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2/1'21
[(やっぱり)やりたいことをやったらいい]

 苦しかった頃ですが,「苦しかったと言っても自業自得というか,身の丈という感じで,やっぱり,今が一番幸せなんですが,それは,基本的にはやりたいことをやりながらも,やることはやってきたというか,いろいろ考えてやってきたので,ラッキーということもありますが,やっぱり,それだけじゃない」と書いたのですが,違うような感じがしてきました.

 苦しかったのは,自業自得ということもあるんですが,多くは若い頃ということで,やらないといけないことを社会から与えられて(もちろん,中には必要なこともありましたが,そうでもないこともかなりあって),やりたいことができなかった,あるいは,そういうことがきっかけでやりたいことがわからなくなった時期で,逆に楽しかった頃はは,やりたいことをやってて,そういう時は,結果も出て評価もされたと思います.

 ですから,結局,何度も書いているように「やりたいことやったらいい」となるのですが,もちろん,話はそんなに単純な話ではなくて,やりたいことやったらいいのなら(何も産み出さずに)遊んで暮らす奴もいるわけで,まさに素養の問題なんですが(なので,そういう奴は,結局,やりたいことはできない),そうでない人には,やりたいことをやらせればいいと思うんですよね.

 でも,日本は悪平等社会ですから,それはままならず,苦しむ人やそこを突破できずに芽が出ずくすぶり続けてそのまま人生を終える人も多いんだと思います.

 じゃあ,どうしたらいいかですが,世の中が変わるのがいいとは思いますが,残念ながら,それは叶わないというか,少なくともすぐには無理なので,そういう世の中でどうやって行くか,つまりは,そういう世の中といかにして距離をとってやって行くかということになるわけです(世の中を変えることがやりたいことという人はそういうことをやればいい).

 つまり,成功する(やりたいことをやる)には,優秀なだけではだめで,現状を受け入れてどうしたらいいかを考えられることが必要で,勉強したり本を読んだりしてもだめで,それは,勉強したり本を読んだりするなということではなく,そういうことを鵜呑みにするのではなく,それをきっかけとして自分で考えることが必要ということでしょう.

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[単なるイメージ?]

 大牟田から福岡に引っ越してきてからの数年(小二,小三のあたり)は,苦しかった,人間的とか学力的とかいろんな意味で,人生の中で自分が最も「評価されない」というか,実際,評価するに値しない時期と書いたのですが,確かにいいイメージはないんですが,そうなのかな?とも思い始めました.

 単なるイメージで言うと,福岡に来る前の大牟田での小一は楽しかったと思うんですよね.福岡に来てからも小四は楽しかった.でも,小二小三もそうですし,小五小六も楽しかったとは思うのですが,あんまりよくはなかったと思うんですよね.中学高校も中二と高二は楽しかったけど,それ以外は,あんまりよくない.そして,そういうイメージの濃淡は結構あります.

 でも,私自身がそんなに大きく違ってたわけではなくて,単に回りの環境に恵まれて,例えば,仲がいい友達がいて楽しかったというか(小一のときは仲がいい女友達がいたし,小四のときは早田がいたのは大きかったし,中高はずっと山本がいましたし,早田とは結局一度も同じクラスになれなかったけど,高一のときはクラブ帰りでいっしょのことが多かった),そういうことなのかもしれません.

 でも,何か不思議ですね.もう40年とか50年くらい前のことですが,ついこの間のような気がするなあ.

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 そっか,小二小三でも小五小六でも仲がいい友達はいました(今は音信不通なので実名は出せないけど).だから,そういうわけでもないのかな.

 なんかよくわからなくなってきましたが,あの頃はよかった,あの頃はよくなったという濃淡があるのは事実ですし,そういう変動はあるものなので,まあそういうことですかね.

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[まあそんなもんかな]
(世の中)

 世の中に対して批判的なことをよく書いていますが,書いてるだけで,まあそんなもんかなとも思ってます.そもそも,そういう世の中で生きて行くしかないわけですし,それが仕事とかに及んできてもうどうしようもなくなったら,やめればいいというだけの話ですが,そうする気はさらさらないわけですからね.

 確かに今の世の中,ひどいもんだと思いますが,昔はもっとひどかったわけですし,そういう世の中と距離をとってうまくやって行くこともできると思いますしね.

 そもそも,世の中,いろんな人がいることで回ってるわけで,金儲けしたい人とか,こんなことやってどうすんだ?ってことやってでも社会の中で評価を受けて偉くなりたい人とか,そういう世の中を変えたいという人とか,ボランティア活動をしたい人とか,必要最低限だけ働いてあとはやりたいことやりたい,遊んで行きたい,家族と幸せに暮らしていきたい人とか,生きて行くだけで手一杯で辛いけど誰かがやらないといけない仕事をしないといけない人とか,どれも必要な人なんでしょう.

 ですから,ここでいろんなことを書いてもそれを人に押し付ける気はさらさらないわけで,結局,自分で考えればいいし,そうするしかないわけです.でも,自分でよく考えましょう,とは言えますかね.

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[何かが起こる?]
(世の中)

 京都に来て,特に変化はないというか,(ある理由があって)寺社仏閣巡りとかにもそんなに興味はないのですが,地理には元々興味があるのですが,歴史にもちょっと興味が出てきたというか,具体的には,このあたりってまさに日本の歴史の舞台となってきたところなわけです(東京に住んでてもそんなことはあまり感じない,せいぜい江戸時代の名残くらいだし,つくばでは皆無).

 で,日本史で面白いというか激動の時代だったのは,やはり,戦国時代,そして,幕末,明治維新あたりでしょうか(平凡).

 それで,大河はもう何十年も見てなかったのですが,昨日,久しぶりに見ました(でも,来週が本能寺の変で最終回らしい).でも,ドラマだと余計な場面とか脚色があるのが気になりますね.

 大河は小さい頃は見てて,どこかで書きましたが,一番面白かったのは,高橋英樹が信長をやった国盗り物語ですかね.それで,小さい頃の私の信長のイメージは高橋英樹なんですが,今は全然違ってて,そういう意味では,今の大河の信長(染谷将太)は,悪くない感じがします.

 話を戻すと,激動の時代と意味では,今の時代は,まさにどん詰まりなんですが,逆に言えば,タイミング的にも何かが起こるってことはないですかね(この歳になって激動の時代に突入するのはしんどいけど,だからこそ「準備」が必要とも言える).

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[上毛高原 vs 軽井沢]
(将来住むところ)

 高崎線とか上越新幹線沿線なら,電車で越後湯沢まですぐなんですが,越後湯沢のスキー場って晴天率が低いんですよね.おまけにガーラは強風でよく閉まるし.リタイアしたら冬は「晴耕雨読でスキー」なら毎日晴天の必要もないのですが,逆に言えば,天気が悪かったら行かないわけで,リタイアしてもずっと暇してるわけでもないでしょうから,晴天率が高いのは重要です.

 それで,晴天率が高いスキー場はどこかちょっと調べてみたんですが,ハンターはそうみたいですが(びわ湖バレイもそう),その他だと大きくはないですが,ノルンとかたんばらとか上毛高原から車で15分とか30分で行けるところに晴天率が高いスキー場があるみたいです.あとは,軽井沢プリンスとかあさま2000とかですかね.

 そっか,上毛高原がありなら軽井沢もあり?(どちらも東京から新幹線で1時間ちょっと)

 うーん,でも,調べてみるまでもないですが,条件は同じ?でも軽井沢の方が遥かに割高なのは明らかというか,観光地で観光客みたいのがうじゃうじゃいるのは嫌なので,どっちを選ぶかと言えば,上毛高原ですかね.でも,ここも竹ノ塚みたいに気づかれませんように,ですかね.

 でも,上毛高原は,やっぱり,冬寒いですかね(雪も少しは).東京から新幹線で1時間なら逆方向というか,静岡方面なら温暖で,晴天率が高いということなら,中央道沿いにもいくつかありそうですが,静岡からだとアクセスが悪くて(高速が走ってなくて),2時間くらいかかるみたいです.

 あるいは,どこかで書きましたが,中央リニアが通ったら甲府もあり?(品川まで15分というのはすごいけど,品川での乗換に20分(笑)? それにここも冬は寒いか)

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[生活のリズムが変わった]
(生活)

 これまで運がよかったことがなくなって,それに対処することで,結果的に生活のリズムが変わることになりました.それが吉と出るか凶と出るかですが,吉と出ることになるんだと思います(そうなるように変えているということ).

 つまり,そういう外部環境の変化があったら,それを受け入れて,その中で対処することで変化が起こり,変化が起こるのならいい方向に変化させるというか,そういうきっかけにしちゃえばいいってことですね.

 あと,これはそういうこととは関係ないと思いますが,明け方一度目が覚めるってことでしたが,最近はあまりなくなりました.でも,起きる前は,かなりはっきり夢を見ているので,眠りは浅くなってるのだとは思います.

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[その人のために]

 ちょっと重い話になってしまうかもしれませんが,私には子供はいなくて,その理由は,何度か書きました.つまり,子供がいないことは,自分が選んだ道なので,私は問題ありませんし,甘んじて受け入れればいいことです.

 でも,自分はそれでいいんですが,自分が好きな人が子供が欲しいと言うのなら,「その人のために」ということはあったかもしれませんね.

 でも,今ならそう考えることもできそうな気もしますが,若いときは難しかったかもしれません.ですから,今更というか,結局,なるようになってるってことですかね.

 まあ,これに関しても(要は全ては)一長一短で,子供がいたらとか,いない方がとか,そういうことではないと思いますからね.

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2/2'21

 なんか変というか余計なことを書いた気もしますが,(ここでは書けませんが)私と相手の間の個人的な事情もあったわけで,そういうことの方が大きかったかもしれません.

 でも,こういうことになったのも,よかったとかよくなかったとかそういうことはなくて(いいともよくないとも言えないので)全て受け入れるということには変わりませんし,それは,これから何が起こっても同様ということです.

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[新品になる]

 歳をとって衰えて行くってことなんですが,だったら,そんな奴はさっさとお払い箱にして「新品」にしちゃえばいいってのが,子供を作るってことですよね.

 私にどういう能力があるかはともかく,たとえそれがどんなにすごい能力だとしても,いずれは衰え朽ち果てて行くわけで,だったらそうなる前にDNAを残して,なおかつ,「新品」にしておく,そして,それを繰り返して子孫を残していくということでしょうか.

 子供を育てるのは大変でしょうが,なくなりかけてる回数券(テロメア)がまた「復活」するわけですから,それはすごい仕組みで(まさに生命の神秘),実際,そうやって人類はここまで繁栄してきたというか,人類は人類を存続させるためにそういう「方法」を選んだということです.

 そういう生物学的な背景に加えて,社会的にも,どこかで「何を残すのが大事か」ということを書きましたが,金とか財産なんか残してもしょうがないし,仕事をして仕事を残すことは重要だけど,もっと大事なのは人を残すことで,なぜなら,その人がまた人を育てて,という連鎖が未来に繋がって行くからということで,そういう意味では,人材を育てるのは,既にある人材の能力を高めること,例えば,50を70にするとかですが,子供を作るのは,0を50にするとかなので,貢献度は大きいのかもしれません.

 そう考えると,研究して成果を出したり学生達の研究指導したりとか,一生懸命仕事なんかするより他にやることあるだろという気もしてくるのですが,注意しないといけないのは,それはあくまで人類が繁栄するため,つまり「個を犠牲にして人類を繁栄させるプログラム」ということです.でも,それは本能という強力なエンジンまでもっているので,逆らうことは難しいですし,実際,人類がここまで繁栄(増えて)きたことが何よりの証拠でしょう.

 そういう意味では,私も含めて,そういうプログラムに逆らうというか,何とか制御できる人も増えては来ているのですが,それが何なのかはよくわかりません.どこかで書きましたが,地球のリソースが足りなくなって,DNAがブレーキをかけてるってことはさすがにないと思いますが.

 いずれにしても,子孫が残って将来,人類が繁栄したとしても,当人は朽ち果てるわけですから,当人にとって実質的に大きな差はない,せいぜい死ぬときに回りに人(子供)がいるかどうかくらいですが,死ぬときは一人(誰かがいっしょに死んでくれるわけではない)なので,それは(私は)気になりません(というか,猫みたいに一人でどこかでひっそりと死にたいくらい).

 でも,時々出てくるこの何とも言えない変な感情は何なんですかね.まあこれが本能ってことなんでしょうから,それを何とか克服することで何かいいことがあるってことなんですかね?

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2/3'21
[人類の繁栄とか]
(世の中)

 上の記事を書いて思ったんですが,「人類の繁栄(のため)」とか「世の中に役に立つ」とか「社会に貢献」とかいう用語が出てくるんですが,どれも似ているようで意味合いはかなり違うというか,少なくとも私の中のイメージはそうです.

 「人類の繁栄」は,非常にネガティブなイメージで,人類という化け物が地球をどんどん破壊するというか,そんなことの片棒をかついでたまるかみたいな感じですかね.「世の中に役に立つ」は,一般的にはポジティブなイメージなんでしょうが,「世の中に役に立つ」とか言いながら金儲けしたいとか自分が評価されたいみたいな奴らを見ると,これも私の中では,あまりいいイメージではないですね.そういう意味では,「社会に貢献」が一番ましかな.

 いずれにしても,そういうことを堂々と公言するのは,憚られて然るべきだと思いますし,そんなこと言う奴に限って...なので,注意した方がいいと思いますけどね.

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2/4'21
(世の中, 日記)

 特に書くことはない気もするのですが,いくつか世の中で起こった出来事とその感想?を書いておくと...

 新型コロナの接触確認アプリが4か月も動いてなかったのには驚きましたね.いや,そのこと自体に驚きはなく,そんなこともあるだろなって感じで,世の中がどんどんグダグダになっていく中で,本来だと驚くべきことが当たり前になってることに驚くということでしょうか.じゃあ,どうしたらいいかですが,何度も書いているように,そういう世の中と距離を置いて,変なことに巻き込まれない,自分の面倒は自分で見るということでしょう(今回のケースだと接触確認アプリをインストールしない,そんなものなんかあてにせず,こういう状況でどこの誰だかわからない人と長時間接触しないこと).

 アメリカでは,ゲームストップというしょぼい株が個人がSNSで結託?して株価を釣り上げてマネーゲーム化したことが問題になってましたが,昔は仕手株とかもありましたし,株価が上がれば提灯をつけるのが常で,そんなことはいくらでもあるわけですし,そもそも,相場の世界は,売り手と買い手の戦いなわけですから,これも何度も書きますが,今の経済自体がマネーゲーム化してて,いつ破綻してもおかしくない非常に危うい状態ということです.

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[グレーな人達]
(世の中)

 新型コロナについては,電車とか飲食店とかの人がたくさんいる室内でマスクもしないで大声で話をするとか,一部の良識に欠ける人間が感染を拡大させているということなんですが,これも世の中の縮図ということなんでしょう.

 犯罪なら捕まえることができるんでしょうが,感染させた相手が重症化して死亡したら人を殺してるようなもので,黒とは言えないまでも確実にグレーなわけですよね.

 そして,そういう「グレーな人達」は,新型コロナのケースに限らず大勢いるわけで,それを「日本人の良識で」とか言っても,良識がない奴は現にいるわけですし,それどころか,犯罪者もいるわけですからね.

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[住民票]
(世の中)

 引っ越して住所変更に伴う手続きがほんと大変だったんですが,考えてみたら住民票って何?というか,そもそも,住民票を移す必要なんかあったのかと考え始めました.もちろん,居住の実態がないのに住民票を置くのはだめですが,例えば,実家とか本籍とかに「置きっぱ」にしておけばいい気もするんですよね.

 郵便物は1年に1回転居届を出せばいいですし,そもそも,郵便物自体,電子媒体になってどんどん減ってきてますからね.選挙も不在者投票というか,郵便投票的なことができるんじゃないですかね?(調べたら障害がある場合のみみたいです.遅れてるなー.ていうか,選挙自体,電子化すべき)

 戸籍的なものも折角マイナンバー作ったんだからそれでやればいいし,そもそも,マイナンバーあるんなら,住所変更もワンストップでできるはずですよね.

 次の引っ越しは6年ちょっと後になりそうですが,それまでに少しはましになってますかね? でも,このグダグダ状態ですから,期待薄ですかね.だとすると,そんな世の中のことなんか当てにせずに何か対処法を考えた方がよさそうです.

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[何かが大きく違う]

 すぐ上で「次の引っ越しは6年ちょっと後」と書いて思ったんですが,そういうのっていいのかもしれません(でも,このサイトにはあまり「いいこと」は書かない方がいいような気もしますが).

 こっちに移ってきて,吉と出るか凶と出るかは正直わからないのですが,いろいろ変わったことは確かで,ずっと同じところにいてあと6年というのと,環境が変わって何かが始まって6年というのは,やっぱり,何かが大きく違う感じがします.

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2/5'21
[内的な波と外的の要因の組み合わせ]

 このサイトにはあまり「いいこと」は書かない方がいいってことですが,いいことを書くとよくなくなって,よくないことを書くとよくなることが多いからです.

 でも,これも既に書きましたが,それは当然で,単なる周期的なことということで,いいときはピークアウトしかかってて,よくないときはボトムアウトしかかってるということなんだと思います.

 つまりは,そういう「波」があることを認識した上で,いいときは調子に乗るな,よくないときは,どうしてもやらないといけないことはやりつつもできるだけ休息をとってうまくやり過ごせということですし,更に言えば,そういう内的な波は,外的なものとは無関係で,内的にいいときは外的によくないことがあっても乗り切れますし,内的によくないときは外的によくてもなんだかなあとなるわけです.

 大変なのは,内的にも外的によくないときですが,そのときもやり過ごす,できるだけ休息をとりつつ,できる範囲でできることをすればいいし,そうするしかないのは同じでしょう.逆に,内的にも外的にもいいときは暴走してしまいがちで,それを止めるのは難しいですが,歳をとって少しできるようになりました.

 でも,そういうことが「波」ではなく,周期的に変化しない,例えば,ずっとよくない状態が続くのなら,何か対処が必要ということになりますね.究極的には,どうしてもだめなら仕事をやめちゃうとかもありだと思います.

 周期としては,振動論的にいろんな次数があるのですが,これもどこかで書きましたが「7の法則」によると,1日,1週間,7週間(1か月半くらい),1年,7年,50年(本来的人生の長さ)の中で1週間,7週間あたりが目安になると思います.そっか,49日というのは,まさに7週間で,外的に非常に辛いことがあっても,そのくらい経つと,ということなのかもしれません.

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2/6'21
[結局,楽して稼ぎたいって話]
(世の中)

 新型コロナですが,感染者数がピークアウトしたように見えますが,(東京オリパラをやるために)3月に緊急事態宣言を解除するために国が意図的に検査数を減らしている(つまり,実際の感染者数は減ってない)とのもっぱらの噂です.どう思いますか?

 まさに,ひどい世の中というか,何度も書きますが,国は国民の命を守る気なんかさらさらない,結局,自分や家族の命は自分達で守るしかないわけです.

 でもまあいいんじゃないですかね.結局,いざとなったら国が助けてくれる,ではなく,自分達のことは自分達で何とかするしかないわけですし,そういう風に世の中と距離をとってやっていけばいいし,そうできる人がサバイブできるということでしょう.

 緊急事態宣言が出ていれば,(ほんとは必要なくても)休業補償をしないといけなくて,でも,解除すればそれも必要なくなり,国民が実情がわかった上でちゃんと行動すれば,そういうところには行かないわけで,ほんとは必要ないところは自然と淘汰されるわけですからね.

 そうすると,それじゃあ食べて行けないから何とかしてくれと泣きついても(従来の市場原理的に)どうしようもなくて,実際,ほんとに必要な仕事は他にいくらでもあるわけで(例えば,介護とか農業とか肉体労働とか外国人に来てもらってるようなところ),結局,楽して稼ぎたいって話ですからね.

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[膨らめば膨らむほど]
(世の中, 経済)

 新型コロナで世界的に大金融緩和が行われお金がジャブジャブになって株とかいろんなものが値上がりしてバブルになってるとか,世界恐慌が起こった100年前と似てると言ってる人が結構います.このサイトでも,新型コロナ前からバブルだとずっと書いてきましたし,その考えは今でも変わりません.

 でも,そのバブルがいつはじけるかはわかりません.でも,バブルだと言ってる人が結構いるってことはまだなのかなとも思います(はじけるのは,そういうことを言う人がいなくなって総強気になったとき).

 でも,バブルはいつか必ずはじけますし,膨らめば膨らむほど壮絶にはじけます.株とかの金融資産をもってないから関係ないとはならないことは何度も書いている通りです.わかりやすいイメージは「お金が紙くず」ですかね.ちゃんと準備や対策をしておきましょう.

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2/7'21
(このサイト)

 既に書きましたが,今は(寝るときに)2019年の記事を読み返してるんですが,大分煮詰まって来ている(結論に達しつつあるという正しい使い方)感じがします.そうすると,どうなるかと言うと,ここで何か書くとしても,特に新しいことはないというか,日記的というか,そんな感じになってきて,書く気がなくなってくる感じがします.実際,最近,書く量がちょっと減ってきてる気もしますしね.

 でも,過去にも何度かそういうことはありましたし,これからどうなるかはわかりません.

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[(しょぼい)世の中と距離をとる]

 (しょぼい)世の中と距離をとると再三書いています.金儲けは言うに及ばず,偉くなるとか評価されるとか,社会全体ではなく一部の組織の利益のためとか,こんなことやってどうすんだ?ってことは(できるだけ)やらないってことなんですが,逆に言えば,そうではないことはやるし,それは世の中と関係することも然りということになります.

 うーん,でもどうかなあ.確かにこれまではそういうこともやってきた気もしますが,これからは,そういうことを自分からしゃしゃり出てやることはない気がします.でも,これも「その気になる」かどうかってことですかね.つまり,どういうことでも「何か知らないけどその気になったら」やるんでしょうが,その気にならないような気がするってことでしょうか.

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[本能寺の変]
(歴史?)

 大河の最終回(本能寺の変)を見ました.と言っても,前回と今回だけで,大河を見たのは何十年ぶりって感じです.しかも,中身的にはどうってことないというか,既に私の中にある「本能寺の変」と大きく違うところはなかったし,あったとしてもそれは脚色でしょう.実際,今回は明智が主人公なので,彼に好意的に作られてるんでしょうからね.

 そもそも,本能寺の変自体,よくわかってないことが多いんですよね.でも,織田が明智に討たれたのは事実なんでしょうし,それだけで充分にすごいことで,戦国時代という歴史の大きな転換点とか,ものすごく人間ドラマ的なことが歴史の流れのど真ん中で起こった(忠臣蔵とは違う)わけですからね.

 でも,実際のところは(彼らの回りの武将も含めて)美談的なことより,野望とか権力争いとか勝ち馬に乗るとか,ものすごく腹黒いというか醜い話だったことは容易に想像できるんですが,繰り返しになりますが,織田が明智に討たれたというだけですごいことで,織田や明智の心の中がどうだったかとか考えるだけで,やっぱりちょっと心が苦しくなりますね.

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2/8'21
(日記)

 スーパーボウルですが,ブレイディ(様)が移籍したバッカニアーズが勝ったんですね.やっぱ,プレイディすげーな.でも,こっちに来て,アメフットの番組やってなくて,シーズンの経過も知らないし,何とスーパーボウルの放送もやらないみたいです.関西ではアメフット人気ないんですかね.でもまあいっか.

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[野菜を先に食べると]
(体?)

 どうでもいい?話題が続くのですが,いつだったか,野菜を先に食べると痩せるのかを双子を使って検証というのをやってました.結果は,3日くらいやって,300gくらいの差だったかな.どう思いますか?

 それを見た芸能人は,たった300gならやらないと言ってました.いやいやいや,3日で300gなら10日で1kg,1ヶ月で3kg,1年で36kgじゃないですか.

 でも,これは3日で300gというよりは,300g自体が誤差みたいなもんでしょうね.でも,だとしたらそう言わないと正確ではありません.

 そもそも,野菜を先に食べても,すぐ他のものを食べたら,胃の中でいっしょになっちゃうわけで,そんなことは考えればわかるわけで,効果があるとしても,30分くらいの時間差が必要なんですが,それは無理でしょう.

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(経済?)

 日経平均が(なぜか)急騰し,1990年8月以来,30年半ぶりに29000円台を回復したとの報道です.どう思いますか?

 日経平均の最高値は,1989年の年末で4万円近くでした.つまり,そこからたった8ヶ月で1万円近くも暴落したわけです.だったら,逆,つまり,今年の夏くらいに4万円もありうる?

 実際にどうなるかはわかりませんが,あり得るかあり得ないかなら,あり得るでしょう.単なるマネーゲームですからね.でも,バブルは必ずどこかではじけます.そして,山高ければ谷深しです.

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 こんな感じなので,孫さんのビジョンファンドも好調らしく満面の笑みなんですが,1年前の地獄を忘れたんですかね(喉元過ぎれば何とか).こっちも全くのバブルなわけで,売り抜けることができるかどうかが勝負なんですが,ガチョウがどんどん卵を産むみたいな感じでしたから,何をか況んやでしょうか.

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2/9'21
[客観的定量的に評価]
(大学)

 一昨年(2019年)の記事を(寝るときに)読んでるんですが(ちなみに寝る前にスマホを見るとブルーライトで眠れなくなると言われているが,私の場合は,目が疲れてすぐ眠くなる),大学のこんなことやってどうすんだ的なしょーもない仕事の不満がかなり書いてあります.でも,「相対的な問題」だと思うんですよね.

 「相対的」の意味としては,一つは,昔よりそういう仕事が増えてきたということです.つまり,大学の中での時期の違いなわけで,例えば,民間企業と比べてどうかは全く別の問題ということになります.

 じゃあ,民間企業と比べて,こんなことやってどうすんだ的なしょーもない仕事が多いかどうかですが,私はずっと大学にいるのでわかりません,というわけはないというか,敢えて書くまでもないでしょう(民間企業と大学と両方で働いた人にきけばわかる話だし,民間企業から大学に来る人はいっぱいいるけど逆はほとんどいない).それに,やりたいことができるのは何物にも代え難いと思うんですよね.

 じゃあ,具体的に全体の何%の時間がしょーもない仕事で,何%の時間がしょーもなくはないけど給料もらわなきゃやらない仕事で,何%の時間が給料もらわなくてもやりたい仕事なのかですが,そんなの数えたことないからわかるわけないじゃん,ではなく,実は,きっちり数えています.

 このサイトに時々「活動度のグラフ」を載せていますが,それを計算する基になってるのが,起きてる時間(16時間程度)を15分刻みで記録したデータで(一日でたった64文字で一行のテキストデータで,記録しながら一日を過ごしている),その文字が活動した「中身」になっていて(仕事とか研究とか食事とか生活に必要な行動とかピアノとかバドミントンとか),それを基にプログラムで活動度を計算して(一日の中での途中経過やこのペースで行くとどうなるとかも出る),活動の内訳もわかるようになっているので,例えば,この1年,あるいは,1ヶ月でどのくらいの時間(しょーもない)仕事をしたかがわかるようになってるんですね.

 じゃあ,(しょーもない)仕事がどのくらいの割合かですが,具体的な値を書くのはやめておきましょう(笑).でも,記録を付けてみると,こんなもんかというか,印象より全然少ないんですね.つまり,このサイトでいろいろ不満を書いていても,実際のところは...ということなわけです.

 もちろん,実際にそういうしょーもない仕事が増えてきてるのは事実ですし,そのことをこのサイトに書いたとしても,嘘偽りは全くありませんが,そういう仕事ばっかりやってるというわけでは全然ないわけで,もしそうなら,もうとっくに仕事なんかやめてると思いますからね.

 つまり,実際の状況を客観的定量的に評価することが大事ということですかね.

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2/10'21
[似たようなこととして]
(世の中)

 似たようなこととして,このサイトで世の中のことを批判的に書くこと,具体的には,世の中でひどいことがあるとそのこととその背景と,じゃあどうしたらいいかを書いていることがあります.でもこれも,ほんとひどい世の中だなあと思って過ごしているのは(これは何%か数えてはいませんが),一日の中の極僅かですし,ひどい世の中だなあと思う時も,自分はそういう世の中からうまく距離をとって過ごして行けてると思うので,悪い気分ではないです.

 でも,そういう世の中にどっぷり浸かってる人も多いわけで,それでいいとは全然思ってません.ですから,ここで批判的な文章を書くわけですが,だから自分がこのどうしようもない世の中を何とかしてやろうとは思ってませんが,自分の身の回りでそういうことが起これば,発言することも含めて即座に行動に起こしますし,実際そうしてきたと思います.

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[○カは死ななきゃ治らない]
(世の中)

 で,早速またということで,ほんとどうしようもない世の中ってことなんですが,森さんの失言です.この人のことは何度も書いてきたと思いますが,○カで何もわかってないわけで,そういうどうしようもない人が依然として組織のトップにいることがほんとに驚きで,まさに「世の中の仕組みの問題」ということです.

 この手の話が出るたびに思うのは,○カは死ななきゃ治らないということです.そして,そういう人はまだまだたくさんいます.死ななきゃ治らないというのは,言ってもわからないということです.もちろん,死ねとは言いませんが,即刻退場してもらうしかありません.

 こういう人達の決定的な刷り込みは何かと言うと「男と女は違う」ということです.

 いやいやいや,(何度も書きますが)同じ人間じゃないですか.

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[氷山の一角]
(このサイト)

 昨日の記事とか,今日のこの記事とかで書いたように,このサイトの全体的な印象と,普段私がどういうことを考えながら過ごしているかとか今の状態とか,あるいは,私の実像は,全然違うということになるのかもしれません.

 具体的に言えば,大学の状況として,かつてに比べると余計な仕事が増えて来てるとか,世の中に対して批判的なことをこのサイトで書いたとしても,普段の私は,そんなことばかり考えてるわけはなくて,概して楽しく気分よく過ごしている(とも書いてますよね)ということです.

 でも,このサイトで書いていることに嘘はないわけで,でも,思っても書かないことはいくらでもあるし,書けないこともあるし,氷山の一角ということですかね.

 直接私のことを知ってる人がこのサイトを読めば,その辺のキャリブレーションができるとは思いますが,直接はあまりよく知らない人がこのサイトを読んで,本人に会うと印象が違ってちょっとびっくりするかもしれませんね(笑).

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[常に荷重しているイメージ]
(スキー)

 スキーですが,びわ湖バレイが近くてちょくちょく行きたいと書いたのですが,現実はそんなに甘くないというか,一日丸々空く日はほとんどなく,あってもその日が強風で閉鎖とかいう感じで,なかなか行けなかったのですが,何とかまた行くことができました.でも,ほんとはあんまりよくないんですが,詰まってる仕事を何とか片付けて頑張って行った感じですかね(でも,そういう仕事の仕方ができるのが大学とも言える).

 でも,疲れてる体に鞭打ってというほどではないというか,車で1時間なので,いつも通りに起きて,疲れていたらやめる,行く気になったら行くという感じで,前の日もぐっすり寝れるし,起きたら意外とすっきりしてて,じゃあ行くかってできるのは大きいですね.

 でも,その日は天気があまりよくなくて(天気がいいまで条件に加えると今の状況では行ける日がなくなってしまう),3つあるエリアの1つ,しかも,一番滑りごたえがあるところが閉まっていたのは痛かったですかね.でも,前回開いてなかった急斜面が午後になって開いたのはよかったんですが,とにかく動きを洗練する内的熟達に集中すれば,同じコースを何回滑っても関係ないとも言えるわけです.

 で,前回よりは,大分よかったとは思います.初滑りではないということもあるでしょうが,右股関節の内旋のストレッチをやってましたし(右ブーツのバックルも締めやすかった(笑)),いろいろ考えながら滑っていて,前回書いた内足始動は,きっかけというか,上体が遅れる補正として時々チェックするのはいいんですが,やっぱり,ちょっとやり過ぎで(腰が回る),もっとシンプルにいつも書いてる「力学的真上」を意識するのがいいと思いました.

 そもそも,どうして力学的真上かと言うと,力学的真上からしかスキーには荷重できないわけで,つまり,常に板をコントロール下に置くことが最重要で,それが失われるのが切り換え時で,そのとき,力学的真上から荷重している状態を維持したまま下から動いて上体を谷側に移動させる必要があるわけです.

 それでも,切り換え時はどうしてもそれが失われるので,素速く動いて切り換えを短くすることがよく言われているのですが,足裏でさぐりながら常に荷重しているイメージをもつことも重要だと思いました.

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[ゲームとは]
(経済)

 単なるマネーゲームと書きました.でも,例えば,株式投資をしている人は,マネーゲームとは思っていない,具体的には,株価を決めるのは,その企業の業績とか将来性だと思ってるわけですよね.

 全否定をするわけではありませんが,そういうことをしている人は負ける人だと思います.少なくともゲームには負けます.だって,ゲームですから.

 じゃあ,ゲームというのは何かと言うと「勝負」でしょう.わかりやすい例は,スポーツの試合はゲームなわけで,勝ち負けが付きます.つまり,勝つか負けるかということで,ゲームだから価値がないということではありません.

 でも,勝ち負けが付くということは,勝者がいれば敗者がいるということで,株が上がり続けて,みんな仲良く勝者ということはないということで(既にバブルになっていてどこで売り抜けるかというチキンレースの様相),それがまさにこれ以上経済成長する余地のないゼロサムということです.

 いやいや,アメリカ株は,世界恐慌以来100年,ブラックマンデーとかITバブルの崩壊とか時々暴落しながらも基本的には右肩上がりだったじゃないかというのは,人口がどんどん増えて,技術革新が劇的に進んだ過去の話で,これから人口増加も頭打ちで,車が電気自動車になったり,エネルギーが再生可能なものになったり,火星にロケットが飛んだりしてもてんで大したことにはならないわけで,むしろ,AIとかロボットが仕事,即ち,最大の退屈しのぎを奪って,余計なことをしてぐるぐる経済を回すしかないとなっても,「天丼二杯は食べられない」(人一人が消費するのにも限度がある)わけですから,どうなるかは明らかでしょう.

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 その一方で,今の流れは誰にも止められないわけで(つまり,世の中を変えようとしてもだめ),現実的には,(そんな大したことしてないのに)GAFAのような極一部に富が集中するわけですが,使い道にも限度があるわけで,そうすると超絶非効率でしょーもないやり方だけどトリクルダウンで富を再分配するかBIとなるわけですが,BIでは人々の心が荒廃する危険性があって,現状で仕方ないとなるのですが,マネーゲームが壮絶に決着するとき,経済システムが崩壊することを避けるのは非常に難しいでしょう.

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2/12'21
[全てはゲーム]
(世の中)

 そういう意味では,相場の世界だけではなく,資本主義自体が「ゲーム」化してるわけですよね.実際,がっつり「勝敗」がついて,膨大な格差が生じてるわけですから.もっと言えば,社会とか人生自体が成功する競争(勉強していい大学入っていい会社に入って出世するとか),つまり,ゲーム化してるんだと思います(まさにパワーゲーム,そして,人生ゲーム).

 そんな世の中や人生はつまらないと思うのなら,そういうことから距離を置いてやって行くことはできるし,私自身そうしてきたし,これからもそうして行くつもりですが,百歩譲って,ゲーム=勝敗が付くということ自体に問題があるわけじゃなくて(実際,スポーツで勝負がついても何ら問題はない),問題は,経済とか人生で負けると食いっぱぐれて生きて行くこともままならなくなるということでしょう.

 でも,これも再三書いているように,年収300万以下がワーキングプアなわけないし,余計なことして稼ぐより,無駄なものに支出しないことの方が遥かに重要で簡単なんですが,そうはさせずに弱者や○ホな人達に散財させて強者が儲けることもゲームの中に組み込まれてるわけです.

 それを税とか規制とかの仕組みを使って再配分することが中央政府のやるべきことのはずですが,そこがグダグダなのがどうしようもなくて,結局,自分の面倒は自分で見るしかないってことになるわけです.

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[何もわかってない]
(世の中)

 辞任を表明した森さんですが,あろうことか自ら後任を指名して,その人に外堀を埋められて辞任に追い込まれたと愚痴をこぼしたり,報道の仕方が問題で誤解されたとか,老害と言われるのは不愉快とか,この人,やっぱり,何もわかってないです.

 老人が害なんじゃなくて,あなたが害なんですよ.有能な老人は,いくらでもいるわけで,その人達とあなたをいっしょにするのは,彼らに失礼極まりありません.これからもスポーツ振興に関わって行きたいとか言ってるみたいですが,もうほんとやめてください.

 当初の発言も,報道の仕方の問題などでは断じてなくて,「女性が多い会議は長引く」と言ったのは事実なわけで,女性はどう,男性はどうというように,性差によって何かが違うという考え方自体に問題があるということが全くわかってません.

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[単純な話]
(世の中)

 今回のことで,いろんな人がいろんな(小難しい)ことを言ってますが,(何度も同じことを書きますが)もっと簡単な話,即ち,男であろうが女であろうが,障害があろうがなかろうが,人種とか性的指向とか関係なくみんな同じ人間という単純な話じゃないですか.

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[出世が遅い]
(世の中, 大学)

 (社会全体の利益に繋がらない)こんなことしてどうすんだ?というような仕事をするくらいなら,そういう仕事を半分にしてもらって給料も半分にしてもらいたいけど,現実にそういうことは難しいと書きました.それはそうなんですが,現実的にそういうことをある程度実行?する方法もあるかもしれません.

 一つは出世しないことでしょう.大学ならずっと助教,あるいは,准教授のままいれば,それに近いことにはなるかもしれません.でも,いろんな難しい状況下で結果としてそうなるのならともかく,頑なに昇進を拒むとか,わざと論文を書かないというのでは,何のために研究者になったんだということになりますし,人間関係の軋轢的なストレスもあるでしょう.

 じゃあ,どの辺が現実的かですが「出世が遅い」ってのはどうですかね?

 もちろん,業績とか仕事ぶりがぱっとしなくて出世が遅いのなら,その人が評価されないということでしょうが,ポストがなくてとか,業績とかはあるのにいろんな事情があって(不遇的に)出世が遅れたみたいな.不遇なら,ある意味,正々堂々と出世「しなくていい」とも言えるわけです.

 対照的に,非常に「ラッキー」的に本人の実力以上に出世が早ければ,そういうことを是とする人から見ると羨ましいのかもしれませんが,実質的には,あまりいいことはない気がします.

 じゃあ,私がどうだったかですが,もちろん,自分でそういうことをコントロールしたことはないというか,しようと思ってもできるものではないですが,出世は早くはなかったと思います.それは,例えば,大学に入るときに浪人したりとか,30代に迷走したりとか,自業自得的なものもあったとは思いますが,巡り合わせ的なところもあって,でも,(余計な仕事はしたくないという)私の希望としては,実は,結果的にそれはそれでうまいこと行ったのかもしれません.

 でも,大分来るところまで来てしまった感じもしていて,どうしたものかとも思うのですが,気づいたら定年までもうそんなにあるわけでもないので,何とか逃げ切れないものかとも思うのですが,そうは行かないんですかね.

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[人間として同じ]
(世の中)

 単純な話なんですが,問題発言をする人はまだまだたくさんいるんですが,女の勘は鋭いとか,男子たるものとか,そういうことを言う人は,問題発言をする人以上にもっともっといっぱいいるし,でも,そういう発言は,問題視されないんですよね?

 でも,「男と女はどこか違う」という意味では,根底にあるのは同じです.今週の○ンマデッカは,女性の気持ちを男はわからない,妻の地雷を踏まないようにするにはどうしたら?みたいのがテーマだったんですが,そういう企画自体が性差別なわけで,つまり,そういう考え方は,非常に根深く染み付いてしまってるわけです(女性の気持ちを男はわからないのではなく,人の気持ちがわからない男がいるってだけのこと).

 でも,一方で,そういうことは,単なる後天的な刷り込みで,よくよく考えたら女も男も同じ人間なわけで,つまりは,考えればわかる,まさに単純な話で,だったら,「リセット」すればいいだけだとも思うんですよね.

 いや,実際,男と女は違う.例えば,女は子供が産めるけど男は産めないし,(同性愛者ではない)男から見て女は綺麗に見えるけど,男はそうは見えない,と言う人もいるでしょう.でも,そうだとしても,男とか女という「前に」同じ人間ということで,男と女が全く同じと言ってるわけではなく,つまり,「人間として」同じということです.

 ですから,「女性が多い会議は長引く」というのは,人間として違うと言っているので完全にアウトです.でも,一方で,男から見て女は綺麗に見えるので,今日もかわいいねとか言うのも当然アウトなわけです.

 ですから,何がセクハラか性差別かわからないという人は,単純に男と女は「全く同じ」と思えばいいでしょう(そういう意味では,簡単な話).そんな世の中はつまらないと思っても,職場とか公共の場では,それが大原則です.どうしてもセクハラとか性差別がしたい人は,高い金を払って同意の上で(カモだと思われて)キャバ嬢とかに相手をしてもらうくらいが関の山ということです(あほらし).

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2/13'21
[再生工場?]
(世の中)

 何かのインターネットの記事で,地方国立大医学部は,東大卒(だけど,その後,うまくキャリアを積めなかった人)の再生工場か?というのがありました.

 そう言えば,駒場時代,つまり,進振り前の理一のクラスとか,バドミントン部とかで地方国立大医学部に入りなおして医者になった人が結構いますね(建築にはいなかったような気がするけど,当時,バブルで金融とか商社とかにはかなり行った).

 最近,優秀な理系人間の受け皿が(メーカーの没落とか官僚叩きとかで)なくなってきていて,そういう人達がどんどん医学部に流れている(のは問題)と再三書いてきましたが,昔も一定割合そういう人はいたということですかね.

 確かに,東大理一に入って理工系を卒業して,官僚とか研究者以外の道だと,メーカーということになるんですが,理工系で最難関と言われる東大理一に入って,こんなもんかと思ってしまう人もいるかもしれません.

 そもそも,東大理一に入る人って,どういう将来のヴィジョンをもって入ってくるんでしょうか? ていうか「そういう問題」ですよね.理系で勉強ができて,だから東大理一という感じだと,なかなか難しいことになってしまう気がしますし,メーカーや官庁が人気があった昔はそうでもなくても,今は尚更でしょう.

 でも,そうすると,やっぱり,今は優秀な理系人間の受け皿がないと思ってしまいますね.いや,研究者があるじゃないですか.でも,勉強ができるから優秀な研究者になれるとは限りませんけどね.逆に,勉強がそんなにできなくても優秀な研究者になれる可能性はあると思います.

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 いや,起業という道もあるじゃないか,と言う人もいるかもしれません.確かに,昔よりは,そういう環境は整ってきたし,実際,そういう人も増えてますよね.うーん,でもどうかなあ.

 起業するとなると,会社を経営しないといけなくて,そういう能力も必要になりますよね.でも,理系で優秀ということとそういうことは全然違いますからね.つまり,そういうめんどくさいことに関わらずに,学術的,技術的,工学的なことに専念できて能力を発揮できるのが理系ですからね.

 でも,そういう意味では,大学の研究者なら研究室を運営しないといけないので,経営的なことも必要ですし,学生の面倒を見たり教育したり,学内とか共同研究者とか学界とかとの付き合いもありますし,意外と純粋理系とは言えない,もっと広い範囲の能力も必要になりますね.

 ですから,研究ができればそれだけでOKというわけには行かないのですが,それはそれで楽しいわけで,もちろん,大変なところもあるんですが,そういうのも全部含めて,ということでしょうか.

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 じゃあ,起業するのと研究者になるのと何が違うのかってことですが,研究者は博士課程まで行かないといけないので(でも,修士で就職して頑張って論文書いて社会人博士をとるという道もあるけどかなり大変)時間はかかりますが(と言ってもたったの3年,頑張れば2年でもOK),その後,ポストが得られれば(少なくとも建設系は今はポストはかなりある),起業するよりは遥かに安定した職業とは言えるでしょう.

 でも,決定的に違うのは,起業するのは所詮金儲けとまでは言いませんが,少なくとも儲からないとやって行けないわけで,でも,大学はそんなこと考えなくていいというか,そもそも研究って何かが目的でやるものでは断じてないので,本来の研究というか知的探求をして行けるというのが何より大きいと思います.

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 高校生がなりたい職業ランキングというのを見てみました(でも,こういうのも男女で分かれてるってのが...).

 

 高校生ともなると現実的になってくるというか,大学に進学するなら具体的なイメージは必要ってことなんしょうが,こんなもんかと思う中で,システムエンジニアとかプログラマーが上位に来てるのは,これからの時代の新しい理系の受け皿になって行くってことなんですかね.そういう意味では,T波大は,それを見越して大きく舵を切ったということになる?

 あとは「研究者」という枠がないのもちょっと気になりますね(子供相手の調査だと「学者」という枠がある気がする).世間のイメージとしては,大学教授と教師は「同じ枠」なんでしょうか? なり方というか,なる方法は全く違うし,中身も全然違うんですけどね.まあそれは調査する側の問題かな.

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(地震防災)

 福島県沖で最大震度6強の地震が発生しました.京大防災研は,突発災害の調査を支援する予算があって,申請を受け付けますというメールが早速流れていてさすがだと思いました.

 でも,即時公開された記録を見ると(震度は大きくなるけど大きな被害は生じない全体の9割を占める)短周期地震動ですね.ですから,行っても被害はそんなにないと思うのですが,学生達が行きたいかどうかでしょうか.

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 山形大の汐満先生から早速明日調査に行くとの連絡がありました.

 おそらく,大きな被害はないと思うのですが,現場に入ってそれをしっかり確認,記録しておくことは重要なことですし,こういう風に即座に行動を起こして情報発信すれば,大きく注目されると思います.

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2/14'21
[全部入り]
(大学)

 高校生がなりたい職業ランキングですが,大学教授になったら,(公務員になりたい理由が安定度ということなら)国立大学なら公務員と同じですし(研究者ならよりよい環境を求めてる移りたいと思うものですが,ずっと同じところにいることもできる),工学系ならプログラミングもしますし,学生の面倒も見るし(教育),エンジニアでもあるし,設計・開発もするし,(DKの)1位から5位まで「総なめ」というか「全部入り」じゃないですか.

 大変ちゃあ大変ですが,こんなにいろんなことができる職業,そうそうないということかもしれません.

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[全然違う]
(地震防災)

 山形大の汐満先生が調査に行ってくれたので,出かけずにこっちにいたのですが,そうなると(いつものように)メディア対応ということになります.全部で10件くらいだったと思いますが,向こうから見て私は一人だけど私から見ると10人を相手にするというのは,研究室の学生の論文を添削するときと似てますね(実際,原稿を必ずチェックするし).

 でもまあ,いつものように同じことを繰り返して言うというか,そういう感じで20年経ってしまってるわけで,何やってんだか感もするんですが,SNSとかで,震度6強でこの程度の被害ってことは地震に強くなったのかも,とかいうコメントが流れているらしく,でも,それは全然違うので,頑張って情報発信しないと,ということでしょうか.

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2/15'21
[嫌われた方がいい]

 嫌われた方がいいと言ってる人がいました.このサイトでも既に書いたと思いますが,私もそう思いますね.

 でも,多くの人,特に若い人は,嫌われたくない,嫌われるのが怖いんですよね.でも,それもよくわかります.

 だって,嫌われたら芸能人なら食べて行けないし,一般人でもまだ学生ならいじめられるかもしれないし,就職した後も気分よくストレスなく仕事して行きたいですからね.

 でも,嫌われなかったら,あるいは,好かれたり評価されたりしたら,余計でめんどくさい仕事が来るとかいいことばかりではありません.そういうことが「やりたいこと」ならまだしも,そうでないのなら一体何やってんだ?ってことになります.

 そうすると「バランスの問題」ということになるんですが,そういう「計算」をしてもなかなかうまく行かないと思いますし,計算してると思われたらそれこそ嫌われるというかアウトでしょう.

 じゃあ,どうしたらいいかですが,もちろん,バランス的にこれ以上嫌われるとまずいというところを守るのは当然ですが,そこから先はそんなことは気にしないというか,少なくとも「嫌われない」ことを第一義とするのは本末転倒だと思います.

 つまり,これも何度も書いていますが,他者評価より自己評価ということです.自分がどうしたいか,どうありたいかをよく考えてそれに従う,(最低線を守った上で)それで嫌われたら受け入れればいいということでしょう.自分の信条を曲げて好かれても,やりたくない仕事が来て疲弊するだけですから,そんなこと考えればわかることです.

 そして,そうやって自分の信条を貫き通していると,そこに何かがあれば,意外と嫌われないというか,むしろ評価される感じがするんですよね.でも,それを計算してもだめなので,(ちゃんと人の道を守りつつ)「やりたいことをやったらいい」というのはそういうことです.

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[理想の人生?]

 私は自分の人生に8〜9割くらいは満足していると書いたと思いますが,じゃあ,残りの1〜2割というか,100点満点の理想の人生ってどういうものなんでしょうか?

 非常に具体的に考えると,高校受験で東京の学校に受かっていたら父もなく亡くならずに済んだかもしれない,父が亡くなってやる気をなくして大学受験に失敗しなかったら,浪人しなかったら,あるいは,そういう外部要因に関係なくしっかり内部要因を制御して勉強できていたら,地震研に就職して迷走することなく順調に業績を上げて,あるいは,もっとうまく行動して,ずっと地震研にいたら,とか,仕事一つとってみてもいろいろ「修正点」はあるわけです.でも...

 考えればわかるんですが,東京の学校に受かって一家で東京に行って父が亡くなったらもっと大変なことになったでしょうし,順調に東大に受かったとすると自宅通学になって,大学生という非常に自由な時期に一人暮らしのよさを体験することができなかったでしょうし,浪人しなかったら今の分野に辿り着いてないと思いますし,就職した後も,地震研にずっといたら,いろいろ大変な仕事に巻き込まれて,自由に研究できなかったと思いますし,京大防災研に来ることもなかったでしょう.

 ですから,何度も書きますが,なるようになってるというか,100点満点の理想の人生はないというか,8〜9割OKなら,それはもう100点満点の理想の人生ということなんでしょうし,そもそも,過去の話なので,どうでもいいというか,問題はこれからということです.

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[人類滅亡?]
(世の中)

 ファイザー社のワクチンが日本でも(特例で)承認され,いよいよ医療関係者から接種が始まるようです.どう思いますか?

 ワクチンっていうけど,その実体がどういうものかわかっていますか? イメージ的には,少量のウィルスを入れて抗体を作るのもの?

 本来的にはそうですが,今回のものはかなり特殊です.それは,遺伝子組み換えを行っているということです.食品とかで遺伝子組み換えをしてるかしないかが問題になることが多いですが,そういうことをしているということです.

 じゃあ,遺伝子組み換えをすると何が起こるのでしょうか?

 わかりません.つまり,わからないというのが問題なのです.治験もそうですが,医療関係者,高齢者と摂取して,副反応が出るのは当然だとしても,大きな問題がなければ,感染するリスクと比較すれば,ワクチンを接種した方が無難,とは(今回は)ならないということです.だって,1年や2年ではわからないこともあるでしょうからね.

 でも,世の中の動きは「全員接種」をめざしてるんですよね.よく考えると驚くべきことだと思いませんか? へたしたら人類滅亡ですよ(それはそれでありとも思うけど,実際は,文明から隔絶されたアフリカの奥地で生き残る,つまり,何万年か前に戻る?).

 でも,接種しない人もいるでしょうし,何かが起これば,そういう人達が生き残るってことですかね(逆に感染して命を落とす可能性もある).何が言いたいかと言うと,人類が存続すべきと言うのなら,「全員接種」をめざすとしても,ほんとに「全員接種」してはいけないということですし,おそらく,結果的にそうなるとは思います.

 お上やメディアはそれを見越して巧みに国民を洗脳してワクチン接種をさせようとするでしょうが,多くの人が摂取して集団免疫を獲得すれば,摂取しない方が得とも言えるわけで,どうすればいいかは明らかだと思いますけどね.

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[東大地震研 vs 京大防災研]
(大学)

 ほんとはそんなこと書かない方がいいけど,書いたら面白い?本音も(書ける範囲で)書くというこのサイトの主旨に従って敢えて書くと,東大地震研と京大防災研ってどうなんですかね?

 どっちが上とかそういうことじゃなくて,研究者にとって職場としてどうかというか,私にとってどうかみたいな.中身的なことを言えば,東大地震研は,地震研というよりは固体地球物理研で,その8割は理学系ということは何度か書きました.対照的に,京大防災研はまさに防災研で,まだちゃんと全体を把握してないのですが,いわゆる防災系が圧倒的に多いと思います.

 ですから,(防災系の)私からすると地震研より防災研の方が遥かに仕事はしやすいのは間違いないと思うのですが,地震研は東京にあるし,そもそも,私は東大出身だし,昔は東京に帰りたいと思っていたし,そういうメリットもあるんじゃないの?と言う人もいるかもしれません.

 そうですね.出身校に戻るとかいうのはどうでもいいことですが(そもそも,私は地震研の研究室出身ではなく,本郷の青山先生,小谷先生のRCの研究室出身),東京に帰れば,友人も多いですし,バドミントンとかスキーとか昔いっしょに遊んだ友人達とまた遊べるということはありますかね.

 でも,生活面からすると,あの辺は家賃も物価も高いし,防災研(宇治)周辺は,家賃も物価も安いというか,格安の家賃で大学のすぐ隣に宿舎があるのは大きいですかね.でも,そんなことは全て「お金の問題」なので,大したことではありません(そのくらいのお金はあるので).

 じゃあ,私にとって本質的なことは何かというと,どっちが仕事をしやすいかですが,確かに防災研だと地震研のように防災系が肩身が狭い思いをすることはないですが,これも別にそんなに関係ないというか,自分がやるべきと思う仕事を淡々とやればいいだけの話ですからね.

 でも,防災研は4年生から研究室に配属されるのは大きいですかね.まあでも,その分,学部関係のお仕事もあるってことです.少子化に伴う悪しき何とかとかで,いろいろ事情も変わってきてるので,20年前と単純比較はできませんが,学内の研究以外の仕事は,地震研より防災研の方が多い気がします.

 あとは,キャンパスが吉田,桂,宇治と分かれているので,今はオンラインの会議が多いのでそうでもないですが,元に戻ったら(ほんと戻らないで欲しい)めんどくさそうです(東大も本郷,弥生,駒場と分かれているが,本郷と弥生は隣ですが,駒場は2年後期の授業をもたない限り行くことはほとんどない).教授だけが出る会議もちょっと多いし,防災研と建築学専攻のダブルになってるものも結構あります.

 ですから,どっちもどっちというか,どっちもOKというか,実際,地震研からオファーがあれば,ほいほい帰ったと思いますしね.でも,そういうことは,地震研を出たときから最初からなかったとは既に書きましたが,そんなこと言ったら,防災研からオファーがある方がもっとありえない話ですよね.

 じゃあ,結局,どっちでもいいじゃんってことですがその通りで,地震研と防災研とどっちか選べと言われたらどっちを選ぶかってことですが,普通に考えれば(出身校でもあるし,かつて知ったるところでもあるし)地震研ということになりそうですが,逆に言えば,地震研や東大(の内部)は知ってるけど,防災研や京大の内部は知らないのなら,単純に知らない方に興味があるということはあるでしょう.

 まあでも,これも全ては137億年前的に人生一本道ということで,そう決まったらそれがベストの選択肢ということです.

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(日記)

 今日もメディア対応は続いたのですが,「後から来た人」は,扱いが雑になる(笑)とは言いませんが,同じことの繰り返しなので,いい加減,嫌になってきますよね.

 でも,こういうときのために去年書いた震度や地震の揺れと被害に関する基礎知識で全て事足りちゃうわけで,まずこれを読んでください,でほぼ終わりで,後は,原稿送ってもらってチェックするだけです(でも,原稿をチェックすると間違いが結構ある).

 ウェブサイトには,どうしてくださいという手順も書いてあるのですが,ほとんどのメディアがちゃんとその手順(まずメールで連絡してもらって,サイトを読んでもらって,疑問点があれば質問に答えて原稿を送ってもらう)を踏んでくださるのは助かるというか,そういう風にしたってことなんですが,中にはいきなり電話してくる人もいるので,そういう人は,扱いはやっぱり雑(笑)になるというか,これもまずはサイトを読んでくださいって言えばいいわけです.

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 これまで単にラッキーだったことがそうでなくなったことで生活のリズムが変わったと書きましたが,単純に活動できる時間が増えた感じがします.それが何を意味するかですが,これまで有効に使えていない時間があって,それが突然目の前に現れたみたいな感じでしょうか.

 でも,考えてみたら,20年前は,こういう生活をしていたと思います.つまり,若い時に戻ったみたいな感じなんですが,実際は戻ってないので,活動オーバーにならないようにしないとですが,活動してるつもりはなくて活動できてるのならそれはそれであり? それとも,それが危ないってこと?

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(日記, 経済)

 日経平均ですが,メディアでは少し前に3万円にはいつ届くかとか言ってたのに,今日あっさりクリアしました.こんな感じだとほんとに4万円もある?

 そんなことわかるわけありません.でも,少なくとも今日はそういう方向に風は吹いています(が明日はわかりません).

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[準指導員証]
(スキー)

 スキーの準指は返上したのですが,そう言えば,東大バドミントン部の後輩のS村が家族でスキーの2級をとったらしく,合格証をFBでアップしていた(笑)ので,それに倣って?準指の指導員証をアップしておきます(右は研修会とクリニックの押印).

 でも,考えてみたら,準指とったのはもう15年前で(準指受検そして合格記),それ以降,あまり行かなくなりましたから(準指をとったからというよりは,東京からつくばに移ったからかな),このときが一つのピークというか,それからどんどん歳とってるわけですしね.

 実際,ここ数年,スキーではあまり感じなかったフィジカルの衰えも感じるようになってきたのですが,内的熟達的というか,動きを洗練する的には,何かに近づいてる気もするのですが,何しろ行かないとお話にもなりません.

 京都は意外とスキー環境はいいのですが,果たしてどのくらい行けるかというか,やっぱり,これもその気の問題ですかね.

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2/16'21
[その間一瞬]
(経済)

 日経平均が3万円にということですが,30年半ぶりと言っています.うん? 29000円に乗った時も同じようなことを言ってました.つまりは,「その間一瞬」だったってことです.

 その時は,急落場面だったのですが,その前年は急騰場面で,日経平均が史上初めて3万円を超えたときのこともやってました(現,K池都知事が?BSのキャスター).つまりは,3万円を超えて4万円近くまで行って,3万円まで戻ってくるのに1年余りしかなかったということですね.

 

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[神は自ら助くる者を]
(世の中)

 株がどんどん上がるのを見て,相変わらず,実感がないとか実体経済と乖離しているとか言ってる人がいます.だからー,そんなの関係ないって.まだまだ上がると思う人が買えば上がるんですよ(ビットコインがわかりやすい例).

 あるいは,株が上がっても一部の投資家が儲かるだけで,一般庶民は関係ない,不公平だと言う人もいますし,Tランプ支持者で,勤めていた工場がリストラでクビになった,それどころか,その会社の株価はリストラ効果で急上昇し,更には,その株を買って儲けている奴がいる,そんな不公平な話はないと言ってる人がいました.

 気持ちはわかるんですが,それが競争社会ということです.リストラされたのは,その会社の中で相対的に役に立たないと判断されたということですし,株価上昇で儲ける奴がいるのがけしからんと言うのなら,(無理してローン組んで家を買ったり,まだ乗れる車を買い替えたりせずに)自分も株を買えばいいじゃないですか(今は数万円からでも買えます).

 私も競争社会には懐疑的ですし,行き過ぎた競争社会は弊害もありますが,病気とか怪我とか障害とかそういうことではなく,自分は能力が低いから助けてくれでは,事態は改善しないでしょう.神は自ら助くる者を助くということです(株を買えと言ってるのではありません.自分の能力を高めて社会から必要とされる人間になるための努力をしましょうということです).

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[デフォルトと考える]

 上で書いたことと関係するのかもしれませんが,哲学的には,人生所詮退屈しのぎなんですが,多くの人にとっては,そんなことより平穏無事に人生を過ごして行くってことなんでしょう.まずはとにかく食べて行けないといけないわけですし,それには辛くてしんどい仕事よりは,肉体的にも楽で収入も多い方がいいとか,やり甲斐があるとかいうことになって来るわけです.

 そしてそれは,誰でもそうなんだと思います.私自身を振り返ってみると,食べるのに困ったことはないですが,学生時代は,将来やること,つまり,どういう職業についてどういうことをやるかが見つからずに迷走しましたし,それは,何とかそういうものに辿り着いてからもそうでしたし,キャリアアップして行く過程でもそれまでやったことがないことをやらないといけなくなって,何とかぎりぎり乗り越えて来たというか,平穏無事に過ごしてきたというのには程遠いと思うんですよね.

 ですから,与えられた誰でもできる仕事を淡々とやっていれば,収入とか待遇とかそんなに多くは望めないけど平穏無事には過ごして行けるというのは全くの幻想というか,ありえない話ということでしょう.

 つまりは「生きて行くのは大変」というのをデフォルトと考えるということなんですが,そこが基本になると,面白いことが見つかったりして,ただ大変なだけというわけでもなくなるわけで,それは「人生所詮退屈しのぎ」がデフォルトと考えると,というのも同様でしょう.

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[元に戻らないで欲しい]
(世の中)

 東大地震研 vs 京大防災研?ですが,以下の追記をしました.

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 あとは,(京大は)キャンパスが吉田,桂,宇治と分かれていて,今はオンラインの会議が多いのでそうでもないですが,元に戻ったら(ほんと戻らないで欲しい)めんどくさそうです(東大も本郷,弥生,駒場と分かれているが,本郷と弥生はすぐ隣ですし,駒場は2年後期の授業をもたない限り行くことはほとんどない).教授だけが出る会議もちょっと多いし,防災研と建築学専攻のダブルになってるものも結構あります.
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 思うのは,やはり,元に戻らないで欲しいってことですかね.もちろん,感染状態が続いて欲しいということではなく,オンラインで済むものはそれで済ませて欲しいということで,これは,大学に限らず仕事全般に言えることです.

 でも,戻っちゃうんでしょうね.「社会復帰」できるかなあ?

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[捨てる神あれば]

 神は自ら助くる者を助くなんですが,「捨てる神あれば拾う神あり」だとも思うんですよね.神かどうかはともかく,私自身,何度も見捨てられたと思うんですが,その度に這い上がったというか,拾われたと思うんですよね.

 這い上がったということは,自分で何とかしたというところもあるんですが,拾ってくれるところがあったのは,ほんとにありがたいことでした.

 ですから,結局,神は自ら助くる者を助くってことになるのかもしれませんが,やることやってれば,ってことですし,やることやってれば,拾われなかったとしても,(いろんなことに巻き込まれずに済んで)それはそれでありだとも思います.

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[京大防災研 vs 筑波大構造エネ]
(大学)

 全くもって余計なこと書かない方がいい(笑)と思うのですが(でも,多分,読む人にとってはこういう話が面白いんですよねw),vsシリーズ?第2段ということで,今回は要は,前任地と比較してどうかですが,まだ3ケ月半しか経ってないですし,仕事の多くはオンラインで,全容はまだわからなくて現時点で,ということです.

 全般的な印象としては,もちろん,研究環境は恵まれてるし,来てよかったと思っていますが,思ったほど大きな差はないというか,それは京大が大したことないってことじゃなくて,筑波大構造エネがいろんな意味で相当の水準にあるということでしょう.

 私のところにはまだ学生はいないのですが,修論や卒論の発表は一通り聞けて,もちろん,どれもとてもしっかりした高水準のものですが,筑波大構造エネのそれも遜色ないと思いました.

 でも,それは来る前からわかっていたことで,というのは,私は,東大から筑波大に行ったので,その時は,正直,筑波大の学生とか研究レベルがどの位かちょっと心配だったのですが,東大と比べても遜色なかったですからね.ですから,筑波大生にはもっと自信をもって欲しいと思うのですが(このサイトでも何度もそう書きました),そこのところがなかなかわからないんですかね.

 でも,これは逆に期待してるところなんですが,筑波大生は確かに優秀なんですが,自分で考えて自分で何とかするレベルの学生はもちろんいるんですが,そこまでのレベルの学生はそんなに多くはなくて,京大生にそういう学生の割合が多いことを期待してるのですが,こっちに来た時,何人かの先生と話をして,最近の学生はみんな真面目だけど...みたいなことを言う人もいたので,まあこれは蓋を開けてみないとということでしょうか.

 教員のレベルとなるともっと差がないというか,対数曲線的に言ってどちらも最先端の最先端の研究者なので,差がないのは当然なのですが,自分のことはさておいて,東大京大を出て,東大京大で仕事をしている人には何かがあるとは思うんですよね(まあでもこれも「誰かがなれる」ものではあるが).

 研究以外のお仕事的には,比較対象としては,京大建築学専攻と筑波大構造エネを比べると,これもそんなに変わらない気がします.言い方を変えると,京大の先生も筑波大の先生に負けず劣らずとても教育熱心というか,そういうことにものすごく心を砕いているということです(当たり前の話ではありますが).でも,ということは,そういう会議はとても長いし,大学教授がこんなことまで?というのも似たような感じですかね.

 そういう意味では,防災研は大分助かってるというか,専攻の先生方に感謝しないといけないのですが,ある程度は巻き込まれるのはしょうがないですし,一方では,防災研は防災研でいろいろ会議とか仕事とかもあるので,思ったより大変というか,会議の数的には,学部,専攻に防災研の分が加わるので,学類と大学院しかない筑波大構造エネより多いかもしれません.あとは,東大地震研 vs 京大防災研で書きましたが,教授だけが出る会議が結構多いですね(筑波大構造エネは,教授懇談会だけ).

 でも,筑波大構造エネの教授懇談会は,このサイトで何度も書きましたが,〇長のこんなことやってどうすんだ?的な無茶ぶりにどう対応するかとか,人事が進まなくて腐心するとか,これからこの専攻をどうしていくかとか,「茶色い話」になることが多かったですが,ここは(今のところ)そんな感じではないです(そりゃそうか).

 あとは,歴史と伝統がある分,いろんなことがあるというか,中には遺産的なものもあって,予算は確かに多いんですが,その分支出も多くて,それはそれで結構大変な感じです.これも東大地震研 vs 京大防災研で書きましたが,筑波大は,キャンパスが一つなので,そういう苦労はありませんでした.

 でも,相対的には,研究以外の仕事の労度は,やはり低いというか,例えば,授業のコマ数は全然違いますし(でも専門外のニッチなところをやらされるのでちょっと勉強しないと),研究環境は恵まれていると思いますし,私にとっては,所内に強震動研究者やすぐ隣の生存圏研究所に木造の五十田先生もいらっしゃいますし,そういうメリットが大きいですかね.でも,現状,そういうことに取り組んでいる学生がいないので,早くとりかかれたらとは思います.

 あとは,これも東大地震研 vs 京大防災研で書きましたが,生活面で,すぐ隣の宿舎に住めたのは大きかったですね.晩ご飯を食べてまた研究室に戻ってくることができるので,仕事が忙しくなるとそのありがたさを実感しますし,食堂が20時まで開いているのも助かるというかさすがですね.そういう意味では,筑波大は,学食で晩ご飯を食べてまた仕事するという感じではないし,大学のすぐそばに住むことが物理的にできなかったのは痛かったというか,あらためて多くの時間を有効に使えてなかったことに気づかされます.

 ということで,これも一長一短というか,もちろん,全体としては,防災研に来てよかったと思いますが,筑波大構造エネは筑波大構造エネで,いいところもあったと思います(でなきゃ,〇大の移籍話を断って居続けたりしなかった).

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[建築基礎構造]
(大学)

 専門外のニッチな授業をやらされるってことですが,具体的に何かと言うと,学部の建築基礎構造(の1コマを1/3分担)です.大学院の都市災害管理学(こっちも1コマで1/3分担)は,専門に近いのですが,建築基礎構造は,それこそ学部以来?

 でも,これは全くの余談ですが,「建築基礎構造」ってどういう中身だと思いますか?(もちろん,建築関係の人は,わかってると思いますが)

 私が東大建築の学生だったときの話ですが,当時の(ほとんどを占める)意匠志望の学生は,授業なんか出ずに製図室に籠って図面ひいてるわけで,構造関係の授業になんか出てこないわけです.でも,構造力学というか,科目名で言うと,建築構造解析だったかな,は必修で,意匠系の学生は結構苦労してたと思うんですよね.

 それで,ある日「建築基礎構造」の授業が始まって,そしたら,彼らがぞろぞろ授業に出てきたんですよ.どうしてかわかりますか?

 なんと「建築基礎構造」というのは,「建築構造」の「基礎」を教えてくれると思ったらしいです.もう爆笑(笑)じゃないですか(笑)?

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[余人を以て代え難い?]
(世の中)

 森さんが失言(なのかなあ.心の中の本音が出ただけでは)でやめると,失言は問題だったけど,その仕事ぶりは余人を以て代え難かったとか勝手なことを言うものです.そもそも,彼の何が余人を以て代え難かったんですか? 首相経験者で顔が利くから?(でも,彼が首相ぶりは憶えていますが散々だったんじゃないですかね) 類稀なる判断力や調整力?

 でも,責任をとってやめるのに後任を自ら指名するとか,そんなことも判断できなくて,どこが優れてるんですか?(そういう意味では,べらべらしゃべった川淵さんもアウトだし,それをスクープ欲しさに報道したメディアもどうしようもないし,まずいと思って火消しに回った菅さんが百倍まともだったってこと)

 単に(何か知らないけど)権力をもってて,言うことをきかせることができるってだけというか,これって一体何なんですかね? まさに仕組みというか,悪しき慣習の問題じゃないですか.

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(日記, このサイト)

 今日は何かしゃべり(書き)過ぎました(と言っても,記録を見ると2時間くらいだからちょっと多いくらいか).仕事が忙しくなると,なぜかこのサイトに書く量も増える傾向にあります.全体の活動度が上がって,それが波及するみたいなところもありますし,ストレス?のはけ口になってるのかもしれません.

 でも,このサイトの文章を書いてるときは,ストレス発散で一種の休憩ということならありかもしれませんが,これも活動の一種ということになると相乗効果?で活動度が上がることになるので,それはそれでちょっと注意した方がいいですね.

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2/17'21
(日記)

 やっぱり,少し走り気味で,ちょっと疲れてる感じです.うーん,でも,活動度が高いというよりは,活動のタイミングの問題というか,具体的には,疲れたなと思って少し早く寝ると早く目が覚めて却って疲れがとれないみたいな.

 そうすると,毎日一定のリズムというか,6〜7時間以上眠り続けられて自然に目が覚めるピンポイントベストの時間があるような気がしていて,でも,それが1時間でもずれるとだめな感じなのでかなり難しいですかね.

 何もなければ,それこそリタイアして仕事がなければできると思いますが,仕事をしているうちは,時々,いつもより早起きしないといけなくて,じゃあ,そっちに合わせて早く寝て早く起きるのをデフォルトにしようとすると,上で書いたように早く目が覚めすぎてしまうわけです.

 1時間ずれると厳しいとすると,脳を騙す的には,それこそ10分ずつずらしていくみたいな感じですかね? 体内時計ってそんなに正確?

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 筑波大の構造エネにおられた鈴木弘之先生が亡くなられたとのことです.木葉会の名簿で調べるとS45卒なので73くらいでまだ若いですね.漏れ聞くところによると,定年後も精力的に研究を続けておられるとのことでしたが,(もちろん,因果関係はわかりませんが)そういうのではやっぱり厳しいってことなんでしょうか.鈴木先生と東大の鉄骨で同期で筑波大の構造エネにおられた井上先生も既に亡くなられていて71でした.

 私も彼らくらいの年齢で死ぬということになると,あと10年ちょっとということになりますから,もうそういう歳なんだなとは思います.でも,そんなこと言ったら,南先生が亡くなった歳ならもう死ぬことになりますし,父親の歳なら,とっくに死んでることになりますし,そもそも50で実質人生終わっていて,既におまけの人生なわけですし,更に言えば「人間生まれながらにして全員死刑囚」なわけですからね.

 ですから,生かされている限りは,与えられた時間をありがたくいただいて,その日その日を過ごしていくということでいいんだと思います.

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[口語的]
(世の中)

 ワクチンの件ですが,この分野に詳しいというか専門家の友人が指摘をしてくれました.私の記述は「遺伝子組み換えを行っている」となっていて,これは,ワクチン自体が「遺伝子組み換えを行っている」わけではなくて,ワクチン作成の際に「遺伝子組み換えの技術を使っている」ということなんですが,この書き方だと,ワクチン自体が「遺伝子組み換えを行っている」と誤解する人もいるんじゃないかということでした.

 ご指摘の通りで,私も「ワクチン作成の際に遺伝子組み換え技術を使っている」というつもりで書いたのですが,日本語の問題というか,口語的で正確性が足りなかったと思います.

 まあでも,「遺伝子組み換えを(作成段階で)行ってい」て,何が起こるかわからないのは変わりませんけどね.

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[京大の入試]
(大学)

 来週,去年までの言い方だと前期試験,でも,京大は後期試験をやってないし,今年からセンター試験じゃなくて,共通テスト(だっけ?中身は何も変わってないけど)になったので,名称はわからないのですが,要は,学部というか学科の試験があります.で,その日程を見てびっくりしました.丸2日かけて,国語(工学部なのに),数学,外国語,理科とみっちりやるんですよ.これって東大と同じじゃん.

 私が受験した頃は,全然違ってたと思います(多分).東大は当時から変わってないと思いますが,京大は(当時は)共通一次の比率が今より全然高かったと思います(確か理学部は,そこそこ二次の比率が高かったけど,東大ほどじゃなかった).

 つまり,入試科目の厳しさ的に東大と京大は(いつの間にか)差がなくなったってことですね.

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 関係するのかもしれませんが,早稲田の政経の志願者数が激減なんだそうです.理由としては,数学を必修化したからではないかとのことですが,どう思いますか?

 そんなことで逃げるような学生なら来なくていい,ですよね.いやいや,そんなこと言ってられない?

 そこが一流大学かそうじゃないかの差でしょう(そういう意味では,一流かどうかと偏差値は関係ないとも言える).少子化に伴う悪しきサービス合戦については再三書いてきましたが,本来どうあるべきか的に言えば,どうすべきかは明らかですし,ハードルを低くしてまで学生に来てもらわないといけないとすると,もっと抜本的なところを考え直した方がいいでしょう.

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[罪を償わないといけないほど]

 何度か人間生まれながらにして全員死刑囚と書いてますが(言ったのは,横浜国大の田才先生で(昨年3月で定年でしたが,名誉教授になられてその後も横国で仕事をされているとのことです),東大の青山・小谷研の助手をされていて私が学生でソファーのところで飲んでる時),考えてみたら,死刑囚ってことは,何かとても悪いことをしたってことですよね.いや,何も悪いことしてないのに死刑囚はおかしい? いや,生まれてくることが(ある意味)悪いこと?

 まさに人の性というか,生きてることは罪深いってことですかね.

 でも,逆に言えば,罪を償わないといけないほど,いいことがあるというか,生きてるだけで丸儲けとも言えるわけです.

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2/20'21
[ここに書かない方がいい?]
(日記, このサイト)

 少し日が空きました(と言っても3日だけど,それでも結構珍しいかも).大きな理由は特にないのですが(地震関係で忙しかったのはありますが,忙しいから書くことがあるのに書かないことはないので),ここ数年の記事を読み返していると,だいたい煮詰まってきた(収束してきた)感じがするというのはありますかね.

 それと関係するのかもしれませんが,しゃべり過ぎるというか,ここにいろいろ書き過ぎると,私自身,あんまりいい気分じゃなくなってきたということもあるでしょうか.

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 今日は,筑波大バドミントン部の(オンライン)総会だったのですが,異動したということで?総会の後,講演してくださいということでしゃべったのですが,(このサイトで何度か書きましたが)このサイトの文章なら読む人は読むけど読まない人は読まないということでいいですが,しゃべるとなると,ある一定時間,相手を拘束するわけで,でも,自分の考えを押し付けるつもりは毛頭ないし,上の「しゃべり過ぎる」じゃないですが,しゃべった後何か気分がよくないんですよね.

 でも,こっちに来るとき,いろんなOBOGから連絡が来て,みんな私が昔した話をよく憶えていてくれて,そっか,ちゃんときいてくれてた人はちゃんときいてくれてたんだなと思って,思いなおしてしゃべった感じでしょうか.

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 オンライン飲み会も相変わらずやってるんですが,ちょっと頻度が落ちて来た感じがします.

 昨日もやったんですが,このサイトで「これでいいじゃん」と何度か書いたと思うのですが,ちょっと物足らなくなってきた感じがするんですね.確かにどこにいてもすぐに繋がれるのは大きいんですが,話しててタイムラグがあるのがちょっと気になってきましたし,その場の雰囲気というか,やっぱり,直接会って話した方が楽しいですよね.

 それで一つ気づいたんですが,昨日のオンライン飲み会もそうだし,そう言えば的には,他の飲み会もそうなんですが,このメンツだとこういう話題になるかなということにならないことが結構あって,どういうことかなと思ったんですが,気づいたのは,このサイトを読んでくれてる人だと,ここで書いたことは既にわかってるわけで,あらためてきく必要はないし話題にする必要もないってことがあるんだと思います.

 そうすると,私から話すことがないというか,何か変な感じなんですね.でも,当然のことながら,ここで書いたことが全てではないし,書けないこともいくらでもあるし,もっと言えば,ここで書いたことに嘘はありませんが,本音か建前かと言われれば,(本音に近いことを書くとは言ってるけど,その実)建前に近いとも言えるというか,全世界に公開してるわけですからね.

 更に言えば,読んでくれてるとわかってる場合はまだしも,それがよくわからないけど,どうやら読んでるっぽいみたいな,なかなか判断?が難しいケースもあるんですね.

 で,話を一番上まで戻すと,だったら,飲むとき楽しく会話をするためには,ここに何も書かない方がいい,あるいは,ここで書けば,会って話さなくてもいいみたいなことにもなってくるわけで,何だか変な話だなあと思うわけです.

 でもまあ,その辺については,例えば,このサイトにはこう書いてあったけど,ほんとはどうなん?ときいてもらえれば,ほんとのことをお話しします(笑).

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[受け入れます]

 平均-σの70で死ねばあと10年だけど,平均ならあと20年,平均+σならあと30年,つまり,10年と20年と30年の違いは大きいのでしょうか.そりゃあ,2倍,3倍違えば大きいし,10年と30年じゃ大違い?

 うーん,どうなんでしょうか? 例えば,今20なら,30か40か50の違いは大きいけど,70か80か90かなら,それほどでもない?

 よくわからないですね.それに,自分じゃどうしようもないし,そもそも,長生きした方がいいとも限らないし.

 そんなことより死に方ですよね.どうやったら,穏やかに眠るように死ねるかということでしょうか.これも自分じゃどうしようもないのかもしれませんが,いつ死ぬかよりは,準備次第だと思うんですよね.

 言えるのは,ピンピンコロリを目指してはいけないってことでしょう.なぜなら,そういう死に方は,死に損なって悲惨なことになることと紙一重だからです.だとすると,病気をしないようにということになり,結果的に長生きしてしまう?

 長生きしたいとはあまり思いませんが,穏やかに眠るように死にたいとは思うので,それが叶うのなら,長生きすることも受け入れます.

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[抜本的に変わる?]
(体)

 右股関節ですが,できるだけ内旋させるようにしてるんですが,気づいたら外旋してる感じです.つまり,長年に渡って逆というか,右股関節を痛めるような向きに動く癖がついてしまってるってことですね.

 そこから変えないといけないとすると,かなり長い時間がかかるかもしれませんが,そこを何とかすれば,抜本的に変わるのかもしれません.

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[強震観測点回りの情景]
(研究?)

 ふいに,例えば,ピアノを弾いているときにいろんな情景がフラッシュバックすると書きました.そして,その多くは,なぜか強震観測点回りの情景,つまりは,地方の何でもない町の風景です.いつも同じ場所ということはないんですが,出てくるものの数はそんなに多くはありません.

 どういうことでしょうね? 強震観測点回りの被害調査(でも被害があることはほとんどないので,ほんとに単なる町並み)はもう20年以上やってますが,年に1回行くか行かないかだし,行っても2, 3日です.

 ですから,どうして強震観測点回りの情景ばかり出てくるのか不思議なんですが,やっぱり,私の中に占めるウェイトが大きいってことなんでしょうか?(そんなことはないと思うけど) こんな感じだと,死ぬ間際に走馬灯のように出てくるのも強震観測点回りの情景ってことになる(笑)?

 うーん,でも,夢で見ることはないかな.だから,よくわからないですね.

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[私自身全然できてない]
(バドミントン)

 今日の総会の後の話で,昔話した時に使ったパワポを引っ張り出して,脱力と溜めを力学的に説明するとどうなるかとか,無意識ではなく無意識に意識とか,練習とは記憶である(から怖い)とかの話もしたのですが,私自身全然できてないことに気づきました.

 そんなんじゃ,話す資格なし? いや,指導者なら自分ができなくても選手を指導できれば何の問題もない?(実際,それで藤原のストロークは激変した.やり方は何通りかあるが,彼はカットの力感でクリアやスマッシュを打つのがよかった)

 少なくとも,プレーヤーとしてはまずいですね.逆に言えば,そこをやれば,劇的によくなるわけですし,「やってみよう」というモチベーションにもなるでしょう.でも,どうして,こんな大事なことがわかっているのにできてないというか,意識してなかったんでしょうか?(ほんと○カ)

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2/23'21
[被害調査]
(研究)

 先日発生した福島県沖の地震の強震観測点回りの被害調査に行ってました.でも,行っても(震度6強にも関わらず)大きな被害はないのは強震記録からわかりますし,学生が行きたいと言ったら行こうと思っていたんですが,行きたいと言ってきて,山形大の汐満先生も学生を連れて行きたいということで,(来週,論文の〆切があるんですが頑張って)行くことにしました.ほんとはもっと早く行った方がいいんですが,全員の都合が合う日がなくて,このタイミングになりました.

 いつもと違うのは,費用を京大防災研がもってくれることと,(私が)行くのが遠いということでしょうか.つくばからなら,当日の朝,始発で,という感じですが,今回は前乗りさせてもらいました.ただし,新幹線がまだ那須塩原までしか行ってないので,そこでレンタカーして,郡山まで移動して前泊,翌日の早朝,山形大チームと合流という寸法です.

 調査は,もう何回もやってるので,汐満先生もD3の中澤さんも慣れたものですが,いきなり(観測点位置を特定して住宅地図をダウンロードして印刷する)プリンターが動かなくなりました.その場は,汐満先生がpdfにしてコンビニで印刷という機転をきかせてくれましたが,そこで少し時間をロスしして,その後,(開店する時間になって)電気屋でプリンターを買ってとかやってて,予定通り行くか心配でしたが,みんな頑張って何とか回れました.

 東京駅で新幹線を乗り継ぐというのも初めてでしたが,東京を素通りというのも何か変な感じですね.帰りは,東京まで戻って来て,そこから更に京都までというのは,遠い道のりに見えるかとも思ったんですが,そうでもなかったです.もちろん,つくばに帰るより時間はかかりますが,人混みを通って座席が窮屈な電車や高速バスに乗るより,そのまま新幹線に乗り継げばいいのは,むしろ楽なくらいです.

 でも,ずっと「半径200m生活」をしている身としては,そっか,やっぱり,東京から離れたところにいるんだな,とは思いました.

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 そうそう,ビックカメラSuicaカードですが,結局,

B旧カードを弊社までご返送いただき、ご登録口座へのご返金

しかなく,めんどくせーなーと思いつつ,なおかつ,その際,カードをチップも含めて切り込みを入れてくださいとのことで,それだとカードから情報がとれなくなってそれはそれでちょっと不安だし,そもそも,じゃあどうやってカードの情報を読み込むの?というか,読み込めないわけで,だとすると,情報は,カードを送らなくても向こうにあるわけで,だったら,もう使えない旧カードを返送する意味なんかないわけで,一体何なん?てことなんですが,何となく虫の予感というか,東京方面に出てくることがあるんじゃないかということで今回です.

 それで,その旨伝えて問い合わせると,期限が切れて1年間は

@駅のATM「VIEW ALTTE」での払戻し

ができるらしく,調べるとJR東日本所管内の那須塩原にATMがあって,無事返金できました.

 で,関西ではオートチャージができないので,チャージについても帰りに思い立ってやってみたらVIEWカードからのチャージができました.まあ,今の状態が落ち着いたら時々東京には来るでしょうし,関西ではそんなに使わないし,こんな感じで使っていくんでしょうね.

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[街はどんどん寂れても]
(世の中)

 地方に行くと,駅前の商店街がシャッター街になってて,でも,これは,郊外にショッピングモールができてそっちが栄えてるってだけの話で,でも,これもネットに駆逐されて行くのでしょう.そうすると,街はどんどん寂れて行くってことなんですが,「それでいい」ってことですよね.

 つまり,「ぱっと見のみかけの街」は寂れているように見えても,人々は家の中で消費をしているわけで,もちろん,目先の経済を回すのはどうかとは再三書いていますが,それを是とするとしても,「やり方」が変わるだけで,街が(一見)寂れても何の問題もないことになります(が,駅前の商店街がシャッター街になって,今度はショッピングモールも廃れて,地方が疲弊しているとメディアは騒ぐ?).

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[老害の原因]

 例の件は言わずもがなですが,老害がひどいですね.もちろん,老人でも有能な人はいくらでもいるのですが,老害をまき散らす人は間違いなくいます.

 そうなってしまう大きな原因は,自分の能力が低下したことによって自分の能力の低下がわからなくなること,そして,偉くなってると回りが忠告できないということで,特に前者は,非常に厄介です.かく言う私だって,自分が正しいと思うことをしゃべっていても既に立派な(老)害になってる可能性があるわけです(そういう意味では,「老」害かどうかは,ともかく,誰でもそうなり得るとも言える).

 どうしましょうか? ほんとそんな状態で長生きしてもしょうがないと思いますよね.それこそ,誰とも関わらずに,世の中の隅っこでひっそりと過ごして行きたいと思います.そして,そのために必要なのは,やはり「一人でも大丈夫」でしょうか.

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 でも,このサイトに勝手なことを書いてる分には,読みたくない人は読まなければいいだけの話ですし,若かろうが年寄りだろうが,自分が正しいと思うことを曲げないことはとても重要です(他者評価より自己評価ということだが頑固とは違う).問題は,人に対してしゃべったりする場合ですが,しゃべってくれと言われるなら,害ではないのでしょうし,そこで,変なことをしゃべればもう声がかからなくなるだけの話ですから,自分からしゃしゃりでないってことで,これって,私の場合,既にそんな感じです.

 あとは,誰かと,あるいは,何人かでしゃべってて,何か話題を切り出すときですかね.これも自分からは何も切り出さずに,きかれたことにだけ答えていればいいんですかね.でも,そこまでして誰かとしゃべる意味ある?

 うーん,やっぱり,やっぱり「一人でも大丈夫」が無敵?

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2/24'21
[郡山]
(地理?)

 今回も行ったんですが,将来住むところとして郡山はどうですか?と言った人がいました.そうですね.東京まで新幹線で1時間ちょいですし(距離は上毛高原より遠いけど,時間的には各停しか停まらない上毛高原と同じくらい),アルツとかがある猪苗代エリアまで車で1時間だし,何より結構都会です(人口は福島市より多い.でも,いわきの方がもっと多い.でも,いわきは人口が多いというよりでかくて,昔は市で面積日本一だった).

 でも,結構都会ってことは,「新幹線の各停しか停まらない穴場」的なところというわけではなく,駅から徒歩圏とか,車で10分とかに住むのはそこそこコストがかかるということでもあります.駅前は結構都会なので,駅前の駐車場代もそこそこ高いんじゃないですかね.だったら,高崎とか宇都宮の方が東京に近い分有利とも言えます.

 気候はどうなのかなあ.今回は,1日目は,4月並みの気温ということで,上着の下のセーターを脱いでたんですが,(朝早かったということもありますが)寒くて車に戻って着ちゃいました.2日目は,1日目より気温が10度下がって吹雪いてました(笑).まあたった2日でわかるもんでもないですが,やっぱり,冬は寒いんだと思います(それは上毛高原もそうか).夏はどうなのかなあ.

 郡山には,何回か行ったことがあって,夏は,バドミントンの全日本教職員のときがそうでしたね.あと,随分前ですが,日大で建築学会大会があったこともありました.すぐそばを阿武隈川が流れていて,そういうことを言ったら,当時学生だったT野さんが「阿武隈川って何ですか?」と言ったのを強烈に(笑)憶えています(なので,地震研時代ですね.そうそう,宿が遠くて駅までK野先生が車で迎えに来てくれました).

 郡山というか,小学生か中学くらいの時に読んだ何かの小説の舞台が安積高校で,男子生徒数人と女子生徒1人が主人公だったと思いますが,なぜかその記憶がずっと残っていて,そしたら,安積高校出身の学生(W部さん)が研究室に来てくれて,小説の中の話が現実として現れたような,みょーな親近感?みたいなものがありました.

 何の小説だったかなあ(調べてもわからない).有名な小説とかではなくて,読書感想文の課題みたいなものだったかもしれないし,小説ではなく,テレビドラマ的なものだったかもしれません.確か女の子が心臓が悪くて手術をするんですよね.うん? 安積高校が舞台だったかな? 安積高校の名前は出てくるんですが,彼らはまだ中学生で,勉強ができて,有数の進学校である安積高校に入るとか入らないとかいう話だったかもしれません.

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2/25'21
[幻?]
(スキー)

 びわ湖バレイですが,結局,まだ2回しか行けてないのですが,1回目のときは,かなりいいと思いましたが,2回目のときは,一番右の一番いいコース(チャンピオン)が閉まってました.そのときは,午後から一つ急斜面が開いたので何とかよかったんですが,どうやら,一番右の一番いいコース(チャンピオン)は,雪量が多い短期間だけ開く幻?的なコースらしいです(今シーズンはもう終了したっぽい).

 だとすると,ちょっと厳しいですかねー(それこそ,下山コースのないガーラくらい).まあ,京都から30分なんでしょうがないですかね.そうすると,やっぱり奥伊吹まで行かないと,ということでしょうか.それでも車で1時間40分なんですが,1時間に慣れると感覚的に大分「ハードルが上がってる」感じがして,たまにですが,つくばからハンターまで3時間かけて行ってたのがもう信じらません.

 でも,スキークラブの中には,毎週末,車で3時間以上かけてスキーに行ってる人なんてゴロゴロいたわけで,やっぱり,「やりたい人」「その気になってる人」にはかなわないと思いますね.

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2/27'21
(日記, 大学)

 一昨日,昨日と学部入試で,昨日は試験監督でした.結局,共通テスト,学部入試と試験監督をやることになったんですが,どちらも2日中1日だけです.私の場合,来たばかりで過去の実績が0ということでフルで当たってるのかもしれませんが,筑波大のときは,どちらか片方だけで,でも,どちらも2日やらないといけなかったので,これまでのところ,負担は同じということになりますね.

 でも,こっちでは,答案を集めて確認したらすぐ解散で,筑波大のように終了後,訳もわからず待機させられることはないですし,2日連続はしんどいので,1日だけというのもいいですね.でも,吉田キャンパスまで行くのは,ちょっと面倒かなあ.

 という具合で,期待していたよりは..って感じですが,教員の数はそんなに変わらないでしょうし,研究所とは言え,4年生の卒研配属から学生が来るので,学科の先生と同じ負担ということになれば,こうなるのは当然ですかね.あとは,筑波大でやってるいろんな入試が京大ではどうかってことで,これは1年で一周してみないとわからないですね.

 監督中は,何もできないので,いろいろ考えたり,妄想したり(笑)して(スキーで長いリフトに乗ってる時と似てる),思いついたことを監督要領の白紙のところにメモ書きするくらいしかすることがないのですが,A4で1枚くらいにはなりました.

 で,帰ってきて,それをいろいろここに書こうと思ったんですが,「他に何もできない」という条件が外れると書きたいテンションが変わるというか,大したことないような気がして来るものです.

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 入試の中身は,1日目が国語,数学,2日目が英語,理科(物理,化学)と丸二日かけてやるもので,東大並みのハードさとは,既に書きました.試験時間は,国語1時間半,数学2時間半,英語2時間,理科に至っては,3時間ぶっ続けですからね.でも,ちらちら問題というか,解答用紙を見てたんですが,東大は(私が受けてたときは)ほぼフルで記述式だったと思いますが,京大は,半分くらいは穴埋めな感じでした.

 別に東大と比べて京大がどうこうと言うことではなく,こういうことって極めて重要で,大学側がどのくらい真剣に手間暇かけて優秀な学生をとろうとしてるかってことですよね.穴埋めにすれば採点は楽でしょうが,それは採点者の都合であって,フルの記述式の答案を採点するのは,ものすごく大変なことですし,こんな問題出したらほとんどの学生は答えられなくて差が付かないから,この程度の問題を出しておこう,ではなく,このくらいの問題を解けるくらいじゃないと,この大学に来てもらうわけには行かないというくらいであって欲しいとは思います.

 でも,現実には...ってことなんでしょうか.実際,大学の先生の負担は増えてますし,いわゆる教養(学)部がなくなって,そういうところを引き受けてくださってた先生もどこかに行ってしまったというか,そもそも,教養教育的なものがどんどんなおざりになって来てますからね.

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 思ったのは,ものすごく不正行為に厳しい感じで,例えば,時計は使用禁止だし(教室にでかいソーラー電波時計が4つも掛けられている),監督がしゃべるセリフもめっちゃ威圧的になってて,これは,10年前に起こったカンニング事件が影響してるんですかね.

 あと,大学入試にも特徴ありというか,答案用紙がなぜか封筒みたいなものに入っていて,それを回収した後,なんか変な判子を一つずつ押していくとか,こういうのも一種の伝統? そう言えば,東大もそういう変なところがあって,理科の答案を何の科目を選択したかわかるように三角形の切り込みを入れる(た)んですよ.そのために受験生はわざわざハサミをもって行かないといけなくて,それを機内に持ち込もうとしてピンポンが鳴ったことを思い出しました.

 あとは,試験が終わって,答案が巨大なジュラルミンのケースに入れられて,どこかに運ばれていくんですが,しばらくして,どこからともなく,ウーーーーってサイレンが鳴ったら受験生は解散でした.

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[もし]

 試験監督とかすれば,当然のことながら,自分の大学受験の時のことを思い出すわけで,そうすると,もっとうまくやれなかったかなあとも思うわけです.

 何度か書いてますが,当時の私は,とにかくいかに効率よく勉強するかということばかり研究して(笑)勉強してなかったわけで(○カですねー),どんなに評判のいい問題集や参考書でも欠点や問題点を見抜いては,この問題集や参考書ではだめだとかやってたわけです.で,今にして思えば,だったら,完璧な問題集や参考書を自分で作ればよかったわけですし,それはそれで楽しめたと思うんですよね.

 あるいは,私の場合,将来,研究者になるために東大に入れればよかったんで,学年で何番とか全国でどうとか,そんなことはどうでもよかったんですが,そういうことに目覚めて,もっと勉強してたら,もちろん,全ては137億年前に決まっているので,たらればはないのですが,何かのタイミングで大学受験のときにスイッチが入ったらどうなってたでしょうか.

 そのまま特に何も考えずに,物理学科に行ってたら? でも,私の数理脳では,理論物理で最先端まで行くのは厳しかったでしょうから,どこかで挫折してる? いや,実験物理に行って,小柴先生の研究室に行って,今頃は,ノーベル賞もらってるかもしれない?

 んなわけないと思うんですよね.それは,私がノーベル賞をもらえるような玉じゃないというよりは,そういうことをそもそも望んでなくて,結局,自分がやりたいことは何かということなわけで,でも,そこに辿り着くのはほんとに大変でしたし,辿り着けたのはまさに大ラッキーで,もし,何か間違って物理学科にでも行っていたら,そういうことに辿り着けなかったと思うんですよね.

 ですから,これでよかったというか,大学受験のとき,スイッチが入らなかったのも意味があったということでしょう.

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2/28'21
[身の丈]

 まあでも,歳をとって自己肯定モードに入ってるってこともあるかもしれませんが,振り返ってみると,自分がやりたいことと自分ができることが絶妙にバランスするところをピンポイントで見つけたというか,たまたまはまった感じはするんですよね.

 じゃあ,もっと卓越した数理脳があれば,ノーベル賞がもらえるくらいの成果をあげられたら,理論物理をやりたかったかと言うと,そんなことは全然なくて,それは,複雑怪奇な今の理論物理の世界が魅力的に映らなかったわけで,じゃあ何なら面白そうかと探しに探して今のところに辿り着いたわけですからね.

 でも,あそこでああしていたらということも結構ある一方で,逆に危うい場面を辛くも乗り切ったことも何度もあって,総じて言えるのは,やはり,よくここまで辿り着けたというか,出来過ぎというか,80〜90点くらいはあげられると思ってますし,あそこでああしていたらということなら,そこに戻ってやり直せるのならやり直すかと言われると,そこに戻ってもやり直せないというか,できないことはできないと思うので,それは勘弁というか,何度も書いていますが,過去のどこにも戻りたいとは思いません.

 つまりは,まさに「できる範囲でできることをやって来た」ってことで,今の私は,まさに身の丈というか等身大なわけで,社会からの評価も含めて全てを受け入れるし受け入れざるを得ないということなんですが,そう考えると,やっぱり出来過ぎというか,運がよかったとは思いますね.

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 それは,仕事に限らず何でもそうですかね.あーでも,バドミントンに関して言えば,40を過ぎて怪我をしないように,あるいは,体をもっとちゃんとケアしてということはありますかね.うーん,でも,これもそこに戻ってもまた同じことを繰り返すような気もします.

 考えるのは,つくばに来る前の東京での環境を維持していたら,ということですが,じゃあ,筑波大に来ずに,そのまま地震研にいたらどうなったかと考えると,筑波大に行ってよかったと思いますし,東京にいても怪我したかもしれませんし,何より筑波大バドミントン部と関わることはなかったわけですからね.

 ただ,現状としては,自分でいろいろ考えたことを自分のプレーに活かせてないので(練習もトレーニングもしてないので当然ですが),それを何とかできればと思いますし,何とかバドミントンを続けているのは,それだけのためかもしれません.

 ピアノとかスキーとかゴルフとか相場研究も同じというか,まさに身の丈って感じはするんですよね.ただ,生き方というか,哲学的なことに関しては,自分の中ではどんどん進歩しているというか,今までにない領域に来ている感じはしていて,でも,これはまさに「自分の」生き方問題なので,それこそまさに身の丈ってことですよね.

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 生き方というか,哲学的なことに関しては,自分の中ではどんどん進歩していると書いたんですが,どうなんですかね? 確かに体系化というか,論理的に整理できて来てるとは思いますが,生き方自体は,ずっとそんなに変わらないわけで,でも,これもたまたまというか,あんまり人の言うことをきかずに,自分のやりたいようにやってきたことが結果的にうまく行ったってだけの話ですかね.

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[趣味の割には]

 私の生き方というか考え方って,やっぱり,普通の人と全然違うというか,一般的に見たら独特なんでしょうね.でも,これが私にとっての「普通」ですし,物事をしっかり考えられる人にそういう人は(特に若い人に)多いと思うんですけどね.

 それは,とにかくやりたいことがやりたい,やりたくないことはやりたくないで一貫してるわけで(笑),お金とか評価とか成功のためにやりたくないことをやることを極力避けてきたというか逃げるという「安易な道」を歩いて来たと言えますし,これから益々そうなんだと思います.

 そういう意味では,仕事も含めて,「全ては趣味」ってことですかね(何というお気楽人生).もちろん,仕事は,研究というやりたいこと以外にやらないといけないことはありますし,それはそれできっちりやりますが,ただそれだけのことです(お金のためというよりは,組織や社会の中で一人の人間として一定の責任を果たすということ).

 つまり,研究については,とにかく面白そうなことを考えてやってきただけで,成果を出すために,評価を受けるために頑張ったことなんかないというか,まさに数ある趣味の一つに過ぎなかったとも言えるわけで,そんなことでよくここまでやって来られたもんだと思いますし,そんな「安易な道」を歩いてきた割にはて,つまり「趣味の割には」成功したとは言えるかもしれません.

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[京大はどこを見ているのか]
(大学)

 職場(防災研)にいるときはそうでもないのですが,試験監督とかで,昔,京大戦とかで行った百万遍のあたりを通って吉田キャンパスに行くと,京大って感じがして,自分がそこにいるのが不思議になります(体育館も当時のままですが,さすがに古くというか汚くなってきた感じはします).

 異動先が京大ではなく東大だったら,何の違和感もなかったでしょうし,それ以外の例えば,旧帝大のどこかとか早慶とかでも,それはそれで別に不思議な感じはなかったと思うんですよね.

 そういう意味では,東大出身者にとって京大って,やっぱり,特別な感じがします.実際,同期で「なんでよりによって京大?」みたいなことを言う人もいましたし,ライバル校というか,そういう風に見てる人はいるんだと思います.

 で,思ったのは,「京大はどこを見ているのか」ってことです.

 私は,筑波大にいたのですが,筑波大が見ていたのは,東北大とかの旧帝大の上位校や東工大だと思うんですよね.広島大は,筑波大をめっちゃ見ているらしく(笑),要は,自分のところより少し上を見てるんだと思います.そして,東大はどこを見てるかというと,海外でしょう(もちろん,研究者個人ではなく,大学が大学として,の話です).

 じゃあ,京大はどこを見ているかですが,東大を見ている感じはあまりしません(そう見せてるのかもしれませんが).じゃあ,東大のように海外を見ているかというと,そういうところもないことはないですが,端的に言えば,「どこも見ていない」気がします.

 つまりは,我が道を行くというか,そんなこと意に介さないようなところがあって,そういうところは,私は好きですね.

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[いろいろ言い訳]
(バドミントン)

 バドミントンなんですが,こうやったら強くなれるとわかっているのに,どうして練習もトレーニングもしないかですが,いろいろ言い訳をすると,まずは,練習できる場所や環境がないということがありますね.サークルとかの練習に行っても,ちょっと基礎打ちしたらすぐにダブルスのゲームですからね(ゲームなんかいくらやっても強くなんかならない).

 じゃあ,筑波大時代に,バドミントン部の練習に混ざればよかったじゃないかってことですが,そんなことしたら壊れちゃうわけで,実際,40代前半はどうだったわけですからね.それに必ずしも自分がやりたい練習ができるというわけでもありません.

 だったら,しっかり壊れないように体をケアしながら自分でトレーニングするということで,そういうことを中心にしたこともあったんですが,それだとなかなか厳しいというか,結局は,その気の問題なわけで,歳とって体がしんどいし痛いってことで,まさに怠け者の本領発揮なわけです.

 でも,こんな怠け者でも,ピンポイントでその気になることややり方はあるわけで,それでいろんなことをやってきたんですが,バドミントンという相手が必要なものは,そういうやり方が一番難しいんだと思います.

 でも,それで終わったら,単なる犬の遠吠えなわけで,そういう中でもいろいろ創意工夫しながらやって行ければとは思っています.

 そして,重要なのは,やはり,体のケアですね(練習とかトレーニングすればいいのならほんと簡単な話).具体的には,右股関節ということでしょう.結局,全てこれにかかってるのかもしれません.今は,ほんとに地道に内旋のストレッチをしていて,でも,目に見えてよくなってる感じはしませんが,それこそそんなに簡単に短期間によくなるものではないでしょう.

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[和式トイレ]
(生活)

 試験監督の時に試験が始まる前にトイレに行くと,大の方に長蛇の列です.で,違うトイレに行くとガラガラで,なーんだと思ったら,和式です.今時,まだ和式なんてある?(建物はそんなに古い感じはしないけど,建物自体は古くて内装で新しくしただけかも)

 トイレが和式から洋式に変わり始めたのは,私が小学校くらいのときだったと思います.実際,家のトイレは,新築時は和式だったんですが,洋式にするということで,工事になって,その間,練習?も兼ねて,隣の洗面所にしばらく洋式の「おまる」が置いてありました.で,「練習」するんですが,最初は違和感ありましたね(笑).

 でも,中学校や高校のトイレは,和式だったと思いますし,大学もそうですかね(研究室があった11号館のトイレも当時はまだ和式で,メキシコから来たロペスさんが「する」のに結構苦労してると言ってましたからね).ですから,学校とか,公共の建物のトイレが洋式になったのは,大分後のような気がします.大学院で博士をとって,地震研に就職したとき(1991年)は,まだ和式でしたかね.

 どうして,こんなことを書いてるのかと言うと,別にトイレの歴史を論じているのではなくて,今はほとんど洋式なので,逆に和式でできない(若い)人が多い(ほとんど)ということです.そして,それは,慣れの問題もありますが,和式って「しゃがむ」ので,かなり負担がかかるというか,洋式の方が遥かに楽なんですが,逆に言えば,しゃがめなくなってるってことで,それって結構まずいんじゃないかということです.

 実際,私は,股関節を痛めているので,結構しんどいですし,股関節の状態が一番ひどかったときは,和式でできませんでした.具体的には,防災科学技術研究所の大型震動台のトイレがまだ和式で,でも,振動実験をしていたときは,股関節の状態がひどかったので,できずに車で門の近くにある新しい建物のトイレに車で行ってました.

 つまりは,日本のトイレが洋式にならずにずっと和式だったら,もしかしたら,私は股関節を傷めずに済んだかもしれないというか,少なくとも,和式でもできるようにストレッチというか,下半身の柔軟性を維持することが結構大事な気がします.

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[全く考えを変えて]
(生活)

 冬は寒いので,歳をとったら,将来は暖かいところに住みたいとは思いますよね.でも,時々はスキーにも行きたい.一見すると二律背反のようですが,びわ湖バレイではないですが,南北ではなく標高を移動することができれば両立できる気もしていて,例えば,ハワイなんかはそうなんですよね.

 でも,日本では,そこまでの極端な標高差は難しいとすると,全く考えを変えるというか,具体的には,冬は普段は南の島とかの暖かいところに住んでいて,時々,例えば,1か月に1回とか1週間くらいスキー場の近くにステイするとかならありかもしれませんね.

 でも,やっぱり,めんどうかなあ.だったら,外は寒くても,家の中でも動き回れるくらいの広い家に住んで,その中でぬくぬくと過ごす方が楽だし,コストもかからない気がしてきます.

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[再戦(笑)]
(大学)

 東大地震研 vs 京大防災研の再戦(笑)というわけではないですが,(ちょっと悪ふざけが..という気もしますが,つまりは,その程度の記事ってことです)試験監督とか,防災研のお仕事負荷が思ったよりありそうということで,ここで書いたことに加えてちょっと考えて?みます.

 要は,防災研は,4年生から(京大の)学生がとれるってことがあるわけです.これは,大学院生からしかとれない地震研より大きなアドヴァンテージなのですが,そのために学部関係のお仕事もあるわけです.それだけ優位性があるのなら,そのくらいやれよってことなんでしょうが,そもそも4年生から(京大の)学生がとれるというのがどのくらいの優位性があるかということでしょうか.

 地震研時代を思い出すと,例えば,南研には,東大の学生も何人か来ていましたが,工藤研に来るのは,ほとんどが他大学の学生だったと思います.壁谷澤研もそうかな.確かに東大の学生は優秀なんですが,じゃあ他大学から来る学生が優秀じゃないかというと全然そんなことはなくて,彼らも優秀だったと思います.

 ですから,東大出身かそうでないかはそんなに気にすることもないとも思うんですよね.だとしたら,結局,数の問題というか,学生がたくさんいた方がいいかですが,そりゃあ,多い方がいいとは思いますが,それはそれで大変ちゃあ大変なわけです.

 筑波大時代は,10人以上の学生に1人ずつテーマを与えて,面倒を見てたこともありましたし,それで大きな成果が出たとも言えるんですが,やっぱり,相当大変でした.だったら,5人くらいの精鋭チームでやった方がという気もするわけで,それなら,大学院からしかとれない地震研でもそのくらいにはなると思うんですよね.

 でも,防災研も4年生でとれるのは2人までですから,4年,M1,M2とフルで埋まっても6人なので,似たようなもんか.これに他大学からの学生が加わると10人くらいになることも考えられるのですが,京大の院試は結構厳しいようで,他大学から来るにはハードルが高い感じもするんですね(何度か書いてますが,東大は結構ゆるゆる).

 ということで,どっちもどっちという感じで,でも,だったら,学部の仕事がそんなにない地震研の方が労度が低そうな気もするのですが,東京にいたらいろいろ学外の仕事もありますから,やっぱり,どっちもどっちですかね.

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[趣味としての英語]

 趣味というか,いろんなことに興味をもってそれなりにやって来たんですが,趣味ですから,どれも何の役にも立たないというか,でも,何の役にも立たないけどやりたい,やる価値があると思うことに意味があるわけです.

 でも,逆に,何の役に立たないとも言えないようなものもあるわけで,例えば,研究がめちゃめちゃできればそれで飯が食えるとか,スポーツなら健康管理に繋がるとか(でも,競技レベルまでやると逆効果),ピアノは認知症防止になるとか(実は都市伝説?),相場に勝てば金が儲かるとか,こうして書いてみると,実は,結構,役に立ってたりして.

 そういう意味では,受験勉強も将来何の役に立つんだ?というようなことはよく言われるんですが,数学や物理ができなければ,工学系の研究者になることは不可能ですし(でも,東大の入試問題を解けるレベルまでは必要なくて,一方では,研究ができるにはもっと違う遥かに高度な能力が必要),国語や英語ができるのは,非常に重要だったりします.

 で,今にして思えば,一番役立つことに直結したのは,意外と英語だったりするのかもしれません.もし,趣味で面白くて英語を勉強してネイティブ並みにできれば,英語で論文を書くこともそうですが,いろいろ「役に立つ」こともあったと思うんですよね.

 思い返すと,中二の時に英語にはまったわけで,それがどうして続かなかったのかと思います.もちろん,英語は単なる手段なので,それで飯を食う気はさらさらありませんでしたが,受験としての英語ではなく,「趣味」として面白くて英語をやってたら,ピアノとかスポーツとかより,「役に立った」とは思うんですよね.

 でも,受験としてではなくってことなんですが,本質的には同じものですし,例えば,当時の英検1級の問題は,東大の入試問題と酷似していることはどこかで書きました.

 でも,趣味として英語をやるってどういうことでしょうね? 中二のときは,こういう表現は,英語ではこうなるというのが次々に出て来るのが新鮮で,そういう言語体系みたいなものにはまったんですが,そういうのは,一通りやるとそれで終わってしまいますからね.

 じゃあ,それ以降は何かというと,これもどこかで書きましたが,「膨大な量の記憶」でしょう.バークレーのときにEERCでいっしょだった竹中の技研の東野さんが言ってたんですが,日本人が国語辞典をぱらぱらめくっても知らない単語はほとんどないけど,英和辞典をめくってもそれには程遠いわけで,つまり,ネイティブってそういうレベルなわけです.

 日本人はヒアリングが苦手とはよく言われますが,知らない単語や表現が聞き取れるわけがありません.つまりは,単語とか表現をひたすら憶えるということなわけで,それは,日本語を憶えた時と同じで,何か本を読んでいて,知らない単語や表現が出てきたらそれを調べて憶えるということを永遠と繰り返すしかないわけです.ヒアリングもそうですが,スピーキングやライティングも同じで,自分が知ってる,使ったことがある単語や表現しか使い物にならないのは,言うまでもありません(英「作文」してはいけないということ).

 それが果たして「趣味」と言えますかね? いや,例えば,どうしても読みたい英語の本が膨大にあったら,そうやって調べながら読んで行って,いつの間にか,英語ができるようになってるってことはあるかもしれませんね.

 あるいは,クイズとかゲームにはまるみたいに英語のいろんな単語や表現をとにかく憶えて行くことに効力感というか内的熟達を感じるのならそれもあり?

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