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1/1'19
[年賀状]

 あけましておめでとうございます.今年の年賀状です.

 なんかこういうこと書くのは,正直,ちょっとイタイ(笑)感じもするんですが,それだったら,このサイト自体がそうだし,人にどう思われるかは,元々あまり気にならないんですが,益々そうなってきたので,まあいっかって感じです.

 画像と譜面は,今年は,ネタばらしをしないことにします.譜面と画像は,関係がありますが,干支(猪)は関係ありません.

 あと,年が明けて,別にどうということはないのは,いつものことですが,何か今年は,いつもとどこか違う感じがしてしまうのは,何なんでしょうね? ほんとに何かが変わり始めているのでしょうか?(個人的にも世の中的にも)

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1/1'19b
[たまたま私にとって]

 何度も書いてますが,平成最後とかは,どうでもいいんですが,あることに気づきました.それは,昭和,平成,○○(次の元号)が私の人生にとって,たまたま30年ずつになるかもしれないってことです.

 具体的には,最初の昭和の30年が生まれて成長して社会に出るまでの成長期,次の平成の30年が社会で働く活動期,そして,(90まで生きれば)次の30年が社会からリタイアして過ごす終末期ということです.もちろん,まだリタイアはしませんし,成長期もぴったり当てはまってるわけでもありませんが,だいたい,対応してるってことです.ふーん.

 もちろん,これは,たまたまで,元号とかは関係ないんですが,何度か書いているように30年というのは,振動論的に意味がある数字だし,もう少し頑張るとしても,もうそういう段階になってきたんだな,とは,思いますね.

 というか,そういうことは,もうとっくに考えてるわけで,しかも,これからの30年をどう過ごすかは,今の私にとって,最大の重要事項ですからね.つまり,これまでの(約)60年は,もう終わったことなので,どーでもいいです.

 あと,思ったのは,90まで生きればですが,人生,まだ1/3も残ってるってことですね.いや,1/3しか残ってない? しかも,90まで生きる保証もない?

 うーん,そういうことも,別にどーでもいいですかね.これも既に書きましたが,若い方がまだ人生がいっぱい残っていて羨ましいとは思いませんからね.だって,生きて行くのって大変ですし,何度か書いたように,若いときに戻ったとしても,また今のところまで辿り着けるとは,とても思えませんからね(あーやっぱり今まで生きてきた中で今が一番幸せ(どこかで聞いたセリフ)).

 つまり,そういうことは,まさにニュートラルなわけで,じゃあ,私はどうするかというと,自分に与えられる時間をとにかくしっかり有意義に楽しく過ごして行くということです.

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1/1'19c
[残ってる]

 年賀状のやりとりはあるけど,もう何十年も,それこそ,30年とか40年とか,会ってない人がいると書きました.年賀状のやりとりの有無にかかわらず,何十年も前,かなり親しくしてて,でも何十年も会ってない人と会ったらどんな感じなんでしょうか?

 誰かわからないでしょうね(笑).でも,それは,お互いさま(爆)? でも...

 話し始めると,すぐに当時に戻るというか,楽しくいろんな話ができる気がします.

 これって,どういうことかと言うと,やっぱり,人間,中身なんですよ.外見は,歳をとって変わり果ててる(笑)かもしれない.でも,中身は,変わらないってことはないでしょうが,当時の本人の大分部分は残ってるわけですからね(もちろん,中身も変な方向に変わり果ててたらだめですけど).

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1/1'19d
[ただそれだけ]

 年頭ということで,誰だったかな,新しい経団連の会長?つまり日立の会長?だったかな? 現代社会において利益を上げるのは非常に難しい,というようなことを言ってました.その通りだと思いますよ.

 だったら,成長しないパイの中で足の引っ張り合いとか,目先の経済を回したりとかやめて,必要な分だけ働いて,むりくり利益なんか上げなくていいじゃんって思いますよね.ちなみに,利益(経常利益)というのは,社員とか株主に給料とか配当とかをちゃんと払った後の話ですから,いわゆる内部留保に当たるもので,要は,無駄に稼いでるんですよ.

 でも,実際は,そういうことをやめるわけには行きません.なぜなら,刺さなければ刺されるのが競争社会なので,総自転車操業状態になってるわけで,何やってんだか,というか,ほんとご苦労さまって感じでしょうか.

 じゃあ,どうしたらいいか,ですが,世の中を変えられないのなら,民間企業に就職しないことでしょう(またまた多くの企業人を敵に回した(笑)).先日の研究室の飲み会で,就活中のM1の一人が,先生が今,M1で就活しないといけない立場だったら,どうしますか?ときくので,民間企業には就職しないと(きっぱり)言いました.

 でも,研究者なんか,誰でもなれるわけじゃないし,それこそ,激烈な競争を勝ち抜いた極々一部の人間だけがなれるもの?(とその学生は言ってました)

 一般的な認識は,そうなんでしょうね.でも,私自身は,別に激烈な競争を勝ち抜いたとは思ってないし,そもそも,誰かと競争なんかしたことないし,ただ,やりたいことを見つけて,やりたいことをひたすらやってただけです.それで,ここまでやって来られたんですから,こんなうまい話ないと思いますけどね.

 でも,その学生は,自分がとても研究者としてやって行けるとは思えないと言ってました.そう思うのなら,無理ってことですよね.私はどうだったかと言うと,自分が研究者として,やって行けるかどうかってことは,全く考えませんでした.とにかくこれで飯を食って行きたい,ただそれだけでした.

 それは,お前に能力があったからだと言う人もいるんだと思います.そうかもしれません.でも,研究者じゃなくても,何か道はあるとは思うんですよね.要は,そういうことを必死になって探したのか?ってことです.私は,血眼になって探しましたよ.そして,それは,今でも続いてますからね.

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1/1'19e
[まるで戦前]

 世の中とか経済のことについて,このサイトで書いているようなことを話すと,(私の周辺にいる知的水準が高い人は)だいたい,そうだよな,その通りだよな,と言います.でも,上で書いたように,そうだとわかっていても,実際は,おかしいと思いつつも,そういうことを助長することをしないといけないわけです.

 ほんと何とかならないものかと思うのですが,これも上で書いたように,何ともならないのでしょう.まるで戦前のような雰囲気ですが,戦争だけは何としても回避しなくてはいけませんし,そうだとすると,残された道は,ソフトランディングしかないでしょう.つまりは,国民全体で痛みを分かち合うということで,具体的には,経済破綻(例えば,一律に1万円と千円を交換)ということになります.

 経済破綻なんかしたら,前回と同様に,戦争になるんじゃないの?って言う人もいると思うんですが,それがハードランディングとソフトランディングの違いです.でも,ソフトランディングするのに必要なのが政治的指導力ですが,そこがボロボロなのが最大の問題ですかね.

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1/1'19f
[イーブン?]

 買い物とかしてるとき,子供連れの家族とか見ると,自分の年金を払ってくれる世代を育ててくれてありがとうございます,というか,申し訳ありません,というようなことを書きました.つまり,これって,不公平(私が丸儲け)なのでしょうか?と考えました.結果としては,そうでもない,というか,経済的にはイーブンな気がします.

 なぜなら,家族を養って子供育をてるために身を削って体を壊すまで働いて,病気になったときの医療費や要介護になったときの保険料は,そういうことをせずに済んで,健康で要介護にならない(確率が高い)私が払うわけですからね.というか,払うのは,みんなそうですが,私は「回収」できないわけですからね.でも,だったら,病気になったり,要介護になったりするよりは,お金を払うだけで回収できない方がはるかにいいとは思いますけどね.

 というのは,半分冗談としても,何度か書いてますが,私個人的には,一人の人格をもった人間を,この世に誕生させて育てていく,ということに,どうしても責任がもてなかったというか,決心がつかなかったというか,そういうイメージがもてなかった,ということなんですけどね.

 それは,今もそうで,例えば,もし今の私に子供がいたとしたら,と考えないことはないのですが,未だに想像もつかないんですよね.ですから,結局,なるようになってるってことでしょうし,まさにイーブンってことでしょうか(と,一応,話を丸く収めておく).

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1/1'19g
[百人一首]

 お正月ということで,テレビで百人一首をやってました.ちはやふるとかいうコミックがヒットしたみたいで,一部で流行ってるらしいのですが,そこで見るのは,いわゆる競技かるたで,でも,これは,私の中では,「源平合戦」ですね(やってた頃は,そう呼んでました).

 どこかで書いたかもしれませんが,小学校5〜6年のとき,クラスで一日一首ずつみんなで憶えていって,1ヶ月に1回くらい,授業の中で,かるたをやってました.一組5〜6人ずつで,ランキングになっていて,その組の最下位と下のランキングの最上位が入れ替わるみたいな感じだったかな.

 私は,ずっと一番上のグループにいたと思うのですが,結構,腕を磨いてたと思いますし,中学のとき,大会に出るということでスカウト?みたいなことをされたこともありました.

 百人一首って,やったことある人は,わかると思いますが,誰でもすぐできるものじゃなくて,というのは,百首全部憶えていないといけないんですよ.でも,小学生ですから,何となくしか意味がわからないまま憶えていたと思うんですが,そういうことができるのも逆に子供だからですよね.

 でも,競技の世界では,実は,歌を全部覚える必要はありません.というか,そんなことしたら,効率が悪い.具体的には,決まり字というのがあって,百人一首というのは,上の句が読まれた瞬間に下の句が書かれた札をとるのですが,上の句の最初の数文字で,下の句が決まってしまうからです.

 ここにありますが,何と最初の1文字で下の句が決まるものが7首もありますし,ほとんどは,2,3文字で決まります.つまり,競技者は,その最初の数文字に集中してるわけです.

 でも,最初の5文字で決まらないものも6首,つまり,3通りあって,きみがため,とかは,どっちだどっちだ?みたいになって,当時のことを思い出して懐かしいです.片方はもう読まれたからもうこっちしかないとか,そういう記憶力も必要です.

 でも,ここまで来ると,短歌とかいうより,もう完全に競技ですよね.反射神経とか腕を振るスピードとかも必要ですし.

 ちなみに,今はもうほとんど忘れてしまったかな.でも,憶えたらすぐ憶えるとは思いますけど.でも,またやろうとは思わないですかね.

 それにしても,そう言えば,百人一首もやってたなあ,という感じで,いろんなことをやって来たとは思いますね(ここで書いてないことがまだいろいろあるような気がする).

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1/1'19h
[御免こうむる]
(世の中)

 国民全体で痛みを分かち合うと書きましたが,違いますよね.実際は,無駄に経済を回して,ボロ儲けして,散財してる奴らがいっぱいいるわけで,そいつらの尻ぬぐいをさせられるってことです.

 私は,御免こうむります.つまり,(自分だけは)経済破綻しても大丈夫なようにしっかり対策して,抜け駆けしますよ.

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1/2'19
[勉強になりました]

 昨日だったかな,プロ野球の往年の名投手(みんなもう60過ぎ)が今投げたら何km出せるか,というのをやってました.結果は...無残ですね.100kmも出ない.でも...

 そんなことより,私が注目したのは,投げ方です.お年寄り(笑)なので,もう体や肘の柔軟性がなくなってて,でも,みんな昔と同じ投げ方をし(ようとし)てるんですよ.それでは,全然いい球が行かないのは,当たり前です.

 つまり,往年の名投手,即ち,トッププレーヤーって,そういうことをちゃんと意識して投げてたわけじゃなくて,指導者とかにフォームを「作ってもらって」投げてたってだけの話なんですね.そうすると,どうなるかというと,体が硬くなってしまうともうどうしようもないわけです.

 つまり,私からすると「大いに勉強になりました」ということになります.

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1/2'19b
[正常化の偏見との戦い]

 年頭ということで,今年もいい年になりますように,というのは,いいんですが,もっと景気がよくなるように,来年の東京五輪に向かって盛り上げて行きましょう,とか脳天気すぎませんか?

 実際は,今年中に顕在化するかどうかはわかりませんが,何度も書いてるように,これから大変なことになっていくと思いますけどね.正月のめでたい?雰囲気なのに,そんな暗いこと言うなってか.そんなことだから,だめなんですよ(毒).

 みんな何となく,やばいことになるとは,気づいてる.でも,どこか他人事というか,流されるままというか,目先のことしか考えないというか,まさに正常化の偏見,つまり,津波警報が出てるのに,火災報知器が鳴っているのに,全く避難しようとしないわけです.

 そして,それは,本能なので,ほとんどの人は,そうなってしまうわけです.でも,私は,知能を発揮して抜け駆けしますよ.

 結局は,全て,正常化の偏見との戦いなのかもしれませんね.人間,というか,生物は,全て本能をもっていて,それは,人類全体が存続することを最優先するようにDNAに深く深く刻まれています.それを克服できるのは,知能をもった人間だけですし,その人間ですら,この惨状ですからね.

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 具体的には,何が起こるの?と言う人もいます.景気が悪くなるだけの話?

 ものすごく簡単に言うと,株価や不動産価格が下がります.そして,これらが下がるだけで,ものすごくやばいことになるように,今の経済システムがなってしまってるってことです.あまりに脆弱過ぎます.

 資本主義社会は,借金社会です.つまり,何か事業を始めようとするときは,当然として,事業を継続するだけで,運転資金が必要で,それらは,ほとんど借金です.銀行で融資を止められて,会社が潰れていくシーンよく見ますよね.

 じゃあ,融資をする銀行が何を根拠に融資できるか判断してるかというと,事業の将来性もあるかもしれませんが,最重要なのは,何かあってもちゃんと回収できるかで,それは,不動産などの担保です.そういう状況で,不動産価格が下がったらどうなりますか?

 更に,銀行自体も会社なので,その経営は,どうでしょうか? 銀行なので,たくさん国債とか株式とかもってます.それらの価格が暴落したらどうなりますか?

 更には,銀行の親玉の日銀です.莫大な税金を投入して,高値で国債を買い取って,異次元の金融緩和を行い,株価を下支えすることを目的に,これまた莫大な税金を投入してETF買いを実行しました.そういう状況で,国債価格や株価が暴落したらどうなりますか?

 株価が暴落しました,というニュースを見て,他人事だと思ってるあなた,脳天気すぎませんか?

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 いや,リーマンショックの時は,日経平均で7000円台まで行ったし,今は2万円だし,まだ大分余裕があるんじゃない?と思った人,ほんとですか? リーマンショック以降,株価は上昇を続けました.そして,それが下がって7000円台まで行っても,元に戻るだけ?

 違いますよね.どうして,株価が上がって来たかというと,Aベノミクスとか○ホなことして,むりやり経済を回したからです.GDPの6割(アメリカは7割)は,消費ですから,要は,散々浪費したってことですよ.そういう状況で,株価が「元に戻って」も,元に戻るだけのわけではなく,散財した分がしっかり「借金」として残るわけです.

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1/2'19c
[新しい時代?]
(世の中)

 さっき,話してたんですが,1929年の世界恐慌って,そう言えば,昭和という新しい時代が始まって4年ということで,その後,ヒトラーなどの独裁者を生み,世界大戦へということなんですが,昭和じゃないですが,今年から新しい時代?が始まるということで,何か流れが似てきた?

 でも,現状を見ると,Tランプとか中国とかロシアとか,日本も似たようなもんだし,ブラジルもそうなったみたいで,独裁者的な人は,既に出てきてるわけで,そのときより「進行」が早い気はしますかね.

 でも,逆にスピード感,即ち,早さではなく,速さについては,少しゆっくりな気もします.でも,だから,まだ大丈夫ってわけじゃなくて,ゆっくり進行すると,危機感がなくて,気づいたときには...となるかもしれません.

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1/2'19d
[どんどん嫌われていく?]

 年頭から,こんな悲観的なこと書いて(でも,私個人的には,毒を吐いて,結構気分はいいけど(笑)),読む人は...ってことかもしれませんが,このサイト読んでる人は,そんなことないとは思いますが,そうでないふつー?のコミュニティでこんなこと言ったら,どんどん嫌われていくんでしょうね(笑).

 でも,それはそれでOKというか,要は,つまらなくしょぼい社会から距離を置きたいというのは,そういうこともあるわけで,表面的な会話しかできないようなところ行って話してもつまんないし,そうではないちゃんと話ができる一部の人だけとつき合っていければいいってことですし,私の回りに誰もいなくなるってことは,さすがにないと思いますが,そうなったらそうなったで,大丈夫なようにしっかり準備をして行くということでしょう.

 でも,こんなこと書くと,これはこれでかわいげがないって感じなんでしょうね(笑).

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1/2'19e
[だんだん億劫に]

 でも,以前は,仕事関係とか仕事以外とか,いろんなコミュニティというか集まりみたいなのにいろいろ顔を出して,その場の雰囲気に合わせて,楽しくどんちゃん騒ぎしてたと思います.でも,だんだん,そういうのが億劫になって来たんですよね.

 理由としては,単に歳をとったということもあるでしょうし,いろんな意味で,うまくやって行かないといけないというような条件がはずれて,本来のわがままな自分に戻ったというか,戻れたということかもしれませんね.

 ですから,まあ,そういう自然?の流れに従ってやって行けばいいのでしょう.もちろん,会いたい人には会いたいし,話もしたいので,そういうところには,(誘われれば)行くとは思いますが,歳をとって,年寄り同士が寂しさを紛らわせ会う,みたいなところには,行きません.

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1/2'19f
[九連覇]
(スポーツ)

 大学ラグビーですが,帝京,負けたんですね.これで,連覇が9で止まったということなんですが,バドミントン部の女子が五連覇していて,今度入ってくる新人が九連覇するとか言ってるらしいですから(笑),是非,頑張って欲しいですね.

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1/3'19
[仕事が何だったのか]

 駅伝では,青学も負けたんですね.こっちの方が別にどうでもいいけど.

 定年後問題ですが,当たり前の話なんですが,その人にとって,仕事が何だったのかによって,大きく変わって来ます.仕事が単に生活費を稼ぐ手段に過ぎず,やってて,大してやり甲斐も感じず,かつ,定年時に充分な蓄えがあれば(現実には,将来の経済状態の不安があるけど,ここでは,これはとりあえず除外),仕事やめられて,せいせいするってなもんでしょう.

 逆に仕事に何らかのやり甲斐を感じているのなら,それは,仕事がやりたいこと,やってて面白いことならもちろんですが,しんどくても,社会と繋がっていたいとか,仕事を通して偉くなったり,評価されたりすることがその人にとって重要な場合もそうです.つまり,再三,書いてるように,仕事で成功した人ほど,定年後問題は,大問題で,そうでない人にしてみれば(経済的問題を除けば)定年後問題なんか存在しないわけです.

 女性と話をすると,定年後問題をあまり気にしてない人が多いと書きましたが,それは,彼女達が仕事で成功していないことが多いというよりは,偉くなるとか評価されるとかに拘りがないってことが大きいと思います.そういう意味では,私も多分に女性的(笑)で,それは,ちょっとほっとするんですが,研究の面白さという部分は,何とかしないといけません.

 でも,これも結局,面白いこと,やりたいこと探しなわけで,まずは,そういうことからやって行けばいい(というか,とっくに始めてるけど)ということでしょう.

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1/3'19b
[急速に円高]
(経済)

 海外では,1/2からマーケットが開いていて,急速に円高が進んでるようです(ユーロ売っといてよかったなー).それにしても,判で押したような「比較的安全な円が買われ」という間違った情報を堂々とニュースで流すって,なんなん? それに,日本では,明日からしかマーケットが開かないわけで,一体,この国は,何を考えてるんでしょうね.GWの10連休もほんと心配です.

 全体の7割を占める外国人投資家からしたら,年末年始もそうですが,GWという日本の勝手な事情で,10日も「お店」を閉めて,その間に,世界経済は,普通に動いてるわけで,こんな閉鎖的で使い勝手の悪い市場から「お客」が離れていくってことがどうしてわからないんですかね? 少なくとも,東証は,○ホな国の政策?なんか無視して,市場開けたらどうですかね?

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1/3'19c
[問題はそこ]

 私だったら,民間企業には,就職しないと書きましたが,それは,所詮金儲けというのは,ちょっと言い過ぎかもしれませんが,企業である以上,そういう要素は,公務員や研究者や教員より高いのは,事実でしょうし,それ以外に,何をやるかを自分で決められるとか,時間の自由度が高いとか,いろんな理由があるのですが,最近,思うのは,働きたいだけ働けるか(働きたい分しか働かなくていいか)ということもあります.

 でも,これに関しては,大学の教員(研究者)もだめなわけで,研究とか学生の研究指導以外の仕事を1/2とか1/4にしてもらって,給料も1/2とか1/4という具合に行かないかと再三書いてますが,現実には,そうは行きません.

 だとすると,そういう働き方ができないかということなんですが,スキルを身につけて,データ解析とか時給が高い仕事を生活して行くのに必要な分だけやって,残りの時間でやりたいことやるって方法もあるとは,書きました.そして,そういう仕事の時給は,検索してすぐ出てくるくらいのものだと2000円〜3000円ってとこです.

 で,今の私の仕事の時給なんですが,5000円ちょいくらいとは書きましたが,それは,研究とか学生の研究指導も含めての話で,それは,やりたいことなので,それを除くと,研究とか学生の研究指導とそれ以外が半々なのなら,実質,時給1万ということも書きましたが,後者の割合が増えてくると,その分,時給は下がってくるわけです.

 実は,後者の仕事が何時間だったかを記録していて,やりたくない仕事の時給がいくらかの正確?な値を計算できるわけで,その結果,この程度のやりたくない度の仕事で時給いくらだから,まあやるかと思えるか,もうやってらんねーとなるか,いつでも判断できるようになってます.

 その「時給」が実際にいくらかは,秘密(笑)ですが,極端な話,ほとんど後者になったとしても,時給5000円以上なわけで,そんな好条件,みすみす手放す奴は,○ホてなもんなんでしょう.

 でも,私の場合,必要以上のお金は要らないので,時給がいくらならやるとかやらないとかは,関係ないわけで,問題は,むしろ,研究とか学生の研究指導のやりたい度というかやり甲斐でしょうか.

 今のところ,多くの学生は,まあ何とかちゃんとやってるので,大丈夫ですが,大学出て来なさいとか,ちゃんとやれとかなってくると,それが怪しくなってくるわけで,問題は,そこだったりします.

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1/3'19d
[泊まりで出かけると]

 日常生活が大事と書きました.逆に言うと,どこかに泊まりで出かけたりすると,それが乱されるわけで,実際,体調もよくなくなるというか,体もしんどくなる気がします(SJJも飲めないし).

 でも,全く泊まりで出かけないというわけにも行かないので,何か対策というか,方法を考えた方がいいかもしれません.と言っても,どうしようもないかな.せめて,例えば,2泊だったら,それを何とか1泊で済ませられるように,くらいですかね.

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1/4'19
[今年の展望(爆)]
(経済)

 今日もやってましたね,今年の展望(爆).でも,「モーサテが誇るスペシャリストにお集まりいただき」って,これだけ大外れしてて,何がモーサテが誇るなの?(毒)

 で,今日は,6人が2つに分かれて,ってことだったので,年末株高と株安に分かれてかと思っていたら,年末高 vs 年中高でした(笑).つまり,こういう人達,というか,番組って,株安と思っても,そんなこと絶対口が裂けても言えないんですよ.○ホを騙くらかして,いい気分にさせて,株を買わせる,番組的には,視聴率をとるのが目的ですからね.

 もし,ほんとにずっと強気なのなら,彼ら自身が○ホなわけで,でも,実際は,そうではないとすると,ものすごい悪い奴ということになります.そんな仕事?してて,平気なんですかね? ひょっとして,ほんとは将来は暗いけど,嘘ついてでも,一時でも,希望を与えるのが仕事とでも思ってる?

 そっか,みんなに希望を与えたいとか,よくそんなはずいこと,よう平気で言えるなというようなこと平気で言う人いるんですが,そういう人達って,まさに同類ってことですね.

 あと,株高の根拠として,実態経済は何も変わってない,投資家が悲観してるだけと言ってる人がいました.ほんとにそう思ってるのなら,何もわかってないなと思いますね(そうではないとしたら,この人も上の人達と同類ってこと).

 何度も同じことを書きますが,実態経済がいいから株高になる,ではなく,順序が全く逆で,投資家が悲観的になって株安になるから実態経済が悪くなる,というのが順番です.だって,どうして,景気がよくて株が上がるんですか? 企業が頑張って業績をあげるから?

 それが根本的に間違ってると思うんですよね.投資家が,そして,消費者が楽観的になって,金を使うというのが正しい順番でしょう.一方で,企業が業績を上げて,給料が上がるから消費者が金を使うという側面もある,つまり,百歩譲って,鶏と卵的なこともあるんですが,結局は,景気がいい悪いって,人の気持ちがある周期で振動してるってことだと思うんですよね.

 景気がいいとか悪いとか言ったって,所詮そんなもんで,いくら製品を作っても,買って貰えなければどうしようもないわけで,そして,一番問題なのは,いい製品を作るのではなく,売れる製品を作る,更には,いい製品でもないのに,どうやって,騙くらかして売るかに多くの労力が割かれてるわけで,そんなことして,むりくり経済を回しても,どこかで腰折れするのは,当たり前のことです(短+040924).

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 私が書いていることは,経済学の常識からは,著しくはずれてるんでしょう.でも,私からすると,経済学の方が間違ってると思ってるわけです.なんて大胆不敵な,ということなんでしょうが,相場を張って,経済学の常識に従って株を売買する人達より成績を上げることでそれを証明し,ここで文章を書き残しているということかもしれません.

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1/4'19b
[どうなるか見るのが楽しみ]

 相場とか張ってると,株価が上がったり下がったりとかが気になって,毎日,大変なんじゃないの?と言う人がいます.でも,私の場合は,1日10分だけ,その日の状況を見て,何を売ったり買ったりするかを決めて注文を出してるだけですから,というか,仕事があるんで,それ以上は,無理ですから,上がったり下がったりとかは,気にならないというか,そんなことしてる暇なんかありません.

 でも,じゃあ,例えば,仕事をリタイアしたら,一日中(と言っても,場が開いてるのは,9時から15時だけですが)値動きを見ていられるってことになるんですが,そんなことするつもりもないし,そんなことしたら負けるとも思うんですよね.

 でも,そういうことを除外したとしても,「どうなるか見る」のって,楽しいというか面白いという側面もあると思います.何かアイデア思いついて,それでうまく行くか研究して,どういう結果が出るのか楽しみ,子供がどう育っていくのか見るのが楽しみ,練習して,試合でその成果が出るのか楽しみ,みたいに,相場を張って,今日は,上がったかな,下がったかなというのも充分楽しめるんじゃないですかね.もっと,わかりやすい例だと,今日,ライオンズどうだったかなと思って,(楽しみにして)スポーツニュース見るわけですからね.

 でも,研究なら,研究する過程で自分でいろいろできるわけだし,それは,子供を育てる場合もそうだと思いますが,相場だって,どうなるか自分で判断するわけですからね.でも,野球は全くの他力本願だし,子供だって,思い通りには行かなくて,期待したのにそうでもなかった,つまり,株買ったのに下がったみたいなこともあるわけで,結局,どれも似たようなものってことかもしれません.

 でも,そういうことが好きか,やりたいか,ということはあるでしょうね.野球に興味がない人は,スポーツニュースなんか見ないでしょうからね.そういう意味では,相場を張るというか,運用していくのは,お金の話だし,めんどくさいという人は多いと思うのですが,お金ということは,食べて行けるかということなわけで,いや,運用なんかより,しっかり働いてキャッシュフローを得ることが重要というのは,その通りですが,死ぬまで働くことはできないし,ある程度,貯蓄して,それを守らないといけないわけで,やりたくないとか言ってる場合じゃなくて,働くことと同様に,もはや必修科目なんだと思います.

 つまりは,バドミントンならやりたい奴が勝手にやればいいだけの話ですが,経済となると,生きて行けるかどうかの問題,何とか生きては行けるとしても,ある程度,ちゃんとした生活がしていけるかというプリミティブな問題なわけで,好むと好まざるに関わらず,もはやそういうことを無視して生きて行くことは非常に難しくなったということでしょう.

 でも,本とか買って勉強したり,FPになったり,何とかセミナーとか行っても,善良な庶民を食い物にしようとしてる奴らがうごめいてるるわけですし,むりくり経済を回して借金を膨らませるより,身の丈に合った経済で,とか言っても,絶対抜け駆けする奴はいるわけで,とにかく競争とか喧嘩が好きって奴もいるし,ましてや,戦争するのが好きって奴さえいるわけで,そういう奴らに巻き込まれるというか,いかに巻き込まれないようにするかというか,やっぱり,難しい時代になったなと思いますが,でも,だからこそ,うまいことやって,何とか切り抜けてやろうと(私は)思いますけどね.

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1/5'19
[そんなに頑張らなくても]
(経済)

 一万歩譲って,目先の経済を回すだけではなく,本質的な意味での経済成長もしてきたんじゃないの?ってことは,あるでしょう.論より証拠的には,NYダウの過去100年を見ると,年利7%で上昇してきたわけですからね.でも,それは,過去の話に過ぎず,問題は,それがこれからも続くのか,100年はともかく,30年くらいは続くのかということでしょう.

 バフェットは,続くと言ってますが,私はそうは思いません,何度も書いているように,人類が「大きな曲がり角」にさしかかっていると思うからです.一つは,人口増加が止まってきたこと,そして,いろんなものがもう「いいところ」まで来てしまったということです.「いいところ」とは何か,具体的にいろいろ書いて来ましたが,簡単に言ってしまえば,「そんなに頑張らなくても何とか生きて行ける」ようになっ(てしまっ)たってことです.そんな状況で,今よりもっといい生活がしたいって,しゃかりきになって働く人なんかそんなにいますかね? 最近の若い人達を見てると,とてもそうとは思えません(それを騙して欲しがらせて働かせようともう必死).

 論より証拠という意味では,NYダウは,過去100年,基本的にずっと上げて来ましたが,日本株は,1989年にピークアウトしました.その後,バブルは壮絶に崩壊したのですが,その時,よく言われたのは,過去の日本株の推移を見てみろ,一時的に下がることはあっても,基本的には,右肩上がりで,どんなに下げても買ってさえいれば,最終的には,必ず儲かるってことなんですが,実際は,「失われた30年」になりました.つまり,アメリカ株だって,新興国株だって,基本的には,これからも右肩上がりになるとは限らないわけですし,今,アメリカ株に対して言われていることは,バブル崩壊時に日本株に対して言われてたことと全く同じです.

 そして,人口増加が止まり,いろんなものがもう「いいところ」まで来たという状況です.とても,楽観的にはなれないというのがちゃんと考えられる人の妥当な結論でしょう.

 じゃあ,どうなるのか,アメリカ株がピークアウトするのがいつになるのか,ですが,そんなのわかりません.ましてや,100年後,30年後はおろか,年末どうなるかだってわかりません(それを視聴率稼いで株を買わせようとするのは,競馬の予想屋と同じレベル).

 私がひょっとしたらわかるかも,と思うのは,今,どっちに流れているか,です.つまり,今日,買うべきか,売るべきか,です.それも,勝率6割くらいがせいぜいですし,流れが変わったと思っても,明日はもう逆の流れになることもあります.そういう状況で,どうやって運用していくか,というのが,複利の原理を使った数理モデルということになります.

 もちろん,うまく行くかどうかはわかりませんが,「気づいちゃった」ら,やってみたくなるのが人間の性でしょうか(笑).

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 (アメリカ株は)これまでは,順調に上げてきたってことなんですが,それさえ,結局,実質的な経済成長というよりは,目先の経済を回し続けてきただけってことかもしれません.アメリカに住んだことがある人は,わかるでしょうが,ほんとものすごい浪費社会ですよ.

 人口が増えれば,消費(浪費)量も増えますし,移民政策で,アメリカは人口を増やしてきましたが,一人頭の消費量には,限界がありますから,人口増加が頭売りになると,厳しいことになりますし,これまでむりくり増やしてきたものが一気に剥げ落ちると大変なことになります.

 つまり,日本のバブル期を憶えている人達は,今考えると,あの時は,異常だったとよく言うんですが,アメリカって,そういう状態がずっと続いてるんですよ.そして,そのバブルが崩壊すると...と思うと,想像するだけでも大変なことになる気がします.

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 まだ,新興国は,人口は増えてるし,その経済成長は見込めるんじゃないの?という人もいるんですが,というか,この数十年は,何とかそれで食いつないで来たんですが,それももうそろそろ厳しいことになってきました.そもそも,何度も書いてるように,新興国が経済成長すれば,彼らの「取り分」も増えるわけで,相対的に先進国の取り分は減るわけですからね.わかりやすい例が米中貿易戦争でしょう.

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 これからどうなるかですが,単純に考えれば,金利を見ればわかりやすいでしょう.金利というのは,経済学的には,いろいろありますが,簡単に言えば,その国の経済成長率みたいなもんです.その金利で貸し出しても回収できるってことですからね.

 その金利ですが,一人勝ちで絶好調というアメリカで3%がやっとですし,もう打ち止め感が出てるし,日本やヨーロッパに至っては,ほとんど0です.つまり,経済がピークアウトしかかってるというのに,金利がほとんどつかないというどうしようもない状態なわけで,これからに期待できると考える方がどうかしてるでしょう.

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 この30年は,私にとって,社会における活動期と重なってると書きました.ということは,まさに失われた30年というのは,我々の世代の体たらくの結果と見ることもできます.

 何度か書きましたが,この世代(団塊の世代から団塊ジュニアまで)ってどうだったんでしょうね? 一つ上の世代は,戦争を経験し,そこから立ち上がって,馬車馬のように働き,子供をたくさん作って,高度経済成長を成し遂げました.

 我々の世代は,どういう感じでやってきたかというと,もちろん,個人差はあるでしょうが,成功した人は,しっかり勉強していい大学に行っていい会社に入って偉くなって,というような感じだったと思います.でも,そうやって「成功」したにもかかわらず,大したことにならなくて,こんなはずじゃなかったと思ってる人も多いんじゃないでしょうか.そして,そういう「成功者」が子供を育てると,別にそんなに頑張らなくてもいいよ,となるわけで,それがまさに今の若い人達のメンタリティーを決めてるわけです.

 つまりは,失われた30年の次の30年がどうなるかは,推して知るべしということかもしれません.

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 じゃあ,そんなに頑張らなくても食べて行けるという,ある意味,「非常に厳しい」な状況の中で,どうやって行くか,ですが,やはり,やりたいことを見つけることでしょう.やりたいことなら,頑張らなくても食べて行ける状況でもやるでしょうからね.そして,我々の世代は,下の世代に,(そんなに頑張らなくてもいいけど)やりたいことを見つけなさいと言い続けた世代かもしれません.

 でも,やりたいことを見つけるのって,難しいですよね(私も相当苦労しました).実際,多くの若い人達がやりたいことを見つけられていないような気がします.やりたいこと見つけられなかったら,とにかく何でもいいからやってみ,とも言われるんですが,そんなに頑張らなくても食べては行けるのですから,それもなかなか難しいですよね.

 でも,やっぱり,それでも,(相対的に)やりたいことを探すのかなあ.幸い,まだ,全く働かないでも食べて行けるというところまでは,来てないですから,「それで食べて行ける」ものの中から,相対的にやりたくない度が低いものを選ぶ,ということでもいいと思います.あとは,就職先の職場環境は,やっぱり大事かなあ.やることを自分で決められたり,仕事の量をコントロールできたりするところがいいとは,思いますが,そんなところ,そうそうないでしょうから,せめて,仕事させて競争させて出世させて,というような旧態依然としたところは,やめた方がいいかもしれません.

 

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1/6'19
[東京]
(世の中)

 東京にはよく行くんですが,だんだん居心地が悪くなってきたというか,以前は,東京に帰りたいと思っていたこともありましたが(でも,東京に帰ったらやりたいことができなくなるのに,というか,やりたいことやるためにこっちに来たのにほんと○カ),今はもうそういう気持ちはなくなってしまいましたし,それは,「私の状況」が変わった(というか気づいた)ということもありますが,「東京が変わった」ということもあるかもしれません.

 とにかく,人が多い.昔から多かったとは思いますが(でも,東京に住んでた頃は,満員電車にもほとんど乗ることなく,そういうところから離れたところで暮らしてましたけど),今更ながら,そういう「異常」な状況に気づいたというか,歳をとって耐えられなくなったということかもしれませんが,とにかく尋常じゃありません.

 それは,単に人が多いというだけではなく,外国人が多いというか,もちろん,日本人とか外国人とかは,関係ないのですが,何と言うか,とにかく何とか騙して外国から人を呼んで,金を使わせて,それで飯を食っていこうという他力本願があさましいというか,そういうところが見るに堪えないんですね.

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1/6'19b
[自分にとっての成功]

 何度か同じような記事を書いてるとは思うのですが,私が今大学院生だったら就職どうするかなあ.もちろん,研究者になると思うのですが,自分にそこまでの能力がないとしたら,というのは,全く想像ができなくて,だって,能力があるないじゃなくて,研究したいというだけだと思うのですが,いやいや,それでも,って人がほとんどだと思うので,敢えて,自分にそこまでの能力がないとしたらということですが,やっぱり,民間企業には,就職しないかなあ.

 でも,就活はちょーめんどくさそうで,やりたくないけど(ていうか,やったことないし),何ごとも経験的には,2, 3年で辞めるつもりで,一度就職してみるのもいいかもしれないというか,就職するとしたらそんな感じですかね.それで,意外と面白くて,最後まで行くかどうかはともかく,何十年か行けるかもしれませんしね(でも,結局,騙されてこき使われてるだけだった,とならないように注意).

 一旦就職するにしても,就職しないにしても,重要なのは,必要以上のお金は要らないってことに気づくことだと思うんですよね.年収300万以下のことをワーキングプアと言ってるようですが,年収300万どころか,200万だって楽勝ですよ.

 いやいや,仕事で溜まったストレスを洗い流すために毎日のように飲みに行きたい? 年に何度か海外旅行にも行きたい? いずれは,マイホームも欲しいし,車だって,できたら高い車に乗りたいし,いい時計もしたい? ○カじゃないの?

 あるいは,お金は,正直,そんなに要らないけど,人には認められたいし,名のある有名な会社に勤めたいし,一生平社員というのも何なので,そこそこ出世もしきたい? ○カじゃないの?

 こういうのは,全て,罠だということに気づけということでしょう.

 じゃあ,具体的にどうするか,ですが,沖仲仕(ホッファー)じゃないですが,そんなに辛くはない,そこそこの時給の仕事を日々淡々とこなし,最大の喜びである勤労の後の休息(カント)をとって,やりたいことがある人は,やりたいことやって,という「日常生活」を送って行けばいいんじゃないですかね.時給1500円で,平日8時間働けば,年収300万ですが,それで充分でしょう.研究者になるほどじゃないけど,そこそこの能力があるのなら,時給2000〜3000円は行けるでしょうから,働く時間を減らすか,少しだけ余分な収入を得てもいいでしょう.

 ポイントは,経済を回して金儲けしたい奴らに騙されて,余計に働いて余計に稼いで,余計なストレスを溜めて余計な支出をするのではなく,経済感覚を発揮して,支出をしっかりコントロールするということです.でも,年収300万だと老後が不安? これから来る経済危機もあるし.

 そうですね.そこが最大の問題ですね.でも,一番大事なのは,無駄に働きすぎてストレスを溜めて体を壊さないで,いくつになっても働いてキャッシュフローが得られるということですが,このやり方だと,これを見事にクリアしてます(確率の問題ではありますが).体を維持するという意味では,食事に気をつける,具体的には,極力,外食をせず,内食でも添加物を排除して行くことも重要ですね.

 あとは,運用というか,そういうスキルを磨いて行くことは必須でしょう.株をやれとかいうことではなく,もっとプリミティブなこと,私がやってることで言えば,日運とか短運ではなく,資保ですかね.

 つまりは,収入の中から少しずつ貯蓄をして,経済の流れを見ながら,それを株式や商品や外貨に変えたり戻したり,時には空売りしたりというような形で運用して行くことでしょうか.

 でも,これは,やっぱり,難しいかなあ.そもそも,自分にそこまでの能力がないというのが前提なのに,そこまでできたら,仕事をしても,何やっても成功しそうですよね.

 でも,成功というキーワードが出てきましたが,世の中の多くの人が考える「成功」ではなく,そんなことに目もくれずに,自分にとっての成功とは何かをしっかり自分の頭で考えるってことが一番大事なことだと思いますけどね.

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 とは言え,私はどうだったかと言うと,やりたいことを見つけられたということ,そして,研究者になれたのは,大きかったと思いますが,若いときは,結構,無駄なお金も使ったと思いますし,海外もいろんなところに行きましたし,アメリカには,1年住んでましたし,添加物もかなり摂取してきたと思いますし,そもそも,結果的にですが,そこそこ「成功」しちゃったというか,今にして思えば,東京に帰りたいと思っていたときもあったとか,そういうことに全く拘りがなかったというわけでもなかったとも思うわけで(今にして思えばしょぼかった),お前が言うなよ,って感じだと思うのですが,そういうことを踏まえて,今だから見えることもあるわけで,それを(若い人達のために)書いておくことは,意味があるとは思うんですよね.

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 自分には能力がないって,すっぱりあきらめられれば,時給1500円で淡々と,という道もあるとは思うのですが,そこそこ能力があって,そこそこやりたいことも見つかったという方が却って難しいかもしれませんね(いい大学行っていい会社入ってのパターン).

 でも,これもやはり,自分にとって何が大事が考えることが重要で,それがよくわからないのであれば,「いい大学行っていい会社入ってのパターン」になっちゃうというか,実際,そういう人がほとんどだし,そこまで行ければ,成功なんでしょうが,うーん,どうなんですかね?(と敢えて疑問形で書いておく)

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1/6'19c
[昭和のツケを払わされた時代?]
(世の中)

 平成最後(とかほんとうざい)とか新年ということで,平成の30年を振り返るという番組がよく流れているのですが,平成の30年とは,バブルが崩壊して経済が低迷を続け,昭和のツケを払わされた時代だったと言ってました.

 いやいやいや,ツケなんか一銭も払ってませんから! それどころか,むりくり経済を回そうとして,昭和の時代以上に,ツケにツケを重ねて,莫大な借金が積み上がったのが平成の30年ですよ.

 つまり,ツケを払わされる時代というのは,「これから」ということです.

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[既に崩壊]
(経済)

 でも,政府と日銀の大失態によって,日本は,もうツケを払うこともできない状態に陥ってしまってることは,既に書きました(日銀はそれがわかってて,確信犯的に動いてる気もする).つまりは,このツケを半永久的に先送るしか方法がないのです.そして,その条件となるのがゼロ金利です.金利が付けば,借金は雪だるま式に膨らみ続けますからね.

 このことが意味することとしては,もう日本は経済成長しないということですし,それを受け入れるしか道はありません.そんな夢も希望もない未来は嫌だ?

 だとすると,頑張ってツケを払いますか? でも,金利が付けば,国債が暴落して,たちまち日本は財政破綻するでしょう.つまりは,日本では,既に資本主義が崩壊してるってことかもしれません.

 でも,これは,別に悪いことではなくて,世界がこれから辿る道の最先端を行ってるってことですし,そういう中で,むりくり経済を回して経済成長するという○ホなことをさっさと放棄して,楽しくやりたいことやって暮らして行けばいいんじゃないですかね.

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1/6'19d
[就職先の決め方]

 別の観点から書いておくと,やりたいことが見つかれば,それに越したことはないですが,特にそういうものがない場合,多くの人は,どの業種が将来性があるか(+給料とか条件)という観点で就職先を決めるんですよね.工学系だったら,やっぱ,ロボットとかAI? ○ホですねー(毒).

 もう既に世間が注目してるところ今更行ったって,激烈な競争に負けて食いっぱぐれるのがオチですよ.じゃあ,どこがいい?

 それは,とにかく,やりたいこと,そこまで行かなくても,多少なりとも興味がもてるところでしょう.将来性なんか関係ないですよ.

 と言いたいところですが,そういうことを全く考えないのもちょっと問題かもしれませんね(でも,私は,とにかくやりたいことの一点で探しましたけど,それは,職業が研究者だったからできたことでもあります.そう,研究者ってやりたいことができるんですよ).

 そういう意味では,手前味噌になりますが,建設系は,食いっぱぐれることはないですよ(今は幸い競争もそんなに激しくないですしね(笑)).だって,人が生活したり仕事したりする建物やインフラは,絶対に必要なものだし,一定の時間が経てば,老朽化して,必ず建て替えたり,作りかえたりしないといけなくて,半永久的に仕事がなくならないからです(いずれロボットとかAIがやるとしても,建設の知識なしには絶対無理).

 それは,東京五輪特需とか一時的なものではなく,折しも,高度成長期に大量に造られた構造物が一斉に耐用年限を迎えていて,少なくとも数十年は,仕事がなくなることはないでしょう(でも,バブルのときのように,今またババ抜きしてると痛い目に会う可能性はある).でも...

 東京五輪特需じゃないですが,仕事が多すぎるってのも,逆に大変ですよね.必要以上には,働きたくないですもん.そして,ゼネコンとかハウスメーカーは,「そういう体質」が残ってるところも多いですから,多少なりとも,そうでないところを探して行った方がいいでしょうね.

 そういう中で,私がお薦めするのは,やはり,研究者ですかね.いやいやいや,そんな能力ないですから...いや,既に書きましたが,最先端の研究者じゃなくて,「大学教授になる方法」的な,「職業としての」大学教授というか,そういう道もあると思うんですよね.実際,世の「大学教授」のほとんどは,そういう人達ですから,臆することはないですよ(笑).

 大学と言ってもぴんきりですし,高専だってあるし,現状,建設系は,かなりポストがあるんですよ.だって,上で書いたように,建設系は食いっぱぐれなしってことは,建設技術者を養成する大学や高専は,これからもずっと必要で,ということは,そういうところの教員も必要ってことですからね(むしろ,新設大学とか新設学科とかできてるくらい).

 問題は,修士を出て,更に3年(頑張れば2年)博士課程に行って,博士論文を書かないといけないってことなんですが,博士論文を書くと言うと,かなりハードルが高いイメージがありますが,私が博士取ったときと比べると,そのハードルは,かなり下がってると思います(正直,そんなんでいいのかとは思いますが).

 でも,このサイトで再三書いてるように,大学もいろいろ大変になって来てるんですが,他の仕事と決定的に違うのは,やることを自分で決められるってことと,時間のマネージメントができるってことです.余計な仕事も確かに増えては来てるんですが,そういう仕事をちゃっちゃと片付ければ,その分,自分の時間が増えるわけで,これは,やっぱり,ものすごいアドヴァンテージだと思いますね.

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1/6'19e
[鯖缶]
(資保)

 懸案の,経済破綻に備えて,在庫を抱えられるものがないかってことなんですが,鯖缶はどうかという話になりました.今流行ってるのですが,そういうことを除外しても,というか,流行る前から,対象として考えていたのですが,改めて考えてみたということです.

 条件はいろいろあって,まず第一に生活必需品,できれば,食料ということですが,これは満たしています.次に日持ちがするってことですが,缶詰なので大丈夫ですし,+αで,鯖缶って新しいものより古いものの方が美味くなるんですよ.これは,でかい.例えば,新しいものを買って,2,3年寝かせて,美味くなったものを(プレミアムが付いたりして(笑))売るという方法もあるかもしれません.

 そして,体積と重量ですが,ここでちょっと計算してみます.昨日,スーパーで見てきたところ,10cm角で5,6cmの高さのスペースで1個くらいで,重さは200gで200円くらいでしょうか.そうすると,トイレットペーパーのときと同じ計算をしてみると,六畳の部屋に24/(0.1*0.1*0.06)=4万個入ることになりますね.値段にすると800万円なので,今一ですが(でも,値段的には,15年分の食費相当),トイレットペーパーの50万よりは,かなり行けます.

 でも,重量が200g×4万=8tonなので,普通のマンションの部屋だと厳しいですね.具体的には,積載荷重は,180kg/m2なので,六畳だと.2tonくらいが限界で,逆に言えば,六畳の部屋が4つ必要ってことですが,東京郊外で一部屋余計に借りると家賃が+4万とすると,そのくらいの出費で800万という資産が守れるということです.

 あとは,仕入れと販売ですね.仕入れについては,検索すると,問屋はいっぱい出てきますが,あんまり安くないですね.あとは,販売ですが,要は,売れるかどうかってことで,ウェブサイトと作っても,見てもらえなければどうしようもないですからね.そしたら,メルカリとか使えば,あっという間にさばける(鯖ける.しゃれ(笑寒)?)んじゃない?と言った人がいました.なるほどねー.

 実際にメルカリを使うかどうかはともかく,売りたい人がいて,必要とする人がいれば,簡単に繋がる世の中になったんだな,というのは,やはり,大きいことだと思いました.

 とは言え,決定打とまでは行かないですかねー.月4万で800万を守るってことは,800/4/12=16.7年で,逆償還しちゃうってことなので,やっぱり,ちょっと厳しいというか,多少は,儲けないと成り立たないってことなので,安く仕入れられないと厳しいってことですかね.

 ていうか,2,3年に1回は,在庫を入れ替えないといけないわけで,そのとき,4万個売るっていうのも,発送とかめっちゃ大変そうで,ていうか,毎日100個売っても1年で4万個にもならないわけで,やっぱ,現実的じゃないですかね.小売りじゃなくて卸売りなら一気にさばけますが,利ざやが減ってしまいますからね.

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1/6'19f
[これでいいと思う]

 定年後問題というか,定年前後関係なく,生き方問題ということかもしれませんが,これでいいと思ってしまえばいいってことかもしれませんね.自分には,能力がないと思ってきっぱりあきらめるというのもそうですし,勉強していい大学入っていい会社入ってとか,そんな拘りとか見栄とか承認の欲求とか捨ててしまえばいいわけで,生きて行くのに必要な分だけ働いて,おいしいご飯を食べて,雨露や暑さ寒さをしのげる家があれば充分なわけですからね.

 定年後だって,自分がもう社会から必要とされなくなったということを潔く受け入れて,それはそれで,肩の荷が下りてラッキーなことでもあるし,ぐだぐだになっていく世の中から離脱できるし,これまで充分働いて,社会に貢献もしてきたし,後はもう自堕落に好き勝手に生きて行っても,これでいいと思えば,それでいいんだと思います.

 もし,そう思えないとしたら,まだ何かに拘ってるというか,人間としてまだ未熟ということかもしれません.もちろん,その上で,無償でも評価されなくてもやりたいことがあればやればいいでしょうし,それこそがほんとにやりたいことでしょう.でも,そういうことがなければ,リタイアするまでは,食べて行くために働く,リタイアしたら,もう何をするでもなく,好き勝手にやって行くということでもいいんだと思いますし,そのために必要なことが「これでいいと思う」ことかもしれません.

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1/6'19g
[申し訳ありません]

 誰とは書きませんが,ある人に,大学を出るとき研究者になることは,考えなかったの?とききました.答えは,そんなこと,考えもしなかった,ということでした.どうしてかきくと,経済的なこともあるし,とにかく早く卒業して働かないといけないと思った,とのことでした.それをきいて,はっとさせられたのは,言うまでもありません.

 私はと言えば,大学4年のときは,官僚になることも考えてはいましたが,研究室に入って,研究が面白いことがわかると,研究者になることを「即決」です.私の家庭も父が高校2年のときに亡くなってますから,決して裕福ではないし,早く働いた方がいいという考えもあるとは思うのですが,奨学金がかなりもらえていたということもありますが,母親に相談しても,あんたのやりたいようにやりなさい,ということだったので,そういうことは,全く考えなかったです.ほんと脳天気なもんです.

 でも,普通に考えれば,就職ですよね.今更ながら,その人の方が私より,遥かに分別があるというか,大人だったんだなと思った次第です.私って,ほんとにやりたいようにやってきたんだと思いますが,それは,いろんな人の犠牲とは言いませんが,少なくとも,自分だけの力でやってきたわけではないし,何だか申し訳ない気分にもなりました.でも,それでも,やっぱり,自分の思うようにしか生きられないような気もして,何だかやっぱり,申し訳ありません,ですかね.

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 ということを書いていたら,あることを思い出しました.私が修士のときだったと思いますが,博士課程の上級生(このサイトでもよく出てくる人です(笑))が,大学院を中退して,とある国立大学の助手として出て行かれることになりました.その時,私がどう思ったかと言うと...

 とにかく羨ましかったです.なぜかと言うと,(研究しながら)働いて給料がもらえるからです.ということを今思い出して,そう言えば,私もただ脳天気だったわけじゃなくて,早く就職したいと思っていたことを思い出しました.6階にいた山田先生(現東工大)が博士を中退して助手になったときもとにかく羨ましかったですし,昔よくバドミントンをした一つ下のS部が確か修士を出てすぐ助手になったときもそうだったし,どうして自分にはそういう話が来ないのかと思ってたのを思い出しました.

 でも,結果的には,博士を終えるときに,地震研の話が来たわけで,待った甲斐があったというか,それでよかったんだと思いますが,学生時代は,ただ研究が楽しくてやってたってだけじゃなくて,早く就職したいと思っていた,ってことを思い出しました.

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1/6'19h
[圧倒的]

 たまたまですが,林修さんが高学歴ニートに授業をするというのをちらっと見ました.以前,このサイトでも書いたと思いますが,彼は,やりたいことではなく,できることをやれという考えなのですが,食べて行くには,ある程度できないといけないので,一理あります.できるできないは必然だけど,やりたいやりたくないは偶然というのもここで書いたことに近い考えだと思うのですが,理由はよくわかりませんが,私は,やはり,やりたいやりたくないが(偶然ではなく必然として)あると思っています(少なくとも私自身には).

 具体的には,現在から過去へ遡っていくと,今やってる仕事は,やりたい仕事(研究とか学生の研究指導)とやりたくない仕事(講義以外の様々なギョーム)にはっきり分かれますし,今の研究テーマは,とにかく興味をもてることを探しに探して辿り着きましたが,逆に言えば,多くのものは,ほとんど興味をもてなかったということです.

 大学に入って,現代の理論物理に失望して,建築構造に辿り着いたのもそうですし,大学に入る前に,自分が理系か文系かなんて考えたこともないですし,理科(物理,化学,生物,地学)の中で,興味をもったのは,圧倒的に物理でしたし,物理の中でも電磁気や熱力ではなく,圧倒的に力学でした.圧倒的です.

 圧倒的と言うと,きこえはいいですが,逆に言えば,それ以外のことにほとんど興味をもてなかったということです.

 でも,これは,あくまで私の場合であって,他の人がどうかはわかりません.自分の頭で考えるべきと何度も言っているのは,そういうことです.

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 言い方を変えると,非常に狭い領域で,できるできない,やりたいやりたくない,いろんな意味で自分に超絶適合したものを見つけられるかってことなんでしょうね.そして,そういうものに辿り着いた人が成功するってことでしょうか.

 わかりやすい例だと,あるスポーツで,例えば,野球とかサッカーとかバドミントンとかで,世界のトップまで行ったスポーツ選手って,そうだと思うんですよね.よく,あるスポーツで世界のトップまで行ったのなら他のスポーツやっても成功したとか言われるんですが,もちろん,そこそこは成功したかもしれませんが,世界のトップまでは,絶対に行けないと思います.

 でも,そんなの宝くじに当たるようなもんやん,というのは,確かにそうですが,やりたいこと,できることをどのくらい探したんかい,ってことはあると思いますし,見てる感じだと,大してそんなに探してない人が多い感じはしますけどね.

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 あとは,林修さんのことは,このサイトでは,(芸能界にいる東大卒がひどい奴ばかりなので)割と肯定的に書いてますが,この人も,世の多くの人と同様,基本的には,自分で考えるというよりは,他人とか世の中の尺度でものを考える人ですから(いろいろ勉強して知識が豊富というのもそういうこと),彼の言うことを,ふんふん,なるほどときいているようでは,まだまだですよ.

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1/7'19
[どうしようもない奴]

 上の林修さんの講義の中で,浪人の話が出てきました.彼は,(予備校講師でありながら)浪人には,否定的らしく,それは,大学受験というのは,ちゃんと自分を律して勉強できるかというだけの話だし,受験日という「納期」が決まってるものに対して,勝手に1年とか2年とか延長して自分が入りたい大学に入るのは,それだけで厳しい評価を受けて然るべきというようなことでした.

 全くその通りだと思います.何度も書いているように,私は浪人してますし,そういうことは,大学受験に限った話ではなくて,私って,やらなきゃいけないというときに自分を律してやるべきことをやる,ということができない,どうしようもない奴なんです.

 でも,危ない橋を渡りながらも,何とかここまでやって来られましたし,こんなどうしようもない奴がどうしてここまで来られたか,ほんとに不思議です.終わったと思ったことも何度もありましたし,そこから奇跡的?にリカバーしてきたとも思うのですが,これが何を意味するか,ですね.単に運がよかっただけなのか,こんなどうしようもない奴にも活路があるのか,答えは,何となく私の中にはあります(短+2808).

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1/7'19b
[浪花節的]
(大学)

 修士卒や博士を中退して助手になった人が羨ましかったという話ですが,もう何十年も忘れてたことを思い出したような変な気分ですが,今からすると考えられないことですよね.今は,助教(当時の助手)の応募要項を見ると,必ず,博士取得(見込)と書いてありますからね.これの意味することは何でしょうか? 昔は,助手のポストが結構余っていた?

 あくまで私の印象ですが,ポストは,今の方があると思います.少子化ですしね.じゃあ,どうして,今は,助教は,博士取得が必須になったのかというと,当時の助手と今の助教が多少違う(助手から助教に変わるとき,助教になれたのは,博士をもっていた人に限られたと思う)ということもあるとは思いますが,昔の人事って,結構,いい加減だったんですよ.

 例えば,研究室の助手がどこかに出て行ってポストが空くと,そのときの博士の学生に助手にならない?ってきいて,はい,って言ったらそれで決まりみたいな(笑).公募出してるところなんかほとんどなかったんじゃないですかね(あっても,既に決まってて,形式だけとか).

 いい時代なのか,ひどい時代なのかわかりませんが,もちろん,ちゃんと公募した方が公明正大だとは思うのですが,そうでなくても,それで回ってたというか,自分の研究室の学生なら,あるいは,よく知る信頼できる他大学の研究室に打診して,ちゃんと紹介してもらえれば,研究能力とか人間性とかもわかってるわけで,そういう浪花節的なよさもあったというか,ある意味,非常に「効率的」だったと思うんですよね(つまりは,今は非常に非効率ということ).今となっては,もう夢か幻かって感じですが(笑).

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1/7'19c
[人的補償]
(野球)

 内海に続き,今度も生え抜きの長野がFAの人的補償で流出,というニュースが流れていました.どう思いますか?

 サラリーマンからしたら,別に転勤みたいなもんじゃん,てなもんですよね(そっか,研究者になれば,上から否応なしに転勤を命じられることもないですよ).そもそも,野球という世の中の役に立たないやりたいことやってるわけですし.

 それに,FAの人的補償とか言ったって,有力選手はプロテクトされてるわけで,炭谷と内海は微妙かもしれませんが,今の丸と長野なら,どっちを取るかは一目瞭然ですよね.

 ですから,結局,FAとか言ったって,金に物を言わせる金満球団が有力選手を集められるわけで,その本来の目的からずれて来てるのは明らかでしょう.

 案?としては,今の28人というプロテクト枠を減らすってのはどうですかね.野手が先発レギュラーメンバー,投手が先発の柱,中継ぎ,抑え,代打の切り札,怪我する可能性が高い捕手の控えとか考えると28人くらいは,必要ってことでしょうが,Aランクというのは,それよりもっと上ですからね.

 でも,今の報道の仕方を見てると全く逆,つまり,内海とか長野がどうして出て行かないといけないんだ?みたいな感じで,報道する側も金満球団と同じというか,人気がある球団が強くなった方が儲かるってことなんでしょう(しょぼい話).

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1/7'19d
[無頓着]
(日運, 短運)

 去年の日運と短運の成績ですが,年利にして15%くらいと書きましたが,日運の利益だけで計算してて(ほんと間抜け,というか,お金に無頓着),短運の利益を入れると,最終受渡日が瞬間最大風速になったこともありますが,25〜30%くらいになったみたいです(それでも,まだまだだとは思いますけど).

 と言っても,正確な値はわかりません.というのは,夏頃,お試しで短運をやって,調子よかったので,資金の一部を日運から短運に移して(でも,そこからしばらくぱっとしなかったけど),というように資金移動があったからで,もちろん,日数とかちゃんと計算すれば,正確な年利は出てくると思うのですが,そこまで計算するのは,めんどくさい(笑)ので,計算しません(もちろん,利益の額は,証券会社から年次報告書として送ってくるので,それできっちり確定申告しますけど).

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1/7'19e
[必ずはずれる]
(経済)

 今日から仕事始めというところも多いみたいで,今年の経済(≒株価)はどうなるかというのを相変わらずやってます.そんなのわかりませんって.

 でも,多くのプロという人達の予想は,「年中高」なんだそうです.具体的には,春先までは低迷するけど,その後,持ち直して高値を付け,消費増税に向かって下落ということらしいです.どうしますか? それを信じて,今安いうちに仕込んで年中盤に売り抜ける? ○ホですねー(毒).

 それで勝てるのなら,今買う人が多いわけですから,春先まで低迷するのではなく,どんどん上がるはずですよね.つまり,こういう予想は,基本的に,必ずはずれるってことです.

 でも,裏の裏のそのまた裏ってことだってあるわけで,つまり,予想なんか当たらない,当たる人がいるとしたら,いろんな人がいろんなこと言う中でたまたま当たる人がいるというだけの話です.

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1/7'19f
[どんどんいろんなことがぐだぐだに]
(世の中)

 年賀状なんですが,ある人から,私への年賀状が宛てどころ不明で返ってきた,今日,私からの年賀状が届いて,新住所がようやくわかったというメールが来ました.

 引っ越したことは,一昨年(2017年)の年賀状で知らせてるんですが,去年(2018年)は,転居届を出していて,かなり大量に転送されてきたので,旧住所に出した人が結構いたんだなとは思いましたが,今年は,もう転居届を出してないので,旧住所に出した人は,宛てどころ不明で返送されたってことです.

 でも,私だったら,年賀状に引っ越したことが書いてあったら,その場でエクセルの住所録を変更しますが(だって,旧住所に出して返ってきたら「私が」めんどくさいですからね),みんながみんなそうでないってことですかね.

 そんなことより,驚いたのは,12/29に出した年賀状が1/7に届いたということです.そんなことある? ちょっとひどくないですか?(日本郵便が) でも...

 こんな感じで,どんどんいろんなことがぐだぐだになって行くんでしょうね.そういう意味では,納得というか,まさに今の世の中の流れだなあと思いました.年賀状も,そろそろやめた方がいいかもしれませんね.

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1/8'19
[喪中で]

 上↑の件ですが,そっか,年賀状に引っ越したと書いた年に喪中だった人には,ちゃんと知らせてないことになるのかも,と寝るときに気づきました(でも,また起き上がって確認するまではしない(笑)).

 で,今朝,起きて確認しましたが,メールをくれた人は違いましたし,今年,まだ届いてない人(おそらく返送された人)の中でその年喪中だった人は数名で,大部分は,ちゃんと知らせてました(ほっ).

 でも,数名でも喪中で出してなくて知らせてなかったということで,それは,盲点というか,申し訳なかったと思いますが,そこまでは...って感じですかね.

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1/8'19b
[わからない]
(大学)

 修士卒や博士を中退して助手になった人が羨ましかったの件ですが,ご本人のサイトに言及してありました.

 その記事が出たので書けるのですが,というか,そもそも,どうして(山田先生は実名だし,S部は,見る人が見ればわかるのに),その人だけ,実名を出さなかったのかと言うと,(本人の口からそういうことは全く言われなかったんですが)私の目から見て,博士課程を中退して,就職するのがどこか残念そうだったんですね(でも,それでも,私は,羨ましかったですけど).で,その記事を読んで,やっぱり,そうだったことが確認できたので,あらためて書けるのですが...

 大学院って,(ほぼ)研究だけしてればいいわけで(修士は,授業とか就活はあるけど,博士は,そういうのもほとんどない),でも,それがどこがいいのか,ようわからんという人もいるかもしれませんが,それって,ものすごいことなんですよ.社会人になって,いろいろ余計な仕事するようになったらわかりますよ.ほんと,研究以外の余計なことしてる場合じゃないですよ.

 でも,わからないんでしょうね.失ってからしかわからないのが普通の人間ですからね.

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 そういう意味では,もし,私に在学中に,助手の話が来たら,どうなってたかなあと考えました.もちろん,喜んで,ほいほい行ったと思いますが,すぐに現実に気づいて,こんなはずじゃなかったと思ったかもしれませんね.

 ですから,私も普通の人間というか,たまたま,そうなっただけってことかもしれません.そういう意味では,北山先生は,行く前からそういうことがわかってたってことですね.

 何度か書きましたが,私は,今が一番幸せですし,過去に戻って,また今いるところに来られるとは,とても思えないので,過去のどの時点にも戻りたくないのですが,戻るとしたらどこかと言えば,大学4年から大学院までの研究室時代に間違いありません.わがまま言って,いろいろご迷惑もかけたと思いますが,私にとって,ほんと夢のような素晴らしい時間でした.青山先生,小谷先生,そして,当時,研究室におられた細川先生や田才先生や諸先輩方や学生達,あるいは,綺羅星のように活躍されていた卒業生の皆さん(がよく研究室に顔を出されてましたし,研究会も開かれてました)には,感謝してもしきれません.

 自分の研究室も,とにかく,あのときと同じような環境というか雰囲気に,と思って,これまでずっとやって来ましたが,どのくらいうまく行ってるかは,わかりません.

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 大学4年+大学院生の研究室時代って,ほんとかけがえのない素晴らしい時間だと思うのですが,一生学生ってわけにも行かないし,確かに大学院生と助手(助教)と比べたら,余計な仕事は,助手(助教)の方が多いですが,給料もらってるので,それは当たり前で,その割には,研究できる時間は多いし,やっぱ,助手っていいじゃんって思います.そして,それは,准教授,教授も同じでしょう(でも,現状,もうちょっと何とかなりませんかね).

 ですから,いつも書いてますが,今自分が置かれている環境でどうするかってことですよね.まだ学生なら,その特権を最大限に活かして,思いっきり研究すべきですし,職を得たら,それで食べて行けてラッキーなわけだし,全く研究できないならともかく,そんなことはないですから,そういう中で,できるだけのことをするということでしょう.

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1/8'19c
[こんなことしてる場合じゃない]

 がらっと話題は変わるのですが,こんなことしてる場合じゃないと思いました.どういうことかと言うと,歳をとっていくからです.具体的には,今は,何とかスキーにも行けるし,ゴルフもバドミントンも(一応)できますが,歳をとって体が動かなくなってくると,20年後,30年後は,厳しいことになってるかもしれません.そして,20年,30年って,今から20年前,30年前のことを考えると,あっという間というか,そんなに長い時間とは思えないんですよね.

 つまり,余計な仕事して,小金稼いでる場合じゃなくて,体が動くうちに,体が動かないとできないことをやっておくべきなのかもしれないと思った次第です.

 歳をとって,衰えて行くのに,生い先長くないのに,将来に向けて,競技力向上を目指しても,ていうか,歳とって競技力落ちていくのに意味ないじゃん,と言う人もいるかもしれません.でも,トップレベルのスポーツ選手だって,自分の選手生命に限りがあることがわかった上で,まだできると言い聞かせるようにして,体が動くうちに競技を極めようとするわけで,それは,年寄りも同じだと思うんですよね.

 とは言え,何度も書いてますが,余計な仕事と学生の研究指導というやりたいことが「セット」になってしまってる現状では,今の仕事をやめるわけにはいきません.つまり,すぐ上で書いた,現状の中で,できるだけのことをするしかありません(冒頭でがらっと話題は変わると書いたのですが,繋がった!(笑)).

 ということで,とにかく,究極までマネージメントをして,究極までそういうことをバランスさせるしか方法はありません.

 実は,先日,家族と話をしたのですが,あることを目標?として掲げ?ました.うまく行くかどうかはわかりませんが,今年の末にはっきりと結果が出ます.

 ちなみに,去年のその目標?の達成率は,60%でした.ですから,まだまだということですが,これを何とか100%にするのが今年の目標ということになるでしょうか.ポイントは,それをやらないといけないことと捉えるってことかもしれません.

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1/8'19d
[ご苦労さん]
(世の中)

 金儲けして,大して意味のないものに散財しまくってる人達を批判的に書いていますが,そういう人達がいないと世の中回らないのも事実で,これから益々そうなるわけで,まあいいんじゃね,というようなことを昼ご飯の時,学生と話しました.

 これから益々そうなるというのは,例えば,情報技術とかロボットとかAIとかそういうことで,そうすると,私のような怠け者は,働かなくなります.働かなくなるまで行かなくても,少なくとも必要最小限しか働きません(それ以外の時間で,自分がやる価値があると思うことをやりたい).

 そのためには,アマゾンみたいに物流を究極まで効率化するというか,ゾゾタウンもそうですが,そういうことを一生懸命やってもらう人が必要だし,むしろ,やってくれてありがとう,そして,おひねり的に少しの額を渡して,それを多くの人から集めて積み上がって,巨万の富を築いてもらって,プライベートジェットに乗ったり,月に行ったりしても,「ご苦労さん」って感じでしょうか.

 何度か書きましたが,そういうことに一生懸命になれる人って,「一番上」じゃなくて,その下の一流半といった資質の人達なんですが(一番上の人達は,お金になんか興味がない),そういう人達も必要なわけで,問題なのは,そういう人達が一番上であるかのように囃し立てるメディアとか,それに追従しようとする人達ですが,そういう人達こそまさに一流半とか,そこにすら遥かに届かないわけですから,別にそれでいいってことですね.

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1/8'19e
[新時代?]
(世の中)

 今年の経済を占うみたいな感じで,いろんなものがあげられていて(例えば,ラグビーWCとか消費増税とか),その中で,会社トップの人達の中で,元号が変わるという新時代?をあげていた人が多かったです.元号も変わって,気分も一新して,景気もよくなって,明るい未来が...って,30年前のこと忘れたんですか?

 30年前,つまり,平成という新しい時代が始まったときは,どうだったかと言うと,1989年でまさにバブルの絶頂で,その年は,ものすごいことになりましたが,それ以降は,30年にも渡って長い長い低迷期となりました.それとも,今年を占うってことですから,今年1年でいいってことですかね? まさに目先の経済を回すってことでしょうか.

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1/8'19f
(日記)

 最近ずっと調子は悪くないのですが,今日は,夕方頃,久しぶりに具合が悪くというか,体がかなりしんどくなりました.なんでかなと考えてみたんですが,そういう時って,だいたい,「そういうお仕事」をしたときなんですね.体は正直というか,ほんと何とかならないものかと思いますが,こういう中で,とにかく何とかやって行くしかないのでしょう.

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1/8'19g
[わかった]
(バドミントン)

 今日は久しぶりの練習だったんですが,どうして動けなくなったかわかったと思います.逆に言えば,どうすれば,動けるかわかったとも言えます.それは,フィジカルの問題というよりは,やはり,意識の問題です.問題は,どうして,そういうことが意識できなくなったのか,ということです.少なくとも今より動けてたときは,そういうことをある程度は無意識にできてたと思うんですよね.

 それは,フィジカルが衰えたから,無意識にできなくなったのか,だとすると,トレーニングをしてフィジカルを戻せば,ということになるのですが,それは,散々やって怪我ばかりで失敗してるので,その方法は無理だとすると,そういうことを意識するしかありません.そして,いつも書いてるように,無意識ではなく,無意識に意識になるまでひたすら意識するということでしょうか.

 でも,これは,大変でしょうね.それこそ,2万回必要ってことですからね.

 そして,思ったのは,これって,年寄りに限った話じゃなくて,トップレベルの選手も同じだと思うんですよね.彼らは,もちろん,それが無意識にできてるんですが,それだと,それ以上,そういうことができるようには,ならないので,そういうことを無意識に意識できたら,動きがどんどん洗練されて行くと思うんですよね.

 でも,とにかく,まず,自分で実験ですね.でも,とても難しい.でも,意識できたときは,劇的に動けます.でも,すぐに意識できなくなるし,動けなかった時は,そのことが意識できてないことがほとんどです.

 あと,備忘録的に書いておくと,ほんと久しぶりに手の薬指の付け根のところにマメができました.久しぶり過ぎて憶えてないくらいですが,昔は,よくここにマメができていたので,ストロークも少し回復傾向なのかもしれません.

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1/8'19h
[お金の授業]
(経済)

 ちらっと見ただけですが,あの村上ファンドの村上さんが子供と親御さん相手に「お金の授業」をしてました.ひどかったですねー(ほとんど早送りで10分くらいしか見てないけど.でも,証券会社とかがやってる投資セミナーとかってもっとひどいんでしょうね).ものの値段がいくらかを考えてみようとかいうのは,まあいいんですが,お金の教育をしてなくて,お金儲けの話がタブーなのは,日本だけとか,要は,ド素人を投資の世界にいかにして引っ張り込んでカモにするかってことです.

 アメリカとかでは,お金の教育とかして(洗脳して)株式投資をしてる人が多くて,貯蓄は,ほとんどしてないんですが,そうやって,100年にも渡って,国民全体をカモにしてバブルを作ってきたんですよ.お金儲けをよしとしないのは,日本の文化のせいってことなんですが,そういう日本の文化,素晴らしいじゃないですか.

 私がそういうことをしているのは,全く目的が違いますし,私は,他の人にいわゆる株式投資をするのは,絶対に薦めません.丸腰で戦場に行っても,身ぐるみ剥がされることがわかってるからです.

 私がそういうことをしている目的は,何度も書いたので,もう書きませんが,基本的には,なくなってもいい余剰資金でやっています.でも,昨年あたりから再三書いていますが,そうも言ってられなくなってきました.それは,経済危機が確実に迫ってきているからです(だからこそ,売りつけるカモを連れてくる必要があるので,お金の授業とか投資セミナーとかやってる).

 つまりは,これから株が上がるから,株式投資しましょうというのは,真逆なわけです.どうすればいいかについても,いろいろ書いて来ましたが,大事なのは,やはり,自分で考えることでしょう.そんな難しいこと,って思いますか? 政府や日銀や企業がやってることを考えれば,単純な話だと思いますけど.

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1/9'19
[言葉にできないもの]
(バドミントン, 体)

 わかったと書きましたが,こういうことは,ずっと書いて来ましたよね.でも,どうして,昨日,「わかった」と思ったかと言うと,「どういう風に意識してどういう風に動けばいいか」わかった,ということです.でも,それは,言葉で書くことは,難しくて,でも,どういうことを意識すればいいかは,まさに「イメージ」として,私の頭の中にあるのですが,言葉にできないものをどうやって,忘れないようにするかが最大の問題です.

 でも,まさにこれも無意識に意識ですよね.無意識に意識していれば,忘れないと思いますから.でも,まだ無意識に意識できていないので,一生懸命,意識する必要があります.それが根気強くできるか,バドミントンをするときだけではなく,日常生活の段階からできるかでしょう.

 そして,これは,バドミントンだけではなく,体の維持にも繋がることだと思います.だって,「年寄りの動き」と真逆ですから.

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 あと,これも備忘録的に書いておくと,昨日の練習ですが,年末年始を挟んだこともあって,何と3週間ぶりでした.でも,体は動くのに,球に合わせられなくてエラーが多いということはあったんですが,疲れ方とか体の痛み方は,そうでもないです.日常生活の中で(できる範囲でですが)あることをしているのですが,それが関係してるのかもしれません.

 でも,3週間は,いくら何でも...なので,せめて10日に1回には,戻したいと思います.

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 と書いたのですが,体の痛みはそうでもないのですが,やっぱり,疲れてますね.ということで,せめて十日一にします.

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1/9'19b
[どうしたら]
(経済)

 でもだとするとどうしたらいいでしょうね? 世の中や経済の流れを見て,株式,外貨,商品などを売買するのだとしたら,相当,研究しないとだめだと思います(本とか読んで勉強なんかしても全然だめだし,何とかセミナーとかに行ってもカモにされるだけ).

 私がこういうことを始めたのは,大学院を出た年なので,30年近く前ですが,「ある法則」を見出したというか,「わかった」感じがしたのは,その20年後くらいですし,もちろん,20年間,ずっと研究してたわけではないですが,そのくらい生半可なことではないということです.その後,10年くらいは,比較的順調に推移してますが,これがずっと続くという保証もありません.

 でも,そういうこと,つまりは,経済の仕組みとか,株価の値動きの分析とか,そういうことを勉強するのではなく,自分でいろいろ考えて研究することが好きというか,興味があるのなら,やったらいいとは思います.実際,私も相当楽しませてもらいましたからね.

 でも,多くの人は,とてもとてもそこまでは...ってことですよね.でも,経済危機はともかく,経済破綻には,対処しないといけない.まだ若いなら,自分にしかできないスキルを身につけて,無駄なものに金を使わず,心身の健康に気をつけて働ける状態をキープして行けばいいだけの話ですが,我々の世代はそうも行かない(でも,これから歳衰えて働けなくなる我々の世代こそ,働き過ぎて体を壊さないようにして,心身の健康に気をつけるべきとも言える).

 そういう中で,簡単に手っ取り早い方法としては,やはり「分散」でしょうか.つまり,全て現金ではなく,一部を不動産や株式や外貨などの金融商品にしておくということですかね(投信はだめですよ).例えば,家を買っておけば,年金が極限まで削られても,生きて行くことはできるでしょうからね(経済破綻して資産が1/10になるところを1/5で手を打って,最低限を確保しておくイメージ).

 でも,現状,短期的には,株式は買いですが,中期的には売りですし,外貨も売り,不動産もずっと売りです.つまり,買えるものがほとんどなくて,敢えて言えば,金(ゴールド)くらいですかね.

 でも,金(ゴールド)は,買いとか言っても,どんどん上がってるわけでもなくて,株式は,売りとか言っても(短期的には)上がったりしてるし,てなことですが,そんなもんでしょう.

 長期的には,経済は沈んで行く(株式売り,不動産売り,外貨買い,商品買い)としても,そうはさせないというか,凄まじい駆け引きとか振り落としはあるわけで,でも,そこをとれるかどうかが大きいのですが,そこまでは,ムリーとなると,目先の値動きには,とらわれないってことですかね.

 具体的には,今不動産を買うと,1/5とかまで下がってしまうかもしれませんが,例えば,米ドルを110円で買ったとして,1ドル22円までは行かない(逆に220円とか550円ならありうる)とは思いますからね(でも,それもわかんないし,私だったら,今は外貨は買わないけど).

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 じゃあ,家を買うとして,いつ買うかですが,多くの知的水準が高い人は,今は高値で,買うべきじゃないけど,もうすぐ経済は後退するから,下がったところで買おうと思ってると思うんですよね.でも,多くの人がそう思ってるってことは,「そうはならない」ってことです.

 そうはならないシナリオはいくつかあります.1つは,目先の経済を回し続けて,まだまだ上がり続けて,まさに30年前のバブルの時のようになってしまうことです.実際,日本以外のいくつかの先進国は,既にそういう状態です.

 あれ?まだまだ上がる? でも,これ以上上がると予算オーバーで買えなくなっちゃうから,ここで手を打って買っておくか,となった直後に,バブルが崩壊して,ババを掴まされるわけです.

 もう1つは,リーマンショックのときのように,ある日,突然,真っ暗になることです.リーマンショックくらいなら,かわいいもんですが,それでは済まなくて,一気に経済破綻まで進んでしまうと,家を買う前に「やられる」ことになります.

 つまり,これも簡単な話じゃないってことです.でも,リーマンショックのときもそうでしたが,ほんとは,ある日突然ということではなくて,いろいろやばいサインはありました.そして,それは,今とよく似ています.

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1/9'19c
[何かが壊れる時]
(世の中)

 でも,どうして,こんなにめんどくさく難しい時代になっちゃったんでしょうね? 家を買っても買わなくても,別に運用とかしなくても,普通に働いて行って,もうこの辺でいっかってところでリタイアして,年金で何とか食べて行けるって具合にどうして行かないんでしょうか?

 それは,人口増加と実質的技術革新が止まってきた(これ以上便利にしても意味ない)ことに加えて,それでも,むりくり経済を回して,一部の人間が大儲けしてるからですよね.上位1%で,半分以上の富を独占しているというのですから,しゃれにならないし(AIとかロボットとか情報技術は,経済をむしろ縮小させて,なおかつ,ものすごい富の集中を生む),それを拡大しないパイの中でやられると,必ずどこかにしわ寄せが行きます.

 それは,格差の拡大ということもありますが,もっとやばいのは,やはり,経済システムの崩壊でしょう.でも,もう誰にも止められないんでしょうね.そして,それが止まるとしたら,まさに「何かが壊れる時」ですが,それが何かってことですね.経済システムが壊れる(お金が紙くず)くらいなら,まだましなのかもしれませんが,やはり,戦争だけは,回避しないといけません.

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 あるいは,全く逆に,そういう技術革新を徹底的に進めて,生きて行くのに必要なものは,全て自動的に提供されるところまで行けば,そして,そういうことをやってくれる人のインセンティブとして,巨万の富くらい,みんなで少しずつ分担して喜んで差し出せば,ってことでしょうか.

 問題は,そこまで行くのにどのくらい時間がかかるかと,むりくり回してる経済のシステムが崩壊するのと,どっちが先かってことでしょうか.つまりは,もうすぐやってくる経済危機を経済破綻まで行かずに何とか持ちこたえさせて,次の10年,あるいは,次の20年で,何とかしてもらって,ってことでしょうか.

 うーん,でも,あと10年とか20年で,そこまで行きますかねー.なかなか厳しいと思いますが,そこに賭けるしかない?

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 ですから,そういう過渡期の難しい時代を生きていかないといけないってことなんですが,一部の人間がボロ儲けする一方で,経済は,縮小していくわけですから,どうすればいいかは,何となく見えて来ます.最終的には,働かなくてもよくなる,つまり,ものの値段がゼロということですから,基本的には,デフレです.実際,アマゾンって安くて便利だから使うわけですし,グーグルというか,インターネットというか,検索エンジンのおかげで,本来かかっていたかなりのお金が節約できるようになったわけですからね.

 その一方で,一部に富が集中するわけで,それに乗り遅れる日本は,衰退して円安で給料は上がらずにインフレという悲惨なことに,ということなんですが,だったら,アマゾンとかグーグル株を買えばいい?

 実際,そうやって,これらの株価は天文学的に上がって来たわけです.問題は,これからもこれまでのように行くか,あるいは,これらにとって変わる次の時代のアマゾンやグーグルを探すかでしょう.まさにそれが投資の王道なんですが,それに賭けてみるというと博打みたいですが,一種の保険だと思って,突っ込むのはありかもしれませんね.株はちょっと...ということなら,外貨でしょうか.

 でも,私は,そういう王道的な方法には,興味がありません.これからも,自分の経済の流れを読む力を信じて,売り中心にやって行こうと思います(今は買ってるけど).

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1/9'19d
(バドミントン)

 ここに載せてもしょうがないとは思うのですが,こういうのがあります.

 去年の暮れの段階で,ほとんど広報がなされてなくて,かなり,心配していたのですが,今日,昼ご飯を食べたとき,テーブルの上に三角形の奴になってました.

 最初は,ボランティアの話で,藤原は,ゲスト的出演ということだったらしいですが,めっちゃ藤原メインになってて,もうそんなに日にちもないし,大丈夫ですかね? ちゃんと人が集まるといいのですが.

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1/9'19e
[日本を盾にして]
(世の中)

 何か有事的なことが起こったり,経済がやばくなったりすると,「比較的安全な円が買われ」て円高になるといつも報道されるのですが,別に円が安全なわけじゃなくて,単に輸出大国である日本が外貨をいっぱいもってて(輸出して得るのは円ではなく外貨),やばくなるとそれを売って円に変えるから円高になるんじゃないかと多くの人が思うから円高になるというのが真相なんですが,それ以前の話として,日本が欧米という世界の中心から離れた極東に位置して,いろんなことに巻き込まれずに済んだという地理的な要因もあるってことなんですが,だったら,2回の世界大戦は,どうだったんだ,とか,オーストラリアとかニュージーランドの方が地理的には,離れてるだろ,ってこともありますし,中国とか北朝鮮の現状を考えると,極東どころか,アメリカが戦争を始めれば,日本は,最前線基地でまさに紛争地ですよね.言い方を変えると,アメリカは,本土から離れたところにある日本を盾にしてこれらの国と戦争ができるということです.

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1/9'19f
[はまる]
(ピアノ)

 ピアノなんですが,人前で弾くことを前提としないというか,日々,素晴らしい音楽と向き合うことをメインとするのなら,弾く曲が変わって来て然るべきなのではないか,と考え始めました.具体的には,近現代の知られざる名?曲ではなく,そういう条件を撤廃した,純粋に向き合いたい素晴らしい音楽ということになります.

 ぱっと浮かんだのは,ベートーヴェンのピアノソナタです.私が中学生のときに,老後はベートーヴェンのピアノソナタを1日1曲弾いて,1ヶ月で回して過ごして行くよ(32曲あるので1曲余るけど)と友達に話していたことは,どこかで書きましたが,いい線いってるかもしれませんね(笑).

 でも,今弾くとしたら何番かなあ.最後のソナタ(32番)は,いつか弾きたいと思いますが,今じゃない気がします(むしろ,何年か前,弾こうと思ったときより,テンションが落ちてる).1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12, 13, 14, 15, 16, 17, 18, 19, 20, 21, 22, 23, 24, 25, 26, 27, 28, 29, 30, 31, 32と順に頭に思い浮かべて行ったのですが,今はどれも違うというか,なぜかハードルの高さを感じてしまいます(人前で弾く弾かないとか関係なく).

 じゃあ,バッハ? モーツァルト? シューベルト? ショパン? リスト? どれも,大変そうというか,気が重い...

 ということで,結局,今弾く気になる曲ってことになるんですかね? それじゃあ,これまでと何も変わらない気もするんですが,結局,人前で弾くことを前提に曲選びなんかしてなかったってことですかね.

 でも,ぐるぐる回って再発見ということで,「はまる」曲に出会いたいとは,思いますね.具体的には,もう大分前ですが,シューベルトの最後のソナタ(D.960)を弾いたときのような感覚です.こう弾きたいというのが明確に見えて,ある程度,そういう風に弾けましたし,ほんとに得がたい経験でした.でも,一期一会じゃないですが,そんなこと滅多にないんでしょうね.

 願わくば,いつになるかわかりませんが,ベートーヴェンの最後のソナタやリストのソナタと波長があって「はまる」時が訪れてくれれば,ということでしょうか.

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1/9'19g
[正確な値]
(短運, 日運)

 去年の収益が年利何%だったか,めんどくさいので正確な値は計算しないと書きましたが,このグラフの元データから計算したら一発でした(笑)(やっぱり,間抜け).結果は,最終受渡日ベースだと,年利28.8%,受け渡しは今年になるけど,去年という意味で,大納会の12/28までだと21.6%でした.数字的には,まだまだだとは思いますが,年利26%で回れば,10年で10倍,20年で100倍です.

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1/9'19h
[≒直結]
(生活)

 やっぱり,寒いですよね.でも,全く四季がないのはちょっとつまらないし(バークレーに1年住んでたときは,そんな感じだった),どのくらいがちょうどいいのかな,と思ったんですが,夏の暑さは30度まで,冬の寒さは10度までってのがいいと思いませんか? でも,冬10度は,日本だと(南の島でなければ)厳しいかな(でも,八丈島は,そんなに南にあるわけじゃないけど,冬でも10度を下回ることはそんなになくて,少なくとも同じ緯度の九州よりは暖かいみたいです.島ということで海洋性気候ってことなんですかね.でも,とても住むところじゃないみたいですが).

 で,思ったんですが,冬でも昼間は,10度くらいになりますし,夏でも夜は,30度を切るので,要は,夏は,昼間出歩かない,冬は,朝夜出歩かないってことですかね.でも,それが現実的に難しいとすると,例えば,ショッピングモールとか駅直結のマンションとかあるんですが,ぱっと思いついたのは,どこかで書いた熊谷の駅直結マンションです.駅ビルが充実してるのならありかも(熊谷の駅ビルはずっと繋がっててかなりでかい).

 と思ったのですが,東京から電車で1時間,駅から車で10分とか15分で,車を使えば,ほぼ外気と接することなく生活できますよね.そして,実は今,そういう生活をしてることに気づくのでした(笑).

 ですから,冒頭で「やっぱり,寒いですよね」って書きましたが,あまり実感がないというか,寒いと思うのも,1分くらい(笑)外気に接するときくらいのことで,単なる季節の挨拶的なことってことですかね.

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1/9'19i
[金儲けしかしてない]
(世の中)

 先日の研究室のOBOG会で,経済の話をしているときに,あるOGが(と書くと数名に限定されちゃうけど),金儲けしかしてない...と言ってました.どう思いますか?

 私は,この人は,ちゃんとわかってるんだな,と思いました.多くの人は,やってることは,金儲けに過ぎないのに,一生懸命働いて,こんだけ働いたんだから,その対価として,いっぱいお金をもらって当然と思ってると思うんですが,そんなことだからおかしなことになるのです.

 いろいろ事情があって,というか,こんな世の中なので,食べて行くには,金儲けをしないといけないこともあるでしょう.でも,そういうことをちゃんと自覚することは,最低限,必要なことですし,そこさえちゃんとわかっていたら,そんなにおかしなことには,ならないと思うんですよね(でも,ほとんどの人間がアウトなので,どんどんおかしくなっていく).

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1/9'19j
[ストレッチではない]
(体)

 これなんですが,これなんだと思います(なんのこっちゃ?).つまりは,歳をとって衰えていくのは,筋力と柔軟性もあるとは思うんですが,これなんじゃないですかね.具体的には,スポーツ競技でいうところの動きの洗練,つまりは,脳から体を動かす指令系統の衰えです.脳の衰えと言ってもいいかもしれません.

 どこかでストレッチを続けたら,何かが起こるかもしれないと書きましたが(でもやってないけど(笑)),それは違うというのをとても体が柔らかいけど全く動けない人を見て確認しましたし,年寄りの動きしかできないのに筋力がある人も結構いると思います.

 どうしたらいいかですが,やはり,そういうことを無意識に意識,というか,それは,非常に難しいので,とにかく,意識ってことですね.バドミントンとか体を動かすときもそうですが,日常生活が大事です.

 でも,それがまたまた難しいんですが,難しすぎると継続しないので,これもできる範囲でできるだけ,ってことですかね.

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1/9'19k
[よく考える]

 やっぱり,「よく考える」ことだと思うんですよね.みんなで株買って,株が上昇して,みんなが儲かる,国が借金を返すために,ただぐるぐる経済を回して税収を増やせばいい,なんてうまい話あるわけないってことです.一時的に,それでうまく行っているように見えても,必ずどこかで帳尻が合うものです.不動産は,長期的には,必ず値上がりすると言われているんですが,どうしてそうなのか,よく考えれば,これからは,そうとも言えないことは,わかるはずです.

 経済とか世の中のことに限らず,何でもそうですよね.どうして,こういう地震動だと被害が生じて,こういう地震動だと被害が出ないのか,どうして,こう動いたら早くかつ速く動けるのか,どうしたら,歳をとっても体の動きを維持できるか,考えれば,必ずわかるはずですし,わからないのなら,考えがまだまだ足りないということでしょう.

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 ただ,どうしてもわからないことがあって,それは,どうして,○○には,興味があるのに△△には,興味がないのか,あるいは,○年前は,興味があったのに,今は(それほど)ないのか,というようなことです.でも,これは,とにかくそれが何でも,何かに興味がありさえすれば,何とかやって行けると思うのですが,最大の恐怖は,あらゆることに興味がもてなくなることですが,それは,ないかな(楽観的).

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1/9'19l
[どうしてこんなに]
(このサイト)

 年末年始に,「思索の生活」をしてみた余韻?が残ってるのかもしれませんが,どうしてこんなに考えることというか,書くことがいっぱいあるんでしょうね(笑).と言っても,カウントしてみたら,かけた時間は,合計で2時間半くらいですから,そのくらいならまあありかとも思ったんですが,いつもは,1時間とか1時間半くらいですから,やっぱり多いですね.でも,多分,一時的なものなので,そのうち,いつもの1時間とか1時間半くらいに戻るでしょう.

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1/10'19
[退屈しのぎ力]

 広い意味での「財産」って何でしょうね.もちろん,狭い意味での財産,つまり,お金があれば,今の資本主義の世の中,食べては行けますから,余計なことせずに,やりたいことだけできていいってことはありますが,これこそまさに「素養の問題」で,素養がない人が財産をもつと,つまらないことにしかお金を使えず,つまらない人生を送ることになるでしょう.

 生きて行くには,退屈しのぎが必要で,狭い意味での財産がなければ,働かなければならず,それはそれで,大いなる退屈しのぎを得たとも言えるわけです.そして,どうせ仕事をするなら,やりたいこと,やり甲斐があること,楽しいこと,そんなに辛くないこと,給料が高いこと,という風になってくるんですが,働くということは,使えば減る財産ではなく,経済状態が変動してもキャッシュフローが得られるということが大きいわけです.

 これだけでとりあえずは,生きて行けるのですが,仕事によっては,人脈みたいなものが必要かもしれませんし,仕事以外でも,家族,友人含めて,いろんな人とつき合うのは,人生を豊かにするでしょう.でも,何度も書いてますが,私は,人脈が広いほどいいとは思ってなくて,要は,量より質ってことですかね.

 仕事,人と来て,次に来るのが,趣味的なものというか,(無償でも)やりたいことというのが一般的な考えなんでしょうが,私は,実はこれが一番重要だと思っています.これこそ,何して退屈しのぎするかの根幹だと思うからです.

 もちろん,それを仕事と重ねられれば最高ですが,そうでなくても,これさえあれば生きて行けると思うんですよね.つまり,仕事をすれば,キャッシュフローが得られて生きて行けるという順番じゃなくて,やりたいことがあるから,少々しんどい仕事も頑張ってできる,というのが人間というものでしょう.

 それは,研究することでも,ピアノでもバドミントンでもスキーでもゴルフでもよくて,ポイントは,一日24時間の中から,仕事もそうですが,寝る時間とか生活に必要な時間を除いた時間をどれだけ「埋められるか」ってことで,「たった一つのこと」で埋められるのなら,それでもOKですが,私にはそれができないので,いろんなことをしてるということがあるわけです.

 そして,このやりたいことは,素養は関係ないんですね.例えば,一日中テレビやインターネットを見てて,あるいは,ゲームをしてて,楽しければ,それでOKってことです.そんなにやりたくなくてもよくて,言わば「退屈しのぎ力」みたいなものでしょうか.冒頭で,(お金があれば)素養がないとつまらない人生を送る,と書きましたが,本人が楽しければ,(お金がなければ)ちゃんと働いて,社会に迷惑をかけなければ,それでいいのかもしれません.そして,リタイア後は,この能力?が大いに威力を発揮すると思うんですよね.

 逆に,素養があれば,一日中テレビやインターネットを見てて,あるいは,ゲームをしててもつまんないわけで,一見すると「退屈しのぎ力」が劣るような感じもするのですが,素養が高ければ,高いなりのことを見つければいいとも思うんですよね(ただし,報酬とか評価といった拘りを捨てることが重要).

 それが何かによりますが,一人でもできることの方が無敵度が高いです.更には,お金がかからない方がいいです.そういうものが見つけられたら,ほんと無敵だと思いませんか?(日-短-04131624)

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1/10'19b
[今が大事]

 いろんな観点から,将来,具体的には,リタイアした後,住むところについて,検討しているのですが,当然ですが,今は今が大事です.つまり,つくばというところがどうかということですが,いろんな意味で,条件を満たしている(東京から電車で1時間とか,上り下りとも始発駅とか,生活しやすさとか,食材調達事情とか,遊びに行きやすいかどうかとか)のも事実です.

 敢えて言えば,それこそ,スキーに行きにくいってことくらいなんですが,大学にいる間は,ここにいるわけですから,その状況で,何とかすることを考えた方がいいに決まってます.でも,仕事をしてるわけですから,ぽこっと行ける日ができても,仕事で疲れてるとか,体がしんどいとかで,なかなか行かないわけで,そのハードルを下げるってことなんですが,お金で解決というのが正解なんじゃないかという気がして来ました.

 例えば,電車で越後湯沢に行くとしたら,一度,東京に出て,北千住とか秋葉で乗り換えて,ってなるんですが,そこが結構,心理的ハードルが高いんですよね.だったら,圏央道使って,桶川まで車で行っちゃえば,人がうじゃうじゃいる東京を通らなくて済みますし,時間的にも30〜40分くらい節約できるんですよね.お金的には,往復で+2000円ちょっとですしね.ていうか,ハードル下げるために,お金払ってシーズンロッカー借りてるわけですしね.

 ハンターに行くときも下道で3時間半くらいかけて行くんですが(とばせば3時間くらいだが),高速使えば,2時間半もかからずに行けそうで,お金的には,高速代が結構かかるんですが,総計は,電車で行く場合とそんなに変わりません.

 前乗りして行けば,って人もいるんですが,やったこともあるんですが,宿泊費もかかるし,思ったほど快適じゃないんですよね.最近は,「日常生活」を大事にしているということもありますし,夜をいつも通り過ごしたいってこともあります.

 ですから,とにかくやってみ,ということなんですが,もしこれで行けるじゃんってなったときに,今住んでるところに何の問題もないし,というか,これ以上のところを探すのも引っ越すのも大変なわけで(スキーに行くのに少しお金がかかると言っても,引っ越せば引越代がかかる),じゃあ,ずっとつくばでもOKということになるかもしれないんですが,それはないかな.でも,とにかく,今住んでるところで,少しでも条件をよくするのは,大事なことでしょう.

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1/11'19
[トイレブラシ問題]
(生活)

 トイレブラシ問題というのがあります(と言っても,私が勝手にそう名付けただけだけど(笑)).みなさん,トイレを掃除するときのトイレブラシどうしてますか? 具体的には,掃除した後のブラシです.だいたい,便器の水でちゃちゃっとゆすいで,ケースみたいなのに入れとくって感じですよね.それが衛生的にどうよ,ってことです.

 解決方法は,いくつか提案されていて,一つは,ポリ袋を使うという方法です.トイレブラシにポリ袋を被せて掃除するんですが,思いの外,これで掃除できるそうです.ポリ袋もくるっと裏返してそのまま捨てられるし,ブラシは全く汚れないし,ってことなんですが,全く無傷で裏返すのは,難しそうですし,そのポリ袋をどうやって捨てるかですよね.めっちゃ汚いし.ということで,これはだめですね.

 ということを家族と話していたら,厚手のそのまま流せるトイレ用お掃除シートを巻いてやってると言ってる人がいました.そのときは,なるほどと思って,早速やってみようとしたんですが,水が溜まってるところの底は,ちゃぽんとブラシを付けて擦らないといけないので,それだと厳しいですね.さきっちょのブラシの部分が使い捨てになってるものも売られているのですが,これも同じ理由で,厳しいです.

 ということで,この問題,未解決なんですよ.使い捨ててそのままトイレに流したい=水に溶ける=水に溶けるものはブラシも汚す,ということなので,論理的に不可能ということなんですが,何かアイデアありませんかね? まあ現実的には,100円ショップで買ってきて時々取り替えるっていうのが現実的?

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1/11'19b
[固定観念]

 上の記事もそうですが,時々,生活臭溢れる(笑)記事を書いています.それを読んで,ふつーの人は,どう思うのでしょうか? 一流大学の教授ともあろう人が,って感じ(笑)?

 私としては,どう思われようが関係ないんで,どうでもいいんですが(なので,そういう記事を書いてる),そういう人って,大学教授という社会的地位がある人は,こうでないといけないとか,男子厨房に入るべからずとか,いろんな固定観念で凝り固まってるわけで(そういうものは,個を犠牲にして組織や国や人類を繁栄させるために仕組まれたものがほとんど),いろんな可能性とか楽しさを失っていて,勿体ないと思うんですよね.

 そういう余計なものを全て捨て去ったら,楽しく自由になると思うんですがね.

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1/12'19
[人間の欲には際限がない]

 人間の欲には際限がない,と言った人がいました.そうなんですかね?

 その人の言いたいこととしては,というか,一般的には,最初は,年収500万でも充分だと思ってたけど,1000万になるともっと欲しいと思って,2000万,1億と際限がなくなる,あるいは,このくらいまで偉くなればとか,有名になればいいと思っていたとしても,実際にそこまで来ると物足りなくなって,もっと偉く有名になりたい,あるいは,何かのスポーツで,県大会で優勝したら,次は全国で,更には,世界で,というようなことでしょうか.

 一番最初のお金に関しては,何度も書いてるように,私は,必要以上のお金は要りません.くれると言うのなら貰いますが(笑),やりたくないこと,やり甲斐のないことまでして(余計な)お金を稼ごうとは思いませんし,偉くなるとか有名になるとかもそうですかね.

 最後のスポーツに関しては,わからないでもないですが,これは,あくまで結果であって,例えば,バドミントンが強くなる薬を飲んで強くなって,世界一になっても意味がありません.

 でも,何か研究していたら,わからないことがあったら,わかるまでやると思いますし,研究なので,100%わかることはないわけで,それこそ,際限なく研究して行くと思うんですよね.音楽とか芸術もそうなんじゃないですかね.スポーツだって,単に日本一とか世界一とか,そういう相対的なことではなくて,バドミントンの運動原理というか,そういうものを極めたいと思いますからね.

 ここまで来ると明らかなんですが,人間の欲には際限がない,という場合の「対象」が何かということですよね.素養がない人は,それがお金だったり地位とか名誉だったりするわけで,でも,そういうものを追いかけても,精神的に得られるものは何もないわけで,どこかで行き詰まる気がするんですよね.

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1/12'19b
[私の研究室時代の生活]

 大学4年+大学院生の研究室時代は,ほんとかけがえのない素晴らしい時間で,研究以外の余計なことしてる場合じゃないと書きましたが,実際に,私がどういう研究室生活をしていたか,つらつら思い出しながら書いてみようと思います.

 もちろん,研究だけしてたわけじゃなくて,ピアノも弾いてましたし,バドミントンもしてましたし,スキーもかなり行ってました.ピアノは,4年の春の五月祭でストラヴィンスキーの春祭の第2部を自分でソロに編曲したものをやりましたし,秋の駒場祭は,何だったかな.あ,ここ見ればわかりますね.リストの超絶技巧の8番かな.大学院に入ってからも,確かD1くらいまでは,演奏会に出てたような気がします.

 バドミントンは,東大バドミントン部は,4年の夏に引退したんですが,秋の一橋戦のレギュラー決めは,どこかで書きましたが,3年の山崎にファイナル0-8(当時は,15点のサービスポイント制)から逆転して死守(笑)しましたし,大学院に入ってからは,サークル(ラブオール)に川上とか岸野とかとぼちぼち行ってて,D1のときにプーナに入って,文京区大会で松井さん(当時全日本シニアの40代チャンピオン)を見て,衝撃を受けて,週2, 3回やるようになりました.スキーも,かなり行ってました.少なくとも,今の何倍も行ってたと思います.というか,始めたきっかけが,研究室のスキー(5泊6日!で,野沢,志賀,八方を3年で回す)で,一番,やってて楽しかった頃じゃないですかね.

 あと,よく憶えてるのは,D1の冬にイカ天が始まって,初回から最終回まで欠かさず毎週見てましたし(実際は,深夜放送なので録画して,日曜の午前中に見てから研究室に行ってましたが,なんかそれで1週間のリズムができてたみたな感じだった),ハードロックというか,その手の音楽にかなりはまって,千駄木のYou&Iまで毎週のようにCDを借りに行って,当時のその手の曲は,ほとんど聴いたと思います(カセットテープにして500本以上).

 こうして書いてみると,まるで遊びまくってる(笑)感じですよね.でも,それでも,膨大な研究する時間があったんですよ.朝,9時くらいに近所のパン屋さんかおにぎり屋さんで朝食を買って,ソファーのところでコーヒーをいれて食べて,それから,昼ご飯,夜ご飯を食べにいくとか,ソファーのところで休憩して話をしたり,漫画を読んだり,年間10試合くらいある研究室の野球の試合が近いときは,外でキャッチボールをしたりとかはするんですが,夜中の24時過ぎ(24時を過ぎると正門が閉まるので,その脇の塀を乗り換えて帰るけど,そのとき,何とも言えない幸せな気分になってた)まで,研究室で過ごして,研究してたわけです.バドミントンの練習に行く特は行くんですが,練習が終わったら,研究室に戻って,研究してたと思います.週末は,人はあまり来てないのですが,私はだいたい行ってましたかね.

 今にして思えば,ほんと夢のような時間でしたし,研究もして,研究以外のいろんなこともして,よくもまあ,これだけのことができていたなあと思うのですが,それは,大学院時代,余計な仕事がなくて,研究する時間があったということもありますが,それだけエネルギーがあったということで,そういう意味でも,20代という一番エネルギーで満ちあふれている時期にどこまで打ち込めるかは重要というか,それで,ほぼほぼ人生が決まると思うんですよね.

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1/12'19c
[地震研にいたら]

 私に在学中に,助手の話が来たら,どうなってたかなあじゃないですが,〜だったらどうなってたのかなあシリーズ?第*段ってことで,あのまま,地震研にいたらどうなってたのかなあと考えました.ずっと助手(助教)のままいたら,ということは,どこかで書きましたが,今回は,もし昇進していたら,という場合です.

 当時,上司だった南先生から,昇進させるので論文を書くように,と言われたことは,どこかで書きました.確か,壁谷澤研や工藤研の学生達(今で言うところの中村先生や神野先生や真田先生,小野もいたかな)と雫石にスキーに行ったことがあって,その前にそういうことを言われて,スキーから戻ったら,その話はなかったことに,ということになったので,よく憶えています.中村先生や神野先生や真田先生が来たのは,壁先生が確か1996年の1月に来られた直後の4月で,私がバークレーから戻ったときですから,昇進話があったのは,1998年くらいのことですかね.

 これも既に書いたと思いますが,話があったときは,嬉しかったんですが,そのために論文を書くというのは,しんどかったですね(内的熟達>人との繋がり>報酬).でも,その論文は,何とか書いて,2000年にEESDに掲載されたので,やはり,時期的にはそのくらいですね.

 結局,その話はなくなったのですが,もしそのまま通っていたら,多分,昇進して今でも地震研にいると思うんですよね.その後,1999年に南先生が亡くなり,1999年台湾集集地震が起こって,いっぱい論文を書きましたし,これが1-2秒応答の基になったので,業績もあげられたと思います.

 うーん,でも,何か違和感がありますね.そうはならなかったことには,何か意味というか必然性があるわけで,あのまま「東大の先生」になって,いろいろとりまとめ的な仕事が私にできたかと言うと...というか,やらないといけない仕事はやらないといけないので,やったと思いますが,性に合わないというか,疲弊したというか,こんなはずじゃなかったってなったような気がします.東大の先生って,ほんと大変ですからね.

 今でもよく憶えてるんですが,地震研に就職してから過ごした30代ですが,いろんな意味で,何をやったらいいかわからなくなったというか,迷走したとも書きましたが,とにかくしんどかったのが「学外の仕事」なんですよね.研究所って,講義もそんなにないし,学内の仕事は,学部の先生より少なくて,研究できて天国ってところはあるんですが,そういうのを見越して?学外の仕事がばんばん来るんですよ.

 出身研究室の大先輩とか,超偉い先生から,こういう委員会やるから委員になってという話が来れば,嫌とか言えるわけありませんし,若手は,実働部隊なので,自分で解析して資料を作って説明するということを毎回やらないといけないわけで,そういう委員会が1つか2つならまだしも,いくつも重なってくると...

 でも,偉くなると,(多分)実働部隊ではなくなるので,その場に行って,あーだこーだ言えばいいんですが,そういう委員会の数もすごいですから,あーだこーだ言うのが仕事というか,どのくらい研究できたかと言うと...

 もちろん,そういう委員会の仕事も研究になることも多いですし,実際,私が学生のときは,そういうプロジェクト(HFWとかNewRCとか)で研究して論文も書かせてもらいましたが,1-2秒応答とか震度算定法とか被害推定とか,自分が考えて,やりたいと思った研究は,今の枠組み(例えば,RCとか木造とか)では思うようにできなかったかもしれません.

 そう考えると,やっぱり,なるようになってる気がします.というか,そもそも,もし〜だったら,という架空の話はないわけで(全ては137億年前に決まってるわけで),今の道が唯一でベストな道なわけですからね.

 でも,そう思う一方で,今の道は今の道で,どこか違和感もあるわけで,これでOK,全て満足というわけでもないんですよね(それが何なのかはよくわからないのですが).

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 そっか,今は今で,こんなはずじゃなかったと言うか,いろいろ余計な仕事というか,そういう仕事をしてるとき,自分でなくてもできるし,こんなことやってどうすんだというやり甲斐のないことばかりだし,やらないと食べて行かないといけないわけでもないし,強烈な違和感を感じるんですよね.

 でも,現実的には,大学を辞めれば,学生の研究指導とか研究絡みの仕事もできなくなるわけだし,やりたいことだけやってればいいってわけでもないし,仕方ないところもあるのですが,この違和感は,一体何なんですかね?

 そういうことを感じるようになったのは,50を過ぎたくらいからで,人生50年説?もありますが,昇進して余計な仕事が増えたとか,こんなご時世で,大学自体がどんどんおかしな方向に行ってるとか,もうゴールが見えて仕事を辞めても何とか食べ行けるところまで来たとか,単に歳をとったとか,いろんな要因が重なってる気がするんですが,どれも違う感じもするんですよね.

 でも,一番しんどかったのは,50を過ぎたくらいのときで,その頃に比べれば,大分いい気もするんですが,こんなことやってどうすんだ?的な仕事をしてるときに感じる強烈な違和感は,どんどん増えてる感じもするんですよね.というか,増えてるのは違和感じゃなくて,そういう仕事の量(率)ってことかもしれません.

 ほんとはもっと学生達と研究のことで,あーでもない,こーでもないっていろいろ議論したりしたいんですが,あんまりそんな感じじゃないし,一体,何やってんだろうなって思いますね.

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1/12'19d
[意外と平穏?]
(経済)

 このまま行けば,日本は財政破綻するというか,N銀は確信犯的にその道を驀進してる感じすらすると書きました.財政破綻というのは,わかりやすく言えば,お金が紙くず(例えば,価値が1/10になる)で,具体的には,ある日,N銀が潰れて第二N銀ができて,1万円札を千円札に交換します,というようなことです.そうなると,どうなるでしょうか?

 単純に言えば,現金という形での資産が一律に1/10になるわけで,国の莫大な借金も1/10になるわけで,狙いはそこにあるとも言えます.みんな一律の1/10なら不公平感もなくて,意外と受け入れられるかもしれません(でも,何度も書いているように,ちゃんと対策をしたかしないかで,激烈な差が生じるんですが).

 実生活面では,何が起こるでしょうか? お金の価値が1/10ということは,ものの値段が実質10倍,つまり,インフレってことなんですが,普通は,インフレというと,ヴェネズエラとかのようにものが足りなくなって起こるんですが,日本の場合は,ものはあるわけですから,意外と平穏というか,持ち金が1/10になるだけで,直後は,生活自体は,さほど変わらないかもしれません.

 ちゃんと働いていれば,給料も新札にリンクしますから,「宵越しの金をもたない」人には,何の影響もないことになります.年金もそのまま移行するでしょうしね.

 為替は,円の価値が1/10になるわけですから,劇的に動く,つまりは,理論通りなら,1ドル1000円になることになります.そうすると,輸出産業は,ウハウハですよね.でも,輸入品は10倍になるわけですから,本物のインフレが始まることになります.つまりは,直後は,生活自体は,さほど変わらないと書きましたが,これからそういうことが起こるということで,みんな買い占めに殺到して,すぐに品不足になり,インフレが起こるかもしれません.

 対策としては,外貨を買っておく(円が1/10の価値になっても,例えば,1ドル100円が1000円になるので,ドルは円に対して10倍の価値をもつことになり,円に戻せば10倍になって,財政破綻前の資産を守れたことになる),商品(先物)を買っておく(商品も仕組みは外貨と同じ)ってことなんですが,ここで新たな?気づきというか,財政破綻するような状況で,金(ゴールド)なんかもってても,ってことはないってことです.だって,ものはあるんですからね.

 つまり,金(ゴールド)の値段も理論上10倍になるわけで,それを売れば,その分,資産を守れたことになります.1ドル1000円になって,輸入品(≒食料品とかエネルギーとかの生活必需品)が10倍になっても,トントンということです.そもそも,今の経済システムの危うさは,金本位制でなくなったことから始まったわけですからね.

 よくわからないのが株式ですね.インフレになれば,株価も暴騰するんですが,値付けの基準となる円が1/10になってるわけですから,そのまま? ていうか,日本が財政破綻してるわけなので株価は暴落するのが筋? でも,1ドル1000円になって,輸出産業がウハウハなら,やっぱり,株価は上がる? そんな状況で,株を空売りしていたら大変なことになる? でも普通に考えれば,円安,株安,債券安のトリプル安ですよね.

 まあでも,私の場合,(資保以外は)株式をそういう風に使うことはないので,関係ないのですが,というか,資保で買えると思ったときだけ大手商社株などを買うというのは,そういう意味があるわけで,ですから,これも一応対策はしてるってことですね.

 でも,こうして書いてみると,この世の終わりというほどじゃなくて,逆に現実味が増すというか,ちゃんと対策をするかしないかで,自分の資産のほとんどを失うか,そのまま守れるかに分かれるわけで,やっぱり,その差は,大きい気がします.

 なお,国の借金が1/10になるのなら,個人の借金も1/10になるか,ですが,それはちょっとわからないですね.N銀は,日本銀行券の発行元なので,否応なしですが,それと同じように個人の借金も1/10とはならないような気がします.

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1/12'19e
(日記)

 最近,体調は悪くないのですが,やり甲斐のない仕事に対する耐性がなくなって来たということも関係あるのか,精神状態は,あまりいいとは言えないかもしれません.実際は,気分がいいときも多いのですが,それは,体調が悪くないから,内部環境がいいからもってるという気もするんですよね.つまりは,精神状態に与える外部環境は,決してよくないということです.

 私は,夜眠れないということは,ほとんどないのですが,朝起きたとき,どうもぐっすり眠れた感じがしなくて,時々ですが,夜中に目が覚めることもあります.ここで言うもう一つの青い線というのがそれに対応するのですが,赤い線の活動度と対照的にずっとよくないですね.

 何とかしたいと思うのですが,外部環境を変えることは,難しいので,そういう中でやって行くしかないとすると,それこそ,体調とか内部環境を整えるとか,今実際にやってることなわけで,つまりは,その手はもう打ってあるわけで,それでもたなくなると,もう打つ手がないということになってしまいます.

 いずれにしても,できることは,「精神修養」も含めて,内部環境を整えるしかないんですが,いざとなったら,思い切って外部環境を変えることもできるわけで,そう思うことも大事かもしれません.

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1/13'19
[お金が貰えることが理由付けに]

 定年を過ぎても,できるだけ長く働きたい人が多いってことなんですが,ぶっちゃけ,他にやることないってことなんでしょうが,働くということは,お金が貰えるってことなわけで,つまり,お金が貰えるということが理由付けになってる気がします.こんなことやってどうすんだ?と思っても,なにがしかのお金が貰えたら,それで正当化されるというか,まあいっか的な.

 大幅値上げして行かなくなった定食屋で,給仕のバイトをしているおばあさんがいたんですが,お金も貰えるし,家でぼーっとしてて呆けないように働いていると言っていました.別に年寄りに限った話じゃなくて,若い人達も,食べて行かないといけないし,働いて給料が貰えるってことで,世の常識?みたいな感じで,みんな普通に就職するわけですからね.

 人生所詮退屈しのぎ,つまり,何やって過ごしてもいいわけで,まあいいんですが,問題は,それが「最善」かってことですよね.要は,「他にやることないんかい」ってことです.そして,他にやることなければ,それでいいってことなのでしょうか?

 他にやることがあるのなら,(何とか食べて行けるのなら)やることやったらいいと思いますが,問題は,「他にやること」をわざわざ見つける必要があるのかってことでしょうか.

 うーん,なかなか難しい気がします.私は,普通の人からすると「他にやること」を大量に有していると思うんですが,それでも,そういうことをやろうとすると,それをやらないと食べて行けないわけじゃないし,めんどくさいと思ってしまいますからね.

 でも,それでも,探すんだと思います.人生所詮退屈しのぎってことは,退屈しのぎするものがどうしても必要だからです.私の場合,いくらお金が貰えても,こんなことやってどうすんだ?と思うことは,できないというか,強烈な違和感を感じるので,尚更ですね.

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1/13'19b
[全く逆の考え]

 全く逆の考えとしては,社会に迷惑をかけずに,とにかく生きてさえいれば,まあいいじゃん,ってこともあると思います.働いて金を稼ぐことは,何らかの形で世の中の役に立ってると思いがちですが,実際は,意味なく経済を回したり,会社や組織が儲けてるだけってことが多いですし,無駄にリソースを消費して,社会に損害を与えてるという側面もあるわけですし,巨万の富を築いて,世間の耳目を集めて,世論をおかしな方向にミスリードするのも,明らかに社会に悪影響を与えてるわけで,だったら,社会の片隅で,誰に迷惑をかけるでもなく,ひっそりと生きて行く方がよほどましとも言えます.

 ですから,とにかくまず生きて行く,ということを基本というか,底辺として,そこから,何かその気になることがあったらやればいいし(わざわざ,やりたいことを探さなくてもいいし),そういうものがなければ,ただ「とにかく生きて行く」ということでもいいんだと思います(これでいいと思えば,それでいいってこと).

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1/13'19c
[どうせやるなら難しいこと]

 やる気三要素について,再三,このサイトで書いていて,これは,内的熟達>人との繋がり(人からの評価)>報酬の順にやる気に繋がるということなんですが,実際は,全く逆になってる人が多いんだと思います.具体的には,まず,食べて行くための給料(報酬)を得るために働く,その上で,評価されて偉くなった方が嬉しい(ついでに給料も上がる)という順番で,仕事そのものが楽しいとかやり甲斐があるのは,その次ってことでしょうか.

 これは,当人の素養によるところも大きいのですが,報酬より評価,評価より内的熟達が「難しい」ってことかもしれません.だって,食べて行かないといけないから働くというのは,非常に簡単な論理ですし,褒められたりありがとうとか言われたら嬉しいのが人間でしょうからね.でも,何の報酬もなく,誰から評価されなくても,それそのものに面白さを見出す内的熟達は,単純に難しいのかもしれません.

 例えば,何かについて研究すること,ピアノの練習をすること,何かのスポーツについて競技力を高めるためにきつい練習やトレーニングをすること,いずれも「難しい」ことですよね.それでもやるのは,報酬のため? 評価のため?

 プロスポーツなら,報酬が目的ということもあるかもしれませんが,そんなスポーツは,極々一部だし,大部分のスポーツ選手は,競技力を高めて勝ちたいからやってるわけで,やってるスポーツそのものに内的熟達的面白さを感じてないのなら,ただ苦しいだけでしょう.

 でも,やる気三要素的に言えば,内的熟達が最もやる気に繋がるってことは,「易しい」ってことでもあるわけで,これって矛盾している?

 こういうことなんじゃないですかね.学術でも芸術でもスポーツのように非常に難しいことは,報酬や評価では,その難しさを乗り越えられず,(やる気を最大限に引き出してくれる)内的熟達が必要ってことです.そして,学術でも芸術でもスポーツのように難しいことは,やれば奥行きがあって,内的熟達を感じられる要素を含んでいるわけです.

 このことが何を意味するかというと,「何をやるかは極めて重要」ということです.やることが難しく,やるのに創意工夫が必要なことほど,逆にやる気が引き出されるわけで,どうせやるなら,簡単なことより難しいこと,ということになります.そして,やることとして,簡単なことを選ぶのか,難しいことを選ぶのかが素養ということなのかもしれません.

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 ただ,若いときは,とにかく難しいことをやる,というのが正解だと思いますが(実際,私もそうやって,ここまでやって来ましたが),歳をとると,更には,定年で仕事をやめないといけなくなると,そうも言ってられなくなります.

 でも,報酬より評価より内的熟達というのは,歳をとってから,特に仕事をやめてから威力を発揮するわけで,それは,仕事をやめたら,報酬も評価も得られなくなるからです.それでも,やってて,内的面白さが感じられることなら,やるでしょうからね.

 でも,難しすぎると,例えば,非常に厳しいトレーニングなんかしてたら,体を壊しちゃうわけで,ひらすら難しいことにチャレンジというわけには行かないのですが,内的熟達というのは,普遍,かつ,無敵の原理だと思うんですよね.

 問題は,どういうことにそういうものを感じられるかってことなんですが,実は,ここが一番難しく,かつ,よくわからないことかもしれません.私自身,いろんなことに興味をもって,いろんなことをやって来ましたが,それは,時とともに変化するし,なかなか厄介なんですが,そういうものを探し続けることかなあとは思います.

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1/16'19
[圏央道とか熊谷とか]
(スキー, 生活)

 これなんですが,ものは試しということで,先日,やってみました.具体的には,越後湯沢に東京回りではなく,圏央道を使って,ダイレクトに西へ移動して,桶川から行くということです.

 桶川の駐車場は,駅から徒歩3分のところにあるものを事前にインターネットで予約しておきました(丸1日で500円).まず,朝は,いつもより30分遅く行動を起こしました.つくば中央まで15分で圏央道に乗ったんですが,圏央道は,東北道以東は,ほとんど片側1車線で,朝は,結構車というかトラックが多くて,抜きポイントは,何箇所かあるんですが,1台遅い車があると,というよりは,全体に流れが悪くて,桶川加納出口までは,40分くらい(平均時速80〜90km)かかりました.でもまあ,これは想定内ですかね.

 桶川加納出口から駐車場までは,ナビ設定で行ったんですが,グーグルマップで予習していたので,場所はすぐわかりました(所要10分).駐車場から駅はめっちゃ近かったですし,指定されたところに駐めるだけなのでめっちゃいいです.こんな感じで,時間的には,10分ほど余裕を見ていたのですが,その10分がそのまま余りました(合計15+40+10=1時間5分).

 桶川駅のえきねっと端末で切符を発券して,想定より1本早い電車に乗ったんですが,下りなのに結構混んでる感じです.鴻巣で女子学生が降りて座れたのですが,これは,想定外でしたね.逆に反対側の上りは,激混みかと思いましたが,そうでもなかった感じです.

 乗換の熊谷で10分くらい待合室で待って,いつもの新幹線でガーラ湯沢まで行って,強風で振り替えになっていたので,むしろラッキーてなもんで,石打丸山に行きました.シャトルバスは中央に着くんですが,着いて(ちょっと)びっくり.あの石打にゴンドラが...うん? でもよく見ると...

 そう,何と,フード付きリフトとゴンドラが同時にかかってるんですよ.こんなのあり? 問題は乗るときどうするかですが,乗り場が別になってました.リフト(6人乗り)は,スタートゲートが開くとベルトコンベアになってるんですが,却って危ない気がしました.でも,椅子はヒーターが付いてて暖かかったです.ゴンドラも含めて,おそらく,最新鋭のリフトということなんでしょうが,高速リフトが登場したときのようなインパクトはなくて,ここでも,いつも書いてる「いろんな技術がもういいところまで来た」感じはしましたかね.

 このリフト(ゴンドラ?)は,以前より1本上まで行ってて,上に上がりやすくは,なってたんですが,一番上の一つ下のクワッドのところ(と言って,どの位の人がわかる?)をちょっと登らないといけないのは,相変わらずですし,以前の中央の降り場のところの急斜面が閉まってるというか,コースじゃなくなった感じなのは,ちょっとがっかりです.

 スキーは,いつものようにひたすら動きを洗練することを考えて内的熟達的に練習するんですが,シーズン始めなので,まだまだというか,前回から結構空いてるし,やっぱり,もっとちゃんと行かないと,ということですかね.以前に「これから滑るところをしっかり見る」と書いたと思いますが,今回は,それだけでは,あまりうまく行かなくて,それに加えて,そこをどういう体の体勢で滑るかをしっかりイメージして,できるだけ「その通り」に滑ると言った方がいいかもしれません.要は,数秒後(あるいは,0.数秒後)をしっかりイメージするってことなんですが,これってスポーツというか,体を動かすことの基本ですよね(ピアノもそう).

 帰りは,熊谷で降りないといけないので,越後湯沢で(10分くらい待って)熊谷停車の電車に乗り換えて,熊谷で降りるんですが,折角,熊谷まで来たので,将来住むかもしれない街探訪というか,これが今回の大きな目的の一つということで,熊谷駅周辺の様子を見て回りました.でも,すごい滑り疲れてて,ちょっとしんどかったですかね.

 まず,思ったのは,熊谷って結構都会ですね.夕方ということで,かなり人がいて,思った以上に栄えてる感じがしました.まず,駅ビルですが,めっちゃでかいです.ていうか,これは,デパートですかね.従って,入ってる店も「そんな感じ」です.そこから,延々とショッピングモールが繋がっているんですが,モールまで行くと,普通のスーパー(ヤオハン)も入ってて,普通に買い物もできる感じで,地元農家の野菜の直売コーナーもあったんですが,うーん,いつも行ってる,つくばのスーパーの方が格段に充実してますかねー.

 例の?駅ビル直結のマンションは,駅ビル(デパート)とショッピングモールの間に建ってるんですが,どう直結してるかと言うと,3階のところから野ざらしの渡り廊下が駅ビルの駐車場に繋がってて,「直結」という感じではなかったですかね(でも,駅の改札は3階のレベルにあるので,駅に行くのは行きやすそう).

 歩き回ったのは,1時間くらいですが,うーん,将来,ここで生活するイメージは,湧かなかったですかねー.実際,夕飯をここで食べようと思ったんですが,大戸屋とかいろいろあるんですが,(まだそんなにお腹が空いてないこともあったんですが)結局パスしてしまいました.

 例えば,駅直結?マンションに空きが出てそこに住んだとすると,部屋を出てちょっと歩くと駅ビル(デパート)やショッピングモールがあって,生活に必要なものは,だいたい揃うと思うし,夏暑く(熊谷なので(笑)),冬寒いときも,「広大な室内を散歩」することもできるような気もするのですが,うーん,何か違うかなあ.

 ということで,思ったほどの決め手はない感じで,高崎線に乗って(夕方の上りも意外と混んでたけど座れないほどではなかった),桶川から戻ってきたんですが,圏央道は,帰りは,行きより飛ばした感じがしたんですが,45分かかりました.もう夜で暗いので,思ったほどスピードが出てないのかもしれませんね.ということで,10分の余裕を見ていたのですが,そのくらいの余裕は見た方がよさそうで,ということは,時間的には,片道30分の節約(費用的には往復で2000円くらい余計にかかる)ということになります.

 うーん,でも,時間的には,-30分ですが,思ったほどの「楽感」は,なかったですかねー.車は自分で運転しないといけませんが,電車だとただ乗ってるだけだし,その気になれば,いろんな作業もできますからね(このサイトの文章を書くことも).

 特に帰りは,越後湯沢で乗り換えるのは,面倒だし,電車で1本で東京まで行って,そこで晩ご飯食べて(由○もあるし),高速バスで帰ってくれば,乗り換え1回だし,そんなに雑踏に入ることもないし,電車の方が楽かなあ(短-2806080709).

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1/16'19b
[萩原引退]
(相撲)

 稀勢の里,引退したんですね.うーん,でもまあ,しょうがないかな.

 やはり,怪我は...ということなんでしょうが,そうなんですかね? 確かに左肩の怪我をおして優勝した後は,そうだったんでしょうが,今はもう完治してるんですよね? でも,100%までは戻ってない? だとしたら,やっぱり,怪我のせい? あるいは,元々ノミの心臓と言われるメンタルで,久々の日本出身横綱という人気というかプレッシャーに押しつぶされたとか,彼のような「ガチンコ」では,厳しいとか.

 でも,そんなにちゃんと見てるわけではないですが,明らかに「弱くなった」と思います.つまり,もう30過ぎてますし,加齢による競技力の衰えがたまたま重なった可能性もあると思うんですよね.

 何度か書きましたが,彼が「萩原」の頃からずっと見てますし,私の中では,なぜかずっと「萩原」のままなんですよねー.でも,ずっと長い間,見てきたような感じがするのですが,考えてみたら,高々10数年ですし,彼の力士人生がこれで終わったということなんですが,まだ30そこそこですし,ここから,長い長い第二の人生が始まるのかと思うと...

 でも,こんな形での引退になって,やっぱり,無念でしょうね.彼には,相撲以外の「余計なところ」が全くなくて(少なくとも見えなくて),白鵬とは,対照的だったんですが,結果は,圧倒的に白鵬が残しました.萩原にもう少し力を抜くというか,気楽に考えられるところがあったら,とは,思うのですが,どちらか相撲取りらしい相撲取りだったかは,明らかでしょう.

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1/16'19c
[来世]

 来世はあると言った人がいました.そんなのあるわけないじゃん.ていうか,ありません(断言).考えればわかることです.

 そんなものがあると言うのなら,バクテリアや微生物にも来世がありますか? 石ころには? 生物と生物以外の違いは? 人間には,魂がある(笑)から他の生物とは違うと言うのなら,それは,まさに奢り以外の何物でもありません.

 科学的に,いや,論理的に考えれば,クォークレベルはともかくとして,宇宙には,元素があって,それが集まって,いろんな条件が重なり合って,蛋白質,そして,生物や知能をもった人間がたまたまできたというのが妥当で,その確率は,非常に低いですが,宇宙の広さを考えると,確率は0ではないでしょう(現にこうして我々はいるわけですし).

 ですから,宇宙人などいないと思いますし,いたとしても,出会えるほどの距離にいるとはとても考えられないです(まさに宝くじが100連続の連番で当たるようなもの).

 でも,来世があるとかないとか言うのは,ほんとにあるかないかの問題ではなくて,本人があると思えばあるってことです.だって(どこかで書きましたが),死んだときは,死んで何もなくなるので,実際に来世があるかどうかなんて確かめようがないからです.

 ですから,信じたもの勝ちってところは,あるわけで,つまり,こういうものは,死後の恐怖を和らげるために人間が考え出したものということですし,宗教とかもそういうものでしょう.

 で,思ったんですが,来世があると言う人は,死にたくないというか,死ぬのが嫌というか怖いってことですよね.でも,どういう風に死ぬか,つまり,死ぬ時に苦しみたくないとか,人に迷惑をかけるような死に方はしたくないとは思いますが,死ぬのが怖いというのは,漠然としてると思うんですよね.死ぬこと自体は,(苦しまなければ)眠るようなものだろうし,実際,毎日,眠ってるわけだし,ただそれだけのことだと思うんですよね.

 でも,それでも,訳もわからず,死に対する恐怖というのは,確かにあるとは思うのですが,それは,人類繁栄のために人間のDNAに書かれていることであって,これも,ただそれだけのことでしょう.

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 なんか「夢」とちょっと似てるかもしれません.夢をもて,夢をもったら頑張れる,みたいな.いやいや,そんなことより,目の前のことをしっかり見て,今を頑張る,楽しむことだと思いますけどね.死後の世界も,今をしっかり生きれば,そんなもの無用の長物なんじゃないですかね.

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 同じようなものに「神様」というのもありますね.私は,死後の世界はないと思いますが,神様はいると思っているというか,小さい頃や若い頃は,大分「神様」に助けてもらいました.

 具体的には,ものすごい大ピンチが来た時に,「一生懸命頑張りますから,神様,助けてください」と思って頑張ると,ほんとに何度も奇跡的にピンチを脱することができたんですね.

 でも,実際は,これもそう思って,頑張ったからだと思うんですよね.でも,そう思って頑張ると,頑張れるというか,そういうところは,あるわけで,これも信じたもの勝ちということでしょうか.でも,こういう風に冷静に?分析してるってことは,信じてると言えないか(笑).

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1/17'19
[遠い昔]

 1/17ということは,1995年兵庫県南部地震が起こった日で,24年前,東工大の山田先生と留学生の鄭さんと3人で,自転車を3時間こいで三宮まで行った日のことを今でもよく憶えているのですが,ついこの間のよう,というよりは,なぜか,一瞬,遠い昔に思えてしまいました.こんな感覚になったのは,おそらく初めてだと思いますが,どうしてでしょうか?

 単に時間が経ったということ? それとも,私の中で,何かが変わりつつある?(日=短+04242806080709)

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1/17'19b
[次善の人生?]

 上の話とは,関係ありません(多分).私の人生は(多分)まだまだ続きますが,成長期,活動期,終末期と30年ずつとは,どこかで書きましたが,活動期まで,つまり,何度か書いているように,頑張って成長して活動して評価されたりされなかったりというような人生は終わりつつあるわけで,それはそれで,悪くない気分ですし,振り返ってみて,我ながら,なかなかうまく行ったというか,充分満足できる人生だったなあとも思うんですが,よく考えてみると,「次善の人生」だったような気もするんですよね.

 時系列的に書くと,小学校受験でいきなり失敗し,中学は地元の私立(西南)に行くんですが,そう言えば,小学校時代,親からラサールに行きなさいと言われてたことを思い出しました.結果として受験しなかった理由は,よく憶えていませんが,受ければ受かったのに,というほどではなかったんだと思います.

 高校受験のときも,3年の最後の方で精神的に森田(塾)に行けなくなって,結局,ラサールも受けませんでしたし,受けても受からなかったと思いますし,地元の公立(修猷)に行くんですが,ここは「受ければ受かる」レベルだったと思います.

 大学受験も失敗して,結果として,浪人して何とか東大に入るのですが,入っていきなり,理論物理に失望して,何をやったらいいのかわからなくなり,何とか建築構造という分野を見つけて滑り込み,研究室時代は,研究という勉強とは全く違うものに出会って充実した時間を過ごしますが,就職については,D3の夏頃,せっかくQ大の話をいただいたのですが,あろうことかこれを断り,その後,何も話がないところを南先生に拾っていただいて,地震研に滑り込みました.

 しばらくは,順調でしたが,またまた何をやっていいのかわからなくなって,研究は停滞していくのですが,1999年台湾集集地震で,やるべきことが見つかって,精力的に研究するようになるのですが,地震研にはポストがなく,評価もされず,公募に応募して,筑波大に移ってきて,というような感じです.

 こうして書いてみると,うまく行ったことなんかほとんどなくて,何か節目があるたびに失敗して挫折して,でも,そこで終わらず,次を何とかこじ開けるという次善の人生だったとも言えるのですが,じゃあ,全てがうまく行っていたら,例えば,中学からラサールに行って,東大に現役で受かって,とか,理論物理の道に進んでいたら,とか,就職して,順調に仕事して成果を出していたら,とか考えると,絶対にうまく行ってないというか,今よりつまんない人生というか,結果として,やりたいこと,というか,私にしかできなかったであろうやるべきと思えることができて,今ほど満足感が得られることは,なかったと思うんですよね.

 つまりは,次善の人生ということなんですが,結果として,最善の人生になってるわけで,何とも不思議というか,でも,(唯一無二の人生なので)当たり前というか,やっぱり,変な感じですね.

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1/17'19c
[頑張りたい人と頑張りたくない人]

 年賀状なんですが,やりとりをしているのは,昔から知ってる人がほとんどなので,もう多くの人が定年を過ぎていて,まだまだ働いている人もいれば,もうリタイアして悠々自適の生活を送ってる人もいて,要は,人それぞれなわけです.ですから,それでいいと思うのですが,問題は,私がどっちなのかということです.

 どっちなのかというのは,本質的に言えば,頑張りたい人と頑張りたくない人と言えるかもしれません.そう考えると,私は,明らかに頑張りたくない人なんですが(笑),頑張りたい頑張りたくないってどういうことでしょうか?

 まだまだ働かないといけないから頑張る? これをやったら儲かりそうだから頑張る? 世の中の役に立ちたいから頑張る? 社会に認めてもらいたいから頑張る?

 私の場合,定年を過ぎたら,こういう「何かを目的として」頑張ることは,ないと思います.あるとしたら,私にしかできない何かの要請が来たらということも考えられなくはないですが,そういうことよりは,単純に面白いこと,やりたいことといった内的熟達的なことだと思いますし,なければ,探すってことなんですが,別にわざわざ探さなくても,やることあるような気もするんですよね.

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1/18'19
[頑張りたくないことと頑張りたいこと]

 頑張りたくないと言うと,ちょっと語弊がありますかね.正確には,頑張りたいことは頑張りたいけど,頑張りたくないことは頑張りたくないってことです.

 頑張りたくないこととしては,必要以上のお金を稼ぐとか,経済を回すだけとか組織の利益のために働くとか,評価を受けるためとか,こんなことやってどうすんだ?というようなことで,逆に,単純にやりたいこととか,私の研究室で研究したいという学生を指導するとか,困ってる人がいて,その解決が私にしかできないとかいうことは,頑張りたいと思うと思うんですよね(短+1316).

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1/18'19b
[中学が男子校]

 森田が出てきたので,当時のことを思い出しました.

 私は,小学校は,普通の地元の公立小学校で,中学は,地元の公立中学が荒れてたということもあって,私立の男子校に行きました.高校は,共学なので,中学の3年間だけ男子校ということになります.そういうことを話すと,このことを大問題視(笑)?する奴がいるんですよね.

 彼らが言うには,中学が共学であることが超重要らしく,なぜなら,小学校までは,単なる女の子だった女子が,女性になって行くのが中学時代で,その過程を見ているかいないかは,大きいと言うのです.

 確かに,高校に入ったとき,突然,女子が女性になっていて,愕然というか,相当,面食らったのを憶えてますし,正直,どう接していいのかわからないくらいでした.でも,失われた3年じゃないですが,過ぎたものはどうしようもないというか,一生,その十字架を背負って生きて行くしかない?

 と思っていたのですが(嘘),そう言えば,なんですが,確かに中学は男子校だったんですが,森田には,非常に少数ながら女子がいたんですね.しかも,福岡市内のトップクラスの生徒が集まる塾ですから,めちゃくちゃ優秀で,実際,彼女達は,修猷に来てから(男子のトップクラスは,ラサールとかに行って抜けるので)成績は,ずっとトップだったと思います.

 そして,当時のことを思い出すと,ずっと彼女達を見ていたと思うんですよね.というか,好きだったんじゃないかな(他に選択肢がないということもあるが(笑)).でも,好きなのは,彼女達が修猷に来てからもそうでしたですから,やっぱり,ほんとに好きだったのかな.

 つまり,全く女子と接する機会のない男子校,しかも,(そいつらが言うところの)超重要な中学時代に,森田に行くことで,そういう機会を得られたわけで,今にして思えば,それは,貴重な経験だったなあと思うわけです.

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1/19'19
[終末期?]

 成長期,活動期,終末期と30年ずつ(私の場合は,たまたま,昭和,平成,○○)ってことなんですが,終末期というのは,名前がよくないですね.それ以前のこととして,成長期,活動期は,中身を表していますが,終末期というのは,単に「時期」を表しただけですからね(だったら,初期,中期,後期というようにすべき).

 じゃあ,中身を表すものとしては,どういうのがいいですかね? 老化して衰えて行くから後退期とか衰退期?

 違いますよね.何度か書いてるように,(ちゃんと準備すれば)もう生活するためだけのために働く必要もないし,(おだてていい気にさせてこき使う仕組みである)評価とかも気にすることなく,(他人の評価など関係なく,自分がやる価値があると思う)やりたいことができるわけですし,これまで積み上げてきたものもあるわけで,まさに一番いい時期でしょう.ですから,円熟期とか完成期とかでしょうか.

 ただ,問題は,客観的事実として,体力や脳力が衰えていくことでしょう.でも,逆に言えば,ここを何とかできれば,少なくとも,ある程度のレベルをキープできれば,ほんと薔薇色の人生(笑)なんじゃないですかね.

 意外と厄介なのは,見かけだけ,あるいは,年齢だけで判断されて,年寄り扱いされることですが,「一人時々みんな」で(「何のために」とか関係なく,やりたいことやって)内的熟達的に生きて行けば,そういうこともかなり回避できるような気がします.

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1/19'19b
[属性]
(世の中)

 年寄り扱いもそうですが,どうして人間にそういう「属性」を付けるんでしょうね? 性別とか年齢とか障害があるとかないとか.そんなの全部取っ払って,みんなただの一人の人間でいいじゃん.

 もちろん,女より男の方が力が強いことが多いし,年寄りより若い方が体力もあるでしょうし,障害があると,手助けが必要なこともあるでしょう.でも,それって,性別とか年齢とか障害の有無とか関係なくあることだし,だったら,ただそれだけの話でしょう.

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1/20'19
[途端に寂しく]
(相撲)

 そっか,引退したということは,萩原(稀勢の里)は,もう相撲はとらない,つまり,彼が相撲をとるところを見ることはできないってことなんですね.そう思うと,途端に寂しくなってきました.場所は,今もやっていて,白鵬が全勝らしいんですが,どーでもいいというか,急激に関心がなくなった感じがします.

 何とかならなかったんですかねー.怪我をおして出て優勝したとき,貴乃花のようになりやしないかと書いたと思うのですが,ほんとにそうなってしまいました.でも,稀勢の里は,まだ横綱になったばかりですからね.

 怪我は,どういうスポーツでも付きもので,しかも大相撲のような巨体と巨体がぶつかるのなら尚更でしょう.でも,怪我して出られなかったら,大関以下なら陥落,横綱は引退というのでは,ちょっと前時代的では? 最近だと,テニスの錦織さんや野球の大谷さんは怪我をして長期離脱をしましたが,錦織さんは,ランキングは落としましたが,また勝ってランキング上げればいいし,大谷さんは,本人にとって,何か不利なことがあるわけじゃないし,と書いて思ったんですが,テニスでランキングが落ちるのは,大関以下は陥落と同じですし,野球だって,怪我して試合に出れなくなって,戦力外になる選手はいくらでもいますからね.

 つまり,大相撲が特別ってわけではないのかもしれません.実際,稀勢の里は,長い間休場していて,その間にクビにもならず,陥落もせず,それで復活できなかったんだから,仕方なかったってことですかね.

 彼自身からしても,もちろん,こんな形で引退するのは,不本意だとは思いますが,ずっと優勝できなくて,このまま大関で終わってしまうのか,という時期が長く続きましたから,何とか2回優勝できて,横綱にもなったということで,まあよしとしますか.

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1/21'19
[探し続けていた]

 どうして次善が最善になったかですが,もちろん,やりたいことを見つけたということもありますが,分相応のものを選んだとも言えるかもしれません.好きなことと得意なこととどっちを選んだらいいか,というのは,いつも議論になるんですが,敢えて言えば,両方です.だって,どんなに好きでも下手の横好きでは話にならないですし,どんなに得意でも嫌で嫌でしょうがないならもちろん,そんなに好きじゃないのなら,やっててしんどいでしょうし,そもそも,そんなにやりませんよね(例えば,一日8時間以上ピアノの練習をするとか,体が壊れる寸前までトレーニングするとか,寝て食べてる以外はずっと研究してるとか).

 でも,両方揃うことなんかほとんどないわけで,そういうものを探り当てられるか,見つけるまで必死で探すかということなんでしょうし,両方100点でなくても,絶妙のバランスポイントを見つけるということかもしれません.

 私自身に関して言えば,力学に興味をもったところから,理論物理に行って,力学というか,建築構造に帰ってきたってことなんですが,大学に入って最初のゼミで素粒子物理に失望したってことなんですが,もし,失望せずにそういう道に行ったとしても,私の数理脳では,とてもものにならなかったと思いますしね.そして,建築構造の道に行ってから先も今やってることに辿り着くのは,大変でした.

 RCの研究室に入って,RCフレームの地震応答解析で修士をとり,NewRCというか,高強度コンクリート部材で博士をとったんですが,こういうことで食って行ける気はしませんでした.いや,食っては行けたでしょうが,これで一番というか,こういうことで誰よりも先端的で独創的な研究ができる気はしませんでしたね.具体的に言ってしまうと,RC建物の地震応答なら壁先生,RC部材の力学特性なら塩原先生がいて,それぞれの分野で彼らを超える領域に達するのは,正直,途方もないことに思えました.

 でも,幸いというか,RC建物の地震応答もRC部材の力学特性も,私は,そんなに興味はなくて,私が興味があったのは,地震動で,それも,地震動の生成要因というよりは,構造物被害に与える性質といったことで,しかも,そういうことについて,壁先生や塩原先生と話したり議論したりした時,これだったら行けるかも,と思ったのは,今でもよく憶えています.

 つまりは,興味と得意がたまたまピンポイントではまったということですかね.てことは,やっぱり,運がよかっただけってことですかね.

 でも,そういう解析をしても,ほとんど評価されなかったんですが,1999年台湾集集地震が起こって,K-NETが整備されて,強震観測点回りの被害調査という「実データ」を得ることを思いついて,大地震が頻発して,かつ,震度が実際の被害と対応せず,1-2秒応答が見事に対応するということで,一気に...という感じなんですが,これも,やっぱり,運がよかったってことか.

 でも,それは,確かにそうですが,どんなに成果が出なくても,評価されなくても,ずっと「探し続けていた」気はします.そして,それは,今でもそうです(日-短-04241316).

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 探すか探さないかってこともありますが,こういうことってよくありますよね.具体的には,学生時代はぱっとしなかったけど,社会に出てある時期から突然頭角を現してのし上がる人もいれば,学生時代,ものすごく勉強ができたけど,社会に出たら,ぱっとしない人もゴロゴロいるわけですからね.

 こういうことが起こる一番大きな点は,勉強と仕事は違うということでしょう.要は,自分の頭で考えられるか,ってことですね.つまり,勉強がそんなに好きでも得意でもなくても,社会に出たら成功する可能性があるということです.

 あとは,上で書いたように,興味と得意の両方が揃ったもの,あるいは,絶妙なバランスポイントのものに出会えるか,でしょうか.これに関しては,待っててもだめで,とにかく探すことですし,これだと思ったら,死んでも離すな,ですかね.

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1/21'19b
[死ぬのが嫌]

 死ぬのが怖いんじゃなくて,死ぬのが嫌,死にたくないってことなんですかね? 堀江さんは,死にたくないらしく,それは,単純に生きてて楽しいからだそうです.わからなくもないですが...

 残念でした.人間,みんな死にますからね.地球上に誕生した人間は,累計何千億人というオーダーだったと思いますが,一人残らず,例外なく,死んでますからね.

 つまり,そういうことをまず事実として受け入れて,そういう中で,限られた人生をどうやってエンジョイするかって考えればいいと思うんですけどね.でも...

 これは,堀江さん自身も言ってるんですが,バイオ技術が進んで,人間が死なずに済むようになるかもしれない,もちろん,限りなく可能性は低いでしょうが,全く0とは言えないわけで,彼は,その「最終電車」に間に合うと思ってるらしいです.何とも往生際が悪い(笑)というか...でも...

 これって「来世」と似た考えですよね.要は,信じたもん勝ちってことで,自分の寿命が来るまでに,そういう技術が開発されると信じれば,死ぬことが怖くなくなるというか,今を楽しめるってことでしょうか.でも,来世と決定的に違うのは,期待したけど間に合わなかったというときの絶望感を味わわないといけないってことでしょう.

 宝くじを買う奴は,夢を買ってるって言うんですが,でも,はずれたときに夢を失うってことなんですが,次また買えば,また夢が買えるって言うんですが,死ぬ時は,次は,ありませんからね.

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1/22'19
[やっぱり寒い?]
(日記)

 寒いけど実感がない,つまり,外は寒いけど,ほとんど空調がきいた室内にいるので実感がないと書きましたが,どういうことかの結果?が出ました.具体的には,家の電気代が去年までは,エアコンを使わない月の+2000〜3000円程度だったんですが,今年は(12/20〜1/20は),+5000〜6000円くらいになりました.実際,去年までは,東向きで朝日が入るときは,エアコンは付けなかったんですが,今年は付けてますし,夜も設定温度を少し上げないと(20度→22度)寒い感じがしますし,そうすると,エアコンはフル稼働してる感じです.

 原因としては,外気温が下がってるのか,私の寒さに対する耐性が落ちてるのかわかりませんが,両方あるような気がします.

 つまり,「やっぱり寒い」ということなんですが,実際は,月数千円のお金でそれを解決して実際は寒くないってことですね(短-2806080709).

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1/22'19b
[全く逆の考え]

 属性とか関係なくみんなただの一人の人間でいいじゃんてことなんですが,全く逆の考えとして,男になったり女になったりはできないけど,歳はみんなとるわけだから,子供時代は子供として,学生時代は学生として,働き盛りは働き盛りとして,偉くなったら偉そうに,年寄りは年寄りとして,それぞれの年齢というかその人にとっての時代に合わせて生きるのも一案ということもあるかもしれません.

 というか,私自身,そういう風に生きてきたと思うんですよね.でも,最近,違和感を感じるようになってきたんですよ.具体的には,偉くなったら偉そうに,のあたりからでしょうか.そして,年寄り扱いは,もうほんと勘弁って感じです.

 でも,これっていいとこどりってことですかね? つまり,年齢という属性に従って,生きるべしってこと? だとしたら,私個人的には,そういう社会というか世の中から距離をとりたいと思いますね.

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1/22'19c
[とは行きません]
(世の中)

 ゾゾタウンに出品を停止する企業が相次いでるらしいです.なんか変な割引サービスを始めたからってことなんですが,それだけなんですかね?

 芸能人とWCの決勝を自家用ジェットで見に行って浮かれてインスタで自慢したり,あげくの果てには,自腹で100万のお年玉を100人に,とか,やってることは,まさにガキで,良識ある大人ならこんな奴とは仕事したくないと思うんじゃないですかね.

 で,その後の株価を見てみました.

 

 まさに,WC決勝戦をピークに(笑)下げ続けてますね.10年の推移を見ても,ここ半年の急落ぶりがわかります.

 

 これが社会からの評価ということでしょう.他人の評価なんか気にしないと再三このサイトで書いてますが,彼の仕事は,他人に評価されてナンボという(しょぼい)仕事なので,他人の評価なんか気にしない,とは行きません.

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1/22'19d
[分相応]

 分相応と何気なく書いたのですが,まさにその通りという気がしてきました.例えば,小さい頃から,もっと勉強ができて,東大に現役で楽勝で受かって,理論物理の道へ,そして,研究者として成功してノーベル賞をもらう,あるいは,自分の興味が理論物理ではなく,力学であることに気づいて,建築構造へ行ったとしても,RCの世界でばりばり実績をあげて,東大の先生になって,RCの学界や業界のボス的な存在になって,というのがしっくり来ないというか,そもそも,そういうことを私が望んでいたのか,ということでしょうか.

 望んでいたかどうかというよりは,それだけの能力があるかってこともありますが,いろんなものを犠牲にして,それだけのことをしないといけないわけで,それは,私にはできなかったと思いますし,そういう意味では,望んでなかったということになるのでしょう.実際,何度か書いてますが,ノーベル賞なんかもらった日にゃ,いろんなめんどくさいことに巻き込まれて研究者人生終わったようなもんでしょうし,学界や業界のボス的な仕事も大変だと思いますし,できるできないというよりは,めんどくさいと思っちゃうんですよね.

 じゃあ,私が望んでいたことは何かというか,というよりは,結果的にそうなったということなんですが,興味があることを探し,そして,得意というか,誰よりも自分にできそうなことを探して行って,遂に見つけたということでしょうか.そして,自分なりに成果を出し,社会や学界で認められたことは,まあよかったとは思うのですが,たとえそういうものがなくても,世界の中で誰よりも地震動と構造物被害の関係の本質に迫れたと思えれば,それでよかったと思うんですよね.

 でも,そんなピンポイントなこと,そうそうないとも思うんですよね.ですから,やっぱりラッキーだったと思うのですが,100点満点でなくても,各人にとって,ベストなものは,あるとは思うので,やっぱり,探し続けるってことだと思いますし,もし,そういうものを見つけたら,とにかくやらないといけないので,やりたいことがやれる環境というのは,やはり重要だと思います.

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1/22'19e
[卒研配属]
(大学)

 今年の卒研配属が決まりました.というか,まだ調査は続いているのですが,定員2名(に去年からなった)に2名の希望者がいて,実質確定したということです.2年前からこういう形になって,割とスムーズに決まるようになった感じでしょうか.

 一人は,何と高校時代から,私の研究室に来たいと言ってくれてる学生で,でも,いろいろ考えるところはあったみたいで,結果的に来てくれたので,よかったんですが,いろいろ考えるのは,いいことだと思います.私もいろいろ考えて,いろんな紆余曲折があって,ここまで辿り着いたって感じですからね.

 それにしても,面白いので(悪趣味?),ちらちら見ていたのですが,熱流体や材料や電気や建設系や環境系が横並びで,それらの研究室を行ったり来たりというか,同列に比較してどこに行くか決めるところって,ある意味すごいというか,少なくとも日本ではここだけですからね.

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1/22'19f
[果汁100%ジュース]
(バドミントン, 生活)

 今日は,2週間ぶりの練習だったのですが,動けなかったです.2週間ぶりだからというよりは,動き出しの意識づけができてないですね.実際,ここ数日,そういうことができなかったですからね.これってまさに脳トレで,できるときとできないときがあるんですが,とにかくできるまでやるしかないですね.

 あと,VAAMが遂に?なくなりました.これで添加物排除生活にまた近づいたと思いますが,問題は,練習するときの水分補給をどうするか,ですね.ミネラルウォーターでいい? あるいは,エネルギー補給とか経口補水液的な水分の吸収率がいいものがいい?

 VAAMで摂れていたアミノ酸(蛋白質)も代替するものが必要なんですが,これは,目処が付きました.SJJが摂れたら一番いいんですが,練習後,絞るのはめんどくさいので,無添加野菜ジュースにプロテインを混ぜたら甘ったるくて激不味だったんですが,酸味を加えるものを探していたら,いいものを見つけました.

 トロピカーナの成分無調整ピュアストレートというものです.原材料名: オレンジとしか書いてありませんし,VCもかなり残ってるみたいです(成分表示を信じれば).プロテインを摂るときは,糖分もいっしょに摂取しないといけないのですが,果汁100%ジュースには果糖がかなり含まれているので,その点でも理にかなってます(逆に100%ジュースを体にいいと思って,運動せずにがぶがぶ飲んでると大変なことになる).で,今日,作って飲んでみたんですが,激旨です(笑).

 でも,めっちゃ高いです.720mlで500円近くするかな.でも,これも「お金で解決」ですかね.つまりは,「そういう世の中」じゃないですが,添加物まみれの安い食品しか口にできずに体を壊す人とそうでない人に二極化していくということなんですが,手間さえかければ,お金がないならないなりに,添加物排除は,できるとも思います.

 水分,エネルギー補給のために練習中に摂ってもいいかもしれませんね.果糖が含まれているので,エネルギー補給にもなるし,これとミネラルウォーターを摂りながら(500mlずつくらいか),というのがいいですかね.でも,かなりお金はかかるなあ.と思ったけど,VAAMもそこそこ高いので,そんなに変わらないかも.

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1/23'19
[違和感を感じる理由]

 違和感を感じるということですが,結局,やっぱり,人生50年ということなんでしょうね.つまり,人間のDNAにもそう書いてあるし(子供を作って育てたらお役御免),社会もそういうことを前提にしているわけです.

 でも,人間が動物という以上の知力をもってしまったがために,長い長い延長戦を戦うことになってしまったわけで,ここをどうするかが非常に問題というか重要なわけです.具体的には,成長期,活動期,○○期が30年ずつとして,○○期の30年をどう過ごすかということですね.

 世の中は,少子化で年金が足らず,経済を回すために,活動期をそのまま延長するように仕向けてますが,それは,世の中の都合ですし,目先の経済を回すことが却って事態を悪化させていて,それに巻き込まれないように注意する必要があります.

 でも,私個人的には,これまでと別段変わることはなく,社会とか他人の評価ではなく,自分がやりたいというか,やるべきと思うことをやって行くということで,唯一異なるのは,大学の教員という職業を失うということですが,研究以外の部分については,私の中では,大した比重をもったものではなかったので,(経済的に何とかなれば)より自由になるというか,選択の幅が広がるということです.

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1/23'19b
[元々できてなかった]
(バドミントン)

 「そういう風に」動く意識づけですが,何か変な感じがしてきました.歳をとって脳が衰えてそういう意識ができなくなったのではなく,やはり,筋力や柔軟性が衰えたってこと,つまり,元々できてなかったのをフィジカルで無理矢理なんとかしてたってことなのかもしれません.

 じゃあ,どうしたらいいか,ですが,フィジカルを鍛えて,というのは,再三やって失敗してますから,やはり,意識づけということになります.体を鍛えようとして体を壊すより,脳を鍛える方が年寄りには遥かに効果的ですしね.でも,ずっと(若いときから)できてなかったことをやるのですから,やっぱり,大変でしょうね.

 でも,できるようになったら,何かが抜本的に変わるかもしれません.

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1/24'19
[ほんと迷惑]
(日運)

 日経のサイトを見たら,KDDI、カブドットコム証券に最大1000億円出資とあります.まずいなー.株価を見ると,ストップ高です.

 こういうのほんと迷惑なんですよねー.去年のマネックスに続いて,経済全体の流れと関係ないところでやられたことになります.カブドットは,短運には入ってないし,日運でも株価が安くて50単元以上は売れないということで,比重は低いのですが,今日たまたま日運が手仕舞いになって,本来なら数%とれたところが,(ストップ高比例配分なのでまだどうなるかはわかりませんが)たった一銘柄で数%のマイナスということになりそうです(日=短+041316242806).

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1/25'19
[2日連続のストップ高]
(日運)

 昨日は出来ず,今日のストップ高でようやく買い返済できました.つまり,2日連続のストップ高になったわけで,この一銘柄だけで,結局,日運ベースで4%強,短運も合わせると2%強のマイナスということになります.逆に言えば,このくらいで済んだとも言えるでしょうか.でも,とりあえず,カブドットは,当面余計な材料で動く可能性があるので日運のpfから一時的にはずしました(日-短-0424131628).

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 でも,こういうことがあると考えちゃいますねー.何か対策した方がいいのでしょうか? 例えば,純粋に経済全体の流れを反映させるのなら,TOPIXの指数先物とかが一番いいですし,過去に使ってたこともありますが,値動きが小さくて,単純に値動きが大きくてパフォーマンスが高い非大手証券のpfに切り換えたわけですからね.

 でも,個別株だと,こんな具合に個別の材料で反対方向に大きく動くこともあるわけです.でも,そういうことを考えて,複数銘柄でpfを組んでるわけですし,実際,個別だと何十%という損害を数%に留めることができたとも言えるわけですからね.

 そもそも,こういう材料は,経済全体の流れとは関係ないところで起こるわけで,だとすると,今回,あるいは,去年のマネックスは,たまたま逆方向に出たけど,順方向に出た可能性もあったわけで,実際,ぱっと思い出せないですが,過去,そういうこともあったと思います.

 ですから,現状でいいのかな.問題は,そういう個別の事情は,回数が少ないので,機会を増やして確率の再現性を高めるという数理モデルに乗らないことですが,長い間やってれば,ある程度,分母を稼げるでしょうからね.

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1/26'19
[複利の原理]

 筑バドのFBに吹田先生から,これ最近やたら見るけど流行ってるのかな?という投稿がありました.どう思いますか?

 これって,このサイトでずっと以前から何度も書いてる複利の原理なんですが(日運や短運もこれを利用している.1年を26%で回せば,10年後に10倍,20年後に100倍),こつこつ努力 vs 少しずつさぼる の例としては,逆にわかりにくいんじゃないですかね?

 例えば,複利ではなく単利,つまり,一日で0.01増えるか減るかだと1.01は,100日で2倍だけど,0.99は,0になってしまうわけですからね.

 でも,実現象としては,複利です.なぜなら,例えば,1から0.01ずつ減って行くとき,最後の100日目は,0.01から0になるわけですが,そんなことはありませんからね.人間1年で1%ずつ歳をとるということなんですが,じゃあ,100歳になったら0になるかというと,そんなわけはなくて(このモデルが正しければ),0.99100=0.37ということです.

 逆に言えば,こういう数学というか,現象論的なことをしっかり理解できる頭脳をもっているかどうかもアスリートにとって重要ってことなんですけどね.だって,1日に1%ずつ成長すれば,1年後には,38倍になってるってことですよ(ベンプレなら,50kgが1900kgになるってこと(笑)).

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1/27'19
[僅かで大きな差]

 でも,実際は,ベンプレが1900kg(1.9t)上がるなんてことはなくて,つまりは,複利の原理で無限に増えていくことはなくて,どこかで頭打ちになってくるんですが,そうすると成長曲線の話,つまりは,リニアではなくログスケールでというようなことになってくるわけで,実際,トップレベルに来れば来るほど,その差は「僅かで大きな差」になるわけで,そういうことを理解することも必要ということになります.

 このことは何を意味するかというと,初心者とか中級者のときは,成長が大きくて強くなってる実感があるけど,上に来れば来るほど,それが実感しにくくて,でも,そういうことがわかっているかいないかで,効力感が違ってくるということです.これは,絶対的なレベルもそうですが,スポーツのように相対的なもので成績が出るものなら尚更です.

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 複利の原理で無限に増えていくことはないってことなんですが,もちろん,無限ではないですが,ある程度のところまでは,半無限的に増えていくものがあります.それがお金です.

 年利26%で10年で10倍,20年で100倍というのは,わかりやすい例ですが,複利というのは,違う言い方をすると「再投資」ということです.つまり,儲かったと思って散財していたのでは,大したことにはならないということです.そして,巨万の富を築いた多くの人は,お金に興味がない人です.メディアでは,そうでない人ばかり取り上げますが,実際は,全く違うということですね.

 じゃあ,何のために金儲けをするのかと言うと,金儲けが面白いからでしょう.つまりは,豪邸とか高級車とか月に行くために金儲けをしているわけではないということです.これは,一種の内的熟達なんですが,逆に言うと,かなり厄介なことです.

 どんなに研究成果を出しても,ピアノがどんなにうまくなっても,バドミントンがどんなに強くなっても実害はないですが,お金に関しては,経済成長が止まってきたゼロサムの中でのパイの食い合いですから,その分,必ずしわ寄せが行くことになります.

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1/27'19b
[研究とは]

 あらためて何ですが,研究って何でしょうね.職業としての研究者という側面はあるわけですし,特に最近は,そういうことになってきてるんですが,本来的には,おかしな話で,その動機は,「知りたい」ってことですよね.どういう地震動が大きな被害を引き起こすか知りたい,どうやったらピアノがうまくなるか,バドミントンが強くなるか知りたいということがスタートなわけです.金儲けしたくて,どうやったら儲かるかというのも入りますかね.

 問題は,その次の段階です.もし,答えがあるのなら,あるいは,誰かが研究したことに乗っかるのなら,研究ではなく「勉強」すればいいことになります.そして,ほとんどの人のほとんどの場合は,そういうことになるのでしょう.でも,答えがない,あるいは,既にある成果より,もっといいものができると思うのなら,自分でやるしかありません.これが「研究」です.私は,これまでずっとそうやってきましたし,これからそうです.

 でも,実際の研究の世界は,大分違ったことになって来てます.研究として成立するのは,過去に行われていないというのは,絶対条件ですから,そういうものを(むりくり)探す,あるいは,研究になりそうなことを探すということから入ることが多くなってきています.要は,だんだんやることがなくなってきたんですね.

 でも,それでも,例えば,建設系の大学の教員は,建物などの構造物には耐用年限があって,たとえ単純再生産的にも建物などの構造物を建設していく人材を育てることは必要なので,職業としては,なくなることは,ないでしょうし,そのポジションを獲得,あるいは,維持するために研究になる研究をして業績を積むということが行われているわけです.

 でも,本来的には,研究というものは,そういうものではないし,私は,本来的な「知りたい」と思うことを研究してきましたし,これからもそうして行くと思うのですが,その分,いろいろ大変だったことは,何度もこのサイトで書いた通りです(でも,めっちゃ楽しかったけど).

 でも,そんな大変な思いをしなくても,職業としての研究者には,なれますし,やって行くこともできるでしょう.私が切り開いた研究テーマについても,まだまだやることはありますからね.

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1/27'19c
[勉強のこの「性質」]

 既にわかっているのなら,それは,研究ではなく勉強,ということですし,研究と勉強は似て非なるものであると再三書いてるんですが,研究の本来の動機である「知りたい」ということに関しては,勉強も同じであることに気づかされます.もちろん,(私は)勉強なんかより研究の方が圧倒的に面白いのですが,勉強のこの「性質」を使わない手はないかなとは思います.

 具体的には,リタイア後の話です.つまり,何か知りたいことがあったときに,答えがないのなら研究するでしょうが,答えがあるのなら,勉強してもいいんじゃないかということです.

 それで,ぱっと頭に浮かんだのは,歴史と地理ですかね.どうして,あのとき,ああいうことが起こって,ああいうことになってしまったのか,海外旅行とかして,表面的に観光地を巡ることなんかより,もっと本質的に世界がどうなってるのかを知りたいとは思いますからね.

 あるいは,歴史で言えば,過去に勉強した歴史は,そのほとんどがいわゆる政治史ですが,芸術とか科学などの学術的な歴史は,教科書や参考書にはほとんど載ってませんからね.

 でも,「やりたいなら今すぐやる」という考えに基づけば,今すぐやらないってことは,そんなにやりたいことじゃないってことにもなるんですが,やりたいかどうかは,時期によって変化するので,リタイア後,やりたくなったことがあって,それが勉強でも,やりたいならやったらいいんじゃないか,とは言えるわけです.

 そういう折,東大建築のMLで,(当時)共通一次の社会で何を選択したか,ということが話題になってました.当時は,理系でも社会二科目が必修だったんですが,ほとんどの人は,政経倫社,地理倫社の組み合わせで,理由は,それが「必勝法」だったからです.

 ここで気づかされるのは,そのときは,大学受験に成功するための勉強だったわけで,何に興味があるかなんてことは,度外視だったんですが,私は,そういうことはせず,自分が興味がある,世界史と地理を選択しました.だって,興味がないこと勉強してもつまんないじゃないですか.

 でも,結果として,私は,大学受験に失敗しました.でも,そういう考え方,つまりは,成功するかしないかではなく,やって楽しいかどうかを優先することを頑なに?続けてきた結果,人生としては,成功したと思いますし,リタイア後の人生も成功すると思うんですよね.特にリタイア後は,(社会的評価的に)成功するかどうかは,関係なくて,自分が楽しめるかどうかが全てなわけですからね.

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1/27'19d
[成功した]

 再三,自分の人生は成功したと書いてますが(読んでる人は,正直うざいでしょうが(笑)),その意味するところは,研究が評価されたとか,社会的地位を得たとか,有名になったとか,金持ちになったとかいうことではなくて,やりたいことが見つけられて,それを思う存分やってきたということなんですが,もちろん,やりたいことだけやってきたわけはなくて,やりたくないこともそこそこちゃんとやってきたと思います.

 でも,自分が新しいことを始めたので,既存の枠組みの中のいろんな仕事に比較的巻き込まれずに済んだところはあるでしょうね.でも,新しいことをやるのは,それはそれで大変だったので,これは,結局,どういうことに労力をかけるかということですかね.

 そういう意味では,評価されたということは,大きなことではないと思っていたのですが,ある一定の役割を果たせたということでもあるので,それはそれでよかったですかね.

 あとは,やっぱり,分相応ということはありますかね.一研究者であるのなら,ノーベル賞はともかく,その分野での最高の賞(でも,私の分野の最高の賞って何でしょうね? そもそもそんなものすら存在しない?)をとることが最高の評価ってことなのかもしれませんが,それは,私が望んでいることではなくて(だって,そんな立場になったら,余計な仕事がどんどん来て,研究できなくなりますからね),まさに分相応で望み通りというか,他人の尺度ではなく,自分の尺度で何を望むか考えたということが(たまたま結果的にそうなったというラッキーもありましたが),成功ということでしょう.

 要は,何が言いたいかと言うと,私が成功した,ということではなくて,世間一般のプロトタイプな判断基準ではなく,自分にとって何が大事か,よく考えた方がいいよってことです.

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1/27'19e
[余計なこと書かない方がいい?]

 このサイトで,最近よくリタイア後のことを書くんですが,全世界に公開しているということは,研究室の学生,あるいは,研究室に来ようと思ってる学生も読もうと思えば,読めるわけで,学生を集めようと思ったら,余計なこと書かない方がいいと思う人もいるでしょう.

 まあ,わかるんですが,まず言えるのは,私は,自分を偽って生きて行くことはできないということです.ですから,ありのままの私を見てもらって,この研究室には来たくないと思う人がいれば,それはそれで仕方ないということです.そもそも,あと10年足らずで定年になるという事実はどうしようもないですからね.

 でも,記事をよく読めばわかると思いますが,私がリタイア後のことを考えるのは,いかにして,(リタイア後も)自分の人生を充実させるかということで,それは,今も同じです.そして,今を充実させる優先度の一番は,研究や学生の研究指導に他なりません.

 というか,研究や学生の研究指導がなければ,もうとっくに大学なんか辞めてると思います.でも,研究や学生の研究指導ができるから,それ以外の(多くの)しょーもない私でなくても誰かができる仕事をしているわけで,私がどれだけ研究や学生の研究指導を大事にしているか,力を入れているかがわかろうというものです.

 でも,私がいくらそう思っていても,学生がどう思うかは別問題で,こんなに面白いこと,あるいは,自分を格段にスキルアップさせられること,どうしてもっとやらないの?って思うんですけどね.

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1/27'19f
[FBで連絡]

 今日は,筑波大バドミントン部の総会だったんですが,出席できませんでした.というのは,連絡が来たのが数日前だったからです.それも連絡と言っても,筑バドのFBに掲載されただけです.日時は,10月くらいの資料に載ってるということだったらしいのですが,私は全く気づきませんでしたし,他にも今日の日時を把握していなかった教職員の人もいました.どう思いますか?

 こういうことは,(特に最近)よくあるんですが,この人にはどうしても出席して欲しいと思うのなら,本人が把握していることが確実にわかる方法で(例えば,メールで連絡して,返事をもらうとかして)連絡するでしょうから,そうしないということは,ある意味,行かなくていいということでしょうから,私としては,やらないといけないことが減るわけで,むしろラッキーというか,少なくとも,別にそれはそれで構いません.

 そもそも,「FBで連絡」ってどういうことなんでしょうね? FBにアカウントもってるのなら,見てるのが当たり前? でも,私は,FBは,実質全くやってないし,業務上,登録しないといけないということで,アカウントはもってても「友達は数人」といった感じですが,それでも,大量の記事が載ってて,それらをくまなく見逃さずにチェックするのは,とてもムリーです.「友達は数人」でもこんな感じですから,友達申請が来たら全部承認とかやってたら,一体どうなる? FB見てるだけで,一日終わっちゃうのでは?

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1/27'19g
[歳とったなー]

 人のことは言えないのですが,「歳とったなー」と思う人いますよね.ていうか,人はみんな歳をとりますから,大なり小なりそういうことはあるわけです.でも,これが問題なんだと思います.

 例えば,インターネット上でしかやりとりしなかったら,あるいは,何百年後?かの未来社会では,人は,全身をすっぽり包んだ移動体みたいなものに入って過ごすようになったら,「外見」という概念はなくなって,「中身が全て」ということになるわけで,そしたら,性とか年齢とか関係なくなるわけです.

 でも,私自身,誰かを見て「歳とったなー」と思うわけですから,人のことは言えないわけで,人のことはとやかく言うのに,自分だけ年寄り扱いするなと言うのは,勝手な話で,じゃあ,どうしたらいいか,ですが,生身で人と接しないということになります.そして,インターネットの普及という形で,だんだんそうなって来てますよね(このサイト自体がそう).

 (歳をとったら)社会や世の中から距離を置くというのも一法ですが,「そういうやり方」もあるのかな,とは思いました.

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 将来は,「全身をすっぽり包んだ移動体」と書きましたが,具体的には,車椅子が進化したようなものでしょうか.でも,人間は,本来,動物なので,体を動かさなければ,どんどん退化するでしょうし,部屋の中で動いてみればわかりますが(例えば,着替えるとかご飯を作るとかお風呂に入るとか),どんなに高性能な車椅子より,自分の手足を使って,行動する方が遥かに効率的です.

 ですから,人間の体そのものを「整備」するというか,歳をとっても動けるようにメンテナンスするという方が現実的でしょう.外見についても,整形じゃないですが,もっと簡単に若いときのような外見を取り戻せるようになるもかもしれません.

 で,ここで気づくのですが,体は動かないより動いた方がいいでしょうが,外見って若い方がいいんでしょうか? 上の記事で「これが問題」と書いてるのは,まさにそういうことです.

 肌に張りがないよりあった方がいい? シミやシワはない方がいい? 髪の毛は白いより黒い方がいい? これって実は,あまり本質的なことじゃないですよね.

 でも,ほとんどの人は,肌に張りがないよりあった方がいい,シミやシワはない方がいい,髪の毛は白いより黒い方がいいと思ってるわけで,それが一体何なのか?ということでしょうか.そして,それで,外見だけで判断して年寄り扱いするわけで,でも,年寄り扱いされるのは,嫌なので,若作り?するってことなんでしょうか.

 これも,再三書いてる「人類を繁栄させるプログラム」なんですかね.具体的には,若いと思われたい≒ばりばり働きたい,生殖能力があると思われたい,というようなことです.なかなか厄介なことですが,そういうことに気づいて,そういう縛りを離脱できれば,自由に気分よく生きて行けるような気がします.

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1/28'19
[日本人とかアイドルとか]
(世の中)

 そんなに見てるわけではないですが,週末のメディアは,全豪オープンで優勝した大坂さんでもちきりで,日曜の夜になると,一転して嵐の解散という感じでした.

 まず,大坂さんの件ですが,既に書きましたが,というか,この手の話題については,ずっと以前から書いてますが,日本人初の快挙とか,騒いだり喜んだりしてる暇があったらお前が頑張れってことです.

 そもそも,彼女って日本人ですか? それは人種とか肌の色の問題ではなく,実質的にはアメリカ人ですよね.例えば,日本人選手が海外で活躍して,日本人でもできることを示したかったとか(しょぼいこと)言ってますが,彼女がそう言ったら,みんな納得しますか? 曙とか武蔵丸とか日本に帰化した力士と区別するために稀勢の里のことを日本出身力士と言ってましたが,じゃあ,大坂さんは,日本出身の選手ですか?

 何度も同じことを書きますが,人種とか国籍とかどーでもいいことですし,同じ日本人が活躍したから自分も活躍できるとかいうことじゃなくて,自分が頑張るかどうかですよ.

 嵐に関しては,別に何も思うことはないんですが,30代後半でアイドルってのもどうかと思いますし,そもそも,アイドルってやってて楽しいんですかね?

 嵐としての活動は,コンサートとか,テレビだとvs嵐くらいだと思うのですが,コンサートなら,誰かが売れるように作った歌と振り付けを,何度も繰り返し歌って踊ってキャーキャー言われて,街中を自由に行動することもできず,何が楽しいんですかね?

 昔のアイドルはもっとひどかったと思います.同じ歌をそれこそ何百回も歌い続けるだけで,まさに人形でしたからね.そういうこともあって,今に比べるとものすごく短命で,それは,ある意味,ごく自然のことでした.普通の女の子に戻りたいと言って解散したキャンディーズなんか5年足らずですからね.

 これも結局,金儲けしたい大人がアイドルになる人もキャーキャー言う人もどっちも騙くらかして金儲けしてるというのが実態でしょう.アイドル的な存在は,必要というか,いてもいいとは思いますが,CD買って握手券とかグッズ販売とか,今のやり方は,明らかに度が過ぎてると思いますからね.

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1/28'19b
[非効率な社会]
(世の中)

 あらためて思うんですが,どんどん非効率な社会になって行きますよね.

 基本的には,人間がやることは二つしかなくて,一つは生きて行くために,あるいは,社会を維持するためのやらないといけないこと,もう一つは,やりたいことです.でも,技術はどんどん進歩して,前者はどんどん減って行くはずなのに,逆にどんどん増えてる始末です.どうしてこんなことになって来てるのでしょうか?

 それは,何度も書いてるように,資本主義をベースとした競争社会ということがあります.わかりやすい例としては,日本には,携帯大手が三社(もうすぐ四社になる)ありますが,設備とかは別々なので,社会全体としては,3倍のコストがかかってるわけです.そして,生きて行くには,充分楽しく生活して行くには,もうこの位で充分と思っても,そこでやめれば,食いっぱぐれるという惨状なのです.

 背景にあるのは,人間,競争させないとすぐ怠けるし悪いことしよるという「性悪説」で,これは,やる気三要素で言えば,内的熟達ではなく,報酬ということで,より原始的で低レベルなやり方なので,効率は落ちますし,何より,やってる本人がしんどくて辛い思いをします.そういう意味では,内的熟達は,楽しけりゃ頑張ってやるだろという性善説とも言えますね.

 そして,今の世の中を見渡せば,どいつもこいつもほっとけば悪いことする奴ばっかしで,今の傾向は,どんどん助長されて,ますます効率の悪い社会になって行くと思います.

 じゃあ,どうしたらいいか,ですが,そういう社会からできるだけ距離をとるということでしょう.民間企業には,できれば,就職しない方がいいでしょうし,就職するとしても,どういう会社かしっかり見極める必要があると思います.

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1/28'19c
[この30年で何をしてきた?]
(世の中)

 先日,センター試験の監督をしたときに思ったというか,控え室で隣にいた先生とも話したのですが,2年後には,センター試験はなくなるわけで,つまり,すったもんだやって実施してきた英語のリスニングも終わるわけで,じゃあ,入ってくる学生達の英語力はどうなったのか,英語のリスニング力は上がったのかというと...全くですよね(まさに非効率な社会そのもの).一体どうなってるのでしょうか?

 そもそも,私が受験したときから,30年以上経ってるわけで,その間,日本の英語教育は進歩したのかというと,学生の英語力を見る限り,全くというかむしろ後退してるわけで,それは,英語に限った話ではなくて,でも,普通は,30年経てば,教育方法の進歩に伴う長足の進歩があって然るべきなのではないでしょうか?

 スポーツの世界なら,世界記録や日本記録,あるいは,競技者のレベルは確実に上がってるわけですし,音楽の世界でも音大卒の演奏技術は,確実に上がっています.一体,学校教育は,この30年で何をしてきたのでしょうか?

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1/28'19d
[これでいいと思えばこれでいい]

 駒羽会(東大バドミントン部のOBOG会)から定期的に駒羽会報なるものが送ってきます.いろんな人が書いててかなり面白いです.今回は,大分上のOBのK上さんと一つ下のA山さんの投稿でした.A山さんは,ここで書きましたが,現役時代,レギュラー枠を巡って何度も試合した相手です(が,多分,一度も負けてないと思う).でも,彼がバドミントンをまだ続けているとは,知りませんでした.しかも,I松と組んでダブルス選手権に出ているというのも驚きです.私が出てた頃は,一度も見たことなかったけどなー.

 でも,今やったらどうなんですかね? 怪我する前なら楽勝(挑発(笑))だったと思いますが,今は悲惨な状況ですからね.でも,このまま終わるつもりはないし,リハビリというか,徐々に体を整えて行ってはいるんですが,こんな感じで戻るのかは,わかりません(けどやるしかないけど.というか,やらないってことなんだけど).

 K上さんの記事は,社会で活躍してリタイアした,知的水準が高い人がどういう老後を過ごしているかが書いてあって,具体的には,ほんとにいろんなことを精力的になさってますし,中には玄人はだしというレベルのものもありますし,それはそれで充実していると思うんですが,彼自身は,そういうことを結構自虐的に書かれていて,それはそれでよくわかるんですが,うーん,どうなんでしょうか.これでいいと思えばこれでいいし,これじゃだめだと思う人もいるだろうし,やっぱり,いろいろ考えさせられますね.

 でも,言えるのは,これでいいと思えばこれでいいということでしょうか.つまりは,人がどうこうということじゃなくて,私も「私が」これでいいと思うようにやればいいってことですね.

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1/28'19e
[こんな練習量で]
(バドミントン)

 バドミントンなんですが,羽を打つのは,十日一か二週一ってことで,それは,敢えてそうして,それ以外の時間を体を整えることにあてるってことなんですが,正直,体を整えることにそんなに時間をかけてるわけでもなくて,羽を打つのを敢えて十日一とか二週一にしないのだったら,例えば,週二とか週三で練習に行くのかと言われると...

 藤原が練習したいと言えば,行くでしょうが,そうでなければ,(気がつけば)もう週二とかで練習に行くエネルギーというか気力がなくなってきた感じもするんですよね.だとしたら,このままフェードアウトして行くしかないってこと?

 よくわからないです.でも,このままフェードアウトしていいとは思ってなくて,でも,現状としては,週二とかで練習に行くエネルギーというか気力がないから,ではなく,競技力を上げるために敢えて今のやり方にしているわけで,要は,「結果で検証」ってことですかね.

 逆に言えば,こんな練習量で競技力が上がったら,すごいことなんですが,そこは,若い人と年寄りの違いってこともあるでしょうし,まさに研究ってことでしょうか.

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1/28'19f
[頭打ち]
(短運)

 単なるメモ的なものですが,先日,ある銘柄を手仕舞おうとしたとき,え?と思うくらいの損失が出ています.その日の値動きを見ると,買ったときに大きく値が上がっています.そういうこともあるのか,というか,この銘柄,結構,出来高が出来ると思っていたのですが,今くらいの資金量でもう値が飛んでしまうのか,だとすると,何か対策をしないといけないかも,と思っていました.でも,実際は...

 注文数を間違えていました.具体的には,0の数が一つ多かったのです.それでも注文が通ってしまうってのも怖いですが,こういうヒューマンエラーは,起こりうることで,気をつけないといけません.

 でも,言えるのは,0の数が一つ違っただけでこうなるってことは,この銘柄を今の10倍の量売買することはできない,できたとしても,値が飛ぶので「とる」ことができないということになります.資金が今の10倍になるのはいつなのか,あるいは,そうなることはないのかはわかりませんが,こういう形で「頭打ち」は起こってくるということです.

 こういうヒューマンエラーは,過去にもあったんですが,売りと買いを間違えて,自分の見通しがはずれた場合は,逆に儲かっちゃったりするんですが,今回のケースは,そういうことはありえません.つまり,必ず損失になるということです.

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1/28'19g
[やらずにはおれない]

 K上さんの記事がやっぱり気になりますね.どこかで書きましたが,人間,結局,やりたいことなんかなくて,やらないといけないことがあるだけ,つまりは,生きて行くために働く,好きな人ができて子供ができて家族を養うために働くというだけの話? だとすると,リタイアしたら,ほんとやることなくなるわけで,でも,年寄りの冷や水で働いても邪険にされるだけで,一体どうしたらいい?

 それでも,答えを見つけるしかありません.で,今日ずっと(修論発表をききながら(笑))考えていたんですが,やっぱり,やりたいことを見つけるしかないですよね.やりたいことと言うのは,リタイアして時間があるからやる,ではだめで,それこそ,「やらずにはおれない」といったレベルのやりたいことです.

 なかなか難しいことだと思いますが,それで対価が得られるとか,評価されるとか,玄人はだしとかいうのは(あってもいいけど)必要なくて,当人が「やらずにはおれな」ければいいわけで,例えば,いろいろ考えて,このサイトに文章を書くことは,まさにそういうことですし,今仕事以外にやってるいろんなことは,仕事で大変で忙しくてもやってることなので,そういうことなわけですし,リタイアして,時間ができて,それで埋まらなければ,そういうことを探して行くということでしょうか.

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1/29'19
[持続性の実績]

 K上さんの記事を読んであらためて考えてみてるんですが(ありがたい話です),これでいいと思えばこれでいいというのはあるんですが,「これでいい」っていうのがどういうことか,ですよね.「現状に満足」ということであれば,「これでいい」わきゃありません.

 つまりは,「これじゃだめだ」と思い続けることができることが「これでいい」ってことなわけです.例えば,まだまだわからないことがあって,研究して行きたい,ピアノがもっとうまく(自分が思うような音楽を表現できるように)なりたい,バドミントンがもっと強くなりたい,スキーやゴルフがもっとうまくなりたい,世の中や経済の流れをもっと見通せるようになりたい,そして,そのあるべき方向について考え,情報発信して行って,いずれは○○したい,日々の日常生活を効率よく楽しく過ごして行きたい,気分よく生きていく術を身につけたい,というようなことでしょうか.

 ポイントはいくつかあって,一つは,「少しでも成長できると思える」ってことでしょうか.これじゃだめだと思っていくら頑張ってもだめのままでは,しんどいでしょうし,内的熟達ってことは,熟達しないといけないわけで,ただやってて楽しければいいというのとは,違うわけですからね.もちろん,そこを何とかしようとしていろいろ考えるのが楽しいんですが,どうやってもだめだと(特に歳をとったら)きついですよね.

 あとは,レベルは関係ないと書きましたが,対価とか評価とかとは違う意味で,重要かもしれません.それは,「持続性」の問題ですかね.リタイアして,全く0からカルチャースクールとか行っても大したことにならないのは,当然としても,長い間ずっとやってて,ある程度のレベルにあって,いろんなことがわかっているのとそうでないのとでは全然違うと思いますし,何よりずっと続けてきたという「持続性の実績」があるわけですからね.

 ですから,何するかは,定年になってから考えればいいや,では遅くて,定年前からしっかり「準備」しておく必要があるというのは,そういうことなわけです.定年になって時間ができたら,こういうことがやりたいと思って,リタイアして実際にやってみたら,意外とつまんなくて,人生までつまんなくなってしまうっていうのは,そういうことでしょう.つまり,ほんとに面白いのか,存外つまらないかを定年前にちゃんとやって確認しておく必要があるわけです.

 いつぞやは,定年のない仕事が羨ましいと書いたことがあったんですが,それは,定年という形で仕事をやめなくていいということではなく,若いときからずっと続けてきたことを本人が希望すれば,続けることができるということであって,逆に言えば,経済的な問題がなければ,私だって,定年で大学をやめても,研究を続けたければ,続ければいいだけの話なわけです.

 そういう意味では,持続性はやはり重要で,研究費や実験設備がなくても続けられるのか,ということはありますし,厳しければ,そういうテーマを探してもいいし,続けられるところを探してもいいでしょう.「レベル」という意味では,カルチャースクールじゃないですが,全く縁もゆかりもないことではなく,自分がずっとやってきた「周辺」で探すのがいいのかもしれません.

 もちろん,ものすごいやる気というか,その気になりさえすれば,定年後に全く0から始めてとんでもないところまで行くこともできるかもしれませんし,むしろ,そういうことに夢という言葉は好きではないですが,そういうものを感じますが,現実的には,厳しい感じはしますよね(でも,だからこそ,やってみたいとも思いますけど).

 持続性という意味では,体のフィジカルがだんだん衰えて行くことを考えるとスポーツは,ちょっと厳しいかもしれません.でも,ものは考えようで,別に相対的な競技力の上昇を是とする必要はありませんが,シニアの大会に出て,その年代での相対的競技力上昇を目指す人も多いですし,マスターズ陸上とか水泳とかにはまる人が多いのは,そういうこともあると思います.でも,私としては,あくまで内的熟達的にやって行ければと思ってますし,結果として,そういう結果も付いてくるというのが理想でしょうか.

 そして,これって,別にリタイア前後とか関係ないわけで,つまりは,今だって,「これじゃだめだ」と思いながらいろんなことをやってるわけで,そういう意味では,「これでいい」わけで,これを続けて行けばいいってことなのかもしれません.

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 とか考えるのと同時に,リタイアしたら,(しょぼい)世の中から大きな距離をとって,自堕落にだらだら生きて行きたいというのも一方ではあって,この全く相反する二つの願望は,一体何なんですかね(笑)? でも,共通項は,やっぱり「これでいい」ですかね(短-06).

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1/29'19b
[できなくもなってきてる]
(体, バドミントン)

 というだけでもない感じがしてきました.具体的には,歩いたり,立ってたり,日常生活の何気ない動作でも,明らかに何かが違うんですよ.例えば,立っていたら,気がついたら膝が伸びてるし,歩いていても,意識しないと関節が伸びてふわふわした感じです.骨盤を立てるというのもそうですし,要は,意識しないと,関節が適度に曲がって体が「引き締まった」状態にならないということです.

 ですから,元々できてなかったってわけでもなくて,できなくもなってきてるんだと思います.でも,それには,やっぱり,フィジカルが必要で,つまりは,フィジカルが衰えて来たからできなくなったという,何とも当たり前の話になってしまうのですが,それでは面白くないし,フィジカルを上げるためにトレーニングして何度も怪我して来たわけで,違う方法で,ということなんですが,そんな意識だけで強くなるわけねーじゃん,というのを覆したいということもありますが,そういう意識をすると,かなり「しんどい」んで,トレーニングになってる気もするんですよね.

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1/30'19
[何かのために]

 何かのために頑張って来た人って,リタイア後,濡れ落ち葉になってしまうような気がします.家族を養うために頑張って来た人は,子供は独立していなくなりますし,会社とか大学とか,組織のために頑張って来た人は,もうお前は要らないと言われるわけですし,それは,広く世の中とか社会のために頑張って来た人も同じでしょう.

 そもそも,何かのためにということ自体,非常にあやふやで不安定なもので,生活して行くために働くとか言ったって,生活に必要な分だけ働いたら,それ以上,働く意味がなくなるわけですし,お金持ちになるためとか言ったって,必要以上のお金の使い途なんかないわけですし,出世して偉くなるためとか言ったって,実際,偉くなってみれば,それが一体なんなんだ?てなもんでしょう.

 で,私なんですが,ほとんど一切,何かのために何かをやってきたことはないので,準備万端,と言いたいところですが,それは,よくわかりません.

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1/31'19
[何かいいことあんの?]

 ほとんど一切,何かのために何かをやってきたことはない,というのは,言い過ぎかもしれませんね.実際,仕事の半分か1/4くらいは,(リタイア後も含めた)生活費を稼ぐためにやってるわけですし,地震動の性質と建物被害の関係を探求したいというのが第一義ですが,その結果,地震被害軽減に繋がればいいなとは思いますからね.

 そもそも,「何かのために」という日本語があやふやというか,言語の限界だと思います.地震動の性質と建物被害の関係を探求というのも,地震動の性質と建物被害の関係を知る「ために」,ピアノやバドミントンもピアノがうまくなる「ために」,バドミントンが強くなる「ために」と言うこともできるわけですからね.

 つまり,ここで言う「何のために」というのを(言語で表現するのであれば)もっと明確にしておく必要があります.

 それは,直接目的,間接目的というようなことでしょうか.例えば,仕事をする目的が仕事をすることそのものではなく,仕事をすることによって,対価としてのお金がもらえる,出世して偉くなることなら,それは,間接目的です.ここでもやる気三要素が使えるのですが(ほんとに汎用性の高い概念ですね),人とのつながりや報酬は,間接目的,内的熟達は,直接目的ということになります.

 でも,この問題に関しては,そう単純なことでもなくて,例えば,地震動の性質と建物被害の関係やピアノやバドミントンについては,知るために,うまくなるために,強くなるために,というのが間接目的になりうる,というか,なりがちということです.例えば,地震動の性質と建物被害の関係を知れば,学界で認められるとか,ピアノがうまくなれば,人前で弾いて喝采を浴びるとか,バドミントンが強くなれば,試合に勝って賞賛されるとか.

 でも,これが直接目的か,間接目的かについては,判断するのは簡単で,じゃあ,地震動の性質と建物被害の関係について知ったら,ピアノがうまくなったら,バドミントンが強くなってどうすんの? 何かいいことあるの? という質問に対して,別にいいことなんかないし,ただやりたいからやってるんだよ,ということなら直接目的ということになります(というか,そもそも「目的」という言葉すら馴染まないが).

 逆に,頑張って働いて家族を養うのは,どうでしょうか.これは,家族を養うことと働くことが別個のことなので,間接目的ということになりますが,じゃあ,直接愛情をかけて育ててきた場合はどうなの?ということです.中には,子供を育てて,老後に自分の面倒を見させようという不届き者もいるかもしれませんが,ほとんどの親は,そんな見返りなしに純粋に愛情をかけて,子育てしてるわけでよね.

 でも,この場合は,直接目的であっても,子供が育って,親元を離れていけば,そこで終わって,濡れ落ち葉になってしまうわけです.ですから,単純に,何のためにかそうでないか,直接目的か間接目的か,という話ではないわけです.

 じゃあ,判断基準の分かれ目はどこかと言うと,直接目的か間接目的か,要は,そんなことやってどうすんの?何かいいことあんの?の答えが,ただやりたいからやってんだよ,ということに加えて,期限がないということが必要なのかもしれません.

 子育ては期限があるわけですし(孫,ひ孫という手もあるが,リタイアして時間がある割には,時間が埋まらないし,そもそも,他人というコントロールが難しいものが対象.それは,子供もそうだが,孫の方がもっとそう),体を酷使するスポーツもある程度の期限はあるということになります(でも,体を整え続けて期限を延ばすことはできる).

 学術,芸術については,どこまで行ってもゴールはないので,まさに期限がないものですが,例えば,ピアノについては,指先が動かないといけないので,死ぬ直前までは難しいような気もしますが,これもスポーツ同様,そういうことを続けることで期限を延ばすことができますし,弓を弾かないといけない弦楽器や肺活量が必要な管楽器に比べると,長寿命とは言われています.

 働き続けることは,どうですかね? 会社から定年でクビを言われたらそこで終わりですが,自分で会社を作ってやって行けば,できないことはないかもしれません.でも,会社を作るってことは,何か目的があるわけですよね? まだまだ稼ぎたいとか,世の中(の一部)を変えたいとか.間接目的なので,危うさは感じますね.

 つまりは,直接目的,かつ,期限がないという2つの条件が揃わないといけないということで,(経済的なことを何とかして)そんなことやっても何にもいいことなんかないことを見つけて,ただやりたいからやるということをやる方が遥かに確実というか,安定した結果が得られると思うのですが,最大の問題は,そこまでやりたいことを見つけて,それを持続させるってことでしょうか(日=短+042806).

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1/31'19b
[高速でハンターへ]

 時間をお金で買うというか,お金で少しでも体に負担をかけないということで,今度は,ハンターに高速を使って行ってみました.ルートは何パターンもあって,土浦から常磐道に乗って,北関東道,東北道を通って,西那須までほぼ全区間高速乗りっぱとか,桜川筑西か真岡まで下道で行って,そこから西那須までとか,あるいは,北関東道から東北道に乗ると遠回りになるので,北関東道の宇都宮上三川で一旦降りて4号で東北道の宇都宮に乗るとか,同じく北関東道の壬生で一旦降りて,東北道の鹿沼で乗るとか.

 やってみたのは,真岡で乗って壬生で降りて鹿沼で乗るのと,桜川筑西から西那須まで乗りっぱの2パターンです.結果から言うと,高速は,ほぼ追い越し車線にいたにもかかわらず,前者が2時間45分,後者が2時間35分ですね(片側2車線の下道で前に路線バスとか地元の軽トラとか遅い車が入るとかがなければ).土浦から乗りっぱも2時間35分くらいみたいです.体はちょっとは楽な感じもしましたし,高速は,スピードは出ますが,下道で信号待ちとか前に遅い車がいてとかでストレスがかかることもないですが,下道で3時間ちょいの割に今一な感じですかね.

 料金的には,土浦から乗りっぱ以外は,どれも変わらなくて往復3500〜4000円くらいですかね(料金が安い方が10分時間もかかる).というのは,一度降りると,最初に乗った方しか割引が適用されないからで,だとしたら,遠回りでも桜川筑西か真岡から乗りっぱかなー.

 でも,これなら,下道で3時間ちょいが現実的な感じもしますかねー.帰りは途中で休憩してご飯食べてもいいですし,そういえば,3年前に見つけた4号から36号に乗り換える最適点(てことは,去年と一昨年は,ハンターに行ってなかったってことですね)もまだ試してないので,まずは,それを確かめますか.

 あーそっか,ルート検索では,壬生−鹿沼が推奨されるけど,宇都宮上三川−宇都宮なら高速代も桜川筑西から乗っても往復3000円ちょいだし,時間的にも一番速そうだし,これが正解だったのかな.でも,宇都宮って朝夕の渋滞がひどいイメージがあるんで,それが問題かなー.だったら,いっそ,4号でそのまま矢板まで行った方がいい?

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1/31'19c
[景気拡大が戦後最長]
(経済)

 景気拡大が戦後最長になったとのことです.でも,景気拡大の定義は,ほんのすこーーしずつでも拡大すれば,拡大なので,それが長く続けば,戦後最長なわけです.

 でも,それにしても何か変というか,どう考えても変ですよね.景気がいいという実感がないとはよく言われるのですが,AベノミクスとかN銀のETF買いとか,こんなことやってたらやばいだろということ目白押しの割には,まだまだ行ける感もあって,実際,不動産市況は,もう何年も前からピーク感とか9回裏とか言われてる割になかなか下げず,遂に延長戦に突入したという分析すらされてるそうです.

 でも,バブル崩壊のときもそうでしたが,ありそうな話ですよね.つまりは,いつがピークかなんて誰にもわからないわけで,そういう中で,壮絶なババ抜きをしてるわけです.

 でも,いつか必ずバブルは崩壊します.そして,引っ張れば引っ張るほど,大変なことになります.つまりは,あんまり引っ張らない方が身のためなんじゃないですかね.でも,逆にできるだけ引っ張ろうとするのも人の常で,自分で自分の首を絞めてるわけです.欲をかくとやられるとはこのことです.

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1/31'19d
[知りたいことなら何でも]

 歴史とか地理なんですが,例えば,地理ならハンター行くのにどうやって行けばいいかとか,実際に行ってみて,おもちゃの町とか変な名前の町があるのは知ってたけど,全然ふつーの町じゃんとか,どこかに行ったときは,地図見て位置関係とか確かめないと気が済まないし(笑),別に現地に行かなくても,グーグルマップであちこち「行く」のは,楽しいし,それこそ,日本全国に土地勘があるみたいになったら面白いんじゃないですかね.

 要は,歴史にしても地理にしても,何かの本で勉強するというよりは,スポット的に知りたいことがあったら,そこを調べて,そうこうしているうちにいろんなことがわかるというか,歴史にしても地理にしても,既にある程度の知識はあるわけで,その枠組みの中にはめ込んでいくことができるわけですからね.

 そして,これは,歴史とか地理に限らず,政治や経済でも,科学でも,学術や芸術やスポーツでも何でもそうで,つまり,教養みたいなことで,要は,知りたいことなら何でもってことで,更に進めば,知るだけではなくて,自分で考えるというところまで行って,更には,研究まで行っちゃうのかもしれません.

 何のためにそんなことするの?そんなことしてどうすんの?という人は,つまらない老後を過ごす人でしょう.つまりは,何のためにそんなことするの?そんなことしてどうすんの?というやりたいことがあることこそ,無敵なんだと思います.要は,いくつになっても無尽蔵の好奇心ってことですかね.ただ,最大の問題は,この無尽蔵の好奇心をどうすれば,持ち続けられるのか,ってことでしょうか.

 私の中の一つの答え,というか,私という人間の私という人間に対する答えは,いろんなことに興味をもってやってれば,一時的に下火になることはあっても,どれか一つは引っかかる,でしょうか.でも,これは,人それぞれで,たった一つのことに打ち込み続けられる人は,それでいいと思います.私には,それはどうしても無理でしたが,人間歳をとるにつれて変わるので,これからどうなるかはわかりません..

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1/31'19e
[精神のレベルを向上]

 何かいいことあんの?ってことですが,地震動の性質と建物被害の関係で世界中でまだ誰もわからないことを自分で研究して発見したら,弾けない曲が弾けるようになったり,技術が上がって,自分が表現したい音楽を表現できるようになったら,バドミントンで自分の思うようなプレーができたら,スキーが自分の思うように滑れるようになったら,世の中や経済の見通しが当たったら,どう考えて生きて行けば,楽しく気分よく生きて行けるかわかったら,報酬とか評価とかなくても,それだけで,気分がいいと思いませんか?

 というか,それだけで,気分がいいと思えることが大事というか,そういうところまで精神のレベルを向上させるということかもしれません.

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