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5/1'19
[何をどう頑張るか]
(世の中)

 元号が変わり,新時代の幕開けですね(爆).

 冗談はさておき(笑),現実を見ると,これから厳しい時代になって行くとは思うのですが,そんなこと誰も望んではいませんよね.つまり,これから厳しい時代になるとか言わずに,いい時代になると思って,明るい気持ちで頑張ろうというのはいいと思います.

 でも,何をどう頑張るかということです.元号が変わって,新時代の幕開けだーとか言って,どんちゃん騒ぎをしたり,便乗して金儲けしたりすることでないことは明らかでしょう.つまりは,新時代とか目もくれず,自分がやりたいこと,やるべきことをやってる人こそ,これらからの世の中をよくする人達ということです.

 逆にいえば,新時代だと言って浮かれてる人達は,真に頑張ってる人達に乗っかろうとしているわけで,でも,そんな他力本願では,悲惨な目に会うことになります.

 新時代とか目もくれずに頑張ってる人達も,別に世の中をよくしようとか考える必要はなくて,自分が頑張ればいいだけの話です.そうすれば,結果的に世の中はよくなるのですが,今の流れを見ていると,残念ながら,そういうことにはならなさそうで,でも,世の中がやばいことになって行ったとしても,自分さえが頑張っていれば,大丈夫です(というか,そうするしかないし,そうすればいいということ).

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 昨日同様,メディアは,正月張りのつまらなさ(笑)ですが(平成になったときは,レンタルビデオ店の在庫が何と空になった!ことを思い出した.でも今はネットもあるからそこまでのことはないかな),そう言えば,天皇が変わるということは,雅子さんが皇后になるということですね.それで,(そんなに見てるわけではないですが)雅子さんのことをさかんに取り上げてるような感じがします.

 若い人達は,知らないかもしれませんが,彼女が皇太子妃になったときは,いろいろありました.彼女は,バリバリのキャリア外交官だったわけで,そんな人が皇太子妃になるということで,相当物議をかもしました.というか,メディアは,おめでたいという報道しかしませんが,実際のところは,私の回りの人達,特に多くの女性は,彼女に同情してましたね.

 そして,彼女は,体調を崩してしまいました.今回,皇后になるということで,一段と忙しくなるでしょうから,体調がちょっと心配ですね.

 当時の私の感想も,彼女に同情したという点では同様なんですが,ちょっと違った見方としては,頭がよくてバリバリ仕事ができる雅子さんに惚れた皇太子をちょっと見直しました(笑).でも,彼女のことが好きなら,彼女の幸せを一番に考えて欲しかったとは思いますね.

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5/1'19b
[いい人生だった]

 新時代というわけではないですが,これからどうなる的には,私はもう実質人生が終わってしまったので(でも,延長戦というか,もう少しの間,学生達と楽しく研究させてもらいます),もう関係ないというか,関係ないと言える準備ができてきたと思うのですが,振り返ってみると,いい人生だったと思います.

 一つは,やはり,地震動の性質と建物被害の関係という「たった一つ」の分野で最先端まで行くことができた(と勝手に思える)ことでしょうか.と書いて思ったんですが,そんなことより,やりたいことを見つけて,それを仕事にまでして,やりたいことやって,という方が大きいですかね.そして,これ以上の成功した人生ってないと思うんですよね.

 これ以外にもいろんなことをやりました.そして,それぞれの分野で,研究ほどのレベルではないですが,最先端のレベルがどういうものか何となくわかるところまでは,行けたことは大きかったと思います.逆に言うと,そういうところまで行くのがどれほど大変なことかが身を以てわかりますし,そういう意味では,自分にとっての「たった一つのこと」は,やはり,大事にしないといけないとも思います.

 それに付随することとしては,ほんとにいろんなこと,それも学術,芸術,スポーツと全く毛色が異なることをかなりのところまでやったので,いろんな人達と出会って,仲良くなって,世の中にはほんとにいろんな人がいることがわかりました.研究だけしてたら,世の中の極一部しか見てなかったことになるんだなあと思います.

 そして,そういう中で,私が生きて来た中で,あるいは,これから生きて行く上で多大な影響を与えた,あるいは,与えるであろう人に出会えたことは,何にも代え難いものでしょう.

 世の中という意味では,まさに世の中とか経済とか,そういう低俗的,かつ,世の中のメジャーなことにも興味をもったことも大きかったですかね.そして,最終的には,哲学というか生き方というか,そういうことに辿り着いたということでしょうか.

 そういう意味では,私の人生は実質終わってしまったと書きましたが,それは,成長して活動して成果を出して,という人生に過ぎないわけで,そういう人生が終わって,これからどういう人生というか,違ったものが待っているか,とても楽しみですし,もしここで人生が終わったとしてもそれはそれでOKです.

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5/1'19c
[英語が上手い人]
(?)

 雅子さんが出てきて何となく思ったんですが,英語が上手い人っていますよね.ていうか,日本人で英語が上手い人ってほとんどいないと思うのですが,私が出会った中で,この人,英語上手いなーと思った人が何人かいます.

 それは,みんな私が直接接したというか,話したりするのを直に見たり聞いたりした人で,逆に言うと,テレビとかメディアでしゃべるのを見て,英語が上手いと思った日本人はいないってことです.

 最初にそう思ったのは,浪人してるとき,(なぜか飛行機ではなく寝台列車で(笑))早田と駿台の夏季講習に行ったんですが(そのとき,高校の先輩で医科歯科大の学生で夏休みに妹の家庭教師をしていたU原さんのお茶の水女子大のすぐ脇のアパートで1ヶ月くらい過ごしたんですが,今思えば,貴重な経験でした),そのときの講師の人ですかね(名前は憶えてない).でも,スイスでめっちゃ人種差別にあった話がなぜか印象に残っています.

 次は,東大に入って駒場で同じクラスだったA山さんですかね.彼女とはそんなに話したことはなかったと思いますが,英語をしゃべる授業で(何て言ったっけ?アルファベット3文字の装置を使うやつ),とにかく発音が綺麗で英語が上手くて,でも,なぜ彼女があんなに英語が上手かったのか不思議でした.そう言えば,私が東大に入って,物理学者になろうと思って,意気込んで田無(今の西東京)の宇宙線研究所のゼミに行って,その内容があまりに期待とかけ離れていてまさしく絶望して,ゼミが終わって外に出てもう暗くなってる中,茫然としてて,西武線で帰ろうとしていたときA山さんもその辺にいたような気がします.

 その次は,やっぱり,小谷先生かなあ.でも,彼の場合,10年以上もアメリカとかカナダにいて,向こうでバリバリ研究してたわけですから,当たり前っちゃあ当たり前ですよね.でも,何かの国際会議のバンケットかなんかで,彼が「もう英語しゃべるの疲れたよ」と言って,我々が座ってる席まで来られて,彼ほど不自由なくても,英語しゃべるのが疲れるのかと思ったことは憶えています.

 東大生研の中埜先生もかなり英語が上手くて,でも,彼もなぜそこまで英語が上手いのかは,不思議ですね.どうしてなのかきいたことはないと思いますが,きいても,何かてきとーにはぐらかされそうな気がします(笑).

 あとは,亡くなってしまいましたが,九大から京大防災研に行った日高ですかねー(高校の後輩でもある).でも,彼女が英語が上手い理由はわかってましたし,確かにネイティブとコミュニケーションするのに全く不自由がないレベルでしたが,「英語が上手い」というのとは,ちょっと違ったかなあ.

 そんなところですかね(誰か忘れてるだけかも.あー,田中仁先生もいらっしゃいますが,彼もずっとNZにいらっしゃったので,これも当たり前ですかね).こうしてみると,英語が上手いなあと思う人ってそんなにいないですね(もちろん,自分のことはさておき(笑)).

 この中で誰が一番英語が上手いと思ったかですが,駒場で同じクラスだったA山さんですかね.昔のことなので,単なる印象ですし,実際は,小谷先生の方が上手いに決まってますが,そのくらい衝撃的?だったということですかね.

 あとは,駿台の先生が最初に英語が上手いと思った人ということは,いわゆる英語の先生で英語が上手いと思った人はいないってことです(問題発言).というか,問題ですねー.実際,日本人が英語をしゃべれるようにならない最大の原因は,英語教師が英語が下手だからと言われてますからね.

 あーそうそう,私が小学校のとき,英語の塾というか,団地の一室でそういうことをやってるところに行ってたことはどこかで書きましたが(そのおかげで江川擁する作新と柳川の激闘を見られなかった.ほんと英語どころじゃなかったっす),そこの先生は,福岡領事館の職員の人で,その人は,さすがに英語が上手かったと思いますが,なんせ小学生なので,今となってはよくわかんないですね.

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5/1'19d
[弾きたい曲を弾く]
(ピアノ)

 ピアノなんですが,いろいろ考えるとそれこそ弾けなくなってしまって,それでは,本末転倒です.でも,考えてみたら,弾けるようにならないといけないということはないので,そのとき弾きたい曲を(弾けるようにならなくても)弾くことにします(まさにやりたいことをやる).練習方法にも(そんなに)拘らないことにします.

 でも,それだと,食い散らかすだけで,ほとんどの曲は,ものにならないでしょう.年末近くに演奏会はあるのですが,とりあえず考えない(笑)ことにします.そのとき出せる曲があれば出すし,出せる曲がなければ,弾かないということでもいいでしょう.

 でも,少なくとも,いつものように3ヶ月くらい前になってから(9月になってI東さんから催促が来てから(笑))考えるというのでいいと思います.

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5/1'19e
[変わりなく]
(日記)

 GWというか10連休ですが,ほんと普段と変わりなくというか,ちょっと(かなり)のんびりした気分で快適に過ごしています.これがずっと続いても全然大丈夫です(笑).

 相場は開いてないので,それはちょっと退屈なんですが,これも思ったほどじゃないというか,別に全然平気って感じです.でも,連休明けには,開くので,そのときのことを考えると,連休中の動きもウォッチしておかないといけません.

 と言っても,モーサテはやってなくて(こういうときこそやらないといけないのに),海外の経済の様子はあまり入ってこないし,データとしても,日本株は,日経225先物しかないので,明らかに情報不足,データ不足ですね.

 でも,今のところとしては,少し上げてるみたいですが,そんなに大きな動きはないみたいです.全て手仕舞ったので影響はないのですが,データとか流れの連続性という意味では,完全に「途切れた」ことになるので,実質そうならないことを願っています(そんな他力本願ではどうしようもないが,私が悪いのではなく,取引所が悪い).

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5/1'19f
[GWの一つの過ごし方?]
(バドミントン)

 気持ちとしては行きたいのに,とある事情で行きにくくなってしまったリーグ戦ですが,逆に言えば,関係者というか身内じゃなかったら勝手に好きなだけ見に行けるってことですよね.リタイアして筑波大バドミントン部との関わりがなくなったら,毎日行けるというか,GWの一つの過ごし方と言える?

 でも,リタイアしてどうなるかはわからないですし,全くの無関係ということにはならなさそうです.ていうか,何次第?

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5/2'19
[高みの見物]

 どんどんおかしくやばくなってくる世の中を見てると,リタイアしたらそういう世の中とは(できるだけ)関わらず,「高みの見物」で行きたいと何度か書いて来ました.そして,高みの見物をするには,経済的にも精神的にもかなりの準備が必要なので(特に後者,具体的には,自分が社会に必要とされないことを受け入れ,それをよしとすること),着々とそれを進めている(もうほぼほぼ準備完了?)ということです.

 それで,すぐ上の記事ですが,まさに高みの見物ということですよね.関係者なら,ただぶらっと行って,勝手に見るだけというわけにもいかないのですが,関係なくなればまさに高みの見物できるわけで,そういう「メリット」もあるわけです.

 そして,思い返してみると,私とバドミントン部の関わりですが,急速に薄れてきたような気もします.藤原は,練習拠点を移してしまいましたし(でも,それ以前から,彼と練習することは,ほとんどなくなってた),全体に対しても,私が部員の前で話をする機会ももうほとんどなくなってきたような気がします.

 でも,必要とされないのなら,それはそれでありで,のんびり高みの見物させてもらえばいい,つまり,これはこれでありなわけで,なるようになってるというか,これもだんだん「準備」が進んでいるということでしょうか.

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5/2'19b
(バドミントン)

 暖かくなってきたので,週一で練習(+週一で体を動かす)ということで,今週は,職員のクラブの練習が休みなので(でも,実際は,体育館は使えたらしいが人が集まらず流れた)H鳥会の練習に久しぶりに行きました.GWというか10連休中ということで,人が多いか少ないかのどっちかだと思ったのですが,少なかったです(笑).

 M宅さんに「暇なの?」とディスられたので,こういうときは,GWに出かけるのは○カとかほんとのことは言わずに「いつも暇ですから」(嘘)とナイス切り返し(笑)をしたのですが(先日,とある芸能人が貯金はいくらあるかときかれて真顔で2兆円と答えていて,このやり方が流行るかもしれませんね),人が少ないということは,やっぱり,出かけてる人が多いってことなんですかね?

 練習は,疲れました.久しぶりの中1週間ということもありましたし,職員のクラブの練習は,2時間なんですが,H鳥会は3時間ありますからね(でも,休み休みだし,職員の方は,ほとんど休みなしなので,そこはあまり変わらないか).

 昨日の夜もかなり疲れが残っていて,久しぶりにあまりよく眠れなかった気がします(なので,今日もまだしんどいし体が痛い).日常生活というか,理想としては,毎日同じリズムで同じ疲れ具合というのがいいのですが,そうすると毎日練習するか,全く練習しないのどっちかになってしまうので,なかなか難しいですね.

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5/2'19c
[実際は全く逆]
(このサイト)

 このサイトでいろいろ好き勝手なことを書いているのですが,実際に読まれているかどうかは関係なく,「誰か」が読んでいる「かもしれない」と思うだけで,ものすごく精神が安定します.つまり,ここで書いてることを読むと,いろいろ思い悩んでいるように見えると言う人もいるのですが,実際は,全く逆で,とても気分よく過ごせているということです.

 実際,このサイトの文章を書きながら問題が解決することも多いですし,書くときは,もう問題のほとんどは,解決しているのかもしれません.

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5/2'19d
[ハワイアンズ]
(思い出)

 ハワイアンズのCMが出てきて思い出したんですが,一度だけ行ったことがあります.

 普通だと行かないと思うのですが(笑),私が博士をとって,東大地震研に就職して,職員組合に入れられて,最初の旅行というか懇親会がハワイアンズだったと思います.でも,学生達も来てたと思いますから,職員組合じゃなくて,地震研の(日帰り)旅行だった?

 確か御茶ノ水駅のすぐ横の聖橋じゃない方の橋(名前忘れた)に集合して大型バスで行ったのですが,その時,初めて纐纈先生を見て,めっちゃ頭よさそうな人だなあと思ったのを憶えています(笑).

 そのときの私の中の纐纈先生のイメージは,大型計算機の端末でのプログラム編集を画期的に効率化したASPEN(私も多大なる恩恵にこうむりました)の開発者,即ち,バリバリのプログラマーで,かつ,地震学の分野で最先端の研究者だったわけですから,まさに「すごい人」というイメージでしたね(だから,めっちゃ頭よさそうに見えたんでしょう(笑)).

 ハワイアンズ(当時は,常磐ハワイアンセンターって言ってたかな)は,そんなに有名でもなくて,私も全く知らなくて,どこにあるかもわからなくて,ただバスに乗せられて,着いて,学生達と無邪気にスライダーを何度も降りて遊んでました(若かったなあ(笑)).

 あの頃は,やりたいことを見つけてそれを仕事にしてやりたいことで飯を食っていくという夢というか目標を叶えたときですから,幸せだったと思います.でも,その幸せは,そんなに長くは続かなかったのは,何度も書いてる通りです.

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5/2'19e
[何が問題だったのか]

 何気なく上の記事を書いたのですが,最後の文章を書いて,何が問題だったのか,あらためて考えてみました.

 当時の私としては,興味があったのは,地震動と構造物被害の関係で,でも,青山・小谷研というRCの研究室出身ですから,強震地動下のRC建物の挙動とか被害とか設計法とか,そういうことをやって行こうと思っていたと思います.

 でも,RC研究の王道は,やはり部材実験ですし,私も高強度材料を使った部材実験で博士をとりましたが,地震研には,実験設備はなかったし,部材実験で,何か画期的なことができる気はあまりしませんでした.

 でも,RC建物の解析となると,地震応答解析,つまりは,実験ではなく,解析になってしまうわけで,RCの世界では,というか,どこでもそうですが,解析より実験の方が圧倒的に評価されるわけで,実際,何かの日米のWSで夜飲んでるときに,京大の渡辺先生にそういうことをはっきり言われたことが大きな転機になったことは,既に書きました.

 でも,RCの部材実験をやるわけにも行かず,何をやっていいのかわからなくなり,途方に暮れたということです.

 その後,1999年台湾集集地震で大きく展望が開けたことは,何度も書きました.要は,実験結果はなくても,実際の地震被害という,実験結果以上の説得力をもつものの後ろ盾を得たということです.

 でも,これは,ほんとたまたまで,それこそ,1999年台湾集集地震が起こらなかったら,纐纈先生が東京都の調査団に誘ってくれなかったら,K-NETが整備されなかったら,1995年兵庫県南部地震が起こらなかったら,震度が被害と対応したら,2000年代に大地震が頻発しなかったら何も起こらなかったと思うんですよね.

 つまりは,運がよかったというだけで,逆に言えば,それでは,やっぱり,まずかったというか,問題だったということでしょう.つまりは,地震研に就職した時点で「これで食っていく」という「持続可能」なものが見出せてなかったということでしょうか.

 とは言え,(しょぼいと言われながらも)RC建物の地震応答解析で何とか食べて行くことはできたかもしれませんし,実際のところは,世のほとんどの研究者は,そんな感じですよね(悪口).ですから,何をやっていいのかわからなくなり,途方に暮れる必要もなかったのかもしれません.

 なんか,思いつくままに書いてて,逆によくわからなくなってきたのですが,じゃあ,地震研に就職したとき,これで(持続可能なもので)食べて行くと思ったとしても,そんなの5年後,10年後,どうなるか,わかったもんじゃないですよね(それがまさに最先端の研究).

 ですから,当面は,RC建物の解析で食っていく,そして,そこから5年か10年くらいそれで頑張って,1999年台湾集集地震で大きく方向転換ということで,問題なかったのかもしれません.

 でも,これじゃだめだというものすごい行き詰まりを感じていたわけですが,しょぼい研究で,細々と食べて行くより,何とかしようとあがいて,何とかしたわけですから,これでよかったということでしょうか(自己肯定).

 でも,実際は,何とかしたと言っても,たまたまなわけで,でも,しょぼくても細々と研究して行くことはできたわけで,そこに結果として大きな差はあるのですが,実際は,大した差はないってことでしょう.

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5/2'19f
[公務員]
(世の中)

 公務員がなりたい職業No.1ということなんですが,これは,今に始まった話じゃなくて,割と昔からそうですよね.理由としては,民間企業と違って,潰れる心配はないし,残業というか,少なくともブラックってことはなさそうってことなんですかね?

 でも,これも昔から言われてるんですが,なりたい職業が(安定志向で)公務員かよということはありますよね.つまりは,やりたいことじゃなくて,職場の環境とか条件で選んじゃってるのが問題ってことなんでしょう(でも,中央官僚なら,仕事はかなり面白いと思いますけどね).

 でも,実際のところは,もちろん,部署にもよりますが,公務員も仕事は結構大変になってきたようですし,中央官僚ともなれば,激務のところが多いです.ていうか,安定志向で中央官僚になる奴なんかいないと思いますけどね.

 じゃあ,民間企業と公務員とどっちに?というか,どっちもどっちということになりそうですが,やりたいことがやれるというのと,潰れる心配がないというのと両方とれるところがあります.

 それは,研究者(大学教員)です.やりたいことやれるという意味では,最たるものだと思いますが,安定性という意味でも,国立大学の教員は,実質公務員ですから,潰れることはありません.私大だって,ある一定以上のレベルの大学なら潰れることはないんじゃないですかね?

 世の中を変える的に言っても,中央官庁というのもありますが,研究者だって充分そういうことはできますよ.というか,研究者こそが世の中を変えられると思うんですよね.わかりやすい例としては,気象庁が震度を変えようと思ったら,変えるのは,気象庁ではなく,そういう検討会を作って,研究者に中身を検討してもらうわけですからね.

 こんなにうま味があるのにどうしてみんな研究者になろうとしないのか不思議です.博士課程まで行かないといけないということはありますが,高々3年ですし,今は頑張れば1年とか2年で済みますからね.ポストが心配ということもあるかもしれませんが,もちろん,分野によりますが,(少なくとも防災系は)結構あります.

 でも,一番の問題は,自分ではちょっと無理そうってことなんですかね? それはそれで仕方ない気もしますが,研究者と言ってもピンきりなわけですし,充分,そういう能力があっても,そうしない人もいるわけで,やっぱり,ちょっと不思議です.

 研究者というと,象牙の塔に籠もって,しこしこ暗ーく実験とか研究してるイメージなんでしょうか? でも,実際は,全く逆で,共同研究とかいろんなことでいろんな人達とつき合って行くことになりますし,大学の教員であれば,学生達の面倒も見るわけで,かなり社交的な性格の人の方が向いていると思います.

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5/2'19g
[何もやってこなかった]

 いろんなことをやってきたとは思うのですが,多くの人がやっていることをほとんど何もやってこなかったとも思うんですよね.

 お金がなくて辛い思いをしたこともないし,食べて行くためにやりたくないしんどい仕事をしたことも,毎日のように満員電車に揺られたこともないし,仕事とか上下関係みたいなもののためにペコペコしたこともないし,めんどくさい人間関係に苦しんだこともないし,事業を起こして,いろんな苦労をしたこともないし,多額の借金を背負ったこともないし,家族や親戚で苦労したこともないし,子育てで大変な思いをしたこともないし,そういうことが世間だとすれば,まさに世間知らずなのでしょう.

 でも,するべき苦労はした方がいいとも思いますが,しないで済む苦労や,苦労したのに大して得られるものがない,あるいは,苦労したのに失うものが多い苦労があることも事実で,そういう意味では,余計な苦労は,あまりせずに済んだとは思います.

 でも,そういう苦労をしないために,いろいろ苦労というか,創意工夫をしてきたこも事実で,じゃあ,結局,苦労してんじゃんってことかもしれませんが,どこで苦労するのが効率がいいかということもありますし,どういう苦労なら苦労と感じないかは,人それぞれなので,そこを見極めるということかもしれません.

 ですから,さすがに何もやってこなかったってことはないと思うのですが,世間の苦労を知らないという意味では,人生経験?的にこんなんでいいのかなと思うことはあります.でも,まあないものねだりというか,それより,しないで済む苦労は.したくないので(笑),まあいっかと思うことにします.

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5/2'19h
[いろいろ間違えたけど]

 もっと言えば,いろいろ間違えたとも思うんですよね.すべき苦労をしなかったとも思いますし,やるべきときにやるべきことができなかったり,ほんとは自分がやらないといけないのに安易に避けたこともあったと思います.そして,そういうことは,全て自分に返ってくるわけです.

 でも,そういうことも含めて,自分は自分でしかないし,それだけのものでしかたなかったという意味では,まさに分相応ということですし,そう考えると,むしろ,分相応以上のことになった感じはしていて,よくこんなんでここまでやってこられたと思います.

 でも,間違ってなかったことがあるとすれば,世の中の尺度ではなく,自分の尺度で判断してきたということでしょうか.これは,自分勝手ということもあるのですが,それでも分相応以上のことになったということは,やはり,この点に関しては,間違ってなかったんだと思います.

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5/3'19
[渋滞学?の権威?]
(研究)

 GWってことで高速道の渋滞がすごいみたいです(ほんと○カですねー(毒)).でも,今年は今までにない10連休ということで,事前の予測と違ったことになってるとも言ってます.

 渋滞というと渋滞学?の権威?という東大の先生がよく出てくるのですが,彼の予想は大外れのようで,しかも,ワイドショーに出て,上からの映像を見て,渋滞のメカニズムがよくわかります,私も初めて見ましたとか言ってます.はぁ?

 それで,どこが渋滞学?の権威なんですか? ていうか,渋滞学?が専門なら,ワイドショーとか出てる場合じゃなくて,現場に行って調査してデータとるべきなんじゃないの?

 私の分野で言えば,大地震が起こって被害が出てるのに,現地に調査に行かずに,いい加減なことをテレビでしゃべってるようなもので,まさに「ありえない」話です.

 と書いたのですが,地震防災の分野でもそういう人いっぱいいますよね.何をか況んや,でしょうか.

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5/3'19b
[据え膳食わぬは]
(世の中)

 私は,距離を置いて生きてきましたし,これから益々そうなって行くので,関係ないんですが,高みの見物をしてると,ほんとひどい世の中だなあと思います.何がひどいかと言うと,一部の人間がそれ以外の大部分の人間を騙して搾取してのうのうと生きているということでしょうか.つまりは,太古の時代の貴族と奴隷の時代から基本的には何も変わってないんですね.

 10年くらい前までは,そういうことは意に介さずやってきたし,別段気にもならなかったのですが,10年くらい前から,世の中とか経済とかいろんなことを分析して考えるようになって,そういう負の側面がかなりはっきり見えるようになってきて,もちろん,それでも,私自身には,関係ないんですが,見ていて,気分がいいものではないですね(でも,ここでそういうことを書くと気分がいい(笑)し,多くの人が気づいてないことに気づいていることも悪い気分ではない).

 ただ,太古の時代と違うところがあるとすれば,貴族と奴隷は,生まれつきではなく,本人次第で逆転もありうるということですが,実際のところは,素養とか家庭環境とか考えると,そういうことは,突然変異的に極稀にしか起こらない気がします.

 パターンとしては2つあって,1つは,金儲けに奔走する人達でしょうか.金儲けの大原則は,安く仕入れて高く売ることで,つまりは,100円の価値しかないものを何とか騙くらかして110円で売るということです.民間企業や実業家や投資家がやってることは,基本的には全てこれです.

 もう一つは,自分がやっていることが世の中に役立つということにして,多くの人から少しずつお金を集める何とか商法まがいのことでしょうか.税金も当然含まれるわけで,政治家なんかその最たるものですし,芸能人やスポーツ選手もそうですよね.かく言う私だって,研究が世の中の役に立つという表向きで,自分がやりたい研究をしてるわけです.

 もちろん,そういう特権があるのは,激烈な競争を勝ち抜いた極一部の特に優秀な人間ということかもしれませんが(でも,私自身は,激烈な競争なんかしてないし,極一部の特に優秀な人間でもありませんが),普通に暮らせる収入の何倍以上の収入を得ても意味はないし,いくら何でもやり過ぎだと思うんですよね.

 でも,そうやって,ほんとに簡単に騙されて,無駄に働かされ,しかもそれを散財している人達を見ると,騙される方も騙される方だと思ってしまいます.つまりは,自業自得なわけで,正直,あまり同情はしませんかね.

 そして,据え膳食わぬは恥ではないですが,そこが今のこのひどい状態を助長してるってことなんでしょうね.

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5/3'19c
[ほんとのこと]
(このサイト)

 このサイトなんですが,ほんとこんなこと書いてもいいのかというくらい(笑)本音というか,書きたいことを書いてますし,実際,このサイトに書いてることに嘘はありません(私が意図的に嘘をついてはいないということ).

 でも,思ってることを全部洗いざらい書いているかというと,もちろん,そんなことはありません.つまりは,このサイトで書いていない「ほんとのこと」がある,というか,このサイトで書いてることが氷山の一角ということです.

 このサイトは,全世界に公開してるわけですから,当たり前の話ですよね.

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5/3'19d
[もう「週末」]
(日記)

 気がついたら,あっという間に「週末」です.来週の月曜が10連休の最終日ですが,専攻公開で出勤で,しかも広報委員なので,もう事実上GWは終わったということですね.何年か前までは,GWが鬱陶しくて仕方なかったのですが,ここ数年は,普段通り過ごせるようになりましたし,今年は10連休でしたが,いつもと変わらず,快適に過ごせて,変な話,これがずっと続いてもいいというか,終わるのがちょっと残念な感じもします(まさにリタイア後の「準備」ができたということか).

 それは,GWとか10連休が終わるから残念なのではなく,GWとか10連休も,普段の日常生活と同じように過ごせたから快適だったということで,普段の日常生活が一番快適ということなんですが,そうすると,何年か前までは,逆にGWとか年末年始が鬱陶しかったのですが,それも克服して,日常もGWもOKという「最強」(笑)になったということでしょうか.

 考えてみたら,GWで出かけたりして,いつもの日常生活と違うことをする人は,日常生活よりGWの方が楽しいってことなんですよね? でも,盆とか正月とか入れても,1年のうちの極々一部が楽しいより,圧倒的な割合を占める日常が楽しい方が断然いいし,そこを快適にするのが一番だと思いませんか?

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 日常生活が快適ってことなんですが,別段特別なことをしているわけでもなく,三食おいしくご飯を食べて,夜ぐっすりと眠って,やりたいことをやって,というだけの話です.もちろん,食べて行くためには,仕事をしないといけないのですが,三食おいしくご飯を食べて,夜ぐっすりと眠って,やりたいことをやるのに必要な分だけ働けばいいと思うんですよね.

 でも,実際のところは,私は,それができてない(ほんとは,今の給料の半分とか1/4でいいので,研究とか学生の研究指導以外の仕事も半分とか1/4にして欲しい)のですが,研究とか学生の研究指導のようなやりたいことが仕事の中に含まれているので,何とかやれているということでしょうか.

 でも,リタイアすれば,余計な仕事はしなくてよくなりますから,それは,やっぱり楽しみですね.社会から必要とされなくなることも,見方を変えれば,めんどくさいことに巻き込まれずに済むということですからね.

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5/3'19e
[定年]
(世の中)

 もう3日目なのに,まだ○○初とかうざいんですが(三が日ってこと?),考えてみたら,前の天皇が退位しなかったら,まだ平成は続いているわけで,でも,今の天皇は,私より少し年上ということは,もう60くらいなわけで,彼も80で退位すれば,今の元号は20年くらいしか続かないってことですよね.

 でも,次を考えると,継承者は,まだ小さいですし,20年後とすると,次がすごく長くなりますね.つまりは,一世代30年とすると,30年くらいで回して行くのが自然ということで,天皇も60くらいで定年とするのがいいってことですかね.

 でも,今の天皇は,60くらいから始まるわけで,なかなか大変ってことですが,今の高齢化社会というか,60過ぎてもまだまだ働けという世の中とも対応していて,変な感じですね.

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5/4'19
[リーグ戦終了]
(バドミントン)

 リーグ戦が終わりました(結局,行けなかった).結果は...

 女子は,香山,大関は,当然として,新戦力も頑張ったとは思うのですが,最後の方は,ちょっと息切れというか,これだけ長丁場の団体戦は,これまでなかったと思いますし,やはり,入学したばかりの1年生が楽勝で勝てるほど甘くはないということですかね.でも,本番はインカレですから,そこに向けてしっかり頑張って行くという意味では,逆によかったんじゃないですかね(そう考えることが大事ということ).

 男子は,厳しい結果になりました.やはり,牧野の抜けた穴は大きいですね.西野は頑張ってると思うのですが,もう一本大きな柱が欲しいですね.高上にそうなって欲しいと思いますし,点数を見ただけですが,少し結果が出だしてる気もするので,頑張って欲しいですし,西野,高上以外の選手の中からも柱になる選手が出てきたらと思います.

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5/4'19b
[いろいろ誤解]
(このサイト)

 このサイトですが,いわゆる「一方通行」なので,いろいろ誤解されてることもあると思うんですよね.例えば,この記事を書いて思ったんですが(記事の中に※で追記しましたが),「無能な年寄り」と書くと,年寄りがみんな無能だと言ってるみたいですが,実際は,(記事の中に※で追記したように)年寄りの中には,有能な人も無能な人もいるけど,そうではない無能な年寄り,という意味で書いてるんですが,こういう風に気づいた場合は,修正したり,コメントを付けたりできますが,気づかず誤解されたままのこともあるんだと思います.

 あとは,助手(助教)のまま,わざと昇進せず,助手(助教)のいいとこどりをする奴がいるとも書いたことがありますが(実際,そういう人はいますが),そういうつもりではなく,結果的にいろんな事情で助手(助教)のままでいる人もいるわけで,でも,誰のことかは書けないので,そういうことも,一種の誤解されてることかもしれません.

 じゃあ,どうするか,ですが,しょうがないってことですかね.文章というか,言語を通して伝達する以上は,そういうことはありますからね.直接会って話をすれば,そういうことは少なくなりますが,これも全くなくなるということはありません.

 唯一の誤解されない方法は,何も発信せず,誰ともコミュニケーションをとらないことのように見えますが,それはそれで誤解されるとも思うんですよね.

 あとは,運命論的に言えば,誤解されるのも意味があるというか,禍福は..ということもあるというか,何がどう転ぶかはわからないし,どうしようもないことでもあるので,そういうことも全部引っくるめて受け入れるという考えもありますかね.

 ですから,基本的には,何をどうするということは,ないのですが,そういう誤解をできるだけ生まないように書くことは必要ですね.でも,そうすると,文章的に少しくどくなってしまいますし(文章を書くのがちょっと下手になった感じ),気づいた人もいると思いますが,ここ数年は,そんな感じで書いていますが,誤解されるよりはそっちの方がいいですかね.

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5/4'19c
[拘りがなくなる]

 歳をとると,いろいろ見えてくるということはありますが,別に達観してくるわけでもないと思うんですよね.実際,若いときと比べて,そういう能力的にそんなに大きな違いがあるとも思えませんしね.

 ただ,実質「人生が終わる」と,いろんな拘りは,なくなると思います(拘りの正しい意味は,ささいなことに固執すること).例えば,社会的に成功したいとか,有名になりたいとか,お金が欲しいとか,そういうことは,私は,元々ないのですが,綺麗さっぱり(笑)なくなった感じです.

 更には,もっと根源的というか,評価されたいとか人に好かれたいとか,そういうのも元々そんなにないんですが,そういうのもほとんどなくなって来た感じです.そして,そうなると,ものすごく気楽というか自由というか,でも,これは面白そうとか,社会全体の利益になるとか,人の道的にやるべきとか,ほんとに私が必要とされてるのかとか,ほんと困っているので助けないといけないのかとか,より本質的な判断ができるということはあります.

 つまりは,歳をとると,単純に「いい状態」になるということです.歳をとると,体や心が衰えたりという負の面もあるのですが,こういう正の面もあるということでしょうか.

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5/5'19
[欲がなくなっただけ?]

 でも,それって,単に歳をとって欲がなくなっただけなんじゃない?と言う人もいるかもしれません.でも,そんなこと言ったら,私の場合,若いときから(低俗的な)欲がないってことになりますし,(低俗的でない)欲ならずっとあるし,それは,今でも変わりません.

 地震動の性質と建物被害の関係を解明したい,ピアノが上手くなりたい,バドミントンが強くなりたい,スキーやゴルフが上手くなりたい,気分よく生きて行く方法を見出したい,世の中や経済の流れを見極めたいとは,思ってますからね.

 でも,そういう「欲」を満たすために,頑張ってやりたくないことをやることはもうないかな.つまり,どれも単にやりたいからやってるってことで,結果には,拘らないってことでしょうか.そして,そういうやり方で,これまで結果的に(ある程度)結果を残してきたと思いますし,これからも然りです.

 これって(もちろん,そうそううまく行くもんでもないですが)最高というか,まさに「いい状態」だと思うんですよね.だって,単にやりたいことやってるだけなんですから(もちろん,やりたいことだけやるのではだめで,ある程度の責務も果たす必要はありますが,リタイアすれば,やりたいことだけやればいいということも選べるわけですからね).

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5/5'19b
[変な夢]
(日記)

 昨日から今日にかけては,夜中何度か目が覚める感じで久しぶりにあまりよく眠れませんでした.そして,変な夢(でも夢ってだいたい変ですけどね(笑))を見ました.

 状況としては,今の仕事をすぱっと辞めて,全く別の仕事に誘われてる状況です.それは,体も使うし,大変そうな仕事だし,上手く行くかどうかもわからないちょっとやばそうな仕事です.

 でも,意外なことに,どうするか(夢の中で)結構迷ってるんですね.でも,所詮,夢の中の話で,目が覚めると逆にほっとするかと思いきや,そういう感情は,起きてからもちょっと余韻が残ってる感じで(寝ぼけてるだけかも),何か変な感じです.心のどこかでは,まだまだ働きたいと思ってる?

 こういうのは,深層心理とか,いろいろ言う人はいるんですが,実際は,関係ねーってことなんでしょう.実際,どういう夢を見たから,どうするなんてことは,ありえないことですからね.

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5/6'19
[連休終了]
(日記)

 連休が終わった(と言っても,今日は,専攻公開で出勤でしたが)ということなんですが,誰かが勝手に作った鬱陶しいというか余計なお世話的な休みがやっと終わってほっとするような,もうずっと続いてもOK的な何か変な感じです.でも,お上が強制的に与える10連休とか,ばかげたことは,ほんとこれが最初で最後にしてください.

 変な感じというのは,どういうことかと言うと,3日前くらいまでは,ある意味,快調だったのですが,昨日,今日とあんまり調子よくないんですね.連休疲れ?なのか,ずっと快調だったので,これが終わって欲しくないのか,そういうのとは全く関係なく,たまたまなのか,よくわからないのですが,多分,たまたまというか,疲れたら休めばいいので,それだけの話ですかね.

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 疲れた?みたいで,久しぶりに大学から帰ってご飯を食べたら爆睡でした.でも(何度も書いてる気がしますが)(大したことしてないのに)一体何に疲れてるんでしょうか?

 既に書いたと思いますが「あること」をすると(経験的に)疲労感があるんですが,もしそれが疲れる理由だとすると,それこそ生き方を変えないといけないことになります(が,それも一法かもしれない).

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5/7'19
[連休明け]
(相場)

 連休が終わったのは,別に大したことじゃないのですが,問題は,連休が明けて市場が開くことです.連休前の判断は,売りを継続ということだったのですが,前代未聞の10日間も(世界市場は開いているのに)日本だけ開かないということで,非常に不本意ながら全ての玉を手仕舞いました.

 連休中は,さしたる動きはなく,連休明け,改めてまた売りの玉を建てればいいと思っていたのですが,例によってのTランプ発言です.結局,今日は,かなり下げて,つまりは,連休前の売りを継続という判断は正しかったわけで,そのまま玉をもっていれば,かなりとれたはずが,10連休中市場を一度も開けないという○ホな日本市場のおかげでとりそこなったことになります.

 全く腹立たしい限りで,スポーツの試合に喩えるなら,まさに審判(取引所)の誤審で,得点が取消になったようなものでしょうか.

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 でも,見方を変えると,下げてるわけですから,多くの人が損をしてるわけで,そういう中で,益はとれなかったけど,損はしなかったというのは,まあまあなのかもしれません.

 というか,済んだことはどうでもいいので,問題は(また改めて売ったので),これからですね.

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5/7'19b
(バドミントン)

 練習に行ったのですが,右股関節が痛くてだめでした.右股関節は,ずっと傷めたままなのですが,日常生活は,ほとんど問題ありません.でも,大きくしゃがんだり,バドミントンをしたりすると痛くなることがあるんですが,痛くなるときも突然というか,今日も,昼ご飯食べて椅子から立ち上がったら痛くて歩けないくらいになりました(でも,えっちらおっちら歩いてると少しはましになる).なんなんですかね.

 言えるのは,座るのは,やっぱり,よくないですね.

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 職員のクラブの練習だったので,バドミントン部の練習が見られました.

 佐川智を生で(笑)ちゃんと見とこうと思ったんですが,やっぱり,いいですね.イレギュラー男子相手だと,ほとんどエラーしませんし,この構えとか打ち方ならエラーしないのが必然という感じで,フィジカルもメンタルも安定していますし,体勢が崩されたときも何とか甘くない球で繋ぐこともできてます.ほとんど同じ位置からストロークが始まって,ショットが読みにくいので,男子相手でもカットがどんどん決まります.溝口と大石は,遠くでよくわかんなかったので,また今度.

 あと,他の選手のプレーも見て,いろいろ思ったことはあるんですが,ちょっとここでは書けないかなあ.

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5/8'19
[怪我するのが当たり前]
(バドミントン)

 右股関節ですが,よくないですね.寝てる時もずっと痛かった感じです.しかも,前回の練習の時に右アキレス腱も痛めてしまったようで,つまり,右脚が全くだめな状態で,歩くのもしんどい感じです.

 こんな感じでは,もうバドミントンは,厳しいのかもしれないと思ってしまいます.他のスポーツと比べても格段に体に負荷がかかりますからね.逆に言えば,そんなに負荷がかからないものなら他にいくらでもあるわけで,そういうものに転向すべきということかもしれません.

 でも,その一方で,ようやくバドミントンの運動原理の本質がわかって来たということもありますし,私より年寄りで,パフォーマンスは低くてもプレーしてる人はいるわけで,そういう形でもプレーできるのか,あるいは,やりようがあるというか,今のやり方に問題があるのかもしれません.

 すぐに思い当たるのは,一日の多くを座って過ごしてるわけで,時々,体を動かすと言っても微々たるもので,そんな状態で,いきなりバドミントンなんかやれば,怪我するのが当たり前とも思うんですよね.

 ですから,そこを何とかするという活路もあるかもとは思うのですが,怪我した状態では,まずは安静ですかね.

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5/9'19
[考えるとは,どういうことか]

 昨日は,筑波大バドミントン部の教職員会議と懇親会で,リーグ戦とか,いろんな事情というか,実情みたいなものがわかって,だいたいそうなんじゃないかと思ってたことが確認できた感じだったんですが,体制は大分整ってきたんですが,学生がいっぱいいっぱいになって来てるところもあるので,ちょっと見直した方がいいのかもとも思いました.

 最近は,学生全体に対して,話をする機会は,なくなって来たんですが,以前よく言っていたのは,自分でしっかり考えられるプレーヤー,人間になるということです.これができたら,もう人生成功したようなものだと思いますからね.

 でも,逆に言えば,これがなかなかできないんだと思います.実際,「考えればわかる」ことが考えられてないことがものすごく多いですからね.つまり,実は,それだけ難しいということで,じゃあ,考えるとは,どういうことか,ということから話した方がいいとは思うのですが(例えば,論理的に考えるとか,経験的に考えるとか,理論的に考えるとか,単純に考えるとか,相手の立場に立って考えるとか)なかなかそういう機会がないですね(先日,1年生が来た時は,理論的に(力学的に)考えるという話は少ししました).

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5/9'19b
(日記, 世の中, 経済)

 ここ数日は,夜中に目が覚めてよく眠れない感じです.つまりは,大丈夫になったと思ったけど,ここ数年の傾向通りになってきてしまったということでしょうか.

 東京五輪のチケットの発売が始まって,アクセスが殺到してサイトに繋がらないという報道なんですが,ほんとなんですかね? だとしたら,やりたいことがない退屈な人生を送ってる人が多いんだなと思いますけどね.

 株価のその後ですが,順調に下げてるようです.でも,考えてみたら,新時代は明るいとか言っておきながら,いきなりこれで,まさにこれからどうなるかを暗示してるような気もします.

 そういう中で絶好調の会社があるらしく,それは,Sさん率いるSフトバンクで,営業利益がトヨタに迫る勢いで,Sさんも春が来たと大はしゃぎなんですが,何度も書きましたが,この会社がやってることは,単なる投資なので,(人の命を奪う凶器だけど)車を製造しているとかいうのとは訳が違います.

 でも,更に驚くのは,WBSで,これからの日本は,このSフトバンクモデルでやって行くべきとか言ってる専門家?がいたことです.言ってることは,濡れ手で粟で儲かるから皆さん株を買いましょうと言ってるのと同じです.

 つまりは,SフトバンクもSさんもこんなことやってて,浮かれているようでは,必ず来る世界恐慌に壮大に巻き込まれて,あっという間に転落するということでしょう.

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5/10'19
[そもそも投資って]
(経済)

 上のSフトバンクのSさんの話ではないですが,そもそも,投資って何ですかね? 値上がりしそうな株とか商品とか不動産とか美術品とか会社とかを買って,思惑通り値上がりしたら売却して儲けるってことなんですが,もちろん,何が値上がりするかを見抜く必要はあるのですが,ここ10年くらいは,基本的に右肩上がりなので,何を買ってもある程度は儲かってるわけで,しかもこの低金利ですから,ばんばん借金して莫大な資金をぶっこむほど儲かってるわけです.

 でも,右肩上がりが永遠に続くことはありません.ん? そうなの? NYダウは,100年くらい基本的に右肩上がりだし,急成長して世界経済を牽引しているアマゾンとかアップルとかグーグルとかは,アメリカの企業だし,これからも右肩上がりは,続いて行く?

 仮にそうだとしましょう.そうだとすると,これらの企業の株を買ってもっておけばいいってことですよね? つまり,何もしないで濡れ手で粟で働かないで何も生み出さないで遊んで暮らせるわけです.資金がない? これだけの低金利ですから,借りればいいんじゃないですか? でも...

 みんなそう考えたらどうなりますか? つまり,みんな働かずに株価だけが上がり続けて,誰も働かずにみんな遊んで暮らせる?

 そんなことはありえません.「論理的に考えれば」,当たり前のことです.

 確かに儲かってる人もいますし,ここ10年は,何を買っても儲かったので,そういう人もちらほらいると思いますが,どこかで必ず右肩上がりは,終わります.アメリカ株も然りです.というか,右肩上がりが続いたからこそ危ないということです.つまりは,どこで売り抜けるかの非常にシビアな判断が必要になるということで,そこを勝ち抜いた極々僅かな人だけが最終的に生き残る(ほとんどの人は討ち死に)ということです.

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5/12'19
(日記, 経済, 世の中)

 何か疲れてるんですかね? 金曜の夜は,ご飯を食べて横になったら,途中一度起きただけで,結局,そのまま朝まで寝た感じで,土曜日は,横になることはなかったんですが,今一な感じで,今日は,少しはましな感じでしょうか.まあとにかく疲れたら休むってことですかね.

 米中通商協議は,結局,合意に至らず,追加関税が発動されました.これからどうなるという予想はいろいろあるみたいですが,言えるのは,アメリカは,妥協しないということです.だって,目的は,保護主義とか不公正を是正するという以前に,中国叩きだからです.

 このままでは,世界の覇権を中国に握られるのは目に見えてて,アメリカにとって,それは,何としても避けなければならないわけで,まだ勝てるうちに(関税をかけ合う貿易戦争に勝てるうちに).潰しておこうということです.

 そうすると,中国が妥協するまでは,貿易戦争は,終わらないことになるのですが,問題は,中国がどうするかですね.多少不利な条件を飲んで,そこを乗り越える策があるのかということでしょうか.

 北朝鮮問題も似ていて,言えるのは,北朝鮮が核を手放すことはないということです.そういう中で,どうやって経済を何とかするかということでしょうか.

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5/12'19b
[おかしなこと]
(経済)

 そもそも投資っての続きになるのかもしれませんが,これからどうなるでしょうね.私の(中長期的な)予想は,世界経済は減速し,経済危機がやってくるというものです.日本は特にやばいです.それは,経済の予想というよりは,「どう考えてもおかしい」という論理的なことの方が大きいですかね.

 じゃあ,どうしたらってことですが,経済危機がやって来て,株価が暴落するのなら,売れば(空売りすれば)いいし,商品を買えばいいということになります.日本がやばいということなら,日本円を売って外貨を買うということでしょう.

 でも,商品や外貨を買うのはともかく,株の空売りは,やっぱり,怖いですよね(損失無限大ですから.でもまあ,そういうリスクをとれるかってことなんですけど).

 そうすると,経済がやばくなっても生き残る国とか会社を探そうってことになるんですが,これから覇権を握ろう?という中国とか,一人勝ちと言われているアメリカがどういう状況か,ということで,ここ数十年の株価を見てみます.

 上が上海総合(中国株)で下がNasdaq(アメリカ株)です.

 まず,これから覇権を握ろう?という中国ですが,そんな感じじゃないですよね.というか,2008年に(北京五輪)バブルが崩壊して,その後,その時の高値を抜けずに低迷しているのは,まるでバブル崩壊後の日本です.

 いやいや,ここから中国が覇権を握るので,どんどん上昇して行くからここ買い場? 中国経済の(貿易戦争がなくても)失速とかいろいろやばいことを考えると,とてもそんな感じはしませんよね.

 じゃあ,絶好調のアメリカ株を(高値にあるけどまだまだ上がるので)買うべき?(そう言えば,バフェットが高値圏にあるアマゾン株を初めて買ったというニュースが流れていた) それはそれで怖いですよね.今がバブルなら(ていうかバブルなわけですから),2000年のITバブルの高値圏にあるとすると,あっという間に1/5になってしまうわけです(おーこわ).

 つまり,今って非常に難しい時期というか,少なくとも株を買うのは,かなりリスクがあるわけで,むしろ,売る方がリスクが低い感じがしてしまいます.

 でも,今の世界経済の状況としては,インフレで,世界の中で唯一インフレになってない日本に住んでいるというメリット?を活かす方法はあるかもしれません.具体的に言えば,アメリカに住んでいてアメリカ株をもっていても,物価もどんどん上がってるわけで,結局,ウハウハとは行ってないわけで(特に額がでかい不動産バブルがアメリカに限らず先進国ですごいことになってる),でも,日本に住んでれば,関係ないわけで,つまりは,日本に住んでアメリカ株をもてば,ウハウハになるはず?ということになります.

 でも,これは,経済原則に反していて,というのは,そういう国の通貨は安くなるわけで,つまり,アメリカ株をもっていて,株価が上がっても,経済がよくない国の通貨が下がって,つまり,円安になって,プラマイゼロになるのが「自然」なわけです.

 でも,現状は,そうはなってないので,そこを「とれてる」人もいるとは思うのですが,言えるのは,そういう「不自然」なことは,どこかで大反転するということです.それが,アメリカ株の暴落なのか,ものすごい円安なのかはわかりませんが,「おかしなこと」が永遠に続くことはなく,それは,何も生み出さず,ただお金をぐるぐる回して経済成長?して,株価が右肩上がりというのも然りです.

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5/13'19
[男子の入れ替え戦]
(バドミントン)

 男子の入れ替え戦ですが,S3で土平がファイナル22-24まで食らいついたようですが,2-3で中央大に負けてしまいました.残念.

 でも,まずは,この現実を受け入れて,そこからということです.つまりは,向くのは下ではなく,上ということです.

 でも,高上がちょっと心配ですね.先週の火曜日に見たときは,全然動けてなくて,別人のようでした.フィジカルとかメンタルというより,単に動き出すタイミングというか動きがずれてるだけのように(私には)見えたのですが,これがずれるとかなり大変です.でも,そこに気づいて,地道に修正して行けば,必ず大丈夫になると思いますし,ものすごいポテンシャルをもった選手なので,自信を持って欲しいですね.

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5/14'19
[米中貿易戦争のせい?]
(経済)

 昨日は,アメリカ株も大幅安で(でもアメリカ株自体は,まだ売りになってないと判断),日本は,それ以上に新時代(笑)になって,どんどん下げているんですが(どこが新時代やねん),報道では,もっぱら強硬なTランプのせい,米中貿易戦争のせいだと言っています.

 そうですかね? 私はそうは思いませんけど.実際,追加関税がアメリカ経済に与える影響は,微々たるもの(GDPの僅かに0.2%程度の影響しかない)ですからね.

 じゃあ,どうしてそういう報道になってるかと言うと,そういうことにした方が視聴率がとれるということでしょうか.つまりは,事実と異なることを平気で報道しているわけです.

 思い返せば,リーマンショックもそうですよね.別にリーマンブラザーズが潰れたから景気が悪くなったわけではありません.景気が悪くなったからリーマンブラザーズが潰れたのです.

 今回も米中が貿易戦争するから景気が悪くなるのではなく,無理くり経済を回すことができなくなって,アメリカがいっぱいいっぱいになって,中国の急成長というかバブルがはじけて,やばいことになって,お互い余裕がなくなって,米中貿易戦争になってるってことでしょう.

 つまりは,米中が和解して,貿易戦争が終われば,景気が回復するなんて話じゃないし,そもそも,アメリカは,一歩も引かないでしょうから,貿易戦争が終わることもないでしょう.だって,資本主義経済というのは,(これ以上実質経済成長できないので)食うか食われるかの戦争ってことですからね.

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5/14'19b
[そんなに深く考えなくても]

 世の中,これからどうなっていく?みたいな不穏な空気が流れているのですが,学生達と話をしていると,そんなに深く考えてるような感じではなくて,具体的には,そこそこ安定していて,疲れたらしっかり休めるブラックでない会社に就職して,仕事以外においしいご飯を食べるでも映画でもゲームでもアイドルでも家庭でも,何か人生の楽しみみたいなものがあれば,何とか楽しくやって行けそうだ,みたいな感じでしょうか(まあいいんじゃないですかね).

 世の中,どうなるかはわからないところはあるのですが,どうにかなるものでもないし,しっかり経済感覚を発揮して,余計なものに散財しないくらいが現状できることというか,それさえしっかりやっていればってことですかね.

 仕事に関して言えば,出世みたいなこともあんまり興味ないみたいですが,それは私もそうで,出世のために仕事をする必要は全くないと思います.でも,そんなこと関係なく,やらずにおれなくなることがあるかないかは,大きいと思うんですよね.

 私は,これまでの人生で,そういうことが何回かあったと思うのですが,その時は,ほんとに楽しかったし,結果的に,大きな成長というか,まさに「見える世界が変わった」経験をしました.

 でも,そういう「やらずにおれなくなる」経験って,どのくらいの人がしてるんでしょうか? 私は私のことしかわかりませんが,何となくそんなに多くの人が経験してるわけではない気がします.だって,そういうことがあれば,間違いなく「成功」しますが,多くの人は,「成功」していないわけですからね.

 かく言う私も「やらずにおれない」状態になったのは,人生の中の極一部に過ぎませんし,どこがどうなったら「やらずにおれない」状態になるのかは,未だ以てわかりません(成功した人は,楽しく蝶を追いかけていたらいつの間にか頂上に辿り着いた人だが,蝶を追いかけることが楽しくなければ,話が始まらない).

 もしそういう状態を人為的に作り出せたらすごいことになるとは思うのですが,体と心がもたない気もします.ですから,なるようになってるというか,結果が全てというか,まさに身の丈ということで,歳をとってからは,そういうことを受け入れるということが意外と大事な気がしますが,若いときは,そんなこと気にせず,やりたくなったら,がんがんやって欲しいとは思いますね.

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5/14'19c
[経済って]
(経済)

 GDPとか経済成長とか言うんですが,結局,単にものの値段が上がってインフレになってるだけって気もするんですよね.いやいやいや,スマホができて便利になった? でも,スマホを買った人がその便利さを活かして何か新たに産み出してますか? バカ高い通信料払って,1日何時間もスマホいじりに費やして,いいねが欲しくてインスタ映えする写真を撮るために交通費使って出かけてバカ高い変なスイーツの写真撮ってって,まさに無駄なお金をぐるぐる回してるだけじゃん.

 でも,そんなことは,実は大したことなくて,一番額がでかいのは,不動産です.個人が家賃を払ったり家を買ったりとかもありますし,それは,会社にとっても同様です.

 でも,不動産の「量」って,地球上の人間が住める土地が限られている以上は,増えることはありません(タワマンとか作っても大したことない.そういう意味では,新大陸の開拓は,大きかったし,それでアメリカは躍進した).

 量(供給)が限られれば,値段は,需要,即ち,人口で決まります.つまりは,人口が増えてきたからものの値段,不動産価格が上がり,インフレになって,経済成長してきたように見えたってことでしょうか(技術革新によってものの値段は逆に下がるけど,不動産(土地)に技術革新は,関係ない).そして,日本を始めとして,その人口増加が頭打ちになってくれば,経済成長が止まるのは,自然の流れでしょう.

 それでも,アメリカ株は,まさに青天井であるかのように上がり続けているわけで(アマゾンが儲かってもその分他の小売業者が割食ってるだけ),まさにおかしなことが起こってる恐ろしさを感じませんか?

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5/14'19d
[よく見ると]
(経済)

 この記事の上海総合指数の推移ですが,北京五輪バブルの高値を抜けずに低迷しているんですが,よく見ると,底値(赤線)がだんだん切り上がっています.

 そして,今年に入っての反発もまさにそこで起こってるわけで,そこを拾っていけば,期待できる?

 でも,赤線の傾きを見ると10年で2倍強ってところですから,年率にすると8%くらいで,まさに「これまでの」中国の経済成長率とだいたい対応しているんですが,年利8%では大したことないですし,これから「これまで」のような成長は厳しいでしょうから,やっぱり,なしですかね.

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5/14'19e
[右股関節とアキレス腱]
(バドミントン, 生活)

 また痛くなってしまった右股関節ですが,よくないです.寝てる時に伸ばしてしまってる感じで,2014年の時と似てきました.おまけに右アキレス腱も痛いし.

 そのときの経験としては,安静にしていても整形外科に行ってもよくならず,結局,動かしていたら,いつの間にかという感じでしょうか.実際,バドミントンに限らず,日常生活でも,痛いからと言って動かさないでいると,却ってどんどん悪くなると思うんですよね.

 ということで,構わず練習することにします(と言っても週一くらいか).痛くて動けないのでパフォーマンスは,出ないのですが,まあしょうがないですね.後は,変な癖がつかないようにというか,しっかり,動きを洗練することを意識するってことですかね.

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5/15'19
[忘れる]
(バドミントン, その他)

 と書いたのですが,そんな単純な話ではなくて,既にどこかで書いたと思うのですが,例えば,週一で練習するのであれば,その強度と頻度の体への負担が大きくなり過ぎないように,練習以外のところで,体を動かしてないといけないということです.

 それは,日常生活の中で座り続けないとか,時々体を動かすということもありますし,週一という低頻度でバドミントンという体にかなり負担がかかる運動をして,動けないほどどこかが痛くなるのなら,現状ではだめということでしょう.具体的には,週一の練習以外に週一か二で30分くらいは,同じくらいの強度で体に負荷をかける必要があるのかもしれません.

 だったら,週二とか週三とかで練習すればいいじゃんというのは,その通りなんですが,それは負荷が大きいというか,忙しくて無理ということもありますし,練習と言っても,基礎打ちとダブルスのゲームという感じで,動きを洗練するちゃんとした練習ができないのであれば,そういうトレーニングをするということにしたのでした.

 でも,できる範囲でやってるつもりが,いつの間にかやらなくなってるというか,そういうことすら忘れているわけです.つまりは,やらないといけないけどさぼっているという感覚もないんですね.

 この「忘れる」という感覚ですが,そういうことが起こるようになったのは,最近というか,少なくともここ5年くらいのことで,どうしてそういうことが起こるのか不思議です.本能的にもうやるなとDNAが言ってる気もするんですが,時々,はっと我に返って忘れてることに気づくわけで,ちょっと厄介ですね.

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5/15'19b
[意識できない]
(バドミントン, その他)

 忘れるということと関係するのかもしれませんが,「意識できない」ということも起こるようになりました.具体的には,プレーするときに意識すべきことがあって,それを意識すると格段にパフォーマンスが上がるのですが,気がつくと,いつの間にか,意識できなくなっていて,パフォーマンスが下がります.

 何度も書いているように,無意識ではなく,無意識に意識になるまで,意識し続けることが重要なのですが,いつの間にか,意識できなくなってるわけですから,いつまで経っても無意識に意識にならないわけです.これも最近というか,5年とか10年くらいに起こるようになったことでしょうか.

 と書いたのですが,バドミントンでは,そうなってしまうのですが,スキーでは,意識し続けることは何とかできてるような気がしますから,種目の問題ですかね.

 というか,バドミントンでゲームになってしまうと,そういうこと以外に意識しないといけないことがたくさんあるので,要は,意識できることに集中できるようにラリーではなくパターン練習にして,ということはあるわけで,これもちゃんとした練習ができない弊害ってことですかね.

 でも,そういう環境を変えることができないのなら,そういう中でどうするかということなわけですから,そういう中で何とかするしかないでしょう.

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5/15'19c
[普段から体を動かしておく]
(体, バドミントン)

 と書いたのですが,何か違う感じもしてきました.

 ちゃんとした練習ができないということで,打つのは,十日一くらいにして,それ以外は,普段から体を動かしておくということで,やってて,それはできてたと思うし,それなりに順調に回復して来てたと思うんですよね.

 でも,腰痛になったあたりから,普段から体を動かしておくことができなくなって,それを機にあまりやらなくなって,そういう状態で練習に行って,怪我ということになってしまったわけで,要は,普段から体を動かしておくことをしっかりやるべし,そして,それができてない状態で練習に行くべからず,ということなんだと思います.

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 でもまあ,この歳になって,バドミントンみたいな激しい運動する方がどうかしてるというか,全体からすると非常に稀なケースなわけで,跳んだりはねたり走ったりしなくても適度に体を動かすことで健康維持につとめるというのが普通なんでしょう.

 ですから,バドミントンみたいな激しく体に悪いことはやめて,もっと歳相応なことにという考えもあるとは思うのですが,少なくとも今は,バドミントンをやめる気はないので,だったら,そういう中でどうするか考えないといけないということです.

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5/16'19
[ソフトテイクオフ]
(体, バドミントン)

 もっと単純に考えると,単にフィジカルが低下してるだけってことかもしれません.それなのにゲームになるとどうしても球に食らいついてしまうんですが,実際は動けないのに,動けていたときの感覚で動こうとするので,怪我に繋がってしまうわけです.

 だったら,そこをうまくセイブして,球に食らいつかないようにすればいいんじゃない?と言う人もいるとは思うのですが.この「球に食らいつく感覚」(でも,力任せにやみくもに飛びつくのとは違う)は,ものすごく重要で,これなしに競技力の向上は望めません.

 じゃあ,どうしたらいいかですが,フィジカルを上げればいい,即ち,トレーニングということになります.でも,ここでも昔の感覚でトレーニングしてしまうと怪我してしまうのは同様で,そこをうまくソフトランディング,ではなく,ソフトテイクオフする必要があるということですね.

 でも,これも果てしなく難しくて,実際,何度も怪我してるのですが,バドミントンのラリーよりはコントロールしやすいというか,そもそも,バドミントンのラリーでは,コントロールすべきではないので,ここで調整するしかありません.

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5/17'19
[VIX指数(再)]
(相場)

 2年前,資保について検討しているとき,VIX指数について書いたことがありました.その時は,資保のヘッジとして考えていて,でも,ヘッジとして使うには,使いものにならないという結論だったのですが,逆に言えば,資保ではなく,日運とか短運的には,使いでがあるということです.

 具体的には,日運とか短運とかで売るときのように,相場が下がるという相場観をもったときは,VIX指数を買えばいいわけです.でも,日経225を対象としたものは,全然だめだったわけで,ここでは,本来?のNYの株価指数であるSP500を対象としたVIX指数は,どうかということです.

 実は,日運や短運は,非大手証券株という日本株が対象なのが気になっています.具体的には,リーマンショックのときのように,アメリカ株が経済恐慌の震源地となる可能性が高くて,これを売っておかないと,アメリカ株が下げてから日本株を売っても間に合わない可能性があるからです(10連休とかもあるし).それで,Nasdaqをずっとウォッチしてるのですが,VIX指数は,ものすごく敏感で,売るなら(VIXの場合は買うことになる)こっちの方が効率がいいということで,これもウォッチすることにしました.

 ただし,実際に買えるのは,CBOTのVIX指数先物のCFDで,限月が1ヶ月で,ロールオーバーで「もって行かれる」ので,玉をもつのは,数日(で何割も変動する),長くて1ヶ月ということになります.

 ちなみに現段階では,Nasdaqは,買いを継続,VIXは,中立です.

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5/20'19
[何だかみょーな感じ]

 (研究関係以外のあまりやり甲斐のない)仕事が忙しいときは,何やってんだかとなるのは,相変わらずですが,そうでないときは,基本的に悪くない状態で平穏に過ごしています.でも,何だかみょーな感じもするんですね.

 基本的には「何かを目的とする」ことはもうないし,そうすると張り合いみたいなものもないけど,余計で面倒なこともないわけで,プラスマイナスゼロの上に「それそのものを楽しむ」という内的熟達が乗っかってプラスなのでこれでOK,もう準備OKでもあるんですが,まだちょっと慣れないというか,時々引き戻されるような感覚もあって,やっぱり,みょーな感じです.

 でも,徐々に慣れていくというか,まさにソフトランディングして行くんだと思います(短+04).

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5/20'19b
[宮崎務先生]

 地震研におられた宮崎先生が亡くなられたと連絡がありました.思うことは,柳澤先生が亡くなられたときと近くて,今年も年賀状は来てましたし,でももう88ということですから,そういう時期というか,あれからもう時間が経ったんだなあということでしょうか.

 宮崎先生の専門は火山で,1986年の伊豆大島噴火のときの活躍は有名ですが,私が地震研に就職したときは,もう退官されてました.でも,よく南研とか六部とか無名会とかに顔を出されて,夏合宿にもよく来られてました.

 その頃,先生は,東京都におられて,これは,私の予想に過ぎないんですが,私の仕事人生を根本から変えた1999年台湾集集地震の東京都の被害調査に纐纈先生が誘ってくださったのですが,その大元は,宮崎さんだったと思うんですよね.ですから,まさに恩人ということになるんだと思います.

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5/20'19c
[オケ vs ピアノ]
(音楽)

 先日,筑波大学管弦楽団の定演に行ってきました(A井研のI上さんがチケットをくれて,うまい具合に時間が空いてたので).曲目は,ヴェルディ,チャイコフスキー,そして,ベートーヴェンの7番です.10分くらい前に行ったのですが,ホール(つくばセンターにあるノバホール)は,7割方埋まってる感じでした.1000人くらいのホールで100人規模のオケをやるには,ちょっと狭い感じがしたので,後ろの方の真ん中(ピアノだと前から7,8列目くらいで,手が見える少し左がベスト)に座ったんですが,もうちょっと後ろでもよかったくらいです.

 演奏は,上手かったですね.大学のオケは,東大とか早稲田とかは聴いたことがありますが,かなり上手いです.筑波大も普通に考えれば,(偏差値的に?)同じくらいの技量があってもおかしくないので,これくらいの演奏はするだろうとは思ってましたが,予想より上手かったかもしれません.

 もちろん,いろいろ細かいこととか個人の技量とかを言い出せばきりがないんですが,何よりしっかり練習して,演奏としてやるべきことをちゃんとやって,人前で演奏できる一定の水準に達していたと思います.演奏以外のいろんなマネージメントとかもしっかりしてて,とても好感がもてました.定演は年2回で,もう80回を越えるわけですから,ほぼ大学創立時からあるわけで,いろいろ積み上げてきたものもあるんだと思います.

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 演奏を聴いた感想は,以上のような感じで,行ってよかったと思いますが,いろいろ考えてしまいました.端的に言えば,オケ vs ピアノということでしょうか.

 どこかで書いたと思いますが,オケとか合唱団とかに入っていて,演奏会をやるから聴きに来てっていうのっていいなって思うんですよね(というか,そのときは,そう思っていました).というのは,オケとか合唱って「大事故」が起こらないからです.例えば,何の楽器にせよ,自分が音を外しても,もっと極端に言えば,「止まって」もそれほどの「大事故」にはならないでしょう(合唱ならもっとそう).でも,ピアノはそうは行きません.

 止まったら大事故ですし,わからなくなって,ぐだぐだになってもかなりの事故です.私自身,小さい時,暗譜して忘れて,それ以来,怖くて暗譜で弾けなくなったことはどこかで書きましたし,去年のピアノプロジェでは,タブレットが反応しなくなって,最後はぐだぐだになりました.私の技量が足りないということもありますが,そういうことは,プロのピアニストにも起こることで,実際,そういう場面に遭遇したこともあります.

 じゃあ,ピアノなんかやめて,例えば,中高とやってたクラリネットでオケに入るか,とはなりません.それは,私のクラリネットの技量が遥かにピアノに及ばないということもありますが,オケってやっぱり大変なんですよ.

 大学のオケは,毎日,夜遅くまで練習してるわけで,個人練習,パート練習,全体練習とかなりの拘束時間があると思います.喩えて言えば,運動部に入ってるようなものです.社会人のオケは,そこまではないと思いますが,ちゃんとした演奏をするのなら,毎週末,練習に行かないといけないのは,mustですし,当然のことながら,個人練習は欠かせないので,今日は,練習したくないなと思っても練習しなければなりません.

 曲目も全体の方針で決まるので,自分がやりたい曲ができるということはありません.自分が失敗しても大事故にならないということは,リターンというか,その他大勢の一人というか,貢献度も1/100とも言えます.

 でも,それでもオケならではのよさは,やはりありますね.それは「合わせる」快感です.上で貢献度が1/100と書きましたが,実際は,そんなことはなくて,ソロとかの見せ場もありますし,低音やリズムを刻むのも快感ですし,何より音を合わせて一つの音楽を作って行くのは,大きなダイナミズムです.スポーツで言えば,チーム競技のよさのようなものでしょうか.

 でも,それでも,オケをやりたいとは(もう)思いません.それは,内的熟達的に生きることにしたからで,そういう意味では,ピアノでさえ,人前で弾くことは,もう動機付けになっておらず,今の私にとって,普段の練習が全てなわけで,そういう状態でやって行けるのは,(一人で弾いて一人で完結する)ピアノだからです.

 でも,筑波大のオケの演奏を聴いて,しっかり練習して,しっかりマネージメントして,お客さんもしっかり集めて(でも,1000人くらいのホールなので,家族とか親戚とか友人とか一人頭5,6人集めれば,7割方は埋まるか.OBOGもいるし)しっかり演奏するのを見るといいなあとは思いますね.

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 ピアノを弾くのは,普段の練習が(ほぼ)全てってことでいいんですが,年に1回だけ演奏会(ピアノプロジェ)で弾いています.人前で弾きたくないのなら,出なきゃいいだけの話なんですが,現実的には,そうも行かないというか,まあ1/365なら,普段家で弾いてるのを外で弾くだけみたいな感じで,弾けばいいとも思うのですが,去年のようなことがあると考えてしまいます.

 去年の場合は,タブレットが反応しなくなったというまさに事故だったんですが,そうでなくても,危ない場面は,いくらでもあって,そういうこと自体が精神衛生上しんどいんですよね.

 じゃあ,ゴドフスキーのジャワ組曲とか超難曲なんか弾いてないで,もっと堅実にちゃんと弾ける曲弾けばいいじゃんとなるんですが,私にとって,重要というか全てなのは,普段の練習で,つまりは,弾きたい曲,弾く気になる曲しか弾く気にならないので,人前でちゃんと弾くことがそれに優先することはないんですね.

 でも,それでも,当日しんどい思いをするのは,やっぱり嫌なので,どうしたもんかという感じですが,まあ,できるだけ練習するってことですかね.あとは,やっぱり,何とか当日そこそこ弾けるようにマネージメントするってことですかね.そういう意味では,去年は,タブレットが反応しないという事故はともかく,モンポウのショパンヴァリエーションだけ(でもかなりの大曲)にしとけばよかったのかもしれませんね.

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 そうそう,筑波大のオケを聴いて,筑波大のピアノサークルは,どのくらいの演奏をするんだろう?と思い始めました.先日の専攻公開の時,説明会で使った大きな教室にグランドピアノがあって,そこの出口に新歓演奏会のプログラムが置いてありました(ちなみに東大ピアノの会は,新歓演奏会ではなく,新観演奏会).

 プログラムを見た感じだと,こんなもんかという感じでしたが,これも実際に聴いてみないとわからないというか,上手い人もそうでない人もいるってことなんでしょうが.

 でも,近現代の知られざる難曲というか,ジャワ組曲みたいなのやる猛者(笑)は,さすがにいない感じですかね(それは,プログラムを見ればわかる).

 調べたところ,正式名称は,筑波大学ピアノ愛好会で,次は,ノバホールでサマーコンサートをやるみたいです.

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5/21'19
[オケと社会]
(音楽, 世の中)

 合わせる快感ですが,オケって,やっぱり,かなり特殊ですよね.比較対象としては,弦楽四重奏(SQ)とロックバンドを考えると,SQは,寄与度1/4なので,その他大勢に埋没することはありませんし,それは,ロックバンドもそうです.役割は,それぞれで,SQの第一ヴァイオリンが主旋律を弾くことが多いですが,低音を担当するチェロは,とても重要です.ロックバンドだって,ヴォーカルやギターがメインを思われがちですが,重要なのは,ドラムとベースで,喩えて言えば,指揮者のようなものでしょう.

 それは,オケも同様なのですが,数が半端ないので,その他大勢に埋もれる度は,大きい気がしますが,そうでもなくて,それは,楽器がものすごくヴァラエティーに富んでいて,ソロ的なところでなくても,ちゃんと目立つところは目立つ(これは,作曲者の力量にも依存)んですね(正確には,目立つという表面的なことと言うよりは,まさに役割分担ということか).

 例えば,チケットをくれたI上さんのパーカッションですが,ずっと演奏しているっわけではないのですが,まさに見せ場で大活躍するわけですし(彼女が当日担当していたのは,スネアとバスドラム),主旋律でなくても,例えば,ヴェルディの曲でフルートがトリルを吹くところがあったんですが,ここは,かなり重要です.

 ですから,どの楽器をとっても,存在意義があるわけで,でも,100人くらいいるわけで,ちょっと不思議ですね.こんな大人数で一つのものを同時に同じ場所で作り上げるものって他にあるんでしょうか? スポーツでは,そんな大人数のものはないですが,ぱっと思いついたのは,日体大の集団行動くらいですかね(笑).

 先日,トランペットを吹く研究室の学生と,オケやるとしたらどの楽器が一番おいしいかという話したんですが,トランペットなんか,まさに花形かもしれませんね.ヴァイオリンは,主旋律を弾いてることが多いんですが,何十人もいますからね.

 私が一番よくオケ曲を聴いていたのは,高校時代だと思うのですが,スコアを見ながら聴いてて気づいたのは,フルートが結構主旋律を吹いてるんですね.ピッコロに至っては,あの高音ですから,全体がffで鳴っていても,それを劈くほどの破壊力(笑)です(春祭第2部(YouTubeへのリンク)).

 私が中高とブラスで吹いてたのは,クラリネットなんですが(そう言えば,バスクラも吹いてた),フルートももってて,一応,吹けると思います(でも,もう何十年も吹いてないので,今は吹けないかも.それは,クラリネットも同じか).一応吹けるということだと,トランペットとかトロンボーンとかマウスピースが大きいものは,何とか吹けたと思いますが,ホルンは,ちょっと厳しいですかね.

 ブラスには,弦はないので,クラリネットがヴァイオリン的な主旋律を吹くことが多かったんですが,自分の音が音楽全体の中でパフォーマンスを発揮しているという実感は,ほとんどなくて,ピアノと比べると,モチベーション的には,今一でした.逆に.運動会の応援でバリトンサックス吹いたときの方が音が大きくて目立って楽しかったです(笑)(対照的にバスクラは,音も低くて小さくてつまらなかった)(短-04).

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 少し敷衍して考えると,オケってまさに社会そのものかもしれませんね.オケの中の誰一人欠けても演奏は成立しないわけですからね.

 社会にも,いろんな人がいるわけて,それぞれの社会的分業で成り立っていて,誰一人欠けても成立しない.でも,現代社会では,そういうわけではなくなってて,誰かいなくなっても,一国のリーダーですら吹けば飛ぶような存在で,でも,昔,例えば,一つの小さな村とか助け合って生活してたときは,そうではなかったと思うんですよね.

 それが今では,家族とか,会社の中のいっしょに仕事をするプロジェクトみたいなのかもしれません.そういう意味では,ちょどいいサイズ感みたいなのがあって,例えば,一つの研究室は,それに近いと思うのですが,何十人とか100人とかになってくると,いろいろ問題が出てくるわけで,やっぱり,オケって大変なのかもしれませんね.

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 あとは,人生って,やっぱり,「たった一つのこと」しかできないんだなと思いますね.オケやろうと思っても,たった一つの楽器を選ばないといけないわけですし,ヴィラ=ロボスのようにオケの全ての楽器を演奏できたとしても,それを同時にやるのは不可能なわけで,全体を統括する指揮者にしても何の音出しもしてない(指揮者には,そういうストレスが相当あるみたい)わけですからね.

 そういう意味では,私は,普通の人よりは,多くのことをやってきたとは思うのですが,全体からすると,極々一部に過ぎないことに愕然とします.

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5/21'19b
[大変]
(音楽)

 スネアドラムということで,すぐに思いつくのは,ショスタコーヴィッチのシンフォニーです.10番(YouTubeへのリンク)もそうですが,他のシンフォニーでも(シンフォニーなのに)スネアドラムがよく使われています.そして,スネアドラムということなら,10番ではなく7番でしょう.7番については,政治的なこととかいろいろ言われてて(そもそもレニングラードって名前付いてるし),ショスタコーヴィッチ自身,そういう制限の中で音楽を書いてたってこともあるんですが,音楽自体は,単純でわかりやすいです.

 その7番ですが,出だしはこんな感じ(同上)なんですが,一度静かになって,遠くの方からかすかにスネアドラムが聞こえてきます(同上).そして,いろんな楽器が入れ替わり立ち替わりミーファーミシッシッ(移動ドだとドーレードソッソッ)ってやるんですが,盛り上がって行くまで(同上),ずっとスネアドラムがずっと同じリズム(しかも時々局所的にリズム変わる)を刻み続けるんですよ.大変じゃないですか?(笑)

 そっか,これってラヴェルのボレロ(同上)ですね.そう言えば,これの連弾版の下をやったことがあるんですが,スネアドラムのリズムを最初から最後までずっと刻み続けるので(上は涼しい顔して主旋律を弾いてるだけ)めっちゃ大変でした(笑).

 でも,逆に言えば,大変な方がやり甲斐や達成感があって,成し遂げれば評価もされるわけで,単に楽しても別にいいことなんかないってのは,全てに通じることでしょうか.

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 関係ないんですが,久しぶりにフルスコアを見て思ったのは,ショスタコーヴィッチのシンフォニーのような大編成の曲でも,スコアは「高々十数段しかない」ってことです.これって,ある意味,すごくないですか?

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5/21'19c
(バドミントン)

 右股関節もアキレス腱も痛いのですが,安静にしててもよくならないので,練習に行きました.前回の練習から一週間ですが,できるだけ座り続けないように,時々,体を動かすようにはしてました.右股関節は,朝起きたときが一番痛いのですが,練習は夜なので少しは収まってる感じでしょうか.アキレス腱痛は,先週の練習後よりは,大分,痛みは引いた感じはしました.

 今日は,雨で,体育館の床が滑るということもあって,パフォーマンス的には,相変わらずだめだめですが,何とか完走?することはできました.ですから,こんな感じでやって行くってことですかね.

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5/22'19
[隔世の感]
(思い出話)

 単なる思い出話なんですが,中学の時は,毎月もらう小遣いで,ケンプのベートーヴェンのピアノソナタ全集とかルービンシュタインのショパン全集(実際には,エチュードだけ含まれていない)とかのLPを買い集めてたり,当時発行されたばかりのレコードの総カタログ(電話帳)と首っ引きになって,例えば,シューマンのピアノ曲をダブり無し,かつ,優秀な演奏家のものをどう組み合わせるかをパズルして買い集めたりしてたのですが,高校に入ると,本田さんとか上野さんとかブラスでオケ曲に造詣が深い人達がいたりして,ピアノ曲だけではなく,オケ曲も聴くようになりました.

 きっかけは何だっかなあ.チャイコフスキーの6番(悲愴)だったかな.本田さんと5番のカラヤンのエンジェル盤とグラモフォン盤(だったかな?)で,エンジェル盤のティンパニーがどうこう話してたのを憶えてますからね.

 でも,ピアノ曲もそうですが,オケ曲となると数が膨大で,小遣いが...(笑).ということで,FMのエアチェック(と当時は呼んでいた)をしていたのをよく憶えています.具体的には,2週間に1回発行されるFMfanを買って(ちょうどその頃,音友から週刊FMも創刊されたがすぐにFMfanに駆逐されたと思う),めぼしい曲をチェックしてラジカセとタイマーを組み合わせて,カセットテープに録音するわけです.

 LPは,同時は,1枚2500〜3000円くらいですが,カセットテープは,どこかで書いたと思いますが,当時一番性能がいいTDKのSAの90分の定価が1本1000円で,西新のベスト電器で買うと,1割引で,クーポンを使うと更に1割引で810円でした.今だと1本100円くらいなんですが,それでもLP1枚に比べると実質1/3以下ですからね.

 このやり方でいろんな曲を聴いたと思います.ラジカセだと音の広がりというか臨場感が今一で,それで,イヤホンジャックに左と右とそれぞれ繋いで別々に聴くと,ものすごく臨場感が増すことに気づいて,ヘッドホンが欲しくなって,テストで何番以内に入ったら買ってもらうという約束を親として,見事目標を達成して(笑),買ってもらったのも憶えています.

 FMのエアチェックは,大学入学後も続いて,少しでもいい音で,ということで,アンテナを自作したり,10万円以上するオープンリールを買ったりしてました.でも,ティアックから新発売になった鳴り物入りのEEポジションのものだったんですが,時々,録音レベルががくんと落ちるという不良品(システム)で,そういうことがあってから,だんだん萎えていったような気がしますが,主なものは,一通り聴いたんじゃないですかね.

 こうして振り返ってみると,まさに隔世の感で,今だとYouTubeで検索すれば,何でもだいたい見つかるわけで(近現代のレアものも),すごく便利になったとは思うのですが,人間,自由になるほど不自由になるじゃないですが,何かが失われた感じもしますね.実際,中高大と限られた情報や資源の中で苦労して音源や譜面を探し回ったりするのは,大変でしたが,ものすごく楽しかったですからね.

 と書いて思ったんですが,だから昔がよかったとはなりませんかね.だって,欲しい音源や譜面がすぐに手に入るのなら,そっちの方がいいに決まってるし,それで浮いた時間で更にもっとやるべきことをやるというのがいいに決まってますから,これでいいのかもしれませんね.

 そういうことからすると,例えば,リタイア後の退屈しのぎとしては,家に臨場感溢れるオーディオを整えるとか(個人で電柱立てちゃう(笑)人もいるみたい),東京近郊に住んでるのなら,聴きたい曲を見つけて,東京まで生の演奏会を聴きに行くのもいいかもしれませんね.ピアノもそうですが,オケだと圧倒的に生の演奏がすごいですから(と書いたけど,内的熟達的生活的には,例えば,先日の筑波大のオケのようなことがない限り,行かないかも(笑)).

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5/22'19b
[アウト]
(世の中)

 悲惨な事故が起こったことで,高齢者の運転を問題視する報道が多いです.大分前ですが,福岡で多くの子供が亡くなった飲酒運転事故を思い出しますが,決定的に違うのは,法令に違反してるかどうかでしょうか.でも,ほんとは運転する技能が足りないのに運転するのは,大問題です.でも,何度も書きますが,高齢者だから一律にだめという十把一絡げはやめてください.高齢者で充分な運転技能を有している人だっているんですから.

 原因のほとんどは,ブレーキとアクセルの踏み間違で,でも,加害者は,ブレーキが効かなかったと言い張ってて自覚がないってことなんですが,そんなの当たり前ですよね.だって,踏み間違えたという自覚があるのなら,間違えて踏み続けることはないですから.どうして,そんな当たり前のことがわからないんですかね?(飲酒運転で,飲んだくれる奴に飲んだら乗るなと言っても無理というのと似ている).

 そして,このブレーキとアクセルの踏み間違いですが,高齢者に限らず,若い人にもよくあるそうで,でも,若い人は,反射神経がよくて,すぐに踏み換えられるけど,高齢者だとそれができないのが問題なんだそうです.

 ほんとですか? そうだとしたら大問題じゃないですか?

 そもそも,アクセルとブレーキって踏み間違えます? 私はそんなことは一度もありません.だって,そんなことになったら大変なことになるわけで,そういうことが絶対にないように気をつけてますから.もし一度でも踏み間違えたら,老若に関わらずそれでアウトで,即刻,免許を返納すべきだし,それ以前に,踏み間違えが「よくあること」なら,そんな脆弱極まりない装置をもった自動車そのものがアウトなのでは?

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 アウトということでは,AIを使って司法試験の6割を当てた業者がいるという報道がされてました.過去問とか問題集とか膨大なデータをAIに食わせたそうです.完全にアウトじゃないですか.

 でも,ここでも問題は,法令違反はしてないことです.でも,司法試験の本来の主旨からすると完全にアウトなのは明らかです.そんなこともわからないんですか?

 問題を当てた業者は,司法試験は,入口に過ぎないので,そんなのさっさと突破して,どんどん実務に行って欲しいとかほざいてるそうです.それって,司法試験そのものを否定してるってことですよ.そして,容易に想像できることとしては,大学入試も同じようになるということでしょう.

 世の中,AI,AIと浮かれるばかりですが,これから,こういう悪しき副作用がどんどん出てくるんでしょうね.しかも,中身は全くわからないブラックボックスですから最悪です.

 でも,本来的に言えば,司法試験とか大学受験とか一発勝負というか,ほんとに必要な能力を測るのに必要な範囲の極々一部しか出題しないというやり方で人を評価するのがおかしいわけで(まさにヤマが当たればOK),そういう意味では,もっとちゃんとした方法で人を評価するようになれば,災い転じて...となるかもしれませんが,そこに異議を唱えるのに出題を当てればOKというのは,明らかにやり方が間違ってます.

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5/22'19c
[令和おじさん]
(政治)

 官房長官のSさんですが,新元号を発表して,令和おじさんと呼ばれて人気が出て,一躍,次期首相候補に躍り出たんだそうです.はぁ? 仏頂面して額を掲げただけじゃん.ほんと,日本という国の民度の低さを感じますね−.

 でも,この人,今回のことがあるずっと前から,評判はいいんですよねー.二世議員じゃないし,何と言っても失言から最も遠いというか,いろんなことをそつなくこなしてる印象はあります.でも,番頭とか参謀的な人に首相がつとまりますか? と言っても,A倍さんがやってるくらいだから誰でもできるか(笑).むしろ,Aベノミクスとか余計なことしないで,小さな政府的に何もしない,何もできないのならまさに適任?(皮肉)

 同じようなケースとしては,平成おじさんこと,O渕さんを思い出すんですが,彼もその後,首相になりました.でも,何もできなかったんじゃないですかね.それどころか,1990年代後半の経済危機のときにばんばん借金することで,今の莫大な借金が始まったわけで,まさにO渕さんの負の遺産ということでしょう.

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5/24'19
[テイクアウト]
(世の中)

 既に書いたと思っていたのですが,検索しても出てこないので,書いてないのかな.

 外食で持ち帰ることをテイクアウトって言いますよね.筑波大は,1時限75分で,多くの授業が2限続きで,例えば,3,4限だと12:15〜15:00なので,昼ご飯が12時前だと早いし,15時後だと遅いということで,3,4限の授業があるときは,昼休み(11:25〜12:15)の後半,食堂が空いてきたときに「テイクアウト」で買ってきて,3限と4限の間の休み時間13:30〜13:45にささっと食べることが多いです.

 カレーが多いんですが(「テイクアウト」にするとサラダも付く(笑)),私が「持ち帰りで」と言うと,店のおじさんとかおばさんが必ず「はい,テイクアウトですね」と必ず「テイクアウト」という言葉を使って,丁寧に返してくれるんですが,それがどうにも気になってしまいます.

 というのは,この「テイクアウト」という単語,アメリカでは,通じないんですよ.つまり,和製英語に近いってことですね.

 今でもはっきり憶えてますが,1995〜1996年とバークレーにいたとき,まだ,向こうに行ったばかりで,バートのバークレー駅近くの何かのお店で持ち帰ろうと思ったとき,「Can I take out this one?」と言ったら,通じませんでした.そのあと,店員は,「For here, or to go」と言ったと思うので,hereは,ここで食べることとすぐわかったので,「to go」と言ったら,すぐに通じました.

 つまりは,これから行われる消費増税の際に軽減税率が導入されて,来年,東京五輪があるとかで,外国人がいっぱい来て,店で食べるか持ち帰るかときくときに「テイクアウト」とか言っても通じないってことで,和製英語も含めて,こういう変な英語って,とても多いですよね.なんなんですかね?(短+28060809)

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5/24'19b
[結局フィジカル?]
(バドミントン)

 筑波大バドミントン部のFBにネット前のノックの動画が上がってました.要は,しっかり溜めてヘアピンとロブを打ち分けるというものですが,桃田さんの動画もあがっていて,スマホで撮った感じなので,多分,NTT東に誰か練習に行ったとき撮ったものだと思うのですが,もう唖然です.

 筑波大バドミントン部の男子のフィジカルも相当のものですが,全然違う.あれだけしっかり溜めて打たれたら,相手は完全に動きを止められてしまいます.そして,それを可能にしているのは,何度も書いている「高次の動き」とそれを実現させるフィジカルということになります.極端に言えば,腕を全く動かさず手首だけでロブが打てればいいわけで,桃田さんのそれは,それに限りなく近いです.

 ですから,重要なのは,そういう高次の動きをしようという意識とそれを支えるフィジカルってことなんですが,フィジカルってなんなん?って思いますよね.彼は相当トレーニングはしてるでしょうが,それは,単に筋力を付けるトレーニングでないことは明らかで,つまり,トレーニング方法を研究することは必要でしょう.そして,やはり「そういう動き」をすることを徹底的に意識することかなとは思いました.

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5/25'19
[ランサー]
(バドミントン)

 ランサー(日本ランキングサーキット大会,全日本総合と同様の高校,大学,社会人のランキング上位者の全国大会,ただし,A代表は,スディルマンカップに出ていて不出場)ですが,女子シングルでいきなり香山と佐川智が当たり,ファイナルで佐川が勝ちました.力的には,香山が上ということなんでしょうが,部内では既に佐川が勝っていて,大物食いというか(香山はインカレチャンピオン),やっぱり,何かもってる感じはします(ただ,まだゲームを見てないので何とも言えない.例えば,香山が2ゲーム目の途中でどこか傷めたとか).佐川のプレーは,既に書いたようにエラーが少なくて安定していて粘りがある印象です.

 思うのは,香山がどう思ってるか,ですかね.もちろん,悔しいに決まってると思いますが,思い返すと,去年の東日本の決勝で香山が安田に勝って,結果的に,その4ヶ月後に安田はやめてしまったわけで,まさかそんなことになるとは思いませんが,見方を変えると,安田がやめてしまって,部内に香山の相手になる女子選手がいなくなってしまったわけで,そこに佐川という選手が入って来て,つまりは,二人でしのぎを削って二人ともどんどん強くなって欲しいと思うんですよね.

 西野は,残念だったんですが,トップ選手相手に2ゲーム目は,かなり粘ったみたいですし,最近ちょっと伸び悩んでる感じもしますが,いいきっかけになるといいなと思います.

 OBOGでは,牧野は惜しかったんですが,漆崎,加藤・柏原は,しっかり勝ち上がりました.

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 あっ,香山vs佐川の勝者がやると思われていた川上負けたんですね.ということは,佐川は次勝って,その次の水井にインターハイ決勝のリヴェンジをすれば,ベスト4でB代表入りの可能性が出てきます.でも,まずは,次でしょうか.逆に香山は,川上とやることになって,そこでしっかり収穫を得て欲しいですね.

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5/27'19
(バドミントン)

 ランサーですが,加藤・柏原は,勝ち上がり,西野は,17位決定戦に勝ちましたが,漆崎も佐川も香山も負けてしまいました.もちろん,そんな簡単な話ではないのは明らかですが,何が足りなくて,そのために何をすればいいかをよく考えて実行することが大事なのも明らかというか,簡単ではなけど単純(シンプル)な話ということでしょう.

 一方のスディルマンカップも,日本は決勝で中国に0-3で負けました.でも,たらればになりますが,オーダーを見たときは...男子ダブルスは,相性ということらしいですが,男女のシングルは,終盤,明らかに疲れが見えましたね.男子シングルは,2番手との差が大きいので仕方ないですし,そのとき,いい方を使うというのでいいとは思うのですが,トーナメントなので,勝ち上がる過程での疲労もありますよね(実際,昨日の準決の男子シングルで桃田さんは,相当「削られた」感じがしました).

 日本は,確か,準々,準決,決勝と3日連続で,しかも,マレーシア,インドネシア,中国という強豪国相手で,一方の中国は,日程や勝ち上がりに余裕があって体力を温存できたような気がします.ホームということで,そういう何かがあるのでしょうか.

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 加藤・柏原は,今日も勝って,ベスト4に入りました(ライブでやってたのでちょっと見ましたが圧勝でした).この時以来なので3年ぶりですね.頑張っていれば,結果が出るということですね.

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5/27'19b
[ラリーが楽しい]
(バドミントン)

 いろいろ思うことはあるのですが,「結局,やっぱり,フィジカル」だと思うんですよね.スディルマンカップの決勝の男女のシングルは,実質的な力の差はないわけで,でも,それまでのトーナメントの勝ち上がり方も含めて,先にスタミナが切れたわけです.

 これは,いつも書いてる当たり前のことなんですが,とにかくどんなことしてでも,相手のコートに(甘くない)球を返しさえすれば,負けることはありません.しかも,全てのラリーでそうする必要はなくて,相手より一本でも多くそうできれば,勝てるわけです.つまり,相手が打つ球に何とか届きさえすれば,相手よりフィジカルが上回っていれば,勝てるということになります(ほんと単純な話).

 でも,それはあまりに辛くてしんどい? でも,本来的にラリーって楽しいもののはずですよね.しんどいのは,フィジカルがないからであって,だったら,がんがんトレーニングして,楽しくラリーできるようにすればいい,つまりは,「結局,やっぱり,フィジカル」というのは,フィジカルがあれば,ラリーが楽しいわけで,極端な話,相手が返してきたらラリーが続いて嬉しいわけで,そんなメンタルをもって試合にのぞめば,まさに無敵ですよね.

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5/28'19
[自分のプレーをする]
(バドミントン)

 とは言え,そんな簡単な話じゃないですよね.それは,ゲームは勝つためにやってるわけで,そのためには,ラリーを続けるのではなく,ラリーを(自分が得点する形で)終わらせることが必要だからです.つまり,ラリーが楽しいとしたら,ゲームに勝つには,その楽しいことを敢えて終わらせないといけないわけです.

 つまりは,この究極の矛盾を自分の中でどう処理するかなんですが,それは無理だと思います.それで,ほとんどの選手は,ラリーをとって勝とうとするんですが,それだと競れば競るほど苦しくなります.

 じゃあ,そんなこと度外視して,楽しくラリーやってればいいかと言うと,それだとすぐにあきらめたり,必死で球に食らいつかなかったりして,大したパフォーマンスは発揮できないでしょう.

 つまり,それらをいかにして両立させるかですが,やっぱり,プレーというかラリーそのものに集中するというか,ベタな言葉で言うと,(相手は関係なく)「自分のプレーをする」ということでしょうか.そして,それこそがプレーやラリーを楽しむことだと思うんですよね.

 ぱっと思いついたのは,2000年シドニー五輪女子マラソンの高橋尚子さんですかね.レースをするというよりは,しっかり自分の走りに集中して走っていたら,優勝しちゃった,あっという間にレースが終わっちゃったという感じでした.実際,レースの後,楽しかったと言ってますしね.

 理想としては,自分のプレーに集中してプレーしていたら,気がついたら勝ってた,試合が終わってた,って感じでしょうか.非常に難しいことだとは思いますが,目指すことはできると思います.

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 加藤・柏原,やりました.準決も勝って,決勝進出です.3年かかりましたが,また1段階段を上がったことになりますね.明日勝てば,1日でまた1段階段を上がることになります.

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5/29'19
[下松]
(バドミントン?)

 加藤・柏原,決勝は,残念でした.でも,確実にまた一つ階段は上がったし,ここからまた頑張ればいいと思います.B代表に入れたら,また海外遠征にも行くでしょうが,そのときは,前回の経験を活かして,もっと有意義なものにできるでしょう.

 それで,ちょっと思い出したことがあって,彼女達は,ACT SAIKYOというチームにいるんですが,どこが拠点かと言うと,母体である西京銀行がある山口県です.それは,知っていたのですが,山口県のどこにあるのかは知らなくて,確か四連覇の祝勝会のときに柏原にどこに住むの?とかきいたと思うんですが,下松と言ってました.下松と言われて,わかる人はそんなにいないと思いますが,私はすぐにわかりました.それは...

 2年前に広島で建築学会があったときに行ったところだったからです.しかも,たまたまちょうど折り返したところで,通り過ぎたわけではないので,どんな雰囲気の街かわかるんですね.で,行ったのがその話をした数ヶ月前だったので,この間,行ってきたよと言ったら,ちょっとびっくりしてました(笑).

 でも,実際に行く前から,下松とか徳山がどこかとかは,昔から地図を見なくてもだいたいわかります.というのは,中学の時に福岡市内の各中学のトップレベルの学生が集まっている進学塾に通っていたことは,何度か書きましたが,そのときに瀬戸内工業地帯に属する都市名を下関から大阪(だったかな?)まで順番にすらすら言えるまで憶えさせられたからです(下松のあたりは,西から徳山→下松→光の並び).もちろん,今はほとんど忘れちゃったけど(笑).

 でも,電車の中からつらつら見てたんですが,瀬戸内工業地帯というか,徳山曹達とか宇部興産とか東ソーとか,かつての重化学工業が盛んだった頃とは,もう時代が違う感じでしたかね(短-28060809).

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 ちなみに,ランサーが行われたサイデン化学アリーナというのも(数日前に調べてわかったんですが)行ったことがあります.というのは,K子さんと会うときに,静かなところがいいということで,彼女の家から近くて,河川敷にすぐ行けるところということで,西浦和の駅で集合?して,河川敷まで行ったことがあったんですが,中学校の運動場の騒音?が結構聞こえてきて,そこから離れるように北へ川沿いに歩いて行ったんですね.

 大分歩いて,そろそろ戻ろうということになったんですが,歩いて戻るのは大変なので,さいたま市の桜区役所からバスが出てて,バスに乗って戻って来たんですが,その横に大きな体育館があるなあとそのとき思ったんですが,それが今回のランサーの会場でした.

 でも,「そういうところ」なんで,交通が不便というか,どうやって行くんですかね? どこから歩いても最寄り駅から30分以上かかるのでは? そんなところでランサーやる?(でも,以前の会場だった日体大の体育館も似たようなもんか)

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5/30'19
[内的熟達は近く時々遠く]

 内的熟達って,要は,目の前のことに集中するわけで,これって,近く時々遠くってことですよね.対照的に報酬というのは,将来の何かを期待しているわけで,つまり,遠くを見ているわけで,それでは,しんどくなるし,いい結果も得られないでしょう.

 若いときは,将来のことを考えると,未来が長すぎてしんどくなることもあるし,一方では,歳をとると逆に未来がなくなってきて寂しくもなる.でも,内的熟達的に目の前のことを楽しんでいるときは,そういうことは考えないわけです.

 我慢してこれをやると何かいいことがあるというよりは,今やってることを楽しむことですし,目の前のラリーに集中することでしょう.結果なんか気にする必要ないですが,結果的に結果も付いてくると思います.

 でも,マラソンなら,スタートから全力疾走したのでは,いい結果は得られませんから,ベース配分は必要で,つまり,近く「時々」遠くということで,それは,生き方というか人生もそうでしょう(短+2806).

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5/30'19b
[社会性がなくなる]

 ということで,近く時々遠くで内的熟達的に生きて行きたいのですが,「社会性がなくなる」ような感覚があります.でも,これは当然のことかな.

 社会性がなくなるというと,およよ(笑)という感じですが,誰かに評価してもらいたいとか,誰かのご機嫌を取ったり忖度したり気を使ったりとか,成功する競争をして,その実,成功してもそれが何?というのが現実で(早く気づけ),そんなこと意に介さず,(ある程度社会的責務を果たして)自分がやりたいこと,やるべきと思うこと,やる価値を見出すことをやればいいと思うんですよね.

 もちろん,社会性がなくなると言っても,天涯孤独でやって行くということではなくて,つき合いたい人とはつき合っていくと思いますが,人付き合いも,自分がやりたいこと,やるべきと思うこと,やる価値を見出すことと同様に,つき合いたいか,つき合うべきか,つき合う価値があるかということでしょう.

 でも,何をするかと人付き合いの違うところは,何をするかは,自分で勝手に決められますが,人付き合いは,自分がつき合いたいと思っても,相手もそう思わなければ,成立しないことです.そして,それは,全くOKで,つまり,私は,自分とつき合いたいと思う人としかつき合わないし,社会的にも(既に何度か書いたように)自分にこれをやらせろとか,しゃしゃり出て行くことはありえません(これは単なる性格というか,要はめんどくさがりということかな).

 そして,社会性がなくなると,寂しくなるよりは,めんどくさく余計なことから解放されて,楽になる方が大きいですし,更には,内的熟達的に目の前のことを楽しめて,人生が楽しくなる感じすらします.

 ただ,問題というか,重要なのは,内的熟達的に楽しめることを見出せるかでしょうか.これは,実は,かなり難しいのですが,一つは,いかにして面白さを見出すかということで,これも一種の修練というか,それ自体が研究対象ということですかね.

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5/31'19
[内的熟達の難しさ]

 近く時々遠くで内的熟達的に,ってことなんですが,現実問題としては,いろいろ難しいところもありますよね.

 一つには,生きて行くには(ほとんどの人は)仕事をしないといけないわけで,もちろん,楽しいことも多いのですが,いろんな余計なことにも巻き込まれます.上の記事で「そんなこと意に介さず,(ある程度社会的責務を果たして)自分がやりたいこと,やるべきと思うこと,やる価値を見出すことをやればいい」と書きましたが,今の世の中,無駄なことをして,多くの人を騙して余計に働かせて消費させて目先の経済を回して金儲けしようとする人間が暗躍しているので,「ある程度社会的責務を果たす」に留めるのは,非常に難しいのが現状です.

 方法論的には,既に書きましたが,そういう世の中からできるだけ距離をとること,具体的には,そういう職業や職場を選ぶということでしょう.私の場合は,それでうまくやってこられたと思いますし,もうすぐゴールなので,もうかなりの部分で,近く時々遠くで内的熟達的にやって行けると思いますし,リタイアしたら尚更です.

 仕事自体に内的熟達的要素を見出すこともありだと思いますし,私もそれでやってきましたが,注意を要するのは,仕事には給料という報酬が付いてくることで,ほんとにそれがやりたいことかどうかを見失いがちということです.でも,これは,判断するのは簡単で,(既に書きましたが)その仕事,無償でもやりますか,ということです.私の場合,研究や学生の研究指導は,無償でもやりますが,それ以外の仕事は,無償ではやらないと思います.

 でも,そういう要素を取り除いたとしても,内的熟達的に生きて行くこと自体が実は難しくて,それは,報酬,それも,金銭的なものに限らず,試合に勝つとかの結果に拘らないことが難しいからでしょう.そもそも何のためにやってるかを考えると,やりたいから,やらずにおれないからであって,それが熟達して何かいいことがあるとどうしても結果に拘ってしまうのが人間です.

 最初は,研究がしたくて研究してたし,バドミントンがやりたくて,ピアノが弾きたくて練習してた.でも,内的「塾達」なので,わからないことを解明したい,バドミントンが強くなりたい,ピアノが上手くなりたいとは思う.それで,ずっと続けていたら,いつの間にか,成果を出すこと,強くなること,上手くなることが目的化してしまって,うまく行かなくなると,こんなにしんどい思いをして一体何のためにやってるんだろう?となってしまう.

 でも,本来の目的というか,何のためにやっているかを考えれば,うまく行かなければどうしてうまく行かないのか考えて楽しめばいいわけだし,逆にうまく行き過ぎるのはつまらないはずのものです.

 でも,現実には,そこが非常に難しいわけで,研究して行く過程が楽しいはずなのに,結果が出ないとしんどいけど,すぐにできちゃうのはつまらないし,ラリーが楽しいはずなのに,ラリーを終わらせないと勝てない矛盾とか,弾けない曲があるから弾けるようになるにはどうしたらいいかなわけで,逆に全ての曲が初見ですらすら弾けたら,練習する意味も楽しみもないわけです.

 つまりは,内的「熟達」だけど,熟達には(そんなに)拘らないというか,でも,熟達するにはどうしたらいいかは徹底的に研究するし,練習もするんですが,あくまで結果的に熟達するということで,この究極の矛盾というか,絶妙なバランスをとっていくというか,そういう領域にいかにして到達するか,ということでしょうか(短-2806).

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