身近な地震防災

 地震で亡くなる人の数を1人でも減らすための研究をしていますが,研究の目的は「研究」ではなく,研究を「研究」で終わらせては全く意味がありません.日本の耐震工学は世界のトップレベルにありますが,残念ながらそれが社会に充分に還元されているとは言えないのが現状です.私も講演会の話やマスコミの取材など来たときは,できるだけ受けるようにしていますが,まだまだ,地震防災に関するほんとのところや貴重な情報をお伝え仕切れていないのが現状です.

 そこで,普段の研究や20回近く地震災害現場を見てきた経験,あるいは,地震工学,耐震工学の専門家の見地から,様々な講演会などでお話させていただいて好評?を得ている内容をとりまとめて,できれば公開したいと考えています.主な内容は以下の通りです.

・大地震はほんとに来るのか?首都直下地震の発生確率は?
・地震災害は自然災害ではなく人災
・大地震が起こったら誰かが助けてくれる,とは思わない方がいい
・何とか生き残った.でもその後が地獄だった...そうならないために
・日本の耐震工学のレベルは?
・大地震が来て倒壊する危険性がある建物は日本に1000万棟!
・震度とは何か?その有効な利用法
・地震の揺れ方のいろいろ
・震度7でも大丈夫の嘘.震度は小さくても大きな被害がは出る揺れがある
・今すぐ只で(^^;できること
・地震だ!そのときできること,すべきこと
・予め準備しておくと威力を発揮する様々な「グッズ」
・マンションを買うとき,どの部屋を選んだら潰れる確率が低いか?
・誰でもできる構造図面の見方
・電卓があればできる耐震強度の簡単な計算法
・耐震偽装されたマンションはほんとに震度5で倒壊するのか?
・地震予知ができれば全てOK?
・地盤の液状化はほんとに怖い?
・津波の正体.津波は「波」ではない!
・地震が起こるのは地球が「生きてる」証拠.我々は地震と共存するしかない

 でもかなり際どい内容のものもあるので,実際に公開できるかどうかはまだわかりません.やはり講演会などで地震防災に関心をもっていただいている方々に地道にお伝えするしかないのかもしれません.

地震災害の3つの特質と問題点
スマトラ島沖地震による津波の映像を見て
地震予知
新潟県中越地震から1年
地震災害とはどういう災害か?(修猷館同窓会誌「菁莪」原稿)
一応専門家?が考える本音?の地震防災対策(桃源 東大ピアノの会>会誌原稿,一部割愛,加筆)
緊急地震速報

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