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8/1'12
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 全然やらないとか書いたら,昨日寝る前にちろっとやっていました.藤井・垣岩の女子ダブルスだったんですが,だめだめでしたね.全然動けてないし,ショットにスピードがなくて前の甘い球を決めに行っても全部拾われてました.最後の方なんか対戦相手が上げて打たされてたような感じでしたからね.あれじゃあどうしようもないです.あんなもんじゃないでしょう.どうしちゃったんですかね?

 でも既に2勝していたので何とか1次リーグは勝ち上がったようです.池田・潮田はだめだったみたいですね.残念.いい(やりやすい)リーグに入ったとか言うから...

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 どこかの番組で日本の現在のメダル数が第3位とか言ってました.でも,銅をいくつとっても金1つにはかないませんから,実際は,全然違います(ほんと?のランキングは,今のところ11位.でもそもそもこのランキングというのも水泳では1人で何個も金メダル獲れるのにサッカーでは,登録18人で1つというのも変).これも視聴率を稼ぐのに必死ということでしょうか.

 

 でも更に見方を変えれば,どこかの国のように金メダルを獲れそうなところに国家をあげて注力するということではなく,スポーツの素晴らしさに多くの人が魅入られてそれに取り組み,裾野が広がって結果としてメダル数が増えるというのがあるべき姿でしょうから,これでいい(と思えばいい)とも言えます.

 でもだからと言って,銅でもいいというのは,全然違います.スポーツ選手なら頂点を目指すのが当然でしょうし,メディアが視聴率を稼ぐために銅メダルおめでとうと騒ぐのも見ていてやっぱりみっともないです.

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01c
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 オリンピック見てると,圧倒的な強さで勝つ選手もいるんですが,多くのケースで結果はほんとに僅差です.つまり,もし負けても世界のトップを争えるところまで競技力を高められたということがすごいわけで,後は世界最高の舞台で競技できることを楽しめばいいんだと思います.

 勝負は時の運で,結果は結果でしかありません.戦国時代は,負ければ首を取られましたが,オリンピックで負けてもそんなことはありません(でも,無神経な誹謗中傷はやっぱりあるみたいです.つくづく有名にはなりたくないと思いますが,これは,スポーツという「種目」の特殊性ですね.研究者ならノーベル賞でも獲らない限り,そんなことはないですからね).

 だから,結果なんか気にすることないですよ.ほんと.

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01d
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 オリンピックのテニスはウィンブルドンで行われているんですが(でも今年のウィンブルドンは先日終わったので芝はもう相当痛んでる.つまり,オリンピックよりウィンブルドンの方が格上ということ),そう言えばバドミントンは,(バドミントンという競技にとってオリンピックより権威のある)全英が行われてきたウェンブリー・アリーナで行われています(ラケットショップのウェンブレーというのはそこからとってるらしい).ロンドンオリンピックっていうと,ロンドンでオリンピックやるというだけでなくて,そういうところもあるわけです.やっぱりすごいですね.

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01e
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 オリンピックに限らず,選手がよく,自分だけの力じゃない,応援してくれる人達のおかげと言っています.まあ,ほとんどは,そう言うことになってる(監督にそう言えと言われている),中にはいかにも判を押したようにそう言ってるだけという選手も多いですが,時々,ほんとにそう思ってるような気がするときがあります.というか,ほんとにそう思ってる選手もいるでしょう.

 もちろん,ほんとにそうだし,そう思えることはとても大事なことですが,話をきいていると,自分のためにはもうなかなか頑張れなくなっていて,応援してくれる人のためと考えて頑張っていて,モチベーションのコントロールに苦しんでるのがわかる選手もいます.

 これも既に何回か書きましたが,私も若い頃は,わがままに自分勝手に自分のために頑張れたのですが,いつからか,多分30を過ぎたくらいから,自分のためというだけでは頑張れなくなりました.そして,年を追う毎にどんどんそうなってるような気がします.

 最近何度か書いているように,私が社会から必要とされるのなら頑張るけど,そうでないのなら,別にもういいかなという感じですし,私のところで研究したい,研究活動を通して成長したいという学生が来れば,最大限のことをしますが,そうでなければ,それはそれで仕方ありません.

 仕事だけではなく何でもそうですね.考えてみたら,結婚したときにはもう30を過ぎていて,妻と結婚できたのも,彼女の方から声をかけてくれたからであって,私は,彼女のことは好きでしたが,自分から声をかけることはなかったと思います.彼女から声をかけられたときは,自分が好きな人から声をかけてもらったので,もちろん嬉しかったんですが,それだけではなく,彼女の思いに答えたかった,ということが大きかったかもしれません.

 でもなんで,人間歳をとるとそう思うようになるんでしょうか? これも(残念ながら)人類繁栄のプログラムなんでしょうね.つまり,老い先長くない人間より将来がある若い人のために行動するようにプログラムされてるんでしょう.スポーツ選手で若くしてもうそういう域?に達しているというのは,ある意味すごいことですが,それだけ頑張って来て疲れているという見方もできなくはありません.

 本能だから従うしかないような気もしますが,必要とされないからと言って,退屈でつまらない人生はやっぱり嫌ですし,実際に声をかけられるかどうかはともかく,私にもうそういう魅力がないとしたらやっぱり寂しいですよね.

 私自身が必要とされる人間であるべく,魅力ある人間であるべく,自分自身を磨くべしということなのでしょうが,自分のために頑張れないのですから,そこに最大にジレンマがあります.

 まあこれもなるようになるってことでしょうが,必要とされないとなると,やはり,退屈しのぎをして行くには,必要とされなくてもやることを早急に開拓,要は,自分を「退化」させる必要があります.歳をとるというのは,退化することでもありますから,これも自然の流れに従うということでしょうか.

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 北京のときのミスチルの曲は,悪くなかったのですが,今回のいきものがかりの曲は,そういう曲を気合いを入れて作ったというのはわかるのですが,いかにもという感じで耳に付いてしまう感じです(かかるとすぐ消す).そう言えば,民放のものは,全然聞かないですね(私が見てないだけ?).

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(世の中)

 これからのエネルギー政策を決めるために一般市民の意見を聞く公聴会みたいのをやってるみたいです.でも,サイレントメジャーという言葉がありますが,そりゃーこういうところに出てくるのなんか原発反対という「声のでかい」人ばかりでしょう.そもそも原発反対が正義であり,反対意見を言おうものなら東電の回し者というような状況というのが大問題です.

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8/2'12
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 「事件」が起こりましたね.ロンドンオリンピックバドミントンの女子ダブルスで故意に負けるという無気力試合(どこかできいた言葉だ)で世界ランク1位の中国ペアなど4ペアが失格になったとのことです(おそらく中国ペア以外は対戦相手として巻き込まれた).ちらっと映像を見ただけですが,ショートサービスをわざとネットにかける,つまり,全くラリーをしないという非常に露骨なものでした.これもラリーポイントになった弊害の1つですかね.サーブ権をもってないと得点できなければ,そんなことしてたら永遠に試合が終わりませんからね.

 でも,野球に敬遠があるようにそれも戦い方の1つだという意見もあると思うのですが,一人のバッターではなく試合全体を放棄したわけですから,試合を観てる観客からしたら一体何をやってるんだということになるでしょう.監督が引き分けで2位通過を指示したと監督自身が発言した日本女子サッカーも問題になるかもしれませんが,あれほど露骨なものではありませんでした(でも監督は余計なことをしゃべって,しまったと思ってるでしょうね).

 勝つためには手段を選ばないということなんでしょうが,そもそも何のためにオリンピックやってるのか,スポーツやってるのか,という本質的なことが全然わかってません.ずっと前からそうですが,いい加減気づいたらどうでしょうか.

 でもこれで藤井・垣岩にチャンスが出てきたということになりますね(もう格上は世界ランク2位の中国ペアだけで,それも反対の山.つまり,順当なら決勝まで行ける).準々決勝も勝ったみたいです.調子は戻ったんでしょうか(ちゃんと中継しないから観れない).ていうか,もしかしたら,このときもそういうことだった? だとしたら,それはそれですごいことです.そう,わざと負けるとしても絶対にわからないようにやるべきですし,口が裂けてもわざと負けたと言ってはいけません.

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 大本命の男子体操の内村さんは,金メダル獲れてよかったですが(団体は残念でしたが,すんなり獲れるよりはいい経験になったのでは?),全体の成績は,相変わらず想定通り?でぱっとしません.「ブロンズコレクター」という言葉がありますが,まさにそうなってる感じですね.見方を変えると,銅獲ったくらいじゃもう全然目立たない感じです.

 期待された?男子柔道も未だに金はありません.でも監督の篠原さんがめっちゃい怖い感じ(^^;で,3年前に既に書きましたが,今の選手達ってこんな前時代的?なやり方で付いてくるというか,やる気になるんでしょうか? なんかプレッシャーでがちがちになってるような気がします.むしろ,外国選手の方が,のびのび競技していて,観ていて気持ちいいです.

 前人未踏の3連覇を狙った北島さんも残念でした.平井さんの元を離れて自分のやり方でやってきたということですが,結局,高橋尚子さんと同じようなことになってしまいました.やっぱり,勝つためには,「体を売」らないといけないのでしょうか?

 私の答えはもちろんNoです.つまり,これでよかったと思います.この4年間,競技はもちろん,モチベーションの高め方とか自分でいろいろ考えて大変だったと思いますが,それこそがスポーツをやる意味でしょう.

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 今年も大活躍の日傘ですが,突然なくなりました(早速注文したが,予想通り注文殺到で配送が遅れるとのこと).多分どこかに忘れたと思うのですが,朝出かけるとき,鞄から出して使って,バスに乗るときに鞄にしまうので,どこかで置き忘れるという状況が想定できないんですよ.ですから,「なくした」というより「突然消えた」という感じです(昨日の大学説明会で実験棟に行くとき使ったような気もするがどうしても思い出せない).

 財布を落としたときは,鞄のファスナーを閉め忘れた(でも2回も閉め忘れたのは問題.でもその後は一度もそういうことはない)ということだったんですが,それ以外に特に何というわけではないのですが,今までだとありえないことがぽつぽつと起こるようになってきました.早く「準備」をしないとまずいかもしれませんね.

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 女子シングルの佐藤冴香さんは,ほんとに残念でした.メディアでは,負傷した足を引きずって頑張った,会場からも拍手が沸き起こった,宮城出身ということで被災地の人達にも勇気を与えた,なんて言ってますが,そんなことじゃないでしょう.オリンピックという最高の舞台で勝ち上がってきて,更に勝ち上がる千載一遇のチャンスを前にして,不慮の怪我でプレーできなくなってしまったら,そりゃー足引きずっても何やっても食らいつきますよ.その時の彼女の気持ちを思うと,ほんと胸が痛みます.怪我を治してまた頑張って欲しいです.

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[あきらめ切れない]
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 最近,歳をとったとか必要とされなければ頑張れないとかぐだぐだ書いてて,ほんとみっともないと思うんですが,やっぱり,まだあきらめ切れないんだと思います.例えば,歳をとったと歳をとった書いておきながら,そういうことをまだ全然受け入れられない,頑張ればまだ何とかなると思ってる.実際,私の中の感覚としては,まだ30代のままなんですよ.

 先日,練習前にI坂君とかO形君とかと話をしていて,いくつかときくので,もう50になったと言ったら,とても50の動きじゃないですよねー,とか言ってくれたんですが,そんなことは当たり前の話で(だってまだ感覚としては30代なんですから),嬉しくとも何ともありませんし,むしろ,慰められてるような情けない気持ちになります.

 仕事(研究)だってまだまだがんがんやりたい.でも,歳をとったということでそうでない仕事がどんどん回ってきて追い込まれて来ている,でもあきらめ切れないということなんだと思います.

 別にバドミントンや仕事に限らず,何でもそうです.そして,あきらめ切れないのが単に歳をとるとかそれに伴う状況の変化とかそういうことではなく,何かわからないけどあきらめ切れない,その何かもまだよくわからないという,何とも言えない心の葛藤のようなものがあるのです.

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02e
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 やっと?藤井・垣岩のダブルス(準々決)をやってました.でも録画です.今晩,準決みたいですけどやるのかな? 佐々木のシングルもやってくんないかな.

 いい試合でした.会心の勝利じゃないですかね.やっぱり,ダブルスはレシーブだなー.これもどこかで書きましたが,球の8割はセンターに集まっていて,決めるときにサイドをうまく使っています.つまり,こういうトップレベルの試合ほど基本に忠実ということです.

 テレビで藤井さんは23とか言ってましたから,住田とか奥井の1つ上ですかね.てことは,田崎や佐々木と同い年ってことかな.ていうか,佐々木は高校の同期? 5年くらい前,スカパーで国内の試合を観てたことがあったんですが,そのとき藤井さんが樽野さんにインターハイ決勝で勝ったのを憶えていて,イメージとしては,シングルなんですが,そのときからこのペアでダブル組んでやってるんですね.

 垣岩さんは,藤井・垣岩が活躍するようになってからしかわからないのですが,確か柴村がインカレ団体の決勝の最後の1本で勝った相手が垣岩真未さんだったと思います.姉妹ですかね? バドミントン界ってどういうわけか兄弟とか姉妹がとても多いですからね.

 でも,これも何度も同じこと書いてますが,バドミントンってテレビで観るとなんでこんなに迫力がないんでしょうか.時々,上からではなく,フロア目線の映像も入るんですが,それでも今一です.もし,コートサイドにいたら,バドミントンやったことない人だったら,怖くて立ってられないほどの迫力だし,あのスピードの球を返せるというのがほとんど奇跡みたいに見えると思いますよ.

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 佐々木のシングルもやってました.いやーすごい.ネット前でのものすごいデセプションのかけ合いと後からの打ち合いですね.繋ぎ玉はドロップでクリアなんかほとんど打ちません.なんかあれだけ広いコートで卓球やってるみたいです.

 佐々木がひょっとしたらひょっとするんじゃないかと書いてから大分経ちますが,ついにここまで来ましたね.次は,いよいよリンダンです.一度勝ったことがあるみたいだし,やってくれませんかね.

 時間を見たら,佐々木のシングルが1:45で藤井・垣岩が2:30かー.ていうか,中継やるのかな?

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8/3'12
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 起きてたら観ようと思って,テレビを付けたまま寝ていたのですが,やっぱり寝ちゃいました(自然の流れに従う(^^;).でもふと目を覚ますとちょうど藤井垣岩のファイナルの最後の方でした.夢うつつでしたが,勝ったことは確認し,テレビを消してまた寝ました(^^;.

 今朝起きて,ざっとですが一応一通り観ました.動きが固くて,正直内容は,あまりよくなかったのですが,日本バドミントン界史上初の快挙ですからそうなるのも仕方ないかもしれませんね.でもほんとよかったです.ここで負けたらほんと千載一遇のチャンスを逃すことになってしまいますからね.

 でも,藤井垣岩は,確かに世界ランク上位なんですが,プレーを観てるとこのくらいのダブルスは,日本国内にまだまだいると思います.去年の総合ではベスト4止まりですし,準々決で当たった脇田のところとは,ファイナルです.実際,観てて(贔屓目もあるでしょうが)脇田の方がうわっすげーというプレーを見せてくれます.要は,外国勢に強いということなんでしょうか.でも,指定選手になって海外に派遣されなければ,ポイントは貯まりませんから,なんだかなーという感じもしてしまいます.早坂や脇田も学生時代は全日本の合宿とかに呼ばれてましたが,やっぱり将来のある若手優先ってことですかね.

 佐々木のシングルは残念でした.1ゲーム獲ってファイナルまで行きましたし,チャンスはあったと思うのですが,やっぱり,力の差を感じてしまいました.でも相手は世界ランク1位のリンダン(いつの間にかリンタンて言われてるんですが,突然アルゲリッチじゃなくてアルヘリチって言われてもって感じ)ですし,パフォーマンスとしては,藤井垣岩より力は出せたと思います.ていうか,よくここまで来た,強くなったと思います.すごいです.

 でも解説の銭谷さん(だと思うけど),気持ちが入るのはわかるんですが,いいですねー.ナイスショット.ここ勝負所ですよ.気持ちが大事ですよ,とかじゃなくて(^^;,もうちょっと技術的な解説してくんないですかねー.

 藤井垣岩は,確かに日本バドミントン界初(と言っても1992年以降だけど)のオリンピックメダル獲得なんですが,今のところは,まだ「事件」発生による棚ぼたなので,決勝で勝って金獲るくらいのつもりでやって欲しいです.

 バドミントン以外では,競泳なんかもメダルたくさん獲ってて,金銀銅合わせた数はすごいとメディアは盛り上げるのに必死なんですが,なかなか金は獲れませんねー.男子柔道は,とうとうソウルと同じ状況になってしまいました.

 これは全体的な印象ですが,みんないい子でおとなしいというか,がつがつした感じがあんまりしません.今思えば,ソウルで金獲った鈴木大地さんとか,作戦があるらしいが何かときかれて,秘密!と吐き捨てるように言って,いけ好かない奴という感じでしたが,そのくらいでないとだめなのかもしれませんね.

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03b
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 あきらめ切れないんですが,もうあきらめてもいい歳にも,あきらめても大丈夫な状況にもなってきたというのが厄介なんでしょうね.まだ若かったら,20代,30代なら当たり前ですが,少なくとも40代前半だったら,まだ全然あきらめられない歳だし,そもそもあきらめたら食べていけません.でも50になると途端に変わる.

 ここであきらめてももう何とか食べては行けるし,そこそこやってきたという思いもある.それは,もちろん,40代で頑張って来たからだと思うのですが,たった10年でこんなに状況が変わるとは思いませんでした.

 でもここであきらめることもできるんですが,そうすれば,これから長く退屈でつまらない人生を送ることになるのは間違いありません.だから,あきらめられるけどあきらめ切れないということかもしれません.

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 男子柔道ですが,あっさり負けて,史上初の金メダル0となりました.同じ状況になったソウルの時は,最後は,絶対王者の斉藤仁さんでしたから,当時とは全然違いますよね.

 前時代的なやり方というのもあるかもしれませんが,柔道がそれだけ世界に広まって裾野が広がったってことじゃないですかね.ウィンブルドン現象という言葉がありますが,ウィンブルドンでのイギリス人優勝者は,戦前のフレッド・ペリー以来出ていません.サッカーだってラグビーだってバドミントンだって似たようなもんです.

 実際,ちらちら見てるだけですが,日本人選手が圧倒的な力をもっているのにプレッシャーに負けて勝てないというよりは,弱くて(失礼)勝てないって感じです.

 要は,柔道を見て,私もやってみたいという人がどのくらいいるかってことですよね.そういう意味では,日本では柔道はどちらかと言うとマイナーなスポーツだし,ヨーロッパでの方が人気があると思いますよ.だから,結果もそうなるのが自然で,だから別にこれでいいというか,仕方ないってことでしょう.

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8/4'12
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 回を追うごとに私の中に占める比重が小さくなってるオリンピックですが,今回は結構見てます.もちろん,そんなに見てるわけではないですが(例えば,夜は普通に寝る(^^;),少なくとも前回の北京よりは見てますかね.だから,底を打った,というくらいでしょうか.

 私のオリンピックの記憶は,もちろん東京はなくて(^^;,メキシコも全く記憶にないですが,ミュンヘンから記憶があって,選手村で武装事件が起こったこと,田口さんの水泳平泳ぎ,男子バレーの金メダルは憶えています.体操の塚原さん(もちろんお父さんの方)の月面宙返りは生で見ていましたが衝撃でした.モントリオールは,やっぱりコマネチですかねー.女子バレーが金を獲ったのですが,あまり憶えていません.

 モスクワは,日本はボイコットしたのですが,当時絶頂期だった柔道の山下さんが涙ながらに訴えていたのは憶えています.次のロサンゼルスは,大学生だったのですが,一番見ましたね.もう大学生なのでいろいろ憶えているのですが(当たり前),当時絶頂期にあったマラソンの瀬古さんが途中で遅れ始めたのにがっかりしたのを憶えています.

 次がソウルで日本勢は,不振というか,この辺から韓国の大躍進が始まって,メダル獲得数で韓国に抜かれたというのもショックでしたし(そんなことでショックを受けるなんてまだまだ子供ですね),日本に来てる韓国人の留学生は,みんないい奴ばっかりなのに,テレビに映る韓国の人達はみんな日本に対して敵対心むき出しで,とてもショックでした.

 次のバルセロナは,マドリードでWCEEがあったので,オリンピック開催1,2週間前くらいにバルセロナにも行ったのですが,オリンピックが開かれるという雰囲気じゃ全然ないのでびっくりしました.次がアトランタ,シドニー,アテネ,北京,そして,今回のロンドンですね.

 ちょっと昔話というか,余計なことを書きましたが,要は,私の中では,ロサンゼルスの時がピークで,ここ数回は,私の中に占める比重がどんどん小さくなってるんですが,今回は,結構見ていてなんでかなーと思ってるわけです.

 1つは「退化」させることも必要?ということで?,インプットすることも楽しもうとしてるってところはあるかもしれません.あとは,単純にやっぱり面白いじゃん,てこともあります.

 オリンピックというと4年に一度のお祭り的なところもあるのですが,世界選手権とともに世界最高レベルの競技が見られる貴重な機会であることに間違いありません.特に普段はあまり注目されないマイナーな競技も見られます(でも地上波だと日本人有力選手が入ってないとちょっと厳しい).だから,単純に楽しめるものは楽しめばいいってことなんでしょうが,もちろん,インプットするたけではつまらないですから,アウトプット,即ち,スポーツは観るものではなくするものということに変わりはありません.

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04b
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 藤井垣岩よくやったと思います.第2ゲームの終盤のあの状況で中国ペアがミスするまでミスなくラリーが続けられるのは,やっぱりすごいです.ここまで来れたのは,確かに「棚ぼた」だったんですが,オリンピックの決勝であれだけいい試合ができたんですから,堂々と銀メダルもらっていいと思います.おめでとう!

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8/5'12
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 オリンピックでメダル獲得という日本バドミントン界史上初の快挙ということなんですが,それは確かにそうですが,例えば,女子サッカーのように日本の競技レベルがこれまでの人達の努力によって積み上げられてきて,それがここまで来た,つまり,日本のバドミントン競技のレベルの世界の中での相対的位置が今一番高いのかというと,全然違います.というのは,日本の女子は既に世界を何度も制していて,一番強かったのは,1970年代だったからです.

 オリンピックでバドミントン競技が始まったのは,1992年のバルセロナからで,それまでは,全英選手権が最も権威ある世界大会でしたし,それは,今でも変わりません.そして,その全英を制した女子選手は,湯木博恵,竹中悦子など何人もいますし,このとき,国別団体戦のユーバー杯でも何度も世界一になっています.

 でも,そんなこと,一般の人は知りませんよね.知ってることと言えば(少し古い(^^;人なら),湯木博恵さんが演歌歌手の新沼謙治さんと結婚されたってことでしょうか.そのことすら,忘れ去られてた感じですが,昨年,湯木さんは亡くなったので,その時,新沼謙治さんが出てこられて少し話題になっていました.

 その全英を湯木さんはシングルを4回制されていて,当時は圧倒的王者だったと言えるでしょう.竹中さん(後の栂野尾さん)もシングルを獲られて(阿部先生の退官記念パーディに来られていて,確かそのときの決勝のラリーを今でも全て憶えておられるという話をされて驚きました),ダブルスは相沢マチ子さんなどと組んでこれも4回制されています.

 でもやっぱりそんなこと一般の人は知るよしもないですよね.私も(これもどこかで書きましたが)日本でユーバー杯が開催されて優勝したのは憶えていますが,それ以外は,まだバドミントンを始める前だったので,当時は全然知りませんでした.

 実は,最も権威ある全英ですが,最近でも一昨年,男子シングルの田児さん(はここでも書きました),昨年,女子シングルの廣瀬さん,そして,藤井垣岩組も準優勝しているんですよ.でも,ほとんど知られていない.

 だから,やっぱり,オリンピックって特別なのかなあと思うわけなんですが,何が特別かというと,(これも何度も書きましたが),単にテレビで一斉に中継されて注目されるってだけのことです.でも,真の価値が注目されるかされないかで変わるわけはありません.

 言い方を変えると,注目されなくても価値がある,ということがある世界こそが価値があるのではないかと思うのです.例えば,テレビ番組の視聴率とか,CDや本が売れる売れないということだけでしか評価されないとしたら,それは,残念ながら,大したことないってことです.だって(これも何度も書いてますが),評価しているのは,一般の人,つまり,ド素人ですからね.そんな人達に,真に価値あることがわかるわけありません.

 だから,バドミントンが注目される(でも今回は,藤井垣岩の銀メダルというよりは,無気力試合の方が話題になってしまってるか)というのは,悪いことじゃないんですけど,そういうことが第一義になることはないし,選手達には,注目されようがされまいが,やはり,真に価値あることを目指して欲しいと思うのです.

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05b
[我慢]
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 昨日の女子ダブルス決勝もそうだったのですが,藤井垣岩組は,とにかく我慢して相手の球を繋いでミスを誘う,チャンスをうかがうという戦い方をしていたと思います.これは,まさに私のプレースタイルでもあります.

 でも「我慢」って言葉からどういうことを連想しますか? 苦しいけど我慢する,耐えるって感じ? 一般的にはそうかもしれません.でも「我慢」している方としては,全然違います.感覚としては,「我慢」するのが楽しいんですよ.

 先日の東京都教職員の試合でも,木内先生が何度もここは我慢しましょうと声をかけてくださいましたが,私としては,それなら任せてちょーだいってなもんです.昨日の藤井垣岩組を見ていても対戦相手とは対照的に「我慢」しているのが楽しそうに見えました.

 こういうこと言うと,真面目だね−,努力家だねー,根性あるねーとか言う人が多いと思うんですが,本人としては,楽しいから楽しいことやってるだけの話なんです.実際,(私は)やりたくないことはやらないし,我慢できないことは,全然我慢できませんからね(怠け者).

 だって,バドミントンしたいからバドミントンしてるんですよね(したくなきゃやめればいい).バドミントンというのは,何かというとラリーです.もし,ものすごいスマッシュをもっていて,スマッシュ一発で決まったらラリーにならなくてつまんなくないですか? ラリーがあるから,その中でショットを組み立てて行くのが楽しい.

 だから,そういうのは,「我慢」とは,言わないんでしょうね.これも何度も書いていますが,言葉の限界を感じますね.売れない漫画を書き続けるのも(漫画を書きたいのなら)我慢じゃないし,マラソン走るのも同じでしょう.

 つまり,やること探し,やりたいこと探しというのは,「我慢」できることを探すということかもしれません.我慢せずにできることなんてたかが知れてますし,ましてや(評価の結果としてお金がもらえる)仕事になんかならないですよ.

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05c
[メダルラッシュ]
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 前回北京の金メダル9個も危なくなってきて,15〜18個の金メダルを獲得して国別金メダル順位で5位が目標だったJOCは,白旗を揚げたようです.でも,これからも視聴率を稼がなければならないメディアは,そういうわけにもいかず,メダルラッシュという便利な用語を連発し,メダル総数という新しい指標?を持ち出す始末です.

 「一番じゃなきゃだめですか? 二位じゃダメなんですか?」

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8/6'12
[原子力]
(世の中)

 今日は,広島に原爆が投下された日です.言うまでもなく,核兵器にとどまらず,武器が人の命に向けられることはあってはならないことですが,首相が式典で「反核と脱原発を連携して」というようなことを言ったようです.それを支持する新聞の社説もたくさんありますし,3.11の原発事故以降もそういうことを言う「平和主義者」がたくさんいます.

 でも,原発などの原子力の平和利用と核兵器は全然違います.原子力を使うことが「悪」ということになるなら,銃に火薬を使うという理由で花火を禁止にしなければなりませんし,兵器を動かす電気や石油などのエネルギーも全てだめということになります.水爆に転用できるという理由で核融合の研究もできないことになりますし,人を殺傷できるという理由で,料理に包丁を使用することもできなくなるでしょう.

 一体どうなってるのでしょうか? みんなちゃんと考えてますか? 原子力というのは,電気や石油,ガスなどと同様,単なるエネルギーの一形態に過ぎないものです.

 3.11の原発事故のようなことも二度と繰り返してはなりません.でも,だから原発をやめるという論理だと,自動車事故や航空機事故が起これば,自動車も航空機も廃止しなくてはなりません.どうして,3.11の失敗を活かして,原発を安全なものにしようという考えが出てこないのでしょうか.日本の技術は,既に世界のトップレベルにあり,原発という施設も既にあります.新エネルギー開発をやるのは,別に構いませんが,そんなの何十年かかるかわからないし,そんなことより原発を安全にする方が遥かに効率がいいのは,明らかでしょう.そもそも,一度失敗したら廃止では,新技術なんか育つわけありません.

 私の周りのちゃんと考えている人達と話をすると,だいたい同じようなことを言われます.もちろん,いろんな考えがあるのは当然で,それでも原発はやめるという考えの人がいるのはわかりますが,メディアで流れてくるのは,脱原発ばかりです.一体どうなってるんでしょうか? 東電を叩けば視聴率が獲れる? 何かを企んでる人間がメディアを使い,世論を洗脳して何かしようとしている? 政治家がそれに乗っかり,選挙目当てで反核に無理矢理結びつけて脱原発と言ってどうするんですか? みんなちゃんと自分の頭で考えましょうよ.

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8/8'12
[一番じゃなきゃだめですか? 二位じゃダメなんですか?]
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 メディアは,メダルラッシュとはやし立てますが,なかなか金が獲れませんねー.国別メダル獲得ランキングを見ると,とうとう20位まで落ち込みました.

 

 ブロンズコレクターという言葉を紹介しましたが,シルバーコレクターになってる感もあります.ここまでの金2つを見ると,ほんとに鉄板といわれたものしか獲れてない感じですが,獲れるかもしれないというレベルで実際に獲れると考える方がどうかしてます.

 メディアは,メダルラッシュという便利な言葉を連発し,メダル総数という新しい指標?を持ち出す始末で,視聴率稼ぐのに必死でほんとみっともないと思うのですが,そもそも「一番じゃなきゃだめですか? 二位じゃダメなんで」しょうか?

 何度も書いているように,スポーツには,勝者と敗者があり,1番以外は敗者というとても厳しい世界ですから,スポーツ選手である以上は1位を目指すのが当たり前でしょう.そして,それは,スパコンでも何でも同じです.でも,オリンピックに出ている選手は,そのほとんどがそれぞれの国で1位であるからオリンピックに来ているのであって,その時点でもう勝者なわけです.

 しかしながら,オリンピックに来れば,上には上がいますし,当然のことながら,オリンピックに出ている全ての選手が1位になれるわけではありませんし,どんな奇跡が起こっても1位にはなれない選手がほとんどでしょう.ですから,そういう選手が2位や3位になれば,それはもう嬉しいと思いますし,競技しているのは,その人個人(団体)ですので,それぞれの力が発揮できさえすれば,勝負は時の運なのですし,結果なんか気にする必要はないと思います.

 いつもの力が発揮できなかったら悔しいと思いますが,それも含めた競技力ですし,実力が発揮できたのなら,1回戦負けでも予選敗退でもそれが実力なので仕方ありません.でも,それでも,日本では(ほぼ)1位なわけで,他の全ての日本人より競技力は上なわけですから,結果が振るわなくても日本に帰ってとやかく言われる筋合いのものではないでしょう.

 でも,日本の競技力のレベルが低いということにはなります.そして,今の結果(メダル獲得数)がそれを示しているわけです.つまり,2位3位レベルの競技はたくさんあるが,世界の1位のものは,非常に少ないということは,正直に認めるべきでしょう.それをメダルラッシュとか総メダル獲得数とか目先を変えて大喜びするのは,やっぱりみっともないと思います.

 でも,これも何度も書いていますが,これでいい,世界の20番でもいいと思えば,それでいいというだけの話です.メディアは,日本中がオリンピックで盛り上がっているという報道ですが,スポーツになんか興味がない人もたくさんいるでしょうし,そんなものに力を入れるくらいなら,消費税増税やめてくれと思ってる人もいるでしょう.

 まだ競技は続きますし,最終的にはどうなるかはわかりませんが,競技が終わって視聴率を獲る必要がなくなったメディアがどういう報道をするのか,ちょっと注目しています.

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8/9'12
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 女子レスリングやりましたね(でも準決までは,ささっとあっと言う間にやったので見たけど,決勝は見てない(^^;).伊調さんは鉄板でしたが,坂本さん(今は小原になってるが,私の中のイメージはやっぱり坂本),ここまでほんとに長い道のりでしたから,ほんとによかったです.

 女子レスリングの悲劇のヒロインと言えば,山本姉妹で,その陰に隠れてた?ような感じですが,坂本姉妹もまさにそうでした.メディアでも言っていますが,坂本さんは,51kg級で世界選手権を何度も獲ってますが,オリンピックにこの階級がなく,妹の真喜子さんが48kg級にいたので,階級を上げて55kg級で圧倒的女王の吉田さんに跳ね返されました.

 今回は,妹の真喜子さんが引退したので(坂本自身もその前に引退していた)48kgに階級を下げてオリンピック出場となったのですが,もともと51kgにいて,オリンピックでは55kgに階級を上げていた選手が48kgに降りてきたら,そりゃー強いですよね.体格的には,坂本姉妹はそんなに変わらない感じなので,ここが本来の階級だったのかもしれません(優しいお姉さんですね).

 伊調さんは,ほんとに強いです.絶対女王の吉田さんの方が注目されてますが,吉田さんは,2回負けたところを見た(どちらもオリンピック前の団体戦)ことがあって,伊調さんは,負けたの見たことなかったんですが,やっぱり,この10年くらい負けてないみたいです.でも,前回までは,勝ち方を知ってるというか,内容よりは守りのレスリングだったと思うのですが,今回は(準決までしか見てないけど)とても積極的に攻めてるように見えました.

 でもやっぱりオリンピックって特別なんですかねー.坂本さんは,世界選手権を8回も獲っていて(それは,山本姉妹もそう),文句なしの世界一だし,それじゃだめなんでしょうか.

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8/10'12
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 女子レスリングの吉田さんは,さすがでしたが,女子サッカーは,惜しかったですね(でも,相変わらずいつもの時間に寝て,起きてから確認(^^;).でも,勝つ可能性は大いにあったと思いますが,力はやはりアメリカの方が上だったと思うので,納得の結果でもあります.というか,結果が全てですからね.

 女子レスリングで金3つと,一気にこれまでの2個から倍以上の獲得となりました.ランキング?も12位と急上昇です.

 

 でも,まだ競技が終わったわけではないですが,当初目標の15〜18個はおろか(今となっては夢のような数字ですね),下方修正した北京の9個も絶望的となりました.メディアでは,総メダル数で,ロサンゼルスを越えて史上2番目と言っていますが,本気でそう思ってるとしたらどうしようもないですね.

 ただ,既に書きましたが,これでいい,つまり,世界の12番目でもいいと思えばいいというだけの話です.私もメディアがあまりにはしゃぐので批判的なことを書いていますが,実際のところは,こんなもんじゃないのって感じです.実際,オリンピックにおける日本の金メダル数の推移を見ると,ソウル〜シドニーは,今回と似たようなもので,アテネ,北京がバブルだった?と見ることもできます.

 

 要は,ほんとは,12番目なのに,「総メダル数」では,5番目とか6番目とか自分達に都合のいいところだけを言っているのが見苦しい,メディアになんか洗脳されずにちゃんと自分の頭で考えましょう,ってことでしょうか.

 でも,世界の12番目というのは,どうなんですかね? 例えば,GDPは,世界3位ですし,人口,経済力,勤勉で他人を思いやる国民性,歴史や文化などを総合的に勘案すると(贔屓目もあるでしょうが),唯一の超大国アメリカやオリンピックでメダルを獲るために特別なことをしているいくつかの国を除けば,(オリンピックでメダルを獲るために特別なことなどせずに,つまり,スポーツが文化として国民の中で定着してトップアスリートが輩出される形で)トップクラス,例えば,イギリス(は開催地バブルもあるけど),ドイツ,フランス程度のところには,来るべきなんじゃないでしょうか.

 だとするならば,まず,今回の「惨敗」をまず正直に認めないといけないと思います.でも,(視聴率を獲るために)これだけはしゃいでおいてちゃんとそれができますかね? まあ,メディアが何と言おうと,スポーツ界がしっかりしてれば大丈夫だとは思いますけど.

 ただ,今回は,惨敗でしたけど,メダル数,即ち,2位3位が多かったということは,裾野が広がってきているとは言えると思います.ですから,ここから更に頑張れば,本来?のところに向かっていけるでしょう.

 でも,そもそも論ですが,オリンピックのメダル獲得数とかいうのは,あくまで結果に過ぎません.つまり,既に書きましたが,スポーツは文化とも言うべきもので,国威発揚とか国民が元気になるためにメダル数を増やすべきとか,ノーベル賞受賞者を増やすとか,そんなことはやめてください.そんなのは文化でもなんでもありません.スポーツや学問の素晴らしさに多くの人が魅入られてそれに取り組み,「結果として」メダル数やノーベル賞受賞者数が増える,ということでないと意味がありません

 更に,そもそも論ですが,既に何度も書きましたが国単位でどうこう言うのも,今更って感じです.でもこれは,当分,少なくとも世界の経済格差がなくなるまでは無理かなあ.

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8/11'12
[42]
(バスコレクション)

 ちょー久しぶりの「バスコレ」です.乗ったのはおとといくらいですかね.これもパープルバスなんですが,外見は普通の路線バスなのに,中は観光バスみたいになっていて,補助席もあります.

 でも,これもiPhoneで撮ったのですが,フォトストリームでは,うまく同期できませんでした.やっぱり,使えませんねー.でも,「パケホーダイ」なのでメールで送れば,SDカード抜き差しするよりは,遥かに楽ちんでしたので,まあこれでいいですかね.

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8/13'12
[全日本教職員於長野]
(バドミントン)

 全日本教職員が終わりました.出るのは,4年前の茨城開催のとき以来ですね.今年50代に上がった?ということで,40代に上がった?ときのように勝ち上がるチャンスだったはずなんですが...

 再三,このサイトで書いているように40くらいをピークに競技力はどんどん落ちてきています.もちろん,歳をとっているということもあるのですが,それは,みんな同じなので,同世代の中でどうなのか,ということです.そして,実感としては,同世代の中での相対的な位置もどんどん下がっていると思います.今回は,それを確かめる,そして,これからどうして行くか,という意味もあったと思います.

 去年あたりから,50に上がるときはチャンスだから,しっかり調整してと考えていたのですが,振り返ってみると,思うような準備は全然できませんでした.仕事が忙しいのは,みんな同じでしょうが,とにかく体調が悪く,週2回,社会人のクラブの練習に出るのがやっとでした.

 そうこうするうちに申込期限が近づいてきて,正直どうしようかとも思ったのですが,とにかく申し込みはしました.その後,常総の木内先生に関東教職員の試合に誘っていただいたりして,週2回の練習以外に,週に何回か体を動かすようにはしていました.でもそんな程度のことで全日本の試合を勝ち上がれるはずもありません.

 まず,今月始めにトーナメント表を見て,びっくりしました.なんで,こんなにたくさんいるの? 私の中の50代のトーナメント表のイメージの倍くらいいます.でも考えてみたら,40代だった人がそのまま50代に上がるわけなので,10年前の50代とはもう全然違うわけです.

 私が入った山は,幸いシード下ではなかったのですが,1,2回戦で当たる対戦相手を調べると,1回戦のK原さんは,2年前にダブルスでベスト4(今年も8),2回戦でおそらく当たるI城さんは,何度も上位に入っていて知ってる名前でした.でも40になったときは,シード下に入れられて,シード選手に勝って勝ち上がりましたから,勝ち上がるのなら,その時よりはチャンスはあったはずです.

 ただ,冷静に今の自分の力を考えてみると,10年前より同じ年代の中でも相対的位置が遥かに低下しているのは,認めざるを得ませんから,勝ち上がるというよりは,とにかく最初の試合に勝つことを考えました.ベスト8が目標だったのに,情けないことになったものです.

 相手は,ダブルスで実績がある人なので,スマッシュなんか打っていてはだめで,とにかく繋いで繋いで相手を動かして疲れさせてミスをさせるという私のプレースタイルで行けばチャンスはあると思いました.そして,そういうラリーの組み立てはできたと思います.実際,1ゲーム目はなんとかとることができました.でも...

 繋いで繋いで相手を疲れさせることはできたと思うのですが,私も疲れてしまいました...10年前は,自分より相手が先に疲れてくるのが目に見えてわかったのですが,今は,私の方が先に疲れてしまいます.つまり,墓穴を掘ってるんですね.40を過ぎてからずっとそんな感じです.2ゲーム目はとられ,ファイナルも結局21-19でとられてしまいました.つまり,50代に上がり,チャンスだったはずなのに1回戦負けという散々な結果になってしまったということです.

 試合が終わって,とにかく疲れたのと情けないのとでしばらく体育館の隅で動けませんでした.というか,なんでこんなに疲れるんだろう? 振り返ってみると,試合前から疲れていたような気がします.朝,中岡君と10分だけ基礎打ちをしたのですが,その時も既に疲れていました.いや,基礎打ち前から疲れていたような気もする.というか,普段から(別に何もしていないのに)とにかく疲れている.40代のときも同じような感じだったのですが,例えば,このときのように,もう1試合やらせてくれ,ではなく,もうこれ以上は,無理という感じでした.

 その後,茨城の吉澤先生や中岡君や筑波大OBの純平君の試合などがあったので,彼らの応援をしながら,50代の試合も観ていました.驚いたのは,とにかくそのレベルの高さです.こんなにレベル高かったかなー.でも,そう思うのは,私の競技力が低下してるってことなんでしょうね.

 これからどうするかですが,今はちょっと考えられないです.でも,このときのようにもうバドミントンをやめようとは,思わないです.つまり,全日本とかそんなレベルじゃなくて,地域のクラブの練習に出るだけってことでしょうか.それでも続けることはできると思います.だとすると,ひょっとしたら今回が最後の全日本になってしまったかもしれません.

 ただ,今回は,最低の成績に終わってしまったのですが,レベルの高さというか,どの位のレベルかもわかりましたし,どうすれば,そこまで,少なくともベスト8クラスの選手と対等にプレーできるところまで行けるかも何となくわかった気がします.問題は,それをやるのか,その気になるのか,ですね.

 というか,やっぱり,この体調の悪さを何とかするのが先決でしょう.でも,いろんなところでいくら検査をしてもらっても何も出てきません.これに関しては,いろいろ調べたり,試行錯誤もしているのですが,一向によくなりません.

 体が壊れる前に体調不良にして体を動かなくさせていると考えることもできるのですが,実際はなかなか休めませんし,休んだら回復するというわけでもありません.父親は私の今の歳のときには,もうこの世にいなかったので,生きているだけでも幸せと思わないといけないのでしょうが,こうも体が辛いと生きていくのもしんどいことです.

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13b
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 全日本教職員に行っていたら,いつの間にか(^^;オリンピックが終わってました(やぱり,スポーツは観るものではなくするものです).金メダルもいつの間にか2つ増えていて,最終的には,アテネを越える史上最多のメダル獲得数ということになったようです.

 

 でも,何度も書いているように,当初目標の15〜18個の金メダルはおろか,下方修正した北京の9個にも届かなかったので,惨敗だと私は思います.でも,一時期は,20位まで落ち込んでどうなることかということもありましたから,何とか格好はついた?という感じでしょうか.

 でもまあどっちにしろ,これでいいと思えばいい,ってことでしょう.冒頭でも書きましたが,スポーツは観るものではなくするものなので,基本的には,(私にとっては)どうでもいいというか,大した問題ではありません.

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8/15'12
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 その後のオリンピック報道ですが,特に変わりはありませんね.ということは,視聴率もあるでしょうが,それ以外に何か目的があったということでしょうか.オリンピックでメダルを獲って(でも実際は獲れてないんで目標を下げてごまかして)国威発揚なんて前時代的なことはいくらなんでもないだろと思いたいのですが,そうなんでしょうか?なんかほんとに50年前に戻ってしまった?

 なんでも,銀座でパレードをやるなんていう話も出ているようです.ほんとやめてくださいよ.利用される選手達が気の毒です.「銅メダル取って狂喜する、こんな馬鹿な国はないよ」と(まともなことを)言った東京都知事のI原さんも今回まさにそういうケースだったにもかかわらず,そういうことは言ってないみたいです.そっか,東京でオリンピックがやりたいんですね.もう何をかいわんやでしょうか.

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15b
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 どうにも体調がよくないです.こんな状態で無理矢理試合に出て,その疲れも出てるのかもしれません.でも,しばらくはバドミントンなんかする気にならん,ということもなくて,昨日は練習日だったので,普通?に練習に行きました.

 でも,そのとき脚を痛めていたことに気づいたのでした.既に痛めている右股関節ではなく,左の股関節なんですが,痛いというかはずれて力が入らないような感じです.で,すっかり忘れていたのですが,全日本教職員の試合が始まってすぐにそうなったのを思い出しました.そのときは,脚が痛いなんて思ってたら動けないので,無理矢理忘れて(意識の奥に押し込めて)やってたわけです.

 でも昨日は,試合じゃないんでそんなことまでするはずもなく,さすがに途中で切り上げてしばらく練習はお休みかと思ったのですが,股関節を曲げて軽くジャンプしてはずれた?関節をはめるようなことをラリーごとにやると何とかできたので,そのまま最後までやりました.

 まあこんな感じでちんたら?週2回の練習に出ることはできるとは思うんですが,これもそれでいいと思うかどうかということでしょうか.

 1つには,全日本に出るとかそこで勝ち上がるとか,そういうことには拘りはありません.私って,もともとそうなんですが,勝った負けたとか人と争うとかそういうのが嫌いというか面倒なんですよ.そして,歳をとって?ますますそうなってきました.ですから,最近は,試合に出るのもおっくうになってきましたし,実際,地域の大会も含めてほとんどそういうのには出ていません.

 スポーツをする目的は,試合に勝つことではなく,競技力の向上,そのための創意工夫という過程にあり,試合は,その成果を確認する場ということなんですが,バドミントンという競技は,対戦形式で行うものなので,成果は試合の結果という相対評価になってしまいます.バドミントンというスポーツは,社会人が仕事をしながら生活の一部として健康のためにではなく競技として続けていくのにとてもいいのですが,評価がゴルフのスコアや陸上や水泳のタイムのように相対評価ではなく絶対評価(自分の中での相対評価)だったら,よかったのにと思わないでもないです.

 ただ,ゴルフや陸上や水泳は一人でもできるというメリットもありますが,バドミントンは,一人ではできないということは,いろんな人と繋がるわけで,だからこそ,ここまで続けられたんだとも思います.週2回のクラブの練習が自分一人でやるものだったら,この体調不良の状態で,絶対に続かなかったと思います.だからこれについては,一長一短ということでしょうか.

 ただ,スポーツをする目的は,競技力の向上であって健康のためではないですから,だとすると,今のままでは,どうしようもないですね.ピアノでもバドミントンでもスキーでも何でもそうなんですが,自分の中で「このくらいはできるはず」というレベルが何となくあって,唯一バドミントンだけがそれに全然足りてないとは既に書きました.でもしんどい体にむち打ってまでトレーニングすることを厭うのであれば,それまでの話です.

 まあ,生来の怠け者の私としては,苦しいトレーニングを我慢してやるのではなく,そこも創意工夫で何とかしたいと思ってしまうのですが,体力勝負のバドミントンをするのですから,全くやらないというわけには行かないのは当然のことです.つまり,「我慢」できる方法を創意工夫するということでしょうか.でもやっぱり,この体調不良をまず何とかすることでしょうね.

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15c
[東京チカラめし]
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 関東教職員の試合の後,あまりに腹が減ったので,17時に門前仲町でガッツリ焼肉定食食ったんですが,そこの店というのが何か独特で,要は,まさしく「ガッツリ」食わせてくれる感じで,門前仲町には,こんな店あっていいなーと思ったのですが,チェーン店みたいです.なんでも,貧乏芸人御用達みたいで,牛丼なのに焼肉を食べた気分にさせてくれるということで,ここ数年で急速に広まってきたらしいです.調べてみると,既に結構ありますね.もちろん,つくばにはありませんけど.

 

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8/19'12
[危ない国]
(世の中)

 オリンピック騒ぎで世間?から忘れ去られていたプロ野球ですが,ライオンズがとうとう首位に立ちました(^^)/.開幕当初から交流戦前くらいまでずっと,昨年以上?のひどい状態だったんですが,わからないもんですねー.なんでも11ゲーム差をひっくり返したそうです.でも,今年のパリーグは,全体が団子なんでまだまだ全然わかりません.

 オリンピックメダリストの銀座パレードほんとにやるんですね.今回の「メダルラッシュ」騒ぎもそうですが,去年あたりからみょーな雰囲気を感じます.誰かがメディアを使って国民全体を「ある方向」にもって行こうとしているような感じです.

 メディアでは,日本全体がメダルラッシュに沸いているという報道ですが,ほんとにそうなら,やっぱり危ない国だなーと思いますね.実際は惨敗なのに「3位以上はみな同じ」と都合のいい解釈をして大勝利と喜ぶ様は,まるで戦時中の日本のようです.

 東京オリンピックやるんですかね? 虚構でも何でもいいから,元気になって浮かれて楽しくやった方がいいんでしょうか? バブルの崩壊から20数年ですが,バブル(とその崩壊)の周期と言われる30年まであと10年もないわけです.30年というのは,世代周期で,要は,「忘れる」ってことです.つまり,過去の苦い経験を忘れて(バブルの浮き世は憶えていても,その後の悲惨な状況は忘れてしまう),同じ過ちを繰り返す時期ってことですね.賢くないですねー.

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8/22'12
[曲名検索]
(音楽)

 街中とかテレビとかで音楽が聞こえてきて,これ何の曲だっけ?ということありますよね.そういうときのために,鼻歌で曲名サーチというのがあるんですが,鼻歌歌うのってやっぱりちょっと恥ずかしいですし(^^;,音声認識ソフトなどそれなりのアプリも必要です.

 で,多少音楽やったことがある人なら,音名の羅列くらいできるでしょうから,そういうサイトがあるんじゃないかと思って探してみたら,ありました(^^).鍵盤が出てきてピアノを「弾い」てもいいです(でもなぜか音源が鉄琴(^^;).

 

 それで,ここんとこ気になってたもので,仲間由紀恵さんと温水洋一さんが出てきて,禁煙治療に病院に行きましょうというCMがあるのですが↓

モーツァルトのピアノソナタというのはすぐわかりましたが,K(ケッヘル)いくつだったか思い出せず,早速(^^;検索してみました.原曲は,Bですが,C(移動ド)で言えば,「ソミドドファラシ」です.で,検索ボタンを押すと...見事!K.333の第3楽章が出てきました(^^).つまり,移動ドでも音の羅列でも(音の長さが全部同じでも)ちゃんと検索してくれるということです.結構使えると思うので,お試しください(^^;?

 でも,この曲,まだ小さい頃,ピアノの先生についていてレッスンでやったのに番号忘れるなんて,やっぱり歳ですね...CMの部分だけだとソナチネ?って感じなので,全曲(全楽章)版として内田光子さんのものを貼っておきます.

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22b
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(世の中)

 討論型世論調査とか何とかいうので,原発0が討論前より増えて半数近くとなり,パブリックコメントでは,80%以上が即時0で,国民が原発0を望んでいることがわかったとか何とか言ってました.そうなんですかね? 世論調査は,無作為に選ばれたようですが(でも討論に参加した人も無作為に選ばれたんでしょうか?),パブリックコメントは,「声がでかい人」というフィルタがかかってることは,明らかでしょう(⇔サイレントメジャー).

 ていうか,そもそも世論調査なんてやってどうするんでしょうか? また,いつかのように,メディアに誘導された市民感覚に従うってことですか? 単なるガス抜きなら,むしろわからないでもないですが,世論調査で政策を決めるというのなら,政治家なんか要らないとは,再三書いている通りです.

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8/25'12
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 まだまだ暑いですが,8月も終わりということで,またお祭りが始まりました.祭り自体は,昔からの伝統あるものではなく,わーっと並んだ出店も太鼓やお囃子もそういうのを請け負ってる業者がビジネスとしてやってる感じで,見て面白いものとは(私は)とても思えないんですが,ものすごい人の数だし,帰りのバスは,お祭りに行く?学生でいっぱいだし,やっぱり,人々はこういうのを求めてるんですかね? なんかお安くていいですね,という感じ?

 人がいっぱいと言えば,最近,いろんなところに巨大なショッピングモールとかアウトレットとかできていて,別の用事でたまに出かけても,買うものなんか全然ないって感じなんですが,やっぱりそこもものすごい人出で,多くの人は,そういうのを求めてるってことなんでしょうか?

 お金なんか使わなくても,もっと楽しいことや面白いこといくらでもあると思うんですけど,やっぱり,お金を回さないと経済は活性化しない,人々も元気にならないってことなんでしょうか? だったら,東京オリンピックでも何でもやる意味があるってことなんでしょうか? そんなもんなんですかね.

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 ずっと不調で,ピアノも20日くらい弾いてませんでした.弾く気にならなくて空くことはよくあるんですが,こんなに空くのは,久しぶりな感じがします.で,空くと,弾けなくなってんじゃないかと思って弾かないの悪循環なんですが,今日,意を決して?弾きました.そしたら...

 やはり,フィジカルは衰えているのでだんだん疲れては来ますが,まあ普通に弾けました(むしろ,自分のことより,しばらく弾かないとピアノの変化の方が気になる).逆に言うと,こんな感じだから,弾く気にならなくなったとき,弾かないと弾けなくなるから弾かなくちゃ,というのがないので,安心して?弾かないということになってしまうんですねー.

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 バドミントンは,左の股関節がやっぱりよくないです.打ち始めてしばらくは普通にやってるんですが,動くと,特にシングルやると途端に痛くて動けなくなります.で,ごまかしごまかしやってはいるんですが,病院行っても,しばらく安静にして痛みが治まるまで様子を見て下さい,となるのは,わかっているので,行っても意味がありません.ていうか,何年か前,右股関節を痛めた(今でもまだちょっと痛い)ときと違って,今回は,普段は何ともないし.

 何なんですかね? 少なくとも練習しばらく休んだ方がいいんでしょうか? それで早く治るのならそうしますが,あんまり関係ない気もします.ということで,練習には普通に出ていますが,いつ,「やっぱりだめ今日は帰る」となるかもしれないので,東京までは怖くてちょっと行けないですかね.

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8/26'12
[夏の電力不足]
(世の中)

 夏になると電力が不足すると言われています.要は,一番暑い14時あたりの時間帯でクーラーをがんがんにかけるからということなんですが,何か変ですよね.

 暑いということは,そこら辺にいっぱい「熱エネルギー」が溢れているということです.つまり,莫大な太陽エネルギーのほとんどをドブに捨てているということです.

 エネルギー問題の本質は,太陽エネルギーをいかに効率的に使うか,要は,エネルギー変換をするかということは既に書きました.「いい線まで来た」と何度となく書いてきましたが,太陽エネルギーのほとんどをドブに捨ててるなんて,まだまだなのかもしれませんね(熱力学第2法則は,まだ理論的には証明されていないし,マクスウェルの悪魔もまだ完全には否定されていない).

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26b
[浦島太郎]
(生き方)

 浦島太郎ってよく比喩的に使われます.例えば,しばらく海外に行っていて日本に帰ってきたら事情がよくわからず浦島太郎みたいになったとか.でも,実際の物語は,玉手箱を開けたら急に歳をとるというもので,ちょっと(大分)違います.

 浦島太郎を小さい頃読んだ(聞いた)ときは,なんだか変な話だなあと思いました.でも,今はよくわかります.これって人生そのものなんですよ.

 要は,竜宮城で過ごした夢のようなわずか数日間が人生であり,はっと気づくと老人になっている.今の私はまさにそういう気分です.ほんとは?まだまだ若かったはずなのに,ある朝,目を覚ますと突然50になっている.

 救いは,これまで自分なりにできる範囲でちゃんと生きてきたかなと(今は)思えるということですかね.もしそう思えなかったら,ほんとに絶望的な気持ちになると思います(40になったときは,それに近かったが,今思い返すとそうでもなかった).

 若い頃の私もそうでしたが,そういうことに気づいている人は,あまりいないと思います.未知なる領域なので,仕方ない面もあると思うのですが,先人の言うことに耳を傾けるということもありますし,人間には想像力があります.

 要は,限りある時間,1日1日をできる範囲でしっかりと過ごして行くということ,今どう思うかではなく,数十年後どう思うかをしっかり想像するということです(そう言えば,私はそういう想像は,若い頃からよくしていました).そして,これは,若い人達にだけ当てはまることではなく,まだまだ数十年という人生が(多分)残っている私自身も同じことです(自戒の意味も込めて).

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26c
[国]
(世の中)

 竹島,尖閣問題がメディアを賑わせていますが,思うのは,2年前に書いたことと全く同じですね(だから,同じようなことは,繰り返しては書きませんが,中国はないと困るけど,韓国はなくても困らないから強気に出てるとしたら,やっぱりちょっとみっともない).外交を担う政治家はそうはいかないでしょうが,どの島がどの国のものとか,どうでもいいことじゃないですか.早く「国」なんかなくして,みんなでいっしょに頑張って行ける世の中になるといいのにと思います.

 それに必要なことは,再三書いているように,経済格差がなくなることなんですが,EUがこんなことになって,大分,遠のいた感じがしますね.

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8/27'12
[10年]
(生き方)

 相変わらず不調です.で,グラフ描いてる(^^;のでわかるんですが,こんなに長い間不調なのは珍しいです.つまり,数週間とかいうサイクルで変化する変動ではない,単なる不調ではないということなのでしょうか.

 思い当たる節としては,つくばに来て,要は,「今のようなやり方」になって10年ということです.度々,10年一区切り,1つのやり方は10年が限界ということを書いて来ましたが,そういう時期なのでしょうか.

 思えば,10代は,やりたいことを仕事にするため(大学の教員になるために)に東大に入ること,20代は,やりたいことを見つけてそれに打ち込み,それで一人前になること,30代は,基本的には自分で研究すること,40代は,研究室というチームを作って,学生達といっしょに学生達を育てながら研究していくことを中心に過ごしてきました.

 で,50代はどうなるんだ?ということです.今のまま流されると,自分で研究することは卒業して,大学の中でマネージメント的な仕事を中心に,ということになりそうで,10年ごとに変化するという意味では,それもありで,実際,そうしている人が多いと思うのですが,私の場合,それに違和感を感じているということです.

 それが嫌だとすると,無理矢理にでも,つまり,マネージメント的な仕事は(断れるものは)断って,今のやり方を続けるということもありうるのですが,それだと変化がないので,それも厳しいような気がして,八方塞がりなわけです.

 だから,不調になってしまうということかもしれないわけで,これを打破するには,上の2つ以外の「第三の道」を模索するということになるんですが,これについては,数年前くらいからずっと考えてはいるんですが,なかなかこれだというものには,行き着きません.

 やっぱり模索し続けるしかないのですが,タイムリミットはどんどん近づいていて,ゆっくり何かを待っているわけにも行かなさそうです.

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27b
[いいとこどり]
(このサイト)

 このサイトに記事を書いているとき,一体誰に対して書いているのかなあと思うことがあります.と,書いたのですが,実は,あんまりそう思うことはありません(^^;.でも,ホームページにアップするわけですから,敢えてわかりにくところに置いているとは言え,全世界から誰でも見られるわけです.でも,そういう感じでは書いていません.

 敢えて言えば,これもどこかで書きましたが,「友人達」ですかね.私にとって親しい友人達が多いか少ないかはよくわからないのですが,というかそういうことは,どうでもいいのですが,私がいろんなことをしているので,いろんな分野それぞれに親しい,の定義はよくわからなのですが,少なくとも本音で話ができる友人達が結構います.

 でも,そういう友人達には,しょっちゅう会えるわけではありません.でも,会えないから親しくないとか,しょっちゅう会ってるから親しいとかそういうことじゃないと思うんですよね.ですから,そういう友人達に,ねえねえ聞いてよ,と話しているような感じでしょうか.

 突然?なんでこんなことを書いたかというと,これって「いいとこどり」かもと思ったんですよ.このサイトの多くは,愚痴(^^;だと思うんですが,そういうのって誰かに話すとすっきりしますよね.でも,会うのは大変だし,愚痴をきかされる方はめんどいだろし,give&takeで,会えば,私も相手の愚痴をきかないといけないだろし,でも,ここでこうやって書けば,一方的に?私はストレス解消?できるわけです(^^).これに関しては,この考え方と逆ですね.

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27c
[メガネ]
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 ブルーライトPCメガネをできるだけするようにしてるんですが(老眼鏡じゃないよ),メガネをするって結構気になりませんか? 頭は締め付けられるし,第一,顔に異物?が接してるのって,それだけでストレスです.でも昔はそれほどでもなかったんで,やっぱりストレスに弱くなってるんですかね?

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8/28'12
[誰に書いてる?]
(このサイト)

 と書いたのですが,やっぱりちょっと違うかも.このサイトで多い記事の1つに「生き方」に関するものがあるのですが,そういうことを「友人達」に(今更えらそーに?)話すことはないですからね(^^;.

 だから,誰に書いてるのか?と言えば,やはり,「このサイトを読んでくれている人達」ということになります.もちろん,このサイトは公開しているので,誰でも読めるんですが,このサイトを読んでくれている人達って,多分,世の中一般?の人達とはちょっと(大分?)違うと思うんですよね.

 どういう人達かというと,私がそうであるように,自分本位ということではなく周りや社会全体も含めて楽しく気分よく生きていきたいと思ってる人達,あるいは,世の中の流れに迎合することなく,自分で考えて信念をもって生きている,あるいは,生きていきたいと思ってる人達でしょうし,それがうまく行ってる人もいるでしょうが,うまく行っていない人もいる,あるいは,もっと楽しく気分よく生きていきたいと思ってる人もいるでしょう.

 だから,そういう人達に書いてるんだと思います.そして,その中に,私自身が含まれることは言うまでもありません.

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8/29'12
[誰に書いてる?]
(このサイト)

 と書いたのですが,やっぱり違いますね.誰かに対して書いているということではないと思います.つまり,自分自身に対して書いているということですね.思うこと,考えることがあると,それらを整理するために自分自身のために書いている,ということです.

 じゃあ,何でわざわざ公開しているのかというと...よくわかりません(^^;.でも1つ言えるのは,このサイトはブログやツイッターではないので,意見とかフォローとかして欲しいというようなことはないということです.でも,親しい人達の中には,メールで意見や感想をくれることもありますし,そういうのは,純粋に嬉しいですし,そういう意味で,最初は,親しい「友人達」に書いていると書きました.

 でも,基本的には,やっぱり,自分自身のために書いてるんだと思います.で,なんで公開してるかですが(よくはわからないのですが),せっかく書いたんだし,私の独りよがりの考えでも,ひょっとしたら何かの参考になる,読んで元気になる(という感想をくれる人が結構いるんですよ)んだったら,望外の喜びだからということでしょうか.

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29b
[ドラゴン桜]
(世の中)

 なんかドラゴン桜の再放送やってるみたいですね.なんで夏休み終わりのこの時期? やるなら夏休み前の方がよかったのでは? そうか,だいたいの人は,勉強するのは,夏休みの宿題をやらないといけないこれからなんですね(^^;(私もそうでした(^^;).

 もちろん,ちゃんと見てるわけじゃないし,感想?としては,ここで書いた通りなんですが,はじめの方のところで,「世の中は,賢い奴がばかな奴を搾取する仕組みになってる」というようなフレーズがありました.これは,(残念ながら)(既に書きましたが)その通りですね.

 今の世の中,何とか食べては行けますから,苦労して大変な思いするくらいなら成功とか出世とかしなくてもいい,私はのんびりやって行くよ,というような人がどんどん増えてきたと思うのですが,残念ながら,そうは行かないってことです.急増する非正規労働者や若年層失業者がそれを物語っています.

 だから,若いうちに頑張りましょうということなのですが,それは,世の中の仕組みが若いとき頑張った方が有利にできてるから(報酬),じゃなくて,やっぱり,(何度も書いてるように)楽してても人生つまんない,単に頑張った方が楽しいから(内的熟達),がいいんじゃないですかね.

 あと,このドラマですが,勉強法とかほんと突っ込みどころ満載(^^;なんですが,今回ちらっと見て,ほう,ちゃんと調べてるなー,と感心したところもありました.受験科目とか○科何類とか(だいたいのこの手のドラマでは,東大の物理受けるみたいな感じですからね).合格点が55%というのも,多分間違いないと思います(要は,問題が他大学に比べて飛び抜けて難しい).

 でも,定員が一番多くて競争率も一番低いから理科一類が一番入りやすいというのは,全然違います.一番入りやすいのは,定員も少ないし競争率も高いのですが理科二類です(そもそも,競争率=難易度という発想自体が超安易).私の時はそうでしたし,今もそうですね.残念! あと,どこを受けるかはこっちで勝手に決める,その後,どうするかは,自分で考えろ,のところで,(私のように)東大は,入ってから進路を決められるし変えられる,ってところまで調べてたらよかったですねー(^^;.

 あと,既成のルールをしっかり守れるところからしか新しい研究は産まれないというのは,全然違います.そういう地道な研究がほとんどを占めるし,それができれば研究者にはなれますが,今までにない新しい研究には,やっぱり,「発想」や「思いつき」は不可欠です.でも,そんなところまで行かなくても,研究はして行けますし,研究者にはなれますよ.

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