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2/1'12
[収入が低い人ほど肥満]
(世の中)

 収入が低い人ほど肥満という調査結果が報道されてました.解説?としては,収入が低い人ほど仕事が大変で,ストレスが溜まるからそれが食欲に向かって肥満になる,ということでした.そんなまどろっこしいことじゃなくて,もっと単純な話でしょう.

 要は(こう言ってしまえば身も蓋もないが)食欲も含めてちゃんと自分を制御できる能力が高い人が成功して高収入を得ている,ということでしょう(世の中の大部分は,収入が低い人で,テレビは視聴率を獲らないといけないので,ほんとのことは,言えないでしょうけどね).もちろん,だからしょうがないとは行かないのは,ここで書いた通りです.

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01b
[第2志望]
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 そうそう,書くのを忘れていましたが,卒研配属は,第2志望で一人来てくれることになりました.彼の話によると,この研究室は,人気があるし地震もあったし,とても来れないと思って第1志望は他の研究室に応募した(と彼は言っていた)ということらしいですが,まあどうですかね.

 でも,そういうことは,大した問題じゃないんだと思います.彼にも話したんですが,第1志望とか第2志望とかって,実は,結構怪しくて,第2志望の方が結果的によかった,なんてことは往々にしてあることです.ていうか,第1志望と第2志望の両方を選択することはできないので,そんなの確かめようがありません.

 つまり,第1志望だろうが第2志望だろうが,唯一無二,つまり,ベストの選択なので,実質的に「第1志望」ということです.

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2/2'12
[ダイヤモンド富士]
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 何日か前のローカルニュースで,東京の何とか坂というところで,富士山に日没が重なる「ダイヤモンド富士」が見られる,見られるのは,富士山と日没位置の関係でここ数日で,今日は,大勢の人がカメラ片手にこの坂に集まっています,という中継をやってて,その日は,あいにくの曇りでみんな残念残念と言ってました.物好きというか,暇な人いるんだなー,と思いました.

 で,先日,とある委員会で,場所は,新宿のとある超高層ビルの高層階だったのですが,そのビルは,高層ビル群の西の端にあるので,委員会が終わって,ブラインドを開けると...まさにちょうどその瞬間でした.東大や京大や東工大の超偉い先生達がいっせいにカメラで...そして私も(^^;.

 まあ,そんなもんですね(^^;.

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02b
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 ちょっとここで書いていいのかどうか憚られることではあるんですが,先日,ある研究者と話をしたとき,彼は,これまでわからなかったとされたことがわかったと言っていて,でも,これは,これまでの主たる理論を真っ向から否定することになってしまうから困った,というようなことを言っていました.私は,もちろん,そんなことより,正しいのなら正しいことを公表すべき,と諭した?のですが,そんなもんなのでしょうか.

 ご存じの方もいらっしゃると思いますが,これは,私が過去10年,身を以て経験してきたことです.今から10年ちょっと前,計測震度,要は,今の震度が被害と対応しないこと,その物理的根拠,そして代替案を提案するということを大胆?にも公然と論文や学会で発表しました.私としては,正しいと思うことをただ学会という公正な場で発表したに過ぎなかったのですが,相手にされないのならまだよかったのかもしれませんが,その反響というか反発は,かなりのもので,いろいろ大変な思いもしました.でも,その後,地震が起こるたびに私が言っていたことの正しさが証明されることになり,今では,認められ,逆に広く知られることにもなりました.

 その先生にも,主張が正しかったら10年すれば,認められるようになりますよ,と話したのですが,10年は長い,1ヶ月くらいならとおっしゃってました.そういうものなのでしょうか.もし私ならそういう損得?勘定なんか関係なく,黙ってはいられないですし,黙ってるべきではないとも思います.単に性格の問題?

 実は,昨年の東北地方太平洋沖地震での新しい発見,というか,再認識なんですが,いろんなところで話してるんですが,これってまた物議を醸すというか,これまでの一般的な考えを否定することになる,ということにも気づきました.要は,木造や中低層RCは,継続時間とか繰り返しとか関係ない,って言ってることになりますからね.でも,JMA古川三日町の強震記録と被害という実現象が全てを物語ってますし,この考え方でないと,この地点での被害は説明できません.

 で,私がどうするか,つまり,また大変?な思いをしてでも,正しいと思うことを主張するか,ですが,もちろん,そうするに決まってます.これもどこかで書きましたが,その場の損得勘定なんかしてもだいたい計算間違いするし,そもそも,そんなこと気にしていたら,何のため研究してるのかわかりません.

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2/3'12
[バス渋滞]
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 バス通勤にして大分経つのですが,K鉄バスの時刻表というのが...TXとの接続が悪いという話はよくきくのですが,等間隔ではなく,どどどーっと来て,しばらく来ないとか...

 それで,人は,例えば,TXが着いたときにどどどーっと乗るので,例えば,3台続いていたら,1台目はぎゅうぎゅうで,2台目,3台目は,がらがらという感じになって(これに関しては,乗る人の問題もある),当然のことながら,2台目,3台目が1台目に追いついて,連なって走る,なんてー光景がよく見られます.

 それで,朝よく使う時間帯のバスなんですが,まさにそのケースで,下手すると↓

 みたいに4台連なっちゃいます(1台目がぎゅうぎゅうで2〜4台目は,がらがら.私はもちろん,2〜4台目のどれかに乗る).

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03b
[しっかり食べる]
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 太ってみようのその後ですが,結果的には,そんなに太れてはいないのですが(せいぜい2〜3kg),しっかり食べるようにしています.で,体調なんですが,悪くない気がします.疲れはするんですが,寝れば回復する感じですね.単なるそういうサイクルなのかもしれませんが,家の人も顔色がいいと言っていたので,私の場合,しっかり食べた方がいいのかもしれませんね.単純に考えれば,人が動いたり考えたりするエネルギーの源はまさに食べ物で,それが足りない状態が体や脳にいいわけありませんからね.

 健康のためには腹八分とか,サーチュイン遺伝子をオンにして長生きするには,腹六部とか言われてるんですが,そんな人の言うことを鵜呑みにするより,自分のことは,自分が責任をもってしっかり考えて管理するということでしょうか.ただ,私の場合,しっかり食べると言っても,夕飯は,ご飯ならお茶碗一杯(でお腹いっぱいになる)という感じなので,これまでが食が細すぎたということかもしれません.

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2/5'12
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 今週は,月,火と修論発表会で,その足で,東京で委員会で,その後,飲み,次の日も東京で委員会,木曜は講義で,合間に就職担当の面談,金曜が午前中に研究室会議を終わらせ,学生実験,就職担当の面談をこなして,東京で東大の駒場時代のクラスの同窓会(は2003年から毎年やってて,出たのは2003年以来だったんですが,楽しかったんで,予定が合えば,来年からは毎年行きたい),土曜が卒論に赤を入れて昼は妻と会って,夕方から夜は,筑波大バドミントン部のOB会,智子さんのお祝いの会という感じで,ほとんど隙間のない一週間で,いろんな分野のいろんな人に次々に会ってなんか変な感じです.でも,飲みも続いたし,いつもなら疲れたー,という感じなんですが,意外とそうでもありません.もう歳なんで,しっかり食べて,その日その日しっかり寝てしっかり休むということですかね.

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05b
[演奏会情報]
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 このような演奏会が開かれますので,よろしければお越しくださいm(_ _)m

  ドビュッシー ピアノデュオ全曲演奏会
 (画像をクリックすると詳細が見られます)

 

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2/9'12
[「私でないとできない」ことではない]
(仕事)

 先週は,ほとんど「隙間」がなかったと書いたのですが,今週もです(T_T).でも,明日の卒論発表が終われば,少しは隙間ができるでしょうか.ただ,隙間なく忙しくても,以前のような「しんどい感」は感じなくなってきました.なんでですかね? 慣れた? 体調がよくなってきた?

 でも,「一体何やってんだろ感」は,益々感じるようになってきました.要は,忙しくしてても,その多くは,「私でないとできない」ことではないのです.

 自分の研究(はもうほとんどできなくなった.でもそれでいいとはとても思えない),学生の研究指導は,私にしかできないことだし,一番大事なことなので,これで忙しいのは,全く問題ありません.少し範囲を広げて,いろんなところから次々来る講演依頼や原稿執筆依頼,委員会などの外の仕事も私にしかできないことに近いですし,必要とされるのはありがたい話なので大丈夫です.

 でも,学内の様々な雑務をやってると,一体何やってんだろ感は猛烈に感じます.もちろん,これで給料をもらってるわけだし,誰かがやらないといけないことなのでしょうがないんですが,これって間違いなく私でなくてもできることばかりです.ていうか,私よりもっとうまくできる人は,この世に巨万といるのは,間違いありません.例えば,構造力学の講義なんか専門学校の先生の方がうまいでしょうし,いろんな事務処理なんか,官僚や事務方の方が絶対に長けてるでしょう.何とか委員長とかいうのだってそうです.

 ただ,研究以外の仕事「だけ」で給料をもらっていて,研究は趣味,って考えたら,やっぱりこんなお得な職業そうそうないのは,確かにそうで,給料は,研究以外「だけ」で貰ってるとして計算すると,そういうことに長けてるわけでもないのに,こんなに貰っていいの?というくらい高額の時給になります.

 でも,こんなにいい給料貰ってるんだから喜んで働きます,とはなりません.これも再三書いていますが,お金ってそんなに要らないからです.つまり,給料は今の半分,いや1/4でいいから,研究以外の仕事を半分,1/4に減らして,研究や学生の研究指導をさせて欲しいのです.

 どうしてそうしないのか不思議でしょうがありません(例えば,マネージメント准教授とか).昇進したら研究するなってこと? もう歳とってアイデアが浮かばなくなった人のための仕事が用意されてるってこと?(問題発言か).若手の先生達と話をするとみんな口を揃えて同じことを言います.研究したいから研究を通して後進を育てたいから研究者になったのであって,大学の「教員」になりたかったわけではないのです(またまた問題発言か).

 昇進してこうなることは,ある程度予想はしていたのですが,このままでは,だめだと強く思うようになりました.逆に言うと,昇進する前は,かなり自由にやらせてもらって,それは,とても感謝しています(ほんとこれだけ自由にやれるところそうそうないと思います).ですから,ある程度(数年くらいは),恩返しをすることは,必要でしょう.

 でも,このままでずっと行くとは,もう考えられなくなってきました.給料が半分,1/4になってもいいから,研究や後進の研究指導(を通したスキルアップと人間力アップ),あるいは,私にしかできないような防災に関わる仕事をやらせてくれるところないですかね?(ここが一番の問題発言?)

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2/12'12
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(日記)

 卒論発表が終わって一息ついたのですが,やっぱりちょっと疲れが出てきたようです.[点数的に]最近,調子は悪くなかったんですが,単に忙しくしてただけだったのかもしれません.

 ピアノの方は,この曲をほんとにちんたらちんたら弾いています.でもちんたらでも弾いていたら少しずつでも前に進むという感じでしたが,フーガ(なのだろうか?)に入ってちょっとしんどくなってきました.ここを乗り越えるかどうかが山ですかね.

 バドミントンは,もちろん未だにだめだめなのですが,そういう中でも少し上向きのような感触もあったのですが,ここ2週間くらいあまり練習に行けなかったためか,全く当たらなくなりました.一体何なんだ?という感じなのですが,そういうのも含めて創意工夫ということですね.いくつか思い当たる節もあるのでいろいろやってみますが,1つ言えるのは,やっぱり練習やトレーニングしなきゃだめってことです(当たり前).

 ただ,今年全日本を目指すということなんですが,サークルだと練習と言ってもダブルスのゲームなんで,それもどうしたもんかと考え始めました.まあこれも創意工夫の一環でしょうか.

 スキーは,雪もあるし,今年こそできるだけ行くと書いたのですが,行けてません,とは,ならず,ほんとにぼちぼちですが,頑張って行っています.と言っても,ほんとぼちぼちなので勝負?は,これからですね.今年は何とか目標日数(数字は秘密)は,行きたいです.

 このサイトは,あまり書けてない感じです.こういうことについて書こうと思ったとき,まずテーマや内容をtodoリストに書くんですが,それがどんどん溜まって行ってるような状況です.つまり,考えることはあるけど,それをここで書くまで辿り着かない,そういう意欲が低下してるということでしょうか.

 仕事(がなぜか最後)については,上で書いたように,いろんな雑事に辟易してる状態です.そういう中でも週1回の研究室会議だけは,何が何でも続けています.ていうか,これができなくなったら,もう大学にいる意味はありません.

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12b
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 ここで書いたことですが,[何度も同じこと書いてるが]結局は,私が社会から必要とされているのか,私の何が必要とされてるのか,ということでしょう.もし,大して必要とされてないのなら,それはそれでしょうがありません.

 もしそうだとすれば,今の仕事にしがみつくのか,自分でさっさと見切りをつけるかのどちらかですね.問題は,いつ決断するかですが,もうそんなに時間もないですし,5年くらいでしょうかね.

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2/13'12
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 要は,私がどういうことをやりたいか,やるべきと考えているか,意欲を感じるのかということですかね.少なくとも私でないとできないことでないことでないことには意欲を感じません.だって,私以外の誰かが[もっとうまく]やればいいんですから.じゃあ,私でないとできない,少なくとも,ある程度は,他の人より「うまく」できることは,何かというと

地震動の性質と建物被害の関係を探求し,それを地震災害軽減に結びつけるための研究,
それを通して人材を育てること,
実際に地震災害軽減に結びつけること

の3つでしょう.

 ですから,これ以外のお仕事は,生活のために[仕方なく]やる,組織の中で役割を果たすために[仕方なく]やるということになります.でも,こんなことを書くと,何を贅沢言ってるんだ,仕事なんだから当たり前だろ,という声が聞こえてきそうです.

 もちろん,1つの大学という組織の中で,教育と研究を円滑に遂行するために,とりまとめ役とかマネージメントなどの仕事は,とても重要で,誰かがやらないといけないことでしょう.でも,私はそういうこととか偉くなるとかいうことには,興味がありませんし,長けてもいません.つまり,そういうことに興味がある人,長けた人にやってもらえればいいと思っています.もし,誰もやりたがらない,誰も長けていないとしたら,それこそ,やり方を変えるべきです.

 これは今いる大学に限りません.例えば,ある組織から,その組織を盛り上げるために力を貸してくださいと言われても心は動かないと思います.私が意欲を感じるのは,上で書いた3つのことで,歳をとってとりまとめ的な仕事をするとしても,1つの大学という枠内ではなく,どうせやるなら,もっと広く社会全体を対象とした地震防災に繋がる仕事がしたいと思っています.

 でも,こんな戯言をほざいていても,私にそういうことが求められなければ,どうしようもありません.つまり,結局は,私次第ということです.私が社会から必要とされるに値する人間たるように私自身が頑張るべし,ということです.

 でも,現状を見ると,そうあるべく頑張ることができない状況にどんどん追い込まれています.もちろん,そういう中でも結果を出し続ける数少ない人間がのし上がって行くんでしょうが,そこで潰れていく,スポイルされてく人間が圧倒的に多いでしょう.でも有能でもなんでもないのなら,それはそれで仕方ないですが,有能な人材が沢山潰れているのも事実で,これは,社会全体からすると大きな損失です.

 でも,これは,なかなか難しい問題です.これもどこかで書きましたが,評価は,「後から」されるものなので,評価をしてからではもう遅くて,いい仕事をするかどうかは,実際に仕事をさせる前に判断しなければいけないということです.つまり,その人の「潜在能力」を判定しないといけないわけです.

 でも,今の世の中は,そういうシステムにはなってません.つまり,既に仕事をした人を評価して引っ張ってくるわけで,まるでどこかのプロ野球チームみたいです.そして,その野球チームのように,そうやって引っ張ってきた人間は,あまりいい仕事はしない.

 まあ世の中がどうあるべきかはともかく,私自身がどうするかは,よく考え,決断[が必要なら決断]する必要はあるでしょうね.上で書いた3つのこと,あるいは,社会全体を対象とした地震防災に繋がる仕事がしたいと言ったって,私にそれだけの能力がなければ,できないしことだし,やるべきでもありません.

 そして,それはそれで,これも再三書いていますが,そんな大変なことなんかやらないで,どこかでのんびりやって行けばいいだけの話です.もちろん,生活のために必要なお金が働かなければ得られないのであれば,やりたくない仕事でも大学にしがみついてでもやらないといけませんが,そうでなければ,それに拘る必要はありません.

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13b
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 でも現実問題としては,なかなか厳しいでしょうね.今いるところより研究や後進の指導や地震防災に打ち込めるところは,そうそうないでしょう.一方で,研究や後進の指導や地震防災ができなければ,大学にいる意味はありません.でも,大学を辞めて,研究や後進の指導や地震防災を続けて行くことも難しいでしょう.つまり,八方塞がりなわけです.

 でも,自分がやっていることを続けて行くことができない,社会からその程度しか評価されていないのは,寂しい限りですが,それが社会の評価なら仕方ないですね.そうすると,仮に生活のために必要なお金が働かなくても得られるとしても,他に何かやることを探さなければなりません.つまり,10年早く「老後」がやって来るようなものです.うーん,これはこれでまた厳しい.

 と思ったのですが,どっちみち10年後にはやってくるわけで時間の問題なわけです.つまり,いずれにしても,しっかり準備しておかなければいけない(少なくとも10年は,ちゃんと食いつなげるようにしておくこと,その間,やることを見つけるなど)ということです.これから5年って,実は,とても重要な時期のような気がしてきました.

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13c
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 いつもは,この時間は,大学に戻っているのですが,先週,卒論発表が終わって一息ついてたまたま家にいて,NHKのクローズアップ現代で「建物に潜む未知の揺れ〜“地盤との共振”の脅威〜」をやるというので,どうも気になって観てみました.

 内容は,(福和先生が出ておられたので言いにくいのですが)ひどいものでした.詳しくは,研究室のページに書きました

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2/14'12
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 でもこうやって考えて行くと,一体何のために生きているのだろう?となってきます.生きていくのが大変ならそれが生きていく目的にもなりますが,もうここまで来ると,生きていくことそのものは,それほど大変なことではありません.何とか食いつなげるようにしておく必要がある,と書きましたが,もしそれを実現してしまえば,尚更です.

 そして,自分のことは,もう別にどうでもいい.ですから,周りから何か要請がなければ,特に何か率先してやるということはないでしょう.

 こういうときは,結局,人生所詮退屈しのぎまで降りていくのですが,まさに何して退屈しのぎしようかと途方に暮れる思いです.

 私にしかできないことではないが,誰かがやらないといけない雑事で「退屈しのぎ」するしかないのでしょうか? 今日も結局,いろんな雑事で1日が過ぎていきました(唯一,学生が一人,これから実験どうしましょうかと相談に来てくれたのが,まるでオアシスのようでした).私にそれだけの能力しかないから仕方ないってことですかね?

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2/15'12
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 何して退屈しのぎしようかと途方に暮れる思いですと書いたのですが,多分,全然大丈夫ですね.どこかで書いたと思いますが,リタイアした後の実際の生活を,睡眠が何時間で食事とその準備に何時間,買い物に出かけるとか,ピアノとバドミントンと冬はスキーに行くしちゃんとトレーニングもしたいしゴルフもやるだろしこのサイトを書く時間ももっと確保できるし,これ以外にここに書けない?こともありますし,何かまた新しいこと始めることもできるし,という風に,小学校の夏休みのときの円グラフみたい(^^;に洗い出してみました.そしたら,時間の方がが足りなくなりました.研究も少なくとも今よりできるし論文も書けそうです.学生がいなくなると,実験や調査はできなくなるかもしれませんが(というより,後進を育てられないのは残念ですが),できることはいくらでもあるでしょう.

 とりあえず,あと5年(と思って),頑張ってみることにします.それで,私が社会から必要ないと判定されれば(私にしかできないことができなければ),それが私に対する社会の評価ですから,(「準備」ができていれば)潔く身を引こうと思います(「準備」ができていなければ,しがみつくしかありませんが).

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15b
[家を買わないリスク]
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 家を買うリスクについて書きました.要は,相場が大きく変動するにも関わらず,相場観をもたずに年収の何倍もの莫大な「買い玉」を借金をしてまでして建てる危険性を指摘したということです.しかし(私のように)歳をとってくると少し事情が変わってきます.

 まず(私がどうかはともかく),歳をとるとある程度の資産を形成している人も多いでしょうから,やっとここに来て,現金・株式・不動産などへの「リスク分散」が可能になります.例えば,先日,日銀がついにここで再三やれと言っているインフレターゲットに踏み切った(ことになるのだろうか)ことで,これからインフレが起こるかもしれません(このくらいじゃ起こらないかもしれません).ただ,これに関しては,株式をもつことによりリスク回避ができます(現にもう株は上がり始めている).

 じゃあ,不動産は,何のリスク回避?ということになりますが,これもこのサイトで再三書いてるように経済破綻ですね.理論上は,株の空売りをがんがんやっておけば,大儲けなのですが,経済破綻してしまっては,そういうシステムそのものが機能しなくなる可能性もあります.

 要は,何があっても最低「生きていける」ようにしておくということです.それには,住むところ(+ライフライン)と食料でしょう.つまり,単純に住むところを借金などせず資金範囲内で確保しておくという当たり前の話ですね.

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15c
[結局相対的な問題?]
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 最近あまりに雑事が多くてごたごた言ってるのですが,何贅沢言ってんだ,まだこれでも他大学に比べればまし,あるいは,他の職業に比べたらはるかにましという声が聞こえてきそうです.その通りでしょう.でもそれって,相対的な問題ですよね.

 例えば,死にたくない,少なくとも長生きしたいという人がいたら,いくつまで生きられたらOKですか? 100まで?120まで? でもそれって結局相対的な問題ですよね.つまり,他の人より「相対的に」長生きしたというだけの話であって,どのみち死ぬという時間の問題なわけです.

 翻って,余計な無駄な,とまで行かなくても,雑事的な仕事ではなく,自分の能力を最大限発揮できる仕事をしたいと思ったとき,それが他の人より「相対的に」できるのなら,それでOKとはならないと思うのです.

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2/16'12
[世の中捨てたもんじゃないと信じて頑張る]
(生き方)

 やっぱりどうしようもないんですかね? もし私が「準備」ができて,雑事ばっかしで研究できんから大学辞める!って言って辞めてしまえば,なんて自分勝手な奴だ,ということになるんでしょう.私が周りにどう思われるかは,大した問題ではないですが,周りに迷惑をかけるのは本意ではありません.でもこうやってまとも?な人間はどんどん取り込まれていくんでしょうかね?

 ただ,私以外の学内外含めて同業の人達を見てると,まんざらでもないような見えてしまうんですよねー.教授になったら研究なんかできないのが当たり前という感じですし,そういう中で,責任ある立場として責任をまっとうしようとされていて,逆に感心してしまいます.それが社会の中で責任を果たすということなんでしょうね.私もそうすべきということでしょうか.そうした方が周りとの軋轢は生まないし,スムーズに行くことは確かでしょう.

 そもそも私ってまだ研究がしたいんですかね?(とうとうそこまで来た) これまでそれなりに頑張って来て,そこそこできたかなとある程度満足しているのも事実です.もちろん,大学の教員になった理由は,研究をするためです.でもそんなん若い頃の話やろ,歳とってもそんなこと言ってるようでは青臭い,という人もいるでしょう.これまで思う存分研究してきたんだから,後は若い人に任せて,年寄りは,これからの若い人達のために彼らが研究に打ち込めるようにすることに注力すべしというのもわかります.

 でもこうやって書いてると,自分で自分をマインドコントロールしてるみたいで,ちょっと怖い感じもします.でも言えるのは,少なくとも今は,今与えられた状況で,できる範囲でできる限りのことをするしかないということです.そうすることが状況を変える可能性を高めることにもなります.

 でも,それは,あくまで可能性の問題であって,どうにもならないかもしれません.でも,それでも(これもどこかで書きましたが)「世の中捨てたもんじゃないと信じて頑張る」ということでしょう.なんか信仰がかってきましたが,私の経験から言っても,1-2秒応答が認められていく過程でこのことはひしひしと感じました.これができるかできないかは,ものすごく大きくて,成功していない人は,これができていない(すぐ周りのせいにしたがる)ことが多いです.

 私は,別に成功したいわけではないですが,社会の中で自分ができる範囲で責任は果たすべきだと思いますし,周りの軋轢を生んでまで社会に抵抗するのはめんどくさいですし,自分がやってきたことが評価されないのも不本意です.ですから,当面は,少なくともあと5年は,「世の中捨てたもんじゃないと信じて頑張る」ことにします.

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16b
[もっと大事なこと]
(生き方)

 と書いたのですが,もっと大事なのは,自分が正しいと思うことに従うことでしょう.成功するとかしないとかいうのもどうでもいいことだし,結局は,これなんだと思います.でもそうすると元に戻っちゃいますね(^^;.

 だから,自分が正しいと思うことに従って行動しても,最終的には,認められると信じるということでしょうか.これは,相当苦しいし時間がかかるかもしれませんが,やっぱりこれしかないでしょう.

 まあとにかく,あと5年と思って(もちろんできる範囲でですが)頑張ってみます.

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2/17'12
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(経済)

 不気味なのは,アメリカ株が持ちこたえていることと書きましたが,ついに直近の高値を抜き,市場最高値に迫ってきました.

 三尊天井崩しなるでしょうか? でもこのグラフ見て,やっぱりどう考えても高所恐怖症になりませんか?

 日本株も明らかに潮目が変わった感じがします.NYダウの堅調もあるのですが,NYダウが下げても持ちこたえる,上がれば上がるという循環になっています.最近は,日本株が上がるとNYダウが上がる,NYダウが上がると日本株が上がるという感じですが,それだと永遠に上がり続けることになってしまいます.でも,そんなわけはなく,問題は,この勢いがどこまで続くかですね.もう強気一辺倒で1万円も時間の問題という雰囲気ですがどうなんでしょうか.でも,ここ10年で見てもまだまだ底値圏にあるので,NYダウよりは上昇余地はある

と考えるのは,まあふつーの考えですね.でも,何というか,今の状態を脱するのにまた誰かがバブルを作ろうとしている雰囲気は何となく感じます.バブルの崩壊からもう20年ですから,

心理的循環的にもそろそろそういうタイミングでしょう.

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2/19'12
[税と社会保障の一体改革]
(世の中)

 税と社会保障の一体改革ですが,月7万円の最低保障年金を創設するには,10%+7%の消費税が必要とか,いろいろ計算してるみたいですが,財源ばかりを議論するのではなく,社会保障の方の見直しをどうしてしないのか不思議で仕方ありません.家計と同じように収入と支出のバランスの問題なわけで,収入ばかりではなく,支出も併せて議論すべきでしょう.

 今の日本の社会保障は,明らかに「高福祉」です.それなのに消費税は5%という「低負担」です.つまり,高福祉低負担になってるわけで,そんなうまい話があるわけがなく,借金が膨らみ続けているわけです.

 国民が増税を嫌がるのであれば,リターン(福祉)を減らすのが筋でしょう.そもそも中福祉中負担あたりを目指すのではなかったのですか?

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19b
[躓いて転ぶ]
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 歳をとると脚が上がらなくなって,躓いて転びやすくなると言います.一般的には,そうでしょう.でも,そんな単純な話でもないと思っています.私って,昔は(若い頃は),よく躓いて転びました.最近もよく躓きます(でも転ぶことはない).これってどういうことかと言うと,やっぱり,脚が上がっていないからです.

 そもそも,脚を上げた方がいいのでしょうか? 競技的に言えば,脚を上げないで移動できた方が遙かに効率がいいです.例えば,バドミントンのフットワークで体育館のような真っ平らなところで脚を高く上げて移動していたら効率が悪いこと甚だしいです.それこそ床面ぎりぎりで滑るように動いた方がいいですし,フットワークが速い人ってだいたいそういう風に動いています.相撲だってすり足が基本です.

 そんなことを思っていたら,マラソンの高橋尚子さんって,今でも街中を走ってるそうですが,昔から転びまくってるそうです.オリンピックで金メダルを獲るほどのアスリートですから,脚力がないということはないでしょう.つまり,そのくらい効率的に脚を運べているということです.

 ですから,要は,一般的?に言われていることを何も考えずにそのまま鵜呑みにするな,ってことですね.

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19c
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 まあぐだぐだ言ってないで(とにかく5年は)頑張るしかないのですが,精神安定剤的な1つの方法として,研究以外の仕事「だけ」で給料をもらっていて,研究は趣味と考えるということがあります.そして,そう考えたときの「時給」も計算していました.それで,雑事が急増したと感じるようになってからの「時給」というか1日当たりの雑事の労働時間を再計算してみました.

 結果は意外なもので,雑事は,確かに増えてはいますが,思ったほどではありませんでした(でも研究した時間は,確実に減っていた).こういうのって,結構,思い込みがありますからねー.ちゃんと計算してみないとわからないものです.

 これからもちゃんと記録をつけて,客観的に判断できるようにしようと思います.そして,客観的に見てもうあかんと思ったときが行動を起こす時でしょう.

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19d
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 と書いたのですがこのときと同じことでしょうね.つまり,まだまだわかってない人がほとんどなんだと思います.福和先生は,私が言ってることはよくご存じだと思うのですが,番組の中の他大学の人のことまでは,監修?はしてないでしょうからね.

 つまり,私もまだまだ頑張らないといけないということでしょう.ですから,新聞,テレビなどのメディアの取材とか,いろんなところから来る講演や原稿依頼が来たら,とにかく対応して,地道に情報発信していくことですね.

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2/21'12
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 今日は,東大の久保先生の最終講義だったので,東大の本郷キャンパスまで行ってきました.感覚的には,しょっちゅう行ってると思っていたのですが,ちょー久しぶりということに途中で気づきました.北千住で乗り換えたのもちょー久しぶりでしたし,根津駅で降りたのもいつ以来でしょうか.

 千代田線の根津駅っていうのは,実は(というほどのことでもないが),私にとって「原点」みたいなものです.というのは,東大を受験したとき,つまり,東大に初めて行ったとき,この駅で降りたんですが,地上に上がって夕日に照らされた不忍通りの光景は,今でもはっきり憶えています.その後,今でもある角の吉野屋で牛丼を食べて,言問通りを登っていって,弥生門から東大に入っていきました.試験前日の下見だったんですが,裏から(^^;安田講堂の時計台を見て(でもなんか工事中でした(^^;)あーここが東大なんだなと思いました.

 でも今日は,何というか懐かしいという感じは全然しなくて,これもどこかで書きましたが,単によく知ってるところというだけで,特別の感慨が湧くような感じはしませんでしたねー.でもそれは,ずっとそうか.

 今日も弥生門から工学部1号館に向かっていったのですが,先日の駒場のクラスの同窓会のとき誰かが言っていたのですが,工学部2号館がとんでもないことになっていました.

 なんとか文化財かなんか知りませんが,これはひどい...なんか,そのまま残せって上から言われて,嫌がらせしてるようにさえ見えます.

 本郷キャンパスですが,昔は,とてもいい雰囲気だったのですが,どんどん都心にあるどこかの私大みたいな感じ(私大関係者各位,すみません)になっていって残念ですねー.まあ別にもう関係ないですけど.

 さて,久保先生の最終講義ですが,15号教室が一杯で座れないほど大盛況でした.

 でも,講義が終わってどわーって人が出てきたんですが,知らない人ばっかりでした.梅村・青山・小谷研究室のOB・OGは,青山先生,小谷先生,壁谷澤先生は,いらっしゃいましたけど(もちろん塩原先生や楠原先生も),あとは,私が見かけたのは,ぱらぱらという感じでした.

 何だか居づらくなって,というか,いるのが場違いな感じがして,講義が終わったら帰ってきてしまいました.

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2/23'12

 久保先生には,節目節目でいろいろ励ましてもらったことが記憶に残っています.1995年兵庫県南部地震が起こって,ほんとに後ろ髪引かれる思いで,バークレーに行った(1994年度中に出発しなければならないという状況で,年度末に近い1/17に地震が起こった)のですが,しばらくは大変なことになって研究なんかできないだろうから考えようによってはいい時期に行ったと思うよ,と言ってくださって大分気が楽になりましたし,2001年にEDMに講演で呼んでいただいて(これは,その時の写真),1999年台湾集集地震の解析の話をさせていただいたのもいい思い出です.最終講義でもEDMの話が沢山出てきてとても懐かしかったです.私が日本地震工学会の理事をしたときの会長も久保先生でした.

 久保先生,お疲れさまでした,そして,ありがとうございました.

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2/24'12
[]
(経済)

 相変わらず,日本株が堅調ですねー.潮目が変わってから1ヶ月くらいで,日経225は,1割強といった上昇率ですが↓

 相場全体と連動性が高く,かつ,値動きが大きい証券セクタが,すごいことになっています.上昇率が1ヶ月でもう5割に達しようとしているものもあります↓

 年率にすると何と13000%!(1年で130倍!)という急ピッチぶりです.代表銘柄の大和証券(最大手は野村證券だが01銘柄は大和)でも4割の上昇率です↓

 もちろん,こんなペースが1年も続くわきゃーありませんが(^^;.

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2/26'12
[ハンタマも変わった?]
(スキー)

 先日,ガーラの次に行くことが多い,ハンターマウンテンに行ってきたのですが,なんかいろいろ変わっていました.そう言えば,去年は行かなかったかな.

 つくばからハンターまでは,車で下妻→真岡→宇都宮→矢板→塩原温泉→もみじラインと下道で3時間くらいです.まず,びっくりしたのは,塩原温泉のところに新しくかなり長いトンネルができていたことです.でもあれだけで何*億かかったかわからないですが,時間にしてものの数分くらいのもんです.ちゃんと費用対効果考えてるんですかね?(考えてるわけない)もみじラインに入る道も変わっていて,ちょっと通り過ぎてしまいました.

 スキー場に着いて,またえっと思ったのは,シニアが55歳からになっていたことです.以前は,45歳からだったんですけどねー.でもまあ今時,45で年寄り扱いってのもどうかと思ってましたので,まあこれは仕方ないですかね.

 で,リフト券がICチップから「紙」になってました.この件については,野沢温泉のときに書いたように,設備の維持費が*億とかかるみたいで,リフト乗り場は,どのみち完全無人化はできないのですから(だったら人が紙をチェックすればいい),これは,ちゃんと費用対効果を考えれば,紙に戻るのが自然でしょう.

 で,コースなんですが,こっちは,変更なしです(^^;.

 ハンターは,固いので有名ですが,私は,固い方が好きです.で,ここの一番上のコブ斜面って,あまり斜度はないけど,コブがでかくて固くて,練習に丁度いいんですよ.ただ,雪が余りないとコブ斜面にならないのですが,今年は雪が多いので,期待できそうです.

 で,いつもは,一番上のペアリフトで回してるんですが,時間を測ったら,ペアもゴンドラも10分だったので,混んでなければ,ゴンドラで回した方が楽かもしれませんね(下の平らなところがうっとうしーが).

 ハンターは,晴天率が高いのもいいんですが,やっぱ,自分で車を運転していくのがちょっとしんどいですかね.ガーラなら,電車が運んでくれますから仕事だってできます.でも交通費は,ハンターが往復ガソリン代3000円+600円(もみじライン)といったところなのでかなり安いです.ガーラは,週末ならリフト券込みで11000円とかなんですが,平日なら,リフト券込みで8400円とか6700円!(+TX往復で2000円)とかなので,あんまり変わらないことになります.時間もどっちもdoor to doorで3時間くらいです.

 まあ,ずっと同じスキー場だとやっぱ飽きてくるので,使い分けるってことでしょうね.

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2/29'12
[]
(経済)

 日本に限らず,ジャブジャブ資金供給が続いています.おかげで株価も堅調なようですが,そんなことしてるとどうなるかは...

 でも今の膨大な借金を返すには,インフレにするしかないでしょうね.物価が倍になれば,実質借金は半分です.ちゃんと対策しておきましょうね.

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