが,この曲しか弾く気にならなかったわけですし,全ては137億年前に決まってるわけですから,そういうことになっていたんでしょう.ですから,できる範囲でできるだけのことをするだけですし,それでいいのでしょう.

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11/15'16b
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 車の危険性ですが,いろいろありますね.最近の高齢者のドライバーの操作ミスとして,よくあるのが,アクセルとブレーキの踏み間違いです.ていうか,どちらも右足で,どちらも踏むという同じ動作ですから,1万回やって1万回間違えないということはないでしょう.私は(注意しているので)一度もありませんが,間違えてとっさに踏み換えたという話はよくききます.歳をとって(認知症でなくても)「とっさの操作」ができなくなれば,大事故に繋がることは大いにありえます.

 最近は,オートマがほとんどなので,右足をアクセル,左足をブレーキで操作すれば,大分,間違いは減ると思いますが,マニュアル車がこの世に存在する以上,教習所でそういう教え方はできないでしょうね.それに,右と左なら100%間違えないというわけでもないでしょう.ほんとは,どちらも「踏む」ではなく,全く別の操作にすべきだと思います.だって,アクセルとブレーキじゃ,結果が真逆ですからね.

 これ以外にも,斜め後ろが確認しにくいとか,前だって,小さい道路から大きな道路に出るとき横から来る車がフレームの陰に隠れて確認しづらいとか,右折するときに,対向車線にも右折車があると,直進してくる車が見えないとか,ほんと危ない状況ばかりです.

 でも,現状としては,どうしようもないですね.まさに非常な危険なものを誰かの都合で世に放ってしまって,どうにもならないといったところでしょうか.これも自動運転などの技術革新によって解決するしかないでしょうが,当面は,非常に危険な状況が続くということでしょう.

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11/15'16c
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(バドミントン)

 藤原が全日本シニアにデモンストレーションに行くと言っていたので,ということは,結果が出たんだなと思ってざっと見てみました(今年は東京ということは,Mどりさんからきいて知ってました).それにしても,各都道府県予選を勝ち上がって来てるのにものすごい数で,こんなにも,ものすげー強い奴が(年寄りにも)ゴロゴロいるのかと思うと,ちょっとうんざりします...

 ざっと見ただけですが,一頃のように,知り合いがゴロゴロいる感じでもなくなって来ましたかねー.同年代や茨城県以外だと,Y野君とかS村とかU村とかO本さんとかU田君とかJ平君とか,みんな(まだ)頑張ってんなーって感じでしょうか.30以上,35以上あたりに,筑波大OBOGがずらーっと並ぶと嬉しいんですけどね.

 松井さん,70以上でシングル,ダブルの2冠ですね.ていうか,70に上がったってことか.駒羽会(東大バドミントン部OBOG会)前会長の金丸さんは,75以上でシングル連覇はならなかった(ベスト4)んですね.やっぱり,下から若いの(と言っても75以上だが)が上がってくると厳しいですかね.

 そう言えば,先日の駒羽会会報に金丸さんのことが紹介してあって,なんでも,彼は,大学を卒業するときに,全日本のトップの連中に60までに勝てるようになってやるって思ってたそうです.で,それを15年遅れの75で達成したと書いてありました.すごいですねー.何がすごいって,20くらいのときに60のときのことを考えてたってことです.私が全日本を意識したのは,30のときに10年後の40になったときでしたからね.

 思うのは,ここに出てる人達は,やはり,幸せだということです.それは,全日本に出てるからというわけではなく,そこまで来てるということは,それだけバドミントンに打ち込んでるわけで,そういうものが彼らにはある,しかも,シニアですから若いときの一時的なものではなく「生涯に渡って」打ち込むものがあるからです.ですから,そうであるのなら,その人なりに打ち込んで,結果的に結果が出なくて全日本に出られなくてもいいんだと思います.

 翻って私はどうでしょうか? 30代は,(それなりに)打ち込んだと言えるでしょうし,40になったときに(それなりに)結果も出ました.40を過ぎてからも何年かは,筑波大バドミントン部で練習してたわけですから,(歳の割に)打ち込んでたと言えるでしょう.でも,ここ10年くらいは,さっぱりですね.理由としては,体調とか怪我(どちらも単なる老朽化?)とかがあるんですが,果たしてそれだけなんでしょうか?

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11/15'16d
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(サッカー)

 WC最終予選ですが,今日負ければ絶望的になるところ,本田と香川がスタメンをはずれたので,ひょっとしてと思いましたが,何とかグループ首位のサウジアラビアに勝ちました.内容的には,終始圧倒してたのですが,最後の1失点は余計でしたね.でも,オーストラリアがタイと引き分けたので,グループ2位と何とか圏内となりました.これで一通り当たって半分が終わったことになります.

 でも,何度も書いてますが,本田とか香川がレギュラー落ちするくらいでないと最終的には厳しいと思いますよ.現実的には,原口,大迫,清武あたりだと思いますが,清武は,所属チームで試合に出られてないし,全体にもう一息でしょうか.

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11/16'16
[なるようになってる]
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 何だかんだ言って,なるようになってる感じはしますね.まだまだ仕事したいのに定年でクビなるのはけしからんとか言っていても,確実に体力,気力,知力は衰えて行くわけで,定年を迎える前に,(経済的に何とかなるのなら)もうさっさと辞めたいとなるかもしれないわけです.

 ですから,問題は,そういう自分の問題と,周りというか状況というか社会とマッチングさせて,どうソフトランディングしていくかですね.それには,それが何とかマネージメントできるか,自分でそういう状況をコントロールできるかが一つのポイントで,私の仕事は,他の仕事よりは,そういうことが可能だとは思います.

 で,実際,そうしてるわけですが,勤労と休息,ストレスとその解放,負荷と達成といった幸不幸のマネージメント的に言えば,(多少)「頑張る」ことも必要でしょう.もちろん,若い頃は,「すげー頑張る」でいいと思いますが,だんだん頑張れなくなるし,それはそれで(今までの蓄えや経験で)何とかなるというのが歳をとるということでしょうか(だから,なるようになってる).

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11/16'16b
[あなたは今幸せですか?]
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 前から思ってるんですが,「あなたは今幸せですか?」ときかれると,ほとんどの人が「はい」って答えますよね.そういう番組だとだいたいそうです.もちろん,「はい」と答えた人を流してるだけかもしれませんし,テレビだと見栄を張るのかもしれませんが,想像するに,そうきかれると,思わず?そう答えちゃうような気がします.でも,調査によると,日本人って,自分を幸せと思ってる人って世界の中でも相当下位なんですよね.これってどういうことでしょうか?

 多分ですが,日頃からいろいろ嫌なことがあったりとか,物事がうまく運ばなかったりとか,鬱憤とかが溜まってて,全然幸せじゃない,って思っていても,第三者から「あなたは今幸せですか?」ときかれると,はっと我に返るというか,何とか食べては行けていて,つまり,ちゃんと生きて行けていて,よく考えたら,これで充分幸せじゃん,って思うというか,気づくってことじゃないですかね.

 つまり,そういう人は,つまりは,世の中のほとんどの人は,幸せなんだと思います.

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11/16'16c
[ぬるい]
(経済)

 米ドルですが,ちらちら見ていたのですが,ようやく買える状況になったと判断して,少しだけ買ってみました.額としては,資産の1/20くらいですかね.なので,1/10とすると,倍くらいは買ってもよかったかも.

 買うのは米ドルで,つまり,日運のように超短期の投機的なものではなく,資産の一部を米ドルで(一時的に)もつということですからね.ていうか,非大手証券株の値動きに比べたら為替の値動きなんて,ぬるいもんですよ.

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11/17'16j
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(日記, バドミントン)

 少し押したので,同じ量買っときました.これで,(今は)資産の1/10が米ドルになったことになります.

 昨日,久しぶりに藤原と練習しました.やっぱり,確実に強くなってますね.球が厳しくなってますし,エラーも減ってます.フォームについては,(予想通り)少し疎かになってたところがあったので,その辺のところを意識するように言いましたが,すごいのは,言ったらすぐできるんですね.でも,逆に言うと,それが「無意識に意識」(無意識に,ではない)までは,まだまだなんだと思います.

 私の方は,一週間以上プレーしてなかったのですが,パフォーマンスは,(ほんと久しぶりに)まずまずでした(ので,何とか練習相手にはなったと思います).実は,「普段からそれなりに(トレーニング的に)体を動かすことができてないと書いてから,ちょこちょこですが,やるようにしてました.そしたら,やっぱり,体の状態が全然違います.ほんと一日15分とか30分だけなんですけどね.体調もよくなってきた気がします(気のせいかもしれませんが).昨日は,かなり動いたので,体の痛みが心配だったのですが,これもさほどではありません.

 ということで,これですかね.つまり,「普段からそれなりに(トレーニング的に)体を動かす」ことをしながら,二週一とか週一で練習に行くってことでしょうか.藤原も明日からアジア選手権の直前合宿で,その後もアジア選手権,コロンビア選手権と国際試合でしばらく練習できないので,そうするしかないってこともありますが,「今の私にできること」的には,このくらいがちょうどいい気がします.

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 開口部対策ですが,あることをしたら,劇的に変わりました.最近,外は大分冷えるようになってきたんですが,まだほとんど暖房は要りません.東開口なので,午前中は,暖房なしでぽかぽかだし(室温は24度くらい),帰ってきても20度以上はあって,寝る時間まで20度を切ることは,まだないです.

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11/17'16b
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 なんか急にAIが世間を賑わせてますが,いつも話題になるのが,AIが人間の知能を越えたらまずい,ということです.でも...

 このサイトによく書いてますが,人類繁栄のプログラムってそういうことですよね.つまりは,そういうことを認識できるような知能を人間はもってしまったわけで,これって,人間の知能が人類が制御するプログラムを越えてしまったってことですよね.そして,これは,おそらく人類滅亡へと(自然の流れとして)繋がって行くのでしょう.

 でも,頭ではわかっていても,男は,若くて綺麗でかわいい女の子を見ると...なわけですから(ちなみに,「若い」女の子を見ると...というのは,単に生殖能力があるからという生物学的理由でしょう),なかなかそこを越えるのは難しい? 逆に女性の方が,男になんか養ってもらわなくて済むようになってきて,やっぱり,女性の方が先に行ってる感じはしますね.

 あーでも,(有能な)女性なら,結婚願望は,もうなくなって来てると思うし,男が女にもつような性欲もそんなにはないと思うのですが(多分),子供が欲しいという衝動というか欲求にかられる時期はあるようで,やっぱり,プログラムに逆らう(越える)のは,難しいんですかね.

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11/17'16c
[指導者]
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 スポーツ選手って,現役を引退したら,指導者になることが多いですよね.理由としては,歳をとると体力の衰えによって,パフォーマンスが落ちてきて,トップレベルでプレーできなくなるということが,一番大きいでしょう.もちろん,それ以外に,自分が選手時代に培った技術などを伝承したいとか,そもそも,自分がプレーするより,人を指導する方が好きだし向いてるって人もいるでしょう.

 でも,顰蹙覚悟で敢えて書くと,自分がプレーするより,人を指導する(人にやらせる)方が楽ってことはあるんじゃないですかね.実際,(そうでない人ももちろんいっぱいいますが)どこかの強豪校の監督って,練習中,だいたいふんぞり返って怒鳴ってるだけみたいな感じですよね.いやいやいや,監督くらい辛い仕事はない,試合とかに帯同すると,見てる方がしんどい,ほんと自分でプレーした方が百倍楽とかみんな言うんですが,ほんとですかー? 確かに最終的には,自分ではどうしようところはあるので,気をもむというのはわかるのですが,じゃあ,代わりに出られたとしても,ほんとのところは,そういうわけには行きませんよね.

 ですから,それはそれでいいんじゃないですかね.冒頭で書いたように,体力的にはどうしようもないわけで,だとしたら,知力を使ってできることをすればいいわけです.そして,若い人達にとっても,そんなに楽なら,私も頑張って,成績残して,指導者になろうというのもモチベーションになるかもしれませんからね.実際,人生の中では,選手時代より指導者時代の方が圧倒的に長いわけですし.

 でも,私自身に関して言えば,プレーする楽しさは,捨てたくないし,捨てられないと思います.確かに,藤原を指導していて,彼がどんどん強くなっていくのは,自分が強くなることとは違った快感はあるし,それは,研究室の学生も同じですが,自分が「現役」でなくなると,感覚的なこととか,ほんとの指導はできなくなるとも思うんですよね.

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11/17'16d
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(経日)

 一旦手仕舞ったのですが,何とかトランプ当選翌日の暴騰の損の2/3くらいを取り返しました.「トランプラリー」ですが,いつまで続きますかね?

 でも,米ドルも買ったので(こっちは,短期的な売買はしないですが),一つ楽しみが増えたというか,野球に加えてサッカーも(いや,比重的にはNFLくらい?)って感じ?でしょうか.

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(野球)

 野球と言えば,岸がライオンズから(楽天に)移籍との報道です.元々東北出身だし,基本的には,本人の自由なので,残念ですが,仕方ないですね.でも,ライオンズってFAで出ていく選手はいても,獲得したことあんのかい?って感じですかね.もちろん,金の問題はあると思いますが,それだけじゃないですよね.

 でもまあ,FAで移籍して大活躍したという印象もあまりないので(年齢的なこともあるでしょうし),やっぱり,FAなんかより,原石を見極めて,しっかり育てることでしょう.そういう意味では,ライオンズは,それなりに頑張ってると思うのですが,育つとみんなFAで出て行くというのは,ちょっと考えた方がいいですね.

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(バドミントン)

 と書いたのですが,やっぱり,かなり疲れが残ってますね(さっき,階段を(一段飛ばしで)上がってるとき足が上がってなくて躓いた).でも,週一とか二週一ならしょうがないか.

 いや,今のやり方を続けて行って,そういうことが(さほど)なくなれば,ってことですかね.でも,さすがに練習の翌日は,オフでいいかな.いや,ストレッチくらいはちゃんとやった方がいいですね.

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 指導者に限らず,「偉くなる」ってことがそういうことなんでしょうね.社長や重役は大変とか言ったって,ふんぞり返って,社員にあーしろ,こーしろって言うだけってところはあるわけですからね.

 もちろん,会社や組織全体の舵取りや方向性の判断は,大変で重要な仕事なわけで,体は動かなくなったけど,頭は動く経験や判断力のある年寄りが「口先で」組織を動かすということですね.そっちの方が楽で楽しいと思う人は,頑張って偉くなればいいのでしょうし,それじゃあつまらんという人は,別の道もあるでしょう.

 私はと言えば,ずっと現役でいたいとは思っているのですが,研究の方は,実質,学生の研究指導しかできていないのが実情です.逆に,バドミントンは,こんなにひどい状態なのに,曲がりなりにもまだ自分でプレーしているのに気がついて,はっとさせられます.もちろん,研究は,もともと頭脳労働的要素が大きくて,その部分は,単に指導という以上に学生に提供し続けてるってことはありますけど.

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(ピアノ)

 バドミントンの疲れはともかく,ピアノには,かなり影響がありました.具体的には,前腕とサムアップによる親指の痛みですね.そして,同じところをピアノを弾くときも使うので,痛みが増した感じです.

 でも,二週一なら,もう本番までバドミントンはしないので,何とかなりますかね.つまりは,そういうところにもメリットありということでしょうか.もっとも,どんなに軽くても,トレーニング(ぽいこと)で痛めないようにしないとですね.

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11/18'16b
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 このサイトで何度か,不特定多数の人達を対象としたことや仕事は,やりたくないと書いて来ました.何様?って感じもしますが(笑),何をしようが本人の自由なわけですから,とやかく言われることはないでしょう(強気).

 理由は,はっきりしていて,それでは,より高い価値を目指すことができないからです.よく「いい仕事」という曖昧な表現を使ってますが,そういうことです.そもそも,価値観が自分の中ではなく,他人,それも不特定多数の人達にあるのでは,これまでにないものはできないのは明らかで,結果として,万人にその価値がわかるようなものは,大した価値がない(ことが多い)ということになります.

 でも,世の中の仕事を見ると,そのほとんどが不特定多数の人達を対象としていることに気づかされます.利潤を追求しないといけない民間企業は,価値あるものというよりは,売れるものやサービスを提供しないといけないので基本的にはそうなりますからね.もちろん,ほんとに価値があれば売れる可能性もあるんですが,実際は,そうなってない,大した価値がないのに売れれば勝ちみたいなことは否定できません(ほんとしょぼい).

 他にもいろんな職業や活動があるんですが,だいたいアウトですね.政治家,芸能人,大衆音楽家,大衆芸術家,大衆作家なんかは,最たるものですし,医者とか弁護士もかなり不特定多数的視点が必要ですよね.スポーツ選手は,結果がはっきり出るので,価値がわかりやすい面はありますが,それで飯を食うプロスポーツ選手となると,球場で野次を飛ばされたり,負けるとサポーターから糾弾されたりしますし,結果だけではなく,魅せるプレー的なことも必要になってきます.そういう意味では,例えば,実業団に所属する選手なんかは,割といい環境なのではないかという気はします(もちろん,選手引退後どうするかってことはありますが).

 官公庁も公共のサービスを提供するところなので,不特定多数が対象なんですが,中央官庁まで行くと,逆にやってることがあまりに大所高所で,国家機密情報もいろいろあるでしょうし,不特定多数の人達からは遠い気はします.そういう意味では,裁判官とかもそうかもしれませんね.

 教師も,公立の小中高の先生は,不特定多数の人達を相手にするという意味では,そうですが,教育者なのですから,自分の価値観を対象者に合わせては意味がないわけで,昔は,そういうことが尊重されて許されていたと思うのですが(逆に変な教師がいると問題にもなったが),今はもう地に墜ちた感じでしょうか.それは,授業をする大学の教員の教師的側面も同じです.

 何度も書いているように,研究者は,そういうところから遠く離れたものだったのですが,大学教員もかなりひどいことになってきました.中身ではなく審査付き論文が何編あるかとか受賞歴とか研究費をいくら獲ったかで業績が評価されるというのがそうですね.でも,他の職業に比べれば,まだ,大衆迎合的価値観から距離があるのは確かですが,本来的にそういうものなので,まあこれは当たり前の話ですかね.

 こんなことになってきた理由は,研究者に好き勝手に研究やらせるような経済的余裕が国になくなって来たからなんですが,じゃあ,結局,金じゃん,って話じゃなくて,自由に研究だけしてればいいから,給料半分って選択肢を作ってくださいよ,というのは,既に何度も書いた通りです.

 でも,世の中,資本主義社会で,給料の高さに社会的地位も付いてくるみたいな感じで,日本のトップレベルの頭脳をもつ人をそんな薄給にしておけない,みたいな余計なことがそういう実質化を妨げてるんでしょうね.

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 実際のところは,世の中の仕事というか活動の大部分は,そういうレベル,即ち,不特定多数を対象にしようがしまいが関係ないところにあるんでしょうね(益々何様?).でも,かく言う私も,ほんとは,ただ純粋に「地震動の性質と建物被害の関係を探求し」たいのですが,「それを地震災害軽減に結びつけて社会に還元すること」もやってるってことは,そういうことですよね.まあ,でもこれは,給料もらうために大学の(研究以外の)仕事するように,研究者としてやって行くために,そういうことも研究してるってことですかね.

 でも,まず,大学の(研究以外の)仕事が来て,次に,研究の研究者としてやって行くための仕事が来て,ってなったら,もう残りは...ってなって,ほんと効率が悪いこと甚だしいですよね.

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11/18'16b
[退屈に]
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 でも,こんな感じだと,感覚的には,やる時間がどんどん短くなって,益々「退屈」になって行きますね.結局,人生所詮退屈しのぎというのは,変わらないわけで,何して退屈しのぎするかを(歳をとっていろんな状況が変化していくことに対応して)これまで通り探究して行くということですかね.

 本音としては,自分で作り出すのは難しいというか,なさそうなので,何かその気になるような状況になれば,とも思うのですが,その一方で,そういうのは,もうめんどくさいとも思ってるわけで,まあどっちもOKというか,なるようになるのかな.

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11/19'16
[しょーがねーなー]
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 こんなこと書くと何様?って感じだと思うのですが,私は,仕事以外のことを通して,いろんな人とつき合ってきたのでよくわかるのですが,世の中の人達って(犯罪者などの極一部の人を除けば)ほんとまともでちゃんとしてるんですよ(とか言うのも何様?).

 でも,それが「不特定多数」ということになると,なんかおかしなことが出てくる.大して面白くもないのに,メディアが面白いって言うと売れたり,世界遺産になった観光地に人が殺到したり,ハロウィーンで渋谷が大騒ぎになったり.でも,実際は,自分の周りには,そんな人はほとんどいないし,一体どこにいるの?って感じです.

 一つには,何度も書いてますが,メディアの言うことは嘘ばっかりですから,そうやって,メディアが飯を食ってるってことですね.つまりは,本音と建前があって,表面には,建前しか出てきませんから,そういうところで,多くの人が,しょーがねーなーと思いながら,飯を食ってるってことですね.

 で,私としては,やっぱり,しょーがねーなー,と思って仕事や仕事以外の活動はしたくない,ってことですかね.だって,しょーがなくないことしたいじゃないですか.

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 でも,これまでは,そうやって,建前上のお約束で,経済を拡大してやって来たことが曲がり角というか,どん詰まりになってきて,これからは,そうは行かなくなるということでしょう.それに気づいてる人はいるわけで,でも,建前上は,そういうことは言わないし,だからメディアの言うことは嘘ばっかりで,ゼロサムの中で人を騙して,余計に働かせて消費させて,金儲けをしてるわけです.

 これまでは,しょーがねーなーと言いながらも「お互いさま」であったのですが,これからは,先に気づいて抜け駆けする奴がどんどん出てくるでしょうから(でないとサバイブできない),そこのところの勝負ですかね.問題は,自分が気づいていても,会社とかの組織にいる以上は,その方針に従わないといけないわけで,そこをどうするかですね.

 自分で会社を作ったり,研究者になったりして,(あるいは,パターン3もある)ある程度,自分の裁量でやることを決められる環境を整えることもありますが,ほとんどの人は,民間企業に就職するのでしょうから,どういう会社かを見極める力がほんと重要になると思いますね.

 でも,見方を変えると,自分次第で,人生は大きく変わるわけで,大変だけど,面白いというか,ある意味,やり甲斐や生き甲斐がある人生が待ってるとも言えますかね.

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11/20'16
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 昨日は,研究室のOBOG会でした.

 いつものことですが,卒業して元気でやってる様子を直接話をきいたり顔を見たりすることができるのは,嬉しいことです.

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11/20'16b
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 単純に考えれば,生きて行くために,食べて行くために,なにかしらの責任を果すために,働かないといけない,そして,そうであるのなら,パターン1〜3のどれでもいいのだと思います.

 ただ,私の場合,もう何とか食べては行けるし,責任も何とか果たしたと思うので,まさに自分次第なんですが,何か自分のために勝手にその気になることがあるのか,あるいは,社会や誰かからの要請でその気になることがあるのか,ということでしょうか.

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 なんか最近,週末が長く感じます.別に仕事したけりゃすればいいし,仕事したくなけりゃ休めばいいし,休みがないともたないとも思うので,週末の休みは必要なんですが,この感覚は一体なんなんですかね?

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11/21'16
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 週末が長い,というのは,週末の時,あー早く週末が終わらないかなー,というよりは,日曜の夜とか,月曜になったとき,金曜日がなぜかすごい昔に思えてしまうということです.なんなんですかね.

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 もう少し具体的に言えば,生きて行くために食べて行くこと,社会の中で責務を果たすこと,そして,自分のやりたいことをやることとなり,これは,即ち,報酬,人との繋がり,内的熟達で,やる気三要素とぴたり一致します.この3つを仕事で全部カバーしてしまうのは,確かに効率がいいですが,そうでなくてもいいでしょう.

 特に,歳をとってリタイアすると,仕事は(リタイアしているので)できないので,仕事で全てをカバーすることはできません.食べて行くことはできるし,やりたいことはやるでしょうから,問題は,やはり,社会の中で責務を果たす(感覚を得る)ことですね.

 ボランティア活動とか地域活動とかやる人が多いのはそういうことなのでしょうが,リタイアまでにもう充分責務は果たしたと思えたら,やりたいことだけやってのんびり「気分よく」暮らしていくことはできるのでしょうか.

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11/21'16b
[最近の若い者は]

 最近の若い者は...とは,古代ギリシャから言われてきたこととよく言われるのですが,何度も書いてますが,今はそういうこととは違うと思うんですよね.つまり,今はそのくらい人類の歴史の中で最大の転換点なんだと思います.

 具体的には,人口増加が止まってきたことです.もちろん,これまで一時的にそうなったことはあるでしょうが,現状は,一時的なものとは思えません.背景には,出生率の低下があり,それは,まさに「量が減ることによって確率的に質が低下する」ことで,最近の若い者は...は,これまでとの意味合いが違ってくるわけです.そして,その状況を作り出しているのが,まさに(性欲が低下してきたというか,そういうことに騙されなくなってきた)若い人達なわけです.

 それに伴って,拡大させてきた経済も大きな曲がり角というか行き詰まりということになってきます.むりくり経済を回そうという動きもありますが,もうかなりいっぱいいっぱいになって来ましたし,できたとしても,これ以上人口が増えれば,リソースが足りませんから(核融合に成功するなどしなければ),どん詰まりです.

 でも,それは,若い人達が悪いということではなく,そういう時代背景に彼らが適合しているということです.でも,それを見て,年寄りは,最近の若い者は...と言うわけです.若い人達から言わせれば,年寄りは,いつまで経っても古い考え方がしかできなくて...ってことだと思いますけどね.

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 でも,私はやめた方がいいと思いますが,何かブレークスルー的な技術革新を起こして,もう一段,経済成長しようという動きはありますね.一つは,核融合は当面は厳しそうですが,エネルギー問題をどう解決するか,でしょうか.あとは,食料と住む場所ですね.

 と書いたのですが,どうなんですかね? 現状を見ると,AIとかロボットとかシェアリング技術とか,そういう方向には行ってない,即ち,人口を増やして経済を拡大するのではなく,むしろ,効率化して経済を縮小する方向に行ってますよね.ですから,なるようになってる気もしますね.

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11/21'16c
[私の場合]

 私の場合,(リタイア後)どうなりますかね?(既に書いたような気もするけど,まあいいや)

 研究は(多分)続けて行くでしょうが,それで給料はもらえなくなります.でも,(結果的に)地震災害軽減には繋がりますから,内的熟達+人との繋がり(社会貢献)ですね(でも,給料もらってるのは,研究以外の大学のお仕事だから,これは,今も同じか).

 仕事以外にやってることは,どのみち金にはなりませんから,内的熟達なんですが,人との繋がりももてますね.ただし,○○研究に関しては,報酬も付いてくる(かもしれない)ですが,逆に人との繋がり(社会貢献)は全くありません.

 こうして書いてみると,どれにも内的熟達が入ってることがわかります.つまり,私の場合,面白くないこと,やりたくないことは,やらない(自分勝手)ってことですね(笑).

 逆に言えば,リタイアすることで変わるのは,学生の研究指導や研究以外の大学の仕事だけしかないわけで,これは,人との繋がり的要素は,(多少は)ありますが,報酬がなければやらないでしょうから,違うのはそこだけってことですね.

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11/22'16j
[糖質カット]
(世の中)

 最近,「糖質カット」なるキーワード?をよく耳にします.太るのは,カロリーが問題なのではなく,敵は糖質で,これをカットすることがダイエットには有効というような論調です.でも,なんか違和感ないですか?

 そもそも,いくら飽食の時代とは言え,人間,本来,生きて行くためには食べてエネルギーを補給しないといけないのに,補給が過剰で太ってダイエットしなきゃってのが本末転倒というか,おかしな話ですよね.つまりは,必要以上に太ってしまう人は,どうして,必要以上に飲み食いをしてしまうのか,余計で無駄なことをしてストレスを溜め込んでそれが食欲に向かってないか,そこをちゃんとすることが先決でしょう.

 世の中は,経済を回すために無駄なことして意味のない競争をさせ,結果として,多くの人を,必要以上にこき使い,ストレスを溜めさせ,夜の街に繰り出させ,必要以上に飲み食いさせ,あげくの果てには,病気にして,医療費とかがん保険とかを巻き上げようとしているわけで,そことしっかり「戦って行く」ことが必要でしょう.

 糖質に関しても,どうして,糖質を摂ると太るかというと,糖質が非常に効率が「いい」エネルギーであるからに他ならないわけで,これを集中的にカットすることは,非効率なわけで,そもそも,普通に食べて,補給するエネルギーが過剰であるとしたら,運動不足とか言う以前に.「活動不足」だと思うんですよね.

 今の社会,デスクワークが中心で,仕事してるとか言ったって,一日中座りっぱなしで,体はほとんど活動してなくて,しかも,仕事でストレス溜めて,それで体がおかしなことにならないわけはありません.

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 とか書いたんですが,今日は,一日会議で,ほとんど座りっぱなしで,中身的にほんと不毛というか,一体何なんだということもあったり,あげくの果てには,会議の後,衝撃的というか(でも何となくそんなこともありそう的なこともあるが)がっかりするようなことをきいたりして,全く「活動」してないのに,ご飯食べて帰ってきたら疲れてもうぐったりで,まさに他人事じゃないって感じですね.

 ほんとこんな毎日が続いたら,ストレスがどんどん溜まって,体壊すんでしょうね.

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11/23'16
[潜在能力?]

 あなたに秘められた潜在能力をチェックというのをやっていて,でも,どれも易しい問題ばかりで,これができたから潜在能力が高いなんて言えるんですかね? というか,私はともかく,この手のクイズというかパズル的な問題が得意な人は,いっぱいいるでしょうし,じゃあ,そういう人達が,そういう能力を活かしてどういうことをしているか成功しているのか,ということに関しては,既に書きました.

 実際,20人くらいの芸能人が回答していて,結果は,ぴんきりなんですが,こういう番組に出てるってことは,芸能界ではみんな成功してるってことですからね.つまり,こういうのって,やっぱり,単なるクイズとかパズルなんですよ.

 例えば,経済感覚の問題は,どれも単なる算数の問題で,でも,これも何度も書いてますが,ほんとの経済感覚は,そういうことじゃなくて,数字が同じでも価値が違うことがわかるか(例えば,時給1000円にかける労力と1000円で買えるものがちゃんと釣り合ってるかとか)ですからね.

 あと,関係ないですが,実話として,保育園で,どうしたら大人になれるの?と児童が先生にきいて,ある児童が○○になりたいと思ったらじゃない?と言ったという問題があったんですが,答えは,すぐわかったのですが,私個人的には,全然違うんですよね.答えは,子供,つまり,子供になりたいと思ったら大人ということなんですが,私は,子供になりたい(戻りたい)なんて思ったことはただの一度もありません.

 だって(既に書いたと思いますが),親の保護下に置かれ,ほとんどのことは,自分の自由にならず,学校というところに行って,一日の多くを机に縛り付けられて過ごし(体育の時間や部活や友達と遊ぶのは楽しかったけど,そんなの時間的にちょっとだし),年に何度もテストと称した変なもので評価され,何年に一度かは,人生が変わる?とかいう入学試験みたいのを受けなくちゃいけなくて,今から考えると身の毛がよだつ(笑)というか,もう絶対にあの頃になんか戻りたくありません(これも既に書きましたが,今が一番自由で幸せです).

 うん?でも,だとすると,私って,大人になってない,未だに子供ってことですかね.それはそれで当たってる気もしますけど(笑).

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11/23'16b
(日記)

 週末とか祝日になると,やっぱり,あんまり体調がよくないんですが,そんなことじゃ,仕事をリタイアした後が心配...なんじゃなくて,(ストレスが溜まるやりたくない)仕事の疲れが出るからで(実際,そういう仕事がそれほどでもなかった40代は,週末とか祝日に体調が悪くなることはそんなになかった.歳のせいじゃないと思う(多分)),だったら,仕事がなくなって(そんなに)疲れなくなったら,そうでもないのかもしれません(楽観的?).

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11/23'16c
(経日)

 と書いたのですが,自分の中で定めたルールが厳格に決まってるわけでもなく,決まっていたとしても,その通りに運用できるわけでもありません.つまり,ほんとに時々(10回に1回くらいか)ですが,どうするか判断に迷うことは(正直に言うと)あります.

 具体的には,最近では,トランプが受かって大幅安になった日(11/9)は,玉は建ってなかったのですが,順張り的に売りと判断して売ったのですが,正直,ここで売るのはどうかと思いましたし,翌日(11/10),大幅高になったときも,順張り的に言えば,買いだったのですが,何とも微妙だったので,手仕舞っただけで,その日には買わず,実際は,11/14になって,確実(ということはないがより確率が高いと判断して)買いになったのを確認してから買いました.

 結果としては,前者の場合は,売らないのが正解でしたし,後者は,買うのが正解で,たった2回だけですが,結果は大きく変わりました.例えば,前者で売って,7%の損を出しても,後者でしっかり買っていれば,11%の益なので,あっという間に取り返したことになりますし(実際は,7%損をして5%取り返した状況),どちらも切り抜けていれば,まさにボロ儲けだったことになります(まあそんなにうまく行くものでもないが).

 昔は,完全プログラム売買だったので,淡々と機械的にやってればよかったのですが,それではなかなか厳しいのも現実で,要は,今は,うーん,どうしよっかなーと判断に迷うことが10回に1回くらいはあります.そして,そのときに判断を間違えるとかなり大きな差となることが多いんですね.スポーツの試合の流れで言うと,ものすごく拮抗しているところで,どっちかに僅かに流れが行くと,どどどーーっと行ってしまうのとよく似ています.そして,流れが僅かに変わるところの判断は,難しいです.

 でも,まあしょうがないですかね.やはり,(ある程度)強靱なメンタルが必要ってことでしょうか.と言っても,うーん,どうしよう,って考えるとしても,1日に10分だけですから,仕事とか何か他のことに支障があるわけではないですしね.

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11/24'16b
[非効率]
(世の中, 大学)

 こんなこと書くと,親とか先生とかの恩とか感謝の気持ちとかないのか,と言われるかもしれませんね.確かに今の私があるのは,親のおかげですし,お世話になった先生方もたくさんいらっしゃいます.でも,それでも,やっぱり,あの頃には戻りたくないですね(ただ,これも既に書きましたが,大学4年と大学院の研究室時代になら,戻ってもいいかなと思うことはあります).

 私と親の関係は,何度か書きましたが,少なくとも「友達みたい」などということとには程遠くて,わかりやすく言えば,厳しく育てられたと思いますし,だからこそ,今の私があるんだと思います.でも,当時は,それなりに楽しい毎日を送ってましたが,今と比べると,やっぱり,不自由でしんどいものでした(ので,戻りたくありません).

 学校についても,何度か書きましたが,小中高は,とにかく,その大部分を占める授業が退屈で仕方なかったです.だいたい,授業と関係のないことを内職してましたが,なんでわざわざこんな非効率なことを,と思いますよね.もちろん,中には,いい先生もいらっしゃったんですが,多人数相手だと,どうしても最大公約数的というか,クラスの平均かややそれより下のレベルにあわせた授業になっちゃいますよね.

 つまりは,「講義」というシステムの問題なわけです.大学の教員になって,私も講義をするようになって,つくづく思うのですが,こんなに非効率なシステムありませんよ.授業するだけなら,それこそ,どこかの予備校のように,ビデオ流せばいいだけじゃん.

 そもそも,何度も書いてますが,勉強とは,「誰かに教えてもらう」ものではなく,「自ら獲得しに行く」ものであり,そういうことをしっかり教育することの方が大事だと思うんですよね(そうしないから,やることを指示されないと何もできない人間が増えてる).90分の授業でやることなんか30分あれば自分で勉強できるでしょう.何かわからないところがあったら質問に来いってすればいいですし,試験やって合格すれば単位あげればいいでしょう.

 いやいや,授業だと双方向の学生とのやりとりができるだろ,ということはあるとは思いますし,私も演習をやらせて,その出来具合を見て回りながら進めるなどしてますが,ちゃんとやるなら10人が限界でしょう.

 そう,この10人という人数ですが,まさに一つの研究室に所属する学生の数くらいですよね(私立はもっと多いか).つまり,研究室こそが理想に近い教育システムであり,実際,(少なくとも私の研究室では)自分で考えて自分で何とかできるようになるという,本来あるべき(と私が思う)教育や指導ができてると思います.そして,4年になって,全員がどこかに研究室に配属されるということは,学生対教員の数は,10:1くらいにはなってるわけで,やろうと思えばできるわけです.

 でも,授業やらないとなんかほったらかしにしてるみたいに見えるでしょうね.ある程度,ほったらかすことは,教育的にとても重要なことなんですが,少子化に伴う悪しきサービス合戦となった今の世の中では,とても許されない雰囲気で,現実には,なかなか難しいでしょうね.つまりは,本質的なことではなく,どう見えるかでそういうことが決められていて,そういうことは,他にもいっぱいあります.物事をもっと合理的に考えればいいとは思うのですが,無駄なことをすれば,経済が回るみたいなことはあるわけで,ほんと何やってんだか,って世の中ですよね.

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 上の話の続きですが,いつも書いてることですが,理想はそうでも急に変えるとハードランディングになって,いろいろ不都合なことが起きるから,徐々にソフトランディングさせて行くということなんでしょう.でも,問題は,方向性,正確には,向きですよね.右に行くべきところを左に行っていたのでは,どんなに少しずつでも理想からは,遠ざかってしまいます.あとは,向きは合っていても,あまりに速度が遅ければ,いつまで経っても,ってことになります.実際,講義という形態も,私の学生時代からほとんど変わってないわけですからね.

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11/24'16b
[人手不足]
(世の中)

 人手不足らしいです.仕事はあるのに働き手がいない,との報道なんですが,どうしますか? 外国人にいっぱい来てもらいますか? その仕事,ほんとに必要な仕事ですか? (経済を回すための)余計で無駄な仕事を減らすいい機会だと思いませんか?(無理か)

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11/24'16c
[TPP]
(世の中, 政治)

 トランプが離脱を表明したことで(でも,ヒラリーもTPP反対って言ってましたよね),絶望視されてるTPPですが(あんなにすったもんだやってやっとまとめたのに),アメリカ抜きでもやりゃあいいじゃないですか.そもそも,TPPって何ですか?

 日本は,保護貿易主義に対抗して自由貿易主義を貫くとか言ってる一方で,出てくるのは,国益という言葉です.つまり,TPPというか自由貿易主義が日本の国益に繋がると言ってるんですが,TPPってそういうものですか?

 資源がなくて,食料すら全然自給できてない日本が生き残るには,自動車を外国に売るしかないってことですか? つまり,自由貿易とか言っておきながら,国益のために自分が売りたいものは売るけど,買いたくないものは買わないってことですか? そんなムシのいい話ありますか?

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11/24'16d
(日記)

 今日は,雪が降って寒かったですね.11月に関東で雪が降ったのは,54年ぶりだそうです.さすがにまだ冬タイヤに履き替えてなかったんですが,今年は,どうしよっかなー.もうスキーに車で何回も行くとは思えないですが(指導員研修会も去年行ったので今年は行かなくていいし),今日のような日もありますからね.

 でも,今日,思ったのは,雪が降ったことより,寒いってことです.歳のせいだと思うのですが,とにかく寒いということが体に堪えるようになってきました.仕事を辞めた後は,今日みたいな日は,何も用事がなければ,外出しないと思います.ちなみに,今日,家に帰ってきたときの室温は,ついに20度を切って,18度でしたが,暖房を付けました.

 ちなみに,経日ではなく,単なる日記的なことですが,ドルを買ってから,かなりドル高が進みました.余剰資金ではなく,資産の1/10買ったので,結構な含み益ですが,それでも,日運の値動きに比べたら,てんで大したことありません(ていうか,為替で儲けようなんて全然考えてない).

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11/24'16e
(ピアノ)

 いつの間にか,本番がもう明後日です.結構,しんどいときもあったのですが,今はもう,いつも弾いてるように(は弾けないと思いますが)弾くというか,最近は,一日一回は,通して弾いてるので(それでも50分以上かかる),当日もいつものように一回通して弾く,みたいな感じで弾けばいいという感じでしょうか(もちろん,その日になれば,そう簡単には行かないとは思いますが).

 ゆっくり弾く,に関しては,自分の中の限界までゆっくり弾いてるのですが,それでも52分くらいがやっと(グールドは55分)ですね.ですから,これもそれでいいのでしょう.というか,当日は,速くならないように,この速さで弾けるかが最大の課題ですね.あとは,トリなので,ずっと,みなさんの演奏を聴いてる間に,変な緊張感を感じないことかな(笑).つまりは,その間は,自分の演奏のことは考えないで,演奏を聴く方に注意を向けるということですね.

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 ***と書いたのですが,更に進んで,***ということなのかもしれません(伏せ字ですみません.自分の記録として書いています).そう考えると,大分気が楽になりますし,そういう中で,できることをやって行けばいいんだと思います.

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11/25'16j
(経済, 日運)

 ○○研究(日運)に関しては,報酬も付いてくる(かもしれない)ですが,逆に人との繋がり(社会貢献)は全くありませんと書いたのですが,そうでもないかもしれませんね.

 相場を張るということは,基本的には,単に右にあるものを左に動かすだけで,何も産み出してないと思われがちですが,そんなこと言ったら,銀行とかの(本来の)金融業は,みんなそういうことになってしまいます.でも,銀行は,将来性のある会社に資金の貸出をして,(本来の)経済を活性化する重要な役割があるわけです.

 相場を張ることにしてみても,ほとんどの場合は,単に金儲けがしたいとか,贔屓目に見ても内的熟達的に自分の見通しが正しいかどうか確認したい,それを形にしたいということはあるかもしれませんが,株式や商品や為替などの金融市場は,経済にとって重要な役割を果たしていて,例えば,株式市場の場合は,企業の資金調達先なわけです(商品は,商品価格の安定やヘッジング,為替は,これがなかったら貿易なんかできない).

 その場合,重要なのは,株価で,それは,その企業の将来性に対する評価であり,そこが適性に評価されている必要があるわけで,それは,一企業に留まらず,市場全体,即ち,例えば,日銀や政府の金融対策や経済対策に対する評価という形になっても現れるわけで,それを適性に評価することは重要で,その評価を決めるのが売買,即ち,適正価格より高いと思えば(例えば,Aベノミクスがおかしいと思えば)売る,そうすると,価格が下がる,適正価格より安いと思えば逆,ということで,株式市場の適正な価格形成に必要なことなわけです.

 もちろん,たった一人の投資家が売買できる量は限られてますが,そんなこと言ったら,世の中全体から見て,たった一人ができることはどのみち微力なわけですし,売買するだけではなく,例えば,このサイトにAベノミクスがおかしいとか書くこと,あるいは,売買結果を書くことは,今の価格が高いとか安いとかのメッセージを出すことになるので,株式市場,ひいては,経済や世の中全体がどうあるべきかということに(微力ながらも)繋がるのかもしれません.

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11/26'16
[ピアノプロジェ終了]
(ピアノ)

 ピアノプロジェ無事?終了しました.既に書きましたが,いつも弾いてるように弾けばいいやという感じで,去年のようにメンタル的にしんどくなることもなく,まあ普通にのぞめました.でも,出来としては今一ですかね.そういう意味では,去年の方がうまく弾けたと思います.ですから,やっぱり,本番前はちゃんとメンタル的に追い込まれることも必要なのかもしれません(でも,この歳になると,もうそういうのは,しんどいなー).

 まず,やっぱりですが,家のピアノとの違いが大変でした.会場のピアノは,ベヒシュタインのフルコンなので,もちろん,慣れれば,こっちの方が,アクションの返り方とか,微妙なタッチにもしっかり反応してくれるとか,断然弾きやすいんですが,10分触ったくらいでは,とてもキャリブレーションできないです...

 それに,フルコンなので,広い会場用というか,遠鳴りがする設計になっていて,具体的には,低音がよく鳴るのですが,演奏者に聞こえる音と観客席で鳴る音にかなり差があって,それが難しかったです.あと,鍵盤の形が微妙に違っていて,最初の方は,大分引っかけてしまいました.

 あとは,とにかくゆっくり弾こうと思ったのですが,1楽章は,やや速めになってしまって,4楽章の嵐は,やっぱり?ちょっと暴走してしまいました(でも,嵐にはなったかも(笑)).私の中の最大のクライマックスである,5楽章の冒頭は,全く思うように表現できなかったです.でも,これは,やはり,ピアノの違いが大きいかなー.

 そうそう,演奏の途中で,鼻の頭が痒くなってしまって(笑),結構,しんどかったです.実は,練習してるときも時々そうなることがあって,本番でそうなったらまずいなと思ってたんですが,そうなっちゃいました.でも,どうしたらいいんでしょうね? 顔洗ってないってことはないです(笑).

 ということで,自分の中では,うーーん,という感じでしたが,かなり反響というか,よかったとは,言っていただきました.まあ,これだけの大曲かつ難曲を曲がりなりにも何とか弾いたわけですしね.お客さんから,素晴らしかったと握手を求められたりもしました(笑).

 うーーん,でも,やっぱり,今ひとつですかねー.ピアノの違いもありますが,要は,物理的に練習不足だと思います.だって,通すのに50分以上かかるわけで,1日1時間以上は練習できないのに,どうやって,練習すりゃいいのよ.だったら,そんな曲選ぶなということなんですが,というか,その通りですが,この曲しか弾く気にならなかったわけですから,しょうがないというか,これが今の私の精一杯ということでしょう.

 お客さんはともかく,プロジェのメンバーの反響もそれなりにあったとは思いますが,宮田の田園風景の中にちらっちらっと鉄工所が見える(笑)(安都子さんも同意(笑))と言うのは,上で書いたように必要以上に低音を叩いてしまったことが原因だと思いますが,まー,これも一つの個性とも言えますかね(笑).

 でも,シューベルトのD960のときの方がどういう音楽を表現したいかが伝わったというのは,その通りだと思います.つまりは,単純に言えば,やっぱり,練習不足というか,シューベルトのときに比べたら,自分の技量や練習時間に対しての負荷が大きくて,表現するというところまでの余裕は,明らかになかったですからね.

 最初に練習を始めたときの目論見としては,田園なんだから,ゆったり弾けば,そんなにエネルギーも要らないだろうし,技術的にもさほどでもないかな,ということだったんですが,前者は(4楽章以外は),確かにそうでしたが,後者は,全く目論見違いでした.実際,一通り通るようになるまで,相当時間がかかりましたし(だって,50分かかる曲を1時間の練習時間でどうやって練習するの?),その時点で,京子さんの言う「初見で弾けない曲は最終的には弾けない」的には,アウトですよね.

 一番難儀したのが,編曲物なので,普通のピアノ曲ではありえない音型連発で,どうにも感覚的に憶えられないまま,しかも,曲が長大なので,そういうところが数限りなくあるって感じだったことでしょうか.10度が頻繁に現れるのも大変でしたし,やっぱ,リスト編なので...

 でもまあ,何とか大きく破綻することもなく(小破綻+リカバリーは数限りなし)一通り弾いたとは思うので,役割は果たしたと思うことにしますか.トリということで待ち時間がきついかなとも思っていたのですが,みなさんの演奏を聴いていたら,あっという間で,それは,全然問題なかったです.

 プログラムは,こんな感じ↓で(ただし,高久先生は,曲目変更というか,メトネルの解説の後,最初の曲の再現部の紹介のみ),どの演奏も楽しめました.既に書きましたが,ラウタヴァーラは,本来は,私が弾かないといけない?のに,山川君が弾いてくれて,ありがとう,ですかね.

 ということで,ピアノプロジェが終わったので,また,弾く曲探しに難儀する(弾きたいと思う曲がない)のがまた始まるのか,というのが,例年のことなんですが,今は,そんな感じでもないというか,また(再発見も含めて)どんな曲に出会うのかが楽しみという心境です.具体的には,弾きたいと思える曲は,既にいろいろあるんですが,どれも難曲で,今度は,せめて20分以内で弾ける技術的にもっと平易な曲にしたいですかねー(笑)(日にちは,既に来年の11/26に決定(笑)).

 あと,ピアノの違いは,ちょっと考えないとまずいですね.実は,今,家のピアノは,ひどい状態で,具体的には,引っ越して調律をしてなくて,タッチもかなりばらつきがあって,そういう問題もあったかもしれません.鍵盤の形は,どうしようもないですが,低音が必要以上に鳴るのは,そういう風に調整してもらうこともできますしね.

 演奏会の後,浜松町の中華料理屋(小籠包が絶品)で打ち上げ(+2次会)で,話ができる人達といろんな話ができたのも楽しかったです.特に,このサイトでは書けないほんとのこと(愚痴?)を話せるのも大きかったです.私は,いろんな意味で,腹をくくってきていて,でも,そういうことをわかってくれる人は,そんなにはいなくて,今日は,いろいろ助けられた感じがしました.

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 「練習不足というか,シューベルトのときに比べたら,自分の技量や練習時間に対しての負荷が大きくて,表現するというところまでの余裕は,明らかになかった」と書いたのですが,ちょっと違う気がしてきました.確かに「初見で弾けない曲は最終的には弾けない」的には,シューベルトのときは,もちろん,初見でいきなり弾けたということはさすがにないですが,初見で一通りは,通ったんですが,田園は,それには,程遠かったわけで,そこで,気づくべきだったんですが,それ以前に,ほんとに「今弾きたい曲」なのか,というか,「今の心境でそのまま弾けばいい曲なのか」ということはあったと思います.

 確かに,いろいろ疲れていて(笑),田園的なものに対する憧れということは,あったと思いますが,じゃあ,そういう状態で,自然に弾けば,田園になるかと言うと,そんなもんじゃないですよね(笑).ということで,単純な選曲ミスってことになりそうですが,逆に言えば,その割には,それなりに弾いたかな(自己満足)という気もしていて,まあいっか(笑).

 でも,じゃあ,今度は,何を弾くかということに関しては,いろいろ参考になるというか,よく考えるべしということになりますね.というか,単純に直感的に「弾きたいか」ということかもしれません(それが実はなかなか難しいが).

 そういう意味では,夥しい数の「いつか弾いてみたい曲」の中に,ある日突然,波長が合うというか,そういう感覚になることはあるので(シューベルトのD960はまさにそうだった.田園は,正直,そういうんじゃなかった),とにかく,あらためていろいろ聴いてみるということでしょうか.そして,そういう曲の中から,初見で一通り通る曲を選択するということですかね(でも,そうすると,やっぱり,難儀しそうだが,今回は,それはそれで楽しみ).

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(サッカー)

 上の文章を書いて寝ようと思ったんですが,ちょうどACLの決勝をやってて,ちらっと見ただけですが,Jリーグと全然違う...これじゃあ,JのチームがACLで勝てないの当たり前じゃないですか.いつから,こんなに差がついちゃったんですかね.

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11/27'16
(ピアノ)

 田村君が録音を送ってくれたので,聴いてみました.ひどかったですね.1楽章は,もうぼろぼろです.2楽章は,まあ何とかなってるか.3楽章以降もちょっとひどいです.

 簡単に言ってしまえば,練習不足というか,そもそも,50分以上かかる難曲を1日1時間の練習で,それも毎日練習できるわけでもないのに,何とかしようというのが無謀だったのでしょう.喩えて言うなら,全くトレーニングせずにバドミントンしてるようなもので,よたよた足がもつれながらプレーしてる感じでしょうか.

 でも,普段弾いてるときは,こんなにはひどくなかったと思うので,調整というか,具体的には,プレッシャーを感じないように,普段弾いてるように弾けばいいやというマインドコントロールがまずかったのかもしれません.実際,本番が近づいても全く緊張感も実感もなかったですし,今まで弾けてたところがなぜか弾けなくなったり,ありえないミスが出るような感覚もありました.でも,本番に向けて緊張感を高めるとかいうのは,もうしんどいので,そういうことをせず,ただ普段弾いてる感じで弾けるだけ,ということなら,これが今の私の実力ということでしょう.

 練習の問題もありますが,思い返すと,自分の中にある音楽を表現する,こう弾きたいと思ってそれを具現化しているような感覚もほとんどなかったですね(まさに,宮田の指摘通り).そういう意味では,ほんとに弾きたい,弾くべき曲ではなかったのかもしれません.

 去年のもの(トゥールのソナタ)も送られてきたので,それも聴いてみたのですが,思ったほどはよくなかったです.でも,今年に比べれば,遥かに「演奏」にはなってました.つまりは,このくらいが今の私の精一杯ということですかね.どうしても田園をやりたかったのなら,一番思い入れのある2楽章だけ(これだけで20分近くかかる)をしっかり練習すべし,ということだったのかもしれません.

 でもまあ,こんな無謀なことして,普通なら破綻するところを,そうならずに何とか完奏して責任?を果たしたというくらいが一応評価できるってとこですかね.

 ということで,次の曲を選ぶときは,ちゃんと学習して,今回のことがないようにしないと,ですかね(と言っても,まだずっと先の話だが).

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11/27'16b

 昨日も話したんですが,何とか食べて行けて,雨露や暑さ寒さをしのげる家があって,無病息災で,やりたいことができれば(私の場合は,研究ができて,ピアノが弾けて,バドミントンができて,時々,家族や友人と会って話をしたり,スキーやゴルフに行ったりできて,1日10分日運ができて,世の中の動きを見たり,思索したりしてこのサイトに文章が書ければ),それで充分ですよね.定年でクビになってやりたい仕事ができなくなるのなら,何とか続ける方法を考えたり,それ以外のやりたいことを探したりすればいいだけの話で,逆に言えば,今はやりたい仕事(研究)をするために大学にいるということです.

 愛する人がいることも同様で,別に向こうが振り向いてくれなくても,その人の幸せを願って,こっちが勝手に思えばいいだけの話なのでしょう.

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11/27'16c
[楽の先延ばし]

 やっぱ楽したい(笑)って人が多いと思うのですが,どうせ楽するなら,今楽するより,後から楽した方がいいと思いませんか? 卑近な例だと,例えば,歩いて40分くらいかかるところに行くのに,歩いて行くのか,自転車で行くのか,バスで行くのか,タクシーで行くのかって場合,タクシーで行くのが(今は)一番楽でしょうが,歩いたり自転車で行けば,(今は)楽じゃないですが,余計なお金を使わずに,体がほんとに動かなくなったときのために備えておけますし,それ以前に,タクシーに乗るより,体を動かした方が,体が動かなくなくなりますよね.

 そして,そう考えると,今は楽じゃないけど,じゃなくて,そっちの方が(精神的に)楽だったりするわけで,結局,いいことずくめのような気がします.もし,そういう風に「楽を先延ばし」にして,不慮の病気とか事故とかで,例えば,折角貯めた老後のための資金を使う機会がなかったとしても,それまで楽しめて退屈しのぎできたわけで,それはそれでOKですよね.逆に「楽の先食い」をして要介護になって,思うような生活ができなくなる方がよっぽど怖くないですか?

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11/27'16d
(ピアノ)

 演奏会が終わると,弾く曲がなくなるということもありますが,しばらくピアノには触りたくない感じになるのですが,今日も1時間だけ弾きました.昨日は,うまく行きませんでしたけど,ピアノに対する情熱というか,思いが少し戻ってきてるのかもしれません.

 今日弾い(てみ)たのは,いつか弾いてみたいと思ってた曲で,何となくタイミング的に弾きたい気になったということで,プロコフィエフのソナタの7番でした.3楽章は一通り弾いたことがあるので,1楽章を弾いてみました.ここでも書きましたが,プロコフィエフのソナタの中で,いや,20世紀のピアノ音楽の中で一番衝撃を受けたというか,おそらく最高傑作だと思います.

 高校時代は,ちょっと弾いてみて,とても弾ける気がしないということで,何と40年近くほっておいたというか,手が付かなかった曲ですが,久しぶりにちょっと聴いてみて,今なら弾けるんじゃないかという気がしたということもあります.で,弾いてみたんですが...

 初見では,とても無理です...そりゃそうか.でも,しっかり練習すれば,弾けるような気もするのですが,「初見で弾けないものは」の法則に従えば,やめとけ,となります(学習).

 てことで,いきなり挫折ですね.アルベニスのラ・ベーガも弾きたい曲なんですが,これも初見ではとてもとても...ということで,いつものように?弾く曲探しの旅は続くわけです(でも,やっぱり,ちょっと楽しい(笑)).

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11/28'16
(ピアノ)

 50分以上かかる難曲を1日1時間の練習で,それも毎日練習できるわけでもないのにというのは,ちょっと違いますね.問題は,結局,私のピアノに対する熱というかやる気ですよね.そもそも,なんでこの曲しか弾く気にならなかったかと言うと,今の熱というか調子では,気合いを入れて乗り越えないといけないような難曲とか激しさをもった曲のハードルが越えられそうもなくて,田園だったら,のんびり(ちんたら)で弾けるんじゃないかと思って弾き始めたわけです.

 でも,実際は,大変な難曲だった...そこの見込み違いということですかね.もちろん,途中で,というか,すぐに気づくわけですが,そこでこりゃ無理だからやめとこうとならなかった理由は何かと言うと,一つは,引越をするということで,防音室付きのピアノを手放すことを考えて,でも,そういう状況を想像したとき,自分にとってのピアノの重要性を再認識したということはあったと思います.

 ですから,弾き始めたときよりは,ピアノに対する熱が少し戻って来ていたということかもしれません.実際,昨日もピアノを弾きましたし,(すぐ断念したけど)プロコの7番のような難曲をちょっとでも弾いてみようかと思ったってことは,そういうことかもしれません.

 でも,また逆戻りすることもありうるわけで,今回を教訓?として,やっぱり,「初見で曲がりなりにも通る」という「相当手前」にラインを引いた方がよさそうです.

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 だめですね.弾いてみようと思う曲は,いくつかあるのですが,心のエネルギーのハードルが高いというか,気持ちを高めて弾かないといけないようなもの,もっと具体的に書くと,ffがある曲はきついです(せいぜいf).そう言えば,なんですが,何で田園を弾くことができたかと言うと,あーピアノ弾くのめんどくさいなーと思っても,田園だったら,ちんたらでも弾けばいいから,じゃあ弾くかとなってたからでした(なので,4楽章だけはほんときつかった).

 じゃあ,しばらく弾かなきゃいいじゃん,とも思うのですが,これも既に書いたのですが,ピアノというか田園に支えられてたようなところがあって,それがなくなると,それはそれでしんどいことになる感じがします.

 ですから,とにかく,いろんな曲を初見でちんたら弾いていくって感じですかね.今日は,(あまりffがない)ベートーヴェンの初期のソナタをいくつか弾いてみましたが,技術的には,このくらいなら初見で何とか一通り通ります.ていうか,田園に比べたら,びっくりするくらい音が少なくて弾き易いです.今の状態で,ほんと無謀なことをしたものです.

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11/28'16b
[君の名は]
(世の中)

 「君の名は」という映画が大ヒットしてるらしく,どこかの(国営放送ではないが民放とは違う?)放送局がご丁寧に分析?みたいなことをしてました(番組自体は,ちゃんと見てませんが).

 何度も同じことを書きますが,売れるのに理由なんかないですよ.つまり,たまたまってことです.PPAP(ピコ太郎)だって,まさにそう(たまたま,アメリカの芸能人がツイートしたとか)ですからね.

 もちろん,全くつまらなければ,売れませんが,ある程度の中身(一流半くらい)があれば,何かをきっかけに売れたりするものです.そして,一度,売れ出せば,流行ってるからというだけの理由で見に行ったり買ったりする奴がいっぱいいるので,爆発的に売れることもあります.それをどうやったら売れるかとか研究?して,売れるものを作って金儲けしようとか考えるからおかしなことになります.とにかく,いい(と自分が思うもの)を作ればいいんですよ.

 ちなみに,この監督が作った作品は,秒速5センチメートルというのは,見たことあります.深夜にたまたまテレビでやってたので,ちらちら見ただけですが,絵は綺麗だし,言いたいこともわかりましたが,例えば,飛行機に乗ってて他にすることがなければ退屈しのぎに見るか,という感じですかね(というか,私にとって映画ってそんなもんですが).

 ですから,私は,君の名は,を見てみたいとも思いませんし,お金を払ってわざわざ映画館に足を運んでまでならなおさらです.そもそも,何度も書いてますが,売れたということは,万人にその価値がわかる程度のものということですからね.

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 でも,実際は,とにかく,いい(と自分が思うもの)を作るか,ではなく,どうやったら売れるかとか研究?してる人が多いんでしょうね.でも,そんなにお金が欲しいですか? 確かに今の世の中,お金がないと食べて行けないですが,食べて行くのにそんなにお金が必要ですか? なんか余計なものを意味なく欲しがってませんか?

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11/29'16

 でも,実際のところは,なかなか難しい問題,というか,かなり深刻な問題なんだと思います.それは,いいものを作ろう,いい研究をしようと思ったら,かなりのお金がかかる(場合がある)からです.

 でも,いい作品を作るための製作費を得るためには,売れなきゃいけないと思って売れる作品を作ろうとするといい作品なんかできないし,いい研究をするためには,研究費が必要だから,世の中の役に立つ研究,研究費が獲れる研究をしないといけないとなると,いい研究なんかできません.

 じゃあ,どうしたらいいか,ですが,やっぱり,そういうことに流されず,しっかり自分の中で評価基準をもってやって行くことでしょう.評価する側も,金にものを言わせた研究なのか,独創性や新規性に富んだ研究なのか,しっかり中身で評価するということですね.

 でも,残念ながら,世の中は,どんどん逆の方向に言ってるわけで,そういう中でどうして行くかは,これまた,難しい問題です.でも,ある程度,現実を見ながら,譲れないところは譲らないという絶妙なバランス感覚が必要でしょう.一つには,金のかからない研究をするということがあって,これは,私は,ずっとそうしてきましたし,ある程度,うまくやって来たと思います.

 楽観的な見方としては,これも技術の発達が解決するかもしれない,ということがあるかもしれません(かもしれないが2回).例えば,昔は,莫大な研究費がかかっていた大型計算機による大規模計算が,今では,パソコンでできるようになってるわけですからね.海外渡航費だって,インターネットのスピードがもっと上がれば,別に人が移動しなくてもよくなるでしょう.

 興味深いのは,そういう技術も研究対象であるということです.でも,研究である以上は,どうやったらコンピュータの性能を上げて製作コストを下げられるか,どうやったらインターネットのスピードを上げられるかという知的探究こそが(それができたら金が儲かるからではなく)優秀な頭脳をもった人のやる気を引きだし,結果的に技術も発達するんだと思います(そうでなかったら,まさに世も末).

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11/29'16b
[]
(大学)

 同僚の先生と話したんですが,これから入試がますますめんどくさいことになりそうで,いっそのこと,入試なんかやめて(アメリカみたいに)来たけりゃ来い,でも,卒業するのは大変,ってやればいい(もちろん,現実には,そうするには,実務的な問題はいろいろありますが)って言ったら,日本人の文化にそぐわないと言った先生がいました.実際,私も,担任をしたり,研究室の学生の面倒を見たりするとき,危ない学生がいると,彼らの将来を考えて,何とか脱落しないようにケアしなきゃ,ってなっちゃいます.

 でも,これって日本人の文化というか,メンタリティーの問題ですかね? 私は,全くそういう意識はなくて,あるとすれば,単なる個人的な学生に対する愛情というと大袈裟ですが,そういう感情です.でも,よくよく考えてみたら変な話です.

 このサイトで何度も書いてますが,水準に達していないのに目先救済して卒業させることは,長い目で見れば決して学生のためにはなりません.もちろん,水準に達していないのに救済することはありませんから,しっかり指導して,頑張らせるのですが,そういうことを自分でマネージメントできないといけないし,それができない状態で社会に出れば,苦労するのは目に見えてます.ですから,ほんとに学生の将来のことを考えるのであれば,心を鬼にして,卒業させない,進級させないことも必要だと思うのです.

 つまり,学生がかわいいから救済する(もちろん,ただ単に救済するのではなく,しっかり,指導して,ケアをして面倒を見る)とか言ったって,要は,自分の都合というか,そうした方が自分が楽なだけ,ということはあるわけです.

 うーん,でも,これもなかなか難しい問題ですね.そうやって,卒業させなかったり進級させなかったりして,そこから奮起してくれればいいのですが,それができなければ,再起不能になってしまいますし,精神的に脆弱な若い人が増えてますから,そうなることは,大いに考えられるし,実際にそうなって来ています.面倒な世の中になってきましたね.

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 でもまあ,そういう中で,どうやっていくかということですかね.世の中がいい方向に行けばいいのでしょうが,現実には,それは無理そうなので,ある程度,合わせていくことも必要なのでしょう.

 とか,考えるから,世の中変わらないのですが,私にはもう時間がありませんし,個人的には,何とかうまくやってこられたと思うので,(何度も書いてますが)滑り込みセーフといった感じでしょうか.

 でも,若い人達は,ほんとに心配です.私にできることとしては,私の周りにいる若い人達がしっかりサバイブできるように話をしていくこと,くらいでしょうか.

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11/29'16c
(バドミントン)

 全日本総合が始まりました.今日は予選だったんですが,加藤・柏原(は,予選からだったんですね)は,しっかり勝ち上がりましたが,馬場,綿矢・安田は,残念でした.大久保,馬場・加藤のミックスは,本選からなので,加藤・柏原と合わせて4人残ったことになりますかね.とにかく一つでも上に行けるよう願ってます.

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11/29'16d
(サッカー)

 Jリーグのチャンピオンシップ決勝をやってるんですが,結局,年間2,3位が準決やって勝った方が決勝というパターンで,これじゃあ,まるでCS? ていうか,ステージ制って一体何だったんですかね? つーか,結局,来年からステージ制なくなるし.

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11/29'16e

 ここから更に進んで***して行こうと思います.逆に言えば,やるべきと思うこと,その気になることは,やって行こうということです.

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11/30'16b
(日記, バドミントン)

 昨日,今日とほぼ丸一日拘束される大学の重要業務で,正直,疲れました.明後日は,地盤震動シンポで,全然,準備できてないし,明日は,前日委員会だし,ちょっとしんどいですね.

 バドミントンの全日本総合は,加藤・柏原は,しっかり勝ち上がりましたが,大久保と馬場・安田のミックスは,残念でした.これで残るは,加藤・柏原のみですね.次勝てば8だし,とにかく,一つでも上まで行って欲しいですね.

 この時期まで,まだ「シーズン」が続いているというのは,やっぱり,すごいことだと思います.そっか,大久保と綿矢は,4年だから,学生バドミントンがこれで一応終わったことになりますね.この学年は,久しぶりに1年から4年までずっと見てきた学年ということになるのですが(私が藤原の相手をするようになって,またバドミントン部の練習に行くようになったとき彼が2年で,彼らが1年だった),とりあえず,お疲れさまと言いたいですね.

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11/30'16b
(世の中)

 未だにすったもんだやってる東京五輪の会場問題ですが,何度も書いてるように,そもそもは,招致したのが間違いだったのですが,もちろん,やると言った以上は,やるしかありません.でも,やっぱり,何か変ですね.

 今は,とにかくいかにしてコスト削減するか,と言ってるのですが,何とIOCもそう言ってるみたいで,こんなご時世だからオリンピックの持続可能性が重要なんだそうです.はぁ? だったら,辰巳とか既存の施設でのオリンピック競技の開催を(IOCが)認めればいいだけの話じゃないですか.水泳を見に何万人も集まりますか? 何百億もかけて,何万人も収容できる施設作って閑古鳥鳴いたらどうしますか? ボートだって戸田があるじゃないですか.

 そもそも,日本,それも,東京ほどの大都市で,既設の施設で開催ができないのなら,世界中でオリンピックが開催できる都市なんてほとんどないんじゃないですか? そんな高いハードルで,オリンピックなんかやって行けますか? ていうか,これだけ価値観が多様化した中で,オリンピックやれば,みんな見に行きたい,なんてこと,もうないってことに早く気づくべきでは?

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 あと,世の中全体から見れば,たった一つの分野であるスポーツのたった一つのオリンピックというイベントにですら,今の世界の情勢というか,経済の拡大が止まって,発展どころか持続可能性という議論が出てきているということに,今の世界の状況が端的に現れていると思いました.

 そう,今って,そういう状況なんですよ,それをAベノミクスとか消費の拡大とか経済成長とか言ってること自体,時代錯誤というか,無茶苦茶な話なわけです.なのに,いつまで経っても経済成長が当たり前という呪縛からどうしても抜けられない.もういい加減「あきらめて」目をさましたらどうですか?

 でも,実際は,(日本の場合)そう言って,嘘ついて騙して,自分が金儲けしよう,国は,借金棒引きにしようとしてるだけなんですが,怖いのは,やっぱ,アメリカですかねー.何度も同じこと書きますが,まさに(まだ崩壊してない)壮大なバブルが崩壊するときのことを考えると...

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11/30'16c
(ピアノ)

 ピアノなんですが,演奏会が終わって,大学の業務で疲れてるってこともあるかもしれませんが,結局,昨日は,弾かず,今日も多分弾かないと思います.弾く曲がなくても,弾いたことがある曲や,初見で一通り通る曲ならいくらでもあるわけで,そういう曲でも弾く気にならないというのは,やっぱり,まだ,ピアノに対する熱が戻ってはいない(あるいは,失われた)のかもしれません.

 一つの解決策?としては,「弾く気になる曲」を探すということです.というか,ここんとこ,ずっとそうやって,何とか切り抜けてきた感じです.で,つらつら探してはいて,とりあえずでも何か見つかればいいのですが,そういうのですら,なかなか...なので,ここ数日,弾いてないわけですし...

 でも,まあ,これも自然の流れに従えばいいんでしょうね.このまま,弾く気になる曲が見つからなければ,弾かなければいいだけの話ですからね.でも,そうだとすると,私にとって,ピアノとか音楽って何だったんだ?とは思いますね.

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