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8/1'16
[J民党じゃなくなったから]
(政治, 生き方)

 一夜明けて,K池さん圧勝の分析?がいろいろされてるみたいですが,ふと思ったんですが,彼女が「J民党じゃなくなった」ってことが大きいんじゃないですかね? Aベノミクス始め,A倍政治に不満や批判をもってる人はいっぱいいるけど,野党がしょぼ過ぎてその受け皿がなくて,そうすると,彼女が「J民党じゃなくなった」ことで,その受け皿になったのでは?ということです.つまりは,本来的には,T越さんのところに行くべき票が(彼があまりにしょぼいので),K池さんに流れたってことじゃないですかね.

 でも,実際は,彼女は,J民党の公認が欲しかったわけで,でも,断られて,でも,断られたからこそ当選できた(かもしれない)わけで,そう考えると,何とも面白いというか,人生なんてそんなもんだろうな,とも思うわけです.

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8/1'16b
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 千代の富士さん亡くなったんですね.北の湖さんが亡くなってから,なんか立て続けですね.彼が北の湖さんに勝って優勝したときは,高三か浪人時代くらいだったと思うので,よく憶えています.憎たらしいほど強い北の湖でしたが,彼もそうでした.しかも,北の湖の時には,輪島がいましたが,彼の時は,そういう相対する強い横綱もいなかったと思うので,益々そんな感じでしたねー.

 確かに大横綱でしたし,あの体の大きさで,あの筋肉隆々たる体つきでしたから,各界の中では,まさに異様というか,突出した存在でしたが,私が好きだったのは,北天佑だったので,千代の富士は,負けて欲しい存在でした.

 いつの相撲だったかは忘れましたが,千代の富士と北天佑がかなりしのぎを削った時期があって,この相撲でもし北天佑が勝っていたら,違ってことになってたかもしれない,という相撲があったような気がします.そう言えば,北天佑ももう亡くなってますね.

 人が亡くなって思うのは,あー人って亡くなるんだなー,ということでしょうか.北の湖を見ていたのは,小中高くらいでしたが,千代の富士は,大学,大学院くらいで,世代的には少し上くらいで,実際,亡くなった歳は61です.

 人が亡くなるということは,(論理的に)私も死ぬわけで,私も死ぬんだなーとは,思いますね.でも,死ねば,私も死ぬんだなーとは,思わなくなるわけで,そこは,ちょっと不思議というか,面白いところです.つまり,そんなに気にするほどのことはない,ということかもしれませんね.

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8/2'16
[やはりキャッシュフロー]
(経済, 世の中)

 やはり,重要なのは,キャッシュフローなんだと思います.年収300万と10億がやっと釣り合うくらいですからね(しかも,この数字は,年300万しか要らず,生い先もそんなにない私の場合なので,例えば,20歳くらいで年600万必要な人ならこの4倍の40億が必要).宝くじ当たりたいって人がよくいるんですが,そんなものより月10万とか20万のキャッシュフローの方が遥かに価値があるわけです.

 そして,この300万と10億の差(正確には倍率)は,これからどんどん広がっていくでしょう.既に書きましたが,この倍率の逆数がまさに利回りに対応しているからです.つまり,経済成長がどんどん頭打ちになって,銀行預金や家賃収入や株式の配当で得られる利回りもどんどんカスカスに(ていうかマイナスに)なって行くってことです.

 背景には,経済というか,世の中が,お金持ちがいかにして,貧乏人を働かせて得られる不労所得でのうのうと暮らしていくかということを中心に回っているということがあります.投資家というときこえはいいですが,要は,事業を起こすのに必要な金を貸し付け,働かせて,あがりを召し上げるってことですし,再三指摘している「借金させてレバレッジで拡大させる今の経済の危うさ」も全てここに原因があるわけです,

 でも,もう経済成長がどんどん頭打ちになって,利回りが低下してくるとどうなるでしょうか? 元手を増やすしかないですよね.そうやって,法外な収入を得る人がどんどん出てきてるわけで,その一方で,経済成長しなければ,パイは増えませんから,その分,貧困層が増えるのは,当然の成り行きで,これが格差拡大の背景になってることは否めません.

 でも,働かされる方は,もう限界で,経済成長が頭打ちになってるというのが何よりの証拠です.それでも,格差を拡大させて,金持ちがやりたい放題やろうとするとどうなるでしょうか? 虐げられる方の我慢が限界を越えれば,革命とかテロとかになるのも当然の成り行きですし,そうなりつつありますよね.

 この流れは,どこかで止めないといけないのですが,止まりますかね? 「お金持ちがいかにして,貧乏人を働かせて得られる不労所得でのうのうと暮らしていくか」と書きましたが,この構図は,もう何千年も続いていて,その流れが止まるとは,少なくとも,数十年のうちに止まるとは思えません.

 キャッシュフローの重要性について書き始めたのですが,なんか違う方向に話が来ちゃいましたね.でも,お金持ちにとっても,キャッシュフローの重要性は,変わらないわけで,お金たくさんもってるから,それを少しずつ切り崩して使っていけばいいやと思ってる人はいないわけで(いたら○カだし,すぐに貧乏人に転落する),その持ち金でどうやって,金に金を産ませて,キャッシュフローを得るか,そして,元手を減らさないかというのが彼らの最大の命題なわけです.

 そして,もうすぐキャッシュフローを失う私も(お金持ちではないですが)そういうことを考えないといけないことになってきたわけで,いろいろ画策してるわけです.

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8/2'16b
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(生き方)

 この話の続きですが,(ある程度,例えば,想定耐用年限の50歳まで生きれば)別に死ぬのは,(何度も書いているように私の場合は)問題ありません.でも,もちろん,これは,人それぞれで,もっと生きたいとその人が思うのに死んでしまうのは,やはり無念だと思います.そして,多くの人がそうなんですよね.

 でも,人はいずれ死ぬわけで,要は,時間の問題なわけです.逆に言えば,50で死ねば若いけど,100まで生きれば充分ということもないわけで,いずれにしても,必ず「期限」が来ることに変わりはありませんし,そのことは,(今のところ)動かせない事実です.これって,よく考えるとすごいというか凄まじいことで,まともに考えると,とても事実を直視できない人が多いのもわかります(でも,ここのところの議論は,もう済んでるのでもうしませんが,永遠の命を与えると言われたらしんどいから勘弁してくれってなりませんか? というか,そのくらい頑張って生きてきましたか?).

 このことを以て,どうせ死ぬんだから生きていることにどういう意味があるのか?という人もいますが,それもおかしな話です.期限があるものに意味がないのなら,おそらく全てのものは無意味になるし,それは,1000億年くらいが寿命と言われている宇宙ですらそうですからね.

 何度も同じことを書きますが,現状を変えることができないのなら,まずそれを受け入れて,その中でどうするか,です.で,現状でできることを考えると,それは,即ち,死に方であることに気づかされます.死ぬのが怖いという人は多いと思いますが,少なくとも私は,死ぬこと自体は怖くはありません.でも,痛いとか苦しいのは嫌です.つまり,心穏やかに眠るように死ねればそれでいいのです.

 人はいずれ死ぬ,でも,例えば,みんな100,あるいは,50になった瞬間に死ぬと決まっていて(まさに五十歩百歩),でも,別に苦しんで死ぬのではなく,いつものように床について,もちろん,その前に,家族とか友人とかにちゃんとお別れをして,今までありがとう,じゃあね,と言って眠るように死ねれば,それでいいと思いませんか?

 でも,そういう理想?的な死に方ができる人はごく僅かで,多くの人は,痛かったり苦しかったりするんですよね? だったら,(できるだけ)そうならないようにする,例えば,世の中に騙されて無駄に支出をするために,無駄なことしてストレス溜めて働いて,そのストレスを解消するために体を傷つけるタバコやアルコールを摂取する,なんてことをやめるのは,現状の中でできることの一つではあるでしょうね.

 まあ,結局,人生所詮(期限が来るまでの)退屈しのぎなわけで,与えられた(変えられない)現状の中で最大限できることをやればいいし,楽しく気分よく退屈しのぎをして行けばいい,それにはどうしたらいいかを考えて実行して行けばいいわけです.

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8/3'16
[ぽっかり空いた一日]
(日記)

 昨日なんですが,出かける予定が朝の大雨でいっしょに行く友人が乗る電車が動かず,合流できなくなって流れ,ぽっかり空いた一日をどうするか,ということになりました.過去の経験によると,こういう日は,だいたいだめですね.そして,その通りになりました.

 朝早く(と言っても7時くらいだが(笑).そう言えば,昔よくいっしょにスキーに行ってたH田君に「7時は早起きじゃない」って怒られました(笑))起きていたので,大学には出てきたのですが,なんかやる気がしないというか,体の調子もよくありません.昼休みに上の記事を書いて,でも,仕事は進まず,このままでは,ほとんど何もできなかった一日になりそうだったので,練習に行こうと思って職員クラブのW所さんに連絡したのですが返事が来ず(メールのトラブルが原因で今朝になってメールは届きました),これは無理して練習に行くなということだなと思って,途中でご飯を食べて,家に帰って,体がしんどいので,横になりました.

 そしたら(途中何度か起きながらも)結局,朝まで寝ることになってしまいました.なんなんですかね?

 いろいろ考えるべきことはあります.まず,そのまま出かけていたらどうなったかということです.体調がよくないのなら,出かけてもしんどかったでしょうから,それはそれで大変だったかもしれません.実際,何度も書いているように,休むにはとにかく寝ることが重要で,昨日の夕方から今朝まで寝て,回復した実感は確かにあります(まだこれからどうなるかはわからないが).

 あるいは,予定が流れたということが与える心理的影響というのがあるのか,ということです.上で書いたように経験的にもそうですからね.あるいは,昼くらいまでは,そんなに調子は悪くなかったと思うので,上の記事を書いたことが関係してる(結局,余計なことは考えない方がいい)とか.

 でも,ここのところの因果関係はよくわからないです.経験的にと書きましたが,実際に統計をとったわけでもなく,何となくそう思ってるだけで,これも既に書きましたが,そういうことって結構いい加減で,ちゃんと統計とってみると全然そんなことなかった,ってことはあります.

 あとは,メールのトラブルがなく,練習に行ってたらどうなったか,とかも考えるんですが,(何度も書いているように)あの時どうしたら,どうなってたら,というのは,(全ては137億年前に決まってる(笑)ので)全く意味ないですね(爆).

 ということで,結果が全てというか,それがベストというか,なるようになってるというか,結局,最後は,この記事自体が意味なし(爆)ということになりました.まあ,意味があるとしたら,こういうことがあったということを記録として残しておくということですかね.

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8/3'16b
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(経日)

 何度か騙しに合ったり,一度想定通りに売買できなかったりしたのですが,ようやく大分下げてきました.それにしても,金融緩和?その実は(絶対にやってはいけない)PKOもそうですが,28兆円の経済対策はひどかったですねー.ほんとに何でこんなに無能なのでしょうか?

 Brexitで世界恐慌が起こると言われて大分経ちましたが,皆さん,どんな感じなんですかね? なんだ,大したことなかったじゃないか,これでもう一安心って感じ? そう言えば,こんな感じのことありましたよね.

 リーマンショックです.リーマンショックと言うと,リーマンブラザーズが潰れたことが原因みたいですが,問題の本質は,(既に書きましたが)サブプライムローンです.つまり,Brexitのそういう本質的なところは,何も解決してないわけです.

 ちなみに,リーマンブラザースの破綻を期にものすごい経済後退が起こったことを「リーマンショック」と呼ぶ的なことって,物事の本質を失わせるので非常に危ないものです.政府がさかんにAベノミクスを強力に推進するとか言ってますが,Aベノミクスって一体なんですか? 結局,中身の問題でしょ.

 じゃあ,中身は何かですが,結局,当初の金融緩和によって,行き過ぎた円高を是正したこと以外は,全く何もうまく行ってません(でも,これも結局,世界の中での金融緩和合戦というか,単なる足し引きという何も産み出さないレベルの話).つまり,今となっては,全く中身がないものです.

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8/3'16c
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 意味ないということはないですね.余計なこと考えて気分が滅入ったとしても,それはそれで意味があること,具体的には,近く,時々,遠くを見る的には,時々遠くを見ることも必要で,遠くを見てしんどくなったら,休むことも必要で,昨日はそういう日だったということもしれませんからね.

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8/3'16d
[安定した方が]
(政治)

 なんで,政界に有能な人材が集まらないか,ですが,二世議員ばっかとか,メディアに叩かれて政治家がなりたい職業として映らないとかは,あるんですが,ここ数十年の状況を考えると「安定しない」ということはあるかもしれませんね.「安定しない」というのは,選挙に受かるとは限らない,ということもありますが,それ以前に,自分が所属する政党が政権与党とならない可能性があるということです.ここ数十年は,まさにそういう状況で,1993年以降,何度か政権交代が行われました.

 これも既に書きましたが,与党がしくれば,野党に転落するということで,チェック機能が働く,そのためには,二大政党制ということだったんですが,そこに身を投じることを考えると,選挙に受かるか受からないかは,ある程度は,自分次第ですが,自分が所属する政党がどうかは,自分ではどうにもならないところはあるわけです.

 もちろん,敢えて野党に入って,与党を攻撃してチェック機能を果たすことにやり甲斐を見出す人もいるでしょうが,やはり,政治家たる者,自分の手で世の中を変えてなんぼと思う人が多いんじゃないですかね.実際,20世紀後半の高度成長期がよかったかどうかは,議論があるところですが,少なくとも政治は安定していて,それが寄与したところは大きかったでしょう.

 そして,今ですが,一応二大政党制(小選挙区制)ということにはなってますが,野党がこの体たらくですから,実質,20世紀後半の一党独裁体制になってきました.今のJ民党がやってることを見ると,これがいいとは思えませんが,頻繁に政権交代を繰り返すより,長い目で見れば,政治が安定して,そこに少しは優秀な人材が集まるという効果もあるかもしれません.

 つまりは,アメリカのような二大政党制というのは,日本にはあまりなじまず,一つの大きな政党がその中でいろんな形で争って,物事を進めていくという方が合ってるのかもしれませんね.そのためには,与党の中で自由にものが言える雰囲気は不可欠で,でも,それが急速に失われつつあるのは,由々しき事態でしょう.

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8/3'16e
[インフレにできるか?]
(経済)

 ヘリマネじゃないですが,政府や日銀は,何とかインフレにしようと躍起で,実際のところは,どうでしょうか.資産運用の基本方針としては,少なくとも私は,家を始め,「もの」はできる限り買いたくありません.それは,何度も書いているように長期的に見て,人口が減る上に,欲しいものはどんどんなくなって,経済は停滞して行くわけで,不動産価格をはじめ,ものの値段はどう考えても下がっていくからです(株も売りが基本).

 でも,ヘリコプターで上空からお金をばらまいたらどうなるでしょうね.普通に考えれば,お金の価値は毀損されて,インフレになるはずです.実際,ジンバブエで,インフレ率何万%ということが起こりました.

 もちろん,実際にヘリコプターで上空からお金をばらまくわけには行かないので,どうするかというと,今は,日銀が国債を買ってるわけです.でも,インフレどころかうんともすんとも言わない.じゃあ,ジンバブエのように「印刷」して,例えば,減税したら(無税にしたら)どうなるでしょうか? つまり,人々の収入が実質的に増えるわけです.

 さすがに,買わないで我慢していた分は買うでしょうから,多少は,ものの値段は上がってインフレにはなるでしょう.でも,どうですか? 天丼二杯じゃないですが,洗濯機二台は要らないし,インフレと言ってもたかがしれてるような気がしませんか?

 要は,日本とジンバブエの何が違うかと言うと,日本は既にもので溢れているということです.一番重要な食料品は,スーパーに行けば溢れているし,ということは,それだけの生産流通体制ができてるんですね.不動産にしても,人口は減るのに,既に箱はいくらでもあるどころか,東京五輪特需とかわけのわかんないこと言ってまだばんばん作ってるわけで,それこそ,大規模な移民の流入に舵を切らない限りは,とてもインフレになりそうもありません.

 でも,何があるかわからないのが,経済でもあります.実際,食料品が溢れていると言っても,それは,生産や流通に必要なエネルギー(石油やガス)あってのことで,それが足りなくなれば,途端に東日本大震災のときのようになります.

 ということで,これも1割則ですかね.つまり,自分の資産の1/3を不動産にしようとは思わないけど,1割くらいならなくなってもいいかと思えるので,自分の総資産がそのくらいになったときに,1割くらいで変える家を保険で買っておくってことですかね.

 うーん,でも,できれば,1割でも無駄なお金は使いたくないですね.そもそも,1割くらいで立派な家が買えるほど資産があれば,それはそれで,充分なリスクヘッジになってるわけで,これも一種の1割則でしょうか.

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8/3'16f
[やっぱりイタい]
(政治)

 都知事選の後は,内閣改造?のニュースで,入閣した人達の満面の笑みを見てると,やっぱりイタい(失礼)感じがしてしまいます.別に大臣になったからって,あなた達に何ができるの?(何もできない)

 ほんと余計なことしないで,小さな政府になってもらえませんかね?

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 なんか話きいてると,経済最優先で,財政健全化はあきらめて,ばんばん借金して財政出動するんだそうです.○カじゃないの.

 そんなことするから,年金とか社会保障とか将来が不安になって,みんな財布の紐を締めるわけで,景気は逆に悪くなるってことがどうしてわからないんですかね? 株価が一番正直に反応してるじゃないですか.

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8/3'16g
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 あとは,残り時間がいくらか,つまり,現在の年齢がいくつかにもよるでしょうね(当たり前の話).そして,歳というものは,浦島太郎のように突然ではなく,少しずつとって行くものなので,そういう中で徐々に調整,キャリブレーションして行くということで,これもバランスの問題というかソフトランディングってことですね.

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8/4'16j
[いつの間にか]
(スポーツ, 世の中)

 なんかいつの間にかリオ五輪始まるみたいですね.でも,(もちろん選手達には頑張って欲しいですが)盛り上がってるんですかね? 私の中では,かなり今一な感じです(まーちょこちょこ見るとは思うが).理由は明らかで,政府やJOCが東京五輪に向けてまた詐欺まがいのことするのが明らかだからです.

 折しも,ちらっと見たところ,目標の金メダル数は,14個だそうです.目標を総メダル数ではなく,金メダル数で設定したのは「正しい」ですが,随分,目標を下げたものです(ロンドンの時は,15〜18.ちゃんと憶えてるぞ).

 そして,何と,これは,史上最大のメダル数だったロンドンの7個の倍という「高い目標」とのたまいました.何度も書いているようにロンドンの金7個は「惨敗」で,それを銀銅メダルいっぱい獲ったので総メダル数という都合のいい指標にすり替えて国民を騙して東京五輪を誘致したわけで,その倍という言い方は,まさに詐欺的表現です.だって,史上最大だったのは,メダル数であって,金メダル数ではないですからね.

 でも,こんな子供だましにみんなコロッと騙されるんですねー.まさに「衆愚」ってことでしょうか.こんなことしてると,コロッと騙されて戦争行かされますよ(嘘つきは泥棒の始まり).

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8/4'16b
[「私の」興味対象]
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 人を好きになるシリーズ?ですが,その人が私をどう思ってるかは関係なかったけど,そうでもなくなってきたと書きました.で,なんでか考えたんですが,私は人に好かれたいとか,もてたいとか思って行動することは全くないのですが(もちろん,嫌われたいと思って行動することもない.とにかく私は私だし,そういう私であろうとして行動してる),そういう私に興味をもつ人がいるとすれば,なんで?って思うわけで,その人が「私の」興味の対象になる,ということはあるのかな,とは思いました.

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8/4'16c
[平凡]
(生き方)

 ふと,自分の人生って何,というか,どうだったのかなあと考えました.もちろん,いろんなことがあったし,いろんなことをしてきましたが,ただ単に,それで何とか食べて行けるものの中からやりたいことを見つけて仕事にして仕事して,仕事以外にいろんなことやってきただけですよね.

 例えば,自分の親と比較すると,幼少期は日本は戦争してて,中学くらいで敗戦となり,その後,焼け野原から復興して行く中で,子供を育てて,父は,当時は学問として認められなかった近代文学をやるために大学を飛び出して定時制高校の先生から始めて,大学教授までなって,その一方で,詩も含めた様々な執筆活動もして,48で体を壊して亡くなりました.

 母も小学校の教諭をずっとしていたのですが,40過ぎに突然辞めてしまった(この間,話したときは,教頭とか校長とかになるのが嫌だったと言ってた.やっぱ,血は争えない?)のですが,その後,父が亡くなって,また,復帰して働いて,私と妹を大学(私は大学院)まで行かせてくれました.

 そういう彼らと比較すると,私の人生なんて,平凡というか,別に何もしてないというか,大したことないなーとも思うわけです.でも,平凡ということは,幸せだったとも言えますかね.

 もちろん,私の人生は,まだ終わったわけではないですが,これから一波乱あるのかないのか,というか,心情的には,一波乱的なことはもうめんどくさいし,でも,全ては決まっているので,それに従って生きて行くということですかね.

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8/4'16d
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(野球→世の中)

 やっぱ,ソフトバンク強いですね.5回くらいで3-2とかでリードしていても全く勝てる気がしません.日ハムの勢いもなくなってきたし,地力の差はどうしようもないですかね.

 で,なんでソフトバンクが強いかというと,ぶっちゃけ,金持ちだからですよね.とか言うと身も蓋もないのですが,ライオンズの黄金時代も実はそういうことはありました.でも,ていうことは,20, 30年くらいするとそういうのってがらっと変わるってことです.つまり,ソフトバンクも2,30年後はどうなってるかわからない,というか,多分もうだめになってるってことです.

 でも,孫さんは,IT革命は100年は続くから,100年計画とか言ってるわけです.でも,過去を振り返ってみると,一つの産業が興隆を極めるのは,せいせい30年くらいです.つまり,IT革命とか言ってるけど,そのうち終わるってこと? それとも,ITは違う?

 てことは,ないでしょうね.実際,もう相当「いいところ」まで来てしまってる感は否めません(当事者は,そうは思ってないでしょうが).具体的に言えば,少なくともソフトバンクが関わっている通信技術について言えば,いつでもどこでも大容量の通信ができるようになってしまえば,そこでほぼ打ち止めでしょう.

 そうなれば(既に書きましたが),デジタルデータ化できるものは,全てそうなって,CDとかDVDとか書籍とかを大量にコピーしてばらまく時代は終わって,どこかのサーバにデータが置いてあって,それを世界中からアクセスするようになるでしょうし,スポーツ観戦とかも,競技場に何万人という人を集めるのではなく,限りなく現実に近いVRで低料金で家でのんびり観るようになるでしょう.旅行だって,人が移動するのではなくて(Google Earthのように)どこでもドアのように向こうがこっちに来ればいいわけです.そして,一つの産業がもって30年ということは,そうなるのは,意外と早いってことですかね.

 となると,考えるのは,「次は何か」ということです.ふつーに考えれば,バイオというかゲノムというか人間自身関連ということでしょうが,どうなんですかね? その頃まで(私は)生きてますかね?(堀江さんが最終電車に間に合うかもしれないと言ってるのはそういうことなのでしょう)

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8/5'16
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 上の話の続きなのかもしれませんが,問題の本質というか,もういい加減いいところまで来てしまったというのは,そういうことでしょう.天丼二杯は食べられないの話じゃないですが,基本的には,栄養のバランスがとれた充分おいしいと思える食べ物があって,雨露や暑さ寒さをしのげて快適に過ごせる家があれば,充分快適に生きては行けますから,革命や暴動を起こしてまで世の中を変えようとはしないものです.

 でも,今の経済を回していることのほとんどは,「それ以上」のことです.別に高級メロンもタワマンも高級車もブランド品も高級リゾートも大容量高速通信も,なくても生きて行けるものです.一方では,先進国と言われる日本ですら,まだ「それ以下」,即ち,日々の生活が苦しい人もいる(でも,実態は,無駄な支出をしていてお金の計算ができない人も多い).

 ですから,これ以上,経済を拡大させるには,必要以上のものを欲しがらせる必要がある一方で,若い人達を中心に多くの人達は,そういうものは要らない,もっと大事なことがあることに気づき始めてるわけで,再三書いているように,必要なことは,富と労働の再配分が進むように,しっかりそういう枠組みを(政府が)作ることでしょう(でも,実際は,全く逆のことをしている).

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 でも,実際のところは,当分の間は,状況は変わらないでしょうから,企業人達は,「欲しがらせようと」躍起なわけです.そういう意味では,ファストリ(ユニクロ)なんかは,繊維産業が興隆した時代なんか遙か遠い昔に終わってる中で,ここまで業績を伸ばしたのは,まさに奇跡的と言えますが,金儲けが(騙すのが)超上手ってこともありますが,業界全体では無理でも,業界の中で改善すべき点,ここをこうすればすごいことになるってことを丹念に探して行けば,まだまだやることはあるような気もします.

 孫さんだって,そのくらいのことは考えてるでしょうから,30年後にソフトバンクがどうなってるかはわかりませんが,少なくとも,30年後に孫さんはソフトバンクには,(おそらく)いないってことですかね.ということで,後継者問題ですったもんだしましたが,結局,彼の代わりなんかいないわけで,そういう意味でも,普通はやっぱり30年ってとこですかね.

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8/5'16b
[福岡まじ暑い]
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 全国ネットで連日報道されてますが,福岡の暑さが尋常じゃないみたいですね.昔,筑波大バドミントン部にいて福岡出身だったY浦のメルアドが「福岡まじ暑い」みたいな感じだったのをなぜか憶えているのですが,福岡って(本来)そんなに暑いんですかね?

 私がいた頃は,そんな意識は全然なかったです.でも,福岡にいたとき,福岡が日本の中で暑いかどうかなんて考えたこともなかったですが.

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8/5'16c
[がん検診]
(世の中)

 都知事選でのT越さんのがん検診100%というちょーとんちんかんな公約じゃないですが,がんって早期発見が一番重要と言われてるんですが,果たしてそうなんでしょうか?私は,人間ドックには一度も行ったことはないし,ましてや,がん検診も受けたことはありません.

 理由は,既にどこかで書いたと思いますが,がんになって死ぬのなら,それはそれでそう決まってることなので(特にがんという病気は,老化の一種),そういうことに逆らわないということがあります.もちろん,私が生きてないと困るという人がいれば考えますが,そういう人もいませんからね.

 それに,人間ドックとかがん検診とかが,そもそもかなり怪しいと思っていて,要は,わざわざ病気を見つけて治療して治療費,あるいは,それ以前に,がん保険に加入させて保険料をふんだくるという側面は否めません.つまり,そういうところに行くこと=わざわざ「病気になりに行く」ようなものというところもあるわけです.

 早期でがんが見つかって手術で切除して助かったという話はよくきくのですが,もし,そのままにしておいて,がんがどんどん進行して助からなかったかどうかなんて確かめようがありませんし,そのままにしておいた方が却ってよかったことだってあるんじゃないですかね(と言うと,医者はみんな非科学的だと言って猛烈に反論する).

 そんなことより,人間ドックに行ってるから,がん検診受けてるから大丈夫とか言って,ストレス溜めてやり甲斐のない無駄な仕事して酒がばがば飲んでる方がよっぽどやばいでしょう.

 こういうことを話すと,私のことを医者嫌いと思う人がいるんですが,別にそういうわけではありません.体調が悪いのを,お医者さんが何とかしてくれるのなら,喜んで治してもらいたいです(でも,実態は,何度検査しても何の異常もなし).

 要は,そもそも「医者というシステム」がどうなん?ってことですかね.もちろん,病気になったり,怪我をしたとき,治療をしてくれるお医者さんは,超必要なものです.でも,本来的に言えば,病気になってから治療するのではなく,病気にならないようにするのが本筋ですよね.

 でも,誰も病気にならなくなったら,医者は,商売あがったりなわけで,これは,歯医者も同じです.つまり,予防医学とか予防歯科とかが本質的に自己矛盾をはらんでいるということが最大の問題で,それは,「医者というシステム」を変えなければいけないということでしょう.

 でも,実際は,ものすごい既得権益をもっててまず無理なわけで,じゃあどうしたらいいかと言うと,そういう状況の中で自分の頭でしっかり考えて行動しないといけないわけで,上の方の話に戻るわけです.

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8/5'16d
[初乗り410円]
(世の中)

 ちょい乗りを促すために初乗り410円の実証実験が始まったとの報道です.料金に手を付けたのは初めてで,大胆な試みとか言ってますが,タクシー業界ってどうしてこうもローテクなんでしょうか? タクシーの何が非効率かって,要は,稼働率,つまり,車と客のマッチングですよね.だったら,さっさとウーバーがやってることを(黒船が来る前に)やりゃあいいじゃないですか.

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8/6'16
[芸能人]
(芸能)

 あたらめてなんですが,芸能人って一体何なんでしょうね(まーどーでもいいことではあるが).既に何度も書いてますが,自分の姿を不特定多数の人にさらけ出すことでお金をもらうというのが彼らの仕事です.つまり,どれだけテレビに出たか(さらけ出したか)が活躍の目安となるわけです.

 ちらっと見ただけですが,芸能人が卒アル見て,同級生がその後どうなったかを探し出してきて昔話をするという番組があるみたいですが,その同級生が異口同音に言うことは,活躍している同級生がいるのが自慢ということです.林修先生も本業の予備校講師はともかく,いっぱいテレビに出ていることで「活躍」していると同級生からは認識されているようです.

 でも,活躍については,ここで書きましたが,そもそも芸能人の活躍というのも何だか変な話です.だって,彼ら(の多く)は別に「活躍」してるわけではないですかね.

 具体的には,何かの技術が卓越しているわけでもないし,スポーツで日本一世界一になったわけでもないし,歌とか踊りとか演技がそんなにうまいわけでもないし,学術的に何か大きな発見をしたわけでもありません.強いて言えば普通の人よりは美形ということもあるかもしれませんが,(最近は特にそうですが)それも大したレベルではありません.

 もちろん,芸能界で売れたい人は大勢いて,その競争を勝ち抜いたということはあるかもしれませんが,そういうものは,誰かがどこかで決めているという側面もあります.ですから,まあ,ずっと書いてるように,多くの人が群がって,彼らを担いで,彼らは,それに乗っかって,自分をさらけ出して,金儲けしてるってことですかね.

 でもまあ,テレビが全部報道とかニュース番組というわけにも行かないでしょうから,バラエティーとかドラマとかて,娯楽を提供しているということでしょうか.でも,それは,数ある仕事の中の一つに過ぎないわけで,その仕事がたまたま芸能人というだけで「活躍」というのもやっぱり何だか変な話ですね(まーどーでもいいけど(笑)).

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8/6'16b
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(日記)

 なかなか調子は上がらず,今回は,このままピークアウトということになりそうです.でも,ピークでも一瞬90に達したくらいですから,今度の谷が60まで落ち込むのか,70くらいで留まるのかは,ちょっと楽しみ?ではあります.というか,もう既に70くらいなんですが,60まで行くとかなりしんどいと書きましたが,70とか80くらいをうろうろしてる感じだと(何度も書きますが)感覚的には,もうほとんど何もできてない感じです.

 ですから,「これでいいと思えばいい」的には,「これでいい」とは,まだちょっと思えないですかねー.でも,そこはじっと我慢というか,慣れていくことが必要ってことなんでしょうか?

 先月からずっと書いてますが,感覚的には,ずっと「退屈」な状態です.もちろん,やることがなくて退屈という本来の意味ではなく(やることはいくらでもありますから),やるべきことができてないというか,そういうことが足りないというか,見つけられないという感覚です.

 それは,現状の中でどうするというよりは,何か「新しいもの」を探しているというか,何事かが起こるというか起こすというか,そんな感じです.

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8/6'16c
[わかりやすい]
(世の中)

 そっか,芸能人がどうこうということではなくて,芸能人の場合,売れてナンボの商売なので「活躍」してるかどうかが一般の人にもわかりやすいというだけの話ですね(なんか,最近,頭がちゃんと働いてない気がする).そういう職業というか活動って,他に何がありますかね?

 スポーツは,結果がはっきり出ますし,報道もされますから,わかりやすい方でしょうね.商売も儲かってナンボなんでしょうから,例えば,孫さんとか柳井さんとかがいっぱい稼いで有名になったようにわかりやすいですかね.そこまで行かなくても,大企業の中で偉くなれば,社長とか取締役とか肩書きが付いてきますから,有名とまでは行かなくてもわかりやすさはありますね.官僚の場合も肩書きがある程度付いてきます.

 でも,研究者とか芸術家の場合は,かなりわかりにくいです.何度も書きましたが,ノーベル賞をもらった人は,もちろん,相当のレベルにあることは間違いないですが,対象である極一部の分野でたまたまそういうことになった人ということもありますし,そもそも,研究というものがそういう評価にはそぐわないものです.肩書き的にも教授で頭打ち(それ以上の何とか長とか学長とか言うのは,とりまとめ的な仕事)ですし,どこの大学の先生かとかいうのもある程度は関係しますが,それが全てではありません.ましてや,テレビによく出てる人がその分野の第一人者というわけでもありません.

 でも,一般の人にはわからなくても,その分野の中で有名というか,成果が広く知られるということはあるでしょう.それは,芸術の分野もそうですかね.芸術の分野だと学術よりもっと極端で,テレビによく出てくるような有名人は,ほとんどの場合,その分野の第一人者ではないどころか,芸術的なレベルは逆に低くて,ただ単に商業的に成功した人ということですかね.

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8/6'16d
[30年]
(世の中, 生き方)

 筑波西武が今年度いっぱいで閉店になるというニュースが流れてました.私個人的には,引っ越す前は時々使ってましたが,今はもうほとんど行くことはないですから,影響はありません.まあそういうことなので,閉店ということなんでしょうが.今から30年くらい前のライオンズの黄金時代は,今のソフトバンクと同じように,堤さんというか西武グループの興隆とも重なってますが,30年経つとこのざまなわけです.

 技術が進歩して一つの産業が成熟するということもありますが,だいたい一世代で,歴史も人々のメンタリティーも変わるし,常識というか,こういうもんと思ってることが通用しなくなるということもあるでしょうね.実際,若い人達の考え方は,今の年寄りとは全然違うとは何度も書いてることです(私個人的には,若い人達の方に近いが).

 つまり,年寄りが若い人達に欲しがらせて経済を回そうとしてもうまく行くはずもなく,そこで多くの人が失敗してる,というか,もう何十年もそんな状態が続いてるわけです.ですから,株式投資とか言ったって,そうそう株なんか上がるはずもないし,金に金を産ませて金利や配当で食おうと思っても,これからは,なかなか厳しいということでしょう.

 30年と言うと,人一人の人生の中でも1ないし2回は,転換点が訪れるということになります.私個人的には,なんとかここまでやってこれましたが,これからは(定年で仕事を失うという以外にも)そうは行かないってことですね.というか,そう思っているので,いろいろ「準備」をしているわけです.

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8/6'16e
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 「退屈」というよりは,どうありたいというのがないというかわからないというか,なかなか「次」が見つからないというのが苦しいのかもしれませんね.つまり,感覚的には,30代と似てるわけです.やっぱり,10年周期ってことなんですかね?

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8/6'16f
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(バドミントン)

 バドミントンですが,藤原君がインドネシアオープンに行っているので(その間に,パフォーマンスを落とさないようにしないといけないので)昨日,教職員の練習に行って,感覚的には,少し回復していることは確認できました.ただ,トレーニングとかは全くしてないので,フィジカルは全然ない感じですね.つまり,ようやくトレーニングする段階になってきたということでしょうか.

 問題は,そのハードルを越えられるかどうかですね.でも,これも感覚的には,もう少しという感じがしています.あとは,やるとしたらどこでやるか,ですね.文京区時代は「秘密のトレーニングの場所」があったから,トレーニングできたけど,つくばに来てからそういう場所を探したけど見つからず,だんだんやらなくなったと書きました.そして,引越先もちょっと探しましたが,そういうところはないですね.

 ですから,どういうところで,どういうことをやるかも含めて考えて行かないといけないということでしょうか.

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8/6'16g
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(ピアノ)

 ピアノの方は,引越すときに防音室付きのグランドピアノの存在意義について,あらためて認識したこともあり,以前より(少しは)練習するようになって,これはたまたまですが,今はかなり長い曲を練習しています.だいたい1時間くらいの曲ですかね.で,かなりの難曲なので,当然のことながらなかなか仕上がりません.

 長い曲なので,11月下旬のピアノプロジェで弾くためには,申し込み〆切の8月末には,何とか一通りでも曲がりなりにでも一応通るようになっておかないといけないと思ってましたし,何とかそこまでは行くだろうとも思ってました.でも...

 気がついたらもう8月です.で,まだ全然通りません.技術的に難しいところはあるのですが,最初から最後まで難所ばかりということはありません.でも,とにかく長いので,通すだけで今は1時間半くらいかかり,1回の練習で全体を通すこともできません.

 そもそも,通しで弾いてなんかいても全然弾けるようになんかならないので,弾けないところを取り出して繰り返し練習する必要があるのですが,そうすると,それ以外のところが弾けなくなるという悪循環です.

 とにかくモグラ叩きじゃないですが,一度弾けるようになってもしばらくすると弾けなくなってて,また練習する必要があって,そうすると,また他のところが,という感じで,いつまで経っても,初見で譜読みしながら弾いてるみたいな危なっかしさがなくなりません.感覚的には,そういう技術的なところというか記憶力みたいなものが「衰えた」ってことなのでしょうか.

 実は,ピアノ以外でもそういうことを感じるようになってきました.バドミントンをしていても,ちゃんと合わせてるつもりでも合ってなかったり,車の運転も,例えば,カーブとかで車線に沿ってハンドルを切るのも感覚的にできなくなってきたということはないのですが,少し恐怖感を憶えるようになってきました.

 ということで,ピアノについても,これまでの感覚だとこのくらいの感じで間に合うと思っていても,間に合わないということがこれから起こってくるんでしょうね.まあ歳ということで,しょうがないってことでしょうか.

 いずれにしても,ちょっと考えないといけないですね.8月下旬までは,まだもう少しありますが,そこでこの曲を断念するとすると,他の曲を探さないといけないですし(去年も結局そのパターンだった),その曲は,そこから練習しないといけないので,その辺の間に合うか的な感覚のキャリブレーションも必要になってきます.

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8/7'16
[考え方が間違ってる]
(世の中)

 ちょっと調べてみたんですが,タクシーの配車アプリ,既にあるようですね.でも,そんなこと全然知らない.つまり,ほとんど普及してないわけで,普及させて稼働率上げて料金が安くならなければ意味ないわけです.

 そこを何とかしないといけないというか,そこに頭使わないといけないんですが,おそらく規制でがんじがらめなんでしょうね.しょぼい経済対策とかやってないで,そういうことしたらいいじゃないですか.

 そもそも,根本的に考え方が間違ってます.経済を回すことではなく,世の中を便利にすることが目的であるべきなんじゃないですか.

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8/7'16b
[ニュートラル]
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 オリンピックが始まったのですが,荻野さん,金メダルやりましたね.でも,やっぱりじゃないですが,世界選手権二連覇してる瀬戸さんではなく,小さい頃からずっと勝ってる荻野さんが結局勝っちゃうんだなー,とは思いましたかね.

 ということで,メディアが変な報道しないように,というか,するでしょうから,前回同様,ちゃんとチェックしますよ(笑).そして,早速,金獲得ということで,いきなりランキング5位(笑)です.このまま行けば,メディアやJOCの思い通りでしょうが,そんなにうまく行きますかね?

 

 私個人的には,基本的には,日本代表選手には頑張って欲しいのですが,メディアやJOCのことや人の応援ばっかしてないでお前が頑張れよ的には,負けたら負けたで,それも悪くないので,ニュートラルというか,どっちでもいい(笑)というか,そういう意味では,割とのんびり見て楽しむことができます.

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8/7'16c
[ありがとー]
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 各局ごとにオリンピックのテーマソング?みたいのがあって,相変わらず,どれもひどいんですが,?BSの奴がこの時の「ありがとー」ですね.別にこの曲にも?BSにも責任はないですが,やっぱりいいイメージはないです(ので,?BSはできるだけ見ないようにしてます).

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 そうそう,リンク先読んで思いだしたんですが(リンク貼ろうと思って,リンク先の記事読んで,こういうことって実はよくあります),榎本先生が体の具合が悪いとか怪我とかがない理由なんですが,先日,気づいたことがあって,それは,バドミントン部関係の教職員が集まるときに予定を合わせるんですが,彼って結構手術の予定が入っていて,どこかで書きましたが,手術って体力使うし大変ですよね.

 もうずっと前の記事ですが,全米のシニアの短距離優勝者がほとんどトレーニングせずに競技力を維持していて,なんでか?ときかれたら,彼は外科医で,ずっと何時間も立ちっぱなしでやる過酷な手術がトレーニングになってると答えたということを紹介しましたが,そういうことってあるかもしれません.

 要は,日常生活からしっかり体を動かすとか,座りっぱなしにならないようにするとか,そういうことってやっぱり大事なんだと思います.私も少しずつですが回復傾向で,でも,トレーニングとかは,まだ全然できてなくて,でも,日常生活の中で,できる範囲でですが,ストレッチとか,座りっぱなしにならないようにとかしてるので,そういうことが関係してるのかもしれません.

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8/8'16
[新しい?練習方法]
(ピアノ)

 ピアノなんですが,どうしましょうかね? 8月下旬の〆切までもう少しあると言っても,今と同じことをしていたらだめでしょう.いや,そこも問題です.練習をしたときの成果は「線形」に出るわけではない,即ち,ある日突然,「階段を上がる」こともあるわけで,今のやり方に自信があるのなら,そういうことを信じて続けることも大事です.

 でも,もっといいやり方があると思うのなら,変える決断も必要です.やり方というのは,いろいろあって,例えば,単純に「もっと練習する」というのはありでしょう.でも,それが持続的にできるのかどうか,もしできないとすれば,トータルで見てマイナスになることもあります.

 あとは,やっぱりマネージメントですね.当然のことながら,弾けるところと弾けないところがあるわけで,そこの練習時間の配分を最適化して,極端な話,本番直前にぴったり「均等に」弾けるようになればいいわけですからね.つまり,いかに無駄な練習をしないかなんですが,一度弾けるようになったからもう大丈夫というわけでもないのがやっぱり厄介です.

 マネージメントという意味では,もし間に合わなかった場合,どうするかもあります.抜粋という形にするということもありますが,今回は,なぜかそういうことに抵抗を感じるんですよねー.ですから,多少完成度は低くても何とか全曲弾きたいとは思ってます.でも,最低限,止まらないようにはしないといけません.

 あとは,もう暗譜はさすがに無理なので,弾きやすいように楽譜にいろいろ書き込むということはあります.これは結構効果がありますし,練習時間が増やせない状況で,練習しないで弾けるようになる方法の一つでもあります.

 でも,あんまりめんどくさいというか,ややこしいことしても,これも持続性に影響を与えますから,そこのところも結構大事です.せめて何とか毎日ピアノに向かえるようにしたいものです.最近は,以前の週数回30分ずつくらい(笑)よりは,練習しているのですが,バドミントンの練習日とか,体調が悪い時とかで,週3,4回くらいにはなってしまってます.

 あとは,やっぱり,意識の問題が大きいです.暗譜はしないのですが,楽譜を見て,音を確認して指を置いてるわけではない(そんなことしてたら絶対間に合わない)ので,結局は,憶えているわけで,つまり,弾く時に,ただ弾くのではなく,どの指がどの音を押さえているかをしっかり意識する,そして,それを憶える,という単純なことがとても大事です.そこのところが加齢のため衰えてるとしたら,尚更でしょう.

 ということで,一応,新しい?練習方法を考えました.と言っても,とてもシンプルな方法なんですが,持続性という意味でも重要なことです.そして,今回のことをきっかけに,練習方法そのものを考えるいい機会にもなりました.もし,これが効果があれば,今後の練習方法の基盤となるかもしれません.

 それにしても,あまり調子もよくなく,無理するな的なことに反するにもかかわらず,今回は,こんなにも長く難しい曲を弾こうとしていることが何とも不思議です.何となく目論見はあるのですが,そこのところがびみょーになっても来ているわけで,どうなるかは,ちょっと楽しみではあります.でも,下手すると破綻の可能性もあるので,やっぱり,最終的にはマネージメントですかね.

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8/8'16b
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 オリンピックなんですが,ちらちら見てる程度なんですが,日本代表は今一な感じで,前回のロンドン同様,ブロンズコレクターになってる感じもします.で,「真の」ランキングですが,あっという間に10位にまで落ち込みました.

 

 このまま行くと,前回同様,「総メダル数」とか「メダルラッシュ」(3位以上はみな同じ)という手前勝手な用語がまた連呼されそうです.

 ちなみに,JOCが掲げた金14個というのは,別に高い目標でもなんでもなく,ふつーに行けば,このくらいは獲れるという極めて現実的なものなので,下回れば敗北,前回のロンドン五輪のときのように目標の半分にも届かなければ惨敗です.

 具体的には,現在,世界ランキング1位とか,昨年,世界選手権で優勝した選手が対象になってるようで,内訳としては,体操で4つ,柔道で3つ,女子レスリングで3つ,競泳で2つ,バドミントンで1つと言った感じです(あと1つは,フェンシングだったような気がするがこれはもう負けた).でも,柔道では既に取りこぼしてますし,体操もミス連発でちょっと危うい感じですね.つまりは,番狂わせ的な金が必要な状況にもうなってきたってとこでしょうか.

 ちなみに,このような記事を書くのは,頑張れ日本(笑)ということではなく,前回のロンドン五輪の時と同様,メディアやJOCが「総メダル数」などという自分に都合のいい指標を持ち出すのがおかしいということを指摘するのが主目的です(まあ,これはこれで楽しんでるけど(笑)).

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8/9'16
[まるで違う競技]
(スポーツ)

 体操男子団体と柔道男子の大野さんの金よかったですね.おかげ?でまた5位に急浮上です.でもまあ,ここは鉄板というか予定通りということでしょうか.実際,どちらも圧勝でしたしね.

 

 で,ちょっと見ただけなんですが,思ったのは,柔道って,この重さのクラスになると軽量級とはもう全然動きが違うというか,まるで違う競技みたいということです.軽量級だと,ものすごく動きが速くて,ちょっとしたことでハプニング的に決まることも多いので,確実に勝つことはなかなか難しいですよね.そういう意味では,野村さんの五輪三連覇ってやっぱりすごいんだと思います.

 それにしても,大野さんの負けるわけないというようなものすごい自信というか,自分が技をかける体勢に確実にもって行く力というか,相手と戦うというよりは,相手を使って自分の柔道を表現しているような強さは,ほんとに圧倒的でした.

 あと,体操男子団体ですが,予選4位からの逆転と報道してますが,決勝では,予選の得点は全部ちゃらで関係ないので,逆転というのは違いますね.

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8/9'16b
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 千代の富士さんの追悼番組をいろいろやってたんですが,見ていたら,だんだん思い出してきました.それは,彼があまりにも強かったことではなく,そうなる前のことです.確かに将来有望な力士の一人ではあったのですが,当時の横綱の北の湖さんには,全く歯が立たず,軽々とつり出されていたような感じでした.もうどうやっても勝てないと思えるほどでした.

 でも,あれ?という感じで勝った時があって,その時を境に勝てるようになり,その後は,周知の通りです.つまり,今は全く歯が立たない,どうしようもないと思っていても,くさらず頑張っていれば,ある日突然,道が開けるというか,そういうことってあるんだなと思いました.

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8/9'16c
[女を捨てる]
(スポーツ)

 女子柔道の松本薫さんが,試合の1ヶ月前になってからは女を捨てる,と言ってました.まあ彼女がちょっと特殊(笑)ってことはあるとは思うのですが,そもそも,女性アスリートってどうなんだろうと考え始めました.

 柔道は格闘技なので,相手を食うというか倒すというか,そういう闘争心みたいなものは必要でしょう.格闘技でなくても,例えば,サッカーのスアレスがディフェンスに噛みついた時は,そういうことで説明する人もいました.つまり,試合という形である以上,全てのスポーツで闘争心(のようなもの)は,やはり必要というか,そういうものがぎりぎりのところでの勝敗を分けるのは,事実です.

 つまり,女性であっても,アスリートである以上は,そういうものが必要ということですが,それって,「女を捨てる」ってことなんですかね? 太古の昔なら,男が狩りをして女は家を守ってってことはあったのかもしれませんが,というか,つい数十年前までは,男が外で働いて,女が家を守って,ってやってたわけですが,それって,全くの男の都合ですよね.そもそも,ライオンみたいに,狩りは女がする動物だっている,というか,そっちの方が本来的,とも書きました.

 つまり,何度も書いてますが,男とか女とか言う前に,同じ人間ですし,女性だって普通に闘争心は,あるってこと,つまり,別に女を捨てる必要はないってことで,正確に言えば,女を捨てるのではなく,女はおしとやかにしとけという社会の刷り込みを捨てるってことですね.

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8/9'16d
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 いやー,永瀬(今春,筑波大卒.つまり,藤原君と同級生),負けましたね.何やってんだ.彼も鉄板に近かったと思うんですけどねー.でも,見てる感じだと,昨日の大野さんとは,全然違ったかなー.

 でも,これで,また一つ,予定というか,目標とする金メダル数が減ったことになります.

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 藤原君の方は,インドネシアオープンは,シングル,ダブルともにベスト4でした.詳しくは,明日,練習する時に,話をききますが,メールの感じだと,まだ,世界のトップには,届かないけど,また少し,距離が縮まった感じはしました.

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8/10'16s
[メダルラッシュ]
(世の中)

 銅メダルはいっぱいとれても(10個),一番は,なかなかとれず(3個),予想通り,(前回のロンドン五輪の時と同様)メディアは,メダルラッシュと囃し立てる展開になってきました.もちろん,選手自身にとって,3位が精一杯で,それで上出来と思えればそれでいいと思いますが,日本全体の戦績的にどうかは,ちゃんと客観的に評価しなければいけませんし,「3位以上はみな同じ」でいいわけはありません.

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8/10'16b
[当たり前の話]
(世の中)

 でも実際のところは,みんなスマホもってるわけじゃないから,もっと現実的な方法が必要なんですが,そういうことすら,試みられてませんよね.そもそも,流しで走ってるとか,タクシー乗り場にタクシーがわんさか止まって客を待ってるとか,効率が悪すぎます.どういう日のどういうところにどのくらい利用者がいるかとかちゃんと調査してるんですかね? まさか,いまだに運転手の経験とカンってことはないですよね?

 というか,効率の悪さが解消されてないというのが全てを物語っています.そして,こういうのって,別にタクシー業界に限らないわけで,一方では,在庫管理とか,市場調査とか,がちがちにやってるところはやってるわけで,勝ち組と負け組が出てくるのは,まあ当たり前の話です.

 最大の問題は,やっぱり,規制で守られて(過ぎて)いることなんでしょう.どこの誰かわからない一般人が運転するウーバーはちょっとやり過ぎだと思いますが,ちゃんと二種免許もってて安全運転ができてカーナビあれば,規制を緩めすぎた高速バスなんかより安全に運用できると思いますけどね.

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8/11'16
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 今日は,また新しくできた祝日(山の日)なんですね.国民の祝日の増殖が止まらない感じですが,背景としては,働き蜂の日本人は,祝日にしないと休まない,ということみたいですが,完全週休二日制というのは,週に2日の休みということなので,祝日増やしたって関係ありません.例えば,今週の場合は,今日を休みにして,土日のどちらかを出勤にしても完全週休二日ですからね.

 ですから,もっと休ませる,実態は,旅行とか遊びに行かせて経済を回すのであれば,別の方法を考えないとだめでしょう.ちなみに,私個人的には,完全裁量労働制なので,どっちでもいいというか,関係ねーってことなんですが,休みの日に仕事がしたくなって仕事をしようとすると,食堂が閉まってたり,バスの本数が減ってたりして不便なので,正直,祝日は増えて欲しくないです.日本の市場が閉まるのも,その間に海外では動きがあることがあるので,ほんとやめて欲しいですね.

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 オリンピックですが,昨晩は,盛りだくさんというか,すごかったみたいですね.私は,爆睡(笑)してました.昨日の午前中,藤原君と練習して疲れていたということもありますが,最近,あんまり眠れてなくて,でも,練習して疲れたおかげで昨晩はぐっすり眠れました(夜の練習だと直後で疲れすぎてて逆に寝れないことが多い).

 引っ越してからの仮住まい感ということを書きましたが,その感覚はずっと続いていて,あとは,日当たりがいいということで,朝早く一度目が覚めることも多いのですが,昼間活動して,しっかり疲れれば,ちゃんと眠れるわけで,要は,昼間の活動不足ということはあるのかもしれません.つまりは,歳をとってきたから無理せず活動を抑えるべきの一辺倒でもだめなわけで,やっぱり,これも「バランスの問題」ですね.

 ちなみに,記録的日記的なことを書いておくと,最近,バドミントン的には,体の具合は,(右股関節が痛いのは相変わらずですが)悪くなかったのですが,今度は,右アキレス腱が痛くなってきました.でも,しばらく藤原君と(彼が高知に帰るので)練習できないので,その間,休めることはできます.でも,競技力の維持はしないといけないわけで,これも「バランスの問題」ですかね.

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 話をオリンピックに戻すと,昨日は,結構疲れていて,女子柔道の田知本遥さんが死闘の末,世界ランキング1位のシード選手に勝った試合は見てました.その時,彼女が(流血しながらも)すごくいい顔をしていて,この人こんなに綺麗だったかなと思えるほどでした(お姉さんの愛さんと間違えてるわけじゃないよ(問題発言?)).

 で,いろいろあるのは,わかっていたのですが,なんかどこもやってないし(確かバレーだけやってた感じ.多分,夜明けまで一旦休憩?),さっさと寝ました(笑).で,起きたらすごいことになってたわけです.田知本さんも優勝しました.彼女は,「計算に入ってなかった」と思うので,番狂わせ的な金を獲得できたことになりますね(逆に,去年の世界選手権優勝の女子2バタの星さんの銅は,取りこぼしたと言えるかもしれません).

 あとは,男子柔道,体操男子個人総合の内村さんも金で,金メダル3つ!を上乗せしたことになります(でも,内村さん,結構危なかったみたいですね).で,「真の」ランキングを見ると,アメリカ中国に次いで何と3位!となってました(GDP世界ランキング通り(笑)).

 

 でも,このまま行くことは,ちょっと考えられないかなー.というのは,日本が金メダルを獲れる可能性がある競技というのは,非常に限られていて,具体的には,競泳,体操男子,柔道,そして,女子レスリングです(あと,一応,バドミントンも(笑)).このうち3つが最初に集まっているので,今が稼ぎどきというか,ここで稼げないと,ロンドン五輪のような悲惨な状況になります(そういう意味では,前回,大惨敗だった柔道が普通に獲れてるのが大きい).

 でも,今回は,次が東京ということで,そういうバブル的な+α的なことはあるかもしれませんね.ブロンズコレクターなのは,相変わらずですが,上で書いた競技以外で獲れているのは,国が力を入れるところだけではなく,裾野が広がってきてるという意味では,いいことだと思います.結果は,勝負は時の運的なところは,あるので,裾野が広がって,トップレベルに近い競技が増えれば,その中から,金が出ることもあるわけですからね.

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 既に書いたと思いますが,4年に一度の一発勝負というのは,やはり,過酷ですねー.つまり,スポーツで成功するには,スポーツができるというだけではだめで,一発勝負で結果を出すメンタルが必要ということなんでしょうか? 実際,あるピアニストが,ピアニストとして成功するには,ピアノが上手いだけじゃだめで,それを大観衆の前で緊張せず発揮できる全く別の才能が必要だと言っていました.そういうことは,ずっと昔から言われていて,グレン・グールドやミケランジェリが演奏会であまり弾かなくなったのもそういうことが理由だったと思います.

 でも,確かにオリンピックは4年に一度ですが,試合は年中行われてます.そして,そういう中で世界ランキングとか,ワールドカップ総合優勝とかは決まってくるわけで,それが真の世界一だと私は思います.スキーモーグルの上村さんは,オリンピックではメダルすら獲れませんでしたが,ワールドカップ総合優勝した年は,間違いなく世界一だったと思いますからね.

 野球とかサッカーとかテニスとか,プロスポーツがある競技の場合は,もっと顕著で,オリンピックで金メダル獲っても(ほぼ)一銭にもなりませんが(報奨金程度),プロスポーツで安定して結果を出せば,莫大な金額を得ることもできます.そういう意味では,なるようになってる感じもします.

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8/11'16b
[日本叩き?]
(スポーツ, 世の中)

 オリンピック関連ということで,日本人が活躍すると,出る杭は打たれる的にルール改正が行われる,と言ってた人がいました.例えば,競泳の平泳ぎや背泳ぎで潜水を長くとる戦法で日本人が勝つと(ソウル五輪の鈴木大地さんはそれで金を獲った),潜水の長さに制限をかけたり,ノルディック複合でジャンプで稼いで逃げ切って勝ち続けると(全盛期の荻原さんとか),後半のクロカンの割合を増やしたりとか.

 でも,考えてみたら,平泳ぎや背泳ぎなら,勝負すべきなのは,平泳ぎや背泳ぎであって,潜水ではないはずですし,複合は,あくまで,ジャンプとクロカンの複合であって,ジャンプで勝負が決まってしまうのは,本来的ではありません.

 確かに,世界は,欧米を中心に回ってるんですが,あんまり被害妄想的に考えない方がいいとは思いますけどね.

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8/11'16c
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 逆に言うと,4年に一度という一発勝負で結果を残したとして,それがどれほどの評価ということになるのでしょうか? もちろん,そのときは,ちやほやされると思いますが,そんなの一瞬の話です.もちろん,金メダルを獲る,あるいは,例えば,体操の内村さんくらいの実績を残せば,これから食べて行けないということはないでしょうし,体操に関わることで食べて行きたいと思えば,それも叶うでしょう.

 そう考えると,それで充分な気もしますが(私なら,それで充分です),世界一というところまで行って,そんだけかよ,と思う人もいるでしょうね.それ以上の「評価」を得るには,インタビューのときに面白いことや気の利いたこと言って目に止まって,芸能人みたいになるしかない?

 でも,本来的に言えば,スポーツというのは,そういうものなのでしょう.それは,学術も芸術も同じです.それ以上の「評価」を得たいと思うのなら,スポーツなら種目を限定しないといけないですし,学術や芸術なら「そういうこと」に繋がることをやらないといけませんが,それって,結局,何のためにやってんの?ってことになりますし,金儲けがしたいのなら,そもそも,全く別のことやらないといけないわけで,「評価」なんていうものは,結局,その程度のことでしかないということです.

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8/12'16b
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 金藤さん,やりましたね.可能性としては,半々くらいだったでしょうから,これも半分想定外の金と言えるでしょうが,柔道は,世界チャンピオンの二人が獲れなかったし,あと,獲れそうなのは,体操男子の種目別と女子レスリングとバドミントン女子くらいなので,JOCの目標の14個は,少し厳しくなってきました.

 私個人的には,日本が金メダルをいくつ獲るかとかは,どうでもいいことなんですが,ロンドン五輪のときのように,目標に遥かに及ばない大惨敗だったのに,「総メダル数」というすり替えを行い,日本選手大活躍と大嘘を付いて,むりやり(やるべきではない)東京五輪を招致するようなことは,やるべきではありません(と思って,今回も,厳しく(笑)チェックしています).

 あと,金藤さんの金は,よかったのですが,私が気になったのは,その後(だったかな?)に泳いだ入江さんです.彼は,世界の頂点にあと一歩というところまで行ったのですが(前回のロンドンでは,銀.世界選手権でも銀が最高),そこからピークアウトして競技力が落ちていって,今では,もうトップとは,明らかに差がついています.そういうのって,やっぱり,辛いし苦しいですよね.

 それでも,日本では一番なので,オリンピックには,出られるのですが,そういうのってどうなんでしょうか? やっぱり,苦しいんじゃないでしょうか.ただ,そういう彼を支えているのは,メドレーリレーメンバーであることのようで,つまり,そういう責任感で泳いでいるってことですよね.でも,それはそれで,やっぱり,しんどいんじゃないでしょうか.

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8/12'16b
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 オリンピックですが,バドミントンが始まりました.で,いつもと違って,メダルが獲れそうということで,がっつり予選リーグから中継してくれます(^^).柔道,競泳,体操といった日本が(金)メダルが獲れる種目が終盤なので,タイミング的にもグッドですかね(笑).

 で,奥原さんのシングルを見たのですが,こっちは,全く問題なかったのですが,山口さんは,動きもよくなくて今一でした.というか,見たのは久しぶりな感じがしますが,彼女の最大のよさであるためがある「高次元の動き」が以前ほど自然にできなくなってる感じがしました.

 あと,(全然関係ないですが)気づいたんですが,筑波大バドミントン部の女子がかわいく見えるのは,バドミントンがめっちゃ強いからと書きましたが,それ以外に,髪型がアップ(は,やっぱり,かわいく見えると思う)の子が多い,というのに気づきました.バドミントンは,動きが激しいので,(ベリー)ショートにするか,アップにするかで,しかも,練習の時アップにしていて,そうでないときに下ろしてたりすると,そこにギャップがあったりして,やられますかね(笑).

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 オリンピック開催中ということで,チャンネルを回せば,オリンピックやってて,ワイドショーとか報道では,日本中がオリンピック一色なんて言ってますが,そんなわけありませんよね.でも,この時期,高校野球もやってて,そっちの注目度ががくんと落ちるのは,ちょっと気の毒ですかねー.でも,かたや世界のトップレベルのいろんな競技が一堂に会して,かたや,日本という一国の高校レベルの野球という一競技だけなんで,まーしょーがない(笑)とは思うんですが,オリンピックは4年に一度なんで,たまたまそういう年に甲子園出ると,ってことはありますかね.

 でも,オリンピックと高校野球って,昔からかぶってると思うんですが(1984年のロサンゼルスのときは既にそうだった),高校野球は,高校の学期との関係とかあってしょうがないと思うんですが,オリンピックってどうしてこんなくそ暑い時期にやるんでしょうか?(ブラジルは南半球だけど) スポーツのパフォーマンス的には,どう考えてもよくないでしょう(マラソンなんかもう大変).1964年の東京は,10月ですよね(昔10月10日だった体育の日は,開会式の日).

 おそらく,視聴率が獲れるってことなんでしょうが,確かに日本は,お盆とか夏休みなんですが,外国,というか,アメリカ(の思惑でこういうのはだいたい決まる)もそうなんですかね? 1年くらい住んでたことはあるんですが,あんまりよく憶えてないかなー.

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8/13'16
[ただ練習していても]
(ピアノ)

 ピアノなんですが,新しい?練習方法にしてから,確実に何かが変わりました.というか,いきなり,何とか通るようになりました.一体何なんでしょうか?

 ということはなくて,結果があるのなら,必ず,原因があります.それは,新しい?練習方法にした,ということよりは,練習方法を見直した,考えた,ということでしょう.簡単に言ってしまえば,「ただ練習していても」全然だめということです.極端な話,昨日より今日,今日より明日,弾けるようになる練習をしなければなりません.

 でも,これって,特段何か大発見があったわけでもなく,極々当たり前のことで,「新しい?練習方法」と言っても,実のところは,これも別に新しいわけではないと思います.でも,「結果」は,明らかに違う.面白いですねー.

 あとは,これは,当たり前なんですが,やっぱり,練習しなきゃだめってことです(笑).当たり前なんですが,要は,どうやって,練習する気になるか,そうなるような練習方法にするかってことですかね(これも何を今更).

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 ということで,何とかこの曲をやることができそうです.曲は(何となく気づいてる人もいると思うけど),リスト編曲のベートーヴェンの田園(交響曲第6番)です,えーーと思った人は,私のことをよく知ってる人ですね(笑).そのくらい(昔の)私のイメージとはかけ離れた曲です.でも,ここんとこの気分としては,こういう曲を弾きたい感じなんですよ(要はのんびりモード(笑)).そう言えば,シューベルトのD.960を弾いた時と似てるかも.どっちもめっちゃ長いし.

 でも...実際に弾いてみると(リスト編なので当然ですが)とてもじゃないのんびりモードではありません(泣).そして,とにかく長いです(全5楽章).原曲のオケによる演奏は,40分くらいだと思いますが(スピード違反のカラヤンだと35分くらい?),ピアノだと,とてもじゃない無理,というか,そんなテンポで弾いたら不自然です.それでもカツァリスは,45分くらいで弾いてるのですが,かなり慌ただしい感じで(田園なのに),一番有名なグールドの演奏だと55分以上です(こっちの方が全然しっくり来る).そして,私の中の感覚としては,とにかくゆっくり弾きたい気分で,1時間ちょっとくらいは楽勝でかかりそうです(いずれも1楽章の提示部の繰り返しなし).

 つまり,通すだけで1時間かかるわけで,ちゃんと練習するのなら,1回の練習で最低1時間半くらいはかかるわけです.今の私の状況としては,毎日1時間半は,ちょっとむりーで,それでいろいろ考えてたということがあるわけです.

 それにしても,今弾きたい曲というか,弾く気になる唯一の曲がこの曲というのは何とも不思議です.ふつーに考えれば,ベートーヴェンの交響曲なら弾いたことがある7番か,イメージ的?には,5番でしょう.ていうか,全然近現代でもないし,マイナーどころかめちゃめちゃメジャーな曲です.わかんないもんですねー.

 ということで,いつも?は,ここで曲の解説ということになるんですが,さすがに解説は無用でしょう(笑).でも,あらためて思ったのは,この曲は,いわゆる「描写音楽」になっていて,それも,田園に着いてほっとして,小川のほとりにたたずんで,村人達の踊りの音楽がきこえてきたかと思ったら,突然,雷雨になって,雨があがって晴れて自然の恵みに感謝して,という時系列になっていて,それが見事というか,よく考えたら,そういうのって実質初なんじゃないですかね? つまり,音楽として「新しい」ということです.

 ということを,とある人に話したら,ヴィヴァルディの四季があるじゃないか,と言われたのですが,うーん,確かにヒントにはなったかもしれませんが,大分違うというか,ポイントは「時系列」ってことでしょうか.だって,音楽って「時系列」,即ち,一次元ですからね.そういう特性を非常にうまく表現して成功してると思うんですよね.抜粋にしたくないというのは,そういうことが理由としてあります.

 で,曲の解説は要らない(インターネットで調べればざくざく出てくる)のですが,リスト編の特徴というか,説明としては,やっぱり,難しい(泣)ということです(当たり前).でも,田園なんで,いわゆる「そういう難しさ」ではなくて,この曲の場合,編曲独特の普通だとありえない音の組み合わせとか複雑さでしょうか.実際,一番難しいのは,緩徐楽章の2楽章だったりします.めっちゃ長いし(20分以上).

 音楽的に「激しい」のは,4楽章の雷雨だけですが(本来は,こういうのが一番得意だったのですが),これが意外としんどいです.3楽章も意外と弾きにくいし,5楽章は,2楽章に次に声がかなり入り組んでいて複雑で弾きにくいです.全体を通して,10度がばんばん出てくるのも大変です.音楽的には,5度が結構使われていて,それも独特の雰囲気を作り出していますかね.

 私が一番好きなのは,5楽章ですね.ここに到達(笑)すると,やっぱり,なんだかほっとします.シューベルトのD.960のときは,1,2楽章で「実質終わって」いたのですが,今回は,最後まで楽しめそうです.

 おそらく一番有名な1楽章のことが全然出てきませんが,もちろん,この楽章も好きです.あらためて弾いてみると,ふつーだとありえないような繰り返しの音型が何度か出てきて,そこが独特で,好きですね.私は,ベートーヴェンの展開部はあまり好きじゃないのですが,1楽章の展開部は好きです.と書いて思ったんですが,この曲,もちろん,それこそ小学生のときくらいから知ってるわけで,でも,ずっと好きでも何でもなくて,当然,編曲したものを弾いてみたいなんて思ったことなんか,ただの一度もなかったわけで,やっぱり,なんか不思議な感じです.

 あとは,この曲(の原曲)は,確かに超メジャーなんですが,編曲物という「逃げ道」はありますかね.実際,この曲自体は,メジャーではないでしょうからね.編曲物と言えば,やはり,自分でソロに編曲したストラヴィンスキーの春祭を思い出すのですが,本来オケという100人以上で演奏するものをたった一人でやるという何とも言えない快感はありますかね.

 ということで,ようやく,この曲でエントリーしようか,という気になって来たのですが,まだまだ先は長いです.あと3ヶ月はあるのですが,とにかく曲が長くて,まだよたよたしながら何とか一通り通ったというくらいなので,これからちゃんと練習すれば,行けるかも,という感じです.そのためには,「ただ練習する」のではなく,今回のように,しっかり,「どう練習するか」を考えながら,練習していくことが必要でしょう.

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8/14'16
[一堂に会す]
(スポーツ, 世の中)

 オリンピックなんですが,世界のトップレベルのいろんな競技が一堂に会してと書いて気づいたんですが,「一堂に会す」意味ってあるんですかね? そんなことするから,同時に数多くの莫大な競技施設とか選手村とかが必要で,でも,その多くは,その場限りの無駄なものなわけですよね.再三書いてるように,無駄なことをすることで経済は回るのですが,世界経済が頭打ちになる中で,そんなことやってる余裕はありません.

 普段日の目を見ない競技にスポットを当てると言う人もいるかもしれませんが,だったら,別に一堂に会す意味は,あまりない感じがしていて,というのは,今回,ちょこちょこ見てると,結局,日本では日本人選手がメダルが獲れそうな競技しか放送しないからです.個人的には,バドミントンをやってくれるのは,ありがたいですが,これも結局,今回は,メダルが獲れそうだというだけの話でしょう.

 ここまで来ると明らかなのは,やはり,オリンピックをやることで,無駄なものをいっぱい作って,そこに群がって,経済を回すというどうしようもない構造と,あとは,国威発揚的ないやーな感じでしょうか.日の丸が付いた鉢巻きして日の丸振って会場とか日本で集まって応援してる人達を見ると,戦争に若者を送り出すときの光景と重なるのは私だけですかね?

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8/14'16
[谷根千]
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 先日,いわゆる「谷根千」(谷中,根津,千駄木という下町っぽい界隈)をぶらぶらしてきました.と言っても,別に谷根千に行くのが目的ではなく,いろいろ話をするのに,ぶらぶらしながらということで,そこにしたというだけの話です.で,気づいたんですが,行くの初めてですね(笑).もちろん,根津は,学生時代には,しょっちゅう通ってましたし,千駄木も地震研時代に,本駒込図書館にCDや英語の教材を借りにいったり(英語の教材は,借りただけで全然勉強しなかったけど(笑),勉強しなかったということは,無駄に教材に金を使わなかったとも言える?),博士課程の時,ハードロックにかなりはまったことがあって,そのとき,You&IというCDレンタルショップが千駄木にあったので,そこにもよく自転車で行きました.

 でも,有名?な夕焼けだんだんとか,要は,日暮里から谷中にかけてのところは,全く行ったこともなくて,で,行ってみて,ちょー観光地化してて,びっくりしたわけです.でも,ただのふつーの商店街なんですけど,外国人とかの観光客がうじゃうじゃいてちょっと異様な光景でした.

 で,そこを抜けて,千駄木というか根津の方まで行くんですが,「へび道」というのがあるのも初めて知りました.ここは,無意味?に道がうねうねしていて,ちょっと面白かったです.

 夕ご飯を根津のふつーーの定食屋で食べたんですが,これが結構美味くて,でも,地図とかには全然載ってなくて,こういう店がいっぱいあればいいのになーと思いました.

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8/15'16j
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 その後のオリンピックの日本選手活躍度ですが(視聴率を獲らないいけないメディアは大活躍と嘘ばっか言ってますが),相変わらずのブロンズコレクター状態で,体操男子白井さんの種目別床とか,計算に入ってたのに金が獲れなかったものもあって,JOCの目標の金14個は(予想通り),相当厳しくなってきました.あとは,バドミントン女子とレスリング女子で,計算に入ってる数は,4つですから,これだと11個にしかなりません(奇跡の金が3つも必要).ランキングもあっという間に3位からもう8位です.最終的に,このくらいの順位で踏みとどまれば,御の字でしょうが,それもちょっと厳しいですかね.

 

 なんでかと言えば,(メディアは日本柔道復活と言ってますが,実際は,復活には程遠くて),柔道で金が3つしか獲れなかったからでしょう(アテネでは,柔道だけで金8つで,全体で16個.つまり,本来的に言えば,日本が金をたくさん獲れるのは,柔道くらいしかないってこと).

 つまり,ロンドンのときと似た状況になってきたわけで,ここから先は「3位以上は皆同じ」という「メダル数」にすり替えて(無理矢理)盛り上げようとするんでしょう(やだやだ).でも,前回は,東京五輪招致という腹黒い目的がありましたが,今回は,次の東京に繋げるという程度?の話なので,そこんとこがどんな感じになるかですね.

 でも,次の東京に繋げるってことなんですが,どうなんですかね? 銅が多いということは,もうちょっと頑張れば,ということでもあるのですが,もうピークアウトしている,あるいは,今回が最後かもという選手が結構いますよね.体操男子の内村さんや女子レスリングの吉田さんや伊調さんは,そうですし,バドミントン女子の高橋・松友もそうでしょう.

 4年あるので,前回(今回)の五輪で上位に顔すら出さずに,東京でいきなり金ってことももちろんありますが,そういうのがごろごろというわけには行かないので,このまま行けば,東京も...ってことになりませんかね? それとも,本番も「3位以上は皆同じ」で行きますか(笑)?

 そっか,競技人口的に手薄な,手っ取り早く金が獲れる種目を強化するんでしたね.もう何をか況んやですが.

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8/15'16b
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 メダルを獲ればOKってことにしたいメディアにしてみれば,銅メダルでも世界3位なんだからすごいと言ってます.いやいやいや,全然そういうことじゃないから.例えば,決勝で負けて銀メダルになった選手に,銀メダルおめでとうございます,と言ったら,その選手は,おめでとうと言わないでください,と言ってました.そりゃそうでしょう.ほんと,メディアって○カというか,選手の気持ちが全然わかってません.まあ,ド素人なんでしょうがないですが.

 既に何度も書いてますが,彼らは日本代表選手なのですから(言わば日本国内予選を自力で勝ち抜いて来てるのですから),結果をメディアも含めて,国民とかがとやかく言うものではありません.負けても攻められる筋合いのもではないし,メダル獲ったらおめでとうでもありません.彼らは彼らの中の目標があるだろうし,それに向けて,目標を達成すれば,彼ら自身が満足すればいいし,それができなければ,悔しがればいい,それだけの話です.

 でも,東京五輪を無理矢理招致するために,日本人選手大活躍ということにして,国民を騙すようなことをした(騙される方も騙される方だけど)JOCや関係者やメディアは,そういうわけには行きません(ので,厳しく(笑)チェックしますよ).

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 関係ないんですが,リオ(という略し方は,リオ・デ・ジャネイロのリオは,川でジャネイロは,1月,つまり,1月の川を川と略しているので,ロスとは違って,まあOK)って,真冬ですよね.でも,結構,暑い.で,ちょっと調べてみたんですが,緯度がかなり高い(22.55度)んですね.

 そう言えば,日本をそのまま地球の反対側に映した絵とか見ると,もっと南で,アルゼンチンくらいだったかな.ということで,ブエノスアイレスの緯度を調べてみたら34.35度だったので,このくらいですね.でも...

 ブエノスアイレスの気候を調べてみたら,夏はそれなりに暑いですが,冬は,最低気温が7〜8度くらいとそんなに寒くありません.つまり,結構,「気候がいい」んですね.

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 高橋・松友の準々決を見てたんですが,セカンド獲られたら,陸上になってしまいました...2-0で勝つということで,時間とってなかったんでしょうが,やっぱ,陸上には負けるか.お茶の間的に言えば,「かけっこ」の方がわかりやすいでしょうからね.

 セカンドまでは,もちろん,ちゃんとやってはいるんですが,大事に行ってるというか,ちょっと球を置きにいってる感じで,相手の方がのびのびやってて,あんまりよくなかったですかね.でも,左はやっぱり嫌ですねー.その後,録画でしたが,ファイナルを見ましたが,しっかり切り換えられたようで,問題なくとって勝ちました.

 それにしても,バドミントンは,本来的には,番狂わせがほとんど起きない鉄板の競技だったのですが,ラリーポイントになってからは,何とも言えない,危なっかしさというか,何が起こるかわからないというか,そんな感じになってしまいました.まあ,見る方にしてみれば,そっちの方が面白いんでしょうが.というか,そういうことを目的としてルール改正が行われたんですけどね.

 解説の小椋さんですが,銭谷さんと違って(笑),しっかりちゃんと解説してくださってました(笑).でもまあ普通の解説なんですが,勉強になった人もいたんじゃないでしょうか.でも,阿部先生だったら,どんな解説するのかなあっていつも思います.絶対面白いと思うんですが,多くの人にとっては.???かもしれませんね(笑).

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 予選リーグでものすごい試合をして格上に勝利して勝ち上がった早川・遠藤は,残念ながら準々決で格下相手に負けてしまいました.なんか,早川が腰を痛めたんですね.先日,妹と話した時に,彼女が早川・遠藤がいいじゃんって言ってて,私は,どういうわけか嫌な予感がして気のない返事をしたのですが,まさかこういうことになるとは思いませんでした.

 それにしても,男子ダブルスのスピードはもの凄いですが(でも,テレビだとやっぱりスピード感がない),ダブルスは,やはりレシーブで,スマッシュやドライブの速さもありますが,その速さのショットをレシーブする方に驚かされます.

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 こうしてみると,もし桃田があんなことにならなかったら,とは考えますね.人間としては最低でしたが,バドミントンのプレーというか動きは,柔らかくてしなやかで,ほんと理想に近いものでした(左だし).

 子供だったということはあるでしょうから,協会や所属会社など,彼の周辺にいた大人達の責任はやはり重いと思います.バドミントンが強いということと,そういうことは全く別のことで,バドミントンが強いからということで,そういうことが許される,耳が痛いことを言えないとしたら,ほんとどうしようもありません.

 でも,おそらく,そういうことを言う人はいたでしょうから,本人が聞く耳をもたなかったということなのでしょう.そうなると,親の責任ということにもなってくるのですが,親の言うこともきかなかったみたいですからね.

 ですから,結局は,本人の責任ということになるわけです.そして,一番痛い目に会ったのは,本人に他なりません.たかがバドミントンが強いというだけで,偉くなった気分になったということですかね.

 そう,たかがバドミントンですよ.そして,それは,私も同じです.どんなに研究業績をあげたとしても,どんなに大学や会社や社会の中で偉くなったとしても,「たかが」それだけの話です.そこのところさえわきまえていれば,おかしなことにはならないはずです.

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 日記的には,体がきついです.なんなんですかね? 周期的には,今週は谷なんですが,こんなもんで収まれば御の字と考えるべき? でも,この歳でこうだと,あと20年30年したら,もう相当きついですね.

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8/16'16s
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 奥原さんと山口さんの決勝トーナメント1回戦を見ました.奥原さんは,非常にスムーズに動けていて調子よさそうですね.山口さんもこのときよりは,動けていました.というか,動き自体は,以前よりスピードが付いた気がします.実業団に入って,フィジカルのトレーニングをしっかりやらされてるんですかね? でも,「高次元の動き」については,やはり,以前の方ができてた気がします.こういうのって,フィジカルとのバランスが非常に微妙なので,なかなか難しいところはあります.

 そして,なんと,次は二人が当たるんだそうです.この二人の対戦については,奥原さんが圧倒してて(多分,全勝),相性と言うと,漠然とした言い方になりますが,そういうのは,確かにあって,要は,タイミングのとり方とかリズムとかが合うということで,結構どうしようもないところがあるのですが,山口さんの動きが以前と変わった気がするので,それがどう出るかですね.

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 体がきついってことなんですが,もちろん,一日中きついってことはなくて(そうなったらもう病気),だったら,きつい時は休めばいいということなのでしょう.大学は,一斉休業+計画年休で今週一週間は休みですしね.

 もちろん,きつくないときは,活動すればいいわけですし,そうした方がいいでしょう.ということで,結局,毎日,大学には出てきています.お盆関係も含めて,いろいろ予定はあったのですが,どういうわけか,先週に集中していて,それは,もう全部片付いたということもあります.

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 今回のオリンピックが集大成という選手が結構いるみたいです,というか,そりゃあいるでしょう.そういう選手は,ここに向けて,全てを注ぎ込んで頑張って来たわけで,もちろん,結果が出るに越したことはないですが,出なくても,ここに向けて,頑張って来たということが大事で,それさえできていれば,結果は,気にすることはありません.

 でも,思うのは,ここが集大成ということは,ここで終わる,つまり,これからどうするか,ということです.それは,これから考える,つまり,おそらくまだ考えてないということでしょう.だって,そういうことを考えるということは,ここに向けて全てを注ぎ込むということと真っ向から反駁するわけですからね.

 そして,それこそが,多くのトップアスリートが第二の人生で失敗する理由ということは,既に書きました.これは,アスリートに限らず,一般の人達も同じで,定年後のことを定年前からしっかり考えてないから,多くの人が定年後に躓くわけです.

 確かに,まだ現役で仕事をしているときに,その仕事を辞めた後のことを考えるのは,アスリートと同様に,苦しいし,気が進まないものですが,そういうことを考えることがアスリートほどパフォーマンスに影響することはないでしょう.そういう意味では,アスリートの第二の人生は,彼らの年齢がまだ若いということも含めて,非常に難しいと思います.

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 高橋・松友の準決を見ました.連敗してる相手で,最初は,競ってて少し押され気味でもありましたが,落ち着いてしっかりやるべきことをやって,結果的には完勝でした.いよいよ決勝ですが,4年前のことを考えると,ほんと夢のような話です.

 彼女達が,勝っても負けてもあと一つと言っていたのが印象的でした.ほんとそんな心境なんだと思います.でも,彼女達にとって,今回がおそらく最初で最後のオリンピックで,花の命は短いとは思いますね.つまり,世界のトップでいられる時間なんかほんの数年なわけです.もちろん,そこまで来られただけで,大大大ラッキーなんですが,それを含めても,本気でオリンピックを目指し始めてからは,10年やそこらなわけですよね.

 でも,逆に言えば,そのくらい密度が濃いというか,それこそ,10年くらいしか続けられないくらいのきつくて大変な練習,あるいは,ものすごいプレッシャーがかかる場面で試合をしてるわけで,だからこそ,やるなら今とも言えるわけです.

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 卓球女子団体は,3決で勝って,何とかメダルを獲得して,頑張れ日本じゃないですが,日本人選手が勝つとメディアや応援している人は,それこそ手放しの喜びようです.でも,勝つ人がいれば,負ける人がいるんですよ.スポーツなので,仕方ないのですが,勝敗は,本質的に彼ら同士の話なわけで,国の威信をかけて戦うとかいうのは,もういい加減やめませんか? と思うのは,私だけでしょうか?

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8/17'16j
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 奥原さんと山口さんのシングルですが,最初は,山口さんのスピードがすごくて,奥原さんは全く付いていけない感じでした.でも,2ゲーム目に入って,だんだんいつもの感じ?になってきて,最後は,これもいつも通り奥原さんが勝ちました.

 1ゲーム目は,奥原さんも相当焦ったというか,おそらく,絶望感というか恐怖感まで感じたと思うのですが,そこをしっかりメンタルコントロールして我慢して,粘り強く自分のペースにもってきたのは,さすがでしたね.

 でも,山口さんですが,1ゲーム目であんな動きができるのなら,それを2ゲーム,3ゲームと維持できれば,すごいことになるということですよね.更には,そういう中で,緩急やチェンジオブペースできれば,大変なことになると思います.奥原さんは,ある程度完成された感じですが(でも,粘り強さにどんどん磨きをかけることをできると思う),山口さんは,やっぱり,まだまだ可能性を感じますね.

 今回の2ゲームの途中以降や,予選リーグで見た時もそうだったのですが,コアというか体幹がしっかりしてない感じで,ぐにゃぐにゃ?ってなることが多くて,そういうときは,確実にミスが出ます.あれって何なんですかね.体幹のトレーニングをしっかりすればいいというか,1ゲーム目の動きが継続してできるようにすればいいってことですよね.

 あと,上からのアングルでは,スピード感がないということで,時々,横からのアングルの中継もやってたんですが,それだと,球が速すぎてテレビだと全然見えない(笑)ですね.それこそハイスピードカメラじゃないとだめ?

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 メディアは,日本選手大活躍と囃し立てますが,実際は,銅しか獲れず,メダルランキングは,とうとう10位にまで落ち込みました.

 

いよいよ?最後の稼ぎどころの女子レスリングが始まります.予定では,金は3個で,バドミントン女子の高橋・松友と合わせても11個にしかならないので(超現実的な目標は14個),「敗北」は,ほぼ決定ですが,奥原さんのシングルとかでここから上積みがどのくらいできますかね? でも上積み3つは,やっぱりかなり厳しいでしょう.

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 オリンピックなんですが,ものすごく種目が増えてきたということもあると思うのですが,ちょっと詰め込み過ぎじゃないですかね? 例えば,オリンピック大好き(笑)という人がいて,全ての種目を見たいと思っても絶対に不可能ですし,普段日の当たらない競技に日を当てると言っても,これじゃあ,いつも間にか終わってるって感じじゃないですかね.

 方法としては,もっとばらして長い期間やる(昔は,1ヶ月くらいやってたこともあるんですよね)ということも考えられるんですが,それだと,お金がかかるってことなんでしょうが,だとすると,やっぱ,「一堂に会す」ことにどういう意味があるのか,とは思いますね.

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 女子レスリング,ちょっと見たんですが,なんか確実に勝つためには,地味にポイントを取ることが大事とかいう感じで,見てて面白くないですね.これじゃあ,競技種目からはずされかけるわけです.ほとんど組み合わず,まるで,柔道男子最重量級決勝の絶対王者リネールと原沢の「最低」な試合みたいでした.

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8/17'16b
[時間だけが流れていく]
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 今週は周期的に谷で,半分お休みモードってこともあるんですが,じゃあ,一周期1ヶ月から1ヶ月半を振り返って,何をしてたかと言うと...結局,日々の大学の雑事とか...何かただ「時間だけが流れていく」って感じですかね.

 このままでいいんでしょうか? 人生所詮退屈しのぎだし,その人生そのものも実質終わったようなものだから,これでしょうがない?

 まあ,そう思った方が楽ではありますね.幸せなのかもしれません.何かないかなと思って,いろいろ探してるというか,考えてはいるんですが,体のしんどさとかめんどくささとかが立ちはだかります.そして,やっぱり,時間だけが流れていくって感じです.

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8/18'16s
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 レスリング女子の金3つやりましたね.登坂さんと伊調さんは想定内だったでしょうが,土性さんは,想定外,つまり,1つ「上積み」できたことになります.でも,3人とも決勝は,終了間際の大逆転で危なかったんですね.ランキング的には,一気に6位という「このくらいには来るべきでは」というところにまで回復しました.

 

 今日は,絶対王者の吉田さんが出るんですが,問題は(JOCの目標的には),残り2つで「上積み」できるかでしょうか.でも,レスリング女子って確か4階級だったと思いますが,今回は6階級なんですね.やっぱり,種目数,つまり,獲れるメダル数がどんどん「増殖」してますね.つまりは,メダルの「個数」自体もどんどんバブっていて,金メダルを何個獲ったということにも騙されない必要があるということで,そういう意味では,世界で何番かというのは,一つの指標になるでしょう.

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8/18'16b
[成功の判断基準]
(世の中)

 あるサイトのある種の記事(じゃ何のこっちゃ全然わからないが(笑))を通勤バスの中とかでよく読むんですが,参考になることは,ほとんどないのですが,世の中の人がどう考えているかはわかるので,そういう意味では,参考になります(でも,ふーん,世の中の人は,そうなのか,私は全然違うけど,と思うだけですが).

 それで,最近,読んだものの中に,20代の頃,大手金融会社でトレーディングで年収1億まで行って,伝説のトレーダーとまで呼ばれたけど,その後は,ぱっとしないというか,トレーディングって運動神経というか,スポーツみたいなものなので,それは,当たり前なのですが,今は(40代),自分で会社を経営というか,投資をしていて,年収2500万と若い頃の1/4で,落ち込んで,人生の負け組みたいに思ってるんだそうです.

 今でも2500万稼いでいるのにそう思ってしまう理由としては,どんどん出てくる若くて勢いのあるトレーダーに圧倒されるとか,過去の栄光?が忘れられないとか,将来に対して希望がもてないとか,若い頃,自分より全然稼ぎが少なかったのに,その後,うまく立ち回って,今では,自分の年収を越えていて,彼らは,将来に対して希望がもててるとかの分析?がされていたのですが,そんなことは,どーでもよくて,私が思ったのは,要は,成功の判断基準が(記事で紹介されている人だけじゃなくて,記事を書いている人も)全て「お金」なんだな,ということです.

 世の多くの人ってそうなんですかね? そりゃあ,お金がなきゃ食べて行けませんが,必要以上のお金は要らないとは再三書いてる通りですし,必要以上の無駄なお金を稼ぐ暇があったら,他にやるべきことがあるはずです.でも,世の多くの人は,(金儲け以外に)やるべきことややりたいことが見出せず,そういうことになってしまうんでしょうかね?

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8/18'16c
[人生の3パターン]
(世の中)

 別に成功なんかする必要はないと思いますが,気分よく楽しく人生を過ごして行きたいとは思いますよね.じゃあ,そういう,いい人生というのは,どういうパターンがあるでしょうか?

 一つには,真に成功した人生を送ることでしょう.それは,金儲けして金持ちになることでも,偉くなって社会的地位を得ることでもなく,自分がやりたいこと,やるべきと思うことを見つけてそれに打ち込むことで,このことは,何度も書いてきました.

 この中にもいくつかパターンがあります.一つは,それで食べて行けることの中からやりたいこと,やるべきと思うことを見つけることで,これが一番無難というか,成功するパターンでしょう.私は,これで(それなりに)成功したと思いますし,何を選んだかによって,結果的に,大金持ちになったり,社会の中で偉くなったりすることもあります.でも,それは,あくまで結果論で,それを目的としてはいけないというのがポイントでしょうか.これがパターン1です.

 自分がやりたいこと,やるべきと思うことが,たまたま,それでは食べて行けないというものだとしても悲観することはありません.もちろん,食べては行かないといけないので,仕事はしないといけませんが,それは,食べて行くためと割りきって,そんなに辛くはなくて,淡々とこなせる仕事を選びましょう.やりたいことは,仕事以外にあるので,世の中に騙されず,しっかりした経済感覚をもって,支出をできる限り抑え込むのがポイントです.「やりたいこと」が家族や人間関係を大事にするというのもこれに含まれますかね.

 これでも充分,いい人生を送って行けると思います.やりたいことがそれでは食べて行けないということは,(商業的に)全然メジャーでないかもしれませんが,その分野の第一人者になれれば,承認の欲求を満足させることもできるでしょう.でも,「成功」に拘る必要はありません.それは,パターン1も同じで,やりたいことやるべきと思えることがやれているということが肝要です.これがパターン2ですかね.

 最後のパターンは,自分がやりたいこと,やるべきと思うことが見出せない場合です.パターン1やパターン2のある(マイナー)分野で第一人者になるには,才能や努力が必要で,でも,そのどちらにも恵まれない人が,実は世の中のほとんどなわけですよね.

 でも,この場合も悲観することはありません.生きて行くだけで意味はありますし,生きていれば何かあります.そして,生きて行くためには,働かないといけないというのは,パターン2と同じで,とにかく,食べて行くために淡々と働きましょう.つまり,そういう働き方ができる仕事を選ばないといけないというのは,同じです(そういう働き方では,つまらないという人は,パターン1を目指すことになります).退屈な人生ですが,その多くの時間を仕事が潰してくれます.

 問題は,それ以外の時間をどう過ごすか,ですが,ゲームでもインターネットでも何やってもいいでしょう.そうして,何気なく過ごしている中から,何かを見つけられるかもしれませんから,そういうアンテナは張っておいた方がいいですかね.

 あとは,それ以外の時間を過ごすのにお金がかかる場合でしょうか.一番いいのは,お金が(そんなに)かからないことをやることだと思いますが,どうしても海外旅行をしたいとか,お金がかかる場合は,食べて行くために淡々と働くというわけにはいかないかもしれません.でも,ここでも,自分にとって何がプライオリティが高いかを考えるのが重要です.そういう意味では,世の中に騙されて無駄なお金を使わないというのは,パターン2と同じです(ほんとに自分が海外旅行がしたいのか,単に世の中に騙されているだけじゃないのかと考えましょう).

 こうして書いてみると,重要なポイントは,世の中に騙されないで,自分の頭でしっかり考えること,仕事とやりたいことを被せるのかそうでないのかをしっかり判断すること,そして,経済感覚であることがわかります.これができれば,(それなりに)いい人生が送れると思いますが,やりたいことやるべきことが(それで食べて行けなくても)見つけられればなおよしってとこでしょうか.

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 あとは,厳密に3パターンに分けて考えるのではなく,それぞれのいいところをそこそこ取り込む的なことはあるでしょうか.例えば,そこそこやりたくて,そこそこやり甲斐があって,そこそこ給料もいい,みたいな.実際,そうしてる人も多いと思います.

 まあ,人それぞれでいいとは思うんですが,これは,かなりバランス感覚が必要で,なかなか難しいですし,中途半端にならないように注意が必要ですね.

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8/18'16d
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 オリンピックやSMAP解散報道(は,既に書きましたが,何を今更って感じですよね)に隠れて,影が薄い甲子園ですが,横浜,履正社といった本命が次々と負けて,この高校が優勝する可能性がかなり出てきました(いいピッチャーがいる作新あたりが何とかしてくんないかな).

 地震が起こって,被災者の人達を元気づけるために,とか言ってるのもとってつけたような話です.でも,もし,そうなれば,影の薄い優勝ってことになりませんかね? だとしたら,なるようになってる?

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 と書いたのですが上の話じゃないですが,食べて行くために働き,やりたいことやるべきこととしては,学生の研究指導はしっかりやってますし,仕事以外のやりたいことやるべきことも,できる範囲でやってますし,それ以前に,ちゃんと朝起きて,おいしくご飯を食べて,生きていますから,それで充分と言えば充分でしょう.

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 実は,仕事以外にやっているあることが佳境に入っているというか,ある意味,終了に近づいています.でも,最後の一押しというか,そこになかなか手が付かない感じです.理由としては,周期の谷ということはあるんですが,これが終わると終わってしまうというか,退屈になってしまうというか,何とも微妙な心境ということもあります.

 でも,終わったと思っても,実際は,終わらないことが多いので(実際,このとき終わったと思いましたが,実際は,全然終わらなかったわけですし),余計な心配ですかね.だったら,さっさとやれよってことですが,そこはまあ,周期の谷というか,半分お休みってことなんですかね.

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 奥原さん,残念でした.でも,相手が強かったですね.身長179cmということで,ほんとでかい.ていうか,私と同じ身長なんですが,私もコートに立つとあんなにでかいのか(笑)とは思いました.高身長ということで,上からの強打が目立ちますが,レシーブもよくて,かなりしつこく球が返ってきました.

 とにかく長いラリーをして相手を疲れさせることが肝要だったのですが,スマッシュを打つと時々決まるので,餌をまかれたというか,そこが徹底しなかったですね.2ゲーム目の2,3点目くらいでスマッシュを打たずに繋いだラリーがあったのですが,あのラリーをもっとやった方がよかったと思います.

 池田さんは,フォア奥に配球するなと言ってましたが,相手は,フォア奥への動きが明らかに遅かったので,フォア奥中心でよかったと思います.ただ,ドリブン気味の低いロブが多かったので,甘くなってそこをカウンタで決められました.つまり,もっと大きくしっかり上げて,こっちもその分しっかり構えて繋いでラリーをすれば,とは思いました.

 もちろん,大きく上げれば,相手もしっかりシャトルの下に入れてスマッシュを打ち込めますが,それがとれなければ仕方ないというか,そのパターンをもっと試してもよかったと思います.

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 高橋・松友やりました.ほんとにすごい試合だった.セカンドで相手にうまく「休息」をとられて,ファイナルで16-19となったときは,正直もうだめかと思いましたが,デンマークペアの顔がちょっとほころんだというか,これで勝ったなという雰囲気が出たので,ひょっとしてとは思いましたが,あそこから一気にひっくり返すのは,大変なことです.

 試合全体として,細かいことはいろいろありますが,高橋さんの強打もありますが,この試合に限らず,やはり,松友さんの上手さが光りました.でも1ゲーム目,ロングサーブを多用して決められてたのがちょっと気になったかな.あと,サウスポーのフォアに球を供給してしまうことも何度かありました.

 奥原さんの試合もそうでしたが,相手は高身長で,強打が目立ちましたが,相手の粘り強いレシーブ力も光りました.やっぱり,ダブルスはレシーブ力が基本です.

 試合が終わった瞬間は,高橋さんが倒れ込んだのに対して,松友さんがあっけらかんとしてたのが印象的でした.既に書きましたが,これも立派な一種のメンタルの強さです.

 史上初のオリンピックの金メダルということで,日本バドミントン界の悲願達成という報道ですが,既に書きましたが,日本のバドミントン競技のレベルの世界の中での相対的位置が今一番高いのかというと,それは違いますし(でも,4年前と違って,男女合わせれば(桃田がいれば),今が一番強いというところまで来てるかもしれません),***が(書いてから自分の立場上,ちょっとまずいかなと思って伏せ字にしました.このサイトは基本的に書きたいことを書いてるんですが,実はこういうことが結構あります.めんどくさいですねー),まあそれは今日はいいでしょう.

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 チャンネルを回したら,100周年ということで,なんと金鷲旗をやってて,びっくりしました(笑).これって,三五十五が初めて全国制覇した大会ですよね(笑).

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8/19'16
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 一夜明けて,ゲーム展開が劇的だったこともあって,メディアは,大フィーバー状態(笑)ですね.まあそれはどうかとは思いますが,もちろん,悪い気はしません.奥原さんも3決の対戦相手の中国選手が脚を怪我して棄権して,銅メダルが確定したようです.

 女子レスリングの川井さんの金もよくやったと思いますが,吉田さんは,決勝で負けちゃったんですね.ここ数年,明らかに以前のような体の切れはなくなって来たし,何となくそういうこともあるかなとは思っていたのですが,彼女の悲痛な泣き顔を見てると,やっぱり,いたたまれないですね.でも,試合をちらっと見ましたが,相手の方が全然スピードがあって,メディアでは研究されたとか言ってますが,やっぱり,年齢によるフィジカルの衰えは隠せないと思いました.

 今回を最後に引退を考えていたようですが,そりゃあ勝って終わった方が気分はよかったでしょうが,彼女の今後の人生を考えると,どっちがよかったかはわかりません.勝負は時の運だし,それで何が違うというか,何が変わるものでもないと思いますよ.

 高橋・松友と吉田さん,あるいは,ぎりぎりのところで四連覇を達成した伊調さんもそうですが,もちろん,ここを目指してやってきてはいるのですが,勝っても負けても,ここを目指して過ごしてきた時間には,何の変わりもないし,勝ったらしばらくはちやほやされると思いますが,実は,本質的なところでは,勝っても負けても大きな違いはないと思います.

 逆に言えば,そういうことが何となくわかっていると,ぎりぎりの場面で,みょーに冷静になれたりするものですし,松友さんには,そういうところがあるような気がします.

 さて,懸案(笑)?のメダルランキングですが,吉田さんが獲れなかった分,川井さんが獲って,高橋・松友と合わせて何とか予定の2つの金を上乗せして,JOCの目標14に対して,12まで来ることはできました.

 

 ただ,金はほぼここで打ち止め(あとは,奇跡?の金頼み)なので,目標には,届かなかったことになりますが,他の強豪国が伸び悩んで,何とか7,8番くらいに留まれば,まあ大目に見て(笑)何とかなったと言ってもいいかもしれません.目標に届かなかったのは,柔道で大分取りこぼしたことですかね.体操も悲願の男子団体で金を獲れたことはよかったですが,それ以外でちょっと取りこぼしちゃいましたね.女子レスリングは,吉田さんは残念でしたが,ここがかなり稼いでくれたので,何とか全体の帳尻が合ってきた感じですかね.

 つまり,おそらく,メディアや関係者は,日本人選手大活躍で大勝利と囃し立てるでしょうが,客観的に見れば,トントンかややマイナスくらいということは,しっかり肝に銘じて,次に繋げないといけないということでしょう.

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 高橋・松友が金メダルを獲ったのはよかったのですが,あそこまで行って負けたデンパークペアや吉田さんの悲痛な泣き顔とか,山口さんと削り会って力尽きた奥原さんや彼女に負けた山口さんとか見てると,どうにも心が晴れないというか,何とかならないのかと思ってしまいます.

 スポーツなので,勝敗が付くのは仕方ないのですが,最後に笑うのは,世界にたった一人しかいないわけで,やっぱり,過酷すぎるというか,厳しすぎますよね.

 でも,ほんと勝敗なんか関係ないですよ.試合をするまでや試合をしている間は,全力で勝ちに行くのは当たり前なんですが,試合が終わったら,勝ち負けには拘らなくていいと思います.

 もちろん,次の試合があるのなら,どうして負けたかをしっかり考えて,次の試合に活かす,練習していくということでいいと思いますが,次がない選手もいるわけですし,次があっても4年後となると,終わった直後からすると,やっぱり,ちょっと長すぎますよね.

 でも,やっぱり,何のためにスポーツをしているのか,ということなんだと思います.別にオリンピックで金メダルと獲るために,全体の時間からしたらごく僅かに過ぎない試合に勝つために,ただ苦しくて辛い練習やトレーニングに耐えるんじゃなくて,そういうことを目標にするにしても,そういう目標に向かって,全体の中で圧倒的な割合を占める練習をどれだけ「楽しめる」か,そこをどう過ごすかが重要で,それができて,試合にのぞめたら,あとは,結果がどう出るか楽しみ的に試合も楽しんだらいいし,結果が出たら素直に嬉しい,結果が出なかったら,次に繋げる(次がない場合は,次の人生に繋げる),ということでいいんだと思います.

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 決勝で負けて五輪四連覇ならなかった吉田さんですが,みんな彼女に期待しすぎたとか,日本代表の主将としての重圧があったとか言ってますし,彼女自身も期待に応えられずにすみませんとか言ってますが,そうなんですかね? ただ単に負けて悔しい,彼女自身が残念なだけなんじゃないですかね?

 ていうか,そうであるべきだし,そこが彼女のいいところだと私は思いますけど.

 もちろん,お世話になった人達に感謝の気持ちをもつのは当たり前ですが,スポーツは,自分のためにするものであって,誰かのためにするものではありませんからね.

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 女子シングルの決勝をやってたので見たんですが(でも,1ゲーム目が終わったところで,大変なことになりましたって言って,画面が切りかわって,なんだなんだと思ったら,男子競歩で日本人選手が銅メダルを獲りそうってことでした...なんだよ〜),パワーとスピードがすごくて驚きました.これじゃあもう男子シングルじゃん.

 柴村がいた頃ですから,何年前かな,スカパーで海外の試合をやってたとき,時々見てて,女子シングルのトップには,謝杏芳とかがいたんですが(彼女もかわいかった.リンダンと結婚しちゃったけど),そのときとは,もう全然違います.

 ショットの組み立ては,ショートサーブで始まって,まずどうやって相手に上げさせるか,そして,上がってきたら打って,ショートリターンをネット,そして,またどうやって相手に上げさせるかというシンプルなもので,見てる方は,テニスみたいで面白いんじゃないですかね.

 奥原さんは,マリンには,最近勝ってるんですが,どうやって勝ったの?って感じです(笑).でも,勝った時は,このパワーとスピードを凌いで繋いで勝ったんでしょうから,コンディションさえよければ,プサルラにもマリンにも勝てたってことですよね.

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 と思ってたら,男子シングル準決のダイジェストをやってくれて,見たんですが,まず驚いたのは,リンダン(今はリンタンと言ってるけど,私の中ではリンダンのまま)とリーチョンウェイが(まだ)やってたことです(最近はこの手の情報に疎い).彼ら,上で書いた頃(10年くらい前)から,トップで争ってて,それが未だに続いているというのは,ほんと驚きです.

 で,ゲームなんですが,上で女子シングルを男子シングルみたいと書きましたが,男子シングルは,更に先に行ってました...球回しは上で書いたような感じなんですが,ものすごい駆け引きをしてるということもありますが,ものすごいパワーとスピードがあるショットを脱力して打ててて,まるでかるーーく打ってるような感じです(実際は,軽く打ってるのではなく,ものすごいフィジカルがあるので,軽く打ってるように見えるだけ).しかも,ものすごくデセプションがかかってて,なんかもう,あの広いコートで卓球でもやってるみたいです(笑).

 トレーニング技術や道具の進化はあるとは思うのですが,一体,どうなってるんですかね? 実際,世界のトップレベルでなくても,街中の社会人クラブや大学のサークルレベルでも確実にショットのスピードとかは上がっていて,そういう全体の底上げが日本や世界のバドミントンのレベルを上げているとしたら,いいことだと思うのですが,年寄りには,かなりしんどい状況です.老兵は消え去るのみって感じですかね.

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8/20'16
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 甲子園のこの高校ですが,春同様,ベスト4で負けました.相手は,北海で,一応地元出身選手中心の高校です.監督のやり方には,疑問をもちましたが,選手達には罪はないので,負けるとちょっと可哀想な気もしますね.

 高校野球の「県外留学」には,賛否両論あるようですが,野球が上手くなりたい,甲子園に行きたい,将来プロ野球選手になって野球で飯を食っていきたいと思った時,優秀な指導者がいたり,設備が整っていたり,レベルの高い選手といっしょに練習できるなど,メリットが大きいのなら,親元を離れて県外の高校や中学に進学することは,選択肢としてはありでしょう.

 実際,(私はそうしませんでしたが),将来,研究者になって,それで飯を食っていきたい,そのために東大に入りたいと思った時,地元にそれだけのレベルの高校がなければ,県外の高校,あるいは,中学に行くのは,普通に行われていますし,そのことが問題視されることはありません.

 ただ,「大人側からの立場」,即ち,強い選手を県外から集めて,甲子園で勝ち上がって,高校の知名度を上げたいとかいうのは,やはり胡散臭いというか,本来やるべき事ではないでしょう.ましてや,監督が自分が面倒を見ていたリトルの選手を引き連れて,一つの高校の野球部を「乗っ取る」みたいなことは,甲子園は,○○県代表という形で各都道府県の予選を勝ち上がって出場するものなので,東大進学校とは,わけが違います.

 でも,彼らは別にルール違反をしたわけではないし,責められるというたぐいのものではないでしょう.つまり,単に「嫌われる」とか「支持されない」とか「応援されない」いうだけの話です.それがわかってやってるのなら,何をか況んやですが,甲子園がどうして注目されるのかというと,単に国営放送で全試合が中継されるから,つまり,ド素人の支持を得ることが要件なわけですから,そういうところでそういうことをするのは,賢くないと思いますね.まあ,それでも,高校野球=爽やか(笑)みたいに,多くの人が騙されてるとは思いますけど.

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 五輪の競技数が増殖しすぎと書きましたが,それに伴って,競技が矮小化してるのも問題ですね.典型例は,トライアスロンで,本来は,「鉄人レース」,即ち,マラソンを走るのと同じくらい大変なことをスイムでもバイクでも続けてやる,つまり,一番過酷なマラソンの3倍過酷な競技でその「鉄人具合」を競うはずっだったものが,オリンピックでは,運営とか中継などの商業的理由から,スイム3.8km→1.5km,バイク180km→40km,ラン42.195km→10kmとなっています.これじゃあもう「違う競技」です.

 バドミントンも本来は,15点のサーブポイント3ゲームマッチだったのが,10年くらい前に21点のラリーポイント3ゲームマッチに変更になって,これも「そう言う理由」ですね.背景にあるのは,もちろん,このサイトで再三書いている資本主義社会(のひずみ)ということです.

 逆に,立派に?商業ベースに乗ってるプロスポーツである,ゴルフやテニスが今更オリンピックで行われるのも違和感ありますね.ていうか,意味わかんないし.中継見ても,何度も見てる「いつもの光景」ですしね.

 でも,気づいたことがあります.それは,テニスで錦織さんが3位に入って銅メダルを獲ったのですが,例えば,ウィンブルドンとか全米オープンとかでは,3決なんかやりませんし,勝者は,優勝者だけですよね.ゴルフは,今やってますが,これも,本来のトーナメントでは,勝者は優勝者だけです.でも,オリンピックでは,3位まで表彰してメダルが与えられるわけですよね.やっぱり,何か変です.

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 メダルランキングのリンクを貼った時,4年前のロンドン五輪のあたりの記事を見ていたら,そう言えば,全日本教職員に出てて,オリンピックがいつの間にか(笑)終わってたことを思い出しました.スポーツは観るものではなくするものですからね.

 で,4年前のことをいろいろ思い出してたんですが,思うのは,やっぱり,ずっと「不調」ということです.いやいやいや,単に歳ってことでしょ,と言われるかもしれませんが,どうもそこのところがよくわかりません.というか,歳という以上にやっぱり不調だと思うんですよね.

 で,ということは,今年もやってるわけで,私は,こんな(悲惨な)状態なので,エントリーすらできなかったのですが,他の人達はどうだったのかなと思って,ちょっと見てみました.

 まず,上位者一覧をつらつら見てみると,あんまり,知ってる名前がないなーって感じですかね.筑波大関係だと,一般男子複の黒田,一般女子単複の山本,女子50単の谷藤先生(は50になったんですね.でも,彼女が50代出たら,相手になんないんじゃ,と思ってスコア見たら,やっぱりそうでした...)くらいかなあ.うん?山本が単の決勝で負けた佐伯って...あー奥のことか(笑).写真みたら,奥は(去年までいたので当たり前ですが),変わらないですが,山本は,大分,雰囲気が変わりましたね.

 私が出てた50単は(相変わらずめっちゃ層が厚い.ていうか,参加数,一般男子単の次に多いし),遂に?奥山さんが江藤さんに勝ったんですね(でも,決勝では力尽きて?負けたみたい).あとは,トーナメントをちらちら見てると,早坂が出てたり(純平君はどうしたのかな?),磯下(は,何年か前会った時に,私ももう30なんですよ〜とか言ってたので,もう30過ぎてるにも関わらず)一般女子単複ともにベスト8に入って(るのは大したもんだと思う)いたり,吉澤先生が40代に出てて,ということは,彼も40になったのかーとか思ったり(中岡君は出てない?),という感じですかね.筑波大関係だと,土江とか平野とかの名前もありますね.茨城から一般で出てる森さんというのは,教職員クラブの森さんですかね?

 で,私なんですが,今の状態だと,全日本なんかとてもとても,という感じなのですが,少し回復傾向というか,少なくとも,2年前の全日本教職員のときよりは(右股関節の状態は),ましにはなってきてますし,藤原君の相手をして行く,彼を強くするのにどうしたらいいかを考えて行くことで,私自身にもプラスになることも多いので,来年は,出てみようかな,という気にはなってきました.

 で,調べてみたら,来年は,インハイが南東北(山形)ということなので,距離的にも近い方ですかね(全日本教職員は,インハイ開催近隣県で行われる.今年はインハイが岡山で全日本教職員が鳥取.でも,岡山と鳥取じゃ,交通の便は大分違うか.そういう意味では,東北なら,だいたい新幹線で行ける).

 でも,この時期は,いつもそういう気になるんですが,結局,多くの場合,だめなわけで,ですから,全日本教職員に出るためにというよりは,普段からしっかり練習するということで,そのためには,まずは,やっぱり,この体調不良というか,体がしんどいのを何とかすることですかね.でも,そのためには,(もう歳なので)無理しないことも重要で,やっぱり「バランスの問題」ってことですね.

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8/21'16
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 高校野球は,(期待通り?)作新が優勝したんですね.オリンピック騒動?も終盤といったところの日曜日ですから,まあまあ注目されますかね?

 作新学院と言えば(私の世代は),何と言っても江川です.ほんとものすごい怪物でした.怪物度という意味では,松坂や松井以上だったと思います.そのくらいずば抜けていた.かるーく投げてものすごく浮き上がるすさまじいストレートと2階から落ちてくると言われたカーブで,当時の高校生では手も足も出なかったと思います.

 私は,まだ小学生だったと思いますが,初戦か2回戦で地元の柳川商業と当たって,江川擁する作新学院に延長戦(確か15回くらいまで行った)まで食い下がったのをよく憶えています.ずっと見ていたんですが,英語の塾に行く時間で,ほんともう後ろ髪引かれる思いで自転車を漕いでいったのを憶えています(塾でも友達とどうなったどうなった?とか話していた).

 でも,そのときの作新は,次の試合の銚子商業戦で,これまた延長戦で,雨の中,押し出しフォアボールで敗れてしまいました.その瞬間,バッターがバットを突き上げて喜んだ光景を今でも覚えています.で,私の記憶では,銚子商がそのまま優勝したと思っていたのですが,今調べたら違ってました(笑)(そういう記憶違いって結構あります).

 ということで,作新って,何となく印象に残ってる学校で,確か,全日本教職員が宇都宮であったときに,ナビの設定を間違えて変なところに行って,そしたら,途中で作新学院って書いてあるところを通って,あーこれがあの作新かー,と思ったのを憶えています.でも,先日調べたら(Googleマップで行ってみたら),どうやら違ってたみたいで,ということは,あの時見た幻?の「作新学院」は(坂を登っていって森の中というか,そういう感じのところだった),一体何だったんですかね?(これも単なる記憶違いか)

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8/21'16b
[誰かのために生きたい]
(生き方)

 やっぱり,あまり調子はよくないですね.今週あたりで谷は抜けるので,来週は,少し回復するでしょうか?

 もう自分のためには生きられないとすると,誰かのために生きたいのかな,とは思います(でも,これって,そう思えば,「自分が」生きて行けるということなので,結局,自分のためなんですけどね).でも,その一方で,今の調子で,誰かのために生きるというようなことを背負えるかと言うと...

 ということで,結局,現状のままというか,そういうことで,時間だけが流れていくということなのかもしれません.

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8/22'16
[結果]
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 オリンピック終了ということで,「結果」が確定しました(笑).だいたい想定通りで,その後「奇跡の金」は出ず,12個止まりでしたが,他国も伸び悩んだため何とか6位に留まりました.

 

 つまり,JOCの当初の目標の14個には届かなかったものの,世界の中の相対的位置という「基準化」されたものとしては,何とか合格といったところでしょうか.でも,メディアの報道を見てると,終盤,金は獲れなくても銅を必死で「掻き集めてる」感じで,なんでかな?と思ったのですが,ロンドンの時に手前勝手に捏造した「総メダル数」をまだ越えてなかったんですね.で,何とかそれも越えて「史上最多のメダル数」と言っています.

 この件に関しては,何度も書いてますが,ほんとしょーもないというか,3位以上はみな同じというとんでもない指標を都合のいいように作ったもんだから,帳尻合わせに必死でみっともないですね.ちなみに,総メダル数だとフランスの方が多いので,順位は一つ下がりますが,もちろん,そんなことは一言も言ってません.

 つまり,今回は,ロンドン(の惨敗)と違って,ちゃんとした評価,即ち,金メダル数を基準としたランキング,あるいは,ちゃんと「基準化」した世界の中での相対的位置(史上最多のメダル数とかいうのは,競技数,即ち,全体のメダル数がものすごく増えてるので当てにならない)でも,そこそこのところに来てるとは言えますかね.

 背景としては,「東京五輪バブル」が始まったとうことはあるでしょう.もちろん,そうではなく,東京が終わった後も,単にメダルが獲れそうな競技や強い選手だけを強化するのではなく,多くの人が文化としてスポーツに関わって裾野が広がって,結果的に,強い選手が出てくるようにしてもらいたいものです.

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 で,次は東京ということで,まあ盛り上げていくんでしょうね.でも,ほんともう「頑張れ日本」とかいうのは辟易ですね.オリンピックというのは,単にスポーツの世界大会で,つまり,選手が頑張ればそれでいいだけの話でしょう.彼らは,まだまだ若くて未熟なところも多いのに,家族とか関係者ならともかく,彼らより年上の人間がよってたかって国の代表として頑張れとか言うのは,時代錯誤だし,怖さすら感じます.

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8/23'16
[国と経済]
(世の中)

 オリンピックが終わって,頑張れニッポンとか言うのをきかなくてよくなったのは,なんだかほっとします.でも,選手達が帰ってきたりした時とか,もうしばらくは,がやがやするかな.それに,これから4年間!も東京に向けてそういうことを煽って行くのかと思うと...ちょっとげんなりですかね..

 このサイトで,国とか国境とかなくなればいいのにと再三書いていますが,現状としては,まだかなりの経済格差があるので,当分は無理です.そういう方向性だったEUからイギリスが離脱するなど逆の動きも見られます.

 そもそも,国ってなんですかね? 太古の昔は,家族,そして,家族が集まって,部落や村ができ,都市がに発展して,という感じで,人口が増え,産業が発達するに従って,社会が広がっていったわけで,それが今は,国という単位にまでなってるわけです.国の次は(EUなどの中規模の経済圏などを経て),もう地球全体しかないでしょうから,いずれ国はなくなるというのが自然の流れでしょう.

 国がなくなるとどうなりますかね? もちろん,単位としては残るでしょう.喩えて言えば,日本の戦国時代,戦を繰り返していた「国」が今はだいたい都道府県という単位で残ってるようなものです.つまり,熊本県代表で甲子園に出るみたいに,単なるそういう「単位」にしか過ぎない日本の代表がワールドカップやオリンピックに出るということになるということですかね.

 ここで,ちょっと気になるのは,日本代表「チーム」です.例えば,今年の甲子園で優勝した作新学院は,栃木県代表ですが,一つの高校のチームであって,栃木県選抜ではないですよね.だとすると,サッカーの日本代表チームも,例えば,J1で優勝したチームということになるのでしょう.実際,世界一強いチームは,ワールドカップ優勝国の代表チームではなく,CLの優勝チームでしょうからね.

 いやいやいや,クラブチームには,助っ人外国人がおるやろ,と思ったあなた,そういうのがもう時代遅れというか,どうでもいいことなんですよ.助っ人外国人とか言わず,もう国籍なんかどうでもよくて,てなったら,ある意味,国境なんかないみたいなものですよね.

 つまり,プロスポーツの世界では,そういうことが先んじて進行しているということなのかもしれません.一方では,オリンピックとか国の代表チームもあるわけで,そういう意味では,国境がなくならない障害が経済格差であることからわかるように,プロスポーツというか,経済がそういうことを解決していくのかもしれませんね.

 意外な結論な感じがしますが,考えてみたら当たり前の話で,お金というか,資源とかエネルギーが充分にあれば,日本と中国が尖閣でこんなに揉めることはないわけですからね.

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 とか書くと経済万歳みたいですが,そうではなく,経済をどうするかが重要なわけで,無駄なことして経済回してもしょうがないわけです.具体的に言えば,家計に収入と支出があるように,収入を増やすことばかり考えずに,支出を減らすこと,即ち,エネルギーをいかに効率よく使うか,の方が遥かに有効なのは,言うまでもありません.

 そして,そうやって,うまく富と労働を配分すれば,もういいところまで来ているような気がします.何より世界の経済成長がピークアウトしかかってることがそのことを証明していると思いませんか?

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8/23'16b
[お祭り]
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 今週末は,つくばは,お祭りで,つまり,週末は,つくばセンター付近には,近づかなくていいように買い物とかしとかないといけませんね.こういう感覚って,他にも何かありそうだなーと思ったら,東京オリンピックでした(笑).

 まだ,4年後ではあるんですが,期間中は,ほんと東京に行かなくて済むようにしないと,ですね.ただ,もし,筑波大バドミントン部関係で,オリンピックに出る選手が,ということになれば,話は別です.というか,もし,そんなことになれば,ほんと夢のような話です.

 もちろん,東京パラリンピックに藤原君が出るのは,夢でも何でもなく現実として考えてますし,出るだけではなく,勝つことを目指してやってますが,パラリンピックは,オリンピックほどの騒ぎにはならないと思うので,それは,助かるというか,まあ大丈夫でしょう.

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8/24'16j
[世の中の中心?]
(世の中)

 オリンピック騒動が終わって,あらためて?SMAP解散騒動という感じなのですが,そんなこと(少なくとも私にとっては)どーでもいいんですが,世界でただ一つの..が,がんがん流れるのは,ほんと辟易です.何度か書きましたが,この歌が(ありのままでー,とともに)社会に与えた悪影響は計りしれません.

 歌詞の主旨はわかるのですが,世の中の多くを占める「衆愚」な人々は,そっか,今のままで(努力なんかしないで)いいんだと勘違いしたのは間違いないでしょう.学生にもきいてみたんですが,この曲は,彼らが小中あたりで流行ったそうで,やはり,そういう雰囲気が蔓延したそうです.

 SMAPも歌謡曲も世界でただ一つのも,一般大衆が対象のもので,評価はド素人がする商業的なものなのですが,逆に言うと,そこに注意しないといけない,極端にわかりやすいものでないとおかしなことになるということです.

 そして,そういう変なものが「世の中の中心」に来てること,本来的には,そうであるべきではないのに,多数決主義だとそういうことになってしまうことが大問題なのは,言うまでもありません.

 政治とよく似ていますが,政治家は(賢ければ),選挙の時言うことと,実際にやることを巧みに使い分ければ,何とかなりますが,商業音楽とかは,直接伝わるのが厄介ですね.でも,そういうものが(誤解されて)ヒットする,共感されるというのは,結局は,(誤解する)受け手の問題なわけで,自業自得ってことかもしれませんね.

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 そっか,SMAPが解散すれば,この歌が歌われることはなくなるってことですね(朗報).でも,録音されたものがしつこく流されるでしょうし,学生が言ってたんですが,作詞者?が歌い継ぐと言ってたそうです.

 もうほんと,余計なことすんな,って感じですが,こうやって話題作り?して騙される奴がいてまた売れてってことで,要は,金儲けってことですね.

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8/25'16
[パターン2]
(生き方)

 人生の3パターンのパターン2ですが,自分がやりたいこと,やるべきと思うことが,たまたま,それでは食べて行けない場合,淡々とこなせる仕事を選ぶということなんですが,できたら,そこが「得意なこと」だったらいいですね.そんなに好きでなくても,やるのが苦痛で嫌でしょうがない,というほどでなければいいと思います.つまり,やりたいことの他に得意なこと探しということもあるわけです.

 極端な話,めっちゃ得意だったら,一日3時間だけ働けば,生活に必要な額が稼げて,それ以外の時間をやりたいことに回せるかもしれませんし,そういう働き方が難しければ,30とか40までに一生分働いて,その後,やりたいことやってもいいかもしれません(まさに人生設計).ひょっとして,そういうしっかりしたビジョンをもって,スポーツ選手をやってる人もいるかもしれませんね(極稀だとは思うが).

 ただ,問題なのは,多くの場合,そういう生き方に社会が対応していないってことですかね.1日3時間働くという働き方ができる会社なんか(バイトでなきゃ)ないでしょうし,やりたいことがスポーツなら,仕事をして一生分稼ぐ前に(若いうちに)打ち込む方をやらないといけないわけですからね.一般的には,若い時の方が給料が安いというのもそういう生き方を著しく阻害します.

 研究者も社会システム的には,あまりうまくは行ってないですね.実質,一番研究に打ち込める学生時代はいいと思いますが,その後,体も脳も若い30代,40代のときにどれだけ研究に打ち込める環境にあるかは,ほんと運次第です.

 そういう意味では,私はほんとに恵まれていたと思います.30代は,恵まれ過ぎて,逆に怠け過ぎた(他のものに興味が行った)のは,全く私の不徳の致す限りですが,そういうことも含めて,人生というか,まあなるようになってる(なるようにしかならない)ってことですかね..

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8/26'16s
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 8/24から福岡大学で日本建築学会大会でした.大会に行くのもだんだんめんどくさく(笑)なってきて,あー今年も行かなきゃとか思ってたんですが,ということは,「行き先が福岡」ということをすっかり忘れていたというか,要は,福岡という街も,もう私にとって,他の地方都市との差がなくなってきたんだなあと思いました.実際,私がいた頃とは,何もかもが変わってしまった感じもしますしね.

 福岡に行くのは,出身高校(修猷館)での講演+同窓会以来ですね.その前が前回の日本建築学会大会で,更にその前が母方の祖母が亡くなった時です.こうして調べてみると結構行ってますね.でも,前回が2009年ですから,7年ぶりということになります.

 福岡に行くことが特別でなくなってきた理由の一つには,昔住んでたところとか,よく行ってたところとかには,もう粗方行ってしまったので,行くところがなくなった的なことはあるかもしれません.実際,今回は,行くところがない的な感じはありました.

 あとは,ラーメン(笑)ですかね.前回の大会の時は,いろいろ調べて本場のラーメン探しをしたのですが,結局,これはというところは,見つからず,このとき唯一水準以上だった栄ちゃんラーメンは,もうなくなってしまってました.

 でも,何年か前,西南中の後輩のK田さんが研究室まで訪ねてくれたときの情報,つまり,博多はもうだめだけど,久留米にはまだ本物が残ってるということだったので,頑張って久留米まで行こうかと思ってました.

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 で,前日に福岡入りし,晩ご飯で学生達ともつ鍋を食べて(店員(アルバイト?)の女の子がめっちゃ面白かったです(笑).まず,店に入ると,すみません,今日はちょっと...と言うので,いっぱいで入れないのかと思ったら,今日は,イカが入ってないんですよー,って言って来たり,勘定を払おうとして,カード使えますか?ときいたら,手を横に振って,すみません,カードは...と言うので,だめかと思ったら,VISAとMASTERしか使えないんで...とかいう感じ),さすがにこれから久留米というわけにも行かないので,歩いて行ける店ということで,K田さんの推薦リストにも入っていた大名の赤のれん節ちゃんに向かっていたのですが,なんとその途中に,K田さんの推薦リストの最上位にあった久留米の大砲ラーメンがありました.

 これは,ここに入れということだと思って,食べたんですが...(ちなみに頼んだのは,昔とんこつラーメン),うーーん,確かにこういうタイプ,つまり,豚骨ラーメンは,南に行くほど白くてどろっとしてくるんですが,まさにそういうもので,そういう意味では,本場度はあったとは思いますが,私が探し求めてるものとは,違いましたかねー.つまり,私が探してるものは,久留米にもないってことなんですかねー.

 ↑どんぶりは,いかにも...って感じだが

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 大会1日目は,学生達や自分の発表があったり,司会があったりで,昼間は,ほとんど動きがとれず(って,別にこれが当たり前ですが),夜は,千葉大の中村先生と九大の神野先生と飲んだんですが,神野先生が前日にお客さん?を赤のれん節ちゃんに連れて行ったらしいのですが,なんと店は閉まってたらしいです(ネットで調べても不定休としか書いてない).つまり,赤のれん節ちゃんに行かずに,大砲ラーメンにしたのは,正解だったということですね.

 福大の正門?から見ると油山はこんな感じ↑

 で,2日目なんですが,午前中に学生の発表があって,上で書いたように,もう行ってみたいところもないし,午後はどうしたものかと思ったのですが,昔住んでいたところがこの近くなので,一応,行ってみました.

 でも,昼はものすごい暑さで(なんでもこの日,久留米は,最高気温が37.何度で全国一の暑さだったそうです),以前は,歩いて行ったのですが,今回は(一日乗車券をもってたので),福大前から梅林まで一駅だけ(笑),地下鉄で行って,梅林から野芥の駅まで歩いてみました.

 駅を出るとこんな感じで,前回と特に変化なしですかね.

 もうほんと焼け付くような暑さの中,歩いて行ったのですが,昔住んでたところの今はこんな感じ↓で,これも以前行った時と特に変化なしですかね(中央のちょっと左がC竈さんち).

 と言っても,これじゃあ,どこがどう変わったのか(家族にも)わからないと思うのですが,T代さんちが当時のままあったので,これが目安になりますかね?(丘に向かってやや遠ざかったアングル↓)

 更に遠ざかって丘の上から↓

 丘の上から納骨堂の方を見る↓

 栗原酒店の方を見る↓

 坂を下って,川のところ↓を過ぎて

 マルキョウのところまで来る↓

 少し南下(すると野介なのだが逆に)北上して野介駅↓

まで来ると,ようやくちらっと油山が見えます↓.つまり,今回建物がいっぱい建ってて,油山がほとんど見えなくなってたことになります.もうほんと殺人的に暑いので,地下鉄に乗って,行き損なった赤のれん節ちゃんにラーメンを食べに行きます(昼ご飯).

 新天町は,ずっとあまり変わってないですが,これも前回と同じですね↓.

 で,赤のれん節ちゃんのラーメンですが...

期待したものではなかったですね...特徴としては,麺がものすごく細くてそうめんみたいで,スープは,やや塩辛い感じでした.やっぱり,もうかつての「本物」のとんこつラーメンは,絶滅してしまったのでしょうか...店は,西鉄グランドホテルの裏だったんですが,大通りまで来ると,西鉄グランドホテルは,昔のままでした↓.

 通りを通ってを天神まで来ると,左の茶色いビル(は,天神ビルという名前なのは,初めて(^^;知りました)や福銀本店や福ビルや天神コアやダイエーが入ってたビルは昔のままでした↓.岩田屋は,確か経営の問題?かなんかで一等地を撤退したんだと思いますが,そこは,パルコになってました.

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 で,2日目は,夜は,地域交流会(地盤震動関係の集まり)があって,3日目は,午後,学生の発表があるんですが,最後の望みをかけて昼に名島亭に行こうかと思っていたのですが,ちょっと遠くて,学生の発表までに戻って来れないので,昼は,学生が1日目に学食で食べてた丸天うどんを食べようと思ったのですが,日によってメニューが固定らしく,今日は,かき揚げうどん(泣)だったので(今日も一日乗車券をもってたので),渡辺通りまで戻って,因幡うどんに行って丸天うどんを食べました.

 麺自体は,正直,腰がある讃岐うどんの方が好きなんですが(学生によると,学食の丸天うどんの麺は,讃岐うどんだったらしい),つゆは,カツオが効いててやっぱり美味いですね.丸天もうまかったです.

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 で,学生の発表が終わり,飛行機まで時間があるので,一応,K田さんの推薦リストにも入っている名島亭まで行こうかどうしようかと思ってたのですが,ちょうどお仕事で総合受付のところに九大の神野先生がいたんですが,彼によると,昔から福岡にいる人が圧倒的に一押しだと言ってたそうです.じゃあ行ってみるか.ちょっと調べたところ,オープン30周年ということでした.でも,ということは,私が福岡にいたころには,まだなかったってことですね.30年というと,もちろん,古い方の店なんでしょうが,要は,50年続いてる店なんてないってことがそもそもの本物がなくなる要因なんでしょうね.

 でも,九州何とかコンテストとかでNo.1になったこともある有名店らしく,ということは,万人受けするということで,経験上,望み薄なんですが,まあとにかく行くことにしました.私の中での名島は,確か,(昔の)福岡国際マラソンの雁ノ巣折り返しの途中にあって,西南中のとき,ここから通ってる奴もいて,かなり遠い印象なんですが,調べてみると,地下鉄で貝塚まで行って,西鉄貝塚線で一駅でした.私は,鉄ちゃんでもなんでもないのですが,西鉄貝塚線には(多分),乗ったことがないので,ちょっと乗ってみたい(笑)ということもありました.

 地下鉄貝塚駅の改札を出ると,すぐ向かい合わせに西鉄貝塚線の改札があり,電車はこんな感じです↓.

 色合いは,昔の西鉄大牟田線の特急と同じで,車両は,特急以外の電車と同じ雰囲気です.一駅で名島について,こんな感じの街です↓

 名島亭は,北に道沿いに歩いて5分くらいのところにありました↓

 節ちゃんと違って,替え玉のときに足すダシもちゃんと置いてありました(でも節ちゃんの替え玉は,替え玉にダシがかかってました).ラーメンは,節ちゃんと違って,メンマではなく,きくらげが入っていて,昔のしばらくのラーメンに近い雰囲気です.まだ,17時くらいでお腹もそんなに空いてないし,この4日で3杯目(笑)のとんこつラーメンと,ちょっとしんどくなってきてるので,これでうまいと思えば,逆に本物と言えるでしょう.そして...

 一口食べて,これは本物(に近い)と思いました.神野,ありがとう! いやー久しぶりの感触です.もちろん,替え玉もして,スープも全部飲みました.でも,確かに本物に近いですが,かつてのしばらくまでは,行かないですかねー.実際,最初の一口は,しっかりコクが感じられるのですが,食べて行くうちに,だんだんそれが感じられなくなるのは,東京にある博多天神に近いかもしれません.でも,少なくとも,私が知る限り,福岡にある店の中では,一番本物に近くてうまいのは間違いありません.

 でも,名島はやっぱりちょっと遠いので,最近,博多駅にも店を出したらしくて,そこはどうかと思って,帰りに店長にきいてみたんですが,そしたら,本店は,しょう油ベースで,博多駅の店は,塩ベースで,味はちょっと違うと言ってました.でも,それはそれで,ちょっと食べてみる価値はありそうですね.

 で,天神まで戻って来て,地下街を歩いて,宿まで荷物をとりに行ったのですが,途中で見覚えがある天神コアへの入口があって,思わずはっと立ち止まってしまいました.

 昔,ここに紀伊國屋書店があって,そこで見つけたある本によって,私の人生が変わったというと大袈裟ですが,あることにのめり込んで行ったのですが,その本を見つけたときの光景をまた見られるかなとも思ったのですが,どこにエレベータがあるかも憶えていて,そこまで行ってみたんですが,紀伊國屋は,もうなくなっていて,全てアパレル系の店になってました.

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 ということで,久しぶりの福岡だったんですが,上の方で,私にとって,他の地方都市と差がなくなってきたと書いたのですが,やっぱり,そんなことはなくて,10年くらい前の「懐かしくなる時期」に懐かしいところにいろいろ行ったりして,そういう時期が過ぎたってこともあるんだと思います.

 福岡というところで(たった4日ですが)過ごしてみて,いろんなものが非常にコンパクトにまとまっていてとても生活しやすいところだと感じました.実際,食べ物もおいしいですし,一度住むとそう言う人が多いと思います.先日の夜更かしでは,「福岡ブラックホール現象」(一度福岡に住むと出てこられない)とか言われてました.

 あと,以前と違って,地下鉄がとても混んでる感じがしました.七隈線ができたときは,こんなにがらがらで大丈夫かよ?と思ったのですが,平日昼間でも結構人が乗ってて,朝夕は,東京並みとは言いませんが,天神なんかまさに通勤ラッシュ状態でしたからね.福岡は,路面電車が廃止された後は,ずっと全国一のバス路線網をもつところだったんですが,福岡市民もようやく地下鉄に慣れてきたってことですかね.

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8/28'16
[煮詰まってきた]
(世の中, 生き方)

 今回のAIJ大会の発表をきいていて思ったんですが,(そもそも個人的に人の話をきくのがあんまり好きじゃない(笑),自分でやった方が楽しいということはありますが)だんだんいろいろ「煮詰まってきた」感じはしますねー.具体的には,みんなやることがなくなってきて,むりやり探してきてるというか,少なくとも,これをやらないとまずいという必要性とか切迫性とか,単純にこれやると面白いというか,そういうことがなくなって来てる感じがしました(逆に言えば,いろんな問題が解決してやることがなくなってきたということですから,まさに「煮詰まってきた」ってことなわけです).

 そして,これは,今の世の中の流れそのものです.もう相当「いいところ」まで来たとは,再三このサイトに書いてる通りで,それが建築学会というローカルなところにも現れてきてるってことですかね.

 じゃあ,どうしたらいいかと言うと,世の中の流れとしては,余計な無駄なことをして経済を回してるわけです.でも,そんなことは,やめましょうとは,これもこのサイトで再三書いてる通りですね.

 でも,そういう世の中の流れは,変えられないので,じゃあ,我々はどうしたらいいか,例えば,これから20年,30年と仕事をしていく若い人達はどうしたらいいかですが,まあ結局は,やりたいことやったらいいんだと思います.単純に面白いことでもいいし,世の中の役に立つと思えることがやりたい人は,そういうことやればいいと思います(でも,世の中の役に立つことがやりたいというのは,そう思えれば,その人がその気になるということなので,世の中の役に立つことやる方が偉いとかいうことではないですよ).

 もちろん,やりたいことが(必要最低限だけ働いて後は)単に遊ぶことというのでも,生きては行けますが(パターン3),できたら,単に遊ぶというような「消費する」ことではなく,有形無形に関わらず,何かを「産み出す」ことの方がお薦めです.

 ですから,AIJ大会の発表,というか研究の世界とか,世の中全体でも煮詰まってきたのなら,そういう中でやること探しをすればいいし,そうするしかないでしょう.まさに人生所詮退屈しのぎってことですが,問題は,その判断を自分でしてるのか,ってことですかね.世の中に騙されて,ただ経済を回すために無駄なことはやりたくないですし,そういう流れの中にある会社で,やりたくない,やっても意味のないことをやるのは,嫌じゃないですか?

 ですから,そうでない環境にいかに身を置くかは,結構大事で,そこのところは,よく考えた方がいいと思います.要は,給料とか待遇面とかよりもっと大事なものがあるということですね(なんとも当たり前の話).

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 じゃあ,いろんな問題が解決されて,やることがなくなってきたとき,どういうものが残ってくるでしょうかね? 研究とか芸術とかは,どこまで行ってもゴールがないものなので,残ると言いたいところですが,いろんな問題が解決されてきたということは,そういうものが行き詰まってきたということなわけですからね.例えば,新しい音楽を産み出し続けて,行き場がなくなった現代音楽もそうですし,建築構造にしても,もうだいたいこんなもんかな,ってところは,確かにありますよね(少なくとも今の技術で必要な建物は充分造っていける).

 そうすると,例えば,スポーツは,その多くが人と競うことによって,プレイしますから,半永久的に終わりがないことに気づかされます.てことは,競争するものは,どれも該当するわけで,いいところまで来て,パイが拡大しなくなった経済の中で競う金儲けも同じってことになってしまいます.つまり,この記事の冒頭に戻ると,なるようになってるってことでしょうか?

 そう考えると,みょーになるほど感はありますね.ただ,スポーツで負けてもどうってことはありませんが(本来そういうものですよ),金儲けで負けると,食いっぱぐれるので,それは大問題ですね.

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8/28'16b
[喪失感?]
()

 福岡から帰ってきて,みょーな喪失感があったんですが,一体なんだったんですかね? 何度も書いてるように,私は,福岡に帰りたい(帰って住みたい)とは全く思わないのですが,福岡は好きな街ですし,懐かしいという感覚はやはりあります.

 今回,折角福岡に行ったのに,どこに行きたいとかいうことがなくて,というか,そういうことをあまり考えなくて,貴重な機会を逃してしまったようなことが喪失感?みたいなものに繋がってるのでしょうか?

 でも,今日はもう何ともないので(笑),一時的な感情ですかね.

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 ラーメンなんですが,最後に名島亭に行って,なんとかなった感じがしてますが,そう言えば,しばらくは,どうなったんだ?とこっちに戻って来てから気づきました.

 話をきくところによると,西新の店は,一度なくなって,西の方(調べたら福重で,ちょっと行きにくい)でやってたけど,味は,もう全然だめということでした.でも,よく考えてみたら,自分の舌で確かめたわけじゃないですよね.だったら,行くべきだったのでは?と思い始めました.調べたら西新の店も再オープン?したみたいです.

 ネット情報によると,昭和28年創業で,福岡最古の老舗ということらしいです.当然ですが,私が中学生のときは,もうありましたから,その時は,昭和48年くらいですかね(今から40年以上前).

 でも,当時は,豚骨ラーメンは,黎明期とかいうんじゃ全然なくて,福岡でラーメンと言えば,豚骨ラーメンしかなくて,それこそものすごい数のラーメン屋があったわけです.でも,今となっては,そのほとんどがなくなってしまったってことなんですよね.どうしてそんなことになってしまったんでしょうか?

 一つには,跡継ぎがいなかったということもあるでしょうが,それにしても,ちょっとひどい状況です.原因としては,やはり,全国的に広がった豚骨ブームってことがあるんでしょう.経済を優先するとこういうことになってしまう典型例ですかね.

 でも,東京の老舗で,50年以上に渡って,味を守り続けてる店はいくらでもあるわけで(ある老舗の店主が何が大事かときかれて「味を変えないこと」と言ってましたが,まさにその通りですよ),福岡の豚骨ラーメンがどうしてここまでだめになったのかと言うと,結局,食べる側の問題もあるかもしれません.

 「味を変えないこと」が大事と言った店主も,もし味を変えれば,常連さんからお叱りを受けると言ってましたから,要は,そういうレベルの客が福岡にはいなくなったってことですかね.実際,福岡は大都会で,昔からずっと福岡に住んでる人は,そんなにいなくなったって言いますからね.みんなホークスファンになっちゃったし.

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8/28'16c
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(ピアノ, バドミントン, 生き方)

 週のど真ん中に福岡出張が入って,当然のことながら,ピアノもバドミントンも練習できず,どうなってしまうかちょっと不安だったんですが,ピアノは,昨日弾いたら,別にほとんど問題ありませんでした.これはよくあるんですが,見えなかったところが見えたり,弾けなかったところがなぜか弾けるようになってたりもします.こんな感じだから毎日ちゃんと練習しなきゃとならないのが却って問題になるわけです.

 でも,トータルで見れば,何らかの弊害は出てくるでしょうね.そして,これもいつものことです.バドミントンは,まだ打ってないので,わかりませんが,これも同じような感じだと思います.

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 ピアノなんですが,今弾いてるのは,とても長い曲(1時間くらい)なんですが,その割には,長くてしんどい感があまりありません.一つには,流れというか,ストーリーがあるということはあるとは思うんですが,ここでも「近く,時々,遠く」ってことなのかなあと思いました.

 要は,弾いてる時は,「近く」というか,今弾いてるところを弾いてるわけですよね.もちろん,それだけではだめで,全体の構成とかをちゃんと考えて弾くことは重要なのですが,やっぱり,意識のほとんどは,「今弾いてるところ」なわけで,まさに「近く,時々,遠く」という生き方に繋がってると思いました.

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8/28'16d
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 単に遊ぶというような「消費する」ことではなく,有形無形に関わらず,何かを「産み出す」ことの方がお薦めと書きました.理由は,既にこのサイトのどこかに書いてあると思います.一応,あらためて書くと,単にそっちの方が面白い(から頑張って,結果的にいろいろいいことも付いてくる)ってことなんですが,じゃあ,単に遊ぶようなことの方が面白い人は,どうかと言うと,単に遊ぶようなことは,誰でもできることなので,そんなことやっててもいいことは何も付いてこないわけで,結局,そうでない人にこき使われるのがオチということになります.

 それでも,賢ければ,パターン2や3のような生き方はできると思います.そう,結局は,賢いか,つまり,自分の頭でしっかり考えられるか,ってことなわけです.賢くない人は,どうしたらいいかですが,とにかく考えましょう(「勉強」ではだめです).つまり,自分で考えることによって,賢くなるということです.

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8/28'16e
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(生活)

 夏の電気代の結果(笑)が出ました.暑い日は,家にいるときは(寝ている時も),エアコンを付けっぱなしなんですが(8月は毎日),7月が6月+1000円,8月が6月+2000円でした.つまり,今年ほどの猛暑でも電気代的には,全然楽勝ってことですね.

 スマホのテザリングも含めたデータ使用量も今月は,1.6GBくらいで,2GBにも全然届かず,こっちも楽勝(電話代込みで1500円くらい)ってことで,ほんとお金使わないですねー.

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8/29'16b
[調子]
(日記)

 調子ですが,周期的には,谷を抜けたはずですが,評点はあまり上昇していません.でも,70くらいはあるので,これでいいと思えばいいってことですかね.というか,思惑通り?今回は,谷底と言っても(このまま上昇すれば)このくらいの値で留まったとも言えるわけです.実際,先週は,福岡だったのですが,まあ別に普通に活動してますし,夜は毎日飲んでる(笑)わけですからね.

 でも,何度も同じことを書きますが,こんな感じだと,もうほんと大したことはできないと痛感します.それとも,比較対象が若い時にあるからどうしてもそう感じる,その辺のキャリブレーションというか,まだ諦めきれないってことなんですかね?

 そもそも,調子って何ですしょうか? 結局は,体調ってことなんですが,歳をとって体がしんどくなれば,しょうがないというか,できる範囲でできることをやればいいし,そうするしかないってことですかね.

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8/29'16b
[自分のため]
(芸能)

 芸能人の息子(も芸能人)が犯罪を犯して,親が謝罪会見を行ったんですが,親が既に成人してる子供の尻ぬぐいをしないといけないのか,といったことが議論されてる?みたいですが,(いつものように)論点がずれてますよね.

 芸能人というのは,人気商売,つまり,ド素人に評価されて成立する商売ですから,どうあるべきか,とかは,関係ありません.つまり,子供が犯罪を犯したような人間の芝居は見たくないという人がいれば,(どんなにいい芝居をするとしても)それまでの話です.

 結局,謝罪会見をするのは,謝りたいのではなく,何とかそこのところを穏便におさめて,自分(親)が仕事を続けられるように自分のためにしているということです.

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8/29'16c
[歩きスマホとか]
(世の中)

 福岡の地下鉄とか駅で「歩きスマホは危ないよ」というような掲示がたくさんありました(東京でもあるのかな?).ポケモンGOで事故も増えてるらしく,ほんともう何やってんだかって感じですが,こういうのってちょっと危ないと思うんですよね.

 危ないのは,歩きスマホですか? 同じようなものに「信号は守りましょう」というのがあります.でも,青信号だからということで,何も考えずに横断してたら,信号無視をしてきた車に轢かれるかもしれません.逆に,赤だけど,がらーんとしてて遠くの方を見ても車が来る気配も全くないのに,バカ正直にじっと青になるまで待ってる(これって,外国人観光客の笑い者になってますよ).

 こういう本来の目的を忘れて,わかりやすい「大分手前」のルールで社会規律を守らせようというやり方をしてると,人はどんどん考えなくなって,却って危ないことになると思うんですよね.まあこれも「衆愚」ってことなんでしょうが,そうなると,経済のパイが限られてくる中で,考える人とそうでない人の差が益々大きくなってくるのは,言うまでもありません.

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8/29'16d
[配慮?]
(世の中)

 働く女性ですが,夫が転勤になり,これまでは,仕事を辞めるか,別居するしかなかったが,企業側から女性が夫の勤務先でも働けるように配慮するようになってきたという記事がありました.

 いやいやいや,だったら,夫が転勤しなきゃいいじゃないですか.うん? 夫は責任ある仕事してるけど,妻は,どこでも誰でもできる仕事だから,転勤OK? こんなんだから,いつまで経っても男女の働き方の格差がなくならないんですよ.

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8/29'16e
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 昔住んでたところですが,既にどこかで書いたとは思いますが,父が福大に移籍したので,それを期に大学の近くに家を建てて,一家で大牟田から引っ越して来たということです.私が小学校2年生になったばかりでしたから,父は38ですね.おぼろげな記憶ですが,「福岡大学講師」という名刺を見たことがあるので,最初は,講師だったと思います.

 でも,教授になったのは,これも記憶によると43ですから,たった5年で,講師→助教授→教授と駆け上がったということになります.まあ,子供の目から見てもものすごい仕事してましたからね.その後は,2年くらいして東京の大学(立正大学)に移籍して,48で亡くなるのですが,その間も僅かに数年です.東京のどこの大学に移籍するかは,いろいろ話もあったようですが,なんか焦っていて,とにかく東京に行くという感じで行ったのを憶えています.やっぱり,何となくそういうことも考えていたんですかね.

 で,話を家に戻すと,あのまま都市高速が来なかったらどうなってたのかなあと思いました.高速が来て立ち退きになるというのは,引っ越して来てから数年してきいたと思います.親からではなく,隣の家の工事をしていた大工さんからでした.その時は,さすがにショックでしたが,結局,それから20年以上は,来なかったことになりますね.

 立ち退きになったのは,確か,1993年くらいだったと思いますが,私はもう就職していましたが,実家に帰って,福岡市の人?が来て,この額でお願いできませんでしょうか?という場面には,立ち会いました.立ち退きということで,上乗せもあったのでしょうが,後から考えると,まさに「バブルの最高値」だったと思います.

 当時は,妹もこっちで就職しましたから,母親が一人で住んでいたのですが,福岡の別の場所に家を建てるのではなく,こっちに来てもらって,最初は,マンションというか公団で妹といっしょに住んでもらいました.こっちで家を買うということはせず(そうしたいと言う母親を私が説得して),家を売ったお金で一時払い養老保険に入ってもらって,その利回り(7%くらいはあった)で,家賃を払ってもお釣りがくるくらいでしたし,不動産価格が下がっていくということを予見していたのは,先見の明がありましたね(笑).

 で,あのままあそこに実家があったら(都市高速が通らなかったら)どうなってたのか,ですが,不動産価格は,買い取ってもらった額の何分の1とかになってるとは思うのですが,家はもう古いので建て替えるとか修繕するとかして住んでたら,地下鉄七隈線の梅林駅から徒歩5,6分くらいで,そこから天神まで18分ですし,それはそれで,結構,便利だったのかも,とは思いました.まあ,架空というか,全ては137億年前的には,あり得なかった話ですけどね(笑).

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8/30'16j
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 このサイトで,とにかく「自分の頭で考える」ことの重要性を書いてますが,読んでる人は,そんなこと当たり前じゃんって思ってるのかもしれませんね(でも,当たり前と思っても,「自分の頭で考える」ということがどういうことがわかってないケースはとても多いが).まあ,このサイトを読むってことは,自分の頭で考えられてる可能性は高いとは思いますけど(自分の頭で考えられない人は,このサイト読んでも何じゃこりゃって感じでしょう).

 でも,実際の世の中を見渡すと,それがちゃんとできてる人は,ものすごく少ない.実際,いろんな民間企業の人と話をすると,言われたことはやるけど,自分の頭で考えられない人が急速に増えてきたと口を揃えて言いますし,最近の学生を見ていると私もそう感じます.でも,実際に話をすると,「へー,ちゃんと考えてるじゃん」と思うこともあるし,ものを欲しがらないとか,最近の若い人達の特徴を見ると,年寄りより騙されなくなってる印象もあって,ちゃんと考えてる人は考えてるわけです.

 この「ギャップ」は,何なのかなあと考えたんですが,結局は,考えられる人は考えられるけど,そうでない人はそうでない,という何とも当たり前の話ですかね.つまり,ここでもものすごい二極化が進んでるわけです.上で「自分で考える」ということがどういうことか,と書きましたが,それがどういうことかわかるかわからないか,ということが非常に大きいと思います.

 つまり,「自分の頭で考えろ」と言われた時に,どうしたらいいかわからないというよりは,自分の頭で考えられない人に限って,そんなの当たり前じゃん,ちゃんと自分の頭で考えてるよ,と思ってしまうってこともあるんだと思います.これは,かなり深刻な問題で,結局,「全ては最初から決まってる」ってことなんですかね?

 格差の拡大がさかんに言われて,その背景もいろいろ言われてるんですが,そういうこともあるんだと思います.どうしてそんなことになったかですが,これは,既に書きましたが,年寄りが食い逃げできるように若い人達を飼い慣らして考えさせないようにしようとしても,騙されない人は確実にいるわけで,そういう数少ない人が際立ってるということなんでしょうね.

 これからは,経済は拡大なんかしないわけで,ということは,いい目に会える人の割合は激減するわけで(労働と利益の再分配をちゃんとやらなければ,貧困層は確実に増える),そういう意味では,ちゃんとなるようになってるわけです.つまりは,「何らかの形で」上位数%に入らなければ,じり貧の人生を送るしかないってことですね.

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8/30'16b
[お金の問題]
(芸能, 世の中)

 息子が犯罪を犯した女優の謝罪会見ですが,失敗だったという評価が多いようですね.女優だけに芝居がかってたなんていう人もいましたかね(まーそんなにちゃんと見てるわけでもないが).でも,成功とか失敗って何ですかね?

 既に書いたように,謝罪会見の目的は,謝罪ではなく,事を穏便におさめる,具体的には,息子はひどいけど,あなたは悪くないと思わせて,彼女自身が仕事を続けられるようにするってことですよね.なんでも,バカ息子が穴を空けた違約金とかが○億円にもなるとか言われてますからね.

 つまりは,結局は,「お金の問題」なわけです.ほんとしょーもな,と思うのですが,そう言えば,都知事選で野党統一候補になれるのなら立候補すると言った芸能人もいましたが,彼も結局,お金(違約金)の問題で時間切れで断念とか言ってましたね.

 こうしてみると,芸能人ってつくづく危ない商売というか,不特定多数の大衆の人気取りで仕事をすることの危うさを感じますね.ほんと,そんなことよくやるなーって感じですかね.

 彼らの収入は(大成功すれば),一般の人の何十倍,何百倍ってこともあるのかもしれませんが,年収300万と資産10億がとんとんであるように,大成功して何百倍もらっても,まさにやっととんとんなわけで,ほんと割に合わない商売だと思います.

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8/30'16c
[観測史上初めて]
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 迷走台風ってことなんですが,なんでも,東北地方の太平洋岸に上陸するのは,観測史上初めてだそうです.って,きいてどう思いました?

 幾何学的な話なんですが,わかりやすい(わかりにくい?)例としては,スライスが持ち玉の人が,左ドッグレッグ(ですよね.日本列島って(笑))のコースを攻めるのがいかに難しいか,ってことですかね(やっぱり,わかりにくい(笑)?).

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8/30'16d
[人のため? 自分のため?]
(生き方)

 人のためと思って頑張れるのなら,結局,自分のためと何度も書いてきました.つまり,誰かのために生きたいと言っても,結局は,自分のためなわけです.子のために生きる親,応援してくれる人のために頑張るスポーツ選手,ボランティア活動をする人もみんな同じで,がくんとレベルは落ちますが,犯罪を犯した息子の謝罪会見も結局自分のためにやってるわけです(もちろん,子が親に対して,応援してもらう選手が応援してくれる人達に感謝するのは,当たり前なので,親とか応援する人から見た話です).

 私についても,研究室の学生達を,最先端の研究を通して,自分で考えて何とかできる人材になるようにといろいろ指導をしてるのも,研究室に来てくれた彼らのためにやってるということもありますが,それと同時に,そういうことが私がやりたいからやってるわけですし,筑波大バドミントン部で,藤原君の面倒を見てるのも,頼まれたからやってるということもありますが,そういうことを私がやりたいからやってるわけで,実際,彼の面倒を見始めてしばらくした2年前の私のひどい状況を考えると,藤原君の相手をしないといけないということがなかったら,私自身がバドミントンをやめてたかもしれないわけで,逆に助けられてるとすら思うのです.

 ここまで来ると明らかなんですが,結局,人のためか,自分のためか,世の中の役に立つためなのか,自分の興味なのか,といったことを区別することに意味はないわけで,誰かのためにやってる,世の中の役に立つためにやってる,と,ことさら強調して言うのは,恥ずかしいからやめた方がいいですよ,ということになるわけです.

 でも,逆に言うと,結局は,自分のためとは言っても,人のためにやってるとしたら,それは,(誰かのためにと思うと頑張れるとかいう)他人に依存した状態で,かなり危ういことですよね.例えば,研究室の学生達を何とかこれから来る厳しい社会状況の中でもやって行けるように,と私が勝手に思っていても,そんなところまでやらなくていいです,と学生達が言えば,はいそれまでよ,ですし,それは,藤原君だって同じですよね.

 でも,そうなったらなったで,他にやることあるし,別にいいわ,とこっちもなるわけで,別段問題ないですかね.ていうか,やっぱり,「一人でも大丈夫」というのが無敵ってことなんですかねー.

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8/31'16b
[評価されないことこそ]
(日記)

 台風の豪雨による水害とかの被害がひどいんですが,思うのは,やはり,去年の常総市の堤防決壊や何年か前の広島の土石流もそうですが,本来,人が住むところでないところに人が住んでしまってる感じがします.エジプトはナイルの賜じゃないですが,本来,川は溢れるものだし,雨が降れば,崖だって崩れるものでしょう.でも,報道では(被害者の心情をおもんぱかって)そういうほんとのことは言わないわけですよね.

 でも,これも,被害者の心情をおもんぱかって,というよりは,ほんとのことを言うと無責任で感情的な苦情とかが殺到してめんどくさいからで,つまり,これも被害者のためではなく自分達のためにそうしてるのであって,こうやって,「メディアの言うことは嘘ばっかり」になるわけです.

 芸能人もそうですが,メディアもそういうところはあるわけで,そういう他人,それも,わけのわからないド素人が(視聴率とかで)評価する仕事だけはしたくないですね.でも,研究者というのは,そういうものから一番遠いところにあったはずですが,最近はもう相当怪しいことになってきました(私は何とか勝ち逃げできそうですが,若い人達のことを考えると...).

 対照的に?このサイトでは,ほんと好き勝手に思ったことを書いてるんですが(でも,それでも書けないことはいっぱいあるが),それは,これで食べてるわけでもなく,評価の対象にもなってない,ということが大きいと思ってます.つまり,評価されないことこそやるべきではないかと思うんですよね.

 台風の被害とかが出ると,必ず,地球温暖化という話になるんですが,何度も同じことを書きますが,地球温暖化問題とCO2排出問題は,全く別の話です.でも,これを無理矢理結びつけたのは,アメリカが中国の急激な経済成長を抑えたいというのが目的だったと思いますが,思惑通り?中国経済が減速してきて,やっぱり的に,最近は,あまりCO2削減って言わなくなりましたね.

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 でも,実際のところは,公共の場で「ほんとのこと」を言ったら,ぎすぎすするわけですし,日常でも,本音のところで話ができる人はものすごく限られるわけですよね(引っ越した時,お近くにお越しの際は,是非,お立ち寄りくださいとか(笑)).だから,結局,世の中は嘘で埋め尽くされている,というのが現実でもあり,それはそれで仕方ないわけで,結局,自分の頭でしっかり考えなさい,ってことになるわけです.

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 あとは,ニュースとか報道とか見てると思うんですが,(報道する側も見てる方も)結局,ほとんど「他人事」ですよね.そうすると,どういうことになるかは,自ずと明らかですよね.

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8/31'16b
[130周年]
(仕事)

 福岡のAIJ大会に行って,130周年って書いてあったので,ふーん,そうなのかと思いました.てことは,30年前は,100周年だったわけで,でも,別に気にも留めなかったのですが,全く記憶にないので,私が唯一,AIJ大会に行かなかった年,即ち,1年くらいバークレーに行ってたときなのかなあと何となく思ってました.

 でも,ちゃんと計算すると,全然計算が合わないわけで,それでも,別段気にすることもなかったのですが,首都大の北山先生のサイトに書いてあって,はっとしました.2016-30=1986年てことは,私が初めてAIJ大会に参加したときってことですね.そう言えば,その時,100周年とか言ってて,Tシャツとか売ってたことを思い出してきました.

 でも,初参加ってことは,そういう事情とかまだ全然わかんないわけで,ですから,100周年とか言われてもぴんと来なかったんでしょうね.そのときのことは,既にどこかで書いたと思いますし,北山先生のページにも書いてある(笑)ので,ここでは書きませんが,大会が終わった後,2週間くらいかけて行き当たりばったりで北海道を一周して来ました(笑).

 私は(確か全さんも山上さんも)免許もってなかったんで,ずっと地図見ながらナビやってて,その日どこまで行くか,どの辺に泊まるかは,私が決めてた(笑)ような気がします.カーステで渡辺美里のLovin' you(My Revolutionが入ってる奴)がよくかかってましたね.私も面白い写真いっぱいもってる(地平線が見える延々と続く道のど真ん中で全員で寝そべってるのとか)んですが,引越の荷物がそのまま(泣)なんで,しばらくは出てこないですかねー.

 あと,思い出したことをつらつら追記しておくと,北山先生のページにあったように大会後の北海道一周のときは,車2台だったんですが,そのうち1台は,北山先生(当時は学生)の車で,中埜先生や坂本と東京から交代で運転してきたんですが,彼らが宿に着いて,坂本がぐったりしてトドのようになっていたので,からかったらマジギレされた(笑)のと,旅行中,ライオンズが確か近鉄とものすごい優勝争いをしてて,ライオンズが連勝に次ぐ連勝だったのと,そのときの4年生だった榊君に何かの用事で電話したら,芝浦工大から卒論書きに来てたF田君の彼女に子供ができた(笑)ってなったのを思い出しました.

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8/31'16c
[昔の写真]
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 30年前の写真はどこにあるのかわからないのですが,なぜかもっと昔のアルバムが(多分,引っ越しした時にどこかに行ってしまわないように研究室に持ってきた?)ありました.ここで父親のことや昔住んでた家のことを書いて,父親の写真がないかなと思ってぱらぱらめくっていたら,いろいろ出てきました(ただし,スキャナにうまく繋がらなくてスマホで接写したので,画像的にはいまいち).

 一番最初に貼ってあった写真がこれ↓なんですが,多分,福大構内ですね.一番右が父です.

 父親の顔がもっと大きく写ってるのとしては,白黒ですが,こういうの↓がありました.

 家の写真もありました↓.手前は空き地なので,建って数年以内のものですね.向こう側もほとんど田んぼって感じですね.

 だいたい父親がカメラを構えていたので,家族4人の写真はそんなにないんですが,家族と大牟田のおばあちゃんや叔父さんと九州一周旅行した時の写真がありました↓.

 これは多分,小学校を卒業したときかな↓.

 これは,どこかで書いたと思いますが,父が宮沢賢治の研究をしていて,宮沢賢治の弟の清六さんが来られて,いっしょに柳川の川下りをしたときの写真(私は中学生だった)ですね↓.

 こうして,当時の父親を見てみると,やっぱり,私とは,似てませんよね.年齢的には,まだ40くらいだと思いますが,見事な禿げ頭だし(すみません).あとは,(私はそんなに意識したことはないですがこうして見てみると)母親が美人ですよねー.

 これは,高校(修猷)に入って,クラブ(ブラス)のパート別の写真ですね↓.松尾さん,このときは,まだクラリネットだったんですね.

 これ↓は,確か高校のときに家族で曲淵(福岡の南の方で,3番線の終着)に行った時の写真なんですが,当時の(めっちゃ生意気な)私の感じがよくわかる(笑)んで,載せました.こういう奴いますよね(笑).

 ここでも書きましたが,高校2年でクラスで劇をしたときの写真↓.真ん中で座って見上げている女の子(Y永さん)がとにかくすごい美人でした.右端にいる中島が(じゃんけんで負けて)主役だったんですが,途中でセリフ忘れやがって,袖まで堂々と確認しに行って,爆笑をかっさらって行きました(笑).

 大運動会のピラミッド↓.私は下の方にいるんですが,ほんとめっちゃきつかったです...

 100m走(一応,体育の授業でタイムが上位者だけが出場する)で何とか一番でゴールしたときの様子↓.結果的に,その年,自分がいた白ブロックが優勝したんですが,最後のスウェーデンリレー(は,だいたい陸上部が走る)で大逆転して1点差の優勝だったので,私が稼いだポイントが貢献したのでした(自慢).

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 父は,その分野では,かなり著名だったので,試しに彼の名前(境忠一)で検索してみたんですが,もう亡くなって40年近くになるんですが,いろいろ出て来ました.Amazonでも彼の著作物が(いまだに)いろいろ売られているようです.去年のピアノプロジェだったか,T久先生が宮沢賢治関係で父の名前を見たと言ってましたからね.直接見られるものとしては,竹下先生による追悼文を見つけました.

 この中に「どえらいこと」と書いてあるのですが,竹下先生は,永遠の謎と言っておられますが,私には何となくわかります(多分,母も妹も).父は,そういうことを私達家族によく話してましたからね.それが何かは秘密(笑)ですが,父には,そういう「野心」のようなものがあったと思います.そういう意味でも,父と私は似てないですね(笑).

 でも,野心って何でしょうね? 私には野心はないと書きましたが,地震動の性質と建物被害の関係には,究極まで迫りたいと思ってますが,それって野心じゃない?

 少し世俗的なこととしては,一時期は,震度を変えたいと本気で思ってました.でも,それは,震度を変えた(正確には,昔のあるべき震度に(プログラムベースで)戻した)人間として名を残したい,なんてことではなくて,単純にそうあるべきものをそうあるべきものにしたいというだけの話なんですけどね.

 でも,今となっては,そういうこともどうでもいいと言うと語弊はありますが,(もちろん,協力してくれと言われれば,喜んで協力しますが)何か(研究ではなく,そういう社会システムを変えることが)私が(しゃしゃり出て)やることじゃないかな,という感じなんですよね.歳をとってきたというよりは,いろいろ達観して来たという感じでしょうか(震度を変えようといろいろ頑張ってた頃は,若かったなーって感じ(笑)).

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 あと,彼の仕事関係で,今でもよく憶えているのは,九大の花田俊典先生のことです.彼は,父の弟子だったんですが(当時は,確か,福岡女子大の先生.小学校と高校で同級だったUちゃんが彼の研究室だと言ってた),父が亡くなった後も,時々,家に遊びに来て,私に父のことを話してくれました.内容としては,君のお父さんは,ほんとにすごい人だったんだよというようなことだったんですが,確かお正月のとき,何かの対談の記事を指して,私ももっと偉くなって君も偉くなったら私とこんな感じで対談しようとか言ってくれたのを憶えています.

 でも,彼は,10年ほど前に突然亡くなってしまいました.まだ,若かったと思いますが,上のリンクを見ると54歳なので,今の私と同い年ですね.父の弟子の花田先生と赤塚先生(に何かの機会でいただいた絵が先日の引越の時出てきました)とは,ずっと年賀状のやりとりは,続いていたのですが,花田先生もご存命なら66.赤塚先生はもうちょっと上だったと思うので,父のお弟子さんだった人達も,もうそういう年齢なんだなということですね.

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